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●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●

1tun:2011/08/11(木) 01:48:49 ID:???
プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。

sageるとIDが???になるので恥ずかしい人にはお勧め。

5561/4:2012/06/04(月) 00:53:46 ID:???
・風邪を引いて休んだツンデレの家に男が見舞いに来たら その7

「また?」
 特に嫌そうでもなく、ごく自然な感じで首を傾げる彼に、こっちの方が恥ずかしくなっ
て、私はつい憤慨してしまう。
『いいでしょう別に!! こっちだってもう十分、知られたくないこと曝け出しちゃっ
ているんだから!!』
「分かった分かった。とりあえず言ってごらんよ」
 両手で私を制し、別府君がなだめてくる。とにかくも、聞いてくれると言ってくれた
ので私は矛を収め、髪を軽くかき上げてから言った。
『……一つ目は、家での私の事は、誰にも話さないで。やっぱり、あんまり人に知られ
たくない事じゃないから』
 これは即答で了承されるかと思ったのに、意外と別府君が難しそうな顔をしているの
で、私の心に疑念と不安が湧いた。
『どうしたの? まさか、誰かに話すつもりだったとかじゃないでしょうね?』
 すると慌てて別府君がそれを否定する。
「いやいやいや。そんなつもりは無いし、決して揶揄したり面白おかしくうわさ話を広
めたりするつもりもないから」
『じゃあ、何で答えを迷ったりしたの?』
 そこを追求すると、彼は少し気恥ずかしそうに顔を背けて、小さく答えた。
「いや、その…… もし誰かがさ。委員長って冷たくて近寄り難い感じだよなって言っ
たら、そんな事はないよって。委員長ってこういう可愛らしい所もあるんだよって反論
しちゃいそうだなって思ってさ」
『そんなの、絶対にダメ!!』
 私は慌てて、別府君を制する。それならまだ、バカにされた方が余程マシだ。別府君
に可愛らしさを主張なんてされたら、本当に恥ずかし過ぎて学校に二度と行けなくなってしまう。
『いい、分かった? どんな状況であれ、家での私を人に話したりしたらダメだから
ね!! 条件云々係わらず』
「わ、分かった。分かったよ!! 何とか努力してみせるからさ」

5572/4:2012/06/04(月) 00:54:23 ID:???
 今にも掴みかからんばかりに詰め寄る私に、別府君はたじたじとなってニ、三歩交代
しつつ、何度も頷く。
『本当よね? 約束だからね?』
 それに頷くのを確認して、ようやく私は元の落ち着きを取り戻し、彼との距離を離す。
それを見て取り、別府君がホッとため息をついた。
「で、二つ目の条件は何?」
 それを聞かれ、私はドキリと心臓を高鳴らせる。これは私の人生の中で、かつて無い
ほど大胆なお願いだったからだ。一瞬、気持ちが萎えてやっぱりいいと言いそうになる。
しかし、今のチャンスを除いては、二度と私がこんなお願いをするなんて出来ないかも
しれない。そう思い直し、私は無理やりに気持ちを奮い立たせた。
『……二つ目の条件はね……』
 緊張で口が上手く動かない。それをもどかしく思いつつ、私はゆっくりと、一言ずつ言葉を続けた。
『その……別府君の……家での、姿を……私に、見せてちょうだい』
「へ……?」
 呆然とした顔の別府君に気付き、私は何かの糸が切れたように、言い訳を始める。
『ち、違うのよ!! 別に、別府君の家に行きたいとか貴方と二人きりになりたいとか、
そういう訳じゃなくって!! ただ、その……ズルイじゃない!! 私の事ばかり貴方
に見られて、私が素の別府君を見れないって言うのは、だから、その……釣り合いが取
れないじゃない。そんなの不公平よ!!』
 怒涛の如くしゃべりまくってから、私はハアハアと荒い息をついた。もはや、普段の
取り澄ました私なんてどこにもいなくなっている事にすら気付かず。別府君はしばし、
呆然と私を見つめていたが、やがておかしそうに笑い出した。
『なっ……何がおかしいのよ!!』
 恥ずかしさと怒りがない交ぜになって、私は怒鳴る。すると別府君が手を振ってそれを退けた。
「いや、ゴメン。あんまり必死だったからさ。大丈夫。変な期待とか勘違いはしないか
らさ。いいよ。いつだってウチに来ても」
『あ、当たり前でしょうそんなの!!』
 いささかまだ興奮気味ながら、ようやく私は、自分を取り戻す。もっとも、もはや意
味のない演技だけれど、それも素の自分の一つになっているのだから仕方が無い。
「じゃあ、それは今度、また話をするとして。これで全部条件が整ったわけだけど?」

5583/4:2012/06/04(月) 00:54:49 ID:???
 別府君に促され、私は小さく頷く。これ以上、もう何も引っ張る条件はなかった。もっ
とも、もう答えは決まっているし、ここまでくれば肝も据わった。私は彼の顔を見上げ、
もう一度、コクリと頷いて答えた。
『……信じるわよ。ここまで来て……信じないわけにはいかないもの……』
「ありがとう。嬉しいよ」
 ニッコリと微笑んでくれる彼にキュンとして、同時に酷く気恥ずかしくて、私はその
感情をごまかすためについ、怒って彼を睨み上げる。
「わっ……笑わないでよ。バカ!!」
 そのまま彼の胸を両の拳で叩く。彼は何も言わずにそれを受け止めた。見上げる私に
微笑み返して、頷く。
「でも、本当に嬉しいから」
 そう言って、私の両肩にそっと手を置く。すると不意に、すごく甘えたくなって、私
はそのまま彼の胸に、頭を預ける。すると別府君の手が両肩から背中に回り、優しく、
しかししっかりと私を受け止めた。
『や、やだ……こんなの、恥ずかしい……』
「大丈夫。俺だって、恥ずかしいから」
 私の感情を、そのまま受け止めて返してくれる。そんな優しさが嬉しくて、彼を見上
げる。別府君の私を見つめる目に吸い込まれそうになり、そのまま背伸びして顔を近付
けた。とその時、微かに、何かが軋む音がした。
『待って』
 あともう数センチで私と別府君の顔がくっ付くところで、私は手の平で彼の顔を押し止めた。
「何?」
『今、何か音がしたの』
 そう言って、私は別府君から体を離す。うかつだったと自分を呪う。ここは自分の家
なのだ。そして今日は家族がいた事に、今更ながらに気付かされた事を。また何か物音
がする。私は確信して階段の所まで飛ぶように駆けた。
『お母さんっ!! 大輝っ!!』

5594/4:2012/06/04(月) 00:55:34 ID:???
 リビングに逃げ込もうとする二人の姿を捉え、私は叫ぶとそのまま階段を飛ぶように下りる。
『盗み聞きってどういう事よ!! ちょっと待ちなさい大輝!! 覚悟しなさいよね!!』
「違うんだってば!! おかーさんがあいてててててて」
『あら? だって娘に彼氏が出来る瞬間でしょ? 見逃すわけには行かないじゃない。ねえ』
『しれっと言わないでよ!! ああもう!! 二人とも信じられない!!』
 家族に最悪のシーンを見られた恥ずかしさと怒りがない交ぜになって、私は恥も外聞
も振り捨てて絶叫したのだった。


終わり
今週は週末スレが立たなかった(´・ω・`)

560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 01:29:54 ID:???
委員長が可愛すぎて萌え死んだ
マジでGJ!!

561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:13:18 ID:???
(`・ω・´)GJ!そして続け!

562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/04(月) 02:44:03 ID:V.joO6BI
すばらしい
是非とも続きをお願いしたい

563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/05(火) 20:51:18 ID:???
おつ
後日談をば

564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/18(月) 00:52:42 ID:O9opzTYo
唐突に湧いたけど本スレないしほのぼのは規制されてるしこっちでやる

・寝起きの歯磨きツンデレ

「ふぁ〜……おはようちなみ」
「んー…………」 シャコシャコ
「一緒に寝てたんだから、起こしてくれれば良かったのに」 シャコシャコ
「んー…………」 シャコシャコ
「ちなは朝本当に弱いなぁ」 シャコシャコ、ナデナデ
「んー……!」 ペシッ
「おっと、ゴメンゴメン」
「ん…………ん……?」 シャコシャ…
「ん? どした?」 シャコシャコ
「……おい…………その歯ブラシは……私のだ……馬鹿者……歯ブラシ交換とは……朝っぱらから……悪趣味な……変態め……」 ペチペチ
「それは俺のなんだけど? お寝ぼけさん?」
「ん……? えっ……! あ、こ……これは……!」 アタフタ
「いやー、ちなみが朝っぱらから歯ブラシ交換なんてバカップルみたいなプレイがしたいとなると今日は会社休まないといけないかもなー」 ニヤニヤ
「ぇっ…………ば、馬鹿者……タカシが……自分のと……私のを……すり替えたのだ……変態め……」
「そんなバカな、俺の方が遅く起きたんだぜ? て言うかちなみ、今、会社休むってとこに反応しただろ」
「…………っ」 ビクッ
「あーもー可愛いなぁー!」 ギュッ
「んっ……♡ …………ば、馬鹿者……まだ……口ゆすいでないっ……!」
「ゆすいでからならいいの?」
「ぅぐっ……! ……ば……ばか……」 プイッ

その日は結局仕事休んでずっと家でイチャイチャしてました
地方公務員万歳

565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/18(月) 00:55:12 ID:O9opzTYo
おわり

寝起きのツンデレはいつもの鉄壁ガードが緩くなって簡単に落とせそう





鉄壁であって絶壁なんていってないよちなみん確かにちなみんのは絶壁だけど今は関係n(ターン

566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/18(月) 09:14:35 ID:???
>>564
ちなみん可愛すぎて死んだ

