したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ2

1OS5:2024/07/24(水) 10:20:48
自民党スレ(前スレ)
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1378195932/l50

自公保スレ(前々スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/


2024年09月 自民党総裁選(立憲民主党代表選も)
2025年07月 参議院選挙・都議選
2025年10月 衆議院任期満了

362OS5:2024/09/27(金) 21:14:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9ed62e455003dbece5bdc8e340c77788fa1215
「石破総裁誕生に一役買った」林氏陣営 4位以降の候補者たちは
9/27(金) 21:09配信

毎日新聞
選挙戦を戦った候補者や岸田文雄前総裁(前列左から5人目)と手を取り合う、自民党新総裁に選出された石破茂氏(同6人目)=同党本部で2024年9月27日午後3時39分、平田明浩撮影

 自民党総裁選での得票数は、候補者たちの今後の政治力を占うとされる。石破茂元幹事長(67)、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)の上位3人だけでなく、4〜9位に終わった候補者たちもさまざまな表情で開票結果を受け止めた。

【一覧】石破新総裁の誕生を支えた人たち

 1回目の投票で65票を獲得し、4位だった林芳正官房長官(63)は記者団に「次の活動に生かしていければ」などとそつのないやりとりをしつつ、満足そうな表情を時折見せた。

 林氏は知名度不足という課題を元々抱えていたうえに、石川県能登半島の豪雨災害に現役官房長官として対応するため選挙活動の一時中止も余儀なくされ、陣営は何位で終われるかにやきもきしていた。候補者9人中4位という結果は陣営にとって、次につながる「大健闘」(陣営幹部)だったという。

 更に林氏陣営の中核を担った旧岸田派議員の多くは決選投票で石破氏に投票し、石破総裁誕生に一役買ったと林氏の陣営関係者は誇ってみせた。この陣営関係者は、林氏が旧岸田派ナンバー2の座長だったことを念頭に「(論功行賞として林氏に)それなりの待遇を、とは思っている」とも語った。

 60票を獲得し5位だった小林鷹之前経済安全保障担当相(49)も意気盛んだった。総裁選後、記者団から次期総裁選への対応を問われると「挑戦します。チャレンジャーですから」と即答した。

 他の候補者に先駆けて総裁選への出馬を表明した小林氏の知名度は、総裁選を通じて急上昇。中堅・若手国会議員らからの支持を集め、獲得した国会議員票は林氏を上回る41票。総裁選は今回が初挑戦。年齢的にもまだ若く、「次」に向けての確かな手応えを得たようだ。

 47票で6位だった茂木敏充幹事長(68)は「いろいろ反省する部分はある」と神妙な面持ちで語った。茂木氏は候補者の中で唯一の派閥トップ経験者で、現職の幹事長でもある。特に議員票が34票と伸び悩んだことを重く見ている様子だった。

 告示日前日に9人目の候補者として名乗りを上げた上川陽子外相(71)は40票で7位。次期総裁選について問われると「どのような形で進めていくべきかよく対話をしながら、一つずつ重ねていくことが大事」と述べた。

 河野太郎デジタル相(61)は、決選投票に進んだ2021年の前回総裁選から一転し、30票で8位に沈んだ。麻生派に所属したままだったことが嫌気されたとの見方があるが、河野氏は「派閥が問題だとは思っていない」と記者団に強調。今後の総裁選に向けては「まずは石破総裁のもとで、政策をしっかり進めていけるように頑張っていきたい」と話した。

 告示日には、各候補の出馬に必要な推薦人20人が発表されたが、1回目の議員票の開票結果では加藤勝信元官房長官(68)の議員票が20人を割り込み16票だった。合計得票は22票。加藤氏は「いろんな皆さん、事情がある中で、逆に言えばこうやって支えていただいてきた」と語った。【鈴木悟、野間口陽、加藤明子】

363OS5:2024/09/27(金) 21:18:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/dccb6ea8c764acc74378dc506d95b167b6c1c1e8
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?
9/27(金) 21:03配信
テレビ朝日系(ANN)
自民総裁選、石破茂氏が選出 大逆転勝利は「2つのかたまり」 新内閣の要職に誰が?

 過去最多9人が立候補した自民党総裁選。石破茂氏(67)が新たな総裁に選ばれました。注目の人事について政治部・官邸キャップ千々岩森生記者の解説です。

【画像】政治部・官邸キャップ 注目の人事について解説

■自民党「9人のスター」が誕生?
(Q.今回の総裁選は石破氏が逆転勝利を収めました。しかも、議員票も大きく伸ばし逆転しましたが、何があったのでしょうか?)

 これは2つの「大きなかたまり」が動きました。

 もともと石破氏には46人の議員票がありましたが、ここに今回3位の小泉進次郎氏(43)の陣営が乗りました。

 そしてもう一人のキーパーソンは、岸田文雄氏(67)です。政治的立ち位置は石破氏と近い。さらに立候補していた林芳正氏(63)や上川陽子氏(71)も岸田氏の派閥でしたし、この岸田氏を中心とするグループが乗ったと。つまり「石破・小泉・岸田連合」が決選投票では成立したということになります。

(Q.党役員人事の予想を見ると、幹事長に小泉氏の名前があります)

 可能性が高いわけではないのですが、石破氏が「刷新・改革・新鮮さ」をどう考えるかです。幹事長というのは選挙の顔ですが、小泉氏のような新しい形にしていくか。もしくは小泉陣営に今回入っていた、森山裕氏(79)です。自民党の中で人望もある。経験も豊富です。小泉氏と真逆のタイプですが、このようなタイプも選択肢の一つかと思います。

(Q.副総裁を見てみると、菅義偉氏(75)や岸田氏の名前があります)

 副総裁は本当に党内の「重し」です。これまで石破氏が党内で人気がない、人望が今一歩となっていたなかで、党内に顔が利く菅氏や岸田氏のどちらかを副総裁に据えれば、党も安定感が出るかと思います。

(Q.副総裁は長年、麻生太郎氏(84)が務めていましたが、どうなるでしょうか?)

 今回麻生氏は、直前になって高市氏を支持すると表明し、自民党内はかなりざわつきました。結果的に麻生氏は外れることになると思います。

(Q.閣僚を見ると、官房長官は岩屋毅氏(67)、齋藤健氏(65)です)

 岩屋氏と石破氏は信頼関係が絶大です。今回も最後に石破氏の隣で涙を流していました。

 この岩屋氏と共に小泉陣営にいて、もともと岩屋氏と近かった齋藤氏の名前も挙がってくるかとみています。

(Q.今回、史上最多9人での総裁選となりましたが、共に争った面々はどうなってくるのでしょうか?)

 決選投票を争った高市早苗氏(63)は必ず入ってくると思います。そして、若手のホープとして今回名乗りを上げた小林鷹之氏(49)も十分あり得ると思います。

 もともと近かった改革派の河野太郎氏(61)も考えられます。功労者であり、実力者でもある上川氏と加藤勝信氏(68)も入ってくるかもしれません。

 今回自民党は、ある意味で「9人のスター」が生まれたと考えれば、顔が売れただけではなく実力もあるので、石破氏以外の8人は多くが党幹部か閣僚として登用されると思います。

(Q.本当に自民党が変わったかどうかは、我々も見ていかなくてはいけませんね)

 まさにそうです。改革が必要だからこそ石破氏が当選したわけですし、不可欠な要素です。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年9月27日放送)

テレビ朝日

364OS5:2024/09/27(金) 21:19:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/6247da56386eee022f30923446a21c8989a6c230
後藤謙次氏 自民党総裁選、決選投票で石破氏逆転の舞台裏解説 麻生時代は終わった?「事実上…」
9/27(金) 21:05配信
スポニチアネックス
東京・赤坂のTBS社屋

 政治ジャーナリストの後藤謙次氏が27日、BS-TBS「報道1930」(月〜金曜後7・30)に生出演。自民党総裁選の決選投票で石破茂氏の「逆転勝ち」について解説した。

【写真あり】ファーストレディーとなる石破氏の美人妻・佳子さん

 高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)による三つどもえの争いとなり、1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、石破氏と高市氏による上位2人の決選投票に。1回目の投票では高市氏181票(議員票72、党員・党友票109)、石破氏154票(議員票46、党員・党友票108)だったが、2回目の投票で石破氏215票(議員票189、地方票26)、高市氏194票(議員票173、地方票21)と、石破氏の逆転勝利となった。

 後藤氏は逆転が起きた理由として「一番大きいと思ったのは岸田さんのところ」と旧岸田派の力が大きかったと指摘。「岸田さんのところは候補者がいなかった。林さん、上川さんに乗せていた票を石破さんのところにそっくり乗せた」と林芳正氏と上川陽子氏の支持票が流れたと分析した。

 「伏線があって、石破さんが24日に岸田さんと電話会談している。2つの質問、それは日米地位協定の改定問題、アジア版NATOについて問いただした。(石破氏は)物事の議論をするのにとっかかかりが必要なんで、今すぐという話じゃないと釈明した上で、岸田政権の政策の継続性というところで約束してるわけです」と政策を継続する約束を取り付けたことがプラスに働いたとみられる。

 また「昨日の夜、麻生さんが岸田総理に電話して、もう一度3頭政治をやろうと。岸田、麻生、茂木という岸田政権を支えた3人をもう一度、次の高市さんのところでやろうと。それに対して岸田さんは拒絶した。その時点で、小泉さんたちのグループ含め、当選できなかった人の大勢が石破さんに流れた。それがこの差で逆転したと思う」とし、「麻生派は一枚岩になりきれなかった。そこの差が出たんだと思います」と指摘した。

 麻生派が支援した高市氏は僅差で敗れ、麻生時代は終わったかという質問に「私は事実上終わったと思いますね」とズバリ。

 「長老グループの退場の総裁選だったと思います。森喜朗さん、二階さん、83歳の麻生さん、そして菅さん。たった一人、60代で残ったのが岸田さん。しかも岸田派は解散しながら形は残っている。という面では、岸田さんに石破さんが大いに頼る部分が多いと思う。発足する人事も岸田さんのアドバイスをかなり受けるんだという形で進んでいくと思います」と見通しを示した。

365OS5:2024/09/27(金) 21:32:58
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/326000c?inb=ys
回目投票2位からの逆転劇 石破氏の総裁選勝利を生んだ「秋波」
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 20:03(最終更新 9/27 21:24)

 過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)とわずか21票差だった。何が勝敗を分けたのか。

「誤算」だった1回目投票の結果
 「私もこの仕事を38年やっているが、こんな総裁選は初めて体験した。今までは派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かったが、今回はそれがなかった」

 新総裁に選出された後の記者会見で、石破氏はそう振り返った。

 石破陣営にとって、1回目の投票結果は「誤算」だった。陣営は1回目の党員・党友票(地方票)で首位に立ち、総裁となる正統性を示すことで決選投票を優位に進める狙いだった。

 地方票の開票が進んでいた27日昼。石破氏の壮行会で、選対本部長を務める岩屋毅元防衛相は「石破氏がトータルで1位になることは確実だ」と自信を見せていた。

 しかし、ふたを開けると、優勢とみられていた地方票は1票差で高市氏の後じんを拝し、議員票に至っては26票の差をつけられた。

 議員票の比重が大きくなる決選投票で、最大派閥の安倍派(解散を決定)や麻生派の多くの議員から支持を受ける高市氏と戦うことになった石破氏。勝利に…

https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/333000c
麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で破れた高市氏
深掘り
遠藤修平
園部仁史
高橋祐貴
毎日新聞
2024/9/27 20:00(最終更新 9/27 21:06)

 過去最多の9人が出馬し、異例の混戦となった自民党総裁選が27日投開票され、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が逆転勝利を収めた。決選投票は、高市早苗経済安全保障担当相(63)と21票差の激戦。何が勝敗を分けたのか。

決して高くなかった注目度
 「高市早苗くん72票」

 1回目の投票で高市氏の議員票が読み上げられると、投開票会場となった党本部8階ホールに詰めかけた自民議員から「おおーっ!」とどよめきが起きた。報道各社の事前調査での30〜40票を大きく上回る結果だったためだ。

 序盤戦では、高市氏への注目度は決して高くはなかった。出馬表明の時期は9人中7番目。ようやく集まった推薦人20人には政治資金パーティー裏金事件で収支報告書に不記載があった議員が13人に上り、推薦人集めに苦労したことがうかがわれた。

 潮目を変えたのは、予想…


https://mainichi.jp/articles/20240926/k00/00m/010/377000c?inb=ys
小泉氏まさかの失速 「次世代のリーダー候補」決選投票残れず
森口沙織
毎日新聞
2024/9/27 14:10(最終更新 9/27 19:01)
 27日投開票された自民党総裁選で、小泉進次郎元環境相(43)は、党所属の国会議員票368票と党員・党友票(地方票)368票の計736票で争われた1回目の投票で3位に終わり、上位2人による決選投票に進めなかった。「次世代のリーダー候補」の初出馬は大きな注目を集め、議員票は9候補中トップだったものの、想定外だった地方票の伸び悩みが影響し、失速した格好だ。

 「よく分析したい。チームは最高だったので、敗因があるとしたら、私の中で足りないものがあったと思う」。総裁選後、記者団に敗因を問われた小泉氏はこう答えた。

 「大丈夫なのか?」「やばいでしょ」

 選挙戦が終盤にさしかかった9月下旬の3連休、小泉陣営に衝撃が走った。週末に陣営が実施した地方票の動向調査の結果が想定以上に悪かったためで、関係者によると、石破茂元幹事長(67)がトップに立ち、高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉氏の順だった。なかでも関係者を驚かせたのは、小泉氏と2位高市氏との差。決選投票に進めるかどうかを占う大事な数字だが、10ポイントほどの差がついていたという。陣営関係者は「地方票がこんなにも積み上げられていないのは予想外だ」と力なく語った。

 そもそも小泉氏の最大の強みは地方票獲得にも通じる高い知名度と人気だ。小泉氏は9人の候補のなかで最も若く、元首相の純一郎氏を父に持つ。9月6日の出馬記者会見では、「聖域なき規制改革」など改革姿勢を前面に押し出し、早期の衆院解散・総選挙に踏み切る考えを示すなど話題をさらった。街頭演説には5000人を超える聴衆(陣営発表)を集め、その勢いをまざまざと示した。

 選挙期間中、議員からの支持は着実に広がりを見せた。告示日に発表された推薦人には、出馬を断念した野田聖子元総務相が入り、それ以降も、同じく出馬を断念した斎藤健経済産業相や、岸田文雄首相側近の木原誠二幹事長代理らが陣営に加わった。小泉氏周辺は「日々、どんどん増えている」と手応えを語っていた。

 一方で、…

366OS5:2024/09/27(金) 21:33:33
https://mainichi.jp/articles/20240927/k00/00m/010/296000c
「安倍氏の天敵」石破新総裁 自民党内に残る拒否感、どうなる衆院選
深掘り
川口峻
竹内望
毎日新聞
2024/9/27 18:49(最終更新 9/27 20:42)

自民党総裁選は27日、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安全保障担当相(63)を破り、第28代総裁に選出された。

 石破新総裁は10月1日に新首相に指名される見通しで、厳しさを増す安全保障環境や経済対策など、山積する国内外の課題に向き合うことになる。近く実施される可能性がある次期衆院選を見据え、挙党態勢を構築できるかも問われる。

日米地位協定「見直しに着手」
 防衛庁長官や防衛相を歴任するなど安全保障政策に精通しているとされる石破氏。総裁選でもロシアのウクライナ侵攻に触れ、アジア版NATO(北大西洋条約機構)の創設に意欲を示すなど持論を展開した。

 総裁選9候補による17日の那覇市の演説会では、米軍の法的な特権を認めた日米地位協定について「見直しに着手する」と表明。「主権国家としての責任を果たしていかなければいけない」として、沖縄県内の米軍基地を自衛隊との共同管理にすべきだと主張した。

 10日の政策発表記者会見では地位協定改定に関し「検討を始める」としており、より踏み込んだ形だ。運用改善にとどまらない改定は、戦後の歴代政権が手を付けられなかった課題で、石破氏はまずは党内議論を開始させたい考えだ。

金融所得課税、実行なら株価に影響も
 総裁選では、岸田文雄政権が棚上げした金融所得課税の強化が論点として再浮上し、石破氏は…

367OS5:2024/09/27(金) 21:35:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/62419dbd17f24e7bcf31e88a25c34304d47b3e64
麻生派の高市氏支援が逆効果?石破氏“大逆転”で涙の議員も…小泉氏陣営や旧岸田派が石破氏支持に流れたか
9/27(金) 16:03配信
FNNプライムオンライン

自民党総裁選の結果と党内の反応について、最新情報を国会記者会館の瀬島記者がお伝えします。

【画像】激闘の総裁選を終え、小泉進次郎氏の目には光るものが…

一回目の結果が大きく覆る大逆転劇ともいえる展開に、会場内からは大きなどよめきが起こり、涙を流す議員の姿もみられました。

あるベテラン議員は「アメリカ、中国との外交関係を考えても良い結果になった」と話している他、岸田総理周辺は、「ギリギリの戦いだった。皆、衆議院選挙でどちらが勝てるかを考えたのではないか」と話しています。

一方、高市陣営からは「党員票の結果を覆すことになり、ありえない」との声もあがっています。

一回目では、予想より差を付けて高市氏が勝利していたため、一時、高市氏優勢との見方も出ていたため、これを覆す結果に驚きの声も多く上がっています。

逆転の要因については、高市氏を麻生派などが支援したものの、「これが逆効果だったのでは」との見方もあがっていて、決選投票では、3位となった小泉氏陣営や旧岸田派が大きな塊として、石破氏に流れたものとみられます。

石破氏はこの後週末にかけて、人事構想を練る見通しで、ライバル候補を起用するのかなどが焦点となります。

フジテレビ,政治部

368OS5:2024/09/27(金) 21:37:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/37f9554e429c6d42790c96544d8e845e06e249e6
「石破新総裁誕生」の立役者となった”もうひとりのキングメーカー”とは? 決選投票「大逆転」の舞台裏
9/27(金) 20:09配信
集英社オンライン
やはり背後ではドンたちが…

9月27日に行われた自民党総裁選は、1回目の投票で2位に甘んじた石破茂元幹事長が、逆転で当選した。序盤は「進次郎の圧勝まである」といわれ、終盤は「高市が猛追」といわれた今回の総裁だが、最後に笑ったのは石破氏だった。その背後ではやはり“派閥ボス”たちがうごめいていて…

【写真】総裁選「影の勝利者」といわれるのはこの人

逆転を狙った麻生氏の「一手」
結局はキングメーカーの座を争う“派閥ボス”たちの意向がモノを言う総裁選だった。

9月27日に行われた自民総裁選は石破茂元幹事長が当選した。

石破氏は1回目投票で、181票を集めてトップになった高市早苗経済安全保障相に次ぐ2位(154票)に甘んじたものの、決選投票では議員票を143票も積み増して高市氏に逆転勝利、第102代総理大臣に就くことが確定的となった。

この逆転劇をもたらしたのは水面下での派閥ボスらによるめまぐるしい攻防戦があった。まずは唯一、派閥を維持している麻生派の麻生太郎副総裁。

麻生氏の狙いは次期首相を自らの手で誕生させ、総裁選後も自民党内で主流派の地位に留まり、影響力を維持すること。

「ただ、麻生派として推していた河野太郎デジタル相、上川陽子外相ともに支持が増えず、決戦投票に残れない見込みとなった。

一方でキングメーカー争いをする菅義偉元首相は関係のよい石破氏、小泉進一郎元環境相が決選投票に駒を進める可能性が大で、どちらが当選してもいい左うちわ状態。

このままでは手駒切れの麻生氏は非主流派に転落するだけでなく、84歳という年齢を考えれば、政界引退も迫られかねない崖っぷち状態にありました」(全国紙政治部デスク)

そこで打ち出したのが河野、上川支持を見合わせ、1回目の投票から麻生派として決選投票に残りそうな高市氏に票を集めて、チーム菅に対抗するという作戦だった。

「麻生氏が高市支持に回り、茂木派にも同調を呼びかけたという情報が自民党内に飛び交ったのは総裁選2日前の9月25日夜半のこと。

総裁選当日、1回目投票で直前まで議員票は35票ほどと目されていた高市氏が72票も集めて総裁選会場がどよめきましたが、この異様な票の積み増しは麻生派、茂木派、さらには勝ち馬に乗ろうとする約45票の浮動票からの得票があったから。

実際、54人もいる麻生派が推す河野氏の得票は22票にすぎなかった。麻生氏の呼びかけを受け、かなりの麻生グループ票が高市氏へと流れたと考えるべきでしょう」(前同)

ただし、結果は石破陣営の大逆転。当選のあいさつをする石破氏を見つめる麻生氏が苦虫を嚙み潰したような表情だったことは言うまでもない。

高笑いが止まらない岸田派
対照的に会心の表情だったのが、麻生、菅両氏とキングメーカーを争う岸田首相だった。

総裁選前日の26日午後、岸田グループ内にこんな首相の支持が飛び交ったのだ。岸田派国会議員秘書がこう証言する。

「決戦投票で岸田グループとしてどのような投票行動をとるのか、アメリカからの外遊帰国後も音沙汰なしだった岸田首相が突然、だれであろうと1回目投票で1位になった候補に岸田グループとして投票をしようとの呼びかけがあったんです」

この指呼びかけの意味することは「事実上の石破氏への投票指示だった」と指摘するのは前出の政治部デスクだ。

「党員の投票も反映される1回目投票こそ民意であり、それを尊重して決選投票では1位候補に投票することになったというのが、岸田首相周辺の説明でした。

369OS5:2024/09/27(金) 21:37:48
この言い分なら岸田グループが派閥による数字合わせに動いたという批判を浴びずにすむ。

ただ、その時点ではだれもが1回目投票では地方人気の高い石破氏がトップに立つと考えていた。つまり、1位候補に投票せよという呼びかけはイコール”石破に投票せよ”という指示なんです」

その真意を汲んだ岸田グループ議員は、1回目投票で予想を覆して高市氏が1位になるというサプライズにも動じず、石破候補に票を投じたと見られる。

「靖国参拝継続、対中国外交の強硬路線化など、高市さんの政策は自民内でも最右派。

その高市さんが首相では穏健保守層などが離反し、総選挙は戦えないというのが岸田首相の持論。対中関係を重視する公明党も高市政権誕生には消極的だった。

そこに直前の岸田首相の指示で決戦投票では岸田グループは結束して石破支持に回った。それが石破氏の議員票143票積み増しとなって現れ、決戦投票での大逆転につながったというわけです。

これで岸田グループの主流派入りは決まった。石破新政権では岸田派は閣僚ポストや党人事でかなりのポストを得られるのではと期待しています」(前同)

岸田派は高笑いが止まらないのではないか?

進次郎氏は「官房長官」か「幹事長」?
それではもう一人のドン、菅元首相の動きはどうだったのか? 政治ジャーナリストがこう解説する。

「これは既定路線通りです。まずは進次郎氏を全力で推し、決選投票に残れなかった場合は関係の良好な石破推しに切り替えるというのが菅元首相の作戦。実際、決選投票では小泉陣営に投票した75人の国会議員のうち、かなりの部分がそのまま横滑りで石破氏に投票したと見ています」

じつは石破氏は7月1日に二階派の大番頭である武田良太元総務相を交え、菅元首相と都内のホテルで食事をしている。

「その時、総裁選での支援を求める石破氏に対して、菅元首相は『今回は同じ神奈川県選出の進次郎を推す。ただし、それはあくまでも神奈川県連として推すということ』と伝えたと聞いています。

その意味することは個人としては石破支援もありうるということ。石破氏も小泉氏が決戦投票に進めず、神奈川県連で推すという縛りがなくなれば、菅元首相は2回目投票では自分の支援に回ってくれるという手ごたえを感じたはずです」

永田町では菅・小泉陣営が石破当選に貢献したことから、組閣後に小泉氏が官房長官、または党幹事長に就任するのではという観測が早くも浮上するほどだ。

まぎれもなく菅・小泉連合軍は新政権で勝ち組に残ったと言えるだろう。

とはいえ、裏金問題など、自民党への怒りはまだまだ大きい。

党再生に向けて派閥を解消したとアピールしておきながら、実際には決戦投票直前に派閥ボスたちがキングメーカーの座を賭けて水面下で数字合わせに走っていたとわかれば、次の総選挙で自民は有権者にそっぽを向かれ、敗北することになるかもしれない。

次期衆院選は年内、早ければ11月初旬にも行われる見込みだ。

取材・文/集英社オンラインニュース班


集英社オンライン編集部ニュース班

370OS5:2024/09/27(金) 21:41:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/05ade07ba403070ef017fa231d506268fd750553
派閥単位の動き制約、党内基盤弱い2人が決選投票に…石破茂・新総裁「今までと全く異なる」
9/27(金) 21:29配信

読売新聞オンライン
自民党の総裁選を終えて、健闘をたたえ合う石破茂新総裁(右から2人目)と高市早苗経済安保相(同4人目)ら。中央は岸田首相(27日、党本部で)=川口正峰撮影

 27日に投開票された自民党総裁選は、派閥単位の動きが制約され、地方の声が大きく反映される結果となった。「派閥」を支持基盤とする候補は苦戦を強いられる一方、かねてから党内基盤が弱いと指摘され続けてきた石破茂・元幹事長と高市経済安全保障相が決選投票に進み、「脱派閥」も印象付けた。

 「(これまでは)派閥の合従連衡で総裁が決まることが多かった。今回は今までと全く異なる総裁選だった」

 石破氏は党本部で開かれた新総裁選出後の記者会見で、こう強調した。

 党派閥の政治資金規正法違反事件を受け、派閥解消の流れを受けて初となった今回の総裁選では、派閥の締め付けが緩くなり、立候補に推薦人が必要となった1972年以降、過去最多の9人が出馬した。

 候補が乱立し、それぞれに推薦人を出した結果、派閥や旧派閥の支持は分散した。唯一従来の派閥を維持する麻生派でも、麻生副総裁が河野デジタル相の支持を表明する一方、推薦人は7陣営に分かれた。

 旧安倍派も支持はバラバラだった。福田達夫・元総務会長ら中堅・若手が小林鷹之・前経済安保相を支持したが、「裏金議員」の負のイメージが解消されず、表立った支援を敬遠されるケースもあった。

 「股裂き状態だ」(中堅)との悲鳴が上がったのは、総裁派閥だった旧岸田派だ。同派から林官房長官と上川外相が出馬したほか、岸田首相側近の木原誠二幹事長代理らが小泉進次郎・元環境相を支持した。旧茂木派も茂木幹事長と加藤勝信・元官房長官の2人が出馬した。

 派閥単位の支持が割れた結果、1回目の投票で党員票の比重が高まり、党員票を激しく奪い合った石破、高市両氏が決選投票に進み、最後まで競り合った。当初は出馬に必要な20人の推薦人確保も危ぶまれた両氏だけに、党内では「総裁選が様変わりした証しだ」と受け止められている。

 もっとも、最終盤では麻生派や旧岸田派がそれぞれの枠組みで連携する動きを見せた。党内には「権力闘争は党を活性化させる。一定の塊は必要だ」(閣僚経験者)との声も出ている。

371OS5:2024/09/27(金) 21:50:44
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356985
「あれで石破さんに決めた議員は多いと思う」 決選投票前、最後の訴えで石破茂氏が語った「お詫び」 自民総裁選
2024年9月27日 20時52分
27日の自民党総裁選の決選投票で、国会議員票の行方の決め手となったのは、石破茂氏と高市早苗氏の「最後の訴え」だった? 
今回の総裁選では、決選投票に残った2人の候補者に5分間ずつのスピーチの時間が設けられた。石破氏の演説には「心を動かされた」(旧岸田派中堅)などと好意的な反応が見られた半面、高市氏は制限時間を超えて話し続けてスタッフに指摘されるなど、ちぐはぐな印象を与えたようだ。(デジタル編集部)
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(佐藤哲紀撮影)

石破氏は冒頭、第2次安倍晋三政権など歴代政権に批判的な立場をとることが多かった過去について「多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけた」と述べ、「心からお詫びを申し上げる」と謝罪。その上で、「1人残らず同志が、来たる国政選挙において議席を得ることができるよう、日本国のために全身全霊を尽くしていく」と呼び掛けた。
2人の演説を聞いた麻生派の若手は「最後のスピーチで石破さんに決めた議員は多いと思う。高市さんはもっと準備すべきだった」と話した。

372OS5:2024/09/27(金) 21:50:58
【石破茂氏の演説全文】
衆議院議員の石破茂であります。冒頭、お正月の震災そして先般の豪雨、犠牲になられた方、傷つかれた方、そういう皆様方に心から哀悼の誠を表し、お見舞いを申し上げる次第であります。そして今この瞬間も懸命に職務に当たっておられる多くの皆様方に、心から敬意を表します。
決選投票を前に支持を訴える石破茂氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)

この総裁選挙に当たりまして、ここまでこさせていただくことができました。大勢の同志議員の皆様、そして全国の党員党友の皆様そして広く国民の皆様方に、賜りましたご厚情に心から厚く御礼を申し上げます。
この総裁選挙は岸田総理総裁が、この自由民主党に対する多くの不信、そういうものにけじめをつけるために、自ら身を引かれた。ということに大きな要因がございます。
岸田総理総裁が、3年にわたりまして内政そして外交を果たしてこられた大きなご功績に同志の皆様とともに、心から敬意を表します。総理総裁、誠にありがとうございました。
私は至らぬものでありまして、議員生活38年になります。
多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫びを申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました。
ともに戦いました多くの候補者の皆様方から、多くの教えをいただきました。政治家としての生きざまも教えていただきました。総裁選が終わりました後は、本当に心を一つにして、日本国のために自由民主党のために、ともに手を携え、全身全霊を尽くしたいと思っております。
立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています。
お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております。
決選投票を前に支持を訴える高市早苗氏=9月27日午後、自民党本部で(木戸佑撮影)

