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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8288チバQ:2022/08/30(火) 15:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6dcb7f8215fceb29aead9ceb76cce5d68716ba
遠藤利明総務会長は仲介上手…大事な仕事は「自民2人のドン」をなだめる調整役
8/28(日) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
仲介上手(遠藤利明総務会長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#12

 遠藤利明総務会長
 (山形・衆院9回・72歳)

五輪汚職を全把握する男・高橋元理事の“暴露”に戦々恐々な関係者たち…「森元首相も警戒している」

 ◇  ◇  ◇

 自民党の選対委員長として、昨年10月の衆院選と今年7月の参院選で自民党を連勝に導いた。その実績が評価され、総務会長に昇格した格好だが、「円滑な党運営を行うためには岸田首相の数少ない相談相手でもある遠藤さんの力が必要だった」(全国紙記者)という。

 就任会見で「党内の融和役を担い、岸田政権をしっかり支えていく」と決意を示した。党内は決して、穏やかではない。 安倍元首相の急逝以降、安倍派(清和会)は混乱状態。後継候補は誰もが決め手に欠け、森喜朗元首相(85)の存在感が増している。岸田首相は森元首相を通じて安倍派をコントロールする道を選んだ。森元首相に近い遠藤氏が“つなぎ役”を担う。

 もう一つ、岸田首相が頭を抱えているのが茂木派(平成研)のドン・青木幹雄元参院会長(88)の存在だ。今なお、参院に影響力を持ち、岸田首相は昨年の総裁選でも青木元参院会長に協力を求めている。党運営には青木元参院会長とうまく付き合う必要があるが、茂木幹事長の起用以来、「茂木嫌い」の青木元参院会長を怒らせてしまっているのだ。この件では、青木元参院会長は森元首相にもソッポを向いているが、間に入れるのが遠藤氏だ。実際、森元首相は遠藤氏に、青木参院会長との関係修復の「仲介」を何度もお願いしている。岸田首相は遠藤氏を介して、茂木派のゴタゴタを収束させたい狙いがある。

■加藤、谷垣側近

 中央大法学部卒。大学時代はラグビークラブに所属し、森元首相とはラグビーを通じて親交を深めた。地元選出の衆院議員に秘書として仕えた後、自民所属で山形県議を2期務めた。1993年の衆院選で日本新党推薦の無所属で初当選。自民に復党後は加藤紘一元幹事長や谷垣禎一元総裁の側近となる。文教族。谷垣グループに属し、公明党ともパイプがある。

■ワイン好き

 議員会館の事務所にワインセラーを置いている。

「20本くらい入る小さなセラーです。ワインに限らず、お酒は全般的に好きですね。酔うと少し陽気になります」(事務所スタッフ)

 2014年、東京五輪大会組織委の理事就任。15年には五輪担当相として初入閣し、退任後も大会組織委員会の副会長を務めるなど、五輪に深く関わってきた。汚職事件ばかりでなく、巨額な開催費用など五輪問題は山積している。ほおかむりは許されない。

8289チバQ:2022/08/30(火) 15:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c05d373253f5e0eee29dc69fe3be42e50fa1401
永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”
8/27(土) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
中学から学習院のお嬢さま(永岡桂子文科相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#11

 永岡桂子文科相
 (茨城・衆院6回・68歳)

またも安倍派の元大臣に疑惑! 所轄だった文化庁で旧統一教会の「聴取とりやめ」融通か

 ◇  ◇  ◇

 政権が統一教会問題で大揺れの中、宗教法人を所轄する文科省のトップに就任。麻生派の“待機組”から順送りで初入閣し、教団の生殺与奪権を握る重要な立場としては軽量感が否めない。

 現時点で教団との関係は「ない」と答えているが、厳正に対処する意欲も「ない」。就任会見では教団の名称変更を巡る政治介入疑惑について「適切に対応してきたと聞いている」と、早々に「問題なし」の立場を表明。解散命令の是非を問われても、「宗教の自由を守る宗教法人法には手を付けない」と語り、一切切り込もうとしない。教団との関係を断ち切る覚悟のない現政権を象徴する新閣僚だ。

■“無勝”から汚名返上

 衆院議員だった夫の洋治氏が2005年、当初は反対を約束した郵政民営化法案に賛成票を投じた後に自殺。急逝から1週間後に当時の小泉首相が衆院を解散、夫の四十九日を待たずに出馬表明した。弔い選挙の初立候補時から選挙区で立ちふさがってきたのが、中村喜四郎元建設相だ。“無敗の男”に5連敗し、比例復活に甘んじてきたが、昨秋の衆院選で初勝利。“無勝”の汚名を返上した。

 主婦として2人の娘を育てた経験から、教育や食の安全への関心が高い。

「ひとり親家庭への支援には熱心です。党内の女性議員らと議員立法に携わり、ひとり親の税負担を軽減する『寡婦控除』に未婚者を加える税制改正を実現させました」(自民党関係者)

 選択的夫婦別姓制度には「若い世代のために必要。子供の名前をどうするかなどの議論をしっかりすべき」との立場だが、岸田首相が呼びかけ人の推進議連には不参加。女性宮家創設に反対し、男系継承に固執する保守派の顔も併せ持つ。

■父親は資産家のお嬢さま

 東京・代々木生まれ。父親は飼料会社の経営者で、新宿にビルを所有する資産家。本人も中学から大学までを学習院で過ごし、卒業後は就職せず、2年ほど家事手伝い。78年に農水省のキャリア官僚だった洋治氏と見合い結婚した。

 地元・古河市の評判は「可もなく不可もなく」。むしろ「圏央道のインターを引っ張ってきた中村さんと違って、地元に何も実績を残していない」(市政関係者)と「不可」の声も目立つ。

「ただ、面倒見のいい親分肌の“肝っ玉母さん”のように振る舞うので、自民党の女性支援者には人気がある」(茨城県政関係者)

 タイに住む孫たちとオンラインで顔を合わせるのが、今の楽しみだ。

8290チバQ:2022/08/30(火) 15:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/777254aea51e53d2d4b425f7bcba77ac92157c60
小倉将信少子化担当相「刷新感」演出のための大抜擢 こども家庭庁“看板”発言で早速ケチをつける
8/26(金) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
地元よりも、青年局長として全国飛び回るのが好き(「妊婦体験」をする小倉将信青年局長=2021年)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#10

 小倉将信少子化担当相
 (東京・衆院4回・41歳)

【写真】難問山積の中でゴルフに興じコロナ感染…岸田首相の軽率さには呆れる

 ◇  ◇  ◇

 当選4回、41歳という若さで初入閣したが、期待されての「大抜擢」というわけではないようだ。

「小倉さんが所属する二階派が派閥として推したのは、“待機組”の谷公一さん(国家公安委員長で初入閣)と当選7回の小泉龍司さんだったそうです。ところが、岸田首相は安倍派や麻生派など主流派閥の“待機組”の起用を優先。すると『長老』ばかりになってしまった。誰か若手を起用しなければ刷新感を打ち出せないため、岸田首相は、二階派の小泉さんの入閣を“却下”し、小倉さんに目を付けたようです」(永田町関係者)

■経歴ピカピカ

 1981年、東京・多摩市生まれ。2004年に東大法学部卒業後、日銀に入行。09年にオックスフォード大学大学院を修了し、金融経済学修士号を取得。自民党が政権復帰した12年の衆院選で初当選して以降、連続4回当選。「二階派前会長の伊吹文明元衆院議長のお眼鏡にかない、政界進出を決めた」(政界事情通)という。21年秋に「総理への登竜門」とされる党青年局長に就いた。

■2度の離婚トラブル

 13年11月、テレ朝の島本真衣アナウンサーと結婚。翌年4月の披露宴には政界、芸能界から約500人が参加したド派手婚だったが、わずか1年で離婚に至った。週刊新潮によると、夫婦の新居マンションの同じフロアに小倉氏の母親の部屋があったことや、夫婦の旅行にまで母親が同行するような状態で、島本アナが精神的に参ってしまったことが原因だったという。21年には一般女性と再婚したが、既に結婚生活は破綻。今度は週刊文春に「超速離婚トラブル2回目」と報じられた。

 永田町では「何でもそつなくこなす」と評されているが、選挙区・町田市での評判はイマイチだ。

「青年局長として全国を飛び回る方が好きなようで、あまり地元で活動している様子がない。その割に、選挙になると町会の人たちを半ば無理やり応援に駆り出すそう。ウンザリしている人もいます」(地元関係者)

 少子化担当相としての手腕にもケチがつき始めている。小倉氏は15日の会見で来春発足の「こども家庭庁」に言及。「一つ具体的な話を紹介させていただく」と前置きした上で「こども家庭庁の看板を、大人が書くのではなくて子供に書いてもらったらどうか」とニコニコ顔で発言。ウケを狙ったのだろうが、SNSで〈下らないパフォーマンス〉〈真面目に考えてくれよ〉〈子供が看板を書くと、少子化にどう良く働くの?〉と批判が噴出した。

 少子化問題は喫緊の課題だが、具体案が「看板」とは……。“看板倒れ”に終わらなければいいが。

8291チバQ:2022/08/31(水) 17:39:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7ec625a372ce62a57bcc134f54a941c7202a61
統一教会とズブズブで安倍派は“悪の権化”呼ばわり 派閥議員からついに出始めた意外な声とは
8/30(火) 11:01配信

デイリー新潮
萩生田光一政調会長

 デイリー新潮は8月24日、「『安倍派』はどうなる? 『パンツ泥棒』騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ」の記事を配信した。


 ***

 安倍晋三元首相(享年67)が率い、自民党最大派閥として君臨する「清和政策研究会(清和会=安倍派)」の次期事務総長に、国会対策委員長の高木毅氏(66)が就任することが分かったという記事だった。

 翌25日に開かれた派閥総会で正式に決まり、新聞各紙を中心に「安倍派の人事」が報じられた。

 例えば、時事通信は同日、「安倍派副会長に岸信夫前防衛相 事務総長は高木毅氏」という記事を配信している。担当記者が言う。

「一般的に派閥の事務総長といえば、実質、派閥のナンバー2という位置づけです。つまり、『将来の自民党総裁候補』というわけなのですが、これに高木さんが選ばれたことで、安倍派内からも疑問の声が上がったのです」

 高木氏を事務総長に推挙したのは、森喜朗元首相(85)だったという。安倍派の会長代理を務める塩谷立氏(72)に意向を伝えたことで、新事務総長が誕生した。

 だが、この高木氏には致命的なスキャンダルがある。

 デイリー新潮は2015年10月、「【独占スクープ】1億総活躍『安倍内閣』だから『下着ドロボー』が『大臣』に出世した!」の記事を配信した。週刊新潮のスクープ記事を元に構成したものだ。

謎の新設ポスト
 8月24日の記事でも、他派閥の自民党議員が驚きの声を漏らしている。

《「清和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」》

 2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、週刊新潮は、高木氏が30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたから――という衝撃的な内容だった。

「パンツ泥棒の件はさておいても、高木さんの事務総長就任には疑問が残ります。なぜなら、高木さんは自民党の国対委員長です。国会運営のため野党と折衝する重要な役職。激務であることは言うまでもありません。派閥ナンバー2の事務総長との兼務など、不可能と言っても過言ではないのです」(同・記者)

 パンツ泥棒の過去に、国対委員長との兼務──内部からも疑問の声が出たのか、安倍派は「事務総長代理」のポストを新設した。

「この新設ポストに就いたのは、前総務会長の福田達夫氏(55)、元文部科学相の柴山昌彦氏(56)、参院国対委員長の野上浩太郎氏(55)の3人です。文字通り、高木事務総長をサポートしなさいということなのでしょう」(同・記者)

8292チバQ:2022/08/31(水) 17:40:03
統一教会との“癒着”
 とはいえ、事務総長代理というポストが設けられること自体、前代未聞だという。なぜ、そんなポストを新設しなければならなかったのか。

「森さんの指示に反対できなかった塩谷さんの弱さが露呈していると言えます。要するに塩谷さんは、“信念の政治家”ではないということでしょう。おまけに、その尻拭いのため、派閥が混乱している様子も伝わってきます」(同・記者)

 異例の人事はまだある。自民党政調会長の萩生田光一氏(58)だ。

「萩生田さんは安倍派の副会長就任が有力視されていましたが、蓋を開けてみると常任幹事という地味なポジションでした。統一教会(註)との関係を巡る報道が影響を与えたのは間違いありません。何しろ連日のようにワイドショーで取り上げられています。今、萩生田さんを重用するイメージを持たれるのは得策ではない、という判断でしょう」(同・記者)

 俗に「前門の虎、後門の狼」という。「前門の虎」が高木氏の過去や塩谷氏の弱腰ならば、「後門の狼」は統一教会の問題だ。特に安倍派は直撃を受けている。

 読売新聞オンラインが8月5日、「旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中」という記事を配信したほどだ。

“悪の権化”
「萩生田さんを巡る報道が過熱しているのはご存知の通りですが、参議院議員の井上義行氏(59)は統一教会の賛同会員で、同じく参議院の北村経夫氏(67)や元防衛相の岸信夫氏(63)は選挙で協力を受けていたことを認めました。いわゆる“ズブズブの関係”です」(同・記者)

 統一教会と関係がある安倍派の議員は、まだまだ他にもいる。文科相の末松信介氏(66)はパーティー券を購入してもらい、元文科相の下村博文氏(68)は寄付を受けている。また下村氏は、統一教会が名称変更したときの担当大臣としても注目を集めた。

「安倍派と言えば、ついこの間までは自民党の最大派閥として存在感を発揮していました。ところが今や、党内では“悪の権化”という扱いです。実は安倍派は“二重構造”になっていて、岸信介(1896〜1987)、安倍晋太郎(1924〜1991)、両氏の流れと、福田赳夫氏(1905〜1995)の流れがあるのです」(同・記者)

 つまり安倍派の中には、「岸・安倍系」の議員と「福田系」の議員がいるということだ。

 岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ。

「岸・安倍系」の議員にとっては、“悪の権化”扱いも仕方ないかもしれない。だが、統一教会との関係が比較的薄い「福田系」の議員には、納得がいかない者もいるようだ。

「看板を降ろしたい」
「安倍派は9月29日に行われる安倍さんの国葬までは、一致団結することを確認しています。しかし、その後は相当な激震が起きても不思議ではないでしょう。何しろ、いわゆる福田系の議員からは『もう安倍派の看板を降ろしたい』、『安倍派の名前を捨てられるのなら、塩谷派でも何でも構わない』という声が出始めています」(同・記者)

註:現在の名称は「世界平和統一家庭連合」だが、本稿では「統一教会」とした。

デイリー新潮編集部

新潮社

8293チバQ:2022/09/03(土) 03:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_XIJYAN3VQZM3LDMGMPTQLPVW7U.html
逃げるな!岸田政権 家系が物語る驚くほど似た2人、岸田首相と林外相 父はいずれも通産官僚出身 「政界のプリンス」で評判よく、どぶ板選挙の経験なし
2022/09/02 06:30夕刊フジ

保守派の人々から、岸田文雄首相や林芳正外相は「官僚の言いなり」とか、「中国や韓国に弱腰」などと批判されている。私は必ずしもそう思わないのだが、批判も分からないでもない。

この2人は、驚くほど似たタイプの政治家だ。今春出版した拙著『家系図でわかる 日本の上流階級 この国を動かす「名家」「名門」のすべて』(清談社)で、両家のことを書いたので、出自や経歴から彼らの思考回路を分析してみよう。

岸田家と林家はともに、地元名門経済人で政治家も兼ねてきた。岸田家は東広島市の富農だったが、曾祖父が台湾で成功し、祖父の正記氏は京都帝国大学を出て衆院議員も務めた。林家は江戸時代から下関の豪商で、高祖父が代議士(のち貴族院議員)、祖父の佳介氏が東京帝国大学を出て衆院議員だった。

閨閥も第一級

そして、父である岸田文武氏と林義郎氏はいずれも通産官僚(現・経産官僚)から政治家になった。紳士として人望が厚かった。文武氏は中小企業庁長官まで勤めてから出馬し、早死にしたので大臣にはなっていないが、義郎氏は課長クラスで政界に転じたので当選回数を重ね、蔵相も経験している。

閨閥(けいばつ)も第一級で、岸田首相の妹は宮澤喜一元首相の弟、弘元法相の夫人だし、林外相の母親は宇部興産オーナー、俵田家の出身で、弟が木戸侯爵家(=木戸孝允の家)を嗣いでいる。

岸田首相は小学生時代に米国にいて早稲田大学政経学部卒。林外相は東京大学法学部から米国留学。それぞれ、銀行や民間企業で修業したのち父親の秘書となった。選挙地盤は安定しているので、厳しいどぶ板選挙の経験はない。

しかも、2人とも頭がいいので「政界のプリンス」として扱われ、聞き上手で自分の意見をあまり言わず、党内や各省庁とりまとめに重宝されてきた。だから、官僚の間での評判もすこぶるいい。

安倍氏と違い

ただ、問題は、安倍晋三元首相などと違って、政治家として何をやりたいのか、いま一つ分からない。人々を惹きつけるような政策を掲げることもなく、難局突破のために先頭に立って戦うわけでもない。日本が安定した環境にあるならそれでいいのだが、そこがまったく物足りない。

岸田派で経産省出身の小鑓隆史(こやり・たかし)参院議員は「2人とも機が熟したとみたら、果敢に決断し攻めていく人ですよ」という。原発政策の転換などヒットだと思うので、国政選挙のない「黄金の3年間」に、安倍氏の悲願である憲法改正を前進させるなど、大変革を実現してくれると期待したい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書・共著に『家系図でわかる 日本の上流階級』(清談社)、『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス)、『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか 地球儀を俯瞰した世界最高の政治家』(同)など多数。

8294チバQ:2022/09/03(土) 04:23:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d4dfeb7070f10b2f29f7b894ad9298312c5721
「叱責される、大変すぎる」出張同行嫌がる声も…西村康稔大臣の出張対応マニュアルに「お土産持ち人員・サラダ購入部隊を用意」
9/2(金) 20:21配信


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8月の内閣改造で経済産業大臣に就任した西村康稔氏(59)。経産省の職員が西村大臣の「出張時の注意点」と題した対応マニュアルを作っていたことがわかった。

【画像】出張帰りの弁当購入は、スタッフも二手にわかれて(出張時の様子など写真16枚)

視察先の名産品を購入 「お土産ロジ」の内容は
【取扱注意】と書かれたA4サイズ1枚のこの文書。出張時の場面を分類し、「車中」「お土産購入時」「帰宅時」それぞれの注意点が詳しく書かれていた。

そのひとつが「お土産購入ロジ」と題された項目。

2021年まで経済再生担当大臣を務めていた西村大臣。その時は視察で訪れた各地の名産品をお土産として購入し、SNSによく投稿していた。

マニュアルにある出張時のお土産購入の注意点を見ると「大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想」

「また、お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は一人ではなく複数人で対応できる体制が必要。(大臣はご自身で払おうとするが、会計には時間がかかるため事務方が瞬時に支払い(立替)にいくことが必要)」などと書かれている。

また「生ものを購入することもあるため、保冷剤の購入や移動車の冷房は必須」などと記されている。

試食し自ら支払い ”ジム通い”で食事にもこだわり
8月に福島県浪江町でお土産を選ぶ西村大臣の写真からも、背後からじっと見つめる職員が細心の注意を払っていることがうかがえる。

2年前、大分県豊後高田市を訪れた際の映像では、和菓子店に立ち寄り試食をすると…。

西村経済再生相(当時):
おいしいね、これ。ちょっと買って帰りましょうかね

店員:
ありがとうございます。お土産にちょっと?

西村経済再生相(当時):
買って帰りますよ

お土産用にと即決でお買い上げ。

西村経済再生相(当時):
お支払いしますよ。現金がいいですか?払います、払います、払います

確かに大臣が自ら財布を出し、支払いをしていた。

こだわりは、食事にも…。対応マニュアルの「帰宅時・駅構内での対応」では、こんな注意点が書かれていた。

「大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」

関係者によると、西村大臣は「体形維持のためにジム通いをしていて、サラダが好物。炭水化物は控えている」という。

さらに「出張での車の中での対応」として「西村大臣の五月雨(さみだれ)式の質問に答えられるよう体制の構築が必要」などとも記されている。

8295チバQ:2022/09/03(土) 04:24:03
2年で秘書官5人交代 西村大臣「過度に気を使う必要はない」
なぜ、このような対応マニュアルが作成されたのだろうか。

西村大臣が新型コロナ対策相を務めていた頃を知る内閣府の関係者からは、次のような声が出ている。

内閣府の関係者:
何度か出張に同行したが車内で叱責されて、なんとか理由をつくって同乗するのを避けていた

内閣府の関係者:
みんな出張の同行を嫌がっていた。秘書官が大変すぎるということで、特別に「大臣室長」というポストを2年前に初めて作った

西村氏の新型コロナ対策相時代は、2年間で秘書官が5人交代したという。

その一方で各地でお土産を買い、地方でお金を落とすことを評価する意見や、政府関係者からの「このくらいのマニュアルは普通です」との声も出ている。

経産省によると、この文書を作ったのは8月の福島出張に対応した職員だという。

FNNの取材に対し、経産省は「今後の出張の準備の参考になるよう、あくまで参考用の内部文書として自発的に作成したもの」と回答。「西村経産相からの指示は事務方として過度な負担とは認識していない」としている。

その上で、この文書について西村経産相から「過度に気を使う必要はなく、ましてやこのような文書を作成する必要もない」といった指示があったとしている。

(イット!9月2日放送より)

イット!

8296チバQ:2022/09/05(月) 07:14:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa76e41e2fd0afb97ece3d74686873d1afd67c6
入閣を果たした二人の「西村」のライバル関係 同期だが対照的な歩みとは
9/5(月) 5:56配信


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デイリー新潮
似て非なる二人

 このほど入閣した、二人の「西村」が微妙な緊張関係にあるという。西村康稔経済産業相(59)と、西村明宏環境相(62)のことだ。

 政治部デスクが言う。

「二人は初当選が2003年の同期で、同じ安倍派の所属。“ダブル西村”と呼ばれていますが、政治家としての歩みは対照的です」

 その端的な例が安倍晋三氏の死後の対応だ。銃撃事件が起きた7月8日、派閥の事務総長だった康稔氏は、すぐに大学病院に駆け付けた。その後は富ヶ谷の私邸で昭恵夫人らと弔問客に応対し、増上寺での通夜・葬儀では裏方を取り仕切った。

 閣僚経験者が振り返る。

「あの時、明宏さんは“またアイツが目立とうとしている”と、不快感をあらわにしていてね。今度も康稔さんが経産相で入閣すると聞くと、“事務総長なんだから後輩に回せばいいのに”と揶揄していたよ」

対照的な経歴
 3度目の入閣となった康稔氏に対し、明宏氏は今回が初入閣。二人のコントラストは経歴の面でも鮮明だ。

 康稔氏は兵庫県の出身で、東大ではボクシング部に所属。通産省から政界に転身し、当選回数は7回。義父の吹田あきら元自治相は安倍氏の祖父・岸信介元総理に師事し、地元で“国家老”と呼ばれるほどの人物だった。

 先の政治部デスクの解説。

「康稔さんが無所属の新人として立候補した00年の総選挙では、対抗馬に自民党の公認候補がいたのに、無役だった安倍氏がとある集会に駆け付けた。結果は落選でしたが、康稔さんには“この時から安倍氏と行動をともにしてきた”との自負があるようです」

 一方の明宏氏は福岡県出身。早大大学院を経て、三塚博元蔵相の秘書に。3度目の選挙で落選しており、当選回数は康稔氏より少ない6回に甘んじている。

「三塚氏は安倍氏の父・晋太郎元外相を支えた“四天王”の一人。当時、安倍氏は父親の秘書を務めており、その関係で明宏氏と親しくなったそうです。晋太郎氏の死後、三塚氏は安倍派の後継を巡って加藤六月元農林水産相と対立。その際、吹田氏は三塚氏ではなく加藤氏を支援しています」

発信力にも大きな差が
 それぞれ安倍氏と親交を深めながら、“義理のオヤジ”と“事務所のオヤジ”が対立していた二人。人間関係の築き方も対照的だ。

 安倍派の中堅議員が言う。

「自意識が強く、複数の会合をはしごすることが多い康稔さんは、議員仲間との会合でも構わず中座します。たまたま居合わせた安倍元総理が“もっといればいいのにねぇ”と寂しそうにしていたことも。一方の明宏さんは、支援者と広く浅く付き合う康稔さんとは対照的に“まずは飲みに行こう”と、これはと思う相手と深く付き合うのが特徴です」

 発信力にも大きな差が。

「康稔さんは新型コロナ対策担当相だった際に情報発信に努める一方、あまりの会見の多さにスタンドプレーとの批判を受けた。他方、明宏さんは会見が苦手で、官房副長官だった19年には反社会的勢力を“反社の皆さま”と呼んで物笑いのタネになりました」

 経産省と環境省の微妙な距離は「開発業者と市民団体の関係」にも例えられる。

「大臣就任直後、明宏氏は“環境を守ることは経済を回す足かせにはならない”と発言。康稔氏を意識した先制ジャブとみられています」(先の政治部デスク)

「週刊新潮」2022年9月1日号 掲載

新潮社

8297チバQ:2022/09/05(月) 07:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f64ae2b50cef6479931cd38f6f4e6ecec12651
河野デジタル相「勧告権」活用方針 他省庁に意見する強力な権利
9/4(日) 20:21配信
毎日新聞
河野太郎デジタル相

 河野太郎デジタル相は4日、行政のデジタル化についてデジタル庁が他省庁に意見を提出できる権利である「勧告権」を積極的に活用していく考えを示した。フジテレビの報道番組での発言。

 河野氏は「法律の権限としてあるのであれば積極的に使うのは当然だと思っている」と述べた。

 勧告権はデジタル整備に関するデジタル庁の指示に所管省庁が抵抗しても、発動されれば事実上従わざる得ないほどの強力な権利。ただ、昨年9月のデジタル庁発足以来一度も発動されていない。

 一方、河野氏はマイナンバーカードの普及で「マイナポイント」を付与する事業について、同番組で「若干、邪道なところがある」と述べた。「王道はマイナカードを持つことで生活が便利になることだ」とも発言した。

 マイナポイントは、マイナンバーカードの取得や預金口座の登録申し込みなどで最大2万円分のポイントがもらえる国の事業の「第2弾」が6月にスタートしている。【山口敦雄】

8298チバQ:2022/09/05(月) 07:26:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d2d167c8018b3340d13633e8b17282157b97c1
山際大臣“旧統一教会問題”こじらせで更迭論強まるも…岸田首相は切るも地獄、続けるも地獄
9/4(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党アンケート結果公表ズレ込み
信頼失墜の元凶・山際経産相(右)に公明党はカンカン(C)日刊ゲンダイ

「縁切り宣言」を受けた“リトマス試験紙”が公表前からケチをつけた。2日が回答期限だった自民党の所属国会議員を対象にした旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や関連団体との関係を尋ねるアンケート。曖昧表現など記述不十分が多く、再提出を求めたケースが続出し、結果公表は来週後半にズレ込みそうだ。その際、岸田首相はこの問題をこじらせている山際大志郎経済再生相をどう処遇するのか。注目が集まっている。


 ◇  ◇  ◇

 旧統一教会との関係について、山際大臣は内閣改造前にはシラを切り、留任決定後に公表。その後も、2016年にネパールでの関連団体のイベントに出席していたと報じられると「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」と他人事で、ナメた態度を公にさらした。

 連立パートナーの公明党は山際氏にカンカンだ。北側一雄副代表は1日の会見で「現職の大臣ですから会見の場は定期的にある。しっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけた。

 山際氏は2日の会見で、「週刊新潮」に秘書が信者の可能性があると報じられたことについて、「事務所のスタッフ全員に確認したが、当該宗教の信者は確認できなかった」と否定。しかし、山際氏と旧統一教会はかなり深い関係だったとみられ、火種はくすぶったままだ。

「自民党のアンケートは、祝電送付、インタビュー対応、会合出席、選挙支援など8項目に限定した不十分なものですが、それでも、山際大臣の付き合い方が突出していることが明らかになる可能性はある。また、公表後にアンケートに記載しなかった関係が判明することも十分あり得ます。山際問題は一向に収まりそうにありません」(政界関係者)

■与党内からも「山際大臣は持つのか」の声

 野党は山際問題にロックオン。定例会見では記者の追及が続き、公明党も厳しい視線を送る。与党内からは「山際大臣は持つのか」との声も上がっている。

「岸田首相が山際大臣を更迭すると“疑惑隠し”と言われかねない。かといって、残留すると厳しい追及が続いてしまう。引くも地獄、続けるも地獄です。もともと、山際大臣が旧統一教会との関係も明かさず、再任してしまったこともあり、岸田首相は被害者ヅラをしたい。山際大臣が自ら職を退いてもらうなら、それで構わないくらいに思っているのではないか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 2日、公明党の山口代表と会談した岸田首相は、旧統一教会の問題などについて「心配をおかけしている」と陳謝。山際問題が片づかない限り、支持率は下がり続ける「無間地獄」の様相である。

