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+苦くて甘い、ラブストーリー…+

106紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/14(月) 22:54:49 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「永遠の誓ー中編ー」

それから個室に案内され、席に着いた。
個室も、とても煌びやかで…眩しい。

「緊張してる?」

クスクスと上品に笑う彼は魅力的。
こんな私が、一緒にいていいのかと思わせる程。

そう思うと、胸がキュッと締め付けられる。痛い、痛いよ。
俯きそうになる顔を上げ、にっこりと愛想笑いを返す。

もっとしっかりとした、笑顔を。こんなんじゃ、駄目じゃない。

「う、うん…こんな高級そうなお店…緊張しちゃうわ」

声が震える。…緊張のせい? 涙を、堪えているせい?
やばい。直感的にそう思い、ガタッと音を立てて立ち上がる。予想言う上に大きい音で、びっくりした。

「あ、の…お手洗いに、行っても…いいかな?」

「うん。出て右に曲がると、すぐだよ」

背を向け私が扉を開け出ていくのを彼が悲しそうに見つめていたことを、私は知らない。
どうして、気付けてあげられなかったの。なんて、愚かなの。

――…

涙を浮かべる自分の顔を見つめる。
なんだか、片思いしていた…高校生のときを思い出す。

あのときも、自分を貶し、蔑んだ。
無意味でしかないのに…このモヤモヤは、拭えないのに。本当は、そんなこと分かっているのに。

今にも零れおちそうな涙を拭って、作り笑いを浮かべる。
…あのときは、敬が涙を拭ってくれて…嬉しかったけど、驚いた。

それ以上に、ドキドキした。

でも、今は…不安ばかり。敬の言動が一々気になって、怖い…
どうして、この不安は拭えないのだろう。もう、不安になるのは、うんざりなのに。

「ねえ…どうして?」

答えが返ってくるわけないのに、鏡の中の自分に問いかける。
はぁ、と溜息を吐くと近くにあった椅子に腰かける。疲れてるんだ、きっと。
そろそろ戻らないと、彼に心配をさせてしまう。早く、戻らなきゃ。そう、思うのに。

「戻りたくない…」

こっちが、本音。いっそのこと、打ち明けてしまおうか。
不安で、敬と一緒にいるのが辛い。気を使い、神経を張り巡らしているのにはもう疲れたの、と。

こんなこと言ったら、自分勝手すぎるね。
私が自分の意思でしていることなのに。俺が知るか、って感じだよね。

でも、敬は優しいから。真剣にそれを聴いてきっと、こういうだろう。

「別れて」と。

バックを持ち、重い腰を持ち上げる。
痛いくらいに両手を握りしめ、拳を作る。視線を上にあげ、ふっと微笑む。

何度こんなことを考えたか。もう忘れてしまった。でも、今までとは、違う。
…彼の中で、最低の女になって…すぐに忘れてもらえるように…もう行ってしまおう。

長い、長い付き合いに、終止符を打とう。

107:2009/12/16(水) 17:10:57 HOST:116-65-140-79.rev.home.ne.jp
紅桜>>
よし、また続きを読んできまs((
全部読みきることが無理だったというこの悲しさ(遠目

Σまさか覚えてくれてるとは…!
なんかありがとですv

108紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/16(水) 21:35:56 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
よし、行って来いノン((偉そうだな
じっくり読んでくれれば良いよ(笑)

…いや、覚えてたくせにコメしにいけなかった私を責めてください;;((
勿体無きお言葉…!!
>海

109:2009/12/17(木) 16:21:04 HOST:116-65-140-79.rev.home.ne.jp
紅桜>>
あともう少しだ…!
ってことで、また読んできまs((遅

そりゃあ忙しかったら無理さ!;
テスト期間とか重なっても普通にパソしてるうちなんかと違ってww←

110紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/20(日) 21:08:39 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
頑張れ頑張れー!←
ラストスパートだ、行け!((お前が逝け

まぁ、何て優しいのこの子は!←
そうだよね、パソでもやってなきゃ持たないよね…いやだな勉強(p_-。

>海

111紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/20(日) 21:40:40 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「永遠の誓ー後編ー」


…それから、早一週間。
あの後食事を冷静を装い、いつも通りに過ごして家路につく。

一人になった瞬間、安心して涙が出た。いや、恐怖だったかもしれない。
そこらへんで記憶が途絶えていたあたり、きっとそのまま寝てしまったんだろう。

次の日は目が腫れ、髪はボサボサ。おまけにスーツには皺が付くし。
そして追い打ちをかけるように寝坊して、その日は熱が出たと行って休暇を取った。

その次の日、敬の心配そうな視線は一日中送られていて居心地が悪かった。
でもその日は一言も会話をしなかった。私がわざとらしく避けたから。

それからというもの、ずっと敬を避け続け…もう一週間も経ってしまった。
さすがに敬も不審を抱き、此方をチラチラと見ることが多くなった。

そんな悲しそうな顔をしないで

スーツを脱ぎ、シャワーを浴びる。冷えた体が温まる。
湯船に浸かると、疲れが癒える。そして安らぎの後に考えるのは、敬のこと…。
やめよう。お風呂に入っている時くらい、そのことはもう考えないようにしよう。

