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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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「思い」ってのは、実に厄介な代物でね。
その文字の通り「おもい」のさ。
「重い」んだよ。
どの時代、どの世界でも、人のそれは実に厄介だ。
押しつぶし、動けなくなり、最後にはぺしゃんこ。
ああ、そうだな。
俺もそうさ。
そのせいで全部無くした。
そこで俺は考えたわけだ。
なくしてしまえばらくじゃないか。
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投下いきます。
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そいや
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ξ*゚⊿゚)ξ 「すごい!又三郎すごい!!」
(;^ω^)「僕ら形無しじゃねぇかお…どうすんの…」
ひしめいていた黒いモノを、うさぎのぬいぐるみ、もとい又三郎が
投げ飛ばしていく。
その光景たるや、まさに千切っては投げ、千切っては投げ、である。
ブーンは目の前の状況を見つめつつ、何とも言えない表情をしていた。
が、涙も引っ込んだツンが歓喜していると、途端に又三郎が元のサイズに
戻ってしまった。
ξ;゚⊿゚)ξ 「…あれ?」
(;^ω^)「おっ?」
慌てたように又三郎がこちらに走ってくる。
ブーンの足元まで来ると、ぴょいんとジャンプをして、ツンの腕の中に納まった。
( ´_ゝ`)「…」
(´<_` )「何だったんだ一体」
( ´_ゝ`)「きっかり3分」
('A`)「はい?」
( ´_ゝ`)「あのぬいぐるみはウルトラマンのようだな」
後ろで見ていた兄者が、ぽつりとそう呟く。
( ´_ゝ`)「強いけど時間制限付き」
('A`)「ああ…」
(´<_` )「なるほど」
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ドクオが少し安心したような、残念なような、複雑な表情を浮かべる。
ぶっちゃけ又三郎が常にあの状態では、立つ瀬が無い。
まあ安全は確保されるだろうが。
(;^ω^)「おっ、皆大丈夫かお」
(;'A`)「お前は大丈夫じゃねえな」
こちらにやってきたブーンが、ツンを地面に下ろす。
途端に脇腹を押さえてしゃがみ込んでしまった。
ξ;゚−゚)ξ「…ごめん…」
(;^ω^)「無事でよかったんだお」
( ´_ゝ`)「弟者」
(´<_` )「はいはい」
(;´ω`)「おぉん…すまんお…」
ブーンを背負うと、弟者はスタスタと歩き出した。
そのまま学校の正面玄関へと入っていく。
他の3人もそれに続いた。
ここから入って左に曲がり、廊下を進んで突き当たりの部屋。
そこに保健室がある。
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ktkr支援!
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キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
支援
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きたぞ!支援だ!
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ξ゚−゚)ξ「…ブーン」
(;^ω^)「何だお?」
弟者の背中にいるブーンを、ツンが呼んだ。
脂汗を流しながら、それでもブーンはツンの呼びかけに笑っている。
ξ゚⊿゚)ξ「…ありがとう」
必死になって守ってくれて。
一生懸命に助けてくれて。
( ^ω^)「怪我してなくて、良かったんだお」
ξう−゚)ξ「…バカ」
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僕はツンが大好きだ。
もう誰にも傷つけさせないように、僕が守ると心に決めた。
僕が、守ると決めたんだ。
1話・了
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又三郎はある程度自律意識があるっぽい?