8299チバQ:2022/09/05(月) 08:14:51
https://www.news-postseven.com/archives/20220902_1788804.html?DETAIL
国内
2022.09.02 07:00
週刊ポスト
池田勇人と宏池会 日本を高度経済成長に導いた「頭脳派集団」の実像

 時は1960年代──。前任の岸信介政権下での安保闘争で揺れる日本を「経済大国」へと押し上げたのが、総理大臣・池田勇人が率いる宏池会であった。その姿は令和の時代の“派閥”とは全く異なる。屈指のブレーンたちが集った最強政策集団の実像とは──。【前後編の前編】(文中一部敬称略)

 * * *
 岸田文雄・首相が率いる「宏池会」(岸田派)は自民党の保守本流と呼ばれる。創設者は池田勇人。「所得倍増計画」で日本の高度経済成長の礎を築いたことで知られる昭和の名宰相の1人だ。

 奇しくも、岸田氏の首相在任中に安倍晋三・元首相銃殺事件が起きたのと同様に、池田は総理大臣として浅沼稲次郎・日本社会党委員長刺殺事件という重大な政治テロ事件に直面した。だが、2人の取った対応は対照的だった。

 安倍氏の銃殺事件後に岸田内閣の支持率が急落しているのに対し、池田は事件処理に鮮やかな手腕を見せ、発足したばかりだった政権を安定軌道に乗せた。それを支えたのが池田のもとに集まった宏池会創成期の多彩な人材たちだ。

 池田が首相に就任した1960年は、前任の岸信介が進めた日米安保条約改定への反対運動の余燼がくすぶり、日本社会全体が左右対立で騒然としていた時代だ。

 総選挙を1か月後にひかえたその年の10月12日、「自民党苦戦」が伝えられる情勢のなか、日比谷公会堂で開かれた3党首立会演説会で社会党の浅沼委員長が右翼少年に刺される事件が起きた。池田もその場に同席していた。

 事件の一報を受けると、官邸は即座に動いた。池田の番記者を務め、浅沼事件の目撃者でもある山岸一平・元日本経済新聞専務の証言だ。

「午後3時に私の目の前で浅沼さんが刺された。病院に運ばれたが死亡が伝わると、ただちに自民党本部に日の丸と自民党旗に黒いリボンをつけた弔旗が翻った。当時は参院議員だった宮沢喜一さんが指示したものだ。

 そしてすぐに官房長官の大平正芳さん、前尾繁三郎さん(当時は自民党経理局長)、宮沢さんら池田側近が集まり、警視総監と警察庁長官を処分する方針を話し合ったが、警視総監は東京都知事、警察庁長官は国家公安委員会に任命権があるから内閣の判断では辞めさせられない。そこで、治安の最高責任者である山崎巌・自治大臣兼国家公安委員長を辞任させると決めた。浅沼さんが死んでわずか数時間後のことです」

 治安の最高責任者に即、責任を取らせたのだ。

 それだけではない。

 政府は5日後に臨時国会を召集し、池田自ら追悼演説を行なうことを決めた。その演説が歴史に残る追悼演説だった。山岸氏が続ける。

「池田さんは、〈沼(浅沼氏のこと)は演説百姓よ/よごれた服にボロカバン/今日は本所の公会堂/明日は京都の辻の寺〉という浅沼氏の農民運動時代の仲間の詩人(田所輝明)が作った詩を冒頭に読み上げて、民主主義の社会に暴力は一番いけない。こういう時に浅沼さんみたいに素晴らしい人を失ったのは日本としても日本国民としても大きな損失、悲しみだと追悼した。

 この名演説で池田内閣の評判が上がり、自民党は負けると思われた直後の総選挙で逆に議席を少し増やした。池田さんがそんなしゃれた演説をやれるわけがないと思っていたら、原案を書いたのは西日本新聞の記者出身で池田さんの総理秘書官だった伊藤昌哉氏(後に政治評論家)だった」

 選挙間近に起きたという状況も安倍氏銃殺事件と似ているが、岸田首相が警備責任者の処分をなかなか行なわず、追悼演説も人選が決まらずに延期されたのとは対応に決定的な差がある。

 池田のもとで浅沼事件の機敏な対応にあたった前尾、大平、宮沢はいずれも大蔵省出身の池田の後輩にあたる。池田がつくった「宏池会」はそうした大蔵省出身者を中心に、エコノミスト、有力財界人や秘書官の伊藤のようなマスコミ出身者など多彩な顔ぶれから構成される「最強の頭脳集団」だった。

8300チバQ:2022/09/05(月) 08:15:17
本当の「聞く力」
「寛容と忍耐」をスローガンに掲げた池田は安保改定の混乱を乗り切り、政治を安定させると、自主憲法制定を謳った岸政権時代の安全保障重視路線から「軽軍備・経済優先」へと政策を大転換させた。

 戦後日本の政党政治を専門とする福永文夫・獨協大学教授は、論文「派閥構造から見た宏池会」のなかで宏池会が保守本流と呼ばれる理由をこう書いている。

〈池田派は、(軍備・法制など体制をめぐる)ハードな争点は棚上げにして、安保体制下で、軽軍備、経済大国をめざした。戦後の「経済一流」国家日本の推進役を果たしたことから、「保守本流」と呼ばれ、自らも誇示してきた〉

 自民党の派閥は、領袖を総理・総裁に担ぎ上げることを目的につくられた。いわば権力闘争の実戦部隊という面が色濃い。
 宏池会も規約第1項で〈池田勇人氏の政治活動を支援する〉と謳っていた。だが、池田と派閥の議員やブレーンとの関係は、トップの指示で派内が結束して動く、後の田中(角栄)軍団とは大きく違っていた。福永教授が語る。

「宏池会では大平ら議員やブレーンが総理大臣としての池田をうまくコントロールしていた。池田は蔵相時代に『貧乏人は麦を食え』と失言するなど、岸と似た高姿勢なところがある政治家として知られ、その強硬姿勢が政権の行方に悪影響をもたらすことが心配されていた。そこで側近たちが池田を“教育”するために掲げたのが寛容と忍耐、低姿勢というスローガンです。

 寛容は宮沢、忍耐は大平が考えた言葉で、従来の強権的な政治ではなく、野党や国民との対話を重視して合意形成を図るとの意思表明でした。池田もそれを受け入れた。池田を岸亜流の政治家と見ていた当時の記者たちは、就任会見の池田のソフトな印象に面食らったそうです」

 池田は酒豪で知られ、性格は豪放磊落、側近の言いなりに動く人物ではない。議論好きで蔵相時代から秘書官だった大平や宮沢らと公用車のなかでも喧嘩腰で議論を戦わせたという。前出の山岸氏がこう振り返る。

「池田さんは気が短く、車の中で議論をしているうちに癇癪を起こして、『生意気を言うな、大平。降りろ!』と言い出すんだそうだ。売り言葉に買い言葉で大平さんや宮沢さんも『はい、降ります』と降りた。そうすると、翌日になって池田さんが『昨日はちょっとオレが言いすぎた。悪かった』と電話してくる。そういうことが何度もあったと大平さんや宮沢さんに聞かされた。

 それでも池田さんは、他人の話はよく聞く。だから側近たちは怒鳴られながらも、絶対聞いてくれるという信頼関係があった」

 まさに「聞く耳」を持った政治家だった。岸田首相の「聞く力」も池田のそうした姿勢をお手本にしているとされるが、一番の違いは、池田は意見を「聞く」だけではなく、側近やブレーンと議論を戦わせて政策を強力に実行していったことだ。

(後編に続く)

※週刊ポスト2022年9月9日号

8301チバQ:2022/09/06(火) 08:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/22035558f64c0048a036cbebae4d154f2bfe354d
「安倍派」結束維持に躍起 ‟ポスト安倍”不在…気運盛り上がらず
9/5(月) 10:10配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の最大派閥、安倍派(清和政策研究会、97人)が、結束維持に躍起になっている。会長の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、四分五裂の危機も取り沙汰される中、役職を新設してめぼしい中堅を取り込むなど、体制固めに苦心。ただ、肝心の後継会長選びは衆目の一致する「ポスト安倍」が不在とあって、機運は盛り上がらないままだ。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「安倍会長の遺志を継ぎ、心一つにして政治を進める」「政策集団としてしっかりまとまっていく」。最近の安倍派会合では冒頭、団結を呼びかける塩谷立会長代理のあいさつがお決まりになっている。旗頭を失い、遠心力が働く派内では「いつ脱会者が出てもおかしくない」(自民関係者)状況。派幹部らは、所属議員のわずかな動きにも神経をとがらせているという。

 岸田文雄首相が人事刷新に踏み切った後の8月下旬、安倍派は派内外の調整を担う要職の事務総長に高木毅国対委員長を決定。その下に、新たに事務総長代理のポストを設け、福田達夫前総務会長、柴山昌彦元文部科学相、野上浩太郎参院国対委員長の3人を充てて「きめ細かく連携を図る体制」(塩谷氏)を整えた。

 9月19日には、安倍氏と国家観や歴史観が近い専門家3人を講師に招いて研修会を開く予定で、派に属する意義を再確認してもらう狙いがあるという。

 とはいえ、こうした措置が即座に後継会長選出につながるかは見通せない。安倍氏は生前、派内の首相候補として、下村博文元文部科学相、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の4人の名を挙げていたが、頭一つ抜け出た人物はいない。

 さらに、後継レースを複雑にしているのが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題だ。政調会長に起用するなど首相も期待を寄せる萩生田氏は、教団との関係の濃さが指摘され、足かせに。下村氏も、文部科学相だった際に申請された教団の名称変更問題が、尾を引いている。

 安倍派の方針は、安倍氏の国葬が執り行われる27日まで現在の集団指導体制を維持し、その後に関しては未定。派内には、求心力を高めるため新しいトップの下で秋の臨時国会を迎えるべきだとの意見がある一方で、「急ぎ過ぎると分裂の引き金になりかねない」(重鎮)として現状を保たざるを得ないとの見方も強い。中堅議員は「下手に動けば批判の的になる。誰も、動くに動けない状態だ」と解説する。 (御厨尚陽)

8302チバQ:2022/09/08(木) 08:26:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/589e7e9980c59491eddfb684ba3a4cbc64966a82
菅前首相、動き活発化…首相周辺からは「非主流派の軸になりかねない」
9/8(木) 6:44配信

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読売新聞オンライン
国葬で弔辞 地方での情報発信
安倍元首相が銃撃された現場に向かって手を合わせる菅前首相(右端)(7日、奈良市で)

 自民党の菅前首相が動きを活発化させている。岸田首相と一定の距離を置きつつ、安倍晋三・元首相に近い議員や二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を保ち、地方での情報発信に熱心だ。首相周辺は菅氏の動向を注視している。

 菅氏は7日、安倍氏が銃撃されて死亡した奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場を事件後初めて訪れ、静かに手を合わせた。

 記者団には、「胸中差し迫るものがあった。本当に無念で残念で悲しい気持ちでいっぱいだ」と述べた。27日の安倍氏の国葬(国葬儀)で「友人代表」として読む弔辞については、「感謝をお伝えしたい」と語った。

 菅氏の弔辞は遺族の意向によるもので、首相が5日に菅氏と面会し、直接依頼した。国葬で弔辞を読むのは、首相ら三権の長以外では菅氏だけだ。首相には、萩生田政調会長ら安倍派の議員とも親しい菅氏であれば、党内で異論は出ないとの読みがあったとされる。

 菅氏の退陣後も、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループは活動を継続しており、菅氏の党内での存在感は大きい。

(写真:読売新聞)

 今月1日には、二階氏や森山裕選挙対策委員長と会食し、変わらぬ親密さを示した。麻生副総裁や茂木幹事長とも定期的に食事し、意見を交わしている。

 首相も菅氏に配慮を示し、たびたび菅氏のもとに足を運んでいる。8月10日の内閣改造・党役員人事では、菅氏を副総理など要職に充てる案も検討された。結局、菅氏の起用は実現しなかったが、首相は菅氏に近い河野デジタル相や森山氏を処遇した。

 ただ、菅氏は首相との距離を縮めようとはしていない。周囲には、改造時期について「これほど早くやる必要はなかった」と漏らし、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題を巡っても、「対応が中途半端だ」と手厳しい。

 菅氏は安倍氏の事件を受け、党内の有志議員による勉強会の発足を見送ったが、首相時代に力を入れた政策の推進には余念がない。8月18日には山梨県、24日には北海道を訪れ、農林水産品の海外輸出や脱炭素社会をアピールした。

 当面は地方視察などに専念する構えだが、党内では勉強会の構想はいずれ復活すると見る向きがある。首相周辺は「内閣支持率が徐々に下がる中、勉強会の動きが出れば、非主流派の結集軸になりかねない」と警戒感を示している。

8303チバQ:2022/09/08(木) 17:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/56aef8d25d6759ef9d5f2b338b36567ab65f9f60
選挙支援依頼は井上、斎藤氏と自民幹事長
9/8(木) 17:20配信

共同通信
 自民党の茂木幹事長は調査結果について、旧統一教会や関連団体へ選挙支援を依頼するなどしたのは、斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だと明らかにした。

8304名無しさん:2022/09/08(木) 21:16:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7888df95c4fc9f178734e2aa2eed05270bb8895
自民党が氏名公表した旧統一教会と関与のあった議員一覧
9/8(木) 19:41配信


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スポーツ報知
 自民党が氏名公表した旧統一教会と関係していた議員一覧

 ◆関連団体含め、会合への出席「議員本人出席で挨拶あり」

 【衆院議員】

 逢沢一郎/赤沢亮正/東国幹/池田佳隆/石橋林太郎/石原宏高/石原正敬/伊東良孝/稲田朋美/井林辰憲/井原巧/大岡敏孝/尾崎正直/小田原潔/鬼木誠/菅家一郎/神田憲次/北村誠吾/工藤彰三/熊田裕通/国場幸之助/小寺裕雄/小林茂樹/小林鷹之/小林史明/坂井学/佐々木紀/柴山昌彦/島尻安伊子/鈴木馨祐/関芳弘/高木宏壽/高鳥修一/高見康裕/武田良太/武村展英/谷川とむ/田野瀬太道/田畑裕明/塚田一郎/土田慎/土井亨/中川貴元/中川郁子/中曽根康隆/中西健治/中根一幸/中野英幸/中村裕之/中山展宏/西野太亮/萩生田光一/鳩山二郎/平井卓也/深沢陽一/古川康/細田健一/宮内秀樹/宮崎政久/宮沢博行/務台俊介/宗清皇一/村井英樹/盛山正仁/保岡宏武/柳本顕/山際大志郎/山田賢司/山本朋広/若林健太

 【参議院】

 青木一彦/生稲晃子/石井浩郎/井上義行/猪口邦子/上野通子/臼井正一/江島潔/加田裕之/加藤明良/北村経夫/古賀友一郎/小鑓(こやり)隆史/桜井充/佐藤啓/高橋克法/豊田俊郎/永井学/船橋利実/星北斗/舞立昇治/三宅伸吾/森屋宏/山本順三/若林洋平/渡辺猛之

 ◆統一教会関連団体の会合への出席。議員本人出席で講演

 【衆議院】

 赤沢亮正/甘利明/石破茂/伊東良孝/大岡敏孝/小田原潔/北村誠吾/木原稔/佐々木紀/谷川とむ/中谷真一/中山展宏/古川康/宮沢博行/務台俊介/山際大志郎/義家弘介

 【参議院】

 井上義行/猪口邦子/衛藤晟一

 「旧統一教会主催の会合への出席」

 【衆議院】

 逢沢一郎/上杉謙太郎/木村次郎/柴山昌彦/萩生田光一/穂坂泰

 【参議院】

 磯崎仁彦/井上義行/三宅伸吾/森まさこ

 ◆旧統一教会及び関連団体に対する会費類の支出」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 【衆議院】

 青山周平/池田佳隆/伊藤信太郎/伊東良孝/井上信治/上野賢一郎/大岡敏孝/奥野信亮/小田原潔/鬼木誠/加藤勝信/神田憲次/木村次郎/高木啓/高木宏壽/武田良太/田畑裕明/寺田稔/中川郁子/萩生田光一/平井卓也/平沢勝栄/松本洋平

 【参議院】

 上野通子

 ◆旧統一教会及び関連団体からの寄付やパーティー収入で寄付もしくはパーティー収入有り」のうち、政治資金規正法上、要公開の対象議員

 石破茂/下村博文/高木宏壽/山本朋広

 ◆選挙におけるボランティア支援

 【衆議院】

 岸信夫/木村次郎/熊田裕通/斎藤洋明/坂井学/高鳥修一/田畑裕明/田野瀬太道/中川貴元/中村裕之/深沢陽一/萩生田光一/星野剛士/若林健太

 【参議院】

北村経夫/小鑓(こやり)隆史/船橋利実

 ◆旧統一教会及び関連団体への選挙支援の依頼、及び組織的支援、動員などの受け入れ

 【衆議院】

 斎藤洋明

 【参議院】

 井上義行

8305チバQ:2022/09/12(月) 07:44:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/c799a2f2e92fd72fad613cbaff273ab451b3dfa7
低所得者狙うも首相〝鬼門〟の現金支給 5万円給付
9/9(金) 21:16配信


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産経新聞
閣議に臨む岸田文雄首相=9日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

政府が9日に決定した住民税非課税世帯に1世帯当たり5万円を給付する物価高対策が賛否両論を呼んでいる。生活必需品の値上げの影響を受けやすい低所得者を支援する狙いだが、物価高の影響は幅広い国民に広がっているのにもかかわらず、支給対象が一部世帯に限られているため、与党内から「かえってマイナスだ」との批判が出始めた。政府は10月に改めて総合経済対策をまとめる方針だが、首相の対応次第では批判が強まるおそれがある。

【グラフでみる】一律給付金、何に使った?

「生活必需品の物価上昇によって、特に低所得世帯で大きな影響が出ている」

岸田文雄首相は9日、官邸で開いた「物価・賃金・生活総合対策本部」で強調した。

低所得世帯は収入に占める電気やガスなど公共料金や食費の割合が高いとされる。現金支給の対象である住民税非課税世帯には年金受給者も多く、政府は個別の要請を待たずにプッシュ型で支援する考えだ。

政府が先の参院選前に、電気料金高騰対策として打ち出した2千円分のポイントを付与する「節電ポイント」事業は、エアコンの使用控えなどで熱中症を招きかねないと批判を浴びた。

政府高官は「節電ポイントでは広く薄く支給しようとして批判を浴びた。5万円支給は困っている層をピンポイントで支援できる」と説明する。

ただ、与野党からは効果を疑問視する声が出ている。

「(支給対象が)住民税非課税世帯だけで、果たして十分といえるのか」。立憲民主党の泉健太代表は8日、国会内で記者団にこう強調した。

自民の中堅議員も「高齢者へのバラマキとみられる」と指摘。積極財政派の若手議員は「対象を絞るには支給額が小さすぎるし、全国民が影響を受けているのに、線引きするのは不公平だ」と批判する。

政権にとって現金給付は〝鬼門〟だ。

昨年末には18歳以下を対象にした10万円相当の給付をめぐり、政府は当初、現金とクーポンをそれぞれ5万円ずつ配る方針を示したが、自治体から批判が上がり、最終的に大半が現金の一括10万円給付になった。今春にも政府・与党内で年金受給者に対する5千円の給付が浮上したが、反対意見が相次ぎ、撤回に追い込まれた。

首相は党政調会長時代の令和2年4月、新型コロナウイルス対策として生活困窮世帯に30万円を給付する案をまとめたが、公明党などの働きかけで、政府は全国民への一律10万円給付に方針転換した。政府関係者は今回の5万円給付について「首相官邸内にも異論があった」と打ち明ける。

首相は経済情勢の変化に対応するため、10月に総合経済対策を策定する考えだ。円安の進行などで物価高は当面続くとみられており、党内からは大型の財政出動を求める声が強まる可能性もある。(今仲信博、沢田大典)

8306チバQ:2022/09/14(水) 17:15:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8161ab95d350f20cfdf9a114319fe2de6603405
窮地の岸田首相の次は「茂木敏充」ただ一人、安倍派没落の今見えた総理への道
9/14(水) 6:01配信



 支持率低下で窮地に追い込まれつつある岸田文雄首相。永田町では早くも「ポスト岸田」を占う動きが強まるが、現状の筆頭候補は茂木敏充自民党幹事長だ。ライバル候補者の現状分析とともに、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由を解説しよう。(イトモス研究所所長 小倉健一)

● 国葬反対に統一教会問題… 岸田首相に吹き荒れる逆風

 安倍晋三元首相の国葬に対して高まる「反対」の世論に加え、相次ぐ自民党議員と旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関係発覚により、岸田文雄首相が逆風に立たされている。主要メディアの世論調査では支持率が急落し、気の早い永田町では「ポスト岸田」を模索する動きも見られるようになった。「信頼と共感」をうたう首相への期待はこのまま萎むことになるのか――。

 岸田政権の支持率は軒並み下落している。毎日新聞と社会調査研究センターの調査(8月20、21日)によると、内閣支持率は36%で前回調査(7月)から16ポイント下落し、昨秋の政権発足以降最低となった。不支持率は54%で17ポイントも増加している。

 同じ時期の産経新聞とFNN(フジニュースネットワーク)の調査では支持率が54.3%だったものの、前回の7月調査時からは8.1ポイント下落。不支持率は9.4ポイント増の40.3%と急上昇している。

 下落傾向は9月に入っても顕著で、JNNの世論調査(9月3、4日)では支持率が48.1%と8月から9.4ポイント下落。不支持率は同9.0ポイント増の48.3%で、政権発足後初めて「不支持」が「支持」を上回った。

 危機感を強める岸田政権は、新型コロナウイルス対策として従来の「全数把握」見直しをはじめ数々の緩和策を打ち出し、社会経済活動との両立で景気回復を目指している。

 しかし、9月8日に自民党が発表した党所属国会議員379人と旧統一教会との関係についてのアンケート結果によれば、何らかの接点があったのは179人に上っていた。今後の関係断絶を強調するものの、多数の議員が選挙などの際に支援を受けていたことには国民から厳しい視線が送られている。

 今夏の参議院選挙で勝利し、今後3年間は大型選挙がない「黄金の3年」を獲得したはずの岸田首相だが、先行きは険しいものといえる。全国紙のある政治部記者は「このまま支持率下落に歯止めがかからなければ、来年4月の実施で調整中の統一地方選挙で自民党候補が苦戦する可能性があります。もしそうなれば『もう岸田自民党では戦えない』として、岸田下ろしに発展するかもしれません」と指摘する。

 では、岸田氏に代わり得る次期首相候補は誰がいるのか。別のベテラン記者がその筆頭に名を挙げるのは茂木敏充自民党幹事長である。

 ライバル候補者の現状を分析すると、茂木氏の眼前に「総理への道」が開きつつある理由がよく分かる。本人の資質やまだ足りていない能力などとともに解説していこう。

● 「ポスト岸田は茂木氏」の見方が 強まるのが無理もない理由

 「自分より下の人間に無関心」などと厳しい声も向けられる茂木氏だが、類いまれな頭脳で政策立案能力に長けていることは永田町で誰もが認めるところ。茂木派(平成研究会)の中堅議員は、茂木氏の人物像をこう打ち明ける。

 「パワハラ体質と言われることがあるのは、やっかみ半分のところもあります。上から投げられた達成困難なボールを打ち返すことに情熱を燃やす一方、安倍元首相のようなずるさはなく、身の回りの人間関係などの雑多なことにまったく興味がない。冷たい印象を与えるとすれば、これが原因でしょう」

 岸田政権の発足後は高市早苗前自民党政務調査会長と摩擦が生じていたものの、8月の内閣改造・自民党役員人事で萩生田光一氏が政調会長に就任。党幹部同士の意思疎通は飛躍的にスムーズとなった。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 安倍元首相が死去し、事実上の総裁選候補者となる派閥会長がなおも決められない最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の状況をにらめば、「ポスト岸田は茂木氏」という見方が強まるのは無理もない。

8307チバQ:2022/09/14(水) 17:15:54
● 「本命・茂木」の対抗馬となり得る 3人の候補者の現状を分析すると…

 確かに主流3派に加え、安倍派の一部が乗る形になれば、次期総裁選レースは茂木氏の一択となり得る。対抗馬として可能性があるのは高市早苗経済安全保障担当相、河野太郎デジタル担当相、そして萩生田政調会長の3人だ。

 ただ、岸田氏は前回の総裁選で戦った高市、河野両氏を閣内に“封印”することに成功している。それぞれ政調会長と広報本部長だった時代は党幹部の立場から岸田政権に注文をつけることが可能だった。しかし、閣僚となれば岸田首相と路線が異なる主張はしにくい。

 高市氏は最大の後ろ盾だった安倍氏を失い、河野氏は所属する麻生派の麻生氏や甘利明元幹事長らの全面支援が確約されていないなど、次期総裁選に向けた不安も抱える。昨年の総裁選で岸田氏を追い詰めたような戦い方はもうできないとの読みが党内に広がる。

 一方、萩生田政調会長は、安倍派の後継会長候補として「ポスト岸田」の有力な選択肢となり得る。無派閥議員を中心に求心力が衰えない菅義偉前首相と共闘すれば、保守派の新たなスターとして茂木氏の最大のライバルになるだろう。

 しかし、現状の安倍派は後継会長を決められず、集団指導体制が続いている。安倍派には現在、西村康稔経済産業相や下村博文元文部科学相、世耕弘成参院幹事長ら有力議員が存在する、その中で強引に派閥領袖の座を獲得すれば、派内に大きなしこりが残り、総裁選対応で一枚岩になれない可能性もささやかれる。

 まずは「ポスト安倍」となれるか否かが鍵になる。これまで原子力発電所の再稼働に向けて剛腕を発揮してきた萩生田氏に、筆者は期待していた部分もあった。しかし、現実問題として最長5年は静かにしていなくてはならないのではないか。

 政権交代可能なまともな野党が存在しない日本の政界の中で、現実的な解を見つけていかなくてはならない。

● 実務能力・交渉能力に秀でた茂木氏 足りない要素とは?