日本を守りたい。国民を守りたい。地方を守りたい。そしてルールを守る自民党でありたい。そのように思い、訴えてまいりました。
日本を守りたいと思います。この総裁選挙の間も様々なことがございました。今のままでいいと私は全く思っておりません。
安全保障に長く携わってまいりました。国を守ってまいります。そして、国民を守ってまいります。1人1人が幸せを実感できる。安心と安全を実感できる。もう一度1人1人に笑顔が戻ってくる。そういう日本を必ず作ってまいります。
地方を守っていかなければなりません。どんどんと人口が減っていく、そういう地方であってはなりません。地方を取り戻してまいります。
そして、ルールを守る自民党でなければなりません。ルールを守る自由民主党、そして国民を信じる自由民主党でなければなりません。
国民の皆様方は、なお自民党を信じていないかもしれない。しかしながら私は国民を信じて逃げることなく、正面から語る自由民主党を作ってまいります。勇気と真心を持って真実を語る。そういう自由民主党を、私は同志の皆様とともに必ず作り、1人残らず、同志が来る国政選挙において議席を得ることができますように、日本国のために全身全霊を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

373OS5:2024/09/27(金) 21:55:08
https://www.asahi.com/articles/ASS9W3RWSS9WUTFK00BM.html
石破総裁が誕生した逆転劇の要因 「結局、岸田だ」高市陣営は恨み節
有料記事自民

今野忍2024年9月27日 20時31分
 27日に投開票が行われた自民党総裁選は、決選投票の末、石破茂元幹事長(67)=無派閥=が勝利した。勝敗の行方を左右したのは、退任する岸田文雄首相(67)が率いる旧岸田派の支援だった。国民目線の政治の実現に向けて、新首相となる石破氏の手腕が試される。

 自民党本部8階のホール。決選投票の結果が発表されると、新総裁に決まった石破氏は立ち上がり、周囲の議員に頭を下げた。そして、うっすら笑みを浮かべ、右手を高々と上げた。

 初挑戦は2008年。歴代最多の5度目の立候補となった今回の総裁選を、石破氏自身が「最後の戦い」と位置づけた。

 12年の総裁選は、地方票で圧倒的な支持を得ながら決選投票で安倍晋三氏に逆転を許した。議員の仲間を増やすため、15年には自らの派閥を立ち上げた。

 だが「議員同士の会合より読書を優先したい」と群れることを嫌う石破氏の周囲に、なかなか仲間は集まらなかった。

 18年、20年の総裁選に挑んだが、いずれも敗退。責任を取って派閥会長を辞し、仲間は散り散りになった。党内の誰もが「石破は終わった」と感じていた。

374OS5:2024/09/27(金) 22:35:04
衆議院 令和6年9月19日現在
258自由民主党・無所属の会
099立憲民主党・無所属
045日本維新の会・教育無償化を実現する会
032公明党
010日本共産党
007国民民主党・無所属クラブ
004有志の会
003れいわ新選組
007無所属
  額賀福志郎 議長
  海江田万里 副議長
  秋本真利   >>1754汚職事件で起訴
 池田佳隆  >>1452裏金問題で起訴
  塩谷立    >>1659裏金問題で離党勧告
  吉川赳   >>41パパ活で離党  
  吉田豊史  >>145金銭問題で離党勧告


参議院 令和6年9月26日現在
114自由民主党
041立憲民主・社民・無所属
027公明党
021日本維新の会・教育無償化を実現する会
011国民民主党・新緑風会
011日本共産党
005れいわ新選組
002沖縄の風
002NHKから国民を守る党
011各派に属しない議員
  尾辻秀久 議長
  長浜博行 副議長
  大野泰正 自民離党裏金
  世耕弘成 自民離党裏金
  鈴木宗男 維新離党(ロシア訪問)
  寺田静  野党系当選2019秋田
  堂込麻紀子野党系当選2022茨城
  永江孝子 野党系当選2019愛媛
   (嘉田由紀子と碧水会→解消)
  上田清司 国民民主推薦当選2022さいたま
   (24年1月国民民主会派を脱会)
    https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1348989696/8276
  神谷宗幣 参政党比例2022
  平山佐知子2016民進党線2017離党  2022非自民非民主系で再選

375OS5:2024/09/27(金) 22:36:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/073621adef1aa40dc2a68f5c0a570da51e1067a0
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
9/27(金) 21:55配信

産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる小泉進次郎元環境相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)

「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」

小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。

「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。

小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。

しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。

小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。

特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。

14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。

島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。

史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)

376OS5:2024/09/27(金) 22:37:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/95b37962b9b9c9986a7b67a6e14f23609774c58d
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
9/27(金) 21:52配信
産経新聞
自民党総裁選後、報道陣の取材に応じる高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨志田拓海撮影)

27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。

高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。

前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。

しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。

もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。

「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」

高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)

377OS5:2024/09/27(金) 22:54:43
https://www.tokyo-np.co.jp/article/356902
「飛ばし記事だ」河野太郎氏が批判 「麻生太郎氏が高市早苗氏支援」一部報道は「選挙妨害」 自民党総裁選
2024年9月27日 13時12分
自民党総裁選の投開票日となった27日午前、候補者の1人である河野太郎デジタル相が記者会見で「こういう報道は選挙妨害でもありますし、政治不信を招く要因だと思います」と語気を強めて批判する場面があった。(デジタル編集部)
自民党総裁選の報道を批判した河野太郎デジタル相(デジタル庁の会見動画のスクリーンショット)

河野氏が言及したのは、所属する自民党麻生派のトップである麻生太郎副総裁が、総裁選で高市早苗経済安全保障担当相を支持する意向を固めたとする産経新聞の報道だ。
産経新聞は26日夜、「<独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から」と題して報じた。複数の党幹部に確認した話として、麻生氏が派閥議員に、総裁選の1回目の投票から高市氏を支援するように指示を出したという内容だ。
閣議後の記者会見で報道について問われた河野氏は、「そんなことは全く、私、聞いておりませんし、麻生副総裁は、きょうの私の決起集会にも出席予定と聞いております」と事実関係を否定した。
◆「どれだけ政策を訴えても政局ばかり優先される」
報道機関への苦言は止まらず、「結局、候補者がどれだけ政策を訴えても政局ばかりが優先され、しかも、こういう『飛ばし記事』(事実確認が不十分な記事)があたかも事実であるかのごとく流されるのは、極めて残念」などと1分超にわたって訴えた。
以前は、自民党総裁にふさわしい政治家の世論調査で上位に入ることがあった河野氏だが、今回の総裁選では苦戦を強いられている。
自民党麻生派会長の麻生太郎副総裁

8月26日の立候補表明の記者会見では、河野氏は「かつて世論調査やると、『河野太郎さん第1位』ということもあった」と苦笑いを浮かべつつ、「残念ながら少し数字が悪くなっておりますが、デジタル化を進めていく上であったり、いろんなことが影響しているのかなというふうに思います。世論の支持を得られるように努力をしていきたい」と語っていた。
国民人気に陰りがみられる河野氏が頼ったのは、麻生派の支援だった。河野氏は、同じ神奈川県連所属で「脱派閥」を唱える菅義偉前首相とも近い関係にあるが、今回は菅氏と距離のある麻生氏に頼った形だ。
河野氏は記者会見で、派閥のあり方について「自民党全体として派閥は解散すべきとした方向性は妥当だと考えるか」と問われると、「カネについては、派閥のパーティーはやらないということになり、この問題はなくなってきた。人事についても自民党のガバナンスコードで、派閥による人事はやらないということになっている」と答え、派閥解散に慎重な姿勢を示した。

378OS5:2024/09/27(金) 23:04:42
来年は都議選と参院選が重なる年なのか
ここが石破総理の鬼門かな?
逆に乗り越えられれば黄金の3年間か


2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了

2027年4月統一地方選
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了

379OS5:2024/09/27(金) 23:06:10
総裁の任期満了が27年9月だから黄金の2年間か

2025年7月参院選
2025年7月都議選
2025年10月衆院任期満了

2027年4月統一地方選
2027年9月自民党総裁任期満了
2028年7月参院選
2028年末ころ 次の任期満了

380OS5:2024/09/27(金) 23:29:40
https://www.sankei.com/article/20240927-NRCJKLX5LZPZTILIZ63TNOZ7ZA/
小泉進次郎氏が総裁選で失速した理由、政策打ち出しの初動ミス挽回できず、地方票に泣く
2024/9/27 21:48
「議員票1位、党員票3位、胸を張って堂々と(陣営の選対事務所に)戻ってこられた。皆さんが使ってくれた時間を、何倍にもお返しできるように頑張っていきたい」

小泉進次郎元環境相(43)は27日、自民党総裁選終了後に支援を受けた議員たちを前にこう述べた。

「ポスト岸田」の大本命として国会議員票では首位となる75票を集めたが、党員票で石破茂元幹事長と高市早苗経済安全保障担当相に想定以上の大差をつけられた。

小泉純一郎元首相を父に持ち、巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は当初、抜群の知名度で党員票でも優位に立つとみられていた。


しかし、報道各社の調査によると、他の総裁選候補と臨んだ討論会を重ねるごとに失速の傾向が強まっていった。選挙戦中盤に地方創生などに関する追加公約を発表したが、勢いは取り戻せなかった。

小泉氏を支援した若手議員は解雇規制の見直しなどを念頭に「政策の打ち出し方を誤らなければ勝っていた」と悔やむ。

特に、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度の早期導入は、保守層の警戒を招いたとの見方が根強い。

14日に名古屋市で行われた初の合同街頭演説会で夫婦別姓に触れた際も聴衆の反応は鈍かった。総裁選の途中から急遽、「愛国心」に言及し始めたが、後の祭りだった。


島根県連幹部は「党員は一般有権者よりも年齢層が比較的高い。小泉氏の主張が『わがこと』として響かなかったのではないか」と解説する。

史上最年少首相の誕生は党員の厚い壁に阻まれた。小泉氏は記者団に「この糧を次の一つ一つに生かしていきたい」と意気込んだ。(竹之内秀介)

381OS5:2024/09/27(金) 23:30:05
https://www.sankei.com/article/20240927-K5QT3LCLHFI3NFX72PU6V3HZRE/
安倍氏国葬から2年 高市早苗氏総裁選善戦も「包囲網」で敗れる、保守層の期待変わらず
2024/9/27 21:45
27日に行われた自民党総裁選で、高市早苗経済安全保障担当相(63)が決選投票の末、女性初の首相の座を逃した。選挙管理委員会が文書郵送の禁止を通知して以降に政策リーフレットが全国の党員らに届いたことが他陣営から問題視され、これが尾を引いたとの見方もある。ただ、1回目の投票で最多の181票を獲得したことで、保守層からの期待の大きさを改めて見せつけた形だ。

高市氏は総裁選後、目を赤くしながら党本部で記者団の取材に応じ、「私自身の力不足だ。多くの方に助けていただきながら申し訳ない」と語った。

前回総裁選で支援を受けた安倍晋三元首相の死去に伴い、党内基盤の弱体化が懸念された中、1回目の投票では9候補の中でトップに立った。

しかし、上位2人による決選投票では一転、国会議員票が伸びを欠いた。陣営関係者は、18日に高市氏の地元秘書が記者会見を開き、他陣営にも同様の事案があると持ち出したことも念頭に「『高市包囲網』ができてしまった」と悔やんだ。

もっとも、高市氏の勢いはリーフレット問題が発覚した後も衰えなかったことは事実だ。安倍氏と同様、男系による皇位継承の伝統を守り抜くという意志や、これまでの家族観を変える選択的夫婦別姓制度導入に慎重な姿勢などが党員から高く評価されたとみられる。

「今日で安倍元首相の国葬儀から2年になる。良い報告ができなかったことを申し訳なく思っている。今後の予定については申し上げられる状況にはない」

高市氏は記者団にこう述べるにとどめた。しかし、自民幹部は「高市氏は都市圏などで想定以上に支持を集めた。保守層への影響力は大きく、石破茂新総裁がどう処遇するかが重要になる」と語った。(長橋和之)

382OS5:2024/09/27(金) 23:51:55
https://news.goo.ne.jp/article/dot/nation/dot-235133.html#google_vignette
逆転勝利した石破茂・新総裁に訪れる最初の難問 「とんがっている」高市氏をどう処遇するのか
2024/09/27 21:47
 9人もの立候補者が乱立した自民党の総裁選を制したのは、石破茂元幹事長だった。

 各種の情勢調査などから9人のうち、石破氏と高市早苗経済安保相、小泉進次郎元環境相の3人がリードしていることが明らかで、3人のうち2人が決選投票に進むとみられていた。実際、9月27日の投開票結果は、1回目の投票で高市氏が1位で181票、石破氏が2位で154票を獲得し、決選投票に進んだ。「勝ち馬」とみられた小泉氏は136票で3位に沈んだ。

 1回目の投票で高市氏は国会議員票で2位、党員票は1位だった。とくに決戦投票で重視される議員票で72票を獲得して、46票の石破氏に大きな差をつけ、このまま勝利するかと思われた。

 だが、決選投票では石破氏が215票を獲得し、194票の高市氏を押さえて、新総裁の座を掴み取った。獲得した議員票は、石破氏が189票、高市氏が173票で、2回目の投票で、国会議員が大挙して石破氏に流れたことがわかる。

■石破氏が選ばれた3つのポイント
 自民党の政務調査役を長く務めた政治評論家の田村重信氏は、こう解説する。

「石破氏が選ばれたポイントは3つほどあると思います。衆院の解散総選挙が近いこと、野党の立憲民主党が論戦に強い野田佳彦元首相を代表に選んだこと、そして総理大臣の靖国神社参拝など、とんがっている高市氏より総裁選5回目という安定感の石破氏、という結果でしょう」

 田村氏が「とんがっている高市氏」というのは、タカ派的な高市氏の発言や行動が、批判を招きかねないという点だろう。高市氏はこれまで靖国神社に春・秋の例大祭と終戦の日に参拝をしてきたといい、総裁選中に靖国参拝について問われた際には、

「靖国神社は戦争を美化する施設ではなく、外交問題にされるべきではない。自分の気持ちに正直でありたい。適切な時期に普段通り、淡々とお参りしていく」

 と総裁選で勝利し、総理大臣になっても靖国参拝を続けることを公言していた。


総裁選後、報道陣に対応する高市氏
■「10月にすぐ靖国参拝は、やばい」
 1回目は小泉氏、決選投票では石破氏に投票したというA議員は、

「高市氏が首相になっても靖国参拝を続けるというのは、極端に右寄りの自民党になりかねないと引っかかった。岸田文雄首相になって、韓国との関係を改善し、中国とも話し合いのテーブルにつけるように立て直した。それをゼロどころかマイナスにしかねない。それに靖国神社の秋の例大祭は10月中旬。高市氏が総裁になったとしたらすぐに靖国参拝になります。それはやばい」

 と、石破氏を選んだ理由を説明した。

 また、立憲民主党のある幹部は、

「うちの新代表となった野田佳彦元首相は国会論戦には定評がある。高市氏が勝ったほうが、正直突っ込みどころが多くて、選挙も戦いやすかった。石破氏なら、大きな失策はしないだろうから、アテが外れた」

 と苦い表情を見せた。

 今後、石破氏は首班指名後に組閣、党役員人事に着手する。総裁選で多くの議員票を獲得した高市氏をないがしろにするわけにはいかず、重要閣僚もしくは、党役員で処遇するものとみられる。

 1回目、決選投票とも高市氏に投票したB議員は、こう注文をつける。

「1回目の議員票の差から、高市氏が勝つと思ったので残念だ。勝てなかったが、高市氏に多くの支持があったことも事実。石破氏は総裁選の結果をしっかり受け止め、それに見合うポストで起用してほしい。高市氏を支援した議員が冷や飯を食うようなことがないように、石破氏側には物申すつもりだ」

383OS5:2024/09/27(金) 23:52:09
■「高市氏に財務相や外相は難しい」
 石破氏の推薦人となったC議員はこう話す。

「石破氏が最初に直面する難問が、高市氏の処遇だろう。高市氏はすでに総務相、党の政調会長など要職を務めている。決選投票の結果を受けて高市氏を重用するなら、閣僚では財務相か外相、防衛相となるだろう。だが、財政政策では石破氏とかなり距離感があるし、靖国参拝のことで、当然のことながら外相は難しい。防衛相も同様だ。高市氏の起用でもめれば、石破氏の政権運営は最初から厳しいものとなる」


新総裁に決まり、岸田首相と握手を交わす石破氏
 また、高市氏の推薦人に裏金議員や旧統一教会関連議員がいたことについて、こう言う。

「国民から見れば、裏金も旧統一教会問題も終わっていない。とてもそんな議員は登用できませんが、重用しないと高市氏側はメンツもあって黙っていないでしょう」

■安倍元首相は負けた石破氏を幹事長にした
 前出の田村氏はこう話す。

「高市氏は党の幹事長に据えるのが一番ではないか。高市氏は1回目の投票で、党員票で石破氏より1票上回ってトップだった。国民からの支持が高いことを示したので、総選挙では動きやすい幹事長が適役だ。靖国参拝のことで様々な指摘もあるだろうが、閣僚ではなく幹事長だと、『党としての考え』だとワンクッションおけて、かわすことができる」

 石破氏や安倍晋三元首相ら5人が争った12年の総裁選では、1回目の投票で石破氏は安倍氏を上回りトップに立った。しかし、決選投票で安倍元首相が逆転。総裁となった安倍氏は、石破氏を幹事長として起用した。

 今回は正反対の展開となり勝利した石破氏。最初の難問、高市氏のポストをどう判断するだろうか。

(AERA dot.編集部・今西憲之)

384OS5:2024/09/28(土) 05:03:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1a46fbf8529e2b0964f55480350bf603579cbbb
キングメーカー争いも過熱 石破茂総裁誕生に岸田首相動く?高市氏推し麻生太郎氏はひとり負け?
9/28(土) 5:00配信

日刊スポーツ
石破茂氏(2024年9月19日撮影)

 自民党総裁選は27日に投開票され、決選投票の結果、石破茂元幹事長(67)が高市早苗経済安保相(63)を逆転で破り、第28代総裁に選出された。5度目の挑戦での悲願達成。1回目投票で46票だった議員票は、決選投票で189票に激増した。今も麻生派を束ねる麻生太郎副総裁(84)が高市氏支援で動くとの情報が流れる中、新たなキングメーカーを目指す岸田文雄首相(67)が旧岸田派をまとめ、石破氏を押し上げたと見る向きも。麻生氏の影響力低下は必至だが、結局は派閥が水面下でうごめく権力闘争の末、9人が乱立した前代未聞の大乱戦総裁選は幕を閉じた。
 ◆  ◆  ◆
 石破氏が初めて味わう総裁選の勝利は、大逆転劇だった。1回目の投票は党員票こそ高市氏と1票差の108票だったが、「同僚に人気がない」といわれる懸案の国会議員票は46票と3位に沈んだ。トップの高市氏と26票差がつき、党内では「石破さんは厳しい」との声も出た。
 しかし決選投票で石破氏は国会議員票で高市氏を16票差で逆転。215票対194票と21票の僅差とはいえ劣勢をひっくり返した。
 26日夜以降、石破氏と「犬猿の仲」の麻生氏が、決選投票で派閥として高市氏を支援するとの情報が流れた。「石破氏憎し」で高市氏支援で派閥をまとめ「勝ち馬」に乗ろうとしたとみられる麻生氏だが、関係者によると、岸田文雄首相の指示で旧岸田派のまとまった票が、石破氏に流れたとという。「岸田首相は、麻生氏の支援の確約を取れずに今回の出馬見送りに追い込まれた。麻生氏が高市氏を担いで、あわよくば今後もキングメーカーとして君臨しようとすることに、反発があったのではないか」(関係者)。
 さらに石破氏支持票が増えた背景には、時にタカ派的な言動で知られる高市氏への懸念から「バランス感覚という良識がはたらいた」(中堅議員)面もあったとみられる。しかし最後は結局、派閥がうごめいた。岸田首相はともかく、安倍、菅、岸田政権でにらみをきかせてきた麻生氏の影響力低下は必至だ。小泉進次郎元環境相(43)を全面支援し、麻生氏と「キングメーカー対決」といわれた菅義偉前首相(75)は、石破氏と関係は悪くない。「麻生氏のひとり負け」(党関係者)との声もある。
 石破氏は、4度目の総裁選の後、1度は「もう出るのはやめよう」と決めたが、激動する国際情勢や災害多発など、国民生活に多くの問題を抱えた日本の現状を踏まえ、「最後の戦いに」と退路を断って臨んだ。総裁としての初会見では「国会議員を38年やっているが、こんな総裁選は初めて」と、結果が読めなかった戦いを振り返った。
 今後の焦点になるのが衆院解散の時期だ。「野党と論戦を交わし(国民に)なるべく早く審判を受けなければならない」と、国会論戦後の解散を示唆した。その後の出演したBSフジの番組では「年を越えて、というのは想定しにくい」と述べ、年内に行う考えを示した。
 人事については白紙としたが、幹事長は「選挙に強いことが重要」と述べ、派閥単位での起用は否定。総裁選で戦った他の8人の要職起用については「それぞれ、最もふさわしい役職にお願いするのは当然のことだ」と述べた。
 ただ、裏金事件への国民の評価は、総裁が代わっても変わらない。「日本をもう1度、みんなが笑顔で暮らせる安全で安心な国にする。全身全霊を尽くす」と訴え、総裁のいすにも初めて座った石破氏だが、悲願達成後は、中身が問われる厳しい現実が待っている。【中山知子】

385OS5:2024/09/28(土) 05:04:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31c86c407f95c3495b55f212556ee8dae5a2bd9
小泉進次郎氏は失速3位も選対委員長への登用論浮上 幹事長就任案も
9/28(土) 4:40配信

スポニチアネックス
自民党総裁選後に開かれた両院議員総会で、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎氏。中央は高市早苗氏(代表撮影)

 最有力とみられていた小泉進次郎氏は1回目投票で3位に沈んだ。敗北が決まると目には涙。敗因について「私の中で足りないものがあったと思う」と言及。次期衆院選に向けて「自分のできることをしっかり実行し(石破政権を)支えていきたい」と述べた。

 敗因として挙げられるのが選択的夫婦別姓の法制化。前向きな候補は他にもいたが「1年以内」と区切ったのは小泉氏のみ。一般世論に比べ保守的とされる党員。高市氏に食われていき、党員票は61票にとどまった。

 同じく「1年以内」を掲げた解雇規制の見直しも足かせに。討論会で挙がった異論や拙速批判に具体的な反論をできず、国会答弁を不安視する空気が増大。岸田派関係者は「来夏改選を控える参院側を中心に小泉敬遠論が間違いなく広がっていた」と指摘。期限を示すことで実行力をアピールする狙いが裏目に出て、議員票も75票と伸び悩んだ。

 とはいえ、後見人である菅義偉前首相と良好な関係にある石破氏の選出で、初めての党四役となる選挙対策委員長への登用論が浮上。党関係者は「閣僚となると国会で野党の標的になるのは避けられない」とした上で「一般有権者の間では依然として人気が高い。無党派層対策の“選挙の顔”としてうってつけ」と話した。一方、史上最年少43歳での幹事長就任案も取り沙汰されている。いずれにせよ、裏金議員の公認問題への対応が最初の関門となりそうだ。

386OS5:2024/09/29(日) 22:44:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/585915f4721464642bb833192781d6c825e1ee9a
麻生氏が最高顧問、過去に岸信介氏らの名も 党役員・閣僚人事の全容
9/29(日) 21:20配信

朝日新聞デジタル

自民党本部に入る麻生太郎副総裁=2024年9月27日午後0時43分、東京・永田町、杜宇萱撮影

 自民党の石破茂新総裁による党役員・閣僚人事の全容が29日、判明した。党最高顧問に麻生太郎副総裁(84)を充て、総務会長には鈴木俊一財務相(71)を起用する。1日に発足する新内閣では、いずれも防衛相経験者の岩屋毅衆院議員(67)を外相に、中谷元衆院議員(66)を防衛相に起用。こども政策担当相は三原じゅん子・元厚生労働副大臣(60)で、初入閣となる。


■組織運動本部長に小渕氏、小泉氏は選対委員長

 幹事長に内定している森山裕総務会長(79)が同日、都内で麻生氏と会談した。関係者によると、森山氏から最高顧問を打診し、麻生氏は応じる意向を示したという。総裁選の決選投票で高市早苗経済安全保障相(63)を支持した麻生氏を処遇し、党の最高意思決定機関である総務会のトップに麻生派の鈴木氏を充てることで挙党態勢を演出する。過去には首相経験者の岸信介氏、福田赳夫氏らが最高顧問を務めた。

 また、組織運動本部長に小渕優子選挙対策委員長(50)、国会対策委員長に坂本哲志農林水産相(73)を充てる。副総裁に菅義偉前首相(75)、政調会長に小野寺五典元防衛相(64)、選対委員長に小泉進次郎元環境相(43)はすでに内定している。

■文科相に阿部俊子氏、三原じゅん子氏も初入閣

 閣僚人事では、裏金問題で政治資金収支報告書の不記載が発覚した議員は起用しない方向だ。

 外相の岩屋氏、防衛相の中谷氏はいずれも石破氏に近く、外交・安全保障を重視する姿勢を打ち出した。石破氏が主張する日米地位協定の改定やアジア版NATO創設の実現に向けた交渉を担当する。女性閣僚は三原氏のほか、文部科学相に阿部俊子・文科副大臣(65)を起用する。

 総裁選で石破氏の推薦人となった村上誠一郎元行政改革相(72)は総務相、小里泰弘首相補佐官(66)は農林水産相、平将明党広報本部長代理(57)はデジタル相、赤沢亮正財務副大臣(63)は経済再生相に充てる。

 法相に牧原秀樹(53)、厚生労働相に福岡資麿(51)、経済産業相に武藤容治(68)、環境相に浅尾慶一郎(60)、復興相に伊藤忠彦(60)、国家公安委員長に坂井学(59)、経済安保相に城内実(59)、沖縄・北方担当相に伊東良孝(75)の8氏が就く。

 安全保障担当の首相補佐官には長島昭久衆院議員(62)が就く。官僚トップの事務の官房副長官は佐藤文俊・元総務事務次官(67)を起用する。政務の官房副長官は橘慶一郎衆院議員(63)と青木一彦参院議員(63)が内定している。

朝日新聞社

387OS5:2024/09/29(日) 22:45:36

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a172af6a942327f57849be8633968a8a6e6f3e
副総裁・菅氏、総務会長・鈴木氏 財務・加藤氏、外務・岩屋氏 石破内閣、1日発足
9/29(日) 15:06配信

時事通信


 自民党の石破茂新総裁は30日、新たな党執行部を決定する。

 副総裁に無派閥の菅義偉前首相(75)、総務会長に麻生派の鈴木俊一財務相(71)を起用。閣僚人事では、財務相に加藤勝信元官房長官(68)、防衛相に中谷元・元防衛相(66)を充て、外相に岩屋毅元防衛相(67)を調整している。臨時国会が召集される10月1日の首相指名を経て、同日中に石破内閣を発足させる方針だ。


 党役員は、政調会長に旧岸田派の小野寺五典元防衛相(64)、国対委員長に旧森山派の坂本哲志農林水産相(73)を充てる。麻生太郎副総裁(84)を最高顧問で処遇。既に森山裕総務会長(79)が幹事長、総裁選で3位だった無派閥の小泉進次郎元環境相(43)が選対委員長に内定している。

 閣僚では、武藤容治衆院議員(68)を経済産業相、小里泰弘首相補佐官(66)を農水相、城内実副幹事長(59)を経済安全保障担当相に起用。浅尾慶一郎参院議院運営委員長(60)を環境相、伊東良孝衆院議員(75)を地方創生担当相、三原じゅん子参院議員(60)をこども政策担当相、伊藤忠彦氏を復興相に充てる。

 福岡資麿参院政審会長(51)を厚生労働相、阿部俊子文部科学副大臣(65)を文科相で調整。坂井学元官房副長官(59)と赤沢亮正財務副大臣(63)の入閣が固まり、平将明衆院議員(57)の起用を検討している。いずれも初入閣となる。

 旧岸田派の林芳正官房長官(63)と公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は続投させる。復興相には御法川信英国対委員長代理(60)の起用を検討していたが、見送った。関係者は御法川氏が選挙運動に専念したいと辞退したとしている。

 固まった陣容を見ると、石破、菅、森山3氏で政権の骨格を形成。岩屋氏は総裁選で石破陣営の選対本部長を務め、赤沢、平両氏は旧石破派のメンバーだった。小泉氏と三原氏は菅氏に近い。城内氏は坂本氏と同じ旧森山派に所属した。

 一方、石破氏が処遇を明言した総裁選候補のうち、高市早苗経済安保担当相は党総務会長を固辞。小林鷹之前経済安保担当相は広報本部長を打診されたが、「仲間を優先してほしい」と辞退した。


 政務の官房副長官に橘慶一郎衆院議員(63)、青木一彦参院議員(63)、事務の副長官に佐藤文俊元総務事務次官(67)も固まった。

388OS5:2024/09/29(日) 22:46:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7acf8cf17257df004849d92b801e2a12a9d81885
小林鷹之氏は党広報本部長打診を固辞 推薦人念頭「ポストは仲間に」
9/29(日) 15:47配信

朝日新聞デジタル
自民党総裁選を終え、取材に応じる小林鷹之前経済安保相=2024年9月27日午後3時49分、東京・永田町の自民党本部、杜宇萱撮影

 自民党の石破茂総裁(67)が党役員・閣僚人事の調整を進める中、小林鷹之前経済安全保障相(49)が、党広報本部長のポストを石破氏から打診され、固辞したことが29日、分かった。広報本部長は、幹事長や政調会長などと同じ「党7役」と呼ばれる幹部職の一つ。

 小林氏は27日投開票の総裁選に立候補。若手・中堅の国会議員を中心に支持を集めたが、9候補中5位に終わった。

 関係者によると、小林氏は総裁選で自身の推薦人となった20人を念頭に、「ポストは仲間に譲ってほしい」と伝えたという。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/a51709ca6866971c0948fa9599ade1966dfa74fa
総務会長に鈴木財務相、外相に岩屋氏 石破新政権の顔ぶれほぼ固まる
9/29(日) 22:06配信


毎日新聞
記者会見をする、自民党の石破茂新総裁=東京都千代田区で2024年9月27日午後6時4分、藤井達也撮影

 自民党の石破茂総裁は29日、党総務会長に鈴木俊一財務相を充てる方針を固めた。閣僚人事では、岩屋毅元防衛相を外相に、加藤勝信元官房長官を財務相に起用。阿部俊子副文部科学相を文科相、福岡資麿党参院政審会長を厚生労働相として初入閣させる方向で調整している。


