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首都圏 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3160チバQ:2011/02/24(木) 00:35:14
http://www.townnews.co.jp/0105/2011/02/24/94729.html
元衆議の土田氏出馬
2011年2月24日号
 今春の統一地方選挙の横浜市議選に、民主党の元衆議院議員・土田龍司氏(58歳・白根在住)が旭区から出馬する。

 土田氏は法政大学法学部卒業。横浜市議の秘書を経て衆議院に2回当選。その後、大学で政治学の講師を務め、政治学と日本国憲法を教えていた。

 今回の出馬にあたり、地域政党「ヨコハマ維新の会」を結成。議員定数と議員報酬の半減を公約に掲げ、「横浜経済の立て直しを図りたい」と訴えている。


神奈川13区 (大和市,海老名市,座間市,綾瀬市)
■2005年選挙得票
甘利明      自由民主党  前      174,361  当選   
土田龍司     民主党    元      88,170       
近藤知昭     日本共産党  新      22,907       
■2003年選挙得票
甘利明      自由民主党  前      139,236  当選
土田龍司     民主党    前      86,256        
新井俊次     日本共産党  新      19,431   
■2000年選挙得票
1.池田元久     民主党    前       77,169  当選
2.上田勇      公明党    前       52,175  比例区当選
3.佐藤茂      無所属    新       45,624  
4.藤井美登里    日本共産党  新       26,355  
5.土田龍司     自由党    元       24,444  比例区当選
■1996年選挙得票
1.池田元久     民主党    元       60290  当選
2.土田龍司     新進党    前       55182  
3.山東昭子     自由民主党  新       50411  
4.堀野祐吉     日本共産党  新       26316  
5.大川敏彦     自由連合   新        2410

3161チバQ:2011/02/24(木) 00:36:44
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100402-465846/news/20110223-OYT1T00279.htm
相模原市議、“通信簿”に怒る…中立性欠けると

 相模原市議の通信簿を1月に発行した市民団体「相模原市議会をよくする会」(赤倉昭男代表)に対して、同市議会最大会派「新政クラブ」(久保田義則会長、16人)は22日、「不偏不党・中立・公平な立場からの採点になっていない」として謝罪と発行の取り消しを求める抗議文を郵送した。

 抗議文は〈1〉評価の観点に疑問があり、中立性に欠ける〈2〉能力・人格などの評価方法に疑問がある〈3〉統一地方選直前の発行で人気投票の公開を禁じた公選法に抵触しかねない――など5項目の理由を列挙している。

 通信簿は、同会の会員が本会議や委員会を傍聴して資料を収集。「秀」「優」「良」「可」「不可」「落第」の6段階で市議の活動を評価、採点したもの。新政クラブ所属の市議16人は「可」と「不可」がそれぞれ7人、「優」と「良」がそれぞれ1人とされた。

 抗議について、赤倉代表は「市議は市民が税金で雇っている公人であり、雇い主の市民が評価するのは当然。低評価ゆえに抗議すること自体が問題」と一蹴したうえで、「より良い開かれた議会を目指し、議員の皆様と共に活動していきたい」と呼びかけている。

(2011年2月23日16時59分 読売新聞)

3162チバQ:2011/02/24(木) 23:59:51
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001102240002
ネット記事丸写し 米国視察報告書の一部
2011年02月24日


右の冊子が県議の報告書、左はインターネットの記事を印刷したもの。文面も写真も同じだ=県議会議事堂

   ■「事前資料として参考に」1人が認める


 県議3人が作成した海外視察の報告書の一部が、インターネットに掲載された記事から丸写しされていたことが23日、分かった。ワインショップ経営者に会って話を聞いたという内容だが、県議の一人は「(実際には)会っていない。事前資料としてインターネットを参考にした」と話している。出典は記載していなかった。(田中聡子)


 報告書を提出したのは皆川巌(自民党政友会)、鈴木幹夫(同)、山下政樹(明全会)の3県議。昨年1月17〜23日に、5泊7日の日程でニューヨークやワシントンなど米国の4都市を周り、旅行会社の現地支店やホワイトハウス、ワイナリーなどを見学。県議会予算から1人約90万円が支出された。


 問題の報告書は、帰国後に県議会に提出された。「ニューヨークワイン」と題した6ページ分が、ネット情報誌「日経トレンディネット」の記事、写真とまったく同じだった。


 ネットの記事は、女性ジャーナリストがニューヨークのワイン専門店の経営者に会い、現地のワインの歴史やブドウの栽培地域、種類などについて聞いた内容が書かれている。報告書には、経営者がジャーナリストにワインを薦める場面などもそのまま写されているため、県議が会って話を聞き、ワインを薦められているように読み取れる。


 写された部分を小越智子県議(共産党)が発見し、23日、県議会議長あてに調査と海外視察の中止を申し入れた。小越県議は「報告書は研修した内容を県政に生かすためにある。いったい何を研修してきたのか」と憤る。


 山下県議は「視察の事前資料を作る際にインターネットから参考文献を引用し、それを報告書として出した」と認めた上で、「出典の記載をしなかったことなど、報告書の作り方への指摘は甘んじて受ける」と話した。


 「日経トレンディネット」を運営する日経BP社(東京都港区)の著作権窓口の担当者は、「報告書を見ていないので著作権の侵害に当たるかは分からない」とした上で、「二次利用する場合は事前申請が必要で、掲載する時にはクレジットが必須だ」としている。


 県議会の武川勉議長は「議会としても、今後、事実関係を確認していきたい」とコメントを出した。

3163チバQ:2011/02/25(金) 00:03:46
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110224-OYT1T00533.htm?from=navr
松沢知事どうする?続投、国政それとも都知事選




 3月24日の神奈川県知事選告示まで、あと1か月と迫ったが、立候補を表明しているのは共産党が推薦する市民団体代表鴨居洋子氏(66)ただ一人。

 3選出馬有力と見られていた松沢成文知事(52)が態度を明らかにしないままこの時期を迎え、同日程の東京都知事選に出馬するのではとの観測も出ている。

 3月22日告示だった前回選(2007年)に松沢氏が出馬表明したのは2月5日。今回、表明が遅くなっていることについて松沢氏は、「過去2回と異なり、今回は立候補予定者も少なく(選挙準備が)間に合う」と説明する。前回、前々回と松沢氏に大敗した自民党は今回、松沢氏が出馬した場合は対立候補を擁立しないことを決めている。

 松沢氏が将来的な国政復帰に意欲を持っていることも、判断を先延ばしする理由の一つとみられる。予算審議を巡って国会情勢が混迷し、衆院の早期解散の可能性も取りざたされており、知事周辺は「ぎりぎりまでフリーハンドを持っていたいということだ」と解説する。

 こうした中、22日、石原都知事の4選不出馬とともに、その後継として松沢氏を擁立する動きがあると一部で報道された。松沢氏は「打診や連絡は一切なく、驚いている」と否定したが、もともと石原氏と親交が深いだけに、県政界に戸惑いが広がった。

 民主党県連の笠浩史代表は「最終的にどういう判断をするのか見極めたい」と冷静を装い、自民党の菅義偉県連会長は「よもや告示まで1か月の段階で、都知事選に出ることはありえないのではないか」と、松沢氏をけん制。公明党の藤井深介県議団長は「もし都知事選出馬なら、新しい候補を見つける時間があるだろうか」と困惑する。

 一方の鴨居氏は昨年12月27日に出馬表明。今月15日には、初年度に8万2000人の新規雇用を創出するなどとした基本政策を発表し、17日には支持者ら約3000人を集めた「県民大集会」を開催した。

 鴨居陣営の高橋輝雄事務局次長は「(松沢氏が)いつまでも態度を表明しないのは不誠実。都知事選に出るのなら、県民、都民を無視した行動だ」と批判する。

 23日の県議会本会議。一般質問で、「県民のために、知事としてご尽力を強く要望する」(民主党・茅野誠氏)、「この時点でいきなり県のトップが立ち去ると、残された県民にとって時間が少ない」(自民党・長田進治氏)などの声が上がると、松沢氏は苦笑いを浮かべるばかり。本会議終了後、松沢氏は記者団に、「3月に入って、そう遅くならないうちに出処進退を発表したい」と述べた。

(2011年2月24日12時24分 読売新聞)

3164チバQ:2011/02/25(金) 22:38:10
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110218/CK2011021802000101.html
2011県議選 16選挙区の情勢<1> 自・過半数、民・倍増狙う
2011年2月18日


 統一地方選の前半戦に実施される県議選は四月一日告示、同十日に投開票される。十六選挙区(定数五〇)でこれまでに七十五人が名乗りを上げており、激戦が繰り広げられそうだ。立候補予定者の顔ぶれと各選挙区の情勢を四回に分けて紹介する。

◆各党の情勢
 最多の二十八議席を有する自民党は三十人を公認、四人を推薦し、過半数維持を目標に掲げている。現有六議席の民主党は十二人を公認、一人を推薦し倍増を狙う。みんなの党は全選挙区での擁立を目指し、すでに十七人を公認。五議席から第二党への躍進を図る。二議席を持つ公明党は三人を立て、共産党は現職一人を公認。ほかに政党の推薦を受けない無所属が七人いる。

 ■宇都宮市・上三川町 (定数13)

 増渕賢一(64)自現(9)
 梶克之(66)自現(7)
 高橋文吉(68)自現(5)
 螺良昭人(51)自現(3)
 五月女裕久彦(58)自現(2)
 中島宏(42)自新
 横松盛人(52)自新
 佐藤栄(64)民現(3)
 山田美也子(55)民現(3)
 斉藤孝明(38)民現(1)
 石井万吉(69)民元(1)
 金井亨(46)民新
 中川幹雄(60)み現(2)
 佐原吉大(43)み新
 渡辺幸子(28)み新
 山口恒夫(47)公現(1)
 野沢和一(51)公新
 野村節子(58)共現(1)
 西弘次(41)無新

 同市と合併した河内、上河内町の選挙区が組み込まれ、定数が一増になった。十三の椅子をめぐり、十九人が争うことになりそう。

 自民は増渕、梶、高橋、螺良、五月女の現職に加え、市議の中島と横松がくら替え出馬する。県議から参院議員に転身した上野通子は後継を指名しておらず、前回獲得した約一万四千票の行方が注目される。民主は現職の佐藤、山田、斉藤のほか市議の石井、元会社役員の金井を公認し、党勢拡大を図る。

 みんなは県議会会派代表の中川と病院長の佐原、党代表・渡辺喜美のおいの妻で塾講師の渡辺を擁立した。会派代表の小高猛男が引退する公明は、現職山口と新人野沢で二議席の維持が目標。全県で共産唯一の候補となる野村は再選を狙う。無所属の西は補選を含め六度目の県議選に挑む。 (敬称略)

■顔ぶれの見方■立候補予定者の並びは、県議会での議席数の順。自=自民党、民=民主党、み=みんなの党、公=公明党、共=共産党、無=無所属で、丸数字は当選回数。

3165チバQ:2011/02/25(金) 22:40:48


1495 :チバQ:2011/02/25(金) 22:39:53
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110219/CK2011021902000069.html
2011県議選 16選挙区の情勢<2> 足利市現4、新3が激突
2011年2月19日

 ■足利市  (定数4)
 木村好文(68)自現(5)
 斉藤具秀(75)自現(4)
 早川尚秀(38)自現(2)
 杉田勉(61)自新
 鶴貝大祐(45)み新
 野村寿彦(56)無現(5)
 加藤正一(49)無新

 四議席を現職四人、新人三人で争う激戦区。自民は県議長経験のある木村、五選を目指す斉藤、前回最多得票の早川に、過去二回の市議選でトップ当選した杉田を加え、議席独占を狙う。みんな新人の鶴貝は、市長の大豆生田実から支援を受ける。前回選挙で復活当選した無所属の野村は六選を目指す。加藤は市議からのくら替えで、無所属ながら民主の推薦を得た。

 ■栃木市・岩舟町 (定数4)
 櫛淵忠男(68)自現(2)
 平池秀光(70)自元(5)
 保母欽一郎(51)民現(1)
 角田正展(41)み新
 琴寄昌男(49)無現(1)

 合併に伴う新・栃木市の誕生で再編された選挙区。自民は県議長の野田尚吾が引退を表明し、三選を目指す櫛淵と返り咲きの六期目を狙う平池が出馬する。無所属の琴寄は自民の推薦を受ける。民主の保母は県連代表山岡賢次の支援を受け、議席維持を図る。前回無所属で出馬した角田は、みんなから公認を得て再挑戦する。

 ■佐野市  (定数3)
 青木務(66)自現(3)
 金子裕(48)自現(1)
 早川桂子(55)み新
 亀田清(63)無新

 前回は無投票で自民が三議席を独占したが、今回はみんなが候補を擁立、選挙戦に突入する。自民は青木、金子の現職二人を公認。引退する元県副議長島田文男の後継として、市議で無所属の亀田を推薦した。一月下旬に出馬表明したみんなの早川は故早川吉三・元市長の次女で、組織づくりを急いでいる。

 ■鹿沼市・西方町 (定数3)
 神谷幸伸(56)自現(3)
 小林幹夫(57)自現(2)
 松井正一(45)民現(1)
 小松英夫(55)み新

 無投票だった前回から一転、三党による椅子の奪い合いになる。自民は県副議長神谷と小林とで二議席維持が目標。二〇〇八年の補選で無投票当選した民主松井は、議席の死守を目指す。自民を離党した市議の小松はみんなから立ち、浮動票取り込みを図る。 (敬称略)

■顔ぶれの見方■ 立候補予定者の並びは、県議会での議席数の順。自=自民党、民=民主党、み=みんなの党、公=公明党、共=共産党、無=無所属で、丸数字は当選回数。

3166チバQ:2011/02/25(金) 22:41:55
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110220/CK2011022002000062.html
2011県議選 16選挙区の情勢<3>小山市 野木町 一転、8人の争奪戦へ
2011年2月20日

 ■日光市  (定数2)
 渡辺渡(68)自現(6)
 船山幸雄(56)民新
 鈴木秀顕(41)み新
 阿部博美(50)無新

 元県議長で会派会長も務めた渡辺は知名度を強みに戦う。市議の阿部は自民の推薦を受け、組織づくりを急ぐ。民主県連幹事長・福田昭夫の秘書だった船山は、福田の支援で態勢を整えている。県外で会社を経営していたみんなの鈴木は、同市に会社を移して初当選を狙う。

 ■小山市・野木町

       (定数5)

 板橋一好(70)自現(10)
 栗田城(70)自現(3)
 五十嵐清(41)自現(2)
 舘野崇泰(35)民新
 高橋修司(39)み現(2)
 西村真治(49)公新
 渡辺直治(67)無現(3)
 白石資隆(35)無新

 前回の無投票から一転、五議席を八人で奪い合う厳しい争いに。自民は十一選を目指す板橋をはじめ、栗田、五十嵐の現職三人が立候補する。前回は自民から出馬した高橋は、みんなに移っての戦い。前回民主から出た渡辺は公認を見送られたものの、党の支持母体・連合栃木から推薦を得た。民主は町議の舘野を擁立。公明は西村を立て、初の議席獲得を狙う。前回の市議選で最多得票だった白石は無所属で初当選を目指す。

 ■真岡市  (定数2)
 石坂真一(55)自現(4)
 一木弘司(69)民現(2)

 無投票だった前回と同じ顔ぶれで、自民県連幹事長の石坂と、民主会派代表の一木が立候補する。みんなも候補擁立を模索中だ。

 ■大田原市 (定数2)
 相馬憲一(53)み現(2)
 池田忠(55)無新
 本沢節子(66)無新

 全選挙区で唯一、自民の公認候補がいない。前回、自民から出た相馬はみんなから立候補し、三選を目指す。無所属の池田は、自民県議から市長に転身した津久井富雄の地盤を引き継いだ。無所属で立つ市議の本沢は、浮動票の取り込みに全力を注ぐ。

 ■矢板市  (定数1)
 青木克明(58)自現(3)
 斎藤淳一郎(38)み新

 前回は無投票のため、八年ぶりの選挙戦になる公算。三期の実績を掲げる前県議長の自民青木に、元県職員でみんなの斎藤が挑む。斎藤は福田昭夫の娘婿で、民主支持層の動向が鍵になりそうだ。

 (敬称略)

 <顔ぶれの見方> 立候補予定者の並びは、県議会での議席数の順。自=自民党、民=民主党、み=みんなの党、公=公明党、共=共産党、無=無所属で、丸数字は当選回数。

3167チバQ:2011/02/25(金) 22:43:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20110221/CK2011022102000065.html
2011県議選 16選挙区の情勢<4> みんな代表地元に注目
2011年2月21日

 ■那須塩原市・那須町 (定数4)
 小滝信光(69)自現(2)
 中塚英範(36)民新
 阿久津憲二(67)み現(5)
 増渕三津男(66)み現(2)
 相馬政二(53)み新
 阿部寿一(56)無現(1)

 みんなが、代表・渡辺喜美のお膝元の選挙区で議席を増やせるかに注目が集まる。前回自民から出た阿久津と増渕に加え、会社社長の相馬を擁立。勢力維持が課題の自民は、ともに現職の小滝を公認、阿部を推薦した。元参院議員簗瀬進の秘書だった中塚を立てる民主は、県北での足掛かりを作りたい。

 ■さくら市・塩谷郡 (定数2)
 花塚隆志(51)自現(2)
 神林秀治(51)み新
 菅谷文利(57)無現(4)

 自民花塚は三選を目指し、組織を固める。民主党籍を持つ無所属菅谷は党推薦を受けられなかったが、連合栃木の推薦を得て戦う。高根沢町議長のみんな神林は、町長の高橋克法から支援を受ける。

 ■那須烏山市・那珂川町 (定数1)
 三森文徳(54)自現(3)
 沼田邦彦(39)み新

 自民県連政調会長の三森に、市議のみんな沼田が挑む。三森はこれまで渡辺喜美を支えてきたものの、自民に残って議席を死守する構え。市議会で渡辺を支持する会派に属している沼田は、“渡辺票”の結集を図る。

 ■下野市 (定数1)
 若林和雄(62)自現(1)
 安里満信(43)み新

 自民とみんなの一騎打ちになる公算。前回は無所属で出馬した若林は、自民公認で再選を目指す。地元・自治医大病院の医師だったみんな安里は知名度アップに全力を注ぐ。

 ■芳賀郡 (定数2)
 岩崎信(59)自現(2)
 山形修治(47)自現(1)
 山口幸照(58)民新

 自民独占区に民主が切り込む構図。自民現職の岩崎と山形はそれぞれ地盤の益子、茂木町を中心に組織を固める。民主新人の山口は市貝町長の入野正明から支援を得て議席奪取を狙う。みんなは候補擁立を模索中。

 ■下都賀郡北部 (定数1)
 佐藤良(31)自現(1)

 新・栃木市の発足に伴い旧都賀町が抜け、壬生町単独の選挙区に。前回、無投票当選した佐藤は、父の衆院議員・佐藤勉の支援で再選を目指す。みんなは候補者擁立をあきらめていない。 (敬称略) =おわり

 (この企画は小倉貞俊が担当しました)

 <顔ぶれの見方> 立候補予定者の並びは、県議会での議席数の順。自=自民党、民=民主党、み=みんなの党、公=公明党、共=共産党、無=無所属で、丸数字は当選回数。

3168チバQ:2011/02/25(金) 23:08:13
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110224/CK2011022402000043.html
検証・松沢県政2期目 低コストで看板施策
2011年2月24日

松沢成文知事(右)に、マニフェストの達成状況を報告する小池治・第三者評価機関委員長=1月25日、県庁で


 県知事選か、都知事選か−。出処進退をめぐり、周辺が騒がしくなる中、「三月に決める」と語る松沢成文知事(52)。次のステップに向けた評価の土台となるのが、県政での実績だ。いずれの知事選も告示まで一カ月。二期目となるこの四年間に松沢知事は何をしたのか、振り返った。 (寺岡秀樹)

 松沢知事の二期目のマニフェストを検証した第三者評価機関は先月、「八十三点で良好」と高い評価を付けた。根拠は、十一本の条例を制定した点などを挙げた。飲食店などに禁煙または完全分煙を義務付ける「受動喫煙防止条例」や、知事の任期を将来にわたって連続三期までに限定する「多選禁止条例」などが含まれる。

 ただ、「条例は予算を付けずにできるものばかり。実績を残したと思わせるアピール力がある」と、ある県政関係者は指摘する。

 受動喫煙防止条例は、広報宣伝費などで、二〇〇九年度こそ約五千万円を予算計上したが、その後は減少。本年度は約二千万円と、一般会計当初予算が一兆七千億円以上の県の目玉施策としては、掛かる費用は限りなく少ない。多選禁止条例に至っては、予算計上額はゼロだ。

 マニフェストで掲げた施策ではないが、県職員の残業を原則として認めない「残業ゼロ革命」の取り組みもスタート。受動喫煙防止、多選禁止の両条例とともに、全国初の取り組みだとアピールした。

 県議会最大会派の自民党の県連幹部は「政策的に絶対に受け入れがたいものはない。県政界からも世論からも、すごい反対意見があるわけではない」と語る。松沢知事が県知事選に出馬すれば、独自候補を擁立しないことを決めた理由の一つだという。

 県政関係者は、こう皮肉った。

 「(対抗馬が)他にいないという状況をつくり上げたことこそ、彼の実績ではないか」

◆主な取り組み
2007年10月 多選禁止条例が可決

 08年4月 公共施設を全面禁煙にする方針を発表

 09年1月 派遣切りで、非正規労働者の雇用創出策を発表

   3月 受動喫煙防止条例が成立

   6月 海水浴場の禁煙化を表明

   10月 全国初の「残業ゼロ」宣言

   12月 子ども手当の地方負担に「法的措置も検討」と反発

 10年4月 受動喫煙防止条例が施行

3169チバQ:2011/02/25(金) 23:12:23
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110202ddlk19010098000c.html
11年知事選:呉越同舟、下りた後は…県議選に向けて /山梨
 知事選は中央政界で敵対する民主、自民両党が呉越同舟で支持した現職、横内正明氏の圧勝で幕を閉じた。4月の統一地方選に向け、舟を下り両党は「さあ対決」と意気込むが思惑通りに事は進まない。【小林悠太、曹美河】

 ◇「過半数」へ態勢整わず−−民主
 ◇4年前の分裂が続く−−自民
 ■民主

 「各党が団結して支えた結果。暮らしやすさ日本一を目指し知事を支えることを誓う」

 30日夜にあった横内氏の当選報告会。民主党県連代表の後藤斎衆院議員がこう祝辞を述べると、客席の前列を占める自民党県議から拍手がわき起こった。知事選の期間中、横内選対では民主、自民両党の関係者が一堂に会する呉越同舟の光景が定着していた。

 政権与党として初の知事選に臨んだ民主党県連。にもかかわらず独自候補の擁立を見送った背景には「4月の県議選での党勢拡大に向け、知事と対立するのは得策でない」(県連幹部)との思惑があった。

 県議選で同党県連が掲げる目標は全16選挙区への公認・推薦候補の擁立。さらに、定数3以上の選挙区には複数人を擁立し「過半数の議席獲得を目指す」としている。しかし、知事選が終わっても、県議選に向けた態勢が整っているとは言い難い。

 「民主党の名前を前面に出して戦うのは難しい」。こう話すのは、同党党員で県議選甲府市選挙区への出馬を予定する飯島脩・甲府市議。県連からは公認を打診されたが、推薦にとどめ無所属で出馬する。

 菅直人内閣の支持率低迷で、擁立作業は難航している。出馬が決まっているのは、飯島氏を含め6選挙区に7人。公認にいたっては現職1人にとどまる。統一選で、政権与党としての存在感を示すのは難しい情勢だ。

 ■自民

 「久しぶりに党内が一致団結した知事選。自民・民主対決の統一選に向け大きなはずみがついた」

 横内氏の再選が決まった30日、自民党県連の皆川巌幹事長はこう総括した。07年の前回知事選では、当時の現職山本栄彦氏支持派と新人の横内氏支持派で県連は真っ二つに割れた。今回は表面上、党所属の県議全員が横内氏支持で団結したかに見えた。しかし内実は、横内選対内での主導権争いに終始していた。

 告示直前の1月12日、全県議の会合で、前回知事選時から横内氏を支持する県議会の会派「県民クラブ」の県議から「遊説総隊長」というポストを新設し、同会派の所属県議を就任させる動きがあった。だが、他会派の県議が「自分の名声を高めるためだ」と猛反対。「遊説総隊長」の肩書自体が選対名簿から消えた。横内氏の選対幹部は「自民党県議間の調整が一番大変な仕事だった」と苦笑する。

 県議選について、皆川幹事長は「挙党一致で政党対決に持ち込みたい」と話す。しかし、4年前から続く党内分裂が解消する気配はなく、ある県議は「県議選で党公認をもらわない可能性もある」という。統一選に向けた会合などの予定もなく、「挙党一致」は絵に書いた餅のままだ。

毎日新聞 2011年2月2日 地方版

3170チバQ:2011/02/25(金) 23:23:44
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20110225/CK2011022502000051.html
白井市長 有権者に年賀状送る
2011年2月25日

 白井市の横山久雅子市長(60)が一月、公職選挙法で禁止されている有権者への年賀状十数通を送っていたことが、開会中の市議会で明らかになった。横山市長は「反省している」と陳謝した。

 公選法では、年賀状などのあいさつ状について、答礼や自筆の場合を除き、選挙区内の有権者に送ってはならないと定めている。違反の罰則はない。

 市議会本会議の一般質問で指摘を受けた横山市長は「百通程度の年賀状をいただき、返事を出す際に、(別の)ごく親しい人にまで出してしまった」と述べた。

 このほか、横山市長は公選法上の寄付禁止期間だった二〇〇八年十月十五日、自身を支援する政治団体「フレッシュの会」に三十万円を寄付したとの記載が、同団体の政治資金収支報告書にあることも発覚。当時は、初当選した市長選の直前だった。横山市長は「会計責任者に確認する」と答弁した。

3171チバQ:2011/02/26(土) 18:28:36
>>3032>>3122
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20110226ddlk19010159000c.html
選挙:県議選 連座制失職、前県議出馬へ 区割り変更で禁止解除 /山梨
 県議会は25日、現行の「中央市・中巨摩郡選挙区」(定数2)を分割し、中央市と中巨摩郡(昭和町)を各定数1の単独区とする条例改正案を全会一致で可決した。これを受け、07年の公職選挙法違反事件で連座制が適用されて中央市・中巨摩郡選挙区から立候補禁止になっている鷹野一雄前県議(50)が、4月の県議選で中巨摩郡選挙区からの出馬を表明した。

 総務省によると、選挙区域が変更されると、それまでの選挙区は消滅したと判断され、実質的な立候補制限の解除となる。

 鷹野氏は07年4月の県議選中央市・中巨摩郡選挙区で初当選したが、08年11月、陣営幹部による公選法違反事件の連座制により失職。当該選挙区からの立候補が5年間、禁止されていた。

 鷹野氏は出馬表明の記者会見で「(違反は)重く受け止めているが、前回は道半ばで、やり残しがある」と出馬理由を述べた。

 中巨摩郡選挙区には、昭和町議も出馬を検討している。【小林悠太】

中央市・中巨摩郡 定数2−候補3 (選管確定)
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 8,512(40.7%) 河西敏郎 57 無所属 新 1 (元)玉穂町長 ●自由民主党→■自民クラブ(09.3)
当 7,222(34.5%) 鷹野一雄 46 無所属 新 1 (元)昭和町議 フォーラム政新
□ 5,181(24.8%) 多田源久 70 無所属 新 (元)中央市議

3172チバQ:2011/02/26(土) 18:32:36
>>3157>>3159
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110226ddlk08010194000c.html
選挙:日立市長選 吉成副市長が出馬表明 後継打診で急転直下 /茨城
 日立市の吉成明・副市長(66)=同市多賀町3=は25日、記者会見し、同日付で副市長を辞職し、統一地方選(4月24日投票)で予定されている日立市長選に立候補する意向を明らかにした。22日に引退表明をした樫村千秋市長から後継として打診を受けたもので、「樫村市政を支えてきた者として、やらざるを得ないと判断した」と決意を語った。

 吉成氏は同市出身で、東北大卒業後に同市役所入り。財政部長や市民活動・産業経済部長、政策審議室長などを歴任し、04年から助役、副市長を務めた。

 会見で吉成氏は、健康上の理由から4選出馬を断念した樫村市長の引退表明について「急転直下。想定外で予想もしなかった」と説明。唐突な出馬打診だったことを示唆した。今後の市政運営については「力強い産業と豊かな自然が調和した産業のまち、そして福祉や環境、教育文化のまちとして誇りを持って明るく幸せを感じられるまちづくりに力を注いでいきたい」などと抱負を語った。【臼井真】

3173名無しさん:2011/02/27(日) 03:49:38
>ただ、「条例は予算を付けずにできるものばかり。実績を残したと思わせるアピール力がある」と、ある県政関係者は指摘する。

