soonなんかでも
He will be here soon.叙述的な意味で「すぐに」、述部を装飾
He will soon be here.「ここにいる」という事柄に対して「まもなくだ」という心理的評価
あと、文頭につく副詞用法もあります。
Now I know that she loves me just the way I am.
ジェンヌさんはこっちの形の方に馴染みがあるのではないでしょうか。
これはnowが文全体を前から限定してます。
「私が〜と知る」のは「今だよ」ということで
よく、「さあ/さて、〜だ」とかの訳がつきます。
きわむさんのこだわり>>14>>15はよくわかりました。 >>13で「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というのは、
限定の一般論からながめれば、そう言えそうにも思えます。
限定の入れ子構造を機械的に大げさに例えると、例えば、
[0] I know that ... now. は I 県 know... 市 now 区
[1] Now I know that .... は now 県 I 市 know... 区
[2] I know now that .... は I 県 know... 市 now 特別区
[3] I now know that .... は I 県 now 市 know... 特別区
のようになるでしょうから。
でも私は、常にそうとも言えず、文脈によると思うのです。
私には、
[2] も [3] も now と know との結び付きが強く対比の強さは同じくらい、
[3] は now が know と冷静にしっかりタグを組む感じが強い、
[2] はそのタグがわずかにゆるいぶん語調を整える感じが強い、
([3] が the yellow tie なら [2] は that tie, the yellow one のような感じ)
([1] は now だけが単独で飛び出している感じだから対比も強い)
そのように思われるのです。
[3] の「冷静さ」は私の読み書き経験(数学の論文や本が中心)から来るものですが、
[3] に「冷静さ」のようなものを感じるからこそ、
常に「[2]より[3]の方が感情の動きが大きい/強い対比である」というご意見には、
そうとまでは言えず文脈によるのでは、と留保を付けたくなるわけです。
(実は今日、帰宅途中、テキストを立ち読みしてきたのですが、この台詞、
分析が冷静で客観的な元警察犬のもののようですね。物語は知らないのですが。)
> I went to the park yesterday. の方が少しだけ標準的で,
> Yesterday, I went to the park. を通常の前から限定より逸脱の前置ととらえる感覚の方が
>ネイティブにとっては若干強いのだろうと想像もしています。
以前にお答えいただいたものですが
Yesterday, I went to the park.は 自分が公園に行ったこと を昨日の出来事だという括りを付けて伝えています。
逆からみれば、Yesterdayに対して文をつなげて、昨日の事柄を後ろから説明しているとも捉えられるわけです。
つまり、昨日の出来事だということに中心があり、話は昨日起こったことという括りで展開していくでしょう。
対してI went to the park yesterday.は一番伝えたい「公園に行ったよ」という話題に
時の情報を付け加えているに過ぎません。
I went to the park yesterday.の方が標準的に捉えられるのは
時の情報が文の意図の根幹ファクターではなく
単に時の情報を示したい場合がほとんどだからだと思います。
やはり、>>23のまとめ (1) (2) 通りのお考えのようですね。
確かに、(1) だけでどこまでも行けるなら「理論としてはスッキリする」でしょう。
でも、(2) がなければ修辞による名文がなぜ名文なのか説明できないのではないか、
理論としてスッキリしていても射程が短くなってしまうのではないか、と考えます。
なぜなら修辞技法の多くは通常の配置を転換することにより効果を生むものだからです。
例えば、anastrophe(倒置法)の例ですが、
She looked at the dark and menacing sky. という通常の語順を
She looked at the sky dark and menacing. と倒置させることにより強調効果を得る、
と修辞技法的には説明されます。(参照:http://rhetoric.byu.edu/)
このことを「前=限定位置から後=説明位置に動かしたから強調される」(?)と
(1) だけで説明できるようには思えません。(2) かそれに相当するものが必要でしょう。
このように、通常の配置というものがなければあり得ないような修辞技法も多いのです。
パーヤンさんの懸念に対しては、>>23を補足して以下のように答えたいと思います。
Q: 通常の位置があるのか…A: ある、配置の言葉だから、副詞などは複数あるとしても;
Q: その位置は認識すべきか…A: すべき、表現を豊かにする修辞の技巧などもあるから;
Q: その認識は可能なのか…A: 可能、慣れが必要だが、表情の認識のようなものだから。
(1) だけで行けるという可能性まで否定するつもりはありません
(それで、以前「どう発展させられるか期待しています」と書きました)が、
いかがでしょうか?
now については、回答から「フットワークの軽さ」>>10を再認識しました。
定位置が複数あるということかもしれませんね、ニュアンスを感じるとしても。
この例文の場合、know の前後が私の好みですが、最前が最頻出位置でしょうから。
At English 文については、文脈説明があれば違う回答になったのではないかと思います。
この赤バイエル例文の場合、『英語塾』の例文のように、
A: Your daughter is really good at English.
