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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

3357チバQ:2018/10/02(火) 14:56:40
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181002-00057745-gendaibiz-pol
安倍人事の鬼門か…?官房副長官に留任した清和研ホープの「評判」
10/2(火) 9:00配信 現代ビジネス
安倍人事の鬼門か…?官房副長官に留任した清和研ホープの「評判」
写真:現代ビジネス
おかしな「ブリーフィング」
 自民党総裁選で連続3選され、5年半を超える異例の長期政権となった安倍晋三内閣。首相の安倍は10月2日に党役員人事と内閣改造を行う考えを示し、政権の「土台」として4人の名前を挙げた。

 その一人が、西村康稔(55)。昨年8月から首相官邸の要とも評される官房副長官を務める。衆院兵庫9区選出、当選6回。党総裁選の立候補経験があり、内閣府副大臣などを歴任して入閣も意識する「党のホープ」だ。

 しかしいま、「西村が政権運営の『つまずきの石』になりかねない」と危惧する声が高まっている。番記者や官僚など、じかに西村と接する関係者からの評判がよろしくないのだ。

 官邸に集まるさまざまな情報にもとづき、総理、官房長官らの意向、特に政治判断について、記者たちに舞台裏で解説するのが官房副長官の重要な仕事である。

 西村の前任者である副長官たちは民主党政権時代も含め、官邸を出る際に番記者のぶら下がりに応じ、そういった解説をするのが常だった。

 ところが西村はほとんど足を止めることもなく、食い下がる番記者に「知らない、知らない」と繰り返すだけ。

 番記者との懇談会も開かない。今年に入って唯一、記者とまとまった時間やりとりをしたのは、地方出張に同行したたった4人の番記者と、空港の貴賓室での約20分間のみだった。

 外交日程、特に首脳の電話会談のブリーフでも、総理がぶら下がりで説明したこと以上のことは一切言及しない。

 それどころか、今年の通常国会の会期延長が誰の目にも明らかになっていた段階でも「延長しない。国対委員長にも今確認してきた」と言い張る、来年のG20開催地が焦点になっていた時も、「私が総理に資料をもっていって説明しているから」と、一人だけ「(北海道の)倶知安」(実際は大阪で開かれる)と言い続けるなど、誤った情報を連発。

 「毎回毎回『詳細は差し控えたいと思いますが……』を逃げ口上に、質問をしてものらりくらりと答えようともせず、中には『時間のムダ』と、ブリーフを欠席する記者も出始めるほどです」(番記者のひとり)

 一方、国会でやじを飛ばし問題となった経産省出身の首相秘書官、佐伯耕三を口頭注意した際には、公邸に歩いて向かう途中、いきなり「オンでいいよ」と言いだし、記者にICレコーダーを出させるや、「自分が佐伯を注意したんだ」とがぜん雄弁になったという。

安倍総理との距離感
 官僚からの受けもまたよろしくない。政権を一時は窮地に追い込んだ財務省文書改ざん問題でも、財務官僚の相談相手は、もっぱら事務担当で警察庁出身の官房副長官、杉田和博だった。

 財務省から西村に対しては、調査結果の公表当日の朝に報告があったのみで、番記者の間では「西村は本当に何も聞かされていないのでは?」との疑念が渦巻いた。

 灘高、東大、通産省……と、絵に描いたようなエリートコースを歩んできた西村のプライドの高さは、永田町ではよく知られている。加えて、安倍の出身派閥でもある党内最大の細田派(96人)に所属する西村は、萩生田公一党幹事長代行とともに“次世代のエース”と期待される位置に立つ。

 なぜ国民の知名度・人気はそう高くない西村が、安倍に重用され、自民党内でも「ポスト安倍」候補として取りざたされるのか。背景には、細田派が若手の実力者不足に悩んでいること、そうした中で「安倍総理との距離の近さ」を議員たちが争っている事情がある。

 総裁選の前に連日繰り返された、安倍と若手議員との会合をセットしたのは、主に西村だった。安倍にとっては「自派閥の使い勝手がいい議員」の筆頭格が西村なのだ。

 また今年6月の訪米の際には、Twitterにホワイトハウスで安倍と撮った写真を掲載し、「安倍総理も官房副長官の時にこの同じ場所で小泉総理と写真を撮ったとのこと!」と大はしゃぎ。

 その後カナダであったG7でも、西村は各国首脳の間から顔を出して写真に写り込み、挙句それをTwitterのトップ画像にした。政府関係者は「どこまでアピールすれば気がすむのか」と絶句する。

 西村が写真を流出させたことが火種となり、国民の大顰蹙を買った7月の「赤坂自民亭事件」も、こうした緩みの延長線上にあると言って過言ではないだろう。

 総裁選のあとには、「副長官(の西村)は留任させる」との官邸筋の情報が流れたが、西村はそれを知って、表情を曇らせたという。

 「萩生田が先に入閣するのでは、と戦々恐々としている」(関係者)。周囲の信頼をすでに失っている西村は、今後も安倍の寵愛を受け続けられるだろうか。

現代ビジネス編集部

3358チバQ:2018/10/02(火) 16:21:15
https://www.asahi.com/articles/ASLB234VTLB2ULFA002.html
法相に石破派・山下貴司氏、地方創生相に片山さつき氏
2018年10月2日12時54分

 安倍晋三首相は2日午後、内閣を改造する。厚生労働相には岸田派の根本匠氏、地方創生・規制改革・女性活躍推進担当相に二階派の片山さつき氏を起用。総裁選で首相と争い、善戦した石破茂・元幹事長の派閥から、元検察官の山下貴司氏を法相にあてる。入閣待機組を多く処遇し、初入閣は安倍政権で最多の12人。同日夕には第4次安倍改造内閣が発足する。

内閣改造・自民役員人事タイムライン
 二階派の吉川貴盛氏が農林水産相、桜田義孝氏は五輪担当相に起用。首相の出身派閥である細田派からは文部科学相に柴山昌彦氏、国家公安委員長に参院の山本順三氏をあてる。竹下派の渡辺博道氏は復興相、麻生派の原田義昭氏は環境相とする。

 ほかに、麻生派の岩屋毅氏を防衛相、無派閥の石田真敏氏を総務相に起用。岸田派からは宮腰光寛氏が沖縄北方相、平井卓也氏はIT担当相とする。

 麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生相、石井啓一国土交通相は続投。菅氏は拉致担当相を兼務する。

 根本氏は第1次安倍内閣で経済財政担当の首相補佐官を務めた。首相に近く、第2次内閣では福島県出身として初めて復興相に就任した。片山氏は女性で唯一の入閣となる。

 石破派の山下氏は衆院当選3回の若手。改造前は法務省と内閣府の政務官を務めており、異例の登用だ。首相は総裁選の地方票で伸び悩み、沖縄県知事選で与党系候補が敗北したこともあり、石破氏側近の登用で融和をアピールし、批判をかわす考えとみられる。

 自民党役員人事では、高村正彦副総裁が退任し、後任は置かない。2日午前の臨時総務会で二階俊博幹事長、岸田文雄政調会長、加藤勝信総務会長、甘利明選挙対策委員長の人事を承認。森山裕国会対策委員長と萩生田光一幹事長代行の続投、組織運動本部長に山口泰明氏、広報本部長に松島みどり氏を決めた。党憲法改正推進本部長に下村博文氏、総裁特別補佐に稲田朋美・元防衛相を起用する。

 首相は2日午後、山口那津男公明党代表と与党党首会談を開き、組閣本部を設置。同日夜に首相は記者会見を開く。

3359チバQ:2018/10/02(火) 18:35:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00000089-jij-pol
小泉筆頭副幹事長が退任へ=後任に稲田氏―自民
10/2(火) 17:09配信 時事通信
 自民党は役員人事で、小泉進次郎筆頭副幹事長を退任させる方針を固めた。

 小泉氏は厚生労働部会長への就任を希望しており、政務調査会内で調整する。同党幹部が2日、明らかにした。

 一方、小泉氏と文部科学相として初入閣した柴山昌彦氏に代わって、筆頭副幹事長に就任する稲田朋美元防衛相は総裁特別補佐も兼務する。安倍晋三首相としては、日報問題で防衛相を引責辞任した稲田氏を復権させる狙いがありそうだ。林幹雄、金田勝年両幹事長代理は留任する。

 広報本部長には松島みどり元法相が就いた。松島氏が所属する細田派は他派閥に配慮して党四役から引いたため、それに次ぐポジションを押さえた。

3360チバQ:2018/10/02(火) 18:58:48
https://www.asahi.com/articles/ASLB20PWCLB1UTFK01Q.html
「片山さつき氏が厚労相」は誤り おわび・訂正
2018年10月2日02時36分
 朝日新聞は内閣改造人事を報じた記事で、片山さつき氏が厚生労働相になると報じましたが、根本匠氏の誤りでした。片山氏の厚労相起用が検討された事実はなく、取材の過程で、他の閣僚候補が就くポストと取り違えました。確認も不十分でした。おわびして訂正します。

3361チバQ:2018/10/02(火) 19:45:50
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2018100200059.html
神童・片山さつき初入閣で「新失言王」誕生か? 麻生財務相超えも
16:55AERA dot.

神童・片山さつき初入閣で「新失言王」誕生か? 麻生財務相超えも

安倍晋三首相(中央)らが5日夜に参加した懇親会「赤坂自民亭」の集合写真。右下が片山さつき参院議員(西村康稔官房副長官のツイッターから)

(AERA dot.)

 安倍晋三首相は2日、自民党役員人事と内閣改造を行った。女性としては唯一、片山さつき参院議員が地方創生担当相として初入閣した。



 片山氏といえば自他ともに認める「エリート中のエリート」である。東大法学部を卒業後、1982年に旧大蔵省に入省。在職中にフランス国立行政学院に留学し、女性初となる主計局主査、その後に主計局主計官などを歴任。2005年の衆院選に自民党から出馬し、初当選した。

 絵に描いたようなエリート街道を歩んできた片山氏は、子供のころから「神童」と呼ばれていたという。小学校時代の知人はこう話す。

「『開校以来の天才』と言われていて、しかも美人。もちろん有名人でした。教科書を読めば何でもすぐに理解できるらしく、『私と同じ勉強法をすれば、誰でも東大に受かりますよ』なんてことをサラリと言ってました」

 大手予備校の全国模試で1位になった経験もある神童の感覚は、やはり常人とはかけ離れているようだ。自民党関係者の証言。

「選挙応援に来てもらった時に話をしていると、突然『私の父も東大なんだけど、理系なんですよね』と、問わず語りをはじめましてね。こちらが『そうなんですか』と話を合わせていると、『でも、私は法学部に行って大蔵省に入ったんですよ』と、サラリと言う。嫌味ではないんです。天真爛漫な人なんでしょうね」

 ただ、こういった奔放な発言が、これまで繰り返し問題となってきた。

 2014年9月、御嶽(おんたけ)山が噴火して戦後最悪の火山災害となった。片山氏は噴火翌日に自身のツイッターにこう投稿した。

<某町村長と話。(平成)22年の民主政権事業仕分けで常時監視の対象から御嶽山ははずれ、政権奪還後漸く予算共々少し戻せた>

 民主党政権の事業仕分けが被害を大きくしたと読める内容だ。その結果、事業仕分けの中心的存在だった蓮舫参院議員にはツイッターなどで「キサマが予算を削った分、人の命が削られてんだよ(怒)」などと罵声が浴びせられた。

 ところが、これはまったくのデマ。民主党(当時)から抗議を受けた自民党も内容の誤りを認めた。片山氏は該当する投稿を削除し、「深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

 これだけではない。13年5月には台湾人女性から聞いた話としてツイッターに、

<台湾と中国の人の最大の差は価値観。お金のため人殺しというのは台湾にはない>

 と投稿。これも差別発言だとして批判された。

 まだまだある。

 17年6月に放送された「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)では、加計学園問題について議論をしている時に、四国で獣医師が不足している理由として「あそこ(四国全体)離れ小島ですから」と発言。共演者から「失礼だ」とその場で非難された。

 最近では今年7月、西日本を中心に豪雨が降り続いていたさなかに、衆院議員宿舎で行われた自民党議員同士の交流会「赤坂自民亭」の写真をツイッターで公開。「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり!」「若手と総理とのお写真撮ったり忙しく楽しい!」と書いた。これをきっかけに、政権幹部が災害対応を無視して飲み会に参加していたことがわかり、厳しい批判を受けた。

 数々の失言で問題化した過去を持つ“炎上女王”の入閣に、早くも財務省関係者から心配する声が出ている。

「片山さんは財務省時代、数字を見るとすぐにポイントを理解して、事務処理能力がものすごく高かった。ただ、『この国をこうしたい』という国家観はなかった。なのに政治には興味があるので、ネット右翼のような思想に染まってしまう。野党もそこを攻めてくるでしょうね。もしかしたら麻生財務相以上に失言が問題になるかも……」

 数々のペーパーテストをトップの成績で突破してきた神童は、大臣としてどのような仕事をするのか。まずは頭のよさをフルに使って、失言による“炎上”を控えめに。

(AERA dot.編集部)

3362チバQ:2018/10/02(火) 19:47:06
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-240801.html
「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点 甘利氏の選対委員長起用には懸念の声も
17:20東洋経済オンライン

「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点 甘利氏の選対委員長起用には懸念の声も

「お友達重視」「派閥均衡」…安倍人事の問題点

(東洋経済オンライン)

2年ぶりの日本人のノーベル賞受賞決定で列島が沸く中、自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相が10月2日、自民党役員・内閣改造人事を断行した。

首相は6年前の第2次政権発足以来、内閣で首相を支え続ける麻生太郎副首相兼財務相と菅義偉官房長官に、剛腕で党を仕切る二階俊博幹事長のいわゆる「政権の3本柱」に加えて、岸田文雄政調会長も続投させた。

甘利氏の再登板には強い反発の声
さらに盟友の甘利明元経済再生相を党4役の選対委員長に起用した。政権安定と着実な政策遂行を掲げた「守り優先の安全運転人事」(周辺)で、13人の閣僚が交代する中幅改造の割に閣僚の平均年齢は上がり、「顔ぶれも新鮮味に乏しい陣容」(自民幹部)となった。

選対委員長に就任した甘利明元経済再生相(写真:ロイター/Ruben Sprich)

首相の本格的人事断行は昨年8月以来、1年2カ月ぶり。総裁選での「論功行賞」に加え、積み上がった約80人の「入閣待望組」が存在するため、初入閣は12人と第2次政権発足以来最多となった。一方、女性閣僚は近年最少の1人だけで、「有資格者の乏しさ」(自民幹部)も浮き彫りにした。

総裁選での石破茂元幹事長の善戦と沖縄知事選完敗というダブルショックからの態勢立て直しが課題だったが、財務省不祥事で責任を問われた麻生氏の続投と、金銭スキャンダルで2016年1月に閣僚辞任に追い込まれた甘利氏の再登板には野党側の反発やメディアの批判が強く、今後の政権運営の火種ともなりそうだ。

首相は2日午前の党総務会で党4役を軸とする役員人事の了承を得た。それを受けて政府は昼前の閣議で閣僚の辞表を取りまとめ、首相と山口那津男公明党代表による与党党首会談を経て改造人事を進め、午後1時過ぎに菅官房長官が閣僚名簿を発表した。

これまでの安倍政権での人事と同様に、首相サイドの「情報リーク」などから2日付け朝刊や同日朝のテレビ各局のニュースは揃って「入閣予想リスト」を報じ、新体制もほぼ報道通りの顔ぶれとなった。

まず、党・内閣人事では注目されがちな「目玉」や「女性」についても、今回はほとんどサプライズがなかった。

「国民的スター」の小泉進次郎氏の入閣は、総裁選で石破氏に投票したためか、見送られた。筆頭副幹事長の再任も小泉氏自身が断ったとされる。同氏周辺は「初心に戻っての再スタート」と説明するが、来年の統一地方選、参院選での最強応援弁士との位置づけは変わらないだけに、党執行部も「応援演説のサポート」など、一定の配慮を続けるとみられている。

3363チバQ:2018/10/02(火) 19:49:02
唯一の女性閣僚は片山さつき氏
一方、地方創生・規制改革担当相に抜擢された片山さつき元参院外交防衛委員長は唯一の女性閣僚であり、「目玉」でもあるが、党内では「期待と不安」が交錯する。

今回は唯一の女性閣僚となった片山さつき地方創生相(写真:ロイター/Issei Kato)

2005年の小泉純一郎首相(当時)による郵政解散で「女刺客」として出馬、初当選したが、次の衆院選で落選し、参院に転じた。高校時代から「成績抜群の天才少女」の誉れ高く、東大法学部を経て大蔵省(現財務省)入りした際は「初の女性事務次官を目指す」と意欲を語ったとされる超エリートだ。

ただ、舛添要一前東京都知事との結婚・離婚で話題をふりまき、政界入り後も「さまざまな尖った発言」がネットで炎上するなど、トラブルメーカーとしても知られ、政界でもいわゆる"色物"扱いされてきた。2日午前に「首相から発信力を活かしてほしいといわれた」と明かした片山氏だが、今回の入閣については、朝日新聞が2日付け朝刊で「厚労相」と報じて「お詫びと訂正」記事を出すというおまけもついた。

安倍政権の売り物でもある地方創生担当だけに、「失言や暴言で内閣の火薬庫となる」(自民長老)との不安が拭えない。

政治的にみれば、今回の人事で「最大のサプライズ」(石破派幹部)は麻生氏の続投だ。

前代未聞の公文書改ざん事件や事務次官のセクハラ辞任など財務省の不祥事が相次いだだけに、首相と親密な橋下徹前大阪市長も「財務省に対する調査能力欠如だ、留任はダメだと思う」と批判した。

石破氏が総裁選で「役人だけに責任を負わせるような自民党であってはならない」と指摘した経緯もあり、麻生氏の続投することが、首相のいう「政権のしっかりした土台」となるかどうかを疑問視する向きも多い。

麻生氏とともに首相が最も信頼する盟友ながら、金銭スキャンダルで経済再生相辞任に追い込まれた甘利氏の党4役起用とも合わせて、野党やメディアから批判の対象となり、臨時国会などで混乱の要因となる可能性もある。永田町では、首相と麻生、甘利両氏との関係を「一蓮托生」「運命共同体」などと呼ぶが、「首相の友情が墓穴を掘るのでは」(岸田派幹部)との危惧は消えない。

初入閣組は12人、総裁選での論功人事を優先
注目された初入閣組は12人と第2次安倍政権以来最多となった。党内の入閣待望組が約80人に膨れ上がる中、総裁選での論功人事が優先された格好で、大半の初入閣組は60代(原田氏は70代)で、最年少は党総裁補佐から文科相に抜擢された柴山昌彦の52歳。内閣の平均年齢も62歳台の「高齢内閣」となり、新人の数の多さとは裏腹に「人心一新」や「新鮮味」には欠ける陣容となった。

具体的人事配置をみると、総務相に市長経験者の石田真敏元財務副大臣、防衛相に岩屋毅元党防衛部会長など担当職務に精通した実務派の起用が目立つ。再入閣組の根本匠厚労相とも合わせて、首相サイドは「適材適所の人事」を強調した。

ただ、入閣待望組から選ばれた新閣僚の多くは、「派閥の推薦を受けて、ポストを割り振った」(二階派幹部)のが実態とされ、党内には「滞貨一掃人事」(閣僚経験者)と酷評する向きもある。

3364チバQ:2018/10/02(火) 19:50:58
一方、党役員人事では二階幹事長、岸田政調会長が再任され、総務会長に竹下派の加藤勝信前厚労相、選対委員長に甘利氏が起用された。総裁選で首相を支持した二階、岸田両派の領袖に、竹下派と麻生派の有力者を組み合わせた「派閥均衡人事」だ。

首相とも親しいのに石破氏支持に回った竹下亘・竹下派会長に代わり同派所属の加藤氏を総務会長に起用したのは、首相の竹下派への配慮ともみえる。ただ、加藤氏はもともと「隠れ細田派」とされ、竹下派内では同派幹部の茂木敏充経済再生相の留任とも合わせて、「派閥に手を突っ込んだお友達人事」(若手)との不満も広がる。

また、首相が悲願とする憲法改正については、昨年衆院選での政界引退後も首相から党内とりまとめ役を委ねられてきた高村正彦元外相が副総裁退任となった。首相は後継を指名せず、高村氏は党憲法改正推進本部の顧問として引き続き党内とりまとめに協力する。さらに、同本部長には首相側近の下村博文元文科相が起用された。加藤総務会長と併せて「側近シフト」で党内の改憲論議を押し進めるとの首相の狙いからだ。

党人事の中で注目されたのは稲田朋美元防衛相の筆頭副幹事長起用だ。稲田氏は首相の寵愛を受け、当選回数は少ないのに第2次政権発足以降、党政調会長など党・内閣の要職を歴任してきた。ただ、防衛相時代に自衛隊の日報隠ぺい問題への対応や、東京都議選での不注意な発言などで辞任に追い込まれ、「初の女性首相の有力候補」(首相)の座から追われていた。