着古したヨレヨレのスウェットを着るとベットに倒れ込む。
視界に移るのは、マンション最上階の窓のカーテンの隙間から見える夜景、明かりのついた部屋、白いロングソファ…
そして五十インチのでかいテレビの上の……敬と私の移る、楽しそうな…写真。
それを視界から消すために、強く目を瞑った。そしてそのまま、深い眠りに就いた。


「おい、由香!」

嗚呼、どうしてこんなことに。
でも…彼を傷つけてしまうけど、この方がいいのかもしれない。

月の光が差し込む社長室。窓を見上げると、月と星が此方を見つめている。もしかしたら、笑ってるのかもしれない。
愚かな私と、そんな私に不釣り合いな彼の隣にいる私を。……考えすぎなのは、分かってる。

「…っ何よ」

怒鳴られ、腕を強く握られ…身体が震えた。けど、それを悟られないように強く返す。
一瞬弱まった腕の力がまた、強くなる。痛い、痛い…でも、もっと痛いのは…締め付けられる心。

「何で俺を、避けてるんだよ…っ」

そんな悲しそうな顔をしないで。もっと怒りに満ちた顔をして。こんな最低な私を、嫌ってよ。

「そんなの…も、分からないの?」

こんな冷たい言葉、言いたくないの。
だって、敬の顔がもっと悲しくなるの見ていられない。

「ごめ…ん」

ねえ。良いんだよ? こんな私を罵っても、蔑んでも。軽蔑されたっておかしくない。
しっかり話をつけて敬が離れていくのが怖い愚かな私を、嫌いになっても。

「教えてあげる。良く聞いて、一度しか言わないから。」

声が震えそうになるのを堪える。

「もう、辛いの。いつまで待っても安心できない不安感。これはいつ拭えるの?
 女の人と笑って喋るのを見てると醜い感情が生まれて、どんどん汚くなる……。
 敬の言動一つ一つにはらはらして…苦しい。こんなのはもう嫌なの。だからわか」

突然何かに口をふさがれ、遮られる。
温かい温もりに包まれている。これは…敬の肩だ。抱きしめられている。

いつの間にかポロポロと流れていた涙が、彼のスーツに染みをつくる。
ねえ…敬。この首筋にあたる冷たいものは、何?

「敬…泣いてるの?」

あの彼が、泣くなんて。信じられない。私には一切、弱味を見せなかったのに。
そんなに私は貴方を。傷つけてしまって、いたの…?

「…由香、由香」

切なげなその声が、私の涙腺を壊す。


※続編に続きます※

112紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/23(水) 22:59:17 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「永遠の誓ー続編ー」

やめて。やめてよ。

これ以上私を、壊さないで。乱さないで。もう、うんざりなの!

そんなことを口に出してしまえば、私たちは終わり。
それに、私は本当に彼に嫌われてしまう。なんて、愚かな…私。

でも。言えない理由は、他にもあった。
でも。それを認めたくない。認めたら私は……どうしたらいいのか、分からないから。

――本当はそんなこと思ってない、なんて認めてしまったら。

「本当は、気づいてた。由香が最近、可笑しいことに。」

切なげなその声が、すぐ傍で聞こえる。嗚呼。私、抱きしめられてたんだっけ。


「もしかしたら、今みたいに言ってくるんじゃないかって、ドキドキした。」

切なげだけど、しっかりとした真剣な…声。

「でも…いざ言われると…悲しいもんだな。」

不安だと。怖かったと。そう思っていたのは、私だけではなかった。
敬も苦しみ、悲しみ…いつから、そう思っていたのだろう。

「由香。俺は、由香と別れたくない。」

「私…っ、これ以上不安になるのは、嫌だよぉ…!」

涙で震えた、情けない私の声。
それとは対照的に、敬の声は震えてもなく、いつになく真剣だった。

「本当は、こんななりゆきで言うのは嫌だった。けど、由香が不安なら、悲しむなら。」

私を少し話すと、私の目を見てそこで言ったん言葉を区切る。
ゴクン、と固唾をのみ込む。そして、覚悟を決める。

「結婚、してくれ」

――ドクン…

時が、止まった気がした。
彼の、敬の声は。微かに震えていた。

とても重い言葉。「結婚」。どれほどの覚悟で、それを言ったんだろう。

涙が頬を伝う

そして震える唇で。震える声で。精一杯の笑顔を浮かべて。

「はい…」

END

113紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/24(木) 20:41:20 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「永遠の誓ー お ま け −」

