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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

8204チバQ:2022/08/10(水) 03:38:59
https://www.sankei.com/article/20220809-KMEAFBHS5NPVVPADDOSGFUTD2Q/
参院国対委員長に野上氏就任へ 自民党
2022/8/9 20:38
自民党は9日、初入閣が決まった岡田直樹参院国対委員長の後任に、野上浩太郎参院幹事長代行を起用する方針を固めた。党幹部が明らかにした。

参院自民の役員人事は関口昌一参院議員会長の一任となっており、野上氏の参院国対委員長就任は、10日に世耕弘成参院幹事長の続投とともに発令される。

8205チバQ:2022/08/10(水) 07:32:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c863f4f06e60b9ad53c53206c606e64c976f055
萩生田光一経産相が政調会長就任で“ポスト安倍”の筆頭に 徹底した“子分肌”と森&菅コンビの強烈後押し
8/9(火) 17:31配信
「政治活動を市議の秘書から始めた、という経歴からわかる通り、叩き上げの中の叩き上げです」

【写真あり】「萩生田光一」のリーゼント番長時代

 とは、八王子市議だったころからの萩生田光一経産相の後援者だ。

 ほぼ1カ月も前倒しになった、唐突な内閣改造。最注目株は、萩生田経産相の処遇だ。銃撃事件で死亡した安倍晋三元首相が領袖だった「安倍派(清和会)」は、旧統一協会との関係が深い議員を多数、抱えていることから、世論の集中砲火を浴びている。現在は、幹部7名による「集団指導体制」となっているが、今回の内閣改造を機に、萩生田経産相が“ポスト安倍”競争で一歩、リードするという。

 そもそも萩生田経産相は、安倍元首相の“子飼い”として出世してきた。

「大柄で一見、押し出しが強く見えて、じつに腰が低いんです。上下関係が厳しい割りに、スタンドプレーをする議員が目立つ安倍派の中で、親分を絶対に裏切らず、自ら泥を被ることさえ厭わない。“子分肌”を徹底したことで、安倍さんや森(喜朗)さんにかわいがられてきたんでしょう」(同前)

 明治大学在学中から、八王子市の黒須隆一市議(のちに市長)の私設秘書になったのが政界への端緒になるが、その後、不動産会社の経営者として八王子市青年会議所に入会。

 青年会議所が主催した拉致被害者の会の講演会に携わったことで、安倍元首相と出会い、現在の地位にたどり着いた。

「安倍さんとは、個人的にも親しい関係のようでした。支援者との会合では必ず、その場で安倍さんに電話をしてくれます。安倍さんも調子を合わせて、『〇〇さん(支援者)のことは、萩生田君からよく聞きます、ありがとうございます』などと、お上手を言うのです。萩生田後援会の結束は、“安倍さんとのパイプ”という点で固くなっていました」(同前)

 岸田首相はすでに「(内閣の)骨格は変えない」と明らかにしているが、それを受けて萩生田経産省は「俺は骨格じゃなかったのか」と、愚痴をこぼしている。ベテラン自民党議員がその真意を解説する。

「萩生田さんは、政調会長になる予定です。後継のゴタゴタに加えて、統一教会問題がある安倍派は今、内閣改造人事に口出しができない状態。萩生田さんが政調会長になって、政務官や部会長などの人事を差配することになります。今回の改造は、安倍派には不満が残るものになりますが、萩生田さんが泥をかぶって取りまとめるということ。逆にいえば、『清和会のトップとしてまとめてくれ』というメッセージです」(政治部記者)

 そのメッセージを発しているのは、菅義偉(よしひで)前首相と、森元首相だ。

「菅前首相は、萩生田さんの手腕を高く評価していて、じつは前回の総裁選では、河野太郎さんではなく、萩生田さんを担ぐ腹案もありました。そして、萩生田さんを評価しているのは、派閥の元会長の森元首相も同じ。すでに森元首相は、萩生田さんを派閥の後継に考えている可能性が高いとすらいわれています」(同前)

 萩生田経産相には、2014年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)主催のイベントに出席したことや、関連団体へ自身の政治団体から会費を支出したことなど、旧統一教会との接点も確認されている。

「岸田首相の一強体制は当分、続くでしょう。となれば、党内の関心は『ポスト岸田』に向きます。安倍さん亡きあとの自民党の重鎮といえば、元首相の麻生さんと菅さん。麻生さんは、ポスト岸田には茂木幹事長を考えているようです。一方の菅前首相は、安倍路線の継承を掲げて、萩生田さんを推してくる可能性は高いと思いますよ。森元首相の後押しもありますから、かなり強力な候補のひとりになるでしょう」

 萩生田氏が、今回も“子分肌”を発揮し、泥をかぶって派閥を守る、ということか。

8206チバQ:2022/08/10(水) 08:31:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信



 岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。

 「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。

 森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。

 複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。

 旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。

 党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。

 ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。

8207チバQ:2022/08/10(水) 19:53:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4f700887e72bc99934d19126cb2e071914b0dc0
「人事権のない格下げ」である、河野「デジタル大臣」と高市「経済安全保障担当大臣」
8/10(水) 17:30配信


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ニッポン放送
数量政策学者の高橋洋一が8月10日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。岸田総理が、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施することついて解説した。

【写真】デジタル相に就任が決まり、認証式に向かう河野太郎氏

岸田総理、きょう内閣改造と自民党役員人事を実施
【参院選2022 投開票】取材に応じる自民党の河野太郎広報本部長=2022年7月10日午後、東京・永田町の自民党本部 写真提供:産経新聞社

岸田総理大臣はきょう(8月10日)の内閣改造・党役員人事で、浜田靖一元防衛大臣を再起用する方針を固めた。高市早苗政調会長を経済安全保障担当大臣に、河野太郎広報本部長をデジタル大臣に充てる。また、寺田稔総理補佐官を総務大臣として初入閣させる。加藤勝信前官房長官は厚生労働大臣に、西村康稔前経済再生担当大臣は経済産業大臣として再入閣する。

飯田)留任は松野博一官房長官、鈴木俊一財務大臣、林芳正外務大臣、斉藤鉄夫国土交通大臣、山際大志郎経済再生担当大臣ということです。各紙に名簿が出ていますね。

高橋)本日(10日)発表するものがもう出ている。

飯田)正式決定はきょうの午後のはずなのですが。

高橋)普通はきょう「本当にくるのかこないのか」ということで、スーツを用意するかしないかと大騒ぎだったのです。小泉政権の2001年くらいからそのような感じでした。20年以上前の組閣ですね。

飯田)そうなりますね。たしかにサプライズのようなものもけっこうあって。

高橋)それが派閥均衡で、もう初めからできているのでしょう。

親中派の林外務大臣は留任、防衛大臣には浜田靖一氏を再起用
飯田)これだけ日本を取り巻く環境が厳しいなかで、外交安全保障が気になるところですが。

高橋)そうですね。外務・防衛閣僚協議(2プラス2)などにおいて、外務大臣と防衛大臣は重要なのですが、外務大臣はコテコテの親中派でそのままです。骨格なので、そこは動かないということなのでしょうが。

飯田)林大臣は動かず。

高橋)林芳正さんは動かなかった。そうすると防衛大臣がどうなるのか。岸さんは台湾派なのです。

飯田)いままでの。

高橋)親中と親台湾とでバランスが取れていたとも言えるのですが、今回は崩れて防衛大臣は浜田さんという人事です。浜田幸一さんの息子さんですが、浜田幸一さんのようなイメージはまったくなく、温厚で穏やかな方です。どちらかと言うと、この方は石破茂さんに近いのです。

飯田)石破茂さんを推していらっしゃった。

海上保安庁の船には建設国債が使えて海上自衛隊の船には使えない理由
高橋)防衛費の話だと、財務大臣が留任。そして要求側の防衛大臣が浜田さんですが、石破茂さんが「積み上げていく」という話をしていたので、なかなか大変でしょう。いろいろ積み上げていくと。これで「防衛国債」の話は飛んでいってしまったということだと思います。

飯田)防衛費をどうするかという話のなかで、ことさらに財源論の話が出てきました。「何らかの税金で手当てしない限りはできない」ということが骨太の方針にも載りかかり、いろいろな議論がありましたが。

高橋)建設国債や赤字国債の話は意味がないと思うのですが、いまの枠組みでは、海上保安庁の船は建設国債が使えるのです。しかし、海上自衛隊には使えない。どうして使えないのかわかりませんよね。 耐用年数が海上保安庁の方は長いから、耐用年数があって資産としてあるからということで、海上保安庁の船は建設国債を使ってもいいというロジックなのです。

飯田)海上保安庁の船は。

高橋)しかし、有事になった場合、海上自衛隊と海上保安庁の船のどちらが先に攻撃を受けるかという話になると、最初に攻撃を受けるのは、前線に出ている海上保安庁なのです。

飯田)現状としてはそうですね。

高橋)尖閣などで、いまいちばん現場に出ているのが海上保安庁であり、背後にいるのが海上自衛隊です。有事になったとき、海上保安庁の船が速やかにどこかへ退出できるとは思えません。

8208チバQ:2022/08/10(水) 19:53:33
海上保安庁のトップが国交省の事務キャリアの背広組に戻る 〜すべてが昔に戻ったよう
参院選2022 会見で選挙公約を発表する、自民党の高市早苗政調会長=2022年6月16日午後5時26分、東京・永田町の党本部 写真提供:産経新聞社

飯田)既に、来年度予算をどうするのかという概算要求の話も出ていますが、自民党国防部会による話だと、5.5兆円などと「ほとんど変わっていないではないか」という数字が出ていますが。

高橋)それでは防衛費をGDP比2%まで増やすことはできないでしょう。2%の議論をするときに財務省が変な手を使ってくるのですが、これは北大西洋条約機構(NATO)基準というもので、入れるときに海上保安庁の予算を一緒に加えて計算するのです。こういうときに海上保安庁に関しては、適当に数字をかさ上げして入れたりするのです。

飯田)海上保安庁については。

高橋)先ほどの話では海上保安庁は別という扱いでしたが、そういうことを平気でやるのです。そんな数字がたくさん出てくると思うので、惑わされないようにしなくてはいけません。しかし、今回のような人事だと、防衛省の方からもそういうものが出てきそうですね。人事が変わったことで事務次官も変わったでしょう?

飯田)事務次官も防衛省側も、今年(2022年)は3文書の改訂があるから、「それまでは同じ人でやりたいのです」と言っていたのを、内閣人事局が変えたという話が出てきています。

高橋)海上保安庁も菅政権までは、3代続けて制服組がトップだったのですが。

飯田)長官をやっていましたね。

高橋)今回は背広組でしょう。いわゆる国交省の事務キャリアが。

飯田)昔に戻ったようですね。

高橋)全部昔に戻っているという感じです。

飯田)一連の話のなかで海保の予算が優遇されているかというと、まったくそんなことはなく、「海上保安庁は国交省のなかだから、国交省の予算でやってくださいね」と。そうすると旧建設、旧運輸の予算の取り合いのなかで、「そこまでは予算を削れませんよ」というようなことになる。

高橋)国内総生産(GDP)を計算するときに上乗せしたり、いろいろとやると思います。都合よく数字を変えるのが財務省のテクニックなのです。

飯田)ダブルスタンダード、トリプルスタンダードがまかり通っている。

高橋)それをマスコミの人がわからずに騙されるから、そのまま言います。「いまは5.5兆円だけれど、海保を入れると実は6兆円に近いです」とか、「GDPの数字で上手くいっています」などというような言い方になるのではないですか。

高市早苗氏の「経済安全保障担当大臣」と河野太郎氏の「デジタル大臣」
飯田)今回の顔ぶれを見たときに、高市さんが経済安全保障担当になるということですが、この人事はどうご覧になりますか?

高橋)これは内閣府大臣というものです。少子化や経済安保、地方創生など。内閣府大臣は通常の大臣とは少し違うと考えた方がいいでしょう。同じ大臣なのだけれど、実は人事権がないのです。

飯田)内閣府特命担当などと。

高橋)特命担当で、人事権を誰が持っているかと言うと、官房長官なのです。すると役人は、「大臣は人事を行う人ではない」という感じで対処するのです。だから、そこに骨を埋める人はまずいません。骨を埋めたときに代わってしまうのだから。人事はまったく別系統なので、いくら高市さんにいろいろ言っても、自分の人事には関係ないのです。役人は自分の人事を中心に、それを目標にする人が多いのです。

飯田)自分が出世するのかどうか。

高橋)そうです。だから、この大臣にいくら言っても人事は関係ないと思うと、それなりの扱いをするのです。私から見れば内閣府担当大臣は格下げのイメージです。河野太郎さんもそうですけれど。もともと省庁大臣をしている人でしょう。省庁大臣というのは、防衛省や総務省など、人事ができる大臣なのです。

飯田)自分の手足となる官僚が組織として存在している。

高橋)人事ができるから、みんな従うのです。そういう大臣を務めていた人が内閣府大臣を担当するということは、「格下げになったな」というイメージです。

飯田)なかなかに巧妙な人事なのですね?

高橋)巧妙と言えば巧妙だけれど、閣内に入れたとは言っても、手足を取ってしまったという感じがします。

飯田)なるほど。そのまま一議員としてではなく、閣内で反旗を翻すわけにはいかない。

高橋)おまけに周りに手下がいません。いない状態にさせるには内閣府大臣が適当なのです。

飯田)この難局にそれでいいのかと。

高橋)本当にそう思います。

8209チバQ:2022/08/10(水) 19:55:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/d944a2961e14a5cf051b6a636130b2f78fb96235
自民党新体制の人事案了承 非主流派を取り込み、挙党態勢を演出
8/10(水) 11:29配信
朝日新聞デジタル
自民党臨時総務会を終え、記念撮影に応じる新執行部の(左から)森山裕選対委員長、遠藤利明総務会長、麻生太郎副総裁、岸田文雄首相、茂木敏充幹事長、萩生田光一政調会長ら=2022年8月10日午前10時21分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

 自民党総裁の岸田文雄首相は10日午前、党臨時総務会で、新しい党役員の人事案を説明し、了承された。麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長、小渕優子・組織運動本部長、高木毅・国会対策委員長は続投。政調会長に萩生田光一・経済産業相、総務会長に遠藤利明・選挙対策委員長、選対委員長に森山裕・前国会対策委員長を起用した。広報本部長には石田真敏元総務相を充てた。


 首相は臨時総務会で「心機一転、気持ちを新たに難局突破、政策断行に邁進(まいしん)していきたい」と強調した。その上で、「日本は今、戦後最大級の難局の最中にあり、政治の空白は一時も許されない。高い緊張感を持って、難局に臨んでいただきたい」と呼びかけた。

 「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)と党所属議員との関係について、茂木氏は終了後の記者会見で、党所属議員全員に対し、国民から疑念を持たれることがないように関係を点検して見直すよう要請したと説明した。

 萩生田氏は関連団体のイベントに出席したことを認めた。会見で今後一切関係を断ち切るのかと問われ、「これだけ社会的な問題になっている。団体とのつきあいは我々としては一線を画すことを決めた」と述べた。遠藤氏は「記憶する限りまったく関係ない」と発言。森山氏は「まったく関係はないし、ご案内さえ、いただいたことはないんじゃないかなと。残念ながら」として関与を否定した。

8210チバQ:2022/08/10(水) 19:58:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea19e19eb4d1cc850cdeb1b24e81170701661297
「非主流派」起用で結束アピール 岸田首相、政権安定を重視 内閣改造
8/10(水) 7:07配信


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時事通信
首相官邸に入る岸田文雄首相=9日午後、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)が、最小派閥の森山裕前国対委員長を選対委員長に起用するのは、党内の「非主流派」を取り込むことで、結束をアピールする狙いがある。

【写真】報道陣の取材に応じる自民党の森山裕前国対委員長

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と政治の関係や、安倍晋三元首相の国葬をめぐり、世論の逆風は強まっている。政権基盤の安定には挙党態勢の構築が不可欠と判断した。

 「わが国が直面する難局突破のためには政府・与党の結束がこれまで以上に重要だ」。首相は9日、長崎市の記者会見でこう強調した。

 森山氏は、菅義偉前首相、二階俊博元幹事長に近く、首相と距離がある。会長を務める森山派は所属議員7人。国対委員長を歴代最長の4年余り務め、調整能力の高さは党内有数だ。首相には、衆院小選挙区を「10増10減」する区割り改定案をめぐり、難航必至の党内調整をベテランの手腕で乗り切る思惑もある。

 複数の関係者によると、首相は当初、菅氏の副総理起用を模索したようだ。昨年の党総裁選で首相がいち早く名乗りを上げ、結果的に菅氏退陣の引き金を引いたこともあり、両者は微妙な関係が続いていた。最近は首相が助言を求めるなど接近の兆しもあったが、菅氏は8日の番組収録で「(入閣は)考えていない」と明言した。

 旧統一教会や国葬などが火種となり、政権の足元は揺らいでいる。報道各社の世論調査でも内閣支持率が下落傾向を示す中、首相に批判的な議員の間からは「菅氏や森山氏を使わないなら承知しない。政権の終わりの始まりになる」との声が出ていた。

 党内は歓迎している。二階派幹部は、森山氏から9日朝に「選対委員長を受ける」と電話があったと明かし、「(非主流派が)四役に入った。挙党態勢だ」と笑顔を浮かべた。党関係者は「据わりのいい人事だ。政権は安定するだろう」と語った。

 ただ、菅氏は引き続き無役にとどまる見通し。周辺からは、非主流派の結集を視野に、先送りしてきた勉強会の開催を求める声が上がる。無派閥の閣僚経験者は「次の政局に向けてフリーハンドを確保したいのだろう」との見方を示した。

8211チバQ:2022/08/10(水) 19:59:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b093c8141532c3c06fbb9be5b089a218aeaac6dd
派閥バランス腐心の跡 入閣「待機組」に明暗
8/10(水) 19:44配信


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産経新聞
皇居での認証式に向かう浜田靖一氏(手前)ら閣僚内定者=10日午後、首相官邸(岩崎叶汰撮影)

10日に発足した第2次岸田文雄改造内閣の閣僚19人と自民党四役は、全ての派閥から登用するなど党内バランスを意識した顔ぶれとなった。一方で第1次岸田内閣では13人に上った初入閣は9人にとどまり、各派の衆院当選5回以上、参院当選3回以上の「入閣待機組」は明暗が分かれた。

麻生太郎副総裁率いる麻生派(志公会、50人)は、永岡桂子文部科学相が初入閣。鈴木俊一財務相と山際大志郎経済再生担当相が続投、河野太郎前広報本部長がデジタル相で再入閣し、閣僚の数を改造前の3人から4人に増やした。

ただ、入閣待機組の当選7回の伊藤信太郎衆院議員がポストから漏れたことには不満の声もあがる。同派ベテランは初入閣が永岡氏のみだったことに「閣僚は4人に増えたが、3人がリピーターというのはどうなのか」と語気を強めた。

今回の人事で、領袖(りょうしゅう)の安倍晋三元首相を失った影響が注目されていた最大勢力の安倍派(清和政策研究会、97人)からは、萩生田光一前経済産業相が政調会長に起用された。また、松野博一官房長官が留任、西村明宏環境相が初入閣するなど閣僚の数は4人で変わらなかった。

第2派閥の茂木派(平成研究会、54人)は、会長の茂木敏充幹事長が再任となったほか、野村哲郎農林水産相と秋葉賢也復興相が初入閣、加藤勝信厚生労働相が再入閣を果たした。ただ、閣僚の数は1減の3人となり、同派所属議員は「(第3派閥の)麻生派の閣僚4人と比較すると、もう一声ほしかった」と声を落とした。

首相率いる岸田派(宏池会、43人)は林芳正外相が留任で、寺田稔総務相と葉梨康弘法相が初入閣。また、二階俊博元幹事長が主導する二階派(志帥会、43人)は、入閣待機組だった谷公一国家公安委員長と、閣内最年少の41歳の小倉将信少子化担当相が初入閣を果たした。

最小派閥の森山派(近未来政治研究会、7人)からは、会長の森山裕前総務会長代行が選対委員長に就任。これまで非主流派と位置づけられてきただけに、同派ベテランは森山氏の抜擢(ばってき)を「7人しかいない派閥で党四役に就けたのは、満額回答だ」と歓迎した。

岸田派所属議員は首相の心境について、「バランスを重視する一方、課題が山積しているため、各派の入閣待機組に十分配慮するのは難しかったのではないか」と読み解いた。(今仲信博)

8212チバQ:2022/08/11(木) 00:05:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e528c797731ecd853d45e75f02504da53b4892d
島田前次官「参与」は退職 浜田防衛相が指示
8/10(水) 23:28配信


産経新聞
浜田靖一防衛相は10日、前事務次官で大臣政策参与兼防衛省顧問の島田和久氏について、大臣政策参与としては退職し、省顧問として留任する人事を指示した。島田氏は安倍晋三元首相の首相秘書官を6年以上務めた元側近。7月に事務次官を退任後は、岸信夫前防衛相の判断で大臣政策参与兼省顧問に着任した。事実上の降格となるが、浜田氏は兼務は分かりにくいと指摘したという。

8213チバQ:2022/08/11(木) 02:35:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0f5e069cd7e7d88e0e023431bdb0afd02d9618b0
旧統一教会の「関係」閣僚、最後まで釈明 軒並み交代、言葉少な
8/10(水) 20:11配信
毎日新聞
退任記者会見する二之湯智・国家公安委員長=東京都千代田区で2022年8月10日午後0時12分、幾島健太郎撮影

 自民党と宗教団体・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係が取り沙汰される中で10日、発足した第2次岸田改造内閣。旧統一教会や関連団体との関係を認めていた閣僚は軒並み交代となった。「もう少し考えていれば」「総理のご判断」。退任記者会見ではさまざまな声が聞かれた。

【写真特集】内閣改造の一日

 ◇二之湯氏「もう少し考えるべきだった」

 国家公安委員長を退任した二之湯智氏は7月、旧統一教会の関連団体が開いたイベントの実行委員長を務めたと認めていた。10日の退任会見では「今となってはもう少し考えるべきだった」と神妙な表情だった。

 国家公安委員長は警察行政トップの立場だが、二之湯氏はこれまで「どういう教義をもって布教活動しているのかさっぱり分からないが、お付き合いの一環として名前を貸した」と釈明してきた。「霊感商法に関する事件は2010年を最後に被害届はない」とも語り、その後警察庁の担当者が「被害届ではなく検挙」と修正する場面もあった。

 「最後に銃撃事件や旧統一教会という問題があったが、私なりに一生懸命頑張った」。7月に参院議員の任期を満了し民間人閣僚となっていた二之湯氏。今回の退任で政界引退となる。

 「お付き合いもあるし、選挙の際もお手伝いをいただいた」。旧統一教会のメンバーから過去に選挙支援を受けたと明らかにしていた岸信夫防衛相。防衛省では10日に退任会見は開かれず、2日前が最後の会見だった。

 その際の締めくくりの質問は、実兄の安倍晋三元首相が旧統一教会の友好団体主催のイベントに寄せたビデオメッセージの感想を尋ねるものだった。「見ていない。(今後も見る)予定はない」。淡々とした口調で言い残し、会見場を後にした。

8214チバQ:2022/08/11(木) 02:35:36
 ◇末松氏「やましいことはない」

 「(祝電は)頼まれたら全部出している。よっぽどおかしい団体じゃなければ」。環境相を退任した山口壮氏は5日の記者会見で、旧統一教会の関係イベントに祝電を出していたことを認めた。山口氏は「機械的に出した。まったく意識(的で)はなかった」と動じる様子はなかった。

 だが、こうした様子や発言がSNS(ネット交流サービス)などで批判を浴びた。3日後の会見では21年に2回祝電を出したと明らかにしたが、表情はこわ張ったまま。「おかしい団体かどうか、どう線引きしていたか」などと問われても「今後は気をつけたい」と繰り返した。10日は退任会見は開かれなかった。

 文部科学相を退任した末松信介氏は、旧統一教会関係者にパーティー券を購入してもらっていた。10日の会見では在任中の成果を振り返り、改めて問題への言及はなかった。会見後に毎日新聞が取材すると「やましいことはない」としたうえで「今後お付き合いする気はない」と断言した。

 地方創生担当相を退任した野田聖子氏は、旧統一教会の関連団体が共催したシンポジウムに祝電を送ったり、秘書が代理出席したりしていた。10日の会見では「事実上その団体と関係は全くない。相手も『野田さんとは全く関係ない』と言っている」と強調した。「主催ではなく非常に分かりづらくて(統一教会との関係の確認が)漏れてしまった」と最後の会見でも釈明に追われた。

 同じく関連団体主催イベントでのあいさつや祝電を明らかにしていた小林鷹之氏も科学技術担当相を退任した。10日の会見では、旧統一教会と関わりがあった閣僚が軒並み退任することに質問が及んだが「総理のご判断に尽きると思う」と述べるにとどまった。【松本惇、内橋寿明、岡田英、深津誠、村田拓也、鳥井真平】

 ◇「岸田さんも同じか」とがっかり

 ◇カルト教団をテーマにした著書もある作家の中村文則さんの話

 旧統一教会と関わりのあった閣僚はおおむね交代したというが、その一方で、系列の雑誌の表紙を何度も飾り、選挙で旧統一教会の関連票を振り分けていたという証言まで出た安倍晋三元首相の国葬は実施するとは、ギャップが大きすぎて理解できない。旧統一教会の問題を「適正に見直す」といったあやふやな言葉でごまかす対応や、法的根拠が曖昧で国民の意見が割れる中でも国葬を実施する分断のやり方に「岸田(文雄)さんも安倍さんや菅(義偉前首相)さんと同じか」とがっかりした。イメージだけの一新では意味がない。

 ◇宏池会重視で中長期政権目指す

 ◇国際政治学者の三浦瑠麗さんの話

 旧統一教会との関わりを認めていた人を一旦閣内から外すのは世論への対応で、イメージを良くする狙いがある。しかし今回の組閣の本質は、妥協や目配りはしつつも、自身の派閥である宏池会を重視した人事で中長期政権を目指していることだ。防衛費問題などでプレッシャーをかけ続けてきた安倍晋三元首相がいなくなり、思い通りの政権を作ることが可能になった。安倍氏の後継とされる萩生田光一氏を政調会長に充てて混乱する安倍派のとりまとめを任せる一方、ライバル関係である西村康稔氏を経済産業相とすることでくさびを打ち込み、安倍派の動きをけん制していると言える。

8215チバQ:2022/08/11(木) 02:37:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a859ef8ad49526d8e1ab8811f237d35afbb0bb52
野官房長官ら5人の「骨格」留任…岸田首相、有事に対応する「政策断行内閣」
8/11(木) 2:35配信
読売新聞オンライン
記念撮影に臨む岸田首相(前列中央)ら(10日夜、首相公邸で)=源幸正倫撮影

 第2次岸田改造内閣は10日、皇居での認証式を経て発足した。全19閣僚のうち14ポストを入れ替えて大幅な刷新を図りつつ、多くの閣僚経験者を据え、即戦力と実務を重視する布陣とした。首相は同日の記者会見で、「有事に対応する政策断行内閣だ」と強調した。

 首相は記者会見で、内閣改造の狙いについて「骨格を維持しながら、山積する課題に対して経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用した」と述べ、松野博一官房長官(59)、林芳正外相(61)、鈴木俊一財務相(69)ら5人を「骨格」として留任させたと説明した。

 首相は、重点課題に〈1〉防衛力強化〈2〉経済安全保障〈3〉新しい資本主義〈4〉感染症対策〈5〉子ども政策――を挙げた。これらの分野を担う浜田靖一防衛相(66)、高市早苗経済安全保障相(61)、西村康稔経済産業相(59)、河野太郎デジタル相(59)、加藤勝信厚生労働相(66)はいずれも閣僚経験者で、浜田、加藤両氏は再登板となった。子ども政策の担当には、初入閣で衆院当選4回の小倉将信少子化相(41)を充てた。

 初入閣は、安倍元首相の「国葬(国葬儀)」の警備責任者となる谷公一国家公安委員長(70)、食料安全保障などを担う野村哲郎農相(78)、教育行政を担当する永岡桂子文部科学相(68)ら計9人だった。

 首相補佐官人事では、国家安全保障と核軍縮・不拡散問題の担当に、防衛相を務めた岸信夫氏(63)が起用された。他の4人の首相補佐官は再任された。

 一方、自民党は10日の臨時総務会で、新たな党役員を決定した。麻生太郎副総裁(81)と茂木敏充幹事長(66)が留任したほか、茂木氏以外の党四役には、遠藤利明総務会長(72)、萩生田光一政調会長(58)、森山裕選挙対策委員長(77)が就任した。

8216チバQ:2022/08/11(木) 02:44:18
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022080800902&g=pol
「安倍後継」萩生田氏を重視 岸田首相、政権安定へ保守対策―内閣改造
2022年08月09日07時06分

首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町
首相官邸に入る岸田文雄首相=8日、東京・永田町

首相官邸に入る萩生田光一経済産業相=8日、東京・永田町

 岸田文雄首相(自民党総裁)は内閣改造・党役員人事で、安倍派の萩生田光一経済産業相の処遇を重視している。安倍晋三元首相亡き後、政権の安定へ保守派の取りまとめ役を期待するためだ。政調会長など党四役に起用して存在感を高めさせたい考えだが、萩生田氏本人は留任の希望を口にした。

 「最後は首相の判断に委ねるが、引き続き経産行政に全力を挙げたい」。萩生田氏は8日の記者会見でこう強調。冗談交じりに「一部報道で『骨格維持』と出ている。(経産相ポストは)骨格ではなかったのか」と語った。首相と7日に首相公邸で差しで向き合ったことに関しては「人事を含め意見交換した。中身は控えたい」とかわした。
 首相は人事を行う意向を6日に表明した後、政権の屋台骨を支える麻生太郎副総裁と同日夜、茂木敏充幹事長と7日に会談した。いずれも主流派閥の領袖(りょうしゅう)。会長不在の安倍派では塩谷立会長代理と4、8両日に協議しているが、同派で無役の萩生田氏とも会ったことは異例の対応だ。
 近年、安倍氏最側近の立場にあった萩生田氏は党内外の保守派と関係が良好で、安倍氏自身が周囲に「いつか派閥を継がせたい」と漏らしていた。一方、伝統的にハト派に位置付けられる宏池会(岸田派)会長の首相では、「保守層の心をつかめない」(党幹部)と言われる。
 萩生田氏の調整能力に対しては、麻生、茂木両氏が高く評価する。菅前政権下で首相が無役だった頃、安倍氏の「代理」として会合を重ねてきた経緯もある。
 ◇安倍派揺さぶり?
 萩生田氏が難色を示すのは、安倍派内の事情を考慮しているからだ。97人を擁する最大勢力とあって、重要ポストを望む有力者も多い。萩生田氏は衆院当選6回と議員歴が比較的浅い半面、第2次安倍政権以降は官房副長官や幹事長代行、文部科学相を歴任しており、やっかみもある。
 党内では、安倍派内に不協和音を生じさせることも首相サイドの狙いだとの見方が出ている。ある岸田派中堅は「首相の側近が仕掛け人」と語り、石破茂元幹事長周辺は「安倍派が分裂すれば首相に好都合だ」と指摘する。首相は塩谷氏と面会した際、萩生田氏の処遇について「最後は自分が決める」と伝えた。

8217チバQ:2022/08/11(木) 07:10:14
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20220810-567-OYT1T50463.html
茂木派「まあまあ」・安倍派は「文科」取れず…即戦力起用で各派とも「満額回答」とならず
2022/08/11 05:00読売新聞

 岸田首相(自民党総裁)が10日に行った内閣改造・党役員人事を巡り、各派閥からは、党内融和を重視した布陣を基本的に評価する声が上がった。「即戦力」となる閣僚経験者を多く起用した結果、各派からの要望は全面的には受け入れられなかった。

 「自民党は多士済々、多様な価値観を持つ政党だ。一致結束して、この国をリードしていきたい」

 首相は10日、党本部での臨時総務会で、新布陣で臨む今後の政権運営に意欲を示した。今回の内閣改造で、首相は、派閥均衡を意識し、各派への閣僚数の割り当てを大きく変えなかった。

 閣僚数が4人から3人に減った茂木派の幹部は、「重要ポストの厚生労働相が取れた。幹事長も参院議長も茂木派で、結果的にまあまあだ」と受け止めた。茂木幹事長は10日の記者会見で、「難局突破、政策断行を進める岸田政権をしっかり支えていきたい」と強調した。

 閣僚数が横ばいだった岸田派からは、「人事は首相に任せている。総裁派閥が取り過ぎるのも良くない」との声が出た。所属議員が10人に満たない森山派では、選挙対策委員長に森山裕氏が就き、評価する声が出た。

