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@@@プリキュアオールスターズ小説を綴るスレ・5@@@

1ふたりは名無しさん:2012/12/25(火) 00:17:58 ID:OLZBNnBw0
プリキュアの小説を思い思いに綴るスレ。
短編から長編、それと詩などなど…。

前スレ:
1.http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1261/1096189364/
2.http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1261/1131718823/
3.http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1261/1167805808/
4.http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/1261/1222147723/

145ふたりは名無しさん:2013/12/22(日) 05:20:44 ID:NG8/s3fY0
『ドキドキ!プリキュアVSスマイルプリキュア! −Fortune Cookie in Love− Part2』

ジョーカー「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まりなさい!白紙の未来を黒く塗りつぶすのです!」
亜久里「あの声は…キングジコチュー!?」
みゆき「いや、私たちが倒したジョーカーよ!」
真琴・六花・ありす・マナ「ジョーカー!?」
ジョーカー「あなたたちが新しいプリキュアですね?初対面ですよ。」
やよい・あかね・れいか・なお・みゆき「あなたは私たちが絶対に許さない!」
亜久里「行くよ!」
真琴・六花・ありす・マナ「うん!」
ジョーカー「今度は何をしても無駄ですよ!はあああっ!!!」
やよい・あかね・れいか・なお・みゆき「プリキュア・スマイルチャージ!」
真琴・六花・ありす・マナ「プリキュア・ラブリンク!」
亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」
ジョーカー「何っ!?」
ピース・サニー・ビューティ・マーチ・ハッピー「5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」
ソード・ダイヤモンド・ロゼッタ・ハート・エース「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」
ハート「愛を失くした悲しいピエロさん、この10人のプリキュアが…」
ピース・サニー・ビューティ・マーチ・ソード・ダイヤモンド・ハッピー・ロゼッタ・ハート・エース「あなたのドキドキ取り戻してみせる!」
ジョーカー「そ、そんなに私に逆らいたいのですか…では、これをみるがいい!!」
ピース・サニー・ビューティ・マーチ・ソード・ダイヤモンド・ハッピー・ロゼッタ・ハート・エース「!?」
ジコチュー「ジコチュー!!!」
ハッピー「ジョーカー!豊島に何をしたの!?」
ジョーカー「あの男のプシュケーですか?もう黒く染まりましたよ。」
ハート「そんな…」
キャンディ「諦めちゃダメクルー!」
ハート「えっ!?」
シャルル「倒れたら何度でも立ち上がるシャル!それがプリキュアシャル!!」
ハッピー「そうよ…私たちは…」
ピース・サニー・ビューティ・マーチ・ソード・ダイヤモンド・ハッピー・ロゼッタ・ハート・エース「プリキュアなんだからー!!!」
ジョーカー「うるさいハエ共ですね…やりなさい!ジコチュー!」
ジコチュー「ジコチュー!!!」

147ふたりは名無しさん:2013/12/22(日) 05:22:58 ID:NG8/s3fY0
『MOST DAME PRECURE(モースト・ダメ・プリキュア)』

亜久里「決まりました!」
ジョーカー「えっ!?私ですか?」
みゆき「今回は豊島のプシュケーを黒く染まって、学校を壊した…」
ジョーカー「ウソでしょ!?」
マナ「だからその分の恨みを晴らすからね!」
ジョーカー「ま、ま、ま、待って下さい!!これは誤解ですよ。何等かの…」
真琴「はい。今回のMDP決定ね。」
ありす「行きましょう!」
六花「準備はいい?」
あかね「覚悟しいや!」
れいか「そこを動かないでくださいね。」
なお「動いたら怪我するから!」
やよい「みんな、指差そう!」
ジョーカー「待ってください!誤解ですって!これは…!」
それでは、『ドキドキ!プリキュアVSスマイルプリキュア!』(>>144-146)、最もダメだったと思うプリキュアを一斉に指差してください!
やよい・あかね・れいか・なお・真琴・六花・みゆき・ありす・マナ・亜久里「せーのっ!」
アイちゃん「アイ〜❤」
全員がジョーカーを指差した。
ジョーカー「うあああっ!!!」
ということで、『ドキドキ!プリキュアVSスマイルプリキュア!』のMDPはジョーカーでした!
では、ジョーカー、最後に反省の一言をお願いします!
ジョーカー「プリキュア…次こそは復讐しますよ!!!」
では、プリキュア小説、また来年でーす!

148ふたりは名無しさん:2013/12/22(日) 09:31:49 ID:NG8/s3fY0
『ファイナルシーズン・今明かされるダークレジーナの正体』

ダークレジーナ「これで最後よ!くらいなさい!」
住民たち「ぐあああっ!!!」
ダークレジーナ「フフフ…いよいよこの街ともお別れね…消えてもらうよ!きゃあああっ!あ、あなたは一体何なのよ?」
ブラック「なんだかんだと聞かれたら…」
ホワイト「答えてあげるが世の情け。」
ブラック「世界の破壊を防ぐ為…」
ホワイト「世界の平和を守る為…」
ブラック「愛と真実と悪を貫く…」
ホワイト「ラブリーチャーミーな敵役!」
ブラック「キュアブラック!」
ホワイト「キュアホワイト!」
エース「ちょっと、そんなセリフじゃないでしょ!プリキュアのセリフってのは!ということで仕切り直し!」
ブラック「知るかッ!」
ホワイト「今はレジーナを倒すのが先!」
エース「はいはい…分かりました。ときめきなさい!エースショット!ばっきゅ〜ん!!!」
ダークレジーナ「きゃあっ!!!」
エース「財団Xだか何だか知らないけど、このキュアエースが、ウインク1つで、あなたのハートを射抜いてさしあげますわ!」
ダークレジーナ「フッ…ならば、力ずくで止めてやるわ!」
ホワイト・ブラック「えっ!?」
ダークレジーナ「カオス・オーロラ・ウェイブ!!!」
ネオダークプリキュア「闇の使者!ネオダークプリキュア!」
エース「あれが、レジーナの偽者の正体…」
ホワイト・ブラック「偽者!?」
エース「日が暮れる前に倒して!」
ブラック「ブラックサンダー!!!」
ホワイト「ホワイトサンダー!!!」
ネオダークプリキュア「何度やっても無駄よ。」
ホワイト「プリキュアの美しき魂が!!!」
ブラック「邪悪な心を打ち砕く!!!」
ホワイト・ブラック「プリキュア・マーブル・スクリュー!!!MAX!!!」
ネオダークプリキュア「プリキュアの醜き魂が、善良な心を打ち砕く!
           プリキュア・マーブル・スクリュー!!!“Я”−リバース−!!!」
エース「これは…マーブルスクリュー同士の相殺!?」
果たして、勝つのは光か?闇か?『プリキュアオールスターズファイナルシーズン』、ついに、完全決着!

150ふたりは名無しさん:2013/12/22(日) 09:33:11 ID:NG8/s3fY0
『MOST MOST DAME PRECURE(モースト・モースト・ダメ・プリキュア)』

エース「今年最後のプリキュア小説、終わりました!」
プリンセス「あとは私たちに任せれば…」
ラブリー「笑顔は注入できますよ!」
エース「それに、今回で最終回なのね…プリキュア小説…今までありがとうございました!」
エコー「さて、みなさん、よろしいでしょうか?」
ラブリー・プリンセス「はい!」
エコー「いよいよ決まります!『プリキュアオールスターズファイナルシーズン』(>>148-149)、最もダメだったと思うプリキュアを一斉に指差して下さい!」
ラブリー・プリンセス「せーのっ!ドンッ!!」
キュアラブリーとキュアプリンセスがキュアエースを指差す。
エース「えへへへ…」
ラブリー「じゃあ、その理由と言うのを聞いてみようよ!」
プリンセス「だって…私たちがブラックとホワイトに成り済ましたってことはわかってるよね?」
エース「うん…やられたら、なぎささんとほのかさんではなかったので…」
ラブリー「それに、今回は私たちが主役だったんだから…」
プリンセス「キュアエースの出番は少なかったんですよ…」
エース「だから、私を落とす訳ね…」
ラブリー・プリンセス「じゃあ、最後に何か一言!」
エース「年内最後のプリキュア小説ということで、ここは体を張って落ちます!!!」
エコー「それでは、キュアエース、落ちていただきます!」
エース「ウソでしょ…?きゃあああっ!!!」
ももち「ファイナルシーズン、MMDPはキュアエースに決定しましたー❤
    今回はプリキュアシリーズが来年で放送10周年を記念しまして、祝福の紙吹雪にヴァージョンアップしましたー❤
    では、キュアエース、最後に反省の一言をおねがいしまーす❤」
エース「メリークリスマス!そして良いお年を!」
ラブリー・プリンセス「そして、亜久里ちゃん、お誕生日おめでとう!」

151ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 06:54:13 ID:VDXHwtM.0
   「薫と満・夜はやさしく1」

「メリークリスマス!」「かんぱーい」
かちゃかちゃとグラスのぶつかる音がして、明るい声と共に暖かい空気があたりを包む。
ここは咲の部屋で、ささやかなクリスマスのパーティーが始まったところだ。
正確にはクラスみんなとのちゃんとしたパーティーはこの後で、今は咲と舞、満と薫と四人で一足早く
パーティーの予行練習(?)だ。と言うか本当は咲の店のセールを手伝った後、みんなが来るまで
一服しているだけなのだが。それでも、どうしてもグラスを持つと「メリークリスマス!」になってしまう。
ちなみに一緒に手伝っていたみのりは自分のクラスメイトの会に出かけた。(早めに帰ってくると言っていたが・・・)
四人が一杯目のジュースを空けない内に咲の母、沙織が部屋にやってきた。
「お邪魔するわよ」「なに?」
沙織はにこやかに笑うと「みんなお疲れ様。プレゼントがあるの」そう言った。「舞ちゃん達にだけね」
咲はえっ!と思ったが、
「うそ。咲のもちゃんとあるから」沙織は苦笑してそう言った。咲はほっとした。
「はい。みんなお揃いなのよ」

それは沙織の手作りのエプロンで舞の物には白い鳥の刺繍、満には赤い猫、薫には青い猫の刺繍がそれぞれ
描かれていた。「わあー」舞が声を上げる。
「舞ちゃんも薫さんも部活の時に必要かなと思って」「ありがとうございます」「でも汚すの悪いみたい・・・」
舞と薫が口々に言う。
「いいから。たくさん絵を描いてね」沙織は笑う。「ね、ねえ。お母さん・・・」咲は微妙な顔を沙織に向ける。
「何?」「どうしてあたしの刺繍は・・・た、たぬきなの・・・?」あら、と沙織は意外そうな顔をして言った。
「可愛いでしょ?」「ま、まあ」「咲に良く似合うと思うわよ?」「そう。わーい、やったー。ハ・ハ・ハ・・・」
(咲・・・)感情の篭らない目で笑う咲の心中を察して舞はちょっと泣きそうになった。

「あの、私にまでありがとうございます・・・」
満もお礼を言った時、沙織は一層やさしい顔をして言った。「本当はね、満ちゃんにエプロンを作ってあげたい
ってね、ずっと思ってたのよ」「え?」
満は驚いたが「満ちゃん」と呼ばれてくすぐったい喜びを感じていた。
「いつもお手伝い良くしてくれて嬉しいのよ、わたし」「そんな、私こそいつも工房お借りして」
「良いのよ、今度そのエプロンしてまたお店手伝って欲しいなー」「はい!もちろん」
照れ臭そうな満が可愛くて沙織はまた微笑む。

「じゃあ、お邪魔したわね」「あの!」出て行く沙織を満は呼び止める。「ん?」
「あ、ありがとうございます。・・・沙織さん」「やだ。おばさんで良いのよ?満ちゃん」
そうだよと咲も言った。
「いえ、そんなの失礼だから・・・」小さい声で満は言う。何も言わず沙織は優しく満の頭をさらさらと撫でた。

「咲のお母さんて素敵ね」「そうかな?」沙織が出て行った後、舞はそう言った。
(おかあさん・・・)私もそう言いたかったな。どうしてか満はそう思った。薫はそんな満を静かに見つめる。
そして愛しそうにエプロンを胸に抱く満に「嬉しいね満。こんな風にまでして貰えて」
そう言って薫は微笑んだ。「うん!」目を輝かせて満も薫に笑い返す。
そんなやりとりを見ていた舞は何故か胸がいっぱいになった。咲もそう思った様で、
「なんか良いね!今の薫。お姉さんみたいだよ!」「え?」
「そんな風に見えたの。薫がお姉さんで満が妹で」なんとなく分る・・・。舞もそう思った。
「ねえ満と薫って二人っきりの時はどんななの?」咲はそう聞いた。

152ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 06:54:49 ID:VDXHwtM.0
    「薫と満・夜はやさしく2」

「私達?」「別に・・・」薫と満は顔を見合わせる。
「ふたりっきりの時はどんな会話してるかなーって」咲は興味がある様だ。舞も聞きたそうな顔をしている。
「それは・・・」満が言いよどんでると薫が「別に何もしないわ」そう言う。
「何も?」「そう」「話しないって事?」「うん」咲舞の質問に薫は簡潔に答える。
「黙ったまま?」「そうしてる事が多いわね」
えーっと言いかけて咲は満にも聞く。「そうなの?満」「・・・まあ、そうね」薫は表情を変えないが満はバツが
悪そうだ。

「私達、話なんかする必要ないもの」薫はそう言い切る。「どうして?」今度が舞が聞く。
「だって話さなくても私達はお互いが考えてる事が分かるもの」
迷いのない薫に咲と舞は言葉をなくす。咲と舞には自分達をそこまで言い切る自信はない、薫は続ける。
「私は満の事はなんでも分るし、満は私の事を全部わかってくれてる。そうでしょ?」薫は満を見た。
薫だけでなく咲と舞の視線も満に集まる。話を振られた満は困った顔をする。

「どうしたの?満」「え、うん・・・」「私の言う事、間違ってる?」「間違いじゃないけど」「じゃあ何?」
何か不穏な空気が漂い始めた気がして咲と舞は顔を見合わせる。
「確かに前はそう思ってたけど最近は違うかな」「え?」満の言葉に薫は怪訝そうな顔をする。
「私はもっと薫と話したいな、舞と部活でどうしてるかとか。私の話も聞いて欲しいし・・・」
「・・・それならそうと言ってくれたら良いのに」薫は眉をひそめる。
「だって私、話下手だし、薫だってそうでしょ?」
「まあね・・・」
意見の食い違いに薫は不服そうであるが二人の考えが違ってくるのは当たり前だし、良い事だと舞は思った。
それぞれの個性が現れて来た証拠なんだし、最近は色々な表情を見せてくれる二人が嬉しい。
「舞はどうなの?」「え?」いきなり薫は今度は舞に尋ねた。「舞と咲は二人っきりの時どうなの?」
「わたし達・・・」「えーと」今度は舞と咲がお互いを見る。
「あたしと舞はあんま変わんないよ。こうしている時と・・・ね?」舞も同意してくれると思い咲は舞を見た。
「うーーん」「舞?」舞の意見はまた違う様だ。
「わたしは咲と会うといつもまだ、ドキドキするかな・・・」「え、ほんと?」
「うん。やっぱり会えると嬉しいし咲が笑ってくれるとほっとするから・・・」「・・・そ、そう?えへへ」
二人は少し頬を染めて笑いあう。

薫は何か言いた気に、満は羨ましそうにそんな二人を見ていた。
「ふーん。そんなものかしらね」少し白けた様な顔をしながら薫は腕を組んだ。そんな彼女に舞は言う、
「薫さん、何も言わなくても分るって素敵だけど お互いの気持ちを確かめたりするのも大事だし、
共感するって嬉しいと思うよ?ああ、咲がわたしと同じ事を感じてるって思うと幸せだもの」
「うん。そうよね」そう言ったのは満だった。薫はそんな満を見る。
「・・・・・・」薫は何やら考え込んでいたが、こう聞いてきた。
「でも咲と舞は夜は離れ離れでしょ?寂しくない?」
咲と舞は返答に少し困った。お互い別の家と、それぞれの家族がいるんだし一緒に暮らせなくて当たり前なのだが
薫には(満も)今ひとつ常識に欠けるところがまだある。
「まあ、明日になればすぐ会えるし・・・」「そうね」こんな時は当たり障りのない意見を言うしかない。
「でも夜に一緒に寝れないなんて私は嫌ね」「?」
薫はちょっと驚く様な事を言った。

「え、薫と満は一緒に寝るの?」「そうよ」「一緒のベッドでって事?」「うん」
へぇーと咲はにやけて、まあ・・・と舞は少し赤くなる。薫は気にしないが満は恥しそうだ。落ち着かない顔をする。
「何かおかしい?」薫は何故か、つんと澄ました顔で言う。なんとなく自慢気だ。
「おかしいって言うか・・・」「変じゃないけど・・・」咲達がなんて言おうと困ってると、
「満ってとっても暖かいのよ」「!?」
またも薫が驚くべき事をさらっと言った。
「ちょっとそれどう言う意味よ!?」今度は満が薫に詰め寄った。咲達も興味深々な顔をする。

153ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 06:55:25 ID:VDXHwtM.0
    「薫と満・夜はやさしく3」

「ああ、満は気付くはずないけど、眠るとあなたは抱きつき癖があるのよ」「ほ、ほんと?」
満の動揺は激しくなるばかりだが、薫はにこやかに答える。
「うん。夏は参ったけど、冬はあったかくて良いわね。頭を撫でてあげると気持ち良さそうで猫みたいに
可愛いし」
「薫のばかっ!」満はすっかり逆上してしまった。
「ばかって何よ」「そ、そんなの私・・・」「本当の事だもの」「そ、そもそも一緒に寝て欲しいって言いだしたの
薫じゃない!」「だって寂しいもの」
相変わらず薫は悪びれもしないが、取り乱す満が可愛いくて咲は口を挟む。(火に油を注ぐつもりなのだ)
「きゃーっ!薫と満ってば だいたーん」「変な言い方しないで!」「満ってば甘えんぼだー」「ち、違うわ!」

咲・・・やめて、と舞が咲を止めたが満は薫に向かって言葉を荒げる。
「薫だって前まで私がお話したりしないと寝つき悪かったじゃない!!」「そうだったかしら?」
「子守唄まで歌わせたくせに!」「満は歌も上手ね」「トイレも付き合わせて!」「だって恐いもの」
知られざる二人のエピソードがぼろぼろ出てくるが(お話って・・・)恥を知るのは満のみで薫はむしろ嬉しそうだ。
「そうそう」薫がまたのんびりと話し出す。
「前にお風呂に一緒に入った時は満が私の髪を洗ってくれてね。気持ちよかったわ」「!!」
「私も体を洗うって言うのに満ったら背中しか洗わせてくれないんだもの、今度は全部洗ってあげるわね」
それがとどめだった。

「いい加減にして!もうたくさん!」逆上して満は立ち上がった。
「なんでもかんでも喋る事ないじゃない!薫って無神経過ぎる!」「む、無神経って・・・」
「自分の考えがいつも正しいと思うなんて思い上がりよ!」「私そんな事・・・」
「薫なんて一緒にたまたま生まれただけで、私には特別でも何でもないんだからーーっ!」
・・・何かどこかで聞いた様なやりとりが交わされ、遠くでプワアアーーンと列車の音が聞こえた気がした。
咲と舞が口を挟む合間もなかった。
言いたい事を言ってしまった満が我に帰ると薫はぶるぶると震えていた。顔は蒼白で、目は大きく見開かれていた。

「満・・・。そんな風に思っていたの?」「薫さん・・・」舞が声をかけても薫は気付かない。
「私は一緒に生まれたのが満で良かった、そう思ってた。満は特別で・・・。満も私をそう思ってくれてる、
そう信じていたのに・・・」
「か、薫」満も言い過ぎたと動揺している。
表情のなかった薫の顔がみるみる変化していく。口は何かを堪える為、ぐっとへの字に曲がり、大きな瞳が
うるうると潤い始め、頬は赤く染まりだした。(あ、泣いちゃう・・・)咲はそう思った。
「今のは違うの・・・!」恥しさのあまり心にもない事を言っただけよ、と満は言おうとしたが薫は立ち上がり、
「もう知らない!」そう言うと、だっと部屋を駆け出してしまった。

残された三人はしばらく呆然としていたが、やがて満が立ち上がった。「ど、どうしよう!!」
「あ、う、うん」我に帰った咲も動揺している。
「私、なんて事を・・・!」「落ち着いて、満さん」舞もどうしたら良いか分からない。
「ひどい事言っちゃった。薫のあんな顔初めて見た。薫は私より素直なの、傷付き易いの。なのに・・・」
いつも沈着冷静な満とも思えない程、うろたえ取り乱している。
「薫にひどい事言っちゃった。わ、私・・・!」
(そうか初めてのケンカなんだ、だからこんなに動揺しているのね)舞の胸も痛んだ。
満達にはまだ経験していない事が沢山ある。いつも一緒だった二人がぶつかる事など思いもしなかったのだろう。
「満、大丈夫だから。ね?ちゃんと話せば分ってくれるよ」咲が言った。「そうよ!」舞も頷く。
「でもでも」満は半べそをかいている。
「確かに満は言い過ぎちゃったけど、興奮してたんだから仕方ないよ!」
(そう言う咲が火に油を注ぐ様な事言ったんじゃないかしら・・・)舞は思ったが話が拗れても何なので黙っていた。
「薫を探しにいこ?」「う、うん」咲は満の涙を拭いてあげてから、優しく手を取る。
「ちょっと咲、この格好のまま行くの?」舞は驚く。
あえて書き忘れていたが最初から舞達はセールの時に着ていたサンタの服を着たままだ。無論、薫もである。
「恥しがってる場合じゃないよ舞!それにまだお正月じゃなくてクリスマスなんだから変じゃないよ!」「・・・」
そう言う問題ではない。納得はしかねたが舞は咲に従って表に出た。
薫も目立つ格好をしてるからすぐ見つかるかも知れないし・・・。

154ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 06:56:19 ID:VDXHwtM.0
    「薫と満・夜はやさしく4」