国政で民主党が苦労してるのは、こういうところだよな(それだけじゃないが)
ある種のカラクリみたいなもんだ

3174チバQ:2011/02/27(日) 20:26:18
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1102270010/
3人から推薦依頼の自民党支部が苦慮/茅ケ崎市長選
2011年2月27日
 4月24日に実施される茅ケ崎市長選で、自民党茅ケ崎市連合支部(支部長・佐藤光県議)が対応に苦慮している。無所属での出馬を表明した4人のうち、3人から推薦依頼が提出されたが、2人が保守系のいわば“身内”で、1人は過去2回推薦している現職。どの立候補予定者に推薦を出しても影響は避けられない情勢だ。同支部では近く総務会を開いて対応を決めるが、「自主投票にすべき」「政策で判断すべき」とさまざまな声が上がっている。

 同支部に推薦依頼を提出しているのは、提出順に現職の服部信明氏(49)、元県議の藤間明男氏(55)、市議の永田輝樹氏(47)。同支部によると、服部氏は1月上旬、藤間氏は1月下旬、永田氏は2月中旬にそれぞれ提出した。

 服部氏は市長初当選と再選の際、同支部から推薦を受けた。

 藤間氏は同党国会議員の秘書を務め、市議時代には同支部の青年局長を務めたほか、県議時代に保守系無所属の会派に所属していた。

 永田氏は同支部所属の市議で筆頭副幹事長も務める。既に市議選で同党から公認を受けていたが、市長選に無所属での出馬を決意した。
 どの立候補予定者に推薦を出すか。同支部の悩みの種の一つが、市長選最大の争点でもある市役所建て替えに対する各予定者の主張だ。
 市は耐震性に課題を抱える市役所本庁舎について「早急な建て替えが最良」との方針を決定。これに対し、同党議員らで構成する会派「湘風クラブ」は容認する立場を示している。

 だが同じ保守系の藤間、永田両氏は建て替えではなく、耐震補強で安全性を確保すべきと主張。どちらかに推薦を出せば、“自己矛盾”を引き起こしてしまう。その一方で、服部氏を支援するのは身内を切り捨てることにつながりかねず、推薦しにくいというわけだ。

 ある自民党市議は「これほど悩ましい選挙は経験がない」と嘆く。同支部によると、「自主投票にすべき」「今や政策で候補者を判断する時代」など、さまざまな意見が出ているという。同支部幹事長の青木浩市議(52)は「総合的に判断して対応を決めたい」とコメントした。

 一方、市長選に出馬を表明している高校講師の桂秀光氏(54)は「同支部の推薦を受けたら、これまでの支持者が投票しない可能性が高い」との理由から、推薦依頼を提出していない。

3175チバQ:2011/02/28(月) 23:03:45
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001102280003
民主、全区擁立「困難」
2011年02月28日


県議選を控え、党内の結束を求める後藤斎・民主党県連代表(中央)=甲府市相生1丁目

 民主党県連は27日、4月の県議選(定数38)で全選挙区に候補者を擁立するとしていた当初目標を事実上断念する方針を示した。同党への「逆風」で候補者擁立が難航し、残されたわずかな期間での目標達成は困難との見方が濃厚になった。県連は前回県議選で擁立した6人の倍増にあたる12人以上を新たな目標に詰めの作業を急ぐ。(田中聡子)


 党県連は27日午後、甲府市内で選挙対策委員会を開いた。後藤斎代表(衆院議員)は記者会見で「全選挙区での擁立は困難を伴う」と述べ、「全選挙区に計20人以上」としてきた方針がほぼ不可能になったことを認めた。


 県連は、今回の選対委員会を候補者擁立の「タイムリミット」としてきたが、新たな推薦候補の追加は2人にとどまった。すでに公認・推薦が決定している8人と合わせ、10人にとどまる。後藤代表は現職と新顔の6人を擁立した4年前の前回選挙を踏まえ、「倍増できるようにしたい」と大幅に下方修正した。


 県内の党勢拡大が課題の民主党は、県議選を最優先課題ととらえ、昨年7月の参院選後から候補者選びを本格化。横内正明知事が再選した1月の知事選で、相乗りを禁じる党本部の方針に反して対立候補の擁立を見送った理由として、統一選を前に「反横内」の姿勢を鮮明にすることで予想される党内の無用な争いを避ける狙いがあった。


 ところが、参院選の惨敗や菅直人内閣の迷走から「選挙は勝たなければならない」(新顔)として、党公認や推薦を拒否する新顔候補が続出。加えて、現職議員や同党系会派所属で有力支持団体出身の女性議員が引退を表明。すでに全選挙区擁立は難しい情勢になっていた。


 県議会の民主党系会派の所属議員は現在5人。後藤代表は「公認・推薦が必須条件ではない」「会派も含めて議会でどうできるか(が重要)」などと語り、県議選後の多数派工作を示唆する。今回無所属で立候補する新顔らを会派に入れることで、自民党系会派に対抗したい考えだ。

3176チバQ:2011/02/28(月) 23:04:09
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1298854892
自民公認7人、公明が推薦決定
八千代市での協力焦点 千葉県議選
2011年02月28日10時01分

 4月1日告示、同10日投開票の千葉県議選で、公明党県本部(代表・富田茂之衆院議員)は27日までに、自民党県連から推薦依頼があった自民公認立候補予定者の現職7人を推薦することを決めた。このほかにも推薦申請が出ており、同県本部は追加推薦を検討する。同県本部は、千葉市中央区選挙区の現職の引退に伴い、初挑戦となる八千代市(定数3)に新人を擁立しており、同市での選挙協力の行方も焦点となりそうだ。

 県議選に向け、自民党県連は41人の推薦を公明党県本部に要請。これを受け、公明党県本部は26日、候補者が競合しないなどの事情を考慮した上で、7人の1次推薦者を決定した。

 同党県本部は昨年7月の参院選では自民党への正式な選挙協力は打ち出さなかったものの、「政権交代まで連立内閣で協力してきた。人間関係も深い」として、現場レベルでは自民党候補を支援していた経緯がある。

 同党県本部の吉野秀夫代表代行は「これまでの国政選挙の協力実績や、長年にわたって友好関係を築いてきた自民候補から支援することを決めた」と説明。ほかの申請者についても「一方的な協力ではなく、ギブアンドテイクできる条件が整えばさらに推薦を検討する」としている。


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3177チバQ:2011/02/28(月) 23:46:31
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20110228ddlk10010080000c.html
’11統一選:民主系地方議員連盟「改革ぐんま」設立 党離脱も視野に /群馬
 民主党系の県議、市議ら8人が27日、前橋市のホテルで会合を開き、改革を目指す地方議員連盟「改革ぐんま」(代表・石川貴夫県議)を設立した。石川代表によると、政治団体として届け出、統一地方選後に地域政党の結成を目指す。民主党からの離脱も視野に入れるという。

 「改革ぐんま」に参加したのは、県議1人、市議4人、県・市議選立候補予定者3人の計8人。いずれも民主党衆院議員、石関貴史、中島政希両氏と関係が近く、うち4人が民主党籍を持っている。幹事長・会計責任者には伊勢崎市議の田村幸一氏が就任した。

 石川代表は「国政の混乱が続き、政党の形骸化も感じる中、国に頼らず強い地方をつくりたい」と議連結成の意義を強調。橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長らの地域政党、また夏の知事選に出馬する後藤新県議との連携は「可能性がある」としたが、小沢一郎元代表を支持する勢力との連携は否定した。

 今後は、▽行財政改革の推進▽地方主権の研究と推進▽議会定数削減を含む議会改革−−などを検討。国政・県政への提言や、統一地方選での協力を行う。3月に再度会合を開き、超党派の議員に参加を呼びかけるという。【奥山はるな】

3178チバQ:2011/03/01(火) 22:59:49
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/01/kiji/K20110301000344110.html
「主役」降板で一転で大慌て 神奈川知事選まだ立候補者1人だけ

神奈川県の松沢成文知事
Photo By 共同 
 神奈川県知事の松沢成文氏が4月の東京都知事選に立候補する意向を固めた。同じ日に実施される神奈川県知事選は、3選が有力視されていた“主役”の同氏を欠き、一転して混沌とした情勢になってきた。

 県知事選には、共産党推薦の市民団体役員鴨居洋子氏(66)が、ただ1人出馬を表明。前回選挙で200万票以上を獲得した松沢氏の出馬が当初は確実とみられたため、支援する予定だった民主党や、対抗馬を擁立しない方針を決めていた自民党などは3月24日の告示まで1カ月足らずで候補者擁立を迫られることになった。既に県議や国会議員、財務省OBらの名前が挙がっている。

 民主党県連の水戸将史幹事長は「松沢知事にはもう1期務めてほしかった。対応を協議したい」。みんなの党の県議は「驚いている。告示まで時間がないが、候補を擁立できるかどうか検討したい」と述べた。

[ 2011年3月1日 12:47

3179チバQ:2011/03/01(火) 23:03:51
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1298942798
145陣営が出馬の構え
18選挙区で“無風状態” 告示まで1カ月
2011年03月01日10時26分


 任期満了に伴う千葉県議選(定数95)は、4月1日の告示まで1カ月に迫った。28日までの千葉日報社の集計では、45選挙区に145陣営が立候補の準備を進めている一方、18選挙区で“無風状態”となっている。民主党に政権交代後、初めてとなる今回の県議選。県政与党の自民党をはじめ、国政での逆風から苦戦を強いられている民主党、参院選に続き躍進を狙うみんなの党など、各党とも勢力拡大に向け、しのぎを削っている。4月10日の投開票日に向け、各陣営の攻防がいよいよ本格化する。

 前回2007年と同じ定数と選挙区で行われる今回の県議選では、自民の現職5人のほか、公明、市民ネットの現職各1人の7人が引退するほか、民主の現職1人は首長選に鞍(くら)替えする。

 県選管が立候補届出書類を配布したのは28日現在で計151人で、名前を公表していない陣営なども含まれる。

 本社の集計では、立候補予定者の内訳は現職80人、新人55人、元職10人の145陣営。党派別の公認状況は、自民56人、民主31人、みんなの党11人、公明7人、共産5人、市民ネット3人、社民2人、無所属30人(諸派1人含む)。無所属のうち推薦候補は自民2人、民主1人、社民1人。

 県議選初参戦となるみんなの党は正式決定している8人に加え柏市、千葉市中央区、我孫子市で各1人の公認を内定している。このほか、自民党も唯一候補者のいない千葉市美浜区の元職候補の推薦を検討。市民ネットは船橋市で擁立を模索している。

3180チバQ:2011/03/01(火) 23:09:12
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110301/CK2011030102000073.html
早くも知事選「前哨戦」 大沢知事後藤県議 県政運営めぐり激論
2011年3月1日

 二十八日の県議会一般質問で、今夏の知事選に出馬する後藤新氏(リベラル群馬)が登壇。再選を目指す大沢正明知事との間で、選挙の“前哨戦”となる激論を展開した。後藤氏は、割り当てられた時間のすべてを大沢知事への質問に充て、四年間の県政運営などを痛烈に批判。大沢知事は「県民目線の政治を実行してきた」と猛反論した。一方、八ッ場(やんば)ダム問題は後藤氏の質問項目になく、論戦が回避された。 (中根政人)

 ■県政運営

 後藤氏は、民間企業による「地域ブランド力」の調査で群馬が最下位を記録していることを挙げ、県のイメージアップ戦略が失敗したと指摘。東京・銀座のぐんま総合情報センターについても「効果が薄い」と撤退を求めた。大沢知事は「観光や企業誘致の拠点として実績を重ねている」と成果を強調した。

 前橋赤十字病院(前橋市)の移転問題でも、後藤氏は「反対住民へ率先して説明すべきだった」と苦言を呈した。大沢知事は「住民の理解がないままの対応は不可能」と訴え、慎重な取り組みに理解を求めた。

 ■地域主権

 大沢知事は、地域主権の実現に向けた課題について「国と地方には厳然とした上下関係がある。複数の県による広域的な協力関係が必要」と説明した。

 後藤氏は「他県との連携では不十分。群馬が(地域間競争に)取り残される」と真っ向から否定。「県と前橋市、高崎市が既存の枠組みを超えて新たな県都づくりに取り組むなど、スケールの大きな発想をすべきだ」と持論を述べた。

 ■政治姿勢

 後藤氏は、二〇〇七年の前回知事選に自民党公認で立候補した大沢知事の政治姿勢について「現在の自民との関係性が分かりにくい」と指摘。大沢知事は「幅広く支援を受ける用意がある」と“県民党”を強調した。

 自らが描く知事像として、後藤氏が「力強い挑戦ができる本当のリーダーが必要」と訴え、大沢知事は記者団に「有能な職員を活用できる県政こそ大事」と主張。選挙戦本番を見据え、互いに対抗意識をあらわにした。

3181チバQ:2011/03/01(火) 23:15:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110301-OYT8T00575.htm
告示まで1か月
県議選 自民に勢い 民主、候補擁立足踏み

 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の県議選とさいたま市議選が1か月後に迫った。県議選は第1会派をめぐる自民党と民主党の争いが焦点だ。2けたの新人擁立を実現するなど、単独過半数をうかがう勢いの自民党に対し、初の第1会派を目指す民主党は、菅政権の混迷が響き、候補擁立が足踏みしている。今回の県議選(定数94)には、59選挙区に156人が立候補を予定しており、162人が出馬した前回2007年と同規模となる見通しだ。


 現在過半数を握る自民党は、現有50議席を上回る55議席の獲得を目指す。自公政権だった前回の64人とほぼ同じ63人を公認・推薦するが、前回4人だった新人候補は18人に達した。かつては自民党公認の「看板」を避けて無所属で出馬するケースが目立ったが、今回は「国政でふがいない民主党を追及する自民党」とのイメージ戦略を有効活用しようという動きが候補予定者に共通している。

 滝瀬副次・県連幹事長は、「自民党への風が吹き始めている。県民が『県議会は自民』と考えてくれている証し」と述べ、今後も候補擁立を追加したい考えだ。

 第2会派の民主党は、31人を公認・推薦した。全員の当選で第1会派を目指すが、新人の候補擁立は停滞気味。計16人のうち、菅首相と小沢一郎元代表が争った昨年9月の党代表選以降の擁立は6人にとどまり、今年に入ってからはゼロ。深刻な党内対立が響き、新たな擁立は難航している。

 現職を含め、候補予定者からは「批判の風当たりが強まるばかり」といった窮状が民主党県連に伝えられてきているといい、矢部節・県議団長は「候補者の拡大より、いまや全員当選に向けた現実的対応に集中していくべきだ」と話す。

 公明党は、現有9議席と同数の9人の公認候補を擁立し、全勝を狙う。民主候補が出馬し、激戦が予想される南4区(さいたま市北区・定数2)からは撤退。4新人を擁立し、党の若返りを印象づける戦略をとる。山本晴造・県議団長は「完全勝利を目指す」としている。

 現有2議席の共産党は、前回の21人から大幅に減らして7人を擁立。柳下礼子・県議団長は「少数精鋭による現実路線」と議席拡大を目指す。社民党は、現職1人のみの擁立。佐藤征治郎県議は「現有の1議席を守る戦い」と位置づける。

 みんなの党は、これまでに5人を擁立した。民主からくら替え出馬する1人を除き、すべて新人。渡辺喜美党代表は2月25日、県庁での記者会見で「定数94もあるのに、5人しか候補者がいない。空白区を埋めていきたい」としている。

(2011年3月1日 読売新聞)

3182チバQ:2011/03/01(火) 23:17:10
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103010014/
松沢氏が都知事選へ転身、出馬表明いまだ1人の県知事選は異例の展開/神奈川
2011年3月1日
 3月24日の告示が迫る中、3選出馬が有力視されていた松沢成文県知事が都知事選への転身を決めた。現時点で、県知事選に出馬を表明しているのは共産党推薦の1人のみ。自民党は松沢氏が3選出馬しない場合は候補を立てる方針を示しているが、3月になって候補者の擁立作業が始まるという異例の展開となった。

 県知事選への出馬表明が1人にとどまっている最大の理由は、松沢氏の「抑止力」だった。

 過去2回の県知事選で、自民党は元町SS会理事長(党推薦)、埼玉高速鉄道元社長(党県連支援)を擁立したが、得票数はいずれも60万票台で次点に終わっていた。一方の松沢氏は、104万票から200万票へと大きく得票を伸ばした。

 それゆえ、「現職がいる限り、今回も勝てない」(自民党県連幹部)という見方は、県政界では支配的だった。自民党が昨年末の段階で、松沢氏が3選出馬した場合、対抗馬を擁立しない方針を固めたのも、その流れだった。

 一方、共産推薦以外に候補者がいない状況は、松沢氏の転身検討に、余裕を与えた。松沢氏は4年前、2月5日に再選出馬を正式表明したが、今回は2月下旬になっても、県知事選、都知事選、国政復帰の「3にらみ」のような構えを示し続けることができた。

 松沢氏は「(過去2回は)かなり立候補者がいてレースが始まっていたが、今回は立候補予定者がとても少ない。議会のヤマを越した後で十分間に合うのではと思う」と説明。松沢氏の周辺も「共産党(推薦)以外の対抗馬がいないので、早く表明する必要はない」とフリーハンドの優位性を口にしていた

3183チバQ:2011/03/02(水) 22:28:47
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110302/elc11030209070000-n1.htm
元浦和・日本代表GKが埼玉県議選出馬へ 「埼玉維新の会」代表に 橋下氏と連携も
2011.3.2 09:05


 サッカーJリーグ浦和レッズなどでGKとして活躍し、今年1月に現役を引退した元日本代表の都築(つづき)龍太(りょうた)氏(32)が、4月10日に投開票が行われる統一地方選の埼玉県議選に、無所属で出馬することが分かった。都築氏は、統一地方選をにらみ、さいたま市の自民党市議らで設立される政治団体「埼玉維新の会」の代表に就任する予定。今後、大阪府の橋下徹知事の「大阪維新の会」との連携も模索するという。

 都築氏は県議選南11区(さいたま市緑区)に出馬を予定。政治には初挑戦だが、市民に知名度が高く、2児の父でもある都築氏を代表に立てることで、これまで選挙に無関心だった若い世代や子育て世代にアピールを図りたい考えだ。

 関係者によると、「埼玉維新の会」はスポーツ振興や議会改革などを提唱。4月の市議選や県議選の市内10選挙区で、趣旨に賛同する既存政党所属議員らを推薦する。

 大阪、名古屋などのように“首長新党”が議会を席巻することを恐れた議会側の対抗措置との側面もある。同市では清水勇人市長ら5首長が政治団体「埼玉改援隊」を設立している。

 都築氏は奈良県生まれ。長崎・国見高校から平成9年にG大阪に入団。15年に浦和へ移籍し、2009年のワールドカップ最終予選オーストラリア戦に出場した。昨季途中から湘南に移籍したが、今年1月に現役を引退したばかりだった。

 都築氏は産経新聞の取材に、「やる以上はさいたま市議会で議席過半数を目指したい。さいたま市はスポーツ施設は充実しているものの、相互の連携が皆無で県民に有効活用されていない。胸を張って全国からスポーツファンを呼び込める仕組みを構築することで、サッカー選手として自分を育ててくれた県民に恩返しをしたい」と意気込みを語った。

 都築氏らは3日に正式に記者会見を開き、政治団体の届け出を行う予定だ。

3184チバQ:2011/03/04(金) 00:00:22
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110303ddlk14010284000c.html
’11統一選:神奈川 知事選 菅原県議が出馬を検討 /神奈川
 菅原直敏県議(32)=大和市、1期=は2日、知事選について「いろんな可能性について考える」と述べ、出馬を検討していることを明かした。県庁で記者団の質問に答えた。

 菅原氏は県議会会派「民主党・かながわクラブ」の所属。次期県議選についても去就を明らかにしておらず、県議会第1回定例会の会期末の14日までに態度を表明するという。民主党県連は、県議選で当初は菅原氏を公認していたが、昨年12月に取り消している。【木村健二】

大和市 定数3−候補7 (選管確定)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/4492
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/5852
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/3247
得票数(得票率) 氏名 年齢 党派 新旧 当選回数 代表的肩書
当 19,146(23.2%) 菅原 直敏 28 無所属 新 1 (元)大和市議→民主入党
当 17,172(20.8%) 益田 駿 66 公明 現 6 党県代表代行=市長選で大木(当選)支援
当 15,782(19.2%) 江田 実 73 民主 現 4 党県代表代行=市長選で大木(当選)支援
□ 13,607(16.5%) 安藤 博夫 59 自民 現 党県IT局長
□ 6,981(8.5%) 吉川 章 53 無所属 新 (元)大和市議=甘利支援
5,116(6.2%) 武志 富美枝 58 ネット 新 (元)大和市議
4,565(5.5%) 宮応 勝幸 63 共産 新 党市後援会長

3186チバQ:2011/03/04(金) 20:03:18
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2011/news/20110304-OYT1T00289.htm?from=navr
県議選、「無所属」がブーム

 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の埼玉県議選で、「無所属」の看板を前面に掲げる候補予定者の動きが目立ち始めた。

 政権交代後の混迷で、政党のしがらみのなさをアピールした方が得策との判断が働く一方、旧態の議会風土を変えたいとの思いもあるようだ。

 南23区(和光市・定数1)に初出馬する和光市議・井上航(31)もその一人。4年間の市議時代、自転車にまたがり、町中の人に声をかけては、議会での発言を練る試みを重ねてきた。

 「政党に入ると、議会での賛否は答えありきになってしまう。無所属は党本部に左右されることもなく、自由に政策提言ができるのが魅力」と話す。3日には、通勤・帰宅時間帯の東武東上線和光市駅に立ち、「無所属」と書かれたパンフレットを計4時間半かけて配り続けた。

 1月、同じく「無所属」を強く打ち出す春日部市議・白土幸仁(37)、元戸田市議の菅原文仁(35)と「埼玉県政を改革する会」を作った。白土は東8区(春日部市の一部・定数3)、菅原は南20区(戸田市・定数2)でそれぞれ初挑戦する。

 無所属ブームは、自民党長期政権が崩壊した1993年の直後にもあり、今回は第2次ブームともいえる状況。国政の停滞、地方首長・議会の対立が目立つ2元代表制の袋小路……、共通するのは政党の対立が足かせになるとの見方だ。

 南17区(志木市・定数1)から3選を目指す鈴木正人(42)は第1次ブーム世代だ。93年に日本新党で河村たかし衆院議員(当時)の秘書になって以来、新進党で上田清司衆院議員(当時)秘書、志木市議、県議と歩んだ。一貫して無所属。県議会では、5人の無所属議員で作る会派「無所属刷新の会」代表を務める。

 2月27日には、地域政党「減税日本」を率いる名古屋市長の河村から電話が入った。「おみゃあ、減税日本、入ってちょうよ」。鈴木は「親分に大変申し訳ないですが、無所属でやらせてください」と断った。河村は「正人ちゃんも会派の代表をやっとるからな」と引き下がった。無所属はどうしても譲れなかった。

 南23区に立つ井上は、政治団体「埼玉改援隊」の松本武洋・和光市長を支援する少数派の市議でもある。井上は最近、松本とこんな約束をしたという。「自由に議論し、政策を深める議会風土に変えていこう」(敬称略)

(2011年3月4日17時26分 読売新聞)

3187チバQ:2011/03/04(金) 23:47:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20110227-OYT8T00860.htm
岩舟町 合併で迷走
腰を据えて議論を


合併問題に揺れる岩舟町の町役場 来年4月の実現を目指していた岩舟町の佐野市との合併に暗雲が立ちこめている。1月の住民投票で、栃木市との合併を検討する法定合併協議会(法定協)設置が賛成多数に。佐野市との合併に向けた新市基本計画の協議は、県の判断で休止状態になった。同町はこれまでも合併を巡って二転三転しており、迷走が続いている。

(岡本朋樹)

 「栃木市との法定協の設置前に新市基本計画に回答すれば、佐野市との合併が決定した印象を与えかねない」

 2月に本協議が始まった新市基本計画について、県が回答を留保、佐野市との法定協が10日、無期限延期となった。本協議は通常2週間程度で終了。県の回答を法定協にかけ、全ての合併協定項目の確認を終えるはずだった。今回の留保は「市町村合併で中立な立場」の県が、佐野市との合併にストップをかけた形だ。

 これを受け、茂呂幸司町長は栃木市との法定協を3月末までに設置する方針を決定。だが、佐野市との合併もこれまで通り進めるとし、栃木市との合併を目指す住民グループの1人は「直近の民意は栃木市との合併を望んだ。佐野市との法定協は休止し、栃木と佐野、双方の合併後の形が見えた後、改めて民意を問うべき」と反発を強めている。

      ◇

 岩舟町の合併を巡る紆余(うよ)曲折は歴史が古い。2004年には旧大平、藤岡両町との合併が破談に。08年には栃木地区との合併が、住民投票で佐野市との合併が多数となったことで頓挫した。その佐野市との法定協も09年、対等合併を主張する前町長が休止を決定。前町長のリコール、出直し町長選を経て、再び合併協議を進めていたところだった。

 同町は、東側で栃木市、西側で佐野市と隣接。農協や高校の学区など行政的なつながりは栃木市と強い一方、買い物など生活圏は佐野市と重なる部分が多い。合併のメリットが異なるため、民意は長く二分されたままだ。

 ただ、合併協議が滞っている間に、合併推進債の発行など特例措置を認める合併新法の終了期限(10年3月)を迎え、優遇措置を受けられなくなるなど、不利益も生じている。

 同町は財政力指数が0・61で県内平均(0・79)は下回るが、全国平均(0・55)は上回り、財政的に合併が急務という状況ではない。市民サービスの向上など、何を重視して合併を目指すのか、町民一丸となり、腰を据えて議論することが求められている。

(2011年2月28日 読売新聞)

3188チバQ:2011/03/04(金) 23:51:23
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110126/447746
政治の現場で 11県議選を前に
【第1部 政党対決】1自民 県政の「責任政党」強調 「敵は民主よりみんな」
(1月17日 05:00)
 政権交代後初の統一地方選まで3カ月を切った。前半戦の県議選は4月1日告示、同10日投開票で行われる。本県では既に県政与党の自民、政権与党の民主の二大政党に、存在感を増しているみんなの党を加えた3党を軸として、政党対決の色合いが濃くなった選挙戦が事実上始まっている。議席増を狙う公明党や党勢拡大を目指す共産党なども含め県議選の「現場」を追った。

 県議会最大会派・自民党議員会を仕切る自負がにじんだ。真岡市で6日に開かれた真岡商工会議所の新春賀詞交歓会。自民党県連幹事長の石坂真一県議は短い言葉で新年の抱負を語った。「長々とは申しません。わが党は責任を持って県政運営に当たってきた。これからもそうだ」

 混迷する民主党の現状を説明しながら、10分近く長口上をふるった同党県連代表の山岡賢次衆院議員とは対照的だった。

 統一地方選への危機感を募らせる民主党県連が年明け早々に対策本部設置を決めたのに対し、自民党県連の新年は静かな幕開けだ。県議会議事堂の自民党議員会控室はひっそりとしている。

 だが石坂氏は「これが本当の危機感の表れ。全議員が必死に地元を回っている」と説明する。「みんなの党が全選挙区に候補者を立てるって言うしな」

 ◆  ◆

 みんなの党はこれまでに13人の立候補予定者を擁立し、民主党(推薦含む)と肩を並べた。菅内閣の支持率低迷など逆風下で民主の候補者擁立が思うように進まない中、みんなはさらに候補者数を伸ばす勢いだ。

 茨城県議選をはじめ地方選で民主は負けが続いている。こうした中、自民県議らは「真の敵はみんな」とも口にするようになった。4つの1人区のうち3つは自民とみんなの一騎打ちとなっていることも影響している。

 ある自民県議は「2人を相手に戦っているようだ」と言う。1人はみんなの党候補、もう1人は同党代表の渡辺喜美(わたなべよしみ)衆院議員のことだ。

 同党のフレッシュなイメージに加え、渡辺氏の知名度や支持基盤との戦いを強いられる。自民党を離党して立ちはだかる渡辺氏への「近親憎悪」も深まっている。

 ◆  ◆

 自民党はこれまでに、県議選に公認・推薦合わせて32人の擁立を決めている。定数50に対し26議席以上の過半数を維持できるかが焦点となっている。前回の県議選直後は35議席だったが、現在は28。5議席はみんなの党への移籍分だ。

 自民の強みは県議会で過半数を握る最大会派であること。数を背景に県政全般に影響を与える。この「力」は選挙戦でも大きな武器になる。

 昨年夏の参院選で民主現職を自民新人の上野通子氏が破り金星を挙げたことも、自民県連の求心力を高めている。

 一昨年夏、衆院選で惨敗し、野党に転落した時のような逆風はない。ただ自民県連幹部の1人は「党再生に向けたリハビリが終わったわけではない」と引き締める。自民にはベテラン候補も多いだけに、世代交代の波にもさらされる。

