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【ミ】泥の中には光なく

1風歌PL:2021/07/05(月) 20:10:44
――わかっていても、ぬけだせない


このスレは、『風歌PL』がミッションを行う為のスレです

194『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/05(木) 11:03:58


君達は、気がついたら『ここ』にいた。


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□メ□◆◆□□□□□□□人◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆人□□□□□□人◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■


□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には背もたれ付きの椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ


〜=カーテン

ファンシーな意匠に満ちた『喫茶店』が如き場所。フリフリの目立つミニスカートを履いた『メイド』達の姿が目立ち、彼女達はそれぞれの席で『給仕』を行っている。
下着しか隠していないミニスカート、上乳を見せている上着、彼女達の装いは扇情的だ。
『カーテン』の向こうと、『右上』の先は見通せない。少なくとも、君達の位置からは
君達の他に『人』の姿はある。しかし、まず君達が目の辺りにしたのは向かい合い、隣り合う『君達』で在るはずだ。
――君達は、何かを語らうであろうか?
それとも、動くであろうか?

(夢見ヶ崎PC、小林PC・ロブPC、空井PC)

(初ロールレスと同レスに、以下のテンプレートでレスをお願い致します)

・スタンド能力の概要

『スタンド名』
破壊力:〇 スピード:〇 射程距離:〇
持続力:〇 精密動作性:〇 成長性:〇

スタンド能力詳細:
能力詳細へのURL

『服装』
(持ち物の描写はご自由にですが、このシーンでは特別な意味はあまり発生しません)

簡素なプロフィール

195夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/05(木) 18:45:31
>>194

「みんなナニたのむ??
 わたしは…………
 『ティターニアロイヤルジャンボパフェ』にしよっかな〜〜〜。
 ボリューミーだから、4ニンでイッショにたべようぜ!!」

異様な状況に直面しても全く慌てる事なく、
普段通りのノリで同席している三人に声を掛けた。

「お!!『タケルくん』、ひさしぶり!!」

         サッ

「『イエリちゃん』!!このまえぶり!!」

         サッ

「ナマエなんだっけ??あ!!『はじめまして』か??」

         サッ

『小林』・『イエリ』・『ジョン』を順番に見回し、
片手を上げながら全員に挨拶する。

「イチオーねんのためにカクニンするけどさぁ〜〜〜。
 これって『ユメのナカ』だよねぇ??」

「わたしなんか、もう『3カイめ』だから、
 なんとなくピン!!ときちゃうね。
 『1カイめ』も『2カイめ』も、
 きづいたらテーブルとイスがあって、
 ソコにすわってたもん。
 だから、たぶん『こんかい』も『おなじカンジ』だとおもうよ」

「でも、な〜〜〜んか『ホシのオンナ』っぽくないし、
 『ガドコ』らしくもないなぁ。
 また『ベツのヤツ』か??」

「ドイツもコイツも、
 『ユメのセカイ』でナンかするのがスキだな!!
 はやってんの??」

動揺しない理由は、『同じような状況』を、
過去に『体験済み』だからだ。
一度目は『星の女』、二度目は『ガド子』、
三度目が『今』という訳だ。
その全てに共通するのは、
気付いたら『見覚えのない場所』にいて、
『テーブルと椅子』があり、そこに『座っていた』という事。
だから、『ここがどういう場所か』は『経験』で理解できる。
まぁ、おそらく『夢の中』だろう。
この町広しといえども、
『三回』も『夢の世界』に来る人間は、そうはいない。
しかも、全て『由来』が違うと来ている。

「だいたい『ユメのセカイ』って、
 『ほしいモノがあったらでてくる』っていうパターンだし、
 ここも『ソレ』かもしれんね」

あるかどうか知らないが、『メニュー』の類を探す。

        ズギュンッ

ついでに『ドクター・ブラインド』を発現。
『超人的聴覚』に意識を集中し、
店内の『言葉』や『物音』を聴き取る。
状況把握に役立ちそうな情報を探したい。
主に掴みたいのは、目で確認できない場所。
つまり『カーテンの向こう』と『右上の先』だ。

196夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/05(木) 18:47:16
>>195

・スタンド能力の概要

爪で切り付けた物に五感を『移植』する能力。
四感は非常に鋭敏だが、視覚のみ有しておらず、
存在しない視覚を移植された相手は『盲目』になってしまう。

『ドクター・ブラインド』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:D

スタンド能力詳細:
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/56

『服装』

年齢16歳、身長160cm。
金髪のセミロング。
パンキッシュにアレンジした『アリス風』のファッション。
リボンのように巻いたスカーフ。
カラフルなネイルアートの施された付け爪。
ブルーのサングラス。
目が光に弱いため、サングラスを外すと、
視力が『弱視レベル』に低下する。

簡素なプロフィール

『先天的視覚障害者』だったが、
角膜移植によって『視力』を獲得。
『初めて見る世界』に計り知れない感動と衝撃を受け、
『世界の全てを見たい』という夢を持つに至った。
『光の世界』に踏み込んだ『自分自身』を、
『不思議の国』に飛び込んだ『アリス』と重ねている。

197ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/05(木) 20:09:38
>>194

「ん、ああ、、、?」

状況がわからないままに周囲を見回す。
『店員』の格好を見る限り、『そういうお店』らしい。

「いや、待て、おかしい、、、」

現在ジョンは無職の借金持ちである。
とてもではないがこの手の『女遊び』に使う金は持ち合わせていない。
自分がこんなところにいるはずが無いのだ。

>>195(夢見ヶ崎)

「あ?ああ、どうも初めまして、、、」

夢見ヶ崎のテンションに押されつつも挨拶を返す。

「いや、ちょっと待ってくれ、『夢』だって?」

確かに夢ならば、この状況もおかしくはないだろう。

「いや、本当にそうなのか、、、、?」

自分の記憶を掘り起こし、ここに至る直前の状況を思い出したい。



★能力詳細

掌をすり合わせることでシャボン玉を生み出す。
そのシャボン玉に触れたものは『漂白』される。
『漂白』された物体は『変色』を伴うあらゆる変化を跳ね除ける。

『グラム・スラム』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453644099/142-143


★プロフィール
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/135

★服装
スーツにサングラス、ハンチング帽

198 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/06(金) 00:52:53
>>194
>>195
☆外見及び大まかなプロフィール↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050739/117

☆スタンド能力
玩具の金魚のような小さな群体型のスタンド。
液中に発現し、周囲の液体を集め『水槽』を形作る。

『リヴィング・イン・モーメント』
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

能力詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/163

更新したプロフィール及びリクエスト↓
以前参加したミッション(『三界輪廻と終わる世界』)にて
夢見ヶ崎PCと自分含めた四人で夢世界で試練を経験してるが色々な都合で
(PLの不手際により)小林は、その記憶を失っており、喪失したショックで
慢性的な睡眠負債と頭痛を抱えてます。
今回も夢ミッションなので、たびたび失った記憶を刺激され苦しむロールを
すると思いますが、フレーバー的に行動に支障を及ばないか、行動判定で
不利になるかはGМに一任します。

 ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―  ―

気付けば、暗転と共に重苦しい頭を上げて瞼を開くと見慣れぬ風景だった。

そんな感覚に『既視感』を私は覚える。こんな事が、以前もあったような
奇妙な既視感を私の体が感じている。

「…………ぅ…………こ……此処……は?」

(私は……親友と待ち合わせをしてたら行き成り暴漢に撃たれ……
……いや、違う。後輩の円谷さんと話してたら疲労と日差しが強くて
倒れた、のか……何故、撃たれた等と物騒な妄想を……)

>お!!『タケルくん』、ひさしぶり!!

「……ぁ……えぇ、夢見ヶ崎さん。孤児院以来ですね。
空井さんも、また久しく顔を見れて何よりです。
そちらは……初めましてですね。小林 丈と言います、よろしく」ニコッ

知る人が二人ほど見えた。夢見ヶ崎さんとは、きらきら星と呼ばれる
施設で少しだけですが一緒に居た……その短い期間にしては随分と
親しい態度だが、生来の性格だろう。
 空井さんとは、随分前だがペットを同行して親友と共にスタンド使いで
あると自己紹介した事がある。

あと一人の男性は見覚えない。
 そう、自分ふくめて『女性は二人、男性二人』……。

             ジジジジ・・・

…………『夢見ヶ崎さんと、私を除き他に男性が二人』……

 (っまただ、頭痛だ……っ。しっかりしろ 小林 丈……)

何故か、いま席にいるのは男女二名ずつの筈なのに。一瞬自分含めて
女性一人、男性三人で同席してるように感じた。その齟齬に疑問を覚えると
鋭く頭痛が起きる。痛みから逃げるように周囲に首を巡らし観察してみる。

 夢見ヶ崎の言葉は、途中から頭痛の所為で脳に上手く届かなかった……。

199空井イエリ『ソラリス』:2021/08/06(金) 01:02:44
>>194-198

気付いたらいたというのは、自分の存在そのものだ。

「なるほど――――
 こういう、ファンタジーもありなんだな。
 それにしたって、こう、俗な感じではあるけどさ」

この場で最も小さな背筋を伸ばし、
眠たげな目で周囲を一回り確認してから――

「知り合いが多くって、いいことだ。
 おれは、わりと人見知りをしてしまうから」

鈴を転がしたような声で、所感を述べた。

「アリス。小林くん。また会えてうれしいよ。
 それと、初めましての方は初めましてだ。
 おれは『イエリ』……空井イエリ」

それが空井イエリという客だった。

「何でも頼めるなら、そうだな、ラムネが飲みたい」

     「もちろん、夢を金で買う気はないぜ。
      金以外の対価を払う気もな」

この状況は自分の本意ではなく、
他の全員にも違うらしい以上、『攻撃』と予想する。

●能力概要

ヴィジョンの羽織る『マント』から『エーテル』を生み出す。

揮発した『エーテル』を媒介にし、『幻』を映し出す。
『幻』は『視界内』に収まる物体でなければならない。

『ソラリス』と『エーテル』を浴びた物体は、『幻』と『相互干渉』となる。

『ソラリス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

●詳細
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453050315/154

●服装
お下げにした髪を留める白いポンポン飾り。
ダブルリボンの付いたカチューシャ。
童話風のデザインの空色のワンピース。
白いタイツ。他、靴などは空色が基調。

●簡素なプロフィール
清月学園大学部の文学部に所属している。
後天的な『二重人格者』だったのだが、
数年前の出来事により人格は一つに統合。
だが、残ったのは後から生えた人格だった。
積極的に多くのものを背負い込んで、
自分に存在の重みを与えようとしている。

200『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 07:56:50
>>197
>>198
>>199
>>195


>>195

『メニュー』はテーブルの上にはない。
そして、『ドクター・ブラインド』の聴覚は、まず、右上に向く。
シンクに水が流れる音を捉える、何かを刻む音を捉える、炙られる音を、炒める音を捉える。
即ち、『調理音』を、右上から君は捉えた。

カーテンの向こうには――音が響く。
肉がぱんぱんぶつかる音、荒い息、嬌声、ぎしぎしとベッドが揺れる音。猥褻な言葉の応酬。
何が行われているか、『知識』があれば、察する事は出来るだろう。
――しかし、その中で、一つのフレーズが請われている事に、君は聞いただろう。

「充足を……お客様の『充足』を、私達に注いでください……」

『充足』、このフレーズが、カーテンの向こうでは多用され、請われている……

そして、君達を除いては『一人客』、会話は無い。
この場所に響くのは料理の咀嚼音ばかりだ……否!
『天井』で、這うが如き、君達に『向かう』音を聞く――奇妙な音だった。

――

>>197
どのような状況かは解らない。
しかし、最後の記憶が『昨夜』なら君は寝入っていただろうし、『昼間』なら、『意識の喪失』を感じたはずだ。


そして、君達の声に反応したかのように、一人のメイドが『降って』来た。
着地音はない、衝突音もない、落下してきたとは思えぬ程に『伴う』ものが無い少女だった。

「いらっしゃいませ」

緑色のツインテールをした、他のメイド達よりは『露出』は少ない少女である。
特に『下半身』は覆うような『黒いフープ・スカート』を履いており、パンツはおろか太もも、靴すらも見ることは出来ないだろう。

>>195
――しかし、君、『ドクター・ブラインド』を発現させた夢見ヶ崎は、『超聴覚』にて、スカートの中で、何かが擦れ『蠢く』音を聴いたはずだ。
人の腿の擦れ合いではありえない何かが、スカートの中で微細な音を奏でている。
異形を聞かれている事に、気付いていないメイドは、君達に笑いかけた。

「『ご新規さま』ですね?……これほどいっぺんにとは珍しい……しかも皆様、『スタンド』をお持ちです、『引力』が強くなっているのですね……失礼しました。こちらが『メニュー』になります」

翠色の彼女は、君達を舐める様な目で見ると、そっと『メニュー』をテーブルに置いた

201『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 07:57:53


>>197
>>198
>>199
>>195



――準備メニュー
――馬力水(げんきがでます)
――スーパー馬力水(しぬほどげんきがでます)
――スタミナ・オムライス(とてもげんきがでます。おいしいですよ!)
――ミックス・ヒドラサンド(いいにおいではざわりさいこう!)
――ブラック・コーヒー(すこしだけれいせいになれます。おちついてえらびたいひとに)
――ホワイト・ホット・ミルク(あまくておいしいですよ!)
――アイスティー(ふつうです)

――本日のプレイ内容
――『にがーいコーヒーあまーいキスと!』(ここがよくわからないおこさまにおすすめ! ほんとうはにがくないしこわくなくてきもちいよ!)
――『上と下からふわとろキッス! 最後のクリームパイはセルフで』(さいしょのうちにくりーむをだしてもさいごまでくりーむはでます。じょせいのおきゃくさまにはくふうをします)
――『秘密のご奉仕はカーテンの奥で、ふわふわベッドとメイドさん!』(きほんてきにいったいいちです)

――誰とご希望ですか?
……そこには、『様々』な外見をした『6人』のメイドの『全身写真』が映っている。
外見は多様であるが、共通点が一つ――全員が、美女。
そして、周囲で給仕を行うメイド達の内『3人』の顔もここにある、残りが何処にいるかは――
(モブキャラなので細かい容姿設定はないです、こんな外見のがいる! と決めてしまっても大丈夫です)

「今は『空き待ち』なので、プレイは選べません……どうぞ『準備メニュー』を選びながら、『どの娘』が良いか、選んでください……けど、皆様なら『裏メニュー』として、わたしがお相手してもよろしいですよ……? 奥が空いてからになりますが」

そして、ごほんと咳払いをした翠のメイドは、君達を見回す。

「それで――ご注文は如何しましょうか?――それと」

>>199
翠のメイドは空井イエリを見る。

「『ラムネ』はございませんが――どのサービスも『お代』は結構です。皆様の感じる『充足』こそが、私達の報酬なのですから……」


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□メ□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□翠□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
翠=翠のメイド

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

202夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 19:46:57
>>197

「わたしは『ゆめみがさき』または『アリス』
 または『アルカラ』または『ユメミン』または『あすみ』」

「どれでもスキなのでよんでイイぞ!!」

両手に『メス』のような『爪』を持つ人型スタンドを従えて、
ジョンに付け加える。

「わたしはなのった!!さぁ、キミも『な』をなのるんだ!!
 なのらなかったら、かってにナマエつけるけどイイ??」

「ん〜〜〜」

「――――『アダムス』とかどう??」

どうよ??
きにいらなかったら、ほかにもあるけど。
『スタンフォード』とか『マクシミリアン』とか。

>>198

「――――おん??」

なんか『アレ』だな…………??
ミョーに『よそよそしい』というか…………。
たしかに『こもりのバイト』してるときにあったけど、
そのあとにもカオあわせなかった??
ほら、『ユメのセカイ』で。
おぼえてない??
あんなキョーレツなタイケンわすれるワケないんだけど??
ドわすれか??

「そういえば…………」

このまえ『イッちゃん』がヘンなコトいってたな…………。
『きおくがある』とかナンとか…………。
ナニいってんだコイツ??っておもったから、
あのときはスルーしてたけど、もしかして『コレ』??
タケルくん『きおく』とんでんのか??
あまりにもキョーレツすぎて、ぎゃくにわすれちゃったてきな??

「まぁ、『ソレ』はおいといて――――」

「『またよろしく』!!」

>>199

「こんなトコであうなんてキグウですな〜〜〜」

「『ヨル』もゲンキ??ところで、いまはヒルかヨルか??
 それもわからんね」

ふと、あの時に見かけた『ラグドール』を思い出していた。

「そうだそうだ!!『ユメ』なんだから『タダ』にしろ!!」

「でも『スマイル』くらいはやってもイイぞ。
 こんなふうに!!」

          ニ コ ッ

イエリの話に便乗して、『とびっきりの笑顔』を披露する。

203夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 19:48:36
>>200

「なるほどなるほど――――」

ムコウは『リョウリするトコロ』か。
つまり『イロイロ』とあるワケだ。
それから、『アッチ』は…………。

「…………??」

最初は分からなかった。
かつて『全盲』であった影響だ。
人間は外部の情報のほとんどを『視覚』から得ており、
それを持たない人間は、
健常者に比べて得られる知識の幅も狭い。

「………………あ」

だが、『飛び交う言葉』で何となく察した。
いや、ちょっと…………。
『コレ』は、さすがに…………。

      シィン………………

熱くなった表情を隠すように顔を伏せ、
借りてきた猫のように、急に大人しくなった。
その間も『探知』は怠らない。
『天井から何か来る』。
何かは分からないが、どうせロクなものじゃないだろう。
『敵かもしれない』というか『敵だ』と思うべきだ。

「…………『テンジョウ』から『ナニか』きてる」

「それと…………」

「『スカートのナカ』から『ヘンなオト』してる」

メイドに聞かれないように、
隣に座るジョンに小声で耳打ちする。
また、テーブルが床に固定されているかどうか確認したい。
『万一』のためだ。

(コイツ…………)

(わかっちゃいたけど『タダモノ』じゃねーな…………)

メイドから聞こえる『異音』に目を細める。
この音は『天井の音』とも関係しているかもしれない。
いざとなれば無理にでも確認してやろう。

「――――『ホワイト・ホット・ミルク』」

ざっとメニューを見て、とりあえず『注文』する。
『飲む』かどうかはともかく、
『どういう風に出てくるか』は確かめておく必要がある。
それから、『どんなものが出てくるか』も。
『充足』というのも気になる所だ。
とにかく少しでも状況を把握するために、
実際に『飲む』事も視野に入れておく。

204ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/06(金) 21:03:10
>>201
「あー、じゃあアイスティーを、、、」

何がなんだかわからないのでとりあえず無難なものを選ぶ。

「すまない、まず、この店はなんだ?」

メイドに尋ねる。

「『スタンド』のことを知っているということは、ただの店じゃないし、ただの夢でもないな?
 『充足』だかなんだか知らないが、何を支払うのかもよくわからないのに『買い物』をする気には、ちょっとな、、、」

>>202
「ジョンだジョン!ジョン・ロブ!」

変な名前を付けられる前に慌てて名乗る。

>>203
夢見ヶ崎の言葉を聞いて、無言で天井に視線をやる。
スカートの中の件は非常に興味深いがとりあえず棚上げにしておく。
まさか捲って確認するわけにもいくまい。

205空井イエリ『ソラリス』:2021/08/06(金) 21:22:08
>>201-204

「ヨルは毛がサッパリしたおかげで、元気だよ。
 昨日もおれのタオルケットをひったくって、
 おもちゃにしてた。すごく、いいことだよな。
 おれの記憶では今は……どうだったかな。
 あいにく、寝るのに昼夜があやしい日もあるから」

夢見ヶ崎に言葉を返しつつ。

「そうか、ないのか…………………………………
 まあ、おれは大人だから無い物ねだりはしないぜ。
 おれもアイスティーをもらえると、うれしいな。
 それと……あるなら、ミルクよりレモンがいい」

注文は一応しておこう。
そして、聞こえて来る『店の概要』は――――

「これはなんというか……
 好き放題、やってくれたな。ってところか」

イエリ自身も経験はないが、
ここがどういう店なのかは察しがつく。
片手を閉じ、『未成年』二人を見やり、
翠のメイドが去ってから言葉を紡ぐ。

「スタンド使いに『年』は関係ないだろうけど、
 『こういうの』は、ちょっと、別の話だよな。
 望んで、ここに来たわけでもあるまいし、さ」

特に『アリス』に状況への耐性がないのは明白だ。
早速活躍してくれてはいるが…………

「少なくともアリスに妙な真似はさせない。
 おまえさんを笑えなくするのはよくないことだ。
 ああ、いや、もちろん、タケルくんにもな。

 ――――ジョンさん。
 大人の俺たちが、しっかりやらないといけないぜ」

そう言うイエリ自身も、耳に僅かな朱は差すが、
それは生理的な反応に過ぎず心は別にある。

206小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/06(金) 21:38:35
>>203

>『またよろしく』!!

「え、あ……えぇ」

周囲の情報を処理する前に掛けられた力強い声に、一種間抜けに口から
空気を漏らす音を生じさせ相槌をうった。
 それでも、彼女の態度に何か違和感は今のままでは感じなかった。
初対面の際にも精力的な振る舞いは目にしていたから。

>>200-201

響く肉で肉を打ち付ける淫靡のシンバル。嬌声と名の蝉時雨と呼称して
詫び寂を表すには、余りに此処は倫理から外れた失楽園だ。
 ただ、この目と耳から受け取る人が掲げた大罪の一つに対して情報を遮断
しようと忌避を抱く事も、無いに等しい劣情が刺激される事もない。
 『充足』・・・十分に補い満たすと言う単語。それががらんどうな頭と心の
内側に幾らか反響して、染みとなるかのように薄く引き伸ばされる……。

「では、この『馬力水』『スーパー馬力水』『ブラック・コーヒー』を
お願いします」

翠のメイド 私には、上から降り落ちた彼女が一瞬『蜘蛛』に見えた。
絡新婦を彷彿とさせる彼女へ、スタンドにも関わる為に、これら三つを
頼んでみる。四人もどのような動機か不明ながら呼んだのだ。
この期に及んで毒を飲ますと言う事は無いだろう。

「あの……つかぬ事を伺いますが、お名前を教えて頂ければ」

翠のメイドの名を聞こう。・・・不思議だ、以前も似たような場面に
居合わせた気がしてならない。頭痛はまだ我慢出来るが鳴り響く。

207『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 22:52:24
>>203
>>204
>>205
>>206


>>203
「はい、ホワイト・ホットミルク……熱い時には熱いものが一番ですからね。熱くなる前にも」

君、夢見ヶ崎の注文を受けたメイドは、微笑んでいる。
メモを取っている様子はない。

>>204
「店……まぁ、『店』と言えば『店』になるのでしょうか……けれど、私達は『ビジネス』をしている訳ではありません……『ギブ・アンド・テイク』。お客様の『充実』と引き換えに、私達は『満足』を得ます」

君、ジョンの問いかけに、メイドは笑みを浮べて答えている。

「『スタンド』は知っているどころか、私も『持って』いますよ……あまり、人前では見せたくありませんので、是非とも『ご指名』を……」

そして、そっと嘯く――『常人』には有り得ない『スタンド会話』を、口を開かず君に伝えた。

『……夢でしか味わえない『充足』を、与えることを約束しますよ……その前に、アイスティーを、差し上げますが』

『買い物』から始まる『疑念』に――メイドは、生身の声を上げた。

「『支払う』必要はありません、ただ『サービス』に『喜んで』欲しいのです。その時に感じる『充足』……それが、私達に『満足』を生むのです」

それが答えだと言わんばかり、メイドは次なる注文を受けた。


>>205
「『レモンティー』でございますね。かしこまりました、『シェフ』に伝えておきます」


>>206
――そして、凄絶なる『トリプル』の注文に、メイドは苦笑いを浮べた。

「……一つ、ご忠告を。あなたは、『家』からここに『招かれ』ましたか?」

君、小林が『いつ』ここに来たかを認識しているかは、定かではない。
正しく答えたか、覚えているかは君の自由だ。
どちらにしても、メイドは君に『忠告』をする

「馬力水の『コンボ』は……『効きますよ』?魂に火が付きすぎて『無駄撃ち』をしかねません。『下着の替え』が周囲になければ、目覚めた後、相当に『バツの悪い』思いをするかもしれませんよ?かしこまりは、しますが……」

苦笑いの忠告の後――名への問には、可愛らしい、媚びた笑みを浮かべる。

「『エフィー』と申します。お二人の合意があれば、『纏めて』でも、お相手いたします……私は、多人数相手が得意ですので……それでは、『見回り』に戻らせていただきます。何かありましたら、お呼び下さい」


翠のメイド――エフィーは、夢見ヶ崎にだけ聞こえる奇怪な音を立てながら『壁』に向かい――垂直に登り始めた。
『ボルダリング』や『ロッククライミング』のような、『よじ登り』ではない。
まるで、『壁を歩くように』して、壁を歩くように登り『天井』へと向かっていく。
――夢見ヶ崎には、恐らく『ぺたん』と、『張り付く』ような音が響いた事だろう。
エフィーはそのまま、天井の『中央』へと歩むと、動きを止めた――蠢きの音も、止まる。

その、直後である。
一人の女が、『入り口』から現れたのを、少なくとも夢見ヶ崎の耳は気付くだろう。
眼差しを、向けたなら。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女を見るだろう。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『意思』を抱いた、冷たい、眼。
天井から微細な『蠢き』が響く、一人の『メイド』が彼女に近づく。

君達は、動向を見守るのも、何らかのアクションを起こすのも、自由だ。

208『サキュバスメイドのドリームご奉仕』:2021/08/06(金) 22:53:13


>>203
>>204
>>205
>>206





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■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□エ□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□謎□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
エ=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

謎=白黒の謎の女

209夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/06(金) 23:23:50
>>207-208

アツいときにアツいモノはダメだっていっただろ!!
このまえたべた『ホットドッグ』みたいに。
アレはからかったな〜〜〜。

              「――――――え」

    「あ――――――うん」

メイドの言葉を左から右に流しつつ、短く返した。
正直何を言われたのもよく分からなかった。
言葉の意味が分からなかったのではなく、
『先程のインパクト』が残っていたせいで、
まともに聞いていなかったのだ。

         コソッ

「…………さっきもいったけど、『テンジョウ』に『ナニか』いる」

「それと、アイツの『スカートのナカ』から『ヘンなオト』がした」

『エフィー』が離れたタイミングを見計らい、
ジョンに言ったのと同じ内容を、
向かいに座る二人にも告げる。

「で…………アイツが『のぼってる』ときは、
 『はりついてるオト』がした」

改めて現状を確認する。
『天井の音』は止まったが、
『エフィーの音』は聞こえているのだろうか。
つまり、『エフィー』が『天井の音』を止めた事になる。
言い換えれば、『止められる』という事だ。
逆に言うと、『天井の音』を出しているのも、
『エフィー』の可能性がある。
そうなると『何のために』という問題が出てくる。
また、『止めた理由』も不明だ。

「みんな、『チュウモン』がきたら、てをつけちゃダメ。
 ミョーなモノがはいってないかどうか、
 わたしが『チェック』する」

注文した品が来る前に、三人に言っておこう。

「『あたらしいキャク』か??
 いや、でもウチらは『いつのまにかきてた』…………」

自分達は、
当人の意思とは無関係に『ここに来させられた』のだ。
だが、新しく入ってきた女は、『入り口』から来ている。
自分達とは明らかに違う。
あいつは『特別』なのかもしれない。
あの女には、注意しておく必要がある。

210小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/07(土) 10:28:30
>>207-208

>馬力水の『コンボ』は……『効きますよ』?

(『コンボ』……と言う事は飲み物次第で効能に違いがあるのか?)

例えば想像として『ブラック・コーヒー』と『ホワイト・ホットミルク』
容易に、この二つは『合う』と考えられる。
 となれば、その効果はメニューを見た限りだと冷静さに拍車が掛かる……
と言ったところか?

(……このメニューの一覧。充足と言うものを引き出す為の薬効ならば
全て、何かしら特別な力を秘めてるのだろう……『アイスティー』だけ
特に何もない『ふつう』なのは少し妙にも思える)

ただ、この液体自体で何かしら悪意が降ってきても振り払えるか正直怪しい。
得体の知れない舞台で用意されたものだから。

>>209

「『エフィー』さんは……恐らく『スキュラ』とか
そう言った類の存在なのかも知れませんね」

夢見ヶ崎さんが能力を駆使して齎した情報から呟く。勿論、彼女が離れてからの
推理だ。無駄打ちなり、纏めて相手する発言には何を返して良いのか正直わからず
曖昧な相槌しかうてなかったと思う。

>みんな、『チュウモン』がきたら、てをつけちゃダメ

「えぇ、勿論ですが。この不思議なお茶会? の飲み物に口付ける前に
私が『水槽』にして携行しますので皆さま極力、飲み物はこちらへ渡して下さい。
 ジョンさん、私の能力は液体をソフトボール状、又はビー玉サイズの水槽にして
ドローンのように動かせます。それ以外は何か秀でるものは無いです」

これから別行動になる可能性もあるからして、自分の能力が予め
教えておく。初対面の彼もスタンド使いだろうし、予備知識があれば
いざと言う時に自分を利用して困難な状況を形勢逆転してくれるだろう。

(そう……いざと言う時は、自分だけ犠牲になればいい)

 (もう…………もう誰も)

         ジジジッッ゛

    嘔吐して倒れる女騎士    血だらけの『  』


「…………ッ゛」  ガタンッ

  頭を抑えつつ、新たな人物が入ってきたのを見掛け。
『白黒の謎の女』のほうへ、椅子から立ち上がり近寄っていく。

211ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/07(土) 10:56:02
>>207
「帰る前に、一つだけ」

去ろうとするエフィーに声をかける。

「帰る方法を教えてくれ。まさか、サービスを受けないと帰さない、なんて言わないよな?」

212空井イエリ『ソラリス』:2021/08/07(土) 16:53:23
>>207-211

「ありがとう。ぜひ伝えておいてくれ。
 シェフだなんて本格的で、すげー楽しみだってさ」

紅茶は市販の物を使っている店も多いが、
奇抜なメニューが目を引く分、
基本的なメニューにも凝っているという事か。

「――もちろん、舌で楽しむ気はしないけど。
 早速二人を頼るようで、申し訳ないな。
 おれにはそういうのを識別する能力は無いから」

エフィーが離れてから、そう付け加える。
アリスと小林の能力の全容は知らないが、
恐らくは情報に秀でた能力なのだろう。
深入りはさせたくないが――

「………………………」

エフィーの動きを目で追おうとして、
首が痛くなって、途中でやめた。      

「…………もし天井裏にいるシェフだとしたら、
 そいつは、どんな料理を出すんだろうな?」

注文をシェフに伝えると言っていた手前、
方法は読めないが…………何かあるのだろう。

「……ああいや、『スキュラ』か。それはいいな。
 理に適ってるし、すげーロマンがあるよ。
 そういう夢(ファンタジー)ならいくらでも見たいぜ。
 スタンドなら、あり得るかもしれないしさ」

小林に相槌を打ちながら、入口を見る。
天井の様子も気にかかるが、まずは分かる方からだ。

「……新手か。わざわざ、今入ってきたんだ。
 ふらっと立ち寄ったって風にも見えないが、
 仮におれたちを招き入れた張本人なら、
 おれたちに見られない所で監視してるか、
 最初から、ここで待機してそうなものだよな」

特に今すぐ動く必要は感じない。
千鳥格子の女と、近付くメイドに視線を向ける、が。

「――――小林君としては、どうするつもりなんだ?」

一見無防備に近づいて行く小林の後ろを着いていく。
彼の様子は、何となく危うい気がする。
頭を押さえていたし、『何かされた』可能性もある。

何にせよ未知の存在に一人で向かわせるべきでは無い。

213『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 17:27:13
>>209
>>210
>>211
>>212



「――と、言うよりも、『帰れません』」


当たり前の事を告げるように、エフィーはジョンに告げる。

「皆様は、『夢の引力』に引かれて、ここに入り込んだ『魂』です。あなたが、夢の渡り人であるならば『出入り口』から『肉体』に帰ることも出来るでしょう」

エフィーは、ジョンと言うよりも、四人に向ける様な言葉を続けた。

「……そうでなければ、『意識の空』を永遠に流離う事に成りかねません。『脱出』は、考えない方が身のためです。

そして――にこやかに、笑う。

「……大丈夫ですよ、ここは結局、『夢』なのです、『ご主人さま』が目覚めれば、引力は消え、皆様の魂は肉体へと帰還を果たすでしょう……それまでは、『充足』をお楽しみ下さい」

そう言って、エフィーは『天井』へと歩み――直後、『入り口』から、現れた『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た女。
彼女は周囲を見渡す――そして、夢見ヶ崎を一瞬見ると、席を立つ小林と、後を追う空井に意識を向ける。
しかし、ぱたぱたと駆け寄ってくるメイドが距離を詰めると、そちらを向いた。

「いらっしゃいませ! ご新規さ……」
「『田岡ジェニー』を出せ、『連れ帰る』」

言葉を遮る、断定の要求――メイドは呆気に取られた様子だが、すぐに頭を下げた。

「……申し訳ありません、ジェニーちゃんは『ご主人さま』のお気に入りでして、『ご指名』の方は……」
「なら、『ご主人さま』を呼べ。呼ばないのなら、会わせて貰うことになる……嫌がるのなら、こう伝えろ。お前の生身は『抑えた』と」
「――かしこまりました」

声は天井から――エフィーから響く。

「今、『ご主人さま』に伝えました。どうぞ、『空いたお席』でお待ち下さい」

見上げる女――無表情。
その傍らに『666』の意匠を拳と胸元に持つ『修道女』のヴィジョンが顕れる。

「……私は、ただのメイドの一人でございます。スタンドを出す必要など」
「天井に張り付くバケモノに警戒しないほど、私に胆力はない――さて」

そして、近寄ってきた小林と空井を、その女は見た。

「――私に、何の用だ?」

214『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 17:30:47



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■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客□□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□空□□メ□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□小□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□謎□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口


メ=メイド達
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

謎=謎の女

215小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/07(土) 19:14:16
>>213-214
(モブメイドは、こちらで自由に設定して良いって言われたし。
それじゃあスーツ女に啖呵切られてるメイドは異種族レビュアーズの
メイドリーちゃん的な感じで良いです? 他PCが別の推しキャラが良い!
って要望があれば変えます)


>と、言うよりも、『帰れません』

(だろうな・・・)

その発言に対し、何故か初めて訪れる夢の世界だと言うのに
慣れ親しんだ水を喉に通すかのように受け入れられた。
此処は何かしらの目的を以て作られた『牢獄』だ。その目的を達成出来ない限り
出る事は叶わないし、無理な突破は手酷い傷を負う。驚きは無い。
それより、次の言葉のほうが脳を苦しめる要因になった。

>皆様は、『夢の引力』に引かれて、ここに入り込んだ『魂』です。
>あなたが、夢の渡り人であるならば『出入り口』から
>『肉体』に帰ることも出来るでしょう
>『ご主人さま』が目覚めれば、引力は消え、皆様の魂は肉体へと
>帰還を果たすでしょう

            ジジッ・・・

 此処は『夢』の中の世界でして。
 殺されたのは『夢』の中のあなた達で、今のあなた達も『夢』の存在す。
 「  」の『ご主人様』の『魂』ってのは近いっちゃあ近いですね

         ジジジッッ゛

「ぐ……ぅ……う゛」

何処かで、今の説明と同じ事をされた。そうだ……私は確かに聞いた。
 そして、大切な 守りたくて 誰よりも守りたい人が一緒に居て……。

頭に刃が刺さったように痛む。それでも、私は動かないといけない。

>――私に、何の用だ?

6の羅列の意匠が目立つスタンド。スーツの女性の目は決して穏やかでない。

「すみません、込み入った会話中に。
私は小林。小林 丈と申します。この夢の館には客として招かれたらしいです」

謝罪、痛む頭に添えた手をホールドアップの為に両手を上げ落ち着いた
調子を意識して女性に話す。行き成り攻撃される心配は無い……とは言えない。
然し相手も何かしら此処に目的があって暴力沙汰は避ける気配がある。
 なら、こちらも中立である事を自負してメイドの盾となる立ち位置に移動しつつ
話を続ける。どちらにせよ、私には闘う力は今のところ発現不可能だし、無い。

「そちらの事情は良く知りませんが……立ち話もなんですから私と境遇が同じ
面子の席に、宜しければ御一緒いたしませんか?
 私は非力ですが、他の方は荒事あれば手助けになりますし。こちらとしても
此処は初めてで、よく場に慣れてる方が居ると心強いのです」

 (……不思議だ、以前も。このように進んで交渉に赴いた事があるような)

話をしながら、脳裏に過るのは空気が住む街と異なる森   泉
そして沐浴を行う桃色の髪と銀の瞳の女性……不思議と、背筋が凍える感じと
火球が迫る幻視が生じる。……私は、やはり既に正気を失ってるのか?

「どうか、どうかお願いします」

 誠心誠意を以て、頭を下げてスーツ姿の女性にお願いする。

216夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/07(土) 19:39:28
>>210-213

「チョクセツはりついてんだから、
 『ジューリョク』をどうこうするとかじゃないね。
 『カレン』の『フィール・インヴィンシブル』みたいに」

『カレン』――以前、町で追いかけっこをした子供。
『本体に掛かる重力を操る』能力を持っていた。
単純に張り付いているなら、
重力をどうこうする能力ではなさそうだ。

「ハイ、きたぁ〜〜〜!!そんなトコだろうとおもった。
 わたしは『3かい』も『ユメのセカイ』にきてんだぜ??
 『アリス』をなめんなよ」

「『2かいめ』でも『メイド』に『ごしゅじんサマ』っていわれたし。
 ばしょは『ココ』じゃなくて、『ベツのレストラン』だったけど。
 『オクタヴァリウム』っていう、
 『ユメをつかさどるスタンド』でさぁ〜〜〜。
 たぶん『ソレ』があったら、ココからでられたんだろうね」

「まぁ、そのあとのハナシはケッコーちがったけど。
 『ユメのなか』でブッころされて、
 『そのハンニンをヤッちまわないとゲンジツでもしぬよ』
 っていわれちゃったよ〜〜〜」

「でも、『おきたらもどる』んならダイジョーブだな。
 じゃあ、テキトーにくつろごうぜ!!
 さいきんのコトとかはなさない??
 わたしは『フェアチャイルド』とイッショに、
 『ようせいのおう』と『ようせいのじょおう』をたおしたぞ!!」

軽口を叩くが、油断はしていない。
いきなり連れてこられて『大丈夫』と言われて、
それを鵜呑みにするバカはいない。
この店にいる者は全員『敵』であり、ここは『敵地』。
そう思っておく必要がある。
『ここのメイドを全員ブチのめす』とかなら話が早いが、
現状に不明点が多い以上、まだソレはしない。

「ねえ、ロブちゃん。
 あのヒトは『ユメのワタリニン』ってヤツなんかね??
 ほら、ちゃんと『いりぐち』からはいってきたし。
 そうじゃなかったら、
 ウチらみたいに『いつのまにかいる』ってカンジなんじゃない??」

「つまり、ウチらは『いりぐちからでられない』ってコトで。
 ソレと、『めざめたらもどれる』てきなコトいってたけど、
 『めざめなかったらずっとこのまま』ってコトだよね??」

「あと、『ミギウエのさき』は『ちょうりば』があるっぽいよ。
 『カーテンのむこう』は………………」

手持ち無沙汰を紛らわすために、隣のジョンに話し掛ける。
その途中で言葉が途切れた。
『さっきのアレ』を思い出したからだ。

「あぁぁぁぁ〜〜〜もう!!ヤダヤダヤダ!!」

        バンバンバンバンバンッ!!

「お〜〜〜い!!『チュウモン』まだ??はやくしてよ〜〜〜」

照れ隠しにテーブルを両手で叩き、
急激に紅潮する表情を誤魔化すように、エフィーを急かす。
『女』は自分達とも店側とも違う人間。
なかなか興味ある存在だが、全員で行っても仕方がない。
ここは二人に任そう。
『テキザイテキショ』ってヤツだ。


(質問:天井の音は止まっている?
 エフィーの音はまだ続いている?)

217『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/07(土) 20:07:23
>>216
『現時点』(謎の女が二人に呼びかけた時点)では静止しています
>>215
OK!

218空井イエリ『ソラリス』:2021/08/07(土) 20:34:52
>>215-218

込み入った状況のようだが、大体は察せる。
ここはご主人様とやらの能力の空間で、
メイド達はそれに加担するスタッフ達だ。
そこに任意性があるかどうかは知らないが、
田岡というのも、メイドの一人なのだろう。
そして何かのっぴきならない理由があって、
この千鳥格子はそいつの首に縄を掛けにきた。

「不躾で悪いな、おまえさんに用事はないよ。
 ついでに言うとこの店にも用はないし、
 何を始める気でも…………邪魔はしないぜ。
 おれは、ほんと、帰りたいだけだからさ」

「今こうして立ち上がったのだって、
 ただ、未成年の引率をしてるだけだぜ。
 ……小林君、頭痛が酷いなら、休んでてくれ。
 そういう状態のおまえを矢面に立たせたくない」

だから、特に邪魔立てする理由もない。
小林に声を掛けつつ、彼の前に出る。
が、千鳥格子に近づきすぎるようなら横で良い。
頭痛に苦しむ彼が、奇襲を受けた時のために。

「おまえさん、ここには仕事で来たって話ぶりだし、
 それだって丸く収まりそうな気配じゃないか?
 いや、本当は丸くないのかもしれないが…………」

千鳥格子のスタンドから目を離さず続ける。
四角形も百角形も、叩き続ければ丸くなる。
まあ、そこのところの過程は今は良い。

「どちらにせよ、少しは時間が空くんだろう。
 田岡さんが引っ張って来られるまでの間、
 『ここ』の事をお話してくれたりすると、
 おれとしては、すごく、嬉しくはあるよ」

                チラ

「出来ればステキなサービスってやつを受けずに、
 綺麗な体で帰る方法なんかも知っておきたいしさ」

             フゥーー ・・・

息を吐き、夢見ヶ崎らの方を一瞬だけ見る。
向こうは向こうで探りを入れてくれてるのだろう。

「大したお礼は出来ないが、おれたちは四人ともスタンド使いだ。
 多分、スタンドをそうも大っぴらにして働くおまえさんには、
 全く価値のない人脈ってわけでは、ないんじゃないのかな」

そして、小林からかつて聞いた話を思い出す。
スタンドも使える餃子職人とかそういう話でなく、
スタンド能力を前提に『仕事』をしている彼女は、
何か……『組織』に属している可能性が極めて高いだろう。

219ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 10:59:48
>>213
「放っておいても、『俺』が目覚めればここから退去する。
 嫌でも帰ることになる、という認識でいいのかな?」

>「『田岡ジェニー』を出せ、『連れ帰る』」

「ん、、、?」

剣呑な空気を感じ取り、声の方向を向く。
事情はさっぱり分からないが、トラブルであることは間違いなさそうだ。


>>216
>あのヒトは『ユメのワタリニン』ってヤツなんかね??

