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【ミ】泥の中には光なく
371
:
『サキュバスメイドとドリームご奉仕』
:2021/08/27(金) 23:03:02
>>366
>>367
>>369
>>370
「君達の『絵図』は解った」
一通りの言葉を聞き終えた北落は、僅か、思案を伴っているであろう沈黙を為す。
それが破られた時、北落は君達に向けて頷いて見せた。
「ホテルに対する『返済』――そして、なるほど我々、『アルカラ』には貸しがある。それは飲まねばならないだろう」
了承――しかし、了解とは口にしない。
「だが、その為には、君達に『もう一仕事』が必要だ。『君達の意思』こそを依頼人は『決め手』とするだろうからな」
そして、改めて四人を見る。
「宮永の延命に必要な『最後の一仕事』。それは、『依頼者』に対する『君達の声』だ」
問いかけるような眼で。
「我々の目覚めが同一に起きるとして――『2時間以内』に君達に連絡をしたい。その際、こちらから連絡を入れたいので、『君達の電話番号を教えて欲しい』――この番号は君達と私だけの話、という訳には行かないがね」
あるいは、試すような眼で。
「つまり、君達と我々の組織に『縁』が生まれるということだ。あるいは、今後のな――そのリスクがある『一仕事』をやってくれるなら、宮永の命は八割方保証できる」
そういうと、北落は『ミックス・ヒドラサンド』を一つ手に取って、口に運ぶ。
うなぎのタレを染み込ませた『焼きおにぎり』の香ばしさと歯ごたえ。挟まったうなぎと卵の濃厚な味わい。
君、夢見ヶ崎がより鮮烈に感じ取った味を、北落も感じている筈だ。
「これを食べ終わる頃には、君達も結論は出ているだろう」
北落はそういうと、もぐもぐと『ミックス・ヒドラサンド』をかじっている。
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