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仙台・宮城・陸奥

1とはずがたり:2008/06/05(木) 12:05:28
地区別スレ,遂に仙台も登場。陸奥とは勿論多賀城を首府とする明治以前の陸奥だ♪
本来はにぬけんが立てるべきだが何時迄俟っても立てやがらないので俺がたつヽ(`Д´)ノ

3532荷主研究者:2019/07/28(日) 12:02:03
>>3113
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190709_12035.html
2019年07月09日火曜日 河北新報
<杜の都信金>新本店が完成、営業を開始 本部機能を集約

関係者がテープカットして新本店ビルの完成を祝った

 杜の都信用金庫が仙台市青葉区国分町3丁目に建設した新本店ビルが8日、営業を開始した。区内に分散していた本部機能と本店営業部を集約した。

 ビルは鉄骨地上6階、地下1階で敷地面積約1200平方メートル。1階に本店営業部が入り、3階以上に総務、経営企画など本部の各部門が移った。2階に大ホールと職員休憩用の図書室を設け、駐車場は地下などに計17台分、現金自動預払機(ATM)は4台備える。

 同信金の前身の一つの旧仙台信金は1932年、同じ国分町通で創業した歴史を持つ。完成記念式で星倫市理事長は「地域社会の発展という設立の原点に立ち返り、充実した金融サービスを提供していきたい」と述べた。

 中央支店本部ビル(青葉区中央1丁目)に移っていた本部機能のうち、システム管理部門は9月に新本店ビルに移る予定。その後の中央支店本部ビルの空きフロアの活用方法は検討中という。

3533荷主研究者:2019/08/18(日) 14:55:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190710_12037.html
2019年07月10日水曜日 河北新報
<エアアジア>仙台-中部線 来月8日に就航

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)は9日、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便を8月8日に就航させると発表し、航空券の販売を開始した。LCCによる仙台-中部線の就航は初めて。

 毎日午前と午後の1日2往復、エアバスA320(180席)で運航する。同社として中部-新千歳、中部-台北に続く3路線目で、初の東北路線となる。

 同社は以前計画した仙台-中部線の開設を2016年10月に取り下げた経緯がある。広報担当者は「これまでLCCがなかった路線であり、レジャーやビジネス利用の需要が期待できる」と説明した。

 宮城県の村井嘉浩知事は「愛知県とは自動車産業を中心に経済的なつながりが強く、ビジネス面の交流が一層活発になる」との談話を出した。

3534荷主研究者:2019/08/18(日) 15:19:46
>>3454
http://www.senmonshi.com/archive/02/02EBBMJKHVT055.asp
2019/07/12 建設新聞
【東北・宮城】竹中JVで20年8月の着工へ、東北学院五橋キャンパスの整備

 学校法人・東北学院(仙台市青葉区土樋1の3の1 松本宣郎理事長)は、仙台市若林区清水小路にある旧仙台市立病院跡地に五橋キャンパスの整備を計画しており、施工業者を竹中工務店・錢高組・橋本店・仙建工業JVに決め、2020年8月にも着工する。

 この事業は、教養教育型の総合大学としての魅力発揮に向け、既存の土樋キャンパスと一体的な「アーバンキャンパス」の構築を目指しており、従来のキャンパス機能に加え市民利用も可能なホールやカフェテリアを設け、地域との連携機能を持つ交流拠点として整備するもの。

 建設用地は、仙台市若林区清水小路3の1ほか地内で、敷地面積は1万7557・15平方㍍。用途地域は商業地域、建ぺい率は80㌫、容積率は西側道路境界より50㍍の範囲が500㌫、50㍍を超える範囲が400㌫。防火指定は防火地域となっている。

 各施設は、礼拝から市民交流まで多目的な「ホール棟」が地下1階地上4階建て、延べ5450平方㍍。自由度と機能性を備えた「講義棟」は地下1階地上7階建て、延べ1万8080平方㍍。多様化する教育メゾットに対応した「高層棟」は地下1階地上16階建て、延べ1万8120平方㍍。教育・研究のシナジー効果を生む「研究棟」は地下1階地上8階建て、延べ1万9970平方㍍。このほか、地下駐車場として延べ2330平方㍍を確保し、合計延べ床面積は6万3960平方㍍を試算している。

 今後のスケジュールは、旧仙台市立病院の解体に際し仙台市条例により環境影響評価の手続きを本年度第3四半期までに行い、12月にも旧仙台市立病院解体工事に着手。併せて五橋キャンパスの実施設計を完了し、20年8月から本体工事に着手、22年9月の本体竣工、23年4月の五橋キャンパス供用開始を目指すとしている。

 なお、設計は佐藤総合計画、環境影響評価の作成は復建技術コンサルタントが担当した。

 提供:建設新聞社

3535荷主研究者:2019/08/18(日) 15:21:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_12036.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<空き室率>仙台駅東0.82ポイント低下の6.67% 大型ビルにITサポート業のコールセンター入居

JR仙台駅東口上空から

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた6月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.23ポイント低下の4.18%と5カ月連続で下がり、1992年の調査開始以来の最低を更新した。コールセンターの大型成約があったことが要因。

 地区別では、仙台駅東が0.82ポイント低下の6.67%。駅東口の大型ビルにITサポート業「キューアンドエー」(Q&A、東京)のコールセンターの分室が入った。駅前は人材派遣や教育関連の支店開設が影響し、0.19ポイント低下の2.54%で、過去最低を3カ月連続で更新した。

 一番町周辺は同じビル内での増床があり、0.11ポイント低下の3.13%、県庁市役所周辺は大きな動きはなく、0.02ポイント上昇の6.72%。周辺オフィスは0.19ポイント低下の8.11%。

 同支店の担当者は「広い空き室が少なく、別ビルに分室を設けるケースもある。新規のビルが供給されれば、分室をまとめる動きが予想される」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3536荷主研究者:2019/08/18(日) 15:25:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190712_72038.html
2019年07月12日金曜日 河北新報
<JR東>スマホ定期券を試験導入 9月から一部路線へ

JR仙台駅

 JR東日本は宮城、秋田、山形、福島などの一部路線で9月から来年3月までの6カ月間、スマートフォンを使った「スマホ定期券」を試験導入する。「Suica(スイカ)」など交通系ICカードが導入されていない区間でも駅の窓口に行かずに定期券を購入できる仕組みで、本格導入に向けて運用面の課題などを洗い出す。

 共同実施する決済代行会社ウェルネット(東京)のアプリを活用。利用者が自身のスマホから定期券を申し込み、画面に券面を表示する。顔写真を表示するなどして他者による不正使用を防ぐ。支払いはクレジットカードのほか、コンビニエンスストアや金融機関の現金自動預払機などでできる。

 対象は水郡線矢祭山-磐城守山、奥羽線大石田-真室川、陸羽東線新庄-最上、陸羽西線新庄-古口、気仙沼線バス高速輸送システム(BRT)柳津-気仙沼、羽越線本楯-西目など9線区の高校生の通学定期。沿線の高校と連携してモニタリングを行うほか、窓口に通学証明書を提出する手続きを省く。

 首都圏や仙台、新潟エリアではモバイルSuicaを活用すれば定期券が購入でき、Suicaが導入されていない区間の利便性向上が課題だった。JR東日本は「地方では定期券を購入できるみどりの窓口の数も多くない。窓口に出向いて並んで買う必要がなく、利点は大きい」と話す。

3537荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_11033.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<仙台市>ガス民営化に向け22日推進委設置 公募再開へ議論開始

 仙台市がガス事業の民営化に向け、エネルギーの専門家らで構成する「市ガス事業民営化推進委員会」を22日に設置し、市内で初会合を開くことが12日、分かった。全国最大の公営ガスを引き継ぐ事業者の公募再開を目指し、条件面などを検討する作業が本格的にスタートする。

 委員は6人で構成する。政府の総合資源エネルギー調査会で委員を務める東京理科大大学院経営学研究科教授の橘川武郎氏、仙台商工会議所専務理事の今野薫氏、公認会計士で東北大会計大学院教授の成田由加里氏、東北大大学院経済学研究科教授の福嶋路氏、弁護士の四元弘子氏、東北大大学院法学研究科教授の渡辺達徳氏が名を連ねる。

 初会合は22日夕に市役所で開く。市はガス事業の概況や2017年の都市ガス小売りの全面自由化など最近の経営環境、民営化を決めた経緯などを委員に説明する。民営化の手法や実施時期などは2回目以降の会合で議論する。

 全6回程度の会合を予定し、今年12月ごろ郡和子市長に推進委の意見を答申する。市は答申を踏まえ、年度内に事業継承者の公募条件を盛り込んだ民営化計画を策定する。

 市は05年に民営化方針を表明。08年に公募を始め、東北電力、東京ガス、石油資源開発(同)の3社グループが唯一応募したが、リーマンショックに端を発した景気悪化の影響で09年に頓挫した。郡市長は今年2月、公募再開に向けた検討を始める意向を明らかにした。

3538荷主研究者:2019/08/18(日) 15:33:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12044.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
<楽天モバイル>仙台・一番町に大型店オープン アップルストア跡、プロ野球チケットも販売

アップル直営店跡にオープンした「楽天モバイル仙台一番町店」

 楽天の子会社で格安スマートフォン事業の楽天モバイル(東京)は12日、全国3店舗目の大型店「楽天モバイル仙台一番町店」を仙台市青葉区にオープンさせた。10月の楽天の携帯電話事業参入も見据え、顧客へのアピールを強化する。

 1月に閉店した米アップル直営店跡で、延べ床面積262平方メートル。ワンフロアの開放感を生かし、出入り口そばにコンシェルジュカウンターを設け、契約カウンターは一般的な横並びではなく丸テーブルを採用。プロ野球東北楽天のチケットも販売する。

 楽天モバイルの飯国壮吾営業企画課長は「仙台の中心部で集客性が高く、東北楽天の地元でグループへの親近感もある」と狙いを説明。15日まで記念キャンペーンを実施する。

 立地するぶらんどーむ一番町商店街はNTTドコモ、ソフトバンク、auの携帯3社に加えワイモバイル、UQモバイルも路面店を構え「ケータイ銀座」の様相。飯国課長は「一緒に携帯業界を盛り上げたい」と話した。

3539荷主研究者:2019/08/18(日) 15:34:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190713_12043.html
2019年07月13日土曜日 河北新報
仙台「あすと長町仮設住宅」跡地をヤマダ電機が取得

ヤマダ電機が取得した仮設住宅跡地。仙台市の埋蔵文化財調査が行われている

 東日本大震災の被災者が暮らした仙台市内最大規模の仮設住宅団地「あすと長町仮設住宅」(太白区)の跡地を家電量販大手ヤマダ電機(群馬県高崎市)が取得したことが12日、関係者への取材で分かった。店舗用地とみられ、着工は早くても2020年度の見通し。

 ヤマダ電機は6月28日、太白区あすと長町3丁目の跡地約2万3700平方メートルのうち東側の約1万6300平方メートルを取得。同社は河北新報社の取材に土地取得の事実は認め、利用方法は「回答を控える」と説明した。東側では20年度まで市の埋蔵文化財調査がある。

 西側は大和ハウス工業(大阪市)が3階の共同住宅8棟を建築中。9月には地上13階のマンションを着工する。

 跡地を巡り、16年11月の市都市計画審議会で1区画当たりの開発条件が「2000平方メートル以上」から「165平方メートル以上」に見直され、一戸建てや個人商店の建設も可能になった。

 市内で最も早い11年4月に完成した同仮設住宅は37棟が連なり、最大220世帯444人が入居。16年12月に解体が終わった。

3540荷主研究者:2019/08/18(日) 15:50:19

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=23945
2019/7/13 日刊建設新聞 宮城版
仙台若林4.1haを開発 本年秋頃組合設立へ(長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会)

 仙台市若林区の長喜城東土地区画整理組合設立準備委員会(庄子喜元委員長)は、事業計画の策定作業を本格化させている。地下鉄東西線沿線の利便性を活かし、事業面積約4.1haに戸建ての住宅用地と業務用地の土地利用を計画する。本年秋頃の事業認可、組合の設立を目指す。

 準備委員会は17年度、地権者8人で設立。田園地域の同地区で、区画整理事業の計画を進める。事業面積は約4.1ha。震災後、区画整理事業が行われた荒井南地区に隣接する。同地区事業では、平坦地で閑静な恵まれた土地を活かす。

 土地利用計画案は、事業地の約6割(約3.8ha)を戸建て住宅用地、約0.3haを業務用地として医療・福祉系企業の誘致を計画する。業務代行予定者は、オオバ(本社・東京都千代田区、東北支店・仙台市青葉区)、トヨタホーム(本社・愛知県名古屋市、トヨタホームとうほく・仙台市泉区)、積水ハウス仙台支店(仙台市青葉区)の3社で、組合設立後は業務代行者として工事発注等の手続きを進める。

 3社は、荒井地区での事業実績がある。オオバの佐々木功夫まちづくり部長は「荒井周辺の事業と一体感を持ち、子育て世代の方々が安心して住める街並みを形成して欲しいというオーダーをいただいている。既存する周辺住宅や近隣の利便施設、または地区内に位置付けた医療・福祉施設等と調和の取れた住宅団地をつくることが我々の命題だ」と話す。

 既に街並みが形成されている荒井南地区では、ハウスメーカー各社が連携し建築する住宅のガイドラインを作成し、統一感のあるまちなみが生まれ高い評判を得ている。

 庄子委員長は「平坦で閑静な住みやすい立地を活かし、近隣にお住まいの方々の協力のもと、より住みやすいまちになるよう、また、地下鉄周辺区域の発展、人口増加に寄与出来るよう住宅地の提供していきたい」と決意を語る。

 仙台市は本年5月、同地区について、区域区分変更の都市計画を決定。市街化区域に編入し、用途地域を第一種低層住宅専用地域に指定する。同地区事業の計画人口は約260人。周辺には小中学校や複合商業施設が立地する。

3541荷主研究者:2019/08/18(日) 15:54:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190714_12029.html
2019年07月14日日曜日 河北新報
香港・台湾便も検討 仙台-バンコク便10月再開、タイ航空社長「仙台に可能性」

バンコク-仙台便への期待を語ったタイ国際航空のスメート社長

 タイ国際航空のスメート・ダムロンチャイタム社長が13日、仙台空港(宮城県名取市、岩沼市)を訪れ、河北新報社の取材に応じた。10月から5年ぶりに再開する仙台空港とタイの首都バンコクを結ぶ週3往復の国際定期便について「仙台には可能性があると信じている。自信を持って決断した」と語った。将来的に子会社による仙台-香港便、仙台-台湾便の就航も検討していることを明らかにした。

 仙台-バンコク便に期待する搭乗率について、70〜80%以上と示し「タイ人は日本が大好きで、同じ所を繰り返し訪れる。機会があれば便数の拡大を検討したい」と語った。

 同社幹部は既に毎日運航も視野に入れていることを明らかにしている。スメート社長も「毎日飛ぶには仙台をもっと知ってもらうことが必要。毎日運航している他空港の定期便も、最初は仙台のような形で就航した」との考えを示した。

 仙台-バンコク便再開後の展開として「子会社のタイスマイル航空を通じて、香港から仙台、台湾から仙台に飛ばせないか検討している」とも語った。

 スメート社長は13〜15日、タイ現地メディアとともに宮城、山形両県に滞在。タイの映画やドラマのロケ地となった秋保温泉(仙台市太白区)関山大滝(東根市)山居倉庫(酒田市)天童温泉(天童市)などを視察する。仙台空港では郡和子仙台市長や岩井卓也仙台国際空港社長が、定期便再開のお礼を述べた。

3542荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11010.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市>都心再構築に100億円 ビル建て替えなど助成

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku01.JPG
JR仙台駅(奥)から延びる緑の青葉通。市は助成金や規制緩和で老朽ビルの建て替えを誘導する

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku02.JPG

 仙台市は16日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」を始動させると発表した。期間は2030年度までの10年余り。国内外から投資を呼び込み、東北をけん引する高度な都市機能を集積させ、交流拠点となるにぎわいを創出する。第1弾として老朽建築物の建て替えに助成制度を創設し、高機能オフィスの整備を誘導する事業を10月に始める。

 建て替え助成は、国が02年度に指定した青葉通を中心とする「都市再生緊急整備地域」(約79万平方メートル)にあり、1981年以前の旧耐震基準で建てた老朽ビルなどを対象とする。

 建て替え後の用途が事務所や店舗、ホテルなどであれば、解体工事期間中の固定資産税(土地)相当額を補助する。高機能オフィスを整備すれば1年間、床面積に応じた固定資産税(建物)相当額も助成する。

 高機能オフィスは企業のニーズが高い。市は緊急整備地域内に整備すれば、10月から建物の容積率を最大2倍まで緩和し、誘導を図る。JR仙台駅前のビルが要件を満たせば、800%の指定容積率が1600%まで大幅に緩和される。

 緊急整備地域では、市街地再開発の事業化を強く後押しする。国と市が財源を折半する再開発の補助制度で、10月から交付額上限と補助率を引き上げる。市は再開発動向などから総額100億円の支援を見込む。

 このほか、一定規模の建築物にある駐車場の設置要件も緩和し、土地や建物の有効活用を図る。事務所などは250平方メートルごとに1台が義務だが、350平方メートルごとに見直す。公共交通の利用促進策を打ち出せば、さらに最大55%まで低減できる。市議会12月定例会に条例改正案を提出する。

 市はプロジェクトの第2弾事業を念頭にICT(情報通信技術)企業などにニーズ調査を実施中。七十七銀行員を招き、企業の立地促進策を検討する。

 郡和子市長は「民間投資を呼び込む施策をパッケージで打ち出し、企業に選ばれる都心を目指す。ダイナミズムあふれる挑戦を進めていく決意だ」と語った。

[高機能オフィス]仙台市の定義によると、建築物の主用途が事務所で(1)1フロアのオフィス専有面積が660平方メートル以上(2)1階にオープンスペースなど、にぎわい創出施設を併設(3)オフィスを柔軟に区切ることが可能な構造(4)リフレッシュスペース、非常電源設備設置スペース、個別空調などの整備-などの条件を満たすオフィス。

3543荷主研究者:2019/08/18(日) 16:19:41

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190717_11044.html
2019年07月17日水曜日 河北新報
<仙台市・都心再構築>背景に深刻なオフィス不足 震災で停滞の都市間競争、巻き返し図る

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190717kahoku03.JPG

 仙台市が16日、2030年度までの「都心再構築プロジェクト」を始動させた背景には、市中心部の深刻なオフィス不足がある。ICT(情報通信技術)関連企業の誘致、起業家支援に重点を置く経済戦略とは裏腹にオフィス供給は質、量ともに不十分で、企業立地の潜在能力を生かし切れていない。市は老朽ビル更新を糸口に都心部を再生し、東日本大震災で後れを取った都市間競争で巻き返しを図る戦略を描く。

 市によると、市内への企業誘致は震災前の2010年度は5件だったが、震災後の16年度からICT関連の進出が増え、18年には過去最多の40件に達した。一方、10年に19.41%だった市内のオフィスビル空き室率は18年に4.40%まで下がり、逼迫(ひっぱく)している。

 市中心部のオフィスビルは、1981年以前に旧耐震基準で建築された建物が41%を占める。更新時期を迎えたが、建設費高騰などで所有者が二の足を踏み、2013、15、16、18年と新規オフィス供給がゼロと異常な状況が続く。

 「『1000平方メートルのオフィスがあれば進出したい』という声をもらうが、市中心部に該当物件がなく、もどかしい思いをした」。市の担当者は好機を逃した経験を悔しそうに語る。

 首都圏では企業が災害時の事業継続、人材確保のため、地方への拠点分散が進む。23年度には東北大青葉山キャンパス(青葉区)に次世代型放射光施設が完成し、研究開発拠点の誘致が見込める。仙台進出を視野に入れる企業を呼び込む受け皿づくりは急務で、ニーズの高い高機能オフィスなどの早期整備が必要だ。