「そうだな、少なくとも、自由にここに出入りできる奴はいて、あいつ(『女』)はそうみたいだ。
 ここから安全に出る方法を知っているってことだな。
 まあ、俺たちに真似できるかはわからないが」

夢見ヶ崎の言う過去の体験についてはさっぱり理解できないが、とにかくこの手の事態には慣れているらしい。
そんな彼女の意見であればきっと傾聴に値するのだろう。

「まあ、あまりうろうろするんじゃないぞ。
 危険かどうかはともかくとして、少なくとも、教育には悪い」

見た感じ、夢見ヶ崎はおそらく未成年だろう。
こんなふざけた場所でゾーニングのことをどれだけ真剣に考えるべきかはわからないが、
年長者の自分が矢面に立つべき事態になる可能性もあるかもしれない。




何やらメイドと揉めているらしい『女』を見て、ジョンは考える。
ここでの自分は完全に何も知らない異邦人だ。
どう振舞うのが正解なのか、全く見当がつかない。
だが、あの『女』がここの店と対立関係にあり、なおかつ『この場所』への知識を持っているなら、自分たちにとって重要な情報源になり得る。
『女』がいなければ、ここの店員の言い分を一方的に信じるしかない。
ならば、今のうちに情報を得られないか試すべきか。

他の二人が既に会話を始めているので、自分は静観するが、彼らの会話には耳を傾けておきたい。

220『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:12:46
>>215
>>216
>>218
>>219
小林の『懇願』――協力要請
空井の『提案』――説明要求

二つを受けた女は、数秒ほど押し黙り――

「解った。君達の席に行こう。」

そう言って、二人の言葉に『了承』を返すし、君達が座っていたテーブルに向かう。
――赤い目のメイドは、君、小林にぺこりと頭を下げると――小さく、こう言った。

「ありがとうございます……お礼に、一つ」

小さく、か細い声で

「……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。『そうならない』のが一番ですケド……」

それだけを言うと――他の客の所に向かっていった。


女が移動を果たし、二人が席に付いた時――女は、名乗った。

「私の名前は北落砂錫。『アリーナ』と呼ばれる組織の一員だ」

僅か、夢見ヶ崎に目線を向けた後、全員を見渡し――告げる。

「此処が『何処か』に付いては、『夢』である事は既に理解しているだろう?……私は、『組織』から、この『夢』。『夢魔(サキュバス)』共の『餌場』から『田岡ジェニー』と言う人物の救出を任され、夢に入った……私に、何か質問はあるかね」

北落の言葉にまず、反応したのは上――翠の女だった。

「ご自由に、お話くださいな」

変わらない笑みのままで、言葉は続く。

「私達は確かに真実を言ってはいませんが、騙してはいませんとも。夢魔(サキュバス)……まさに、私達はその通り。その名がイメージする通りのものを、皆様に与える事ができます――老若男女の、区別なく、極上の『充足』をお約束しましょう……」

君達がどちらを向き、どちらに語りかけるかは、自由だ。

221『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 14:17:31

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■■□□□□メ□□□□□□□□□□□□□メ客□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□紫□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆客メ□□□□□客◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□赤□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫の髪の女(コックコートを着ており、傍らには中性的なボディラインを持つ、『白一色の人型ヴィジョン』。ヴィジョンの両手には『カップ、コップ』が乗った『銀盆』が乗せられている
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 (席に付いているか立ったままかは任意)
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ(席に付いているか立ったままかは任意)

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

222ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:49:33
>>220
『北落』に話しかける。

「差し当たって、一番に知りたいのは、『この場所の出入りの仕方』だ。
 話を聞く限り、君は自分の意志でここに来たらしい。
 ということは、この場所から出る方法も当然知っている、と考えられる」
 
「君が無償でそれを教えてくれる善人であることが、俺にとっての理想の展開だ、が、、、」

試すように北落の目を見る。

「例えば、君が今抱えている問題について、誰かの助けを必要としていたりはしないか?」

『必要ならば君に協力する』と暗にほのめかして、相手の反応をうかがう。

223ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/08(日) 15:50:35
>>221
ところで今更だがマップ上で『ジ』になっているのが俺の位置ということで問題無い?

224サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/08(日) 15:58:48
>>223
はい
ロだと床表記との区別が難しくなるので名前にしました

225夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:35:55
>>220-222

「――――おん??」

『北落』の視線を受けて、ふと思い出した。
何だか何処かで見かけた事があるような気がする。
そういえば、このまえ『しあい』みにいったときに、
ソコにいたヒトだっけ??
あのときは『ゴチャゴチャしてた』から、
ソッチのほうにきをとられてて、
あんまよくみえてなかったんだけど。
スマンな!!
しかし、あの『カンペキなヘンソウ』をみぬくとは…………。
さては、そうとうなキレモノか??

「とりあえず、『アリスのハナシ』をきいてくんない??
 『ジョーキョー』をセイリしたいから。
 『さすず』はもうしってるかもしれないけど、
 そのへんはカンベンな。
 まず、ウチらの『モクテキ』は『ココからでるコト』。
 オーケー??」

頭の中を整理するために、
現段階で考えている事を全て口に出す。
言うまでもないが、
エフィーやら他のメイドに聞こえないように小声でだ。
それでも聞こえているとしたら、
何らかの能力で聞いている裏付けにもなる。

「モンダイは『どうやってでるか??』ってコトなんだけど。
 アリスは『みっつ』かんがえた」

話しながら、指を『三本』立ててみせる。

「『ひとつめ』は『イリグチからでる』。
 まぁ、コレは『×』だよね。
 さっきエフィーがいってたけど、あれは『ホント』だとおもう。
 『さすず』だけ『イリグチからきた』ってのが、
 そのショウコになるし。
 だから、『イリグチからでる』のはダメ」

「『ふたつめ』は『おきるまでまつ』。
 コレは『△』じゃないかなぁ〜〜〜。
 なんでかっていうと、
 『ココにいるコト』じたいがよくないとおもうから」

「ココをつくってるのが『ごしゅじんサマ』だとして、
 なんで『おきゃくさん』がいるのかフシギじゃない??
 ジブンが『たのしみたい』だけだったら、
 ジブンせんようの『ハーレム』でもつくってりゃイイのにさぁ」

「ウチらはベツに『コーソク』されてるワケじゃないじゃん??
 つまり、『ごしゅじんサマ』のねらいは、
 ウチらを『あしどめ』するコトで、
 『ゼッタイにがさないようにするワケじゃない』ってコト」

「アリスのスイリでは、ココに『おきゃくさん』をつれてくるのは、
 それなりの『リユウ』があるとおもうんだよねぇ〜〜〜。
 たとえば、ココにきたヤツから、
 『エネルギー』をすいとるためとか。
 だから、『おきるまでまつ』のは『△』だとおもうね」

「ほんにんがいってたけど、
 エフィーは『ウソ』つかないきがする。
 『イリグチからでられない』コトをおしえたのは、
 『ウチらがきえるとコマるから』だとおもうよ。
 ようするに、『ココにいてほしい』からおしえた。
 おとなしくして、かえれるまでまっててほしいんだよ、きっと」

226夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 18:36:47
>>225

「でもさ、『コトバがたりない』のは、
 『ウソ』っていわないでしょ??
 だから、『いわずにかくしてるコト』が、
 ナニかあるんじゃないかなぁ〜〜〜。
 『だまさないけどシンジツはいわない』っていうのは、
 そういうワケで。
 ソレが、さっきいった『リユウ』にもなるし」

「で、『みっつめ』だけど、
 『ソレいがいのホウホウでダッシュツする』。
 コレがイチバン『○』だとおもう。
 でるんだったら、さっさとでたほうがイイよ」

ここまで話してから、一旦深呼吸する。

「そんじゃ、イマわかってるコトまとめるね。
 コレはアリスの『ドクター』でわかったコトなんだけど」

「1:『天井』から『音』が聞こえる。
 2:『エフィーのスカート』から『音』が聞こえる。
 3:『エフィー』が『天井』に上ったら『音』が『消えた』。
 4:『エフィー』は『ご主人様』に『今伝えた』と言った。
 5:さっきから急かしてるのに『エフィー』が『下りてこない』」

「この『5つ』からわかるコトは…………
 『テンジョウ』に『ナニか』がいて、
 たぶんソレは『ごしゅじんサマ』っぽい。
 それで、『エフィー』は『スカートのなかみ』で、
 『ごしゅじんサマ』と『やりとり』してるっぽい。
 で、『さすず』が『ごしゅじんサマをおさえた』から……。
 おさえたんだよね??
 『テンジョウ』にいるのは、
 『ごしゅじんサマ』の『タマシイ』かもしれない」

「だから、『テンジョウ』をブチやぶって、
 ソコにいる『ごしゅじんサマ』をブッとばすっていうのが、
 アリスのかんがえだったんだけど。
 でも、ソレやると、
 たぶんエフィーがジャマしてくるとおもうから、
 まずエフィーをブチのめして、それから、
 『ごしゅじんサマ』をボコボコにするっていうカンジかも??
 とかおもったりして??」

「でも、まぁロブちゃんにサンセイ!!
 わかんないコトもイロイロあるし、
 『さすず』のハナシもききたいし」

「『ココからでられるホウホウ』があって、
 ソレをしってるんならおしえてほしい。
 もちろん『タダ』じゃなくて、
 そのブンの『おシゴト』はさせてもらうつもり」

「ジブンでいうのもナンだけど――――」

「わたしは『やくにたつ』よ」

一通りの話を終えてから、天井を見上げる。

「――――『チュウモンまだ』??」

さっきと同じようにエフィーを急かすが、
来ないなら来ないでいい。
その場合は、近くにいる『赤目のメイド』を、
手招きして呼ぶ事にする。
イッパイしゃべったせいでつかれた!!

227小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/08(日) 19:11:26
>>220-221

席には座らない事にした。別に寛いでいても今のところ問題は無いようだが
不測の事態で直ぐに動けるように私はしておいた方が良い。
 一瞬、北落と言う方に自分の座る椅子を薦めようと思ったが。彼女にとって
こちらは敵陣。大人しく座席に腰を据えるとは到底思えなかったので
質問を吟味した上で尋ねる。

「『田岡ジェニー』……さん。男性、ですかね?
その方は何故囚われる事になったのでしょう……エフィーさんは充足を
得れば解放する。そう言う話であったと私は受け取ったのですが」

これに関しては普通の声量、エフィーにもあえて聞こえるように告げる。
 何故、彼女の属するアリーナの関係者が。この夢の空間から
脱け出せないのか……私達や、客と異なる理由があるのだろうか?

それと、先程スタンドについてエフィー氏が天井に移動した時も小声を意識して
皆に説明した気だったが。この分だと既に聞かれても仕方がないだろうと
納得する。どの道、こう開け放たれた空間だと私の探索に特化した能力は
ほぼ役に立たない。別の事に努力を向けるべきだろう。

>……『少し』だけなら、助けになると思いますよ。
>『そうならない』のが一番ですケド……

(あの娘の言葉が気にかかる)

それは赤い目が印象的なメイドの彼女が力になると言う意味合いなのだろうが
果たして、この淫靡の園の住人でありし者が主に歯向かうかも知れない私達に
どこまで手を貸してくれるか定かでない。

「紫の髪のコック……私達の注文ですかね? アレは」

厨房であろう場所からスタンドらしき者と一緒に新たな人物が出てきた。
状況は移り変わる。『ジョン』さんの背後の場所に位置取りをする為に
歩いて立ち位置を移動して変更する。

228空井イエリ『ソラリス』:2021/08/08(日) 19:24:58
>>220

「まずは一つ教えてくれてありがとう、北落さん。
 お返しに教えるが、おれは『空井イエリ』だ」

アリーナという組織について詳しくはないが、
今の所、その活動内容も予備知識の範囲内だ。

「ここが夢なのはよく分かったし、
 どういう類のお店なのかも……
 まあ、だいたい察しはつくわけだけどさ。
 おれが知りたいのは、ここが『何』か。
 つまり、何を目的とした場所か、って事だ」   

アリスの話を聞きつつ、北落に話を振る。
 
「この子も言ってる事だが…………
 サキュバスの餌場。それが比喩じゃないなら、
 おれたちの支払う事になる『充足』とやらも、
 きっと、ロクな結果を生まないんだろうな?」

北落は説明を始めてくれているが、
先程(>>218)の質問への答えはまだくれていない。

「だから、失礼なんだけど、もう一度聞こう。
 この場所から『綺麗な体で帰る方法』を、
 おまえさんは知ってて、教えてくれるのかな。
 対価に何を出せるかも、さっき言った通りだけど」

沈黙こそが答えなのでなければだが…………果たして。

「……ん」

と、いつの間にか店奥の方で動きがあるようだ。
北落の返答を待つ間に、そちらを見ておく事にする。

229『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:13:28
>>225
>>227
>>228
>>222

四者四様の言葉――問いかけ。
北落は、まず、ジョンを向いた。

「出入りに関しては、『スタンド』を使った。私の組織には『夢』に纏わるスタンド能力者が何人もいるからな。その内の一人の手を借りて、私はここにいる」

「ただ、君達は『引かれた』のだろう? だったら――手段は三つ」

北落は、人差し指を立てる。

「一つ、『夢の主』の目覚めを待つか、夢の主を殺す。夢見る魂を消せば、『引力』の核は消滅し、魂はあるべき所に帰る」

次いて、中指を。

「二つ、『巣穴』の主を殺す。こちらでも『引力』の核が崩壊する。夢に『引力』をもたせているのは、夢魔だからな」

最後に――薬指を。

「三つ、『自殺』、『殺される』だ――冗談ではないぞ」

表情は鉄面皮と言っていいほどに変わっておらず、冗談と読み取る事は難しいだろう。

「『夢の死』は『魂の死』と完全にイコールではない。君達も私も『魂』の存在だが、ここで死んだ所で、『夢』から消え失せるだけで、『魂』が消え失せる訳ではない。もっとも、今後の人生で夢を見るのは『手間』がいるようになるだろうし、『人生』という視点においては確実な悪影響が起きるだろうがね」

そして、夢見ヶ崎を向く。

「『入り口』からは出れないだろうな――そもそも、ここには『引力』がある」

引力――引き合う力――君達も、聞いた言葉。

「最低でも、『夢の主』と『夢魔』の魂の重量が生み出す、『夢の引力』だ。人間一人の魂のエネルギーでは『質量差』で脱出を阻まれて終わりだ……君達と、その他も含めれば……まず、出る目は無いだろう」

2つ目――『△』の推測に、北落はうなずく。

「その通りだ、夢魔の作った『巣穴』は、『引力』によって魂を引き込む。そうして、第三者の犠牲者を増やしていく――たちの悪い害獣どもだよ」

そして、夢見ヶ崎の推測と意見を聞き終え――頷いた。

「間違いなく『抑えて』いる。私が来れたのが『証明』だ。『役に立つ』とは知っているとも――君の強さは、見たことがあるからな」

微か、口元を緩めた北落――それはすぐに真顔に戻る。

「しかし、この場所の夢魔が――スタンド使い五人を纏めて相手取る程のマヌケでも無い限り――助けは、入らないだろう。私は『必ずしも戦いに来たわけではない』」

そして、北落は、小林を向く――

「田岡ジェニーが囚われた理由? 単純な話だ。ここの『夢の主』は田岡ジェニーに片思いをしていた。そして、現実での関係構築に明らかに『失敗』していて、ストーカーじみた真似をしていた」

「『夢魔』は無作為に獲物を狙うが、『狙い』を付けれない訳ではない。大方、『夢の主』が夢魔共に要求したのだろうよ」

最後――空井を見た。

「返答が前後することになるが……『今すぐ』『確実に』、帰るなら、死ぬことだ。君が望むなら、殺しても構わない……撲殺が嫌なら、これもある」

北落は、スーツの内側に手を突っ込むと、一丁の『リボルバー拳銃』を取り出した。
銃身は短く、小ぶりな銃だが――紛れもなく、どうみてもそれは『拳銃』だった。

「『弾丸』は入っている。使わせる訳にはいかないが、使ってほしいなら言うといい」

そう言うと、北落は銃を戻し、言葉を続ける。

「そして、『夢魔』の目的は一つ『魂に巣食い、精神に刺激を与えてエネルギーを貪る』だ……さて、充足の結果だな」

北落は、改めて、全員に目線を向ける。

「それに関しては、夢魔によってケース・バイ・ケース。甘い夢を見るだけで終わる事もある、『引力』に引かれただけなら、特に。だが……」

――北落は、告げる

「田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』、アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。『女性客』に関しては、『目覚めず』『魂を完全に囚われる』と見るべきだろうな

――『夢の主』の特定はすぐに済んだ、継続的に夢精と短期覚醒を繰り返す男性の昏睡者――典型的な、夢魔に巣食われた『末期症状』だよ」

230『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:16:27
>>225
>>227
>>228
>>222


「――だから、まぁ、もうすぐ『終わる』んだよねっ」

北落がそこまで告げた時――外から割り込む声があった。
その方角を見れば『異形』を見るだろう。

コックコートとコック帽を着た、2m近い身長をした、美しい異形。
纏めた紫の長髪と同じ眼の色、コックコートの上からでも解る蠱惑的な肢体、そして、羊に似た一対の『角』を頭から生やす異形の女。
彼女の傍らには、同等の身長を持つ、白一色の人型『ヴィジョン』が、カップとコップの乗った銀盆を持って佇んでいる。

「お客さま、始めまして、ボクは『レオニス』――調理場だけ担当している『夢魔(サキュバス)』だよっ」

人懐っこそうな笑顔を浮かべた『レオニス』は、五人を見渡した。


「ここの持ち主が死ぬまで長くて一週間。間に何度か覚醒するだろうし、君達とのお別れもそのウチ来ちゃう。だから、その前に、顔を見ておきたかったんだ――ねぇ、レモンティーを注文したのは誰?」

レオニスは満面の笑みを浮かべていた。

「嬉しくってね、嬉しくってね! ここに来るような連中は――味なんて大抵、どうでもいい連中なんだ! みんな、ヤることばっかりに気が向いて、味わうなんてしやしない 餌を喰うのと変わらない気持ちじゃ、何を食べても料理で『充足』なんて感じない――だから、『何かを食べたい』なんていうのは、ここじゃあもう諦めてたんだよ!――おっと、注文を並べるね!」

傍らの『ヴィジョン』が手際よく、素早く、カップを乗せたソーサーとコップを、並べていく。(ス精:最低DC)

「はい、『馬力水』と『スーパー馬力水』と、『ブラックコーヒー』。コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!」

『虹色』に輝く液体が入ったグラスと、より強く輝く『虹色』の液体が乗ったグラス。
そして、夜のように暗い色彩と芳醇な香りを放つ『コーヒー』のカップが置かれた。

「はい、『ホワイト・ホットミルク!』 蜜入りだから甘くて美味しいよ!」

たっぷりと『ホットミルク』が注がれたマグカップが、テーブルに置かれた。

「『アイスティー』! ストレートだよ! フツーに美味しい、つまり凄く美味しいってことだよ! 爽やかにね!」

ストローが刺された『紅茶入りのグラス』が、テーブルに置かれた。

「そして――『レモンティー』」

同じく、ストローの刺された『紅茶入りのグラス』。違いは、カットされたレモンがグラスに付けられているか否か。

「ごめんね、ボクは『誰』の注文かは解らないんだ! 取り分けはセルフで!」

そして、ニコニコと笑みを浮かべたまま――告げる。

「では、お召し上がりを――大丈夫、『食べ物』はここじゃあ前座なんだ。『契約』にはならないよっ」

レオニスは、去らない。
北落は、無言。

君達は――?

231『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/08(日) 22:21:34


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□メ客□□□□□□□□□□□□□赤客□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達
赤=赤目のメイド
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
客=モブ客

夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ロ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

232夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:32:51
>>229

「きいてイイ??
 『ユメのヌシ』ってのは、
 ようするに『ウチら』ってコトでいいワケ??」

「で、『すあなのヌシ』ってのは、
 ココの『ごしゅじんサマ』ってコトでイイんだよねぇ??
 あ、ちがってたらテイセイしてね」

「じゃあさぁ〜〜〜『すあなのヌシ』をヤッちまおうよ。
 それがイチバン『ベスト』なホウホウじゃない??」

『夢の自分』と『現実の自分』。
北落の話を聞く限り、
どちらにも影響を及ぼさずに済む方法は一つしかない。
この『能力』の『本体』――言い換えると『核』を潰す事だ。

「――――って、おいおいおいおいおい」

「そんなブッソウなモン、サラッとだしてんじゃねーよ!!
 『カクテルドレスとマシンガン』じゃあるまいし」

知勇兼備のヒロインが裏社会でのし上がり、
『女王』と呼ばれるようになるまでを描く、
骨太のスタイリッシュクライムアクション。
『試合』を見に行く前日に視聴していた映画だ。
まぁ、ソレはおいといて――――。

「でも、『2かいめ』のときも『にたようなコト』にはなったっけ。
 しぬほどヤバい『サイコさつじんき』とたたかったんだけど、
 ここぞ!!ってばめんで、
 『イッショにいたオトコ』がボケッとしてやがって、
 いっせいいちだいのオオワザがミスっちゃってさぁ〜〜〜」

「もうしかたないから、
 『ジブンがのったトラック』を『ジブンでバクハ』して、
 『イカレヤロー』とイッショに、
 アリスも『まっくろコゲ』になっちまったぜ!!
 でも、そしたら『ゲンジツ』にもどれたっぽいし。
 『サイゴのホウホウ』としてはアリかもな!!」

コンガリやけて『ウェルダン』ってカンジか??
シゲキテキなケイケンだった。
アリスはイロんなセカイをボウケンしないといけない。
だから、『ああいうセカイ』も、
イッペンみといてよかったとおもう。
イマみたいに、おなじような『ユメのセカイ』にきたときに、
ナニかとやくにたつし。

「ちなみにだけど??『ソレ』ってさぁ??
 『フツーのジュウ』とおんなじなの??
 『ウチらいがい』にもききめがあったりする??」

要するに、『攻撃に使えないかどうか』という事だ。
大して期待はしていないが、もし利用できるなら、
覚えておく価値はある。
単に『使えるものは多い方がいい』というだけなので、
無理なら無理で構わないが。

233夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/08(日) 23:33:46
>>230

「よっ!!まってました〜〜〜!!
 もうわすれられてるんじゃないかとおもってたよ〜〜〜。
 『200さい』のバースデーがくるまえに、
 ちゃんともってきてくれてよかった!!」

        パチパチパチパチパチ

「まぁ、キモチはわかるな!!
 『あっちのヤツら』とかアホばっかりだし!!」

とびっきりの笑顔を浮かべて、レオニスを拍手で出迎える。
『他のモノ』を渡す気はないが、
『スマイル』くらいはやってもいい。
減るもんでもないし、ここのメイド達が『被害者』なら、
自分達と同じ立場でもある。
どうでもいいが、
『あっちの奴ら』というのは『カーテンの奥』の事だ。
そして、ここからが『ドクター』の『腕の見せ所』。

「それでは――――みなさん『ゴチューモク』ください」

「そのまえに、ちょっと『コレ』あずかっててくれる??
 『シューチュー』したいから」

            チョンッ

『ドクター』の『爪』でジョンを小突き、『超聴覚』を『移植』する。
これによって、ジョンは、
『調理場の音』や『カーテンの向こうの音』を、
その場にいるかのように聴き取れるようになる。
ついでに、『天井』や『エフィー』の『音』の監視も任せよう。

            シュバッ

                              ブースト
続けて本体に『超人的嗅覚』を移植し、『嗅覚』を『鋭敏化』させる。
そして、『ホットミルク』・『アイスティー』・『レモンティー』・
『ブラックコーヒー』・『馬力水』・『スーパー馬力水』の順番に、
全ての飲み物の『匂い』を『チェック』していく。
常人を遥かに超えた『超嗅覚』を用いれば、
どんな些細な異常があっても察知する事が可能だ。

234 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:44:31
>>229-231

>田岡ジェニー、それに、給仕をしているメイド達――彼女達は『全員』
>アポロン・クリニックセンターで『昏睡状態』だ。

「何ですって……嗚呼……そんな」

私に力添えを申し出てくれた赤い瞳のメイド。そして、ヴェールの向こうで肉欲の宴に
溺れる者達。皆、知らず知らず毒牙に及ばされていた事に掠れ声で呟く。

何時もそうだ。何時も、力が無い事が大罪とばかりに剣なき者達ばかりが
悪戯に鳥が地面の虫を啄むかのように簡単に餌食にされる。

北落の語り。それを聴くにつれ、頭の中で蠢く痛みが増々酷くなり。
 幻聴のように重々しい男性の声が重なるように聞こえる……。

               ジジジッ
『夢』とは『記憶』を整理する現象だと、耳にした覚えはあるかな?
だが、『魂』や『精神』という概念を知った君達には、
機能的な『幻覚』のままに過ぎないと、納得は出来るかな?
             ジジジッッ・・・

「そう……だ、そう、だ。
『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』

「希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ、
架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る」

「毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる。
もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら、
それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう」

ガタンッ・・・!   ハーーーッ……ハーーーッ……

痛みは今までの中で最高点に達していた。下半身に力が無くなり椅子の背もたれに
腕を預け、床に膝をつく。
 必死に荒い息を抑え込み、割れそうな頭を掻きむしるようにして手で抑える。

記憶にない、されど鮮明に言葉に出来る何か強大な者の台詞は更に
自分自身の精神をほつれさせていた。

235 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 00:45:34

>コーヒーはレオニス特性チルブレンドだよっ! 
>出来たら、コーヒーを飲んでほしいな! 馬力水をキメた後は……アレだし!


「す ま……ないっ。いただ、きま、すっ
わ、私は……小林、小林 丈です。よろ、しく……」

よろよろと椅子に座り直し、自己紹介。
『コーヒー』のカップを掴み、多少の熱さを我慢し飲む。
少しでも冷静になれると言う効能を信じての事と。
 夢見ヶ崎さんの超感覚で違和感が察せられるとしても、だ。
『飲まない』事で夢魔『レオニス』……バフォメットか何かの存在か不明だが
彼女を怒らせて不和の空気が起きかねない前に率先として飲むべきだろう。

236空井イエリ『ソラリス』:2021/08/09(月) 11:50:01
>>228-235

「ああびっくりした。拳銃なんて初めて見たよ。
 あるところにはあるものなんだな。
 アリーナっていうのは『そういう力』もあるのか」

どれほど強大なスタンド使いでも、
銃の携行が露見すれば表の顔は潰れるし、
最悪、属している組織自体にも累が及ぶ。
ただしそれは隠し通す組織力が無ければの話だ。
単なるスタンド使いの寄合、では無いらしい。

「北落さん、良いものを見せてくれてありがとう。
 ただ、おれは……けっこう、わがままだから。
 夢を見られないなんて、死ぬのと同じだ」

目に見える盤上の駒は、恐らくは四種類。
今夢に迷い込んできた『自分たち』。
夢に囚われている『被害者たち』。
この夢を形作るストーカー男、『夢の主』。
形作らせる根幹である夢魔、『巣穴の主』。

「そして『夢の主』とかいう男も…………
 殺すほどの命でも、ないんじゃないかな。
 つまり方法は自ずと一つに限定されてくる」

         フ…

取るべき駒は、明白だ。

「アリスに賛成だ。『巣穴の主』を狩ろう。
 それが人助けにもなるなら――
 今日ここにおれが来たのは、いいことになる」

への字に固まりかけていた口元に笑みを浮かべる。
多くの人間を、少なくともここにいる三人を、
もし救えるならば自分の存在価値はずっと重くなる。
夢の主が助かるかは知らないが……別にその男も、
死んでいいヤツなんてことは無いはずだ。

「北落さんの仕事にも迷惑はかからないだろうし。
 かからないから、教えてくれたんだろうからさ」

レオニスが来たら、話は一旦止める。

「はじめまして、レオニスさん。
 本の中以外にいる夢魔に会うのは初めてだから、
 こういう状況ではあるけど、光栄な気がするよ」
 
「おれは違いの分かる女というわけではないけど、
 そんなに喜んでくれるなら、頼んでよかった」

それから。
レモンティーを手元に引き寄せて、アリスに任せる。
異物は無いと思いたいが、念には念を入れる。
マドラーか何かで、静かにグラスの中を混ぜる。

(小林君の体調は、波があるようだ。
 おれが口出ししたって仕方ないのだろうけど、
 やっぱり、どうしたって、気になるよ)

小林の体調不良についても気にかかるが、
先ほどからそれについて泣き言一つ言わない辺り、
彼にも考えがあるのだろう。一旦、声はかけない。

237ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/09(月) 12:16:18

>>229

「その、夢の主だか巣穴の主だかを『殺す』というのも、
 あくまで夢の中の死であって肉体が本当に死ぬわけではない、という認識でいいか?
 俺たちが本当の意味で『殺人者』になるわけではない、と」


「放っておいても帰れるなら、それが一番楽ではある、、、か?
 だが、『巣穴の主』、そいつがいる限り、誰かの夢を使って他人を引きずり込む、
 こんな場所が存在し続けることになる。そういう認識で間違いはないか?」

>>230

アイスティーを受け取り、自分の前に置く。
まだ口はつけないが。

「君も、この夢に囚われているのか?
 それとも、『捕まえている方』かな?」

レオニスに声をかける。
口調を荒げたりはしない。
が、返答次第ではどうなるかわからない、という圧力を静かな口調の中に滲ませる。

238『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:21:23
>>232
>>234
>>236
>>237
夢見ヶ崎の問いに、北落は答える。

「『夢の主』、というのは、『巣穴』――魂の所有者の事を言う。君達や、私の事ではない。こちらは『人間』だ

『巣穴の主』というのは、『巣穴』を作った存在だ――無論、夢魔(サキュバス)だ」

そして、『狩り』の提案については――

「それは、『出方』次第だな。私の目的はたった一人の救出に過ぎない――」

返答をぼかす。しかし、銃の性能に付いては、隠す様子もなく答えた。

「『普通の銃』だ。細かい性能を語るつもりはないが――『拳銃弾と聞いて想像できる威力(パス:BB)』はあると考えてくれ。夢魔共にも当たれば……『通じるだろう』」

この言葉の真偽を判断するのは君次第であり、君にはそれ以上に『判断』しなければいけないことがある。

君は――『飲料』の香りを嗅ぐ。
以下、香りと『気配』となる。

ホットミルク――「変哲のない蜜入りホットミルクの香り」
ブラック・コーヒー――「落ち着く――いや、『落ち着かせてくる香り』。プラシーボでは断じて無い、直接的な鎮静力を、君の鋭敏な感覚は察するだろう――この香りを深々と吸うのなら、君にも影響は出る筈だ」
アイスティー――「爽やかな紅茶の香り、変哲はない」
レモンティー――「レモンの香りが交じる香り。おいしそう」
馬力水――「甘く、芳しい『官能』の香り。『フェロモン』を液状化したような魔臭。明らかに『異常』であるが、同時に『パワー』の予感を君は感じるだろう――深く吸い込むなら、君にも影響は出るだろう。スーパー馬力水は、より『強い』」
そして――『馬力水、及びスーパー馬力水』。『同じ』香りを、『君だけ』は『レオニス』からも感じた筈だ。

ブラックコーヒーを飲んだ君、小林には、『異常』が訪れる。
君に渦巻いていた『眠気』や『精神的不調』が『鎮静』していく。頭痛も、すぅと引いていく。
『気分が落ち着く』という領域の話ではない――『魂』が鎮静している様な感覚。
しかし、不思議な事に『情動』の喪失はない。君は、君である感情を一欠片も喪失せずに、『君』に戻った。
この状態が『平常』なのか、『異常』なのかは君次第――しかし、君に『突発的不調』が起きる事は、無いだろう。少なくとも、この夢では。

「どうだい! ボクのチルブレンドは! 最初の内は現実で一生インポになる副作用があったんだけど、改良に改良を重ねてハートはクールに、けれどもホットとビートは失わなくなったんだ! 『感じる心』はそのままに『判断力』はクールに!」

レオニスは、誇らしげに小林に笑いかけ――嬉しそうに抱きしめた。
コックコート越しに、胸の柔み――阻む下着は感じない――その中で、レオニスは君にだけ聞こえるような――つまり、『移植』を受けた『ジョン』にも聞こえる声で、囁く。

「キミは素直に飲んでくれたからお礼だよ――『此処』の全員は、もうエフィーの『射程内』だ。闘る気なら、今すぐ『薄めるか消す』、『ぶっ壊す』ことを進めるね――零すくらいは、気にしないよ」

そして、小林への抱擁を解いた。
この言葉の意味をどう解釈するかは、君達二人の権利だ。

239『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:24:14
>>232
>>234
>>236
>>237
「さて、どうだろうな――『ある』所には『ある』ものだ。何でもな」

空井の問いかけをはぐらかしながら、『死』に付いては北落は『説明』をした。

「別に、二度と見られなくなるわけでない――『手間賃』はもらうがね」

そして、狩りの提案に付いては――明瞭には応えない。

「私の態度は、向こうの出方で決めさせてもらうよ」


ジョンの問いかけに付いては、北落はこう応えた。

「『夢魔』は『殺せば死ぬ』――そう簡単に死ぬほど脆いバケモノでもないがね。しかし、夢の主を殺しても、夢見る力を失うだけで、現実で死ぬ訳ではない」

「その認識に間違いはない。『夢魔』は『精神の吸血鬼』だ。どの様な精神を貪るかは好みだろうが、『人食い』を行う事に差異はない」


レオニスもまた、ジョン、君の言葉に応えた。

「ボクは『捕まえてる方』だけど、立場としては『中立』かなっ」

機嫌良さそうに、彼女は笑顔だ。

「ボクは、『料理』での口福による『充足』を生み出すのが好きな食べ方だからね、『巣』を作るのもやるけど、今みたいに『間借り』して料理を出すだけでもそれなりに『充足』は食べれるからねっ……だから、敵でも味方でもないんだよ。どっちみち、もうすぐ無くなる場所だしね!」

この言葉の真偽を判断するのは、君達次第。
しかし、ジョン、君は、一つの『真実』を聞く。

「ぎゃぁぁぁぁぁ……」

か細い男の、『断末魔』――そして

「えへっ、えへへっ、店じまいっぽいからぁ、徹底的にぃ……あとはぁ、5人……えへへっ。食べたいなぁ……」

隠しようもない粘的な悪性が滲んだ、女の嗤い声。
――そして、『全員』が眼にする真実も、また、現れた。

右のカーテンを潜って表れた――1人の少年。
前髪で目元を隠しており、どことなく陰気そうな印象を与える子供だ。
しかし、格好はエキセントリックである。ファンタジーアニメに出るような『王冠』を被った他には、パンツ一丁。肌には微か、汗がある。
ビキニパンツを一丁履いただけの、ほぼ全裸の子供――彼は、陽気に歯を見せて君達に笑った。

「始めまして、お客様! 僕がこの夢の『王』。宮永空飛(みやなが くうと)――メイドみんなの『ご主人さま』だ!」

その傍らには、『下着姿』の少女――瞳は虚ろ。
『痕』示された白い肌に、金髪碧眼――背丈は少年よりも少し高く、メイド達の中では際立って美しい容貌。同時に、際立って『損なわれた』感情。
君、夢見ヶ崎は――そこからでも、二人から『情事』の残滓を香るだろう。

「そして、彼女が僕の妻――田岡ジェニーだ!」
「……ジェニー、です。ご主人さまの、妻、です」

何もかもを諦めてしまったような、機械の様な所作で、ジェニーは君達に頭を下げた。

「さて、僕に用事があるそうだが――聞こうじゃないか!」

北落は、まず、左に佇む3人に目をやった。
その間に『君達』は、北落に先んじて発言、行動を行う事が出来るだろう。

行動は、自由だ。

240『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:26:31

■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田宮□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□メ□メ□□□
■■□メメ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
宮=宮永空飛
田=田岡ジェニー


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)

241ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/09(月) 18:29:52
>>238
>>239
>>240

>>レオニス

(『薄める』『消す』『ぶっ壊す』、、、何をだ、、、?)

盗み聞きしたレオニスの言葉に内心眉根を寄せるが、とりあえず、反応はしない。
今の時点では、こちらが聞いているということは悟られない方が良いだろう。
同様に、『断末魔』についても、今は胸にしまっておく。

小林の様子を見ながら、アイスティーを少し口につけたあと、レオニスに声をかける。

「すまない、やはり俺もブラックコーヒーを貰えるか?
 眠気覚ましがしたい」

>>北落

「あー、これが最後の質問になると思う。
 と、いうより最初からこれだけを聞けばよかったな、、、」

北落に聞きながら、立ち上がる。
視線は『エフィー』と『田岡』を同時に視界に収める。
サングラスの奥に隠されたそれが、どんな感情を湛えているかは、今はまだ本人以外にはわからないだろう。

「あの『宮永』とか言う子供が、夢魔とやらの力を借りて、
 君が探している『田岡』さんや他の女性をここに閉じ込めている。
 それで、あの仕打ち。そういう理解で問題無いな?」

242夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/09(月) 19:35:43
>>238
>>235

「――――――『リカイ』した」

北落には短く、それだけを告げる。

「………………」

「イチオー『もんだいナシ』――――かな。
 だけど、『ソレ』と『アレ』はナンかヤバそう」

          「『いろんなイミ』で」

全員に声を掛け、
両手の人差し指で『馬力水』と『スーパー馬力水』を指差す。

「あ、ロブちゃんさぁ。
 のまないんだったら『ストロー』かりるね??」

      ヒョイッ

「タケルくん、さきに『あじみ』させてくれる??
 
          「きになるから」

                    ――――トスッ

ジョンのアイスティーから『ストロー』を抜き取り、
そこに『超人的味覚』を『移植』。
『超味覚』付きの『ストロー』を、
『馬力水』と『スーパー馬力水』に差し込む。
『移植対象』が『無機物』の場合、受け取った感覚は、
全て『ドクター・ブラインド』にフィードバックする。
これを利用し、自分自身は口を付ける事なく、
二つの『味』をチェックする。
常人を超越した舌の感覚によって、
評論家並みの『分析』が可能になるはずだ。
あくまで『味』を感じるだけであって、
『成分』が体内に入る訳ではない。
たとえ害があったとしても、本体には影響しない。

>>239

『新たな光景』を見て、夢見ヶ崎は考える。
一見すると、このバカが『ご主人様』で、
こいつさえ倒せば『終わる』ように見える。
だが、どうにも納得できない。
『本体』を抑えられているとはいえ、ここは『主の城』だ。
『事前の仕込み』は幾らでも出来るはず。
それをせず、堂々と姿を現すのは妙に感じる。
『ご主人様』と近い立場にいるであろう『エフィー』が、
『宮永』から離れた位置にいるのも不自然だ。

>>740

「ねぇねぇ、ロブちゃん。
 『テンジョウ』と『エフィー』の『オト』きこえてる??」

           クイクイ

立ち上がったジョンのスーツの裾を引っ張って尋ねる。
天井の音とエフィーの音は消えたままかどうか。
それを確かめたい。

>>236

「――――イエリちゃん、どうおもう??」

「『エフィーがおりてこない』ってコト」

向かいのイエリに向かって、自らが感じた疑問を投げ掛ける。
この分だと、エフィーは『天井』から離れそうにない。
問題は、その理由だ。
最も高い可能性は、『そこにいる必要がある』という事だ。
それが『ご主人様を守るため』であれば、筋は通る。
『ドクター』によって、『天井に何かいる』事は看破済み。
おそらく、『天井にいる』のが『本物』――ではないだろうか。

「あの『ボーズ』――――『ごしゅじんサマ』だとおもう??」

親指で『宮永』を指しながら、問い掛ける。
『天井』を攻撃する方法は幾つか思い付く。
一つは単純にパワーのある投擲。
もう一つは、テーブルや椅子を片っ端から積み上げて、
天井まで届かせる事。
ただ『10m』という高さは少々厳しい。
最後は、『拳銃』による銃撃。
そして、どれをやったとしても、
多分『エフィー』が邪魔してくるだろう。

243空井イエリ『ソラリス』:2021/08/09(月) 21:12:19
>>239-242

「まあ…………子供だろうが大人だろうが、
 捕食者からしたら、関係ないって事だろうな。
 おれも子羊の肉とか、けっこう好きだしさ」

夢の主。つまり彼が、あの子供が、
田岡のストーカーで、夢魔の末期患者なのだ。
そう、彼はあくまで『患者でしかない』。

「アリス。あくまで、おれの推測の話をするぜ。
 北落さんが親切に教えてくれたお話からすると……
 引き込まれてしまったおれたちとは別の存在で、
 夢の主と巣穴の主ってのが『別』にいるわけだが、
 『夢の主』ってのは、あの子のことなんだと思う。
 つまりこの夢の、店のご主人様はあの子だけど、
 この店が立つ世界は、どこぞの夢魔の巣穴なんだ」

その裏にいる夢魔こそが真の『黒幕』だろう。

「子供がさ。好きな子を好きなようにしたいって、
 夢見るくらいは、まあ、べつに、勝手なことだ。
 夢の主……汝に罪無しとまで言う気はねーけど」
   
             スッ

「つけ込んで、夢に溺れさせて、甘い汁を吸う、
 『巣穴の主』の方が、すげー良くないと思う。
 その夢魔が天井裏にいる『ソレ』なんだとしたら、
 いろいろと辻褄が合って来るんじゃあないかな?」

               「それに」

席を立って『ソラリス』を発現する。
敵対するならば座っている理由など存在しない。

「そういう奴を殺すのは、おれは嫌じゃあないぜ。
 むしろ……ちょっとは気持ちいいんじゃないかな」

あの時…………下津を殺すのは嫌だったのは、
彼がそんなによくない奴じゃなかったからだ。
巣穴の主を放置すれば第二第三の被害者が出る。
夢魔も生きる為にやってるのかもしれないが、
被捕食者が、捕食者の事を、慮る必要など無い。

「少なくとも罪悪感はあんまり湧かないだろう。
 背負うほどの罪なら、むしろ欲しいかもな」

己の存在を重み付ける糧にしてやろう。
自分を殺してしまった魂は、どうせとっくに、
穢れ切ってしまっているのだ。殺してやる。
                    
「話せる内にもう一度言っておく。
     …………やってくれたな」

『エーテル瓶』を左手で発現して。

「ああ、それと……これも言わなきゃ。
 北落さん。良いものを見せてくれてありがとう」

『ソラリス』の右手に、北落の拳銃を『投影』する。

244小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/09(月) 23:12:40

か細い男の『断末魔』 女の嗤い声。
これは天井から? もしくはカーテン向こうでしょうか?