B: Right. At English she's really good, but at math ... she's a disaster!
などとすれば、自然なやり取りに思えるでしょう。
Yesterday 文については、回答のような listing の文脈ならピッタリですね;あるいは、
"What did you do yesterday?" などの質問に対する回答なら自然ではないでしょうか。
>>42>きわむさん
>A native speaker would easily use any of the three sentences without thinking about it.
深く考えずにどれでも使うよということなのでしょうが
そこのところ(ネイティブの無意識の判断思考)が我々にとって重要になってくるのではないでしょうか。
NHKテレビ3か月トピック英会話「話して聞きとる!ネイティブ発音塾」で
カナダ出身のイアン・ウィルソン先生(会津大学、音声学)が
"Your pronunciation soon will be more native-speaker-like." (*)
と極めて自然に言っているのを聞きました。
soon はこの位置には来ないと習ったので気になって、
パーヤンさんの書き込み>>6を思い出しながら、少し調べてみました。
COBUILD English Usage には、やはり、
「soon は文の前か後に置くことが多い;We will soon be home. のように
動詞句の最初の助動詞(be 動詞を含む)の直後にも置けるが、直前には置けない」
とありました。まだまだ辞書的には * の位置は認められないのでしょう。
しかし、Google してみたところ、次のような頻度で使われていることがわかりました。
◯ Soon we will be home. :◎の数分の1の頻度で使われる、第2位。
▽ We soon will be home. :△より更に低い頻度で使われる、第4位。
△ We will soon be home. :◯より少し低い頻度で使われる、第3位。
▼ We will be soon home. :極まれな頻度でしか使われない、第5位。
◎ We will be home soon. :ダントツの頻度でよく使われる、第1位。
要するに「◎は普通、◯△▽も比較的よくあるが、▼はまれ」と言えそうです。
辞書ではまだ認められていない▽や*も「よくある位置」ということでしょうか。
soon の位置の頻度は、後=定位置、前置、第1助動詞の前後、という順のようですね。
>>44
Your pronounciationときた次に、口から出るものが
willなのかsoonなのか
この場合は「すぐなんです」ということをことさら伝えたかったわけで
Your pronunciationから
soonを先に導き 、それに対して
will be more native-speaker-like
と付け加えてるのではないでしょうか。
はじめまして。+TKSと申します。現在中3です。よろしくお願い致します。
もし、議論の論点をずらしてしまうようなレスになっていたら、スルーしてください。
1つ、どうしても気になるのですが、どうしてみなさん、「定位置」というものにこだわられるのかわかりません。
僕の意見としては、よくある「文型」ってやつが、ほとんどの文での骨組みになっていて、そこに副詞を付け足したりしているだけのように思えるのです。
そして、その付け足し方の法則は、「前に置いたら限定」「後に置いたら説明」「言いたいことは早い場所に置く」という3つだけでうまく回っているように思えるのですが、いかがでしょうか。
たとえば、算数Kさんの、
Your pronunciation soon will be more native-speaker-like.
という例文においても、notと同じ感覚で、soonが、soonより後ろ、文末までを全部修飾していると考えてみれば、
willすらも修飾して、「(未来形で)ネイティブにより近い発音になる」という全体を、soon、つまり「すぐに」という語が限定することで、
『ほんとにすぐなんだよ、私を信じなさい』という思いが強く伝わる気がするのですが……
という解釈ではだめですか?
*「前に置いたら限定」と「後に置いたら説明」は確かに普遍的な法則ですが、
「言いたいことは早い場所に置く」は成り立たない文脈も多いと思います。例えば、
NOW, do it! より、 I'm telling you to do it NOW! の方が凄みが効く場面もあります。
*"Your pronunciation soon will be more native-speaker-like." については、
番組の最終回で "Your pronunciation will soon be more native-speaker-like." と
ご自身が言い直していましたから、おそらく前者の収録のときには後者を言おうとして
soon を強調したい気持ちが先走ってしまったのではないかと今では推測しています。
will soon が研究者として慣れた位置でしょうから(名前に引っ掛けた洒落ではありません)。
いくら「思いが強く伝わる」としても「前に置いたら限定」が普遍的だからと言っても
will not を NOT will とは(現代では)言わないように、自由度が大きい副詞にも
文脈に応じてある程度の(準)定位置があるのではないかと私は考えています。