辺りを探し回ったが薫は見つからない。(恥しがり屋の舞はそれどころではなかったが)
咲達の住む街は大きくはないがそれでもささやかにイルミネーションが通りを彩り、
賑々しい雰囲気が街中に溢れていた。しかし、今そんなこの時期ならでは喧騒を楽しむ余裕は三人にはなかった。
しかも咲を見かける近所の人がパン屋のキャンペーンかと声をかけてくるのだ。
「すいません!!この辺りでもう一人サンタの格好をした背の高い髪の長い女の子を見ませんでしたか?
あ、来年もウチの店をよろしく!」
(咲ってしっかりしてるのね・・・)ちゃっかりと宣伝する咲を舞はある意味頼もしく思った。
「薫!薫!!」満だけがあくまで必死に薫を探すがどこにも見当たらない。
不安に潰れそうな満を慰め、三人は一旦帰る事にした、薫は戻ってるかも知れない。

店からは賑わう声が大きく響いて来た。「あ、みんな来たんだ」咲は気付いた。
そう、今日はクリスマスパーティーの日、野球部のみんなクラスのみんなを呼んでいたのだった。
「あら」玄関に沙織が出てきた。
「どこ行っていたの咲?」「えー、薫が・・・」「薫さんならみのりといるわよ」「え!」満の目が輝く。
「か、薫は・・・!」「うん、さっきみのりと帰ってきたのよ。もうみんなと楽しんでるわ、満ちゃん達も行きなさい」
「満!」「うん!」三人は駆け出す。
ちゃんと謝るのだ。こんな聖なる日にケンカなんて・・・。薫、大切な私の薫!きっとまだ泣いてるわ。
満は騒がしいみんなのいる部屋のドアを勢いよく開けた。


 「メリークリスマスナリーッッ!!薫お姉さんおめでとーっ!」「ありがとう!みのりちゃん」
 「はいっっ。薫おねえさぁぁぁん。みのりんの作ったケーキだよ!」「まあ、とっても上手ね」
 「はいっ!あーんしてして?」「え、恥しいわ・・・」
 「食べてくれないの?みのりんのケーキ・・・。ぐすん、めそめそ」「た、食べるわ!あーーーん!ぱくっ」
 「お・い・し・い??」「ええ!とっても!ありがとう。みのりんちゃん」
 「わーい。みのりにも食べさせてぇ?あーん」「は、はいっ!」
 「もぐもぐ。うん、美味しく出来たみたい。薫お姉さんの為に作ったんだよ?てへっ」「本当に!?うっ・・・」
 「いやっっ!薫お姉さん、どうして泣くの!?」「みのサンタさんのプレゼントなんて嬉しくて・・・」
 「薫お姉さん!」「みのりちゃん!」
 「キャー!」「キャー!」

その光景を満は無言で見ていたが部屋のドアノブを握る手に恐ろしい力が込められているのを咲は見逃さなかった。
「みみみ満・・・あの」「か、薫さんが立ち直って良かったわ、ね・・・」咲と舞は生きた気がしなかった。
「あ、おねーちゃーん」「あら」にこやかにみのりと薫が手を振る。サンタのペアルックで実に楽しそうだ。
満の口はさっきの薫よりも、への字に曲がり怒りの炎が瞳を焦がしていた。何かを予感して咲舞が耳を塞いだ瞬間、
「薫の大ばかっっっっ!!」
聖なる夜に満の絶叫が木魂したのであった。


帰り道、薫と満は無言で歩いていた。
街灯に風が吹き抜ける中、人々は気ぜわしく道を行く。派手なクリスマスの装いももうすぐ終わり、その後は地味な、
そして厳かな年の瀬の気配が街に漂うのだろう。・・・そう今年も終わるのだ。

あの後で咲と舞はくってかかる満をパーティーだからと何とか落ち着かせ 驚くみんなを取り直し、
やっとの事で今夜を乗り切ったのだった。
(な、なんでクリスマスなのにわたし達こんな気を使ってるんだろ・・・)それが二人の共通の思いであった。

「あの・・・ごめんなさい」歩きながらそう切り出したのは薫だった。「悪気はなかったけど満を怒らせて・・・」
「もう良いのよ。私もひどい事言ったわ。それにもう怒ってないし」満は言った。
実際、みのりと笑顔でケーキを食べていた薫を見て毒気を抜かれたのは確かだった。(怒鳴ってしまったが)
「あのね、私が外で泣いてたら、みのりちゃんが丁度帰って来るところでね、みのりちゃんに優しくされたら、
すごく嬉しくなったの。あとケーキも食べたかったし・・・。でもほんとにごめん。満に嫌な思いさせて・・・」
どこまで正直に言うのよ・・・。満は呆れた。
でも自分に素直な薫だからこそ、こうして謝ってるのは偽りのない気持ちからなのだろう、そうも思った。

155ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 06:57:01 ID:VDXHwtM.0
    「薫と満・夜はやさしく5」

だが呆れはてながらも満は、言っておきたいことがあった。
「でも薫、いくら咲に聞かれたからって何でも素直に言えば良いってわけでもないんじゃない?」
「うん・・・でも」薫は何か言いた気だ。「何?」
「私ね、いつも咲と舞が妬ましかったのかもね。」「妬む?」薫の意外な言葉に満は驚く。
「うん、なんだか仲が良いの見せびらかされてるみたいで・・・」「そんな、薫」
「嫌ね、私。心が狭いのね、あんな私達に良くしてる二人を。でもちょっとだけよ?そう思うのは」「うん」
「だから今日は、たまには私と満も仲良しだって、解り合ってるって咲と舞に見せびらかしたかったの」「・・・」
・・・なんとも子供っぽい理由だが満は何故か嬉しくなった。苦笑交じりの笑みが零れてしまう。
薫って大人びて見える癖に本当は子供みたいに素直で、そんな自分に何にも気付いてないで。
(付いててあげないと心配ね・・・)そう思うのだ。

「全くしょうがないわね。もう分ったわ」「ごめんなさい・・・」しょぼんとしていた薫だがおずおずと聞いてきた。
「また一緒に寝てくれる?」「うん」
「お話の続きしてくれる?」「はいはい」
「子守歌は?」「わかったわよ!」
なんだかどうでも良くなったが、満も自分の気持ちを言いたくなった。

「あのね、私も薫の事、好き・・・よ?もちろんね。二人でいるとやっぱり一番落ち着くし楽しいわ。でも私はね、
薫との二人の時間にあまり他の人に入って来て欲しくないの、咲と舞にも・・・。心が狭いのは私かもね・・・。
もちろん四人でいるのは楽しいわよ。でもそれとは別の私達だけの時間があってもいいんじゃない?
誰にも邪魔されない二人っきりの時間・・・。薫にしか見せない私がそこにいるの。それを人に知られるの恥しい・・・。
だからもう今日みたいに言わないで欲しいな。それが私の正直な気持ちなの・・・」
薫は黙って聞いていた。満は心に溜まっていた古い水が流れる様な清々しい気持ちになっていた。
自分の素直な気持ちを話せる相手がいるって素敵な事だ。

「・・・そう」薫はようやく答える。
「私の考えは少し違うわ。私は別に誰かに私達の事、見られてもあまり気にしないわ。だって何も恥しい事は
してないもの。逆に満の事を自慢したいくらい。でも満がそれが嫌なら止める。考えが違っても私は満が好きだから
満にも私を好きでいて欲しいから・・・」

もう自分達は別々の人間だと今やはっきりと薫と満は分っていた。感情も知らず、二人何も言わずに生きていた
日々は終わったのだ。それに対して言葉にならない寂しさを二人は感じてもいた。
お互いの考えが衝突する事はこれからもあるだろう、でもそんな時はまた話し合えば良い、だってぶつかり合った後、
以前より相手が好きになっているのが二人には分ったからだ。
そしてそれでも二人の存在を本当に分かり合えるのはお互いだけだとも思っていた。この世界にもっと溶け込めば、
この感覚も消えていくのだろうか・・・。
気付けばなんとなく二人は手を繋いでいた。

「ねえ薫・・・」恥しいが満には確かめたい事があった。
「何?」
「わ、私ほんとに寝てる時に薫に抱きついたりするの?」
薫は涼しげな笑みを見せて言った。
「ちがうわ。本当は満が眠った後で私の方から抱きつくの」
「え・・・!!」
「ふふふ。さて実際はどっちでしょう?いいじゃない今夜もまた寒いし。それにクリスマスじゃない」
「関係ないわ!もう絶対、薫より先に寝ない!」
「そう。じゃあ今夜は夜更かししましょうね。夜は長いわ」
「・・・いじわる」
年の終わりの街を吹き抜ける夜風は切るように冷たかったが、今夜も二人は暖かく過すだろう。
遠く、鈴の音が近づくような気がした。
今年も暮れて行く様に、いつか何もかも終わるなら、何もかも変わっていくなら せめて、夜はやさしく・・・。

おわり

156ふたりは名無しさん:2013/12/24(火) 16:45:05 ID:XKYW9Fgw0
『MOST DAME PRECURE(モースト・ダメ・プリキュア)』

みのり「決定しました。」
咲「指差しましょう。」
舞「何?私が落ちるの?」
薫「今回は何であなたが落ちるのか。」
満「私たちの様子をじろじろと見てたからよ。」
舞「そ、そうだよね。」
咲「じゃあ、その反省文ということで、決定なりー❤」
みのり「じゃあ、最後に指差して、この小説を終わらせましょう!」
ももち「では、今回(>>151-155)、最もダメだったと思うプリキュア、指差してください❤」
満・薫「せーのっ!ドンッ!」
全員が美翔舞を指差した。
舞「きゃあああっ!」
ももち「今回のMDPは美翔舞ちゃんでした❤では、舞ちゃん、満ちゃんと薫ちゃんに向かって、反省の一言をお願いします❤」
舞「次のプリキュア小説はいつ作るの?」
満・薫「正月でしょ!」
咲「来年も絶好調なりー!」

157ふたりは名無しさん:2013/12/25(水) 02:34:11 ID:zFHDY5cwO
>>155
乙です。とても素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございます。


もう満と薫で結婚しちゃえばいいと思います

158ふたりは名無しさん:2014/01/01(水) 01:28:28 ID:y2SzwxSY0
    『お年玉』

ブルースカイ王国の王女であるキュアプリンセスこと、白雪ひめ。
今回は新年のお年玉をもらいに行くため、ブルースカイ王国の国王に挨拶しにいきます。
「国王の人、聞こえますかー?」
国王が『キュアプリンセス、明けましておめでとうございます!』現れます。
兵士も大歓迎します。
「国王、今年は最高の『お・も・て・な・し』おもてなしにしてもらいたいです。」
「ほう。では、2万円をプレゼントしよう。」
「ありがとうございます!」
キュアプリンセスは2万円を手に入れた。

その頃、元気と笑顔がとりえのキュアラブリーこと、愛乃めぐみは、
元旦、大晦日に録画した『絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時』を見ていた。
♪デデ〜ン!全員、OUT!「アハハハ…!楽しそー!」
すると、インターホンを押したひめが現れます。
「はーい❤」「あけおめー!」
ひめは国王から貰った2万円をめぐみに見せました。
「あれ?今回は2万円?」「うん。1万円をめぐみに分けようかと思って…」
それを見て、めぐみは大喜びしました。
「ありがとう!」
問題は、1万円をどう使うかの問題。めぐみは、ファッションセンスがいまいちですので…
「やっぱり、コレか私服かのチョイスよ。」「ふーん…決定ね。」

ということで、早速プリカードショップへ行き、ひめはめぐみのファッションを勝手に決定します。
「じゃあ、コレ!」「えーっ?もうちょっとカワイイのがいいよ!」
「いいじゃないのぉ〜❤コレに決定〜❤」
「待ってよー!」
早速、プリチェンミラーを使用して、ひめが勝手に決定したプリカードで変装することに。
「えっと…何ですかコレ?」
「今回のコーデはガーリーコーデですわ。」
めぐみのガーリーコーデが似合いすぎて、ひめはめっちゃ嬉しそう。
早速めぐみの家へ戻り、グラビアの写真集にするためにカメラを持ってきました。
「何するのよ?」
「決まってるじゃないですか。『愛乃めぐみ&白雪ひめ、グラビアアイドルデビュー!』って!」
「私が…グラビアアイドルに?そんなわけないでしょー!」
「いいじゃないですか!というわけで、撮影開始ー❤」
「やめてー!」
結局、勝手に撮影してしまうひめなのでした。
そして、撮影した写真は、すぐにグラビア雑誌に掲載されて、話題をよんでいたそうな。

THE ENDといいます。

159ふたりは名無しさん:2014/01/01(水) 03:47:50 ID:2YwL3cbMO
>>158
お前>>149と同じ人間だろ。
こんなので他人になりすましたつもりとか頭悪い

160ふたりは名無しさん:2014/01/01(水) 16:52:56 ID:y2SzwxSY0
>>159
違います。これからは不定期で小説を作りますので、>>149と同じ人間ではありません。

161ふたりは名無しさん:2014/01/03(金) 00:16:06 ID:khw5tPnEO
>>160
その因果関係わかんない不自由な日本語が同一人物のなによりの証拠なんだよ。ネタも全部同じだろうが。

162ふたりは名無しさん:2014/01/05(日) 02:56:56 ID:g6KwVj3.0
かなり昔の小説になりますが、10年前の2004年10月の作品です。

志穂:雪城さんって最近なぎさになれなれしいよね。
莉奈:んっ、まあ。
志穂:おかげで最近どうもなぎさと話しづらいってゆうか、ゆうか、ゆうか。
莉奈:でも、雪城さんっていい人よ。ほら、この間喧嘩したときも親身になって
   そうだんしてくれたし。
志穂:いい人だとはおもうんだけどー、合わしづらいってゆーかー。私たちとは
   ちがうせかいにいるってゆうかー。
莉奈:そうよねー。ちょっと友達になりにくいってとこあるかなー。
志穂:なぎさ、雪城さんってどんな人なの?
なぎさ:そうねー、見た目はすごく真面目すぎる雰囲気があるけど、結構おもしろい
    突っ込みいれてくれるかな?
志穂:話しててかみ合う?
なぎさ:最初は私も志穂みたいな考えだったけど、一緒にいるうちにお互いとても
    楽しいって言うことが分かり合えたとおもえてきたなー。志穂も一度ほのか
    と二人で話してみたらいいと思うよ。
志穂:そ、そうかなあ。ってゆうか、ってゆうか、ってゆうかー。まともにはなせるのかなあ。雪城さん。
ほのか:んっ?なに?
志穂:いや、あのー。なぎさのことどう思ってる?
ほのか:彼女は活発で男性っぽいところがあると思われがちだけど、以外に繊細
    なところもあるのよね。なにしろ一緒にいて楽しいわね。久保田さんも
    そう思わない。
志穂:ま、まあそう思うかな?(他になにはなしたらいいのー?)
   あ、あのー。私のことはどう思う?
ほのか:久保田さんはー、んー、なんていったらいいかなー?とても元気で明るくて
    良いと思うわ。
志穂:(なんかなぎさと比べて簡潔だなー。)あっ、そうかあ。ありがと。んじゃ。
ほのか:それじゃあ。
志穂:なんかかみあわないなー。
なぎさ:どうしたの?
志穂:やっぱかみあわないや。どうしよう?
なぎさ:交換日記とかやってみたらいいんじゃない?お互い思ってることをかいていくの。
    そうすればきっとお互いのことを理解しあえるはずだよ。
志穂:やってみようかなあ。
交換日記をはじめた二人
志穂の日記:雪城さんって上品で頭よくて、男子にもモテモテですごくすごくすごく
      憧れる。
ほのかの日記:そんなことないわ、久保田さんだってなぎさに負けない元気を持ってて、
       友達も多くて私こそ久保田さんはすごいと思う。
志穂の日記:雪城さんってやさしい。
ほのかの日記:久保田さんって意外と気が小さくて面白い。
志穂の日記:なんか雪城さんととてもとてもとても友達になりたい。
ほのかの日記;わたしもとってもとってもとっても久保田さんと友達になりたい。
志穂とほのか:ってゆうか、ってゆうか、ってゆうか私たちいい友達になれそう。

  教室で
志穂:雪城さん、私もなぎさみたいにほのかってよんでいい?
ほのか:いいわよ、志穂。
二人は真の友達になる。

163ふたりは名無しさん:2014/01/12(日) 17:32:06 ID:RzfvPqTY0
.
校庭の樹々も秋めいてきたベローネ学院女子中等部、二年桜組の教室にて。
時あたかも二学期の中間テストを終え、成績も出そろったところで……

よしみ先生「みなさんテストの結果はいかがでしたか?
      さて、中間テストも終わってひと区切りつきましたので、
      今から皆さんお待ちかねの席替えをしたいと思います。
      …目の悪い人はあらかじめ言ってくださいね。
      教卓の前の席を空けておきますから。
      まあ、好き好んで教卓の前に来る人はいないでしょうけど。
      ──そうそう、それと…」
女性徒「それと?」
先生「今回は特別に、テストの成績の良かった人から順に
   自由に席を選ばせてあげます。
   ただし、相談や裏取引は無しよ」
女性徒達「ええーーーっ!?」
先生「はいはい、ぶーぶー言わない。
   普段はくじ引きだったじゃないの。
   自由に選ばせてあげるんだから、いいでしょう?」

なぎさ「……やった! (゚∀゚)
    アタシ、今回のテストだけは自信あるんだよね。
    たまたまだけどラッキー」
志穂「え、いいないいないいな〜、
   あたしはヤマ外れてぜっんぜんダメ… (´Д`;)
   もしかすると最下位だよー、よりにもよってこんなときに…」
なぎさ「お気の毒さまw」
先生「あ。ちなみにもう一言。
   夏休みの宿題を忘れていた人は、テストの成績に関係なしに
   席選びを最後まで我慢してもらいます。お気の毒ですけれどもね」
なぎさ「ガ━━━(゚Д゚;)━━━━ン
    そ、そりゃないっすよ先生…」
志穂「お気の毒さまwww」
なぎさ「お互いね (-∀- ;)」

先生「じゃあ、いくわよ、一番!
   ──さすがね、雪城ほのかさん!」
ほのか「はい」
先生「さあ、自由に選んで」
ほのか(なぎさはどこのあたりにくるかな…?
    なぎさが坐るのは最後の最後に余った席…
    おそらく残るのは、教卓の前の二つの席のどちらかだろうけど…)
先生「どうしたの?
   一番の特権よ、どこでも好きな席を選んでいいのよ?」
ほのか「……じゃ、じゃあ、前と同じところで……」
先生「ふうん、やっぱりね、雪城さんらしいわ。
   座りなれたところで落ち着いて勉強したいわけね。
   よし、じゃあ次!……」

164ふたりは名無しさん:2014/01/12(日) 17:33:53 ID:RzfvPqTY0
そして成績発表と席替えとは順調に進み、最後になぎさと志穂の二人が残った……

先生「──案の定、教卓の前が最後まで残ったわねえ。
   さあ、久保田さんどちらにするの?教卓の左?右?」
志穂「そんなのどっちでもいっしょだよ〜」
先生「それなら早く決めなさい」
なぎさ「そうそう、ちゃっちゃと決めちゃって。
    選ぶも地獄、選ばぬも地獄、地獄の沙汰は金次第〜ってね」
先生「…美墨さん、言葉遣いはあってるけど使い方が 全 然 違うわ」
志穂「もううっさいわねー… それじゃあー…」

ほのか「せっ、先 生!」

先生「はい、雪城さん?」
ほのか「……す い ま せ ん!
    実は私とても目が悪くて、ここからだと黒板の字がよく見えないんです!
    なので、その教卓の前の席に移ってもいいですか?」
なぎさ「あっれ〜〜?
    ほのかって、目悪かったっけ?」
ほのか(あ〜、(TдT) なぎさのバカ〜…)
先生「そうね?
   雪城さん、視力は悪くなかったはずでしょう?」
ほのか「あ、いえ (-Д- ;)
    今までどうしても見えないときはたまにメガネをかけていたのですが、
    それも目にあまり馴染まなくて……それで普段はずっと裸眼だったんです。
    すみません、最初に気づいて言っておくべきでした」
先生「そーうなの?
   …それなら仕方ないわね、もう席はあらかた決まっちゃってるけれど。
   久保田さん、一番後ろでも構わない?」
志穂「しゃーないなー (-∀-)」
なぎさ「そんなこといって。志穂、ホントは後ろの方がいいんでしょ。
    いいなぁ〜。あ、そうだ、
    ほのかー、それだったらあたしと替わろうよ、いいでしょ?」
ほのか(もう! (TдT) なぎさったらなんで私の気持ちに気付いてくれないのよ)
ほのか「で、でも、ほら、
    美墨さんは久保田さんに先に譲ってあげなきゃならないし…」
志穂「そうだぞ!なぎさは最後に残った席で我慢しなさい」
先生「美墨さん、あなたはワガママ言える立場じゃないでしょ、
   友達だからってこれ以上雪城さんを困らせないの、わかった?」
なぎさ「はーい」

   ・ ・ ・ ・ ・

先生「じゃあ、美墨さんは雪城さんのとなりね。
   美墨さん、くれぐれも雪城さんにちょっかい出さないように!」
なぎさ「わかってますってばー」
ほのか(ふふ。なぎさは出さなくても私がちょっかい出すかも……)

165ふたりは名無しさん:2014/01/14(火) 10:37:04 ID:fm.43RYEO
>>164
面白いですけど、顔文字の使用は控えた方がいいかも…

166ふたりは名無しさん:2014/01/14(火) 22:56:53 ID:FUEM9XGU0
あと「10年前の2004年10月の作品です。」とかいちいちいらないと思います
誰もあなたの事なんか知らないしそんなデータ興味ないと思います…

