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幸せを運ぶ青い花のようです

1 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:06:06 ID:oseQiRso0
(#゚;;-゚)「ねぇねぇ、おじいちゃん!何かお話聞かせて!」

( ФωФ)「なに?まだ聞きたいのであるか?しょうがないでるなぁ......じゃあ、最後にちょっとだけであるよ?」

(*#゚;;-゚)「わぁーい!」

( ФωФ)「やれやれ......それじゃあ、この街に伝わるとっておきの昔話を聞かせてあげるのであるよ」

(#゚;;-゚)「この街の?」

( ФωФ)「そうである、ちゃんときいてるのであるよ?......んんっ!えーと......『昔々、ある小さな村に、一人の悪魔が住んでいました。』」

( ФωФ)「『悪魔は村の人たちの病を治す代わりに、村人たちから沢山のものを奪い取る、とても悪い悪魔でした』」

(#゚;;-゚)「怖いねー」

( ФωФ)「そうであるなぁ......『でも、村の人たちは病を治してくれる悪魔を追い出すわけにもいかず、長い間苦しい生活を続けていました』」

( ФωФ)「『ある日、悪魔はある花を見つけました。それは、どんな病も治す、魔法の青い花でした』」

( ФωФ)「『花を見つけた悪魔はこれを独り占めしてしまいました』」

(#゚;;-゚)「えー、どうしてー?」

( ФωФ)「悪い悪い悪魔であるからなぁ。皆にはあげたくなかったのであるよ」

(#゚;;-゚)「そっかー......」

( ФωФ)「『それを見た村人の一人は勇敢にも悪魔に立ち向かいました。それは村皆のものだ。皆で分け与えなくちゃいけないんだ、と』」

(#゚;;-゚)「うんうん」

( ФωФ)「『それを聞いた悪魔は激怒し、村人に襲いかかろうとします。しかし、勇敢な村人は恐れず悪魔に戦いを挑みました』」

2 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:06:48 ID:oseQiRso0
( ФωФ)「『そんな勇敢な村人の姿を見て他の村人たちも勇気が湧いてきます。気がつけば村人皆が力をあわせて悪魔に挑みました』」

(#゚;;-゚)「それでそれで!?どうなったの!?」

( ФωФ)「ふふっ、もちろん、正義が勝つ、であるよ。『力を合わせた村人たちに悪魔はなすすべなく、倒されました。こうして村人たちは魔法のお花を手に入れることができたのです』」

(#゚;;-゚)「わぁー、めでたしめでたしだね!」

( ФωФ)「『ですが、倒された悪魔は怒り、村人たちに魔法をかけました。するとなんということでしょう。せっかく手にいれた魔法のお花は枯れてしまい、村人たちは病に倒れてしまいました』」

(#゚;;-゚)「えぇー!?ひどーい!」

( ФωФ)「『皆がもうダメだと、諦め、悪魔に助けを求めそうになるなか、あの勇敢な村人だけは諦めませんでした』」

( ФωФ)「『山を登り、森を進み、川を越え、魔法のお花を探しました』」

( ФωФ)「『そうして何日も探したある日。彼はついに魔法のお花を見つけるのでした』」

( ФωФ)「『そこは一面の魔法の花畑!これだけあれば村の皆を助けるどころか、これからもずっと安心して暮らしていけるでしょう』」

( ФωФ)「『そう、それは勇敢にも戦い続けた村人への、神様からの贈り物だったのです』」

( ФωФ)「『そうして、魔法のお花を持ち帰った勇敢な村人は悪魔のように独り占めせず、皆に配りました。こうして村は救われ、これからもずっと平和に続くのでした。めでたしめでたし』さて、どうであったであるか?」

(#゚;;-゚)「おもしろかったー!」

( ФωФ)「ふふ、そうであるか。いいであるか?お話の悪魔みたいに、独り占めする悪い子になっちゃダメである。分かったであるか?」

(#゚;;-゚)「はーい!」

( ФωФ)「ふふっ、いい子である。それじゃあ、おやすみなさい」

3 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:08:27 ID:oseQiRso0
.........
......
...

