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紅月カレン(カレン・シュタットフェルト)
1
:
JIN
:2010/06/07(月) 22:39:22
『コードギアス』世界における最高のバトルヒロイン。
ただしトータル的な印象としては「今一つ及ばない」というところでしょうか。
それこそ様々な意味において。
30
:
JIN
:2010/06/17(木) 22:44:25
もっとも谷口監督自身は「それ」を全て認めてますからね。
あくまで自分の責任だと。
「特に扇には済まない事をした」とのことで、だからこそ最後にハッピーエンドを与えたというか。
31
:
ドクトルK
:2010/06/19(土) 02:34:13
放送終了直後なら「それでも何とかするべきだったろうが!」と怒りを露わにしたでしょうが・・・・今望むのはただ一つ。
「頼むから彼をこのまま思い出の中でじっとさせてくれ」でしょうかね。
32
:
JIN
:2010/06/19(土) 07:29:27
少なくとも谷口監督としては二度とやる気は無いみたいですからね。
そしておそらく後続の『コードギアス』の担当者たちも「彼」には手を出すつもりはないと。
33
:
I/D
:2010/06/19(土) 21:34:55
『コードギアス』は「ルルーシュの物語」ということで突っ切ったからいいのだと思います。
この場合は『SEED』を、とくに『DESTINY』を例に挙げたつもりでした。
監督自身が認めていて、その後に手を出さないなら問題はないでしょう。ある意味で、犠牲になったキャラクターでありますからね。
34
:
JIN
:2010/06/19(土) 21:41:17
いわば「最大の敵は自分自身」の典型ですからね。
第二次トウキョウ決戦なんか、まさに最大のチャンスを自分で潰したと。
35
:
ドクトルK
:2010/06/28(月) 23:33:10
あえて皮肉を言うならば、監督自身も正直な話、心残り満載の作品をこれから先代表作の名のもとにおき続けなけらばならないあたり、彼自身もスザクの呪いにかかったか・・
36
:
JIN
:2010/06/29(火) 10:35:26
まあ。確かに。
少なくとも「商業的代表作」には絶対間違いないわけですが。
37
:
健
:2010/07/29(木) 12:19:28
以前カレンとシャーリーはルルーシュを好きな女性の中で飛び抜けて良い女と言いましたが訂正します。
考え直してみると、カレンが好きなルルーシュは「ゼロの仮面を被ったルルーシュ」に過ぎず、「クラスメイトのルルーシュ」や「ナナリーの兄としてのルルーシュ」は見ていなかった気がします。スザクについても「首相の息子のスザク」しか見ておらず、「クラスメイトのスザク」は見ていなかったように見えます。
そういう意味で言うならばカレンと立場や生い立ちが違うのを差し引いても、「父の仇であるルルーシュ」も含めた全てを「自分が好きなルルーシュ」として受け入れたシャーリーは女性としては最高だった気がします(そういう言い方をすればカレンは女性としては小物だったように思うのは何故でしょう?)
38
:
ドクトルK
:2010/07/29(木) 23:59:01
でも、カレンが欲しいのはブリタニアの不良学生なんかじゃないもの。日本解放の英雄とかそうゆうのなんだからそれは仕方ないと思う。
それにあの学園にいられると言うだけでブリタニアに魂を売ったと見做していそうだしね。
39
:
椿
:2010/07/30(金) 00:22:34
カレン自身、学園への帰属意識が全くない仮の姿だったので、そこではルルーシュもスザクも、のっぺらぼうにしか見えなかったかもしれませんね。
40
:
健
:2010/07/31(土) 20:10:17
椿さんへ……
じゃあ、シャーリー達もそうだったという事でしょうか?だとすればシャーリーの死を悼んだり生徒会の仲間を気遣う資格は無いような………ニーナが友達面してと非難したのが分かる気も。
本当に帰属できたのはルルーシュが死んだ後だったのかも知れませんね…あまりに遅すぎる。
41
:
JIN