 石破氏は30日に新しい党執行部を発足させる。石破氏は当初、総裁選で決選投票を戦った高市早苗経済安全保障担当相に総務会長を打診したが、高市氏は固辞していた。鈴木氏は、総裁選で高市氏支持に回った麻生太郎副総裁が率いる麻生派の重鎮で、麻生氏の義弟。総務会長経験もあり、党運営や政権基盤を安定させる狙いがあるとみられる。

 石破氏と良好な関係にある菅義偉前首相は副総裁に起用する。鈴木氏以外の党四役は、幹事長に森山裕総務会長、選対委員長に小泉進次郎元環境相、政調会長に小野寺五典元防衛相の起用が内定している。

 森山氏は29日、東京都内で麻生氏と約20分間会談した。麻生氏は党最高顧問に就くことを受け入れた。

 党国対委員長には坂本哲志農相、組織運動本部長には小渕優子選対委員長をそれぞれ充てる。幹事長代行には福田達夫元総務会長が内定した。

 1日に発足させる新内閣の閣僚人事ではこのほか、村上誠一郎元行政改革担当相を総務相、中谷元・元防衛相を防衛相、武藤容治元副経済産業相を経産相、牧原秀樹元副経産相を法相、小里泰弘首相補佐官を農相、浅尾慶一郎参院議院運営委員長を環境相で起用する。総裁選で石破陣営を支えた赤沢亮正副財務相を経済再生担当相に充てる。城内実元副外相を経済安保担当相、伊東良孝元副農相を地方創生兼沖縄・北方担当相、伊藤忠彦元副環境相を復興相にそれぞれ起用する。坂井学元官房副長官は国家公安委員長、平将明党広報本部長代理はデジタル相、三原じゅん子元副厚労相はこども政策担当相とする方向で調整している。

 政務の官房副長官には橘慶一郎元副復興相と青木一彦元副国土交通相を、事務の官房副長官には佐藤文俊・元総務事務次官を充てる。政務の首相秘書官には槌道明宏・元防衛審議官と、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を起用する。

 石破氏は総裁選を争った8候補について「それぞれ最もふさわしい役職をお願いする」との立場をとる。これまでに林芳正官房長官の続投や、加藤、小泉両氏の要職起用が内定した。石破氏は29日のNHK番組で、林氏の起用に関し「岸田政権を基本的に引き継ぐ。そういう意味ではそういう方に官房長官として座っていただくのは当然だ」と語った。

 一方、党関係者によると、石破氏は小林鷹之前経済安保担当相に党広報本部長を打診したが、小林氏は「選挙で支えてくれた仲間たちが(人事で)生かされることを望む」として辞退したという。【川口峻、高橋祐貴、野間口陽】

389OS5:2024/09/29(日) 22:48:44
https://x.com/kokkai_kengaku/status/1840375863688458552
よもやま
@kokkai_kengaku
石破茂内閣(仮) 2024/09/29 2130
※変更可能性はありますが、閣僚全て埋まりました。

総理 石破茂 旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木
総務 村上誠一郎 無派閥
法務 牧原秀樹 菅G
外務 岩屋毅 麻生→離脱
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥
経産 武藤容治 麻生
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生
防衛 中谷元 無派閥
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田
 副 橘慶一郎 無派閥
 副 青木一彦 旧茂木→離脱
デジ 平将明 旧石破
復興 伊藤忠彦 旧二階
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G
経財 赤沢亮正 旧石破
経安 城内実 無派閥      ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階

副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱

390OS5:2024/09/29(日) 23:04:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/84c83cee8ec575563cd44fc00b65af1b8bac3f3b
総務相に村上誠一郎元行政改革担当相起用へ かつて安倍晋三氏を「国賊」と批判し処分
9/29(日) 20:46配信


産経新聞
村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)

自民党の石破茂総裁は29日、次期政権の総務相に村上誠一郎元行政改革担当相(72)を起用する方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。


村上氏は安倍晋三元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた。先の総裁選では石破氏の推薦人を務めた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/8d844a76d712e5cb568aeb80c6c67e645f15a8ac
法相に牧原秀樹氏起用へ 上川氏の推薦人代表 自民の閣僚人事
9/29(日) 20:46配信

毎日新聞
牧原秀樹・自民党衆院議員

 自民党の石破茂総裁は29日、牧原秀樹衆院議員を法相に起用する方針を固めた。

 牧原氏は2005年初当選で現在5期目。衆院比例北関東ブロック選出。東大法学部卒で弁護士資格を持つ。副厚生労働相や副経済産業相などを歴任した。総裁選では上川陽子外相を支援し、推薦人代表となった。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d58c8b74685461f000eb5c4fdaf125048aeb771b
次期首相秘書官の8人内定 石破氏、政務2人体制に
9/29(日) 20:45配信

共同通信
 自民党の石破茂総裁は、政権発足時に起用する首相秘書官8人を内定した。政務担当の首相秘書官に槌道明宏元防衛審議官を起用する他、石破氏の政策秘書を務める吉村麻央氏を充て2人体制とする。複数の関係者が29日、明らかにした。槌道氏は、石破氏の防衛相在任時に大臣秘書官を務めた経歴を持つ。

 事務秘書官には、警察庁の土屋暁胤警察大学校副校長兼官房審議官、外務省の貝原健太郎北米局参事官、財務省の中島朗洋主計局次長、厚生労働省の熊木正人官房審議官、経済産業省の井上博雄資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長、防衛省の吉野幸治防衛政策局次長を登用する。

391OS5:2024/09/29(日) 23:33:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/9eede183cc505270e92833c21919554e399c3958
【一覧で見る】自民党新執行部の顔ぶれ
9/29(日) 21:51配信

日テレNEWS NNN
日テレNEWS NNN

自民党の石破茂総裁は、党の新執行部の陣容を固めた。衆議院の解散総選挙を視野に、党の要の幹事長には経験豊富なベテランの森山裕氏。「選挙の顔」として、ともに総裁選を争った小泉進次郎氏を起用する。

◇ ◇ ◇

【自民党新執行部の顔ぶれ】※敬称略。衆参の後の数字は当選回数。

総裁 石破茂 衆12 無派閥
副総裁 菅義偉 衆9 無派閥
幹事長 森山裕 衆7参1 旧森山派
政調会長 小野寺五典 衆8 旧岸田派
総務会長  鈴木俊一 衆10 麻生派
選対委員長 小泉進次郎  衆5 無派閥
国対委員長 坂本哲志 衆7 旧森山派
幹事長代行 福田達夫 衆4 旧安倍派
広報本部長 平井卓也 衆8 旧岸田派
組織運動本部長 小渕優子 衆8 無派閥

【派閥】
無派閥 4
旧岸田派 2
旧森山派 2
旧安倍派 1
麻生派 1

【総裁選候補との関係】
総裁選の高市早苗氏、茂木敏充氏、加藤勝信氏の3陣営からは起用がなかった。

【“裏金議員”の起用】
いわゆる裏金問題に関与した議員のうち、福田達夫氏が執行部に起用された。不記載額は98万円で、日本テレビの取材に対し、これまでに使途についての回答はなし。

■ポイント解説
最注目は決選投票で戦った高市早苗氏の処遇だった。石破総裁は要職である総務会長を打診したが、高市氏は「幹事長以外はやらない」と固辞したという。ある自民党幹部は「異例だ」他の閣僚経験者は「倒閣運動をすでに始める」と話している。

総裁選決選投票の石破総裁と高市氏の票差はわずか21票。安定した政権運営には高市氏や高市氏を支えた議員の協力が不可欠だ。しかし、最初から高市氏が「協力を拒否」した形だ。

これを受けて石破総裁は、麻生派の鈴木俊一氏を総務会長に起用した。総裁選最終盤で高市氏の支持に回った麻生氏の派閥からの起用だけに、人事を固めるにあたっては、幹事長となる森山氏が29日、麻生氏の事務所に足を運んで、了承を得た。

石破総裁は周辺に「人事は大変だ」と苦しい胸の内を語っているという。

392OS5:2024/09/29(日) 23:39:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/0457749ad1e10105bf0ca1cca3b427befe400fc6
総裁選「高市失速→石破大逆転」が起きたなぜ、結局最後に笑ったのは誰だったのか
9/29(日) 17:11配信
 史上最多の9人が出馬し、議員票367票(高橋はるみ参院議員が欠席・棄権で1票減)・党員票368票を争った自民党総裁選では石破茂元幹事長が選任された。

 上位2人の決選投票では、石破氏が高市氏を逆転。決選投票で逆転するのは、故・安倍晋三元首相が復権を果たした2012年9月の総裁選以来だが、この時に涙を飲んだのは石破氏だった。

■過去には大逆転された石破氏

 当時石破氏は1回目の投票で、党員算定票こそ34票にとどまったものの、165票もの党員算定票を獲得し、党員票54票・党員算定票87票の安倍氏をぶっちぎりで引き離した。「党員に人気のある石破氏」のイメージはこの頃から作られたと記憶している。

 だから今回の総裁選でも、党員票では石破氏が優位と思われたが、なんと高市氏が1票差でリードした。しかも高市氏は予想を大きく上回った議員票を獲得。ちなみに筆者が入手した9月20日現在のリストでは、高市氏が確保した議員票は32票にすぎず、その後の各社報道でも、だいたい同じ数字だった。

 それが総裁選当日に72票と大きく増えたのは、“麻生票”が入ったためだ。一部のメディアが投開票日の前夜、麻生太郎元首相から「高市に入れろ」と“指示”が飛んだと報じている。

 「実際には“指示”というほどのものではなかった。すでに他の候補の推薦人になっている人もいるし、まあなんというか、『2回目には高市に入れてくれないか』といったところか」と、麻生派の関係者が打ち明ける。

 そもそも麻生氏は河野太郎デジタル相を支援することを表明済みだ。実際に茂木敏充幹事長が麻生氏に支援を求めた時、「うちには(河野)太郎がいるから」と断っている。

 だが2021年の総裁選で決選投票に残り、岸田文雄首相と闘った河野氏は、今回の総裁選では議員票22票・党員票8票と冴えず、「首相候補」から脱落。「もはや河野は人気がない」ことを事前に察知して、麻生氏は「死票にするよりも」と、高市氏に議員票を振り分けたのだろう。

 その高市氏の党員票はぐんぐんと伸びていた。もし麻生氏が小泉氏と2位争いしていた高市氏に加勢して小泉氏を追い落とせば、その背後にいる菅義偉前首相を刺すこともできる。今回の総裁選は次期総理総裁を選ぶ選挙であると同時に、キングメーカー同士の争いでもある。

393OS5:2024/09/29(日) 23:40:14
■うまく立ち回った岸田首相

 一方で岸田首相は、最終的には石破氏を支持した。岸田首相は2021年12月、自民党内に総裁直轄の財政健全化推進本部を立ち上げ、財政余力の確保を目指した。また、2023年4月には新たな日銀総裁に、異次元の金融緩和を死守した黒田東彦前総裁に替えて植田和男総裁を任命。植田日銀は2024年3月、マイナス金利解除を決定した。

 このようにアベノミクスを徐々に修正していった岸田首相。その路線を継承するには、アベノミクスを堅持し、金利引き上げに反対する高市氏ではなく、財政再建派で円安修正の観点からも金利引き上げを容認する石破氏でなくてはならない。

 もっとも1回目の投票では旧岸田派の林芳正官房長官に票を寄せて、議員票38票・党員票27票を獲得させ、9人中4位に押し上げた。石破政権でも官房長官を続投する予定の林氏は、これで「総理総裁候補」の座を確保したことになる。

 もう1人のキングメーカーである菅義偉前首相は、小泉氏のほか、同じ神奈川県連に所属する河野氏も“駒”として保持し、石破氏との関係も悪くはなかった。ただ河野氏の背後には麻生氏が控えていた。菅氏には菅政権の末期、人気回復の切り札として提示した河野氏の登用を麻生氏に拒否された苦い思い出がある。

 小泉氏は絶大な人気を誇った小泉純一郎元首相の次男で、2009年に初当選して以来、自民党の若手ホープ。父・純一郎氏は「50歳までは出るな」と総裁選出馬を反対していたが、森喜朗元首相らが説得。消極的に“承諾”を得たとされた。

 こうした話題性もあって、当初は他の候補に頭ひとつ分抜きん出ていた小泉氏だが、総裁選が始まるとどんどん失速していった。理由は小泉氏が主張する解雇規制の緩和などの政策で詰めの甘さが露呈したうえ、多数の論客の中ではどうしても力不足が悪目立ちしてしまったからだ。

 ある関係者は「自民党員は目が肥えているから、小泉氏は政策能力不足で票が入らないだろう」と述べていたが、その通りに小泉氏は決選に残ることはできなかった。

■多くの議員が「次の選挙」を考えて投票

 こうして決選投票では、岸田・菅票は石破氏に入る段取りとなった。かたや高市氏には麻生票の他、麻生氏に近い茂木氏も「決選で高市に入れろ」と指令を出したと言われている。しかし、すべての票が“ボス”の思惑通りに動いたとは限らない。多くの議員票は「次の選挙」を考えて投じられたのではないか。

 そして今回の総裁選の流れを作ったのは、岸田首相だろう。旧岸田派から林氏と上川氏を出馬させて、総裁選の最中は両者の間でバランスをとり、林氏を突出させなかった。また岸田首相の側近である松山政司参院幹事長を通じて、多くの参議院票を石破氏に入れたと見られる。

 臨時国会が10月1日に招集され、石破氏は第102代総理大臣に指名される。ともに戦った8人について「ふさわしい役職をお願いしたい」と、石破氏はノーサイドの姿勢を示すが、党内の力学は大きく変化することは間違いない。「田中角栄の最後の弟子」と言われる石破氏は、いったいどのような政権運営を行うのか――。

安積 明子 :ジャーナリスト

394OS5:2024/09/29(日) 23:41:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a88674e97b2271f0d46cc912e7599372237b122
石破茂氏が頭を悩ますのは高市早苗氏と茂木敏充氏の処遇 あまり受け入れたくないが、敵にも回したくない
9/28(土) 18:17配信
AERA dot.
自民党総裁選で当選し、自民党総裁選で新総裁に選ばれた石破茂氏=24年9月

 自民党総裁選で逆転勝利した石破茂氏。ようやく念願がかなっただけに喜びもひとしおだろうが、そう浸ってもいられない。次の政権運営に向けた人事にとりかからなければならないが、悩みどころは今回の総裁選に出馬した候補者の処遇だ。長年、政治取材をしてきた政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は「高市早苗氏と茂木敏充氏をどうするかが難しい」と話す。逆転勝利となった総裁選の裏側と、注目の人事について聞いた。

【写真】石破氏の人事構想で外れる?入る? 気になる2人はこちら

*  *  *

■党内に広がった「決選投票は石破」の声

――まずは総裁選を振り返って。石破氏は国民人気がある一方で、「議員人気が低い」と言われ続けてきました。しかし、今回は決選投票で大逆転しました

 党員党友票の見立てとして、高市さんが想像以上に高かったことには驚きましたが、実は、決選投票では石破氏が勝つのは事前の取材で明白でした。今週に入ってから「決選投票では石破さんに入れる」と話す議員は多かったんです。派閥まんべんなく20人くらいに取材をしたんですが、9割くらいが「石破」と言ってたんですね。参院議員は、1年後に選挙を控えているというのが大きな要因になっていましたが、衆院では、立憲民主党の代表に野田佳彦氏がなった、というのが影響していました。安倍派の若手議員は、「高市さんが総裁になったら保守票の半分くらいが立憲にいく可能性がある」と危惧していました。野田氏との論戦になったときにどうなるのか、と。高市氏は右派の中でも先鋭的です。野田氏は、穏健な保守、いわゆる中道右派です。この2人が議論になったら、同じ保守なら穏健保守の野田氏にしよう、という動きが出てきてもおかしくないわけです。保守票は、無党派層(中間保守票)にも広がりがあるわけですから、それを取り込まれるとまずい。そう考えると石破さんだな、となるわけです。

――派閥の動きはどうだったのでしょう

 岸田派は決選投票になったらまるっと石破氏に流れていました。麻生派は54人いるといっても、前ほどの結束力はないです。河野太郎氏の推薦人になった18人くらいの麻生派はいますが、それでも彼らは小泉進次郎氏にいっているし、決選投票になったら石破氏ということになりました。麻生氏が動いたところで20票くらい。菅義偉氏に近い加藤勝信氏の推薦人の中からも石破氏にいっています。林芳正氏も岸田派なので石破氏に。従来の、派閥のトップが「白」と言ったら黒いカラスも白くなるような票の動き方はしなくなったわけですよ。議員が個々で動くような、いつもとは違う力学が思った以上に働いた。そういう選挙になったのだと思いますよ。

■党内から出る、「小泉氏を幹事長に」の声

――今後の注目は人事ですが、どのように見ていますか

 まあ土曜、日曜に石破さんがニヤニヤしながら考えると思いますよ(笑)。論功行賞で一つのポイントとなるのは、バッと乗ってくれたであろう岸田派に対してですよね。林氏、上川陽子氏をしっかり入れることになれば、その現れだと思います。二つ目のポイントは、「小石河連合」です。小泉氏、河野氏を閣僚にするのか、党三役にするのか。僕が取材している限りでは、8月に石破氏は菅氏と会っているんです。菅氏は、「もし進次郎が出るなら、申し訳ないけど進次郎を応援する。神奈川県連として、進次郎を応援します』という“建前”をつけてきたらしいです。これは、わざわざ大儀をつけて「石破氏は切るよ」じゃなくて、「また一緒にやろう」という信号なんだと石破氏は受け取りました。今回は岸田文雄首相が総裁選不出馬を表明したことで、小石河の3人はそれぞれで戦いましたが、結束は保っていたんです。おそらく、河野、小泉両氏のところからも半分以上は石破氏に票がいってると思います。そうすると、例えば小泉氏を選挙対策委員長にするとか。党内からは幹事長に推す声もあります。河野氏は先鋭化するところがありますが、総務会長などが適任じゃないでしょうか。

395OS5:2024/09/29(日) 23:41:43
――他の候補者らについてはどうでしょうか

 忘れていけないのは、加藤氏です。菅政権時代の官房長官ですから、いわば菅氏の右腕。菅氏が加藤氏のことを非常に高く評価しており、肝いりですから、ここは入ってくるのではないでしょうか。官房長官人事でいうと、斎藤健氏を推す声が党内からは多いです。石破派を離脱していますが、石破氏は斎藤氏のことを買っています。難しいのは高市氏と茂木氏でしょうね。茂木氏は次を狙っていると思いますので、石破氏としてはあまり入れたくないだろうけど、敵に回すのもあまり得策ではないです。高市氏は、石破氏とは政策が正反対です。石破氏が受け入れたら懐が深いと思いますが…なかなか難しいのではないでしょうか。
■石破氏にかかる「これまでの総裁よりも大きい重圧」

――鈴木さんが石破氏に期待することはどんなことでしょうか

 石破氏の立場が変わります。これまで自民党を批判してきたが故に国民人気を獲得してきました。しかし、今度は自分が総裁になりましたから、批判してきた分、自分がしっかりと改革をしなければなりません。むしろ、期待が大きい分、これまでの総裁よりもかかる重圧は重いと思います。ここで重要なのは、経済政策です。「岸田路線を継承する」というようなことを少し前にわざわざ言っているんですね。いやらしい言い方だけど、「握ったのかな」とも思いました。つまり、「岸田さんの経済政策を継承します。だから(票を)お願いします」みたいな話がもしあったとすれば、どうなのかと思います。

 また、岸田氏の経済政策の検証も済んでいません。賃上げは物価上昇に追いついていないし、投資政策も迷走しています。「これで良かったのか」という検証をしてほしい。安倍晋三元首相の時代に戻さず、今の時代、状況にあった経済政策を、“石破さんらしい”ものを出してほしい。(岸田政権の経済政策を)継承していったら財務省の手のひらに乗っかるといったことも出てくるので、ここはしっかりやってほしいと思いますね。

(聞き手:AERAdot.編集部 小山歩)

 鈴木哲夫(すずき・てつお)1958年生まれ。テレビ局記者などを経て、2013年からフリージャーナリスト。政治、災害、事件、福祉など、多岐にわたるテーマを取材。近著に、『期限切れのおにぎり―日本危機管理の真実』『石破茂の頭の中』など。

小山歩

396OS5:2024/09/29(日) 23:43:37

加藤推薦人
2007 :OS5 :2024/09/29(日) 22:59:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/07da86a9531436317d8a26317e9bd471c80c0959
御法川氏、入閣取りやめ 「本人が辞退」と関係者
9/29(日) 21:23配信

共同通信
御法川信英氏

 自民党の石破茂総裁は御法川信英国対委員長代理を新内閣の復興相に充てる方向で調整していたが、29日になって急きょ取りやめた。関係者は「御法川氏本人が辞退した」と述べた。次期衆院選に集中するためとの見方が出ている。

397OS5:2024/09/30(月) 00:00:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9dff54bd55f683bcbc44b929c063f8e05329c99

自民組織本部長に小渕氏 幹事長代行は福田氏
9/29(日) 20:57配信


14
コメント14件


時事通信
 自民党の石破茂新総裁は29日、組織運動本部長に小渕優子選対委員長(50)、幹事長代行に福田達夫元総務会長(57)を充てる人事を内定した。

 平井卓也広報本部長(66)は留任する。

398OS5:2024/09/30(月) 00:03:48
高市の推薦人からの起用がゼロ&石破推薦人が8人って偏重過ぎて大丈夫か!?



総理 石破茂  旧石破
財務 加藤勝信 旧茂木 【総裁選出馬】
総務 村上誠一郎 無派閥【石破推薦人】
法務 牧原秀樹 菅G【上川推薦人】
外務 岩屋毅 麻生→離脱【石破推薦人】
文科 阿部俊子 麻生→棚橋G【加藤推薦人】
厚労 福岡資麿 旧茂木→離脱 (石井準一らと茂木派離れる)【参院】
農水 小里泰弘 谷垣G→無派閥【石破推薦人】
経産 武藤容治 麻生【河野推薦人】
国交 斉藤鉄夫 公明
環境 浅尾慶一郎 麻生【河野推薦人】【元民主党】【参院】
防衛 中谷元 無派閥 (岸田内閣の総理補佐官)
官房 林芳正(拉致問題) 留 旧岸田【総裁選出馬】
 副 橘慶一郎 無派閥【石破推薦人】
 副 青木一彦 旧茂木→離脱【石破推薦人】
デジ 平将明 旧石破【石破推薦人】
復興 伊藤忠彦 旧二階【河野推薦人】
公安 坂井学 菅G
こど 三原じゅん子 菅G【小泉推薦人】【参院】
経財 赤沢亮正 旧石破【石破推薦人】
経安 城内実 無派閥      ←旧森山の訂正あり
地方 伊東良孝 旧二階【石破推薦人】

副総裁 菅義偉 菅G
幹事長 森山裕 旧森山
総務 鈴木俊一 麻生
政調 小野寺五典 旧岸田
選対 小泉進次郎 無派閥【総裁選出馬】
国対 坂本哲志 旧森山
組織 小渕優子 旧茂木→離脱
広報 平井卓也 旧岸田 
幹事長代行 福田達夫 安倍派


石破 (推薦人8人入閣)
高市 総務会長を辞退 (推薦人の入閣等なし)
小泉 選対委員長(推薦人1人の入閣)
林  官房長官続投(推薦人の入閣等なし ただし岸田派の小野寺が政調会長)
小林 広報本部長を辞退 (推薦人の入閣等なし ただし福田は小林を支援)
茂木 報道なし(推薦人の入閣等なし)
上川 報道なし(推薦人1人の入閣)
河野 報道なし(推薦人3人の入閣)
加藤 財務大臣(推薦人1人の入閣)

森山派 森山・城内・坂本の3枠
菅系  菅/加藤/小泉/ 牧原・坂井・三原

399OS5:2024/09/30(月) 00:06:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/2629d6b55883424f27fc624758d59babf67577b5
石破氏、衆院選シフト鮮明に 挙党態勢の構築腐心
9/29(日) 7:02配信
時事通信
自民党総裁選を終え、握手する石破茂新総裁(右)と小泉進次郎元環境相。中央は高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂新総裁は、党運営の要となる幹事長に森山裕総務会長を選んだ。

 10月1日召集の臨時国会中の衆院解散が想定される中、選対委員長に就く小泉進次郎元環境相との「二枚看板」で、野党の攻勢に対抗する考えだ。小泉氏を含め、総裁選のライバル候補の要職起用などで、挙党態勢の構築にも腐心した。

 「選挙に勝つこと。党内を掌握すること。泥をかぶる(こと)」。石破氏は27日の記者会見で、幹事長に求める資質をこう説明。28日は、公明党大会への出席などを除き、衆院議員宿舎にこもって人事構想を練った。

 森山氏は、党役員や閣僚の経験が豊富。過去に選対委員長を務め、全国の選挙区情勢に通じている。岸田文雄首相や麻生太郎副総裁、菅義偉前首相ら重鎮も手堅い仕事ぶりを評価。石破氏はこれらを踏まえ、挙党態勢の構築に向けて適任と判断したようだ。

 国民的人気の高い小泉氏には、衆院選の「顔」としての役割を期待。派閥裏金事件の逆風が続く中、党の刷新を印象付ける狙いも透ける。小泉氏自身も全国行脚に意欲的だ。

 安定した行政手腕に定評のある林芳正官房長官は続投させる意向。狙いは「霞が関」の掌握だ。政府関係者も「政策の安定性や省庁との連携を考えれば、林氏の留任が望ましい」と歓迎する。

 党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な石破氏としては、林氏の続投で岸田氏の路線継続をアピールし、後ろ盾を得る思惑もあるとみられる。菅氏に対する副総裁就任の打診も同様の理由からだ。

 一方、総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相は、石破氏と距離を置く姿勢をにじませる。28日には、自身のX(旧ツイッター)で「1人の国会議員として知恵を絞り働く」と記し、早くも人事に予防線を張った。今後の政権運営で、不安定要因となる可能性もある。

400OS5:2024/09/30(月) 00:10:19
https://news.ntv.co.jp/category/politics/5a76cf0ac3354617b58a77476518f429
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
日本テレビ放送網
2024年9月29日 9:06
自民党・石破総裁、議員に「役職希望」聞く “脱派閥”で初の試み
自民党は多くの派閥が解消されたことを受け、党所属の衆議院議員を対象に、初めてとなるオンラインでの役職希望アンケートを始めました。

アンケートは石破総裁の指示で行われ、これまでに経験した主な役職などに加えて党、政府、国会での役職を第5希望まで回答できるようになっています。

回答は任意となっていますが、案内のメールには「至急」と書かれ、30日正午が締め切りとなっています。

これまで、副大臣や政務官、党の部会長などの人事については、派閥ごとの「枠」が設けられ、派閥が要望をまとめていました。

ただ、いわゆる裏金事件を受けて、派閥が人事に関与することを禁止したため、アンケートに基づいて人事を行うこととしたものです。

401OS5:2024/09/30(月) 00:15:40
https://www.asahi.com/articles/ASS9Y3PTKS9YUTFK00XM.html
石破人事、固辞相次ぎ火種 難しい挙党態勢、船出は分断消えぬまま
有料記事自民

西村圭史2024年9月29日 20時39分

 新たに自民党を率いる石破茂総裁は、29日も党幹部・閣僚の人事調整を進めた。総裁選で決選投票まで激しく競り合った高市早苗経済安全保障相らにも重職を充てる挙党態勢を目指したが、ライバルたちは相次ぎ固辞。石破自民党は、火種を抱えた船出になりそうだ。

 28日、夕方に東京・赤坂の衆院議員宿舎に戻った石破氏が、本格的な人事の調整に着手した。最側近の赤沢亮正財務副大臣や、官房副長官に内定した橘慶一郎衆院議員、青木一彦参院議員らも集まった。

 石破氏は、その会合の前に政権の骨格を固めた。党ナンバー2の幹事長に「党人派」として与野党に太いパイプを築く森山裕総務会長を指名。後ろ盾となる副総裁には、菅義偉前首相の起用を決めた。

派閥単位の調整できず、全議員に希望募ったが…

402OS5:2024/09/30(月) 00:18:49
https://www.asahi.com/articles/ASS9W4DMXS9WTZNB007M.html
「山口9人目」めざした林氏、県内党員票の過半数 安倍氏には及ばず
自民

大室一也 白石昌幸 山野拓郎 青瀬健2024年9月28日 10時30分

 自民党の新総裁に、石破茂・元党幹事長が選ばれた。山口県内から9人目の首相をめざして立候補した林芳正・官房長官は1回目の投票で9人中4位。県内の議員・党員はだれに投票したのか。林氏の支持者や自民党県連、県内の主な政党は結果をどう受け止めたのか。

 林氏は県内の党員・党友の有効投票の56%にあたる6650票を獲得。高市氏の2647票、石破氏の1091票を大きく上回った。

 ただ、故・安倍晋三氏が「8人目の首相」をめざした2006年の総裁選で、安倍氏は95%にあたる1万3023票を獲得しており、この時ほど県内の党員・党友の支持を集めることはできなかった。21年の前回総裁選で、安倍氏は高市氏を支援しており、そうした経緯も影響を与えたとみられる。

 決選投票では、県連の1票は、県内の党員・党友投票で石破氏を上回った高市氏に投じられた。

 総裁選の終了後、県連所属の国会議員らに取材したところ、投票先を明かさない人が多かった。

 高村正大衆院議員は「いろんな人間関係のしがらみがあるから」と、2回の投票とも投票先を明かさなかった。高村氏は麻生派に所属しており、麻生太郎副総裁は同派メンバーに高市氏支持の方針を伝えたとされる。その高市氏が敗れたことで、「多分我々の派閥は冷や飯を食うことになるらしいです」と語った。

 北村経夫参院議員は、1回目の投票先は明かさなかったものの、決選投票では高市氏に投票したと述べた。候補9人の中に若手もいたことに触れ、「自民党も若い力が出てきた」と評価。「新しい総裁の下、一致団結して選挙に臨んでいきたい」と話した。

 江島潔参院議員は2回ともだれに投票したかコメントせず、「派閥(安倍派)は解散しているので、本当に個々人の判断で動いています」と語った。決選投票に進んだ2人の票は僅差(きんさ)だったが、「一致結束して、自民党として再び信頼を取り戻していくことが一番大事。そのためには大変いい総裁選だったんじゃないか」と評価した。

 杉田水脈衆院議員の事務所は、杉田氏が2回とも高市氏に投票したことを明らかにした。(大室一也)

