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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
1
:
tun
:2011/08/11(木) 01:48:49 ID:???
プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。
sageるとIDが???になるので恥ずかしい人にはお勧め。
15
:
2/2
:2011/08/15(月) 20:54:51 ID:???
・・・食後・・・
ち『……では、いよいよ誰も待ちかねていないプレゼント贈呈です……』
タ「いやいや、俺はお待ちかねだったぞ!?」
ち『……この業突く張りめ……』
タ「いやいや、誕生日なんだから当然メインイベントだろ!?しかもそんな言葉久々に聞いたよ!」
ち『……しょうがないなぁ……じゃあ、ちょっと部屋から出てて……』
タ「部屋から?・・・一体何が始まるんだ?」
・・・数分後・・・
ち『……もーいーよ……』
タ「かくれんぼじゃねーぞ・・・(ガチャッ)・・・あれ?ちなみはどこ行った?そしてこのバカデカイ箱はなんだ??」
タ「なになに?"ぷれぜんと"って書いてある・・・そうか、これが例の抱き枕か。うっしっし・・・」
タ「しかしちなみはどこに行ったんだろう。まあいいや。せっかくだから、俺はこの赤の箱を開けるぜ!」
スルスル・・・パカッ・・・
タ「・・・」
タ「・・・箱の中で何をしとるんだ、お前は・・・」
ち『……ぷれぜんと……』
タ「・・・抱き枕は?・・・」
ち『……ここにあるでしょ?……』
タ「ここにあるのは、千波ちゃんの格好したお前じゃ・・・って、え?」
ち『……だから、そゆこと……』
タ「お前がプレゼントぉぉぉ!?」
ち『……(コクコク)……』
タ「ど う し て こ う な っ た」
ち『……自分にリボン巻いて"私がプレゼント"というのも陳腐だから……趣向を凝らそうかと……』
タ「いや、自分にリボン巻くのも実際にはあんまり無いと思うぞ!?・・・というか抱き枕の件はどうなったんだ」
ち『……抱けばいいじゃない……』
タ「違う意味にとるぞ!?(汗)」
ち『……なお、クーリングオフは未開封の場合のみ承ります……』
タ「待て!じゃあ"開封済み"ってどういう状態なんだ!?箱のことじゃないですよね!!??」
ち『……それは、パックされてる部分を破っ(ry……』
タ「だぁぁ!皆まで言うな!!」
ち『……そういうわけで、だきますか?だきませんか?……』
(省略されました・・全てを読むには、あれ?ちなみさんうわなにをするやめry)
16
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/15(月) 21:11:09 ID:???
>>15
もう妹にダイブするしかないねこれは
いろいろと小ネタが笑えるwwwww
17
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 03:09:22 ID:???
>>本スレ618.61
を見て落書こうと思ってリロードしたら落ちてたくやしい。
「お嬢とお祭り」です。
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2276.jpg
しかし、コミケ会場での創作意欲の掻き立てっぷりは相変わらず異常と言わざるを得ないな。
18
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 03:13:47 ID:???
>>17
作業用の線を消し忘れてたので上げなおしました、すいません
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2277.jpg
19
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 03:24:20 ID:???
線?☆?
おじょじょじょじょ
20
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 08:04:18 ID:???
>>18
お嬢おおおおお!!!!!
かわいい、そしてかわいい。GJ!!
21
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 10:20:16 ID:???
>>18
GJ!!
こんなお嬢とお祭りデート出来たら死ねるwwwww
22
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/16(火) 12:57:57 ID:???
>>19
☆です。
消したのになぜわかったし
23
:
1/2
:2011/08/17(水) 17:04:50 ID:???
タ「ただいま」
か『・・・』
タ「かなみ、"おかえり"ぐらい言ってくれないものかなぁ・・・」
か『・・・宿題あるから部屋に戻る。入ってこないでよ』
タ「う〜む・・・」
・・・翌日・・・
タ「はぁ・・・」
部「おや、別府君。溜息なんかついてどうしたのかね?」
タ「あ、部長・・・実は、うちの娘が反抗期なんです」
部「ああ、うちの娘にもあったよ。"パパの服と私の服を一緒に洗わないで"とか言われてねぇ・・・寂しかったなぁ」
タ「部長のお宅もですか・・・」
部「だが、ある時娘が"結婚したい人がいる"と言って男を家に連れてきおってねぇ」
部「まだまだ娘を嫁にやりたくなんかなかったものだから、"こんな男のどこがいいんだ!"と言ってしまったんだ」
部「そうしたら、娘のやつ、なんて言いおったと思う?」
タ「"パパのわからずや!"とかですか?」
部「私もそう言われて喧嘩になってしまうと思ったんだが・・・あいつめ、"パパに似てるところ・・・"と抜かしおった」
タ「・・・」
部「そんなことを言われてはそれ以上反対する気にもなれず・・・今では孫も生まれて私もすっかりおじいちゃんだよ。ワッハッハッ」
タ「そうですか。しかし、うちは妻を交通事故で亡くしてからは男手一つで育ててまして・・・」
タ「正直、うまく育てられた自信が無いんです・・・」
部「そうかね?君は会社でも後輩の面倒見が良くていい教育役になってくれているから、子育てもしっかりしているように思えるがね」
部「一度、学校の課題だと言って会社見学に君の娘さんが来たことがあったろう。その時も明るくてとてもいい子だと思ったものだぞ?」
タ「その頃は素直でかわいかったんです。でも最近はあまり口もきいてもらえず、部屋にも入ってくるなと・・・」
部「まあ、いずれ成長すれば反抗期も収まってくるさ。暖かく見守ってあげたまえ」
タ「はい・・・ありがとうございます」
24
:
2/2
:2011/08/17(水) 17:05:20 ID:???
・・・自宅・・・
コンコン
タ「かなみ、お土産にケーキ買ってきたから食べないか?」
か『今ダイエット中だからいらない』
タ「そうか・・・」
か『・・・』
か『・・・夜食べたら太るから、明日の朝食べる・・・冷蔵庫に入れといて』
タ「わ、わかった・・・今日も宿題か?コーヒーでも入れようか?」
か『今集中してるからいらない。部屋にも入ってこないで』
タ「あ、ああ・・・じゃ、宿題頑張れよ』
・・・数日後・・・
タ「ただいま・・・え?」
か『なによ・・・』
タ「あ、いや・・・晩御飯作って待っててくれたのか?最近はいつも作り置きなのに・・・」
か『今日はたまたま私の食べたいタイミングと合っただけだから』
タ「そうか。いやしかし、美味そうだな。いただきます」
・・・食後・・・
か『・・・はい』
タ「ん?・・・なんだ?」
か『なんだじゃなくて・・・これ、あげる』
タ「どうしたんだ一体・・・これをくれるのか?」
か『だから、そう言ってるじゃない』
タ「それはどうもありがとう・・・でも急にどうした?」
か『・・・もしかして、自分の誕生日も覚えてないの?』
タ「誕生日?・・・おお!そういえばそうだった!!・・・いやぁ、この歳になるとそういうのに無頓着になってなぁ」
か『もうボケてんの?・・・はぁ』
タ「もしかして・・・これ誕生日プレゼントか?」
か『・・・それ以外の何に見えるのよ(///)』
タ「ありがとう・・・ありがとう・・・うぅ」
か『な、なんで泣くのよ・・・ほら、さっさと開けなさいよ』
タ「ああ・・・(ガサガサ)・・・これは洋服?しかもタグがついてないぞ?・・・ひょっとして、手作り・・・?」
タ「最近部屋にいてあまり出てこなかったのは、これを作ってたのか?」
か『バイトしてないから高いのなんて買えないし、ショッピングセンターとかの紳士服売り場じゃおっさんくさいのしか売ってないから・・・」
か『お、お父さんにダサい格好されたら、こっちが恥ずかしいから・・・それだけなんだから(///)』
タ「・・・久しぶりに、"お父さん"って言ってくれたな」
か『それ以外になんて呼ぶのよ・・・お父さんは、お父さんでしょ?(///)』
タ「かなみ・・・ありがとう・・・」
か『ふんっ!・・・あ〜あ、最近これにかかりっきりで全然遊んでないな〜。明日は土曜日だからどこかに遊びに行きたいな〜』
タ「わかった。じゃあ久々に水族館に行こうか。お前好きだっただろう」
か『・・・ま、その辺で手を打っとくか・・・いいわよ。でも、ダサい格好したら許さないからね?』
タ「何言ってるんだよ。こんな素敵な服があるんだ、俺はもうオシャレ上級者だぞ?www」
か『自分こそ何言ってんのよ・・・ばか・・・(///)』
25
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/17(水) 19:29:57 ID:???
>>24
GJ!
26
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/17(水) 23:38:22 ID:???
>>24
涙出て来た
ええのう
27
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/18(木) 01:12:24 ID:???
これはいいものだ
28
:
1/2
:2011/08/18(木) 02:35:44 ID:???
タ「なぁ、ちなちな」
ち「ちなちな言うな…」
タ「まー良いじゃん、幼なじみのよしみでさ。昔はそうやって呼んでたじゃん」
ち「タカシに…精神的な成長は…望めないのか…」
タ「ははは。ちなみは肉体的な成長が望めないな。いつまでもちっこいちなちなのまんまだ」
ち「余計な…お世話だ…バカ…」
タ「ま、良いところに頭があって撫でやすくて俺は好きだぞ?」なでなで
ち「私の頭は…おもちゃじゃない…」
タ「ごめんごめん…で、なんの話だっけ?」
ち「タカシは…精神どころか…記憶力も成長してないのか…話振ってきたのは…タカシのほう…」
タ「そ、そうだったか?まぁ多分大したことじゃないだろうし、そのうち思い出すだろ」
ち「どうせ…今日の数学の宿題…教えろとか…」
タ「あ、それだ!!」
ち「なぬ…」
タ「さすがちなみ、俺のことはなんでも知ってるな」
ち「ぜんぜん…嬉しくないし…」
タ「俺は嬉しいな。ちなみが、俺のことをよく知っていてくれるのは、なんだか安心する」
ち「はぅ…」
タ「ちなみほどじゃないかも知れないけど、俺もちなみのことはよく知ってるぞ?」
ち「ぁぅ…そんなの…それこそ…嬉しくない…タカシに私のことを知られてるとか…ほんと…嫌だし…」
タ「ちなみは、嘘を言うとき服の裾を掴む」
ち「ぇ…あっ…」
タ「昔から変わらないクセだ。もしかして、自分でも気づいてなかったのか?」
ち「し、知らない…!」
タ「つまり、俺はちなみが自分でも知らないことまで知ってたのか」
ち「…ぅー…」
タ「ふふーん、どうだ参ったか」
29
:
2/2
:2011/08/18(木) 02:36:11 ID:???
