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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

3100チバQ:2018/07/23(月) 14:53:50

912 :チバQ :2018/07/23(月) 14:53:01
2. 「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります」

「しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか」(『新潮45』P.58〜59より)

LGBTの当事者は子供を持たない、その結果『生産性がない』と二重に断定した上で、「生産性がない者」に対して税金を投入することに疑義を唱える杉田議員の主張は、LGBTに限らず、広く人権の観点から問題があると反論。

また、仮に「生産性」について論ずるとしても、経団連が2017年5月に「LGBTを含め多様性を尊重する社内風土が醸成され、個々人の能力を最大限発揮できる環境が整備されることで、生産性が向上する」と掲げた提言を出していることを指摘した。

3.「不幸な人を増やすことにつながりかねません」
「LGBは、性的嗜好の話です。以前にも書いたことがありますが、私は中高一貫の女子高で、まわりに男性がいませんでした。女子高では、同級生や先輩といった女性が疑似恋愛の対象になります」

「ただ、それは一過性のもので、成長するにつれ、みんな男性と恋愛して、普通に結婚していきました。マスメディアが『多様性の時代だから、女性(男性)が女性(男性)を好きになっても当然』と報道することがいいことなのかどうか」

「普通に恋愛して結婚出来る人まで、『これ(同性愛)でいいんだ」と、不幸な人を増やすことにつながりかねません」(『新潮45』P.59より)

「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は、『秩序』がなくなり、いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません」(『新潮45』P.60より)

杉田議員の主張では、LGBT当事者は自身の性的指向や性自認を自由に選ぶことができるかのように述べた上で、同性愛は「常識」や「普通であること」から外れているとされている。

こうした主張は、杉田議員が所属する自民党の考えとも異なっていることを指摘。

党の特命委員会の資料に、「性的指向・性自認とも本人の意思の問題ではなく、本人にも選択できるものではない」「さまざまな侮蔑的な表現や『〜であることが普通』といっ た表現により人知れず傷つくことが多い」と明記されていると反論した。

杉田議員は23日、自身のTwitterに「ゲイだと名乗る人物から殺人予告のメールが届いたため、LGBTに関連するツイートは全て削除した」と投稿している。

伊吹早織

3101チバQ:2018/07/23(月) 14:54:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000529-san-pol
自民・杉田水脈衆院議員に殺害予告 被害届を提出 寄稿論文と関係か
7/23(月) 13:08配信 産経新聞
自民・杉田水脈衆院議員に殺害予告 被害届を提出 寄稿論文と関係か
杉田水脈衆院議員(小林宏之撮影)
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(51)に対し、ゲイを自称する人物から殺害を予告するメールが届いていたことが23日、分かった。杉田氏は23日、警視庁に被害届を提出し、自身のツイッターで殺害予告があったことを明らかにした。殺害予告は、杉田氏が月刊誌に寄稿したLGBT(性的少数者)に関する論文と関係している可能性がある。

 杉田氏のツイッターによると、「先日、自分はゲイだと名乗る人間」から、杉田氏の事務所に「お前を殺してやる!絶対に殺してやる!」と書かれたメールが届いた。これを受けて杉田氏は23日、赤坂警察署(東京都港区)に被害届を出した。

 杉田氏は18日発売の月刊誌「新潮45」(8月号)に寄稿した論文で、LGBTをめぐる報道に関して持論を述べたが、杉田氏の主張は批判を招き、ネット上は“炎上”した。

 また、杉田氏の論文をめぐっては、立憲民主党の尾辻かな子衆院議員が18日、自身のツイッターで、新潮45の記事の写真計3枚を掲載して取り上げていた。

 関係者によると、殺害予告メールが届いたのは、19日以降だという。

3102チバQ:2018/07/23(月) 17:45:19
http://www.sankei.com/politics/news/180722/plt1807220006-n1.html
2018.7.22 15:09
【自民党総裁選】
竹下氏と岸田氏が笑顔で握手 竹下氏「岸田氏は出るか出ないか、私は誰を支持するか」
 自民党の竹下亘総務会長は22日、岸田文雄政調会長とともに出席した山形市内のパーティーで「岸田会長は次の総裁選挙に出るか出ないかで注目されている。私は誰を支持するか、なかなか言わないことで注目されている」と述べた。総裁選をめぐるそれぞれの立場を、ユーモアを交えて説明したものだ。

 その後、あいさつを聞いていた岸田氏に「ちょっと上がって一緒に握手して」と壇上に上がるよう促し、岸田氏も笑顔で応じた。2人が並んで握手を交わすと、会場は大きな拍手と笑いに包まれた。

 竹下氏の後にあいさつに立った岸田氏も「どう受け止められるかは別として、結果的にこの会を盛り上げることができたらうれしい」と語った。

 総裁選をめぐっては、岸田派(宏池会、48人)の会長を務める岸田氏は態度表明の時期を明確にしておらず、竹下派(平成研究会、55人)を率いる竹下氏はどの候補予定者を支持するのか決めていない。

3104チバQ:2018/07/23(月) 18:07:17
https://www.asahi.com/articles/ASL7M52VML7MUTFK00N.html
リハビリ中の谷垣氏、議員らと面談 復帰待望論に本人は
南彰2018年7月20日10時10分
自民党の谷垣グループ(有隣会)が19日、国会近くの東京・隼町に事務所を開設した。2年前の自転車の転倒事故以降、公の場に姿を見せない谷垣禎一・前自民党総裁(73)は、この日も欠席。グループには来年の参院選出馬という復帰待望論もくすぶる。

 代表世話人の逢沢一郎氏は新事務所での初の例会で、「ここを拠点に谷垣先生が色々な意味で広く政治に関与をして頂く願いを込めた」とあいさつ。谷垣氏復帰への期待感を示した。秋の総裁選に立候補予定の石破茂・元幹事長の石破派も事務所開設に合わせて観葉植物を贈った。

 谷垣氏は幹事長だった2016年7月に事故で負傷。昨年秋の衆院選に立候補せず、政界引退を表明した。自宅でリハビリを続けながら、グループ議員らと面談を重ねている。

 先月11日に開かれたグループの政治資金パーティーには「時には外出を楽しみ、着実に体調が回復していることを実感している。早く元気な姿をお見せしたいが、もう少しお時間をちょうだいしたい」というメッセージを寄せた。

 グループに後継リーダーが見当たらず、今も通称は谷垣グループのまま。リーダー不在の約20人のグループには「秋の総裁選で草刈り場になる恐れがある」(幹部)と存続を危ぶむ声も上がる中、持ち上がっているのが19年参院選での谷垣氏の国政復帰だ。

 ある幹部は今年に入り、谷垣氏に立候補を促したが、本人は森喜朗元首相、青木幹雄元参院議員会長、古賀誠元幹事長らの名を挙げ、「引退したのに口を出すようなことはしたくない」と消極的だったという。引退後も党に影響力を持つOBたちを、反面教師ととらえているようだ。(南彰)

3105チバQ:2018/07/24(火) 20:58:18
>>3099>>3101
炎上商法にのかってるようでイヤだけど・・・
https://news.goo.ne.jp/article/president/bizskills/president_25408.html
張が"打倒左翼"しかない"オタサーの姫"
07月23日 11:20プレジデントオンライン

主張が"打倒左翼"しかない"オタサーの姫"

画/ぼうごなつこ

(プレジデントオンライン)

PRESIDENT Online 掲載

市役所職員を18年勤めた後、2012年の「維新ブーム」で衆院議員に初当選。14年に落選するも、17年衆院選で自民党から出馬して当選した杉田水脈氏。文筆家の古谷経衡氏は「『打倒左翼』という言葉をさけぶばかりで、体系的な主張や世界観が何一つない」という。そんな杉田氏が「オタサーの姫」としてネット右翼から熱狂的な支持を獲得した背景とは――。
※本稿は、古谷経衡『女政治家の通信簿』(小学館新書)の一部を再編集したものです。

■定義が曖昧で、呪詛の対象も定義も判然としない
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杉田水脈 衆院議員
1967年生まれ。神戸市出身。鳥取大学農学部卒業後、積水ハウス木造を経て、西宮市役所職員に。2012年衆院選に、日本維新の会より出馬し(兵庫6区)、比例近畿ブロックにて復活当選。17年衆院選では自民党から出馬し、当選(比例中国ブロック)。国連に影響力を及ぼす日本の左派団体を批判し、保守層の支持を得る。
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杉田水脈(みお)がその著書で開陳する世界観がまったくよく分からない。なぜなら杉田の世界観には、ひたすら「打倒左翼」という言葉しか無いからである。

体系的な主張や世界観が何一つ無い。たとえば代表的な女性保守政治家であり、杉田と同じ次世代の党に所属していたこともある中山恭子(希望の党)が「戦後シンドロームからの脱却」というスローガンを主張し、その元凶が教育にあると言い切るのに対して、杉田のそれは曖昧すぎてその呪詛の対象も定義も判然としない。

杉田水脈は、元来兵庫県西宮市の市役所職員を18年勤めた地方公務員であったが、2012年衆院選挙における「維新ブーム」の中で一挙に代議士として国政に登場した。そののち、日本維新の会が分党して「次世代の党」を作ったときこれに参加。2014年12月の衆院選挙で落選して以来、珍しく一貫して自民党に入党せずに「ゲリラ戦」を続けてきた。

■2014年の落選以降、知名度が加速度的に上昇した
落選した後の杉田は、精力的にネット右翼への訴求に傾注した。右派系雑誌(隔月)『JAPANISM』(青林堂)の常連寄稿者となり、現在までに杉田水脈の名で刊行されている4冊の著書の内、2冊が同社を版元とした出版である(『なでしこ復活 ─女性政治家ができること─』『なぜ私は左翼と戦うのか』)。

また杉田はネット右翼に人気のあるYouTube番組やCS番組にも積極的に出演し、対談や討論、オピニオン開陳を行う他、SNSアカウントでも頻繁な投稿を繰り返している(2018年5月現在、そのフォロワーは約10万人)。このように、杉田は維新の会で第一期の代議士をやっていた時代よりも、むしろ2014年に落選以降、知名度が加速度的に上昇しているとみた方が良い。

杉田はその著書、『なぜ私は左翼と戦うのか』にあるように、一貫して「反左翼」の保守系女性言論人としてネット右翼に圧倒的な知名度を獲得するに至る。しかし杉田の仇敵という「左翼」が、何を指し示すものなのかは、一向にその正体が判然としないのである。

■「人道主義」がなぜ「左翼」とイコールなのか
試しに前掲書を読むと、杉田の言う「左翼」とは、日本共産党、中国、韓国、既存の大手マスメディア(NHK、朝日新聞、毎日新聞、TBSなど)、国際連合、はてはLGBTへと対象を広げ、これらをひとくくりにして「人道主義」として「左翼」と定義し、批判の対象としているのである。

普通、「左翼」とは、人間の理知や理性に誤謬が無く、過去から未来に向かって急進的かつ計画的に社会が進歩し得ること(進歩史観)を信じる価値観を指す。

その意味で日本共産党は冷戦時代が終わってしばらくまで、政治用語的に「革新」と定義されてきた。が、天賦人権を肯定するものとして、「保革」の区別無く近代以降是認されてきた「人道主義」がなぜ「左翼」とイコールなのかの説明は一切無い。杉田は漠然とこれらの勢力や国家や組織を「左翼」と定義しているが、つまりは自身の道徳観や世界観と相容れず、嫌悪するに値するものを一括して「左翼」と称しているだけで、その呼称も「反日左翼」とか「サヨク」などと移ろいでいる。

3106チバQ:2018/07/24(火) 20:58:59
■「左翼」「革新」「保守」を理解していないのではないか
私は杉田を批判しているのでは無い。杉田の熱心な支持層であるネット右翼の間にある「左翼」像と杉田の想定する「左翼」像が、ほとんど同じものであるだろうことを指摘しているに過ぎない。「左翼」の定義がこのように曖昧であると、対置される「保守」の方への認識もおそらく推して知るべしであろう。

「保守」とは本来、人間の不確実性・不完全性を認識しつつ、であるからこそ歴史的経験や慣習に照らし合わせて漸次的に社会を改良する価値観を指す。そのような意味では「保守」とか「保守主義」とは、中国や韓国、朝日新聞やLGBTへの嫌悪とは全く関係の無い立ち位置なのだが、ネット右翼のほとんどがそうであるように、杉田自身が「左翼」も「革新」も「保守」も、その本質をよく理解していないのではないかと疑いたくなるのである。

■日本軍の従軍慰安婦問題に積極的に関与
さて、代議士で無くなった浪人中の杉田の動静を注視していた私は、杉田がこのまま女性活動家として各方面で定着し、議員に復帰するつもりはないのだろうと踏んでいた。というのも杉田は落選してから、元女性代議士として日本軍の従軍慰安婦問題に積極的に関与しており、「日本軍による(慰安婦の)強制連行は無かった」「(慰安婦が)性奴隷であったという事実は無かった」というオピニオンを、国内のみならず海外に向かって積極的に発信する活動をやり始めたからである。

ちなみに従軍慰安婦問題については、男性側が「無かった」というよりも、女性側が「無かった」として同性が同性への陵辱を否定することが保守界隈の傾向として強い。確かに、一般的に性暴力の加害者である男性が従軍慰安婦の強制性を否定するよりかは、被害者である女性がその強制性を否定する方が、「なんとなく」説得力があるかのように思える。

なぜ説得力があるかというと、脂ぎったオッサン活動家が従軍慰安婦を「無かった」というよりも、被害者の同性側、つまり女性から否定された方が、より男性的には得心の度が強まるからだ。要するに男からすると、「女がそう言っているのだからそうに違いない」と溜飲を下げられる。ネット右翼が3:1の割合で男性に著しく偏重しているのは私の調査だが、私の観るところ杉田のファンには男性が多い。

■男性的価値観への無批判な追従
本人の無意識か意識的かは分からないが、女性側から男性の自尊心やプライドをくすぐる事を言うことで、杉田はネット右翼から熱狂的な支持を獲得してきた。それは男性的価値観への無批判な追従であり、要するに男性寡占世界に於いての男へのヨイショと「媚び」なのである。これを現代風に言えば、男性寡占社会の中に紅一点の女性が入り込み、彼らの自尊心をくすぐる事(あるいはくすぐり続ける事)で歓心を買う「オタサーの姫」と相似形である。繰り返すように私はこれを杉田が意図的にやっているかどうかまでは断定していない。ただその構造を指摘しているだけだ。

であるから、主にアメリカにおいて在米韓国人団体などが慰安婦像を建立していることに対して、反対の前衛に立ってネット右翼から注目を得ているのは男性ではなく女性活動家であり、その象徴的な例が、山本優美子氏を代表する日本の女性市民団体『なでしこアクション』なのである。

ところが少し立ち止まって考えてみると、一般的に性暴力の被害者である女性の側が、同性への性被害を「無かった」として擁護するのは国際潮流に反した奇観なのではないか。ハリウッドでの女優やモデルらの告発にはじまったいわゆる「#MeToo」問題にしても、被害者と同じ「性」であり、その苦衷を想像できるはずの女性が「そんなものはない」と批判し、加害者側に加担し、男性側に同化する現象を私は観たことが無い。

3107チバQ:2018/07/24(火) 21:00:01
■「性奴隷」と形容するかは、表現のギミックにすぎない
私は、女性が日本軍の慰安婦問題に関わるべきでは無い、といっているのでは無いが、日本軍の慰安婦問題は秦郁彦氏を中心とする実証史学の分野ですでに結論が出そろっており、性に関係なく、この問題を歴史家では無い政治活動家が俎上に載せても、国際世論への公論惹起にはつながらないのではないかと思う。

実際に日本政府は、公式に従軍慰安婦の存在を認め、そこに日本軍の関与を認めるばかりか、村山・河野の談話において公式的立場として謝罪と賠償の意味での基金設立を行っている。2015年に安倍晋三・朴槿恵両首脳で合意されたいわゆる「慰安婦合意」でも、日本は公的に韓国(朝鮮)出身の慰安婦の供出と管理に、日本軍が関与していることを認めた上で、「最終的かつ不可逆的に」と結論してこの問題の最終解決が合意されたものである。

論点はこれを「性奴隷」と形容することがふさわしいか否かであるが、それは史学での検証と言うよりも表現のギミックの範疇に入ると思う。

■従軍慰安婦に支払われた給与は「紙切れ」になった
ちなみに私は従軍慰安婦に対して、その出身地が日本、朝鮮、台湾を問わず「性奴隷」という表現は適当では無いと考えている。

また同時に「従軍慰安婦の待遇が優遇されていた」事を以て、従軍慰安婦への日本軍の関与を正当化するつもりも無い。多くの場合、従軍慰安婦に支払われた給与は軍票であり、出金に制限があった。そしてたとえどんなに高給をもらっていたとしても、日本の敗戦と共にその軍票は無価値の紙切れになった。

日本人が歴史の一面の加害者として痛切に理解しなければならないのは、軍の関与や強制性云々では無く、こちらの方だと個人的には思う。

ともあれ、こういった下野中の杉田のゲリラ的政治活動が自民党に認められたのだろう。杉田は2017年衆院選挙で自民党比例中国ブロックから立候補し、約3年ぶりに代議士に復帰した。旧次世代の党が壊滅して以来、ほとんど全ての代議士は日和見的に自民党に復党するのが常であったが、そういった日和見態度に出ず、地道なネット宣伝活動を3年間続けた上で、自民党に入党した例は杉田水脈ただ一人である。こういった意味で、杉田の実直さはネット世論から厚い信頼を受けるに至っている。

ちなみに現在、杉田がそのオピニオン発信の主戦場のひとつとしているツイッターのヘッダ絵は、「そうだ難民しよう!」というシリア難民を揶揄するイラストを投稿して国際的顰蹙と抗議が殺到した、イラストレーター・はすみとしこ氏による、日章旗を背景にした自画像である。(文中敬称略)

(文筆家 古谷 経衡)

3108チバQ:2018/07/24(火) 21:01:36
毎日と産経での表現の仕方が全然違う
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807240014.html
自民・二階俊博幹事長「多様性を受け入れる社会の実現が大事」 杉田水脈氏のLGBT関連の寄稿で
12:19産経新聞

自民・二階俊博幹事長「多様性を受け入れる社会の実現が大事」 杉田水脈氏のLGBT関連の寄稿で

自民党の二階俊博幹事長

(産経新聞)

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、同党の杉田水脈(みお)衆院議員が18日発売の月刊誌に、性的少数者(LGBT)への行政支援に疑問を呈する内容を寄稿した件に関し、「(LGBTの人が)社会、職場、学校の場でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れる社会の実現を図ることが大事だ。今後も努力していきたい」と述べた。

https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20180725k0000m010033000c.html
<杉田氏寄稿>「自民は右から左まで…」二階氏は問題視せず
18:43毎日新聞

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、同党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌で性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」と評したことについて「右から左まで各方面の人が集まって自民党は成り立っている。別に大きな驚きを持っているわけではない」と述べた。「そういう発言だと理解をしていく」とも述べ、党として問題視しない姿勢を示した。【竹内望】

3109チバQ:2018/07/24(火) 21:03:13
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL7S4VPBL7SUTFK01B.html
杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚「馬鹿な発言」
17:32朝日新聞

杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚「馬鹿な発言」

杉田水脈氏

(朝日新聞)

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題で、自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、色んな人生観もある」と述べ、問題視しない考えを示した。党としての責任を問う声が強まっている。

 二階氏は会見で「当事者の方が社会、職場、学校でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れる社会の実現を図ることが大事だ」と指摘し、杉田氏と党の立場は異なることを強調。そのうえで「自民党は右から左まで各方面の人が集まって成り立っている」などとして、杉田氏の主張を容認した。

 これに対し、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は同日の記者会見で「問題の重要性を分かっていない。いっそう当事者を傷つける発言だ」とし、「党として謝罪や釈明をすべきだ」と訴えた。共産党の小池晃書記局長も23日の記者会見で、「個人の尊厳を根本から否定する妄言だ。比例代表で公認した自民党の責任が問われる」と批判。「こういうことを放置していたら、自民党は基本的人権について語る資格のない政党だとなる」と党としての厳しい対応を求めた。

 杉田氏は昨年の衆院選で自民党の公認を得る以前から、同様の発言を繰り返していた。

 自民党内からも厳しい意見が続く。閣僚経験者は「論外」「なぜ、あんな馬鹿な発言をするのか」と憤り、吉田博美参院幹事長は24日の記者会見で「(性的少数者の)皆さんの人権も、しっかりと大事にした発言をすることが必要じゃないか」と苦言を呈した。

 菅義偉官房長官は同日の記者会見で「国会議員の一つひとつ(の発言)に、政府の立場でコメントすることは控えたい」とした。記者から「政府としてLGBTについて理解増進を進めていく方針に変わりないか」と問われると、「今まで申し上げてきた通り」と述べるにとどめた。

 加藤勝信厚生労働相は同日の閣議後会見で、「個々の発言についてコメントすることは差し控える」としながらも、「厚労省は様々な環境にいる方々が、それぞれの希望と思いを実現できるよう施策を推進している。引き続き、そうした観点に立って施策を進めてきたい」と語った。

 政府は2016年から骨太の方針などで、自民党は参院選公約などで、性的少数者をめぐる理解増進を図る方針を掲げている。

3110チバQ:2018/07/24(火) 21:03:15
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL7S4VPBL7SUTFK01B.html
杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚「馬鹿な発言」
17:32朝日新聞

杉田氏寄稿、自民内からも批判 元閣僚「馬鹿な発言」

杉田水脈氏

(朝日新聞)

 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員(比例中国ブロック)が月刊誌で、同性カップルを念頭に「彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がない」などと主張した問題で、自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で「人それぞれ政治的立場、色んな人生観もある」と述べ、問題視しない考えを示した。党としての責任を問う声が強まっている。

 二階氏は会見で「当事者の方が社会、職場、学校でつらい思いや不利益を被ることがないよう、多様性を受け入れる社会の実現を図ることが大事だ」と指摘し、杉田氏と党の立場は異なることを強調。そのうえで「自民党は右から左まで各方面の人が集まって成り立っている」などとして、杉田氏の主張を容認した。

 これに対し、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は同日の記者会見で「問題の重要性を分かっていない。いっそう当事者を傷つける発言だ」とし、「党として謝罪や釈明をすべきだ」と訴えた。共産党の小池晃書記局長も23日の記者会見で、「個人の尊厳を根本から否定する妄言だ。比例代表で公認した自民党の責任が問われる」と批判。「こういうことを放置していたら、自民党は基本的人権について語る資格のない政党だとなる」と党としての厳しい対応を求めた。

 杉田氏は昨年の衆院選で自民党の公認を得る以前から、同様の発言を繰り返していた。

 自民党内からも厳しい意見が続く。閣僚経験者は「論外」「なぜ、あんな馬鹿な発言をするのか」と憤り、吉田博美参院幹事長は24日の記者会見で「(性的少数者の)皆さんの人権も、しっかりと大事にした発言をすることが必要じゃないか」と苦言を呈した。

 菅義偉官房長官は同日の記者会見で「国会議員の一つひとつ(の発言)に、政府の立場でコメントすることは控えたい」とした。記者から「政府としてLGBTについて理解増進を進めていく方針に変わりないか」と問われると、「今まで申し上げてきた通り」と述べるにとどめた。

 加藤勝信厚生労働相は同日の閣議後会見で、「個々の発言についてコメントすることは差し控える」としながらも、「厚労省は様々な環境にいる方々が、それぞれの希望と思いを実現できるよう施策を推進している。引き続き、そうした観点に立って施策を進めてきたい」と語った。

 政府は2016年から骨太の方針などで、自民党は参院選公約などで、性的少数者をめぐる理解増進を図る方針を掲げている。

3111チバQ:2018/07/24(火) 21:05:54
まぁ、負け戦よりは良いのでは?
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20180724-567-OYT1T50074.html
岸田氏、自民総裁選出馬断念…安倍氏3選を支持
20:13読売新聞

岸田氏、自民総裁選出馬断念…安倍氏3選を支持

自民党総裁選への不出馬を表明する岸田政調会長(中央)(24日午後5時58分、東京都千代田区で)=青山謙太郎撮影 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の岸田文雄政調会長(60)は24日、東京都内で記者会見し、9月の党総裁選に立候補しない考えを表明した。総裁選では、安倍晋三首相(63)が連続3選を目指しているほか、石破茂・元幹事長(61)が出馬に向けて準備を進めており、6年ぶりの選挙戦は両氏による事実上の一騎打ちとなる見通しだ。

 岸田氏は記者会見で、地元の広島県などを襲った西日本豪雨への対応や外交課題などを挙げ、「出馬せずに、首相を中心に様々な政治課題に取り組み、貢献していくことが適切な対応ではないかと判断した」と述べ、首相を支持する考えを明らかにした。首相にはこの日、電話で不出馬の意向を伝えた。

 岸田氏が会長を務める党内第4派閥の岸田派(48人)には、首相を支えて後を継ぐ「禅譲路線」を求める声があった一方で、若手を中心に総裁選出馬を促す主戦論も根強かった。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2018072400760&g=pol
自民総裁選、岸田氏が不出馬表明=安倍首相3選を支持-石破氏と「一騎打ち」も

安倍首相 参院選


記者会見して9月の自民党総裁選への不出馬を表明する岸田文雄政調会長=24日午後、東京・永田町

 自民党の岸田文雄政調会長(60)は24日、東京都内の岸田派事務所で記者会見し、9月の自民党総裁選に出馬せず、3選が懸かる安倍晋三首相(63)を支持する方針を表明した。岸田氏は「今回は出馬することはせず、首相を中心にさまざまな政治課題に取り組み、貢献していくことが適切だ」と述べた。これにより、首相は国会議員票で一段と優位に立つ。党内では首相と石破茂元幹事長(61)の事実上の一騎打ちになるとの見方が強まっている。

 岸田氏は不出馬の理由について、西日本豪雨災害と対北朝鮮・対米外交、来夏の参院選などを挙げ、首相の続投が望ましいとの判断に至ったと説明。23日に首相と会談し、自身が目指す政治の在り方や首相の政権運営をめぐり意見を交わしたほか、24日の会見前に電話で不出馬方針を伝えたことを明らかにした。
 一連の首相との協議では「人事のやりとりや密約は全くない」と言明。「ポスト安倍」を目指すかどうかについては、「一つ一つ目の前の政治課題に真剣に取り組むことが未来につながる」と改めて意欲を示した。
 岸田氏は今回の総裁選について態度を明らかにしてこなかった。派内には立候補を求める主戦論と、首相から将来の禅譲を期待する意見が交錯。岸田氏は結束維持を最優先に意見集約を図り、17日に開いた臨時総会で出馬するか否かについて一任を取り付けていた。
 総裁選をめぐっては、首相の出身派閥で党内最大の細田派(94人)、第2派閥の麻生派(59人)、第5派閥の二階派(44人)が首相支持を表明済み。これら3派に第4派閥の岸田派(48人)が加わると党所属国会議員405人の60%に達する。今後は第3派閥で態度未定の竹下派(55人)の対応が焦点になる。(2018/07/24-20:21)

3112チバQ:2018/07/24(火) 21:21:20
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807240032.html
【自民党総裁選】支持未表明の竹下派 竹下亘会長「今日明日に決めることではない」
19:54産経新聞

【自民党総裁選】支持未表明の竹下派 竹下亘会長「今日明日に決めることではない」

自民党の竹下亘総務会長(田中一世撮影)

(産経新聞)

 自民党竹下派(平成研究会、55人)会長の竹下亘総務会長は24日夕、岸田文雄政調会長の党総裁選への不出馬表明を受けた派の対応について「総裁選まで2カ月ある。今日、明日に決めなければならないことではない」と述べた。東京都内で記者団の取材に答えた。竹下派は党内第3派閥で、主要派閥の中では唯一、総裁選で誰を支持するか表明していない。

 竹下氏は「総裁選の構図が変わってきた」とも述べ、所属議員の意見を25日以降に順次聴取した上で判断する考えを示した。竹下氏によれば、24日午後3時半頃に岸田氏に電話で不出馬を伝えられ、「熟慮の上の決断だろうから素直に受け止める」と応じたという。

3113チバQ:2018/07/24(火) 21:28:05
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1807210007.html
【自由民主党総裁選キーマン】野田聖子総務相、ステルス作戦で“推薦人の壁”突破なるか
07月21日 17:05夕刊フジ

【自由民主党総裁選キーマン】野田聖子総務相、ステルス作戦で“推薦人の壁”突破なるか

野田氏は「永田町の壁」を突破できるのか

(夕刊フジ)

★(3)野田聖子総務相

 野田聖子総務相と先日、東京・永田町の議員会館の廊下で偶然すれ違った。私(鈴木)はぶしつけとは思いつつ、これはチャンスとばかり、総裁選について聞いた。

 「頑張っていますよ。でもねえ…」

 いったん間を置いて、本音を話してくれた。

 「やっぱり、推薦人のところかなあ」

 「日本初の女性首相」を目指す野田氏の総裁選出馬には、各方面からの期待も大きい。だが、出馬には推薦人20人が必要など、男性社会が色濃い永田町の権力闘争の中で多くの壁がある。

 ただ、八方塞がりに手をこまねいているわけではない。取材していくと、野田氏は戦略を描きながら、ひそかに動いていることが分かった。

 野田氏をよく知る自民党ベテラン議員によると、野田氏は6月から7月にかけて、重要人物数人に一対一で会い、総裁選への意思を示し、仁義を切り、タフな交渉をしているという。

 「重要人物とは、安倍晋三首相と、古賀誠元幹事長、安倍首相の有力側近だ。安倍首相には『総裁選に出るつもりです』と伝えた。現在の任命権者なので、きちんと筋を通した。古賀氏の方は戦略です。前回の総裁選で、古賀氏は裏で野田氏の推薦人を探した応援団。岸田派の後見人でもあるが、『今回、岸田文雄政調会長は出馬すべきではない』と考えているという話も入ってきた。野田氏はすぐに会いに行き、『推薦人確保で力を貸してほしい』と話したようです」

 そして、最大のポイントは、安倍首相の有力側近に会ったことだ。

 「3選を目指す首相周辺で、この側近は『石破茂元幹事長との一騎打ちは避けた方がいい』という考えなんです。一騎打ちは、ひっくり返るリスクもある。『できれば、3人以上で戦った方がいい』と。そこで、野田氏の推薦人が足りないなら、貸してもいいとなる」(ベテラン議員)

 野田氏がこの有力側近を訪ねたのは、そうした事情も見据えてのこと。

 ベテラン議員は「野田氏の『政局観』と『勝負どころでの動き』は、なかなかのものだ」と話す。

 私が野田氏で印象に残っているのは、野党時代に自民党内で女性勉強会を結成し、代表に就いたときのことだ。年上の女性議員らを一人ずつ回り「世代交代ではない。姉さんがいなければ成り立たない」とひざ詰めで口説いて、会を成功に導いた。行動力と一対一の説得力は、今回もいかんなく発揮しつつある。

 野田氏は記者会見で「(推薦人集めは)最後までステルスでやる。私はもともと、派閥を否定して一人で活動してきた」と話した。

 推薦人の壁をどう乗り越えるか-、22日の国会閉会後には、一層水面下の動きを活発化させる。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)、『戦争を知っている最後の政治家-中曽根康弘の言葉』(ブックマン社)、『石破茂の「頭の中」』(同)など。

3114チバQ:2018/07/24(火) 21:28:43
昨日の記事なのに もう古新聞に
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1807230006.html
【自由民主党総裁選キーマン】岸田文雄政調会長は出馬するのか? 「主戦論か禅譲論か」派閥内まとまらず
07月23日 17:05夕刊フジ

【自由民主党総裁選キーマン】岸田文雄政調会長は出馬するのか? 「主戦論か禅譲論か」派閥内まとまらず

岸田氏は出陣するのか

(夕刊フジ)