:2010/08/01(日) 13:13:55
小説を見ると、カレンにとって学園は「下手をすれば抵抗心を無くしてしまいかねない」微妙な場所だったみたいですね。
42
:
椿
:2010/08/02(月) 22:28:46
あまり学校に来ていなかったですからね。
反抗心や居心地の悪さを感じてはいてもベースが学園にあったルルーシュやニーナとは異なるようですね。
しかしナリタの直後は同級生の家族が犠牲になった時は、さすがに動揺したり、
また、シキネ島の件の後はスザクを殺害しようと試みたりと、カレンのフレームが学園に向けられることも以後にはありましたね。
43
:
JIN
:2010/08/02(月) 22:44:53
学園祭で調理中のスザクの隙を狙おうとしましたね。
そしてそれを敢えて誘ってるのスザクで。
44
:
ドクトルK
:2010/08/07(土) 22:35:48
シンと同じく、その向こう側にある事実から目をそむけ続けましたからね。
嫌な言い方になるけど、女だから・・という面で許されてしまっている感も無きにしも非ず。
45
:
JIN
:2010/08/07(土) 22:46:21
叛乱後においては、ルルーシュとの関係もあって微妙な立場にならざるをえないところでしたが、騎士団的には、聖天を使える「最強戦力」であるという点で不問にされた観もありそうですね。
この辺りの微妙さは、ある意味でキラをも超えているというか。
46
:
ドクトルK
:2010/09/26(日) 03:55:45
でも、たぶんそれは表面化はしなかっただろうなあ。
悲しいけど、どこまでも彼女は脇役でしかない。一幕は回ってきても、そこで終わり。
メディアミックスとスピンオフに頼りがちな昨今では清々しいほどなんだろうけど。
47
:
JIN
:2010/09/26(日) 12:25:59
「メインチームには絶対入れない」というのが、彼女の宿命でしたね。
それを果たすためには、どうしても彼女の「日本」への拘りを捨てるしかないが、そんなことそれこそ出来る話ではないと。
48
:
JIN
:2011/09/15(木) 12:48:58
シリーズの新企画にも未登場。
アーニャも入っているだけに、とにかく不在が目立つというか。
49
:
ドクトルK
:2011/09/18(日) 11:50:18
ブリタニア勢がメインを張るなら、むしろいない方が当たり前、なんですけどね。
ブリタニアから見れば、ゲリラでちょっと腕が良いだけの「自称エース」だろうし。
50
:
JIN
:2011/09/18(日) 15:01:16
その意味でも、やはり「ナナリーの騎士」シチュエーションは見たかった感じですよね。
流石に「ナイトオブイレブン」は無理的なだけに。
51
:
ドクトルK
:2011/09/19(月) 19:52:59
走するにはいかんせん二人のかかわりがあんまり深くないと言うのがネックでしょう、特に二期では記憶がないわけですしね・・・
軸線を外れると極端に人間関係が希薄化しているというのはいいことか、悪い事なのか。
52
:
JIN
:2011/09/21(水) 12:26:19
確か第一期では同じ場所にいる場面が殆ど無いですからね。
その意味ではむしろ第二期で補完された感じも。
53
:
JIN
:2012/05/04(金) 20:28:03
ニュータイプエース最新号の作品紹介では「四人組」入り。
まさにファンとしては一喜一憂か。
54
:
JIN
:2013/12/12(木) 00:10:31
小説版『亡国』第二巻で、彼女の歴史的意義を再定義。
父親の背景も注目です。
55
:
くるひと
:2014/05/10(土) 23:53:31
見てくれている方はいるのでしょうか。はっきり申しましてR2で描写されたことを整合性が取れるように解釈すると
皆様が語るような「日本の為に云々」等というR2以前の紅月カレンはただの幻想に過ぎなかった。僕はそう考えています。
カレンはR2の2話で、ルルーシュ=ゼロだったことと、ギアスの件については怒りましたが
あの時点でのルルーシュ最大の罪である「ブラックリベリオンでの逃亡」は全く糾弾しませんでした。これはおかしくありませんか?
