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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです

488名も無きAAのようです:2012/10/30(火) 03:30:21 ID:X.APhxRQ0
溜息混じりにそう呟く。
ようやくいつもの調子に戻った弟に小さく笑いかけて、兄者は周囲を見渡した。

( ´_ゝ`)「…なあ弟者、どうなっちゃってんだろ」

(´<_` )「兄者が分からない事が、俺に分かるとでも?」

決して頭が悪いわけではないが、兄者と比べれば天と地の差だ。
弟者はそう思っているし、兄者に敵おうとも思わないので、するりと言ってのける。
それに兄者は困ったような顔をするが、何も返さず、手で口元を押さえた。

(´<_` )「…俺が道場に着いた時には、もう皆こうなってた」

( ´ ゝ`)「…」

(´<_` )「剣道部、あと空手部、柔道部の奴らもだったな。
       即効で入り口閉めたよ」

( ´_ゝ`)「校舎は?」

(´<_` )「さあ…入ってないからな。
       ただこの時間だから、人はあんまりいないんじゃないか」

( ´_ゝ`)「うん。外よりも比較的安全かもしれない」

(´<_` )「了解」

街中には黒い靄を持つ人々が犇いているので、安全を確保するのは難しい。
校舎の中に入って、暫く様子を見ようという事のようだ。

(´<_` )「歩けるか?」

( ´_ゝ`)「へーき」

(´<_` )「おぶろうか」

(;´_ゝ`)「へーきだっつのに、この過保護め」

疲れてはいるが、怪我をしたわけでも具合が悪いわけでもない。
兄者は申し出を断ると、弟者を連れて歩き出した。
角を曲がれば大通りに出る。
そこを直進すれば、学校が見えてくるはずだ。

けれども。




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