     ◇

 下関市貴船町4丁目にある林氏の地元事務所には、午後1時ごろから後援会の幹部らが集まり、テレビで総裁選の行方を見守った。林氏の表情が映し出されるたびに、事務所では拍手が起きた。

 林氏は4位で、決選投票に残れなかったが、支持者からは「よし、小林鷹之氏より上だ」「いや、4位で喜んでいてはいけない」といった声が上がった。

 総裁選後に取材に応じた岡本博之・下関後援会長(81)は「もう少し(順位が)低いかと思っていたが、今後に期待できる結果だ。全国の皆さんも林さんがどういう人間なのかある程度理解したと思う。ますます頑張って日本のかじ取りをしてほしい」と評価した。

 全国の党員・党友票では伸び悩んだが、「(林氏は)非常に穏やかに物を言う。もう少し思いをむき出しにして一般の人にPRする必要がある」。次の総裁選に向けては「我々が応援するのは一緒だが、本人の判断に任せるしかない。また本人から報告があると思うので、どうするかを聞いてからだ」と述べるにとどめた。

 県議会棟の自民党会派の控室では、本会議を終えた議員らがテレビで決選投票の様子を見守った。午後3時20分すぎ、1回目の投票でトップだった高市氏を抑えて石破氏が新総裁に選ばれると、「あらー」という声が上がった。友田有・県連幹事長は「ちょっとびっくりしている。国会議員票でこれだけ差がついたのはどういう中身だったのか」と首をかしげた。

 県内の党員・党友投票で林氏が過半数を獲得したことについては、「たいへん高い票をいただいたと思っているし、これからの活躍を期待したい」と語った。

 県議が結成した「林芳正先生を総理にする議員の会」の守田宗治会長は、4位という結果について「林先生の政治力が全国の党員に浸透しているのではないか。今後につながるという期待を大きく持った」と話した。県内での得票率が6割に迫ったことについて、「会としては活動が一定浸透したと思う」と述べた。

 今後については、「林先生は外交面も内政面も非常に安定感のある政治家。今後、どういう局面にあってもどういう立場にあってもご活躍して頂ける方だ」と期待を示した。(白石昌幸、山野拓郎、青瀬健)

403OS5:2024/09/30(月) 00:19:07
  ◇

 小田村克彦・立憲民主党県連代表 政治とカネの問題を原因究明、解決してもらいたい。石破さんが言われてきたことが本人の意思でガバナンスが効くなら、目指すものを国民に説明し、信を問うだろう。看板が変わっただけで政治とカネの問題を帳消しにする総選挙はあってはならない。

 伊藤博文・日本維新の会県3区支部長 首班指名があり、所信表明演説で政策パッケージが打ち出されるので、まずはその内容を見定め、日本維新の会の方針や対案など政策論とあわせ、政治姿勢とともに有権者の理解を求め、いつ選挙になっても正々堂々と戦い、支持を広げたい。

 曽田聡・公明党県本部幹事長 (石破氏は)政治経験も豊富で、ブレのない考え方が見て取れた。鳥取県出身の総裁として、地方を元気にしてもらいたい。より強固な自公連立を続けるため、自公連立の信を問い、民意を問う総選挙は年内のなるべく早い時期に行うことを期待している。

 吉田貞好・共産党県委員長 石破氏は持論として憲法9条2項を削除し、自衛隊を国防軍にせよと主張する党内きっての改憲タカ派。総裁選では自衛隊明記論で9人が足並みをそろえたが、戦争のための国づくりをさらに進める危険な人物。共産党は次の総選挙で正面から対決していく。

 大内一也・国民民主党県連代表 まずはしっかり政権運営、特に能登半島の震災復興、今回の豪雨災害の対応に当たっていただきたい。国民民主党もその点はしっかり協力し、他の政策については是々非々で議論を進める。解散・総選挙となればわが党の政策を訴え、正々堂々と戦っていく。

 佐々木明美・社民党県連合代表 新総裁が誕生したようだが、期待は何もなし。私たちは憲法を活かした平和・外交・人権尊重政治、大企業優遇税制を改正し最低賃金1500円、税金は日々の暮らし対策最優先などを追求する。市民と立憲野党の連携共闘を協調性をもって取り組む。

404OS5:2024/09/30(月) 09:16:47
牧原秀樹はvs枝野幸男で一度も小選挙区で勝てていない。
現職大臣の落選するとすれば彼くらいか?
他は選挙強い もしくは比例上位見込み

405OS5:2024/09/30(月) 17:22:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/163d015f67bc4057f00ff03dfe89071e3b1db5db
「反高市」「反安倍」が露骨、石破茂総裁〝論功行賞〟の閣僚人事 「挙党一致」「刷新感」程遠い布陣 古い自民党を想起、党内分断を懸念
9/30(月) 17:00配信


13
コメント13件


夕刊フジ
自民党の石破茂総裁

自民党の石破茂総裁は30日までに、閣僚・党幹部人事の骨格を固めた。総裁選で石破氏を支援した側近や、決選投票で票を上乗せした岸田文雄首相の旧岸田派、菅義偉前首相率いる無派閥系の議員が重用された。保守派が支持し、第1回投票でトップだった高市早苗経済安保相には幹事長や重要閣僚ではなく、総務会長を打診して固辞された。「論功行賞」「リベラル重用・保守外し」「安倍晋三路線からの決別」という色彩が鮮明で、「挙党一致」「刷新感」には程遠い布陣といえる。古い自民党を想起させ、深刻な党内分断を懸念する声もある。石破氏は10月1日召集の臨時国会で首相に就任後、9日にも衆院解散に踏み切り、「15日公示、27日投開票」の日程で衆院選を実施する意向だが、暗雲が垂れ込める船出となりそうだ。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

15日公示、27日投開票 衆院選へ

「それぞれの能力を最大限発揮できる人事を考えたい」「最もふさわしい役職をお願いするのは当然」「『どの派閥から何人』とは考えない」

石破氏は総裁選後、裏金事件を発端にした派閥解消の流れを受け、「挙党一致」や「党刷新」を反映した人事を実行する意向を重ねて強調していた。

ところが、30日朝までに明らかになった人事を見ると、石破氏に近いリベラル系議員や、決選投票を含む総裁選で支援した面々が重用された。 決選投票で激突した高市氏は「私を支えてくれた方々の登用を」と自身はポストを固辞したが、安倍政権を支えた保守派は少なかった=別表。

例えば、外相に内定した岩屋毅元防衛相と、防衛相に決まった中谷元・元防衛相は、国防族として石破氏と親しい。総務相に起用が固まった村上誠一郎元行政改革担当相は総裁選では石破氏の推薦人を務めたが、安倍元首相の死去後、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた人物である。

旧石破派としては、経済再生担当相に内定した赤沢亮正財務副大臣と、デジタル相に内定した平将明広報本部長代理がいる。

平氏は総裁選中のBS番組で、高市氏への支持拡大について、政策リーフレットを全国党員らに郵送したことが一要因と主張した。「高市潰し」と批判する声もあった。

ちなみに、高市氏側はリーフレット完成は総裁選出馬が不透明だった7月末で、選管通知前の今月4日時点で発送完了していたと説明している。

旧岸田派も目立つ。

決選投票当日、岸田首相は「決選投票は、高市氏以外の党員票が多い候補でいく」と旧岸田派議員らに〝指令〟を出したとされる。この論功行賞なのか、旧岸田派では、林芳正官房長官が内閣の要である同ポストを続投、小野寺五典元防衛相が政調会長に抜擢された。

同じく決選投票で票を上乗せした菅義偉前首相の周辺では、菅氏の副総裁をはじめ、法相に牧原秀樹元経産副大臣、国家公安委員長に坂井学元官房副長官、こども担当相に三原じゅん子参院議員の起用が固まった。財務相に内定した加藤勝信元官房長官も菅氏と懇意だ。

島田氏「対北外交の危険性が顕在化か」

406OS5:2024/09/30(月) 17:23:08
今回の人事をどう見るか。

政治評論家の有馬晴海氏は「通常、総裁選が終われば『ノーサイド』だが、相反する人事になった。石破氏に近い人材が重用され、決選投票で石破氏を推した菅氏のお膝元である『神奈川勢』の坂井氏や三原氏らが登用されている。政権ナンバー2の官房長官には、岸田派の林氏が続投する見通しだ。よく悪くもブレない、わが道を行く姿勢が特徴だった石破氏だっただけに、『強み』がそがれた印象だ」と評する。

保守政治を象徴した「安倍・高市外し」の背景は何か。総裁選で展開された露骨な「高市潰し」が影響しているのか。

有馬氏は「高市氏が総務会長を、小林鷹之前経済安保相が党広報本部長を固辞し、〝対立〟が強調される形になった。本来、不本意でもポストは受け、閑職でも党内や閣内に足場を残し、政治力の芽を温存するのがセオリーだったが、今回は違う。保守系を中心にした『石破氏への忌避感』もさることながら、『石破政権は長く続かない』との見方から、あえて行動をともにしない判断も働いたのではないか」と分析する。

外交面、特に北朝鮮による拉致問題への強い懸念も浮上している。

福井県立大学の島田洋一名誉教授は「石破氏と、外相に固まった岩屋氏、防衛相就任が予想される中谷氏がそろって、日朝国交正常化推進議員連盟(日朝議連)に所属している。同議連は、北朝鮮に寄り添う姿勢が批判されてきた。石破氏が総裁選で主張した『東京と平壌への連絡事務所設置』の構想も相まって、日本人拉致問題を置き去りにした対北外交の危険性が顕在化しそうだ。安倍元首相は『拉致問題解決』を悲観としていた。安倍氏を『国賊』と呼んだ村上氏を総務相に起用するなど、あまりにも『反安倍』の露骨な人事だ」と指摘する。

党内分断も指摘される石破新体制だが、今後どうなるか。

あるベテラン議員は「石破氏支持者も、高市氏支持者も、熱心であればあるほど、相いれない。それほど、政治信条が違う。異例ずくめの人事だが、事実上、『倒閣運動』が始まっているともいえる。総裁選は僅差だった。高市氏の支援が受けられない以上、党内はほぼ半分で『断絶』した状態になっている。早期の総選挙に踏み切るのも、『敵の敵は味方』論で難局を回避するためではないか」と語った。

407OS5:2024/09/30(月) 17:24:43
珍しく、ひろゆきに賛同する
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8c5ee49b7c8bd2cd4ac0ba14be983748a50597
ひろゆき氏 高市早苗氏の総裁選敗因に言及「やる気のある無能な味方は敵より怖い」
9/30(月) 15:56配信

東スポWEB
ひろゆき氏

 2ちゃんねる開設者で実業家のひろゆき氏(47)が30日「X」(旧ツイッター)を更新。自民党の自民党の党首選の決選投票の末敗れた高市早苗氏に言及した。


 27日に行われた自民党の党首選で、高市氏は決選投票の末に石破茂氏に敗れた。高市氏の敗因については一部の支持者がSNS上などで攻撃的なスタンスを取っていたことがあげられている。

 ひろゆき氏は「今後を考えた時、悔しい気持ち分かりますが『高市先生のためにならないから、他候補やその推薦者に攻撃的リプとかしないで』は、今後も頭の片隅に残して欲しいです」という自民・小野紀美議員のコメントを紹介した記事を引用。

 その上で「『やる気のある無能な味方は、敵より怖い』現象ですね」と、“無能な味方”が高市氏の足を引っ張ったという見解を示した。

東スポWEB

408OS5:2024/09/30(月) 20:06:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5db3d64d9caa5f8e357aa0895a432c5a988ee6
「次」見据え…高市早苗氏は石破政権と距離置く構え 「国賊」発言の村上氏起用も党内刺激
9/30(月) 19:49配信

産経新聞
自民党総裁選後の両院議員総会で握手を交わす石破茂新総裁(左)と高市早苗経済安全保障担当相=27日午後、党本部(鴨川一也撮影)

先の自民党総裁選で石破茂総裁に決選投票で敗れた高市早苗経済安全保障担当相は、新政権と距離を置く構えだ。党内では人事などを巡って石破氏に対する不満がくすぶっており、高市氏としても次期総裁選を見据え、自由に行動できる道を選んだとみられる。

【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ

■総務会長の提示「低く見られすぎ」

「丁重にお断りした」。党役員人事で石破氏から総務会長就任を打診された高市氏は周囲にこう語る。総裁選で支援を受けた同僚議員らから「(党ナンバー2の)幹事長以外は受けるべきではない」と助言されたことも背中を押した。

安倍晋三元首相は平成24年の総裁選で、決選投票の末に破った石破氏を幹事長に起用し、挙党態勢を構築した。しかし、今回の総裁選の1回目の投票で最も多くの票を集めて決選投票に進んだ高市氏に対し、石破氏が提示した役職は総務会長だった。

高市氏周辺は「低く見られすぎだ」と憤る。もっとも石破氏には好待遇だとの思いがあり、固辞された後、周囲に「そうですかって感じだな」と淡々と語った。

■人事「振り切れてしまった」

石破氏が、安倍氏を「国賊」と呼び、1年間の党役職停止処分を受けた村上誠一郎元行政改革担当相を総務相に起用する方針を固めたことも党内を刺激している。

旧安倍派の若手議員は「われわれに対する宣戦布告だ」と激怒。石破氏と親しい自民重鎮も「果たして新政権は持つのか…。人事が振り切れてしまった」と懸念する。

総裁選で高市氏を支持した中堅議員は「無役」でいた方が次期総裁選挑戦に好都合だと指摘。「地方をこれまで以上に回って牙を研げばいい。下手に役職に就いたら言動も制限される」と巻き返しを誓う。(竹之内秀介、長橋和之)

409OS5:2024/09/30(月) 21:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/78867617f4dbf09f5e20f0e1c89a319bf7829456
石破政権は菅・森山氏が中核 茂木氏は外れ主流派が逆転、火種くすぶる
9/30(月) 21:07配信
産経新聞
自民党の茂木敏充氏(関勝行撮影)

30日に発足した自民党の新執行部の肝は森山裕幹事長と菅義偉副総裁だ。石破茂総裁が首相として内政や外交に追われる中、森山氏が選挙や国会運営など党務を掌握し、菅氏が石破総裁の後見役を担う。岸田文雄政権発足当初は冷や飯を食わされた森山氏と、終始無役だった菅氏が再び中核に。一方、主流派を謳歌(おうか)した茂木敏充前幹事長は外れ、主流派と非主流派の立場が逆転した。

【表でみる】自民の新体制、判明した閣僚の顔ぶれ

■新政権人事で火種

「自民党が最も誇れることは、いろんな議論をするが、いったん決まったらみんなで(一致して)実現する歴史を作ってきたことだ」。森山氏が30日の記者会見で語気を強めたのは「挙党態勢」を訴えたときだった。

30日までに固まった新政権の人事は火種を残した。総裁選に立候補した高市早苗、小林鷹之両氏は石破総裁から打診されたポストを固辞。こうした党内事情を意識し、森山氏は記者会見で「党内の融和に十分配慮する」と強調した。

石破総裁が森山氏の幹事長起用を考えていることを水面下で伝えたのは9月27日の総裁選直後だった。石破氏は同日夜の記者会見で「泥をかぶるのが幹事長の仕事」と語ったが、すでに「森山幹事長」が念頭にあった。

■辛酸なめた茂木氏

菅氏には「全体を取りまとめてほしい」と政権の重し役を依頼した。

石破氏周辺によれば、石破氏本人は予算委員会開催を経た11月以降の衆院選実施が念頭にあった。だが、考えを変え、最速の「10月27日投開票」を決断したのは森山氏の進言を受け入れたからで、菅氏も同じ考えだったという。

人事でも、菅氏が寵愛(ちょうあい)する小泉進次郎氏を党四役の選対委員長に、菅政権の官房長官だった加藤勝信氏を財務相に起用し、国会運営の司令塔には森山氏側近の坂本哲志農林水産相を充てた。

辛酸をなめたのが幹事長だった茂木氏だ。茂木氏は麻生太郎副総裁、岸田首相との3人で政権を動かしているとして「三頭政治」と表現していた。しかし、決選投票では麻生氏とともに高市氏に投票した。茂木氏と歩調を合わせた旧茂木派議員は党役員や内閣に登用されなかった。

ただ、石破総裁は首相経験者の麻生氏の協力は不可欠だと判断。9月29日夕、森山氏が麻生事務所に出向き、最高顧問就任と義弟の鈴木俊一財務相の総務会長起用、麻生派の武藤容治衆院議員の経済産業相起用を依願し、承諾された。仮に菅氏に断られた場合は副総裁を打診する意向だった。(田中一世)

410OS5:2024/09/30(月) 22:27:46
https://mainichi.jp/articles/20240930/k00/00m/010/291000c
意趣返し? 岸田首相も憂う「鬱憤晴らす」石破政権の“無派閥”人事
深掘り
遠藤修平
小田中大
政治

速報

国政選挙
毎日新聞
2024/9/30 21:07(最終更新 9/30 21:07)

記者会見をする石破茂総裁=東京都千代田区で2024年9月30日午後3時4分、渡部直樹撮影
 「派閥なき総裁選」を経て誕生する石破政権だが、派閥解消の流れは閣僚人事にどう反映されたのか。

 目を引くのは無派閥議員の多さだ。新内閣で20人の閣僚のうち、12人に及んだ。他に麻生派と二階派が各2人、茂木派、旧岸田派、旧森山派が各1人だった。

 2021年10月の岸田文雄政権発足時の派閥別(名称は当時)の構成は、岸田派3人▽竹下派4人▽細田派4人▽麻生派3人▽二階派2人――と派閥均衡で起用された。一方、無派閥は3人に過ぎなかった。

 今回は最大勢力となった無派閥は、総裁選で石破氏や小泉進次郎元環境相を推した議員らで構成される。ただし、実態は旧石破グループと小泉氏を支援した菅義偉前首相のグループが多くを占める。岸田文雄政権での非主流派が、石破体制で主流派に転じたと言える。

 安全保障政策に詳しい「国防族」が目立つのも特徴だ。入閣する防衛相経験者は石破氏を含め、岩屋毅、中谷元、林芳正の計4氏を数える。安全保障担当の首相補佐官には長島昭久元副防衛相を起用する。党側でも、政調会長に就いた小野寺五典氏や衆院議院運営委員長に就く予定の浜田靖一前国対委員長が防衛相を務めた。石破氏は国防族の代表格だが、党内の人脈は乏しい。自らと個人的な親交がある議員を起用した結果とみられる。

安倍派の入閣なし
 …

411OS5:2024/10/01(火) 07:31:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/b028c3ae175419fd8047a38dcbd3bece07a7c5a3
「党内融和」へ調整力発揮なるか 森山裕氏が自民党幹事長に就任 地元・鹿児島4区は党ナンバー2の活躍に期待「地方の時代来る」
10/1(火) 7:00配信

南日本新聞
新執行部呼び込みで総裁室に入る森山裕氏=30日、東京・永田町の自民党本部

 自民党の森山裕前総務会長(79)=衆院鹿児島4区=が30日、党幹事長に就いた。県関係では故・二階堂進氏以来で、国会対策委員長など多くの要職に就き党務に精通する手腕を買われての抜てきとなった。総裁選による摩擦への対応や、解散・総選挙も間近に控え早くも調整力の発揮が求められる局面だ。会見では「党内融和に十分配慮する」と決意を語った。

【写真】記者会見後、写真撮影に応じる森山裕氏(左から2人目)ら党4役と菅義偉副総裁=30日、東京・永田町の自民党本部

 衆院議員会館内の事務所には朝から祝電やコチョウラ

ンが続々届き、秘書らは多数の来客対応に追われた。午後1時、呼び出しを受けた森山氏は硬い表情で総裁室入り。総務会で幹事長就任が決まると「石破総裁を支え安定した党運営に努める」とあいさつした。

 鹿児島市議から国政に転じ、財務副大臣や農相を歴任。安倍・菅政権では国対委員長を歴代最長務め、与野党に幅広い人脈を持つ。

 岸田政権下では、選挙対策委員長として衆院小選挙区定数「10増10減」の候補者調整を進め、派閥裏金事件の聞き取り調査の座長も引き受けるなど、歴代首相の信頼を得てきた。

 就任会見では「私は浅学非才。どちらかというと高齢者の部類に入る」とした上で、「若い人の意見も高齢者の意見も受け止める政治をするのが大事」と強調。日本経済が転換点にあることを念頭に「党内融和に十分配慮し、野党協議もしっかりやり、政治を間違いのないようにしたい」と抱負を述べた。

 裏金事件による政治不信を巡っては「国民の信頼回復に向けさらに努力しないといけない」。総裁選による摩擦も指摘される中、挙党態勢をどう築くか問われると、「自民党の歴史で最も誇れるのは、一度決まったら皆でそれを実現する歴史を作ってきたことだ。総裁選で出た結論には、皆が真摯(しんし)に謙虚に向かうことが大事だ」とした。



 「難局を打開できるのは、この人しかいない」。自民党の森山裕氏(79)=衆院鹿児島4区=が幹事長に就任した30日、旧知の地元関係者は人口減少や低迷する地方経済への手腕に期待した。党ナンバー2として派閥裏金事件で落ち込む信頼の回復も求めた。

 永野和行肝付町長(73)は「地方に光が当たる時代が来るのでは」と声を弾ませた。党役員として多忙でも、週末のたびに地元で国政報告会を開き有権者と語り合う姿を知るからだ。地方創生を掲げる石破茂新総裁とも考え方が近いとみる。

 県関係者が党幹事長に就くのは、旧高山町出身の故二階堂進氏以来。森山氏は基幹産業の農林水産業にも精通しており、「資材高騰や子牛価格低迷などの厳しい状況を理解している。国政に反映して」と注文した。

森山氏は2005年の衆院選で郵政民営化に反対して無所属で出馬、党本部が送り込んだ対立候補を破った。

 当時の鹿屋市長だった山下栄さん(89)=鹿屋・肝属地区後援会長=は、「地方を守るため、不利になってもぶれない姿勢を今も貫いている」と感慨深げ。党には裏金事件などの逆風が吹くが「党を変えられるのはこの人しかいない。これまで同様、いろいろな人の話を聞いて整理し答えを出すはずだ」と期待する。

 鹿児島市議出身で、37歳で全国最年少議長(当時)にも就いた森山氏は度々、「本籍は地方自治にある」と強調してきた。

 40年以上の付き合いがあり、国政初挑戦の際には陣営幹部も務めた入船攻一市議(79)は「市議時代から週末は県内各地に足を運び、現場の声を聞いて鹿児島全体の課題に目を向けていた」と明かす。「築いた人脈を何より大事にする。なるべくして幹事長になった。新総裁をしっかり支えて」とエールを送った。

南日本新聞 | 鹿児島

412OS5:2024/10/01(火) 07:31:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffc9d694c5187fb456e49e7a79d5a137553b4a87
早期解散「ご祝儀相場」狙い 重鎮助言、議論重視から一転 高市氏要職固辞、火種に〔深層探訪〕
10/1(火) 7:00配信


時事通信
自民党新総裁に就任し、記者会見する石破茂氏=27日、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂新総裁が「10月総選挙」にかじを切った。総裁選では、臨時国会で与野党議論を重視する発言もあったが、早期解散を促す重鎮らの意向もあり、「ご祝儀相場」を見込んで衆院解散戦略を転換した。党内では総裁選のライバル候補が人事への協力を拒否。新政権は船出を前に早くも揺れている。

 ◇「党首討論をやれ」
 「いろんな可能性は否定しない」。石破氏は29日、出演したNHK番組で衆院選「10月投開票」の可能性を問われ、珍しく言葉少なにこう言い切った。

 半月前、総裁選の渦中にあった石破氏は真逆とも取れる発言をしていた。小泉進次郎元環境相が臨時国会で新首相選出後、直ちに解散すべきだと唱えたのに対し、「(与野党による)本当のやりとりは予算委員会だ。国民の判断材料を提供するのは責任だ」と反論。全閣僚出席の下で一定の審議を行う意向を示していた。

 ただ、派閥裏金事件による逆風の中、審議時間を十分確保すれば野党の厳しい追及にさらされるのは必至。政権発足直後に期待される高い内閣支持率がおぼつかなくなる可能性さえある。

 「党首討論をやったほうがいい。1日で済むから」。総裁選後の27日、自縄自縛に陥りつつある石破氏に助言したのは、旧岸田派を動かし「石破総裁」誕生につなげた岸田文雄首相だ。脳裏には2021年総裁選直後の衆院選勝利を弾みに、3年間政権の座を占めた経験がある。同じく決選投票で石破氏を支持した菅義偉前首相も総裁選後、周囲に「選挙は早いほうがいい」と語った。

 28日夜、東京都内の議員宿舎で机を囲んだ石破氏と最側近らは投開票日を「10月27日」「11月10日」の2パターンとすることで一致。「時間はもうない」と決断を迫られた石破氏は29日の民放番組で「党首討論をやるなら、予算委の時間は短くてもいい」と話すなど、ここ数日は国会論戦で党首討論に比重を置く発言を続けていた。

 連立を組む公明党は「10月27日投開票」に向けすでに準備に入っており、同党幹部は「早い決断は歓迎だ」と語った。

 野党は石破氏の変わり身に批判を強める。「論戦から逃げるなら『裏金解散』『臭いものにふた解散』だ」。立憲民主党の野田佳彦代表は29日、盛岡市で記者団の取材に応じ、早速けん制した。

 ◇「論功行賞」
 人脈の幅の狭さゆえ石破氏の党内基盤は盤石にはほど遠く、解散を先送りすれば不協和音が表面化しかねない事情も抱える。

 28日夕、石破氏から直接、総務会長就任を打診された高市早苗経済安全保障担当相は「自分より若手を処遇してください」と、にべもなく断った。決選投票で逆転され、求めていた幹事長ポストが得られなかったことへの不満は明らかで、高市氏を支援する自民中堅は「無役で次に備える」と、早くも捲土(けんど)重来を口にする。

 一方、陣容が明らかになってきた新政権人事では、総裁選で自身を支えた陣営議員や岸田首相、菅前首相に近い顔触れが並び、「身内」への配慮を優先させた格好だ。

 安倍政権以降は主流派だった麻生派や旧安倍、旧茂木両派からの登用は限定的となる見通し。旧安倍派の若手は「論功行賞のオンパレードだ」と、「非主流派」転落に恨みを募らせた。総裁選で表面化した亀裂は深まりを見せている。

413OS5:2024/10/01(火) 12:02:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/c17020a21e8ec12ae3bc898f2af94e28bec94f94
閣僚・党人事で明暗、勝利貢献の旧岸田派・旧森山派を厚遇…旧茂木派・旧安倍派はほとんど起用せず
10/1(火) 8:10配信

読売新聞オンライン
初役員会に臨む石破新総裁(中央)ら。右隣は菅副総裁、左隣は森山幹事長(30日、党本部で)

 自民党の執行部・閣僚人事は、派閥や旧派閥の処遇で明暗が分かれた。石破茂新総裁は総裁選での勝利に貢献した旧岸田派などを厚遇しつつ、「反石破」に回った麻生派への配慮もにじませた。旧茂木派と旧安倍派はほとんど起用せず、「非主流派」を印象付けた。

 総裁選の決選投票で、石破氏は岸田首相が率いた旧岸田派の支援を受け逆転勝利した。閣僚人事では同派ナンバー2の座長だった林官房長官を続投させ、党四役にも小野寺五典・元防衛相を政調会長に起用した。小野寺氏は30日の記者会見で衆院解散・総選挙に向け、「政権公約の取りまとめに入りたい」と語った。

 旧森山派の重用も目立つ。幹事長に森山裕総務会長が就き、党運営を主導する。森山氏は岸田氏や菅前首相との関係が良好で、党内では存在感が高まるとの見方が多い。

(写真:読売新聞)

 菅氏と近い議員の登用も多い。選挙対策委員長に小泉進次郎・元環境相を充てたほか、閣僚人事では坂井学・元官房副長官らの入閣が内定した。いずれも決選投票では石破氏を支持したとされる。

 党内融和にも工夫を凝らした。麻生太郎・前副総裁を最高顧問としたほか、麻生派から鈴木俊一財務相が総務会長に起用され、閣僚にも2人が内定した。麻生氏は決選投票で高市経済安全保障相を支持したが、冷遇すれば、「党内不和の火種になりかねない」(中堅)と判断したとみられる。

 「負け組」となったのは茂木敏充・前幹事長が率いた旧茂木派と、旧安倍派だ。

 総裁選で敗れた茂木氏は要職から外れた。一方、茂木氏と距離のある加藤勝信・元官房長官は財務相に内定し、派内では「茂木氏が入り込む余地をなくすためでは」との見方もある。

 最盛期に100人を数えた旧安倍派は、幹事長代行に福田達夫・元総務会長の起用が決まったが、入閣はゼロ。今年1〜2月に派閥を退会した岩屋毅・元防衛相、福岡資麿参院政策審議会長を含め、内定した閣僚19人のうち11人が無派閥で、対照的な結果となった。

414OS5:2024/10/01(火) 12:04:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/b60b88ad432582dc2d4eadf9df41037aca3c2cfd
田崎史郎氏 石破新内閣をバッサリ「非主流派の在庫一掃セール」 閣僚19人中、6人が“身内議員”「ここまでやるか」
10/1(火) 10:42配信

デイリースポーツ
 田崎史郎氏

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が1日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。石破内閣の顔ぶれについて、「非主流派の在庫一掃セール」と切り捨てた。

【写真】幼少期の石破茂氏 眉毛キリッ!髪の毛ビシッと分けた美少年

 番組では、この日午後に開かれる衆院本会議の首相指名選挙を経て発足する石破新内閣の閣僚人事の顔ぶれについて特集。閣僚19人のうち、初入閣は13人で、総裁選で石破氏の推薦人を務めた議員6人を起用したことを報じた。

 内閣のうちおよそ3分の1を“身内”で固めたことについて、同局官邸キャップの千々岩森生氏は「おっと思いましたよね。なかなか見たことのないぐらいの数。石破さんとずっと一緒にやってきたからこそ、冷や飯を食わされていたと。能力、実力、党内の評価も高いけども、そういうポストに冷や飯ゆえに入ってこれなかった人は別なんですが…。固有名詞は言いませんけれども、ちょっと、という人は何人かいます…」とその顔ぶれに疑問を呈した。

 田崎氏は「何か非主流派の在庫一掃セールみたいな感じなんですね。これまで非主流、石破さんと近いがゆえに冷遇された人たちを一挙に起用している感じなんですね」とバッサリ。

 これまで一貫して安倍元首相に批判的だった村上誠一郎氏を総務相として起用したことに触れ、「この中でも村上さんに対する批判はかなり強くて。さきほど執行部の一人と話しましたら、その方も『ここまでやる必要あったのか?』というようなことを言われてました」と明かした。

 「菅(義偉副総裁)さんがこれにかかわってらっしゃるという観測もあるんですけど、確認しましたら、菅さんがこの人事に全くかかわってない。この人事は石破さんと森山幹事長で進められた人事じゃないかと思います。ここまでやるかってことですよ」と話した。

 石破氏が組閣を前に「派閥はもうなくなった。どの派閥から何人ということは考えない」と話していたが、田崎氏は「派閥解消を理由にしたあまりに露骨な身内びいきんお人事になっている」と断じていた。

415OS5:2024/10/01(火) 13:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b803523edda88e1ab37e3025f50e696fd18e4a5f
「麻生氏」の誤算のもとは「茂木コンピューター」の狂いにあり
10/1(火) 6:01配信


93
コメント93件


デイリー新潮
推薦人が足りなかった2人が
連携して動いてきた麻生太郎氏と茂木敏充氏

 過去最多の9人が立候補し、過去最長の選挙戦を経て9月27日に投開票された自民党総裁選。石破茂氏の勝利が決まったあとの麻生太郎副総裁の苦々しい表情は大いに話題になった。

【写真をみる】進次郎氏と“蜜月関係”だった「政界のプリンス」って?