567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28(木) 23:54:35 ID:1dXFnXow
>>220

「ちなー」
「……なに」
「最近なんか疲れてるよな」
「………………そんなことはない」
「嘘つけ、今の沈黙は少し長かったぞ」
「そんなことはない」
「沈黙がないときも嘘ついてる時だ」
「……むぅ……」
「つーわけで、マッサージしてやろう」
「……タカシはマッサージと称して……私にセクハラを敢行するつもり………………変態め」
「まあまあ。ほら、そこにうつ伏せになって」
「……ん」 ポスッ
「枕の臭い嗅いでもいいからないいからな」
「…………そんなことはしない……ばか」
「はいはい。んじゃ、始めっぞー」 ギュムッ
「んっ……!」
「あ、強かったか?」
「……別に……押されたから肺から……空気が出ただけ」
「そっか。じゃ、続けるからな。痛かったら言えよ」 ギュムギュム
「ん……ぅ……ふっ……」 ピクッ、ピクンッ
「なんだちなみ、お前肩は凝ってないけど腰ガッチガチだな」 ギュムギュム
「んっ……そ……そう……?」 ピクンッ
「ああ、気持ちいいだろ? さっきからピクピクしてるし」 ギュムギュム
「んっ…………そんなことない……下手く……そっ……!?」 ビクンッ
「ん? どした?」
「な、なんでもない…………(今……?)」
「そうかー?」 ギュムギュム
「んっ……ぅ……ふっ……」 ピクピク
「んー」 ギュムギュム、ムギュッ
「んっ……!?(またっ……!?)」 ビクッ
「はは、そんなに気持ちいいか?」 ムギュムギュ
「んっ……! ぁっ……! んぅ……!(っ……おしり……手……当たって……!)」 ビクッ、ビクッ!
「あんまり動くとやりずらいって。ちょっと我慢しろよー」 ムギュムギュ
「ぁっ……はっ……! ふぅっ……!(タカシの匂い……も……っ! これっ…………きも……ち……!)」
「ふんっ!」 ギュウッ
「はぁっ……! ぅんっ……! っ……ぁ!」 ビックンッ‼
「はいおわり。どうだ?俺のテクもなかなかだろ?」
「はぁ……はぁ…………うるさい……ばか……」 ビクッ、ビクッ
「ちなは素直じゃないなー」 ナデナデ
「………………ばか…… (……また今度……やってもらおう……)」

568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/28(木) 23:55:13 ID:1dXFnXow
なんか避難所で連投規制食らったからこっちに書いた
ちなみん可愛いよちゅっちゅ

569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/29(金) 00:14:31 ID:???
おっきっき

570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/29(金) 13:07:00 ID:???
エロ――――――いッッッ!!!!!

GJぅ!!

571ほのぼのの方>>426:2012/07/29(日) 00:16:12 ID:AEPHrqiw
「ぅー……あっつぃ……」
「…………」
「……暑いー……ぅー……」
「…………」
「ぅー……」
「うーうー言うのを止めなさい!」
「……うるさい……ばか」
某うみねこの明言を突きつけたら馬鹿呼ばわりされた。くすん。
因みに、俺のベッドの上でうーうーごろごろしてるのは妖怪ちなみん。『因みに』だけに。
家主の知らぬ間に部屋に侵入し、ベッドを我が物顔で占領する妖怪だ。あといろいろ小さ「へぶっ」まくらが飛んできた。
「何をする」
「……失敬な」
日本語での会話が成立しない。さては日本の妖怪ではないな?
「……ばかの考えることなど……顔を見ればわかる」
「なんだと?」
ようし、その挑戦受けて立とう。エロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエロエエロエロエry(公共の電波には乗せられないため他の単語で代用してお送りしております)。
「……変態」
「妖怪ではなくサイキッカーだったか……」
「……そんな嫌らしい顔をしてたら……誰でも……こう言わざるを得ない…………変態」
二回も言われた。くすん。
「……そんなことより」
「ん?」
部屋の中をぐるりと見回すちなみ。
止せやい。恥ずかしいだろ?\(//∇//)\テレテレ
「……なぜこの部屋には……クーラーが無い」
「貧乏だから?」
「……今すぐ買って来い」
なん……だと……!?話が全く噛み合わないっ……!
「俺の話聞いてた?」
「……だって暑い」
ぐぬぬ。なんというお嬢様だ。
「それなら自分の巣に帰れよ。お前ん家は全室にエアコン完備だろーが」
そう、ちなみの家はお金持ち。トイレにすらエアコンがあるほどだ。そんなお金持ちと幼馴染な俺は幸運と言うべきか不運と言うべきか。
以前、長時間トイレに居座ることでお腹が冷えて腹を下し、さらに腹を下したせいで長時間トイレに篭ることになりまたお腹を冷やし……という無限ループにハマった時はもう終わりだと思った。
「……巣……?」
「そうだそうだー。巣に帰れー。この妖怪ちなみん」
「……私の巣は……」
「なんだ?ふてぶてしくもそのベッドの上が巣だとでも言うつもりか。この悪トゥめ!」
「ばっ……ばか……!」
な、なに顔真っ赤にしてんだよ!可愛いなぁ!
ちなみんは可愛いなぁ!
「ルパンダーイブ!」
「きゃっ……!?」
「ちなみんはかわゆいのぅかわゆいのぅ!」
「なっ……ば、ばか……あ、暑い……! 暑苦しいっ……! っ……離れろっ……!」
「むぎぎ」
むふふ……真っ赤な顔で抵抗しても説得力は無いも同然ですぞちなみん氏〜。
それに、オスの本能としては、獲物が抵抗するほど燃え上がると言うものっ!
「ほーれつかまえたー」
「…………暑い……ばか」
どうにか捕獲には成功したが後ろから抱えるような格好になってしまったのでこれではちなみの顔が見えない。どうしたものか。
ま、いいか。
柔らかくて小っちゃくてあったかくて抱き心地最強だし。
しかもこの体制なら
「ふー」
「にゃぁっ……!?」
ちなみの弱点である耳が責め放題だし。
「……ゃっ……!」
「あのさーちなみー」
「み……耳元でっ……しゃべっ……るなぁっ……!」
「俺も、ちなみの顔見ればなに考えてるかわかるよ」
「なんっ……の……っ……はなしっ……!」
ピクピクと痙攣するみたいに震えるちなみを抑えるように、ちょっと強めに抱きしめる。
代わりに耳元で話すのは止めて、つむじに顔をうずめて問いかける。くんくん。あーいい匂い。
「なんでだかわかる?」
「っ……?」
「わかんないなら『なんで』ってきいてみて」
「……な……なんで……?」
一拍溜めて、耳元で、止めの一言。
「ちなみのこと、好きだから」
「…………ぁ……」
耳どころか首まで真っ赤に染めて、ちなみが絞り出した台詞は
「…………あつい……ばか」
素直じゃないなぁ。

572ほのぼのの方>>426:2012/07/29(日) 00:16:33 ID:???
終わり
ちなみんもふもふ!

573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 00:24:57 ID:E9yYo4hY
もふもふ

574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 01:56:35 ID:???
これはもふもふせざるを得ないな!
もふもふ!!

575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 22:25:34 ID:???
「……最近……モールス信号にはまっている」

「ほほう。何を隠そう、俺も中二病時代散々やったから覚えてるぜ」

「……ばかのくせに……いや……ばかだからこそ……?」

「なんという言い草。なんなら確かめてみるか?」

「……よろしい……なら……今から私が信号を伝えるから……それを解読しろ」

「伝えるって、どうやって?」

「……後ろ」

「うしろ?」

「……背中をとんつーするから……後ろ向け」

「ああ、なるほど。はいよ」 クルッ

「……ん。……じゃあ……いくよ」

「んー」

「…………」 ゴクリ

「? 早くしろよ」

「……うるさい……わかってる…………いくよ」

「ん」

「…………」 ドキドキ

・・
・-・・ --- ・・・- ・
-・-- --- ・・-

「……?」

「…………」 ドキドキ

「なぁ、これってもしかして……」

「……な……なに……?」

「…………アルファベットのほう?」

「…………は?」

「俺、五十音の方は完璧なんだけどアルファベットの方はちょっと……」

「…………はぁ……所詮は……バカシ」

「くっ、だ、だけどなぁ! 五十音の方は完璧なんだ! そっちでやってくれよ!」

「……いい……もう帰る」

「ちくしょー!」

「(……期待した私が……馬鹿だった)」

576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/29(日) 22:27:02 ID:???
終わり

唐突に湧き出る脳汁

577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/31(火) 22:14:09 ID:???
予想はできるがちなみんはモールスでなんて送ったんだろうwwww

GJ!

