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"Dogs are a man's best friend." 初中級 No.170(b)

1きわむ★:2010/06/02(水) 22:26:23 ID:???0
みなさま

[1]、できたら[2]にもお返事いただけると嬉しいです。

[1] バイエル初中級 No.170(b)
Dogs are a man's best friend. (犬は人間にとって最良の友人です。)
について疑問があるのでみなさまの感覚を聞かせていただけませんでしょうか? 主語が複数で述語が単数というアンバランスさがつたえる
ニュアンスはなんだとおもいますか?「大西泰斗のイメージ英文法応用編」EBF B PART V CHAPTER1 単数と複数(UNIT 68)と関わってくるとおもっています。A dog is a man's best friend. との違いが知りたいです。(「英語のバイエル初中級から」のスレッドでニャンコヴィッチさんに相談に乗っていただきましたが、長くなったのもあり、みなさんのご意見がききたいので、新しくスレッドをたてました。)


また、これについていくつか調べました。

google で調べると、主語と述語のそれぞれの組み合わせで
           Dogs are, A dog is, The dog is
  man's best friend, 245000,  1070000,  71400
the man's best friend, 169000,    4360,    5080
 man's best friends,   33100,     5,    1
 a man's best friend,   32300,  139000,   52700

こんなヒット数になりました。

ノンネイティブの意見をはぶこうとおもって、 site:uk をつけて検索すると、
Dogs are, A dog is, The dog is
  man's best friend   448,  45900,   10200
the man's best friend     0,    0,     2
  man's best friends  1060,     0,     0
  a man's best friend   6820,   1020,      1

こうなりました。

ゼロにちかいヒット数の組み合わせはかなり特殊な意味に
なるか、文法的におかしいものだと思います。

[2]そういうわけで、犬は人間にとって最良の友人です、と言いたいときに
ネイティブはこれらのなかから自分が言いたいことに一番近いものを選択しているのだと思います。
(1) Dogs are man's best friend.
(2) A dog is man's best friend.
(3) The dog is man's best friend.
(4) The dog is the man's best friend.
(5) Dogs are man's best friends.
(6) Dogs are a man's best friend.
(7) A dog is a man's best friend.
(8) The dog is a man's best friend.
みなさんはこれらのニュアンスの違いをどのようにおもいますか? friendに形があるのかないのか、つまり可算か非可算か、つまり man's は限定詞と思っていい場合があるのか? というのが
ポイントになると思っています。

[1]、できたら[2]にもお返事いただけると嬉しいです。

2Diderot★:2010/06/05(土) 00:47:40 ID:???0
こんにちは。あんまり時間がないんで、少しだけカキコします。
きわむさんとニャンコビッチさんのお話は興味深く拝見させていただいておりましたが、
ここ2週間ほどはパソコンを開く時間もなかったので(いまも読み通す時間がありません)、
最近の議論はちょっとわからないんですが。

[1]に関してです。
ある本に書いてあったことを私なりの解釈を交えてみます。

複数名詞の主語は複数動詞で対応しますが、
複数名詞の主語がひとまとまりのものとみなされる時は単数動詞が対応します。

・Two years have passed since then.
→1年また1年と過ぎていったととらえられている

・Seventeen years is a long time.
→17年をひとまとまりとしてとらえている

このひとまとまりといった性質が、動詞ではなく補語で表される場合もあります。以下の文がWives is…とならないのは、さすがに変に見えるから、でしょうか。

・Wives are a damned nuisance, anyhow.
→Wivesをひとまとまりとしてとらえ、補語が単数形となっている。

お示しの文も主語がひとまとまりとしてとらえられていると思います。

・Dogs are a man's best friend.
→Dogsをひとまとまりとしてとらえている。

なお、以下の二つの文はどちらも述語に単数名詞が用いられていますが、両者は性質が異なるものと考えます。

・Dogs are a man's best friend.
・You all have to buy a ticket before entering.

