ボーボワール「第二の性」英語訳(1952)の悪訳ぶりが話題になっている。米国以外では別の英訳がある?
● 何百も誤訳があるらしい。
● 読者に断ることなく15%も内容を削除した。ボーボワールは怒ってたらしい。
● 出版社が「How To Sex」の本と勘違いして動物学の教授に翻訳を依頼した。哲学の素人だから哲学用語が大間違い。実存主義の事も全く知らん人だった。
「まるで分野違いだから私には出来ません」と断るのが普通だと思うが。
http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9402ボEED6163FF931A1575BC0A9629C8B63
ESSAY; Lost in Translation
By SARAH GLAZER
Published: August 22, 2004, Sunday
August 22, 2004, Sunday
''ONE is not born, but rather becomes, a woman,'' Simone de Beauvoir wrote in ''The Second Sex'' in 1949, shocking readers with her contention that the wife-and-mother destiny was a myth devised by men to deny women freedom. Rejecting such notions as the maternal instinct, her book attracted both controversy (it was banned by the Vatican) and sales (it sold more than 20,000 copies in France in its first week).
http://www.asahi-net.or.jp/~ls9r-situ/current.html
Donna J. Harawayへのインタビュー「HOW LIKE A LEAF」Routledgeを読み出したら面白いので、久しぶりに高橋さきのさんに電話をかけた。
僕が最初に買った「HOW LIKE A LEAF」は、ちょうどその頃「Simians, Cyborgs and Women」(『猿と女とサイボーグ』というタイトルで、青土社から刊行)の翻訳の詰めに入っていた彼女に譲ったのだった。すでに4年以上前のことだ。
『猿と女とサイボーグ』が売れているのかどうか気になっていたので聞いたら、「ボチボチ出てるみたい」とのことだった。
「ハラウェイのハの字も出さずに、解説っぽいことを藤原書店の『環』に書いた。その文章を、友達がHPに掲載している」というので、検索をかけてみた。
「生命科学とジェンダー」という文章だ。僕が、ハラウェイのことを書こうとしても、まだうまく書けないので、ぜひさきのさんの文章を読んでほしい。
■有名フェミ・上野千鶴子インタビュー(石原都知事批判もあり)
アメリカでは次期社長が女性かもしれないのは珍しくないし、北欧ではどんな夫も育児義務を共有しているし妊娠した妻を罵倒しない。
それに女性の元首が世界中にいる時代です。
だけど、日本では未だにウーマンリブとフェミニズムがタブーで…とかなんとか。
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「CLOSE-UP CHIZUKO UENO Speaking up for her sex」By ERIC PRIDEAUX(Staff writer)Sunday, March 5, 2006 http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fl20060305x1.html