「幸、行ってらっしゃい。」

「うん、行ってきますお母さん!」

長男、六歳。名前は幸とかいてゆき。幸せになってほしい願いを込めて。
来年は、小学生。ランドセルを背負って学校に行く姿を見るのが、楽しみ。

「あーうー…」

長女、一歳。名前は真と書いてまこと。正しく、誠に。という願いを込めて。
最近「あー」とか「うー」とか喋り出した。「お母さん」と言ってくれる日が待ち遠しい。

五歳も離れた兄弟だけど、仲がいい。
元々面倒見のいい幸はよく真に構ってくれるし、真は楽しそう。

そんな姿を見るとほほえましい。

あれから、もう八年。二年後に幸が生まれ、その五年後には真が生まれ。
色々な色々が合ったけど……今私は、すごく幸せ。

「由香、行ってくるね」

「あ、もう時間?今日、帰りは?」

「遅くなりそう。ごめんね」

相変わらず社長の敬は忙しく、帰りはいつも遅い。
私は幸がお腹に宿った時。仕事を止めた。寂しかったけど、育児のためしょうがない。

でも、真がもう少し大きくなったら。保育園に預けて働こうと思っている。
そんなちょっと未来のことを考えるのは楽しい。きっと、今が充実してるからだと思う。

「いってらっしゃい」

「行ってきます」

笑顔で手を振り、送る。
そんな些細な幸せでも、ずっと感じていたいと思う。



私がいて

幸がいて

真がいて

――敬がいる。

今私は、とても幸せ。


END

あとがき

ついに終わりました、「友達の彼氏」シリーズ!!
とはいっても、短編でのが終わっただけですが。
これから、亜衣のこれからと、その子供たちのことを長編で。
嗚呼、楽しみだな♪

そして。読者の皆様。

私の小説を読んでいただき、有難うございます。
まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます。

そして、私の小説で心が動いた、何かを感じた。幸せな気持ちになった…
そんなふうに思っていてくれたら幸いです。図々しいかもですが;

では次回作、お楽しみに♪

114:2009/12/25(金) 11:15:13 HOST:116-65-140-79.rev.home.ne.jp
紅桜>>
完結おめでとう!
それでいて未来のことが書かれていたから見ていて微笑ましかった//

子供たちが次は長編に…!+。
彼らがどんな活躍をするのか、今から自分も楽しみだ♪
幸くんと真ちゃん……この二人の絡みが見たかったりvv


次回作も応援しとりますノシ

115紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/26(土) 23:26:00 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
ありがとう、海!(涙←)
私もすごく楽しくかけた。やっぱ由香と敬大好き+

連載する前に沢山ネタを、と思って焦ってるんだよねぇ…((
お楽しみに♪ 自分も楽しくかけたらいいと思ってますノン
その二人の絡みを考えてると楽しいし何か温かくなる(笑)

頑張ります!ありがとう!
>海

116紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/26(土) 23:53:43 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「特別企画クリスマス編ー前編ー」

「何だか、今日はやけに寒いね。」

「そうね、風邪引かないでよ?」

セーラー服に身を包み、学校指定の黒い鞄を手に取る。

季節は冬。今日は、クリスマスイブ。世界はクリスマス一色だ。

「分かってるよ。母さんこそ、風邪ひかないでよ。じゃ、行ってきまーす」

やばい、このままじゃ遅刻。朝ごはんなんて食べていられず、家を飛び出す。
後ろで母さんの声が聞こえたけど、無視。今は構っていられないから、帰ってから聞く。

――…

「おはよう」

「あ、愛。おはよう。今日は寒いねー」

「寒いね。凛、プレゼント何もらうの?」

窓側の一番後ろ。あんまり嬉しくない席に腰かけると、斜め前の席に座る親友に挨拶する。
手元を見ながらそう問いかけると、凛は「家族で外食」と少し照れた様にそういった。

「え、外食?」

「そ。なんか最近、あんまゆっくり話す時間ないな、って思って…さ?」

驚いて顔を上げると、俯いて恥ずかしそうに頬を赤らめる凛の姿があった。
…そうか。外食…。凛は、親孝行してるのね、しっかり。

「私も、そうしよっかな」

「そうしなよ。たまには良いかもしれないし」

そんな風に話していると、予鈴が鳴った。急いで鞄を机の脇にかける。
すぐに担任が入ってきて、HPが始まった。

外食ね…。散歩しながら、どこかのレストランに…とかで良いか。

――…

学校が終わると、真っ直ぐ寄り道せずに帰る。部活は冬休み間近で無い。
ドアを開けると、直ぐに母さんの足音。

「おかえり、寒かったでしょ。ねぇ、愛美。今日はもうお父さん帰ってきてるのよ。」

「へぇ、いつも遅いのに。珍しいー」

「だから、今日クリスマスパーティーにしましょ。明日遅いって言うし。ね? プレゼントは明日でも良い?」

とても嬉しそうに話す母さんを見てると嬉しくなった。プレゼントという単語を聞いて、益々嬉しくなった。
母さんや父さんの喜ぶ顔が、目に浮かぶ。ふふっと笑うと、首をかしげるお母さん。

「なあに? どうしたの?」

「ねえ、母さん。私、プレゼント…家族で外食とか、ドライブがいいな。」

「ええ? そ、そんなんで良いの? ていうか、どうしたのよ?」

「ふふ。たまには、いいじゃない」

母さんに話すと驚いた顔をした。何だか嬉しかった。
その後、父さんにも話すと、母さんと同じように驚いてた。思わず、笑ってしまった。

「じゃあ、直ぐに準備しよう」

という父さんの声で各自準備に取り掛かった。
何だか、今年は最高のクリスマスになりそうだなぁ。

117紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/27(日) 22:02:02 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「特別企画クリスマス編ー後編ー」