ルルーシュがブラックリベリオンで逃げたからこそ、黒の騎士団は敗北し、結果として日本人は更なる苦境に立たされました。
これはカレンがそれまで大切にしてきた日本・仲間・お兄ちゃんの夢・お母さん等々を大きく傷付けられたことのはずです。
にも関わらずそれに怒らないということは、実はカレンにとってそれらは「怒るほど大事なことではない」ということになり
逆に「ゼロの正体について騙されたこと」「自分にギアスをかけたかもしれないこと」という非常に個人的な方のことが、「怒るほどずっと大事なこと」ということになります。
またR2の19話では、ルルーシュが殺されそうになったとき「あなたにとって『私は』何?」と尋ねました。
あの場では他のメンバーはルルーシュの仲間殺しや日本に対する罪について責めていましたが
カレンがそういうことを確認せずに「『私は』何?」と聞いたことは
「ルルーシュにとっての私の価値>日本や仲間に対するルルーシュの姿勢」というカレンの価値観を示している可能性があります。
もちろんルルーシュが日本や仲間のことを思っていると信じ切っていたからあえて聞かなかったという考えもありますが、R2の2話の件を考えるとそれも怪しくなります。
更にまずいのはルルーシュに「君は駒だ」と言われたときにすぐそばを離れたことです。これは完全な見殺しを意味します。
アニメを最後まで見たり外部資料に触れたりすれば、最終的にカレンはルルーシュに恋愛感情を持っていることが分かりますが
これと先程の流れで分かる「カレンは実は日本や仲間のことよりもルルーシュとの関係の方が大切か?」という推測を合わせると
カレンがルルーシュを見殺しにしたのは
「ルルーシュに(女として、そうでなくても大切な存在として)求められないのなら、死んでしまっても良い」
という極めて自己中心的な思考をしていたか、無意識や深層心理下での本心はそうであったと考えられてしまうのです。
そしてR2の22話、アッシュフォード学園での二人のシーン。これはもう最悪です。
あの場面ではその前後のシーンも合わせると、ルルーシュが悪人である可能性を思い切り疑っておきながら
問い詰めの結論が「『私の』ことどう思ってるのよ」とまたしても自分に対する思いを聞くことに終わっていました。
更に外部資料での「嘘でも良いから愛してるといってくれれば地獄までついていった」という記述と
最後のキスについての「あのときに反応があったらついていった」という外部資料の記述を合わせて考えますと
「ルルーシュの善悪はもうどうでも良い。ルルーシュが私を愛してくれるのなら
それまで背負っていた日本・仲間・お兄ちゃんの夢・お母さんの全部を捨ててやる」
56
:
くるひと
:2014/05/11(日) 00:01:35
という、カレンの非常に自己中心的な本心が浮き彫りになってしまうのです。
ルルーシュが悪人でかもしれないと思い切り疑いながら愛してくれさえすれば仲間になるということは
最悪ルルーシュの為なら日本や仲間を攻撃しても良い、という意識を持っていたことになります。
あるいは考えられなかったのなら、カレンにとっての日本・仲間・お兄ちゃんの夢・お母さんの価値はその程度ということになります。
ですが結局、カレンはルルーシュに求められることはありませんでした。この後カレンは腑に落ちない行動をとります。
ルルーシュに拒否されてからさほど時間が経っていないはずの合集国代表達が人質に取られたとき、カレンは即座に「ルルーシュを倒すのは私です」と言い放ちました。
富士決戦でも執拗にルルーシュを殺そうとして生身のルルーシュに直接輻射波動を当てようとするほどでした。これも、腑に落ちません。
求めてくれればという条件付きではありましたが、ルルーシュについていくという姿勢を見せた
つまりそれほどまでに好きであった男に対して、即座に倒す宣言をしたり執拗に殺そうとするものでしょうか?
もっと思い悩んだりする姿勢を見せたり、どうしても攻撃の手が緩んでしまう描写の方が自然です。
なお、日本等の為というのはもはや言い訳として機能しません。ルルーシュに求められれば捨てられる程度の価値しかないからです。
好きな男に振られたからといって、少し前まで捨てようとしていた日本等の愛に目覚めるのは不自然ですから。
それで結局その疑問については、他の人の考察を先に見た影響も多分にあるのでしょうが
「無意識や深層心理下でルルーシュに求められないことが悔しく、腹立たしく
ルルーシュを殺すことでその負の感情を発散させようとしていた。カレン自身はそのことを意識出来てはいないので
日本の為、世界の為というのを自分がルルーシュを攻撃する理由として使っていたに過ぎない」
としか僕には見えなくなってしまいました。C.C.に「人間らしいこと言うのね」などととんでもない暴言を吐いていたのも
「ルルーシュに求められたC.C.が憎いから」と考えるとスッキリしてしまいます。
で、まあゼロレクイエム後のアッシュフォード復学もひどいんですが、もう十分でしょう。
ここまで挙げ連ねた要素を統合して結論を出しますと、「コードギアス 反逆のルルーシュ 全話」における「紅月カレン」というキャラクターは
「日本だ日本人だお兄ちゃんの夢だお母さんだと偉そうに言ってはいるが、好きな男が出来るとそれらは最終的にはどうでも良くなる。
それらを捨てる代わりに好きな男に尽くすかと言うとそうでもなく
『自分を愛してくれる』という見返りを保証されなければ、その男の為になる(命を守る等の)行動をすることもなく
逆に拒否されれば逆恨みで殺そうとしてくるストーカーじみた精神を持つ。
更には自分が男次第で捨てようとしたところにちゃっかり戻ってくるという、極めて自分の利益しか考えていない女」
である可能性があり、先程挙げた要素検証のように、それは決して無茶ではなく普通にあり得るキャラクター性なのです。
ですからJINさんが
>>47
で仰っていた「メインに入るには『日本』への拘りを捨てるしかないがそんなことは出来る話でない」のように
カレンは最後まで好きな男よりも日本の為に戦うキャラであったという解釈は、どうにも腑に落ちません。
カレンはメインに入らずとも、始まりはR2の2話から既に内心では日本を裏切っていたと言っても過言ではありません。
57
:
JIN
:2014/05/11(日) 21:32:46
制作にどれだけの明確な意図があるかは不明ですが、そうしたカレンの「不安定」な言動ぶりも、結果的にルルーシュに「免罪符」を与える効果になってる感じですね。
つまり「見捨てたルルーシュ」より「見捨てたカレン」が悪いと。
58
:
くるひと
:2014/05/12(月) 20:23:20
「見捨てたルルーシュ」というのがどの場面を指しているのかはっきりとは分かりませんが、ブラックリベリオンでの離脱のことでしょうか?