 市が第1弾で発表した助成制度や容積率の緩和などは、JR仙台駅前のさくら野百貨店仙台店の跡地活用にも使える。郡和子市長は16日の定例記者会見で「仙台駅前には東北のゲートウエー機能がある。未利用や低利用の地域の広がりは大きな課題だ」と危機感を示した。プロジェクト始動が跡地活用に向けた議論の呼び水となることも期待できる。(解説=報道部・小木曽崇)

3544荷主研究者:2019/08/18(日) 16:30:52

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190718_13014.html
2019年07月18日木曜日 河北新報
仙台・東部復興道路、10月19日全線開通

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190718kahoku01.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190718kahoku02.JPG
全線開通日が決まった東部復興道路=6月上旬、仙台市若林区荒浜周辺

 仙台市が東日本大震災で被災した沿岸部に整備する「東部復興道路」が10月19日に全線開通することが17日、分かった。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防との多重防御で津波を抑える。宮城県道塩釜亘理線と並行する区間は県道、残りの区間は市道にする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロ、市道区間3.4キロで構成する。車道は県道区間が幅9メートル、市道区間が幅7メートル。片側1車線で、県道区間は緊急時に大型車3台が擦れ違える。盛り土工事は現時点で残り2区間、約200メートルを残すのみとなった。

 東部復興道路から西に延びる三つの「避難道路」は県道荒浜原町線、市道南蒲生浄化センター1号線の整備が終わった。県道井土長町線も8月末の完成を目指し急ピッチで工事が進む。復興道路や避難道路には「津波避難方向」を矢印で示した標識を取り付ける。

 復興道路と仙台東部道路に挟まれた地域では、避難ビルや避難タワーに通じる市道の拡幅、路肩のカラー化、誘導標識の設置などが進み、避難経路が整備されている。復興道路の東側には建設中を含め、5カ所に避難の丘が設けられる。

 東部復興道路は2014年3月に着工し、当初は19年3月末の完成を目指したが、一部区間で地盤改良などが必要になり、全線開通が約半年間遅れていた。

3545荷主研究者:2019/08/18(日) 16:36:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12024.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>仙台空港民営化3年 発着便増え上昇気流

搭乗手続き開始を待つ外国人観光客ら。新規就航や増便で旅客数は今後も伸びが見込まれる

 仙台空港が2016年7月に国管理空港として全国で初めて民営化されて3年がたった。今年はピーチ・アビエーション(大阪)などが仙台-台北線を週7往復に増便したほか、エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の仙台-中部線の新規就航、タイ国際航空による仙台-バンコク線の5年ぶりの再開が決まるなど上昇気流に乗っている。(報道部・丸山磨美)

<410万人達成視野>
 仙台空港発着の国内線は民営化前の1日49便(16年6月1日時点)から58便(今年7月16日時点)に増加。国際線は週10便から28便に増えた。中でも台北線は訪日外国人旅行者(インバウンド)増加の波に乗り、週2便から19便へ大幅に伸びている。

 18年度の旅客数は約361万人と目標に掲げた369万人は下回ったが、2年連続で過去最高を更新。このうち国際線旅客数は約31万人で、15年度からほぼ倍増した。

 「堅調に推移すれば、民営化5年(20年度)の目標の410万人が達成できそうだ」と、空港を運営する仙台国際空港(名取市)の岩井卓也社長。8月8日から1日2便の中部線、10月30日から週3便のバンコク線の就航が決まっており、自信を裏付ける。

<就航リスク軽減>
 岩井社長はこの3年間の取り組みについて「100万都市仙台はもともと潜在的な航空需要があり、顕在化を阻害する『ふた』を一つ一つ開けてきた。地道な仕事の連続」と振り返る。

 旅客数に連動した着陸料制度の導入や、複数の航空会社による国内線チェックインカウンターの共用化などを通じ、航空会社の固定費を抑えて増便や新規就航のリスクを軽減した。

 空港側は増便による着陸料収入の増加や売店、駐車場の売り上げアップにつなげた。民間会社ならではの機動性、柔軟性は「ビジネスマインドを持った心強いパートナー」(国内航空会社)とも評価される。

 国内線の旅客搭乗棟(ピア棟)増築、保安検査場の混雑解消に向けた新検査方式の導入、2次交通の拡充などの施策で、利便性の向上も着実に進む。今後は中国路線、東南アジア中距離路線の新規開拓や、伸び悩む貨物取扱量の増加を図ることなどが課題だ。

 岩井社長は「成功、失敗の評価はまだ早い。海外で東北の認知度は低いが、ブランドが確立された北海道より多くの温泉やスキー場がある。もっとやれる」と気を引き締める。

3546荷主研究者:2019/08/18(日) 16:37:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190719_12023.html
2019年07月19日金曜日 河北新報
<せんだい進行形>エアアジア・ジャパン若菜社長に聞く 仙台-中部、年20万人見込む

[わかな・じぇにー・まゆこ]上智大卒。雑誌編集者、米COACHの国際広報宣伝上級部長などを経て2013年エアアジアグループのマレーシア本社経営戦略・広報担当部長。17年12月から現職。米ロサンゼルス出身。40歳。

 マレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)の若菜ジェニー麻友子社長が河北新報社の取材に応じ、8月8日就航の仙台空港と中部空港を結ぶ定期便について「手軽に飛行機で旅ができる選択肢を増やすことで、マーケットを広げていきたい」と話した。

 -就航の狙いは。
 「仙台は東北の玄関口で、空港を拠点にいろいろな土地に旅してもらえる。2016年にも就航を検討したが、会社の体制を見直すため保留にしていた。仙台-中部線はLCCは就航しておらず、需要はかなりある。年間20万人以上の利用を見込んでいる」
 「手頃な価格の飛行機の旅という選択肢を増やすことで需要を喚起していく。1日2往復でスタートするが、利用状況に応じ増便も検討したい。日帰りなど、これまで想定していない旅が増えるといい」

 -主なターゲットは。
 「メーンはレジャー利用の個人旅行。ただ17年に就航した中部-新千歳線でビジネス需要もかなりあると分かった。仙台-中部線も出張に利用してもらえるのではないか。ホームページでの直接販売が中心だが、法人向けセールスにも力を入れ、上積みを図る」

 -東北は訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘致が課題だ。
 「グループ全体でアジアを中心に140以上の都市に就航している。中部空港から入国する旅行者を仙台に運ぶなど、グループとしての相乗効果を生かして利便性増強を図る。東南アジアとの直行便の就航候補地を検討する中に仙台も当然入る。仙台-中部線を成功させて直行便を呼びたい」
 「タイやフィリピンでは乗客をバスなどで観光地へ送り届けるサービスを提供しており、仙台でも今後検討する。東北の魅力を発信し、マーケットを拡大するサイクルを構築したい」

3547荷主研究者:2019/08/18(日) 16:46:50

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190720_12052.html
2019年07月20日土曜日 河北新報
アウトレット仙台港一部改装 飲食や雑貨新規9店

内装に木材を多用し、快適な空間を演出したマルシェ

 三井不動産は20日、仙台市宮城野区の「三井アウトレットパーク仙台港」の一角に「杜のみなとマルシェ」をオープンさせる。新業態の飲食店や東北初出店の雑貨店など新規9店を集め、買い物客が一息つける快適な空間を目指す。

 2008年の開業時に設けた「マーケットストリート」を全面改装し、テナント数を5から9に増やした。飲食では仙台市の青果専門店「いたがき」の果物を使った新しいジェラート店、不二家(東京)が初めて軽食も扱う「ミルキーカフェ」などが並ぶ。

 いずれも東北初出店となるサーモスや京セラのキッチン雑貨、オーガニック化粧品のアウトレットのほか、訪日外国人旅行者(インバウンド)の需要を見込んだドラッグストアも入る。

 デジタル遊具を備えるキッズスペース、授乳やオムツ替えができる個室を設け、親子連れに対応する。

 三井アウトレットパーク仙台港の三浦文男所長は「特別な日だけでなく、普段使いしてほしい」と話した。営業時間は午前10時〜午後8時。

3548荷主研究者:2019/08/18(日) 16:47:54

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20190720-398256.php
2019年07月20日 12時00分 福島民友新聞
「阿武隈急行」年間利用250万人目標 公共交通網形成計画策定

 第三セクター阿武隈急行(伊達市)の経営に関わる県と宮城県、沿線5市町は19日、利用者数を2017年度の248万人から23年度に250万人まで拡大し、経営安定化を目指す地域公共交通網形成計画を策定した。福島市で同日開いた沿線地域公共交通協議会で内容を承認した。

 利用者数は人口減を背景にピーク時の1995年から減少傾向が続き、今後10年間で約23万人が減る見通し。このため、同社や関係自治体が利用者数の維持や運送収入単価が高い定期外利用の拡大に重点を置き、各種施策に取り組む。

 計画では一体的なネットワーク構築、利用ニーズに対応したサービス提供、交流人口の拡大など8項目の目標を設定。路線バスをセットにした定期券発行や格安でタクシーも利用できる仕組みづくり、ダイヤ見直し、新たなイベント列車の企画などの事業について検討することを盛り込んだ。

 また、商業や医療、教育などの都市機能が集積した「中核拠点」に福島駅、JR在来線に乗り継げる「主要交通結節点」に槻木駅、路線バスやタクシーなどとつながる「交通結節点」に保原、梁川、丸森、角田の各駅、自家用車などを駐車できる「地域拠点」にほかの無人駅を分類し、各駅の将来像を明確化した。

3549荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12001.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
イオンモール利府、2020年冬に新棟開業 延べ床面積18万平方mに

イオンモール利府の新棟の完成予想図

 イオンモール(千葉市)は25日、宮城県利府町の大型商業施設「イオンモール利府」の新棟建設に今月末着手し、2020年冬に開業すると発表した。既存棟と合わせた延べ床面積は約18万平方メートルに達し、東北最大のイオンモールとなる。

 鉄骨3階の新棟の建設場所は、JR東日本新幹線総合車両センター北側で町が整備する新中道土地区画整理事業地内で、新しい中心市街地の目玉施設となる。敷地面積約14万8000平方メートル、延べ床面積約10万1000平方メートルで、約3800台分の駐車場を設ける。

 新棟は体験型やアミューズメント関連の専門店が多く入る予定で、「エンターテインメントモール」を目指す。県道仙台松島線(利府街道)を挟んで建つ既存棟(延べ床面積約8万平方メートル)との差別化を図る。

 イオンモールは東北6県で利府を含め14施設を運営する。仙台市青葉区の東北大雨宮キャンパス跡地にも出店する計画がある。

3550荷主研究者:2019/08/18(日) 17:04:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190726_12002.html
2019年07月26日金曜日 河北新報
仙台空港アクセス線、日中も一部2両→4両編成 利用者増受け2020年度上期から

乗客で混み合う仙台空港駅のホーム=19年3月

 JR東日本仙台支社は25日、仙台空港アクセス線の利用者増を受け、2両編成で運転している日中時間帯の列車の一部を4両編成にし、輸送力を強化すると発表した。実施時期は2020年度上期の予定。

 アクセス線は仙台空港鉄道(名取市)との共同運行。仙台空港-仙台間の直通列車は1日上下計86本で、朝と夕方の通勤時間帯は4両編成、日中は2両編成を中心に運転している。

 支社は本年度中にダイヤや車両の運用を見直して車両を確保、アクセス線のワンマン運行に対応できるよう改造する。2両を捻出できれば、4両編成での運行が1日12本増え、割合は現在の50%から67%になる。

 訪日外国人旅行者(インバウンド)増加や沿線の宅地開発の進展で、18年度の乗降客数(速報値)は370万人9281人と7年連続で最高を更新した。4月には沿線の大型商業施設が増床リニューアル。名取-仙台間で乗車率が160〜170%に上ることもあり、混雑緩和や輸送力強化を求める声が高まっていた。

 坂井究仙台支社長は「できれば来夏の東京五輪・パラリンピックの前に実施したい」と話した。

3551荷主研究者:2019/08/24(土) 22:39:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190728_11029.html
2019年07月28日日曜日 河北新報
二重行政か、すみ分けか 徹底比較 仙台市・音楽ホールと宮城県・新県民会館構想

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190728kahoku01.JPG
http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190728kahoku02.JPG

 仙台市が整備を目指す音楽ホールと宮城県が検討する新県民会館が、類似点が多いとして「二重行政」と指摘されている。ともに2000席規模の施設を市内に建設する計画だが、想定する公演などのジャンルが異なるとして、市も県も「すみ分け可能」と主張する。市と県のここまでの検討状況を振り返り、立地、規模、機能などを比較した。(報道部・小木曽崇)

<立 地>
 「市音楽ホール検討懇話会」(会長・本杉省三日大特任教授)は3月、約1年半の議論でまとめた報告書を郡和子市長に提出。候補地9カ所のうち公表可能な7カ所は全て青葉区で、優劣はつけていない。市は年度内に立地場所を決め、基本構想の検討を始める。

 老朽化した県民会館の建て替えに向けた有識者会議(座長・志賀野桂一東北文化学園大特任教授)は5月、宮城野区の仙台医療センター跡地を「適地」とした。JR仙石線宮城野原駅が近く、面積も5万4500平方メートルあるため集客面などの利便性を評価した。県は有識者会議の議論を受け、年度内に立地を含めた基本構想をまとめる。

<規模・施設構成>
 市懇話会の報告書は、音楽ホールの中核となる「大ホール」を2000席規模と明記した。それ以外に300〜500席の小ホール、音楽リハーサル室、舞台芸術リハーサル室などを備えるよう提言している。

 2000席は、合唱や吹奏楽の全国コンクールを開く要件の一つ。県合唱連盟や仙台オペラ協会など4団体は2015年「楽都・仙台に復興祈念『2000席規模の音楽ホール』を! 市民会議」を発足させた。

 一方、新県民会館の施設構成は県有識者会議が検討中だが、メインホールは2000席規模を前提に議論を進める。ある委員は「東北最大」のうたい文句が興行誘致の利点になるとして「青森市文化会館(2031席)を1席でも上回った方がいい」と主張する。

<機能・想定ジャンル>
 市懇話会の報告書は音楽ホールに適した公演ジャンルとして、クラシックやポップスなどの「音楽」、大型演劇やオペラなどの「舞台芸術」を挙げる。「音楽」に使う際はコンサートホール形式で、「舞台芸術」の場合はクラシックなどに必要な音響反射板を移動し、劇場形式に転換するという。

 一方、県は18年に需要調査を実施。「音楽」と演劇、舞踊など「ステージ」の比率が全国はほぼ半々なのに対し、県内は8対2と偏りがあることを把握した。

 報告書は「需要が少ないとは考えにくく、ステージ公演に適したホールが供給過小」と現状を分析し、新県民会館は「ステージを使う大型興行に対応した大規模施設」と位置付けた。

 「二重行政」批判は、二つの施設がともに演劇の公演を想定したことが要因の一つにある。これに対し、郡和子市長は市議会6月定例会で、ホール内に音が響く長さ「残響時間」を例に機能の違いを説明した。

 「音楽ホールはクラシックに最適な2秒前後にするが、新県民会館はポップスを念頭に1.1〜1.4秒にするという。役割分担は十分に意識されている」

3552荷主研究者:2019/08/24(土) 22:40:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190729_11034.html
2019年07月29日月曜日 河北新報
カンボジア名誉領事館、仙台に8月1日開設 国内5カ所目「両国の友好に尽力」

テープカットで開設を祝う田井名誉領事(右)とカンボジア政府関係者

 在仙台カンボジア名誉領事館が8月1日、仙台市青葉区上杉1丁目のイースタンビル7階に開設される。同国の名誉領事館は札幌や名古屋に次いで国内5カ所目。査証(ビザ)の発給など、大使館業務の一部を代行する。

 開所式が26日に領事館事務所であった。名誉領事に就いた横浜市のNPO法人理事田井進さん(66)は「世界遺産のアンコールワットは日本人にもなじみがある。両国の懸け橋として力を尽くす」と述べた。

 田井さんは内戦後の同国で、1998年から井戸や学校の設置に取り組んできた。昨年11月に名誉領事の任命を受け、開設の準備を進めてきた。

 管轄地域は宮城県内で、近く東北各県や新潟も対象とする予定。ビザ発給は8月19日に始める。

3553荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190730_11003.html
2019年07月30日火曜日 河北新報
仙台市、成長期待8社の上場支援 「未来創造企業」に認定

認定証を受け取るゼンシンの前田社長(中央)

 仙台市は29日、株式上場を目指す仙台都市圏の8社を「仙台未来創造企業」に認定した。弁護士や税理士、社会保険労務士の協力を得て、上場要件となる労務、財務など内部管理体制の強化を集中支援する。東北では2014年以降、新規上場がなく、市はおおむね5年以内の実現を目指す。

 市役所であった認定証交付式で、8社の経営者は上場への意気込みを語った。

 発達障害児向け放課後デイサービスを手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「上場を手段として若者がここに残れるようにしたい」と強調。衣類補修のビック・ママ(若林区)の守井嘉朗社長は「『お直し』文化を表舞台に出し、女性が一生働ける職場づくりを実現する」と話した。

 郡和子市長は「決意を聞き、わくわくする未来を確信した。認定企業が上場を目指す姿は地域の熱も高める」と期待を寄せた。

 東京証券取引所の横田雅之上場推進部長は「上場をてこに海外で通用するビジネスモデルにしてもらいたい。悩み事解消に東証を活用し、最短で上場を目指してほしい」とエールを送った。他の認定企業は次の通り。

 コンピューター開発・製造・販売のトーワ電機▽ソフトウエア開発・販売のトライポッドワークス▽センサー開発・製造のボールウェーブ▽ECサイト構築・雑貨企画販売のワイヤードビーンズ(いずれも青葉区)▽障害者就労支援のmanaby(若林区)▽備蓄食料品製造・販売のワンテーブル(多賀城市)

3554荷主研究者:2019/08/24(土) 22:48:46

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46201850X10C19A6L01000/?n_cid=SPTMG002
2019/6/17 20:09 日本経済新聞 電子版 日本経済新聞 北海道・東北
仙台のワイヤードビーンズ、マグカップ開発加速

3555荷主研究者:2019/08/24(土) 23:12:11

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47917440Z20C19A7L01000/
2019/7/29 18:14 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、独自商品で直販に対抗 問屋街の挑戦(上)
コラム(地域)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47973510Q9A730C1L01000/
2019/7/30 18:55 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台・卸町、脱卸依存の街づくり 問屋街の挑戦(下)
コラム(地域)

3556荷主研究者:2019/08/24(土) 23:17:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201907/20190731_12062.html
2019年07月31日水曜日 河北新報
東北大VPと東経連センター、企業支援目的に協力協定を締結

協定に調印し握手する吉村社長(左)と向田会長

 東北大100%出資のファンド運営会社「東北大ベンチャーパートナーズ」(THVP、仙台市)と、東北経済連合会の事業化支援組織「東経連ビジネスセンター」は30日、大学の研究成果活用や、ベンチャーを含む企業支援などを目的とした協力協定を締結した。

 THVPが支援する大学発ベンチャーの研究成果と技術、センターが持つ専門家100人超のネットワークを生かし、ベンチャーと地域企業のマッチングや連携を促進。東北と新潟県の付加価値向上、産業構造の強化による「イノベーション・エコシステム」の構築を目指す。

 協定期間は同日から2021年3月31日までで、両者の合意で順次延長する。

 仙台市内での調印式で、THVPの吉村洋社長は「密接な連携でイノベーションを創出し、地域の自立的で持続的な成長につなげたい」と強調。センターの向田吉広会長は「相互のネットワークを共有することで付加価値を生み出せる」と期待を込めた。

3557荷主研究者:2019/08/24(土) 23:19:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_12002.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<高級食パン>口溶け食感特徴 「考えた人すごいわ」仙台店オープン