「そろそろ、行こうか。」

白いセーターに黒いジーパン。それに茶色いリボンのついたニーハイブーツ。
シンプルめだけど、あったかいしこれで良いかな。バックを手に取りながらそう考える。

「父さん、何処に行くの?」

「あー…何処がいい?」

「決めてないの〜?」

白いうちの愛車に乗り込みながらそんな会話。運転席には父さん、助手席に母さん。後部座席には、私。
きちんとシートベルトを閉めたのを確認して、車は発進。ご飯は、ファミレスらしい。もちろん普通の。

「夜景が凄く綺麗なところがあるんだ。すぐ近くだよ」

「へぇ? いつ? まさか父さん女と……」

「バッ! 変なことを言うんじゃない!」

「あはははは!」

幸せな笑い声が車内に響く。幸せって、こういうことを言うのかもしれない。
最近、思い返せばこうやって三人で話すことなんてなかった。朝は慌ただしく、夜は母さんと二人。
決して嫌ではなかったけど、

三人そろって。
三人で話して。
三人で笑い合う。

これがどんなに大切か。凛がどうして、クリスマスプレゼントをこれにしたのか…。
何だか。よくわかった気がする。凛の気持ちが、凛の思いが。

それからしばらく、車内に笑い声が絶えることはなかった。


「綺麗ね、とても………」

感動に目を輝かせている母さんの横顔。なんだかとっても綺麗。
「本当だな。」そう相槌を打つ父さんの横顔も、夜景の光があたってより綺麗だな。

「あたし、プレゼントこれにしてよかった。二人、楽しそうだし……私も。私も、すごくうれしいんだ。」

そういった私に向けられる視線が優しくて、すごく温かい気持ちになった。

『家族の大切さ。』
昔雑誌で見たことがある。そのころプチ反抗期だった私には、くだらないと思えた記事。
今思い返してみると。とても共感できるコメントが沢山あった気がする。

『家族といると、すごく温かい』
貴方も、そうコメントした貴方も、こんな気持ち?

『家族がいれば、どんなことも幸せ』
どんなことでも、楽しい。幸せ。嬉しい。家族って偉大。

他にも、『家族が大好き。』とか『私は家族愛が自慢』とか…色々あった。
その、色々の中でも。一番、目にとまったものがあった。

『私は、昔ちょっとヤンチャをしていて…。その時迷惑をかけた。いつも笑っている家族を悲しませた。
 その時、家族なんていらないと思ってしまった自分が憎い。でもそれは、今。
 今家族と上手くいっているからそう思えたんだと思います。それに気づかせてくれた家族を私は愛しています』

なんて、ちょっとそれはいいすぎじゃない?と思っていたけど。そうコメントしたその人は。
私とは少し境遇が違えど。私と、今の私と同じ気持ちなのかもしれない。

「ねぇ。母さん、父さん。大好き。世界で一番、大好きだよ!」

愛してる、なんて。そんな恥ずかしい言葉言えないけど。今はこの言葉で精一杯だけど。
母さんと父さんも…私と、同じ気持ちだよね?

だから。心の中で言います。





母さん、父さん。愛してるよ。



END

あとがき

いかがでしたでしょうか?
友達の彼氏の長編にどうしようと悩みながら描いたクリスマス編は(笑)
ちょっとこのスレ的に、例外なんですが…。初の家族愛です。
内容薄っ!とか、感動できない…とかは私自身も感じております。

もっと感動的なのが書きたかったけど、どうやら無理らしいです(苦笑)
えーと。もっと沢山の家族愛の小説を読んでから、今度また家族愛に挑戦してみます!

それでは皆様、さらばだ!

118あや:2009/12/28(月) 10:13:16 HOST:p3041-ipad201morioka.iwate.ocn.ne.jp
はじめまして!!
私の小説もぜひ読んでみてくださいね^^

では、次回から小説を書き始めます。

119紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/29(火) 18:18:14 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
えっと、初めまして。
了解です、次回を楽しみにしています。
>あや

120紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/29(火) 18:22:58 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「好きだと言って*プ ロ ロ ー グ 」


…鍵をかけた気持ち。

そのカギを解いてくれたのは、夏に輝く太陽のような君の笑顔でした。


もうちょっと、時間がかかりそうだけど

それまで待っててくれると、嬉しい

その時がきたら、もう一度。もう一度だけ、


好きだと言って。

121紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/29(火) 19:01:20 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「好きだと言って*第一章* 苦手な人 」

生まれて初めての、失恋をした。

それはまだ私が高校一年生で、寒かった冬のこと。

大好きな親友と、大好きな彼と、私と。

一方通行だった、三角関係。

別れようと告げた時、本当は涙が出そうだった。

走り去った彼の後姿が、かっこよくて。
彼が切なげに笑った最後の表情が悲しすぎて。

大学二年生になっても、未だそのことを引き摺ってて…まともに恋もできない。
だから今は、一生懸命勉強している。でも長くは続かない。勉強してても、由香ちゃんや敬くんのことばかり浮かんでくる。

今は、何をしているの?

