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【ミ】泥の中には光なく

1風歌PL:2021/07/05(月) 20:10:44
――わかっていても、ぬけだせない


このスレは、『風歌PL』がミッションを行う為のスレです

238『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:21:23
>>232
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>>237
夢見ヶ崎の問いに、北落は答える。

「『夢の主』、というのは、『巣穴』――魂の所有者の事を言う。君達や、私の事ではない。こちらは『人間』だ

『巣穴の主』というのは、『巣穴』を作った存在だ――無論、夢魔(サキュバス)だ」

そして、『狩り』の提案については――

「それは、『出方』次第だな。私の目的はたった一人の救出に過ぎない――」

返答をぼかす。しかし、銃の性能に付いては、隠す様子もなく答えた。

「『普通の銃』だ。細かい性能を語るつもりはないが――『拳銃弾と聞いて想像できる威力(パス:BB)』はあると考えてくれ。夢魔共にも当たれば……『通じるだろう』」

この言葉の真偽を判断するのは君次第であり、君にはそれ以上に『判断』しなければいけないことがある。

君は――『飲料』の香りを嗅ぐ。
以下、香りと『気配』となる。

ホットミルク――「変哲のない蜜入りホットミルクの香り」
ブラック・コーヒー――「落ち着く――いや、『落ち着かせてくる香り』。プラシーボでは断じて無い、直接的な鎮静力を、君の鋭敏な感覚は察するだろう――この香りを深々と吸うのなら、君にも影響は出る筈だ」
アイスティー――「爽やかな紅茶の香り、変哲はない」
レモンティー――「レモンの香りが交じる香り。おいしそう」
馬力水――「甘く、芳しい『官能』の香り。『フェロモン』を液状化したような魔臭。明らかに『異常』であるが、同時に『パワー』の予感を君は感じるだろう――深く吸い込むなら、君にも影響は出るだろう。スーパー馬力水は、より『強い』」
そして――『馬力水、及びスーパー馬力水』。『同じ』香りを、『君だけ』は『レオニス』からも感じた筈だ。

ブラックコーヒーを飲んだ君、小林には、『異常』が訪れる。
君に渦巻いていた『眠気』や『精神的不調』が『鎮静』していく。頭痛も、すぅと引いていく。
『気分が落ち着く』という領域の話ではない――『魂』が鎮静している様な感覚。
しかし、不思議な事に『情動』の喪失はない。君は、君である感情を一欠片も喪失せずに、『君』に戻った。
この状態が『平常』なのか、『異常』なのかは君次第――しかし、君に『突発的不調』が起きる事は、無いだろう。少なくとも、この夢では。

「どうだい! ボクのチルブレンドは! 最初の内は現実で一生インポになる副作用があったんだけど、改良に改良を重ねてハートはクールに、けれどもホットとビートは失わなくなったんだ! 『感じる心』はそのままに『判断力』はクールに!」

レオニスは、誇らしげに小林に笑いかけ――嬉しそうに抱きしめた。
コックコート越しに、胸の柔み――阻む下着は感じない――その中で、レオニスは君にだけ聞こえるような――つまり、『移植』を受けた『ジョン』にも聞こえる声で、囁く。

「キミは素直に飲んでくれたからお礼だよ――『此処』の全員は、もうエフィーの『射程内』だ。闘る気なら、今すぐ『薄めるか消す』、『ぶっ壊す』ことを進めるね――零すくらいは、気にしないよ」

そして、小林への抱擁を解いた。
この言葉の意味をどう解釈するかは、君達二人の権利だ。

239『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:24:14
>>232
>>234
>>236
>>237
「さて、どうだろうな――『ある』所には『ある』ものだ。何でもな」

