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【個】学生寮『白亜荘』 その3
77
:
『白亜荘』
:2014/10/13(月) 03:38:46
>>76
(貝橋)
『ライカ』:
「いい答えだ。ココさまも喜ぶ」
『 ス ゥ 』
『ライカ』は微笑み、スタンドの像を消した。
「君の力は戦うばかりではない。
『戦うこと』は難しいことじゃないんだ。
本当に。それだけでいいのなら、難しくはない」
「本当に難しいのは、……『積み重ねること』。
自分の中に。あるいはどこかに、誰かの中に」
『イェン』:
「師匠ゥゥゥ――ッ!
そろそろカンベンしてくださいッ! なんでもしますからッ」
『ライカ』の言葉の途中で、『イェン』の叫びが割り込んだ。
苦笑いした『ライカ』は、目を細めて弟子を見る。
『ライカ』:
「アレの中に少しでも『積み重ねられる』なら。
私のした事にも、少しは甲斐があった、ということなんだけどね」
「君がこれから何を積み重ねていくか。それを見てみたいな」
78
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/10/13(月) 03:49:52
>>77
「積み重ね……」
積み重ね……ねえ。
正直、何が『良い答え』なのかは、あたしにはよく分かんない。
ただ分かるのは、色んな事件があったけど、あたしは『変わってない』ってこと。
日常っていうのは帰って来るもので、異常な経験が積み重なっても、変わることはない。
そういう意味では、積み重ねるっていうのは、確かに難しいことなのかもしれないわ。
、、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、、 、 、、 、 、
少なくとも、これだけの事件を通しても、あたしの中には何も積み重なってないから。
「……それで。
アレの方はどうするんです?」 「もうそろそろ本当にヤバそうな雰囲気ですけど」
79
:
『白亜荘』
:2014/10/13(月) 03:54:23
>>78
(貝橋)
君の内心はいざ知らず――『ライカ』は『イェン』を見守っている。
『ライカ』:
「そうだな――許してやるか。
私はアイツを労う気はないが……」
「誰かが『水の一杯』を差し出すのは止める気はない」
「私ではないが……そうしてくれると、有り難い、かも」
『ライカ』が片目を閉じてみせた。
言ってしまえば、彼女の虫のいい『お願い』である。
80
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/10/13(月) 04:00:26
>>79
「……そういうことなら」
「お〜いイェン、精が出るじゃない」
『バベット』に水を発現させて、駆け寄って行く。
……こんなので、助けになれるなんて思う程甘ったれてないけどさ。
ま、今日の所はこのくらいで良いんじゃないかって、妥協に塗れたあたしは思うわけよ。
***
……。その、帰り道。
『……ニャニャウ』
(……お任せください)
「…………何をよ?」
『ミャ〜ゴ』
(何でも、です)
「はぁ? 意味分かんない……」
81
:
『白亜荘』
:2014/10/13(月) 04:09:25
>>80
(貝橋)
『イェン』は君の差し出した水をがぶ飲みした……
『イェン』:
「た……助かったぁ……!
こ、心の友よ。是非何でもさせてく」
『ライカ』:
「よーし、あとで組み手だ」
『イェン』:
「ヒィィ――! お助けェ――ッ」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
イェン『ロストボーイズ』 ⇒ 『その後、組み手でとことん鍛えらえれた』
『全身筋肉痛』『疲労困憊』『再起可能』
『あとで彼女に介護されたので痛し痒し』
82
:
???『一般人』
:2014/10/14(火) 23:27:38
キョロ
キョロ
ウンウン
「ふっふふっふーん♪ ここね」
せっかくの三連休なので、『今年』になってこっちに引っ越してきたという『いとこ』の住む寮へと侵入しにきたのだ。
深夜に侵入するためにちゃんと寝溜めもしてきたし、ココアも二杯飲んだ。
懐中電灯も防犯ブザーもあるし、スマホもコンデジもオッケー!
抜かりない準備。あとは侵入して寝込みを襲いにかかるのみ!
「ふふん、さてさて……『ねよ』は、男子寮だよね」
侵入した後はてきとぉーにそれっぽぉーいところへいけば大丈夫なはず。
完璧だわ。
というわけで、白亜荘に侵入しようとしている中学生くらいの女の子がいます。
『真正面』から。
83
:
『白亜荘』
:2014/10/14(火) 23:55:12
>>82
(白亜荘)
君は白亜荘の正門から中に入ろうとした。
しかし、巨大な鉄の柵で門は閉ざされている。
施錠は内側からなされているようだ。
周囲を見渡した限り、カメラの類は備え付けられていない。
また、塀は高いがブロックを積んだ石造り。表面は滑らかではない。
84
:
???『一般人』
:2014/10/15(水) 00:09:05
>>83
「こんなこともあろぉーかと!」
じゃんじゃじゃーん、『百均で買ってきたタオルを何枚も結んでロープにしました』ロープ!
その先端に結んであるものは二リットルペットボトルの午後ティー!(リサイクルとして飲むこともできます)
そしてタオル部分を自販機で買った天然水でひたひた濡らし!
ヒュンヒュンヒュン
「そぉいっ!」
ぽーん
遠心力を使って塀の向こう側に向かって投げる!体育の成績は4!
いくら深夜でも、塀なんかでかいんだからへっちゃらのはず。塀なだけにね?
「ふっ……しかし私の用意周到さは怖いわ。この先見性もまた、頭の良さかしら」
父親の見る映画で得た知識、最高ね……。
85
:
『白亜荘』
:2014/10/15(水) 00:11:53
>>84
(???)
君は塀の向こうにタオルで作ったロープ。
そしてそれに結び付けたペットボトルを、遠心力で放り投げた。
『 ドヒャアーッ』
軽々と塀を超えて、その向こうに到達する。
今のところ誰に気づかれる様子もない。
86
:
???『一般人』
:2014/10/15(水) 00:19:08
>>85
「よしよし。伝説の傭兵を名乗れそうなくらいだわ」
タオルロープを伝って、中学生が寮の敷地にイン!
午後ティーだけ取り外してリュックに入れて、背負い直す。
そんで顔を上げて、
「んーと……男子棟ってどこいけばいいんだろ。
あ、人に聞けばいいか」
というわけで光のあるほうへ〜。具体的には中央棟。
足取りは軽く、遠足に来た時のワクワクした感じで!
87
:
『白亜荘』
:2014/10/15(水) 00:28:40
>>86
(???)
ロープを伝い、何とか這い上る。
『グッ ググッ』
内部への侵入に成功した。下りた地点は雑木林になっている。
夜間であるのもあり、ぱっと見、誰が居るか把握は難しいだろう。
中央棟に向けて移動する。
中央棟の明りは二階の部屋の明かりのみがぽつぽつと点いている。
一階の入り口は防災用の誘導灯の明かりのみが点いているようだ。
88
:
???『一般人』
:2014/10/15(水) 00:39:54
>>87
「ふんふん……あ、ていうか。
もしかしたら、来訪者向けに案内板とかあるかも……」
そこに気づくとは……やはり天才か。
中央棟に到着したら、誘導灯の明かりを頼りにリュックから『懐中電灯』を取り出そう。
『リーディングイノベーション』でお馴染みの家電会社の、強力LEDライトだ。
無事取り出せたら右手に装備(Equip)して、中央棟一階の探索に入るぞー。
射影機とか落ちてないかな。
とりあえず、『ロビー』とか『ラウンジ』とかをいろいろ見て回る。
男子棟への道がわかればそっちに行く。
石村のエンジニアだったら道筋がすぐわかるのにねー。やっぱ現実ってクソだわ。
89
:
『白亜荘』
:2014/10/15(水) 01:05:59
>>88
(???)
君は誘導灯の明りに近づき、中央棟に入ろうとする。
『ガチャ! ガチャガチャ!』
――――君の誤算は、『中央棟』が開いていると思い込んだことだ。
キッチリと施錠されている。今の時間帯は閉鎖されているようだ。
外からは中の様子は玄関口の様子しか見えない。
90
:
???『一般人』
:2014/10/15(水) 18:32:09
>>89
「って開いてないんかーい!」
ズコー!
「ま、そりゃそうか……どうしよう……」
このままだとノープランなことがバレてしまう……。
うーむ……。
「でも、もしかしたら入れるところあるかもだし。
あ、タオル回収するの忘れてた……」
しかもどこから侵入したかもわかんない……。かなしみ……。
茶色く長い髪を右手でぐしぐし掻きつつ、悩んでいても仕方ないと歩き始める。
中央棟の周囲をグルっと回って入れるところがないかを探すマンになるぞ。
『???』が向かった先は奇しくも男子寮がある方角だった!とかでお願いします。
91
:
『白亜荘』
:2014/10/16(木) 23:01:54
>>90
(???)
君は偶然にも男子寮の方向へと歩いていく――
『 ヴ ヴ ――z ン 』
その時……耳障りな音を君は耳にした。
音の距離は今のところ遠いようだ。
92
:
???『一般人』
:2014/10/16(木) 23:18:58
>>91
「……野生のおっさんでもいるのかな?」
父親が休日の昼間にこんな感じの寝息を立てていたような……。
なんてふざけたこと考えてみるけど、まあ十中八九、どっかの蛍光灯が切れかかってるとかそんなんでしょー。
特に気にしない。もたもたしてたら日が明けちゃうし。
「『ねよ』はさすがにもう寝てるよねー、エロ本とかないかな。
エロ本のインペリアルクロスを組んだらどんな顔するだろ。うへへ」
乙女にしては汚い笑いを浮かべ、サクサクとのーてんきに突き進む。
93
:
『白亜荘』
:2014/10/16(木) 23:51:03
>>92
(???)
君はあえて音を無視し、進んでいく……
『 ヴヴヴヴヴヴ ゥゥ ―― ッ 』
音がだんだんと大きくなってくる……近づいてきた証拠だ。
すぐ近く。ほとんど背後だ。ひどく耳障りなこの音。
君もなんとなく覚えがある。これは『虫の羽音』だ……。
94
:
???『一般人』
:2014/10/17(金) 00:31:45
>>93
質問!
現在地は男子寮からは遠いですか!また、私は男子寮から姿を視認できますか!
95
:
『白亜荘』
:2014/10/17(金) 00:34:10
>>94
(???・回答)
>現在地は男子寮からは遠いですか!また、私は男子寮から姿を視認できますか!
距離的には窓から視認可能。
ただし……ドアは施錠されている可能性は高い。
外側からは開けられることはないかもしれない。
内側からなら別だろう。
96
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/17(金) 00:55:45
グォーッ… グォーッ…
「……」「グゴッ」
「んォォ…?」
「……」
ムク….