 派閥の掌握については、茂木氏に大きな壁は見られない。唯一あるのは、党参院側に隠然たる影響力を持つとされる青木幹雄元参院議員会長との険悪な関係くらいだ。

 「青木氏はいまだに幹事長としても、派閥会長としても茂木氏を認めておらず、引きずり下ろしたいようだ」(自民党ベテラン)との声は聞こえる。ただ、党の巨額資金や選挙公認権を握り、現職の幹事長として権勢を振るう今の茂木氏からすれば、大きな障害にはならないとの見方が強い。

 筆者が関係者への取材を通して分かってきたのは、茂木氏が通商交渉において発揮してきた能力は、凡百の政治家より極めて高いということだ。

 しかしこれは、以前には安倍氏、そして今は麻生氏という「上司」がいて発揮してきた実務能力、交渉能力だ。その茂木氏に足りないのはリーダーシップであろう。

 これまでの茂木氏の書籍を読むと「優秀な課題解決法」は並べてあるが、リーダーに必要な「課題発見能力」については少し物足りないと言わざるを得ない。

 この弱点を茂木氏が克服したとき、総理大臣への道が見えていくのだろう。岸田首相が迷走を始めた今、日本の命運はこの男にかかっている。

小倉健一

8308チバQ:2022/09/14(水) 17:25:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/989095c637306c9cbb349ccc4d2956bdd5db6ee9
「入閣は次でいい」森喜朗、青木幹雄らとの会食で岸田首相が頭を下げたドンの言葉《茂木交代も主張》
9/14(水) 11:12配信


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文春オンライン
 月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年10月号「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」より一部を転載します。

◆◆◆

麻生が口にした「何かと色々あるでしょうから」
岸田首相 ©共同通信社

 元首相の安倍晋三が暗殺されてから2カ月。目の上のたんこぶが消えたことで、首相の岸田文雄のことを誰もが「強運の男」と考えた。だが、禍福はあざなえる縄の如し。安倍急逝にともなう統一教会スキャンダルの噴出や国葬問題により、内閣支持率の低下に歯止めがかからない。

 岸田の誤算は、内閣改造人事から始まった。

「私が伺うべきところ、ご足労をおかけします」。内閣改造の前倒しを表明した直後、岸田が真っ先に公邸に招いたのは自民党副総裁の麻生太郎だった。改造4日前の8月6日、岸田は麻生と約1時間会談した。周辺によると、麻生は自派に所属する財務相の鈴木俊一と経済再生担当相の山際大志郎の続投を進言。それを受けた岸田は、河野太郎の再入閣を提案した。麻生はこれを受け入れたうえで「もう一つ。うちの永岡桂子もお願いしたい。何かと色々あるでしょうから」と付け加えた。

 麻生が言及した「色々ある」事情の一つが前地方創生担当相の野田聖子の問題だった。最高裁は8月8日、野田の夫が過去に暴力団員だったと報じた週刊誌に損害賠償請求を求めた野田側の上告を棄却。記事の真実相当性を認めた東京高裁の判決が確定した。野田は最後まで岸田に「週刊誌報道は間違い」と直談判した。だが岸田は事前に最高裁で上告棄却されると報告を受けており、この火種はうまく消せた。

 もうひとつの火種は統一教会問題である。宗教法人を預かる文部科学相は自民党が政権奪還した2012年以降、下村博文、馳浩、松野博一、柴山昌彦、萩生田光一、末松信介と、歴代のほぼ全員が清和会(安倍派)出身者で占められている。とりわけ下村には教団の名称変更を容認した疑惑がある。清和会と統一教会の黒い線をいかに消すか。岸田は永岡を起用するという麻生の提案を受け入れた。結果的に麻生派の閣僚は改造前の3人から4人に増えた。

「萩生田を頼って欲しい」と語っていた安倍
 岸田は麻生への気配りを欠かさない。その約1か月前の7月6日。日本青年会議所(JC)は麻生太郎の長男、将豊を来年1月から次期会頭にすると内定した。親子2代でJC会頭に就く稀有な人事。今期限りでの太郎の引退も囁かれる中、将豊は父の地盤を継ぎ、その血筋から小泉進次郎、福田達夫のライバルになるとも目される。7月16日には岸田は横浜市内で開かれたJCのセミナー会合に出席し、JC会頭の中島土と「新しい資本主義実現に向かってJCが果たすべき役割」について対談。岸田は将豊の顔を立てた。

 岸田は統一教会の火消しはうまく行ったと踏んだが、そうは問屋が卸さなかった。新閣僚のうち、厚労相の加藤勝信、総務相の寺田稔、そして留任した山際などに統一教会との関係が発覚。統一教会問題よりも、「大宏池会」を睨んで麻生への配慮にばかり目が行っていた岸田の甘さが出た格好だ。

 岸田には、安倍亡き後の清和会という懸念材料もある。最大派閥ながらこれといった人材なき烏合の衆――そこで内紛が始まったら、政権を揺るがしかねない。まず岸田が接触したのは前経済産業相の萩生田光一だった。

8309チバQ:2022/09/14(水) 17:25:54
「留任か党役員か。どちらにしても受けてほしい」。内閣改造3日前の8月7日、公邸に裏側から入った萩生田に、岸田はこう告げた。萩生田を党に、西村康稔を閣内に置き、官房長官の松野博一、国会対策委員長の高木毅、参院幹事長の世耕弘成は続投させるというのが岸田の戦略だった。安倍は生前「萩生田を頼って欲しい」との言葉を岸田に残していた。対外的には派内で期待するリーダーとしてこの「五人衆」を挙げた安倍だが、意中の後継者は萩生田だった。

 だが、萩生田を頼ろうとした岸田の戦略は裏目に出る。参院選期間中、新人候補の生稲晃子を伴い統一教会の関連施設を訪れ応援を依頼していたことが判明。萩生田は猛批判に晒され、逆に政権の足を引っ張る存在となった。岸田は清和会のドンにも手をのばす。
岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」
 8月3日。岸田はオークラ東京の日本料理屋「山里」で森、青木幹雄と会食。前選対委員長の遠藤利明と組織運動本部長の小渕優子も同席した。この会食は森の誘いによるものだった。昨年、幹事長に茂木敏充を起用したことで悪化した岸田と青木との関係修復が狙いだった。改造を控え、岸田が森に「誰を考慮すべきでしょうか」と問うたところ、森もまた萩生田、西村、松野、世耕、高木の五人衆の名前を挙げた。森はその席で茂木の交代も主張した。だが、岸田は青木の手前、茂木の話題は避けた。

 一方、青木も岸田には礼を言わねばならない事情があった。この日召集された臨時国会で、新しい参院議長に元厚労相の尾辻秀久が選出された。青木の薫陶を受けた尾辻は議長候補に何度も挙がったが、安倍との不仲から見送られてきた。安倍と石破茂が立候補した2018年の自民党総裁選で石破の選対本部長を務めたのが尾辻だ。だが石破支持の青木に対し、茂木は派内の衆院議員を安倍支持でまとめ、茂木と青木は決定的に対立した。その尾辻が三権の長となったことで、青木は岸田に感謝をしていた。

 青木は「一番の民主主義は選挙ではなく、話し合いだ」と、盟友の竹下登の口癖だった「和」の必要性を岸田に説いた。「焦らずじっくりでいいからしっかりやりなさい」と政権運営について助言すると、岸田も黙って頭を下げた。小渕の後見役である青木は「(小渕の)入閣は次でいい」とも伝えた。傍らの森も頷いた。だがこの後、森をめぐるきな臭い動きが顕在化する。(文中敬称略)



 赤坂太郎 「死せる晋三、生ける岸田を惑わす」 全文は、「文藝春秋」2022年10月号と「文藝春秋digital」にてお読みいただけます。

「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2022年10月号

8310とはずがたり:2022/09/20(火) 20:32:12
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1558305080981729280
鳩山友紀夫(由紀夫)Yukio Hatoyama
@hatoyamayukio
同期の村上誠一郎議員から電話があった。安倍元総理の国葬はおかしいと思うが永田町では面と向かっておかしいと言う議員がいないと。それでキャンペーンを張ろうと思うが名前を貸してくれと。もちろん喜んでと答えた。国民の大半が反対している国葬になぜ自民党は沈黙するのか。それでも国民の議員か。
午後1:10 ・ 2022年8月13日

安倍氏国葬を欠席へ 自民・村上氏
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022092000842&g=pol
2022年09月20日17時56分

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8311チバQ:2022/09/21(水) 07:13:25

https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-220920X011.html
安倍氏国葬を欠席へ=自民・村上氏
2022/09/20 17:55時事通信

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当相は20日、安倍晋三元首相の国葬について「最初から反対だし、出るつもりもない」と述べ、欠席する考えを明らかにした。安倍氏の政権運営が「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」と批判した。党本部で記者団の質問に答えた。

8312チバQ:2022/09/22(木) 18:48:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
photo by iStock

 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8313チバQ:2022/09/22(木) 18:58:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/afe87c20aa1f213042a705e01c20fb20ea81da50
「安倍印」の官邸官僚が次々に外され…ついに霞が関にも「安倍時代の終わり」が訪れた
9/22(木) 7:32配信


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現代ビジネス
「第2の島田問題になる」
photo by iStock

 外務省ナンバー2の鈴木浩外務審議官('85年入省)が退き、後任に小野啓一経済局長('88年同)が就いた。

【画像】森喜朗元首相が「血まみれ」で倒れ、集中治療室へ…一体、何が起きたのか

 故・安倍晋三元首相の首相秘書官を7年半務めた鈴木氏の去就は、霞が関で大きな注目を集めていた。安倍氏の生前から「第2の島田問題に発展しかねない」と見られていたためだ。

 島田問題とは今年7月、第2次安倍政権下で首相秘書官を6年半務めた島田和久防衛事務次官が退任した一件。安倍氏は島田氏の続投を要求したが、岸田官邸は「次官は一期2年」との原則論を盾に交代させ、安倍氏の怒りを買った。

鈴木氏の今後は…
 鈴木氏もまた、安倍氏の官房長官時代から秘書官を務め、第1次安倍内閣でも内閣副広報官を歴任した「安倍印」の官邸官僚だ。延べ9年にわたって安倍氏に仕え、外務審議官として'20年7月に首相官邸から外務省へ戻った。局長を経ずに次官級の審議官に就任するのは極めて異例だ。

 今年6月にドイツで開かれたG7サミットでは、岸田首相の補佐役として首脳宣言の取りまとめに奔走した。来年5月には首相のお膝元の広島でサミットが開催されることから、省内では鈴木氏の留任説も出ていた。

 だが安倍氏が凶弾に倒れた直後の人事で、鈴木氏も退任し大臣官房付となった。今後は大使に転出するとの見方が強いが、「鈴木氏は安倍カラーが強すぎて、花形の米国大使で遇されることはない。おそらく英国あたりだろう」(外務省キャリア)と言われる。

 霞が関にも「安倍時代の終焉」が訪れている。

 「週刊現代」2022年9月17日号より

8314チバQ:2022/09/22(木) 19:42:44
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220919-567-OYT1T50093.html
自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ
2022/09/19 18:44読売新聞

自民安倍派、銃撃事件後初の研修会…塩谷会長代理「遺志継いで結果出す」と結束呼びかけ

自民党安倍派の研修会であいさつをする塩谷立・会長代理(19日午後、東京都内で) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党安倍派(清和政策研究会)は19日、安倍晋三・元首相が銃撃を受けて死亡して以降、初めてとなる研修会を東京都内のホテルで開いた。安倍氏が取り組んだ経済政策「アベノミクス」や外交・安全保障政策などについて学んだ。

 研修会の冒頭、安倍氏への黙とうが行われ、安倍氏の遺影に使われた写真が配布された。塩谷立・会長代理はあいさつで「安倍氏が取り組んだ政策課題、遺志を継いで結果を出すことが目的だ。そのために結束してもらいたい」と呼びかけた。27日に行われる安倍氏の国葬(国葬儀)を巡り、参院安倍派会長の世耕弘成・参院幹事長は「民主的な選挙に勝ち、憲政史上最も長く首相を務めた。その地位に対する敬意としての国葬だ」と意義を強調した。

 一方派閥では、幹部を含めた多くが「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との接点を持っていたことが判明している。塩谷氏は、「何が問題で反社会的とはどういうことか明らかにし、断絶をしなければならない」と述べた上で、被害者救済を進める考えを示した。

 研修会では、ジャーナリストの櫻井よしこ氏や船橋洋一氏が講師を務めたほか、岩田規久男・元日本銀行副総裁がリモートで講演を行った。

8316チバQ:2022/09/24(土) 21:04:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/23be52da90fdab3f51ffb1d767a186c67f3ad527
「次の総理」茂木敏充幹事長の劇的ビフォーアフター…「スネ夫から出来杉くん」への大変身
9/24(土) 8:07配信


現代ビジネス
「自爆解散」の報道まで
photo by Gettyimages

 岸田内閣の支持率が急落している。

 毎日新聞と社会調査研究センターが9月17、18日に実施した世論調査によれば、岸田内閣の支持率は29%と、1ヵ月で7%下落。不支持率は64%と1ヵ月で10%増加した。



 支持率29%は歴代内閣の危険水準であり、もし今、国政選挙が実施されれば大惨敗してもおかしくない水準だ。メディアからは「自爆解散」を噂する報道まで飛び出している。

 支持率低下の原因は「統一教会」問題、その「統一教会」問題に端を発した安倍元首相の国葬の是非だと言える。岸田官邸として、支持率回復のための有効な手立てが見出せないまま、ダラダラと支持率を下げているのが現状だ。

 安倍政権と違い、岸田首相をなんとか応援したいという積極的な支持層がいないのが何よりの問題だろう。野党やメディア側の攻勢に、ただ下を向いて「この問題、早く終わってくれないかな」という態度が滲み出ているようだ。

総裁選の前倒しに困る「あの男」
photo by Gettyimages

 「新しい資本主義」「分配優先」など、当初掲げていた政策は、もう見る影も無い。反対論が起こるとすぐに引っ込めてしまうのは、その場では正しい選択なのかもしれない。

 しかし、そうなると、今夏に「原発再稼働」推進に突然政策を振り切ったことも、行き当たりばったりの政策に見えてしまう。私は、この政策を支持するが、岸田政権を支持しようとは思えなかった。

 なにもかもが「その場しのぎ」で、なにもかもが薄っぺらく見えてしまう。世論に対する有効な手立てが打てないのも、政権発足当初に掲げた主要政策を放棄してしまったがために起きていることだろう。

 こうなると支持率回復は絶望的にも思える。このままいけば来年の統一地方選挙は惨敗し、その後の広島サミットでの花道、つまり総辞職も永田町では噂されている。

 全国紙デスクは、こう予測する。

 「統一地方選挙の惨敗が確実視されていますが、大型国政選挙の直前まで自民党の国会議員は動かない可能性もあります。これは、菅政権で都議会議員選挙が思うような結果にならなくても、倒閣の動きがでなかったのと同じです。自民党の国会議員は、自身の政治家としての立場が危うくなってはじめて動く。

 いずれにしろ、国政選挙の前に総裁選を前倒しするとなれば、困るのは統一教会と深い関わりを持ったと報道される総裁候補たちです。その代表は萩生田光一氏。清和研(安倍派)の掌握は時間の問題とされていますが、選挙で国民の負託をもう一度受けないと、総裁選に出馬するのは難しいのではないでしょうか」
経産相時代の評判が悪すぎて
 では、岸田首相が辞意を固めたとき、岸田首相が「禅譲」する相手は誰であろうか。その筆頭が、茂木敏充自民党幹事長だ。

 岸田政権発足直後の衆院選で、幹事長だった甘利明氏が選挙区で落選するというハプニングがあり、棚ぼた的に茂木氏に回ってきた幹事長職だが、今では麻生太郎副総裁と共に、岸田首相がもっとも頻繁に相談し、頼りにする人物となっている。

 自民党第2勢力の茂木派をけん引する茂木氏は、麻生太郎自民党副総裁や岸田首相からの信頼も厚い。第3派閥の麻生派(志公会)、第4派閥の岸田派(宏池会)と共に「主流3派」を構成しており、将来の自民党総裁選出馬に強い意欲を示している。

 しかし、主に経産大臣時代のエピソードをもとに、永田町や霞ヶ関ではあまりいい評判がないのも事実であろう。

 これまでに報道されてきたエピソードは多いが、筆者の耳にも「経産官僚が紙をめくる音にも『うるさい』と一喝していた」などという噂話が入ってくる。この噂の真贋は不明だが、経産大臣時代には相当イライラ大臣として、官僚たちを困らせていたようだ。しかし、首相だったり、現在は麻生副総裁など、自分の「上司」から与えられたミッションには、全力を尽くし、全力を尽くした上で、手柄を「上司」に渡す。スネ夫キャラといえば、わかりやすいだろうか。

8317チバQ:2022/09/24(土) 21:04:56
出木杉くんに「転生」
photo by Gettyimages

 そんな茂木氏に転機が訪れたのは、外務大臣に就任したタイミングだった。

 これまでのイライラした自分に対して、深い反省を行ったのか、「経産省からはものすごく取り扱いが大変な人だと聞いていたが、いつもニコニコして、非常に接しやすかった」(外務官僚)という評判が生まれたのである。

 元来、頭の回転が非常にいいことでは知られていた人物だ。官僚が用意したペーパーも一読すると、全部頭に入ってしまうようで、レクの時間は極めてスムーズに進んでいったという。なにもかもを覚えてしまうので、官僚としては「それはそれで大変だった」(前出の外務官僚)のだという。

 外務大臣の就任は、スネ夫から出来杉くんへの転機といえよう。アメリカとの外交交渉でも、アメリカ側の弱点を必死に調べて譲歩を引き出していった。本来、どう考えても対等な関係であるとは双方共に思っていない日米関係において、アメリカとの交渉は、やり込められるケースが頻発するものだ。

足りない2つの要素
photo by Gettyimages

 しかし、茂木氏はTPP交渉においては、早く成果を出したいトランプ政権に対して、「トウモロコシの購入など、国内の反発を受けにくいものについて譲歩しつつ、早急な妥結を求めるトランプの足下を見た交渉を行った」(外務官僚)のだという。結果として、アメリカはTPPを批准しなかったが、茂木氏の手腕が光った瞬間だった。

 ここまでの議論を振り返り、茂木氏が「首相を目指す」にあたって、いや自民党の内部抗争で首相は決まるものなので、「首相になり、長期政権を目指す」にあたって、不足しているものは、2つだろう。

 1つは、庶民感覚だ。つまり、メディア対策だ。統一教会問題に対して、有効な手立てを茂木氏は打ち出すことはできなかった。総裁選でライバルになるかもしれない河野太郎氏は消費者担当大臣に就任直後に、「霊感商法等の悪質商法への対策検討会」を立ち上げ、統一教会問題の急先鋒である紀藤正樹弁護士を委員に加えて評価を得ている。

 この検討会なるものは、実効性のある何かをいまだに打ち出せてはいないし、私は今後もそうなのではないかと懸念しているが、世論はそれでも評価している。自民党として、なぜこういったPRをできなかったのか、ということだろう。「茂木政権」においては、この河野氏のPR手腕を真似ていくべきだ。

 2つ目は、世論をリードできる哲学、思想であろう。新聞記者とコンサル出身の茂木氏は、そういったものに関心がないのではないか。しかし、強い哲学を持たなければ、茂木氏を積極的に応援しようという政治勢力が生まれないのも事実だ。党務に追われ、忙しいのはよくわかるが、大型選挙が直近にないのだから、やはり揺るがないビジョンを固めていく必要があるだろう。

 岸田首相の二の舞にならないためにも、自身の思想に磨きをかけていくべきではないか。

小倉 健一(イトモス研究所所長)/週刊現代(講談社)

8318チバQ:2022/09/24(土) 21:14:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e32f4a2a6bf85986f6c9ea12960a58f0c4ba313
岸田外交、反転材料乏しく 国連改革・核軍縮訴えも 帰国後は難題山積〔深層探訪〕
9/24(土) 8:32配信


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時事通信
米ニューヨークで記者会見する岸田文雄首相=22日、ニューヨーク(ロイター時事)

 岸田文雄首相は22日、米ニューヨーク訪問の全日程を終えた。国連総会での一般討論演説で国連改革の必要性やライフワークとする核軍縮を訴えるなど、精力的に動いた。ただ、いずれも実現へのハードルが高いテーマ。当初の思惑通り政権浮揚のきっかけになったとは言い難い。

 ◇水差すロシア
 「各国首脳とロシアによるウクライナ侵略への対応などについて意見交換できた」。首相は22日の内外記者会見で、訪米の成果を強調した。

 日本の首相として3年ぶりに対面で臨んだ一般討論演説で、安全保障理事会をはじめとする国連改革と、「核兵器のない世界」実現への取り組みに時間を割いた背景には、自ら「歴史的分水嶺(れい)」と表現した国際情勢の急激な変化がある。

 国際社会はロシアのウクライナ侵攻で浮き彫りとなった安保理の機能不全に直面しており、首相としては共感を得られる主張との判断もあった。ただ、加盟国にはロシアに近い国もあり、首相が掲げる理念が受け入れられるのは簡単ではない。外務省関係者は「国連総会で目に見える成果を得るのは難しい」と語った。

 今回のニューヨーク訪問は、8月の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に続くものだ。包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期発効を目指す有志国による初の首脳級会合も主催するなど、被爆地・広島選出の首相として、アピールに余念がなかった。

 来年5月に広島市で開く先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、核軍縮の機運を高めるためで、11月下旬には同市で核軍縮に関する国際賢人会議の初会合も予定している。

 ただ、ロシアのプーチン大統領はここへきて予備役を招集する部分的動員令を発出。侵攻の長期化が懸念されている。プーチン氏は核兵器使用も辞さない構えを重ねて示しており、首相の核軍縮の訴えに水を差しかねない状況だ。

 ◇逆風続く首相
 日本側はバイデン米大統領との本格的な首脳会談を模索したが、実際は短時間にとどまった。そのバイデン氏は21日の一般討論演説で安保理の見直しに言及したが、拒否権を持つ常任理事国として米国は、これまで改革に決して積極的とは言えなかった。共同歩調を取れるかは不透明だ。

 問題解決の難しさを露呈したのは日韓関係も同様だ。韓国の尹錫悦大統領との「略式会談」(韓国政府)は30分に及んだが、日本側は「懇談」と表現。元徴用工問題で譲歩を警戒する声が根強い自民党内を意識してか、会場を後にした首相は、記者団からの問い掛けに無言を貫いた。

 帰国後の首相には、世論の反対が多い安倍晋三元首相の国葬が控える。自民党総裁として「関係を絶つ」とした世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題も徹底調査を求める世論は収まっていない。内閣支持率の下落はこれらの問題への対応が理由なだけに、10月3日召集予定の臨時国会では、野党の厳しい追及を受けるのは必至だ。

 「国連で演説しても、支持率は上がらないだろう」(閣僚経験者)。自民党内にはしばらく逆風が続くとみる向きが多く、首相にとって厳しい局面が続く。(ニューヨーク時事)

8319チバQ:2022/09/24(土) 21:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0945dfe074fdced17f8206c3865826aa5f2588c
安倍氏国葬に海外首脳級の参列相次ぐ、目立つ「インド太平洋」賛同国…岸田首相は弔問外交に意欲
9/24(土) 0:40配信
 政府が27日に実施する安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)について、海外から参列する要人の顔ぶれが固まった。安倍氏が掲げた「自由で開かれたインド太平洋」構想に賛同する関係国からの参列者が目立ち、首相経験者の英国のメイ氏や豪州のターンブル氏ら元首脳も名を連ねた。

 岸田首相は22日の米ニューヨークでの記者会見で「各国への礼節を尽くし、我が国への信頼を高めるものになるよう全力を尽くしていきたい」と述べ、国葬の前後に行う弔問外交に意欲を示した。

 政府は23日、首相が国葬に参列する9か国首脳、1国際機関の代表と26日に個別に会談すると発表した。同日に米国のハリス副大統領と会談し、夕食を共にする方向で調整している。

 安倍氏は首相時代、中国の台頭を念頭に同構想を掲げ、先進7か国(G7)や豪州、インドなど関係国との連携強化を図った。国葬には、豪州からターンブル氏を含む首相経験者3人とアルバニージー首相が参列する。インドからはモディ首相、カナダのトルドー首相、シンガポールのリー・シェンロン首相も来日する。

 一方、動向が注目された中国は万鋼・全国政治協商会議副主席を派遣する。万氏は共産党員ではなく、エリザベス英女王の国葬に参列した王岐山(ワンチーシャン)国家副主席より序列が低い。安倍氏が現職の首相ではないことを考慮した人選とみられる。

 台湾は蘇嘉全・台湾日本関係協会会長を参列させる。中国が反発することを考慮して現職の高官らの派遣は見送ったようだ。蘇氏は立法院長(国会議長)を務めた与党・民進党の有力者で、蔡英文(ツァイインウェン)総統に近い。

 ロシアは、シュビトコイ・国際文化協力担当大統領特別代表が参列する予定だ。

8320チバQ:2022/09/24(土) 21:16:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6ac00697c249a2dd0610714669acaab21b2d0e
国葬参列6千人の想定大きく下回る 割れる世論、相次ぐ野党の欠席
9/23(金) 13:27配信


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北海道新聞
安倍晋三元首相の国葬の参列者数

 27日に行われる安倍晋三元首相の国葬の参列者は22日時点で4300人程度と、最大6千人程度としていた想定を大きく下回る見通しだ。世論の賛否が割れていることが影響している可能性がある。松野博一官房長官は「説明を尽くしたい」とするが、国葬実施が目前に迫る中で説明の機会は限られ、批判が収まる兆しはみえない。

 戦後の首相経験者で唯一国葬が行われた1967年の吉田茂元首相の場合は、東京・日本武道館で約6千人が参列。今回も同じ会場で、政府は同規模の参列者を想定し、国内だけで約6千人程度に案内状を送付していた。

 ところが、22日時点で確定した国内の参列者は案内状を送付した6割の約3600人。特に元職を含む国会議員は、送付者の約4割にとどまる。国葬実施に反対する立憲民主党の執行部や、共産党、社民党などが欠席を表明していることが影響しているとみられる。

 首相は国葬について「説明が不十分との批判もいただいている」として、8日に衆参両院の閉会中審査に出席。ただ、国葬実施については、安倍氏の首相在任期間が憲政史上最長だったことなどを挙げ「判断は適切だった」と強調。記者会見などでの説明を繰り返した。

北海道新聞

8321とはずがたり:2022/09/29(木) 18:01:19
自民党安倍派 塩谷元文科相 近く派閥の新体制を発表する考え
2022年9月29日 15時47分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220929/k10013841961000.html

自民党安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、派閥の会合で、安倍元総理大臣の「国葬」が終わり、1つの区切りになったとして、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

自民党最大派閥の安倍派は、安倍元総理大臣が亡くなったあと、後任の会長を置かず、それまでの体制を維持しています。

安倍派の会長代理を務める塩谷元文部科学大臣は、29日の派閥の議員総会で、27日の安倍氏の「国葬」について、「安倍氏が偉大な政治家だということを改めて強く感じた。本当に立派な厳粛な葬儀で、私どもにとっては1つの区切りになった」と述べました。

そのうえで「来月から臨時国会も始まるので、新しい体制をちかぢか示していきたい。安倍氏の穴を埋めるのはどんな体制でも難しいが、これからの政権を守り、日本の政治に中心として貢献できる体制を整えていく」と述べ、近く、派閥の新体制を発表する考えを明らかにしました。

8322チバQ:2022/09/29(木) 19:21:32
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASQ9Y4JR1Q9YUTFK00S.html?_gl=1*1uy12l9*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDQ0NjU1NC40MC4xLjE2NjQ0NDY4NTAuNDkuMC4w
「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議
2022/09/29 14:01朝日新聞

「安倍氏は国賊」発言の村上誠一郎元行革相に「処分を」 安倍派決議

自民党の村上誠一郎・元行革相=2021年10月10日午後、松山市、照井琢見撮影

(朝日新聞)

 自民党最大派閥の安倍派は29日、党本部で議員総会を開き、安倍晋三元首相を「国賊」と表現した村上誠一郎元行政改革担当相について、党に厳正な処分を求める決議をした。総会後、塩谷立会長代理は記者団に、「(衆院選の際に)公認をもらった人を国賊と言ったら、自ら先に辞めるべきではないか」と述べ、処分よりも前に自ら離党すべきだとの見解を示した。

 塩谷氏は、「大変な問題発言だ。政策論争はおおいにやっていいが、国賊というのはまったく違う」と述べ、近く茂木敏充幹事長に、処分を申し入れるとした。安倍派内では、発言が明らかになった当初から村上氏の処分を求める声が出ていた。

 村上氏は20日に朝日新聞などの取材に対し、国葬の決定過程などに疑義を唱え、安倍氏について「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と述べた。(森岡航平)

8323チバQ:2022/10/01(土) 10:07:13
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-907035.html?_gl=1*1va38bw*_ga*MjgzMDA1MDA3LjE2NTk2MTI5NDk.*_ga_XJ5END643J*MTY2NDU4NTQ2NC40My4xLjE2NjQ1ODY0MDAuMjAuMC4w
安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが
2022/09/30 06:02デイリー新潮

安倍派の会長後継は「史上最も軽い神輿」の意外な人物に 岸前防衛相に待望論はあったが

意中の後継候補はいたが

(デイリー新潮)

そろそろ決めなければ
 安倍晋三元首相の国葬が終わり、最大派閥・安倍派の後継選びが本格化している。安倍派には有力後継候補が複数いるとされてきたが、すでにボスは決まっており、最大派閥にふさわしくない超軽量級だと評されている。

「安倍氏の死去後しばらくは後任の派閥会長を置かないということで一致を見ていたものの、永田町でしばらくというのはそう長くもないんだなぁということを実感しました」

 と、政治部デスク。

「パンツ高木こと高木毅国対委員長(派閥事務総長)が“国葬と山口県民葬(10月15日)が終わり次第、後任会長を決めるべきだ”と会合で訴えたことで、“そろそろ決めなければ”という流れが盛り上がってきたように思います」(同)

 これまで候補としては、松野博一官房長官(60)、西村康稔経産相(59)、萩生田光一自民党政調会長(59)、世耕弘成自民党参院幹事長(59)、下村博文元政調会長(66)、そして塩谷立元文科相(しおのや・りゅう72)の名が上がっていた。下村と塩谷の両氏は安倍派の会長代理のポストにある。

神輿は軽ければ軽いほど良い
「結論から言うと、塩谷氏が会長に就き、塩谷派が立ち上がることになりそうです。実質的には安倍派ですからそのままでも良いという意見もあったようですが、さすがに亡くなった方の名前をそのままいただくのもどうかということで、そのような形で落ち着くことになったということです」(同)

 塩谷氏は当選10回。先の総選挙では対立候補に小選挙区で敗北し、比例復活となっている。

「岸田首相以上に聞く力を発揮する調整型の政治家です。とはいえ、肝心の選挙に強くないというイメージが強く、それだけで派閥の領袖にはふさわしくない感じがします。実際、他の有力候補がその人事を承諾した理由も、“神輿(みこし)の軽さ”に関係していると見られます」(同)

「かつぐ神輿は軽いほど良い」とは特に永田町ではよく使われるフレーズではある。

「ここまで軽い神輿を見たのはなかなかないですね。有力候補の中で下村さんだけはいろんな意味でふさわしくないということが共通認識になっていました。ただ、その他の候補もスネに傷と言うか帯に短したすきに長しで決定力に欠けるのは否めません」(同)

意欲はあれど誰もついてこず
「安倍元首相の意中の人と言うか、最も評価していたのは萩生田氏でしたが、旧統一教会のイメージが強すぎてここは我慢の時と腹をくくっているようです。萩生田氏は良く言えばおおらか、悪く言えば脇が甘いタイプ。最近は派内若手との懇親の場を積極的に持つなど、種を蒔いているようですね」(同)

 松野、西村の両氏については、還暦前後の年齢かつ現役閣僚という点で共通している。

「しかも岸田内閣で要職の中の要職を務めていますので、派閥の領袖を兼ねると言うわけには行かないでしょう。両氏は派閥を取り仕切ることにとても前向きではありますが、下村氏ほどではないにしても派内議員の多くの心を掴むまでには至っていません」(同)

