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【個】学生寮『白亜荘』 その3

176『白亜荘』:2014/11/05(水) 23:44:57
>>174(王禅寺)

          『ガッシュ! ガッシュガッシュ!』

      『ゴゴ ォ――z__ォ ォ ッ』

電車は一路、太陽光線にギラつく『白い砂漠』を走っていく。

   まるで『雪原』のようだが、寒さは覚えない。
   遠くには高い結晶質の柱が立っているのが見える。

『いのり』:
「如何でしょうか? これは『パーク・デイ』のほんの一部です」

「何せ、これを開拓した時は私も震えが――」

                『ガラガラガラ』

そこに割り込むように、『はやり』がカートを押してやってきた。

『はやり』:
「姉さん姉さん、それ以上はダメですよ。
 フツーの人は基本的に興味がないんですから」

『いのり』:
「でも! 実在するんだよはやりちゃん!
 これが! これこそが『アガルタ』にして『煙る太陽の国』――」

『かげり』:
「やめよーねー。あとで私たちが聞いてあげるから〜」

「それと、お茶です〜」

『かげり』がお茶をテーブルに給仕していく。

>>175(貝橋)
『はやり』:
「どうもすみません。驚かせましたか?
 姉さんの『妄想の世界』なんですよ。一言で言えば」

「とはいえいろいろ混じっちゃってるから……
 これはウェルズだっけ? あれ? ヴェルヌ?」

『はやり』がガラスの小瓶を取り出して、君に見せた。

  中には……細かい白い結晶が入っている。
  どうやら『白い砂漠』の『砂』のようだ。

「試してみます? 悪くないですよ」

                『ピッ ペロ』

小指で瓶の中身に触れると、舐めてみせた。


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