 ギリギリまで石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、そして高市早苗経済安保相の三つ巴の展開が予想された決選投票で、どの組み合わせが進むのかさえなかなか断定できない中、キングメーカーの1人である副総裁の麻生太郎氏やそれに連なる幹事長の茂木敏充氏はミスを犯していたという(肩書はいずれも当時)。

「もう随分長く政治の現場を見てきましたが、間違いなく最も読みきれない戦いだったと思います」

 と、政治部デスク。

「フタを開けるまで石破、小泉、高市の各氏の誰が決選投票に進むのか、なかなか見えない大激戦でした。結果的に高市、石破の両氏になったわけですが、いずれも当初は20人の推薦人に手が届かないかもしれないとの見方も浮上していたほどでした。乱戦ぶりを物語っていたと思います」(同)

麻生氏と茂木氏の誤算
 キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。

「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)

 今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。

「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同) キングメーカーの1人である麻生太郎氏は当初、自派閥の河野太郎デジタル相を推してきたが、見込みなしと判断すると、有力3氏の中では高市氏支持で連携を強めて行く。

「決選投票が石破vs小泉となると、いずれももう1人のキングメーカーである“菅義偉前首相銘柄”なので麻生氏としては、その組み合わせを何としてでも回避したかったはず。結果として高市vs石破となって、高市氏に乗るのは自然な流れでした。そもそも石破氏に対しては麻生政権時に“麻生おろし”を演じられたことについて、看過しがたいとの思いを抱き続けてきたとされています」(同)

 今回の投開票日直前に麻生・石破会談がありましたが、両者の関係がどの程度修復されたのか、あるいはやはりまったく溝が埋まらなかったのか、現時点でもミステリーなのだという。

「決選投票に臨むにあたって、麻生氏と茂木氏は連携して高市氏を推したわけですが、誤算がありましたね」(同)

小泉支持票と旧岸田派の行方
「茂木氏はこの手の票読みや情勢分析に長けており、これまでに外したことがないとされてきました。茂木コンピューターなんて持て囃す向きもいたくらいです。今回も自信を持って麻生氏に進言し、麻生氏もこれを受け入れ、高市支持で共に行動しました」(同)

 どこで見誤ったのだろうか。

「1回目の投票で国会議員票を最も獲得したのは小泉氏で75票です。この票の多くは石破氏に向かうとしても、少しは割れるだろうと見ていました。さらに、旧岸田派も石破支持で動くだろうが、一部は高市支持に流れると判断していました」

 決選投票での票差は21。一見大きいように映るが……。

「わずか11票動けば逆転なので決して大きいとは言えません。が、茂木氏は態度が微妙な議員がどちらに投票するかをギリギリまで見極め、ある程度の確度で高市勝利を弾き出していただけに、今回の結果には落胆しているようです」(同)

 AIが感情を持つレベルにまで達していないのと同様、実績を誇る「茂木コンピューター」もまた同志たちの心を読み切ることは難しかったということになるだろう。当面、茂木氏は冷や飯を食うことになるとも見られているが、その間にヴァージョンアップは出来るだろうか。

デイリー新潮編集部

新潮社

416OS5:2024/10/01(火) 16:37:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa8ac59c4fd16da0576421ee290a5bc476afc412
高市早苗氏に1票 参院の首相指名選挙で…茂木敏充氏にも 総裁選で石破茂首相と戦った2人
10/1(火) 15:52配信

日刊スポーツ
高市早苗氏(2024年9月9日撮影)

 首相指名選挙が行われた1日の参院本会議で、自民党総裁の座を石破茂総裁(67)と争った高市早苗前経済安保相(63)と茂木敏充前幹事長(68)に1票ずつが投じられた。

【写真】第102代首相に指名され拍手される中、起立する自民党の石破茂総裁

 尾辻秀久参院議長が参院(計242票)の投票結果を読み上げた際、石破氏に143票、立憲民主党の野田佳彦代表に45票、日本維新の会の馬場伸幸代表に21票、国民民主党の玉木雄一郎代表に12票、共産党の田村智子委員長に11票が投じられた。

 これに続いて、国民民主党の伊藤孝恵参院議員、参院会派「沖縄の風」の伊波洋一参院議員、参政党の神谷宗幣参院議員の名前が読み上げられた後、高市氏と茂木氏も含めて、それぞれに1票が投じられたことが報告された。

 石破氏が首相に指名された衆院本会議の首相指名選挙では、自民党議員で名前が読み上げられたのは石破氏だけだった。今回の参院での結果に、インターネット上でも「参議院の首班指名選挙で高市早苗さんに1票が入るwwwwww」「キター!高市早苗君1票」など、話題になっている。

 参院の首相指名選挙でも石破氏が首相に指名され、石破氏は正式に第102代内閣総理大臣に選出された。

417OS5:2024/10/01(火) 16:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/bea3edf329114680ccb706739e8b773d973841f9
副議長事務所も異例批判、れいわはプラカードで投票妨害 大波乱の首相指名
10/1(火) 16:00配信


J-CASTニュース
壇上で紙を掲げる、れいわ新選組の大石晃子共同代表。直後に衛視によって排除された(写真:ロイター/アフロ)

 自民党の石破茂新総裁が2024年10月1日に召集された臨時国会で、第102代首相に指名された。石破氏はこれに先立つ9月30日に総裁として開いた記者会見で、「新政権は、できる限り早期に国民の審判を受けることが重要だと考えている。諸条件が整えば、10月27日に総選挙を行いたい」と解散・総選挙を表明した。

【画像】副議長の事務所も異例の批判を展開した

 首相就任前の解散宣言に、野党からの批判が続出。立憲民主党出身の海江田万里衆院副議長の事務所アカウントも「首班指名の本会議を何だと思っているのか」などと異例の批判を展開した。首相指名選挙では、プラカードを掲げて排除される議員もおり、波乱含みの新政権スタートだ。

■石破「不適切とは考えていない」野田「不見識極まりない」

 石破氏は9月30日、党本部での臨時総務会で人事を決定。その後に開いた記者会見で、衆院選の日程を10月27日に予定していることを明かした。首相指名前の解散宣言は異例ながら、石破氏は「異例のことだが、不適切とは考えていない」と語っていた。

 石破氏の方針には、野党からの批判が相次いでいる。

 立憲民主党の野田佳彦代表は、国会内で報道陣に対し「首相就任前であり国会軽視だ。不見識極まりない」と遺憾の意を示していた。

 海江田氏の事務所公式Xは、9月30日深夜、「本日(9月30日)午後3時過ぎの石破自民党新総裁の記者会見をテレビで見ていて驚きました」と投稿した。

 首相指名前の解散宣言について「明らかにフライングの発言で、明日の国会での首班指名の本会議を何だと思っているのかと考えざるを得ません」とつづり、「それにそもそも、総裁選では早期解散を主張する小泉進次郎代議士を諫めるかたちで、十分議論を重ねて、国民に選択肢を示してから解散すべきであると主張していたことを多くの国民が覚えています。これでは食言を重ねたこれまでの自民党総裁と何ら変わりがありません」と石破氏の主張が二転三転しているのではないかと批判した。議長と副議長は就任時に会派を離脱するのが慣例。その上で与党批判を展開するのは珍しい。

れいわ大石氏「こういう茶番はやめろー!」
 衆院本会議で行われた首相指名選挙の投票でもアクシデントがあった。れいわ新選組共同代表の大石晃子衆院議員は投票箱の前まで歩み寄ると「能登の補正予算を」と書いた大きなプラカードを取り出し、両手に掲げて立ち止まった。

 額賀福志郎議長に「やめてください」と制止されるも、「こういう茶番はやめろー! なんやねんこの茶番は! 被災者は投票なんかできません!」などと繰り返した。投票は議員らが大石氏の背後を通る形で行われ、大石氏はマイクを遮断されるも声を張り上げ、主張を続けた。

 場内にざわめきが広がる中、「降壇してください! 直ちに降壇をすべきです」と促されるも、大石氏は数分間にわたって壇上に立ち続けた。「演壇で物品を掲げる行為はおやめください。降壇を命じます」との指示を受けても抗議を続けた大石氏は、その後2人の女性衛視によって排除された。

※タグは以下をいれてください

418OS5:2024/10/01(火) 21:45:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/dac512711ff8dc43fc8fdf7e036904f99b24913e
高市、茂木氏に各1票 離党世耕氏は石破氏 参院本会議
10/1(火) 19:56配信


時事通信
 参院本会議で1日に行われた首相指名選挙で、参院会派「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎氏と浜田聡氏が自民党総裁選に出馬して石破茂首相に敗れた候補に投票した。

 斉藤氏は高市早苗前経済安全保障担当相に、浜田氏は茂木敏充前幹事長に1票を投じた。

 石破氏には自民、公明両党のほか、無所属の鈴木宗男、世耕弘成両氏らが投票し、143票だった。参院安倍派に影響力があるとされる世耕氏を巡っては、総裁選で高市氏支持を呼び掛けたと指摘する声もあった。

419OS5:2024/10/01(火) 21:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/72a6850ef765f4e79d09c002a0ed912e15c491f7
「一人良識派」自任する「国賊」発言の村上誠一郎氏 20年ぶり入閣に処分後も残るしこり
10/1(火) 17:54配信
産経新聞
総務相に起用される村上誠一郎元行政改革担当相(矢島康弘撮影)

自民党の村上誠一郎元行政改革担当相が1日夜に発足する石破茂内閣で総務相に起用される。入閣は初入閣した平成16年以来。村上氏は党内で「一人良識派」を自任し、安倍晋三元首相の政権運営に強く異論を唱え続けたことで知られる。安倍氏が令和4年7月に銃撃され死去した後、安倍氏を「国賊」と呼んだとして1年間の役職停止処分を受けた。処分を終えたとはいえ、死者に向けた心ない言葉を巡り、党内に感情的なしこりを残している。

【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人

■石破氏の思いにじむ登用

「担当範囲が広いから準備が大変だよ」

村上氏は1日、周囲にこう漏らしつつ、20年ぶりの入閣に表情を引き締めた。

村上氏は戦国時代に瀬戸内海を制圧した海軍衆「村上水軍」の末裔(まつえい)で、村上一族の18代目という。立憲民主党の岡田克也前幹事長は義弟に当たる。平成28年6月には『自民党ひとり良識派』(講談社現代新書)という著書も出版した。

石破氏とは昭和61年の衆院選初当選同期の間柄で、平成30年、令和2年の総裁選で石破氏の推薦人を務めた。今回も石破氏を支援し、決起集会では涙ながらに「勝つぞー」と声を張り上げた。

9月28、29日に複数のポジションを石破氏と調整した結果、総務相に任じられたという。論功行賞の色彩より、花形のポストに当てられる機会のなかった「正論を吐く能力ある友人」(石破氏)に対する石破氏の強い思いがにじむ登用となった。

一方、村上氏は安全保障法制、特定秘密保護法に関する法案審議や森友・加計学園問題などを巡って安倍氏に対し厳しく注文を付ける。旧民進党や立憲民主党、共産党などと足並みを合わせるような主張に、安倍氏に批判的な記者から「党重鎮」としてコメント取材を受ける機会は少なくなかった。

■「安倍派に対する宣戦布告」

安倍氏が死去した後は、記者団に対し安倍氏について「国賊」と言い放ったとして、発言内容が報じられた。党紀委員会は令和4年10月、村上氏の発言を事実と認定し、党員としての品位をけがす行為に当たるとして、1年間の党役職停止処分を決めた。当時、石破氏も「私なら、あのような表現は使わない」と苦言を呈していた。

その後、村上氏は記者会見で、「発言を撤回し、深くおわび申し上げる」と釈明し、安倍氏の遺族に謝罪に赴きたい考えも示した。安倍氏に対する思いを問われると「(国賊という)意図は全くなかった」と述べ、10秒以上沈黙した後、「残念に思う。政策について正しいかどうか言っていただけで、(安倍氏に対する)個人的な感情を考慮したことはない」と語った。

3年10月に処分は終えたものの、村上氏の入閣は党内で複雑な感情をもって、受け止められている。

石破内閣の入閣予定者も村上氏の起用に「まずいかもしれない」と表情を曇らせ、安倍氏を慕う旧安倍派(清和政策研究会)の若手は「耐えられない。旧安倍派に対する宣戦布告ではないか」と語る。(奥原慎平)

420OS5:2024/10/01(火) 21:54:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/980f71e4f7e11ce11b7f66e38b5c3e5665e06dd2
麻生太郎氏、自民執行部の写真撮影を辞す 一礼後退室に石破氏も深々お辞儀、遺恨か慣例か
10/1(火) 12:09配信
産経新聞
自民党臨時総務会に出席する(左から)石破茂総裁、森山裕幹事長、麻生太郎最高顧問=9月30日午後、党本部(春名中撮影)

自民党の石破茂総裁率いる党執行部人事が了承された9月30日の臨時総務会で、最高顧問に就任した麻生太郎前副総裁が集合写真の撮影を辞する場面があった。15年前の首相時、石破氏に退陣を迫られた経緯がある麻生氏。両者の間の溝の深さが早くも露呈したとの見方のほか、慣例上麻生氏が身を引いたとの指摘もある。

【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人

「新たに最高顧問を創設した。麻生太郎くんをお迎えしたい」

石破氏は総務会で、手元の紙に目を落としながら、こう述べた。

最高顧問は常設の役職ではなく、平成6年に退任した中曽根康弘元首相以来となるという。党則によれば、「顧問は総裁又は党執行機関の諮問に応じて意見を述べる」とされ、名誉職の色が強い。

麻生氏も「石破総裁のもと、最高顧問という役職を拝命することになりました。全力を挙げて邁進(まいしん)させていただきます」などと応じた。険しい表情は崩さなかった。

会合が終わると、新執行部での写真撮影が急遽求められたが、席を立った麻生氏は石破氏に向かい、一礼。引き留める声が飛ぶ中、会議室の出口に向かった。

先の総裁選で、麻生氏は石破氏に敗れた高市早苗経済安全保障担当相を支援した。平成21年には麻生内閣の支持率が低下する中、当時農林水産相だった石破氏が麻生氏に退陣を促すなど遺恨が残ったとされる。

会場を後にしようとする麻生氏に対し、石破氏は深々と頭を下げていた。その後は「グータッチ」のポーズを求めるカメラマンに対し、「グータッチ。最近はグータッチなのか」と言いながら、執行部のメンバーらと撮影に応じた。

421OS5:2024/10/01(火) 22:32:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/60f420c1bf75a4d32251f5187413438c54604e1a
石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も
10/1(火) 21:55配信


9
コメント9件


産経新聞
石破茂内閣

石破茂内閣が1日、発足した。自民党総裁選で石破陣営の推薦人となった6人を閣僚に登用するなど石破首相自身が信頼するメンバーらを据えた。初入閣は13人。閣僚19人の横顔を紹介する。

【イラストでみる】石破茂新総裁はこんな人

◆村上誠一郎総務相 安倍氏を「国賊」発言で処分

石破茂首相と昭和61年の衆院選初当選同期で、首相が平成30年、令和2年の総裁選に出馬した際に推薦人となった仲だ。

安倍晋三元首相に対しては、森友・加計学園問題や安全保障法制などを巡り批判。安倍氏の死去後、「国賊」と発言したとして、党紀委員会から1年間の党役職停止処分を受けた。戦国時代に瀬戸内海で活動した海賊衆「村上水軍」の末裔。

◆牧原秀樹法相 地元のライバルは立民・枝野元代表

総裁選では、上川陽子前外相の推薦人代表として奔走した。愛称は「マッキー」。大学受験中、バラエティー番組にレギュラー出演した異色の経歴を持つ。国際弁護士から政界に転身。環境政務官時代に動物愛護に力を入れ、殺処分ゼロに向けた「牧原プラン」を策定した。

地元のライバルは立憲民主党の枝野幸男元代表で、一度も実現していない選挙区当選が悲願。

◆岩屋毅外相 総裁選では石破陣営の選対本部長

衆院当選9回を重ねるベテランだが、2度の落選で7年の浪人生活を送った苦労人。総裁選では石破茂陣営の選対本部長を務め、石破総裁誕生に奔走した。国防族として知られるが、時の首相に対し持論を展開することも。

ホームページでは趣味のギターの弾き語りの動画や、孫とのセッションの様子の写真を投稿し、普段は見せない一面も披露している。

◆加藤勝信財務相 安倍氏最側近だった「たわし」

総裁選では「国民の所得倍増」を掲げ、政策通ぶりや安定した答弁はSNSでも好評。最下位の9位だったが、政権の要職に起用された。

旧大蔵省出身。義父の加藤六月元農林水産相は安倍晋三元首相の父、晋太郎元外相の側近で、加藤、安倍両家は家族ぐるみの付き合いだった。安倍政権を最側近の一人として支えた。髪質の硬さからSNSでは「たわし」の愛称で呼ばれる。

◆阿部俊子文科相 看護・福祉に精通する元「刺客」

平成17年の衆院選で、郵政民営化に反対した平沼赳夫元経済産業相の「刺客」として、縁もゆかりもなかった岡山3区から出馬。比例復活当選を果たし、現在6期目。数少ない女性閣僚として初入閣となった。

看護師を目指して短大に進学した後、「老人施設の経営者になる」ために米国に留学。博士号を取得した。好きな言葉は、ヘレン・ケラーの「希望は人を成功に導く」。

◆福岡資麿厚労相 参院で返り咲きの苦労人

平成21年の衆院選で議席を失い、翌年の参院選でくら替えして返り咲いた苦労人。自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、所属していた旧茂木派を退会した。

小学2年で剣道を始め、慶大剣道部で副将を務めた腕前を持つ。党厚生労働部会長を務め、厚労行政に明るい。ただ、扱う政策の幅が広い厚労相は、安定感のある国会答弁など求められるハードルは高い。

422OS5:2024/10/01(火) 22:33:08
◆小里泰弘農水相 阪神大震災時は震災担当相秘書官

証券会社勤務、父の小里貞利元自民党総務会長の秘書を経て平成17年に衆院初当選した。谷垣禎一元総裁の側近で、旧谷垣グループの事務総長を長年、務めた。

23年の東日本大震災では、阪神大震災時の震災担当相秘書官経験を生かし、野党でありながら対策を立案した。農林水産行政にも精通する。趣味は魚をさばくところまでやり遂げる釣り。

◆武藤容治経産相 4代続く政治家一家、父は通産相

衆院当選5回ながら重要閣僚の一つである経済産業相に抜擢された。4代続く政治家一家で育ったが、父・嘉文通産相(現経産相)の秘書、酒造会社経営と多彩な経歴を持つ。経験を生かし、中小企業・小規模事業者対策などに取り組む。

高校時代にアイスホッケー部でインターハイに出場した経験も。所属する麻生派では、「いい人」と評価が高い。

◆斉藤鉄夫国交相 ライドシェアの全面解禁は慎重

公明党枠となって久しい国土交通相を引き続き担う。党代表を退任した山口那津男氏と同じ72歳。15年ぶりの代表交代で刷新が進む中、衆院当選10回のベテランは健在だ。

自動車大手の「型式指定」認証申請不正、自身が慎重なライドシェアの全面解禁といった課題が山積し、手腕が問われる。東工大院出身の工学博士。鉄道とあんこが大好物。

◆浅尾慶一郎環境相 祖父と父は在外公館の大使

曽祖父2人が衆院議員、祖父と父が在外公館の大使を務めた「華麗なる一族」出身。平成10年参院選で民主党公認で初当選。みんなの党結成に参加し、21年に衆院に転身した。

26年の同党解散に際し代表として政党交付金総額14億円超の国庫返納を決断。落選を経験し、令和4年参院選で自民党公認で当選した。赤ワインを好んで飲むが、酒はさほど強くなく、酔うタイプだ。

◆中谷元防衛相 「千手観音大臣」、3度目の登板

元陸上自衛官で、厳しい訓練で有名な「レンジャー隊員」の教官を務めた。安全保障政策に精通し、防衛庁長官時代も含め、3度目の防衛相就任となった。前回は安保関連法の審議で忍耐強さと実直さを発揮し、成立に尽力。びっしり付箋を貼った答弁原稿を用意した様子から、「千手観音大臣」とも呼ばれた。カラオケで強烈な風刺を効かせた替え歌を披露する一面も。

◆林芳正官房長官 音楽と食愛する「ピンチヒッター」

政策全般に通じ、時の政権が閣僚の不祥事などで窮地に陥るたびに後任に起用されてきたことから「政界のピンチヒッター」の異名を持つ。

楽器演奏を得意とし、外相時代はジョン・レノンの「イマジン」をピアノで即興演奏し、各国外相の拍手喝采を浴びた。会食好きで、飲食店予約サイト「食べログ」を重宝。座右の銘は松尾芭蕉が見いだした俳諧の理念とされる「不易流行」。

423OS5:2024/10/01(火) 22:33:21
◆平将明デジタル相 政界進出前は青果仲卸業を営む

令和3年に解散した旧石破派のメンバー。先端技術の動向に明るく、生成人工知能(AI)などに関する党プロジェクトチームで座長を務める。政界進出前は青果仲卸業を営み、資金繰りに奔走した経験も。平成17年、日本青年会議所会頭選挙に立候補。OBである麻生太郎最高顧問の「影響力」を排除するためだったが、落選。市場で使うモートラ(運搬用の小型車)の操縦も得意。

◆伊藤忠彦復興相 事態急転で悲願の初入閣

入閣が予定されていた他の議員が辞退したため、急遽の差し替えで復興相のポストにすべり込んだ。5期目で悲願の初入閣。旧二階派で二階俊博元幹事長に師事し、国土強靱化や環境分野の政策に明るい。総裁選では河野太郎氏の推薦人を務めた。

父は東海銀行の元頭取で、伯父は山本壮一郎元宮城県知事。小渕恵三元首相の秘書を務めた経験もある。座右の銘は「天下為公」。

◆坂井学国家公安委員長 菅義偉氏最側近の元配管工

菅義偉副総裁の最側近。菅氏を慕う衆院の中堅・若手らでつくるグループ「ガネーシャの会」のまとめ役で、菅政権時代は官房副長官として支えた。総裁選では小泉進次郎陣営の中核を担った。

東大法学部卒で松下政経塾生でもあったエリートだが、熊本県で配管工として働いた異色の経歴を持つ。小学生から大学卒業までは野球漬けの日々。趣味はウオーキング。

◆三原じゅん子こども相 医療制度改革訴え政界入り

TBSドラマ「3年B組金八先生」の生徒役で有名に。女優や歌手として活躍するかたわら、子宮頸がんを患った経験から医療制度改革の必要性を訴え平成22年参院選で初当選。菅義偉副総裁に近く、28年参院選では菅氏の地元・神奈川選挙区から立候補、トップ当選を果たした。

カーレーサーとして活躍していたことも。4月に愛車が盗難に遭ったことが話題になった。

◆赤沢亮正経済再生相 政策通の「石破マニア」

自ら「趣味は石破茂」というほど、同じ鳥取県選出の石破首相の側近を自任する「石破マニア」。旧石破派の政策委員長として過去の総裁選で政策集の作成に携わった。首相が「最後の戦い」とした今回の自民党総裁選でも奔走した。

元国土交通省の官僚で、平成17年の衆院選で初当選。内閣府副大臣や財務副大臣を歴任して政策全般に明るく、国会対策にも精通する。

424OS5:2024/10/01(火) 22:33:37

◆城内実経済安保相 造反、落選経験の保守論客

外務官僚を経て平成15年衆院選で初当選。安倍晋三元首相に見いだされたが、17年の郵政民営化法案採決では本会議場内での安倍氏の説得を振り切って反対。「刺客」を放たれ、落選の憂き目に遭った。

復党後は保守論客として活動。総裁選では高市早苗氏を支援した。高市氏が顧問の「保守団結の会」幹部で、靖国神社参拝を欠かさない。趣味はレコード収集とサッカー。

◆伊東良孝地方創生相 美術教諭でアマチュア画家

総裁選でいち早く石破茂首相支持を決め、推薦人として勝利に貢献。75歳と遅咲きでの初入閣となった。初当選は60歳だった平成21年衆院選で、自民党への逆風をはねのけた。

農林水産副大臣を2回務めた農水族で、国対副委員長や衆院議院運営委員会理事を経験し、国会運営にも明るい。大学時代に美術教諭の資格を取得。アマチュア画家の顔を持ち、ギターの腕前もプロ並み。

425OS5:2024/10/01(火) 22:35:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7c6f99eebeb333afc2f23677dc328e9f637210
岸田文雄政権、1094日に幕 外交・安全保障・経済…実績への評価高く再登板の芽も
10/1(火) 19:49配信
産経新聞
花束を受け取り、笑顔を見せる岸田文雄首相=1日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)

岸田文雄前首相は1日、戦後の首相で8番目の長さとなった政権運営に幕を下ろした。反撃能力(敵基地攻撃能力)を盛り込んだ国家安全保障戦略など安保関連3文書を策定し、戦後日本の安全保障政策を転換したほか、賃上げへの注力でデフレ脱却の土台を築いた。自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件の責任を取る形となったが、外交・安全保障、経済など政策的な実績への評価は高く、再登板の芽も残す。

【時系列で見る】岸田文雄政権の歩み

■棚上げの政策課題に結論

「3年間、多くの皆さんに支えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」

岸田氏は1日午後、記者団の問いかけに笑顔で答え、官邸を後にした。スタッフからは花束が贈られ、大きな拍手で見送られた。

3年に及んだ岸田政権の最大のテーマは、棚上げになっていた政策課題に結論を出していくことだった。エネルギーの安定供給のため原発の再稼働にかじを切ったほか、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出を断行した。

外交では米国のバイデン大統領や、韓国の尹錫悦大統領と強固な信頼関係を築き、日韓関係を修復。日米韓の枠組みを強化し、東アジアの安全保障体制を再構築した。ロシアのウクライナ侵略にあたっては欧米と足並みをそろえた対露制裁とウクライナ支援を実施した。

退陣表明後も中国による日本産水産物の全面禁輸措置の緩和にこぎ着け、任期の最後まで結果にこだわった。周辺は「一点突破ではなく、必要なことを全てやった」と振り返った。

■将来的に岸田氏「1強」か

一方で脆弱(ぜいじゃく)な党内基盤のため、党運営には苦しめられた。就任当初は麻生太郎副総裁(当時)ら重鎮への根回しを怠らなかったが、不記載事件の発覚後は党改革の姿勢を示すため、トップダウンで旧岸田派(宏池会)解散などに踏み切り、調整不足を指摘されることもあった。

9月の総裁選では岸田路線の継承のため石破茂新首相の支援に回り、勝利に導いたことで新たなキングメーカーに浮上した。党有力者の麻生氏や菅義偉副総裁が70〜80歳代と高齢のため、将来的には60歳代の岸田氏の「1強」になるとの見方があり、再登板説が早くもささやかれている。

岸田氏は「俺のことはいい」とけむに巻くが、側近の一人は「いよいよ国難というときには出てきてもらうしかない」と話す。(永原慎吾)

426OS5:2024/10/01(火) 22:44:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/1aa0b3f7a440f6b9a47458366e580ab1972675c0
旧安倍派事務局長に有罪判決、事件は節目迎えるも告発相次ぎ再捜査 公選法違反で立件も
9/30(月) 18:50配信

産経新聞
東京地検が入る中央合同庁舎=東京都千代田区

自民党の派閥パーティー収入不記載事件は、最大派閥だった旧安倍派事務局長の松本淳一郎被告に有罪判決が下され、一つの節目を迎えた。だが、その後も告発は続き、東京地検特捜部は再捜査を進めている。事件の余波は収まっていない。

特捜部は昨年12月、政治資金規正法違反の疑いで旧安倍派の事務所などを捜索。1月までに不記載額が計3000万円を超えた国会議員や秘書ら10人を起訴・略式起訴する一方、ほかの議員らは不起訴とし、捜査を一度は終結させた。

だが、事件の端緒の一つとなった告発をした神戸学院大の上脇博之教授らが、政治資金収支報告書への不記載が発覚しても刑事処分がなかった議員らを次々に告発。対象議員は数十人を超えており、特捜部は一部を不起訴としたものの、再捜査を進めている。

一連の捜査の過程では堀井学元衆院議員(52)が有権者に香典を違法に配布していた公選法違反の疑いも発覚した。

堀井氏の不記載額は2000万円弱だったが、特捜部は公選法違反罪と政治資金規正法違反罪の「合わせ技一本」(検察幹部)で略式起訴した。

不起訴とされた議員については検察審査会への申し立ても続いている。検察幹部は「不記載額が相応に高額だが不起訴となった議員について検審がどう判断するか注目している」としている。

427OS5:2024/10/02(水) 10:55:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/23da07681af4732f788177f36cac30339687bcb6

石破茂首相に旧安倍派「喧嘩売ってんのか」の声→やりすぎ人事、閣僚ゼロの冷や飯 田崎氏明かす「よっぽど安倍さんに恨み辛みがあったのか」
10/1(火) 23:05配信