確かにあれはカレンの態度のせいで、ルルーシュへの批判がそれている感じはしますね。
とは言え、元カレンファンとしてはあのカレンの態度に好ましからざる感情を覚えるのも事実です。
色々と混乱する要素があったとは言え、「敵」であるスザクの言葉でルルーシュを見捨てる決定をしたのが何とも。
よく考えればあれはシュナイゼルの言葉でルルーシュを切る決定をした扇達まんまですね。自分の考えがないことが何とも情けない。
実はあの場で既に「ルルーシュが妹を理由とした私情で自分達を見捨てた」という推測はルルーシュの発言から可能ですので
せっかく成績優秀設定持ってるんですから、どうせ見捨てるならそこに辿り着いて自力で見捨てて欲しかった。
ですかそれだけならまだ挽回は可能なのです。あの後から再会に至るまでにルルーシュが自分達を私情で見捨てたという真実に辿り着き
ルルーシュに反発するか、辿り着けなかったとしても再会した時に「どうして私達を放ってあの場にいたの!」と問いただせば。
そうすればカレンはまだ「日本等の為に戦う戦士」というキャラクターでいられたし、どうしてもルルーシュに恋させたいなら
そこから少しずつカレンの価値観が変わってゆく様子を描写して「最終的に」ルルーシュ>日本等、にすれば良い。
ところが制作者はそれを放棄したんですね。離脱の真相に気付いて反感を持たせるどころか
そもそも「どうして私達を放ってあの場にいたの!」とすら問いたださせず、それでいてひどく個人的なこと(正体隠しと自分へのギアス)にだけは怒らせたせいで
カレンの「日本等の為に戦う戦士」というキャラクターはまやかし、ちょっと男を好きになった程度でかき消える程の軽さしかないという解釈が成立します。
一期やロスカラまでのカレンの性格なら、もし本当に日本等のことが大切で彼女の中に重みがあれば、怒りを抑えられる方が不自然ですから。
しかもそのルルーシュの好意ですら、いきなり・いつの間にか持たされた感じがあります。
誰を好きになっても本来自由ですが、カレンの場合ゼロに恋愛感情に近しい想いを持っていたのは
「ゼロは日本の為に戦ってくれるから」というカレンの思い込みも大きな理由の一つであったと思うのです。
であれば戦う理由が日本の為でないどころか、ゼロとしての役割を放棄し私情で逃げ、結果的に日本人に更なる圧政をもたらしたルルーシュは
カレンの嫌悪感を大いに刺激するはずなのです。ルルーシュを好きになるならそのマイナス感情をプラスにし、好意を抱くに至る出来事の積み重ねが必要です。
しかしそれをすっ飛ばし、いつの間にかルルーシュを好きにさせたので、こうなるともうそれまでのカレン像はまやかしであったと考えるしかないんですよね。
僕が思いますに、制作者はR2での数々のカレンの「不安定な行動」について「話の都合+それでルルカレ悲恋が出来ると思い込んでいた」という意図を持っていたと思います。
2話での離脱スルーは純粋に話の都合でしょう。カレンがそこに噛み付くと話が進まなくなります。
19話の見殺しは話の都合もありますが、扇達とは別の理由(「私」を選んでくれなかった)で見殺させたことから
それですれ違いの悲恋じみたことが出来ると思っていたのでしょう。
22話のキスで反応があったら、愛してるって言ってくれたらついていく、からの執拗なルルーシュ狙いはこれもすれ違いの悲恋でも狙っていたのでしょう。
25話で唐突にスザクと「世界の為に戦う戦士」的な舌戦を繰り広げたのはそっちの方が話が締まるから、という話の都合でしょう。
カレンのそれまで積み上げた人格を無視して、話の都合及び恋愛に対する歪んだ価値観を反映させた結果
紅月カレンが最終的にどういうキャラクターであり得るようになってしまったのかは、先日の僕の考察が示す通りです。
59
:
JIN
:2014/05/13(火) 23:46:12
ある意味『R2』という作品の問題や矛盾を最も背負わされたのはカレンかもですね。
そしてそれは最後の最後に彼女の流した「涙」と「台詞」、更にはその後のモノローグに最も現されている感じで。
60
:
くるひと
:2014/05/14(水) 20:43:55
カレンが特別R2の問題・矛盾を背負わされていたとは思いませんが……。
名ありキャラのほとんどは何かしらの問題(視聴者を苛つかせる要素)を抱えさせられましたし。
ただ涙と台詞については僕は見出すことが出来ませんでしたが、確かに最後の「調子の良い話よね」のモノローグは