起きた。……別に用も無いし、起きる理由も無いが。
何と無く起きた。
何か予感があったのかもしれない。
「くぁ〜ッ……」
「……何時だァ、今。」
(……ちょっと歩くかァ〜ッ……)
自室を出る。
なにをするでも無いが……こういう時はもう一回寝る前に、歩く。
(……勝手に出歩いちゃぁカミナリ落ちるか? ま、別に悪事働くでもねえがよォ……)
外の空気でも吸いたい気分だ。
97
:
???『一般人』
:2014/10/17(金) 01:04:50
>>93
>>96
「……ひょえっ!?『虫』ぃっ!?
ちょちょちょちょ!!だ、誰かぁーっ!『ねよ』ーっ!!」
全速力で逃げるっ!『大声』で騒ぎながら逃げる!
あざといって自分でも思うけど、でも虫は気持ち悪いの!!
ガチのダッシュしながら、腹筋から声を出します!
「たぁー!!ずぅー!!けぇー!!でぇぇぇぇぇ!!!」
私に眠れる火事場の馬鹿力、目を覚ませ!乳酸はあとでいっぱいあげるから!
98
:
『白亜荘』
:2014/10/17(金) 01:32:57
>>96
(スミシー)
君は自室の外に出た。
『ガチャ バダム』
廊下に出ると、空調は既に切られている。
若干肌寒さを覚え――
>「たぁー!!ずぅー!!けぇー!!でぇぇぇぇぇ!!!」
おお、絹を裂くよな――いや、鎧を叩き割るような、だろうか?
金属質でキンキンと響く女の悲鳴が響き渡った。
どうやら外から聞こえてくるらしい。距離までは判らない。
>>97
(???)
君は大声を発しながら逃げるが――
『ヴヴヴヴヴヴヴ・・・・・・』
『ヴン! ヴヴン!
ヴン!』
『虫の羽音』は数を増して、高速で君に追いすがってくる。
時折追い抜き、君の顔の前をよぎった。
『 ヴヴンッ 』
『ミツバチ』……に見える。しかし、奇妙な点があった。
『機械的な装甲を纏い』、『ミニチュアめいた重火器を装備』している。
99
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/17(金) 01:47:57
>>97-98
「『悲鳴』」「だと?」
「……この寮内で、か?」
(しかも、この遅え時間に……なんの悲鳴だってんだ?)
知っている声か? 知らない?
どちらにせよ、行くしかない。
無視するのはありえない事だ。一大事もありえる。
「しかし『助けて』だとォ〜……マジでなにが起こってるってんだ、こりゃあ……!」
とりあえず、急いで外に出よう。
この寮内の地理は分かっている。最短ルートで行く。
100
:
???『一般人』
:2014/10/17(金) 02:01:28
>>98
>>99
「ヒエエ〜〜〜アナフィラキシーショックー!
しかもごっつええ武装!センパーファイ!」
真夜中に虫の大群に襲撃されるという状況に思考が回らず足と舌だけがよく回り、
『ミツバチのようなもの』が目の前をよぎるたびに『シングルアクセル(フィギュアスケート)』をしてしまうくらいだ。
『ハチに出会ったときはな……手を出すんじゃなくて、一緒にくるっと踊るとええんよ……』と語るチサ子(祖母・86歳)が脳裏をよぎる。
真夜中のソチ・オリンピック……。
「ていうかマジで誰かいないのー!!
パン……ブラ……いや、うーん……パン……ブラもダメだな……
あっ、午後ティー!午後ティーあげるから助けてぇぇぇへぇぇぇぇい!!」
恥と外聞とプライドだけは死守しながら、助けを求めることは継続!
ひたすら走る!走る!
101
:
『白亜荘』
:2014/10/17(金) 23:56:56
>>99
(スミシー)
君は一階の外に通じる通用口から外に出た。
『ガチャガチャ』
『ガチャ!』
施錠はされていたが、開けることが出来た。
外に出て周囲を確認すると、叫び声が聞こえる。
そちらの方向に移動した……誰かいるのが見える。
距離は十数メートルといったところだろうか。
>>100
(???)
君は急いで逃げるが――相手の速度のほうが早い。
まるで『戦闘ヘリ』だ。人の足では逃げられない。
『ヴヴヴヴ ン』
君の前へと回り込むと――
『カキ ン』
『ガチッ ガチャンッ』
銃器を構えて、君に照準している!
ミニチュアのようだが――威力の程度は判別がつかない。
そして数が居る。数十体が一気に仕掛けてきたら……
102
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/18(土) 00:41:14
>>101-102
(???、GM)
「そっちかッ」
(……不審者なら『捕縛』ッ) (被害者なら『保護』する)
(俺の能力は『両立』させる……)
ダッ!
その方向に全力疾走。
誰かに触れ、対象を起点に『ザ・ウィズ』(青)を展開。
「魔法だぜ」
その際、自身は『押し退け』の対象にしない。
103
:
???『一般人』
:2014/10/18(土) 00:52:02
>>101
>>102
「このままだと蜂の巣にされるぅー!!あ、上手いこと言ったぞ私。やればできる」
> 『カキ ン』
> 『ガチッ ガチャンッ』
「やってない!聞いてない!笑えない!ひょえええ!!」
前に回り込まれ、足が止まってしまう。
逃げられないと思い知り、咄嗟に姿勢を低くして両腕で頭をガードする。
ああ、今までの人生とはなんだったのか。
たかがいとこの住む寮に侵入してこんな目に遭うなんて!
『神様』でも『魔法使い』でもいいから、助けてよ――!
104
:
『白亜荘』
:2014/10/18(土) 01:01:46
>>103
(???)
『ピッ』
立ち止まる君に対し、蜂の目が『緑色』に点灯した。
そしてその色が数秒を経てから――
『ピン!』
シグナル
『黄色』に変わる。つまりこれは『信号』。
車のそれと違うのは、『赤いサイン』は『GO』ということだ。
『 『 ジャキン! 』 』
『蜂の眼』が点滅し始め、構えた銃が今にも発射されんとする――
>>102
(スミシー)
『ドギュン!』
『ピピンッ』
『 『 『 バリバリバリバリバリバリ
バリバリバリバリバリバリ
バリバリバリバリバリバリ z ッ 』 』 』
小機銃が『ザ・ウィズ』の表面に着弾する!
しかし、貫通するまでには至らない。肉や骨ならともかく、固いガラスは砕けないようだ。
何とか守ることには成功した……銃撃はまだ続いている。
105
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/18(土) 01:35:15
>>103-104
「……オイオイオイオイ……なんだァ〜こいつは……?」
「見るからにッ」
「……ヤベーぜ。銃撃か?」
謎の『銃撃』――を行う、蜂のような何か。恐らくスタンド。
そして、この。
「いきなりで悪ぃけどよォ〜ッ」
能力の起点とした彼女。
……何者だ? なぜ襲われてる?
「女子寮のコだよな? 出歩いてるリユーとかは聞かねー」
「が!」
『ザ・ウィズ』(青)の、銃撃を受けている面を起点に(緑)を発現。
守りを固めつつ吹き飛ばす。
「こいつァー、一体……どーいう事態なんだッ!?」
まだ顔を知らない寮生もいる。
特に、それが女子なら尚更だ。
「あの蜂ッ! あからさまに異常すぎるぜ……何者なんだ?」
ここにいる以上、寮生と判断……つまり敵は『蜂』だ!
106
:
???『一般人』
:2014/10/18(土) 02:01:46
>>104
>>105
「名古屋ぁぁぁぁぁ!」
詰んだ。
目をぎゅっとつむり、せめて痛みを感じず安らかに逝くがよい……。
> 『 『 ジャキン! 』 』
南無三!
> 『 『 『 バリバリバリバリバリバリ
> バリバリバリバリバリバリ
> バリバリバリバリバリバリ z ッ 』 』 』
「……え?これ……え?」
な、なんなの?
なんか、私……『ガラス』?『ガラス』の中にいる?なんで『ガラス』がいきなり……?
それに、男性の声?
**おおっと** **こいのロマンス** ないです。
「なにこれ……?どうなってるの……?」
ずっとバラバラとハチが撃ってきてるけど、ガラスに弾かれてるし……。
今起こっている奇妙な状況に、へなへなと腰を抜かす。
ていうかそもそも、『ミツバチ』は銃を撃たない。ゴキブリも撃たない。
とすると、このハチもなんなの……?
スミシーが守った女子は、茶髪のロングストレートにおとなしそうな顔立ちのそれなりに可愛い少女だ。
中等部の制服(アレンジされているが制服のデザイン自体は見覚えはあるだろう)を着ていることから、『寮生』という読みはほぼ確実だろう。
……しかしそれにしては、『ハチ』に対しては当然としても、『ザ・ウィズ』にも驚いているように見える。
ひどく混乱し、恐怖している様子だ。このままではまともな話を聞けるかどうか怪しい。
107
:
『白亜荘』
:2014/10/18(土) 23:28:37
>>105-106
(スミシー、???)
『戦闘蜂』の群れが銃撃を続ける。
『 ババババババババババババッ!!!
ビシン ビシシッ 』
『ザ・ウィズ』の表面に、蜘蛛の巣の張ったような細かな傷が生じた。
集中的な砲火を受けている為、さすがに少しずつ破壊されているようだ。
蜂は実体化しており、スタンド的ではあるが、スタンドそのものではないようだ。
そこに、『スミシー』が『ザ・ウィズ』を発現!
『パッキャアン!』
軽々と『戦闘蜂』の群れが吹き飛ばされた。
しかし、それでも破壊はされない。装甲は頑強のようだ。
蜂は散っていき、雑木林の方角へと去っていく。
108
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 00:25:22
>>106-107
(退いた……かァ? クソッタレ、戦うにしても厄介だぜ。コレ以上のお手軽火力はねーんだ、こっちは。)
「どこのどいつか知らねーが、笑いごとじゃ済まねー……殺す気の攻撃だ、こりゃ。」
この盾はそう簡単には破れない。
つまり、これに軽微であれ損害を与えられる以上……人体ならどうなるか、想像に易い。
「『ザ・ウィズ』――俺のスタンド能力だ。ガラスの箱を出す。」
「……スタンド使い、だよな? オメーも。初対面で能力喋れたァ、言わねーけどよ。」
(ここの寮生って、タブン、全員そうだよなァ。多すぎるからな。)
そう説明を受けた覚えはないが、経験的に全員だ。
寮生全員が、そして職員もがスタンド使い。偶然では、あるまい。
……つまり目の前の少女も、スタンド使いのはず……だ。
「……んで、どーすっかだな、こっから。他の連中も起こすか……」
「……とりあえず、離れるぞ。この位置。留まんのはヤベー」
『ザ・ウィズ』青を解除、錯乱して動けないなら、最悪引っ張ってでも連れて行く。
移動方向は……雑木林から離れる方向だ。あそこから仕掛けて来ているようだし。
109
:
???『一般人』
:2014/10/19(日) 00:38:01
>>107
>>108
> ビシン ビシシッ 』
「へげげぇ!?この変なのでも乙なの――
> 『パッキャアン!』
ぅえ……ふっとん、だ?」
もうなにがなんだかわからないよ……。
呆然としていると、男性から声をかけられてびっくりする。
「『ザ・ウィズ』……?『スタンド』?え、なに……?
