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【ミ】泥の中には光なく

278空井イエリ『ソラリス』:2021/08/13(金) 20:39:46
>>269-277

「小林君ッ……………いや、まあ、仕方ないか。
 彼自身が満足してるなら……別にいいんだろう。
 ただ……なんというか。超、しょーもない話だな」

小林を突き放すような態度は取り続ける。
この位置から支援が出来ないのは変わらないし、
彼が不意の一撃を警戒していなかったとは――
つまり、『準備』をしていなかったとは思えない。
それでも首を絞められるのは想定外だったのだろう。

「あいつ……こっちを撃たずに壁を撃つってことは、
 跳弾させるとか、壁の中に攻撃を潜ませるとか、
 二段構えの何かがあるってことなんだろうな。
 まあともかく、目上の方々が揃ってるんだ。
 奉仕だけしてもらうなんて、悪いから。
 アリスだけじゃなく、おれとも踊ってもらおう」

ナイフの動きは読めないが――――
今それを気にして動かないのは本末転倒が過ぎる。
最悪はメイド3人を放置し、動きを止められ、
そこに宮永とメーラの攻撃を受ける展開だろう。

      「号砲は無しだ。
       行こう『ソラリス』」

「さて、二兎を追う者は一兎をも得ず。
 四兎も招き入れて、本当に良かったのかな。
 捕食者気取りの王様、長様、皆々様…………」

アリスの放つ破片に合わせてメイド達へ接近、掃討を開始する。
仮に速度差を超えて破片攻撃を防いでも、それにまず一手いる。
そうだ。たった今小林は、触手に反応出来ず首紐を掛けられた。
あの触手は人の目にも止まる、人域のスピードなのに、だ。
そのくらいの速さでも……不意や隙を突けば、そうなるなら。
それならば、それを遥かに超える神速の乱打は人間の――否。
 
「さっそく一匹捕らえて御満悦って事なら」

――怪物の認識をすら、遥かに超えていくだろう。
元より神速は『一般人の群れ』に容易く対応可能。
いわんや、3人程度はものの数にすら入らない。
(wiki参考: ttps://is.gd/3assZ3)

「すぐにでも、首を刈られる事になるだろうけどな」

マントの中に両手を入れたままでさえ、問題ない。
蹴りのラッシュを放ち、メイド3名を吹き飛ばす。

――もちろん吹き飛ばす先にいるのは、メイド長『メーラ』だ。


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