ゼロレクイエム後のモブは実はカレン自身という枠だけでなく、R2、ひいては話が繋がっている訳ですから
「コードギアス 反逆のルルーシュ」というアニメ作品そのものにも当てはまっていると感じます。
人は僕のようなアンチの意見を「自分の理想と違っているだけ」と一蹴しますし
僕自身詰まるところ理由はそうであるとも思っていますが
僕の「理想」(正確には「最低限これだけはやってくれるだろうという無意識的な期待」)がそんなに高いものだとも思っていません。
色々言いましたが、僕がカレンに求めたものは「日本とか捨てるならせめて好きな男には利他心を持て」です。
確かにカレンは一期の時点で身勝手な部分もありましたが、それでも基本は「日本の為・兄の為・母の為」という利他心で動いていたはずです。
それは例えば新宿での虐殺で自身が囮になってでも住民を逃がそうとする姿勢や
母に対して何だかんだと悪態をつきながらも、最後の最後で自身の安全よりも母をナイトポリスから守る姿勢を見せたことからも分かります。
そういうどちらかなら「善人」と言っても良い振る舞いをし続けていたキャラクターをR2で
「色々うそぶいてたけど好きな男がどれだけ日本に被害を与えても気にしません
と言うか愛してくれるなら日本とか裏切ります。だけど愛してくれないっぽいので
それなら好きな男は不当に殺されようとしていても見殺します。と言うかこっちから殺しに行きます」
このような「日本(+兄や母)」にも「好きな男」にも利他心を見せることがなかった、あったのは利己心だけだった。
というエゴイストに仕立て上げ、特にそれに関して糾弾されることもないという展開に面白味があるとは絶対に思えません。
他人なんかどうでも良い(ように見える)キャラクターは他にもいますが、それでも何か一つにだけは利他心を持ってるんですよね。
例えばC.C.・シャーリー・ジェレミア・咲世子・ロロ等ですね。全員利他心はルルーシュに向いてますが。
他がこうなのにカレンだけは何故「一つ」とさえ利他心を持たせて貰えなかったのか。そこに何の目的があると言うのでしょうか?
61
:
JIN
:2014/05/14(水) 22:43:07
ハーフであり、外見的には完全にブリタニア人なカレンにとっては、「日本」とはあくまで「敬愛する兄の国」という意味なんでしょうね。
それ以上でもそれ以下でもないというか。
ラストの「あれは…ゼロです」の台詞と「涙」については、自分としては、彼らへの唯一の加勢であり、命のやり取りすら本気で行えた「あの二人」に対する嫉妬や羨望の念が込められているというのが自分の解釈です。
最大の「敵」であると共に、最大の「友」でもあった、「あの二人」の間に割って入る事は、遂に出来なかったという意味でも。
62
:
くるひと
:2014/05/14(水) 23:30:59
カレンの日本に対するこだわりにはナオトの存在が大きな影響を与えていると僕も思います。
「敬愛する兄の国」であり、それを取り戻すことが「ナオトの喜びになる」とでも考えていたのでしょう。
逆に言えば「敬愛する兄の国、それ以上でも以下でもない」ものの為に命を懸けられたのですから
カレンの兄に対する情はとても深いものであるとも言えましょう。
加えて、母親と和解した際に「母がちゃんと暮らせる世界を取り戻す」という新しい目標も加わりました。
まあそれも嘘と言うか、実際は吹けば飛ぶ紙ペラのように薄い決心でしたけど。
ブラックリベリオンの敗戦とその後の圧政というのは、愛する兄の生前の夢と母がちゃんと暮らせる世界を
非常に大きく遠のかせるものだと思うんですが。そしてそこには「ルルーシュの指揮放棄」が大きな原因の一つになっています。
にも関わらず、スルーですからね、スルー。しかも後には「愛してくれたら裏切ります」に悪化しました。
以前に亡国小説が出て、カレンの話も書かれたようですが、最終的にこんな女に成り下がるんですから(しかも唐突に)
もはやいくら素晴らしい過去、熱意を持ち日本の為に戦う過去など書いても無意味・無価値です。
むしろカレンの無様さや惨めさを際立たせるだけです。亡国小説も双貌エピソードも朱の軌跡も全てが。
過去が素晴らしければ素晴らしい程、R2での崩壊の汚らしさが目立つんですから。
涙と台詞とはそういう意味だったんですね。なるほど、嫉妬と羨望、どちらも自分のことにまつわる感情でしかありませんね。
利他の心を失い、どこまでもエゴまみれな女には相応しい解釈です。