 唯一の参院議員である世耕氏については、

「いずれは衆院に鞍替えし、首相を目指すという意欲は隠さないのですが、同じ和歌山を地盤とする二階元幹事長の存在もあってなかなか果たされていません。加えて、地元での影響力を高める一里塚だった11月の知事選で、意中の候補の出馬を断念する事態に追い込まれてしまいました。派閥ボスをやれるほどの余力があるとはとても思えません」(同)

岸前防衛相登板説は?
 別の記者はこんな打ち明け話をする。

「実は、安倍氏実弟の岸信夫前防衛相の待望論もあがっていたんです。が、防衛相交代を余儀なくされた病気が深刻で、仕事がままならないようです。コップでお茶を飲むのも大変な状況だと聞きました」

「そして誰もいなくなった」とばかりに塩谷氏にバトンが回ってきた格好だが、神輿の軽さもさることながら、候補の中では72歳の最年長者ということで、有力候補者の間でも特段、反対の声は上がらなかったという。

「普通これだけ候補がいれば、群雄割拠とばかりに派閥が割れる可能性も十分あり得るのですが、今はそんな体力もないと他派閥から揶揄されています」(同)

 安倍元首相の存在の大きさを日々感じていることだろう。

デイリー新潮編集部

8324チバQ:2022/10/01(土) 10:10:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/98b39c3a591b264f30c818bd0867869cc811e546
安倍会長後継、塩谷氏浮上 分裂回避優先、結束に不安 自民
10/1(土) 8:19配信


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時事通信
 安倍晋三元首相の国葬を終え、自民党最大派閥の安倍派が新体制発足に向けた調整を本格化させた。

 派内では会長代理の塩谷立・元総務会長を会長に昇格させ、「塩谷派」に衣替えする案が浮上。10月6日の総会での決定を目指す動きがある。ただ、「年功序列」色の強い塩谷氏の会長就任は派閥分裂回避のための暫定体制の印象が拭えず、結束に不安を残しそうだ。

 「塩谷氏を会長に推薦したい」。関係者によると、29日の安倍派幹事会で、同派最高顧問を務めるベテランの衛藤征士郎元衆院副議長がこう提案。塩谷氏とともに会長代理を務める下村博文元政調会長や山崎正昭元参院議長が賛同の声を上げた。異論は特段出なかった。

 塩谷氏と下村氏は国葬前日の26日、衆院議員会館で秘密裏に会い、新体制の在り方を話し合っていた。塩谷氏は幹事会後の総会で「正直、安倍氏の大きな穴を埋めるのは難しい」としつつ、「新しい体制を近々示したい」と語った。

 衛藤氏らが塩谷氏を推すのは、当選10回を重ね、温厚な性格で敵が少なく、反対の声を上げにくいと読んでいるからとみられる。ただ、塩谷氏を総裁候補とみる向きは少なく、派内からは早くも「毒にも薬にもならない」「会長には総裁候補を据えるべきだ」と不満が漏れる。

 安倍氏死去から2カ月半を経ても、安倍派が後継会長を決められない背景には、抗争激化による派の分裂への恐れがある。安倍氏は生前、下村氏、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官、西村康稔経済産業相を総裁候補に挙げたが、「衆目の一致する後継はいない」(萩生田氏)のが実情だ。

 安倍氏の死去直後には、後継会長をしばらく置かず、塩谷氏ら有力者7人の集団指導体制に移行する案が浮上。しかし、7人から漏れた下村氏らが反発し、国葬を終えるまでの間、従来体制の骨格を維持することになった経緯がある。

 塩谷氏が会長に就いても、派の結束は見通せない。会長以外の幹部人事でもめる可能性があり、党総裁選が近づけば、総裁候補選びの形で抗争が再燃しかねない。他派閥は「遅かれ早かれ安倍派の分裂は避けられない」(閣僚経験者)と跡目選びの行方を注視している。

8325名無しさん:2022/10/04(火) 20:46:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/97c0b83ded38e9be70e394034348a25068802c4d
岸田文雄首相の長男を首相秘書官起用に「まさに身内びいきだ」批判の声 突然の人事に波紋広がる
10/4(火) 20:23配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2021年11月撮影)

 政府は4日、同日付で岸田文雄首相の長男翔太郎氏(31)を首相秘書官に起用する人事を発表した。翔太郎氏は2020年3月から岸田事務所で秘書を務めている。松野博一官房長官は会見で「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で判断した」と説明したが、突然の人事に波紋が広がっている。

 立憲民主党の安住淳国対委員長は「どなたを秘書官にするのも、それは総理のご判断ですが、ご長男で身内を今、急に差し替えて秘書官にするのは、それなりの理由があってのことだとすれば、ちゃんと説明した方がいい」と指摘した。また「非常に重要なポストで大きな権限を持つ。そこに若いご子息を据えるというのが、岸田政権にとってなぜ必要だったのか。突然すぎて違和感を感じる」などと述べた。

 国民民主党の玉木雄一郎代表は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との複数の接点が相次いで判明している山際大志郎経済再生相に対する岸田首相の任命責任を引き合いに「そのタイミングで今度は身内を秘書官にする。優秀な人だとは思うが、感じが悪い」と批判し、「まさに身内びいきだ」とした。

記事に関する報告

8326チバQ:2022/10/05(水) 11:40:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/63d2af243d865c315b641ece67ff794f8f08e6c4
岸田首相長男の秘書官登用が波紋 野党批判、自民戸惑い
10/5(水) 7:10配信

時事通信
政府・与党連絡会議で発言する岸田文雄首相(手前)と長男で首相秘書官の翔太郎氏=4日午後、首相官邸

 岸田文雄首相は4日に就任1年を迎えたのに合わせ、公設秘書で長男の翔太郎氏(31)を政務担当の首相秘書官に起用した。


 周辺は「人事の硬直化回避が狙い」と説明するが、政府内では「世襲をにらんだ布石」との見方がもっぱら。野党は「身びいき」と批判し、自民党内では「政権への逆風が強まりかねない」と戸惑いが広がる。

 翔太郎氏は慶応大法学部卒。2014年に三井物産に入社し、20年に首相の議員事務所に入った。首相秘書官は現在8人おり、翔太郎氏は事務所に戻る山本高義氏に代わって政務担当を務める。松野博一官房長官は記者会見で「人事は適材適所の考え方で行っている」と説明した。

 永田町には波紋が広がった。立憲民主党の安住淳国対委員長は記者団に「首相秘書官は閣僚以上の力を持つ。若い子息がなぜ必要か」と疑問視。共産党の井上哲士参院議員はツイッターで「政治の私物化」と指摘し、国民民主党の玉木雄一郎代表は会見で「まさに身内びいき」と切り捨てた。

 自民党内では「首相が最も信頼する方が秘書官(を務めればいい)」(石破茂元幹事長)と理解を示す声も出ている。しかし、現在は首相自身が所信表明演説で「国難」と評するほど、物価高騰や新型コロナウイルス禍に国民が苦しんでいるさなか。「国民感覚とずれている」(ベテラン)と疑問視する声が目立つ。

 首相は昨年12月、衆院選で落選した石原伸晃自民党元幹事長を内閣官房参与に一時起用し、「お友達人事」と批判を浴びた経緯もある。同党の閣僚経験者は「今は『わが家』ではなく『わが国』に専念すべきときだ」と苦言を呈し、党関係者は「周辺が止めるべきだった」と嘆いた。

8327チバQ:2022/10/06(木) 10:10:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f643a6bde0211862cb6e12466ae8a0854d1ead
長男を首相秘書官 税金を使った「身内びいき」なのか
10/6(木) 7:55配信


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毎日新聞
岸田文雄首相(左)と首相官邸に入る長男の岸田翔太郎首相秘書官=東京都千代田区で2022年10月4日、竹内幹撮影

 岸田文雄首相が長男の翔太郎氏を首相秘書官に就ける人事には「税金を使った身内びいきではないか」という批判もあります。

 ◇首相に影響力

 閣僚はそれぞれの省庁で仕事をしており、常に首相の身近にいるわけではありません。一方、官邸には多くのスタッフがいます。権力の近くにいることで影響力を発揮する場合があるのは変わらぬ真理ですが、官邸主導が強まった今はその意味が重くなっています。

 首相に対して一閣僚より政治的影響力がある官邸スタッフはこれまでもいました。 首相秘書官だから必ず影響力があるわけではありませんが、首相の身近にいることで、その有力な候補になりえます。

 ◇「政務」の意味

 翔太郎氏が就くのは政務担当の秘書官です。首相秘書官は現在8人ですが、財務省など省庁出身の秘書官がいます。各省ともエース級を送り込んできます。

 首相秘書官経験者が事務次官になる例もあります。たとえば第1次安倍政権で首相秘書官を務めた田中一穂氏は第2次安倍政権下の2015年に財務事務次官に就任しています。

 もちろん、省益優先であってはならないわけですが、帰ることが前提になっている(戻らない人もいます)だけに、どうしても出身省庁の影がちらつきます。そこで政務担当の秘書官の調整能力が重要になってきます。

 よくあるのは昔からの信頼できる事務所の秘書を官邸に入れて首相秘書官にする場合です。小泉政権で政務担当の首相秘書官だった飯島勲氏がこのケースです。

 今井尚哉氏のような例もあります。経済産業省出身の今井氏は第1次安倍政権で事務の首相秘書官を務めた後、第2次安倍政権で政務担当の首相秘書官になっています。現在、筆頭格の政務担当の首相秘書官である嶋田隆氏は経産事務次官を経験しているので「今井型」とも言えます。

 ◇身内を就ける意味

 翔太郎氏は岸田事務所の公設秘書を経験しています。その意味では「飯島型」です。長男の前任といっていい政務担当の首相秘書官は山本高義氏で、岸田事務所に戻ります。事実上は岸田事務所から出していた首相秘書官の交代です。

 筆頭格の嶋田氏は引き続き残るので、翔太郎氏が飯島氏や今井氏と同じ意味を持つわけではありません。岸田氏の真意は嶋田氏の監督のもと、まだ若い翔太郎氏に経験を積ませたいのだとみられます。

 これまでも秘書に後継者に想定する親族を就けて経験を積ませる例はありました。安倍晋三元首相も国会議員になる前に、父の安倍晋太郎元外相の秘書官を務めています。

 ただ特に秘書給与流用事件以来、公設秘書など税金から給与が出る立場に親族を就けることには慎重であるべきだという考えが永田町でも広がりました。税金を身内で回しているという批判は免れません。(政治プレミア編集部)

8328チバQ:2022/10/06(木) 10:25:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/34f7b77b73521fd475a3ffcbcf894b5459068f58
臆測広がる「大陸8割」発言 識者「高市氏、事実関係の説明を」
10/5(水) 21:39配信



毎日新聞
インタビューに答える高市早苗・経済安全保障担当相=東京都千代田区で2022年8月29日、猪飼健史撮影

 国葬反対を巡る「大陸8割」発言はあったのか、なかったのか――。渦中にいる高市早苗・経済安全保障担当相が明言せず、SNSを中心に臆測が広がっている。こうした事態に、ごまかし答弁を指す新語「ご飯論法」を広めた上西充子・法政大教授は「政府の信頼を取り戻すためにも、きちんと説明してほしい」と指摘する。


 騒動の発端は、三重県の小林貴虎県議(48)=自民=のツイッターだ。2日、次のように投稿した。

 <国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという。今日の講演で伺った話。ソースは以前三重の政治大学院でもご講演頂いた事のある現職。>

 投稿は拡散し、「いいね」は1万1000件以上(5日午後6時時点)付いている。これに対し、SNSでは「どこからそんな情報を手に入れたのですか?」「その方のお名前は?」などといった反応が相次いだ。

 すると小林氏は4日、「誰が話したかって話ね。高市早苗さんです」と報道陣の取材に答えた。保守系団体「日本会議」の会合が2日に名古屋市内であり、高市氏が安全保障問題について講演した際に「政府の調査結果」として話した内容を基に投稿したと説明した。

 また小林氏は4日、ツイッターにも次のように投稿した。

 <さて皆さん非常に関心が高い様なのでお答えすることにしました。私が総理大臣になって頂きたいと強く願っている高市早苗先生が、政府の調査結果としてお伝えいただいた内容です。ウクライナ戦争で明らかになった様に情報戦争の時代です。我が国も安全保障上取り組むべき課題だと言うお話でした。>

 これを受けて毎日新聞は高市氏の事務所に質問状を送り、高市氏が日本会議の会合で講演した事実はあるのか▽「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ているという」という趣旨の発言をしたのか▽発言をしたのであれば、その根拠は何か――について尋ねた。

 高市氏は4日夜、メールで「日本には、情報操作(偽情報)に対応する法律が無いので、政府は調査することができません。政府が出来るのは、海外の情報機関や企業による調査結果の収集くらいです」と回答し、小林氏が言及した「政府調査」について否定した。

 しかし、高市氏が日本会議の会合で講演したかや、その際「国葬反対のSNS発信の8割が隣の大陸から」という趣旨の発言があったのか、については説明がなかった。

 また高市氏は4日、ツイッターに次のように「不正確な情報」と投稿したが、ここでも発言そのものの有無には触れなかった。

 <腕の耐え難い痛みでMRI検査を受けている間に、不正確な情報が。日本には情報操作(偽情報)対策の法律が無いので、政府が調査をすることは出来ません。海外機関による調査情報の収集は可能ですが。国防上の懸念もあり、法整備検討の必要性は3年前に党から提案しました。>

8329チバQ:2022/10/06(木) 10:25:18

 今のところ真相は不明だが、SNSでは小林氏の発言や投稿内容を疑問視する声が上がる一方で、高市氏の説明を不十分とみなす投稿も出ている。また、「(小林)県議と高市氏のどちらがうそをついているのかはっきりさせる必要がある」といった指摘も見られた。

 政治と報道のあり方についての著書もある上西教授は、毎日新聞の取材に「世論が他国によってゆがめられているのであれば、重要な問題です。デリケートな問題ですが、高市さんはそもそもどんな発言をしたのか、報じられているような発言をしたのなら、どんな根拠で発言したのか。政府の信頼を取り戻すためにも事実関係をきちんと説明してもらいたいです」と話した。

 そのうえで「仮に高市さんが間違ったことを言ってしまったと謝罪しても、辞職を求めるなど追い詰めることはしない方がいいと思います。もしかしたら、高市さんの発言を小林さんが誤解した可能性もある。大事なことは事実関係を明らかにさせ、国民が正しい情報を知り、今後不適切なことが起こらないようにさせることです」と述べた。

 真相が明らかになれば、小林氏や高市氏にとって不都合になる可能性もあるが「都合の悪いことも含めて説明をする。そういった姿勢も含めて国民は冷静に政治家を評価すべきではないでしょうか」と語る。

 また、企業の不正を例に挙げ「消費者が『もうこの会社の商品は買わない』となるか『ちゃんと検証しているのだからこれからは安心だろう』となるかは、謝罪と検証の仕方次第です。政治家もそれに倣ってほしい。『非を認めたら負け』のような風潮もありますが、そのせいで政治家が説明せず、事実関係がうやむやになることは不幸です。そのためには報道も政治家がいかに語ったかだけではなく、いかに語らなかったという点も伝えてほしいです」とした。

8330チバQ:2022/10/06(木) 10:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec01431bd549d15f264b1330c4c811f746fe29fc
麻生氏、茂木氏が周囲から白眼視される理由 身勝手人事で官邸と対立
10/6(木) 5:56配信


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デイリー新潮
唯我独尊の二人

 安倍晋三元総理の死を契機に、岸田政権への強い影響力を手にしたとされる茂木敏充幹事長と麻生太郎副総裁。が、実態は“我が世の春”とはほど遠く、むしろ風当たりが強まる一方だ。

 政治部デスクが言う。

「茂木氏は党所属の国会議員と旧統一教会との関係の調査を指示し、その結果を公表した。179人の議員名を明らかにしましたが、ホンネでは50人程度でお茶を濁したかったようです」

 その後、多くの申告漏れが判明。茂木氏は追加の調査を明言するハメに陥った。

「一連の騒動で茂木さんが評価されたのは、最初に結果を公開した9月8日の記者会見でキレなかったことぐらい。導火線の短さは有名なだけに、総理が“茂木さんを見直したよ”と妙な褒め方をしていたほど」

 10月3日に召集された臨時国会の重要テーマは衆院選における「1票の格差」の是正。小選挙区を「10増10減」とする公職選挙法の改正がそれだ。が、人口比を重視する現行の「アダムズ方式」では都市部の議席が増えるため、党の一部には「地方軽視だ」と見直しを求める声が燻(くすぶ)る。

国会の慣例を無視する麻生氏
 自民党幹部が言うには、

「実際、茂木幹事長もこの改革案には消極的です。臨時国会の前に党選挙制度調査会を仕切るベテランの逢沢一郎会長を交代させ、自分がイニシアチブを取りやすい後任を据えようとした。それが総理の反対で断念に追い込まれたんです」

 アダムズ方式の採用が決定したのは、安倍政権下の2016年。逢沢氏は当時から選挙制度の議論をリードしてきた。その彼をこのタイミングでクビにすれば、党が“政権に改革の意志はない”と宣言するに等しい。

「岸田政権は安倍氏の国葬と旧統一教会の問題で青息吐息。そのうえ選挙制度改革をご破算にしたら、もはや政権は持ちません。まさか、幹事長は政権を潰すつもりだったのか……」

 他方、昨年来、茂木氏と頻繁に会合を重ねてきた麻生氏にも批判の矛先が。

「麻生さんは国会の慣例を無視して、安倍氏追悼演説を麻生派の甘利明前幹事長にさせようと画策した。与野党からの批判で8月の臨時国会での実施は見送りましたが、いまも諦めていないようです」(政治部記者)

8331チバQ:2022/10/06(木) 10:38:50
“自分の胸像を建てると言い出したら引き際だ”
 麻生氏が白眼視される理由はこれにとどまらない。先の内閣改造の際、御法川信英国会対策委員長代理を交代させるよう、官邸に圧力をかけていたというのだ。

「今年2月に御法川さんが佐藤勉元総務会長らと麻生派を割って出たことを根に持っているんです。官邸は高木毅国対委員長の手腕を疑問視しており“他党との折衝がうまい御法川氏がいないと国会が回らない”と、何とか庇(かば)い切りましたが」(同)

 そんな麻生氏の舌好調は相変わらずという。

「最近は周囲に“生きているうちに自分の銅像を建てろと言い出したら引き際だ”と嬉しそうに話しています」(自民党閣僚経験者)

 この発言は、秋田県で計画されていた菅義偉前総理の胸像建立が延期になったと報じられた時期のもの。

「二階(俊博元幹事長)さんが動きそうにないいま、捲土重来を期するとされる菅さんは“岸田降ろし”のキーマン的存在です。麻生さんの発言は、それへの露骨な当てつけでしょう」

 党内には「麻生さんも茂木さんも、自分から動いてうまくいったためしがない」との声が――。

「週刊新潮」2022年10月6日号 掲載

新潮社

8332チバQ:2022/10/08(土) 09:42:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/193b6e8c97a2c1f6605cdb69b5013e4510d97dc2
「国葬・教団」低姿勢アピール 岸田首相、経済で局面転換狙う 課題山積・所信表明〔深層探訪〕
10/8(土) 8:24配信


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時事通信
衆院本会議で所信表明演説に臨む岸田文雄首相(手前)。奥は細田博之議長=3日午後、国会内

 岸田文雄首相は3日の所信表明演説で、安倍晋三元首相の国葬実施や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題で失った信頼を回復しようと「低姿勢」をアピールした。首相は物価高対策など経済重視を訴え、局面転換につなげたい考えだ。ただ、年末に向け防衛力強化など課題は山積しており、求心力が低下する首相の政権運営は厳しさを増している。

 ◇旧統一教会を名指し
 「国民の厳しい声に真摯(しんし)に、謙虚に、丁寧に向き合うことを誓う」。首相は衆院本会議の演説で、冒頭発言に続いてこう強調。「『厳しい意見を聞く』姿勢にこそ、政治家岸田文雄の原点がある」とも語った。

 所信表明演説などで、政権が重視する政策課題ではなく、国民の不満が強いテーマに前段で言及するのは異例。当初案の「社会的に問題が指摘されている団体」は「旧統一教会」と名指しする表現に修正した。松野博一官房長官は記者会見で「国民の声を正面から受け止め、信頼回復に取り組むという首相の強い思い」と説明した。

 背景には、4日で発足1年を迎えた政権の苦境がある。7月の参院選に勝ったものの、国葬への反発が強まり、旧統一教会と自民党議員との深い関係が明らかになるにつれ、内閣支持率は続落した。

 首相は演説で、悪質商法や高額献金の被害防止を念頭に「消費者契約に関する法令の見直しを検討する」と踏み込んだ。だが、演説に先立って首相と面会した葉梨康弘法相は「今の法律でも相当な対応ができる。現段階で(法改正の)方向性を出せる状況ではない」と伝えるなど、政府内のちぐはぐさも目立った。

 ◇山際氏に接点続々
 一方、首相が最も力点を置いたのは経済だ。物価高を踏まえ、電気代の負担軽減へ「前例のない思い切った対策」を講じると強調。また、政権の看板政策「新しい資本主義」に関し、学び直しと労働移動の円滑化などで、長年の懸案だった賃上げを実現すると訴えた。

 首相としては、「国民の最大の関心事」と見る経済政策に集中し、旧統一教会問題などが沈静化するのを待つしかない我慢の政権運営が続く。公明党の山口那津男代表は党会合で「早く国民に経済対策を届けるのが務め」と歩調を合わせた。

 だが、ここでも旧統一教会問題が影を落とす。経済政策の答弁を担う山際大志郎経済再生担当相は3日の会見で、新たに韓鶴子総裁との接触を認めた上で「他にも会合に出席した可能性はある」と明かした。

 立憲民主党の泉健太代表は記者団に「辞めてもらうのがふさわしい」と要求し、与党内にも「山際氏は持たない」との声が広がる。ただ、山際氏を辞めさせても他の閣僚に新事実が判明すれば、「辞任ドミノ」が現実となる恐れがある。

 ◇「地道にやるしかない」
 首相は演説で新たな国家安全保障戦略など3文書を「年末までに策定する」と改めて示した。保有を検討する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)や財源確保が焦点の防衛費増に公明党は慎重だ。首相が与党内調整に手間取る可能性がある。衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案も自民党内に不満を抱えており、今国会成立は見通せていない。

 支持率下落に伴い、政権の求心力は急速に低下している。演説の結びで首相は「『信頼と共感』を大切にし、正道を一歩一歩、前に向かって歩む」と強調したが、自民党内からも「低調だった」「何が言いたいのか分からなかった」などと厳しい声が上がった。党幹部は「地道にやっていくしかない」と漏らした。

8333チバQ:2022/10/08(土) 10:41:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/5766d3d7bcef3d418a052e4d97d8fe27ea12038b
寺田総務相、政治団体めぐる「脱税」報道を否定 立憲は公開質問状
10/7(金) 21:00配信
 寺田稔総務相の妻が代表の政治団体の人件費をめぐって脱税の疑いがあるなどと週刊文春が報じたことについて、寺田氏は7日の閣議後の記者会見で「事実に反することで誠に遺憾だ。課税対象となるものについては税金を払っている。脱税の事実もない」と否定した。

 文春が指摘した妻が代表の政治団体「以正会」の政治資金収支報告書によると、2016年〜20年、毎年約530万〜約570万円を人件費として支出。文春はスタッフに支払う際に源泉徴収せず脱税していた疑惑があると報じていた。寺田氏は会見で「源泉徴収義務を伴う常勤職員ではない方々だった。顧問税理士とも相談し、税務署の方も了解を得た形での税法上の処理となっている」と述べた。

 また、文春は寺田氏が支部長の「自由民主党広島県第五選挙区支部」と「寺田稔呉後援会」が、事務所を置く広島県呉市のビルを寺田氏と共に区分所有する妻に対し、賃料を支払っていたとも報じた。

 両団体の政治資金収支報告書によると、09年〜20年に計3255万円を妻に支払っていた。寺田氏は「適正な賃料の支払いであり、政治資金規正法上も税法上も合法的な行為だ」と述べ、賃料については「顧問税理士と相談し適正な価格を設定している」と説明。身内への資金の還流との指摘には「(妻は)扶養親族ではなく、独立採算でやっている。所有者が第三者であっても配偶者であっても取り扱いを変えることは税法上の公平性に反する」などと主張した。

 立憲民主党は7日、寺田氏に対して関係書類の提出などを求める公開質問状を提出したと発表。総務省は政治資金の所管省庁だとして、山井和則国会対策委員長代理は「違法か合法か判断する責任者がこういうことで大丈夫なのか」と語り、事実解明が必要との認識を示した。(東郷隆、高木智也)

朝日新聞社

8334チバQ:2022/10/08(土) 10:44:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/dd9556e7e8afd4785d4737f309c07f20924a866b
高市氏、国葬反対「8割が大陸」発言を否定
10/7(金) 11:45配信


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産経新聞
閣議に臨む高市早苗経済安保相=7日午前、首相官邸(矢島康弘撮影)

高市早苗経済安全保障担当相は7日の記者会見で、SNS(会員制交流サイト)で安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)に反対する発信の8割が「隣の大陸」から発信されたと自身の講演で述べた可能性が指摘されている問題について、「発言はなかった」と否定した。

自民党の小林貴虎三重県議が2日付のツイッターに、中国を念頭に「反対のSNS発信の8割が隣の大陸からだったという分析が出ている」と投稿。これは、高市氏が名古屋市内で行った非公開の講演で、政府の調査結果として言及した内容を紹介したものだと説明した。

発言の真偽が取り沙汰され、小林氏は6日、内容に誤りがあったとして投稿を撤回した。

高市氏は記者会見で「そういった報道に全面否定をすると、選挙を控えた自民党の議員に傷がつくこともあるかと思い、発言を控えてきた」と説明。「政府には調査をする法律がなく、よってそのような発言をすることはない」と述べた。

8335チバQ:2022/10/08(土) 10:46:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/19af591ed90f3fed0b6a5cf9037031c5ccc1b770
自民税調幹部に福田達夫氏 小委員長は塩谷立氏 体制固まる
10/7(金) 17:50配信

毎日新聞
自民党安倍派の会合に臨む福田達夫前総務会長=東京都千代田区の自民党本部で2022年8月25日午前11時59分、竹内幹撮影

 年末の税制改正を議論する自民党税制調査会の体制が固まった。「インナー」と呼ばれる幹部では、小委員長に安倍派会長代理を務める塩谷立氏が就任。福田達夫前総務会長を新たに幹部入りさせた。


 前厚生労働相で政策通の後藤茂之氏は副会長として起用する。昨年から小委員長を務めていた加藤勝信氏が厚労相として入閣し、幹事だった小倉将信氏も少子化担当相となったため、宮沢洋一・税調会長を中心に人選を進めていた。

 政府・与党は12月中旬に2023年度税制改正大綱を取りまとめる予定。税調は週明けにも新体制で初となる非公式の幹部会合を開き、議論をスタートする。【高田奈実、藤渕志保】

8336チバQ:2022/10/08(土) 11:04:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/108e35d97a2f56ffd2df5f837ed6d071628b456f
安倍元首相の山口県民葬、安倍派議員は80人出席の意向 細田衆院議長が追悼の辞
10/7(金) 6:40配信

中国新聞デジタル
山口県庁

 15日に山口県下関市である安倍晋三元首相の県民葬に、自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)の議員80人が出席の意向を示していることが6日、分かった。関係者によると、追悼の辞を細田博之衆院議長が述べる方向で最終調整している。


 安倍派は97人の国会議員を擁しており、8割を超える出席率となる。会長代理の塩谷立と下村博文の両氏をはじめ、現役の閣僚では松野博一官房長官、西村康稔経済産業相、西村明宏環境相、党幹部の萩生田光一政調会長たちが参列を予定する。追悼の辞を読むとみられる細田氏は衆院議長の就任に伴い自民党会派を離脱する前は、細田派(現安倍派)の会長だった。

 国会議員関係は元職を含めて約230人に案内状が出ており、半数程度が出席と返答。第2次安倍内閣で農林水産相を務めた林芳正外相(衆院山口3区)も参列する予定という。県関係者は「国会議員は突然の公務で直前に欠席となるケースもある」としている。

 山口県によると、県民葬の案内状は国会議員や県・市町の関係者たち約2千人に出している。県議会で審議している県民葬の経費6300万円を含む県の本年度一般会計補正予算案は7日の本会議で可決される見通し。

中国新聞社

8337チバQ:2022/10/09(日) 09:48:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/79a31f6732aa97ea6b7d36eaffec5c067ccdbd9e
菅前首相、じわり存在感 「ポスト岸田」政局なら影響力? 
10/9(日) 7:05配信


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時事通信
安倍晋三元首相の国葬で追悼の辞を述べる菅義偉前首相=9月27日、東京都千代田区の日本武道館

 自民党の菅義偉前首相が存在感をじわりと増しつつある。

 安倍晋三元首相の国葬で友人代表として弔辞を読んだのがきっかけだ。菅氏は脱炭素社会構築など自身の重視する政策課題に専念する姿勢を変えていないが、党内では岸田文雄首相の足元が将来揺らげば、後継を争う政局で影響力を発揮するのではないかとの見方も出ている。