昔々、ある小さな山の奥の村がありました。
その村は街から遠く離れており、人の行き来はなく、外界との交流はほぼないと言っていいほどです。
そんな村に老夫婦と暮らす一人の若者がいました。

( ・∀・)

彼はこの村で唯一の薬師でした。
村のすぐそばの森に赴き、薬草を探しては薬を作り、村の皆に配る。
村の人々のためならばと、一生懸命に頑張る、とても心優しい若者でした。

( ・∀・)「はい、今日のお薬だよ。少し苦いけど、ちゃんと飲んでね」

( ´∀`)「はいはい。ありがとねぇ......あ、これお礼のキノコ。美味しいから食べてみてね」

( ・∀・)「あ、ありがとうございます!これ、おじいちゃんが好きなやつですよ!」

彼は今日もいつものように薬を作っては彼の家へ来る村人たちに薬を渡していました。
そんな優しい彼に、村人たちはお礼にと食べ物や道具など、色々なものでお返しをしておりました。

( ´∀`)「でもごめんねぇ。薬なんて高いもの、こんなキノコとだなんて」

( ・∀・)「いえいえ、いいんですよ。これは僕の趣味みたいなものですから」

彼は本当に優しい若者でした。
外界との交流が少ないため価値観が薄いのもありますが街にいけば高く売れる薬であってもお金を取ることはなく、困っている人に渡して回る。
明らかに交換してもらっているものとつりあわなくても気にせず村の人のためならと渡してしまう。
そんな、どこまでも他人のためにと暮らしていました。

4 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:10:10 ID:oseQiRso0
( ・∀・)「さて、今日も薬草を探さないと......」

さて、そんな彼がある夏の日に森に入ったときのこと。
夏を迎えたからか森は一層青々と木々が生い茂り、見渡す限り草で囲まれていました。

( ・∀・)「やれやれ、薬草が見つけづらくて大変だなぁ」

彼がいつも薬草を探す場所は、この草木のさらに奥。
とてもじゃありませんが踏み入れそうにありませんでした。
仕方ないと彼はいつもとは違う、少し岩場になっている場所に向かうことにしました。

そこは草木は少なく村からもそこまで離れていないため行きやすいものの有用な薬草が少なく、動物も近づかないため狩りにも適していない場所です。
そのため普通ならば彼はもちろん、村の人々もあまり近づかない場所でした。

( ・∀・)「うーん......」

試しに来てみたはいいものの予想通りというべきか、彼がそこで薬草を探してみると全くといっていいほどなにも見つかりません。
今日はなにもなしかと帰ろうと村に引き返そうとしたときに彼はあることに気がつきました。

( ・∀・)「おや、これは何だろう?」

それは岩場の隙間から生えた花でした。
見たこともないようなキレイな青の花です。
そんなキレイな花に見とれつつ、彼は昔読んだ薬草の本を思い出しました。

( ・∀・)「これ、もしかして万能薬の花じゃないのか?」

そう、それは図鑑の中でしか見たことがなかった万能薬のお花だったのです。
どんなに立派な街でもなかなか見ることができないほど珍しいものでした。

5 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:11:24 ID:oseQiRso0
( ・∀・)「わぁ!!」

彼は思わず小躍りし、その花を眺めます。
すると、初めは岩の影で全く気がつきませんでしたがよくよく見てみると辺りの岩場の隙間のいたるところから同じ花が咲き誇っているではありませんか。
これには思わず彼もびっくりしてしまいます。

( ・∀・)「す、すごいぞこれは!これなら皆がどんなに病気になっても大丈夫だ!」

おそらく遠くの街で売ればとてつもないお金になる花がそこにありました。
しかし、彼はそんなことは微塵も考えたりしません。
すぐに頭に浮かんだのは村で持病を持つ人々。
そんな彼らを救ってあげられる。
そんな他人のことを考え、幸せを感じていたのです。

( ・∀・)「さあ、早く摘んで帰らないと」

一刻も早く村の皆に届けたい彼は花を摘みます。
とはいえむやみやたらに全てを摘んだりはしません。

( ・∀・)「全部取っちゃったらもうとれなくなっちゃうからな」

村のこれからのことを考え、全てはとらずに残しておくことにしました。
草の様子を見るに根元からとらなければまだまだ花が咲きそうです。
そうして残った花を見て彼は笑います。
この花があればこれからどんな病気が村を襲っても大丈夫でしょう。
ただでさえ、周りの街から隔絶された、衛生環境がお世辞にもいいといえない村。
これまで何度も病に苦しめられてきた歴史がありました。
それがこれからは安心して皆が暮らしていけるのだと思うと、幸せで心がいっぱいになります。

( ・∀・)「よーし、早く帰らなくっちゃね!」

こうして彼は満面の笑みを浮かべ、村へ帰りました。

6名無しさん:2021/10/16(土) 00:13:01 ID:HgQ2Di2k0
かわいい

7 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:13:02 ID:oseQiRso0
村に帰ると真っ先にそんな彼の様子を見た村の皆から不思議がられました。