後者のa ticketは「具体的な一枚のチケット」ですが、前者のa man's best friendは「具体的なひとりの友人」ではなく、犬の持つ性質を名詞で表現したものであり、名詞というよりもvery friendlyみたいな形容詞的な意味合いに近いかと思います。その具体性は希薄で、だから、両者を同列に論じることはちょっと難しいかな、と思います。

以上です。またそのうち時間があればカキコしますね。

3ニャンコヴィッチ★:2010/06/05(土) 12:49:59 ID:???0
Dideroさんへ

きわむさんには、私も何回も、Dideroさんと同じことを言ってるんですが、一考もされずにスルーされちゃってます…。

スレッド「英語のバイエル初中級から」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/14
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/20

4きわむ★:2010/06/05(土) 20:57:39 ID:???0
Diderotさん

お返事ありがとうございます。

>このひとまとまりといった性質が、動詞ではなく補語で表される場合もあります。

これは聞いたことがありませんでした。そうだとすると、

Subjects agree with their verb.
Children may resemble both their father and their mother in different ways.
こういった例文もDiderotさんにとって同じひとまとまりの感覚ですか??


・Subjects agree with their verb.
(Practical English Usage (Michael Swan著) 530 distributive pluralより)
・Subjects agree with their verbs.
     (きわむ作文)
この2文のニュアンスの違いはどのように感じますか?
ひとまとまりという観点だけではこの2つは区別できないと思うので、もう少しDiderotさんの感覚を教えていただけるとうれしいです。

------------------------------

>Wives are a damned nuisance, anyhow.

これは今回の文とそっくりな例ですね。(内容はおいておくとして。。。)

>犬の持つ性質を名詞で表現したものであり、名詞というよりもvery friendlyみたいな形容詞的な意味合いに近いかと思います。

ここがもうひとつの大事なポイントだと思っています。特に私が、(1)〜(8)の文のうちの無冠詞のとき、そんな感じなのかもしれない、でもman’sが限定詞ならちがうのかもしれない、と悩んでいるポイントにつながりそうな観点だと思います。Diderotさんは冠詞の有無にかかわらず、形容詞的な感じなのではないか、というご意見なのですね。

私は friend という単語について、今のところ、「だれかの友人のだれか」という一人の人間の形をしたものが、基本イメージだと思っています。今回、いろんな辞書の定義や例文を見てみて、そう思い、そこをスタート点にしていろいろ考えています。犬や国がfriendというときは、人間の場合の比喩として使われていると思っています。

friendという単語を、Diderotさんがおっしゃるような形容詞的な意味合で、(私が思うにたぶん日本語でいう「仲良し」みたいに)使うことができるものなのでしょうか??

friendが明らかに形容詞的な感じで使われている他の用例がありましたら、お時間のあるときに教えていただけるとうれしいです。(この話題は、私の中で、 I am a French student. とI am French student.の違い(後者が正しい文なのかもわからないけれど)につながっています。)

5パーヤン★:2010/06/10(木) 08:22:42 ID:???0
きわむさんどうもです。

所謂総称名詞ですね。

以前放送されたNHKわかる使える英文法
7月号の名詞編chapter14theの働きのコラムに
同じような問題が載っています。

Dogs are a lovely animal.
The dogs is a lovely animal.
A dog is a lovely animal.

引用すると
>いずれも「犬というものはかわいらしい動物である」といった内容です。
>しかし、一般的な傾向としてはdogsが好まれます。というのは、dogsで
>あれば「不特定多数の犬」を指すので、「一般に犬というものは」という
>意味合いを出すのに適しているからです。the dogになると、特定機能が
>働くため、ある特殊の犬が連想されやすくなり、a dogでは、逆に、どの犬か
>はっきりしないという問題が出てきます。

上の根拠としてI like dogsの例を挙げています。
さらに

犬の総称としてdogsが一番自然な名詞だけどもという前置きを置きつつ
>主語の位置なら、the dogもa dogも可能です。
>a dogはサンプルとしての一匹の犬を取り出し
そこから転じて
>どの犬でもかわいいという意味合いになる
表現です。

