◆「中国の美辞麗句を信じるな」
米シンクタンクCenter for the Presidency & Congress(CSPC)のシニアアドバイザー、シャーマン・カッツ氏は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に、「なぜWTOは中国国営企業の力を抑えなければならないのか」と題した記事を寄稿。中国を牽制する今回の動きを「正しい方向に向いた一歩だ」と歓迎している。
タンブル首相は、オーストラリアが輸入関税適用を免除されるというのは豪政府の外交努力の成果としているが、まだ確証はないとの声もあり、また、中国からアメリカへの鉄鋼、アルミの輸出量はそれほど大きくなく、今回の輸入関税は緒戦に過ぎず、今後、中国を対象とする貿易対立が本格化するのではないかとも予想されている。そうなれば、アメリカとの貿易国からの影響が今回の輸入関税措置以上にオーストラリアにとって厳しいものになる可能性が言われている。
■ソース
Donald Trump, Malcolm Turnbull hit on deal to exclude Australia from new US tariffs