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2話最初の部分はこのまま今日突っ切ります。
切り場所おかしくてすまん。
>>412
ツンがご主人様で、守らなきゃいけない対象だと理解するくらいの意識です。
わんこくらいの頭脳だと思ってもらえればいいかなと。
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ひとまずおつ
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****
3日前のことだ。
「おっきいあにじゃ、ちっちゃいあにじゃ!」
小さな女の子が、嬉しそうに駆けてくる。
「どうした妹者?」
「何を持ってるんだ?」
似た顔の2人が少女に問うた。
にこにこと楽しそうな少女は、その2人にそっと、自分の小さな手を差し出す。
両手の合わせをそっと開くと。
中には6つの、青い石。
きらきら光り、発光する、美しい宝石。
「かわらで遊んでたらみつけたのじゃ!」
得意げに、えっへんと胸を張り。
少女は2人に石を差し出す。
「みんなの分、あったのじゃ!」
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ちちじゃと、ははじゃと、あねじゃと。
おっきいあにじゃと、ちっちゃいあにじゃと。
あとあと、いもじゃのなのじゃ。
家族全員の名前を嬉しそうに、少女は言葉に乗せる。
それを聞いた2人は同じような顔を見合わせた後、少女に向きなおり、微笑む。
「大事にするからな」
「ありがとう、妹者」
「どういたしましてなのじゃ!!」
次の日、母がお守り袋を用意してくれた。
大切な可愛い妹からの贈り物を、2人は大切に持ち歩いた。
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そして、今日。
朝7時過ぎ。
突然の轟音に、目が覚める。
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やな予感…支援
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兄弟も長くやってるわけではないのか
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*****
生まれつき、身体が丈夫ではなかった。
父に似た俺は、屈強すぎる母の遺伝子を片っ端から押し退けてしまったらしい。
それは全て片割れである双子の弟が引き継いだ。
俺はといえば、風邪をひいてはこじらせて。
転んで怪我をすれば治りが悪い。
病院にかかる日数は、周囲に比べてすこぶる多かった。
そんな子供時代。
外に出ても皆とはしゃぐことが出来ない俺は、一人ぶらんこに揺られていた。
弟は俺と違い、それはもう元気でたくましい子供だったので、走り回っては
きゃいきゃいと声を上げて笑っていた。
少し羨ましくもあったが、別に仲間はずれになっているわけではないので、
俺はそれを、いつものんびりと眺めていた。
数分おきに、弟がやってくる。
それにつられて、友達もやってくる。
他愛無い話をして笑いあって、また弟達は走っていった。
鬼ごっこをするらしい。
公園の外に出て行った彼らを見送る。
すぐに帰ってくるだろう、そう思って見送った。
-
声をかけられたのは、そのすぐ後だった。
知らない男。
大人。
「一人かい」
ブランコに乗った俺に、優しく微笑む。
しかしそれに反し、俺の脳は警笛を鳴らした。
目に入ったのは。
男の、右手。
後ろに隠された右手。
俺は母の他に類を見ない強さを、受け継がない代わりに。
国直属のいかつい名前の機関に属する父の、類稀なき頭脳を少しばかり、受け継いだ。
その頭が、一瞬で悟る。
「いい子だね」
まずい。
逃げなければいけない。
なのに足が動かない。
「声を上げたらいけないよ」
左手が伸びてくる。
首にかかる。
「死んで、しまうかも、しれないからね?」
右手の奥に隠されたもの。
ぎらりと、光る。
銀色のナイフ。
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兄者のターンktkr
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父者の頭…つまり兄者も将来げふんげふん
この兄弟は似てるけど二卵性なのね
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首に圧がかかる。