『赤い目のメイド』。こちらの現在位置を求めます。
また彼女か浮かべてる笑顔は、愛想笑い的なものか。またはこの空間において
無理くり働かされてるにしては違和感あるような自然の笑顔でしょうか?

245サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/09(月) 23:31:26
>>244
赤い目のメイドは「視覚範囲」には居ません
声は「カーテンの向こう」から聞こえました
メイドたちの笑顔は「張り付いた仮面」のように、一律同じ表情を浮かべてます(顔立ちには個人差があります)

246小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/10(火) 00:15:03
>>245(回答感謝)

>>238-240

「……ありがとう 『レオニス』 例え理解し合えない部分あれど
貴方と出会えて、良かった」

そう、感謝します。抱擁と短い助言に頭を下げて、魔法のように引いた頭痛と
理路整然と思考が回る事に感心しながら巡らしていく。

『夢の主』 『巣穴』の魂の所有者 人間
『巣穴の主』 『巣穴』を作った存在 夢魔(サキュバス)

夢の『王』。宮永空飛(みやなが くうと)

男の『断末魔』 供に背筋を不愉快に撫でつけるような女性の嗤い声

メイド達の『張り付いた仮面』のような笑顔。

(……ジョンさん、夢見ヶ崎さん、空井さん。そして連携は期待出来ないが
北落さんと言う戦力があれば、このまま強引に夢の主、及び姿の見えない
巣穴の主であるサキュバスは倒せる確率は十分ある、と思いたい)

ジョンさんは不明だが、いま発現したのを見せて貰った限り他三人は
近接戦闘も頼もしいであろうヴィジョン。
 だが、一方で私の頭には本当にそうだろうか? と言う疑問視の囁きもある。

(まず間違いなく、この空間の『メイド』達は夢空間の支配下。
そして『エフィー』『宮永』は間違いなく戦闘となれば敵対する。
最悪、中立の『レオニス』も状況次第で自分が危険となれば
正当防衛で対峙しても可笑しくない。メイド達も、自分達に
襲い掛かって来る可能性もあるだろう)

既に、明確な敵(宮永)と思える登場で北落含め空井さんジョンさんも
次の瞬間には攻撃を開始する雰囲気に陥ってる。

だが、このままでは乱闘状態……最悪なのは、夢の主(宮永)が戦闘中に
死亡及び意識を失って、この空間が維持出来なくなり巣穴の主を
取り逃がす事だ。今回の発端は、6〜7割がた宮永に責任はあるが
これ以前も人類を夢の牢獄で糧にしてきた巣穴の主(夢魔)は必ず
消し去れねばならない。それは自然と確信を以て告げれる。

(――機を作れるのは、私だけだ。私が、私自身を犠牲にしてでも
道を作ろう……今この瞬間に、出来る全てを)

247小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/10(火) 00:44:15
>>238-240

 フゥ――・・・。

一息吐くと共に、コーヒーカップの飲み口を掌で覆い掴むようにして
中心にずらし。夢見ヶ崎さんの言葉に無言でそのまま『馬力水』
『スーパー馬力水』の容器をそちらへ寄せつつ『北落』のほうへ移動。

「『巣穴の主』を倒す? そんな事、出来る筈が無いし何でする必要があります。
このような素晴らしい催しですのに! おっと、口を挟まないでくださいよ?」

『北落』の眼前で
――『リヴィング・イン・モーメント』 ビー玉サイズの水槽が張り付けた手のひら
>>235)先ほど、飲む際に発現し。いまカップを置く動作の途中で浮かばせ
掌に発現した。ソレを掲げて見せつつ私の一世一代の芝居を続ける。

「今、コーヒーを飲んで頭も冷めました……よく、その頭で考えてくださいよ?
このように大きな力を持った夢の主に立ち向かって、無事である保証なんて無い。
大人しく引き下がるほうが利口だと何故わかりません?」

そう、挑発するように北落の側頭部を小突くように。
ビー玉サイズ『リヴィング・イン・モーメント』を彼女の耳裏にある髪。
隠すのが難しいようなら耳の穴に滑らすように詰める。

成功すれば、後は二重会話だ。

「私は貴方がたに共感出来ません。大人しく、充足とやらを差し出して
互いに気持ちよくなり、夢から帰らせて貰う。それで良いじゃないですか」

『私の力で、まず夢の主の無力化を行い。その後、巣穴の主を殺します。
それまで戦闘を控えて、こちらと仲違いしてる振りを。
そうすれば、少なくともあちらの警戒は上がらない』

「大体、貴方の言うアリーナとやらがどんなのか知りませんが。一人ぐらい
損失を黙認しても構わないでしょう? このように現実で対処出来ない
夢魔の方に予測不能で今後も襲われるリスクがあるなら、猶更です」

『どうか、私の手段が失敗した場合は。三人のサポートを
宜しくお願い致します』

その旨を告げ終えてから、天井にいる『エフィー』に声を掛ける。

「と言う訳で! エフィーさん、私は客として楽しませて貰いますよっ。
先ほどの『赤い目のメイド』さんを呼んで貰って良いですか?
あ、それと夢の王様 こんにちは! 今日は楽しませて貰いますよ!」

(……今この場で戦闘は仕掛けられない。夢の主(宮永)を一瞬で
戦闘不能にさせ且つエフィーと拮抗出来る状況を仕立てない限りは)

メイド達も被害者だ。彼女達の身の安全も今のままでは危うい。
場を整えるまで、私自身が水を差し、相手にこちらの連携が取れてない事で
油断を誘う。無策で突撃は出来ない……幾らでも、勝利の為には
この身を道化として踊ろう。

248『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:51:23
>>242
>>243
>>246
>>241

「――悪いけど、その余裕はないね。ステージはもう、移ったみたいだよ?」

レオニスは、君、ジョンの問いかけにそう答える。メイド達とはまるで違う笑顔が、そこにはあった。
それは、何かが始まろうとしている事を楽しんでいる笑顔。ショーの始まりを待つ、子供の様な笑顔。それを、残して、彼女は去りゆく。

「その通りだ」

北落は、君の問いに頷いた。

「あれが『夢の主』――私が入った夢の持ち主だ。現実ではベッドに転がってるよ……仕打ちについては『見ての通り』……夢の中だ、さぞかし楽しんだ事だろう」

そして、君の耳には『先程』聞こえていなかった音が響く。
天井の――『エフィー』から響く、『何か』がのたうち蠢く音。
――同じ音は、僅か「目の前のテーブルの表面」からも、『響く』だろう。振動は響かない、ただ、蠢く『音』だけが響く。
その音は――『完全に連動している』。この事実をどう解釈し、行動するかは君の自由だ。


君、夢見ヶ崎はスタンドを通じ『馬力水』と『スーパー馬力水』を『味わう』。
摂取は行わない。味のみを摂取する行為。即ち、『刺激』の炸裂を君は味わう。
濃密なまで、『甘い』糖分=エネルギーではあるが、粘性すら覚える『甘さ』だ。
そして、君は、産まれて初めて炭酸飲料を飲んだ時の『刺激』を覚えているだろうか?
舌の上で弾ける液体『爆発』する様な刺激――それが、君の舌の上に広がる。炭酸に慣れたかも知れない今ですら、新鮮に過ぎるエネルギーの『炸裂』
しかし、吐き気は起こさない。不思議な程に飲みやすい――否、飲みたいと思う。
例えるならば、強烈な依存性を即座に与える強烈な甘さの炭酸エナジードリンク。
依存性が何処まで続くのか、実際の『効能』がどうなのか――これは、『摂取』しなければ解るまい。



北落は、僅か目を細めたが、君の所作に抵抗はしなかった。『リヴィング・イン・モーメント』は、北落の後髪に潜り込む。
即ち、君の『スタンド会話』を確実に認識できる状況であった。
北落の心境は、君にも――誰にも、解らない。
これから解るのは、結果として各々が発する『言葉』と『動作』だけだ。

「うんうん、君はいい心がけだと思うな」

満足そうに頷いた宮永空飛は、すっと手を上げる――同時、『ジョン』は『エフィー』と『テーブル』から響く『蠢き』の音が止むのを聞いた。

「確かに――念の為、他のお客様には『お帰り』頂いたけど――何も、トラブルを起こす必要はない、君達が楽しんでくれるなら、僕は安心なんだよ!――もっとも」

宮永の前に『ヴィジョン』が顕れる。
四肢を備えた人型のヴィジョン。その右前腕部は――『銃口』
その銃口を、宮永は君達に向け、バーンと口ずさんで跳ね上げる。何も起きない

「この、『カウンティング・スターズ』に、新しい『白星』をくれてやるのも、悪くないとは思ったから、少しだけ残念かな……ああ、赤目……已己巳己(いこみき)ちゃんだね――今、来るよ」

249『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:53:14

言葉通り、赤目のメイド――已己巳己は、奥のカーテンから姿を表した。
他のメイドと変わらない、笑顔を浮かべた姿で。
彼女は、一着のマントを手に持ち、恭しげに宮永に差し出し――宮永はそれを羽織る。
その姿から受ける印象は、『裸の王様』だろう――しかし、黒く塗られたマントの内側の、右側には大量の『ナイフ』が取り付けられている。明確な凶器が、そこにはある。

「この子がお好みかい? この子もいい子だよ、締りだけならジェニーといい勝負だ! けど、遊びたいなら、エスコートは男の役目だろう――?」

ニヤケ面を浮かべた宮永は、くいくいと小林を手招いた。

「おいでよ、一人で――戦うなんて、馬鹿らしいだろう?」
「――実のところ、その通りでもある」


宮永の言葉に、北落が次いだ。

「私は、『戦え』と言われて来たわけではない……宣言しよう、私は戦闘を放棄する。これが、証拠だ」

そう言うと、北落は懐から取り出した拳銃――取り出した瞬間、『テーブル』と『エフィー』からの蠢きをジョンは聞くが――テーブルに、拳銃を叩きつけるように置いた時、蠢きは止んだ。

「さて、宮永空飛。私、即ち『アリーナ』としての要求は一つ――『田岡ジェニー』と『私』を開放しろ」

眼鏡の奥と、口元に――浮かぶは、笑み。

「『報酬』はくれてやる……お前自身、気が付いているのだろう? 現実のお前に『明日』はない。夢魔を憑かせたことへの消耗という意味ではない――お前は、目覚めと共に制裁を受ける運命にある。私が帰らない場合、お前から『眠り』は奪われ、死ぬまでにたっぷりと地獄を味わえることだろう……」

宮永の表情が、微かに強ばる。

「だが、私と田岡ジェニーが帰るならば……お前に、『醒めない眠り』をくれてやる。終わらない夢の中で、夢魔共に魂を食い尽くされるまでの短い夢にはなるだろうが――『残りのメイドとは一緒に死ねるんだ』悪くない死に様じゃないか。『現実』で待つ裁きよりは、ずっとな……さて」

北落は、『壁際』に向かって歩き出す。

「『私は、私の目的が達成できるならば、それでいい』――それまで、若者が遊ぶのを邪魔するほど、私は無粋ではない。精々、盛り上がるといいさ」

250『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 19:54:58


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□メ□□□赤□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□メ□□■■
■■□メ□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□紫□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□小□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられていて、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
宮=宮永空飛
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき)


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(背を見せずに壁に向かっている)

251夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/10(火) 20:55:11
>>248-249

      「   う   え   ッ   」

             フ ッ

本能的に危険を感じ、即座に『超味覚』を解除する。

「『ゲロあま』な『タンサン』けい『エナドリ』ってカンジ」

          「しかも『やめられなくなる』ヤツ」

視線は『宮永』の方に向けながら、
体験した『感覚』を全員に伝える。
これヤバくない??
こんなもん『ダブル』でのんだら、
アレとかソレとかいろいろブッとんじまうぜ!!
チョクセツのまなくてよかった。
『ドクター』じゃなかったらアブなかったな!!

(『ブキもち』の『ヒトガタ』か…………)

(しかも『ヨケイなモン』までもってきやがるし…………)

見た目から判断すると、
近距離と遠距離を両方こなせるタイプ。
わざわざ『ナイフ』を持ってこさせのは気になる所だ。
あんな立派なスタンドを持ってるのに、
それでも足りないのか。
あるいは、相手が複数だから用心しているのか。
もしくは『能力』に必要なのか。

(あくまでも『ホンメイ』は『エフィー』…………)

とはいえ、この状況だ。
一度動いてしまえば、『宮永』も『エフィー』も、
同時に相手取る事になるだろう。
『天井』に対する決定打を持たない『ドクター』なら、
『宮永』を相手にするのが妥当か。

         ズズズズズ…………

『ホワイト・ホット・ミルク』を一口だけ飲む。
『安全』は確認した。
自ら率先して『コーヒー』を口にしたタケルの様子を見ても、
致命的な害はないだろう。

          シ ュ ン ッ

ジョンに付与した『超聴覚』は解除。
同時に、本体に移植した『超嗅覚』も同じく解除。
全ての感覚を『ドクター』に戻す。

            スッ

『レモンティーのストロー』を抜き、
『アイスティーのストロー』と一緒にポケットの中に入れる。
そこに隠した状態のまま、
『ドクター』の『爪』で細かく切り刻む(パス精DBB)。
二本とも『小指の爪サイズ』にカットしてしまおう。

252夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/10(火) 20:56:31
>>243

「『 N A R U H O D O 』――――」

「イエリちゃんに『アリスポイント:50』!!
 ソレだったらゼンブ『スッキリ』する。
 わかりやすいカイセツありがとね。
 『センセー』のサイノウあるんじゃない??」

「わたしには『セイト』のサイノウがあるな!!」

イエリの言葉で、
自らの考えが間違っていない事を再認識できた。
やはり最も叩かなければならないのは、
天井に潜む『何者か』だ。
とはいえ、『ドクター・ブラインド』は非力。
出来る事は限られるが、幸い今は『一人』ではない。
これは『チームプレイ』であり、
それぞれが『自分の役割』をこなせばいいのだ。

           チラッ

ブルーのサングラス越しに、『幻の拳銃』を横目で見た。

「アリスの『ドクター』は『パワー』はないけど、
 『スピード』はあるし『キヨウ』にうごける。
 『ノーリョク』は『さっきみたいなカンジ』だよ」

「――――『ナニか』あったら、またおしえる」

>>246-247

自分の知る限り、タケルは理性的な人間だ。
こんな状況で享楽に耽るタイプではない。
おそらくは、彼も『役割』をこなそうとしているのだろう。
それを尊重する。
そして、自分は『自分の役割』に専念する。

       「――――…………」

>「私の力は 液体に発現され、液体を水槽にします。
>どんな高温や低温、危険性のある液体でもキャッチボールサイズまでなら
>包み込み30m内であればドローン程の性能で操作出来ます」

>「本来なら索敵の用途に重みを置くのですが……短期決戦を望むならば
>此処の台所にある洗剤なりを混合させるなり、油を沸騰させるなりして
>殺傷性を高めた水槽を携行させ終えて、準備完了次第出発するべきでしょう」

『タケルの能力』――――
『リヴィング・イン・モーメント』は『知っている』。
『二度目の夢』で会った時に、
本人から説明を受けていたからだ。
タケル自身は覚えていないかもしれないが。
『水槽』は『飛べる』。
扱うのは自分ではないが、この場においては重要な事だ。

253空井イエリ『ソラリス』:2021/08/10(火) 21:42:23
>>250(質問)
・翠、赤、紫以外でmapに出現しているメイドは、
 全員『モブメイド』(>>201)と考えて良いですか?

254『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/10(火) 21:49:37
>>253
はい、今、MAPに表記されている
「赤」
「翠」
「紫」
以外の全員はモブメイドです

255ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/10(火) 22:02:23
>>248
>>249
>>250

「お前、、、!」

宮永の方を向き、一歩前に出てその言葉に怒りの声を上げる。
その背後に、『グラム・スラム』が現れる。

―――そのスタンドが、ジョンの身体の後ろで小細工をする。
スタンドが手をこすり合わせて生み出した『シャボン玉』、それがジョンのスーツの背中に触れると、そこから『液体』が滴る。
『グラム・スラム』はその『液体』を素早く掬うと、それを使ってジョンの背中に素早く『文字』を描く(ス精BB)。

『テーブルから音 おそらくエフィーの攻撃の予兆』

背中に描かれたその文字はジョンの背中が見える位置にいる人間(つまり小林、空井、夢見ヶ崎、北落)だけ気づけるだろう。
『グラム・スラム』の行動自体も、ジョンの身体が盾になって、宮永や夢魔たちからは見えない。

256 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 00:37:20
>>248-250

>この子がお好みかい? この子もいい子だよ、締りだけならジェニーといい勝負だ! 
>けど、遊びたいなら、エスコートは男の役目だろう――?

「ははっ、それは楽しみですね」ニコッ

何時からだろう。私が作り物の笑顔に慣れてきたのは? このような
人の清廉も栄徳の欠片もない場所で、私は何を成せるのだろう、何に成れるのだろう。

赤い瞳の映えるメイド。『已己巳己(いこみき)』が『張り付けた笑顔』で
カーテンより姿を現した瞬間、崩れかけた。彼女も、また支配下だ。

最初は、まだ彼女が他のメイドと違う様相であれば。馬力水の水槽を
さりげなく渡して、奴(宮永)に適当な理由と共に口移しで飲ませる事も考えた。
だが、今の彼女にソレを任すのは酷だろう。
――『少し』だけなら、助けになると思いますよ

(このような、囚われの身で。そう言葉に出すのは、どれ程の勇気と善意で
申し出てくれたのだろう)

だが彼女を認識した衝撃で激情も、衝撃で焦燥にかられる事もない。
『コーヒー』のお陰だ……『コーヒー』

(……まだ、唯一の望みはある)

「直ぐ行きます、この美味しいコーヒーを最後に一杯」クイッ・・・

「じゃあ皆さん。私は一足先に……では」

先ほどカップには(>>235コーヒー 水槽×2)もう一つ、水槽を入れてた。
飲む所作と共に、私の着てる衣服の袖にさりげなく移動。サイズに関しては
袖に隠せる限界サイズだ。スーパーボール程度の大きさが望ましい。

さらに馬力水・スーパー馬力水(>>247金魚一体ずつ発現)には
既にリヴィング・イン・モーメントを一体ずつ発現してる……これもスーパーボール
程度で水槽として発現……これを隠すとすれば、だ。

「いやー、楽しみですね」 シュル・・・

私の着てるブレザーを脱ぎ、その動作の最中に脱いだブレザーの中に隠すように
馬力水の容器から移動させる。これから『お楽しみ』をすると言う体裁ならば
上着を脱ぐ事に関して誰も疑う余地はない……携行するのは
『ブラックコーヒー』『馬力水』『スーパー馬力水』の三つの水槽。

(北落さんへのテレパス用を除き、残り発現可能数は二体)

(ジョンさんの情報も大事だが、いま現在で私はサポート出来ない。
素知らぬ振りをするしかない。エフィーの動向は確かに気に掛かる。
だが、今の段階では決して攻撃は出来ないんだ……っ)

足早に、赤目のメイド・已己巳己(いこみき)のほうへ歩く。
客観的には、淫欲に従って急いてる若者……そう見えてくれれば良い、それで良いんだ。

(奴『宮永』に水槽を叩きこむ……その機会は今この時では無い。
己を殺せ。物語のイワンのような馬鹿げた笑みを作り上げろ!)

要約:水槽を秘密裏に脱いだ上着に隠して携行し、指定のメイドのほうへ移動。
馬鹿面の笑みを浮かべる。北落には特に指示はしない

257空井イエリ『ソラリス』:2021/08/11(水) 02:40:37
>>248-250(GM)
>>251-252(夢見ヶ崎)
>>255(ジョン)
>>256(小林)

「レオニスさん。レモンティーを呑まなくて、悪い事をしたと思う。
 今更かもしれないけど……喜んでもらったから、それだけは謝っておく」

改めてこの場をぐるりと見わたし、敵の人数と位置を把握した。
北落には特に声は掛けない。彼女が去った瞬間か――――

「小林君…………………いや、好きにするがいいさ。
 おれは乗らないけど。利口な生き方が出来ないつくりになってるから」

小林は『こんな事をしない』――――はずだ。
彼も壮健な男子高校生なので、100%とは言えないが……
狙いがあるのだろう。眉を顰めて、あえて突き放つ言葉を選ぶ。
――――或いは彼の仕掛けが、開幕の合図となるのだろう。

「――――残念なことに、ここは寓話の世界じゃあない。
 口で言って恥をかかせてくれる子供も、馬丁もいやしない。
 それどころか、私刑のギロチン台に載せられていると来た。
 おれは、おまえさんを、多少かわいそうだと思うぜ、宮永君」

宮永は――――『許せない人間』なのかもしれないが、
同時に北落の宣告は、彼の憐れさを浮き彫りにもする。

「アリス……それは、なんだか、すごくうれしい。
 フッ……そうだな、教職課程説明会にでも、
 顔を出してみるのもいいのかもしれない。
 それか、おまえの家庭教師辺りから始めるかな。
 今なら支払いは、『アリスポイント』でかまわないぜ」

冗談のつもりで薄く笑いながら、彼女の続く言葉に小さく頷いておく。

「おれの『ソラリス』は、流れ星みたいに、速い。
 それと……人間を蹴り倒せるくらいの力はあるし、
 能力ってやつも、結構、便利だとは思うよ」

能力については、見たままだ。
恐らく『修羅場』の経験があるアリスには説明不要だろうし、
或いは戦闘中に伝えても、すぐに判断してくれるだろう。
空色の瞳で見返し、簡素に告げる。

「アリス。前言を撤回してすまないが…………頼らせてくれ。
 アリーナの人は、お役所仕事しかしてくれないみたいだしさ」

ジョンの背中の文字については言及はせず、机から西方向へ離れる。

「さて、まあ……そろそろ始めると思うが、それにはやっぱり、『号砲』が似合うのかな?」

そして――――『天井に幻の銃を向ける』。
エフィーが来るか宮永が撃ってくるかは知らないが、どちらにせよカードを切らずに敵の初手を見る。
なお、当然だが引き金は引かない。また、もう片方の手はマントの中に差し入れておく。

258空井イエリ『ソラリス』:2021/08/11(水) 02:41:10
>>257(メール欄抜け)

259 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 03:20:02
>>256

あと、移動する前に『馬力水』『スーパー馬力水』のカップを衣服をくるむ際に
誤った風がてら『テーブル』に倒して、残る液体がテーブルに掛かるようにしたい。

260 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/11(水) 08:05:43
>>256(一部改訂・追記)

恐らくだが249レス内にて
>北落は懐から取り出した拳銃――取り出した瞬間
>『テーブル』と『エフィー』からの蠢きをジョンは聞くが
>――テーブルに、拳銃を叩きつけるように置いた時、蠢きは止んだ。

他にもテーブルの蠢きの文章から察するに『エフィー』の能力は
自身の下半身に連動するようにして、多数の足のある無機物等を
下半身の軟体動物のような怪物化する能力なのではと推察する。

この事から、テーブルを離れる間際に。北落がテーブルに拳銃を叩きつけるように
置いた際に多少の傷がテーブルに生まれたと予測出来る為に
そこに流れるように『馬力水』『スーパー馬力水』を流してテーブルに変化が
起きても、その液体の作用で奇襲を防げると見込んで。わざと二つの容器を
テーブルに濡らしたいと思う。

また、赤目メイド 已己巳己(いこみき)に近づこうとする移動速度は
普通の歩行速度に変更。北落の方角から歩き
テーブルの中間地点を歩くようにして移動したい。

261『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/11(水) 20:14:14
>>251
>>255
>>256
>>257
小林が離れようとした時の所作で、テーブルに『グラス』が倒れる。
二つの『虹色』がテーブルの上に流れ出す――混沌とした色彩が、テーブルの全体の塗装を洗い――黒い表面に色彩を生む。
同時、空井が『銃』を向けた時――

「……!!!!」

エフィーの顔に明らかな焦りが浮かび――フープ・スカートの表面から、髪の色と同じ『翠色の触腕』――蛸のそれを思わせる、吸盤付きの触手が顕れる。
蛸と同一の形状――しかし、人間の腕と大差ないサイズの『太さ』を持った触手が四本、『上半身』を『素早く』(ス:C)覆った。
無論、引き金を引くつもりのない空井の構えから、『銃弾』が放たれる事はない。
ただ、エフィーが勝手に触手を出しただけ……緑色の触手の間から、エフィーの目が覗く。

「……やってくれましたね。」

――明確な敵意が、そこに浮かんでいた。
直後――『左下』のテーブルの上から『翠の触手』が這い出て――君達に向けて歩き出す。

「バレた以上は隠す必要もない――搾り殺してあげますよ、そんなハッタリで恥を掻かせてくれた礼に――」
「待て、エフィー」

宮永の声と共に、エフィーの動きが止まる。『触手も』

「……そうだな、君に銃を向けて敵意を隠さない『3人』に付いては構わない。しかし、彼は違う。わざわざ『服を脱いだ』彼のどこに、攻撃の意図がある? 彼だけはゲストだ、僕は王だ、ゲストはもてなす必要がある――命令だ、エフィ―、彼には手を出すな」
「あんた馬鹿か! 打ち合わせてやったに決まってんだろうが!」
「――そうかもしれませんしぃ、そうでないかも、しれませんねぇ」

――君達は、新たな声を聴くだろう。いや、ジョン、君だけに取っては新たな声ではない。
悲鳴と共に混じった声――同じ声なのだから。
左のカーテンを潜って現れたのは、新たなメイド。
しかし、これまでのメイドとは違い、過度な露出は無い。
黒いドレスに白いエプロン、メイドキャップ、古めかしきメイドの外観をしたメイド。
古めかしい格好の上からでも解る身体のラインはイヤラシイがメイドとしてのスタイルは『正統派』であった。
彼女は、『正面』の君達に向け、スカートを摘んで挨拶をした。

「始めましてぇ、お客様ぁ、私[、『メイド長』のメーラと申しますぅ……」

メーラと名乗ったメイドはニヤけた笑みを浮かべたまま、『小林』に向けて言葉を紡ぐ。

「さて、お客様ぁ……お客様はぁ、たった一人、お客様ですぅ……けどぉ、エフィーちゃんの邪魔を結果的にしちゃいましたぁ……だからぁ。『エフィーちゃんの真下』まで来てもらえますかぁ? ちょっと、『シャワ-』を浴びて欲しくてぇ……毒じゃないですし、臭いもないですよぉ……『しなかったでしょ?』」

そして、他の3人に目線を向けた。

「他の皆様もぉ、『それまではお動きなさらないでくださぁい』。交換条件としてぇ、それまではぁ、私達も動きませんので……」

同時――君達に向けて距離を詰めていたメイド達の動きが、ピタリと止まる。

「ああ、でも、ご主人さまだけは……『装填』を、お願いしますぅ……」
「あ、あぁ、うん、解った……」

宮永はメーラに頷くと、マントから『ナイフ』を一本取り出した。

君達がどう動くかは、自由だ。

小林以外が『動かない』場合――『その時』まで時計の針は巻かれるだろう。

262『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/11(水) 20:16:46


■■〜〜〜〜〜■■■■■■■■■■■■〜〜〜〜■■
■■□□長□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□メ□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□メ□□□□□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□紫□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□□□□□触触□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□触触□□□□■■
■■□□□□□小□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『停止中』
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いており、スカートの表面から緑色の触手が出ている)
紫=紫髪のコック・レオニス
長=メイド長・メーラ
宮=宮永空飛(スタンドの右前腕部にナイフを突き立てている)
田=田岡ジェニー(停止中)
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色

263夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/11(水) 21:29:18
>>255

「――――…………」

視線を走らせて、ジョンからの『メッセージ』を読み取る。
それに対してリアクションはしないが、
貴重な情報である事は間違いない。
やはり、彼に『預けて』おいて良かった。
『嗅覚』や『味覚』に集中している時には、
もしかすると気付けなかったかもしれない。
そして、ここからは再び『自分の役目』だ。

>>256

「どーぞ、『オ・タ・ノ・シ・ミ』ください」

おそらく、タケルにはタケルの考えがあるはずだ。
それを信じ、邪魔立てはしない。
これが敵を欺くための『策』であるなら、
それが使えるのは今しかないだろう。
どの程度の効果を上げるかは分からないが、
問題は『それをやった後』。
自分としても、出来るだけの『フォロー』はするつもりでいる。

>>257

「イィエェェ〜〜〜スッ!!」

       グ ッ

イエリの言葉に力強く親指を立てる。
ジョンによると、エフィーの攻撃には『前兆』があるらしい。
それを察知する事が出来るのは、
この場においては『ドクター』だけだ。
やるべき事はやる。
『チームプレイ』だ。

264夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/11(水) 21:30:45
>>261

「おん??ナンかでてきたぞ??」

         スルッ

        「『タコ』??」

                  スルッ

            「それとも『イカ』かな??」

『触手』を視認しつつ、『ドクター・ブラインド』の両手が、
左右のポケットから音もなく引き抜かれる。
そこには『破片』を握り締めている。
細かく裁断された『プラスチック片』。
パワー不足をカバーしつつ、
『スピード』と『精度』を最大限に活かせる。
威力には期待できないが、
『スタンド』も『道具』も『使い方次第』だ。

「まぁまぁ、おちつけよエフィーちゃん」

視線は宮永に向けておく。
『超聴覚』はエフィーと触手の動きを警戒だ。
『三つ』に対して、同時に注意を払う。

「なァ〜〜〜んにもやってないんだからさァ〜〜〜」

エフィーの焦りよう。
『演技』の可能性もあるが、タケルとは違って、
わざわざそんな事をする必要性が薄い。
何より『天井の音』の件もある。
おそらくは『マジ』だと思っていいだろう。
『バレた』と口走った所を見ると、
やはり『気付いていなかった』か。

「――――『まだ』ナニも」

『メーラ』の取り引きに応じるか否か。
その決定権を握るのは、他ならぬタケルだ。
『シャワー』とやらは明らかに『危険』だが。
『毒じゃない』とは言ったが、
『害がない』とは一言も言っていない。
こいつらはウソはつかない代わりに、
大事な部分をボカして誤魔化そうとする。

(だけど『ねんのため』。『イチオー』。『ヨウジン』して)

タケルが『応じた』場合、
『超嗅覚』で『シャワーの匂い』を確かめる。

(『しなかったでしょ』??ってナニがだよ??)

(『きづいてる』のかァ〜〜〜??)

その一言が引っ掛かるが、今は動かない。
今動いたら、
『タケルの策』を台無しにしてしまう可能性がある。
集団戦で最も恐ろしいのは『味方の足を引っ張る事』だ。
タケルが動くまで待つ。
それまでは現状維持だが、
すぐさま飛び出せる用意と心構えはしておく。

(『ナイフ』を『こめた』ってトコか…………)

『カウンティング・スターズ』――あからさまに危ない攻撃だ。
実際の銃と同じように、『装填しなければ撃てない』のなら、
そこがチャンスだろう。
逆に一発でも食らったら、
それだけで戦線離脱になりかねない。

265小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/12(木) 00:45:52
>>261-262

(か)

(間一髪、だった……! 判断を誤れば、一網打尽にされてた)

コーヒーの作用で顔は依然として涼しい微笑のままだが、それが無ければ冷や汗が
吹き出てた事だろう。それ位、傍目では分からないが首の皮一枚繋がっていた。

もし、馬力水二つでテーブルを濡らさなければ『エフィー』はテーブルの黒い部分。
それをエフィーが着ている『フープ(輪)・スカート』と連動して触手を出してた。
エフィーの能力は『支配下の空間にある黒い円形をワープホールにする』ものだ。
己のスキュラの足を遠隔で黒色のマルテーブルに飛び出させ餌(我々)を捕食する。
成程、実に理に叶った恐ろしい攻撃だ。北落さんの行動やレオニスの助言が
なければ全滅してただろう。

そして、危機を脱した事に安堵を抱く暇などない。新たな登場人物に目を向ける。

>始めましてぇ、お客様ぁ、私[、『メイド長』のメーラと申しますぅ……

「メイド、長」

エフィーや、他の者達の『リーダー』 夢魔に 宮永に対する態度は明らかに
今までの者達と一線を画す気配を有してる。
 ならば……この人物こそが……!

┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……

(この方が……『巣穴の主』) 『北落さん、このメーラが主だ』

「そうか、メイド長。貴方がメイド長で『メーラ』
『お会いできて光栄です』」ニコッ

>毒じゃないですし、臭いもないですよぉ……『しなかったでしょ?』

(夢見ヶ崎さんに対して、か? ……この空間の主。能力は不明
だが全体を把握する術があると言うならば、彼女のスタンドは周囲の目を避けて
使用してる訳でない故に見られてた可能性はある。……仮に、その方法が
超常で、私の能力も暴かれてると最悪の想定をするべきだ)

『メーラ』の言葉に、一瞬だけ自分の意識に空白が過りかけた。
 以前、刀傷によりスタンド使いを無作為に産んでる被害者となった二人の逆鱗に
晒された龍を冠する二人を倒す時、その決定権を有してたのは強さと芯を兼ね備える
2人の内、一人の共闘者であった。今、何の因果か周囲の流れの決定打を握るバトンが
私の手に回ってきた。

(我々にとって、何人たりと否定出来ぬ『敵』はエフィー・宮永。
メーラ……彼女は敵と言う言葉では片づけられない。
『絶対に滅ぼさなければならない』 そう言った輩
……無慈悲さを持てと私の中の何かが囁きかける)

(戦況を整理しよう)

(メイド達……彼女達は操られている。已己巳己(いこみき)さん含めて全員が
夢魔のエキスか精神干渉の能力の類で。
 彼女達は被害者……例え、この空間で死んで今後夢が見れなくなるだけで済む
ものでは無い。辛い事を見ずに済むかも知れないが、二度と微睡の中で一抹の淡い
安らぎを得られない。日常の変哲ない幸福を彼女達から奪わせる訳にはいかない)

(エフィー……彼女を無力化するには、部屋全体の黒テーブル。私が汚し
ゲートとなるのを台無しにしたテーブルを除き、門となるのは五つ。
……ジョンさんのシャポン玉なら、ゲート(テーブル)を短時間で無効化出来るか?)

(宮永……彼は、まだ慢心している。借り物か夢魔によって芽生えた能力か
不明だが近接、射出系のスタンドと自分が夢の王である事に。
その油断を突くには、やはり自分が動くしかない……)

(そして、そして『メーラ』
この主であろう存在を滅ぼす為に……)

――私は 己の命を賭けなければ・・・

266小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/12(木) 01:04:32
>>261-262

「あぁ……すみません、私が粗相をした所為でエフィーさんの
折角のサプライズ? を台無しにしてしまったようですね。
申し訳ない、わざとではないんですよ」

メーラの言葉に、エフィーにも謝罪の言葉を投げかけて。

>『エフィーちゃんの真下』まで来てもらえますかぁ? 
>ちょっと、『シャワ-』を浴びて欲しくてぇ

「はい、わかりましたよ」ニコッ

(……忍ばせ、携行している『馬力水』『スーパー馬力水』
そして『ブラック・コーヒー』どれも、スーパーボールサイズ……)

丸めた衣服、それを持って『エフィー』の真下まで移動。
 
「これ、ちょっと前に放り投げますね? 流石に夢とは言え全身
びしょ濡れになるのは少し気が引けるので……」

そう、丸めた衣服を顔面に近づけ……。

(『リヴィング・イン・モーメント』……レオニスの、彼女の腕を信じよう)

その近づいた際に袖口から『ブラック・コーヒー入り水槽』を
自身の口内に忍ばせる。そして、口内にてスーパーボールサイズの
水槽に新たに一体金魚のスタンドを発現させる……!

(……『メーラ』の言葉が正しいのなら『毒ではないもの』
だが、明らかに私自身を『変調きたさせるもの』をシャワーとして
エフィーが真下から浴びせる。
……例え、虚偽であって私を殺すとしても、それは構わない。
私と言う戦力は実際無いに等しいのだ。
既に『情報は通達してる』のだから)

『北落』には重要な情報。エフィーがテーブルを通じてスタンド攻撃を
仕掛けてるだろうと言う推理、メーラが巣穴の主であろう推測を
耳の方に仕込んだ水槽で報告してる。

(……私が洗脳、メイドと同じになると言うのなら……たった一つだけ
『唯一逃れる方法』はある。そして、それを悟られなければ距離的に
メーラは厳しくも宮永は無力化する算段は、ある……)

シャワーの瞬間を、待つ事にする……。

267空井イエリ『ソラリス』:2021/08/12(木) 17:16:04
>>261-265

「天井裏の闇、スカートの中の暗がり、机の黒。
 おまえさんに似合いの能力なんじゃないか?
 まあ安心しろ、旅の恥はかき捨てって言葉がある。
 あの世に旅立つ前に、気にすることでもないさ」

暗闇、あるいは黒という色自体だろう。
形状など他の条件があるのかは謎だが、
そこにエフィーの能力が根を張っている。
天井への張り付き、触手の攻撃、シャワーとやら、
それらを一つにまとめる『核心』が何かが問題だ。

(…………メイド長、あれが『巣穴の主』か?
 それとも空間の主導権と、立場は関係ないのか。
 まあ……どちらにせよ、あれも敵だろう)

小林の作戦がどんな物かは知らないが、
失敗した場合のリスクは天井知らずだ。
が、それは彼だって理解している筈。
ここで自分が動けば失敗率は100%になる上、
さしてこちらの有利を取れるわけでもない。

「とはいえ…………王さまと長さまがそう言うなら、
 おれみたいなのは、まあ、従うしかないだろうな」

            フ

「小林君ほど、お行儀よく待てはしないけど」

視線は『エフィー』に向けたまま。

(あらゆる物体を撃ち出せる能力ってところか。
 投げた方が早い気もするが……
 よほど、射撃の威力に自信があるんだろう)

拳銃はハッタリ、この距離では当たらない。
少なくとも今ここで構え続ける理由は無い。
『ソラリス』はマントの中に両手を差し入れ、その時を待つ。

268ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/12(木) 19:13:49
>>261
小林の動向を見守りつつ、自分の上着を『シャボン玉』で漂白しておく。
さすがに他の連中にも気づかれるだろうが構わない。

小林に何かあった場合、フォローに入れるよう、ある程度近くを維持する。

269『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/12(木) 20:12:53
>>264
>>265
>>267
>>268

かくして、時計の針は『その時』に至る。
各々の思案と仕込みの果て――小林は、エフィーの真下に至る。

「それじゃあ、エフィーちゃん……『シャワー洗浄』をお願いしますぅ」
「はぁい」

エフィーは媚びた様な声を上げると――『上着』を脱ぎ捨てる。
曝け出されるは、裸体か――否!
……そこには、『緑色』の『コルセット』そして――スタンド使いたる君達には解るだろう。
『ヴィジョン』であると!

「……大勢の前では見せたくなかったんですよね、乙女ですので……これが、私の『ビースト・イン・ブラック』――能力は――見ての通り――そこの『漂白オジサン』とは、真逆ができます」

ジョンに眼差しを送った直後、背を反らし『腹部』――否、胴に空いた『孔』を、エフィーは小林に向ける。
そして――『孔』から、『黒』が――『墨』が吐き出された!
天井から降り注ぐ『墨』を、小林はもろに浴びる――『上半身』が墨まみれになる。直後
――小林は、自分の体がなったように感じただろう。その源は、背。
君達も、それを見たはずだ――黒く塗られた小林の『背中』から、『翠の触手』が生えたのを!

「もっとも、根本は見せませんけどね?」

そして――背から伸びた触手は、にゅるりと小林の『首』に巻き付いた。
エフィーは、手を鳴らした。

「さてさてぇ、これでぇ、お客様への『ペナルティ』と『重し』は完了しましたぁ。お客様ぁ、もし『妙』な事をしたら……すぐにエフィーちゃんが『その首を締めます』……人間、頸動脈を締めれて何秒意識を保てるんですかねぇ、そもそも骨が持ちますかねぇ、スタンドを維持できますかねぇ? ま、お客様は『詰み』ですぅ。それを理解しながら、奥の部屋でお楽しみくださぁい」
「そうそう、君はお客様だからね、最期まで楽しむ権利はあるさ」

宮永が言葉を続け――闘志、顕にした君達を見る。『カウンティング・スターズ』の右前腕部にはナイフが装填されている。
その右腕を――『カウンティング・スターズは構えた』

「そしてぇ、それ以外の方はぁ……」

メーラが、笑う。
エフィーも、笑う。
宮永も、笑う。
誰も彼もが、自らを上と断ずる眼差しを、狩猟者であると自負する眼をしていた。

「――この私、メーラと素敵なメイド達の、ドリームご奉仕を、とくとご堪能あれぇ」

直後、『カウンティング・スターズ』から『ナイフ発射!』
皮切りに――全てが動き出す!

270サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/12(木) 20:14:22

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□長□□◆◆□□□□□□メ□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□メ◆◆□□□□■■
■■□□メ□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□メ□メ□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□□□触触□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□◆◆□□□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□◆◆□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□触触□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■

□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ、『拳銃』が一丁置かれているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『疾走中』
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いており、スカートの表面から緑色の触手が出ている。腹は、ジョンを向いている。)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(疾走中)
宮=宮永空飛(↓方向にスタンドの銃口を向けている)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈(エフィーの『真下』)(『墨を浴びた背中』から一本、触手が生えている) 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルの表面から出て、『テーブルを浮かせ、歩行』させ始めた)

271夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/13(金) 09:48:26
>>269

「ホントに『タコ』じゃねーか!!
 え??じつはエフィーって『タコ』だったの??
 みんな、しってた??」

このまえテレビでみたけど、『ギタイするタコ』がいるらしい。
つまり、『エフィー』は、
『ニンゲンにギタイしたタコ』だったのか??
もしかすると、『ジンルイ』とはベツのシンカをたどった、
ミチの『チョーセイメイタイ』かもしれない。
しょうらいの『きょうかしょ』にものせておかないとな。
『ガクメイ』はナンにしよう??
『ミドリタコヒトモドキ』とかどう??
ミナサマからの『ごおうぼ』おまちしています!!