ただし使い方に制限があるとしています。
>サンプルであるため、種としての犬を代表するには無理があります。

そこから
?A tiger is in danger of becoming extinct.
トラは絶滅の危機に瀕している。
はサンプル抽出表現のa tigerは
この文意が意図する種族としてのトラとしては使えない
ということになります。

逆に概念を定義する場合などに使うとして
A theory is a set of interrelated concepts.
を挙げています。

6パーヤン★:2010/06/10(木) 08:51:03 ID:???0
ですから
a)Dogs are a man's best friend.とb)A dog is a man's best friend.の違いを考えれば

aは不特定多数のものを捉えることによる一般的な総称表現
bは何かしらの犬をサンプルとして捉えて総称表現を行うことで
次に話し手が頭に浮かべたa dogというものがどういうものであるのかの
展開を含んでるように思います。

(1) Dogs are man's best friend.
(2) A dog is man's best friend.
(3) The dog is man's best friend.
(4) The dog is the man's best friend.
(5) Dogs are man's best friends.
(6) Dogs are a man's best friend.
(7) A dog is a man's best friend.
(8) The dog is a man's best friend.

この無冠詞については判断付きませんが、
主語の段階でサンプル機能のaを働かせていることで
補語にわざわざaをつける必要性を感じないということなのでしょうか?
(2)が多いですよね。(1)は多分aの付け忘れじゃないでしょうか。
(3)もそうですが、theによって特定化されるので一般的な犬を語る文脈でもなさそうです。
(8)なんて特にそうで、完全に特定の犬の部類を想定した話で
それが人間のよき友「の1人」、one of themなニュアンスが出ると思います。

7パーヤン★:2010/06/10(木) 09:03:05 ID:???0
ちなみに今日のニュースでイラク追加制裁措置可決後の
ライス国連大使のコメントの中で

Violations are being punished.  

って言ってたのが印象的でした。大西英語向きの奥深い表現で。

その発言ニュースを探したのですがなかったので
変わりに審議中の発言をみると
http://www.youtube.com/watch?v=_p_5WDjvUuw&NR=1
0:30辺り

As President Obama has said
Rules must be binding.
Violations must be punished.
Words must mean something.

となっていました。可決前後で表現を変えてますね。奥深い。

これが
The/a violationでは異議が出るのでは?

8きわむ★:2010/06/11(金) 01:19:14 ID:???0
パーヤンさん

御返事ありがとうございます。

[1]

>所謂総称名詞ですね。
総称表現がいっぱいでてきますが、今回は単複の呼応の問題について、主にお聞きしたいと思ってかきました。わかりにくい質問文ですみません。総称表現についてはだいたい同じような感じでとらえております。(the dog の説明あたりはけっこう違和感がありますが。。。a dog がはっきりしないのも問題とは思えません。むしろ、はっきりしないものを表す時に便利につかうことばだと思います。)


a)Dogs are a man's best friend.とb)A dog is a man's best friend.の違いについて言えば、a) は主語(動詞)と補語の単複が一致しておりません。今回の単複が一致しない場合、私は、一匹一匹について厳密に、くどくどと細かく伝えたいという意図を感じますが、単複の不一致にパーヤンさんはどのような感覚を抱きますか?

------------------------


[2]

次に気になるのが無冠詞の例です。
>この無冠詞については判断付きませんが、
>主語の段階でサンプル機能のaを働かせていることで
>補語にわざわざaをつける必要性を感じないということなのでしょうか?
>(1)Dogs are man's best friend.は多分aの付け忘れじゃないでしょうか。

英国人が付け忘れるというのはあんまり考えられないと思います。(もちろんsite:ukで検索にあがったものすべて英国人が書いたものだという意味ではありません。)
冠詞はつけるものでなく、最初に述べるもの、という話を聞きます。ネイティブが言いよどむ場所は、冠詞をまず口に出してから、その後、次の単語で言いよどむ、という話です。