★(4)岸田文雄政調会長

 7月に入って岸田派幹部がこう漏らした。

 「本人が出るつもりなのか、そうでないのか…。それ以上に、実は派閥の中で意見がまとまっていない。主戦論も禅譲論も同じだけある」

 「ポスト安倍」として名前が挙がる岸田文雄政調会長。しかし、これまで一貫して、出馬への踏み込んだ発言は控えている。

 さらに、「平成30年7月豪雨」の被災地を視察した後、「政治としてやるべきことに取り組む。そのうえで、次のことを考えるのが順番だ」と、さらに表明を先にすることを示唆した。結局、派閥としても意見集約できず、岸田派は17日、臨時総会を開いて出馬の判断を岸田氏に一任することを決めた。

 岸田氏は「温和な性格。自分の考えを押し付けることもなく、議論を尽くしまとめていくタイプ」(同派議員)だ。ただ、そこから先の評価は、2つに分かれていく。

 「ぐいぐい引っ張っていくリーダーシップに欠ける」(自民党中堅議員)と、逆に「和を以って治めるタイプ。安定感がある」(自民党ベテラン議員)である。

 安倍晋三政権では長く外相を務めたが、それについても外務省OBは2つの政治家像を当てはめて振り返る。

 「安倍政権の実質的な外相は安倍首相本人だ。『外交は自分がやる』ということ。岸田氏はその下働きだった。自分を通したのは、広島にオバマ前大統領を招いたことぐらいだろう。つまり、岸田氏の外相としての評価は『安倍首相のおぜん立てしかできなかった』という酷評と、『黙々とレールを敷いた』という好評価が相まっている」

 岸田氏は、昨年8月の内閣改造で外相を退き、珍しく「安倍首相に政調会長ポストを求めた」とされる。内閣から距離を置き、政調会長として政権構想を練るという「総裁選出馬への準備」かとみられた。

 その後、安倍首相とは二度にわたって、2人で長時間食事をしている。

 これらの席で「安倍首相は、次期総裁選での支援を頼み、次は禅譲と話したが、岸田氏は『派閥のみんなとも話さなければ…』と、どのようにもとれる反応だった」(首相周辺)という。やはり岸田氏の心は見えない。

 岸田派若手議員は「派内では『禅譲』という意見がベテランに多いが、安倍首相の次は世代交代論が出て、小泉進次郎筆頭副幹事長が注目される。いまは『大宏池会構想』などと言っている麻生派も、河野太郎外相を立てるかもしれない。禅譲なんてあてにならない。安倍首相は3選しても3年続くか分からない。岸田氏は出れば次の展開も開ける。岸田氏が言い出して、12日に竹下派の竹下亘総務会長と会ったのは、『岸田・竹下連合』で出馬できるかの模索だと信じたい」

 岸田氏が同派の若手議員と懇談した際には、「(出馬の)気持ちがあると言葉の節々で感じた」(同)というが、別の中堅議員は次のように語った。

 「宏池会という保守本流の会長。負ける戦はできない。それを背負っての判断になるだろう」

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)、『戦争を知っている最後の政治家-中曽根康弘の言葉』(ブックマン社)、『石破茂の「頭の中」』(同)など。

3115チバQ:2018/07/24(火) 21:29:32
まちがえたあ
4555: チバQ :2018/07/24(火) 21:26:46
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1807180007.html
【自由民主党総裁選キーマン】安倍晋三首相、外交武器に“3選”有力も「2つのリスク」
07月18日 17:05夕刊フジ

【自由民主党総裁選キーマン】安倍晋三首相、外交武器に“3選”有力も「2つのリスク」

安倍首相は「3選」に近づいている

(夕刊フジ)

★(1)安倍晋三首相

 「我慢と外交だ」

 安倍晋三首相を、官邸の外で支えるベテラン議員はこの春、モリカケや財務省問題で支持率が下がった際に、厳しい表情でそう話していた。

 7月に入って、このベテラン議員を再び直撃した。この2、3カ月で大きく動いたのは予言通り外交だ。

 ドナルド・トランプ米大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の米朝首相会談(6月12日)が世界で注目されるなか、安倍首相は、中東訪問(4月29日〜5月3日)、日中韓首脳会談(5月9日)、日露首脳会談(5月26日)と、戦略的外交を展開した。

 「長期政権は緩みも生むが、外交の舞台では最古参となれば発言力も増しメリットがある」(外務省OB)。安倍首相の最大の武器になった。

 「マスコミの世論調査も、支持が不支持を上回ってきた。世界情勢が混とんとするなか、北朝鮮にしろ、トランプ氏との関係にしろ、『外交は、安倍首相以外にはやれない』という国民のイメージは強い」(前出のベテラン議員)

 このほか、安倍首相が「3選」のために始動したのは国会議員票固めだ。出身派閥の細田派(94人)のほか、麻生派(59人)と、二階派(44人)は支持を取りつけているが、より確実にするための新たなターゲットが岸田派(48人)だ。

 「岸田派を率いるのは総裁候補の1人、岸田文雄総務会長だ。安倍首相は6月19日、4月に続き、2度目のサシの食事をした。中身は漏れていないが、間違いなく安倍首相は自らへの支持を頼んだはず。条件は自分の後の禅譲や、岸田氏が望むポストと聞いている」(細田派議員)

 ただ、この会合後、安倍首相が「岸田さんはこっち」と周辺に漏らしたとの情報が岸田氏の耳に入り、岸田氏が気分を害したとの話もある。

 「派閥単位で言えば、総裁選でキャスチングボートを握りたい竹下派(55人)の動向もあり、最後までどこが支持してくれるか丁寧に接しなければならない」(同)

 このほか、最大のライバルである石破茂元幹事長が根を張る地方票に対しても、時間を捻出して「異例」の地方県連大会回りを行うなど、切り崩しを図っている。

 こうした多数派工作に、安倍首相は自信を深め、「(石破氏と)一騎打ちになってもいける」と、ごく近い周辺に話しているという。

 しかし、官邸の有力側近の1人は「一騎打ちは、何がきっかけでどう転ぶか分からないし、終わった後の溝が深く、残り政権の不安定材料になりかねない」と周囲に話し、あえて推薦人など手当てしてでも「3人目の候補者」を出すように動いているという。

 冒頭のベテラン議員も「リスクが2つ」と引き締める。

 「まずは、首相周辺の危機管理だ。安倍首相が『(予算委員会の集中審議は)勘弁してくれ』と言ったと口にしたり、気象庁が豪雨について厳重な警戒を呼び掛けた5日夜の懇談会の写真をツイッターに上げたり、軽はずみの言動は足を引っ張る。もう1つは、小泉進次郎筆頭副幹事長の言動。モリカケなど、政府・自民党の対応を批判し、世論は好感している。進次郎氏が誰を推すか発言すれば、流れは変わりかねない」

 「3選」へ、まだまだ油断は禁物だ。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)、『戦争を知っている最後の政治家-中曽根康弘の言葉』(ブックマン社)、『石破茂の「頭の中」』(同)など。

3116チバQ:2018/07/24(火) 21:30:00
4556: チバQ :2018/07/24(火) 21:27:13
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1807190003.html
【自由民主党総裁選キーマン】石破元幹事長、地方人気は高いが…「最大のカギ」は国会議員の多数派工作 進次郎氏とも連携めざす
07月19日 17:05夕刊フジ

【自由民主党総裁選キーマン】石破元幹事長、地方人気は高いが…「最大のカギ」は国会議員の多数派工作 進次郎氏とも連携めざす

石破氏(写真)は、進次郎氏と連携して、国会議員票の多数派工作を狙う

(夕刊フジ)

★(2)石破茂元幹事長

 明らかに顔つきが違い、語気の強さが違った。

 石破茂元幹事長は今月8日、地元・鳥取県で国政報告会を行った。安倍晋三首相の「1強」体制が続いてきた永田町がアウェイなら、ここはホームだ。支援者たちの熱気を受けて、「総裁選出馬」について、次のような言葉を発した。

 「正論を言うと評価を頂くが、(『後ろから鉄砲を撃つ』などと)風当たりは強い。『出るくいは打たれる』というが、出るくいが抜かれることもある。でも、みんなが大勢に従い、誰も本当のことを言わない世の中は、決していい世の中だとは思わない」

 地元を預かり、最後にあいさつに立った桂子夫人はこう言い切った。

 「この後、大きな闘いが待っていると思います」

 石破氏は、総裁選への正式な態度は国会閉幕(22日)後に示すことにこだわっている。与党の一員である以上、国会審議などに影響が出るのは良くないという考えだ。

 ただ、これに対して、「逆に、もっと意思表示すべきだ」という声もある。ある会合で、たまたま居合わせた亀井静香元建設相には「いまの政治じゃダメだから自分が出ると言え!」と迫られるシーンもあった。

 自民党ベテラン議員も「要は権力闘争。政権が弱っているときには声を上げるべきだ」と話す。

 石破氏の地方人気は高く、「地方創生に力を入れ、地方行脚、選挙応援を続けて築いてきた。地方票獲得は前々回のように期待できる」(自民党幹部職員)と予想する。

 逆に、安倍首相にリードされるのは国会議員の支持だ。議員票への働きかけについて、石破氏は私(鈴木)に「これからも(会合を)やっていく」と話すが、石破派幹部らも動いている。

 まずは派閥単位だ。

 石破氏に近いベテラン議員は「1つは『ポスト安倍』のライバルである岸田文雄政調会長率いる岸田派との接触だ。どちらが先に首相になるかで、連携できないか模索している。次に、竹下派。今回の総裁選でキャスチングボートを握り、派閥の復権を目指しているが、石破氏はもともと旧竹下派。同派が来年必勝を目指す参院選でも、全力を挙げることを約束して接触している」

 石破氏は7月に入って、田中角栄、大平正芳両元首相の墓参をした。石破氏側近が解説する。

 「大平氏は宏池会、つまり岸田派だし、自ら『政治の師』と仰ぐ角栄氏は現在の竹下派だ。石破氏がいま、岸田氏や竹下氏と直接会ってお願いするのは時期尚早で生々しいが、墓参りを通じて『自分の政治家としての本流はそこです』と両派への気持ちを見せたことにもなる」

 そして、小泉進次郎筆頭副幹事長。社会保障から原発政策に至るまで、政策をすり合わせて、石破支持に持っていきたいと、「石破氏側近が動いている」(前出のベテラン議員)という。

 国会議員票での多数派工作が奏功するか-。石破氏の「最大のカギ」はそこにありそうだ。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)、『戦争を知っている最後の政治家-中曽根康弘の言葉』(ブックマン社)、『石破茂の「頭の中」』(同)など。

3117チバQ:2018/07/24(火) 22:30:02
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/24/inada-sugita-lgbt_a_23488393/
LGBTをめぐる議論、自民・稲田朋美氏がTwitter初期アカで急きょ参戦
「私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる」
笹川かおり
自民・杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」発言が、Twitterで批判を浴びている。そんな中、自民党の稲田朋美議員が7月24日午後5時すぎになって、Twitterの初期アカウントを作成、「私は多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だと信じる」とツイートした。

稲田氏は「LGBTの方々が自分らしく、人として尊重され、活躍できる社会を実現するため」に、自身が自民党の政調会長だった2016年2月に特命委員会を立ち上げたと振り返った。そして「今、この委員会ではLGBTの理解増進のための議員立法の作業中だ」と現状を報告した。

稲田氏は保守的な論客として知られるが、LGBTの祭典「東京レインボープライド」のパレードに参加したり、性の多様性についての理解促進のための取り組みを進めていたりすることでも知られる。杉田氏の発言に直接言及してはいないが、タイミング・内容からして、それを意識した発信とみられる。

午後8時40分の時点で、このTwitterアカウント(@iP3TqoHWEmoDFNf)は、公式マーク(認証バッジ)や顔写真、プロフィールなども登録されていない。ただ、ハフポストが稲田氏の秘書に確認したところ、確かに本人が開設したもので間違いないという。

アカウントを開設した経緯について、秘書は次のように説明した。

「稲田は最近では保守の集会でも多様性の大切さを語っています。最近、東京で500人以上を集めた政治パーティを開きましたが、そこでも1番重要な話として最後にLGBTへの取り組みに触れていました。今回はツィッターを始めた記念すべき最初の投稿にLGBTへの取り組みを選び、自身や自民党の立場を明確にしたかったのだと思います」

初期アカウントで始めた理由については、Twitterは初心者だが、とにかく始めてみることにしたと説明した。

▪️杉田水脈氏の寄稿文が物議醸す

以下省略

3118チバQ:2018/07/24(火) 23:04:46
http://mainichi.jp/articles/20180725/k00/00m/010/123000c
自民党総裁選
岸田氏、禅譲に望み 2位見込めず「撤退」
毎日新聞2018年7月24日 21時45分(最終更新 7月24日 22時51分)
 自民党の岸田文雄政調会長は24日の記者会見で、9月の党総裁選への立候補を見送った理由として、西日本豪雨への対応や外交課題で安倍晋三首相を支えることを挙げた。しかし、実態は国会議員票と地方の党員票の両方で支持の広がりが見込めないための「撤退」に近い。岸田氏は首相からの禅譲に期待をつなぐが、これで「次の次」が保証されたわけではない。

 岸田氏が会長を務める自民党岸田派は禅譲論と主戦論に分かれ、17日に岸田氏に対応を一任していた。岸田氏は24日の記者会見で、今回の自身の判断を受けて「一致結束してもらえると信じている」と述べた。

 岸田氏は総裁選に立候補したことがなく、報道各社の世論調査でも「総裁にふさわしい人」として、首相や石破茂元幹事長らに認知度で大きく後れをとっている。

 細田、麻生、二階3派に無派閥議員の一部を加えた首相支持勢力は、党所属国会議員の半数を超えている。党員票も首相と石破氏の争いになる可能性が高く、岸田氏は当初から立候補に慎重だった。岸田氏周辺は「出るなら最低限、石破氏を超えて2位にならなければいけないが、難しい」と認めた。

 岸田氏は首相と良好な関係を築いてきた。総裁選で首相を支持すれば、選挙後の党役員と閣僚人事で岸田派が一定の処遇を受け、岸田氏が「次」に備えて求心力を維持できるという期待も透ける。

 岸田氏の不出馬を党内は織り込み済みだった。細田派の下村博文事務総長は「岸田派は安倍支持一本で応援してもらえるのではないか。首相3選に弾みがつく」と歓迎した。

 岸田派が首相を支持すれば、国会議員票では首相が圧倒的に優位になる。立候補の準備を進める石破氏は24日、「選挙はやってみないと分からない。実際にそれぞれの議員がどう判断するかだ」と記者団に語った。石破派は、首相と石破氏の一騎打ちになった場合には、党員票に活路を見いだそうとしている。

 野田聖子総務相は、岸田氏の判断について「影響はあまり考えていない。少しでもオープンな自民党を作っていけるよう取り組みたい」と記者団に語った。ただ、野田氏は立候補に必要な20人の推薦人確保のめどが立っていない。

 総裁選への態度を決めていない竹下派会長の竹下亘総務会長は「総裁選の構図が変わってきたという感じはするが、派としてどうするかはまだ決めていない」と述べた。しかし、同派には茂木敏充経済再生担当相や加藤勝信厚生労働相ら首相を支持する議員がおり、「反安倍」でまとまる可能性は低い。【小田中大、田中裕之、高橋恵子】

3119チバQ:2018/07/25(水) 08:29:12
https://www.asahi.com/articles/ASL7S5DZLL7SUTFK01R.html
「敗れたら冷や飯」転落恐れたか 岸田氏、不出馬の背景
今野忍 岩尾真宏2018年7月24日21時40分
 自民党第4派閥の岸田派(48人)を率いる岸田文雄政調会長が総裁選への立候補を断念した。背景には、勝算がないままの見切り発車では、政権内で「非主流派」に転落しかねないとの判断があった。

 岸田氏は23日に安倍晋三首相と会談し、自らは出馬を断念し、首相を支持する意向を伝えた。24日には、地元・広島の支援者らに電話で経緯を説明し、その後の記者会見で「災害対応をはじめ、切迫した様々な課題にどういった体制で臨むのが多くの国民にとって幸せなのか、安定した対応ができるのかが(判断には)重要だった」と述べた。

 岸田派は、若手を中心に岸田氏の立候補を求める主戦論とベテラン勢の慎重論に割れた。対応次第では派の結束が乱れかねず、岸田氏は17日に派閥から対応一任を取り付けた。ただ、首相が党内主流派を固め、石破茂元幹事長が地方行脚に力を入れるなか、勝機を見いだせずにいた。

 一任を取り付けた17日に岸田…

https://www.sankei.com/politics/news/180725/plt1807250008-n1.html
2018.7.25 05:30
【自民党総裁選】
迷った岸田氏、何も得ず 首相は不信感、宏池会冷遇も
 9月の自民党総裁選への不出馬を表明した岸田文雄政調会長は、悩みに悩んだ末に安倍晋三首相(党総裁)支持を決めた。岸田氏は自身が率いる岸田派(宏池会、48人)で、首相支持に回り3年後に首相からの「禅譲」を狙うべきだという意見と、9月の総裁選に出馬を促す「主戦論」が交錯する中、所属議員の意見を丁寧に聞いてきた。しかし、早期に支持を得たかった首相の不信感が最高潮に達した後では岸田氏が得るものは乏しく、遅きに失した判断となった。

 「私はどうしたらいいのでしょうか」

 6月18日夜、首相と2人だけで会食した岸田氏は冒頭、こう語り、首相をあきれさせた。初当選同期で、第2次安倍政権では外相を4年7カ月も務めた岸田氏に対する首相の信頼はもともと厚い。首相は昨年8月の内閣改造・党役員人事で岸田氏の外相続投を検討していたが、岸田氏の意向を尊重し、党政調会長への起用を決めた。

 だが、総裁選をめぐる岸田氏の対応は首相の期待を裏切る形となった。森友、加計学園問題で内閣支持率が低下する中、細田派(清和政策研究会、94人)や麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)は次々と首相支持に傾いた。一方、第4派閥の岸田派は沈黙を貫いた。

 6月の会食後、首相は周囲に「今さら支持するといわれても遅い」と岸田氏への不快感を隠さず、石破茂元幹事長との総裁選一騎打ちを避けるため「岸田さんに出てもらった方がいい」と語るようになった。岸田派幹部は「政権が苦しいときに支持を打ち出しておけばよかった」と振り返る。

 今年に入り、岸田氏は地方行脚を重ね、知名度の向上に努めてきた。しかし、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による7月21、22両日の世論調査で、次の党総裁にふさわしい人物として首相は自民党支持層で49・1%だった。岸田氏は3・8%で、石破氏(16・9%)にも大きく水をあけられた。

 丁寧に物事を進める岸田氏の持ち味が結果的にあだとなった格好だ。「決められない男」との印象だけが残り、禅譲はおろか、総裁選後の党役員人事や内閣改造で岸田派は冷遇される可能性もある。24日の記者会見で3年後の総裁選への対応を問われた岸田氏は「気の早い話だ」と述べるにとどめた。9月の総裁選で岸田派を首相支持でまとめ、首相との信頼関係を回復させなければ次が見えてくるはずもない。

(長嶋雅子)

3120チバQ:2018/07/25(水) 14:25:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000103-mai-pol
<総裁選>岸田氏、勝算なく「撤退」 禅譲にかすかな望み
7/24(火) 21:45配信 毎日新聞
<総裁選>岸田氏、勝算なく「撤退」 禅譲にかすかな望み
自民党総裁選への出馬を見送る方針を固めたと発表し、厳しい表情で記者会見を終える岸田文雄政調会長=東京都千代田区で2018年7月24日午後5時59分、竹内紀臣撮影
 自民党の岸田文雄政調会長は24日、9月の党総裁選に立候補せず安倍晋三首相を支えると表明した。西日本豪雨への対応や外交課題を勘案したという理由だが、実態は、国会議員票と地方の党員票の両方で支持の広がりが見込めない中での「撤退」だ。首相からの禅譲に期待をつなぐ岸田氏に「次の次」が保証されたわけではない。【小田中大、田中裕之、高橋恵子】

 岸田氏は2012年末の第2次安倍内閣発足後、長く外相として首相を支え、昨年は自ら望んで政調会長に転じた。総裁選で首相と対決する道を選ばなかった背景には、00年の「加藤の乱」のトラウマがある。

 宏池会(現岸田派)の会長だった加藤紘一元幹事長(16年死去)は森喜朗内閣に対する野党の不信任決議案に同調しようとして失敗し、首相への道を断たれた。

 党内第4派閥の岸田派は他派の協力なしには政権を狙えない。岸田氏は安倍首相と良好な関係を築くことで、総裁の座が回ってくるのを待とうとした。

 しかし、総裁選に立候補したことがない岸田氏は、報道各社の世論調査で「総裁にふさわしい人」として首相や石破茂元幹事長らに大きく後れをとっている。自民党の三役経験者は「過去にも禅譲の例はない」と冷ややかに語る。

 岸田氏が迷う間に、首相の総裁3選の流れは加速した。細田、麻生、二階3派に無派閥の一部を加えた首相支持勢力は、党所属国会議員の半数を超えている。党員票も首相と石破氏の争いになる可能性が高く、岸田氏周辺は「出るなら最低でも石破氏を抑えて2位にならなければいけないが、難しい」と認めた。

 岸田氏の不出馬を織り込み済みだった他派は冷静だ。二階派幹部は「早めに表明したのは総裁選後の内閣改造・党役員人事を見越してのことだろう」と指摘。党幹部は「扉が閉まる前に飛び込んだ」と解説した。首相との23日の会談でどんなやり取りがあったのかについて、岸田氏は24日の記者会見で「具体的には控える」と明らかにしなかった。

 一方、石破氏は24日、「選挙はやってみなければ分からない。実際にそれぞれの議員がどう判断するかだ」と記者団に語った。石破派は12年の総裁選で石破氏が首相を上回った党員票に活路を見いだそうとしている。

 野田聖子総務相は岸田氏が立候補しない影響について「あまり考えていない」と述べた。ただ、自身は推薦人20人を確保できるめどが立っていない。

 首相は24日夕、岸田氏の決断に関する記者団の問いかけに直接答えず、笑顔で首相官邸を後にした。

3121チバQ:2018/07/25(水) 14:26:15
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180725-00000019-sasahi-pol
側近も欺いた岸田政調会長の総裁選不出馬 野田総務相も消え、官邸が用意する意外な「かませ犬」〈週刊朝日〉
7/25(水) 11:34配信 AERA dot.
側近も欺いた岸田政調会長の総裁選不出馬 野田総務相も消え、官邸が用意する意外な「かませ犬」〈週刊朝日〉
自民党総裁選への不出馬を会見で表明した岸田文雄政調会長 (c)朝日新聞社
 9月の自民党総裁選に立候補が取り沙汰されていた、岸田派の岸田文雄政調会長が24日、出馬を見送ることを表明した。

「まさか、こんなタイミングで断念するとはね…」と驚きを隠せないのは、岸田派の若手議員。

 岸田氏は、出馬見送りを表明する前日の夜、東京都内で行われた自派閥の若手議員の飲み会に顔を出していた。

 普段は、派閥の会合でも自らが語ることは少ないという岸田氏だが、この日は違った。

「岸田先生から、積極的に政治とは、自民党とはなど、派閥の親分にふさわしい、天下国家を語るシーンもあった。先だっての派閥の会合でも、若手議員からは『ぜひ出馬を』と要請されていたこともあって、『これで腹を決めた』『ついに決起だ』とみんな思い、派閥内にそんな情報が駆け巡っていたのです」(岸田派の若手議員)

 岸田氏が若手との飲み会から抜けたのは夜8時前だったという。

 その後、君子豹変する出来事があったという。

「岸田氏はその後に急きょ、安倍(晋三)首相に連絡をとったようだ。

 その場で、9月の総裁選で安倍首相の支持を伝え、今後も支えていくつもりだと伝えた。安倍首相も岸田氏が出馬となれば地方票が割れて、どうなるかわからないと危惧していただけに、感謝の意を伝えたそうだ」(自民党幹部)

 そして、岸田氏は最後に岸田派名誉会長(宏池会名誉会長)の古賀誠元幹事長と連絡をとり、出馬しない意向を伝えたという。

「古賀氏は主戦論を唱えていたが、岸田氏はかつて自分の親分だった加藤紘一氏の“加藤の乱”の失敗を目の当たりにしたトラウマから最後まで決断できなかった」(自民党幹部)

 しかし、岸田氏の豹変を知らぬ岸田派の一部は“主戦論”で盛り上がっていた。

 そこに、テレビが速報で岸田氏が出馬見送り会見を伝えたので、「どうなっているんだと、騒ぎになった」(岸田派の若手議員)。

 これまで、態度を明確にしなかった岸田派には、主戦論と安倍首相支持で割れていた。その調整をさばいていたのが、岸田派幹部たちだ。

 24日に東北地方に視察に出かけていたある前日の若手との懇談の盛り上がりを聞いていた幹部は、竹下亘総務会長と出くわし、「うちの岸田をぜひ、よろしく」と頭を下げたという。

 その後、ニュース速報で岸田氏の出馬見送りを知ったという。

「事前に何の連絡もなく、ニュースで岸田氏の出馬見送りを知った幹部は慌てて東京に戻ってきたそうだ。向こうで昼食をとる予定までキャンセルして帰ってたとか。『どうなってんだ』とぶぜんとしていた」(自民党幹部)

 すでに、安倍首相の派閥、細田派に、麻生財務相の麻生派、二階幹事長の二階派が安倍支持を表明。そこへ岸田派が加わると、国会議員の数では3分の2近くになる。

 石破茂元幹事長が出馬するとみられ、一騎打ちになるのではないかとの見方が強い。

3122チバQ:2018/07/25(水) 14:26:33
 野田聖子総務相も、かねてから、出馬に強い意向を見せてはいるが、仮想通貨ビジネスに関連し、その運営会社の担当者と金融庁との面談をセットして、自身の秘書を同席させた疑いが浮上している。

「仮想通貨取引をするには、仮想通貨交換業の認可を受ける必要がある。

 しかし、その運営会社は金融庁から認可を受けていなかったため、野田大臣の威光をバックに、金融庁に圧力をかけたという疑いも生じる」(自民党幹部)

 これまで、安倍首相は9月の自民党総裁選で「石破氏との一騎打ちは避けたい。ガチンコだとしこりが残る」(細田派の国会議員)といい、第3の候補を模索していた。

 総裁選出馬には、20人の国会議員の推薦人が必要だ。

 それを安倍首相、いわば官邸で用意して、出馬させることも視野に入れていた。その筆頭格が野田総務相だったが、今回のスキャンダル報道で「野田氏は推薦人を集められないだろう」という声が党内で出ている。

 当初は、同じ細田派の西村康稔官房副長官も候補だったというが、西日本豪雨災害の際に「赤坂自民亭」の飲み会写真をSNSにアップしたことでこちらも消えた。

 前回、石破氏は地方票で安倍首相を上回り、国会議員の票で逆転という薄氷の勝利だったこともあって「安倍首相はできれば、無投票で続けたい意向もあるようだ。だが、反安倍側には無投票になれば、憲法改正などを白紙委任することになり、安倍首相が好き勝手にやっているという思いが強い。

 そこで、官邸サイドで推薦人を集めて、河野太郎外相を推してはという話が浮上している。河野氏が出れば、地方票に強い石破氏の票が割れてこちらに有利だ」(自民党中堅議員)

 だが、こういう見方をする自民党のベテラン議員もいる。

「岸田氏が不出馬を決め、古賀氏が動きやすくなった。前回の総裁選でも、野田氏を擁立しようと動いていた。今回も古賀氏が動けば、新たな流れが出るかもしれない。古賀氏は『総裁選が無投票で安倍氏に何のハードルもなく、好きにやられている』と総裁選すべきと常々、語っているのでなにか策があるのかもしれない」

 9月の総裁選が八百長試合のようにならないことを祈るばかりだ。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定記事

3123チバQ:2018/07/25(水) 14:27:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180724-00000041-mai-pol
<自民>菅氏「将来の総裁候補は河野外相と小泉進次郎氏」
7/24(火) 17:07配信 毎日新聞
 ◇都内で講演 21年総裁選へ立候補「全く考えていない」

 菅義偉官房長官は24日、東京都内で講演し、将来の自民党総裁候補として河野太郎外相と小泉進次郎筆頭副幹事長を挙げ「自民党と日本にとって極めて大事な政治家だ」と述べた。2021年総裁選への菅氏自身の立候補に関しては「まったく考えていない」と否定した。

 菅氏は23日のBSフジの番組でも、小泉氏を「末恐ろしいくらいしっかりしている。いろんな発信をして、批判を受けて、経験を積んだ方がいい」と評価していた。【高橋克哉】

3124チバQ:2018/07/26(木) 15:20:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180725-00000566-san-pol
野田聖子氏、絶体絶命 推薦人確保困難、情報公開請求漏洩が追い打ち
7/25(水) 21:53配信 産経新聞
野田聖子氏、絶体絶命 推薦人確保困難、情報公開請求漏洩が追い打ち
全国市長会長の立谷秀清相馬市長(左)から豪雨災害に関する要請書を受ける野田聖子総務相=25日午後、東京・霞が関の総務省(酒巻俊介撮影)
 自民党の岸田文雄政調会長が9月の総裁選への立候補を見送ったことで安倍晋三首相(党総裁)の連続3選が濃厚となり、出馬に意欲をみせてきた野田聖子総務相(無派閥)が絶体絶命の危機に陥っている。出馬に必要な20人の推薦人の確保がさらに厳しくなりそうな上、事務所が金融庁へ説明要求したことに絡む情報公開請求の内容を漏洩(ろうえい)した問題が直撃したからで、周囲からは早期撤退論が出始めている。(笠原健)

 「総務省も一緒にやっていきたい」

 野田氏は25日、同省で全国市長会の立谷(たちや)秀清会長(福島県相馬市長)らと面会し、西日本豪雨や大阪北部地震の被災地を積極的に支援する考えを示した。

 総務相の仕事は着実にこなしながらも、目標とする総裁選のスタートラインにはなかなか立てずにいる。

 野田氏は前回の平成27年の総裁選でも、出馬を模索したが推薦人が確保できなかった。今回は「最後までステルスでやる。途中経過はお伝えしない」と語り、告示直前まで奔走する姿勢をみせる。

 今月29日には党大阪府連女性局の会合で講演を予定し、8月上旬に事実上の総裁選公約となる政策集を出版する。野田氏周辺は出版を「総裁選へのキックオフとなる」と意気込んできた。

 野田氏は同じ無派閥の浜田靖一元防衛相や小此木(おこのぎ)八郎防災担当相に支援を求めるだけでなく、親しい女性議員らにも手当たり次第に協力を呼びかけている。

 しかし、推薦人の確保は前回より難航しているようだ。党内では細田派(清和政策研究会、94人)や麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)に加えて岸田派(宏池会、48人)も首相支持に回ったことで、国会議員票の約7割を首相が押さえる構図が固まった。野田氏と親しい議員でも同氏を支援しづらいのが実情だ。

 また、情報公開制度は総務相の所管である。野田氏が自身に関係する情報公開請求の内容を開示決定前に把握し、第三者に伝えた問題について、共産党の穀田恵二国対委員長は25日の記者会見で「国会の閉会中審査を行い、野田氏の責任と真相を究明すべきだ」と述べた。

 「傷が深くなる前に撤退すべきだ。仲間が集まって説得することもあり得る」

 野田氏の推薦人集めに協力してきた議員からは、こんな声も漏れている。

 ■情報公開請求漏洩問題 野田聖子総務相の事務所秘書が今年1月末、金融庁から無登録営業の疑いで調査を受けていた仮想通貨関連会社の関係者を同席させて、同庁担当者に説明を要求した。朝日新聞が金融庁に対し、野田氏側との面会記録の公開を請求。開示決定前に請求の内容が同庁から総務省担当者を通じて野田氏に伝わった。野田氏は記者会見で、5月下旬に行った女性記者との懇親会で情報公開請求があったことを漏らしたと認め、「慎重さを欠いたと反省している」と謝罪した。