 一方、最大派閥の安倍派では、2012年の第2次安倍内閣発足以降、ほぼ独占状態だった文部科学相を麻生派に譲った。閣僚割り当てでも、要求していた5枠は取れなかった。安倍派の入閣者4人のうち2人は留任と再入閣で、「経験者でポストを回していたら、新しい人に順番は回ってこない」との不満も漏れた。

 二階派を率いる二階俊博・元幹事長は10日、派閥事務所で、「我々に成り代わって活躍いただくわけだ。本当にうれしく思う」と述べ、同派からの入閣者2人を激励した。ただ、同派は3人の入閣希望リストを事前に提出していたが、リストからの起用は1人だけだった。麻生派も、入閣リストからの登用は1人にとどまった。

 派閥の要望を全て受け入れれば、首相の独自色発揮は困難になる。自民内では、「首相は各派の顔を立てつつ、『岸田色』を出すことに腐心したのだろう」との見方が出ている。

8218チバQ:2022/08/11(木) 07:24:38
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889416.html
内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ
2022/08/11 06:03デイリー新潮

内閣改造で最高齢初入閣、78歳「野村哲郎」氏が農水相に起用されたわけ

ついに農林水産大臣に

(デイリー新潮)

 第2次岸田内閣の顔ぶれが出揃った。加藤勝信厚労相、河野太郎デジタル相など、再入閣組が5人、そして、待望の初入閣組が9人誕生した。初入閣のうち、少子化担当相に抜擢された小倉将信氏は41歳で最年少と話題になった一方、78歳で最高齢初入閣となった人物がいる。野村哲郎農水大臣だ。

遅れてきた議員
 政治部デスクが言う。

「野村さんは、鹿児島県の農協中央会の理事を経て、2004年の参院選で、当時60歳という年齢で初当選を果たした、遅咲きの議員です。当選後は、これまでの職歴を活かして、農林水産政務官など、農林水産系の要職を歴任してきました。本人もゆくゆくは農水大臣を、と願っていたのですが、内閣の中で参院議員に割り振られているのは、わずか2枠。なかなかチャンスは巡ってきませんでした」

 そうした中、野村氏の入閣の気運が高まったのが、20年の菅内閣誕生のタイミングだった。野村氏はこの時すでに3選目で、さらには党の農林部会長も務めており、入閣する資格は十分にあった。参院からの枠候補の中にも野村氏の名前が入っていたのだが――。

「ここで運命の歯車が狂ったのです。蓋を開けてみると、参院枠で農水相に就任したのは、野上浩太郎氏だったのです」

 野上浩太郎氏は、富山県富山市生まれの55歳。三井不動産勤務を経て、1999年に富山県議会議員選挙に出馬し、当選。01年に参院選に自民党から出馬し、国政進出を果たした。05年には、第3次小泉内閣で財務政務官を務め、その後、国土交通副大臣や、内閣官房副長官を歴任する。つまり、農林水産系とはほとんど無縁の政治家人生を歩んできた人物である。

「野」の字
 自民党関係者が続ける。

「“なんで野上氏が……”、と、党内でも話題になりました。“どこで伝言ゲームに失敗したのか”とか、“野村も野上も野の字がついているから、「野の字」つながりで、菅さんが勘違いしたんじゃないか”と勘繰る人もいましたね。2枠しかない参院のポストで、しかも農水大臣。“ここは野村さんの間違いでしょ”と。何より野上さんも、農水は全然専門じゃないから、入閣を喜びつつ、戸惑っていましたよ」

 いずれにせよ、願い虚しく、この時、農水大臣の椅子に座ることは叶わなかった。野村氏、この時すでに75歳――。

訪れた転機
 先の政治部デスクが引き受ける。

「意気消沈した野村氏は、周囲に、次の選挙、つまり、今年の7月の参院選への出馬を取りやめ、引退を仄めかしていました。実際、それを見越して、次の候補を探す動きもあったのですが、そんな中、昨年11月、茂木敏充衆院議員が自民党幹事長に就任、そして平成研の会長に上り詰めた。無論野村氏はその平成研の所属です。所属する派閥が、幹事長閥となれば、当然、入閣のチャンスは高まるわけです」

 一転、現役続行を決めた野村氏、見事選挙を勝ち抜き、78歳にして4選を果たした。

「そして今回こそ間違いなく、野村氏が農水相の座をゲットできたというわけ。今回も参院からの推薦ですが、茂木さんの力添えがあったからこその入閣と言えるでしょう。もちろん、岸田さんの、幹事長の話を“聞く力”も、ここでも存分に発揮された形ですね」

 紆余曲折を経て、ついに掴んだ大臣の座。就任の喜びで燃え尽きなければいいが――。

デイリー新潮編集部

8219チバQ:2022/08/11(木) 23:10:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba38ceb6a470b0b20a17a6364ff3e8719116b83
自民新執行部、安倍氏失い重厚布陣 萩生田氏「『聞かない力』も発揮」
8/11(木) 9:46配信

西日本新聞
萩生田光一氏

 10日に始動した自民党の新執行部は、要職に派閥の領袖(りょうしゅう)らが顔をそろえる重厚な布陣となった。安倍晋三元首相の死去で党内力学が変容し始める中、党内でも意見が割れる防衛力強化や衆院小選挙区定数「10増10減」の選挙区調整といった難題に挙党一致で臨みたい考えだ。


 岸田文雄首相(自民党総裁)は、それぞれ派閥を率いる麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長を続投させる一方、政調会長に最大派閥・安倍派の萩生田光一氏、選対委員長に非主流派とされた森山派トップの森山裕氏を起用。総務会長には谷垣グループ代表世話人の遠藤利明氏を選対委員長から横滑りさせた。

 党の政策責任者となる萩生田氏は安倍氏の側近だったことから、保守派との橋渡し役も期待される。萩生田氏はこの日の記者会見で、重要課題に外交・防衛力の強化や物価高への対応を挙げ、「直面する課題にしっかり取り組む」と意気込みを述べた。
 ただ、防衛政策や財政政策を巡っては党内でもさまざまな意見がある。萩生田氏は「総裁に倣って『聞く力』を発揮し、時には『聞かない力』も発揮して結果を出すことに全力を尽くす」と話した。

 衆院定数の「10増10減」も党内で異論が多い。選対委員長として調整役を担う森山氏は、安倍・菅両政権下で党国対委員長を歴代最長の約4年2カ月にわたって務めるなど優れた調整力に定評があり、首相が「識見と人徳と人望のある森山先生しかいない」と打診したという。

 今後は秋の臨時国会に提出が見込まれる「10増10減」を反映させた法案の取りまとめ作業が本格化する。長崎県や和歌山県など定数減となる10県では現職同士の公認争いなどの選挙区調整が待ち受け、定数が増える首都圏で擁立に意欲を示す公明党との調整も必至だ。森山氏は「大変デリケートで難しい課題だが、結論を出すべく努力をしたい」と述べた。 (黒石規之、金沢皓介、御厨尚陽)

8220チバQ:2022/08/11(木) 23:13:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/686b3c74cb1efff75a8e5325ba88693123f4854f
自民党幹部「“統一教会”との関係性は4段階ある」――「入閣した人・外れた人」線引きは? 首相「過去の暴露合戦では収拾つかない」
8/11(木) 10:15配信

10日発足の改造内閣では、“統一教会”との関係を認めている新閣僚がいる一方、外れた人もいます。「教団との関係は4段階くらいある」という自民党幹部の見立てに沿うと、1つの線引きがあるように見えます。教団との関係をめぐっては、自民党支持者も説明責任を果たすよう求めています。

◇◇◇

■「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ
「関係」認めた新閣僚6人の顔ぶれ

有働由美子キャスター
「今回の改造内閣で、いわゆる“統一教会”との関係を認めた新閣僚は6人います。『関連団体に会費を支払った』『イベントに出席した』などの理由です」

「一方で、教団側から選挙で支援を受けたなどと認めていて、今回外れたのは7人います。この外れた人と入閣した人の間の線引きは、何でしょうか?」

■教団との関係性「4段階」の中身
教団との関係性「4段階」の中身

小栗泉・日本テレビ解説委員
「ある自民党幹部は『教団との関係性について4段階くらいあると思っている。1段階目は祝電を送るくらい、次は会合に出るくらい。その先はいわゆる“統一教会”だとしっかり分かった上で会合に出る、4段階目は組織的に支援を受ける』という考えを示しています」

「これに沿って見ると、2段階目と3段階目の間、つまり相手がいわゆる“統一教会”であると明確に認識した上での付き合いだったと認めざるを得ないものかどうか、というところに、1つのラインがあるようにも見えます」

■辻さんが指摘...「説明しない理由付け」
辻さんが指摘...「説明しない理由付け」

小栗委員
「ただ、岸田首相は周辺に対し『過去のことをいつまでも暴露合戦していても収拾がつかない。とにかく何かあったら、きちんと説明する。今後は付き合わない。そういった形にしてもらう』と話しているということです」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「岸田さんの『収拾がつかない』というのは、説明を果たさない理由付けのように聞こえました。調査も説明も足りていないから、暴露合戦になっているのではないかなと思いました」

「『今後は付き合わない』とも言っていますが、まずはこれまでの問題を、議員1人1人への調査はもちろん、自民党として第三者も入れてしっかりと調査をした上での説明責任を果たさないと、なかなか国民の信頼を取り戻すのは難しいのではないかと思います」

8221チバQ:2022/08/11(木) 23:13:53
■「説明責任果たしていない」82%
「説明責任果たしていない」82%

有働キャスター
「説明責任ですよね」

小栗委員
「NNNと読売新聞が8月5〜7日に行った世論調査(全国有権者に電話、計1035人が回答)でも、政党や国会議員が、いわゆる“統一教会”とのつながりについて『説明責任を果たしているとは思わない』と答えた人が、自民党支持者に限ってみても82%に上りました」

「岸田首相は10日夜の会見で、内閣改造を行った理由について『有事に対応し、政策を実行に移すため』と強調しました」

「実際、新型コロナウイルスの急速な再拡大、相次ぐ物価高、緊迫する国際情勢など、私たちを取り巻く課題は待ったなしです。これを解決するためにも、政権の足元の揺れがこれ以上広がらないよう、しっかり説明してほしいものです」

有働キャスター
「ぼかしたり、曖昧にされたりすると『何か隠してるんじゃないか』と余計に疑念が湧いてしまいますので、洗いざらい説明するなら今しかないと思います」

(8月10日『news zero』より)

8222チバQ:2022/08/11(木) 23:14:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/7d3c1d6ead733072f2a8d95160f108452b4c3c09
日中・日韓、続く難路 正念場の岸田外交 内閣改造
8/11(木) 7:20配信


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時事通信
林芳正外相=2日午前、東京・霞が関の外務省

 岸田文雄首相は内閣改造で林芳正外相を留任させ、昨年末に打ち出した「新時代リアリズム外交」の展開を図る。

 最大の懸案は台湾情勢の緊迫化で一変した対中外交の立て直し。厳しい安全保障環境を勘案すると日韓関係の改善も急務で、正念場が続く。

 首相は「自由で開かれたインド太平洋」構想を通じて中国をけん制しつつ、経済面のつながりを重視して関係維持に腐心してきた。今回、日本を含む先進7カ国(G7)が軍事的威嚇を批判したことに中国が反発。4日に予定された外相会談は見送られた。

 日本は対話の機会をなお模索する構え。国交正常化50年の節目を9月29日に迎えることから、その2日前に開かれる安倍晋三元首相の国葬に中国が要人を派遣するかが今後を占う試金石となる。

 日韓は北朝鮮の核・ミサイル開発を踏まえ、関係改善の必要性では一致しているものの、元徴用工問題などの行方は見えない。韓国側は「望ましい解決策」を示すとするが、時間との勝負になっているのが実情。原告への支払いに充てるため差し押さえられた日本企業の資産が現金化されれば、重大な影響を与えそうだ。

 ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、日本はG7と連携して圧力をかけ続ける方針。ロシア側が揺さぶりを強める中、エネルギーの安定供給をどう図るかが課題となる。

 来年5月には首相が議長を務めるG7首脳会議(サミット)が被爆地・広島で開かれる。首相はライフワークの「核なき世界」を主要議題の一つに据える意向。ただ、ロシアがウクライナ危機で核兵器使用を示唆するなど逆風にさらされており、核軍縮の機運を高められるか見通せない。

8223チバQ:2022/08/11(木) 23:15:10
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【点描・永田町】安倍派、集団指導体制の“行く末”
2022年08月08日

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政治ジャーナリスト・泉 宏
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会で机に置かれた故安倍晋三元首相の遺影。左は衛藤征士郎最高顧問=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 世界に衝撃を与えた安倍晋三元首相の非業の死を受け、自民党の最大派閥・安倍派(清和政策研究会)の“行く末”が永田町で注目の的となっている。同派は党内保守勢力(タカ派)の牙城で、第2次安倍政権誕生以降、内政・外交の全般にわたって日本政治の方向付けを主導してきたが、「安倍氏死去後の影響力維持は困難」(自民長老)とみられているからだ。同派は9月27日の「国葬」までの服喪期間も考慮し、当面は集団指導体制での派閥運営を確認したが、その背景に「安倍氏に代わる後継者不在」があることは否定できない。このため、党内では「後継争いは長期化必至で、結局は分裂する」(岸田派幹部)との見方が支配的で、今後の安倍派の動向次第で党内の権力構図が揺れ動くことは避けられそうもない。

自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会であいさつする塩谷立氏(奥左から4人目)。左端は下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 同派は7月21日、安倍氏死去後初の総会を開き、当面は安倍氏に代わる新会長を置かず、塩谷立会長代理ら現在の執行部による集団指導体制とすることを最終確認した。総会には安倍氏の妻・昭恵氏が出席し、「遺志をしっかり派閥で引き継いでほしい」とあいさつ。これを受け、塩谷氏は(1)清和会の責務は一致結束して安倍氏の遺志を引き継ぐ(2)派閥の呼称は「安倍派」のままとする──ことなどを、同派の総意として取りまとめた。

 安倍氏が昨年11月の会長就任時に塩谷、下村博文両氏を会長代理、西村康稔氏を事務総長とする現体制を決めたため、今月下旬以降に想定される第2次岸田改造内閣発足の際の党・内閣人事の同派窓口は塩谷氏とし、国葬後の派閥運営については改めて協議する方針も確認した。

「分裂必至」でも首相は配慮優先?
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党安倍派の総会に臨む萩生田光一経済産業相(中央)。右は松野博一官房長官=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

 そこで問題となるのは、安倍派内に衆目の一致する後継候補がいないことだ。安倍氏の訃報を受け、同派幹部は参院選終了直後の7月11日夜に東京都内で対応を協議したが、「派閥としての一致団結した行動」の確認にとどまった。同21日の総会での集団指導体制決定はこれを踏まえたものだが、「各幹部の思惑が交錯し、とても後継者を決められる状況にない」(同派若手)という派内混乱が背景にある。

 ただ、集団指導体制では最大派閥としての求心力維持は困難視され、参院選後も膨張を続けて100人の大台に迫る安倍派の動向は、岸田文雄首相にとって当面の人事だけでなく、その後の政権運営に大きな影響を及ぼすのは確実だ。しかも近い将来の同派分裂が現実のものとなれば、党内権力構図も一変しかねない。


自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】
自民党最大派閥の安倍派の総会に臨む下村博文氏=2022年7月21日、東京・永田町の同党本部【時事通信社】

8224チバQ:2022/08/11(木) 23:15:28
安倍派の後継争いの現状を見ると、下村氏が当選回数や経歴で先行するものの、萩生田光一経済産業相や松野博一官房長官、西村氏、参院の安倍派を束ねる世耕弘成参院幹事長らも虎視眈々(たんたん)とされる。さらに若手の間では、同派創始者の故福田赳夫元首相の孫の福田達夫総務会長を「正統な後継者」と推す声が台頭。その一方で「実質的なまとめ役は森喜朗元首相しかいない」との指摘もあり、「まさに星雲状態」(同派長老)だ。

 その森氏は、5月に開かれた安倍派の政治資金パーティーで「『あと何人で100人』というときが一番危ない」と警告した。一時代前に最強軍団を誇示した旧田中派(現・茂木派)が100人を超えて分裂、その後の自民下野の原因となったからだ。加えて、清和研も分裂を繰り返してきた過去がある。

 だからこそ「誰が後継者になっても分裂は避けられない」との見方が広がるのだが、「安倍氏の通夜状態」(首相官邸筋)が継続する中での安倍派への岸田首相の配慮は、「安倍氏存命中より大きくなる」との指摘もある。このため、国葬後も首相が同派への対応に苦慮する状況が続く可能性も少なくない。

(2022年8月8日掲載)

8226チバQ:2022/08/12(金) 23:17:34
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_TI5IJ6EASJIJJMF4E2RWVDA2KI.html
首相、〝異端児〟河野氏の「突破力」にデジタル改革託す
2022/08/12 20:52産経新聞

岸田文雄首相は縦割り行政打破の象徴といえるデジタル相人事で河野太郎元外相に白羽の矢を立てた。遅れている行政のオンライン化などの改革を加速するため、「異端児」とも称される河野氏の突破力に期待した。その河野氏は12日の就任記者会見でも独自色を見せ、首相の判断が吉と出るか凶と出るか注目される。

首相は10日の記者会見で河野氏起用の理由について「わが国のDX(デジタルトランスフォーメーション)を一気に加速するため、持ち前の実行力、突破力で進めてもらいたい」と述べた。首相の中でデジタル相の重要度は高い。デジタル庁は発足から約1年たつが、取り組みのスピードが遅いと感じており、内閣改造前、周囲に「河野しかいない」と語っていた。

かつての河野氏には周囲と軋轢(あつれき)を生む場面が少なくなかった。防衛相時代には地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画中止を与党への根回しもなく打ち出し、反感を買った。調整能力不足や仲間作りの不得手ぶりが指摘され、所属派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総裁に「一般的な常識に欠けている」と評されたこともある。

一方、菅義偉政権下のワクチン担当相時代には、実現困難といわれたワクチン接種「1日100万回」を、時に抵抗を受けながらも達成した。

無駄排除や慣例打破にこだわる姿勢は就任初日の10日から表れた。首相官邸は全閣僚に同日中の記者会見を要請したが、河野氏は開催が夜遅くなるとして「12日に行う」と官邸に返答し、了承を得たという。

12日の記者会見では、省庁のテレワーク推進を強調し「いろんな制約があるが、それを一つずつあぶり出して潰していかなければいかん」と述べた。また、兼務する消費者担当相として、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題に関連し、霊感商法に関する消費者庁の検討会の早期立ち上げを表明。スピード感重視の仕事ぶりをアピールした。(田中一世)

8227チバQ:2022/08/12(金) 23:18:25
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-889815.html
幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人
2022/08/12 11:22デイリー新潮

幻に終わった「ドリル優子」の完全復活 改めて注目される茂木幹事長vs.小渕後見人

小渕優子氏

(デイリー新潮)

 ドリル優子、完全復活ならず──。自民党総裁の岸田文雄首相(65)は8月10日、内閣改造と党役員人事を行った。実は永田町で、小渕優子氏(48)の処遇が注目を集めていたのだ。

 ***

 何しろ「入閣しない」という速報も配信されたほどだった。FNNプライムオンラインは9日、「【速報】“焦点”小渕優子氏は入閣見送り あす内閣改造 大詰め調整」との記事を配信した。

 結果は「自民党組織運動本部長」の続投で落ち着いた。まさに“大山鳴動して鼠一匹”という印象だが、一体何が起きていたのか、大手メディアの報道では全く分からない。

 そこで改めて詳細をお伝えしよう。まずは“端緒”について担当記者が解説する。

「新聞各紙の『首相動静』を見ると、岸田首相は8月3日の午後6時20分から、東京・虎ノ門のThe Okura Tokyo(註:旧・ホテルオークラ東京)の日本料理店で会食を行いました。そこに参加した政界関係者に注目が集まったのです」

 岸田首相と会食を共にしたのは、森喜朗元首相(85)、“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元自民党参院議員会長(88)、遠藤利明選対委員長(72)──そして、小渕氏だった。

会食の真相
 読売新聞と産経新聞は「首相動静」だけでなく、別記事まで掲載した。

 見出しは「森元首相らと会食」(読売)、「首相が森元首相らと会食」(産経)。会食の様子は、産経が《内閣改造・党役員人事に向けて意見を交わしたとみられる》と報じた。

 記事が掲載された翌5日、岸田首相が10日に内閣改造と党役員人事を行うと報じられたのだが、会食では《意見を交わした》どころか、もっと突っ込んだやり取りが行われていたという。

 その様子をお伝えする前に、自民党の派閥「平成研究会(平成研)」の歴史を確認しておこう。

「1985年、竹下登さん(1924〜2000)が田中角栄さん(1918〜1993)に反旗を翻す形で、勉強会という位置づけの『創政会』を設立しました。そして87年に新派閥の『経世会』が誕生し、実質的に田中派は竹下派となったのです。94年には党内の派閥解消の流れに連動して経世会は解散し、政策集団『平成政治研究会』が発足。その後、現在の『平成研究会』に名称を改めました」(同・記者)

 現在、平成研トップは茂木敏充幹事長(66)だ。そのため平成研は、茂木派とも呼ばれている。

入閣を依頼
 小渕氏の父である小渕恵三元首相(1937〜2000)は、平成研の第3代会長。青木氏も会の重鎮として君臨し、小渕内閣では官房長官を務めた。

 更に青木氏は2000年、小渕首相が病に倒れると首相代理を務め、内閣総辞職を決定。森氏が次期首相となる橋渡しを行った。

 こんな面々が集まり、なおかつ小渕元首相の次女である優子氏も列席したわけだ。永田町が色めき立つのは当然だと言える。

 自民党の国会議員は、「あの会食で、青木さんは岸田さんに『小渕優子の入閣をよろしくお願いします』と依頼したのです」と明かす。

「青木さんは昔から、『平成研は将来、小渕優子がトップになるべき』という考えを持っています。一方、現会長の茂木さんには、良い印象は持っていません。『自分のことしか考えていないし、派閥の継承も認めていないぞ』というわけです」

 青木幹雄という名前を聞いても、「もう過去の人じゃないか」と思う向きもあるだろう。だが、依然として平成研の参議院議員には強い影響力を持っているという。

8228チバQ:2022/08/12(金) 23:18:37
「ドリル優子」の誕生
 岸田首相としても“参院のドン”から直々に依頼されれば、無下に断るわけにもいかない。しかしながら、小渕氏の入閣にはかなりのハードルがある。

「週刊新潮は2014年、小渕さんに関する政治資金規正法違反をスクープしました。当時、小渕さんは経済産業大臣でしたが、辞任に追い込まれました。また週刊新潮は、証拠隠滅のため、事務所のパソコンのハードディスクが電動ドリルを使って穴を開けられたことも報じました。この反響は大きく、ネット上では『ドリル優子』という“あだ名”が流布したほどです」(前出の記者)

 政治資金の問題が依然として入閣のハードルとなっている理由は、その責任を取って経産相は辞任したものの、小渕氏は今に至るまで有権者への説明を行っていないからだ。

「2015年には元秘書の刑事裁判が東京地裁で開かれましたが、小渕さんは『裁判の行方を見守りたい』というコメントを出しただけでした。このコメントにも、産経新聞が社説で《ひとごとのよう》と批判し、説明責任を果たせと求めました」(同・記者)

茂木氏の猛反発
 このため岸田首相も、小渕氏どう処遇するか、かなり悩んだという。

「入閣させると、野党の追及で火ダルマになってしまうかもしれません。それでは『ゆくゆくは派閥の長、そして自民党総裁に』という青木さんの想いに反してしまいます。そこで『党四役ならどうだろう』と考えていたようです」(前出の自民党議員)

 自民党四役の定義は諸説あるが、ここでは幹事長、総務会長、政調会長、選対委員長を指す。入閣と比べても何の遜色もない充分過ぎる“抜擢”だと言える。

「党四役なら、国会で野党の質問に答弁する必要はありません。そもそも岸田さんとしても、小渕さんを抜擢するのは悪い話ではない。知名度の高い女性議員ですから、マスコミや有権者が『女性を登用した』と評価することが期待できます。『小渕さんを総務会長でどうか』という具体的な役職名も出たという話もありますが、いずれにしても、この動きを察知した茂木さんが首をタテに振らなかったというのです」(同・自民党議員)

 改めて流れを確認しておくと、8月3日に会食があり、5日に内閣改造の方針が報じられた。

 そして8日には大阪のMBS(毎日放送)が夕方のニュースで会食の様子を紹介し、「小渕氏が要職で入閣」する可能性があると報じている。

ライバルは潰せ
 同日、デイリースポーツの電子版がMBSの報道を伝えた。こうして「小渕氏入閣か」の報道が熱を帯び、永田町でも小渕氏の処遇に関心が高まっていく──。

 一方の茂木氏だが、NHKは今年3月27日、「自民 茂木幹事長“政権安定へ全力”将来の総裁選に意欲も」という記事を配信した。タイトルの通り、茂木氏は将来、自民党総裁選に出るつもりだと公言しているのだ。

「総裁選への出馬を考えている茂木さんにとって、小渕さんが入閣や党四役入りを果たし、“完全復活”をアピールされるのはごめんだというのが本音です。自分の派閥から自分より目立つ議員が出ては困る、ということでしょう」(同・自民党議員)

バトル再燃!?
 岸田首相が「幹事長は茂木氏が続投」と決めていたことも大きな影響を与えたという。

「仮に小渕さんが総務会長に就任すると、党四役のうち2人が茂木派になってしまいます。これはいくら何でもバランスが悪い。こうして岸田さんは、小渕さんの登用を諦めたわけです」(同・自民党議員)

 あの時、説明責任を果たしていれば、こんなことにはならなかったのに──こんな風に受け止める有権者も多いだろうが、永田町では新たな“遺恨”が生じたことも注目を集めているという。

「小渕さんの完全復活が幻と終わり、青木さんは茂木さんに不快感を抱いていると思います」(同・自民党議員)

デイリー新潮編集部

8229チバQ:2022/08/12(金) 23:19:45
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-56443.html
〈誰が安倍の跡を継ぐのか?〉リーダー亡き後に“舞い上がる小物たち”
2022/08/12 11:00文春オンライン

月刊「文藝春秋」の名物政治コラム「赤坂太郎」。2022年9月号に掲載している同コラムの拡大版「清和会7人のバトルロワイヤル」を一部転載します。

◆◆◆

独断文書に「それは筋が通らない」と異議

 元首相の安倍晋三が暗殺されたことによる「力の空白」は、自民党内の権力構造を大きく変えようとしている。

 思い起こせば、1991年5月に安倍晋三の父親である晋太郎が病に倒れた後、三塚博と加藤六月が「三六戦争」と呼ばれる激しい派閥の跡目争いを繰り広げた。この2人に森喜朗、塩川正十郎を加えた4人が「安倍派四天王」として君臨。自分より10歳若い実力者の森を味方につけた三塚が後継の座を奪取した。だが、今回は様相が全く異なる。清和会(安倍派)の後継を狙う有力者の不在が、遠心力を強めているのだ。

 安倍死去の直後、まず突っ走ったのは清和会事務総長の西村康稔だった。凶行の翌日、安倍の遺体が東京・富ヶ谷の自宅に戻ると、西村は弔問客の対応を取り仕切った。この日訪れたのは首相の岸田文雄をはじめ、森や小泉純一郎、菅義偉ら首相経験者、現職の自民党三役など。西村は自らの存在をアピールするかのように安倍宅の玄関先から遺体が安置された3階まで彼らを案内するなど動き回った。

 派内の不興を買ったのは、彼が独断で決めて配布した文書だった。そこには「弔問はお受け致しません(清和研会員であってもご遠慮ください)」と記されていた。この文書は、派閥が百鬼夜行の混乱状態に陥る遠因となった。経産相の萩生田光一や安倍政権で官房副長官を務めた西村明宏らは「それは筋が通らない」と異議を唱え、安倍宅へ向かった。父晋太郎の仏壇横に安置された棺に眠る遺体のすぐ側に陣取っていたのは、西村康稔だった。後から来た安倍派会長代理の塩谷立と下村博文は、棺の後ろで手を合わせていた。

「事務総長だからという理由は立つが、それにしても動きが露骨だったね」。温厚な性格で他人の悪口を滅多に言わない会長代理の塩谷も思わずこう漏らしたほどだが、西村のスタンドプレーはその後も続く。

「世話人会方式」の崩壊
 7月11日午後6時、増上寺。安倍の通夜の参列者は2500人にも及び、長蛇の列ができた。祭壇横の会場の出口前には、妻の昭恵、安倍の実兄の寛信夫妻が立ち、その横には車椅子に座った実弟で防衛相の岸信夫夫妻が並び、延々と続く弔問客を最後まで見送った。

 耳目を引いたのは会場の外だった。弔問客が遺族に挨拶して会場から外に出るとすぐ横の通路には、安倍派の幹部がずらりと並ぶ。さらに外に出ると、そこには西村が一人で立っていた。

生前、安倍氏が「落ち着きのない人だね」と評した男
 派閥幹部が並ぶ一角は遺族のいる場所と近接するため、弔問客との会話は最低限の挨拶に留めざるを得ない。しかし西村は、弔問客と一対一でゆっくり話ができる場所に陣取っていたのだ。通夜・葬儀の実務を取り仕切る事務総長の立場を利用して自分だけ良いポジションを確保し、派閥を支援する経済人らに自分をアピールする――。他の幹部たちは一様に眉をひそめた。

 西村は安倍派の意思決定機関として世話人会方式を画策した。西村に加え、塩谷、下村、官房長官の松野博一、参院安倍派会長の世耕弘成、国対委員長の高木毅、そして萩生田の7人体制である。森にも根回しし、7月15日夕刻にセットした臨時の派閥総会で了承を得ようと動いた。だが、安倍が生前、西村を「落ち着きのない人だね」と評していた通り、性急な動きはすぐに頓挫する。

「国葬までは、安倍さんが残した現体制を堅持するのが筋ではないですか。喪中の最中に、なぜ新設の世話人会なのか、説明がつかない。私は反対します」

 かつて派閥会長だった三塚博元蔵相の秘書から後継に転じた西村明宏が松野や安倍派最高顧問の衛藤征士郎らに説いて回ると、新たな世話人会メンバーの大半が賛同。安倍政権の最後、西村康稔の後に官房副長官を務めた西村明宏は、温厚篤実な人柄で同じ西村でも康稔とは対照的だ。康稔の自分ファーストな言動は、とりわけ中堅以上の議員には嫌われ「彼だけは担ぎたくない」と公言する議員も少なくない。

 その結果、派閥総会はいったん流れ、翌週に「現体制の継続」が了承された。どちらも集団指導体制には違いないが、世話人会方式で主導権を握ろうとした西村康稔の思惑は外れた。安倍の死からわずか1週間前後のこの暗闘は、派の行く末を暗示する派内政局だったのだ。

8230チバQ:2022/08/12(金) 23:20:38
舞い上がる小物たち
 2017年、安倍は父親の命日の5月15日に元晋太郎番記者らが開いた「安倍晋太郎をしのぶ会」に出席。そこで「新たな四天王は誰か」という話題になった際、下村、松野のほかに元防衛相の稲田朋美の名前を挙げていた。直後の派閥の政治資金パーティーでは「昔の記者の人達から名前が出た」と言い訳したが、当選回数の多い下村と松野、女性の稲田の名前を挙げておけば派内からの不満が比較的小さいと、咄嗟に思いついただけだろう。

 だが、名前を挙げられた3人は舞い上がり、地味な存在の松野ですら、岸田内閣で官房長官に起用されると「松野さんまで『自分も首相候補だ』と本気で考えるようになった」(派閥の中堅議員)という。

 後継争いの予兆は2020年春からあった。安倍が首相続投の意欲なしと漏らすようになった途端、「派閥代表として総裁選に立候補したい」と安倍に直訴した議員が3人も出たことはあまり知られていない。


 その筆頭が稲田だった。安倍の寵愛を受けた稲田だが、防衛相在任時の失言やPKO部隊の「日報」問題で醜態を晒し、失脚。安倍は周辺に「清和会に総裁候補がいないから、育てようと思った。『女性初の首相』の看板も立つと考えたんだが、任に堪えなかったね」と漏らした。

 そんな経緯をすっかり忘れた稲田は「本気で次の総裁選に出馬したいんです」と理解を求めた。安倍は「焦らなくていい。次は派として岸田さんを推すことも検討しているからね」と説得したが、稲田は「能力は岸田さんには引けを取らない」と抗弁した。安倍は周辺に「あんな失敗をしたのに、自分のことが分かってない」と呆れ顔で漏らした。