 自民県連幹事長として選挙戦を統括する石坂氏は言う。「絶対に過半数は取る」

 [写真説明]賀詞交歓会で鏡開きをする石坂氏(左から2人目)と山岡氏(同3人目)ら=6日、真岡市内

3189チバQ:2011/03/04(金) 23:51:49
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110126/447753
政治の現場で 11県議選を前に
【第1部 政党対決】2民主 政権党強み生かせるか 内紛続き「挙党一致」課題
(1月18日 05:00)
 「困った改造をしてくれた。政権交代の原点を忘れている」

 宇都宮市内で14日夜に開かれた労働団体の新年会。民主党県連幹事長の福田昭夫衆院議員は同日発足した菅再改造内閣を痛烈に批判した上で、統一地方選について「県連としては一致団結して、何としても全員当選へ頑張る」と強調した。

 小沢一郎民主党元代表の強制起訴問題などをめぐり、内紛状態が続く同党。混乱の影響は地方組織の同県連にも波及し、船出したばかりの菅再改造内閣への評価も割れている。

 新年会の出席者の一人は、足並みがそろわぬ党の実情にため息をついた。「団結という言葉がむなしいね…」

 ◆  ◆   

 政権交代を果たした一昨年の総選挙で、民主党県連所属の衆院議員は2人から5人に急増した。その勢いを保ちながら、県議選などで議席拡大を図り、地方での基盤を固めるのがそもそもの戦略だ。

 しかし内閣支持率は乱高下し、昨夏の参院選栃木選挙区では民主現職が自民新人に敗北。同9月の党代表選は県連代表の山岡賢次衆院議員や福田氏が小沢氏支持、谷博之参院議員らが菅直人首相支持と分かれ、地方議員の間で「党内抗争をしている場合ではないのに」との指摘が出始めた。

 同県連が県議会の無所属県民クラブに所属する民主党籍を持つ2人に対し「党の結束を乱す行為をした」などとして県議選での公認・推薦を見送った。県議会の民主党・無所属クラブから1人が離脱し、みんなの党入りする事態もあった。昨年末の茨城県議選では民主党が惨敗した。

 定数50の県議会で第2勢力の民主党・無所属クラブは6議席。昨年4月には、同党県連幹部から県議会で過半数獲得を目指す発言もあったが、目標は14議席に下方修正された。現在、党公認・推薦の立候補予定者は13人にとどまっている。

 ◆  ◆   

 今月11日早朝、民主党県連青年委員会の若手県議らが寒空の下、JR宇都宮駅前に立った。市町議なども参加し、政権党としての実績や政策への理解を訴えた。

 同日午前、宇都宮市内では同県連の臨時幹事会があった。この場で統一選を控えた地方議員らは「どうも国会議員の先生方は協調性がない」「一丸となって統一選に勝つ態勢を組んでほしい」と訴えた。国会議員を中心とした統一選の対策本部設置が決定した。

 民主党への逆風を「台風」と表現する関係者もいる。危機感が強まる中、民主党・無所属クラブの一木弘司代表は「政権与党の国会議員に直接、つながっているのはわれわれだということを強調していくときだ」と話し、反転攻勢を誓う。政権与党としての力量が試されている。

 [写真説明]民主党県連の臨時幹事会には地方議員が足を運び、「挙党一致」を求めた=11日午前、宇都宮市内

3190チバQ:2011/03/04(金) 23:52:23
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110126/447756
政治の現場で 11県議選を前に
【第1部 政党対決】3みんな 自民体制に風穴狙う TPP参加、農業に神経
(1月19日 05:00)
 口調は一気に熱を帯びた。「自民党が駄目だから政権交代が起こった。民主党がこれまた駄目だから自民党に戻るのか。そういう選択肢は非常に不毛だ」

 大田原市で4日に行われたみんなの党代表・渡辺喜美衆院議員の後援会新年会。渡辺氏は批判の矛先を古巣の自民党に向けた。県議選で渡辺氏は「敵は自民党」と位置付け、全16選挙区で20人以上の候補者擁立を目指す。これまでに11選挙区から13人が立候補を表明し、民主党の候補者数(推薦を含む)と肩を並べた。月内にはさらに増える見通しだ。

 渡辺氏が全選挙区での候補者擁立にこだわるのは、最大会派の自民党議員会が過半数を占める県議会に風穴を開け、「県政でキャスチングボート(決定権)を握ることが、国政にも波及する」(渡辺氏)と考えるからだ。

 ◆  ◆

 2009年の衆院選、10年の参院選でみんなの党は渡辺氏の地元の県北地区で抜群の集票力をみせつけたが、それ以外では課題を残した。渡辺氏は県議選を通じ地方組織の充実を図り、次期衆院選につなげる青写真を描く。「最低でも10人当選」「自民を過半数割れに」と意気込むみんなの党に対し、自民党県連内では「全面対決だ」との声が挙がる。

 みんなの党の新人候補は政治経験がない医師や起業家などが目立つ。関係者の1人は「他党のようにしがらみがなく、新人が出やすい環境にある」と背景を説明する。

 ただ擁立作業は全て順風満帆ではない。現職の多い自民党は地域への浸透度が強く、選挙区によっては対抗する候補者選びも難しい。みんなの党新人の1人は立候補表明の際、「候補者が2人いたが諸般の事情で白紙になり、(自分が)立候補した」と曲折した擁立の舞台裏を明かした。

 ◆  ◆

 県議選でみんなの党が特に神経を使っているのが環太平洋連携協定(TPP)への対応だ。政府は6月をめどに参加の是非を判断する方針でいる。

 みんなの党は増税に頼らない経済対策を目指し、「開国しないと、日本の稼ぎ頭のものづくり産業が壊滅的な打撃を受ける」(渡辺氏)とTPPへの参加に前向きだ。

 ただ農協関係者などからは反対の声が出ており、渡辺氏は会合などで地域版公約に農業再生策を盛り込むと表明している。「(TPPを議論しても)関税がゼロになるのは15年先。今から徹底して農業のテコ入れをやる。『尊農開国』だ」と農業重視の姿勢を強調する。

 県議会会派・みんなのクラブ代表の中川幹雄県議は「政策をきちんと有権者に説明していく」と話す。国政選挙での勢いを持続し、地方に根を張れるか。県議選が試金石となる。

 [写真説明]初詣で統一選の必勝祈願をしたみんなの党代表の渡辺氏(前列中央)ら関係者=4日午後、那須塩原市

3191チバQ:2011/03/04(金) 23:52:49
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110126/447757
政治の現場で 11県議選を前に
【第1部 政党対決】4公明 「3議席復活」に全力 乱立、小山・野木に初擁立
(1月20日 05:00)
 年頭の街頭演説に小山市を選んだのは初めてだった。

 1月3日、公明党県本部の遠藤乙彦代表は同市郊外で声を張り上げた。「党の存在感を出すために統一選で勝たなければならない」

 県議選で公明党は4年ぶりの3議席復活を目標に掲げる。宇都宮市・上三川町選挙区(定数13)での現有2議席維持に加え、初めて候補者を擁立する小山市・野木町選挙区(同5)で勝利を目指す。

 ◆  ◆

 県議会では2議席ながら、公明党は県政界で独特の存在感を示してきた。昨年10月末の同党県本部大会には、福田富一知事も出席し「(統一地方選は)パーフェクト勝利を」と激励した。

 公明党の県内での基礎票は10万票とされる。選挙での協力関係などを意識する他党からは、常に動向が注目されている。

 一方、県議会での少数会派ゆえの苦悩もある。3人に満たない会派は本会議で代表質問ができず、議会運営委員会に正式に委員を送り込めないなど活動に制約がある。

 このため4年前は政策面で考えの近い無所属県議1人と会派「公明党・新政クラブ議員会」を結成して数をそろえた。だが昨年3月に「当初から3年間の約束だった」として、両者合意の上で同会派を解消した。再び「3議席の壁」に直面することになった。

 ◆  ◆

 公明党は会派解消直後から、3議席確保に向け対策を本格的に練り始めた。着目したのは那須塩原市・那須町選挙区(定数4)と小山市・野木町選挙区。いずれも定数と党所属の市町議数が多く、一定の基礎票が計算できることなどから候補者擁立の対象となった。

 小山市・野木町に絞った背景には立候補予定者8人の「乱立」があった。支持母体である創価学会の安定した組織力に支えられている公明党は「票が分散し当選ラインが下がれば有利になる」(同党関係者)とも分析したという。

 ただ危機感もある。同党県本部関係者は「『公明党だから大丈夫』と思われるのが怖い。現職が票固めに奔走する中、新人が票を上積みするのは厳しい」と明かす。

 今期限りで引退する公明党現職の小高猛男(こだかたけお)県議は「全員当選すれば、3県議できめ細かく地域の課題を取り上げられる」と期待する。

 課題は大票田の小山市などで票の掘り起こしを図ること。同党県本部は県内向け公約集に「ベンチャー起業」支援策や都市住民向け政策などを盛り込むことを検討している。

 [写真説明]公明党県本部は昨秋の大会で早くも統一選の立候補予定者を披露した=宇都宮市内

3192チバQ:2011/03/04(金) 23:53:20
http://www.shimotsuke.co.jp/special/seijinogenba2011/20110126/447758
【第1部 政党対決】5共産 1議席死守へ政策論争 無所属 埋没回避に存在感強調
(1月21日 05:00)
 「福祉や景気を良くできるのは共産党だけ」。同党唯一の県議野村節子氏は年始の訴えで1月2、3の両日、宇都宮市内の駅前など計8カ所でマイクを握った。

 「(有権者は)民主党政権に憤りを感じ、自民党に戻るのも望まない。みんなの党は自民とどこが違うのか」。県議選で多数の候補者を擁立する3党との対立軸を鮮明にした。

 野村節氏は前回、宇都宮市・上三川町選挙区で初当選。共産党にとって4年ぶりの議席復活だった。今回はその1議席を死守する戦いでもあり、高齢者福祉や医療などで政策論争を挑む構えだ。

 同党県委員会の小林年治委員長は大激戦が確実な同選挙区を念頭に「風頼みでは抜け出せない。自分たちで切り開くしかない」と言う。同党は同選挙区以外の2選挙区でも、1人ずつの候補者擁立を目標に作業を続けており、2月上旬にも結論を出す方向だ。

 ◆  ◆

 政党対決の様相が県議選で強まる中、立候補する無所属県議は埋没の危機感を強め、存在感のアピールに躍起だ。政党や各種団体との関係を強化する動きもみられる。

 無所属県議5人のうち4人は「無所属県民クラブ」に所属する。同会派は基本的に「知事与党」のスタンスで活動してきた。

 民主党籍を持ちながら民主党系会派を離れた渡辺直治氏(小山市・野木町選挙区)と菅谷文利氏(さくら市・塩谷郡)、どの政党にも属していない野村寿彦氏(足利市)、阿部寿一氏(那須塩原市・那須町)がメンバーだ。渡辺、菅谷両氏は民主党の公認や推薦はないが、既に連合栃木などの推薦を得た。

 ◆  ◆

 6期目を目指す野村寿氏はどの政党からも距離を置く。「政党のマニフェストに縛られたくない」という。足利市選挙区も激戦は必至だが、「民主はだめ、自民も嫌、みんなの党は信用できないという無党派層に照準を合わせる」戦略だ。

 再選を目指す阿部氏は自民党への復党を望む。2003年の旧黒磯市長選を機に地元選出の渡辺喜美衆院議員と対立し、自民党を離党した。その渡辺氏は自民を離党し、現在はみんなの党代表。県北部では自民とみんなが全面対決の様相で「復党に障害はなくなった。自民に認めていただければ、反渡辺票をかき集める先頭に立ちたい」と存在感を強調する。

 1人会派「新政クラブ議員会」の琴寄昌男氏は無所属で栃木市・岩舟町選挙区から再選を目指す。自民党籍を持っている琴寄氏は「1人では活動に限界がある」として、自民への傾斜を強めている。

 (第1部終わり)

 [写真説明]県議の名前が並ぶ電光掲示板。共産党や無所属議員は存在感を強調する=県議会議事堂

3193チバQ:2011/03/04(金) 23:54:58
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102220001
【県議選選挙区から】


【1】前橋市 現・新11人表明 激戦か
2011年02月22日

 前橋市と旧富士見村が合併し、選挙区名から「勢多郡」が外れた。いまのところ現職5人、新顔6人の計11人が立候補を表明しており、8議席を争う激戦区となりそうだ。


 民主党は、富岡由紀夫前参院議員の秘書を務めた本郷と、千葉県出身の弁護士、小川の新顔2人を公認した。


 前回も党公認で2人を擁立したが、共倒れに終わった。今回、政権与党とはいえ逆風が吹くなか、県連は「しがらみのない政治の実現」を訴える。


 議会与党で、同区に4人の現職がいる自民党は、現職3人と新顔1人を擁立する。中村は北東部、中沢は南部、狩野は東部を足場に、後援会組織などの地盤を固めたうえで支持拡大を目指す。安孫子は、前橋市議の実績を訴える。


 09年の補選で当選した自民党の山本龍は立候補を見送る予定だ。来年2月の前橋市長選を見据える。


 公明党の水野は前回初当選した。創価学会の組織票を基に議席を守りたい。


 共産党は前回5選したが除籍処分となった早川昌枝に代わって、09年の衆院選で公認した酒井を公認。議席回復を目指す。


 前回民主党公認だった亀田は、無所属で立候補する。前回トップ当選した岩上は、知事選立候補を表明し県議選を見送る後藤新と政策的に近い。後閑は赤城南麓(なん・ろく)地域を地盤に支持拡大を目指す。(敬称略)


     ◇


 政権交代後、初めて迎える統一地方選。前半戦の県議選(定数50)は4月1日告示、10日投票で行われる。市町村合併に伴う区割り・定数の見直しにより、選挙区は前回の19から18に減る。多野郡区はなくなり、藤岡市区と一緒になり定数2のまま。高崎市区の定数は1増えて9となった。全体の定数は変わらない。4年間の県民の代表をめざし、現職、元職、新顔計70人前後が立候補の準備を進めている。各選挙区の立候補予定者を紹介する。


 ■前橋市(定数8)


 本郷高明  39  民新


 小川晶   28  民新


 中村紀雄  70  自現


 中沢丈一  62  自現


 狩野浩志  50  自現


 安孫子哲  39  自新


 水野俊雄  38  公現


 酒井宏明  45  共新


 岩上憲司  38  無現


 後閑千代寿 67  無新


 亀田好子  55  無新

3194チバQ:2011/03/04(金) 23:55:25
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102230001
【2】高崎市 民主、3議席確保狙う
2011年02月23日

 旧吉井町との合併で定数が1増えて9に。現職6人、新顔3人、元職1人の計10人がしのぎを削る。


 民主党は前回、公認1人だったが、今回は石川、後藤の2人を公認、角倉を推薦し、勢力の拡大を狙う。


 前回、新顔ながら3位当選した元NHK記者の石川は、今回も組織に頼らない運動を展開する。後藤は出身の県職労を柱とした労組に加え、地元の八幡地区を中心に地域の支持拡大に力を入れる。


 前回、多野郡から選出された角倉は選挙区再編により高崎に回った。地元の吉井地区を固め、これまでなじみの薄かった旧高崎市で票の掘り起こしを進める。


 自民党は、中島篤が市長選に立候補、平田英勝が引退するのを受け、公募候補の清水、桂川を含め5人を擁立した。


 市議から転出した清水は市北部が地盤。市議2期の実績を訴える。松下政経塾出身の桂川は幼稚園事務長を務め、子育て世代の女性にも支持を呼びかける。


 橋爪は地盤の片岡、石原など市西部を固め、関根は地元の新町地区に加え、新たに選挙区に加わった吉井地区にも勢力を伸ばす。


 市議から回った岸は、旧群馬町が地盤。平田の事実上の後継で、箕郷、榛名、倉渕を含めた旧郡部に力を入れる。


 前回トップ当選の公明党の福重は組織を固め、まんべんなく市内を回る。前回は当選を逃した共産党の伊藤は、身近な政策を掲げて議席の回復を目指す。(敬称略)


 ■高崎市区(定数9)


 石川貴夫   32 民現


 後藤克己   37 民現


 関根圀男   64 自現


 橋爪洋介   43 自現


 岸善一郎   60 自新


 清水真人   35 自新


 桂川孝子   47 自新


 福重隆浩   48 公現


 伊藤祐司   52 共元


 角倉邦良   50 無現

3195チバQ:2011/03/04(金) 23:55:54
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102240001
【3】太田市 公明擁立で構図が変化
2011年02月24日

 ◆太田市区


 民主党は前回、党県連の会計問題に端を発した混乱を収拾できず、公認申請があった3人に公認を出せないまま選挙戦に突入した。今回はその3人を早々と公認した。


 前回、3度目の挑戦で初当選した阿部、労組票をまとめて4選を果たした黒沢は、ともに手堅い個人票を固めつつある。前回は届かなかった田島は街頭活動などに力を入れている。


 自民党は前回当選した3人のうち、1人が2009年の市長選に立候補するため辞職し、1人が引退した。唯一の現職笹川と、新顔の高田、穂積の3人が挑む。


 同市区で初めて公明党が公認候補を擁立したことで選挙戦の構図が変わり、自民党候補にも波紋を広げている。


 公明党はこれまで自主投票ながら、国政での自公協力などを背景に、多くの票は自民党系候補に向かったと見られていた。


 前回トップ当選した笹川は、危機感をバネに組織の引き締めを図る。3月中旬に予定していた事務所開きは今月下旬に前倒しした。


 高田は、旧市以来市議を2期務め、地元の宝泉地区の支持を固めたうえで、市内全域に拡大を図る。福祉施設事務長の穂積は、福祉関係者を軸にどれだけ支持を広げられるかがカギとなる。


 公明党は薬丸を擁立。県議会で議会運営委員会などに代表を出せる会派(交渉団体)の構成要件が県議選後に2人から3人に増えることから、現有の前橋、高崎両市区に加え、太田市区で「3人目」を確保することが目標。4人いる現職市議が、自身の選挙とともにフル稼働している。(敬称略)


 ■太田市区(定数5)


 黒沢孝行   59 民現


 阿部知世   39 民現


 田島国彦   41 民新


 笹川博義   44 自現


 高田勝浩   42 自新


 穂積昌信   36 自新


 薬丸潔     32 公新

3196チバQ:2011/03/04(金) 23:56:15
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102250001
【4】伊勢崎市・佐波郡 自民、新顔擁立へ
2011年02月25日

 ◆伊勢崎市区


 定数5に対し、7人が立候補を表明。現職は民主党と無所属の2人のみで、世代交代が進みそうだ。


 民主党は、党県連幹事長の久保田が再選をめざす。「前回と違って党公認として票の上積みは期待しにくい」と、地盤の東・赤堀地区を中心に街頭などで4年間の実績を訴える。


 自民党は市長選へのくら替えと引退で、前回投じられた票の半分以上を集めた当選者3人が出馬しない。代わりに現職原富夫の三男・和隆、現市議の臂(ひじ)、前回約440票差で次点だった中心商店街店主の井下の3人を公認した。


 吉山は、みんなの党の県内唯一の候補。街頭演説で党ののぼりを見て集まる市民も多いと感じるが、市議時代の支援者を中心に個人票の積み上げに重点を置く。


 塚越は前回と同様、社民党と連合群馬の推薦を得た。組織票に加え、現職として培ってきたつながりを生かしたいと言う。


 森田は、昨年の市議選での落選の雪辱をめざす。


 ◆佐波郡
 町を二分する選挙となった前回から一転、自民党現職の井田のみが立候補の準備を進めている。


 井田は元町長の長男。前回は、ともに自民党に公認申請した前町長との一騎打ちを約1300票差で制した。今回も町長や過半数の町議らの支援を受ける。(敬称略)


 ■伊勢崎市区(定数5)


 久保田務   61 民現


 井下泰伸   47 自新


 原和隆     41 自新


 臂泰雄     58 自新


 吉山勇     48 み新


 塚越紀一   69 無現


 森田修     61 無新


 ■佐波郡区(定数1)


 井田泉     47 自現

3197チバQ:2011/03/04(金) 23:56:47
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102260001
【5】桐生市・みどり市 共産獲得なるか
2011年02月26日

 ◆桐生市区


 前回と同じ顔ぶれの4人が立候補を予定している。


 前回トップで当選し、3選を目指す大沢は、石関貴史衆院議員(群馬2区)との確執などから今回は民主党の公認がとれなかった。民主党は公認・推薦候補を立てておらず、民主党系の分裂は避けられた。大沢は労働組合の厚い支持を受けている。


 自民党は、県連政調会長の村岡、元県議会議長の腰塚を擁立する。2人とも厚い支持基盤を維持し、それぞれ3回目、6回目の当選を目指している。
  焦点は、3回目の挑戦となる共産党の関口が議席に届くか。前回の選挙では、前々回の得票に1295票を上積みして1万824票を獲得し、腰塚に1887票差まで迫った。建設や福祉関係の集会にこまめに顔を出し、個人票の上積みを図っている。


 ◆みどり市区


 自民党は4選を狙う須藤を擁立。前々回は新田郡区で、前回は笠懸、大間々、東の旧3町村が合併して誕生したみどり市区でと、2回連続して無投票で当選した。


 今回は民主党が「無投票阻止」を掲げ、石川を公認した。石川はまだポスターもつくっていないなど、取り組みが遅れている。(敬称略)


 ■桐生市区(定数3)


 腰塚誠    63 自現


 村岡隆村   60 自現


 関口直久   61 共新


 大沢幸一   67 無現


 ■みどり市区(定数1)


 石川直哉   31 民新


 須藤昭男   50 自現

3198チバQ:2011/03/04(金) 23:57:26
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102280001
【6】藤岡市、富岡市、安中市、甘楽郡
2011年02月28日

 ◆藤岡市・多野郡区


 前回と同じ顔ぶれだが、選挙区に多野郡が加わった。


 元鬼石町長の関口は前回トップ当選。連合群馬の推薦を受ける。三つどもえだった昨春の市長選で、支持者が割れたのが懸念材料だ。


 自民党は、3選をめざす新井と返り咲きを狙う田所を公認。新井は小渕恵三元首相の秘書や市議を経験。現職の強みを生かし、多野郡に食い込む。田所陣営は「落ちたら政治生命は終わる」と支持者の熱がこもる。多くの市議の支援を得る。


 ◆富岡市区


 無所属で立候補してきた今井は今回、自民党公認で3選をめざす。だが昨春の市長選で、自民党推薦の現職の岩井賢太郎を新顔の岡野光利が破った。この市長選で今井支持者の多くが「反岩井」に回ったとされ、岩井との関係はしっくりしない。


 市長選で岩井を応援したのが、市議会議長だった大手。県議も6期23年間務めた岩井の後援会の支援を期待する。


 民主党の推薦を受ける下山は市長選で岡野を応援した。地元青年会議所の理事長を務めた43歳の矢野は、同世代を中心に支持を訴える。


 ◆安中市区


 立候補を予定しているのは定数と同じ2人。自民党公認で松井田地区が地盤の岩井は、安中地区でも支持を広げる。安中地区が地盤の茂木は、地域活動で培ってきた支援者を中心に保守層への浸透を図る。今回は連合群馬の支持を得た。


 ◆甘楽郡区


 前回、無投票で再選した自民党の織田沢以外に動きはない。地元甘楽町を中心に下仁田町、南牧村にも後援会組織を張り巡らす。(敬称略)


 ■藤岡市・多野郡区(定数2)


 新井雅博   50 自現


 田所三千男  61 自元


 関口茂樹   64 無現


 ■富岡市区(定数1)


 今井哲    42 自現


 下山真    61 無新


 矢野英司   43 無新


 大手治之   58 無新


 ■安中市区(定数2)


 岩井均    47 自現


 茂木英子   50 無現


 ■甘楽郡区(定数1)


 織田沢俊幸  59 自現

3199チバQ:2011/03/04(金) 23:58:09
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721102280002
【7】渋川市、吾妻郡 16年ぶりの選挙戦
2011年02月28日

 ◆渋川市区


 16年ぶりの選挙戦。旧渋川市区(定数1)時代から3回続けて無投票だったが、今回は自民党の現職2人に無所属の前渋川市議を交えた激戦になりそうだ。


 真下には初めて立候補した1999年以来、選挙を戦った経験がない。支援態勢を固め、自民党県連幹事長の知名度を生かして4選をめざす。


 星名にとっても選挙戦は2006年の渋川市長選で落選して以来。前回は無所属だったが、今回は自民党の公認を得て再選を狙う。


 金子は若さと市議3期の実績を訴える。連合群馬の「支持」も取りつけ、現職の一角を崩す構え。毎朝、街頭で支持を訴えている。


 3人とも旧渋川市内の出身。旧町村部への浸透がカギとなりそうだ。


 ◆吾妻郡区


 前回と同じ顔ぶれで、自民党の現職2人に無所属の新顔が挑む。


 南波は地元の東吾妻、中之条両町など郡東部で強い支持を受け、5選と3回連続のトップ当選をうかがう。自民党県連の選挙対策本部長として議席独占を死守したい。


 再選をめざす萩原は、出身地の草津町や八ツ場ダムの地元長野原町など郡西部が支持基盤。郡東部の集会にもこまめに顔を出し、票の上積みをねらう。


 重野は3度目の挑戦。前回は7361票を獲得した。東吾妻町など2町1村では萩原を抑えたが、約2600票及ばなかった。郡西部に支持を拡大できるか。(敬称略)


 ■渋川市区(定数2)


 真下誠治   69 自現


 星名建市   54 自現


 金子渡    40 無新


 ■吾妻郡区(定数2)


 南波和憲   63 自現


 萩原渉    57 自現


 重野能之   33 無新

3200チバQ:2011/03/04(金) 23:58:40
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721103010002
【8】沼田市、利根郡、北群馬郡 
2011年03月01日

 ◆沼田市区


 前回は無投票だったが、今回は2人が立候補を表明している。ほかにも出馬を模索する動きがある。


 自民党は4選を目指す県議団長の金子を擁立する。


 元市議会議長で無所属の金井は、2月15日に立候補を表明した。遅れを取り戻そうと、市議時代の支持者固めから取り組んでいる。


 ◆利根郡区


 前回と同じ顔ぶれになりそうだ。


 自民党県議の現職同士が、定数減の影響で双方無所属として争った前回、小野里が313票の小差で星野を振り切った。今回、小野里は党公認を得て4選をめざし、星野は無所属として雪辱を期す。


 小野里は、みなかみ町が地元。同町の有権者は約1万8700人。一方の星野は片品村出身で、同村の有権者は約4400人。星野はみなかみ町に拠点を設け、支持拡大をはかる。


 ◆北群馬郡区


 前回、大林は無投票で初当選した。今回も、自民党公認で大林が再選をめざす。いまのところ、ほかに立候補の動きはない。


 大林は、自民党県連幹事長や県議会議長を務めた父親の後継として立候補した経緯があり、知名度や人脈を生かして一層の浸透をはかる。(敬称略)


 ■沼田市区(定数1)


 金子浩隆   50 自現


 金井康夫   42 無新


 ■利根郡区(定数1)


 小野里光敏  70 自現


 星野寛    55 無元


 ■北群馬郡区(定数1)


 大林俊一   54 自現

3201チバQ:2011/03/04(金) 23:59:09
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000721103020001
【9】館林市、邑楽郡 自民独占
2011年03月02日

 ◆館林市区


 前々回の2003年、前回の07年と無投票で自民党公認候補が2議席を独占してきた。今回は一転、12年ぶりの選挙戦となる見込み。


 民主党が前館林市議で新顔の茂木を公認した。茂木は昨年3月に早々に立候補を表明し、着々と準備を進める。市議3期で培った政策立案力をアピールし浸透をはかる。


 館林市は、09年夏の衆院選で民主党の柿沼正明氏に敗れた、谷津義男元農水相の地元。民主党政権の支持率が低迷し、県連内の軋轢(あつ・れき)も残るなか、自民党地盤にどこまで食い込めるかが注目される。


 自民党は現職の副議長で、4選をめざす松本と、再選を狙う須藤を擁立する。松本は、1999年以来の選挙戦。99年は谷津元農水相の秘書だった安楽岡一雄(現館林市長)に続き、松本が2位当選した。須藤は初の選挙戦だが、安楽岡と同様、谷津元農水相の元秘書という経歴を生かす。


 ◆邑楽郡区


 邑楽郡は「平成の大合併」はなく、これまで同様、自民党公認2人と非自民が議席を狙う構図は変わらない。無投票選挙の可能性もある。


 自民党は4選をめざす久保田と、再選をねらう舘野を公認した。


 無所属の塚原は3回目の当選をにらみ、連合群馬の応援を受ける。


 前回は久保田が1万6934票、塚原1万4647票、舘野1万476票だった。(敬称略)


 ■館林市区(定数2)


 茂木直久   55 民新


 松本耕司   66 自現


 須藤和臣   43 自現


 ■邑楽郡区(定数3)


 久保田順一郎 58 自現


 舘野英一   62 自現


 塚原仁    60 無現

3202チバQ:2011/03/05(土) 00:07:35
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102020001
11年県議選(1)
2011年02月02日