「――――いや、じつは『イカ』かも??」

ところで、『触手』に『吸盤』があるかどうか見ておこう。
もしあったとしたら、
『壁を登った仕組み』も、
『張り付くような音』も説明がつきそうだ。
それ自体は『能力』ではなく、『ヴィジョン特性』か。
ちょうど『ドクター・ブラインド』の『爪』のように。
『墨』といい『触手』といい、
『タコ』というのは案外遠くないのかもしれない。

「なかなかの『コーディネート』じゃない??
 ほめてつかわす!!
 『アリスポイント』は『マイナス50000』だけどな!!」

「あ、タケルくんじゃなくて『エフィーちゃん』のコトね」

「つーワケで、バンザイしてよろこんでもイイぞ。
 アリスもいっしょにバンザイしようか??」

『墨を浴びたもの』から『触手』が生え、
それを『本体の意思』で操る。
『能力の概要』としては、そんな所か。
テーブルから生やせたのは『墨』で着色してあったから。
そして、『色が滲んでいる』のなら『落とす』事も出来る。
『タケルに生えた』という事は、
『生物』も『無生物』も『お構いなし』なのだろう。
『浴びたら最後』とまではいかなくとも、
相当な行動制限が掛かるのは間違いない。
もっとも、『除去できる』なら対処のしようもある。
他に気になるのは『数の限界』と『フィードバック』。
自分にとって重要なのは『後者』だが。

(あのジョーキョー…………。
 マジに『ヘビー』っぽいぜ…………。
 ほら、『ヘビ』みたいでしょ??『ニョロニョロ』ってしてるし)

敵は、いつでも『絞められる』。
タケルが『策』を成功させたとして、
『その後の攻撃』を防ぐ事は難しい。
タケルから聞いた話だと、『リヴィング・イン・モーメント』は、
直接的な攻撃手段を持たないのだ。
『触手』が『実体化』しているなら、
本体自身で抗う事が出来るかもしれないが…………。
たとえ抵抗できたとしても、
その間に『他のヤツら』が何もしてこない訳がない。

272夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/13(金) 09:55:35
>>271

「あ――――『やっと』??まちくたびれちゃったよ〜〜〜」

        ヒ ョ イ ッ

「あやうく『350さいのバースデー』をむかえるトコだった。
 きてくれる??『バースデーパーティー』。
 『チョコレートケーキ』にしよっかな!!
 しっとりしてノーコーなヤツ」

              ガシッ

ほざきながら椅子から立ち上がり、
本体の片手で『拳銃』を引っ掴んでポケットに捻じ込む。
自分が使いたい訳ではない。
『敵に取られたらヤバい』からだ。

 オ ペ                  クランケ
「『戦闘』の時間よ。切り刻まれたい『間抜け』は貴方達ね」

その一瞬だけ、先日の『観戦中』と同じような、
『低い声色』を作ってみせる。

    「――――なんちゃって!!
     こんなカンジのほうがよかった??
     でも、つかれるからな〜〜〜」

            ザ ッ

「『ティーパーティー』は『おひらき』になっちゃったし、
 『ダンスパーティー』はじめよっか」

              ス ッ

「せっかく『シロウサギ』をおいかけてきたんだしさ」

         ビシッ!

               ビシィッ!

『西側』から迫る『メイド達』に向け、『ドクター』の両手から、
『指弾』の要領で『破片』を発射(パス精DBB)。
銃弾に匹敵するスピードかつ狙いも正確だ。
標的は『先頭の二人』。
それぞれの『片目』に命中させる事で、『一瞬の隙』を作る。
あちら側には『イエリ』がいる。
『流れ星のように速い』という『ソラリス』なら、
僅かな間にも畳み掛けられるはずだ。
まずは『人数』を減らす必要がある。

  「さいしょにあやまっとく」

              「レオニス――――『ゴメン』」

          ド ヒ ュ ゥ ッ !

『指弾』と同タイミングで、
テーブル上の『コーヒーカップ』を蹴り飛ばす(パス精DBB)。
タケルのお陰で程々に『中身』が減っているから、
非力なパワーでも『蹴りやすい』。
『破片の発射』は、
指を動かすだけの最低限の動作で行える。
『ドクター』の精度を駆使すれば、
『蹴り』と両立するのは難しくない。
目標は『西側のメイド三人組』の『最後尾』の『顔面』。
残っている『コーヒー』をぶちまけて『目潰し』を狙う。
単純に『カップが当たる』だけでも『隙』を作るには十分だ。

「イエリちゃん、ロブちゃん。
 『ミヤなんちゃらクン』がアヤしいコトしてるけど、
 あれゼッタイなんかあるっぽいきがしない??」

本体自らが接近してくるという事は、
『メーラ』は近距離でなければ攻撃できない可能性が高い。
『エフィー』は近くにいるジョンに任せる。
『宮永』の行動は分からない。
一見すると、何もない所にブッ放しているように思えるが、
そんな事は『有り得ない』。
あのまま真っ直ぐ飛ぶとしたら、
レオニスの側を通過する事になるが、
彼女が何かするつもりかもしれない。
『超聴覚』で『ナイフの音』を警戒する。
軌道が変わるとか不意に消えるとか、
何かしらの変化が起これば察知できるはずだ。


(質問:以下について知りたいです。
     ・机の動くスピード
     ・メーラとメイド達のスピード
     ・テーブルから出ている触手の長さ
     ・ナイフのスピード)

273『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 10:33:10
>>272
机の動くスピード(C)
メイド達の動くスピード(C)
メーラの動くスピード(C)
ナイフの飛翔速度(B)
右下から出ている触手の長さ(『現在』1m弱)

以上になります

274空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 13:38:13
>>270
質問です。

①発射したナイフについては銃口の向く方向へ、
 かつ壁へ目掛けて飛んでいると見てよろしいですか?

②メイド達について文中では描写がありませんが、
 MAPにおける文字表示の動きから考えるに、
 疾走しているのはイエリに目掛けてでしょうか?
 それとも前進しているだけに見えますか?

③小林PCに液体が浴びせられ、触手が生え、首に巻き付く、
 一連の動きのスピードはそれぞれどの程度に見えましたか?

275『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 14:03:48
>>274
1、はい、その認識で大丈夫です

2、『該当レス時点では』、『前進』の認識で間違いありません。

3、『スC』相当で「にゅるりと巻き付くように」です。「ゆっくり」ではなく、「遅くはない」スピードですが、距離的に空井さんが認識できない速度という事はないでしょう

276ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/13(金) 14:32:09
>>269
>>270
「くそ!おい小林君!なんとか少しの間踏ん張ってくれ!」

ジョンが上着を脱ぎ、エフィーに向けて構える。
上着は『漂白』済みで、染色を伴うものを跳ね除ける状態にあるため、もしエフィーが先ほどのように『墨』を吐いても、これを盾にして防ぐ。

一方で『グラム・スラム』は拳をすり合わせて再度『シャボン玉』を出す。

(『墨』からあの触手が出ているなら、『墨』を除去すれば触手も消える。か?)

小林の身体を漂白できるだけの十分な『シャボン玉』を生み出したら、それを小林の身体に向けて飛ばし、
その身体を『漂白』することにより浴びた『墨』を除去する。

277小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/13(金) 18:01:50
>>269-270

(『ビースト・イン・ブラック』 こ、これがエフィーの能力……!)

背中全体を一瞬軽く叩きつけた液体の感触と共に墨の臭い。
粘液が混じったタコの足。それが首に巻き付けられた磯の香りと軽く圧迫する感覚。

『ジョー 俺やお前も、力あるスタンド使いと対峙した時は絶対な格差がある。
だからこそ、そう言う時こそ悲観的になるな。小さくとも希望のある面を見定めろ
俺からのLessonだ……』

そうですね……親友(ヤジ) 確かに、この状況は『絶望』ではない。
むしろ『都合が良い』とも言える。

最初から『リヴィング・イン・モーメント』で直接戦闘が出来るとは思ってない。
サポートをしようとしても、ラジコン程度のスペックでしかない水槽。馬力水を
ぶつけようなりしても、直前で破壊されるなどして足手纏いに最初からなっていた。
元々戦力外であった自分は、エフィーの種を割る事に成功は出来ているのだ。
 理想と言えば、こうなる前に宮永を無力化したかった。だが、これば贅沢な願いか。

(『ビースト・イン・ブラック』 つまり『一定の黒色の範囲があれば触手を出す
入り口を作成し、そこから攻撃出来るスタンド』逆に言えば、黒色が無ければ
彼女の能力を潰せるんだ。ジョンさんの力が、鍵)

そして『北落』の耳元の水槽でも彼女に少しだけ首を回してくれと頼めば
周囲の状況を把握出来る。そして、三人に危険が及びかねない事も。
 『水槽』のほうで小声で彼女に、こう注文をする。
『北落さん、ジョンさんに私でなく【右側のテーブルにシャボンを放つ】よう
告げて下さい。小林は、もう駄目だから構うなと付け加えて』

エフィーを直接、無効化する手段が無いのなら。触手が跳躍するなどして
一気に襲い掛かれる間合いにジョンさんは立っている。私は既に客観的に見ても死に体
いざとなれば肉盾にするだろうが、直ぐに救助するメリットは三人に無い。
そして、敵側も私を今すぐどうこうしようとするのは本当に無いようだ。
餌としての供給源が狙いか、エフィーの能力のリソースを自分に割く事にそこまで
影響ないと見るべきか両方か。どちらにせよ直ぐ消したいなら今この瞬間で首の骨を
折れば良かった話。まだ、まだ私は『闘える』 誰かの役に立てる……。

「……はは」

「元々、私に闘う気は 無いですよ。楽しむ為、そう、楽しむ為に」ニコッ

(……『リヴィング・イン・モーメント』は手に限らず、自分の体が触れてる部分に
発現出来る。いま、背中の墨にスタンドを発現する事は十分可能。
 ……だが、それしか出来ない。かつて、私は『エクサーツ』と言うスタンドの口内から
深海の水を水圧で放つ能力と対戦した。その時の彼が操るスタンドの口自体に
スタンドを飛び込ませたが、瞬時に消滅した。触手部分を飛び出す本体とリンクすると
想定される部分にスタンドを飛び込ませようとしても似た現象が起きると考えるべきだ)

この『墨』を使い、直接『ビースト・イン・ブラック』を無力化出来等と
甘い考えは捨てるべきだろう。だから、前へ前へと歩く。

「……あ、上着は拾っても構いませんよね? 一応、お気に入りなんですよ。
大丈夫です。これで背中を拭おうとかはしませんから」

そして『放り投げた上着』を拾い、已己巳己(いこみき)の元へ進む。

空っぽの笑顔で手招きする彼女に、自分の心の中に何かが満ちていくのが
近づくのに比例して感じる。

278空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 20:39:46
>>269-277

「小林君ッ……………いや、まあ、仕方ないか。
 彼自身が満足してるなら……別にいいんだろう。
 ただ……なんというか。超、しょーもない話だな」

小林を突き放すような態度は取り続ける。
この位置から支援が出来ないのは変わらないし、
彼が不意の一撃を警戒していなかったとは――
つまり、『準備』をしていなかったとは思えない。
それでも首を絞められるのは想定外だったのだろう。

「あいつ……こっちを撃たずに壁を撃つってことは、
 跳弾させるとか、壁の中に攻撃を潜ませるとか、
 二段構えの何かがあるってことなんだろうな。
 まあともかく、目上の方々が揃ってるんだ。
 奉仕だけしてもらうなんて、悪いから。
 アリスだけじゃなく、おれとも踊ってもらおう」

ナイフの動きは読めないが――――
今それを気にして動かないのは本末転倒が過ぎる。
最悪はメイド3人を放置し、動きを止められ、
そこに宮永とメーラの攻撃を受ける展開だろう。

      「号砲は無しだ。
       行こう『ソラリス』」

「さて、二兎を追う者は一兎をも得ず。
 四兎も招き入れて、本当に良かったのかな。
 捕食者気取りの王様、長様、皆々様…………」

アリスの放つ破片に合わせてメイド達へ接近、掃討を開始する。
仮に速度差を超えて破片攻撃を防いでも、それにまず一手いる。
そうだ。たった今小林は、触手に反応出来ず首紐を掛けられた。
あの触手は人の目にも止まる、人域のスピードなのに、だ。
そのくらいの速さでも……不意や隙を突けば、そうなるなら。
それならば、それを遥かに超える神速の乱打は人間の――否。
 
「さっそく一匹捕らえて御満悦って事なら」

――怪物の認識をすら、遥かに超えていくだろう。
元より神速は『一般人の群れ』に容易く対応可能。
いわんや、3人程度はものの数にすら入らない。
(wiki参考: ttps://is.gd/3assZ3)

「すぐにでも、首を刈られる事になるだろうけどな」

マントの中に両手を入れたままでさえ、問題ない。
蹴りのラッシュを放ち、メイド3名を吹き飛ばす。

――もちろん吹き飛ばす先にいるのは、メイド長『メーラ』だ。

279『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 22:19:34
>>276
>>277
>>278
>>271
――小林の『言葉』に、北落がどう感じたかは定かではない。
だが、彼女はそれに従った――首を、微かに回し『周囲』を伝える。
しかし、ジョンに対してアクションを起こすことはなかったし、君が『前』に進むことも無かった。
なぜならば、小林が上着を拾うと同時、ジョンが――『グラム・スラム』のシャボンを、君に飛ばすと同時。

「オジサン、馬鹿ですか?」

エフィーの嘲りと共に、小林の首に巻き付いていた背中の『触手』が振るわれ、『シャボン群』を割り砕いたのだ。
よって、背中から伸びた『吸盤付き』の触手は『漂白』されるも小林は黒く塗られたまま――更に『背中』でぶんと触手が振るわれた勢いによって、君、小林は仰向けに『すっ転ぶ』直上に、エフィーの嘲笑を見るだろう。

「『見える所』が射程範囲ですよ……漂白なんて、させるわけ無いでしょうが――そして」

腹をジョンに向ける、即ち『反った』姿勢のエフィーは、その勢いを利用してか――『飛び降りる』
君、『小林の真上に』――君は、『スカートの中身』を見るだろう。
『人の足はない』代わりに、多数、蠢く触手……そして、黒く塗りたくられたスカートの裏側を。
その光景の次、君は暗闇に包まれる――同時、周囲にべたべたと『張り付く音』そして、『蠢く音』を耳にする。
――直後、ジョンに向けて放たれた言葉も、また。

「もう、漂白はさせませんよ――私が相手をしてあげますよ。オジサン――『お客様』それまでは、ガンキサービスです、見えないけれども『お楽しみ下さい』」

小林は、『見えない』。しかし、『君達』は見る。
そう言って、『右腕』を掲げたエフィーのスカートの表面から『四本』の触手が現れ――『墨の噴射』と共に『ジョン目掛けて伸びたのを!』





君、夢見ヶ崎は『ドクター・ブラインド』を用い、西の『メイド』『2体』に『破片』を打ち込む。
精密さ、速度、共に『命中』を紡ぐものであった――しかし、『止まらない』
間違いなく、片眼球に突き刺さり『失明』を招いた――だが、『止まらない』
だが、メーラが君の無為を笑わない――同時、飛んだ『コーヒーカップ』の『中央』のメイドへの直撃――即ち、『中身』を『メイド』は浴びる。

「え」

中央のメイドに、『表情』が戻った。呆然と、困惑。
直後。

「あれ、わたし、なに、し――キャァァァッ!?」

『反射して飛んできた』ナイフ、躱すように駆け抜けた空井の『ソラリス』の『ラッシュ』にて『三人纏めてブッ飛ばされる』
――正面、メーラへと!

「――ッ」

メーラは、舌打ちをしながら――『ラッシュ!』(視認速度:スB)
三人のメイドを『叩き落とす』。

「痛い、いた……ぐげ」

左右のメイドは笑みのままに『立ち上がる』が中央のメイドは痛みに呻く――しかし、それはすぐに止んだ。

「――全くぅ」

メーラの足が、倒れた彼女の首を『蹴り折った』からだ。
びくびくと、少女は痙攣している――直に、死ぬだろう。
一人の『夢』を死に追いやりつつある夢魔は、壁際のレオニスを睨めつける

「レオニスさぁん。私の『契約』を掻き消す効果があるなんて、聞いてませんよぉ」
「うん? 別に消してないんじゃないかな? ボクのコーヒーは『頭を冷まして』『判断力を戻す』料理だ――君の『支配』を一瞬消したにしても、一瞬だけ。『契約』はそのままじゃないかな――で、目の前の彼女を放っておいていいのかな?」

楽しげなレオニス――苦々しげなメーラは、空井を見る。

「スピードは大したもんですがぁ。パワーは、どうですかねぇ!」

メーラは、足元で痙攣するメイドの足首を右手で『掴み』――投げようとしている!

280『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/13(金) 22:20:56


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□←宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□メ□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□メ□□□□□□□□■■
■ナ□□長□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□メ□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□ジ□□触触□□□□□□□□■■
■■□□空□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆夢□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□触触□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべて『疾走中』(南の2体は『再開寸前』)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンに向けて『四本』の触手と墨を放った)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(『首の折れたメイド』装備中)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている) 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルの表面から出て、『テーブルを浮かせ、歩行』中)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

281空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 23:38:02
>>280
度々申し訳ございませんが、質問です。

・メーラは今、『しゃがんで』メイドの足を掴んだ状態ですか?
 それとも、『中腰で腕を伸ばしている』ような姿勢でしょうか?

・ナイフが反射してくるのをイエリは目撃していると考えてよろしいですか?

282サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/13(金) 23:44:04
>>281
1「中腰」です

2角度、速度に反射の視認は不可能かと思われますが、突き立ったナイフの『刺さり方』を誤認する事は無いはずです

283夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 07:40:04
>>280

質問です。
『南の2体』というのは、どれを指すのでしょうか?
マップの上が北で下が南だと考えているのですが、
この認識に間違いはありませんか?
それとも、『メーラの傍にいる2体』の事でしょうか。

284サキュバスメイドとドリーム御奉仕:2021/08/14(土) 08:28:48
>>283
申し訳ありません
西(←)のミスです

285夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 12:28:58
>>273
>>284

回答感謝します。

>>279

「まぁ、『そーいうパターン』もソーゾーはしてた。
 まえに『にたようなヤツ』とたたかったコトあるし」

以前、『バイト先の施設』で戦った『ヤジを模した影』。
あいつも攻撃を意に介さない様子で立ち上がり、
しつこく向かってきた事を覚えている。
だから、『止まらないメイド』を見ても、
精神に動揺を来たす事はなかった。
『経験』が活きたと言える。
だが――――――。

「――――――………………!!」

『眼前の光景』を目の当たりにして、
黒目がちの両目がサングラス越しに見開かれた。
何の躊躇もなく、『一人の夢』を絶ったメーラ。
利用するだけ利用した挙句に、ゴミのように切り捨てた。
心の奥底から『強い感情』が込み上げるのを感じる。
思わず叫びたくなったが、『激昂』はしなかった。
どんな時でも『冷静さ』を保つ者が最後に勝つ。
『スタンド使い』として、『これまでの戦い』から学んだ事だ。

「………………『おい』」

「オメーら、イマわらってたよなァ〜〜〜??
 だけど、わたしはゼンゼンわらってない。
 ナンでかわかるかァ〜〜〜??」

「ぜっさん『トイレそうじ』の『まっさいちゅう』だからだよ。
 『ベンキについたクロズミ』とたたかってるキブン。
 だから、ちっともわらえやしねー」

         ダッ!

「テメーらは『ベンキのクロズミいか』ってコトさ!!」

本体の片手で『椅子』を掴んだまま(>>272)、
『北落の立つ方向』へ走る。
目的は『二つ』ある。
一つは『触手付き机』から距離を取る事。
もう一つは、北落に『拳銃』を投げ渡す事だ。
北落が静観を決め込んでいたのは、
おそらくタケルと何かしら打ち合わせてあったからだろう。
しかし、タケルが捕らえられてしまった今、
もはや『芝居』を続ける意味はないはずだ。
『拳銃』をポケットから引っ張り出し、
床を滑らせるようにして北落に放る。

286ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/14(土) 12:29:34
>>279
「あー、女性にこんなことを言うのも失礼だとは思うんだが、
 『相手をしてあげる』とはずいぶん自分の魅力に自信があるみたいだな」

再度『シャボン玉』を生み出しながら、『触手』と『墨』を回避するように背広を持ったまま自分の身体を地面に投げ出す!
地面の汚れ(エフィーの出した『墨』等)と、『漂白』した背広の生み出す『反発力』によって地面とジョンの間の摩擦を軽減する。

結果、地面に倒れこんだジョンの身体は地面を滑るように移動し、『触手』と『墨』の下方を潜り抜けるようにして小林とエフィーの足元へ肉薄する。

「お生憎様、趣味じゃないぞ、タコ女」

下から『グラム・スラム』の脚でエフィーを蹴り上げ、小林から引き離す。

287夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/14(土) 12:30:18
>>285

「『さすず』!!『エフィー』をねらってブッぱなせ!!」

エフィーは『降りてきた』。
つまり、『天井がガラ空きになっている』。
『実体化』しているのであれば、
『根元』に対する『直接攻撃』が可能だ。
だが、今はジョンの援護を優先し、
『エフィー自身』を狙わせる。
北落は『夢魔にも通じる』と言った。
命中すれば、少なからずダメージは与えられるはずだし、
そうでなくとも『隙』を作れる。
この場に居合わせた以上は、北落にも役に立ってもらう。

        ビシッ! ビシィッ!

同時に、『メーラの両目』に向けて、
『ドクター』で二発の『指弾』を放つ(パス精DBB)。
今、メーラは『投擲の体勢』に入っている。
言い換えれば『隙だらけ』の状態だ。
そこを突く。
もし避けられたり防がれたとしても、
『一手分の時間』を使わせる事が出来れば十分。
当然『まともな狙い』はつけられなくなるだろう。
その後は『ソラリス』に任せる。

           バ ッ

本体は『北方向』に向かって、
『椅子』を『盾』のように構える。
反射してくるであろう『ナイフ』を防ぐために。
いくら速かろうが、『視界内』である上に、
これだけ距離が開いていれば対処は可能だ。

「エフィーちゃんさぁ〜〜〜、
 さっき『バレた』とかいってたよねぇ〜〜〜??」

「オメーの『ヒミツ』なんざ、であって『2びょう』でわかったぜ。
 『たたかいのカン』ってヤツでね」

また、『超聴覚』に加えて、
各自の位置は『超人的触覚』でも感知できる。
動物の『象』は、足の裏で『振動』をキャッチし、
数十km離れた土地の『降雨』を知る能力を持つ。
常人を遥かに超えた『超触覚』なら、
『それ』と同じ事も不可能ではない。
『超聴覚』と『超触覚』。
二つの感覚を併用する事で『誤差』を修正し、
たとえ視線を向けていない場所であっても、
状況の変化は見逃さない。

288ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/14(土) 12:34:24
>>286

行動書き忘れのため一部修正

下から『グラム・スラム』の脚でエフィーを蹴り上げ、小林から引き離す。
   ↓
小林から生えた『触手』を『グラム・スラム』の腕で捕まえ、さらにエフィーを蹴り上げて、小林から引き離す。

289空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 14:11:54
>>280

宮永の2射目については、あえて無視する。
彼は発射した物を反射させてくるようだが…………
あそこから壁に当てて反射させるとなると、
狙いは自然な反射角で当たる夢見ヶ崎かジョンだ。
イエリに当てるにはメイド達が流石に邪魔すぎる。

       そして。

「パワーとスピード、どっちも超人並って事か。
 それに、やっぱり、人をなんとも思ってないんだ。
 それは夢魔のスタンダードなのかな、
 それとも、おまえさんが特別すごいのかな。
 なるほど……おれだけじゃ、勝てないのかもな」

メーラはラッシュでメイド達を迎撃し、首を折って、
中腰になり、足を掴み、持ち上げ、振るう。
あるいは持ち上げながら振るう――――
どんなに速くとも、『五動作』はかかる。
蹴り終えた『ソラリス』とイエリはその間棒立ちか?

       ――――否。

「でもおれは言ったよな。今から何をするのかをさ」

   ――――なぜ『ソラリス』に両手を使わせず、
   あえてマントの中などに差し込んでいたのか。
   それは『エーテル』を両手に持たせるためだ。
   拳銃を投影した瓶を解除して、2本の瓶を。
  (>>267メール欄 瓶解除→再入手×2)

   そして、『既に』構えていた。
   マントの中で、瓶の蓋を緩めていた。
  (>>278メール欄 右:蓋緩め 左:構え)

ここまで一度も『エーテル』をぶち撒けず、
その謎めいた秘薬の『正体』を悟らせずにいた。
接近しながらメーラの足に『左の瓶』を投げる。
小さな動きで投げる。子供並みの力で瓶は割れる。
割れた瓶は床に転がるだろう。それは今はまあ良い。

頭を狙うアリスの攻撃の存在もある事だから、
足狙いのこれを避けるのは困難を極めるだろうし、
避けても床に当たり、結局エーテルは掛かる。
これで体の一部にエーテルを浴びせることが出来る。

そして――緩んだ『右の瓶』の蓋を指先で開け、
揮発するエーテルで、『ソラリス』の左手に。

「首を刈るのに、パワーはいらない」

――――『ナイフ』を『投影』する。

投影の精密動作性は人の域を越える(精密B)
己の手に正確に投影するくらい、見ずとも容易だ。
メーラの行動中、投影に要する視認時間もあった筈。

「防いでみろ。
 横からアリスの攻撃を受けながら。
 おれの放った『劇薬』が何かを気にしながら。
 中腰なんて、不安定な姿勢でいながら」

距離3mは踏み込み一度で埋まる。
動く寸前のメイドが走り出すよりこちらが速い筈。
 
「おまえが踏み躙った人間で、片手を埋めながら」

コンパクトな投擲動作はそのまま左腕を前に出し、
ナイフを握って斬り付ける動きにも繋がる。
メーラの下がった首に、顔に、神速の刃によって、
躊躇せず『斬撃』を浴びせかける(スA)
可能であれば、何度も何度も何度も斬りつけてやる。

「防げると思うなら防いでみろ…………おれの『ソラリス』をッ!!」

要は……やることはシンプルだ。
近づきつつ、左手のものを投げ、空いたその手にナイフを出して、斬る。
ただそれだけ。複雑も困難もない。

事前準備を踏まえた、速攻だ。アリスの援護射撃もそれを後押しする。

290空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 15:36:02
>>289
斬り付ける瞬間は、返り血を警戒して口を閉じる。
魔の契約と言えば、血を飲ませるのは相場だからだ。

291小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/14(土) 19:35:04
>>279-280

(あぁ……)

『リヴィング・イン・モーメント』の水槽は、例え本体の目が破壊されない限りは
目隠し状態でも普通にテレビの映像を見るようにスタンド越しで見る事が出来る。
 『北落』と同じ視線で、私はメイドの一人が『メーラ』に殺害されたのを視認した。
視認して、しまった。

(……私の所為だ)

エフィーの能力の仕組み、宮永が登場する前の下準備、それ等をもっと
上手く工夫を重ねる事はきっと出来た筈。
 どんなに、自分が精一杯頑張りましたよと告げた所で死人は生き返らない。

あの娘にも人並みの幸せが得て良かった筈。
あの娘にも人並みの夢を見る権利があった筈。

けど、普通の方法では。もう、あの名も知る事が出来なかったメイドは
永遠に日常の微睡みの中で馬鹿げた内容だったり悲しい、怖い、楽しい
ありふれた一幕を見れないんだ。

『目を開けろ。目を逸らすな。これが『正義の真実』だ。
 お前にとっても、おれにとっても…そして、こいつらにとってもだ。』

(ねぇ『村田』さん。『正義』は、常に誰かが犠牲にならなければ
成り立たないのですか?)

(名もなき誰かが、等と私は言いたくないのです。あの首の折れた娘も
いま三名に襲い掛かる傀儡となった方達にも名があり平凡な幸福を享受して
良かった筈なんです。ねぇ村田さん……あの娘達の『夢』をも無視して
我々が貫く『正義』とは、一体何なのですか?)

闇の中で意味のない問いかけを心で浮かべた。少なくとも、これは彼に
問いかけたのでない。空虚な自問自答でしかない。

(意識を、切り替えろ……ジョンさんの邪魔は、出来ない)

彼が『エフィー』に攻撃を仕掛けようとするのは『北落』の方にある水槽からも
伺える筈だ。最悪、肉盾として利用される事も考えるがスカートの中では
抵抗した瞬間に肉薄して纏わりつかれてる触手で蹂躙されてメイドの二の舞だ。
何時でも身構えられる意識だけ置いて、じっとしてる。

『北落』の耳元の水槽は移動させて肩口で周囲の様子を伺う。
ここまで乱闘していれば、ビー玉サイズの水槽が少し移動した所で
激しい戦闘下のエフィーに気取られる心配はしなくて良いだろう。

292『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/14(土) 22:04:02
(参加者の皆様、申し訳ありません。MAP上のメイドが一体多いミスがありましたので、『一体』メイドを削除いたしました)

>>285
>>286
>>289
>>291


北落は『ザ・オーメン』のヴィジョンを顕現させ、『素早く』『拳銃』を拾い上げると――素早く『六連射』。轟音が六度、世界を叩く。
唯一、その光景を見ることが出来た宮永だけが、安堵と優越の笑みを浮かべた。

「私は『観客』だ――誰の敵でもない。だから、これは君にお返ししよう。『アルカラ』」

そう告げた北落は、君、夢見ヶ崎に向け、『ザ・オーメン』で、拳銃を放り投げる――動かなければ、床に落ちるだろう。
――聴覚と触覚を持つ君は、銃の『重さ』に変化が無いことに気が付くだろう。
君が投げ返された銃を拾うかどうか――それは、自由だ。
自由だが、断固たる現実がある。君以外の全員は『追い詰められている』


「……ッ!」

君、夢見ヶ崎は苦痛に顔を歪めたエフィーの顔を見るだろう。明確な『苦痛』が『微かに浮き上がった』翠のメイドの顔には浮かんでいる。
しかし――痛みの中でも、笑っていた。その笑みには『確信』があった。

「ミスりましたねぇ! オジサン!」

頭上を飛ぶ『ナイフ』を躱してエフィーの下に潜り込んだ=スカートの中に潜り込んだジョンは、『グラム・スラム』で小林の背から生えた触手を掴むと同時、蹴り上げる――しかし、エフィーは『蹴り上がる』が――『蹴り飛ばない!』
浮き上がった黒い表裏のスカートの中――外から入った明かりが、君達に刹那、触手が黒のスカートに『潜航』している光景を見ただろうが、すぐに君達は暗闇に包まれる。

「私の足の代わりは触手なんですよ!『筋肉の塊』です! 天井からの『着地』にだって耐えられる――オジサンのスタンドも結構なパワーですけど――蹴り一発で吹き飛ぶもんですか!」

――右下の『テーブル』と『エフィーの』スカートから触手が『引く!』同時、『ジョン』を『九本の触手』が覆う!

「それと、よくもタコ呼ばわりしましたねぇぇぇぇぇぇ、私は『スキュラ』!『サキュバス・スキュラ』! 海が生んだ『サキュバス!』……甘い搾りは諦めてくださいね……グチャグチャに絞め殺したらぁァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

ジョンの全身が『触手で包まれる』、強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
『グラム・スラム』もまた、DFで『動かない』! 全力を出したとて、全身拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!

確信――勝利を確信した笑みを浮かべたエフィーは、夢見ヶ崎を見据える。

「――次は、『アナタ』ですよ? タコ呼ばわりしたこと……おかげで、苦しみぬいて夢を失うこと……残りの余生全部で後悔してくださいね?」

――訂正。『君も』だ。

293サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:04:42


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ソラリスの『神速』を持って、ナイフで顔面を『切り刻まれる』メーラは清楚さの欠片もない悲鳴を上げた。
足元に転がった『瓶』に注意を奪われ、『一瞬』寸。夢見ヶ崎が放った『破片』二つが『数瞬』『視界』奪った結果、『回避』も『防御』も間に合わず、掴んだ荷物が『反撃』を許さず――ソラリスと空井の高速接近――そしてナイフをもろに受けたのだ。
肉を断つ、鼻を削ぐ、左目を刻む――致命傷であったろう『人間なら』
そして、メイド達の動きに『影響はない!』
メイド達は、君、空井に向けてロケットの如く『跳躍』(ス:B)――飛びながら、拳、振るわれ――『命中!』『殴り抜く!』(破ス精:BBC)
鉄槌が如き打撃を『二発同時』叩き込まれた君、空井はスタンド諸共『ぶっ飛ぶ』――君、空井は倒れ込み、吐血する。
『致命傷』ではない。すぐに立ち上がることはできる。
しかし、『軽く』もない。同等の攻撃を受け、耐えれる回数は多くないだろう。
そして、倒れた君を見て、顔を多いながらメーラは笑う。血まみれの顔つきは、地獄の悪鬼が如しである。

「……ミスは、ふたァつ……私をぉ、『殺す』一発を狙わなかったこと……喉にぶっ刺すなり、心臓を狙うなりぃね……『夢魔』は、簡単には死なないんですよぉ……そしてぇ…‥」

飛翔した、左右のメイド――各々の『右腕』は、ぶらりと『へし折れ』、『両足』もまた、あらぬ方向に『曲がって』いた。
それでも、変わらない笑みで立ち上がろうとしているが、転び――目の前の君に向けて、『這いずり』(ス:D )始めた

「私の、『アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ』の『支配力』を見誤ったこと……『メイド』になれば『人間以上』のパワーも出させれれるんですよぉ。ま、身体を仕上げてなけりゃ『ぶっ壊れ』ますけどねぇ……こいつらが、あんたを壊すパンチは、打てて一発でしょうよ……でも」

ダメージを受けた君を見て、メーラは嗤う。

「その必要も、無いでしょうけどねぇ――ご主人さまぁ!」

顔を片手で抑えながら、メーラは壁のナイフに向かい――手に取った!

294サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:06:46

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■長□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□メ□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□空□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□夢□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『疾走中』
(左下の2体は『右手』『両足』が破壊されており、空井に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンを触手で拘束中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けてあくびをしている。)
長=メイド長・メーラ(『ナイフ』装備中。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃を手にしているかは任意)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。行動不能。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。行動に問題なし)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルから消滅)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

295小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/14(土) 22:24:52
>>292(指摘)

すいません。水差すようで悪いんですけど

>ジョンの全身が『触手で包まれる』、強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
>『グラム・スラム』もまた、DFで『動かない』! 全力を出したとて、全身拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!

これ、以前。自分もGМで参加者を拘束した時。あれ? スタンドは本体が
動けない時って動かせるっけ? って思って議論したんですよね。

詳細↓
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453051507/67-70

まだ板で制定化してる訳でないし、他参加者が助けられるから完全な詰みでも
無いのでGМのケースバイケースだと思いますが。ある程度のPLは
スタンドが動かない=本体も動けない
本体は動けない=スタンドは動かせる

と言う認識が板民には強い事だけ覚えてくれればと思います。

296サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/14(土) 22:38:07
>>295
了解いたしました。

というわけで、『部分改定』を行います

>>285
>>286
>>289
>>291



「ミスりましたねぇ! オジサン!」

頭上を飛ぶ『ナイフ』を躱してエフィーの下に潜り込んだ=スカートの中に潜り込んだジョンは、『グラム・スラム』で小林の背から生えた触手を掴むと同時、蹴り上げる――しかし、エフィーは『蹴り上がる』が――『蹴り飛ばない!』
浮き上がった黒い表裏のスカートの中――外から入った明かりが、君達に刹那、触手が黒のスカートに『潜航』している光景を見ただろうが、すぐに君達は暗闇に包まれる。

「私の足の代わりは触手なんですよ!『筋肉の塊』です! 天井からの『着地』にだって耐えられる――オジサンのスタンドも結構なパワーですけど――蹴り一発で吹き飛ぶもんですか!」

――右下の『テーブル』と『エフィーの』スカートから触手が『引く!』同時、『グラム・スラム』を『九本の触手』が覆う!

「それと、よくもタコ呼ばわりしましたねぇぇぇぇぇぇ、私は『スキュラ』!『サキュバス・スキュラ』! 海が生んだ『サキュバス!』……甘い搾りは諦めてくださいね……グチャグチャに絞め殺したらぁァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」

『グラム・スラム』の全身が『触手で包まれる』。即座にラッシュを行ったとて『九本』全ては捌ききれない。『強力な力で首を、腕を、全身を『締め付けられる!』(破ス精:CCB)
『ジョン』もまた、DFで『動かない』! 『グラム・スラム』のパワーは触手を上回るが、全身に対する拘束を力尽くで吹き飛ばすのは不可能だ!


ということで『拘束されたのはスタンドで本体がDF』で拘束という形になりました
ご了解のほど、お願いします。

297空井イエリ『ソラリス』:2021/08/14(土) 22:39:44
>>293
>>289(イエリの前回のレス)にて、

>「首を刈るのに、パワーはいらない」
>メーラの下がった首に、顔に、神速の刃によって、

とあるように『首』も狙っているのですが、
結果、鼻や片目のみに命中したという認識で構いませんか?

298『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/14(土) 22:49:34
重ねて申し訳ありません。
以下、修正版になります

>>297


>>285
>>286
>>289
>>291


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ソラリスの『神速』を持って、ナイフで顔面を『切り刻まれる』メーラは清楚さの欠片もない悲鳴を上げた。
足元に転がった『瓶』に注意を奪われ、寸前に突き刺さった『破片』二つが『数瞬』を奪った結果、『回避』も『防御』も間に合わず、掴んだ荷物が『反撃』を許さず、接近する空井=ソラリスのナイフをもろに受けたのだ。
肉を断つ、鼻を削ぐ、左目を刻む、首を裂く――致命傷であったろう『人間なら』
しかし、メイド達の動きに『影響はない!』
メイド達は、君、空井に向けて素早く『飛び込み』(ス:B)――飛びながら、拳、振るわれ――『命中する!』(破ス精:BC)
鉄槌が如き打撃を『二発同時』叩き込まれた君、空井はスタンド諸共『ぶっ飛ぶ』――君、空井は倒れ込み、吐血する。
『致命傷』ではない。すぐに立ち上がることはできる。
しかし、『軽く』もない。同等の攻撃を受け、耐えれる回数は多くないだろう。
そして、倒れた君を見て、顔を多いながらメーラは笑う。首を正面から裂かれ、切り刻まれた血まみれの顔つきは、地獄の悪鬼が如しである。

『……ミスは、ふたァつ……』

喉を裂かれたゆえか『声』は出せていない、鮮血も溢れている――しかし、『死んでいない。』

『私をぉ、『殺す』一発を狙わなかったこと……喉にぶっ刺して頸髄断つなり、ぶった斬るなり、心臓を狙うなりぃね……『夢魔』は、簡単には死なないんですよぉ……そしてぇ…‥』

飛翔した、左右のメイド――各々の『右腕』は、ぶらりと『へし折れ』、『両足』もまた、あらぬ方向に『曲がって』いた。
それでも、変わらない笑みで立ち上がろうとしているが、転び――君に向けて、『這いずり』(ス:D )始めた

『私の、『アイ・ワナ・ビー・ユア・ドッグ』の『雇用契約』を見誤ったこと……『メイド』になれば『人間以上』のパワーも出させれれるんですよぉ。ま、身体を仕上げてなけりゃ『ぶっ壊れ』ますけどねぇ……こいつらが、あんたを壊すパンチは、打てて一発でしょうよ……でも』

ダメージを受けた君を見て、メーラは嗤う。

『その必要も、無いでしょうけどねぇ――ご主人さまぁ! 早々にケリを付けますよぉ!』

左手で喉を抑えたメーラは壁のナイフに向かい――右手に取った!


MAPは変化無し



□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『疾走中』
(←の2体は『右手』『両足』が破壊されており、空井に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(地上に落ち、ジョンを触手で拘束中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて笑みを浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(『ナイフ』装備中。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血中)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃を手にしているかは任意)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。行動不能。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。行動に問題なし)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(テーブルから消滅)

ナ=壁に突き刺さったナイフ

299小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 00:48:50
>>296

・いま現在、ジョン・ロブ『グラム・スラム』を拘束する触手。
『グラム・スラム』が小林の一本を握った状態で、残り九本で包まれてる。
そして、ジョンの固まってる体勢はヘッドスライディングした、うつ伏せの
状態と考えて良いですか?

300『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 08:47:20
>>299
その解釈で大丈夫です

301小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 09:50:04
>>300(回答感謝)
>>294-298

横たわる、私の両の瞳には暗闇しか見えない。だが、『北落』さんの場所からは
見える。ジョンさんが、義憤に燃える ただただ何の変哲もない正義の心を秘める
男性に危機が陥るのを目撃している。

それを見た直後、暗闇しか見えぬ瞼の奥で何かがタブって見えた。
ジョンさんと異なる……『若い男の子』 血まみれになりつつも気丈に
瞳に光を失わぬ何故か酷く憧憬を浮かべる雄姿を。

声なき叫びの代わりに、私は『弾き 飛翔させた』
手に持たせた(>291メ欄:服の水槽 手元に)水槽を。

――『馬力水』 『スーパー馬力水』の水槽を……!

「エフィー さん」キュルキュル…     ギュッ……。

ギュッ……と自分の背中より伸び、ジョンが掴む触手を両手で掴む。
万が一でも『離れない』ように。

「最初より、最後までのサービス……有難う、御座いました。
『お返し』 させて頂きます……貴方は言いましたね」キュルキュルキュル……

「――『コンボ』は……『効きます』  そうでしたねっ!!」
   キュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルキュルッッ゛ッ!!!