苦しい、苦しい、息が出来ない。
あ、だとか、う、だとか、意味も無い声が出る。
男の顔は至極楽しそうだった。
「ああ、いいかおだねぇ」
そこでぷつりと、意識が飛んだ。
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あ、兄者ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁあぁあぁ
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目が覚めたのはベッドの上だった。
最初に見たのは、泣き腫らした目で俺を見下ろす、弟の顔。
霞みがかるぼんやりした思考で、ああ、助かったのか、と。
そう理解した。
(;<_;)「兄者、兄者…!!」
突然弟が俺に抱きついて泣き出した。
怖かったのは俺なのに、何でこいつが泣くんだろうか。
数回目を瞬かせた後で、ああ、そうかと結論づく。
のこして、いくところだったのか。
そう思った途端に震えた。
弟のいない場所にいくところだったのだ。
家族も誰もいない場所にいくところだったのだ。
ようやく、俺も弟にしがみついてわんわん泣いた。
数日後、男は逮捕された。
あの日あった事を、弟はあまり語ろうとしない。
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兄者・・・
-
だがそれから、弟は俺の傍から離れなくなった。
俺が学校以外で外に出るといえば、とにかく付いてくる。
習っている少林棍法の道場に行くのをやめてまで、付いてくる。
周囲から言わせれば、究極の過保護。
背が高く目立つので、稀に、ごく稀に絡まれたりするのだが。
もう相手に、ご愁傷様です、としか思えなくなるくらいに。
弟を怒らせると、恐ろしい。
それでも、そんな弟に何も言わない自分を思うと。
依存しているのはどちらなのかと、嘲笑いたくなった。
-
*****
(;´_ゝ`)「な、何だよ今の音…」
下の階から鳴り響いた、ドン、という地響き。
まるで地震でも起きたかのようなそれに兄者は慌てた。
あまりよろしくない朝の目覚めのまま、惰性で制服に着替えていた手が一瞬止まる。
そして慌ててシャツの上からセーターを着ると、部屋を飛び出し階段を駆け下りた。
そこで見たのは。
下った所にすぐにある玄関で、母者が人を殴り飛ばしている姿だった。
(;´_ゝ`)「は、母者あぁぁあ!!!」
朝っぱらから一体何をしているんだこの人。
自分や弟者ならいざ知らず、まさか他人様をサンドバックにするなんて。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「おや起きたのかい、兄者」
(;´_ゝ`)「いやいやいや、悠長に言っている場合では!!」
よもや相手様は死んではおるまいか。
五分五分かと言われれば、1対9の割合で死んでいると思われた。
-
( ´_ゝ`)「母者がついに…前科持ちに…」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「バカな事言うでないよ、殴られたいのかい?
こいつらが勝手に上がりこんできたんだよ」
( ´_ゝ`)「へ?」
こいつ、ら。
複数形なのを疑問に思い、恐る恐る兄者は玄関の先に目をやった。
母者が今しがたぶん殴った男の下と、軒先には。
10名はいるであろう人々の屍が。
( ´_ゝ`)「コナンも金田一一もびっくりだぜ…」
推理するまでも無く、犯人は目の前にいるわけだが。
呆然とする兄者の前で、母者はごきりと手を鳴らした。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「…まだ来るねぇ」
(;´_ゝ`)「え!?まだ!?」
-
サンダルを引っ掛けて外に出る母者に続き、慌てて兄者も靴を履いた。
門の所まで急ぎ早にやってくる。
と。
道路に出た兄者の右側から、腕が伸びてきた。
( ´_ゝ`)「あ?」
突然のことに反応できない兄者の頭の上を、左側から屈強な腕が通り過ぎる。
母者の腕だ。
それは兄者の右側から現れた腕を掴むと、へし折らんばかりの強さでもって握り締めた。
みしみしと言う音で、ようやく兄者が事態を理解する。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「さて、何の用件だい?」
母者がとてつもなく威圧感のある低い声で相手に問うた。
だが、下を向いたままの相手から応えはない。
(;´_ゝ`)(…何だ?)