ち「ふ、ふん…ずっと一緒に居たら…そんなクセのひとつやふたつ…気づいて当たり前だし…」
タ「ほう?じゃあちなみも俺が知らない俺のクセとか知ってるのか?」
ち「し、知ってる…」
タ「じゃ、言ってみて?」
ち「…ぇ…ぇーっと…」
タ「ほれほれ、早く言わないと俺の勝ちだぞ?」
ち「…ろりこん…」
タ「…は?」
ち「タカシは…ロリコン…だから…知らず知らずのうちに…私の幼児体型の虜になってる…」
タ「…え?」
ち「…他の子どもとかに手を出したら…犯罪者になっちゃうから…私は…我慢するけど…」
タ「ん?ん?」
ち「ほーれ…タカシの大好きなロリコン体型ですよー…タカシは私の魅力にメロメロ…」
タ「あの…ちなみさん?それはクセっていうか性癖じゃね?俺がほんとにロリコンなのかどうかは置いといて」
ち「…あー…嫌だなぁ…これからタカシに抱っこされて…すりすりされたり…なでなでぎゅーとか…されちゃうに違いない…」
タ「…そこまで言うなら、やってやろうじゃん!」ひょいっ
ち「ひゃっ…」
タ「ん、ちなみは…軽くて小さくて…可愛いな」
ち「全部…タカシのせいだから…タカシがロリコンだから…こうなったんだから…」
タ「その割には、嬉しそうな顔してるな?」
ち「…タカシだって…」
タ「ふふ…」
ち「…えへ」
30
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/18(木) 16:36:46 ID:???
鼻から砂糖出てきた
31
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/18(木) 22:54:40 ID:???
何だかんだで超仲良しだなwwwww
32
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/18(木) 23:48:52 ID:???
>>29
なでなでぎゅーwww俺もしたいwww
33
:
1/2
:2011/08/18(木) 23:49:28 ID:???
タ「今日からここが俺の通う学校か。いやぁ、転校初日ってのは緊張するなぁ」
タ「緊張し過ぎてトイレに行きたくなってきた・・・トイレはどこかなぁ・・・見つからないとなるとますます行きたくなるな」
タ「やべぇ、漏れそうだ・・・」
タッタッタッ・・・ドンッ
タ「わっ!?」
?『うわっ・・・ちょっとどこ見て歩いてんのさ!』
タ「すいません、トイレに行きたくて焦ってたもんで・・・」
?『トイレ?』
タ「そうだ、ちょうど良かった。トイレどこ?」
?『え?トイレの場所も知らないの?まあいいや、ボクもこれから行くところだからついてくればいいよ』
タ「かたじけない。ところで、朝っぱらからジャージって部活の朝練か何か?」
?『うん。陸上部の朝練』
タ「へぇ、そりゃ大変だ」
?『・・・ほら、トイレ着いたよ。じゃ』
スタスタスタ
タ「ちょっと待ったぁぁぁ!」
?『な、なに・・・?』
タ「なに堂々と女子便所に入ろうとしてるんだよ。男子便所はこっちじゃないのか!?」
?『・・・え?何言ってんの?』
タ「だって男子便所のマークはこっちだろ?いくらなんでもそれぐらいわかる」
?『は?・・・もしかして、勘違いしてる?』
タ「勘違い?もしかして、実はそっちが男子便所なのか?」
?『そうじゃなくて・・・ボクのこと』
タ「君のこと?陸上に青春をかける熱血少年だろ?青春ポイントいくら貯まった?」
?『・・・やっぱり勘違いしてる・・・』
タ「何がだよ」
?『ボクは・・・ボクは男じゃない!女の子だよ!!』
タ「へ?・・・ぷ、ぷはははははっ!そりゃいいや。うん、朝から笑わせてもらったよ」
?『冗談なんかじゃなくて!ホントに女の子なの!!』
タ「・・・マジでか?」
?『マジでさ』
タ「男と女のハーフとかじゃなくて?」
?『違うよ!・・・え?・・・って、違わないよ!!(///) 人心を惑わすこと言うな!!!』
タ「でも一人称が"ボク"っていう女の子なんて、ニート探偵しか知らないぞ?」
?『もっといるでしょ!?蒼星石とか田中美沙とか大府あかねとか!』
タ「1人目は人形だし、2人目はネタが古いし、3人目なんか知多娘だぞ?誰が知ってるんだ」
?『よく知ってるなぁ・・・それより、漏れそうなんじゃなかったの?』
タ「そうだった!くそぅ、とにかく案内してくれたことには感謝する!!では!!!」
シュタタッ
?『変な人だなぁ・・・さあ、ボクもトイレに行って教室に行くか』
・・・HR・・・
先生「今日は皆さんに転校生の紹介をします。自己紹介どうぞ」
タ「オッス!オラ別府タカシ!!」
生徒「シーン・・・」
先「というキャラですので、皆さん仲良くしてあげて下さいね」
タ「ちょっと待って!すべったイメージを固定化するのはやめて下さい!!(泣)」
?『あーーーーっ!』
タ「ん?・・・あっーーーー!』
?『さっきのトイレ男!・・・なんか変だと思ってたら、転校生属性だったのか』
タ「属性言うなwwwそっちこそ、セーラー服なんか着てどうしたんだ?コスプレ?」
?『だからボクは女の子なんだってば!』
先「あら?知り合い?ちょうどいいので、別府君はこのみさんの隣の席が空いているからそこに座って下さい」
こ『えぇぇぇ!?そんなぁ・・・』
タ「君、このみって言うの?」
こ『だったらなんなのさ』
タ「いや、女の子みたいな名前だなぁって」
こ『だから女の子だって言ってるでしょ!!』
34
:
2/2
:2011/08/18(木) 23:50:02 ID:???
タ「もしかして、実は社長令嬢とか?」
こ『それは篠原いずみ!・・・はぁ、キミと話してるとわけがわからないよ』
先「はい、そこ私語しない!このみさん、別府君はまだ教科書が無いので、今日は見せてあげて下さいね」
こ『・・・えぇぇぇぇ、そんなベタなことまでしなきゃいけないの?』
タ「よろしく、このみんwww」
こ『勝手にあだ名つけるな!(///)・・・もぉ、しょうがないなぁ・・・』
ガタガタガタ
こ『ほら、机くっつけてこの間のスペースに置くから。これでいいでしょ?』
タ「thx!」
キーンコーンカーンコーン
先「では、1時間目は英語なのでこのまま授業を始めます」
タ「早速授業か・・・じゃあ、教科書見せてもらうよ」
こ『・・・どうぞ』
ギュギュッ
こ『ちょ、ちょっと・・・なんでそんなに寄ってくるのさ・・・』
タ「だってこの学校の机ちょっと大きいから、こうしないと見えにくくて」
こ『だ、だからって・・・(うわ、こんなに男の人を近くで見るのって初めて///)』
タ「ぬぬ、もう次のページまで進んでる。じゃあページめくらないと」
こ『ボ、ボクがめくるからいいよ!』
ピトッ
こ&タ『「あ・・・(///)」』
先「このみさん、別府君・・・さっきから何をしているのですか?」
先「29歳14ヶ月で独身の先生に対するあてつけかしら・・・?」
ワナワナ
こ『ち、違います!コイツがさっきからちょっかいばっか・・・』
タ「ちょっかいなんかかけてないだろ!?教科書見ようとしてるだけで・・・」
先「・・・二人とも、廊下に立っていなさい!」
・・・廊下・・・
タ「はぁ、なんで転校初日から立たされ坊主に・・・」
こ『なんでボクまでこんな目に・・・』
タ「・・・なんか、悪かったな。迷惑かけて」
こ『え?・・・な、なにさ、急に謝ったりして・・・"どうでもよくなったからね"とか言って魔女になるつもりじゃ・・・』
タ「ならねーよwww・・・いや、ちょっと転校初日でテンション上がりすぎてたんだ。ごめん」
こ『・・・転校、か・・・前の学校では友達いっぱいいたの?』
タ「ああ・・・悪友ばっかだったけど」
こ『そっか・・・ここでも友達、できるといいね』
タ「そうだな・・・まあ、まずは1人できたけどな」
こ『え?もうできたの??誰???』
タ「てめぇ・・・わざと言ってるだろ・・・」
こ『なんのことぉ?ボクわかんな〜い』
タ「だぁぁ!そんなやつは頭グリグリしてやるーーー!!」
こ『わ!ちょっと待っちょ!!やめてwww』
先「・・・ア・ナ・タ・達・・・立たされている意味がわかっていないようね・・・」
先「罰として、今日の掃除当番は二人でやってもらいます!」
こ&タ『「そ、そんなぁ・・・」』
35
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/19(金) 18:15:13 ID:???
アホな僕っ子可愛い
36
:
1/2
:2011/08/19(金) 21:44:51 ID:???
タ「よぉ、このみん。やってるか?」
こ『このみん言うな!(///)・・・何しにきたのさ』
タ「部活見学」
こ『へぇ・・・陸上に興味あるの?』
タ「いんや、全く」
こ『(ガクッ)・・・じゃあなんで・・・』
タ「だって、このみのいる部だから」
こ『え?ボ、ボクがいるから・・・?(///)』
タ「ああ。だって、なんか規律とかうるさそうじゃないだろ?」
タ「なんたって、こんな女装男を入部させてるんだか・・・(ボコッ)・・・あべしっ!」
こ『陸上競技で鍛えたキックの味はどう?』
タ「すごく・・・痛いです」
こ『まったく。邪魔するなら帰ってよ』
タ「悪かった!本当は単にヒマなだけなんだ・・・見学させてくれよぅ」
こ『その理由もなんかムカつくけど・・・まあ、大人しく見てるだけなら』
タ「イエッサー!」
コーチ「このみー!次お前の番だぞ!!」
こ『は〜い!』
タ「お、いよいよこのみが走るのか・・・って、待てやゴルァァァ!」
こ『なんなの・・・邪魔しないって言ったでしょ?』
タ「いや、なんでスターターピストルがデザートイーグルなんだ!?」
こ『ああ、それは気分盛り上げるために』
タ「どんな気分だよ!」
こ『ちゃんと実質的な意味もあるんだよ?ビリになるとお尻撃たれるの』
タ「死ぬわ!」
こ『大丈夫、ガスガンだから』
タ「それ、本来のスターターピストルの役目が果たせなくね?」
こ『そんなこともあろうかと、音はこっちのラジカセから鳴らしてるから無問題』
タ「じゃあそっちだけでいいじゃないか!」
コ「おーい、漫才はそれぐらいにして、そろそろ走れー!」
こ『はーい!・・・もぅ、タカシのせいで怒られちゃったじゃないか』
タ「俺のせいなのかorz」
ラジカセ「Ignition,sequence,start!」
タッタッタッ
コ「10秒55・・・まずまずだな」
タ「お前・・・やっぱ男子じゃ・・・」
こ『女子だよ!・・・陸上部のエースを甘くみないで』
タ「エースだったのか!?・・・でも陸上女子のエースと言えば、スラリと伸びる脚線美が売りってのが定説で・・・」
こ『そんな定説無いよ!しかもセクハラだよ!!』
タ「セクハラ?どこが??」
こ『だ、だって・・・ボクの脚・・・見てたんでしょ?(///)』
タ「いや、向こうのテニス部女子の脚の方を見てた・・・(バコッ)・・・ひでぶっ!・・・ごめんなさい」
こ『ふんっ!・・・脚なんて飾りです。エロい人にはそれがわからんのです』
タ「じゃあお前は何で走ってるんだ・・・まあいいや。ほらっ」
ファサッ
こ『・・・え?・・・タオル?』
タ「まあそのなんだ・・・汗ぐらい拭けよ」
こ『あ、ありがと・・・(///)』
タ「このみさぁ・・・」
こ『ん?何?』
タ「走ってる時・・・ホントに生き生きしてるよな」
こ『走るの好きだからね』
タ「なんか・・・綺麗だな、って思った」
こ『へ?・・・な、ななな何言ってんのさ、いきなり!(///)』
タ「俺、そういう風に一つのことに打ち込んだことってなくて・・・羨ましいというかなんというか」
こ『・・・ふぅん・・・じゃあ打ち込めばいいじゃん』
タ「そうは言っても、これってのが無いんだよ。日々がなんとなく楽しければいいやって生きてきたから」
37
:
2/2
:2011/08/19(金) 21:45:19 ID:???