『エフィー』は、既にジョンを絞殺する体勢に入ってる。意識が
スカートの下より後方に弾き、背中側がらカーブで勢いと共に口元に
飛来する『水槽(リヴィング・イン・モーメント)』を避けられる確率は低い。
 
『馬力水』と『スーパー馬力水』が効くと言う可能性。

『メーラ』と『レオニス』の会話。『レオニス』へ『メーラ』が告げた言葉
>私の『契約』を掻き消す効果があるなんて、聞いてませんよぉ

つまり『ブラック・コーヒー』に『中立のレオニス』の力が他の仲間の能力を
妨害する作用があると巣穴の主が知らなかった。
『馬力水』はレオニスの作成したもの。
・・・・
レオニスの力は『他の夢魔にも通じる飲料水』だ。『エフィー』が通常の人間と
異なる構造であるとて、人間の正常さを失う程の刺激を行き成り摂取すれば
ジョン氏の拘束を維持するのは不可能な程の衝撃が体を突き抜ける筈。

更に、『保険』は掛けよう。

  シュォ――ッ

『北落』の肩より『夢見ヶ崎』さんの方へ『水槽』を飛来。
 彼女が『拳銃』を携行してるのは知ってる。

『エフィーの胴体を撃て! その後、倒れたのを見届けてから
投げ渡してくれると有難い!』

(彼女の立ち位置からだと、『メーラ』『宮永』を撃つにしても距離が不安だ)

『メーラ』は重傷であるが健在。宮永も、未だ無傷だ。
距離的に、エフィーの体を撃てばジョン氏の攻撃を一時中断して口内に
水槽を入れる隙も出来る。
私が『エフィー』に絶頂する程の刺激を与えると共に状況を一気に逆転させる!

302小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 10:20:24
>>301

尚、エフィーの口内に入るのに成功すると同時に
『馬力水』自体はスタンドごと解除。『スーパー馬力水』は水槽のみ解除し
喉部分で液体に余裕あればビー玉サイズで水槽を再発現し気道を塞ぐ。

303ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/15(日) 11:29:46
>>296
「ぐっ、しま、、、、、、」

ぎりぎりと締め上げられ、悲鳴を上げる自分の身体。
この状況を切り抜けるための手を必死で探すが何も浮かばない。

(まずい、これは、、、、)

諦めかけたその時、

>ギュッ……と自分の背中より伸び、ジョンが掴む触手を両手で掴む。

小林の動きから、彼が何かしようとしていることに気づく。

「あー、、、タコと言ったのは間違いだった。謝罪する」

小林の行動を悟られないよう、エフィーの気を引くために言葉を続ける。

「足が10本ならタコじゃない、イカだったな。すまん
 まあ、どっちにしろ趣味じゃないぞ、イカ女。
 むしろ『女』要素が要らないな。刺身は好きだ。
 すまないが、その上半身の方をなんとかしてから出直してきてくれ」

エフィーを煽って、相手の意識をこちらに集中させる。
夢魔とやらの在り方には詳しくないが、先ほどの発言から考えるに、恐らく男性を誘惑する魅力にそのアイデンティティがあるのだろう。
そこをつついて相手の冷静さを奪う。それが隙を生むことを祈って。

304夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 19:04:17

質問です。
北落の『六連射』はどこに当たったのでしょうか?

305『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 20:18:21
>>304
申し訳ありません、『真上の天井』です。
少なくとも『戦闘には何の影響を及ばさない場所』です

306夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 20:40:08
>>305

回答に感謝します

>>292

「――――イエリちゃん!!」

吹き飛ぶ小さな体をサングラス越しに目で追いながら、
無意識に声が口をついて出た。
しかし、イエリのお陰で『メイドの性能』は分かった。
基本的には常人レベルだが、
限定的に超人的な力や速度が出せる訳か。
だが、『四体中二体』は既に『置物』同然。
残り『二体』程度なら、
他の連中を相手にしながらでも対応できる。

          ビシッ!

          ビシィッ!

『メーラ近くの二体』に、
『ドクター』の両手で一発ずつ『指弾』発射(パス精DBB)。
狙うのは『残った片目』。
既に『片方の視界』は封じている。
『もう片方』が消えれば、
完全に『視界ゼロ』の状態に追い込める。
これで二体の動きを封殺する。

「メーラちゃん??
 いや〜〜〜なんかスゴいカオになっちゃったねぇ〜〜〜」
 
「このおみせたたんで『オバケやしき』でもやらない??
 ぜったいニンキでるとおもうなァ〜〜〜。
 ココって『リョウリいがい』はサイテーだし!!」

「それに、『そっちのカオ』のほうが『おにあい』だとおもうよ。
 『ビジン』でも『セイカク』が『サイアク』だったら、
 ぜェ〜〜〜んぶブチこわしだしさぁ〜〜〜」

「これで『ガイケンとナカミがイッチした』ってカンジだな!!」

大量に血を流すメーラを眺めて、軽口を叩く。
 
「アンゼンな『すのなか』にひきこもって、
 『へいわボケ』しちまってんのかァ〜〜〜??
 『いままでわたしがたたかってきたヤツら』のほうが、
 テメーらの『100000000ばい』つよかったぜ」

イエリもダメージを受けたが、メーラも無傷ではない。
這いずる二体は最早『いるだけ』の状態に近く、
頭数も一人減っている。
メーラは強がっているが、向こうも決して『優勢』ではない。

「おいおいおい!!『ゼンダンうて』とはいってねーぞ!!」

「しかも、どーでもいいトコにうちやがって!!
 キョーリョクするきがないんだったら、
 さいしょからそういっとけ!!」

いきなり『六連射』をかました北落に、思わず文句を言う。
これで『拳銃』は『鉄の塊』になった。
しかし、これは詳しく伝えなかった自分のミスだ。
そもそも、この場に『拳銃』があったのは、
単なる偶然に過ぎない。
一回利用できただけでも御の字と考えるべきか。

    (――――――おん??)

『拳銃が落ちた音』に『違和感』を覚えた。
『拳銃』は既に発射された。
しかも『六発』撃ち切ったのだ。
それにしては、『床に落ちた音』が変わっていない。
普通に考えれば、
撃った分だけ『重さ』が減っているのが自然だが、
『変わらない』という事は、
中身も『そのまま』なのかもしれない。

307夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/15(日) 20:43:17
>>306

「うるせえ!!『タコやき』にすんぞ!!」

「あ、やっぱイイわ。だってマズそーだし」

『机の触手』を消したという事は、
最大は『十本』と見て間違いない。
今、『エフィー』はジョンとタケルに『全ての力』を使っている。
宮永は『装填』を済ませているが、まだ『発射』していない。
メーラが『ナイフ』を投げてくる可能性もあるが、
それは『椅子』で防げる。
『やる』としたら今しかないか。

        シ ュ バ ッ

手の中に『破片』を握ったまま、
『ドクター』の『片手人差し指』だけを立てて、
その『爪』で本体に『超人的触覚』を『移植』。
わざわざ手を空ける必要がないのは、
この前の『観戦』で学んだ事だ。
『経験』が活きている。

       ス ッ

            トンッ

『本体の手』で『拳銃』を拾い上げると、
その場で『片膝立ち』の体勢になる。
姿勢を安定させると同時に、体勢を低くする事で、
『宮永の射線』から外れるためだ。
『椅子』はメーラ側に対する『盾』になる位置に置く。

「マジで『カクテルドレスとマシンガン』やらせるきかよ??
 ゲンジツとフィクションをコンドウしてんじゃねーよ!!
 さわったコトすらねーんだぞォ〜〜〜??
 『ムチャぶり』もイイとこだろ!!」

飛来した『水槽』を視認し、タケルの『声』に耳を傾ける。

「でも――――どうせ『ユメ』だし、まぁいいか!!
 いっかい『やってみたかった』し!!」

          チ ャ キ ッ

『本体の両手』で銃口を『天井』に向け、狙いを定める。
非力な『ドクター』のパワーでは、反動を抑えられない。
まだ自分で撃った方がマシだろう。

  スゥゥゥゥ――――――

『照準器』は『ドクター・ブラインド』だ。
『超人的聴覚』を『スコープ』代わりに使用し、
『根本の現在位置』を特定する。
本体に『移植』した『超触覚』も、
命中率を高めるのに一役買うはずだ。

         ゥゥゥゥゥ――――――

口では『無茶振り』呼ばわりしたものの、『標的』は外さない。
タケルの指示には反するが、
直接『根本』を狙うチャンスは今を置いて他にない。
おそらくは『核』が潜んでいるであろう『天井』にブチ込む。

                ゥゥゥゥゥ――――――ッ

  「いまイエリちゃんはいそがしいんで、
   かわりにアリスがやっとくよ」

      ――――――グッ

            「『ゴーホー』ってヤツをさ」

引き金を引いて、『天井』の『音源』めがけて『一発』発射。
これに対して、エフィーや宮永が『どう反応するか』だ。
とくと見させてもらう。

308空井イエリ『ソラリス』:2021/08/15(日) 21:31:30
>>292-307

《……大丈夫だ、アリス。心配させてよくないよな》

「……」
        ゴボッ

口内に溢れてくる血を唇の端から垂らし、
意趣を返すように『スタンド会話』で応じる。

                フー…

《でもさ……おれは…………たしかに、言ったんだ》

              フー…
 
速さによる攻めとは『対処を強い続ける』事。
イエリは――『ソラリス』は膝立ちまで起き上がる。
そして左手に持ったナイフと、右手に持った小瓶を、
メーラに向けて――その鳩尾を目掛けて、投擲する。

《今の攻撃を防げるか、じゃあない。
 こう言ったんだ…………『ソラリスを防げるか』と》

『ソラリス』の核の一つである『幻は物質をすり抜ける』性質を、
今まさに『幻に斬られた』メーラが、把握している筈など無い。
誤認によって『ナイフで防ぐ』ような対応をするのも期待するが、
そもそも現在の彼女の右は壁。回避する先は一つ潰れている。

《……まるでなにか、おまえの側に風が吹いたような言い草だが》

――そして、彼女の左側の床には先ほど足元に投げた瓶が転がる。
正体不明・能力不詳の薬液の存在自体が、回避を躊躇させるだろうが、
もしそちらに回避したならば、回避先の足元にナイフを投影する(精B)
彼女にナイフの刃を『踏ませ』て足を切り裂き、機動力を奪う。

仮に何かの理由でナイフを完璧に対処しても、
瓶を防げないならエーテルを大量に浴びせられる。 最低限、この瞬間の敵の『手』は潰せるだろう。

《夢魔が人間を餌や駒だと思うのは仕方ない。
 それを粗末にするのも……まあ、いい。
 だが、これだけ言っておくと、お前のミスは一つ》

メイド達は、神速の投擲を防げるような状態にない。

《駒を雑な攻撃のために使い捨てたことだ。
 よくもまあ、やってくれたな。
 
       ……『ソラリス』を、防いでみろ》

また、投擲後のソラリスの両手は構え直して、
万一『反射狙撃』がここに来ても、ガード出来る余地を残す。

309『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 23:12:30
>>301
>>303
>>306
>>308
君――小林の策は、成った。『完全』に。

勝利、確信せしエフィーの警戒は夢見ヶ崎にこそあれ、『顧客』たるを表明していた君には無い。
足元にいる『敵』は完全に封殺しており――まして、能力の片鱗すら見せていなかった、君にはない。
更に、ジョンの『煽り』によって意識は『下』に、向けられ『反論』のために『口は開かれている!』
加えて――『触手』は『表』にはなく、迎撃手段は何処にもなく。
『水槽』――『馬力水』を纏う、『リヴィング・イン・モーメント』は、見事、エフィーの『口内』に侵入。
スタンドの解除と共に『拡散する』

「……!?」

予期せぬ侵入者――同時に拡散する『刺激!』エフィーは咄嗟に吐瀉しようとするも……もう一つ、『再構築』された水槽が気道を塞ぐ。
よって、拡散と吸収――及び、自然な嚥下を止めるすべはなく――『馬力水』は、完膚なきまでにエフィーへの『吸収』を果たした。

「あげぇぇぇぇぇ!!!」

女の、否、『人』の上げるべきでない絶叫をあげながら、エフィーは『ぐるり』と白目を向き、痙攣をする。
同時に――『グラム・スラム』を締め付ける『触手のパワー』は上昇(パ:B)――するも、
『グラム・スラム』の『スタンド強度(破壊力とイコールとする)』は、『拮抗!』即座の解体は免れる――しかし、全身を覆う触手である。長丁場どころか、すぐにでも『グラム・スラム=ジョン』の骨は締め砕かれ、軟体生物の如くになって死ぬだろう。
――少々、興が冷めるなかもしれない表現を許していただけるならば。

『ジョン・ロブ』余命『一レス』


君、夢見ヶ崎は行いは、無為が少々――そして『助け』が多く。
順番は前後するが、『天井』に向けての『一発』に『宮永』も『メーラ』は、反応を示す――『銃弾が残っている』という事柄に対する『警戒』の発生。こと、『宮永』は『明確に君を見た』
『天井にはなにもない』。天井から音が響いたのであれば、それは『天井にて蠢いた触手』の音なのだろう――君は一発を犠牲に一つの情報を手に入れ、同時に『君』への警戒を手に入れた。
――そして、君は声を聴く『エフィーの腹を撃て』という。小林の声と、指示を。


さて、前後すると言ったように、君の行いは『助け』を生んだ。

まず『放った指弾』は倒れた二体の眼を完全に『潰す』
それでも、『前進』はしているが――よほどのことが無ければ『空井』が捉えられることは無いだろう。
故に、君、空井イエリに『足元』の心配はない。膝立ちになった君の身体は、傷つきながらも機能を有している。
そして――『ナイフ』と『小瓶』の同時投擲――『片手』で『首筋』の失血を抑え、『ナイフ』をもう一方の手で握ったメーラに『回避手段はない!』

「く……この……」

よって、『ナイフ』を振るって(ス精:BB)『撃ち落とそう』とするも――『幻』は『夢』においても幻。
夢の世界の『ナイフ』をすり抜けたナイフは、『現実』の凶器として夢魔の鳩尾にぶっ刺さり――小瓶も『割れる』

「が……ぐ……」

激痛に顔を歪ませたメーラは――口元から血反吐を吐き出し――

「……こんガキゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

『全ての体裁』を捨てた悪鬼の形相で、『ナイフ』を空井イエリ、目掛けて『投擲』する!

310『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/15(日) 23:16:41


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□赤□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■長□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□メ□□◆◆□□メ□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□空□□□椅□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□夢□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。無事な2体は『←』は『空井』目掛けて疾走、『中央』のメイドは『停止』して『下』を見ている
(←の2体は『右手』『両足』『両目』破壊されており、『正面』に向かって這いずっている)
翠=翠のメイド・エフィー(『効能』によってスタンドパワー上昇中&『ぶっ飛び』中)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて楽しそうに浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(無手。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血。土手っ腹に『ナイフ』が中ほどまで刺さっている)
宮=宮永空飛(変わらず。矢印方向にスタンドの銃口を向けている。視線は夢見ヶ崎を真っ直ぐ。前レスのナイフ、変わらず装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ、椅子に腰掛けて小林を手招いている。繰り返している


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃『残弾』五発)
小=小林 丈(エフィーの『スカートの中』に上半身が包まれている。まだ背中に触手は生えている) 
ジ=ジョン・ロブ(エフィーの『スカートの中』で全身拘束中。)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。ナイフが急速接近中)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


触=緑色の触手(現在なし)

ナ=壁に突き刺さったナイフ
椅=『立て掛けた椅子』

311小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/15(日) 23:54:29
(ジョンPCへ)

余り他PCに指示するような事はしない主義なんですが
ミッション内で、ジョンPCを回復する手立てがこちらとしては無いので
宜しければ死力を振り絞って『エフィー』に体当たりする旨の行動を
お願いして貰う事は可能でしょうか? 後方のメイドを巻き添えにする形の。

いま現在MAP的にエフィーの前方にメイドが配置され。このままだと
小林もエフィーから解放された瞬間に強化されたメイドに拘束される
可能性が高いので、そうなると他PCもメーラや後方でナイフ射出準備
出来てる宮永の相手で忙しく自分も振り払う自信が無いので
ジョンさんのみが頼みかと思っての、お願いです。
 
他に、ご自分でしたい行動があれば無理に願いを聞かなくて結構ですので。

312ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/16(月) 20:36:00
>>311
すみませんがやろうと思っている行動があるため、そちらを優先させてもらえれば、と思います。
それと、ジョンはスカートの中に頭を突っ込んでいる状態で、メイドの接近には気づけないと思うので、メイドを意図して巻きぞえにするような行動は難しいかなと。

これ以降の相談は雑談スレあたりで出来ればと思います。

313小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 21:45:40
>>312

かしこまりました。あくまで提案でしたので、ジョンさんの
自由にお願いします。

314夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/16(月) 21:47:37
>>309

「あは………………――――――」

刺激的な『初体験』を終えて、体が震える。
それと同時に、心も震える。
これまで味わった事のなかった奇妙な『熱っぽさ』が、
全身に伝播していく感覚を覚えた。

「アハハハハッ!!」

「はじめてブッぱなしちゃったよ〜〜〜!!」

「やっぱり『ホンモノ』は『ハクリョク』がちがうな!!」

『そこにいない』という事実が分かったし、
エフィーと宮永の注意を引く事が出来た。
狙い通りとはいかなかったが、『無為』ではない。
とはいえ、『次の行動』は急ぐ必要がある。

       ゴ ト ッ

『ドクター・ブラインド』を使い、
『椅子』を素早く自分の右側に移す。
正確には、若干『右斜め下』寄りになるが。
『反射ナイフ』に対する『盾』だ。
仮に貫通してきたとしても、
椅子に刺さった時点で威力も速度も減衰する。
対処するだけの時間は作れるだろう。

「タケルくん、ゴメン!!
 こんど『オーベロンノーブルデラックスパフェ』
 おごるからゆるして!!」

目標を変え、即座に『二発目』発射。
言うまでもなく『エフィー自身』を狙う。
これでタケルとジョンを援護する。
『メーラ』はイエリが片付けてくれると信じる。
残るは『宮永』と『メイド達』だ。

「――――そんで、もうイッパツ!!」

続けて、『エフィー近くのメイド』に『三発目』を見舞う。
エフィーと同じく、最も面積の大きい胴体を狙う事にしよう。
『実銃』を扱ったのは生まれて初めてだが、
エフィーに当てられたのなら、
距離的に近いメイドにも命中させられるだろう。
それでも『動いている的』に当てるのは難しいだろうが、
相手は『止まっている』。
残る一体はイエリの方が早いだろうし、宮永は遠い。

「で??あと『ナンパツ』のこってる??」

銃撃を終えてから、
『ドクター』の手の中にある『指弾』の残数を、
ざっと確認する。
メイド達に『二発』、メーラに『二発』、メイド達に『二発』。
ここまで合計で『六発』放っているが、
残りはどれくらいあるだろうか。

315小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 22:31:33
>>309-310

「ッッ……ジョンさん……」

『夢見ヶ崎』の傍に移動させた『水槽』からも、『エフィー』の触手によって
締め付けられ変形した彼のスタンドの命の灯火が尽き掛けた事に息を呑む。

(私の所為だ……)

馬力水・スーパー馬力水の効能を見誤っていた。触手の拘束が強まったのも
精力が詰まった液体を自身が投与したから。私が……私が彼を殺したようなものだ。

「あ……ぁ……っ……」

黒で縁られた闇しか見えぬスカートの中で、強く刺すように脳裏に過る光景は
吐しゃ物と共に倒れる女騎士、巨大な駝鳥か何かの怪物に跨る男女に見える二人。
 そして血を垂れ流し倒れこみかける……その子は……その子を守ると
命を賭けて守ると誓ったんだ……守りたかったんだ。

(――どれ程 過ちを犯し 救おうと伸ばした手のひらから幾つもの命が零れていく)

(それでも 私は『ジョジョ』になると約束した……そうだ、私は……)

       例え  三界輪廻を経ようとも

    目に映る人たちの助けに どれ程に過ちを重ねても汚れた手を伸ばそう

       それが  それが私の免償『インダルジェンス』だから・・・

316小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/16(月) 22:44:30
>>315続き

『エフィー』の気道を塞ぐ『水槽』は継続して、その呼吸器官を
機能させないように押し付ける。どれ程暴れようと、例え私が瀕死に
なろうが彼女の命が尽きるまで、この水槽は解除しない。

 「……ラ」

 「―― メーラッ」 タンッ!!

背中の触手、それがエフィーが死亡して消えるのも時間の問題だろう。
解除と共に起き上がり『メーラ』の方面に走り出す!

(奴だけは……絶対に逃がしてはいけないっ!)


『【アリス】! 宮永は殺す気で来る! だけど殺してはいけないし
【周りのメイド達にも殺させてはいけない】!!
 夢の主が死ねば、この世界は消える! メーラの生き延びる奥の手として
宮永を能力で動かすメイドに殺させる方法もある!』

夢見ヶ崎さんの近くの水槽で注意喚起する。と、共に周囲の状況を
そこから観察しながら私はメーラへ直接接近する!

 罪なく貪られた犠牲者、遊ばれ穢され壊されたメイド達。
その全ての無念を込めて……メーラへ一矢報いる!!

317ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/16(月) 23:07:47
>>309
>>310
「ぐっ、がっ、、、!」

締め付けが強まり、呻きを上げるジョン。
だが、その顔には笑みが浮かんでいた。

「小林君、もし君が、自分のせいで俺が窮地に陥っていると思っているなら、それは勘違いだ。
 むしろ、、、君のおかげで、生き残る目が出てきた。ありがとう」

>>303のメール欄。
>>286で、生み出していた『シャボン玉』(もし>>279の時に破壊されなかったシャボン玉の残りがあるならそれも含めて)を予め、一か所に集めておいた。
それを『エフィー』のスカートの中に突入させる。

「この女が冷静なら、『シャボン玉』はまた簡単に破壊されていただろう。
 そして、そのまま何もできずに絞め殺されていただろうな。
 だが、(何をしたのかわからないが)君が奴の意識を吹っ飛ばしてくれたおかげで、今なら!」

黒く塗りつぶされたエフィーのスカートの裏地。
『グラム・スラム』を拘束している触手が生えているその黒い場所を、突入した『シャボン玉』が『漂白』する。

(奴がさっき小林君に飛ばした『シャボン玉』をわざわざ破壊したということは、
 おそらくは、『漂白』されれば『触手』の維持に支障があるということ!)

実際に『漂白』によってどうなるか試したわけではないので賭けにはなるが、
もし『触手』から『グラム・スラム』が抜け出す隙ができたなら、意識が飛んで無防備な『エフィー』にラッシュを食らわせ、今度こそブっ飛ばす!

318空井イエリ『ソラリス』:2021/08/17(火) 12:30:03
>>309-317

刃物で刺された時に一番やってはいけない事は何か?
答えは――――『刺さった刃物を引っこ抜く事』だ。

今投擲した瓶を、解除する。
今行う『攻撃』は、それだけで十分だ。
瓶の解除で対応する投影物であるナイフも解除され、
刺さっていた刃が消える事で、多量の出血を齎す。
夢魔は頑丈だ。兎より人間が頑丈なように、
人間より頑丈である事は疑いようは無い。

(これは、いい想定では、ないんだろう。
 だが……おれが死んでもあいつは道連れだな。
 でも、まあ、おれも……死にたくはない。
 この血が通う限り、そう思っているべきだろう)

だが『血の通った生き物』なら、
身から溢れる血は、確実に命を共に流し出させる。

《………………………怖い顔を……するんじゃないぜ。
 捕食者は、なんて事ない顔で奪えばいいんだから》

        《それとも》

理性を捨てたような凶相に、あるいは傷の痛みに、
身が強張る。一瞬未満だ。理性で本能を捻じ伏せる。

    エサ
《おれが兎じゃあないと、分かってくれたのかな》

すでに、手は前に出している。
ゆえにガードに繋ぐ動きが最小限で済む。
両手を使い、ナイフを逸らす事に専念する。
今までの攻防と異なり、今、『不意』は存在しない。
パワー差は埋められず、逸らすのすら限界だろうが、
可能な限り受ける手傷を浅く出来るようにする。
少なくとも急所への着弾だけは避けたい。

――――そして、大きな問題にも気付く。

「…………!」

小林だ。メーラは『強い』。
感情に任せたような丸腰の突撃が通じる相手ではない。

《小林君! うかつに近付くんじゃあない……
 こいつは……おれ一人だって、背負える相手だ。
 おまえさんの力は支援で……いや。
 せめて………………そこにある、ナイフを拾えッ!》

敵の左側、即ち小林の進行方向には、
先ほど地面に投げた瓶がまだ残っているはず。
エーテルはもうかなり揮発しているだろうが、
液だまりの中に横たえるよう『ナイフ』を投影する。

拾えば自動的に指先や手がエーテルに濡れ、幻の柄を持てる。
――これにより『メーラ』の警戒は、限りなく分散する事となる。

319『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/17(火) 20:17:17
>>315
>>317
>>318
>>314
世界で最も凶悪な『拳銃弾』とはなんだろうか?
その候補は人の愚かさと同じく際限ないが――『ハイドラ・ショック』は、その候補に一つであり、ホローポイント弾の代表と呼ぶべき種別である。
弾頭部が内側に向けて『抉れて』いる形状をしているため、弾丸が標的の体内に食い込んだ際――弾の直径が『倍近くに膨れ上がる』
伴う、肉体へのダメージは、単なる鉛玉とは比較にならない。一発でも人の機能を損なうのに十分なストッピングパワーは存在する。
そう、『何処に当たろうとも』『相手が痛覚を感じていなくても』――相手が人間でなくても、確実な重症を与え得るのだ。

「ええげっ!」

腹部への『直撃弾』――それは『意識混濁』状態故に、透過状態であった『コルセット』を貫通し、生身の肉体に直撃し、抉る。
『血肉』が飛沫を上げる――エフィーが激痛の呻きを上げ――その瞳に、光が戻る。

「よ……く……!?」

痛みによって呼び戻された理性がまず感じたのは、『激痛』だったはずだ。
君、夢見ヶ崎は間違いなく捉えた筈だ――エフィーの『右人差し指』が『根本から切断』されたのを!
だが、その原因に気を向けるよりも先に、『二発目』をエフィー近くのメイドに打ち込む――メイドは吹き飛ぶ様に倒れる―
―そして、『痙攣』をしながら、立ち上がろうとしている。痛みを感じない状態であろうと『すぐ』には立ち上がれないダメージである。
だが、君もまた『無事』ではない『右下方』から反射してきたナイフの刃は『椅子』を貫通し――君の『右腕』に刃が埋まる!
『椅子』によって勢いは弱まっているので精々が『ナイフの中程』程度。
右腕の機能は喪失していない、『失血』はあるが、命を危ぶむほどではない。
そして、右腕を用いた動作に付いては――『その時』次第だ。
残弾もまた、『心許ない』
細かく裁断したとは言え、もともとが『ストロー』凶器として機能可能な最低限なサイズというモノはある。
――残り、『二発』。それが、君の破片の残弾だ。
だが――それを、『使う』対象は減っているはずだ

320『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/17(火) 20:20:23

『表』があれば『裏』もある。エフィーの下では『惨劇』が起こっていた。

まず――結論を述べよう。
ジョン・ロブ。君は、間違っていないが『遅すぎた』
君が、『触手が潜っているスカート』に『シャボン』を打ち込んだことで『漂白』はなされ――眼には見えずとも『黒』は消える。
そして、『黒の接続』によって『小林の背中』から出ていた触手は――『切断』され、断面から『赤い血』が大量に溢れ出る。君達には見えないが、上では『エフィーの人差し指』が切断されている。

しかし、それは『一本』に過ぎない。残り九本、『エフィーの下半身たる触手のヴィジョン』は、何にも繋がらずに、君のスタンド『グラム・スラム』を絞っている。
『馬力水』の効能によって、増した『剛力』(破:B)にて。
君の最後の行動は、断じて無駄でない。ただ、君を助けることには繋がらなかっただけで。

『グラム・スラム』の腕が、巻き折れる。本体へのDFが発生する
『グラム・スラム』の足が、圧し折れる。本体へのDFが発生する
『胴』に巻かれた触手が、『肋骨』を圧し砕く。本体へのDFが発生する。
内臓に骨が突き刺さることによる、激痛と喀血が行われる。その間にも破壊は続行される。
骨が軋み、ひび割れ、砕き折れる。楽器と化したように、人体から破壊音が奏でられる。
『蛸』が『烏賊』が『蛇』が、獲物を殺すように、『グラム・スラム』は『丹念』に破壊され――首に『強く』力が籠もった時。
――君、『ジョン・ロブ』は『開放』された。

さて、エフィーの『状態』を振り返ってみよう。
彼女は銃弾をブチ込まれる前から、『ガンギマリ』であり、かつ『気道を塞がれて窒息状態』であった。
その折に、『内臓破壊』をもたらす弾丸と、『黒の接続』の寸断による『触手の切断』によるダメージ。
激痛はエフィーの理性を戻したが、戻した所で自分が『誰に、どの様な攻撃を受けているのかも解らない』。衝動的に捕まえたままの相手を殺そうとはしたが――しかし、間に合わなかった。
否、『間に合った』。
――よって、エフィーは『失神』――思いっきり、『ぶっ倒れた』直に『窒息死』するだろう。
『スキュラ』とは海の魔物であるが、『スキュラ・サキュバス』は夢であれ『無呼吸』を行える魔性ではないということだ。水陸両用は、『夢のまた夢』だ。

ジョン・ロブ――『全身複雑骨折』
『臓器破壊』
『内蔵失血』
『夢死まで5レス』
『本体移動速度、『E』のみ』
『残り戦闘中。『片腕ずつ』『一挙動』のみ(ラッシュは一挙動とする)最後の力で通常ステータスで行動可能。両腕を消費した後のの全行動、破ス精:DDE判定』
エフィー――『失神』
『窒息死まで3レス』


そして、『触手の解除』と同時、『小林』は『メーラ』の元へと走り抜く。
それを阻むは――『一人のメイド』否、それを見ているもうひとり。
『赤目のメイド』――已己巳己。彼女もまた君、『小林』目掛けて移動を開始する!

それを見ながら、君、『空井』は、迫るナイフを完璧に弾き――指示を飛ばす。
同時、『君』を見定め、『一歩目』を踏み出そうとする、『メーラ』の凶相をも見るだろう。
――更に、『君が弾いた』『音は、鳴った。
即ち、『両目の潰れた』左右のメイドも、『君』を知り――腕を振るい――『両足首』を握る!
君は動けない――だが、君が生み出した『機会』もある。

ナイフ――

君が放った『ナイフ』という情報に、踏み出したメーラは『足元を見渡す』
小林と向き合うメイドも、足を止めた。
刹那、全てから注意が逸れる。

――1レス。時は稼がれた。

君達がどうするかは、君達の自由だ。

321『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/17(火) 20:22:16


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田↓□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□赤□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□長□幻□◆◆□□メ□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□メ□□小□□ジ翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□メ空メ□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□夢椅□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている
ジョンの上の一体は痙攣しながら起き上がろうとしている。
小林の左側の一体は足を止めて周囲を見回している
(←の2体は『右手』『両足』『両目』破壊済み。空井の両足拘束中)
翠=翠のメイド・エフィー(『窒息失神中』)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて楽しそうに浮かべている。)
長=メイド長・メーラ(無手。顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血。
腹部から失血中。周囲を素早く見ている)
宮=宮永空飛(矢印方向にスタンドの銃口を向けている。ナイフ装填済み)
田=田岡ジェニー
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき) 微笑みを浮かべ『小林』目掛け、移動中


夢=夢見ヶ崎明日美(拳銃『残弾』3発、破片、二欠片、右腕の機能低減)
小=小林 丈(疾走中) 
ジ=ジョン・ロブ(再起不能寸前。致命傷)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。『両足』拘束中)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)


幻=『幻影のナイフ』
ナ=壁に突き刺さったナイフ
椅=『立て掛けたい椅子』(ナイフが一本背もたれを貫通して夢見ヶ崎の右腕に直撃)

322夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/17(火) 20:52:56

質問です。
ナイフが反射した際に音は聞こえたでしょうか?

323夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/17(火) 20:59:00

重ねて失礼します。
ナイフは正確には右腕のどこに当たりましたか?

324『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/17(火) 21:21:44
>>322
音は『しました』

命中箇所は『上腕外側』 です

325夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/17(火) 21:25:28
>>324

回答ありがとうございます。
もう一つだけお願いします。
赤目のメイドの現在のスピードはどれくらいでしょうか?

326サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/17(火) 21:28:31
>>325
ス:C(人間並)範疇の『疾走』です

327夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/18(水) 07:41:47
>>319-320

      「 い っ た ぁ い ッ ! ! 」

二の腕に強い痛みを感じた瞬間、
反射的に甲高い悲鳴を上げていた。
ダメージが軽減できただけ良しとしよう。
椅子を突き抜けた後で、
なおも飛び続けられるパワーはない事も分かった。

「だけど…………なんてコトねーぞ…………!!」

「ウデが『グチャグチャにヘシおられた』コトもあるし、
 ユビが『まとめてブッたぎられた』コトもあるからなァ〜〜〜!!」

「テメーはどーなんだ??」

「『テメー』にきいてんだよ。『テメー』によォォォ〜〜〜!!」

      「 『 宮 永 空 飛 』 ッ ! ! 」

動く前に、改めて全体の状況を確認する。
『エフィー』はダウンした。
『メーラ』はズタボロ。
『赤目』は無傷でタケルに向かっている。
『メイドの一人』は足を止めて周りを見ている。
『もう一人のメイド』はブッ倒れている。
『宮永』は相変わらず。
『盲目のメイド達』はイエリを掴んでいる。
これが敵の戦力。

(そんで『コッチ』は…………)

『ジョン』は見るからにヤバい。
『タケル』は狙われている。
『イエリ』は足を掴まれている。
そして、『自分』は片腕をやられている。
今は『四対七』だが、ジョンが落ちれば『三対七』になる。
それも時間の問題だろう。
向こうも『死にかけ』が多いから、
実質的には五分に近いとはいえ、
『最悪の最悪』まで想定しなければならない。

(――――『な・げ・る・よ』)

『水槽』を通して『タケルだけ』に分かるように、
『口パク』で『意図』を伝えると共に、
無事な左手で『拳銃』をタケルに向かって放る。

(チャッチャッとやらねーとな…………)

空いた左手で『ナイフ』を引き抜き、
そのまま本体の左手に持つ。
さほど深くは刺さっていない。
出血量も行動に支障を来たす程ではないだろう。
残る『破片』は、全て『ドクター』の『右手』に握っておく。
これで『ドクター』の『左手』は『フリー』の状態になる。

328夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/18(水) 07:43:43
>>327

           ダッ!

全ての準備を終えたら、宮永に向かって全速力で駆ける。
エフィーの真横を通過するコースだ。
タケルとジョンのお陰で、邪魔される事なく、
『一直線』に『最短距離』で突き進める。

         ドシュゥッ!!

『撃たれたメイド』が『射程距離5m』に入り次第、
『左手』の『爪』――『五本のメス』を振るい、
メイドの体を切り裂く(パス精DBB)。
手術に用いられる『メス』は、
非常に鋭利な切れ味を持つ刃物だ。
全く力を込めずとも、ほんの少し刃先に触れただけで、
容易く皮膚が裂けて血が流れる。
その鋭さは『ナイフ』など比較にならない。
たとえ子供程度の腕力でも、
急所に食らえば『致命傷』に成り得る。
しかし、狙うのは『足』だ。
正確に『アキレス腱』を引き裂いて機動力を奪い、
復帰を妨害する。

「ロブちゃん、オツカレのトコわるいけど『そのコ』たのむよ」

当然、『それだけ』では済まさない。
『爪』で切る事によって、メイドに『視覚移植』を行う。
『存在しない視覚』の『移植』――――。

「アリスも『やれるだけやっとく』からさ」

             ブラックアウト
すなわち『10秒間』の『盲目状態』を意味する。
同時に『ドクター・ブラインド』は『開眼』し、
『10秒間限定の視覚リンク』を獲得する。
この際、『回収したナイフ』は、
『グラム・スラム』の手の中に落とす。

    (『来い』――――――)

自分が前進すれば、
『跳ね返ったナイフ』が背後から襲ってくるだろう。
だが、歩みは止めない。
宮永の『反射攻撃』は、何度も繰り返し見てきた。
そこまで観察する機会があれば、
『速さ』も『タイミング』も学習している。
無論、それだけでは避ける事は困難だろうが、
『ドクター・ブラインド』は別だ。

            (――――――『来い』)

ナイフが反射した時、『音』が聞こえた。
その『反射音』と『風切り音』を『超人的聴覚』でキャッチし、
ナイフが追いつくよりも前に、
先読みで『スライディング』を敢行する。
『避けられた』なら、『ナイフが飛んでいく先』には、
『赤目のメイド』がいるだろう。
そして、そのまま『突き刺さる』はずだ。
『回避』と『接近』と『攻撃』――『三つ』を『一手』で実行する。

329ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/18(水) 20:16:38

>>320
>>328
「ぐ、、、ひ、人使いが、、、荒いな、、、」

受け取ったナイフをメイドに突き刺す。

(夢の中とはいえ、命を奪うのは気が引けるが、この分だと俺もすぐに後を追いそうだ。許してもらうか、、、、)

330夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/18(水) 23:20:45
>>329

「タイヘンなのはわかってるけど、ヤッちゃダメだよ」

ナイフを落とす時、それだけ付け加えておく。
武器を渡すのは、
あくまで『メイドの動きを封じて欲しいから』だ。
本来なら、『爪』で頚動脈を掻き切る方が早い。
それをせず、わざわざ『他の場所』を狙ったのは、
『メイドの命を奪わないため』だ。
ジョンの状態では無理強いは出来ないが、
彼にもそうして欲しいと思っている。

331夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/19(木) 05:28:49
>>319-320

      「 い っ た ぁ い ッ ! ! 」

二の腕に強い痛みを感じた瞬間、
反射的に甲高い悲鳴を上げていた。
ダメージが軽減できただけ良しとしよう。
椅子を突き抜けた後で、
なおも飛び続けられるパワーはない事も分かった。

「だけど…………なんてコトねーぞ…………!!」

「ウデが『グチャグチャにヘシおられた』コトもあるし、
 ユビが『まとめてブッたぎられた』コトもあるからなァ〜〜〜!!」

「テメーはどーなんだ??」

「『テメー』にきいてんだよ。『テメー』によォォォ〜〜〜!!」

      「 『 宮 永 空 飛 』 ッ ! ! 」

動く前に、改めて全体の状況を確認する。
『エフィー』はダウンした。
『メーラ』はズタボロ。
『赤目』は無傷でタケルに向かっている。
『メイドの一人』は足を止めて周りを見ている。
『もう一人のメイド』はブッ倒れている。
『宮永』は相変わらず。
『盲目のメイド達』はイエリを掴んでいる。
これが敵の戦力。

(そんで『コッチ』は…………)

『ジョン』は見るからにヤバい。
『タケル』は狙われている。
『イエリ』は足を掴まれている。
そして、『自分』は片腕をやられている。
今は『四対七』だが、ジョンが落ちれば『三対七』になる。
それも時間の問題だろう。
向こうも『死にかけ』が多いから、
実質的には五分に近いとはいえ、
『最悪の最悪』まで想定しなければならない。

(チャッチャッとやらねーとな…………)

痛みを堪えながら、腕に刺さったナイフを手早く抜き取り、
『本体の左手』に保持する。
さほど深い傷ではない。
引き抜く際の出血も、大きなものにはならないだろう。
『拳銃』は『ドクター』の『左手』に持たせる。
残る『破片』は、二つとも『ドクター』の『右手』に握っておく。

332夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/19(木) 05:37:28
>>331

           ダッ!

準備を終えたら、宮永に向かって全速力で駆ける。
エフィーの真横を通過するコースだ。
タケルとジョンのお陰で、邪魔される事なく、
『最短距離』で突き進める。

「ロブちゃん、おつかれ。
 とりあえず『コレ』でなんとかしのいでて」

           パ ッ

ジョンに接近した時、『ドクター』が『左手を開く』。
この動作で『グラム・スラム』の手の中に『拳銃』を落とす。
流れるような動きで、続けざまに『左腕』を振るう。

「あと『3パツ』のこってるからさ」

         ザシュゥッ!!