3125チバQ:2018/07/26(木) 15:31:47
https://www.asahi.com/articles/ASL7T4J94L7TUTFK00N.html
竹下派、総裁選で首相支持へ傾く 野党「安倍一色の党」
南彰2018年7月26日07時49分
自民党の岸田文雄政調会長の総裁選出馬見送りを受け、同党第3派閥の竹下派(55人)も、連続3選を目指す安倍晋三首相支持に傾いている。優位に立つ首相に派閥がなびいてゆく展開に、野党からは「安倍首相一色の自民党」と皮肉まじりの声も上がる。

 竹下派を率いる竹下亘総務会長は25日、派の後見人的な存在である青木幹雄・元参院議員会長と東京都内で会談した。その後、党本部であった講演では、「お盆ぐらいまでに派の対応を決めれば良いと思っていたが、世の中の動きのテンポが少し速まった」と述べ、派として誰を支持するかの態度決定を早める考えを示した。

 竹下氏はこれまで、総裁選の候補に挙がった首相と岸田氏、石破茂元幹事長をそれぞれ評価。「政策的に一番近いのは岸田氏」と述べる一方、森友・加計学園問題をめぐる首相の対応に苦言を呈することもあった。同派は、吉田博美・参院幹事長ら派閥幹部が改選を迎える来夏の参院選を重視。首相や周辺の関与が指摘された森友・加計問題の影響を懸念していた。

 しかし、この日の約40分間の…

3126チバQ:2018/07/28(土) 18:13:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00000626-san-pol
自民党総裁選 麻生太郎氏、「大宏池会」へ意欲 総裁戦後、岸田派に触手も 「党内で政策競争を」と2大派閥化狙う
7/26(木) 22:50配信 産経新聞
自民党総裁選 麻生太郎氏、「大宏池会」へ意欲 総裁戦後、岸田派に触手も 「党内で政策競争を」と2大派閥化狙う
志公会(麻生派)夏期研修会で講演する麻生太郎副総理兼財務相=26日午後、横浜市(酒巻俊介撮影)
 麻生太郎副総理兼財務相率いる自民党麻生派(志公会、59人)は26日、横浜市で党内7派の先陣を切って夏季研修会を開いた。9月の総裁選で安倍晋三首相(党総裁)3選を支持している麻生氏が狙うのは、岸田派(宏池会、48人)を含む「大宏池会」の実現だ。同派会長の岸田文雄政調会長の総裁選不出馬を受け、麻生氏が選挙後に触手を伸ばすとの見方も消えない。

 「世界中で政権の不安定が続くが、日本は第2次安倍政権発足以来、5年半にわたり安定した政権が続いている。特筆すべきものだ」

 麻生氏は研修会でこう述べ、安倍政権継続の重要性を切々と説いた。複数の派閥が西日本豪雨を考慮して研修会を延期した中、麻生派は総裁選向けの政策を議論する場だとして予定通り開催した。「『日本の底力』の解放」と題した政策提言案をまとめ、今後、総裁候補に届ける。

 首相を支える麻生氏だが、持論は自民党内で2大派閥が切磋琢磨(せっさたくま)し「疑似政権交代」を続けること。研修会でも、野党が乱立している現状を挙げ「自民党内で政策競争が起こるような形にせないかん。それがわれわれに与えられた大きな責任だ」と訴えた。

 その手始めが昨年7月、旧麻生派と旧山東派などによる第2派閥、麻生派の結成だった。麻生氏がさらに先を見据えているのは間違いない。かつて宏池会に所属した麻生氏は、分裂した宏池会を再結集する「大宏池会構想」を念頭に岸田派にも合流を打診してきた。

 岸田派では主導権を奪われかねないと警戒が強く、構想は実現していない。ただ、岸田氏は総裁選不出馬を表明した。知名度不足が否めず、挑戦しても勝敗は明らかだった。それだけに麻生派幹部は「岸田氏が『大宏池会構想』に参加して麻生氏をバックにつけていれば立派な総裁候補だった可能性もある」と語る。

 今後、岸田氏が「ポスト安倍」を目指すには、首相だけでなく麻生氏の協力が不可欠となる。麻生氏が総裁選後、細田派(清和政策研究会、94人)に匹敵する存在として「大宏池会」の完成に動くとの見方は強い。(今仲信博)

3127チバQ:2018/07/28(土) 18:26:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180727-00000123-jij-pol
野田氏出馬、厳しさ増す=推薦人難航、漏出問題が追い打ち―自民総裁選
7/27(金) 18:32配信 時事通信
 9月の自民党総裁選への出馬を目指す野田聖子総務相を取り巻く状況が厳しさを増している。

 立候補に必要な20人の推薦人集めが難航していることに加え、朝日新聞の情報公開請求の内容を、金融庁から開示決定前に伝えられた問題が発覚したことも追い打ちをかけている。

 「民主主義に対する熱い思いを持つ人たちの賛同を得られるよう日々研さんしたい」。野田氏は27日の閣議後の記者会見で、改めて総裁選出馬へ意気込みを示してみせた。

 野田氏を支えるのは、当選同期で親交の厚い浜田靖一元防衛相や小此木八郎国家公安委員長だ。小此木氏は既に野田氏支持を安倍晋三首相に伝えた。野田氏の地元、岐阜選出の参院議員や若手女性議員らも推薦人に名を連ねるとみられる。

 岸田派若手も支援に名乗りを上げており、野田氏は首相支持を表明した同派会長の岸田文雄政調会長の了解を取り付けたい考えだ。8月上旬には政策集を出版する運びで、動きに衰えは見えない。

 ただ、支持は広がりを欠いている。周辺によると現時点で確保した推薦人は「6〜7人」。負ければ陣営が「冷や飯食い」の立場になるのは避けられず、関係者は「頼もうにもメリットがない」と依頼に二の足を踏む状態だ。

 さらに漏出問題で状況は悪化している。27日の会見では関連質問が集中し、野田氏は「反省している」と口にしたが党内の視線は冷ややかだ。ある若手は「支援すれば支持者から批判されかねない」と語り、依頼があっても断るという。

 24日に首相と面会した党岐阜県連幹部は首相支持を伝え、野田氏については記者団に「出られないと思う」と語った。地元も固めきれないほどの状態に、周囲からは早期撤退論も漏れる。

3128チバQ:2018/07/28(土) 18:27:45
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000037-mai-pol
<自民>竹下派の参院議員に石破氏支援の動き浮上
7/28(土) 17:41配信 毎日新聞
<自民>竹下派の参院議員に石破氏支援の動き浮上
竹下亘氏=川田雅浩撮影
 自民党竹下派の参院議員に9月の総裁選で石破茂元幹事長を支援する動きが浮上した。同派は8月8日に方針を決める予定だが、派内が安倍晋三首相支持と石破氏支持で分かれる可能性が出てきた。

 竹下派幹部によると、同派に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が、吉田博美参院幹事長に石破氏を支持するよう求めた。首相に近い吉田氏は難色を示したが、派内では「吉田氏は青木氏の意向に逆らわない」との見方が強い。同派の参院議員は28日、「参院は石破氏支持の方向になっていくだろう」と語った。竹下派は55人の国会議員のうち参院が21人を占める。【松倉佑輔】

3129 チバQ:2018/07/29(日) 12:54:51
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018072902000127.html
 九月の自民党総裁選では、「将来の首相候補」とされる小泉進次郎筆頭副幹事長の動向が注目されている。執行部のメンバーながら安倍政権への批判や苦言を繰り返しているからだ。自民支持層内でも高い人気を誇り、地方票に大きな影響力を持つ小泉氏の判断が、総裁選の流れを左右する可能性もある。 (中根政人)

 「長い政権運営の中で今の私たちのありようが、このまま皆さんに認めていただけるものとは思えない。応援したくなる政党に変えたい」。小泉氏は昨年秋の衆院選では各地で、党への不満を隠さず訴えた。

 党幹部の一人だが、「安倍一強」の政権のあり方には疑問を抱く。森友・加計(かけ)学園問題を巡っては、安倍晋三首相らの説明に「納得している人が圧倒的に少ないのは明らかだ」と指摘し、疑惑の払拭(ふっしょく)を強く求めた。自民党が法案を提出し、先の通常国会で成立した参院定数を六増する改正公職選挙法に関しても、世論が厳しく見ていることを訴えた。

 総裁選は、首相と石破茂元幹事長の一騎打ちの様相が強まっている。首相は、国会議員票の七割近くを押さえ、有利な情勢。変わる可能性があるとすれば、総裁選の全得票の残り半分を占める党員・党友投票による地方票の行方だ。そこで注目されるのが、各種世論調査で次期総裁として常にトップかそれに近い支持を集める小泉氏だ。

 石破氏は、小泉氏の父・純一郎氏の首相時代に防衛庁長官に抜てきされたエピソードをたびたび披露。進次郎氏についても高く評価し二十三日のテレビ東京番組で「小泉さんのみならず、一人でも多く応援してもらいたい」と秋波を送った。

 小泉氏は二〇一二年総裁選で投票後に「石破氏支持」を明らかにしたが、特別に石破氏と親しい関係ではない。首相ともつかず離れずだ。

 首相周辺や党幹部からは「小泉氏は調子にのっていると、党内で浮き上がってしまうぞ」とけん制する声もあり、小泉氏も圧力を気にかける。二十日には、記者団から総裁選で誰を支持するかと問われ「首相を選ぶ大切な選挙だから、最後までしっかりと考える」と明言を避けた。

3130 チバQ:2018/07/29(日) 13:05:27
https://www.sankei.com/smp/politics/news/180728/plt1807280005-s1.html
参院竹下派は石破元幹事長を支持 議員50人前後固める 衆院議員の大半は安倍首相支持自民党総裁選2018.7.28 06:57



 9月の自民党総裁選をめぐり、党内第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)の参院議員(21人)が石破茂元幹事長の支持に回ることが27日、分かった。同派衆院議員の大半は連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)を支持する方針だ。総裁選は岸田文雄政調会長の不出馬表明に伴い首相と石破氏の事実上の一騎打ちとなる公算が大きく、石破氏は石破派(水月会、20人)を含め党所属国会議員(405人)のうち50人前後を固めたことになる。


 複数の党幹部の証言によると、政界引退後も存在感を示す青木幹雄元参院議員会長が、竹下派会長代行の吉田博美参院幹事長に対し「石破氏でいけ」と参院議員21人全員をまとめるように指示。吉田氏は派内に首相に近い議員が多いことから抵抗したが、最終的に受け入れた。

 これを受け、派閥会長の竹下亘総務会長らは派内調整を加速させる。派閥としての対応は所属議員から意見聴取した上で、8月9日に長野市内で行う派閥会合で決定する予定だが、スケジュールが早まる可能性もある。

 青木氏はもともと派閥を飛び出した石破氏に冷淡だったが、長男の青木一彦参院議員の島根選挙区が石破氏の地盤である鳥取選挙区と合区されたことをきっかけに関係を修復。青木氏は石原派(近未来政治研究会、12人)最高顧問の山崎拓元副総裁にも石破氏支持を伝えているという。

3131チバQ:2018/07/30(月) 00:26:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180729-00000533-san-pol
二階幹事長は続投なるか 31日から韓国で派閥研修 安倍首相3選支持正式表明へ
7/29(日) 22:15配信 産経新聞
 自民党の二階俊博幹事長(79)率いる二階派(志帥会、44人)は31日から3日間の日程で韓国で研修会を開き、9月の党総裁選で安倍晋三首相(党総裁)の支持を正式に表明する。首相もビデオメッセージを寄せることにしており、「二人三脚」ぶりをアピールする。ただ、首相が連続3選した後に行われる党人事では二階氏が幹事長を続投するかどうかが最大の焦点。一部党内にある「副総裁に」という声に二階派は強く反発している。

 二階氏は、韓国での研修会について周辺に「韓国は近いのだから、われわれがもっと行き来した方が国民は安心する。政治家の責務でもある」と説明している。このほかに3つの意図や狙いがあるという。

 1つ目は、南北軍事境界線がある板門店(パンムンジョム)の視察や韓国の李洛淵(イナギョン)首相らとの会談を予定しており、韓国とのパイプの太さを示す。2つ目は、自民党で第5派閥ながらも経済界関係者らも含めた計約300人の態勢で訪韓することで、二階派の影響力が党内外にあることをみせつける。もう1つは、首相の続投を海外に認知、支持させることだ。

 二階氏は、首相への支持を「1ミリも動かない」と語り、総裁選に向けて早くから「安倍の後は安倍」と公言する。連続2期6年までだった党総裁任期を「連続3期9年」に延長する党則改正を主導した。

 昨年の衆院選に続き、今年2月の沖縄県名護市長選や6月の新潟県知事選などで勝利し、選挙に強い幹事長をみせた。首相も「二階さんはありがたい」と頭を下げる。

 首相に代わって党の人事や運営を取り仕切る幹事長の力は絶大だ。また、来年は統一地方選と参院選が相次ぎ実施され、幹事長の力量が求められる。二階派では二階氏の幹事長続投を希望する声が大勢だ。

 一方で、幹事長ポストを虎視眈々(たんたん)と狙う派閥もあり、高齢を問題視して「副総裁への横滑りはどうか」という指摘もある。これに対し、二階派は「『中二階』に棚上げされるだけだ」(中堅)と副総裁案に反発する。

 首相には、政策を推進する党内の求心力を保つために二階氏の機嫌を損ねてはならないとの計算も働く。首相は二階派の「入閣待機組」も含めて二階氏の処遇を総合的に検討するとみられるが、まずは総裁選を圧勝に持ち込むことが二階氏とともに当面の課題になる。(大島悠亮)

3132チバQ:2018/07/30(月) 00:31:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180729-00000501-san-pol
自民党総裁選 石破茂氏、参院竹下派加勢で息吹き返す
7/29(日) 0:58配信 産経新聞
自民党総裁選 石破茂氏、参院竹下派加勢で息吹き返す
竹下亘総務会長=6月11日午後、国会内(春名中撮影)
 9月の自民党総裁選をめぐり、立候補を正式表明する前から劣勢が伝わる石破茂元幹事長の陣営に活気が戻ってきた。竹下派(平成研究会、55人)の参院議員(21人)が石破氏支持に回る見通しとなったからだ。安倍晋三首相(党総裁)の優位は変わらないが、石破氏が一定の票を確保すれば、今回の総裁選で敗れても「ポスト安倍」の芽を残す可能性が出てくる。

 「どんなに批判されても言うべきことをきちんと言った政治家がこの国にはいた。一歩でも近づきたい」

 石破氏は28日、兵庫県豊岡市の斎藤隆夫記念館を訪問。斎藤の足跡をたどる展示を丹念に見学後、記者団にこう感想を漏らした。

 斎藤は昭和15年、帝国議会で満州事変後の軍部の政治介入を徹底批判した「反軍演説」などで知られる元衆院議員。同年に衆院を除名されたが、17年の衆院選で軍部の妨害をはねのけ、議員に返り咲いた。

 党内のさまざまな圧力にめげず、信念を貫けば圧倒的に不利な状況も打破できる-。自身の境遇を斎藤に重ね合わせ、反骨精神をアピールしてみせた。

 党内では、石破派(水月会、20人)以外で「石破氏支持」を公言する議員は数人にとどまっていた。今回の総裁選は国会議員票(405票)と党員らの投票を基に算出される党員票(405票)の計810票で争われるが、「石破氏の議員票は多くて30票程度」(党幹部)ともされた。

 そうした中で、政界引退後も参院竹下派に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が、同派を束ねる吉田博美参院幹事長に「石破氏支持」でまとめるよう指示した。若手議員は「石破氏には違和感があるが、吉田氏に頼まれれば全員が従うだろう」と語る。

 石破氏は28日、兵庫県豊岡市で記者団に「最終的に公になるまで論評することではない」と述べるにとどめた。ただ、参院竹下派の加勢で、50票前後の国会議員票を確保する見通しが立ち、石破派幹部は「政治生命をつなぐ戦いができる」と胸をなで下ろした。

 石破派は今回、党員票の比率が議員票と同数になったことも追い風と受け止めている。「出馬表明前でも、それぞれが地元で選挙活動を始めよう」。26日の石破派幹部会では、前倒しで党員票集めを進めることを申し合わせた。西日本豪雨の復興を見極めつつ8月の早い段階で正式に出馬表明する方向で調整が進む。

 石破氏も22日の通常国会閉会直後から群馬、愛知など各県に足を運び、講演などをこなしてきた。大阪府や富山県では地方議員を中心に石破氏の支援組織も立ち上がった。

 一方、竹下派は創設者の竹下登元首相の弟、竹下亘総務会長が4月に会長に就き、総裁選を「鉄の結束」を取り戻す場とする意向だった。ところが、石破氏支持で動き出した参院側に対し、衆院側は首相を支持する議員が圧倒的に多い。衆参が分裂した対応をとれば、党内の影響力低下は避けられない。

 衆院側は複数の議員が連絡を取り合い「衆院は首相支持しかない」と確認し合ったが、総裁選後の内閣改造・党役員人事への影響が懸念される。(奥原慎平、田中一世)

3133チバQ:2018/07/30(月) 00:44:15
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180728-00000070-jij-pol
参院竹下派、石破氏支持へ調整=自民総裁選、無派閥に影響も
7/28(土) 19:12配信 時事通信
 自民党竹下派の参院議員団(21人)は9月の党総裁選で石破茂元幹事長を支持する方向で調整に入った。

 複数の関係者が28日、明らかにした。安倍晋三首相が優位に立つ中、参院竹下派の動きは態度を明らかにしていない無派閥議員らの動向にも影響を与えるとみられる。

 竹下派は衆参55人で党内第3派閥。これまで総裁選への対応は明確にしてこなかったものの、同派の衆院側は首相に近い茂木敏充経済再生担当相らを中心に「首相支持は7〜8割に上る」(同派幹部)との見方もある。もともと参院竹下派は独自色が強いが、衆参で対応が割れる可能性があり、会長の竹下亘総務会長の判断が注目される。

 同派は来週から所属議員の意向を幹部が聴取した上で、8月9日の会合で決定する予定。参院側も来週、会合を別途開き、最終的な態度を決める。

 参院竹下派には、首相と距離があるOBの青木幹雄元参院議員会長が強い影響力を持つ。島根県が地盤だった青木氏は派閥を離脱した鳥取県選出の石破氏と疎遠になっていたが、両県が合区された前回参院選で青木氏の長男一彦氏の当選を石破氏が全面支援したことを機に再接近。参院側を仕切る吉田博美参院幹事長は首相と近いが、今回の判断には、今後の石破氏との協力を見据えた青木氏の意向が背景にあるとみられる。

 総裁選は首相と石破氏の事実上の一騎打ちとなる公算が大きい。ただ、細田、麻生、岸田、二階の各派の支持を得る首相が優勢だ。参院竹下派幹部によると、石破氏に一定の票を回すことで「ポスト安倍」の芽を残すとともに、3選後の首相の党運営ににらみを利かす狙いがあるという。

 無派閥議員70人余りのうち、20人程度は態度未定か石破氏支持とみられる。これに関連し、首相支持を打ち出している麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博幹事長らは27日に会談。「竹下派をはじめ党内の動向を注視していく必要がある」との認識で一致した。

3134チバQ:2018/07/30(月) 14:38:32
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201807/CK2018073002000115.html
自民党総裁選 首相支持、議員の7割超 共同通信調査 3選が有力に

2018年7月30日 朝刊


写真
 九月の自民党総裁選に向け、共同通信社は二十九日までに所属国会議員四百五人の支持動向を直接取材などを通じて探った。約76%に当たる三百十人が連続三選を目指す安倍晋三首相を支持した。立候補を準備する石破茂元幹事長は石破派を中心に二十四人、野田聖子総務相は本人を含めて二人だった。国会議員票(四百五票)での首相の大きなリードは党員・党友による地方票(四百五票)の行方に影響を及ぼすのは必至だ。首相の三選が有力となった。

 首相は細田、麻生、岸田、二階の四派閥(計二百四十五人)の支持に加え、無派閥(七十三人)の半数を超える三十八人と、態度未定の竹下派(五十五人)の二十二人、石原派(十二人)の五人を取り込んだ。石原派は首相支持の公算が大きい。竹下派は意見が割れ、現時点で首相を支持すると答えた人も変わる可能性がある。

 支持の理由は、対米関係を軸とした外交手腕や、経済指標を好転させたアベノミクスの実績が大多数を占めた。「代える理由がない」「所属派閥が支持を決めているから」との意見も目立った。細田派の下村博文事務総長は「着実に実績を上げている。次の総裁も安倍首相しかいない」と理由を説明した。

 石破氏は、石破派(二十人)のほか竹下派二人と無派閥の二人が推す。石破派の赤沢亮正政策委員長は「人口減少による国内総生産(GDP)縮小を見据えた経済政策に取り組みたい」と首相側との対立軸を訴える。

 竹下派の参院側(二十一人)が石破氏支持を調整しており、実現すれば国会議員票が四十五人前後に積み上がる。ただ、二十一人のうち十一人は「派閥の指示に従う」との意向で、竹下亘会長(党総務会長)や参院側を率いる吉田博美会長代行(党参院幹事長)の判断に左右されそうだ。

 自分の派閥を持たない野田氏は現職閣僚や岸田派の若手議員らも支援を検討するが、立候補に必要な二十人の推薦人確保は難航している。無回答や「派閥の指示に従う」を含む態度未定は六十八人。うち竹下派が三十人だった。「首相以外」との答えが一人いた。

 総裁選は国会議員票と、地方票の計八百十票で争われ、過半数を獲得した候補が勝利する。「九月七日告示-二十日投開票」の日程が想定されている。

<自民党総裁選の仕組み> 党所属国会議員20人の推薦を得た国会議員が立候補できる。党員・党友による地方票と所属国会議員票の合計で争われ、過半数を獲得すれば当選が決まる。過半数に達する候補がいない場合は、上位2人で決選投票を行う。地方票は国会議員と同数の405票をドント方式で換算する。決選投票でも都道府県ごとに1票ずつ配分し、各都道府県でより多くの党員・党友票を得た候補が票を獲得する。

3135チバQ:2018/07/30(月) 14:39:34
https://mainichi.jp/articles/20180727/k00/00m/010/124000c
自民総裁選
石破氏「間違っても同志さげすむな」
毎日新聞2018年7月26日 21時34分(最終更新 7月27日 09時49分)
 自民党の石破茂元幹事長は26日、東京都内で講演し、総裁選について「全ての人に公正な政策や条件づくりに努めているかが問われる総裁選でなければならない。間違っても同じ党の同志をさげすむ党であってはならない」と述べた。安倍晋三首相の総裁3選を支持する議員には、石破氏の森友・加計学園問題批判に反発する声もあり、そうした勢力に反論した形だ。

 また石破氏は「総裁選にあたり、自分の損得とか保身とかは捨象しなければならない」と述べ、改めて出馬に意欲を示した。岸田文雄政調会長の不出馬に関連して「『人事で徹底的に干せ』という自民党であってはならない」とも語った。【高橋恵子】

3136チバQ:2018/07/31(火) 20:57:24
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/213926?rct=n_politics
自民党総裁選 竹下派「鉄の結束」今は昔 首相か石破氏か二分
07/31 05:00
自民党総裁選 竹下派「鉄の結束」今は昔 首相か石破氏か二分
 9月の自民党総裁選を巡り、かつて「鉄の結束」を誇った竹下派(55人)が揺れている。衆院議員(34人)を中心に一時は安倍晋三首相支持の流れが強まったが、ここに来て参院議員(21人)が石破茂元幹事長支持で調整に入ったためだ。同派は「橋本派」だった2003年の総裁選で当時現職の小泉純一郎氏への支持を巡り対応が分かれた経緯があり、再度迎えた派閥分断の局面を乗り越えられるか、竹下亘会長の指導力が問われている。

 「自民党は総裁選が終わった後、(総裁に)なった人を一丸となって支えなければならない」。竹下氏は30日、北九州市内で講演したが、最後まで首相や石破氏の名前に触れなかった。

 竹下氏は今年4月に兄の竹下登元首相が創設した「経世会」の流れをくむ同派会長に就任。かつてうたわれた同派の団結力「一致結束箱弁当」を再び体現しようと今回は意思統一して臨む考えを強調しており、総裁選後の党・閣僚人事を見据え「竹下氏は首相支持を打ち出す」(派閥幹部)との見方が大勢だった。

 そんな中、参院側で石破氏支持の動きが急浮上した背景には、引退後も強い影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長の存在がある。参院も首相支持に傾きかけたが、首相に距離を置く青木氏は石破氏支持とみられ、ベテラン議員は「青木氏が『石破に入れろ』と言われれば従う。それが参院平成研(竹下派)だ」と言い切る。

 「安倍1強」への不満もくすぶる。総裁選の出馬が取り沙汰された岸田文雄政調会長は首相と2人きりの会合を重ねた末、今月24日に不出馬と首相支持を表明した。別の参院議員は「ポスト安倍」の芽を摘み、なりふり構わず連続3選に突き進む首相を「次のリーダーを育てようともせず、自分の権力維持だけに目を向けている」と批判する。

 派内の亀裂が深刻さを増す状況は、03年の総裁選と重なる。当時「反小泉」急先鋒(せんぽう)だった野中広務元幹事長は独自候補擁立を主張したが、青木氏らは小泉氏を支持。野中氏は青木氏らを名指しで「(ポストという)毒まんじゅうを食った」と批判した。派内のしこりは残り、会長だった橋本龍太郎元首相の求心力低下に拍車がかかった。

 竹下派は8月7日までに衆参両議員の意見を聴取し、8日の役員会で方針を決める見通しだが、03年の経緯を知る衆院議員は「『鉄の結束』など昔の話」と、今回も派内の対応は割れるとみる。(藤本卓郎)

3137チバQ:2018/07/31(火) 22:21:09
https://www.asahi.com/articles/ASL7056HSL70UTFK00S.html
法曹界の護憲派を「新興宗教」 稲田氏が投稿、後に削除
2018年7月31日19時26分
 自民党の稲田朋美元防衛相が、法曹界の護憲派を「憲法教という新興宗教」と批判するコメントを自身のツイッターに投稿し、その後、削除していたことがわかった。

 稲田氏は29日、改憲団体「日本会議」の東京都中野支部の集会に参加。同日、支部長の弁護士について「法曹界にありながら憲法教という新興宗教に毒されず安倍総理を応援してくださっていることに感謝!」と投稿していた。

 削除した理由について、稲田氏は31日、朝日新聞の取材に「『憲法を変えさえしなければ平和というのは違う』と書いたつもりだったが、投稿後に読み直して表現がきついと思い、自発的に削除した」と語った。

3138チバQ:2018/08/01(水) 01:37:04
>>3131

>幹事長ポストを虎視眈々(たんたん)と狙う派閥もあり、
麻生派でしょうねエ


http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm
細田 派 96人  総幹分離の原則からしてナイでしょう
麻生 派 59人  麻生財務の退任の引き換えに甘利幹事長狙いか?選挙の顔として河野幹事長?
竹下 派 55人  参院側との分裂選挙で まぁ無理でしょう。適任者も居ないし
岸田 派 48人  岸田幹事長の可能性も無くは無いか
二階 派 44人
以下略

と考えると、麻生-二階-菅の微妙なバランスを崩さない=二階留任の線が定石にはなりますね。

3139チバQ:2018/08/01(水) 11:55:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180801-00000010-jij-pol
参院竹下派、安倍首相追従に不安=来夏にらみ石破氏を選択―自民総裁選
8/1(水) 7:21配信 時事通信
 9月の自民党総裁選をめぐり、参院竹下派が石破茂元幹事長を支持する方向となったのは、来年夏の参院選への危機感からだ。

 森友・加計学園問題を抱える安倍晋三首相への国民の不信は根強く、安易に「安倍1強」に追従することへの不安がある。一方、首相支持が大勢の衆院側とは亀裂が深まりそうだ。

 同派参院幹部は31日の協議で吉田博美参院幹事長に対応を一任し、石破氏支持の方向を確認した。会合後、出席者の一人は「参院選にいかに良い状況で臨むかが第一だ」と指摘した。

 同派参院議員21人のうち、10人が来年の参院選で改選を迎える。一連の疑惑・不祥事を受けて安倍内閣の不支持率は高止まりしており、参院幹部は「党全体が国民から批判に鈍感だと受け止められれば、参院選は相当厳しい」と語る。

 参院側の最終的な判断には、政界引退後も竹下派に影響力を保つ青木幹雄元参院議員会長の意向が働いたようだ。吉田氏は25日に青木氏と会談、石破氏支援の方針を伝えられていた。

 島根出身の青木氏と鳥取選出の石破氏は「お隣さん」の関係。前回参院選で合区された「鳥取・島根」で石破氏は党鳥取県連会長として青木氏の長男、一彦氏の再選に尽力した。青木氏には石破氏支援の見返りに、一彦氏の選挙基盤を固める思惑もあるとみられる。

 これに対し衆院側からは不満の声も漏れる。中堅議員は「OBの口出しで方向が決まるのは時世に合わない」と顔をしかめた。竹下亘会長は31日、竹下派の衆院議員パーティーで「これからきちんと集約していかないといけない」と述べた。

 石破氏は大阪市で講演し、加計問題などを念頭に「政策は全ての人に公平でなければいけない。国民はそう評価しているか」と述べ、参院側の懸念に同調してみせた。

3140チバQ:2018/08/01(水) 11:55:47
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180731-00000019-sasahi-pol
自民党総裁選 第3の候補は小泉親子潰しで河野外相?〈週刊朝日〉
8/1(水) 7:00配信 AERA dot.
自民党総裁選 第3の候補は小泉親子潰しで河野外相?〈週刊朝日〉
安倍晋三首相と野田聖子総務相 (c)朝日新聞社
 9月の自民党総裁選への出馬に意欲を示していた候補者たちが苦境に立たされている。野田聖子総務相は金融庁への圧力問題で揺れる。すでに不出馬を表明した岸田文雄政調会長には、身内の岸田派からも厳しい声が相次ぐ。

【写真】第3の候補として急浮上なのは…?