 菅氏は7〜8日に沖縄県を訪問。16日告示の那覇市長選に出馬する候補者の事務所を訪ねて激励し、財界関係者らと面会を重ねた。沖縄問題は菅氏の「ライフワーク」(関係者)。敗北続きの沖縄の「選挙イヤー」を事実上締めくくる同市長選で、「何とか勝利をもぎ取りたい」(周辺)というわけだ。

 菅氏は1年前の退陣以降、政府・党の要職に就いていない。周辺によると、首相の政権運営に「テンポが悪い」と不満を口にしつつも、表立った批判は控えている。

 その菅氏に再び注目が集まったのは、先月27日の国葬で弔辞を読んでからだ。在任中に「言葉が響かない」と批判された菅氏が「本当に幸せだった」と声を詰まらせて安倍氏との日々を振り返ると、会場から異例の拍手がわき起こった。党幹部は「菅氏の弔辞で引き締まった」と語った。

 菅氏は強権的な政権運営でも批判を浴びたが、首相が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の沈静化に手間取る中、その手法を「力強さ」と受け取る向きもある。中堅議員は「菅氏なら関係者を更迭して収束させるだろう」と首相と比較。菅氏に近い議員は「いずれ菅氏の再登板もあり得る」と期待を示す。

 もっとも、菅氏は今のところ意欲を見せていない。かつて自身が安倍氏を説得したように、周囲から再登板を求められたらどうするかと2日のテレビ番組で問われると「状況が違う。自分の年齢も分かっている」と強調。自身のグループ立ち上げも「全く考えていない」と言い切った。

 党関係者は「菅氏には力のある側近がおらず、再登板は考えにくい。しかし、党改革に向けて幹事長に就任する展開はあり得る」とみる。菅氏は将来の首相候補と目される河野太郎デジタル相や小泉進次郎元環境相と近く、「ポスト岸田」政局で発言力を強める可能性もささやかれている。

8338チバQ:2022/10/10(月) 21:30:33
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022100900214&g=pol
国会、異例の「休戦」に 自民・高木氏に不安の声―ささやかれる会期延長
2022年10月10日07時09分

立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内
立憲民主党の安住淳国対委員長との会談に臨む自民党の高木毅国対委員長=7日、国会内


 3連休明けの国会は、一部を除いてほぼ1週間の「開店休業」状態に入る。衆参両院予算委員会の審議が始まるのは17日からの予定で、序盤から足踏みする異例の展開だ。国会運営の司令塔である自民党の高木毅国対委員長の指導力を不安視する声が与党内には広がっており、早くも会期延長が取り沙汰される事態になっている。
「9・27国葬」後も深まる政権危機【点描・永田町】

 高木氏は7日夜、東京都内の焼き肉店で岸田文雄首相や国対幹部らと夕食を共にした。首相が「国会運営をよろしく」と声を掛けると、高木氏はいつものように座を盛り上げ、会食は楽しげな雰囲気に包まれた。しかし、国会に目を向けると、とても余裕でいられる状況ではない。
 各党代表質問が7日で終了し、本来なら間を置かずに予算委の基本的質疑に移る。だが、タイミングが悪いことに、鈴木俊一財務相が国際会議出席で訪米するため11日から予算委は開かれず、1週間の空白が生じる。審議の遅れは政府が成立を目指す各種法案、2022年度第2次補正予算案の処理を圧迫する。
 審議促進という重要な役割とは正反対にも映る与党の動きに、立憲民主党の安住淳国対委員長も「(国際会議日程は)3カ月前に確定している。代表質問後に予算委を開けない日程をつくるのは今までにない」と首をひねる。首相は9日、視察先の三重県鈴鹿市で記者団から官邸と自民党国対の連携不足を指摘されると、「財務相の出席は国益の観点から極めて重要」などと繰り返した。
 野党は勢いづく。北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、空白期間に衆院外務委員会など3委員会の連合審査会を開くよう要求し、与党に応じさせた。開催は13日だ。国会では野党がペースをつくりつつある。
 迷走気味の状況について、自民党内では「司令塔である高木氏の動きの鈍さ、調整不足が原因」(中堅議員)との見方がささやかれる。実際、政府が国会召集日を野党に伝えた際、自民党は会期幅を決めていなかった。高木氏が首相官邸と十分に連携していなかったことから生じた「失態」とされる。
 交渉相手の立民国対委員長が「攻撃型」の安住氏に代わったことも、高木氏のほころびが目立つ要因との指摘もある。
 安倍晋三元首相の追悼演説をめぐっては、高木氏が自民党の甘利明前幹事長を起用する当初案にこだわり、与野党調整の「蚊帳の外」に置かれた。結局、立民の野田佳彦元首相の登壇が決定したものの、自民党が国会の司令塔を欠いた状態で調整を進めたことも影響し、演説は今月下旬以降となる見通しだ。
 国会会期は12月10日まで。11月中旬には首相が東南アジアを歴訪予定。政府は2次補正を同月中に提出する。提出法案は18本に絞ったが、政権内では日程が窮屈になるとの懸念が出ている。自民党の中堅議員は「1週間程度延長する可能性はある」との見方を示した。

8339チバQ:2022/10/11(火) 21:39:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_MMC5JOUE5VONNNBZ65AAT4DDYA.html
77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権
2022/10/11 17:02産経新聞

77歳にして「成長株」? 森山選対委員長じわり復権

自民党総務会に臨む森山裕選対委員長=11日午前、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

(産経新聞)

自民党の森山裕選対委員長が復権を遂げている。昨年10月の岸田文雄政権発足以降は非主流派に甘んじてきたが、今年8月の党役員人事で党4役の一角に起用された。最近では首相から相談を受ける機会も増えている。「数は力」を基本とする永田町だが、森山氏が率いる森山派(近未来政治研究会)は党内最小派閥。「数」を持たない森山氏はなぜ重用されるのか。

「飼料、肥料の国産化や円安メリットを生かした農林水産物の輸出拡大などに強力に取り組む」

首相は10日、鹿児島県霧島市を訪れ、こう強調した。日本一の和牛を決める国内最大の品評会にも現職首相として初めて出席し、優勝者に内閣総理大臣賞を授与した。傍らには、鹿児島を地盤とし、この品評会に力を注いできた森山氏の姿があった。

首相の地方出張には政治的メッセージが込められる。内閣支持率の下落が続き、逆風が吹く臨時国会の開会直後に鹿児島県を訪れたのは、農業や畜産政策とともに、森山氏との関係を重視する姿勢の表れでもある。森山氏は「気を使っていただいただけ」と述べるが、首相周辺は「首相は頻繁に森山氏と連絡を取っている。頼りにしているようだ」と明かす。

首相と森山氏はもともと近い関係にあったわけではない。昨年の党総裁選で森山氏は、首相ではなく河野太郎デジタル担当相を推した。直後の党役員人事では枢要ポストから外され、菅氏や二階俊博元幹事長らとともに非主流派に転じた。

ところが、首相は今年8月の人事で森山氏を選対委員長に起用した。党4役は多くの所属議員を抱える主要派閥から選ぶのが定石だが、森山派はわずか7人。総裁選で反目した最小派閥の領袖(りょうしゅう)に対する処遇としては異例といえる。

首相が買ったのは、衆院選挙区の「10増10減」をにらんだ森山氏の調整力だ。安倍晋三・菅義偉両政権下で歴代最長となる約4年にわたり国対委員長を務めた国会運営の手腕は、交渉相手の野党からも一目置かれる。10増10減に伴う党内の候補者調整は難航が必至なだけに、政権内からは「森山氏でないと務まらない」との声が漏れる。

非主流派へのくさびの側面もあった。森山氏は菅氏、二階両氏ら首相と距離を置く実力者とも近く、菅氏周辺は「菅、二階、森山がその気になって連携すればあっという間に一大勢力になる」と語る。森山氏を4役に据えることで、党内基盤を安定させる狙いもあった。

今年1月、二階氏は出演したテレビ番組で森山氏を「成長株」と評した。4月に77歳になった森山氏はこれを伝え聞いて「若い人に向ける言葉だ」と苦笑したが、二階氏の評価はあながち的外れとはいえなくなってきている。(石鍋圭)

8340チバQ:2022/10/11(火) 21:48:11
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6441273
村上氏 安倍氏「国賊」発言を否定
10/11(火) 12:20
安倍元首相を「国賊」と呼んだとして、自民党が処分を含め対応を検討している村上誠一郎衆議院議員が、党幹部に対し、「国賊なんて言っていない」と伝えたことがわかった。

自民・村上誠一郎衆院議員「あんな記事になるなんて、全然予想して...」

国葬を欠席した村上氏は、安倍元首相を「国賊だ」と発言したと一部で報道され、安倍派が厳しい処分を求めたため、自民党は12日、村上氏の処分を検討する党紀委員会を開く。

関係者によると、村上氏は、党幹部に対し、「言っていない」と否定したという。

ただ、党紀委員会に提出した文書では、発言を明確に否定していないということで、党の判断が注目される。

8341チバ:2022/10/12(水) 11:20:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/501b65628e91c54d429858d79c81563cb04995bd
空席の安倍派会長、当面は選出見送りへ…塩谷氏昇格案に「他派閥と渡り合えない」との声
10/12(水) 5:00配信

読売新聞オンライン
安倍晋三元首相

 自民党最大派閥の安倍派(97人)は、安倍元首相の死去後空席となっている会長ポストについて、当面は選出を見送る方向で最終調整に入った。複数の派幹部が明らかにした。

【図解】自民党各派閥の勢力、主流3派で150人

 派幹部らは10日夜、東京都内で執行部の体制について協議を行ったが、会長人事では意見集約できず、会長を置かない体制を維持する方向となった。

 安倍派は現在、塩谷立、下村博文両会長代理を中心とした暫定的な運営体制となっている。当初は、安倍氏の国葬を区切りとして新会長選出を含めた執行部を決める予定だった。塩谷氏は今月6日の派閥総会で、新体制について「来週ぐらいには(公表する)」との見通しを示していた。

 派内では一時、塩谷氏が会長に昇格する案も取り沙汰された。ただ、塩谷氏が先の衆院選で比例復活当選だったことなどから、「他派閥と渡り合えない」との反発が出ていた。

 新会長の選出時期について、派内には「できるだけ早く決めるべきだ」との声が多いものの、衆目の一致する安倍氏の後継候補はおらず、会長不在の体制が長期化する可能性もある。

8342チバQ:2022/10/12(水) 22:30:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1b4f6ac4135044e4cdd4f47b625f1650a9278b
安倍派新会長の決定先送りへ 塩谷氏昇格案に若手が異論
10/12(水) 17:23配信


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共同通信
塩谷立氏

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)は、安倍晋三元首相の死去後、空席となっている後継会長の決定を当面先送りする方向で調整に入った。同派重鎮を中心に塩谷立会長代理の会長昇格案が有力となったが、若手議員などから異論が相次ぎ、派内の意見集約に時間がかかるとの判断に傾いた。複数の同派幹部が12日、明らかにした。

 当面は塩谷氏ら派閥幹部が中心となって安倍派を運営する見通し。会長不在が長期化すれば、同派の自民党内での影響力が低下しかねず、会長選出に向けた動向は引き続き焦点となる。

 塩谷氏は今月6日の派閥総会で、今週にも新体制を決める考えを示していた。

8343チバQ:2022/10/14(金) 00:05:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0cb212b858f8b330b25fad74435822254120555
安倍派、新体制先送り 「塩谷会長」案に異論 自民
10/13(木) 12:51配信
 自民党安倍派は13日の総会で、会長ポストを空席とする現体制を当面続けることを確認した。

 塩谷立会長代理を新会長に昇格させて「塩谷派」に衣替えする案が一部にあったが、参院側や衆院の若手・中堅が異論を唱え、新体制移行を先送りした。

 塩谷氏は総会で「まだちょっと時期尚早の状況だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねないということで、丁寧に時間をかけようという結論に達した」と説明。この後、記者団に「私の判断が甘かった」と語った。

 安倍派は7月に安倍晋三元首相が死去した後、会長を置かず「安倍派」の呼称も継続してきた。安倍氏の国葬を終えたことから、派内のベテランが塩谷氏を会長に推した。塩谷氏は先週の総会で、13日にも新体制移行を決める考えを示していた。

8344チバQ:2022/10/14(金) 18:12:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/ede53b5b0d9a84362393202e21323f0a944d393a
狙いは「岸田家の存続」か? 支持率ダダ下がりでも長男を首相秘書官に起用したワケ〈dot.〉
10/14(金) 17:00配信


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AERA dot.
岸田文雄首相

 岸田文雄首相が10月4日に長男の翔太郎氏を政務担当の首相秘書官に任命したことに、「情実人事だ」との批判が噴出している。そもそも首相秘書官とはどんな職務で、どのような人物が就いてきたのか。岸田首相の狙いはどこにあるのか――。

【写真】親子一緒に官邸に入る様子はこちら

 翔太郎氏は慶應大学を卒業後、三井物産に勤務。2年前から岸田事務所で第2秘書を務めたが、昨年10月に岸田政権が発足し、山本高義氏が首相秘書官に転出した際に第1秘書に昇格した。

 しかし公設とはいえ議員秘書と首相秘書官では、その権限は大きく異なる。

 内閣法第22条はその1項で首相秘書官の設置を規定し、第2項でその数については政令で定めることとし、第3項で首相秘書官が「内閣総理大臣の命を受け、機密に関する事務をつかさどり、または臨時に命を受け内閣官房その他関係各部局の事務を助ける」としている。内閣と行政権の帰属を規定した憲法第65条を含めて解釈すると、首相秘書官の権限は極めて大きくなる。

 まさに立憲民主党の安住淳国対委員長が「首相秘書官は閣僚以上の権力を持つ」と述べた通りだが、実際にその例がある。第2次安倍政権の今井尚哉秘書官だ。

 今井氏は経済産業省の元キャリア官僚で、第1次安倍政権で経産省からの秘書官を務めた。安倍晋三首相(当時)が2007年9月に持病のために総理職を辞任した後も、今井氏は安倍元首相のところに足しげく通い、自信を失いがちの安倍元首相をゴルフや山登りに誘って励まし続けた。そして12年に第2次安倍政権が発足して政務担当の秘書官に就任したとき、経産省を退官して退路を断っている。

 今井氏はもともと押しが強い性格の上、今井善衛・元通産事務次官と、経団連会長を務めた今井敬・元新日本製鉄会長という大物をおじに持ち、官界にも財界にも顔が利く。第2次安倍政権が長期政権になったのは、今井氏が官邸を経産省カラーに染め上げたからだといわれていた。ちなみに森友学園問題で昭恵夫人付きスタッフとして財務省に連絡していた谷査恵子氏は経産省で今井氏の後輩にあたる。

 なお今井氏は内政だけでなく外交をも掌握しようとした。二階俊博幹事長(当時)が17年5月に訪中した際に持参した首相親書を巡る騒動だ。

 安倍首相(当時)から習近平国家主席へ渡される首相親書を作成する上で、中国が主張する一帯一路政策に懸念を抱いていた外務省は、「自由と民主主義に貢献する一帯一路を支持する」と、厳格な条件を付け、谷内正太郎・国家安全保障局長(当時)の決裁を経ていた。

 にもかかわらず二階氏に親書を託す直前に、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の参加に積極的な今井氏が、「安倍首相の意向だ」と条件を削除し、谷内氏を激怒させている。

 このように、押しの強い今井氏が首相秘書官を務めたゆえに、第2次安倍政権は7年8カ月も続き、井上義行氏が秘書官を務めた第1次安倍政権はわずか1年で崩壊。政権の寿命は首相秘書官の力量次第で決まるのかもしれない。

8345チバQ:2022/10/14(金) 18:12:21
 ならば小泉政権が5年5カ月も続いたのも、秘書官を務めた飯島勲氏の力量ゆえといえるだろう。

 飯島氏はそのメディア戦略や情報操作でもって、小泉純一郎首相(当時)の人気を作り上げた。飯島氏の手法は大手新聞社やテレビなどの媒体のみならず、雑誌など記者クラブに所属しない媒体にも深く関与し、広く世論を誘導していくものだった。

 また飯島氏は官邸に各省庁連絡室を設置し、秘書官を出している財務省、外務省、経産省、警察庁以外の省庁からもスタッフを常駐させ、霞が関を掌握した。その飯島氏と犬猿の仲だったのは小泉政権で04年まで官房長官を務めた福田康夫氏で、2人は激しく対立した。週刊誌に掲載された福田氏のスキャンダルの情報源は飯島氏だったといわれている。

 その福田氏が首相になったとき、秘書官に就任したのは長男の達夫氏だった。そもそも福田氏自身も父である福田赳夫元首相の秘書官を務め、その後継として1990年の衆院選で当選。2012年には達夫氏に選挙区を譲っている。これらは帝王教育及び国政進出に際しての箔(はく)付けに他ならない。

 そしてこれは長男のみならず、女婿などにも当てはまる。岸信介元首相の女婿である安倍晋太郎氏は1958年の衆院選で当選し、大平正芳元首相の女婿の森田一氏は選挙期間中に死去した大平首相(当時)の後継として80年の衆議院選で補充立候補し、当選を果たしている。

 さて、岸田首相の長男の翔太郎氏の場合も、将来は岸田首相の地盤を継ぐべく、その修業のために公設秘書となり、首相秘書官に就任したことは明らかだ。そして岸田政権が発足して1年たち、政権基盤が固まったあたりで翔太郎氏を帝王教育しようというところだったのだろう。


 しかしタイミングが悪すぎた。8月に行われた各社世論調査では、安定した支持率を誇っていた岸田政権だったが、9月には各社の調査で支持率が大きく下落した。

 また10月に入って食料品などが値上げされ、北朝鮮からのミサイル発射も続いている。3日に臨時国会が始まったが、これらに対して政府は有効な措置を講じてくれる様子がない。少なくとも国民はそう感じている。

 そうした状況の中で13日に公表された時事通信の世論調査では、内閣支持率は前月比4.9ポイント減の27.4%で、初めて「危険水域」に突入した。「青木率」(内閣支持率+政党支持率が50を割ると内閣が倒れる、あるいは政局になる、という経験則)も50.9と危機状態だ。

 また8、9日の共同通信の世論調査では、食料品や電気料金などの値上げについて、78.9%が何らかの打撃を感じており、安倍元首相の国葬についても61.9%が否定的で、岸田首相の政治的判断に国民の多くはNOを突き付けている。

 というのも、国民にとってまさに今は「戦時」となっているからだ。

 にもかかわらず、この危機に長男を既定路線通りに首相秘書官に任命したのは、岸田首相の視線が国民ではなく、岸田家の存続に向けられているととらえられても仕方ない。

 そのことすら気付かないということは、昨年に幸運にも政権を獲得した岸田首相の運はすでに尽きたのかもしれない。そしてそのような首相をおしいただく我々も、運が尽きてしまったのだろうか。

(政治ジャーナリスト・安積明子)

安積明子 政治ジャーナリスト。兵庫県出身。慶應義塾大学経済学部卒。国会議員政策担当秘書資格試験に合格し、政策担当秘書として勤務。その後テレビなど出演の他、著書多数。「『新聞記者』という欺瞞|『国民の代表』発言の意味をあらためて問う」(ワニブックス)などで咢堂ブックオブイヤー大賞(メディア部門)を3連続受賞。近著に「眞子内親王の危険な選択」(ビジネス社)。趣味は宝塚観劇

8346チバQ:2022/10/16(日) 19:23:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/29ac9a9662f7bab4b41eaf17d59143a2aceadd66
永田町の歴史に残る「5人組の密談」…密談が密談にならなかったワケ
10/16(日) 8:02配信

読売新聞オンライン
「参院のドン」と呼ばれたころの村上正邦氏(1999年)

 自公政権が始まって4半世紀近くたつ。この間、民主党内閣も含め、幾度も内閣が入れ替わったが、出だしから猛烈な逆風に見舞われたのが、森喜朗内閣(2000年4月発足)だった。発足の舞台裏を「5人組の密談」(*文末のメモ参照)と批判され、今でも語り草となっている。


 密談が密談にならなかったのはなぜか。5人組の1人、当時、参院自民党議員会長だった村上正邦氏がその事実を公の席で明らかにしたからだ。

 密談の翌朝、約30人の参院議員を集めた朝食会で自慢話のように話してしまった。

「大変なことですよ」
森喜朗首相(中央)と自民党役員会に向かう村上氏(2000年)

 前任の小渕恵三首相が倒れたのは2000年4月1日深夜のことだ。翌朝、村上氏の部屋(参院議員宿舎)の電話が鳴った。官房長官・青木幹雄氏からだった。

 「そっちに行ってもいいですか」(青木)
 「もう少し寝かせてくれんか」(村上)
 「大変なことですよ。小渕首相が入院した――」(青木)

 事態を受け、青木氏、村上氏ら自民党幹部5人が都内のホテルの一室に急いで集まった。後継を巡り何人かの名前が上がった。派閥の思惑や複雑な人間関係が重なって微妙な空気が漂う。そこで村上氏が切り出した。

 「ここにいる森さんでいいじゃないか」
 その一言で事実上「森首相」が固まったという。

 話の内容はすぐさま永田町に知れ渡り、読売新聞を含め複数のメディアが報じた。

「密談」を詳細に報じた読売新聞(2000年4月6日朝刊)

 実は、弊紙の記事を書いたのは私だった。政局取材班にいて、同僚記者が集めた情報を原稿にまとめた。

 取材メモを読んで、思わずうなったのを覚えている。村上氏の発言内容は描写力に富み、そのまま記事にしてもいいほどだった。

 村上氏は密談を暴露した形となり、批判の大合唱となった。どう受け止めたのか、後に村上氏に直接聞いたところ、
「謀議だと思っていない。緊急事態に党の幹部が前後処理を話し合うのは当たり前のことだ」と反論した。

頂点から転落
インタビューにこたえる村上氏

 思えば、村上氏はこの時が、政治人生の頂点だった。

 「5人組の密談」の翌年、ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団(KSD)を巡る政界汚職事件で村上氏は逮捕(受託収賄容疑)される。その後、裁判闘争の日々を送り、2008年には実刑が確定、服役した。

 私が村上氏を取材するようになったのは議員辞職してからだ。一時は「参院のドン」と畏れられた村上氏だが、気軽に取材に応じてくれた。永田町が政局で揺れるたびに権力闘争の背景や実力者の本音を生々しく解説してくれた。

8347チバQ:2022/10/16(日) 19:24:07
 印象に残るのは収監の日(2008年5月)、ホテルの一室で開かれた「壮行会」のシーンだ。村上氏に近い国会議員や元官僚、支持者らに見送られた。村上氏は「では、行ってきます」と語り、両手を合わせながら拘置所に向かった。

 村上氏が亡くなったのは2020年9月。享年88歳。晩年は「このままでは死んでも死にきれない」と訴え、「政治とは嫉妬と欲、恨みだ」と口にした。密談の内容を明かしたのは、政治の本質をそう見抜いていたからだろうか。

 よく俳句を詠んだ。
 「花吹雪我が一生の試練なほ」
 KSD事件に対する上告棄却の連絡を受けた、その日の句という。

 福岡・筑豊で育ち、「大志を抱いて」上京した。最近の永田町で見かけない「たたき上げ」、人間味のある政治家だった。今の政治状況を「村上さんだったらどう読み解くのか」。そう思いめぐらすことがある。(読売新聞編集委員 吉田清久)

メモ「5人組の密談」
 2004年4月2日、小渕恵三首相が脳梗塞(こうそく)で緊急入院したことを受け、都内のホテルの一室に、青木幹雄官房長官、自民党の森喜朗幹事長、野中広務幹事長代理、亀井静香政調会長、村上正邦参院自民党議員会長の5人が集まり、その場で小渕氏の後継首相を事実上、決めた。青木氏は「密談」の後、緊急に記者会見し、小渕氏入院の事実を明らかにした。

8348チバQ:2022/10/16(日) 19:24:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/701a8b69e8d4ade5807ddcceaf0e57f816733e2c
茂木氏、派内で足場固め 「ポスト岸田」、教団対応が焦点 自民
10/16(日) 7:04配信


時事通信
自民党栃木県連の会合であいさつする茂木敏充幹事長=15日午前、宇都宮市

 「ポスト岸田」に名前が挙がる自民党の茂木敏充幹事長(67)が、自身が率いる茂木派(54人)内で足場固めを着々と進めている。

 内閣支持率が落ち込む中、岸田文雄首相を支えつつも存在感を高めようとしているとの見方が党内にある。政権に逆風となる世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題をどう乗り切るかが当面の焦点だ。

 「来春の統一地方選の勝利を期して、日本をさらに前に進めていきたい」。15日、宇都宮市内のホテルで開かれた党栃木県連のセミナーで、県連会長を務める茂木氏はこう決意を示した。

 この後、講師として登壇した茂木派の加藤勝信厚生労働相は新型コロナウイルス対策について「重症化リスクの高いところをしっかりケアし、そうでないところはできるかぎり日常に戻していく」と述べ、感染抑制と社会経済活動の両立に向けて全力を挙げる考えを強調した。

 茂木氏は岸田首相と同じ衆院当選10回。政調会長、選対委員長、外相など要職を歴任してきた。

 加藤氏も当選7回ながら総務会長や官房長官を務め、将来の総裁選出馬の「有資格者」とされる。茂木氏としては「ライバル」になり得る同年生まれの加藤氏を地元の会合に招き、良好な関係をアピールする狙いもあったとみられる。

 茂木氏は昨年11月に派閥会長に就任すると、新人や旧石破派議員の勧誘に積極的に取り組み、茂木派は現在、安倍派に次ぐ第2勢力。派内には「日本のリーダーにしなければならない」(衆院若手)と待望論がある。

 ただ、独自色の濃い同派参院側の協力を得られるか見通せていない。影響力を保つOBの青木幹雄元参院議員会長(88)とは距離があるとされ、現職議員からも「茂木氏でまとまるのは難しい」との声が漏れる。

 着地点が見えない旧統一教会問題への対応は、党務を預かる茂木氏自身の評価に直結しそうだ。教団との接点に関する党所属議員の「点検」結果を9月にまとめた際は、氏名公表の基準などをめぐり「不公平だ」と不満も出た。

 教団側と「関係を断つ」とした党の方針は、来年4月の統一地方選に向けた公認作業にも影響しかねない。方針を徹底させるため、自らが本部長を務める「党改革実行本部」で今月中にもガバナンスコード(統治指針)を改訂する方針だ。

8349チバQ:2022/10/16(日) 19:25:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/755cd7740fe24f9d28fe413b2d04a4b5d6e38d05
安倍氏県民葬で一区切り 安倍派結束へ正念場続く
10/15(土) 20:03配信

産経新聞
「安倍晋三元首相県民葬」で黙祷が捧げられた=15日午後、山口県下関市(彦野公太朗撮影)

山口県下関市で15日に行われた安倍晋三元首相の県民葬には、自民党安倍派(清和政策研究会、97人)に所属する議員約80人が出席した。同派にとって一つの区切りとなったが、安倍氏の後任会長は決まっておらず、衆目の一致する党総裁候補はまだみえない。結束を維持できるのか、正念場が続きそうだ。



県民葬には萩生田光一政調会長や松野博一官房長官ら岸田文雄政権の幹部を含めた安倍派議員が参列した。中堅・若手議員は14日夜に安倍氏の行きつけだった下関市内の料理店で会合を開き、思い出に浸った。

県民葬で献花を終えた同派会長代理の塩谷立(しおのや・りゅう)元文部科学相は記者団に「多くの皆さんで安倍氏を送れてよかった」と振り返った。その上で「一致結束して安倍氏の遺志を継ぎ、日本の政治に貢献していきたい」と述べた。「結束」を強調するのは、それが同派の課題だと認識しているからだ。

塩谷氏は自らの会長昇格も視野に新体制を検討したが、「会長が総裁候補でなければ他派閥に侮られる」(中堅)といった異論に押される形で先送りとなった。参院側では「塩谷会長」の場合は衆参で派閥を割る案もささやかれた。

会長候補には萩生田氏や松野氏、西村康稔経済産業相、世耕弘成参院幹事長らの名前も挙がるが、「それぞれ長所と短所があって悩ましい」(若手)との指摘がある。萩生田氏は14日、「みんなで努力をして協力してやっていくことは確認できている。人事を急ぐ必要はない」と述べた。安倍氏の一周忌まで会長不在の現体制を維持すべきだとの意見もある。

一方、中堅議員は「派閥なのだから、いずれは首相候補を立てなければならない。ただ、私は安倍氏一筋だったので、人選によってはずっとこの派閥にいるかは分からない」と語った。(沢田大典)

8350チバQ:2022/10/16(日) 19:27:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/b879cd3eb94dcab4538d992cd69df7865937a2a0
「1年間の党役職停止」 「ひとり良識派」自任する村上誠一郎氏とは
10/12(水) 10:00配信

毎日新聞
衆院本会議で議員と言葉を交わす自民党の村上誠一郎元行政改革担当相=国会内で2022年10月5日午後0時55分、竹内幹撮影

 自民党の党紀委員会で「1年間の党の役職停止」処分が決まった村上誠一郎元行政改革担当相(70)は「ひとり良識派」を自任し、これまでも数々の歯に衣(きぬ)着せぬ直言で注目を集めてきた。特に安倍政権下では当時の安倍晋三首相に対する批判を繰り返し、波紋を呼んだ。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 村上氏は愛媛2区選出で当選12回。戦国時代に瀬戸内海を支配した村上海賊の末裔(まつえい)としても知られる。立憲民主党の岡田克也幹事長の義兄に当たる。