魂仕込(左)と宝石箱

 コッペパン専門店や飲食店を営むオーネスティグループ(埼玉県所沢市)は1日、仙台市青葉区本町に高級食パン専門店「考えた人すごいわ」を開く。東京、横浜に次ぐ3号店。

 看板商品の「魂仕込(こんじこみ)」(2斤800円)は「まるでケーキのよう」とうたう口溶けの良さとほのかな甘味が特徴。厳選した小麦粉や国産バター、岩手県野田村産の自然海塩「のだ塩」などを使っている。

 店を手掛けたベーカリープロデューサー岸本拓也さんは「毎日食べても飽きず、手土産にもなる。みずみずしく口の中で溶ける食感は他にはない」と説明。グループの大舘誠社長は「仙台は創業の地で思い入れがある。おいしいパンを提供したい」と話した。

 マスカットレーズンを練り込んだ「宝石箱」(2斤980円)も今月末ごろに発売する予定。

 大舘社長は飲食チェーン勤務を経て1997年に独立開業し、仙台市太白区のザ・モール仙台長町にグループ1店目となる洋食レストランを開いた。

 営業時間は午前9時〜午後8時。売り切れ次第終了。不定休。連絡先は022(748)5056。

3558荷主研究者:2019/08/24(土) 23:20:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190801_13011.html
2019年08月01日木曜日 河北新報
<放射光施設>仙台市「次世代」利用促進、東北中小の参加募集

既存の放射光施設で最先端の「スプリング8」(理化学研究所提供)

 仙台市は31日、世界最高峰の性能を誇る大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)を試験的に利用する東北の中小企業の募集を始めた。5社程度を選定し、市が使用料などを負担する。実際に利用した企業に成果を発表してもらい、2023年度に市内で稼働する次世代型放射光施設の利用促進につなげる。

 募集対象は、東北6県に事業所を置く中小企業。書類審査と有識者審査会による面接審査で5社を選ぶ。市は選定企業と委託契約を結び、150万円を上限にスプリング8の使用料、交通費、宿泊費、測定データ解析費などを負担する。

 募集期間は9月6日まで。レンズや刃物の研磨精度の測定、食品のうま味成分の分析などの活用事例を想定する。選定企業は来年3月中旬に市内である成果発表会で、東北の企業や産学官関係者に対し、放射光施設が産業利用に有効であることを報告してもらう。

 市内で稼働予定の次世代型放射光施設は、東北大青葉山キャンパス(青葉区)に整備される。市は放射光施設周辺に研究開発施設や企業の立地、集積を目指す。実現には放射光施設の利用促進が不可欠で、施設がさまざまな商品、部品の開発に役立つことを知ってもらう必要があるという。

 郡和子市長は31日の定例記者会見で「波及効果を高めるには、企業に放射光施設をどう活用できるのか、具体的なイメージを持ってもらうことが必要」と述べ、事業の意義を強調した。

 市ホームページに掲載した申込書などの応募書類を市産業振興課に持参か郵送する。連絡先は同課022(214)8263。

3559荷主研究者:2019/08/24(土) 23:24:41

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48143820S9A800C1L01000/
2019/8/2 19:37 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台中心部、再開発始動へ オフィス建て替え市が促す

3560荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:12

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24063
2019/8/2 日刊建設新聞 宮城版
仙台BP立体化を検討 国道4号/苦竹〜名取川の一部 9月までに業務委託(東北整備局)

 東北地方整備局は、国道4号仙台拡幅の整備方針を検討するため、仙台バイパス(BP)道路設計業務を委託する。この業務では、仙台市内で国道4号の苦竹インターチェンジ(IC)付近から名取川付近までに至る区間について、主に渋滞箇所の解消を目指し、現道拡幅や立体交差化を検討するため、道路概略設計と道路予備設計などをまとめる。委託に当たっては、仙台河川国道事務所が9月までに一般競争入札を行う。

 同事務所によると、検討区間はおおよそ苦竹ICから名取川までに至る範囲。すでに苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、仙台拡幅で事業が動いているものの、箱堤交差点から南側の区間は、複数の交差点を中心に渋滞解消を図らなければならない箇所がある。

 箱堤交差点から名取川までの区間は、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっている。このうち、立体交差化が都市計画決定されているのは鹿の又交差点の前後区間のみ。仮に事業化するとなれば、ここが優先される可能性が高い。

 鹿の又交差点以外の交差点を立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 今回委託する仙台BPの道路設計業務は、鹿の又交差点付近の道路予備設計や交差点予備設計、それ以外の区間の道路概略設計をまとめる。履行期間は約5カ月。

 なお、同市若林区卸町の箱堤交差点は、国道4号仙台拡幅で交差点前後の延長1.4km区間を立体化することになっている。立体化では橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋を架け、交差する仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円で、2024年度までの完成を目指す。

3561荷主研究者:2019/08/24(土) 23:25:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190802_11027.html
2019年08月02日金曜日 河北新報
仙台市の都心再構築プロジェクト 緊急整備地域の拡大へ準備協議会

 仙台市は1日、市中心部の機能強化を図る「都心再構築プロジェクト」で、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指し、準備協議会を設立すると発表した。内閣府が7月31日に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、拡大範囲などを検討する。

 準備協議会は市、県、国、金融機関の担当者や学識経験者でつくる。早急に人選し、年内に発足させる。

 国が2002年度に指定した緊急整備地域は地図の通り。青葉区の青葉通を中心に約79万平方メートルが範囲となっている。今後、企業集積が進むJR仙台駅東口など、緊急整備地域に加えたい区域と整備方針を検討し、国に意向を伝える。

 市は再構築プロジェクトで、緊急整備地域にあり、1981年以前に建てられた老朽ビルの更新に助成金を創設した。同地域では国も財源を負担する市街地再開発補助金を拡充し、事業化を強く後押しする。区域が拡大されれば、こうした支援策の適用範囲を広げることも可能になる。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。18年7月以降は国が候補地を示し、各地の準備協議会がまちづくりを議論する仕組みとなった。これまで全国7地域が候補地となり、東北では仙台が初めて選ばれた。

 市都市計画課の担当者は「都心部の状況は、最初に指定を受けた02年から大きく変わった。区域拡大を民間投資を呼び込むきっかけにし、都心部のにぎわい創出につなげたい」と話す。

3562荷主研究者:2019/09/15(日) 20:47:10

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_11055.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
「仙台駅東口の魅力アップを」 まちづくり協議会が発足、年度内の事業計画提出目指す

地域の魅力向上を目指す仙台駅東まちづくり協議会の設立総会

 仙台市のJR仙台駅東口地域の持続的な活性化に向けて、企業や住民らでつくる「仙台駅東まちづくり協議会」が2日発足した。宮城野通を中心に公共空間を活用した交流人口拡大などの取り組みを進める。

 ユアテックや東北福祉大など東口に立地する企業19社、町内会5団体、住民12人で構成。宮城野区であった設立総会で、松栄不動産の松坂卓夫社長が理事長に就任した。

 前身の「宮城野通り勉強会」は2017年以降、地域課題や魅力向上の方策を議論してきた。西口と比べて商業施設が少なく、楽天生命パーク宮城の来場者らが滞留する場所が乏しいことなどが課題だった。

 協議会には三つの部会を置く。東口の公共空間を利用した企業などとの連携イベントの企画や、建築物の建て替えも視野に入れた地域再生策などを、9月から月1回検討する。

 仙台市が打ち出す「都市再構築プロジェクト」にも対応する。老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大を目指す市の動きを念頭に、年度内に具体的な事業計画を練り、市への提出を目指す。

 松坂理事長は「交通量のある東西自由通路から東口広場にかけての再整備など、実現したいことは多い。魅力向上に本腰を入れて取り組む」と力を込めた。

3563荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_13019.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
<東京五輪>宮城スタジアム周辺の渋滞深刻 来場手段の分散が課題

東京五輪サッカー競技開催時の渋滞対策を議論した会議=仙台市青葉区

 2020年東京五輪の男女サッカー競技会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)で6月にあった国際親善試合の際、東北地方整備局や宮城県が実施した交通状況調査の結果が2日、まとまった。会場周辺の渋滞は深刻で、本番に向けて来場者の交通手段やシャトルバス乗降駅の分散が課題となりそうだ。

 当日の来場手段を尋ねたところ、シャトルバスが70%、自家用車が29%だった。バスの乗降場所はJR利府駅が39%、JR仙台駅が38%。仙台市地下鉄南北線泉中央駅は23%。特に県外客は仙台駅に集中する傾向が強かった。

 バスは利府駅とスタジアムを結ぶ便の利用が多く、乗車待ちの列が比較的長くなった。同駅のバス転回所が狭く、待機できるバスの台数が限られた。

 利府駅-スタジアム間の県道では、試合開始2時間前から車の流れが悪化。試合終了1時間後には渋滞区間が広がり、2時間後も解消されなかった。送迎に来た自家用車の路上駐車が要因とみられる。

 県などは市地下鉄東西線荒井駅を含むバス利用の分散に向け、料金や案内方法を模索する。スタジアム周辺での自家用車の交通規制も検討する。

 仙台河川国道事務所の奥田秀樹所長は「県外、国外の方もスムーズに利用できるよう、大会組織委員会や交通事業者と調整したい」と話した。

 調査結果は2日、市町村や関係機関の担当者を集めて仙台市で開いた県渋滞対策連絡協議会で説明した。

3564荷主研究者:2019/09/15(日) 20:51:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12016.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
雑貨ずらり3000点 東京・原宿発「AWESOME STORE」仙台にオープン

レトロな雰囲気の雑貨が並び、大勢の買い物客でにぎわう店内

 東京・原宿発の雑貨店「AWESOME STORE(オーサムストア)仙台一番町店」が1日、仙台市青葉区のマーブルロードおおまち商店街内にオープンした。オーサムストアとして地方初の路面店。

 広さ205平方メートルの店内はアメリカンビンテージをテーマに文房具や化粧品、食器など約3000点が並び、毎月約100点が入れ替わる。商品開発から製造、販売まで自社で担い、中心価格帯100〜500円に抑えた。

 店周辺には100円ショップやインテリア店などの雑貨店が集中する。青葉区の会社員千葉そよかさん(34)は「デザインや価格を他の店と比較しながら買い物できそう」と喜んだ。

 運営会社「レプレゼント」(東京)の堀口周作運営部長は「近くの雑貨店とともに若い人を引き込み、商店街を盛り上げていきたい」と話す。

 営業時間は午前10時〜午後9時。オーサムストアは一番町店を含め全国47店あり、東北は宮城県名取市のイオンモール名取に続く2店目。

3565荷主研究者:2019/09/15(日) 20:54:15

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190803_12008.html
2019年08月03日土曜日 河北新報
仙台駅前「EDEN」テナント契約を2年延長 GSビル跡地再開発は22年以降か

解体が進んだGSビル跡地(手前)と青葉通を挟んで向かい合う旧さくら野百貨店仙台店

 仙台市青葉区中央1丁目の商業施設「EDEN(エデン)」を運営するオリックス(東京)の関連会社が、テナント契約の期限を2020年1月末から2年間延長したことが2日、関係者への取材で分かった。隣接地で解体工事中の商業ビル「GSビル」跡地を含めた一体的な再開発は22年以降になる見通しとなった。

 エデンは11年7月、仙台ホテル跡地にオープン。飲食店など14店が入り、18年1月にテナント契約を2年間延長していた。

 関係者によると、オリックスはエデンとGSビル跡地とを合わせた再開発を検討する中で、テナント契約の解除を通告する期限の今年7月末までに具体的な整備方針が決まらず、契約を延長した。オリックス側は順次、各テナントと再契約の交渉に入る。

 GSビルは1957年に建設された「日乃出興業ビル」が前身で、オリックス出資の合同会社が所有する。市が2017年に公表した耐震診断結果で、震度6強〜7程度の地震で倒壊などの危険性が指摘されたことを受け、18年6月に解体が始まり、今年9月末に工事が終了する。

 オリックスグループ広報部は「テナントとの契約事項は公表できないが、エデンを閉店する方針は今のところない」とし、一体的な再開発については「さまざまな方向性で検討している段階だ」と説明した。

 JR仙台駅西口では17年2月、エデンとGSビルから青葉通を挟んで向かいのさくら野百貨店仙台店が破綻。複数の地権者が再開発に向けた協議を進めている。

3566荷主研究者:2019/09/15(日) 21:08:47

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190805_13027.html
2019年08月05日月曜日 河北新報
美里・小牛田の住宅団地 分譲13年で完売 県住宅公社

県住宅供給公社の住宅分譲地が完売した「ゆとり〜と小牛田」

 県住宅供給公社が分譲した美里町の住宅団地「ゆとり〜と小牛田」の473区画が完売した。東日本大震災後の住宅需要の高まりなどで販売が好調に推移し、分譲開始から13年で全区画を売り切った。

 ゆとり〜と小牛田は、JR小牛田駅東地区の土地区画整理事業として1999年、開発が始まった。東北線、陸羽東線、石巻線が交わる利便性を売りに、公社は2006年に分譲を開始した。

 販売が伸び悩んだ時期もあったが、震災を境に状況が一変した。住宅や地盤に目立った地震被害がなかったため、注目が集まった。津波で被災した沿岸部からの移住者もあり、需要が高まった。

 県などによると、購入者は地元・美里町の住民が30%を超えた。隣接する大崎市、涌谷町を含めると、1市2町の住民が50%超を占める。震災の被災者は約20%という。

 団地の総面積は34.5ヘクタール。区画は230〜270平方メートルが多く、価格帯は500万〜600万円が最多。購入者は20代と30代で60%近くを占める。

 県住宅供給公社は「持ち家を求める子育て世代にとって値頃感があったのではないか。震災の影響に加え、企業誘致による移住者の増加も後押しした」と分析した。

 同団地の完売に伴い、県住宅供給公社は分譲事業を本年度で終了する見通しとなった。今後は、県営住宅や災害公営住宅などの管理受託業務に専念する。

3567荷主研究者:2019/09/15(日) 21:14:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190807_13020.html
2019年08月07日水曜日 河北新報
仙台市人口が109万突破 8月1日時点、今後は減少局面に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190807kahoku01.JPG

 仙台市の推計人口が1日時点で109万34となり、109万を初めて突破したことが6日、分かった。東日本大震災後に続く近隣自治体からの転入増加が主な要因。市の将来人口推計では、2020年度ごろをピークに減少に転じるとみられ、右肩上がりの人口増は間もなく終息する。

 市によると、7月の人口動態は出生688人、死亡715人で27人の自然減となった一方、転入5550人、転出4811人、その他の減9人と730人の社会増だった。差し引き703人の増加となり、109万人を超えた。

 8月1日時点の区別人口は青葉31万1125、宮城野19万6476、若林13万8366、太白23万586、泉21万3481。男女別は男が53万32、女が56万2となった。

 1989年の政令市移行後の市人口の推移はグラフの通り。

 泉市、宮城県宮城町、同県秋保町との編入合併を経て人口91万で政令市の歩みを始め、99年5月に100万の大台を突破。震災後の2011年11月に105万を超え、12年12月に秋田県を上回った。15年10月に108万に到達し、18年11月には山形県を抜いた。

 30年間、増加の一途だった市人口も今後は減少局面に入る。17年以降、少子高齢化に伴う自然減が年々拡大し、社会増を上回るのも時間の問題とされる。泉区は5区で最も早く人口減少に転じている。

 市政策企画課の松田智子課長は「地元企業の成長支援や企業誘致、子育てしやすいまちづくりに力を入れ、若い世代の定着を促す取り組みも進め、影響を最小限に抑えたい」と話す。

3568荷主研究者:2019/09/15(日) 22:11:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13018.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
排ガス出さず音も静か 燃料電池バス9日から実証運行 宮城交通

 宮城交通(仙台市)は9日から、水素と酸素の化学反応で発生させた電気で走る燃料電池(FC)バスの実証運行を路線バスのルートを使って行う。水素エネルギー普及に取り組む県の委託事業で、FCバスが県内で初めて路線バスのルートを走行する。

 使用車両はトヨタ自動車のFCバス「SORA」で定員79人。大気汚染の原因となる二酸化炭素や窒素酸化物などを排出せず、走行音も静かなのが特徴だ。県は実証運行後に費用やルートなどの課題を整理し、早期導入へ検討する。

 期間は27日までの計11日間。宮城大学線、宮城学院線、虹の丘団地線、泉パークタウン線、松陵ニュータウン線、将監団地線、新富谷ガーデンシティ線、泉ケ丘大富線の8路線を走る。

 通常の路線バスの合間に運行。日によって路線や発着時間は異なり、時刻表は宮城交通ホームページで確認できる。バスに行き先の表示などはなく、停留所に止まった際に乗務員が案内する。運賃は無料で、乗客にアンケートへの協力を依頼する。

3569荷主研究者:2019/09/15(日) 22:16:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190808_13025.html
2019年08月08日木曜日 河北新報
産学で材料開発、新研究棟着工 東北大・青葉山 来年7月完成予定

革新材料創成センター(仮称)の完成予想図

 東北大が青葉山キャンパス(仙台市青葉区)に整備する研究棟「革新材料創成センター(仮称)」の工事の安全祈願祭が7日、現地などで行われた。材料科学分野で企業との共同研究の拠点となる。建築費約10億円はJX金属(東京)が寄付した。

 関係者約60人が出席。神事の後、東北大の矢島敬雅・産学連携担当理事は「日本の産業競争力の強化に寄与したい」と強調した。JX金属の谷明人執行役員は「仙台から革新的な材料開発が進むことを期待している」と述べた。

 研究棟は鉄骨4階で、延べ床面積約2700平方メートル。来年7月に完成予定。東北大とJX金属は昨年9月、研究開発や人材育成の連携協定を締結した。

3570荷主研究者:2019/09/15(日) 22:32:06

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190809_11027.html
2019年08月09日金曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(1)音楽ホール/候補地に公園 批判の声

音楽ホールの候補地となっている緑豊かな西公園=7月下旬

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 都会のオアシスに巨大な人工物が出現するかもしれない。

遊び場守りたい

 7月下旬、子どもたちが樹木につるされたブランコではしゃぎ、木陰でこま回しに夢中になっていた。仙台市中心部に位置し、広瀬川沿いに連なる西公園(青葉区)。格好の遊び場となっている広大な自然空間が、市が検討する音楽ホールの有力候補地となった。

 「西公園プレーパークの会」は15年にわたり、年間200日以上も大人を常駐させ、西公園で子どもたちの遊びを支えている。

 副代表の佐々木健二さん(54)は「音楽ホールが単なるハコモノなら嫌。遊び場のオープンスペースは守りたい。整備するなら魅力的な公園になる方法を示してほしい」とくぎを刺す。

 市が公表した青葉区の候補地7カ所のうち、6カ所が公園だった。郡市長は「にぎわい、回遊性を考えれば公園も(建設地として)あり得る。その場合は緑の代替を議論する」と理解を求める。

 「西公園は緑も歴史的資産も多い。調べるほどに学ぶべきことが見つかる教科書みたいな場所だ」

 「西公園を遊ぼうプロジェクト」代表の関口怜子さん(73)が言う通り、公園には仙台藩祖伊達政宗ゆかりの「臥龍梅(がりょうばい)」、市保存樹林のヒマラヤシーダ林があり、石碑が数多く立つ。

 関口さんは市と協力し、140年を超える公園の歴史を学ぶ勉強会、秋祭りなどを開催する。「ここに巨大な構造物を建てると言うなら今までの取り組みは何だったのか、という話になる」と矛盾を感じる。

場当たり的計画

 批判は政策形成の足元からも噴出する。市の緑化政策を議論する杜の都の環境をつくる審議会は3月、「公園は空き地じゃない」と候補地選定に異を唱えた。

 西公園は2007年度に始まった再整備事業の真っ最中で、19年度も約1億円を投じる。仮に西公園に音楽ホールを建設するとなれば、再整備との整合性を間違いなく問われるが、市建設局は「まだ何も決まっていない」と歯切れが悪い。