党三役経験者の筆頭副幹事長というのは異例の降格人事にもみえるが、「本人が望んだ」(政界関係者)とされ、首相サイドは「もう一度雑巾がけから再出発してもらうため」と解説する。さらに「うちわ問題」で法相辞任に追い込まれた松島みどり衆院議員の党広報本部長起用とも併せて「女性活躍に向けた"再生工場"人事」(石破派幹部)と揶揄する向きもある。

総裁選の際に人事構想を問われた首相は、「適材適所」だけ強調し「挙党態勢」という言葉は避けてきた。総裁選での石破氏の挑戦に「敗者は冷遇するべきだ」(麻生派幹部)との声が相次いだからだ。今回の人事でも、首相は石破氏の起用を検討しなかったとされる。

ただ、総裁選では地方票で石破氏が首相に迫ったことも踏まえ、首相は人事調整の最終段階で石破派の若手(衆院当選3回)で検察官出身の山下貴司元法務政務官を法相に抜擢して「挙党態勢」をアピールしてみせた。ただ、他の初入閣組と違って山下氏は石破氏との事前調整抜きの「一本釣り」でもあり、石破派幹部も当惑を隠さない。

経済・外交で視界不良、参院選が正念場に
第4次安倍改造内閣の発足で、総裁3選による新たな3年間の政権運営が本格始動する。内政面では総裁選前後に相次いだ台風や地震による大災害に対応するための補正予算の編成が最優先となる。さらに首相は年末にかけて、国際舞台で連続する各国首脳との会議・会談で安倍外交の成果を挙げたい考えだ。ただ、貿易摩擦をめぐる日米協議は難航必至で、「拉致・核・ミサイル問題の解決」が大前提となる北朝鮮との交渉も道筋が不透明のままだ。

首相が悲願とする憲法改正での自衛隊明記も、公明党の抵抗などで早期国会発議の見通しはまったく立っていない。そのうえ、アベノミクスの完結と異次元金融緩和の「出口」もまったく見えないのが実態だ。

来年の統一地方選と参院選は首相にとって「史上最長政権への正念場」(側近)ともなるが、今回の新体制の顔ぶれをみる限り「自民党の選挙勝利に結びつくとは思えない」(自民長老)との声も多く、参院選までの10カ月の政局は、首相の思惑とは異なる波乱含みの厳しい展開となりそうだ。

著者:泉 宏

3365チバQ:2018/10/02(火) 19:51:57
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-181002X720.html
初入閣12人で最多=女性は片山氏だけ―第4次安倍内閣
19:13時事通信

 安倍晋三首相は第4次改造内閣で、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官ら「土台」を維持する一方、安倍内閣で最多となる12人を初入閣させた。自民党各派閥の入閣未経験の「待機組」を優先した結果で、9月の総裁選を受けた派閥配慮が鮮明になった。対抗馬だった石破茂元幹事長率いる石破派からも山下貴司氏を登用した。

 自民党の派閥別にみると、麻生派が4人で最多。次いで首相の出身派閥の細田派と、二階派、岸田派がそれぞれ3人ずつ。総裁選で石破氏支持に回った竹下派は2人、石破派が1人、無派閥が2人となった。石原派からの起用はなかった。

 女性閣僚は片山さつき氏1人のみ。首相は女性活躍を掲げ、第2次安倍内閣以降、多い時には女性5人を入閣させたこともあったが、今回は最も少なかった。民間人も入らなかった。

 閣僚の平均年齢は首相を含め63.4歳で、昨年8月の第3次安倍第3次改造内閣発足時の61.6歳を1.8歳上回った。最年長は麻生氏の78歳、最年少は柴山昌彦氏の52歳。

 衆院当選回数別では麻生氏が13回で最多。最少は3回の山下氏だった。参院議員は3人で、改造前より1人減った。

3366チバQ:2018/10/02(火) 19:58:54
バランス人事って感じですね


細田派3
麻生派4+甘利選対
竹下派2+加藤総務
岸田派3+岸田政調
二階派3+二階幹事長
石破派1
石原派0+森山国対

3367チバQ:2018/10/02(火) 19:59:25
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20181002064.html
焦点:内閣改造、目玉は「加藤・甘利」ライン ダブル選の思惑も
19:06ロイター

焦点:内閣改造、目玉は「加藤・甘利」ライン ダブル選の思惑も

 10月2日、安倍首相(写真)が行った内閣改造と自民党役員人事は、留任する主要閣僚と党三役が多く、手堅さを前面に押し出している。都内で撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)

(ロイター)

[東京 2日 ロイター] - 安倍晋三首相が2日に行った内閣改造と自民党役員人事は、留任する主要閣僚と党三役が多く、手堅さを前面に押し出している。ただ、詳細に点検すると、目に付くのは安倍首相の憲法改正に対する強い執念だ。

その政策実現のカギを握るのが、首相側近の加藤勝信総務会長と甘利明選挙対策委員長の2人であるとの見方が自民党内に広がっている。また、来夏の衆参ダブル選を想定する声も出始めた。

今回の人事の「目玉」について、ある与党関係者は「加藤・甘利両氏の重視だろう」と解説する。そこから浮かび上がるのは、安倍首相の憲法改正にかける思いの強さだという。

自民党の憲法改正推進本部長には、首相側近の下村博文・元文部科学相を起用し、同党の改憲案とりまとめの際に、安倍首相の意向が反映されやすい布陣を敷いた。

さらに自民党案として正式決定する際の「関門」となる総務会の議事運営をリードする総務会長に加藤氏を任命した。

ある経済官庁幹部は「やはり首相が最もやりたい政策は改憲(実現)なのだろう」との感想を漏らした。

加藤総務会長は2日の自民党新役員・共同記者会見で「自民党は国民政党だ。国民の意見をそれぞれの議員が政策に反映させ、党で活発な議論をし、決める時には結論を出す」と強調。

党内の憲法改正議論について、3月の党大会で条文素案をまとめた「改憲4項目」を引き合いに「各党への(協議の)呼びかけと並行して、党憲法改正推進本部で議論を深めることになるのだろう。安倍首相の指示を踏まえながら議論が深まっていく。関心を持って注目する」と述べた。

複数の与党関係者は、憲法改正がデフレ脱却、拉致問題解決と並ぶ安倍政権の3本柱であり、政権の求心力を維持していくため、その旗を掲げ続ける必要があると解説する。

ただ、連立与党・公明党の山口那津男代表は9月30日の党大会で、憲法9条改正について「緊急になされるべきとは、必ずしもいえない」と表明した。

公明党が積極姿勢に転じないまま、臨時国会で改憲案の審議を進めていくことは「かなり難しいだろう。改憲の早期実現は、相当にハードルが高い」(別の与党関係者)との見方が少なくない。

一方、甘利選対委員長に対しては、来年4月の統一地方選、夏の参院選を重視し、「必勝態勢」を取ったとの受けとめ方が多い。

9月30日投開票の沖縄県知事選で、与党系候補が8万票余りの大差で敗れ、自民党内では来夏の参院選で焦点となる「1人区」の動向が読みづらくなったとの観測が台頭。さらに6年前は、安倍政権の再登場直後の「ブーム」もあり、自民党に強い追い風が吹いていた。それらを勘案すると、大物・甘利氏の実行力で、選挙態勢を強化する必要があったとみられている。

ただ、自民党内では、来年10月実施予定の消費税10%への引き上げが、与党に不利に働くのではないかとの懸念も少なくない。このため、リフレ政策を強く支持する議員などを中心に「増税再延期とセットで、衆参同日選挙を行うのではないか」(別の与党関係者)との観測も絶えず、甘利選対委員長の人事によって、そうした見方が増幅される可能性もある。

他方、今回の内閣改造・党役員人事では、安倍色が当初の想定よりも弱くなったのではないかとの分析もある。

複数の与党関係者によると、一時は「甘利政調会長」説も流れていたという。しかし、岸田文雄氏の続投に落ち着いたのは、自民党総裁選で石破茂・元幹事長が地方票の45%を獲得。安倍首相が「安全運転」志向に傾いた結果ではないかとの受け止めも出ている。

また、総裁ポストを争ったグループに、人事で配慮する必要はないとの声が安倍首相を支持する派閥から出ていたとされるが、結果的には石破派から山下貴司法務政務官を法相に起用した。

今回の改造人事では、安倍内閣として最多の12人が初入閣となった。入閣適齢期とされる衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「待機組」が80人程度いるなかで、閣僚になれなかった議員の不満を最小化するため、初入閣を増やさざるを得なかったとの評価が、自民党内では多い。

10月下旬には臨時国会が召集される予定で、野党側は9月26日の日米首脳会談で決まった新日米通商交渉の開始を巡り、政府の主張に矛盾点があるのではないかと「手ぐすね」を引いて待ち受けている。

改造後の新メンバーは、早速、その真価を問われることになりそうだ。

(竹本能文※)

3368チバQ:2018/10/02(火) 20:36:40
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181002-00010003-fnnprimev-pol
「必ずしも適材適所ではないが」の声も…12人初入閣 第4次安倍改造内閣発足へ
10/2(火) 12:38配信 FNN PRIME
「必ずしも適材適所ではないが」の声も…12人初入閣 第4次安倍改造内閣発足へ
(画像:FNN PRIME)
第4次安倍改造内閣が午後発足 初入閣は約3分の2にあたる12人
安倍総理大臣は10月2日午後、第4次安倍改造内閣を発足させる。
初入閣は約3分の2にあたる12人と第2次安倍政権以降で最も多くなった。

【画像】初入閣!片山さつき氏のけさの表情を見る…

そして最も注目された総裁選挙で対立した石破元幹事長の陣営からの起用については、ゼロとの見方もあったが、最終的に石破派の山下貴司氏1人が法相に起用された。

安倍政権の幹部は「必ずしも適材適所ではないが、やむを得ない人事だ」
今回の人事のポイントについて、フジテレビ政治部の鹿嶋豪心記者が解説する

鹿嶋豪心記者:
今回、初入閣は12人になったが、安倍首相の判断の裏側には様々な葛藤があったようだ。派閥横断的にいわゆる入閣待機組を多く入閣させたことについて、安倍政権の幹部は、「必ずしも適材適所ではないが、政権が長くなればこうなる。やむを得ない人事だ」と説明した。

女性閣僚は片山さつき氏1人だけ
鹿嶋豪心記者:
また、女性の入閣が片山さつき氏1人に留まったことについて、「閣僚が務まる人材がなかなかいなかった」と述べ、人選に苦慮した内幕も明かした。

別の政権幹部は、「来年の参議院選挙を控えた大きな人事の入れ替えはリスクを伴う」と安倍首相に進言したが、安倍首相は「そういうわけにはいかない」と語ったということだ。

石破派の入閣は山下貴司氏1人のみ
一方、石破派から唯一、当選3回の山下貴司氏が入閣したことについて、政府関係者は、「排除しすぎると、小池都知事と同じになる。3回生を入れることで石破派のほかの若手を当てこする意味合いもあるのだろう」と指摘している。

沖縄県知事選の敗北が尾を引かないよう…
安倍首相としては、沖縄県知事選の敗北が尾を引かないよう、総裁選で安倍首相を支持した議員を中心に、政権そのものの土台を立て直したい考えだ。

プライムニュース デイズ

3369チバQ:2018/10/03(水) 00:47:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20181003k0000m010132000c.html
<改造内閣>初入閣12人、派閥均衡色濃く
10月02日 21:41毎日新聞

<改造内閣>初入閣12人、派閥均衡色濃く

記念撮影に応じる第4次安倍改造内閣の閣僚=首相官邸で2018年10月2日午後7時14分、竹内紀臣撮影

(毎日新聞)

 安倍晋三首相は2日、内閣改造を行い、皇居での認証式を経て、第4次安倍改造内閣が発足した。麻生太郎副総理兼財務相(78)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)らを留任させ、経済、外交政策の安定を重視した半面、自民党の派閥均衡に配慮し、石破派の山下貴司法相(53)ら12人を初入閣させた。首相は記者会見で「明日の時代を切り開くための全員野球内閣だ」と述べた。

 今回の内閣改造で全19閣僚のうち留任は麻生氏ら6人。初入閣12人は2001年の小泉内閣以降の自民党政権では最も多い。首相は会見で「政策を確実に実行できるいぶし銀の人材が自民党にはたくさんいる。地道に能力の研さんに努めてきたみなさんにできるだけ多くのチャンスを作るべきだと考えた」と説明した。

 9月の自民党総裁選は首相と石破茂元幹事長との6年ぶりの選挙戦になったため、党内では石破派を冷遇するのではないかという見方が出ていた。首相は記者会見で「総裁選で誰に投票したかはまったく考える余地はなかった」と強調した。

 女性の入閣は片山さつき地方創生担当相(59)だけで、安倍内閣として過去最少になった。首相は会見で「各国と比べて女性の比率が少ないことは認めざるを得ない」としつつ、「2人分、3人分の発信力で仕事をしてもらえると期待している」と述べた。

 菅義偉官房長官(69)に拉致問題担当相を兼務させたことに関しては「政府・与党を貫くオールジャパンの体制を強化する」と述べ、拉致問題の解決に意欲をみせた。

 自衛隊の存在明記などの憲法改正について、首相は「自民党がリーダーシップを取って、次の国会での改正案提出を目指すべきだ」と改めて表明。公明党に対しても「当然、丁寧に説明していかなければならない。信頼関係の中で真摯(しんし)に議論していくことが大切だ」と協力を呼びかけた。

 首相は会見後の初閣議で、西日本豪雨や北海道地震などを受け、被災地の復旧・復興や防災対策などを盛り込んだ2018年度補正予算案の編成を指示した。

 一方、自民党は2日の臨時総務会で二階俊博幹事長(79)と岸田文雄政調会長(61)の留任に加え、加藤勝信前厚生労働相(62)を総務会長、甘利明元経済再生担当相(69)を選対委員長に起用する人事を了承した。【朝日弘行】

3370チバQ:2018/10/03(水) 13:06:45
https://www.asahi.com/articles/ASLB25GR5LB2UTFK02F.html
「推薦通り。力が落ちた証拠」各派閥は満足 第4次改造
明楽麻子2018年10月3日10時50分
 2日に発足した第4次安倍改造内閣の特徴は、安倍晋三首相の自民党総裁3選を支えた派閥の意向をこれまで以上に重視した点だ。「安倍1強」と言われたかつての安倍首相主導の組閣では入閣を果たせなかった待機組が今回は次々と入閣した。初入閣組は第2次安倍政権以降の改造で最多の12人に膨らんだ。

 首相の選んだ顔ぶれには、首相が総裁選で党内の派閥の力に頼ったことの影響が色濃く反映された。

 閣僚の数が増えたのは早くから首相の3選支持を明らかにした麻生派と二階派。麻生派は3人から4人に、二階派は1人から3人に増えた。

 麻生太郎副総理は改造に先立ち、一定の当選を重ねながらも入閣経験がない「入閣待機組」のうち衆院当選8回の3人を官邸幹部に伝えていた。そのうち岩屋毅防衛相と原田義昭環境相が初入閣。派幹部は「大満足だ」と語った。

 二階俊博幹事長が率いる二階派…

3371チバQ:2018/10/03(水) 17:42:59
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6298826
10/3(水) 10:57 掲載
初入閣の柴山文科相、教育勅語“普遍性持つ部分ある”

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 初入閣した柴山昌彦文部科学大臣は就任会見で、戦前の教育で使われた教育勅語について、「アレンジした形で、今の道徳などに使える分野があり、普遍性を持っている部分がある」などと述べました。(TBS系(JNN))

3372チバQ:2018/10/03(水) 17:46:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181003-00350156-nksports-soci

石破派から山下氏入閣 露骨な「冷や飯」避ける?
10/3(水) 9:57配信 日刊スポーツ
石破派から山下氏入閣 露骨な「冷や飯」避ける?
18年9月20日、自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相(右手前)と石破茂元幹事長
安倍晋三首相(64)は2日、第4次安倍改造内閣を発足させた。

自民党総裁選で首相と戦った石破茂元幹事長を支援した山下貴司法相は、唯一、石破派から入閣。「私でよろしいんですかと申した。命がけで頑張る」と述べた。首相は「検事として経験を積み、法務行政に明るく(大臣に)ふさわしい。総裁選で誰に投票したかは考えなかった」というが、総裁選での石破氏の善戦や沖縄県知事選での支援候補敗北で、首相の求心力の低下が懸念される中、露骨な冷や飯で党内に敵を増やすのは得策でないとの判断もあったとみられる。山下氏は石破派に入る前、菅官房長官に選挙応援を受け、関係が近い。首相サイドによる「一本釣り」に近いが、石破氏は「適材適所で首相が熟慮した結果。くさびとか揺さぶりとか、ご懸念には及ばない」と強調した。

3373チバQ:2018/10/03(水) 17:47:47
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181003-00181237-diamond-soci
第4次安倍改造内閣が石破派「山下貴司法相」を抜擢した真意
10/3(水) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン
第4次安倍改造内閣が石破派「山下貴司法相」を抜擢した真意
Photo:AP/AFLO
 安倍晋三首相は2日、内閣改造・党役員人事をを実施した。来年11月には歴代最長になるほどの長期政権となった安倍政権は、人事戦略でも進化を遂げたといえる。一言でいえば、「この道しかない人事」ということになる。第4次安倍改造内閣は、異論を許さぬ鉄壁の隙のない体制を敷くことで、「アベノミクス」を完遂し、「憲法改正」を実現しようとする。だが、その隙のなさは、どこか危うさを感じさせるものである。

● 宏池会制圧のための岸田政調会長留任に アベノミクス貫徹への「執念」

 安倍首相は、主要閣僚と党役員の大部分を留任させた。まずは、二階俊博幹事長の留任だが、ありとあらゆる論客が二階幹事長の豊富な経験と政治力を論じているので、あらためて取り上げることはないだろう。自他ともに認める、安倍政権・自民党の大黒柱である。同じことは菅義偉官房長官にもいえる。留任は安倍首相としては当然の判断であり、特にあらためて論評することはない。

 同じく留任する麻生太郎副総理・財務相について考えてみたい。度重なる「失言」「暴言」や、「スキャンダル対応」の酷さについては、方々で批判されつくされているので、ここでは論評しない。

 1つだけいえることは、なにがあろうとも麻生副総理・財務相を守り抜く、安倍首相のアベノミクス貫徹への強い執念だ。「最強の官庁」と呼ばれる財務省を抑え込む強力な政治手腕を、首相は絶対に手放せないということだ。

 アベノミクスに関連した人事では、岸田文雄政調会長の留任もある。前回も論じたので簡潔にまとめたい。岸田政調会長は、3年後の安倍首相退任時の「禅譲」を期待し、総裁選への出馬を取りやめた。自らが領袖を務める「宏池会」がかつて主導した「税と社会保障の一体改革」への思い入れを封印し、アベノミクスを無批判に推進せざるを得なくなった(本連載第193回・P.2)。

 岸田政調会長の役割は、単に自らが安倍首相に恭順の意を示すにとどまらない。安倍首相が彼に求める役割は、「宏池会」を完全に抑えることにある。「宏池会」は、「保守本流」と呼ばれてきた。吉田茂元首相のいわゆる「吉田学校」の一番弟子・池田勇人元首相が結成した伝統ある派閥である。「軽武装経済至上主義」を掲げ、「国民所得倍増計画」を断行して高度経済成長を実現した誇りを持っている。

 現在でも、宏池会には安全保障政策の拡大、憲法改正に内心批判的であり、「オーソドックスな経済政策」を志向する政治家が少なくない。また、谷垣禎一元総裁や古賀誠元幹事長など、安倍政権に批判的なうるさ型のOBもいる。岸田政調会長は、彼らに「アベノミクス批判」「憲法改正批判」をさせないことが、「安倍後継」への道だということになる。

 岸田政調会長は、既に安倍政権で外相を長く務めた。その間、安倍首相は「日本版NSC」「特定秘密保護法」(第72回)「集団的自衛権の限定的行使容認」「安保法制」(第115回)「共謀罪」(第160回)など、いわゆる「首相のやりたい政策」を実現してきた。岸田外相を支えることで、宏池会は既に「軽武装」については封印してきたといえる。

 今後は、「オーソドックスな経済政策」も封印し、アベノミクスを黙って推進することになる。ただし、おそらく「禅譲」はなく、安倍後継は若手ということになり、岸田政調会長は切り捨てられる。その時に、宏池会が1つにまとまっていられるかは、わからない。

● 党を徹底的に掌握するための 党役員への実力者の起用

 今回の内閣改造・党役員人事で顕著なのは、安倍首相が徹底的に党を掌握しようとしていることだ。総裁選の党員票で45%を獲得した石破茂元幹事長の「大善戦」がよほどショックだったのだろう。まず、注目すべきは甘利明氏を選挙対策委員長にしたことだ。