 さらに西村康稔、世耕も安倍のもとを訪れ、総裁選出馬の意向を伝えた。だが安倍はこの2人にも自重を促し、「どうしてもと言うならまずは自力で20人の推薦人を集めてみたら」と言って追い返した。

菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」
 この3人より早くから安倍側近を自任してきた下村も総裁選立候補に意欲を示してきたが、もちろん派内に待望論は起きていない。それでも空気が読めない下村は、安倍死去からわずか3日後のBS日テレの番組で、内閣改造・党役員人事をにらみ「岸田首相が清和会を軽視するようなことがあれば、清和会が掴んでいる保守層からの支持を失う可能性がある」と、さも安倍派を代表するかのような口ぶりで岸田を牽制してみせた。下村の頓珍漢な感覚に、派内からも嘲笑と批判が交錯する有り様だった。しかも下村を巡っては、安倍銃撃事件のきっかけとなった世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の名称変更で、文科相当時の関与が指摘される始末である。

 一方、安倍が目を掛けてきたのが経産相の萩生田だ。西村より一期下ながら安倍内閣では西村より前に若手議員の登竜門である内閣官房副長官に起用され、文科相として初入閣したのも経済再生相として入閣した西村と同時だった。森や官房副長官当時の上司で官房長官だった菅、岸田ら年上に可愛がられる「ジジ殺し」。下村や稲田と違い、萩生田だけはトップを目指す考えを決して口にしないところも安倍や森に気に入られていた。安倍は親しい記者らに「萩生田はうちのエースだ」と明言し、岸田内閣発足にあたっては官房長官への起用を希望していた。

8231チバQ:2022/08/12(金) 23:20:52
 だが、所詮まだ当選6回で、安倍や総裁選出馬に意欲を示してきた下村らに遠慮して派内の若手議員との個別の会食もあまり行ってこなかったことから、派内に強力な支持グループがあるわけではない。

安倍氏は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を
 それにしても、なぜ安倍派にはかくも“小物”しかいないのか。安倍が明確な派閥の後継候補を示さなかったのは、誰を選んでも不満が溜まり、派閥が分裂しかねないという懸念があったからだ。

 そしてもうひとつ、隠された理由があった。安倍は生前、ごく親しい関係者にだけ本音を吐露していた。それは2024年に想定される国際的な緊張を睨んだ青写真だった。(文中敬称略)



赤坂太郎「清和7人会のバトルロワイヤル」の全文 は、文藝春秋「2022年9月号」と 「文藝春秋digital」 にてお読みいただけます。

(赤坂 太郎/文藝春秋 2022年9月号)

8232チバQ:2022/08/12(金) 23:21:34
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_GC2HGWK7OJNTPFJQWOWF45VZEA.html
政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得
2022/08/12 06:30夕刊フジ

政界マル秘紳士録 茂木敏充・自民党幹事長 「ポスト岸田」一番手の課題は 「参院のドン」青木氏と関係修復、「義理と人情とやせ我慢」の習得

自民党の茂木敏充幹事長

(夕刊フジ)

自民党では、「一番早く、政治家の頂上である首相の地位にたどり着ける登竜門は幹事長」とされてきた。その意味で、今回の内閣改造・党役員人事で留任が決まった茂木敏充幹事長は「ポスト岸田」の一番手に位置するといえるだろう。

茂木氏は、東大経済学部卒業後、丸紅や読売新聞社に勤務し、ハーバード大学ケネディ行政大学院で公共政策を学んだ。日本新党から立候補して初当選を果たした後、自民党に入党した。

参院選の応援演説中に、凶弾に倒れた安倍晋三元首相や、岸田文雄首相とは当選同期で、「三羽ガラス」といわれてきた。安倍、岸田両氏に次いで3人目の総理・総裁を意識するのは当然であろう。

「党内屈指の政策通」と言われる。答弁能力の高さは折り紙つきである。当選10回で、外相や経産相、金融担当相など閣僚を7回経験している。党役員も、選対委員長、政調会長2回、そして、昨年秋の衆院選後、甘利明幹事長の辞任を受けて待望の幹事長に就任した。

幹事長に就任した時点で、田中角栄元首相が唱えた「首相の条件」(党三役のうち、幹事長を含む2つと、閣僚のうち、蔵相=現財務相=か外相、通産相=現経産相=のうち2つ)を満たす、唯一の政治家となった。

さらに、昨年12月には、平成研究会会長となり、念願の派閥領袖(りょうしゅう)の地位も得た。総理・総裁への外形的な条件はそろったといえる。

しかし、ポスト岸田を確実なものにするために、解決しなければ課題が2つある。

1つは、かつて「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院自民党会長との関係修復である。青木氏は、竹下登元首相の秘書から参院議員となり、小渕恵三内閣で官房長官、参院自民党会長などを歴任。引退後も政界に影響を持つとされる。

茂木氏と青木氏が対立した原因は、安倍氏と石破茂元幹事長が立候補した、2018年の総裁選にさかのぼる。青木氏は「石破氏支持」で派閥をまとめようとしたが、茂木氏は無断で派内の衆院議員を「安倍氏支持」でまとめた。これで青木氏の怒りを買い、両者は断交状態にある。

2つ目は、頭の回転の速さが裏目に出ることだ。

「待てない性格」「熟慮に欠ける」「根回しが苦手」「合理的で人情味に欠ける」―などの批判は、茂木氏の頭の良さに起因する。政治家に必要とされる「義理と人情とやせ我慢」ができない性格なのだ。そのためか、多くのポストを経験している割には、その省庁からの「待望論」はあまり沸き上がってこない。

茂木氏は、こうした課題を克服することができるのか。幹事長ポストは茂木氏にとって、さらなる高みを目指すうえでの試金石といえる。 (政治評論家・伊藤達美)

8233チバQ:2022/08/15(月) 02:20:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/f2b2d5ae42759d4461c53b99779a7db27d21b3ef
杉田水脈氏 大臣政務官就任にネットは騒然 SNSに意見続々「多くのお祝いに感激」過去炎上騒動
8/14(日) 20:18配信
 岸田文雄首相の内閣改造で、総務大臣政務官に就任した杉田水脈議員(55)が14日、SNSに投稿。「総務大臣政務官就任にあたり、多くの皆様からお祝いのお言葉をいただき、大変感激しております皆様のお言葉を胸に刻み、邁進して参ります」と記し、直近の活動などを記した。

【写真】政務官就任にどや顔?首相官邸で岸田首相らと記念撮影

 杉田氏は過去に言動が炎上する騒動を起こしており、報道陣に追われた際の「エア電話」疑惑など、お騒がせも。

 今回の政務官就任でネット上がザワついており、13日付で「総務大臣政務官を拝命いたしました。身が引き締まる思いです」と投稿したツイートには800件超のコメントが集まっている。激励、応援も多い一方で、過去発言を指摘するなど批判もあり、発言に慎重になるよう求める意見もみられる。

8234チバQ:2022/08/15(月) 02:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b654ce4b8c8f6d68caab580772a078864e42847
「岸田1強」へ布石 内閣改造・党人事「安定重視」も透ける「計算」【解説委員室から】
8/13(土) 11:01配信

時事通信
第2次岸田改造内閣の発足を受け、記者会見する岸田文雄首相=10日、首相官邸

 岸田文雄首相は10日、内閣改造・自民党役員人事を断行した。党内では「9月上旬」との見方が多数だっただけに、驚きが広がったが、中身は各派に配慮した安定重視の布陣。ただ、個々の人選からは、自身の求心力を高めるための計算も読み取れる。「岸田一強」へ布石を打ったようだ。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【図解】第2次岸田改造内閣の顔触れ

 ◇お盆前に局面転換

 首相は「新しい体制を早くスタートさせたいと考えていた」と説明するが、急いだ判断の一つに、先の参院選で大勝したにもかかわらず、政権への逆風が吹き始めたことがあるのは間違いない。

 8日に発表されたNHKの世論調査で、内閣支持率は46%(前回7月比13ポイント減)と政権発足以来最低を記録。読売新聞や共同通信でも、支持を減らした。時事通信が内閣改造前の6〜8日に実施した調査でも支持率は44.3%で、前回7月比5.6ポイント減だった。

 新型コロナウイルスの感染爆発、安倍晋三元首相の銃撃死をきっかけに次々と判明した自民党議員らと「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)との関係、エネルギーや食料品を中心とする物価高…。これらが、支持率を押し下げた主たる要因とみられる。

 8月のお盆休みは、政治や経済の動きが止まることから、大きなニュースが少なくなり、メディアの世界では「ニュースの夏枯れの時期」と言われる。この結果、重要ニュースのフォローや、読者の関心の高い事項を何回も扱うのが通例。当然、新聞やテレビは、コロナの感染と医療現場の逼迫(ひっぱく)状況や、統一教会の問題などを引き続き取り上げることになり、内閣支持率のさらなる低下が予想される。

 首相は人事を断行することで、コロナ対策を含めた諸懸案への取り組み強化や、旧統一教会との「決別」をアピールし、支持率の低下に歯止めをかける。このため、お盆前に局面転換を図ったのだろう。

 ◇安倍派、非主流派に配慮

 今回の人事で首相は、内閣の骨格は維持。鈴木俊一財務相、林芳正外相、松野博一官房長官ら5閣僚を留任させた。その上で、自民党各派に配分された閣僚数を見ると、最大派閥の安倍派4(うち参院1)、茂木派3(同1)、麻生派4、岸田派3、二階派2、無派閥2。改造前と比べ、麻生派が1増で、茂木派が1減となった。

 個別のポストに目を向けると、原発再稼働を担う経済産業相に安倍派幹部の西村康稔前経済再生相、経済安全保障法施行へ詰めるべき課題が山積する経済安保相に安倍氏と思想信条の近かった高市早苗前政調会長を、それぞれ起用。亡き安倍氏、安倍派への配慮がにじむ。

 また、年末の2023年度予算編成で防衛費の増額が焦点の防衛相には、国防族の実力者である浜田靖一氏が再登板し、コロナ対策に当たる厚労相には加藤勝信前官房長官が3度目の就任。国や地方のデジタル改革を推進するデジタル相には、昨年9月の総裁選で争った河野太郎前広報本部長が起用された。西村、高市両氏を含め、課題の多いポストには、政治経験が豊富な閣僚経験者を充てた。

 一方、党役員人事では、岸田政権を中心で支える麻生派会長の麻生太郎副総裁、茂木派会長の茂木敏充幹事長はそろって続投。安倍氏の最側近だった萩生田光一前経産相は政調会長に就いた。また、当選同期で首相の信頼が厚い谷垣グループの遠藤利明氏は選対委員長から総務会長に横すべりし、同氏の後任には、首相と距離を置く非主流派・森山派会長の森山裕前総務会長代行が起用された。二階俊博元幹事長が率いる二階派から引き続き2人を入閣させたことと合わせ、非主流派にも配慮した。

8235チバQ:2022/08/15(月) 02:23:45
 ◇抜てき激減、福田氏外れる

 首相は昨年10月の政権発足時、世代間のバランスを重視し、若手を積極的に登用。福田達夫氏を総務会長、小林鷹之氏を経済安保相、牧島かれん氏をデジタル相にそれぞれ抜てきした。直後の衆院選や翌年の参院選を控え、世論対策の意味があった。

 しかし、両選挙を乗り切ったことで、今回は抜てき人事が激減。衆院当選4回以下で入閣したのは小倉将信少子化担当相1人。経済安保相に就いた高市氏とは対照的に、総務会長を退いた福田氏は要職で処遇されなかった。

 女性の閣僚は改造前と同じ2人。党4役はゼロとなった。首相が各派に配慮し、難しいポストに経験者を配置するなど安定を重視したのは、就任から間もなく1年を迎え、「結果」を求められる段階に入ったことを意識してのことだろう。首相は10日の記者会見で、改造内閣のネーミングを求められると「政策断行内閣」と強調した。

 首相は昨年9月の総裁選で、当時の菅内閣のコロナ対応を厳しく批判し「最悪を想定」した取り組みを約束したが、改造当日の10日に1日当たりの新規感染者数は初めて25万人を超えた。菅義偉前内閣の比ではない。また、「令和版所得倍増」を掲げ、中間層を中心とした所得の引き上げを訴えたが、いまだ計画段階。その一方で、物価上昇が止まらず、国民生活を圧迫する。対米公約でもある防衛費の増額と財源の確保も、年末までに結論を迫られる。

 首相が人事に際し、世論を意識しての刷新感より、党内融和、安定を重視したゆえんだ。その意味では、「内向き」「守り」の布陣と言えよう。非主流派の中堅議員は「難しいポストにベテランを配置したのは理にかなっているが、内閣としての政策の方向性が見えない。支持率アップにはパンチ不足」と指摘する。

 ◇「トリオ」から「コンビ」に

 もっとも、「人事好き」とされる首相だけに、したかささも垣間見える。安倍派の次期会長候補と目される松野、西村、萩生田の3氏を内閣・党の要職に据え、競わせる形にした。実力者を競争させることで、自身の求心力を高めるのは、人事の要諦。巧みな人事で党内を掌握し「人事の佐藤」と言われた佐藤栄作元首相は、後継候補の田中角栄、福田赳夫両氏を、変わり身の早さから「風見鶏」と評された中曽根康弘元首相は、竹下登、安倍晋太郎、宮沢喜一の3氏をそれぞれ競わせた。

 森山氏の選対委員長起用には、非主流派の結束を弱める効果もありそうだ。菅前首相、二階氏、森山氏は非主流派の中心人物で、岸田政権発足以降、3人で会合を重ねてきた。森山氏が抜ければ、非主流派重鎮「トリオ」から「コンビ」となり、菅、二階両氏の存在感は低下しかねない。

 その森山氏も選対委員長として、衆院小選挙区の「10増10減」実現に向けた党内調整を直ちに迫られる。政治家にとって、選挙区を失うことは、政治生命にかかわる。「能力は抜群だが調整は不得手」とされる茂木幹事長の下、関係議員の説得に当たることになろう。

 さらには、河野氏も難しいポジションを任された。昨年9月のデジタル庁発足を受け、高度なスキルを持つ民間人材を活用し、国や自治体のデジタル化を進めるには、行政の縦割り、官僚の抵抗を打破することが欠かせない。デジタル化が停滞すれば、持ち味の「突破力」に疑問符がつき、人気に影響するかもしれない。河野氏を知る議員は「官僚を使いこなすのが得意ではないだけに、簡単にはいかないだろう」との見方を示す。

8236チバQ:2022/08/15(月) 02:24:03
 ◇高支持率、維持が難題

 首相が衆院を解散しない限り、国政選挙(補選を除く)は3年間ない。政局の次なる焦点は、首相の総裁再選がかかる24年9月の総裁選だ。安倍派(97人)の実力者3人がそれぞれ力を付けることは、会長候補が一人に絞られていくのではなく、分裂の可能性を高める方向で作用するだろう。もし分裂となれば、97人がまとまって「反岸田」で動く可能性はなくなる。

 今回の内閣改造・党役員人事は、安倍派の3人を同格のポストで競わせ、非主流派を分断、2年後に再度ライバルとなり得る実力者を閣内に取り込み、難しい役割を課す。そういう一面もあると言えよう。

 各派の状況を見ると、安倍派は分裂含み。麻生派を率いる麻生氏と二階派会長の二階氏はいずれも80歳を超え、世代交代の時期にさしかかる。茂木幹事長は茂木派を率いるものの、議員引退後も参院側に影響力がある青木幹雄元参院議員会長との確執は解消されておらず、結束に不安が残る。これに対し、岸田派は次の会長候補が林外相に絞られ、中長期的に結束が揺らぎそうにないのは、岸田派だけだ。

 さらに、総裁を除く党役員の任期は1年のため、首相は総裁選までに少なくとももう1回、人事を行うことになる。首相は次の人事でも、再選への環境整備に向け、仕掛けを施すだろう。党内力学的には今後、首相の力が強まる「岸田1強」への流れは変わりそうにない。

 このことを踏まえ、再選への最大のハードルとなり得るのは何か? それは、「国民の支持をどうつなぎとめるか」だろう。その意味で、内閣支持率が重要だ。

 菅前内閣は衆院選を直後に控え、支持率を大きく落とした結果、党内で「菅降ろし」の嵐が吹き荒れ、再選出馬断念に追い込まれた。首相も支持率を落とせば、対抗馬に支持が集まり、再選に黄色信号がともりかねない。

 ◇臨時国会が最初のヤマ場

 読売新聞、日経新聞、共同通信の各社が10、11の両日に実施した世論調査によると、内閣支持率は日経、共同が微増、読売は下落。ただ、3社とも50%台で、高水準を保った。これを2年間、維持できれば、首相の再選は動きそうにないが、政権を取り巻く状況を考慮すれば、簡単とは思えない。

 首相は会見で、党所属国会議員に旧統一教会との関係を断ち切るよう求めたが、対応はあくまでも議員任せ。関係を認めた議員が複数、閣僚におり、秋の臨時国会で野党側は、関係の具体的な内容を徹底的にただすだろう。このほか、コロナ、物価高、防衛力強化と防衛費、賛否が割れる安倍氏の国葬、所得引き上げの具体策など、追及材料に事欠かない。論戦で守勢に立たされれば、支持率の低下は避けられそうにない。

 内向き人事で足元を固めた岸田自民党、態勢立て直しを迫られている野党第1党の立憲民主党、新代表が近く就任する日本維新の会。今後の政治を占う上での最初のヤマ場は、9月27日の国葬後に召集される見通しの臨時国会となろう。

8237チバQ:2022/08/15(月) 02:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/43a3f02929725d188fc7c27e5541de10f4faba7a
旧統一教会問題、底なしの様相 岸田内閣、多難な再スタート〔深層探訪〕
8/13(土) 8:28配信
 岸田文雄首相が10日行った内閣改造・自民党役員人事は、骨格を維持しつつ重要課題には閣僚の続投や再登板で対応、党内各派のバランスにも配慮した「手堅い陣容」(同党ベテラン)となった。だが、政権を直撃した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題は底なしの様相を呈しており、払拭(ふっしょく)には程遠い。党内からは「内閣支持率は上がりそうにない」(閣僚経験者)と冷めた声が漏れる。

【図解】岸田内閣の支持率推移

 ◇過去の関係は問わず
 「社会的に問題が指摘されている団体との関係は、国民に疑念を持たれることがないよう十分に注意しなければならない」。首相は10日の記者会見で、旧統一教会への対応を自ら切り出した。

 閣僚の人選に当たり、首相が最も神経を使ったのは、教団との関わりだ。政府では首相側近の木原誠二官房副長官、党側では梶山弘志幹事長代行が、それぞれ「身体検査」を担当。改造前の閣僚のうち、教団側に祝電を打ったり選挙で支援を受けたりするなどの接点が判明していた7人は全員、閣外に去った。

 だが、初入閣組や続投組も「シロ」とはいかなかった。岸田派所属の寺田稔総務相が2018年、教団の関連団体の会合に参加費2万円を支払っていたことが10日になって発覚。留任した山際大志郎経済再生担当相も会見で、18年に関連団体のイベントに出席していたことを明かした。

 首相は入閣を打診した際、教団との関係の点検を求め、「結果を踏まえて厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と会見で説明。過去の関わりには事実上、目をつぶった格好だ。議員本人もきちんと把握していないケースもあるとみられ、党関係者は「統一教会と党所属議員の問題はこれからも出てくるだろう」と諦め顔だ。

 首相は全閣僚に説明を尽くさせることで乗り切る構えだ。就任会見は深夜に及ぶことを理由に、祝日明けの12日に先送りしようとしていた官庁は少なくなかったが、首相官邸は全閣僚に対し、10日中に会見して説明するよう急きょ指示した。

 ◇「配慮し過ぎ」
 今回の人事は、昨年10月の衆院選と7月の参院選を乗り切り、本格政権の足場を築いた首相がどのような陣を敷くかが注目された。

 派閥ごとにみると、安倍派と麻生派が各4、茂木派と岸田派が各3、非主流の二階派が2、無派閥2と、各派への配慮が鮮明になった。ただ、各派が求めた「入閣待機組」の起用には必ずしも応じず、喫緊の課題である新型コロナウイルス対策に山際氏とともに当たる厚生労働相に、茂木派から経験者の加藤勝信氏を起用。国家安全保障戦略など関連3文書の改定を年末に控える防衛相には、無派閥の浜田靖一氏を再登板させた。

 結果として留任と再登板が合わせて10人と、初入閣の9人を上回った。自民党ベテランは「各派に配慮し過ぎで斬新さがない」と冷ややかに語り、首相周辺も「派手さはない」と認めた。

 唯一、目玉人事になり得ると目された菅義偉前首相の入閣もなかった。ただ、昨秋の総裁選で菅氏が推した河野太郎氏が、菅氏肝煎りで発足したデジタル庁の担当閣僚に就任。菅氏は「これはいいよね」と満足そうに語ったという。同氏と気脈を通じる森山裕氏の選対委員長起用と併せ、首相は非主流派の取り込みにひとまず成功したようだ。

 公明党とも神経戦があった。12年の政権奪還以降、公明党の「指定席」となっている国土交通相を取り戻そうという動きが自民党にあったためだ。だが、公明党は来春の統一地方選をにらみ「非常にうまみのあるポスト」と手放す気はさらさらなかった。同党の山口那津男代表は8日に首相と会談した際、「国土交通相には斉藤鉄夫さんをよろしくお願いします」とくぎを刺した。

8238チバQ:2022/08/15(月) 02:25:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/8cae9f092f64cb06319359078067e70f2abe8c85
突然の内閣改造で4連休吹き飛び、官僚は首相に恨み節 「家族で焼き肉食べるはずが…」
8/13(土) 5:41配信
 副大臣・政務官人事が決定した12日はお盆間近の連休の谷間だった。霞が関や永田町では官僚らから代休申請が相次いでいた。しかし突然の内閣改造で「4連休」は吹き飛んだ。新型コロナウイルス感染防止にらみの「自然発生の行動制限」(県内衆院議員秘書)も立ち消え。官邸周辺に岸田文雄首相の判断への不満が渦巻いた。 

 「焼き肉セットのお取り寄せをして家族とゆっくり過ごす予定だったんですよ。それも全て組閣で吹っ飛びました」。ある官庁の幹部職員はぼやいた。

 河野太郎氏(衆院神奈川15区)が行革担当相時代に残した「無駄な残業や出勤はやめよ」との指示は各省庁内で生きていた。12日に代休をとって4連休を取得予定だったという。同職員は「コロナ禍第7波でもあり里帰りは自粛して自宅でゆっくり過ごそう」と同僚や部下に呼びかけていたが、突然の組閣に「裏切られた」。「機をとらえた内閣の改造は総理の専権事項」と認めるが、今回のタイミングについては「あまりに唐突で15日の週以降でも良かったはずだ。狙いが見えない」とぼやいた。

 入閣への秋波を送られていた菅義偉前首相(衆院神奈川2区)も戸惑った1人。周囲には「このタイミングは何? (総理の)考えていることが分からない」と明かしている。菅氏側近は「人事の事務は後ろに延びる。仕事の起点が8月10日(改造日)だと11日以降の休暇取得は困難になる」と解説。「官僚たちの恨みを買うのは必至。(菅氏も)そのあたりもくんで入閣構想にくみしなかったのでは」と推測した。

神奈川新聞社

8239チバQ:2022/08/15(月) 02:26:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4ffcf92c2af0994f06311ceb4c17df95a59cf4d
各派閥のバランスに配慮 副大臣・政務官人事
8/13(土) 0:30配信
12日に決まった第2次岸田文雄改造内閣の副大臣と政務官の顔ぶれをみると、自民党内の各派閥に気を配り、党内バランスを意識した人事となった。

副大臣を自民の派閥別で見ると、最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)から最多の6人を起用。茂木派(平成研究会、54人)と麻生派(志公会、50人)がそれぞれ4人、岸田派(宏池会、43人)3人、二階派(志帥会、43人)2人と続いた。

政務官でも安倍派が7人と最多。次いで岸田派と二階派がそれぞれ5人で並んだ。二階派は現政権下では「非主流派」に位置づけられる。改造前の二階派の政務官は6人だったが、首相は挙党体制を重視し、自らが率いる岸田派と同数の5人を起用し、配慮する姿勢を見せた。二階派も「派内から不満は聞こえてこない」(閣僚経験者)と受け止めている。

首相と近い岸田派幹部は、今回の副大臣と政務官人事に関し「前回は党総裁選で汗を流した若手に重点を置いたが、今回は本人の希望など総合的に勘案した」と説明した。

また、森山裕選対委員長が率いる森山派(近未来政治研究会、7人)からの起用は、今回は副大臣、政務官ともゼロだった。党内最小派閥を率いる森山氏を党四役に起用した反動といえる。同派関係者は「留任などで副大臣か政務官を1枠でも取りたかったが、難しかった」と語った。

一方、自民と連立政権を組む公明党の副大臣と政務官はそれぞれ3人ずつで、人数の増減はなかった。(今仲信博、児玉佳子)

8240チバQ:2022/08/15(月) 20:20:02
https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/politics/dailyshincho-890244.html
岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い
2022/08/15 10:10デイリー新潮

岸田首相は内閣改造・党役員人事で「鎌倉殿」人事を参考に?「萩生田政調会長」「高市経済安保相」起用の本当の狙い

岸田総理の隣に並ぶ、高市経済安保相

(デイリー新潮)

“あの女性”の不在
 岸田文雄首相による内閣改造をめぐって、NHKが痛恨のミスを犯した。国家公安委員長に就任した谷公一氏を復興大臣に起用と誤報。経済安全保障大臣は小林鷹之氏の続投で調整と報じたが、蓋を開けてみれば政調会長だった高市早苗氏が就任した。【武田一顕/ジャーナリスト、映画監督】

 ***

 NHKでは、選挙の当確と組閣・党役員人事で誤報を打ったら、その記者は一生、東京に戻れないと言われていた。さすがに今はそこまで厳しくないようだが、それでもこの手のニュースにNHKはとても敏感だ。

 NHKと新聞を含む他のマスメディアとでは「厳格さがまったく違う」というのは永田町の常識だが、今回は2回も誤報。この背景には、あの女性の存在があると考えざるを得ない。安倍晋三元首相と太いパイプを持ち、第二次安倍政権発足以来、特ダネを報じ続けてきた岩田明子記者(その後、解説委員)だ。

 岩田氏は7月末にNHKを退職した。安倍元首相が在命ならば、そして岩田氏が在職していたならば、こんなミスは決して起きなかっただろう。NHKの報道力の源泉は、豊富な予算と記者の人数のはずだが、頭数だけ揃っていてもダメだということが露呈した。

 政治は情報産業の側面があり、最大派閥のトップには正確な情報が集約される。安倍氏亡き後、情報が集約される実力派政治家がいなくなったということか。岩田氏は局内に残留しているらしいが、第一線での取材は控えているとみられる。

 政治取材では、最高権力者たる首相自身からすべての情報が聞ければ良いが、普通この手の人事は、多忙をきわめる首相に代わって、別の幹部がマスコミにリークして情報をコントロールする。その過程に齟齬があり、今回の失態につながったのだろう。

 その岸田「検討使」首相による内閣改造は、新味のないものとなった。19人の閣僚のうち5人が留任。彼らはまさに、岸田内閣の「骨格」だと分かる。また、防衛大臣の浜田靖一氏はじめ再入閣した5人は、「骨格」に支えられて働く「筋肉」といった位置付けだろうか。

8241チバQ:2022/08/15(月) 20:20:52

「位打ち」
 さて、残る9人は初入閣なのだが、ここに岸田首相の「検討使」ぶりがよく現れた。というのもこの9人、政局にある程度の知識がある人でもあまり名前を知らないし、表だった実績もない。岸田派2人、安倍派2人、二階派2人、茂木派2人、麻生派1人。見事なまでに各派閥からの意見を聞き、検討し、そして配置していることが分かる。

 彼らは「骨格」とも「筋肉」とも言えない。となると「脂肪」という言葉が頭をよぎる。体脂肪は人体にとって必須の組織だが、身体の動きを鈍くすることもある。

 そんな中、今後の動きが注目される人物は、党役員では安倍派の萩生田光一政調会長、内閣では無派閥の高市早苗経済安全保障大臣だろう。

 萩生田氏は東京の八王子市議会議員から都議会議員、衆議院議員、そして自民党三役まで出世してきた、今や党内では絶滅危惧種とも言える生粋の党人派だ。

 今回の政調会長抜擢については、萩生田氏が経産大臣時代、ロシアとの天然ガス事業で難しい交渉をこなしてきたことなど、その業績を岸田首相が評価したからだと言われている。

 一方で、萩生田氏が岸田首相に重用されていることに対し、トップを失って集団指導体制となった安倍派(清和会)内では不協和音が生まれている。もともと萩生田氏は「気も遣えるし、その反面で押しも強く、なかなかの政治家」(自民党中堅議員)と、党内での評価も高い。派閥内で萩生田氏が一歩抜きん出た状態は、一部の清和会幹部にとっては目の上のたんこぶなのだ。

 また、政策的にも大きな違いがある清和会と岸田首相との橋渡しに、萩生田氏は相当苦労することになる。このため、密かに「位打ち」を望み、今は態度を表に出さない清和会幹部もいる。

「位打ち」とは、トントン拍子に身分不相応な出世をさせて、相手を重圧の中で自滅させる陰謀のことだ。後鳥羽上皇が鎌倉幕府3代将軍の源実朝に位打ちをした例がある。また、後白河法皇が源義経に官位を授けて、その結果、義経が滅んだことからも、権力闘争を本質とする政治の世界では、高位高官に就くことは危険と隣り合わせだというのは歴史が教えている。萩生田氏は一歩間違えれば、義経よろしく出身派閥から恨まれる事態に陥るだろう。

「棚上げ人事」の思惑
 なお、萩生田氏は内閣改造直前の記者会見で経産大臣続投に意欲を示し、自分は骨格ではなかったのかと拗ねてみせたが、実はこれは、政調会長をクビになる高市早苗氏への配慮と見られている。自分が猟官運動をして政調会長を射止めたわけではなく、あくまで岸田首相の意向だということをアピールして、高市氏の機嫌を損ねないようにした……。もし本当にそうだとすれば、「なかなかの政治家」である。岸田首相にとって、骨格と呼ぶにふさわしい人材といえる。

 一方の高市氏だが、経済安全保障は岸田首相の目玉政策だ。その担当大臣に、女性登用かつタカ派勢力に配慮するかたちで高市氏を充て、閣内に取り込んだ。

 これには岸田首相の「棚上げ人事」の思惑が透けて見える。というのも、政調会長時代の高市氏は、特に政府提出法案の党への説明で、「重箱の隅をつつくような文句を言う」(キャリア官僚)のが常態化していたからだ。

 岸田首相が財政再建を重視し、消費税増税派なのに対して、亡くなった安倍元首相の薫陶を受けた高市氏は積極財政派で、消費税増税にはやや消極的。政策の食い違いがあるので、これ以上、政策全般を左右する党の役職に就けてはおけないが、タカ派の反発をおそれて野に放つこともできない。その意味で、経済安保大臣にうまく棚上げした格好だ。

8242チバQ:2022/08/15(月) 20:21:07

つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい
 今回のつまらない内閣改造で、日本の政治にはダイナミズムが欠如していることが露呈した。

 長期政権を築いた安倍元首相は、次々に問題提起をしては賛否両論の渦中で国政選挙を戦い、6度も圧勝してきた。有事法制しかり、アベノミクスしかり……。そこには安倍氏個人の理想があり、実現しようとする信念があった。世間の耳目を集めることで、良くも悪くもダイナミズムが生まれ、一般国民の政治への関心を呼んだ。

 一方で、民主党から民進党、立憲民主党へと退化していった野党にはまったく魅力がなく、最大のダイナミズムを生むはずの政権交代も、2009年を機に「ろくなものではない」とのイメージが国民に植え付けられてしまった。

 いきおい、政権を奪われる心配のない自民党は、政治のダイナミズムにこだわる必要などなくなり、安倍政権末期になると、桜を見る会やモリカケ問題が噴出し、政権の増長が明らかになった。そして今回の岸田の内閣改造では、ひたすら安全運転に終始して変化を生まないように努めることになった。

 政治からダイナミズムが失われれば、国民の関心は薄れ、選挙での投票率は低迷する。国内の貧富の格差はますます広がっており、貧困が根にあるテロ事件も必ず増える。「貧しきを憂えず、等しからざるを憂う」は論語の言葉だが、日本の富の分配は公正ではないと多くの国民が感づいている。つまらない政治は、悪政よりも恐ろしい。政治に倦(う)んだ国民全体を徐々に蝕んで、テロの温床になってしまうのではないか……。