578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 02:14:11 ID:p4rk/rBA
「…………」 ガチャッ
「zzz」
「…………」 コソコソ
「zzz……ん……」
「……っ!」 ビクッ
「…………zzz」
「…………ホッ……」
「zzz」
「…………」 ジー
「zzz」
「…………」 ペタペタ
「zzz……ん〜……」
「!!」 ビク
「ん…………ちな……み」
「!?」 アタフタ
「ペタペタ……つるぺた…………ぷにぷに………………zzz」
「…………ハァ……」
「……zzz」
「…………」
「…………す……き……」
「〜っ!?」 ビクゥッ
「……ぅきすぎ…………ブラジャー……デカイの…………買うから……だぞ……」
「…………」
「……zzz」
「…………」 チラッ
「zzz」
「…………」 フニフニ
「zzz」
「ムフー」
「zzz」
「…………」 グイッ
「zzz」
「っ」 ギュムッ
「zzz」 …フニッ
「っ……」 ピクン
「zzz」 フニフニ
「っ……んっ…………!」 ピクッ
「zzz」 フニフニ
「んぅ……っ……!」 ピクピク
「zzz」 フニフニフニフニッ、ムギュッ
「っ!? ぁ……! ん……っ……!」 ビックンッ!
「……zzz」
「っ……ハァ……ハァ……」 ピクピク
「zzz」
「…………フゥ……」
「zzz」
「…………」
「zzz」
「…………」 モゾモゾ
「zzz」
「…………お兄ちゃん……」 ギュッ

〜翌朝〜

「おはようちなみ……ファ〜……」
「おはようございます兄さん。今日もだらしないですね」
「はいはい……」
「どうせ昨夜も夜更かしして嫌らしいコトシてたんでしょう? この変態」
「今日の朝飯は?」
「ベーコンエッグとサラダとトーストです。早く食べてください。それと、今日のお弁当は唐揚げとほうれん草、サラダとアスパラの肉巻ですから。残さず食べてくださいね」
「言われなくても、美味いもんは全部食うに決まってんだろ」 モソモソ
「そ、そうですか。ま、まぁ、私が作ったんだから当然ですよね」
「そうだよ」
「っ……そ……そうですかっ……」
「……ところで」
「えっ? な、なんですか?」
「ちなみ、昨夜俺の部屋に来た?」
「」 ビクッ
「なんか、起きたらちなみの匂いがすげーしたから……」
「き、気のせいじゃないですか!? わたっ、私今日日直なので先に行きますねっ!」 ガタタンッ
「あれ、昨日も日直だったんじゃ……」
「気のせいですよ! い、行って来ますッ!」 ドタドタ
「お、おー」
「戸締りしっかりしてくださいねっ!」 バタンッ!
「はいよー…………フッ……愛い奴め」


「(大丈夫お兄ちゃんは鈍感だから絶対気づいてないはずあぁでももし気づかれてたら恥ずかしくて死ぬ!)」
「ちなみは今日も一人百面相ねー」
「そうだね友ちゃん。一枚撮っとく?」
「せっかくの百面相なんだから百枚ぐらいいっときなさい」
「」 イヤンイヤン

579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 02:15:21 ID:p4rk/rBA
おわり
敬語妹は秘密のおな(ゲフンゲフン)にハマって止められなくなる可愛い!

580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 03:48:23 ID:???
>>579
敬語妹はやはり素晴らしいのう!超GJ!!

581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 04:25:27 ID:???
最高です

582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/03(金) 06:28:08 ID:???
>>578
GJ!!

583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/05(日) 14:40:30 ID:???
・敬語妹とラーメン食べたい

「ぁつっ!」
「あーほら、猫舌なのに無理するから」
「ひてまへん!」 ウルウル
「なにいってんだ涙目じゃん」
「麦茶いれるから待ってろ」
「……ひゅみはへん」 ウルウル
「はいはい……あれ?」
「?」
「麦茶無いぞ? 全部飲んだのか?」
「!?」
「つか氷もジュースもねーし……。水道水ってわけにもいかねーし……買ってくるか」
「ま、まてまひぇん! 今すぐひちゅようなんでひゅっ!」 ウルウル
「そんなこと言っても……」
「ぅう〜」 ウルッ
「…………しょうがない。とっておきの秘策を使おう」
「な、なんでひゅか!?」
「まず、目を瞑れ」
「ひゃ、ひゃい……ほうでふか?」
「次にベロをべーってしろ」
「? ……ほれでいいでひゅか?」
「ん、じゃあいくぞ」
「? ……ひゃい」
「んむっ」 チュルッ
「っ!?」
「ん、ぢゅっ、ん」 ヂュルレロレルチュウゥッ
「んっ!? むっ!? ふむぅっ!?」 バチィンッ‼
「ぐはぁっ!?」 ドサッ!
「なっ……ななななななななななになになにをぉっ!? 何をしてるんですか兄さんっ!?」
「いでで……なにって、怪我には唾つけとけば治るっていうから……」
「それとこれとは話が別でしょう!! いまっ……! 舌っ……ベロっ……ちゅって! ぢゅるって!!」
「だから唾つけたんだよ。直接な」
「ぁぁああああありえないですっ!! この変態!!」
「でもほら、治ったろ?」
「えっ? ……ぁ……。…………いやいやいや! 問題はそこじゃないでしょう!?」
「いいじゃん別に。治ったんだから」
「良くないですよっ! だって私っ……ふぁ、ファーストキs……ゴニョゴニョ///」
「キスなんて散々やってんじゃん。昔はお前からせがんて来てたくせに」
「ぃゃぁああああ!! 止めてください! 本当に!」
「それに今のはキスじゃないって。ベロ舐めまわしただけじゃん」
「余計に卑猥ですっ! 猥褻です! この痴漢! 大体それがキスじゃなくてなんなんですか!?」

584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/05(日) 14:40:54 ID:SpqPIeKY
「あーもーうるさいな! 治ったんだからいーじゃん!」
「よくないですよ! こんな軽いノリでキスなんかして! ……ま、まさか……他の女の子にもこんなコトを……っ!?」
「し、しねーよ! お前だけだっつーの!」
「お、お前だけだなんてそんな……///」
「なっ、なんっ……なに赤くなってんだよ!/// そもそも今のはキスじゃねーし!」
「き、キスですよ! 兄さんに無理やり唇を奪われたんですぅ!」
「舌じゃん! ベロじゃん! 唇じゃないじゃん!?」
「お、同じようなもんですよ!」
「違うね! 断じて!」
「キスについてプロフェッショナルでも無いくせに偉そうなんですよこの童貞!」
「どどどどどどどど童貞ちゃうわ! お前こそ処女のくせになに偉そうに語ってんだよ!」
「しょっ……!/// とか……女の子に向かってなんてこと言うんですか!?」
「童貞とか口にしたくせに何言ってんだ!?」
「あーもう良いですよ唇とベロオンリーでどれだけ違うか試して比べてみようじゃないですか! 」
「は、……はぁっ!? 何言ってんだ!?」
「二人ともきちんとしたキスをしたことないんだから実際ここでやって見るのが一番手っ取り早いに決まってるじゃないですか!」
「それじゃあ本末転倒だろ! キスしたかキスしてないかだろ!? ここで本当にキスしてどうすんだよ」
「きっ、キスキスって連呼しないでください変態! 通報されちゃうじゃないですか! 大体論点はキスしたかしてないかじゃないくてさっきのはキスなのかどうなのかって話なんですよ!」
「はぁ!?」
「いいから早くしてください! ほら私が目を瞑ってる間に!」
「は、はぁっ!? ちょ、なんっ……!?」
「…………///」 ドキドキ
「……くっ……!」 チュッ
「っ!」 ビクッ
「ど……どうよ……さっきのはキスじゃねーべ?」
「ちょ、ちょっとよくわかりませんね……///」
「なっ……はぁ!?」
「だ、だって一瞬だったし……///」
「か、顔赤くすんなよぉ! 反則だぞお前それ!///」
「こ、今度はちょっと長めで……///」 モジモジ
「だぁああ!! もー目ぇ瞑れ!」 ギュッ
「ひゃぁあ……/////」
「な、なんっ……か、肩つかんだだけじゃん変な声出すなよっ……!///」
「……兄さん……/////」 ドキドキ
「……んっ///」 チュゥゥッ
「んむっ……/////」 チュウッ…レルッ
「んんっ!?」 ビクッ!
「ん……ふっ……んむっ……ふぅっ……/////」 チュムッ、チュ、レルッ、レロッ、ヂュルッ
「んんっ!? ふっ……んんん〜っ!!///」
「ちゅっ……ぷはっ……ハァッ……ハァ……/////」
「はっ……なっ……ハァッ……なぁっ……!?///」
「に、兄さんに口の中を犯されて仕舞いました……/////」 ポッ
「お、犯されたのは俺の方だろ! なっ、なにしてくれてんだ!///」
「こ、こんなの……妊娠しちゃいますぅ……/////」 モジモジ
「あぁ可愛いなぁもう!!///」 ガバッ
「ひゃぁん♡/////」



「(´༎ຶ۝༎ຶ) (;´༎ຶД༎ຶ`)」 ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ… (←ラーメン屋の店員&客)

585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/05(日) 14:41:18 ID:SpqPIeKY
そんで最終的にこうなりたい

586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/06(月) 05:30:19 ID:???
>>584
店の中で何やってんだよwwwww

587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/07(火) 21:37:13 ID:???
>>584
通報されるだろこれww
末永く爆発しろ

588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/10(金) 02:13:02 ID:D54wChMw
通報されちまえwwwww
GJ!!