(´・ω・`)「どうしたのそんなに笑って」

( ^ω^)「なにかいいことでもあったのかお?」

狩りから帰ってきたのか、猪を担いだ村の若者たちが、彼に話しかけました。
話しかけられた彼はこれはちょうど良かったと若者の一人に話します。

( ・∀・)「ややっ!これはちょうど良かった!実は村長さんの病を治せる薬が手に入ったかもしれないんですよ!」

(; ^ω^)「えっ!?父さんの?」

(´・ω・`)「......あれ?でもあれって、治せないって言ってなかったっけ?」

(; ^ω^)「そ、そうだお!どんな薬でもダメだって話じゃ」

( ・∀・)「ええ、これまでの薬ではダメでしたが......何と今日、万能薬なる花を見つけることができたんです!」

(; ^ω^)「万能薬?そんなものがあるんですかお?」

( ・∀・)「ええ!これさえあればきっと治ります!」

(; ^ω^)「......いやでも......そんな薬となればかなりの高価なものなのでは」

若者はあまりのものについ腰が引けてしまいます。
それも当然でしょう。
いつものように交換している薬とは全く価値が異なるのです。
彼にそんなものを買えるだけのお金などあるはずもなく、ましてやそれに見合う交換できるものもありません。

8 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:14:21 ID:oseQiRso0
( ^ω^)「気持ちはありがたいけど......受け取れませんお」

( ・∀・)「気にしないでください。この薬は今までの薬通りで構いませんから」

(; ^ω^)「え!?」

( ・∀・)「いつものように交換ということでもんだいありません。そうなんですね、その猪をもらっても良いですか?」

(´・ω・`)「この猪と?薬を?」

薬師が指差したのは若者たちが背負っている猪でした。

( ・∀・)「その、立派な猪と薬を交換していただきたいのです。私には、狩りができませんから。むしろ、そんなに立派なものと交換してもらえたらわたしの方が貰いすぎなくらいですよ」

( ^ω^)「そ、そうなんですかお?」

( ・∀・)「ええ、こんなに立派な猪はなかなかお目にかかれませんから、是非」

(* ^ω^)「わ、分かりました!それでは、これでお願いしますお!」

( ・∀・)「はい、交換ありがとうございます。それでは僕は早速、薬を煎じて村長さんに持っていきますね。では」

(´・ω・`)「......よかったね、ブーン」

( ^ω^)「うん......良かった、本当に良かったお」

(´・ω・`)「しかし、万能薬かぁ。本当に万能薬なんだとしたらすごいよね」

( ^ω^)「だお!きっと万能薬のおかげで村の皆が救われるお!」

その日、村で病を抱えていた人々は皆、万能薬によって救われました。
そんな素晴らしい薬を持って帰り、また薬の価値からしたらタダ同然で配った彼に皆感謝するのでした。

9 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:15:33 ID:oseQiRso0
それから数ヶ月。
その間も薬師は薬を作り続けました。
それはもちろん、あの万能薬もあります。

(´・ω・`)「しかしすごいですね、あの万能薬。花を煎じるだけで効果があるなんて」

(,,゚Д゚)「全くだな。手軽で、効果が早く、なにより本当に何にでも効く。素晴らしい薬だよ」

( <●><●>)「私も炭鉱で肺を悪くしていたがあの薬を飲んだらたちまちよくなったよ。これまで飲んでた薬がバカみたいだ」

(´・ω・`)「それにかなり量があるという話じゃないか。交換するものもいつもので良いというし、言うことなしだね」

( <●><●>)「ええ、本当に」

薬の反響は凄まじいものでした。
どんな病も、飲むだけですぐ治ってしまう。
そして薬師の計らいだったのだが、今までの薬と変わらずあり得ないほどの安価で交換をしていました。
名前通りの万能薬で、かつ安い。
今では村の皆が万能薬を求めるようになっていました。

( ・∀・)「えーと、それで今日は腰が悪いと」

('A`)「えぇ、だから薬を貰えないかと......こんなんじゃ木こりの仕事もできないので早く直したいんです」

( ・∀・)「なるほど、それは大変だ。それじゃあ、こちらの薬を調合しましょう。これを塗って安静にしていればすぐによくなるはずですよ」

('A`)「え?塗り薬?万能薬じゃないんですか?」

( ・∀・)「あ、すみません......あれは数が少ないので重病の方のみに使うことにしたんです」

('A`)「......そうなんですね」

10 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:16:50 ID:oseQiRso0
最近はこのような村人が増えていました。
軽い病気や怪我でも万能薬を求め、彼を訪ねてくる。
前まで全く来なかったような人も押し寄せるようになり、薬師はここのところ毎日てんてこ舞いです。

( ・∀・)「うーん......」

そして彼は悩んでいました。
しかしそれは、忙しさとか煩わしさとかではありません。
ここのところ、寒くなり冬が近づいているせいか、万能薬の花を咲かせる植物が枯れはじめ、採取できる数がみるみる減っていたのです。