頭にかかる、黒い靄。
母者がノックアウトさせた人々の上にもかかっていた。
嫌な予感がする。
-
( ゜ ゜)「…アァァ…アア、アアァ…!」
奇声を上げ。
その顔を兄者へと向けた。
白目をむいて、口を全開にして涎を流し、ぐらりと頭を揺らす。
兄者は、目と鼻の先にその顔を見た。
(;´_ゝ`)「ぃ…っ」
顔が引き攣る。
と同時に、いきなりもう一方の腕で肩を掴まれた。
逃げるという行為が行えない。
突然の事ばかりで身体が付いていかない。
固まる兄者の首に、そいつは思い切り噛み付く。
寸前で。
その身体が宙を舞った。
母者が、掴んでいた腕を思い切り投げ飛ばしたのだ。
兄者の目の前から、白目をした顔が一瞬でいなくなる。
向かい側の家の壁に身体を打ち付けられたその人は、ずるりと壁伝いに
落ちて、動かなくなった。
-
母者TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
-
安定の母者
-
(;´_ゝ`)「…っ、は…!」
地面にへたりこんだ兄者の頭を、母者の手がぽんぽんと撫でる。
こういう時に、この母はなんと頼もしいことか。
まるで主人公が幼い頃のパパスのようだ。
立てない兄者を無理に起こそうとはせず、母者は腕組をした。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「しかし…どうしたもんかねぇ」
うちはまあ、平気だけれど。
溜息混じりに首を鳴らした母者に、はたりと気づいて兄者が問う。
(;´_ゝ`)「母者…皆は?」
@@@
@#_、_@
( ノ`)「弟者以外はリビングだよ」
弟者、以外。
兄者の目が見開かれる。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「弟者なら学校に行ったよ。棍の練習するんだって言ってね」
(;゜_ゝ゜)「んな」
弟者は少林寺にある部派の中で、棍を操る武芸を嗜んでいる。
荒巻という名の知れた師を持ち、学校が終わり家に兄者と帰宅した後、
その道場に通っているのだが。
たまに、剣道部の道場を間借りさせてもらって朝練をしているのだ。
そのたまにが、まさか今日でなくても。
-
(;´_ゝ`)「何で、こんな日に限って!!」
先程母者が投げた相手を含め、すでに10人以上がこんな状態だ。
つまり、街にはまだこんな人々がいるかもしれない。
だとすれば。
襲われるかもしれない。
そう考え付いた瞬間、駆け出した。
@@@
@# _、_@
(; ノ`)「あ、こら!待ちな兄者!!」
あんたが行った所でどうにもならない。
そう叫ぶ母者の声は、兄者には届かなかった。
角を曲がって行ってしまった兄者の背中を見送り、母者は深い溜息を付く。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「…バカ息子が」
後ろから伸びる真っ黒な腕を身体を横にずらし避け。
同じく真っ黒に染まったその頭を鷲掴んで、母者は力任せに地面へ叩き付けた。
地面が抉れ、黒のそれは、びくりと一度痙攣を起こしてから動かなくなる。
@@@
@#_、_@
( ノ`)「やれやれ、息子の心配すらさせてくれないのかい。無粋だねぇ」
振り返る。
玄関の前に、黒が列をなしていた。
(:::::)「ギギギィ、ギィ、ギィイ…!」(:::::)
@@@
@#_、_@
( ノ`)「五月蝿いんだよ、近所迷惑考えな」
ごきりと、母者の手が鳴った。
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今日はここまで。
( °д°)…漫画かいてねえ
(°д°)
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ここまで母者覚醒無しである
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乙乙
文章パート好きだからもっとこい
-
乙
漫画もいいが文もいいな
-
母者TUEEEEE
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母者ってどうしてこうも格好いいんだろう
-
流石家すごいDNAだなwww
妹者が母に似てmkmkだったら泣く
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父者が優秀だと…!?
