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@@@プリキュアオールスターズ小説を綴るスレ・5@@@

182ふたりは名無しさん:2014/02/24(月) 07:48:13 ID:CzecYfPg0
   「満と薫の新しい友達5」

それは何かと、満が聞こうとすした時、薫が口を挟んだ。
「それにしても、あなた良く食べるわね」
スパゲティーの皿を空にした女の子を見て薫は感心した様にそう言った。

女の子は満の質問に答えようとしたが、照れ笑いをしながら言った。
「心配事がなくなったから、お腹がすいたんですよー。何も食べてなかったし」
「ふふ。咲みたい」
薫が言う。
「咲?」
「ああ、私達の友達なんだけど・・・」
話し始めた薫達を見ながら満は、(まあ、私も咲の店で働いてるし仕事ってそう言う事かな)
そう解釈した。

「咲さんて素敵な方みたいですねー」
薫の話を聞いてから女の子は言った。
「明るくて、ムードメーカーでなんだかわたしの知ってる人みたい・・・」
「え、そう?」
「はい!わたしの尊敬する人なんです。どんな大変な時でもその人が、なんとかなる!って、
言うとそんな気がして。年上なんですけど仲良くいつも一緒に大笑いして」
「ふーん。スポーツやってたりするの?」

「いえ!でもやってる人も身近にいますよ。ソフトボールじゃないけど。面倒見の良い人で、
わたし達の仲間のまとめ役かな?・・・咲さんかあ。わたしも仲良くしてくれるかな?」
「あのね」
満が不意に口を挟んだ。今まで黙って女の子をじっと見つめていたのだ。
「はい?」
「あなた、どこかで会った事ない?」
「え?」
「何だか見覚えがあるのよ・・・」
「本当ですか!?」
女の子が大きい声をだした。何故か嬉しそうな顔。満は何の気なしに言ったので驚いた。
「う、うーん。気のせいかしら」
「そうよ。会った事あるはずないじゃない」
「・・・そうね」
薫が口を挟み、満も頷いた。

「・・・ですかあ。わたしもまだまだ頑張らないとな・・・」
「?」
女の子は残念そうな顔をした。薫達は少し不思議に思った。

「この街って素敵ですね」
しばらくして女の子はそう呟いた。
「さっきまで、海岸にいたんですよ。久しぶりに海を見ました。風が気持ち良くて・・・。
街全体がキラキラしてるみたい」
「人が沢山いたでしょ?」
「あ、はい」
「今日は海岸に行く人が多かったわ。何かあったのかしらね」
薫がつぶやくと女の子はちょっと複雑な顔をした。そしてこう言った。

「あの、お二人はずっとここに?」
「そう。私達はこの街から出た事ないのよ」
薫が言った。
「あ、生まれも育ちもここなんですね。いいな」
「まあ、ね・・・」
少し言葉が濁る。
「ねえ、あなたの街の事を話して。て言うかあなたの事もっと知りたいな」
満がそう促した。しばらく女の子が自分や街の事を喋っていたがやがてこう聞いた。


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