◇南2区 定数6、民主は1人か/南3区 自民現職、8期で引退


 統一地方選で実施される県議選の告示(4月1日)まで2カ月。各党の候補者擁立作業は大詰めを迎えつつあり、無所属も含め、立候補予定者の動きが活発化している。県内の59選挙区(定数94)の動向や構図を、順次報告する。


◇南1区(3)/草加市


 民主の山川百合子(41)、自民の谷古宇勘司(60)、公明の蒲生徳明(50)の現職3人が議席維持を目指す。元草加市議の芝野勝利(43)が無所属新顔で挑む。


◇南2区(6)/川口市


 定数最多の激戦区。民主からは再選を狙う菅克己(44)が唯一の候補者になりそうなのに対し、自民からは奥ノ木信夫(59)と田中千裕(62)が5選を目指すのに加え、市議の豊田満(58)も新顔として挑む。現有2議席確保を期す公明からは、3選を狙う塩野正行(48)と市議の新顔萩原一寿(44)が立つ。共産からは元市議の村岡正嗣(59)が再挑戦し、民主を離党した松本佳和(45)はみんなの公認を得て再選をもくろむ。


◇南3区(1)/さいたま市西区


 元衆院議員秘書の信賀信孝(33)が民主新顔で立つ。8期務めた自民の深井明(75)は引退の意向。2009年の市長選にも立候補した元市議の日下部伸三(52)が、無所属新顔で立候補予定。


◇南4区(2)/さいたま市北区


 民主、自民、共産の三つどもえの戦いか。民主からは市議の高木真理(43)が新顔で挑戦し、自民の鈴木弘(70)は3選を目指す。共産からは09年の市長選にも挑戦した元職の松下裕(65)が返り咲きを狙う。公明現職の畠山清彦(54)は引退する予定。


◇南5区(1)/さいたま市大宮区


 枝野幸男官房長官(衆院埼玉5区)の地元で民主が「世代交代」を図り、議席維持を目指す。6期務めた秦哲美(81)が引退し、元参院議員秘書の藤井健志(35)が新顔で挑む。市議の沢田力(43)が自民新顔として立つ予定。


◇南6区(2)/さいたま市見沼区


 自民公認で前回再選された清水勇人(48)が市長に転身し、欠員1で選挙を迎える。民主からは元衆院議員秘書の井上将勝(31)が新顔で立候補を表明。前回は無所属で初当選した田村琢実(39)が自民公認で再選を目指す。共産も新顔の擁立を検討中。


◇南7区(1)/さいたま市中央区


 元議長で4期務めた自民の吉田弘(72)が引退を表明。公募の結果、学習塾講師の伊藤雅俊(28)が自民新顔として公認を得た。民主も候補者擁立を検討している。

3203チバQ:2011/03/05(土) 00:07:58
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102030001
11年県議選(2)
2011年02月03日

◇南8区 6選期す自民県議団長/南13区 現新5氏の激戦模様か


◇南8区(1)/さいたま市桜区


 自民党県議団長の長沼威(61)が6期目を目指す。新顔は民主の公募に応じた元格闘技選手の田島剛(32)と、ミニコミ誌編集部事務局長で無所属の小高真由美(46)が挑む。


◇南9区(2)/さいたま市浦和区


 民主の浅野目義英(52)が2期目、自民の荒川岩雄(71)が3期目を目指す。候補者擁立を探る他党もあり、選挙戦になるかどうかが焦点の一つとなっている。


◇南10区(2)/さいたま市南区


 民主の木村勇夫(43)と自民の宮崎栄治郎(56)の現職2人が準備を進めている。前回候補者を立てた共産は擁立を見送る方針。


◇南11区(1)/さいたま市緑区


 現・新が争う構図か。前回無所属で初当選した自民の高橋政雄(59)が再選を目指す。元衆院議員秘書の松岡耕一(34)が民主公認で挑む。


◇南12区(2)/さいたま市岩槻区


 4期目を目指す自民の小島信昭(45)と、元岩槻市長で前回返り咲いた社民の佐藤征治郎(71)が立候補を表明。民主や共産などが擁立を見送れば無投票の可能性もある。


◇南13区(3)/上尾市


 現職3人と、市議からの転身を図る新顔2人による激戦か。民主の畠山稔(61)は2期目、自民の島田正一(62)は4期目、公明の石渡豊(55)は3期目を狙う。議席奪還を目指す共産からは秋山もえ(34)が立つ予定。無所属の新井金作(50)は前市長の父の代からの支持層を固める。


◇南14区(1)/桶川市、伊奈町


 再選を目指す無所属の小野克典(42)に、元市議会議長で新顔の岡地優(62)が自民の推薦を得て挑む。



(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3204チバQ:2011/03/05(土) 00:08:38
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102040001
11年県議選(3)
2011年02月04日

◇南15区 自民県連幹事長が引退/南22区 現新4氏が立つ激戦か


◇南15区(1)/北本市


 5期務めた自民の県連幹事長・滝瀬副次(70)が引退を決め、無所属3人が立候補予定。元記者で新顔の新井一徳(38)は自民、3度目の挑戦となる医師で新顔の平尾良雄(58)は民主の推薦を得た。元職の諏訪善一良(61)は実績や経験をアピールする。


◇南16区(1)/鴻巣市の一部


 無所属の中屋敷慎一(51)が再選を目指す。前回、前々回と無所属で次点だった佐藤泰彦(53)は自民新顔として立つ予定。


◇南17区(1)/志木市


 鈴木正人(42)が無所属で3期目を目指す。他に立候補の動きは表面化していない。


◇南18区(2)/新座市


 無所属の吉田芳朝(36)が民主推薦で3期目を目指す。公明からは、3期務めた西田矩子(65)の後継として、党県青年局次長で新顔の安藤友貴(35)が立候補の準備を進めている。自民も候補者擁立を模索している。


◇南19区(1)/蕨市


 前回同様、民・自の一騎打ちか。再選を狙う民主の福田秀雄(64)に、市議の須賀敬史(43)が自民新顔として挑む。


◇南20区(2)/戸田市


 民主の中島浩一(49)が再選を狙うのに対し、自民では5選を目指す峯岸光夫(63)と、前回敗れた元職細田徳治(62)が議席独占を期す。市議の菅原文仁(35)が無所属で初挑戦するほか、共産も擁立を検討中という。


◇南21区(1)/鳩ケ谷市


 前回初当選した茅野和広(58)が昨年の鳩ケ谷市長選・市議選で現金を配ったとして辞職。川口市議の白根大輔(31)が無所属新顔で立ち、地元の民主支部が推す。自民公認で前回敗れた元職の石田昇(62)が無所属で雪辱を期す。自民は公募を終え人選中。


◇南22区(2)/朝霞市


 すでに4人が立候補を予定し、激戦の様相。無所属の醍醐清(58)が民主推薦で再選を目指し、自民の神谷裕之(67)が6期目を狙う。新顔は、元市議の星野文男(53)がみんなの公認を得て、市議の野本一幸(58)が無所属で、それぞれ挑む。


◇南23区(1)/和光市


 4期目を目指す民主の神杉一彦(69)に対し、市議の井上航(31)が松本武洋市長の支援を受け、無所属新顔として挑む構図になりそう。


(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3205チバQ:2011/03/05(土) 00:09:06
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102050001
11年県議選(4)
2011年02月05日

◇西1区 現新6氏が4議席争う/西5区 共産、議席死守を狙う


◇西1区(4)/所沢


 前回当選した当麻よし子(61)が市長に転じ、現職3人に市議からの転身を図る新顔3人が挑む。自民の藤本正人(49)は3期目、公明の西山淳次(52)は4期目、共産の柳下礼子(64)は5期目を目指す。新顔は民主の水村篤弘(36)と、民主推薦の末吉美帆子(53)、自民推薦の大石健一(45)の無所属2人。


◇西2区(2)/入間市


 民主の新井格(48)は2期目、自民の田中龍夫(58)は5期目を目指す。前回敗れた元職の斎藤正明(61)も、自民公認での立候補の意向を示している。


◇西3区(1)/飯能市


 民主が擁立しなければ、自民系の一騎打ちの可能性もある。前回無所属で初当選した自民の和田浩(58)と、前回自民公認で敗れた無所属の元職中村興夫(65)の争いか。


◇西4区(2)/狭山市


 現職2人に市議からの転身を目指す新顔2人が挑む構図か。自民の本木茂(57)は3期目、無所属の北村浩(45)は再選を目指す。新顔は、民主の中川浩(44)と無所属の田中寿夫(63)。


◇西5区(1)/ふじみ野市の一部


 08年の再選挙で民主と自民の候補者2人を破って初当選した共産の山川寿美江(68)が、議席死守を狙う。市議から転身を図る自民の加藤末勝(60)と、無所属で民主推薦の駒林土地区画整理組合理事長、谷新一(52)の新顔2人が挑む構図か。


◇西6区(1)/富士見市


 3期務めた自民の神山佐市(56)が次期衆院選埼玉7区で立候補することに。星野光弘(53)が、自民推薦の無所属新顔として立候補するため2日、市議を辞職した。他に表だった動きは見られない。


◇西7区(1)/ふじみ野市の一部、三芳町


 前回は自民、民主、共産の三つどもえだったが、再選を目指す自民の土屋恵一(56)以外、動きは見られない。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3206チバQ:2011/03/05(土) 00:09:34
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102070002
11年県議選(5)
2011年02月06日

◇西8区 4党と無所属の激戦模様/西11区 補選の2氏、再び対決か


◇西8区(4)/川越市


 4党と無所属の激戦か。民主の矢部節(68)と自民の渋谷実(67)が4期目、公明の福永信之(58)が5期目、無所属の舟橋一浩(38)が2期目を目指し、前回敗れた共産元職の守屋裕子(61)は雪辱を期す。


08年4月の西5区再選挙で敗れた和菓子会社役員の中野英幸(49)が選挙区を変え、自民新顔として立候補を表明している。


◇西9区(1)/日高市


 民・自の一騎打ちか。県議会議長で5期目を狙う自民の小谷野五雄(55)に、市議からの転身を図る川田虎男(31)が民主新顔として挑む。


◇西10区(1)/毛呂山町、越生町


 5期務めた自民の丸木清浩(71)が引退を決め、元県職員の武内政文(57)が無所属新顔での立候補を表明。民主も候補者擁立を検討している。


◇西11区(1)/坂戸市


 昨年9月の補選で初当選した木下高志(51)と、競り負けた新顔で幼稚園理事長の小川直志(58)が、ともに無所属で立候補する意向。再び一騎打ちか。


◇西12区(1)/鶴ケ島市


 自民の長峰宏芳(68)が5期目を目指す。


 前回敗れた元市議は熟慮中といい、民主は候補者擁立を模索する。


◇西13区(1)/川島町、吉見町


 3期目を目指す自民の中村健(63)以外に目立った動きはなく、前回同様、無投票になる可能性がある。


◇西14区(1)/東松山市


 昨年7月の補選で初当選した無所属の江野幸一(60)が再選を目指す。市議の斎藤雅男(46)が無所属新顔として立候補を表明し、自民に推薦を申請している。


◇西15区(1)/滑川町、嵐山町、小川町、鳩山町、ときがわ町


 3期目を狙う自民の松本恒夫(63)以外に立候補表明は出ていない。


 民主が候補者擁立の可能性を探っている。


(注)選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3207チバQ:2011/03/05(土) 00:10:09

http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102070001
11年県議選(6)
2011年02月07日
◇北5区 現新5氏が3議席争う/北6区 現職3氏と元職の争い


◇北1区(1)/秩父市


 自民の北堀篤(60)が4選を狙う。他に立候補表明は出ていない。


◇北2区(1)/横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村


 自民の岩崎宏(64)が再選を目指す。他に立候補表明は出ていない。


◇北3区(1)/美里町、神川町、上里町


 上里町を地盤とする無所属同士の争いか。丸山真司(68)は再選を目指し、同町議会議長の斉藤邦明(38)が新顔として挑む。


◇北4区(1)/本庄市


 自民の竹並万吉(71)が5期目を狙う。他に立候補を模索する動きがあり、無投票だった前回とは違って選挙戦になる可能性もある。


◇北5区(3)/深谷市、寄居町


 民主推薦で前回初当選した小島進(50)が市長に転身。民主からは市議の江原久美子(40)が新顔で立つ。自民は前回無所属で当選した加藤裕康(65)と神尾高善(60)が、それぞれ3期目と2期目を目指す。市議の小川真一郎(37)と吉岡信彦(58)が無所属新顔として挑む。


◇北6区(3)/熊谷市


 前回と同じ顔ぶれか。民主の田並尚明(45)は2期目を目指す。自民では、小林哲也(51)と森田俊和(36)が、それぞれ3期目と2期目を狙う。自民公認で前回敗れて市議に転じた元職の岡部三郎(73)は、無所属で返り咲きを狙う。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3208チバQ:2011/03/05(土) 00:10:53
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102080001
11年県議選(7)
2011年02月08日

◇東1区 12年ぶりに選挙戦か/東8区 3議席を5人が争う


◇東1区(1)/行田市


 自民の鈴木聖二(55)が4期目を狙う。市議会副議長の漆原金作(68)が無所属新顔で挑み、12年ぶりの選挙戦になりそうだ。


◇東2区(1)/羽生市


 自民の諸井真英(42)が再選を目指す。


 他に立候補表明は出ていない。


◇東3区(1)/加須市の一部


 自民の野本陽一(71)が10期目を狙う。市議の恩田博(66)が民主新顔として準備を進めている。


◇東4区(1)/加須市の一部、鴻巣の一部


 自民の野中厚(34)が再選を目指す。3人が争った前回と違い、無投票の可能性も。


◇東5区(1)/久喜市の一部


 自民の樋口邦利(63)が5期目を狙う。無投票だった過去2回に続き、無風の状態。


◇東6区(1)/蓮田市


 自民の石井平夫(63)が再選を目指す。新顔では民主の推薦を得た俳優の山口眞司(54)が無所属で、政治団体代表の福田聖次(59)が諸派で立候補の準備を進める。


◇東7区(1)/久喜市の一部、宮代町、白岡町


 無所属で民主推薦の岡重夫(58)が再選を目指す。元IT関連会社員の田中聡一郎(26)が自民新顔で挑む。


◇東8区(3)/春日部市の一部


 民主の渋田智秀(45)が2期目、自民の佐久間実(70)が10期目を狙う。3期務めた無所属の清水寿郎(75)は引退を表明し、後継として市議の白土幸仁(37)が無所属新顔で初当選を目指す。公明は党県局次長の権守幸男(39)、共産は元市議の並木敏恵(50)が、それぞれ新顔として挑む。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略

3209チバQ:2011/03/05(土) 00:11:24
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000581102100001
11年県議選(8)完
2011年02月10日
◇東9区 民主、2議席確保狙う/東14区 新顔2人、現職に挑む


◇東9区(4)/越谷市


 前回当選した民主の高橋努(67)が市長に転身し、さらに2人が引退する。


 民主は、いずれも市議で新顔の山本正乃(51)と細川威(33)が2議席確保に挑む。自民の松沢邦翁(62)は3期目を狙う。


 公明は、久保田厚子(63)の後継として、市議で新顔の藤林富美雄(55)が議席維持を目指す。


 元国会議員秘書の藤沢慎也(33)は引退する黒田重晴(75)の支援を受け、みんな新顔として挑戦。共産も候補者擁立を検討している。


◇東10区(1)/八潮市


 自民の大山忍(53)が4期目を目指す。他に立候補の具体的な動きは見られない。


◇東11区(2)/三郷市


 自民は鈴木義弘(48)が4選を目指す一方、3期務めた逢澤義朗(76)が引退を決め、市議で新顔の山下勝矢(48)が自民推薦で挑む。司法書士の冨永由果(33)が無所属新顔として立候補を表明している。


◇東12区(1)/久喜市の一部


 自民の梅沢佳一(56)が3期目を目指す。元衆院議員秘書の野中智(41)が無所属新顔で立候補する予定。


◇東13区(1)/幸手市


 自民の小森谷昭(56)が再選を目指す。市議会議長の青木章(52)と、元衆院議員秘書の吉良英敏(36)、元市議の増田幹男(73)の3人が無所属新顔として挑む。


◇東14区(1)/春日部市の一部、杉戸町、松伏町


 12年ぶりの選挙戦が予想される。自民の井上直子(71)が6期目を狙い、日本創新の推薦を受けた杉戸町議の坪田光治(37)と、NPO法人理事の豊島亮介(35)が、無所属新顔として挑む。


◇東15区(1)/吉川市


 6期目を狙う自民の蓮見昭一(69)に、NPO法人理事長の中原恵人(40)が無所属新顔として挑む。


【注】選挙区名に続くカッコ内の数字は定数。敬称略。

3210チバQ:2011/03/05(土) 00:12:45
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110301-OYT8T01155.htm
民主現職に若手擁立  県議選 1人区
自民、お株奪う戦略
 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の県議選は、59選挙区(定数94)のうち、39ある定数1の「1人区」が焦点だ。自民、民主両党がぶつかる10選挙区では、年配の民主党現職に、20歳代の自民党新人が挑むなど、従来にない構図も出現。若い世代を積極的に投入し、選挙戦の主導権を握ろうとする選挙戦略が似通ってきている。


 南19区(蕨市)のJR蕨駅西口。1日朝7時、自民党新人の市議・須賀敬史(43)が、通勤・通学客に頭を下げ続けていた。政策ビラを手渡す右手の手袋は外してある。対戦相手は、民主党現職の福田秀雄(64)。21歳年下の須賀にとって世代交代が売りだ。

 その福田は、反対側の東口で、県議以前から続ける「駅立ち」を行っていた。2月25日の県議会一般質問で「地域主権改革を進めるべきだ」と発言したことなどを紹介した「県政リポート」も配布。街頭で無党派層の支持を得る「民主党らしさ」を重視しているが、「政府予算案が衆院通過したが、今後、国政の混乱は深まるかもな」と、菅政権の今後に不安を隠しきれない様子だ。

 民主・自民の1人区対決のうち、2選挙区は、自民党新人と民主党現職の対戦。東7区(久喜市の一部=旧菖蒲町、宮代町、白岡町)では、自民党新人の元IT会社員・田中聡一郎(26)が民主党現職の岡重夫(58)に挑む。

 2選挙区は元々、自民党の地盤。前回の県議選で「政権交代ブーム」に乗った民主党新人に、当選4〜5回の自民党現職が敗れた経緯がある。ベテランに若い新人をぶつける選挙戦は、民主党が得意としてきた手法。今回、自民党は「民主党らしさ」のお株を奪う形で議席奪回を目指す。

 民主党も「らしさ」を失ってはいない。

 5選挙区は民主党新人と自民党現職の対決。「自民党の大物に、30歳代の新人が挑戦」との構図に持ち込んだ選挙区もある。南8区(さいたま市桜区)では、5期20年のベテランで自民党県議団長を務める長沼威(61)に対し、民主党は格闘技「K―1」選手だった田島剛(32)を擁立。西9区(日高市)では、県議会議長の小谷野五雄(55)に、元衆院議員秘書・川田虎男(31)が挑む。

 ただし、自民党が無投票当選する見通しの「無風区」は11。民主党の空白区が、1人区だけで27に上る状況が影響している。民主党は南地区でこそ7人擁立したが、東地区3人、西地区2人、北地区はゼロだ。民主党県議団長・矢部節は「新人発掘で声をかけているが、風もなく、民主党政権不安もあり、1人区の戦いは難しい」と話す。(敬称略)

(2011年3月2日 読売新聞)

3211チバQ:2011/03/05(土) 00:13:43
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110304ddlk11010216000c.html
埼玉維新の会:県議選に3氏擁立 自民県連、競合に反発も /埼玉
 統一地方選に向けサッカーJ1・浦和レッズの元ゴールキーパーの都築龍太氏(32)らが設立した地域政党「埼玉維新の会」が3日、さいたま市内で会見し、同氏ら3人を県議選に擁立することを明らかにした。会見で自民党さいたま市議が、4月の県議選に立候補する3人に設立を呼びかけたことを明らかにした。選挙区によっては自民党の現職県議と競合することから、同党県連は「反党行為」として、擁立にかかわったさいたま市議の処分も辞さない構えだ。【鷲頭彰子、町田結子】

 メンバーは県議選南11区(さいたま市緑区・定数1)に出馬する都築氏はじめ、南3区(同市西区・定数1)で医師の日下部伸三氏(52)▽同市議で、南12区(同市岩槻区・定数2)白石孝志氏(62)−−の3人。代表は都築氏で、県立医科大学創設やスポーツ振興などを基本政策に掲げた。

 3人は互いに直前まで活動の接点がない。政調会長を務める日下部氏は会見で、県議選で無投票の可能性がある選挙区を問題視した青羽健仁・自民党さいたま市議団長の呼びかけに応じ、集まったことを明らかにした。青羽団長は都築氏と交友があり、同会の相談役を自認する。

 自民党市議団は、清水勇人さいたま市長らが設立した「埼玉改援隊」が掲げたマニフェストのうち、議会改革の項目で撤回を求める決議文を2月議会に提出、可決するなど改援隊との対立姿勢を強めている。設立は、首長側の動きに議会側として対抗する意味合いもあるとみられる。

 さらに昨秋には青羽団長は会見で「自民党は党内で切磋琢磨(せっさたくま)して党勢拡大してきた。県議選での無風は市議選にもマイナス。県連に複数擁立を求めているが、県連が出さないなら市議団として擁立も検討したい」と言及。さいたま市内で行われる県議選の無風区解消も求めていた。

 こうした動きに同党県連や県議団は神経をとがらせる。特に問題視されたのが、都築氏が立候補を表明した南11区だ。同区にはレッズの拠点、埼玉スタジアムがある。自民現職と民主新人が出馬の準備を進め、選挙戦は既定路線。さらに自民市議が設立にかかわった同会が候補を立てると、同じ党内で議席を奪い合う構図となる。

 滝瀬副次県連幹事長は「自民市議で会に同調するなら対応しないといけない」と話し、離党勧告や公認・推薦取り消しを含めた処分の検討を示唆した。

 しかし、さいたま市議選と県議選は4月10日投開票で、残り1カ月。同じエリアでの市議と同市内の県議の選挙活動は連動するため「処分の反動で市議に離党者が出れば、現職県議にもマイナス」(県連幹部)との懸念もあり、極端な処分は避けたい本音も見える。

3212チバQ:2011/03/05(土) 00:16:55
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20110302-OYT8T01093.htm
「みんな」参入 構図が一変  県議選 5選挙区
「これは殴り込みだ」自・民恐々
 統一地方選前半戦(4月1日告示、10日投開票)の県議選は、みんなの党が候補を擁立する5選挙区で選挙構図が激変、各党が戦略の練り直しを迫られている。自民、民主の2大政党への不信感を背景に、みんなの党が選挙戦で初議席を獲得する可能性がある一方、第3極の老舗ともいえる共産党は、14選挙区で候補擁立を取りやめる。事態は複雑化している。

   ■共産、14選挙区から撤退


 東11区(三郷市・定数2)から、みんなの党公認で出馬する武捨(むしゃ)裕太(29)は選挙初挑戦で、勤務先の電機メーカーに辞表を出したばかり。組織はなく、有給休暇を消化しながら、小中学校の同級生などを頼って無党派層の支持獲得を狙うという。2日には、統一地方選で同党公認を得た県内候補予定者と都内に集まり、公約を話し合っていた。事務所には電話機もまだない。

 東11区の2議席は、前回まで自民党の「指定席」だった。今回も自民党の現職と新人、無所属の計3人が出馬を予定していた。しかし、2月25日、みんなの党の渡辺喜美代表が県庁で5人の公認を発表し、事態が急転。危機感を強める自民同士が、保守層を食い合う激しい選挙戦に突入した。「これはみんなの党の殴り込みだ」(自民党県連幹部)

 自民、民主両党がしのぎを削る定数1の「1人区」を避け、定数2〜6の「複数区」の間隙(かんげき)を突くのが、みんなの党の戦略。渡辺代表は「埼玉改援隊の清水勇人さいたま市長と連携して、さらに候補を擁立したい」とも話した。

 県内20の複数区のうち、残る空白区は15。さいたま市内に限っても4選挙区ある。自民党県連幹部は「無所属でも出馬したがっている人が、みんなの党に飛びつくと、やっかいなことになる」と動向に神経をとがらせる。

 共産党は今回、「即戦力の『必ず勝てる候補』を擁立し、最低でも4議席を獲得する」(柳下礼子・県議団長)として、前回擁立した21人から7人に大幅に絞り込んだ。撤退に伴い南9区(さいたま市浦和区)は無投票も予想されたが、みんなの党は、新人の磯田和男(56)を急きょ擁立。自民、民主、みんなの党の三つどもえの選挙戦に突入する。

 14選挙区での共産党撤退で、南6区(さいたま市見沼区)、南10区(同市南区)、南18区(新座市)は無投票の可能性が出てきたが、残る11選挙区で前回、同党候補は1万3972〜3006票を獲得していた。この票の行方は大きな鍵になる。(敬称略)

(2011年3月3日 読売新聞)

3213神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:13:20
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20110305-OHT1T00031.htm
松沢氏、神奈川県知事後継に柔道の山下氏打診

 東京都知事選(24日告示、4月10日投開票)への出馬を表明した神奈川県の松沢成文知事(52)サイドが、84年ロス五輪柔道金メダリストで「世界の山下」こと山下泰裕氏(53)に、県知事選出馬を打診していたことが4日、関係者の話で分かった。山下氏は断ったという。

 関係者によると、松沢氏サイドは山下氏に“後継者”として出馬を打診した。山下氏は出身は熊本だが、高校は神奈川県の東海大相模。東海大では湘南キャンパスの道場で汗を流した。神奈川体育協会会長などを歴任し、現在は東海大の体育学部長を務めるなど、神奈川県とは縁が深い。

 現役時代は203連勝と無敵の強さを誇り、ロス五輪柔道男子無差別級で金メダルを獲得。初の国民栄誉賞を受賞するなど知名度は抜群だ。

 スポーツ報知の取材に対し、山下氏は「ノーコメント。ただし、政治家になる気持ちは一切ありません」とキッパリ。神奈川県知事選は松沢氏の3選が確実視されていたため、民主党、自民党も突然の本命不在に戸惑いながら、候補者選定を急いでいる。柔道界からは、五輪金メダリストで、民主党の谷亮子参院議員(35)が政界に進んでいる。

(2011年3月5日06時02分 スポーツ報知)

3214チバQ:2011/03/05(土) 13:18:50
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821103040001
候補擁立民主もつれ 調整進まず混乱も
2011年03月04日


2月の民主県連定期大会。公認・推薦の決まった立候補予定者が生方幸夫代表から証書を受け取った=千葉市中央区

 政権交代を遂げたにもかかわらず、政策の混乱や身内争いなどで支持が低迷する民主だが、県内でも統一地方選の候補擁立をめぐってゴタゴタがみられる。民主を離れて無所属で立候補する動きも。せっかくの「国政与党」の立場を、党勢拡大に生かせるか危ぶむ声が出ている。


 県内の民主関係者に衝撃を与えたのが、昨年11月の松戸市議選だ。定数44に11人の公認を擁立したが当選は2人。県連の調整能力を疑わせる結果になった。


 擁立をめぐり、県連関係者から、いま、同じ懸念が聞かれる。現在現職1人の県議選市川市選挙区(定数6)に3人を擁立したことだ。「昨夏に新顔2人の公認を決めた後、補選で別の1人が当選した。3人は多いとの声もあったが、調整は進まなかった」と県連幹部。同選挙区が、衆議院では二つの小選挙区に分かれており、擁立を進めた支部同士の意向のすりあわせがうまくいかなかったようだ。


 県議選白井市選挙区(定数1)では公認、推薦をめぐって混乱が生じている。県議選に無所属で立候補予定の元同市議竹内陽子氏(66)は、前回同選挙区から民主公認で立候補。民主の有力支持母体である連合系の候補と分裂選挙になったにもかかわらず、自民現職の田中宗隆氏(67)を約千票差まで追いつめた。


 だが、竹内氏は党籍があるものの今回は公認を得られず、同じく無所属の歌手高城靖雄氏(52)が推薦を受けた。


 この経緯をめぐり、竹内氏側は「北総線の運賃値下げ問題で、党の方針と違うという理由で2度の公認申請を無視された」と言う。白井市を含む地域が選挙区の党支部長・若井康彦衆院議員は「党の方針に歩調を合わせれば公認する方針で返事を待っていたのに、無所属での立候補を決めた」。互いの主張は食い違う。


 北総線の問題では、白井市を除く沿線5市が、値下げをめぐる公費支出の合意内容をスムーズに実行しているが、同市では深刻な対立が生まれている。合意内容を進める立場の民主党と市の負担なしの値下げを求める竹内氏や党所属の市議2人の主張はぶつかっており、こうした事情が推薦支持の判断にも影響しているとみられている。