なにこれ、ドッキリ?スタンド使い?」
男性の言葉の一割も理解できてない。
本気み(ほんきみ)があるから、関わっちゃヤバイタイプの中二病なのかも……。
それともほんとにドッキリ、とか?
『ねよ』はそんなことしないだろうしなぁ……もしかして、この6年で『変な女』に捕まったりしたかな……。
「はなれ、え、うん、はい……」
とりあえず敵ではなさそうだし、目の前の男性についていく。
これ超高度なナンパとか撮影とかそういうのじゃないよね……?
エロ同人?エロ同人なの?
110
:
『白亜荘』
:2014/10/19(日) 01:16:28
>>108-109
(スミシー、???)
二人揃って一時この場から離れる。
その気になれば、男性寮の中に入れることも可能だろう。
追っ手の姿はない。
『蜂を操っていた主』も見えないようだ……
111
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 01:55:12
>>109-110
(???、GM)
「……ン? スタンド使い……じゃあねーのか?」
「寮生……だよなァ。」
(例外もある、ってコトか?)
そこまで低い可能性でもない。
あるいは錯乱し過ぎているのか?
(なんにせよ)
「スタンドは超能力だ。知ってるなら今更ワリーが……知らねーならそーいうコトだ。」
「オメーは超能力者じゃあねえ……それでいいんだな?」
一応、確認しておく。それで正しいと思われるが。
「タブン、あの蜂も超能力だ。敵のな。ナニモンかは、知らねーが。」
追っ手が来ていないのはイイが、いつ来るかなど分からない。
今来ていても、おかしくはない。
……蜂だけか? 敵は。動物使いの敵を知っている。
アレは、細工した動物も出せるのではないか?
「……とりあえず、ホーコクしねえとな……ヤベー敵がいる事を。ありゃ見間違えなく敵だ。」
今向かうべきは、事務室……だろうか。個人の部屋ではあるまい。
「それでイイよな? 事務室……中央棟は、閉まってるか……?」
場所くらいは、住人として当然知っている。
もし開いてないなら、また別の策を考えることになるだろう。
112
:
???『一般人』
:2014/10/19(日) 02:09:25
>>111
「ちょ、ちょっと待って……『超能力』ぅ?
スプーンが曲がったり、爆破から脱出したり、テレキネシスとかそういう?」
なんか……なんだ。
ラノベ?ラノベの世界なの?
「『超能力』なんて……今まで使えた試しがないし。
ていうか、『銃撃つハチ』が超能力ってどういうこと?」
超能力にしては夢がなさすぎない?
実際、目の前でそういう超能力バトルがあったんだから、きっと本当なのかもしれないけど……。
「……あ。
うん、中央棟?は、締まってた。あっちにある棟のことよね?」
スミシーの問いかけに少女は頷き、指差す。スミシーの覚えてる限りでは、その方向はたしかに中央棟のはずだ。
「私、2歳上のいとこがここの男子寮にいるって聞いたからきせ……脅かそうと思って『不法侵入』しにきたんだけどね?
その男子寮の場所がわかんなくて、適当に歩いてたらさっきの『ハチ』に襲われたの」
平然と犯罪告白しながら、少女は経緯を語った。
スミシーの考えと違い、寮生ではないようだ。
113
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 02:27:06
>>112
「ああ、超能力だ。あの蜂も、俺のハコもな……らしかぁねえかもしれねえが、そんなもんだ。」
確かにイメージ通りの超能力ではないかもしれないが、現実だ。
「そう、アレだぜ。中央棟はダメかァ。となると、どーするか……」
「……」
「……は?」「マテマテマテマテ」
「『不法侵入』〜〜!?」
「なんだそりゃ、オメッ、寮生じゃねーのかよ……!? 犯罪だぜ!」
驚愕する……つまり、あの蜂は?
そういうことではないのか?
スミシーの脳裏に、良くない推理が組み立てられていく。
(つまり……『防衛装置』じゃねーのか? 不法侵入者用の。)
(にしても、過激すぎんじゃあねえのか? ……いや、敵かもしれねーなら、それでいいのか?)
(……良くはねーだろ。)
白亜荘の治安のためには、仕方ないのだろうか?
……目の前の少女に視線を向ける。
死ぬほどの悪か? 殺すほどの事か?
「……お咎めナシ、ってわけにはいかねーぜ。不法侵入はな……会うならフツーに会いやがれ。」
「……だが! ありゃ、ちとばかり、やりすぎだ。」
「……どーすっかな。」
ただで逃がす、というのは、あまりに無責任。
(……お灸はじゅーぶん据えられたにせよ、なァ。)
「……その、いとこってのは誰だ? 問題の解決にゃ、繋がらねーかもだが。」
その人物にも確認を取った方がいいかもしれない……
114
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/19(日) 02:50:52
>>113
「うん……今度からふつーにくる。
もう走馬灯は見たくないし……」
スミシーに怒られ、しょんぼりする少女。
犯罪が悪いということではなく、『ハチ』に対する恐怖心からの反省なんだろう……
痛い目にあって反省してから倫理観を学ぶ、というのも悪くないことだが。
「私のいとこ?えへ、聞いちゃう?聞いちゃいます?」
反省したかと思ったが……いとこの話となると、様子が変わった。
「結構珍しくてみんな1発で覚える名前なんだ、私のいとこ。
あ、私の名前も覚えられやすいんだけど、でもかっこよさで言えばいとこのほうがね〜」
焦らす。焦らしてくる。
「初めて会ったのはもう10年位前なんだけどね、たぶんそれより前に会ってた時のことを覚えてないかも。
身長が私と同じくらいなのに、ちゃんと『お兄さん』って感じでかっこよくてねぇ〜……
まだ幼稚園生くらいなのに、私の遊びに合わせてくれたのよ?もう『結婚』するしかないでしょー」
近親婚、という概念もないらしい。
中学生くらいだというのに……倫理観どころか、社会常識も少し薄いようだ。
「で、いとこの名前ね、 『王禅寺 宗吉(おうぜんじ むねよし)』 っていうの。
おうにぜんじに、宗教のしゅうに吉田のよしね」
「私の名前は『嵐之宮 暁利(しのみや きらり)』。
嵐に之に宮で、暁と利益のりできらり。姓名判断士にはかなり良い名前って言われたわ」
ふふん、と胸を張る少女。さっきまでの今にも死にそうな顔はどこへやら、
『きっと明日の発表会はぶっちぎりで金メダルね』なんて自信満々の表情だ。
どこにその自信が現れているのかは定かではないが……姓名判断の下りだろうか。
115
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 03:07:36
>>114
(今度がありゃ、いーんだが。)
保証はできない……可能な限り、守るつもりだが。
「……ともかく、今を乗り切るこったな。ヨユーはこけねえ。」
「分かってるよな? シリアスに行こうぜ……」
我ながらリアリティーに欠ける状況だとは思うが……危機感の無さ。
(……いくらなんでも、ユルすぎだぜこいつァー……俺のが、警戒し過ぎか? ちげーよな。)
張り詰めすぎ、か? だが、死の危険もありえる状況。
警戒すべきはむしろ彼女だと、思うのだが。
「オーゼンジ? 王禅寺……知り合いじゃねえな。まあいーが。」
(イトコって結婚出来んだっけ? そのへん、踏み込むべきじゃあ、ねえのかなァ……)
(ンな場合でもねーか。)
「キラリ、オメーどうする?」
「マジな場面だぜ? 少なくともオレの中ではな。」
「……俺以外の誰かにゃ、会ってねえよな?」
一応尋ねておく。
逃がす事は至難だし、ただ逃がすのは無責任に思える。
考えなくてはならない、ここからこの少女をどうするのか? どうすればいいのか?
116
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/19(日) 03:20:49
>>115
「ん、どうするって言われても……」
うーん、どうしよう。
このまま『ねよ』に会いに行きたいんだけど……。
「えと、このままいとこの部屋に押しかける……てのは、ダメ?ダメかな。怒られるかな……怒られるよね。
どうしよ……うーん」
そのつもりで来たけど、こんな危ない目に遭ったって知ると泣きながら怒るからなぁ……。
このまま帰ったほうがいいのかな。
「って、あ……家の鍵忘れた。やっば!帰れないじゃん!」
頭を抱える。私ってホント馬鹿。
「ほんっとーに申し訳ないんだけど、一晩だけ匿って!お願い!
細かすぎて伝わらないモノマネ10個くらい披露するから!ね!」
ちょうど目の前に親切そうな人がいるので頼み込む!
後生だから!後生だから!
117
:
『白亜荘』
:2014/10/19(日) 03:22:58
>>115-116
(ALL)
「だーめーでーすー」
『ヌオン』
なにかおおきなものがでてきた。
118
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 03:33:51
>>116
「俺がオーゼンジなら、怒るぜ。わりー事してんだからな。」
どんな人となりかは、知らないが。
彼女が怒られるかも? と思ってるなら真っ当な男なのだろう。多分。
(鍵があっても出れねーなら帰れねーだろーに。ノーテンキだなァ。)
「……ン? 匿う……って」
「オイ、オイオイ……オメーな、そんな上手い話あるかッ……」
「……」
(ほっとくワケにもいかねーけどよォォ〜ッ、クソッタレだぜ。)
「……あー、しかたねー。モノマネにもキョーミあるしな。ウン。」
「……朝になったら、即突き出すからなッ! それと、安全の保証もまったくねえぜ。」
外に放置していたら、即・蜂の巣だろう……自分がつきっきりで守り続けるのも無茶だ。
それなら、かくまった方が、いくらかマシか?
どうせつきっきりなら。
「……オーゼンジに一声掛けて、そっちで匿ってもらう方がいいとも、思うぜ。」
どうせ匿うなら、知り合いの方がイイだろう……
ともかく、男子寮へと向かう。
……なるべく近くを着いて来てもらおう。咄嗟に触れられるよう。
敵(正当な理由だが!)の襲撃も十三分にありえる。
119
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/19(日) 20:43:59
>>118
「ラッキ!ありがとー♪」
そう言って、肩の荷が下りたように軽い足取りでスミシーの後を付いていく。
王禅寺に匿ってもらったほうがいい、と言われても、
「えー……だって、いとこにはああいうハチ追い払う技能なさそうだし。
あなたみたく、いとこが超能力持ってても……なんか、しょぼそうなんだよね」
どうやらいとこは能力面では信頼されてないようだ。
「だから今のところはあなたに頼る方がいいの、きっと。
私の勘は当たるから」
そう自信満々に言ってみせ、スミシーの背中を押す。
>>117
「うひょあああああ!?」
そしてスミシーを盾にして隠れる!
どこの誰だー!