( ・∀・)「とりあえず採取した分はいつでも使えるように乾燥させて保管してあるけど......いつまで持つか」

冬になれば今よりさらに病になりやすくなります。
このままむやみやたらに使っていたらすぐになくなってしまうのは明らかでした。

( ・∀・)「......当分は使わないようにするとして。とりあえず今日も採取に行こうかな」

彼は万能薬が入ったビンを棚の奥にしまい、いつものように薬草の採取に出掛けます。
外に出ると、冷たい風が吹き、冬が近づいてるのを体で感じます。

( ・∀・)「かなり寒くなってきたなぁ......」

彼は独り言を呟きながら、森へと向かいます。
そろそろ雪も降り始める時期だろう。
そう考えた彼は冬の間、外へでなくてもすむように多目に薬草を摘んでいきます。

11 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:18:41 ID:oseQiRso0
(; ・∀・)「やっぱり......ないなぁ」

しかし、万能薬の花は探せど探せど見つかりません。
見つかるのは枯れたものばかり。

( ・∀・)「はぁ......ん?」

そうしてため息をつき、もう諦めようとしたときにふと、彼は気がつきました。
それは枯れた万能薬の植物に見たことない小さな粒がついていたのです。
彼はそれをひとつ、つまみ上げ、見てみるとひどく驚きました。

(; ・∀・)「こ、これ!もしかして万能薬の種子なのか?」

そう、それはどこからどう見ても種でした。
それも、よくよく見てみるとかなりの数がついています。

( ・∀・)「これがあれば来年は......いや、それより先だってきっと!」

少し前まで薬がなく落ち込んでいた彼ですがすっかりそんなことは忘れてしまいました。
これさえあれば、今年さえ乗り越えれば来年からはさらに万能薬が増え、生活が楽になることが決まったようなものです。

( ・∀・)「とりあえず......村からもそこまで離れてないし、ここに植えておくことにするか」

彼は村に持ち帰ることも考えましたが、それはやめ、種のことは秘密にすることにしました。
最近、村で万能薬の盗みがあったためです。
万能薬を処方した人と別の薬を処方した人とケンカも起きたと聞きました。
ここで花の種が見つかったと言えば、混乱が起こるかもしれません。

( ・∀・)「それに......うまく育つかもわからない。変に期待させてダメだったらそれはそれで大変なことになりそうだ。自然に生えてたところの近くだからうまく育ってくれるとは思うけど......」

来年になり、うまく育ったらきっとここは花畑になるでしょう。
もしそうなったら皆に教えてあげようと決め、彼は村に帰るのでした。

12 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:20:14 ID:oseQiRso0
そうしてまた数ヶ月後。
あれからどんどんと寒くなり。
気がつけば村はすっかり雪におおわれていました。

(; ・∀・)「困ったな......」

彼は思わずそんなことを呟いてしまいます。
彼の目の前には病で苦しむ人が何人もいました。
そう、彼が困っているのは決して雪ではなく、体調の悪い人が予想のはるか上を行く数になっていたのです。

(; ・∀・)「薬は効いてるみたいだけど......うーむ、村の貯蓄じゃあ栄養が足りないのか?」

薬で症状は抑え込めてもなかなか完治ができません。
寒く、そして栄養の片寄った備蓄の食事ではいくら薬があってもその効果は低く、普段の何倍も治りが遅くなっていました。

(; ´∀`)「お、お願いだよ......万能薬、万能薬を......」

患者の皆が、苦しそうな声で薬師に万能薬を求めます。

(; ・∀・)「す、すみません......万能薬は」

(; ´∀`)「うぅ......頼むよぉ......苦しくて死んでしまいそうなんだ......」

(; ・∀・)「......」

薬師はただ、患者の苦しむ姿を眺めることしかできません。
確かに万能薬を使えばすぐにでも治るでしょう。
しかし万能薬の残りを考えれば他の薬で治すことのできる病に使うことはできません。

(; <●><●>)「おねがいです、どうか......」

(; ´∀`)「たすけて......ごほっ」

(; ・∀・)「......ごめんなさい」

万能薬を使ってしまいたくなる気持ちをどうにか抑え、ただひたすらに謝ります。
村の将来のことを考えれば、それが正解でしょう。

13 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:21:28 ID:oseQiRso0
しかし、そんなことは村人たちには伝わらなかったのか、皆が薬師に文句を言います。