 ウクライナで戦争が続き、中国が海洋進出を強め、円安や物価高で庶民生活は痛めつけられている。コロナ第7波は参院選が終わった途端に日本全体を襲っていて、選挙が終って政権が緩んでいるのではないかとも思いたくなる惨状だ。国会で安定した議席を得て、政権安泰だから運営は安全に……では今の国際環境も経済環境も乗り越えられない。
 岸田首相の「聞く力」が、議論を避ける言い訳になっている現在の状況を危惧している。

武田一顕(たけだ・かずあき)
元TBS北京特派員。元TBSラジオ政治記者。国内政治の分析に定評があるほか、フェニックステレビでは中国人識者と中国語で論戦。中国の動向にも詳しい。初監督作品にドキュメンタリー映画「完黙 中村喜四郎~逮捕と選挙」。

デイリー新潮編集部

8243チバQ:2022/08/16(火) 12:57:07
https://mainichi.jp/articles/20220811/k00/00m/010/314000c?inb=ys
安倍派「防波堤」狙い萩生田政調会長に固執 首相の人事の舞台裏
深掘り 小田中大 源馬のぞみ 遠藤修平
政治

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毎日新聞 2022/8/11 21:34(最終更新 8/12 01:27) 有料記事 2496文字
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
第2次岸田改造内閣が発足し、記者会見する岸田文雄首相=首相官邸で2022年8月10日午後6時38分、竹内幹撮影
 岸田文雄首相は10日、第2次岸田改造内閣を発足させ、自民党の役員体制も改めた。首相は人事で何にこだわったのか。舞台裏を検証する。

「どういう結果でも受けてほしい」
 人事の3日前の7日午後、首相公邸。首相がひそかに招き入れたのは安倍派の萩生田光一経済産業相(当時)だった。「党政調会長をお願いしたい。経産相留任もあり得るが、信頼できる人に党にいてほしい」

 首相は萩生田氏にこう告げた。防衛費の増額や原発再稼働など重要政策を挙げ、政調会長の重要性を説いた。

 だが、萩生田氏は即答は避けた。経産相として経験はまだ1年足らず。ウクライナ情勢により急速にロシアとの関係が悪化する中、エネルギーの確保策など重い課題は積み上がったままだ。このタイミングの交代に頭を悩ませた。

 翌8日午前の記者会見では揺れる思いを吐露した。次々に重要課題を列挙し「こんな大変なことを人が代わって大丈夫なのかという思いがある」と語った。それでも首相の腹は「萩生田政調会長」で固まっていた。その夜、萩生田氏に電話で「どういう結果でも政権を支えるために役職を受けてほしい」と通告した。

 首相が今回の人事で最重視したのは、党の執行部体制の強化だ。首相は麻生太郎副総裁と茂木敏充幹事長の「骨格」を維持し、総務会長に首相の「盟友」の遠藤利明氏を据え、選対委員長には「非主流派」の重鎮・森山裕氏を充てる重厚な布陣を敷いた。

 中でも首相がこだわったのが政調会長人事だった。首相自身、第2次安倍政権で政調会長を務め、その重要性を熟知している。

 首相は当初から党内最大派閥・安倍派に政調会長ポストを与えて政権基盤を固める戦略を描いていた。7月の銃撃事件で、最高実力者の安倍晋三元首相が急死し、動揺が続く同派は保守色の強…

8244チバQ:2022/08/16(火) 14:02:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/801d7658441d2e42139c1ac12978502ad4abdeca
西村経産相vs萩生田政調会長「安倍派後継争い」の醜悪バトル再び…靖国参拝でもアピール
8/16(火) 13:30配信

日刊ゲンダイDIGITAL
それぞれに、靖国神社を参拝する西村康稔経産相(左)と萩生田光一自民党政調会長(C)共同通信社

 岸田内閣の改造人事により、安倍派の跡目をめぐるバトルが再び露骨になってきた。

■靖国参拝でアピール


 安倍元首相の「遺志」を継ぐ後継は、安倍元首相を長らく支えた“岩盤保守層”の支持を得る必要がある。そこで、先に動いたのは西村経産相だ。15日の終戦の日を前に13日、ひと足早く靖国神社を参拝。岸田内閣発足後、閣僚の参拝は初めてだったこともあり、注目を集めた。

 西村氏は玉串料を私費で納め、「衆院議員 西村康稔」と記帳。参拝後、記者団に「故安倍晋三元首相のことも思いながら、日本の平和と発展のために全力を尽くす決意をした」と述べた。13日を選んだ理由については「静かな環境の中でお参りしたいという思いだ」と語った。

 一方、15日は萩生田政調会長も靖国を参拝。玉串料を私費で納め、「自民党政調会長」と「衆院議員」の肩書で記帳した。

 保守系の政界関係者はこう話す。

「安倍派の中でしのぎを削っている2人ですから、どうしても比較してしまいますが、この時期の靖国参拝の王道は、やはり8月15日ですよ。記帳もしっかり大臣なりの役職を書かないと。その点では早めの参拝をした西村氏は、パフォーマンス臭を感じてしまいます。『静かな』と言うのなら、15日の早朝でもいいんじゃないですか」

 西村氏は経産相だった昨年も8月13日に、一昨年は8月16日に参拝している。萩生田氏は文科相だった昨年と一昨年ともに8月15日の参拝だった。

■国葬後に本格的に号砲か

 内閣改造人事において、岸田首相が萩生田氏を公邸に呼び、派閥内の事情を聴いたことから、「安倍派の後継争いで萩生田氏が先頭に立った」(安倍派関係者)という見方が出ているが、一方で岸田首相は、西村氏を再入閣させ、松野官房長官を留任させた。岸田首相にとって安倍派の跡目は、イコール次の総裁選に向けた自身のライバル。「萩生田氏を独り勝ちにさせないで、競わせる戦略」(岸田派関係者)とも。

 安倍派はひとまず「集団指導体制」になってはいるが、「本格的な後継争いは、国葬後に号砲となるのでは」(前出の安倍派関係者)。それまでアピールや牽制の醜悪バトルが続きそうだ。

8245チバQ:2022/08/16(火) 17:25:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/9564b8e5e8978a1d0f67d25b813c31d6d0ff85d5
安倍氏の遺志継承 「創生日本」が月内にも活動再開へ
8/16(火) 17:12配信

産経新聞
安倍晋三元首相(矢島康弘撮影)

参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元首相が会長を務めた自民党の保守系議員連盟「創生日本」が、会長不在のまま活動を継続することが分かった。安倍氏の遺志を継承するため、生前の取り組みを学ぶ勉強会を月内にも始める。関係者が16日までに明らかにした。

議連は8日、幹部会合を開き、今後の運営方針について協議した。当面は後任の会長を置かず、安倍氏の「四十九日」後となる今月下旬にも活動を再開することを確認した。再開後初の勉強会では、安倍氏の葬儀で昭恵夫人があいさつの中で引用した幕末の志士、吉田松陰の「留魂録」を取り上げる。

議連は安倍氏の経済政策「アベノミクス」や憲法改正、外交・安全保障といったテーマごとに講師を招き、勉強会を行う方針だ。保守の旗振り役だった安倍氏が死亡したことによって自民の「岩盤支持層」といわれた保守層の離反が懸念される中、党内の保守系議員の糾合を目指す。

議連幹部は「本当は参院選後に安倍氏に講師役をしてもらう計画だった。安倍氏の考え方や政策を学び、今後の政治に生かしていきたい」と語った。

創生日本の前身は、第1次安倍内閣が退陣した平成19年に中川昭一元財務相が立ち上げた「真・保守政策研究会」で、21年の中川氏の死去に伴い安倍氏が会長に就任した。24年の総裁選では安倍氏の勝利を後押しした。第2次安倍内閣発足後はほぼ休眠状態にあったが、令和2年10月、首相を辞任した安倍氏を慰労する目的で東京都内のホテルで会合を開いていた。

議連には中曽根弘文元外相や衛藤晟一元少子化問題担当相、高市早苗経済安全保障担当相ら自民の国会議員約130人が所属している。(広池慶一)

8246チバQ:2022/08/16(火) 18:52:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ba4625439d264edc56a8b8626b112fcc6b98b9
萩生田光一政調会長、生稲晃子氏の選挙支援を統一教会に要請か 教会関係者は「萩生田さんは家族同然」
8/16(火) 11:31配信


デイリー新潮
「ビデオは回さないように」と指示
萩生田光一政調会長

 第2次岸田改造内閣の発足により、政調会長に就任した萩生田光一氏。その萩生田氏が先の参院選で、生稲晃子氏への支援を要請するため、生稲氏を伴って教会の関連施設を訪問していたことが明らかになった。

【写真】「合同結婚披露宴」での安倍晋三元首相 昭恵夫人は当時25歳

 ***

 萩生田氏は統一教会との関係について、これまで、意図したものではなかったと弁明している。ところが、統一教会の関係者は「実情は違う」と反論する。萩生田氏は2009年、自民党が下野するきっかけとなる衆院選で落選し、12年まで3年間、浪人生活を余儀なくされているが、

「ちょうどその間、月に1〜2回のペースで八王子市内の教会施設を訪ねてくれました。その施設は3階が講堂になっており、そこに数十人の信者を集めて演説をなさっていたのです」

 そして、萩生田氏の演説の場では“ある特別なお触れ”が出されたそうだ。

「萩生田さんがみんなの前で演説する場合、教会長や青年部長ら幹部が“ビデオは回さないように”と信者たちに指示していました」

 どうやら証拠を残さぬように、という意図らしい。

信者に取って萩生田氏は「家族同然」
 さらに、

「今さら、統一教会との関係を一切なきものにしようだなんて、人間として薄情すぎやしませんか。以前は、礼拝を兼ねた日曜日のバーベキュー大会にジャージ姿で駆け付けてくれたりもしてたんです。萩生田さんが来ると、やっぱりその場がパッと盛り上がるし、みんなそうやって楽しく過ごした時間を覚えています。信者たちからすれば“家族”同然だと思っていたんですから」

 地元八王子の政界関係者によると、毎年クリスマス・イブの前後に八王子市内の宴会場で、統一教会の関連団体である「世界平和女性連合」が主催するクリスマス会に、萩生田氏の秘書は必ず出席し、本人も夫人同伴で何度か顔を出していたという。

生稲氏の支援を統一教会に要請
 萩生田氏と統一教会の関わりは、先の参院選にも影響を及ぼしていた。

 東京選挙区で初当選を果たした元おニャン子クラブのメンバー・生稲晃子氏。彼女の擁立工作を主導した萩生田氏は選挙中、生稲氏を伴って八王子市内の統一教会関連施設を訪ね、支援を要請していたというのである。この件について、生稲氏の事務所に質すと、

「八王子での演説終了後、演説を聞いていた方から、“ここに来られなかった仲間が近くにいるので生稲さんのお話を直接聞かせてもらいたい”とのお話しがあり、スタッフが相談をして次の日程への移動の合間に(教会の施設に)立ち寄らせていただきました。その際に(演説の)現場にいらっしゃったご地元の萩生田先生に同行していただきました」

 萩生田氏は生稲氏とともに施設に立ち寄ったことを認めた上で、自身と教会の関係については、

「選挙の際、当方から支援依頼をしたことはなく、選挙戦のお手伝いをしていただいた事実はありません。旧統一教会が主催する礼拝やバーベキューに参加した事実はございません」

 と回答した。8月17日発売の「週刊新潮」では、統一教会ベッタリ内閣の全容について詳報する。

「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載

8247チバQ:2022/08/16(火) 19:03:20
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/717267/?rct=n_politics
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
08/13 10:52 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>下 「10増10減」 調整難しく、解散左右
 12日の首相官邸。岸田文雄首相は物価高騰の影響を受ける企業経営者らから実情を聞き取った後、「15日に地域の実情に応じたきめ細かな支援や、エネルギーと食料品に集中して追加策を講じるよう指示する」と述べ、お盆期間中も休まず対策に取り組む姿勢をアピールした。

 閣僚19人のうち14人を入れ替えた一方で、5人を再入閣させ、即戦力と安定感に重きを置いた第2次岸田改造内閣。首相は10日の記者会見で「政策断行内閣」と銘打った上で「約束してきた政策を実行に移す段階だ」と力を込めた。

 首相が重点課題として挙げたのは、新型コロナウイルスの感染症法の位置づけ見直しや新しい資本主義による経済再生など5項目。その中で筆頭に挙げたのが防衛力の抜本的強化だ。反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を含め「あらゆる選択肢を排除せず検討していく」と強調。麻生太郎内閣で防衛相を務めた国防族の浜田靖一氏を再登板させ、「わが国の安全保障、防衛政策を熟知している」と起用理由を説明した。

■専守防衛、逸脱懸念

 ただ、相手領域内のミサイル発射基地などを破壊する敵基地攻撃能力は、防衛力行使を必要最小限にとどめる「専守防衛」を逸脱するとの懸念が根強い。「(能力を)保有すれば北朝鮮だけでなく中国も刺激してしまう。実際、難しい」。首相自身も就任前に周囲にこう漏らしており、議論は一筋縄ではいかない。

 さらに曲折が予想されるのが、1票の格差是正のため次期衆院選から小選挙区定数を「10増10減」する区割り変更だ。首相は秋の臨時国会で公選法改正案を成立させたい考えだが、定数1減となる10県は自民の支持基盤が強く、二階俊博元幹事長(和歌山3区)をはじめベテラン議員が多い。

 党内から不満の声が公然と上がる中、首相は党内調整を担う選対委員長に森山裕氏を起用。「識見と人徳と人望があるのは、あなたしかない」と口説き落としたものの、森山氏も10日の就任会見で「人口だけで定数を決めていいのか、大きな疑問がある」と語った。法改正を急いで党内調整をないがしろにすれば、不満がさらに高まり、政権基盤を揺るがしかねない。

 区割り変更は首相の衆院解散戦略も左右する。1票の格差が2倍以上のまま解散に踏み切れば、違憲判決が出る可能性がある。その一方で、「区割り変更を行い、合憲の状態で国民の信を問うのは立派な大義になる」(関係者)として、法改正によって解散の環境が整うとの見方がある。

■党総裁再選へ布石

 今回の内閣改造・党役員人事では、首相は党総裁再選に向けた布石も打った。総裁任期は2024年9月まで。昨年の総裁選で争った河野太郎デジタル相と高市早苗経済安保担当相を入閣させた。河野氏周辺は「閣内に入ったら変なことはできないということだ」と話し、起用は両氏に対するけん制とみる。

 茂木派の茂木敏充幹事長や安倍派の萩生田光一政調会長、西村康稔経済産業相といった「ポスト岸田」候補と目される面々も軒並み党役員や閣僚で留任、起用した。特定の人物や派閥に偏らない差配に中堅は「岸田さんは巧みだ」と話す。

 ただ、改造後の報道各社の世論調査で内閣支持率は下落か微増。改造効果は不発との見方もある。政治課題が山積し、繊細な党内力学を抱えた状態で、第2次岸田改造内閣が始動した。(吉田隆久、袖山香織)

8248チバQ:2022/08/16(火) 19:03:42
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716907/?kk
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
08/13 10:51 更新
<再始動 第2次岸田改造内閣>上 安倍氏の遺志重視に危うさも
 「まるで安倍政権だな」。岸田文雄首相(自民党総裁)の側近は内閣改造・党役員人事が固まった9日夜、自嘲気味に語った。参院選の遊説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相と関係が近い面々がそろったからだ。

■パイプ役に期待

 伏線はあった。7日午後、萩生田光一経済産業相(当時)が首相公邸に入った。安倍氏の最側近で、最大派閥の安倍派でも「将来の総裁候補」と目される。派閥の窓口となる事務総長ら以外の一閣僚が、首相と人事の相談をするのは「極めて異例」(党関係者)だ。

 萩生田氏は留任を希望していたが、首相は「とにかく引き続き支えてほしい」と要請し、党政調会長起用で押し切った。防衛力の抜本的強化や財政政策などの議論が本格化するのを前に、安倍氏を失い混沌(こんとん)とする党内保守派との「パイプ役」を期待した。

 内閣改造でも安倍派事務総長の西村康稔氏を経済産業相、昨年の総裁選で安倍氏が全面支援した高市早苗氏を経済安保担当相に充て、安倍政権で厚生労働相を2度務めた加藤勝信氏も復帰させた。加藤氏は茂木派所属だが、義父の六月氏が安倍氏の父晋太郎氏の盟友として知られる。

 「安倍さんへの配慮と思ってもらって構わない。国葬をスピード決定した時点で振り切れている」。首相の胸の内を周辺はそう解説する。強い影響力を誇った安倍氏の「遺志」を重視する姿勢を人事で示すことで、党内の結束を強め、政権運営をスムーズに進めたい思惑があるとみられる。

 内閣改造・党役員人事は当初、9月上旬が有力視されていたが、首相は早期実施も狙っていた。秋の臨時国会への準備期間を十分確保するためだ。官邸と党国対でひそかに調整して「臨時国会閉会後の人事」を探り、5日夕に10日の組閣が報じられると、永田町は「不意打ちだ」と騒然となった。茂木敏充幹事長も10日の沖縄出張を取りやめた。

 茂木氏を巡っては、党幹部職員が幹事長交代を念頭に、首相側に「大胆な人事を」と直談判していた。実務能力は高いが、高圧的な姿勢が目立つとされ、党職員の不興を買う。安倍氏の国葬に反対する声を「認識していない」と言い放つなど物議を醸すことも多い。政権与党の「骨格」として留任は早々に固まったが、調整力には疑問符も付く。

■閣僚5人に接点

 改造内閣の始動直後から直面するのが、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題だ。留任となった山際大志郎経済再生担当相ら閣僚5人に接点があったことが既に判明している。

 首相は10日の記者会見で新閣僚と党役員について「それぞれ関係を点検し、厳正に見直すことを了解した者のみ任命した」と説明。ただ、山際氏は同日夜、関連団体のイベント出席と会費支出を認めた上で「首相に説明はしていない」と明かした。政権として、教団との関わりの実態解明に向けた客観的調査を行う姿勢はない。

 官邸は早期幕引きを図ろうと、全閣僚に10日の記者会見で教団との関係を説明するよう求めたが、河野太郎デジタル相と斉藤鉄夫国土交通相は会見を見送った。自民内で非主流派とされる河野氏については、来年の党総裁選を見据え「閣内での取り込みを図った」(党関係者)が、早くも反乱分子となった形だ。

 首相が一気呵成(かせい)に仕上げた新体制はガラス細工のような危うさをはらむ。(竹中達哉、勝間田翔)

8249チバQ:2022/08/16(火) 19:04:13
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/716905/?rct=n_politics
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アイヌ施策担当相新設 道内「心強い」「格下げ」
08/12 05:00
 10日に発足した第2次岸田改造内閣で新設されたアイヌ施策担当相について、道内のアイヌ民族からは政策推進が加速するとの期待の声が出た。一方、大臣は他の担当と兼務のため、どこまでアイヌ施策を実行できるかは未知数だと国の動きを注視する見方も出た。

 「国が真剣に取り組むという姿勢の表れだと心強く感じた」。北海道アイヌ協会の大川勝理事長=日高管内新ひだか町=は担当相の新設をこう歓迎した。差別や貧困に苦しむ人は高齢者を中心に今も多いとし「この国に生まれて良かったと誰もが思える社会を創造してほしい」と話した。

 担当相は岡田直樹沖縄北方担当相が兼務する。岡田氏は就任後の記者会見で、胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の活性化などに意欲を示した。

 日高管内平取町の萱野茂二風谷アイヌ資料館長の萱野志朗さん(64)は「アイヌ施策はこれまで内閣官房長官が担っていた。担当相新設と言っても兼務では格下げに感じる。どこまでできるのか」と不安視する。2019年施行のアイヌ施策推進法は5年後の見直しが迫るなど、これからがアイヌ施策の重要な時期になると指摘し「付け焼き刃の知識では解決できない。地域の声を丁寧に聞きながら対応してほしい」と注文した。(田鍋里奈)

8250チバQ:2022/08/18(木) 07:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/aeca8ef85c85a4e8df27a80870301f139d93ca33
安倍派・塩谷立会長代理 安倍元首相亡き後をまとめた手腕に注目 派閥の「流動化」防げるか
8/17(水) 17:00配信


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夕刊フジ
塩谷立会長代理

【政界マル秘紳士録】

安倍晋三元首相が凶弾に倒れた後、岸田文雄首相が初めて実施した内閣改造・党役員人事で、安倍派は「ほぼ満額回答を得た」とみられている。

【表でみる】第2次岸田改造内閣の支持率

党四役に、萩生田光一政調会長が就任したほか、内閣では、松野博一官房長官(留任)、西村康稔経産相、西村明宏環境相、岡田直樹(参院枠)地方創生相の4人が入閣した。高木毅国会対策委員長も再任された。

今回、安倍派を代表して岸田首相と交渉したのが塩谷立(しおのや・りゅう)会長代理である。

塩谷氏は、1950年、静岡県生まれ。米アンバサダーカレッジと慶應大学法学部を卒業。父、塩谷一夫氏の後を受け、90年の衆院選で初当選した。当選10回。一夫氏は三木派を経て安倍派に加入した。その関係で、塩谷氏も初当選時から安倍派に所属した。

地味な存在だが、文科相や総務会長、選対委員長など、要職を着実にこなしてきた。安倍派最古参議員の1人である。二世議員だが、2回の落選を経験した苦労人で、政治家には珍しく感情を表に出すことがない穏やかな性格として知られる。

リーダー不在となった派閥は、流動化して分裂していくのが常だが、集団指導体制で結束していくことになったのも、塩谷氏の人柄に負うところが大きかったのではないか。

とはいえ、安倍派の内部は複雑だ。

「次期リーダー」として、萩生田氏や西村康稔氏が有力視されているが、現時点においては、実績、人望ともに力不足の観は否めない。今回の要職起用で、2人がどのように成長していくかが焦点となる。

将来的には、派閥の創設者、福田赳夫元首相の孫、福田達夫前総務会長が浮上する可能性が高い。岸田政権の発足にあたり、3回生にもかかわらず総務会長に抜擢(ばってき)された。

福田氏は、総務会長が終われば「ただの4回生」と語っているが、「周辺が福田氏を放っておかない」というのが党内の見方である。ただ、これも一定の時間が必要で、直ちに後継会長とはいかないだろう。

塩谷氏を中心とした集団指導体制は当面、安倍氏の「国葬(国葬儀)」までとなっているが、今回の人事で成果を上げたことで、今後しばらく、この体制が続くことになるのではないか。

岸田首相も政局の不安定要因となる「安倍派の流動化」は望んでいない。塩谷氏を中心にまとまっていってくれるなら、それを支援するにやぶさかではないだろう。

塩谷氏が大派閥をどのようにまとめていくか。その手腕が注目される。

8251チバQ:2022/08/18(木) 10:52:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/53c1be2867bc615e6072dd30daae3cd670e448f3
河野太郎氏「デジタル担当相」入閣は“反岸田”封じ…本人は「次の首相」狙いでヤル気満々
8/18(木) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
「ブロック太郎」と揶揄される河野太郎デジタル担当相(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 河野太郎デジタル担当相
 (神奈川・衆院9回・59歳)


 ◇  ◇  ◇

 昨年10月の岸田内閣の最初の人事では、ワクチン担当の行革相から自民党の広報本部長に“降格”させられたが、今回はデジタル担当相として入閣。この人事には岸田首相の計算が働いたという。

「昨秋の総裁選で勝利して以降、岸田さんが最も警戒しているのが、何かと目立つ河野さんです。総裁選で河野支援に回った菅前首相らと連携し『反岸田』の動きを起こされることを恐れている。閣内に取り込むことで、河野さんの動きを抑え込む狙いがあったようです」(自民党関係者)

 ところが、岸田首相の思惑通りにはいかない可能性がある。

「河野さんは岸田さんの狙いを百も承知。次の総裁選出馬を視野に、閣僚としてガンガン仕事をし存在感をアピールするつもりだそう。ヤル気満々になっています」(同)

 実際、就任会見では兼務する消費者問題担当相として、岸田首相が解明に後ろ向きな統一教会関連で、「霊感商法」の対策検討会の立ち上げを表明した。

■セレブの3世議員

 1963年、神奈川県生まれ。米ジョージタウン大卒業後、86年に富士ゼロックスに入社。日本端子へ移った後、96年に初当選。祖父は河野一郎元副総理、父親は洋平元衆院議長という3世議員。閣僚の資産公開では、総資産が1億円以上で「超」がつくセレブだ。

■ブロック太郎

 冗談を交えた投稿が話題となり、ツイッターのフォロワーは250万人を誇る。「発信力バツグン」(霞が関関係者)との評もある。ところが、好意的な投稿には答える一方、気に入らない投稿者に対しブロック機能を多用することから「ブロック太郎」と揶揄されている。

■岸田首相のワクチン行政を批判

 岸田政権下でワクチンの3回目接種が遅々として進まないことに批判が集中していた今年2月、河野氏はワクチン担当相を務めた経験をもとにツイッターで、〈私の時と比べてワクチンチームの人数が激減〉〈都道府県とのリエゾン(橋渡し)チームが解散させられた〉とチクリ。〈それじゃ私だって仕事できないよ〉とつぶやいていた。

■周囲を混乱に陥れる可能性

 デジタル庁は「行政のデジタル化」を目的として昨年9月に設置されたが、「ほとんど何も進んでいない」(永田町関係者)のが実態だ。河野氏はヤル気満々だそうだが、果たしてデジタル化を推進できるのか。

「改革志向の強い河野さんは、何もせず大臣の椅子にふんぞり返るようなことはしないでしょう。防衛相時代には陸上配備型迎撃ミサイルシステム『イージス・アショア』の配備計画を突然停止したほど。今回も何かしらアクションを起こすのは間違いない。ただ、デジタル化を進められるか、周囲を混乱に陥れるだけに終わるかは未知数です」(前出の自民党関係者)

 空回りしなければいいが。

8252チバQ:2022/08/18(木) 10:55:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/17bb2062b4a84dbf77f30124e84a8086a58325e4
高市早苗経済安保担当相 入閣は「辛い」と謎のボヤキ…党きってのタカ派は最大の後ろ盾失う
8/17(水) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 高市早苗 経済安保担当相
 (奈良・衆院9回)
 ◇  ◇  ◇

 無任所大臣の軽量級ポストが気に食わないのか。就任早々の14日に自身のツイッターでこう呟き、波紋を広げた。

<組閣前夜に岸田総理から入閣要請のお電話を頂いた時には、優秀な小林鷹之大臣の留任をお願いするとともに、21年前の掲載誌についても報告をいたしました。翌日は入閣の変更が無かったことに戸惑い、今も辛い気持ちで一杯です>

「21年前の掲載誌」とは旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)系の月刊誌「ビューポイント」のこと。2001年に政治評論家らと登場していた。

■ナンバー2

 閣議前に集まる応接室の席次は、岸田首相の左隣に厚遇された。総理大臣臨時代理順位第2位の「内閣ナンバー2」が座る位置だ。ナンバー3の右隣には林外相が座る。

■4度目の入閣

 1961年、奈良市生まれ。神戸大経営学部卒。松下政経塾を経て、93年に無所属で初当選。96年に自民党入りし、06年の安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。その後、総務相2回、政調会長2回など歴任。

 昨年の総裁選に出馬。安倍元首相の全面バックアップで岩盤保守層から熱烈な支持を集めたが、得票数は4候補のうち3位で決選投票に進めなかった。直後の党役員人事で2度目の政調会長に就任するも、茂木幹事長と折り合いが悪く、政策について「連絡がない」などとたびたび不満をブチまけていた。

■お茶会事件

 関係修復のため、今年3月に茂木幹事長が党四役による「お茶会」を企画したが、高市氏は「アフタヌーン・ティーのようなお紅茶やケーキが出てくるのかなと思ったら、ペットボトルのお茶が置いてあって驚いた」と会見でダメ出し。翌月のお茶会では、高市氏が好きな「イチゴが入った白いケーキ」を茂木幹事長が都内の有名店から手配。猫舌の高市氏のためにアイスコーヒーまで用意した。

■再婚

 自民党の山本拓元衆院議員と04年に結婚したが、「政治スタンスの違い」から17年に離婚。ところが昨年、元サヤで再婚していたことが分かった。今回は山本氏が高市姓になったという。夫の山本氏は、昨年の総裁選で高市氏を支持。その後の10月に行われた総選挙で落選。

 自民党きってのタカ派で、今年も8月15日の「終戦の日」に靖国神社を参拝。もし自民党総裁や内閣総理大臣に就任しても参拝を続けると表明しているが、「最大の後ろ盾であった安倍元総理を失い、無派閥で仲間も少ない高市さんは総裁選に出ることも難しくなった」(自民党議員)。

8253チバQ:2022/08/18(木) 10:56:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d2883d1e08537c4ebbc90813dfcd52f31ffdc85
萩生田光一政調会長は保守派の「抑え役」を期待されるも…世論「評価せず」厳しい目
8/16(火) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#1

 萩生田光一政調会長
 (東京・衆院6回)
◇  ◇  ◇

 経済産業相から党4役への横滑りの可能性が報じられた際、「俺は骨格じゃなかったのか」と大臣交代に異議を唱えるような発言をし、物議を醸した。高すぎる自己評価に呆れる声もあったが、「官房副長官、文科相、経産相と連続して要職に就いてきた。派閥(安倍派)のやっかみをかわすためのポーズだったのではないか」(官邸関係者)。

 亡くなった安倍元首相の最側近だった。政調会長は党の政策責任者。積極財政から緊縮財政への転換を図ろうとしている岸田首相が、党内保守派の「抑え役」を期待して起用したとされる。

 だが、国民の視線は厳しい。加計学園問題で疑惑の中心人物のひとりとして登場し、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)とは“濃厚接触”が明らかになっている。改造後の読売新聞の世論調査では、政調会長起用を「評価する」(32%)より「評価しない」(40%)の方が多かった。

■叩き上げ

 サラリーマン家庭に生まれ、八王子市議を3期務めた後、都議1期。2003年衆院選で国政に転じ、初当選。市議時代に拉致問題を通じて安倍氏との知己を得た。国政に引っ張ったのも安倍氏だという。

 家族は妻、長男、長女。好物はラーメン。

■停学処分

 早稲田実業高校時代、朝鮮高校の生徒と喧嘩して停学処分を受け、早大への進学はかなわなかった。1浪して明治大に入学。

 政調会長就任により、衆目の一致する後継者のいない安倍派の跡目争いで、頭一つ抜け出たとの見方も。岸田首相は今回の人事で、安倍派の窓口として、塩谷会長代理だけでなく、萩生田氏からも意見を聞いた。派閥の大ボス・森喜朗元首相も萩生田氏をかわいがり、バックアップしている。

「萩生田氏は『爺殺し』タイプ。官房副長官の時は、菅長官にもスリ寄っていた。一方、若手を飲ませ食わせで面倒を見ながら、脅しすかしで仕切る。人望があるかというと微妙」(自民党中堅議員)

■圧力文書

 脅しすかしはメディアに対しても、だ。安倍政権下で党の総裁特別補佐だった14年衆院選時、在京テレビ各局の与党キャップを呼び出し、「報道の公平中立ならびに公正の確保」を求める文書を突きつけた張本人である。

8254チバQ:2022/08/18(木) 11:01:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/f5ca24742cb5305a8afde6ebf6f05c4932bcda6a
「反共」てこ、岸元首相と気脈 孫の安倍氏が関係継承 旧統一教会と自民の半世紀
8/18(木) 7:06配信
 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党との関係は半世紀に及ぶ。

 教団は1968年に設立した反共産主義の政治組織「国際勝共連合」をてこに、党内きっての反共親米派だった岸信介元首相と気脈を通じ、つながりを深めた。両者の関係は岸氏の孫、安倍晋三元首相に受け継がれたとみられる。

 ◇「偉大な指導者」
 教団系の「光言社」が出版した「日本統一運動史」によると、教団は54年に文鮮明氏によって韓国で創設された。59年ごろから日本で布教を始め、64年に宗教法人として認証された。日本法人の初代会長は立正佼成会出身の久保木修己氏。67年には大学生らへの勧誘が「親泣かせ原理運動」などと報じられた。

 勝共連合設立時には、「右翼のドン」とも言われた当時の笹川良一日本船舶振興会会長が名誉会長に就任。70年前後から笹川氏と親交が深かった岸氏や党幹部が教団本部を訪問したり、関連団体の会合に出席したりした。