63
:
JIN
:2014/05/15(木) 18:34:32
自分的に『R2』で見たかったカレンは、やはり「ナナリーの騎士」なんですよね。
それでこそ「捕虜」にも意味があったわけであり、最後に「ルルーシュの騎士」であるスザクとも戦うと。
64
:
くるひと
:2014/05/15(木) 23:22:24
ナナリーの騎士ですか。あの捕虜期間の際に上手くやれば
「免罪される代わりに騎士に。ナナリーの人柄を信じて騎士の立場から日本改善を目指すカレン」というキャラにも出来たでしょうね。
あの捕虜期間はメインが「カレンを饗団虐殺に関わらせない為」でサブが「スザクをぶん殴って視聴者の受けを狙う為」
という目的しかなかったのではという邪推しか出来ない程度の価値しかありませんでしたよね。
改めてスザクと日本やゼロのことについて問答するでもなし、ナナリーと色々問答するでもなし
ナナリーとの雑談で知ったルルーシュの兄としての一面から、「裏切り」時にルルーシュの味方につくわけでもなし。
あれなら「中華の戦闘で頭ぶつけて第二次東京決戦まで意識不明だった」でも完全に同じ役割が果たせるでしょう。
66
:
JIN
:2014/05/16(金) 19:07:08
>「スザクをぶん殴って視聴者の受けを狙う為」
アンチスザクでは大喝采だったみたいですが、正直、あそこで「受けた」連中ってのは、それこそ救い難いくらいの底抜けの「馬鹿」というか「痴愚」その物ですね。
こんな言い方をするのは本意じゃないですが、実はこれでも「全力で」抑えてる方。
本来ならば、いっそ思い切り金属バットで流血沙汰になっても構わないくらいの、最大究極の表現で罵倒の限りを尽くしてやりたいくらいで。
あれってのはスザクが「わざと」受けてるのが分からないのか。
(あるいは分かりたくないのか。)
KMF戦ならともかく、はっきりいって肉弾戦では、スザクとカレンは瞬殺レベルくらいの差があるのは、前期の19話を見れば分かるだろうと。
(だからこそカレンが「ふざけるな」と怒ってるわけであり、その意味も分からんのかと。)
とにかくあの辺りのルルーシュの「他罰」とスザクの「自虐」はもう頂点に達した感じであり、当然にそれはより「最大の悲劇」をも生む結果になると。
67
:
くるひと
:2014/05/16(金) 23:03:10
僕も別にあれでスカッとはしませんでした。元々スザクに興味がなかったのもありますが
むしろ「捕まえた敵の兵」に対してリフレインを思い留まった上、自らを恥じて罰を甘んじて受ける姿勢には好感が持てます。
ただそういうのとは別に、いくらカレンが短気であったとしても「七発」も殴らせる描写を入れるところに制作者の邪な意図を感じてしまいます。
僕としてはどうせ殴らせるでも、重いグーパンを顔に一発、くらいで良いと思うのですが。
むしろあのシーンは曲がりなりにも謝罪してきた相手(しかもリフレイン投与は未遂に終わっています)
をボコボコにしたあげく偉そうに「殺しなさいよ」とふんぞりかえるという、制作者の意図はどうあれカレンの価値が下がるように見えてしまいます。
ただ自分の怒りだけで暴れた上に「どうせスザクは何もしないだろう」という舐めた意図を感じると言いますか。
そもそも僕としては「殺し殺されの立場に身を置いている兵士に尋問目的で麻薬を使ったとして文句が言えるのか」という立場なので
カレンの「やって良いことと悪いことがあるだろうが」の啖呵はむしろ「何甘いこと言ってんだ」としか思えませんでした。
戦場か敵の基地かという場所の違いだけで、理由はどうあれこっちは相手の兵士を「殺す」という最大のタブーを犯すくせに
自分は「麻薬を打たれる」という殺しに比べれば軽いタブーでもやられるのは嫌なのか。
それも単に本人の好き嫌いの問題なら構いませんが「やって良いこと・悪いこと」のように正義・悪の評価を兵士の立場でやるのかと。
そのシーンがあるだけ、僕にとってカレンの捕虜期間は差し引きゼロで単純に無意味なシーンどころか
カレンの正義感と言うか戦争観と言うか、そういうものが安っぽくなってしまった分だけマイナスですね。
68
:
JIN
:2014/05/17(土) 00:12:35
あれだけ「突っ張っていた」はずのスザクがいきなりトーンダウンしてしまったのも興醒めでしたね。
ある意味それは後の「観念」の伏線なんでしょうが、おそらく「フレイヤ以後」においては、絶対にありえないでしょうね。