弟者可愛い乙
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つい出来心で作ってしまった……
支援AAだ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/13029/1313503738/117
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こんな時間に失礼、投下いきます。
>>445
何で…そのコマを…やってしまったんだ…!!!wwwwww
ありがとうwwwありがとうwwww
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*****
昔から、双子の兄は賢かった。
国語でも算数でも理科でも社会でも、どんな教科でも勝った事がない。
俺はもちろん、学校内の誰も勝てなかった。
なんとか科学賞を受けた聡明な父の遺伝子を、家族の中で人一倍
濃く受け継いだのが兄だ。
けれど、体育だけは学校内の誰よりも劣っていた。
いや、劣っていた、というと語弊がある。
身体があまり丈夫ではなく、動きたくても動けなかっただけ。
その代わり、双子の弟である俺は、誰よりも運動が出来た。
そしてとても頑丈にたくましく育った。
格闘技を極め、各界で最強の名をほしいままにした母の遺伝子は、
俺にだけやってきたらしい。
俺と兄は、とても両極端な双子だ。
だが、ただそれだけ。
普通に普通の家族なだけだ。
あの日までは。
ただの家族だったのだ。
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見てるぞ支援
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小学生の頃。
忘れもしない、3年の夏だった。
兄を連れて近くの公園に行った。
そこで合流した近所の友人と、鬼ごっこをしようという事になった。
兄はすぐに喘息のように息を上げてしまうので、ぶらんこに乗って待っていて。
俺や友人達は皆で公園を出て行った。
数分後に鬼の友人に見つかり、ぎゃあぎゃあ言いながらも振り切って公園に
戻って来た時。
俺が見たのは。
ぶらんこの傍の大人の男。
季節はずれの黒のコート。
右手に持った銀色のナイフ。
そして。
首をしめられ、動かない、兄。
だらりと垂れた、兄の腕。
男の。
笑い声と。
揺れる。
ブランコ。
うごかない。
あにじゃ。
どこかがぷつりと途切れた。
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気付いた時には、目の前に兄が倒れていた。
膝をがくりと地面に付いて、震える手で兄を揺する。
兄者。
兄者。
おきろよ。
なあ。
数回。
兄者。
あにじゃ、あにじゃ。
繰り返して。
兄が、けほ、と、咳をした。
それから息を懸命に吸うように、げほげほと兄は咽た。
生きてる。
生きてた。
兄者が生きてる。
言いようの無い安堵は目から水となって零れた。
それを無意識に拭おうとして、ふと気付く。
自分の手には、赤黒い血がこびりついていた。
自分の血ではなかった。
兄の血でもなかった。
誰の血なのかはその時、全然分からなかった。
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あの日の喪失感は何と表現すればいいのだろうか。
再度味わえと言うのなら、俺は自分自身の死と交換してでも否と答える。
誰にも分かるまい、こんなどす黒い感情は。
周囲からは過保護だ何だと口うるさく言われるが、知った事か。
兄は呆れたように溜息をつく。
それでも、そんな俺に何も言わない兄を見ながら。
どうすればこの人がいなくならないのかを、いつまでも俺は必死に探している。
-
あの夏の日から数日後。
兄を殺しかけた男が捕まった。
腹部を刺され病院に担ぎ込まれていたという。
ただ、誰にやられたのかと言う問いには、怯え震え、一切応えなかったそうだ。
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*****
(;´_ゝ`)「は、っ…!はぁ…っ!」
息を切らして必死に走る。
学校を目指していたはずが、兄者はかなりの遠回りを強いられていた。
(;´_ゝ`)「くっそ…こんな、沢山いるとか…!聞いてない!」
出くわす人、皆頭に黒い靄を乗せている。
口を開けて奇声を発しながら追いかけてくる。
これはバイオハザードか何かか。
そういえば6が出たんだっけ、まだ買ってない。
レオンとクリスが会うんだよな、ってか映画のバイオも見てないんだけど。
案外配役いいんだよな映画版、でもウェスカーはもうちょっとむきむきでいい。
でも俺はホラーなら零シリーズ推しだ。
主人公かわいいし。
オチで号泣するし。
何であんな可愛い子残して優雨さん死んでしまったん。
支離滅裂に思考を飛ばしながら、兄者はとにかく走る。
そうでもしないとやっていられない。
こんなに走ったのは生まれて初めてではないだろうか。
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(;´_ゝ`)「…は…、ぜ…ぇ…」
よろよろと電柱に手をついて、兄者は呼吸を整えようと躍起になった。
息が辛い、足がだるい、汗が滝のように流れてくる。
前かがみになって地面を見ると、顎から垂れた汗がアスファルトに吸収され
黒く染みを残していた。
(;´_ゝ`)「…行かにゃ…」
目線を上げる。
次の角を右に曲がれば、もうすぐ学校だ。
(;´_ゝ`)「…大丈夫、だよ、な…」
朝練で学校に先に行った弟者。
街の惨状を見る限り、学校だってこうなっているかもしれない。
自分が行った所で何の役にも立たないかもしれないが、とにかく無事を確認したかった。
重い足を一度小さく叩き渇をいれ、兄者は歩き出した。
けれども。
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あんたきっとSIRENも好きだろ
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あんたきっとSIRENも好きだろ
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眠れぬ朝方の(´・ω・`)劇場
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97231.jpg
凄い中途半端に漫画が終わりそうだったのでこっちかいてた。
まさかあれをAAにしてもらえるとは思わなくてだなっていうか
本当に何故あれをAAになさろうと思ってしまったのだ。
>>455
SDKと一緒に火掻き棒振り回しながらうりえんと焔薙無双するのが夢です。
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寝落ちたかと思ってたらくまきちシリーズ化とは
ちょwww 絆創膏の位置www
さりげなく巨大あらまきすっかり馴染んでるなw
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おお更新されてる
てかショボン様ww
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投下乙ー
>>457
>本当に何故あれをAAに
あんな魅力的なコマ見せられたらAAにせざるを得ないだろう?