(; <●><●>)「早く、早く、薬をください......あなたがあの薬を貯めこんでいるのは知ってるんですよ!」

(; ・∀・)「え?」

(; ´∀`)「そ、そうだよ......まだそこの棚に沢山あるって話じゃないか!」

(; ・∀・)「い、いえ確かにありますが......これを使ったらもう無くなってしまうんです。これからのことを考えたら今使うわけには」

(; <●><●>)「じゃあ私たちに死ねと言うんですか!?」

(; ・∀・)「いえですから......」

病で朦朧としていることもあるのでしょう。
薬師の言うことにまともに耳を傾けません。
何を言っても同じような文句を彼に投げつけていました。

(; ^ω^)「く、薬師さん!」

(; ・∀・)「え?あ、は、はい!?なんですか?そんなに慌てて」

(; ^ω^)「父さんが倒れたんだお!やっぱり万能薬以外の薬じゃダメだったんだお!早く万能薬を渡してくれお!」

(; ・∀・)「い、いえそんなはずは......あの病は完治しましたし、他の病なら万能薬以外でどうにかなるはずです」

(; ^ω^)「現に倒れたんだお!早く薬を!」

(; ・∀・)「わ、分かりました!今から一度容態を確認させてください!」

(; ´∀`)「わ、私たちは放置するのかね!?」

(; ・∀・)「い、いえ!そういうわけでは!すぐに戻りますから!」

そういい、彼は村長のもとへ向かいます。
背後から何ともいえない空気を感じながら彼は逃げるように家を飛び出ました。

14 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:21:58 ID:oseQiRso0
その後、村長の容態を確認すると彼の思った通り症状が重いとはいえただの風邪であり、普通の薬さえあれば全くの心配はいらないことが分かりました。
しかし、その説明を聞いても村長たちは納得していないのか、家を飛び出したときに感じた何ともいえない空気を再び感じます。
その空気に耐え切れず、彼は普通の薬だけ渡し、また逃げるように飛び出したのでした。

( ・∀・)「はぁ......」

そんなことを何時間も繰り返し、皆が寝静まった頃、ようやく彼は一息つく。
彼は少し休もうと目を瞑ろうとすると、それを邪魔するように音が聞こえました。

( ・∀・)「ん?今の音は?」

その音は彼と暮らす老夫婦の部屋からでした。
何の音かと近づくと段々とその音がはっきりと聞こえてきます。

ごほり、ごほりと。

15 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:23:26 ID:oseQiRso0
(; ・∀・)「咳?......しかもこの音......」

(; ・∀・)「......あっ!?」

まさかと思いつつ、部屋にはいるとそこには病に苦しむ老夫婦の姿がありました。
聞くからに重い咳を繰り返し、浅い呼吸がより一層老夫婦たちが苦しいのだと伝えてきます。

(; ・∀・)「だ、大丈夫かい!?い、今すぐに診るから......」

そうして慌てて彼は老夫婦にかけより、彼らを診ます。
すると、その病が何なのかがすぐに分かりました。

(; ・∀・)「ま、まずいまずいまずい!ただでさえ老体にこの病......」

それは若者ですら死ぬ恐れがある、恐ろしい病でした。
それも見る限り、危険な状態です。
ただの薬では間違いなく、間に合わない。

(; ・∀・)「......本当に、取っておいて良かった」

しかし、彼には万能薬がありました。
まさに不幸中の幸いと言えるでしょう。

こうして彼は保存しておいた万能薬を引っ張りだしそれを煎じて老夫婦に飲ませます。
それを飲み、しばらくすると先ほどまでの咳や呼吸が嘘のように二人とも落ち着いていました。

(; ・∀・)「はぁあ......」

彼にとってここ数日は色々ありすぎました。
今日は何とかなったとはいえ、これからどするべきか。
そして減ってしまった万能薬はいつまで持つのか。
彼一人では悩むことが多すぎました。

(; ・∀・)「とりあえず......今日はもう寝よう」

そうして彼は答を出せないまま、眠りにつくのでした。

16 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:24:19 ID:oseQiRso0
そうして、次の日。
空が明るくなり始めるか、その少し前くらい。
薬師がまだ眠っていると、外が段々と騒がしくなってきます。

その音に気がつき何事かと目を覚まそうとすると、急に彼の部屋の戸が開かれました。
寝ぼけた彼はそれに反応することができず、固まったままでいると急に頭をガンと殴られ、そのまま組伏せられます。
その衝撃にすっかり目が覚め、彼は慌てて部屋に入ってきた人たちが何者なのかを確認します。
そこにいたのは、村の人々でした。

(; ・∀・)「い、一体これは何事ですか!?」

(´・ω・`)「......」

(,,゚Д゚)「......」

しかし彼らは何も答えません。
ただ、彼を睨み、動けないように押さえつける。

(; ・∀・)「何がどうなって......」

彼がしばらく混乱していると村の人々が部屋の外に集まっていました。
おそらく、ほぼすべての村の人がいるのではないか、というほどの大人数です。

17 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:26:59 ID:oseQiRso0
( ^ω^)「もう、ここまでだお」