私はむしろ、man'sが冠詞類(限定詞)の役割を果たしているのではないかな、と思っています。(もしくは、この場合のfriendは非可算かもと思っています。ただ、friendが非可算の例はあまりみかけないので、非可算説はちがうと思いたいです。)

例えば↓はBBCのページなのでそうそう間違えないと思います。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/programmes/politics_show/7103632.stm
だから、冠詞の有る無しでなにかニュアンスに違いがあるのでは、と思います。
どうおもわれますか?(このサイトは
"Dogs are man's best friend." site:uk
でgoogle で検索したときの上の方に出てきました。)



>(3)もそうですが、theによって特定化されるので一般的な犬を語る文脈でもなさそうです。
(3) The dog is man's best friend. ですが、同様に site:uk の上位で↓
http://news.bbc.co.uk/2/hi/science/nature/1313016.stm
これもBBCですが、一般的な犬を語る文脈だと思います。
どうおもわれますか?


>(8)なんて特にそうで、完全に特定の犬の部類を想定した話で
それが人間のよき友「の1人」、one of themなニュアンスが出ると思います。
(8) は同感です。


お返事お待ちしております。

9パーヤン★:2010/06/11(金) 07:50:48 ID:???0
単複不一致については僕はそこまで違和感はありません。

学校ではまるで算数の方程式のように主語と補語、
右辺と左辺が同じ数でなければならないと教えられましたが
文表現であるのでその辺はもう少し緩く考えていいと思います。

主語Dogsは実際の複数の犬を想定して主題提示しているのではなく
あくまで不特定多数の犬の想起から帰結して犬というものの総称を表現しており
その意味で対象物を一つの塊として捉えて主題提示してると考えます。
ですから文法上動詞は主語の複数形に引っ張られますが
○○だ、という補語の部分に関しては
一つの塊の主体属性に関して単数形を用いることはおかしくないし
むしろ意味合いから言って一番自然だと思います。

同じように
主語が単数補語が複数
Is that Jimmy and Miki over there? They are laughing hard about something.
(that = Jimmy and Miki = they)
ttp://6617.teacup.com/m_kubota/bbs/313

単数形を複数代名詞で受ける
If the person isn't taking care of themselves, then they can't take
care of their family.
(the person = they)
ttp://www.afnfan.net/archives/2004/01/afn_fan_no0013_1.html

などの説明を見ても一貫して名詞の形式より実際に名詞が指し示す実態に焦点をあて
等符号をつけてる気がします。

(2)に関しては
確かにman'sが限定詞の役割を負ってるとも考えられますね。
だから余計に意味を付け加えないaはつけないということでしょうか。

10パーヤン★:2010/06/11(金) 08:13:09 ID:???0
>これもBBCですが、一般的な犬を語る文脈だと思います。
>どうおもわれますか?
They say that the dog is man's best friend
but it seems that in ancient times it was the goat that played this role.
New genetic evidence suggests that goats travelled around the world
with early farmers, serving as a walking milk supply and a tool for bartering.

この文脈ならthe dogは納得です。
これは一般的な犬といっても、やはりなんらかの制約や範囲の中での「一般的な」という話になると思います。


たとえばこの話のdogにプードルやチワワを想定するのはふさわしいでしょうか?


僕はふさわしくないと思います。

なぜならそのような最良の友人が大昔ならヤギで、創生期の農夫と一緒に世界を駆け回り
ミルクを供給し交換ツールとして仕えた動物と比較してるわけですから。


僕が真っ先に思い浮かべたのが猟犬です。

現在では犬といえば愛玩犬など多彩にいますが
古代の人が思う犬といえばやはり範囲は狭まると思います。

だから
the dog is man's friendsとして一般的な犬を単に想定しないで下さい、
その後なんらかの特定がなされるものだと注視しているように思えるわけです。
例えば古代の「一般的な犬」、猟犬として「一般的な犬」
その辺は読者の想像となるでしょうが
あくまでのっぺらとした一般的な犬ではありませんよという微妙な表現の使い分け。
日本語訳にするとこれを反映させるのはなかなか難しいと思いますが。