「派閥の若手は主戦論でまとまりつつあったのに、安倍(晋三)陣営に脅されて降りるなんてヘタレすぎる……」(岸田派若手議員)

 石破茂元幹事長はそんな岸田氏をこうかばった。

「岸田さんが出馬を見送られたことはものすごい苦悩があったと思う。かつて、中川一郎先生が総裁選にお出になった後、自ら命を絶たれたことがあった。新聞報道でしか私は存じませんが『今さら何だ』『岸田派なんて人事で徹底的に干せ』と。何ですかこの自民党は」(7月26日発言)

 3選を目指す安倍陣営のターゲットは、石破氏に絞られた。

「安倍さんは無投票にしたいという思いがあるようです。石破氏の周辺にいて立ち位置が明確でない議員に、アメとムチでプレッシャーをかけています。アメは党内でのポストや次期選挙での優遇など議員によって使い分けている。一部、切り崩されている議員もいて『急に、電話に出なくなった』と石破陣営が嘆いている。だが、圧倒的に優勢とされる安倍陣営のこういう手法に、反発も少なくない。党内では『安倍さんを前回の総裁選で無投票で信任したら、手法が強引になった。今回は選挙をしたほうがいい』という意見も多い。安倍さん、石破さんのほかに候補が出てくるのではないか」(自民党幹部)

 取り沙汰される第3の候補だが、野田総務相は推薦人集めで苦戦し、ほぼ「消えた」という。

「金融庁への圧力に加え、後ろ盾になってもらった小池百合子さんが失速したのが痛い。総裁選に出るには20人の推薦人がいるが、野田氏は前回、18人まで集めた。うち8、9人は小池さんが声をかけた人だった。残りが宏池会(岸田派)前会長の古賀誠さんで、野田さんが自力で集めたのは数人。今回も野田さんを応援したいというのは、同じ岐阜選出の議員ぐらい。岸田さんが出なくなったことで古賀さんは動きやすくなったが、野田さんのために動くのは九州の議員数人だろう。野田さんは消えたよ」(細田派の中堅議員)

 安倍陣営は2012年総裁選で地方票で完敗した石破氏との一騎打ちは避けたい意向だという。そして「石破氏の地方票を奪う〝かませ犬〟的な第3の候補を模索している」(同)という。

 急浮上しているのが河野太郎外相だ。

「総裁選に立候補することには変わりはない。どの総裁選を目指すかは、これから慎重に考えていきたい」と発言するなど、本人もまんざらでもない様子。

「『次の次でいい』と河野さんは周囲に話しているが、09年総裁選には出ており内心は意欲満々。派閥の親分の麻生(太郎財務相)さんがOKすれば、河野さんの推薦人になってもいいという議員は多い。石破氏と近いとみられる小泉純一郎、進次郎親子を封じ込めるため、脱原発派だった河野氏をあえてぶつけてもいいんじゃないかと官邸でも推す声もある。河野さんが手をあげたら、推薦人が集まる可能性は高い」(前出の自民党幹部)

 受けて立つ安倍首相は総裁選の準備を着々と進めている。

「安倍さんは議員票だけでなく、地方票でも石破氏に圧勝したい。内閣情報調査室を使って情報収集にも余念がなく、自民党系の団体を押さえるなど票の確保に躍起です。圧勝の可能性もある」(官邸筋)

(今西憲之)

3141チバQ:2018/08/01(水) 12:50:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000649-san-pol
菅義偉官房長官が「ハゲの会」参加 拉致問題と西日本豪雨で若手と意見交換
7/31(火) 23:44配信 産経新聞
 菅義偉官房長官は31日夜、自民党の衆院当選3回生議員らで作る議連「日本を明るくする会」(会長・八木哲也衆院議員)のメンバーと東京都内で会食し、西日本豪雨の被災地の状況や北朝鮮による日本人拉致問題をめぐり意見交換した。9月の党総裁選に関する話題は出なかった。同会名誉顧問の衛藤征士郎元衆院副議長が取材に明らかにした。

 同会は薄毛の議員が多数参加しており、通称「ハゲの会」と呼ばれる。名誉総裁を務める菅氏の参加は昨年末以来だという。

3142チバQ:2018/08/01(水) 12:50:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000640-san-pol
本来は安倍首相支持… 義理と人情の狭間で苦悩 吉田博美参院幹事長
7/31(火) 23:12配信 産経新聞
本来は安倍首相支持… 義理と人情の狭間で苦悩 吉田博美参院幹事長
吉田博美氏=30日午後、国会内(春名中撮影)
 9月の自民党総裁選で、竹下派(平成研究会、55人)の参院側21人を束ねる吉田博美参院幹事長が、石破茂元幹事長の支持の取りまとめに動き出した。政治の師と仰ぐ青木幹雄元参院議員会長の要望を受けた判断だが、吉田氏は連続3選を狙う安倍晋三首相(総裁)の信頼も厚い。心情的には首相支持なのに「親分」を裏切れず、義理と人情の板挟みに苦悩している。(田中一世)

 首相が勝利しても、引き続き安倍政権を支えていく-。31日朝、都内で開かれた竹下派参院幹部の会合で、総裁選の対応を一任された吉田氏はこういう意向を示したという。総裁選では石破氏を支持することになるが、首相との関係を変えたくない意向がにじむ。

 吉田氏は半年以上にわたり「平成研は衆参結束して首相支持」という流れを作ろうと腐心した。それは青木氏対策でもあった。青木氏は「長老」が主導する派閥政治を嫌う首相とソリが合わなかったからだ。

 参院側は今年1月、8年以上も同派会長を続けた額賀福志郎元財務相に、吉田氏を中心に集団離脱する構えまで見せて退任を要求。4月に竹下亘総務会長への交代を実現した。竹下会長の誕生を誰よりも望んでいたのが青木氏だった。竹下登元首相の秘書として仕えた経緯から「兄貴が作った派閥だから弟に会長をやらせたい」と語っていた。

 吉田氏はさらに、先の通常国会で、参院定数を6増し、比例代表に「特定枠」を導入する改正公職選挙法の成立にこだわった。

 青木氏は、選挙区の合区の導入に強い危機感を抱いていた。長男の一彦参院議員の地盤である島根選挙区が、前回の参院選で鳥取と合区になったことが背景にある。吉田氏は青木氏に「安倍首相の協力なくしてあの選挙制度改革はできなかった」と伝えた。

 それでも、青木氏は翻意しなかった。石破氏は、青木氏が首相に不満を持つのを推し量るかのように、昨年から都内の同氏の事務所をたびたび訪問。党内で首相への対抗軸が欲しかった青木氏は石破氏との関係を深めていった。

 青木氏は通常国会閉幕後の7月25日、吉田氏に「参院側は石破氏を支持してほしい」と伝えた。吉田氏は「竹下会長ときちんと話をしなければならない」と即答を避けたが、青木氏の考えは変わらないと確信し、参院竹下派を石破氏支持で固める方針を決めた。

 首相は、参院自民党の運営全般を吉田氏に任せてきた。通常国会では改正公選法の成立を認め、国会会期の延長をめぐっては、学校法人「森友学園」「加計学園」などの問題から短期間を望んでいたが、吉田氏が求めた32日間の大幅延長を受け入れた。昨夏の内閣改造では吉田氏が推す参院議員2人を入閣させた。

 吉田氏も、首相が苦境に立つたびに参院として「首相を支える」と表明してきたが、最近は周囲にこんな思いを漏らした。

 「親分を裏切ったら、一生人を裏切る人間とみられる。心情的には安倍首相を支持したいが、私にはできない」


最終更新:7/31(火) 23:12

3143チバQ:2018/08/01(水) 12:51:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180731-00000113-asahi-pol
二階派が韓国で派閥研修 人事見据え、パイプ役アピール
7/31(火) 22:54配信 朝日新聞デジタル
二階派が韓国で派閥研修 人事見据え、パイプ役アピール
二階派研修会での安倍首相のビデオメッセージ=31日、韓国・ソウル
 自民党二階派(44人)の研修会が31日、韓国・ソウルで始まった。海外で派閥研修会を開くのは異例。要人との会談などで韓国とのパイプ役をアピールし、党総裁選での安倍晋三首相支持を内外に示すことで、総裁選後の人事も視野に派の存在感を高める狙いだ。

 派閥を率いる二階俊博幹事長は研修会の講演で「安倍総理への絶対の支持を表明する。国民が真のリーダーシップを託すことかできるのは、安倍総理をおいて他にいない」と述べ、首相の3選支持を表明した。

 二階氏は2015年の総裁選前にも、派閥研修会で首相支持の署名を所属議員から集め、首相官邸に提出。無投票再選の流れをつくった。翌年、幹事長に起用されると、総裁任期を「連続2期6年」から「3期9年」に延長する党則改正を主導。森友・加計問題などで内閣支持率が低迷して以降も、首相支持の立場を堅持してきた。

朝日新聞社

3144名無しさん:2018/08/01(水) 20:51:01
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL815FV3L81UTFK01C.html
同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏
19:05朝日新聞
同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏
19:05朝日新聞

同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏

谷川とむ氏

(朝日新聞)

 自民党の谷川とむ・青年局次長(42)=衆院比例近畿=が7月29日のインターネット放送で、同性婚のための法整備は不要との見解を示す中で、同性愛を念頭に「『趣味』みたいなもの」と発言した。同性カップルをめぐる杉田水脈(みお)衆院議員の主張に批判が高まるなか、同性愛者への無理解な発言が続いた形だ。

 谷川氏が出演したのはネットテレビ「Abema(アベマ)TV」の討論番組。作家の乙武洋匡さんが同性婚や夫婦別姓を認めない政府に疑問を呈したのに対し、谷川氏は「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。『趣味』みたいなもので」と述べた。

 自民党は2016年作成の党内啓発用のパンフレットで、性的少数者について「本人の意思や趣味・嗜好(しこう)の問題との誤解が広まっている」と注意している。

 谷川氏はさらに、異性間だけに婚姻制度がある理由について「『伝統的な家族』のあり方は、男が女と結婚し、子を授かって、家族ができ、大昔から同じようなことをして、国を衰退させないように、国が滅びないようにしてきた」とも主張した。続けて「男が男だけ、女が女だけ好きになるとなったら、多分この国は……」と言いかける場面もあった。

 共演していたSEALDs(シールズ)元メンバーの諏訪原健さんは取材に対し、「国家の維持や繁栄に必要ないものに対し、政治は何もしなくてよいという発想。子どもをつくらない同性カップルは生産性がない、と主張した杉田氏の価値観に通じている」と批判した。

 谷川氏は1日、7月31日の朝日新聞の取材に書面で回答。「LGBTの方々を差別するつもりもなく、多様性を認めていないわけでもありません」とした上で、「申し上げたかったのは、憲法24条により現状では同性婚の容認は困難であるということ」と釈明した。朝日新聞は、党見解との食い違いや、杉田氏の寄稿との価値観の共通性について質問したが、それへの回答はなかった。(二階堂友紀)
同性愛「趣味みたいなもの」 ネット番組で自民・谷川氏

谷川とむ氏

(朝日新聞)

 自民党の谷川とむ・青年局次長(42)=衆院比例近畿=が7月29日のインターネット放送で、同性婚のための法整備は不要との見解を示す中で、同性愛を念頭に「『趣味』みたいなもの」と発言した。同性カップルをめぐる杉田水脈(みお)衆院議員の主張に批判が高まるなか、同性愛者への無理解な発言が続いた形だ。

 谷川氏が出演したのはネットテレビ「Abema(アベマ)TV」の討論番組。作家の乙武洋匡さんが同性婚や夫婦別姓を認めない政府に疑問を呈したのに対し、谷川氏は「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。『趣味』みたいなもので」と述べた。

 自民党は2016年作成の党内啓発用のパンフレットで、性的少数者について「本人の意思や趣味・嗜好(しこう)の問題との誤解が広まっている」と注意している。

 谷川氏はさらに、異性間だけに婚姻制度がある理由について「『伝統的な家族』のあり方は、男が女と結婚し、子を授かって、家族ができ、大昔から同じようなことをして、国を衰退させないように、国が滅びないようにしてきた」とも主張した。続けて「男が男だけ、女が女だけ好きになるとなったら、多分この国は……」と言いかける場面もあった。

 共演していたSEALDs(シールズ)元メンバーの諏訪原健さんは取材に対し、「国家の維持や繁栄に必要ないものに対し、政治は何もしなくてよいという発想。子どもをつくらない同性カップルは生産性がない、と主張した杉田氏の価値観に通じている」と批判した。

 谷川氏は1日、7月31日の朝日新聞の取材に書面で回答。「LGBTの方々を差別するつもりもなく、多様性を認めていないわけでもありません」とした上で、「申し上げたかったのは、憲法24条により現状では同性婚の容認は困難であるということ」と釈明した。朝日新聞は、党見解との食い違いや、杉田氏の寄稿との価値観の共通性について質問したが、それへの回答はなかった。(二階堂友紀)

3145チバQ:2018/08/01(水) 21:25:59
https://mainichi.jp/articles/20180802/k00/00m/010/076000c
杉田議員問題
稲田氏「少数派を思いやるのが本当の保守」
毎日新聞2018年8月1日 19時43分(最終更新 8月1日 20時01分
 自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が月刊誌「新潮45」への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」などと主張した問題で、同党の稲田朋美元政調会長が毎日新聞のインタビューに応じた。同じ保守派の稲田氏は、寄稿が問題化してすぐに自身のツイッターで「多様性を認め、寛容な社会をつくることが『保守』の役割だ」と指摘。インタビューでは「少数派を思いやるのが本当の保守だ」と語った。

 寄稿を巡っては、二階俊博幹事長は問題視しない考えを示したが、「『生産性がない』なんて言ってはいけない」(石破茂元幹事長)、「あれはあり得ない」(小泉進次郎筆頭副幹事長)など厳しい批判が出ている。LGBTを巡る問題は9月の党総裁選でも議論されることになりそうだ。

 主な一問一答は以下の通り。

「特命委、首相にも相談し設置」
 --LGBTについてツイッターで発言した。

 ◆多様性を認め、寛容な社会をつくることが保守の役割だと信じている。2016年には党政調会長として「性的指向・性自認に関する特命委員会」を設置した。今秋の臨時国会に向け、LGBTへの理解を増進する法案を作っていこうという矢先でもある。批判するということでなく、明確に自分の考えを述べておくべきだと考えた。

 --なぜ特命委を設置したのか。

 ◆LGBTに関心を持ったきっかけは息子の友人が当事者だったから。15年秋に米ワシントンの講演でLGBTの人権問題を取り上げたら、当事者の方々から反応があった。「LGBT問題に取り組みたい」と言ったら、自民党を応援している保守系から「どうして」という声が起きたが、保守派で論客の古屋圭司衆院議員に特命委の委員長になっていただいた。もちろん党総裁の安倍晋三首相に相談し、了承をいただいている。

 --特命委で検討する「理解を増進する法案」とは。

 ◆LGBTのカップルに税金を投入することを考えているわけではない。理解を進めていくことに財政措置することができるというもので、LGBT当事者を特権的な存在として扱うとか優遇するということではない。

 --首相の出身派閥の細田派に杉田氏と共に所属している。「保守」をどう考えるか。

 ◆「保守」の役割は、他者を尊重し、寛容な社会、共に支え合える社会をつくることだと思っている。人が人として尊重される。自分らしく生きるには他者が自分らしく生きることに寛容であるべきだ。

 --LGBTに批判的な人は家族の形にこだわる。

 ◆私も保守政治家として家族を大切に考えている。しかし、「人生100年時代」で、家族の在り方も柔軟に考えていい。子供のいない家庭もあるし、シングルマザーやシングルファーザーの家庭もある。いろんな形の家庭、いろんな対応があっていいのではないか。

 --杉田氏の発言はLGBTの人たちの立場をなくすのではないか。

 ◆障害があってもなくても、子供がいてもいなくても、また、性別に関わりなく、人が人として尊重されるべきだ。少数派を思いやることができるのが本当の意味での保守だ。

 --党総裁選でも議論のテーマになるか。

 ◆議論されたらいいと思う。首相も理解されてますから。【聞き手・田中裕之】

杉田水脈衆院議員の「『LGBT』支援の度が過ぎる」と題した寄稿の抜粋
 「しかし、LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか」

 「例えば、子育て支援や子供ができないカップルへの不妊治療に税金を使うというのであれば、少子化対策のためにお金を使うという大義名分があります。しかし、LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか。にもかかわらず、行政がLGBTに関する条例や要綱を発表するたびにもてはやすマスコミがいるから、政治家が人気とり政策になると勘違いしてしまうのです」

3146名無しさん:2018/08/02(木) 06:49:21
杉田議員問題:首相の考えは? 事務所「回答は控える」
https://mainichi.jp/articles/20180802/k00/00m/010/021000c

 自民党の杉田水脈衆院議員が月刊誌への寄稿で、性的少数者(LGBTなど)を「生産性がない」とあからさまに否定した問題。自民党内でも擁護と批判が交錯しているが、肝心の自民党総裁である安倍晋三首相はどう考えているのか。【宇多川はるか】

 この問題で杉田氏本人はツイッターに<大臣クラスの方々>から励まされたと投稿(後に削除)。二階俊博幹事長も問題視しない姿勢を示した。一方、自民党の武井俊輔衆院議員(宮崎1区)は<単なるヘイト>と投稿。石破茂元幹事長も28日の講演で批判した。

 杉田氏の議員辞職を求める市民の抗議集会も党本部前で開かれる中、自民党トップの安倍氏の発言はない。

 杉田氏は昨年10月の衆院選で日本のこころから自民党にくら替えし、比例中国ブロックの単独1位で立候補した。実はこの経緯について、ジャーナリストの桜井よしこ氏が昨年9月、ネット上の番組の対談で「安倍さんが『杉田さんはすばらしい』と言うので萩生田さん(光一党幹事長代行)が一生懸命にお誘いした」と語った。

 自民党のトップとして杉田氏の主張や議員としての資質をどう考えているのか。また、桜井氏の話は事実か。毎日新聞は安倍氏の事務所に取材を申し込んだが、「この種の問題についての回答は控える」と断られた。念のため桜井氏にも取材を申し込んだが「夏風邪で体調不良。また、多忙のため時間が取れない」と断りの電子メールが寄せられた。

    ◇

 政治学者の中島岳志東京工業大教授は、杉田氏について「家父長的な家族観に強いこだわりを持つ保守系団体『日本会議』に近い人物だ。今回の発言は個人の発想というより日本会議の発想に連なるものだろう」と指摘。「日本会議のイデオロギーに近い安倍首相が杉田氏を選んで立候補させたということを忘れてはならない。安倍氏も潜在的に同じ発想を持っている可能性がある」と話す。

 今回の問題で中島さんは、石原慎太郎氏が東京都知事だった2001年に「女性が生殖能力を失っても生きているというのは無駄で罪」などと発言し、批判を浴びたケースを想起したという。

 中島さんは言う。「石原氏は後年、インタビューで脳梗塞(こうそく)の後遺症の悩みを打ち明けた。自身に迫る肉体的な衰えにおびえ、繰り返し『怖い』と語った。『不要なもの』とみなしてきた存在に自らがなろうとし、自身の思想に自らが殺されているように見えた。人は誰もが少数者や弱者になり得る。誰かを『不要』と断じることは、未来の自分を殺すことでもある」

 その上で「石原氏のような存在に『ざまあみろ』という言葉を投げては暴力的な発想を加速させる。僕らの社会は彼らも救いながら自己責任論の悪循環を避けていかなければならない」と強調した。

3147チバQ:2018/08/02(木) 21:42:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000560-san-pol
自民・二階俊博幹事長、LGBT疑義の杉田水脈議員に「この程度の発言があったからといって…」
8/2(木) 17:29配信 産経新聞
自民・二階俊博幹事長、LGBT疑義の杉田水脈議員に「この程度の発言があったからといって…」
自民党の二階俊博幹事長(斎藤良雄撮影)
 【ソウル=大島悠亮】自民党の二階俊博幹事長は2日、LGBT(性的少数者)をめぐる月刊誌への寄稿が「配慮を欠いた」として、党が杉田水脈衆院議員を指導したことについて「こういうことは大げさに騒がない方がいい。この程度の発言があったからといって、帰国してからどうだっていう話ではない」と述べた。訪問先のソウルで記者団に語った。

 二階氏は党の指導について「まだ内容は何も聞いていない」と述べるにとどめた。今後の対応は「帰国して私が党本部に出向いて、何かしようというような話でもない」とした上で「発言者そのものも、そういった影響力がある方かどうか、もっと静かに考えてみる必要がある」と語った。

3148チバQ:2018/08/02(木) 22:03:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00010000-fnnprimev-pol
飛ばない男…不出馬の舞台裏と新たな悩み【自民党総裁選】
8/2(木) 6:30配信 FNN PRIME
飛ばない男…不出馬の舞台裏と新たな悩み【自民党総裁選】
(画像:FNN PRIME)
電撃不出馬表明はなぜこのタイミングだったのか
7月24日の午後5時30分、自民党の岸田政調会長が率いる岸田派(=宏池会)事務所には、関係者や報道陣100人近くが集まった。

【画像】岸田派から入閣した面々

文字通り足の踏み場もないほどの状態の中、設置された10台ほどのカメラを前に、横一列に並んだ岸田派の幹部たち。
その中央に座った岸田氏は、無数のフラッシュを浴びながら、やや険しい表情で語った。

「私としては、今回の自民党総裁選挙には出馬することはせず、安倍総理を中心に様々な政治課題に取り組んでいく。
そうした取り組みに貢献をしていくことが適切な対応ではないか」
自らの総裁選挙への不出馬と、安倍首相の三選支持を表明した岸田氏。
では通常国会閉会から2日後の不出馬表明というタイミングはなぜだったのか。
岸田派幹部は「安倍支持を明確にしていない派閥ができるだけ残っているうちに、なるべく早く支持を表明することが重要なんだ」と話した。

早めの三選支持でポスト確保狙い
確かに、安倍首相の出身派閥の細田派と、以前から安倍支持を明確にしてきた麻生派や二階派を除いた中で、安倍三選支持を表明したのは、岸田派が最初となったが、狙いはズバリ、総裁選後の人事だ。

現在、岸田派からは、岸田氏が党三役の一角である政調会長に起用され、林文部科学相、上川法務相、小野寺防衛相、松山一億総活躍担当相の4人が入閣するなど厚遇されている。

しかし、この総裁選で安倍首相サイドの心象を損なえば、岸田派は次の人事で一気に冷遇されてしまう恐れがある。

出馬するとなれば話は別だが、どうせ不出馬ならば態度を明確にしない他の派閥よりも先に安倍支持を打ち出すことが、安倍首相サイドに、自分を最も高く売ることになるというわけだ。

会見で岸田氏は、総理と人事に関するやり取りがあったかと質問され、「全くない」と答えたが、岸田氏周辺は「安倍総理へはすでにポストに関する希望は伝えた。決定権は総理にあるのだから、こちらは待つだけだ」と人事をめぐる水面下の折衝を認めている。

悩んだ結果の不出馬だが、出馬はありえたのか
今年4月、自ら「私も飛ばない男だとか、飛べない男などと言われるが、いざというときは我々はやるんだ」と言った岸田氏だったが、結局、飛ぶことを諦めた。
ただ、直前まで飛ぶ可能性が囁かれていたことも事実だ。
岸田派は5月以降、派閥内の会合を頻繁に開いてきた。6月に入ると派閥内の主戦論が強まり、最終的に総裁選への対応は岸田氏に一任されることとなった。
そしてその頃から岸田氏は、「派閥が一致結束して、荷崩れしないようにすることが大切だ」という言葉を何度も繰り返すようになり、周囲からは、総裁選を戦い抜くための結束固めのようにも映った。

幹部の懸念「切り崩されたらうちの派閥はもたない・・・」
しかし、安倍首相側もその動きを黙って見ているわけではなかった。

4月に行われた総理の出身派閥である細田派と岸田派の会食。細田派からの提案で開かれ、大いに盛り上がったというが、そのお返しにと、6月に岸田派側から再び細田派との会食を提案した際は、なぜか会食そのものを断られたという。

その後、岸田氏周辺に対して、総理側が出馬を警戒しているということが伝わり、安倍首相側が「負けた派閥は、冷遇を覚悟すべきだ」と語ったという情報も駆け巡った。

3149チバQ:2018/08/02(木) 22:03:57
こうした動きの中で岸田派中堅はこう語った。

「出馬するってことは、総理はどんなことをしても岸田派を崩しにくるってこと。
総裁選は国政選挙とは違う。つまり魅力的なポストを約束したり、お金をばら撒いたり何でもありなんだよ。
そうなったらうちの派閥はもたないだろう。それは岸田会長が一番よく分かっている」

つまり、安倍総理と戦うことは結果的に派閥を分断される危険性があるというわけだ。
また、岸田派の名誉会長である古賀誠元幹事長も周囲に対して「戦うにはそれ相応の代償を払う覚悟が必要だ。とにかく派閥が割れることだけは避けるべきだ」と語っていたという。

このような情勢を受けての不出馬は苦渋の決断だったと言える。
しかし、党内からは岸田氏について「ここで勝負できなかったらもう終わりだ」などと、厳しい声も出ている。

岸田氏に浮上した新たな悩み
一方で、岸田氏は不出馬により新たな悩みを抱えることとなった。

不出馬会見の2日後、岸田氏は、岸田派議員20人ほどを前に、次のように述べた。
「ひとつの方針のもとに一致結束、共に努力をしていきたい。皆様のご理解ご協力をお願いします」
改めて派閥の結束を呼びかけた岸田氏。
安倍首相支持を掲げた以上、次の課題は、総裁選において岸田派議員48人全員が揃って安倍総理に投票することだ。

この足並みが崩れるようなことがあると、岸田氏の求心力が問われ、結果的に安倍総理からの信頼も損ないかねない。

政策の違う安倍首相への支持に造反票も?
しかし、岸田氏自らも会見で「安倍総理と私は政治理念とか政策についても異なる部分があるわけだが」と話したように、派閥内にも安倍首相の政策を、あるいは安倍首相の三選を是としない考えが存在することは確かだ。

派内には「岸田会長の判断で一任を取ったんだ。一任ということはどんな判断でも皆ついていくということだ」と、結束して安倍首相に投票できると言い切る議員がいる一方で、「もちろん一任には賛成したさ。でも実際会長が出ないとなると…」と言葉を濁す議員もいる。
総裁選での議員の投票は無記名なので、派の方針に反して安倍首相以外の候補に投票しても、それが明らかになることはない。
しかし、安倍首相への投票が予想より少なければ、岸田派内の造反が疑われる可能性も否定できず、その場合は、人事にも影響しかねない。

岸田氏は派内で丁寧な説明を続けていくというが、今後も別の意味で悩ましい日々が続きそうだ。

3150チバQ:2018/08/04(土) 03:47:35
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000638-san-pol
河野外相就任1年「ポスト安倍」へ存在感 ハイペース外遊、得意の英語で独自外交 持論は封印、父・洋平氏の影響懸念つきまとう
8/2(木) 23:30配信 産経新聞
 河野太郎外相は3日で就任から丸1年を迎える。得意の英語を生かしてハイペースで海外出張をこなし、かつての“異端児”は「ポスト安倍」の一人と目されるまで存在感を高めている。河野氏も将来的な自民党総裁選への出馬を明言するが、国家観などへの言及はない。まずは外相として具体的な成果を出すことができるか。今後その真価が問われる。(シンガポール 小川真由美)

 「今回参加している各国外相のほとんどと複数回の会合を重ね、個人的に信頼関係を築くことができた。これまでの努力は多少なりとも実りつつある」

 河野氏は2日、日・東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会議などに出席するため訪れたシンガポールで記者団にこう強調し、1年間の取り組みを自賛した。

 昨年8月3日の内閣改造で外相に就いた河野氏の外国訪問は44カ国・地域(延べ59カ国・地域)に及び、4年7カ月務めた前任の岸田文雄自民党政調会長の51カ国・地域(同93カ国・地域)を猛追する。外相としてモザンビーク、バーレーン、モルディブ、ブータンを初訪問したほか、オマーンは27年ぶり、スリランカは15年ぶりと日本の外相の足が遠のいていた国への訪問が目立つ。

 河野氏は会談で各国外相と通訳を入れずに英語で話すことも多く、「会談の中身はこれまでの外相の倍以上ある」(外交筋)という。

 河野氏は頻繁に海外に出られない安倍晋三首相に代わり、国際社会での北朝鮮包囲網の構築に奔走。訪問先では必ず北朝鮮問題を取り上げ、非核化の重要性を訴えてきた。河野氏によれば「北朝鮮がこんな話をした」と伝える海外要人もいて、重みは増している。

 欧米と一線を画した独自外交も進める。トランプ米大統領が親イスラエル政策を打ち出す中、河野氏は中東を3度訪問し、中東和平協議への関与を表明した。イスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民問題で孤立するミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相に対しては難民帰還に向けた支援を打ち出した。

 「一度決めたら最後まで徹底的に支援する」(河野氏)という日本への高い信頼を武器に、巨額の経済支援で途上国への影響力を増す中国に対抗する狙いだ。

 ただ、積極的な外国訪問のしわ寄せが出始めている。海外出張の急増で旅費が膨らみ、昨年末には予算が底をつく寸前まで追い込まれた。

 外務省は同行職員数を絞った上で航空機をビジネスクラスからエコノミークラスへ変更するなどの経費節減でやりくりするが、閣僚の旅費は全省庁で総額が決まっており、今後も予算の大幅増は見込めない。業務の抜本見直しが進まなければ、河野氏の思惑とは逆に職員の負担が増すおそれがある。

 河野氏の姿勢は国会軽視との批判も招いた。河野氏は答弁がほとんどない7時間の予算委員会出席など、国会運営のあり方に不満を募らせる。2月にはツイッターに「腕を組んで目を瞑(つぶ)る暇に仕事させてほしい!」と投稿した。自民党国対幹部は「国会は民主主義の根幹だ。謙虚さが足りない」と苦言を呈する。

 そんな脇の甘さもあるが、将来の首相を目指す河野氏にとって、父の河野洋平元衆院議長の「壁」を乗り越えられるかどうかも課題となる。洋平氏は外交や憲法改正で首相と真っ向から意見が異なり、引退後も政権批判を繰り返す。河野氏は「父親とは違う」と話すが、河野氏を知る関係者は「父親を尊敬し、親子の仲もいい」と語る。洋平氏の影響を懸念する声は根強い。

 歯にきぬ着せぬ発言が特徴的だった河野氏は外相就任後、反原発などの持論を封印した。憲法改正や歴史認識などへの言及もほとんどない。このまま「優等生」として、国家観を明らかにしなければ「仮面をかぶっている」との疑念はつきまとう。

3151チバQ:2018/08/04(土) 07:15:21
https://www.sankei.com/politics/news/180803/plt1808030002-n1.html
2018.8.3 05:00
【自民党総裁選】
悩める竹下亘氏、石破氏に傾くも竹下派衆院は首相支持多数 いぶかる安倍首相
 9月の自民党総裁選をめぐり、竹下派(平成研究会、55人)会長の竹下亘総務会長が揺れている。参院(21人)が石破茂元幹事長の支持に動き、竹下氏も石破氏の支持に傾くが、2日の同派会合では衆院議員(34人)から安倍晋三首相(党総裁)を支持する声が相次いだからだ。竹下氏を重用してきた首相は不信感を募らせており、竹下氏が石破氏支持で敗れれば、総裁選後の内閣改造・党役員人事の処遇に影響が出かねない。

 「知恵を出していきたいが、総裁選で一番重要なのは誰を日本のリーダーにするかだ」

首相包囲網作り? 小泉純一郎元首相、山崎拓元副総裁らと会食 小池百合子知事も
 竹下派会長代行で首相に近い茂木敏充経済再生担当相は会合でこう述べ、拙速に対応を決めないよう念を押した。竹下氏を含め衆院議員21人が出席した会合では、首相を支持する意見が続出した。木原稔衆院議員は「トランプ米大統領と対等に話ができる首相を代え、また『初めまして』からやるのか」と主張した。

 総裁選は主要4派が首相支持に回り、連続3選が濃厚だ。「衆参一致して対応すべきだ」との声が上がった一方、石破氏を支持すれば「次の総裁任期の3年間で派が苦しむ」との懸念も出た。


 竹下派議員によると、一部の衆院幹部は会合前、出席者に「首相支持」を打ち出すよう根回しした。それでも派内には「竹下氏が石破氏支持と判断する可能性がある」との見方が広がる。衆参で一致すれば数の力を示せる上、「ポスト安倍」を決める3年後の総裁選で主導権を握ることができるとの見方もある。竹下氏は会合で、具体的な方向性は示さずに「3年後は、わが派の中からしっかり総理・総裁候補を出したい」と語った。

 竹下氏は4月の会長就任後、公の場で首相の手腕を高く評価してきたが、参院側が石破氏支持に回ることが表面化した後は発言が変化し始めた。7月30日の講演で「堂々と戦い、結果が出たら全員一致で(新総裁を)支える」と石破氏を推す可能性を示唆した。

 平成11年の総裁選では、再選した小渕恵三首相が対抗馬の加藤紘一元幹事長を「私を追い落とそうとした」と徹底的に冷遇した。首相も同じく、自らが閣僚や党三役へ起用したにもかかわらず、言葉を濁す竹下氏に不信感を募らせている。首相は周囲にこう漏らした。