 そもそも候補地は、市が1992年に音楽堂整備構想を掲げて以来、太白区の長町南地区、あすと長町地区など転々とした。構想自体も財政難を理由に長く凍結された時期があった。

 東北大の杉山丞(すすむ)特任教授(都市デザイン)は、こうした場当たり的にも見える経緯から「20世紀に整備できなかった施設をいま造るのではなく、いま必要な施設を考えるべきで、杜の都の緑を生かす場所の選定が必要だろう」と指摘する。
(報道部・小木曽崇)

[音楽ホール]有識者による市音楽ホール検討懇話会は2019年3月、市中心部に「生音源に対する音響を重視した2000席規模の多機能ホール」が必要と提言した。建築面積は9000〜1万1000平方メートルを想定。市は候補地として青葉区の公園と広場の7カ所を公表した。西公園は市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場の3カ所がリストアップされた。

3571荷主研究者:2019/09/15(日) 22:34:19

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_12027.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
7月のオフィスビル空き室率、仙台駅前は2.63%

 オフィスビル仲介の三鬼商事仙台支店がまとめた7月の仙台市のオフィスビルの空き室率は、前月比0.06ポイント上昇の4.24%だった。解約の影響は小さかったが成約の動きも少なく、6カ月ぶりに小幅上昇した。

 地区別では、仙台駅前は0.09ポイント上昇の2.63%。館内縮小や撤退に伴う小規模の解約があった。一番町周辺は0.02ポイント上昇の3.15%。駅東は0.20ポイント上昇の6.87%で、330平方メートル程度のまとまった面積の解約があった。

 県庁・市役所周辺はテナントの動きが少なく、0.01ポイント低下の6.71%。周辺オフィスは0.06ポイント低下の8.05%だった。

 一方、2020年以降に供給予定の複数の新築オフィスビルは、大手企業を中心に入居を希望する動きが活発化し、内定状況は好調という。

 同支店の担当者は「大きな面積の空き室は少ないが、新規進出・拡張の動きが解約・縮小の動きよりも多い。今後の空き室率は緩やかな低下傾向が続くのではないか」と話した。調査対象は延べ床面積が約990平方メートル以上の349棟。

3572荷主研究者:2019/09/15(日) 22:38:24
>>2673
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_73002.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
二口林道が開通 秋保と山寺 結ぶ架け橋 交流拡大に期待

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190810kahoku02.JPG

テープカットで二口林道の開通を祝う関係者

 仙台市太白区秋保町と山形市山寺を結ぶ林道「二口線」(二口林道、約19キロ)の全線舗装化が完了し、9日開通した。未舗装だった宮城県側の舗装工事が終わり、紅葉シーズンの数週間に限られていた県境越えが、冬季を除き可能になった。開通を待ちわびた関係者は「仙山交流」の拡大や観光振興を期待した。

 二口林道は宮城側の約10キロと山形側の約9キロから成り、道幅は約3.6〜7.0メートル。未舗装の林道として1973年に完成したが、路面やのり面の崩落が相次ぎ、77年から断続的に改良工事が続けられてきた。

 山形側の舗装は97年に完了。宮城側の舗装事業は2016年に着手し、今月初旬に完成した。事業費は約3億3000万円。全線が舗装路となり、積雪期を除いた時期の通行が可能になった。

 車での所要時間は片道約1時間。林道の途中には岩壁が連なる国指定名勝「磐司(ばんじ)」や白糸の滝などの景勝地が点在し、宮城県は年間の交流人口を4万〜5万人と見込む。

 宮城側の起点となる仙台市秋保ビジターセンターで同日式典があり、約100人が開通を祝った。村井嘉浩知事は「両県を結ぶ天空の架け橋だ。秋保温泉や山寺といった重要観光拠点を核にし、地域の活性化につなげたい」と述べた。

 一般車両の通行が可能になった午後1時には、車が続々と山形側に向かった。林道入り口近くに住む会社員佐藤幸代(ゆきひろ)さん(65)は「これまでゲート手前で引き返していた観光客の姿を思い返すと、開通は本当に感慨深い。仙山交流に弾みをつけるきっかけになってほしい」と願った。

3573荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:17

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190810_11032.html
2019年08月10日土曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(2)郊外団地/高齢化 再生待ったなし

再整備が始まる鶴ケ谷第2市営住宅団地。人口減少と高齢化が深刻化する

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 「今はオールドタウンと呼ぶ方がしっくりくる」

 仙台市泉区長命ケ丘の連合町内会長、伊藤勝行さん(71)が自嘲気味に話す。

新陳代謝乏しく

 1960年代以降、市郊外に続々形成され、仙台の人口増加をけん引してきた「ニュータウン」の一つが、長命ケ丘地区だ。

 造成は合併前、旧泉市時代の74年に始まった。仙台のベッドタウンとして、子育て世代がマイホームを求めて同時期に移住。世代の新陳代謝が乏しいまま、住民がそろって年を重ねた。

 市が2017年10月時点でまとめた中学校区別の高齢化率によると、長命ケ丘中学区は38.2%に達し、泉区内で最も高くなった。

 連合町内会が敬老会に招待する75歳以上は約1200人。地区の約3000世帯で支えるには無理があり、数年前から景品を取りやめ、開催時間を短縮した。

 年2回ほどのごみ集積所の掃除当番、年3、4回ある公園の一斉清掃などの役割も高齢となった住民からは「きつい」と言われる。

 伊藤さんは「高齢者は役割を免除したいが、その分、若い世代の負担が増えてしまう。今までのような暮らしやすい地域をどう維持すればいいのか」と悩む。

 泉区を中心に、市内ニュータウンはおおむね似た現状にあり、人口減や少子高齢化に直面する。空き家の増加、商業施設や公共交通の撤退、小中学校の児童生徒数減少など、地域コミュニティーの根幹に関わる課題が顕在化する。

高層10棟に集約

 1968年の分譲開始から半世紀が過ぎた宮城野区鶴ケ谷団地。市内でいち早く高齢化と向き合った郊外団地は今、地域の存続を懸けたプロジェクトに挑む。

 住民団体は2018年、「NEXT50・鶴ケ谷団地地域再生委員会」を発足させ、次の半世紀も安心して暮らせる地域を目指し、再生プランの実行に動きだした。

 市も今年6月、約1200世帯が入居し、老朽化が進む「鶴ケ谷第2市営住宅団地」の再整備に着手すると表明した。約11万平方メートルに広がる58棟の集合住宅を高層の10棟に建て替える。

 建物の集約で生まれる敷地の余裕は、集客施設を誘致するなど地域の活性化に生かす。低所得者のセーフティーネットという市営住宅の役割は変わらないが、再整備に伴う新たなまちづくりへの期待が高まる。

 団地内の高齢化率は45%を超える。再整備は21年度に着工し、34年度に完了する長期プロジェクト。入居者の坂上祐子さん(75)は「それまで生きていられるだろうか」と打ち明ける。

 郊外団地の再生はもはや待ったなし。施策展開にスピード感が求められる。

(報道部・上村千春)

[ニュータウン]自治体や民間事業者などが開発する住宅団地。国土交通省は(1)1955年度以降に着手(2)計画人口3000人以上、面積16万平方メートル以上(3)郊外で開発-などの条件を満たす宅地と定義する。仙台市内には旭ケ丘地区(青葉区)や八木山地区(太白区)など計56カ所あり、6割近くが60〜70年代に開発された。

3574荷主研究者:2019/09/15(日) 22:40:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190811_11035.html
2019年08月11日日曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(3)若者定着/肝いり支援事業不十分

奨学金返還支援事業のチラシ。企業、学生ともに評判はいまひとつ

 3675人。仙台市から東京への転出超過数だ。2017年は首都圏以外の全国15政令市で最多だった。

 東京志向が強い

 原因は若者の流出。国勢調査によると、約1万人の15〜19歳が市内に転入する一方、約1万人の20〜24歳が市外に転出している。

 大学や専門学校への進学で、東北各地から多くの若者が仙台市に移り住むものの、卒業と同時に多くの若者がこの地を去る「学都」の実像が浮かび上がる。

 「合同企業説明会を開いても、学生より参加企業の方が多いときがある」

 7月下旬、市役所であった市中小企業活性化会議。委員を務める地元企業の社長が、人材確保の厳しい現状を打ち明けた。学都に集まる若者は東京志向が強く、有能な人材を獲得することは至難の業に近い。

 別の会社社長は「学生は『都会には夢がある』など漠然とした理由で、仙台を離れている可能性が高い。仙台と東京の違いは分かっていない」と推測する。

 市は若者が定着しない要因を「地元企業を知らないため」(地域産業支援課)と分析する。きっかけをつくるため、15年度に学生記者が地元企業を紹介する冊子「WISE(ワイズ)」の発行を開始。18年度までに145社の記事を掲載し「関心を寄せる学生が増えた」と好評を得ている。

 周知不足否めず

 18年11月、郡和子市長は新たに「奨学金返還支援事業」=?=を打ち出した。市内の企業に就職した場合、入社後3年間は年18万円を上限に市と企業が奨学金の返還資金を援助する。

 若者の負担軽減と地元定着。二兎(にと)を追う郡市長の肝いり施策だが、今年1月に始まった事業の滑り出しは順調とは言い難い。市は事業に登録する企業の目標を100社以上と掲げたが、周知不足は否めず、8月時点で約70社にとどまる。

 学生の評判も芳しくない。事業の申し込みは10月1日に始まるが、ある大学4年の女子学生は「返済額は約250万円。3年間で54万円の支援額では少ない。これが、地元企業に就職する動機になるとは思えない」と首をかしげる。

 大学の就職支援担当者も「登録企業が限られ、学生の就職先の選択肢が狭まってしまう。事業のチラシは配布するが、積極的には紹介しない」と明かす。

 仙台にとどまる理由がない若者、若者をつなぎ留めるすべがない地元企業。どうすれば両者は交わるのか。

 東北大地域イノベーションセンター(青葉区)の藤本雅彦センター長は「『人手』と『人材』を分けて考えたらどうか。新卒の人手を確保する一方、仙台に戻りたい成長株の人材を呼び込む。二つの支援策がそれぞれに求められている」と提言する。

(報道部・横川琴実)

[奨学金返還支援事業]仙台市内に本社や事業所がある企業に2020〜22年度に就職した学生に対し、入社後の3年間、年18万円を上限に奨学金の返還資金を援助する制度。大学生、大学院生、専門学校生らが対象で既卒3年以内まで認める。毎年、先着順で70人を募集し、3年間で計210人を支援する。入社後1年間の返還実績を確認し、翌年5月に支給する。

3575荷主研究者:2019/09/15(日) 22:41:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190812_11018.html
2019年08月12日月曜日 河北新報
<仙台市議選>ポスト復興を問う(4)公共交通/足の確保 行政に頼れず

試験運行中の「のりあい・つばめ」。住民の足を確保する地域の挑戦が続く=6月中旬、仙台市宮城野区

 仙台市議選は16日に告示され、109万都市の針路を巡って真夏の論戦が始まる。東日本大震災からの復興を経て、人口減少時代のまちづくりへ。郡和子市長が市政の軸足を移す中、都心の活性化や若者定着、郊外団地の再生など課題が顕在化する。有権者の声に耳を傾け「ポスト復興」を考える。

 必要な公共交通は人により、地域により異なる。正解は一つと限らない。

地下鉄で不便に

 2015年12月の仙台市地下鉄東西線の開業で、若林区古城3丁目の無職千葉道子さん(88)は、通院がむしろ不便になった。市バスの路線再編でルートが変わり、所要時間が増えた。

 通院先は同区河原町の整形外科。市中心部に直通する路線を利用していたが、開業後は姿を消した。今はバスを乗り継ぐ。ベンチのない停留所で待ったり、別路線の停留所まで30分歩いたり、負担が重くなった。

 千葉さんは「東西線のおかげで、市バスが年寄りに優しくなくなった。いくら『地下鉄は速くて便利』と言われても、駅の上り下りが伴う地下鉄は若者の乗り物でしかない」とこぼす。

 市交通局は18年4月、市バスの運行本数を1日平均85便(2.4%)減らした。市自動車運送事業経営改善計画に基づく効率化の一環で、20年4月に予定する減便と合わせ、運行量を5%程度削減する。

 市バス事業は利用客の減少で収支が悪化し、一時は経営健全化団体への転落も懸念された。最近は一部路線に営業係数(100円の収入を得るために掛かる経費)の改善が見られるが、依然、全46路線が赤字だ。

 減便は、さらなる市バス離れを引き起こしかねない。千葉さんも「積極的に乗りたいが、使い勝手があまり良くない。それで利用客が減り、また減便されたりしないか」と心配する。

 公共交通の苦境は、移動手段の少ない高齢者らの生活を脅かす。過度に頼らず、地域の足は地域で確保する試みが広がる。

「空白地」で試験

 宮城野区燕沢地区。丘陵地を切り開いた住宅地は道幅が狭く、急な坂道が多い。路線バスを通すことが難しく、以前から公共交通の「空白地」だった。

 18年10月、燕沢学区町内会連合会を中心とした検討会は、乗り合い交通「のりあい・つばめ」の試験運行をスタートさせた。週3日、10人乗りのジャンボタクシーが小回りを利かせて地区内をくまなく走る。

 住民の高齢化が進み、今後、運転免許証の返納が増えるとみられる。70代女性は「体力が弱り、地区外の市バス停留所まで歩けなくなるかもしれない。将来に備え、今から地域交通を整えておきたい」と話す。

 試験運行は、一定の市補助金を得てもまだ目標の収支には届かず、本格運行のめどは立たない。だが、住民には「これ以外に道はない」という確信がある。

 検討会の大西憲三会長(73)は「試験運行は何としても成功させる。地域交通の必要性は共通認識。行政に頼りすぎず、みんなで育てたい」と力を込める。

(報道部・上村千春)

[仙台市自動車運送事業経営改善計画]市交通局が2017年3月に策定した市バス事業再建策。計画期間は17〜21年度の5年間。バス1便当たりの常時乗車人数「平均乗車密度」の向上、資金不足比率20%未満への抑制-などに取り組み、経営健全化団体への転落を回避する。収支改善には事業量の約8%削減が必要で、運行本数を段階的に5%程度減らす。

3576荷主研究者:2019/09/15(日) 22:52:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area4/4941/
2019-08-19# 物件(大河原)
村田町/町道姥ケ懐線の改良計画/実施設計を月内に指名入札/スマートIC等による交通量増に対応

 村田町は、町北東部に位置する町道姥ケ懐線について、全長4・4㌔㍍を対象に舗装をメーンとする改良事業を計画し、月内にも指名競争入札で実施設計業務を委託する。

 町道姥ケ懐線は、同町菅生地区の県道仙台村田線との交差部を起点に南進して、東北自動車道をアンダーパスし、スポーツランドSUGOの西側を通って、県道岩沼蔵王線に接続する路線。全幅10・5㍍(車道幅員3・5㍍×2+歩道3㍍)で、生活道路として利用されている。

 今後、起点付近で東北自動車道に菅生スマートICが新設されることや、終点側の岩沼蔵王線ではトンネルによる線形改良事業が完了するため、姥ケ懐線の交通量も増加して損傷や劣化が加速度的に進行する事態を懸念し、道路耐用年数を延ばすため改良事業を立案。計画は町、警察、有識者、住民で構成する「菅生姥ケ懐線地区協議会」がことし1月末にまとめた。

 整備方針としては全線4・4㌔㍍、面積約5万平方㍍を対象に舗装を厚くする。舗装の構成は、規格を現在のN3からN5に改良するため、上層路盤は既存の粒調砕石10㌢㍍から新たにAs安定処理8㌢㍍に変更、下層路盤も現状のクラッシャーラン26㌢㍍を同59㌢㍍に変更する。これにより設計速度も時速40㌔㍍から50㌔㍍に引き上げる。

 このほど委託する実施設計では、工法や工区割に関する詳細を詰める。加えて、終点付近で一部見通しが悪い区間について、冬期に交通事故が多発していることを踏まえて線形改良に係る設計もまとめる。履行期限は12月末まで。

 設計がまとまり次第、第4四半期にも条件付き一般競争入札で初弾工事を発注する方針だ。その後も順次工事を発注し、菅生スマートICが完成する2022年度までの整備完了を目指す。

 なお、全体事業費は約7億9000万円を見込み、内訳は設計費2000万円、用地補償費1000万円、工事費7億6000万円程度を試算している。

3577荷主研究者:2019/09/15(日) 23:06:26

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190820_12054.html
2019年08月20日火曜日 河北新報
パルコ2に「H&M」 10月上旬にはタピオカドリンク店も 仙台店、本館含め大規模改装へ

H&Mが出店することが決まった仙台パルコ2

 仙台市青葉区のJR仙台駅西口のファッションビル「パルコ仙台店」は、12月までに本館とパルコ2を合わせて26店、計約3400平方メートルの大規模改装を実施する。パルコ2には、ファストファッションブランド「H&M」が11月21日オープンする。幅広い客層にアピールして買い回りを増やす狙い。

 全国のパルコで初となるH&Mは、全面改装する4階に入り、売り場面積約1400平方メートルを確保。仙台駅前では、さくら野百貨店仙台店(2017年2月閉店)で営業していた17年5月以来、約2年半ぶりの出店となる。さくら野からの移転先である太白区のザ・モール仙台長町店も営業を継続し、市内2店舗体制となる。

 パルコ2の5階は、ピラティス専用マシンを使用するスタジオ「ピラティス ケー」(8月29日開店)、旅行代理店「エイチ・アイ・エス」(10月4日)といったサービス関連を充実させる。

 1階にはタピオカドリンク店「ザ ペッツストリートファクトリー」が10月上旬に加わる。

 本館は化粧品販売「メイクアップキッチン」、婦人服「キャスト」など東北初の3店が入るほか、パルコ2から婦人服「ジル バイ ジルスチュアート」などが移転する。

3578荷主研究者:2019/09/15(日) 23:08:00

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190821_12002.html
2019年08月21日水曜日 河北新報
藤崎塩釜店、29日に移転オープン

29日に移転オープンする藤崎塩釜店のイメージ

 藤崎は29日、塩釜市の塩釜店を28年ぶりに移転オープンさせる。JR本塩釜駅に隣接する現店舗から、東に約400メートルの商業施設が集まる港町1丁目に移り、利便性を高める。地元の名産品を集め、観光客の利用にも対応する。

 新店は平屋で店舗面積は従来の1.6倍に当たる650平方メートル、22台分の駐車場を備える。婦人服を拡大し、地酒コーナーを新設するほか、同市の和菓子店「栄太楼」の藻塩どらやきを扱う。30、40代を対象にした衣料雑貨店「クラスカ ギャラリーアンドショップ ドー」が藤崎で初めて出店する。

 現店舗は1991年4月、ギフトショップとして開店。東日本大震災の津波で浸水する被害を受けた。仙台市に近く、他の中規模店に比べて売り上げ増加が見込めるため、リニューアルした。

 新店はイオンタウン塩釜などの商業施設や、観光客が多いマリンゲート塩釜に近い。担当者は「今まで来たことがない客層にも立ち寄ってもらいたい」と呼び掛ける。

 営業時間は午前10時〜午後6時。29日は午前9時から。

3579荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:28

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48874360S9A820C1L01000/
2019/8/22 18:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
民営化3年の仙台空港、海外中距離路線を開拓

3580荷主研究者:2019/09/23(月) 13:51:55

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_12001.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
カルラの新業態「らら亭」 仙台市中心部に開店 低価格ランチで集客

定禅寺通に面して明るい雰囲気の店内

2台設置されたタッチパネル式の券売機

 和風レストラン「まるまつ」などを展開するカルラ(宮城県富谷市)の新業態「らら亭」が1日、仙台市青葉区国分町3丁目の定禅寺通沿いにオープンした。低価格の定食に絞り、周辺オフィスのランチ需要を狙う。