こ『ホント、タカシはバカだよねぇ・・・むしろバカシだ』
タ「大変失礼なやつですね」
こ『まだボク達、人生の5分の1ぐらいしか生きてないんだよ?これってものが無くても別に普通じゃない』
こ『そんなの、これからの人生歩みながら見つけていくもんでしょ?』
タ「お前・・・性別だけじゃなくて年齢もごまかしてないか?」
こ『性別も別にごまかしてないよ!・・・まったく、せっかくいいこと言ってやってるのに(プンスカ)』
タ「いやぁ、えらく大人びた発言するからついwww」
こ『ボクはこう見えても大人なの!バカシとは違うよ』
タ「そっかそっか、偉いでちゅねーwww」
ナデナデ
こ『ちょ、ちょっと!頭撫でないでよ!!はぅぅ(///)』
タ「・・・さんきゅ、このみ」
こ『ふんっ・・・べ、別にそんなんでごまかされないんだから・・・(/////)』
コ「おい、お前達。さっきから何をいちゃいちゃしてるんだ」
こ『い、いちゃいちゃなんかしてません!(///)・・・なんでこんなバカと・・・』
コ「29歳15ヶ月で童貞な俺に対するあてつけか?」
タ「そんな、めっそうもない!」
コ「お前ら、練習中にサボった罰として、校庭30週!」
こ『えぇぇぇぇ!?』
タ「お、俺も!?」
タッタッタッ
こ『はっ、はっ・・・タカシのせいなんだからね!?こんなことになったのは・・・』
タ「こ、このみだって乗ってきてたじゃないか・・・はっ、はっ・・・」
こ『ボクはバカシのれべるに合わせてあげてただけなんだから・・・はっ、はっ・・・』
こ『それにしても・・・タカシ、結構しっかりしたペースで走ってるよね』
タ「そうか?このみについていってるだけだけど」
こ『いや、ボクは短距離が専門だけど、長距離もそれなりには走れるから・・・』
こ『タカシ・・・陸上の素質あるんじゃない?』
タ「そんなバカな。今までもマラソン大会なんかダルイからまともに走ったことないんだぞ?」
こ『それはやる気無くて走ってなかっただけでしょ?真面目に取り組んだら、結構いいセン行くかも・・・』
タ「そんなもんかね?よくわからんが・・・」
こ『明日から、体験入部ってことでちょっと陸上部で走ってみたら?』
タ「俺が陸上部!?・・・そんなこと考えたこともなかったぞ」
こ『"体験"だから・・・気軽に試してみる感じでいいし・・・』
タ「まあそういうことなら・・・ちょっとやってみてもいいかな」
タ「それにしても、なんでそこまで言ってくれるんだ?」
こ『え?そ、それは・・・タカシみたいなバカは体動かして煩悩発散させてる方が人に迷惑かけないだろうし・・・』
こ『陸上部も長距離選手が不足してるから、この際バカでもいいから戦力になればと思ってるだけで・・・』
こ『べ、別にタカシと一緒に部活やりたいって思ってるわけじゃないんだからね!?(///)』
コ「あいつら・・・なんで喋りながら走ってるのにどんどんペース上がってるんだ・・・」
38
:
1/1
:2011/08/21(日) 21:25:43 ID:???
キーンコーンカーンコーン
タ「はぁ〜、テスト終わった終わった〜!いやぁ、テスト期間終わった時の開放感たるや、初めてミッドガル出た時のようだ」
こ『むしろ浮遊大陸出た時並みでしょ。オリジナルのFC版の方で』
タ「このみはいちいちネタが古いんだよ!時代背景考えろよ。俺達が生まれた時に流行ってた曲は"WOW WAR TONIGHT"とかそういう世代だぞ?」
こ『しっかりついてこられてるタカシも大概だと思うんだけど・・・』
タ「そんなことより、テスト終わったし帰りどっか遊びに行こうぜ」
こ『なに言ってんの。陸上部は今日から早速部活再開だよ』
タ「なんですとー!?この暑いのに・・・」
こ『暑いからトレーニングになるんでしょ!ほら、早く行こっ!!』
・・・部活・・・
タ「って、俺達二人しかいないじゃないか」
こ『そうだよ?自主練だもん』
タ「自主練だと!?騙したな!?」
こ『騙すなんて人聞きの悪い・・・ボクはこの開放感溢れる中で走るのが好きなの!』
タ「俺を巻き込むなよ・・・」
こ『そ、それは・・・ほら、タカシはまだ陸上部入って日が浅いから、練習も人一倍しなきゃいけないでしょ!?』
こ『だから、タカシのためにむしろボクが仕方なく付き合ってあげてるだけなんだからね!?(///)』
タ「なんでテスト終了の日なのに、こんな女男と・・・(バキャッ)・・・たわばっ!」
こ『"男女"ならともかく、"女男"じゃ"女みたいな男"になるじゃないか!バカバカッ!!』
タ「そんなこと言ったって、喋り方だってそんなんだし、好きなおにぎりの具は昆布だし、ホント男みたいだぜ?」
こ『ワタクシだって、女性らしい話し方ぐらいできましてよ?オーッホッホッ!』
タ「うげぇ、気持ち悪ぅ・・・」
こ『失礼な!』
タ「もっと普通にできんのか」
こ『・・・タカシは、やっぱり女の子らしい方が・・・いいの?』
タ「え?」
こ『ボク・・・やっぱりもっと女の子らしくしないと・・・ダメかなぁ・・・』
タ「急にどうしたんだよ・・・このみが女の子らしくなったら気持ち悪くて仕方ないぞ?」
こ『・・・バールのようなもので殴っていい?』
タ「待て待て!(汗)・・・俺が言いたいのは、このみは今のままでいいってことだよ!!」
こ『いいの?・・・このままで・・・』
タ「いいも何も、それ以外のこのみが考えられん」
こ『ふぅん・・・そっか・・・』
タ「なんか今日のこのみ、変だぞ? テスト疲れか?」
こ『そんなんじゃないよ・・・』
タ「俺はいつもどおりのこのみが一番いいんだけどなぁ」
こ『へ?い、いいい一番いいの!?(///)』
タ「なんでそこで慌てるんだ?」
こ『な、なんでもない!なんでもないよ!!(///)・・・さあ、それより早く部活始めよっ!!!準備体操終わったら、ダッシュ50本!!!!』
タ「それ、アップし過ぎだろ!?」
こ『うるさいうるさいうるさい!ボクは今それぐらいの気分なの!!(/////)』
39
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/21(日) 22:02:43 ID:???
このみちゃんシリーズ好きだ
GJ!!
40
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/22(月) 10:35:55 ID:???
女の子らしさを気にするとか僕っ子の王道ですなGJ
41
:
1/3
:2011/08/22(月) 17:41:30 ID:???
タ「このみん、いよいよ大会出場だな」
こ『だからこのみん言うな!(///) まあ、さくさくっと走ってくるよ』
タ「何が"さくさくっと"だよ。このために自主練までして頑張ってきたんだろ?ずっと見てたから知ってるっつーの」
こ『う、うっさいな!(///) ボクは別にタカシが見守ってくれたから頑張れたわけじゃないんだからね!?(///)』
タ「ま、なんにせよ頑張れよ。当日は草場の陰から見守ってるから」
こ『普通に応援席があるでしょ!・・・まったく。まあ小カール君ターボ破って優勝してくるから、終わったらアイス食べに行こっ。タカシのおごりでwww』
タ「お前ならカール君にだって勝てるってwwwてゆーかおごらねーぞ!wwwww」
・・・大会・・・
タ「さあ、次はいよいよこのみの出番だな。頑張れよ、このみ・・・」
ヨーイ、スタート!!
こ『・・・はっ・・・はっ・・・』
タ「よし!いいスタートだな。ぶっちぎりじゃないか」
ブツッ
こ『・・・っ!!!・・・』
バタッ
タ「な、なんだ!?どうした!?このみが倒れるなんて・・・」
こ『・・・ぐっ・・・!』
タ「このみ!このみぃぃぃぃぃ!!」
・・・病院・・・
タ「・・・このみ、大丈夫か?」
こ『タカシ・・・うん、大丈夫・・・ごめんね、せっかく応援してくれてたのに』
タ「何言ってんだよ、謝ることなんかないだろ?それより何があったんだよ」
こ『・・・靭帯断裂・・・だってさ・・・』
タ「靭帯断裂!?」
こ『練習のし過ぎと、本番の緊張で筋肉が硬い状態なのに無理な力がかかったからだって・・・』
タ「そんな・・・頑張ったのが裏目に出たなんて・・・」
こ『治ったら歩けるようにはなるけど、もう今までのようには・・・走れないんだって・・・』
タ「ええ!?・・・でも、よくスポーツ選手がやるみたいに、手術とかそういう手段もあるんだろ!?」
こ『ボクんち、そんなお金無いし・・・仮に手術してもリハビリにすごく時間かかるから・・・もう高校で陸上やるの、無理だよ』
タ「このみ・・・」
こ『タカシ・・・今日はもう帰って・・・』
タ「いや、でも・・・」
こ『お願い・・・一人に・・・して・・・』
タ「わかった・・・何かあったら、遠慮なく電話でもメールでもしろよ?」
こ『・・・』
・・・外・・・
タ「・・・」
コ「おお、別府。このみの見舞いか?俺もちょうどこれから行こうと・・・」
タ「コーチ・・・行っても、面会断られますよ・・・"一人にして"って言ってましたから」
コ「・・・そうか・・・さっき先生に聞いたが、靭帯断裂なんだってな・・・」
タ「なんで・・・」
コ「ん?」
タ「なんでこのみがこんな目に・・・アイツはただ走るのが好きで、誰よりも速く走りたくて、そのために頑張ってただけなのに・・・」
タ「そのこのみが、なんでこんな目に合わないと行けないんですか!」
コ「別府・・・」
タ「なんでだよ・・・くそっ!・・・どうせなら俺が・・・俺が代わりに走れなくなればいいのに・・・」
コ「別府!そんなことを言うな!!」
タ「・・・コーチ・・・」
コ「お前のその言葉が優しさから出たということはわかる・・・だがな、代わってやることなんかできないんだ」
コ「そんなことを言ったら・・・一番悲しむのはこのみだぞ?」
タ「・・・はい・・・すいません」
コ「別に俺に謝らんでもいいさ・・・とにかく、今はそっとしておいて、どうやったら励ませるか考えよう」
タ「はい・・・」
42
:
2/3
:2011/08/22(月) 17:42:02 ID:???