 甘利新選対委員長は、総裁選後に「大善戦」の石破元幹事長に対して、「苦言」を呈した。総裁選で安倍陣営の選対事務総長だった甘利氏はテレビ番組に出演し、「近くで専門家として石破さんを評価できるのは国会議員です」などと発言した。まるで、石破元幹事長が党員票で45%を獲得したことは、党員がよく物事を理解できていないからだといわんばかりだった。

 今後は、党の選対委員長として、総裁選で示された地方の不満を汲み取ろうという気はさらさらない。むしろ、地方組織が安倍政権に対して批判を表面化させることがないよう、来年の参院選に向けて、さらに厳しく指導していこうということだ。

3374チバQ:2018/10/03(水) 17:48:11
 次に、加藤勝信厚労相の党総務会長起用だ。加藤新総務会長は、総裁選で自主投票を決めて、多くの所属議員が石破元幹事長を支持した竹下派に属している。安倍首相の側近中の側近である加藤氏の総務会長起用は、竹下派をもう一度、安倍支持一本で固め直す狙いがあるといわれている。

 この連載では、加藤氏の総務会長起用に関して、もう1つ指摘しておきたいことがある。かつて加藤氏は、「働き方改革担当相」「一億総活躍担当相」「女性活躍担当相」「再チャレンジ担当相」「拉致問題担当相」「国土強靱化担当相」「内閣府特命担当相(少子化対策男女共同参画)」と、実に7つの閣僚職を兼務していたことがある。

 これらは、まるで一貫性がなさそうなのだが、すべて「国民の支持を受けやすい課題」という共通点があった。つまり、加藤氏は事実上「支持率調整担当相」であり、首相官邸に陣取って、支持率が下がりそうになったらタイミングよく国民に受ける政治課題を出していくのが真の役割だったと考えられる(第163回・P.3)。

 これは、広報戦略のエキスパートである世耕弘成氏の経産相起用と合わせてみると、安倍政権では社会保障政策や成長戦略は、所詮支持率獲得の道具にすぎず、場当たり的に政策が打ち出されるだけといえるのではないか。その結果、本来これらの政策に必要な中長期的な戦略はいつまでたっても出てこないと、この連載では批判を繰り返してきた。だが、見方を変えてみると、これにはいいところもある。

 橋下徹前大阪市長(元維新の会代表)は、最新の著書で自民党について、国民のニーズを吸い上げる「マーケティング戦略」に長けていると評している。筆者も、橋下氏の見方に基本的に同意である。

 そのマーケティングの中核を担ってきた加藤氏の総務会長起用は、参院選に向けて、所属議員、公認候補、地方組織で一丸となって、国民のニーズを徹底的にマーケティング調査しようという意図があるように思う。これは、野党側を自民党がはるかに凌駕している部分であり、フェアに評価すべきである。

● 安倍首相は不退転で 憲法改正を進める意思を示した

 そして、安倍首相の悲願「憲法改正」についてである。石破元幹事長の総裁選での「善戦」によって、安倍首相が提起する「現行憲法9条の1項、2項を残しつつ自衛隊の存在を記述する」の私案をベースとする改憲案が後退し、石破元幹事長がかつて党憲法改正推進本部副本部長として取りまとめた「憲法9条削除」「フルスペックの集団的自衛権を行使できる国防軍を保持」などを明記した「自民党憲法草案」が再浮上する可能性がないわけではなかった。

 だが、安倍首相は、その芽を完全に摘むための手を打った。党憲法改正推進本部長に下村博文元文科相が起用された。安倍首相の出身派閥である細田派の事務総長を務め、自らに近い考えを持つ下村元文科相の起用は、安倍首相が目指す秋の臨時国会での憲法改正案提出に向けて議論を加速させる狙いがある。

 そして、なにより驚かされたのは、反主流の石破派から唯一、山下貴司氏が閣僚に法相に起用されたことだ。山下新法相は、東京地検特捜部にも勤務経験がある元検察官で、外交官(一等書記官件法律顧問)としてワシントン大使館に勤務し、従軍慰安婦訴訟や戦時捕虜訴訟で勝訴した実績があるという。政治家としても、当選3回ながら議員立法で8本の法案を起案し成立させた実績を持ち「ミスター議員立法」と呼ばれる。高い法務実務能力が評価される政治家である。

3375チバQ:2018/10/03(水) 17:48:29
 山下新法相の起用は、「党内融和」を狙ってのものだといわれる。もちろん、石破派の「ホープ」であり、石破元幹事長は安倍首相との主張の違いを超えて、全面的にバックアップせざるを得なくなるという面がある。だが、それだけではこの起用を説明できない。

 法相は、憲法改正で国会答弁に立たなければいけない。野党からの厳しい質問が浴びせられるだろうが、的確に答弁しなければ国会審議が持たなくなる。「党内融和」だけで決められるポストではない。「党内融和」が目的ならば、ベテラン議員を他のポストで起用しているだろう。

 まして、当選4回の小泉進次郎氏よりも先に、当選3回での大抜擢なのだ。安倍首相は、山下新法相の能力を非常に高く買っているということだ。絶対に憲法改正を実現するという安倍首相の凄まじい執念を示している。

● 「打つ手がない」外交を担当する 閣僚は留任させるしかない

 外交・安全保障に目を転じると、防衛相が小野寺五典氏から岩屋毅氏に交代した以外、河野太郎外相、世耕弘成経産相、茂木敏充経済再生相が留任となった。日米貿易交渉、日露関係、北朝鮮問題と懸案が山積みの中、基本的にこれまでの安倍外交との継続性を重視したといえる。

 しかし、見方を変えれば、「打つ手がない」から継続性を重視せざるを得ないといえなくもない。北朝鮮問題は、CVID(「完全」かつ「検証可能」で、不可逆的な核廃絶)が進まない一方で、2回目の米朝首脳会談が年内に開催される方向であり、文在寅韓国大統領は経済協力に前のめりの姿勢をみせている。「日本蚊帳の外」(第186回)が、現実化しつつある。

 日露関係では、ロシア側が「協議は、クリール諸島(北方領土と千島列島)がロシアに帰属するという事実に立脚して進められる」とする立場を堅持し、膠着状態が続いてきたが、ウラジーミル・プーチン露大統領から、北方領土問題を棚上げする形での「条件なしでの日ロ平和条約締結」を突如提案されてしまい、困惑が広がっている。

3376チバQ:2018/10/03(水) 18:18:42
 そして、日米関係では、安倍首相とドナルド・トランプ大統領の「ドナルド・シンゾー関係」という個人的に緊密な関係によって(第170回)、米国による自動車関税の引き上げという最悪の事態は当面回避できた。しかし、気まぐれなトランプ大統領が、今後どんな要求を日本に突き付けてくるか、予断を許さない。

 このような外交の苦境に対して、日本にはとりあえず「経済力」を状況に合わせて切り売りして、凌いでいくしか方法がない。そういう意味で、貿易交渉や経済協力を担当する閣僚は留任とするしかないのだろう。

● 「安倍人事」は進化しているが “この道しかない”人事は危なっかしい

 今回の安倍政権の内閣改造・党役員人事は、アベノミクスを貫徹する、憲法改正を実現する、膠着する外交を少しでも前進させるという、安倍首相の意思を明確に示すものとなった。そのために、党側から政策への異論が出ないように、これまで以上の徹底的な締め付けを行うための人事を行い、内閣では政策の継続性と着実な実行のための実務能力を重視する人材配置を行った。

 長期政権となったこともあり、「安倍人事」は進化している。第一次政権期や第二次政権の初期は、「お友達内閣」と揶揄されたように、首相の周辺に側近を配置して固める一方で、党側の人事には隙が出て、足を引っ張られるようなこともあった。

 だが、今回の人事は、党側に大物・実力者を配置して徹底的に固めて、異論が出る隙をなくしたことが特徴である。そして、「反安倍」の石破派から、実務能力を評価して山下法相を起用したことは、身内に甘い「お友達内閣」に付きまとった脆さから脱却する狙いが感じられる。

 しかし、進化した安倍人事に懸念がないわけではない。安倍首相は総裁選で石破元幹事長の「善戦」を許した後、「真摯に受け止める」を連発した。だが、安倍人事から見えるものは、これまで以上に異論を許さず締め付けて、「やりたい政策」を一丸となって進めるという、首相の強い意思だったということだ。

 アベノミクス、憲法改正、外交で「この道しかない」と突っ走り、党内で全く異論を許さない体制を確立することは、もし政策が失敗だとわかった時、それに代わる政策案が党内から出てくる余地がなくなることを意味する。それは、非常に危なっかしいことではないだろうか。

 <参考文献>
橋下徹(2018)『政権交代論』(朝日新書)

 (立命館大学政策科学部教授 上久保誠人)

上久保誠人

3377チバQ:2018/10/03(水) 20:55:36
https://www.sankei.com/politics/news/181002/plt1810020077-n1.html
2018.10.2 21:39

安倍首相が山下貴司法相を抜擢した理由
 安倍晋三首相が2日の内閣改造で、自民党石破派の山下貴司法務政務官を法相に抜擢したのは、9月の総裁選で石破茂元幹事長を支持した勢力を「人事で干す」といったマイナスイメージがつくのを避けることだけが目的ではない。

 「とにかく新しい国づくりのため一緒に頑張ろう」

 首相は1日夜、山下氏に電話をかけ、閣僚に就くよう直接口説いた。山下氏は想定外の申し出に「私でよろしいんですか?」と聞き返したが、最終的に閣内で尽力する意向を伝えた。

 山下氏は平成14年から約3年間、在ワシントン日本大使館に法律顧問として赴任。米国内で、日本政府を相手取った慰安婦訴訟で指揮を取り、米連邦最高裁まで争った末に勝訴した。

 国政進出後は憲法改正にも意欲的だ。昨年の月刊「正論」3月号では、「憲法を変えるかどうか最終的に決めるのは国民投票であり(議員が)議論から逃げてはならない」と、訴えた。首相の「国民から国民投票の権利を奪ってはならない」という主張と重なる。

 首相は自身に近い政治信条を持つ山下氏に目をつけたようだ。首相は第4次安倍改造内閣の発足を受けた2日の記者会見で「総裁選で誰に投票したか、全く考える余地はなかった」と述べ、人物本位で選んだことを強調した。

 もっとも山下氏は、小泉進次郎元筆頭副幹事長の腹心として知られる。今回の抜擢は首相が小泉氏の人脈に影響力を持とうとする狙いも見え隠れする。(水内茂幸)

3378とはずがたり:2018/10/04(木) 10:22:48
>>2968-2969(止まらない“山拓”の「反安倍」発言 「ついていけない」「愛されキャラだ」派閥に賛否)の記事は印象に残ったしなw

それにしても滞貨一掃内閣は干された方の入閣待望組には物凄い破壊力だな。任命権者の安倍では無く派閥の上を恨む構図に出来てる。

石原派閣僚ゼロ、山崎氏の「石破支持」に恨み節
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181004-OYT1T50042.html?r=1
2018年10月04日 09時50分


 2日の内閣改造で所属議員の閣僚起用がなかった自民党最小派閥の石原派(12人)内で、失望感が広がっている。

 石原伸晃・元経済再生相が率いる同派は、坂本哲志衆院議員(当選6回)の入閣を希望したが、かなわなかった。前回の改造に続き閣僚数はゼロだった。自民党役員人事で森山裕国会対策委員長の続投が決まったものの、派内では「派閥を存続する意義が問われかねない」(若手)と厳しい声が噴き出している。

 総裁選で安倍首相を支持した石原派だが、態度表明は党内7派閥で最後と出遅れた。早々と首相の連続3選支持を打ち出した麻生派(59人)や二階派(44人)は閣僚数を増やしており、派内では「石原氏の決断の遅れが原因」と見る向きがある。

 石原派最高顧問の山崎拓・元副総裁が石破茂・元幹事長支持で動いたため、「勝手な行動が影響した」と恨み節も漏れている。

3379チバQ:2018/10/04(木) 18:16:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000035-mai-pol
<第4次安倍改造内閣>女性副大臣、5人に
10/4(木) 11:30配信 毎日新聞
<第4次安倍改造内閣>女性副大臣、5人に
記念撮影に応じる第4次安倍改造内閣の閣僚=首相官邸で2018年10月2日午後7時14分、竹内紀臣撮影
 政府は4日午前の臨時閣議で、第4次安倍改造内閣の副大臣25人と政務官27人の人事を決定した。副総務相兼副内閣相に佐藤ゆかり元経済産業政務官(自民)を充てるなど、副大臣に女性5人を起用。昨年11月発足の第4次安倍内閣で2人だった女性副大臣を増やした。今回の内閣改造で女性閣僚は片山さつき地方創生担当相の1人にとどまったため、女性活躍の観点でバランスをとったとみられる。


 女性副大臣はほかに、阿部俊子副外相(自民)▽永岡桂子副文部科学相(同)▽高階恵美子副厚生労働相(同)▽浮島智子副文科相兼副内閣相(公明)。

 政務官では、鈴木貴子氏(自民)が防衛政務官に起用された。鈴木氏は、新党大地代表の鈴木宗男元衆院議員の長女で、女性政務官は鈴木氏1人だった。【野間口陽】


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000046-asahi-pol
石破氏支援の議員も起用 副大臣・政務官人事
10/4(木) 12:06配信 朝日新聞デジタル
石破氏支援の議員も起用 副大臣・政務官人事
副大臣会議であいさつする安倍晋三首相(中央)=2018年10月4日午後1時37分、首相官邸、岩下毅撮影
 政府は4日の臨時閣議で、内閣改造に伴う副大臣25人と政務官27人の人事を決定した。自民党総裁選で石破茂・元幹事長支持を表明した議員からは、橘慶一郎衆院議員が復興副大臣、舞立昇治参院議員が内閣府政務官、門山宏哲(ひろあき)衆院議員が法務政務官に就任した。

 閣僚では山下貴司法相が入閣しており、菅義偉官房長官は閣議後の記者会見で「首相が適材適所の観点で人選をされた。全員野球内閣として内外の諸課題にしっかり対応していける体制が整った」と話した。

 石破氏は総裁選の国会議員票で73票を獲得。投票先を明らかにしていない議員も複数いる。

3380チバQ:2018/10/04(木) 18:16:42
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000529-san-pol
第4次安倍改造内閣 副大臣25人、政務官27人の顔ぶれ
10/4(木) 11:26配信 産経新聞
 政府が4日午前の臨時閣議で決定した第4次安倍晋三改造内閣の副大臣・政務官は次の通り。(敬称略)

 ▽副大臣(25人)

 【復興】橘慶一郎、浜田昌良【内閣府】左藤章、田中良生、中根一幸【総務】鈴木淳司【総務・内閣府】佐藤ゆかり【法務】平口洋【外務】阿部俊子、佐藤正久【財務】上野賢一郎、鈴木馨祐【文部科学】永岡桂子【文部科学・内閣府】浮島智子【厚生労働】大口善徳、高階恵美子【農林水産】小里泰弘、高鳥修一【経済産業】関芳弘【経済産業・内閣府】磯崎仁彦【国土交通】大塚高司【国土交通・内閣府・復興】塚田一郎【環境】城内実【環境・内閣府】秋元司【防衛・内閣府】原田憲治

 ▽政務官(27人)

 【内閣府】長尾敬、舞立昇治【内閣府・復興】安藤裕【総務】大西英男、国重徹【総務・内閣府】古賀友一郎【法務】門山宏哲【外務】鈴木憲和、辻清人、山田賢司【財務】伊佐進一、渡辺美知太郎【文部科学】中村裕之【文部科学・内閣府・復興】白須賀貴樹【厚生労働】上野宏史、新谷正義【農林水産】浜村進、高野光二郎【経済産業】滝波宏文【経済産業・内閣府・復興】石川昭政【国土交通】工藤彰三、田中英之【国土交通・内閣府】阿達雅志【環境】勝俣孝明【環境・内閣府】菅家一郎【防衛】鈴木貴子【防衛・内閣府】山田宏

3381チバQ:2018/10/04(木) 18:20:38
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000002-tospoweb-ent
片山さつき氏入閣を悔しがった有名人
10/4(木) 11:00配信 東スポWeb
 安倍晋三首相は2日、内閣改造を行い第4次安倍改造内閣が発足した。閣僚全19人中12人が初入閣で、2012年に第2次安倍内閣が発足して以降、最多。目玉となったのは地方創生・規制改革・女性活躍推進担当相に就任した“紅一点”の片山さつき氏(59)だ。この人事に「逃した魚は大きかった」と悔やんだのは、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏(年齢非公表)。いったいどういうことなのか? 実はこの2人には意外なつながりが――。

 内閣改造で自民党内がざわついたのは、片山氏の起用だった。

「まさかとは思いましたが、本当に大臣になるとは」(党関係者)

 前夜に入閣が伝えられた際には、そのポストを巡って、情報が錯綜。朝日新聞が「厚労相就任」と報じ、誤報と謝罪する一幕もあった。

 片山氏は学生時代から「東大の山口百恵」と騒がれ、大蔵省(現財務省)入省時もメディアジャックした。在職中には当時、東大助教授だった舛添要一元都知事と結婚(3年後に離婚)したのも話題となった。

 2005年の“郵政選挙”で、小泉チルドレンとして政治家転身を果たすも、野党転落時にはその露出も大きく減った。その時、業務提携したのが、デーブ氏の所属する個人事務所「スペクター・コミュニケーションズ」だったのだ。

 デーブ氏が振り返る。

「“片山さつきみどり”っていう芸名をあげたんだけど、使わなかったね(笑い)。メディア対策とかプランニングをしていたよ。でも僕が投票権なくて、説得力がなかったから(笑い)、その後、移籍しちゃったけど」

 片山氏は“デーブ人脈”を生かし、「サンデー・ジャポン」(TBS系)、「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ系)などのバラエティー番組に出演する一方、「朝まで生テレビ!」(テレビ朝日系)の論客として鳴らし、再浮上のきっかけとなった。ところが、なぜか現在は大手芸能プロ「サンミュージック」と業務提携している。

「逃した魚は、大きかった」と悔しがるデーブ氏。大臣になるとわかっていれば“事務所移籍”を何とか思いとどまらせたのに…といったところか。それでも、そこは気持ちを新たに、デーブ氏はこうエールを送る。

「派手めな見かけで勘違いされるが、片山さんの知識・情報量はハンパない。形だけで海外視察に行く議員と違って、本当に実地で学んでくる。地方創生相も適任で、具体案もどんどん出せる。気が強くて自信家だから、誰も逆らえないしね。和田アキ子が国会議員から大臣になったと思えばいいよ(笑い)。もし首相になったらサンミュージックと交渉して、ウチに戻ってきてもらおうかな。その時は、(同事務所所属の)森田健作千葉県知事も一緒に連れて来てもらおう」

 安倍首相も片山氏のことを「政策通だけでなくフットワークも軽く、ガッツもある。女性の入閣は1人だけだが、2人分も3人分もある存在感で、女性活躍の旗を高く掲げてもらいたい」と目を細めている。

 ところが一方で、片山氏といえばお騒がせ議員としても有名。誤った情報に基づくSNS発信などでたびたび炎上し、国会では度重なる遅刻で厳重注意処分も受けている。

「とにかく遅刻魔だから仕方がない。外交防衛委員長時には理事懇を遅刻し、涙ながらに謝罪した時はもう大臣の可能性はなくなったといわれていたんですが…」(前出の党関係者)

 気になる遅刻理由は大学時から貫いている「聖子ちゃんカットの前髪カールのセット」ともウワサされ、この日も首相官邸の呼び込み時につけまつげが落ちるというシーンもあった。

 片山氏を知る関係者は「電話をしながら、他の作業や面会したりと、複数のことを同時にやっちゃう人なんです。頭がいいからこそなせるワザなんだけど、それで遅刻してしまったら、どうしようもない」と話す。

 大臣になっても遅刻をやらかせば、取り返しはつかないが、その悪癖を克服すれば、明るい未来が見えてくる。

「これまで小池百合子氏や稲田朋美氏、野田聖子氏ら“女性初の首相”と期待されながらも皆、自滅した。今回、女性閣僚が片山氏だけのように党内の女性人材は枯渇している。大臣をやり遂げれば、女性初の首相も、もしかしたらあるかもしれません」(永田町関係者)