 この問題は、竹内氏が先月27日に開いた政治報告会に野田佳彦財務相があいさつに来るなど、県連内の足並みの乱れにもつながった。若井氏は「2市議は反党的行為があったとして県連で(口頭)注意処分になっている。野田大臣は状況を知らなかったのではないか」という。


 統一選の前半戦で行われる県議選、千葉市議選の告示まで1カ月を切るなか、県連の田中信行幹事長は「どんな選挙も何らかの課題を抱えて臨む。党への逆風を言い訳にせず、最終的には個人の力をもって有権者に訴えていきたい」と話している。




「離党し無所属で」


 こうした現状に、民主を見限る動きも出てきた。


 浦安市議の堤昌也氏(36)は1月下旬、離党したことを告げるビラを市内6万4千戸に配った。


 市議としての活動より、選挙応援や会議など党務を優先するよう上意下達で求められることに次第に矛盾を感じた。「民主だから」という理由だけで、いい、悪いと単純な反応になることにも違和感を覚えたという。


 「都市部で民主党のブランド力はまだまだ強く、離党は不利。でも、自治体ごとに異なる課題に、政権交代のために寄り集まった国政中心の党が対応していくことは無理だと思う」と堤氏。無所属で再び市議を目指すという。


 千葉市議でも公認で当選した小田求氏(38)と富田和男氏(48)が昨年、それぞれ政権への不信を理由に離党した。4月の市議選はともに無所属で立候補の予定だ。


 小田氏は「国を守る意志が見えず、いきあたりばったり。また(党スローガンの)『国民の生活が第一』になっていない」と批判。富田氏も「最低保障年金制度の実現という目的が一致していたから公認になったが、政権運営はゴタゴタ」と話し、政党政治自体にも限界を感じたと説明する。

3215チバQ:2011/03/05(土) 13:19:57
http://mytown.asahi.com/chiba/news.php?k_id=12000821102280001
野田財務相 白井市選挙区別の新顔応援
2011年02月28日


無所属で立候補予定の竹内氏の支持を呼びかける野田佳彦財務相=白井市

 県議選で白井市選挙区(定数1)から、無所属で立候補を表明している新顔女性が27日に市内で開いた「政治活動報告会」に、野田佳彦財務相が応援弁士として駆けつけた。女性は元民主で野田氏は長年の親交を応援の理由に挙げる。同選挙区で民主は別の無所属新顔の推薦を決めており、支持をめぐる民主の混乱が垣間見えた。


 この女性は元白井市議の竹内陽子氏(66)。前回県議選では同選挙区から民主公認で立候補し、自民の田中宗隆氏(67)に約千票差に迫った。


 報告会で、野田氏は竹内氏との関係の深さを「(自身が)初めて県議選に初挑戦した1987年以来の付き合いで、政治を勉強し合ってきた」と説明。「地方は自民の議員が圧倒的に多い。これからが竹内さんの力の見せどころ」と支持を呼びかけた。


 竹内氏は今回の県議選でも民主の公認を申請したが、得られなかった。同選挙区で民主は無所属の歌手高城靖雄氏(52)の推薦を決めている。


 竹内氏や複数の白井市議によると、その背景には北総鉄道の運賃値下げをめぐり、白井市を含む衆院千葉13区の党支部長を務める若井康彦衆院議員と竹内氏の考え方が異なったことがあるという。


 民主は地方選挙の場合、各支部で候補者選びや、公認、推薦をするかどうかを判断する。機関決定の際に覆ることはないといい、白井市選挙区では若井氏の判断が事実上の機関決定となる。


 推薦以外の立候補予定者の支援を呼びかけたことについて、野田氏は取材に「きょうは国政報告に来た」とだけ述べた。

3216チバQ:2011/03/05(土) 13:26:27
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102220001
【見えない議会 かながわ統一地方選】


(1)提案低調、乏しい議論
2011年02月22日





横浜市議会の本会議。議員提案で成立した政策条例は4年間で「中小企業振興基本条例」の1本のみ


議会改革について語る三谷哲央議長=三重県議会

 議会は何をやっているんだ――。今ほど地方議会に厳しい目が向けられている時代は、おそらくない。


 議員が何をしているのかが分かりづらい議会は、有権者にとっても議会にとっても不幸だ。地方議会は市民の日常生活にかかわる様々な政策を決めている。有権者はその議会に期待し、大切な1票に願いを託して投票するしかないのだから。


 名古屋や大阪など議会に厳しい風が吹き荒れている。こうした中で迎える今春の統一地方選では、県議会に加え、横浜、川崎、相模原市議会など18議会が改選される。


 神奈川の議会は、住民を代弁し、住民のために役立っているのだろうか。議員たちの意識は変わってきているのだろうか。足元の議会の現状とともに、改革を志して、もがきながら走り続ける議員たちの姿について報告したい。


 2009年12月、茅ケ崎市から1本の条例案が議会に提案された。市の政策を市民が評価する仕組みを盛り込んだ「自治基本条例」。条例案を審査した全員協議会で、議員の多くが「素晴らしい」と言い始めた。


 「議案を手放しでほめるなんて気持ちが悪い」


 無所属系の少数会派に所属する海老名健太朗市議(38)は違和感を持った。「いつも通り、議論もほとんどせず条例案が素通りしてしまう」


 議員になって4年。600を超す条例案が市側から出たが、修正はゼロ。否決は補正予算にかかわる1本だけ。無修正で次々と可決する現状は何とかならないのか。独自の住民投票制度を盛り込んだ条例修正案を、会派の同僚2人と議員提案した。


 結果はあえなく否決。修正案に対し、本会議で賛成意見はあったが、反論や批判は出ず黙殺された。


 「行政案を賛美する流れが許せなかった。修正案を出しても負けるのは分かっていたが議員同士で議論がしたかった。反論を待っていたのに」。海老名市議は悔しがる。


 否決後、ベテラン議員の一人が海老名市議に声をかけた。「事前に一言、相談が有ればよかったのに」。出してもどうせ通らないんだから、と暗に言われた気分だった。


 活発に議論するのが議会だと思っていた。だが、現実とのギャップが大きかった。茅ケ崎市議会ではこの4年、条例に関する議員提案は今回の修正案一つだけだ。


   □   □


 議員提案で条例案を出すのは想像以上の壁がある。


 自民党の前衆院議員、福田峰之氏(46)は横浜市議だった03年、自民市議団として数十年ぶりという条例修正案を提案した。


 無料だった敬老パスを、所得に応じて市民から徴収する内容の条例案を市は提案してきた。理由は財政難。福田氏は「所得別と言っても、金持ちは敬老パスを買わない。中間層から下の人からお金を取らないと財政難に対処しようがない。年間3千円、一律徴収した方が合理的だ」と反発。会派の若い同僚たちと、自民から修正案を出そうと訴えた。先輩議員からは「なんでこんなもの出すんだ」「出したって通らないからやめろ」と反対された。それでも「ダメでも自民の考えを訴えるチャンス」と粘った。


 議員は質問することには慣れているが、逆に質問されて答弁する機会はほとんどない。先輩議員は「ちゃんと答弁できるのか」と心配した。勢いもあって「そんなもんできますよ」とかみついた。


 本会議では、他党の議員から「生活保護者から取るとはどういうことだ」と攻められた。福田氏らは「もともと生活保護で交通費は支給される。しかも徴収は年間たった3千円ですよ」と応じた。


 結果は否決。先輩からは「恥をかいた。二度と出さないぞ」と釘を刺された。その時の否決が響き、私案として温めていた別の条例案が、日の目を見ることはなかった。


 07年以降の4年間、市議会で議員提案された条例案は13本(うち2本は撤回)。多くは、給与・報酬の見直しや定数削減など議会の手続き的なもので、政策条例はほとんどない。その中で成立した政策条例は「中小企業振興基本条例」のみだった。


 福田氏は言う。「通らないものを提案するのは議員の自己満足で、メンツもたたないという先輩の話も分かる。だが条例案をたたき台に議会で議論をして、市民に何が問題なのか知らせないとダメでしょう。名古屋のように、議会は何をやっているんだとそっぽを向かれてしまうよ」

3217チバQ:2011/03/05(土) 13:27:57
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102230001
【見えない議会 かながわ統一地方選】


(2)真剣さ奪う想定問答
2011年02月23日

津久井郡4町と合併して誕生した新相模原市を祝う大型広告幕。合併で議員定数は46から52になり、今春は49議席に削減される=2007年3月、東京都新宿区

 1期目の小林正明相模原市議(63)=無所属=は、総務担当の職員が出したばかりの質問通告を手に議員控室に現れたことにびっくりした。当選直後の2007年6月、初めての一般質問を控えていた。


 「質問の趣旨はこれでよろしいですか」。


 15分ほど、小林市議は質問の中身について、メモを取る職員を前にかみ砕いて説明した。約1週間後、職員が再び訪ねてきた。持参したのは市長の答弁書。驚きを通り越して「信じられなかった」。さらに驚いたのは、本会議で市長はその答弁書通りに発言したことだった。


 小林市議は異色の経歴の持ち主だ。城山町議29年を経て、町長を1年8カ月。合併慎重派で、2006年にリコールで失職していた。「合併後の旧津久井郡の問題をきちんと見ていかなければ」という使命感から相模原市議選に立った。


 労働金庫に勤めながら、27歳から議員を続けてきた。城山町議会の場合、千字以内で質問通告をまとめ、事務局に提出すれば、事前のすり合わせは一切なかった。


 一問一答で60分。町長として答弁も経験しているが、通告はあっても気分はガチンコだった。論破される心配は付いてまわるが、「真剣勝負だけにおもしろい。議場は議論をするところなんだから」。それが議会だと思ってきた。


 規模を比べたら、相模原と城山は「象とアリ」。しかし、議会の中身は「雲泥の差」で旧城山町の方が濃かった、と思っている。相模原は質問を事前に調整し、一般質問については答弁の白黒がついているというのが、4年間の実感だった。


 「シナリオ通りに職員や議員が演じるだけで、こんな議会を何年やっても役に立たない。田舎芝居だ。あしき慣例は破らないと」


   □   □


 2期目の阿部善博相模原市議(40)は最大会派・新政クラブの所属だ。IT会社に勤めながら「ITで市民と議会をつなぎたい」と考えていたとき、地元選出の市議が県議選に出馬することになり、「地盤を引き継がないか」と声をかけられて、出馬を決意した。


 先輩市議の動きを見よう見まねで議員活動をスタートさせた。職員相手の質疑のすり合わせも、最初は「そんなものなのか」と感じていた。

3218チバQ:2011/03/05(土) 13:28:09
 それでも議場で質問を読み上げるとき、職員が同じタイミングで原稿をめくるのを見て違和感を感じ続けた。「答えに窮するのは避けたい」という職員の気持ちは理解できるが、台本を読んでいるようで嫌だった。


 昨年12月、質問内容を確認にきた職員に、思わず声を荒らげてしまった。職員が口にした「2問目はないですよね」の言葉に、「質問は自由なんだから、そこまで言われることはない」と、ムッときた。それを機に、職員には「質問を細かく教えない議員」と思われるようになり、細かいすりあわせをしなくなった。


 会社員時代、市議会は遠い存在だったが、議員になる以上、サラリーマンにも関心を持ってほしいと、ツイッターやブログを使って議会の情報発信を始めた。


 「もっと争点をつくって議論しようよ」「議員定数と報酬は分けて考えるべきだ」など、暇を見つけてつぶやき続けている。市民と議会のギャップを減らすためブログで独自アンケートも始めた。


 「いま変わらないと議会は生き残れない。市民から試されているから」


■「市議通信簿」に最大会派が抗議/相模原


 市議会を傍聴する市民団体「相模原市議会をよくする会」(赤倉昭男代表)が先月末に発表した市議の「通信簿」について、同市議会の最大会派「新政クラブ」(久保田義則会長、16人)は22日、赤倉代表あてに抗議文を郵送した。抗議文では「不偏不党・中立・公平な立場からの採点となっていない」として謝罪と発行の取り消しを求めている。


 抗議の理由として「総括コメントや評価の観点に疑問。正確な情報を提供しているとは言い難い」「会員以外の多くの市民の意見・評価が入っていない」「本会議での質問・提案により、案件がどれだけ実現できたかの評価がない」などを挙げた。


 抗議を受け、よくする会の赤倉代表は「市議は市民が税金で雇っている公人。雇い主が成績を評価するのは当然であり、義務でもある」「通信簿の是非は市民が判断すべきだ」とコメントし、謝罪や発行取り消しは考えていないことを明らかにした。


 通信簿では52人の市議のうち、「不可」13人、「落第」1人となっている。同クラブの16人のうち、「不可」とされたのは7人。

3219神奈川一区民:2011/03/05(土) 13:29:24
>>3033 更新
みんなの党統一地方選公認候補予定者

 【県議会】
 〈横浜市〉▽中区 細川慎一(新)▽金沢区 田中肇(現)▽栄区 楠梨恵子(新)▽青葉区 赤野孝之(新)▽緑区 城田学(新)▽都筑区 野渡和久(新)▽港北区 宗像富次郎(新)▽保土ケ谷区 芳賀洋治(新)▽鶴見区 加藤正法(新)▽神奈川区 軽部和夫(新)
 〈川崎市〉▽高津区 斉藤尊巳(新)▽中原区 日浦和明(新)▽宮前区 土居昌司(新)
 〈一般市〉▽茅ケ崎市 岩本一夫(現)▽藤沢市 塩坂源一郎(現)▽鎌倉市 河村琢磨(新)▽横須賀市 安川有里(新)

 【横浜市会】
 ▽緑区 伊藤大貴(現)▽青葉区 藤崎浩太郎(新)▽旭区 大岩真善和(新)▽泉区 横山勇太朗(新)▽港北区 豊田有希(新)▽保土ケ谷区 磯部圭太(新)▽鶴見区 有村俊彦(新)▽中区 串田久子(現)▽都筑区 望月高徳(新)▽神奈川区 平野和之(新)▽戸塚区 足立秀樹(新)▽金沢区 篠原豪(新)▽南区 木下義裕(新)

 【川崎市議会】
 ▽宮前区 竹田宣廣(新)▽麻生区 月本琢也(新)▽中原区 松川正二郎(新)▽川崎区 爲谷義隆(新)▽高津区 小川顕正(新)▽幸区 小田理恵子(新)

 【相模原市議会】
 ▽南区 財津秀明(新)、大槻研(新)、市川圭(新)▽中央区 五十嵐千代(新)▽緑区 小林倫明(新)

 【一般市議会】
 ▽藤沢市 白田明秀(新)、神尾江里(新)、有賀正義(元)▽茅ヶ崎市 千葉繁(元)、長谷川由美(新)▽横須賀市 村松仁志(新)、西依均(新)▽大和市 佐藤正紀(新)、山本光宏(新)▽南足柄市 保田建一郎(現)

3220チバQ:2011/03/05(土) 13:29:30
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102240001
【見えない議会 かながわ統一地方選】

(3)会派の論理 鈍る追及
2011年02月24日

 藤沢市議会の議会運営委員会では、「土地問題」の審議が続いていた。原田伴子市議(48)はこの場にいたが、1人会派のため委員にはなれず、正式な発言権もなかった。

 この問題を知れば知るほど、疑問がわいてきた。市に資料を請求したが、重要な部分は真っ黒。「説明責任を果たすつもりがないのか」と脱力感を感じた。

 この1年半、市議会は土地問題に揺れた。海老根靖典市長が市土地開発公社に約1億1千万円で取得させた約1800平方メートル。購入経緯の不透明さを指摘する声が相次ぎ、問題を追及する百条委員会の設置が議会の争点となった。

 土地は03年に約3千万円で売買されていたが、なぜか1億円以上で購入されていた。市議があっせんしたとの情報も流れていた。

 原田市議は1期の議員を中心に、百条委の必要性を説いてまわった。心情的に同調する議員もいたが、「市長与党だから」「会派に従う」と反対にまわる議員もいた。「会派に縛られてチェック機能が果たせないなんて、何のための議員なのか」。情けなさを感じた。

 市川和広市議(39)も、議会の姿勢に釈然としなかった。「これが問題でないとしたら何が問題なのか」

 衆院議員の秘書を経て市議になった。所属の最大会派は議論の末、百条委設置に反対することを決めた。新米議員で「市長与党」の会派の方針に背くことに揺れた。先輩議員から説得もされたが「これを不問にするなら、自分は議員に向いていない」。

 土地をめぐる市幹部の発言は食い違い、疑義が深まる中、百条委設置の可否が3度、本会議ではかられた。

 3度とも原田市議は賛成。百条委に誰が賛成し、反対したか、ポスターに議員名を書いて、問題の土地のある地域に張り出した。選管から注意されたがやめなかった。

 一方、市川議員は1度目は退席。2度目は賛成。3度目は再び席を立った。「会派の必要性は感じるし、会派に従った方が楽。だけど、自分は市民に投票してもらっている」

   □   □

 約25億円の赤字を抱えて2009年秋に終わった横浜開港150周年イベント「開国博 Y150」。

 赤字穴埋めのため、12月の横浜市議会に12億円余を投入する補正予算案が出た。質疑に立った無所属クラブの伊藤大貴市議(33)は市長や市議に訴えた。

 「赤字補填(ほ・てん)のため補助金を出すなら、市と議会は報酬カットなど市民に分かる形で責任をとるべきだ」

 無所属クラブの6市議が考えた苦肉の策が、補正予算案からY150関連の議案を切り離す修正動議だった。自民公3会派が7割以上で、3会派の賛同なしに勝ち目はなかった。

 本会議や委員会で、3会派は「ちゃんと責任論を議論したのか」「赤字補填に公益性はあるのか」「なぜ今になって追加支援なのか」と厳しい言葉で市幹部を責め立てた。伊藤市議も「もしかしたら」と期待を抱いた。

 最終日の16日、伊藤市議は動議の趣旨説明のため再び壇上に。「責任の所在を明らかにすることが市と議会が取るべき最低限の役割だ」

 結果はあっけなかった。自民公は賛成討論で赤字補填を擁護し、離反者もなく補填に賛成。修正動議も退けた。

 賛成した市議らは「苦渋の選択」と繰り返す。伊藤市議らは「落としどころを考えろ」と陰口もたたかれた。失敗の原因を明らかにする機会が失われた。

 自身のホームページに「議員の使命は何なのか。むなしさだけが残る議会となりました」と書き込んだ。

 経済誌記者から市議になって4年、市民との接点を求めて駅頭に立ち続けた。「市民の思いと議会に隔たりがあっていいはずがない。市民の思いを無視すれば、簡単に見捨てられてしまう」

◆藤沢土地問題 

 藤沢市土地開発公社が市の依頼で2009年1月、年度当初計画になかった善行地区の農地を先行取得した。取得理由や利用計画で不自然な点が指摘され、地方自治法100条による調査特別委員会(百条委)の設置などをめぐり議会が紛糾した。この問題が起こってから、同市議会では9人が会派を変わった。

◆開国博 Y150 

 横浜開港150周年を記念し、09年4月から153日の会期で開かれた。500万人の有料入場者数を見込んだが124万人にとどまり、赤字が膨らんだ。開国博を進めた中田宏前市長は任期途中に辞任、担当副市長も閉幕後すぐに辞任した。

3221チバQ:2011/03/05(土) 13:30:57
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102250001
【見えない議会 かながわ統一地方選】

(4)「風穴を」独りの闘い
2011年02月25日

藤野英明・横須賀市議(右から2人目)が毎週開く「カフェトーク」。参加自由、本名を明かす必要もない。=横須賀市上町のカフェ「RRROOM」.jpg

 「なぜ事故原因の特定をしないままフラワートレインの再開に踏み切ったのか」
 12月の横須賀市議会。一般質問に立った藤野英明市議(36)はたたみかけるように市長に迫った。

 茶髪で細身。議場では何とも違和感のある風体だが、質問回数は当選した8年前からずっと42議員のトップだ。

 映画会社員だったが、恋人の自殺が転機になった。自身もパニック障害を患う。「自殺ゼロの社会にしたい」。この思いに突き動かされた。「いまの政治家のすべて逆をやりたい」と市議になった。

 当初は“異質”な存在だった。質問に立っても、ヤジの一斉放射を浴びた。「音のカーテンだった」という。本人も「全員敵でもかまわない」とホームページで同僚議員に「俺でも答えられるような質問はするな」と挑発した。

 といっても横須賀が排他的なわけではない。議案ごとの議員個人の賛否を公表し、委員会傍聴も自由、議会報告会も始め、改革にも意欲的だ。
 激しいヤジも2、3年前からやんだ。まじめな取り組みが、少しずつ両者の垣根を低くした。「福祉への情熱は本気」「裏がなく純粋」と、同僚議員の藤野評も変質した。

 一匹オオカミは今も変わらない。出席できない委員会は録画で確認し、過去の議事録はほとんど読んだ。福祉を中心に国や県の審議会や検討にも参加し、日々の活動報告や議会の質疑、スケジュールなどはすべてHPで公開している。1日のアクセス数は1万超。マニフェスト大賞ベスト・HP賞も受賞した。

 「猛烈に忙しいが、やりたいことがたくさんあって。困っている人のために、もっともっと頑張らないと」
 感動すればHPで同僚議員をほめるようになった。もう孤立はしていない。

   □   □

2009年6月、葉山町議会で、議員提案の「議会基本条例案」の採決があった。1期目の山梨崇仁町議(33)はすっと席を立ち、議場から外に出た。

 「議案への個人の賛否を公開すべき時代なのに後退した内容だったから」。会派での合意形成を重んじた表記に、納得できなかった。

 東京出身。葉山との縁は大学時代に打ち込んだウインドサーフィンだった。「人とつながる仕事がしたい」と、会社員をしながら大学院で政治学を学び、町議になった。

 しかし、この4年、大学院で学んだ知識を使って議論するような場面はなかった。

 当選直後、ほとんどの議案は町長の与党会派の賛成で成立するのを目の当たりにした。

 議案について、議員同士で議論を交わすこともなく、個人の意見を挟む余地はなかった。「テレビの時代劇を見る」「後援会の会合がある」と退席する議員もいた。

 「がくぜんとした。議会ってこんなところなのか」。憤りを感じた。

 自分は何をすべきか。細かい字で活動報告を書き込んだリポートを町内に配りながら、住民の声を聞いてまわるしかない、と改めて感じた。

 今月中旬、山梨町議は最新号がぎっしり入った黒いバッグをたすき掛けにし、やはりリポートを一軒一軒、投函(とう・かん)していた。住民から「議員は報酬が高い」「議会はいらない」と怒られたりもするが、生の声はありがたかった。

 理想の議員像は住民のエージェント(代理人)だ。「住民が安心して任せられるような、深い専門性を身につけたい。地方議会は必要だと思われるようにしないと」

◆マニフェスト大賞 

 早稲田大学マニフェスト研究所所長の北川正恭・前三重県知事らの提唱で2006年に始まった。地方自治体の首長や議員、地域主権を支える市民の活動実績を募集して表彰する。政策重視の地方政治を進める人や団体に名誉を与え、さらなる政策提言を促す狙いだ。

 県内では、首長部門のグランプリに第2回で松沢成文知事、第4回で海老根靖典・藤沢市長が選ばれた。ベスト・ホームページ賞や最優秀政策提言賞でも県議や市議が受賞している。市民部門では、第5回で川崎市の県立麻生高校が、10年の参院選の際にマニフェストを政党に提案して模擬投票につなげた実績を評価されて受賞している。

3222チバQ:2011/03/05(土) 13:31:53
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321102280004
【見えない議会 かながわ統一地方選】

(5)議員ら連携、改革模索
2011年02月26日

地方議員らが集まって開かれた「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」=2010年12月19日、東京都中央区

 「可決率100%の議会なんておかしいですよ。議会は議論をする場でしょ」

 元鳥取県知事の片山善博総務相は、地方議会の現状を厳しく批判した。

 昨年12月19日に東京都中央区であった「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」。全国から約160人の地方議員らが集まった。

 「多様化を進める」の表題通り、シンポでも議員の説く改革は一つではなかった。パネリストを務めた荻原隆宏・横浜市議(41)は「議会が役割を果たすためにも、行政を執行する首長を議会から選ぶという議院内閣制に移行すべきだ。議会は首長の補佐役ではない」と制度変更の必要性を力説。

 隣に座った三重県の三谷哲央議長(63)は、「制度変更には時間がかかる。制度論に逃げ込んじゃダメだ」と応酬。三重県議会の議会改革の実績を紹介しながら「今の二元代表制で、やれる改革をきっちりとやるべきだ。議会に市長の与野党をつくるべきではない」と訴えた。

 準備に走り回った議員連盟代表世話人でもある荻原市議は満席の会場にホッとした。
 「地方議会が沈没しないように改革しよう」と議連を立ち上げたのは昨年10月。自民の鈴木太郎・横浜市議(43)と世話人共同代表に就いた。

 新米の荻原市議の目に映った議会の現状は、想像以上に行政依存が強かった。「議会は首長が出した議案に『賛成』『反対』を繰り返すだけでいいはずがない」

 転機になったのが、2009年度に施行された「横浜みどり税」だった。中田宏前市長が公約に掲げた政策で、緑地保全のため、市民個人から市が独自に年900円などを徴収する内容だった。

 議会では自民や、荻原市議が所属する民主からも「不景気で増税するのは横浜だけだ」「まず行革でコスト削減しろ」など反対論や慎重論が噴出した。荻原市議も反対だったが、民主市議団は幹部を中心に会派として賛成方針を決め、従わざるを得なかった。

 「大きな問題では会派拘束をかけるべきじゃない。議員一人一人の判断を市当局に示した方がいい」。改革の必要性を実感した。

 横浜市議会は、全国で最も大きな市町村の議会でありながら、現在も議案ごとの議員個人の賛否を公表していないし、市民の委員会傍聴も事実上難しい。会派拘束の壁も依然として高く、議員間討議もできていない。

   □  □

 荻原市議らが立ち上げた議員連盟に参加する民主の名切文梨(ふみな)・厚木市議(44)は1期目。議会をどうしたいか、答えはまだ見つかっていない。4年間の議員生活を振り返り、改めて「議会って何だろう」と思い悩んでいる。

 ただ、市長と議会の力のバランスは、間違いなく市長に傾いていると感じる。09年6月に賛成多数で決まった駐輪場整備事業は、不愉快な思い出として記憶に残っている。

 この場所は保育所や福祉センターが集まる市街地の一角で、08年12月に土地の買い取りが決まった際、市は「子育て世代に活用してもらうため駐車場を整備する」と説明していた。名切市議のもとにも市民から駐車場を望む声が届いていた。

 だが、翌月に市長が打ち出した方針は、駐輪場整備だった。目的変更について、名切市議が事前の説明を聞くことはなかった。放置自転車が多いというのがその理由だった。力不足を痛感した。

 「議会がこのままでいいはずがない。取り組みは始まったばかり。仲間と模索しながら答えを見つけたい」=おわり

◇キーワード・・・地方政府の多様化を進める議員連盟

 2010年10月に横浜市で開かれた、地方議会のあり方を考えるシンポジウムの参加者を中心に組織する。国会議員や、神奈川のほか宮城や埼玉、愛知、大阪など19都道府県の県議や市区町議、候補予定者、一般市民の約70人が名を連ねている。住民のための地方自治はどうあるべきかについて、提言をまとめたり、その内容を調査研究するための勉強会を開くなどしている。

3223チバQ:2011/03/05(土) 13:32:30
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103020001
【激動 松沢氏、都知事選へ】


上・「なぜ転身」戸惑いの渦
2011年03月02日
 どのポジションに身を置くのが日本の再生につながるのかを考えた――。東京都知事選への立候補を正式に表明した松沢成文知事は1日の会見で、転身の理由をこう説明した。「投げ出し」の批判も意識し、持論である首都圏連合のリーダーとして改革を進め「神奈川県民にも恩返ししたい」と強調した。有力な現職がいなくなり、水面下で進められてきた各党の県知事選の候補者選びも本格化する。


 松沢知事の会見は午後6時から東京都港区のホテルで始まった。会場には約150人の報道陣や支援者らが集まった。松沢知事が姿を現すと、カメラのフラッシュが勢いよくたかれ、紅潮した顔が浮かび上がる。カメラマンの求めに応え、ガッツポーズも見せた。


 ニュージーランド大地震の被害者へのお悔やみの言葉から会見を切り出す。身ぶり手ぶりを交え、立候補した理由をおよそ15分間にわたって語った。


 昨年末から国政、都知事選、県知事選という三つの選択肢について「熟慮に熟慮を重ねてきた」という。その上で「県政での経験や実績を、日本の再生にダイレクトにつなげることができると決断した」と転身の理由を説明した。


 「東京を変え、首都圏を変え、日本を変える」。都県単独では解決できない環境や救急医療態勢の問題を挙げ、持論の「首都圏連合」の強化を政策の柱に掲げた。県で進めてきた受動喫煙防止条例なども「どんどんやっていきたい」と笑顔で語った。