167ふたりは名無しさん:2014/01/19(日) 22:44:42 ID:YkBD0WT.0
志穂:雪城さんって最近なぎさになれなれしいよね。
莉奈:んっ、まあ。
志穂:おかげで最近どうもなぎさと話しづらいってゆうか、ゆうか、ゆうか。
莉奈:でも、雪城さんっていい人よ。ほら、この間喧嘩したときも親身になって
   そうだんしてくれたし。
志穂:いい人だとはおもうんだけどー、合わしづらいってゆーかー。私たちとは
   ちがうせかいにいるってゆうかー。
莉奈:そうよねー。ちょっと友達になりにくいってとこあるかなー。
志穂:なぎさ、雪城さんってどんな人なの?
なぎさ:そうねー、見た目はすごく真面目すぎる雰囲気があるけど、結構おもしろい
    突っ込みいれてくれるかな?
志穂:話しててかみ合う?
なぎさ:最初は私も志穂みたいな考えだったけど、一緒にいるうちにお互いとても
    楽しいって言うことが分かり合えたとおもえてきたなー。志穂も一度ほのか
    と二人で話してみたらいいと思うよ。
志穂:そ、そうかなあ。ってゆうか、ってゆうか、ってゆうかー。まともにはなせるのかなあ。雪城さん。
ほのか:んっ?なに?
志穂:いや、あのー。なぎさのことどう思ってる?
ほのか:彼女は活発で男性っぽいところがあると思われがちだけど、以外に繊細
    なところもあるのよね。なにしろ一緒にいて楽しいわね。久保田さんも
    そう思わない。
志穂:ま、まあそう思うかな?(他になにはなしたらいいのー?)
   あ、あのー。私のことはどう思う?
ほのか:久保田さんはー、んー、なんていったらいいかなー?とても元気で明るくて
    良いと思うわ。
志穂:(なんかなぎさと比べて簡潔だなー。)あっ、そうかあ。ありがと。んじゃ。
ほのか:それじゃあ。
志穂:なんかかみあわないなー。
なぎさ:どうしたの?
志穂:やっぱかみあわないや。どうしよう?
なぎさ:交換日記とかやってみたらいいんじゃない?お互い思ってることをかいていくの。
    そうすればきっとお互いのことを理解しあえるはずだよ。
志穂:やってみようかなあ。
交換日記をはじめた二人
志穂の日記:雪城さんって上品で頭よくて、男子にもモテモテですごくすごくすごく
      憧れる。
ほのかの日記:そんなことないわ、久保田さんだってなぎさに負けない元気を持ってて、
       友達も多くて私こそ久保田さんはすごいと思う。
志穂の日記:雪城さんってやさしい。
ほのかの日記:久保田さんって意外と気が小さくて面白い。
志穂の日記:なんか雪城さんととてもとてもとても友達になりたい。
ほのかの日記;わたしもとってもとってもとっても久保田さんと友達になりたい。
志穂とほのか:ってゆうか、ってゆうか、ってゆうか私たちいい友達になれそう。

  教室で
志穂:雪城さん、私もなぎさみたいにほのかってよんでいい?
ほのか:いいわよ、志穂。
二人は真の友達になる。

168ふたりは名無しさん:2014/01/19(日) 22:45:36 ID:YkBD0WT.0
授業の合間の休み時間、生徒達はそれぞれ思い思いにこの貴重な時を楽しんでいる
そんな喧騒の中、ほのかが何事かをなぎさに話しかけている。
「ねぇなぎさ、今日部活もお休みでしょ?一緒にお買い物に行かない?」
いつもなら即答モンの誘いだが、何故か今日はまごまごとハッキリしないなぎさ。
そんななぎさの様子に、ほのかが少し心配そうに尋ねる。
「なぎさ、どうしたの?」
「きょ、今日だよね?今日はその〜亮太が…そう!亮太が風邪引いちゃって
それでお母さんも家にいないし。ほら、私って弟思いでしょ?だから早く帰ってあげようかな〜
なんて思っちゃったりしてるから、アハハッ。そんな訳で今日はちょっと…」
「そ、そう…」
慌てふためきながら一気にまくし立てるなぎさに、思わず圧倒されるほのか。
また今度ね、と言ってそそくさと席に戻って行くなぎさに対し、ほのかはそれ以上何も言えずに
目をパチクリさせ見送るのみであった。



「ハァハァ、急がなくっちゃ…」
放課後帰り道を急ぐなぎさ、だがその後をもう一つの影がつけている事には気付いていないようである。
(あんなに分かりやすい言い訳なんかされたら逆に気になっちゃうよ。ま、なぎさらしいケド…。
でも、あんなに急いで何処に行くんだろ?)
などと思っている影の正体はもちろんほのか。
昼間の事について何故なぎさがあんな言い訳をしたのか気になって後をつけてきたのである。
後をつけつつも、そういえば去年もこんな風に尾行した事があったっけ、あれは確かなぎさの誕生日で――
と思っているとなぎさの弾むような声が聞こえてきた。
「ゴメンなさい、待たせちゃって」
(誰かと待ち合わせだったんだ、誰だろ?)
確かめようと物影から顔を覗かせるほのか。だが次の瞬間思わず我が目を疑う。
(藤村君!?)
──藤村省吾。ほのかの幼馴染でなぎさの憧れの人。
その藤村君が何でなぎさと待ち合わせを?と一瞬戸惑うほのか。
だがすぐに落ち着きを取り戻し、なぎさを冷やかしにでも行こうかと思い直す。
しかし歩を進めようとしたその時、さらなる会話が聞こえてきた。
「そんな事ないよ、今来た所だから大丈夫だよ。それよりほのかにはバレ無かった?」
「ハイ、大丈夫です!でも藤P先輩こそ部活休んじゃって大丈夫ですか?」
「ハハ、美墨さんの頼みだからね、しょうがないよ。じゃ行こうか」
二人の楽しそうな会話を聞き、進めようとしていた足を止める。
(……何だか楽しそう。邪魔しちゃ悪いよね)
踵を返そうとしたほのかだったが、ふと恋人同士の様に並んで歩く二人の後ろ姿が目に入ってきた。
(!?)
途端、何故か胸がギュッと締め付けられ鼓動が早くなる。
経験した事の無い突然の感覚にうろたえるほのか。
その感覚は二人の姿が見えなくなっても暫くは消える事は無かった。

169ふたりは名無しさん:2014/01/19(日) 22:46:26 ID:YkBD0WT.0
「…なぎさ!」
「…ほのか!」
部活帰りの校門でバッタリ出会ってしまった二人。
思えば今日は何故か一言も口をきかなかった。
気まずい空気が流れる中、お互いに無言で歩く。
だがそんな沈黙を破りほのかが口を開く。
「…なぎさ、藤村君と付き合ってるの?」
「えっ!?そんなわけ無いじゃん。何言ってるの?」
突然の問いかけに戸惑いながら否定するなぎさだが、ほのかは間髪入れずにさらに問い詰める。
「だって昨日隠れて会ってたじゃない。しかも私にバレないようにって!」
「…っ!見られてたんだ。ハー、やっぱり隠しきれ無かったか…」
「やっぱり付き合ってるんじゃない!」
何故か悲しそうに声を張り上げるほのかの様子になぎさは慌てて言葉を続ける。
「ち、違うよ!藤P先輩とはそんな関係じゃないよ!ほら藤P先輩、私よりもほのかの事昔から知ってるでしょ?
だから色々アドバイス貰ってたんだ。ほのかに喜んでもらいたかったから…」
「…どういう事、なぎさ?」
怪訝な表情のほのかに対し、なぎさは小さな包みを鞄から取り出し黙ってほのかに差し出す。
「なぎさ、これって…?」
戸惑うほのかに向かってなぎさが静かに口を開く。
「ちょっと早いけど誕生日プレゼント。ビックリさせようと思って黙ってたんだけど、
何か変に誤解させてたみたいだね、ゴメン。……ね、受け取ってくれるよね?」
最初はビックリした様子で聞いていたほのかっだたが、次第にその目に光る物が溢れて来る。
その理由はなぎさの優しさか、それとも友を疑ってしまった自分への嫌悪ゆえか。
暫しの静寂の後、そっとプレゼントを受け取り小さくほのかが呟く。
「ありがとう……ゴメンね、なぎさ」
「そんな!ほのかが謝る事なんか無いよ。ね、開けてみて」
「え…いいの?」
「もっちろん!さ、早く」
なぎさに促され、少し照れくさそうに包装を解いて行くほのか。
だが中身を見た瞬間その表情に戸惑いの色が浮かぶ。
「なぎさ、これ空……っ!?」

突然ほのかが言葉を止めた理由。
それは――

キス

言葉を紡ぎ出していたほのかの唇を、なぎさの唇が優しく包み込む。


どれ位の時間であったのだろうか?唇をそっと離し、なぎさが優しく呟く。
「色々探したんだけどね、結局何も見つからなかったんだ。でもどうしても想いを伝えたかった。
だからこれが私のプレゼント、私の本当の気持ち…って、ダメかな?」
「…ううん、そんなこと無い。最高の…最高のプレゼント!」
とびきりの笑顔で抱きついてくるほのか。そんなほのかをなぎさは優しく抱き止める。
そしてどちらからともなく再び重なり合う唇、その唇を通して伝わるお互いの気持ち。
沈み行く夕日が映し出す二人のシルエットはいつまでも重なりあったままだった。

うららかな春の朝、登校中のなぎさとほのかに駆け寄ってくる二つの足音。
「おはよーって、あれあれあれ〜?なぎさと雪城さん、手なんか繋いじゃって朝から仲イイね〜」
「そうだよ、昨日は何かギクシャクしてたみたいだけど…何かあったの?」
志穂と莉奈の質問に思わず顔を見合わせる二人。
「ううん、何にも無いよ。ね、なぎさ」
「う、うん。そうだね、ほのか」
「フーン、そう…って急がないと時間ギリギリだよ!」
「そうそうそう。先に行ってるからね。なぎさ達も急がないとヤバイよ」
慌しく去って行く二人を見送りながらなぎさがため息をつく。
「ハー、ドキッとした。あの二人にバレるかと思った」
「あら、別に隠す事なんか無いのに…」
「えっ!?」
思いがけない言葉に狼狽するなぎさ。
そんななぎさを見てほのかがクスッと小さく笑う。
「フフ、冗〜談。それより私達も急ぎましょ?」
「う、うん、そうだね。…でも本当?」
「もーそんな事言ってないで。早くしないと遅刻しちゃうよ」
まだ何か言いたそうななぎさをほのかが引っ張るようにして、ようやく駆け出して行く二人。
傍から見ればいつもと同じような二人の関係。
だけど繋いだ手のワケはいつもとはチョット違う。でも、それはまだ二人だけの秘密。

170ふたりは名無しさん:2014/01/26(日) 03:41:26 ID:/EYCfOnI0
 ジャアクキングをついに倒した2人。若葉台駅前・・・・
なぎさ「ぁ〜 ついにジャアクキングを倒したんダァ・・」
ほのか「フフ。一件落着ね。」
メップル・ミップル「・・・・」
なぎさ「どうしたのメップル、ミップル?さっきから黙っちゃって」
メップル「それが・・メポ」
ミップル「実は2人にはずっと秘密にしてたことがあったミポ・・」
な&ほ「?」

 メップルとミップルの話によると、ジャアクキングを倒した2人のプリキュアは
別れ別れにならなくてはいけない、ということだった。
 闇であるジャアクキングを倒したということは、光を表す戦士プリキュアもまた、解散した
ということ。そもそも光があるから闇が出来てしまうのであって、ジャアクキングを倒した今、
この世界は光の力で満たされているが、闇と光のバランスが保たれていないと、いずれまた
必ず新たな闇(敵)が生まれてしまうというのだ。
 もちろんプリキュアをやめただけではダメで、人間での日常生活でも、2人の関係を
断ち切らないといけない。という。
 ついさっきジャアクキングを倒してその役目を無事終え平和を取り戻した2人にとっては
あまりにも急で残酷な話であった。

ほのか「仕方ない・・・よね」
なぎさ「・・・うん」
ミップル「いままで黙っててごめんミポ・・」
ほのか「いいわよ、、ミップルは悪くないわ」
メップル「いますぐ別れなくちゃいけないってわけじゃなくて、
     プリキュアの役目が終わってから・・・1時間以内なんだメポ」
ほのか「じゃあ、タイムリミットは6時まで・・・」
 ほのかは時計を見てそう呟いた。

 メップル・ミップルの提案で、残りの1時間は2人っきりで過ごしたら、と言われたので、
そうすることにした。

 夕方。公園のブランコに座りながら2人はいままであったことを語りつくした。
 でも、いままで2人で一緒に過ごした時間と比べると、1時間なんてあまりに短い時間に
過ぎなかった。

 6時10分前、駅前にまた戻ってきて、2人は別れを告げようとしていた。
なぎさ「あっ そうだ。最・・」
 そこでなぎさは言葉を飲みこんだ。最後なんかじゃないよね。
ほのか「?」
 なぎさは鞄に手を荒々しくつっこむとプリキュア手帳の1ページを切取り、何かを
書いているようだ。
 そして急にペンの音が止むと、紙を何回も折って何が書いてあるのか見えないようにして
ほのかに紙を突き出した。
なぎさ「今は読まないで、別れてから50歩、歩いたら見て・・」
 そうするとほのかも同じように手帳の1ページを破り、ペンを取り出した。
ほのか「私も」

 そんなことをしているうちに6時になってしまった。
 手紙を書くんじゃなくてもっと話しとけばよかった、なぎさに後悔の念が少し残る。
なぎさ「じゃぁ・・・」
ほのか「・・・うん」
 2人ともゆっくりと逆の方向へ向かって、歩き出した。後ろは振りかえらない、いや、
振りかえれない。いま振りかえったら・・・
 そんな気持ちの助け?もあって2人とも早く手紙をみたいがために、10歩くらい進んだ
頃にはすでに駆け足になっていた。

171ふたりは名無しさん:2014/01/26(日) 03:48:30 ID:/EYCfOnI0
 そして50歩、歩を運んでから・・・
なぎさ「はぁ はぁ なんて書いてあるのかな?」
ほのか「ハァ ハァ ・・手 手紙」

 《ほのか、ありがとう。私いままで本当に楽しかった。
  プリキュアをやることにプレッシャーを感じてた、あの時ほのかのおかげで
  立ち直る事ができたよ。
  ケンカしたこともあったしいろいろ不安な事もあったけど、ほのかと一緒だったし、
  ほのかと一緒にいたかったから頑張れてこれたんだと思う。
  私、さっき最後って言いそうになっちゃった。最後なんかじゃないよね。
  また、いつか会えるよね?
  その日が来るまで私絶対忘れないからほのかのこと》

 《なぎさへ、なぎさとはじめてプリキュアをやるってことになったとき
  実は不安だったの・・・
  私ってどうも理屈っぽくって人付き合いって苦手で、もしかしたら私なぎさに
  嫌われてるんじゃないの?って怖かった。
  でもなぎさはそんな私の事を大切にしてくれて嬉しかった。
  いつまでもなぎさと一緒に居たかった。
  でも もうそれも無理なんだよね。 いままでありがとう。》

ほのか「なぎさのバカ・・また会えるわけないじゃない・・・でも・・」
なぎさ「ほのか・・私も 私も・・」

「 一 緒 に 居 た い ! 」

 すでに2人はさっき別れた駅前に向かって走り出していた。

なぎさ「はぁ はぁ・・・ ほのか・・」
ほのか「・・ハァ ァ・・  なぎさ」
 3人は人目も気にしないで抱きついた。
なぎさ「ほのか、私、私ほのかといつまでも一緒に居たい!」
ほのか「なぎさ、私も私もよ。なぎさ!」

ミップル「本当に止めなくてよかったミポか?苦労をするのは2人ミポ・・・」
メップル「いいんだメポ。2人は仲良しが一番!メポ!」

 2人はその日いつまでも家には帰ろうとはしなかった。


 ふたりは友達。いつまでも一緒。




めぐみ「か、感動ですぅー❤」
ひめ「泣けてくるわ…」
なかやん「これが、10年前のプリキュアたちの結末です。」
ひめ「次は私たちが頑張る番ね。」
めぐみ「はい!」
なかやん「2月2日午前8時30分から、プリキュアシリーズ放送開始10周年記念作品『ハピネスチャージプリキュア!』が始まります!」
ひめ「それでは、最後に…」
めぐみ「せーのっ!」
めぐみ・ひめ「皆に幸せフルフルチャージ!」

172ふたりは名無しさん:2014/01/26(日) 16:33:27 ID:/EYCfOnI0
マナ「もしもし、キュアハートです!」
総理大臣「実は、また君に頼みがあるんだ。超大型の人工衛星が軌道を外れ、大貝町に墜落する恐れがある。」
レジーナ「遅いぞ!」
真琴「ゴメン!」
六花「結局皆から頼りにされちゃうんだよね?マナってば…」
ありす「仕方がありませんわ。」
亜久里「幸せの王子ですものね。」
アイちゃん「アイ〜❤」
マナ「みんな、行くよ!」
マナ・六花・ありす・真琴「プリキュア・ラブリンク!」
亜久里「プリキュア・ドレスアップ!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「響け!愛の鼓動!ドキドキ!プリキュア!」

『ドキドキ!プリキュア EXTRA EPISODE −10 Years After− PART1』

レジーナ「あれが超大型の人工衛星ね…」
ロゼッタ「だったら私が…!カッチカチのロゼッタウォール!!!」
エース「キュアハート、手伝って!」
ハート「OK!それっ!」
ダイヤモンド「これで、墜落は免れたわ。」
ソード「でも、これは誰がやったことなのかしら?」
イーラ「見つけたぞ!プリキュア!」
ソード「あ、あなたは…!」
マーモ「ベールが1万年の眠りにつくとはね…まあいいわ。」
ハート「いい?これが正真正銘最後の決戦よ!」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「OK!」
マーモ「まあいいわ。何れ分かるわ…ベールの敵、とらせてもらうわよ!」
イーラ「かかって来い!今度こそ決着をつけるッ!!」
ハート・エース・レジーナ「はあああっ!!!」
マーモ「ひゃあああっ!!」
ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード「やあああっ!!!」
イーラ「ぐおおおっ!!!」
ハート「これが最後よ!」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「マジカルラブリーパッド!!!」
イーラ・マーモ「えっ!?」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース・レジーナ「プリキュア・ミラクルラブリーストレートフラッシュ!!!」
イーラ・マーモ「ラーブラーブラーブ!!!」
シャルル「決まったシャル!」
ラケル「お疲れケル。」
ランス「今度こそ終わりでランス。」
ダビィ「これで、大貝町の平和は守ったビィ!」
レジーナ「これで、マナと結婚できるー❤」
ハート「レジーナ、結婚っていうのはね、男と女が愛し合う事なのよ。」
レジーナ「それより、マナって、女?」
ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース「王子でしょ!」
レジーナ「そ、そうだよねー!アハハハ…じゃあ、私が姫で決定ー!」

173ふたりは名無しさん:2014/01/26(日) 16:34:04 ID:/EYCfOnI0
『ドキドキ!プリキュア EXTRA EPISODE −10 Years After− PART2』

あれから、10年が経った。相田マナとレジーナは結婚することが決まり、次の日に結婚式が行われるということ。
マナ「見て!10年前とは違うでしょ?」
レジーナ「私も10年前とは変わってないわ。」
あゆみ「いよいよ結婚式ね。」
健太郎「祖母も喜ぶぞ!」
六花「おはよう!マナ王子!」
マナ「六花!どうして王子って呼ぶの?」
六花「だって、マナは幸せの王子だからマナ王子って呼ぶようになったのよ。
   それに、レジーナもこれからは、レジーナ姫って呼ぶわ。」
レジーナ「ありがとう!六花!」
マナ「六花も10年前と変わってないね!」
六花「あっ!レジーナ姫も私の名前を呼んでくれるなんて…」
マナ「そういえば、まこぴーは?」
六花「まこぴーはアイドルから女優になったのよ。だから、結婚式には遅れるって。」
マナ「ふーん…それで、ありすは?」
六花「ありすは今、結婚式の準備をしているわよ。」
マナ「亜久里ちゃんは?」
六花「今回の結婚式の仕切りを務めることになったのよ。」
マナ「亜久里ちゃんが司会か…」
レジーナ「いよいよ結婚式ね!マナ!」
マナ「何だか、胸がキュンキュンするよー❤」
六花「それじゃあ、マナ王子、レジーナ姫、また明日!」
マナ「またね!六花!」
マナ(私が大貝第一中学校の生徒会長になって10年…ついにここまで来たよ!)
レジーナ「パパも見届けてくれるといいね!」
マナ「だって、レジーナのパパも私の結婚式に来てくれるんでしょ?」
レジーナ「そうよ!パパだって私の花嫁姿、見たいでしょ?」
マナ「でも、レジーナが結婚したら、名前が相田レジーナになるのかなぁ?」
レジーナ「そうよ。私の名前は相田レジーナ!マナの妻よ!」
マナ「アハハハ…」
レジーナ(パパ、私は10年前、パパの事をずっと見守ってきたの。今度は私がマナを守る番だからね!)
マナ(みんな、見ててね!明日は私とレジーナの結婚式なんだから!)
『本当の友達になりたい』という思いを告白し、『トランプ王国と父親の架け橋になろう』と約束した、相田マナとレジーナ。
ついに、その時を迎える。

175ふたりは名無しさん:2014/01/26(日) 16:35:58 ID:/EYCfOnI0
『MOST MOST DAME PRECURE(モースト・モースト・ダメ・プリキュア)』

マナ「今度こそ平和になったね!レジーナ!」
レジーナ「うん!」
亜久里「今回は『ドキドキ!プリキュア』真の最終回ということで、みんなでここに立ちました!」
真琴「もしかして、MMDPね?」
六花「そうだけど…下に何があるか分からないわ…!」
ありす「最後もドキドキ!ですね。」
ジョナサン「みんな、今回は事前に指名しますので、指差ししなくていいです。」
マナ「こ、怖い…」
レジーナ「せっかく幸せを掴んだのに…?」
マリー・アンジュ「それでは、ダメプリキュアを発表します。」
真琴「王女様!?どうしてここに?」
2013年2月3日から2014年1月26日まで放送した『ドキドキ!プリキュア』を全体のエピソードを通じて、
最もダメなプリキュア『MOST MOST DAME PRECURE(モースト・モースト・ダメ・プリキュア)』は…このプリキュアです!
マナ・六花・ありす・真琴・亜久里・レジーナ「………」
レジーナ「ひゃあああっ!」
ということで、『ドキドキ!プリキュア』のMMDPはレジーナに決定しましたー!
マリー・アンジュ「では、レジーナ、この1年間の締めの一言をお願いします。」
レジーナ「マナー!私はあなたが好きー!!!」
マリー・アンジュ「みなさん、『ドキドキ!プリキュア』を1年間応援してくれて、ありがとうございました。またいつか、会える日まで…さようなら。」

176ふたりは名無しさん:2014/02/16(日) 10:05:53 ID:I385CWhU0
ついに、本編内で『プリキュア恋愛禁止』宣言、決定しました。
なので、プリキュア小説も『プリキュア恋愛禁止』決定です。

177ふたりは名無しさん:2014/02/16(日) 21:54:01 ID:ChZTqu9g0
>>176
うるせーハゲ

178ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:45:56 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達1」