589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/11(土) 19:35:07 ID:EiU9WgCw
「ねー」
「あ?」 カタカタ
「彼女つくんないの?」
「うっせーボケ」 カタカタ
「お兄モテないもんねー」
「うっせーボケ」 カタカタ
「ふーん」 ゴロゴロ
「制服シワになるぞ」 カタカタ
「別に」 ゴロゴロ
「つーかヒトのベッドで寝んな」 カタカタ
「別に」 ゴロゴロ
「ったく……」 カタカタ
「…………」 ゴロゴロ
「…………」 カタカタ
「……、……ねー」 ゴロ…
「あんだよ」 カタカタ
「彼女つくんないの?」
「…………」 カタ…
「…………」
「……別に、お前がいるからいらねー」
「…………」
「…………なんつって」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………なんか言えや」
「…………馬鹿じゃないの?」 ゴロ…
「うっせ」 カタカタ
「…………」
「…………」
「……ねー」
「んだよ」 カタカタ
「いい加減枕洗いなよ」 ギュッ
「うるせーよ」 カタカタ

590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/11(土) 19:35:29 ID:EiU9WgCw
おわり
微妙な距離感って好き

591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/11(土) 19:52:51 ID:EiU9WgCw
「お兄」
「あ?」 カタカタ
「お兄はさー、長いのと短いの、どっち?」
「は?」 カタ…
「髪」
「ロングかショートってこと?」
「うん」
「そりゃお前……」
「……うん?」
「…………その人に似合ってりゃいいんじゃねーの?」
「…………ふーん」
「…………」
「…………」
「…………なんでそんなこと聞くんだよ」
「別に」
「……あっそ」
「……今度デートでもいこっかな」
「…………誰と」
「誰でもいいじゃん」
「あーそーですか」 カタカタ
「気になる?」
「うるせー」 カタカタ
「気になるんだ」
「……うっせーよ」 カタカタ
「…………」
「…………」 カタカタ
「……どんぐらいがいいの?」
「なにが」 カタカタ
「だから髪」
「…………」 カタ…
「…………」
「……お前なら似合うよ、どんな髪型でも」
「…………」
「…………俺の妹だかんな」 カタカタ
「…………」
「…………」 カタカタ
「……なにそれ」
「しらねーよ」 カタカタ
「…………」 ボフッ
「…………」 カタカタ
「…………」 ゴロゴロ
「…………」 カタカタ
「……枕洗った?」 ギュッ
「おめーがくせーくせー言うからだろ」 カタカタ
「ふーん」 ギュッ
「なんだよ」 カタカタ
「別に」 クンクン
「匂い嗅ぐな」 カタカタ
「なんでわかんの?」 クンクン
「本当に嗅いでんのかよ」 カタカタ
「…………ばーか」 ギュッ

592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/11(土) 19:53:33 ID:EiU9WgCw
おわり
脳汁は出た分だけ回収するべしってばっちゃが言ってた

593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/11(土) 20:12:23 ID:???
お兄って呼び方がいいなwwww

594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/12(日) 07:10:55 ID:D54wChMw
GJ!この妹がデレるとこが見たい!

5951:2012/08/12(日) 08:30:40 ID:???
規制につき

タ「夏休みですね」
無「そうですね」
タ「海にでも行きませんか」
無「日焼けするから嫌」
タ「じゃあ山にでも行きませんか」
無「虫に刺されるから嫌」
タ「じゃあ何をしますか」
無「そうね・・・・・・クーラーにあたりましょう」
タ「要約するとこの部屋から出たくないということでよろしいですか」
無「だって暑いんだもの。この部屋の中が私の適温なの」
タ「そりゃあ長袖なんて着てるからじゃん。俺はむしろ寒いくらいだ」
無「忍耐力が足りないのね」
タ「いやいや、クーラー強すぎだって!省エネに少しは貢献しようよ?!」
無「コタツに入ってアイスを食べると幸せになれるでしょ?あれと同じようなものよ」
タ「・・・・・・妙に納得してしまった」
無「それにしても、急に外に出ようなんてどうしたの?珍しく」
タ「だって夏だもの。夏休みってのはもっとこう、若者は若者らしく青春を謳歌しないと」
無「・・・・・・昨日やってたサマーウォーズ、見たでしょ」
タ「え、なんで知ってるの」
無「ほんと影響されやすいんだから・・・・・・」
タ「まあ、そういうわけで。青春しませんか!」
無「その前に課題は?」
タ「そんなものは家に置いてきた」
無「一応、課題を手伝ってあげるっていうことで呼んでるつもりなんだけど・・・・・せめて持ってくるくらいの誠意は必要じゃない?」
タ「極力荷物を減らしたほうが体力の消耗もなくていいと思って」
無「そんなこと言っててアウトドア派な青春を謳歌できるわけないじゃない」
タ「確かに」
無「なのに勉強どころか課題すらしないなんて、休みというよりも時間の無駄遣いね」
タ「い、いいんだよ俺はこの時間の使い方で」
無「まあ、タカシの夏休みの浪費の仕方に興味はないけど。それに青春なら部屋の中でもできるでしょ」
タ「・・・・・・ごくり」
無「頭の中のそういう性的なのはノーサンキューで」
タ「じゃあ他になにやんのよ」
無「え、んー・・・・・・こうして何するでもなく、クーラーのきいた部屋でだらだらごろごろ高校野球を見たり」
タ「それも十分時間の浪費じゃないの」
無「だって毎日のようにタカシが来るんだから、仕方ないじゃない」
タ「それは萌茄ちゃんが僕を呼ぶからじゃないですか」
無「・・・・・・まったく、普通は他の理由も思い当たりそうなものだけれど」
タ「え?」
無「なんでもない。それより、もしかして課題まだ手をつけてないんじゃないの」
タ「ふふん、図星だ」
無「そこまで堂々と言い放たれるとさすがにむかつくわ。・・・・・・少しは手を出してもいいんじゃない?」
タ「いやー、なかなかやる気が出ないんだよね」
無「はぁ、最近よく聞くよね、何に対してもやる気のない若者世代ってやつ」
タ「いいよいいよ、どうせ僕は課題もしないクズ野郎ですよ」
無「わかってるなら良し。だから次来るときは課題ちゃんと持ってきてよ」

596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/12(日) 08:32:35 ID:???
翌日

タ「もしもし?萌茄から電話なんて珍しい。今日はアンゴルモアでも降るのかな」
無『・・・・・・聞かなかったことにしてあげる。それより、なんで来ないの?もう甲子園も終わっちゃったじゃない』
タ「いやほら、行ったら課題をやらなきゃいけないわけじゃないですか。そしたらなんかこう、行く気がですね」
無『どれだけ勉強したくないの。まあ、来たくなきゃ勝手にすれば?夏休みの終わりに泣きつかれても絶対見せてあげないからね』
タ「萌茄ちゃん厳しいです・・・・・・。一応そうならないように努力はしてみるけど」
無『・・・・・・え、なに、ほんとに来ないつもりなの』
タ「いやあ、実は昨日僕の部屋にクーラーが設置されまして。ちょっとここ出たくないというか」
無『呆れた・・・・・・。私の家に来てた理由、まさかクーラーがあるからって言うんじゃないでしょうね』
タ「それが全部ってわけじゃないけど、でもまあそれもあるっちゃあるね。あ、それより明日」プッ
ツー・ツー・ツー
タ「なぜ切れたし・・・・・・」

小一時間後

ピンポーン

タ「うお、萌茄どしたの。汗だくじゃん」
無「・・・・・・そう見えるなら、すぐに飲み物とか出してくれるとすごく嬉しいんだけど」
タ「あー、はいはい。とりあえず部屋行っててよ、すぐに持ってくるから」タ「ほら、麦茶」
無「・・・・・・」ゴクゴク
タ「で、急にどうしたの。なんか急ぎの用でもあったっけ?」
無「・・・・・・」
タ「・・・・・・あ、えー?なんで喋らないの」
無「・・・・・・」バサッ
タ「・・・・・・ああ、これって課題のテキストですよね」
無「ほら、筆箱出して。課題開いて」
タ「え、ちょ、ええー・・・・・・?なんでそうなるの」
無「タカシが来ないからわざわざ私が来たんじゃない。なにか不満でもあるの?」
タ「いや、来てくれたのはすごく嬉しいんだけど、まあなんというかごにょごにょ」
無「・・・・・・タカシ、ちょっと腕だして」
タ「え、うん」
無「・・・・・・えいっ」グサッ
タ「いった!ちょ、なんでいきなりシャーペン突き刺すの?!グサッていったよ、グサって!」
無「私もいろいろとグサッときたからね。お互い様でしょ」
タ「俺何もしてないじゃん?!」
無「そうね、課題も、なんにもね。全く、毎日のように呼ばれてるのに本当に何もしないなんて、バカもいいところだわ」
タ「するって!ちゃんと課題するから!とりあえず振り上げたシャーペンおろそう?!」



人間誰しも期待するものです

597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/12(日) 11:49:00 ID:???
>>596
無表情さんかっわいいなGJ!

598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/12(日) 13:08:30 ID:???
無表情さんのジト目prpr

599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/12(日) 18:20:27 ID:???
無表情さんかわかわ!
しかしこのタカシは刺されてもよし

600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 21:44:40 ID:???
ほのぼのの方のお題に投下したいというのに続く規制のせいで投下できないこの気持ち
いいたいことを素直に言えずにもやもやしているツンデレと通じるものがある
ああ、ツンデレはいつもこんなに苦しい思いをしているんだね、と妄想

601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/16(木) 22:31:21 ID:???
代行スレというものがありましてですね

だから気にせず妄想しよう
そして書けたら依頼すれば、きっと誰かが転載してくれるさ

602:2012/08/17(金) 05:04:19 ID:???
お題で書いてたら遅筆で日数経過したな上に話が冗長になってお題から逸れてしまったので


タ「バイトなんてよーやるわ、ほんと。勉強は大丈夫なの?」
無「課題はもう終わったし、前期の範囲の復習はちゃんと計画たててやってるもの」
タ「いや、すごい。ほんとすごい。その調子でもしよろしければ僕の課題も」
無「期末の成績悪かったんだから、すこしは反省して勉強する気にでもなるかと思ってたけど・・・・・・」
タ「やるやる。だが、まだその時ではない」
無「何も考えてないのに伏線張るような台詞はどうかと思う」
タ「や、俺も一応色々考えてはいるんだけどね。同じ大学に行きたいし」
無「そうすれば今みたいに色々と世話してもらえるだろうって魂胆?」
タ「え、あー・・・・・・ハハ」
無「・・・・・・まあ、いいけどね。勉強頑張ったご褒美ってことにしてあげる」
タ「あれ、てっきりバカじゃないのっていわれると思ったんだけど。いやー、言ってみるもんだなあ」
無「今のままじゃ絶対無理だけどね。でも、今からなら十分時間はあると思うし。落ちたらそのときは全力でバカにするわ」
タ「そこは慰めないんですか・・・・・・」
無「一年以上先の話じゃない。私だって受かるかどうかわからないんだもの、そこまで構ってあげられるかどうか」
タ「それもそうだ」
無「それよりも、タカシは勉強よりもっと今優先しなきゃいけないことがあると思うんだけど」
タ「勉強以上に優先しなきゃいけないって、きみがいったらそれ生きるか死ぬかの分水嶺くらい重要なことじゃないか」
無「んー、そうね、そうかも。だってほら、このお腹」ふにふに
タ「いやん」
無「何言ってんだこの着痩せ豚、って程度にはまずいと思うけど」
タ「その言葉地味にグサッとくるね」
無「どうしても青春したいっていうから、私は日に焼けるのを我慢して仕方なく一緒に海に行ってあげるわけだけど、そのお腹とは並んで歩きたくないからね」
タ「ど、努力します」