・・・数日後・・・
タ「このみ、具合はどうだ?」
こ『タカシ・・・う、うん、もうすっかり大丈夫だよ!食欲だってモリモリあるし』
タ「そっか・・・」
こ『まったく、お見舞いなんか来なくていいのに。病気で寝たきりの薄幸の美少女ってわけでもないんだから』
こ『ホント暇人だよねぇ、タカシは』
タ「ほっとけwww」
こ『別に大したことなんかないんだよ。足痛めて走れないってだけで、日常生活ぐらい送れるんだし』
こ『陸上だけが人生じゃないからね〜。これからボクは本格的に女として生きてやるんだからwww』
タ「うん、元気そうで良かった・・・でもな、このみ」
タ「・・・無理・・・すんなよ?」
こ『む、無理なんかしてないよ!』
タ「お前、ホントに嘘が下手なやつだなぁ」
ナデナデ
こ『なんでそこで頭撫でるのさ!(///)・・・嘘じゃ・・・ないよ』
タ「何言ってんだよ・・・そんな引きつった笑顔が作り笑いなことぐらい、一発でわかる」
タ「俺は、お前が心の底から楽しんでる時の笑顔が好きなんだからな・・・」
こ『な、何言ってんのさ、自分こそ(///)・・・ボクは別に作ってなんか・・・』
タ「俺さぁ、このみには本当に感謝してるんだよ。転校したばっかりで不安だった時に、全然壁とか作らずに話してくれたし、」
タ「何にも本気になれなかった俺を陸上部に誘ってくれて、物事に打ち込むことの楽しさを教えてくれたし・・・」
こ『べ、別にタカシのためにやったとかじゃ、ないんだから・・・感謝されることなんて・・・』
タ「俺、このみほどずっと全力で走ってきたわけじゃないから、このみの辛さわかってやれないかもしれない・・・」
タ「でも、だからこそ、我慢しないで辛いなら辛いって言って欲しいんだ」
タ「ちょっとでも、このみの辛い気持ち・・・軽くしたいから・・・俺を友達と思ってくれてるなら、吐き出してくれよ」
タ「我慢・・・しないでさ・・・」
こ『タカシ・・・』
こ『・・・』
こ『タカシなんか・・・大嫌い』
タ「う・・・」
こ『・・・そうやってボクのことお見通しで、ボクのこと包み込んでくれて・・・』
こ『タカシといたら、弱い自分もさらけ出しちゃうから・・・だから、タカシのことなんか・・・大嫌い・・・』
こ『・・・』
ギュッ
タ「こ、このみ!?」
こ『うわぁぁぁぁぁぁん!タカシ!!タカシぃぃぃ!!!』
こ『ぐすっ・・・ボク、ずっと走るのが好きでそればっかやってきたのに・・・』
こ『どうして・・・どうしてこんなことになるのさ・・・えぅぅ』
こ『もうこれから、どうしていいかわかんないよ・・・ぐすん・・・』
タ「このみ・・・」
こ『うぅぅ・・・』
タ「いいよ・・・今は泣いて・・・」
ポンポンッ
こ『ぐすっ・・・』
こ『・・・』
こ『・・・(ゴシゴシ)・・・ごめん、タカシの服、汚しちゃった』
タ「そんなこといいって」
こ『・・・あぁ、なんか泣いたらスッキリした・・・うん。もう大丈夫』
タ「ホントに大丈夫か?」
こ『今度こそ大丈夫だって!・・・まあ、まだこれからのこととか考えられないけど、なんか気持ちは一区切りついた』
タ「そうか。このみは強いなwww」
ナデナデ
こ『そこで撫でないでよ!(///)・・・でも・・・ありがと(///)・・・』
こ『・・・そうそう、さっきの話だけど、ボクはタカシのこと友達って思ってないから』
タ「なんだってー!?じゃあなんだと思ってるんだ・・・もしかして下僕とかorz」
こ『それは・・・ヒ・ミ・ツ(///)』
43
:
3/3
:2011/08/22(月) 17:42:34 ID:???
・・・更に数日後・・・
こ『コーチ、ご無沙汰してます』
コ「おお、このみ!もういいのか?」
こ『はい、松葉杖は必要ですけど、学校にはもう通って大丈夫だって・・・どうもご心配おかけしました』
コ「そうか。とりあえず良かった良かった」
こ『・・・タカシは?』
コ「ああ、別府なら今日も外の40kmコースを走りに行ってるぞ」
こ『えっ、タカシが!?・・・それに、今日"も"って・・・』
コ「アイツ、あれから更に練習熱心になりやがってなぁ・・・"このみの分まで俺が走るんだ"とか言ってたぞ」
こ『タ、タカシ・・・』
コ「それと、"東京マラソンで優勝して、賞金でこのみに手術受けさせるんだ"とも言ってたな。"高校では無理だとしても、治ればいつかはまた走れるんだから"・・・だと」
こ『そんな、タカシ・・・なんでそんな無茶なこと・・・』
コ「そうだな、無茶だよな。俺もそう思う」
コ「しかし・・・男ってのはそういう無茶考えちまう生きもんなんだよ・・・ったくバカだよな」
こ『・・・』
こ『・・・ホント・・・バカですよね・・・』
こ『・・・』
こ『コーチ、お願いがあります!』
・・・2時間後・・・
タ「はぁ、はぁ・・・やっと校庭に戻ってきたぞ・・・ぜぇ、ぜぇ」
こ『犬みたいに舌出してへばって・・・情けないなぁ』
タ「このみ!?もう大丈夫なのか!?」
こ『歩くには松葉杖必要だけど、それ以外はね。はい、タオル』
タ「お、さんきゅ・・・(ゴシゴシ)」
こ『それとスポーツドリンク』
タ「おお、ありがたや・・・(ゴクゴク)・・・って、なんかお前マネージャーみたいだな」
こ『だってマネージャーだもん』
タ「そうか・・・って、えぇぇ!?このみがマネージャー!?」
こ『そうだよ。コーチにお願いして、これからボクは陸上部のマネージャーとしてサポートさせてもらうことになったんだ』
タ「お前・・・いいのか?」
こ『だって現状走れないから選手は無理だけど、やっぱり陸上以外考えられないもん』
タ「そっか・・・うん。お前がそう考えたんなら」
こ『それに、ほっといたら無茶するヤツもいるしね〜』
タ「ん?誰だそりゃ」
こ『タカシに決まってんでしょ!・・・まったく、急にハードな練習し過ぎたら体壊すよ!?ボクの事例から学ばなかったの!?』
タ「うっ・・・」
こ『これだから、バカシって呼ばれるんだよ』
タ「お前だけだ!そんな呼び方するのは」
こ『とにかく、ちゃんと計画的な練習メニュー組んでやらないといけないんだから。これからは、ボクの言うこと聞くこと!いい!?』
タ「は、はい・・・」
こ『それで・・・またいつか・・・一緒に走るんだから(///)』
44
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/22(月) 18:37:40 ID:???
ちょくちょく挟まれる古めの小ネタが好きです
45
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/22(月) 19:15:24 ID:???
うおおおおおおおおおおおおGJ
46
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/23(火) 07:40:13 ID:gfun20Fk
GJ!
かっこいいぜタカシ!
47
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/23(火) 20:43:42 ID:???
昔の青春ドラマみたいだ
48
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/24(水) 18:22:08 ID:???
ち『……お兄ちゃんどいて!……そいつ殺せない!……』
タ「ちなみ、二人でマリオブラザーズやってるだけなのにそういう誤解招く発言するなwww」
ち『……だって……"POW"ブロックの前にお兄ちゃんがいるから……』
タ「お前本当に"POW"好きだな!正々堂々と勝負しやがれ!!」
ち『……汚物は消毒だぁ……』
タ「俺のルイージは汚物じゃねぇ!」
バインッ
タ「うぉっ!マジで使いやがった!!・・・ほら、俺死んじゃったじゃないか」
ち『……ふっふっふっ……』
タ「くそぅ、次は負けねーぞ!二回戦だ!!」
ち『……何度やっても同じこと……あ……』
タ「お前・・・何いきなり挟まれて自滅してるんだ」
ち『……もういい……これ飽きた……』
タ「あのなぁ。まあ俺も同感だけど・・・俺達、二人ともアクションゲーム苦手だよなぁ」
ち『……そうだね……でもアドベンチャーとかRPGじゃ二人ではできないし……』
タ「いっそ、エロゲの対戦プレーとか」
ち『……お兄ちゃんが男キャラを操作して、ちなみが女キャラを操作して、ベッドステージでギシアン対戦?……』
タ「そうそう、そんな感じ」
ち『……』
タ「・・・いや、当然冗談デスヨ?(汗)」
ち『……』
タ「やめてくれ!そんな目で俺を見るなぁ!!」
ち『……少し……頭冷やそうか……』
タ「すいません!魔王様!!二度と世迷言は申しませんのでスターライトブレイカーだけはお許しを!!!」
ち『……まったくもぉ……ちょっと休憩しよ……お台所行ってドクペとってくる……』
タ「ああ、すまんな。頼む」
ち『……誰がお兄ちゃんの分までとってくるって言った?……』
タ「ついでじゃないか!おながいします!!」
ち『……しょうがないなぁ……(今日は何を混入しよっかなぁ……///)……きゃっ!?……』
ドンガラガッシャン
タ「ど、どうしたちなみ!大丈夫か!?」
ち『……あいたたた……ちょっと階段でコケただけ……大丈……っ!……』
タ「どうしたんだ!?怪我したのか!?」
ち『……ちょっと……足挫いたみたい……』
タ「なにっ!?待ってろ、すぐ救急車呼んでやる!」
ち『……大袈裟だってば……ちょっと挫いただけだから……大丈夫だよ……』
タ「本当か?」
ち『……本当だよ……もぉ、心配性なんだから……お兄ちゃんは……』
タ「そうか、良かった・・・じゃあ、ひとまずベッドまで連れて行ってやるから、休んどけ。その後湿布持って行ってやる」
ち『……うん……ごめんね……』
タ「何言ってんだよ。こんな所に階段があるのが悪いんだよ・・・ぃよっと!」
ち『……ひゃぅ!?……』
タ「持ち上げただけで変な声だすな」
ち『……お姫様だっこ……されちゃった……(///)』
タ「だって、こうしないとベッドまで運べないだろ?」
ち『……ちなみの初お姫様だっこなんだから……責任……とってよね……』
タ「なんでそうなるんだ!?・・・まあ怪我人だしワガママぐらいきいてやろう・・・で、どう責任とればいいんだ?」
ち『……今日一日……ちなみをお姫様として崇め奉ること……』
タ「お前は子供か・・・わかったよ。お姫様、ご命令を」
ち『……足の指をお舐め……』
タ「それ、お姫様通り越して女王様じゃね!?」
49
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/24(水) 19:29:50 ID:???