二人は仲良くやっている?

私と由香ちゃんは大学が違くて、由香ちゃんは…頭のいいところ。
私は…それより一つランクの低いところ。これでも、頑張ったんだけど…。

敬くんは……私達よりもっとランクの高いところ。
実は由香ちゃんは、私のためにランクを下げてくれたんだけど…落ちちゃったんだ、私。

頭のいい由香ちゃんは勿論合格して、大学生活を楽しんでいる。
互いにサークルやバイトなどで忙しく、和える機会が全然ないけど、仲良くやっているとこの前言っていた。

「はぁ…。もう、毎日暇だよぉ…」

出てくるのは溜息ばかり。

「亜衣、亜衣。そんな溜息ばっかりついてたら幸せ逃げるよー!」

パッチリで少し垂れ眼気味な優しい瞳が此方を見つめている。
あ、留奈ちゃんだ。いつから、いたんだろう…。ていうか、今はそういうこと言わないでぇ…。

「あれ、元気出してよ! そいえば、亜衣。今日合コン行く?」

「えー…」

留奈ちゃんはいつも合コン、合コンと口癖の様に言っている。彼氏がいないのを焦ってるらしいけど。
合コンって、何か嫌。自己紹介とか、馴れ馴れしく話しかけてくるのとか。
人見知りな私にしたら、とっても大変で、苦痛な時間なんだから! なのにいっつも誘ってさ。

ぶーとむくれていると、何故か留奈ちゃんは笑う。それも、悪戯をする前の子供のような、笑顔で。

「亜衣〜、今日はね〜…由香と敬が来るわよ。亜衣も行くっていったら由香が即答だった。どう、行く?」

実は留奈ちゃんは高校の時のお友達で、親友とも呼べる。もちろん由香ちゃんや敬くんもしっている。
ゆ、由香ちゃん〜…行くわけないのに。でも、私の為に、由香ちゃんが同席してくれることはすごく嬉しかった。

だから。しょうがないから。

「分かったよ、行くよ…でも、愛想良くなんて、できないから!」

「分かってるよ〜。じゃあ……」

待ち合わせ場所、待ち合わせ時間などを色々教えられ。
私は意を決した。うぅ、しょうがないからだもん!由香ちゃんが来るからだもん!

――…

空が暗くなり始める時間。
駅前のカラオケボックスでそれは行われた。

「亜衣!こっち、こっち!」

留奈ちゃんに手を振られ、駆け足で其方に行くと手をつないで談笑している二つの影を見つけた。
あ、あれは……!

「由香ちゃん、敬くん!」

勢い余って由香ちゃんに抱きつくと、由香ちゃんはふらつきながらも抱き締めてくれた。
あはは、と面白そうに笑ってから。敬くんも隣で可笑しそうに笑っている。何だか、幸せそう。

「亜衣、変わってないね。ホッとしたよ。何日ぶりだっけ?」

「多分、二週間ぐらい? ていうか二週間じゃ変われないよ」

大学生になっても変わらず、由香ちゃんは私に優しくって、甘くって、過保護。もはや親より。
でもそんなことが何よりも嬉しい。私も由香ちゃん大好きだし。そう思う私も結構重症…?



中途半端でストップ;
今回は一話一話の題名を付けるんじゃなくて章にしてみました!

122紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/01/02(土) 16:43:49 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「好きだと言って」

それから暫くして、合コンは盛り上がっている。

男の子がソロで歌ったり、女の子同士で、男女でデュースしたり。
その中で私たちはうたわず、三人でずっとおしゃべりしていた。

「そういえば、亜衣。髪伸びたよなぁ」

敬くんとは、多分半年ぶりくらい。最後にあったのが、初夏だった気がする。
あの時は、真っ黒な髪を胸辺りまでの長さだったからなぁ。今はお腹辺りまで伸びている。

「うん、そうなんだよねぇ…。もう三年生になるし、気分転換に切ろうかな?」

「亜衣は何でも似合うよ。元がいいし。目なんてくりくりしてて睫毛長いし。羨ましい。」

「何言ってるの、由香ちゃん。凄く綺麗じゃん。一重なのに目もパッチリで鼻筋も通ってて…唇は薄いし。小顔だし…。」

にこにこと満面の笑みを向けてそう言ってくる由香ちゃんにクスッと笑うとそういう。
それから一時間くらい話すと、合コンはお開きになった。
由香ちゃんと敬くんは二人肩を並べて帰って行った。由香ちゃんは三人で帰る、と渋っていたが。