その日、満と薫は二人だけで街にいた。晴れた日の街の大通りはにぎやかで、
道の隅には自由に座れるテーブルがある。そのひとつに薫は腰掛け、頬杖ついていた。
満は飲み物を買いに行くと行って十分以上戻らない。
(遅いわね・・・)
飲み物だけならどこでも買えるのに。何してるのかしら、と薫は少し心配になった。

これまでは咲と舞と四人で出かけていたが、最近は二人で出かけるときもぽつぽつ出てきた。
予定が合わないという理由だけでなく、なんとなくそういう気分の時が多くなってきたのだ。

「お待たせ」
満が戻ってきた。手にはビニール袋を提げている。
「暑いわね、もう夏みたい」
そう言って汗を拭う。少し笑ってから椅子に腰掛ける。
「ずいぶん遅いじゃない。どこまで行ったのよ。そこに自販機もあるのに」
頬杖付いたまま薫が言う。満はふふっと笑って言う。
「あのね、この通りの一番端に店の商品全部が百円のお店があるのよ。この前咲に教えてもらったわ」
「ふーん」
「ふーんじゃないわよ。みて!」

どーんとばかりに買った商品をテーブルに置く。
一番大きなペットボトルのジュースと紙コップ数個のパックのセットだった。
「これだけで二百円なのよ?」
心なしか得意げに満は言う。
「へえ」
感心なさげな薫に呆れたように満は唖然とした顔をする。

「あのねえ。自販機で買ったら二人で二百円じゃすまないじゃない。量だってこの半分くらいよ?」
「それはそうだけど。どのくらい歩いたの?その店まで」
「1キロ半くらいかしら」
「・・・・」
最近、満が貧乏臭い事が薫は若干気がかりだ。もともとしっかりものだが、
なんだか度を少し過ぎている、と思う。理由は明白で咲の影響である。
咲と言うより店を手伝っていつもいる事が大きいと思う。生活のための接客業を続けていれば、
当然な結果ではあるのだが・・・。
もっとも満に言わせれば薫はマイペース過ぎだと言う事らしい。

「そのくらい歩いたっていいじゃない。歩くのはただなんだから」
「・・・飲みきれるかしらね、これ」
「もちろん、残ったら家で飲むのよ?」
「・・・」
飲みかけのペットボトルぶら下げて帰るのか・・・。なんだか薫は悲しくなった。
とは言え満は二人の為、わざわざ遠い百円ショップに行ってくれたのだ。けちをつけるつもりはない。

テーブルでお喋り。だが内容は咲と舞の話ばかりだ。(薫はみのりもだが)
「なんだか今日は騒がしいわね」
少しして人通りを見ながら、薫が言った。
「ああ、なんか海の方にみんな行ってるみたいね。何かあるのかしらね」
満が答えた。少しして会話も途切れてしまう。

「あー・・・・」
「・・・・うん」
理由は明白でやはり二人にとってこの世界は咲と舞を通して全てが与えられる。
知らない事、理解できない事がまだまだ山のようにあり、二人の知識も少ない。
二人だけでは会話が続かないのは仕方ない事だ。しかし・・・。

179ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:46:39 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達2」

「うーん」
満は伸びをして両腕を頭の後ろに組んで、うつろな目を上空に向けた。
「何よ。私といてもつまらないの?」
薫は頬杖をついたまま、意地の悪い目を満に向ける。満は視線を薫に戻す。
「どうしたのよ?そんな事ないわよ、別に・・・」
「溜め息なんてついて」
「それは・・・。そんなつもりじゃないわ」
心外だと言う顔で満は言ったが白けた空気が漂っているのは認めざるを得なかった。

「やっぱり咲と舞がいないとダメなのかな・・・・私達」
ぽつんと満は呟いた。それは薫も思っていた事でそれで会話は止まってしまった。

薫は最近、それを少し気にしていた。何でも咲と舞に与えられるのでなく、
自分達の手でも何かを・・・。そんなもどかしさが密かに日に日に積もっていたのだった。
その想いを薫は満に言ってみた。黙って満は聞いていたが、こう返した。

「気持ちはとても分かるわ。同じ事、感じるもの。でも仕方ないじゃない」
「でも満だって、こうして咲達がいなくても街に来ようと思ったのは変わりたいからでしょ?」
「うん・・・まあ」
そこで再び会話は途切れ、二人は眩しい街角を見た。親子連れ、恋人。
様々な繋がりが溢れている。鮮やかな陽射しが街路樹を透き通らせ緑の光が全てを祝福している。
(・・・私達だけ、二人ぼっち)そんな事を薫は思った。
「ああ、そうだ・・・」薫はその時、突然思った。

「ともだち」
「え?」
満は薫の言葉にびっくりする。
「私達に友達っているかしら?咲と舞以外に」
「えー・・・。クラスのみんなとは喋るじゃない。安藤さん、宮迫くん。それに・・・」
続けようとする満を遮り、薫は言った。
「それは咲と舞を通じて知り合った仲間よ。友達の友達って言うのが正しいわ」
「まあねえ」
「私達だけの新しい友達・・・。いたら素敵じゃない?」

満にとってそれは新鮮な考えだった。薫ほど関心はなかったが、新しい季節の風のように、
その言葉は満の心を通り抜けた。
「新しい、私達だけの友達・・・」
満は声にだしていってみた。その想いはますます強くなった。
「うん・・・。素敵ね、それ」
「でしょう!」
快心の笑みを薫は浮かべた。

「でもどうやって見つけるの?」
満はもっともな意見を言った。
「・・・・さあ」
薫はまた黙り込む。(なんだ。何の考えもなかったのね・・・)満はどっと疲れた。
思った事をすぐ口にする薫の癖はなんとかして欲しい。満は心底そう思った。
「声かけてこようかしら」
「え?」
薫は通りを見てそう呟いた。満は唖然とした。
「だって、あんな人が沢山いるのよ。一人くらいひっかかるかも知れないわ」
「ひっかかるってね・・・」

180ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:47:00 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達3」

薫なら冗談でなく行動にでるかもしれない。満は手を伸ばして、薫を押さえつけようとした。
「ねえ、あれ見て」
「え?」
薫が指を指した。そこには向かいのテーブルの下や周りをキョロキョロ見回している女の子がいた。
「何してるのかしらね」
「さあ・・・探し物かしら」
満が答えると薫は立ち上がり、スタスタ歩きだした。
「ちょっと、薫!」
満は慌てる。

「ちょっとあなた、どうしたの?」
「え?」
声を掛ける薫にびっくりした顔で女の子は振り向いた。
二人と同年齢・・・。少し下かもしれない。幼い感じがする、可愛い女の子だ。

「ああ、ごめんなさいね。私達あなたが何か困ってるみたいだから気になったの」
満がフォローする。薫に悪意はもちろんないが、急に声をかけられたら不審がるだろう。
女の子はちょっと落ち着いた様で、こう言った。
「あの、このテーブルにポシェットの忘れ物がなかったですか?わたし、さっきまで、
ここに座っていたんですけど、歩き出してしばらくしたら忘れ物したのに気付いて・・・」
一気にそう言った。薫達は面食らったが内容は理解できた。

「ポシェット・・・。満は見た?」
「さあ。なかったわね・・・」
薫はその子に聞いた。
「本当にここに忘れたの?」
「いえ・・・。実ははっきりしないんです。でもここにいた時は持っていたんです。
その後、何軒かお店を回ったので・・・」

泣きそうな顔。満はどうしようかと思ったが、薫がこう言った。
「わかったわ。ここにはなかったのは確かよ。これから、あなたの行ったお店を回りましょう」
「薫・・・」
満は面食らう。女の子も驚いている。
「一緒に探しましょう。急いだ方がいいわ。さあ満、行くわよ」
「う、うん」
満も立ち上がる。
「はい!お願いします」
その子もそう言った。

三人はいくつかのお店を回った。ケーキ屋。洋服屋。CDショップ・・・。
しかしどの店にもそんな忘れ物は届いていなかった。女の子は泣きそうな顔をしている。
「困ったわね・・・」
薫も顔をしかめる。満は黙っていたが不意に思いついた。
「あ、そうだ。百円ショップ・・・」
「え?あなた百円ショップにも行ったの?」
「いいえ・・・」

薫の問いにその子は首を横に振る。満は続ける。
「違うわよ。百円ショップの横に交番があったわ。もしかしたら誰かが届けているかも・・・」
「行くわよ!」
「はい!」
満が言い終わる前に薫達は走り出していた。

181ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:47:30 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達4」

「ちょっと待ってよ。これ重いんだから」
満はジュースのペットボトルを持ったままだ。(薫が持ってくれないから)
「あっ!」
十メートルくらい走った所で薫は不意に立ち止まり、満に聞いた。
「百円ショップはどっち?」
「・・・・」


「ひょっとしてこれかな?」
警官はそう言って、小さなポシェットを出した。
「あ!そ、それです!」
交番に着き、その子が説明するとすぐ警官はポシェットを差し出した。
説明によると、やはり忘れ物はあのテーブルにあったらしい。
拾ったのはパトロール中の警官、本人だった様だ。その子はポシェットを抱きしめた。
「ありがとうございます!」
「ああ、良かったねえ」
警官が微笑む。
「そうか、あなたが忘れて、このポシェットが拾われた後で私達が来たのね・・・」
薫はそう言った。簡単な手続きの後で三人は交番を後にした。

「ありがとうございました。良かった・・・」
「ううん」
「拾ったのは私達じゃないわ」
お礼を言う女の子に薫達はそう答えた。
「いえ、見ず知らずのわたしの為に一緒に探してくれて・・・それがとっても嬉しいんです!」
女の子の言葉には心がこもっていて、薫達は嬉しくなった。
「ねえ、あなた。時間あるの?」
「え」
「折角だから、私達と一緒に話さない?」

「薫・・・。ちょっと強引過ぎない?さっきもいきなり声掛けた時はどうしようかと思ったわ」
満は小声でそう言った。そんな満に薫も小さく耳打ちする。
「友達」
「え?」
「これがきっかけになるかもしれないでしょ?」
「ああ、なるほど・・・。そう言う事だったの。でも急に声をかけられても・・・」
「大丈夫ですよ!」
二人のやりとりを見ていた女の子は微笑んでそう言った。
「わたしもお二人とお話ししたいです!」
「ほらね」
薫は嬉しそうに満に微笑む。
「ジュースもまだいっぱいあるしね」
「・・・・そうね」

「へえ、あなたはこの街に住んでる訳じゃないのね」
また元のテーブルに腰掛けて三人は話し始めた。目の前には満のジュースだけでなく、
女の子が買った、お菓子やたこ焼き、焼きそばなどが並んでいる。
しばらく女の子の話を聞いて満はそうつぶやいていた。
「はい!住んでるところはとても遠くて、今日はお仕事で来たんです」
「お仕事?あなた働いてるの?学校は?」
満は聞いた。
「学校も行ってますよ。もちろん。でもそれとは別にしている事があるんです・・・」

182ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:48:13 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達5」

それは何かと、満が聞こうとすした時、薫が口を挟んだ。
「それにしても、あなた良く食べるわね」
スパゲティーの皿を空にした女の子を見て薫は感心した様にそう言った。

女の子は満の質問に答えようとしたが、照れ笑いをしながら言った。
「心配事がなくなったから、お腹がすいたんですよー。何も食べてなかったし」
「ふふ。咲みたい」
薫が言う。
「咲?」
「ああ、私達の友達なんだけど・・・」
話し始めた薫達を見ながら満は、(まあ、私も咲の店で働いてるし仕事ってそう言う事かな)
そう解釈した。

「咲さんて素敵な方みたいですねー」
薫の話を聞いてから女の子は言った。
「明るくて、ムードメーカーでなんだかわたしの知ってる人みたい・・・」
「え、そう?」
「はい!わたしの尊敬する人なんです。どんな大変な時でもその人が、なんとかなる!って、
言うとそんな気がして。年上なんですけど仲良くいつも一緒に大笑いして」
「ふーん。スポーツやってたりするの?」

「いえ!でもやってる人も身近にいますよ。ソフトボールじゃないけど。面倒見の良い人で、
わたし達の仲間のまとめ役かな?・・・咲さんかあ。わたしも仲良くしてくれるかな?」
「あのね」
満が不意に口を挟んだ。今まで黙って女の子をじっと見つめていたのだ。
「はい?」
「あなた、どこかで会った事ない?」
「え?」
「何だか見覚えがあるのよ・・・」
「本当ですか!?」
女の子が大きい声をだした。何故か嬉しそうな顔。満は何の気なしに言ったので驚いた。
「う、うーん。気のせいかしら」
「そうよ。会った事あるはずないじゃない」
「・・・そうね」
薫が口を挟み、満も頷いた。

「・・・ですかあ。わたしもまだまだ頑張らないとな・・・」
「?」
女の子は残念そうな顔をした。薫達は少し不思議に思った。

「この街って素敵ですね」
しばらくして女の子はそう呟いた。
「さっきまで、海岸にいたんですよ。久しぶりに海を見ました。風が気持ち良くて・・・。
街全体がキラキラしてるみたい」
「人が沢山いたでしょ?」
「あ、はい」
「今日は海岸に行く人が多かったわ。何かあったのかしらね」
薫がつぶやくと女の子はちょっと複雑な顔をした。そしてこう言った。

「あの、お二人はずっとここに?」
「そう。私達はこの街から出た事ないのよ」
薫が言った。
「あ、生まれも育ちもここなんですね。いいな」
「まあ、ね・・・」
少し言葉が濁る。
「ねえ、あなたの街の事を話して。て言うかあなたの事もっと知りたいな」
満がそう促した。しばらく女の子が自分や街の事を喋っていたがやがてこう聞いた。

183ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:48:50 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達6」

「お二人はもしかしたら双子なんですか?」
「え?」
「よく似てるから。喋る印象も同じ感じで不思議な感じ・・・。二人ともクールで格好いいですね」
「双子・・・。まあそうね」
薫と満は顔を見合わせる。
「わたしの知ってる先輩は姉妹なんですけど、やっぱり顔がお姉さんとそっくりなんですよー。
とっても優しい人で一緒にいるとほっとして。わたしの夢や、やりたい事の相談したり・・・」
「へえ、その人は舞みたいね」
満が言った。

「舞?」
「私達のやっぱり友達でね。押し付けがましい所が全然なくて一緒にいると、
優しい気持ちになれて、絵を描くのが上手くてね」
「へえー芸術家なんですね。もしかしたら、気が合うかな?わたしの絵も描いて欲しいな。ふふ」
「気が合うって、あなたのその知り合いと?」
「はい。知り合いって言うか大切な仲間です!」

「そうね・・・私達だって星空の仲間よ?」
悪戯っぽく満が言った。
「星空?」
「ふふふ・・・・」
不思議そうな女の子に満は照れたように笑う。
「ねえ、あなた達の仲間の事もっと知りたいわ。長い付き合いなの?」
「うーん。長くはないですね・・・。でもわたし達、力を合わせて一つの目標に立ち向かってるんです。
今も、これからも・・・。だからわたし達の絆はとても強いんです!」
「ああ、わかるわ・・・。とてもね」
話を聞きながら薫は遠い目をする。

「それまで、わたしは一人ぼっちだったんです。自分の夢があるから大丈夫だって寂しさを我慢して。
でも明るい笑顔で、ある人がわたしを受け入れてくれたんです。それから、その人の周りに集まった、
みんなとも、とても大切な仲間になって。色々な冒険をしたんですよ。
その人の凄いのは自分が凄いなんてちっとも思ってない所なんです。ちょっと抜けてるところも、
とっても可愛くて。あ、年上の人に失礼ですね」
へへへと女の子は苦笑する。

「ふうん。ますます咲に会わせたくなったわ。ちょっと子供っぽい子だけど頼もしいのよ」
「絵を描く人は舞さんでしたっけ?」
「そう、この子は大人しいけど私達にとても良くしてくれるの。人を傷つけた事なんてないと思う。
でも絵を描くと周りが見えなくなっちゃうけど」
薫と満は交互に答える。
「へえ。ほんとに小説を書くその先輩に会わせたいなー。その人も優しくて安らぐって言うか、
気があうと思います!小説の挿絵を描いたりしてもらったら良いかも・・・」

「ねえ」
夢中で話す女の子に薫は切り出した。
「はい?」
「良かったら私達と友達になってね。あたなはとても可愛らしいわ。見てるだけで楽しくなる」
「薫」
やっぱりストレート過ぎると満は少し恥しくなった。
「私達は、咲と舞しか友達って言える人がいないの。もちろん周りには他に話す人はいるわ。
でも、もっと自分達の世界を広げたいの。その最初の人になってくれたら嬉しいわ」

184ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:50:04 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達7」

まっすぐに薫は想いを告げた。女の子はしばらく黙っていたがやがてこう言った。
「・・・嬉しいです。わたしは淋しかった時、誰にも友達になってって言えなかった・・・。
本当は凄くそれを望んでいたのに・・・。勇気がなかったんです。恥しくて。
友達になってって言われるのって嬉しいですね。わたしで良かったら友達になって下さい!」

「良かったね満」
「・・・そうね」
嬉しそうな女の子を見て薫はにっこり笑う、満は苦笑しつつ、こう聞いた。
「ところで、そのポシェットには余程大切な物が入っていたの?凄く心配してたから」
「え、えー・・・。そうですね。わたしの今一番大切な・・・乗車券が入ってたんです」
女の子は愛しそうにポシェットを抱きしめる。
「乗車券?」
「えへへ。内緒のプレゼントなんです・・・」
女の子は赤い顔で微笑んだ。

「あ、お名前聞いて良いですか?」
女の子が言った。
「ああ、ごめんなさい。私は霧生薫。この子は満」
「実はさっきから思ってたんですが、薫さんは私達の生徒会長に少し似てますね!」
「え?」
「あはは!ごめんなさい急に。凄いお金持ちのお嬢様で、でもそれを自慢したりしないで、
みんなの事いつも考えてる人なんです。わたしの理想のお姉さん、ですね」
「あら、素敵な人みたいじゃない」
薫は嬉しそうな顔をする。
(別に薫の事を誉めた訳じゃないのに・・・)と満は思った。

「恥しがり屋な所もあって、わたし可愛いと思ってるんですよ、内緒だけど。
ちょっとからかいたくなっちゃう・・・みたいな。みんなも会長のそんな所が好きなんですけど」

「へえ。顔は似てても中身は全然違う人なのね。見習いなさいよ、薫」
「ちょっと何よ、満・・・」
「薫は我が道を行き過ぎるわ」
「あはは。満さんがお世話役なんですね?あ、あの。わたしの名前は・・・」
ちょっと口喧嘩を始めた二人に女の子が名乗ろうとすると、

「おーい!!」
眼鏡をかけた男の人が三人のテーブルに凄いスピードで走ってきた。
「どこにいたの!?三十分で戻るって言ったのに・・・」
「え?え?あっごめんなさい!わたし話に夢中で!」
「もう次の現場が間に合わないんだ!そこにタクシーを待たせてるから」
男の人が指を指す。見ると通りのはずれにタクシーが扉を開けて待っている。
「ほら!もう行くよ」
「きゃっ!!」
男の人は強引に女の子の腕をとる。よほど慌てているようだ。
「ちょっと・・・」
薫が声を荒げる。満も立ち上がる。

「だ、大丈夫です!この人はわたしの知り合いですから・・・!!あっあっ」
引っ張られながら女の子がそう言う。
それはあっと言う間の出来事で、みるみる女の子は遠ざかって行った。
タクシーに乗り込む寸前、満は大声で言った。
「またこの街に来て!ベーカリーPANPAKAパンってお店に私はいるわ!!」
バタンとタクシーの扉が閉まり、すぐ走り出した。満と薫の前を通り過ぎるとき、
タクシーの窓が開き、女の子が叫んだ。
「PANPAKAパンですね!分かりました。いつか仲間と一緒に絶対いきまーす!!!」

185ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:50:59 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達8」

遠ざかり、通りに消えた車を呆然と二人は見送った。
「なんだったのかしらね、薫」
「わかんない・・・。名前も聞けなかったね」
「本当にまた来てくれるかしら?」
「大丈夫よ。ちゃんと伝わったもの・・・。また会いたいな。笑顔が素敵な子だったわ」
残念だったが二人はそう納得するしかなかった。

                    ※

しばらくしたある日、満達は咲の家にいた。舞とみのりも一緒で、お喋りしていたのだが、
不意に咲が言った。
「あっそうだ!今日ね。そこの海岸でロケしてたドラマがテレビでやるんだよ。みんな見ようよ」
「へえー。お姉ちゃん本当?」
みのりが興奮気味に聞く。
「うん。あたし、その日現場に行ったもん!凄い人だったよ。スタッフの人にドラマの、
タイトル聞いたから間違いないよ」

「うふふ」
「なに?舞」
可笑しそうに舞が言う。
「咲も前にスカウトされたもんね。同じ現場で違うロケで・・・」
「あーそうだー!」
みのりも笑う。
「もーやめてよそれ!勘違いだったんだから。恥しいじゃん!いいから見よ見よ!」

咲はテレビをつける。
盛り上がる咲達を横目に薫達は何の気なしに画面を見ていたが、不意に目を見開いた。

「あ・・・」
「この子・・・」
見覚えのあるツインテールの女の子だった。あの時のあの女の子。薫達の新しい友達・・・。
「仕事って役者だったの・・・この子」
唖然として薫は呟く。
「海岸でロケってあの日の事だったのね。じゃあ、仕事の後に出会ったんだ・・・」
満も驚きを隠せない。あの時、みんなが海岸に向かっていたのはこの子も出ていた撮影を、
見るためだったのだ。そして、はっと満は思い当たった。

(あの日この子に前にも会ったと思ったのは他のテレビで多分もっと前に偶然、
この子を見ていたからね。会ったわけじゃなかったんだわ・・・)

「あら?満さん達、この女優さん好きなの?」
「す、好きって言うか・・・」
舞に聞かれて満はなんと言うべきか迷っている。
「珍しいね!二人がテレビに出る人に関心持つって。あ、ちょっと待って?」
たたっと咲は自分の机に向かい何やら探している。
「咲?」
舞とみのりが不思議な顔をする。

「ほら!この子CDも出してるんだよ?あたし達と年も変わらないのに凄いね!
あたしたまたま買ったの」
薫は咲からCDを受け取る。満も覗き込む。そこに見覚えのある顔が笑っていた。
満と薫はCDのタイトルを読んだ。

「春日野うらら。ツイン・テールの魔法・・・」

 了

186ふたりは名無しさん:2014/07/06(日) 21:51:44 ID:HznhnsOo0
プリキュア10周年記念小説予告

フォーチュン「それで、次のプリキュア小説はどうなっているの?」
ラブリー「実は、東堂いづみのデータを整理していたら…こんなファイルが見つかったんだって。」
プリンセス「10周年特大小説?」
ハニー「これを見て。まだ解読の途中なんだけど…」
フォーチュン「まさか、10年前にこんなことを考えていたとは…」
ハニー「すぐに残りの解読に取り掛かるわ。」
原作者、東堂いづみが残した、プリキュアシリーズ10周年記念小説とは、一体どんな物語なのか?