 会場では、石原慎太郎東京都知事と親交の深い県知事特別秘書や支持者らも見守った。松沢知事は、石原氏に1日に電話で立候補の意向を伝え、「頑張れ」とエールを受けたと明かした。後継指名を受けたとは直接は語らなかったものの、石原氏を「同志」と呼び、後継色をにじませた。


 告示まで3週間余での「東京転身」。投げ出しではないかという批判については、「3期目をやると表明したことはない。うそをついたことはない」と強調。さらに「東京のみならず、神奈川も良くなる。恩返ししたい」と県民への配慮も見せた。


 そのうえで、「神奈川は人材も豊富で(県知事選への候補者は)自薦、他薦を含めて現れる」と述べ、後継指名については「世襲のポストではない。指名する気は毛頭ない」と言い切った。


■候補者選び 動き急


 後任の知事には一体、だれがなるのか。告示までの期間が残りわずかで、松沢知事の転身が現実になった今、各主要政党は候補者選びに追われ始めた。国会議員や県議らの名前が取りざたされている。


 松沢知事の県知事選への立候補を期待していた民主党県連。7日に予定している役員会や常任幹事会まで会議を開く予定はない。菅政権への批判も強まり、独自候補が擁立できるかどうかが焦点だ。


 水戸将史幹事長は「まだまだこれから。始まったばかりだ」と説明する。別の県連幹部は「自薦、他薦含めていろいろ出てくる。他党の動きもある。結果的に相乗りもあり得る」と漏らす。


 県議の一人も「民主党単独で勝てるか。県議選で手いっぱいだから、本音は相乗りがいい」と話す。


 自民党県連は、県内選出国会議員と各小選挙区支部長、県議が出席して2日に緊急の会議を開き、対応を話し合う。県連幹部によると、候補者擁立作業は、松沢知事が県幹部や後援会関係者らに転身を説明し始めた2月28日から本格化した。


 同党は、松沢知事が3選に向けて立候補する場合は独自候補を擁立しない方針を決めていた。告示まで押し迫った中での松沢知事の転身に、県議からは「神奈川を見捨てた」との恨み節も聞かれた。


 公明党も対応はこれからだ。県議団の藤井深介団長は「協力関係にある自民党などと相談して(対応を)決めたい。短期間なら相乗りはあり得るが、民主党が言ってくるのには乗りにくい」と話す。このほか、みんなの党も独自候補の擁立に向けた作業を続けている。


 知事選には、共産党が推薦する市民団体役員の鴨居洋子氏(66)が唯一、立候補を表明している。鴨居氏は「県民そっちのけで野心のまま無責任な政治行動に走った。県民を踏み台にしている」と松沢知事を批判した。

3224チバQ:2011/03/05(土) 13:34:04
■松沢氏の一問一答

 ――都知事転身に傾き出したのはいつごろか

 どこのポジションに身を置くことが日本の政治の再生、行政の刷新につながっていくのか。その1点を考え続けてきた。その中でやはりこの決断しかないと、週末に最終的に決めた。

 ――石原知事が出ないため立候補表明したのか

 出ないから出るのかということではない。私の政治家としての決断だ。

 ――3選出馬が有力視されながら転身の表明が遅いという批判がある

 早く自分が結論を出さなければ、結論によっては色んなところにご迷惑を掛けてしまう。(3月に)カレンダーが変わった。私にとっては早い結論を出させて頂いた。

 ――「途中でやめて無責任」という声も聞かれた

 これまで3期目をやると表明はしていない。今回の決断が県民の皆さんにうそをついたことにはならない。県民の皆さんにも恩返しが必ず出来ると思っている。

 ――後継者の指名は

 次の県知事に誰をとか指名するつもりは毛頭ございません。複数の方が出てきて政策論争を行って、最終的には県民が県知事を選ぶ。これが民主政治の大原則だと思う。

■首都へ名乗り エールと批判

 2期8年にわたる松沢成文知事の県政運営。国とぶつかる政策を打ち出すこともあった。1日に都内で開いた都知事選への立候補表明の場でも、地方の政治の仕組みは地方でつくれるとして、子ども手当と受動喫煙防止条例を例に挙げた。

 ●子ども手当

 地方財政への影響が大きいうえに、民主党の総選挙マニフェストに違反するとして地方負担分を拒否する姿勢を強調し、県内自治体が同調する流れをつくった。

 子ども手当を「愚策」と批判し、全額国費負担を求める内野優・海老名市長は「国が制度をつくっていくのではなく、地方から主張していくべきだ。松沢さんが首都圏の中で先頭に立ってくれることに期待している」という。

 国の地方分権改革推進委員を務めた露木順一・開成町長は「首都圏連合を目指す姿勢や、子ども手当で示した国にもの申す理念・姿勢を高く評価していた。旗振り役がいなくても県内自治体が一致結束して対応すべきだ」と語る。

 阿部孝夫・川崎市長は「広域連合の取り組みは大事だが、都知事として実行を目指すのがいいのかどうか」。子ども手当については「川崎市として全国の都市と力を合わせ、独自に国との関係を確立していく」という立場だ。

 ●受動喫煙防止

 人が多く集まる室内での喫煙を制限する受動喫煙防止条例は、全国的にも高い評価を得た一方で、県内では制定時に大きな議論が巻き起こった。

 県内科医学会禁煙・分煙推進委員長で、藤沢市の内科医長谷章さん(56)は「県民の健康を考える上で画期的な条例。この取り組みをぜひとも東京でも実践して」とエールを送る。県医師会の大久保吉修会長(75)も「保健医療行政に知識のある方で(転身は)非常に残念」という。

 有力支援者の1人は「受動喫煙防止条例のように金がかからず話題になる政策に力を注ぐなど、政治家としての手腕も発揮した」と評価する。

 一方、県内の喫茶店やレストランなどが加盟する県喫茶飲食生活衛生同業組合の八亀忠勝理事長(74)は「新たな知事を迎えて条例見直しに向けた新たな戦いをしたい」と訴える。県たばこ商業協同組合連合会の宮嶋実会長(78)は「2年後の受動喫煙防止条例見直しへ好材料」という。

3225チバQ:2011/03/05(土) 13:34:22
■有権者は・・・

東京都知事選への転身について、「仕方ない」「無責任」など、市民の反応はさまざまだった。

 突然の表明について「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの山野良一共同代表(50)は「次の候補を見極める時間が少ない。もっと早く進退を明らかにすべきだった」。横須賀市の主婦(65)も「都知事選に出たいからはっきりしなかったと批判されても仕方ない」と批判する。

 横浜市青葉区の主婦小森洋子さん(44)は「途中で投げ出したという気持ちが強い。応援していただけに残念」。川崎市多摩区の女性会社員(25)は「神奈川をよくすると言ったのに、なぜ東京なのか。違和感を感じる」と厳しい。相模原市で飲食店を経営する柘植寿宇(すう)さん(66)は「後継者を決めないで県知事を辞めるのは無責任」と憤った。

 松沢知事が進めた政策について、横須賀市の女性会社員(31)は「松沢さんと言えば受動喫煙防止条例。たばこは吸わないのでとてもありがたかった」。厚木市の旅館経営者も「知事の影響でお客の喫煙マナーがよくなった」。小田原市の地方ジャーナリスト山田行雄さん(62)は「水源地、観光地の県西部に目を向けてくれた」などと評価の声が多かった。

 ただ、川崎市高津区の女性(56)のように「防止条例は極端な感じ。分煙を徹底する程度でよかったのでは」と冷めた見方もあった。

 次の県知事については「タレントやスポーツ選手は勘弁してほしい」「人気投票ではなく、政策をきちんと出してもらいたい」「ぐいぐい神奈川を引っ張ってくれるアピール力のある人」など、堅実で指導力のある知事を望む声が目立った。


■■松沢知事の主な発言■■


●2003年3月 知事選に勝てれば日本の政治を変えるうえで最前線に立てる(県知事選へ出馬表明し、AERA取材で)


●03年3月 マニフェストは各項目の点数の平均が50点以上なら合格だと思う(マニフェスト発表の会見で)


●03年11月 中国なんかから就学ビザを使って日本に入ってくるけど、みんなこそ泥(総選挙の応援演説で、治安悪化について)


●04年8月 道州制の研究は地方主導型で攻めていかない限り改革はできない(全国知事会道州制研究会の初会合で)


●05年1月 (水源保全の新税は)カンパと理解してほしい(連合神奈川・新春の集いで)


●05年2月 発言力とカリスマ性で世論を動かせる強いリーダーが必要だ(石原慎太郎東京都知事に対し、全国知事会長選への立候補を要請して)


●05年5月 国旗の尊重は国際人としてのエチケット(教育関係者の会議で)


●05年8月(政権交代があったら)米軍再編問題は大変不安。(民主党の郵政民営化法案の対案も)極めて情けない(記者会見で)


●07年5月 (ふるさと納税について)受益者負担の原則が崩れ、納税者がチェックできないところに税が使われる(全国知事会総会で)


●07年10月 多選制限を地方独自の判断で条例にできるよう地方自治法の改正をお願いしたい(首相官邸で)


●08年12月 (麻生政権の定額給付金について)過ちては改むるに憚(はばか)ることなかれ(朝日新聞への寄稿で)


●09年4月 (森田健作千葉県知事について)元気なところは変わっていない。ただ、あまり過激な発言はしない方がいい


●09年11月 沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場は県外、国外への移設は不可能だと思う(渉外知事会会長として訪米中に)


●10年5月 重大な公約違反(普天間飛行場の県内移設を地元に伝えた鳩山由紀夫首相について)


●10年10月 自分の会社の宣伝さえできればいいという(住生活グループの)論理に違和感を覚える(横浜ベイスターズ買収問題について)


●11年1月 地方は国の奴隷ではない(子ども手当の県負担を拒否して)

3226チバQ:2011/03/05(土) 13:35:20
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103030002
【激動 松沢氏、都知事選へ】

中・「一本化」の是非議論
2011年03月03日

 松沢成文知事の東京都知事選への「転身」表明から一夜が明けた2日、県内政党は候補者擁立作業を本格的にスタートさせた。政党の枠を越えた「一本化」の是非が、議論の中心となりつつある。

 自民党県連はこの日、国会議員や県議ら約60人が出席し、横浜市内で緊急の選対会議を開いた。

 会議後に取材に応じた菅義偉会長によると、出席者からは、擁立基準について「官僚はダメ」、「神奈川にゆかりのある人」、「なぜこの人が候補なのか、ストーリーがある人」などの意見が出たという。結局、擁立作業は菅会長と竹内英明幹事長に一任となった。自薦、他薦を問わず、6日までに声を上げるよう出席者に求めた。

 菅会長は「(政党の)枠組みにはあまりこだわっていない。枠にとらわれすぎると県民の期待にこたえられない」と、公明、民主など他党との連携による候補者擁立に含みを持たせた。

 だが、県連内部で一枚岩となるには、まだ時間がかかりそうな状況だ。

 あるベテラン県議は「パフォーマンス知事じゃなくて、行政のことをよく理解している議員や首長なら」と、菅会長の方針に肯定的な見方を示す。だが、別の県議は「他党との連携は県民の理解を得られるのか」と批判的だ。

 自民党が候補者擁立を進める場合、県内で協力関係にある公明党がまず重要だ。

 公明党県本部では、松沢知事の都知事選への転身が表面化する前から、その動きを見越して自民党県連幹部と連絡を取り合っていた。

 県本部幹部の一人は「(告示までの期間が)短期間なら相乗りしかない」と話す。「けど、民主党が言ってくる人には乗りにくい」

 一方の民主党県連。知事選に対する「主戦論」が聞こえてこない。

 2009年の横浜市長選。中田宏・前市長の突然の辞任で、市長選は衆院選と同時に実施された。民主党は市議団が自民、公明両党との連携を模索する動きもあったが、県連は党本部とともに独自候補擁立にこだわり、現市長の林文子氏を推薦した。

 ところが、今回の知事選では、菅内閣への支持率低下の影響をもろに受ける。

 「単独の候補? 勝てるわけない。県議選でも大変なのに」。ある県議は2日の県議会散会後にこう吐き捨てた。

 別の県議も「民主党の国会議員や県議がくら替えして勝てるか疑問だ。民主党の看板を背負うのは今は厳しい。まして民間の人ならなおさらだ。民主党の単独推薦で出る人はいないよ」と言い切る。

 県議団の中では「相乗り」を期待する声が強くなっているが、県連幹部は「まず相乗りありき、という形はありえない。党として知事選に対する姿勢を示し、その結果、相乗りになることはあり得る。手順を踏まないといけない。今回はデリケートだ」と話す。

3227チバQ:2011/03/05(土) 13:36:04
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103040001
【激動 松沢氏、都知事選へ】

下・「みんな」の動向注目
2011年03月04日

 横浜市中区にあるビルの会議室。3日午後、3週間後に告示される知事選の立候補予定者説明会が開かれた。

 説明会に集まったのは8陣営。松沢成文知事が立候補する場合には来るはずのなかった民主党や自民党は県連事務局長らが姿を見せ、受付で立候補予定者氏名欄に「未定」と記入した。

 そして、6番目にやってきたのはみんなの党の担当者だった。ほかの政党と同じく、「未定」と記した。

 民主や自民の県議の間では、みんなの党の動向に注目が集まっている。民主党・かながわクラブ県議団の控室では、松沢知事が都知事選への立候補を表明した1日、「みんなの党の現職国会議員が県知事選に出るのではないか」という話題で持ちきりだった。

 昨年夏の参院選。神奈川選挙区で中西健治氏が民主2人、自民1人の現職3人の議席の一角を崩し、2位で初当選を果たした。

 その勢いで、今回の統一地方選でも積極的に候補者を擁立する。現職3人しかいなかった県議選でもすでに17人の公認を決め、さらに擁立作業を進めている。民主党の現職県議が「票を食われるのは覚悟している」と漏らすほどだ。知事選に独自候補を立てられれば、投票日が重なる県議選、横浜、川崎、相模原3指定市議選と連動でき、活動も活発になる。

 「ぜひとも知事選に候補者を出してほしい。現職県議3人の一致した意見だ」。みんなの党の塩坂源一郎県議も力を込める。江田憲司幹事長も擁立に向けて動いており、「必ず出します」と自信を見せる。

 一方、3日の立候補説明会には、ただ1人知事選に立候補を表明している共産党推薦で市民団体役員の鴨居洋子氏(66)の陣営も出席した。

 鴨居氏はこの日、支持団体「民主県政をつくる会」の女性会員約30人と午後3時半から横浜駅西口に立った。桃の節句に合わせてピンクのジャンパーを着込んだ女性たちと、待機児童の解消や中学校給食の実現などを訴えた。

 立候補表明は昨年12月末。「独走状態」と本人も笑うが、立候補表明を先延ばししてきた松沢知事に注目が集まることを陣営は苦々しく思っていた。「記者会見や行事で顔を出すだけで現職は目立つ。今度は急にいなくなり、後継の話で持ちきりだ」と陣営幹部はぼやく。

 立候補を表明して以来、横浜、川崎を中心に県内約250カ所を回った。政策やプロフィルをまとめた15分間のDVDを約1300枚作り、支持者らに配った。民主や自民が「ポスト松沢」の候補者選びを進めるなか、存在感を高めようと必死だ。この日の訴えで鴨居氏は「誰が出ようと、暮らし、子育て、平和を守る県政を実現させたい」と締めくくった。

 (この連載は加賀谷貴春、木村尚貴、小島泰生、岩堀滋が担当しました)

3228チバQ:2011/03/05(土) 13:39:00
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110305ddm041010118000c.html
選挙:神奈川県知事選 開成町町長に出馬働きかけ−−4月投開票
 統一地方選で実施される神奈川県知事選(4月10日投開票)で、県内の一部首長が同県開成町の露木順一町長(55)に出馬を働きかけていることが4日、分かった。露木氏は毎日新聞の取材に対し「今の段階では(出馬について)イエス、ノーの話にならない」と語った。

 現職の松沢成文知事(52)が東京都知事選への立候補を表明し、各党が候補者擁立を模索している。自民党関係者によると、露木氏は菅義偉県連会長が総務相時代、政府の地方分権改革推進委員会の委員を務めていたことなどから、同党が推す可能性があるという。

 露木氏はNHK記者や故梶山静六元官房長官の事務所政策顧問を経て、98年2月に町長に就任し現在4期目。同県知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が出馬を表明している。

3229チバQ:2011/03/05(土) 13:41:52
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110226/CK2011022602000048.html
自治のカタチ 地方議員の実像<上> 議員の1日 要望聞き歩き、街へ
2011年2月26日

議員が差し出したチラシを受け取らず、男性は足早に駅構内へ向かった=県内で


 今月上旬。民主党の女性県議は早朝から、選挙区内の駅前でサラリーマンらにチラシを配った。

 「少しでも議会のことを知ってほしい。ただ、選挙に向けて顔を覚えてほしい気持ちもある」

 最近、「やっぱり民主党じゃ、だめだ」と言われ、党への逆風を感じる。「次の選挙はどうなるのかしら」。不安はよぎる。

 地元の獣医師会が支援している県議が、立候補を取りやめると聞き、早速動いた。電話帳に書かれた住所を頼りに、動物病院を一つ一つ車で回る。

 「県議選のあいさつに来ました」。緊張した様子で、パンフレットや名刺を渡すが、相手はけげんな顔だ。いくつか回ったところで、女性院長に「頑張って」と声を掛けられ、ホッとした表情を浮かべた。「何回も来て覚えてもらうしかない」

 午後は、後援者宅を回る。選挙区内は狭い道が多く、自転車を使う。議会が始まると、あいさつ回りはできなくなるから、一軒でも多くと思う。

 県議選の投開票まで、あと二カ月。約五十軒を回ると周囲はすでに暗くなっていた。

   ■  ■

 今月上旬の日曜日。自民党のベテラン横浜市議は昼前、町内会の行事できねをついた。「一、二月は餅つきが多い」と慣れた様子だ。

 顔見知りの女性から「どうぞ、食べて」と言われ、テーブルについた。近所の火事が話題になり、女性は「路地が狭く、消防車が入りにくい。庭から出た枝を切ろうと呼びかけている。行政でも(住民に)指導できないのか」と訴えた。

 地域の声を市政に届けることも、市議の役割だと思っている。

 「高い給料をもらい、餅をつくだけかとか、選挙目当てだとか、思う人がいるかもしれない。でも、地域を見て回らないと、何も分からなくなる」

 午後。一時間かけ、約三十軒ほどある商店街を歩き、市政のアンケート用紙を配った。夕方、事務所に戻ると回答が二件、ファクスで届いていた。「直接、手渡すと回収率が良い」。市民の反応に笑顔を浮かべた。

    ◇

 統一地方選が近づき、街頭で活動する議員の姿が目立ってきた。彼らは有権者の要望や不満に、どう応えているのか。議員の給与や定数は適正なのか。地方議会に対する有権者の視線が厳しさを増す中、「議員の実像」に迫った。

3230チバQ:2011/03/05(土) 13:42:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110227/CK2011022702000044.html
自治のカタチ 地方議員の実像<中> 収入と支出 「仕事するほど金かかる」
2011年2月27日

金額や名前が記入される前の県議の「例月議員報酬明細書」。一般企業の給与明細書にあたる


 一期目の女性県議は声を荒らげた。「(資金的に)後ろ盾がないと、政治家になれない」

 怒りの矛先は、名古屋市の河村たかし市長の市議報酬を半減の八百万円にする、という政策だ。「河村さんは(古紙業の)家業を持っているからいい。だけど、議員以外に職業がない人はどうするのか」

 県議のボーナスと報酬は本年度、計千五百十九万六千二十円。これとは別に、事務所運営費や秘書の人件費などの議員活動に使える政務調査費が年間六百三十六万円支給される。議長や副議長はさらに多い。

 国税庁の調べによると、民間の給与所得者の平均年収は二〇〇九年が四百六万円。そんな“市民感覚”からすれば、県議への支給額は破格だ。

 だが「収入だけで、見てもらっては困る」と女性県議は、反論する。

 その説明によると、選挙区がある横浜市内の駅前事務所の家賃が月二十万円。選挙で抱えた六百万円超の借金だってある。党や会派に納める費用、スタッフ三人の人件費、会合の出席費用…。どんどん削られていく。

 「選挙のリスクを抱え、退職金もない。議員報酬は高いとはいえない」

 県議の仕事とは、知事に質問し、政策に反映させていくことだ、と考えている。そのためにも、調査能力のある秘書を雇いたい。視察にも行きたい。でも資金がかかる。

 一方で、県の職員に、質問項目を作ってもらっている先輩議員も見かける。

 「仕事をすればするほどお金はかかる。でも、手を抜けばとことん抜ける。当選を重ねると、仕事をしない方が、得だと思うのかもしれない」と戸惑う。

 県議会を運営する費用は本年度、県職員の人件費なども合わせ約三十三億七千万円。県民一人当たり、年約三百七十四円の負担だ。

 地方自治に詳しい山梨学院大の江藤俊昭教授は「議員の報酬は民主主義のコスト。安すぎれば、なり手がいなくなる」と指摘する。

 さらに「もともと、選挙活動の費用は、自分で出すもの。それとは別の議員報酬については、ちゃんと見合った活動をしているということを、議員本人が有権者に見せたり、説明したりすることが重要だ」と、議員活動の“可視化”の必要性を訴えた。

3231チバQ:2011/03/05(土) 13:42:43
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110228/CK2011022802000048.html
自治のカタチ 地方議員の実像<下> 兼職論、削減論くすぶる
2011年2月28日

政令市選出の議員削減論がくすぶる県議会=本会議場で


 横浜、川崎両市などを流れる鶴見川は、かつて「暴れ川」と呼ばれ、水害をよく起こした。その治水に尽力した大綱村(現在の横浜市港北区)村長の飯田助夫氏は、一九二七年十一月から三二年六月まで、県議と市議を兼職した。衆院議員と市議を兼職したこともあった。

 横浜の政治史に詳しい横浜開港資料館の担当者は「治水のため市や県、国からお金を集めるには、兼職はメリットがあったのではないか」と推測する。

 飯田氏のひ孫に当たる飯田助尚市議(民主党)は「政令市議なら、今でも(兼職を)やれないことはない。ボトムアップで住民の声を県に届けられる」と言う。

 現在、政令市選出の県議と市議をめぐり、兼職論や削減論がくすぶっている。

 同党県連副代表で、横浜市議の花上喜代志氏は断言する。「政令市選出の県議は仕事が少ないから兼職できる。仕事が少ないのに、(政令市以外から選出された県議と)待遇が同じでいいのか」

 実際、定数一〇七のうち六七(約63%)を占める横浜、川崎、相模原の政令三市選出の県議について、公明党県本部は、半減を提唱している。

 しかし、横浜市議の経験がある県議は「住民の要望は、六割が市に関連することだった」。そんな有権者の声に忠実に活動すれば「横浜だけ良ければいいという(偏った)考え方になる。逆に、県で大きな案件が出たら、市議の仕事はできなくなる」と兼職には懐疑的だ。

 総務省によると、戦後、職務に専念してもらうため、議員の兼職は禁じられたという。ただ、二〇〇七年七月から〇九年六月まで開かれた国の地方制度調査会(地制調)で、市議と県議の兼職は議論された。

 最終答申に関連事項が盛り込まれることはなかったが、海外の事例などを挙げて兼職を提案した金子優子・山形大教授(行政学)は、当時を振り返りながら指摘する。

 「政令市の場合、まず市議と県議の役割を明確化させることが必要。その上で県議の仕事が少ないなら兼職はできる。さらに、県議がもっと大きな視点で仕事をすることになるなら、道州制導入の議論にもなる」

 兼職論や削減論を前に、県議は新たな役割を見つけることができるのか−。今後、問われることになりそうだ。

  (この企画は、荒井六貴と細見春萌が担当しました)

3232チバQ:2011/03/05(土) 14:19:58
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001103050002
“政敵”現・前市長 新顔支持で協力
2011年03月05日

   ■現職対抗で一致


 4月の県議選で上野原市・北都留郡選挙区(定数1)に立候補する新顔候補を、江口英雄上野原市長が支援する。旧上野原町時代から22年間、地域のトップにいた奈良明彦前市長も支援。市政を巡って対立する政敵同士と言えた江口、奈良両氏が、一転して協力して戦う選挙戦になりそうだ。(永持裕紀)


 新顔は会社役員の志村時江氏(63)。再選をめざす現職の石井脩徳氏(70)も立候補する構えだ。石井、志村両氏は、江口氏が奈良氏の後継候補を破った2年前の市長選では江口氏を支えた後援会(慈英会)の幹部同士だった。


 盟友だったはずの2人の選挙戦の発端は、横内正明知事が再選された1月の知事選をめぐる確執とみられる。昨年12月に発足した知事後援会誠山会上野原総支部長に江口氏が就任。だが石井氏の後援会(脩和会)は9月、横内氏の後援会(輝き丹菅(たん・すげ)上野原会)を先行して発足させていた。


 2007年知事選で横内氏を支援した石井氏の陣営は、「知事選ではこちらが先輩格」との自負も強い。誠山会総支部発足後、「脩和会は独自に知事を支援する」と通知。知事選告示後には、上野原市入りした横内氏の案内役を誠山会、丹菅上野原会のどちらが務めるかをめぐり両陣営間で感情的なやりとりもあり、結果的に誠山会側が譲った形になる出来事もあった。


 議員経験がない志村氏は民主党支持者だが、2月中旬までに「市民党の立場」での立候補の意思を固め、石井氏との溝が決定的になった江口氏が「新たな県政とのパイプ役に」と期待をかけて支援する枠組みがつくられていった。


 誠山会総支部の顧問だった奈良氏もこの枠組みに乗った形だ。同氏と近い元上野原町議の杉本隆芳氏は同総支部幹事長から、志村氏の後援会長に就任。奈良氏にとっては現職の石井氏陣営を揺さぶることは政治基盤の固め直しにつながる。「敵の敵は味方」という思惑で、元々の政敵同士が協力する構図が生まれた。

3233チバQ:2011/03/06(日) 14:50:46
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110306ddlk14010130000c.html
’11統一選:神奈川 知事選 県市長会と県町村会、露木・開成町長擁立も /神奈川
 ◇「首長から候補を」
 県市長会と県町村会は5日、海老名市役所で役員による合同の臨時会合を開き、知事選(24日告示、4月10日投開票)で市町村長から立候補者が出た場合、「応援することは一つの手法」との方針を確認した。町村会が6日、市長会が7日にそれぞれ会議を開いて対応を協議する。一部首長が開成町の露木順一町長(55)に出馬を働きかけており、首長主導で露木氏擁立の動きが強まっている。

 会合は、松沢成文知事が東京都知事選への出馬を表明したことを受けて、急きょ開かれた。市長会から会長の服部信明・茅ケ崎市長ら市長5人、副市長2人、町村会から会長の間宮恒行・大井町長ら町長4人が出席した。出席者によると、町村会側から露木氏を推す声が上がり、市長会側は町村会が露木氏で一本化できるかどうかの確認を求めたという。

 両会は「地域主権が言われている中で、県と市町村との関係づくりに尽力くださる方に知事になってもらうべきだ」との役員レベルでの見解を発表。両会は全体の会議で改めて対応を協議する。ただし、民主党や自民党、みんなの党が候補者擁立を目指す中、首長ごとに政党との距離感が異なるとあって、「全体としてまとまるのは難しい」と慎重論を口にする市長もいる。

 知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が出馬を表明している。【木村健二、澤晴夫、川端智子】

 ◇松沢知事の都知事選出馬表明 支援受ける県議選立候補予定者、測りかねる影響
 東京都知事選への出馬を表明した松沢成文知事は、県議選の立候補予定者に対し、ポスターへの写真掲載などを通じて支援してきた。「首都圏連合の成果で県民に恩返しする」と言い残して多摩川を渡っていく松沢知事。これらの立候補予定者には県知事選不出馬への失望感が漂う一方、選挙戦への影響を測りかねている。

 松沢知事は県議選で、依頼のあった立候補予定者約30人を支援。07年の前回知事選で約200万票を得て再選したとあって、抜群の知名度にあやかろうと、支援を受ける立候補予定者は古巣の民主党を中心としながら、自民党、みんなの党などにも広がっていた。

 松沢知事とのツーショット写真のポスターを作った川崎市の男性現職は「さらに1期やってもらい、神奈川を変えてほしかった。(知事選と県議選の)相乗効果がなくなるので、選挙は厳しくなるかもしれない」と懸念を示す。一方、同様にツーショットのポスターを作製した同市の女性新人は「首都圏連合を進められるのは松沢知事なので、地方の旗手になってほしい」とエールを送る。

 湘南地域の男性現職は2連ポスターを掲示しているうえ、2月には松沢知事を招いて県政報告会を開いたが、転身の決断について「一寸先は闇なのが政治。次に目指すところがあれば活躍すればいい」と理解を示す。「自分は自分の選挙を貫く」と掲示を続ける。

 同じく知事との2連ポスターを作った横浜市の男性現職は、今回の転身について「『神奈川県から日本を変える』と言っていたのは何だったのか。我々のことを全然考えていない」と不満をこぼす。だが、ポスターについては「作り替える時間も金もない」として、やはり使い続けるという。【川端智子、木村健二】