「帰ろうっと。次はいつ由香ちゃんに会えるかな。」

由香ちゃんや敬くんと会えて気分は上昇し、上機嫌で家路につこうとした時。

「ねえねえ、亜衣ちゃんだよね! 俺、三井涼太! 送ってくよ!」

「え!? 結構です!」

「そんなこと言わないで、さ、行こ!」

強引に手を取られ引っ張られる。何、この人。怖い……。
そんな私に気づいたのか、男の人は振り返る。にっこりとした笑顔付きで。

「そんな、怯えんなって。送っていくだけだから。」

強張った顔をしている私を、アハハッと豪快に笑うとまた私を引っ張り歩き出す。
人の顔見て笑うなんて、失礼! 何かこの人、苦手だなぁ……。

「で、家どこ?」

「そこの道を、左…。」


渋々、道を案内して家に着いた時、家の明かりが全部ついていることにはっとする。
今日の門限は、六時。今の時間は…学校が終わったのが、四時前。それから三時間ぐらいたったから……ヤバイ。
今の時間は多分、七時くらい。どうしよう。もう一時間近く、経っている!

「あ、あの。有難うございました。それじゃあ私はこれで失礼します!」

失礼だとは思ったけど、言いたいことだけ伝えると家の中に飛び込むようにして入った。

「た、ただいまぁー……」

「亜衣。」

小さくそう言って自分の部屋に駆け込もうとした時。
頭上から声が聞こえ、そっと上を見上げる。

「お、兄ちゃん……」

どうしよう。帰ってきてるとは思ったけど、やっぱり怒られるのかなぁ…。
私の家は、六人家族で、母、父、兄、姉、弟で、四人兄弟。そしてお兄ちゃん達や弟は怪我ばかりをする私に過保護。

「飯は?」

「食べてきまし、た…。」

「そうか。じゃあ、部屋着に着替えてからリビングに来い。」

「はい……」

怒られる。確実に、怒られる! どうしよう、どうしよう……ッ!
私の家族は普段、とっても穏やかで優しいけど…怒ったらすごく怖い。特に、お兄ちゃんは。

すぐに部屋着に着替えてリビングに行くと、家族全員が椅子に座っていた。
六人用の、少し大きめな机に、六つの椅子。そこに座る、怖い顔のお兄ちゃん。心配そうな顔の姉や、弟、両親。

「亜衣。今日は、どうしてこんなに遅くなったの?」

席順は向かいにお母さん、その左隣にお父さん、お姉ちゃん。私の右隣に、お兄ちゃん。その隣には弟。
私が座った途端、お母さんに質問され、言葉が詰まる。「合コン行ってました」なんて言えるわけない。

「えっと…あのね、由香ちゃんと、敬くんと…遊んでた、の。」

ウソじゃない。事実。でもこれだけで通用するのはお母さんとお父さんだけ。

「父さん達は、もう良いよ。亜衣。どこで、何をして遊んでたんだ? 敬って男は誰だ?」

お兄ちゃんがそういうと、お母さんたちは苦笑いしながら席を立つ。
お母さんはチラリ、と此方に視線を向けると、「大丈夫よ」とでも言うように微笑んでくれた。

「あの…カラオケボックスで…ね? 喋ったり、歌ったりしてたの。敬くんは由香ちゃんの彼氏だよ」

お兄ちゃんと弟は敬くんのことを知らない。お姉ちゃんには、前に相談したことがあったから知ってる。

「由香ちゃんと遊ぶのはいいけど、お兄ちゃん達は心配するんだからな?」

「……はい」


またまた中途半端でストップ!
亜衣の家族登場です(笑) 亜衣を溺愛してます。

123紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/01/21(木) 20:05:57 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「好きだと言って」


「いくら由香ちゃんでも…」


「武(たけ)。もういいよ、あんた。そんなに叱ってると亜衣に嫌われるわよ」

お兄ちゃんの言葉を遮ってお姉ちゃんが言う。
お姉ちゃんは今年で28歳。私は今年で21歳だから、七歳も離れている。因みに、名前は彩(あや)。
お姉ちゃんはお兄ちゃんより年上。といっても、二歳離れ。性格も大分違う。お兄ちゃんの名前は武。

「彩…んなこといっても、」

「お姉様って呼べっつってんでしょ?彩、なんて呼んでいいのは雅君と亜衣だけよ!
 母さんたちだって彩ちゃん、って呼んでるというのに!この、バカ!!」

雅(みやび)君とは、彩お姉ちゃんの彼氏"候補"らしい…。

「亜衣、門限六時なんて、厳しいわよね?今度からは門限九時でいいよ。その場合は、連絡を頂戴。
 はい、解散、解散!何か意義ある人ぉー!!」

「おい、彩!門限九時って、」

「お 姉 様 ! 武は発言権、なし!健太(たけと)は?何かある!?」

健太とは、弟の事。私とは三歳離れてて、18歳。今年で高校三年生。
可愛らしい外見とは裏腹に、結構黒い性格してる。

「亜衣姉さん。武兄さんが煩いから今度の門限は守ってくれるよね?」


この子が人にやさしくしてるのを、見てみたい。
あ、美羽(みう)ちゃんには優しいか。彼女だし、時々みかけるけどすっごい優しい表情してる。
でも、これでも一応心配はしてくれてる。今はもう呆れてるかもだけどね。


――…


お兄ちゃんには悪いけど、今のでテンションが下がっちゃった。
せっかく、由香ちゃんと……、敬くんに、会えたのに。

この終わりの見えない片思いは、いつまで続くんだろう?