603:2012/08/17(金) 05:04:55 ID:???
バイト中

無「いらっしゃいませ」
無「3点でお会計締めて567円でございます」
無「ありがとうございました、またご利用くださいませ」
店長「萌那ちゃん、おはよーす。ぼちぼちあがっていいよー」
無「はい、お疲れ様です。引き継ぎお願いしますね」
店長「いやー、ほんと萌那ちゃんが来てくれて助かったわ。覚えはいいし捌けるし可愛いし」
無「あ、う・・・・・・えと、可愛くはないと思います」
店長「赤くなっちゃってまあ。まさか言われ慣れてないの?はあ、周りの男共はほんと見る目がないなぁ」
無「私友達少ないですから」
店長「あー、あんまり表情ないから何考えてるかわからないもんねえ」
無「それ、けっこう気にしてるんですが」
店長「大丈夫大丈夫、少ないってことはいるんでしょ?友達なんてそういう繋がりから勝手に増えていくもんよ」
無「そういうものでしょうか」
店長「そういうもんよ。あ、あとこれ、バイト代ね」
無「・・・・・・あれ、なんだか多くないですか?」
店長「多い分はお礼兼お小遣いってところかな。シフト、けっこう無理目にいれちゃったし、なのに文句の一つもいわずあくせく働いてくれたし、可愛いし」
無「え、でも」
店長「いいっていいって。しかし、貰ってすぐに開くとは・・・・・・さては既に使い道が決まっているな?」
無「あ、そういうのって失礼なんですか、すみません。使い道は、・・・・・・まあ、ある程度は」
店長「なるほど、彼氏のために水着か」
無「ぶっ」
店長「わかりやすい反応だなあ」
無「違います」
店長「いやー黒の水着はやめたほうがいいと思うよ?」
無「ごふっ」
店長「マジでか」
無「ち、違いますってば」
店長「はーん、あくまでもシラを切るつもりか。いいよいいよ、それならこっちにも考えがある」
無「・・・・・・なんですか、そんなに凝視して」
店長「ちょっと黙って、いま萌那ちゃんの黒のビキニ姿を想像して」
無「やめてください」
店長「いいじゃない、実際にそんな格好をしてるわけじゃないんだし。ああ、でもちょっと大人すぎるかなー」
無「・・・・・・なんか嫌です」
店長「えー、じゃあ」ふにふに
無「・・・・・・」
店長「・・・・・・以外と着痩せするタイプ?」
無「・・・・・・」
店長「なかなかのボリューム感だこれ。この胸ならビキニも悪くないかも」もみもみ
無「・・・・・・」ぱしーん
店長「あたっ。そんながっつり叩き落さなくてもいいじゃない」
無「・・・・・・」すたすた
店長「あれ、怒った?」
無「知りません」プイッ
店長「もー、いいじゃない、減るもんじゃなし」
無「お疲れ様でした」すたすた
店長「ほんとに怒ったの?うわ、マジでごめんね・・・・・ありゃ、振り返らずに帰っちゃったよ」
店長「・・・・・・私といい勝負だな、うん」もみもみ

604:2012/08/17(金) 05:05:16 ID:???
無(・・・・・・もまれた)
無(・・・・・・もまれた)
無(・・・・・・もまれた)
無(・・・・・・私の初もみが)
店員「いらっしゃいませー」
無「ああ、そうだ、水着・・・・・・」
無(・・・・・・黒ビキニ)
店長『でもちょっと大人すぎるかなー』
無(・・・・・・)
店員「その水着気になる感じですかー?こちらで試着できるんで、もしよかったらどうぞー^^」
無「え、は、はい」シャー
無「・・・・・・促されるまま入ってしまった試着室」
無「・・・・・・そして黒ビキニ」
店員「・・・・・・どうですかー?^^」
無「・・・・・・もう少しカップが大きいのってありますか?」
店員「えっとー・・・・・・あ、すみません、それ1サイズだけみたいですう^^;」
無「あ、そうですか・・・・・・」
無「・・・・・・もう少し大人しいほうが好きなのかな」
店員「でしたら、黒字に白のドット入ってるのとかどうですかー?ほら、大人っぽいけど可愛らしいっていうか。これとか、サイズもありますし、3ピースでスカートもついてますよ^^」
無「あ、じゃあそれでお願いします」
店員「ありがとうございまーす^^」

605:2012/08/17(金) 05:05:43 ID:???
数日後、バイト先

無「おはようございます」
バイト「あれ、萌那ちん。おはよーす」
無「相変わらずゆるいですね」
バイト「いやー、そんなことないよー。これでも一生懸命働いてますん」
無「それカウンターの下でケータイいじりながらいう台詞じゃないと思います」
バイト「仕方ないよー。普段シフト入ってないからサークルの先輩からお誘いのメールが来てさー」
無「あれ、そうでしたっけ」
バイト「そうそう。じゃなきゃ私は多分まだ寝てると思うー」
無「寝る子は育つというのを体言するような台詞ですね」
バイト「やだなー、夏休みの間だけだよう。ていうか萌茄ちゃんこそ、わざわざ休みとったのにどしたのー?」
無「あれ、今日私休みでしたっけ?」
バイト「やだなあ、私と今日のシフト交替してくれって言ったの、萌茄ちゃんだよー?」
無「・・・・・・あ。」
バイト「・・・・・・もしかして忘れてたあ?」
無「あああああああ・・・・・・」
バイト「あれ、なんか焦ってる?」
無「い、いや、そんなことは・・・・・・すみません、お疲れ様です」
バイト「おぅ、全力ダッシュ・・・・・・これは彼氏も怒っちゃうだろうなあ、萌茄ちんふぁいとー」

606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/17(金) 05:06:05 ID:???
同日、タカシ宅

タ「・・・・・・どしたの、そんなに汗だくで」
無「よ、よかったら、飲み物を出してくれると嬉しいんだけど」はーはー
タ「あ、はい。麦茶でいいよね?とりあえず部屋行ってなよ」
無「・・・・・・うん」


タ「少しは落ち着いた?」
無「うん」コクコク
タ「で、一体どうしたのさ」
無「ほら、その・・・・・・一応は、約束、してるじゃない」
タ「ああ、うん。海に行く約束ね」
無「ごめんなさい」
タ「あー、えっと、うん」
無「・・・・・・怒らないの?」
タ「別に何も怒ることはないと思うけど」
無「・・・・・・そう」
タ「あれ、なんか落ち込んでる?」
無「別に、どうもしてない」
タ「嘘だ、絶対嘘だ。目がものすごい速さで泳いでる」
無「・・・・・・一応は、約束したわけだし。なのに私は―――」
タ「それよりさ、見てよこれ」バッ
無「?! ちょ、なんで急に脱ぎ出し・・・・・・」
タ「この腹筋を見よ」
無「・・・・・・」ぺしぺし
タ「いやんっ」
無「ふにふにしてない」
タ「いやー、ストイックに頑張った成果だよこれは。あれから毎日腹筋してたからね。ある意味青春かも」
無「ちょっと待って。タカシが一人で謳歌しちゃったら、私の青春はどうなるの」
タ「それはそれ、これはこれでしょ」
無「でも、せっかく海に行くんだと思って、私も少しは頑張って・・・・・・」
タ「連日バイト漬けだったね」
無「・・・・・・ちょっと待ってて」
タ「あ、えっと、はい」
無「トイレ少し長く借りるけど、違うんだからね」
タ「あとで便座ぺろぺろしておきますね」
無「そうね、そしたら後でカビキラーがどんな味なのか教えてちょうだい」

607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/17(金) 05:06:37 ID:???
数分後