『左手』の『爪』――『五本のメス』を閃かせ、
メイドの足を切り裂く(パス精DBB)。
手術に用いられる『メス』は、
非常に鋭利な切れ味を持つ刃物だ。
全く力を込めずとも、ほんの少し刃先に触れただけで、
容易く皮膚が裂けて出血する。
その鋭さは『ナイフ』など比較にならない。
たとえ子供程度の腕力でも、
急所に食らえば『致命傷』に成り得る。
しかし、『命』を奪うつもりはない。
正確に『アキレス腱』を引き裂いて機動力を奪い、
復帰を妨害する。

「アリスは『アイツ』をどうにかしてくるよ」

「それから――――」

当然、『それだけ』では済まさない。
『爪』で切る事によって、メイドに『視覚移植』を行う。
『存在しない視覚』の『移植』――――。

「このコはイマ『みえてない』から」

「『10ビョウカン』だけね」

             ブラックアウト
すなわち『10秒間』の『盲目状態』を意味する。
これがジョンに対して出来る精一杯のフォロー。
今の自分は、宮永に対処しなければならない。
『視力』を喪失したメイドなら、
捕まらないように離れる事も出来るし、
気付かれずに攻撃する事も可能なはずだ。
同時に『ドクター・ブラインド』は『開眼』し、
『10秒間限定の視覚リンク』を獲得する。
『拳銃の受け渡し』と『視覚移植』の最中も歩みは止めない。
宮永に向かって走り続ける。

    (『来い』――――――)

一直線に前進していれば、
『跳ね返ったナイフ』が死角から襲ってくるだろう。
だが、決して後ろは振り返らない。
宮永の『反射攻撃』は、もう何度も見てきた。
それだけ観察する機会があれば、
『速さ』も『タイミング』も学習している。
当然、それだけでは避ける事は困難だろうが、
『ドクター・ブラインド』は別だ。

            (――――――『来い』)

ナイフが反射した瞬間、『音』が聞こえた。
その『反射音』と『風切り音』を『超人的聴覚』でキャッチし、
ナイフが追いつくよりも前に、
先読みで『スライディング』を敢行する。
『避けられた』なら、『ナイフが飛んでいく先』には、
『赤目のメイド』がいるだろう。
そして、そのまま『突き刺さる』はずだ。
『回避』と『接近』と『攻撃』――『三つ』を一度に実行する。

333空井イエリ『ソラリス』:2021/08/19(木) 14:56:14
>>319-321(GM)
>>322-327

完全な防御の成功――――その代償は足元の拘束、つまり速度の喪失。
膝立ちでいる以上、足元の動きには気づけたはずだが、
ナイフの防御に専念する以上は迎撃は叶わなかったのだろう。

≪驚いた。今のでおれの位置に気付いたのか。……音か?
  それとも、あいつがおまえさん達に教えたのかな。
  とはいえ、今、よそ見をしている暇があるのも……驚きだな≫

『ソラリス』は左手で瓶を取り出し、蓋を外した投擲を首〜胸元辺りを目掛けて行う。
余所見とダメージがある以上、避ける気でいても『反応』は僅かでも遅れるだろう。

加えて命中のタイミングを見計らい、その投擲した瓶から、
メーラの『頭上』に『ナイフ』を『下向き』にして投影する。
『投影位置』は瓶から1m圏内――――『空中に投影する』事も可能だ。
なんなら、『物体に被せて投影する』事さえできるのだから。

(――――――冷静に考えれば、小林君も無策という訳では無いはずだ。
 彼は演技派のようだし、スタンドをあまり、見せていない。
 メーラの気さえ逸らしてやっていれば……彼だって、スタンド使いだぜ)

投影したナイフは降る。尤も、ただの自由落下で大ダメージには至らないだろうが、
上に出現したナイフを無視できる胆力がメーラに今あるとは思えない。

≪小林君、後ろからも…………赤いメイドが、おまえさんのご注文の子が来てるぜ≫

投擲→投影後、余裕があれば『ソラリス』で、足を掴むメイドの指を振りほどく。
メイドは既にズタボロの人間だ。痛覚は働かずとも肉体に物理的な限界はあるだろう。
メーラの集中力も乱れている今、人外のスペックを持つ『ソラリス』でなら振りほどけるはず。

334<削除>:<削除>
<削除>

335小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/19(木) 23:57:12
>>320-321(レスの遅れ、大変申し訳ありませんでした)

空井さんの緊迫した声を聴きつつ、走りながら心の中で応答する。

(大丈夫ですよ。私にとって『感情任せ』など一番程遠い行動は無い)

『メーラ』と私の直ぐ傍の『メイド』 メイドは無傷で『メーラ』は血まみれの
様相ながら、その未だ健在な妖艶さをかなぐり捨てた怪物の如く気迫!
 手負いの獣は末恐ろしいと言うが、メーラ自身も私と水槽、どちらも
人並み(ス精:CC)の器量では絶対に勝てない事が伺える。
彼女の猛獣のような文字通りの怪物としての力量(パス:BB)は
触れる前に私に何の打つ手もなく嬲り殺しにするだろう。

(そうだ、『私一人では』決して勝てない。エクサーツの時で痛感し
怪盗団の時の経験が活きている)

 『水槽』で非力な護衛の主である『夢見ヶ崎』さんが『拳銃』を
『ジョン』さんに託そうとしてる。『空井』さんの『エーテル』……。
『赤いメイド(已己巳己)』の距離 田宮 宮永……。

私の強みは周囲の情報を把握する事。それのみ、傷つける事は目的でない。

『お前(貴方)はそれで良いんだよジョー(小林先輩) そのままで』

(あぁ……そうだね)

 ――勝とう  

『メーラ』を倒す。ジョンさんの命が長くないのなら、彼女を倒し夢の空間を
破壊して、彼の夢の中での命が尽きる前に夢そのものを壊して命を拾う。

 (『今度こそ』 必ず皆で還る為に)

336小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/20(金) 00:13:32
>>335続き

「『ナイフ』ならそこだ、『メーラ』 拾え 無理するな。
代わりに、拾った瞬間に貴方は積み上げた全てを取りこぼす」

あえて、私は空井さんが指摘した『ナイフ』の位置を教える。
 私には、ソレを持つ資格も腕も無い。むしろ、拾う挙動を見咎めて
メーラが傍に居るメイドと共に自分を攻撃すれば成す術は無い。
 むしろ、あちらが『ナイフ』を拾おうとするなら、こちらに軍配が上がる。
『拾う』 その挙動は、この死闘の中では致命的な隙に等しい。

 ――プッッ

私が、今この瞬間で最適解と思い行動するのは『水槽を吐き出す事』
 >>266で仕込んでた『ブラックコーヒー二重水槽』
シャワーが異常な精神に作用するものならスーパーボールサイズで発現してた
水槽を解除するものだった。そして、見込みは違ったものの二重の水槽で
解除してたのは少なくとも外側のみ……まだ口の中にビー玉サイズの
ブラックコーヒーの水槽は仕込んでる!

 それを『メーラと同じく見回してるメイド』へ飛来させる!(ス精:CC)
今は空井さんの御蔭で気が逸れて水槽には気づかない……次(レス)が要だ!

― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―

『ジョンさん……短いけど、貴方は貴方が思う以上に私の力になってくれた』

『これ以上望むのは贅沢ですけど……その【拳銃】で【メーラ】を。
合図は私が叫んだ時に……』

夢見ヶ崎さんの傍の『水槽』 それを飛来させ、ジョンさんに小声で耳元に頼む。
 
 『――宮永! 馬力水を味わえ!』

その直後に、『水槽』を飛来(ス精:CC)!!

 テーブルの下を通過する形で夢見ヶ崎さんの攻撃に隙を与える為に
あえて水槽で声を出して注意を向けつつ接近する!
 なお、この中身も『ブラックコーヒー』だ。

337ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/20(金) 19:09:45
>>329の行動はキャンセル。

>>320
>>331-332
「ぐ、、、ひ、人使いが、、、荒いな、、、」

拳銃を受け取り、『グラム・スラム』に持たせる。

(しくじった、、、あとどれくらいのことができるのかわからないが、、、
 くそ、もう少しだけ、持ってくれ、、、)

>>336
(全く、どいつもこいつも、こんな状態の俺に何ができると思っているんだか、、、)
小林の言葉を聞き、『メーラ』に銃を向ける。

(頼む、この一発だけでも、、、、)
力と意志を振り絞り、照準を安定させ、小林の合図とともに銃を発射する。

338『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/20(金) 22:18:12
>>331
>>333
>>336
>>337
鮮血を滴らせながらも致命には程遠い夢見ヶ崎は、隔絶した精密さと戦闘経験から、適切に『処置』を行っていく。

一つ、倒れるメイドのアキレス腱を裂く。
――痛みが意味を成さずとも『生物』としての過剰逸脱が発生していない彼女の復帰は、確実に遅れ、即座の攻撃には移れない。
加えての『視覚喪失』――唐突に喪失した認識器官の一つは、機械的であるが故に次の行動を遅らせる。

二つ、『ジョン・ロブ』への拳銃パス。
――見事に成功。必殺の凶器は確かに渡った。

三つ、×3
『回避』『接近』『攻撃』――『失敗』。

君は宮永の能力を『誤認』したのだろう。
『カウンティング・スターズ』は、『目標に向けての自働跳弾』ではない。
『最初、』射出されたナイフが辿った軌道は、『君が、椅子に隠れていた場所』
命中したのは、『君が隠れていた椅子』だ――当然に、『赤目のメイド』には当たらない。
『反射音』は響く、『風切り音』で『角度』も解る。だから『その時』に『スライディング』をしたかは、解らない。
そして、『君を狙う二発目』はない、代わりに――

「『ジェニー!』『そいつ』僕を守れぇ! 僕はご主人さまで夫なんだぞ! 守れよ!」

真っ直ぐ迫る君に『恐慌』する宮永、そして。

「……解りました、ご主人さま」

君、夢見ヶ崎目掛けて『ジェニー』ジェニーは踏み出した。君は、ここで食い止められる。
君は一人だ。『君から飛び出した水槽』は――『ジョン』の元に向かった。
しかし、『君達』は一人ではない。


場面は移る。

『メイド長』メーラは、君達が作りあげた『必殺の罠』に見事に嵌った。
各々の思惑の果てに構築された状況――それがもたらしたもの、致死である。

まず、第一に『小林』の指摘。
『罠』と疑うことも出来ただろうが、それでも『言葉』は小林に注意を向けさせるのに、十分な刺激。
そこに加わるは――水槽から響く、『宮永』に対する、攻撃意図! 同時、小林の接近!
鬼気迫る形相でナイフではなく小林に視線を向けるメーラ――そこにぶち当たるは、空井の仕掛け。
『ソラリス』の投擲せしエーテル瓶。メーラの『頭上』にナイフが顕れる。
意識が完全に小林と『宮永』への攻撃に向かっていたメーラに、ナイフを躱す事は出来ず。

「――あがばばあらあ!!!!!」

肩口に浅く刺さる!悪鬼の形相――獣の咆哮。
喉を抑える手を離し、首と腹から血を吹き出させながら、刺さったナイフを握る――それが、運命を決めた。

『グラム・スラム』は本体諸共『破壊寸前』の惨事ではあるが、両腕は『一挙動』のみ『全盛行使』が可能。
『破壊力:B』『スピード:B』『精密性:B』

この三つを用いて『素早く正確な狙いで引き金を引く!』=直撃軌道!
 
メーラは既に『動作を行い、意識もジョンにない』――加えて、重傷。
弾丸を回避する論理は――存在しない。
故に、『弾丸』は直撃する。

「あぎ……」

胸部への『ストッピングパワー』の炸裂。それでも尚、『死』へと至らぬのは、魔性故か。
しかし――『メーラ』は天井を向くように倒れ――喀血と共に『失神』。
――同時に、『全てのメイド』が、動きを止めた。


場面は、戻る。

『ジェニー』もまた、『動き』を止めた。止まっていないのは、君、夢見ヶ崎と『宮永』だけだ。
そう、宮永は止まっていない、メーラが倒れると共に、目を血走らせて笑い始めた。

「そうか、負けか、終わりか、どうせ負けなら……終わりなら……!!」

狂気を浮かべながら宮永は『カウンティング・スターズ』にマントのナイフを握らせる。(ス:C)

「『君の夢も道連れ』だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!! 僕が君の、最後の夢だァァァァァァァ!!!!!」

狂える少年の目の先には、動きを止めた――『困惑』した様子の、ジェニー、彼女が振り返る先、刃かざす『ヴィジョン』――

339『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/20(金) 22:19:16

■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□田□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□夢□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□赤□□□□□◆◆□□□□■■
■■□長□幻□◆◆□□メ□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□小メ水□□水□ジ翠□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□メ空メ□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□椅ナ□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が『正気』を唐突に取り戻している。
ジョンの上の一体は意識を失って倒れている。
小林を見据えていた一体は困惑している。
『右手』『両足』『両目』破壊済みの2体は、喉から張り裂けんばかりの悲鳴を上げ始めた。

翠=翠のメイド・エフィー(『窒息失神中。余命2レス』)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて拍手の準備をしている)
長=メイド長・メーラ(顔面は血まみれ、傷まみれ、『左目』寸断。喉から大量失血。
腹部から失血中、肩口からも出血、胸元に銃創。)
宮=宮永空飛(狂乱。スタンドに『ナイフ』を握らせている)
田=田岡ジェニー(困惑中)
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき)(困惑中)


夢=夢見ヶ崎明日美(破片、二欠片、右腕の機能低減。左手に『ナイフ』)
小=小林 丈(疾走中) 
ジ=ジョン・ロブ(再起不能寸前。致命傷。余命4レス。拳銃『残弾』2発、)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。『両足』解放。)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)

水=水槽
幻=『幻影のナイフ』
ナ=壁に突き刺さったナイフ
椅=『立て掛けたい椅子』(ナイフが一本背もたれを貫通)

340小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/21(土) 01:39:54
>>338-339

 「こぉおおおおおぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!」

空井さんの仕掛けの『ナイフ』 そしてジョンさんの『銃弾』

 この自分自身の一生で、初めてと言える程の咆哮と共に産まれた
四人の意思が、『メーラ(淫魔の主)』に致命的な一撃を生じさせた。

だが、まだ『足りない』

 まだ『メーラ』の中に微かにだけ命の息吹が残っている。
それを経たねば、この夢は終わらない。私の為に命をかけた彼(ジョン)の
死の運命を変える事が出来ない。

       ――あなたを『過去』になどさせはしない

 「おおおおぉぉぉぉぅぁあああああああ゛あ゛っっ゛!!!」

 ズギュンッ!!

ジョンさんの傍、メイドの傍の水槽。
エフィーに対して気道を塞ぐ水槽。計三つのリヴィング・イン・モーメント。
そして、馬力水のコンボの為に遠隔解除した水槽は凡そ30秒経たなければ
再発現出来ない。エフィーの気絶から、メーラへ疾走するまでの時間は
長く感じるが未だ30秒経過したか断定は出来ない。

故に、私が確実に発現出来るのは『二つ』。エフィーの
ビースト・イン・ブラックの洗礼の際に解除したスタンドと今の今まで
切り札として封じてた、この二つだ。

雄叫びを続けながら、倒れ伏そうとする『メーラ』の『失血の喉』と
『胸の銃創』へと、両手の指を突き刺し……『リヴィング・イン・モーメント』
ブリキ金魚のヴィジョンを体内の出血の中に発現させると共に残存機能の
呼吸器官と、そして心臓に向け抉るように回転しつつ移動させる!(パス精:DCC)

 「あぁぁぁぁぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛―――zノッァア゛ッ!!!」

 『『ギュルギュルクルクルグルグルグルルルルゥゥクルクルクルゥゥ』』

 呼吸器官、心臓への損傷……そして『無慈悲』に『詰み』へ

「『客』として『主』の貴方に『支払い』させて頂く。
私の……いえ、今と過去の全ての『我々』の受けた『想い』を……!」

『メーラ』の肩口のナイフ、それを引き抜き……。

「私は小林 丈……リヴィング・イン……いやっ
『インダルジェンス(免償)』『モーメント(契機)』の小林 丈だ!」

 ――『メーラ』の『喉』へと 

      ――振り下ろす

 『クルクルクルッッ゛!』

 「『クルキフィギ・イテルム(掛かりゆけ、十字架に)』
貴方の向かう場所に、十字架があればの話だが」

― ― ― ― ― ― ― ―

 『宮永――ッ!』

 夢見ヶ崎さんより先行する前に、彼女は彼の前に躍り出て
ジョンさんの直ぐ左側で操作してる水槽を彼の場所へ飛来させる。

夢見ヶ崎さんにも策はあるだろうが、彼女に降りかかる危険を最小限に
減らす為にも、焼石に水かも知れないが援護しよう。

341夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/21(土) 06:17:57
>>338

「――――それ、本気で言ってるの?」

「やる事といえば『バカの一つ覚え』。 
 おまけに自分から勝負を投げて、
 『僅かな可能性』さえドブに捨てる」

「窮地を脱する『機転』もなければ、
 最後まで戦おうとする『気概』もない」

「今まで出会った『スタンド使い』の中でも、
 あなた程『最低』なのは一人もいなかった」

宮永とは対照的に、
冷めた目で眼前の光景を見つめて吐き捨てる。
同時に、『ドクター・ブラインド』も宮永を見据えていた。
『開眼』した両目は、紛れもなく敵の姿を捉えている。

「『次』があるとは思わないけど、一つだけ教えてあげる。
 ただ振り回すのは『力を使っている』とは言わない」

「それは『力に使われている』だけ。
 祭り上げられて『いいように使われた』事も含めてね」

        バッ!

  「『力を使う』っていうのは『こうやる』のよ」

                 ビシィッ!

目の前の『テーブル』を足場にして接近を続行しつつ、
『ドクター・ブラインド』が『右手』の『破片』を発射。
『指弾』は掌中で完結する動作だ。
『右腕の性能低下』は関係ない。
狙うのは『宮永の目』。
メイド達と違って、こいつは『痛み』で怯むはずだ。

           ブシュゥッ!

そして、『左手』には『レモン(>>332)』を握っていた。
『ストロー』を裁断した際に、
一緒に隠し持っていた(>>251)ものだ。
手の中で『レモン』を握り潰しながら、滴り落ちる『果汁』を、
『指弾』と同じ要領で、『もう片方の目』に飛ばす。
『ドクター』の精度なら『破片』と同タイミングで放てる。
宮永の注意がジェニーに集中しているのなら、
『指弾』も含めて命中するだろう。

「ノロいノロい!!
 『スタンドの動き』も!!『本体のオツム』も!!」

            ダンッ!

      「何もかもが『鈍すぎる』ッ!!」

『テーブルの端』に到達次第、助走を加えた『跳躍』で、
残り『2m』の距離を一気に埋める。

           ザシュゥッ!

鋭い軌道のジャンプで豹の如く飛び掛かり、
『右手人差し指の爪』で『宮永本体』を切る。
ダメージを与える事が目的ではないので、
思い切り腕を振る必要はない。
切った瞬間、『超人的聴覚』を『移植』。

「皆――――何も聞かずに、
 私と一緒に『腹の底』から『全力』で『叫んで』。
 『全員の声』を貸して欲しいの」

『タケル』・『ジョン』・『イエリ』に呼び掛ける。
『この攻撃』は、出来るだけ大勢の方が『効果的』だ。
ジョンの場合は『彼自身の声』よりも、
『銃声』の方がいいかもしれないが、
引き金を引く力が残っているかどうかは不明だし、
直接叫んだ方が早いだろう。

      スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………………

「 『 エ ア リ ー 』 ! ! 

        『 フ ェ ア リ ー 』 ! !

             『 ナ ン セ ン ス 』 ッ ! ! 」

両手を『メガホン』のような形で口元に当て、
『声』に一定の『指向性』を持たせ、
宮永の鼓膜に最大音量の『シャウト』を叩き込む。

     ブースト
聴覚が『鋭敏化』された状態では、
耳に入る『音』は通常の何倍にも増幅される。
慣れている自分でさえ堪えるのだ。
何をされたか分かるはずもない宮永には、
この『音の攻撃』は相当『効く』だろう。
なお、本体に『移植』した『超触覚』は解除しておく。
『止めの準備』だ。

342空井イエリ『ソラリス』:2021/08/21(土) 08:38:47
>>340

「…………………………」
《いいことだ……チームプレーの勝利っていうのか?
 最初に言ったことが今になって響いてきた。
 ほら…………覚えるかな。
 四兎も招き入れて、本当に良かったのか、って》

        ペッ

「もう聞こえてないかな。まあそれだっていいさ。
 良かったのかどうか…………答えは、自明だから」

その場に血を吐き捨て、メーラから視線を外す。
一対一でも勝てた可能性はあるかもしれないが、
そこのところにこだわりがある『戦士』ではない。

「殺すなんて、おれがやるべきだとは思うけど……
 小林君はどうしても、トドメをやりたいようだ。
 大人が、こんなこと、子供にさせるのは、
 すげーよくない事なんだけど……止められない、よな」

後に意識を取り戻し、何か仕出かす可能性もある。
よって、メーラの始末はそれを望む小林に任せる。
殺しという重みは自分が背負うつもりだったが、
何かイエリには伺えない小林の納得があるのだろう。
納得が、合理に優先する事だって、よくある事だ。

彼の、好きなように、すればいい。
どうせここは――――夢の中。
そして討ち斃すのは人間でなく、人を真似た怪物だ。

「まあ……いいんじゃないか、メーラさん。
 夢を見るままに死んでいくっていう終わりも。
 それに……この、さ。おれは本当にいやだと思う悲鳴も、
 夢魔のおまえさんには、上等な子守唄なんじゃないかな?」

メイド達の悲鳴を止めてやる余裕も今はない。
求められるなら、後でならそれも背負ってもいいが、
自分が今すべきなのは、狙うべきなのは――――

「さて…………宮永君。
 おれはさ、アリーナっていう人たちとは違って、
 おイタをしたからって子供をいたぶる趣味はない。
 さっきも言ったけど、かわいそうだとすら思う。
 でも、しょーもない罪の、報いは必要だよな?」

        「なんにせよ」

「人が『夢』になんて、呑まれちゃだめだ…………」

MAPの下方向から、つまりアリスとは別方向から、
回り込むようにして『宮永』への接近を開始する。
エーテル瓶は一本手に取って、投擲の構えを取る。

「それじゃあ、いくぜ…………『ソラリス』ッ!!」

アリスの要望に応えるのも含め、大声を上げて、
彼の警戒をアリスと自分に『分断』したい。
……なお接近時には椅子に刺さったナイフの付近を通るが、
一応、このナイフが動き出したりしないかは気を付けておく。

343ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/21(土) 12:07:21
>>338
「っくぅ!」

銃を保持して引き金を引く、それだけで意識を手放しそうになる。

「だが、まだできることが、ある、、、」

銃の持ち手を、もう一方のまだ余力が残っている方に持ち替えて、次は『宮永』を狙う。

「助けるつもりが、助けられたな、小林君、、、。
 さしずめ男の友情がハニートラップに打ち勝った、ってところかな、、、。
 なあ、そう思わないか?そこの友達もいなさそうなクソガキ、、、!」

>>341

夢見ヶ崎の言葉を聞いた。
大声を出せるかは怪しい、だから、タイミングを合わせて銃を撃つ。
狙うのは『宮永』の『腕』、本体の腕を傷つければ、スタンドもその手に持つナイフを振るえなくなるだろう。

自分の残った気力、体力、スタンドパワー、全てを使いきるつもりで銃の狙いをつけて引き金を引く。

344『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/21(土) 13:37:36
>>340
>>341
>>342
>>343
『夢魔』とは何かと語るのは、難しいだろう。多種多様であり、モノによっては『不死』に近い存在もある。
しかし、大抵において夢魔は『摂取』によって生存のエネルギーを得ている生命体。
夢世界において――通常の人類のそれとは異なるものであろうが――血肉を備えた生物である。つまり、『死ぬ』

さて、例え人間を越えた強靭さを備えた生物であろうが、呼吸器と心臓をズタズタにされて生存し得るか?
さらに、大の男の膂力でナイフを喉に『ぶっ刺され』命永らえることは出来るか?
――不可能だ。
君、小林の『ダメ押し』によって、メーラは『死んだ』
肌が、肉が、顔が、途端にしわがれ――老婆どころか木乃伊の如き有様となり、『チリ』となった。

メイド長、メーラ――『死亡』


とびっきりの破滅を迎えたメーラであるが、もう一人の運命も明るいものではない。
絶望的状況にトチ狂った宮永は、『交渉』も『闘争』も捨てた『恐慌』に走った。どう転んでも勝ち目などない、ただ巻き添えを増やすだけの三流の行い。
――当然の様に、上手くいくはずがない。

まず、テーブルに乗り上げた夢見ヶ崎、『ドクター・ブラインド』の右の『破片』が目を穿つ。
冷静であれば防ぐも叶った一撃を、防ぐ頭は今はない。裸の王様の腐った眼に、精密な一刺しが突き刺さる――

「ぎゃあっ!?」

焼けるような激痛が、右目を襲った――生身の両手で右目を覆う――左手にナイフを握る『カウンティング・スターズ』も止まる。
刹那の直後、遅いかかるは左目への『刺激』――痛みに見開かれた左目にレモン果汁が浴びせられる。
右目を潰され、左目を果汁で焼かれ――両目の機能は崩壊。何を認識することも敵わない。
いや――目が潰れただけでは、『痛み』は残る。
だから、『ナイフを握る』スタンドに対応する宮永の左でを『ぶち抜いた』激痛は、余すことなく味わえた。
左腕の中で膨張した弾丸は、骨をへし折り血肉を飛沫かせる――途方も無い激痛が襲ったに違いない。

「う、腕ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!! 目ぇっぇぇぇぇぇぇえぇ!!! ぎゃぁぁぁぁぁあっっ!!!」

しかし、宮永に訪れる痛みの、まだ序章に過ぎない。見えぬ何かに『顔を刻まれた』痛みに吠えた宮永は、涙で潤む左目で君を見る。
――『皆』に呼びかけた後、先んじる様に吠える、君、夢見ヶ崎の姿を!
そして――合唱。『超聴覚』を移植された宮永に、『骨も揺れる』ような音波衝撃が襲いかかる。

「いたいいたいいたいいたい!!!!」

体中を襲う『痛み』に吠えながらも、合唱の残響は消えず――その間に、何も出来ず――運命は、決した。
それを理解してか、しないでか――宮永は、夢見ヶ崎に、君達に請うた。

「ゆ、ゆるして……!!」

345サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/21(土) 13:40:34


■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□宮□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□夢□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□□
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□水□□□田□□■■
■■□□□空□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□赤□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□小幻□◆◆□□メ□□□□□◆◆□□□紫■■
■■□□□□メ水□□□□ジ翠□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□◆◆□□□□□□□□■■
■■□メ□メ□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□椅ナ□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■ナ■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルの『黒』は滲んでいるよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が『正気』を唐突に取り戻している。
ジョンの上の一体は意識を失って倒れている。
小林を見据えていた一体は困惑している。
『右手』『両足』『両目』破壊済みの2体は、喉から張り裂けんばかりの悲鳴を上げ始めた。

翠=翠のメイド・エフィー(『窒息失神中。余命1レス』)
紫=紫髪のコック・レオニス(壁に背を預けて、十字を切る)
長=メイド長・メーラ((消滅))
腹部から失血中、肩口からも出血、胸元に銃創。)
宮=宮永空飛(狂乱。スタンドに『ナイフ』を握らせている)
田=田岡ジェニー(困惑中ながらも逃げている)
赤=赤目のメイド・已己巳己(いこみき)(困惑中)


夢=夢見ヶ崎明日美(破片、一欠片、右腕の機能低減。左手に『ナイフ』)
小=小林 丈(疾走中) 
ジ=ジョン・ロブ(再起不能寸前。致命傷。余命3レス。拳銃『残弾』1発。『両腕』使用不能)
空=空井イエリ(中規模ダメージ。移動中)

北=北落砂錫(壁に背を預けている)

水=水槽
幻=『幻影のナイフ』
ナ=壁に突き刺さったナイフ
椅=『立て掛けたい椅子』(ナイフが一本背もたれ

346小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/21(土) 18:18:05
>>344-345

『ゥウオォォォォッッッオォォオアァァアッ゛―――!!』

夢見ヶ崎さんの言葉に対し『水槽』で『宮永』の耳元へ飛来させつつ
スタンド音声からの咆哮を上げる事によって応える。

自分は、その間にもメーラを刺し塵となって残ったナイフを拾いつつ
『ジョン』さんの前に駆け寄り必死に声を掛ける。

「頼むっ ジョンさん……駄目だ、死んでは駄目だ……ッ
もう少しで、夢も終わる筈だから気を保つんだ。
『北落』さんっ 他の方でも構わない……誰か」

直接見て理解出来る。治療の手立てが無い程で今生きてる事は奇跡的な程だ。
周囲のメイド達、レオニスも傍観のほうだ。北落さんが唯一
スタンド能力の全貌が伺えない。ジョンさんを回復する手立てが無いか一度
声を掛けつつ、彼が意識を失わないよう必死に呼びかける。

「死なせはしない……ッ 貴方は命の恩人だッ
もう誰も私の仲間を夢で死なせなどしない」

こんな事が昔もあった気がする。そう何年も前でないのに、とても遠くで
けれど此処で話す度に、とても近い所であったと。

(ッ そうだ、『馬力水』の水槽……『エフィー』の気道を防いでる『水槽』!
馬力水は精力を高め一時的に活力を得る)

 既に死に体。これ以上の凶行は己の目指す黄金の意思の指針に反してるのかも
知れない。だが、そんな理想など彼を救う為なら幾らでも捨ててやる。

「貴方も共に送ります。一人よりも二人の旅路か何かと気が楽でしょう」

『エフィー』の気道を防ぐ馬力水の『水槽』を口から出させる。
代わりに、彼女の喉に向け全力でナイフを突き刺す。

「ジョンさんっ……ジョンさんっ」

彼への呼びかけは継続する。

347夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/22(日) 01:11:35
>>344

       《 『 L(エル) 』 》

       《 『 I(アイ) 』 》

       《 『 G(ジー) 』 》

       《 『 H(エイチ) 』 》

       《 『 T(ティー) 』 》

『何故かは分からない』が、
『ドクター・ブラインド』は時々『声』を発する事がある。
スタンド自体に『意思』がある訳ではなく、
強いて言うなら『鳴き声』のようなものだ。
男とも女ともつかない無機質で機械的な音声。

       《 『 L(エル) 』 》

       《 『 I(アイ) 』 》

       《 『 G(ジー) 』 》

       《 『 H(エイチ) 』 》

       《 『 T(ティー) 』 》

まるで傷の付いたレコードのように、
ただ同じ言葉だけをリピートする。
初めて『視力』を得て、『スタンド使い』になってから、
かなり経っているように思う。
だが、『ドクター』が『この言葉』を発する理由を、
自分は知らない。

       《 『 L(エル) 』 》

       《 『 I(アイ) 』 》

       《 『 G(ジー) 』 》

       《 『 H(エイチ) 』 》

       《 『 T(ティー) 』 》

『ドクター・ブラインド』は、
『視覚』を持たない『盲目』のスタンド。
『音仙』によると、
『先天的全盲』だった本体を補助するために、
生まれつき備わり、目覚めを待っていた力だったらしい。
『ドクター』は『見えなかった頃の自分』だ。
『夢見ヶ崎明日美』は闇の中で生まれ、闇の中で育った。
心の奥底に宿っていた『光の世界』に対する憧れが、
『この言葉』を発し続ける理由なのかもしれない。

「少しは…………」

「少しは『人の痛み』が理解できた?
 あんたがやってきたのは『こういう事』なの」

「…………もっと早く気付いてれば良かったのにね」

         チ ョ ン ッ

『ドクター』の『爪』で宮永を小突き、
『超人的触覚』を移植する。

「『許して』じゃなくて『ごめんなさい』でしょ。
 それに『謝る相手』も間違えてる」

「あんたが謝るべきなのは『私達に』じゃない。
 そこにいるジェニーや今まで傷付けてきた相手に対して、
 言わなきゃいけない事があるはずじゃないの?」

「でも――――『一応謝れた』のは大きな進歩」

      シ ャ キ ッ

              シ ャ キ ィ ッ

「『夢から覚めた後』も忘れないようにして」

『ドクター・ブラインド』が『両手』を開く。
その手に光るのは『十本のメス』。
極めて鋭利な切れ味を伴う手術用の刃物。

348夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/22(日) 01:13:34
>>347

      《 『 L(エル) 』 》

               シ ュ バ ッ ! !

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ
 
バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ バ

《 『 L(エル) 』 》

     《 『 I(アイ) 』 》

           《 『 G(ジー) 』 》

                  《 『 H(エイチ) 』 》

                        《 『 T(ティー) 』 》

バ ァ ァ ァ ァ――――――――――ッ ! ! ! !

『両手の爪』を駆使した『ラッシュ』で、
宮永の全身を『外科手術』の如く切り刻む。
拳による『殴打』ではなく無数の『斬撃』。
そして、宮永には『超触覚』を『移植』した。

                ハイパーセンシティヴィティ
「『Doctor Blind』――――『Hypersensitivity(痛覚過敏)』」

                  ブースト
すなわち――――『痛み』の『鋭敏化』。
『本体の体』がズタズタになるよりも、
『本体の意識』が失われる方が早いだろう。
『カウンティング・スターズ』が完全に消えるまで切り続ける。

349夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/22(日) 05:54:40
>>348

目的は意識の喪失。
致命的な急所は意図的に外し、死なない程度に加減する。
『夢の中』とはいえ、『命』を奪う気はない。
どれだけ外道でも子供だし、好き放題していたものの、
考え方によっては『被害者』の一人でもある。
メーラやエフィーが消滅したのなら、
宮永の生死を問わず『引力の核』は崩壊するはずだ。

350ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/22(日) 14:49:44
>>344
「さすがに、、、これで、限界、、、あとは頼む」

銃弾の命中を確認し、地面に突っ伏す。
あとは成り行きを見守ろう。

351空井イエリ『ソラリス』:2021/08/22(日) 19:14:30
>>344-345

「小林君。おれのナイフは、瓶から離すと消える。
 もし持っていくなら、瓶ごと持って行くんだ。
 ……まあ、それでも長持ちはしないはずだぜ。
 介錯をする時間くらいは、あるだろうけど」

エフィーに向けて『エーテル瓶』を投擲する。
小林が持つナイフは『幻』であり―――
瓶を一緒に持って行かないなら1mで消えるし、
エーテルを浴びていないエフィーには通らない。
早急なトドメでジョンを救い出すには必要だろう。

「……あとは宮永君さえ、反省してくれたら。
 この乱痴気騒ぎはそれで終わりなのかな?
 北落さんからすると、終わりでいいんだろうが」

                  チラ

メーラは死んだ。
エフィーも死ぬだろう。

「小林君にも、アリスにも……頼るとは言ったけど。
 いくらスタンド使い同士って言っても、
 子供にばっかり、『あと始末』を任せてさ。
 ジョンさんを助ける方法も、持ってなくて。
 おれは本当に…………情けないと思ってるんだ」

「何か残ってるなら、おれがちゃんとやらなきゃな?」

だが、この空間が崩れたり乱れる様子はない。
まだエフィーが生きてるからと言えばそれまで。
しかし『万一』と言うことも、あるだろう。

「巣穴の主は……わざわざ姿を晒してたのか?
 おれがそいつだったら、きっと隠れてるけど。
 人間相手なら、負ける事なんて無いと思ったのか」

宮永の方に――
すなわち、店の奥に通じる方に、歩みを進めていく。
北落やレオニス、いや店全体に視線を走らせながら。

「それとも………………おれが背負える物は、まだあるか?」

352『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/24(火) 15:56:39
>>346
>>347
>>350
>>351
(申し訳ありません、大変お待たせいたしました)






夢にて続いた狂騒劇、淫靡の代わりに暴力溢れしメイド奇譚。
――その終局の引き金は、小林の突き刺したナイフによる、エフィーの絶命――『人間』よりは刺しにくい身体であったが、大の男の全体重を乗せた一差しをめり込まさぬ程の強度はない。まして、喉ともなれば。
失神中であったため、苦痛は無かったかもしれない。それを不幸中の幸いとするのは、今までの犠牲者たちが許さないだろうか?
いずれにしろ、エフィーの触手が二度と獲物に巻き付くことはない――それを持って、かつての贄達への鎮魂としよう。

『スキュラサキュバス』エフィー――『死亡』

あっけなく死んだエフィー、しかし、仮にその魂がこの場に残っていたのなら――自分の結末は幸福だったと思い知ることになるだろう



「解る、解ってるんだ! 人の痛みなんて! だから僕は現実では人には何もしなかった! 夢でしか何もしてないんだ!」

無様に喚く宮永――果てしない自己弁護、有り得ない希望にすがるもの。
言葉も手段も、何もかも間違えた少年は、地獄の始まりを告げる一突きを受ける。
それを許しと勘違いしたのか――宮永は安堵を浮かべ、同時――己の肌が感じる『ひりつき』に顔を変える。
超触覚がもあたらすものは、言い換えるならば超過敏。マントやパンツの肌触りを、風っぴきの皮膚の如く鋭敏に感じ取る。

「な、なんだ、僕に、何を、何をしたんだ!」

その問いに、君、夢見ヶ崎は応えない。
ただ、宮永の誤りを告げ――宣告の代わりに、両手の刃を開く。

そして。

《 『 L(エル) 』 》

叫喚によって紡がれ始める――

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》

《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》 《 『 L 』 》


「うっぎいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!」

悲痛掻き鳴らす、双爪斬舞!
けして、急所を突きはしない、致命の出血を招く斬り方もしない。
痛覚過敏の肌を寸刻みにし、適切な苦痛を与え続けるその魔技は、精密外科医が施す拷問の如く。
いっそ、死んだ方がマシな程の激痛を浴びせ続ける夢見ヶ崎。それは、生の痛苦とその果てに待つ価値を知るが故か。
その真意を、今、宮永が理解することは無いだろう。今、宮永の全感覚は『痛い』と『助けて』に集約されているのだから。
だが、それも長くは続かない。許容量を越えた刺激を受けた肉体は、精神を保護するためにその機能をシャットアウトする。
君、夢見ヶ崎は『スタンド』の爪を止めた――目的――『カウンティング・スターズ』のヴィジョン消滅と同時、血まみれの宮永が倒れ付すのを見て。
動き出す気配はない、スタンドの再顕現の気配もない。
ならば――断言しよう。

宮永空飛『カウンティング・スターズ』――『戦闘不能』

353『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/24(火) 15:57:35

君達は、勝利した。
それを祝うが如く、傍観者たるレオニスは拍手を鳴らす。

「お見事、お見事。いいものを見せてもらったよ。露悪と淫欲も悪くはないけど快活な勝利は胸がすく! ミントみたいに爽やかだ!」

満面の笑みを浮かべる、コック帽の彼女から偽りのサインを感じ取ることは不可能だろう。
レオニスは、本心から君達四人の勝利を祝福している――それが、人間的感性によるものかは定かではないが。

「さぁて、ここから先は『関係者以外』には、一旦『お目覚め』願おうか――なっと!」

そう言って、レオニスが『ぱん』と大きく手を打ち鳴らすと、『メイド達』の姿が陽炎のように消え去った。
血痕などは残っているが――彼女達はもう、ここにはいない。

「なんでこんなことが出来るのかって顔と、なんでこんなことしたのかって顔してるね? 最初のはシンプル、『夢の主』は夢意識を失い『巣食う夢魔』も死んだ――なら『夢の支配率』は、ボクの総取りになるって訳さ」

レオニスは、彼女から見て右側――君達が立ち入らなかった奥を指差す。

「ボクが出てきたあそこから先は、ボクの『スタンド』……『キッチン』の領域。『夢に調理場を作る』ボクの能力は、逆説的に『夢を維持する』機能も持つ。この状態の夢を永遠にも不変にも出来ないけど、しばらくは維持できるのさ」

「そして……2つ目は、君達へのサービスだよ。宮永クンを殺さなかったってことは、現実でも殺すつもりは無いんだろ? でも、北落ちゃんのセリフを覚えてる。『お前に明日はねぇ!』的な……『このまま眼を覚ましたら、君達はただ使われただけで終わっちまうよ?』」

いたずらっぽく笑ったレオニスは、北落に同じ笑みを向けた。

「さぁ、北落ちゃんはさっさとそこで死にかけてる人を『戻す』んだ。趨勢は既に決してる――中立を気取る必要は無いはずだろ? それとも、残り三人殺して、総取り狙うかい?」
「そんなつもりは、欠片もない」

白と黒のレディーススーツに身を包む北落は、鉄面皮を欠片も変えずにジョンに近寄ると、『ザ・オーメン』のスタンドヴィジョンを顕現――素早く(ス;A)拳を打ち込む。
――瞬間、全身を粉々に締め砕かれていた筈のジョンの身体が、一瞬で元通りに戻った。

「私の能力は『巻き戻し』だ。君の身体は、『一時間前』に巻き戻った」

淡々と能力を告げた北落は、周囲、君達を見渡す。
そして――告げる。

「では、事後処理と『報酬』の話をしたい――私を信用できないならそこからでの立ち話でも構わないが、私は無事な、あちらのテーブルに座らせてもらう」

北落は言うが早いが、左上の――エフィーとメーラの完全なる死によってか『墨』の黒が消え――『白』い地肌が晒されたテーブルに向かって歩き始めた――途中で一つ、椅子を手に取りながら。


(バトルパートは終了したので、MAP表記はここまでとなります)

354夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/25(水) 05:53:54
>>352-353

『何もしてない』では済まされない。
魂を拘束する事で『時間』を奪っている。
家族の心痛も計り知れないだろう。
昏睡中の入院費だってタダじゃあない。
宮永には、『自分が何をしたか』を理解させる必要がある。

        スゥゥゥゥ………………

迅速精緻の『外科手術』を終え、
『ドクター・ブラインド』の両目が再び閉じられた。
『時間切れ』だ。
『視覚移植』によって得た視力は失われ、
元通りの『盲目(ブラインド)』に戻る。

             マ ジ
「――――――私を『本気』にさせたアンタが悪い」

『ドクター』を解除し、北落のいるテーブルに向かう。
ひとまず『終わった』。
敵は片付いたし、ジョンも助かった。
『被害者達の心』という問題は残るが、
四人の力で『最大の山場』を乗り切ったのだ。
両腕を高く上げて、思い切り大きく伸びをする。

             グググッ

     「んんんんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

「『ヨントおうモノはイットもえず』――――メイゲンだな!!
 『プレゼンテッド・バイ・イエリ』!!」

「ね!!イエリちゃん!!」

      ポンッ ポンッ

イエリの両肩を両方の手で叩き、屈託のない笑みを見せる。
一片の曇りもない明るい笑顔。
そこにあるのは『元通りの表情』だ。

「ロブちゃんもゲンキになったしさ!!」

今の自分は『光の世界に飛び込んだ自分』。
しかし、『闇の世界で生まれた自分』も消えてはいない。
どちらの自分も『真実の自分』だ。

「ロブちゃん、ケガしてたのにイロイロやらせてゴメン。
 でも、スッゴイたすかった」

            ペコッ

       「アリガトーございます」

この世は『見える者』が生きやすいように出来ている。
『見えない人間』は、
『見える者』よりも『安全』に気を配らなければならない。
そのために、ずっと『好奇心』を抑え続けて生きてきた。
だが、初めて『光』を知った時、
今まで抑圧されてきたものが一斉に解き放たれたのだ。
精神的な反動によって、
『感情』や『衝動』が行動原理の大半を占めるようになり、
『理性』や『思慮』といった側面は、
意識の奥深くに引っ込んでしまった。
それ以来、滅多に出てくる事はない。
『必要がある時』を除いては。

355夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/25(水) 05:57:01
>>354

ジョンにお礼を言って頭を下げてから、
レオニスに視線を移して肩を竦める。

「なんだよなんだよ??『タナバタ』か??
 もうとっくにすぎてるだろ!!
 くえないヤツめ…………!!
 わたしは『くえるモノ』がほしいな〜〜〜」

おん??『タナボタ』だっけ??
『タル』の『ナカミ』は『ボルト』と『タワシ』。
りゃくして『タナボタ』だ。
『おたから』かとおもってタルをあけてみたら、
なかみは『ボルト』と『タワシ』でガッカリした。
だけど、そのボルトとタワシは、
マニアのあいだでユウメイな『チョーレアモノ』だったのだ!!
みためだけでは、
『ホントウのジツリョク』はわからないってコトだな。
レオニスは『ボルトとタワシ』だったワケか…………!!