120
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/19(日) 20:47:48
>>118
(追記)
>>117
……と、早速のようだ。
「!」
足を止め、そちらを向く。
……何者だ? 知った顔か?
「蜂のスタンド使い……か?」
「それとも別件か?」
問い掛ける。問答無用、という風でない事を祈る。
121
:
『白亜荘』
:2014/10/20(月) 00:19:20
>>119-120
(嵐之宮、スミシー)
君たちは声の方向へと振り返った。
『かげり』:
「まったくもう! 勝手に人を入れちゃいけないんです!」
『ド――ン』
現れたのは褐色の肌の『巨女メイド』であった。
片手にカンテラ、もう片手を腰に当てて、機嫌の悪そうな顔だ。
「外から女性の連れ込みはOKですけど、朝まで居ちゃいけません!
しかもその人はフツーの人でしょう。もっとダメなんですよ!」
122
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/20(月) 00:38:34
>>121
(・・・あァー、いたぜ、こういうメイドも!)
(こいつの能力か?)
思案するが……それは、今あまり重要じゃなさそうだ。
重要なのは。
(クソッタレ、カンチガイしてやがるぜ……俺が主犯かよ。)
ちら、と『暁利』を見る。
……フツーの人? なぜ、フツーの人はダメだというのだ?
(守秘義務ってやつか? まさか選民思想……なんて、大層なモノだったりすんのか?)
(今はどっちでもいーがな……)
「アー」
「そりゃ、悪かったぜ。ルールってヤツは大切だよな。ワカル。」
「何でカンベンしてくれるかな。このルール違反の対価ってヤツを知りてえトコだ。」
素直に謝罪しておこう……冤罪とはいえ、いきなり否定するのは良くないことだ。
「あー、それとよォー、アレだ……あの蜂はいただけねえよ。殺すのが罰ってのは、キツイぜ?」
……暁利を捨てたところで、状況が好転するとは限らない。
それに、自分の心情的にデカいマイナス点だ。
とりあえず、自分、および暁利が何かしらの許容出来る罰を受けて収まる問題ならいいのだが……
123
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/20(月) 00:46:32
>>121
>>122
「でかっ」
ハルク?ハルクなの?
スミシーの後ろに隠れながら、様子を見る。
「ごめんなさーい……」
怒られて気落ちする。嵐之宮から考えても、今日の行動は少し軽率だった。
心が逸ってしまい、死にかけるという裏目に出た。
って、まてよ。
「……もしかして、私もその『超能力』が使えればここに入れる……?」
ボソッと、聞こえるか聞こえないか程度の声量でつぶやく。
『超能力』が使えるようになる、って発想がすごいアレだけど、でも実際そうでしょ?
「この寮にいられれば、すぐに会いにいける……怒られることもない……?」
完璧な理論を構築してしまった……。でも、どうすれば……?
124
:
『白亜荘』
:2014/10/20(月) 01:10:36
>>122
(スミシー)
『かげり』:
「連れ込みは別にいいですから、早く帰らせてください!
不純異性交遊はOKですが泊まらせるのはダメなのです!」
「あと、許可なく勝手に入る方が悪いに決まってます!!!
不法侵入した相手が番犬に噛まれて死んだって誰も犬は責めません!
犬は仕事をしただけです! 蜂さんたちも皆同じです!」
『かげり』は胸を張って、真っ向から否定した。
>>123
(嵐之宮)
『かげり』:
「申し訳ないと思うならすぐ出ていくべきです!!!」
『 ドド 』
『 ドドド ドド 』 『 ドド 』
『メイド』が怒声を発する。地鳴り――そして。
『ボゴン! ボゴボゴン!』
寮内の庭の地面の各所が隆起し、そこから何かが噴き出た。
同時に一気に周期の気温が上がる。出ているのは……『溶岩』だ。
『ガチャンガチャンガチャンッ!』
『ガシャシャンッ! ガシャ!』
遠くからは金属が擦れ合い、ぶつかりあい、鳴る音が響く。
気配が不穏だ。『一触即発』。次の瞬間には何が起きるか。
125
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/20(月) 01:25:16
>>124
(番犬……番蜂? つまり、ありゃ誰かのスタンドではねえ……のか?)
言い回しから、そう捉えた。
番犬のように、侵入者を徹底的に排斥する……
「ああ、善悪は正論だぜ……俺もそー思うよ。わりーのは侵入者。」
(だが俺の言ってんのは度合いの話だ。殺すのはやり過ぎ……そう思うのは俺が甘いのか?)
「……んで、これがあんたのスタンド能力か? 半端ねえなァ……!」
周りの地面の異常――溶岩の出現。
なるほど蜂など無関係極まる、より危険な能力。
これは――勝てる相手ではない。
たまにいるのだ。スタンド使いに限らず、勝てない相手というのは。
「つまり、今帰れば、コイツに乱暴はしねーってこったな? そー受け取っていいよな?」
暁利に視線を向ける。
「だそうだ。オメーさっさと帰るべきだぜ……これはマジにヤベー。」
「今度から、他所で会えばいい。ワカルよな? オイ。連絡先は知ってんだろ? ……へんな事ァ考えない方がいーぜ、マジで。」
とにかく、ここから逃げ出すように促す……いざとなれば、は想像したくないが、警戒はしておく。
126
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/20(月) 01:40:16
>>124
>>125
「トマトをマグマにィ〜〜〜!?」
これはもうさっきのハチとかそういうレベルじゃない!
ていうか『超能力』スゴいね!マジリスペクトっす!きらり超感動しちゃった!
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!
帰ります、実家に帰らさせていただきます!」 「命だけは!この身だけは!!」
人生で初めての命乞いを味わいながら、八方ふさがりって言葉の意味も理解する。
つまり最後に頼れるものはテンキーの5……そう、命乞いだけ。土下座 so happy.
ひとしきり謝ったあと、踵を返して門のほうへガチダッシュする。体育の成績4
門開いてないんじゃないかとか、男性に感謝の言葉も言ってないとか、そのへんは忘れて本気で走る。
こんな青春もうイヤ!ギャルゲとかエロゲとかそんなレベルちゃう!ただの怪奇小説!
127
:
『白亜荘』
:2014/10/20(月) 22:56:05
>>125
(スミシー)
『かげり』:
「みんな『私が敵意のある相手』にしか攻撃しません!
追い打ちもしないです! 逃げるなら追いませんよ!」
「だいたい不法侵入しておいて無事に済むと思うほうが間違いです!」
『かげり』はかなり『怒っている』ようだ。
『ボコ ボコボコ』
その怒声に合わせて、溶岩が出血するが如く吹き出る。
周囲の土地が彼女の怒りに『呼応』しているかのようだ。
「しません! さんざん威嚇はしたはずです!
それでも中に入ろうとしたから攻撃しようとするのです!」
>>126
(嵐之宮)
君は隆起している地面に足を引っ掻けそうになりながら逃げた。
『かげり』:
「ブラックリストに入れておきますからねーッ!
連れ込みの許可も出しませんよー!」
背後に声がかかった。
門は巨大な閂が掛かっており、それを外せば開く――
『 ゴ カン 』
『 ゴ ゴゴ ゴン 』
君は外へと全速力へ逃げた。追ってくる者はない。
>スミシー
『かげり』:
「ホントにもう! 蜂さんたちが起こしに来たから何事かと思いました!
いいですか! 『出張サービス』を頼むのは別にいいのです!
でも、私たちか菱倉さんにちゃんと入れたいって伝えてください!」
『プップクプー』
漫画のように頬を膨らませながら、『かげり』は中央棟へ戻っていった。
何か大きく勘違いされた気がする……
128
:
スミシー『ザ・ウィズ』
:2014/10/20(月) 23:27:08
>>127
「アー、その通りだよ。俺も不法侵入は悪ィー事だと思ってるぜ。」
(ンだこの能力……!? 規模が狂ってんじゃあねえのか……!!)
溶岩に警戒しつつ。
「罰されんのも然るべきだ、ウン。いきなり殺すほどじゃねーってだけで……」
目の前のメイドは常識を持ち合わせている……スミシーにも、それが分かる。
悪いのは全面的に不法侵入者で間違いないのだろう。
そこには同意出来る。
それに。
「……威嚇? そりゃ、初耳だぜ。てっきり俺ァ、いきなりでけしかけたんだと。」
「……威嚇したのに侵入して来たってんなら……マァ、そうなるか。攻撃もするわな。」
(……あいつ、無謀ここに極まれりか? いずれ死ぬぜ、こんな調子で生きてりゃ。)
(……スタンドを貰いに行く、なんて行ってやがったか? たしか。)
「いや、悪かったぜ……マジで。出張? ……オイ、そりゃ誤解」
「……行っちまった。」
「……」
「寝直すか。」
自室へと戻る。
あまり良くない気分の夜だった……
129
:
嵐之宮『一般人』
:2014/10/20(月) 23:46:47
>>127
>>128
敷地の外に出て、それからもしばらく走り続け……
ようやく家に戻れた時には、胸がはちきれそうなくらい心臓が跳ねていた。
「ふっ、ふっ、ふぅーっ……」
普通に家に入って、普通に部屋に戻って。
机の上に置き忘れたスマホに気づいて、手に取ろうとし――やめた。
「『スタンド』……」
明らかに異常な、『超能力』。
それを片思いのいとこも持っているかもしれないと知り、複雑な思いを抱く。
あんな、簡単に人を殺せそうな力が現実にあって。
そんなのが、いとこと同じ寮にたくさん住んでいて。
しかも自分と同じ学園に通っていて、何くわぬ顔で混じってて……。
「……『ねよ』……」
私よりも身長が低くて、私よりも肝が太くて、みんなに優しい二歳上のいとこ。
ああいう性格だと、もしかしたら『スタンド使い』ってやつらから誰かを守るために怪我してしまうかもしれない。
もしかしたら、死んでしまうことだってあるかもしれない。
だったら、いっそのこと……
「調べないと……ミイラ取りになるために、ミイラになる方法」
/i_________ _ ._
< To Be Continued... |i\|i/
\! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄
130
:
『白亜荘』
:2014/10/27(月) 01:01:58
白亜荘の昼下がり。
『コーン ココーン』
庭の一角で、何か杭を打つような音がしている。
塀の陰になる位置で、外からは見えない。
131
:
黒樹 出『ダブル・インデミニティ』
:2014/10/27(月) 09:32:16
>>130
蒸し暑い夏至は過ぎ去り、秋分差し掛かり紅葉が彩られるのも外の情景溢れるる。
程よい薄着でも涼やかに過ごせる時刻、それでも幾つかの理由で二の腕の手首まで
隠れるほどの長袖のジャケットとジーンズで身を包み謹厳な雰囲気で穏やかな秋の色を
幾分台無しにして歩いているのは黒樹 出だ。
手元にあるのは近くで買ってきた日用品の軍手。それと寮で飲もうと
買ってきた新製品のコーラーの入った袋を手に提げて中に戻ろうとしていた時だ。
>『コーン ココーン』
「……ぅん」
不意に鳴り響く、杭を打つような音。
音源は庭のほうから、視界には映らない。
この白亜荘では、ほぼ日常茶飯事で『奇妙』な出来事が起きることに関しては
今や慣れ親しんでもいるが、黒樹としては何か胸に引っ掛かりも覚えた。
白亜荘の出入り口へ向けていた踵を返し、庭のほうへと向かう事にした。
用心の為『ダブル・インデミニティ』も発現し、隣に従えさせながら。
132
:
黒樹 出『ダブル・インデミニティ』
:2014/10/28(火) 22:18:16
(※少々リアルが忙しいんで離脱します、すいません)
「……いや、けど気の所為かな」
だが、白亜荘なら何時もの何か管理人か其れに近しい人物の所業だろうと
考え直して寮の中へと戻った。
133
:
『白亜荘』
:2014/10/29(水) 00:35:44
>>131-132
(黒樹)
『コーンコーン』
『ゴン!』
「OK〜。終わりました〜」
間延びした声が去る君の耳にも届いた。
(※未だ終了せず。他のPC待ち。)
134
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/10/30(木) 23:33:18
>>133
「?」
キャスケットを被り、普段着を着てさあおでかけ……というところで、誰かの声が聞こえた。
スマホから顔を上げ(歩きスマホをしていた)、音の方を見やる。
何をしているんだろうか?