 主な定食の価格帯は500〜880円。目玉は500円の「海老天丼」と「さば塩焼き定食」。宇都宮市に先月開いた1号店では、客の25%が海老天丼を注文する。定食のご飯は無料でお代わりできる。

 店舗はビル2階の全60席。夜は「ちょい飲み」向けに居酒屋メニューも提供。人手不足対策としてタッチパネル式の券売機を2台設置した。「まるまつ」などの一部店舗で4月に導入したQRコード決済機能は、10月をめどに始める。

 今後はまるまつの不振店舗をらら亭に移行し、2年間で30店舗を展開する方針。伊藤真市専務は「安くてうまいものは必ず売れるというモットーを実現する」と話す。営業時間は午前11時〜午後11時(ラストオーダーは午後10時半)。

3581荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:22

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190822_13015.html
2019年08月22日木曜日 河北新報
<仙台市議選 109万都市の針路>識者に聞く[2]「起業エリア」設けては

かんの・ひさし 1989年、仙台市生まれ。東北大卒。北海道職員などを経て2015年、創業支援の「MAKOTO」(マコト、仙台市)に入社。18年6月、地方創生部門の分社化に伴う「MAKOTO WILL」(マコトウィル)の設立で、社長に就任した。

◎経済/創業支援「MAKOTOWILL」社長 菅野 永さん

■東京に学生流出

 -仙台経済の弱点は。
 「人材の受け皿が小さいことだ。大学が多いため東北各地から人が集まるが、卒業後に東京へ流れてしまう。地元の就職先も官公庁や銀行、老舗企業などに固定化している。新しいことにチャレンジする人の受け皿が必要だ」

 -強みはどこか。
 「弱点と表裏一体。優秀な人材を獲得できる可能性を秘めている。東京に比べて市場が小さいと思われがちだが、東北全体で欧州の1カ国と同じ経済規模がある。仙台は東北最大の都市。新サービスや事業を興すチャンスがある」
 「仙台、東北でヒットする物や事業は全国に展開できる。地方都市の経済規模は、合わせれば決して小さくはない。福岡市では起業や株式上場が活発。『西の福岡』『東の仙台』として競い合ってもいい」

 -最近の傾向は。
 「依然『支店経済』だが、起業やベンチャーに関心がある若者や学生は増えた。大企業に就職することだけが正解ではないということに気付き始めている」

 -市の起業家育成、創業支援の取り組みは十分か。
 「東日本大震災後、2014年に起業支援センター『アシ☆スタ』を開設するなど市も力を入れている。東北の先駆者であり、高く評価する」

 -注文したいことは。
 「若者が店舗やオフィスを構えるには市中心部の家賃が高い。経済合理性に任せると大手が占めてしまう。起業やIターン者が出店しやすいエリアを戦略的に設けてほしい。JR仙台駅前の閉店した大型商業施設跡地を再生し、チャレンジエリアにしたらどうか」

■「戻りたい街」へ

 -消滅した事業所の割合を示す市の廃業率(14〜16年平均)は9.0%で全国平均を上回る。
 「やはり人材不足。首都圏で就職した子どもが親の事業を継がず、黒字でも畳んでしまうケースがある。東京で実力を付けた人が、戻りたいと思うような魅力が街に必要だ」

 -市の23年度までの「経済成長戦略2023」に、ICT(情報通信技術)を他産業に活用する「X-TECH(クロステック)イノベーション都市」が盛り込まれた。
 「ICTは人口減少社会に欠かせない。クロステックは重点分野として積極的に取り組むべきだ。少子高齢化などの課題先進地で、どんなビジネスモデルが生まれるか、世界が注目している。仙台や東北の人々が幸せであれば、同じ未来に向かう国々に明るい話題となる。市職員や市議は可能性を信じ、誇りを持って施策を展開してほしい」

(聞き手は報道部・上村千春)

3582荷主研究者:2019/09/23(月) 13:52:58

http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24139
2019/8/22 日刊建設新聞 宮城版
三幸学園が支援学校設立 県は既存施設を解体 教育センター跡地活用(宮城県教育庁)

 宮城県教育庁は青葉山にある旧宮城県教育研修センター跡地(仙台市青葉区)の利活用について、三幸学園(東京都文京区)に土地と建物の一部を貸与することを決めた。8月21日に開かれた宮城県議会8月常任委員会で、プロポーザルの選定結果を報告したもの。三幸学園は同地を借り受け、軽い知的障がいがある生徒を受け入れる高等学園を設立する。2019年度から既存校舎の改修に着手し、2021年4月の開校を目指す。

 教育庁は2013年3月に閉所した旧教育研修センター跡地の利活用に関し、2018年度に有識者会議を開いて活用方法を検討した。その結果、特別支援学校の中等部(中学生に相当)を卒業した生徒の受け入れ先が不足していることに着眼し、「軽い知的障がいがある生徒が、後期中等教育(高校に相当)を受けられる特別支援学校の高等部(高等学園)を民間主導で設立する」という結論に至った。

 事業者選定のプロポーザルを5月に公告したところ、三幸学園のみ企画提案書を提出した。7月に審査会を行い、同学園の提案を採択した。

 宮城教育大学に隣接する同センター跡地は、傾斜地などを含め敷地面積が4万5721平方mある。敷地には昭和40年代に建てられた本館(RC造4階建て延べ3836・9平方m)など老朽化した建物12棟が残っている。

 このうち、三幸学園は本館などが建っている敷地1万4300平方mを借り受け、新たな教育施設などを建設する方針。また、建物12棟のうち情報処理教育センター(RC造2階建て延べ1260・2平方m)と車庫(S造平屋75・4平方m)を借り受け、改修して使用する。宮城県と土地や建物の賃借に関する契約を締結した後、本年度中に工事着手する。

 三幸学園の提案では、高校に相当する高等学園を設立し、72人を受け入れる。1学年は3クラス(1クラス8人)で、定員は24人。このほか、高等学園やほかの特別支援学校高等部を卒業した学生を受け入れる2年制の専攻科(短大や専門学校に相当)も設立し、32人を受け入れる。1学年は2クラス(1クラス8人)で、定員は16人。

 開校は2021年4月を予定している。三幸学園は仙台市内で仙台医療秘書福祉専門学校などを運営しているほか、登米市内では旧米山高校の跡地を活用して飛鳥未来きずな高校を運営している。

 一方、三幸学園が借り受けない建物10棟は、宮城県が解体する。宮城県は本年度に解体設計業務を委託し、それがまとまった後、20年度に解体工事を発注する。

3583荷主研究者:2019/09/23(月) 13:55:58

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_11026.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
仙台市「音楽ホール候補地に公園」案 審議会で再び異論噴出

 仙台市の緑化政策を議論する「杜の都の環境をつくる審議会」が22日にあり、市は公園と広場を建設候補地とする音楽ホール構想を説明した。3月の審議会で「公園は空き地じゃない」と異論が噴出したため、委員に理解を求める目的だったが、今回も反対意見が相次ぎ平行線に終わった。

 有識者による音楽ホール検討懇話会が3月27日、郡和子市長に提出した報告書の内容を説明した。

 候補地に青葉区の西公園(市民プール跡、市民図書館跡、お花見広場)や錦町公園など市中心部の7カ所がリストアップされ、市が年度内に建設地を決定することなどが伝えられた。

 これに対し、日本造園修景協会理事の近藤寛委員は「ホールに必要な約1万平方メートル(の用地)を切り取るだけでは済まず、公園機能が損なわれるだろう。ホールを造ることに反対はしないが、公園に造ることは反対だ」とくぎを刺した。

 東北大キャンパスデザイン室の小貫勅子委員は、財政負担の軽減のため、公園を活用することを疑問視。「公園以外を含め、どこにホールを造ることがベストな選択なのかを考えた上で予算を確保すべきだ。きちんと開かれた議論の場も設けてほしい」と迫った。

 審議会の中静透会長は「杜の都を象徴するのが公園で、緑の専門家である委員から厳しい意見が多く出された。私もそれに近い意見を持つ。(ホールの建設地は)市民の合意を得ることが重要だ」と指摘した。

3584荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190823_12022.html
2019年08月23日金曜日 河北新報
全日空、仙台-中部線を10月下旬から減便 アイベックス小松線も

 全日空は10月27日に始まる冬ダイヤから、仙台空港と中部空港を結ぶ定期便の運航を1日4往復から3往復に減便する。アイベックスエアラインズ(東京)も同日から、仙台空港と小松空港を結ぶ定期便を1日2往復から1往復とする。

 仙台-中部線は今月8日にマレーシアの格安航空会社(LCC)大手エアアジアの日本法人エアアジア・ジャパン(愛知県)が1日2往復の運航を開始。全日空とアイベックスが共同運航する1日2往復と合わせて1日計8往復が運航しており、全日空は「LCCの参入で客席の供給数が増え、調整のため減便することにした」と説明する。どの便を減らすかは未定。

 仙台-小松線はアイベックスと全日空の共同運航で、2018年度の搭乗率が50%台と低迷。観光利用が多く、早期購入に伴う割引運賃の適用などで収益が悪化していた。午前と午後の2往復から、午前のみの運航にする。

3585荷主研究者:2019/09/23(月) 13:56:59

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5012/
2019-08-23# 物件(仙台圏)
JR東日本東北工事/JR松島海岸駅の全面建替/仙建工業の施工決まる/バリアフリー化を図り、22年春ごろ竣工へ

 JR東日本東北工事事務所は、日本三景・松島の玄関口となっているJR仙石線の松島海岸駅について、全面建て替え工事の施工者を仙建工業に決めた。

 松島町松島浪打浜10地内にある松島海岸駅は1927(昭和2)年に旧宮城電鉄の駅舎として開業し、乗車人員は1日当たり1000人強。駅舎はW造平屋建て、延べ約163平方㍍で、崖にあるホームは両側が線路に面した1面2線の島式ホーム。開業当時の施設が現在も使用されているため老朽化はもとより、駅舎とホームは階段で行き来せざるを得ず高齢者や荷物の多い観光客には負担となっている。

 このため、2017年6月に松島町・宮城県・JR東日本の3者が観光客増加を目指した包括連携協定を締結し、同駅についても改札口からホームまでバリアフリー化するなど全面的に建て替えることとなった。

 新しい駅舎はおおむね現在の場所にS造3階建て、延べ670平方㍍規模で整備。券売機や改札、事務室、トイレ、待合などは1階に配置する。駅前広場に面する駅舎正面には大型ガラスを採り入れて明るく開放的な空間とし、周辺の樹木と調和するよう外観は落ち着いた色合いにする計画だ。

 既存のホームは2番線ホームとして引き続き利用し、片面に転落防止用固定柵を設置。既存ホーム東側(海側)には長さ約85㍍の1番線ホームを新設することで2面2線のホームとなり、各ホームに連絡するエレベーターも設置する。

 設計は土木・建築・機械がJR東日本コンサルタンツ・JR東日本建築設計JV、電気は日本鉄道電気設計が担当した。近く着工し、22年春ごろの工事完了を予定している。

3586荷主研究者:2019/09/23(月) 14:06:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48913680T20C19A8L01000/
2019/8/24 7:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台に「ケータイ銀座」、半径100メートル内に大手4社

3587荷主研究者:2019/09/23(月) 14:11:26

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49063320X20C19A8L01000/
2019/8/27 19:12 日本経済新聞 北海道・東北
北上川流域、製造品出荷額20年に4兆円 産業集積加速

3588荷主研究者:2019/09/23(月) 14:39:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_11019.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
仙台市有地塩漬け10年 地下鉄旭ヶ丘駅前の7000平方メートル 公共施設計画一転

地下鉄旭ケ丘駅前の市有地。土地利用計画が二転三転し住民が不満を募らせている=仙台市青葉区

 「計画管理がずさんで、駅前の広い土地が長年放ったままになっている」。仙台市青葉区旭ケ丘に住む50代男性が「読者とともに 特別報道室」に憤りの声を寄せた。市地下鉄南北線旭ケ丘駅そばにある約7000平方メートルの市有地に、複合公共施設を建てる計画が土壌汚染などを理由に再検討され、駐車場とする方針が2年前に示された。計画の大幅な変更に住民は不満を募らせ、10年以上続く事実上の土地の塩漬けが解消するめどは立っていない。

■取得は06年度

 問題の土地は旭ケ丘駅の南東側に隣接する住宅街の一角にある。舗装した一部を除き雑草が生い茂る。周囲を柵で囲み「市有地を暫定的に開放しているものです」との看板が立つ。

 市が2004年に発表した計画では、温水プールや障害者福祉センターなどが入る施設を整備する予定だった。土地代を除く総事業費は43億円と見込んだ。

 土地は、1982〜90年に市土地開発公社(2017年解散)が約10億円かけ先行取得。一部の買収が難航し、市は06年度、金融機関への支払利息を含む約14億円で全てを買い取った。

 造成工事が進められたが想定外のトラブルに見舞われる。08年5月、地下でヒ素などの汚染物質やプラスチック片などの廃棄物が見つかった。1980年以前に埋められたとみられる。隣地の傾きや沈下も確認された。

 このため08年度に完成予定だった建物の規模を縮小する方針が10年に決まり、翌11年の東日本大震災により5年間、計画を中断する方針が示された。

■公園内に整備

 市は16年、改めて土壌調査を実施。基礎工事をすると地盤沈下や大量の廃棄物処理のリスクが拭えないなどの理由で、駅西側の台原森林公園内に施設を整備し、予定地を駐車場とする新案を17年8月、市議会に示した。

 新案の総事業費は約22億円。市は、当初予定地で建物を整備すると、建物周辺の土壌深さ14メートル程度までの入れ替えや地下水の汚染対策に追加で約59億円かかると試算した。

 市地域政策課の大村仁課長は「予定地に施設を建てるとなると地中を掘り起こす必要があり、想定外の事態を考慮せざるを得ない」と話す。

 施設を公園内に整備する新案は一帯の景観を損なう恐れがあり、地域住民は猛反発した。住民の男性は「約束が違う。地域が望まない施設を造って何の意味があるのか」と憤る。土壌対策についても「基礎くい打ちの部分だけで済むはずだ」と疑問を投げ掛ける。

 新案の提示から丸2年たった現在も、計画の先行きは見通せていない。

◎外部監査、計画の甘さ指摘 先行取得段階から施設内容検討形跡なし

 仙台市青葉区旭ケ丘の市有地を巡り二転三転した複合公共施設の整備計画はかつて、市の外部監査人からも問題視されていた。

 2004年3月の監査結果報告書によると、市土地開発公社の所有だった03年3月末時点で既に、市有地の簿価(市の買い取り価格)の利息は約4億8000万円で、土地の元値に占める割合が35%に達した。

 報告書は「土地の先行取得の段階から具体的な施設内容やスケジュールを検討した様子が見当たらない」と計画の甘さを強調。施設配置や地元要望の調整に時間を要するのも遅れの一因と分析した。

 市議会も計画に何度も疑問を呈した。見直しが報告された10年3月、市議の一人が「土地代を含め約60億円の箱物事業だ。精査が足りない」と指摘。別の市議は新案が示された17年8月に「(予定地は)駅前の一等地で(市の)財産。十分に市民に説明していただきたい」とただした。

 市によると、これまで調査や計画検討などに充てた予算は約3億円に上る。

 社会資本政策を研究する日本総研(東京)の小長井由隆シニアマネージャーは「土地の未利用による機会損失が大きい。この期に及んでは市長が積極的に説明責任を果たし、政治的に解決を図るのが望ましいのではないか」と指摘する。

 仙台市の未利用地を巡る問題は1990年代に顕在化した。2000年度に公社保有の土地約75ヘクタールの簿価が計約753億円に膨らみ、財政を圧迫した。

 自治体保有の未利用地の問題は全国的な課題でもある。明海大不動産学部長の中城康彦教授(不動産学)は「解決のためには都市計画の中での事業の位置付けをはっきり示し、今からでもアイデアを公募して利活用の合意形成を図るのも一つの手だ」と話す。

(横山勲)

3589荷主研究者:2019/09/23(月) 14:41:34

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190829_51025.html
2019年08月29日木曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(上)定住促進 規制緩和で宅地化進む

住宅着工が活発化する山形市郊外

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 ◇

 山形市郊外のあちこちで農地や空き地が宅地になり、住宅建築のつち音が響く。

 市は17年6月、条例を改正し、宅地開発の規制緩和に踏み切った。開発が抑制される市街化調整区域の一部に関して、農業従事者や地縁・血縁者以外であっても一定の条件で住宅を新築できるようになった。

許可戸数2倍に

 市によると、昨年6月〜今年5月、市街化調整区域の開発許可戸数は375戸。16年6月〜17年5月の167戸と比べて2倍以上に増えた。

 対象エリア全てに家が建つと仮定した場合、「2万人規模が居住可能」(市まちづくり政策課)という。集落に隣接しており、市の新たなインフラ整備も不要だ。

 市内で不動産業を営む山形県宅地建物取引業協会の高橋一夫会長(69)は「従来は市内で家を建てるのが難しく、地価の安い近隣の天童市や東根市などに流出していた。需要にようやく応えられている」と語る。

 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、市の50年の人口は18万7000。市が16年2月にまとめた「人口ビジョン」では、50年の目標人口を30万4000としている。

 目標は2段階で設定されており、第1段階として移住促進や雇用確保で27万6000に引き上げる。さらに第2段階でJR仙山線の高速化や新たな道路整備など仙台市との交通インフラが充実すれば、30万の達成が可能と見込む。

中心部を再開発

 市は中心部への居住を促す政策にも力を注ぐ。2月にまちづくりの指針「中心市街地グランドデザイン」を作り、3月発足の「山形エリアマネジメント協議会」が官民連携で街中の課題解決に当たっている。

 来年度末までには、市中心部で市が財政支援する再開発事業で20階建てマンション1棟、他にも民間業者が施工するマンション2棟が順次完成する予定。戸数は計約380に上る。

 市まちづくり政策課は「東北の県庁所在地の中でも山形は人口密度が高く、郊外との距離も近い。街中と郊外で家族構成や生活様式に応じた選択肢をPRできるのは、市の強みになる」と説明する。

 全体の青写真となるのは、市が来年度の策定を目指す「立地適正化計画」。医療、福祉、商業などの都市機能と居住機能、それらをつなぐ公共交通ネットワークの在り方を定める。

 高橋会長は、市の方向性を評価しつつも「市街地の居住人口を増やす上でマンションは点にとどまり、高齢者向けの住宅が足りない」と指摘。「増加する空き家の有効活用にもっと知恵を絞るべきだ」と注文する。

3590荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:05

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190830_51001.html
2019年08月30日金曜日 河北新報
<どうつくる30万都市・山形市長選を前に>(下)仙山交流 連携強化し相乗効果を

山形市の山寺芭蕉記念館で案内する仙台圏からのボランティアガイド

 任期満了に伴う山形市長選が9月1日告示、8日投開票で行われる。市は2016年に「人口ビジョン」を策定し、現在約25万の人口を50年に30万まで増やす目標を掲げた。実現の鍵は、定住促進策と仙台市との交通インフラ整備。人口減少社会を迎える中、市の取り組みと課題を探った。

 東北屈指の観光地、山形市山寺にある市の文化観光施設「山寺芭蕉記念館」。俳人松尾芭蕉にちなんだ資料などを収蔵、展示する。

 来館者を案内するボランティアガイド35人のうち18人が、仙台市を中心に仙台圏から通う。山形市など山形県側の17人より多い。

◎鉄路の利便性鍵

 隣り合う仙台市との「草の根交流」は年々活発化する。JR仙山線で仙台駅から約1時間。仙台に着くや真っすぐ山寺に向かう観光客も多い。ガイドを開始するのも山寺駅への電車到着に合わせているという。

 ガイドらでつくる「奥の細道マイスターの会」の蘆野(あしの)真一郎代表(71)=山形市=は「仙山線は単線なので本数が限られ、時間もかかる。山寺への注目度を考えれば利便性をもっと高めてほしいのだが」と語る。