妹くれペロペロ
50
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/25(木) 06:43:52 ID:???
昔のSSで ダウナーさん 夏 汗まみれ エロ ずるいずるいずるい 衰えることのない 難しく考えすぎ
がキーワードなSSを探してるんだけどなんか手がかりかなんかない?
その後のレスで これだけデレが多いのにきちんとツンがあるのがスゴイ とかいうレスをもらってた気がするんだが
51
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/25(木) 06:52:55 ID:???
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/21510/1200575514/517
これだな
52
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/25(木) 06:57:19 ID:???
なんという素早い回答。。。サンクス
53
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/25(木) 20:26:26 ID:???
タ「ちなみー!花火やろうぜ!!」
ち『……花火?……もぅ……お兄ちゃんは子供なんだから……』
タ「花火やるのに子供も大人もないだろ?お前の好きな花火もちゃんと買ってあるから」
ち『……しょうがないなぁ……べ、別にやりたくないけど……ほっといて火事起こされても困るから……付き合ってあげる……(///)』
タ「よし、じゃあ早速やるか!何からやる?」
ち『……ちなみは……これさえできれば満足だから……』
タ「お前、ホントそれ好きだなぁ・・・」
ジジジ
ち『……ウットリ……』
タ「まったく・・・ヘビ花火のどこがそんなにいいんだか・・・」
ち『……ああ楽しかった……じゃあこれで糸冬了ということで……』
タ「待て待て!ヘビ花火で終われるか!!・・・もっと派手なのやろうぜ。ロケット花火とか」
ち『……ロケット花火?……危ないよ?……』
タ「大丈夫さ。ちゃんと立ててやれば」
ち『……だって……(ヒューン)……ほら……』
タ「だぁぁぁ!危ねぇ!!・・・俺の股の間通ったぞ!?」
ち『……チッ……』
タ「今舌打ちしませんでしたか!?もしかして狙ってました!?」
ち『……さぁ?……』
タ「お前なぁ、使い物にならなくなったらどうするんだ!」
ち『……誰に使うの?……』
タ「いや、誰というか、生殖以外にも排泄にも使いますので・・・」
ち『……排泄とか……妹とはいえ女の子の前で言わないで……』
タ「ロケット花火で股間狙い撃ちする女に言われたくねー!・・・というか、生殖はいいのか」
ち『……(///)……』
タ「なぜそこで赤くなる・・・まあいいや。そろそろ線香花火で締めようぜ。やっぱ締めはこれだろ」
ち『……お兄ちゃんには似合わない……』
タ「ほっとけwwwでも、なんかこうやって線香花火してると、もう夏も終わりだなぁって気がするな」
ち『……うん……』
ポロッ
タ「あ、もう落ちやがった」
ち『……お兄ちゃんの……ヘタクソ……早漏……』
タ「女の子がそういうこと言ったらいけません!・・・でも確かにちなみは上手いな。まだもってる」
ち『……当然……だって絶対落としたくないもん……』
ち『(……こうしてる間は……お兄ちゃんがこんなに近くに……いてくれるから……///)』
54
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/26(金) 02:02:41 ID:???
いもうとちなみんぺろぺろ
55
:
1/3
:2011/08/27(土) 21:23:11 ID:???
【ツンデレと衝突したら】
俺には尿を保持する内臓があるので、しばらくは尿を体内に維持したまま生活できる。だが、その慢心が全ての始まりだった。そう、俺は膀胱を過信していたのだ。
簡単に言うと超おしっこ出そう。そんなわけで急いで学校の廊下を走ってたら、曲がり角で誰かにぶつかった。
「きゃっ! いたたたた……」
紳士たる俺は助け起こしたいところだったが、尿保持内臓が限界を訴えていたのでそのまま放置、滑るようにトイレIN、尿、排出!
ふひゅーと便所から出ると、リナが怖い顔で待ち構えていました。
「ああ、今なら誰もいないから便器を舐めてもばれないぞ。ただ、以後俺に近寄るな」
「そんなことしませんわっ! そうじゃなくて、貴方! さっきのアレ、どういうことですの!?」
「なんのことですの?」
「マネしないでくださいまし!」
「ジャッジメントですの!」
「真面目に聞きなさいっ!」
かっこよくポーズを決めたら怒られたので真面目に聞く。
「えーと。何の話ですか」
「何の話ですって!? このわたくしを突き飛ばしておいて、ありえないですわっ!」
「あー。あーあーあー。今理解した。さっきぶつかったのお前だったのな。よし分かった、謝ろう。てへ、ごめりんこ」
「絶対に許しませんわ!!!!!」
謝罪したら余計に頑なになった。どういうことだ。
「もー許しません、えー許しませんわ! 然るべき処置をとらせていただきますわ!」
「いかん、黒服に俺を襲わせ、俺の内蔵を全部売る気だ!」
「そんなことしませんわっ! 人をマフィアか何かと勘違いしてません!?」
「メキシコあたりのマフィアは超怖いよね」
「知りませんわっ! ……ただ、わたくしも鬼ではありません」
「いやいや、謙遜するな。人の内臓を売り捌くんだ、リナは立派な鬼だ」
56
:
2/3
:2011/08/27(土) 21:23:38 ID:???
「余計な茶々は入れないでいただけますことっ!?」
「任せろ、得意だ」
「…………」
全く信用してない視線をこちらに送りつつ、リナは話を続けた。
「え、えーと。そう、そうですわ。女性にぶつかっておいて、しかもその女性を放置するだなんて、人のすることではありませんわ。その汚名をそそぐのですから、それなりのことは覚悟してもらう必要がありますわね?」
「あれ、カツアゲ? お嬢様なのに? どうしよう、昼飯代の200円しかないよ」
「違いますわっ! ていうかお金なさすぎですわ! パンとジュースを買ったら終わりですわよ、それ!?」
「いや、それじゃ足りないからパンを二つ買って、飲み物はいつも水にしてるんだ」
「まあ……」
リナは両手で口を覆い、いたわしげな視線を俺に送った。まっすぐに同情されたら、俺はもうどうすれば。
「い、いや、違いますわ。今はそんなのどうでもいいんですの」
「そうだな、カツアゲの真っ最中だもんな。はい、どうぞ」
「だから、違いますわっ!」
「あぁん」
俺の200円が払いのけられた。わたわたしながら硬貨を拾う。
「わたわたしないでいただけますことっ!?」
「待て、あと10円足りないんだ。……ああ、あったあった。よかったよかった」
「全く……情けないですわね」
「お前と違って、俺は貧乏なんだよ。じゃあそういうことで」
「だから、まだ話は全く終わってませんわっ!」
「ぐえぇえ」
「きゃっ、汚っ!」
首を掴んで止められた。そのやり方は運が悪いと死ぬのでやめてほしいです。あと、あんまりだ。
「誰しも首を絞められるとあんな感じになるんです。嫌ならやらないでくれ」
「う、うるさいですわね……偶然手が首に引っかかっただけですわ!」
「めちゃくちゃだな……まあいい、話ってのは?」
57
:
3/3
:2011/08/27(土) 21:23:59 ID:???
「貴方と話してたら脱線しすぎますから、やってほしいことだけ言いますわ」
「失礼な話だ。んで、何だ?」
「え、えーと……ふ、深い意味はありませんわよ?」
「分かった、深読みする」
「ぶん殴りますわよっ!?」
このお嬢様超怖え。
「き、今日のお昼、特別にわたくしと席を共にすることを許しますわ」
「はい。……はい?」
「だ、だから! ……え、えっと、さっきお昼がパンだけって言ってたから、わたくしの豪勢なお弁当を見せびらかすんですの!」
「ああ、なるほど。それで出た俺の涎を飲み水にするんだな。でも、そんなのしなくても水道から水が出るぞ? リナって変な奴だな」
「貴方だけには言われたくありませんわっ! そんなことするつもりありませんっ!」
「分かってるって。羨まがらせたいだけだろ」
「え? ……そ、そうですわ。そ、それ以外何があると言うんですの!?」
「そうだな。俺に昼飯が貧相で可哀想に思ったから、自分の弁当を分け与えるためにあえて悪ぶったわけないよな」
「ううううう〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!」
何やら全力で頬をつねられた。
「嫌いですわ! 大っ嫌いですわ! もー今日のお昼の約束もナシですわっ!」
「困ったね」
「ちっとも思ってないですわ!!! もー貴方なんてお金なくって餓死して孤独死しちゃえばいいんですわっ!!!」
「いや、餓死した後に孤独死はできないと思う。なぜなら餓死の時点で死んでるから」
「冷静に訂正しないでいただけますことっ!?」
で、昼の時間。
「とかなんとか言いながら、俺に弁当わけてくれるリナ超天使」
「うっ、うるさいですわっ! 多すぎて食べられないから残飯を押し付けてるだけですわ!」
真っ赤な顔でもきゃもきゃ言い訳してるリナだった。
58
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/27(土) 21:28:07 ID:???
お嬢可愛いのうwwwww
GJ!!
59
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/27(土) 22:04:18 ID:???
>>57
テラカワユス
てかお前エロパロでも書いてるだろww
60
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/27(土) 22:08:14 ID:???
>>57
GJ!
あと符丁もげろw
61
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 21:07:02 ID:???
>>57
GJ!
なんだかんだ言いながらお弁当分けてくれるお嬢様かわいいwww
62
:
1/2
:2011/08/28(日) 21:07:57 ID:???