 教団は64年、本部を東京都渋谷区南平台町に移転。岸内閣時代には首相公邸として使用された場所で、隣には岸氏の自宅があったという。岸氏は再移転後の73年に教団本部を訪れた際、笹川氏から「統一教会に共鳴して運動の強化を念願」していると伝えられたことを紹介。「久保木君の情熱のこもった話は非常に頼もしい」などと語った。

 74年の文氏訪日に伴う夕食会では、岸氏の後見を受けていた福田赳夫蔵相(後の首相)が「アジアに偉大な指導者現る。その名は文鮮明」と称賛。久保木氏は著書で「岸先生に懇意にしていただき、勝共運動を飛躍させる大きなきっかけになった」と述懐している。

 80年代後半以降は、運動史に自民党議員に関する記述はほぼ見当たらない。霊感商法が社会問題化し、92年には日本の有名歌手も参加した合同結婚式が盛んに報じられたことなどが影響した可能性がある。

 ◇安倍氏の力の源泉
 ただ、教団と自民党の関係は続いていた。「昭和から平成にかけて選挙事務所には勝共連合を名乗る人が大勢いた」。当時を知る党職員はこう語る。全国霊感商法対策弁護士連絡会の渡辺博弁護士は7月の記者会見で、「3桁の信者が野党を含む国会議員秘書になっていた。二十何年か前に調べたときは自民党が多かった」と明かした。

 安倍氏の地元、山口県の政界関係者によると、教団とのつながりは岸氏から女婿の安倍晋太郎元外相、晋太郎氏から次男の晋三氏に受け継がれた。弁護士連絡会は晋三氏が小泉内閣の官房長官だった2006年と、首相退陣後の21年、関連団体の会合に祝電やビデオメッセージを送ったとして抗議している。

 前出の関係者は「晋三氏が教団の票を差配していた。力の源泉の一つだったのは間違いない」と指摘。今回の参院選では、第1次安倍政権で首相秘書官を務めた井上義行氏の支援に回したとみる。井上氏は当選後、自身が教団の「賛同会員」だと認めている。

 自民党の茂木敏充幹事長は2日の会見で、教団との組織同士の関係に関し「これまで一切持っていない」と否定。党としての内部調査には消極的だ。だが、党関係者からは「かつて党本部には勝共連合から送り込まれた職員がいた」との証言も出ている。

 岸田文雄首相は世論の反発を受けて内閣改造・党役員人事を急いだが、閣僚、副大臣、政務官から新たな接点が次々に判明した。立憲民主党の馬淵澄夫国対委員長は17日、コメントを発表。「もはや一部の閉会中審査で済むものではない」として、次期臨時国会の早期召集と徹底審議を求める考えを示した。問題の収束は見えないままだ。

8255チバQ:2022/08/18(木) 16:20:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b159fcd3f5fbd29513f32fe0be746a3a6c9d3b6
山際経済再生相やっぱり旧統一教会とズブズブ!はるばる“ネパール詣で”の過去
8/18(木) 14:10配信
“後出しジャンケン”じゃ済まされない。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりをゴマカし、留任した山際経済再生相はやっぱり教団とズブズブのようだ。旧統一教会の関連団体が主催するイベントに出席するため、5000キロ以上も離れたネパールまで飛んでいたことが判明。道理で歯切れが悪いわけだ。この男はトコトン信用できない。岸田首相は頬かむりを続けるのか。

【リスト】岸田新内閣には神政連関連18人、日本会議関連11人…“差別容認集団”と蜜月関係の閣僚ズラリ

  ◇  ◇  ◇

 岸田首相が内閣改造を表明したのは6日。旧統一教会をめぐっては「新たに指名する閣僚だけでなく現閣僚、副大臣なども含め、関係をそれぞれ点検し、結果を明らかにし、適正な形に見直すことを指示したい」と言っていた。

 結果、教団との関係を認めた7人が交代したが、山際氏の往生際の悪さは群を抜いていた。2日の会見では「お答えは差し控えたい」、8日も「きちっと点検をさせていただいた上で、適切に対応してまいりたい」と言葉を濁し、ゼロ回答。口を割ったのは、留任が確定した10日だった。

「私自身が旧統一教会や関連団体と関係があるわけではありません」と前置きし、こう説明した。

「事務所で調べましたところ、2018年10月のアフリカビジョンセミナーへの出席、13年に関連団体への会費支出について確認がされた。確認ができたのはこの2つです」

 くだんのアフリカビジョンセミナーは、旧統一教会の関連団体「UPF」(天宙平和連合)から派生した「平和大使協議会」が横浜市で主催したイベント。

 山際氏は「私は長くアフリカ関連の政治的な仕事というものを務め、19年にTICAD(アフリカ開発会議)がありました。アフリカ関連のイベントが各地で行われていた時期だと思うんです」「アフリカに深く関連してきた身として、そのことで出席を決断したんだと思います」などと、ぐだぐだ釈明。国際会議の延長線上と強調したわけだが、はるばるネパールまで出向いたのはどういう了見だったのか。

■国際指導者会議でスピーチ

 旧統一教会の関連媒体ワシントン・タイムズが編集した「ILC2016」(16年11月30日発行)には、山際氏のスピーチがこう紹介されている。

〈見ず知らずの者同士が一堂に会し、それぞれの国や世界が抱える多くの課題に挑戦することは素晴らしいことです──。7月28日から31日までネパールのカトマンズで開催された国際指導者会議にて、日本の国会議員山際大志郎氏〉

 UPFが16年に主催した「ILC国際指導者会議」に出席していたというのだ。この会議にはタイの国会議員も参加していて、タイ議会にプログラムを提出。それには「未来の世代のためにより良い世界を」と題したセッションのスピーカーとして、「日本の衆議院議員 山際大志郎氏」と記載があった。

 一体どういうことなのか。非同盟中立を外交方針とし、世界最貧国に数えられるネパールで国際会議が開かれることはまずない。山際事務所に質問状を送付し、事実関係や経緯の説明などを求めたところ、「現在確認中です」との回答だった。いい加減、洗いざらい白状し、首も洗って待っていたらどうか。仮病を使うにはまだ若い。

8256チバQ:2022/08/19(金) 09:00:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/32c3656c8fbc9586df1ba26ddb8f1fbc8b6e596d
岸田内閣改造の陰で動いた森喜朗元首相 安倍派の分裂防ぎ、人事を差配
8/19(金) 7:15配信
 国民の批判をかわすために内閣改造するのは政治の常套手段だが、これほど見事に“疑惑隠し”に失敗したのは珍しい。

「新たに指名する閣僚だけではなく、現閣僚も含めて当該団体(旧統一教会。世界平和統一家庭連合)との関係をまずしっかりとそれぞれ点検してもらい、その結果を明らかにしてもらう」

 岸田首相はそう語って旧統一教会関係大臣を排除する方針で内閣改造に臨み、同教団との関係を認めていた閣僚7人を交代させ、教団ととくに関係が深いとされる安倍派からは故安倍晋三・元首相の実弟である岸信夫・前防衛相、安倍側近だった萩生田光一・前経産相、末松信介・前文科相の主要閣僚を閣外に出した。

 ところが、フタをあけると新内閣にも8人の大臣が旧統一教会と関係があることが判明。改造前と同じ4人が起用された安倍派の大臣では、新入閣の岡田直樹・地方創生相、西村明宏・環境相の2人が教団との接点を認めた。

 そればかりではない。岸田首相は、参院選前の6月に安倍派の新人候補だった生稲晃子氏とともに旧統一教会関連施設を訪問するなど教団との深い結びつきが指摘されている萩生田氏を自民党3役の政調会長に昇格させ、「選挙の際もお手伝いをいただいている」と教団との関係を認めた岸氏も国家安全保障担当の総理補佐官として官邸入りさせた。

 なぜ、排除できなかったのか。内閣改造の背後で動いたのは安倍派元会長の森喜朗・元首相だった。

 改造前の8月3日、岸田首相は都内のホテル内の日本料理店で森氏、その盟友で“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄・元官房長官と会食した。いずれも政界を引退しているが、いまなお自民党内に隠然たる力を持つことで知られる。政治ジャーナリスト・藤本順一氏が語る。

「安倍元総理の死去の直後から萩生田、西村康稔の両氏と元安倍派の高市早苗氏が後継者に意欲を示して収拾がつかず、安倍派は分裂含みの様相を見せていました。そこに元会長の森さんが間に割って入り、どうにか派内は結束を保った。森さんがいなければ今頃、安倍派は崩壊していたかもしれません。

 先の組閣人事で岸田総理はそんな森さんの意向を無視できず、萩生田氏を政調会長に起用し、ライバルの西村氏をその後釜の経産相に就けてバランスをとった。加えて政調会長でありながら岸田総理と対立してきた高市氏を入閣させたのも森さんの意向に沿ったものと言われています。つまり、森さんが健在であり、派閥をまとめている間は最大派閥の安倍派は依然として力を保ち、岸田総理も言うことを聞かざるを得ない」

 岸田首相が“旧統一教会排除内閣”をつくるには同教団と最も結びつきが深い安倍派を政権中枢から遠ざける必要があったが、最大派閥の軛を断つことができなかったのだ。ちなみに、旧統一教会との接点を認めた前述の安倍派の新任大臣、岡田地方創生相は森氏の義甥(姪の婿)にあたる。

 森氏は改造人事について地元紙のインタビューに「私がお願いしたことはその通りになった」と語り、ご満悦な様子だ。

 折しも、その森氏が会長を務めた東京五輪組織委員会を舞台に汚職事件が発覚、東京地検特捜部が組織委員会(清算法人)に強制捜査に入り、元理事を逮捕した。「五輪汚職」捜査は政界に波及するという見方もある。

 自民党と旧統一教会問題とのつながりが安倍政治の残した“遺産”なら、東京五輪も安倍政権が招致し、森氏や橋本聖子氏という安倍派人脈が歴代の組織委員会会長を務めた同派肝煎りの国家プロジェクトだ。岸田政権は内閣改造後も安倍派の“負の遺産”によって支持率が急落し、窮地に立たされつつある。

※週刊ポスト2022年9月2日号

8257チバQ:2022/08/19(金) 10:01:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/5041cf77a701dfd2115da31feeb038c84dcbcb46
福田達夫氏、自民の筆頭副幹事長に起用へ…幹事長代理ポストは1人増
8/19(金) 5:00配信
読売新聞オンライン
福田達夫・前総務会長

 自民党は18日、筆頭副幹事長に福田達夫・前総務会長を起用する方針を固めた。

 幹事長代理ポストは1人増やし、茂木派の若宮健嗣・前万博相、麻生派の井上信治・元消費者相、岸田派の上川陽子・元法相の計3人を充てる方向だ。党幹部が明らかにした。

8258チバQ:2022/08/21(日) 21:12:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/c577d2e47096d94faf917594226b9216ca6f6057
ズブズブ「萩生田光一」政調会長が旧統一教会にすがった理由 「選挙に弱い」叩き上げ政治家の悲哀
8/21(日) 15:00配信


 デイリー新潮が8月16日に報じた、萩生田光一政調会長が生稲晃子参院議員への支援要請のため、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の施設を訪問していた問題が“大炎上”している。しかし、どのメディアも触れていないのが、「創価学会の牙城」とされる八王子を地盤とする萩生田氏が“なぜ旧統一教会とズブズブの関係にまでなったのか?”だ。その謎を解くカギは、萩生田氏の政治家としての“アキレス腱”にあったという。

 ***

 8月18日、萩生田氏は参院選公示前の6月に生稲晃子氏を伴って八王子市内にある旧統一教会の施設「八王子家庭教会」を訪問したことを認め、「(今後は)一線を画していく」と話した。

 萩生田氏の説明によれば、旧統一教会との繋がりは、地元支援者のなかに教団の友好団体「世界平和女性連合」の会員がいたことから始まったとされる。

「旧統一教会と友好団体の関係について問われた萩生田氏は“名称は非常に似ているけれども、あえて触れなかった”と苦しい言い訳をしてみせた。その一方で、生稲氏を伴っての訪問はみずからが“了解した”と、自身の判断だったことを認めました。メディアが萩生田氏と旧統一教会の関係に注目するのは、教会との繋がりが発覚した自民党議員のなかでも関係の深さが際立っているためです」(全国紙政治部デスク)

 萩生田氏と旧統一教会の接点については2012年3月、萩生田氏の後援会などが世界平和女性連合に1万5000円を支出。以降、19年までに計6回、総計9万円を会費として支出していたことが明らかになっている。

 また11年5月には関連団体で講演していたほか、14年に開かれた旧統一教会主催のイベントに参加した際は来賓挨拶まで行っていたことも報じられている。

09年の落選が“依存”の契機
「現時点で80人を超える自民党議員が旧統一教会と関係のあったことが判明していますが、多くは祝電を送ったり、会合への出席、パーティ券を購入してもらうなどといったもの。そのなかで萩生田氏のように議員側から複数回、会費を協会側へ納めていたケースは異例です」(同)

 萩生田氏は地元選挙区である東京・八王子市出身。91年に八王子市議に当選して3期務めた後、東京都議を経て、03年の衆院選(東京24区)で初当選。しかし09年の衆院選で敗退し、比例復活も叶わなかった経験を持つ。

 地元政界関係者の話。

「もともと二世でも家柄が良いわけでもない萩生田さんは、お金も強力な支援組織もないなかで選挙を戦ってきた。八王子を含む三多摩地区は伝統的に“組合が強い”地域のため、なおさら萩生田さんにとって選挙は毎回ラクなものでなく、票集めには苦心していた。そんな萩生田さんにとって09年の落選のショックはとても大きく、それを機に統一教会への傾斜が“グッと強まった”と地元では囁かれています」

 不思議なのは、八王子は連立政権を組む公明党の支持母体「創価学会」の“牙城”である点だ。学会でなく、支援を頼った先が旧統一教会だったのはなぜか。

学会からソッポを向かれる悲哀
 八王子市には創価大学のほか、創価学会東京牧口記念会館などの重要施設が集まり、都内でも屈指の“学会王国”のひとつとされる。

 学会関係者によれば、「八王子と調布は重要拠点に位置付けられている。この2地域に関しては学会票は十分にあるため、選挙の際に自民党が困っていたら票を回せる裁量の余地はある」という。

 しかし、前出の地元関係者はこう話す。

「理由は知らないが、萩生田さんは学会票をそれほど当てにできなかったようだ。三多摩地区で宗教票といえば、創価学会や真如苑などの名前がまず挙がり、統一教会はどちらかといえばマイナーな部類に属する。それでも落選の憂き目に遭い、評判は悪くても一定の票数や選挙支援が見込める統一教会にすがりつく道をあえて選んだのでしょう」

 創価学会に詳しいジャーナリストの乙骨正生氏はこう指摘する。

「萩生田氏が要職に就くようになったのは、安倍晋三元総理という後ろ盾の存在が大きく、学会員は萩生田氏を“安倍の秘蔵っ子”として見ている人間が多かった印象です。つまり安倍氏とセットで“右寄り”の政治家と見られていて、平和主義の意識が高い学会員にとって萩生田氏のような政治家とは距離を置く傾向がある。当然、選挙になっても熱心に応援する対象とはなり得なかったでしょう。事実、私が以前、取材した学会関係者の萩生田評は決して芳しいものではありませんでした」

 萩生田氏と旧統一教会の関係はまだ一端が公になっているに過ぎず、果たすべき説明責任は依然、残されている。

デイリー新潮編集部

8259チバQ:2022/08/21(日) 21:15:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/23980570c66f5b1f1f70cd37c9441946d1fc44d3
森山裕・自民党選対委員長 非主流派を取り込んだ「挙党体制」を象徴する起用 「10増10減」の衆院区割改定を担う
8/20(土) 17:00配信


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夕刊フジ
【政界マル秘紳士録】

10日に実施された内閣改造・自民党役員人事で、森山裕(ひろし)元国会対策委員長は、党4役である選挙対策委員長に起用された。

森山氏は、岸田文雄首相と距離があるといわれる菅義偉前首相や二階俊博元幹事長と近く、昨年の総裁選では菅氏とともに河野太郎氏を支援した。いわば非主流派を取り込んだかたちで、岸田首相が目指した「挙党体制」を象徴する人事だ。

森山氏は、衆院鹿児島4区選出の当選7回。昨年10月の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長から派閥を引き継ぎ、森山派会長となった。

鹿児島市議会議長などを経て、1998年の参院選で初当選した。山中貞則元税制調査会長の逝去に伴う2004年の衆院補選で、後継候補として白羽の矢が立ち、衆院議員に転身した。

農水相や衆院農水委員長などを歴任し、農政通として知られる。また、安倍晋三政権の17年から、菅政権までの4年あまり、国会対策委員長として与野党調整に汗をかき、歴代最長の在任記録を塗り替えた。

岸田政権発足後は、総務会長に抜擢(ばってき)された若い福田達夫氏を総務会長代行として支えた。

調整能力に定評があり、党内外に幅広い人脈を持つ。党4役入りは今回が初めてとなる。

選対委員長の最大職務は、解散・総選挙に向けた公認調整だ。そして、その前に横たわるのが、いわゆる「10増10減」の衆院の区割改定だ。衆院選挙区画定審議会(会長・川人貞史帝京大教授)の勧告を受け、政府は秋の臨時国会にも関係法案を提出したい考えだ。

しかし、選挙区の変更は議員には死活問題で、すんなり党内調整が進むとは思えない。しかも、今回の改定では過去最多の25都道府県、140選挙区の区割りを見直す。法案成立には、自民党だけでなく公明党や野党も含めて合意を得なければならない。

区割り改定法案の成否は、岸田首相の解散戦略に直結する。同法案が成立しなければ、解散権が事実上、縛られているに等しいからだ。

岸田首相は、森山氏に対し、「識見と人徳と人望のある森山先生、あなたしかいませんから」と頭を下げたといわれる。

森山氏もそのことは十分、心得ている。

就任の記者会見で「衆院は常在戦場であると教えられてきた。ということは選挙制度そのものがしっかりしているということが大事な課題だ」との認識を示し、「大変デリケートで難しい課題だが、総裁、幹事長のご指導を頂きながら、結論を出すべく努力をしたい」と抱負を述べた。

政権の命運を任された森山氏が、どのような手腕を発揮するのか、注目である。 (政治評論家・伊藤達美)

8260チバQ:2022/08/21(日) 21:19:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c25cb9637d5bfcf45a73021bfec7b00626a9914
浜田靖一氏「防衛相」再登板はヤキモキする自民タカ派への牽制か、調整か?
8/21(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
丸く収める手腕に期待か(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#6

 浜田靖一防衛相(千葉・当選10回/66歳)


 ◇  ◇  ◇

 米国と一緒に戦争ができる国を目指して防衛費倍増論を主導し、核共有までブチ上げた安倍元首相が凶弾に倒れ、タカ派の連中はいろんな意味でヤキモキしている。そんな中での再登板だ。

 13年ぶりに防衛省へ戻った浜田氏は自民党国防族の主要メンバー。年末までに改定される安保関連3文書での書きぶりが注目される防衛費のGDP比2%以上への引き上げについては、「慎重派」と解説される。就任会見では「必要な事業をしっかり積み上げる」とし、金額ありきの議論と距離を置いた。次官時代に増額論を主導した大臣政策参与の島田和久氏を事実上更迭。省顧問としてのみ留任させるなど、バッサリやった。政権安定ありきの岸田首相は保守層に媚を売ってきたが、一応ハト派の宏池会領袖。路線修正が疑われているものの、浜田氏は「調整派」を自任しているという。

■ハマコーの息子

 1955年、千葉県富津市生まれ。93年の衆院選で初当選以来、負けなしの大ベテランだが、「浜田靖一」よりも「ハマコーの息子」の方が通りがいい。「国会の暴れん坊」と呼ばれた故・浜田幸一元衆院議員の長男で、親父の地盤を引き継いだ。地元名門の県立木更津高を卒業後、米ヒルズデールカレッジに留学。帰国して専修大経営学部経営学科を卒業後、親父の盟友でもある「ミッチー」こと故・渡辺美智雄元農相の事務所入り。渡辺氏の蔵相就任に伴って大臣秘書官を務めた。その後、親父の秘書に転身。

 防衛費増額をめぐっては、岸田首相と早大時代から飲み友達の岩屋元防衛相がメディアに出まくって牽制。「数値目標が先で、そこに向かって買い足していくような雑なやり方をしてはいけない」と予防線を張っていた。

「安倍元首相の実弟の岸大臣を交代させ、後釜に岩屋さんを据えるのは露骨すぎる。温厚な性格で知られ、長らく無派閥の浜田大臣は据わりがいい。改造内閣で再任された大臣に通底するのは、党に対しても役所に対しても丸く収めるのがうまい人ばかり」(与党関係者)

 世論が猛反発した安保法制をめぐる国会審議で、衆院平和安全法制特別委員長だった浜田氏は野党が欠席する中、1時間半も時計を「空回し」。安倍官邸の意向に沿った仕事ぶりだった。

■石破茂元幹事長とのカンケイ

 国防族の先輩である石破茂元幹事長の元側近。安保法制の強行採決でフラフラ、人事でグラついた石破氏に愛想を尽かし、2015年の石破派立ち上げには参加しなかった。とはいえ、「人間関係は悪くない」(中堅議員)。

■野田聖子のボディーガード

 昨年の総裁選では、当選同期の野田前少子化担当相を陣営幹部として支えた。若手時代は「聖子のボディーガード」と称された。岸田首相、安倍元首相、高市経済安保担当相も同期。林外相とは国会議員バンド「ギインズ」の仲間。酒は全く飲めない。家族は妻、長男、長女の4人。

 旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関わりが露見していない数少ない自民議員の一人だ。

8261チバQ:2022/08/21(日) 21:20:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/661b3e16683419898f282bf2624a452608a4333a
自民党傍流派閥だった安倍派 支持基盤少ない中で旧統一教会の集票力に頼った
8/20(土) 7:15配信

NEWSポストセブン
安倍氏の父、晋太郎氏は竹下氏に敗れた(時事通信フォト)

 自民党が旧統一教会汚染の問題をいくらクリーンにしようとしても、最大派閥の安倍派を排除しない限り、それは難しい。今回の内閣改造で、岸田文雄・首相には全くその力などないことがはっきりした。自民党はこのまま、安倍派とともに沈むのか──。


 安倍派の正式名称は「清和政策研究会」(略称・清和会)。安倍晋三氏の祖父、岸信介・元首相が率いた岸派を源流として福田赳夫・元首相が創設し、安倍氏の父・晋太郎氏へと受け継がれた名門派閥だ。

 だが、自民党の派閥の歴史では、池田勇人氏が創設した宏池会(岸田派)や田中角栄氏の流れを汲む旧経世会(茂木派、平成研)が「保守本流」と呼ばれるのに対し、清和会(安倍派)は長い間、傍流の派閥とされてきた。

 自民党と旧統一教会の関係は、傍流派閥だった清和会が、党内で力をつけるために結びつきを強めてきた経緯がある。安倍家と旧統一教会の接点は岸信介氏から始まるが、派閥としての関係に広げたのは自民党幹事長や外相を務めた安倍晋太郎氏だった。

 安倍氏の生い立ちと安倍家の政治的系譜を描いた『安倍晋三 沈黙の仮面』の著者で政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。

「晋太郎さんはポスト中曽根の総裁選で当時の最大派閥・経世会を率いていたライバルの竹下登氏に敗れた。それからは『(総理になるには)やはり数だ』と口癖のように語り、派閥拡大のために新人発掘と選挙応援に力を入れた。しかし、当時は自民党の主要な支持基盤である建設業界票や郵政票、農業票は経世会がガッチリ握り、財界の名門企業は伝統的に宏池会(当時は宮沢派)支持だったから、傍流の清和会は支持基盤が少なかった。

 そうしたなかで子分を増やすためには無理な票集めが必要になり、岸さん以来の関係があった旧統一教会の政治団体、国際勝共連合の集票力を大いに頼みにしなければならなかった。その支援もあって、晋太郎さんは1990年の総選挙で派閥の新人を20人以上当選させて勢力を増やしたが、翌年、志半ばで病で亡くなった」

 この1990年総選挙で初当選したのが晋太郎氏の元秘書で、安倍晋三氏の大学の先輩でもある古屋圭司・元拉致担当相だ。古屋氏はかつて旧統一教会との関係について、〈故・安倍晋太郎氏の紹介で、セミナー、集会に参加。初選挙時、雑用係5人を受け入れた〉(『週刊現代』1999年2月27日号)と説明している。

 改めて古屋氏に聞いた。

「選挙のお手伝いは記憶していますが、セミナー、集会の方の記憶はない。しかし、当時取材に答えているということは、記憶がないとはいえ、事実でしょう。その後は協力などを受けてはいません」(事務所回答)

 元建設官僚で自民党参院幹事長を務めた脇雅史・元参院議員が旧統一教会に頼る「議員心理」をこう語る。

「岸さん以来の清和会の主要メンバーが統一教会と親密だったのだから、清和会の議員の面々が関係を結んでいくのは自然でしょう。親分から、統一教会関連の集会に『顔を出しておけ』と言われたら、子分が行かないわけにはいかない。とくに比例代表の候補は、『この団体の票をつけてやる』と言われることは多い。

 私は建設業界の支援を受けていたから、『その票はいりません』と断わることができたが、いろんな分野の票をもらっている人は、統一教会の票を回すと言われたら『お願いします』となる」

 岸氏から始まった旧統一教会と安倍・岸家の絆は、晋太郎氏の代に派閥との組織的協力関係に発展した。

 清和会は晋太郎氏の死後、2000年の森喜朗内閣誕生で福田赳夫内閣以来25年ぶりに政権を奪回。そして森首相の退陣後に登場した異色の総理、小泉純一郎・首相の時代に旧竹下派を追い落として最大派閥の座を奪った。

※週刊ポスト2022年9月2日号

8262チバQ:2022/08/21(日) 21:21:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/de294f3cb7498dd07324de92c6a4a9e16d410033
西村康稔経産相は安倍派の後継候補でも…露骨な自己アピールとパワハラ体質で良いところなし
8/20(土) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】




 西村康稔経産相
 (兵庫・当選7回)

 ◇  ◇  ◇ 昨年10月に経済再生担当相を退任して以来の再入閣。自民党の最大派閥・安倍派内で、萩生田政調会長と「跡目争い」を繰り広げている。

「エネルギーやインバウンドなど、経産省主導の政策をめぐって党政調会長の萩生田さんとバチバチやるのかどうか。西村さんは長い物に巻かれるタイプですし、元経産官僚なので、岸田首相にしてみれば使いやすい。政調会長に抜擢された萩生田さんが、自分だけ取り立てられては安倍派内からバッシングを浴びるため、あえて後任に西村さんを据えるよう岸田さんに直訴したともいわれています」(官邸関係者)

■世界各国美人図鑑

 昨年5月末、西村が公式サイトで「とっておきの1枚」と題して投稿していた写真がSNS上で大炎上。「世界各国美人図鑑」と名付け、国内外で撮った女性の写真を〈美人スチュワーデスさんが、バナナをほおばるのを目撃!?〉などの一言を添えて紹介していた。中には、被写体に承諾を得ていない“盗撮”と思われるものもあり、ネット上で〈気持ち悪い〉などと批判を浴びた。

 名門・灘高校を経て、東大法学部を卒業。2003年に初当選。エリートゆえのおごりか、部下に対するパワハラがたびたび週刊誌上で取り上げられている。夜中に「明朝まで」という指示メールを送ったり、「おまえらの能力が低い」などと面罵したり。下に厳しすぎる一方、上にはペコペコする性格が自身の評価にも直結。仲間内でも評判は芳しくない。

「肩書は安倍派事務総長ですが、とにかく人望がない。安倍元首相が銃撃された際、搬送先の病院にいち早く駆け付け、最期を看取り、葬儀では弔問客の対応を遺族の傍らで仕切っていた。一応、『事務総長だから』という理屈は通りますが、後継をアピールするような露骨な動きに、派閥幹部の中には『あいつは何様なんだ』と面白く思わない人もいたといいます」(自民党関係者)

■「コロナとの死闘」

 今年5月に出版した著書「コロナとの死闘」が酷評の嵐。コロナ担当相時代を自画自賛しつつ振り返った内容に、Amazonのカスタマーレビューでは527件の評価のうち「星1つ」が92%を占める。

8263チバQ:2022/08/21(日) 21:31:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/d04352d10417fad86ab828c771e73e4765094889
“コロナ無能大臣”加藤厚労相なぜ再登板…「責任転嫁」体制づくりを粛々と進めるのか
8/19(金) 9:06配信
【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】

 加藤勝信厚労相
 (岡山・衆院7回・66歳)

 ◇  ◇  ◇

 厚労相就任は異例の3度目。ある医療関係者は「この人の再登板は最悪だ」と語った。3年前の2度目の入閣時、コロナ禍に見舞われ、後手対応をさらけ出した。

 とりわけ、相談の目安として「37度5分以上の発熱が4日継続」を示したことで、早期発見ができず、感染拡大を招いた。しかし、加藤氏は目安なのに基準のようにとられたとして「我々から見れば誤解ですけど」と国民に責任転嫁。猛批判を食らった。

 所属する茂木派の推薦はなく、岸田首相の一本釣りで再登板。

「岸田政権はコロナについて、国の関与が大幅に縮小される『5類』に早く変更したいが、厚労省内には慎重論もある。ゴリ押しするには加藤氏が適任と考えたフシがある」(医療関係者)

 “働きぶり”がよくわかるシーンがある。2018年、裁量労働制を違法適用していた野村不動産へ特別指導した際のこと。資料にある「過労死」という言葉の黒塗りを外そうとした厚労省幹部に対し、厚労相だった加藤氏は「理屈じゃない。これは戦いなんだ」と叱りつけ、最後まで黒塗りを貫いた。

■元農相の娘婿

 1979年、東大経済学部卒業後、大蔵省に入省。役人時代に加藤六月農相(当時)の次女と結婚。98年参院選と2000年衆院選の落選を経て、03年初当選し、7回連続当選。12年の第2次安倍内閣で官房副長官に抜擢されて以降、閣僚、党3役(総務会長)と順調に出世。菅政権では官房長官を務めた。

 将来の首相と目されたこともあったが、最近は派閥会長の茂木幹事長の陰に隠れている。

「岸田首相は次の総裁選でライバルとなる茂木氏の台頭を警戒し、加藤氏を閣僚に起用したとの見方もある」(政界関係者)

■広告塔

 悪質な預託商法により多数の被害者を出したジャパンライフの宣伝用チラシに登場。

■旧統一教会

 14年と16年に旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体に「会費」として計3万円を支出。就任直後のNHK日曜討論で「関連団体への支出」を指摘されると、キレ気味に「関連団体の会費ではなく、関連団体が主催する懇親会にたまたまご案内いただいたので、懇親会費を払った」。“ご飯論法”は健在だ。

 責任転嫁が十八番。国がコロナの責任を取らなくて済む体制づくりを粛々と進めるに違いない。

8264チバQ:2022/08/21(日) 21:45:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/75cbe6f9549c882839bc2d40995a31e7c5eb2c63
安倍派を服従させ、菅元首相を完全につぶす…岸田首相の「優等生内閣」にある冷徹な政治意図を解説する
8/10(水) 19:16配信


岸田文雄首相は8月10日、内閣改造と自民党役員の人事を行った。そこにはどんな意味があるのか。政治ジャーナリストの鮫島浩さんは「安倍派を服従させたうえで、菅元首相の影響力を排除するという狙いが読み取れる」という――。

■「凡庸な人事」に込められた岸田首相の野心

 何とも代わり映えのしない顔ぶれである。勉強ができる「優等生内閣」という評もあるが、筆者は「いつか見た内閣」と命名したい気分だ。

 岸田文雄首相が8月10日に実施した内閣改造・自民党役員人事はまったく面白味に欠ける内容に終わった。9月上旬に予定していた人事を大幅に前倒しした狙いは、いったい何だったのだろう。そう首を傾げる読者も少なくないのではないか。

 しかし、サプライズのカケラもなくどこからみても凡庸なこの人事には、恐るべき政治的意味が込められている。

 今回の人事は、安倍晋三元首相が凶弾に倒れて政界から突如退場し、最大派閥・清和会(安倍派)が旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題の直撃を受け金縛り状態にあるなかで電撃的に断行された。

 後世、日本政界にこの20年続いてきた清和会支配を終焉(しゅうえん)させ、長らく低迷してきた宏池会(岸田派)時代へ移行する大きな節目と位置づけられるに違いない。

 2001年の清和会支配の幕開けとなった小泉純一郎政権の劇場型政治とは裏腹に、国民の関心とは遠く離れた閉鎖的な永田町で目立たぬように進んだ清和会時代の終焉と宏池会への権力移行――。今回の人事の政治史的意味をじっくり解説していこう。