作っててスゲー楽しかったよ
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本編もwktkだがクマ吉シリーズにもワロタww
留守番するようですを彷彿とさせる弟者だww
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零派とは気があうな
亞矢子と千歳と澪は俺の嫁(キリ!
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またくまきちwwww
ぽん、て腹立つなww
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よろしい、ならば優雨さんはもらっていこう。
投下いきます。
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来たー!支援!
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キタキタァ!
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キタ━(゚∀゚)━!支援!!
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http://vippic.mine.nu/up/img/vp97310.jpg
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久々の本編の絵キター
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うわあああ憑かれてる人の顔ヤバイよおお!!
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こえええええよおおおおおおおおお
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この顔見て憑かれた人は確かにもうダメだなと思った
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完全にアヘ顔じゃないですか
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アへ顔ダブル流石
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完全にアヘ顔にしかみえなくなっちまったじゃないかぁ
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やめろよ…
こんなアヘ顔誰得だってんだよ…wwww
46
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97318.jpg
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兄者頑張れぇぇ
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うっ......ふう
そうだよこんなのアヘ誰得だよ
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>>478
おい……
おい
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http://vippic.mine.nu/up/img/vp97330.jpg
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弟者キター
弟者の顔も別方向にヤバイぞ
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48
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97337.jpg
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完全に殺す勢いでした
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イケメンのマジギレ顔怖いです
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もう、殺してると言っても過言ではないくらいの振りかぶりでした
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(゚<_゚ #)「このまま、顔ぐしゃぐしゃになるまで踏み潰してやろうか?
ええ?おい。その黒いのごと、ぐしゃぐしゃになあ?
安心しろよ、原型なんて留めないくらいにしてやるから。
脳みその皺も確認出来ないくらいにだ、ありがたく思え」
(;´_ゝ`)「お、弟者…
それ何を安心して、何をありがたく思ったら、いいんだ…」
グロいからやめてくれ。
咳き込みながら懇願すると、盛大な舌打ちをして、ようやく弟者は相手の
顔から足を退けた。
ついでとばかりに、脇腹に一発蹴りをいれて数度転がす。
ギイ、と黒い靄が悲鳴を上げて、男は動かなくなった。
(´<_`#)「死ねばいいのに」
(;´_ゝ`)「お兄ちゃん、あんまりそういうの好かないわ」
(´<_`#)「好く好かないの問題じゃないね。
ああクソ、マジで胸糞悪い、死ねクソ野郎が」
(;´_ゝ`)「くそくそ言うんじゃありません」