 「総裁選で現職に挑むというのは単なる政策論争ではない。権力闘争だ。そこまでの覚悟はあるのか?」(田中一世)

3152チバQ:2018/08/06(月) 14:27:54
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180805-00000002-pseven-soci
小泉進次郎氏に自民総裁選出馬説「反逆の政界再編チーム」も
8/5(日) 7:00配信 NEWS ポストセブン
小泉進次郎氏に自民総裁選出馬説「反逆の政界再編チーム」も
「次の総理」への期待は高まる
 9月下旬に迫った自民党総裁選。出馬が予想されているのは、現職の安倍晋三首相と石破茂氏の2人で、下馬評では安倍首相の圧倒的有利。このままいけば安倍首相が3選し、自民党政権が倒れない限り、2021年まで総理の座につくことになる。

 そんななか、政治情報サイト「選挙ドットコム」が7月27日に発表した調査結果(約1万人対象)では、次の総裁に「誰がふさわしいか」の問いに、安倍首相と答えたのは29.5%、石破氏は29%。そして、この2人を上回ったのが、小泉進次郎氏(37才)の29.8%だった。それほどまでに「進次郎待望論」が高まっている。

◆政界再編チームをつくる気じゃないか

 進次郎氏が「将来の総理候補」であることは間違いないが、それは「もっと先」のことだと思われてきた。しかし、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう話す。

「私はかねてから『2021年進次郎決起説』を唱えてきました。進次郎は2011年、私に“東日本大震災で負った傷やこの閉塞感には、10年で区切りをつけたい”と言っていた。また、2020年の東京五輪後に日本は五輪特需の終わりで景気が後退するといわれています。その時に中心世代となる進次郎が新政権構想を掲げて決起するという説です。しかし、最近の動きを見ると、彼は決起のタイミングを前倒しにしている感じがする。すでに動き始めているのではないか」

 今年3月、進次郎氏は自民党の若手議員らおよそ30人で有志の勉強会「2020年以降の経済社会構想会議」を立ち上げ、会長代行に就任した。さらに7月5日には超党派で国会改革に取り組む「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」を開催し、これには野党からも中堅・若手議員が参加し、その数は約100人にも膨れ上がった。

 また、6月の新潟県知事選では、自民党候補の応援に行かなかったことでも注目を浴びた。

「一連の行動から、安倍首相の周辺は“9月の総裁選を睨んで反逆の政界再編チームをつくる気じゃないか”と警戒感を強めています」(全国紙政治部記者)

 父である小泉純一郎元首相(76才)もまた、最近急速に「安倍批判」に舵をきっている。『週刊朝日』(4月27日号)のインタビューでは「(安倍首相は)引き際だ」「本当ならとっくに辞めてなきゃいけないはず。バレている嘘をぬけぬけと今も言ってるなぁとあきれているんだよ、国民は」と厳しい口調で批判。さらに安倍首相とは別の派閥の人間と会食をするなど急接近している。

「純一郎さんと進次郎さんが同時に動き出したことは不可解。総裁選を前に2人の動きが加速しているのは、もしかすると“進次郎出馬”の布石なのかもしれない」(前出・記者)

 さまざまな“状況証拠”が、進次郎氏の総裁選出馬を後押ししているようにも見える。

「進次郎氏はお父さん同様、空気を読むのに非常に長けている。総裁選直前になり“本当に2021年まで安倍政権でいいのか?”という空気が国民に広がれば、9月出馬の最後の一手になる可能性もある。彼が出れば安倍首相にとって強力なライバルとなり、一気に形勢逆転となることも充分あり得る」(自民党関係者)

 7月29日の日曜日、小泉家の地元・横須賀にある神社で恒例の夏祭りが行われた。台風が通過した後の雲ひとつない空の下、毎年、神輿の休憩所となっている小泉家の玄関前には、祭りの法被を着た大勢の地元住民が集まり、活気に満ちていた。

 進次郎氏は朝方、地元の法被を着て30分だけ顔を出すと、「今日は他にもいろいろ回らないといけなくて」と慌ただしく外出してしまったといい、本誌記者が訪れた時には生憎その姿はなし。だが、記者に気づいた地元の人たちは、

「進さんの取材? よく書いてね!!」「未来の総理よ!」「安倍さんにはもうこりごり。今から進さんでいい!」と一様に声をかけてきた。

※女性セブン2018年8月16日号

3153チバQ:2018/08/07(火) 17:20:23
http://www.sankei.com/politics/news/180807/plt1808070017-n1.html
2018.8.7 13:19
【自民党総裁選】
自民・竹下亘氏、冷遇を牽制「戦った後は団結」 衆参の対応一本化目指す考えも
 自民党竹下派(55人)会長の竹下亘総務会長は7日午前の記者会見で、9月の党総裁選をめぐり「総裁選での議論は多少の過熱があっても良いが、『(総裁戦後の)人事をどうする』とか、そんなばかげた話はない」と述べた。石破茂元幹事長の支持に動くとみられている竹下氏が、安倍晋三首相による石破氏支持勢力の冷遇を牽制した格好。

 竹下氏は同日午前の派閥会合でも、総裁戦後の冷遇について「そんなことがあるわけがない。戦った後は一致団結して動くのが自民党だ」と強調した。

 また、記者会見では、竹下派を自主投票にせず、衆参で支持候補の一本化を目指す考えを改めて示した。だが、衆院側では首相支持派が多く、竹下氏は派の方針と異なる投票行動を容認する考えだ。竹下派は事実上の自主投票になる可能性がある。

3154チバQ:2018/08/08(水) 03:20:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00000593-san-pol
自民党総裁選 竹下派「鉄の結束」復活は遠く
8/7(火) 21:24配信 産経新聞
 自民党竹下派(平成研究会、55人)会長の竹下亘総務会長が9月の総裁選で、石破茂元幹事長の支持を表明する見通しとなった。石破氏を支持する派の参院側と足並みをそろえる意向だが、衆院側は安倍晋三首相(党総裁)を支持する声が多く、派の対応を決める8日の臨時役員会は紛糾が予想される。「鉄の結束」を武器に政局を仕切っていた往事の竹下派の復活は、今回も困難になってきた。

 「自民党の論戦は日本の方向性に直結する。しっかりと公平な議論をしなければならない」

 竹下氏は参院側(21人)の会合で、総裁選への対応は未定としつつも、緊張感のある論戦が必要だとの認識を示した。

 首相は党内最大の細田派(清和政策研究会、94人)など主要4派を固め、楽勝ムードが漂う。その中で竹下派は形勢不利の石破氏を推し、かみ合った論争ができる環境を整える-。竹下氏の言葉には、そんな思いがにじむ。会合の最後、参院幹部は「(参院側は)一致団結で臨んでいこう」と述べ、石破氏支持の方向が固まった。

 対照的に、衆院側は2、7両日の意見聴取を通じ、首相を支持したのが出席者の7割以上にのぼった。

 原田憲治氏は「安倍首相を応援したい。石破氏が首相になったら、首相と同じようにトランプ米大統領に意見を言えるのか」と主張した。金田勝年前法相は「負ける戦いをするのは私たちにふさわしくない」と訴えた。首相に近い茂木敏充経済再生担当相は、これらの意見を踏まえて暗に首相支持でいくよう竹下氏に求めた。

 衆院側幹部は「これだけ首相の支持が多いのだから、臨時役員会で竹下氏に『一任』とはさせない」と言及。竹下氏は首相を支持する議員の動きも認める方向で、衆院側は実質的な自主投票になるとの見方が広がる。派の衆院幹部の一人は「権力闘争はそんなに甘いものではない」と竹下氏にいらだちをみせた。

 平成研は小泉純一郎政権誕生後に行われた総裁選の大半で対応が割れてきた。前身の経世会を創設した竹下登元首相の弟である竹下氏が今年4月に会長に就くと、「竹下派の復活」という期待の声が上がった。

 竹下氏は今回の総裁選で衆参が一致結束することにこだわった。しかし、衆参の分裂は避けられず、竹下派となっても同じ事態になりつつある。(田中一世)

3155チバQ:2018/08/08(水) 03:20:58
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180806/plt18080623400018-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
竹下派、駆け引き激化 竹下亘会長「石破茂氏支持」濃厚も衆院幹部反発
2018.8.6 23:40
 自民党竹下派(平成研究会、55人)会長の竹下亘総務会長は7日、総裁選の対応をめぐり衆参両院の所属議員からそれぞれ意見を聴取する。8日の同派の臨時役員会で一任を取り付けたい考えで、9日に対応を表明する。竹下氏が石破茂元幹事長の支持を打ち出すとの見方が強まる中、安倍晋三首相に近い衆院幹部はなお反発しており、駆け引きが活発化している。

 竹下氏は6日、党本部で参院選「合区」に関する会合に出席した。石破氏や竹下派の参院議員(21人)を束ねる吉田博美参院幹事長も同席した。出席者によると、会合開始前に竹下氏は石破氏に対し「こういう時期だから、なかなか会ってゆっくり話ができない」と話しかけたという。

 竹下氏が参院側の意向を聴取するのは7日が初めてとなる。参院側はすでに石破氏支持に動いているが、7日の会合で竹下氏に「最終的に竹下氏の判断に従う」と伝える見通しだ。

 竹下氏も石破氏支持に動くとの見方が強い。総裁選で緊張感のある論争が必要との見解を周囲に語っており、衆参で支持候補の一本化を目指す考えも示しているからだ。

 ただ、衆院側は茂木敏充経済再生担当相や加藤勝信厚生労働相ら首相支持派が多く、首相に近い幹部の一人は「竹下会長への一任は阻止する」と話している。竹下氏は派の方針と異なる投票行動を容認する方針で、事実上の自主投票になる可能性も出てきた。(田中一世)

3156チバQ:2018/08/08(水) 03:23:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180806-00000053-sasahi-pol
岸田氏「白旗」で名門・宏池会も「終焉」の声 安倍一強が鮮明に〈AERA〉
8/7(火) 7:00配信 AERA dot.
岸田氏「白旗」で名門・宏池会も「終焉」の声 安倍一強が鮮明に〈AERA〉
国会が事実上閉幕した7月20日、各会派にあいさつ回りをする安倍晋三首相と菅義偉官房長官 (c)朝日新聞社
「ポスト安倍」と目されていた岸田文雄政調会長の不出馬で安倍1強がより鮮明なものとなった。党内リベラル派閥の「陥落」にも宏池会OBは「察してください」と言葉は少ない。

【図表】総裁選は「安倍支持」が圧倒的?

*  *  *
 自民党の岸田文雄政調会長は8月1日、自らが率いる岸田派(宏池会)の所属議員のうち当選4回以下の若手7人を会食に招いた。目的は「ざっくばらんな形で(不出馬を決めた理由を)説明したいということだった」(参加した若手議員)。

 岸田派内はベテランを中心に安倍晋三首相から将来の「禅譲」を期待する慎重論と、若手を中心とした総裁選出馬を求める主戦論に分かれていた。

 会合の途中、岸田氏が報道に苦言を呈する場面があった。

「ないことばっか書きやがってさぁ。ウソに決まってる」

 岸田氏が「ウソ」と言うのは安倍首相と膝を突き合わせた6月18日の出来事だ。一部報道によれば、安倍首相と二人きりの会食を持った岸田氏は、総裁選に出馬した場合、処遇はできないと伝えられた上で、総裁選への出馬を問われた。岸田氏は煮え切らない様子で答えた。

「どうしましょうか」

 前出の若手議員は言う。

「一部報道は頼りないイメージを押し出したかったようにしか思えない。若手からも慰めではないが、『今度は頑張りましょう』と声をかけた。(岸田氏は)外務大臣、政調会長として安倍総理を支え続け、『最後のご奉公』と話していた。次は狙うと」

 そして、こう続けた。

「岸田会長が安倍総理支持を打ち出した以上、岸田派はそれで動く。一つにならなければ自民党のなかで埋没する」

 安倍首相出身派閥の細田派に、麻生、二階両派を加えた主流3派が早々に安倍3選支持を表明。「ポスト安倍」と目されていた岸田氏が不出馬表明したことで安倍1強がより鮮明になっている。さらに政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「宏池会の終焉も意味する」と指摘する。

 宏池会は「所得倍増計画」を打ち出した池田勇人元首相が創設。国民重視の政治を掲げる自民党の名門派閥で、現在は岸田氏が会長に就く。憲法9条の維持が伝統的な見解だが、

「総裁選後に憲法改正が政治日程に乗ってくるのは確実。それをテーマにしないで安倍総理につく。宏池会自体が死んでしまったと言える」(角谷氏)

 宏池会OBに岸田氏の不出馬について電話で聞くと、「いまは何も言えない。察してください」と言葉少なに通話が切れた。

 石破派幹部の後藤田正純衆院議員はこう投げかける。

「安倍政権を見ていると、封建主義的な匂いがして、石破(茂)会長が求める政治とは比較軸の違いがはっきりしている。伝統的価値を求めるか、普遍的価値を求めるか。経済で言えば、デフレ脱却が先か、賃金上昇が先か。国民目線に近いのはどちらなのか。名門・宏池会はいつまで『安倍派』の下請けをやるのか」

 自民党OBも嘆く。

「安倍1強にひれ伏すしかなく、実に情けない。自民党に多様性があるなどと、笑わせる」

 自民党総裁選で現職首相が敗れたことは過去に1度しかなく、国会議員票を固めた安倍首相は盤石の状態と言える。

「安倍首相側の焦点は勝つことではなく、もはや勝ち方。2012年の総裁選で石破氏に地方票で完敗し、気の合わない石破氏を閣僚や党三役に起用せざるを得なかった」(永田町関係者)

 すでに財務省の文書改竄問題など、長期政権の弊害も出てきているが、安倍3選となれば任期は21年9月まで。満了すれば首相在任期間は戦前戦後を通じ歴代最長となる。柴山昌彦・党筆頭副幹事長はこう話す。

「長期政権になれば緊張感がなくなったり、ガバナンス上の根詰まりが出たりする。それをいかに払拭するか。ローテーション人事ではなく、実力のある若手を起用したり、政策についても見直しが必要なものは見直したりしていく。そうしなければ長期政権への不信感や飽き、国民の不満は払拭できないと思っています」

(編集部・澤田晃宏)

※AERA 2018年8月13-20日合併号

3157チバQ:2018/08/08(水) 03:27:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180807-00000115-mai-pol
<自民総裁選>野田総務相、立場苦しく 金融庁漏えいで
8/7(火) 23:13配信 毎日新聞
<自民総裁選>野田総務相、立場苦しく 金融庁漏えいで
情報公開請求した内容が漏えいした問題で、自身への処分内容を公表する野田聖子総務相=総務省で2018年8月7日午前10時38分、佐々木順一撮影
 野田聖子総務相は7日の記者会見で、金融庁への情報公開請求の内容を自らが漏らした問題の責任を取り、閣僚給与12カ月分(約161万円)を自主返納すると発表した。9月の自民党総裁選については「コツコツとやっている」と出馬に改めて意欲を示したが、国会議員20人の推薦人集めが難航する中、不祥事も重なって苦しい状況が続く。対応に追われてきた野田氏周辺は「迷っていた議員に推薦人を断る口実を与えてしまった」と悔やんだ。

 野田氏は会見で「今後はしっかり反省し、二度と起きないように努めることが大事だ」と強調。辞任はせず信頼回復に努める考えを示したが、野党からは閣僚給与返納に対して「閣僚を辞めるのが筋だ」(共産党の小池晃書記局長)との批判も出ている。

 情報公開請求は朝日新聞が5月上旬に金融庁に対して行った。請求を金融庁の担当者から聞いた総務省の職員が5月31日の開示決定前に野田氏側に伝え、野田氏も複数の記者との懇談の場で漏らしていた。【浜中慎哉、田中裕之】

3158チバQ:2018/08/08(水) 03:32:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180806-00010000-jomo-l10
セクハラ疑惑で不信任案可決の町長 議会解散意向 後援会は混乱 退会者も 群馬・みなかみ
8/6(月) 6:02配信 上毛新聞
 群馬県みなかみ町の団体職員の女性が前田善成町長からセクハラを受けたとされる問題で、前田町長は5日夜、上毛新聞の取材に対し、議会を解散する意向を示した。町議会から不信任を突き付けられた前田町長は辞職か、議会解散かについての判断を迫られており、6日に決断する。

 前田町長は一般ごみを再利用した廃棄物固形燃料(RDF)の実証実験計画の不明瞭な点について、町長として解明する意欲を示した。5日に開かれた後援会の話し合いでは支援者間で意見が対立して結論が出ず、前田町長も判断について言明しなかった。

 町議会は先月27日、前田町長の不信任決議案を可決。これにより、10日後の6日までに議会を解散しなければ町長は失職し、町長選が50日以内に行われる。議会解散の場合、40日以内に町議選が行われる。初招集の議会で再び不信任決議案が可決されれば、町長は失職する。

セクハラ疑惑で不信任案可決の町長 議会解散意向 後援会は混乱 退会者も 群馬・みなかみ
後援会との会合を終えた前田町長。報道陣に、「6日に結論を話す」と答えた=5日午後8時40分ごろ、みなかみ町内
◎5日の最終協議は対立深く 後援会長は辞任
 みなかみ町議会の町長不信任決議をめぐる後援会の最終協議が行われた5日夜、前田町長はこの場では辞職か議会解散かの判断を示さず、期限である6日に自身で結論を出す方針を伝えるにとどめた。後援会内部は意見が対立、前田町長を支えてきた桑原一郎町議が後援会長を辞任し、町議1人も退会を申し出るなど混乱ぶりを露呈した。

 協議は5日午後6時から2時間半、町長を支持する町議ら約30人が出席して行われた。会合後、出席者は報道陣に対して口をつぐみ、足早に立ち去った。

 関係者によると、会合で前田町長は何も発言せず、「議会解散」「辞職」を求める双方の声に耳を傾けていたという。ただ一部では「辞職するのならとっくに辞めている。腹の中では解散を決めているだろう」という声もあった。

 昨年10月の町長選をともに戦い、後援会長を務めてきた桑原町議は不信任決議案の可決以降、前田町長の辞職を求める方向で意見の集約を進めていたが、後援会内には解散を求める声も強く、対立した。意見をまとめられなかった責任を取り、会長を辞任すると決めた。上毛新聞の取材に対し、桑原町議は「群馬県人として潔さが信条なので、選挙があっても出る気はない」と述べ、仮に解散による町議選が実施されても出馬しない考えを示した。

 二度の不信任決議案に反対してきた戸田宣男町議は、期限前日になっても決断を示さない前田町長を見限り、後援会退会を伝えた。後援会内の解散を求める声について「町長の軽率な行為に起因するもの。(解散の)大義はない」と反発した。前田町長は町内で進められている一般ごみを再利用した廃棄物固形燃料(RDF)を利用する実証実験計画の不明瞭な点の解明を望んでいるが、戸田町議は「政局の道具にする問題ではない」と話した。

 判断の期限が迫る中、再三、前田町長に辞職を求めてきた小野章一議長は上毛新聞の取材に対し「議会に責任はなく、解散してはならない。町政停滞解決のため、自らの進退を決してほしい」と求めている。

3159チバQ:2018/08/08(水) 19:38:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180808-00000082-jij-pol
竹下派、事実上の自主投票=自民総裁選
8/8(水) 17:55配信 時事通信
竹下派、事実上の自主投票=自民総裁選
自民党第3派閥の竹下派(55人)は8日午後、会長の竹下亘党総務会長(写真中央)らによる臨時役員会を東京都内の事務所で開き、9月の党総裁選への対応について、事実上の自主投票とする方針を決めた。
 自民党第3派閥の竹下派(55人)は8日午後、会長の竹下亘党総務会長らによる臨時役員会を東京都内の事務所で開き、9月の党総裁選への対応について、事実上の自主投票とする方針を決めた。

 参院議員団が石破茂元幹事長(61)を推す一方、衆院側は安倍晋三首相(63)支持が多く、派としての一本化を断念した。

 竹下派は衆院34人、参院21人。総裁選をめぐっては、首相の出身派閥で最大の細田派(94人)、麻生派(59人)、岸田派(48人)、二階派(44人)が首相支持を表明。約70人いる無派閥の7割程度も首相支持と見込まれ、国会議員票で首相の優位は変わらない。ただ、石破派(20人)に加えて竹下派から一定規模が石破氏支持に回れば、態度未定の議員や地方票の動向にも影響しそうだ。

3160チバQ:2018/08/09(木) 20:16:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180809-00000095-jij-pol
石破氏、10日出馬表明=竹下派分裂、石原派は安倍氏―自民7派対応固まる・総裁選
8/9(木) 17:16配信 時事通信
石破氏、10日出馬表明=竹下派分裂、石原派は安倍氏―自民7派対応固まる・総裁選
自民党竹下派の地方例会を終えた竹下亘党総務会長(右)=9日午後、長野市
 9月の自民党総裁選をめぐり、石破茂元幹事長は10日午後、東京都内で正式に出馬表明する。

【自民党総裁選】

 党内第3派閥の竹下派(55人)は9日、自主投票で臨む方針を正式決定。参院側は石破氏を推すのに対し、衆院側は安倍晋三首相を支持する声が多く、分裂選挙となる。石原派(12人)も同日、首相支持を決めたため、党内7派閥のうち5派閥が首相支持に回ることが確定した。

 これにより、国会議員票では自身の出身派閥の細田派などの支持を固めた首相が、石破氏を大きくリードする展開となった。今後は議員票(405票)と同数の地方票の行方が焦点となる。

 石破氏は9日、石破派(20人)の会合で「総理総裁たらんとする者が、どのような考え方を持ち、どこが違っているか、国民に理解をいただく努力が必要だ」と述べ、政策や党運営をめぐる首相との論争に意欲を示した。

3161チバQ:2018/08/10(金) 12:47:50
https://www.sankei.com/politics/news/180810/plt1808100005-n1.html
2018.8.10 09:00
【自民党総裁選】
9月決戦の構図固まる 石破派→切り崩しへ出馬表明前倒し 竹下派→一本化失敗、求心力低下
 9月の自民党総裁選の構図がほぼ固まった。安倍晋三首相(党総裁)は正式には出馬表明していないが、連続3選に向けた態勢が整い、石原派(近未来政治研究会、12人)は「バスに乗り遅れるな」とばかりに首相支持の表明を急いだ。石破茂元幹事長は事実上の自主投票を決めた竹下派(平成研究会、55人)への支持拡大を急ぎ、早期の出馬表明を決断。竹下派は対応の一本化に失敗した竹下亘会長の求心力が低下しつつある。

■衆院竹下派に照準

 「これから1カ月あまり全身全霊で臨んでいきたい」。石破氏は9日の石破派(水月会、20人)会合でこう述べ、今後の協力を求めた。石破氏は西日本豪雨を考慮した上で、17日前後に出馬を表明する方向で調整してきた。しかし、支持を受ける見通しの竹下派参院側(21人)だけでなく「衆院側(34人)も切り崩せる可能性がある」(石破派幹部)と判断し、前倒しを決めた。

 石破派には、首相と距離を置く無派閥議員から「石破氏の政策が分からなければ判断できない」との声も寄せられていた。石破氏は10日の記者会見で政策の骨子を発表後、複数のテレビ番組に出演し、地方創生などの看板政策を説明する。

態度未定に危機感

 石原派は候補が正式に出そろった後に対応を決める予定だった。竹下派が8日に事実上方針を決め、党内7派閥で唯一の「態度未定」となったことを受け、支持表明を前倒しした。

 石原派の石原伸晃会長は首相と関係が深い。しかし、石原派最高顧問の山崎拓元副総裁が石破氏を推し、「反安倍」勢力の結集を進めたこともあり、同派は態度表明を先送りしてきた。危機感を抱いた森山裕国対委員長ら同派幹部は8日夜、石原氏と断続的に協議し、9日の表明にかじを切った。

■無念…結束示せず

 竹下派では、竹下氏が目指した石破氏支持での衆参一本化が、首相支持を求める同派の衆院議員に押し切られ頓挫した。

 「私の使命の一つは一本化を推進することにあると思ったが、今回は無理だと判断した」

 竹下氏は9日に長野市で行った記者会見で、こう無念をにじませた。竹下氏は派の結束を示すため参院側が支持する石破氏を推そうとした。しかし、衆院側への意見聴取で7割以上が首相を支持か評価した。

 8日の同派臨時役員会でも茂木敏充経済再生担当相らが首相支持を強く主張し、竹下氏は個人の意向としての「石破氏支持」さえ発言できなかった。9日の会合で、参院を率いる吉田博美党参院幹事長は「わが派は今まで一本化して総裁選をやったことはほとんどない」と述べ、一本化にこだわるべきではなかったとの認識を示した。

 竹下派参院議員の佐藤正久外務副大臣は9日、産経新聞の取材に「自衛隊の存在を明記する首相の憲法改正案に一貫して賛成してきた」と首相支持を明らかにするなど、竹下派は安倍、石破両陣営への支持が交錯している。

3162チバQ:2018/08/10(金) 12:52:06
https://www.sankei.com/politics/news/180809/plt1808090040-n1.html
2018.8.9 17:54
【自民党総裁選】
竹下派の佐藤正久外務副大臣、首相支持へ 同派参院は石破氏支持、別行動
 自民党竹下派(平成研究会)に所属する佐藤正久外務副大臣は9日、9月の党総裁選で安倍晋三首相(党総裁)を支持する考えを明らかにした。産経新聞の取材に「自衛隊の存在を明記する首相の憲法改正案に一貫して賛成してきた。外務副大臣として安倍外交を支える立場でもある」と述べた。

 竹下派の参院は総裁選で石破茂元幹事長を推す方針だが、各議員の個別事情による投票も認めている。

https://www.sankei.com/politics/news/180809/plt1808090054-n1.html
2018.8.9 23:38
【自民党総裁選】
石破茂元幹事長、小泉進次郎筆頭副幹事長に秋波「一致する部分あれば、支持ありがたい」
 9月の自民党総裁選への出馬を10日に正式に表明する石破茂元幹事長は9日夜のBSフジ番組で、小泉進次郎筆頭副幹事長に自身の政策について説明する機会を設けたい考えを示した。「(小泉氏と面会する)機会を作りたい。いろいろな人と意見交換して、党運営や政策で一致する部分があれば支持してもらえればありがたい。小泉氏はその有力な一人だ」と強調した。

 また、小泉氏が事務局長を務める超党派の議員連盟「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」が7月に発表した国会改革の提言について、自身の考えと「まったく違わない」とも語った。

3163 チバQ:2018/08/11(土) 20:14:39
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-233199.html
竹下派が自民総裁選を「自主投票」にしたワケ 3年後のキングメーカーを狙った戦略なのか

06:00

竹下派が自民総裁選を「自主投票」にしたワケ

(東洋経済オンライン)

台風一過で国会周辺にも猛暑が戻る中、9月の自民党総裁選をめぐって党内第3勢力の竹下派(55人)が自主投票に追い込まれた。同派衆院組の多数が安倍晋三首相を支持する一方、参院組は石破茂元地方創生相支持で固まり、一本化しても分裂が避けられない状況となったからだ。同派は9日に長野市で開いた地方例会で、「総裁選は自主投票」との方針を正式決定する一方、「総裁選後の一致結束」も申し合わせた。しかし、派内には「大派閥なのにまた総裁選での草刈り場になる」(派若手)との不安と不満が広がる。

党内では同派出身の二階俊博幹事長(二階派会長)から「派閥の体をなしていない」と揶揄され、竹下氏の兄の故・竹下登元首相が作り上げた結束力抜群の「竹下軍団復活」にも失敗したことで、竹下氏の派閥領袖としての求心力を問う向きもある。

ただ、淡々とした表情で自主投票を決めた竹下氏に対しては「今回の行動は3年後を見据えた長期戦略」(党長老)との見方もある。ほとんどの派閥が「首相支持」になびく中で、あえて波乱の芽をつくったのは、「次の次の総裁選でキングメーカーになるための布石」(同)という読みだ。兄は「10年たったら竹下さん」とのズンドコ節を歌って首相になったが、弟には「3年たったら竹下さん」と派閥領袖として総裁選を切り回す野望がにじむ。

参院は「青木氏主導」で石破支持、衆院は「安倍親衛隊」

同派を率いる竹下亘総務会長は「総裁選での政策論議の活性化」を大義名分に石破氏支持での1本化を模索していた。8日午後に都内で開いた同派臨時役員会には、会長の竹下氏、会長代行の吉田博美参院幹事長と茂木敏充経済再生相ら8人の幹部が出席した。だが、早々と石破氏支持で固まっていた参院側に対し、衆院側は茂木氏を先頭に大半が首相支持を強く主張した。そのため、当初想定していた「会長一任」が困難となった。

同派所属議員は衆院34人、参院21人という構成だが、「伝統的に参院が強い」とされてきた。今回も、かつて「参院のドン」と呼ばれ政界引退後も竹下氏の後見人として同派に強い影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が、同派の参院会長の吉田氏に参院側の石破氏支持を求め、吉田氏も応じた。しかし、衆院側は「いつまでも参院の言いなりにはならない」と反発し、対立を深めた格好だ。

青木氏が石破氏支持にこだわったのは、首相の強権的な政治手法へ反発もあるが、後継者である長男・一彦氏の選挙区事情が「最大の要因」とされる。2016年参院選から合区となった「鳥取・島根」選挙区で石破氏が一彦氏を全面支援しており、青木氏が吉田氏を通じて同派参院側を石破氏支持でまとめたのは「石破氏に借りを返すため」(吉田氏周辺)とみられている。

これに対し衆院側は、首相の側近を自認する茂木氏や加藤勝信厚生労働相らの"安倍親衛隊"をはじめ、首相支持派が圧倒的多数だ。茂木氏らは首相支持を貫くことで、総裁選後の内閣改造・党役員人事での優遇を狙っており、「調整型政治家」を自認する竹下氏にとって「衆参板挟みの中で、自主投票しか選択肢がなかった」(派幹部)とみられている。

その結果、同派55人は「総裁選で首相支持と石破氏支持でほぼ真っ二つに割れる」(幹部)ことになる。衆院側にも数人の石破氏支持派がいるためで、「他派閥との連携どころか、派内に疑心暗鬼が広がる」(同)との不安は隠せない。8日の役員会で事実上の自主投票を決めた後、竹下、吉田、茂木各氏らは「総裁選が終わったら一致団結する」ことを確認したが派内に後遺症は避けられそうもない。

竹下派の自主投票決定と並行して、これまで態度を明確にしてこなかった石原伸晃元幹事長が率いる石原派(12人)も9日の同派会合で首相支持を決めた。石原氏は会合後、記者団に「石原派は一致して安倍総裁の3選を支持することで了解を得た。アベノミクスで景気が拡大し、所得も改善している。この流れを確固たるものとすることが自民党の政治的な責任だ」と語った。

これにより、総裁選をめぐる党内各派の対応がほぼ決まり、首相支持が細田派(94人)、麻生派(59人)、岸田派(48人)、二階派(44人)、石原派の5派となる。さらに無派閥(73人)の約7割も首相支持と見込まれるだけに国会議員票では首相支持が約8割に達する状況となった。

ただ、石破派(20人)に加えて竹下派から参院組を中心に30人弱が石破氏支持に回ることで「石破氏は孤立無援ではなくなる」(石破派幹部)のも事実だ。特に、参院竹下派には、自民支持の全国組織代表として当選してきた複数の議員が含まれるだけに、党員・党友票にも一定の影響があるとみられている。

3164 チバQ:2018/08/11(土) 20:15:27
小泉政権から繰り返す総裁選での「派内分裂」

そもそも竹下派は、故・竹下元首相が創設した「経世会(旧竹下派)」が源流で、故・竹下氏に続いて、橋本龍太郎、小渕恵三(ともに故人)を首相の座に押し上げた「名門派閥」だ。同時に、宏池会(現岸田派)とともに故・吉田茂元首相の系譜を継ぐ「保守本流」と位置付けられてきた。