 小泉政権で2004年に規制改革担当相として初入閣したが、翌05年、「郵政解散」と呼ばれた衆院解散を決める臨時閣議では、当時の島村宜伸農相と麻生太郎総務相、中川昭一経済産業相とともに異論を表明。小泉純一郎首相から説得され、最終的には署名に応じた。

 もともとは三木武夫元首相のグループを底流とする党内派閥「番町政策研究所」(現在は麻生派に合流)に所属。旧高村派時代には事務総長を務めたが、野党転落後の10年に退会し、それ以降は無派閥の「一匹オオカミ」として活動を続けている。財政再建派としても知られる。

 第2次安倍政権発足以降、「安倍1強」が強まる中で、政権批判を強めた。13年の特定秘密保護法成立の際には「国民の知るべき情報が隠されないか」との異論を唱え、衆院本会議の採決には「体調不良」を理由に退席した。14年の集団的自衛権行使容認の憲法解釈変更や翌15年の安全保障関連法にも反対を表明。同法を了承する自民党総務会を途中退席した。

 「森友・加計学園問題」では「安倍さんのお友達が原因で起きている」などと繰り返し批判。18年に財務省の文書改ざん問題が発覚すると、党総務会で「大所高所の判断をすべき時期に来ている」と当時の安倍首相の退陣を求めた。

 18年の自民党総裁選では安倍氏に対抗して出馬した石破茂元幹事長の推薦人となり、安倍氏の後継を選ぶ20年の総裁選でも石破氏を支援した。

8351とはずがたり:2022/10/18(火) 21:04:40
安倍派、会長を当面置かず 「塩谷立会長案」は若手の反発で白紙に
https://news.yahoo.co.jp/articles/45d39908ae105fc687822a696d8d5658163e1331
10/12(水) 17:56配信
毎日新聞

自民党安倍派の総会で発言する塩谷立会長代理(奥右)=東京都千代田区の同党本部で2022年9月29日午後0時5分、竹内幹撮影

 自民党安倍派(97人)は12日、安倍晋三元首相の死去で空席となっている会長を当面置かない方針を固めた。引き続き「安倍派」として活動する。塩谷立会長代理が会長に昇格する案は派内の若手や参院側の反発が強まり、白紙に戻った。

【写真】安倍元首相国葬を振り返る

 同派には衆目の一致する安倍氏の後継候補がおらず、7月に安倍氏が死去したのを受け、当面会長を置かずに現執行部体制を維持する方針を決定。9月の安倍氏の国葬後に会長を選ぶ予定だった。

 同派幹部は分裂を回避するため、塩谷氏を新会長とした上で、党総裁候補を別に選ぶ案を軸に水面下で調整を進めてきた。塩谷氏も6日の派閥会合で、新会長を含む新執行部人事について「来週ぐらいには(発表する)」と述べていた。

 ◇参院側に世耕弘成氏を推す動き

 ただ参院側では、世耕弘成参院幹事長を会長に推す動きがあり、第2次安倍政権下で当選を重ねた若手の間でも塩谷会長案への反発が強まった。

 2012年衆院選で初当選した同派議員は12日、国会内で非公式会合を開いて対応を協議。出席者によると、「会長選定は時期尚早だ」「派閥会長と総裁候補は同じであるべきだ」などの意見が相次いだという。

 こうした状況を踏まえ、派閥幹部は「さまざまな意見が出てきており、急いで決めることに意味がなくなってきた」と語り、新執行部の発足を先送りする方針を明らかにした。【東久保逸夫】

8352チバQ:2022/10/24(月) 13:14:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bc21b9280107e73e93376b970ed4753783762bb
自民・茂木氏「三頭政治」 首相、麻生氏との関係強調
10/23(日) 13:14配信


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産経新聞
自民党の茂木敏充幹事長

自民党の茂木敏充幹事長は23日放送のBSテレ東番組で、政権運営をめぐり岸田文雄首相(党総裁)と麻生太郎副総裁と面会を重ねているとしたうえで、古代ローマの「三頭政治」になぞらえた。

茂木氏は「よく相談している。それぞれ総裁、副総裁、幹事長の立場であり政策グループ(派閥)の長でもある」と説明。「三頭政治という人もいるようだが、政権運営や党運営について話し合って決めていくことはごく自然なことだ」と述べた。

安倍晋三元首相の死去を受けて会長が不在となっている党最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)については「いろいろな形で、いろいろな人たちに配慮しながら、いろいろな人たちを巻き込みながら政権運営やっていくことが基本だと思っている」と語った。

8353チバQ:2022/10/24(月) 19:37:08

https://news.yahoo.co.jp/articles/c87a2cedcb874d8d08d6f95c80375509caee6d37
新しい資本主義、司令塔が退場 現場は悲鳴「大混乱だ」 山際氏辞任
10/24(月) 19:29配信

朝日新聞デジタル
山際大志郎・経済再生相=西村宏治撮影

 山際大志郎経済再生相(54)が24日、辞任する意向を明らかにした。岸田政権の看板政策である「新しい資本主義」や新型コロナ対策を担う担当閣僚として、重要なポジションだっただけに、政策面でも影響が出るのか注目が集まる。

 山際氏が担当大臣を務める経済財政諮問会議はこの日夕方に防衛費などについて議論する予定だったが、急きょ取りやめになった。部局の担当者は「長い歴史の会議で、取りやめはそうそう起こりえないことだと思う。有識者や関係省庁への連絡などで、(部局内は)大混乱だ」と話した。

 山際氏は、政府が今月中にも取りまとめる総合経済対策も担当していた。電気料金やガス料金の負担軽減策に加え、妊娠中や出産後の新たな子育て支援策として検討するクーポン配布事業といった政策のとりまとめが大詰めを迎えている。仕切り役が突然不在になることで、予定通りに経済対策がまとまるのか、困惑が広がりそうだ。

朝日新聞社

https://news.yahoo.co.jp/articles/269010dfa484255d03243c5276b481462907d5cd
山際氏「今、辞表を提出してきた」 記者団に辞任の意向を表明
10/24(月) 19:22配信

産経新聞
官邸に入る山際大志郎経済再生相=24日午後6時55分、首相官邸(矢島康弘撮影)

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と明らかになっていた山際大志郎経済再生担当相は24日夜、「今、辞表を(岸田文雄首相に)提出してきた」と述べ、辞任する意向を表明した。この時期に辞任する意向を固めた理由について「国会審議を考え、このタイミングだと思った」と述べた。官邸で記者団の取材に答えた。


山際氏は平成30年に旧統一教会主催の会合に出席し、教団トップの韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁と対面したと認めた。翌年にも韓総裁と集合写真を撮っていた。教団側との接点が次々と発覚して野党の追及が厳しくなる中、引責辞任に追い込まれた。

8354チバQ:2022/10/24(月) 19:38:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/cfb0269ecceb8970a5602548e13cc37e9d46e95f
山際経済再生相が辞任意向固める 後任に梶山幹事長代行らの名前が浮上
10/24(月) 18:22配信
旧統一教会との関係が相次いで明らかになっている山際経済再生担当大臣が大臣を辞任する意向を固めた事がわかりました。

山際大臣は午後7時から記者会見する予定でその前に岸田総理大臣に対し辞表を提出するとみられます。

政府関係者によりますと後任の大臣には梶山幹事長代行、古川元法務大臣、斎藤元農水大臣ら閣僚経験者らの名前が浮上していて調整を急いでいます。

山際大臣はいわゆる統一教会との関係をめぐり臨時国会での答弁で「記憶ない」などと繰り返し野党から連日追及を受けており答弁が持たないと判断したものとみられます。

政府高官は「世論調査でも辞任を求める声が高まっていた」と話しています。

閣僚経験者は「山際大臣の答弁はあまりに印象が悪かった」と指摘しています。

物価高対策を盛り込んだ経済対策をとりまとめる直前に担当大臣が辞任するという岸田政権の場当たり的な対応に自民党内からも批判の声が上がっています。

ある自民党幹部は「今、交代させる合理性は何もない。あまりに場当たり的で訳がわからない」閣僚の1人も「行き当たりばったりが過ぎる」と厳しく批判しました。

ある自民党幹部は「山際大臣を辞めさせるなら臨時国会が始まる前にやるべきだった。そもそも、内閣改造で留任させるべきでなかった」と岸田総理の一連の対応を批判しました。

内閣支持率が下がり続ける中経済対策を打ち出し反転攻勢を狙っていただけに山際大臣の辞任は、岸田政権にとって大きなダメージとなります。

8355チバQ:2022/10/24(月) 19:39:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa543764d159ba5a9556a9a12084771363ad96e
「瀬戸際大臣」は山際氏を指す、石井準一氏が認める…「野党だらしない」発言を謝罪
10/18(火) 19:46配信

読売新聞オンライン
石井準一氏

 自民党の石井準一参院議院運営委員長は18日、国会内で記者会見を開き、衆院予算委員会の質疑を巡って「野党がだらしがない」と発言したとして、「撤回し、心からおわび申し上げる」と陳謝した。

 石井氏は17日夜、岸田首相らと東京都内で会食後、衆院予算委の質疑を巡り、「(ほぼ定時の)17時1分で終わるなんて、野党側は緊張感がないね」と記者団に述べた。「『瀬戸際大臣』の首とれんのか、野党がだらしないね」とも語った。

 石井氏は記者会見で「瀬戸際大臣」が誰を指すかについて、「皆さんがご承知の大臣だ」と述べ、野党が「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題で辞任を求めている山際経済再生相であることを事実上認めた。

 立憲民主党の逢坂誠二代表代行は18日の衆院予算委で「石井氏の発言は言語道断だ」と抗議し、首相は「(会食の)席でそうした発言はなかった」と釈明した。

 石井氏は2007年の参院選で初当選し、現在3期目。「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄・元参院議員会長の側近として知られる。

8356チバQ:2022/10/25(火) 11:00:58
https://news.yahoo.co.jp/articles/e25446c3b48e361c681ab0033761a728e5f41083
山際経済再生相の後任に後藤茂之前厚労相 25日午後、正式就任へ
10/25(火) 10:42配信

朝日新聞デジタル
 岸田文雄首相は25日、辞任した山際大志郎経済再生相の後任に後藤茂之・前厚生労働相(66)をあてる方針を固めた。同日午後の皇居での認証式を経て正式に就任する。

 山際氏は24日夜、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりが次々に表面化し、政権運営の支障となっていた責任を取り、首相官邸で首相に辞表を提出した。首相は山際氏の後任について「25日に発表し同日夕刻、所定の手続きを済ませたい」と表明していた。

 後藤氏は、自民党政調会長時代の首相を政調会長代理として支えた。無派閥だが、昨年の総裁選では岸田陣営の事務総長代理を務めた。昨年10月の岸田政権発足時に厚労相として入閣。今年8月の内閣改造で交代していた。

 経済や社会保障分野、特に年金政策に詳しい。大蔵官僚を経て、2000年に民主党公認で初当選。03年に自民に移った。衆院長野4区選出で当選7回。

朝日新聞社

8357チバQ:2022/10/25(火) 15:05:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/f092c89ee3b9ba47df77186ddfd6a9694dc0780d
山際氏の後任に後藤茂之氏 混乱収拾図る 「辞任ドミノ」懸念も
10/25(火) 11:34配信

毎日新聞
山際大志郎経済再生担当相から辞表を受け取った後、報道陣の取材に応じる岸田文雄首相=首相官邸で2022年10月24日午後7時40分、竹内幹撮影

 岸田文雄首相は25日午前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題を受けて辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に、後藤茂之前厚生労働相(66)=衆院長野4区=を充てる方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。閣僚経験者を起用することで、野党が攻勢を強める臨時国会の審議などへの影響を最小限にとどめたい考えだ。同日夕の皇居での認証式に臨み、正式就任する。


 経済再生担当相は、28日にも取りまとめる予定の総合経済対策の責任者となる重要閣僚。後藤氏は、山際氏が担当した新型コロナウイルス対策や首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」担当も引き継ぐ。

 後藤氏は衆院当選7回で副法務相や自民党政調会長代理などを歴任。旧大蔵省出身で経済政策に明るく、前厚労相でコロナ対策にも精通した後藤氏を起用することで、総合経済対策の決定直前での山際氏の「更迭」によって生じた混乱の収拾を図る狙いがある。

 旧統一教会問題を巡っては、他の閣僚らへ波及する「辞任ドミノ」が政権内で懸念されている。後藤氏は、自民党が教団側と何らかの接点があるとして氏名を公表した党所属国会議員125人のなかに入っていない。

 山際氏は24日夜、首相官邸で首相と面会し、旧統一教会を巡る問題を受け、「国会審議に支障を来すのは本意ではない」として辞表を提出。首相は「経済対策や補正予算、旧統一教会問題に関する被害者救済、再発防止といった重要な課題に専念する」観点から了承したと記者団に説明した。その後の持ち回り閣議で辞任が正式決定した。

 山際氏の辞任を受け、与野党の国対委員長は25日午前、国会内で会談し、今後の国会日程について協議した。与野党は同日午後に行われる衆院本会議で、首相が山際氏辞任について説明することで折り合った。【中村紬葵、李舜】

8358チバQ:2022/10/25(火) 22:57:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/62ee3f8c975940fc155a39ea148af58d4945c34f
山際氏更迭を決断の首相、苦境打開できるのか
10/25(火) 21:31配信

産経新聞
衆院本会議に臨む山際大志郎前経済再生相=25日午後、国会・衆院本会議場(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相は25日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が次々と発覚して辞任した山際大志郎前経済再生担当相の後任に後藤茂之前厚生労働相を充てた。支持率の下落が続く中、手堅い国会答弁で知られる閣僚経験者の起用で立て直しを急ぐが、政権浮揚の兆しは見えない。


「政権として国民の『信頼と共感』が大事だと言ってきた。山際氏の説明はそのレベルに達しないという判断だ」

このタイミングで首相が山際氏を更迭することを決めた理由について、首相周辺はこう解説する。

旧統一教会との関係について山際氏が国民の納得する説明ができるのか。首相は17〜20日に開かれた衆参両院の予算委員会で見極める考えだった。だが、山際氏は「覚えていない」などと不明瞭な答弁を繰り返し、野党の批判は一層強まった。

首相は21日からのオーストラリア訪問を挟み、山際氏の交代を決断した。

参院予算委が終了した24日午後、松野博一官房長官が山際氏を東京・赤坂の衆院議員宿舎に呼び出し、首相の意向を伝えた。すでに山際氏には、派閥会長の麻生太郎自民党副総裁からも首相が交代させる考えであることが伝わっていた。

「国会審議に支障をきたすことは本意ではない」

同日夜、山際氏は官邸で首相に辞表を提出した。

政府内では今月3日の臨時国会開会前から山際氏の交代論が浮上していた。松野氏は数度にわたって議員宿舎で山際氏と面会し、旧統一教会との関係などを問いただした。

「大丈夫です。国会で説明します」

山際氏は辞任を拒み続けた。松野氏もそれ以上踏み込まず、結果的に政権の対応は後手に回った。

政府高官は「少なくとも国会で山際氏が追及されることはなくなった」と語る。交代で11月の令和4年度第2次補正予算案審議などを乗り切りたい構えだ。

だが、25日には一部の委員会が取りやめになるなど、突然の更迭劇の余波が広がった。首相は19日にも宗教法人への解散命令請求が認められる要件に関する答弁を1日で変更した。政権の場当たり的な対応が目立っている。(田村龍彦)

8359チバQ:2022/10/25(火) 23:02:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2a161d5cbdcab5aad91d941685a599be016f2e7
「政権の寿命を縮めますよ」迷走の末、遅すぎた‟更迭‟の決断
10/25(火) 10:00配信

西日本新聞
岸田首相

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との接点が次々判明した山際大志郎経済再生担当相の更迭劇は、岸田文雄政権の迷走ぶりを改めて浮き彫りにした。山際氏の説明は説得力と誠実さを欠き、与党内からも「辞任やむなし」との声が高まっていたにもかかわらず、解任の機を逸して追い込まれたのが実情だ。首相の任命責任を問う野党がますます勢いづくのは必至で、政権へのダメージは避けられそうにない。


 午後7時前。辞任の意向を首相に伝えるため、官邸に現れた山際氏の表情はうつろだった。

 「このタイミングしかないと思った」。首相との数分間の面会後、記者団の前に立った山際氏は淡々と語った。引き金となった教団側との接点に関する自らの説明責任については「何か深い関係があったわけではないので説明できなかったのは事実だ。全部覚えていることの方が自然ではない」。引き際に至ってもまだ、持論を貫き通した。

 約35分後、同じ官邸エントランスホールで首相が記者団に語った。「国会審議に支障を来すのは本意ではないと申し出があった。私は了とした」。更迭を否定したものの、引導を渡していたのは間違いない。この日、夕方に予定されていた政府の経済財政諮問会議は急きょ、中止に。自民党本部であった役員会への出席も首相は見合わせていた。

 政府関係者によると、官邸サイドが山際氏に見切りを付け、閣僚交代にかじを切ったのは先週半ば。17日から始まった衆院予算委員会で山際氏は、野党から教団側との関係を問われても「記憶にない」「資料がないので分からない」などと不誠実な答弁を連発し、傷口を広げていた。さらに18日には「これから新しい事実など、さまざまなことが出てくる可能性はある」。自民幹部からも「もっと、まともなことが言えないのか」と突き放されていた。

 「かばえばかばうだけ、政権の寿命を縮めますよ」。首相の下には連日、山際氏の更迭を求める意見が届いていた。山際氏の後ろ盾となっていた甘利明前幹事長の説得もあり、首相はいったんは事態を見守る構えも見せたが、最後は押し切るしかなかったという。

 24日、参院予算委の集中審議を終えた首相は、午後4時過ぎに官邸に戻ると、自民の麻生太郎副総裁ら党幹部に電話で「閣僚交代」を告げた。「仕方ないですね」。山際氏が所属する麻生派の会長でもある麻生氏は既に事態を把握しており、驚いた様子を見せなかったという。

 政府、与党内には、10月初旬の今国会開会や、先週の衆参両院の予算委開始前に首相が決断すべきだったとの意見が根強く、首相の指導力に対する不信感も漂う。各種世論調査で内閣支持率は続落しており、自民関係者は「きょう、あすで踏み切らなければ、今国会は絶望的だった。首相にとっても瀬戸際だった」とあてこすった。

 山際氏を「瀬戸際大臣」と皮肉り、首相に解任を迫っていた野党は一層、ボルテージを上げる。立憲民主党の安住淳国対委員長は、「一言で言って遅すぎた。予算委が終わった段階で辞めるのは誠実さに欠け、政権のマネジメントが問われている」と批判をぶちまけた。

 (東京支社取材班)

8360チバQ:2022/10/26(水) 11:39:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/0df3c88366b3ee8eccdb33fa2f0421bdcf7ac9f6
山積する重要課題 経済対策へ問われる手腕 後藤経済再生相
10/26(水) 7:07配信


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時事通信
経済再生担当相に就任し、記念撮影する後藤茂之氏(中央)。右は岸田文雄首相、左は松野博一官房長官=25日午後、首相官邸

 辞任した山際大志郎氏の後任に就いた後藤茂之経済再生担当相は、総合経済対策の策定や「新しい資本主義」の具体化など山積する課題に着手する。

 いずれも、岸田政権の浮沈を左右する重要課題。物価高への早急な対応やコロナ禍からの経済回復が求められる中、司令塔となる後藤氏の手腕が早速問われることになる。

 当面の焦点は、物価高対策などの総合経済対策。政府はもともと、今月28日にも対策を決定し、11月に財源の裏付けとなる補正予算案を国会に提出する方針だった。食料やエネルギーなど生活必需品の相次ぐ値上げに国民が苦しむ中、閣僚の辞任劇で対策に遅れが出ることは許されない状況だ。

 後藤氏は25日昼、官邸で記者団に「私も(自民)党の側にいて政策の提言や調整に関わっていた。丁寧にキャッチアップして進めていきたい」と述べ、予定通り今月中に経済対策を取りまとめる考えを強調した。

 年末に向けても、重要課題が目白押しだ。後藤氏は新しい資本主義や、スタートアップ育成などの担当相も兼ねる。年末までに策定するスタートアップの育成計画や資産所得倍増プランは政権の目玉政策。防衛費の大幅増額が焦点となる2023年度予算編成に向けても、岸田首相を議長とする経済財政諮問会議の担当相として、財政健全化との両立が求められる。

 後藤氏は旧大蔵省の出身で、税制や社会保障にも明るい「政策通」とされる。8月まで厚生労働相としてコロナ対応に当たった経験もあり、内閣府幹部は「山積する政策課題に即戦力として対応いただける。大変心強い」と歓迎する。経済対策からコロナまで、幅広い課題に短期間でどう対応するのか注目される。

8361チバQ:2022/10/26(水) 11:41:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed702cb39782e44a0c093a8312a9a371c0d80178
「塩谷派」が流れて安倍派に分裂の兆し 世耕弘成参院幹事長の動きに猛反発する人々
10/26(水) 6:31配信
デイリー新潮
世耕弘成参院幹事長

 自民党の国会議員の間で、朝日新聞の報道が話題になっているという。10月13日に電子版が配信された、「安倍派新会長決められず 『塩谷派』案は中堅若手が異論」というタイトルの記事だ。


 ***

 自民党の最大派閥は、衆参合わせて97人の国会議員を擁する清和政策研究会、つまり安倍派だ。

 安倍晋三元首相(1954〜2022)が凶弾に倒れ会長の座は空位となっていたが、国葬や山口県での県民葬が終わったこともあり、最近では塩谷立会長代理(72)を新会長に推す動きが活発化していた。担当記者が言う。

「ところが、安倍派は13日に総会を開き、塩谷さんが『当分は新会長を決めない』と説明したのです。意外な展開を新聞各紙が報道しました。そして朝日新聞は、新会長の決定が見送られた理由として、2012年12月の衆院選で初当選した4期生を中心とした中堅と若手の議員が反発したため、と報じたのです」

 中堅と若手の反発が原因と報じたのは朝日新聞だけではない。日本テレビも同日、自社のニュースサイト「日テレNEWS」で、「自民“最大派閥”安倍派が会長決定を見送り」の記事を配信、以下のように理由を伝えた。

《当選3回以下や4回生のグループから「我々は安倍チルドレンだ。安倍派のままがいい」などの反対意見が多く上がり先送りすることとなりました》

血判状の衝撃
 自民党のある衆議院議員は、「4回生議員といっても決して一枚岩ではなく、色んな考えを持っています。朝日の記事は、実相を伝えられてはいないですね」と言う。

「一部の週刊誌は、『塩谷さんの会長就任を潰したのは、実は森喜朗元首相(85)』とも報じました。しかし、これも事実と違います。今回、『塩谷派』が誕生しなかった一番の原因は、世耕弘成参院幹事長(59)なのです」

 清和政策研究会に所属する参議院議員は、別途「清風会」を結成している。もちろん会長は世耕氏だ。

 安倍派の参議院議員は世耕氏ががっちりと押さえている──そう報じたのは毎日新聞だ。

 18日の朝刊に「自民党:安倍派後継争い、熱帯び 『塩谷会長案』白紙/世耕氏登用反発 県民葬集結でも先行き不透明」の記事を掲載、世耕氏の名前を明記した。

《今月11日には、清和会の参院議員集団「清風会」に所属する38人が署名した「血判状」が清風会会長の世耕氏の元に届く。「世耕会長のもと一致団結して行動する」とする内容だった。ある中堅は「世耕氏こそ派内の要職につくべきだ。清風会と衆院の一部が手を組めば新体制はすぐに決まる」と話した》

8362チバQ:2022/10/26(水) 11:41:15
「キンメダイ」の陰口
「毎日新聞の記事では、まるで38人が自主的に『塩谷会長反対、世耕さんを会長に!』と陳情したかのような印象を受けますが、これもどこまで事実なのか……。少なくとも清和政策研究会に所属する衆議院議員で、毎日新聞の報道を真に受けている人は少ないはずです。血判状は世耕さんが作らせたと見ています」(同・代議士)

 毎日新聞の記事には、安倍派に所属する《参院から「塩谷・世耕両会長」案が浮上》したとも書かれている──。

「世耕さん本人が『衆参から1人ずつ会長を出し、2人体制にしたい』とこだわったのが事の真相です。世耕さんが最後まで『塩谷派』に反対していたため、新会長の決定はお流れになってしまったのです」(同・代議士)

 世耕氏は安倍政権下で官房副長官や経済産業相を務めるなど、陽の当たる道を歩んできた。そもれあってか、一部の安倍派議員からは「目立ちたがり屋」言われている。世耕氏を陰で「キンメダイ」と呼ぶ者もいるという。

「大阪府内にある近畿大学は代々、世耕家が理事長を務めています。世耕家の大学と言っても過言ではありません。つまり、『きん』き『だい』がくの『め』だちたがり屋、という意味で『キンメダイ』というわけです」(同・代議士)

分裂の懸念
 世耕氏は首相を目指すと公言しており、衆院への鞍替えを狙っている。今年3月にはBSテレ東の番組に出演し、「政治家になった以上は、チャンスがあれば国のかじ取りをするトップの立場をやってみたい」と意欲を見せた。

「衆院選小選区の10増10減で、和歌山県の小選挙区の定数は現行の3から2に減ります。おまけに二階俊博元幹事長(83)の地元でもあり、そう簡単に鞍替えが進むとは思えません。とはいえ世耕さんは本気ですから、ご自身が首相になるプロセスとして『世耕派』を誕生させようと必死なのでしょう」(同・代議士)

 だが、キンメダイの陰口からも分かる通り、安倍派に所属する衆院のベテラン議員は今回の件に不快感を示しているという。

「世耕さんに反発しているというのが実情でしょう。そもそも衆議院議員は参議院議員を格下に見ていますからね。正直言って、『世耕は何様だ』という感じでしょうか。『安倍派を乗っ取るつもりか』と言う人もいます。いずれにしても、このままでは安倍派分裂の火種にもなりかねず、非常に頭の痛い問題であるのは間違いありません」(同・代議士)

デイリー新潮編集部

新潮社

8363チバQ:2022/10/26(水) 11:41:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/141593929f64f50500f5390f5e49d500d6252393
安倍派、後継会長は決まらず 北条義時のような新リーダー不在の「ダメ鎌倉殿」状態か
10/21(金) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍派には新リーダー不在(写真は天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典にて)

 安倍晋三・元首相が亡くなってから3か月あまり、派閥会長を務めていた安倍派(清和会)の後継会長は依然、決まる気配がない。10月13日の派閥総会では、塩谷立・会長代理からこんな一言が飛び出した。


「安倍さんに代わる新しいリーダーというのが一つの大きな課題だが、現時点でなかなかそういう方がいない」

 塩谷氏にとって苦渋の発言だったはずだと、ベテラン政治ジャーナリストは言う。

「塩谷氏はその前週、10月6日に開かれた同派総会で、『会長人事を含む新体制を来週にも決定する意向を示した』と報じられました。同派重鎮の衛藤征士郎氏らが『塩谷派』への衣替えを提案していたことを受けたもので、塩谷氏が会長に就くつもりだったのでしょう。

 ところが、派内から『知名度が低く総理総裁候補になり得ない』『塩谷派では茂木派や麻生派に名前負けする』などと異論が相次ぎ、最終的には派閥オーナー的存在の森喜朗・元首相が『領袖が務まる器ではない』とストップをかけたと言われています。森氏は当面、会長を置かず、松野博一・官房長官、西村康稔・経産相、萩生田光一・政調会長らによる合議制で進めていくべきだという考えのようで、塩谷氏としても会長就任を断念せざるを得なかったようです」

 衆参合わせて97人もの国会議員を抱える自民党最大派閥の行方は、永田町内でNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』になぞらえられた。源頼朝亡き後の御家人13人による合議制の状況が安倍派と似ており、「派内の権力闘争で勝ち残った者が北条義時のような強力なリーダーになる」との予測もあったが、実態はほど遠い。

「権力闘争が好きな永田町では『鎌倉殿』が大人気ですが、それを安倍派になぞらえる向きはなくなりました。というのも、頼朝という絶対権力者亡きあと、北条時政、比企能員、梶原景時といった有力御家人たちが激しく争った『鎌倉殿』と違い、安倍派にはそもそも権力闘争を繰り広げるほど力のある人材がいなかったことが明らかになったからです。

 森氏は当初、萩生田氏を後継候補に考えていましたが、旧統一教会との接点が取り沙汰されて対応に四苦八苦し、あっさり自滅してしまった。ほかの面々も、森氏の顔色を窺うばかりで『我こそが次のリーダー』と周りを斥ける力を示そうとする人はいません。北条義時のような新リーダーが不在のまま、ゆるやかな合議制が続いていく。これでは『ダメ鎌倉殿』と揶揄されても仕方ないでしょう」(同前)

8364チバQ:2022/10/26(水) 11:42:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/a8e985cbd4aadbfff4f2d7c6329a3ac93074c624
「紙対応」細田議長の進退焦点 「瀬戸際大臣」辞任、会期末がヤマ場【解説委員室から】
10/25(火) 21:10配信


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時事通信
衆院本会議を終え、国会を出る細田博之衆院議長(中央)=6日、国会内

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係をめぐり、山際大志郎氏は24日、経済再生担当相辞任に追い込まれた。3日に召集された今臨時国会前から辞任を迫られていた山際氏が「退場」したことで、野党の次の主たるターゲットは、細田博之衆院議長。12月10日の会期末に向け、細田氏の進退が焦点となりそうだ。(時事通信解説委員長・高橋正光)

【写真】細田博之衆院議長が発表した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係に関するコメント

 ◇安倍首相に報告?