おそらく必要とあれば、二目と見られないくらいにボコボコにするか、レイプも辞さなかったはずと。
69
:
くるひと
:2014/05/18(日) 02:11:45
そもそもフレイヤ以降のスザクなら躊躇なくリフレイン打つでしょうね。
カレンの話題でアンチスザク文を書くのも変な話ですが、フレイヤ以降の彼は完全に狂ってしまいましたから。
過程重視の頃は過剰な一面があるにせよ「内部から変えていく方が良い」という論理にもある程度の妥当性が認められます。
ですが結果重視に転向してからは「世界を平和にする(そして今までのことを贖罪する?)」という結果の為に
「ルルーシュが世界中の人に憎まれた状態で死ねば、世界の人々のルルーシュ以外への憎しみが消滅する」という
全くもって意味不明、実現性があるとは思えない手段に同調し、実現に邁進していきます。
本来であれば絵空事である計画の為に多くの罪もない人を犠牲にすることに一切の躊躇を覚えないその姿勢は
もはや単に過程主義・結果主義の枠で語れるものではなく、スザクは完全に狂ってしまったんだなと思いました。
ですからフレイヤ以降のスザクであれば、スザクが正しい(求める結果をもたらす)と判断したなら
麻薬投与だろうが拷問だろうがレイプだろうが、一切合理性を省みることなくやってしまうんだろうなというのが僕の解釈です。
71
:
JIN
:2014/05/18(日) 11:22:20
ルルーシュ贔屓にとって、スザクの「結果主義」への転向は、それまでのルルーシュの正当性の証明と解釈しようとする向きがあるみたいですが、自分として、同じ「結果主義」でも意味合いは全く異なるという解釈なんですよね。
つまりルルーシュの場合「結果が良ければ手段は正当化される」であるに対し、「結果が悪ければ手段は正当化されない」というのがスザク。
一見、同じ意味合いに見えるも、実は全く異なる。
そしてルルーシュの場合、「手段」を正当化するだけの「結果」に行き着くまでに挫折してしまった以上、当然ながら「手段」は正当化されない。
そしてそこを「馬鹿どもの無理解や裏切が無ければ勝っていた」と主張したがるのが盲信派ですが、その回答は既に第一期の7話でC.C.が言ってるんですよね。
「負け惜しみだな」「勝つ条件を揃えてみせるのも実力のうちだ」と。
72
:
くるひと
:2014/05/18(日) 14:41:25
僕としては流石に騎士団のあそこまでの知能の低さは想定外と言うか、ルルーシュに責任をおっ被せるのは酷だと思いますが。
何と言うか大人として「最低限これは教えなくても分かっているだろう」という
無意識的に期待してしまうレベルのことすら出来なかったように見えます。
あれ知能の面でキャラ改変でもしなければどうにもならないんじゃないですかね。
騎士団の知能の低さには怒りを覚えているところですが同時に哀れみも覚えています。
ああルルーシュの物語をやる為には馬鹿じゃないと制作者には扱えないんだろうな、知性持ったら駄目なんだろうなと。
そもそもまともな頭してたら戻ってきたゼロをペナルティなしで、また彼の独裁を容認するとかあり得ないんですよ。
仮に能力的に利用したいと思っても、ブラックリベリオンの敗戦でゼロ独裁の危険性とか
ゼロに依存してた自分達の甘さとかを学ばなくちゃならないはずなんです。大人なんですから。
それなのに卜部は未だにタワーでゼロ「様」呼ばわりだし
他の騎士団連中はまたゼロに盲従して太平洋奇襲作戦だの百万人ゼロ作戦だの中華天子誘拐作戦だのを疑いもなくやらかしてしまう。
そう考えると「馬鹿どもの無理解や裏切が無ければ勝っていた」のかもしれませんが
逆に「味方がことごとく馬鹿だったからルルーシュここまで来られたんだよな」とも言えますね。
73
:
JIN
:2014/05/18(日) 23:15:16
それこそ「ルルーシュの駒」なら良くて「シュナイゼルの駒」は悪いのかですよね。
「リフレインやフレイヤは悪だが、ギアスなら良いのか」と。
序盤で騎士団の内部がほとんど描かれなかったのは、当時から疑問でしたね。
一応、彼らの間で「日本を解放するまではゼロが必要」という点でまとまっていたらしいことは18話でも語られていましたが。
池田理代子作品の『エロイカ』でも、ナポレオン王朝の崩壊が「裏切者」で語られていましたが、同時に彼が政権を取れたのもまた「裏切者」がいたからこそだと。
74
:
JIN
:2014/05/24(土) 12:51:16