11ニャンコヴィッチ★:2010/06/11(金) 12:59:20 ID:???0
パーヤンさん

They say that the dog is man's best friend

----------
現在では犬といえば愛玩犬など多彩にいますが
古代の人が思う犬といえばやはり範囲は狭まると思います。

the dog is man's friendsとして一般的な犬を単に想定しないで下さい、
その後なんらかの特定がなされるものだと注視しているように思えるわけです。
例えば古代の「一般的な犬」、猟犬として「一般的な犬」
その辺は読者の想像となるでしょうが
あくまでのっぺらとした一般的な犬ではありませんよという微妙な表現の使い分け。
日本語訳にするとこれを反映させるのはなかなか難しいと思いますが。
----------

ん?そうなんでしょうか。
もしそうなら、
it was the goat that played this role.
の「the goat」も、一般的な山羊を想定しないで下さい、ってことですか。
古代の人が思う山羊は、現代人の思う山羊より「範囲は狭まる」とは思えませんけど。
それに、すぐ下の
New genetic evidence suggests that goats travelled around the world with early farmers…
の「goats」はその「なんらかの制約や範囲」が外されているんですか。
文脈からすると、どちらも人に飼われていた同じ範囲の山羊にみえますけど。
the dog、the goat とすることで、「犬」や「山羊」の"範疇内"で「なんらかの制約や範囲」を設けているとは思えません。

the dog とか the goat って、「犬というものは」とか「山羊というものは」ってぐらいのニュアンスだと思うのですが。

12きわむ★:2010/06/11(金) 19:19:26 ID:???0
パーヤンさん

お返事ありがとうございます。
さしあたり、[1]のテーマ、単複の不一致についてお返事します。

>単複不一致については僕はそこまで違和感はありません。
>学校ではまるで算数の方程式のように主語と補語、
>右辺と左辺が同じ数でなければならないと教えられましたが
>文表現であるのでその辺はもう少し緩く考えていいと思います。

それは「英語のバイエル初中級から」の抜粋↓
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/23
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/24
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/25
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/8450/1267706530/26
をお読みになった後での感覚でしょうか?

↑にも書きましたが、これは抜粋であり、しかもこのUNITだけなので語弊がある可能性があります。もし大西先生の「英単語イメージハンドブック」をお持ちであれば、最初の方のコラムにも、同様のことがより洗練された書き方で載っていますので、そちらを見ていただいてもいいのですが、EBFの方が、他の章とのからみあいもありDVDもあり、たくさんの用例と絵、たくさんの言葉を使ってかかれておりますので両方見た上でのコメントがいただければ嬉しいです。

13パーヤン★:2010/06/12(土) 16:57:48 ID:???0
>>11
ニャンコビッチさん

>it was the goat that played this role.
>の「the goat」も、一般的な山羊を想定しないで下さい、ってことですか。

そうです。そしてわかりやすい例を持ち出していただきました。

>it was the goat that played this role.
これにはgoatsは使えないでしょう。
なぜなら後ろに関係詞節を置いてThey played this role.という範囲に狭めているからです。
だから限定詞としてのtheがつくしgoatsではなくthe goatの方の総称表現を使っている。

goatsはgoatsでしかなく、なんらかの付加条件とは馴染まないんじゃないでしょうか。

さらに一旦the goatを選択して表現しているのに、おっしゃるとおり次の文章ではthe goatではなく
goatsを使っている。なぜ表現を一貫させず使い分けているのでしょうか。
これは
>New genetic evidence suggests that goats travelled around the world with early farmers...
の文章がどういったヤギの話かということに焦点はなく、
ヤギがどうであったのかに焦点が移っているから限定詞theがつかないと考えます。
New genetic evidence suggests that the goat travelled around the world with early farmers…
となると犬の役割を担っているヤギもしくは話題に上がった、犬と比較されるべきヤギというものを想定してしまいます。

この辺の言葉の選択がネイティブなのでしょうかね。

>>8の下のリンク先の文章はdogsですが、
それはどんな犬の話なのかということが話題ではなく
dogsはdogsとしてその習性の話をしています。

Dogs are man's best friend,
but when it comes to dealing with their deposits
in a public place such as a beach, other sentiments arise.