■中枢ポスト維持、岸田―麻生体制はより強固に

 岸田首相は今回の人事で、自民党のキングメーカーである麻生太郎副総裁(麻生派)と麻生氏に従順な茂木敏充幹事長(茂木派)、内閣の要である松野博一官房長官(安倍派)、林芳正外相(岸田派)、鈴木俊一財務相(麻生派)を留任させた。

 政権中枢ポストはそのまま維持し、岸田―麻生体制をより強固にするという狙いはいかにもシンプルだ。

 厚生労働相の加藤勝信氏(茂木派)と防衛相の浜田靖一氏(無派閥)は再登板。デジタル相には河野太郎・元行政改革相(麻生派)、経産相には西村康稔・元経済再生相(安倍派)。山際大志郎経済再生相(麻生派)は留任。このあたりの人選は「いつか見た内閣」といったイメージをかき立てる。

 自民党政調会長だった高市早苗氏(無派閥)は経済安全保障相に、経済産業相だった萩生田光一氏(安倍派)は自民党政調会長に、自民党選挙対策委員長だった遠藤利明氏(谷垣グループ)は総務会長に横滑り。このあたりはポストをたらい回しにしているだけだ。

 初入閣組は9人で岸田政権発足当初の13人から大きく減った。寺田稔総務相(岸田派)、永岡桂子文科相(麻生派)、西村明宏環境相(安倍派)、谷公一国家公安委員長(二階派)らは各派閥の入閣待望組の推薦をそのまま受け入れた順送り人事である。

 旧統一教会と自民党の濃密な関係に世論の批判が高まるなかで、新閣僚に新たな問題が発覚して内閣支持率がさらに下落するのは避けたい。そうしたなかで「守りの人事」になった側面は否めない。

8265チバQ:2022/08/21(日) 21:46:10
■起用されなかった「影の主役」――福田前総務会長と菅元首相

 それにしても話題を集めようがない布陣である。わざわざお盆休みの前に人事を前倒しして、夏休みの間に人事があったことを忘れてもらいたいという狙いを込めているのではないかと勘繰りたくなるような人選だ。

 では、今回の人事が政局的に何の意味もなかったのかというとそうではない。

 今回の意味は「起用された人」よりも「起用されなかった人」に注目しなければわからない。それは福田達夫前総務会長(安倍派)と菅義偉前首相(無派閥)だ。今回の「影の主役」はこの二人だった。

 この二人を外す人事の意味をより深く理解するには、安倍亡き自民党で随一のキングメーカーとなった麻生氏と、麻生氏を後ろ盾に首相の座をつかんだ岸田首相の二人が描く今後の政局の道筋についてあらためて確認しておく必要がある。

 参院選が終わり、しばらく国政選挙はない(次の参院選も2025年夏。衆院議員の任期満了は2025年秋。永田町では国政選挙を気にすることなく政権運営できる「黄金の3年間」とささやかれている)。

 岸田首相の自民党総裁任期は2024年秋まで。当面は選挙を気にすることなく政権運営に専念できる。岸田首相と麻生氏にとって今回の人事で国民的人気を引き寄せ、内閣支持率を引き上げなければならない切迫した事情はない。

 むしろ二人にとって今必要なのは、自民党内の基盤を強固にすることである。その意味で今回の人事が「国民向け」とはならず、「党内向け」になったのは当然の帰結であったといえるかもしれない。

■福田氏が総務会長を外された意味

 麻生氏には野望がある。祖父・吉田茂の直系である池田勇人が旗揚げした老舗派閥・宏池会は清和会支配のなかで分裂・弱体化した。その流れをくむ麻生派、岸田派、谷垣グループを再結集して「大宏池会」を再興し、清和会をしのぐ最大派閥に躍り出て、伝統ある自民党史に新たな章をつくることである。

 岸田政権発足後、安倍氏の求める「高市幹事長、萩生田官房長官」の人事案を拒絶し、安倍氏の地元・山口県の政敵である岸田派ナンバー2の林氏を外相に抜擢してポスト岸田の一番手に位置付ける人事を断行した。

 さらには清和会の安倍系と福田系の抗争の歴史を踏まえ、福田赳夫・康夫元首相に続く三代目の福田氏を自民党総務会長に、松野氏を官房長官に抜擢し、安倍氏の影響力をそぐ人事を露骨に展開した。安倍長期政権下で続いた安倍氏と麻生氏の蜜月関係は最大派閥の座をめぐる駆け引きが激化し、すでに終わりを告げていた。

 参院選後の内閣改造・党役員人事は麻生氏にとって、もともと清和会支配を終焉させ、大宏池会再興を進める第一歩に位置付けられるものだった。

 そこで福田氏を重要閣僚に抜擢して安倍氏後継の最有力候補に引き上げ、清和会内部の安倍系と福田系の抗争をあおり弱体化させていくシナリオを描いていたのである。

■安倍派を弱体化させるシナリオは不要になった

 そこへ予期せぬ事件が起きた。安倍氏が凶弾に倒れ、清和会はリーダー不在となったのである。安倍氏は三度目の首相返り咲きの芽を残すため、後継者を絞っていなかった。

 安倍系筆頭格である下村氏をはじめ、安倍氏のお気に入りだった稲田朋美元防衛相、衆院に鞍替えして総理総裁を目指す意欲をみせている世耕弘成参院幹事長、萩生田氏、西村氏ら安倍系に加え、福田系の福田氏や松野氏を含めて、清和会は安倍氏後継をめぐる群雄割拠の内部抗争で岸田首相や麻生氏が外から手を突っ込まなくても自滅しそうな状況に陥ったのである。

 しかも安倍氏をはじめ清和会全体と旧統一教会の濃密な関係が露見したことで清和会は身動きがとれない状況になった。

 下村氏は文部科学相時代に旧統一教会の名称変更を認めたことに批判が殺到し、福田氏は記者会見で自民党と旧統一教会の関係が「何が問題かわからない」と言い放って集中砲火を浴びた。

 清和会は支柱を失って崩壊状態となり、当面は集団指導体制をとることを決定。求心力は大幅に陰り、岸田首相と麻生氏にとっては大宏池会再興を進めて清和会に取って代わる絶好の機会が訪れたのだ。

8266チバQ:2022/08/21(日) 21:46:44
■「安倍亡き安倍派」を掌握した岸田首相と麻生氏

 ここで岸田首相や麻生氏ら宏池会側が老獪だったのは、福田氏を安倍氏の実弟である岸信夫防衛相の後継に抜擢する案を流したことだろう。福田氏が重要閣僚に引き立てられれば、清和会会長の有力候補としての地位を固めることになる。福田氏の先輩格にあたる萩生田氏や西村氏らにとってこれは受け入れ難い人事だった。

 今回の人事に際し、現職閣僚だった萩生田氏や清和会事務総長の西村氏は岸田首相や麻生氏、茂木氏らと接触した。

 宏池会関係者は「萩生田氏や西村氏は福田氏の重要閣僚起用を何としても阻止するよう、岸田首相や麻生氏に懇願した。岸田首相と麻生氏はこれを受け入れ、その代わりに岸田政権への忠誠を誓わせたという構図です」と話す。

 清和会を支配下に置く狙いはここに完成した。萩生田氏の政調会長起用と西村氏の経産相起用は、清和会が大宏池会の軍門に下ることを示す象徴人事といっていい。

 「萩生田氏や西村氏はすこしでも楯突くそぶりをみせたら福田氏を抜擢されてしまう恐れがあり、もはや岸田首相や麻生氏には逆らえません」(宏池会関係者)。

 いちばん割を食ったのは、安倍系の下村氏や稲田氏、世耕氏らだが、萩生田氏と西村氏を引き抜かれたうえに、旧統一教会問題の直撃を受けて岸田政権に反旗を翻す余裕はないと足元をみられている。今回の人事で岸田首相や麻生氏は安倍亡き清和会をかなり掌握した。

 清和会をしのぐ大宏池会の再興に動いても清和会を挙げて反旗を翻すことはないという手応えを感じたに違いない。

■これは完全な「菅つぶし」人事である

 もうひとり、今回の人事で外されたのは菅氏である。菅氏については副総理格で入閣させるのではないかという臆測が広く流布されていた。

 岸田首相は菅氏とまったくそりがあわない。麻生氏も菅氏とは安倍政権下でことごとく対立し、最大の政敵ともいえる存在だ。自前の派閥を持たず党内基盤の弱い菅氏を無役で干し上げて影響力を一掃するのは、岸田政権発足当初からの方針だった。

 だが、菅氏をあまりに追い詰めると、清和会の不満分子と結託して岸田政権に反旗を翻す恐れがある。それはやっかいだ。そこで副総理格で閣内に取り込み、菅氏の動きを封じる構想が岸田政権内にあったのは事実である。

 清和会は安倍氏が退場したうえ、旧統一教会問題が直撃して一気に弱体化し、萩生田氏や西村氏を中心に宏池会支配に従順になった。菅氏を野に放って清和会の一部不満分子(下村氏や稲田氏ら)と結託したところで、もはやさほどの脅威にはならない。

 岸田首相や麻生氏はそんな手応えを感じ、心置きなく菅氏を外すことができたのである。これは完全な「菅つぶし」人事だ。菅氏にとっての最大の誤算は清和会が予想を超えるスピードで弱体化してしまったことだった。

■河野太郎氏の入閣は「菅つぶし」の一環

 菅氏は安倍長期政権下の官房長官時代にその地位を利用し権力基盤を築いた。この先2〜3年、国政選挙や自民党総裁選が予定されていない「凪」の時代、無役のまま求心力を維持するのは容易ではない。できれば副総理格で入閣し、そのポストを復権への足掛かりにして求心力を維持したいところだった。

 岸田首相と麻生氏から明確に決別された今回の人事はかなりの痛手だ。菅氏は8月8日収録のCS番組で入閣の意欲を問われ「閣内でということで限定すれば、そこは考えていない」と答えた口調は弱々しかった。岸田首相や麻生氏が自らを入閣させる気がないことを事前に察し、この先の展望が閉ざされたショックを隠し切れなかったのだろう。

 さらに菅氏にとって岸田―麻生体制に立ち向かう最大のカードである河野氏を閣内に取り込まれたのも厳しい。

 河野氏は地元・神奈川つながりで築いてきた菅氏との連携を維持するつもりはあっても、菅氏に同調してこの先2〜3年も冷や飯を食い続ければ存在感が埋没することを恐れたに違いない。河野氏入閣にも岸田首相と麻生氏の「菅つぶし」の徹底ぶりがうかがえる。

8267チバQ:2022/08/21(日) 21:47:03
■もはや脅威ではなくなった

 菅氏としては二階俊博元幹事長や石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相らとの連携を強化するしかないが、二階氏は高齢のうえ幹事長を離れた後は存在感が急速に薄れている。石破氏も「過去の人」になった感は否めない。

 小泉氏ら菅シンパも岸田政権の長期化が見込まれるなかで菅氏と徐々に距離を置く可能性もある。安倍政権が石破氏を見せしめのように冷遇することで求心力を増したように、岸田政権は菅氏を徹底的に干し上げることで求心力を高めるのではないか。

 菅氏の盟友である日本維新の会の松井一郎代表は、すでに政界引退を表明しており、菅氏は手詰まり感を深めそうだ。

 公明党・創価学会は岸田首相や麻生氏との接点が薄く、菅氏を自民党との交渉窓口にしてきたが、早ければ9月にも予定されている山口那津男代表から石井啓一幹事長への世代交代を踏まえ、岸田政権の長期化をにらんで新たなパイプづくりを模索することになるだろう。

■安倍派を制圧…清和会から宏池会の時代へ

 まったく面白味に欠ける内閣改造・自民党役員人事だったが、岸田首相と麻生氏にとっては清和会をほぼ制圧し、最大の政敵である菅氏に大打撃を与え、自民党内の権力基盤を着実に固めるものになった。

 自民党は清和会時代から宏池会時代へ確実に移行したといっていい。

 その強固な体制のなかで岸田政権が次に目指すものは何か。安倍氏の悲願であった憲法改正は後景に退くであろう。ここでも旧統一教会の憲法観と自民党の憲法改正案が似通っているという世論の批判を口実にすることができる。

 池田勇人、大平正芳、宮澤喜一ら大蔵省(現財務省)出身の首相を輩出した宏池会の悲願は、憲法改正ではなく、消費税増税だ。

 財務相を9年近く務めた麻生氏がキングメーカーとして君臨するなかで大宏池会が再興し、最大派閥として自民党支配を確立した先にあるのは、消費税増税であろう。



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鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学を卒業し朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部や特別報道部でデスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2021年5月に49歳で新聞社を退社し、ウェブメディア『SAMEJIMA TIMES』創刊。2022年5月、福島原発事故「吉田調書報道」取り消し事件で巨大新聞社中枢が崩壊する過程を克明に描いた『朝日新聞政治部』(講談社)を上梓。YouTubeで政治解説も配信している。
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ジャーナリスト 鮫島 浩

8268チバQ:2022/08/21(日) 21:49:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/0e791654f5aa784b41fed1b477c27a044d8effd8
林芳正外相 戦後どの外相も経験のない難局に挑む「困ったときの林さん」 経歴からすれば「親中派」というより「親米派」!?
8/18(木) 17:00配信


林芳正外相

【政界マル秘紳士録】

自民党内では「困ったときは林(芳正)さん」と言われる。幅広い分野の政策に精通し、答弁能力に優れ、誰もが尻込みするような難しい仕事をそつなくこなすからである。

実際、林氏は2015年、「政治とカネ」の問題で辞任した西川公也農水相の後任として急きょ登板、農協改革などの取りまとめに奔走した。また、17年には加計学園をめぐる騒動でガバナンスが揺らぐ文科省に大臣として乗り込み、立て直した実績を持つ。

林氏の政策の守備範囲は広い。党税制調査会のインナーメンバーを務めるほど財政・経済に精通する一方、外交、安全保障は海外の専門家と英語で議論するほどだ。さらに、最近は農水相や文科相も経験し、食料政策や文教、科学技術政策への造詣を深めている。要するにオールラウンドプレーヤーなのである。

東大法学部を卒業後、三井物産に入社。その後、林家のファミリー企業であるサンデン交通、山口合同ガスに入社。山口合同ガスでは、工事現場でガス管を埋める穴掘り作業という肉体労働も経験している。その後、米国のハーバード大学大学院に入学、ハーバード大学ケネディスクールに入学。この間、米下院議員、スティーブ・ニール氏の銀行委員会スタッフ、米上院議員、ウィリアム・ロス氏の国際問題アシスタントを務めた。

林氏は代々続いた政治家の血筋である。高祖父の林平四郎、祖父の林佳介も衆院議員。父の義郎氏も衆院旧山口1区から9回当選し、厚生相(現厚労相)や蔵相(現財務相)を歴任した。

また、大分県の広瀬勝貞知事は義理の叔父でもある。林氏が持つ大人(たいじん)の風格は、こうした家系も影響しているのかもしれない。

1995年の参院選で初当選。2021年に5期務めた参院議員を辞して、衆院山口3区にくら替え、当選を果たした。すでに衆参を通じて26年を超える議員歴を持つ。昨年の衆院選後に発足した第2次岸田政権で自民党幹事長に就任した茂木敏充氏の後を受けて外相に就任した。

日中友好議員連盟の会長を務めたため、一部に「政界屈指の親中派=媚中派」として批判する向きもある。ただ、林氏の経歴からすれば、むしろ「親米派」というべきだろう。そもそも、わが国を取り巻く情勢を考えれば「親中派」「親米派」に色分けして、非難合戦を繰り広げるいとまはないのではないか。

台湾海峡をはじめとする緊迫した状況で、いかに国益や平和を守っていくか。林氏が直面する課題は、戦後、どの外相が経験したよりも難しい局面にある。「困ったときの林さん」の真骨頂を発揮できるかが問われる。 (政治評論家・伊藤達美)

8269チバQ:2022/08/22(月) 21:00:34
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/nation/hochi-20220820-OHT1T51228.html
【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか
2022/08/21 12:00スポーツ報知

【井上咲楽の本音】小倉少子化担当相登用は二階派の力をそぐ狙いか

井上咲楽

(スポーツ報知)

 まさかのお盆直前に内閣改造が行われました。岸田文雄首相は、各派閥に配慮して、どんな人事を構成するのかな〜と思っていましたが、安倍派後継者争いの筆頭である西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の3人を全員登用しましたよね。3人が頑張った分だけ、岸田氏の手柄になり、それぞれの仕事ぶりがこれから試されると思います。

 内閣改造も終わり、一段落したかと思いきや、旧統一教会と政治家の関係に関する報道は一向に収まる気配がありません。看板人事だった萩生田氏も、6月に生稲晃子氏とともに関連施設を訪問していたことが明らかになり、本人も「反省している」と述べられていました。今後の内閣支持率にも影響が出る可能性がありますよね。

 次の選挙では旧統一教会からの支援は一切なくなるわけで、これまで支えられていた議員もいたと思いますが、その方々はちょっと大変になるのかな。世論は、スパッと関係を断ち切ることを求めていますから。岸田氏は内閣改造を終えても、まだしばらくは頭を抱える日々が続くのではないでしょうか。

 ちなみに私が今回、初入閣で注目したのは二階派・小倉将信少子化担当相です。二階派にも入閣を目指す待機組がたくさんいる中で、岸田氏は若手の小倉氏を登用しました。岸田氏は二階派の力をそぐ狙いがあったのではないかなと思いました。再入閣した河野太郎デジタル相は、仕事ぶりがとても楽しみですね。次期総裁選も狙っているでしょうが、破天荒な部分もいいふうに出ればいいなと期待!

 留任した茂木敏充幹事長、林芳正外相は実力を発揮し、着実にポスト岸田への道を歩んでいるなと感じました。私は、結構前から「林氏は首相候補」と言っていたんですが、その時は皆から鼻で笑われていたのに、急浮上しています。この2人に河野氏、高市早苗経済安全保障担当相も手を挙げると面白くなってきますね!(タレント・井上咲楽)

8270チバQ:2022/08/22(月) 21:27:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/13fc434deba175c734a02d3979badce22134dbf7
防衛強化と財政規律両にらみ 浜田防衛相、国民理解へ見せ場
8/22(月) 21:04配信

産経新聞
産経新聞社とFNNの合同世論調査では、「台湾有事」への脅威を「大いに感じる」「ある程度感じる」とする回答が計88・2%にのぼった。10日の内閣改造で再入閣した浜田靖一防衛相は当選10回のベテランで、今後の防衛費増額の議論に向けて「絶妙な人事」(防衛族議員)など評価がある一方、防衛費が急激に膨らむことには国民の不安もくすぶる。浜田氏は国民の理解を得ながら、日本を取り巻く厳しい安全保障環境に対応できるか。

防衛相は本来、中堅議員の登竜門ポストだが、今回は年末にかけて国家安保戦略など戦略3文書改定と防衛費の大幅増額という大役を任される。しかも、防衛力強化の旗振り役だった安倍晋三元首相が不在の中、国防族議員ら大幅増を求める積極派と、財政規律を重んじる慎重派の双方を納得させなければならない。

浜田氏は平成20〜21年に麻生太郎内閣で防衛相を務め、防衛族議員の最重鎮の一人。性急な防衛費増額の議論とは一線を画しつつも、防衛力強化にも強い意思を示してきた。党安保調査会の会合で「本当に(防衛力強化を)やるなら本気で戦う覚悟を持たなければならない」との趣旨を発言し、奮起を促したという。安保政策に精通すると同時に、予算全体への目配りも欠かさない浜田氏の登板について、防衛族議員は「重しになる存在」「最適解の一つだ」と語る。

防衛費の具体的な数字目標が先行することを警戒する岸田文雄首相としては、浜田氏の登用で積極派ににらみを利かせたい考えだ。浜田氏は就任初日に安倍氏の側近だった島田和久前事務次官を大臣政策参与から降格させる動きを見せた。

今秋想定される臨時国会や年末の令和5年度予算案の編成に向け、防衛力強化に慎重な公明党との調整や財務省との折衝が本格化する。無派閥でしがらみがなく、党国会対策委員長などを歴任し、多彩な人脈を持つ浜田氏の見せ場となりそうだ。(市岡豊大)

8271チバQ:2022/08/23(火) 20:05:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/24161a33afa5bd367b5db21cf7442453befb0fef
首相コロナ感染で波紋 「岸田マジック」息切れか 危機管理不足と油断の指摘相次ぐ 菅前首相との対比も
8/22(月) 21:51配信
カナロコ by 神奈川新聞
左から菅義偉前首相、岸田文雄首相(資料写真)

 岸田文雄首相の新型コロナウイルス感染が21日に判明した。6日間の夏休みを取り、22日から公務に復帰する予定だった。外遊見送りなど影響や波紋が広がったお盆明けの同日、対応に追われる霞が関や永田町では危機管理不足や油断を指摘する声が相次いだ。菅義偉前首相(衆院神奈川2区)との対比まじりの批判も聞かれ、就任1年で衆参両院の選挙を勝ち抜いた「岸田マジック」も息切れ気味だ。 

 「ゴルフや温泉を満喫して『さあ仕事』という時に感染とは。さぞかし本人もばつが悪いだろう」。ある省庁の幹部は推測した。先の内閣改造はタイミングがお盆のさなかとあって、各省庁に戸惑いが広がったばかり。官僚の間では「総理は将来の感染を予測して組閣を急いだのではないか」との冗談も聞かれた。

 実績がまだない中で迎えた総選挙を突破、感染拡大の下でも高い支持率を維持して参院選も乗り切った。関係者の間で語られる岸田首相の「強運」の背景が「菅総理の置き土産」だ。「高齢者医療費負担の増額」「福島第一原発処理水の海洋放出」の方針決定である。「菅総理が在任中に処理して岸田さんに持ち越さなかった。これなくして両院選挙の勝利はなかった」(内閣府職員)との理屈だ。

 それだけに関係者の間では、菅前首相の昨年8月の過ごし方を引き合いに現首相の行動への疑問が広がる。当時、官邸から公表された総理日程によると前首相が休んだのは議員宿舎で過ごした29日のみ。21日午前に人間ドックの再検査に出向いた以外は全て公務や面会をこなした。自民党幹部は「五輪やパラリンピックがあったからだが、菅総理は業務を優先して会食などそれ以外の活動は自粛した」と振り返り、「2大国政選を乗り切った岸田総理には油断があるようだ。菅さんのような緊張感が足りない」と苦言を呈した。 

 官邸では7月から松野博一官房長官をはじめ秘書官らの感染が相次いでいた。そんな中でも岸田首相は会食を続け、夏休みも家族で旅行に出向いている。野党は「危機管理がなっていない」(立憲民主党幹部)と追及の構えだ。官邸スタッフは「ここへ来て旧統一教会の問題など悪い材料ばかり。感染まで政局にされてはたまらない」とため息をついた。

神奈川新聞社

8272チバQ:2022/08/23(火) 20:07:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea9ddbf13fda950212327bde97f1be350a9b0f69
世論の風当たり強く…岸田首相「三重苦」の様相
8/23(火) 9:54配信

西日本新聞
亡くなった安倍元首相に黙とうをささげる自民党総裁の岸田首相=7月

 約1週間の夏休みを終え、22日から公務を再開した岸田文雄首相が政権発足以降、最大の試練を迎えている。21日には自身の新型コロナウイルス感染が判明し、30日まで公邸内にとどまる事態に。10日に断行した人事の刷新感は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点を持つ政務三役や党幹部の起用により早々に吹き飛んだ。賛否が割れる安倍晋三元首相の国葬を含め、いずれも世論の風当たりは強く、さながら「三重苦」の様相を呈している。


 22日夜、療養中の公邸からリモートで取材に応じた首相は「自分が感染する事態を想定し、万が一の場合に備えてきた」と強調した。予定していた外国訪問や国際会議への参加もオンラインで対応し、「可能な限り、通常同様の対応を行っていきたい」と語った。

 「国政に支障が出ないよう万全を期している」と胸を張る官邸サイド。これに対し、インターネットを中心に非難の声は絶えない。

 官邸内では7月以降、松野博一官房長官や首相秘書官らの感染が相次いだものの、首相は夜の会食を継続。感染が確認される直前には、家族と茨城県でゴルフをしたり、静岡県内を旅行したりしていた。「トップとしての責任感が薄い」。自民関係者からも厳しい指摘が。一般の人が受けにくくなっているPCR検査を、首相の陽性判定に使ったことも、ネット上で火に油を注ぐ形となっている。

 新型コロナを巡っては先週の段階で、全国の1日当たりの新規感染者数が過去最多を更新するなど、「第7波」の猛威が続く。首相はこの日、「保健所や医療機関のさらなる負担軽減策を一両日中に示したい」と語ったものの、「なぜ早めに手を打てなかったのか。遅きに失している」との声が政府内からも漏れる。

 19日の衆院厚生労働委員会の閉会中審査で「危機感が足りない」(立憲民主党の長妻昭氏)と追及を強めていた野党に、首相の感染はさらなる攻撃材料を与えた格好となり、自民中堅は「タイミングが最悪だ」と嘆いた。

 旧統一教会の問題も、政権の逆風となっているのは明らかだ。共同通信社が10日の内閣改造を受けて行った世論調査で、自民や所属議員の「説明が不足している」との回答は89・5%に。毎日新聞が22日に報じた調査結果では、岸田内閣の支持率は前回7月より16ポイント急落。お盆休みを挟んで火種が沈静化するどころか、火力は勢いを増している。

 政府が9月27日に予定する安倍氏の国葬にも、冷ややかな目を向ける国民は少なくない。東京都内では中止を求めるデモが行われ、22日には国葬に反対する大学教授らが国会内で記者会見し、署名への賛同を呼びかけた。「こんな状態で、憲法改正や安全保障に関する議論を進められるのか」。与党重鎮からは政権の先行きを案じる声が出ている。

 (河合仁志、御厨尚陽)

8273チバQ:2022/08/24(水) 09:52:12
https://news.yahoo.co.jp/articles/f1af1a878a760a44df8140dfdcd134d46e79ede0
森山選対委員長は最終学歴「夜間高校」の大物 党内融和演出で非主流派から党4役に抜擢
8/24(水) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
戦争末期の1945年、防空壕で生まれた(自民党の森山裕選対委員長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#8

 森山裕選対委員長
 (鹿児島参院・6回・77歳)

【写真】旧統一教会信者の証言で“萩生田攻撃”激化…狙いは「裏切り政治家」への牽制と見せしめ

 ◇  ◇  ◇

 岸田首相と距離がある“非主流派”から選対委員長に抜擢。党内融和を象徴する人事だ。菅前首相や二階元幹事長と近く、2017年から21年まで4年にわたって国対委員長として政権を支えた。新執行部による記者会見では旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係について聞かれ、「まったく関係ない。ご案内さえいただいたことはないんじゃないかな、残念ながら」と話した。

■苦労人

 戦争末期の1945年4月、鹿児島県鹿屋市の防空壕で生まれた。中学卒業後、鹿児島市内で働きながら夜間高校に通った。鹿児島県立日新高校(夜間課程)卒業後、中古車販売会社を立ち上げた。

■叩き上げ

 75年に鹿児島市議会議員の補選で初当選して以降、98年まで7期連続当選。98年の参院選に鹿児島選挙区から自民公認で出馬し、当選。2004年に山中貞則元通産相の死去に伴い、後継として衆院鹿児島5区に鞍替えし、補選に当選。郵政民営化法案の採決で造反して05年総選挙は無所属で戦い勝ち上がった。とにかく選挙に強い。

 選対委員長の重要な仕事が公認調整だ。秋の臨時国会では、衆院の区割りを改定する「10増10減」の関連法案が提出される見込みだが、選挙区の変更は議員にとって死活問題。しかも、過去最多の140選挙区が区割り見直しの対象で、すんなり党内がまとまるとは思えない。

「今回の選挙区調整には、かなりの腕力が必要だが、森山さんは調整力に定評がある。公明党や野党との話し合いも不可欠で、党派を超えてパイプのある森山さんは適任。彼以外にこの法案を成立させられる人は見当たらないくらいです」(自民党ベテラン議員)

■最小派閥

 昨年10月の総選挙で落選した石原伸晃元幹事長に代わり、12月に近未来政治研究会の会長に就任。石原派から森山派に衣替えした。所属議員7人の党内最小派閥を率いる。

 党内有数の農水族議員。15年の第3次安倍第1次改造内閣で農相に就任した。70歳での初入閣で、かつて地元紙に書かれた“黒い交際”疑惑が再燃。鹿児島市議会議長を務めていた88年当時、暴力団幹部との付き合いがあったというものだが、森山氏は組事務所に行ったことは認め、「後になって暴力団事務所だと知った」と説明。旧統一教会問題でも頻出する自民党議員お得意の回答で乗り切った。

8275チバQ:2022/08/24(水) 11:17:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/db58b0672b22fffdadb87f4fe47b8f276979ab4f
「安倍派」はどうなる? 「パンツ泥棒」騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ
8/24(水) 11:01配信
 故・安倍元総理が率いてきた自民党の最大派閥・「清和政策研究会」(略称・清和会)の次の事務総長に、高木毅・自民党国会対策委員長(66)が就任する見込みであることが、関係者への取材でわかった。8月25日(木)に開かれる派閥総会で正式に決まる予定だ。派閥の事務総長と言えば、一般的に派閥の実質ナンバー2であり、その派閥が総裁候補として推す人物ということになる。しかしこの決定に、はやくも疑問の声も上がっていて――。

なんで彼が
 政治部デスクが言う。

「安倍元総理が7月8日に銃弾に倒れこの世を去ってからも、清和会は新しい代表を決められず、塩谷立(72)、下村博文(68)両氏が会長代理を、そして西村康稔氏(59)が事務総長という現体制維持を貫いてきました」

 ところが、

「西村氏はかねて閥内での人気がなく、“なんで彼が事務総長なのか?”という声は多かった。そんな中、先の内閣改造で、経済産業大臣に任命されたため、派閥内から、“政府の要職についたのだから、派閥の事務総長は後進に譲るべし”との声があがりました。ところが、本人は意に介さず、一向に辞める気配を見せなかったのです」

 膠着状態が続く中、登場したのが、清和会の長老・森喜朗氏(85)だったという。

「会長代理の塩谷氏に、“次の事務総長は、高木で”との意向を伝えたようなのです。これで一気に事態が動き、高木氏が事務総長に就くことになったというわけです」

 高木氏と言えば、福井県出身の衆議院議員で、当選8回を誇り、過去には、復興大臣や衆議院の議院運営委員長を務め、現在は国会対策委員長という要職に就いている“重鎮”。こうした肩書だけを見れば、事務総長という役職もおかしくはない。

パンツ大臣が
 しかし、他派閥の自民党議員が言う。

「和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」

 パンツ泥棒――。そう、2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、「週刊新潮」が、高木氏が一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 しかも一度ではなく、複数回に亘って行われたとも。さらに、当時表沙汰にならなかったのは、父親が地元敦賀市の市長を務めていたからという、衝撃的な内容だった。

パン泥の箱
「この報道を受け、自民党福井県連が独自に調査をすると、警察が高木氏を窃盗の件で事情聴取したことを確認。報道は“事実”と断定したのです。無論本人は報道を一貫して否定していますが、地元や永田町は、“パンツ大臣が誕生した”、と大騒ぎになりましたね」

 この高木氏の内定情報を巡って、こんな話も出ている。

「先の総裁選で安倍さんが全面支援した高市早苗氏(61)が、会派を立ち上げるのでは、という噂が流れているのです。高市さんは入閣してますから、なかなか難しいかもしれません。ただ、もしなにかしら枠組みを彼女が作れば、総裁選で高木さんを担ぎたくない、清和の議員が合流してしまうのではないか、そんな心配をする人が多いです」

 開けてはならぬ「パン泥」の箱が、今再び開かれようとしている――。

デイリー新潮編集部

新潮社

8276チバQ:2022/08/25(木) 07:22:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1fd674f8f6268e14744ac1f305929d5aea1d29
岸田総理の内閣人事を動かした2人の“大物”とは 内閣改造1週間前に会食
8/25(木) 5:57配信

デイリー新潮
岸田文雄総理

 内閣改造・党役員人事を1週間後に控えた8月3日の夜。岸田文雄総理は都内の料理屋で、自民党の2人の長老と向かい合っていた。

 御年85になる安倍派の「ラスボス」こと森喜朗元総理と、かつて「参議院のドン」と恐れられ、6月に米寿を迎えた青木幹雄元官房長官。安倍晋三元総理の急死と旧統一教会問題で揺れる政権を安定させるには、最大派閥と参院自民党の支援が絶対条件との目算だ。

 会には森氏側近の遠藤利明選挙対策委員長のほか、青木氏が手塩にかける小渕優子組織運動本部長の姿もあった。安倍派をグリップするにはどうすれば――。総理のあまりに率直な問いかけに、森氏はこう答えた。

「押さえるべきは、萩生田、西村、松野、高木、世耕の五人だ」

森氏が推す五人が入閣、党執行部入り
 その後の岸田総理は「聞く力」を遺憾なく発揮した。森氏の信頼が最も厚い萩生田光一前経産相を政調会長に抜擢し、自ら経産相に手を挙げた西村康稔元経済再生担当相をその後任に据えた。松野博一官房長官、高木毅国対委員長、そして世耕弘成参院幹事長は留任。これで、森氏が推す五人すべてが内閣もしくは党執行部に入ったことになる。

 安倍派の中堅議員は「もっと中堅若手にポストを回してほしかったが、文句の言いようがない」と嘆くが、岸田総理は遠藤氏を総務会長に格上げし、ラスボスを重んじる姿勢を示すことも忘れなかった。

 一方の青木氏は現役時代、同じ派閥に身を置きながら茂木敏充幹事長とは犬猿の仲で知られ、いまも毛嫌いしている。昨秋の衆院選の後、茂木氏が急遽幹事長に就任した際には「あいさつもなく、筋が通らない」と激しく怒りをあらわにしたほどだ。

「よろしく頼む」
 参院選を大勝に導いた茂木氏の続投は既定路線ではあったが、いまも参院自民党に影響力を持つ青木氏の理解が得られなくては党の不安定要因になりかねない。続いて岸田総理は、青木氏の意向をそれとなく探った。

「義理人情のない奴が、麻生(太郎・副総裁)と組んでおかしなことをしている。ほんに許せんわね」

 青木氏はいつもの出雲弁で茂木氏への批判を口にしたものの、幹事長人事には言及しなかった。岸田総理はこれを続投容認と理解した。自民党幹部が解説する。

「青木さんも人事は総理に任せるという姿勢になった。先の参院選の際、茂木さんが青木さんの長男・一彦さんの応援に入ったことも、青木さんの心境に変化をもたらしたようだ」

 それは茂木氏なりの“配慮”だった。投票日が4日後に迫った7月6日、茂木氏は小渕氏を伴って島根県を訪れていたのである。

「これからの参議院を背負って立つ、青木一彦をどうぞよろしくお願いします!」

 出雲市内の街頭で声を張り上げる幹事長。来たるべき総理・総裁の座を射止める日に備え、自身を忌み嫌う青木氏に精一杯の歩み寄りを見せた瞬間だった。

 むしろ、会合で青木氏が強調したのは小渕氏の処遇だ。青木氏は官房長官として父の小渕恵三元総理を支え、病に倒れた際には、死の淵に立ち会った。

「小渕さんが上がっていくことが最後の夢だわね。よろしく頼む」

8277チバQ:2022/08/25(木) 07:23:04
後進の台頭を嫌う茂木氏
 岸田総理はこの言葉を重く受けとめた。一時は小渕氏を党四役の一角・選挙対策委員長へ抜擢することを検討したほどだ。が、これには後進の台頭を嫌がる茂木氏が「党四役のうち、二つのポストを茂木派が占めるのはバランスが悪い」と強く反対。結果的に見送られた。

 そこで岸田総理は小渕氏を組織運動本部長の留任に収め、一方で茂木派から加藤勝信元官房長官を3度目の厚労相へと一本釣りしてみせた。総理周辺は「茂木氏を使いつつ、小渕・加藤と競わせる狙いだ」と解説するが、茂木氏が次期総裁候補として突出することを抑える妙案ともいえる。

 時の総理が党の重鎮らに頭を下げて指示を頂くさまは、「政治は夜動く」といわれた派閥政治の復活を思わせる。徹底した守備の布陣はその賜物だが、岸田総理が「黄金の3年間」で何を成し遂げたいのかは、ますます朧(おぼろ)げになりつつある。

政治ジャーナリスト・青山和弘

「週刊新潮」2022年8月25日号 掲載

新潮社

8278チバQ:2022/08/25(木) 10:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c4a8545b6eb4bdd748ecd35435ecd7a7c99756
寺田稔総務相は「毛並み」申し分ないのに…地元・広島にくすぶる“優等生”ゆえの不満
8/25(木) 9:06配信

日刊ゲンダイDIGITAL
義祖父が池田勇人元首相(寺田稔総務相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#9

 寺田稔総務相
 (広島5区・衆院6回・64歳)

【写真】非主流派から党4役に抜擢された、最終学歴「夜間高校」の大物はだれ?