135
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/10/30(木) 23:35:24
>>133-134
「なに?」 「またなんかやってんのかしら」
物音に釣られて登場するわよ。
「あ」 「どうも」
先客にも挨拶しておく。
136
:
『白亜荘』
:2014/10/31(金) 00:03:21
>>134-135
(王禅寺、貝橋)
物音の方向は庭の一角だ。
そこには――
【白亜荘駅】
『ド ーz_ン』
という看板が一つあった。
傍らには巨女メイドがいい汗かいたとスレッジハンマーを肩に担いでいる。
137
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/10/31(金) 00:09:00
>>135
「あ、貝橋さん。
こんにちは」
ニコッと笑顔を輝かせながら、先輩相手らしくしっかり会釈する。
貝橋さんもお出かけかな、と考えながら視線を庭に戻すと――
>>136
「は?」
なんか寮に駅ができてた。
唖然としている。
138
:
ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』
:2014/10/31(金) 00:18:44
>>136
-
>>137
「流石っっっっっすっっ!!! かげりの姉御!!
こんな短時間で駅を作っちまうそのハイスペックとハイセンスと其の
パフパフタイムが最高妄想滴るハイボディに、このネイっ
断っ然っ御見それしましたっっすっ!!
かげりの姉御! はいどうぞタオルですっ! 良ければこの俺が
その豊満な今にも鷲掴みにゲフンゲフンッッ゛ンぅ゛!!
失敬!! その女神アテナも乳負けの爆乳をお拭きにさせて頂いても
よこざんすかねぇ!!? ぐへ、ぐへへへ……っ」
そのストレッジハンマーを担いだ女性の横に、何時からかタオルと
スポーツドリンクと、其の他もろもろも用意して
巨乳メイドに傅いて差し出してる何かじゃなくも軟派そうな男が居たよ
王禅寺と貝橋には目もくれず ただ乳を その乳だけを
ただただ乳を 乳による 乳の為だけの視線を巨乳に向けている
目はやばいし顔もやばい
139
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/10/31(金) 00:19:18
>>137
「ああ。王禅寺君」 「こんにちは」
先客って王禅寺君だったのね。
軽く手を振って挨拶し、巨女メイドが作ったものを見る。
>>136
「なんだ、駅か……」
「えたいのしれないロボットでも
作られてたらどうしようかと思ったわ……」
駅がいつの間にかできているだけであったことに安堵して、
そのまま興味を失い寮の方へ戻ろうとし、
「おいおいおいおいおいおいおいおい!!」
「待て待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!」
ノリツッコミ的に手を突き出しながら巨女メイドに接近するわ。
コイツ、前プールでも見たことあったわよね確か……。
140
:
『白亜荘』
:2014/10/31(金) 01:10:49
>>137
(王禅寺)
『ブルルッ』
ちなみに巨女メイドの背後には馬がいます。
多分きっとこれを止める為のモノだろうそうに違いない。
『かげり』:
「えーと、電車の来る角度的には〜」
違った。マジ駅だったこれ。
>>138
(ネイ)
『はやり』:
「すみません、妹に性的嫌がらせはやめてください」
『バッババ』
傍らにはセーラー服を着た女子生徒が居た!
がっちり前を遮ってガード! ちなみに風紀委員の腕章付だ!
「こう見えて、見えた通りに馬鹿なんです」
『かげり』:
「はや姉ちゃんひどい!」
>>139
(貝橋)
『かげり』:
「えへへへへへ」
照れている巨女メイド。
コイツこの状況でイカれているのか?
『はやり』:
「馬鹿な妹に代わって説明させていただきます。
実はココさまが白亜荘まで車で行くのが面倒だから駅作っておいて、と……」
「ご理解いただけましたか?」
姉の風紀委員も真顔だった。
141
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/10/31(金) 01:26:43
>>138-140
「うわぁ……」
うわぁ……。
「そんなもの作るより、早くあかりさんを連れ戻すほうが先なのでは……」
王禅寺も思わずマジレスしてしまうくらいドン引き。
いや、ていうかいくら主人だからって愚直に願いに答えようとするのはどうなの。
仕えるものとして主人を律することもまた奉仕らしいですよ。
142
:
ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』
:2014/10/31(金) 01:43:36
>>140-143
「主君の為に忠義をとことんまで尽くす! さいっっこうに
ビバな信奉精神じゃないっすか! かげりの姉御まじイカスっす!!
はい、解りましたはやりの姉御! けど折角なんでこうやって
出遭ったのも運命の出会い、良ければメアドと今後のデードの取り付け
いやそれが無理ならせめて名刺を渡すだけでもぉぉぉぉ゛っ゛!!」
血泪を流しつつ、メイドのはやりに名刺を取り出しつつ訴える。
この馬鹿、何がなんでもナンパしたいようだ。
「あと、そちらの如何にもな女子高生の方も、このネイに少しでも
気が向いたんなら電話の一本でも!! 貴方の家の間違って閉じてしまった
扉や金庫、そして貴方の心の鍵もついでに開けちゃいます!
何でも屋ネイをどうか宜しく!!
そっちの女子高生……女子……高……ん、んんぅぅ゛ぅうぅん゛??
……い……やっ、違う、違うぞぉぉネイ! センサーが
発動しないって事はだ!! これはジャパン特有の罠!!
通称『男の娘』って奴だぁ!!! ヒュ〜〜ゥ!! 危うく
デッドラインを踏む所だったぜぇ……あ、名刺は渡しておく」
そして首を180℃曲げて、勇敢(無謀とも言う)にも貝橋にも
ナンパをする。そして王禅寺にもナンパしかけたが、歴戦のナンパ(全て失敗)
の経験ゆえか男と辛うじて見破ったようだ。
143
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/10/31(金) 01:52:10
>>140
「なるほど」 「まあ、駅を作っておけっていうのは分かるわ」
「非常識だけど、あの女ならまあそれもあるかって思える」
あたしも大概非常識になっている気がするけれど、此処は認めましょう。
もっとデカいツッコミどころに対応する為には、この前提条件は呑み込まないといけない。
何もかもいっぺんにツッコむっていうのは、あたしには出来ないことなのよ。
―――ズゥ
あたしの身体から乖離するように、『バベット』が現れる。
その手には――『トランク』ではなく、『ハリセン』。
もはや生身でのツッコミでは対処できないと判断したから、スタンドを行使する。
「で」 「も」
「何でその出来上がった『駅』に馬がいるのよォォォ――――ッ!?!?」
パ
ス ァ /
ン ・
『バベット』一閃。身体に栄養を持っていかれたお馬鹿をツッコむ!
っつか、車移動が面倒だってのに馬はねーでしょ、馬は!
駅って言ったらフツー電車でしょあんたら一体何時代の人間よ!?
>>142
「あと風紀委員っぽいの」 「そこの人不法侵入者だからさっさと叩きだしといて」
まあ、こういうのが出て来るのも日常よね。
144
:
『白亜荘』
:2014/10/31(金) 02:18:43
>>141
(王禅寺)
『はやり』:
「…………ココさまはこうも仰られていました」
「『死んだ子の歳を数えるのはやめましょう。
生きてる者は前を見て、進まなくてはならないの』、と」
「非常に同感です。あんな姉死ねばいいのです」
『ハッ』
実の姉が死んだことにされているのを鼻先で笑いやがった。
『かげり』:
「…………えー、でもあかり姉ちゃん居ないと困るよ??」
『はやり』:
「困りません! 全然困らない!!!!
みんなから笑いものにされる原因を作る姉なんて、姉なんて……!!」
「ところで、試乗してみませんか? 『電車』の」
>>142
(ネイ)
『はやり』:
「あの、アナタ空気読めない子なんですか?
悪いんですけど、今真面目な話をしているので帰ってください」
凄まじい真顔で拒否宣言をしてきた。
「もし、消えないならぶっ飛ばしますよ?」
>>143
(貝橋)
パ
ス ァ /
ン ・
『かげり』:
「うきゃわん!?」
ハリセン一発! メイドは足りない頭に大ダメージだ!
後ろの馬さんも心配して覗き込んでいるぞ!
『かげり』:
「ううううう、馬さんじゃダメですか……」
『はやり』:
「言ったでしょう。
ちゃんと電車が来るから、そっちに任せなさいと。
いのり姉さまに任せておけば大丈夫なんだから」
「すみません、馬はこの子の個人的な乗馬でもあって……
ところで試乗しませんか、『いのり姉さまの電車』の。
試しに『SLAYGROUND』か『学園』まで行こうかと思ってたんです」
『風紀委員』から真顔で提案がなされた。
見る限りレールもない、駅のホームもない。
どこから電車が来るというのだろうか。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
そろそろ誰が誰だか判らない人が多いだろう!
なので、ついでに『神戸シリーズ』のキャラ早見表!