しかし、「経世会打倒」を叫んで長期政権を築いた小泉純一郎氏の首相就任以来、「保守傍流」とされた清和会(現細田派)が経世会(現竹下派)から政局運営の主導権を奪って最大派閥となり、次々と首相を送り出した。これに対し、有力な総裁候補を持たない経世会(現平成研究会)はその後数回の総裁選で、今回と同様の「分裂選挙」を強いられてきた。

このため、派内実力者の青木、吉田両氏らが昨年8月に総務会長に就任した竹下氏を中心とした「竹下派(経世会)復活」を目指し、今年3月に総裁候補も出せずに低迷していた額賀派を「参院のクーデター」によって竹下派に衣替えした。4月に会長に就任した竹下氏は自らの総裁選出馬は否定する一方、「総理総裁候補をどんどん輩出する強力な派閥になる」と「軍団復活」を目指してきただけに、今回の事態は「大派閥領袖としての力量不足を露呈した」(細田派幹部)との厳しい声も出る。

ただ、今回の竹下派の動きは、野党からも「安倍一色」(国民民主党)と揶揄されるほどの首相による1強体制にくさびを打ち込んだ側面もある。特に、参院自民の中核となっている吉田氏ら参院竹下派幹部が「あえて反安倍に舵を切った」(吉田氏側近)ことで、総裁選3選後も首相が人事や国会運営で参院に配慮せざるを得ない状況となったことは間違いない。



竹下派が自民総裁選を「自主投票」にしたワケ

(東洋経済オンライン)

7日の自民党役員会では、吉田氏が首相らに「(総裁選に絡めて)人事で圧力を加えることはあってはならない」と直言し、首相は「(総裁選後は)挙党一致の体制を作ることが大事だ」と応じる一幕もあった。1強を誇る首相にとっても「参院は独立愚連隊」(党幹部)との苦手意識は消えない。前通常国会が首相らの意向に反して32日間という大幅延長となったのも、吉田氏ら参院幹部の主張に官邸側が押し切られた結果とされる。

その一方で、吉田氏はもともと首相とも親しく、今回の参院竹下派の動きには首相サイドも困惑を隠せなかった。ただ、早い段階から青木氏の石破氏支持は想定されていただけに、青木氏側近の吉田氏と、青木氏を後見人とする竹下氏の間で「事前調整があった」(竹下氏周辺)ことは否定できない。このため、自主投票に至る今回の動きは竹下、青木、吉田3氏による「仕組まれた芝居」との見方も少なくない。

竹下氏と首相は、盟友関係にあった故・竹下氏と故・安倍晋太郎元外相のそれぞれの秘書官として長い交友関係がある。竹下氏もかねてから「首相は親しい友人」と公言してきた。にもかかわらず、あえて石破氏支持での一本化をにじませて首相を揺さぶってみせたのは、「将来を見据えた竹下派の長期戦略」とみる向きもある。

竹下氏が「自前の総裁候補」と想定しているのは小渕優子元経済産業相とされる。故・小渕元首相の娘で、派内でも「姫」と呼ばれる優子氏は、早くから野田聖子総務相らと並ぶ「女性首相の有力候補」とされてきた。ただ、経産相という主要閣僚に抜擢された途端の政治資金をめぐるスキャンダル辞任で、その後は「閉門蟄居」を余儀なくされてきた。その小渕氏が「竹下派復活」を機に表舞台での活動を再開しつつある。

3年後の「ポスト安倍」でキングメーカーを狙う

首相が茂木氏や加藤勝信氏を要職に起用し続けたことで、党内では両氏を「竹下派の総理・総裁候補」とみる向きもあるが、「二人とも竹下派本流ではなく、派内ではまったく支持が広がらない」(派幹部)のが実態だ。だからこそ竹下氏も「小渕氏を将来の総理・総裁候補として育てる」(派長老)ことに力点を置くのだ。

3年後の「本物のポスト安倍」の総裁選は群雄割拠となることは間違いない。首相の超長期政権を支えることで党内ににらみを利かせている麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博幹事長も、「3年後には、高齢による影響力低下は避けられない」(自民長老)とみられている。そこで名門派閥の領袖として竹下氏が狙うのは「新しいキングメーカーの座」(同)だ。だからこそ、党内から「今回の竹下派の自主投票は3年後への布石」との見方も出るのだ。

故・金丸信元副総裁とともに最大派閥を率いて「キングメーカー」の名をほしいままにした故・竹下元首相の口癖は「汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう」で、党内運営では「参議院を笑う者は参議院に泣く」だった。竹下氏の今回の動きは「兄の口癖に従った」(自民長老)ともみえる。このため永田町では、酒造会社だった竹下兄弟の生家の清酒銘柄の「我が道を行く」が、今後、竹下氏の行動原理になるとの見方も広がる。

著者:泉 宏

3165 チバQ:2018/08/12(日) 19:30:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180812-00028514-kana-l14
菅官房長官「派閥つくる気ない」 河野氏と進次郎氏に期待

8/12(日) 12:38配信��
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インタビューに答える菅官房長官=7日、東京都内

 歴代最長の官房長官として安倍晋三首相を支える菅義偉氏(衆院2区)が、11日までに神奈川新聞社のインタビューに応じ、5年8カ月にわたる安倍政権の実績と今後の展望を語った。

 安倍政権は何をやるかを明確に打ち出し、その方向に向かい改革意欲を持って政治主導でこの国を前に進めていく政権だ。

 経済と外交・安全保障の再生を進めてきた中で印象的なのは、インバウンド(訪日外国人客)誘致だ。総理就任後最初の施政方針演説で「世界の人々を引きつける観光立国を目指す」と宣言し、関係閣僚を私が取りまとめて進めてきた。

 ビザ発給要件を戦略的に緩和し、当時836万人だった外国人観光客が昨年は2869万人になった。少なくとも韓国などと同じように緩和すべきだという私の考え方で進めたところ、一挙に増えた。当時約1兆800億円だった外国人の観光消費額も昨年は4兆円を超えるまでになった。

 今年上半期の外国人観光客数は16%近く伸びており、3300万人を超えるペースだ。2020年に4千万人とする目標は完全に射程に入った。

 赤坂と京都の迎賓館の一般公開を始め、日本の名所の一つになった。総務大臣の時に初めて迎賓館に足を踏み入れ、こんなに素晴らしいものが日本にあるのかと驚いた。両親や国民に見せたいと思ったが力不足でできず、官房長官になって実現させた。

 皇居も日本の歴史と伝統、文化の象徴だ。昨年は東御苑を約150万人が訪れ、43%が外国人だった。皇居の三の丸尚蔵館に収蔵されている絵画や書、工芸品は、皇室から寄贈された国民の財産として公開しようと手続きを進めている。

 観光政策を進めたことで地方が元気になっている。26年間下落傾向だった地価が底を打ち、上向きになったことは非常に大きい。

 農業改革にも意欲的に取り組んできた。減反制度は約40年ぶりに廃止し、60年ぶりの農協改革で地方の農業が特色や魅力を生かして事業を展開している。林業は「森林バンク」を創設できる森林経営管理法の成立で、能力や意欲のある林業経営者に管理を任せる仕組みを70年ぶりに作った。漁業でも養殖の漁業権制度などを見直して成長産業を目指す法案を出したい。

 これまで手を付けられなかった岩盤規制に政治主導で対応し、かつてないほど将来が楽しみな状況になってきている。

 働き方改革も70年ぶりの大改正だ。長時間労働の是正と非正規労働者の処遇改善で、介護、子育てといった事情を抱える人が働きやすい環境をつくることができた。罰則付きの時間外労働の上限規制は、まさに違法残業を根絶する切り札だ。日本人は現状を変えることに保守的な民族だが、法の施行によって実感として分かってもらいたい。将来、あの法律を作ったことで社会が変わったと。

3166 チバQ:2018/08/12(日) 19:30:26

   ◇

 9月の自民党総裁選で、安倍総理は改正された規約に基づいて粛々と対応していくだろう。

 政権交代前の日本の経済は最悪の状態だった。円高・デフレの長引く不景気で、企業が日本で経済活動できる状態ではなかった。日米関係も最悪で、足元を見透かすように韓国やロシアの大統領がそれぞれ竹島と北方領土に初めて足を踏み入れた。沖縄・尖閣諸島では中国漁船による海上保安庁巡視船への衝突事件もあり、ひどい状態だった。

 そこから日米関係を再構築し、かつてないほどの信頼関係を築いてきた。中国との関係も日中平和友好条約締結から40年の節目にふさわしい方向で回復途上にある。国際社会における日本の地位がようやく回復してきた。北朝鮮の問題も米朝首脳会談で両首脳が非核化について署名した。

 経済も、もはやデフレではないという状況をつくり出せた。来年は消費税を10%に引き上げ、その財源で全世代型の社会保障を実現させる。こうした状況をつくり出してきた原動力は安倍総理だ。あとは自民党がどう判断するかだ。

 (自身に近い無派閥議員の集まりが「菅グループ」ともいわれるが)派閥をつくる気はない。無派閥で当選4回以下の衆院議員に、政治家として歩んできたことをアドバイスしている。派閥に所属しなければ役職に就けないといったことをなくしていこうと。党全体を見て必要な人は応援していくということだ。

 次のリーダーは、とりわけ河野太郎外相(衆院15区)と小泉進次郎党筆頭副幹事長(同11区)には期待している。当選同期の河野氏は非常に胆力があり、当初から「総理大臣になりたい」と言っていた。今、外務大臣として水を得た魚のように活躍している。小泉氏は若くして注目され、党の農林部会長としてもしっかり役目を果たした。国会改革などを掲げてたたかれることがあるかもしれないが、そういった経験を重ねながら成長してほしい。

3167 チバQ:2018/08/13(月) 07:14:30
https://www.sankei.com/smp/politics/news/180811/plt1808110003-s1.html
石破茂氏の戦略と誤算 「反安倍」票狙い「冷や飯」批判逆効果、支持伸び悩み2018.8.11 00:22

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 9月の自民党総裁選への立候補を正式に表明した石破茂元幹事長は10日の記者会見で、安倍晋三首相(党総裁)への対決姿勢を強めた。「反安倍」勢力を取り込み、劣勢の国会議員票と党員票を集める戦略からだ。「首相と対峙(たいじ)すれば冷や飯」との警告に対する批判もアピールし、同情を期待する向きもある。しかし、石破氏は内閣改造で首相の入閣要請を断るなど、政権や党運営に積極的に関与してこなかった。これが支持伸び悩みの「誤算」となった面は否めない。


 「石破を支持したら『冷や飯』だとか『冷遇』だとか報道される中で、決然と参院の平成研究会が石破支持を表明していただいたのは本当にありがたい」

 石破氏は記者会見でこう首相側を当てこすると同時に、竹下派(平成研究会、55人)の参院側(21人)の支持に謝意を述べた。

 記者会見で配ったビラには「私は、取り戻します」と明記。(1)謙虚で正直で国民の思いに近い政治(2)透明・公平・公正な政治・行政(3)課題に正面から挑み決断する政治-を列挙し、「迅速に党風刷新」「官邸の信頼回復」などの言葉も並べた。

 念頭に学校法人「森友学園」「加計学園」問題などがあるのは明らかだ。石破氏率いる石破派(水月会、20人)の幹部は「財務省の決裁文書改竄(かいざん)のような重大問題で閣僚が責任を取らないのはおかしい」と憤る。

 首相の政治姿勢が国民の信頼を失わせ、総裁選で挑めば党内で冷遇を受けかねないような強権ぶりも目立つ-。石破氏の主張には、こうしたことを暗に強調する戦略が見え隠れする。石破派幹部は、来年の参院選で自民党が苦戦した場合を考え「首相との対立軸を鮮明にした方が『ポスト安倍』の近道になる」と計算する。

 平成24年総裁選で争った首相と石破氏は「生理的に合わない水と油の関係」(党幹部)との評価がもっぱらだ。石破氏は首相の政権復帰当初に幹事長を務めたが、26年は安全保障法制担当相就任を固辞し、27年に石破派を創設した。28年には閣内残留も拒んだ。

 ただ、こうした姿勢は支持拡大につながっていない。石破派の人数は創設時から増えておらず、党幹部は「首相と異なる政策を掲げたとしても、党内で汗をかかずに野党と同じような批判ばかりしては、支持が広がるはずがない」と石破氏の政治姿勢を批判する。

 吉田博美参院幹事長ら参院竹下派は、引退後も強い影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長の意向を受け、石破氏支持を決めた。しかし、首相の信頼が厚い吉田氏は、心情的には首相支持だ。石破氏が首相批判を強めれば、貴重な支持層の信頼を失うことになる。

 首相陣営の幹部は今回の総裁選で圧勝し「石破氏を完膚なきまでにたたき、『ポスト安倍』の芽を断ちたい」とまで語る。石破氏の戦略が吉と出るか凶と出るかは間もなく明らかになる。(奥原慎平、水内茂幸)

3168チバQ:2018/08/14(火) 11:05:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180811-00000012-khks-pol
<自民総裁選>東北の議員 経済、改憲を軸にした議論に期待
8/11(土) 12:14配信 河北新報
 9月の自民党総裁選に向け、石破茂元幹事長が10日、立候補を正式表明し、連続3選を狙う安倍晋三首相(党総裁)との一騎打ちが濃厚になった。党内7派閥の対応も固まり、東北の議員たちは地方や経済の活性化、憲法改正などを対立軸にした激論に期待した。

 首相出身派閥の細田派に所属する土井亨復興副大臣(衆院宮城1区)は9日夜、都内で首相や森喜朗元首相と会食した。総裁選は話題にならなかったというが、「首相が引っ張ってきたからこそ経済は好調。安全保障も成果を上げた。選挙戦では地方をどう活性化するか語ってほしい」と全面的に支持する。

 東北で唯一、石破派に所属する富樫博之氏(衆院秋田1区)は「経済、福祉、外交で首相との違いを示したい」。国会議員票では首相が圧倒的な情勢で、陣営の頼みの綱は地方票。「自分の思いと政策を語り、党員と国民の支持を得てほしい」と石破氏を支える。

 細田、麻生、岸田、二階、石原の5派閥が首相を支持する一方、竹下派は支持候補を一本化せず自主投票とした。参院側は石破氏、衆院側は首相に分かれた。

 ただ、参院竹下派の佐藤正久外務副大臣(比例、福島市出身)は首相支持を鮮明にする。「安倍外交の中心におり、副大臣になる前は安倍氏の考えの下で自衛隊を明記する改憲案を考えていた」と説明する。

 「ポスト安倍」に意欲を示すリベラル派の岸田文雄政調会長が立候補を見送り、政策論争は広がりに欠けそうだ。岸田派の小野寺五典防衛相(衆院宮城6区)は「政策本位の議論をして、国民に注目してもらうのが大事」と語った。

3169チバQ:2018/08/14(火) 17:21:56
http://www.sankei.com/politics/news/180812/plt1808120011-n1.html
2018.8.12 23:20
【自民党総裁選】
竹下亘氏、石破茂氏支持を表明 地元・島根の会合で
 自民党の竹下亘総務会長は12日、9月の党総裁選で石破茂元幹事長を支持すると表明した。地元の島根県出雲市で開催した会合で、出席した県議に意向を伝えた。竹下氏が会長を務める党第3派閥の竹下派は事実上の自主投票を決めている。

 出席者によると、会合は非公開で、竹下氏と親しい県議が参加した。竹下氏は「多様な意見が戦わされることを期待する」と述べたという。

 竹下氏は当初、竹下派を石破氏支持でまとめたい意向だったが、衆院側で首相を推す声が大勢を占め、断念した。参院側の大半は石破氏を支持する見通しとなっている。

3170チバQ:2018/08/15(水) 17:34:02
http://www.sankei.com/premium/news/180815/prm1808150005-n1.html
2018.8.15 01:00
【政界徒然草】
主不在の谷垣グループ、最後の“草刈り場”か 「非派閥」生かし総裁選対応を決めない?
 9月の自民党総裁選をめぐり、党内7派の対応が固まった。そんな中、派閥ではないとはいえ最後に残っているのが、議員活動を引退した谷垣禎一前幹事長(73)が顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)の動向だ。グループ幹部は「統一した対応は取らないことになりそうだ」と打ち明ける。谷垣氏は連続3選を目指す安倍晋三首相(63、党総裁)の下で2年間幹事長を務めたほど、首相と昵懇(じっこん)だが、自転車事故から復帰する見通しがなかなか立たず、グループの判断にも微妙に影響を与えている。

 谷垣氏は平成28年7月、都内をサイクリング中に転倒し、頸椎(けいつい)を損傷した。約1年2カ月の入院生活を送った。昨年10月の衆院選は「立って演説できなければ出馬すべきでない」として立候補せず、現在は自宅から都内のリハビリ施設に通院する日々を過ごしている。

 最近面会したグループ幹部によると、谷垣氏は歩行訓練を続けているが、頭脳は明晰(めいせき)で、会話はまったく問題ない状態だという。タブレットで新聞や雑誌を丹念に読み込んでいるといい、時折政局の話もする。

 谷垣氏はすでに議員バッジを外したが、グループでは主(あるじ)がいつでも永田町に戻ってこれるよう、7月19日に国会近くの東京・隼町に全面バリアフリーの事務所を開設した。「月に1度でもいいので事務所に顔を出し、政界への存在感を示してほしい」(幹部)との願いがこもっているが、谷垣氏は事務所の開設日も「リハビリ」を理由に姿をみせなかった。

 幹部は「谷垣氏はその気になれば明日にでも永田町に戻ってこれるが、本人はまだリハビリ途上という意識が強いようだ。『たとえ車いす姿でも出てくるだけで影響力が大きく、自民党のためにもなる』と説得しているのだが…」と歯がゆそうに語る。

 谷垣氏は幹事長時代、首相とぴったり息を合わせて党運営を担ってきた。今回の総裁選で議員として投票資格があれば、首相の支持に回ったとみられる。しかし、政界復帰が遅れている現状では、グループ全体の対応にも神経を使わざるをえない。

 もともと谷垣グループは派閥の枠にとらわれず、他派と掛け持ち自由という組織だ。谷垣氏が24年の総裁選で、所属する旧古賀派(宏池会=現岸田派)の理解が得られずに出馬を断念して同派から離脱し、他派の若手議員などを巻き込んで結成した経緯がある。今でも所属する約20人のうち、約半数は細田派(清和政策研究会)や岸田派などに所属しながら、谷垣氏の人柄を慕って集まった面々で構成されている。

3171チバQ:2018/08/15(水) 17:34:23
 谷垣氏が自転車事故を起こす前までは、派閥化を目指した時期もあり、最近は党内7派の幹部が定期的に開く「事務総長会議」にも出席するようになった。しかし、主不在のこの2年間は、麻生派(志公会)から合流を求められ、グループが事実上分裂するなど、難しい局面にも立たされてきた。

 グループでは首相を支持する声が多いが、一部には野田聖子総務相(57)が出馬した場合、支持を検討する議員もいる。幹部は「谷垣氏が政界に戻るまでは『非派閥』のメリットを生かし、メンバーの行動を縛らない方がいい」と語り、今は総裁選に向けて意見集約をしない方向で調整していると明かす。主が戻るまで、グループの枠組みをこのまま維持するための苦肉の策という側面もある。

 党内では、事実上の自主投票を決めた竹下派(平成研究会)が、首相や石破茂元幹事長(61)の陣営から支持獲得の標的になる「草刈り場」と化している。

 別のグループ幹部は「無理に対応を決めるから、かえって派内の亀裂が目立つ」とも指摘する。「支持先を決めない」という選択肢は賛否が交錯するが、谷垣氏を派閥横断型で支えてきたグループの特性を生かすため、静かに主の復活を待つための環境作りをする狙いもあるようだ。 
(政治部 水内茂幸)



 谷垣グループ(有隣会) 平成24年9月の総裁選を機に旧古賀派を離脱した谷垣禎一氏らが同年10月に結成した政策グループ。名称の由来は論語の「徳不孤 必有隣(徳は孤ならず 必ず隣有り)」。谷垣氏や逢沢一郎、川崎二郎、中谷元、遠藤利明、佐藤勉各氏ら旧古賀派の中堅・ベテラン議員を中心に、棚橋泰文氏ら無派閥議員も加わった。他派閥との掛け持ちが自由なことから、メンバーが20人以上いた時期もあった。

 その後、谷垣氏が幹事長に就き、複数の閣僚も輩出したが、28年7月の谷垣氏の自転車事故以降はメンバーの離脱が続出。昨年7月には佐藤、棚橋両氏らが麻生派(志公会)に参加した。現在は他派閥と掛け持ちをしていないメンバーは20人以下に減り、閣僚・党三役も輩出していない。代表世話人は逢沢・中谷両氏が務めている。

3172チバQ:2018/08/16(木) 21:20:03
https://www.sankei.com/politics/news/180816/plt1808160001-n1.html
2018.8.16 01:00
【政界徒然草】
首相を目指す石破茂氏に意外な「応援団」 国民民主党など野党勢がエール、“敵の敵”は味方?
 自民党の石破茂元幹事長(61)が10日、9月の党総裁選への立候補を正式に表明した。安倍晋三首相(総裁、63)との対決姿勢を鮮明にした石破氏だが、党所属国会議員の支持は広がりを欠いている。そんな劣勢の石破氏には、意外な「応援団」がいる。国民民主党の議員を中心とした民主党出身者がエールを送っているのだ。首相への批判的な言動が賛同を集めているとみられ、熱烈な「石破ファン」も多い。

 「自民党が『不自由民主党』になっている。石破先生が活発な議論を展開してもらえれば、日本の政界が活性化するきっかけにもなるのではないか」

 国民民主党の玉木雄一郎共同代表(49)は7月24日の記者会見でこう述べ、石破氏への待望論を唱えた。同党の大塚耕平共同代表(58)も7月26日の記者会見で「安倍政権が民主主義を劣化させている。石破氏には頑張っていただきたい」と支持を“表明”した。他党のトップ争いに口を出すのはいかがなものかと思うが、それほど安倍政権への鬱憤がたまっているということだろう。

 衆院会派「無所属の会」の大串博志幹事長(52)は、石破氏の名こそ挙げなかったが、7月24日のブログにこう投稿した。

 「安倍政権が継続することは日本のためにベストだとは思わない。どのような形でも取って代わろうという動きが出てきてほしい」

 国民民主党の中堅議員も「オレは石破さん推しだ。理由は簡単だ。安倍首相のことが嫌いだからだ」と漏らす。

野党支持層ではトップ

 石破氏に期待を寄せるのは、野党の国会議員だけではない。世論調査をみると、野党支持層における石破氏の人気は、連続3選を目指す安倍首相に比べて圧倒的に高い。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が7月21、22両日に行った合同世論調査で、次期自民党総裁にふさわしい人物を聞くと、立憲民主党支持層の38・5%、国民民主党支持層の37・5%、共産党支持層の31%が石破氏を挙げた。

 安倍首相を望む声は立憲民主党支持層でわずか0・9%。国民民主、共産両党の支持層にいたっては、それぞれ0%だった。

 石破氏は総裁選の看板に「正直、公正」を掲げ、森友学園や加計学園をめぐる問題への政府の対応を批判している。安倍首相が提案した憲法9条に自衛隊を明記する改正案や、消費税率10%への引き上げによる増収分の使途変更方針などにも苦言を呈してきた。こうした姿勢が野党支持層の留飲を下げる結果につながっているようだ。

 石破氏の側近は「安倍首相と異なり、石破氏は国会論戦で野党をバカにしたような態度をとらないからではないか」と野党議員の石破氏人気の理由を分析した。

3173チバQ:2018/08/16(木) 21:20:57
 石破氏は、安倍首相の民主党出身者への対応に批判的だ。5月7日のBSフジ番組で「(安倍首相は)『民主党時代はどうだったのか』との話をすぐ出すが、前より良かったからいいということにはならない」と述べた。野党勢力にとっては立場をおもんばかられた形だ。

蓮舫氏「心から応援」

 石破氏は自民党が野党だった時代、国会論戦で先陣を切って民主党政権に対峙(たいじ)し、政権交代を牽引(けんいん)した立役者でもある。旧民主党勢にとって仇敵(きゅうてき)のはずだが、安倍政権批判の代弁者としての役割を超えて、民主党出身者の石破氏への敬愛の念は深い。

 「私、石破氏を心から応援しています。がんばっていただきたい…」

 平成26年10月7日の参院予算委員会で、地方創生担当相だった石破氏に対しこう述べたのは当時民主党に所属していた蓮舫・現立憲民主党副代表(50)だ。商店街活性化策をめぐる議論で発せられた唐突なラブコールに議場はどよめき、蓮舫氏は照れた。

 蓮舫氏に限らず、立憲民主党の議員からは「議員宿舎の食堂で早朝から書籍を読むなど鍛錬を欠かさない姿は立派だ」との声が漏れる。同党の議員が自民党議員を持ち上げる発言は極めて珍しい。

 石破氏は、安倍首相の民主党出身者への対応に批判的だ。5月7日のBSフジ番組で「(安倍首相は)『民主党時代はどうだったのか』との話をすぐ出すが、前より良かったからいいということにはならない」と述べた。野党勢力にとっては立場をおもんばかられた形だ。

蓮舫氏「心から応援」

 石破氏は自民党が野党だった時代、国会論戦で先陣を切って民主党政権に対峙(たいじ)し、政権交代を牽引(けんいん)した立役者でもある。旧民主党勢にとって仇敵(きゅうてき)のはずだが、安倍政権批判の代弁者としての役割を超えて、民主党出身者の石破氏への敬愛の念は深い。

 「私、石破氏を心から応援しています。がんばっていただきたい…」

 平成26年10月7日の参院予算委員会で、地方創生担当相だった石破氏に対しこう述べたのは当時民主党に所属していた蓮舫・現立憲民主党副代表(50)だ。商店街活性化策をめぐる議論で発せられた唐突なラブコールに議場はどよめき、蓮舫氏は照れた。

 蓮舫氏に限らず、立憲民主党の議員からは「議員宿舎の食堂で早朝から書籍を読むなど鍛錬を欠かさない姿は立派だ」との声が漏れる。同党の議員が自民党議員を持ち上げる発言は極めて珍しい。

3174チバQ:2018/08/20(月) 12:49:14
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180817-00000008-sasahi-pol
元憲法改正推進本部長・船田元は、自民党のカナリアではないか〈dot.〉
8/20(月) 11:30配信 AERA dot.
元憲法改正推進本部長・船田元は、自民党のカナリアではないか〈dot.〉
船田元氏 (c)朝日新聞社
 船田元という人は、自民党のカナリアなのじゃないだろうか。毒ガスの発生をいち早く検知するため、炭鉱に連れていかれたというカナリア。自民党の中で鳴いているのでは。

【船田元さんと再婚した畑恵さんの写真はこちら】

 そのことに気づいたのは、8月13日だった。

 その日、船田さんは自身の公式ウエブサイトの「はじめのマイオピニオン」というコーナーでサマータイムを取り上げた。するとどうだろう、いきなりネットを中心に議論が巻き起こったのだ。

 私も、武田砂鉄さんのツイッターで知った。

<自民党船田元氏、サマータイム論。

「コンピューターなどの時間設定の変更は、律儀で真面目な国民ならば十分乗り切れるはず」「睡眠不足などによる健康障害問題は、むしろ個人の心構えにより、多くは解消されるはず」

 律儀で真面目な民がコンピューターと睡眠不足に挑戦する五輪。>

 武田さんはそうつぶやき、船田さんのサマータイム論を全文紹介するサイトをリンクさせていた。

 翌日にはあちこちのネットニュースが船田サマータイム論を取り上げていた。「『戦時中かよ』『精神論か』 自民・船田議員のサマータイム導入論にツッコミ殺到」などなどで、シェアランキング1位になっているニュースサイトもあった。

 7月17日に森喜朗さん(2020年東京五輪・パラリンピック委員会会長)が安倍首相と会い、期間中の時間繰り上げを要請したってニュースが、今回調べたら見つかった。あまりにも暑いから森さんも思いついたのだろうが、話題になっている様子はなかったと思う。

 それが一転、話題沸騰。「サマータイムって、注意すべき問題ですよ」と、船田カナリアが鳴いて世の中に知らせた。そう思った。

 これで思い出した方も多いはずだ。2015年6月、衆議院の憲法審査会で、自民党推薦の早稲田大学の長谷部恭男教授が安全保障関連法案について「憲法違反だ」と明言したことを。その時の自民党憲法改正推進本部長が、船田さんだった。

 あの時、一挙に安保法案反対の世論が巻き起こった。国会を連日、大勢の人が取り囲んだ。結局、法案は可決されてしまった。でも長谷部教授がいなかったら、もっとあっさりと可決された可能性はあったと思う。

 船田さんが「安保法案、要注意ですよ」と知らせてくれたのだ。カナリアとしての役目を十二分に果たして、法案成立後に船田さんは憲法改正推進本部長を交代させられた。お気の毒だったが、自民党&公明党の強権発動ぶりはしっかり記憶に残ったわけで、ありがとう、船田さん。

 さらにカナリア船田は、先月も鳴いていた。7月18日、参院議員の定数を6増やすなどの改正公職選挙法がこれまた自民&公明の賛成多数で可決されたが、衆院での採決直前、船田さんは退席したのだ。

「自民党からも造反」と報じられ、「へー、そうなんだ。なんか問題ありそう」と思った人は多かったはずだ。カナリア船田、確かな存在感。

 安倍一強体制の自民党だ。反対するそぶりをチラッと見せていた小泉進次郎さんも、結局は賛成した。「新たに国会改革をやらなければいけないとの決意を新たにする意味での賛成だ」と記者に語ったそうだ。意味不明。

 船田さんは自身のフェイスブックで、拙速な手続きなどを批判し、「賛成することは難しく、やむなく棄権する」と書いたそうだ。わかるぞ、船田っち(と、勝手にネーミング)、いいぞいいぞ。

3175チバQ:2018/08/20(月) 12:49:36
 そもそも船田さんは、栃木の船田王国の御曹司だ。

 1885年に作新学院の前身をつくったのが船田家で、船田さんは現在、同学院の学院長。祖父・中は衆院議長をつとめ、父・譲は参院議員から栃木県知事に。県立宇都宮高校から慶應大学経済学部に進み、修士課程を修了。1979年に祖父の地盤をついで衆院選に立候補、初当選。当時、25歳。現在当選12回。7月に発表された船田さんの2017年度の所得は、4498万円。国会議員の中で、上から17番目。

 と、これだけだと、教育と政治を生業とする裕福な家に生まれたエリートね、で終わるのだが、船田さんを読み解く鍵はもう一つある。

 船田さん、バツイチだ。妻の畑恵さん(現作新学院理事長)とは当時所属していた新進党で議員同士として出会った。船田さんには妻子がいたから、「政界失楽園」などと呼ばれた。離婚し、2ヶ月後に畑さんと結婚したのが1999年。2000年の選挙では主婦を中心に支持者が離反、落選した。

 落選している最中に、船田さんがアエラで受けたインタビューがある。記事のテーマは「ピュアに生きる」だった。インタビューで船田さんはこう言っていた。

<正直に生きるということがこれまでの自分の人生であまりなかったことかも知れません。しかし今回は人生の一大決心であり、ここで信念を貫かなければ一生受動的な人間に陥ってしまうことが嫌でした。つらいことがないといったら嘘になりますが、自分で選んだ道だから後悔はしていないし、自信を持って歩んでいくつもりです。>

 ね、ピュアでしょ。計算高い動き、苦手そうでしょ。

 サマータイム制度に話を戻すと、船田さんはオリパラの選手・観客のために「やむを得ない措置」とした上で、どうせなら恒久的な制度にすべきで、そのためにはデメリットを丁寧に解決していくべきだと書いている。ね、真面目でしょ。

