「大学全入時代」を迎え、格差が拡大するなかで、日本人は『勝ち組』を指向し、「工場嫌い」は更に加速するだろう。そして、人口が減少し始める2020年までには壊滅的レベルに達する。『日本人の職を外国人が奪う』のでは無く、『その職そのものが日本人から見放されている』のだ。そこに待つのは日本の根幹産業の破滅である。
国粋的な視野で反対するのもいいが、再び「無策な日本式先送り」「世界のスピードについていけない」と、ホワイトハウスの内部文書で指摘されるのは間違いない。世界経済予測に定評がある国際石油資本(メジャー)のシェル・グループが指摘するように、日本は「改革競争に取り残された国」であり、衰退は確実だ。ソニーなど日本企業が邦銀を見捨て、モルガン銀行やクレディ・スイス(スイス銀行)が「大手邦銀の倒産」を前提にした取引をしているのも「理に適った判断」だ。
Posted by 『消え行く日本』の方策② 龍眷 at 2008年07月10日 17:18