無「ただいま」
タ「便秘ですか?」
無「・・・・・・」
タ「その握りこぶしを振り下ろすんですか?振り下ろしちゃうんですか?」
無「別に殴ったりなんかしないわよ」
タ「で、トイレを少し長く借りて何してたのさ。わざわざトイレで」
無「何って、途中で見られるのはさすがに嫌だし」
タ「むしろそれで喜んじゃってたらかなりアブノーマルな趣向の持ち主だと思う」
無「そこまでは言わないけど、やっぱりそれなりにちゃんとした関係になってからでないと」
タ「・・・・・・え、そういう趣味だったの?え?えぇ?」
無「バカな勘繰りはやめて。・・・・・・ああもう、ちょっとあっち向いてて」
タ「いや、ちょっとさすがにここで用を足すのはやめ」
無「早く」
タ「はい」
無「・・・・・・」ごぞごそ
タ「もういいですか」
無「待って」もぞもぞ
タ「もういいですよね」
無「ああもう・・・・・・向きたきゃ向けばいいじゃない」
タ「ではお言葉に甘えぶっ」
無「・・・・・・なに」
タ「・・・・・・ここ、室内ですけど」
無「当たり前のことを言わないで」
タ「・・・・・・室内で水着っていうのは当たり前のことじゃないと思います」
無「だって、せっかく買ったのに着ないなんて勿体ないじゃない」
タ「いや、それはそうだけど。まさかトイレに行ったときに着てきたの?」
無「そう」
タ「ははーん、さてはどうしても俺に水着姿を見て欲しかったんだな?」
無「・・・・・・」
タ「目が泳いだ。顔を逸らした。ほんのり桜色に」
無「ああもう、うるさい。タカシが蚊だったらすぐにでも叩き潰してるのに」
タ「ごめんなさい。でも可愛いと思うよ、うん。すごく」
無「・・・・・・ほんとに?」
タ「ほんとほんと。柄も可愛いし、すごく似合ってる」
無「・・・・・・そう」
タ「いやしかし、これはなかなか豊かに実ってますな」
無「うるさいバカ。あんまりじろじろ見ないで」
タ「じゃあなんでわざわざ着替えてきたのさ」
無「せっかく海に行く約束して、私もわざわざ代休まで取ってたのに、肝心の当日に忘れてて全部台無しにしちゃったから」
タ「あー、うん。なるほど。んで?」
無「・・・・・・タカシだって男の子でしょ。少しは期待してたと思うし、だからそのお詫びというか・・・・・・ああもう、うるさい。もう服着るから」
タ「水着の上に着るんだ。・・・・・・そういえば、なんでさっき俺に後ろ向かせたのさ」
無「下に水着着てても、服を脱いでるところを見られるのは恥ずかしいじゃない」
タ「顔に出さないだけで本当は色々考えてんだねえ」
無「私だって乙女だもの、当然でしょ」
タ「まあ、なんとなくわかるからいいけど。ああ、それとすごく大事な話があるんだけど」
無「大事な話?」

608:2012/08/17(金) 05:07:19 ID:???
タ「そうそう、海に行く日のことなんだけどさ、どうも台風が上陸する日とドンピシャらしくて」
無「台風上陸って、冗談でしょ?快晴じゃない」
タ「うん、今日はね」
無「今日は、って、なによその言い方。台風が上陸する日が違うみたいじゃない」
タ「そうだね、だから海に行く日も今日じゃないね」
無「え?だって今日は水曜日でーーー」
タ「そうだね、海にいくのは来週の水曜日だね」
無「・・・・・・」
タ「・・・・・・」
無「・・・・・・」
タ「水着姿ごちそうさまでした」
無「・・・・・・!!!」
タ「そうだよね、冷静に考えたら何してるんだろうってなるよね」
無「やめて」
タ「予定の日取りを間違えて、約束も特に破ってなくて、なのにわざわざ水着に着替えて、しかも部屋の中でそれを見せて」
無「それ以上喋ると、今日のことを全て忘れるまで屋根から飛び降りさせるわよ」
タ「そこはせめて自分の労力を使おうよ」
無「いや。今日はもう、なんだか色々ありすぎて疲れてるんだから」
タ「そうですか」
無「私はもう寝るから。ベッド借りるからね」ぽす
タ「わざわざ来たのに寝るってどうなの」
無「確かにここはタカシの部屋だけど、私が何をしようと私の勝手でしょ?」
タ「ジャイアニズムに通じるものがあるね」
無「いいじゃない、あなたの我侭だってたまには聞いてあげてるんだから」
タ「右手で余裕で足りる数じゃないのそれ」
無「それなら、今何か一つ聞いてあげてもいい」
タ「う、急に言われると思いつかないって。じゃあ・・・・・・そうだ、おやすみのキスとか」
無「もし来年大学に受かれたら考えてあげる」
タ「今じゃないし・・・・・・」
無「そうね。でもそれで勉強をやる気が出たなら私は全力で応援するわ」
タ「ぼちぼち頑張るよ。しかし、萌茄が寝るんなら俺は結局暇なんだよなあ」
無「ならタカシも寝れば?」
タ「ベッドは萌茄が使ってるじゃん」
無「・・・・・・」
タ「どしたん」
無「・・・・・・床の上に寝ろというのはさすがに部屋の主に対してあまりに図々しいから言うけど、ベッド・・・・・・そうね、半分だけなら使ってもいいかな」
タ「それって要約すると添い寝ですか」
無「添え、とは言ってないじゃない。半分使っていいって言ってるだけ。それじゃ、本当におやすみ」ごろん
タ「ああ、はい、では遠慮なく・・・・・・いや俺の部屋だから遠慮する必要ないのか。おやすみ」ごろん

6098(〆):2012/08/17(金) 05:09:11 ID:???
 
 
 
 
タ「いやこれやっぱ添い寝だよね」
無「・・・・・・」スー
タ「・・・・・・なんだ、もう寝てるのか」
タ「海に行けそうにはないけど、これはこれで青春だよなあ」ごろん
タ「しかし、こうして寝てれば特に毒もない普通の女の子なのに」
タ「・・・・・・おでこに髪の毛はりついてるし」さわさわ
タ「いや、普通の女の子というよりは小動物というかなんというか・・・・・・」なでなで
タ「・・・・・・吐息を唇に感じるのもれっきとした間接キスではないだろうか」
タ「・・・・・・寝てるし、今ならキスくらいはしても大丈夫なのでは」
無「・・・・・・」
タ「・・・・・・あの、萌茄さん、顔が赤くなってますよ」
無「・・・・・・タカシがいるから厚くて寝苦しいだけ」ぱちくり
タ「あ、じゃあやっぱり僕床で寝ますね」
無「そのほうが涼しくて快適でしょうね」
タ「少しは引き止めてほしいよまったく。よいしょっと、とと、と」ぼふ
無「もう、揺らさないでよ。眠れないじゃない」
タ「あの、シャツの裾を掴まれてたら体を起こせません」
無「じゃあベッドで寝るしかないわね」
タ「・・・・・・もうしばらくこのまま添い寝して欲しいと素直に」
無「おやすみ」
タ「ああ、はい、おやすみなさい。・・・・・・素直じゃないなあ」
無「まんざらでもないくせに」ぎゅう

610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/17(金) 07:03:55 ID:???
>>609
GJ!! この無表情さん可愛すぎるwww

611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/18(土) 02:06:53 ID:???
やべぇかわいい!!!目覚めが気になるな…

612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/19(日) 23:29:39 ID:???
むはー
やっぱり無表情さんは至高やわぁ

613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/23(木) 03:45:10 ID:cUj.fjsE
「ねぇ」
「あ?」
「なんでファミレス?」
「この時間ならいつまでいても文句言われないから」
「文句言われなくても迷惑じゃん?」
「大丈夫」
「なにを根拠に……」
「お前が外出たいって言ったんじゃん」
「……そーだけどさー」
「なんだよ」
「……別に」
「奢るからなんでも頼めよ」
「やだ。太る」
「ん、じゃあドリンクバーでいいか?」
「いらない」
「……じゃあどうすんだよ」
「お冷でいいじゃん」
「はいはい……じゃあ俺はポテトでも食おうかな」
「なにそれ。じぶんだけ?」
「おめーがいらねっつったんだろ」
「……ふん」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………なに」
「……はぁ」
「…………チッ」
「しょぉおーがねぇえなぁぁああ……!」
「うるさい」
「うっせー、ほれ行くぞ」 グイ
「は? どこに?」
「ドライブだよ。こんな時間じゃカラオケぐらいしかねーけど、お前音痴だし」
「……お兄に言われたくないし」
「うっせーよ。ほれ行くぞ」
「…………ばか」 ギュッ

614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/08/23(木) 03:46:13 ID:cUj.fjsE
おわり
深夜のファミレスで見た出来事をアテレコしてみた

615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 02:06:14 ID:???
男「なあ女。こんなお土産を買ってきたんだが」
女「んー?なんねそれ?うわっ、なにこのもさっとると。……猫耳?」
男「そうそう。お前に似合うと思って」
女「に、似合うわけなかろーもん!こがんと恥ずかしゅうてつけれんよ!」
男「いや、絶対似合う。むしろ似合わないわけがない」
女「に、似合わんかったら今日の昼飯おごりやけんね?!」
男「いーから、さっさとつけなって。ほら」
女「………」
男「おお、似合う似合う」
女「な、なんかはずかしゅうて……これでよかとかにゃー……?」
男「いやもう、マジで完璧。それならどこに出しても恥ずかしくないよ、うん」
女「そがん褒められるとなんか照れるにゃー……///」
男「いやだってお前いつもにゃーにゃーって言ってるじゃん」
女「こ、これは方言やけん!仕方ないと!///」

後日

女「つかれたにゃー」
女「お腹すいたにゃー」
女「これでよかとかにゃあ……?」
男「猫耳つける?」
女「やけん、方言ってば!あーもう、うるさかにゃー!」
男「にゃー」

最近ようやくインターネットが普及しはじめたローカル地域
規制いつになったら解けるん・・・・・・?

616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 02:16:11 ID:???
俺の地元もこんな感じの方言だったら…!
素晴らしいにゃあ!

617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/15(土) 08:34:47 ID:???
にゃあ可愛い!!