 ◇  ◇  ◇

 現在は岸田首相が率いる宏池会に所属。創設者の池田勇人元首相を義理の祖父に持つ。派内の入閣待機組から順送りで初入閣した。

「頭がキレ、岸田総理からの信頼が厚い。財務官僚時代に防衛担当主計官を務め、政治家に転身した後も防衛大臣政務官や安全保障委員長、自民党国防部会長などを歴任。安保政策に精通していることから、総務相内定前は、体調不安を理由に交代した岸前防衛相の後任として名前が挙がっていました。地元の呉市には海上自衛隊の基地があり、その意味でも『寺田防衛相』はアリだったと思います。もっとも、2019年から1年間、情報通信を担当する総務副大臣を務めていたので、総務相も適任でしょう」(自民党関係者)

■ピカピカの経歴

 広島市出身の被爆2世。東大法学部卒業後、大蔵省に入省し、米ハーバード大学院で公共政策学修士号を取得。ピカピカの経歴を引っ提げ、妻の叔父にあたる故・池田行彦元外相の地盤を継ぎ、04年に初当選。

■世襲制限反対

 親分の岸田首相が3世議員で、自身も世襲に近い格好だからか、かつて「週刊文春」が行った「世襲アンケート」に「(世襲制限は)全くナンセンス」「立候補の自由、政治活動に対する侵害であり看過できない」などと答えている。

 昨年10月の衆院選では、一騎打ちの構図となった立憲民主党の新人候補にダブルスコアをつけ完勝。盤石の強さを見せつけたが、地元ではエリートゆえの不満もくすぶる。

「温厚な性格で『毛並み』も良いが、いかんせん華がない。良くも悪くも、いわゆる優等生タイプで、政治家としてギラギラした部分がない。これといった欠点がなく、岸田首相とも近い間柄だから支持されているが、経歴や毛並みの良さを考えれば、もっと早く出世できたはず。正直、地元支援者の期待感を下回っている印象は拭えない」(地元政界関係者)

■接待疑惑

 昨年3月、NTTによる総務省幹部への接待問題が噴出した際、総務副大臣在任中に同社社長と会食し、その費用を負担してもらったと認めた。大臣規範は首相や閣僚、副大臣、政務官が関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。

 総務相への起用が決まった後、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の関連団体の会合に18年、会費2万円を支払っていたことを明らかにした。

8279チバQ:2022/08/25(木) 16:24:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2992288bb71a33498e32f9b827c222ecc94fd10
自民、国対副委員長に小泉進次郎氏起用で調整 閣僚経験者は異例
8/24(水) 20:18配信

毎日新聞
小泉進次郎氏

 自民党は国対副委員長に小泉進次郎元環境相を充てる調整に入った。党幹部が24日、明らかにした。小泉氏本人が「国対で勉強したい」と希望したという。閣僚経験者の起用は異例。月内にも正式決定する。

 国対副委員長は10人超おり、担当する委員会ごとに法案審議日程の調整や他党との折衝役を務める。小泉氏としては「ぞうきんがけの裏方仕事」と呼ばれる国対ポストで経験を積み、党内で存在感を高めたい思惑もありそうだ。

 小泉氏は党青年局長や筆頭副幹事長などを歴任。2019年に第2次安倍政権で環境相として初入閣し、その後の菅前政権でも再任された。【李舜】

8280チバQ:2022/08/25(木) 16:32:00
>>8045
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c9fe9bbd8cefc52f0b34ed87c9d893a576ea10c
奈良県警本部長に懲戒処分 減給3カ月 辞職の意思示す
8/25(木) 15:16配信

毎日新聞
鬼塚友章・奈良県警本部長=奈良市で、中川祐一撮影

 安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件を受け、警察庁は25日、警備に不備があったとして、奈良県警の鬼塚友章本部長(50)を減給3カ月(100分の10)の懲戒処分とした。鬼塚本部長は辞職の意思を示している。また、奈良県警の男性警視正(59)に対しても減給1カ月(100分の10)の懲戒処分とした。警視正も辞職する意向。【松本惇】

8281チバQ:2022/08/25(木) 16:33:12
>>8046
https://mainichi.jp/articles/20220825/k00/00m/040/138000c?inb=ys
警察庁の中村格長官が辞職へ 安倍氏銃撃の警備不備で引責
社会

速報
毎日新聞 2022/8/25 14:18(最終更新 8/25 15:04) 966文字
 警察庁の中村格(いたる)長官(59)は25日の記者会見で辞職する意向を明らかにした。安倍晋三元首相(67)が7月に奈良市で街頭演説中に銃撃されて死亡した事件では、奈良県警の警備態勢の甘さが指摘されており、警察組織のトップとして事実上の引責辞任となる。中村氏は会見で「重大な結果を招き、極めて重く受け止めている。本日、国家公安委員会に辞職を願い出た」と語った。警察庁長官が個別の事件の責任を取るのは異例。後任の第30代警察庁長官には、露木康浩次長(59)が就任する方向で調整している。

 中村氏は会見で「来月には安倍元首相の国葬、来年5月にはG7広島サミットも控えている。新たな警護をこれから進めるという状況の中で、人心を一新した新たな体制で臨むのが当然であろうと考えた」と辞職する理由を説明した。辞意を固めたタイミングについては「私の内心の問題であり、答えは控えたい」とした。


 事件は7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅北口の交差点で発生し、後方から銃撃された安倍氏が死亡した。警察庁が警備の問題点や改善すべき点を「検証・見直しチーム」を設置して調べたところ、事前の計画で後方からの銃撃などを十分に検討していなかったことや、事件発生時に後方を重点的に警戒する警察官が不在だったことなどの不備が明らかになった。警察庁はこうした内容を報告書にまとめ、25日に公表した。

 今回の安倍氏の警備は奈良県警が担い、警察庁は関与していない。ただ、銃撃によって安倍氏が亡くなるという最悪の事態となったことを重く受け止めたとみられる。


 中村氏は7月12日の記者会見で「警察として責任を果たせなかった。慚愧(ざんき)に堪えない。都道府県警を指揮監督する立場である警察庁長官としての責任は誠に重いと考えている」と述べていた。

 中村氏は福岡県出身。東京大法学部を卒業後、1986年4月に警察庁に入庁した。刑事畑が長く、警察庁組織犯罪対策部長などを歴任。2009年9月からは約5年半にわたり、旧民主党と自民党の両政権で菅義偉氏らの官房長官秘書官を務め、警察庁官房長、次長を経て21年9月に第29代長官に就任した。今年4月には、重大なサイバー攻撃などを捜査する専門部隊「サイバー特別捜査隊」を警察庁の関東管区警察局に新設させるなどした。【松本惇】

8282チバQ:2022/08/26(金) 19:42:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4deca3201a05ba56e9bb75069902b0358c4676b
萩生田光一・自民党政調会長 地方議員出身の実務能力や実行力に期待 安倍氏とともに長年にわたり韓国と「歴史戦」
8/26(金) 17:00配信


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夕刊フジ
萩生田光一政調会長

【政界マル秘紳士録】

萩生田光一氏は、今回の党役員人事で政調会長に就任した。これまでは安倍晋三元首相の側近の一人に過ぎなかったが、安倍氏の急逝により、一躍、自民党ニューリーダーとして注目されることとなった。

【写真】官房副長官時代の萩生田氏。安倍元首相の最側近だった

さっそく、旧統一教会との関係をめぐり、メディアの洗礼を受けているが、自民党のリーダーとなるための関門と受け止め、乗り越えていくしかないだろう。

ただ、萩生田氏は、安倍氏とともに、長年にわたって慰安婦問題や、いわゆる「徴用工」問題など、韓国と「歴史戦」を戦ってきた。少なくとも、同教団の韓国中心的な教義とは相いれない思想信条の持ち主なのではないか。

当選6回にして、文科相と経産相を歴任している。初めての党4役入りで、重鎮ぞろいの中で最も若い58歳である。

明治大学商学部卒業。学生時代から八王子市議の秘書をしていたというから、若くして政治への志を抱いていたのだろう。1991年、27歳で八王子市議選に出馬し、当選した。3期務めた後、2001年に東京都議会議員。03年衆院選に東京24区から出馬し、初当選を果たした。

国会でもめきめきと頭角をあらわし、2回目の当選を果たすと、若手の登竜門とされる自民党青年局長に。とんとん拍子の出世だったが、民主党旋風が吹き荒れた09年衆院選で落選。3年3カ月にわたる浪人生活を送ることになった。この時の苦労が、萩生田氏の人間性を一回り大きくしたという。

12年衆院選で、国政に復帰。総裁補佐、官房副長官、さらに文科相として首相の安倍氏を支えた。安倍氏とは、父・晋太郎氏の秘書時代からの付き合いだという。

また、同じ地方議員出身の菅義偉元首相には、安倍政権の官房長官時代、副長官、内閣人事局長として仕え、官僚操縦術を学んだ。

背が高く、インタビュアーを見下ろすように答えるため、「上から目線」のように見られてしまう。また、「ぶら下がり」に慣れていないせいか、表情が固く、怒っているように見える。大きな体格による威圧感と重なって、テレビ映りで損をしている。

しかし、性格は温和にして、目上や年長者に対しても謙虚さを失わないという。また、真面目で努力家とのことだ。安倍氏に好かれるだけのことはあるのだろう。

2世でも官僚出身者でもない、数少ないニューリーダーの登場である。不本意な批判には反論したくなるだろうが、まずは、肩の力を抜いて、本来の人間性を知ってもらうことから始めてはどうか。今後の成長を期待したい。

8283チバQ:2022/08/27(土) 08:20:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf2008a98350bf4cd476245dd12ad199fe5af5d3
自民・安倍派後継 依然見えず 決め手欠きそれぞれに弱み
8/27(土) 6:00配信


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北海道新聞
候補は5人…指導力、年齢、旧統一教会などネック
清和政策研究会(現安倍派)発足以降の主な出来事

 自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会、97人)は銃撃されて死亡した安倍晋三元首相の四十九日にあたる25日、党本部で会合を開き、他派閥との調整役となる事務総長に高木毅国対委員長を充てる人事を決めた。ただ、安倍氏の絶対的な後継候補は依然不在で、9月27日の安倍氏の国葬が終われば、過去にも繰り返されてきた跡目争いに発展する可能性もある。

<動画>摩周湖の透明度20.2メートル 周辺5町が調査

 安倍派の塩谷立会長代理はその日の会合後、記者団に「心一つにして今後とも頑張ろうと誓い合った」と語った。事務総長に高木氏を充てる人事は、西村康稔経済産業相の入閣に伴う補充だ。

 後任会長を含む今後の体制について塩谷氏は「国葬の後、時期を見て検討する」と述べ、見通しが立っていないことを認めた。若手は「安倍氏の後継はすぐには決められない。相当時間がかかる」と話す。

 かつて清和研の会長を務めた森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。一方で「安倍派にすぐに総裁選に出られる候補者はいない」とも指摘した。

 西村氏は2009年の総裁選経験があるものの、経済再生担当相在任中に秘書官が複数交代するなど、指導力を疑問視する声もある。萩生田氏は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関わりの深さを指摘されている。松野氏は温厚だがポストへの欲が薄いとされる。高木氏は66歳と5人の中では高齢で、世耕氏は参院議員という弱みがある。

 清和研はこれまでも代替わりの際に複数の所属議員が派閥を離れる分裂劇を経験してきた。参院若手は「また歴史は繰り返すのではないか」と漏らす。

8284チバQ:2022/08/27(土) 08:51:42
>>8283
〉森喜朗元首相は8月発売の月刊誌で、松野博一官房長官、西村氏、萩生田光一政調会長、高木氏、世耕弘成参院幹事長に言及し「5人のうちで自然に序列が定まっていく」として将来の後継候補に挙げた。

下村がリストにはいってないのか

8285チバQ:2022/08/29(月) 21:53:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c8826f77e7c7ec6591f0ec16ca1b496e8cc7b94
「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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毎日新聞
自民党

 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】「保守団結」「麻の活用」各議員グループ 安倍氏を「永久顧問」に
8/29(月) 20:02配信


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 自民党の保守系議員グループ「保守団結の会」と、「麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)は29日、参院選の演説中に銃撃され死亡した安倍晋三元首相を「永久顧問」として役員名簿に残すことをそれぞれ正式決定した。安倍氏は首相退任後、保守系の党会合や議員グループに精力的に参加しており、安倍氏の名を役職に連ねる動きは今後も広がりそうだ。

 保守団結の会共同代表の高鳥修一衆院議員は「安倍先生のお考えをしっかりと継承していく」。森山選対委員長も「安倍先生の思いをしっかりと受け継ぎ、勉強させていただくことをお誓いしたい」とそれぞれの会合で語った。【東久保逸夫】

8286チバQ:2022/08/29(月) 22:00:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da89d9643695a1840cb50ef9fc90da1ae05edb7
自民参院、3派で要職配分 政審会長は岸田派松山氏へ
8/28(日) 16:52配信


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共同通信
 自民党は参院執行部人事を巡り、参院政審会長に岸田派の松山政司元科学技術担当相を起用する人事を内定した。執行部の顔触れが固まり最大派閥の安倍派、第2派閥の茂木派、第4派閥の岸田派の「3派連合」で参院議長や党要職を分け合う構図が鮮明となった。関係者が28日、明らかにした。

 参院選後の8月の臨時国会で、議長は麻生派出身の山東昭子氏から茂木派出身の尾辻秀久氏に交代した。7月に続投が決まった関口昌一参院議員会長(茂木派)は世耕弘成参院幹事長(安倍派)を再任。参院国対委員長だった安倍派の岡田直樹氏が内閣改造で閣内に転じたため、後任に安倍派の野上浩太郎元農相を充てた。

8287チバQ:2022/08/30(火) 15:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/e980e80ba39a96b1d4cb725102bf8fa4006e3e9f
秋葉復興担当相は「上から目線」の政経塾OB 飲酒懲罰や自粛破りで大ヒンシュクの過去
8/30(火) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
地元の仲間から浮いている…(秋葉賢也復興担当相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#13

 秋葉賢也復興担当相
 (比例東北・衆院7回・60歳)

【リスト付き】岸田内閣には「政治とカネ」疑惑大臣が9人も! 今後も不祥事続出の予感

 ◇  ◇  ◇

 当選7回での初入閣。茂木派のいわゆる「入閣待機組」だ。当選を重ねているが、これといった実績は見当たらない。

「入閣できたのは、同じく宮城県選出の西村明宏衆院議員(3区=当選6回)が環境相に就いたからではないか、という解説が流れています。今回の改造人事では、同じ県から2人ずつ入閣しているケースが6組もある。たとえば、茨城県からは葉梨法相と永岡文科相、広島県からは寺田総務相と斉藤国交相といった具合です。人事が大好きな岸田首相は、同じ県選出の議員同士を競い合わせるつもりなのだろうとみられています」(政界関係者)

■政経塾

 中央大を卒業後、松下政経塾に入塾。松野官房長官は政経塾の同期。宮城県議を3期務めた後、2005年に行われた宮城2区補選で初当選。自民党の公募に応じて候補に選ばれた。

■飲酒懲罰

 初当選直後に開かれた衆院本会議に酔っぱらって出席し、登壇した野党議員から「赤ら顔で議場に入った議員がいる。酒気帯びの方は即刻退場してもらいたい」と叱責された。散会後、野党から懲罰動議を出されている。

 傲岸不遜、上から目線の言動が有権者に嫌われているのか、選挙は盤石ではない。

 17年の衆院選は野党候補に1000票差まで迫られ、2021年の選挙では、とうとう野党候補に小選挙区で敗れ、比例復活している。

「秋葉さんが地元の仲間から浮いているのは有名な話です。17年の選挙の時は、地元議員から“候補者交代”を求める声が公然とあがった。昨年の選挙で敗れた時も『薬になればいい』と冷たく批判されています。秋葉さんは、エリートでもないのに、なぜか偉そうにしたがる。大臣に就任したことで“上から目線”に拍車がかかるのでは、と懸念されています」(地元関係者)

■自粛破り

 首相補佐官だった2020年2月、新型コロナの感染が広がり、イベント自粛が要請されていたのにもかかわらず、地元仙台市で政治資金パーティーを開催し、批判を浴びた。「だから政経塾OBは自分勝手だと言われる」との声もあった。

■統一教会

 大臣就任会見では「旧統一教会が主催している会合に出席したことは一切ない」と胸を張っていたが、週刊文春に、多賀城市で行われた教団関連のイベントで挨拶していた、と報じられた。本人は、イベント参加を否定している。

8288チバQ:2022/08/30(火) 15:30:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c6dcb7f8215fceb29aead9ceb76cce5d68716ba
遠藤利明総務会長は仲介上手…大事な仕事は「自民2人のドン」をなだめる調整役
8/28(日) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
仲介上手(遠藤利明総務会長)/(C)日刊ゲンダイ

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#12

 遠藤利明総務会長
 (山形・衆院9回・72歳)

五輪汚職を全把握する男・高橋元理事の“暴露”に戦々恐々な関係者たち…「森元首相も警戒している」

 ◇  ◇  ◇

 自民党の選対委員長として、昨年10月の衆院選と今年7月の参院選で自民党を連勝に導いた。その実績が評価され、総務会長に昇格した格好だが、「円滑な党運営を行うためには岸田首相の数少ない相談相手でもある遠藤さんの力が必要だった」(全国紙記者)という。

 就任会見で「党内の融和役を担い、岸田政権をしっかり支えていく」と決意を示した。党内は決して、穏やかではない。 安倍元首相の急逝以降、安倍派(清和会)は混乱状態。後継候補は誰もが決め手に欠け、森喜朗元首相(85)の存在感が増している。岸田首相は森元首相を通じて安倍派をコントロールする道を選んだ。森元首相に近い遠藤氏が“つなぎ役”を担う。

 もう一つ、岸田首相が頭を抱えているのが茂木派(平成研)のドン・青木幹雄元参院会長(88)の存在だ。今なお、参院に影響力を持ち、岸田首相は昨年の総裁選でも青木元参院会長に協力を求めている。党運営には青木元参院会長とうまく付き合う必要があるが、茂木幹事長の起用以来、「茂木嫌い」の青木元参院会長を怒らせてしまっているのだ。この件では、青木元参院会長は森元首相にもソッポを向いているが、間に入れるのが遠藤氏だ。実際、森元首相は遠藤氏に、青木参院会長との関係修復の「仲介」を何度もお願いしている。岸田首相は遠藤氏を介して、茂木派のゴタゴタを収束させたい狙いがある。

■加藤、谷垣側近

 中央大法学部卒。大学時代はラグビークラブに所属し、森元首相とはラグビーを通じて親交を深めた。地元選出の衆院議員に秘書として仕えた後、自民所属で山形県議を2期務めた。1993年の衆院選で日本新党推薦の無所属で初当選。自民に復党後は加藤紘一元幹事長や谷垣禎一元総裁の側近となる。文教族。谷垣グループに属し、公明党ともパイプがある。

■ワイン好き

 議員会館の事務所にワインセラーを置いている。

「20本くらい入る小さなセラーです。ワインに限らず、お酒は全般的に好きですね。酔うと少し陽気になります」(事務所スタッフ)

 2014年、東京五輪大会組織委の理事就任。15年には五輪担当相として初入閣し、退任後も大会組織委員会の副会長を務めるなど、五輪に深く関わってきた。汚職事件ばかりでなく、巨額な開催費用など五輪問題は山積している。ほおかむりは許されない。

8289チバQ:2022/08/30(火) 15:31:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/3c05d373253f5e0eee29dc69fe3be42e50fa1401
永岡桂子文科相は所轄大臣として旧統一教会に一切切り込まない“肝っ玉母さん”
8/27(土) 9:06配信


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日刊ゲンダイDIGITAL
中学から学習院のお嬢さま(永岡桂子文科相)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#11

 永岡桂子文科相
 (茨城・衆院6回・68歳)

またも安倍派の元大臣に疑惑! 所轄だった文化庁で旧統一教会の「聴取とりやめ」融通か

 ◇  ◇  ◇

 政権が統一教会問題で大揺れの中、宗教法人を所轄する文科省のトップに就任。麻生派の“待機組”から順送りで初入閣し、教団の生殺与奪権を握る重要な立場としては軽量感が否めない。

 現時点で教団との関係は「ない」と答えているが、厳正に対処する意欲も「ない」。就任会見では教団の名称変更を巡る政治介入疑惑について「適切に対応してきたと聞いている」と、早々に「問題なし」の立場を表明。解散命令の是非を問われても、「宗教の自由を守る宗教法人法には手を付けない」と語り、一切切り込もうとしない。教団との関係を断ち切る覚悟のない現政権を象徴する新閣僚だ。

■“無勝”から汚名返上

 衆院議員だった夫の洋治氏が2005年、当初は反対を約束した郵政民営化法案に賛成票を投じた後に自殺。急逝から1週間後に当時の小泉首相が衆院を解散、夫の四十九日を待たずに出馬表明した。弔い選挙の初立候補時から選挙区で立ちふさがってきたのが、中村喜四郎元建設相だ。“無敗の男”に5連敗し、比例復活に甘んじてきたが、昨秋の衆院選で初勝利。“無勝”の汚名を返上した。

 主婦として2人の娘を育てた経験から、教育や食の安全への関心が高い。

「ひとり親家庭への支援には熱心です。党内の女性議員らと議員立法に携わり、ひとり親の税負担を軽減する『寡婦控除』に未婚者を加える税制改正を実現させました」(自民党関係者)

 選択的夫婦別姓制度には「若い世代のために必要。子供の名前をどうするかなどの議論をしっかりすべき」との立場だが、岸田首相が呼びかけ人の推進議連には不参加。女性宮家創設に反対し、男系継承に固執する保守派の顔も併せ持つ。

■父親は資産家のお嬢さま

 東京・代々木生まれ。父親は飼料会社の経営者で、新宿にビルを所有する資産家。本人も中学から大学までを学習院で過ごし、卒業後は就職せず、2年ほど家事手伝い。78年に農水省のキャリア官僚だった洋治氏と見合い結婚した。

 地元・古河市の評判は「可もなく不可もなく」。むしろ「圏央道のインターを引っ張ってきた中村さんと違って、地元に何も実績を残していない」(市政関係者)と「不可」の声も目立つ。

「ただ、面倒見のいい親分肌の“肝っ玉母さん”のように振る舞うので、自民党の女性支援者には人気がある」(茨城県政関係者)

 タイに住む孫たちとオンラインで顔を合わせるのが、今の楽しみだ。

8290チバQ:2022/08/30(火) 15:31:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/777254aea51e53d2d4b425f7bcba77ac92157c60
小倉将信少子化担当相「刷新感」演出のための大抜擢 こども家庭庁“看板”発言で早速ケチをつける
8/26(金) 9:06配信


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地元よりも、青年局長として全国飛び回るのが好き(「妊婦体験」をする小倉将信青年局長=2021年)/(C)共同通信社

【岸田“目くらまし改造内閣”の大臣を丸裸】#10

 小倉将信少子化担当相
 (東京・衆院4回・41歳)

【写真】難問山積の中でゴルフに興じコロナ感染…岸田首相の軽率さには呆れる

 ◇  ◇  ◇

 当選4回、41歳という若さで初入閣したが、期待されての「大抜擢」というわけではないようだ。

「小倉さんが所属する二階派が派閥として推したのは、“待機組”の谷公一さん(国家公安委員長で初入閣)と当選7回の小泉龍司さんだったそうです。ところが、岸田首相は安倍派や麻生派など主流派閥の“待機組”の起用を優先。すると『長老』ばかりになってしまった。誰か若手を起用しなければ刷新感を打ち出せないため、岸田首相は、二階派の小泉さんの入閣を“却下”し、小倉さんに目を付けたようです」(永田町関係者)

■経歴ピカピカ

 1981年、東京・多摩市生まれ。2004年に東大法学部卒業後、日銀に入行。09年にオックスフォード大学大学院を修了し、金融経済学修士号を取得。自民党が政権復帰した12年の衆院選で初当選して以降、連続4回当選。「二階派前会長の伊吹文明元衆院議長のお眼鏡にかない、政界進出を決めた」(政界事情通)という。21年秋に「総理への登竜門」とされる党青年局長に就いた。

■2度の離婚トラブル

 13年11月、テレ朝の島本真衣アナウンサーと結婚。翌年4月の披露宴には政界、芸能界から約500人が参加したド派手婚だったが、わずか1年で離婚に至った。週刊新潮によると、夫婦の新居マンションの同じフロアに小倉氏の母親の部屋があったことや、夫婦の旅行にまで母親が同行するような状態で、島本アナが精神的に参ってしまったことが原因だったという。21年には一般女性と再婚したが、既に結婚生活は破綻。今度は週刊文春に「超速離婚トラブル2回目」と報じられた。

 永田町では「何でもそつなくこなす」と評されているが、選挙区・町田市での評判はイマイチだ。

「青年局長として全国を飛び回る方が好きなようで、あまり地元で活動している様子がない。その割に、選挙になると町会の人たちを半ば無理やり応援に駆り出すそう。ウンザリしている人もいます」(地元関係者)

 少子化担当相としての手腕にもケチがつき始めている。小倉氏は15日の会見で来春発足の「こども家庭庁」に言及。「一つ具体的な話を紹介させていただく」と前置きした上で「こども家庭庁の看板を、大人が書くのではなくて子供に書いてもらったらどうか」とニコニコ顔で発言。ウケを狙ったのだろうが、SNSで〈下らないパフォーマンス〉〈真面目に考えてくれよ〉〈子供が看板を書くと、少子化にどう良く働くの?〉と批判が噴出した。

 少子化問題は喫緊の課題だが、具体案が「看板」とは……。“看板倒れ”に終わらなければいいが。

8291チバQ:2022/08/31(水) 17:39:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7ec625a372ce62a57bcc134f54a941c7202a61
統一教会とズブズブで安倍派は“悪の権化”呼ばわり 派閥議員からついに出始めた意外な声とは
8/30(火) 11:01配信

デイリー新潮
萩生田光一政調会長

 デイリー新潮は8月24日、「『安倍派』はどうなる? 『パンツ泥棒』騒動の高木毅国対委員長が最大派閥ナンバー2へ」の記事を配信した。


 ***

 安倍晋三元首相(享年67)が率い、自民党最大派閥として君臨する「清和政策研究会(清和会=安倍派)」の次期事務総長に、国会対策委員長の高木毅氏(66)が就任することが分かったという記事だった。

 翌25日に開かれた派閥総会で正式に決まり、新聞各紙を中心に「安倍派の人事」が報じられた。

 例えば、時事通信は同日、「安倍派副会長に岸信夫前防衛相 事務総長は高木毅氏」という記事を配信している。担当記者が言う。

「一般的に派閥の事務総長といえば、実質、派閥のナンバー2という位置づけです。つまり、『将来の自民党総裁候補』というわけなのですが、これに高木さんが選ばれたことで、安倍派内からも疑問の声が上がったのです」

 高木氏を事務総長に推挙したのは、森喜朗元首相(85)だったという。安倍派の会長代理を務める塩谷立氏(72)に意向を伝えたことで、新事務総長が誕生した。

 だが、この高木氏には致命的なスキャンダルがある。

 デイリー新潮は2015年10月、「【独占スクープ】1億総活躍『安倍内閣』だから『下着ドロボー』が『大臣』に出世した!」の記事を配信した。週刊新潮のスクープ記事を元に構成したものだ。

謎の新設ポスト
 8月24日の記事でも、他派閥の自民党議員が驚きの声を漏らしている。

《「清和はよほど人材が不足しているとしか思えない。だって高木さんっていえば、“パンツ泥棒”でしょう。そんな人物を事務総長って、どういう了見なんでしょうか」》

 2015年に高木氏が復興大臣に就任した際、週刊新潮は、高木氏が30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んでいた過去を報じたのだ。

 表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたから――という衝撃的な内容だった。

「パンツ泥棒の件はさておいても、高木さんの事務総長就任には疑問が残ります。なぜなら、高木さんは自民党の国対委員長です。国会運営のため野党と折衝する重要な役職。激務であることは言うまでもありません。派閥ナンバー2の事務総長との兼務など、不可能と言っても過言ではないのです」(同・記者)