>ルルーシュに責任をおっ被せるのは酷だと思いますが。
それに関するルルーシュの描写の不足については、自分の「敵前逃亡」がどういう影響を与えていたかに関する自己認識が小説版も含めて全く描かれていないと言うところですね。
叛乱時の狼狽ぶりからして、あるいは「連中が自分抜きで何が出来る」とでも思っていたのかもですが、それこそが最大の「罪」であり「責任」であったような気もしますね。
そしてそれを描かなかったのもまた、例の「主人公保護プログラム」というわけか。
75
:
くるひと
:2014/05/24(土) 22:54:20
まあ、ルルーシュの駒が悪いからと言って、シュナイゼルの駒が良い訳でもないんですがね。
誰が頭にいるとしても、騎士団のあの姿勢は等しくぶっ叩かれてしかるべきだと思います。
「日本を解放するまではゼロが必要」というのは=「ゼロに再び与え独裁体制を容認する」ことには繋がらないはずなのですが。
作中の描写だけ拾うと黒の騎士団は、ブラックリベリオンの敗因が「ゼロの失踪&戦闘における過度のゼロ依存」にあると思われるにも関わらず
ゼロを再びゼロ=組織の長に戻し、以前と同じく大きな権力を与えていますし
個人ではともかく監査委員会のようなゼロの動向の妥当性をチェックする組織も作っていませんし
ゼロ抜きでもある程度戦えるようにメンバーを鍛える(特に知能方面において)描写も入っていません。
そもそもゼロの策がR2では明らかに一期より劣化しているにも関わらず
誰も突っ込んだり反対の意を表明する者がいないというのはどう考えても変です。
騎士団のゼロに対する思考が描かれていないのはもちろん問題ですが
「描かれていない何らかの思考が表れた結果」であるところの外面、すなわち行動も上記のようにおかしさ連発ですので
もはや内面を描けば良いという段階に留まるものではないように思います。
と言うより、R2での騎士団の数々の振る舞いに内面描写を試みようとしてみても
その振る舞いが変なのですから、辻褄を合わせた内面描写もやはり変なものになってしまわざるを得ないでしょう。
結局「ルルーシュにとって」だけではなく、制作者にとっても黒の騎士団員は「戦闘を進める為の駒」としか認識されていなかったんだと思います。
彼らを一人の人間として、祖国奪還に燃えるレジスタンスとして描こうと思っていればあんな変な行動は取らせないはずです。
ルルーシュの物語においてルルーシュが戦うのに必要だから、何があっても味方でいさせる。
ルルーシュが見放される展開がやりたいから、理屈がおかしくても見放させる。
ゼロレクイエム組vs全世界の構図がやりたいから、易々とシュナイゼルの手下にさせる。
そこに彼ら一人一人が何を考え、それを選んだかの描写や妥当性など必要ない。尺の無駄だし邪魔だから。その程度だったんだと思います。
76
:
JIN
:2014/05/25(日) 11:39:30
そもそもむしろ「祖国奪還」自体がアナクロニズムに過ぎないのではないかというのが、本作での隠れたスタンスなんですよね。
ランスロットのような、戦略級KMFの出現に見られるように、もはや時代が「個々のナショナリズム」では立ち行かなりつつあるというのに、大多数の人々は、依然として必死に「過去」にしがみ付こうとしている。
ここがまさに「だからあなた方は勝てないのだ」なわけだが、主張しているルルーシュ自体が「国から捨てられた男」だからこそであるというのも皮肉であり、同時に「感情の生き物」ぶりを最も露呈しているというのが更なる皮肉。
だから本来ならばよくある「裏切者」として、「悲惨な最期」を遂げるか「懺悔な改悛」を行うべき、スザクが最後まで生き残るどころか、むしろブリタニアの主流派にますます位置し続けているところに、本作の最大ポイントですらあるわけで。
77
:
JIN
:2016/09/03(土) 13:37:13
十周年記念イベントに小清水亜美さんの来場も決定。
というふうに彼女だけ話題になるのはやはり「四人目」としての存在感の低さか。
78
:
JIN
:2017/11/30(木) 22:55:20
遂にホビージャパンとニュータイプで(スザクと共の)外伝開始。
79
:
JIN
:2023/02/16(木) 20:13:32
ねとらぼ調査隊の投票で小清水ベストキャラに。
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