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ねこのあしあと

198ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/21(月) 19:33:02 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 るいさんが何処へ行ったかなんて知らない
 けれど、僕はまるで吸い寄せられるように森の奥へと進んでいった

「え?此処って………」

 昔ねこのあしあとを辿って着いた家
 前、舞衣と久し振りに再会した場所の目の前で足が止まった

「………るい、さん?」

 軽くノックをしてからドアノブに手を掛ける
 すると、中には待ち遠しそうな表情を浮かべたるいさんがいた

「もう!遅いじゃなっ………あ!きっ、気にしないで頂戴?」

 ついつい怒ってしまいそうなるいさんだが、自分で遅いじゃないかと怒るくらいなら何故さっきあの場から立ち去ったのかと言われることに気づいたのかふいっと顔を逸らす
 くすっと苦笑するとゆっくりとるいさんの傍に歩み寄った

「ごめんなさい、待たせてしまって……」
「本当……ずっと待ってたのよ?何してたのよ、一体」

 るいさんがしゅんとした様子で目に涙を浮かべる
 そっと頭を撫でながら、本当のことを話した

「め、芽衣部長の提案で……雪合戦、とか」
「え………そ、その、雪合戦、とか?」

 きっと芽衣部長がるいさん元気出して作戦でも立ててるのかと期待しているんだな、と可哀想な目でるいさんを見たあと言いづらそうに呟いた

「ゆ、雪合戦とか……雪合戦、とか……えと、せ、とら(わら、い)?」

 あああああああああっ、るいさんの目に炎が見える!

「馬鹿なこと言ってんじゃないわよこの馬鹿れん!!!!!!!!
 あのねえ?此処はもっとロマンチーックな展開を造り上げるところでしょ?!」

 迫り来るるいさんの顔にびくびくと怯えながら尋ねた

「え、えと……ロマンチックなって、た、例えば?」

 すると更にるいさんを怒らせたのか炎が大きくなる

「わたしが立ち去ったらすぐれんくんは追っかける!
 そして真実が明かされるのよ〜っ!」

 あ、ああ。妄想が繰り広げられている……

   (きります;)


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