空井の問いかけをはぐらかしながら、『死』に付いては北落は『説明』をした。

「別に、二度と見られなくなるわけでない――『手間賃』はもらうがね」

そして、狩りの提案に付いては――明瞭には応えない。

「私の態度は、向こうの出方で決めさせてもらうよ」


ジョンの問いかけに付いては、北落はこう応えた。

「『夢魔』は『殺せば死ぬ』――そう簡単に死ぬほど脆いバケモノでもないがね。しかし、夢の主を殺しても、夢見る力を失うだけで、現実で死ぬ訳ではない」

「その認識に間違いはない。『夢魔』は『精神の吸血鬼』だ。どの様な精神を貪るかは好みだろうが、『人食い』を行う事に差異はない」


レオニスもまた、ジョン、君の言葉に応えた。

「ボクは『捕まえてる方』だけど、立場としては『中立』かなっ」

機嫌良さそうに、彼女は笑顔だ。

「ボクは、『料理』での口福による『充足』を生み出すのが好きな食べ方だからね、『巣』を作るのもやるけど、今みたいに『間借り』して料理を出すだけでもそれなりに『充足』は食べれるからねっ……だから、敵でも味方でもないんだよ。どっちみち、もうすぐ無くなる場所だしね!」

この言葉の真偽を判断するのは、君達次第。
しかし、ジョン、君は、一つの『真実』を聞く。

「ぎゃぁぁぁぁぁ……」

か細い男の、『断末魔』――そして

「えへっ、えへへっ、店じまいっぽいからぁ、徹底的にぃ……あとはぁ、5人……えへへっ。食べたいなぁ……」

隠しようもない粘的な悪性が滲んだ、女の嗤い声。
――そして、『全員』が眼にする真実も、また、現れた。

右のカーテンを潜って表れた――1人の少年。
前髪で目元を隠しており、どことなく陰気そうな印象を与える子供だ。
しかし、格好はエキセントリックである。ファンタジーアニメに出るような『王冠』を被った他には、パンツ一丁。肌には微か、汗がある。
ビキニパンツを一丁履いただけの、ほぼ全裸の子供――彼は、陽気に歯を見せて君達に笑った。

「始めまして、お客様! 僕がこの夢の『王』。宮永空飛(みやなが くうと)――メイドみんなの『ご主人さま』だ!」

その傍らには、『下着姿』の少女――瞳は虚ろ。
『痕』示された白い肌に、金髪碧眼――背丈は少年よりも少し高く、メイド達の中では際立って美しい容貌。同時に、際立って『損なわれた』感情。
君、夢見ヶ崎は――そこからでも、二人から『情事』の残滓を香るだろう。

「そして、彼女が僕の妻――田岡ジェニーだ!」
「……ジェニー、です。ご主人さまの、妻、です」

何もかもを諦めてしまったような、機械の様な所作で、ジェニーは君達に頭を下げた。

「さて、僕に用事があるそうだが――聞こうじゃないか!」

北落は、まず、左に佇む3人に目をやった。
その間に『君達』は、北落に先んじて発言、行動を行う事が出来るだろう。

行動は、自由だ。

240『サキュバスメイドとドリームご奉仕』:2021/08/09(月) 15:26:31

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■■□□□□□□□□□□□□□□□□□□田宮□■■
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■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□◆◆□□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□□□□□□翠□□□□□□□□□□■■
■■□□□□紫□□□□□□□□□□□□□□□□■■
■■□□□□小◆◆ジ□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□空◆◆夢□□□□□□□◆◆□□□□■■
■■□□□□□北□□□□□□□□□□□□□□□■■
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■■■■■■■■■■■開放入口■■■■■■■■■■




□=床(木製)1m面積
■=壁 1m面積
◆=黒く塗られたテーブル。各々の左右端には椅子があると思いねぇ(左下のテーブルにはドリンクが並べられているよ)
天井の高さ=10M程
開放入口=開けっ放しの入り口

メ=メイド達――全員が同じ笑顔を浮かべている。
翠=翠のメイド・エフィー(天井に逆さに張り付いている)
紫=紫髪のコック・レオニス
宮=宮永空飛
田=田岡ジェニー


夢=夢見ヶ崎明日美
小=小林 丈 
ジ=ジョン・ロブ
空=空井イエリ

北=北落砂錫(立ちっぱなし)


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