 そこで止めればよかったのだが、自分なりの解決策を書いてしまう。ほら、真面目だから。そして解決策は、ツッコミどころ満載。

 「ゆるいおぼっちゃま」と言ってしまえばそれきりだ。でも2世、3世が跋扈する政界で、ピュアで真面目で計算高くないおぼっちゃまって、すごく貴重だと思う。

 安倍一強の自民党は、かなり息苦しい炭鉱だ。船田カナリアには、これからもぜひ鳴き続けてほしい。(矢部万紀子)

3176名無しさん:2018/08/20(月) 12:50:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000500-san-pol
オウム死刑執行で胆力みせた上川陽子法相の処遇、党人事・内閣改造の焦点に
8/20(月) 9:00配信 産経新聞
オウム死刑執行で胆力みせた上川陽子法相の処遇、党人事・内閣改造の焦点に
オウム真理教の麻原彰晃死刑囚らの死刑執行を受けて、臨時の記者会見を行う上川陽子法相=7月6日、法務省(桐原正道撮影)
 安倍晋三首相(63)が9月の自民党総裁選で順当に3選を決めれば、次の焦点は自民党役員人事と内閣改造に移る。そこで注目されるのは、オウム真理教の元教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚ら13人の死刑執行命令書に署名した上川陽子法相(65)の処遇だ。

 死刑は7月6日に麻原死刑囚を含む7人、同月26日に残る6人に対して執行された。同じ月に2度の執行は、平成10年11月に執行の事実と人数を公表するようになって初めてのことだ。

 今回の一連の死刑執行で上川氏は2度の在任中の執行が計16人となり、執行が再開された後藤田正晴法相時代の5年以降では鳩山邦夫法相時代を上回った。その鳩山氏は19年8月から約1年間の法相在任中、13人の死刑執行命令書に署名した。現在のように死刑執行後に氏名を公表し始めたのも鳩山氏のときだった。

 当時、朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」に「永世死刑執行人」「死に神」と書かれた鳩山氏。21年10月16日付の産経新聞で死刑執行の命令を下すことについてこう語っている。

 「法相である限り耐えなくてはならないと考える。私は法相就任中、13人の死刑囚の死刑執行命令を下したが、いずれも大臣室に一人でこもり膨大な資料を読み慎重に判断を下していた。執行前日には必ず自分の先祖の墓を参った。初の死刑執行以後、現在まで毎朝、自宅でお経を唱えている。それだけ法相の責任は重いと感じている」

 死刑制度に毅然と向き合った鳩山氏でさえ生前、周囲に「私でもオウム死刑囚の執行は躊躇する」と漏らしていた。自身や家族に対するオウム関係者らによる「報復」などを恐れていたからだろうか。

 だが、上川氏は決断した。6日の7人の死刑執行後、上川氏は記者会見でこう話している。

 「死刑は大変重い刑罰であり、その意味で一点の曇りもなく、まっすぐに澄み切った気持ちでことにあたった。慎重にも慎重な検討を加えた上で対応したということに尽きる」

 「明鏡止水ということわざがあり、澄み切った心でことにあたるという意味がある。私も鏡を磨きながら、そこに映し出されるさまざまな事柄について澄み切った心でしっかりと向き合っていきたい。必ずしも一つの言葉で表されるものではないが、私はそうした姿勢を大切に考えている」

 言葉はそれほどドラマチックではないが、冷静かつ慎重に精査し、覚悟を決めて署名した様子が伝わる。

 上川氏を大学時代から知る人物は「飾らない人柄。意志の強い人」と上川氏を表現する。まさに法相として胆力が問われる死刑執行命令の局面で、上川氏の本領が発揮されたといえる。

 上川氏は昭和28年、静岡市に生まれ、東大教養学部卒業後、三菱総合研究所で研究員を務め、米ハーバード大学ケネディスクールで政治行政学修士号を取得した。その後、米上院議員の政策立案スタッフを務め、帰国後は政策コンサルティング会社を設立した。

 政治の世界に進もうと決意したのは「米国留学時代に海外から日本を眺め、改革の必要性を痛感したこと」という。

 平成12年の衆院選で初当選し、19年8月に第1次安倍改造内閣の少子化担当相として初入閣。21年衆院選で落選するが、24年衆院選で復帰すると、総務副大臣、衆院厚生労働委員長などを務め、26年10月の第2次安倍改造内閣で法相に就き、約1年間務めた。そして昨年8月に2回目の法相に就任した。

 党内では政策通として知られ、少子化担当相だった福田康夫内閣では初代公文書管理担当相を兼任し、公文書管理法の制定に尽力した。事務能力も高く、党憲法改正推進本部事務局長を務めた時期もあった。

 派手なパフォーマンスとは無縁な地味な存在ではあるが、肝が据わった一面もあった。

3177名無しさん:2018/08/20(月) 12:50:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180820-00000500-san-pol
オウム死刑執行で胆力みせた上川陽子法相の処遇、党人事・内閣改造の焦点に
8/20(月) 9:00配信 産経新聞
オウム死刑執行で胆力みせた上川陽子法相の処遇、党人事・内閣改造の焦点に
オウム真理教の麻原彰晃死刑囚らの死刑執行を受けて、臨時の記者会見を行う上川陽子法相=7月6日、法務省(桐原正道撮影)
 安倍晋三首相(63)が9月の自民党総裁選で順当に3選を決めれば、次の焦点は自民党役員人事と内閣改造に移る。そこで注目されるのは、オウム真理教の元教祖、麻原彰晃(本名・松本智津夫)死刑囚ら13人の死刑執行命令書に署名した上川陽子法相(65)の処遇だ。

 死刑は7月6日に麻原死刑囚を含む7人、同月26日に残る6人に対して執行された。同じ月に2度の執行は、平成10年11月に執行の事実と人数を公表するようになって初めてのことだ。

 今回の一連の死刑執行で上川氏は2度の在任中の執行が計16人となり、執行が再開された後藤田正晴法相時代の5年以降では鳩山邦夫法相時代を上回った。その鳩山氏は19年8月から約1年間の法相在任中、13人の死刑執行命令書に署名した。現在のように死刑執行後に氏名を公表し始めたのも鳩山氏のときだった。

 当時、朝日新聞夕刊のコラム「素粒子」に「永世死刑執行人」「死に神」と書かれた鳩山氏。21年10月16日付の産経新聞で死刑執行の命令を下すことについてこう語っている。

 「法相である限り耐えなくてはならないと考える。私は法相就任中、13人の死刑囚の死刑執行命令を下したが、いずれも大臣室に一人でこもり膨大な資料を読み慎重に判断を下していた。執行前日には必ず自分の先祖の墓を参った。初の死刑執行以後、現在まで毎朝、自宅でお経を唱えている。それだけ法相の責任は重いと感じている」

 死刑制度に毅然と向き合った鳩山氏でさえ生前、周囲に「私でもオウム死刑囚の執行は躊躇する」と漏らしていた。自身や家族に対するオウム関係者らによる「報復」などを恐れていたからだろうか。

 だが、上川氏は決断した。6日の7人の死刑執行後、上川氏は記者会見でこう話している。

 「死刑は大変重い刑罰であり、その意味で一点の曇りもなく、まっすぐに澄み切った気持ちでことにあたった。慎重にも慎重な検討を加えた上で対応したということに尽きる」

 「明鏡止水ということわざがあり、澄み切った心でことにあたるという意味がある。私も鏡を磨きながら、そこに映し出されるさまざまな事柄について澄み切った心でしっかりと向き合っていきたい。必ずしも一つの言葉で表されるものではないが、私はそうした姿勢を大切に考えている」

 言葉はそれほどドラマチックではないが、冷静かつ慎重に精査し、覚悟を決めて署名した様子が伝わる。

 上川氏を大学時代から知る人物は「飾らない人柄。意志の強い人」と上川氏を表現する。まさに法相として胆力が問われる死刑執行命令の局面で、上川氏の本領が発揮されたといえる。

 上川氏は昭和28年、静岡市に生まれ、東大教養学部卒業後、三菱総合研究所で研究員を務め、米ハーバード大学ケネディスクールで政治行政学修士号を取得した。その後、米上院議員の政策立案スタッフを務め、帰国後は政策コンサルティング会社を設立した。

 政治の世界に進もうと決意したのは「米国留学時代に海外から日本を眺め、改革の必要性を痛感したこと」という。

 平成12年の衆院選で初当選し、19年8月に第1次安倍改造内閣の少子化担当相として初入閣。21年衆院選で落選するが、24年衆院選で復帰すると、総務副大臣、衆院厚生労働委員長などを務め、26年10月の第2次安倍改造内閣で法相に就き、約1年間務めた。そして昨年8月に2回目の法相に就任した。

 党内では政策通として知られ、少子化担当相だった福田康夫内閣では初代公文書管理担当相を兼任し、公文書管理法の制定に尽力した。事務能力も高く、党憲法改正推進本部事務局長を務めた時期もあった。

 派手なパフォーマンスとは無縁な地味な存在ではあるが、肝が据わった一面もあった。

3178チバQ:2018/08/20(月) 12:51:27
 現在衆院6期目の上川氏の初挑戦は小選挙区制が初めて導入された平成8年の衆院選だった。静岡1区に無所属で出馬したが、結果は候補者8人中5位の惨敗に終わる。

 再起を期した12年衆院選は自民党公認の元職、公明党の前職らが立候補する中で無所属で出馬し、わずか572票差で初当選を果たした。与党分裂選挙にあえて挑戦したこともそうだが、実は当時、自民党所属で、党に反旗を翻した形になったため除名され、無所属として国会議員人生をスタートさせた。

 13年に復党し、19年の初入閣時は衆院当選3回での大抜擢。衆院当選6回ながら、すでに3回閣僚に起用されている。自民党に「閣僚適齢期」の女性議員が少ない事情もあり、「女性枠閣僚」の側面もあるが、手堅く、安定した仕事ぶりも評価につながっているのだろう。

 今回の人事は、法相として大きな責任を果たした実績の評価でもある。政府か党の枢要なポストへの起用の可能性は高いのではないか。 (政治部 田北真樹子)

3179チバQ:2018/08/20(月) 21:12:42
https://www.sankei.com/politics/news/180820/plt1808200004-n1.html
2018.8.20 01:30
【自民党総裁選】
安倍首相「石破封じ」へ次々と牽制球 9条争点化、別荘にポスト安倍ずらり… 吉田参院幹事長「反安倍なら支持せず」

 「総裁選はこういう事になりましたが、終わったらまた仲良くやりましょう」

 自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)をめぐり、今月11日、党参院幹事長、吉田博美の携帯電話が鳴った。電話の主は首相の安倍晋三だった。

 数々の国会を乗り切ってきた吉田と安倍の絆は深い。にもかかわらず、吉田は、師匠である元参院議員会長、青木幹雄の意向をくみ、党総裁選で参院竹下派が元幹事長の石破茂を支持する方針を打ち出した。安倍からの電話を受け、吉田の胸に忸怩たる思いがこみ上げてきた。

 「私は石破氏の記者会見に頭に来ているんです。あれじゃ、首相に対する個人攻撃じゃないか。石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら支持できない』と言ってやるつもりです」

 安倍は石破への論評を避けつつ、こう応じた。

 「とにかく今後も緊密に連絡を取り合いましょう」

  
■   ■

 国会議員票(405票)の7割強を安倍に固められ、劣勢を強いられている石破は「正直、公正」を掲げて反安倍色を鮮明にさせたが、その戦術は裏目に出つつある。

 対立軸を打ち出した方が党員票(405票)獲得には有利かもしれないが、露骨な安倍批判は安倍を支持する勢力の感情を逆なでした。6年前の総裁選で石破を支持した無派閥議員は「野党のような批判をするならついていけない」と突き放した。「来夏の参院選を前に党内で先鋭的な対立構図を作ってどうするのか」との声も上がる。

 対する安倍は、石破との正面対決を避ける戦術に徹する考えだ。

 安倍は総裁選告示直後に訪露し、9月11〜13日にウラジオストクで開かれる東方経済フォーラムへの出席を予定する。露大統領のプーチンら各国首脳と会談し「外交の安倍」を印象づけようというわけだ。

 石破とのツーショットとなる街頭演説や公開討論なども極力減らす構え。安倍は周囲に「6年前の総裁選とは違う。首相が、挑戦者と張り合っても仕方ないじゃないか」と語る。

■   ■

 その一方で、安倍は石破への牽制球を欠かさない。

 8月12日には、郷里の山口県下関市で開かれた長州「正論」懇話会で、憲法9条に自衛隊を明記する自民党憲法改正案を秋の臨時国会で提出する方針を示した。石破が出馬会見で「(9条改正の)優先順位が高いとは思わない」と述べ、争点化を避けたことへの当てつけだといえる。

 これに対して、石破は17日に記者会見を急遽開き、改憲案提出を急ぐ安倍を「国民の理解なき改正をスケジュールありきで行うべきでない」と批判した。

 だが、9条を維持したまま自衛隊を明記する首相案は、3月の党大会で「条文素案」の形で了承されている。石破も「党の決定に従う」と述べており、このままでは墓穴を掘ることになりかねない。

 今月15日夜、安倍は、日本財団会長の笹川陽平の招きで、山梨県鳴沢村の別荘で、首相経験者の森喜朗、小泉純一郎、麻生太郎らと夕食をともにした。安倍の推薦で同席したのは、政調会長の岸田文雄、経済再生担当相の茂木敏充、厚生労働相の加藤勝信ら。「ポスト安倍はこの面々であり、石破ではない」。そんなメッセージが透けてみえる。

 会食では、自民党の権力闘争史が話題になった。森が「私が一番つらかったのは、細川護煕連立政権ができ、下野した際の幹事長時代だ。とにかく次から次へと自民党から人が出ていってね」と語ると、小泉も「そうだったよな」と合いの手を入れた。石破もこの時期に離党した一人だ。麻生はにやりと笑って、こうつぶやいた。

 「そういう苦しい時こそ人間性がわかるんですよ」=敬称略

 (水内茂幸)

3180チバQ:2018/08/20(月) 21:15:24
https://www.sankei.com/politics/news/180817/plt1808170003-n1.html
2018.8.17 07:00
【政界徒然草】
「バスに乗り遅れるな!」自民党総裁選に駆け込み乗車の石原派 背景に複雑な派内事情、山崎拓氏の影も…


 9月の自民党総裁選をめぐる7派閥の対応が出そろい、動きが活発化し始めた。所属議員12人で最小派閥の石原派(近未来政治研究会)は9日、連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁、63)支持を決めたが、7派閥で最も遅い態度表明となった。「バスに乗り遅れるな」と駆け込んだような決断の背景には、「親安倍」と「反安倍」が入り交じる複雑な派内事情が垣間見える。

 石原派は9日、都内で開かれた派閥会合で、会長の石原伸晃前経済再生担当相(61)が総裁選で首相を支持することを伝え、所属議員から了承を得た。石原派は当初、候補が正式に出そろった後に対応を決める予定だった。ところが、同日の時点で立候補を表明した議員はなく、対応を前倒しした形となった。

 「政治は生き物だ。その時その時に適切な対応をとることが政治家の使命だと考えている」

 会合後、石原氏は詰めかけた記者団に対しこう述べ、対応を早めた理由を淡々と説明した。

 総裁選への対応は、石原氏らが幹部や若手議員からの意見聴取を重ね、石原氏への一任を取り付けていた。「党内でも石原派はどちらかというと左だ」と派閥幹部が語るように、所属議員には保守色が強い首相に批判的な声もあった。一方、石原氏は首相と関係が深く、総裁選では首相を推す声が派内では大半だった。

 石原氏が出馬した平成24年の総裁選で、推薦人となった岸田派(宏池会、48人)会長の岸田文雄政調会長(61)は今回、総裁選への出馬を模索したが、7月24日に不出馬を明らかにし、首相支持を表明した。石原氏は岸田氏とも親しい。岸田氏が出馬すれば石原氏が支援する可能性もあった。そのため「岸田さんが断念した時点で、首相の支持は固まったようなものだ」(石原派幹部)といえる。

 石原氏も5月に開かれた派閥パーティーで「安倍首相率いる日本の外交をしっかりと後押ししていきたい」と語り、首相の3選支持をにじませていた。

 石原派がもっと早く首相支持を表明していてもよかったようにみえるが、踏み切れなかったのは同派の最高顧問を務める山崎拓元副総裁(81)の存在があったためだ。

 山崎氏は「反安倍」を鮮明に打ち出しており、3月には石破派(水月会、20人)の会合に招かれて石破茂元幹事長(61)にエールを送るなど、「反安倍」勢力の結集に向け活発に活動してきた。そのため、石原派は態度表明を先送りしてきた。

3181チバQ:2018/08/20(月) 21:15:52
 他派閥が相次いで態度を表明していく中でも、石原氏は周囲に「態度表明は、候補が出そろってからだ」と語っていたという。しかし、竹下派(平成研究会、55人)の総裁選をめぐる一連の騒動が発生して状況が一変。危機感を抱いた石原派幹部らは石原氏との断続的な協議を重ね、首相支持を決めた。

 石原派は衆院当選10回の石原氏をはじめ、同16回の野田毅元自治相(76)、同6回・参院当選1回の森山裕国対委員長(73)らベテラン議員が名を連ねるが、12人のうち7人は衆院当選4回以下の中堅・若手議員だ。その状況に、ある派閥幹部は「私や他のベテランの人たちは一通り閣僚をしているけど、早く態度を明確にしないと、若い議員がかわいそうだ」と述べ、総裁選後に行われる見通しの内閣改造と党人事への懸念を示した。

 派としての態度を明確にした今月9日の派閥会合に山崎氏の姿はなかった。その代わり「対応は一任する」などと書かれた山崎氏からの書面が石原氏に託された。

 首相支持を明確にした石原派は今後、すでに態度を明確にしている細田派(清和政策研究会、94人)や岸田派など4派閥と合流し、総裁選に向けた活動を活発化していくとみられる。

 「前倒し」したとはいえ、各派閥が態度を明確にしていく中で最小派閥の態度表明が最も遅かったという事態に陥った今回の総裁選。「バスに乗り遅れるな」と駆け込んだものの、今後の人事については次の総裁の手腕に託されている。石原派幹部は笑いながらこう話した。

 「乗り遅れても、12人という少人数だから、ドアが閉じても屋根に飛び乗ったりはできるからね。心配はいらないよ」 
(政治部 今仲信博)



 石原派(近未来政治研究会) 平成10年、山崎拓氏が所属していた旧渡辺派から独立する形で立ち上げた自民党の派閥。山崎氏はその後、幹事長や副総裁を務め党内主流派に位置付けられた。しかし、山崎氏が15年の衆院選で落選。その後に政界復帰を果たすが、21年の衆院選で再び落選し、19年に入会した石原伸晃氏が後継の会長に就いて石原派となった。

 かつては甘利明元経済再生担当相、林幹雄党幹事長代理、平沢勝栄元内閣府副大臣らが所属し、約40人のメンバーがいた時期もあったが、山崎氏や石原氏への反発などで退会者が相次ぎ、現在は党内派閥で最小の12人にとどまっている。

3182チバQ:2018/08/20(月) 22:12:30
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180820/soc1808200018-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
歴代首相が「石破氏離党の過去」チクリ 安倍首相らの会食“裏話”が明らかに… 自民総裁選 (1/2ページ)
安倍氏3選なるか…自民総裁選
2018.8.20
 自民党は21日の総裁選挙管理委員会で、総裁選の日程を「9月7日告示、20日投開票」と正式決定する。連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)と、石破茂元幹事長による一騎打ちとなる見通しで、2012年以来6年ぶりの選挙戦に突入する。国会議員票(405票)と、地方票(同)の計810票の争奪戦が激化する。

 安倍首相は来週にも立候補を正式表明する見通し。すでに憲法9条に自衛隊を明記する自民党憲法改正案を秋の臨時国会に提出する方針を掲げており、外交・安全保障やアベノミクスの実績も訴えていく考え。

 石破氏は、安倍首相の政治姿勢への批判を強め、「官邸の信頼回復」を打ち出していく構えだ。9条改憲は急ぐ必要がないという「隠れ護憲派」ともいえる持論を展開している。今後、経済や社会保障政策に関する具体的見解を順次発表する意向だ。

 安倍首相は、総裁選期間中も外交日程などがあり、公開討論会や街頭演説などは最小限となる可能性が高い。

 こうしたなか、山梨県鳴沢村にある笹川陽平日本財団会長の別荘に15日夜、安倍首相や、森喜朗、小泉純一郎両元首相、麻生太郎副総理兼財務相らが訪問した際の「裏話」を、産経新聞が20日朝刊で報じた。

 安倍首相の推薦で同席したのは、岸田文雄政調会長、茂木敏充経済再生担当相、加藤勝信厚生労働相ら。「『ポスト安倍』はこの面々であり、石破氏ではない」。そんなメッセージが透けてみえる。

 会食では、「自民党の権力闘争史」が話題になったという。

 森氏が「私が一番つらかったのは、細川護煕連立政権ができ、下野した際の幹事長時代だ。とにかく、次から次へと自民党から人が出ていってね」と語ると、小泉氏も「そうだったよな」と合いの手を入れた。石破氏もこの時期に離党した一人だ。麻生氏はにやりと笑って、こうつぶやいた。

 「そういう苦しい時こそ、人間性がわかるんですよ」

3183チバQ:2018/08/20(月) 22:15:04
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180817/soc1808170007-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【政界マル秘紳士録】二階俊博・自民党幹事長、剛腕と与野党への人脈で独特の存在感 (1/2ページ)
2018.8.17
★(5) 

 「私らのグループ(二階派)は、こっちが安倍さんを支持し、そっちが(例えば)田中さんや山本さんを支持するといった器用なことは、やらせたことはない。そんなのは、派閥とはいえない」

自民党
 自民党の二階俊博幹事長は7月31日、派閥研修で訪れたソウルで、記者団にこう述べた。批判の矛先は、衆院と参院で総裁選への対応が割れた竹下派に向いていた。二階氏はかつて竹下派の前身、田中派に所属していた。同派の「一致団結」の伝統は消滅した。

 栄枯盛衰を繰り返す政界において、二階氏は、独特の存在感を発揮している。政党を渡り歩いた強者の「復党組」として、与野党に張りめぐらした人脈が強みだ。

 1983年の衆院初当選から、当選12回。自民党(田中派、旧竹下派、羽田派)で約10年を過ごした。93年に小沢一郎氏(現自由党代表)らと新生党を結成した後は、新進党、自由党、保守党、保守新党と籍を移した。2003年に保守新党が自民党に吸収され、約10年ぶりに復党した。

 政治家は、常に「先の先」を洞察して動かなければ、永田町からはじき飛ばされてしまう。ときに「変わり身が早い」と揶揄(やゆ)される柔軟な対応力は、不可欠な資質だ。

 これまで運輸相(現国交相)や経産相、党総務会長など要職を歴任してきた二階氏は、その実践者といえる。16年8月の第3次安倍晋三第2次改造内閣の発足と同時に、過去最年長の77歳5カ月で党幹事長に就いた。

 「海千山千」の剛腕が発揮されたのが、「連続3期9年」への党総裁任期の延長だ。

 「安倍1強」といわれるなか、長期政権に道筋をつけるルール変更は、ともすれば批判を招きかねない。だが、二階氏は党内の人脈を生かした根回しを怠らず、17年3月に党則改正を実現した。二階氏ならではの特筆すべき実績といえる。

 さらに、派閥領袖としての「懐の深さ」も際立つ。衆院選挙区で自民党議員と競合する無所属議員らを派閥に引き入れ、党勢拡大にも貢献してきた。

 同時に、安倍首相と「戦略的互恵関係」を結ぶ二階氏は、幹事長就任後から「『ポスト安倍』は、安倍」と唱え、安倍首相の総裁3選への支持を早々に打ち出した。

 「安倍1強」のもと、現政権に意見する党幹部が少ないなか、二階氏は官邸にもにらみをきかせる。党内の不満を吸い上げ、機を見て苦言を呈することで、「反安倍」勢力の増長を抑えてきた面もある。

 注目すべきは、総裁選後の二階氏の処遇だ。

 人事や選挙で絶大な権力をふるう幹事長に留任するのか。それとも、かつての金丸信氏のような実権を有する副総裁に転じるのか。9月の沖縄県知事選と来年の統一地方選、参院選を考慮すれば、答えは自ずと決まるだろう。(政治評論家・伊藤達美)

3184チバQ:2018/08/20(月) 22:15:53
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180816/soc1808160005-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【政界マル秘紳士録】麻生太郎副総理兼財務相はデフレ脱却の高橋是清を彷彿させる「政権の屋台骨」 総裁選後、無役なら「大宏池会」構想に着手か (1/2ページ)
安倍氏3選なるか…自民総裁選
2018.8.16
★(4) 

 「『派閥を解消する』と言って無派閥の会(無派閥連絡会)をつくり、それを石破派に変えた。言っていることと、やっていることが違う」

 麻生太郎副総理兼財務相は11日、北九州市での会合で、自民党の石破茂元幹事長の“言行不一致”を批判した。10日の総裁選出馬会見で石破氏が掲げた「正直、公正」への痛烈な皮肉だ。

 77歳で首相経験者の麻生氏は、ひと回り以上若い安倍晋三首相(63)を支える「政権の屋台骨」だ。「安倍首相をもり立てることが、この国と国民のためだ」という強い信念がある。

 今回の総裁選も、麻生派(志公会、59人)の領袖として、迷わず安倍首相の3選支持を決めた。理由は、経済にある。7月の自民党群馬県連の会合で、こう主張した。

 「景気回復の背景を見たとき、政権の安定は極めて大きい。GDP(国内総生産)が増えているのも、有効求人倍率が高いのも、株価が(2012年の政権発足時から)2倍以上伸びたのも、安定政権だからだ」

 麻生氏の存在感は、首相経験後に蔵相となり、1930年代のデフレ不況からの脱却を果たした高橋是清氏を彷彿(ほうふつ)させる。

 それにしても、財務相の仕事は激務だ。麻生氏は朝の散歩による健康管理で、年齢を感じさせない。ホテルの一室でソファに座り、愛用の葉巻をくわえながら、若手政治家や親しい記者に経済政策から国際政治まで、ざっくばらんに語ることが息抜きとなっている。
 そうした場では、「生きていくうえで大事なことは、義理と人情とやせ我慢だ」「別れ話は男の方からするな」などと、“麻生流人生訓”を説いている。

 文書改竄(かいざん)やセクハラなど、財務省の一連の不祥事に際しては、自身に対する左派野党からの辞任要求をはねつけ、メディアの轟然たる批判の矢面に立つことで、事実上、安倍首相を守った。それが、麻生氏の政治家としての矜持(きょうじ)なのだ。

 とはいえ、傷は浅くない。安倍首相が総裁3選を果たした後、想定される麻生氏の処遇は、(1)副総理兼財務相に留任(2)不祥事の責任を取って財務相を辞め、副総理・無任所相として閣内に残る(3)無役-の3通りだ。

 麻生氏の持論は、自民党内で2大派閥が競い合い、「疑似政権交代」を続けることだ。無役になれば、「安倍首相への義理は果たした」として、岸田文雄政調会長率いる岸田派(宏池会、48人)と合流する「大宏池会」構想に着手するのではないか、との見方がある。

 麻生氏に派閥の「数の力」が加われば、キングメーカーとして君臨する可能性は十分ある。その際に推すのは、“麻生流人生訓”にかなった人物になるだろう。(政治評論家・伊藤達美)

3185チバQ:2018/08/20(月) 22:17:30

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180815/soc1808150007-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【政界マル秘紳士録】菅義偉官房長官、注目される大番頭としての政治手腕 安倍政権の命運左右する沖縄県知事選 (1/2ページ)
2018.8.15
★(3)菅義偉官房長官

 「政府として、できることはすべて行う。目に見えるかたちで実現するという強い思いのもとに、全力で取り組む」

安倍内閣
 菅義偉官房長官は9日の記者会見で、沖縄の米軍基地負担軽減をめぐる政府の姿勢について、こう繰り返し説明した。

 前日(8日)、沖縄県の翁長雄志知事が死去した。14分余りの会見での質疑は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設など「沖縄」に関するテーマに集中した。

 2012年の第2次安倍晋三政権発足以来、沖縄の基地問題への対応を一手に担ってきた菅氏は、内閣の大番頭として「余人をもって代えがたい人材」(安倍首相周辺)だ。マスコミ対応や危機管理、官僚操縦術でも、その実務能力は評価されている。

 端的に示すエピソードが、昨年7月の九州北部豪雨での対応だ。

 安倍首相が、20カ国・地域(G20)首脳会議の開催国ドイツに向かった直後から状況が悪化した。菅氏は臨時記者会見を何度も開き、被災地域の住民に最大限の警戒を呼び掛けた。週末返上で対応にあたり、万全の危機管理をアピールした。

 菅氏は、働きながら大学を卒業し、国会議員秘書、横浜市議を経て衆院議員になった。政治家一族の御曹司である安倍首相とは、対照的な境遇を生きてきた。だが、不思議とウマが合い、互いに補う関係だという。菅氏なくして、安倍内閣がここまでの長期政権になったかどうかは疑わしい。

梶山静六元官房長官に師事した菅氏の「政治主導」に関する考え方は、次のように明確だ。

 「政権が決めたことに反対する人はダメですよね。こっちは、政権をかけてやっているわけだから。既存の組織や政策でダメなら、変えないと」

 根底に「官僚は、政治家への説明のなかに、必ず自分たちの考えを入れてくる。それを見抜く力を持て」という梶山氏の教えがある。

 一方、「強力な官邸主導」への批判も出てきた。「官邸詰め官僚」が幅をきかせ、各省庁が「過度な忖度(そんたく)」に走り、歪みが生じる。それは、菅氏への批判でもある。

 今後の焦点は、自民党総裁選で安倍首相が3選した後の菅氏の処遇だ。官房長官の在職日数は2000日を超えて歴代最長を更新し、本人も体力的限界を感じているのでは、との見方がある。

 一部で、「菅幹事長」待望論もある。そうなれば、「政高党低」といわれる現在の力関係が変わり、政府と党の均衡が保たれる。「強い官邸」批判も回避できる。ただ、代役が簡単に見つからないことが難点だ。

 9月30日投開票の沖縄県知事選でも、菅氏の政治手腕がクローズアップされるだろう。結果によって、安倍政権の命運が左右されるからだ。(政治評論家・伊藤達美)

3186チバQ:2018/08/20(月) 22:18:21
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180814/soc1808140002-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【政界マル秘紳士録】石破氏「安倍批判票」集約できるか 根強い“裏切り者”のレッテル 自民総裁選 (1/2ページ)
安倍氏3選なるか…自民総裁選
2018.8.14
★(2)石破茂元自民党幹事長

 「私は、正直で公正、謙虚で丁寧、そういう政治をつくりたい。使命感と責任感を持って、全身全霊で、この選挙に臨んでいく」

自民党
 自民党の石破茂元幹事長は10日に国会内で開いた記者会見で、総裁選への立候補を正式表明し、こう決意を語った。安倍晋三首相への批判がにじんでいた。3年前の前回総裁選は、安倍内閣の地方創生担当相だったため、出馬を控えた。結果、安倍首相の無投票再選となった。

 石破氏は直後、顧問を務めた無派閥連絡会を解散し、同志19人と石破派(水月会)を立ち上げ、今回の選挙に備えてきた。総裁選出馬は3度目となる。

 2012年の総裁選では、石破氏は1回目投票で1位になったが、決選投票で安倍首相に逆転された。この時、1回目の地方党員票で安倍首相を圧倒したことが、石破氏の自信になっている。