3234チバQ:2011/03/06(日) 15:19:12
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110305-OYT8T00830.htm
首長出馬なら合同応援も
県市長会と町村会一致
 24日告示の知事選に向けて、県市長会(会長=服部信明茅ヶ崎市長)と県町村会(会長=間宮恒行大井町長)は5日、海老名市役所で臨時の市長会常任理事会と町村会役員会を合同で開き、「首長から立候補者が出る場合、両会で応援することは一つの手法」との認識で一致した。町村会は6日に、市長会は7日に、それぞれ対応を協議する。

 合同会議に出席したのは、市長会側が服部会長、同会副会長の内野優海老名市長ら7市の市長や代理出席の副市長、町村会側が間宮会長と、箱根、愛川両町長。

 町村会内には、露木順一開成町長(55)の擁立を模索する動きがあり、合同会議も、町村会側が露木氏擁立を念頭に、市長会側に開催を持ちかけたという。

 出席者によると、会議で露木氏の名前は出なかったものの、市長会側の出席者は取材に、「町村会側の意向は承知している」と話した。

 町村会関係者は「町村会内は露木氏擁立でほぼ一本化できている」と自信を見せるが、市長会側がまとまるかどうかは不透明だ。

(2011年3月6日 読売新聞)

3235チバQ:2011/03/06(日) 19:12:42
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/02/20110302ddlk10010105000c.html
’11統一選:県議選情勢/上 前橋市区/高崎市区/桐生市区 /群馬
 ◇民主政権の今後占う
 統一地方選第1ラウンドの県議選(定数50)は4月1日告示、同10日投開票される。民主党政権下で迎える初の統一選で、全国44道府県議選の結果は、菅政権の今後に大きな影響をもたらす可能性がある。県内ではこれまで、自民35▽民主10▽公明3▽共産3▽みんなの党1▽無所属17−−の計69人が立候補を表明している。全18選挙区の情勢を探った。

 ◆前橋市区

 ◇自公に民主・共産が挑戦
 11人が立候補を表明。現有議席の死守を目指す自民と公明に、議席ゼロの民主、共産などが挑む。無所属候補も絡み、激戦が予想される。

 自民は現職3人と新人1人を公認。ベテランの中村氏と中沢氏は組織固めに全力を挙げ、狩野氏は市東部を中心に集票を図る。新人で前橋市議の安孫子氏は、市長選に転出する山本龍氏の票獲得にも力を入れる。

 民主は新人2人を公認。宮崎岳志衆院議員が擁立した弁護士の小川氏は市西部、桑原功衆院議員が支援する本郷氏は市東部を中心に支持拡大を図る。公明は前回初当選した水野氏の再選に全力を傾注。共産は党県委員の酒井氏を公認し、議席獲得を目指す。

 無所属では、前回トップ当選の岩上氏が高木政夫市長の支援を得て再選を目指す。前回民主公認の社会福祉法人理事の亀田氏、旧粕川村長の後閑氏も初当選を目指す。【奥山はるな】

 ◆高崎市区

 ◇自・公・民と共など乱戦
 旧吉井町との合併に伴い、定数が1増された。

 自民は平田英勝氏が引退、中島篤氏が高崎市長選に回り、現職2人と新人3人を公認した。関根氏は地盤の旧新町から隣接地域への浸透に力を入れる。橋爪氏は市長選出馬に意欲を見せたが、慰留され3期目を目指す。新人では、元市議の岸氏が平田氏の後継を訴えて支持固めを図る。公募で公認が決まった市議の清水氏は若さをアピール。同じく公募の幼稚園事務長、桂川氏は女性の視点から支持を訴えている。

 民主は現職2人を公認。保守系の石川氏は民主系地方議員でつくる「改革ぐんま」の代表に就任、組織に頼らない選挙運動を目指す。労組系の後藤氏は組織票に加え、精力的なつじ立ちで知名度を上げてきた。民主推薦で多野郡区から回った角倉氏は旧吉井町に加え旧市内に浸透を図る。

 前回トップ当選した公明の福重氏は組織固めに力を注ぐ。

 前回次点に泣いた共産の伊藤氏は、議席回復を目指し粘り強い活動を続けている。【増田勝彦】

 ◆桐生市区

 ◇現職に新人が挑む
 現職3人に新人が挑む構図は前回と同じだが、政界地図が塗り替わったため各陣営は危機感を募らせる。

 自民現職の腰塚、村岡両氏は、09年の衆院群馬2区で議席を民主に奪われ、求心力維持に懸命。後援会をフル稼働して選挙戦に臨む。

 共産新人で前回次点の関口氏は県議会での議席奪還を目指し精力的に市内を回っている。

 前回トップ当選の大沢氏は石関貴史衆院議員との確執で民主公認を得られず無所属で立候補。支持労組と後援会の票固めを図る。【塚本英夫】

3236チバQ:2011/03/06(日) 19:13:26
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 ◆立候補予定者(50音順)
 ◇前橋市区
 (定数8−11)
安孫子哲  39 自新
岩上憲司  38 無現(2)
小川晶   28 民新
狩野浩志  50 自現(2)
亀田好子  55 無新
後閑千代寿 67 無新
酒井宏明  45 共新
中沢丈一  62 自現(5)
中村紀雄  70 自現(6)
本郷高明  39 民新
水野俊雄  39 公現(1)
 ◇高崎市区
 (定数9−10)
石川貴夫 32 民現(1)
伊藤祐司 52 共元(1)
桂川孝子 47 自新
角倉邦良 50 無現(1)
岸善一郎 60 自新
後藤克己 37 民現(1)
清水真人 36 自新
関根圀男 64 自現(5)
橋爪洋介 43 自現(2)
福重隆浩 48 公現(2)
 ◇桐生市区
 (定数3−4)
大沢幸一 67 無現(2)
腰塚誠  63 自現(5)
関口直久 61 共新
村岡隆村 60 自現(2)

3237チバQ:2011/03/06(日) 19:15:09
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/03/20110303ddlk10010118000c.html
’11統一選:県議選情勢/中 伊勢崎市区/太田市区/沼田市区など /群馬
 ◆伊勢崎市区

 ◇自、民、みんなで乱戦に
 7人が立候補を表明している。自民は世代交代が進み、民主は議席死守を目指す。みんなの党が県内で唯一公認候補を立て、注目選挙区の一つ。

 自民は前回トップ当選の五十嵐清隆氏が伊勢崎市長に転身、田島雄一氏と原富夫氏が引退表明した。青年会議所や商工会からの後押しを受ける井下氏、原氏の三男で地盤を受け継ぐ和隆氏、市議の臂氏の3新人で臨む。

 民主は再選を目指す久保田氏を公認。逆風が吹く中、助役を務めた旧東村を中心に票固めに懸命だ。

 みんなの党の吉山氏は元市議。上野宏史参院議員の支援を得て県議初議席を目指す。

 無所属は2人が立候補。5選を目指す塚越氏は知名度が強みで、元市議の森田氏は市中心部などで支持を呼び掛ける。【喜屋武真之介】

 ◆太田市区

 ◇自公民7人が挑戦
 現職3、新人4の計7人が挑む。

 自民は前回、5人を公認したが、今回は3人に絞った。前回トップ当選の笹川氏は元衆院議員の父の地盤固めを図る。市議から転身する高田氏、社会福祉法人事務長の穂積氏はそれぞれ自民支持層へ浸透を図る。

 前回は組織の分裂で公認候補を立てなかった民主は、5期目を目指す黒沢氏、再選を目指す阿部氏に加え、前回の雪辱を期す田島氏の3人を公認。議席増を目指すが、民主政権への逆風が課題になりそうだ。

 公明は同区で初めての公認候補として弁護士の薬丸氏を擁立。同党市議を中心に支持を呼びかける。【亀井和真】

 ◆沼田市区

 ◇現新一騎打ちか
 前回は無投票だったが、今回は前市議が自民現職に挑む構図となり、8年ぶりに保守分裂の選挙戦になる見通しだ。

 自民現職の金子氏は3期の実績を強調し後援会組織の拡大、票固めを図っている。2月に立候補表明した無所属新人の金井氏は市議4期の知名度と人脈を基盤に浸透を目指している。

 ◆館林市区

 ◇12年ぶり選挙戦
 過去2回無投票だったが、現職2人、新人1人が出馬表明し、12年ぶりに選挙戦になる見通し。

 自民は3期目の松本氏が地元経済界や、地盤の市中心部などで組織固めを進める。前回、元衆院議員秘書から初当選した須藤氏は幅広い年齢層に支持を呼びかけ、再選を目指す。

 民主は、市議3期目の茂木氏を公認。労組などを中心に県政の刷新を訴えて議席獲得を狙う。【亀井和真】

 ◆渋川市区

 ◇旧市部で激戦に
 ともに自民現職の真下氏と星名氏、前市議で無所属の金子氏が立候補を表明しており、4期16年ぶりに選挙戦の見通し。3氏は合併前の旧渋川市を共通の地盤としており、激しい票の奪い合いが展開されそうだ。

 4選を目指す真下氏は強固な地盤を持つ旧市部を中心に全市的な選挙戦を展開。前回初当選の星名氏は旧町村部への浸透を図る。金子氏は連合群馬の支持を受け非保守層の票の受け皿を目指している。【塩田彩】

 ◆藤岡市・多野郡区

 ◇再び三つどもえ
 藤岡市区に多野郡区(神流町、上野村)が加わり選挙区が広がった。立候補を表明しているのは前回と同じ顔ぶれの3人。

 自民現職の新井氏は2期8年の実績と若さをアピール。昨年末、新たに神流、上野地区に支部後援会を設立し10支部体制で臨む。

 自民元職の田所氏は地域発展を訴え、神流町、上野村への浸透にも力を入れる。4年間のブランクを乗り越え、返り咲きを狙う。

 前回、自民2議席独占を崩しトップ当選した旧鬼石町長の関口氏は無所属で再選を目指す。年初から街頭演説を精力的にこなす。【畑広志】

3238チバQ:2011/03/06(日) 19:15:30
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 ◆立候補予定者(50音順)

 ◇伊勢崎市区(定数5−7)
井下泰伸 47 自新
久保田務 61 民現(1)
塚越紀一 69 無現(4)
原和隆  41 自新
臂泰雄  58 自新
森田修  61 無新
吉山勇  48 み新

 ◇太田市区(定数5−7)
阿部知世 39 民現(1)
黒沢孝行 59 民現(4)
笹川博義 44 自現(1)
高田勝浩 42 自新
田島国彦 41 民新
穂積昌信 36 自新
薬丸潔  32 公新

 ◇沼田市区(定数1−2)
金井康夫 42 無新
金子浩隆 50 自現(3)

 ◇館林市区(定数2−3)
須藤和臣 43 自現(1)
松本耕司 66 自現(3)
茂木直久 55 民新

 ◇渋川市区(定数2−3)
金子渡  40 無新
星名建市 54 自現(1)
真下誠治 69 自現(3)

 ◇藤岡市・多野郡区(定数2−3)
新井雅博  50 自現(2)
関口茂樹  64 無現(1)
田所三千男 61 自元(2)

3239チバQ:2011/03/06(日) 19:16:31
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2011/03/05/20110305ddlk10010197000c.html
’11統一選:県議選情勢/下 富岡市区/安中市区/みどり市区など /群馬
 ◆富岡市区

 ◇現新4人が激戦展開へ
 現新4人が立候補を予定する激戦区。

 06年補選に無所属で初当選した今井氏は自民公認で臨むが、保守分裂選挙の様相を呈しており、組織固めに懸命だ。

 前市議会議長の大手氏は岩井賢太郎前市長の後援会に支援を要請。「県とのパイプの正常化」を訴えて議席奪取を目指す。

 民主推薦の下山氏は県議選と市長選に計3回立候補し、知名度を上げてきた。岡野光利市長の支持者にも支援を求めて戦う。

 富岡青年会議所理事長を務めた矢野氏は、同級生や、PTA活動を通じた仲間が後援会に参加し、支持拡大を目指す。【畑広志】

 ◆安中市区

 ◇無投票の可能性も
 現職2人が立候補を予定するほか目立った動きはなく、無投票の可能性も。自民の岩井氏は旧松井田町が地盤で、前回はトップ当選。旧安中市が地盤の茂木氏は、女性の視点で幅広い支持を訴える。【増田勝彦】

 ◆みどり市区

 ◇一騎打ちの公算
 前回選挙から合併でみどり市区に。前回は須藤氏が無投票で当選した。今回は民主新人で旧大間々町出身の石川氏が須藤氏に挑む一騎打ちになりそうだ。

 須藤氏は旧笠懸町を中心に旧大間々町などの後援会組織も固めている。石川氏は元病院職員で民主の公募候補。「若さと行動力」を前面に打ち出す。【塚本英夫】

 ◆北群馬郡区

 ◇出馬表明現職のみ
 出馬を表明しているのは自民現職の大林氏だけで無投票の公算が大きい。大林氏は元県議会議長の故大林喬任氏の長男。前回は後継候補として無投票で初当選した。【角田直哉】

 ◆甘楽郡区

 ◇無投票の公算大
 3選を目指す自民現職の織田沢氏以外に出馬の動きはなく、無投票の公算が大きい。織田沢氏は助役を12年間務めた地元・甘楽町を中心に堅固な地盤を誇る。【畑広志】

 ◆現職2人に新人が挑む

 ◇吾妻郡区
 前回と同じ顔ぶれで、自民現職の2人に無所属新人が挑む構図。

 南波氏は、地元の東吾妻町を中心に強固な地盤を持つ。前回初当選の萩原氏は吾妻郡全体での連携した町づくりを掲げる。新人の重野氏は1日20カ所以上で街頭に立ち、支持拡大を目指す。

 選挙区内に八ッ場ダム建設予定地を抱えるが、3人とも建設推進を訴えており、争点になっていない。【角田直哉】

 ◆利根郡区

 ◇再び一騎打ちか
 定数が1に減少した前回、自民推薦の現職同士で争った2人が今回も立候補を表明し、再び一騎打ちになりそうだ。

 前回約300票差で当選した自民現職の小野里氏は、地盤のみなかみ町を中心に各地で座談会を開き、組織固めを図る。

 元職の星野氏は無所属で立候補を予定し、地盤の郡東部だけでなく西部でも支持拡大に努め、返り咲きを狙っている。【新井敦】

 ◆佐波郡区

 ◇現職のみ出馬予定
 出馬を表明しているのは、再選を目指す自民現職の井田氏だけで、無投票の可能性も。井田氏は業界団体などから幅広く支持を集めているほか、各地でミニ集会を重ねて浸透を図っている。【塩田彩】

 ◆邑楽郡区

 ◇現職以外動きなく
 東毛5町の合併が模索された前回は、4人が出馬したが、今回は現職3人以外に出馬の動きはみられない。

 自民は祖父からの地盤を固める久保田氏、引退県議の支持層を引き継ぐ舘野氏の2人を公認。

 元三洋電機社員の塚原氏は前回に続いて無所属で出馬し、労組などへの浸透を図る。【亀井和真】

3240チバQ:2011/03/06(日) 19:17:16
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 ◆立候補予定者(50音順)

 ◇富岡市区(定数1−4)
今井哲  42 自現(2)
大手治之 58 無新
下山真  61 無新
矢野英司 43 無新

 ◇安中市区(定数2−2)
岩井均  47 自現(3)
茂木英子 51 無現(1)

 ◇みどり市区(定数1−2)
石川直哉 31 民新
須藤昭男 50 自現(3)

 ◇北群馬郡区(定数1−1)
大林俊一 54 自現(1)

 ◇甘楽郡区(定数1−1)
織田沢俊幸 59 自現(2)

 ◇吾妻郡区(定数2−3)
重野能之 33 無新
南波和憲 63 自現(4)
萩原渉  57 自現(1)

 ◇利根郡区(定数1−2)
小野里光敏 70 自現(3)
星野寛   55 無元(3)

 ◇佐波郡区(定数1−1)
井田泉 47 自現(1)

 ◇邑楽郡区(定数3−3)
久保田順一郎 58自現(3)
舘野英一   62 自現(1)
塚原仁    60 無現(2)

3241チバQ:2011/03/07(月) 23:08:27
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103070002
知事選へ立候補 首長支援で一致
2011年03月06日

 4月の県知事選の候補者選びをめぐって、県市長会と県町村会の首長が5日、海老名市で緊急の合同会議を開き、県内の市町村長が立候補する場合には支援していくことを確認した。両会は6、7両日、それぞれ全体会議を開いて最終的な意思統一を図る。首長の中からは、開成町の露木順一町長(55)を擁立する動きが出ている。


 海老名市役所で5日朝、市長会の臨時常任理事会と町村会の役員会が合同で開かれ、市長会副会長の内野優・海老名市長や、町村会長の間宮恒行・大井町長ら両会幹部が集まった。


 出席者によると、会合では「政党まかせの候補者でいいのか」という意見が出たといい、「地域主権が言われているなかで、県と市町村との関係づくりに尽力する人に知事になってもらうべきだ」という意見で一致。県内の市町村長が知事選に立候補する場合に支援することを確認した。立候補の意思のある首長を支援する形を取るという。


 町村会はあらためて6日に、市長会も7日にそれぞれ全体会議を開き、今回の会合の結果を伝えて、最終的な意思統一を図る。


 内野市長は会合後の取材に対し、「告示まで時間がないので、政党主導でなく首長からということにこだわった」と強調。間宮町長も「一つの政党の候補者が知事になると、国政が混乱したときに地方で進めている改革が進まなくなる」と、県内首長を支援する理由を説明した。


 内野市長は「地方分権を引っ張った松沢成文知事の志を継続する人がいい」と話したものの、両会の動きは「松沢知事とは関係ない」としている。


 一方、露木町長は5日の取材に対し、「(現段階では)出る出ないを決められる状態ではない」と話している。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000321103070003
露木氏、出馬に意欲 町村会、推薦決める
2011年03月07日


緊急町村長全体会議に向かう露木順一・開成町長=6日午前8時15分ごろ、松田町役場

 24日告示の県知事選の対応を協議していた県町村会は6日、緊急の町村長全体会議を開き、開成町の露木順一町長(55)を推薦することを決めた。露木町長も意欲を示したという。町村会は県市長会にも推薦を依頼し、首長連合による「統一候補」の支援を目指す。


 全体会議は6日朝、松田町役場で開かれ、14町村のうち10町村が出席。葉山、寒川、二宮、湯河原の4町は会長の間宮恒行・大井町長に一任した。


 前日5日に両会の幹部同士で県内首長が立候補する場合に支援することを確認しており、この日の全体会議でも合意した。そのうえで、露木町長の推薦を決め、市長会に働きかけることで一致した。


 会議後に会見した間宮会長によると、行政経験が豊富なことや、地方分権改革推進委員として国政レベルでの活躍があることなどを推薦理由に挙げている。


 間宮会長は、神奈川県知事は官僚出身者が多かったことに触れ、「自治体の苦労を知り、国民、県民に接している人が必要だ」と強調した。


 露木町長が会議に加わる前に、出席者全員で推薦を決めたという。これを受けて露木氏は、立候補に意欲を示す発言をしたという。さらに、知事選に向けた政治理念や、主要施策を盛り込んだパンフレットを出席者に配った。


 首長の1人は露木町長から「みなさんが応援してくれるなら(知事選に)出たい」と直接伝えられたという。
 知事選をめぐっては、自民党や民主党も候補者の擁立作業を続けている。露木氏が出馬した場合の政党への支援要請について、間宮会長は「(現段階では)白紙の状態。市長会の方針が示されたところで検討する」としている。


 一方、市長会は7日に全体会議を開き、対応を協議する。市長会幹部の市長は「露木町長を推薦すべきだという意見もあれば、政治団体ではない市長会が推薦することを疑問に思う市長もいる。推薦するかどうかは現段階では分からない」と話している。

3242チバQ:2011/03/07(月) 23:09:04
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20110307ddlk14010112000c.html
’11統一選:神奈川 知事選出馬、露木・開成町長が強い意欲 /神奈川
 ◇「アドバイザーに増田元総務相」 町村会に構想披露
 県町村会は6日、松田町役場で緊急の全体会議を開き、知事選(24日告示、4月10日投開票)の候補として、開成町の露木順一町長(55)を推薦する方針を決めた。露木氏は県政運営のアドバイザーに増田寛也元総務相を迎えるなどの構想を披露し、立候補に強い意欲を示した。県市長会も7日に対応を協議する予定で、県内の首長らが一体となって露木氏を支援する環境が整えば、露木氏が出馬を決断する見通しとなった。【澤晴夫、木村健二】

 全体会議には会長の間宮恒行・大井町長ら10町村長が出席、欠席の4町長は間宮会長に対応を委任した。露木氏が政府の地方分権改革推進委員会委員を務めた経験などを踏まえ「県民のために国に物申せる候補」として推薦を決めた。町村会による知事選候補推薦は岡崎洋前知事が再選した99年以来となる。

 露木氏は「身が引き締まる思い。小さな町村の連帯が県政を変える可能性を秘めていると確信している」と決意を表明し、出馬を想定した「神奈川は、ひとつ。」と題したパンフレットを配布。自身が知事になった場合、増田元総務相がアドバイザーに就任する構想について「快諾している」と強調してみせた。

 今後の焦点は、市長会の対応だ。昨年10月の国勢調査の速報値によると、県人口(904万9500人)の96・6%が市部に集中し、郡部は3・4%にすぎない。会議終了後、取材に応じた間宮会長は「市長会の力を借りなければ厳しい」と述べ、市長会の協力の取り付けに全力を挙げる姿勢を示した。

 政党との関係について、間宮会長は「白紙」と強調し、首長間の合意形成を先行させる方針。市長会内には知事選候補の支援に慎重論もあり、曲折も予想される。

 知事選を巡っては、共産党推薦で無所属新人の鴨居洋子氏(66)が既に出馬を表明。独自候補の人選を進める民主党と自民党は6日も引き続き候補の集約を続けた。みんなの党も独自候補の擁立を目指している。

3243チバQ:2011/03/07(月) 23:21:36
>>3183>>3211
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110307/stm11030722490008-n1.htm
「埼玉維新の会」問題、幕引きへ 自民市議は関与否定、県連も了承
2011.3.7 22:50

記者団の取材に応じる自民党県連の新藤義孝会長。県連としては事態の早期収拾を図った格好だ=7日、さいたま市浦和区の同党県連
 自民党のさいたま市議が設立に関与した政治団体「埼玉維新の会」の参加者が自民県議の出馬する選挙区に立候補する問題で、自民党の新藤義孝県連会長と青羽健仁・さいたま市議団長は7日会談し、青羽氏は「市議団として維新の会と一切関係を持っておらず、今後も持たない」と説明、新藤氏も了承した。統一選を前に党勢が回復基調にある中、“内紛”による「イメージダウン」(県連幹部)を回避し、幕引きを図った形だ。

 新藤氏などによると、青羽氏側から「状況を説明したい」との申し出が7日朝にあり、両氏らが県連内で会談。席上、青羽氏は維新の会を設立した都築龍太氏らと個人的に面識があり、出馬の相談を受けたことを認めた。

 ただ、青羽氏は都築氏に自民党からの出馬を求めたものの不調に終わったとし、「それ以降は関与していない」と弁明。維新の会から市議団に政策協定の申し出があったことを説明すると、新藤氏は反対の立場を表明し、青羽氏も「一切の関係を遮断する」と応じたという。

 新藤氏は会談後の役員会で一連の経緯を報告し、役員会も了承した。新藤氏は記者団の取材に「個人的な処分は一切ない。自民党として乱れず、有権者に心配をかけないように統一選を戦っていく」と強調した。

 青羽氏も会談後、市議団の対応について、「自民党公認の市議会議員候補として、一致団結して選挙戦での全面勝利を県連と協力して目指す」とする文書を会派に所属する全市議に送付し、事態の収拾に努めた。

 一連の問題をめぐっては、県連や県議団内に「明らかな反党行為で、除名処分にすべきだ」「けじめをつけなければ県議団がもたない」などとする強硬論が出る一方、「県議団と市議団がけんかしている状態では有権者に説明できない」と困惑する声も上がった。

 このような中、県議選告示まで1カ月を切った段階だけに、県連としては「自民党に追い風が吹いている最中なのに、政令市であるさいたま市で自民市議が欠けるのはイメージダウン。党のダメージになる」(同幹部)との判断に傾いた格好だ。

3244チバQ:2011/03/08(火) 19:47:05
>>3211
>南3区(同市西区・定数1)で医師の日下部伸三氏(52)

聞き覚えのある名前だと思ったら、09年市長選で出馬落選してるんですね

3245チバQ:2011/03/08(火) 23:52:48
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20110308-OYT1T00251.htm
神奈川市長会は町長推薦見送り…知事候補

 24日告示の知事選に向けて、神奈川県市長会(会長=服部信明茅ヶ崎市長)は7日夜、横浜市内で臨時の市長会議を開き、県町村会(会長=間宮恒行大井町長)が市町村長推薦の統一候補とするよう要請している露木順一開成町長(55)について、「政治家として個々の市長が判断すべきこと」として、推薦を見送った。

 一部市長は、露木氏支援を明言している。露木氏は読売新聞の取材に「体制が整ったら決断したい」と述べた。

 この日の会議には、県内19市のうち、横浜、座間両市を除く17市の市長や副市長が出席。会議では、「市町村の状況を理解した人が知事選に挑むのは、高い志を持った取り組みだ」と、露木氏擁立に理解を示す意見も出たが、「機関として知事候補を推薦するのはなじまない」として、推薦を見送った。

 会議終了後、川崎市の阿部孝夫市長は「海老名市の内野優市長と2人で推薦する。露木氏は地方分権を進める十分な資質があり期待している」と支援を表明した。

 露木氏は読売新聞の取材に対し、「市長会の決定は尊重する。状況を冷静に見極めて判断したい」と述べた。

 露木氏については、自民党県連が候補者選定のため募った自薦、他薦の10人の中にも含まれ、選考対象となっているという。また、独自候補擁立を模索しているみんなの党の江田憲司幹事長も7日、横浜市内で記者団に「複数いる候補者の1人として、関心をもっている」と述べた。

 これまでのところ、県知事選に立候補を表明しているのは、共産党推薦の市民団体代表鴨居洋子氏(66)の1人だけ。

(2011年3月8日16時47分 読売新聞)

3246チバQ:2011/03/08(火) 23:53:22
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20110308/CK2011030802000043.html
自治のカタチ’11統一地方選かながわ 知事選、開成町長 推薦せず
2011年3月8日

県市長会の臨時会議に臨むメンバーら=横浜市中区で


 県市長会(会長・服部信明茅ケ崎市長)は七日、横浜市内で臨時会議を開き、県内の町村長で組織する県町村会(会長・間宮恒行大井町長)から、県知事選(二十四日告示、四月十日投開票)の候補として推薦要請を受けていた露木順一開成町長(55)について、推薦しないことを決めた。 (統一地方選取材班)

 服部会長によると、会議には、全十九市のうち横浜、座間両市を除く市長や副市長らが出席。午後八時すぎから、非公開で実施された。

 露木氏を推薦しない理由について、服部会長は会議終了後、報道陣に対し「市長会という機関の性質にはなじまない」と述べた。

 ただ、地元首長から知事候補を出すという動きについて、「高い志を持った取り組みで理解する」と言及した。また、有志の市長らが露木氏を支援する動きがあった場合は「個々の市長の判断になる」との考えを示した。

 会議を終え、阿部孝夫川崎市長は「露木氏が立候補すれば応援する。発起人になって推薦人をまとめようと思っている」と語った。

 知事選をめぐって、両会の幹部らは五日、地元首長の中から独自候補を擁立する方針で合意。露木氏も「町村会や市長会、政党から正式に要請されれば真剣に検討する」などと語った。

 町村会は六日、露木氏の推薦を決定。露木氏も「オール神奈川でやりたい」と出馬に意欲を見せていた。

3247神奈川一区民:2011/03/09(水) 04:56:23
 自民党県連は4月の神奈川県知事選で、
元フジテレビの黒岩祐治氏の擁立する方針
を固めた。

(ソース@神奈川新聞)

3248神奈川一区民:2011/03/09(水) 13:18:21
>>3247
【政治】 フジテレビ元キャスター黒岩祐治氏擁立へ 神奈川知事選で自民党県連

現職の松沢成文氏が東京都知事選への出馬を表明した4月の神奈川県知事選で、
自民党県連が元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏を擁立する方針を固めたことが9日、関係者の話で分かった。

9日に県連の会合で正式決定する見通しで、公明党やみんなの党と連携を目指す。
黒岩氏本人は出馬に前向きな意向という。

黒岩氏は神戸市出身。早大卒業後、フジテレビの記者や報道番組キャスターを経て、
現在は大学教授などを務めている。

県知事選をめぐっては、3選が有力視されていた松沢氏が1日に都知事選出馬を表明。
松沢氏が県知事選に出馬した場合、対抗馬擁立を見送る方針だった自民党は候補者選定を急いでいた。