 憲法改正そして、来年の統一地方選・参院選へ向け、盤石な態勢を固めたい安倍政権で、強烈キャラの片山氏起用は吉と出るか、凶と出るか…。

3382チバQ:2018/10/04(木) 18:22:11
>>3290>>3294
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000008-khks-soci
<自民総裁選>石破氏、なぜ山形で善戦? 父母の縁、判官びいきの感情…背景を探る
10/4(木) 10:33配信 河北新報
<自民総裁選>石破氏、なぜ山形で善戦? 父母の縁、判官びいきの感情…背景を探る
自民党総裁選の開票作業に当たる山形県連関係者ら=9月20日、山形市の県連事務所
 安倍晋三首相が連続3選された自民党総裁選で、山形県では石破茂元幹事長が4402票(得票率58.1%)を獲得し、安倍氏を1230票引き離した。全国で石破氏が安倍氏を上回る党員・党友の支持を集めたのは10県で、東北では山形だけ。石破氏の予想外の善戦を東北から支えた山形特有の背景を探った。(山形総局・菊地弘志)

【自民総裁選】仙台で最後の街頭演説会 安倍氏経済成長の実績強調、石破氏防災省の新設に力点

<道の駅開設に尽力>

 「山形県がなければ今の私はありません」

 石破氏が都道府県別に7分近いメッセージ動画を発信した総裁選特設サイトの山形編は、こんな言葉から始まった。

 母方の祖父は1934〜36年に官選の山形県知事を務めた金森太郎(1888〜1958年)。金森の娘と、山形県に保安課長として赴任してきた内務官僚石破二朗(08〜81年、後に自治相)との間に生まれた出自に触れ、「ありがたいご縁を感じております」と親しみを込めて語り掛けた。

 農林水産相や地方創生担当相を歴任した石破氏はこれまでも頻繁に山形県を訪れ、国政、地方を問わず選挙の際には候補者の応援に力を入れた。前回の2012年総裁選でも石破氏は県内党員・党友票の7割近くを獲得し、安倍氏に約3000票差をつける強さを発揮した。

 今回の総裁選で後藤源県議(米沢選挙区)は石破氏支持を鮮明に掲げ、地元の党員らにも積極的に支持を呼び掛けた。

 国の「重点道の駅」として4月にオープンした道の駅「米沢」は、地方創生担当相時代の石破氏への要望が実った結果だったとアピール。後藤県議は「(石破氏が)米沢に来た際は地酒の銘柄を褒め、聴衆の心をつかんだ。事前に調べたのだろう」と振り返る。

<陣営 強く働き掛け>

 最上地方の党員も「山形にまめに足を運んでいる石破氏に親近感を覚える人は多い」と話す。「今回は結果(安倍氏3選)が明らかな中、判官びいきの感情もあったかもしれない。一度名前を書いたら移り気にならないのが山形人気質」とみる。

 県内の党国会議員は4人のうち3人が安倍氏、1人が石破氏に投票したとみられる。4人は竹下派(衆院)、岸田派、非派閥の谷垣グループのいずれかに所属し、安倍氏の出身派閥で最大勢力の細田派はいない。

 党県連幹部は「アベノミクスの浸透を実感できない経営者もいる。自身はともかく、支持者の投票先は自主判断に任せたようだ」と分析。一方「重点県だったのだろう。石破陣営の働き掛けが強かった」と受け止めた党関係者も少なくない。

 県議の一人は「石破氏の地元鳥取県と山形県はともに日本海側に位置し、交通インフラが未整備で過疎や高齢化に直面している」と指摘。「地方の実情に通じた主張にうなずける点が多くあったのではないか」と語る。

3383チバQ:2018/10/04(木) 22:37:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000111-jij-pol
副大臣・政務官にも火種=過去に「舌禍」―自民
10/4(木) 19:16配信 時事通信
副大臣・政務官にも火種=過去に「舌禍」―自民
副大臣会議で発言する安倍晋三首相(左手前から2人目)=4日午後、首相官邸
 安倍晋三首相は4日の副大臣・政務官人事で、自民党各派のバランスを重視した。

 ただ、がん患者や女性への差別的な発言など不適切な言動が問題視された議員らが含まれており、政権の火種となりそうだ。

〔写真特集〕失言の迷宮〜アノ人がこんなことを…〜

 安倍晋三首相は首相官邸で開いた副大臣会議に出席し、「官僚との適切な信頼関係の下、大臣をサポートし、国政運営に尽力することを期待している」と訓示した。

 副大臣25、政務官27の計52ポストは、おおむね7派閥の勢力順に配分された。先の党総裁選で首相を支持した5派のうち、党内最大の細田派は12人。麻生派10人(同派メンバーで無所属の渡辺美知太郎氏含む)、岸田派4人、二階派3人、石原派1人だった。

 自主投票の竹下派から起用された7人は、全員が首相支持とみられる。多くが石破茂元幹事長の支援に回った参院竹下派からは、首相に投票した佐藤正久氏が唯一起用され、外務副大臣に留任。一方、石破氏に近い無派閥の橘慶一郎氏が復興副大臣に就任したが、石破派は政務官2人で、副大臣はゼロだった。

 「舌禍」が不安視されるのは、細田派の大西英男総務政務官。がん患者について「働かなければいい」とやじを飛ばし、謝罪に追い込まれた。

 同派の長尾敬内閣府政務官はツイッターに「セクハラとは縁遠い方々」と表現した野党の女性議員の写真を投稿し、陳謝した。二階派の佐藤ゆかり総務副大臣は、自民党前大阪府議から名誉毀損(きそん)で提訴されたことがある。

 社民党の又市征治党首は4日の記者会見で、大西氏の就任を批判した上で「国会で徹底して過去の問題を追及したい」と語った。

3384チバQ:2018/10/05(金) 00:05:05
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201810/CK2018100302000146.html
文書改ざん責任、金銭疑惑… 「訳あり」議員、次々

2018年10月3日 朝刊


留任が決まり、首相官邸に入る麻生太郎副総理兼財務相=2日午後

写真
 内閣改造・自民党役員人事では、森友学園への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で責任を問われている麻生太郎財務相が留任した。さらに、「政治とカネ」や言動を問題視された議員が次々に要職を担うことになった。 (清水俊介)

 安倍晋三首相は二日夜の記者会見で、麻生氏を「政権運営の骨格」に位置付けた。麻生氏は首相の盟友の一人で、二〇一二年末の第二次政権発足後、一貫して同じ地位にとどまる。首相にとっては、妻昭恵氏の存在が影響した森友問題では麻生氏の責任を問いにくい事情もある。

 党選対委員長に就いた甘利明氏も、首相と盟友関係だ。一六年一月に金銭授受疑惑で経済再生担当相を辞任して以来の表舞台となった就任記者会見では「私も秘書も刑事訴追されていない。検察の捜査がすべてだ」と潔白を主張。首相も「実績、手腕、調整能力は党内でほとんどの方が評価している」と持ち上げた。

 党憲法改正推進本部長を任された下村博文氏は、首相側近の一人。第二次政権発足後に文部科学相を務め、加計学園の獣医学部新設を巡る愛媛県文書に下村氏の発言が記載された。それとは別に、事務所が加計学園側から計二百万円をパーティー券代として受け取ったことも明るみに出た。

 留任した西村康稔官房副長官は、七月の西日本豪雨の際、自民党議員の宴会「赤坂自民亭」の写真をツイッターに投稿し、党内外から批判された。

 初入閣の原田義昭環境相は、歴史認識に関する対外情報発信を検討する党国際情報検討委員会の委員長だった一五年に「南京大虐殺はなかった」と明言していた。二日の就任記者会見では、自身の歴史認識に関し「この場から外れる発言は差し控えたい」と述べた。

3385チバQ:2018/10/05(金) 14:38:52
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00010007-fnnprimev-pol
“首相を見据えた”重要ポスト!小泉進次郎氏が強く希望した「厚生労働部会長」とは?
10/4(木) 18:51配信 FNN PRIME
“首相を見据えた”重要ポスト!小泉進次郎氏が強く希望した「厚生労働部会長」とは?
(画像:FNN PRIME)
将来の首相を見据え「一番重要かつ困難な仕事で鍛える」
女性閣僚が片山さつき氏1人だけとなった安倍改造内閣。
それを補うかのように、10月4日、副大臣には片山氏と同じ元小泉ガールズの佐藤ゆかり氏ら5人の女性が起用された。
さらに、政務官の顔ぶれも出そろったが、そこに小泉進次郎氏の名前はなかった…

【画像】赤ちゃんを抱く小泉進次郎氏

9月の総裁選直後には「自分なりに何に自分の思いをもってあたっていくか、しっかり考えます」と話していた小泉進次郎衆院議員。
その進次郎氏の新たなポストとして最終調整されているのが、自民党の厚生労働部会長だ。

進次郎氏は執行部が行った役職の希望調査に「厚生労働部会長のみ」を強く希望したという。

進次郎氏の周辺によると、「まだまだ汗をかく時期という意識のもと、一番重要かつ困難な仕事で自分を鍛える意向のようだ」という。

厚労部会長とは、社会保障をはじめとした厚生労働行政の党内での政策立案や調整を担う厚労部会の取りまとめ役。
このポストを経験し、厚労大臣になった先輩議員田村憲久衆院議員に話を聞いた。

「厚生労働部会の場合は、利害関係者が非常に多い。我慢してでも、忍耐をもってしてそれをまとめるという能力が一番問われる」

前身である「社会部会」時代には、安倍首相も務めたこのポスト。
実は、進次郎氏これまでも、日本にとって2020年以降の社会保障が最大の課題だと訴え続けている。
2016年4月には「このままでは、現役1人で高齢者1人を支える高負担社会になる」と発言。

中でも、特に力を入れてきたのが少子化対策だ。
自民党が野党時代の2009年、政治家として初めて国会で行った質問も「私が福島大臣にお伺いしたいのは、子育てについての考え方です」というものだった。

さらに、昨年は育児負担の軽減に向け「こども保険」を提唱したが、取り入れられなかった。

田村衆院議員が「(部会長は)国のいろんな動きの中でのかなりの部分を勉強することにはなる」と話すように、厚生労働部会はこうした政策などをしっかりと勉強できるポストで、将来の首相を見据える進次郎氏にとって絶好のポジションともいえる。

進次郎氏のポストは、早ければ10月5日にも固まる見通しだ。

3386チバQ:2018/10/05(金) 14:39:14
「強固な地盤」と「若さ」で切り開くビジョンとは?
倉田大誠キャスター:
常にその言動が注目される小泉さんですが、なぜここまで思い切った行動がとれるのでしょうか?

反町理キャスター:
その理由は2つ。1つは強固な地盤。もう1つは若さだと思います。

昨年の総選挙では、神奈川11区の小泉さんの得票率は78%。全国で比較した場合には、1位の小野寺五典さんと2位の石破茂さんに次いで、全国3位という高い得票率を持っています。選挙での強さは、資金や応援弁士といった党への依存度をなくして、物が言える立場を生みます。また、そもそも本人は有権者から選ばれた代議士、衆議院議員という立場に一番こだわっています。

そして、小泉さんは現在37歳で、入閣を焦る年でもありません。総裁選後の人事を意識して、安倍さんを支持するという必要性もありませんし、小泉さん自身の発言も5年後、10年後もっと先を見越したビジョンをずっと語っているわけです。

倉田大誠:
首相候補の1人ともいわれていますものね。

反町理:
周辺からは「もしも小泉政権ができるとすれば、それは自民党政権ではなく野党も巻き込んだ連立政権だ」という観測も出ています。それが、父の小泉元首相のような自民党を壊すことなのか、それとも自民党を消滅から救うことなのかは分かりませんが、少なくとも本人は、政治的な目標を永田町の今までの常識の延長線上には置いていません。

プライムニュース イブニング

3387 チバQ:2018/10/08(月) 08:14:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000061-jij-pol
自民・甘利氏に試練続々=候補者調整で問われる手腕

10/6(土) 15:37配信��
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 先の自民党役員人事で選挙対策委員長に起用された甘利明氏。

 来夏の参院選対策が最大の仕事だが、その前にも難しい候補者調整を迫られる重要選挙が多数控える。甘利氏にとって選挙対策は得意分野とは言えないが、早速、手腕を問われる。

 甘利氏は安倍晋三首相の盟友。金銭授受疑惑で2016年1月に経済財政担当相辞任に追い込まれた。復権を模索した首相は、国会で野党の攻撃にさらされる閣僚を避け、党四役で処遇した。甘利氏は就任時の記者会見で「安定的に政権運営できる基盤を確保したい」と決意を述べた。

 甘利氏の最初の試練は21日投開票の那覇市長選と28日投開票の新潟市長選への対応で、いずれも告示は14日だ。

 那覇市長選は、沖縄県知事選に勝った玉城デニー氏と共闘する現職と、新人の自民党前県議による事実上の一騎打ち。米軍基地問題にも影響するため、同党は県庁所在市を「奪還」して今後の選挙を優位に運ぶ思惑だったが、知事選で惨敗を喫し、「どうてこ入れすればいいか分からない」(幹部)とショックから立ち直れていない状況だ。

 政令市の新潟市長選は保守分裂の様相。二階派に籍を置く元参院議員と、元自民党衆院議員の娘婿の元新潟市議が一歩も譲らない構えで、県連は一本化を断念した。甘利氏は週明け早々にも党本部としての決断を下すとみられる。

 国政では、自民党は参院選で合区の鳥取・島根、徳島・高知など計8選挙区で候補擁立が遅れており、年内に調整を終えたい考え。玉城氏の衆院議員失職に伴い来年4月にも行われる衆院沖縄3区補選の候補者も決まっておらず、落選中の元衆院議員と有力県議が公認を争う構図だ。

3388 チバQ:2018/10/08(月) 09:05:10
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000024-jij-pol
「堅実」一転、待機組を優遇=安倍首相、沖縄大敗で危機感-内閣改造〔深層探訪〕

10/6(土) 8:26配信��
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 安倍晋三首相が内閣改造で、当選を重ねながら未入閣の「待機組」を大量起用したのは、自民党各派幹部の不満を抑えるためだ。当初は手堅い実務型の布陣とする意向だったが、沖縄県知事選の大敗で方針転換を余儀なくされた。ただ、新閣僚の手腕は未知数で言動への不安もあり、来年夏の参院選に向けて火種を抱えた格好だ。

 初入閣の12人のうち、衆院当選5回以上、または参院3回以上に相当する待機組は11人。首相は2日夜の記者会見で「自民党にはいぶし銀の人材がたくさんいる。地道に能力の研さんに努めた皆さんに多くのチャンスを与えた」と説明した。

 ◇「派閥に押し切られた」
 首相は先週、党幹部に対し、閣僚候補が抱える不祥事の有無を事前に調べる「身体検査」を徹底し、野党の追及に耐えられる守りの人事を基本とする考えを伝えていた。先の党総裁選で、森友・加計学園問題などに起因する首相への不信が根強いことが明らかになり、参院選までの国会を無難に乗り切ることを重視したためだ。

 だが、9月末の沖縄県知事選で想定外の惨敗を喫し、党内から「首相はもう選挙の顔にはならない」との声が噴出した。求心力低下を恐れた首相は、「総裁選の後だから仕方ない」と、各派幹部が売り込む待機組を受け入れる考えに転じた。党関係者は「首相は違う人事構想を練っていた。派閥に押し切られた」と明らかにした。

 各派はポストを得るのに必死だった。関係者によると、竹下派会長代行の茂木敏充経済再生担当相は訪問先のニューヨークから首相と政府専用機で帰国する際、同派の渡辺博道氏を入閣させるよう直談判。ある派閥では、政権幹部から入閣候補の「政治とカネ」の問題を指摘され、慌てて党の顧問弁護士に相談して事なきを得たという。

 「こんなに処遇されるとは、どういうことなんだ」。待機組3人が入閣した二階派の関係者は、喜びを通り越して驚いた様子。同派会長の二階俊博幹事長は、周囲に「党への貢献(の結果)だ」と胸を張った。

 新閣僚からも喜びの声が上がる。当選8回で念願の初入閣を果たした麻生派の岩屋毅防衛相は、「長い道のりだった」と感慨深げ。細田派の山本順三国家公安委員長は「家内が舞い上がっている」と相好を崩した。

 首相の出身派閥で党内最大の細田派は、衆院からの入閣は1人だけで、党四役からも引いた。同派幹部は「総裁選で支援をお願いしたから、配慮が必要だ」と自らに言い聞かせるように語った。

 首相が譲らなかった数少ない例は、石破派の山下貴司氏の一本釣り。同派には未入閣の衆院当選5〜7回議員が滞留しており、当選3回の山下氏の入閣は、首相と総裁選を戦った石破茂元幹事長の求心力を揺さぶる。石破氏は周囲に「秩序を乱したいのだろう」との見方を示した。

 ◇野党は手ぐすね
 だが、待機組の処遇はリスクを背負い込むことと裏腹だ。ある閣僚経験者は「待機組になるには相応の理由がある」と語り、言動や粗雑な政治資金管理を指摘する。二階派の新閣僚では、片山さつき氏が参院外交防衛委員長に在任中、ツイッターでの野党批判や委員会への遅刻でたびたび謝罪。桜田義孝氏は、慰安婦問題などをめぐる不適切な発言で物議を醸してきた。

 党内からは来年夏に改選を迎える参院議員を中心に、政権の先行きへの不安の声が続出している。ある改選組議員は「こんな内閣で参院選は大丈夫なのか」と不安を隠せず、別の議員は「在庫一掃内閣だ」と酷評した。ある閣僚経験者は「予算委員会を乗り切れるのか」と顔をしかめた。

 野党側は「新閣僚が標的だ」(国民民主党幹部)と手ぐすね引く。立憲民主党の福山哲郎幹事長は記者団に「初入閣の皆さんには十分に時間を取って考え方を話していただきたい」と語った。

3389 チバQ:2018/10/08(月) 09:06:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181005-00000640-san-pol
石破派、参院竹下派との合同勉強会構想は頓挫 他派閥の支持拡大見通せず

10/5(金) 22:15配信��
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自民党の石破茂元幹事長(宮崎瑞穂撮影)

 9月の自民党総裁選で敗れた石破派(水月会、20人)会長の石破茂元幹事長は、次期総裁選に向けて他派閥に支持を広げたい考えだ。ただ、総裁選で共闘した参院竹下派(21人)と合同で政策勉強会を作るという石破派内で浮上していた構想は頓挫し、支持拡大は見通せていない。

 「新しい体制でなければ、国民は『総裁選をやってよかった』と思わない」

 石破氏は5日のフジテレビ番組でこう述べたが、支持拡大の道のりは厳しそうだ。

 石破氏は3日朝、東京都内の日本料理店で参院竹下派を率いる吉田博美参院幹事長と朝食を取った。吉田氏は今後は安倍晋三政権を支える考えを示し、「総裁選が終われば(首相陣営とは)ノーサイド。合同勉強会はしない」と伝えた。

 吉田氏はもともと首相と信頼関係を築いてきたが、政治の師である青木幹雄元参院議員会長の意向もあって石破氏支持に回った。同日夜に開催された石破氏陣営の慰労会で、吉田氏は石破派と参院竹下派の連携について「今日で区切りとなる」と語った。

 石破派は20人の小派閥だ。「ポスト安倍」の座を射止めるため、総裁選後も参院竹下派との協力関係を維持したい考えだった。だが、頼みの竹下派から断られたことで、一から他派閥の支持を模索しなければならなくなった。

 石破氏が期待するのは、今回45%の票を獲得した党員・党友票の拡大で、今月中にも地方行脚を始める。石破派幹部によると、来春に統一地方選を控えた各地の地方議員から講演依頼が数多く寄せられているという。(田中一世、奥原慎平)

3390 チバQ:2018/10/08(月) 09:07:04
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00000624-san-pol
政務官「魔の3回生」14人、自民ハラハラ

10/4(木) 22:20配信��
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大臣政務官会合で発言する安倍晋三首相(右手前から2人目)=4日午後、首相官邸(春名中撮影)

 政府が4日に決定した政務官人事で、平成24年衆院選で自民党から初当選した「魔の3回生」が半数以上の14人を占めた。「適齢期」の当選2回生が少ない自民党のいびつな構図のためだが、早くも失言や不祥事への懸念が出ている。(長嶋雅子)

 「しっかり外相を支え、日本の国益に資する外交をやっていきたい」

 衆院当選3回で外務政務官に就任した辻清人氏は4日、所属する岸田派(宏池会)の会合でこう抱負を語り、大きな拍手を受けた。

 今回政務官に就いた自民党衆院議員17人のうち、初当選の時期が異なる3人を除いた14人は、トラブルが多い「魔の3回生」にあたる。過去には、不倫を認めて辞職した宮崎謙介氏や、秘書への暴言・暴行で昨年の衆院選で落選した豊田真由子氏らが有名だ。

 現在の3回生は落選経験者や他党からの移籍組を含め88人。大半は自民党への追い風で連続3回当選を果たし、党内で一大勢力を形成する。「魔の3回生」の大量当選のあおりで、若手の登竜門とされる政務官の適齢期である2回生は今回、参院議員経験者を除き一人も就任しなかった。

 「魔の3回生」では今回、がん患者について「働かなくていい」と発言するなど、舌禍の多い大西英男氏が総務政務官に起用された。政務官に就いた別の3回生は「心配されないように頑張るしかない」と語るが、ベテラン議員は「正直、心配な人もいる」と本音を漏らす。