普段そこまで怒ることのない弟者だが、兄者関連での沸点はすこぶる低い。
一旦切れると、それはもうドン引きするくらいに口が悪くなる上、
すぐに手が出るから始末が悪いのだ。
しかもこの状態を止められるのは、兄者のみである。
全くもって、始末が悪い。
-
(;´_ゝ`)「どーどー、弟者。落ち着け。もう平気だから」
(´<_` )「…怪我は」
( ´_ゝ`)「してない。ちょっと背中打ったくらいだよ」
(´<_` )「背中か。よし。もう10発ぶち込んでくる」
(;´_ゝ`)つ「やめなさい!!」
尚も行こうとする弟者の服を引っ張って止めた。
またも舌打ちをした弟者に、何でこうも極端なのかと、兄者は息をつく。
弟者が愛用している棍を、脇に抱え直した。
(´<_` )「…家は?」
大丈夫なのかと、言外に含んだ問いを兄者に投げかける。
( ´_ゝ`)「チートがいる」
(´<_`;)「愚問だったな」
自らの母の顔を思い浮かべ、弟者は苦笑いを浮かべた。
(´<_` )「つか、何で家にいなかったんだよ」
( ´_ゝ`)「あー…いやほら、つい…」
(´<_` )「…」
( ´_ゝ`)「…」
(´<_`#)「自分の身の安全を確保してから来い、この馬鹿兄者」
(;´_ゝ`)「すんまっせん」
(´<_` )「…まあ、心配してくれたんなら、それだけは礼を言うがな」
-
溜息混じりにそう呟く。
ようやくいつもの調子に戻った弟に小さく笑いかけて、兄者は周囲を見渡した。
( ´_ゝ`)「…なあ弟者、どうなっちゃってんだろ」
(´<_` )「兄者が分からない事が、俺に分かるとでも?」
決して頭が悪いわけではないが、兄者と比べれば天と地の差だ。
弟者はそう思っているし、兄者に敵おうとも思わないので、するりと言ってのける。
それに兄者は困ったような顔をするが、何も返さず、手で口元を押さえた。
(´<_` )「…俺が道場に着いた時には、もう皆こうなってた」
( ´ ゝ`)「…」
(´<_` )「剣道部、あと空手部、柔道部の奴らもだったな。
即効で入り口閉めたよ」
( ´_ゝ`)「校舎は?」
(´<_` )「さあ…入ってないからな。
ただこの時間だから、人はあんまりいないんじゃないか」
( ´_ゝ`)「うん。外よりも比較的安全かもしれない」
(´<_` )「了解」
街中には黒い靄を持つ人々が犇いているので、安全を確保するのは難しい。
校舎の中に入って、暫く様子を見ようという事のようだ。
(´<_` )「歩けるか?」
( ´_ゝ`)「へーき」
(´<_` )「おぶろうか」
(;´_ゝ`)「へーきだっつのに、この過保護め」
疲れてはいるが、怪我をしたわけでも具合が悪いわけでもない。
兄者は申し出を断ると、弟者を連れて歩き出した。
角を曲がれば大通りに出る。
そこを直進すれば、学校が見えてくるはずだ。
けれども。
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(;´_ゝ`)「うおぉっげええ!?」
(´<_`;)「…っかしーな、さっきまでいなかったんだけど」
こちらを睨む、大観衆。
ざっと見、数十人。
全員身体に、黒い靄が。
(;´_ゝ`)「別の道行く!!裏手門はこの時間空いてないから、
その脇の小さな道、あそこ通って、正門に出る!」
(´<_`;)「へいへい!」
疲れて重い足の分を補充するように、弟者が兄者の腕を引っ張って先導する。
追ってくる人々を振り切るように、2人は全速力で駆け出した。
-
今日はここまで。
ぶちぎれキャラの台詞は考えるのが至極楽しいですな。
-
おつー
家の心配不要ってのは素晴らしいなwww
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乙!
みんな流石家に避難すればいいと思うんだwww
-
乙!
母者素でアレだからな…覚醒とかいらんだろな…
この兄弟は兄者がお兄ちゃんしてて好きだな
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この話の流石兄弟の関係が好みすぎてヤバイ…死ぬ…
ニコイチって本当いいわ
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踏んでください弟者様
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そういや、あの宝石道端にゴロゴロころがってたな…
何人無事だろう
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母者と熊吉のコラボを…
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熊吉死ぬぞWWWWWW
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ギリギリギリばっつーんとねじ切れるからやめてあげて
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お前ら…クマ吉もといショボンが死んじまうぞ…
http://vippic.mine.nu/up/img/vp97408.jpg
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チョークスリーパーwwwwww
ショボンの首が飛ぶぞwwww
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きれいなははじゃにみえた
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