公共スペースでの犬のフンの取り扱いに関して別の感情が湧き出る。
これはもちろんどの犬に対しても当てはまる話なのでdogsがぴったりなのです。

The dog is man's best friend,
but when it comes to dealing with their deposits
in a public place such as a beach, other sentiments arise.

こちらなら多分犬全般の習性というより公共スペースでウンチをする犬全般の話をしているんだと思います。
>>5で引用するところの
>the dogになると、特定機能が働くため、ある特殊の犬が連想されやすくなり
とあるようにtheがつくことで特定なものが想定されて予見して話を読み進めてしまうからだと思います。

続く
>a North East council wants to ban dogs from its beaches all-year round
これをthe dogとしてしまうとうちの犬はビーチでウンチをしたことがないから対象外だと言う人がでてきそうです。

14きわむ★:2010/06/13(日) 01:20:17 ID:???0
みなさま

関係したwebページを見つけましたので掲載しておきます。

・ http://www.englishpage.com/forums/showthread.php?t=2997
の↓ponpoco256 さんの書き込み(たぶん日本人??)の内容が私の考えていることと同じ気がします。

「However I sometimes found a sentence like "Elephants have a long trunk". This kind of sentence is almost always followed by a clause or sentence that explains about the trunk in details. I am wondering if the writers would use intentionally this kind of numerically imbalanced subject-object relation in order to focus readers' attention upon the object. Am I right?」
ただ、これにはだれも返事をくれていないみたいですが。。。




・ http://www1.odn.ne.jp/xenom/douihyougen.box/eiyaku78.html
の↓も似たような例文について書かれていました。ただ、「“animal”は集合的な概念として感じられている」が、あまり納得いきません。これはこれまでのみなさまの書き込みに近いものだと思います。納得するためになにか証拠がほしいです。

「(5) Dogs are my favorite animal(s).(“animals”と複数形にすることがやや多いが、単数形も不自然ではない。単数の場合、“animal”は集合的な概念として感じられている)」

また、このページ内のリンク先の冠詞についてのページ(http://www1.odn.ne.jp/xenom/kanshi.box/kanshi14.html
をざっとみましたが、私の感覚にかなり近かったです。

15ニャンコヴィッチ★:2010/06/13(日) 14:41:07 ID:???0
バーヤンさん

---------------------
They say that the dog is man's best friend
この文脈ならthe dogは納得です。これは一般的な犬といっても、やはりなんらかの制約や範囲の中での「一般的な」という話になると思います。

>it was the goat that played this role.
>の「the goat」も、一般的な山羊を想定しないで下さい、ってことですか。

そうです。そしてわかりやすい例を持ち出していただきました。
さらに一旦the goatを選択して表現しているのに、おっしゃるとおり次の文章ではthe goatではなくgoatsを使っている。なぜ表現を一貫させず使い分けているのでしょうか。これは
New genetic evidence suggests that goats travelled around the world with early farmers...
の文章がどういったヤギの話かということに焦点はなく、ヤギがどうであったのかに焦点が移っているから限定詞theがつかないと考えます。
New genetic evidence suggests that the goat travelled around the world with early farmers…
となると犬の役割を担っているヤギもしくは話題に上がった、犬と比較されるべきヤギというものを想定してしまいます。
---------------------

↓きわむさんの紹介してくれたページ(きわむさん、ありがとうございます)
=============
まず、「the + 単数名詞」です。『現代英文法辞典』(三省堂)によると、この型は、一般的に強意的、文語的、抽象的であるとされており、主に、人間のタイプ、動植物の種類、…に言及する場合に用いられます。
=============

(ここから、ニャンコヴィッチの発言)

まず、
-----
New genetic evidence suggests that the goat travelled around the world with early farmers…
となると犬の役割を担っているヤギもしくは話題に上がった、犬と比較されるべきヤギというものを想定してしまいます。
-----
想定していいんじゃないですか。
っていうか、話の流れとして想定しなきゃだめなんでしょう?