 一方、派閥別では安倍晋三首相の総裁選勝利に貢献した麻生派(志公会)が閣僚に加え、副大臣、政務官でも人数を増やした。同派中堅は「麻生太郎会長の力だ」と語る。首相を後押しした二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)も閣僚2人、政務官1人をそれぞれ増やした。

3391チバQ:2018/10/08(月) 19:51:02
https://www.sankei.com/politics/news/181008/plt1810080004-n1.html
2018.10.8 10:00
【自民党総裁選】
野田聖子前総務相 衆院予算委員長への就任で捲土重来なるか
 9月の自民党総裁選で出馬を断念した野田聖子前総務相(58)が衆院予算委員長に内定した。正式に就任すれば女性初となる。平成27年の前回総裁選に続く2度目の出馬断念で政治的影響力が大きくダウンすると思われたが、予算委員長への起用で捲土重来(けんどちょうらい)を期すきっかけはつかめたようだ。

 見切り発車の出馬宣言と名誉ある早期撤退論

 「夫の負担を考えると悩んだが、引き受けることにした」

 国会審議の花形の予算委員長。普通なら二つ返事で引き受けるはずだが、野田氏は周囲に、打診があった際に躊躇(ちゅうちょ)したことを明かした。

 総務相在任中は、国会開会中は質疑に備えるために午前5時起き。障害を抱える息子の世話は夫に委ねることが多く、家族の支えがうれしかったという。

 子育てと閣僚の仕事をこなしながら、総裁選の準備を進めた野田氏。しかし、一連の経緯を振り返ると、年明け以降繰り返した「出馬宣言」が見切り発車だったことがわかる。

「私の戦いは終わった」

 野田氏は9月3日、総裁選で連続3選を目指していた安倍晋三首相(64)と向き合い、立候補に必要な20人の推薦人を集められず、出馬を断念する考えを伝えた。

 首相は申し訳なさそうに言葉を返した。

 「推薦人集めを助けられなくてごめん。石破さんとの戦いがあったから…」

 この返答が、断念に至った理由を探る手がかりの一つになる。

 野田氏は昨年8月に入閣直後、早々と総裁選出馬への意欲を表明。それ以降、野田氏の動向が逐一報じられることになり、「野田氏=総裁選候補」のイメージも作られた。今年1月のBS日テレ番組では、出馬の自信を「150%」とも明言した。

 野田氏は党内各派から推薦人を借りられると踏んだようだが、推薦人確保にメドがついていたわけではない。7月1日に地元・岐阜市で開いたパーティーで「(出馬を断念した)3年前とは違う」と気勢も上げたが、舞台袖では推薦人確保が困難を極める現状を前に「名誉ある早期撤退論」がささやかれ始めていた。

 遊説依頼こなしたが…

 野田氏は東日本大震災が起きた平成23年に息子を出産しただけに、被災地への思いが強い。総務相就任後は福島、宮城、岩手の被災地を相次ぎ訪問した。卵子提供を受けて息子を産んだ経験を受け、女性政策、生殖医療、障害児教育、医療・介護問題を中心に政務の講演や視察の依頼も舞い込み、野田氏は週末を中心に各地に赴いた。

 しかし、総裁選をにらめば、地方の遊説や講演の狙いは「党員・党友票固め」となる。派閥にいれば、地方遊説で各派の事務所や系列の国会議員がサポートするが、無派閥の野田氏には期待できない。

 一方で、閣僚の職は重荷になったようだ。「公務と政務の両方をこなすのはしんどい」。野田氏はこう漏らすようになる。

 野田氏は7月の通常国会閉会後にロシアを訪問したが、帰国後は疲労の蓄積からかじんましんに悩まされた。総務省では、野田氏が総裁選出馬の準備に専念するため職を返上するのではという臆測まで流れた。

3392チバQ:2018/10/08(月) 19:51:24
満を持して公表した政策は浸透せず

 野田氏を直撃したのが7月に発覚した情報公開請求の漏洩(ろうえい)問題だ。野田氏は女性記者との懇親会で、朝日新聞から自身の事務所活動に関する情報公開請求があったことを不用意に漏らしてしまう。情報公開制度は総務相の所管だ。野田氏の周囲は「影響は少なかった」というが、推薦人になってほしい、と頼まれた議員からは「断る格好の理由ができた」という声が漏れた。

 8月5日、野田氏は総裁選に向けた政策本の出版報告会の開催にこぎ着けた。しかし、7日には、問題の責任を取って閣僚給与1年分を全額返納する処分を発表。漏洩問題は、総裁選で最も大事な時期に影を落とした。満を持して公表したはずの政策は浸透する時間がなかったに等しい。

 「国会議員とのつきあいがなかった」

 気っぷが良く酒豪で知られる野田氏は、交際範囲がさぞかし広いだろうというイメージがある。しかし、「意外だが、野田氏の人脈はそんなに太くない」というのが周囲の見方だ。

 野田氏は10月2日に開かれた総務相の退任会見で「あまり国会議員とつきあいがなかった」と白状し、「『週に1回は国会議員と飲むように』との命令が下った。改めて人間関係を築けていければと思っている」と、総裁選で野田氏を応援した仲間から叱られたことを明かした。

 予算委員長は与野党の垣根を越えて人脈を形成する上で絶好のポストでもある。「集うことをよしとしない」と言い続けてきた野田氏だが、推薦人を確保する必要から、こだわりを捨てて仲間を集めるグループ化の道を選ぶ。内閣改造前夜の10月1日、野田氏は永田町の喧噪(けんそう)をよそに、都内で総裁選の「反省会」を開いた。

 すでに政界の関心は「ポスト安倍」に移り始めた。来年夏の参院選で自民党の議席が伸び悩むようなことになれば、政局を迎える可能性もある。そのとき、「野田聖子予算委員長」はどう動くのだろうか。(政治部編集委員 笠原健)

3393チバQ:2018/10/08(月) 20:13:07
https://mainichi.jp/articles/20181006/k00/00m/010/115000c
首相
党で側近重用 甘利氏ら、関与強める狙いか
毎日新聞2018年10月5日 21時11分(最終更新 10月6日 15時54分)
 自民党総裁選を受けた党役員人事では、選対委員長に甘利明元経済再生担当相、総務会長に加藤勝信前厚生労働相を据えるなど、安倍晋三首相の側近議員の起用が目立った。背景には、党運営への関与を強めようとの首相の思惑がありそうだ。

 甘利氏は5日、来夏の参院選の比例代表に向けて党公認を求める「全国小売酒販政治連盟」の幹部と党本部で面会。来春には統一地方選もある。4日に配信した自身のメールマガジンでは、首相から「来年は選挙の年。新内閣にとって勝負の年になる。その指揮官を引き受けてほしい」と要請されたと明かした。

 甘利氏は2012年の第2次安倍内閣発足後、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官とともに政権の骨格を担った。しかし、金銭授受問題が発覚し16年1月に経済再生担当相を辞任した。

 政権幹部によると、当初は甘利氏を総務会長に充てる案があったが、甘利氏が固辞。総務会長は定例の記者会見に臨む必要があり、疑惑を追及されるのを避けたかったのが固辞の理由との指摘がある。

 加藤氏は、所属する竹下派の竹下亘会長の後任となった。加藤氏の義父は故・加藤六月元農相。義母と首相の母が旧知の仲で、首相と加藤氏も親しい間柄として知られる。安倍政権では官房副長官、1億総活躍担当相、厚労相を務めた。

 総務会長は重鎮が務めることが多く、当選6回の加藤氏の就任は異例。首相には、将来の総裁候補として育成する意図もあるとみられ、「ポスト安倍」候補に浮上したとの見方も出ている。

 稲田朋美元防衛相は総裁特別補佐兼筆頭副幹事長に就いた。南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣した自衛隊の日報問題などへの対応に絡み昨年7月に辞任した後、目立つ場面は少なかった。05年の郵政選挙で、首相の後押しで初当選した経緯がある。

 総裁特別補佐、官房副長官などで首相に仕えてきた萩生田光一幹事長代行は留任。党を取り仕切る幹事長室では、二階俊博幹事長に次ぐポストで、引き続き首相官邸と党のパイプ役を担う。【田中裕之、松倉佑輔】

3394チバQ:2018/10/08(月) 20:14:34
https://mainichi.jp/articles/20181005/k00/00m/010/174000
自民
衆院予算委員長に野田氏 議運は高市氏 要職に女性
毎日新聞2018年10月5日 06時30分(最終更新 10月5日 06時30分)
 自民党は4日、衆院予算委員長に野田聖子前総務相(58)、衆院議院運営委員長に高市早苗元総務相(57)を充てる方針を固めた。いずれも閣僚経験者が就くことが多い国会の要職。内閣改造で女性が1人のみだったことを踏まえ、女性登用をアピールする狙いがありそうだ。衆院憲法審査会の森英介会長(70)は留任させる方向。

 野田氏は衆院当選9回。総裁選で立候補を検討したが推薦人が集まらずに断念し、首相支持に回った。高市氏は同8回で自民党政調会長などを歴任し、首相に近い。党関係者によると、内閣改造で、女性の入閣が1人にとどまったことへの批判を意識したという。

 また参院自民党は4日、参院政審会長に山本一太元沖縄・北方担当相(60)、参院議員副会長に岡田広元副内閣相(71)を新たに起用すると決めた。関口昌一参院国対委員長(65)は留任した。【竹内望】

3395チバQ:2018/10/09(火) 21:34:48
https://www.sankei.com/premium/news/181009/prm1810090005-n1.html
2018.10.9 01:00
【政界徒然草】
総裁選でしこり、沖縄県知事選敗北… 難局続きの竹下派、竹下亘会長の手腕が今度こそ試される
名門復活を目指す自民党第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)に難局が続いている。自主投票となった9月の総裁選では、石破茂元幹事長(61)を支持したい竹下亘会長(71)と安倍晋三首相(64)を支持する他の幹部の間に溝が生じた。威信回復をかけ、派を挙げて臨んだ沖縄県知事選でも与党系候補が敗北。無役になった竹下氏は派閥の立て直しに邁進(まいしん)する構えだが、いばらの道が続く。

総裁選のしこり残る

 「わが派の総裁選対応はさまざまなことを言われたが、もう総裁選は終わった。これからは自民党一丸となって安倍内閣をしっかり支える」

 総裁選後初めてとなる10月4日の派閥会合で、竹下氏は派の結束を強調した。会合後には記者団に「(派内は)融和している」とも語った。

 会合は2日の内閣改造で初入閣を果たした渡辺博道復興相(68)への祝賀ムードに包まれたが、総裁選でしこりが生じたのは事実だ。

 平成研究会(旧称・経世会)は、竹下登元首相が作り、小渕恵三元首相や青木幹雄元参院議員会長(84)が守ってきた家族経営色の強い派閥だ。今年4月、竹下元首相の弟である竹下亘氏がその看板を引き継いだ。

 しかし総裁選では、亘氏や小渕氏の次女である小渕優子元経済産業相(44)ら、歴代幹部の血筋を引く議員が石破氏を支持したが、派の衆院議員(34人)の多くが首相を支持し、一枚岩になれなかった。

 今や登氏や恵三氏らの薫陶を直接受けた議員は減り、平成24年以降の第2次安倍政権下で初当選した若手が4割以上を占める。竹下派は過渡期にあるともいえる。

牙城の沖縄県知事選も敗北

 続く沖縄県知事選(9月30日投開票)の敗北も大きな痛手となった。

 竹下派は与党系候補の佐喜真淳氏(54)の応援に取り組んだ。亘氏自身、てこ入れのために9月だけで計4回、19日間にわたり現地に滞在し、選挙対策本部に陣取りつつ、旧知の企業を回った。与野党幹部の中で群を抜く長さだ。

 竹下派にとって、沖縄は牙城との思いが強い。自民党で最も深く沖縄に関わってきた派閥だからだ。

 創設者の登氏は、佐藤栄作内閣の官房長官として昭和47年の沖縄返還で中心的役割を担った。平成8年の米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還の日米合意を果たしたのは橋本龍太郎元首相。当時の官房長官は梶山静六氏で、いずれも平成研の実力者だった。恵三氏は12年の主要国首脳会議(サミット)沖縄開催を首相として決めた。

3396チバQ:2018/10/09(火) 21:36:17
 「普天間飛行場の返還を実現するのは平成研究会の責任だ」

 亘氏は常々こう語ってきた。8月末の派閥会合では「われわれはずっと沖縄に関わってきた歴史を有する」と強調し、すべての所属議員に応援入りを求めた。会長代行の茂木敏充経済再生担当相(62)、事務総長の山口泰明組織運動本部長(69)、優子氏ら主要メンバーが続々と沖縄入りした。

 佐喜真陣営の幹部は「竹下氏は沖縄では誰が何票持っているかが頭に入っていて、細々と指示を出す」と語っていた。

 ただ、昨年10月の衆院選では、平成研所属の現職が沖縄県内の4選挙区のうち3選挙区で立候補するも、2人が落選するなど、存在感に陰りもある。派内には「県知事選で力を見せられればメンツを取り戻せる」(ベテラン議員)との思いがあったが、結果的に佐喜真氏は大敗した。

首相、党人事でくさび

 「皆さん方に本当にお力添えをいただいたが、残念ながら負けてしまった」

 亘氏は10月4日の派閥会合の冒頭で謝罪した。

 亘氏は10月2日の内閣改造・党役員人事で総務会長を外れ、無役となった。入れ替わりで総務会長になったのは、竹下派所属でありながら首相の側近中の側近でもある加藤勝信前厚生労働相(62)だ。

 総務会長は幹事長、政調会長と並ぶ党四役。加藤氏は厚生労働相など重要閣僚に続いて総務会長に就くことで、「ポスト安倍」候補の資格を得たといえる。

 加藤氏は24年の第2次安倍政権発足以降、官房副長官や閣僚を歴任し、派閥運営に関わる機会が少なかった。閣僚を外れたことで、今後は派の運営に中心的に関わることになる。総裁選で亘氏を含め一定数が石破氏を支持した竹下派に対し、首相がくさびを打ち込んだ-との見方もある。

 実績で加藤氏を上回り、同派の「筆頭総裁候補」である茂木氏は引き続き経済再生担当相を務め、全世代型社会保障改革の担当も兼務する。首相が目玉政策を茂木氏に担わせたのは、その手腕を高く買っている証だ。竹下派は派内に2人の「ポスト安倍」候補を抱えることになりそうだ。

 総裁選、沖縄県知事選、内閣改造・党役員人事を経て、竹下派を取り巻く状況は混とんとしてきた。これから派閥運営に注力するという竹下氏の手腕が今度こそ試される。
(政治部 田中一世)

3397とはずがたり:2018/10/09(火) 22:15:46
小泉進次郎氏退き、稲田朋美氏に…筆頭副幹事長
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20181009-OYT1T50055.html?r=1
2018年10月09日 21時53分
 自民党は9日の総務会で、衆院の常任・特別委員長と審査会長の人事を内定した。党憲法改正推進本部長を退く細田博之氏は政治倫理審査会長に起用する。予算委員長に野田聖子・前総務相、議院運営委員長に高市早苗・元総務相を充てる。森英介憲法審査会長は留任させる。今月下旬召集予定の臨時国会で選ばれる見通しだ。


 総務会では四役などを除く党役員人事も決めた。幹事長代理は林幹雄、金田勝年、松村祥史の3氏とも留任する。筆頭副幹事長には稲田朋美・元防衛相が就き、小泉進次郎氏は退く。9月の総裁選で石破茂・元幹事長を支持した小渕優子・元経済産業相は引き続き組織運動本部長代理を務める。

 細田、野田、高市の3氏以外に内定した新任の衆院常任・特別委員長、審査会長は次の通り(敬称略)。

 ◇…常任委員長…◇

 内閣 牧原秀樹▽法務 葉梨康弘▽外務 若宮健嗣▽財務金融 坂井学▽文部科学 亀岡偉民▽厚生労働 冨岡勉▽農林水産 武藤容治▽国土交通 谷公一▽環境 秋葉賢也▽安全保障 岸信夫

 ◇…特別委員長…◇

 政治倫理確立・公選法改正 山口俊一▽拉致問題 山口壮▽消費者問題 土屋品子▽東日本大震災復興 古川禎久▽地方創生 松野博一

 ◇…審査会長…◇

 情報監視 浜田靖一

3398チバQ:2018/10/09(火) 22:22:00
https://www.asahi.com/articles/ASLB93TNJLB9UTFK005.html
加藤総務会長、ポスト安倍に意欲 「常に高み見据える」
及川綾子2018年10月9日17時12分
 自民党の加藤勝信総務会長は9日の記者会見で、将来的に首相を目指すかを問われ、「常に高みを見据えながら進めていきたい」と「ポスト安倍」に意欲をにじませた。

 加藤氏は岡山5区選出の当選6回。竹下派に所属するが、安倍晋三首相の側近として知られ、2012年の第2次安倍政権発足後、官房副長官や厚生労働相などを務めた。2日の党役員人事で総務会長に就いた。

 首相周辺には将来の首相候補として推す声があり、加藤氏は9日の会見で、「力をつけて、地元のために、日本のために頑張って欲しいという声もいただきながら、そういう志をもっている」と語った。

 ただ、3年後に予定されている次期総裁選への立候補については、「与えられた仕事をしっかりやり遂げることが肝要だと思っており、そこから先について今、具体的なことを考える余裕はない」と述べるにとどめた。(及川綾子)

3399チバQ:2018/10/09(火) 22:50:47
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1810090030.html
【内閣改造】閣僚になりたければ二階派へ!? 「移籍組」も入閣…二階幹事長の手腕に羨望の声も
21:04産経新聞

【内閣改造】閣僚になりたければ二階派へ!? 「移籍組」も入閣…二階幹事長の手腕に羨望の声も

(産経新聞)

 自民党の二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会、44人)は2日発足の第4次安倍晋三改造内閣で2人増の3人の閣僚を送り出し、躍進した。いずれも初入閣となった桜田義孝五輪相、吉川貴盛農林水産相、片山さつき地方創生担当相で、このうち桜田、吉川両氏は他派閥に在籍したことがある「移籍組」だ。二階氏には過去にも移籍組を閣僚に押し上げた実績があり、他派閥の待機組からは二階氏の手腕をうらやむ声も出ている。

 「皆さまのお力添えのおかげです」。内閣改造後初めてとなる4日の派閥会合で、桜田氏は深々と頭を下げた。二階氏も笑顔で桜田氏の肩をたたき、「頑張ってくれ」と語った。

 二階氏は平成28年8月の幹事長就任直後から党則で定められていた党総裁任期の延長を主導し、首相の連続3選に道を開いた。今年9月の党総裁選でもいち早く支持を打ち出し、政権を支えた。今回の内閣改造では「閣僚ポスト3人分」とされる幹事長留任と3人の閣僚ポストをもぎ取った。麻生太郎副総理兼財務相が束ねる麻生派(志公会、59人)からも麻生氏を含む最多の4人が入閣したが、増員は1人。2人も増えたのは二階派だけだった。

 二階派が掲げていた目標は「幹事長続投と閣僚ポスト2つ」(同派幹部)。派閥入りして約2年と日が浅い桜田氏の初入閣は想定外だったものの、同派関係者は「幹事長派閥にいることが入閣への大きな力になっている」と自負する。

 二階派では移籍組の入閣は珍しいことではない。平成17年の「郵政選挙」で造反して無所属となり、18年12月の復党後、谷垣グループ(有隣会)で活動していた今村雅弘元復興相を二階氏が自ら勧誘。27年11月に派閥入りさせると、翌年8月に初入閣させた。

 岸田派(宏池会、48人)から28年9月に加入した福井照前沖縄北方担当相は30年2月、健康問題で辞任した同じ二階派の江崎鉄磨氏の後任に起用された。二階氏が派内から後任を選ぶよう働きかけたとされる。

 吉川氏は橋本派(現竹下派)、桜田氏も額賀派(同)から無派閥で活動した後、二階派入りしている。

 適齢期に二階派入りし入閣した福井氏について「うまくやったな、と思っている議員は多い」と他派閥の待機組議員は語る。「人事は派閥領袖の力が全て。人事をグリップできなければ求心力もなくなる」

 総裁選で首相支持の表明に時間がかかって出遅れた岸田文雄政調会長率いる岸田派は、宮腰光寛沖北相が初入閣したものの閣僚は1人減の3人となった。岸田派中堅は「二階氏は後から入った議員のこともよく見て、仕事もさせている。自分も入りたいと思う議員はいるはずだ」と本音を漏らす。

 二階氏は失言などの多い議員も積極的に受け入れるなど半ば強引ともいえる手法で勢力を拡大してきた。今回、二階派から初入閣が期待された平沢勝栄衆院議員は涙をのんだ。それでも二階氏は周囲にこう語った。「まだ機会はある」