 2016年策定の「人口ビジョン」で市が掲げた50年の目標人口は、現在より約5万多い「30万4000」。達成条件に仙台との交通インフラ整備を挙げる。

 15年秋、初当選した佐藤孝弘市長は就任後直ちに、奥山恵美子仙台市長(当時)を訪問。仙山圏の活性化に向け、両市が協定を結ぶメリットを訴えた。1年後の16年11月、「防災」「観光・交流」「ビジネス支援」「交通ネットワーク」を主な分野とした両市の包括的な連携協定締結に至る。

 今年4月に東北の県庁所在地では最後となる中核市に移行した山形市。6月には中核市を拠点とする「連携中枢都市宣言」を行い、周辺11市町(山形市も含め人口約50万)との連携協議を始めた。協約を締結した上で、来年4月の連携事業スタートを見込む。

◎定期的に勉強会

 仙台市と連携してビジネス交流を促す「仙山生活圏推進協議会」(仮称)の設立構想を掲げるのも、こうした動きを踏まえている。人口減少社会を見据えた上で、互いを一つの経済圏と見なし、仙台市や周辺市町村とのパートナーシップで相乗効果を図る考えだ。

 両市を結ぶ高速バスも平日80往復が走り、住民は互いに通勤、通学、買い物などで自由に行き来している。市企画調整課は「圏域どちらの特長も享受できるような生活を提案できれば、全国的にも魅力あるエリアとなり得る」とみる。

 両市の職員らによる、仙山線の勉強会も定期的に開催。本年度から利用促進や利便性向上に関するプロジェクトに着手している。

 蘆野代表は「ハードの整備促進にはソフト面の説得力が欠かせない。有意義な民間交流が目標実現を後押しするはず」と期待する。

3591荷主研究者:2019/09/23(月) 14:42:31

http://logistics.jp/media/2019/08/30/3355
2019/08/30 物流ニッポン
仙台TT、テナント向け倉庫完成 2階 床耐荷重を2トンに
t.kokudo

 【宮城】仙台トラックターミナル(赤間立也社長、仙台市宮城野区)のテナント向け大型倉庫が7月末に完成した。東日本大震災で被災した営業倉庫を取り壊し、新たに建て替えたもの。テナントは日本通運仙台支店(同支店長、同)で、全スペースを使用する。8月8日に、竣工式を開いた。

 同ターミナルは、1962年に供用を開始した公共ターミナル(敷地面積6万平方メートル)。仙台市中心部に近い立地で、特積事業者や倉庫業者などのテナントが利用している。しかし、老朽化している施設もあり、2017年度には東側の保管庫3棟のうち1棟を取り壊した。今回、その場所に大型の新倉庫を建設した。

 新倉庫の敷地面積は7740平方メートル。鉄骨造り2階建てで、延べ床面積は8170平方メートル。(黒田秀男)

【写真=完成した新倉庫は、1階のスペースを有効活用するため事務所を2階に置く】

3592荷主研究者:2019/09/23(月) 14:43:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49202240Q9A830C1L01000/
2019/8/30 14:57 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
七十七銀、仙台市の再開発プロジェクトに熱視線

3593荷主研究者:2019/09/23(月) 14:49:35

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201908/20190831_12046.html
2019年08月31日土曜日 河北新報
大連経由の仙台-北京線7年ぶりに再開へ 中国国際航空「東北を拠点に日中交流強化」

 中国国際航空は30日、2012年から休止していた仙台と中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を11月2日、約7年ぶりに再開し、週2往復運航すると発表した。新たに仙台-上海線も週3往復運航。仙台と中国本土を結ぶ定期線は週5往復となり、現在の週2往復から増便となる。

 現在、週2往復運航する仙台-北京線(上海経由)を再編成。北京線(大連経由)は火、土曜の運航で、仙台-北京の所要時間は往復とも約1時間短縮される。上海線は水、金、日曜。使用機材は北京線がボーイング737-800(164席)、上海線はエアバスA320(155席)。

 同社仙台支店は「中国からのインバウンド(訪日外国人旅行者)の需要が見込め、仙台から大連に行くビジネス客も年々増えている。東北を拠点に日中両国の経済、観光などの交流強化に努める」と話す。

 村井嘉浩宮城県知事は「大連は多くの県内企業が現地法人を構え、早期の再開を働き掛けてきた。上海は中国経済の中心で人気の観光地。ビジネス、レジャーともに交流が活発になる」とコメント。東北観光推進機構の紺野純一専務理事は「インバウンドに東北の秋と冬はブランド化しつつあり、旅行者を取り込むきっかけにしたい」と語った。

 仙台-北京線(大連経由)は1994年就航。2011年3月の東日本大震災で運休、12年3月に一時再開したが、日中関係などを背景に同年10月から運休していた。

3594荷主研究者:2019/09/23(月) 15:18:25

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190904_12049.html
2019年09月04日水曜日 河北新報
エバー航空の仙台-台北線が就航15周年 「東北、1年通じ魅力」

 エバー航空(台湾)の仙台-台北線が1日、就航15周年を迎えた。台湾から東北を訪れる旅行者は年々増加。同社は7月、同線を週4往復から週7往復に増便し、青森-台北線を週2往復で就航した。東北地区統括長兼仙台支店長の游憶〓氏に利用状況などを聞いた。

(聞き手は報道部・丸山磨美)

 -就航15周年を迎えた。
 「2004年から定期運航する仙台線は7月から毎日運航になり、青森線も就航した。いかに台湾人が東北旅行を好きか、エバー航空が東北を重視しているかの表れだ」

 -東北で増便、新規就航した理由は。
 「東京から入国し仙台から出国するなど、台湾人は行き帰りの空港を変えて東北の周遊を楽しむ。青森線も開設して仙台、函館といった空港と併せ東北のネットワークをつくる構想だ」
 「仙台線は個人と団体の利用が半々。台湾からの利用が7割を占め、搭乗率は年平均で85%を超える。春の桜と秋の紅葉に加え、長年の宣伝により夏の緑、冬の雪のイメージも定着し、一年を通じ魅力があると伝わって増便につながった。初期はシルバー世代中心だったが、若い世代も増えた。近年はスキー人気が高く、青森線は11月2日から週5往復にする」

 -6、7月は乗務員のストライキがあった。利用状況はどうか。
 「ストの影響はほとんどない。仙台線は例年、夏季の利用が落ちる。8月の搭乗率は80%を超える見込みだが努力の余地は残る。一方、秋冬は最盛期で期待できる。青森線は7〜10月の実績、予約が90%を超えた。冬は台湾からのスキー客が中心だが、寒い東北から暖かい台湾に行きたい人もいるのではないか」

 -仙台発着の台北線は週19便になり競争が激しい。今後の課題は。
 「定期線安定運航のため、日本からの利用を増やしたい。6月に仙台支店を開設した。強みは乗り継ぎで行ける都市と便数が多いこと。仙台、青森の発着時間は台北での乗り継ぎ便を利用しやすい。台湾旅行と、世界への旅行を推進する」

[ゆう・おくぶん]中国文化大卒。1993年エバー航空入社。2011〜15年日本支社勤務。本社客運営業本部課長を経て19年3月から現職。台湾新平市出身、49歳。仙台市宮城野区在住。

※〓は雨の下に文

3595荷主研究者:2019/09/23(月) 15:41:01

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190905_12003.html
2019年09月05日木曜日 河北新報
東北最大のマンション完成 28階建て468戸 仙台・あすと長町

JR長町駅東口のバスプールに面するパークタワーあすと長町

2階に設けられた住民共用のキッズルーム

 三井不動産レジデンシャル(東京)などは、仙台市太白区のJR長町駅東口前に鉄筋28階のタワーマンション「パークタワーあすと長町」を完成させ、4日に報道機関向けの見学会を開いた。総戸数は468に上り、同社によると、統計のある1973年以降に東北6県で新築分譲されたマンションで最大となる。

 2017年6月に着工、19年7月に完成し、延べ床面積は約5万平方メートル。30、40代の子育て世代をメインターゲットに据え、間取りは3LDKが中心。広さは約68〜92平方メートルで、販売価格は3100万〜7400万円台に設定した。同社によると、市中心部の同規模の新築物件より坪単価は50万円程度安い。すでに330戸分が成約済みという。

 2、3階の間に免震層を施す中間免震構造を採用した。約390平方メートルのエントランスにはコンシェルジュを置く。2階は全て共用部として整備し、パーティールーム、キッズルーム、ゲストルームなどがある。

 建設地は1997年に着手したあすと長町土地区画整理事業の一角。三井不動産レジデンシャル東北支店の担当者は「新しい街だからこそ、ここまで大規模なマンション建設が実現できた。JRと地下鉄の結節点の長町駅から近く、交通利便性が高い利点をアピールしたい」と話した。

 同地区には野村不動産(東京)とワールドアイシティ(仙台市)の「ワン パーク レジデンシャル タワーズ」(24階、345戸)、住友不動産(東京)とワールドアイシティの「シティタワーあすとレジデンシャル」(同、391戸)、住友不動産の「シティタワー長町新都心」(同、414戸)といった同規模の高層マンションが林立し、販売競争が激化している。

3596荷主研究者:2019/09/23(月) 15:47:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190906_11050.html
2019年09月06日金曜日 河北新報
県民会館建て替え、東北最大の文化拠点に 有識者会議で宮城県基本方針を了承

県民会館建て替えに向けた基本方針を了承した有識者会議

 仙台市青葉区にある東京エレクトロンホール宮城(県民会館)の建て替えの方向性を探る第4回有識者会議が5日、県庁であった。県は新県民会館を「東北最大の芸術文化拠点」と位置付ける基本方針を示し、出席委員6人が了承した。

 基本方針では音楽、演劇などに対応する2000人を収容可能な劇場型ホールを設け、イベントの誘致に注力する考えを盛り込んだ。文化施設に関わる人材の育成、県民が交流する場の提供も重視した。

 県は現時点で想定する施設概要を公表。ホールは主催者の意向に応じて席数を調整できるようにする。ホールとは別に、数百席を確保できる空間も整備し、幅広い需要に応える。

 会議では、有識者から「福祉、商業施設を組み合わせた複合型も考えられる」などの提案があった。仙台市が整備を検討する音楽ホールとの差別化も焦点だったが、異論はなかった。

 有識者会議は2月に設置され、5月の第3回会合で複数の県有地の中から宮城野区の仙台医療センター跡地を移転候補地に選んだ。県は今回示した基本方針を踏まえ、本年度中に基本構想をまとめる。

 県環境生活部の大森克之部長は「会議でさまざまな意見をもらった。利用団体の使い勝手も考慮し、構想をまとめたい」と述べた。

3597荷主研究者:2019/09/23(月) 15:55:46

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_13028.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
移転の新仙台厚生病院 409病床、完全個室化で24年度開業目指す

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東北大雨宮キャンパス跡地に移転する仙台厚生病院の完成予想図

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 東北大雨宮キャンパス跡地(仙台市青葉区)への仙台厚生病院(同)の移転計画で、新病院の基本設計が6日分かった。入院患者のプライバシーに配慮して409病床を完全個室化する。施設の防災体制も充実させ、2020年秋に着工、24年度の開業を目指す。

 新病院は、雨宮キャンパス跡地約9.3ヘクタールの西側半分を占める約4.1ヘクタールに建設する。敷地の中央には地上9階、延べ床面積4万4800平方メートルの病院棟を建て、南側は緑地帯や保育園、北半分は約650台収容の駐車場を設ける。

 病院棟は自然豊かな仙台をイメージして茶色を基調にした外観とする。救急患者の受け入れ態勢を充実させるため集中治療室を26床整備。屋上の大型ヘリポートや、患者受け渡しが屋内でできる救急車の受け入れヤードも設ける。

 建物は免震構造とし、火災時の防煙機能を強化する。災害時のライフラインの断絶に備えて3日分の電力、ガス、水を確保する。

 仙台厚生病院の現建物は1996年の診療開始以来増築を重ねたが、手狭になったため仙台市中心部での新築移転先を探していた。現病院の土地建物は、14年にオリックス不動産に売却しており、移転後の活用法は未定という。

 病院を運営する一般財団法人厚生会の目黒泰一郎理事長は「都市部の先進病院として、より良質の医療を目指す」と強調した。

 キャンパス跡地の南東側にはイオンモール(千葉市)が開発する商業施設、北東側には野村不動産と住友不動産がそれぞれ大規模分譲マンションを建設する。

3598荷主研究者:2019/09/23(月) 15:56:11

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190907_11037.html
2019年09月07日土曜日 河北新報
集団移転跡地の利活用事業 仙台市が4地区10区画で事業者を募集

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 仙台市は今月下旬、東日本大震災に伴う防災集団移転跡地の利活用事業で、若林区荒浜など4地区10区画(3万7600平方メートル)の事業者を募集する。これまでに5地区31区画(43万7850平方メートル)で募り、面積の9割超を占める25区画(40万9660平方メートル)が決まった。3次募集の今回は新たに4区画(9410平方メートル)を追加し、多彩な事業提案を呼び掛ける。

 募集するのは南蒲生地区2区画(1490平方メートル)、新浜地区2区画(9300平方メートル)、荒浜地区3区画(2万2210平方メートル)、藤塚地区3区画(4600平方メートル)。井土地区は1次募集で全区画が埋まった。

 市はホームページに応募要領を掲載。今月24日〜10月7日に事業提案書を受け付ける。外部専門家を含む選定委員会が審査し、12月上旬に事業候補者を決定。市と覚書や協定を結び、詳細な事業計画書を策定して賃貸借契約を締結する。

 事業提案書などの提出期限を設けた募集は、今回が最後となる。3次募集で事業者が決定しなかった区画は常時募集とし、造成工事に対する支援は打ち切る。

 跡地利活用は2017年9月に1次募集を開始し、18年3月に11区画、同年9月に7区画、19年3月に7区画の事業者が決まった。

 新浜地区は市民団体のカントリーパーク新浜が、水田跡を水辺ビオトープなどに再生。荒浜地区はJR東日本グループの仙台ターミナルビル(仙台市)が、体験型観光果樹園を20年度にオープンさせる。藤塚地区では建設業の深松組(同)が21年秋、農園や温泉などの複合施設「アクアイグニス仙台」を整備する。

 市復興まちづくり課の担当者は「市の支援策は3次募集の終了後に縮小する。魅力的な事業提案を積極的にしてほしい」と話す。

3599荷主研究者:2019/09/29(日) 19:37:36

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190910_13056.html
2019年09月10日火曜日 河北新報
霊屋橋は昭和の「一夜城」? 短い工期の陰に仙台藩祖・政宗あり

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和風の趣の霊屋橋。左奥が経ケ峰

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広瀬川と霊屋橋。自然豊かな景観が杜の都に潤いを与える

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霊屋橋の完成や三百年祭の様子を伝える1935年の河北新報の記事

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 広瀬川に架かる仙台市内の橋で最も古い青葉区の霊屋(おたまや)橋が「現代では考えられない短い工期で造られている」というファクスが、河北新報「読者とともに 特別報道室」に届いた。真相を調べた。

■重機のない昭和初期に8カ月で完成

 石灯籠を配した白い欄干が河畔を覆う緑に映える。霊屋橋は長さ約60メートル、幅約10メートルの鉄筋コンクリートアーチ橋。杉の巨木がそびえる小高い経ケ峰のふもとの霊屋下地区と閑静な住宅街の米ケ袋地区をつなぐ。

 1935(昭和10)年4月16日、大正時代の木製つり橋から架け替えられた。銘板によると34年8月16日に着工し、工事日数は「244日」とある。

 「今のような重機のない昭和初期、わずか8カ月で橋ができるものだろうか」。ファクスを寄せた近くの男性(86)が首をかしげる。一般的な橋の工期を市道路保全課の橋梁係に尋ねると、施工条件によって異なると前置きした上で、橋脚や橋台といった土台部分がおよそ1年以上、橋桁などの上部構造が1年程度という目安を教えてくれた。車や人が通れる橋の場合、少なくとも2〜3年以上はかかるという。

 工事に携わったのは「延べ2万4137人」、1日当たり約100人だ。「それだけ多くの人数を集められれば可能ではないか」と係の担当者は指摘する。

 霊屋橋付近は広瀬川が回り込むように蛇行し、切り立つ崖と深い淵を築く。機械化の進んでいない時代には難工事だったに違いない。なぜ急ぐ必要があったのだろう。

■翌月、華々しく伊達政宗の没後三百年祭

 橋ができた翌5月、伊達政宗の没後三百年祭が市内を中心に催されている。仙台城跡には政宗の騎馬像が設置された。銘板は「藩祖三百年祭の記念事業を兼ね」「一般労働者失業応急事業」で建設されたと記す。経ケ峰は政宗が眠る地。ゆかりの橋を市民が誇る藩祖の節目に間に合わせるため、大量の失業者を投入した突貫工事が行われたのではないか―。推測を裏付ける文章を35年4月16日の河北新報に見つけた。「藩祖公の三百年祭を記念して仙台市が工事を急いでいた霊屋橋はいよいよ立派に完成した」「去年六月三十日起工して以来(中略)二万七千余人の失業労働者が出役」着工の時期は銘板の記録よりひと月半早く、労働者の数も3000人ほど多いが、急ピッチの作業ぶりがうかがえる。

 昭和初期、東北は昭和恐慌(1930〜31年)や度重なる凶作、昭和三陸津波(33年)などの苦難に見舞われた。暗い時代を吹き飛ばそうと、三百年祭の祝賀ムードは高まったに違いない。三百年祭の記事は、霊屋橋を渡る稚児行列を見ようと沿道に人垣ができた様子を伝える。「伊達模様一色に青葉城下を塗り潰(つぶ)す」「雲間に陽、洩(も)れ 祭典気分最高潮」と見出しも晴れがましい。

 霊屋橋をあっという間に造り上げたのは政宗の記念行事に懸ける仙台市民の熱い思いだった。

[メモ]霊屋は伊達政宗の霊廟(れいびょう)、瑞鳳殿を指す。本来は御霊屋と書き、御の字が脱落した後も「おたまや」の読みが残ったとされる。霊屋橋の下流の川床にはセコイヤの化石林が点在。近くの源兵衛淵では、主の大ウナギと上流の賢淵(かしこぶち)から攻めてきた大クモが戦った伝説が残る。

3600荷主研究者:2019/09/29(日) 19:38:16

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00530283?isReadConfirmed=true
2019/9/10 05:00 日刊工業新聞
東北大発VB、廃棄油から機能性成分 食用油製造時に分離

サンプル配布をしているビタミンE類のサプリメント用オイル「こめトコリッチ」(ファイトケム・プロダクツ提供)

 東北大学発ベンチャーのファイトケム・プロダクツ(仙台市青葉区、加藤牧子社長、022・226・8818)は、コメ、パーム、大豆、菜種など食用油製造時の廃棄油から、機能性成分を低コストで高純度に分離する独自技術を実用化する。東北大学ベンチャーパートナーズ(仙台市青葉区)から1億円の出資を受け、2019年内に製造装置を設置。19年度内に米ぬか由来のビタミンE類の製造・販売を始める。

 米ぬかからの米サラダ油製造では廃棄油が多量に発生する。これにビタミンEや、その50倍の抗酸化作用といわれるスーパービタミンE、スクワレン、ステロールなどが入っているが分離が難しい。

 大豆などの由来の天然ビタミンEは真空で200度C前後の多段階蒸留で分離するため、高額で合成ビタミンEに比べ市場が小さい。溶媒に毒性があるメタノールを使うため、使用も食品添加物に限定される。

 東北大学大学院工学研究科の北川尚美教授らが開発した技術は、酸性・アルカリ性を利用したイオン交換樹脂で分離する。50度C、大気圧下で毒性のないエタノールが使える。高収率、省エネで製造コストは従来法の10分の1だ。この高純度のビタミンE類を試薬や食品で提供する。