デイリースポーツ
 石破茂首相

 自民党の石破茂新総裁が1日の衆参両院の本会議で102代首相に指名され、皇居での親任式、閣僚の認証式を経て、夜に石破内閣が発足した。

【写真】まるでファッションショー 全身黒でビシッと決めた三原じゅん子大臣→1時間後、雰囲気ガラリで颯爽と登場

 発表された閣僚は石破氏に近い議員が重用されているとの指摘もあり、麻生派、旧茂木派、旧二階派からはいずれも2人が入閣したが、旧安倍派からはゼロだった。

 テレビ朝日「モーニングショー」では、総務相に起用された村上誠一郎氏が、22年に安倍晋三元首相の国葬への欠席理由を説明する際に、安倍氏について「国賊」と発言したとして、1年間の党役職停止処分を受けていることがテーマとなり、政治評論家の田崎史郎氏は、高市早苗氏の陣営から「俺たちに喧嘩売るのか」との声があがっていると述べた。

 石破氏の人事を「総理大臣は絶大な権力なわけですから、身内は控えて、ほかの派閥に譲るということをやってきたんですけど、それをあまりやってない」と指摘。自民執行部の1人も「ここまでやる必要があったのか」と話している、と語った。

 またTBS「ひるおび」でも、田崎氏は旧安倍派を「干してる、果たしてこんなこと許されるのかって感じの人事です」「(党内で)勝ち組負け組に関わらず、不評ですね」と述べた。

 「よっぽど安倍さんに対する恨み辛みがあったのかなと思うんですよね。この12年間のうっぷんを晴らす象徴のよう」と語った。

428OS5:2024/10/02(水) 10:56:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0edd4de2ad5f4f75110fa6f328c21e171d9d2ed
無派閥過半数、「論功」鮮明 若手ゼロ、女性2人 石破内閣
10/2(水) 7:10配信


時事通信
 1日発足の石破内閣では自民党の無派閥議員が過半数を占め、「脱派閥」をアピールする陣容となった。

 石破茂首相は党総裁選で自らを支えた面々を手厚く処遇し、「論功行賞」の側面も鮮明となった。一方で若手の登用はなく、女性も2人にとどまった。

 首相と閣僚計20人のうち無派閥(旧石破グループ、旧谷垣グループ含む)は11人。麻生派、旧茂木派、旧二階派から各2人、旧岸田派と旧森山派から各1人が入った。公明党は従来通り1人。旧安倍派からの入閣はなかった。

 村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、赤沢亮正経済再生担当相、伊東良孝地方創生担当相ら6人は総裁選で石破氏の推薦人を務めた。特に赤沢氏は首相の最側近と言える存在だ。小泉進次郎氏を推した坂井学国家公安委員長も、決選投票では石破氏支持に回った。

 総裁選の対抗馬では林芳正官房長官が再任され、加藤勝信氏が財務相として再入閣した。関係者によると、両氏については首相が総裁選の論戦を通じて力量を評価したという。

 一方、現職閣僚として戦った高市早苗、上川陽子、河野太郎の3氏は内閣を離れた。ただ、上川、河野両氏と小泉、加藤両氏の推薦人は計6人が閣僚に就任。首相と距離を置く高市氏の推薦人からはゼロだった。

 全20人の平均年齢は63.6歳。直近の第2次岸田再改造内閣発足時(2023年9月)の63.5歳とほぼ変わらなかった。最高齢は伊東氏の75歳、最年少は福岡資麿厚生労働相の51歳だった。

 初入閣は13人。岸田政権からの続投は林氏と公明の斉藤鉄夫国土交通相の2人だ。閣僚はいずれも衆院5回以上か参院3回以上の当選を重ねており、「若手」の起用は見送られた。

 女性は阿部俊子文部科学相と三原じゅん子こども政策担当相。共に初めての閣僚だ。民間からの登用もなかった。参院からは福岡、三原両氏と浅尾慶一郎環境相が入った。衆院当選回数の最多は首相と村上氏で、12回を数える。

429OS5:2024/10/02(水) 11:02:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/900b4ab53f3b99037beeea1c81255c3c7e2ef832
決戦見据え攻防激化 「論戦なき解散」野党猛反発 内憂外患、揺れる石破自民〔深層探訪〕
10/2(水) 7:00配信

時事通信
自民党新執行部の発足を受けて、記者会見する自民党の石破茂総裁=30日午後、東京・永田町の同党本部

 自民党の石破茂総裁が熟議を重んじる姿勢を一変させ、10月27日に衆院選を行う意向を表明した。新政権発足の余勢を駆って衆院解散に踏み切るのは、時間がたてばたつほど政権運営が立ちゆかなくなる恐れがあるとの危機感の裏返しだ。野党は「党利党略」と猛反発。1日召集の臨時国会は冒頭から大荒れの兆しだ。自民内では「石破人事」への不満が渦巻いており、政権発足を前に「内憂外患」があらわになりつつある。

【写真】記者団の取材に応じる立憲民主党の野田佳彦代表

 ◇「変節」
 「かなり異例と承知している。理由は(全国の)選挙管理委員会の準備で、それ以外はない」。石破氏は30日、党本部で記者会見に臨み、首相就任を待たずに解散表明を急ぐ理由を問われ、言葉少なにこう語った。

 衆院議員の任期満了は約1年後。実務的な準備を考慮するなら、選挙日程に余裕を持たせればいい。「真実を語る」をモットーとしてきた石破氏がつじつまの合わない説明に終始したのは、衆院選の投開票日を日程的に極めて窮屈な10月27日とする理由を合理的に説明できないためだ。

 東京地裁は30日、自民派閥裏金事件で旧安倍派の会計責任者に有罪判決を言い渡した。野党各党は同日、「裏金議員」の政治倫理審査会出席を10月1日からの臨時国会で求めることを確認。事件の余波が収まる気配はない。

 党内では事件による衆院選への影響は避けられないと懸念が募っており、公明党は新内閣の高支持率を期待できる「ハネムーン」期間が終わる前の解散が望ましいとのメッセージを公然と送る。

 石破氏の解散表明と歩調を合わせた動きも着々と進む。自民は30日、臨時国会の会期を10月9日までとする方針を立憲民主党に伝達した。石破氏が総裁選で約束した「衆院選前の十分な質疑」を確保するのは不可能で、「選挙重視」(政府関係者)への「変節」は否めない。

 ◇「野党分断」
 「まさか論戦から逃げるとは思わなかった。がっぷり四つに(組もう)と思っていたが、いきなり張り手で来た」。立民の野田佳彦代表は30日、石破氏の姿勢を痛烈に批判。「政治とカネの議論を一定程度やってから信を問うのがあるべき姿だ」と強調した。

 代表就任から間もない野田氏には早期解散を避けたい事情もある。衆院選で目標とする政権交代をたぐり寄せるには野党の候補者調整が不可欠。しかし、10月9日に解散されれば「すみ分けを話す時間もない」(立民関係者)ためだ。

 「野党の分断」は第2次安倍政権以降、自民が選挙戦略で最も重視してきた要素だ。立民若手は「議席の大幅な積み上げは難しいかもしれない」と漏らす。

 野党は30日、臨時国会を10月9日までとする案を受け入れず、召集前日に会期が決まらない異例の事態となった。国民民主党の玉木雄一郎代表は記者団に「石破氏は自民を変える前に自分自身が変わってしまった。早くも赤信号がともった」と批判のトーンを上げた。

 ◇「党内対策」
 自民内に目を転じれば、党役員・閣僚人事を巡る不満が充満している。石破氏の人事は自身を支持した議員の処遇が目立つ一方、「裏金議員」を抱える旧安倍派からの起用をほぼ見送った。党内からは「男性ばかり」「どこがオールスターなのか」などの声も上がる。

 長年確執のあった麻生太郎元首相には「最高顧問」を用意。森山裕幹事長が29日に麻生氏の事務所に足を運び、何とか政権運営への協力を取り付けた。麻生氏は30日の臨時総務会で「総選挙で必ず安定政権を獲得するようまい進する」と語ったが、この後の写真撮影には加わらず、会議室を後にした。

 「早期解散は党内の『反乱』に先手を打つ狙いもある」。自民関係者はこう解説した。

430OS5:2024/10/02(水) 11:04:55
a6ed0f5c9b45c13a6df890dc7d9e9345
「防災庁設置準備担当相」新設 石破新内閣「ロシア経済分野協力」は置かず
10/1(火) 18:19配信




産経新聞
首相官邸に入る赤沢亮正氏=1日午後(斉藤佳憲撮影)

石破茂内閣の林芳正官房長官は1日、新閣僚の担当を発表した。石破首相が目指す「防災省」設置に向け、新たに「防災庁設置準備担当」の閣僚を置いた。首相の側近である赤沢亮正経済再生担当相が兼務する。

【石破新内閣の顔ぶれ】村上誠一郎氏、武藤容治氏、三原じゅん子氏ら初入閣は13人

首相は自民党総裁選の公約で防災省設置を主張し、その前段階として「防災庁」設置を目指すとしていた。

また、新たに「サイバー安全保障担当」の閣僚も設置した。喫緊の課題であるサイバーセキュリティー対策の態勢強化を狙ったとみられる。平将明デジタル相が兼務する。

一方、前政権まで経済産業相が兼任していた「ロシア経済分野協力担当」は今回の内閣で置かなかった。同担当は、平成28年に当時の安倍晋三首相が北方領土返還をめぐる対ロシア経済協力を具体化するために新設した。だが、2年前のロシアによるウクライナ侵略で状況は一変。その後も歴代政権は担当相を置いていた。

431OS5:2024/10/02(水) 17:12:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/251475af9849b61c1476d85c4183808e73b1ee11
無派閥貫き重要ポスト 橘氏、官房副長官に 万葉集朗唱「交代式にとっておきます」
10/2(水) 8:02配信

北國新聞社
官邸からの呼び込みの電話を受ける橘氏=1日午後2時40分、衆院第1議員会館

 富山3区選出の橘慶一郎衆院議員が議員生活15年で、官邸の中枢を担う重要ポストをつかんだ。初当選時から派閥には所属せず「無派閥」で活動を続け、一部からは「出世のためには派閥に入った方がいい」と諭される時もあった。派閥政治への不信感が高まる中で風向きは変わり、「脱派閥総裁選」を経て、橘氏の歩みが報われた。

【写真】橘氏の官房副長官が決まり、電話に対応するスタッフ=高岡市内

  ●「身が引き締まる」

 1日午後2時35分、本会議を終え、衆院第1議員会館の事務所に戻ってきた橘氏。「任命されたので、官邸に入ってください」。40分に槌道明宏首相秘書官から電話が入った。「身が引き締まる思い」と緊張した面持ちで官邸に向かった。

 約2時間後には初仕事として林芳正官房長官が閣僚名簿を読み上げる会見に同席。参院側の青木一彦、事務の佐藤文俊両官房副長官とともに紹介された。皇居での認証式後は、石破首相の記者会見にも同席し、初閣議に臨んだ。

 この日は万葉集をモチーフにした赤色のネクタイを着用した橘氏。国会での質疑で恒例となっている万葉集の朗唱にちなみ、今の心境を聞かれると「明日の副長官の交代式でのあいさつにとっておきます」と笑顔を見せた。

 本会議に先立って開かれた自民党代議士会では報告係として最後に仕事をこなした。「内閣総理大臣の指名では投票用紙に石破茂とフルネームを記入してください」と説明し、議院運営委員会理事を辞職した。

 事務所には角田悠紀高岡市長らから祝福の電話が相次ぎ、続々とコチョウランが届いた。恒例となっている官邸の階段での記念撮影は深夜に及び、晴れの日の行事を終えた頃にはやや疲れた表情を見せていた。

432OS5:2024/10/02(水) 17:16:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/66fb5471fb3b23280fecda7cbbe8e9df3b536954
新潟県は閣僚不毛地帯?石破内閣にも入閣なし 「大臣ゼロ期間」は全国最長
10/2(水) 11:51配信


新潟日報
国会議事堂

 10月1日に発足した石破内閣の閣僚に新潟県関係の国会議員の名はなかった。新潟県は2012年の政権交代で安倍晋三内閣が発足して以降、約12年間大臣を出していない。新潟日報社の調べでは、大臣ゼロ期間の長さは全都道府県で最長となっている。

 自民党では衆院で当選5回以上、参院で3回以上が「入閣適齢期」とされる。新潟県関係では衆院当選6回の鷲尾英一郎氏(比例北陸信越)、衆院当選5回の高鳥修一氏(比例北陸信越)、参院当選3回の佐藤信秋氏(新潟市出身、比例代表)が当てはまる。

 だが 鷲尾氏は2019年の自民入党後の当選はまだ1回。高鳥氏は政治資金パーティー裏金事件を巡り4月に党から処分を受けた。佐藤氏は任期満了となる25年夏に引退する意向を示している。

 新潟県は戦後、19人が入閣した有力県だったが、衆院選に小選挙区制が導入された1996年以降、勢いを失っている。入閣は、旧民主党政権で田中真紀子氏が文部科学相を務めた2012年10〜12月を最後に途絶えている。

433OS5:2024/10/02(水) 17:17:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/a9fc4e9f21f585af517dd72910461441654996a3
石破新内閣、経済閣僚の顔ぶれに抜擢感なく 景気浮揚へ課題山積、キーマンは平デジタル相
10/2(水) 11:34配信

産経新聞
記者団の取材に応じる石破茂首相=2日午前、首相官邸(春名中撮影)

1日発足した石破茂内閣では、経済閣僚の顔ぶれにサプライズはなく、要となる政策の推進役を側近や経験豊富な議員で固めた。首相の弱点とされる経済政策では「デフレからの完全脱却」など前政権の基本路線を踏襲し、安定感に重きが置かれる。景気底上げに向けて課題が山積する中、新内閣には総裁選で首相が打ち出した政策を実現するための具体策が求められる。

【一覧表で見る】石破茂内閣 閣僚19人の横顔 国際弁護士に俳優、配管工、元刺客…異色の経歴持つ閣僚も

石破ショック-。自民党総裁就任を受け、9月30日に株価が一時2千円超も下落したことはこう揶揄(やゆ)された。首相の経済政策を巡る不透明感は根強く、市場関係者の悲観的な見方を払拭できるかが喫緊の課題だ。

大黒柱である財務相と金融担当相には、総裁選で安倍晋三元首相の経済政策「アベノミクス」の継承を掲げた加藤勝信氏を起用。石破氏は総裁選で金融所得課税の強化に言及し、市場の警戒感が強まった経緯もあることから、軌道修正を急ぐ。

加藤氏は自民党税制調査会で各年度の重要テーマの結論を固める「インナー」のメンバーとして税制改正に関わり、厚生労働相や官房長官として働き方改革などにも取り組んだ政策通。旧大蔵省OBでもあり、財務省幹部も「よく存じ上げている方」「政策の理解は早そう」と期待を込める。

経済・財政政策の司令塔である経済再生担当相を任されたのは、総裁選で石破陣営の経済政策のブレーンを務めた最側近の赤沢亮正氏だ。物価を上回る賃上げや最低賃金の引き上げ前倒しなどの実現に向け「どのように加藤氏とバランスを取り、経済運営を進めるかが注目される」(野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミスト)。

石破カラーの経済政策では地方創生を担う地方創生担当相に伊東良孝氏、農業振興を担う農林水産相に小里泰弘氏と、総裁選で推薦人を務めた2人を充てた。

もっとも、首相は地方経済や農業のテコ入れにデジタル技術の活用を挙げており、デジタル相に就いた平将明氏がキーマンになる。平氏は自民党の人工知能(AI)活用などの作業チームで座長を務める党きってのデジタル通。行政改革のためデジタル化を急ぐべきだというのが持論で、改革のスピード感も期待される。

エネルギー政策でも原発活用を打ち出した前政権の路線をおおむね引き継ぐ見通しだ。ただ、首相は当初「原発ゼロ」にも言及しており、電力業界などでは方針転換が本物か訝(いぶか)しむ声もある。とはいえ、経済産業相に就いた武藤容治氏は自民党の総合エネルギー戦略調査会事務局長や経産副大臣を歴任するなどエネルギー政策に明るく、「現実的な政策運営を推進するだろう」(経産省幹部)と期待する声が上がっている。(万福博之、永田岳彦)

434OS5:2024/10/02(水) 17:59:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1686444ad146e7cf50098a3db91fbadfdb3bd88
「選挙の顔」小泉氏出番 無党派取り込みに期待、拙い論戦力に疑問視も 自民選対委員長就任
10/1(火) 9:58配信

西日本新聞
小泉進次郎氏

 自民党の選挙対策委員長に就任した小泉進次郎氏は、初めて臨んだ記者会見で「(次期衆院選では)一人でも多くの仲間を当選させたい」と意気込んだ。起用は高い知名度や発信力を武器に無党派層への浸透を図る狙いがある。小泉氏にとっては総裁選で支持が伸びなかった党員にアピールして「次」に備える好機。ただ、論戦力不足が露呈した今、「選挙の顔」に疑問を投げかける声もある。 

 「党一丸となって、しっかりと結果を残せるよう全力を尽くす」。会見で力強く語った小泉氏。周辺によると、9月27日の投開票の数時間後には石破氏側から打診された。森山裕幹事長からも「頼むな」と連絡があったという。「全国を飛び回り、無党派層の掘り起こしを期待されているのだろう」と小泉氏周辺はみる。

 総裁選で3位だった小泉氏。議員票こそトップの75を獲得したが、党員票は61にとどまった。各地で「応援弁士」を務めれば、党員に顔を売ることができる。初めての党の要職。経験豊富で「党人派」の森山氏の下で、候補者調整などの難題で汗をかくことができるか、早速試される。

 一方、起用した石破氏は小泉氏に対し、「若さ、華やかさ、人気があるのは良いこと」と総裁選中に持ち上げていた。中盤以降失速したとはいえ国民人気は高いままとみられ、党内融和の観点からも執行部に引き入れたことで「ウィンウィン」と石破氏周辺は解説した。

 小泉氏陣営で支えた中堅議員は「総裁選では『経験を積みなさい、勉強してください』ということを突き付けられた。まずは“選挙の顔”として頑張ればいい」とエールを送る。総裁選の討論での拙さから、党関係者は「客寄せパンダでいいのか。(総裁選で)メッキははがれた。国民をばかにしているのでは」といぶかしむ。

 敗戦を財産にし、次もこのチームで戦いたい-。小泉氏は30日午前、総裁選で支援を受けた議員の秘書を集め、「来たるべき再挑戦」に意欲をにじませた。

 (金子晋輔、小川勝也、村田直隆)

西日本新聞

435OS5:2024/10/02(水) 20:37:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f15032d13431061888093a8b98ad35264d1585
挙党態勢とは無縁の「お友達内閣」 自民内から石破首相に不満の声 衆院選前に揺らぐ結束
10/2(水) 19:53配信

産経新聞
初閣議を終え、石破茂首相(前列中央)と記念撮影に臨む新閣僚ら=1日午後、首相官邸(鴨川一也撮影)

2日に本格始動した石破茂内閣を巡って、自民党内で不協和音が生じている。新閣僚に先の総裁選で首相を支えた推薦人や、自らに近い「国防族」が目立つ一方、40代以下の若手の起用は皆無で、女性閣僚も2人にとどまったからだ。衆院選を目前に党の結束は早くも揺らぎつつある。

【石破新内閣の顔ぶれ】俳優に元刺客…異色の経歴持つ閣僚も

「所管内容の状況や本人の手腕、経験を踏まえて首相が起用したものだ」

林芳正官房長官は2日の記者会見で、新内閣の人選の経緯をこう説明した。

だが、首相の「お友達偏重」は隠しようがない。村上誠一郎総務相や岩屋毅外相、最側近の赤沢亮正経済再生担当相ら計6人はいずれも総裁選で首相の推薦人を務めた。岩屋氏や中谷元防衛相ら首相と同じ国防族の起用も目立つ。

特に波紋を呼んでいるのが、安倍晋三元首相の死後に安倍氏を「国賊」と呼び、役職停止1年の処分を受けた村上氏だ。2日の会見では「遺族に謝罪した。もう終わったものと考えている」と火消しに走ったが、党内では「(安倍長期政権下で)『冷や飯』を食べる期間が長すぎて怨念のようなものを感じる」(旧安倍派の中堅議員)と首相への不信感を招いている。

■「若手抜擢する気ない」指摘も

衆院選の目玉となる若手や女性閣僚を積極的に登用しようとした形跡もない。直近の第2次岸田文雄再改造内閣には40代が2人いたが石破内閣はゼロ。先の総裁選で小泉進次郎選対委員長を支援した中堅議員は「普通ならば総裁選で戦った(49歳の)小林鷹之元経済安全保障担当相を閣僚に起用する。人事を見て若手を抜擢する気がないことがよく分かった」と突き放す。

直近の内閣で5人いた女性閣僚も2人に減少した。そのうちの一人の三原じゅん子こども政策担当相は2日の記者会見で、「適材適所の結果と受け止めている」と述べるにとどめた。

岸田前首相は不記載事件で後退した党勢回復に向けて今回の組閣で「ドリームチーム」の誕生を望んだ。しかし、挙党態勢とは程遠い陣容に党内では「まったくドリームチームじゃない」(別の中堅議員)といった声が大勢だ。(永原慎吾、竹之内秀介)

436OS5:2024/10/02(水) 21:07:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/34c21e5e0dbd061724066b084426dc310bc51849
衆院選、小泉進次郎氏が「次の首相」へ正念場の応援行脚 石破氏「殺人的な忙しさになる」
10/2(水) 20:37配信
産経新聞
自民党議員の国政報告会で気勢を上げる小泉進次郎選対委員長(中央)=2日午後、石川県七尾市(竹之内秀介撮影)

自民党の小泉進次郎選対委員長は2日、石川県入りし、地震や記録的豪雨で被災した能登半島を視察するとともに、県選出国会議員らの支援を訴えた。次期衆院選が目前に迫る中、「選挙の顔」として全国の激戦区でテコ入れを急ぐ。先の総裁選では地方票が伸び悩み3位に終わった。衆院選で結果を残せなければ「次の首相候補」のイメージが崩れかねず、初の党四役就任から早くも正念場を迎えている。

【写真】小泉進次郎氏、政界きっての〝人たらし〟 人の顔や名前をすぐに覚える記憶力があり…

小泉氏は2日、石川県七尾市で開かれた西田昭二総務政務官=衆院石川3区=の国政報告会に出席し、「私は総裁選に負けたが、西田さんを負けさせるわけにはいかない」と呼びかけた。会場からは拍手が起き、根強い人気ぶりを見せつけた。西田氏は令和3年の前回衆院選で、立憲民主党候補に約4000票差で辛勝しており、今回も接戦が予想される。

石破茂内閣発足に伴う「ご祝儀ムード」が期待できるとはいえ、派閥のパーティー収入不記載事件に端を発した自民への逆風は止んでいない。小泉氏は周囲に「このままでは自民候補がバタバタと倒れかねない。先頭に立って全力で全国を回るしかない」と危機感をにじませる。

小泉氏はこの日、同県羽咋市長選に出馬した自民系候補の応援にも入った。地域で一定の集票力を持つ首長候補にも目配せし、衆院選に向けて地固めをしたいとの思惑が透ける。首相からは「殺人的な忙しさだが、よろしく」と伝えられているという。

高い知名度と巧みな弁舌を併せ持つ小泉氏は、平成21年の初当選直後から応援弁士として全国で引っ張りだことなった。自民重鎮は「演説力にかけては党内トップクラスだ」と太鼓判を押す。

小泉氏は総裁選の1回目の投票で、国会議員票を最も多く獲得したが、選択的夫婦別姓制度導入などの訴えが響かずに地方票で苦戦した。総裁選で小泉氏を支援した閣僚経験者は「選対委員長として汗をかく姿を見せることが党員の支持拡大につながる」と指摘する。(竹之内秀介)

437OS5:2024/10/03(木) 16:21:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/197c95235b30bb2203cecb7932a3457075e0de5a
外相で入閣、岩屋毅氏は落選も2度経験…妻「足踏みが長い夫だが皆さんが諦めず支えてくれたおかげ」
10/3(木) 10:42配信

読売新聞オンライン
首相官邸に入る外相が決まった岩屋氏

 1日に発足した石破内閣で、大分3区の岩屋毅・衆院議員(67)が外相として2度目の入閣を果たし、地元関係者からは喜びの声が相次いだ。大分県関係国会議員の入閣は、2019年9月に発足した第4次安倍再改造内閣で沖縄・北方相に就いた自民党の衛藤晟一参院議員(77)(比例)以来。難しい国際情勢下での重任に「経験を生かして、手腕を発揮してもらえると思う」との期待に沸いた。

【写真】入閣発表をテレビで見て拍手する知子夫人ら

 大分県別府市の事務所では、支持者ら約30人が組閣の状況をテレビで見守った。岩屋氏が首相官邸に入る映像が流れると、一斉に歓声と拍手が起こった。

 岩屋氏は、政治改革を唱えて新党さきがけに参加し、新進党を経て自民党に復党した。2度の落選も経験した。支持者と一緒に見守っていた知子夫人(62)は「足踏みが長い夫だが、皆さんが長く諦めず、支えてくれたおかげ」とあいさつ。その後の取材に「地元や全国の観光地のために力を発揮してほしい」と話した。

 18年10月〜19年9月に、防衛相を務めた岩屋氏。後援会の女性部「あおぞら会」の緒方里恵子会長(66)は「中国、ロシアとの関係、台湾有事など課題が多いが、平和を守る外交をしてくれると思う」と期待を込めた。

 岩屋氏の地元・別府市は、多くの国々の留学生を受け入れている立命館アジア太平洋大(APU)もある国際色豊かな都市。同市にはロシアの侵略を受けるウクライナからも、15世帯28人(1日現在)が避難している。

 避難民を支援している同市のNPO法人「Beautiful World」の小野ヤーナ理事長(42)は岩屋氏の外相起用を受け、「直接話を聞いてもらったこともあり、避難民の現状を含む日本で暮らす外国人への理解はあると思う。ウクライナと日本のつながりが深まることを期待している」と歓迎した。

 佐藤知事は1日の定例記者会見で「日本を代表し、各国と交渉する大変重要な職責にあたる。大分の国際化も支援してくれるとありがたい」と語った。

438OS5:2024/10/03(木) 17:00:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/0962fc781aab114de08fadfa8d971a893b96454f
異例の“居抜き人事”に…大半を再任にした石破内閣 副大臣と政務官人事が決定 立憲・野田代表は衆院選での野党候補一本化へ本格調整
10/3(木) 13:02配信


FNNプライムオンライン
FNNプライムオンライン

石破首相は、3日、副大臣と政務官の人事を決定し、衆議院の解散総選挙を月末に控える中、大半を再任させる異例の「居抜き人事」となった。


林官房長官:
所管分野の状況や本人の手腕や経験などを踏まえて行われた。

石破内閣の副大臣と政務官人事は、午前の閣議で決定した。

10月27日に衆議院の解散・総選挙の投開票が控えているため、人事は副大臣が大臣として入閣し、空席となった財務・文科副大臣と公明党の議員のポスト以外は再任となった。

本格人事は選挙後に行われる予定だ。

副大臣は午後に皇居での認証式を経て、夕方に初めての会議を開く予定だ。

立憲・野田代表「裏金問題まだ終わっていない」
また、立憲民主党の野田代表は、次の衆議院選挙での野党候補の一本化に向けて、他の野党と相次いで党首会談を行い、本格的な調整に入った。

立憲民主党・野田佳彦代表:
裏金問題はまだ終わっていない。政治への信頼を取り戻すため、自公過半数割れを目指すことの必要性について認識を共有することができた。

国民民主党や日本維新の会との党首会談で、立憲側は自民党派閥の裏金事件に関係した議員の選挙区で、野党の対抗馬の一本化を呼びかけた。

これに対し、国民民主は慎重な姿勢を示し、維新は今後擁立する場合には立憲側と協議する方針を伝えた。

党首会談は、3日午後には共産党とも予定している。
(「Live News days」10月3日放送より)

Live News days

439OS5:2024/10/03(木) 17:04:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/853daacd640f35135ddfc774d1e49d403ac5b795
文科副大臣に武部新氏 衆院選控え、自民の大半は再任
10/3(木) 11:04配信

共同通信
首相官邸

 政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。27日投開票の衆院選を控え、自民党の副大臣・政務官の大半が再任された。副大臣は皇居での認証式を経て初の会議を開く。

 1日に就任した石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。多くを再任するのは現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散となり、時間的な制約が生まれたことが背景にある。一方、同様に発足直後に衆院を解散した2021年の岸田内閣では、副大臣・政務官を大幅に入れ替える人事を行った。

 今回副大臣に登用された武部、斎藤両氏の前任は閣僚に就任した阿部俊子、赤沢亮正両氏。阿部氏は文科相、赤沢氏は経済再生担当相として入閣し、副大臣が空席となった。

 公明党の副大臣・政務官計6人は全て交代した。副大臣は復興に輿水恵一衆院議員、財務に横山信一参院議員、厚生労働に鰐淵洋子衆院議員を起用。政務官は文科に金城泰邦衆院議員、農林水産に庄子賢一衆院議員、経済産業に竹内真二参院議員を充てた。

440OS5:2024/10/04(金) 06:31:22
公明議員のこと無視
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0ffb006856288452092834f30c0030111121a55
48人中交代は2人 石破首相 副大臣・政務官人事も「刷新感」なし「らしさがどんどん消えている」
10/4(金) 5:30配信


34
コメント34件


スポニチアネックス
石破茂首相

 政府は3日の臨時閣議で、石破内閣発足に伴う副大臣・政務官人事を決定し、文部科学副大臣に武部新衆院議員、財務副大臣に斎藤洋明衆院議員を充てた。武部、斎藤両氏の前任は、閣僚に就任した阿部俊子(文科相)、赤沢亮正(経済再生担当相)両氏。自民から任命されている副大臣・政務官48人のうち交代したのはこの2人の副大臣のみで、ほかは再任。新内閣もふたを開けてみれば女性閣僚は2人。国民から期待されていた“刷新感”とは程遠い人事が続いている。

 石破茂首相は9日に衆院を解散する方針。“ほぼ再任”の人事の背景には、現行憲法下で最短の就任8日後の衆院解散で時間的な制約が生まれたことと、27日投開票の衆院選前に新たな失言やスキャンダルのリスクを回避する狙いもあるとみられる。政治評論家の伊藤惇夫氏は「(裏金事件で)安倍派からも起用できないので選択肢が狭まった」と指摘。「早期解散を最優先にしたことで、人事も含め、石破氏らしさがどんどん消えている」とした。