A「ねえB美、彼氏できた?」
B「できてないわよ・・・そういうA子はどうなのよ」
A「できてるわけないじゃん。C恵は?」
C「ダメダメ。私に釣り合う男なんかいないわー。それにこの学校男子少ないもん」
ち『(……またみんな彼氏がどうのこうの……同じ話ばっかで飽きないのかな……)』
A「ちなみはどう?」
ち『(……げ……こっち来た……)』
B「何言ってんのよA子。ちなみは・・・なんだっけ?伊集院隼人様とか言ったっけ?なんかのアニメのキャラに夢中だもんね〜」
C「え〜、マジで?」
ち『(……めんどくさいから……そういうことにしとく……)』
A「じゃあさ、お兄さん紹介してよ」
ち『……え?……』
B「ああ!A子ずるい!!私だって紹介して欲しいのに〜」
C「ちなみのお兄さんってカッコいいの?」
ち『……いや……そんなこt……』
B「割とカッコいいわよ。たまに見るけど」
C「じゃあ私も紹介して欲しいな〜」
ち『……ダ、ダメダメ……』
A「なんでよ。もしかして・・・ちなみ、ブラコン?」
ち『……そ、そんなこと……ない……(///)』
C「じゃあいいじゃん」
ち『……あんなの……どこがいいの?……』
B「だってまあまあカッコいい方だし、優しそうじゃない?」
ち『……それは……騙されてる……』
C「そうなの?」
ち『……そうだよ……あんなやつ……なまけもので、家事もできないし……』
A「いいじゃない。家事なら私がやってあ・げ・る(はぁと)」
ち『……服装だってぱっとしないし……』
B「むしろ、こっちの好みに合わせてコーディネートしてあげたいわ」
ち『……そもそも(3次元の)女の子に興味ないみたいだし……』
C「草食系?うちら肉食系女子だからちょうどいいわ」
ち『……そのくせ(2次元の)女の子と○りまくってるし……』
A「まさかのロールキャベツ系!?そういう爪隠してる鷹って感じ素敵!」
ち『……とにかく、あんなダメダメ人……やめといた方がいいって……』
タ「誰がダメダメ人だって?」
ち『……お、お兄ちゃん……なんでここに……』
タ「いやぁ、また財布忘れちまってさぁ。悪いけど金貸してくれよ」
ち『……やっぱダメダメ人だ……』
タ「そのとおり!俺はダメな奴だ・・・だから貸してくれ!500円でいいから!!このとおり!!!」
ち『……ちょ、ちょっと……みっともないから手なんか合わせないでよ……』
ち『……はぁ……500円だけだよ?……ホント、しょうがないんだから……』
タ「ありがとう!助かった!!ちなみは優しい子だな」
ナデナデ
ち『……な、撫でないでよぉ……学校では(///)……もぉ、今回だけだからね!?……じゃあ、はい、500円……』
タ「さんきゅー!じゃあな」
ち『……ちょっと待った……』
タ「ん?なんだ?」
ち『……駅前に新しくクレープ屋さんができたらしいんだけど……』
タ「わかったわかった・・・利子としてチョコクレープおごらせていただきます」
ち『……チョコバナナクレープ……』
タ「わかったよ!ったく・・・じゃあ土曜日行くか」
ち『……うん……約束だよ?お兄ちゃん……』
タ「ああ。じゃあな」
63
:
2/2
:2011/08/28(日) 21:08:47 ID:???
ち『……はぁ……』
ち『……ね?ダメダメ人でしょ?……』
A「・・・」
B「・・・」
C「・・・」
ち『……あれ?……』
A「ブラコンね」
B「うん、ブラコンね」
C「とってもブラコンね」
ち『……えっ!?……いや……なんでそういう結論に……』
A「なんでって、どっからどう見てもそうじゃない」
ち『……そ、そんなこと……ないもん……』
ち『(……ブラコンなんかより……もっと進んだ関係になるんだもん……///)』
64
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 21:25:09 ID:???
>>63
妹ちなみん可愛いwwwwww
65
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 21:53:39 ID:???
ちなみん可愛すぎだろうが!馬鹿!
66
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 21:55:58 ID:???
このちなみんは幸せになるべき
67
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 23:28:47 ID:???
是非幸せになって欲しいダウナー
68
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/28(日) 23:37:12 ID:???
きっと血は繋がってない
69
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 00:39:50 ID:???
東京都的に見てもな
70
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:13:02 ID:63FNyBMI
本スレ
>>26
から
「にぃに……」 カチャ
「お? どうしたちな。ねれないのか?」
「うん……だからねぇ……いつもみたいにしてほしぃの」
「しょうがないなぁ。来年から小学生だろ? そろそろ俺がいなくても寝れるようにならないと」
「んむ……やー……にぃにいないと……ねれないの……」
「えへへ、そっかそっか。ちなは甘えん坊だなぁ」
「はやく……だっこして……」
「はいはい。ほらおいで」
「ん……にぃに……いいにおい」 ギュッ
「ん? そう?」
「うん……ねむくなりゅ……にぉぃ……」
71
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:13:46 ID:63FNyBMI
〜〜〜〜〜
「こんな時期がお前にもあったんだよちなみ」
「記憶の……捏造も……ほどほどにしろ……」
「いや確固たる事実だよ。ほら、ビデオに写ってんじゃん」
「無駄すぎる編集技術に……だけは……賞賛を送る……」
「編集じゃないって。何年前のビデオだと思ってんだよ」
「恐ろしや……我が愚兄は……ビデオテープの高度な編集技術を……ドン引き……」
「いや違うって。認めろよ。この可愛い顔を。お前じゃなけりゃなんなんだ?」
「妹のドッペルゲンガーを……作り出すとは……まさに……シスコンの極み……」
「どうしても認めない気か……よろしい、ならば更なる事実を突きつけてやる」
「認めるもなにも……事実と反することは……容認できn『にぃに…………寝てる?』……!?」
72
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:14:19 ID:???
『寝てる……よね…………じゃあ……お邪魔します……』
『んむ……にぃに…………あったかい』
『いい匂い…………安心する……』
『にぃに………………ぁっ……』
『……寝返り…………しただけか……あせった……』
『ん〜…………ぎゅ……』
73
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:14:58 ID:63FNyBMI
「こっ……これはっ……!?」
「ふふふふふ……どうだ? 最近寝苦しくてな、おばけ的なものが俺の部屋に住み着いてるのかと思って、昨夜、俺の部屋に赤外線カメラを設置したのだよ」
「発想が……馬鹿すぎるっ……!」
「うるせえ! そしたらなぁーんと、妹がうつってるじゃないですか! これはもう驚き桃の木山椒の木!」
「くっ…………て、え……昨夜?」
「ん? うん。あ、こっからは俺も見てないんだ。一緒に鑑賞するとしようか」
「だっ……だめっ……!」 ガバッ!
「ぅおっとぉ! そうはいかんざき! その焦り方を見ると、もっと恥ずかしい物が写ってるんだな?」 ガシッ
「は……はなせっ……! その……カメラを……粉砕するっ……!」 ジタバタ
「ふふふ、こうして手足を塞いでしまえば攻撃もできまい! 大人しく恥ずかしい思いをしろ! 普段貶されまくってる仕返しだ!」
「だめっ……ほんとに……ここから先は……見ちゃっ『はっぁ…………にぃにっ…………んっ……』……!」 ビクッ
74
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:15:38 ID:63FNyBMI
『ん……にぃに…………すきっ……すきぃっ……!!』 スリスリ
『どうして……兄妹なのっ……! んぁっ……! ふっ……ぅ…………ん……』 クチュ、クチュ
『ちなが……一番なのにっ……! いちばんっすきなのにっ……! ぁあっ……!』 クチュクチュ
『んぁっ! にぃにっ……すきっ……ぁっ、だいすきっ……! んぅっ、ぁ、ぁ、あっ!』 グチュクチュグチュグチュ
『んーっ……!…………ぁっ……はっ……ぁ…………はぁ……はぁ……』 ビクッン、ビクッ
『にぃにっ……す…………き……』 スヤスヤ
75
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:16:31 ID:???
「………………」
「えっ、と……」
「………………はなして」
「え、あ、や、やだ」
「………………」
「え、あの、ていうか………………あ、あの……ご、ごめん」
「…………なにが」
「あの、と、盗撮、みたい、な」
「………………」
「ご、ごめん、なさ、い」
「………………」
76
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:17:05 ID:63FNyBMI
「………………」
「………………気持ち悪い……でしょ」
「……え?」
「じ……実、の……あ、兄の……布団、にっ……も、もぐっ…………てお、おな……おな……に……とか……」 プルプル
「あ、え、えっと」
「き、気持ち悪いね……し、死んだ方が、いい、い、い、いい、ね」 プルプル
「ちょっま、まて!」
「………」
「そ、ぶ、ぶっちゃ、け……その、う、うれし、い」
「…………そう……いうの……いいから」
「いやま、マジで、さ。気持ち悪いとか、そんなんじゃなくて」
「…………いいってば」
「いや、ほ、ホントに……お、俺っ、も、お前で……その、シたこと、あるし」
77
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:17:42 ID:63FNyBMI
「………………ばかじゃ……ないの」
「あの…………」
「………………なに」
「すっ、好きだ」
「…………っ」
「す、好きだっ!」
「………………」
「………………」
「………………ばか」
「え?」
「そ……そんな……泣きながら……とか……かっこわる」
「な、お、お前も泣いてるじゃん」 グスッ
「……そんなこと……ない」 グスッ
78
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:18:20 ID:63FNyBMI
「あの…………き、キスしていい?」
「え? んむっ!?」
「んっ……ふ……」
「んむっ…………ちょ……んっ……ふっ……!」
「んっ……ん……ふっ…………ぁ……はぁっ……!」
「ぷぁっ……! はっ……はっ……い、いきなりっ……すぎっ……」
「だってが、我慢できなくて」
「はっ……はぁっ……はぁ……ばかっ」
「ごめ、ごめん」
79
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:18:49 ID:63FNyBMI
「…………いいかげん……はなせ」
「え、あ、ごめん」 パッ
「はぁ…………指のあと……ついてる」
「うあ、ご、ごめん」
「…………だっこ」
「え?」
「いいから……だっこして」
「わかった。お、おいで」
「ん…………」 ギュ
「なんか………懐かしいな」
「そ……そうでもない」
「え?」
「こっ……ここ……最近は……毎晩にぃにの……布団にもぐって……た、から……」
「ぉ、おう……そうか」
「……………好き」
「ん……俺も」
「……えへ」
80
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:19:19 ID:63FNyBMI
おわり
まあ、あれだよ、夜だしね
しょうがないよね
81
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:23:43 ID:???
下が反応するより先に涙が…
ええ話や
82
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 01:33:05 ID:???
ふぅ…………
いや。下だけじゃなくていろんな意味で堪能しました
83
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 13:12:36 ID:D54wChMw
兄妹なのにって葛藤する近親ものは良い
GJ!
84
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 17:11:50 ID:???
やっぱ兄妹ものはたまらんですなあGJ
85
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 21:51:32 ID:???
>>79
・・・ふぅ。
兄妹愛のお互いを思いやる気持ちに、純粋に感動した!GJ!!
86
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 21:52:03 ID:???