そんな村人の中から一人、前に出て薬師に話しかけてきました。
あの、村長の息子です。
彼は明らかに怒りの表情を浮かべていました。

(; ・∀・)「こ、これは何なんですか!?説明をしてください!」

( ^ω^)「説明?心当たりもないのかお?」

(; ・∀・)「心当たり?」

なにかをしてしまったのかと彼は考えますが全くわかりません。
そんな彼の様子にまた、村人たちが苛立っているのが感じられました。

(; ・∀・)「すみません......」

( ^ω^)「まだしらを切るなんて。いい人だと思っていたのに......失望したお!」

(; ・∀・)「で、ですから一体何を」

(# ^ω^)「いい加減にするお!お前が薬を独り占めにしているのは分かってるんだお!」

(; ・∀・)「はい?ひ、独り占め?そんなこと......」

彼は全く予想もしてなかったことを言われ、思わず聞き返してしまいます。
そしてどうにか働きだした頭をひねっても全く心当たりがありません。
それもそのはずです。
彼はこれまで独り占めするどころか村の人のためを思って薬を使っているのですから。

18 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:28:39 ID:oseQiRso0
(# ^ω^)「じゃあなんで僕の父さんには薬をくれなかったんだお!」

(; ・∀・)「それは前に説明した通り......」

(#´・ω・`)「聞けば苦しんでいるモナーさんにも渡してなかったらしいじゃないか!」

(#,,゚Д゚)「他にも沢山苦しんでいる人がいるんだぞ!」

(# ^ω^)「それなのに!何でお前のおじさんたちにだけ薬を渡したんだお!」

(; ・∀・)「あっ!?」

その言葉にようやく、彼らが何を勘違いしているのかが分かりました。
昨日のあの様子を誰かが見ていたのでしょう。
それを見て、身内にはすぐ薬を渡したのに自分たちには渡さない。
そんな風に思われてしまったのだとやっと気がつきました。

(; ・∀・)「あれは、症状から緊急事態で!」

(#´・ω・`)「そんなこと言ったらモナーさんだって血を吐いているんだぞ!緊急事態じゃないか!」

(#,,゚Д゚)「それにあのじーさんたちは最近まで元気だったじゃないか!何が緊急事態だ!俺たちはちゃんと、ちゃんと交換するものだって用意しているのに!」

(; ・∀・)「うぅ......」

彼の言葉は皆の耳には届きません。
血を吐く症状は見た目はあれだが普通の薬でなんとかなっているし、老夫婦のあれは、急激な体調の悪化で誰も予兆に気づけなかっただけなのです。

19 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:33:12 ID:oseQiRso0
しかし、そんなことを説明しようとしても興奮した村人たちは止まりません。

('A`)「おい、これを見ろ!こんなに万能薬を隠していたぞ!」

そうしていつの間にか家に侵入していた一人の男が保管していた万能薬のビンを見つけ、持ってきました。
端から見ればかなりの量があるように見えるのでしょう。
村人の集まりからは、噂は本当だったのか、とか信じていたのに、といった言葉が聞こえます。
しかし、この冬にもう取れず、来年以降も取れるか分からないことを知っている薬師からすればあんな量は微々たるものでした。

( ^ω^)「......もう諦めるお。証拠は十分だお。まさかとは思っていたけど......本当に残念だお」

(; ・∀・)「待ってください!あれに手を付けてはいけません!使ってはいけないんです!」

(#,,゚Д゚)「こいつ!まだ独り占めしていたことを反省していないのか!」

( ^ω^)「皆、一旦落ち着くお。これまでこの人には沢山助けられてきました。ですから反省をするなら許してあげませんか?」

(´・ω・`)「で、ですが......」

( ^ω^)「幸い、死人が出たわけではないお。それに、万能薬を見つけた功績は大きい......それを考えるとこれから反省して改めるなら許して上げてもいいと思うんだお」

(,,゚Д゚)「確かに......」

('A`)「むぅ......」

( ^ω^)「さぁ、聞いた通りですお。あなたが反省し、これまでのことを改めるなら解放してあげるお。どうですかお?」

若者はにこりと薬師に笑いかけます。
それはこんなことになってはしまったがこれまで助けて貰ってきたという感謝の心から出てきた純粋な言葉でした。
薬師がこんなことをしたのはほんの少し魔が差しただけなのだろうと考え、今回ばかりは助けてあげようという優しさからくるものなのでしょう。

20 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:35:23 ID:oseQiRso0
しかし、薬師からすればそれは、現実が見えていないただの妄言でした。
そして、そんな言葉にのってしまえば今後、本当に必要なときに足りなくなることは明白でした。