九州の方言かな

618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/19(水) 08:49:43 ID:???
ぶっちゃけ方言いじられるのはかなり恥ずい
つまり羞恥プレイしたいほうだいってことだな

6191/4:2012/09/28(金) 20:23:43 ID:???
先週までのうだるような暑さはどこへやら。天候は九月が終わりかけだと気付くや否や、思い出したように寒々しい北風をふかし始める。
道行く人の服装も、もはや半袖姿が珍しいくらい。中にはコートを羽織る気の早い奴もいた。

そんな秋の日曜、昼下がり。
俺は猫又モドキのちなみさんから猫パンチを受けつつ、退屈な休日を惰眠して過ごしていた。

「………にゃ」

ちなみさんは明らかに眠ろうとしている俺の事など一切お構いなしに、
にゃあにゃあと口やかましく鳴きながらぷにぷにした肉球をスタンプのように押し当てる。
この人っぽいが猫っぽくもある生き物は100年生きただか油をすすっただか言われている猫耳少女で、名を椎水ちなみ。
今時珍しい平屋の我が家にいつのまにやら居つき始めた、それはそれは厄介な居候なのである。

「……てい、てい」

強引に瞼を閉じ続けるも、ちなみさんは構わず肉球で俺の顔を圧迫してくる。
大企業の社長ごっこでも始めたのだろうか。スタンプ押しがしたいなら、外に干してある布団の上でやってほしいのだが。

「…………」

尚も無視を決め込んでいると、やがてスタンプを押す手が止まる。
とはいえ、この様子じゃ諦めていないだろう。
長い付き合いだ。目を閉じていても、頬を膨らまし不機嫌になるちなみさんの姿が手にとるように想像できる。
さて、どう出るかと俺が様子を伺っていると──。

「…じゃきん」
「待て、爪を出すな」

流石にそれは洒落にならない。俺は慌てて飛び起き、まさに今爪を出し始めたちなみさんをどうどうと宥める。

「人が寝入っている隙に何をする気ですかちなみさん」
「……だって、起きないから」
「起きてほしいならそう言ってくださいよ。人語喋れるでしょう貴方」

とは言いつつも、もうすっかり起きてしまった事も事実。
俺は仕方なく布団替わりのタオルケットを畳み、枕を押し入れに押し込んだ。

6202/4:2012/09/28(金) 20:24:30 ID:???
「……で、どうしたんですか。俺と遊んで欲しいんですか?」
「なめるな。……あれ」

そう言ってちなみさんは、人の腕を上げてその先についた猫の手で指をさす。
そこは丁度、俺が枕をしまった押し入れ──の下段。あまり使ってないものを押し込んだスペースの一角に、こじんまりとした箱が閉じ込められていた。

「…七輪、ですか」

言いながら、俺はぼんやりと去年の秋を思い出す。
この七輪は親父の代から使っている年季の入った代物で、小さいころからこれを使い魚や肉、スルメ、海苔、おにぎりやパンなど色々な物を焼いて楽しんできた。
去年の秋も「消え行く日本の風景を復活させよう」と題し、庭でサンマを焼いて食べたものだ。

…そう言えば、ちなみさんと会ったのも去年の秋だっただろうか。
焼きサンマの匂いにふらふらと釣られ、庭に転がり込んできたのが最初だ。

「懐かしいですね」

そんな昔をしみじみと思い返していると、不意にかちゃ、と何かが開いたような音がする。
見ればちなみさんは器用に立って冷蔵庫を開け、中から何か細長い凶器のようなものを口に咥えた。

「それは?」
「ふぁ」

咥えたままもごもごと返事をし、俺の目の前にそれをぺいっ、と出す。
見ればそれには目があり、口があり、ヒレがある。
なんてことはない。昨日スーパーで買ってきた冷凍サンマだ。
冷たいものを咥えたせいか、ちなみさんは舌をぺっぺっと震わせていた。

「…あー、成程」

冷凍サンマと七輪。
これだけヒントを出されれば、普段鈍感と名高い俺でも何がしたいのかは容易に分かる。

「焼け、って事ですか」
「ん」

ちなみさんの簡素な答え。それに反論する理由も、特にはない。
俺は押し入れの前に屈み、七輪の入った箱を抜き出した。

6213/4:2012/09/28(金) 20:25:29 ID:???
それから1時間。
俺とちなみさんは庭に出て、煙立つ七輪の前に屈んでいた。

「……まだか」

ちなみさんは今にも「お魚くわえたドラえもん」と化しそうな程、食い入るようにサンマを見つめている。

「まだです。今食べたら中が冷たいですよ。」

俺はそんなちなみさんを片手で制しつつ、菜箸で焼き加減を確かめる。
今日の天気は爽やかな秋晴れ。色付き始めた空気に吹かれ、炭の火で暖を取りながら焼けるのを待つさまはまさしく秋。
ちなみさんのワガママとは言え、俺は今の雰囲気に充実した何かを感じていた。

「…そろそろ、ですかね」

言いつつ、サンマを皿に取り分けようと菜箸に取った瞬間。

「…んみゃっ!」
「あっ、コラ!」

その横を掠めるように、ちなみさんがサンマを奪い取った。

「欲張りは痛い目を見ますよ」
「………っ!? あ、あふっ!」

訳知り顔で言う俺と、サンマを口から離し悶えるちなみさん。
そう、猫人間たる彼女はまごう事なき猫舌。
焼けたサンマを直に咥えて、熱くないはずがないのである。

──ちなみに、口から離れたサンマは俺が奇跡の皿捌きでキャッチした。

6224/4:2012/09/28(金) 20:25:55 ID:???
「……去年もやりませんでしたっけ、このやりとり」
「………」

舌が痛いのがバツが悪いのか、だんまりのちなみさん。
俺はやれやれと肩をすくめ、サンマをごにょごにょと解体する。
箸に取りふー、ふー、と息を吹いて、ちなみさんに献上した。

「はい、あーん」
「……ばかにすんな」

──しかし悲しきかな。折角「あーん」とまで言ってやったのに、ちなみさんは口を開いてはくれなかった。
一人前に照れでもあるのだろうか。ぷいとそっぽを向き、皿に乗ったサンマの方におもむろに口を近づける。

「あ、そっちは…」
「ん……にゃうっ!」

忠告してやる暇もなく、ちなみさんはサンマの皿に顔を突っ込む。
予想通り熱にやられたどころか、もう一つ予想外に骨が顔に刺さったらしい。
ちなみさんは猫であれば面白ビデオ大賞に送れそうなリアクションで飛びのき、庭を転げた。

「…だから言ったのに」

俺は行き場をなくした哀れなサンマ一欠けを口に運び、改めて皿からサンマを取ってやる。
もう一度ふー、ふー、と息を吹き、ようやく立ち直ったちなみさんにもう一度差し出した。

「はい、あーん」
「………ん」

ようやく学習してくれたらしく、ちなみさんは頬を赤くしながらも俺の菜箸からサンマを食べてくれた。
その顔は幸福と気恥ずかしさの入り混じったような表情で──だからだろうか。俺はそんな彼女に、少しだけ意地悪をしてやりたくなった。

「ああ、ところでちなみさん」
「……んむ」
「さっき、俺も一切れサンマを頂いたんですが」

にやりと笑い、俺は菜箸をちょんちょんと指す。

「これって、間接キスですよね?」
「……っ!?」

ちなみさんの人間ヘッドによる頭突きが、晴れ渡る秋の空に響いたのであった。

623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 03:32:14 ID:???
猫又ちなみさんカワユスなあ

624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 15:58:38 ID:???
GJ!!

俺のところにも猫又ツンデレ来ないかな

625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/09/29(土) 23:34:17 ID:???
猫ちなみんかわえええええ

626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 00:42:23 ID:???
かつみん の ゆうわく の こうげき !
18さい みまん は みちゃ だめだぞ !
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2639.jpg



昨日体育の日だったので、かつみんはタカシとたくさん運動したとかしないとか

627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 02:44:33 ID:???
なんという殺人級おっぱい
けしからん



ふぅ

628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 07:00:23 ID:???
これはけしからふぅ

629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/09(火) 07:12:40 ID:???
なるほど
何でこっちかと思ったらそういうことかふぅふぅふぅ……

630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 13:53:04 ID:???
・僅かな時間でも男との時間を作ろうとするツンデレ

「ふぃー、出た出たっと……おや」

「…………」

「男子便の横でなにしてやがるちびっ子」

「……ちびっ子違う……世界が大きくて広いだけ……」

「なに壮大なこと言ってんだ。それにしても待ち伏せとは悪趣味だな」

「……待ち伏せでもない……たまたま校内を徘徊してて……たまたま休憩がてら座り込んでたら……たまたまそこが男子トイレの横で……たまたまタカシが出て来ただけ……」

「こんな校舎端で薄暗くてトイレと物置ぐらいしかなくて掃除もろくに行き届いてないような誰もこない場所にわざわざ散歩とな?ますます悪趣味だな」

「……うるさい……台詞が長い……早漏」

「女の子がそんなこと言っちゃいけません。そんで早漏でもねーし」

「……こんな辺鄙な場所のトイレを使うなんて……人に言えない……いやらしいことをしているに……違いない……そしてタカシはものの5分も待たずに……トイレから出てきた……つまり早漏……以上、Q.E.D」

「わけのわからん理屈を並べるな。そんでやっぱり最初から見てたんじゃねーか。まさか教室からついて来たのか?」

「……べ……べつに……」 プイッ

「ふーん」

「…………」 ツーン

「…………」

「…………」 チラッ

「あー……わかったわかった。それじゃあちょっとここで待ってろ」

「え」

「すぐ戻るから。ここで待ってろよ、いいな!」 タッ

「あ……ちょっ……」

「すぐ戻るからー!」 スタタタタタ…

「…………むぅ……」

631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 13:53:38 ID:VsIvxe0o
〜〜

「おまたせ。ほれ」

「……なにこれ」

「イチゴオレ。紙パックタイプだ」

「……そんなのは……見ればわかる」

「嫌いか? いらないなら返せよ、俺が飲む」

「…………飲むけど……」 プスッ

「いやさ、最近ちなとあんまり話してないなって思って」 ジューッ

「……それでなんでイチゴオレ……」

「長話には飲み物がいるだろ?」 ジルジルジル

「…………まぁ……うん……」 チュー

「で、最近どうよ」

「ん……、……SAOが……熱い」

「いや交友とか」

「……友ちゃん以外……友達いない……」

「あー……友子ともクラス変わっちゃったんだっけ……。つーか俺は?友達じゃないの?」

「…………タカシはただの……腐れ縁……調子に乗るな」

「ぐへぇ」

「…………」 チュー

「…………」 ヂルヂル

「…………タカシは?」

「俺? 俺は、この前赤点とった」

「……馬鹿」

「うるせーよ学年トップ。勉強ばっかしやがって」

「……他にすることないし」

「遊びに出かけたりしねーの? 買い物とか、カラオケとか」

「……店員さんが怖いから買い物は通販……そして私は音痴」

「お前実は弱点だらけな」

「……うるさい」

632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 13:54:05 ID:???