「『スタミナ・オムライス』と『ミックス・ヒドラサンド』ちょうだい。
 ドタバタドタバタしてたらハラへっちゃったよ〜〜〜」

漁夫の利的に実権を握ったレオニスに注文を出す。
この結果を狙っていたとしたら、相当の『策士』だ。
じゃあ、わたしは『サッキョク』をやろう。

       グビグビグビィッ

残っていたホットミルクを手に取り、
喉を鳴らしながら一気に飲み干す。
『シゴトのあとのイッパイ』はカクベツだ!!
そういえば、ナンかわすれてるような…………。

「タケルくん、ボチボチおもいだしてない??
 『アレ』とか『ソレ』とかさぁ。
 つってもウチらがイッショにいたのって、
 さいしょに『あつまった』ときだけだったけど。
 だからインショウうすかったとか??」

席に着きながら、『前回の夢の話』をタケルに振る。

「あ、ハナシすすめてドーゾ」

北落の話も適当に聞いておこう。

356小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/25(水) 11:30:28
>>353-354

「良かった……あぁ 良かった……『今度は』、助けられた」ツーーゥ

北落さんのスタンドにより、一瞬にして復元された肉体。もうジョンさんは大丈夫だ。
安堵と喜びによって、知らず知らず細い雫が私の瞳から流れていた。

……『今度は』
そうだ、私は 多分、以前にも似た経験をしていた。夢見ヶ崎さんの言葉
ジョンさんが誰かの小さな影と重なるのも、きっとその時の体験からだ。

多分、私は夢の中で一度死んだのだろう。そして、誰よりも守りたかった人を
この手を伸ばす前に倒れるのを知って、深い記憶の奥底に恐らく埋めたんだ。

大切だった 眩しかった 幸せになってほしかった そんな『夢』が水泡のように――

(どうしようもないな、私は……)

>『関係者以外』には、一旦『お目覚め』願おうか――なっと!

「さようなら、已己巳己(いこみき)さん。達者で……」

また会おうと言う言葉は、メイド達と共に消える赤目の彼女には告げない。
この夢の中で、彼女が受けた傷は浅くは無い。出来の悪い悪夢として
早々に記憶から、心から今回の件を忘れるほうが身のためだ。

>>355
>タケルくん、ボチボチおもいだしてない??

「……」

「夢見ヶ崎さん……いえ『アリス』 
私は多分、貴方と共に別の夢で。このように夢の主と対峙して、そして恐らく
敗れて大切な人を目の前で失って……それが、とても苦しくて悲しくて許せなくて
私が弱いから、貴方との邂逅も忘れたんだと思います」

彼女の言葉に、精一杯の微笑を作り上げて答える。
 無知よりも忘却は遥かに重い罪ならば、私は大罪人だ。ならば、その罪を知る
夢の探索者(アリス)に、告解しよう。

「もう、ほんの少しだけ。お時間を貰っても良いですか?
必ず、思い出します……えぇ、必ず」

357小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/25(水) 11:35:38
>>356(続き)

席につく。『レオニス』の言葉や挙動については……今は特に何も言わない事にした。
少なくとも『此処で討つべき者』で無いのだろう。我々の誰一人として、彼女に
危害を加えられてはいないのだから。

「じゃあ、私も『ホワイト・ホット・ミルク』と『アイスティー』。
他に、お勧めの自信作のドリングがあるなら、そちらを……」

夢見ヶ崎(アリス)のオーダーに合わせて見る。流石に、これ以上戦闘は
無いだろうが念のためにスタンド発現の媒体の準備。あと、夢の飲料水を
味わう事は、今後滅多にないだろうから作家として参考の為に味見したい。

「北落さん……『報酬』についてですが、私から個人的に一つ要望があります」

「この一件で『メイド』の方も亡くなりました。現実では夢を見なくなるだけですが
『それだけ』で済ませるのは私が許せない。
……私の『報酬』は切り捨てて構わない。被害者の彼女達への出来る限りの
アフターケアと、ヴェール向こうで夢魔の方達に犠牲にされた方達の治療に当てて欲しい」

私は『大切』な事柄について、再び手に取り抱きしめられようとしている。
それで十分なんだ。それ以上の幸福が何処にあるのだろう?
 私が受ける恵の水は、私の幸福の下で目の端に映るか映らない泥の中に横たえる方達に
降りかかるべきだろう。

358空井イエリ『ソラリス』:2021/08/25(水) 19:15:17
>>352-353
>>354-355
>>356-357

「よしてくれ、おれは大したことは言ってないぜ。
 あんまり、褒められるのも、得意じゃないし。
 ただ……おまえさんが楽しいなら、いいことだ」

            フ

小林も何らかの納得を得たらしい。
彼の抱えるものは想像以上に複雑そうだが、
この場を切り抜けた今、イエリに言える事もない。

「さて、幕は降りた。観客の時間はおしまいだな?
 レオニスさん……ありがとうと言っておくぜ。
 おっしゃる通り、このまま帰る気はなかったし。
 それから、メイドさんたちを帰してくれたことも」

あと、残ったのはレオニスと北落だ。
前者についても未だ底は知れず、
彼女の掌がどこに向いているのかも、
何を乗せているのかも、今は伺えない。
分かるのはこちらに爪牙を向けていない事だけだ。

「それに北落さんにも、お礼を言わなきゃな。
 ジョンさんを助けてくれて、ありがとう。
 ああ、それと……良いものを貸してくれたのも」

してくれた事は決して多くはないが、
そのほとんどが状況の解決に繋がったし、
彼女の立場からすれば『妥当』なのだろう。

          ――――が。

「でも……まあ、本物の銃なんてのを持ってて、
 悪い子を私刑にする方法も、持っている。
 そういう立ち位置の人間ではあるわけだからさ。
 一人くらいは『信用しないでおく』としようか?
 せっかく椅子を取ってもらったのに、悪いけど」

アリーナという組織全てがそうなのかは不明だし、
アリスや小林らは『慣れてる』のかもしれないが、
北落という人間の印象は完全に『ギャング』だ。
警戒する立場は自分が背負おう。席には着かない。

「もちろん話を疑ってかかるわけじゃないぜ。
 …………内容による、って事だが。
 魔物退治の報酬は、どんな素敵な物なのかな」

どちらかと言えば、気にかかるのは『事後処理』だ。
そのまま、北落の続く言葉を待つ。

359ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/25(水) 19:19:27
>>352
>>353

「お、おお?」

元に戻った身体を確認するように動かす。

「これは助かった、、、のか?」

身体に問題ないことを確認し、安堵の息を漏らす。

「し、死ぬかと思った、、、いや、すまない。ありがとう」

北落に礼を言いながら、自分も席に座る。

360『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/26(木) 00:02:58
>>354
>>356
>>358
>>359
「はーい、キミは、『スタミナ・オムライス』と『ミックス・ヒドラサンド』。キミは、も『ホワイト・ホット・ミルク』と『アイスティー』 『すぐ』作るから、待っててねー」

夢見ヶ崎の注文に、レオニスは奥――彼女の語るところの『キッチン』へと、姿を消す。
『ドクター・ブラインド』の超聴覚と超嗅覚を作動させているのなら、凄まじい速度での『調理音』と、周囲の血臭とは別に香ばしい香りが漂い出すのを感じるだろう。

レオニスがキッチンに向かい、君達がそれぞれの位置に付いた後、北落は口を開いた。

「ではまず――報酬に付いて話そう」

北落はまず、君、小林を見る。

「君への報酬を『切り捨てた』ところで、微々たるものだ。被害者の数を『最低』メイド達と考えても七人だ。君への報酬を彼女達に分け与えても、入院代の僅かな足しにしかならないだろう――精神的ケアに関しては『必要がない』」

そして、君達四人を北落は見渡した。

「君達への報酬は『一人』『三十万』――これは、私の属する組織から、私に支払われる予定の『成功報酬』が『120万』であり、それを『4分割』した額になる」

表情、動悸、気配。北落の言葉に誤魔化しの臭いを感じることは不可能だろう。感じようとすれば感じれるだろうが、それは疑心の生むプラシーボだ。

「そして、『事後処理』に付いてだが――メイド達に付いては『問題ない』」

その言葉にも、偽りの気配はなかった。

「彼女達の記憶には、然るべき処理が施される。何が夢で起きたかも忘れ去るだろう――そして、あれについてだが」

北落の眼が、倒れている宮永を射抜く。そこに、感情の色は見いだせない。

「宮永空飛に関しては、私の言葉を覚えているか? 『明日』はない。壊れるまですり潰してから、殺す」

人を殺すと告げる言葉を発しながらも、感情の色は無かった。

「では、何か質問はあるかな」

361空井イエリ『ソラリス』:2021/08/26(木) 00:46:37
>>360

「30万か、害獣駆除には結構な大金だ。
 金はまあ……貰えるならうれしいよな。
 なにせ、ペットのケージを替えたいし、
 猫の餌を、少し良いのにしてやれるかもな?
 それとも? 服代にでもするか……フ。
 金があるっていうのはいいことだ。夢が広がるよ」

片目を閉じ、くすくすと笑い、
それから大きく息を吐いた。

「……子供殺しのマフィアから貰った金で?
 は、はは、はぁ。どんな夢が見られるんだろうな」
 
北落という人間がどれほど大物かは知らないし、
どんな強力なスタンド使いかも知らないし、
アリーナがどんな大組織だかも知らないが、
目で見た光景では彼女は単なる傍観者でしかない。

「ま、おれが何を言おうがおまえさんは『仕事』だ。
 やるからには、やるんだろうし、
 スタンド使いも……夢魔も、法では裁けない。
 きっと妥当ってやつで、いいことなんだろうさ。
 おれには止める手段も、まあ、義理もあまりない」

故にリスペクトは無い。厭世と、諦念だけ。

「だが、わざわざその事を喋ったのは、
 組織の冷酷さをアピールしてるだけじゃないな?」

それと――合理的に判断することだけだ。
アリスが『あえて生かした』のが明白な以上、
わざわざ今ここで反感を買う必要などない。

つまり、ここから何か『ある』のだろう――そう考える。

362夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/26(木) 05:02:56
>>356

「アリスはこまかいコトきにしないから、
 タケルくんもきにすんなよ!!
 わたしだって、『まえのとき』はスゲー『ひさん』だったし。
 さいしょにいったっけ??
 ジブンごとトラックをバクハツさせて、
 『やきかげんミスったステーキ』みたいになったってハナシ」

「わすれちゃったんならさぁ、
 これから『あたらしいオモイデ』とか、
 イロイロつくっていけばイイじゃん」

「『マイナス』が『100』でも、『プラス』を『10000』にしたら、
 『モト』とれて『オツリ』もくるよ」

          グッ

「つーワケで――――『これからもよろしく』!!」

タケルの手を取り、そのまま握手する。
忘れられているのが全く残念じゃないといえばウソになる。
だが、それはほんの『一ページ』に過ぎないのだ。
これから幾らでも思い出は作っていける。
『今この時』を『スタート地点』にすればいい。

>>360

「たしかに『なかったコト』にしちゃうのがイチバンかも」

「どうせ『ユメ』だし」

あくまで当人の記憶から消えるだけであって、
時間が巻き戻る訳ではない。
だが、完全なアフターケアというのも難しいだろう。
被害者の救済としては妥当な措置だ。

「ひとり『サンジューマン』かぁ。
 ま、そんなモンかな〜〜〜。
 いまチョキンが『99マン』ほどあるから…………。
 ついに『3ケタ』のオオダイとつにゅうだ!!」

初めて『三十万』を手にした時は大喜びしたり、
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453646843/29)
危うくバラまいてしまって慌てたりしたものだが、
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049221/288)
すっかり価値観が麻痺してしまった。
むしろ順当な価値観になったのかもしれない。
どっちにしろ、今は重要な事じゃない。

「――――――ふーん」

テーブルに頬杖をつきながら、
北落の話に曖昧な相槌を打つ。
この前の『観戦』の時、
『最中派』の様子はチラッとだけ見たので、
これといって驚きはしないが、
何がしたいのか今一つ読み取れない。
宮永は腐っても『スタンド使い』だ。
生かしておいた方が何かと役に立つだろう。
凶悪な奴なら、殺されても仕方ないのかもしれない。
だが、宮永は『そうじゃない』。
そうじゃないのに始末するというのは、
あんまり頭のいい考えとは思えなかった。
まぁ、『使い潰す』という意味かもしれない。
こいつらだったら、その方が納得できる。

「『セツメイ』ってソレでゼンブ??」

イエリに追従するように短く付け加える。
彼女の言うように、もし続きがあるなら聞く気はある。
また、自分が手を下すのではないとはいえ、
『子供』という『弱者』を殺す事に抵抗を感じるのも事実だ。
もっとも、宮永自身が、
『一般人』という『弱者』を弄んでいたのだが。
だからこそ、自分は被害者達のために体を張れた。
しかし、今は宮永の方が『弱者』だ。
『弱者』という立場にある人間は、
『全盲』であった頃の『かつての自分』と被る。

「あ、『オムライス』と『サンドイッチ』まだかな??」

        ズ ギ ュ ン

傍らに『ドクター・ブラインド』を発現させる。
『キッチンの様子を見るため』――――ではない。
自分自身の『意思表示』として。
話の進み方によっては『切れる札』が一つある。
もちろん『力』ではなく、『それ以外のカード』だ。

363 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/26(木) 14:58:21
>>362

>これからもよろしく』!!

「えぇ……宜しくお願いしますね」 ニコッ…

『マイナス』が『100』でも、『プラス』を『10000』にすれば良い。

とても、良い言葉だ。勇気が湧いてくる言葉だ。
 失ってしまったけれど、それでも私はまだこの夢の中で生きている。
ならば『過去』でなく『未来』を見据えられる筈だ。


>>360

「そうですか……今回の事は、あの方達は覚えずに済むのですね」

安堵が心に広がる。そうだ、それで良い……これ以上、彼女達が苦しむ必要など無い。

>『明日』はない。壊れるまですり潰してから、殺す

「…………そうですか」

実際の、宮永自身も夢と同年齢であるなら。善悪の区別が付かない年齢とは言わずも
きっと幼いのだろう。『彼のように』

スゥ――――ッ

『水槽』を手元に戻す。『ブラックコーヒー』の水槽×2つ。
エフィーの気道を防ぐのに使用した『混合馬力水』が一つ。

>では、何か質問はあるかな

「……『田岡ジェニー』さんを、連れ戻す為。そう、最初に私達との話で
北落さんは、おっしゃりましたね?」

  ギュルギュルギュル…。

小林の手の平の上で、三つの水槽は互いを擦り鳴らしつつ回転する。

「…………あの方は、今後どうなるのか聞かせて貰って良いですか?」

静かに彼女に問いかける。

364ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/26(木) 20:19:50
>>360

「あなたには危ないところを助けてもらった恩がある。
 それに、俺の常識なんて通用しない世界で生きているんだろうな。
 だからあんたがこれからすることに、偉そうに口を出すつもりはない
 きっとあの『宮永』も相応のことをしたんだろうしな」

一拍おいて、北落にはっきりと告げる。

「だからと言って、『殺す』なんて平気で口にする奴から金を受け取る気にはなれない。その報酬は辞退する」

365『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/26(木) 23:18:36
>>362
>>363
>>364
>>361


>「だが、わざわざその事を喋ったのは、
 組織の冷酷さをアピールしてるだけじゃないな?」
>「『セツメイ』ってソレでゼンブ??」

君達の問いに北落は僅か、頷いた。

「話が早くて助かる。今回の仕事、実際にこなしたのは『君達』だ。私が属する組織は、『功労者』の意向を飲むのが仁義と考えているフシがある。私が属する部署も、例外ではない」

仁義という言葉を口にした時、北落の口元に微かな笑みが浮かんだ。
ほんの一瞬浮かんだ感情は、嘲か、悦か、敬か。その判断は難しいだろう。

「君達は組織が送り込んだ『協力者』という訳ではない。私は何もせず、君達が全てを行った、君達が彼の『助命』を願うと言うなら、『組織からの君達への報酬』としてそれを飲むだろう……問題を解決できたらになるがね」

>「…………あの方は、今後どうなるのか聞かせて貰って良いですか?」

「『田岡ジェニー』の顔と名前を知っている以上、隠す意味はない。教えよう『ホテル・スターゲイザー』を知っているな?」


星見町に住んでいる君達であれば、名前くらいは聞いた事がある筈だ。
『観光地』と言うには小さな町である星見町であるが、レジャー施設を初めとした『外貨』が落ちる場所はある。
それらの利用者が全員キャンプを行う訳もなく――当然、『観光者向け』のホテルは、星見町に存在している。
『ホテル・スター・ゲイザー』もその一つだ。
『最高ランク』からはワンランク落ちる、『二つ星』のホテル。
夕暮れのテレビや芸能人の取材番組に出る格はあっても出ないような、中途半端な立ち位置のホテル。
しかし、一流は一流であり、『海外客』や『県外客』の利用者は多く、リピーター率が極めて高いことがラジオニュースで流れた記憶を持つものが、いるかも知れない、

「彼女の父親は、『ホテル・スター・ゲイザー』の『オーナー』だ。親子関係の詳細については、私も知らない。しかし、この一件の解決を組織に依頼したのは『彼』だ。『組織』との関係を深めてまで娘を助けようとした――それが、彼女の未来への答えにはならないかね」

そう言うと、北落は人差し指を立てた。

「さて、問題というのが、これだ。まず、『依頼者』は宮永への惨たらしい死を望んでいる。そして、宮永が関わっていないとすることは不可能だ。夢に招かれて『帰った』客は少なくない上に、生還したメイド達が夢の話をしているだろうからな」

北落は、改めて君達四人を見渡す。

「つまり、必要なのは『依頼者への説得』だ。君達が脚本を作るなら、私は乗ろう」

そして、君、ジョンを見る。

「それで、君はどうするかね? 『報酬』もいらず『関与』もしないというなら……メイド達が消えたことを考えるに、アレに頼めば一足先に『目覚める』事も出来ると思うが――」

噂をすればの諺通り、北落の言葉に合わせるように
レオニスの巨体が、キッチンから出てきた――二体のヴィジョンを侍らせて。
二体と共にテーブルに駆け寄ったレオニスは、君達五人に笑顔を浴びせる。
「おまたせおまたせ、急いだよ! はい! まずは『ミックス・ヒドラサンド!』」

そう言って、ヴィジョンがテーブルの中央に置いた大皿に乗っていたのは――『香ばしく焼かれた』『小ぶりのライスバーガー』×4であった。
持ち上げて中身を見れば『うなぎの蒲焼』と『卵の薄焼き』が見えるだろう。『鰻玉ライスサンド』とも呼べるだろう、料理だった。

「うなぎってにょろにょろしてて『ヒドラ』みたいでしょ? だから、ヒドライコールうなぎのサンドイッチ! で、パンよりご飯だから、タレ染み込ませたおにぎりで挟んだんだ!」

そして、夢見ヶ崎の前に置いたのは『オムライス』である。
ただし、『米を覆っているだろう卵が黒い』香り自体は――香ばしい。すこし、香辛料の効いた辛めの香りがぷんと香る。

「『スタミナ・オムライス』は『ガッツリ系』ケチャップライスを辛めに炒めてるからピリ辛で、スタミナ付く工夫をいっぱいしてるんだ!」

そして、小林の前には『アイスティー』と『ホワイト・ホットミルク』の容器が置かれた。

「キミ、気に入ってくれたみたいで嬉しいな! でも、お腹がタプタプにならないように、飲みすぎ注意だよ!」

そして、レオニスは一歩引く。

食べながら話を続けるか、食べずに話を続けるか。
それは君達の自由だ。

366 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/27(金) 01:50:26
>>365

>お腹がタプタプにならないように、飲みすぎ注意だよ!

「えぇ、ご配慮 痛み入ります……それと、独自にティスティングを
しても構いませんか? このままの味でも大変美味かと思いますが
何分、これ以降試す機会も無いかと思うので……」

『アイスティー』『ホワイト・ホット・ミルク』互いを1つずつ軽く口に含み
舌で転がし味わう。

そしてホワイト・ホット・ミルクにアイスティーを混ぜ『ミルクティー』として飲む。
最後に、まだ携行してる二つの内の一つ。『ブラック・コーヒー』を
『ホワイト・ホット・ミルク』と混ぜて味わう。1・1の比率の基準が良い。
そうすればカフェオレとして味わえる。異なった味わいを新たに楽しめる。

「人間とは好奇心旺盛な生き物でしてね。こうすれば更に美味しいのではないか?
と考えたら、失敗成功に関わらず試す生き物なんですよ。レオニスさん」


>必要なのは『依頼者への説得』だ。君達が脚本を作るなら、私は乗ろう

「……北落さんは『神』と言う存在を信じますか?」

試飲を一通り済ませ、他の飲料水からも水槽を発現し
手元には水槽が六つ。
ホワイト・ホット・ミルク。アイスティー。ブラック・コーヒー。
アイスティー。カフェオレ。馬力水。異なる六つの水槽を手の中で収めつつ
静かな目で北落に話しかける。

「『運命』と言葉を置き換えて貰っても構いません。いえ、突拍子もない事を告げて
話をはぐらかそうと言う意図はありません。何が私が言いたいのか整理すると……
これまで数多くの事を私は体験しました」

怪盗事件・アリーナでの闘い・喫茶店でのロダンとの問答
刀傷を負った通り魔達との対峙。日常での様々な大切な人達との語らい。

「それ等には、全て『意味』があって……私にとって必要不可欠だった。
総称した全てを運命と片付けるのは簡単だが、私は一括りで私自身が今まで
得たものを一言だけで書き上げようとは思わない。
彼(宮永)の所業は許されるものでないが……この夢の中で命は潰えなかった。
なら、目覚めても直ぐに終える『意味』は無い」

そう、私は思いたい。と言い切りつつ、軽く目を伏せ回転する水槽を見つめつつ
纏め上げた意見を述べ終える。

「彼を『殺す』なら……『意味のある死』を以て、そうして下さい。
ただただ使い潰すだけでなく、意義の伴った十字架を背負わせてから……。
そちらの『依頼者』は『死』を望むとしても。対峙した私から彼に臨むのは
『罰(生)』のみなのです。今の彼には自身の過ちの重さすら満足に認知しては
いないでしょう……過酷な生の中で一皮剥け、分別を伴ったと判断してからでも
正式な刑の執行は遅くはないのでしょうか?」

「貴方がたアリーナが彼の酷使を望むなら、反対は致しません。
ですが叶うならば、その酷使の内容に私は要望があります。
『ホテル・スター・ゲイザー』に、彼がアリーナの下で働く上での利益の大部分を
今までの謝罪と共に今後献上する……依頼者が許しを与えるまでは。
そして成年に達しても尚、死の求刑を先方が望むならばアリーナの流儀に従っての
処理をすれば良いでしょう」

どうですかね? と、他の皆にも意見を仰いだ上で口上を終えた。

彼(宮永)は明らかに罪を犯した人間だ。だか、法の適さない罪であるからと言って
法外の集いによる私刑での死を課すのが最適かと言われればNOだ。

まだ大人になりきれてない彼には大人になるまでの間に多くの経験を経つつ
自分の罪に向きあいながら生きなければならないと私は思う。
 そして、その向き合いが真摯であれば依頼者も執行の内容を顧みてくれる筈だ。
娘の為に、自身を危険な社会に踏み込む度量あるならば……。

367夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/27(金) 12:22:33
>>365

『依頼者』から『宮永の処遇』を頼まれていた。
これで、さっき北落が発した言葉の意味も理解できる。
道理で貴重なスタンド使いを活かそうとしない訳だ。

「――――――そうなんだ」

『北落砂錫』がどういう人間かは知らないし、
この場で深く尋ねる気もない。
だが、思った以上に『話』は通じるらしい。
理性的な相手で助かった。

>>366

「…………うん」

「わたしは…………『アイツ』しんでほしくないな…………」

顔を俯かせ、いつになく切実な表情でポツリと零す。
『この世界』には楽しい事が沢山ある。
それを知らずに死んでしまうというのは、
たとえ自分でなかったとしても耐えられない。
宮永だって、もっと世の中を知っていれば、
こうならなかったかもしれない。
その前に自分が出会っていれば、
色んな事を教えてあげられたかもしれない。
でも、もう『手遅れ』だ。
今は、その事が悲しかった。

「あのバカ、ジブンがナニやったかもわかってねーし。
 そんなんじゃイミないよね。
 『ホンニンてき』にも『イライシャてき』にもさ」

タケルの意見には、共感できる部分がある。
『意義があるかどうか』という点だ。
宮永は、『自分の行いの結果』を理解していない。
今の状態で『罰』を受けたとしても、
本人は『なぜ自分がそうなるのか』すら分からないままで、
短い生涯を終える事になる。
『依頼者』にとっても、それで本当に、
心から納得できるのだろうかという疑問もある。
ただ、まだ賛成も反対もしない。
自分にも『案』があるからだ。

>>365

「『ホテル・スター・ゲイザー』??」

知らない名前だった。
夢見ヶ崎明日美は『星見町生まれ』の『星見町育ち』という、
生粋の『星見っ子』だ。
だが、その事実に反して、この町の事は詳しく知らない。
『見えなかった』ゆえに分からない事が多く、
外出の機会も多くはなかった。
自分にとって『星見町』は、
『知っているけど知らない場所』だった。

「――――ちょっとイイ??」

「イマおもいだしたんだけど、
 『アルカラ』から『デンゴン』があるらしいよ」

         スッ

自身の人差し指で、
隣に佇む『ドクター・ブラインド』を指差す。
これから話すのは、
『夢見ヶ崎明日美』ではなく『アルカラ』だ。
『アルカラ』の代理として、『ドクター』に喋ってもらおう。

《『最中派』は私に『借り』がある。『それ』を返して欲しい》

『赤月』と『真金』の試合後に起きた『一悶着』で、
『アルカラ』は『事態の解決』に『一役買った(>>156)』。
ここで、そのカードを切る。
『仁義』という言葉を自分で口に出したからには、
無下には出来ないだろう。
しかし、これは『最後の一押し』に過ぎない。
『宮永を殺させない策』は、ちゃんと考えてある。

368夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/27(金) 12:36:12
>>367

《最終的な判断は砂錫や皆に任せるとして、
 とりあえず『私のアイディア』を話すわ。
 多少の無理があったとしても、
 『最中派の尽力』で穴埋めしてもらう。
 それで『貸し借りなし』》

『ドクター』を通して、『スタンドの声』で北落に告げる。

《『依頼者の希望』は、
 『宮永が惨たらしく死ぬ事』なんでしょう?
 言い換えれば、『宮永が徹底的に苦しむ事』を望んでいる。
 ここが『ポイント』》

《だからこそ、逆に『宮永を生かす』。
 『自分の罪の重さ』を理解させた上で、
 『良心の呵責』という苦痛を与え、残りの人生が続く限り、
 『醜い欲望に溺れた最低の屑』として『生き恥』を晒させる。
 生きる事は、時として死ぬ事よりも苦しい事だから》

《記憶がなくなったとしても、
 ジェニーは『一生消えない傷』を負わされた。
 宮永が死んだとしても、苦しみは一回だけ。
 それでは『罰』として不適切。
 『同じ目に遭わせる』のが『刑』として正当》
 
《宮永には『死よりも大きな苦しみ』を与える。
 その方向で説得してもらいたいの。
 これなら『依頼者』も納得するはずよ》

『宮永の助命』を嘆願してはいるが、
決して宮永だけに肩入れする訳ではない。
子供であり、一応は被害者の一人とはいえ、
宮永のした事は謝って済む所業ではないのだから。
『子供だから許してやって欲しい』などと言っても、
『依頼者』が納得する可能性は限りなくゼロに近い。
それゆえに、『単純な死以上の罰を与える』という形で、
『依頼者』を納得させる。
『執行』を先送りにするのではなく、
『生きる事そのもの』を『報い』とするのだ。
将来的に宮永が『更生』できれば、
同じように道を踏み外す人間が出た時、
『防波堤』の一部にもなってくれるだろう。
それが『最善』だ。

「――――――『ってコトらしい』んだけど」

『アルカラの伝言』を終え、
料理を持って現れたレオニスに視線を向ける。
ヴィジョンが複数あるスタンド。
以前に『孤児院』で見た『影』を思い出した。

「お!!きたきた!!みんなもたべない??
 ほら、ちょうど『4つ』あるしさ。
 さすがレオニス、きがきくな〜〜〜!!
 ゼンインでシェアしようぜ!!」

こ、これは…………!!
まさか『ウナギ』を『ヒドラ』にみたてるとは…………!!
たしかに『パン』より『メシ』のほうがあいそうなきはする。
『リョーリ』のウデだけじゃなく、
『ユーモア』のサイノウもあるらしい。
この『ニオイ』からすると、やきかげんもバッチリ。
レオニスもナカナカやるじゃないか!!
アリスのライバル『137ゴウ』にニンテイしよう。

            ヒョイッ

「ジツはナニをかくそう、
 イマのわたしは『グルメのくにのアリス』だからな!!
 みんながアッ!!とおどろくような、
 チョーいちりゅうの『しょくレポ』をしてやろう!!」

        ムッシャ ムッシャ ムッシャ

早速『ライスバーガー』を手に取って食べる。
ついでに『超人的味覚』を本体に『移植』。
このパーフェクトな『ベロ』で、ソザイからチョウリホウまで、
あますコトなくスミズミまでチェックだ!!

369ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/27(金) 19:47:02
>>365
>それで、君はどうするかね?

「、、、正直、決めかねている。
 俺は部外者で、裁判官でもない。
 この件について判断ができる立場でもないし、そうすべきだとも思わない」

「だが、このまま『ハイさよなら』で終わるのはすわりが悪い。
 もう少し成り行きを見させてもらう」

370空井イエリ『ソラリス』:2021/08/27(金) 20:51:38
>>365

「なるほど、そこもあくまでも『仕事』――か。
 おれはひどく誤解してたよ。
 おまえさん達の大義でやるんじゃなく……
 請け負った仕事だから、やるって事で。
 仕事をやるだけなのは、おまえさんだけじゃない。
 組織自体が、そういうものだっていうことか」

危険な集団であろう事に変わりはないが、
金目当てという事なら話は分かりやすい。

「それに、依頼人がそういう事情なら、
 殺したくなるのは大袈裟な話でもないよな。
 ただ、それが出来る立場だったから、
 おまえさん達に話をつけた、というだけで。
 現実的で……いいことだ。わかりやすくなったぜ」

親が、娘の尊厳を傷つけた者の死を望むのは、
至極普通で……あり触れた話でも、あるだろう。

「ただまあ、おれは、喋るのが遅いから……
 言いたいことは小林君とアリスが、
 ちゃんと全部言ってくれたようだな?
 まったく頼りになるぜ、本当に」

         フ…

「…………情や道徳を度外視するにしても、
 殺すのにかかるコストはただじゃないだろう。
 親御さんは金ならいくらでも払うんだろうけど、
 救出を依頼したのと、殺害を依頼したのは、
 だいぶ話は変わってくるんじゃないか?
 つまり……『組織との関係』ってやつについてさ」

娘のためなら、と今は燃えているだろうが、
抱えた『弱み』は決して小さな物にはならない。
最悪、その娘に『取立て』が及ぶ可能性さえある。

「もっとも、おれはその親御さんを知らないから。
 その人を知ってる北落さんの考えで、
 こういう妥当な話は通らないっていうなら、
 おれも何か、良いことを思い付くかもしれないな」

ライスバーガーのうち一つは、『北落』の物だろう。
レオニスが料理に罠を仕掛ける可能性は低いが、
いずれにせよ自分がそれに手を伸ばす理由は、無い。

371『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/27(金) 23:03:02
>>366
>>367
>>369
>>370
「君達の『絵図』は解った」

一通りの言葉を聞き終えた北落は、僅か、思案を伴っているであろう沈黙を為す。
それが破られた時、北落は君達に向けて頷いて見せた。

「ホテルに対する『返済』――そして、なるほど我々、『アルカラ』には貸しがある。それは飲まねばならないだろう」

了承――しかし、了解とは口にしない。

「だが、その為には、君達に『もう一仕事』が必要だ。『君達の意思』こそを依頼人は『決め手』とするだろうからな」

そして、改めて四人を見る。

「宮永の延命に必要な『最後の一仕事』。それは、『依頼者』に対する『君達の声』だ」

問いかけるような眼で。

「我々の目覚めが同一に起きるとして――『2時間以内』に君達に連絡をしたい。その際、こちらから連絡を入れたいので、『君達の電話番号を教えて欲しい』――この番号は君達と私だけの話、という訳には行かないがね」

あるいは、試すような眼で。

「つまり、君達と我々の組織に『縁』が生まれるということだ。あるいは、今後のな――そのリスクがある『一仕事』をやってくれるなら、宮永の命は八割方保証できる」

そういうと、北落は『ミックス・ヒドラサンド』を一つ手に取って、口に運ぶ。
うなぎのタレを染み込ませた『焼きおにぎり』の香ばしさと歯ごたえ。挟まったうなぎと卵の濃厚な味わい。
君、夢見ヶ崎がより鮮烈に感じ取った味を、北落も感じている筈だ。

「これを食べ終わる頃には、君達も結論は出ているだろう」

北落はそういうと、もぐもぐと『ミックス・ヒドラサンド』をかじっている。

372 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/27(金) 23:49:37
>>371

>君達と我々の組織に『縁』が生まれるということだ。
>あるいは、今後のな――そのリスクがある『一仕事』をやってくれるなら
>宮永の命は八割方保証できる

「『構わない』 
と言うか……以前、アリーナでは試合に出た身ですからね。二度、三度と
請け負う内容が違ったところで今更拒絶はありません。北落さんの属する組織とは
違ってたかも知れませんが……」

親友『ヤジ』はアリーナに身を置いてる。自分もブルバックス『エクサ―ツ』と
対峙した身だ。ヴァリキュラさん、ザビエルさんと言った面々にも北落の言葉に
応じれば、いずれ再会の機会もあるかも知れない。とにかく、親友の話から
アリーナの組織形態が一枚岩で無いのは既に知ってる。
 
「まぁ……私の連絡先については、丁度良いので今いるメンバー全員に
教えますよ。アリスさんも、多分以前の夢で同席した時は
そんな余裕は無かったような気がしますので。夢の中ですから四人分メモするのや
覚えるのも面倒でしょうし。私のだけ覚えてくだされば、後でラインで経由して
全員の連絡先を交換出来ますし……それよりも夢から帰還したら一度皆さんで
何処か集合場所を指定して会いませんか?」

北落さん、ジョンさん、そしてアリスにも私の電話番号を教える。
悪用するような人物達でないと、この共闘の中で知ったし現実でも再度
今回手助けして貰った事に直接会って礼を言いたい。

……そうだ『感謝』を。きっと、私は誰よりも『  』君に……。

373夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/28(土) 09:29:40
>>371

      「  う  め  え  !  !  」

          ムッシャ ムッシャ ムッシャ

豪語していた割には、語彙力に乏しい食レポだった。
本当に美味しい料理には、多くを語る必要などない。
ただ素直に気持ちを表現すればいいのだ。
『フシギのくにのグルメガイド2』のコラムにかいてあった。
そのホンは、アリスのココロのほんだなの、
うえから2だんめのヒダリから5ばんめにしまってあるぞ。

「ん〜〜〜??」

「ベツにいいけど。つーか、いってなかったっけ??」

『アルカラ』もとい『夢見ヶ崎』は、
既に『アリーナ』と関わっており、
仕事を引き受けた事も数回ある。
それらは『他の派閥』だったが、
今さら一つ増えようと大した違いはない。
むしろ『ツテ』が増えるのは歓迎だ。
その分だけ『ラビット・ホール』が増えるのだから。
『不思議の国』への入り口だ。

「イエリちゃん、これハンブンたべてくれない??
 いがいと『ヒドラサンド』がハラにたまっちゃったからさ」

               スッ

「コッチからソッチがアリスのブン。
 ソッチからコッチがイエリちゃんのブン」

        スススッ

「ひとりでモクモクとたべてるのって、
 けっこうサビシーからつきあってよ。
 ね??いいでしょ??ね??ね??」

『スタミナ・オムライス』が載った皿を、
自分とイエリの中間に置く。
そして、ちょうど半分に当たる部分で切り分けた。
ついでにスプーンも渡そう。
多分、『作った本人』が用意してくれるはずだ。
レオニスは『きがきく』し。

         パク パク パク

「コレくったら『ゲンチカイサン』するってカンジ??
 それとも、『ニジカイ』でカラオケとか??
 『50テンいか』だったヒトのオゴリで!!」

         パク パク パク

『オムライス』を味わいながら、能天気に戯言をほざく。

>>372

「おっ、いいね〜〜〜!!タケルくんナイスアイディア!!」

「じゃあカラオケは、そのときにいくってコトにして。
 シュウゴウバショは『『フェミレス』でどう??
 『フェアリー・ミトン・レストラン』のリャクで、
 『オトギバナシ』がモチーフになってて、
 ナカナカいいフンイキのみせでさぁ…………」

「あ!!そういえば、タケルくんに、
 『オーベロンノーブルデラックスパフェ』オゴるんだった!!
 そこゲンテイだから、ちょうどイイじゃん!!
 グッドグッド!!」

タケルの提案に乗っかって、勝手に場所を決め始めた。
実際はどこでもいいのだが、気に入っている店だ。
いい機会だし、せっかくだから全員にオススメしておきたい。

374ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/28(土) 10:11:44
>>371
「まあ、電話番号くらいなら、、、」

組織―――『アリーナ』。
あの赤月という少女が探っている組織。
それにパイプを作っておくというのも、悪くはないかもしれない。

(しかし、思ってたより、随分物騒な組織みたいだな、、、
 大丈夫なのか、あの子は、、、?)

375空井イエリ『ソラリス』:2021/08/28(土) 16:28:41
>>374

「縁ってものは、結構好きだから……
 貰えるものならぜひ貰っておこう。
 それがいい事にもなるんだから、尚更だぜ」

(アリーナ……こいつらがその縮図なのか、
 それとも例外なのかは知らねーが、
 こういう『ありえない』連中との縁は、
 おれの重しになってくれるかも、しれないしな)

現実に存在する危険な集団であり、
営利を目的としているとしても、
関わる事が損になるだけとは限らない。
むしろ、イエリには得難い機会にもなるだろう。
スタンド使いである以上、最終的な決定は、
その自由意志無くしては行えないのだから。

「アリスからパーティーにお誘いいただいたなら」

           コツ

「断る理由はないよ。いただきます」

アリスに一歩近づき、皿に手を伸ばす。
よほどでなければ食べない理由は無くなった。

「一仕事の前の諸々は北落さんに任せるが、
 二度寝は、しないように気をつけるよ。
 なにせこんな夢だったから。
 あんまり……寝た気もしない気がするんでね」

段取りとかは北落の仕事の範疇だろうし、
その上でアリスや小林の要望が通るならそれも良い。

376サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/08/28(土) 20:03:11
>>372
>>373
>>374
>>375
「君達の意見は了解した。では、私への連絡先を教えておこう」

君達が連絡先を告げた後、北落は一つの電話番号を口にした。

「私の『私的な』職場への電話番号だ。この番号の先で私の名前を出せば、必ず私に連絡が行く」

君達がその番号を、料理とともに会釈する時間が経過した頃である、レオニスがぱんと手を叩いた。

「ごちそうさまって感じだね! お粗末じゃあないけどありがとう!」

ニコニコとした笑みを、レオニスは君達に向ける。

「それじゃあ、夏の日のアリスよさようならってね! 白猫(キティ)の代わりに、ライオンが目覚めにお導きだ!」

その言葉と共に、君達は見る。

『世界が罅割れる』

メイド喫茶とも呼ぶべき空間が砕けていく、割れていく。
ガラガラと、音を立てて周囲が零れ落ちていく。夢が終わっていく、形つくられた妄念が、捕食上が夢幻へと還っていく。
いつしか、君達の周囲以外の『全て』が虚無に帰る。たった一つのテーブルの周囲に見えるは、星の海だ。
君達は、星の海の中、一つのテーブルを囲んでいる。銀河鉄道の窓辺から見るのは、きっとこんな光景なのだろう。
しかし、下を覗いて見れば――『魔界』があった。
はるか下の『大地』から、君達を見ているのは女達、しかし、尋常の女達ではない。
有翼の女、有角の女、多腕の女、蛇体の女、蛞蝓の女、蜥蜴の如き女、単眼の女。
美しい女達の大半が、人ではない何かを備えており――君達に、そして星々に羨望と『飢え』を向けている。

「この星々は、人の夢。夢の壁が無くなった今、君達は夢の星海の中にいる――キレイだろう? そして、夢の底がボクら、夢魔(サキュバス)の領域さ」

明るいレオニスの声も、君達にはどこか遠く聞こえ始める。君達は気付く、覚醒の時が近いと。

「さぁ、浮き上がるんだ、夢の上に、現実に! まだまだお日様上がってて、お味噌汁の香りにゃちと早い! もう一仕事を頑張りな!」

そして、君達は浮遊感を感じ――『目覚める』



君達は目覚めた、『どこか』は解らない。『時間』は……16時頃。
この季節では、夕暮れと呼ぶには早すぎる時間だ。
そして、目覚めてから、少し――君達の通信機器に、見知らぬ番号からの電話が掛かる。
普段ならば出ないだろう君達は、夢を思い出してそれに出る。
そして、男の声を聞く。

「私は、田岡誉といいます――娘の件で、あなたにお電話をさせていただきました」

電話越しで全てを判断することは出来なかろうが、声だけを聞くならば壮年の男性。
たおやかな口調であるが、媚びた様子も畏怖もない。

「――ありがとうございます。あなた、いえ、皆様のお陰で娘は夢から救われました」

ただ、その謝礼には感謝だけが籠もっている――いた。

「……だからこそ、私はこの話をあなた達にしています、誠意と経緯として。その上でお聞きします、なぜ、私の娘を穢した相手に慈悲を掛ける必要があるのか? お聞かせ願いたい」


(この電話は、同時に掛かって着ている訳ではありません)

(目覚める場所は各々の任意で構いません)

377夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/29(日) 07:56:46
>>376

「いやぁ〜〜〜くったくった!!
 マジでココは『リョーリだけ』はサイコーだな〜〜〜!!
 『アリスのオススメ・オブ・ザ・イヤー』にニンテイしよう!!」

     パチパチパチパチパチ

『ミックス・ヒドラサンド』と『スタミナ・オムライス』を完食し、
満足げな表情でレオニスに拍手を送った。

              「お??お??お??」

        キョロ キョロ キョロ キョロ キョロ

それも束の間、崩壊を始める空間を見渡し――――――。

「  う  お  お  お  お  お  お  ッ  !  !  」

眼下に広がる異様な光景に目を見張り、
心からの歓声を上げる。
『不思議の国』。
『未知の世界』。
『見た事のない場所』。
その瞬間、爆発的な勢いで無限に湧き起こる『好奇心』。

「チョットまって!!『アッチ』いってみたい!!
 『ムリョウおためしコース』でいいから!!」

足元に開いた新たな『ラビット・ホール』。
その奥に飛び込んでいきたい衝動に駆られる。
どのような危険があろうとも、
止め処なく溢れる『未知への想い』を止める事は出来ない。

「レオニス『ストップ』!!!!
 『いちじていし』!!!!『ポーズ』!!!!
 『ダルマさんがころんだ』!!!!」

あらん限りの大声を張り上げ、
レオニスに向かって両手を振り回すが――――――。

    「『スト〜〜〜〜〜〜〜〜〜ップ』!!!!」

そのリクエストが聞き届けられる事はなく、
いつしか意識は『闇の世界』に溶けていった――――――。

378夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/29(日) 07:57:43
>>377

          パ チ ッ

そして、『冒険』を終えた『アリス』は目覚める。
場所は『フェミレス』だ。
『御伽噺』をモチーフにした『フェアリー・ミトン・レストラン』。
ちょっと前、ここで『フェアチャイルド』とパフェを食べながら、
『最近冒険が足りない』という話をした。
あの後で『新しい冒険』に出会えた訳だから、
何でも言ってみるもんだ。

「――――――おん??」

テーブルの上には『漢字ドリル』が広げられている。
『小学校二年生』用のものだ。
生まれつき視力を持たなかった夢見ヶ崎は『漢字』に弱い。
だから、ここで勉強していたのだが、
いつの間にか眠ってしまったらしい。
なんてメイワクなキャクだ。
でも、さすが『フェミレス』はココロがひろい。
みんなもいこう!!『スカイモール』から『とほ5ふん』!!