( ・∀・)「......できません」

( ^ω^)「え?」

(# ・∀・)「意思は、変わりません!その薬は、使ってはいけないのです!とにかく話を、話を聞いてください!」

(#,,゚Д゚)「こいつっ!ブーンさんの優しさを!」

(#´・ω・`)「この、悪魔め!口をふさげ!」

(; ・∀・)「なっ!?や、やめ......」

( ^ω^)「......仕方ない。皆、こいつを牢獄へ連れていくお!そして......」

( ^ω^)「今すぐ薬を皆に分け与えるお!」

(; ・∀・)「頼む、皆!僕の話を聞いてくれ!......やめてくれ!頼む!頼むから!」

こうして抵抗むなしく彼は牢獄へ、そして彼の言葉届かず万能薬は村の人々に分けられました。
万能薬を与えられた人々はすぐにそれを使い、束の間の健康を取り戻すのでした。

21 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:37:03 ID:oseQiRso0
(; ^ω^)「......困ったお」

そうして薬師を捉えてからしばらくした頃。
村の人たちの間である伝染病が流行っていました。
初めは万能薬でなんとかなっていたもののそれも底をつきかけており、また患者が出ればもう、どうしようもない状態でした。

(;'A`)「薬はないし......どうしたら」

(; <●><●>)「外の街に頼るとしても金が全く足りませんし、これまで交流のなかった私達とまともに交流をしてくれるのか......そもそも辿り着けるかも怪しい」

(,,゚Д゚)「やはり......あの薬師に頼るしかないのでは?」

(´・ω・`)「あの悪魔に!?冗談じゃない!」

('A`)「そうだ!噂によればあの悪魔の呪いがこの病を引き起こしてるらしいじゃないか!」

( <●><●>)「しかしそれはあくまでも噂ですから......」

(´・ω・`)「とはいえあいつは前から怪しげなことをやっていたじゃないか。これはきっと呪いにちがいないよ」

( <●><●>)「まあ......確かに」

( ^ω^)「なんにせよあいつに頼ることは出来ないお......そうなるとやはり、万能薬しかないおね」

薬師がいなくなった今、村では薬を作ることができなくなっていました。
そのため、彼らが頼れるものは調合しなくても薬となる万能薬の花だけでした。

22 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:38:07 ID:oseQiRso0
( ^ω^)「......あの男が森で見つけたというなら森を探せば見つかるかもしれないお」

こうして村の人々は森に入り、万能薬を探すこととなりました。
しかし、まだまだ雪が溶け始めたばかり。
花どころか草すらまともに生えていません。
一人、また一人と病に倒れていきます。
そして、その中にはあの薬師もいました。

(; ・∀・)「なんてことだ......」

彼は牢屋に入れられ、しばらく周りの状況がわからなくなっていました。
しかし、自分がかかった病の症状に愕然とします。
それは致死性の高い伝染病だったからです。

(; ・∀・)「くそ......外に出れれば薬を作れるのに」

そう、そしてこの病は老人などの全員は無理でも万能薬なんて頼らずに治せる薬がありました。
調合が難しく、彼にしか出来ない仕事です。
しかし、そんなことは村の人々に伝わりません。

治せると話しても嘘つき扱いをされ、いつしかこの病は彼を外に出すために彼が村人を呪ったためだという噂まで流れていました。
もちろんそんなことはなく、それどころか彼は今でも村人を助けられる方法を模索していました。

23 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:40:07 ID:oseQiRso0
そして先日。
訪れた村人たちにわずかな望みをかけて万能薬の花があった場所を伝えました。
自分が出れなくても万能薬ならば皆を助けられる。
そう考えた彼は、冬であり、望みなどほとんどないことが分かりつつも教えました。

その結果は言うまでもなく空振り。
むしろ、見つからなかったことによりさらに彼が嘘つき扱いされ、本当のありかを教えろと拷問に近い暴力まで振るわれました。

病に加え拷問によって衰弱しきった彼はついにどうすることも出来ないことを悟ります。
ただできるのは祈ることのみ。
そして最後に彼が祈ったことは。

(; -∀-)(どうか......村の皆が......救われますように)

村の皆のことでした。
救われる可能性など低いことは分かっていても。
どれだけ自分が恨まれようとも。
そんな、ありもしない奇跡を望み、彼は意識を手放しました。

24 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:40:52 ID:oseQiRso0
薬師がこの世を去ってから、病は急速に村の人々を襲いました。
多くの人に感染し、そして村の中心ともいえる村長が亡くなると村の人々は恐怖に震えます。
皆が口々に、これは薬師の呪いだと、恨みだと言いました。

もう、村に万能薬は残されていません。
また一人、また一人と村の人がこの世を去っていきます。
村の誰もが、もうダメだと諦めかけていました。

しかし、そんな中、一人だけ諦めていない男がいました。

(# ^ω^)「あんな、あんな悪魔の呪いに負けてたまるかお!」

そう、あの村長の息子でした。
彼は村の中で数少ない感染を免れていました。
そして、父を亡くした怒りを胸に、この悪夢のような状況を乗り越えようと森の中を進み、薬を探していました。