長女:神戸あかり『ゴスフォード・パーク』
次女:神戸いのり『パーク・デイ』
三女:神戸みどり『ハイランド・パーク』
四女:神戸ことり『サンセット・パーク』
五女:神戸はやり『パーク・ロウ』
六女:神戸かげり『パラノイア・パーク』
七女:神戸ちこり『ルナ・パーク』
145
:
ネイ『ビハインド・ザ・グリーンドア』
:2014/10/31(金) 02:33:12
>>144
「泪が止まらないぜ…オゥライ。これで何度めかの玉砕」
乾いた笑いが止まらないなか、大人しく肩を下げて立ち去る馬鹿が一人。
「……あ、良ければそっちの猫使いのレディーに男子も電話して。
俺、簡単な施錠してる扉とかなら開く『力』あるから」
そう、軽く自分の能力を明かしつつ去っていく。これが縁で
次回に何か共謀して仲が深めればと言う軽い下心も交えてのアピールだ。
(しっかし、白亜荘ねぇ……豪勢だなぁ。俺の故郷には無い雰囲気だ)
(『出入り口』は一応一通り見まわしたが……まぁ、気安く侵入
する気ないし。此処は手出し無用、だな)
そう、軽くマッピングも行いつつ。白亜荘の簡単な位置取り情報を
ゲットした後での離脱だった。
146
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/10/31(金) 19:51:55
>>142
>>145
「あ、どうも……」
なんだか変な人に名刺渡された。
うるさいしやなかんじだしあんま関わりたくないな……。
>>143
「おー、かわいい」
バベットに目線を合わせ、頭を撫でる。
>>144
バベットの頭を撫でながら、はやりの話を聞く。
「どんだけ迷惑がられてるのあのひと……」
ちょっとニートしてるだけじゃん……。家のこと全部妹に任せて地下に引きこもってずーっと遊んでるだけじゃん……。
「え、試乗?いやですよ」
この人達が電車って、ぜったいろくでもないものでしょ。
ていうかそもそも、今日はお出かけするつもりで外に出てきたんだから学園も喫茶店も用事はない。
「DIONまで直通ならまだしも、『ココ』さんのずぼらで作られた電車なんて……ねえ?」
147
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/01(土) 00:58:22
>>144
(メイド姉妹)
「まあ馬自体は別に良いんだけどさ」
音々ちゃん(と、打ち解けて呼ぶようになった)だって持ってるし……。
ヒジョーシキだとは思うけどさ。まあ、そこは良いわよ。
でも、駅に馬を持ってくるゥゥ〜? やっぱり頭が緩いわねよねぇ……。
でも、電車……ねえ……。
>>146
(王禅寺)
『ニャニャアン』 ススス・・・
あ、『バベット』が避けた。
『バベット』は誇り高い性格だから、ペットみたいな可愛がられ方は嫌なのよね。
アイツ、精神的には二〇歳そこそこの礼儀正しいお姉さんって感じだし。
……でももう、いい加減諦めればいいのにねえ。
「まあ、そう言わずに乗ってみましょうよ。
コイツらメイドだから、主人であるあの女のものに手を抜くとは思えないし」
そう言って、王禅寺君を誘ってみるわ。
それより重要なのは、『電車』がどこから来るか、よ。
レールはない。つまり、どこからか来るわけだけど……
「ベタに上から……」
「と、見せかけて」
「地面に穴が空く地下鉄風かッ!?」
ついでに言うなら、あたし達の足場ごと穴になって強制落下と見た!
148
:
『白亜荘』
:2014/11/01(土) 01:28:43
>>146
(王禅寺)
『はやり』:
「………………『本来なら』」
「『白亜荘』の管理は全て、あかり姉さんがすることなんです。
いなくなると……他の仕事をしている私たち『家族』が揃って来ないと――」
「『姉さんと同程度か劣る程度の働き』が出来ないんです!!!」
『クッ』
言い切ってから、顔を背けた。
どうやら『劣等感』を刺激されての毛嫌いらしい。
『かげり』:
「あかり姉ちゃんはすごいもんね〜」
『はやり』:
「だから厭なの。私はみどり姉さんもことり姉さんに同感。
大体あの人は昔から責任感がないし、何かにつけて適当だし」
「…………『DION』は……駅あったかな?
あそこのテナントに出店してたのは……」
『パチンッ ペラペラ』
手帳を取り出し、確認をしているようだ。
>>147
(貝橋)
『ドボオアア!』
予想は――半ば当たった。
地面から鋭い何かが突き出ている――回転しているこれは。
『ドリュドリュドリュリュリュルルル――ッ』
『ドリル!』 しかも太い! 君の胴回りほどはあるだろう。
それがまるで、地面からタケノコのように突き出ている。
『かげり』:
「あ、来た〜。コレで開通〜」
149
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/01(土) 01:41:24
>>148
「あぁ……」
能力を持った怠け者ほど厄介な人はいないよね……。それが肉親ならなおさら。
はやりさんに同情する。
>>147
「嫌かー」
バベットに逃げられた。苦笑しながらごめんねと謝り、チラッとバベットの着ている『服』を見やる。
……可愛いな。
「うーん……そうですね、せっかくですし」
二回も誘われると、首を縦に振るしかないね。それに、出かけるだけならいつでも行ける。
今日だけの特別な何かがあって外出するわけではないんだから、ここで断る理由はない。
「はは、地面から来るなんてそんな」
> 『ドボオアア!』
> 『ドリュドリュドリュリュリュルルル――ッ』
「馬鹿か?」
どんな判断だ。金をドブに捨ててるだろこれ。
150
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/01(土) 01:49:38
>>149
(王禅寺)
「ごめんなさいね」 「『バベット』は誇り高い給仕人だから、
ペットみたいな可愛がられ方は嫌がるの」
『ニャア……』
ペコォ―ッ
『バベット』と初対面の人にはまずする説明ね、これ。
……っていうか、フツーにスタンド見せてたけど、
王禅寺君にスタンドの事まだ説明してなかったじゃない!
王禅寺君からも説明してもらってないし……、……まあそれは電車の中で考えればいっか。
>>148
(メイド姉妹)
「どりるっ!?」
思わず飛び退いちまうわ。
……予想が当たったのは良いけど、毛ほども嬉しくない……。
「……空よりは事故の確率が少ないのは有難いけど」
でも空なら、空中脱線みたいなことになっても
『クロス』のパラシュートであたしと王禅寺君だけは逃げれたのよね……。
地下だと落盤とかそういう絶望的な事故しか想像できないわ。
……じ、事故が起こるのを前提に語っちゃダメよね。
151
:
『白亜荘』
:2014/11/01(土) 02:33:10
>>149-150
『ドリュルルルルルル――ッ』
高速回転するドリルは突き出た時点から、後退を開始した。
そのまま穴へと引いていく――と。
『フッ!』
『穴が消えた』。
いや、確かに先ほど貫通して地面に大穴が開いていた。
人が一人入れるほどの穴だったはずだが……
『かげり』:
「えっと、パス、パスはどこだっけ〜」
『はやり』:
「お姉ちゃんが持ってるから大丈夫。
そちらのお二人の分は、……これをお使いいただけますか?」
『ピッ』
『はやり』がポケットから『栞状の透明なカード』を出した。
細長い形状をしており、着彩されておらず完全に透明だ。
しかし、表面に若干起伏があり、模様のようになっている。
『はやり』:
「『パーク・デイ』の『切符』です。
『そこに書かれていることを信じるなら』……いつでもご利用いただけます」
「あ、使い方は目元に当ててください。それで透かして見るんです」
152
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/01(土) 19:03:17
>>151
「!?」
え、スタンド!?
さ、才能の無駄遣いというか……なんというか……。
「しかもIC?カードで入場って…・…なんでもできますね」
はやりから『透明なカード』を受け取り、言われたとおりに目元に当ててみる。
どうなってるんだろう?どうなるのかな?
153
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/01(土) 19:04:08
>>152
>>150-151
154
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/01(土) 20:33:02
>>151-152
「単語帳とかについてくる赤いアレみたいなものかしら?
, へ
く ,/ 」
`
噴き出しのなかに赤いシートを描きつつ呟くわ。
ともあれ、『起こした干渉を隠す』のが能力? 相変わらず、
あかりさんの姉妹のスタンド能力は規格外っつーかなんつーか……。
スッ
そんなことを考えながら、目の前にシートを翳すわ。
『バベット』も肩に上らせて、その様子を覗きこませる。
155
:
『白亜荘』
:2014/11/01(土) 21:56:28
>>152-154
(ALL)
『切符』は『貝橋』の想像した形状に近い。
目元に当てた透明な切符は、触れていると起伏があるのがわかった。
『 キラ キラ 』
近づけてみることで、なんて書いてあるかが判る。
【hollow Earth theory】
そして、その文字越しに先ほど地面に穴を開けた場所も見えた。
確かに穴が消えていハズだ。しかし今あるのは。
『 ゴ ォ ォ ォォ ォォォ ―― 』
地下に降りる――『地下鉄乗り口』の階段がある。
こんなもの、先程まではなかった。なかったはずだ。
『はやり』:
「はい、これ。ちゃんとパチンって固定するのよ?」
『はやり』は妹に透明な何かを差し出した。
こちらは――『おもちゃのサングラス』にも似た形だ。
「地下で落とすと生き埋めになりかねないんだから」
156
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/01(土) 23:11:19
>>154-155
「『ホロウ・アース・セオリー』?
……!? えっ?!」
なんだこれ、本当にどうなってるんだ?
一回『カード』を外して『地下鉄乗り口』を見て、その後もう一度『カード』を目元につけて『地下鉄乗り口』を見る。
「プラシーボ効果、っていうんですか……そこにないのに、ある。あるけど、ない。みたいな」
自分のスタンドとはスケールが違う……こんなの、個人の精神の枠に収まってるとは思えない。
いや、それをいうならあかりさん含むメイドのみなさんがそうか。
すごい……。
157
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/01(土) 23:15:06
>>155-156
「相変わらず桁外れね……」
これほどの能力でも、『地下迷宮』を作ったあかりさんの下位互換なんだもんなぁ……。
なんていうかこう、チート過ぎるっていうか。改めて『完璧』なスタンド能力だって思わされるわ。
「……っつか、あたし達にもそのメガネよこしなさいよ!」
「なんで外したら生き埋めになるモンをわざわざ渡すのよ!」
シートを目に当てたまま文句つけるわよ。
『バベット』の分の眼鏡も要求するわ!