 さらに他の機能性成分の分離や、バイオディーゼルとなる脂肪酸エステルの製造で、廃棄油の高度利用を進める。装置を含め海外ニーズも高いという。

 ファイトケム・プロダクツは18年6月に資本金2000万円強で設立。地域貢献を重視し東北の基幹産物、コメの副産物の高付加価値化で、仙台近郊に本格的な工場を2年以内に建設する計画だ。

(2019/9/10 05:00)

3601荷主研究者:2019/09/29(日) 19:46:14

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190911_12031.html
2019年09月11日水曜日 河北新報
製造品出荷額 過去最高4兆4696億円 工場の稼働堅調 17年宮城県内

 宮城県内の2017年製造品出荷額(確報)が、16年比8.7%増の4兆4696億円だったことが国の工業統計で分かった。過去最高を記録した16年の4兆1128億円を更新し、6年連続の増加。東日本大震災に伴う復興需要が底堅く推移していることに加え、県内に立地する工場の稼働が堅調だったことが要因とみられる。

 24業種のうち、19業種で16年を上回った。半導体製造装置など生産用機械が50.4%増の4391億円、食料品が10.9%増の6216億円、情報通信機械が33.4%増の1285億円と好調に推移した。

 減少したのは5業種。半導体などの電子部品が6.6%減の5190億円、パルプ・紙が0.7%減の1829億円と落ち込んだ。

 市町村別にみると、27市町村が増加。半導体製造装置の工場などがある大和町(42.2%増)、大崎市(9.8%増)などがけん引した。村田町(25.5%減)や多賀城市(18.2%減)など8市町が減少した。

 東日本大震災前の10年と比べ、仙台市の一部と14市町の沿岸部が10.3%減だった一方、内陸部は71.0%増と対照的だった。自動車関連などの企業立地が進み、数字を押し上げた。

 従業員4人以上の事業所は11カ所増加して2629カ所となり、2年ぶりに増加に転じた。従業員数は6年連続で増加し、2590人増の11万7177人だった。

 原材料費などを除く付加価値額は12.0%増の1兆4271億円で、6年連続の増加。業種別では金額順に電子部品2958億円、食料品2101億円、生産用機械1498億円と続いた。

3602荷主研究者:2019/09/29(日) 19:51:16

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_13024.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
仙台駅東口にも「都心再構築」 整備地域拡大へ市の準備協初会合

 仙台市が10月に始動させる都心再構築プロジェクトで、老朽ビルの建て替えなどを誘導する「都市再生緊急整備地域」の拡大に向けた準備協議会が発足し、初会合が12日に青葉区のエル・パーク仙台であった。

 協議会は学識経験者や経済団体の幹部、金融機関、国、県の関係者ら12人で構成する。会合は非公開で行われ、市によると、東北大大学院工学研究科の姥浦道生准教授が座長に就いた。

 現在の緊急整備地域はJR仙台駅西口の青葉通を中心とした約79万平方メートル。協議会は今後、企業集積が進む駅東口などへの区域拡大を検討するほか、整備方針の見直しなどを議論する。

 市は、協議会が本年度内に決定する拡大区域と整備方針を踏まえ、内閣府に地域の意向を伝える。

 緊急整備地域は都市再生特別措置法に基づき、国が重点的に市街地を整備する地域を指定する。内閣府が7月に「仙台都心地域」を区域拡大の候補地としたため、協議会が発足した。

3603荷主研究者:2019/09/29(日) 19:52:55
>>3511 >>3523
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190913_12007.html
2019年09月13日金曜日 河北新報
NTT東仙台中央ビル解体始まる 放射光施設と連携へ 23年新ビル完成

解体工事が始まった仙台中央ビル=仙台市青葉区

 NTTグループのNTT都市開発(東京)は12日、仙台市青葉区のNTT東日本仙台中央ビルの解体工事を始めた。2023年度の運転開始を目指す次世代型放射光施設(青葉区)との連携を見据えた再開発で、23年6月に新ビルを完成させる見通し。

 現在のビルは1962年に完成。通信機器の営業や電報の受け付けを担っていたが、老朽化や再開発の検討に伴い2017年末に閉鎖された。12日は作業員が敷地を仮囲いするための準備作業に当たった。今後、本体部分と付属舎の内装や設備機器をそれぞれ撤去し解体に取りかかる。完了は20年9月を予定する。

 新ビルは16階程度で延べ床面積約2.4ヘクタールを計画。放射光施設を使用する企業向けのオフィスや寄宿舎、学生や起業家が共同利用するコワーキングスペースを整備し、地上階には市民参画空間として「イノベーションスペース」を設ける。

 新築工事は21年7月に開始する見込み。NTT東日本の担当者は「放射光施設と連携し、地域の街づくりに役立てるようなビルを建設したい」と話した。

3604荷主研究者:2019/09/29(日) 19:55:09

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190914_12023.html
2019年09月14日土曜日 河北新報
再開発、地元が積極関与を CBRE社長・坂口英治氏に聞く

仙台市の都心再開発に必要な施策を提案する坂口社長

 不動産サービス大手CBRE(東京)社長兼最高経営責任者(CEO)の坂口英治氏(52)は13日、仙台市内で河北新報社の取材に応じた。老朽ビルの建て替えを促す同市の「せんだい都心再構築プロジェクト」の成功に向け「地元企業の参画や若者を引き付けるコンテンツが不可欠だ」と指摘した。

 坂口氏は、地元財界が積極的に出資する福岡市の「天神ビッグバン」と呼ばれる都市再生事業と比較。「仙台の大規模再開発は東京資本の大手デベロッパーが主体。彼らは国内外のマーケットを見据えるため、仙台への投資の優先順位が下がり、スピード感がなくなる」と懸念を示した。

 仙台市は高機能オフィスの整備に容積率を最大で2倍にする施策を打ち出すが、要件は1フロアの面積など「全国と比べ、目新しさはない」と言い切る。

 福岡市は再開発地区にスタートアップ支援施設を設けている。「ビルの箱だけでなく、仙台でなければならないコンテンツづくりが必要。地元企業は巨額の投資ができなくても、知恵を絞って都市の方向性を議論するべきだ」と提言した。

 今後の都市づくりは、「若者や外国人をターゲットにしないと立ち行かなくなる」と予測。東北大青葉山キャンパスに建設される次世代型放射光施設との連携を見据え、NTT東日本が青葉区でビル再開発に取り組むことを「IT系人材の流出を防ぐ好事例」として期待を寄せた。

 そのほか、都市の魅力向上のコンテンツとして、国際的なホテル人材を育成する教育機関「ホテルマネジメントスクール」の誘致を提案。「仙台で盛んなスポーツや音楽もヒントになるだろう」と加えた。

3605荷主研究者:2019/09/29(日) 20:04:44

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190918_13022.html
2019年09月18日水曜日 河北新報
東部復興道路開通は10月19日午後3時 震災遺構荒浜小などで式典も

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20190918kahoku01.JPG

 仙台市は17日、東日本大震災で被災した沿岸部に整備したかさ上げ道路「東部復興道路」が10月19日午後3時、全線開通すると正式に発表した。当日は午前11時から震災遺構荒浜小などで式典を行い、関係者が車で通り初めをする。

 東部復興道路のルートは地図の通り。総延長10.2キロで、県道区間6.8キロと市道区間3.4キロで構成する。高さ約6メートルの盛り土構造で堤防機能があり、海岸堤防などとの多重防御で津波の威力を軽減させる。

 工事は9割以上が完了。復興道路から西に延びる三つの「避難道路」も8月末までに整備が終わった。県道塩釜亘理線は、復興道路と並行する区間が市道となる。市は市議会9月定例会に関連議案を提出する。

 式典では郡和子市長や地元の高砂中生徒があいさつし、テープカットで開通を祝う。地元の七郷すずめ連や六郷すずめっこによるすずめ踊り演舞もある。

 開通前の復興道路を楽しむイベントも開かれる。15日にあったツール・ド・東北に続き、29日は若林区まちづくり協議会が「東部かさ上げ道路を歩こう」と題し、事前申し込みの市民と800メートルを歩く。10月6日は地元の新浜、南蒲生両町内会が見学会を開催。13日はバスツアーも行われる。

 郡市長は定例記者会見で「多重防御の要として整備した命の道、命の防波堤だ。全線開通で市の復興事業はハード面がほぼ完了する。ようやくここまで来たという特別な思いで開通日を迎えたい」と語った。

3606荷主研究者:2019/09/29(日) 20:08:00

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49929540Y9A910C1L01000/
2019/9/18 15:21 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台、止まらぬ駅前一極集中 商店街と「体力差」鮮明
(変わる仙台商業地図 藤崎創業200年(上))

3607荷主研究者:2019/09/29(日) 20:09:12
>現行の店舗を解体して新店舗を建設する計画を2020年に決めたいとのこと

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49974500Z10C19A9L01000/
2019/9/19 17:44 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「来年に新店舗計画」仙台の老舗百貨店、藤崎社長
変わる仙台商業地図 藤崎200年(下)

3608荷主研究者:2019/09/29(日) 20:15:39

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49984650Z10C19A9L01000/
2019/9/19 16:26 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市起業家支援策、5社選定 岩手の企業も

3609荷主研究者:2019/10/14(月) 11:31:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50036440Q9A920C1L01000/
2019/9/20 16:36 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市のガス民営化、事業者が注視 焦点は公募条件
(東奔北走)

3610荷主研究者:2019/10/14(月) 11:32:04

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190920_12002.html
2019年09月20日金曜日 河北新報
楽天の自社配送、東北へ進出 まず仙台、名取、多賀城で

 楽天は、電子商取引(EC)サイトの自社配送サービス「Rakuten EXPRESS」の対象エリアに仙台、名取、多賀城の3市を加えた。東北でのサービス提供は初めてで、自社物流網の拡大を順次進める。

 エリア拡大に当たり、仙台市若林区卸町に配送センターを開設。直販事業や一部出店店舗の商品について、午前0時までの時間指定ができる再配達や、住宅敷地内への置き場所指定配達「置き配」といったサービスに対応する。

 効率的な物流の提供で、出店店舗の満足度向上にもつなげる。

 宮城県への拡大で、従来の関東、関西と合わせて対象エリアは10都府県、人口カバー率は約27%となった。

 同社は2019年末までに60%に引き上げる目標を掲げており、今後も既存エリアの対象拡大、新規拠点の整備を進める方針。

3611荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:14
>>3006 >>3404
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190922_13036.html
2019年09月22日日曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>福田町駅、住民悲願のバリアフリー化へ 移設も視野に本格検討

体に重りを着けて階段を歩き、高齢者や妊婦の苦労を疑似体験した6月のイベント

 JR仙石線福田町駅(仙台市宮城野区)のバリアフリー化に向け、市とJR東日本が駅の移設も視野に検討を進めている。現駅舎はエレベーターがなくホームも狭いため、車いす利用者らが使えない。住民は4年前から改善を訴え、署名を集めるなど積極的に活動してきた。早ければ年度内に方向性が固まる見通しで、住民はバリアフリー化の早期実現を心待ちにする。

 市とJR東は今年1月、福田町駅の現地改修とともに、近接地への移設の可能性を探ることで合意した。線路のカーブに沿ったホームのため、エレベーターなどの設置が難しく、直線区間への移設案が浮上した。

 両者は年度内にも可否を判断する。移設が決まれば、JR東は利便性やコストを踏まえて新駅の建設地を選定。市は駅への接続道路、自家用車やタクシーの乗降場、駐輪場の規模などの調査に乗り出すという。

 バリアフリー化は、住民組織「みんなにやさしい福田町駅をつくろう会」が訴えてきた。2015年10月の発足後、市やJR東と意見交換を重ね、17年には約9000人分の署名簿をJR東と市に提出した。

 今年6月には体が思うように動かない高齢者や妊婦になりきり、駅の不便さを疑似体験するイベントを開催し、バリアフリーの早期実現の必要性を発信した。

 車いすを利用する会員の女性は「自宅は福田町駅近くだが、車いすでは乗降できないため、隣の陸前高砂駅を利用している。障害者だけでなく、高齢者や子ども連れにも優しい駅に生まれ変わればいい」と願う。

 JR東によると、現駅舎は1987年3月に完成した。平均乗車人員は1日当たり3971人(2018年度)。東日本大震災後、駅周辺に被災者が移り住んだこともあり、震災前に比べると増えているという。

 住民と市、JR東の意見交換会は11月下旬にも開かれる。つくろう会の野口健三(けんみ)会長(76)は「バリアフリー化の話が具体的になってきたと感じる。住民側からも積極的に意見やアイデアを出し、利用しやすい駅にしたい」と期待する。

3612荷主研究者:2019/10/14(月) 11:33:42

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190923_12023.html
2019年09月23日月曜日 河北新報
仙台圏企業6社が東京でアピール 上場へ 市の支援本格化

「仙台未来創造企業」の経営者が今後の事業展開や地方の可能性を紹介したマッチングイベント=19日夕、東京・虎ノ門

 仙台圏で株式上場を目指す中小企業を伴走型で支援する仙台市のプログラムが本格化している。成長性と意欲が高い地元企業8社を「仙台未来創造企業」に認定。うち6社が9月、東京でベンチャー企業の育成に携わる官民関係者にPRした。支店経済から脱却し首都圏への人材流出を食い止めようと、公平中立を重んじる行政が特定の企業に肩入れする異色の取り組み。5年以内の上場を狙う。

■官民の40人出席

 東京・虎ノ門ヒルズで12、19の両日、経済産業省などが主催するベンチャー企業向けのマッチングイベントに認定6社のトップが登場。「地方×IPO(新規株式公開)」をテーマに、自社の特色や仙台・東北の潜在力を売り込んだ。

 両日とも関係者約40人が発表に耳を傾け、終了後は名刺を交換して交流を深めた。障害者福祉事業やサッカースクール運営を手掛けるゼンシン(名取市)の前田忠嗣社長は「社会的な課題の解決に向け、全国に展開できるビジネスモデル。登山に例えるとまだリュックを背負ったくらいだが、2025年には上場したい」と自信を見せた。

 プログラムは市の「経済成長戦略2023」の柱として本年度スタートした。認定8社に対して公認会計士や社会保険労務士など専門家が随時助言。財務、労務面の強化や中核的な人材の確保、情報発信など上場に必要な分野を網羅的に集中支援する。本年度の事業費は約1200万円。

 市の杉田剛経済企画課長は「東京では地方のベンチャー情報が少なく、仙台の魅力を知ってもらういい機会になった」とイベント参加の意義を語る。認定8社へのサポートを継続するとともに、20年度には認定企業を増やしたい考えだ。

■成長への一手に

 東北では、車用品販売イエローハットなどを運営するホットマン(仙台市)が14年に上場して以降、新規上場はゼロ。この間、上場がないのは、全国の各ブロックで東北だけだ。

 東京証券取引所の宇寿山図南(うずやまとなみ)上場推進部課長(登米市出身)は「地域経済の発展には、若年層雇用の受け皿が不可欠。会社の魅力をアピールし、成長させる手段の一つがIPOだ」と指摘。「東北でまず1社上場すれば、象徴となり次につながる。仙台市などが構築した支援網を活用し、新規上場に手を挙げる企業が増えてほしい」と期待する。

3613荷主研究者:2019/10/14(月) 11:38:50

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50149870U9A920C1L01000/
2019/9/24 19:00 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
函館取り込む「仙台空港観光圏」 訪日客の拠点に
転機の東北観光(上)

3614荷主研究者:2019/10/14(月) 11:57:53
>>3364 >>3560
http://www.jcpress.co.jp/wp01/?p=24346
2019/9/25 宮城版
復建技術で立体化検討 国道4号/仙台BPの苦竹IC以南(仙台河川国道)

 国土交通省仙台河川国道事務所は、「仙台バイパス道路設計業務」の一般競争入札を19日に開札し、総合評価を経て復建技術コンサルタント(仙台市青葉区)が1942万円で落札したことを明らかにした。今後に同社と契約を結ぶ。この業務では、国道4号仙台拡幅の一環で、仙台市内の苦竹インターチェンジ(IC)付近から南側の名取川付近までに至る区間を対象に、渋滞解消に向けた立体交差化の検討などを行う。

 同業務の内容は、道路の概略設計と予備設計、平面交差点の予備設計、ダイヤモンド型ICの予備設計で、履行期間が2020年2月28日まで。

 道路の概略設計は、同市宮城野区日の出町〜若林区卸町の箱堤交差点から、同市太白区郡山4丁目の鹿の又交差点までに至る延長約4km区間を中心に、現道の拡幅や、区間内にある交差点の立体化などを検討する。

 同区間内の主要な交差点は、すでに仙台拡幅で立体化の事業が動き出している箱堤交差点〜卸町交差点のほか、六丁目交差点、蒲町交差点、沖の一丁目交差点、若林4丁目交差点などがある。

 一方、道路や平面交差点、ダイヤモンド型ICの予備設計を作成するのは、鹿又交差点から、郡山7丁目の篭ノ瀬交差点までに至る区間。この区間は立体化が都市計画決定しているため、概略設計の対象区間よりも熟度が高まっている。

 箱堤交差点から名取川付近までの国道4号仙台バイパスは、都市計画決定で標準幅員が46m程度となっており、すでに同水準の現道幅員は確保できているものの、渋滞が発生しやすくなっている。仮に鹿の又交差点〜篭ノ瀬交差点以外の交差点も立体化するとなれば、計画段階評価や都市計画決定の変更などが必要になる見通しで、かなり時間がかかることが予想される。

 なお、苦竹ICから箱堤交差点までに至る区間は、すでに仙台拡幅で事業が動いている。箱堤交差点は、卸町交差点付近までに至る延長1.4km区間を立体化する。計画では、橋長439mの4径間連続鋼箱桁+4径間連続鋼鈑桁橋の高架橋を架け、箱堤交差点で交わる仙台市道元寺小路福室線の上に国道4号を通す。

 本年度は高架橋の詳細設計業務をセントラルコンサルタント(東北支社・仙台市青葉区)、前後道路の詳細設計業務を福山コンサルタント(同)に委託した。立体化の事業費は120億円を試算。2024年度までの完成を目指している。

3615荷主研究者:2019/10/14(月) 11:58:39
>>3614
https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area1/5201/
2019-09-25# 物件(仙台圏)
東北整備局/4号仙台バイパスの道路設計/復建技術コンサルに決定/概略設計4㎞および鹿の又、篭ノ瀬の立体交差予備設計

 東北地方整備局仙台河川国道事務所は、仙台市内の国道4号仙台バイパスで渋滞緩和箇所整備の一環として実施する道路設計業務の一般競争入札(総合評価落札方式)を19日に行い、1942万円で復建技術コンサルタントの落札を決めた。

 入札者は落札者のほか三井共同建設コンサルタント、中央コンサルタンツ、大日本コンサルタント、オリエンタルコンサルタンツ、ドーコン、構研エンジニアリング、近代設計だった。

 業務内容は道路概略設計(B)一式、道路予備設計(A)一式、平面交差点予備設計一式、ダイヤモンド型IC予備設計一式。履行期間は2020年2月28日まで。

 今回の業務は、国道4号仙台拡幅として事業を進めている仙台市宮城野区の鶴ケ谷工区の南側で、箱堤交差点の南側を対象に渋滞の改善を目的に道路概略設計を行うほか、交差点での渋滞解消を図る目的で立体化するための予備設計を行うもの。

 概略設計の対象区間は、宮城野区と若林区の境界部にある箱堤交差点から太白区の鹿の又交差点までの4㌔㍍が対象。同区間内はすでに上下線で6車線化が完了しているほか、両側に1車線の側道を設けている。委託では渋滞対策の方向性を検討し円滑な交通確保を図るための設計を行う。

 予備設計では立体交差に向けた交差点の設計で、対象は鹿の又交差点や篭ノ瀬交差点等を予定、具体的には橋梁による交差を想定しており、委託の中で橋梁の規模等を詰めるとしている。また、立体化に伴い付随する平面交差点やダイヤモンド型ICの予備設計も作成する。