187ふたりは名無しさん:2014/07/07(月) 19:27:53 ID:zfpVF7Q.O
>>186
知るかバーカ

188ふたりは名無しさん:2014/07/08(火) 15:11:11 ID:0EAfFVQ60
ここはどこも殺伐としとるのう

189ふたりは名無しさん:2014/07/13(日) 21:06:14 ID:mVjK2FzI0
プリキュア10周年記念小説予告

フォーチュン「失礼します!」
プリンセス「どうしたの?」
フォーチュン「東堂いづみ先生が残した、プリキュアシリーズ10周年記念小説の解読が全て終わったわ!」
ラブリー「ホントに!?見せて見せて!」
ハニー「これが、10周年記念小説…!?」
フォーチュン「はい。東堂いづみ先生は、今行われている『ハピネスチャージプリキュア!』とは違う、別の物語で繰り広げられる『プリキュア』を計画していたのよ。」
ハニー「大変な作品になりそうですね。」
プリンセス「フォーチュン…どうかしたの?」
フォーチュン「何でもないわ。」
ラブリー「………」
フォーチュン(出来ない…別の物語で繰り広げられる『プリキュア』をいきなり1人でやるなんて…私には無理…)
プリンセス「フォーチュン…自信なさそうだけど…大丈夫かなぁ?」
ラブリー「確かにフォーチュンは経験がちょっと…」
ハニー「1人で物語を進行できるようになるには、時間がかかるかもしれないわ。」
ラブリー「実は、新たなるパートナーに心当たりはあるよ。」
果たして、ラブリーが任命する新たなるパートナーとは…?
2014年末のプリキュア小説で10周年記念小説が投稿される。

190ふたりは名無しさん:2014/07/16(水) 10:09:22 ID:pLxsV292O
>>189
どうせまたくだらんアイドル出す気だろ

191ふたりは名無しさん:2014/11/29(土) 14:05:32 ID:03SdG0QIO
激寒ドルヲタおじさん死んだ(歓喜)

192ふたりは名無しさん:2015/01/25(日) 11:06:11 ID:VkQ.prhs0
『年越しパーティ!アロ〜ハプリキュア、再び!(PART1)」

太平洋に位置するハワイ諸島にあるアメリカ合衆国の州、ハワイ州。
そこで活躍する、双子の姉妹によるプリキュアチームがいた。その名は『アロ〜ハプリキュア』。
以前は、幻影帝国のマダムモメールに連敗しており、そのことが原因でケンカをしていたが、ゆうこのおかげで和解した。
そんな仲直りになったその後である12月31日。日本のプリキュアたちを連れてカウントダウンパーティを行うのだ。
アロアロ「今日は12月31日ロロ!」
オハナ「日本のプリキュアたちは年またぎをしたのよね。」
オリナ「正解。」
アロアロ「日本のプリキュアたちも一緒にハワイで年越したいロロ!」
オリナ「ということで、アロ〜ハプリキュアが日本のプリキュアに手紙を渡すわ。」
オハナ「OK!」
オリナとオハナは、日本のプリキュアたちにメールを送る事になった。
日本時間午後6時。日本のプリキュアたちは…
めぐみ・ひめ・ゆうこ・いおな・まりあ「アハハハ…」
デデーン!全員、OUT!
ブルー「みんな『笑ってはいけない』に夢中だな。」
まりあ「お、面白くて…笑っちゃうのよ…」
リボン「2015年も相変わらず、変わってないですわ。」
ファンファン「ああ。」
ミラージュ「楽しそうね。」
リボン「あっ!めぐみ!ハワイのプリキュアからメールですわ!」
めぐみ「ハワイから!?えええっ!?と、年越しパーティー!?」
ひめ「すごごごーい!ハワイでプリキュアと年越しパーティー!?」
ゆうこ「超豪華なご馳走もあるのね。」
いおな「そのためには、全てのプリキュアを集合させないとね。お姉ちゃんはハワイに行く?」
まりあ「仕方ないわ。今日だけ行くわよ。」
『ハピネスチャージ』の4人は氷川まりあと共にハワイへと向かった。
実は、日本とハワイの時差は19時間。十分に時間がありそうだ。
サンセット・ウェーブ「アローハー!」
マナ「来ちゃったよ!」
ウェーブ「ということで、日本のプリキュアのみなさん!」
サンセット「こんな年の瀬に集まってくれてありがとうございます!」
つぼみ「私も年の瀬にここにくるとは思いませんでした。」
みゆき「だよねー!めぐみちゃんもウルトラハッピーだよ!」
めぐみ「アハハハ…」
響「でも、日本は2015年になったのに、ハワイはまだ2014年なの?」
アロアロ「そうロロ。日本とハワイの時差は19時間ロロ。」
なぎさ「えええっ!?19時間!?そんなのありえな〜い!!」
のぞみ「仕方ないの!世界同時年越しなんてないから!」
ラブ「でも、プリキュアオールスターズ全員で年越しって初めてなのよね!
   年明けたら、みんなで幸せゲットだよ!」
咲「うん!だからここに来ちゃったよ!今日は物凄く絶好調なりー!」
めぐみ「ところで、まだ年明け前なんでしょ?」
サンセット「うん。今は23時よ。」
まりあ「日本だと…午後6時ね。」
いおな「ほのか、時計の短い針が7になったら年越しだから。」
ほのか「でも、私たちは何もしないで年越しましたから…」
ひかり「私も寝てましたし…」
舞「仕方ないわ。プリキュアオールスターズ全員で年越しパーティなんて、史上初なのよ。」
そう。プリキュアオールスターズ全員で年越すのは史上初。
果たして、プリキュアオールスターズの年越しの瞬間とは一体?

193ふたりは名無しさん:2015/01/25(日) 11:06:23 ID:VkQ.prhs0
『年越しパーティ!アロ〜ハプリキュア、再び!(PART2)」

こまち「それより、ゆうこさんの年越しってどんな年越しですか?」
ゆうこ「大森ごはん特製の年越しそばを作ったんですよ。」
奏「そう…私は響と2人でジャンプしたわ。」
かれん「ひめさんは?」
ひめ「ブルースカイ王国に戻って、親との再会をして、それで年越しをしたんだ。」
えりか「あたしも!あたしも!もも姉と2人で年越しの瞬間にジャンプしたんだよ!そうしたら、父と母も大喜び大歓声!」
アコ「私はメイジャーランドで年越しパーティがあって、スズと一緒に年越しの花火を見ました。」
エレン「私はサボってたわ。」
なお「サボるな!」
あかね「やっぱ日本全国謹賀新年やな!」
やよい「みゆきは?」
みゆき「私は、れいかちゃん、なおちゃん、あかねちゃん、やよいちゃん、そしてキャンディと一緒に、手を繋いでジャンプしたんだ!」
れいか「楽しかったですわね。」
六花「それに、つぼみはどうなの?」
つぼみ「私はゆりさんの家で年越しました!」
ゆり「そうよ。私の家で年越して、しかもクラッカーを使った後、ほったらかしにしたのよ。」
いつき「ボクは寝てたよ。修行の為にね。」
ありす「マナは年越しの瞬間どうしてました?」
マナ「私はまこぴーと一緒にライブ感覚で年越しのジャンプをしたんだ!」
真琴「マナ、ライブ感覚と言っても、模擬ライブだからね。」
亜久里「私も同じくマナと一緒に年越しましたから。」
美希「ラブは?」
ラブ「もちろん!せつなと一緒に年越しのジャンプ!」
せつな「ラブ…恥ずかしいって…」
祈里「それに…のぞみさんは?」
のぞみ「もちろん、ナッツハウスがうららのライブ会場に変身して…」
うらら「春日野うらら、年越しライブを行いました!
    のぞみさん、りんさん、こまちさん、かれんさん、くるみさんと全員で年越しのジャンプをしました!」
りん「何で私まで巻き添えに…」
くるみ「咲と舞は?」
舞「大空の樹で年越しました!」
咲「大空の樹が、年越しの瞬間に光りだして…今までにないパターンの花火が出てきたのよ!」
ひかり「素晴らしいですわね。」
ほのか「なぎさは私たちと何もしないで年越しましたから。」
なぎさ「だよね…それで、いおなは?」
いおな「私は、お姉ちゃんと一緒に年越しそばを食べた…それだけよ。」
まりあ「フフフ…じゃあ、めぐみさんは?」
めぐみ「私は、誠司と一緒に年越しの瞬間、誠司とキスして…ハグして…」
ひめ「そこ言っちゃダメ―!!!」
サンセット「もういいわ。さっさとやるわよ。」
ウェーブ「今日はみなさんにプリチェンミラーを配っていただきます。」
めぐみ「私たちと同じプリチェンミラー…」
年越し10分前、『ハピネスチャージ』の4人以外にも、プリチェンミラーをスタンバイ。一体どうなる?

194ふたりは名無しさん:2015/01/25(日) 11:06:41 ID:VkQ.prhs0
『年越しパーティ!アロ〜ハプリキュア、再び!(PART3)」

サンセット「今から『ハピネスチャージ』以外のみなさんにも、プリチェンミラーを与えます。」
ウェーブ「ということで、プリカードを入れたら『プリキュア・くるりんミラーチェンジ!』と言ってください!」
まりあ「みんな、入れたわね?それじゃあ、私たちから行くわよ!プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
いおな「よーし!私も!プリキュア・きらりんスターシンフォニー!」
めぐみ「みんな、行くよ!」
めぐみ・ひめ・ゆうこ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
テンダー「それでは、歴代プリキュアの皆さんもやってみてください!」
なぎさ・ほのか・ひかり・咲・舞・のぞみ・りん・うらら・こまち・かれん・くるみ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
ラブ・美希・祈里・せつな・つぼみ・えりか・いつき・ゆり・響・奏・エレン・アコ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
みゆき・あかね・やよい・なお・れいか・マナ・六花・ありす・真琴・亜久里「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」
ラブリー「すごーい!」
プリンセス「こんなにプリキュアがいっぱーい!」
ハニー「今までにない数のプリキュアね…」
フォーチュン「合計で37人…」
テンダー「いや、私とハワイのプリキュアを入れたら40人よ。」
エコー「いいえ。私もいます!」
ブラック・ホワイト・ルミナス・ブルーム・イーグレット・ドリーム・ルージュ・レモネード・ミント・アクア・ローズ「キュアエコー!」
ピーチ・ベリー・パイン・パッション・ブロッサム・マリン・サンシャイン・ムーンライト・メロディ・リズム・ビート・ミューズ「キュアエコー!」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ・ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース「キュアエコー!」
ラブリー・プリンセス・ハニー・フォーチュン「キュアエコー!」
エコー「年越し前に、私からプレゼントです!」
テンダー「キレイな紙吹雪…と言うことは…もうすぐ年越しよ!」
サンセット「そろそろ来るわ。2015年が…」
ウェーブ「これから特大の花火が打ち上げられるわ!」
アロアロ「もうすぐ年越しの花火が見れるロロ!」
リボン「楽しみですわ!」
サンセット・ウェーブ「みんな、カウントダウンの準備はいい?」
ブラック・ホワイト・ルミナス・ブルーム・イーグレット・ドリーム・ルージュ・レモネード・ミント・アクア・ローズ「OK!」
ピーチ・ベリー・パイン・パッション・ブロッサム・マリン・サンシャイン・ムーンライト・メロディ・リズム・ビート・ミューズ「OK!」
ハッピー・サニー・ピース・マーチ・ビューティ・ハート・ダイヤモンド・ロゼッタ・ソード・エース「OK!」
ラブリー・プリンセス・ハニー・フォーチュン・テンダー「OK!」
深夜のワイキキビーチで『アロ〜ハプリキュア』と一緒に爆竹が鳴り響く中でカウントダウンを行って、ハワイでの新年を迎える。
日本のプリキュアオールスターズも今から待ちきれない。

196ふたりは名無しさん:2015/12/29(火) 05:48:14 ID:pnKnG5G.0
ちょっと時期が早いけど、ディスピアを殲滅し、ホープキングダムが元に戻ったその後を小説にしました。

Go!プリンセスプリキュア もう一つの最終幕 年またぎのプリンセスたち Chapter.01

女帝ディスピアとの死闘が終わり、日付は12月31日。
ノーブル学園では、年に1回の年越しパーティーが行われた。
トワ「さあ、待ちに待って参りました!ノーブル学園年越しパーティー!」
ゆい「ついに来ましたね。」
きらら「トワっち、仕切りがうまいわ!」
みなみ「今まで、こんな仕切りがあったのかしら?」
ゆい「ところで、はるかは?」
みなみ「まだいないわね。」
きらら「みなみん、あたし、はるはるを連れてくる!」
みなみ「いいわよ。」
ゆい「気を付けてね。」
ノーブル学園の大事な年越しパーティーなのに、感心な春野はるかが行方不明に。
一体どこに行ったのかというと…
はるか「ついに…ホープキングダムが元に戻ったのね…」
カナタ「ボクも同じだよ。ディスピアを倒してくれたのは、
    君たち、プリンセスプリキュアのおかげだ。」
はるか「ありがとうございます!この恩は一生忘れません!」
カナタ「それと、やり残すことはもうないか?」
はるか「ありません!それでは、もう時間が来ましたので、失礼します!」
カナタ「そうか。はるか、Good Luck。」
はるか「フゥ…」
きらら「見つけたよー!はるはるー!」
はるか「えっ?」
きらら「何が見つけたよ!?今日は大事な年越しパーティーなんだよ!」
はるか「年越し?プリンセスに年越しはないの。だから私はもう疲れた…」
きらら「さっさと行くよ!」
はるか「わ、わかったよー!!!」
きららははるかを連れて、ノーブル学園へ。年越しまであと10分を切った。

197ふたりは名無しさん:2015/12/29(火) 05:52:26 ID:pnKnG5G.0
Go!プリンセスプリキュア もう一つの最終幕 年またぎのプリンセスたち Chapter.02

みなみ「あら。きらら、戻ってきたのね。」
ゆい「きららちゃん!はるかちゃんを連れてきたのね!」
きらら「もう…大忙しだったんだから!」
みなみ「はるか…もう大人なんだから、しっかりしなさい。」
はるか「はいはい。」
トワ「はるか、お帰りなさい。もう年越しパーティーは始まっています。」
みなみ「ということで、年越しまであと…10分を切ったわ。」
キミマロ「結局ボクは10分も待てないよ!みなみさん!!!」
みなみ「別にいいわ。それに、副会長のせいらさん、シュウさん、今年やり残すことはありませんか?」
シュウ「いいえ。ボクはなし。」
せいら「私も。同感です。」
ゆうき「でもよ。はるかがいなくて寂しかったんだぜ。オレは。」
はるか「それは失礼…」
ゆうき「ゲボロシャー…」
さやか・まい・のりこ「ゆうきくーん!」
はるか「はぁ…賑やかいわ…」
きらら「はるはる…落ち着いて…」
れいこ「もうそろそろ年越しね。」
ナオト「あやか、もうすぐ2016年だけど…」
あやか「大丈夫よ。私たちは同じ屋根の下で暮らしているんだからね。」
ケンタ「でも、年越しにサプライズなんてあるのか?」
りこ「あるに決まってるじゃない。」
はなえ「もちろん、一番デカい花火を打ち上げるのが年越しのルールです!」
ひとみ・ようこ「なるほど!」
らんこ「それじゃあここで、私、一条らんこのカウントダウンライブ、行くよー!!!」
はるか「また始まった…」
きらら「今はランランはノリにノリまくってるから、駆けだしのアイドルだし…」
らんこ「I Want You!I Need You!I Love You!頭の中
    ガンガン流れるミュージック ヘビーローテーション!!!」
きらら「もう…ランランったら…」
はるか「最後までノリにノリまくってるのね…」
みなみ「それよりも、トワは?」
トワ「賑やかいですわね。」
そんなこんなで、ノーブル学園の年越しライブが一変、
一条らんこのカウントダウンライブにチェンジしてしまい、
賑やかい状況が続く中、年明けまであと2分を切った。

198ふたりは名無しさん:2015/12/29(火) 05:53:49 ID:pnKnG5G.0
Go!プリンセスプリキュア もう一つの最終幕 年またぎのプリンセスたち Chapter.03

トワ「もうそろそろ年明けの時間が迫りました。」
きらら「いよいよだー!」
はるか「年越しをノーブル学園のみんなと過ごすって…ス・テ・キ過ぎる!」
みなみ「はるかときらら、それにゆいとトワは初めてですわね。」
トワ「ええ。私たちにとって、毎年12月31日は、ノーブル学園の生徒たちと一緒に、
   年越しのカウントダウンをするのが恒例の行事ですから。」
ゆい「そうなのね。」
トワ「みなさん、年明けまであと1分です。」
ゆい「でも、普段新年を迎えるのって、違う時間を過ごして、生活してるのよね。」
みなみ「そうですね。せっかく、生徒たち全員で新年を迎えますから…」
きらら「じゃあ、手をつなぐ?」
はるか「うん!じゃあ、腕組もうよ!」
トワ「そ、そんなこと言いましても…」
ゆい「あっ!私もやる!」
はるか「ゆいちゃんも!?」
ゆい「だって、はるかちゃんとはルームメイトなんだし!」
はるか「うん!いいよ!」
みなみ「私も腕組みします!」
きらら「トワっち、あたしと腕組みしよっ❤」
トワ「わかりました。みなさん、年明けまであと30秒です!
   よかったら、生徒の皆さんも腕を組んでください!」
トワ(お兄様、年越しの瞬間を見ててください…私は学園の生徒たちと一緒に年越します。)
ゆい「やっと来たわ。年明けの瞬間!」
きらら「イェーイ!」
みなみ「そろそろ時間だわ。」
はるか「よーし!2016年はもうすぐそこだー!!!」
トワ「15秒前!まもなくカウントダウンします!」
はるか・みなみ・きらら・トワ・ゆい「せーのっ!10!9!8!7!6!5!4!3!2!1!ハッピーニューイヤー!!!」
はるか「見て見て!花火だよ!花火!」
ゆい「ホントだ!紙吹雪も舞ってるし!」
みなみ「ステキですわ。」
きらら「年明けたお祝いだね!」
トワ「はい。皆様、新年明けましておめでとうございます。」
そして、ホープキングダムも…
カナタ「はるか…トワ…マーメイド…トゥインクル…ハッピーニューイヤー。
    ホープキングダムも、祝福の花火が打ち上がったよ。」
無事に2016年に変わった瞬間をみつめていたのだ。

200ふたりは名無しさん:2016/02/15(月) 06:31:00 ID:kKaImIVc0
リコと共に魔法界に向かい校長に薦められる形で「魔法学校」に通学することになり、
そこで魔法つかいになるための勉強に励むようになった朝日奈みらい。
そこで、みらいはいろいろな魔法を使ってみようと思うのだが…

「あなた、今日から魔法学校に通うことになったんだから、何でも魔法を使いなさいよね。」
「リコちゃん、何でもやっていいんだね?」
「いいわよ。」
「キュアップ・ラパパ!他のプリキュアよ、現れなさい!」

みらいが魔法で呼び出したのは、歴代のプリキュアの1人だった。

「こ、これが、他の世界のプリキュア!?」
「そう。キュアブロッサムよ!」
「じゃ、じゃあ、今度は一番最初のプリキュアを出してよ…」
「えっ!?今、一番最初のプリキュアって言いました!?
 わかりました!では、お言葉に甘えて…
 キュアップ・ラパパ!初代プリキュアよ、現れなさい!」

みらいは、キュアブラックとキュアホワイトを出現させた。

「す、すごい…キュアブラックとキュアホワイトをすぐに出現させるなんて…」
「どう?」
「いいけど…問題は動くかどうかよ…」
「えっと…リコさん!?」
「きゅ、キュアブロッサム…」
「私を魔法で呼び出してどうするんですか!?」
「えええっ!?」
「ちょ…どうなってるの!?」
「ありえなーい!!!」
「あなた、魔法を使うのって、慣れてないわね?」
「えっ!?」
「あ、あなたにはまだまだ厳しい魔法の授業があるわよ。」
「ウソォ!?」

みらいが魔法を使うのはまだまだ厳しすぎる。違う魔法で挑戦を。

201ふたりは名無しさん:2016/02/21(日) 19:34:26 ID:RgJHBTVo0
リコと共に魔法界に向かい校長に薦められる形で「魔法学校」に通学することになり、
そこで魔法つかいになるための勉強に励むようになった朝日奈みらい。
そこで、みらいはいろいろな魔法を使ってみようと思うのだが…

「今度は成り済ましの魔法ね…あなた、成り済ましは得意だよね?」
「うん!もちろん!」

ということで、リコとみらいは人間界へ向かうことに。
そこには、ブンビーに苦戦しているキュアブラックとキュアホワイトがいた。

「あれ?ブラックとホワイトがやられちゃうよ!」
「それに、エターナルのブンビーがいるし…」

「ははは…怖気づいたか?プリキュア共…その状態じゃ手も足もでまい。」
「くっ…ありえない…」
「ブラック…どうしたら…」
「ホワイト…ここはマーブルスクリューで…」
「まあ、仲良く死んでおくんだな!」

ブラックとホワイトが危険に陥ったその時だった。
リコとみらいが同時に『キュアップ・ラパパ!』というと、
みらいが、『キュアブラックよ、キュアホワイトになりなさい!』と言い、
リコが、『キュアホワイトよ、キュアブラックになりなさい!』と言い放った。
すると、アラ不思議。キュアブラックがキュアホワイトになり、キュアホワイトがキュアブラックになっちゃった。
入れ替わったブラックとホワイトがブンビーにマーブルスクリューを放つが…

「ブラックサンダー!」
「ホワイトサンダー!」
「あれ?出ない!」
「どうなってるの!?」
「ちょっと…これって、私だよね?」
「ウソッ!?ひょっとして私たち…」
「「入れ替わったー!?」」

ブラック(ホワイト)とホワイト(ブラック)は変身が解けた。

「ちょっとー!ありえなーい!」
「なぎさ!どうしてわたしたちが入れ替わったのよー!?」

そのスキにリコとみらいがブンビーに話しかける。

「ん?お前は…」
「朝日奈みらいです!あなたがエターナルのブンビーさんっていいました?」
「そうだけど…今はちょっと言えないな。」
「悪いけど、そのリンクルストーン、返して。」
「ああ。返すよ。ちょっと私が借りてたんで。」

ブンビーは何事もなく退場した。

「なんだか、ワクワクもんだぁ!」
「フゥ…こんなの計算通りだから。」
「それで、なぎさちゃんとほのかちゃんは入れ替わったままなの?」
「そうよ。これからずっと入れ替わったままでいくわ。」

なぎさとほのかは入れ替わったまま。これからどうなっちゃうのか?