(必要ないのは目に見えてるけど、オシャレとして)
158
:
『白亜荘』
:2014/11/01(土) 23:28:59
>>156
(王禅寺)
『はやり』:
「いのり姉さまの『幻想』を共有出来る方じゃないと解らないんです。
普通は理解できませんから、『共同幻想』の為の『切符』というワケです」
『フッ』
『フッ フッ』
付けて外すを繰り返すと、あったりなかったりが繰り返された。
しかし、『切符』ごしにはある! という確かな実在感がある……
アーチ状の入り口の向こうは『水晶の階段』が続いている。
据えられたガス灯の明りが照り返し、眩く輝いていた。
>>157
(貝橋)
『かげり』:
「あかりお姉ちゃんと〜、いのり姉ちゃんは同じぐらいすごいんですよ〜。
でも、『使用人』の能力の中でも、『運転手』の力だから〜」
『はやり』:
「――――普段は私たちと同じところで働いてないんです。
あかり姉さまに出来ないことが出来るので、同等に重用されます。
だから…………姉さまに意見が出来る人でもあります」
「……いや、列車に乗ったら大丈夫ですから。
ていうかパスほしいですか? 本気で? 本気で欲しいです?」
追加で『切符』のほうが手渡された。
一応本体が認識可能な状態なら、それが共有されるようだ。
『はやり』は何故か『パス』を渡すのに躊躇しているようだ。
「姉さまに発券してもらえれば、大丈夫ですけど……」
159
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/01(土) 23:44:11
>>157-158
「ぅわぁー……お伽話っぽい」
ガス灯の光を反射してきらめく水晶の階段なんて、まさにそれじゃないか。
『ドレス』とか着てこの階段を降りたら、本当に『お伽話のお姫様』になっちゃうな……なんて、思っても言わないけども。
「大丈夫ですよ貝橋さん、生き埋めになってもきっと皆さんがどうにかして助けてくれますよ。
『お友達』ですから」
と貝橋に微笑んで、切符を目元につけたまま一段一段を踏みしめるように『水晶の階段』を降りる。
王禅寺の心中は他人からは察せないだろうが、表面上を見る限りどうも楽しそうだ。
生き埋めなんて不穏なワードが聞こえたというのに、不安な要素が一切見出だせない。
何故かジーンズのポケットを上からつまんだり、着用しているオレンジのパーカーをチラッと見ては少し不満そうにしているが……。
(お姫様……お姫様ロールプレイ……王子様が隣にいたら完璧……!)
(ああでもそうなると『アズ・ユー』を使わないとだし、『球体関節』オッケーな人じゃないと……)
(綺麗だなぁ、本当に魔法だなぁ。うーん、あかりさんが前にくれた『ドレス』……あれを出すなら今しかないかな?)
(……貝橋さんがいるんだった。危うく死ぬところだった。貝橋さん待ちつつ降りちゃお)
――はやりにもかげりにも貝橋にも、きっと心中を察することは出来ないだろう。
160
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/02(日) 00:26:29
>>158-159
「や……やっぱいいや」
そんな風に念を押されると、ちょっとね……。
引き下がりつつ、王禅寺君の言葉に応える。
「……」 「ま、持つべきものはご近所づきあいってところかしらね……」
実際、埋まる程度なら何とかなりそうな気もするわ。
まあ、試す気にはなれないけど。
ってことで、降りていくわよ。さて、中はどうなってるかしら?
小学校のときまでたまに使ってた渋谷駅みたいな迷路には、なってないといいけど。
161
:
『白亜荘』
:2014/11/02(日) 00:35:25
>>159
(王禅寺)
一足先に、君は地下鉄の階段へと進んだ。
『キン!
キン! キンキン!』
一歩踏み出すごとに、澄んだ音色が響く。
まるで金管楽器のような、美しい音だ。
『キ ィ――z ン』
『キンキン!』
階段は途中から螺旋状に変わったようだ。
照明はガス灯しかなく、先は見えない。
しかし、壁に『メートル単位』が書かれているのにも気づいた。
【↓20m↓】
【↓15m↓】
だんだんと『駅』へと近づいていってるらしい。
>>160
(貝橋)
『はやり』:
「もし、欲しいなら……これをどうぞ。
あれば『時間経過』を待つだけで大丈夫です」
『サッ』
『はやり』が『耳栓』を手渡してきた。
そして、君と君の後に続く姉妹二人も階段を降りていく――
>>ALL
『キィン キンキン』
『キキンッ キィーン』
『螺旋状の水晶階段』を降りていくと、下に入口があるのが見えた。
強い明りでその向こうが照らされているのが見える。
床は金で縁取りされた煙水晶のタイルで覆われているようだ。
162
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/02(日) 00:42:59
>>161
『キン!
キン! キンキン!』
「おおっ」
『キ ィ――z ン』
『キンキン!』
「おー……」 「うふふ」
やばい、すんごいたのしい。すんごい。
結構地下に降りるんだね。貝橋さんたちのペースに気をつけながら進んでいく。
最終的には並んで降りているだろう。
そして入り口が見えてくる。
魔法の階段を降りて行くと、そこは魔法の国でした……なんてことは、さすがに夢の見過ぎだ。
坂道?まだ階段?
「まだ入り口なんだ。てっきり構内があるのかと」
とりあえず、入り口まで階段を降りて(もしくは歩いて)いこう。
163
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/02(日) 00:53:05
>>161-162
「……王禅寺君」 「なんかさっき耳栓渡されたんだけど」
「良く分かんないけど、うるさくなったらすぐこれ使って良いわよ」
そう言って、王禅寺君に耳栓渡すわ。
あたしは……『集中促進』の効能の『お茶』を飲んで、
耳を塞いで聴覚以外の五感に集中してれば並大抵の騒音は無視できるし。
というわけで、今のうちに『集中促進』の『お茶』を一口飲んで解除しておきましょうね。
王禅寺君の後ろに立って入口へ入って行きたいわ。
164
:
『白亜荘』
:2014/11/02(日) 01:16:04
>>162
(王禅寺)
階段から先の入り口は、金属製の網状のシャッターだった。
しかし、君が近づくとそれを察知したように――
『シャ ッ カカカカカン!』
一気に『シャッター』が上がり、君は駅内に足を踏み入れた。
中は駅構内、そのままホームとなっている。
『 パ ァ ア ア ア 』
駅のホームは長く、全てが水晶と宝石、貴金属造りだ。
床は煙水晶のタイル、ホームのベンチは繊細な細工で、白金製。
天井から吊り下げられた明りはアラバスターのランプシェードで覆われている。
どれもが各所が金で縁取りされ、華美な模様が描かれている。
宝石も埋め込まれているが、不思議と派手な印象がない。
そしてホーム内にはもちろん『列車』が存在する。
>>163
(貝橋)
『お茶』を飲んで集中力を高めた。
自然と視覚に集中し……進む際に響く音色が、若干遠く聞こえるようだ。
駅のホーム内に足を踏み入れると――上の光景と列車が見えた。
『シュン シュン シュン』
中にあった電車は、流線型の『弾丸列車』。
スチームパンク調で全体がパイプが突き出ている。
先頭の一号車に備えられている『鋭いドリル』。これは先程観たモノだ。
『 ガ コン 』
『かげり』:
「あ、お姉ちゃーん!」
先頭車から人が一人降りてきた。
>>ALL
『キン キンキン』
出てきたのは――車掌帽を被り、ロングのコートを羽織った『麗人』。
分厚いコートの生地のせいか、体格は若干わかりづらい。
しかし、背が高く、薄い手袋に覆われた指は細く長い。
爽やかな笑みを浮かべると、帽子を外して、君たちに深々と頭を下げる。
『ペ
コォ――ッ』
『いのり』:
「こんにちは! 本日は私の『パーク・デイ』にようこそ。
短い旅でございますが、どうかお楽しみくださいませ」
「私は神戸 いのりと申します。
これは弾丸地下超特急『いのり号』。
準備がよろしければこちらへ」
165
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/02(日) 01:35:44
>>163
「耳栓……?なんだろ、気圧で耳がキーンってなるあれかな」
ありがたく受け取って、パーカーのポケットにしまう。
これ居合できる?
>>164
「おおう……自動シャッターって現代的なのに、こんな……ファンタジー」
王禅寺、感動。
こんな綺麗で素晴らしい、どこを見てもどこを切り取っても芸術的な空間。
『魔法』だ。スタンド、って片付けたくない優雅さだ。
王禅寺が構内をキョロキョロしてテンションを上げていると、列車から一人の車掌さんが。
「ど、どうも。初めまして、王禅寺といいます。
し、失礼しまーす」
あかりさんとかかげりさんとか、メイドさんの平凡な奉仕活動は住んでるうちに慣れたけど……
この、運転手としてのエスコート?には、緊張してしまう。
促されるままに、列車へ足を運ぼう。
『実はスピード狂』とか『シートに座ると豹変』とか、イメージブレイクな設定はない……よね。
頼む!常識人でいてくれ!
166
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/02(日) 02:09:01
>>164-165
「どーも」 「……意外とまともだわ……」(電車が)
「ねね」 「二人とも……」
「あの耳栓って何に使うの?」
二人に問いかけつつ、乗り込むわ。
167
:
『白亜荘』
:2014/11/02(日) 02:18:29
>>165
(王禅寺)
『いのり』:
「王禅寺さま! 存じております、ココさまのお友達ですね。
どうかそのまま、眼から切符を離さないようにお気をつけくださいませ」
「『いのり号』に乗れば、もう離しても結構でございます。
あ! そこは段差になっております。お手をお貸ししましょうか」
『 ス 』
君に対して手を差し伸べてくる『いのり』。
快活な表情、丁寧な態度。『あかり』と正反対だ。
よくよく顔立ちを見れば、姉妹であるらしく眼元が若干似ている。
しかし、朗らかに笑う豊かな表情のおかげで、印象がかなり違う。
どちらかといえば、身長もあって能天気な『かげり』にそっくりだ。
『いのり』:
「はやりちゃ……オホン。はやり、かげり。
二人とも、先に食堂車へ。給仕が出来るように用意しておいてね」
「本列車は寝台車となっておりまして、中には食堂車がございます。
本日はそちらで車窓からの風景を眺めていただこうかと」
>>166
(貝橋)
君も列車に乗り込もうとする。
『いのり』に言われて、僅かに先行した妹二人に続く形だ。
『かげり』:
「お話を聞くのに必要なんです!」
『はやり』:
「あー…………まあ、その通りですね。
いのり姉さまの『唯一にして最大の欠点』なんですよ」
オ カ ル ト マ ニ ア
「『幻想愛好家』……なんです。
このスタンドもそれが反映されてるというか……」
「その話を聞かないと、信頼しないから『パス』を発券してくれないんです」
>>ALL
列車内は黒檀で床と壁が作られている。
クラシックな高級車両を思わせる内装だ。
乗り込んだすぐ先には、食堂車があるのが見える。
『いのり』:
「さあさどうぞこちらへ。
お食事は既に済ませましたか? 軽食ならすぐに用意させますが」
168
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/02(日) 20:50:25
>>166-167
よかった常識人だー!それどころかあかりさんよりもちゃんとしたメイドさんだ!
もしかしていのりさん、『ココ』さんのお抱え運転手なのは能力もだけどあかりさんよりしっかりしてるからでは……。
「あ、ありがとうございます……!」
エスコートされるなんて感動……。
ここは素直にいのりさんのお手を拝借して、『いのり号』に乗り込もう。
列車の名前が安直?いやいや、変に凝った名前にするよりこういう素朴な方が僕は好きですよ。
「うわあ、駅構内も綺麗でしたけど車内もすごく素敵ですねぇ……」
もうすっかりいのりさんのスタンドの虜だ。
カメラを持ってこなかったことを悔やみつつ、
「あぁ、朝はパンを少し食べただけなので、
よろしければご馳走になりたいです」
促されるままに食堂車へ。
あかりさんのごはんも美味しいけど、かげりさんたちが作ってくれるご飯も同じように美味しいんだ。
あれ?あかりさんいらなくね?