 「瀬戸際大臣」。自民党の石井準一参院議院運営委員長が岸田文雄首相らとの会食後、記者団にこうやゆしたのは17日夜。山際氏は1週間、瀬戸際で踏ん張ったものの、国会審議への影響を理由に辞表を提出した。首相による事実上の更迭とみられる。石井氏から、「だらしない」と挑発された野党は、1週間で山際氏の首を取り、メンツを保った。

 8月の内閣改造で続投した山際氏は、外部から教会との接点を指摘されては、認める「後出しじゃんけん」の繰り返し。しかも、急激な物価高などを受けて、政府が取りまとめる総合経済対策の担当閣僚。辞任すれば、岸田政権へ大きなダメージを与えられることから、野党は首取りを狙う第1のターゲットにしていた。

 首相には、国会が始まれば、山際氏が徹底追及されるのは分かっていたこと。問題閣僚を切るなら、国会前に決断するのが政界の常識だ。判断が遅れたことで、首相の危機管理能力に疑問符が付き、傷口は広がったと言える。

 いずれにしろ、山際氏「退場」の結果、次のターゲットとして注目が集まるのは細田議長だ。与野党を問わず、多くの国会議員に、教会とのさまざまな関係が判明しており、細田氏も例外ではない。こうした状況下、野党が問題視しているのは、出席した会合の内容を当時の安倍晋三首相に報告した疑惑だ。細田氏は教会の韓鶴子総裁が出席する会合で、盛会を祝い「会の内容を安倍首相にさっそく報告したい」などとあいさつする動画が確認されている。

 細田氏は与野党双方に迫られ、9月29日と10月7日の2回、ペーパーを出し、教会関連の会合出席8件と会合への祝電など3件を認めたものの、議院運営委員会での質疑に応じたり、記者会見を開いたりしての自らの言葉での説明はなし。ペーパーでは、安倍氏への報告の有無についても触れていない。

 細田氏はまた、最大派閥・安倍派の前任会長として、選挙の際に教団票を差配した疑惑もささやかれる。紙での説明に終始する細田氏の対応に、立憲民主党など野党は「疑念は晴れず、国民は納得しない」などと反発を強めている。

 そもそも、衆参両院の議長は与党、副議長は野党第1党から選ぶのが慣例で、中立な立場で議院を運営するため、党籍を離脱する。議長が開会のベルを押さなければ、本会議は開けず、与野党の対立から審議が空転した際には、あっせんに乗り出すこともあるなど、強い権限を託されている。

 ◇「トラブル3冠」問われる資質

 細田氏はこうした立場でありながら、公職選挙法に基づいて衆院小選挙区の定数を「10増10減」する案について、「都会(の定数)を増やすだけが能ではない」「地方いじめのよう」などと異議を唱え、与野党から批判を浴びた。

 また、週刊文春は複数回、細田氏の女性記者へのセクハラ疑惑を報じた。これに対し、細田氏は「事実無根」として発行元の文芸春秋を名誉毀損(きそん)で訴えたが、この時も、記者会見を開くなどして、自身の言葉で抗議の意思を示すことはなし。立民は先の通常国会会期末に、細田議長の不信任案を提出。与党などの反対で否決されたものの、議長としての資質を問われている。

 これに続いての、教会との接点判明。自身の言動に絡み、これだけ多くの問題を指摘された議長はなく、さながら「トラブル3冠王」。議長としての説明責任が改めて問われているにもかかわらず、「紙対応」に終始。説明責任を果たすことに後ろ向きと言える。

8365チバQ:2022/10/26(水) 11:42:22
 憲法63条は、首相と閣僚に、国会から答弁、説明を求められた場合の出席義務を課している。岸田首相や山際前経済再生担当相らが衆参の予算委員会で、教会の問題について野党の追及にさらされたのは、この条項に基づく。野党は引き続き、首相や、自身の政治団体から親族への事務所賃料の支出が判明した寺田稔総務相と秋葉賢也復興相を追及する構えだ。

 一方、議長に関しては、国会法20条で「委員会に出席し発言することができる」としており、出席を求められた場合の対応はあくまでも議長の判断。委員会への出席、説明などを義務付ける条項はない。もちろん、議長は本会議に出席、議事の整理に当たるが、議員が議長に質問することは認められていない。議長は議事に関すること以外、慣例上発言できない。このため、細田氏が同意しない限り、野党は直接、教会との接点についてただすことはできないのが実情だ。

 立民の泉健太代表が5日の衆院代表質問で、議長席に座る細田氏の方を振り返り、教会との接点について問い掛け、意思表示での回答を求めた。明確なルール違反だが、こうした事情を踏まえてのことだ。

 ◇重い伊吹元議長の発言

 衆参の議院運営委員会は、本会議の議事日程や提出された議案の扱い、選挙結果を受けた控室の割り振りなど、院の運営全般について協議する場。今国会では、細田氏が異議を唱えた衆院小選挙区を「10増10減」する公選法改正案が審議される予定だ。いずれかのタイミングで、野党は細田議長に議運委へ出席し、野党の質問に答えるよう改めて求めるだろう。細田氏がこれを拒否した場合、野党の「武器」になりそうなのが、昨年の衆院選に出馬せず、議員を引退した伊吹文明元議長の発言だ。

 自民党のご意見番的な存在である伊吹氏は6日、所属する二階派の会合で、泉氏のルール違反を「あり得ないこと」と批判する一方、細田氏に対しても「進んで議院運営委員会に出て、自分の思うところをしっかり述べたらいい」と、議運委での直接の説明を促した。もし、野党が細田氏の議運委での説明を要求し、自民党が反対すれば、伊吹氏の発言との整合性を問われる。自民党も同意して、与野党が合意して議運委への出席を要求。細田氏がなお拒否し続ければ、野党には不信任案提出の理由になり得る。

 細田氏が議運委への出席に応じれば、野党は、安倍氏への報告の有無を含め、教会との接点について徹底的にただすのは確実。細田氏が説得力のある説明をできなければ、国民の細田氏への不信感が募り、やはり野党は不信任案を提出するだろう。いずれのケースでも、野党が会期末に、細田議長の不信案を提出する流れとなる可能性が高そうだ。

 ◇首相、「内」「外」どちらを優先?

 その際、判断を問われるのが岸田首相だ。細田氏を守るなら、自民党が不信任案に反対、否決すれば済むが、世論の反発を買い、内閣支持率がさらに低下しかねない。逆に、細田氏を切るなら、自発的な辞任を説得し、応じないなら採決での欠席を党に指示すれば、不信任案は可決される。その場合は、安倍派議員らの反発を買い、政権基盤が揺らぐかもしれない。

 首相は、自らの言葉で説明しない細田氏について「自身の判断で適切に対応すべきだ」と述べ、対応を見守っている。いずれ、「内」と「外」のどちらを優先するのか、決断を迫られよう。

 「いまだ貝のように口を開かない細田議長の、記者会見が必要だ」。山際氏の辞任を受け、25日の本会議で急きょ行われた質疑で、立民の逢坂誠二代表代行は、自身の言葉での説明を細田氏に促すよう首相に求めた。共産党の塩川鉄也氏は「細田議長にも議運の場での説明、質疑を求める」と強調した。首相はこれらの点について答えなかったが、細田氏は議長席でやり取りに聞き入っていた。議長が不祥事で辞めた例はほとんどなく、辞任となれば、政権への衝撃度は山際氏の比ではない。

 細田氏の進退問題は、会期末に最大のヤマ場を迎える見通しだが、まずはその前段階として、細田氏に対する野党の議運委での説明要求に、自民党が同意するのか。同党が同意し、与野党そろっての出席要求に、細田氏が応じるのか。自民党と細田氏の対応が、当面の焦点となるだろう。

8366チバQ:2022/10/29(土) 08:49:57
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-629282.html
後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機 萩生田、西村、世耕3氏の共同代表制が有力?
2022/10/29 05:20東洋経済オンライン

後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機 萩生田、西村、世耕3氏の共同代表制が有力?

後継6人とも力不足「安倍派」に迫る空中分解の危機

(東洋経済オンライン)

故・安倍晋三元首相の後継会長選びで、自民党の最大派閥「安倍派」(清和政策研究会、97人)が迷走している。当初有力視された塩谷立会長代理(当選10期・72)の昇格案が、同派中堅若手などの反対で頓挫したためだが、背景には次期総裁選に向けての激しい主導権争いがあり、円満決着への道筋はまったく見えてこない。

旧統一教会問題における山際大志郎氏の経済再生相の辞任(事実上の更迭)などで岸田文雄政権の危機が深刻化する中、党所属議員の4分の1超の勢力を持つ安倍派の混乱は、岸田首相の政局運営の大きな不安要因ともなっている。このため、総裁派閥の岸田派を筆頭に、党内の他の派閥・グループは、安倍派の動向に神経をとがらせている。

「国葬」以降も紆余曲折
昨年暮れの安倍派発足以来、事実上の党最高実力者として同派を支配してきた安倍氏が、7月8日に突然非業の死を遂げてから、すでに3カ月半あまりが経過。その間、安倍派は9月27日の「国葬」まで、「喪中」を理由に表立った後継者選びの動きを自制してきた。

しかし、「喪明け」となった9月末以降も派内調整は紆余曲折を繰り返している。国葬以降の「節目」となった10月15日の「山口県民葬」には、塩谷氏をはじめ同派議員85人が参列。第2次安倍政権下で会長を務めた細田博之衆院議長が弔辞で安倍氏の功績を称えつつ故人を偲び、塩谷氏も「派の結束」を訴えたが、後継会長問題決着への機運は盛り上がらなかった。

ただ、後継会長選びの難航は「予想されたこと」(自民長老)でもあった。これまで候補と目されたのは、下村博文元文部科学相(9期・68)、松野博一官房長官(8期・60)、西村康稔経済産業相(7期・60)、萩生田光一政調会長(6期・59)、稲田朋美元防衛相(6期・63)、世耕弘成参院幹事長(5期・59)の6氏だが、昨秋の安倍派結成前から、それぞれの足の引っ張り合いが目立っていたからだ。

安倍氏と親密だった甘利明前幹事長(麻生派)は、安倍氏死去後の7月20日に自らのメールマガジンで、「(安倍派は)『当面』というより『当分』集団指導制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない」と皮肉たっぷりに指摘。安倍派の総裁候補の面々は猛反発したが、党内では「きわめて自然な分析」(閣僚経験者)と突き放す声が多かった。

安倍氏亡き後、後継会長選びも含め、安倍派のまとめ役が務まるのは、「森喜朗元首相と細田氏の2人だけ」(安倍派幹部)とみられていた。ところが、森氏は東京地検の捜査が続く「五輪汚職」での“渦中の人”となり、細田氏も岸田政権を揺さぶる「旧統一教会」と安倍派の“癒着”の中心人物として厳しい批判にさらされ、「身動きが取れない状況」(同)だ。

しかも、安倍氏自身の旧統一教会との密接な関係が問題視される中、安倍氏最側近をアピールしてきた下村、萩生田両氏も、旧統一教会との「親密な関係」が厳しく批判されている。だからこそ、後継会長選びが「本命も仲介役も不在」(同)で迷走しているのだ。

8367チバQ:2022/10/29(土) 08:50:22
森氏の腹案は「萩生田・西村・世耕3氏の共同代表制」
そうした中、現在の「安倍派集団指導体制」の中軸となっているのは塩谷会長代理、松野官房長官、高木国対委員長(事務総長)、西村経産相、萩生田政調会長(幹事)、世耕参議院幹事長(清風会会長)の6氏。「これまで会長代理だった下村氏は、世代交代に反するとの理由で外された」(安倍派若手)とされる。

この6氏の水面下での相談相手となっているのは、やはり森氏だ。一時有力視された「塩谷会長案」については「最終的に森氏がつぶした」(同)との情報も出回った。

もともと、最大派閥への影響力維持に執念を燃やす森氏に取って、「派閥分裂だけは避けたいのが本音」(側近)だ。そこで森氏が、山口県民葬に先立ってひそかに提案したのが、「萩生田、西村、世耕3氏による共同代表制」だったとされる。

確かに森氏は、森派を引き継ぐ形で派閥会長となった町村信孝氏(元衆院議長・故人)が福田康夫内閣の官房長官に就任した際、派閥会長制をいったん廃止して町村氏と中川秀直(元幹事長)、谷川秀善(元参院幹事長)両氏を代表世話人とする集団指導体制に衣替えさせたことがある。

総裁選出馬を目指す町村氏と、そのライバルとして党幹事長を辞任して派閥に復帰した中川氏を並び立たせ、そこに参院実力者の谷川氏を加えるという派内混乱回避のための苦肉の措置だ。ただ、報道される派閥名は町村派のままだった。

その一方で、今回の「共同代表制」は「3氏を将来の会長・総裁候補と位置付けて競わせるのが狙い」(自民長老)とされるが、当事者も含め派内からは反対論が相次ぐ。「次に1人に絞るのが困難」(安倍派若手)なことに加え、参院の安倍派を統率する世耕氏が総裁候補になるために衆院鞍替えを狙っていることが背景にある。

参院安倍派として世耕氏をリーダーに結束している清風会(40人)は派内最大勢力。世耕氏も「私が共同会長に加わらなければ、集団指導体制は成り立たない」と漏らしていることに、衆院側が反発しているからだ。

後継選びで繰り返してきた「派分裂」
そもそも、安倍派は半世紀前の1972年夏に故福田赳夫元首相が立ち上げた「福田派」が源流だ。ただ、福田氏や安倍晋太郎氏など歴代領袖の会長引退や死去後の後継争いで、派分裂を繰り返してきた歴史がある。

今回の会長選びの迷走の裏側には、2024年9月の次期総裁選に向け、最大派閥として総裁候補を出すべきだという主戦論の強まりがあるとみられる。本来なら、安倍氏死去に伴って呼称も「旧安倍派」になるのが通例だが、派内の中堅若手議員が「安倍派」存続を望むのは、「誰が後継会長になっても、安倍派という派閥名がなくなれば選挙に不利」(若手)との不安からだ。

しかも、「10増10減」による新たな区割りの選挙区での戦いとなる次期衆院選では、有力な複数の後継会長候補の苦戦も予想されている。それだけに、「現在の集団指導体制で結束を維持しようとしても、次期総裁選や衆院選が迫れば、その時点で空中分解の危機を迎える」(安倍派長老)との声も出始めている。

著者:泉 宏

8368チバQ:2022/10/31(月) 08:29:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/55a648471fda1d78f9332161d0301a77f4f281bd
「世耕の乱」勃発で安倍派が空中分解寸前…塩谷会長代理でも、萩生田政調会長、西村経産相でもまとまらない!
10/31(月) 6:02配信

現代ビジネス
「塩谷・世耕派」になる?

 安倍晋三元総理が亡くなってから間もなく4ヵ月。「安倍派」が分裂の危機を迎えている。


 「ベテランの後押しを受けて塩谷(立)会長代理が会長にスライドすると思いきや、参議院幹事長の世耕(弘成)さんが反旗を翻しました。安倍派の参院議員38人は『安倍会長の遺志を継いで一致団結する』と書かれた”連判状”に署名、世耕さんを共同代表にして『塩谷・世耕派』にするよう動いています。当面は会長選出を延期せざるをえません」(安倍派中堅衆議院議員)

 安倍派の参院議員たちは「清風会」というグループに所属し、世耕氏を中心に毎月会合を開いている。そのうち当選1〜2回の若手が中心となり、安倍派の衆院議員たちに「直談判」をしていた。

「塩谷会長」では頼りない
 「私の元にも『会長不在で困難に直面している時期だからこそ、世耕幹事長の力も借りるべきです』という参院の若手が来ました。こっちからすれば、ありえない話ですよ。共同代表なんてことになれば、二人の会長の意見が割れて派閥が分裂するのは目に見えていますから」(同前)

 では衆院の安倍派議員が「塩谷派」で一本化しているかというと、それも違う。安倍派に影響力を持つ森喜朗元総理が「塩谷会長」に難色を示しており、現役でも塩谷氏への不満を持つ人が少なくないのだ。

 「塩谷さんも塩谷さんですよ。『無難だから会長に選ばれる』と慢心して、幹部連中が推してくれるのを待つばかり。派閥の領袖は他派閥と渡り合ってポストを奪い取らないといけないのに、塩谷さんにはムリでしょう」(安倍派ベテラン衆院議員)

 かといって塩谷氏より若い萩生田光一政調会長や西村康稔経産相が会長となっても、安倍派がまとまる保証はない。

 「年内に会長が決まらないと、他派閥の草刈り場になりかねない」という声もあがる。崩壊寸前の安倍派の惨状に、安倍元総理も草葉の陰で呆れていることだろう。

 「週刊現代」2022年11月5日号より

週刊現代(講談社)

8369チバQ:2022/11/01(火) 09:02:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7218d7eda5591d635c5c86a9b319dc0b92d7c05
「平身低頭」に徹して結束図る岸田首相…二階氏に配慮欠かさず、公明には「心配り」
11/1(火) 7:39配信

読売新聞オンライン
 岸田首相が自民、公明両党の幹部や実力者と会食を重ねている。いずれも首相が会食に誘ったといい、内閣支持率が低下する中、政権運営への助言や協力を求める狙いとみられる。平身低頭に徹し、今年度第2次補正予算案の成立などに結束して取り組む環境を整えたい考えだ。

首相官邸に入る岸田首相(31日午前)

 首相は31日夜、東京都内の中国料理店で、自民の二階俊博元幹事長と会食した。首相が会長を務める岸田派の根本匠事務総長と二階派の林幹雄会長代行、自民の元宿仁事務総長が同席した。出席者によると、二階氏が首相に「政権をしっかり支えるから、思い切ってやった方がいい」と激励する場面もあったという。

 二階氏は安倍、菅両政権で歴代最長の5年超にわたり幹事長を務めたが、首相は昨年9月の党総裁選で二階氏を念頭に党役員任期の制限を訴え、昨年10月の岸田政権発足時に二階氏は要職を外れた。所属議員同士が衆院選挙区で競合するなど緊張関係にあった時期もあり、両氏の因縁は根深い。

 それでも首相が二階氏への配慮を欠かさない背景には、政権運営に対する自民内の不満の高まりがある。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との接点が判明した山際大志郎・前経済再生相を更迭したが、「後手に回った」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。

 今後は、野党が旧統一教会を巡る問題で国会での追及を強める中、補正予算案や感染症法改正案などの重要法案の審議に加え、国家安全保障戦略など3文書の改定も控える。首相周辺は「政権安定のため、二階氏との対立は避けなければならない」と強調する。

 首相は参院自民や連立を組む公明党への「心配り」にも力を注ぐ。27日夜は自民の末松信介参院予算委員長らと会食。出席者によると、首相は山際氏の更迭が遅れたことを「申し訳なかった」と頭を下げた。

 首相が旧統一教会を巡って、宗教法人法に基づく解散命令の要件の法解釈について公明に事前に説明せず、公明内から「丁寧さが足りない」(党幹部)との不満も上がった。首相は28日夜の山口代表らとの会食で「連携を密にしていきましょう」と呼びかけたという。

 29日夜の自民の麻生副総裁との会食では、政権運営への助言を求めた模様だ。首相は、首相経験者の麻生氏の存在を「ありがたい」と周囲に漏らすなど、頼りにしている。麻生氏も手紙や電話などで首相に助言をしているという。

8370チバQ:2022/11/04(金) 13:43:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/f74a83a3dc68d04003596350474b5cfcffa57e61
存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」
11/4(金) 8:40配信

読売新聞オンライン
 自民党の茂木幹事長が4日、就任から1年を迎える。岸田首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で存在感を増している。「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

【図表】ポスト岸田、党内統治…茂木幹事長が今後直面する課題

力の源泉
就任から1年を振り返る自民党の茂木幹事長(1日、党本部で)

 「夏の参院選では、63議席を獲得して勝利することができ、政治の安定という大きな力を与えてもらった。日本が直面する課題解決に向け、これからも全力で取り組んでいきたい」

 茂木氏は1日の記者会見で、就任後の成果として参院選での勝利を強調した。

 茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。3者の面会は、茂木氏が就任した昨年11月4日以降、26回に上る。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

 一方、旧統一教会問題への対応を巡り党内調査が後手に回ったことなどが批判を受けた。高額寄付などの被害を防止する新法制定を巡る協議でも野党に押され気味で、今国会で実現できるかどうかが焦点となる。

 今国会で衆院小選挙区を「10増10減」する公職選挙法改正案が成立すれば、党内の選挙区調整が本格化する。選挙区が減る県の調整は難航が必至だ。

温度差
 他党との関係では、国民民主党との連携を強めている。茂木氏は、国民の玉木代表と節目で連絡を取り合う間柄だ。通常国会で、国民が2022年度当初予算案の賛成に回った際も、麻生氏と調整に動いた。22年度第2次補正予算案でも国民の取り込みを模索する。

 一方で連立を組む公明党とは隙間風も指摘される。茂木氏は周囲に「公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がない」と漏らしており、公明内では「もっと自公が密接に連携すべきだ」との不満がくすぶる。

足元に不安も
 茂木氏は、自民党第2派閥の茂木派(54人)会長を務めるが、足元のまとまりには不安も抱える。

 昨年11月に派閥会長に就任以降、「幹事長派閥として結束は高まっている」(中堅)。ただ、かつて折り合いが良くないとされ、参院に影響力を残す青木幹雄・元参院議員会長について、「2人の関係が完全に改善されたわけではない」(青木氏周辺)こともあり、派内での求心力の維持は依然、課題となりそうだ。

 岸田内閣の支持率が下落傾向にある中、麻生氏とともに、茂木氏は「首相を全力で支える」と周囲に強調する。ただ、岸田派からは「どこまで首相を支えてくれるか、分からない」との声も出ている。

8371チバQ:2022/11/04(金) 17:45:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/da6a7b495d6bdcb566f6c7e38d46c72d69412ae0
岸田首相、派閥領袖と会食続々 政権体力低下で動揺懸念
11/3(木) 7:12配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=2日午前、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、党内各派の領袖(りょうしゅう)と会食を重ねている。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を巡る対応が後手に回り、世論の逆風で政権の体力は低下しつつある。党内の動揺が拡大することを懸念し、杯を酌み交わすことで自らの足元を固めようとしているようだ。

 首相は10月31日夜、二階派会長の二階俊博元幹事長と、東京都内の中国料理店で約2時間懇談した。二階氏は政権と距離を置く非主流派の中心人物の一人。首相が党本部の元宿仁事務総長に仲介を依頼したという。

 2人の会食は4月以来。席上、二階氏は「二度とないチャンスだ。しっかりやってほしい」と首相を激励したという。

 首相は主流派の結束維持にも注力。10月29日には麻生派会長の麻生太郎副総裁と都内のステーキ店で1対1で向き合った。同6日には茂木派会長の茂木敏充幹事長とも夕食を共にしている。

 党関係者によると、首相の「会食攻勢」は党重鎮の助言を踏まえたものだ。周辺は「首相は酒席で発散している」と説明するが、党幹部は「首相は政権の弱体化を意識しているのだろう」と指摘。党内からは「『岸田降ろし』の声が上がらないのは、首相と派閥領袖の会食が効いているからだ」(関係者)との声も漏れる。

 首相は公明党との関係強化にも腐心する。10月28日に山口那津男代表らと都内の日本料理店で会談。連立与党の結束を確認した。

 政権内からは、トップが不在となっている安倍派の幹部や、最小派閥・森山派会長の森山裕選対委員長、首相と距離を置く菅義偉前首相とも会食すべきだとの声が出ている。

8372チバQ:2022/11/07(月) 23:48:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9a332d66246b8212b93b85ec83f6c208350892首相、与党重鎮らと会食活発 結束維持に腐心
11/7(月) 21:42配信


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産経新聞
自民党役員会に臨む岸田文雄首相=7日午後、東京・永田町の党本部(矢島康弘撮影)

岸田文雄首相が、自民党の麻生太郎副総裁や公明党の山口那津男代表ら与党の重鎮と会食を重ねている。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる問題は収束の気配が見えず、国会では野党から激しく追及を受ける場面が続く。与党内の結束が求められる中、重鎮らとの関係強化で足元を盤石にしたい考えだ。

首相は4日昼、東京・丸の内の中華料理店で麻生氏、茂木敏充幹事長と会食した。麻生氏は2日に韓国で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領と会談しており、今後の外交日程などを腹合わせしたとみられる。

首相が結束維持に腐心するのは、麻生氏ら首相を支える「主流派」ばかりではない。10月28日夜には、東京・赤坂の日本料理店で、山口氏と午後10時前まで約2時間、杯を重ねた。

山口氏は、旧統一教会への質問権行使による調査を指示したことについて「事前に説明は一切なかった」と漏らすなど、首相との間ですきま風がささやかれてきた。首相は宴席に松野博一官房長官も同席させ、政府と公明の足並みをそろえることに努めたようだ。

10月31日夜には、昨年の総裁選で首相が事実上の「二階外し」を訴えたことで距離がある自民の二階俊博元幹事長とも約7カ月ぶりに酒席を囲んだ。出席者によると、二階氏は「政権をしっかり支える」と首相を激励したという。

首相が重鎮らに細かく気配りする背景には、政治基盤の弱さもある。自ら率いる岸田派(宏池会)は自民内で第4派閥に過ぎず、重鎮らの離反を招けば与党内での足場が崩れかねない。

連夜にわたる会食が奏功しているのか、今のところ、与党内では不穏な動きはみられない。ただ、今国会では、旧統一教会の被害者救済をめぐる法整備が難航。年末に向けては、自公間の相違が目立つ国家安全保障戦略(NSS)など「安保3文書」の改定も控えている。

いずれも一歩間違えば、下落傾向の内閣支持率に致命的な影響を与えかねない難題だ。首相は重鎮らの下支えを借りながらも、気の抜けない政権運営が続く。(星野謙、竹之内秀介)

8373チバQ:2022/11/09(水) 09:05:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/4be3a3cf5808d98c6cb8e15192b67f1859873ce2
「黄金の3年」一転「暗黒の1年」 首相に課題山積、「総辞職しか」危機感拡大
11/8(火) 22:01配信


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カナロコ by 神奈川新聞
岸田文雄首相(資料写真)

 衆院小選挙区定数を10増10減する公選法改正案が8日、衆院倫理選挙特別委員会で可決され、今国会で成立する見通しとなった。新たな区割りでの総選挙には1年程度の地ならしが必要とされ、岸田文雄首相は「伝家の宝刀」である解散権の行使が当面困難となる。物価高騰に加え、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る被害者救済対策など課題は山積しており、政権内には「信を問えない状況下で追い詰められたら内閣総辞職しか道がなくなる」(自民幹部)との危機感が広がる。

 「就任1年で衆参両院の選挙に勝ち、大型選挙がない『黄金の3年』を手に入れた。腰だめで日本を改革してほしい」。岸田首相は4日夜、懇談した経団連首脳たちから激励を受けた。関係者によると、首相は「検討する」を「検討を加速したい」と表現するなどトーンを上げるにとどめ、大風呂敷は広げなかった。

 首相の口が重いのは当面解散を打てなくなる見通しに加え、その間に自民内がもめる可能性が高いからだ。与党内では「黄金の3年」に代わり、国民の信を問う術がない「暗黒の1年」が語られ始めている。

神奈川新聞社

8374チバQ:2022/11/09(水) 10:09:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/b81573a199e086ab73f3e04921caf2d822ad4934
首相、窮余の方針転換 実効性課題、成立見えず 救済新法
11/9(水) 7:07配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の被害救済・防止を図る新法について、岸田文雄首相が今国会に提出する考えを表明した。

【図解】旧統一教会・被害者救済法案の論点

 自民党は消極的で首相も静観していたが、風当たりの強さを見て急きょ方針を転換した。ただ、世論の納得を得られるだけの実効性の伴うものになるか不透明。12月10日まで残り約1カ月の会期内に成立できるかも焦点だ。

 「今国会を視野にできる限り早く提出すべく最大限の努力を行う」。首相は8日、首相官邸で記者団にこう強調。これに先立つ公明党の山口那津男代表との会談で、こうした方針を確認した。

 立憲民主党と日本維新の会は(1)寄付や物品購入は年収の4分の1を上限とする(2)マインドコントロール下の高額献金は被害者の家族も取り消し請求できる(3)不適切な献金の勧誘に罰則を設ける―を盛り込んだ法案を共同提出。教団に対する世論の反発を背景に、与党との4党協議で新法の今国会成立を迫ってきた。

 これに対し、与党は「寄付上限設定は寄付文化を萎縮させる」などとし、来年の通常国会への先送りを主張。首相は創価学会を支持母体とする公明党への配慮もあり、「与野党協議を参考に検討し、準備できたものから臨時国会に提出したい」と語るにとどめていた。

