したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

+苦くて甘い、ラブストーリー…+

113紅桜 ◆H2afPHIwUk:2009/12/24(木) 20:41:20 HOST:i121-114-126-244.s04.a013.ap.plala.or.jp
「永遠の誓ー お ま け −」

「幸、行ってらっしゃい。」

「うん、行ってきますお母さん!」

長男、六歳。名前は幸とかいてゆき。幸せになってほしい願いを込めて。
来年は、小学生。ランドセルを背負って学校に行く姿を見るのが、楽しみ。

「あーうー…」

長女、一歳。名前は真と書いてまこと。正しく、誠に。という願いを込めて。
最近「あー」とか「うー」とか喋り出した。「お母さん」と言ってくれる日が待ち遠しい。

五歳も離れた兄弟だけど、仲がいい。
元々面倒見のいい幸はよく真に構ってくれるし、真は楽しそう。

そんな姿を見るとほほえましい。

あれから、もう八年。二年後に幸が生まれ、その五年後には真が生まれ。
色々な色々が合ったけど……今私は、すごく幸せ。

「由香、行ってくるね」

「あ、もう時間?今日、帰りは?」

「遅くなりそう。ごめんね」

相変わらず社長の敬は忙しく、帰りはいつも遅い。
私は幸がお腹に宿った時。仕事を止めた。寂しかったけど、育児のためしょうがない。

でも、真がもう少し大きくなったら。保育園に預けて働こうと思っている。
そんなちょっと未来のことを考えるのは楽しい。きっと、今が充実してるからだと思う。

「いってらっしゃい」

「行ってきます」

笑顔で手を振り、送る。
そんな些細な幸せでも、ずっと感じていたいと思う。



私がいて

幸がいて

真がいて

――敬がいる。

今私は、とても幸せ。


END

あとがき

ついに終わりました、「友達の彼氏」シリーズ!!
とはいっても、短編でのが終わっただけですが。
これから、亜衣のこれからと、その子供たちのことを長編で。
嗚呼、楽しみだな♪

そして。読者の皆様。

私の小説を読んでいただき、有難うございます。
まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます。

そして、私の小説で心が動いた、何かを感じた。幸せな気持ちになった…
そんなふうに思っていてくれたら幸いです。図々しいかもですが;

では次回作、お楽しみに♪


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板