169
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/02(日) 23:11:58
>>167-168
「オカルトマニア……ねえ」
オカルト
世の中の不条理って全部スタンド絡みなんだし、タネの分かってる手品に浪漫を求めるものかしら?
それとも、〇〇の正体は××なスタンドだった! って種明かしにカタルシスをおぼえるタイプなのかしらね。
どっちにしても、あたしとは相いれない趣味ねえ…………。
「ん?」 「『スタンドにも反映されてる』って、どういう……?」
疑問に思いつつ、食堂車に行くわ。
……何でか知らないけど、このシチュエーションって既視感あるわね。
吹っ飛ばされたら消滅する弾丸とか撃たれそうな気がするわ――と思いつつ、配膳車とかの具合を見てみたり。
「『バベット』、あんた変に気張らなくて良いからね」
『マーオ……』 シュ ッ
『バベット』は解除しておくわ。
一流の給仕が出っ放しで軽食とか出された日には、色々面倒だし。
170
:
『白亜荘』
:2014/11/03(月) 00:15:58
>>168
(王禅寺)
『いのり』:
「お褒めいただき光栄です!
これこそが『パーク・デイ』を往く船にして我が友にございます。
お褒め頂けることは、私自身を褒められたように嬉しく思います」
「かしこまりました。
それではアフタヌーンティーのセットをご用意しましょう。
ケーキにサンドウィッチ、スコーンがございます。
お茶の好みはございますか? 紅茶に限らず取り揃えております――」
『ヒョイ』
君に手を貸し、車両内へと引き上げた。
食堂車へと足を踏み入れる。
『 パ ァ アアア 』
食堂車内の内装も一転して変わる。
温かみのあるオーク材で壁や天井が構成されていた。
床は絨毯敷きであり、各所にあるテーブルや家具はヴィクトリアンスタイルだ。
「よろしければ自動ピアノによる演奏はいかがですか?
列車が線路を進む時のリズムも私は快いと感じますが……」
「やはり、音楽こそが心和ませるものです」
食堂車の奥はバーカウンターが存在し、その対面にはピアノも据え付けられている。
>>169
(貝橋)
『はやり』:
「んー……お姉さまの『夢見たままの世界』なんです、ここは。
これがお姉さまの『作った世界』なのか、『実在する世界』なのか。
その判別は未だについていません。重要なのはこの世界の殆どの事象」
「お姉さまであろうと手が付けられない制御不可能……」
『いのり』:
「はやりちゃん! お姉ちゃん忙しいからお願いね!
かげりちゃんは向こうからカートに運んで持ってきて」
『はやり&かげり』:
「あ、はーい」
「はーい! 今行きまーす!」
『タッタッタッタッタ』
妹二人は会話の途中で食堂車の後尾にある、厨房車へと走っていった。
『いのり』は君に向き直り、ニコニコと微笑みを浮かべている。
『いのり』:
「貝橋さまにお会いできて光栄でございます!
この町の危機と戦い、一度ならず町を救った使い手であると聞いております」
「今日はひと時ながら、疲れを癒し、旅をお楽しみください」
>>ALL
『いのり』:
「それではお二人とも、席におかけください」
「『いのり号』を出発させますので、揺れにご注意ください」
171
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/03(月) 00:38:47
>>169-170
食堂車もまた素敵だ。
日本にいるのに、外国に来たような錯覚を受ける。
「そうですね……じゃあ、ストロベリーティーで。
ブランドとかは詳しくないのでお任せします。
軽食はサンドイッチがいいです」
いのりにオーダーをしたあと、素直に椅子に座る。
至れり尽くせり。来てよかった、と思う。
「いいですね、自動ピアノ。せっかくだしお願いします」
いのりに返答し、窓の外を眺めたい。
……あ、そういえばここって地面の下のはずじゃあ……。
あれかな、今話題のリニアみたいに外のイメージ映像が流れたりするのかな?
172
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/03(月) 02:00:46
>>170
(メイド姉妹)
「……」 「ふふん」
「そ、それほどでもないわ!」 「当然のことをしたまでよね」
「ま、まあそれなりに場数は踏んでるけど」
ちょっと得意げに言うわ。
なんていうか、オカルトっぽい現象が起こるってことね。
でも大丈夫、この世にスタンド絡みじゃない超常現象なんてないから。
なのであたしはそういう心構えでいかせてもらうわよ。
>>171
(王禅寺)
「そーゆー感じだから、色々と不思議現象が発生するらしいわよー」
と、一応王禅寺君に呼びかけておく。
さっきからの話は大体聞こえてるだろうけどねー。
173
:
『白亜荘』
:2014/11/03(月) 02:20:43
>>171
(王禅寺)
『いのり』:
「ストロベリーティーでございますね。
かしこまりました。それではピアノさん……」
さっと、『いのり』が舞台めいた仕草で手を振る。
『ポロロ ロン ロロン♪』
『ポロロ ロンロロン♪』
『自動ピアノ』の鍵盤が奏者もなくとも動き出し、音楽を奏で始める。
流れてくる音色は君たちでも聞き覚えがあるかもしれない。
ttp://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=jHNQYkR8AWs
「『エンターティナー』!
映画『スティング』の主題曲としても知られておりますね。
おっと、窓をお開けしましょうか? 気候は安定していますからどうぞ」
窓の外を眺めるが、地下鉄の駅の壁面が見えるだけだ。
ぼんやりとした灯りがあるのみ、風景は見えない。
『いのり』の言う通り、窓の開閉は可能らしい。
>>172
(貝橋)
『いのり』:
「ご謙遜なさらずとも。わたくし共は『戦う者』ではございません。
貝橋さまのような方々がいなければ、町と運命を共にしたでしょう」
「これは姉妹全員に代わっての御礼と思ってくださいませ」
『ススゥ ペコォ――ッ』
『いのり』は制帽を取り、深々と頭を下げる。
『アレの妹』にしては随分と人が出来ているらしい。
「それでは出発いたします。
本駅から進みますと、まず見えますのは……おっと」
「これはぜひ、直接その眼でご確認ください」
>>ALL
『パア――――ッ』
出発の汽笛が鳴る。
『ゴト ン』
『ゴトトン』
『ゴトン ゴトン ゴトン! ゴトン!
ゴトト ゴトト ゴトト ゴトンゴトンゴトン!』
『プシュゥゥゥゥ』
『ガッシャ ガッシャ ガッシャ ガッシャ』
ゆっくりと列車が動き始めた。
電車が進むにつれて加速していき、窓越しに見える灯りが走る線になっていく。
『ガッシャガッシャガッシャガッシャガッシャ』
駅構内を抜けて、地下のトンネル内を進んでいく。
僅かに上下動しているようだ……そして、不意に外が明るくなった。
眼にぎらつく光が突き刺さる。単に明るいだけでははない。
『パ ァアアア ッ』
トンネルを抜けた先には『エメラルド色の空』。『深紅の太陽』。
そして『地面が白く輝いている』――列車が進んでいるのは。
『ギラ!
ギラン!』
『白い砂漠』だ! 結晶質の真っ白な砂に覆われた砂漠が見える!
174
:
王禅寺『アズ・ユー・ライク・イット』
:2014/11/04(火) 20:18:27
>>172
「良いじゃないですか、ファンタジーな現象が起こるなんて。
楽しみですね」
貝橋とはやりたちの会話は、駅構内や車内の様子で興奮しててよく聞いてなかったようだ。
まあ、ヤク決まったようなことにはならないだろうから大丈夫でしょう。
>>173
「あぁ、この曲。有名ですよね」
バックグラウンドミュージックというのは大事だ。この曲が流れ出してから、車内の雰囲気が明るくなったような気がする。
何が見れるのかわくわくしながら、発車を待ち――
> 『ゴトトン』
> 『ゴトン ゴトン ゴトン! ゴトン!
> ゴトト ゴトト ゴトト ゴトンゴトンゴトン!』
> 『プシュゥゥゥゥ』
> 『ガッシャ ガッシャ ガッシャ ガッシャ』
「おー」
ぱちぱち、と小さく拍手。生まれてこの方電車にしか乗ったことがないので、寝台車やら食堂車やらがある列車は初めてなのだ。
新幹線だって電車みたいなもんだし。
そうして駅から短いトンネルを抜けると、『白砂漠』でした。
「……」
息を呑む、とはまさにこのことだろうか。
広大かつきれいな景色を見て、何も言うことが出来ない。
駅構内や車内も驚いたが、まさかこれほどなんて……。
間違いなく、いのりさんの『パーク・デイ』は素晴らしいものだ。お伽話そのものだ!
175
:
貝橋詩織『バベッツ・ギャスタブッド』
:2014/11/05(水) 00:23:04
>>173
「な、なにこれ」
幻想的……と言っていいのかしら、この景色は。
なんていうか、あまりにも現実離れしすぎた光景って感じで……
あたしは、綺麗っていうか精神が不安定になってくるわ。
オカルトって……こういうこと?
想像よりも大分おとなしいけど、
ある意味でこっちのがよっぽど破壊力高いっつーか……。
しかも話によると、これでも序の口なのよね……。
あの砂漠からデカい鯨とか出てきそうだわ。杞憂だと良いけど。
176
:
『白亜荘』
:2014/11/05(水) 23:44:57
>>174
(王禅寺)
『ガッシュ! ガッシュガッシュ!』
『ゴゴ ォ――z__ォ ォ ッ』
電車は一路、太陽光線にギラつく『白い砂漠』を走っていく。
まるで『雪原』のようだが、寒さは覚えない。
遠くには高い結晶質の柱が立っているのが見える。
『いのり』:
「如何でしょうか? これは『パーク・デイ』のほんの一部です」
「何せ、これを開拓した時は私も震えが――」
『ガラガラガラ』
そこに割り込むように、『はやり』がカートを押してやってきた。
『はやり』:
「姉さん姉さん、それ以上はダメですよ。
フツーの人は基本的に興味がないんですから」
『いのり』:
「でも! 実在するんだよはやりちゃん!
これが! これこそが『アガルタ』にして『煙る太陽の国』――」
『かげり』:
「やめよーねー。あとで私たちが聞いてあげるから〜」
「それと、お茶です〜」
『かげり』がお茶をテーブルに給仕していく。
>>175
(貝橋)
『はやり』:
「どうもすみません。驚かせましたか?
姉さんの『妄想の世界』なんですよ。一言で言えば」
「とはいえいろいろ混じっちゃってるから……
これはウェルズだっけ? あれ? ヴェルヌ?」
『はやり』がガラスの小瓶を取り出して、君に見せた。
中には……細かい白い結晶が入っている。
どうやら『白い砂漠』の『砂』のようだ。
「試してみます? 悪くないですよ」
『ピッ ペロ』
小指で瓶の中身に触れると、舐めてみせた。
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