(大島悠亮)

3400チバQ:2018/10/09(火) 22:51:17
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1810090001.html
野田聖子氏vs高市早苗氏「オンナの戦い」再燃か 首相が重要ポスト起用へ 2人の共通点と相違点
16:55夕刊フジ

野田聖子氏vs高市早苗氏「オンナの戦い」再燃か 首相が重要ポスト起用へ 2人の共通点と相違点

野田氏(左)と高市氏。仲がいいのか、悪いのか…

(夕刊フジ)

 自民党は24日にも召集される臨時国会で、衆院予算委員長に野田聖子前総務相(58)を、衆院議院運営委員長に高市早苗元総務相(57)を、それぞれ起用する方針を固めた。2人は長年、政策を競い合ってきたライバルであり、「日本初の女性宰相に」との呼び声も高い。安倍晋三首相は2人を競わせて、資質を見極めるつもりなのか。

 第4次改造内閣では、女性閣僚が片山さつき地方創生相だけだったが、安倍首相は党内に看板政策「女性活躍」をアピールし、野田、高市両氏を切磋琢磨(せっさたくま)させる配置を考えていた。

 予算委員長は、国政のあらゆる重要事項についての審議を差配する要職で、閣僚級以上のポストとされる。議運委員長も、官邸の意向をくみながら野党との折衝をこなし、審議日程や議事進行を決める重要ポストだ。女性の予算委員長は衆院で初、議運委員長は衆参通じて初めて。

 野田、高市両氏には、共通点と相違点がある。

 安倍首相と同じく、1993年に衆院議員に初当選した同期。2012年に第2次安倍内閣が発足すると、野田氏は総務会長、高市氏は政調会長と、ほぼ同列の党役職にそろって起用された。

 一方、野田氏はリベラル系、高市氏は保守系と政治志向が違い、夫婦別姓問題などで真っ向から意見が対立した。週刊誌などで「オンナの戦い」などと書き立てられた。

 野田氏は、長老議員にかわいがられ、早くから「日本初の女性宰相」候補といわれていた。高市氏は、松下政経塾出身で米国議員の政策スタッフの経験もある。政治家としての目標は、サッチャー元英国首相だ。

 ただ、「政治は数」「数は力」という永田町で、ともに所属派閥がない2人が総裁選に名乗りを上げ、勝ち抜くのは簡単ではない。

 自民党中堅議員は「総裁候補は通常、自ら派閥を牽引(けんいん)するほど存在感を高め、基盤を固めなければダメだ。ただ、この先、政界が大混乱して、『女性政治家にかけるしかない』というタイミングにでもなれば、2人が首相の座を争う舞台に出てくる可能性はある。それが、日本にとって幸福かどうかは分からない」と語った。

3401チバQ:2018/10/09(火) 22:53:17
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1810060004.html
「ポスト安倍」レースが大激変!? 最有力候補・岸田氏に迫る加藤総務会長 「派内混乱」石破氏は後退か
10月06日 17:05夕刊フジ

「ポスト安倍」レースが大激変!? 最有力候補・岸田氏に迫る加藤総務会長 「派内混乱」石破氏は後退か

「ポスト安倍」を争う加藤勝信氏(左)と岸田文雄氏

(夕刊フジ)

 安倍晋三首相による内閣改造・自民党役員人事が終わり、「ポスト安倍」レースが大激変した。最有力とされる岸田文雄政調会長(岸田派)に迫るように、厚労相から抜擢(ばってき)された加藤勝信総務会長(竹下派)が急浮上してきたのだ。総裁選で激突した石破茂元幹事長(石破派)は党内基盤が弱体化して、大きく後退した。第2集団としては、河野太郎外相(麻生派)と、茂木敏充経済再生相(竹下派)が競い合っているという。永田町の最新情勢に迫った。

 「憲法改正については活発に議論し、決めるときは結論を出し、実行していく。まさに自民党に期待されている機能を総務会でも果たす」

 加藤氏は2日、自民党本部で開かれた党四役の共同記者会見で、こう断言した。自民党の党是であり、安倍首相の悲願でもある憲法改正を成し遂げるため、改正案の了承を得る総務会を任された自負がにじんでいた。

 旧大蔵省出身の加藤氏は、その手堅い行政手腕を買われて、2012年12月の第2次安倍政権で官房副長官に起用された。その後、一億総活躍担当相や厚労相として経験を積み、今回、党四役となった。

 かつて、首相の条件としては、「党三役(現党四役)1回。閣僚3回、うち1回は財務相か外相、経産相を経験」と言われた。

 安倍首相のように当てはまらないケースもあるが、岸田氏は外相と防衛相、政調会長などを歴任して十分に有資格者であり、加藤氏は要職に相次いで起用され有資格者に近づいたといえる。

 官邸周辺は「岸田氏は、派閥領袖であるうえ、安倍首相への忠誠心が強く、性格も実直だ。『ポスト安倍』の最有力候補で、禅譲もあり得るだろう。加藤氏は、安倍首相の父、晋太郎元外相の側近だった加藤六月元農水相の娘婿で、母親同士も懇意など、安倍家とは家族ぐるみの付き合い。当然、安倍首相の信頼も厚い。総務会長起用は『彼は、ポスト安倍候補だ』と宣言したに等しい」という。

 今回の改造人事で、石破氏は立場は厳しくなった。

 石破氏は総裁選の最中から、「『終わったあとは干してやる』とか、『冷や飯を覚悟しろ』というのはパワハラだ。自民党はそんな政党ではなかったはずだ」などと、「総裁選=権力闘争」と理解しないような発言を披露し、暗に派閥メンバーのポストを要求した。

 総裁選投票前、「石破氏は、議員票と地方票を合わせて200票を獲得できなければ政治生命の危機だ」と言われていたが、254票を獲得して存在感を示した。

 ところが、安倍首相が内閣改造で、当選3回で元東京地検特捜部検事という、石破派若手の山下貴司衆院議員(53)を法相に一本釣りして、情勢が変わった。

 自民党関係者は「石破派内では、鴨下一郎元環境相(当選9回)や、山本有二元農水相(同10回)の入閣観測が流れていた。山下氏の大抜擢で、派内は大混乱しているようだ。石破氏の顔はつぶれ、求心力は激減している」と語る。

 さらに、総裁選で石破氏を支持した参院竹下派も、内閣改造後、石破氏から一気に距離を置いた。

 総裁選の石破陣営が3日夜に都内で開いた慰労会で、参院竹下派を率いる吉田博美・党参院幹事長が「この(石破派と竹下派の)関係は今日で区切りとなる」と通告したという(読売新聞5日朝刊)。この方針は、かつて「参院のドン」と呼ばれ、石破氏の後ろ盾だった青木幹雄元党参院議員会長にも伝達された。青木氏の政治力も急速に落ちている。

3402チバQ:2018/10/09(火) 22:53:46
 ■第2集団として河野氏と茂木氏が頭角

 石破氏が「ポスト安倍」レースから脱落しつつあるなか、第2集団として、河野氏と茂木氏が頭角を現している。

 河野氏は、総裁選翌日の記者会見で「いずれ総裁選に名乗りを上げたい」と語った。菅義偉官房長官も「将来の首相候補だ」と太鼓判を押す。親中派で護憲派だった父、洋平元衆院議長とは大違いだ。

 茂木氏は、総裁選で対応が割れた竹下派の衆院側を「首相支持」でまとめた。閣僚としての実績もある。安倍首相は今回の内閣改造で、茂木氏に「全世代型社会保障改革」を兼務させ、その期待感を示した。

 安倍首相は、「ポスト安倍」となる次のリーダーは自らの手で育ってくるべきだとのスタンスだ。一方で、力を失わずに首相の座を退き、「キングメーカー」のような立場も狙っているとみられる。

 果たして、「ポスト安倍」レースはどうなりそうか。

 政治評論家の有馬晴海氏は「これまで『ポスト安倍』候補は、岸田氏と石破氏、河野氏に加え、野田聖子前総務相の名前から作った『岸破聖太郎』(きしば・せいたろう)が基本路線だった。ただ、今の流れからいくと、加藤氏もいい感じで浮上してきた。彼らが次の総裁選までに、どれだけ経験を積むかだ。自らの力で勝ち取る気概がなければ、安倍首相や麻生太郎副総理兼財務相らが『○○○○でいいんじゃないか』と言って、趨勢(すうせい)が決まる可能性もある。それより、安倍首相が『自分はもっとやれる』と、さらに続投することもあるだろう」と語っている。

3403とはずがたり:2018/10/10(水) 09:56:24
こいつはこういう自民党らしからぬ言動で政権取った訳だから全く変わってないとかしか思えない。

2018.10.8 18:22
小泉純一郎元首相「憲法改正、来年にできるわけがない」 野党第一党との協力主張
https://www.sankei.com/politics/news/181008/plt1810080012-n1.html

 小泉純一郎元首相は8日、BS朝日の番組収録で、安倍晋三首相が意欲をみせている憲法改正について「来年にできるわけがない。臨時国会で自民党案をまとめて来年の通常国会に出そうと(いうのはできない)」と述べた。

 小泉氏は「改憲は選挙の争点にしてはならない。野党第一党と協力して『まあこの辺がよいだろう』というふうにしなければならない。自民党だけで選挙の争点にしたら、絶対にできない」とも語り、与野党による調整が必要だとの認識を示した。

 その上で小泉氏は、安倍首相が決断すれば「原発ゼロ」が実現可能だと主張し、「やればできることをやらず、できもしないことをやろうとしているのは分からない」と述べた。「感度が鈍いのか、判断力が悪いのか。不思議だ」と首をかしげた。

 来年の参院選に関しては小泉氏は「野党が統一候補を出し、原発ぜロの公約を掲げて争点にしたら自民党は危ない」と述べた。

 平成14年と16年に訪朝した小泉氏は、今後の日朝首脳会談の見通しについて「実現すれば、様々な問題点を安倍首相はできる。しかし、そこまでもっていけるかどうかが大事だ。相当水面下の交渉が必要だ」と語った。

3404チバQ:2018/10/11(木) 10:35:12
https://www.sankei.com/premium/news/181011/prm1810110004-n1.html
2018.10.11 01:00
【政界徒然草】
自民党総裁選「カレーライス事件」の真相は
 9月の自民党総裁選では、連続3選を果たした安倍晋三首相(党総裁)陣営をめぐる「カレーライス事件」が内外の注目を集めた。投票直前の出陣式で提供されたカツカレーの数より首相が獲得した国会議員票が4票足りず、一部議員から「食い逃げした」と騒がれたものだ。選挙後、首相陣営の幹部が検証を進め、怪しげな容疑者も浮上したが、結局石破茂元幹事長に寝返った「犯人」にはたどり着けず…。事件は迷宮入りの様相を呈している。

 事件の噂は、総裁選の開票を終えた20日夕から首相陣営の中を駆けめぐっていた。

 「国会議員票よりカツカレーの数の方が多かったんだって。誰なんだろう。ちょっとひどくない?」

 首相が3選を決めた直後、自民党本部の1階玄関で遭遇した知人の議員秘書から、記者はこんなぼやきを聞いた。

 陣営の別の関係者に確かめたところ、首相に投票した国会議員数(329人)に対し、提供されたカレーの数が4皿多かった。つまり、カレーを食べたのに石破茂元幹事長に投票したか、白票を投じた議員が4人いたことになる。

 海外メディアもこの話題に食いついた。

 「安倍は士気を鼓舞するため、自身の陣営に333皿のカツカレーを振る舞った(日本語でカツと勝つは同音)にも関わらず、食べたのに投票しなかった人がいたことが分かった」

 中国共産党の機関紙、人民日報の海外版ウェブサイトは、カツが験担ぎであることも説明し、中国語で世界に伝えた。

 実は首相とカツカレーには因縁がある。

 首相は、党総裁に返り咲いた平成24年の総裁選で、自身の選対会合で振る舞われたカツカレー(3500円)が高額として、ワイドショーなどで批判された。今回の「カレーライス事件」の現場となったのは、くしくも24年当時と同じホテルだった。

 「今日もカツカレーを皆さまとともに食べさせていただきましたが、6年前はカツカレーを食べたこと自体も批判をされた。これも私の不徳のいたすところでございますが…」

 首相は9月20日の出陣式でこうあいさつし、かつての一件に触れる余裕を見せた。まさかこの会場が、新たな事件の現場になるとは…。

 「誰なのか調べてみようとは思っている。今後のためにもね」

 総裁選の数日後、首相陣営の幹部だった閣僚経験者はこう語り、裏切り者の割り出しに着手した。

 まず疑われたのは、小泉進次郎前筆頭副幹事長に近い議員らだ。小泉氏は、投票日に石破氏への投票を公言したため、この影響を受けて投票先を変えた若手議員が出たという見立てだ。

 しかし、首相陣営の幹部だった衆院議員は後日、こんな「調査結果」を披露し、事件自体の打ち消しに入った。

3405チバQ:2018/10/11(木) 10:36:06
 「調べると、総裁選の投票権がない自民党会派所属の参院議員2人と議員の秘書らもカレーを食べていた。だから、実際は食い逃げなんてなかったんだよ」

 だが、総裁選では不在者投票をした国会議員が5人いた。首相は自民党の国会議員の8割超の票を得ため、不在者投票の5人すべてが石破氏に投票したり、白票を投じたとは考えにくい。このことを指摘すると、衆院議員は「うーん」とうなってしまった。

 内閣改造も終わった10月初旬、「もっとも内情に詳しい」と紹介された陣営関係者を衆院議員会館の一室に尋ねた。この関係者は「まだ、カレーのこと追っているの?」と半ばあきれながらも、300人以上の議員がそろってカツカレーを食べた会場の様子を教えてくれた。

 会場には国会議員だけでなく、首相を支持する業界団体の関係者も来ていたほか、顔は出してもカレーを食べずに中座した議員もいた。実際にカレーが何皿分食べられたかは、会場となったホテル側も含め誰にも分からないという。

 「333」という数は、出陣式の受付で集計した国会議員の名刺の合計数だった可能性があるが、議員本人が出した名刺と代理で秘書が持参した名刺を精査すると、実際に本人が出席した議員の数は333人ではないこともわかった(出席議員の実数は非公表)。

 提供したカツカレーの数が不明であれば、食い逃げがあったかどうかも定かではない。

 ただし、カレーの数は別として、出陣式に出席した国会議員(代理含む)の数は、首相が獲得した「329」を超えていたようだ。つまり、「食い逃げ」の有無は定かでないが、首相陣営の会合に出席しながら石破氏に投票した議員は、やはりいたらしい。

 関係者は「裏切りなんて、これまでの総裁選でもあったじゃないか。想定内だよ」と意に介さない様子。かつて自民党の実力者が子飼いの議員をあえて他派に所属させ、スパイをさせていたことを「裏切り」の一例として、実名付きで教えてくれた。今回の総裁選でも、首相の選対発足式に参加した当日に、石破氏の選対に顔を出した女性議員がおり、すぐに情報をつかんだという。

 カレーライス事件の真相は藪(やぶ)の中だが、永田町で繰り広げられる虚々実々の「だまし合い」はいつの時代も変わらないようだ。

(政治部 原川貴郎)

3406チバQ:2018/10/11(木) 17:38:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00000008-jij-pol
加藤氏、「ポスト安倍」に浮上=竹下派で力学変化―自民
10/11(木) 7:07配信 時事通信
 先の自民党役員人事で総務会長に抜てきされた加藤勝信氏(62)が、「ポスト安倍」候補の一人に浮上してきた。

 衆院当選6回の中堅ながら、安倍晋三首相との派閥を超えた絆が総裁選を戦う際に強力な武器となるためだ。所属する竹下派内では9月の総裁選を経て力学に変化が生じ、加藤氏を推す声が出始めた。

 加藤氏は9日の記者会見で「常に高みを見据えながら進めていきたい」と述べ、首相の座を目指す意欲を明らかにした。10日に東京都内のホテルで開いた自身のパーティーでは、竹下派の竹下亘会長に「日本を背負ってほしい」と水を向けられると、加藤氏は「まずは足元を固めて精進したい」と応じた。

 加藤氏は首相の父・故晋太郎氏の側近だった故加藤六月元農林水産相の娘婿で、首相とは家族ぐるみの付き合い。第2次安倍政権発足以降は官房副長官、厚生労働相など要職を歴任した。首相が党四役に引き上げた狙いについて、党内では「うるさ型のベテランがそろう総務会を仕切らせることで、首相候補として育てようとしている」(ベテラン議員)との受け止めが一般的だ。

 竹下派ではかねて、竹下会長やOBの青木幹雄元参院議員会長が、小渕優子元経済産業相(44)を「憲政史上初の女性宰相候補」として育てる意向を示してきた。一方、首相に重用される茂木敏充経済再生担当相(63)も総裁選出馬への意欲を隠さない。3年後の総裁選では、若い小渕氏を温存し、当選9回を重ねた茂木氏を擁立して戦う案が取り沙汰されていた。

 だが、9月の総裁選で衆院側の大半は首相を、参院側の大半は石破茂元幹事長を支持したことで、派内はぎくしゃく。青木氏との関係が微妙な茂木氏を担ぐことに参院側の抵抗感は強まっている。

 その点、加藤氏は青木氏との関係も良好とされる。ある参院議員は「加藤氏ならば首相の出身派閥の細田派も乗りやすく、勝機が見える」との見方を示した。第1、第3派閥を合わせれば150人を超える勢力となるためで、こうした声が今後、広がる可能性もありそうだ。

3407チバQ:2018/10/12(金) 10:45:51
https://www.fnn.jp/posts/00402893CX
園田博之衆院議員不起訴処分 政治資金規正法違反の疑い
カテゴリ:国内
2018年10月11日 木曜 午前6:39
政治資金規正法違反の疑いで刑事告発されていた園田博之衆議院議員が、不起訴処分となった。

園田議員は、兵庫県のNPO(民間非営利団体)法人から、個人口座に現金200万円を振り込まれたものの、収支報告書に記載しなかった疑いで告発されていた。

東京地検は、園田議員を不起訴処分としたが、不起訴の理由を明らかにしていない。

3408とはずがたり:2018/10/12(金) 19:17:23
2018.10.8 18:22
小泉純一郎元首相「憲法改正、来年にできるわけがない」 野党第一党との協力主張
https://www.sankei.com/politics/news/181008/plt1810080012-n1.html

 小泉純一郎元首相は8日、BS朝日の番組収録で、安倍晋三首相が意欲をみせている憲法改正について「来年にできるわけがない。臨時国会で自民党案をまとめて来年の通常国会に出そうと(いうのはできない)」と述べた。

 小泉氏は「改憲は選挙の争点にしてはならない。野党第一党と協力して『まあこの辺がよいだろう』というふうにしなければならない。自民党だけで選挙の争点にしたら、絶対にできない」とも語り、与野党による調整が必要だとの認識を示した。

 その上で小泉氏は、安倍首相が決断すれば「原発ゼロ」が実現可能だと主張し、「やればできることをやらず、できもしないことをやろうとしているのは分からない」と述べた。「感度が鈍いのか、判断力が悪いのか。不思議だ」と首をかしげた。

 来年の参院選に関しては小泉氏は「野党が統一候補を出し、原発ぜロの公約を掲げて争点にしたら自民党は危ない」と述べた。

 平成14年と16年に訪朝した小泉氏は、今後の日朝首脳会談の見通しについて「実現すれば、様々な問題点を安倍首相はできる。しかし、そこまでもっていけるかどうかが大事だ。相当水面下の交渉が必要だ」と語った。

3409チバQ:2018/10/13(土) 09:25:20
石破茂元幹事長
岸田文雄政調会長
野田聖子前総務相
河野太郎外相
加藤勝信総務会長
小泉進次郎氏

菅官房長官と茂木敏充経済再生相も可能性としてはあると思うんだけど・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181013-00242808-toyo-bus_all

3410チバQ:2018/10/13(土) 09:26:01
↑ 本文忘れた

ポスト安倍レース、6人の混戦模様でスタート
10/13(土) 6:00配信 東洋経済オンライン
ポスト安倍レース、6人の混戦模様でスタート
9月20日の総裁選では石破氏が地方票で45%を獲得した(写真:尾形文繁)
 安倍晋三首相が自民党総裁としての最後の任期に入ったことで、永田町では早くも、「ポスト安倍レース」がスタートした。9月の総裁選で、首相との一騎打ちで善戦した石破茂元幹事長(石破派会長、61)はもとより、今回は出馬を見送った岸田文雄政調会長(岸田派会長、61)、推薦人不足で出馬できなかった野田聖子前総務相(無派閥、58)の有力3氏が次期総裁選に向けて動き始めた。