ち『……ただいま……』
タ「おお、ちなみ、おかえり。どうだった?学習合宿は」
ち『……夜はちょっと修学旅行みたいで楽しかったけど……毎日10時間授業+自習はさすがに……』
ち『(……それに……お兄ちゃんに会えなかったし……)』
タ「だよなー。俺も去年行ったけど、なんで学校行事にあんな苦行あるんだっつーの」
ち『……お兄ちゃんの場合、オ○禁が辛かっただけでしょ……』
タ「それぐらい我慢できるわ!俺もちゃんと授業が辛かったんだよ!!」
ち『……自慢することじゃないし……それより、ちなみがいなくてもちゃんと生きてた?……』
タ「お前の目の前にいるのは誰だ!?ちゃんと生きてるって。料理も一応はしたぞ」
ち『……』
タ「なんだ、そのあり得ないものを見る目つきは。本当だってばよ。前にお前が風邪ひいた時もおかゆ作ってやったじゃねーか」
ち『……まさか、今回もおかゆで済ませたとか……』
タ「んなわけあるかいwww・・・ま、漢チャーハンとかそんなんだけどな」
ち『……それでも意外……大阪人が巨人応援するぐらい意外……』
タ「大阪人が全員阪神ファンだと思うなよ・・・それより疲れただろ?冷蔵庫にケーキあるから食えよ」
ち『……何?……何を企んでるの?……』
タ「単なるサービスだ!・・・ったく。俺をなんだと思ってやがる」
ち『……奈○子商法に引っ掛かった人……』
タ「それを言うなorz」
・・・台所・・・
ち『……何これ……』
タ「どうした?・・・はっ!しまった!!」
ち『……このお台所の惨状は……何?……』
タ「いや、これから!これから片付けようと・・・」
ち『……どうやったら3日でこんなにカオスになるの?……』
タ「それは・・・まあ、その・・・」
ち『……ダメだこいつ……早くなんとかしないと……』
タ「悪かったよ!すぐ片付けるから!!」
ち『……いい……ちなみがやるから……どっか行っといて……』
タ「いやいやいや!さすがにそんなことさせられないって!!」
ち『……いいから……できないからこうなったんでしょ?……邪魔だからあっち行って……』
タ「す、すまん・・・」
・・・1時間後・・・
タ「ちなみ、さっきは悪かったな。ほんとごめん」
ち『……別に……お兄ちゃんごときに片付けスキルなんか期待してなかったから……』
タ「いつもすまないねぇ」
ナデナデ
ち『……お兄ちゃん、それは言わない約束だよ……って、どさくさに紛れて頭撫でないで……(///)』
タ「俺、ダメだよなぁ・・・ちなみがいないと、本当ダメだ・・・」
ち『……何言ってんの……ちなみはお兄ちゃんの家政婦じゃないんだから……』
タ「じゃあ、メイドで」
ち『……なんでもお申し付け下さいね、ご主人様……』
ち『……』
ち『……な、何言わせるの……ばか……(///)』
タ「本当にやるとは思わなかった(汗)・・・いやでもホント、いつもありがとうな。改めてちなみがしてくれてたことを思い知ったよ」
ち『……ふん……別にお兄ちゃんのためにやってたわけじゃないから……お父さんお母さんが出張の間、留守を預かってるだけだから……』
タ「それでも、俺は感謝してるんだよ。ありがとう。・・・帰ってきたばっかで疲れてるだろ?して欲しいことないか?」
ち『……いいよ、別に……』
タ「そうか?遠慮しなくていいんだぞ?」
ち『……いい……お兄ちゃんはいつもどおりで……』
ち『(……そこにいてくれたら、ただそれだけで……)』
ち『(……だって、ちなみも……お兄ちゃんがいないとダメだもん……/////)』
ち『(……それに、3日間も団体行動で我慢してたから……今して欲しいことなんて言えません……///////)』
87
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:00:29 ID:???
オチが無ければいい話だったのにwwwwwwwww
だがGJであることには変わりない
88
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:51:36 ID:???
「名は体を表す」という、もし私の名前が「波照間 綺羅羅」だったらきっと明るい人気者だろう
だが私の本名は「音無 悠」遥か遠くまで音は無し…駄目だこりゃ
確かに昔から口下手でコミュニケーション能力は低かった、でもまったく友達がいないわけではなかった。
なのに私ときたら何を思ったのか、自己紹介しょっぱなに
「口下手で話すのは余り得意じゃありません」
この言葉のおかげで私は一年間不得意な会話を殆どしない快適な学校ライフを送ることに成功した
そして年度も改まり無事二年生となったが、それで何かが変わるわけではなかった
89
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:52:29 ID:???
期待に応えない人は存在を忘れられてしまう。
マンガの台詞だ、回りの人はいつも一人の私にどんな期待をしたのだろうか
深窓の令嬢?はないな
物静かでクール?これもない
友達のいない根暗?だよな
いいだろう、その期待に応えてやろう、やってやる!!
その結果として更に影が薄くなった、何やってるんだろう私
この負の連鎖に名前をつけよう……ヘリカルフィードネガティブ
…悪くない、だが私の頭が悪いことを再確認することになった、ちくしょう
最近は教室の隅で本を読み一日を潰す、そんな毎日だ
「(この主人公はなんでこんなにモテるかなぁ、私にもあるのかなモテ期、複数の男に言い寄られる私…悪くない)」
90
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:53:33 ID:???
「(さて一段落したし別の本を読みますか)」
「エーット?」ガサゴソ
「アーコレコレ」
「(ゲーム化ねぇ、元々はイラストだったらしいけどゲームになりましたか、来月少し安くなってから買うのもアリかな)」
『ねえ、音無さん』
「エ?」
『あっゴメン、間違えて呼んじゃった?音楽の音に無限の無、だよね、読み方間違ってた?』
「(いや、違う!違うことはないけど読み方はあってる、ソコじゃない!何故、何故話し掛けてきた、何時ものように気配は消していたはず!何故私を認識できる!いや違う!それすらも違う、返さなければ、話し掛けられたからには何か返さなければ!)」
「な、何でしょうか?私が何か粗相をしてしまいましたか?」
91
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:54:38 ID:???
『………いや、大丈夫だよ、それより音無さん?今見てir…
「(やってしまった、久しぶりの他人との会話だったから緊張してしまった、しかも名前のこと完全に無視してるし、いまでも名前が疑問形だよ語尾が上がってるよ、ダメだ、いろいろダメだ)」
…hakaうつもりなの?近くにいいゲーム屋があるんだけど、もしよかったら…』
「だ、駄目!駄目!!私は駄目!クラスの為にも期待を裏切る訳にはいかないんです、だから、その、駄目なんです!」
『期待?よくわかんないけど駄目なら仕方ないか、残念だなー同じ趣味の人がクラスにいると思ったのに』
「What?」
『えっと…趣味が似てたりするのかな?って思ったんだけど迷惑だったかな?』
92
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:55:37 ID:???
「(考えろ悠!何故私に男子が話し掛けてきたのかを
1、クラスの男子連中の罰ゲーム
2、単なる戯れ、私の惑う様を見て楽しんでいる
3、私に気があって共通の趣味があると思い話し掛けた)」
「(本命2、対抗1、大穴3
楽しいか?惑う私は面白いか?でも実は3も捨てがたい、気があるまではなくても、単に友達とかまでなら…悪くない、それに現実的…………いや違う!これこそがヤツの狙い中途半端に現実味を漂わせるとはっ!)」
「迷惑ではないです、でもお誘いは断らせて貰いますし、趣味というほど詳しく知っているものでもありません。第一、初対面の異性を急にどこかに誘うだなんて失礼だと思いませんか」
93
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/29(月) 22:56:48 ID:???
『そっか、ゴメンね変なこと言って、ゲームだけじゃなくって他にも本とか模型とかも売ってる店だかra「行きます」……え?』
「……………What?」
『あーじゃあ今度の日曜日でいい?』
「……………ハイ」
『えっと…連絡先送るから、携帯の赤外線受信で大丈夫?』
「……………ハイ」
ヘリカルフィードネガティブは予期せぬところでジャムをおこした、これが更なる不幸を呼ぶかもしれないのに私はジャムと判断した
しかしあの男狙いはなんだ秘密を握って揺する気か?
酷い話だ、だがそうと分かれば怖くない警戒心MAXヤマビコで迎えうってやる
しかしもしも本当に同じ趣味の人を見つけた嬉しさからだったとしたら…悪くない
94
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/30(火) 01:56:53 ID:???
続くよなもし
95
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/30(火) 22:17:33 ID:???
色々考えちゃうツンデレさんってかわいいよね。GJ!
96
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/30(火) 22:19:28 ID:???
タ「あれ?ちなみ、何やってるんだ?」
ち『……耳掃除だけど……見てわからないの?……』
タ「ああ、そうか。耳掃除か。最近やってないから、つい」
ち『……そういえば、お兄ちゃんが耳掃除してるところほとんど見たことない……』
ち『……最後にしたのって……いつ?……』
タ「ん~・・・覚えてないなぁ。何ヶ月前だっけ?・・・いや、何年前か?」
ち『……え?……ダメだよ……それ……衛生的に……』
タ「大丈夫だよ。現に俺はこんなに真人間として生きてるじゃないか」
ち『……真人間じゃないから……真人間じゃないから……』
タ「なぜ2回言う!?」
ち『……大事なことなので2回言いました……それより、真面目な話、ちゃんと耳掃除しないと……』
タ「だから大丈夫だって」
ち『……ダメ……バカでヲタな上に、不潔にまでなっちゃうの?……はい、耳かき……』
タ「いらねえよ。俺耳掃除嫌いだし」
ち『……ダメだってば……』
タ「嫌だってば。耳掃除するの苦手なんだって」
ち『……しょうがないなぁ……ほら、ここに頭置いて……』
ポンポン
タ「なに!?お前、まさか・・・」
ち『……ちなみが……してあげるから……』
タ「い、嫌だぁ!」
ち『……どうして……妹が耳掃除してあげるって言ってるのに……』
タ「自分でするのは苦手だけど、お前に耳ほじくり返されるなんて恐ろしいこと、もっと嫌だ!」
ち『……失礼な……こんなレアイベント、本来ならお兄ちゃんごときに発生しないのに……』
タ「嫌だ嫌だ嫌だ・・・怖いよう」
ち『……はぁ……わかった……じゃあ、やめてあげる……』
タ「おお、わかってくれたか!」
ち『……その代わり、お父さんが出張から帰ってきたらお兄ちゃんに耳掃除してあげるように、メールでお願いしとく……』
タ「・・・是非ちなみ様に耳掃除をお願いしたいと思います」
ち『……よろしい……ならば膝枕だ……(///)』
97
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/31(水) 10:41:39 ID:???
俺もしてもらいたい
98
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/31(水) 22:09:12 ID:???