しかし、探せど探せど見つかることはなく。
気が付くと雪が完全に溶け、春を迎えていました。
ですが、村の状況は悪くなる一方。
治せる人が誰もいないのだから当然です。

25 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:41:17 ID:oseQiRso0
( ^ω^)「......負けないお」

それでも、彼は諦めていませんでした。
奇跡ともいえるその運で感染を免れ、今日も森へと入っていきます。
父が死に、そして友も死に、胸の奥にあるのは激しい怒り。
どんな目に遭ってもあの悪魔に屈しないという執念でした。

父からもらったお守りを握りしめ、森を進みます。
そして、彼は心の中でこう呟きました。

神様、お願いします。
正しき道を進む僕たちを、どうかあの悪魔から救ってください、と。

26 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:45:20 ID:oseQiRso0
そのとき、強い風が吹きました。
土埃が舞い、思わず目を細めたその視界の端に、ふわり、と何かが見えました。
その風に飛ぶものを見て彼はハッとします。
それは見間違いでなければ青い花弁のようなものでした。

まさかと思い、彼は風の吹いてきた方向へ森を進みます。
足場の悪い中、怪我をするかもなんて考える余裕もなくただひたすらに走り、何度も転びそうになりながらも進んでいくとそこは、村の近くの岩場でした。
草木が少なく、動物もいない、誰も近づかない場所。

そんな、場所のはずでした。

( ^ω^)「......は、はは」

しかし、彼が見た光景は。
一面に広がる、青、青、青。

( ;ω;)「......ありがとうごさいます、神様......ありがとうごさいます!」

数えきれないほどの万能薬の花がそこに咲き誇っていました。
そう、それはまさに彼が望んだ奇跡ともいえる光景でした。
ありもしない奇跡が、叶ってしまったのです。
彼は歓喜し、涙を流しながらこの花畑を与えてくれた神様に感謝をするのでした。

27 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:47:29 ID:oseQiRso0
こうして、彼が見つけた花畑により村の人々は救われ、見つけた彼は後世に語り継がれる英雄となりました。
あの、悪魔を打ち倒した、呪いに勝った男として。
それと同時に村の人々はこの奇跡ともいえる花畑を与えてくれた神様に対して深く、深く感謝をし、その心を忘れないために、何年も、何十年も、何百年であっても語り継ごうと誓います。
そしていかに悪魔が憎まれ、恨まれ、恐ろしい存在であったかも語り継いでいき、二度と悪魔が生まれないようにしようと誓うのでした。

万能薬の花畑を手に入れた村は病に苦しむことなく今後は栄えていくことになります。
そう、村は一人の若者によって救われたのです。
その物語は若干の脚色はあるものの、村人たちが誓った通りに今も忘れられることなく人々に語り継がれています。

そしていつしか村は、万能薬の村として広まっていきました。
村は花と共に発展し、次第に大きな街となりました。
そこで暮らす人々は悪魔を憎しみ、そして神様に感謝をしながら、幸せに暮らしましたとさ。

28 ◆.gUmAKQk76:2021/10/16(土) 00:47:58 ID:oseQiRso0
めでたしめでたし

29名無しさん:2021/10/16(土) 00:54:00 ID:tJ4/.CyQ0

糞田舎の因習大変よき

30名無しさん:2021/10/16(土) 01:14:08 ID:iLilgNSE0
これは良い胸糞……
乙乙!

31名無しさん:2021/10/16(土) 06:05:06 ID:irUhdRyo0
おつ
クソデブがよぉ……語尾に「お」なんかつけやがってよぉ……(ビキビキ)

32名無しさん:2021/10/16(土) 14:21:17 ID:FDwi0jDU0
おつおつ
胸糞悪くてとてもいい

33名無しさん:2021/10/16(土) 20:43:49 ID:UaKUA98g0
乙です

34名無しさん:2021/10/16(土) 23:39:55 ID:lDufQJFw0

これがハッピーエンドとな、いや確かに村は救われたわけだが
反知性……

35名無しさん:2021/10/17(日) 12:19:12 ID:7wjuhuMI0
素晴らしい胸糞
でも薬師の願いは叶ったんだよな……

36名無しさん:2021/10/17(日) 18:45:24 ID:1bs4TZJQ0
乙 無知というか、先を見通せないことが罪だな

37名無しさん:2021/10/26(火) 09:05:33 ID:.3SsF8bg0
ぐあー!モララーの可愛さにやられていたばかりに胸糞度が高かった…!乙

38名無しさん:2021/10/26(火) 11:59:19 ID:YoOADflY0
人を救う時には平等性が重要…
与えられる側がその部分を曲解するともうね
いい胸糞だった


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