 今後、20年度以降も引き続きコンサル業務を行い、具体化を目指すとしている。

3616荷主研究者:2019/10/14(月) 11:59:18

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190925_13027.html
2019年09月25日水曜日 河北新報
<宮城野ウイーク>住民参加で都市型公園整備 仙台駅東地区、21年度利用開始

公園の完成イメージ。右手前の1号公園に複合遊具、左奥の2号公園に芝生広場を設置する

 仙台市宮城野区のJR仙台駅東地区で、住民参加型の公園整備が進んでいる。2021年度の利用開始を目指す「駅東1号・2号公園(仮称)」。区公園課が住民との意見交換会を設置し、整備計画や基本設計を練り上げた。駅に最も近い立地を生かし、ステージや芝生広場がある「イベント公園」にする。住民は地区の青写真を描きながら完成の日を心待ちにする。

 駅東1号・2号公園は市道元寺小路福室線の宮城野橋に隣接。駅東口から約400メートルの距離にあり、橋の下をくぐる特殊道路で名掛丁の藤村広場とつながる。

 公園面積は合わせて約3000平方メートル。東側の2号公園に芝生広場やステージ、西側の1号公園に複合遊具や鉄棒、ブランコ、トイレや駐輪場を設ける計画で、本年度内に着工する。

 昨年11月、区公園課は住民との意見交換会「みんなでワクワク会議」を発足させた。今年3月まで計4回開催し、公園のコンセプト、設備や遊具の種類、配置場所などを議論。基本計画や基本設計を固めた。

 駅東地区では長く土地区画整理事業が行われ、地元3町内会は約10年前から公園の在り方を含め、地区の将来像を考えてきた。意見交換では議論の経過を踏まえ「駅から近くイベントに活用できる」「人が集まれば治安が良くなる」など多様なアイデアが出された。

 最終的には、防犯対策として一定の見通しを確保すること、にぎわい創出のためイベント用の広場を設けることなどが決まった。将来は「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」「みちのくYOSAKOIまつり」の会場に名乗りを上げることでも一致した。

 3町内会の関係者は「住民の議論が計画に反映されたことは意義深い。にぎわいのある都市型公園にしたい」と期待を膨らませる。

3617荷主研究者:2019/10/14(月) 12:14:33

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190926_11020.html
2019年09月26日木曜日 河北新報
富谷への最終バス、午後11時台に繰り下げ 仙台・泉中央駅で実証運行

 富谷市は25日、仙台市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷市内への宮城交通(仙台市)の路線バスについて、平日の最終便を現行の午後10時台から午後11時台に繰り下げる実証運行が10月1日から実施されると発表した。

 期間は2020年3月31日までの半年間で、対象はともに午後11時32分泉中央駅発の新富谷ガーデンシティ線(外回り、終点イオン富谷店)と、泉ケ丘大富線(終点富谷営業所)の2路線。通常運賃の100円(小児、障害者は50円)増しとなり、現金で支払う。

 泉中央駅から富谷市内への平日のバス最終便は以前は午前0時台まであったが、運転士不足のため次第に繰り上がり、16年10月から午後10時台になった。深夜便復活を求める声を受け、市は宮城交通に要望し、運転士募集の周知に協力するなどして協議してきた。

 若生裕俊市長は記者会見で「関係者の配慮のおかげで実現した。正式なダイヤとして運行されるよう市も努力したい」と述べた。

3618荷主研究者:2019/10/14(月) 12:21:39

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12001.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
中国国際航空 仙台-上海線 当面週2往復で

 中国国際航空が11月3日から水、金、日曜の週3往復で運航する予定だった仙台-上海線について、金曜の便を当面運休し、週2往復で運航することが26日、分かった。詳しい理由は不明だが、関係者によると12月か1月から金曜も運航できるよう調整中という。

 同社ホームページで26日、10月27日以降の下期スケジュールとして仙台-上海線を水、日曜の週2往復で運航することなどを発表した。「スケジュール調整のため」としている。

 同社は現在、仙台-北京線(上海経由)を週2往復運航。11月3日から路線を再編し、中国・北京を大連経由で結ぶ定期路線の運航を7年ぶりに再開して火、土曜の2往復、仙台-上海線は週3往復の運航を予定していた。

 11月3日以降の金曜の便の航空券の購入者には別の曜日の便への振り替えか払い戻しで対応する。

3619荷主研究者:2019/10/14(月) 12:22:03

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201909/20190927_12002.html
2019年09月27日金曜日 河北新報
長町駅東に12階の賃貸マンション 低層部は商業施設 21年春開業

商業施設を併設した賃貸マンション(中央)の完成イメージ(JR東日本仙台支社提供)

 JR東日本仙台支社などは26日、仙台市太白区のJR長町駅東口前に賃貸マンションを建設すると発表した。同社が東北エリアで賃貸住宅事業に着手するのは初めて。鉄筋12階、総戸数90戸で、低層部は商業施設になる。総事業費は約28億円。21日に着工しており、2021年春の入居開始と開業を予定する。

 JR長町駅から徒歩1分、仙台駅まで1駅5分の好立地をうたう。延べ床面積約6960平方メートルのうち、住宅部分は約4970平方メートル。単身からファミリー層まで幅広い世帯に対応し、間取りは1Kから3LDKまで取りそろえる。入居者は20年秋から募集する。

 商業施設は2階建ての南棟と、12階建て北棟1、2階部分の延べ床面積約1990平方メートル。デッキで2棟の2階をつなげ、飲食・物販店、理美容店、学習塾といったサービス業を中心に展開。近隣の商業施設や医療施設、スポーツ施設との相乗効果を視野にテナントの配置を検討する。

 建設地は仙台市が1997年から開発を進める「あすと長町土地区画整理事業」の一画。同社の坂井究仙台支社長は「長町は利便性の高い地域で、賃貸住宅の需要もある。駅周辺全体の活性化に期待している」と話す。

3620荷主研究者:2019/10/14(月) 12:35:38

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50555390T01C19A0L01000/
2019/10/3 17:18 日本経済新聞 北海道・東北
USENHD、仙台オフィス改装

3621荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:05

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593310U9A001C1L01000/
2019/10/7 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
「地元に愛される次世代光施設に」 行脚重ねるキーマン
放射光が拓く未来(1)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50593610U9A001C1L01000/
2019/10/8 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
宮城の「下町ロケット」 光の威力に翻意
放射光が拓く未来(2)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50702280X01C19A0L01000/
2019/10/9 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台市、放射光施設活用へ本気支援 経済けん引役に
放射光が拓く未来(3)

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50708780X01C19A0L01000/
2019/10/10 6:30 日本経済新聞 電子版 北海道・東北
仙台の放射光施設活用、データ解析に目を付けたNTT
放射光が拓く未来(4)

3622荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:26

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00533565?isReadConfirmed=true
2019/10/8 05:00 日刊工業新聞
アイリスオーヤマ、東北大の次世代放射光施設に出資

【仙台】アイリスオーヤマは、東北大学青葉山新キャンパスに建設予定の「次世代放射光施設」のコウリション(有志連合)・メンバーに5000万円で加入、出資する。運用開始から10年間、年間最大200時間施設を優先利用できる。パックご飯やコメなどの食品事業に加え、家電、発光ダイオード(LED)照明の研究開発、品質向上に活用する。運用開始予定の2023年までは、既存の放射光施設「スプリング8」を試験的に利用し、活用に向けた課題を洗い出す。

(2019/10/8 05:00)

3623荷主研究者:2019/11/04(月) 19:58:49

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO50807310Z01C19A0L61000/
2019/10/9 19:56 日本経済新聞 電子版 南関東・静岡
静岡の三光ダイカスト、宮城に新工場 HV・EV向け部品

3624荷主研究者:2019/11/04(月) 20:00:28

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191010_12011.html
2019年10月10日木曜日 河北新報
仙台市バス全45路線赤字 営業係数は減便でやや改善

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191010kahoku01.JPG

 仙台市交通局は、2018年度決算に基づく市バスの路線別「営業係数」を公表した。全45路線が赤字となったが、営業係数は17年度と比べやや改善した。今月下旬からバス車内や一部停留所に係数を掲示し、経営状況を市民に知らせる。

 営業係数は100円の収入を得るためにかかる費用で、100を超えると赤字を意味し、数値が大きくなるほど採算性が良くない。

 18年度の路線別係数は表の通り。路線数は泉松陵高校線が18年4月に廃止され、45路線に減った。営業係数が改善したのは37路線、悪化したのは7路線で、岩切線は横ばいだった。

 全路線の平均は152で17年度の157からわずかに改善した。18年4月のダイヤ改正で全体の2.4%を減便した効果で、福田町四丁目線、東部工場団地線の不採算上位の2路線の係数が大きく改善された。

 全45路線の営業収支は約34億円の赤字となった。赤字幅が最も大きかったのは17年度と同様、鶴ケ谷・南光台線で2億3070万円。最小は桜ケ丘線の561万円だった。

 市交通局は循環観光バス「るーぷる仙台」を除く全472台のバス車内に路線別営業係数を掲示。係数400以上の八ツ森線など8路線は、上りの停留所計92カ所に経由地が異なる系統別の詳しい係数を掲げる。

 市交通局の担当者は「沿線住民に厳しい経営状況を理解してもらい、市バスの利用を促したい」と話す。

3625荷主研究者:2019/11/04(月) 20:23:24

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191017_13031.html
2019年10月17日木曜日 河北新報
定禅寺通を憩いの空間に 車道1車線を規制、官民組織が社会実験

立町エリアの歩道で行われる社会実験。18日からの3日間は車道の一部にもテーブルセットが配置される=9日、仙台市青葉区立町の定禅寺通

 杜の都のシンボルロード、仙台市青葉区の定禅寺通の活性化に取り組む官民組織「定禅寺通活性化検討会」は18〜20日の3日間、車道の一部を開放する。6月から行ってきた社会実験の一環で、初めて実施する。

 東京エレクトロンホール宮城(県民会館)前の国分町エリアと、せんだいメディアテーク向かいの立町エリアの2カ所(地図)で開く。

 国分町エリアでは、ウッドデッキの上にベンチを配置した仮設休憩施設「パークレット」を置く。立町エリアでは、歩道にテーブルと椅子を並べ、市民に利用してもらう社会実験「リビング・ストリートプロジェクト」を実施中。18日から3日間は対象区域を拡大し、周辺のパン屋や酒店5店が販売ブースを設ける。

 開催時間は、国分町エリアが午前11時(18日は正午)〜午後8時、立町エリアが午前10時(18日は午前11時)〜午後8時半。

3626荷主研究者:2019/11/10(日) 22:25:22

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51353250U9A021C1L01000/
2019/10/24 17:54 日本経済新聞 北海道・東北
テクノ情報システム、仙台に拠点

3627荷主研究者:2019/11/10(日) 22:34:02

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191025_13030.html
2019年10月25日金曜日 河北新報
仙台・泉古屋敷橋あす架け替え 車の擦れ違い可能に 歩道も整備

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku01.JPG
車が擦れ違えず交互通行を余儀なくされる現在の古屋敷橋(左)と架け替えられた新しい橋=仙台市泉区

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191025kahoku02.JPG

 幅が4メートルと狭く車が擦れ違えなかった仙台市泉区の七北田川に架かる古屋敷橋が26日午後2時、新しい橋に切り替わる。これまでは対向車が来ると、どちらかが橋の手前で停車し、相手をやり過ごす必要があった。架け替えでスムーズな通行が可能になる。

 古屋敷橋は県道仙台北環状線と泉区野村地区を結ぶ市道の一部。付近にはシェルコムせんだいなどの体育施設が立地し、一定の交通量がある。

 現在の橋は1970年に完成。歩道もなく、事故の危険が高かった。橋の南側たもとの交差点も変則的な形状で、対向車が橋を渡るのを待つ車で渋滞することも日常的な光景だった。

 区は渋滞と事故の危険を解消するため2016年に架け替え工事に着手。片側1車線と歩道を確保できる新しい橋を整備した。総工費は約6億5000万円。南側の交差点も改良し、見通しを良くした。

 泉区道路課は「擦れ違いが可能になっても南側交差点では一時停止する必要がある。安全運転を心掛けてほしい」と訴える。

3628荷主研究者:2019/11/10(日) 22:37:49

https://www.kensetsu-sinbun.co.jp/miyagi/article/bukken-area3/5326/
2019-10-28# 物件(石巻・気仙沼)みやぎ建設新聞
東松島市/矢本駅前周辺の交通環境整備構想/国際開発コンサルに決定/8.8haを対象に南北通路の設置案なども検討

 東松島市は、矢本駅前周辺交通環境等整備構想策定業務の委託先選定へ、24日に指名競争入札を行い3落の2100万円で国際開発コンサルタンツの落札を決定した。

 入札には落札者のほかにオオバ、ナカノアイシステム、東日本総合計画、大日本コンサルタント、東京コンサルタンツの6社が参加。予定価格は2120万円だった。

 JR仙石線矢本駅周辺は、1日当たりの平均乗車人口が東日本大震災以降増加傾向にあり、2010年度比で約1・2倍の約1200人となっている。このため、通勤・通学時間帯には駅ロータリースペースで渋滞が発生するなど改善が求められている。

 今回の業務では、渋滞緩和などを目的に駅前周辺8・8㌶を対象に交通量調査を行い、今後の駅前周辺の整備構想を策定する。

 また、業務の中で対象区域内にあり築後66年を経過した市営北浦住宅の解体や南北通路の設置案などの検討も進める方針。

 業務期間については年度内を予定しており、20年度以降の具体化を目指すとしている。

3629荷主研究者:2019/11/19(火) 22:53:40

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191030_12001.html
2019年10月30日水曜日 河北新報
仙台空港バンコク線、5年ぶり運航再開 貨物需要の開拓狙う

3、5月にはチャーター便を使った貨物搭載実験が行われた=3月、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開する。機材はボーイング777-200機(定員309人)で仙台発着の定期線で最も大きく、貨物輸送力も高い。空港を運営する仙台国際空港(宮城県名取市)は、東日本大震災以降落ち込んだ貨物取扱量の回復を期し、タイと取引のある企業などに働き掛けを強める。

 「タイには東北に関連する製造業の拠点があり、日本食も人気だ。成田空港経由で確立された物流に対し、直行便の迅速さと価格競争力でアピールしたい」。仙台空港の岡崎克彦取締役航空営業部長は言う。

 仙台発着の定期線は小型機材が中心で、貨物スペースが乗客の荷物でほぼ満杯になるが、バンコク線は最大約16トンの貨物が積める。仙台発の初便では、これまで成田経由だった精密機械などを運ぶ。

 企業側も歓迎する。センコン物流(名取市)は、昨夏からタイに仙台牛を冷凍で輸出しており「冷凍品の陸送費は高く、仙台空港から送るメリットは大きい」と前向きだ。ベトナムで受託運営する宮城県のアンテナショップ向けの加工品なども仙台空港から運ぶ方針という。

 一方、カツオなどの生鮮魚介を羽田経由でタイに送る仙台水産(仙台市)は「利用したいが現状では難しい」。運航する水、金、日曜が市場の休日などと重なるためだ。現地の卸問屋は「仙台空港発」をうたって販売を増やす意向があり、台湾経由などでの輸送も検討する。

 また、国際貨物は小口の貨物を一つのコンテナにまとめる混載が主流で「自社単独では相当量がないとコストが厳しい」(宮城県内の企業)との声もある。

 仙台空港は16年の民営化以降、新規就航や増便効果で、18年度旅客数は過去最多の約361万人を記録した。ただ、貨物取扱量は10年度の約1万1857トンに対し、18年度は約7089トン。被災の影響で成田に流れたまま回復していない。うち国際貨物は992トン(前年度比48.9%増)だ。

 仙台国際空港は44年度の貨物取扱量2万5000トンを目標に掲げ、新たな貨物誘致に力を入れる。岡崎部長は「バンコク線は、宮城県が目指す仙台空港24時間化や国際貨物専用便の就航などに向けた試金石にもなる」と安定した貨物輸送に意欲を見せる。

3630荷主研究者:2019/11/19(火) 22:58:32

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201910/20191031_12012.html
2019年10月31日木曜日 河北新報
仙台-バンコク線5年ぶり再開 来年夏にも毎日運航

運航再開の記念セレモニーでテープカットする郡和子仙台市長(左から2人目)とスメート社長(同3人目)=30日午前9時20分ごろ、仙台空港

 仙台空港とタイ・バンコクを結ぶタイ国際航空の国際定期路線が30日、5年ぶりに運航を再開した。当面は週3往復の運航を予定するが、同社幹部は利用が順調に推移すれば、来年7月にも毎日運航に切り替える計画を明らかにした。

 バンコク発の第1便が午前7時50分ごろ、歓迎の放水シャワーを浴びて仙台空港に着陸した。ほぼ満員の333人を乗せ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港から約6時間で到着。東北6県の職員や観光関係者、ご当地キャラクターに出迎えられた。約3時間半後には仙台出発便も320人を乗せて飛び立った。

 定期路線はバンコク発が火、木、土曜の午後11時59分(現地時間)出発で所要時間5時間41分。仙台発は水、金、日曜の午前11時15分(日本時間)出発で6時間50分。通常の機材はボーイング777-200型機(309席)を使用する。

 スメート・ダムロンチャイタム社長は仙台空港での歓迎イベント後、定期路線は80%程度の搭乗率を見込んでいるとし、「うまくいけば毎日の定期便となる」と将来の増便に言及した。

 同社幹部は「子会社のタイスマイル航空が香港か台湾・高雄経由で、仙台-バンコク線を週4便運航することを検討中。実現すれば(タイ国際航空と合わせ)毎日運航となる。早ければ来年7月から飛ばしたい」と補足説明した。

 タイ国際航空は2013年12月に仙台-バンコク線を就航させたが、タイの反政府デモの影響で14年3月に運休。近年、チャーター便で東北を訪れるタイ人観光客の急増を受け、路線再開に踏み切った。

3631荷主研究者:2019/12/01(日) 10:45:49

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191107_13037.html
2019年11月07日木曜日 河北新報
<いぎなり仙台>いいっちゃ道巡り[3]宮城の萩大通り(宮城野、若林区)/ハギ咲く風景 今は昔に

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku02.JPG

http://tohazugatali.web.fc2.com/MIYAGI/20191107kahoku01.JPG
広々とした宮城の萩大通り。写真上方、大和町2丁目交差点から北側は片側2車線に変わる=仙台市若林区中倉1丁目

「畑だけのところに片側3車線の道路ができてびっくりしたものです」と昔を語る野沢さん

 北は仙台市宮城野区萩野町から、南は若林区古城の国道4号仙台バイパスに至る約3.1キロ。最大6車線、幅36メートルの大通りを車も人もひっきりなしに行き来する。

 ミヤギノハギといえば、しだれ咲く紅紫色がかれんな宮城県花だが、周囲にはほとんど見当たらない。中央分離帯も歩道も、すっくと伸びるイチョウばかり。

 通りの西側に暮らして70年以上になる若林区の白萩町内会長の野沢徳行さん(82)は「かつては一帯が畑で、夜は荒浜の海鳴りが聞こえてくるような場所だった。ハギもたくさん咲いていましたよ」と振り返る。

 沿道にはスーパー、飲食店、紳士服店、ジムなど大小の店舗が並び、住宅街が広がる。高度経済成長期以前ののどかな風景を思い浮かべるのは難しい。

 年に2回の清掃活動には約1500人が参加する。キャンペーン実行委員長でもある野沢さんは「メインの通りを大切に思う住民の心意気で、ここ数年すっかりごみが減りました」。花はなくても、名にたがわぬ美しい通りなのだ。

(阿曽恵)

[宮城の萩大通り]1986年の道路開通を記念し、沿道の商業者らが地域住民を対象に自主的に愛称を募集し、決定した。正式に市が認定したのは97年。それまでの行政主導ではなく、地域の要望に基づいて愛称を付ける仕組みの先駆けとなった。


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