「レオニス、『コーヒー』…………」

    キョロ キョロ キョロ

        「って、いないんだっけ」

                「ふわぁぁぁ〜〜〜〜〜〜」

盛大にアクビをしながらスマホを取り上げ、
画面を一瞥してから通話ボタンを押す。

           ピッ

「――――『慈悲を掛ける』訳じゃありません」

「死んだら『そこで終わり』。
 この事件も、そう時間が掛からずに『風化』するでしょう。
 全てが忘れられて、『なかった事』にされてしまいます」

「あなたの娘さんは『一生消えない傷』を負わされました。
 だから、『同じ苦しみを与える』のが、
 『正当な罰』だと判断したまでの事です」

「自分が犯した『罪の重さ』を理解させ、
 『良心の呵責』と『周囲からの非難』に苛まれ、
 『醜い欲望に溺れた最低の人間』として『生き恥』を晒し、
 残りの人生が続く限り『苦しみ続ける』」

「『決して忘れさせない』――――それが『報い』です」

宮永に関して言う事は、それだけだ。

「ジェニーさんは何も覚えていません。
 『記憶を奪われる事』は必ずしもいい事とは思いませんが、
 彼女にとっては最良だと考えています」

「『あなたの気持ちが分かる』なんて事は言えません。
 私みたいな子供には、きっと分からないと思います」

「だけど…………。
 『家族を想う気持ち』は理解できるつもりです」

「私が『娘さんの立場』だったら、
 自分の父親に『人殺し』なんてして欲しくありません。
 それが『間接的』だったとしても…………」

「もしジェニーさんの記憶が残っていたとしたら…………。
 彼女は『どう思うでしょうか』?」

これは『田岡』に向けた言葉だ。
被害者の家族が『犯人の死』を望むのは自然な事だが、
『人を殺めた』という事実は田岡の心に残り続け、
彼を苦しませる要因になる。
『報復の意思』に囚われている間は気付かなくても、
いずれは心に重く圧し掛かってくるだろう。
それを娘が知ってしまった時、どう思うか。
たとえ隠していたとしても『親子』だ。
父親の変調には、いつかは感付いてしまうだろう。
『愛する者』が手を汚せば、
結果的に『娘の心』をも苦しめる事になる。

「…………これからも『娘さん』を大切にしてあげて下さい」

「それから――――――『お元気で』」

田岡の話が続くなら聞くが、終わるのであれば通話を切る。

379小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/29(日) 10:31:26
>>376
「わかりました。レストランですね、アリス。大体19時頃、夕飯時に
皆さん急用なければ向かう形にしましょう」
起床時間が、どの程度になるか不明だが深夜と言う事はないだろう。
突然夢の中に放り込まれて気持ちの整理をつける意味も含めて夜に会う約束を取り付け
北落さんの電話番号に関し短く頷きを返した。

>夏の日のアリスよさようならってね! 白猫(キティ)の代わりに
>ライオンが目覚めにお導きだ!
「…………さようなら、色々と有難う。レオニス」
また会おう、とは言えない。彼女は料理人と言ったが『つまみ喰い』もすると
仄めかしていた。メーラやエフィー程でなくも、彼女に掛かった魂は少なからず居る。
次に再会した時、擁護する事由なければ私の蟷螂の斧を向けざるを得ないだろう。

(三人には十分助けを貰った)
気を取り直し、今回の事について想い馳せる。ジョンさんには囚われてた際に
身を呈し助けられ、アリスや空井さんの機転によってメーラとエフィーを討つのに
多く救われた。己の力では成せなかった。唯一心残りあるとすれば……。

(結局 思い出せず仕舞い……か…………)
         ――『世界が罅割れる』   
       【『天』が割れ砕け、異様な音が響き渡る。】
   「…………ぁ…………」
まだ手元にある『ブラック・コーヒ』の水槽を見る
     ――珈琲は飲めないんです。こ、子供ですから。貰ってください…
    「…………そう……だ……珈琲……」
 その罅割れと共に、小林の側頭部を鋭い刃物が抉ったかのように幾つもの
言葉と情景が流れ込んできた。無意識に浮かび上がらせてた水槽の液体を包む色合い。
それが回転しつつ遠くなる意識の中へ重複に飛び込み 奥深くへ潜り込んでいく。

     ――『夢』とは、『魂』を『再構築』する為の『仮想儀礼』
>皆様は、『夢の引力』に引かれて、ここに入り込んだ『魂』です。
>『夢の主』と『夢魔』の魂の重量が生み出す、『夢の引力』だ。
人間一人の魂のエネルギーでは『質量差』で脱出を阻まれて終わりだ
【此処はっすねェ。いわば『セーフルーム』でして、
 無理やり『冷凍』して『夢』の中の皆さんを延命しています
なので、此処から出たら確実に死にますぅー】

    「希釈された『魂』を仮初の『世界』へと変じさせ、
     架空の『自己』を移ろわせ、無軌道な『物語』を辿る」
>バレた以上は隠す必要もない――搾り殺してあげますよ
【お望み通り、ぶち殺してやるよッ!】
>ま、お客様は『詰み』ですぅ
【君達は、『ゲームオーバー』だ……】
>『君の夢も道連れ』だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
【アタシらは、この夢の世界に城を築くッ!】
>メーラと素敵なメイド達の、ドリームご奉仕を、とくとご堪能あれぇ
【『ウルトラ星見ボーイズ』は終わらない】

    「毎夜、それを経て『魂』は生まれ変わる。
     もし、この世に『魂』を司るスタンドがあるのなら、
     それはやはり『夢』や『眠り』によって、働きかけるだろう」
  ――ルンバ    ――マスミ     ―――タカ
馬場ガド子   アスナ    アリス……
そして    そして…………。

       ――友達というより小林さんはお兄ちゃんみたいな…?
――私の全てを…託し…      ――ははっ、いや、本物のお兄ちゃんみたいだ。
 ――『過去』が自分なんだ。積み上げてきた現実を捨てて来たな
  ――自分を認められない人間が幸せになれるわけないだろォ!
             ――小林さん
・・
きみは『星(光)』だったんだ

旅路としては、少し長い散歩程度だったかも知れないけど。
半生程の輝きを、意思を君がくれた。
君を守りたかった。君を褒めて抱きしめてあげたかった。君の為に生きて死にたかった。
いま私は生きている、アリスさんも。だから君もこの星の海の彼方の何処かで
元気なんだろうね。それでも、あの一瞬の中で、私は全てに替えてでも
君の幸福の結末を願ってたんだ。君が日常の中で屈託ない笑みの中で生きる情景を。

 「い……ち……」    「ま……つ……くん」
 ――もう、私は忘れない。浮かぶグラス(水槽)の向こう側へ手を伸ばす。
泥の中に光は無い。未だ私は泥の中を泳ぐブリキの金魚なのかも知れない。
それでも良い。【答えは得た】 私は泳ぎ続けよう、光なき泥の中を。

     ――あの【星(光)】が輝ける為ならば、幾らでも・・・

380小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/29(日) 11:13:39
>>379続き

――場所 『アポロン・クリニックセンター』

『湖畔』より睡眠不足と軽い日射病の併せ倒れた小林は、そこで目を覚まし
軽く医者に診察をして貰って、時期が時期だから水分補給を欠かさないようにと
小言と共に携行補給液を貰い、救急搬送証申請書などの手続きを終えた後に
陽射しの遮られた涼しい風が吹く庭先でスマホに耳を当てた。

「……いえ、私はほんの手伝いだけですから。お気持ちは嬉しいですが」

「…………その答えを申し上げる前に、私の過去について少し話させて頂きます。
昔、私は自身の不徳で……結果的に大勢の方を悲惨な目に遭わせてしまいました。
故意でなくとも、私はその罪を清算する為に清く生きようと、その後から努めてます」

「だから、相手に慈悲を掛けている……と思うかも知れませんが 【違います】
あの時、彼は貴方の娘さんを愚弄する言葉を吐き、その瞬間では私も貴方同様に
手を掛けるべきだとも思ったのです。殺すべきが、この後の彼と彼の周りを
考えれば【慈悲】であろうと。
 ですが、その考えが変わったのは彼が仲間の奮戦により傷を受けて狼狽えて
命乞いした発言からでした。【夢でしか何もしてない】
それが彼の言葉でした、彼は人の魂の苦痛が夢幻や現実でも変わらない事を
私は直接対峙して理解しました。【彼には死の慈悲すら不釣り合い】なのです」

二人の囚人が鉄格子の外を眺め、一人は泥を見た。もう一人は星を見た。
彼、宮永は鉄格子の外すら眺めてない。罪を直視してない者に
死を唐突に突きつけた所で業苦は彼を困惑させるだけだ。

「罪を理解しない者を死刑にしても、魂は受け入れない。今の彼は罪を
理解出来ないし、良くて共謀者と言えた既に死んだ人物の所為だと責任転嫁
するのが関の山です。そして、最悪なのは執着してた人物へ死後も呪う事です。
 それは形となって理不尽に襲い掛かる手につかない存在でしょう。
私達の知る世界(スタンド)には、そう可笑しくない事例ですから……」

   フゥ……

「とは言え……色々と合理的に死刑執行が危ぶまれる理由や、最もな理論を
展開して見ましたが……ただ、単純に……私は」

「自分よりも未だ幼い子供が、未来ある若者が。誰かを救い、誰かの星に
なれる可能性の芽を、少しでも目に映る範囲で潰れないのなら潰したくない為に
私のエゴで告げているだけなのだと思います」

「私は、彼ぐらいの歳の子に沢山の事を学び、助けられました。
だから出来る限り。取返しのつく者も、取返しのつかない者も助けられるのなら
助けたい。それが……私の正直な気持ちです」

私は彼(一抹君)から多くの事を教えられた。
 過去を背負い、生きていく勇気。小さな体の中に多くの苦しみがあっても
精一杯上を見上げて光へ歩む希望を。

私は『星(光)』を掴む事は出来ないのかも知れない。
 されど、星の周りで泳ぎ願う事は出来る。その輝きを見守れはするのだ。

381空井イエリ『ソラリス』:2021/08/29(日) 20:36:25
>>376

「――――そうか。スキュラもいるんだもんな。
 幻想(ファンタジー)の世界っていうのも、
 本当にあることなのか。そうなのか。
 でもさ…………これで全部じゃあないよな?
 ……『ソラリス』、世界は広くて深いようだぜ」

「夢でまた会えたら、って気分ではないけど。
 いろいろありがとう。残りのお仕事も、頑張るよ」

己の没頭する、幻想文学の世界のような――
この世ならざる光景を眺め、読み解く時間は無い。
自室の天井を見上げ、寝転んだままスマホを取る。

             pi

「ごきげんよう、社長さん。おれの意見は一つ。
 『慈悲』じゃなく、おまえさんのためだから。
 それがおれの考えた、結論ってやつで……
 結論から言えって大学で学んだから、先に言った」

もちろん事情は伝わってるのだろうが、
本名で、自分で電話をかけてきたのは、
田岡という男の『誠実さ』の表れだろう。

「道徳とか、人情とかは、おれは得意じゃなくて。
 だからそういうのは他の人に任せるけどさ。
 宮永を殺したいのは、正当な欲求だろうと思う。
 10年後に振り返ってもそう言えるんだろうし、
 言えなくっても、今この瞬間は正当だろうさ」

誠実で、まともな親だから、娘の尊厳の為に、
穢したものに制裁を与えようとするのは当然だ。

「だけどさ、それを実行するのは『アリーナ』だ」

だが、制裁に使う手段と結果が問題なのだ。
北落のような一見まともに見える人間が、
容易く殺しの選択を支持する『集団』――――

「どんな正当性があっても、罪は罪だから……
 アリーナは実行犯を切り捨てれば終わりだが、
 おまえさんにとっては、永遠に消えない借りだ。
 利益を得るために、殺しを請け負う連中だぞ。 
 そこに、仁義なんか、期待できるわけはないよな」

そんなものにまともな倫理観があるはずは無い。
それは北落の言葉の中にも窺い知れた。

「『殺人教唆罪』……を、握られることになる。
 おまえさんは咎を覚悟してるのかもしれないが、
 娘さんのジェニーさんどころか、
 孫の代まで、強請られても何もおかしくない。
 おまえさんの会社が傾くだけならいいだろうが、
 ……自分の為に、誰かを殺したって自覚は、重い」
 
関係が深まることが、リスクになるという事――
『借り』という縁が、無限搾取に繋がる集団なのだ。
 
「だが、宮永を『生かす』選択をしたなら、
 おまえさんが頼んだのは『救出』だけだ。
 その借りなら、いくらかすれば消えるだろうし、
 余計な罪悪感なんかも、万に一つも湧かないし」

              フ ゥー ・・・

「……逆に返せない借りを背負うことになるのは、
 アリーナに『助命』された形になる宮永だ。
 未来はあるが、ラクな人生にはならないだろうな?
 軽すぎる制裁って事には、ならないんじゃないか」

宮永の罪は死ぬほどの事ではなくても、
決して罰を免れるべき存在ではない。

「とまあ……大人の人に、おれみたいな小娘が、
 説教臭く申し上げてみた。どうするかは任せるよ。
 どうなっても、おれは背負えない物語だから」

司法が罰せないなら、アリーナがやるのだろう。
そこは、そういうふうに、出来ているのだと諦める。

「一つだけ添えるなら……娘さんとお元気で、だ」

――――そこまで言い終えて、田岡の答えを待つ。

382ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/29(日) 21:26:43
>>376
「、、、他の3人がどう答えるかはわからないが、、、
 俺はあの場にたまたま居合わせただけの人間で、当事者でもないし、人の親でもない。
 あなたの気持ちが理解できるなんて言うつもりは全く無い」

「ただ、人が死なせるというのは、取り返しのつかないことで、、、
 あなたがそれをしてしまう前に、もう一度だけ考える機会があってもいいんじゃないか、とは思ったかな」

「俺が考えたのは、それだけだ。その上で、あなたがどうするかは、、、好きにするといい。
 田岡ジェニーが人殺しの子になっても良いと、あんたがそう思うとしても、、、俺は何も言わないよ」

383『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/30(月) 20:13:53
「……あなたも、お元気で。いつか、また試合を見れる時を楽しみにしていますよ」
>>377


「『助け合う』それは、素晴らしい言葉です。そして、あなた達は言葉を『行動』にした」

「あなたはあなたの言葉をエゴとおっしゃいましたが、私もまた『エゴ』にて彼の未来を『潰したい』と思っています」

「しかし、その形は一つではない。そして、あなたは相応のリスクを払って尚、彼の命を請うた」

「……あなたのような人達に助けられたのは、娘たちにとっても良かったのでしょう。ありがとうございました」
>>379


「……そうですね、彼女達に『貸し』を作ることは、途方も無いリスクを伴うことでしょう」

「しかし、『私』もまた、彼らを『使える』程度にはわがままを言える付き合いがあります。この件に於いて、強い貸し借りは存在しません」

「しかし、あなたには――あなた達には、借りがある」

「彼にも一つ、借りを背負わせることを、考えて見てもいいのかもしれませんね」
>>381


「私は既に、人でなしで、親ですよ。アリーナと関わった瞬間から、私の手は汚れている。拭うことは、もう出来ない」

「……しかし、娘を救った手で、あなた達は彼の命を助けた。その生命を、私の私情で奪い去る行為は……私が浴びる返り血を、娘の人生にも被せることになるのでしょうね」
>>382



君達の、それぞれの言葉に、電話の向こうの男はそれぞれに答え、通話を終えた。


それから、暫く。
夜、君達の通信機器に『留守電』があった。見知らぬ番号だ。
『カン』の騒いだ君達は、聴く。相手は、北落だった。


「『話し合い』が終わった。詳細を教えることは出来ないが、『処理されない』ことが決まった」

「さて、改めて、報酬の話をしたい――30万――『支払場所』は、『フェアリー・ミトン・レストラン』で構わないかね」

「待ち合わせている時間は、君達が待ち合わせている時間に合わせる。私は、報酬を渡すだけだ。そちらの話し合いは、一度、君達でしてくれ。結果を私に伝えるのは、誰でもいい。連絡先はこの番号でも、夢で教えた番号でも、構わない」

そして、君、ジョン・ロブだけは、違う言葉を聞いただろう。

「君は報酬を辞退したが、依頼主からの希望でな。是非に受け取って欲しいそうだ」

「私としては、無理強いはしないがね」

384夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/08/30(月) 21:00:41
>>383

       ガチャッ

「ハミガキしたしトイレいったし、ジュンビばんたん!!」

『自室』に戻ってきて、ベッドに入ろうとした時、
着信が入っている事に気付いた。
壁の一隅には『鳩時計』が掛かっている。
また、机の上には『電球』の形のキャンドルと、
キャンドルホルダーが置かれていた。
その他にも、『古びた鍵』やら、
『コインに似たマグネット』やらが飾ってある。
ベッドの上には、『シロウサギのぬいぐるみ』が乗っていた。

             スッ

  「――――おん??『さすず』かよ??」

これからねようってときに、タイミングわるいヤツだな!!
まぁ、いいや。
とりあえず、『オーケー』のヘンジだけしとこう。

         ピッ

「で、ナンカ『そーいうコト』らしいんだけど。
 『スケジュール』とかダイジョーブそう??」

全員に電話して、問題がなければ北落に連絡しておく。
場所は当然『フェミレス』だ。
モロモロきまったら、さっさとねる!!
きょうはイロイロあったから、スゲーつかれたきがするぞ。
『ユメのセカイ』にくるのは『3どめ』だった。
でも、スッキリおわったのは『ハジメテ』だ。
なんだかんだあったけど――まぁ、よかったよかった!!

          スヤァ…………

やがて、本当の意味で『夢の中』に落ちていった。
あとは、みんなで『フェミレス』いくだけかな??
『オーベロンノーブルデラックスパフェ』をオタノシミに!!

385小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/08/31(火) 19:35:07
>>383

「こちらこそ、私達の話に耳を傾けてくださった事を感謝します」

「また、何か助けを望む場合は電話して下さい。私に出来る事でしたら
出来る限り手を貸しますので」

田岡との通話を終え、その後暫くして学生寮で今回の事を日誌として
書き写していると、没頭してた為か通話に出る前の『留守電』があった事に
遅れて気づいた。

>>384

「えぇ、勿論ですアリス。パフェは楽しみにしてますよ」

『お二人とも(空井・ジョン)明日19時で、レストランで
再会を今よりお待ちしてます。
 特にジョンさん、夢の中で貴方は報酬を辞退したが
私は貴方に命を救われた。エフィーの節足とメーラと対峙した二回。
もし報酬を再度断ろうと思うのなら、私からの頼みと言う事で
どうか受け取ってくれませんか? そうしないと気が済みません。
私の我儘を聞き届けてくれないでしょうか』

アリスの通話に、穏やかに受け答え。空井さんとジョンさんには
Lineのほうで、そう文章で書き込んで置く。
 彼(ジョン)の御蔭で、私は特に損傷する事なく夢の世界にて
切り抜ける事が出来たのだ。いま出来る事は少ないが彼の為にして
上げる事は、こちらから頼み正当な報酬を受けて貰いたい。

「……良かった」

宮永が、安易に死なない事を聞いて ようやく安堵出来た。
 今は星にも泥にも至れないだろう。彼との接触の第一印象は正直
最悪の形としか綴れないものの、未来は誰にも知り得ない。
 また交錯する時が、これから先もありえるだろう。北落の申し出を受けたのだ。
その未来は、そう遠くないと感じられる。

 「……あぁ、今日の夜空は星が輝いてるな」

窓辺に椅子を回し、顔を仰げば夏の大三角が煌めいている。

「一抹君……」

 私の心は再び蘇ったのだと感じられる。

これから先、どんな荒波が訪れようと きっと溺れる事は無いと思える。
 今見る『夢』の果てより、更なる『未来(夢)へと泳いで行ける――。

386ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/08/31(火) 20:41:43
>>383
>>385

「、、、そうだな、助かったのなら、貰っておこうか」

人死にが出なかったのなら、それくらい貰ってもいいだろう。夢の中とは言え酷い目にあったし。
『打ち上げ』にももちろん参加させてもらおう。

387空井イエリ『ソラリス』:2021/08/31(火) 20:54:55
>>383
>>384

トカゲに餌をやっていてスマホを見ていなかった。
留守電が入っている事と、その意味を知る。

「うまくやってくれたようで、なによりだ。
 大人のひとはさすが、頼りになるぜ」

上下無地のパジャマに包んだ身を、
ベッドにゆっくりと横たえて。

「どこでも、何時でも、おれは空いてるよ。
 この時期の文系学生ってのはひまなんだ。
 おれだけかも、しれないけどさ。
 とはいえ、どんな多忙な大学生にだって、
 『これ』よりも大事な用なんてないだろうな」

       『連絡ありがとう。
        10分前には着いておく。
        楽しみにしておくよ』
   
アリスと小林に連絡を返し、
そのまま目覚ましもかけずに、静かに眠りについた。

388『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/31(火) 21:42:36
>>384
>>385
>>386
>>387


翌日、19時ジャスト。『フェアリー・ミトン・レストラン』
既に集まっていた君達四人から、僅か、遅れるようにして北落は姿を見せた。
白と黒のレディース・スーツは変わりなく。目に見える場所に駐車場があるなら、白黒塗装のマスタングを停めて来たことが解るだろう。

「申し訳ない。少し遅れた」

君達にそう謝罪した北落は、君達と同じテーブルに付く。
そして、手にしていたビジネスバッグから、茶封筒を4つ、取り出した。

「これが、今回の件の報酬だ――中身を改めてくれ」

君達が中身を改めたなら――確かに、三十万が入っていることが解るだろう。
そして、北落は、自らの財布から、五万円を取り出して、テーブルに置いた。

「ここの払いの分だ」

――君達が、北落に何かを問うことが無ければ、北落はこの場を去るだろう。

389小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/09/01(水) 15:33:49
>>388

店装は童話チックであり、家族連れやカップル、女友達のグループ連れなど
賑やかな感じに和気あいあいしている。

「美味しいですね。あ、皆さんも欲しい方はどうぞ」

アリスから奢って貰うオーベロンノーブルデラックスパフェと言うのを
小皿にアイスやクリーム類を移しつつ、他に注文したマスカットソース掛けのタルト
と共に食べつつ他三人にも小皿を寄せつつ一緒に食べるのを促す。
 流石に容量が多い。全部食べ切るとなると、これだけで胃がもたれそうだ。

「有難う御座います。あ、北落さん。少々聞きたい事が」

報酬に礼を述べ、最後に聞きたい事を尋ねる。
「……『メーラ』のような所業は、世界各地で知らず知らず起きてるのでしょうか?
根本から喰いとめる術は無い……と考えるべきなのですかね」

『レオニス』は生き延びた。今回の元凶である二体、メーラとエフィーを刺した
生々しい感触は、まだデザートにナイフを差し込んでる手の平に残っている。

それでも後悔はしない。『星』を守る為ならば幾らでも泥の中を泳ぐと決めた私に
後悔は無い。ただ、似たような事例があって止める術があるなら方法を聞きたかった。

「それと、いま現在、宮永さんは何をしてらっしゃるか聞いても?」

彼の現状も聞いておこう。処分はしない、とは言われたが処遇がどのようなものか
聞いてない。余りに酷いのなら、流石に物申すべきだろう。

390夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/01(水) 16:36:20
>>388

『夢の夢』を見ていた。
ややこしい表現だが、
『夢の中で過去の夢を垣間見た』という事だ。
その数は『三つ』。

   ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

『最初の夢』は、『ドクター・ブラインド』がいなくなる夢だった。
『ドクター』の代わりに、
『サブマシンガンのスタンド』を手に入れて、
銃口から『妖精』を召還したんだっけ。
なかなか出来ない体験で、結構楽しかった覚えがある。

   ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

『次の夢』は『中世ファンタジーの世界』で戦う夢だった。
『馬に乗った騎士』がいたり、
『トラックを乗り回すサイコ野郎』がいたり。
メチャクチャ苦戦させられた上に、
最後は『相打ち』になっちゃった。

   ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

『最後の夢』は『サキュバスメイドの店』だ。
色々とアレな場所だったけど、
みんなのお陰で悪くない結末になったと思う。
『あの世界』に行けなかった事だけが、
唯一の心残りだった――――――。

          パ ッ チ リ

『翌朝』――――グッスリ眠って、自然と目が覚めた。
何故か、顔の上に『ウサギのぬいぐるみ』が乗っかっている。
自分の寝相が悪かったせいかもしれないし、
何か伝えたい事があったのかもしれない。
とりあえず、そこから退いてもらおう。
またこんど、オハナシしようね。

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」

全身を伸ばしながら、『今日の予定』を思い出す。

「きょうは『フェミレス』で『うちあげ』やるんだっけ」

『フェアリー・ミトン・レストラン』。
ん??『フェアリー』…………??
『エアリー・フェアリー・ナンセンス』…………。
キオクのスミにひっかかってるような…………。
なんだっけ、ソレ??

      「ま、いっかぁ」

                  ピョンッ

ベッドから飛び降りて、自室を出て行く。
『必需品』である『サングラス』は寝る前に外していた。
『不思議の国』を巡り歩いた末に、
アリスは『現実の世界』に帰ってきた。
それと同じように、『光の世界』の冒険を終えた夢見ヶ崎は、
一日の最後には『闇の世界』に戻ってくる。
『自分が生まれた世界』は、『奇妙な安心感』を与えてくれた。
今は『見えない状態』だが、何ら問題はない。
家の中であれば、
『見えている時』と同じように行動できるのだ。

   バシャバシャ

             モクモク

                      ゴソゴソ

顔を洗って、朝ごはんを食べて、服を着替える。
それらの全てを見えないままこなしてから、
おもむろに『サングラス』を掛けた。
『リボン』のような形のフレームと、
大きなレンズが特徴の『バタフライ型』のサングラス。
最初は視界がぼやけているが、
徐々に『世界の輪郭』が鮮明になってくる。
ウサギを追いかけたアリスが、
『ラビット・ホール』から『不思議の国』に迷い込んだように、
『闇の世界』から『光の世界』に飛び込む瞬間だ。
初めて『光』を知った時の事を思い出す。
いつ見てもワクワクする瞬間だった。

「――――――よし!!」

『準備』を整え、自宅の玄関を出て街へ向かう。
待ち合わせの時間までまだまだあるが、
立ち止まってはいられない。
だって、私は『アリス』だから。

391夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/01(水) 16:59:32
>>390

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

「これが『オーベロンノーブルデラックスパフェ』と――――」

        ド ン ッ ! !

「――――『ティターニアロイヤルジャンボパフェ』だ!!」

                ド ン ッ ! !

「『アリスのオススメ』だから、みんなたべてほしいな〜〜〜」

『妖精の王と女王』の名を冠する巨大なパフェが、
テーブルの上に鎮座していた。
さっき注文しといたヤツだ。
『フェアチャイルド』と共に戦いを挑み、
見事に打ち倒した二つの巨星。
強敵だったが、今回は四人でシェアできる。
『前回』よりは簡単だろう。

「あ、サスズじゃん。ごくろうごくろう。
 ワザワザきてもらってサンキュー!!」

自分の分の封筒を取り上げ、中身を見ずにしまう。
経験上、『アリーナ』が仕事に対する報酬を渋る事はない。
その辺りは信用していた。

「『サスズのオゴリ』ィ〜〜〜??
 おいおい、ずいぶんキマエがいいじゃねーかよ。
 そこまでしてくれとはいってないけど。
 なんかコエーなァ〜〜〜」

「もしかして、コレで『ベツのシゴトさせよう』ってハラ??
 まっさかぁ〜〜〜」

そんな事はないだろうとは思うが、
考えの読めない相手である事は確かだ。

「そういえば――――まだ『カンパイ』してないよね??」

              ス ッ

「『シゴトおわったきねん』と『であったきねん』のカンパイ」

全員の顔を見渡しつつ、
手元の『アイスミルクティー』を持ち上げる。

>>389

「イイみせでしょ??
 まえは『フェアチャイルド』とイッショにきてさぁ。
 『ボウケンがたりない』ってハナシしてたんだよね〜〜〜。
 『フェアチャイルド』は、
 『まいにちがボウケン』だっていってたけど」

「ヤなコトもあったけど、ひさびさに『ボウケン』できたから、
 アリスはマンゾクかな!!
 『ユメのセカイにいくとスッキリおわらない』っていう、
 フキツな『ジンクス』もやぶれたし」

一度目は『星の女』。
二度目は『ガド子』。
三度目は『サキュバスメイド』。
それぞれ毛色の異なる『夢の世界』を経験してきたが、
ようやく『キレイに終わる事が出来た』という感じだ。
もはや『ユメのプロ』をなのってもいいな!!

392ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/09/01(水) 21:00:48
>>388
「それで、田岡さん達はどうしているんだ?」

報酬を受け取りながら、なんとなく気になって北落に尋ねる。

今後彼らが自分と関わり合いになることは恐らく無いのだろうが、、、
だからこそここで聞いておかなければ。

393空井イエリ『ソラリス』:2021/09/01(水) 21:25:17
>>388

(オーベロンにティターニア………………………
 ときたらシェイクスピアネタかと思ったんだが、
 妥当に、名前を借りてるってだけの話みたいだな)

童話から出てきたような服装のイエリは、
童話を切り抜いたような店の情景に溶け込んでいた。

「忙しいんだろうから、気にしちゃいないぜ。
 多分そっちの仕事はまだ続いてるんだろうし。
 ――なるほど、確かに30万だ」

             パラパラパラ

「いいことをして、お金ももらえる。
 こんなにいいことってないよな?」

重ねた『ソラリス』の指先で、金額を改めた。
そして――もう一つの、追加の『五万』も。

「おいおい、これはどういうことだろうな?
 どれだけ食べると思われてるんだ、おれたちは。
 ……おれは結構図々しいから、
 大人の人に奢られるのを借りとは思わないぜ」

北落の意図は分からない。
太っ腹なだけかもしれないが……本当にそうか?

「ま、ともかく……いいことをした記念に乾杯」

アイスコーヒーを軽く持ち上げ、アリスの乾杯に応える。

「それと……今回1番の強敵に、挑む前の、乾杯」

パフェ二つを果たして食い切れるだろうか?

394サキュバスメイドとドリームご奉仕:2021/09/02(木) 19:19:05
>>389


>「……『メーラ』のような所業は、世界各地で知らず知らず起きてるのでしょうか?
根本から喰いとめる術は無い……と考えるべきなのですかね」

「君達も『底』を見ただろう? 『最低限』あれだけは存在し、生存の為に他者の夢を貪っている――世界中でな。『今回のような案件』についての信頼できる記録も、100年以上前のものが存在している」

君、小林の問いに、北落は肯定を返した。

「『抜本的解決』に付いては我々としても調査中だが、不可能だろうな。『全ての元凶』が存在し、処理に成功した所で、それで全てが消えるというのは都合がいい話だろう」

そして、宮永については――

「学生生活に戻す前に、『倫理教育』を施している最中だ。怒りに任せて動物に使うような真似をされても困るからな」

>>390


「たかが食事の払い程度で仕事の先約になるなどとは、思っていないよ」

にこりともせずに、君、夢見ヶ崎に北落は答えた。

「無事に仕事をこなした相手への、最低限の礼儀だと思ってくれればいい」

>>392


「彼女達は消すべき記憶を消し、日常に帰った。長寝をしていたので、リハビリをしながらだがね」

君、ジョンの問いに、北落は答えた。

「その内の何人かからは、君達への伝言がある。それぞれの表現を一言にまとめると、『ありがとう』だ」
>>393


『借り』という言葉に、北落は君、空井を向く。

「今回、私は何もしなかった――貸し借りの話を言うのなら、先に貸しを作ったのは私だ」

そして、各々と会話を交わし、答えた北落は――最後、君達を見回した。
ごく僅かに、薄く笑みを浮かべ。

「当然、この五万円で返した積りもない。用事があれば、連絡をくれ」


そう言い残し――去っていった。

残された君達は――祝宴を始めるだろう。

395小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/09/03(金) 02:47:26
>>394(了解です。長期にわたってのミッションお疲れ様でした。
本当に有難うございました)


「成程……あながち、古今東西の怪奇譚の大まかは彼女達のような存在が
関わってるのでしょうね」

世の中には数多くの伝説に神話がある。その一つの『夢魔』が本当に
実在し私達の前に出た。
 人の夢の空間とは言え、バジリスクと邂逅した事もあるのだ。何時か
本当に別の場所で竜とも対面する機会は訪れるやも知れない。

>『倫理教育』を施している最中だ

「そうですか……では、その後も宜しくお願いします」

宮永の今後の処遇。教育の内容がアリーナの一存で決まるあたり、どのような
思想を彼が根付くかは本人しか知り得ない。
 だが、例えどうなっても私は迷わないと決めた。
この心には、輝く星の光が差し込んでいる。

「それと北落さん。今回の一件では演技とは言え失礼な発言があった事を
お詫びします。あと十分助けには私はなりましたよ
貴方を通して全体の目を作れましたし、銃も借りれた。
ジョンさんも助けて貰えましたからね」

水槽を彼女の耳元に仕込みをする際は、色々と無礼をした。
彼女は気にも留めてないかも知れないが、謝礼はきちんと行う。

「あと最後に、これだけ述べさせて頂きますね。
今後、そちらのアリーナが要請する仕事。汚れ仕事や、今回のような
夢を見なくなるだけでは済まなくなるような危険な仕事も我々に
舞い込んでくるだろうと思います。けど、何が来ようと構いません。
――私は思いだしたんだ。
 『ガド子』さんに招かれ、アリスさんと共に依頼され
誰より守りたかった彼と共に歩んだ旅路で学んだ事を。
 どれ程に道が過酷で転げ落ちようとも空に星は輝いていて
その星を目指し歩める事をね。
 ですので、覚えておいて頂きたい。
貴方がたアリーナが仕事を賜れば、謹んで お受けします。
ですが、その内容が私の目に映る大切な星々を穢すのであれば。
――私は悪魔や神であれ『無慈悲』になる事を お忘れなく」

  スゥー   キュルキュル……ッ

携えたコーヒーから浮かぶ水槽は、手のひらで回転する。
 その勢いは、他の物から見れば脅威では無い緩やかなものであるだろう。

だが胸に掲げた光のうねりは舟すら沈まんとする勢いを、この血流に回してる。


私は迷わない。
 

彼が教えてくれた指針の元に黄金の意思『ジョジョ』へと沿って泳いでいく。

396小林  丈『リヴィング・イン・モーメント』:2021/09/03(金) 03:09:47
>>395(追記)

「それじゃあ、皆さん。乾杯しましょうか」……ニコッ

「『アリス』さんには、改めての再会を祝して」

「空井さんにも夢からの無事の帰還を祝し
ジョンさんも、死の淵より互いに生還を祝して」

乾杯……。

 黒い水面は他の茶器とぶつかり波紋を立たせる。

いずれ機会があれば、この席に もう一つを用意しよう。
きっと彼もパフェは気に入る筈だ。ただ、コーヒーは好きじゃないと
言ってたから、少し甘めに砂糖とミルクを注いで。

 楽しい宴は、あっと言う間に過ぎて家路へと帰るがてらには
すっかり日は沈み空は暗くなる。
 例え雲に覆われていても構わない。空には星が輝いてるのだ。

397夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/03(金) 19:13:37
>>394

「うんうん!!『セカイはひろい』!!」

「わたしは『アリス』だから、
 もっともっと『いろんなセカイ』をボウケンしたいんだよね。
 こんどは『どんなセカイ』がまってるのか――――」

「たのしみだなぁ〜〜〜!!」

メーラ達に対する北落の見解。
それを聞いている内に、無意識に笑顔になっていた。
この世には、まだ見ぬ『不思議』が数多くある。
『現実世界』だけではなく、
『夢世界』を含めた『別の世界』にもだ。
そう思うと、自然と湧き上がる『ときめき』を抑えられなかった。
これから先、もっともっと沢山の『世界』を見てみたい。
将来は、『そういう職業』を目指すのもいいかもしれない。

「こんなトコでいうのもナンだけど、
 わたし『カメラマン』になってみたいかも。
 セカイをアチコチとびまわって、
 いろんなモノをみてまわってさぁ」

「ジブンがみたモノをとったら、
 みんなにもソレみてもらいたいなぁ。
 そういうふうにドンドンひろがっていくのって、
 スッゴイたのしそうじゃない??」

実際どうなるかなんて事は誰にも分からない。
でも、『夢』くらいは見てもバチは当たらないだろう。
もしかすると『先生』になったりするかもしれないけど。
いや、さすがにソレはないか!!
『きそアリスがく』でもおしえようか??
『ウサギ』をみたらおいかけよう!!
『コウキシン』は『ジンセイのエナジードリンク』です!!

「ま、『そういうコト』ならソレでいいけど。
 どうもアリガトーございます。
 わたしは『ヒトのオゴリ』だとスゲーくうぞ」

ちょっと勘繰ってみたが、
これを『貸し』にされる事はなさそうだ。

「ついでにさぁ、『アイツ』にいっといてくれない??
 ウチらのおかげで『いのちびろい』したコトを、
 イッショウわすれるなよって。
 それから――――――」

「今度ふざけた真似したら『あの続き』が待ってる」

「――――――ってさ」

必要ないかもしれないが、言いたい事は伝えた。
手を振って、去っていく北落を見送る。
あとは、ひたすら『盛り上がる』だけだ。
そのスジから『パーティーのキリコミたいちょう』とよばれる、
このわたしのでばんらしいな!!
レキシのカゲでひそかにうけつがれてきた、
モンガイフシュツの『にぎやかしのテクニック』を、
とくとゴヒロウしてやろう!!

>>393
>>395-396

        「 カ ン パ イ ! ! 」

             キ ィ ン ッ

乾杯の音頭を取りながら、全員とグラスを触れ合わせる。
そして、これから挑むべき『新たな強敵』と向き合った。
テーブルという名の戦場に並び立つ、
『妖精の王』と『妖精の女王』。
まさか、ふたたびであうコトになろうとは…………!!
じつは、ぜんかいたおしたのは、
『キング』と『クイーン』の『カゲむしゃ』だったのか??
『フェアチャイルド』よ……みまもっていてくれ……。
わたしたちは、こんどこそかならずヤツらをたおす!!

「チョットまえにココきたときはさぁ、
 『フェアチャイルド』と『ふたり』でゼンブたべたよ。
 いま『4ニン』いるんだし、ダイジョーブダイジョーブ」

「だって、『バケモノ』にかったウチらだぜ??
 これぐらいラクショーでしょ」

               ス ッ

        「――――『いざ』!!」

おもむろにスプーンを手にして、
『妖精の国を統べる者達』に『宣戦布告』を行うのだった。
この『光が溢れる世界』で、『アリスの冒険』は続いていく。
今日も、明日も、明後日も――――――。

398ジョン・ロブ『グラム・スラム』:2021/09/03(金) 19:27:39
>>394
「、、、、、」

北落の言葉にジョンは答えない。
だがその顔には照れくさそうな笑みが浮かんでいた。


無言のまま、手に持ったコップを掲げ、仲間たちと杯を合わせる。

399空井イエリ『ソラリス』:2021/09/03(金) 19:44:05
>>394-398

「なんだろうな。『アリーナ』という組織は、
 ぜんぜん、信用すべきではないのだろうけど」

両目を開け、所感を述べる。

「――――おまえさんは。わるくない人なのかもな」

「そう思わせる駆け引きだとしても、
 おれは、その術中にハマる事にしておこう。
 借りを返してくれるのは……別にいつでもいい」

それ以上は何も言わない。
テーブルの上の、二つの『強敵』に視線を向ける。

「本当に綺麗なおしまいにするためには、
 エンドロールの祝宴も、綺麗に幕を引かないとな?
 さ、それじゃあ…………始めようじゃないか」

終わらせるのではなく、これからが始まりだ。
あるいは、『夢魔』という存在との関係も――そうなのだろう。

400『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/09/03(金) 20:26:46


小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』
夢見ヶ崎 明日美『ドクター・ブラインド』
ジョン・ロブ『グラム・スラム』
空井イエリ『ソラリス』

――『30万』&『北落への連絡手段』get

良き夢と、これからの秋を!




メーラ『アイム・ユア・サーヴァント』
エフィー『ブラック・イン・ビースト』

――『夢死』get!

眠りに巣食うものの魂は、何処へ。



宮永空飛『カウンティング・スターズ』

――『機会』get!

現在、教育中。


レオニス『キッチン』

――『娯楽』get!

今夜もまた、誰かの夢にて口福は満たされる


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