202ふたりは名無しさん:2016/02/22(月) 20:27:39 ID:wJBFOo0U0
リコと共に魔法界に向かい校長に薦められる形で「魔法学校」に通学することになり、
そこで魔法つかいになるための勉強に励むようになった朝日奈みらい。
そこで、みらいはいろいろな魔法を使ってみようと思うのだが…

「さて…今度は…」
「ねえ!リコちゃん!キュアブラックとキュアホワイトはどうするの?
 入れ替わったままじゃ何の意味もないよ!」
「知るかっ!」
「私、人間界にもう1回行ってみる!」
「あなた、校長先生になんて伝わったか、分かったわよね?」
「リコだけではなく、わたしにも魔法学校に通うようにって…」
「よく気づいたわね。」
「ならば…私が2人になる!」
「そうよ。ということで、今度は分身魔法よ。」
「これで人間界と魔法界を同時進行しちゃえば…」

早速、みらいとリコは「キュアップ・ラパパ!私の分身よ、現れなさい!」と言って、みらいとリコの分身を作り出した。

「これで、分身の私たちが人間界で働いて、本物の私たちが魔法界で働けるね!」
「もちろん!2人とも、人間界で頑張るのよ。」
「こちらこそ!オリジナル!」

補足:みらいとリコが分身を作り出したため、分身は『オリジナル』呼ばわり。

「あなた、行くわよ。人間界へ。」
「うん!行こう!リコちゃん!」

みらいの分身とリコの分身は人間界へ行くこととなった。

「これで本物の私たちは魔法界に留まったままってことね。」
「いいのかなぁ…私たちの分身を作って…」
「これも魔法使いの使命だから。」

ということで、本物のみらいとリコは魔法学校へ通う事となった。
そして、みらいとリコの分身は人間界で生活していくのだった。
それよりも、なぎさとほのかは入れ替わったままでいいのか?

203ふたりは名無しさん:2016/02/27(土) 04:55:50 ID:jcG8cm4M0
『天ノ川きららはなぜ人の名前にニックネームをつけるのか(Act.1)』

ノーブル学園の中学1年生かつモデルとして活躍している天ノ川きらら。
実は、親友にはニックネームをつけることが多い。そこで、他のプリキュアの変身前の名前もニックネームをつけたらどうなるのか?

「実は、他のプリキュアたちも変身する前の状態があるって!」
「なになに?ふーん…じゃあ、こうする!」

きららは他のプリキュアの変身前のニックネームをこうやってつけた。

美墨なぎさ→なぎなぎ
雪城ほのか→ほのほの
九条ひかり→ひかりん
日向咲→さっきー
美翔舞→まいまい
夢原のぞみ→のぞみん
夏木りん→りんりん
春日野うらら→うららん
秋元こまち→こまっちー
水無月かれん→かれん
美々野くるみ→くるみん

「どう?みなみん…」
「いいじゃないかしら。でも、かれんのニックネームがそのままね。」
「そうだわ…修正したら?」

ということで、天ノ川きららが水無月かれんをニックネームで呼んだら何になるか?
水無月かれんのニックネームの投稿お待ちしております。

204ふたりは名無しさん:2016/02/27(土) 05:16:49 ID:jcG8cm4M0
『天ノ川きららはなぜ人の名前にニックネームをつけるのか(Act.2)』

ノーブル学園の中学1年生かつモデルとして活躍している天ノ川きらら。
実は、親友にはニックネームをつけることが多い。そこで、他のプリキュアの変身前の名前もニックネームをつけたらどうなるのか?

「次はこのページですわ。」
「フッ…決まった!トワっち、貸して!」

きららは他のプリキュアの変身前のニックネームをこうやってつけた。

桃園ラブ→ラブたん
蒼乃美希→みっきー
山吹祈里→いのりん
東せつな→せっちゃん
花咲つぼみ→つぼみん
来海えりか→えりえり
明堂院いつき→いつっきー
月影ゆり→ゆりゆり
北条響→響様
南野奏→奏様
黒川エレン→エレン
調辺アコ→アコアコ
星空みゆき→みゆみゆ
日野あかね→あかね
黄瀬やよい→やよちん
緑川なお→なおなお
青木れいか→れいれい
相田マナ→マナっち
菱川六花→りつ
四葉ありす→アリス様
剣崎真琴→まこぴー
円亜久里→あぐりん
愛乃めぐみ→めぐみん
白雪ひめ→ひめっち
大森ゆうこ→ゆうゆう
氷川いおな→いおな様

「どう?トワっち…」
「うーん…考えられませんね。六花のニックネームだけはちょっと雑ですので。」
「きらら、修正したら?」
「そうだね!」

ということで、天ノ川きららが他のプリキュアの変身前の名前をニックネームで呼んだらこうなりました。
ニックネームを修正してほしい場合はこの掲示板で投稿をお待ちしております。

205ふたりは名無しさん:2016/02/28(日) 10:19:55 ID:mDhVwQzU0
魔法界の『魔法学校』に通学する13歳の少女、リコ。
彼は、人間界である人物と遭遇する。

「ん?あの人は…メイジャーランドの…」

リコはメイジャーランドの調辺アコを発見。

「キュアップ・ラパパ!壁よ、出てきなさい!」
「えっ!?ちょっと…何よー!?」
「やっぱりあなただったのね…メイジャーランドの調辺アコ!」
「な、なぜ私の名前を…?」

リコはアコにちょっとしたことを話す。

「あなたは、家族とかいるの!?」
「も、もちろんいるわよ!パパも!ママも!」
「アコに両親がいるとは…」
「えっと…あなたは…魔法使いの…」
「リコよ。」
「リコ!?私の名前と1文字違いよ!」
「アコ、そのメガネ、必要ないわ!」
「ち、違うのよ!これは飾りで…」

リコはアコに「キュアップ・ラパパ!メガネよ、外れなさい!」と唱え、アコのメガネを消した。

「あっ!私のメガネ!」
「あなたはこの姿の方が素顔の姿ね。」
「でも…私、なんか…目がよくなったかも…」
「これなら文句なしね。それよりも、アコって、好きな人はいるの?」
「えっ!?私の好きな人は…そ…そ…そ…奏太…で…」
「奏太!?それって、南野奏の弟!?」

アコは奏太の事を好きになれるのか?
次回より、『加音小学校クラスメイト恋物語』スタート。乞うご期待。

206ふたりは名無しさん:2016/03/06(日) 18:10:26 ID:PNpDhgXc0
『加音小学校クラスメイト恋物語』は、4月頃アップします。もうすこしまっててね。

207ふたりは名無しさん:2016/04/03(日) 18:51:55 ID:5h8GiT2M0
『加音小学校クラスメイト恋物語 Act.1:恋の惚れ薬』

メガネを外し、奏太に恋しようとするアコ。リコの魔法は叶ったのか?

「えっと…アコ…?いつものメガネはどこいった?」
「いいえ。今回はコンタクトにしてみたの。」
「すっげぇ!まるでもう1人の自分が誕生したみたいだ!」
「今までこんなことがあったか!?」

生徒たちはメガネを外したアコに大観劇。
その様子を見て、リコは「計算通りね。この恋物語がいい恋物語になったらいいけど…」と言い、商店街で買い物へ。
そして昼休みになると…

「あの…奏太…」
「何だい?アコ…」
「私ね、大きくなったら、奏太と結婚するの。」
「えええっ!?マジでェェェ!?」
「そうだ!お礼に、リコさんが作った惚れ薬があるの。」
「えっ!?」

そう。リコが作った惚れ薬は…

「キュアップ・ラパパ!ジュースよ、惚れ薬になりなさい!」

飲んで最初に見た者に惚れると言う惚れ薬。アコはこれを奏太に飲ませようとする。
そして放課後、アコは奏太の家に潜入しようとする。

「何がリコが作った惚れ薬だ?普通にジュースが飲みたいんだけど…」

そのことを言い、奏は…

「惚れ薬…私も王子先輩に飲ませて、王子先輩は私を好きにしちゃおうという作戦だったの。」
「なーんだ…」
「それよりも、リコが買ったジュース、飲む?」
「惚れ薬じゃないよな?」
「もちろん。」

そのことを言って、奏太はリコが買ったジュースを飲むが…

「な、何だこれ…!?」
「フフフ…引っかかったわ。」
「何っ!?」

実は、リコに頼んでアコは南野奏に成り済まして、奏太を惑わせようとする作戦だったのだ。
そして…アコはキュアミューズに変身して、奏太を見ようとした。

「さあ、目をあけて。」
「えっ!?」
「どう?私がこんな姿になったのは…」
「あ…あ…あ…あ…あ…あ…」

奏太はキュアミューズを見て、惚れてしまった。

「アコー!!!」
「ダーリーン!!!」
「アコ!オレ、アコを愛してるよ!」
「うん。ダーリンがいないと、キュアミューズは心配しちゃうから…!」

その様子を見て、リコは「計算通りね。奏太がアコに惚れちゃう大作戦、大成功よ。」と言い、姿を消した。

208ふたりは名無しさん:2016/04/03(日) 19:55:25 ID:5h8GiT2M0
『加音小学校クラスメイト恋物語 Act.2:5人のキュアミューズ』

奏太はキュアミューズを見て、惚れてしまった。
その様子を見て、リコは「計算通りね。奏太がアコに惚れちゃう大作戦、大成功よ。」と言い、姿を消した。
あの後、キュアミューズは奏太を風呂場へ連れ出した。

「じゃあ、せっかく…キュアミューズになったんだから、何かやって見せてよ。」
「わかったわ。」

実は以前、ネガトーンとの戦いで、キュアミューズはシリーの力が宿ったモジューレの力で4人の分身を生み出し、五芒星のようなサークルを描いて敵を拘束したのだが、
もし、これでキュアミューズが5人になったら、奏太はどうなってしまうのか?

「ドの音符のドリームエクセレントメロディ!」
「うわっ!!!ホントにキュアミューズが5人に増えた!」

ドの音符のドリームエクセレントメロディを使って、5人に分身したキュアミューズ。
これを見て、惚れ薬を飲んだ奏太は大喜び。

「「「「「ダーリン、ミューズが5人になった感想はどう?」」」」」
「も、もちろん!オレは最高だよ!」
「じゃあ、せっかくミューズが5人になったんだから…」
「「「「「5人のミューズと…混浴しようよ♡」」」」」
「いいよ。」

5人のキュアミューズはぶりっ子モードになって、一斉に丸裸になって、奏太と混浴する

「どう?きもちいい?」
「う…ね…眠い…」
「ウフフフ…あまえんぼうダーリンったらぁ〜♡」
「すぐねちゃうんだからぁ〜♡」
「う…目が…苦しい…」
「じゃあ、せっかくダーリンがねむっちゃったんだからぁ〜♡」
「いっしょにアレしようよぉ〜♡」
(ま、マジかよ!?この場面でアレのパターン!?まさか…!?まさか…!?)

5人のキュアミューズは、寝ている奏太に襲い掛かった。

209ふたりは名無しさん:2016/04/10(日) 00:00:08 ID:aBHEJM5c0
『加音小学校クラスメイト恋物語 Act.3:増殖る(ふえる)ミューズ』

5人のキュアミューズはぶりっ子モードになって、一斉に丸裸になって、奏太と混浴する。

「どう?きもちいい?」
「う…ね…眠い…」
「ウフフフ…あまえんぼうダーリンったらぁ〜♡」
「すぐねちゃうんだからぁ〜♡」
「う…目が…苦しい…」
「じゃあ、せっかくダーリンがねむっちゃったんだからぁ〜♡」
「いっしょにアレしようよぉ〜♡」
(ま、マジかよ!?この場面でアレのパターン!?まさか…!?まさか…!?)

5人のキュアミューズは、寝ている奏太に襲い掛かった。

「わっ!」
「ダーリンのチ〇コ、ミューズが握ってあ・げ・る・ね♡」
「いててて…」
「うわぁ…でかいア〇ル♡」
「や、やめてくれ…痛いから…!」
「うーん…5人だとやりづらいからぁ〜…」
「ウソっ…やめた!?」

キュアミューズは再び「ドの音符のドリームエクセレントメロディ」と言い、
さらに5人増やして、キュアミューズが10人となった。

「うわァァァァァァ!!!」
「「「「「「「「「「これでセッ〇スができるね♡」」」」」」」」」」
「ちょっと待ってくれ!挟まれるっ!!!」
「いいのよぉ〜♡ダーリンはミューズのお嫁さんなんだからぁ〜♡」
「「「「「「「「「「さあ、セッ〇スしましょ〜♡」」」」」」」」」」
「うわァァァァァァ!!!」
「「「「「「「「「「チュ〜♡」」」」」」」」」」
(な、なんだ…一体…まるでアコと口づけしたような…)
「ダーリンのチ〇コ、舐めてあげる♡」
(ん?何だ今度は…オレのチ〇コが…キュアミューズに…)
「ちゅ、ちゅぷ…ちゅぱちゅぱ、くぷん、ちゅ…」

10人のキュアミューズは奏太のチ〇ポを舐めて舐めて舐めまくる。
奏太は動けないまま、10人のキュアミューズは11Pセッ〇スをする。

210ふたりは名無しさん:2016/04/10(日) 00:01:13 ID:aBHEJM5c0
『加音小学校クラスメイト恋物語 Act.4:11Pセッ〇ス』

10人のキュアミューズは奏太のチ〇ポを舐めて舐めて舐めまくる。

「ちゅる、りゅぷ、じゅぷぷぷ…ねぇ…だーりん、ちゅぷっ、みゅーずに…くぷん、なめられた…ちゅぱ、かんそうは…ちゅぷ、どう…?」
「いいぞ…もっと…うっ、やって…くれよ…オレの…思い通りに…な…」
「だーりんの、せいえき…ちゅぷっ、たくさんでたら…ちゅぱ、のむからぁ…くぷぷぷぷぷぷ…」
(どうなってやがる…?ホントにキュアミューズが10人いて、ホントにオレと11Pセッ〇スしているのか?)

10人のキュアミューズとたくさんセッ〇スしたその後、奏太の体は力尽きた。

「もう…いい…だろ…キュア…ミューズ…オレ…もう…うご…け…ない…よ…」
「それじゃあ…ダーリン、いっぱい射精すよ♡」
「うん…」

10人のキュアミューズは奏太のチ〇ポの中にある精液を出しまくった。
唾液と精液で体がドロドロになった10人のキュアミューズ。
これにより、奏太は力尽きて眠ってしまった。そして翌日…

「アコ…むやみに分身を使っちゃダメって言ってるのに…いったい何をやっていたんですか?」
「だ、ダーリンとセッ〇スしようと思って、それで、ドドリーを使って私をいっぱいにして…」

そのことを聞き、アフロディテはこう言う。

「アコ、南野奏太と結婚するでしょ?だったら、私の思い通りに結婚式を挙げなさい。」
「ホントに!?やったー!!!」

アコはついに南野奏太と結婚をすることとなった。

「やれやれだな。私も結婚式に参加だな。」
「それよりもあなた…アコの結婚式は盛大に祝わないといけませんよ。」
「そうだな。こうなったら、意地でも行かせてやるー!!!」

そして、アコと奏太の結婚式は加音町のチャペルで行った。

211ふたりは名無しさん:2016/04/10(日) 00:02:08 ID:aBHEJM5c0
『加音小学校クラスメイト恋物語 Act.5:アコと奏太の結婚式』

アコと奏太の結婚式は加音町のチャペルで行った。

「アコー!結婚おめでとう!」
「奏太ー!幸せにしてねー!」
「ああ!オレはもう、アコから離れないぜ。」
「私もよ♡生まれてきて幸せです♡」

ということで、結婚式では恒例のブーケトスを行うこととなる。

「いくよー♡それーっ♡」

そして、ブーケを受け取ったのは…

「えっ!?わ、私ですか!?」

なんと、スイーツ姫こと東山聖歌がブーケをキャッチ。

「スイーツ姫がブーケを受け取った…!」
「ありがとうございます!私、今度幸せになります!」

ということで、加音小学校クラスメイト恋物語はこれにて終了。
調辺アコちゃん、南野奏太くん、いつまでもお幸せに。

212ふたりは名無しさん:2016/04/17(日) 12:34:32 ID:FX14j48.0
十六夜リコがナシマホウ界の学校生活になれてきた。
そして放課後、リコはみらいの家へ戻ることに。

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 1st Trial』

「さっき、みらいと私が2人になる魔法をかけたわよね?」
「うん。」
「今度は私だけを2人にしてみてよ。」
「いいよ。キュアップ・ラパパ!リコよ、2人になーれっ!」

みらいの魔法でリコが2人に分身。ここから、心理ゲームが始まる。

「みらいの母親、今出かけているんでしょ。」
「じゃあ、今から夕食作るから、ちょっとまっててね。」
「うん…」

数分後…

「今日はちょっと簡単な料理だったけど…味が同じとは限らないわ。」
「えっ!?ということは…」
「隠し味をつけたわ。たぶん失敗してないし…」
「えええっ!?」

ということで、2人のリコが作ったのは、大森ゆうこに教わった特製のカレーライス。
しかし、2人のリコはそのカレーライスに隠し味を付けたのだ。その隠し味とは?

(私が作ったカレーライスには、大根おろしが入ってるわよ。)
(私が作ったカレーライスには、冷凍みかんが入ってるわよ。)
「「さあ、みらい、どっちか食べてみて♡」」
「うーん…どっちか迷うなぁ…」

さて、ここからは運命の選択。みらいはどっちのカレーライスを食べる?

①:リコAの隠し味である大根おろし
②:リコBの隠し味である冷凍みかん

どっちか選んでください。

213ふたりは名無しさん:2016/04/17(日) 21:02:22 ID:FX14j48.0
それでは、2回目の心理ゲーム、行ってみよう!

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 2nd Trial』

次の日の放課後、リコからみらいに告ぐ次なるトライアルとは…
えりかの母親が営んでいる『フェアリードロップ』というファッションショップ。

「オッス!あたし、えりか!みらいー!会いたかったよー!」
「いま、えりかっていいました!?」
「そうだよ!えりかだよ!えりか!」
「今日はフェアリードロップの新作が入荷したんだね…」
「そうよ。今回は夏の新作ブランドよ。親友のリコさん、みらいに着させたい服があったらよろしくね。」
「はいはい。」
「あれ?リコさんが2人!?どうなってるの?」
「わ、私が魔法でリコを2人にさせたの…これは私の試練だから…」
「まあいいわ。とりあえず選んで。」

2人のリコはみらいに着させる新しい服を選ぶこととなった。

「ふーん…結局はこの2着の服ね…」
(やっぱりみらいはピンクとブルーが一番だよね。)
(いいえ。みらいはピンクとイエローが似合うわ…)
「「みらい、どっちを選ぶの!?」」
「ピンク+ブルーとピンク+イエロー…しかも2着とも同じ値段…だけど、着るのは1着だけ…どうしよう…」

さて、ここからは運命の選択。
リコAが選んだのはピンクの半シャツ+ブルーのスカート。
リコBが選んだのはピンクの半シャツ+イエローのズボン。
この2着の内、みらいが着るのは1着のみ。みらいはどっちを着る?

①:リコAが選んだピンクの半シャツ+ブルーのスカート。
②:リコBが選んだピンクの半シャツ+イエローのズボン。

どっちか選んでください。

214ふたりは名無しさん:2016/04/17(日) 21:21:03 ID:FX14j48.0
これが、最後の心理ゲームです。張り切って行こう!

『2人のリコ みらいの心理ゲーム Last Trial』

家に帰宅後、みらいは風呂に入る。すると…

「モフルン、体洗うね。」
「とっても気持ちいいモフー♡」
「ちょっと!せっかく友達になったんだから、一緒に入らしてよ!」
「わかったよ!リコ!」
「みらいとリコが一緒に風呂に入るなら、モフルンも入るモフー♡」

みらい&リコ&モフルンが一緒に入る中、もう1人のリコが…

「ちょっと!そこは私が入るポジションなの!邪魔しないでよ!」
「うわっ!リコが2人いるモフー!」
「大丈夫だよ!私が魔法でリコを分身させたのよ。」
「ビックリしたモフ。」

見た目はそっくりな2人のリコ。そこで、みらいは最後の心理戦に出た。

「ねえ、リコ…」
「「何?みらい…」」
「私はリコと友達になってうれしい…けど、最後は私がケジメをつける番だから!」
「「えっ!?」」

すると、ゼツボーグが現れて、ナシマホウ界を破壊しようとする。
そのゼツボーグを操っているのは、ディスダーク三銃士のクローズ。

「ヒャッハー!これでナシマホウ界は全滅だぜー!!!」
「いい加減にして!!!」
「あぁ!?オレは今なぁ、マジギレしてんだぜ!プリキュアがいてよ!!」
「リコ、どうするモフ!?」

すると、リコは…

「モフルン、今回はルビーのリンクルストーンを使うのよ!」
「分かったモフ!」
「いや、今回はサファイアのリンクルストーンよ!」
「どういうことモフ!?」
「「モフルン!!どっちにするの!?」」
「みらいー!大変モフ!どっちにするか、分からなくなったモフ!」

それに対し、みらいは…

「モフルン、リコが2人いたらどっちと手をつなぐか分からないじゃない。
 だから、ここは私の提案でトパーズのリンクルストーンを使って、ゼツボーグを倒そう!」
「いや、ここはリコに任せるモフ!」
「じゃあ、今回はトパーズは無しなの!?せっかく使ったのに…
 ということは、ルビーかサファイアのどっちかってことなの!?」

このままでは、ナシマホウ界が大パニックになってしまう。さて、ここで最後の選択。
ディスダーク三銃士のクローズはゼツボーグを呼び出し、ナシマホウ界の全滅しようと企んでいる。
ここからみらいとリコがプリキュアに変身するが、今回はリコに任せなくてはならない。
しかし、リコは2人いるため、みらいは圧倒的に不利な状況に。
リコAはルビーのリンクルストーンを使って、ルビースタイルに変身しようとするが、
リコBはそれに対し、サファイアのリンクルストーンを使って、サファイアスタイルに変身しようとします。
みらいはどっちのリコのいう事を聞く?