 衆院選の最大のテーマでもある「裏金議員」の公認問題もなし崩し的な対応になりそうだ。非公認、小選挙区で公認はするが比例区での重複立候補は認めない、支給する公認料(選挙活動資金)の減額などのペナルティー案が現時点で挙がっている。石破氏は総裁選出馬表明で「公認するにふさわしいかの議論は徹底的に行われるべきだ」と非公認も辞さない姿勢を見せたが、その後トーンダウン。伊藤氏は「非公認にするのは難しいだろう。石破首相にとっては、比例重複を外せるかどうかだ。ただ有権者は非公認にできるかどうかを見ている」とした。

 総裁選では選択的夫婦別姓の導入に前向きだったが、総裁に選出後に公明党と交わした連立政権合意文書にはその項目はなかった。「選挙を乗り切れば政権も安定し軌道に乗る、やりたいことはそれ以降に、と考えているのではないか」と伊藤氏。総裁選で訴えた日米地位協定の改定については「大統領が誰になるかにもよるが、米国は前向きではない。政権安定後に手をつけることに期待したいが、実現できれば歴史に名を残す政権になる」とその難しさを指摘。石破氏は金融所得課税の強化についても軌道修正した。“ブレっぷり”に有権者は困惑するばかり。投票行動に大きく影響する可能性も否定できない。

441OS5:2024/10/04(金) 21:41:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/18ffaafaa8d1b4f8656a45c45a68aaf30c6832b4
「新三頭政治」政権が船出 森山氏存在感、旧安倍派に不満も 予算委拒否に野党猛反発〔深層探訪〕
10/4(金) 7:00配信
時事通信
初閣議を終え、記念撮影する石破茂首相(前列中央)と閣僚ら=1日午後、首相官邸

 石破茂内閣が27日投開票の衆院選に向けて臨戦態勢で始動した。自民党役員や内閣の布陣では、党内基盤が極めて弱い石破首相に代わり、調整力に定評がある森山裕幹事長の存在感が高まる一方、総裁選で争った高市早苗前経済安全保障担当相の要職起用や旧安倍派からの入閣が見送られ、党内には不満が募る。政権発足直後の高支持率を期待した「超早期解散」戦略を巡り、野党は、国会論戦を重視するとした当初の首相発言との「矛盾」に猛反発。臨時国会の初日から与野党が激突した。

【写真】天皇陛下から任命を受ける石破茂首相

 ◇「国賊」発言
 石破内閣の閣僚19人のうち、6人は総裁選で首相の推薦人に名前を連ねた議員。「非主流派」とされたメンバーを積極的に登用したのが特徴だ。

 首相が率いた旧石破派に所属した側近の赤沢亮正経済再生担当相、平将明デジタル相が初入閣。安倍晋三元首相を「国賊」と表現し、党の処分を受けたこともある村上誠一郎総務相の起用には、旧安倍派などから「反発が大きい」(石破内閣の閣僚)。

 首相と同じく防衛相経験者の岩屋毅氏を外相、中谷元氏を防衛相に充てた。党の政策責任者である政調会長にも小野寺五典元防衛相を起用。「国防族」政権の色彩が強まる一方、首相の人脈の狭さを露呈した形だ。

 ◇党内で「政権交代」
 権力構図は一変した。岸田政権では岸田文雄首相(当時)、麻生太郎副総裁(同)、茂木敏充幹事長(同)の三者が「三頭政治」と称して政権運営を担ったが、麻生、茂木両氏は中枢から退いた。

 石破政権は、森山氏と菅義偉副総裁が首相を支える「第2回三頭政治」ともいえる体制。非主流派だった石破氏と菅氏らによる党内「政権交代」が起きた格好だ。人事面では、菅氏に近い坂井学国家公安委員長らを閣僚に起用した。

 加藤勝信財務相は、総裁選の決選投票で高市氏に投票したものの、菅、森山両氏が強く推薦し、重要閣僚として処遇された。党幹部は「旧茂木派出身の加藤氏を重用することが茂木氏へのけん制になる」と解説した。

 ◇短期決戦へ攻防
 首相は森山氏の進言を受け入れ、10月総選挙を決断した。政権発足直後の「ハネムーン期間」に踏み切る衆院選で勝利し、求心力を高めたい狙いだ。短期決戦をにらみ、4日にも衆院選公約をまとめる。

 首相は総裁選中に、衆院解散の前に予算委員会などを開き、与野党論戦を重視すると大見えを切った。この「食言」に野党は強く反発。予算委開催を求めたが、与党は拒否。国会初日から日程を巡り与野党が紛糾し、衆院本会議の開会時間が30分遅れた。

 9日の衆院解散を前提に、与党は臨時国会の会期を「9日まで」と提案。会期に関する衆院本会議採決の直前、立憲民主党の小川淳也幹事長が異例となる反対討論に立ち、「国会を9日間で閉じることは何もやる気がないのと全く同じだ」と糾弾した。

 こうした批判に対し、首相は1日夜の記者会見で「国民に早く信を問うべきだ。判断いただける材料を提供することに努める」と反論した。

 与野党は、4日に首相の所信表明演説を行うことでは合意したが、各党代表質問などその後の日程は決まらなかった。麻生派の閣僚経験者は石破政権について「国会運営が乱暴だ。もっと丁寧にやるべきだ」と指摘した。

442OS5:2024/10/05(土) 17:30:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/0a5d3d553564a5a2157654e6f98cd7e12855b3a6
「党高政低」、森山裕幹事長の強みは【解説委員室から】
10/5(土) 10:30配信


19
コメント19件


時事通信
首相官邸に入る自民党の森山裕幹事長=1日、東京・永田町

 1日に就任した石破茂首相(67)は、自民党総裁選での発言を翻し、野党と本格論戦をせずに9日に衆院を解散(15日公示、27日投開票)する方針だ。説き伏せたのは森山裕幹事長(79)。新政権が発足するや、官邸よりも党の影響力が強い「党高政低」が鮮明となった。党を牛耳る森山氏の強みは?(時事通信解説委員長 高橋正光)

【ひと目でわかる】石破内閣の顔触れ

 ◇トップ狙わぬ大番頭

 森山氏は1945年4月、鹿児島県鹿屋市生まれ。働きながら高校の夜間部に通った苦労人。中古車販売会社を設立し、事業が軌道に乗ると、鹿児島市議選に出馬。市議を23年間務め、98年の参院選で初当選(鹿児島選挙区)した。そして、党税調のドンと言われた山中貞則氏の死去に伴う2004年4月の衆院補選(旧鹿児島5区)で衆院にくら替えし、当選7回を数える。

 この間、第2次安倍晋三政権で農水相として初入閣。その後、国対委員長に就き、歴代最長の1534日間務めた。さらに、選対委員長、総務会長を経て、石破政権発足に伴い幹事長に就任した。

 自民党の歴史を振り返っても、地方議員や首長を20年以上務めてから国政に転じ、ナンバー2の幹事長に上り詰めたのは、森喜朗政権の野中広務氏くらい。経歴からも稀有(けう)な政治家だ。

 森山氏が安倍、菅義偉、岸田文雄の三つの政権で、絶えず要職を任された理由の第一は、年齢的にトップを狙う野心がなく、首相に忠誠を尽くし、職務に励んだことだ。任命権者の首相にとっては、要職を任せて力をつけても、寝首をかかれる心配がない。安心して仕事を任せられ、抜群の調整力を発揮して必ず結果を出す。貴重な存在と言える。

 岸田政権の末期、岸田前首相と「ポスト岸田」への意欲を隠さない茂木敏充前幹事長との関係が、ぎくしゃくしたことと対照的だ。

 ◇「犬猿」の二人と良好

 二つ目の強みは、豊富な政界人脈だ。石破首相が総裁選の決選投票で、高市早苗前経済安保相を逆転したのは、菅元首相が後見役を務める小泉進次郎選対委員長の陣営、岸田前首相が率いた旧岸田派それぞれの大半が、支持に回ったから。この結果、菅、岸田両氏がキングメーカーとして、政権に君臨することになった。

 一方、3年前の総裁選で菅氏を不出馬に追い込んだのは岸田氏。そして今回、岸田氏の追い落としに動いたのは菅氏。まさに「犬猿の仲」だが、石破首相が安定して政権を運営するには、両氏への配慮が欠かせない。さまざまな課題で両氏の間に立ち、調整できるのは、それぞれと良好な関係にある森山氏以外、見当たらない。

 また、石破首相が衆院選を乗り切れば、次の「政治決戦」は来年夏の参院選。その前に、来年1月召集の通常国会が控え、野党と全面対決となるのは必至だ。

 歴代最長の国対委員長の在職期間が示すように、立憲民主党などの野党に太いパイプがあるのは明らか。国会を乗り切る上でも、森山氏の豊富な野党人脈は貴重だ。長く「党内野党」的な存在で党内外に足場がない石破首相が、森山氏に幹事長を依頼したのは、政権維持という点では妥当な判断だろう。

443OS5:2024/10/05(土) 17:31:03
公明・学会と太いパイプ

 三つ目の強みは、公明党や同党の支持母体である創価学会とのパイプだ。第2次安倍政権で連立を組む公明党とのパイプ役を務めたのは、官房長官だった菅氏。菅氏はしばしば懇意の学会幹部と直接連絡を取り合い、安倍氏の了解を得て、政策として実現させた。この構図は、菅政権になっても変わらなかった。

 しかし、岸田政権が発足し、「公明嫌い」とされる麻生太郎前副総裁と茂木前幹事長が党の実権を握ると、公明党とのパイプが一気に細くなった。象徴的な例が、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う、自民、公明両党の候補者調整を巡る対立だ。反発した公明党は東京での選挙協力の打ち切りを一方的に通告。当時幹事長の石井啓一代表は「東京における自公の信頼関係は地に落ちた」と自民党を激しく非難した。

 こうした岸田政権にあって、公明党との関係修復に務めた1人が森山氏。旧安倍派などの裏金事件を受けた政治資金規正法の改正が焦点となった先の通常国会の最終盤。パーティー券購入者の公開基準について、公明党が押し切られる形で両党幹事長は「10万円超」とすることで大筋合意した。

 ところが、これが報じられるや、野党各党は「自民党と同じ穴のむじな」と公明党を揶揄(やゆ)。学会内から激しい不満が噴出し、あわてた山口那津男代表(当時)は、総務会長の森山氏に事情を説明し、さらなる譲歩を求めた。

 森山氏は首相の岸田氏と「譲歩やむなし」を確認すると、菅元首相に協力を要請。菅氏の了解を取り付けると、岸田氏は、麻生、茂木両氏の反対を押し切り、公開基準を「5万円超」とすることを決めた。

 この結果、党や学会幹部の森山氏に対する信頼が一気に高まった。石破政権では、森山氏が公明・学会との最大のパイプ役であるのは間違いない。

 森山氏が公明党との関係を重視するのは、鹿児島市議時代に薫陶を得た地元の二階堂進元幹事長の影響もある。二階堂氏は、公明党の仲介を得て、日中国交回復を実現した田中角栄元首相の側近。二階堂氏から、交渉の一端を聞かされている。

 ◇衆院選勝利なら「石山茂裕」政権

 衆院選で自民党が単独過半数を維持できれば、石破政権は国民から信任されたことになり、石破首相の求心力は高まるだろう。同時に、選挙を指揮、勝利に導いた森山幹事長の影響力もさらに強まるのは確実。「党高政低」の実態が変わることはないだろう。

 石破政権は事実上、石破首相と森山幹事長の2人の政権。政界で、それぞれの性と名から一文字ずつ取り「石山茂裕政権」と呼ぶ声が聞かれるかもしれない。

 もっとも、野党各党は発言のブレが目立つ石破首相を「変節した」などと厳しく批判しており、国民がすんなりと信任するかは分からない。審判は27日に下る。

444OS5:2024/10/06(日) 16:12:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/493b1672bcab343bf38ef831bd8d6d329c145cff
「高市、用意しとけ」次の総裁選に向けた麻生氏の助言 高市早苗氏が目指す総理の座 石破政権の次を見据え課題払しょくに動き
10/6(日) 6:32配信
TBS NEWS DIG Powered by JNN
TBS NEWS DIG Powered by JNN

総裁選直前の9月24日、報道各社の世論調査で高市氏の支持率が次第に上がっていく中、高市氏の総裁選を支えてきた側近議員はしみじみとこう語った。

【写真で見る】麻生氏と菅氏が隣り合わせ 本会議場で石破総理の演説を見る2人の表情

高市氏の側近議員
「去年の勉強会発足の頃を考えると、今の状況は予想外の展開になっている」

前回とは違い、後ろ盾となってくれた安倍元総理はもういない。しかし、高市氏は安倍氏から「戦い方を教えていただいた」と話す。安倍氏の薫陶を受けた高市氏の、1年にも渡る総裁選の戦いを追った。

■安倍元総理なき総裁選 仲間づくりへ「日本のチカラ研究会」発足

2021年の総裁選では安倍元総理の後ろ盾を得て、「泡沫候補」から岸田文雄氏に次いで2番目の議員票を獲得するなど善戦した高市氏。来たるべき総裁選に向けて高市氏が取り組んだのが「仲間作り」だった。

そこで高市氏を中心として去年11月中旬に立ち上げたのが「日本のチカラ研究会」。総合的な国力強化のために外交や防衛などについて講師を招いて月に1〜2回勉強会を開くもので、入会者は当初50人にのぼった。

しかし政局的な動きと自民党内では受け取られたため、自民党幹部からは公然と批判の声があがることになる。

世耕参院幹事長(当時)
「現職閣僚がこういう形で勉強会を立ち上げるのは、私はいかがなものかと思っている」(11月17日の会見)

批判的な声が上がる中、派閥に所属している議員は勉強会に参加しづらいこともあり、参加者は終始10〜19人にとどまった。また、勉強会設立をきっかけに、2021年の総裁選で高市氏のことを支えた議員の一部は高市氏と距離を置くことになり、参加人数は最後まで、総裁選立候補に必要な推薦人の数である「20人」を超えることはなかった。

紆余曲折あった「日本のチカラ研究会」だが、臨時国会が始まったら勉強会を再開することが決まっている。純粋な勉強会ではなく、政局的な動きを見せるのか。今後の動きが注目される。

■総裁選に関する言動を戦略的に封印 まずは悲願の重要法案成立へ

高市氏は2回目となる総裁選の出馬に、かねてから意欲を隠さなかった。

高市氏
「まずはセキュリティ・クリアランスを仕上げます。そしてまた(総裁選を)戦わせていただきます」(2023年10月、民放BS番組)
「『身を屈して、分を守り、天の時を待つ』という心境」(1月8日、ラジオ番組)

高市氏は年明けまでは総裁選の出馬について公然と意欲を示してきたものの、2024年の通常国会に入ってからは経済安保担当大臣就任以来の悲願であったセキュリティ・クリアランス制度の成立に奔走していたこともあり、総裁選に関する発言が聞かれなくなった。

その背景として、高市氏に近い議員は「出る杭は打たれやすい。総裁選に関する言動を早い段階ですることはマイナスに働く」と考えて、意欲が表に出ないように高市氏に助言していたことがある。7月31日に「日本のチカラ研究会」の参加者と都内のホテルで懇親会を開いた際も、記者やカメラが待っていない裏口からホテルに入る徹底ぶりであった。

こうした中、8月14日岸田前総理が突如、総裁選不出馬を表明。この日を境に永田町は一気に総裁選ムードに包まれていく。これまで総裁選に関してノーコメントを貫いてきた高市氏も、8月下旬に出馬の意向を周辺議員に伝達した。

そして“過去最多”9人の候補による総裁選レースがスタートすることになる。

445OS5:2024/10/06(日) 16:12:31
■禁断のリーフレット送付問題 党内に禍根を残す形に

総裁選の1回目の投票で勝敗の左右を握る地方票について、当初は石破氏と小泉氏が優勢と見られていて、高市氏は両者と差が開いているというのが世論調査の大方の結果だった。

しかし、報道各社の自民党員を対象とした世論調査では、日を追うごとに高市氏の数字が伸びていく。こうした中、9月9日、高市氏側が作成した政策リーフレットが自民党員らに届いたという報告が相次いだ。

自民党の選挙管理委員会が“党員らへの文書の郵送を告示前から禁止する”ことなどを決めた後に届いたことから、他の陣営や党員らから“ルール違反ではないか”などと抗議の声が相次いで上がった。

石破陣営議員
「あれがありなら、次から皆同じ事をする。やった者勝ちを許してはいけない」

自民党幹部
「総裁選の正当性が問われることになる。事実上総理大臣を決める選挙で、ルールを守るようにと言わなきゃいけないこと自体情けないよな」

また、このリーフレット送付問題は自民党の政治資金不記載問題と本質的には変わらないという指摘も。

別の石破陣営議員
「高市陣営がやってることって、裏金づくりと同じだと思う。『やっても良いと思っていた』、『ルールを逸脱していない』。これって、政治資金不記載議員の弁明と一緒だもん」

高市氏側は「発送したのはルールが決まる前。リーフレットでは総裁選挙には全く触れておらず、党の方針に一切違反はしていない」と反論。林官房長官や石破元幹事長の陣営などは選挙管理委員会に抗議したが、管理委員会は「注意は既にしているから、追加の処分は行わない」ことを決定した。

“リーフレット問題”は高市氏の選挙戦に逆風になるかと思われたが、これ以降も世論調査の数字は下がることはなかった。

446OS5:2024/10/06(日) 16:12:54
■1位となった1回目投票結果 「どよめき」と「愕然」

迎えた9月27日、運命の投開票日。

マスコミ各社が、高市氏が固めた議員票は30〜40票と伝える中、地方票でどれだけ上乗せできるかが、決選投票に進むためのポイントと見られていた。

午前、各都道府県連で地方票が開票されていく。石破氏と高市氏が頭一つ抜けていて、議員票次第では1回目の投票で1位となって決選投票に進める可能性があるとの情報に接した高市氏は「よしっ!」と呟き、気合を入れて総裁選の会場である自民党本部8階ホールへ向かって行った。

そして1回目投票の結果発表では…。

総裁選管理委員会・逢沢一郎委員長
「議員票は高市早苗君、72票」

この瞬間、自民党本部でテレビ中継を見ていた記者からは「どよめきの声」があがった。というのも、前述した報道各社の倍の数字だったからだ。

しかし、高市陣営の中心メンバーは72票という数字に”悪い意味で”「愕然とした」と言う。

高市陣営幹部
「マスコミの皆さんは低く報道されてたけど、基礎票で54票は見込んでいた。そこに麻生さんと世耕さんの力添えで上乗せした結果、議員票で90票以上は1回目で行く計算だったんだよ」

その後発表された地方票は石破氏に1票差をつけて1位となり、議員票との合計で石破氏に27票差をつける1位で高市氏は決選投票へ進むことになった。

■逆転負けの決選投票 勝敗の分かれ目は?

1回目投票を終えた直後に、決選投票に進んだ2人の演説が行われる。

午前中に高市氏は決選投票前の演説について、以下のように記者とやり取りがあった。

記者
「決選投票前の演説の内容をお考えになったりは?」

高市氏
「全く(考えていない)。もう考え方はいつも一緒ですので」

原稿を見ずに政策や持論を語れるのが強みと言われる高市氏だが、出馬会見の日の朝は宿舎にこもって話す内容を整理していた。このように特に大事なスピーチは周到に準備する印象があっただけに、「決選投票前の演説内容は全く考えていない」と答える高市氏に違和感を覚えた。

1人5分の持ち時間が与えられる中、石破氏は5分ほぼピッタリで演説を終える。一方で高市氏は5分を超えても話し続け、6分半を過ぎた頃に超過してる旨を伝えられ、結果的に7分の演説になってしまったのである。

ある若手議員は、この決選投票前の演説が勝敗を決したターニングポイントだと見る。

旧安倍派・高市氏周辺(陣営には入らず)
「決戦前の演説を聞いて、高市さんはダメだなと思った。一方の石破さんはすごい良かったもんね、作り込まれていた」

演説後に行われた決選投票では、高市氏は議員票173票、都道府県連票21票の合計194票。いずれも石破氏を下回り、総裁の座を掴むことはできなかった。

447OS5:2024/10/06(日) 16:13:18
■「21票差」の総裁選を終えて非主流派に 見据える先は?

高市氏は総裁選が行われた27日の夜、自身を支えた数人の議員と慰労会を開いた際、「2012年総裁選の決選投票で勝ち抜いた安倍元総理が石破氏を幹事長に起用した例がある。ポストを受けるなら幹事長しかない」という方針を決めていた。

総裁選を終えた翌日、石破総裁から高市氏へ自民党4役の1つである総務会長のポストが打診されたが、高市氏は前日の話し合いの通り、これを固辞する。これにより2021年の総裁選以降、政調会長や経済安保担当大臣を歴任してきた高市氏は、役職なしの“いち衆院議員”となった。

少し時を戻して総裁選後の話に戻る。高市陣営の報告会と議員会館での挨拶回りを終えた高市氏は、総裁選で自身の支援に回った麻生氏のもとを訪ねた。その場で麻生氏は高市氏に対して以下のように助言した。

民党・麻生元総理
「自民党の歴史の中で3年以上総理を務めた例は7人しかいねえ。俺も菅も一年で終わった。石破はもっと短いかもしれねえ。だから高市、用意しとけ。議員は仲間作りが大事だから、これから半年くらい飲み会に行け」

安倍氏がいない中「仲間作り」に取り組んだものの、輪を広げきれず総裁の座には届かなかった高市氏。しかし「変化」は確実に見られる。前回は世話になった議員に対して「お礼がなかった」などと批判を受けたが、今回高市氏は総裁選のお礼を綴った手紙を各議員に送った。

自民党内では高市氏が総務会長ポストを固辞したことについて「挙党一致体制を拒否したということだ」「ノーサイドという言葉を知らないのか」といった苦言も出ている。しかし、麻生氏の助言を胸に、次の総裁選に向けて高市氏は既に走り出している。

TBSテレビ政治部 平河クラブ
大室 裕哉

448OS5:2024/10/06(日) 16:14:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c8b6d3337b6fafe8ed928c2ae6254ba930f80f8
【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず
10/6(日) 14:17配信

FNNプライムオンライン(フジテレビ系)
FNNプライムオンライン

自民党総裁の石破茂首相は6日、政治資金問題を受けた衆院選の公認問題について、党本部で記者団に対し、党の処分の重い人や説明責任を十分果たしていない人など、「相当程度の非公認が生じる」と述べた。

公認されないのは、既に行った党の処分を踏まえ、
▲非公認より重い処分を受けた人。
「党員資格停止」となった旧安倍派幹部の西村康稔元経産相、下村博文元文科相、高城毅元国対委員長が対象。
▲現時点で処分が継続していて、政治倫理審査会で説明責任を果たしていない人。
萩生田光一元政調会長、三ッ林裕巳衆院議員、旧二階派の平沢勝栄元復興相らが非公認となる見通し。
▲説明責任を十分に果たさず、地元での理解が十分に進んでいないと判断される人。

石破氏は、「結果として相当程度の非公認が生じることとなるが、国民の信頼を得る観点から公認権者として責任を持って最終的に判断をする」と強調した。

さらに、派閥の政治資金パーティーを巡る不記載があったその他の議員についても、「比例名簿への搭載はしない」として、重複立候補を認めない方針を示した。

フジテレビ,政治部

449OS5:2024/10/07(月) 07:44:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/69db66cc35483efa947b364ea04778901a95b7c5
森山幹事長の存在感突出 裏金公認・解散・人事を主導 自民
10/7(月) 6:44配信

時事通信
自民党の幹事長に就任し、記者会見する森山裕氏=9月30日、東京・永田町の同党本部

 自民党の森山裕幹事長の存在感が、政権内で突出している。

 石破茂首相に早期の衆院解散を進言。党役員・閣僚人事では、首相に批判的な麻生派の麻生太郎会長と直談判して最高顧問就任を実現した。派閥裏金事件に関係した旧安倍派議員らの公認問題でも、党内調整を主導した。ただ、その影響力の強さから「事実上の『森山内閣』だ」(閣僚経験者)とやゆする声も上がる。

 「非常にタイトな日程で国会や国政が進んでいく。しっかり党の運営を図りたい」。森山氏は4日、幹事長の職務に全力を傾注する考えを示した。

 森山氏は国対委員長を歴代最長の約4年2カ月務めたほか、党四役の選対委員長や総務会長を歴任。党内外に豊富な人脈を持つ。党内基盤が脆弱(ぜいじゃく)な首相は、その調整力に期待して「党の要」に起用したとみられる。

 森山氏の影響力が最初に発揮されたのは衆院解散だ。幹事長就任が内定すると、新政権の「刷新感」を最大限生かすため、臨時国会での与野党論戦を極力避ける「27日投開票」の日程を提案。首相は総裁選で、解散前の衆参予算委員会の開催に前向きな考えを示していたが、森山氏の意見を受け入れ方針転換した。

 人事では、会長を務めた旧森山派が国対委員長と閣僚のポストも得た。8人の最小勢力では極めて異例だ。さらに、総務会長の調整が難航すると、麻生氏の個人事務所を訪問。麻生派の鈴木俊一前財務相の起用と、麻生氏自身の最高顧問就任について了承を得た。

 幹事長として試金石になるのは、裏金議員の公認問題だ。党への厳しい批判が収まる兆しは見えず、首相は6日、裏金議員の一部を非公認とする方針を明らかにした。旧安倍派は反発しており、衆院選の結果にかかわらず、政権が揺らぐリスクをはらむ。

 森山氏の幹事長就任に関し、党内は「正論を好む首相を現実路線に引き戻す役割」(若手)とおおむね好意的。ただ、党幹部として支えた菅義偉元首相が政権末期に解散や人事を模索して迷走したのは、森山氏の意向が影響したとの見方もある。政府関係者は「政局的判断が必ずしも正しい人ではない」と指摘した。

450OS5:2024/10/07(月) 19:20:49
https://www.asahi.com/articles/ASSB72SM6SB7UTFK01HM.html?iref=pc_politics_$PAGE_TYPE_EN_list_n
首相の能登視察、官邸Xの言葉遣い修正 与党からも「違和感満載」
国吉美香2024年10月7日 18時49分
 林芳正官房長官は7日の記者会見で、首相官邸の公式X(旧ツイッター)について、石破茂首相に対して敬語を使った投稿があり、言葉遣いを修正したことを明らかにした。党内外から表現が不適切と指摘する声が上がっており、林氏は「投稿翌日に表現を適正化した。私からも改めて適切な情報発信を行うよう指示をした」と述べた。

 首相官邸のXでは5日、1月の地震や9月の記録的な大雨で大きな被害が出た能登半島の被災地を、石破氏が同日に訪問した様子を紹介。「お一人お一人と話され、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにされました」などと表現していた。翌日、「一部、表現の適正化を行いました」と断ったうえで、「お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました」と修正した。

 投稿に対しては、「なぜ、総理官邸が広報用Xで、石破総理に敬語使うのか?違和感満載のツイート」(佐藤正久参院議員)などと、自民党内からも表現を疑問視する声が上がっていた。(国吉美香)

451OS5:2024/10/08(火) 14:14:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/64bcf01de478ae73027ddf3b44bc7c2d413e40ac
早くも始まった“ポスト石破”探し「小林、茂木、武田、萩生田…」政界のフィクサーが注目する「怪力男」の正体
10/8(火) 9:10配信

みんかぶマガジン
(c) Adobe Stock

 石破茂総裁が誕生した。長期政権になるのか短命政権になるか……。一体どうなるかはまだ何もわからないが、政治の世界は常在戦場。早くもポスト石破は誰になるのかと、永田町の噂好きの間では話題になっている。政治に詳しいジャーナリストの池谷悟氏が解説するーー。

早くも次の総理を探す永田町
 自民党総裁選が終わった。過去最多の9人が立候補した今回の総裁選だが、今回の敗戦者から「その次の総理候補」も見えた。当然、決選投票に残った高市早苗氏や得票数で3位だった小泉進次郎氏にも「次こそは」という想いもあるだろうが、それ以外の候補者も大きく名をあげた。

 例えば、小泉進次郎と同じく40代の候補者として小林鷹之氏は「コバホーク」という愛称で売り出して認知度を一気にあげた。しかし、党員票も議員票も思うようには伸びなかった。政策については「明らかに保守の立場をとっていたが、もともとはそんな保守的な人物ではなかったはず」(閣僚経験者)だといい、コバホークらしさを党員らに今後更にアピールできれば、次回は違う結果になるだろう。

 岸田文雄政権で自民党幹事長を務めた茂木敏充氏もアピールに成功した。茂木氏はもともとは怖いイメージが先行していた議員だ。また幹事長というポジションにいることからこれまであまり自分を出してこなかったが、今年の春ごろから総裁選を見据えてイメージアップ戦略に打って出た。PR会社らと一緒に「優しい話し方や笑顔の練習」(広告会社幹部)を断行し、数多くのウェブメディアやユーチューブチャンネルに登場。若年層へのリーチをはかった。政策についても候補者の中で唯一「増税しない」という方針を打ち出し、現役世代からの支持を集めた。自民党内のポジション的にしばらくは厳しい状況が続くかもしれないが、だからこそその時に備えて準備もしやすいだろう。

  意外な形で注目を集めたのは林芳正氏だ。総裁選報道がヒートアップしつつあった9月6日に官邸内のエレベーターの故障により30分間閉じ込められてしまった。そんなハプニングもあったが、小泉純一郎内閣で外務大臣を務めた田中真紀子氏が、総裁選候補の中で唯一、林氏を「賢いし経験もあるし、育ちもいい」と絶賛。ワイドショーを中心に話題を呼んでいた。石破政権でも引き続き官房長官として任命されるなど、今後も国民から注目されることは多いはずだ。

旧安倍派の行方、求められる強いリーダー像
 一方で今回の総裁選ではあまり話題に上らなかったのが旧安部派の面々である。故安倍晋三安倍総理の死去、そして裏金問題以降、永田町の中心からは遠ざかっている。今回は多くの派閥がなくなった中での総裁選だったが、皮肉なことに改めて派閥が持つ政治力を実感した総裁選でもあった。派閥の解消を拒んだ麻生派に小泉氏も石破氏も頭を下げに行くなど、総裁選終盤には麻生太郎氏の動向に大きな注目が集まっていた。

