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( ^ω^)思いの向こう側のようです+落書き投下のようです
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声をかけられたのは、そのすぐ後だった。
知らない男。
大人。
「一人かい」
ブランコに乗った俺に、優しく微笑む。
しかしそれに反し、俺の脳は警笛を鳴らした。
目に入ったのは。
男の、右手。
後ろに隠された右手。
俺は母の他に類を見ない強さを、受け継がない代わりに。
国直属のいかつい名前の機関に属する父の、類稀なき頭脳を少しばかり、受け継いだ。
その頭が、一瞬で悟る。
「いい子だね」
まずい。
逃げなければいけない。
なのに足が動かない。
「声を上げたらいけないよ」
左手が伸びてくる。
首にかかる。
「死んで、しまうかも、しれないからね?」
右手の奥に隠されたもの。
ぎらりと、光る。
銀色のナイフ。
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