民主党も候補擁立を目指しているが難航している。

これまでに共産党推薦の市民団体役員鴨居洋子氏(66)がただ一人出馬を表明。
町村会が推薦する開成町長の露木順一氏(55)も出馬を検討している。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110309/elc11030908130000-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/images/news/110309/elc11030908130000-p1.jpg

3249チバQ:2011/03/09(水) 20:48:21
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110309-00000013-kana-l14
神奈川県知事選で自民が元テレビキャスターの黒岩祐治氏擁立へ/神奈川
カナロコ 3月9日(水)7時0分配信

 自民党県連(菅義偉会長)が4月の知事選で、元フジテレビキャスターで国際医療福祉大学大学院教授の黒岩祐治氏(56)を擁立する方針を固めたことが8日、分かった。9日にも出馬要請を行うが、同党関係者によると、受諾の可能性が高いという。

 同じ国政野党の公明党、みんなの党へも連携を打診する方針。民主党や連合神奈川の対応が焦点となるが、自民としては「幅広く支持を得られる態勢が望ましい」(県連幹部)との立場から、「相乗り」を拒まない意向という。

 黒岩氏は神戸市出身、早大卒。フジテレビで報道記者、番組ディレクターや、「報道2001」などのキャスターを務め、ワシントン駐在も経験した。自身で企画、取材、編集まで手掛けた救急医療キャンペーンで、放送文化基金賞などを受賞した。

 2009年に退社し、現在は国際医療福祉大学(栃木県大田原市、小田原市など)の大学院教授、早大大学院講師なども務めている。

 関係者の話を総合すると、「知名度もあり、政策にも明るい。神奈川の顔にふさわしい人」との視点で、2月末から選考を始めていた。黒岩氏については、推薦した県経済関係者を通じて意向を確認。この関係者を通じて8日になって好感触が得られたという。

 自民党県連は昨年末の段階で、現職の松沢成文氏が3選出馬した場合、対抗馬を擁立しない方針を決定。2月下旬に松沢氏の都知事選転身が取りざたされて以降、急ピッチで擁立作業を進めていた。

 知事選にはこれまでに、市民団体代表で無所属の鴨居洋子氏(66)=共産党推薦=が立候補を表明。露木順一開成町長も、出馬に意欲を示している。

3250チバQ:2011/03/09(水) 23:29:01
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103090011/
黒岩氏擁立へ水面下で動き急浮上、神経戦のような展開も/神奈川県知事選
2011年3月9日
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 松沢成文県知事の転身表明から7日。自民党が県知事選の候補者擁立にこぎ着けた。告示まで2週間に迫り、マスコミの取材も絡んだ神経戦のような展開にもなる中、ぎりぎりの擁立作業が進められた。

 自民党が県知事選の候補者選定に正式に着手したのは、県連総務会で菅義偉会長と竹内英明幹事長に一任した2月24日。都知事選への松沢氏の擁立が検討されているという前々日の一部報道を受けたものだった。

 しかし、石原慎太郎都知事の4選出馬もあり得るという推測や、松沢氏は落選のリスクを取らないのではといった見立てもあり、具体的には進んでいかなかった。何より、松沢氏自身が進退を明かさなかったことが足かせになっていた。県連幹部は「『現職が辞めたらお願いします』なんて、言えるわけないじゃないか」と語っていた。

 松沢氏は3月1日になって転身を正式表明。翌2日、県連は選対の緊急合同会議を開き、自薦他薦を問わず候補者を6日まで募る方針を打ち出した。その一方、水面下で具体的な擁立作業を進め、急浮上した。

 この間、他党も含め、五輪金メダリスト、元ニュースキャスター、元衆院議員、元官僚、県幹部などの名前が挙がった。

 6日以降は、「自民党が候補者を1人に絞り込んだ」などといった情報が錯(さく)綜(そう)。取材や問い合わせが殺到し、県連幹部が翻(ほん)弄(ろう)されるような一幕もあった。

3251チバQ:2011/03/11(金) 00:01:07
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100024/
県知事選:告示迫り広がる安堵、“安全航海”に疑問の声も/神奈川
2011年3月10日
 松沢成文知事の3選不出馬表明から8日目。自民党県連(菅義偉会長)が元フジテレビキャスターの黒岩祐治氏に出馬を要請した。県知事選の告示まで2週間と迫る中、自民、公明、みんなの各党に、民主党を加えた「オール与党」態勢が現実味を帯びる。各党に安堵(あんど)が広がる中、一部から“安全航海”を出馬条件とする黒岩氏の姿勢などを疑問視する声も出た。

 「県民900万人の顔にふさわしく、知名度もある」。9日午前10時、県庁内の自民党県議団控室。菅会長は黒岩氏の擁立理由を力説した。さらに「出馬表明してもらったあかつきには、全員で神奈川の新しい顔にしていきたい」。集まった県連所属の県議らに呼び掛けると、大きな拍手が湧き起こった。

 県連の竹内英明幹事長は「勝たせてもらったら、いい4年間を過ごせそう。まともな議論ができるよ」。急ピッチで擁立作業を進め、緊張感と疲労感が漂っていた表情に、ようやく安堵の色が浮かんだ。

 一方、民主党県議団の控室。「負けない選挙100+ 件が主軸」「相乗り以外に選択肢はないだろう」。同党県連幹部が黒岩氏に接触していた経緯もあり、すでに対抗馬擁立の機運はない。ただ「オール与党での選挙となれば、政党間の政策の違いを示せず情けない」とこぼす県議もいた。

 また当選した場合の議会運営を想定し、さまざまな見方が交錯。ある若手県議は「国と地方の役割分担が急変する激動の4年間に対応するにはオール与党の枠組みも必要では」と評価。だが、中堅県議は「知事と議会が二元代表制の在り方をしっかり理解し、問題点をただせる関係性を保たなければ、県民の負託に耐えられない」と述べた。

 別の若手県議は「(黒岩氏が)『オール与党』を出馬条件にするのもいかがか」とし、「政策もまだ分からない。手腕を見る前から『オール与党』というのは本来あるべき姿ではない。議会の形骸化を招く」と表情を曇らせた。

3252チバQ:2011/03/11(金) 00:01:41
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1103100026/
県知事選:出馬打診は想定外、黒岩氏/神奈川
2011年3月10日 県知事選の候補者として急浮上した黒岩祐治氏は大学時代から6年間、横浜・二俣川に住み、早大とフジテレビに通った。

 現在は都内に在住。神奈川に対し、「ちょっとインテリっぽく、ちょっと風格があり、落ち着きがあると感じ、好きなところではある」という印象を持っていたが、県知事選への出馬打診は、まったくの想定外だった。

 最初に打診を受けた際、「え、神奈川でも知事選をやるの? と、とんでもない質問をした。逆に言えば、松沢(成文)さんが出ていれば、注目されるような選挙ではなかった」といい、「なぜ、神奈川からというと、神奈川から話が来たことに尽きる」と率直に話した。

 打診を受け、あらためて考えた上での神奈川のイメージは、「まさに、日本の縮図のような感じ」。大都会もあれば、地方色もあり、温泉、山、海、川、基地もある。「モデルとして再生すれば、日本全体をこういうふうにやっていけばいいと発信する非常にいい場だなと思った」と語った。

 出馬を決めていない現時点で政策を言うのは早いとの認識を示すが、「やりたいことははっきりしている。一番やりたいのは日本の再生。そのために今一番大事なのは地域を活性化させること」ときっぱり。

 松沢氏については、「悪い感じは一つもない。とても紳士的な方。当初はいろんなぶつかりがあったが、最近は不協和音は聞こえていなかった。松沢さんが出れば静かな形で進むところまで持ってこられたのは、評価すべき」と印象を述べた。

3253チバQ:2011/03/11(金) 00:07:48
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20110310-OYT8T00102.htm
知事選4党相乗りか

「態勢整えば」黒岩氏、意欲


黒岩祐治氏(右)に知事選への出馬を要請する自民党県連の菅義偉会長(9日、東京都港区の国際医療福祉大で) 24日告示の知事選に、元フジテレビキャスターで国際医療福祉大教授の黒岩祐治氏(56)の擁立方針を決めた自民党県連の菅義偉会長は9日、東京都内で黒岩氏と会談し、正式に出馬を要請した。黒岩氏は即答を避けたが、「各党が力を合わせる態勢ができるのであればやってみたい」と伝えた。公明、みんな両党に共闘を持ちかけている自民党は、独自に黒岩氏と接触していた民主党との連携も探る考えで、4党相乗りとなる可能性が高まった。

 会談には、竹内英明県連幹事長と県内の財界関係者3人が同席した。

 会談終了後、菅氏は「神奈川の危機なので政党の枠を超えて臨みたい。権力闘争でない態勢を作るべく民主党にも働きかけたい」と述べ、4党連携を模索する考えを示した。菅氏によると、松沢知事の不出馬宣言の直後から、公明、みんな両党に水面下で協力を呼び掛け、黒岩氏への出馬要請についても、8日夕に伝えていたという。

 要請を受けた黒岩氏は、記者団に対し、民主党の笠浩史県連代表からも接触があったことを明らかにしたうえで、「権力闘争、政争に明け暮れる国政を憂えている。かつては『相乗り』と、あまりよく言われなかったが、この危機には総力戦が必要だ」と強調。環境が整うことを条件に、「出馬することで地域がまとまり、テーマとしている地域再生を実現できるなら、人生をかけてやっていこうという気持ちになった」と意欲を語った。

 近く、笠氏とも改めて会談するといい、各党の協力態勢が整った段階で「最終的に考える」と述べた。

 黒岩氏は学生時代から約6年間、横浜市に在住。知事選出馬を前向きに検討している理由について、「神奈川は都市部もあり地方色豊かなところもあるまさに日本の縮図だ。全国に地方再生を発信するために良い場だと思う」と述べた。

 一方、昨年12月末に出馬表明してから、対立候補の登場を待ち続けてきた共産党推薦の市民団体代表鴨居洋子氏(66)の陣営幹部は、主要政党相乗りの可能性が高まったことについて、「そもそも松沢知事と戦うつもりで準備してきた。戦い方は変わらない。政策をコツコツ訴える」と語った。

(2011年3月10日 読売新聞)

3254チバQ:2011/03/12(土) 15:03:29
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103010001
連載みんなの党/上 地縁支える「渡辺党」
2011年03月01日


「温知会」の会合で、「ガンバロー」と気勢を上げる、みんなの党の県議選立候補予定者たち=2月26日、宇都宮市

 「栃木県を変えて、日本を変えよう」。みんなの党代表の渡辺喜美(58)が叫ぶと、ホテルの宴会場を埋めた支持者から拍手がわき起こった。2月26日に宇都宮市で開かれた後援組織「温知会」の会合での一幕だ。


 壇上で紹介された県議選の立候補予定者は17人。自民党を離党した現職から公募に応じた若手まで、顔ぶれは様々だ。


 「120人いた自民党員が8人にまで減った。これでは会議も開けない」


 現職の増渕三津男(66)=那須塩原市・那須町=は、自民党那須町支部長だった2010年3月、党員の激減ぶりに驚いた。前年8月のみんなの党結成で、喜美の後援会も兼ねていた地元の支持者たちは集団で離党していた。参院選を控え、支部は機能停止に追い込まれた。


 県内の自民党員・党友は、08年9月には1万6892人いたが、みんなの党結成と衆院選での敗北を経て、10年3月には1万1183人に減っていた。増渕は6月に自民を離党し、みんなの党に合流した。「後援会幹部から、参院選では自民党を応援しないと言われた」からだ。


 増渕だけでなく、渡辺派の現職県議の一部も、離党した喜美を追いかけた。みんなの党結成と同時に自民を離党した相馬憲一(53)=大田原市=は「日本の閉塞(へいそく)感を打ち破りたかった。代表に期待した」と話す。阿久津憲二(67)=那須塩原市・那須町=は「離党したことで団体との付き合いなどの重荷を下ろし、自由に発信できる県議になった」と感じている。


 県北12地区にある後援会を束ねた「渡辺喜美後援会総連合会」と、喜美の父である故・渡辺美智雄元外相の中選挙区時代の後援組織を引き継いだ「温知会」は、そのまま県内でみんなの党の支持基盤として引き継がれている。この縁で集まった新顔の立候補予定者も少なくない。


 「結婚式の仲人は喜美代表だ。自民を離れることに抵抗はなかった」。新顔の那須烏山市議、沼田邦彦(39)=那須烏山市・那珂川町=は、父も自民県議として美智雄を支えた「根っからの渡辺党」を自認する。元佐野市長の故・早川吉三の次女で、新顔の早川桂子(55)=佐野市=は、衆院選のたびに喜美の選挙事務所で受付や電話番を手伝ってきた。「父が県議のころから美智雄先生にかわいがってもらったから」という。


 新顔の渡辺幸子(28)=宇都宮市・上三川町=は、喜美の弟、美千明(54)の長男の妻だ。宇都宮出身で、学習塾を経営する実家は美智雄が県議だったころからの支持者だった。幸子は「めいとしてではなく、この選挙区に適した候補を考えたとき、私がいたのだと思う」と受け止めている。


 喜美は「県議選に20人を擁立する」と宣言したが、その数は17人にとどまっている。幸子が喜美から立候補を直接打診されたのは、今年の1月中旬。朝日新聞の取材に対して喜美は「宇都宮には最低でも3人は出したかったが、公募に応じた人が少なくて苦労した」と説明する。(敬称略)


 ◇


 4月1日告示の県議選まで1カ月に迫った。「県議会のキャスティングボートを握る」と宣言するみんなの党には、どんな候補者がいて、誰が支持しているのだろうか。渡辺喜美代表は「栃木県には私のおやじの流れをくむ議員や支持者と、公募などの新しい人が混在している」と解説する。「みんな」とは、誰のことなのか。素顔に迫った。(この連載は矢吹孝文が担当します)

3255チバQ:2011/03/12(土) 15:04:21
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103020001
連載みんなの党/中 新顔呼ぶアジェンダ
2011年03月02日


ローカルアジェンダを発表する渡辺喜美代表=2月26日、宇都宮市

 古くからの地縁・血縁で集まる県議選の立候補予定者がいる一方で、「みんなの党のイメージやアジェンダ(政策)にひかれた」という立候補予定者たちも多い。「なぜ、この党から出馬するのか」という問いに、新顔のほとんどが「アジェンダ」と「覚悟」という言葉を口にしている。


 IT関連会社社長の鈴木秀顕(41)=日光市=は、公募に応じた理由を「『増税の前に官僚を減らす』など、主義主張がわかりやすかった」と話す。元勤務医の安里満信(43)=下野市=も、「1人で党を立ち上げた代表のリーダーシップにひかれた」。


 「地域主権」「脱官僚」「生活重視」を掲げるみんなの党は2月26日、県議会定数(50議席)の半減や環太平洋経済連携協定(TPP)参加の推進などを盛り込んだ、県内向けの「ローカルアジェンダ」を発表した。


 開業医の佐原吉大(43)=宇都宮市・上三川町=は、ローカルアジェンダの医療部門の作成に携わった。「専門を生かし、1期目でも活躍できる党だ。医療福祉の分野なら、どの候補者にも負けない」と自信を見せる。


 みんなの党は栃木県が代表の地元ということから「とちぎ生まれ」を名乗っている。会社役員の角田正展(41)=栃木市・岩舟町=は党の強みを「地元の政党というイメージがあり、唯一追い風がある政党だ」と分析する。自民党県議の秘書を経て、2007年の県議選に無所属で出馬したが、落選した。再挑戦にあたり「無所属では限界がある」と感じ、「古い体制を変えたい」と公募に応じた。


 地方への権限移譲などの政策で連携する足利市長、大豆生田実(45)の後援会から出馬したのは、新顔の鶴貝大祐(45)=足利市=だ。大豆生田が足利市議だったころから支援し、自公推薦の候補を破った09年の市長選では選対本部長を務めた。「市政を支えるパイプ役になるために立候補を決めた」という。


 新顔の多くは団体や組合などの支持基盤を持たないが、党や代表の知名度が背中を押していると感じている。安里が下野市内であいさつ回りをすると、「代表のファンだ」「応援している」などと励ましの声をかけられるという。


 しかし、結成から1年半の新しい政党には課題もある。党の売り文句の一つは「ブレない政党」だが、ある新顔は現職の県議全員がTPP反対集会に出席したことなどを引き合いに「アジェンダと違うことを訴えている人がいる。意見が割れるのはイメージが良くない」と心配する。


 これについて、党代表の渡辺喜美(58)は「集会に参加するのには色々な動機がある。参加するなという指示はまったく出していない。TPPは県政ではなく国政レベルの話だ」と答えた。ある現職の県議は「新顔の中には、我々とやり方や政策にズレがある人もいる。選挙後に意思統一をする必要がある」と述べている。(敬称略)

3256チバQ:2011/03/12(土) 15:04:50
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103090001
統一地方選 風と戦う(下)
2011年03月09日

 県議選宇都宮市・上三川町選挙区から4選をめざす民主党の佐藤栄(64)は、2009年の衆院選の際、同党県連幹事長として全候補者のところを訪れ、遊説で全県を回った。佐藤は「支援者の反応がすごく良くて、びっくりするぐらい風があった」と振り返る。「100%当選の可能性はない」と佐藤が断言していた候補者が、比例区で当選するほどだった。


 10年の参院選直前、菅首相の消費税増税発言が風の変わり目だったという。県連にも支持者から「民主党の候補者に入れた票を返してくれ」など苦情が殺到した。


 そして今回の県議選。応援ではなく候補者本人として挑む佐藤は「応援を頼みに回ると衆院選、参院選と信じて民主党に投票したのに裏切られたと言われる。前は時間をくれれば何とかなりますと言ったが、もう時間をくれという雰囲気じゃない」と話す。「党ではなく、私個人を個別に見てくれる人を信じてやるしかない」


 県連は2月、統一地方選に向け、選挙対策本部を初めて設置した。県内を衆院選挙区の1〜5区にわけ、各総支部長の国会議員が中心となって相互連携を図って支援態勢を盤石にする狙いがある。


 だが、ある立候補予定者は「民主党の国会議員はみんな、風で当選したから、地元の後援会が全然しっかりしていない」と内情を明かす。その影響で選挙事務所を切り盛りするスタッフすら足りず、苦労している立候補予定者もいる。最大の支持基盤である連合栃木も票固めが難航している地域がある。


 県連は昨年11月に発表したローカルマニフェストのなかで「ハコモノから人へ」と主張し、医療・介護・福祉など人や命にかかわる分野へ力を注ぐ政策を打ち出した。宇都宮市・上三川町選挙区の現職、山田美也子(55)は1月の後援会事務所開きで「県職員の数をみても、生活、保健、福祉といった部門が土木よりも上になった。生活のレベル、安心を守るための政策がいつの時代にも必要」と訴えた。


 公共事業を通じた利益誘導型の従来の政治を転換し、新しい政治の価値を有権者に訴え、足元の支持者を増やしていく。立候補予定者たちは「風に左右されないよう地盤の安定が必要」と、選挙区をくまなく歩き、できるだけ多くの有権者に直接話しかける活動に力を入れている。


 今月4日の県連常任幹事会。県連幹事長で衆院議員の福田昭夫(62)は「風に負けないように地道にサポーターを一人一人増やす努力をしてください」と頼んだ。


 風に頼らない支持基盤をどれだけ築けるのかが、問われる選挙になる。
=敬称略
(細見るい)

3257チバQ:2011/03/12(土) 15:05:27
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001103100001
統一選 自民・総選挙への試金石(上)
2011年03月10日


上野通子参院議員の新春の集いでは、壇上に県議選の立候補予定者が並んだ=2月19日、宇都宮市内のホテル

 「政策を実現するため、これからも安定多数の会派として進んでいきたい。同志が増えるのは心強い限りだ」
 2月14日、自民党県連は無所属で立候補を表明していた現職2人の推薦を決めた。県連幹事長の石坂真一(55)=真岡市選挙区=は記者会見でこう述べ、県連が絶対的な目標として掲げる「過半数維持」に全力を挙げる姿勢を強調した。
 県議会(定数50)の自民党の現有議席は28。最大会派であり、2004年の知事選で同会派として立候補を要請した知事の福田富一(57)を与党として支える。昨年10月末に1次公認として発表したのは公認30人、推薦2人の32人。さらに2人を推薦したことで公認・推薦あわせて34人となり、「過半数」の目標達成に向けて態勢を整えた。
 追加で推薦を受けた琴寄昌男(49)=栃木市・岩舟町=は、地元・栃木市では他の公認候補がいることや、琴寄が昨年3月まで公明と会派を組んでいたことなどから、一度は推薦が見送られた。しかし、県連が地元の決定を覆す形で推薦を決めた。石坂は「党本部からも一人でも多くの自民党議員が党勢拡大のために必要だと言われた」と説明した。同選挙区で今期限りで引退する議長の野田尚吾(70)も琴寄を後継に指名した。琴寄は「自民党には県執行部からの豊富な情報量がある。地域の要望に応えるため、自分の持っているものをぶつけてみたい」と話す。
 同じく推薦を受けた阿部寿一(56)=那須塩原市・那須町=は、みんなの党代表の渡辺喜美(58)の衆院栃木3区が地元だ。「多くの有権者が期待した民主党が政権運営ができず、自民党への期待も高まっている。無所属では限界があり、県政与党ならば活動の幅を広げられる」
 「保守王国」とされた栃木県でも、09年の衆院選では5小選挙区で1議席しか取れず、惨敗を喫した。今回の県議選は総選挙も視野に、どれだけ巻き返しを図れるかの試金石にもなる。
 県連会長の茂木敏充(55)は2月19日、宇都宮市内のホテルで開かれた参院議員の上野通子(52)の集会で「統一地方選で確実に地方における基盤を確保し、さらに総選挙で政権を奪還して、地方のことが考えられる政治を取り戻したい」と力を込めた。
 会場入り口には県議選の立候補予定者のパンフレットやチラシがずらりと並べられていた。壇上にも選挙を控えた現職県議らが並んだ。
 県連が11日に発表する地域公約には、県政与党としての「実績」と、これから取り組んでいく「政策」をテーマごとに並べる予定だ。同党が統一地方選で公約を掲げて戦うのは今回が初めて。政調会長の三森文徳(54)=那須烏山市・那珂川町=は「やってきたことを知らせる責任がある。国政の流れを受けて政党で選ぼうという動きも出てきている。党としてどういう方向性で臨むのか、きちんとした姿勢を持っていないと有権者にアピールできない」と話す。
=敬称略
(樋口彩子)

3258チバQ:2011/03/12(土) 15:05:57
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000541103110001
統一選 自民・総選挙への試金石(下)
2011年03月11日

 「小滝先生を通じて、この地域で自民党の灯を消さないように、よろしくお願いを申し上げます」


 自民党三役の一人、総務会長の小池百合子(58)が2月19日、那須塩原市のホールでこう訴えた。県議選で立候補を予定している現職の小滝信光(69)=那須塩原市・那須町選挙区=後援会の総決起大会。応援に駆けつけた知事の福田富一(57)も「小滝先生を当選させてください。議会に送ってください」と繰り返し呼びかけた。


 みんなの党代表の渡辺喜美(58)の地元である衆院栃木3区では、同党結成以来、自民の現職県議が7人から3人にまで減った。小滝のいる那須塩原市・那須町選挙区(定数4)には、みんなの党の候補3人を含む6人が立候補を予定している。大会では小池を呼んできた県連会長の茂木敏充(55)も「党本部としても、この選挙区は小滝さんを絶対に落とすわけにはいかない」と強調した。


 3区内では、ほかに矢板市で県議会会派「自民党議員会」会長の青木克明(58)、那須烏山市・那珂川町で県連政調会長の三森文徳(54)に、それぞれみんなの党から新顔の「刺客」を送り込まれるなど、自民とみんなの全面対決が予想されている。


 三森は2月上旬、参院議員の三原じゅん子(46)を招いた集会で、県政与党の政調会長として知事と直接予算や政策をやりとりできる立場であることを支援者に伝えた上で、こう訴えた。「党派の問題じゃないんですよ。この地域がどうなるかがかかっている。10年間の私の実績を、どうか役立たせてほしい」


 県連は同月21日、各種団体を集めて環太平洋経済連携協定(TPP)についての緊急会議を開き、反対を表明した。さらに立候補予定者が選挙で使えるよう、TPP反対を訴えるチラシも作成した。みんなの党はTPP参加「賛成」の立場を取ることから、違いを際だたせたいという意図もうかがえる。渡辺は「TPPは国政の課題であり、県議選の争点にはならない」などとするが、自民党県連幹事長の石坂真一(55)=真岡市=は、「TPPは地域の生活にかかわってくるので、当然争点になりえる問題だ。国政だからというのは課題のすげ替えだ」と話す。


 ほかにも若い世代や無党派層にも支持を広げようと、ホームページで立候補予定者の動画を公開。1分半程度で自らの考えや、取り組みたいことを訴える。動画サイト「ユーチューブ」にも投稿している。


 自民現職28人のうち、8選挙区13人は前回、無投票で当選した。みんなの党が13選挙区に17人を擁立したことで、選挙戦になる選挙区も多い。初めての選挙戦に臨む1期目の金子裕(48)=佐野市=もその一人。金子は「新人と同じように緊張感を持ってやっていく。この4年間、地域の要望に応えてきたので焦りはない。とにかく前へ進むだけだ」と意気込む。
=敬称略
(樋口彩子)

3259チバQ:2011/03/12(土) 15:09:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1299001251126_02/news/20110302-OYT8T00101.htm
県議選展望 一覧





知事・市長選占う戦い
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前橋市区(8―11)
 本郷高明39  民新
 小川晶28  民新
 中村紀雄70  自現《6》
 中沢丈一62  自現《5》
 狩野浩志50  自現《2》
 安孫子哲39  自新
 水野俊雄39  公現《1》
 酒井宏明45  共新
 岩上憲司38  無現《2》
 後閑千代寿67  無新
 亀田好子55  無新

 選挙区名のカッコ内は、定数―立候補予定者数。白抜き数字は当選回数。氏名の並びは衆院勢力順。敬称略

 旧勢多郡富士見村の合併で、選挙区名が前橋市区になったが、定数8は前回通り。2009年1月の補選で当選した後藤新、山本龍が、それぞれ知事選と前橋市長選に転出し、現職5人、新人6人での争いとなる見通し。知事選、市長選を占う戦いともなりそうだ。

 民主は、県都での議席奪還が至上命令。宮崎岳志、桑原功両衆院議員が1人ずつ新人を発掘し、公認2人体制で臨む。

 本郷は、富岡由紀夫・元参院議員の元公設秘書。市南東部で浸透を図るが、「党への逆風を浴び続ける日々」(本郷)。名字をもじって「『本』当の『郷』土をつくろう」と地域代表を訴える。千葉県出身の小川は3年間、市内で弁護士として勤務。朝立ちやポスター張りで回る「どぶ板」で懸命に売り込む。党幹部も地元入りするなど組織を挙げてテコ入れしている。

 自民は現職3人と公募の新人候補1人を公認。擁立目標には1人足りないが、「自民回帰」の流れに乗り、前橋市長選で山本を支援する体制づくりを目指す。

 中村は7選に向け、「賞味期限はまだ切れていない」と、年明けから市内各地で県政報告会を20回以上開催する。前回最下位当選の中沢は、危機感から「25年の選挙人生で初めて」という朝立ちもこなし、勢多農林高関係者の支援も受けて地盤の市南部を死守する構えだ。

 狩野は、旧市東部を固めるほか、08年に死去した金子一郎県議の後援会も取り込み、旧郡部地域での浸透も狙う。前橋市議の安孫子は、2日の議会開会日に辞職し、活動を本格化。街頭演説や小規模な座談会を重ね、知名度アップを図る。

 県内3議席を目指す公明は、負けられない戦い。水野は、ドクターヘリ導入などの医療、福祉分野での実績を強調し、支持者回りを強化している。

 現職早川昌枝の党離脱で、県議会での議席を失った共産は、国政挑戦経験のある酒井を擁立。昨夏の参院選で比例票が1万を割り込むじり貧傾向もあり、浮動票獲得が鍵となりそう。

 無所属は現職1人、新人2人が出馬予定。保守系の岩上は、年明けからミニ集会を重ね、市長選で3選出馬が予想される高木政夫市長とも連携し、旧市東部を固める。旧粕川村長の後閑は、民主党公認は断念したが、旧郡部を軸に、角田義一・元参院副議長の支援を得て無党派層の取り込みを図る。障害者福祉事業所所長の亀田は、前回選と09年の補選は民主党公認、推薦で落選したが、今回は無所属で3度目の正直を狙う。

北群馬郡区(1―1)
 大林俊一54  自現《1》

 選挙区名のカッコ内は、定数―立候補予定者数。白抜き数字は当選回数。氏名の並びは衆院勢力順。敬称略

 前回は、自民党県議だった父、大林喬任(故人)の地盤を引き継いだ俊一が無投票で当選。今回もほかに出馬の動きはない。

(2011年3月2日 読売新聞)


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