①:リコAの言う事を聞き、ルビーのリンクルストーンを使う。
②:リコBの言う事を聞き、サファイアのリンクルストーンを使う。

これが最後の選択肢です。1st Trialと2nd Trialと合わせて、この掲示板で清き1票をお待ちしています。

215ふたりは名無しさん:2016/04/24(日) 11:29:48 ID:eEqIgAlM0
>>212の選択結果はコレ。

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 1st Trial』
①:リコAが作った大根おろし入りカレーを食べた場合。

「よし!左のカレーだ!」

みらいは大根おろし入りカレーを食べた。その味は…

「んっ!おいしい!母さんのカレーよりおいしいよ!」
「よかったー!大根おろし入りカレー、美味いでしょ?」
「うん。大根おろしが効いたわ!やっぱり本物のリコはこうでなくちゃ!」
「みらい…ちょっとー!私の隠し味だった冷凍みかんはどうなったの!?」
「やめようかなぁ…って。だって…味がちょっと…微妙で…」
「くやしぃー!!!冷凍みかんの入ったカレーはよくなかったの!?」

リコBは冷凍みかん入りカレーを食べると…

「なーんだ…結構おいしいじゃない…」

ナシマホウ界の日常はとても忙しい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 1st Trial』
②:リコBが作った冷凍みかん入りカレーを食べた場合。

「よし!右のカレーだ!」

みらいは冷凍みかん入りカレーを食べた。その味は…

「んっ!?何コレ!?冷凍みかんが入ってるよ…」
「そうよ。みらい、あなたはハズレを引いたようだね。」
「ちょ…カレーに冷凍みかんって…ありえなーい!」
「フッ…やっぱりそうなるのね…」
「でも、新しい味になりそうだよ!お母さんに教えてやろうっと!」
「やっぱり大根おろし入りは無理だったわね。モフルン、カレー食べる?」
「食べるモフ。」

モフルンは大根おろし入りカレーを食べると…

「美味しいモフ♡リコの作ったカレーは最高モフー♡」

ナシマホウ界の日常はとても忙しい。

216ふたりは名無しさん:2016/04/24(日) 11:31:03 ID:eEqIgAlM0
>>213の選択結果はコレ。

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 2nd Trial』
①:リコAが選んだピンクの半シャツ+ブルーのスカートを着用した場合。

「ここは女の子らしく、ピンク+ブルーで!」
「わかったわ。あなたは女の子だから、ファッションも上手ね。」
「私は女の子なの!とにかく女の子らしくしなくちゃ!」
「チっ…ズボンでもダメなの!?」
「いいの!私は女の子だから!」

みらいはピンクの半シャツ+ブルーのスカートを着用。

「お似合いね。」
「とにかく、金は払わせてもらうわ。」
「ももネェ、みらいの着た服、すごく似合ってない?」
「うん。凄く女の子らしいわ。あの人。」

そして、みらいとリコは家に帰宅した。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『2人のリコ みらいの心理ゲーム 2nd Trial』
②:リコBが選んだピンクの半シャツ+イエローのズボンを着用した場合。

「たまにはズボンも履いてみようかなぁ…」
「ホントに!?やったー!」
「ちょっとー!スカートは!?みらいは女の子でしょ!?」
「たまにはズボンも似合うと思うよ。」
「恥ずかしい!」

みらいはピンクの半シャツ+イエローのズボンを着用。

「少しはズボンでも履いて、気分転換しよう。」
「さて、金払おうっと。」
「ももネェ、みらいの着た服、すごく似合ってない?」
「うん。ズボンもちょっと似合うかもね。」

そして、みらいとリコは家に帰宅した。

217ふたりは名無しさん:2016/04/24(日) 11:32:13 ID:eEqIgAlM0
>>214の選択結果はコレ。

『2人のリコ みらいの心理ゲーム Last Trial』
①:リコAの言う事を聞き、ルビーのリンクルストーンを使った場合。

「よし!ルビーを使おう!」
「やった!」
「暴れちゃうモフー!」
「「キュアップ・ラパパ!ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

みらいとリコAはルビースタイルに変身。

「な、何だ!?」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!」」
「まさか、他にもプリキュアがいたとは…」
「ここで決着をつけるわ!ゼツボーグ!」
「行くよ!」
「「紅の情熱よ!私たちの手に!フルフルリンクル!プリキュア・ルビー・パッショナーレ!」」
「ぬあああっ!!!オレのゼツボーグがぁぁぁ!!!くそっ!覚えてろー!!!」

ゼツボーグ消滅と共に、クローズ撤退。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『2人のリコ みらいの心理ゲーム Last Trial』
②:リコBの言う事を聞き、サファイアのリンクルストーンを使った場合。

「よし!サファイアを使おう!」
「やった!」
「暴れちゃうモフー!」
「「キュアップ・ラパパ!サファイア!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

みらいとリコBはサファイアスタイルに変身。

「な、何だ!?」
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!」」
「まさか、他にもプリキュアがいたとは…」
「ここで決着をつけるわ!ゼツボーグ!」
「行くよ!」
「「青き知性よ!私たちの手に!フルフルリンクル!プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!」」
「ぬあああっ!!!オレのゼツボーグがぁぁぁ!!!くそっ!覚えてろー!!!」

ゼツボーグ消滅と共に、クローズ撤退。

218ふたりは名無しさん:2016/04/24(日) 11:33:20 ID:eEqIgAlM0
>>217の続き

事件解決後…

「キュアップ・ラパパ!リコよ、1人に戻れっ!」
「まあ、今回はいろいろあったけど、みらいが一番いけないんだからね…」
「これで一件落着モフ。」
「よーし。今度は私が魔法でみらいを分身して、心理ゲームだー!」
「えええっ!?」
「キュアップ・ラパパ!みらいよ、分身しなさい!」
「「きゃあああっ!!!」」

ということで、人生は選択肢の連続。リコもみらいもまだまだ親友同士だ。

219ふたりは名無しさん:2016/05/01(日) 05:00:01 ID:7Z6JMTYI0
ナシマホウ界は、今宵、ゴールデンウィークが始まったばかり。
そんな中、朝日奈みらいが十六夜リコにある悩みを言った。

「リコ、私から代表して言うけど…春日野うららさんって、かわいいよね…」
「えっ?どういうこと?」
「プリキュアシリーズをずっとやってきて、プリキュアに何が足りないのか、考えてたんだけど…」
「プリキュアに何が足りないかって?そんなの恋愛に決まってるじゃない!」
「違うよ…やっぱり、アイドルとか…?」
「アイドル!?」
「だって、プリキュアの世界にアイドルが必要なんじゃないかなーって…」
「えええっ!?ナシマホウ界にアイドルはちょっと…」
「はーちゃん知ってるよ!この前、AKB48や乃木坂46が会場で握手会やったんだよ!」
「それはそうだけど、やっぱり、春日野うららさんと一緒に組みたい人を呼びたいなーって…」
「この雑誌…天ノ川きららが表紙らしいわ。」
「今、天ノ川きららって言いました!?」
「うん。それが表紙で…ちょっと!みらい!?」
「そうだ!これだよ!うららちゃんときららちゃんでユニットを作ればいいのよ!」
「何ィ!?」
「決めたの!やっぱりプリキュアにはアイドルが足りないんだよ!だから、もっと人気を増やすために、アイドルが必要だよ!」
「そんなこと、いつ言ったのー!?」

そこで、ナッツハウスで相談へ。

「えっ!?私がきららさんとユニットデビューですか!?」
「そうだよ!」
「みらいが無理矢理そういうから…」
「えへへへ…」
「そうなんですよ!私、きららさんとユニットを組みます!
 それに、めぐみさんとラブさんとマナさんのユニットデビューも決まったし、
 エレンさんと真琴さんのユニットデビューも決まりましたから!」
「じゃあ、決定だね!世間はアイドル戦国時代!だから、プリキュアの世界も、アイドル戦国時代が始まる!ってことだよ!」
「承諾したーっ!?」
「わかりました!早速きららさんに相談しまーす!」
「こ、これがみらいのやり方かーっ!?」

うららは早速きららに相談することとなった。

220ふたりは名無しさん:2016/05/01(日) 14:27:15 ID:7Z6JMTYI0
>>219の続き

その頃、真琴がエレンと共にセッションプレイ。

「いい?今回こそ成果を出すときよ。剣崎真琴!」
「フルネームで呼ばないで!王女様が困るから。」
「ん?何コレ…?『アイドル戦国時代、始まる!』…?エレン、私と手を組もう!」
「えっ!?私とアイドルユニットを組む!?」
「やろう!アイドル戦国時代の天下を取るわよ!」
「フッ…」

さらに、めぐみの家にラブとマナが訪問して…

「ぶ、ブルー…!?」
「君たち、これを見てくれ。」
「何コレ…『アイドル戦国時代、始まる!』…?」
「私たち、3人でアイドルユニットをやれってこと?」
「やろうよ!私たちで3人でアイドルユニット組めば、アイドル戦国時代の天下が取れるよ!」
「うれしいー!私たち、きゅんきゅんだよ!!」

そして、うららはきららに相談をすることとなる。

「きららさん!」
「ん?うららん!こんなところで何してるの?」
「実はですね…」
「ふーん、うららんとあたしがアイドルユニットを組むのねー。それはいいと思う!」
「ですから、アイドル戦国時代は私たちが天下を取ります!」
「それ賛成!やろう!アイドル!」

こうして、プリキュアの世界も、アイドル戦国時代の幕が上がる。

221ふたりは名無しさん:2016/05/08(日) 12:11:22 ID:OLF7hqh20
>>220の続き

「ついに始まりましたね。私たちのユニットデビューが。」
「私たちはとにかく、アイドル戦国時代の天下を取るだけだから…」
「とにかく、みんなで幸せゲットして…」
「みんなのハートをきゅんきゅんさせちゃうんだからね!」
「みーんな、幸せハピネスにしちゃおう!」
「負けられないわ。私も。」
「王女様のために、負けるわけにはいかないのよ。」
「やあ。君たち。アイドルユニットを作るって聞いて、ホッとしたぞ。」
「君たち、目を瞑ってくれ。これからキミたちは、アイドルになった気持ちで住民たちを魅了させる。」
「はい…」
「いいか?アイドルになった気持ちでファンを増やすんだ…
 黒川エレン、剣崎真琴、お前たちは『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』として活動してもらう。
 桃園ラブ、相田マナ、愛乃めぐみ、お前たちは『Triple♡(トリプルハート)』として活動してもらう。
 春日野うらら、天ノ川きらら、お前たちは『うらら★きらら』として活動してもらう。
 これからお前たちはアイドル戦国時代の天下を取るのだ。さあ、目覚めるがいい。」

ということで、それぞれのユニットがきまった。

MysticDiva(ミスティックディーヴァ):黒川エレン&剣崎真琴
いずれも異世界では歌姫として知られ、エレンは劇中でギターによる弾き語りをしている描写があり、真琴は人間界においてトップアイドルとして活躍している。

Triple♡(トリプルハート):桃園ラブ&相田マナ&愛乃めぐみ
「桃園ラブ(Love)」、「相田マナ(愛)」、「愛乃めぐみ」と「愛」が名前に入った桃キュア3人娘。

うらら★きらら:春日野うらら&天ノ川きらら
かたや母のような女優を目指しアイドル活動を行う、かたや現役モデルで夢は世界を股にかけたトップモデル、という中学1年同士で芸能活動を行っている黄キュアコンビ。

「ここからが…アイドル戦国時代の始まりだ。」

ということで、第1弾はこの3ユニットだが、今後シリーズ展開があるかもしれない。

そんなこんなで、近日中に不定期で『アイドルプリキュア』を作る予定です!乞うご期待!

222ふたりは名無しさん:2016/05/15(日) 10:19:12 ID:vYelcxB60
さまざまなアイドルグループが次々と誕生しては消えていく、
現在のアイドル業界を戦国時代に例えて表現した。
時はまさに、アイドル戦国時代。
そして、このプリキュアの世界にも、アイドル戦国時代の幕が上がる。

アイドルプリキュア Episode.1
『どうしてプリキュアがアイドルになったのか』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダードライブ』)

異世界では歌姫として知られ、ギターによる弾き語りをしている描写がある黒川エレンと、人間界においてトップアイドルとして活躍している剣崎真琴。
そんな2人がテレビ朝日のアナウンサーにインタビュー。

「えーっと…黒川エレンさんと剣崎真琴さんですか…私、テレビ朝日の田中萌と申しまして、
 今回、アイドルユニット『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』を結成した理由を教えてください。」
「何しろ、アイドル戦国時代の天下を取るために今回結成したんですから。相方のまこぴーと共に心のビートを鳴らすわ。」
「そう。王女様のためにも、エレンさんと歌い続けなければなりません。」
「1人は王女様のため、1人はメイジャーランドのために歌を届けることですね。わかりました。
 とにかく、今はユニットとしてのデビュー曲のレコーディング中ですが、真琴さん、今の心境は?」
「エレンさんとシンクロして、王女様に届けます。私たちの歌で。」
「そうですか。それと、エレンさんはどうですか?」
「とにかく、やりたいくらい楽しい曲なので、その曲をメイジャーランドに届けるわ。」
「わかりました。配信限定になるけど、よろしいでしょうか?」
「「構いません!」」
「ありがとうございました。では、配信に期待しましょう!」

こうして、テレビ朝日のアナウンサーによるインタビューは終わった。

「エレンさん…」
「今は呼び捨てた方がいいわ。私も呼び捨てしなきゃだから。そうだよね?真琴…」
「はい!エレン!」

エレンは真琴と友達になり、アイドル戦国時代の天下を取ることを決意した。
ここから、『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』が動き出す。

223ふたりは名無しさん:2016/05/15(日) 11:48:06 ID:vYelcxB60
アイドルプリキュア Episode.2
『ライバルに赤信号』
(サブタイトルの元ネタは『激走戦隊カーレンジャー』)

アイドル戦国時代の天下を取るため、必死に努力し続けるエレン&真琴。
そんな中、あの2人がエレンと真琴を監視していた。

「うららん…あれ、何?」
「あれは…『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』ですよ!
 エレンさんと真琴さんですよ!きららん、私たちはアレを超えたいです!」
「そっかー☆うららんったらいい話じゃない♡」
「エレン、あれは…うららときらら!?」
「ええ。今はアイドルユニット『うらら★きらら』と呼んだ方がいいわ。私たちはアレをライバル視してるのよ。」
「ライバル!?」
「他のアイドルは、私たちをライバル視してるの。だから見ない方がいいわ。」
「わかったわ。それに…あれは…マナ!?どうしてめぐみとラブと3人でやっているの!?」
「あれは『Triple♡(トリプルハート)』。『愛』が名前に入った3人娘よ。」
「エレン、あれもライバルなの?」
「そうよ。ライバルは常に隣り合わせだからね。」

そう。アイドルたちのタイプを見てみると、
Triple♡→全員キュート
うらら→ポップ
きらら→セクシー
MysticDiva→クール
このようなタイプとなる。

果たして、この先アイドル戦国時代はどうなってしまうのか…?

224ふたりは名無しさん:2016/05/15(日) 17:33:26 ID:vYelcxB60
アイドルプリキュア Episode.3
『奇蹟』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダークウガ』)

エレンと真琴は配信限定曲のレコーディングを終えて、ついに、奇蹟が起こった。

「これで、レコーディングは全て終わったわね。」
「あっ!情報が来たわ!配信日、決まったって!」
「えっ!?」

なんと、レコーディングを終えると、すぐに配信日を決定する。これがプリキュアの実力だ。

「どういうこと!?即配信って…」
「私たち、奇蹟を起こしたの…?」
「その通りだ。翌日にはもう配信することが決まっているんだ。」
「あ、あなたは…」
「『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』の…プロデューサー!?」
「おめでとう。『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』。あなたたちは私の見込んだ女よ。」

ついに姿を現した『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』のプロデューサー。一体何者なのか?

225ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:21:04 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.4
『ビックリ!プロデューサーは欅ちゃん』
(サブタイトルの元ネタは『電磁戦隊メガレンジャー』)

「あ、あなたは…」
「『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』の…プロデューサー!?」
「おめでとう。『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』。あなたたちは私の見込んだ女よ。」

ついに姿を現した『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』のプロデューサー。一体何者なのか?

「こんにちは!私は欅坂46の渡邉理佐です!エレンさんと真琴さんのプロデューサーを務めますので、末永くよろしくお願いします!」
「えええっ!?あの乃木坂46の妹分!?びっくりしたわ…」
「王女様、私、プロデューサーに出会いました。これからアイドルの天下を取るわ…!」

ついでに、『うらら★きらら』のプロデューサーも顔出し。

「あ、あなたは…」
「こんにちは!私は欅坂46の志田愛佳です!うららさんときららさんのプロデューサーを務めます!よろしくお願いします!」
「し、知ってますよ!あの乃木坂46の妹分ですよ!」
「マジでー!?うららん、すごいよー!」

さらに、『Triple♡(トリプルハート)』のプロデューサーも顔出し。

「うわぁ…!かわいい!」
「こんにちは!私、欅坂46の平手友梨奈と言います!ラブさん、めぐみさん、マナさん、私があなたたちをプロデュースします!」
「平手友梨奈ちゃん…きゅんきゅんだよー!」
「これならみんなで幸せゲットできるね!」
「よーし!がんばろう!」

これで3組のプロデューサーが揃い、アイドル戦国時代は幕を開ける。
今、伝説に新たなる1ページが刻まれようとしていた。

226ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:22:05 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.5
『リクエスト・デビュー曲は欅坂で(その1)』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーキバ』だが、音楽記号は全て中黒で代用する。)

『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』『Triple♡(トリプルハート)』『うらら★きらら』のプロデューサーも決まり、
アイドル戦国時代が大きく動き始める中、3組のユニットがイベントを行うこととなった。そのイベントとは…

「プリキュアプリティストア?」
「それって、プリキュアグッズがたくさん売ってる店だよね?」
「今度ココで、デビューイベントを開催することになったのよ!」
「で、デビューイベント!?」
「そのイベントで、あなたたちが先程レコーディングした曲を披露することになったのよ!」
「すごーい!きゅんきゅんだよー!」

ということで、プリキュアプリティストア大阪本店での3組のデビューイベントを行うことになった。
そして、プリティストアはオープン。デビューイベントはこれから始まる。

「みなさーん!今日はプリティストアに来ていただいて、ありがとー!」
「私、春日野うらら!」
「あたし、天ノ川きらら!」
「「2人合わせて、『うらら★きらら』だっちゃ!」」
「とうとう始まったわ…デビューイベント…」

うららときららが可愛い系トークをして、いよいよデビュー曲披露。

「それでは、先程レコーディングした私たち『うらら★きらら』のデビュー曲をお披露目します!」
「「聴いてください。『手を繋いで帰ろうか』。」」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

何か誤解させてしまったのかな みんなに冷やかされて 首を振っただけ Oh
だって 誰にも言ってないだろう 君のことをあれこれ聞き出そうとするから
そう面倒くさくて興味ないふりをして 僕はずっと ソッポ向くしかなかった
だけど 心は集中して君のことを気にしてた アイスカフェラテの ストローの回し方
なぜか 君が不機嫌に見えるよ ごめん やってしまった
手を繋いで帰ろうか 誰かに見られてもいい 堂々と街を歩いて 見せびらかそうよ
君と僕はラブラブで 付き合ってるってこと いつもの二人のように 仲直りしようよ
つまらぬ照れ隠しをして 君を傷つけたのなら 家に帰っちゃう前に 罪滅ぼしさせて
ぽっかりと空いたハート 何で穴埋めする?街角で キスをしよう

ふいに君はカフェから出て行ったよ 慌てて僕はすぐに後を追いかけた Oh
みんな その展開に驚いて まずいことを言ったのか?顔見合わせるけど
そうデリカシーがない男友達に 君はマジで怒ってしまったようで
僕が名前呼んだって振り向いてもくれない 道を渡る時 いつもより早足で
まさか 君は泣いてるのだろうか?やばい 話を聞いて!
手を繋いで帰ろうか みんなが向こう側から 僕たちを見守っている 視線意識して…
こんなくだらない喧嘩 何でもなかったように このままどこまでも 歩いて行こうよ
どんな噂 立てられても 他人(ひと)も羨むくらいに…僕をもう一度信じて もっと近くにおいでよ
言葉じゃわからないのなら こうするしかないね 今ここで キスをしよう

手を繋いで帰ろうか 誰かに見られてもいい 堂々と街を歩いて 見せびらかそうよ
君と僕はラブラブで 付き合ってるってこと いつもの二人のように 仲直りしようよ
つまらぬ照れ隠しをして 君を傷つけたのなら 家に帰っちゃう前に 罪滅ぼしさせて
ぽっかりと空いたハート 何で穴埋めする?街角で キスをしよう

227ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:22:55 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.5
『リクエスト・デビュー曲は欅坂で(その2)』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーキバ』だが、音楽記号は全て中黒で代用する。)

『うらら★きらら』のパフォーマンスが終わり、次は『Triple♡(トリプルハート)』の出番。

「こんにちはー!相田マナです!」
「桃園ラブです!」
「愛乃めぐみです!」
「「「3人合わせて、『Triple♡(トリプルハート)』!!!」」」

ラブ&マナ&めぐみの3人はキュートなトークをして、いよいよデビュー曲披露。

「それでは、先程レコーディングした『Triple♡(トリプルハート)』のデビュー曲をお届けするね!」
「「「聴いてください。『乗り遅れたバス』。」」」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ごめん 一人だけ 遅れたみたい あの場所に 誰もいなくて
どこへ行ったらいいのかなんて わからなかった 片道の夢 手に持ったまま 坂の途中で途方に暮れた

風が過ぎた街は 音も消えたみたいで 君にかける言葉が 僕には見つからなかった
できることなら 時間(とき)を戻し 一緒に行きたかったけど 欅坂 向かうバスは もう先に出てしまった
だから 一人きり 歩き始める みんなとは 違う道順
だって今さら追いかけたって 間に合わないよ 私の未来 自分で探して いつかどこかで 合流しよう

風の向きを探し 空に伸ばした掌 何か触れたみたいに 日差しがやさしく感じたよ
見えないものは どこにあるか 確かめにくい思い込み 憧れた遠い夢は 少しずつ近づいてる
だから 一人きり 歩き始める みんなとは 違う道順
だって今さら追いかけたって 間に合わないよ 私の未来 自分で探して いつかどこかで 合流しよう

どの道を行こうと どの坂登ろうと 溢(あふ)れ出す汗も 流れた涙も 美しく輝くよ
ごめん ごめん 一人だけ 遅れたみたい あの場所に 誰もいなくて
どこへ行ったらいいのかなんて わからなかった 片道の夢 手に持ったまま 坂の途中で 途方に暮れた
夢はどこかで 繋がるのだろう みんなの 未来は一つ

ラララ…

228ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:23:39 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.5
『リクエスト・デビュー曲は欅坂で(その3)』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーキバ』だが、音楽記号は全て中黒で代用する。)

『Triple♡(トリプルハート)』のパフォーマンスが終わり、最後は『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』の出番。

「こんにちは!トランプ王国の剣崎真琴です!」
「メイジャーランドの黒川エレンよ!」
「「私たち2人揃って、『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』!!」」

エレンと真琴の2人は華麗なトークをして、いよいよデビュー曲披露。

「それでは、先程レコーディングした『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』のデビュー曲をお届けするわ!」
「「聴いてください。『渋谷川』。」」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

君は知ってるかい?渋谷川って…名前を聞いても ピンと来ないだろう(ピンと来ないだろう)
忘れられたように 都会の隅で それでも確かに せせらぎ続ける まるで僕の 君への想い

他愛ない話をして バス通りを歩きながら 古川橋 その近くで 僕はなぜだか 切なくなるよ
愛しさは胸にしまい込んで(しまい込んで)少しだけ君と距離を置いた(距離を置いた)ひっそり流れる そう 目立たない日々
誰も気づいてないこの渋谷川 涸れることも無く ずっと変わらぬまま(ずっと変わらぬまま)
人の暮らしの中で 汚れた水も 溢れた涙も 海へと運ぶよ 恋のかけら どこへと向かう?