いつになったら、私に運命の人が現れてくれるんだろう。

もしかしたら私には、運命の人は、現れないのだろうか。


切ない、よ――…


「ふぇ……っ、うぅ………っ」



短くてすみません;;

124紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/01/31(日) 22:17:36 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
*好きだと言って*



「…目、腫れちゃってる……」

朝、ベットから起きてみれば目が充血し、腫れたブサイクな自分がいた。
こんなのお兄ちゃんが見たら大変だよぉ…今日はお兄ちゃんに会いたくない…

「亜衣、朝ごはんー!」

一階のリビングから、お母さんの声がする。
どうしよう、どうしよう。


「はー…ぃ!?」

取り敢えず返事をしよう、と声を出した。が、突然ドアが開いてお母さんがひょっこりと顔をのぞかせた。
驚きビクッとするとお母さんはふっと微笑み、部屋に入ってくる。

あわてて目元を隠すけど、無駄に違いない。
だって、もう完璧に見られてるし。なんて言い訳しよう?

「敬くんでしょ、全く。大丈夫、お兄ちゃんならもう仕事言ったわ。」

…母の口から、"敬くん"と出てきたことに酷く動揺する。
それと同時に、何だか嬉しくなった。母の存在が、心地いと、感じた。

「ありがとう。お母さん。」

「みっともないから、しっかり冷やして行きなさいね。」

私の言葉にフフッと笑うお母さんは、それだけ言うとさっさと部屋から出て行ってしまう。
その背中に心の中でもう一度、ありがとうと呟いておいた。


お母さんには、感謝してもしきれない。

何度、この人生でありがとうと、母に言ったことか。


―――…

「亜衣! 昨日はどうだった〜? 三井…涼太君だっけ? イケメン!」

三井…涼太…くん?

「えっとぉ…誰?」


だっ、誰だっけ!?
わたわたと焦っていると、隣の席に座った留奈ちゃんから溜息。

今は、そろそろ授業が始まるくらい。
今日は…三つの授業と、レポート提出するだけ。


「誰って、亜衣〜…昨日亜衣を送ってった人よ!!」

興奮気味に話す留奈ちゃんが怖い。
そんなに、興奮することないのに。


今回も短いです;;すみません。
いやぁ、大学ってよくわからない。というか、さっぱり。
なので私のイメージで書いているんで、違うかもしれませんが見て見ぬふりをお願いします←
そして、急なんですが…今ちょっと色々忙しく、ただでさえ遅い更新が遅くなりそうです。
そこまで日は開けず更新したいとは思ってるんですが;

125紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/03/20(土) 21:54:04 HOST:i218-44-33-37.s04.a013.ap.plala.or.jp


桜、舞う




――…

空を見上げた。

今ある、心のモヤがとれる気がして。

溜まった涙が、零れないように。


さわさわと木々が揺れ、ひらりと桜が舞う。


「どうして――」


どうして。

答えてくれる人は、もういない。


「好き、だよ…っ」


じわじわと浮かんでくる涙を、止めるすべはない。

だから目を閉じ、溢れ出る涙の感触を感じた。
拭ってくれる人も、もういない。


「…ふう…っ、好きだよ…好きぃ…っ」



もうすぐ、春が来る。

君のいない春が。

君と初めて出会った春が。


桜が舞うよ、ひらひらと。
その桜は、何処へ飛んで行くの――?


END

126紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/03/20(土) 21:58:23 HOST:i218-44-33-37.s04.a013.ap.plala.or.jp

突然現れたと思ったらいきなりなんだこれ。

そう思っていらっしゃる皆さん。

春ですよ、春!!((
もうすぐ春が来ちゃいますよ。

春と言えば、終りと始まりの季節。

てなわけで短編書きます。中編かもネ☆��

127紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/06/14(月) 23:09:42 HOST:i121-115-140-133.s04.a013.ap.plala.or.jp

春が来たと思ったら、もう夏っすねぇ…あ、その前に梅雨か。

さて、こんばんは!
いつも突然やってくる紅桜ですノ

って、何か独り言〜(汗

まあ、せっかく上げたんで書いてから落ちます(^^ゞ

*夏の、訪れ*


「あっつぃ〜!!」

教室は蒸し暑く、いくら扇いでも涼しくならない。

イライラするよー!

