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+苦くて甘い、ラブストーリー…+

127紅桜 ◆H2afPHIwUk:2010/06/14(月) 23:09:42 HOST:i121-115-140-133.s04.a013.ap.plala.or.jp

春が来たと思ったら、もう夏っすねぇ…あ、その前に梅雨か。

さて、こんばんは!
いつも突然やってくる紅桜ですノ

って、何か独り言〜(汗

まあ、せっかく上げたんで書いてから落ちます(^^ゞ

*夏の、訪れ*


「あっつぃ〜!!」

教室は蒸し暑く、いくら扇いでも涼しくならない。

イライラするよー!

「健二ぃー!!暑いんですけど!どうにかしろー!」

隣の席に座る、幼馴染の健二に話しかける。
鬱陶しそうに此方に視線をよこす健二は、視線でうぜって言ってくる。

それに更にイラッと来たからフイッと視線を逸らしてやる。

「ちっ、んだよー?うぜーなっ!」

私のほっぺたを思いっきり掴んでくる。

「いぎー!止めてって、痛いよー!」

健二の体温が、頬から伝わってきて、ドキドキする。
顔が赤くなる。ぜったい今、変な顔をしてるよ…。

気づいてる?
あたしが、健二のこと好きだって――



それから少しして、一時間目が始まる。
チラリと健二を見やると、暇そうに頬杖なんてついちゃってる。

不意に、健二が此方を見る。
あたしと目が合うと、ふっと微笑み直ぐに視線を逸らした。

「〜〜っ!」

何今の、不意打ち…。

かっこよすぎ、でしょ…


一時間目が終わると、大きな音を立てて後ろのドアが開いた。

ギクリと、嫌な予感が走る。

「健ちゃん!ちょっといいかなー?」

やっぱり。

健二の方を見ると、手を振りながら後ろのドアのところに立っている“彼女”の方へ向かっていた。
その背中を見ていて、辛くなった。

何で彼女、出来ちゃったんだろう。
その隣はあたしの特等席だったのに。

そんな自分の考えが嫌で、空を見上げる。

雲ひとつない快晴。

その青空が、私の心の渦を払ってくれるかの様に、気持ちが落ち着く。


今、隣にいるのはあたしじゃないかもしれないけれど。

いつかその隣には、あたしがいるんだから!


END


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