タ「(ゴクゴク)・・・ぷはーっ!いやぁ、風呂上りはやっぱ牛乳だよなぁ。未成年だからビール飲めないし」
ち『……お兄ちゃん、上がったの?……じゃあ、次ちなみ入っていい?……』
タ「ああ、追い炊きももったいないから、入っちまえよ」
ち『……あれ?……お兄ちゃん、それ牛乳?……』
タ「そうだけど、それがどうかしたか?」
ち『……確か、冷蔵庫の中にはあと1杯分ぐらいしか無かったはず……』
タ「そういえば、今のでちょうど空になったな」
ち『……え……じゃあ、ちなみがお風呂上りに飲む分は?……』
タ「・・・」
タ「・・・無い・・・な」
ち『……』
ち『……そんな ひどい……』
タ「いや、でも俺も飲みたかったわけで・・・」
ち『……ちなみのためにおいといてくれないなんて……』
ち『……さいてー……』
ち『……お兄ちゃんなんか……人間のクズ……』
タ「そこまで言いますか!」
ち『……お兄ちゃんの……チャラリー鼻から牛乳野郎……』
タ「わかった!ちなみが風呂に入ってる間に新しいの買ってきとくから!!だから許してくれ!!!な!?」
ち『……いいよ、もう……牛乳なんかいらない……』
タ「そ、そんな拗ねるなよ・・・悪かったって」
ち『……もう……いいもん……』
ち『……代わりに、お兄ちゃんのミルク飲ませてもらうから……(///)』
99
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/08/31(水) 22:42:40 ID:???
え、えろす
…さぁ続きを!
100
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/01(木) 00:34:13 ID:???
私の名前は「波照間 綺羅羅」笑顔がチャームポイントの恋に恋する17歳☆
教室で友達の聖良布夢ちゃんと丹矢音ちゃんと流行りのスイーツの話をしていたら、学園の女子皆の憧れの男子、上条君に声を掛けられたの
教室から連れ出され二人だけになったら上条君は少し照れながら話をしてくれた
話を聞いたらビックリ!なんとデートに誘われちゃった!
綺羅羅こんなの初めてだからどうしていいか分からない、でもなぜか胸がドキドキするの、もしかしてこれが恋!?
意識しはじめたらこの気持ちはどんどん大きくなって夜も満足に眠れない
もー上条君たら、乙女の気持ちを弄んだ罪は重いぞ!絶対責任取ってもらうんだから!
101
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/01(木) 00:35:34 ID:???
…やはり私は頭が良くないらしい。
私こと「音無 悠」は友達がまともにいない17歳で教室の隅で本を読んでいたら隣席の男子…………名前なんだっけ?
相手は私のことを知っているらしいが、ストーカー?自意識過剰もいいところだ
まぁその男子から休日買い物に誘われたのであった。
と、いう事が今日の学校での話。さてと、ここは私の部屋、対抗策をゆっくりと考える事ができる。
まず名前だが、これは赤外線受信した相手の名前を見れば無問題だ
カコカコ
登録数が少ないから見つけるのが簡単なのは喜ぶべきか悲しむべきか、あった
[別府 タカシ]
なるほど、さて次は、次は……えーと、、
何するんだろう普通は、服装?
……………………恥ずかしぃ、誰に対してかは分からない、だが何故だか妙に恥ずかしい
102
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/01(木) 00:36:37 ID:???
何だろうデートする時はこんな気分なんだろうか
…いやデートって片腹大激痛もいいところだよ、普通デートっていったら若い男女が一緒に買い物に行ったり、映画館や水族館に行って食事を共にするっていう。
こういうのがデートですよ、多分。したことないから正しいか分からないけど
んー、あれ?
・音無 悠=17歳=別府 タカシ
・休日に一緒にゲームを買いに行く
・時間から考えて昼食は外
にゃあぁあぁあああぁぁぁぁああぁ!!!!デートじゃん、どっからどう見ても、デートじゃん(2回目)うみゃあぁあぁあああぁぁぁぁああ!!!!
待ってどうすればいいの?どうすれば正解?相手は私に何を期待してるの?可愛い服のほうがいいのかな?それとも動きやすい服?
103
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/01(木) 00:38:01 ID:???
あの男め、私の感情を弄ぶのがそんなにも楽しいか
恋愛経験が無に等しい私にとってこれがどれ程の心的苦痛か
許すまじっ!えーと、名前なんだっけ、あー別府だ別府覚えてなかった
改めて、許すまじっ!別府 タカシ!私の気持ちを弄ぼうとする貴様の野望、私が灰塵に帰してやろう!
自分の世界で暴走する娘って可愛いよね。ところでこの娘はツンデレなのか自分でも疑問
104
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/01(木) 09:17:34 ID:dMGNGShc
構わん、続けたまえ。
105
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/02(金) 20:19:31 ID:???
書籍化はまだですか?
106
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/02(金) 20:19:59 ID:???
タ「ただいまー」
ち『……お兄ちゃん……また貼る場所も無いのにエロゲの予約特典ポスターなんか貰ってきて……』
ち『……バカなの?……死ぬの?……』
ち『……』
ち『……やだぁ……お兄ちゃん、死んじゃやだぁ……』
タ「一人で何言ってんだよ・・・どないせぇっちゅーんじゃ・・・」
ち『……うぇぇぇぇぇん……』
タ「だぁぁ!泣くな!!俺は死なないから!!!バカだけど死なないから!!!!」
ち『……ぐすっ……約束だよ?……』
タ「ああ、約束だ」
ち『……ちなみ以外の人に殺されたら……ダメだよ?……お兄ちゃんを倒すのはちなみなんだから……』
タ「お前はべジータか!」
ち『(……ちなみ以外の女のこと好きになったりしたら……お兄ちゃんを殺してちなみも死にます……)』
ち『(……なんちゃって……///)』
107
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/02(金) 21:01:19 ID:???
>>106
GJ!
108
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/02(金) 22:35:01 ID:???
>>106
一人でに妄想が加速して暴走しちゃうちなみさんきゃわわ
109
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/03(土) 17:51:39 ID:???
カポーン
ち『……ふぅ……やっぱりお風呂はいいなぁ……しずかちゃんやお銀の気持ちがわかる……』
ち『……そろそろ上がろうかな……』
ザバッ
ち『……ゲームとかではよくお風呂で同居人同士が鉢合わせしたりするけど……あんなのネタだよね……』
ガラガラガラ
タ「さ〜て、ひとっ風呂浴びて寝るとするか〜」
ち『……』
タ「・・・」
ち『……え?……』
タ「・・・おや?ちなみの幻影が見える・・・」
ち『……』
タ「・・・(ゴシゴシゴシ)・・・やっぱり見える・・・実体?」
ち『……き……』
タ「・・・えっと・・・」
ち『……きゃぁぁぁぁぁぁ!……(//////////)』
タ「待て!わざとじゃない!!」
ち『……お兄ちゃんのスケベ!……変態!!……』
タ「誤解だ!わざとじゃないんだって!!」
ち『……いいから出てって!……早く出てって!!……』
タ「わ、わかった・・・(バシャーン)・・・熱っ!わかったから熱湯をかけるな!!」
・・・風呂上り後・・・
ち『……』
タ「ち、ちなみ・・・?」
ち『……』
タ「まだ怒ってるかな?かな?」
ち『……』
タ「聞いてくれ、わざと覗いたんじゃないんだ」
ち『……覗いたどころの騒ぎじゃない……この淫獣……』
タ「違うんだって!こんな時間にちなみが入ってると思わなかったから、てっきり電気消し忘れたんだろうと思ったんだよ」
ち『……確認ぐらい……できるでしょ……』
タ「いやぁ、俺も今日は疲れてて早く風呂入りたかったから、ついつい・・・」
ち『……信じらんない……義理とはいえ妹が入ってるお風呂に乱入するなんて……』
タ「だからわざとじゃないんだってばよ・・・」
ち『……わざとじゃないなら……ゾウリムシ以下の知能皆無野郎だよ?……』
タ「それについては返す言葉も無い・・・」
ち『……ひどいよ……お兄ちゃんのバカ……』
タ「すまん!確かに俺が悪かった!!」
ち『……どこまで……見たの?……』
タ「へ?・・・い、いや!一瞬だけだったからほとんど見てない!!」
ち『……嘘だッ!……あの時、お兄ちゃんの目線は上から下まで一往復してた……』
タ「そ、そうだったかな・・・(汗)」
ち『……全部……見たんだ……ぐすん……』
タ「泣くなよ!」
ち『……だって……恥ずかしいもん……ひっく……』
タ「恥ずかしがることなんかないって!・・・お前のカラダ、キレイだったぜ?・・・」
ち『……な、何言ってるの……ばかぁ(///)……そんなこと……ないもん……』
タ「ホントだって。3次元の裸を初めてキレイだと思った。ピンク色だったし、つるつるだったし」
ち『……ぐ、具体的に言わないでよ……やぁん……(/////)』
タ「いや、でもやらしい意味じゃないぞ?芸術的観点から言ってるんだ」
ち『……』
ち『……どうして嘘つくのかな?かな?……』
ち『……だって……あの時、お兄ちゃんの80mmのシシ神様は130mmのでいだらぼっちになって森から立ち上がってたもん!……(///////)』
110
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/03(土) 18:32:43 ID:???
>>109
ちなみさんしっかり見すぎやwwwwwww
111
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/03(土) 21:59:16 ID:???
ちなみさん例えが面白すぎです
112
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/04(日) 17:06:15 ID:???
カポーン
タ「ふぅ、やっぱりお風呂はいいなぁ。しずかちゃんやお銀の気持ちがわかる」
タ「そろそろ上がろうかな」
ザバッ
タ「昨日はちなみと鉢合わせしてしまったけど、今日は俺が先に入ってるから大丈夫だろ」
ガラガラガラ
ち『……さて……お風呂に入って、お風呂上りのミルク飲んで寝よう……』
タ「・・・」
ち『……』
タ「お、おい・・・」
ち『……え……なんで……』
タ「"なんで"はこっちの台詞だ・・・」
ち『……き……』
タ「ちょ、ちょっと待て!」
ち『……きゃぁぁぁぁぁぁ!……(//////////)』
タ「だから待てとゆーに!今回は俺が先に入ってたんだぞ!?」
ち『……問答無用……お兄ちゃんの淫獣!……』
ち『……一度ならず、二度までも……ちなみの穢れ無き肢体を淫らな目で……』
タ「そんな目でなんか見てないって!」
ち『……うぅぅぅぅ……ちなみの○首と○ジ見られちゃった……(///)』
タ「手首とヒジのことですよね!?(汗)」
ち『……いやぁん……ちなみは恥ずかしくて見られないのに……(/////)』
タ「嘘つけ!顔を覆った指の間からバッチリ凝視してるじゃないか!!」
ち『……それは……だって……』
ち『……お兄ちゃんのこの木なんの木が……気になる木なんだもん……(///////)』
113
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/04(日) 22:06:31 ID:???
ちなみん自重しろww
114
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2011/09/05(月) 20:16:20 ID:D54wChMw
ちなみさん面白すぎるだろwww
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