 パンツ泥棒の過去に、国対委員長との兼務──内部からも疑問の声が出たのか、安倍派は「事務総長代理」のポストを新設した。

「この新設ポストに就いたのは、前総務会長の福田達夫氏(55)、元文部科学相の柴山昌彦氏(56)、参院国対委員長の野上浩太郎氏(55)の3人です。文字通り、高木事務総長をサポートしなさいということなのでしょう」(同・記者)

8292チバQ:2022/08/31(水) 17:40:03
統一教会との“癒着”
 とはいえ、事務総長代理というポストが設けられること自体、前代未聞だという。なぜ、そんなポストを新設しなければならなかったのか。

「森さんの指示に反対できなかった塩谷さんの弱さが露呈していると言えます。要するに塩谷さんは、“信念の政治家”ではないということでしょう。おまけに、その尻拭いのため、派閥が混乱している様子も伝わってきます」(同・記者)

 異例の人事はまだある。自民党政調会長の萩生田光一氏(58)だ。

「萩生田さんは安倍派の副会長就任が有力視されていましたが、蓋を開けてみると常任幹事という地味なポジションでした。統一教会(註)との関係を巡る報道が影響を与えたのは間違いありません。何しろ連日のようにワイドショーで取り上げられています。今、萩生田さんを重用するイメージを持たれるのは得策ではない、という判断でしょう」(同・記者)

 俗に「前門の虎、後門の狼」という。「前門の虎」が高木氏の過去や塩谷氏の弱腰ならば、「後門の狼」は統一教会の問題だ。特に安倍派は直撃を受けている。

 読売新聞オンラインが8月5日、「旧統一教会との関わりに自民苦慮…寄付・関与、安倍派に集中」という記事を配信したほどだ。

“悪の権化”
「萩生田さんを巡る報道が過熱しているのはご存知の通りですが、参議院議員の井上義行氏(59)は統一教会の賛同会員で、同じく参議院の北村経夫氏(67)や元防衛相の岸信夫氏(63)は選挙で協力を受けていたことを認めました。いわゆる“ズブズブの関係”です」(同・記者)

 統一教会と関係がある安倍派の議員は、まだまだ他にもいる。文科相の末松信介氏(66)はパーティー券を購入してもらい、元文科相の下村博文氏(68)は寄付を受けている。また下村氏は、統一教会が名称変更したときの担当大臣としても注目を集めた。

「安倍派と言えば、ついこの間までは自民党の最大派閥として存在感を発揮していました。ところが今や、党内では“悪の権化”という扱いです。実は安倍派は“二重構造”になっていて、岸信介(1896〜1987)、安倍晋太郎(1924〜1991)、両氏の流れと、福田赳夫氏(1905〜1995)の流れがあるのです」(同・記者)

 つまり安倍派の中には、「岸・安倍系」の議員と「福田系」の議員がいるということだ。

 岸元首相は、統一教会の教祖・文鮮明(1920〜2012)と共に国際勝共連合を結成した過去を持つ。

「岸・安倍系」の議員にとっては、“悪の権化”扱いも仕方ないかもしれない。だが、統一教会との関係が比較的薄い「福田系」の議員には、納得がいかない者もいるようだ。

「看板を降ろしたい」
「安倍派は9月29日に行われる安倍さんの国葬までは、一致団結することを確認しています。しかし、その後は相当な激震が起きても不思議ではないでしょう。何しろ、いわゆる福田系の議員からは『もう安倍派の看板を降ろしたい』、『安倍派の名前を捨てられるのなら、塩谷派でも何でも構わない』という声が出始めています」(同・記者)

註:現在の名称は「世界平和統一家庭連合」だが、本稿では「統一教会」とした。

デイリー新潮編集部

新潮社

8293チバQ:2022/09/03(土) 03:57:16
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-_society_politics_XIJYAN3VQZM3LDMGMPTQLPVW7U.html
逃げるな!岸田政権 家系が物語る驚くほど似た2人、岸田首相と林外相 父はいずれも通産官僚出身 「政界のプリンス」で評判よく、どぶ板選挙の経験なし
2022/09/02 06:30夕刊フジ

保守派の人々から、岸田文雄首相や林芳正外相は「官僚の言いなり」とか、「中国や韓国に弱腰」などと批判されている。私は必ずしもそう思わないのだが、批判も分からないでもない。

この2人は、驚くほど似たタイプの政治家だ。今春出版した拙著『家系図でわかる 日本の上流階級 この国を動かす「名家」「名門」のすべて』(清談社)で、両家のことを書いたので、出自や経歴から彼らの思考回路を分析してみよう。

岸田家と林家はともに、地元名門経済人で政治家も兼ねてきた。岸田家は東広島市の富農だったが、曾祖父が台湾で成功し、祖父の正記氏は京都帝国大学を出て衆院議員も務めた。林家は江戸時代から下関の豪商で、高祖父が代議士(のち貴族院議員)、祖父の佳介氏が東京帝国大学を出て衆院議員だった。

閨閥も第一級

そして、父である岸田文武氏と林義郎氏はいずれも通産官僚(現・経産官僚)から政治家になった。紳士として人望が厚かった。文武氏は中小企業庁長官まで勤めてから出馬し、早死にしたので大臣にはなっていないが、義郎氏は課長クラスで政界に転じたので当選回数を重ね、蔵相も経験している。

閨閥(けいばつ)も第一級で、岸田首相の妹は宮澤喜一元首相の弟、弘元法相の夫人だし、林外相の母親は宇部興産オーナー、俵田家の出身で、弟が木戸侯爵家(=木戸孝允の家)を嗣いでいる。

岸田首相は小学生時代に米国にいて早稲田大学政経学部卒。林外相は東京大学法学部から米国留学。それぞれ、銀行や民間企業で修業したのち父親の秘書となった。選挙地盤は安定しているので、厳しいどぶ板選挙の経験はない。

しかも、2人とも頭がいいので「政界のプリンス」として扱われ、聞き上手で自分の意見をあまり言わず、党内や各省庁とりまとめに重宝されてきた。だから、官僚の間での評判もすこぶるいい。

安倍氏と違い

ただ、問題は、安倍晋三元首相などと違って、政治家として何をやりたいのか、いま一つ分からない。人々を惹きつけるような政策を掲げることもなく、難局突破のために先頭に立って戦うわけでもない。日本が安定した環境にあるならそれでいいのだが、そこがまったく物足りない。

岸田派で経産省出身の小鑓隆史(こやり・たかし)参院議員は「2人とも機が熟したとみたら、果敢に決断し攻めていく人ですよ」という。原発政策の転換などヒットだと思うので、国政選挙のない「黄金の3年間」に、安倍氏の悲願である憲法改正を前進させるなど、大変革を実現してくれると期待したい。

■八幡和郎(やわた・かずお) 1951年、滋賀県生まれ。東大法学部卒業後、通産省入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任し、退官。作家、評論家として新聞やテレビで活躍。徳島文理大学教授。著書・共著に『家系図でわかる 日本の上流階級』(清談社)、『令和太閤記 寧々の戦国日記』(ワニブックス)、『安倍さんはなぜリベラルに憎まれたのか 地球儀を俯瞰した世界最高の政治家』(同)など多数。

8294チバQ:2022/09/03(土) 04:23:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/64d4dfeb7070f10b2f29f7b894ad9298312c5721
「叱責される、大変すぎる」出張同行嫌がる声も…西村康稔大臣の出張対応マニュアルに「お土産持ち人員・サラダ購入部隊を用意」
9/2(金) 20:21配信


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FNNプライムオンライン
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8月の内閣改造で経済産業大臣に就任した西村康稔氏(59)。経産省の職員が西村大臣の「出張時の注意点」と題した対応マニュアルを作っていたことがわかった。

【画像】出張帰りの弁当購入は、スタッフも二手にわかれて(出張時の様子など写真16枚)

視察先の名産品を購入 「お土産ロジ」の内容は
【取扱注意】と書かれたA4サイズ1枚のこの文書。出張時の場面を分類し、「車中」「お土産購入時」「帰宅時」それぞれの注意点が詳しく書かれていた。

そのひとつが「お土産購入ロジ」と題された項目。

2021年まで経済再生担当大臣を務めていた西村大臣。その時は視察で訪れた各地の名産品をお土産として購入し、SNSによく投稿していた。

マニュアルにある出張時のお土産購入の注意点を見ると「大臣は、お土産の購入量が非常に多いため、荷物持ち人員が必要。秘書官一人では持ちきれないため、東京駅の大臣車積み込みまで対応することが理想」

「また、お土産店を移動して買い物をすることも想定されるため、会計は一人ではなく複数人で対応できる体制が必要。(大臣はご自身で払おうとするが、会計には時間がかかるため事務方が瞬時に支払い(立替)にいくことが必要)」などと書かれている。

また「生ものを購入することもあるため、保冷剤の購入や移動車の冷房は必須」などと記されている。

試食し自ら支払い ”ジム通い”で食事にもこだわり
8月に福島県浪江町でお土産を選ぶ西村大臣の写真からも、背後からじっと見つめる職員が細心の注意を払っていることがうかがえる。

2年前、大分県豊後高田市を訪れた際の映像では、和菓子店に立ち寄り試食をすると…。

西村経済再生相(当時):
おいしいね、これ。ちょっと買って帰りましょうかね

店員:
ありがとうございます。お土産にちょっと?

西村経済再生相(当時):
買って帰りますよ

お土産用にと即決でお買い上げ。

西村経済再生相(当時):
お支払いしますよ。現金がいいですか?払います、払います、払います

確かに大臣が自ら財布を出し、支払いをしていた。

こだわりは、食事にも…。対応マニュアルの「帰宅時・駅構内での対応」では、こんな注意点が書かれていた。

「大臣は、夕食を購入するために駅構内を散策。弁当購入部隊とサラダ購入部隊の二手に分かれて対応」

関係者によると、西村大臣は「体形維持のためにジム通いをしていて、サラダが好物。炭水化物は控えている」という。

さらに「出張での車の中での対応」として「西村大臣の五月雨(さみだれ)式の質問に答えられるよう体制の構築が必要」などとも記されている。

8295チバQ:2022/09/03(土) 04:24:03
2年で秘書官5人交代 西村大臣「過度に気を使う必要はない」
なぜ、このような対応マニュアルが作成されたのだろうか。

西村大臣が新型コロナ対策相を務めていた頃を知る内閣府の関係者からは、次のような声が出ている。

内閣府の関係者:
何度か出張に同行したが車内で叱責されて、なんとか理由をつくって同乗するのを避けていた

内閣府の関係者:
みんな出張の同行を嫌がっていた。秘書官が大変すぎるということで、特別に「大臣室長」というポストを2年前に初めて作った

西村氏の新型コロナ対策相時代は、2年間で秘書官が5人交代したという。

その一方で各地でお土産を買い、地方でお金を落とすことを評価する意見や、政府関係者からの「このくらいのマニュアルは普通です」との声も出ている。

経産省によると、この文書を作ったのは8月の福島出張に対応した職員だという。

FNNの取材に対し、経産省は「今後の出張の準備の参考になるよう、あくまで参考用の内部文書として自発的に作成したもの」と回答。「西村経産相からの指示は事務方として過度な負担とは認識していない」としている。

その上で、この文書について西村経産相から「過度に気を使う必要はなく、ましてやこのような文書を作成する必要もない」といった指示があったとしている。

(イット!9月2日放送より)

イット!

8296チバQ:2022/09/05(月) 07:14:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fa76e41e2fd0afb97ece3d74686873d1afd67c6
入閣を果たした二人の「西村」のライバル関係 同期だが対照的な歩みとは
9/5(月) 5:56配信


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デイリー新潮
似て非なる二人

 このほど入閣した、二人の「西村」が微妙な緊張関係にあるという。西村康稔経済産業相(59)と、西村明宏環境相(62)のことだ。

 政治部デスクが言う。

「二人は初当選が2003年の同期で、同じ安倍派の所属。“ダブル西村”と呼ばれていますが、政治家としての歩みは対照的です」

 その端的な例が安倍晋三氏の死後の対応だ。銃撃事件が起きた7月8日、派閥の事務総長だった康稔氏は、すぐに大学病院に駆け付けた。その後は富ヶ谷の私邸で昭恵夫人らと弔問客に応対し、増上寺での通夜・葬儀では裏方を取り仕切った。

 閣僚経験者が振り返る。

「あの時、明宏さんは“またアイツが目立とうとしている”と、不快感をあらわにしていてね。今度も康稔さんが経産相で入閣すると聞くと、“事務総長なんだから後輩に回せばいいのに”と揶揄していたよ」

対照的な経歴
 3度目の入閣となった康稔氏に対し、明宏氏は今回が初入閣。二人のコントラストは経歴の面でも鮮明だ。

 康稔氏は兵庫県の出身で、東大ではボクシング部に所属。通産省から政界に転身し、当選回数は7回。義父の吹田あきら元自治相は安倍氏の祖父・岸信介元総理に師事し、地元で“国家老”と呼ばれるほどの人物だった。

 先の政治部デスクの解説。

「康稔さんが無所属の新人として立候補した00年の総選挙では、対抗馬に自民党の公認候補がいたのに、無役だった安倍氏がとある集会に駆け付けた。結果は落選でしたが、康稔さんには“この時から安倍氏と行動をともにしてきた”との自負があるようです」

 一方の明宏氏は福岡県出身。早大大学院を経て、三塚博元蔵相の秘書に。3度目の選挙で落選しており、当選回数は康稔氏より少ない6回に甘んじている。

「三塚氏は安倍氏の父・晋太郎元外相を支えた“四天王”の一人。当時、安倍氏は父親の秘書を務めており、その関係で明宏氏と親しくなったそうです。晋太郎氏の死後、三塚氏は安倍派の後継を巡って加藤六月元農林水産相と対立。その際、吹田氏は三塚氏ではなく加藤氏を支援しています」

発信力にも大きな差が
 それぞれ安倍氏と親交を深めながら、“義理のオヤジ”と“事務所のオヤジ”が対立していた二人。人間関係の築き方も対照的だ。

 安倍派の中堅議員が言う。

「自意識が強く、複数の会合をはしごすることが多い康稔さんは、議員仲間との会合でも構わず中座します。たまたま居合わせた安倍元総理が“もっといればいいのにねぇ”と寂しそうにしていたことも。一方の明宏さんは、支援者と広く浅く付き合う康稔さんとは対照的に“まずは飲みに行こう”と、これはと思う相手と深く付き合うのが特徴です」

 発信力にも大きな差が。

「康稔さんは新型コロナ対策担当相だった際に情報発信に努める一方、あまりの会見の多さにスタンドプレーとの批判を受けた。他方、明宏さんは会見が苦手で、官房副長官だった19年には反社会的勢力を“反社の皆さま”と呼んで物笑いのタネになりました」

 経産省と環境省の微妙な距離は「開発業者と市民団体の関係」にも例えられる。

「大臣就任直後、明宏氏は“環境を守ることは経済を回す足かせにはならない”と発言。康稔氏を意識した先制ジャブとみられています」(先の政治部デスク)

「週刊新潮」2022年9月1日号 掲載

新潮社

8297チバQ:2022/09/05(月) 07:18:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/47f64ae2b50cef6479931cd38f6f4e6ecec12651
河野デジタル相「勧告権」活用方針 他省庁に意見する強力な権利
9/4(日) 20:21配信
毎日新聞
河野太郎デジタル相

 河野太郎デジタル相は4日、行政のデジタル化についてデジタル庁が他省庁に意見を提出できる権利である「勧告権」を積極的に活用していく考えを示した。フジテレビの報道番組での発言。

 河野氏は「法律の権限としてあるのであれば積極的に使うのは当然だと思っている」と述べた。

 勧告権はデジタル整備に関するデジタル庁の指示に所管省庁が抵抗しても、発動されれば事実上従わざる得ないほどの強力な権利。ただ、昨年9月のデジタル庁発足以来一度も発動されていない。

 一方、河野氏はマイナンバーカードの普及で「マイナポイント」を付与する事業について、同番組で「若干、邪道なところがある」と述べた。「王道はマイナカードを持つことで生活が便利になることだ」とも発言した。

 マイナポイントは、マイナンバーカードの取得や預金口座の登録申し込みなどで最大2万円分のポイントがもらえる国の事業の「第2弾」が6月にスタートしている。【山口敦雄】

8298チバQ:2022/09/05(月) 07:26:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/39d2d167c8018b3340d13633e8b17282157b97c1
山際大臣“旧統一教会問題”こじらせで更迭論強まるも…岸田首相は切るも地獄、続けるも地獄
9/4(日) 9:06配信
日刊ゲンダイDIGITAL
自民党アンケート結果公表ズレ込み
信頼失墜の元凶・山際経産相(右)に公明党はカンカン(C)日刊ゲンダイ

「縁切り宣言」を受けた“リトマス試験紙”が公表前からケチをつけた。2日が回答期限だった自民党の所属国会議員を対象にした旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)や関連団体との関係を尋ねるアンケート。曖昧表現など記述不十分が多く、再提出を求めたケースが続出し、結果公表は来週後半にズレ込みそうだ。その際、岸田首相はこの問題をこじらせている山際大志郎経済再生相をどう処遇するのか。注目が集まっている。


 ◇  ◇  ◇

 旧統一教会との関係について、山際大臣は内閣改造前にはシラを切り、留任決定後に公表。その後も、2016年にネパールでの関連団体のイベントに出席していたと報じられると「報道を見る限り、出席したと考えるのが自然だ」と他人事で、ナメた態度を公にさらした。

 連立パートナーの公明党は山際氏にカンカンだ。北側一雄副代表は1日の会見で「現職の大臣ですから会見の場は定期的にある。しっかり説明責任を果たしていただきたい」と注文をつけた。

 山際氏は2日の会見で、「週刊新潮」に秘書が信者の可能性があると報じられたことについて、「事務所のスタッフ全員に確認したが、当該宗教の信者は確認できなかった」と否定。しかし、山際氏と旧統一教会はかなり深い関係だったとみられ、火種はくすぶったままだ。

「自民党のアンケートは、祝電送付、インタビュー対応、会合出席、選挙支援など8項目に限定した不十分なものですが、それでも、山際大臣の付き合い方が突出していることが明らかになる可能性はある。また、公表後にアンケートに記載しなかった関係が判明することも十分あり得ます。山際問題は一向に収まりそうにありません」(政界関係者)

■与党内からも「山際大臣は持つのか」の声

 野党は山際問題にロックオン。定例会見では記者の追及が続き、公明党も厳しい視線を送る。与党内からは「山際大臣は持つのか」との声も上がっている。

「岸田首相が山際大臣を更迭すると“疑惑隠し”と言われかねない。かといって、残留すると厳しい追及が続いてしまう。引くも地獄、続けるも地獄です。もともと、山際大臣が旧統一教会との関係も明かさず、再任してしまったこともあり、岸田首相は被害者ヅラをしたい。山際大臣が自ら職を退いてもらうなら、それで構わないくらいに思っているのではないか」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

 2日、公明党の山口代表と会談した岸田首相は、旧統一教会の問題などについて「心配をおかけしている」と陳謝。山際問題が片づかない限り、支持率は下がり続ける「無間地獄」の様相である。

8299チバQ:2022/09/05(月) 08:14:51
https://www.news-postseven.com/archives/20220902_1788804.html?DETAIL
国内
2022.09.02 07:00
週刊ポスト
池田勇人と宏池会 日本を高度経済成長に導いた「頭脳派集団」の実像

 時は1960年代──。前任の岸信介政権下での安保闘争で揺れる日本を「経済大国」へと押し上げたのが、総理大臣・池田勇人が率いる宏池会であった。その姿は令和の時代の“派閥”とは全く異なる。屈指のブレーンたちが集った最強政策集団の実像とは──。【前後編の前編】(文中一部敬称略)

 * * *
 岸田文雄・首相が率いる「宏池会」(岸田派)は自民党の保守本流と呼ばれる。創設者は池田勇人。「所得倍増計画」で日本の高度経済成長の礎を築いたことで知られる昭和の名宰相の1人だ。

 奇しくも、岸田氏の首相在任中に安倍晋三・元首相銃殺事件が起きたのと同様に、池田は総理大臣として浅沼稲次郎・日本社会党委員長刺殺事件という重大な政治テロ事件に直面した。だが、2人の取った対応は対照的だった。

 安倍氏の銃殺事件後に岸田内閣の支持率が急落しているのに対し、池田は事件処理に鮮やかな手腕を見せ、発足したばかりだった政権を安定軌道に乗せた。それを支えたのが池田のもとに集まった宏池会創成期の多彩な人材たちだ。

 池田が首相に就任した1960年は、前任の岸信介が進めた日米安保条約改定への反対運動の余燼がくすぶり、日本社会全体が左右対立で騒然としていた時代だ。

 総選挙を1か月後にひかえたその年の10月12日、「自民党苦戦」が伝えられる情勢のなか、日比谷公会堂で開かれた3党首立会演説会で社会党の浅沼委員長が右翼少年に刺される事件が起きた。池田もその場に同席していた。

 事件の一報を受けると、官邸は即座に動いた。池田の番記者を務め、浅沼事件の目撃者でもある山岸一平・元日本経済新聞専務の証言だ。

「午後3時に私の目の前で浅沼さんが刺された。病院に運ばれたが死亡が伝わると、ただちに自民党本部に日の丸と自民党旗に黒いリボンをつけた弔旗が翻った。当時は参院議員だった宮沢喜一さんが指示したものだ。

 そしてすぐに官房長官の大平正芳さん、前尾繁三郎さん(当時は自民党経理局長)、宮沢さんら池田側近が集まり、警視総監と警察庁長官を処分する方針を話し合ったが、警視総監は東京都知事、警察庁長官は国家公安委員会に任命権があるから内閣の判断では辞めさせられない。そこで、治安の最高責任者である山崎巌・自治大臣兼国家公安委員長を辞任させると決めた。浅沼さんが死んでわずか数時間後のことです」

 治安の最高責任者に即、責任を取らせたのだ。

 それだけではない。

 政府は5日後に臨時国会を召集し、池田自ら追悼演説を行なうことを決めた。その演説が歴史に残る追悼演説だった。山岸氏が続ける。

「池田さんは、〈沼(浅沼氏のこと)は演説百姓よ/よごれた服にボロカバン/今日は本所の公会堂/明日は京都の辻の寺〉という浅沼氏の農民運動時代の仲間の詩人(田所輝明)が作った詩を冒頭に読み上げて、民主主義の社会に暴力は一番いけない。こういう時に浅沼さんみたいに素晴らしい人を失ったのは日本としても日本国民としても大きな損失、悲しみだと追悼した。

 この名演説で池田内閣の評判が上がり、自民党は負けると思われた直後の総選挙で逆に議席を少し増やした。池田さんがそんなしゃれた演説をやれるわけがないと思っていたら、原案を書いたのは西日本新聞の記者出身で池田さんの総理秘書官だった伊藤昌哉氏(後に政治評論家)だった」

 選挙間近に起きたという状況も安倍氏銃殺事件と似ているが、岸田首相が警備責任者の処分をなかなか行なわず、追悼演説も人選が決まらずに延期されたのとは対応に決定的な差がある。

 池田のもとで浅沼事件の機敏な対応にあたった前尾、大平、宮沢はいずれも大蔵省出身の池田の後輩にあたる。池田がつくった「宏池会」はそうした大蔵省出身者を中心に、エコノミスト、有力財界人や秘書官の伊藤のようなマスコミ出身者など多彩な顔ぶれから構成される「最強の頭脳集団」だった。

8300チバQ:2022/09/05(月) 08:15:17
本当の「聞く力」
「寛容と忍耐」をスローガンに掲げた池田は安保改定の混乱を乗り切り、政治を安定させると、自主憲法制定を謳った岸政権時代の安全保障重視路線から「軽軍備・経済優先」へと政策を大転換させた。

 戦後日本の政党政治を専門とする福永文夫・獨協大学教授は、論文「派閥構造から見た宏池会」のなかで宏池会が保守本流と呼ばれる理由をこう書いている。

〈池田派は、(軍備・法制など体制をめぐる)ハードな争点は棚上げにして、安保体制下で、軽軍備、経済大国をめざした。戦後の「経済一流」国家日本の推進役を果たしたことから、「保守本流」と呼ばれ、自らも誇示してきた〉

 自民党の派閥は、領袖を総理・総裁に担ぎ上げることを目的につくられた。いわば権力闘争の実戦部隊という面が色濃い。
 宏池会も規約第1項で〈池田勇人氏の政治活動を支援する〉と謳っていた。だが、池田と派閥の議員やブレーンとの関係は、トップの指示で派内が結束して動く、後の田中(角栄)軍団とは大きく違っていた。福永教授が語る。

「宏池会では大平ら議員やブレーンが総理大臣としての池田をうまくコントロールしていた。池田は蔵相時代に『貧乏人は麦を食え』と失言するなど、岸と似た高姿勢なところがある政治家として知られ、その強硬姿勢が政権の行方に悪影響をもたらすことが心配されていた。そこで側近たちが池田を“教育”するために掲げたのが寛容と忍耐、低姿勢というスローガンです。

 寛容は宮沢、忍耐は大平が考えた言葉で、従来の強権的な政治ではなく、野党や国民との対話を重視して合意形成を図るとの意思表明でした。池田もそれを受け入れた。池田を岸亜流の政治家と見ていた当時の記者たちは、就任会見の池田のソフトな印象に面食らったそうです」

 池田は酒豪で知られ、性格は豪放磊落、側近の言いなりに動く人物ではない。議論好きで蔵相時代から秘書官だった大平や宮沢らと公用車のなかでも喧嘩腰で議論を戦わせたという。前出の山岸氏がこう振り返る。

「池田さんは気が短く、車の中で議論をしているうちに癇癪を起こして、『生意気を言うな、大平。降りろ!』と言い出すんだそうだ。売り言葉に買い言葉で大平さんや宮沢さんも『はい、降ります』と降りた。そうすると、翌日になって池田さんが『昨日はちょっとオレが言いすぎた。悪かった』と電話してくる。そういうことが何度もあったと大平さんや宮沢さんに聞かされた。

 それでも池田さんは、他人の話はよく聞く。だから側近たちは怒鳴られながらも、絶対聞いてくれるという信頼関係があった」

 まさに「聞く耳」を持った政治家だった。岸田首相の「聞く力」も池田のそうした姿勢をお手本にしているとされるが、一番の違いは、池田は意見を「聞く」だけではなく、側近やブレーンと議論を戦わせて政策を強力に実行していったことだ。

(後編に続く)

※週刊ポスト2022年9月9日号

8301チバQ:2022/09/06(火) 08:26:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/22035558f64c0048a036cbebae4d154f2bfe354d
「安倍派」結束維持に躍起 ‟ポスト安倍”不在…気運盛り上がらず
9/5(月) 10:10配信

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西日本新聞
自民党本部

 自民党の最大派閥、安倍派(清和政策研究会、97人)が、結束維持に躍起になっている。会長の安倍晋三元首相が凶弾に倒れ、四分五裂の危機も取り沙汰される中、役職を新設してめぼしい中堅を取り込むなど、体制固めに苦心。ただ、肝心の後継会長選びは衆目の一致する「ポスト安倍」が不在とあって、機運は盛り上がらないままだ。

「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔

 「安倍会長の遺志を継ぎ、心一つにして政治を進める」「政策集団としてしっかりまとまっていく」。最近の安倍派会合では冒頭、団結を呼びかける塩谷立会長代理のあいさつがお決まりになっている。旗頭を失い、遠心力が働く派内では「いつ脱会者が出てもおかしくない」(自民関係者)状況。派幹部らは、所属議員のわずかな動きにも神経をとがらせているという。

 岸田文雄首相が人事刷新に踏み切った後の8月下旬、安倍派は派内外の調整を担う要職の事務総長に高木毅国対委員長を決定。その下に、新たに事務総長代理のポストを設け、福田達夫前総務会長、柴山昌彦元文部科学相、野上浩太郎参院国対委員長の3人を充てて「きめ細かく連携を図る体制」(塩谷氏)を整えた。

 9月19日には、安倍氏と国家観や歴史観が近い専門家3人を講師に招いて研修会を開く予定で、派に属する意義を再確認してもらう狙いがあるという。

 とはいえ、こうした措置が即座に後継会長選出につながるかは見通せない。安倍氏は生前、派内の首相候補として、下村博文元文部科学相、西村康稔経済産業相、萩生田光一政調会長、松野博一官房長官の4人の名を挙げていたが、頭一つ抜け出た人物はいない。

 さらに、後継レースを複雑にしているのが世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を巡る問題だ。政調会長に起用するなど首相も期待を寄せる萩生田氏は、教団との関係の濃さが指摘され、足かせに。下村氏も、文部科学相だった際に申請された教団の名称変更問題が、尾を引いている。

 安倍派の方針は、安倍氏の国葬が執り行われる27日まで現在の集団指導体制を維持し、その後に関しては未定。派内には、求心力を高めるため新しいトップの下で秋の臨時国会を迎えるべきだとの意見がある一方で、「急ぎ過ぎると分裂の引き金になりかねない」(重鎮)として現状を保たざるを得ないとの見方も強い。中堅議員は「下手に動けば批判の的になる。誰も、動くに動けない状態だ」と解説する。 (御厨尚陽)

8302チバQ:2022/09/08(木) 08:26:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/589e7e9980c59491eddfb684ba3a4cbc64966a82
菅前首相、動き活発化…首相周辺からは「非主流派の軸になりかねない」
9/8(木) 6:44配信

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読売新聞オンライン
国葬で弔辞 地方での情報発信
安倍元首相が銃撃された現場に向かって手を合わせる菅前首相(右端)(7日、奈良市で)

 自民党の菅前首相が動きを活発化させている。岸田首相と一定の距離を置きつつ、安倍晋三・元首相に近い議員や二階俊博・元幹事長ら非主流派と良好な関係を保ち、地方での情報発信に熱心だ。首相周辺は菅氏の動向を注視している。

 菅氏は7日、安倍氏が銃撃されて死亡した奈良市の近鉄大和西大寺駅前の現場を事件後初めて訪れ、静かに手を合わせた。

 記者団には、「胸中差し迫るものがあった。本当に無念で残念で悲しい気持ちでいっぱいだ」と述べた。27日の安倍氏の国葬(国葬儀)で「友人代表」として読む弔辞については、「感謝をお伝えしたい」と語った。

 菅氏の弔辞は遺族の意向によるもので、首相が5日に菅氏と面会し、直接依頼した。国葬で弔辞を読むのは、首相ら三権の長以外では菅氏だけだ。首相には、萩生田政調会長ら安倍派の議員とも親しい菅氏であれば、党内で異論は出ないとの読みがあったとされる。

 菅氏の退陣後も、菅氏に近い無派閥衆院議員のグループ「ガネーシャの会」と、菅氏を慕う無派閥参院議員のグループは活動を継続しており、菅氏の党内での存在感は大きい。

(写真:読売新聞)

 今月1日には、二階氏や森山裕選挙対策委員長と会食し、変わらぬ親密さを示した。麻生副総裁や茂木幹事長とも定期的に食事し、意見を交わしている。

 首相も菅氏に配慮を示し、たびたび菅氏のもとに足を運んでいる。8月10日の内閣改造・党役員人事では、菅氏を副総理など要職に充てる案も検討された。結局、菅氏の起用は実現しなかったが、首相は菅氏に近い河野デジタル相や森山氏を処遇した。

 ただ、菅氏は首相との距離を縮めようとはしていない。周囲には、改造時期について「これほど早くやる必要はなかった」と漏らし、「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)の問題を巡っても、「対応が中途半端だ」と手厳しい。

 菅氏は安倍氏の事件を受け、党内の有志議員による勉強会の発足を見送ったが、首相時代に力を入れた政策の推進には余念がない。8月18日には山梨県、24日には北海道を訪れ、農林水産品の海外輸出や脱炭素社会をアピールした。

 当面は地方視察などに専念する構えだが、党内では勉強会の構想はいずれ復活すると見る向きがある。首相周辺は「内閣支持率が徐々に下がる中、勉強会の動きが出れば、非主流派の結集軸になりかねない」と警戒感を示している。

8303チバQ:2022/09/08(木) 17:49:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/56aef8d25d6759ef9d5f2b338b36567ab65f9f60
選挙支援依頼は井上、斎藤氏と自民幹事長
9/8(木) 17:20配信

共同通信
 自民党の茂木幹事長は調査結果について、旧統一教会や関連団体へ選挙支援を依頼するなどしたのは、斎藤洋明衆院議員と井上義行参院議員の2人だと明らかにした。


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