「…………」 ヂュー

「…………」 チルチル

「……ちなみー」

「……なに」

「呼んだだけ」

「……、……ばかじゃないの」

「うっせ」

「…………」

「…………」

「……おい、ばか」

「馬鹿じゃありませーん」

「……ばーか」

「知らねーの? 馬鹿って言った方が馬鹿なんだぜ」

「……ふーん」

キーンコーンカーンコーン

「む、もう昼休み終わりか」

「…………うん」

「あと1時間はあってもいいよな」

「……別に」

「えー」

「…………」

「んじゃ、教室戻るか」

「……ん」

「? ……行かねーの? 遅刻するぞ?」

「ん…………、あ、あの……さ」

「なんだ?」

「……っ……、……ぃゃ…………イチゴオレ……美味しかった……ありがと」

「ん、そっか。そりゃ良かった」

「…………うん……」

「…………」

「…………ぃ……行こっ」

「ちな」

「……っな…………なに……?」

「ん……今日、一緒に帰るか」

「……!」

「嫌か?」

「…………しっ……仕方なく……一緒に帰ってやる……だけなんだからっ……!」

「はは、なんだそりゃ」

「ぅ……うるさいっ……!」

「じゃ、さっさと教室戻るか」

「…………うんっ♪」

633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 13:54:30 ID:VsIvxe0o
おわり

634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/26(金) 19:03:07 ID:???
可愛すぎて死ぬかと思いながらも必死に耐えていたが最後のセリフで死んだ
つまりはGJ!!!

635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/27(土) 10:16:58 ID:???
ちなみん本当は寂しがりやなんだろうな……

切なくて可愛くてGJ!!

636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 20:49:16 ID:???
久しぶりにきたら板移動してて書き込めると思ったら結局規制されてたやつ。

http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2651.jpg

637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 21:12:46 ID:???
ホントに久しぶりだ!
そしてかなみさんかわいい!

638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 21:51:46 ID:???
久しく見ないと思ってたら規制されてたのか
相変わらず可愛いかなみさんだ

639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 22:53:30 ID:???
もっとくれください

640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 23:27:02 ID:???
>>636
久しぶりにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
相変わらず貴方の描くかなみさんは素晴らしく可愛いぜ!

641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/04(日) 23:35:49 ID:???
>>636
ホントに久し振りだwwwww
あなたのかなみさんに会いたかったよ。・゚・(ノД`)・゚・。


気の向いた時にこっちでも代行スレでもまた投下して下さい

642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/05(月) 00:03:51 ID:???
>>636
いやー、かわいいかなみん見られて眼福眼福w
GJ!!

643褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:18:15 ID:y2rILRRg
「お兄」
「あ?」
「ご飯まだ?」
「もうちょっと。テーブル拭いとけ」
「もうやったし」
「じゃあコップとスプーン並べとけ」
「やった」
「じゃあ座って待ってろ」
「…………」 ジー
「…………」
「…………」 ジー
「……なんだよ」
「別に」
「立ってないで座ってテレビでも見てろよ」
「……はーい」 スタスタ
「ったく……」

644褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:18:45 ID:???
〜〜

「ごちそうさま」
「……はや」
「お前の口が小せえだけだ」 カチャ
「ちょっと」
「ん?」
「おいといてよ」
「は?」
「お皿」
「なんで」
「……別に」
「これから洗濯とか風呂とかあるから、早く食器片付けたいんだけど」
「じゃあ先に洗濯してきてよ」
「なんでだよ」
「なんでも」
「…………どうでもいいけど、さっさと食えよ」
「置いといてよね」
「はいはい」
「……ふん」

645褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:19:10 ID:y2rILRRg
〜〜

「さてと……後は風呂沸かして食器片付けるだけ……」
<ガシャンッ、パリンッ!
「!? どうしたっ!?」
「ぁっ……!」
「な、なにしてんだ!」
「べ、別にちょっと手がスベっただけだし……」 カチャ…
「さわんな!」 ガシッ!
「っ……!?」
「……はぁ……お前あっちいってろ。割れた皿は俺が片しとくから」 グイッ
「……っ」
「…………」 カチャ…
「…………」
「…………」 カチャ、カチャッ
「…………」

646褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:19:39 ID:???
〜〜

「…………」
<コンコン
「…………」
「風呂湧いたぞ」 ガチャ
「……なに勝手に入ってきてんの?」
「返事しないのが悪い」
「…………。……今はいい。後で入る」
「あっそ、じゃあ先に入るかんな」 ガチャ
「…………」
「……布団にくるまったまま寝んなよ」
「……うるさい」
「はいはい」 バタン
「…………」

「…………」

647褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:20:29 ID:???
〜〜

<コンコン
「上がったぞ」 ガチャ
「…………」
「起きてたか。ほらさっさと入れ」
「……わかった」
「あっそ。じゃ、俺もう寝るから」
「…………お兄」
「ん?」
「こっち来て」
「なに?」
「ここ座って」 ポンポン
「…………」 ボスッ
「…………」
「……なに?」
「…………。……手」
「手?」
「マッサージしてあげる」
「なんで?」
「してあげる」
「…………じゃあ、左からヨロシク」
「ん」 ギュ

648褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:21:02 ID:y2rILRRg
「…………」
「…………」 ギュムギュム
「…………」
「…………。……気持ちい?」 ギュムギュム
「お前力弱過ぎ。貸してみ」 ギュ
「あっ」
「マッサージはこうやってするんだよ」 ギュッギュッ
「んっ……ん……」
「気持ちいか?」 ギュッギュムッ
「ん……ま、まあまあ」
「じゃ、さっさと風呂はいれよ。俺はもう寝る」 パッ
「ぁ……ちょっ」 ガシッ
「いでっ!」
「わっ、ごめ、ん?」
「……なんだよ急に。ビックリしただろ」 パッ
「…………」
「……なんだよ」
「…………。……右手」
「あ?」
「右手、まだやってない」
「別にイイって。お前力よえーし」
「大丈夫。早く」
「イイって」
「は、や、く」
「……はぁ」
「ん」 ギュ
「…………」
「……やっぱり」
「んだよ」
「指、切れてる」
「うるせー」
「……さっき?」
「ちげーよ」
「嘘つけ」
「…………」

649褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:21:27 ID:???
「……ごめん」
「……何が?」
「あたしが、お皿割ったから」
「お前のせいじゃねーだろ」
「…………ごめん」 シュン
「……はぁ」
「…………」
「…………」 ポンッ
「……?」
「…………」 ナデナデ
「……ん……」
「……今日は、手伝ってくれてありがとな」 ナデナデ
「…………」
「明日は、一緒に夕飯作るか」 ナデナデ
「…………」
「…………」 ナデナデ
「…………うん」
「ん」 ナデナデ
「…………」
「じゃ、さっさと風呂入れ」
「…………」
「……?」
「…………ぁむっ」 パクッ
「!?」
「ん……んむ……」 レロ…
「なっ! に、を……!」 バッ‼
「唾つけとけば治るって言うじゃん」
「は、……はぁ?」
「治してあげる」
「い、いやっ、いいから!」
「兄妹でなに恥ずかしがってんの?」
「いやいやいやいやそういうアレと違うしっ」
「いいから、早く」
「いや自分の傷は自分で舐めるって、ほらっ」 パクッ
「えっ」
「な? 別にお前に舐めてもらわなくてもいいだろ?」
「……〜〜〜〜っ……! ばかっ!」 ガチャッ、バタンッ‼
「……な、なんなんだ……?」

〜風呂〜

「(ぅうぅうううぅぅううう〜〜〜っ! お兄のバカッ! アホっ! エッチ!)」 ブクブクブクブク
「(ってかあたしもなにしてんだよもぉぉおおぉぉおぉおおお!!!)」 ゴボゴボゴボゴボッ

650褒めてもらいたいお年頃:2012/11/08(木) 03:21:51 ID:y2rILRRg
終わり

651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 03:32:52 ID:OwZ9zrvA
はい素晴らしいよー

652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 04:48:37 ID:gOI2tQZQ
これは素晴らしすぎる

653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/08(木) 22:58:54 ID:???
妹可愛いよ妹

654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/09(金) 02:02:52 ID:???
これ可愛くないって言うやついるのってレベルの可愛さ

655合図は雷注意報:2012/11/15(木) 16:27:46 ID:PFcoxlsM
>コンコン
「んー」 カタカタ
『お兄』 ガチャ
「んー?」 カタカタ
『外見た?』
「見てない。どうかしたか?」 カタカタ
『あられ』
「あ?」 クルッ
『あられ降ってる』
「マジ? まだ11月だぞ」 ガタ、ガラッ
『マジ』
「うわ、すげー降ってる。音楽流してたから降ってる音に気づかなかったわ」
『早く窓閉めてよ。寒い』
「そうだな」 ピシャリ
『…………』
「? それだけ?」
『は?』
「それ言うためだけにわざわざ俺の部屋きたの?」
『別に』
「別にって……まあいいけど」 クル、カタカタ
『あ、漫画読ませてよ』
「あ? ああ、好きなだけ持ってけ」
『ここで読むからいい』 ボフッ
「俺そろそろ寝るんだけど」
『ふーん』 ペラ
「…………」
『…………』
「……ったく」 カタカタ
『…………』 ペラ
「…………」 カタカタ


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