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 ただ、3氏のほかに今回留任した河野太郎外相(麻生派、55)や党3役入りした加藤勝信総務会長(竹下派、62)が出馬に意欲を示す。「将来の総理・総裁確実」(自民幹部)とされる小泉進次郎氏(無派閥、37)も「2020年の東京五輪後は日本の大転換期」と状況次第では参戦の可能性をにじませている。

 首相の任期は2021年9月末だが、政界には「任期前の退陣表明もありうる」との見方があり、ポスト安倍のタイミングも絡んで、自民党内の国盗り合戦は展開次第で結果も変わる混戦模様だ。

 3度目の総裁選出馬で首相に連敗した石破氏だが、地方(党員・党友)票で予想を上回る「45%」を獲得したことで、現時点では「ポスト安倍の本命」と目されている。「選挙が終わった途端、次の戦いが始まる」が石破氏の持論。総裁選直後から支援を受けた国会議員や団体へのあいさつ回りを手始めに、党内の支持勢力拡大へ、活動を本格化させている。地方票では6年前の総裁選では断然トップ、今回も首相に肉薄しただけに、さらなる拡大に向け、長年続けてきた地方巡りに、一段と熱を入れる構えだ。

 石破氏の弱点は総裁選で73票にとどまった国会議員票だ。今回は首相サイドの強い締め付けの結果とされるが、6年前も国会議員による決選投票で首相に逆転負けしている。3年前に立ち上げた派閥も20人のままで、「議員票の広がりに欠ける」(竹下派幹部)のは事実だ。麻生太郎副総理兼財務相は、議員票と地方票の乖離について、「近くにいる国会議員のほうがよく見ている」と指摘した。今後は「党内での“石破嫌い”の払拭」(自民長老)が最大の課題となる。

■岸田氏に「戦わない男」との厳しい声

 かねてから石破氏と並び立つポスト安倍候補だった岸田氏は、今回、出馬を見送って首相支持に回った。政調会長留任はその論功行賞とされ、岸田氏周辺は「結果オーライだった」と笑顔をみせる。ただ、「戦わない男」との見方の定着で、政界では「“棚ボタ”待ちの人物に国政は任せられない」(二階派幹部)との厳しい声も広がる。

 ライバルの石破氏とは逆に岸田氏の弱点は地方票だ。総裁選絡みの世論調査でも岸田氏の「首相候補としての期待度」は極めて低い。このため、岸田氏は自身の地方後援会を5日に福井県で発足させ、党の政策責任者として列島各地を駆け回ることで「地方票の発掘に全力を挙げる考え」(側近)だ。その一方で岸田氏は、自らが指揮する政務調査会の政策立案能力強化のための「政調改革」にも積極的に取り組む方針だ。9日には首相に直接報告するなど政府与党内でも存在感を高めるのに必死だ。

3411チバQ:2018/10/13(土) 09:26:27
 「初の女性首相」を目指す野田氏は3年前と今回の総裁選で、いずれも20人の推薦人確保に失敗したことから、党内支持議員の拡大が最優先課題となる。無派閥で「個人的友情が頼りだった推薦人集め」(周辺)への反省から、総裁選後は自身に近い議員の協力を得て、無派閥議員などとの懇談の場をつくり、大好きなお酒を酌み交わしてシンパを増やしたい考えだ。

 自民党は今回の党・内閣人事の一環として、野田氏の衆院予算委員長起用を内定した。高市早苗元総務相の衆院議員運営委員長(互選)と併せて、「女性活躍」を内閣の売り物にする首相の意向も踏まえた人事だ。予算委員長は「国会審議の花形」で女性は初めて。テレビ中継される予算審議の“顔”となれば地方票拡大にも結び付くだけに「本人も大喜び」(側近)とされる。

 改造人事では片山さつき地方創生担当相が唯一の女性閣僚となったが、野田氏は9日の女性活躍担当相としての引き継ぎで、「総理が(片山氏に)『2人分、3人分(仕事をしていただける)』とおっしゃったけど、それは違う。1人でできることをしっかりやっていただければいい。女性だから頑張るとか、能力を主張するという考え方を改めるべきだ」と、あえて首相に苦言を呈した。

 「(首相とは)当選同期なので耳の痛いこともどんどん言う」と胸を張る野田氏だが、「推薦人が集まらないのは目立ちたがりの性格が原因」(無派閥有力議員)との声もあり、地方行脚も含めて「地道な活動」が当面の課題となる。

■「河野氏の後ろ盾」麻生氏、菅氏の軋轢

 その一方で「ポスト安倍のニューフェース」として注目されるのが河野、加藤、小泉の3氏だ。中でも河野氏は昨年8月の外相起用で「水を得た魚」(首相周辺)のように精力的な“河野外交”を展開している。総裁選にも1度出馬した経験があり、今回の総裁選後の記者会見でも「いずれ総裁選に名乗りを上げたいと思っている」と出馬への意欲を明言した。

 河野氏は麻生派に所属するが、「政治的な後ろ盾」は菅義偉官房長官だ。前回人事で首相に外相起用を進言したのも菅氏とされ、「ポスト安倍候補」として後押しする構えだ。一方、河野氏の父親の河野洋平元衆院議長の側近だった麻生氏も「麻生派の首相候補」として河野氏に目をかけている。ただ、党内では麻生、菅両氏の政権運営をめぐる軋轢(あつれき)も取りざたされるだけに、河野氏出馬の際は「ひと悶着ある」(麻生派幹部)との見方もある。

 今回、党の最高議決機関の総務会を仕切る立場となった加藤氏も将来の総裁選出馬を視野に入れる。加藤氏は9日の記者会見で「将来、首相を目指すのか」と問われると「つねに高みを見据えながら進めていきたい」と胸を張った。

 加藤氏は竹下派所属ながら首相の最側近の1人で、第2次安倍政権発足以降、官房副長官や厚生労働相など政権の中枢を歴任して頭角を現した。穏やかな物腰だが、大蔵省から政界入りした経緯も含め、党内では「上昇志向の強い人物」(竹下派幹部)とみられている。

 ただ、総裁選出馬の足場ともなる竹下派では「彼は隠れ細田派」(同)との位置づけで、竹下派の首相候補としての出馬は壁が高い。このため。9日の会見でも「与えられた仕事をしっかりやり遂げることが肝要だ。先のことを具体的に考える余裕はない」とポスト安倍については慎重な物言いにとどめた。

3412チバQ:2018/10/13(土) 09:26:49
 ポスト安倍レースで、永田町だけでなく国民的注目を集めているのが小泉氏だ。今回の総裁選では投票直前に「石破氏支持」を表明した。この対応については永田町でも「絶妙なタイミング」「計算高く姑息」と評価が割れた。その後の党・内閣人事でも取りざたされた入閣や官房副長官起用は見送られ、筆頭副幹事長からも外れた。小泉氏自身は「政策勉強のため党厚生労働部会長を希望している」(周辺)とされ、執行部も受け入れる方針だが、党内には「当分は雑巾がけに徹するべきだ」(党幹部)との声も広がる。

 小泉氏の父親の小泉純一郎元首相が講演などで「憲法改正なんてできっこない」などとあらためて首相批判を展開したこともあり、党内では「安倍政権では反主流」(細田派幹部)との位置づけだからだ。ただ、国民的人気は依然として抜群で、来年の統一地方選や参院選での「最強の応援弁士」だけに、首相サイドも「冷や飯組とは違う」(党幹部)と別格扱いだ。 

■衆参選挙が首相の政権維持の「関門」に

 首相は2日夜の記者会見で党・内閣の新布陣を「平成の、その先の時代へ向かう国づくりのスタート」と位置づけた。天皇退位・新天皇即位で平成が終わる来春以降を見据え、“ポスト平成”となる新時代の国づくりの道標を、自ら定める考えを強調したものだ。

 政治史から見ると、健康問題以外で首相の進退が問われるのは、①衆議院での内閣不信任案可決、②所属政党の党首選で敗れる、③国政選挙で大敗、④首相をめぐる大スキャンダル発覚――の4ケースに大別される。現状では、①はほとんど可能性がなく、④も想定しにくいので、首相の任期途中での退陣につながるのは、③に絞られる。2021年9月末という首相(総裁)の任期切れまでの政治日程を見れば、2019年夏の参院選と2021年10月の衆院議員任期満了までに実施する衆院選が首相の「政権維持の関門」となる。

 首相は「3年間の任期全う」を強調しているが、党内には「参院選で惨敗すれば首相退陣もありうる」との声がある。さらに、2020年夏の東京五輪後との見方が支配的な解散・総選挙で自民党が大幅に議席を減らせば、首相の進退が問われる。つまり、首相が2019年夏の衆参同日選を断行しない限り、任期中に2回の「関門」が待ち構えているわけだ。

 石破氏ら6人の「ポスト安倍候補」にとっては、これが総裁選に挑む際の大きな変動要因となる。仮に、2019年夏の参院選で自民党が50議席以下の「惨敗」を喫し、首相が選挙後に退陣表明した場合は、総裁選で首相と戦い、政権とも距離を置いた石破氏が一気に本命となる可能性が高い。岸田、河野、加藤各氏は政権の中枢で「連帯責任」を負い、野田、小泉両氏も準備不足が避けられないからだ。首相の引責退陣となれば後継指名の権利もなく、党員・党友の投票が実施されなくても、今回総裁選での石破氏の「45%」が政治的重みを持つ。

3413チバQ:2018/10/13(土) 09:34:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000638-san-pol
自民・船田元氏、独自路線を邁進 野党系中心の議連で会長に
10/12(金) 22:01配信 産経新聞
自民・船田元氏、独自路線を邁進 野党系中心の議連で会長に
超党派議員連盟の総会であいさつする自民党の船田元氏。右隣は国民民主党の桜井充氏=12日、国会内(今仲信博撮影)
 自民党の船田元(はじめ)元経済企画庁長官が「独自路線」を邁進(まいしん)している。12日には、憲法改正に意欲を示す安倍晋三首相を牽制する狙いで野党議員が中心となって結成した超党派議員連盟の総会に会長として出席した。

 議連は、改憲の是非を問う国民投票を実施する際のテレビCMに規制を設けることを目指し発足した。野党はCM規制問題を「(議論が)少なくとも来年夏まではかかる」(立憲民主党の枝野幸男代表)と位置づけ、論点に据える構えだ。

 「与党が少なく申し訳ない。私が与党代表として一人で全部やるつもりだ」

 総会でこう語った船田氏の周囲には、国民民主党の桜井充元財務副大臣、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員ら、政権批判でならす「論客」がずらり。30人の所属議員のうち与党は船田氏を含め2人だけだ。桜井氏は「2人しかいなくても船田氏さえ来てくれれば結構だ」と持ち上げ、与党の有力議員を取り込むことでCM規制の機運を高めようという思惑をにじませた。

 船田氏といえば、9月の自民党総裁選で白票を投じ「首相の改憲への姿勢に同調できない」と述べたことが記憶に新しい。7月には改正公職選挙法案の衆院採決を棄権し党から戒告処分を受けた。自民党憲法族の重鎮はどこへ向かおうとしているのか-。(今仲信博)

3414チバQ:2018/10/14(日) 00:01:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000646-san-pol
自民・石破茂氏が中谷元・元防衛相らと会食 「ポスト安倍」へ他派閥へ連携拡大
10/12(金) 23:07配信 産経新聞
 自民党の石破茂元幹事長は12日夜、先の党総裁選で自身を支持した無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相や谷垣グループの中谷元・元防衛相らと東京・銀座の日本料理店で会食した。「ポスト安倍」を目指す石破氏にとって、国会議員の支持不足は大きな課題だ。3年後の総裁選を見据え、自身が率いる石破派(水月会、20人)以外の議員とも連携を深めていく狙いがある。

 会合には無派閥の渡海紀三朗元文部科学相や、自主投票となった谷垣グループの加藤鮎子衆院議員も出席した。山崎拓元副総裁も顔を見せ、安倍晋三政権の経済政策の弱点などについて意見交換したという。参加者の一人は会合後、「安倍政権の財政・経済政策は脆弱(ぜいじゃく)で立ちゆかなくなる」と批判した。

3415チバQ:2018/10/14(日) 00:02:16
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181012-00026425-president-pol
「大臣兼務」が増え続ける安倍内閣の迷走
10/12(金) 9:15配信 プレジデントオンライン
「大臣兼務」が増え続ける安倍内閣の迷走
片山さつき地方創生・規制改革担当相。「2人分、3人分の働きを」と言われているが、ほかにも規制改革、男女共同参画、女性活躍、まち・ひと・しごと創生の担当を兼務する。(写真=時事通信フォト)
■「俺は今、何の大臣かと秘書官に聞き」

 「俺は今、どこの党かと秘書に聞き」という川柳がある。政党の離合集散が続いたころ、所属政党がころころ変わってしまう政治家がたくさんいるさまを皮肉ったものだ。ならば今は「俺は今、何の大臣かと秘書官に聞き」という状況なのかもしれない。

 第4次安倍改造内閣は、派閥順送りで閣僚待望組の政治家を内閣に押し込んだような顔触れになったが、一方で安倍晋三首相は、思い付きのように「担当」を増やした。そのため、1人の閣僚が、たくさんの担当を兼務する状態になっている。新閣僚たちの間では混乱が広がっている。

■「事務方でしっかり検討させたい」では落第

 翁長雄志・前沖縄県知事の県民葬が行われた10月9日、宮腰光寛・沖縄北方担当相は、玉城デニー新知事と県庁で会談した。9月30日の知事選で当選した玉城氏が安倍内閣の閣僚と対面したのは、これが初めて。玉城氏は、名護市辺野古への新基地建設反対の考えをあらためて伝え、沖縄振興にむけた21項目の要望書を宮腰氏に渡した。

 その時、宮腰氏は「今回、沖縄担当大臣として沖縄振興全般を担当することになった。知事から要望をいただいたが、これほどたくさん項目があるとは思っておりませんでした。持ち帰って、まずは事務方でしっかり検討させたい」と戸惑い混じりの表情で語った。10月2日の閣僚就任から1週間あまり。宮腰氏が準備不足のまま玉城氏との会談に臨んだことをうかがわせるシーンだった。特に「事務方で検討させる」という言葉は、政治主導を標榜する安倍政権の発言としては落第だ。

 沖縄では知事の公式会合はすべてマスコミにフルオープンで行われる。玉城氏と宮腰氏の会談シーンをテレビで見た人は「この大臣で沖縄政策は大丈夫か」と心配になったかもしれない。

 本人の名誉のために書くが、宮腰氏は琉球泡盛の海外輸出に力をつくすなど、沖縄振興に熱心に取り組んで来た政治家だ。その宮腰氏でさえ、得意の沖縄政策で頼りなさそうにみえることには理由がある。あまりに担当が多いのだ。

 宮腰氏の担当セクションを列記してみよう。沖縄・北方担当。「1億総活躍」担当。行政改革担当。国家公務員制度担当。領土担当。消費者および食品安全担当。少子化対策担当。海洋政策担当。計8つの担当大臣を兼ねている。

■1人でこなす仕事のキャパシティーを超えている

 宮腰氏は2日、電話で安倍氏に入閣ポストを告げられた後、記者団にコメントを求められると、いくつか担当をあげた後、「他にもいっぱい(ポストが)ついていたが、メモしきれなかった」と苦笑している。翌日、宮腰氏は3人の前任閣僚から引き継ぎを受けた際は「勉強不足な分野も多い」と認めた。

 宮腰氏だけではない。他にも「兼務閣僚」はごろごろいる。片山さつき氏は、地方創生担当の他、規制改革、男女共同参画、女性活躍、まち・ひと・しごと創生の担当を兼務する。

 安倍晋三首相は、今回の内閣ではたった1人の女性閣僚となる片山氏に「2人分、3人分の働きを」と期待感を示したが、仮に3人分働いたとしてもすべての担務をこなしきれるかどうか。明らかに1人でこなす仕事のキャパシティーを超えている。

3416チバQ:2018/10/14(日) 00:02:37
■批判を避けるために担当ポストを廃止しない

 閣僚が複数の担務をこなす例は以前からある。しかし2012年、安倍氏が首相に返り咲いてから、その傾向は顕著になってきている。

 安倍氏は国会や改造の度に新しいキャッチフレーズをつくる。「働き方改革」「女性活躍」「1億総活躍」「地方創生」などがそれにあたる。その都度、担当閣僚をつくるのだが、それまでの担当のポストを廃止しないのが安倍流だ。

 例えば「女性活躍」は「1億総活躍」の中に含まれるから廃止するという考えもあるだろうが、そうすると「女性活躍の看板は外したのか」という批判を受けかねない。それを嫌って、以前のポストは残し、新しいポストをつくる。だから屋上屋を架すことになる。その結果、大臣の担当が増えていき宮腰氏のように「8つ兼務」が生まれるのだ。

 今回の内閣では12人が初入閣した。その経緯については10月4日付の記事「『右寄りのお友達』で固めた安倍内閣の真意」に詳しいので、そちらをご覧いただきたい。12人の多くは、長い間入閣を待望してきた議員たちだ。言い換えれば、政治家の資質に問題があったり、過去に問題発言があったりした議員がかなり含まれている。

 そのような政治家が多くの担当を器用にこなせるのかどうか。失敗リスクのある政治家に、たくさんの仕事を与えるということは政権のマネジメント上、好ましいことではない。

■これでは「政治主導」の金看板も揺らぐ

 重複するような担当が混在すれば、霞が関の利害が衝突する仕事も出てくる。その調整をするのは簡単な仕事ではない。たくさん担務を持っている閣僚を適当にあしらって、省益を広げようという官僚も出てくるだろう。そうなれば、安倍政権の売りの1つである政治主導の金看板も揺らぐ。

 改造後の安倍政権の布陣は、森友問題などの責任を取らずに麻生太郎副総理兼財務相を続投させたことなどで、評判はよろしくない。各社の世論調査でも内閣支持率は横ばいか、微減で推移している。

 だが、安倍政権の命取りになるのは、むしろ安倍氏が次々にキャッチフレーズをつくったことによる「兼務大臣」が失敗を犯すことかもしれない。

プレジデントオンライン編集部 写真=時事通信フォト

3417チバQ:2018/10/14(日) 00:05:15
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181005-00057833-gendaibiz-pol
安倍総理に「切腹せよ!」と迫られた「ポスト安倍」最有力者の名前
10/5(金) 7:00配信 現代ビジネス
安倍総理に「切腹せよ!」と迫られた「ポスト安倍」最有力者の名前
写真:現代ビジネス
内閣の中枢から党の要職へ
 この1週間、内外で重要ニュースが相次いだ。日米首脳会談と第4次安倍改造内閣の発足、それに伴う自民党役員人事である。どれも、当コラムとしては見逃せない。そこで、今回はすべて採り上げよう。

 時間は前後するが、まず第4次安倍改造内閣・自民党役員人事からだ。一言で言えば、改造内閣は無難な顔ぶれで、とくに目新しさはない。あえて言えば、片山さつき氏と注目の石破派から起用された山下貴司氏の入閣くらいだ。

 片山氏はかねて入閣が噂されていた。私は10月1日未明放送の『朝まで生テレビ! 』でご一緒したばかりだが、番組でも冒頭から「入閣するかどうか」が話題になっていた。財務省出身で能力の高さ、討論でのキレ味は折り紙付きだ。何の心配もない。

 山下氏は当選3回ながら異例の抜擢である。元東京地検特捜部検事で、10月3日付の産経新聞によれば、ワシントンの日本大使館勤務時代には「米国内で日本政府を相手取った慰安婦訴訟で指揮をとり、最高裁まで争った末に勝訴した」という。実に頼もしい。

 私が注目しているのは、加藤勝信・前厚生労働相の党総務会長への横滑りだ。加藤氏は内閣の中枢である内閣官房副長官、大型省庁大臣である厚生労働相に続いて、党の要職に就いた。誰から見ても「ポスト安倍」の後継レースに名乗りを上げた格好だ。

 安定した答弁に定評があるだけでなく、内閣官房副長官時代には2014年5月、初代の内閣人事局長も兼任した。私は、この内閣人事局長就任こそが安倍首相の加藤氏に対する信頼の高さを物語っている、とみる。なぜか。

 一部マスコミは当時、この人事について、加藤氏ではなく杉田和博・内閣官房副長官(警察庁出身)の就任を断定的に報じていた。それは完全な誤報だった。当のマスコミは加藤氏就任が発表されると、あたかも安倍政権が方針転換したかのように繕った。そんな方針転換の事実もない。「誤報の上塗り」である。

 そもそも内閣人事局とは何かといえば、幹部官僚人事を差配するのが仕事だ。

 それまで官僚人事は役所が決めていて、政治は口出しできなかった。役所内での出世はもちろん、退官後の天下りも役所が面倒をみるから、首相官邸に勤務する官僚でさえ、出身官庁の顔色をうかがっていた。それでは、政治主導にならない。

 そこで幹部官僚人事を内閣人事局に一元化して、首相官邸が差配する仕組みに改めた。いわば、政権基盤を固める要の仕組みである。霞が関にとっては、逆に役所秩序の根幹を揺るがしかねないので、トップ人事が注目された。