 旧安倍派を巡っては、かつて松野博一氏、高木毅氏や萩生田光一氏、西村康稔氏に加え現在は離党している世耕弘成氏の「五人衆」による集団指導体制をしいてきた。だが、そんな状況の中でも裏金問題の加熱前には「萩生田をたてよう」(旧安部派議員)という動きがあったという。今回の総裁選でも離党した世耕のもとに小泉陣営と高市陣営から協力の要請がきていた。未だに自民党での影響力は強い。トップが誰になるにせよ、旧安倍派が再び一つにまとまるようなことが起きれば永田町を大きく動かしかねない。

 菅義偉政権時代に総務大臣を務めた武田良太氏も見過ごせない。「剛腕」「二階派の若頭」などの異名を持つ武田氏だが、大臣時代には楽天を携帯電話事業に参入させるなど改革の手腕をふるった。新しい総理になっても自民党の支持率が回復しない場合、武田氏のような「強いリーダー像」を国民が求める可能性はある。

452OS5:2024/10/08(火) 14:14:48
怪力の官房副長官
 また、まだ国民の認知度はそこまで高くはないが自民党内で着々と成果を残し、注目を集めている若手議員もいる。 

 9月22日の日刊スポーツで<「怪力」官房副長官に「おおお」場内どよめき 40キロ内閣総理大臣杯抱え上げ再び大の里に授与>という見出しが踊った。

 9月22日、東京・両国国技館で行われた大相撲秋場所千秋楽の表彰式において、2場所ぶりに優勝を果たした関脇・大の里(24=二所ノ関)に内閣総理大臣杯が授与されたが、その場に登場したのが村井氏だ。この内閣総理大臣杯は重さが40キロ以上あり、通常はサポートが必要とされる。しかし、村井氏は今年の5月にもサポートなしで自力でこの重い杯を持ち上げ、大の里に授与した。今回が2度目の登場となり、その「怪力ぶり」を再び見せた。

東大、財務省、ハーバード
 岸田政権の官房副長官であった村井英樹氏は埼玉県さいたま市でサラリーマン家庭に生まれ、いわゆる「地盤」「看板」「カバン」といった典型的な政治家の支えを持たない。しかし、ジャーナリストの田原総一朗氏が「政策的に分からないことは、村井さんに聞く」と語るなど、政治家としての能力の高さのみで頭角を現した。

 村井氏は東京大学を卒業後、財務省に入省し、その後ハーバード大学大学院を修了。2012年には初めて衆議院議員に当選し、2016年に36歳で自民党副幹事長に就任した。自民党の歴史上最年少の副幹事長就任であり、党内外から大きな驚きがあった。また内閣官房副長官として岸田政権において要職を務めている点も注目されている。政界の“フィクサー”からも信頼されるなど、将来の総裁候補としての期待が一層高まっている。

 埼玉県の「最終兵器」として、日本全体をリードする存在になることが期待されている 。将来は代理ではなく、横綱に総理大臣杯を手渡す日が来るのかもしれない。

池谷 悟

453OS5:2024/10/08(火) 22:02:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4484b252282bb29b8e0664818085e9dde835a43
首相、10日からラオスへ初外遊 持論封印で〝石破カラー〟出せるか
10/8(火) 20:33配信
産経新聞
石破茂首相(春名中撮影)

石破茂首相は10〜12日の日程で、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議出席のため、ラオスを訪問する。首相就任後初めての外遊で、9日に衆院を解散してほとんど間を置かずに日本をたつ異例の日程となる。首相としては衆院選を前に外交成果をアピールする機会だが、持論であるアジア版NATO(北大西洋条約機構)構想などは封印するとみられる。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

■積極的な首脳外交を展開

「各国首脳との会談を重ねるなど、私自ら積極的な首脳外交を展開していく」

首相は8日の参院本会議で、ASEAN関連首脳会議に向け、意欲を語った。

首相は9日に立憲民主党の野田佳彦代表らと党首討論に臨んだ後、午後3時半から開かれる衆院本会議で衆院を解散し、10日午前に政府専用機でラオスに向かう予定だ。

同国の首都ビエンチャンに到着後、10日午前(日本時間10日午後)にASEANと日本の首脳会議を開催。その後、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議に出席する。

11日にはASEANに日米中露など8カ国を加えた東アジア首脳会議(EAS)に出席するほか、東南アジアなどとの脱炭素の連携枠組み「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」の首脳会合で議長を務める。

首相は一連の国際会議の合間を縫って、中国の李強首相や韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領ら各国首脳との個別会談も調整する。李氏との会談では中国軍機による領空侵犯や深圳(しんせん)で起きた中国人の男による日本人男児(10)の殺害事件に関し、説明や再発防止を求めるとみられる。

■アジア版NATO封印か

一方、アジア地域のリーダーが一堂に会するASEAN関連首脳会議は、首相が創設を訴えてきたアジア版NATOについて説明する絶好の機会といえる。ただ、アジア版NATOに対しては、国内外で実現性を疑問視する見方が根強いうえ、中国を刺激する可能性もあるだけに、首相は持論を封印する見込みだ。

衆院選を前に、首相が初の対面の首脳外交で独自色を出せるかは不透明だ。(原川貴郎)

454OS5:2024/10/08(火) 22:19:18
https://www.sankei.com/article/20241007-PXDXQ2ZBCFJBZEGKYCD446JGQM/
石破首相「事務的ミスあった」 旧派閥の政治資金パーティー巡り刑事告発
2024/10/7 11:09

石破茂首相は7日、自身が代表を務めた政治団体「水月会」による政治資金パーティーを巡り、政治資金規正法違反容疑で告発されたことについて「事務的なミスがあったことは好ましくない。厳粛に受け止める」と述べた。官邸で記者団の質問に答えた。

水月会事務局で収入の記載誤りがあったと説明。「事務的なミスが起こることがないようにしたい」と強調し、今後、訂正されるとした。

神戸学院大の上脇博之教授が3日、東京地検に告発状を出した。告発状によると、石破氏らが代表を務めた水月会は、2019〜21年に開いた政治資金パーティーで、収支報告書の収入に計80万円分少なく記載したとしている。

455OS5:2024/10/08(火) 22:23:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/7791cd1e9693c0f59bb0ccd39b83020a5857866b
石破首相「岸田路線」前面に 参院代表質問 経済、外交・安保踏襲、個性見えずジレンマも
10/8(火) 18:10配信

産経新聞
参院本会議で答弁する石破茂首相=8日午後、参院本会議場(相川直輝撮影)

石破茂首相は8日、参院本会議の代表質問に臨んだ。岸田文雄前首相の経済政策「新しい資本主義」を加速させることを強調したほか、防衛力の抜本強化も推進する考えを示した。経済や外交・安全保障で成果を挙げてきた岸田路線を踏襲し政権の安定感をアピールする狙いが透けるが、首相の個性が見えてこないジレンマも抱える。

【写真】石破茂氏が学生時代に一目惚れした美人妻の佳子さん

「岸田政権の3年間は経済、エネルギー政策、子供政策、安全保障政策、外交政策など幅広い分野で具体的な成果が形になった3年間だった」

首相はこの日の代表質問で岸田氏の政権運営をこうたたえた。岸田氏が率いた自民党旧岸田派(宏池会)の松山政司参院幹事長から、岸田氏が取り組んだ政策の成果について質問され、答えたものだ。首相は岸田氏が掲げた「新しい資本主義」について「さらに加速度をつけ、賃上げと投資が牽引(けんいん)する成長型経済を実現し、日本経済の未来をつくり、日本経済を守り抜く」と訴えた。

また、岸田氏のレガシー(遺産)の一つとなった防衛力の抜本強化に向けた増税方針に関しては「今を生きるわれわれの将来世代への責任」という岸田氏が国会答弁などで繰り返し使ってきた表現をそのまま引用し、必要性を強調した。

就任前に前向きな考えを示した選択的夫婦別姓に関しても「家族のあり方の根幹にかかわる問題だ。政府としては国民各層の意見や国会での議論の動向を踏まえ、必要な検討を行う」と述べるにとどめ、岸田氏の慎重姿勢を踏襲した。

首相がことさらに岸田路線の継承を訴え、岸田氏に秋波を送るのは、首相の党内基盤の脆弱(ぜいじゃく)さが根幹にある。岸田氏は総裁選の決選投票で首相を支援し、政権発足の立役者となった。人事構想などには直接はかかわらなかったが、首相はその後、自民派閥の政治資金パーティー収入不記載事件を巡り、次期衆院選で不記載があった議員らの比例代表との重複立候補を認めない方針を提示。旧安倍派(清和政策研究会)などの反発を買っており、今後、岸田氏への依存は一層強まる可能性がある。

岸田氏も周囲には「できることは協力したい」と話す。

もっとも、肝心の独自色はこの日ほとんど目立たず、自らをトップとして立ち上げる自衛官の処遇改善に向けた関係閣僚会議の初会合を、今月中に開催すると表明したことなどにとどまった。

政権幹部は、首相が現実的な岸田路線に着地したことを「政府としての答弁なんだから当然だ」と歓迎するが、立憲民主党の田名部匡代参院議員はこう突き放した。

「ようやく首相になったのに、なぜ自身のやりたいことを貫かないのか」(永原慎吾)

456OS5:2024/10/08(火) 22:41:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/a327bc13dc9be22b351be30b77c04621214f7b0e
《不可解な入閣辞退の裏側》“菅側近”御法川信英衆院議員が贈賄逮捕のラブホ経営者から400万円超の献金を受けていた
10/8(火) 16:16配信


文春オンライン
秋田3区が地盤の御法川氏 ©︎時事通信社

 菅義偉副総裁の側近として知られる自民党の御法川信英衆院議員(60)が、秋田県が発注した公共事業を巡る贈収賄事件で今月逮捕された人物から、過去に少なくとも412万円の献金を受けていたことが「 週刊文春 」の取材でわかった。不可解な入閣辞退との関連性が焦点となりそうだ。

【写真】「ラブホ経営者から400万円超の献金」“菅氏の鏡像”の除幕式で熱弁をふるう御法川氏

与野党の調整に長けた国対族として存在感を示してきた
 御法川氏は2003年に秋田3区から出馬し、初当選。財務副大臣や国土交通副大臣の経験もあるが、永田町では与野党間の調整に長けた国対族として存在感を示してきた。現在、当選6期目。

「注目を集めたのが、不可解な入閣辞退です。同じ秋田が地盤で近い関係にある菅氏の復権に伴って、石破政権では復興相での起用が検討されましたが、本人の意向で取りやめになったと報じられました」(政治部記者)

 実は、地元関係者の間では「有力支援者への捜査が数カ月前から進んでいたことが、原因ではないか」と取り沙汰されているという。

県職員に現金100万円を渡した疑い
 その御法川氏の有力支援者とされるのが、10月6日に秋田県警に贈賄容疑で逮捕されたA容疑者(51)。昨年7月に秋田県内で起きた記録的大雨の復旧事業に伴う下請け業務を、自らが取締役を務める土木建設会社にあっせんしてもらう代わりに、県職員に現金100万円を渡した疑いがもたれている。

「A氏は複数の会社を経営し、不動産や飲食、中古車など、様々な事業を手がけている人物です。横手市内ではラブホテルも経営しています」(地元関係者)

 実際、A氏は御法川氏の資金管理団体などに過去、少なくとも計412万円を献金していた。

入閣辞退との関連性は「事実ではありません」と否定
 御法川氏の事務所に見解を尋ねると、「(入閣取りやめの理由がA氏への捜査だという指摘は)いずれも事実ではありません」とのみ回答した。

「 週刊文春電子版 」ではオリジナル記事として、御法川氏の人物像や経歴、麻生太郎氏(党最高顧問)との因縁、A容疑者と取締役を務める会社の実名、A容疑者からの御法川氏側への献金の詳細などについて報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 電子版オリジナル

457OS5:2024/10/10(木) 18:13:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cd9ac6895c10152cbbe6b7e26bce570468284a7a
「負け惜しみにしか聞こえない」 落日の麻生太郎氏、最高顧問を打診され「俺も大勲位と同じ立場か」
10/10(木) 6:08配信
デイリー新潮
麻生太郎氏

 ともに第2次安倍政権を支えた間柄ながら、彼ら二人の首相経験者の間には常に緊張感が漂っていた。かたや菅義偉氏(75)は一貫して無派閥、こなた麻生太郎氏(84)は裏金問題の発覚以降も自派閥を維持。両者は総裁選でくっきり明暗が分かれ、麻生氏の落日がなお鮮明に。

【写真】「メッチャ美人!」の声続々 対抗馬・石破氏が大学時代に“一目ぼれ”した妻・佳子さんの秘蔵写真

 ***

 菅氏は3年前の退陣以来、非主流派として無役に甘んじてきた。その菅氏を新副総裁に任命したのは、石破新政権の象徴的な人事といえよう。

「菅氏は小泉進次郎氏を支援していましたが、裏で石破氏にも保険を掛けていました。推薦人集めに苦労していた石破氏のために、“誰か出せないか”と周囲に声をかけただけではありません。総裁選の終盤、小泉氏の失速が明らかになると、近しい議員に内々で“決選投票では石破だ”との意向を伝えていたのです」(政治部デスク)

苦杯を嘗めた麻生氏
 党内基盤の弱い石破氏が党のトップとなるのに、菅氏の助力は必要不可欠だった。それゆえの論功行賞というわけだが、それは菅氏本人を要職で遇しただけにとどまらなかった。

 菅グループから坂井学元官房副長官(59)が国家公安委員長に、また牧原秀樹元経産副大臣(53)が法相に抜てきされたほか、

「菅氏の地元・神奈川県選出で、菅氏と近い三原じゅん子参議院議員(60)も、子ども担当相で初入閣を果たしています」(同)

 新政権が菅カラーに染まった一方で、苦杯を嘗(な)めたのが麻生氏だ。岸田派や茂木派までもが解消に動く中、麻生氏だけは派閥を存続させたが、今回そのかじ取りでしくじった。

「自派閥の河野太郎前デジタル相(61)の劣勢が確定的になると、麻生氏自身、高市早苗前経済安全保障担当相(63)支持に傾きました。首相時代に退陣を自らに突きつけてきた石破氏を麻生氏は蛇蝎(だかつ)のごとく嫌ってきた。一方、党内で覇を競う菅氏が後ろ盾の小泉氏のことも支持できない。高市氏が決選に残る道に望みをつなぐしかなかった」(同)

麻生氏の直電
 追い込まれた麻生氏は投開票日の前日、岸田文雄前首相(67)に電話をかけて高市氏支援を要請している。

「その際、麻生氏は“岸田、茂木、麻生の三頭政治をまたやろう”と口説いたといいますが、岸田氏が誘いに乗ることはなかった。岸田氏としてはタカ派色の濃い高市氏の政策を受け入れられなかっただけではない。政権末期に面従腹背の態度をあからさまにした茂木敏充前幹事長(69)と再び組むなど、到底受け入れがたかったのです」(同)

 麻生氏は投開票当日の昼ごろまで、自派閥で他候補の推薦人に名を連ねる議員にまで直電。「1回目の投票から高市で頼む」と依頼を続けたというが万事休す。

「派内では麻生氏の義弟である鈴木俊一新総務会長(71)を筆頭に複数人がそうした指示に従わず、決選でも石破氏に投票した。麻生派ながら鈴木氏が総務会長の要職に就いたのは、決選での行動の見返りの意味合いもあります」(同)

 敗戦の将、麻生氏は結果、最高顧問に棚上げに。

「副総裁と異なり、最高顧問は党則に規定のない完全な名誉職で、大勲位こと中曽根康弘元首相が1994年に退任して以来、30年ぶりに復活したポストです。麻生さんは“俺も大勲位と同じ立場か”なんて周囲に語っているのですが、負け惜しみにしか聞こえません」(自民党関係者)

 最高位の勲章を賜るのにふさわしい人物ならば、恩讐を越えて党内融和を図るべきところだが、その心境には至りそうにない。

 関連記事【「親離れができていない」「たくさん助けたけど一方通行」 石破首相の「決定的な欠陥」を恩人らが指摘】では、恩人らが明かした石破首相の政治家としての「決定的な欠陥」について詳しく報じている。

「週刊新潮」2024年10月10日号 掲載

新潮社

458OS5:2024/10/22(火) 17:26:02
スレ間違えてた
9602:OS5:2024/10/20(日) 20:51:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/119390067298d17e7a61fdd04cb4cf8553a96551
維新、万博アピールより「政治とカネ」追及 自民は対抗 公約に「大阪再興」明記
10/19(土) 18:07配信


産経新聞
大阪・関西万博を巡る各党の姿勢

来年4月の開幕まで半年を切った2025年大阪・関西万博を巡り、衆院選(27日投開票)における自民党と日本維新の会の公約の違いが際立っている。政権与党の自民は成長戦略の一環として万博を活用し「大阪の再興」に取り組むと明記。一方、本拠地・大阪への万博誘致を推進した維新は「政治とカネ」の問題追及を優先し、重点の基幹政策に万博を盛り込まなかった。

【リストでみる】夕刊フジが作成した「大阪全選挙区当落予測」

大阪府内の小選挙区議席の奪還を期す自民の公約からは、10年以上にわたり大阪の政治を主導してきた維新への対抗意識がうかがえる。

人工知能(AI)など「新技術の社会実装(実社会での活用)を先行体験する」機会として万博を活用すると記載。成長分野に対する規制緩和と投資などを通じ「所得増加と経済成長を実感できる〝経済都市・大阪〟の再興」を掲げた。自民府連幹部は「国家事業として自公で連携して進める」と強調する。

一方の維新。吉村洋文共同代表(大阪府知事)は衆院選公示の15日、大阪市内での演説で「新しい経済、新しい未来をつくっていく。そのきっかけが万博だ」と成功への決意をアピールした。

ただ、公約上の位置づけには変化がみられる。令和4年の参院選公約では万博成功に向けて「国と開催都市、官民が強力に連携して国内機運の醸成に努める」と明記したが、今回は公約の基幹政策として特記せず、439項目にわたる公約全文の中で参院選のときと同様の記載をしている。

吉村氏は万博を運営する日本国際博覧会協会の副会長も務めるが、自民の派閥パーティー収入不記載事件の影響で今回、政治改革が主要争点に浮上したことから「『政治とカネ』の問題をただすことが重要。何を前面に打ち出すかだ」と語る。

他党はどうか。自民と連立を組む公明は、これまで予算管理を徹底するよう国に提言。自民との大阪版共通政策では健康・医療や環境などの分野の最新技術を社会実装させ、国際競争力を高めるとする。公明府本部幹部は「万博成功のため、政権与党で全力を尽くす」と意気込む。

立憲民主党や国民民主党はこれまで万博開催に反対はしていないが、予算増額や安全管理を問題視。3月には大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)の会場建設現場でガス爆発が起きており、立民府連幹部は「維新が夢洲に誘致した責任は重い」と話す。

反対姿勢を明確に打ち出すのが共産党だ。夢洲で12年秋にカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が開業予定であることを踏まえ、公約では万博について「カジノのインフラ整備に公金を投入するために誘致された」と批判し、中止すべきだとしている。れいわ新選組や社民党、参政党も万博中止を主張している。(山本考志)

459OS5:2024/10/22(火) 17:26:14
9603:OS5:2024/10/22(火) 14:51:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/63ba4512ba81b0a536db7b0892fabc6bd5de4299
総選挙惨敗予測で「石破おろし」加速も次期首相最有力は「高市早苗氏」ではない 急浮上した“意外な人物” 古賀茂明
10/22(火) 6:32配信



 衆議院選挙が後半戦に入った。10月27日に投開票されるが、依然として自民への逆風は強く、自民党議席がかなり減り、立憲民主党の議席が大幅に増えるというのがほぼ一致した見方だ。選挙の最大の焦点は、自民と公明党による与党勢力が過半数割れとなり、政権維持が難しくなる事態が生じるか否かになってきた。

【写真】「次の首相」の最有力候補はこちら

 もちろん、過半数割れになっても、非公認候補と無所属候補を取り込み、さらには日本維新の会や大きな躍進が予想される国民民主党などの野党勢力を連立や閣外協力に引っ張りこんだりすることで、自民党中心の政権が継続する可能性は高いが、その場合でも、与党側の結束を維持するのはかなり難しくなるだろう。

 自民内部では、9月の総裁選で党員・党友票で石破茂首相を上回った高市早苗前経済安全保障相が、公然と反石破の姿勢を見せ、唯一温存された派閥・麻生派を率いる麻生太郎党最高顧問が次の総裁選が近いから準備をしておけとアドバイスしたと報じられるなど、石破氏の党内基盤は足元から脅かされている。

 さらに、党役員や閣僚人事などで旧安倍派を徹底的に冷遇したこと、裏金議員の非公認や比例重複立候補禁止の方針を打ち出したことなど自民党内では旧安倍派のみならず、こうした石破氏の政治手法に対する不満が鬱積している。選挙に勝っても石破氏には協力しないという議員の声も報じられるほどだ。

 これらの反石破勢力は、石破おろしを決行して、高市氏あるいは他の議員を新総裁、首相にしたいと機を窺っている。

 選挙後の臨時国会や来年の通常国会で野党から不信任案の提出があれば、仮に自公過半数による政権を維持できていたとしても、反石破勢力の造反でこれが可決されるおそれもないとは言えない。そこまでいかなくても、造反をちらつかせながら、石破首相の政策の推進を邪魔する勢力も出てくるだろう。

 米国の共和党が、ごく少数の極右議員のゴリ押しを受け入れないと、多数を占める下院でも議会運営を思うように進められないのによく似た状況になっている。

 先週の本コラムでは、石破茂首相の下で行った衆議院の総選挙で自民大敗となれば、来年の参議院選挙までに総裁選前倒しで高市早苗新総裁・首相誕生の可能性があるという話を書いた。

 先の総裁選の結果、高市極右政権誕生が阻止されてほっと一息ついたと思っている人から見れば、絶対避けたいシナリオだろう。

 では、高市首相ではなく、他の自民党議員が率いる政権が誕生するとしたら、誰が首相になるのだろうか。

 仮に、来年の参議院選までに総裁を代えるという場合は、任期満了ではなく、臨時の総裁選となるので、党員・党友の投票を行うフルスペックの総裁選ではなく、党所属の国会議員だけが投票する選挙になる可能性が高い。

■林芳正氏の「異例」のコメント

 その場合でも、選挙が近ければ、党員や一般有権者に人気のある「選挙の顔」を選ぶ選挙になりがちだ。来年の夏には参議院選挙が行われるので、その前の総裁選は選挙の顔選びになるという見方もある。しかし、参議院選では、参議院議員の約半数が改選されるだけで、残りの半数はその3年後まで安泰である。また、衆議院議員は今回の選挙後4年の任期が残っているので、しばらくの間は選挙のことをあまり気にしなくて済む。つまり、自民党議員の大半は、選挙最優先という判断はしない可能性が高いのだ。

 その代わりに、自分にとって得になる候補を選ぶことになる。求めるものは、利権かもしれないし、ポストかもしれない。候補者が直接そうした利益を供与してくれなくても、麻生派はもちろん、解消はしたが事実上存続していると言って良い旧派閥のボスの言うことを聞くことで、そうした利益を得られるという場合もある。

 その結果、大きく言えば、自民党議員の利権を維持拡大してくれそうな候補で、党内の多数の議員に嫌われていない議員が有力になると言って良いだろう。

460OS5:2024/10/22(火) 17:26:34
9604:OS5:2024/10/22(火) 14:51:58
 具体的には誰が有力なのか。

 総裁選の第1回投票で石破氏、高市氏に次ぐ3位につけた小泉進次郎元環境相は、今回の総裁選で能力がないという評価が定着したばかりなので、すぐに総裁選に出られる状況にはない。以前は人気の高かった河野太郎前デジタル相も完全に脱落した。

 ここで次期総裁に最も近い候補として浮上するのが、先の総裁選で小泉氏に次ぐ4位につけた林芳正官房長官である。

 林氏は、石破氏のように尖った主張をすることはなく、高市氏のように右に偏った言動もしない。何を聞かれても、揚げ足を取られないように、しかも、反感を持たれないような穏当な言い回しでその場を収める能力はピカイチだ。大臣経験も豊富で、行政手腕にも定評があり、論客としても知られる。党内に敵も少ない。

 林氏は、官房長官の職にとどまり、石破氏を支える姿勢だが、石破おろしになったとき、石破氏を最後まで守って次の総裁ポストを狙わないのかと言えば、もちろん、そんなことはない。立場上、自ら石破おろしに動くわけにはいかないが、石破氏が辞任を表明すれば、迷わず立候補するだろう。

 それを示すある驚きのニュースが報じられた。

 10月11日の時事ドットコムplusの記事だが、その見出しは、

「林官房長官、拉致解決『有効な手だてを』 自民総裁選に意欲―新閣僚インタビュー」

 というものだった。

 その記事の中で、林氏は、「総裁を引き続き目指すか」と聞かれて、

「(9月の総裁選で9人中)4位という素晴らしい成績を頂いたことは大変うれしく思っている。一方で喜んでいてはいけない。戦う以上は勝たなければならない。引き続き精進を重ねたい」と述べている。

 これは極めて異例なことだ。

■立憲・野田代表は政権交代を目指していない?

 なぜなら、石破総裁の任期はまだ3年近くある。3年後の総裁選のことを聞かれたら、「まだ先のことで何も考えていない」と答えるのが普通だ。

 しかも、林氏は、石破政権の官房長官だから、石破氏を最後まで支える役回りにある。

 首相を支えるという趣旨のコメントはしているものの、次の総裁選に意欲を示したと取られる発言をするのは極めて不適切だ。時事通信もこれに驚いたからこそ、「自民総裁選に意欲」という見出しまでつけて報じたのだろう。

 普段は、非常に慎重で落ち着いた言動をとることで知られる林氏が、このような発言をしてしまったのは、おそらく、「次の総裁選は近い」という考えに取り憑かれていたからではないか。

 それほど、自民党内の反石破の雰囲気が強まっているのだ。

 林氏以外にも候補はいる。加藤勝信財務相はその一人だ。今回の総裁選で人望のなさが露呈した茂木敏充前幹事長の可能性は低そうだが、一方で、総裁選に立候補できなかった斎藤健前経産相なども浮上する可能性はある。

 だが、彼らのうちの一人が首相になったら日本の政治は大きく変わるかと問われれば、答えはNOだろう。石破氏とどちらが良いかと問われれば、石破氏と答える人がかなりいるのではないか。

461OS5:2024/10/22(火) 17:26:44
9605:OS5:2024/10/22(火) 14:52:17
 こう考えると、今回の選挙で、政権交代が実現できないと、仮に石破政権が倒れても、大きな政治の変化は期待できないことがわかる。

 では、政権交代を目指す野党の状況はどうか。ここで一番重要なのは、もちろん野党第1党の立憲民主党だ。9月の同党代表選で、「政権交代前夜」をキャッチフレーズに新代表になった野田佳彦元首相は、野党協力を行って自公の議席を減らして自公過半数割れに追い込むと繰り返し訴えた。

 しかし、その言葉に行動が伴っていない。

 彼は、代表選の時から、共産党とは連立しないと明言した。多くの選挙区で共産候補が立たないことでなんとか当選できる候補を多数抱える立憲は、共産に協力を要請する立場なのに、いきなり上から目線で切って捨てるような発言をしたのだ。私は、この時点で、実は政権交代など目指していないのではないかと疑ったくらいだ。

 さらに政策面でも、野田氏は立憲の公約を事実上大幅に後退させた。

 集団的自衛権の行使を容認する安保法制に関する違憲部分は廃止するというのが立憲の公約なのに、野田氏は、違憲でも直ちには廃止できないとわざわざ明言した。しかも、それは、国会での法改正が必要という理由ではなく、相手があるからということだった。

 つまり、アメリカが怒ると大変だから違憲でもすぐには変更しないという意味になる。憲法よりもアメリカへの忖度が優先するということだから、「立憲」に真っ向から反する立場の表明だ。こんな発言をされれば、共産党も立場がない。選挙協力はしたくてもできなくなり、立憲候補がいる選挙区に多数の候補者を立ててしまった。

■石破氏に対する強烈な「恨み」

 野田氏は、今回の選挙は10年に一度来るかどうかというような政権交代のチャンスだと強調していたが、その割には、選挙協力のための努力は全くしていない。ある政治記者は、「野田氏は選挙協力のために努力すると口では言いながら、驚くほど何もしなかった、完全な詐欺師だ。一体何のために代表になったのか。もし自公過半数割れにならなければ、全て野田氏の責任。仮に立憲の議席が大幅に増えても辞任すべきだ」と語っていた。

 確かに、自公過半数割の可能性さえ見える中で、仮に野党協力不在によって、ギリギリ自民中心の政権が維持されるとなれば、野田氏の責任は極めて大きいと言わざるを得ない。

 このままいくと、立憲は選挙で共産の協力を得られないだけでなく、選挙後も、維新や国民などが是々非々で自民補完勢力として動く中で、大きな図体を持て余す無用の野党第1党になる可能性すらある。

 ここで終わっては身も蓋もないので、政権交代が起きなくても何か望みはないかと考えると、微かな希望がないわけではない。

 それは、裏金事件という自民党が犯した大きな失策で与えられた政権交代のチャンスを野党が活かせなくても、もう一度、自民党が野党に大きなチャンスを与えてくれる可能性があるという話だ。

 中でも一番ドラスティックなのは、来年の参議院選までの間に、反石破の空気がさらに盛り上がり、高市グループ、旧安倍派などが、野党の不信任案に賛成または棄権などをすることで、不信任を可決させ、石破内閣に解散か総辞職を突きつけるという展開だ。もちろん、このような反党行為には、除名などの厳しい処分をせざるを得ない。その先には、自民党の分裂、維新や国民と一部の自民党議員の合流などの政界再編が起きるシナリオがほのかに見える。

 政権与党であることの重要性を自民党議員は骨身に染みて感じている。そう簡単に党の分裂など起こすはずはないというのが常識的な見方だろう。

 しかし、今回は、そうした理性的判断が、石破氏に対する強烈な「恨み」という感情的な要因で捻じ曲げられる可能性があるように思える。政治は理屈では動かないのだ。

 そのような展開になれば、与野党を超えた政界再編が起きて、日本政治大転換の始まりになるのではないか。

 これもまた、野党の力によるのではなく、自民党の大失策に期待するというおかしな話だが、こうした荒唐無稽とも言える「夢」にすがるくらいしか日本の政治には希望が持てないということなのかもしれない。

古賀茂明


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板