「健二ぃー!!暑いんですけど!どうにかしろー!」

隣の席に座る、幼馴染の健二に話しかける。
鬱陶しそうに此方に視線をよこす健二は、視線でうぜって言ってくる。

それに更にイラッと来たからフイッと視線を逸らしてやる。

「ちっ、んだよー?うぜーなっ!」

私のほっぺたを思いっきり掴んでくる。

「いぎー!止めてって、痛いよー!」

健二の体温が、頬から伝わってきて、ドキドキする。
顔が赤くなる。ぜったい今、変な顔をしてるよ…。

気づいてる?
あたしが、健二のこと好きだって――



それから少しして、一時間目が始まる。
チラリと健二を見やると、暇そうに頬杖なんてついちゃってる。

不意に、健二が此方を見る。
あたしと目が合うと、ふっと微笑み直ぐに視線を逸らした。

「〜〜っ!」

何今の、不意打ち…。

かっこよすぎ、でしょ…


一時間目が終わると、大きな音を立てて後ろのドアが開いた。

ギクリと、嫌な予感が走る。

「健ちゃん!ちょっといいかなー?」

やっぱり。

健二の方を見ると、手を振りながら後ろのドアのところに立っている“彼女”の方へ向かっていた。
その背中を見ていて、辛くなった。

何で彼女、出来ちゃったんだろう。
その隣はあたしの特等席だったのに。

そんな自分の考えが嫌で、空を見上げる。

雲ひとつない快晴。

その青空が、私の心の渦を払ってくれるかの様に、気持ちが落ち着く。


今、隣にいるのはあたしじゃないかもしれないけれど。

いつかその隣には、あたしがいるんだから!


END

128bvncv:2010/06/15(火) 00:15:37 HOST:91.84.197.134
鳩山由紀夫君のお爺ちゃんが・・・・・
(「コリアン世界の旅」 野村進 1996年 講談社 より)
家畜相手ならまだしも、人間に對しても、關東以西の大都市を
中心に、日本中に灰神楽が立つやうな勢で数多犯罪を重ねた。
川崎、濱松、大阪、神戸などが酷かった。其最も著しい、象徴
的事例に、元文部大臣、後の首相・鳩山一郎氏に對する集團暴
行・傷害事件がある。翁が軽井澤の静養先から帰京しやうとして
信越本線の汽車に乗って居たら、例の「朝鮮進駐軍」が後から
大勢、切符も買はず、鐵道員を突き飛ばし押入って來て、俺達
は戦勝國民だ、おまへら被支配者の敗戦國民が座って支配者様
を立たせるとは生意氣だ、此車両は朝鮮進駐軍が接収するから
全員立って他の車両へ移動しろ、愚図愚図するな! と追ひ立
てた。其で鳩山氏が、我々はきちんと切符を買って座ってゐる
のにそりゃおかしい、と一乗客として穏やかに抗議したら、忽
ち大勢飛び掛かって袋叩きにし、鳩山翁を半殺しにした 
幸にして重体にも重傷にも至らなかったが、頭部裂傷だか顔面
挫傷だか忘れたが、血に塗れ腫れ上がった痛々しい顔で帰京した。
直後に總理大臣に成る程の大物でも如斯 況や庶民に於てをや。
土地も屋敷も物資も操も、奪ひ放題であった 闇、賭博、傷害、
強盗事件が多く、殊には、空襲や疎開で一時的に空いてゐる土
地が片端から強奪された。今、朝鮮人が駅前の一等地でパチン
コ屋や焼肉屋を営業してゐるのは、皆、あの時奪った罹災者の
土地だ。

129紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/08/26(木) 21:11:40 HOST:i121-115-140-133.s04.a013.ap.plala.or.jp
放置すみませんでした、紅桜です!;

もう夏も終わりますねー…
これからはもっと頻繁にきたいと思います…((汗


『トモダチ』


友達って、何のためにいるの?

一々顔色を伺って、言葉を選んで…それって、本当に友達って言うの?

何が友達?
もう、わかんないよ…


「未紗!おはよー!」

ドンッと肩を叩かれ、咄嗟に振りかえる。
おはよ、と返すと声をかけてきたトモダチは当たり前のように私の隣を歩く。

これから気を使わなきゃいけないんだと思うと、気が重くなる。

これって本当に友達?

私は違うと思う。
じゃあこの関係を何という言葉で表せばいいんだろう。


わからない。
わからない。

別に私はこの子の事が嫌いなわけじゃない。
ただ、友達だと思ったことは一度もない。

そう思う私はおかしい?

だって、信じられないんだもの。

この子の事を、心の底から信じられるわけじゃない。


友達って、信じあえて、気を遣わなくて。
そういうのが友達でしょう?

私は日々、そんなことを想って過ごしている。
詰まらない日々だと人は言うかもしれない。

でも、私は信じてるよ。


いつか私の前に、本当の友達が現れることを。


END


いつもの如く、グダグダですね;;
まあ、久しぶりということで勘弁してください(笑)

それでは、また近いうちに。

130紅桜 ◆cajN.j7FOI:2011/02/11(金) 16:22:02 HOST:i121-115-140-133.s04.a013.ap.plala.or.jp


こ、こんにちは!

紅桜です;;
頻繁に来たいとか言っておいて全然来てなくてすみません;;

随分下がってしまいました…
最近掲示板自体遠ざかっていたので;

今日は時間がないのでこれだけ書いて終わりです;
また次来るときはかければと思います…!

また多分少し日が空いてしまうと思うのですが、なるべくあけないようにしたいと思います。
色々中途半端になってる小説も多いのですが、少しずつ続きを書いていきます!


それでは今日はこの辺で失礼します!


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