 方針転換は内閣支持率の続落が背景にある。物価高対策を盛り込んだ総合経済対策を10月下旬に決定。政府関係者は政権浮揚に期待を寄せた。だが、読売新聞が今月4〜6日に実施した世論調査で支持率は9ポイント減の36%。救済法案の今国会成立を求める声は73%に上った。

 首相が記者団に説明した新法の内容は、寄付の悪質な勧誘禁止や取り消し、家族の被害救済が柱。野党側が「目玉」とした寄付の上限設定や「マインドコントロール」の条文盛り込み、罰則導入にはなお慎重だ。憲法が保障する信教の自由を勘案し、自民党幹部は野党案を「無理筋」と批判する。

 松野博一官房長官は7日に公明党の石井啓一幹事長と会い、内容を事前に伝達。同党は党首会談に応じたが、幹部は「寄付の規制や家族の損害賠償請求は内閣法制局の審査を通るのか」と疑問視。「官邸が焦ってぶれている」と指摘した。

 立民は「われわれの重視する点が何も入っていない」(幹部)と反発している。安住淳国対委員長は、自民党が8日の国対委員長会談に応じなかったことを理由に今後の日程協議に応じない意向を示した。自民党からは「与党の法案審査も終えていないのに間に合うのか」(幹部)と危ぶむ声が出ている。

8375チバQ:2022/11/10(木) 08:50:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/65de440c518e10e84f83d25c329a8b678b28713a
「茂木幹事長」がヨイショと長老の信頼で浮かれて ただし永田町からは疑問の声が続々と
11/10(木) 6:00配信

デイリー新潮
政権の方針も決めている
できるだけ早く首相になりたい

 読売新聞は11月4日、就任から1年を迎える茂木敏充幹事長(67)について、《存在感増す茂木幹事長、力の源泉は首相・麻生氏との信頼関係…「3人が政権方針決めている」》との記事を掲載した。確かに茂木氏は単なる幹事長の立場を越えて発言力を増しているようだが、それが実際に宰相の道へと繋がるのか。疑問の声も少なくないようだ。

【写真2枚】麻生太郎氏と高級寿司店「数寄屋橋次郎」で会食する茂木幹事長

 記事の内容をざっと紹介しておこう。

・岸田文雄首相(党総裁)や麻生副総裁との信頼関係を土台に、党内で茂木氏の存在感が増している。

・茂木氏の力の源泉は、首相、第3派閥の麻生派(53人)を率いる麻生氏との3人の枠組みだ。党幹部は「この3人が党運営のみならず、政権の方針も決めている」と説明する。

・「ポスト岸田」に向けて、今後は「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)問題への対応や、衆院小選挙区の「10増10減」に伴う選挙区調整などで手腕が試されることになる。

古代ローマの三頭政治になぞらえ
「記事はその後、国民民主党との連携を強める一方、連立を組む公明党との隙間風も指摘していました。茂木氏が周囲に“公明の要望を必ずしもすべて聞く必要がないと漏らしている”との記述もあり、なかなか読み応えのある記事でしたね。もっとも茂木氏は読売出身ですから、いくらか太鼓を叩いている印象を持ちましたが(笑)」

 と、政治部デスク。たしかに記事を読むと、茂木幹事長の「大物ぶり」が印象に残る。本人は喜ぶだろうが、一歩引いて見てヨイショ記事と受け止める向きもいることだろう。

「まあ茂木氏は党内第2派閥の会長を務めてはいるものの、派内に隠然たる影響力を持つ青木幹雄元官房長官との折り合いが悪く、派全体の掌握には至っていないとも記事にはありました。実際、その通りではありますがね」(同)

 しかし、茂木氏は自らに強い追い風が吹いていると感じているのだろうか、10月23日放送のBSテレ東の番組に出演して周囲を驚かせるような発言をしている。
岸田首相、麻生副総裁、そして自分が折に触れて面談していることに触れたうえで、「総裁、副総裁、幹事長は派閥のトップでもあって、それらの関係は古代ローマの三頭政治になぞらえて言う人もいる」などと話したのだ。

麻生氏との距離が
「本当に嬉しそうでしたね。総裁、副総裁と並び立つ存在だと、誰かの口を借りてはいるものの、実質的には自身で宣言したわけで、びっくりしました。今どき三頭政治と言って理解できる人がいるのかと首を傾げるところもあったし、永田町に限りませんが、敵を作らないに越したことはないのに、あんな発言をするメリットを全く感じませんでした」(同)

 この「ノリノリ」な発言の裏にはそれなりに根拠があるようで、

「ここ最近、特に麻生氏との距離が良い方向に縮まっているようです。茂木氏はできるだけ早く首相・総裁になりたい。その後ろ盾として麻生氏を頼みとしている。一方の麻生氏は、茂木氏の名前を有力候補としてしきりに出すことがあるそうです」(同)

 麻生副総裁にはどういう思惑があるのか。

「次の総裁選が岸田首相と候補者たちとの闘いとなるか、首相退陣後に行われるものなのかはわからないですが、いずれにせよ麻生氏は、茂木氏と麻生派所属の河野太郎デジタル大臣は名乗りを上げるだろうと見ているようです」(同)

8376チバQ:2022/11/10(木) 08:50:55
チャンスはそうない
「河野氏は麻生派所属ではありますが、前回総裁選でも麻生氏は厳しく接していました。河野氏のことを嫌っていることはなくもちろん総裁候補として評価しているのですが、他方、彼を推しすぎると派閥が割れるし、世代交代が一気に進むうえに麻生氏自身も埋没してしまう。そこへ行くとちょうど年齢的にも良く気心が合う茂木氏なんですよね」(同)

 麻生氏のお友達というだけで次のリーダーが決まってしまうとすれば何とも嘆かわしい状況である。

「茂木さんも必死なんでしょう。岸田さんより年長ですし、次の総裁選で河野さんが総裁になったら完全に自分の目は無くなってしまう。要するに、チャンスはそうないから焦っているところもかなりあると思いますよ」

 と、自民党のある閣僚経験者。仮に三頭政治の状況にあるとしたら、それは首相のプレゼンスの著しい劣化を意味しているわけだが、問題は軽々しくそんなことをテレビで話すセンスだ、とこの閣僚経験者は言う。

「茂木さんがそれを口にした時点で、倒閣宣言と受け止められても仕方ないでしょう。岸田さんには力がないから、力のある私(茂木氏)が支えていますって言い草にも捉えられますからね」(同)

 バックアップをしているのは党内の実力者とはいえ、国民の空気を読めないことでは定評のある麻生副総裁である。それだけに茂木氏も調子に乗って舌を滑らせているようでは、足元をすくわれかねないということか。

デイリー新潮編集部

新潮社

8377チバQ:2022/11/11(金) 17:57:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9e4fccb78022eee9a3d0452a0d89250e226c31c
首相、葉梨法相を更迭 岸田政権で2人目 後任に斎藤元農水相
11/11(金) 17:21配信


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時事通信
参院本会議で答弁に臨む葉梨康弘法相(手前)。左奥は岸田文雄首相=11日午前、国会内

 葉梨康弘法相は11日、首相官邸で岸田文雄首相に対し辞表を提出した。

 首相は受理した。事実上の更迭とみられる。「法相は死刑のはんこを押すときだけニュースになる地味な役職」との発言が批判を招き、国会審議にも影響したことから、続投させるのは困難と判断した。後任は斎藤健元農林水産相を起用する意向。同日中にも任命する。

 岸田政権で閣僚の更迭は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を巡り辞任した山際大志郎前経済再生担当相に次いで2人目。相次ぐ閣僚の辞任は逆風下の首相にさらなる打撃となる。

8378チバQ:2022/11/14(月) 11:00:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/05f359d94047c1aad0c1daefda7dc62dd0dabcff
政府VS国防族 防衛費増額めぐり綱引き激化 政府、他省庁合算で「2%」 「水増し」自民内に反発
11/13(日) 19:55配信


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北海道新聞
 自民党国防族が年末の国家安全保障戦略など防衛3文書改定を控え、政府に防衛費増額の圧力を強めている。政府は公共インフラ整備など他省庁の経費を、安保関連予算の「新たな枠組み」として防衛省予算と合算し総額で国内総生産(GDP)比2%を達成したい考え。だが国防族は関連予算による「水増し」と反発し、「真水」と呼ぶ防衛省予算そのものの大幅増を求める。綱引きが激化する中、増税など国民負担を伴う財源の議論は置き去りだ。

 「真に防衛力強化に必要なもの、防衛予算をまずしっかり積み上げることが基本だ」。自民の小野寺五典元防衛相は10日、党国防部会の冒頭で出席した官僚らに、こうくぎを刺した。

 やり玉に挙がったのは、岸田文雄首相が9日の政府有識者会議で表明した「総合的な防衛体制の強化に資する経費」の創設。空港や港湾などインフラ整備や研究開発など4分野の経費について、他省庁の予算に防衛省の要望を反映させ、重点的に予算配分する。政府はこれらの経費は防衛力強化に資するとして、防衛省予算と合算して公表し、「日本の防衛努力を同志国にアピールする」(外務官僚)と検討を進めていた。

 だが政府のこうした動きに、自民国防族は「防衛省の予算抑制だ」と反発した。小野寺氏は急きょ官邸を訪れて首相と面会し「真水(防衛省予算)をしっかり上げてほしい」と直訴。10日の国防部会では、政府側の担当者が「総合的な防衛体制の強化に資する経費」について「防衛費とは異なる概念だ」と強調し「防衛省予算ももちろん大幅に増やす」と釈明に追われた。

 ただ「大幅に増やす」財源の議論は自民内で深まらない。有識者会議では防衛費の安定財源として増税案も正式に提示されたが、国防部会で議論はなかった。

8379チバQ:2022/11/14(月) 20:23:13
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/91677.html
2022年11月10日特集記事
決められない最大派閥
トップ不在の“安倍派”

安倍晋三が率いた自民党最大派閥・安倍派。

安倍の「国葬」を区切りに新体制への移行を目指したが、後任の会長を決めることができず、「安倍派」の名称のまま、トップ不在の体制を続けることとなった。

衆目の一致する後継者が不在の中、派内では、いくつもの思惑が交錯し、せめぎ合いが繰り広げられた。「安倍派」はなぜ、時計の針を進める道を選べなかったのか。(米津絵美、柳生寛吾、馬場勇人)

幻に終わった「塩谷派」
「新しい体制を考えていたが、いろんな意見があり、検討するにはまだ時期尚早だ。無理にやるとおかしな方向に行きかねず、丁寧に時間をかけようという結論に達した」

先月(10月)13日に開かれた安倍派の議員総会。
会長に次ぐナンバー2の会長代理を務める塩谷立は、苦渋の表情で、安倍の後任の会長選びをさらに先送りする意向を表明した。

2週間前の派閥の総会で、「国葬」終了を踏まえ、新体制へ移行する方針を明らかにしていた塩谷。
派内の幹部たちからの推挙を受けて、この議員総会の場で、自身が新しい会長に就任することを発表する段取りにしていたが、反対の声が強まり、一転、断念に追い込まれた。

決まりかけていたはずの「塩谷派」の流れは、この2週間でなぜ立ち消えになってしまったのか。

8380チバQ:2022/11/14(月) 20:23:26
会長不在では存在感が低下
塩谷氏
塩谷は、衆議院当選10回の72歳。
文部科学大臣や、党総務会長などを歴任したベテランだ。

7月8日の安倍の死去後、安倍派では、執行部体制の見直しも検討されたが、派閥の分裂を避けるため、結論をいわば先送りする苦肉の策をとった。

8月の内閣改造と党役員人事の際は、会長代理の塩谷が「窓口」役を担い、総理大臣・党総裁の岸田文雄に対し、派閥の要望を伝えるなどした。

この8月の人事で、安倍派は、閣僚に、麻生派と並んで最も多い4人を送り出し、党4役の一角、政務調査会長のポストも確保した。しかし、第2派閥の茂木派(54人)を大きく上回る97人を抱える最大派閥として、「閣僚5人の起用を目指す」としていただけに、この結果で満足する声は多くはなかった。

しかも、岸田が、当時、経済産業大臣を務めていた萩生田光一を呼び、直接、党の政務調査会長を打診したことは、「塩谷を通さないのはおかしく、派閥として軽んじられている」との批判も出た。

「いつまでも会長不在のままでは、最大派閥としての存在感がなくなってしまう」

派内では危機感が広がり、新体制への移行が真剣に検討されるようになった。

結束のため「つなぎ」の新会長?
後任の会長選びでも、大きな判断基準となったのは「派内の結束を保つこと」だった。

将来の総理・総裁候補と目される幹部たちのなかで、現時点で、派閥をまとめられると誰もが認める抜きん出た存在はなく、本格的な争いがおこれば、派閥が割れる恐れがあるとの指摘が出ていた。

こうしたなかで、温厚な人柄で知られ、「野心がない」という評がもっぱらの塩谷に、いわば「つなぎ」的に会長を務めてもらおうという雰囲気が醸成されていった。塩谷自身も、そうした状況を十分承知したうえで、火中のくりを拾う覚悟を固めた。

8381チバQ:2022/11/14(月) 20:23:43
世代交代目指した「5人衆」
「塩谷派」に向け動いたのは、「5人衆」と称した以下の面々だった。

安倍派5人衆 高木氏 松野氏 西村氏 萩生田氏 世耕氏
このうち、松野・西村・萩生田は、安倍が生前、将来のリーダー候補と評した4人、いわゆる「安倍四天王」に名を連ねたうちの3人だ。世耕は、派内で固い結束を誇る参議院議員のグループを率い、将来は衆議院にくら替えして、総理大臣を目指す意向を公言している。
彼らは、派閥の実務を取り仕切る事務総長の高木も加えて会合を重ね、意見を交わした。

5人は、塩谷を会長として自分たちが支える新たな執行部体制を構築したいと考えていた。
このうち複数のメンバーが、これを機に派閥内の「世代交代」を進めたいという思惑で5人が一致していたと明かしている。

もう1人の「会長代理」
「5人衆」が「世代交代」を図る相手として念頭に置いたのは、下村博文(衆・当選9回・68歳)だった。
塩谷とともに派閥の会長代理を務める下村は、「安倍四天王」の残りの1人であり、これまでに総裁選挙への立候補を模索した経験も持つ。

下村氏
下村も、今回、自身は会長を目指さず塩谷を推す意向を早々に固め、下村周辺は、引き続き会長代理を務めることで、「次」を狙うという絵を描いていた。

「塩谷会長」のもとで、どちらが派閥運営の主導権を握るのか。
水面下の攻防は、まずは、世代間のポスト争いという形で展開していった。

ベテラン勢の「塩谷推し」
「国葬」の2日後の9月29日。派閥の運営方針などを話し合う「幹事会」が開かれた。

「塩谷先生を会長にどうか」
この場で下村は、塩谷を会長に推す考えを表明した。

下村のほか、派内の衆参それぞれの最長老で、ともに「最高顧問」を務める衛藤征士郎(衆・当選13回・81歳)と山崎正昭(参・当選6回・80歳)も同様の意向を示した。

衛藤氏と山崎氏
派閥の公式な会合で具体的な会長候補の名前が出されたのは初めてで、突然の発言に、ほかの出席者は一様に驚いたという。

会合のあと、下村周辺の議員たちは「幹事会で特に異論は出なかった。塩谷会長で決まりだ」と口々に記者たちに解説して見せた。

「3人の発言は事前に示し合わせたものだろう」
派内では、下村が、いち早く塩谷支持を表明することで、「5人衆」に対し機先を制することを狙ったものだとの見方が大勢だった。

新体制移行方針の表明
この幹事会の直後に開かれた派閥の議員総会で、塩谷は、新体制に移行する方針を表明した。
「安倍総理が亡くなった大きな穴を埋めることは、どんな体制をとっても難しいと思う。しかし、皆さん1人1人の力を結集して、日本の政治に清和研(清和政策研究会=安倍派)が中心になって貢献できるような体制を整えていきたい」

幹事会での下村らの発言は想定外だったが、事前に「5人衆」と下村らの双方から意向を確認しており、自身の会長就任におおむねメドがついたと判断したうえでの宣言だった。

塩谷は、この時点で、1〜2週間後には新体制を発表できると考えていた。
しかし、このあとも塩谷にとって想定外の事態が続いていくことになる。

「5人衆」に亀裂
塩谷は、新しい体制をめぐって、「5人衆」と下村側の双方から働きかけを受けていたが、派内で将来の総裁候補を育てていくため、「5人衆」の意向を尊重する方向で調整を進めていた。
ただ、調整を進める中で次第に、今度は「5人衆」の中で思惑の違いが顕在化してきた。

もともと、「5人衆」の中で、「塩谷会長」実現に向けた熱意には明確な温度差があった。もっとも積極的だったとされたのは、官房長官の松野だ。塩谷が派内の調整に動く中、松野も、他派閥の幹部に「塩谷会長になりますので、よろしくお願いします」と声をかけるなど、環境整備を進めてきた。

8382チバQ:2022/11/14(月) 20:23:54
一方、もっとも消極的と見られていたのが参議院幹事長の世耕だった。
世耕は、「5人衆」の会合でも、引き続き会長は置かず、5人による集団指導体制を確立するのが望ましいとの立場を示し、次善の案として、塩谷が会長に就任することも排除しないという立場だった。

世耕氏
こうしたなか、10月6日夜、塩谷を支える新体制の構想として、「5人衆」のうち、松野、西村、萩生田の3人を会長代理に据える案が、一部報道で取り上げられた。
そこに、世耕の名前はなかった。

この案には、世耕を支える参議院側から強い不快感が示された。世耕自身も、塩谷の会長就任に反対する姿勢を明確にするようになった。

そして、参議院側からは、衆参それぞれから会長を出す共同代表制に移行し、「塩谷・世耕派」、あるいは「萩生田・世耕派」とするよう求める声が上がった。
世耕は、派閥所属の参議院議員38人全員から「派閥が結束していくために世耕に一任する」とした連判状を取りまとめ、共同代表制の実現に向け、塩谷にプレッシャーをかけていった。

相次ぐ「森詣で」
塩谷が自身の会長就任に向けてお墨付きを得ようとしたのは、かつての派閥の領袖で、いまも大きな影響力を持つとされる森喜朗(85歳)だった。

森氏
森のもとにあいさつに行った塩谷は、後日、周辺に対し「森さんから『自宅を担保に金を借りるぐらいの覚悟はあるのか』と迫られたが、最終的には『頑張れ』と言ってもらった」と安堵感を口にしている。

そして、10月6日昼に開かれた派閥の議員総会で塩谷は、「新しい体制は来週ぐらいには示したい」と新体制移行に向けた時期を明示した。「塩谷会長」に向け、1つ1つ積み重ねていった。

しかし、森を頼ったのは塩谷だけではなかった。
この間、世耕や高木など、「5人衆」の複数のメンバーも、それぞれの思惑をもって接触を図っていた。

8383チバQ:2022/11/14(月) 20:24:07
思わぬ「来客」の一言で…
10月10日夜、都内のホテル。
塩谷は、新体制の発表の予定を3日後に控え、「5人衆」と向き合った。
この時点でも、世耕から「塩谷派」への理解は得られておらず、一縷の望みを持って話し合いに臨んでいた。


しかし、その最中、想定外の「来客」があった。森だ。
複数の出席者によると、この場で森は、後任の会長は引き続き空席とし、西村・萩生田・世耕の3人で、派閥を運営する案を披露したという。

結局、この夜の会合で、何も決まらなかった。
出席者のひとりは、翌日、取材に対し「新体制に向け、決まらないということが決まりつつある」と語った。

「私たちは『安倍チルドレン』」
こうした中、派内の中堅・若手の議員たちからは、新体制への移行自体に反対の意見が出だした。

新体制の発表の予定を翌日に控えた12日朝。
衆議院の当選4回の議員らが会合を開いた。このなかでは「会長を決めるのは時期尚早で、当面いまの体制を維持すべきだ」という意見が大勢を占め、自分たちの総意として、塩谷ら幹部に伝えた。

中堅・若手議員たちの中には、この間、幹部による水面下での調整が報道などでしか伝わってこないことに不信感を募らせる者もいた。

彼らは取材に対し、包み隠さず本音を語った。
「やはり、総裁候補たる方が会長になるべきだ。現時点で衆目の一致する人がいないわけだから、集団指導体制のままでいい」
「私たちは『安倍チルドレン』で、安倍さんに支えてもらって当選してきた。派閥の会長は、金も出して、人事でしっかりものが言えるような指導力がある人が就くべきだ」

「排除の論理はだめだ」と、「世代交代」を狙った「5人衆」を当てこする議員もいた。

塩谷は、後日、周辺にこう漏らした。
「(9月29日の「幹事会」で)私の名前が挙がったことで、いろんな意見が出てしまい、おかしくなってしまった。そうなる前に、さっと決めてしまいたかった」

「安倍」後はいつに
安倍の後任の会長選びは、さらに先送りとなった。
しかし、単に「元のさや」に納まったわけではなく、新体制の模索を通じて、派内にはいくつもの「ミシン目」が刻まれる結果となった。

塩谷は、一度は自身の背中を押してくれた森の「変節」の背景をいぶかった。
森が言及したという「西村・萩生田・世耕体制案」で名前が挙がらなかった松野も、そこにいたる経緯に疑念を抱いているという。

一方、派内の一部からは今回の森の行動に対しても「望ましくなかった」などと批判も出ている。

安倍氏遺影
派閥としての存在感の低下を防ぐより、現状から変わらないことであつれきの回避を優先した今回の結果。
いま、派内の97人をつなぎとめている合い言葉は「安倍総理の遺志を継ぐ」だ。

亡き「安倍」の名のもとに結束を保つことを選択した最大派閥は、いつ「安倍派」から移行するのか。そのとき、どんな景色が広がっているのだろうか。
(文中敬称略)

8384チバQ:2022/11/20(日) 19:28:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/61fbe4dc4dc14624105f7ec40980b8d209fde3e2
【速報】寺田総務相 こんや辞表提出の方向で調整と政府関係者
11/20(日) 17:46配信
岸田首相は、「政治とカネ」の問題が相次いで判明している寺田総務相について、20日中に更迭する方向で検討を進めている。
岸田首相は、公邸で松野官房長官や木原副長官らと、断続的に協議を続けている。

政府関係者によると、20日夜、寺田総務相が辞表を提出する方向で調整しているという。

政治部

8385チバQ:2022/11/20(日) 19:37:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/144d27490e11b61b4dc807b4b2d30ae691b56875「身内の更迭」迫られる岸田首相 側近・寺田総務相の進退、山際&葉梨氏と異なる事情とは
11/20(日) 11:00配信


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日刊スポーツ
岸田文雄首相(2022年7月18日撮影)

 岸田文雄首相に「3度目の判断」が迫りつつある。問題を抱える大臣を交代させるか否かの判断で、「政治とカネ」の問題が深刻化する寺田稔総務相(64)を、更迭する判断のヤマ場が近づいているが、この「3度目」は、その前の「1度目」「2度目」とは決定的に異なる要素がある。首相にとって、寺田氏は「身内」も同然だからだ。

【写真】寺田稔総務大臣

 岸田政権では、10月24日に山際大志郎経済再生相(当時)、11月11日に葉梨康弘法相(同)が辞任した。しかし、首相は2人をなかなか辞めさせようとせず、更迭する判断のタイミングがずれ、野党の批判だけでなく、与党からも疑問の声を受ける結果になった。山際氏の場合は、旧統一教会との関係をめぐる問題で大きな批判を浴びた「これからも(新たな問題が)出る可能性がある」発言から1週間あまり、葉梨氏も「辞任させるべき」という声が自民党でも拡大した翌日。「決断できない首相」という、さらに大きなピンチを招く結果になった。

 そして今回が、3人目の寺田氏。選挙や政治資金を管轄する総務相の立場ながら、自身の後援会の会計責任者に故人の名前が掲載されるなど、政治資金収支報告書への不適切な記載や疑惑がぞろぞろ。国会の質疑でも説明は十分でなく、「疑惑かもしれないが事実ではない」などと開き直るような発言もあった。

 しかし、自民党関係者は語る。「寺田さんを切るか切らないかの判断は、前の2人とは違って、相当に難しいのではないか。寺田さんは首相の側近。もっと言えば『身内』といっても構わない存在だからだ」。

 寺田氏は首相と同じ、広島選出(広島5区)で、首相が率いる岸田派(宏池会)に所属する。宏池会は、かつて首相を務めた池田勇人氏が1950年代後半に創立した自民党の老舗派閥の1つだが、寺田氏の妻の祖父が池田氏。今の選挙区も、池田家の代々の地盤だ。寺田氏の問題が深刻化する中、首相は自分の派閥の創立者の親族、極めて自身に近い存在を更迭するかしないかの判断に、直面し続けたことになる。



 首相の寺田氏への配慮はこれまでにもにじんでいた。首相は昨年12月、寺田氏を首相補佐官に就任させた。これは、その直前に行った最初の組閣で「入閣漏れ」した寺田氏への処遇といわれた。ちなみに、この時に寺田氏とは別に内閣官房参与に就いたのが、直前の衆院選で落選した自民党の石原伸晃氏。党総裁選で首相を支持した石原氏の起用は「お友達人事」との声もあったが、石原氏が代表を務める選挙区支部によるコロナ助成金受給問題で、8日で辞任した。一方、寺田氏はその後も首相補佐官を務め続け、今年8月の内閣改造で総務相として初入閣した。

 参与も補佐官も、首相が信頼する人物を置くのが定石。寺田氏は当選6回で、「大臣待機組」といってもおかしくなく、最初の組閣で入閣させられなかったことで、補佐官として重用した形にみえた。

 そんな寺田氏が抱える、多くの「政治とカネ」の問題。続投させても更迭しても、自身や政権の体力に大きなダメージとなるのは確実だ。逆にかばい続ければ、山際氏や葉梨氏の更迭劇の時よりも、厳しい批判が出かねない。判断の遅れがあれば、なおさらだ。

 葉梨氏の「法相軽視」の失言は大問題だったし、安倍晋三元首相の銃撃死以降、あらためて社会問題になっている旧統一教会との関係を説明できなかった山際氏も「辞任やむなし」ではあったが、寺田氏は政治資金をつかさどる総務相にありながら、数々の問題や疑惑をかかえる。「政治とカネ」は、政治家としての倫理観をはかるひとつの目安でもあり、「もはや任にあらず」(立憲民主党議員)の声は、与野党を超えて出る結果になった。

 首相は19日のタイでの記者会見で、寺田氏の進退について問われ、続投させると答えなかった。腹は決まっているようにも見えた。明日11月21日から2022年度第2次補正予算案審議が始まり、24日からは衆院予算委員会も予定される。辞任がなければ寺田氏もこの場に出席する。出席すれば野党の「集中攻撃」は目に見えている。

 岸田首相が寺田氏を更迭すれば、今年8月の内閣改造で入閣した岸田派議員3人(寺田氏、葉梨氏、林芳正外相)のうち2人が、更迭で政権を去ることになる。【中山知子】

8386チバQ:2022/11/20(日) 19:42:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/4f9e227d88f0ecfe109495da863ee79359a85f79
岸田首相、寺田総務相を更迭へ 臨時国会中「ドミノ辞任」政権に打撃
11/20(日) 18:54配信

朝日新聞デジタル
記者会見をする寺田稔総務相=2022年9月16日、東京都千代田区

 岸田文雄首相は20日、寺田稔総務相を更迭する意向を固め、自民党幹部に伝えた。週刊誌報道などで寺田氏の政治資金などをめぐる問題が次々と表面化。政治資金規正法や公職選挙法を所管する総務相にふさわしくないとして、野党が辞任を求めていた。


 首相は19日、訪問先のタイ・バンコクで行った記者会見で寺田氏の進退を問われた。今年度第2次補正予算の成立や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題を受けた被害者救済新法の制定などを政権として最優先する考えを表明。一方、各閣僚にも説明責任を果たすよう要請し、「この二つの観点からどうあるべきか。内閣総理大臣として判断をしていきたい」と語り、続投は明言しなかった。

 岸田政権では、10月24日に、旧統一教会との接点が問われた山際大志郎・前経済再生相、11月11日に、死刑執行を命じる法相の役割を軽んじる発言をした葉梨康弘前法相がそれぞれ事実上更迭された。臨時国会のさなかに短期間で閣僚が相次いで退く「ドミノ辞任」となり、首相の任命責任が問われ、政権にはきわめて大きな打撃になった。

朝日新聞社

8387チバQ:2022/11/20(日) 22:42:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d8a48133a0a1b987fef6f47933316315157bd66
岸田首相、寺田総務相の後任に松本剛明元外相を起用へ 自民党麻生派
11/20(日) 21:48配信

朝日新聞デジタル
松本剛明氏

 岸田文雄首相は20日、政治資金などの問題で事実上更迭した寺田稔総務相の後任に、自民党麻生派の松本剛明元外相を充てることを決めた。複数の政権幹部が認めた。

 寺田氏の後任人事について、首相は20日夜、記者団に「21日午前に発表する」と説明した。

 松本氏は旧民主党出身。菅直人内閣で、在日外国人からの政治献金受領問題の責任を取って辞任した前原誠司外相の後任として2011年3月に外相に就任した。15年11月に離党し無所属となった後、17年9月に自民党に入党した。


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