恵比寿橋まで笑いながら あっという間に着いてしまった
友達の二人でいた方が(友達で)長続きできるならそれでいい(それでいい)密かに願うよ そう 永遠の恋
君は知ってるかい?渋谷川って…名前を聞いても ピンと来ないだろう(ピンと来ないだろう)
忘れられたように 都会の隅で それでも確かに せせらぎ続ける まるで僕の 君への想い

いつまでも いつまでも 時が過ぎて景色から消えても 関係は途絶えることなく…
誰も気づいてない渋谷川って 涸れることも無く ずっと変わらぬまま(ずっと変わらぬまま)
人の暮らしの中で 汚れた水も 溢れた涙も Ah…
君は知ってるかい?あの渋谷川 少しでいいから 思い出してほしい(思い出してほしい)
いつも君と僕が 歩いた道の 近くを流れる 川があるように ずっと 僕は 愛し続ける

ラララ…

229ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:25:17 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.6
『前田敦子現象(まえだあつこげんしょう)』
(サブタイトルの元ネタは『侍戦隊シンケンジャー』)

プリティストアでのデビューイベントを終えて、3組の所属する芸能プロダクションが決まった。

「ここよ。」
「け、欅坂プロダクション!?」
「どういうこと!?」
「実はこれは、すべて前田敦子現象によって人類を変えてしまったの。」
「前田敦子現象!?」

簡単に説明すると、2012年3月25日にさいたまスーパーアリーナにて行われたAKB48のコンサートで、
前田敦子がAKB48を卒業することを発表した。
その次の日、前田はこの地球全てを同年12月に滅ぼそうという計画を立てていた。
そして、同年8月26日、東京ドームにて行われたAKB48のコンサートで、AKB48グループの解散を発表。
同年8月27日にAKB48劇場にて行われた前田敦子卒業公演が、AKB48グループ解散公演となった。
そして、同年12月に旧人類は滅亡、前田敦子も逝去した。2013年1月に新人類『坂人類』を誕生させ、新しい地球を作った。
2015年8月に人口が増えて、現在と同じになった。
それに加えて、2012年に平成という時代が終わり、2013年は坂道という時代が始まったのだ。

※なお、この説明はあくまで個人の説明です。説明には個人差があります。

「なるほどね…」
「前田敦子が死んで3年も経つのね…」
「実は、ここにアイドルプリキュアを作った総合プロデューサーがいるんで…」
「総合プロデューサー!?」

3組のアイドルたちを陰で支えている総合プロデューサーとは一体!?

230ふたりは名無しさん:2016/05/22(日) 11:25:52 ID:zD5Qc5JY0
アイドルプリキュア Episode.7
『アイドルプリキュアと芸能プロダクションと総合プロデューサー』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーオーズ』)

3組のアイドルたちを陰で支えている総合プロデューサーとは一体!?

「あの…質問しますが…あなたが私たちを陰で支えている、総合プロデューサーですよね?」
「『うらら★きらら』、『Triple♡(トリプルハート)』、『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』、
 あなたたちがアイドルプリキュアですか…初めまして!総合プロデューサーの西野七瀬でーす!」
「西野七瀬!?」
「あの乃木坂46のメンバーがどうして総合プロデューサーに!?」
「決まってるじゃない。秋元康の意志を受け継いで正式に総合プロデューサーになったのよ。」
「エレン…これって…」
「間違いないわ…これは…明らかに夢よ!真琴!」
「いや、違うわ…これは夢なんかじゃないわ!明らかに現実よ!」
「七瀬さん!デビューライブ、成功しました!」
「ありがとう。では、うららさんときららさん、次の仕事が来るまでしばしの休憩を。
 それに、マナさん、ラブさん、めぐみさん、あなたの歌声は素晴らしいですね!」
「いえいえ…」
「ということは…乃木坂プロダクションと欅坂プロダクションは…兄弟会社だったってことー!?」

3組のアイドルたちを操る影の存在、総合プロデューサー西野七瀬。
なぜ秋元康の意志を受け継いで総合プロデューサーになったのか?
そして、アイドル天下統一の真実とは…?次回以降、更なる秘密が明らかになる。

231ふたりは名無しさん:2016/05/29(日) 10:00:16 ID:Xtch/hv20
これは、スパルダ消滅後の出来事である。

マーモとイーラは、闇の魔法使いたちの依頼を受けた。

「どうするのよ?イーラ…」
「決まってるじゃないか。あの魔法使いを倒すんだよ。」
「ああ。プリキュアのことね。それなら、いい作戦があるわ。」

マーモとイーラは、ジコチューを大量召喚し、街中を破壊しようとします。

『イリュージョン・マジック』

「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」
「フッ…現れたな!?プリキュア!」
「リンクルストーン・エメラルドはどこにあるかしら?」
「あなたは…ジコチュートリオの…」
「マーモとイーラ!?」
「フハハハ…そうさ。見ろ。今、ジコチューはリンクルストーン・エメラルドを探しているのさ。」
「しかも、ジコチュー大量召喚。うれしいわ。リンクルストーン・エメラルドを探すのに苦労したけど、今回は簡単に探せるわ…」
「マジカル、ここはあの方法で…」
「うん!行くわよ!ミラクル!」

キュアマジカルとキュアミラクルは「キュアップ・ラパパ!私たちよ、分身しなさい!」と唱えたが…

「あれ?ハハハ…バッカじゃねーの!?お前ら2人が分身するわけねーっつーのっ!」
「何度やっても同じことさ!リンクルストーン・エメラルドは必ず…」

「「ルビー!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

「なっ!?ど、どういうことだ!?」
「プリキュアが4人!?でも、まだ大量にいるわよ…」

「「サファイア!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

「こ、今度は6人に!?」
「何度足掻こうが、同じことだ!!」

「「トパーズ!ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!!」」

「は…8人…だと!?」
「ダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズ、ど、どうなってるのよ!?」
「魔法に分身は付き物よ!」
「覚悟しなさい!」

「「永遠の輝きよ!私たちの手に!」」
「「紅の情熱よ!私たちの手に!」」
「「青き知性よ!私たちの手に!」」
「「金色の希望よ!私たちの手に!」」
「「フルフルリンクル!」」

「フッ…こっちには大量のジコチューがいるんだよ。」
「相手が8人いようが無駄な足掻きよ。」

「「プリキュア・トパーズ・エスペランサ!!」」
「「プリキュア・サファイア・スマーティッシュ!!」」
「「プリキュア・ルビー・パッショナーレ!!」」
「「プリキュア・ダイヤモンド・エターナル!!」」

2人×4つの合体魔法で、ジコチュー大量浄化。

「クソっ!覚えてろよ!」
「あとで後悔しなさいよね!」

そして、あの事件の後…
魔法で分身したルビースタイル、サファイアスタイル、トパーズスタイルが全然消えませんでしたとさ。

「めでたしめでたしモフ〜。」
「「めでたくなーい!!!」」

fin.

232ふたりは名無しさん:2016/05/29(日) 12:07:45 ID:Xtch/hv20
>>222-230の続きです。

プリキュアシリーズは、メインキャラが水着姿になることを基本的に避けていることで有名。
これは、プリキュアシリーズが「ミニスカートを着た女子中学生(一部女子高校生やロリキュア、キュアババアなど)が激しい格闘バトルをする」という、
あからさまに男が好みそうな要素をあえて取り入れていることの反動でもある。
この基本コンセプトを世間に受け入れられやすくするように、「母娘が安心して見られる番組」としてのバランス感覚を徹底してリサーチを重ねている。
その象徴の1つが水着NGで、水着を着せないことは少なくとも幼女の保護者には安心感を与えると制作側は捉えているのだ。
そして今回、プリキュアに水着解禁の知らせが届いた。

アイドルプリキュア Episode.8
『水着カイキン(その1)』
(サブタイトルの元ネタは『炎神戦隊ゴーオンジャー』)

「えっ!?グラビア撮影!?」
「そうよ。今回は『Triple♡(トリプルハート)』3人全員でグラビアの撮影があるわ。」
「平手プロデューサー、グラビアの撮影って…」
「水着だよ!水着!初の水着撮影だよ!」
「水着!?プリキュアに水着はちょっと…」
「大丈夫だよ。3人一緒だから。めぐみ、マナ、ラブ、行きましょう。」
「「「はーい♡」」」

『Triple♡(トリプルハート)』の3人は、水着での撮影でハワイへ。そこには…

「あっ!久しぶり!」
「遭いたかったよー!」

ハワイのプリキュア『アロ〜ハプリキュア』の2人、キュアサンセットことオハナとキュアウェーブことオリナがいることに。

「実は今日、水着撮影なんだよ。」
「マナさんとラブさんは初めてですよね?」
「はい!」
「もちのろんさ!」
「実は、最高の水着を持ってきたの!」
「ホントに!?」

果たして、『アロ〜ハプリキュア』が持ってきた最高の水着とは…?

233ふたりは名無しさん:2016/05/29(日) 12:08:33 ID:Xtch/hv20
アイドルプリキュア Episode.8
『水着カイキン(その2)』
(サブタイトルの元ネタは『炎神戦隊ゴーオンジャー』)

数分後『アロ〜ハプリキュア』が最高の水着を持ってきた。

「「どうぞ!」」
「えーっ!?貝殻ー!?」
「これでどうやって水着を着るのー!?」
「めぐみ、貝殻水着って知ってる?」
「しらないわ。」

説明しよう。貝殻水着とは、貝殻で出来た水着のことで、まさに現地調達。
貝殻の大きさによってマイクロビキニっぽくもなる。人魚が貝殻のブラを装着している一面も多いのだ。

「でも、面白そう!」
「史上初だよね!水着撮影って!」
「よーし!貝殻水着でもがんばろう!『Triple♡(トリプルハート)』…」
「「「キュンキュキュキューン!」」」

そして、ラブ、めぐみ、マナの3人は、
『アロ〜ハプリキュア』が持ってきた貝殻水着を使って、グラビア撮影。
これなら雑誌に多く載るかも…?

そして、撮影が終わった数週間後…

「エレン、これ見て!」
「ゲッ!か、貝殻で水着って…」
「これは王女様に怒られるわ…」
「真琴…王女様に見せられないように隠そう…」
「うん…」

ということで、『Triple♡(トリプルハート)』のちょっとしたハワイ旅行は幕を下ろした。

234ふたりは名無しさん:2016/06/05(日) 11:09:13 ID:IDWVBS5o0
アイドルプリキュア Episode.9
『Mに異変/プロデューサー辞退の真実』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーW』)

いつもの通り、テレビ朝日のアナウンサーからのインタビューを行ったその後、剣崎真琴にちょっとした異変が…

「エレン、私ね、前から思ってたんだけどさ…私の歌声に異変が起こったのよ。」
「何?」
「今までよりボイスが強くなってるって…」
「そう…ひょっとして、あの影響じゃない?」
「何の?」
「前田敦子現象よ。」
「えっ!?だったら、秋元康に頼めばよかったじゃない…」
「知らなかったの?秋元康はプロデューサーを引退しちゃったのよ。」
「えっ!?プロデューサー引退!?」

そう。簡単に説明すると、2012年8月27日にAKB48劇場にて行われた前田敦子卒業公演が、
AKB48グループ解散公演となったことにより、歴史が大きく一変した。
その歴史が動いたことにより、秋元康は一体どうなったのかというと…
それは、AKB48グループ解散公演前に秋元康がAKB48グループ全メンバーに放った一言。
「AKB48グループが解散したら、私はプロデューサーを辞退する。」
と言い、AKB48グループ全メンバーは悲しみに包まれた。
そのことを知り、高橋みなみが「どうしてプロデューサー辞めちゃうのよ!?」と言い、理由を聞いた結果…
秋元康は、「次から私の後継者は、乃木坂46の西野七瀬が総合プロデューサーとして音楽活動することとなる。」と言った。
そして、AKB48グループは正式に解散公演を行い、秋元康もプロデューサーを辞退。AKB48グループは終焉を迎えた。

※なお、この説明はあくまで個人の説明です。説明には個人差があります。

「それからして、乃木坂46と欅坂46の全曲の作詞作曲は西野七瀬が担当することとなったのよ。」
「そう…今は西野七瀬がプロデューサーなのね…」
「真琴…これは現実よ。秋元康はプロデューサーを引退したんだから…仕方ないのよ。」
「エレン…私がすべて行けなかったわ…」

こうして、『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』に新たな友情が生まれたのだ。

235ふたりは名無しさん:2016/06/05(日) 11:10:04 ID:IDWVBS5o0
アイドルプリキュア Episode.10
『分・身・流・儀』
(サブタイトルの元ネタは『仮面ライダーフォーゼ』)

かたや母のような女優を目指しアイドル活動を行う、かたや現役モデルで夢は世界を股にかけたトップモデル、
という中学1年同士で芸能活動を行っている、『うらら★きらら』。そんな2人に新たな仕事が。

「えっと…新作雑誌の写真撮影だって!」
「私は…あるCMの撮影がありますから!」

なんと、きららはファッション雑誌の撮影を、うららはドラマの撮影をそれぞれ行うこととなり、ソロ活動も本格的に動き始める。
そんな中、うららはCMの撮影前にこんなことが…

「えええっ!?1人5役!?」
「そのとおり、今回のCMはうららさんなんだ。しかも1人5役で5姉妹に!」
「さ、5姉妹…」
(私が5人…多分合成だと思うけど…)
「やってみます!」

そして、うららはCM撮影へ。その頃、きららは一条らんこと遭遇。

「あっ!ランラン!」
(あ、天ノ川きらら…!なぜここに!?)
「何をやってるの?」
「えっとぉ〜…私今度CMにでるの!しかも1人5役!」
「ギクッ!?1人5役!?」
「アイドルとしては前代未聞の仕事でしょ?」
「無理無理。1人5役というのは難しいよ。」
「何ィ!?勝負よ!天ノ川きらら!」

そして、きららはファッション雑誌の撮影へ。
それから数週間が経ち…『Triple♡(トリプルハート)』の3人はショッピングモールへ。

「あれ?めぐみ、このファッション雑誌、同じ人が5人いるけど…」
「別に…ただの合成じゃない?」
「しかも新連載…『天ノ川5姉妹の華麗なる私服』って…」
「アイドルとは程遠くないわね。それに、春日野うららがCMで5人に分身しちゃって…」
「ネットでみたのよ。そうしたら、うららちゃんが5人になって、猛アピールしたのよ!」
「なんだかきゅんきゅんだよー!!!」

そんなうららが1人5役で挑んだCMは、ジュースのCM。
5人のうららが同時にジュースを飲み、それをアピールするというCM。
1人5役に挑んだ『うらら★きらら』。人気はこれからが本番。

236ふたりは名無しさん:2016/06/05(日) 15:48:15 ID:IDWVBS5o0
アイドルプリキュア Episode.11
『キングジコチューの娘 〜レージ・レジ・レジーナ〜』
(サブタイトルの元ネタは『魔法戦隊マジレンジャー』)

『Triple♡(トリプルハート)』の相田マナは、久しぶりにレジーナと再会を果たす。

「あれ?レジーナ!久しぶりー!」
「マナー!どうしたの?その服…」
「アイドルだよ!アイドル!」
「アイドル?」
「今の私たちは、アイドル天下統一を目指すために、『Triple♡(トリプルハート)』として頑張っているんだ!」
「『Triple♡(トリプルハート)』?プロデューサーは?」
「欅坂46の平手友梨奈ちゃん!」
「こんにちは!レジーナさん!欅坂46の平手友梨奈と言います!」
「平手さん…どうしてプロデューサーになったの?」
「ある計画のためよ。」
「ある計画?」

平手はある計画のために『Triple♡(トリプルハート)』のプロデューサーとなった。一体何の計画なのか?

「それよりも、なんであたしに出会わなきゃいけないのよ?」
「それはね…アイドル天下統一のためにアピールしなきゃいけないの。」
「ふーん。頑張ってよ。」
「もちのろんさ!」

そして、『うらら★きらら』のプロデューサー志田愛佳と、
『MysticDiva(ミスティックディーヴァ)』のプロデューサー渡邉理佐も、平手と同じようにある計画を立てていた。
果たして、欅坂46は何を企んでいるのか?

237ふたりは名無しさん:2016/06/12(日) 10:00:36 ID:POaXewu60
アイドルプリキュア Episode.12
『エックス・デイ』
(サブタイトルの元ネタは『特捜戦隊デカレンジャー』)

仕事を終えて、事務所に戻った3組のアイドルたち。すると…

「な、何これ!?」
「『坂道X計画』!?どういうこと!?」
「ひょっとして、欅坂46はこの計画ために私たちのプロデューサーを…!?」
「そう。全ては乃木坂46と欅坂46のファンではない人たちを、乃木坂46と欅坂46のファンにするためよ。」
「志田さん!『坂道X計画』って何ですか!?」
「教えてよ!『坂道X計画』の事について…!」
「それは言えないわ。」
「どういうこと!?『坂道X計画』って…今までにない計画だわ…」
「それよりも、AKB48解散の原因は、前田敦子だったってホントなの!?」
「AKB48?そんなアイドルいました?」
「いいえ。最初からいなかったわ。」
「えええっ!?AKB48も知らないの!?」
「じゃあ、これって、前田敦子現象の一部ってこと!?」

そう。前田敦子現象とはAKB48グループに関する記憶が欠落する現象の事。
AKB48グループのこれまで作ってきた記憶と、AKB48グループの現在で作った記憶が人々の中から欠けるために、
前田敦子は自らAKB48の卒業を決定したのだ。
そして、水面下で進行する『坂道X計画』とは…!?次回、その全貌が明らかとなる。

238ふたりは名無しさん:2016/06/12(日) 17:18:27 ID:DHeQovQk0
>>233 武田久美子を思い出しちゃう…。

239ふたりは名無しさん:2016/06/12(日) 20:04:43 ID:POaXewu60
>>233-237
この続きはまだ未定ですが、もうしばらく待っていただければ幸いです。

240ふたりは名無しさん:2016/06/19(日) 10:00:04 ID:BImAY2ak0
『雨の日のリグレット』

キュアマジカルとキュアミラクルが魔法界で激闘しているその頃、
プリンセスプリキュアたちは…

「あぁ…今日も雨か…梅雨時はジメジメするのが苦手なのよ。」
「そうですか…」
「トワっち、雨なんだから、相合傘した方がいい?」
「はい。」
「まぁ…2人とも、仲良しなんだね。はるか、私も相合傘してみようかしら?」
「そうだね!相合傘はプリンセスのたしなみなんだからさ!」

4人は2組づつ相合傘をした。そのころ、ゆいは…

「雨の日のリグレット…それは、纏まった雨が降って、嵐のような天気になる。
 これでいいかなぁ…?」
「ゆいちゃん!」
「えっと…みゆきちゃん?」
「その絵本、すごいね!」
「ええ。私が描いた本なの。」
「何だか、ウルトラハッピーの予感が…!」
「えっ?」

すると、ノーブル学園にチャイムが鳴って…「生徒の皆様、雨が急に強まってきました。すぐに校舎か寮に戻ってください。」とアナウンス。

「雨が強く降っちゃった!じゃあ、また顔合わせるね!」
「雨が強く降っちゃったわ。どうしようかなぁ…今の天気…台風が近づきそうな気分だわ…」

今でも魔法使いのプリキュアは闇の魔法使いと激闘中。そのために雨が降り続いているそうだ。

241ふたりは名無しさん:2016/06/19(日) 21:53:46 ID:F0.MgXL20


242ふたりは名無しさん:2016/06/19(日) 21:54:02 ID:F0.MgXL20


243ふたりは名無しさん:2016/06/19(日) 21:54:59 ID:F0.MgXL20


244ふたりは名無しさん:2016/06/19(日) 21:55:15 ID:F0.MgXL20



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