They say that the dog is man's best friend
but it seems that in ancient times it was the goat that played this role.
New genetic evidence suggests that goats travelled around the world
with early farmers, serving as a walking milk supply and a tool for bartering.

の「the dog」も「the goat」も、きわむさんの紹介してくれた説明の「動植物の種類」ですよ。
繰り返しますが、the で、犬や山羊のそれぞれの"範疇内"に「なんらかの制約や範囲」を設けている訳ではありませんよ。

(1)They say that the dog is man's best friend
…と説明するときのイメージは、犬や猫や馬や山羊の、それぞれ"一匹づつ”の絵が並んでいるスライド(1)を使ってるようなものです。
「「犬」は…」と言うとき、話者は支持棒で「犬」の絵を指して、「「山羊」だ…」と言うときは「山羊」の絵を指す。
それで、
(2)New genetic evidence suggests that goats travelled around the world with early farmers,
…に移るとスライド(2)に変わって、映し出されるのは、農民が山羊から乳を絞ったり等の山羊の役割の絵と、世界地図の上に農民に伴った山羊の移動を表す大きく広がった矢印が描かれたものでしょう。

スライド(1)で使われた"一匹"の「犬」は、「なんらかの制約や範囲の中」の犬ではなく、「犬」のイデアとして使われているわけです。
「the dog」の the は、犬の範疇内のある範囲を他の範囲と区別して限定しているのではありません。
そうではなく、「犬」のイデア自体を、他の「猫」や「山羊」や「馬」のイデアから限定しているのであって、そもそもこれが「種」の概念でもあるわけです。
いうまでもないですが、これは「the goat」についても同じです。
それで、
スライド(2)については…、

>どういったヤギの話かということに焦点はなく、ヤギがどうであったのかに焦点が移っているから限定詞theがつかないと考えます。

…これではなんの説明にもなっていません。
スライド(2)において、スライド(1)の「山羊の種」=「the goat」に替わってイメージされるのは、農民たちに連れられて移動する山羊の群れであって、さらにそれが長い時代経過を経て何万世代も続いたというもので、それで「goats」が使われる訳です。

16ニャンコヴィッチ★:2010/06/13(日) 14:52:23 ID:???0
バーヤンさん

それから、ちょっと脱線しますが、

---------------------
たとえばこの話のdogにプードルやチワワを想定するのはふさわしいでしょうか?
僕はふさわしくないと思います。
なぜならそのような最良の友人が大昔ならヤギで、創生期の農夫と一緒に世界を駆け回り
ミルクを供給し交換ツールとして仕えた動物と比較してるわけですから。
僕が真っ先に思い浮かべたのが猟犬です。
現在では犬といえば愛玩犬など多彩にいますが
古代の人が思う犬といえばやはり範囲は狭まると思います。
---------------------

…これにも同意しかねます。
古代においても「愛玩犬」はいたと思われます。
プードルやチワワのroleを古代において担っていたのは子犬です。
おそらく(現代でも同じですが)同じ一匹の犬で、その一生の間に「愛玩犬」から「職業犬」へとそのroleが替わったのでしょう。
そして文明が進むにつれて、あえて「職業犬」を必要とせず「愛玩犬」だけを欲する余裕が人々に生じると、一生大人にならない「愛玩」に特化した犬種が作られた訳です。
そういう意味でも、「古代の人が思う犬」の範囲が、現代人の思う犬の範囲よりそれ程狭まるとは思えません。


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