 今回の総裁選では、党員票は国会議員票と同数の405票で、得票結果に応じて各候補に配分される。「党員票の比重アップ」という追い風を受け、石破氏がどれだけ安倍批判票の受け皿になれるかに注目が集まる。

 地方には、「モリカケ」問題や、財務省理財局長(当時)の虚偽答弁、財務省の決裁文書改竄(かいざん)などの国会対応に関し、安倍首相に批判的な党員もいる。国会議員が安倍首相支持を訴えても、地方党員は必ずしも投票をともにするとはかぎらない。

 石破氏は7月31日、大阪市で講演し、安倍首相周辺から、総裁選出馬を断念した岸田文雄政調会長に「今ごろ遅い。人事で冷遇してやる」などの声が出ているとして、こう批判した。

 「同志に対し、言論を封殺し、威圧をする自民党であるべきではない」

 ただ、安直な安倍陣営批判は、頼みの党員票を減らすことになりかねない。石破氏には離党経験があり、党内には「党が苦しい時に出ていった裏切り者が、後ろから鉄砲を撃っている」との批判が根強いからだ。

 石破氏は今回、「大企業の本社機能の地方移転など、人口の東京一極集中を是正」「地方での若者雇用・地方での子育て」などを訴える。この3年間、時間が許す限り、地方行脚を続けた。

 それは大都市集中による人口減少、疲弊する地方の活性化のため、実情をつぶさに見ることで地方創生を実現したい、という政治家としての信念の表れとも受け取れる。

 自民党総裁選は、国民に首相候補たる人材を示す意味がある。ここで問われるのは結果ではなく、戦い方だ。三木武夫氏は4回、小泉純一郎氏も3回挑戦し、それぞれ首相になった。

 石破氏は61歳。「ポスト安倍」の地位を確実にするには、議員票と地方党員票を合わせて、最低3ケタの得票ができるかどうかである。そのためには、国民が共感できる、真っ向勝負の政策論争を展開できるかだ。(政治評論家・伊藤達美)

3187チバQ:2018/08/20(月) 22:19:09
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180812/soc1808120002-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【政界マル秘紳士録】安倍首相に求められる「王道の政治」 佐藤栄作元首相超えへ 批判票にも配慮を (1/2ページ)
2018.8.12
★(1)安倍晋三首相

 「国際社会と連携を図りながら、最後は私自身が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合い、核、ミサイル、そして何よりも重要な拉致問題を解決し、新しい日朝関係を築いていかねばならない」

 安倍晋三首相は6日、広島市内での記者会見で、こう語った。9月の自民党総裁選については「じっくりと考えたい」と述べたが、拉致解決の決意は、事実上の出馬宣言とも受け取れた。

 注目の総裁選は、安倍首相と、3度目の挑戦となる石破茂元幹事長の一騎打ちとなる様相だ。現状では「安倍3選」の流れである。

 安倍首相は、「ポスト小泉」を選ぶ2006年9月の総裁選で、戦後最年少、戦後生まれで初めての自民党総裁に選ばれ、総理大臣に指名された。だが、閣僚の不祥事が相次ぎ、1年後、17歳のときに発症した難病「潰瘍性大腸炎」が再発し、退陣した。

 雌伏5年、地獄を見た安倍首相は12年9月の総裁選に勝ち、同年12月の衆院選では「日本を取り戻す」と宣言し、自民党を圧勝に導いた。

 一度辞任した首相の再登板は、戦後では吉田茂元首相以来2人目。第2次政権発足から約5年半で、国政選挙5連勝(衆院3回、参院2回)という事実は、総裁選を有利に進める強みである。

 安倍首相は総裁選で、「地球儀俯瞰外交」「価値観外交」で築いた各国首脳の信頼関係や、株価2万円超、就業者数増に導いた「アベノミクスの実績」を訴える。

 「モリカケ」問題のダメージもあり、一部に批判票の出方を気にする向きもあるが、一定の批判票が出るのは当然であり、むしろ健全である。

 それよりも大事なことは「3選」後である。

 党役員人事・内閣改造で政権与党として、「適材適所」「均衡ある人事」を断行できるか、が政権の命運を左右する。

 野党に政権担当能力も、国民の支持もない現状を考えると、多様な意見を吸収して現実の政治に反映させていく責任がある。佐藤栄作元首相を超える在任期間(2798日以上)を目指す宰相として、批判票にも配慮した「王道の政治」が求められる。

 「そういうこと(=報復人事)は一切ない。終わったらみんなで挙党一致態勢をつくっていく」

 安倍首相は7日の党役員会で言い切った。

 勝者は敗者の健闘をたたえ、敗者は勝者に敬意を示し、日本と国民のために、与党が結束して内外の課題克服に力を合わせる。自民党の先人たちの知恵である。

 国民が求めているのは、安倍首相が国民の多様な声に耳を傾ける「懐の深さ」「寛容さ」である。そうした姿勢を、人事と政策で、どう国民にアピールできるか。そこに課題がある。 (政治評論家・伊藤達美)

3188チバQ:2018/08/21(火) 22:18:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180821-00000103-jij-pol
憲法、経済、政治姿勢争点に=自民総裁選、来月20日投開票―6年ぶり選挙戦
8/21(火) 19:09配信 時事通信
 自民党は21日、安倍晋三首相(党総裁、63)の任期満了に伴う総裁選を9月7日告示、同20日投開票の日程で実施することを決定した。

 3選が懸かる首相に石破茂元幹事長(61)が挑む一騎打ちの見通し。憲法改正の進め方や「アベノミクス」の評価、相次ぐ政権不祥事を踏まえた政権運営の在り方が主な争点になる。2015年の前回は無投票で首相が再選しており、選挙戦は6年ぶり。

 首相は総裁選を通じ、低下した改憲機運を再び高めたい意向で、党の改憲案を秋の臨時国会に提出すべきだとの考えを示している。特に9条改憲への熱意を隠さず、現行の1、2項を残して新たに自衛隊の根拠規定を置く案を提唱する。

 改憲に関し、石破氏は(1)参院選挙区の合区解消(2)災害に備えた緊急事態条項の創設―などを優先課題に据えた。9条については戦力不保持を定めた2項削除の持論を堅持。「丁寧に理解を得ていくべきだ」と、臨時国会への提出には否定的だ。

 経済政策について、首相陣営は雇用の改善など実績をアピールするのが基本戦術。菅義偉官房長官は21日の札幌市内での講演で「首相を先頭に日本再生へ覚悟を持って取り組んできた」と力説した。外国人労働者による人手不足解消も訴える。

 一方、石破氏は地方創生を旗印にアベノミクスの修正を掲げる。地域振興を前面に押し出すのは、地方議員や一般党員への浸透を狙う選挙戦術の意味合いも持つ。

 先の通常国会では、財務省の森友文書改ざんなど政権不祥事が続発した。首相は批判をかわそうと、組織立て直しに全力を挙げる方針を繰り返している。

 これに対し、石破氏は「正直、公正な政治」を公約の第一に位置付け、対決姿勢を鮮明にしている。21日は記者団に「党綱領のコアは『勇気を持って真実を語る』『あらゆる人を公正・公平に』だ」と強調した。

 総裁選には野田聖子総務相(57)も出馬に意欲を見せるが、規定の20人の推薦人確保にめどがついていない。

3189チバQ:2018/08/22(水) 15:31:05
http://www.sankei.com/politics/news/180821/plt1808210034-n1.html
2018.8.21 21:20
【自民党総裁選】
参院竹下派・吉田博美氏「個人攻撃に嫌悪感」 石破茂氏の姿勢牽制
 自民党の吉田博美参院幹事長は21日の記者会見で、9月の総裁選をめぐり「相手への個人的なことでの攻撃は非常に嫌悪感がある」と述べ、安倍晋三首相(総裁)への露骨な批判を展開する石破茂元幹事長を牽制(けんせい)した。吉田氏は21日の党役員連絡会でも「個人攻撃ではなく政策の議論をしてほしい」と訴えた。

 竹下派(平成研究会)の参院側(21人)を束ねる吉田氏は心情的には首相支持だが、政治の師である青木幹雄元参院議員会長の意向をくんで同派参院側を石破氏支持でまとめる方針だ。

 ただ、森友学園問題などを念頭に首相を批判する石破氏に不満を抱いており、11日の首相との電話で「首相に対する個人攻撃じゃないか。石破氏には『反安倍を掲げて総裁選をやるなら支持できない』と言ってやるつもりだ」と語った。

 吉田氏は記者会見で「しっかり時間を取って(政策の)議論をしていただくことが良い」と述べ、首相と石破氏に政策論争を優先するよう求めた。一方、石破氏は21日のテレビ朝日番組で「批判するだけならば野党だ。これから政策についてテレビや新聞で説明していく」と述べ、政策面での違いを丁寧に説明する考えを示した。(田中一世、奥原慎平)

3190チバQチバQ:2018/08/26(日) 20:40:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180826-00000041-jij-asia
<自民総裁選>野田氏不出馬へ 安倍首相支持の見通し
8/25(土) 21:08配信 毎日新聞
<自民総裁選>野田氏不出馬へ 安倍首相支持の見通し
野田聖子総務相
 野田聖子総務相(57)は自民党総裁選(9月7日告示、同20日投開票)への立候補が困難な情勢になった。立候補に必要な推薦人20人を集めるめどが立たず、断念した場合、安倍晋三首相(63)を支持する。総裁選は首相と石破茂元幹事長(61)の一騎打ちになる。

 野田氏は自民党の派閥に所属しておらず、当初から推薦人確保が課題だった。同じ無派閥で野田氏に近い浜田靖一元防衛相らとともに党内の女性議員を中心に協力を求めてきたが、支持は広がっていない。野田氏の秘書らに関する金融庁への情報公開請求の内容が、制度を所管する総務省トップの野田氏に漏れていた問題も痛手になった。

 野田氏は20日、BS11の番組で推薦人確保を「正直、とても厳しい」と認めた。25日には「最後まで立候補に向けて頑張る」と語ったが、周辺は立候補断念の表明時期を探っている。

 野田氏は首相が無投票で再選した2015年総裁選でも、推薦人が集まらず立候補できなかった。選挙戦になるのを回避するため、菅義偉官房長官らが野田氏の推薦人を切り崩した経緯があり、野田氏は首相に批判的な立場だった。昨年8月に総務相として入閣した後も総裁選に意欲を示してきた。

 党所属国会議員票で劣勢の石破氏陣営は、野田氏が立候補しない場合、石破氏への支援を期待していたが、思惑が外れた。15年総裁選で野田氏を支持しようとしていた竹下派の尾辻秀久元参院副議長に、石破氏が自身の選対本部長就任を要請したことが、野田氏側の反発を招いたとの見方が出ている。【田中裕之】

3191とはずがたり:2018/08/27(月) 18:49:31
もう自由に言論も出来ない自民党。。

石破氏、キャッチフレーズ「正直、公正」を封印へ
https://www.asahi.com/articles/ASL8T7G7XL8TUTFK00L.html
岩尾真宏2018年8月25日23時01分

 自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)に立候補する石破茂・元幹事長は25日、立候補表明時に掲げたキャッチフレーズ「正直、公正」を今後使わない考えを示した。「安倍晋三首相への個人攻撃」との反発が党内に根強いことから、支持拡大のため封印したとみられる。

自民総裁選、石破氏が出馬表明 「正直、公正」を主張
 石破氏は25日のネット番組で「(総裁選が)スタートする時は変わるかもしれない。道徳の標語っぽいものがメインスローガンかというと違うかもしれない」と述べ、別のキャッチフレーズを掲げる方針を明らかにした。

 「正直、公正」は森友、加計学園問題を想起させるとして、党内から批判が出ていた。石破氏は番組後、「人を批判するつもりはないが、そう捉える方もあるなら、変えることはある」と記者団に話した。(岩尾真宏)

3192チバQ:2018/08/28(火) 16:16:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000529-san-pol
石破茂氏が「政治的な死」避けるラインは? 自民党総裁選「党員票」の楽しみ方
8/28(火) 10:16配信 産経新聞
石破茂氏が「政治的な死」避けるラインは? 自民党総裁選「党員票」の楽しみ方
安倍晋三首相への批判を強めている石破茂元幹事長。この路線は奏功するのか=8月17日、国会内(斎藤良雄撮影)
 自民党総裁選(9月7日告示-20日投開票)は、国会議員票と同数の405ある党員・党友票の行方に注目が集まっている。連続3選を狙う安倍晋三首相(63)は政権を盤石にするため圧勝を狙い、石破茂元幹事長(61)は「ポスト安倍」の芽を残すためにも首相を上回りたい。裏を返せば、党員票の多寡が両者の政治生命を左右しかねないともいえる。両陣営が見据える勝敗ラインとは-。

■徹底的につぶす

 自民党は21日、総裁選挙管理委員会の会合を開き、総裁選の日程や投票の仕組みを決めた。総裁選は国会議員票405と党員票405の計810票を争い、過半数を獲得すれば当選する。直近で複数候補が争った平成24年総裁選との大きな違いは党員票の扱いだ。

 24年の総裁選後に総裁公選規定が改正され、300に固定されていた党員票は国会議員票と同数となり重みが増した。集計方法も変わった。従来は党員票を都道府県連ごとに集計し、各地の党員数に応じ事前に割り振った票数をドント方式で配分していたが、現行は都道府県連ごとに集計した数字を党本部に伝え、全国で足し合わせた得票数をドントで配分する。地域の偏りが出にくく、「死に票」がなくなる利点がある。

 投票権も公選規定の「2年間党費を払った20歳以上」を、特例として「29年の党費を納めた党員」とし、結果として18歳以上に広げた。二階俊博幹事長(79)の号令のもとで増えている党員に配慮した。

 政府高官は首相が目指す党員票数について「国会議員票と同じ割合で取りたい。24年総裁選で首相は当初、メディアに『泡沫(ほうまつ)』といわれ党員票対策はできなかった。今回は違う」と周辺に話す。

 首相は7派閥のうち5派閥と、菅義偉官房長官(69)に近い無派閥議員らの支持を得て7割超の320票近くを固めている。国会議員票と党員票の得票率の差が大きいほど、来年の参院選を見据え野党が「自民党議員は民意とかけ離れている」との批判を浴びせるのは確実で、党員票でも国会議員票に迫りたいのだ。

 別の首相周辺は「新人や元職の争いと、現職と新人の争いは全く違う。後者は現職に対する反乱であり権力闘争だ。石破氏を徹底的につぶすためにも圧勝する必要がある」と語る。現状は首相の連続4選はできない。政権の終わりが見えることで求心力が下がる「死に体」を避けるためにも完勝が求められており、着々と策を繰り出している。

 首相自身が党員票の掘り起こしに熱心だ。首相公邸などで地方議員と積極的に会食や面会をし、自ら地方に出向くこともいとわない。業界団体との関係強化にも取り組み、日本農業新聞のインタビューに応じたり、日本医師会や日本歯科医師連盟、日本薬剤師会のトップと面会し、機関誌に掲載されたりしている。

 首相を支持する5派閥は都道府県ごとに責任者を決めて党員票の確保を目指し、政策ビラなどを組織的に配る準備を進めている。

3193チバQ:2018/08/28(火) 16:17:12
■人事にも直結

 党員票の結果は総裁選後の党幹部と組閣人事にも直結するとの見方がある。前出のように党員票はまず都道府県連単位で集計する。そのため、どの議員がどの程度貢献したか推測することも可能だ。党幹部は「その気になれば選挙区ごとの集票も見ることができるだろう。首相も人事に反映させるのでは」と話す。

 党員増が首相に有利に働くとの見方もある。党員は野党時代の24年の73万人台を底に右肩上がりだ。二階氏が幹事長就任後に「党員120万人」を掲げ、国会議員1人につき、継続・新規合計で千人の党員獲得ノルマを罰則付きで課した。その結果、党員は29年には106万人を超えた。

 党員獲得上位の国会議員には武田良太元防衛副大臣(50)、二階氏、小泉龍司国際局長(65)ら二階派議員や、首相支持の岸田派議員の名前が並ぶ。二階氏周辺は「党員の増加分は首相に投票してくれるだろう」と期待を寄せている。

 一方で党幹部は「党員票は首相と石破氏で6対4で御の字だと思っている。5対5だと寂しい」と語る。石破氏が長期政権批判に対する一定の受け皿になりうるとの認識だ。

 石破氏は早くから地方行脚を続け、総裁選で街頭演説や公開討論会を開き首相と直接対決する機会を求めている。浮動票を中心に集票する狙いだ。石破派幹部は「今回も国会議員票で劣勢なので判官贔屓(ほうがんびいき)もあるだろう。党員票で1票でも首相を上回りたい」と話す。

 5人で争った24年総裁選は党員票300のうち石破氏165票(得票は22万3376)、首相87票(同14万668)だった。今回の方式で計算すると、一騎打ちでは石破氏253票、首相152票となる。石破氏は石破派や竹下派参院議員を軸に50人前後の支持を得ており、議員票と党員票を単純に足し合わせると首相が約470票、石破氏約300票、未定約40票だ。

 党幹部は「石破氏の運命の分かれ道は党員票と議員票の合計で3割の240〜250票だ。上回れば『ポスト安倍』として生き残れるし、下回れば政治生命は終わりだ」と話す。

 「天の声にも変な声もたまにはある」。昭和53年総裁選は党員投票による予備選で現職首相の福田赳夫氏が、田中角栄氏の支援を受けた大平正芳氏に敗れ、こう言い残して辞任した。今回の総裁選では、どんな「天の声」が下るのか。 (政治部 沢田大典)

3195チバQ:2018/08/29(水) 23:12:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000091-mai-pol
<首相>「岸田氏は一心同体」 政策提言受け配慮
8/29(水) 20:14配信 毎日新聞
<首相>「岸田氏は一心同体」 政策提言受け配慮
安倍晋三首相=川田雅浩撮影
 9月の総裁選で安倍晋三首相(63)を支持する自民党岸田派は29日、来年10月に消費税率を10%に確実に引き上げることなどを求める政策提言を首相に手渡した。

 首相官邸を訪れた岸田派の望月義夫事務総長らに対し、首相は「岸田文雄政調会長には日ごろから政権を支えていただいている。この政策を一心同体でやりたい」と述べ、立候補を見送った岸田氏への配慮をみせた。

 総裁選では細田派など5派閥と竹下派の衆院側が首相を支持する。9月3日に発足する合同選挙対策本部の顧問には、岸田氏のほか細田博之元官房長官(細田派)、麻生太郎副総理兼財務相(麻生派)、二階俊博幹事長(二階派)、石原伸晃前経済再生担当相(石原派)、額賀福志郎元財務相(竹下派)が就任する見通しだ。【小田中大】

3196チバQ:2018/08/29(水) 23:16:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180829-00000527-san-pol
円熟味増す二階外交 課題は「後継者の育成」と「中国への直言」
8/29(水) 9:55配信 産経新聞
円熟味増す二階外交 課題は「後継者の育成」と「中国への直言」
独自の人脈で外交を行う自民党の二階俊博幹事長。後継者はいるのか=8月21日、党本部(春名中撮影)
 自民党の二階俊博幹事長(79)が29日から4日間の日程で中国・北京を訪問する。幹事長就任後では12回目の海外訪問で、北京入りは昨年12月以来、約8カ月ぶり。昨年の訪問では習近平国家主席と面会したほか、中国が提唱する経済圏構想「一帯一路」への協力姿勢を打ち出し、日中関係改善の流れを作った。アジア諸国を重視する二階外交は円熟味を増すが、一方で「後継者の育成」と「相手国への直言」といった課題も抱える。

 「この機会にもろもろの問題を話し合い、日中両国に有効で有益な機会にしたい。向こうの要人と合うのは党のため、国のために重要だ」

 二階氏は21日の記者会見で、記者団から今回の訪中の意義について問われ、こう力を込めた。今回の訪中でも中国政府の要人との会談を実施する方向で調整が進んでいる。また、画家の絹谷幸二さんの絵画展が中国の清華大学で開催されるのに合わせ、二階氏は開幕レセプションに出席する。絵画展は今年の日中平和友好条約締結40周年記念事業の一環で、文化面でも日中の交流を深める考えだ。

 二階氏は、かねてからアジア重視の外交を展開してきた。平成12(2000)年5月、運輸相だった二階氏は旅行や観光業界の関係者ら約5千人の訪中団を率いて北京に入った。人民大会堂での式典では当時の江沢民、胡錦濤の正副国家主席が登場して歓迎を受けた。総務会長時代の27(2015)年5月には、約3千人の訪中団とともに北京を訪問して、習氏と親しく面談した。

 いずれも、歴史認識や尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題などで日中の関係が難しい時期だった。だが、二階氏は大規模な訪問団を引き連れた「二階流」の外交スタイルを展開。党幹部は「相手側にこちらの誠意が伝わり、信頼を勝ち取った」とたたえた。

 さらに今年は二階派の研修会を自民党の派閥として初めて海外(韓国)で開催した。そこでまとめられた安倍晋三首相(党総裁、63)への政策提言では、外交政策に関して「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交の堂々の展開、なかんずくアジア外交を強化する」という一文を盛り込んでいる。

 二階氏は中韓との関係について、周囲に「いつでも話ができるような関係を常日頃から築いておくことが重要だ」と話しているという。二階氏の側近議員の一人は「米国やロシアと良好な関係を築いている首相と、中韓に太いパイプがある二階氏で、非常にバランスがいい。多層的・多面的な外交が展開できている」と強調する。

 長年にわたる交流で培った二階氏の人脈は、党にとって、国にとって、欠かすことのできない財産といえる。だが、同時に浮かび上がってくるのが、そのパイプを誰が引き継ぐことができるのかという懸念だ。

 昨年の「一帯一路」への協力姿勢も、政府が慎重な状況でもきっぱりと打ち出した。こうした判断力と実行力を兼ね備えているからこそ、中韓も二階氏に一目を置いている側面があるが、永田町を見渡しても二階氏の代わりが務まるような人物は、今のところ見当たらない。

 加えて自民党の支持基盤となる保守層は、敵対性の強い対日政策をとることの多い中韓との外交に厳しい視線を送りがちだ。そのため、中韓との外交は対応が難しく「よほど選挙に強くなければ手を出しにくい」(党関係者)といった事情もある。

 もう一つの課題は、相手国への「直言」だ。言うまでもなく、日本と中韓の間には先の大戦をめぐる歴史認識や慰安婦問題、尖閣諸島、竹島(島根県隠岐の島町)をめぐって大きな問題を抱える。近年は北朝鮮の核・ミサイル問題への対応で連携を図る必要があることなどから中韓ともに鳴りを潜めているが、いつこれらの問題が再燃するか予測はできない。決して目をそらすことのできない課題だ。

 昨年末の訪中でも、今夏の韓国での研修会でも、中国の尖閣諸島周辺の日本領海への度重なる進入や韓国の慰安婦像設置に関して、二階氏からそれぞれの政府要人に対する批判はなかったとされる。しっかりと日本の立場を伝え、友好関係を大事にしつつも、批判すべきことは批判する。それが今できるのは、二階氏をおいて他にない。(政治部 大島悠亮)

3197チバQ:2018/08/29(水) 23:18:29
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/180827/plt18082716020017-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
霞が関ブローカー接待リスト流出 名前が出た石破派幹部直撃
2018.8.27 16:02
 安倍晋三・首相と石破茂氏の一騎打ちとなりそうな自民党総裁選挙。安倍首相は議員の造反と党員票を不安視しており、石破陣営の切り崩しに躍起になっている。その折も折、東京地検特捜部の文科省接待汚職事件捜査が新たな展開を見せた。

 事件のキーマンとされる政・官界を股にかけたブローカーの「31人接待リスト」が流出し、そこに石破派大幹部の名前があるのだ。

 文科省の接待汚職は佐野太・前局長(受託収賄容疑で起訴)が東京医大の補助金申請で便宜をはかる見返りに、同大が佐野被告の息子を「裏口入学」させた前代未聞のスキャンダルだ。そのなかで、特捜部が最も注目しているのは佐野被告と同大側をつないだとして収賄幇助容疑で逮捕された医療コンサルタント会社元役員の谷口浩司被告である。

 国民民主党の役員室長を務める羽田雄一郎・参院議員の「政策顧問」の肩書きを持ち、与野党の政治家と官僚にパイプを持つブローカー的存在。この谷口被告の逮捕から、特捜部は政界捜査を視野に入れたとみられている。文科省汚職を深く取材してきたジャーナリスト・伊藤博敏氏が語る。

 「谷口被告の仕事はコンサルタント。政治家の政策顧問という立場で多くの官庁の官僚と親密な関係を築くと、業者に“高級官僚といつでも会える”とアピールして官僚との飲食の場をセッティングする。そうやっていろんな業界に食い込んでいった。業者と官僚や政治家をつなぐのが仕事だから、業務の一環として写真や音声データ、領収書などの証拠を残していた。特捜部にとってはそれが次の事件を掘り起こす“宝の山”となっている」

その谷口被告の「接待記録」として検察筋から流出したのが前述のリストだ。

 「谷口被告は複数の官公庁の事業に関わっていた。リストは各省の人脈をさらに強固にして事業を推進するために谷口被告が作成した備忘録などをもとにまとめられたとみられる」(伊藤氏)

 本誌が入手したリストには文科省、外務省、国交省、厚労省、金融庁、内閣官房の6省庁31人の名前があり、接待汚職で逮捕された文科省の佐野被告、前国際統括官の川端和明被告の名前も含まれている。

 現在はすでに退官している者も含め、官僚ばかりのリストの中で唯一人の政治家が田村憲久・代議士だ。第2次安倍内閣で1年9か月にわたって厚生労働大臣を務め、現在は自民党政調会長代理の要職にある。石破氏の信頼厚い腹心として知られ、石破派副会長という派閥の大幹部でもある。

3198チバQ:2018/08/29(水) 23:19:11
 ◆「覚えてますか?」

 田村氏を直撃した。谷口被告とはどんな関係なのか。「面識はあるが、会食、接待、寄附や請託などの事実は一切ない」、そう断わって、谷口被告との面会をこう振り返った。

 「会ったのは3回。最初は(厚労大臣在職中の)2013年10月7日。同じ三重県の先輩議員だった中井洽先生(元法相。故人)から『田村君、面会を頼む』といわれて大臣室で面会した。その時に中井先生についてきたのが谷口氏だった。私は秘書だと思っていたが、汚職事件後に記録を確認して彼だとわかった。そのとき、『病院の土地を証券化してお金のない病院のキャッシュフローを回すのに詳しい人物』だと紹介されたような記憶もある」

 次に会ったのは今年5月18日だという。

 「羽田雄一郎議員から面会要請があって、『病院事業評価研究会』という超党派の勉強会に参加を要請された。そのときに羽田氏の政策顧問として同行していたのが谷口氏で、『覚えてますか』と挨拶された。3回目はその勉強会の設立総会(6月27日)。挨拶も言葉も交わしていないが、谷口氏も出席していたと思う」

 食事をしたことも、一緒に酒を飲んだこともないと接待疑惑を否定し、「それなのに、なぜ私の名前があるのか。わざと名前が挙げられたような意図的なものさえ感じる」と語る口調には怒りが籠もっていた。

 他の官僚たちはどうか。リストからは一つの共通点が浮かび上がる。

 田村氏の話にあったように、谷口被告は病院の建物や設備を証券化して売却する「病院リート」ビジネスに熱心だったとされる。リストは厚労省が10人と最も多く、国交省、金融庁、内閣官房ともに同ビジネスに関係すると思われる不動産市場整備課、医療課、証券課資産運用室などのセクションの官僚が目立つ。ビジネス成功のために人脈を深めるターゲットとしてリストアップされていた可能性がある。

 本誌が官僚たちを取材すると、「谷口氏と会ったことはない」という否定もあったが、中には、「会ったことはあるが、詳しいことは役所に説明している。そちらに聞いてほしい」「リストに名前があることは承知しているが、他の方に迷惑がかかる可能性があるから回答は差し控える」など各省庁が内部調査を行なっていることを示唆する証言もあった。

 ところが、各省庁に正面から回答を求めると、異口同音に「リストを承知していないので答えられない」という。見え透いたシラをきるところが、逆に、霞が関全体がリストの内容と捜査の行方に戦々恐々としていることが見えてくる。

 ※週刊ポスト2018年9月7日号

3199チバQ:2018/08/29(水) 23:21:16
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180829-00000007-pseven-soci
石破氏のモリカケ蒸し返しに安倍氏激怒、竹下派飛び上がる
8/29(水) 7:00配信 NEWS ポストセブン
石破氏のモリカケ蒸し返しに安倍氏激怒、竹下派飛び上がる
決戦の日は近い(時事通信フォト)
 自民党総裁選は、恫喝あり、ネガキャンあり、さらには直前のルール変更ありの“仁義なき戦い”の様相を呈している。

 安倍晋三首相は夏休み中、静養先の山中湖畔の別荘に大臣や党幹部を次々に招いて勢力を誇示してみせた。ゴルフも3回、とくに小泉純一郎氏、森喜朗氏、麻生太郎氏という3人の首相経験者とラウンドした“総理コンペ”では、政権に批判的とされる小泉氏を含めて「元総理たちはオレを支持している」とアピールした。

 いまや勝利は明らかなように見える安倍首相だが、その目は笑っていない。

「石破(茂)本人と石破についた議員は徹底して干し上げる」

 自民党内には安倍首相自身が語ったとされる言葉が大きな波紋を広げている。安倍側近が語る。

「総理は石破氏が総裁選で森友・加計学園問題を蒸し返そうとしていることに腸が煮えくり返っている。石破氏に味方した者も許さないつもりだ」

 飛び上がったのは竹下派の議員たちだった。派閥会長の竹下亘氏が石破支持を正式表明し、自民党5大派閥の中で唯一、石破氏の援軍になると見られていたが、8月21日に開かれた安倍支持派閥の合同選対会議には、なんとその竹下派の事務総長が参加した。

 同じ日には同派最高幹部の吉田博美・参院幹事長が「(石破氏の安倍首相への)個人攻撃は非常に嫌悪感がある」と露骨に非難してみせた。石破陣営の切り崩しが始まったのだ。

 安倍首相は議員の造反と党員票を不安視している。安倍支持を決めた派閥の中には、お友達優遇人事でいつまで経っても大臣になれない不満組の議員がかなりの人数にのぼる。総裁選の投票は無記名で行なわれるため、本番では思わぬ数の造反票が出る可能性がある。そうなれば首相は総裁選後に党内に一定の「反安倍勢力」を抱えることになり、いつ足をすくわれるかわからない。

 そこで安倍陣営は面従腹背の造反者をあぶり出す準備をしている。

「総裁選の党員票は各県連ごとに開票するから、どの議員の選挙区に住む党員が石破氏に多く入れたかわかる。たとえ本人が安倍総理に投票したと言っても、地元から大量に石破票が出ていれば党員票集めをサボっていたのは明らかで、造反と見なされる」(細田派議員)

 党員票での圧勝も至上命題だ。前回、石破氏と争った2012年の総裁選で党員票で完敗した安倍首相は、今回こそ党員票でも圧倒して見せなければ示しがつかない。そこで自民党執行部(総裁選挙管理委員会)は土壇場になって党員投票のルールを“安倍有利”に変更した。

 党則では、総裁選の投票資格があるのは党費を連続2年納めた党員約90万人だが、今回は「18歳以上、20歳未満の党員にも選挙権を与えるため」という口実で特例として入党1年目(党費納付1回)の党員約16万人全員に投票権を与えることを決めた。

「自民党は安倍政権下で党員拡大運動を展開してきた。新規党員の獲得者数がダントツに多かったのは安倍支持を決めている二階派。投票資格の拡大は、そのまま安倍総理の得票アップにつながる」(同前)という計算がある。

 安倍首相がなりふり構わず党内の締め付けを強めていることこそ、党員や議員の批判票に怯える焦りの裏返しといっていい。

※週刊ポスト2018年9月7日号


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