 内閣人事局長人事は安倍晋三首相と菅義偉官房長官の2人しか知らない専権事項だった。結論は、首相も官房長官も最初から「加藤氏起用」と決めており、まったくブレていない。

 そこで「杉田氏起用」と報じられると、2人はどうしたか。菅官房長官はすぐさま安倍首相の執務室に飛び込んで「総理、方針を変えたんですか」と確認した。すると、首相は「いや、オレは菅ちゃんが変えたのか、と思ったよ」と返し、2人で大笑いになったという。

総裁室が「巨大な棺桶」に…
 それはともかく、安倍首相が財務省出身の加藤氏に内閣人事局を託したのは、なぜか。加藤氏が「財務省の呪縛から解き放たれている」とみているからにほかならない。首相が加藤氏の背後に財務省の影響力を見ていたら、そもそも政治主導にならないのは当然である。

 これと相反するようだが、もう1つ、別のエピソードも紹介しよう。それは2012年12月、安倍氏が復権して第2次安倍内閣を作る直前の出来事だ。加藤氏は他の財務省出身議員たちとともに、総裁選で勝利したばかりの安倍総裁を自民党総裁室に訪ねた。

 そこで開口一番、こう言ったのだ。「総理(総理就任前でも総理経験者は総理と呼ぶ慣習になっている)、総裁就任おめでとうございます。これで消費税を上げられなかったら、ここにいる我々は全員切腹ものですね」

 これに対して、安倍総裁は何と言ったか。「そうか、それならいまこの場で全員、切腹せよ!」。このとき総裁室の四方の壁は、安倍氏の総裁就任を祝う白いコチョウランの花で埋め尽くされていた。

 私は、この話を加藤氏らとの面談直後に同じ総裁室で安倍首相本人から聞いて、思わず「総裁室で切腹した加藤氏の姿」を頭の中で思い浮かべた。誠に失礼ながら、まさに壁一面の白いコチョウランは「巨大な棺桶」を彩る花になっていたことだろう。

3418チバQ:2018/10/14(日) 00:05:34
 悪い冗談はともかく、安倍首相と加藤氏は当時から、それくらいの話を言い合える仲だったのだ。安倍首相は「切腹覚悟」で増税を迫った加藤氏を迷わず、官房副長官に据えた。2年後、政権の肝である初代内閣人事局長に起用し、そして今回の党総務会長である。

 以上の経緯から見れば、「ポスト安倍」について安倍首相の意中の1人が加藤氏であるのは、間違いない。

日米首脳会談の意味
 さて、もう1つのテーマである日米首脳会談をどう見るか。

 安倍首相は9月26日、ニューヨークでトランプ大統領と会談し、新たな通商協定である「日米物品貿易協定(TAG)」の締結を目指して交渉を始めることで合意した。

 会談後の共同声明をみると、TAGとともに「他の重要な分野(サービスを含む)で早期に結果を生じ得るものについても」交渉を開始し、TAGの議論完了後は「他の貿易・投資の事項についても」交渉する、と記されている(https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000402972.pdf)

 やや分かりにくいが、TAG交渉とともに、時期は多少前後したとしても「サービスや投資についても交渉する」と明記している。共同声明の英語版を見ると、とりわけサービスを含む分野の交渉開始は、TAGと同列に(as well as…)記されている(https://www.whitehouse.gov/briefings-statements/joint-statement-united-states-japan/)

 当面は物品貿易に限っていたとしても、いずれ投資やサービスを含めた自由貿易協定(FTA)に発展させていくのは、両国とも織り込み済みなのだ。私は、それでよしと考える。

 なぜかといえば、もともと日本は米国の環太平洋連携協定(TPP)への復帰を促してきた。トランプ大統領はTPPからの脱退を決めたものの、条件次第で復帰も匂わしつつ、日米FTAの締結を求めてきた。両国の立場は違うように見えて、実は同じ結果になるからだ。

 今回の共同声明は、日本の農林水産品について「過去の経済連携協定で約束した市場アクセスの譲許内容が最大限であること」を明記した。

 日本はTPPで現在38.5%の牛肉関税を16年間で9%に引き下げることを約束している。牛肉を含む物品に関する限り、日本はTAGを締結したとしても、TPPの合意内容を踏襲するだけだ。それなら、米国がTAGを通じてTPPに復帰したのと同じである。

 投資やサービス分野がどうなるかは今後の交渉次第だが、TPP11と日米FTAを合わせれば、オリジナルのTPP12とほとんど同じになる。つまり、完成形はほぼTPP12であり、かつ日米FTAでもある。日米双方が折り合える形に落ち着いた、と評価していい。

 この考え方は2年前の2016年12月23日公開コラム(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/50559)で書いたが、そこで紹介したように、米国務省のエコノミストも当時、「まさに同じことを自分のリポートで書いたばかりだ」と言っていた。いま、展開はその通りになっている。

3419チバQ:2018/10/14(日) 00:06:03
米国が考える「貿易戦争後」の世界秩序
日米共同声明には、もう1つ重要な点があった。先の『朝まで生テレビ! 』でも指摘したが、日米欧が中国包囲網を構築したのだ。大きな視点で見れば、こちらの方がはるかに意義がある。 なぜかといえば、いまの米中貿易戦争は、これから本格化する「米中新冷戦の序章」にすぎない。今後、数十年にわたって続くであろう米中新冷戦に、日本と欧州が米国の側に立って「中国に対峙していく宣言」と読むことができる。以下、共同宣言から引用する。

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米国と日本はまた、第3国の非市場志向型の政策や慣行から日米両国の企業と労働者を守るため、協力を強化する。したがって我々は、世界貿易機関(WTO)改革および電子商取引の議論を促進し、知的財産の収奪、技術の強制移転、貿易を歪める産業補助金、国有企業が生む歪みなどの不公平な貿易慣行、および過剰生産に対処するため、日米、および欧州連合を含めた日米欧の協力体制を通じて緊密に連携する。
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 ここでは「第3国」と記されているが「知的財産の収奪」や「国有企業が生む歪み」といった文言を見れば、中国を指しているのは明白である。

 9月28日公開コラム(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57707)で指摘したように、米中はやがて軍事的に対立する可能性が高い。むしろ米国は最後の軍事的対立から逆算して、いまの貿易戦争を戦っているとみるべきではないか。

 米軍は戦略爆撃機B52を9月23日に南シナ海、25日に東シナ海の上空に飛ばした。30日にはイージス駆逐艦「ディケーター」を南シナ海の南沙諸島・ガベン礁周辺を「航行の自由作戦」の一環で航行させた。

 日本の防衛省も9月17日、南シナ海で13日に海上自衛隊の潜水艦訓練を実施した、と発表した。防衛省が南シナ海での潜水艦訓練を公表したのは異例だ。米国の「航行の自由作戦」を側面支援する意図は明らかである。

 中国は自国の駆逐艦を「ディケーター」のすぐ近くに接近させる挑発行為で対抗している。南シナ海をめぐる緊張は予想を超えるテンポで高まっている。米中対立の行方から目を離せない。

長谷川 幸洋

3420チバQ:2018/10/15(月) 14:57:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00000002-asahi-pol
工藤政務官、集会収入すべて不記載 識者「最悪ケース」
10/15(月) 5:05配信 朝日新聞デジタル
工藤政務官、集会収入すべて不記載 識者「最悪ケース」
工藤彰三氏
 工藤彰三・国土交通政務官(自民、衆院愛知4区)が代表を務める政治団体が、支援者らから会費を集めた百人単位の「集会」を開きながら、その収入を政治資金収支報告書に一切記載していなかったことがわかった。不記載が判明したのは2013〜15年に開いた計5回分。政治資金の記載漏れなどが明らかになるケースはあるが、政治団体による有料の催し物の収支がまったく書かれていないことが発覚するのは異例だ。

【写真】「集会」不記載の構図

 政治資金規正法は、政治活動の透明性を高めることを目的に、政治団体のすべての収入の記載を義務づけており、識者は「法の趣旨からして最悪のケースだ」と指摘している。工藤氏の事務所は「いずれも政治資金パーティーではなく、実費の集会」としているが、朝日新聞の取材後に記載の必要性を認め、収支報告書を訂正した。

 工藤氏のホームページや事務所の説明によると、工藤氏が代表の政治団体「彰友会(しょうゆうかい)」は14年に2回、15年に1回、名古屋市のホテルで「総会」や「国政報告会」を開いた。

 彰友会の会長は、東海・関東地区で20の医療機関を展開する医療法人「偕行会(かいこうかい)」グループ(本部・名古屋市)の会長で、彰友会の内部資料などによると、同グループの総務部の担当者が15年の国政報告会の出席を取引先に依頼した。呼びかけた取引先は少なくとも60社を超え、会費は2万円で、約100人が参加したと記録されている。

 しかし、彰友会が愛知県選挙管理委員会に提出した収支報告書は、16年まで4年連続で、収入、支出とも0円となっていた。総会や国政報告会の形跡は一切なかった。

 また、工藤氏のホームページによると、工藤氏が代表の自民党愛知県第4選挙区支部も13年と14年に各1回、「支部総会 工藤彰三を励ます会」を開催。13年は会費2千円で600人以上が参加し、14年は約800人が参加したという。しかし、同支部の13年と14年の収支報告書には支部総会の収入は一切記載されていなかった。15年と16年の収支報告書には、支部総会の収入がそれぞれ約180万円記載されていた。

 朝日新聞は4月以降、複数回にわたって工藤氏側に取材。工藤氏の事務所は3回目の回答となった今月9日、「収支報告書の作成担当の元秘書に確認したところ、いずれも会費を徴収した集会であり、収支トントンの事業であったことから、収支報告書に記載する必要がないと考え、記載しなかった」とし、9月に報告書を訂正したことを明らかにした。同法では収支の差額が0円でも記載しなければならない。

 訂正した収支報告書を確認したところ、彰友会の14年分に、収入、支出ともまったく同額の108万566円を新たに記載。15年分には収入190万円、支出162万8028円を記載していた。自民党愛知県4区支部については「収支を確認し次第修正する」としている。

 工藤氏は名古屋市議を2期務め、12年の衆院選で初当選。現在3期目で53歳。今月の第4次安倍改造内閣の発足で国交政務官になった。(沢伸也、竹井周平)


■制度への挑戦で、最悪のケース

 政治資金に詳しい岩井奉信・日本大教授(政治学)の話 大規模の有料の催し物を開きながら収支を一切書かないというのは、政治資金を公開させて国民が監視するという制度への挑戦で、最悪のケース。聞いたことがなく、国民をバカにしている。

3421チバQ:2018/10/15(月) 14:57:50
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181015-00000005-pseven-soci
柴山昌彦文科相、小渕優子氏を彷彿させる公選法違反疑惑浮上
10/15(月) 7:00配信 NEWS ポストセブン
柴山昌彦文科相、小渕優子氏を彷彿させる公選法違反疑惑浮上
教育勅語の次は政治資金問題(時事通信フォト)
「全員野球」とはスター不在のチームの監督がよく使う言葉だが、そう掲げた安倍新内閣の数少ない“看板大臣”に早くもスキャンダルが飛び出した。

【写真】バスツアーに関する柴山氏のブログ

 1人目は大臣就任会見で教育勅語について問われ、「道徳などに使うことができる」と護憲派野党や左派メディアを刺激して見せた柴山昌彦・文部科学相だ。

 2004年、安倍首相が幹事長時代に指揮を執った補欠選挙(衆院埼玉8区)で初当選して以来、総裁特別補佐や首相補佐官を歴任した「首相の側近」である柴山氏に、政治資金問題が浮上。

 舞台は柴山氏が首相補佐官だった2年前の2016年11月21日に行なわれた女性後援会「しばざくら会」の懇親バスツアーだ。一行は地元・埼玉から東京へ向かい、永田町の国会議員会館の大会議室で高級料亭の仕出し弁当を食べた後、中央区の浜離宮恩賜庭園の観光などを楽しんだ。

 柴山氏は当時のブログで、〈260名を超える本当に多くのご参加をいただき……〉と写真入りで感謝の言葉を綴っている。

 政治家が後援会の東京観光ツアーを催行するのは珍しくないが、参加費を徴収して政治資金収支報告書に記載するのがルールだ。

 政治団体「しばやま昌彦後援会」の同年の報告書を見ると、しばざくら懇親ツアー分としてバスのチャーター代、弁当代やお茶代、入園料など合計約120万円支出されていた。参加者約260人だから経費は1人5000円近い。

 ところが、報告書にはツアー代の収入が計上されていない。この年、後援会には1965人の後援会員から集めた会費約620万円や寄附などの収入があり、そのカネで懇親会ツアーなどの経費を賄ったことが読み取れる。公益財団法人「政治資金センター」理事の上脇博之・神戸学院大学法学部教授が指摘する。

「現職の国会議員が後援会の催しで酒食を提供すれば公選法違反の饗応・接待にあたる。1000円の弁当を出して900円集めてもアウトになる。柴山氏のケースでは、弁当代、浜離宮庭園の見学のバス代も後援会費とは別に実費を取った上で、正確に報告書に記載していなければ違法です」

 思い起こされるのは、2014年に経産相辞任に追い込まれた小渕優子氏の「観劇会」問題だ。地元後援会の収支報告書では、出席者から集めた会費収入よりも、東京・明治座に支払った観劇代のほうが多く、差額分が有権者への利益供与(公選法違反)ではないかという疑惑が浮上し、辞任へとつながった(※注)。どう違うのか。

【※注/小渕氏が地元の有権者を招待した「観劇会」(東京・日本橋の明治座)で、小渕氏の後援会などの明治座への支出が、報告書上で収入を上回っていた問題。観劇会で赤字が生じたように装うなどし、政治資金収支報告書に虚偽記載や不記載をしたとして、小渕氏の元秘書2人の有罪判決が2015年10月に確定した】

 柴山事務所はまず、ツアー代の収入の記載がないことについて、「行事のたびに参加者から会費を徴収し、まとめて『党費又は会費』の項目に計上。有権者への利益供与には当たらない」と説明する。だが、党費や年会費と行事の参加費をまとめて計上してしまえば、実費を徴収したのかの検証は不可能になる。「翌年の報告書からは事業ごとに収入を記載するほうがよりよいと判断し、記載方法を改めた」とするが、その報告書はまだ公開されていない。

 しかも、本誌が質問した「しばざくら会」の懇親ツアー会費の額については当初答えず、重ねて質問するとようやく「4000円の会費制で実施した」と回答。実費は約5000円かかっているので、やはり利益供与ではないか。さらに問うと、「直前キャンセルが多くあり、予定していた人数なら4000円の実費で賄える計算だった」とした。

 数十人が“ドタキャン”して後援会が損をかぶったという説明に終始するのだった。

※週刊ポスト2018年10月26日号

3422チバQ:2018/10/15(月) 17:46:36
https://mainichi.jp/articles/20181015/k00/00e/040/183000c
国交政務官
工藤氏団体、会費制集会の収支不記載 5回分
毎日新聞2018年10月15日 11時54分(最終更新 10月15日 13時12分)
 工藤彰三・国土交通政務官(自民、衆院愛知4区)が代表を務める政治団体が、2013〜15年に開いた5回の会費制集会について、政治資金収支報告書に収支を記載していなかった。政治資金規正法は、政治団体のすべての収入の記載を義務付けており、同法に抵触する可能性がある。

 工藤氏のホームページなどによると、工藤氏が代表を務める自民党愛知県第4選挙区支部が13年と14年に各1回、「支部総会 工藤彰三を励ます会」を開催。また同氏が代表の政治団体「彰友会」は14年に2回、15年に1回、名古屋市内で「国政報告会」などと称する集会を開催した。これらはいずれも会費制で数百人が参加したこともあったという。

 しかし支部や彰友会が愛知県選挙管理委員会に提出した政治資金収支報告書には、5回の集会について、いずれも収支に関する記載がなかった。朝日新聞の取材を受け、工藤氏側は今年9月に報告書を訂正した。

 訂正後の彰友会の報告書には、14年分の収入・支出にそれぞれ108万566円を記載。15年分には収入190万円、支出162万8028円と記載し、差額の27万1972円を翌年への繰越金としている。

 工藤氏の事務所は毎日新聞の取材に「記載漏れがあったのは事実だが、修正した。(不記載は)意図的なものではなかった」と話している。

 工藤氏は名古屋市議を2期務め、12年の衆院選で初当選し、現在3期目。今月の第4次安倍改造内閣の発足で国交政務官になった。愛知4区は名古屋市熱田、港区など市南部。

「なぜかは分からない」
 工藤彰三氏は毎日新聞の取材に「収支報告書に不備があったことは確かで、おわび申し上げたい。(秘書に任せて)最後のチェックをしていない自分が悪い。監督不行き届きだった」と述べた。収入を記載しなかった理由については「(当時の秘書が)もう辞めていて、今回の件では連絡もついていない。なぜかは分からない」とした。【道永竜命、三浦研吾】

3423チバQ:2018/10/15(月) 18:43:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181015-00010001-fnnprimev-pol
安倍首相の「温情と冷徹の間」 内閣改造リアルドキュメント
10/15(月) 6:30配信 FNN PRIME
安倍首相の「温情と冷徹の間」 内閣改造リアルドキュメント
(写真:FNN PRIME)
安倍首相が考える「5人+αの政権の土台」
10月2日、安倍首相は、自民党総裁選での3選を受けての党役員人事と内閣改造を断行した。当初、小幅の改造を予想する向きもあったが、初入閣が衆議院で当選3回の山下貴司氏(法相、石破派)をはじめ12人にのぼるなど、閣僚19人中13人が交代した。

【写真】「温情と冷徹の間」の安倍首相の表情は…

この内閣改造を前に安倍首相はニューヨークで行った記者会見で次のように述べていた。

「(政権の)土台の範囲がどこまでかということについては、これから帰るまで、飛行機の時間もありますから、じっくり考えていきたい」

総裁選直後の会見で人事のポイントについて「しっかりとした土台の上に」と述べたことを受けての発言で、メディアは「土台とは一体誰のことなのか」という点に注目していた。すると安倍首相はこう続けた。

「例えば、官邸のメンバー、菅官房長官や、ここにいる西村副長官、野上副長官にはそのまましっかり官邸で共に仕事をしていきたいと思っておりますし、今日も同席している麻生副総理にもしっかりと土台として支えていただきたいと考えている」

このように「土台」の一部を披露した安倍総首相だったが、その全貌は明らかにはしなかった。そして内閣改造後に官邸で行った記者会見で、その答えを明かす形となった。

「二階幹事長、岸田政調会長には、今後とも党にあって政権の土台をしっかりと支えていただく考えです」「これまでも様々な形で安倍内閣の土台であった加藤さんに総務会長を」

閣僚では麻生副総理、菅官房長官の2人を土台と位置付ける一方、党役員では、留任した二階幹事長、岸田政調会長と、厚労相から新たに総務会長に起用した加藤勝信氏の3人を土台に挙げた。
では、この5人だけが安倍首相の考える土台なのか、といえば、必ずしもそうではない。

麻生氏と菅氏のほかに、外交に関わる閣僚である河野外相、世耕経済産業相、茂木経済再生相の3人も留任した。河野外相が北朝鮮も含む外交全般、世耕経産相がロシアとの経済協力、茂木経済再生相がアメリカとの貿易協議の交渉役を担っていて、いわば、「外交政策の土台」として欠かせない存在になっていることが、今回の人事で鮮明となった。

人事の「幅」をめぐる攻防
安倍首相が人事について挙げたもうひとつのポイントは、「適材適所」だった。

人事を前にした某日、安倍首相の周辺が「来年に参院選を控えるなかで、人事を大幅に変えればリスクが増える」と進言すると、安倍首相は「そういうわけにはいかない」と応じた。

人事を大幅に変えねばならなくなった背景には、総裁選で岸田氏、野田聖子氏が出馬を見送り、「安倍vs石破」の一騎打ちの構図が早々と固まったことがある。それを受け主要派閥が先を争うように安倍支持を表明し、総裁選での貢献をアピールした結果、総裁選後、それらの派閥幹部が見返りを求めるように、派閥からの入閣の推薦を伝える形になった。

そのため選択肢が狭まった安倍首相は、土台の維持で政権の安定を強調しつつ、派閥からの推薦も多く受け入れる格好になった。その上で、いかに適材適所をアピールできる人事を行うかがポイントとなった。

3424チバQ:2018/10/15(月) 18:44:32
派閥の「お家事情」と「全員野球」
安倍首相は改造内閣を「全員野球内閣」と命名した。
注目された石破派からは、検事出身の山下貴司を抜擢した。内閣改造前から山下氏が入閣する可能性は浮上していたものの、具体的に内定するまでは時間がかかった、というか本人への内示もギリギリだったとみられる。

この内幕について現職閣僚の1人は、「事前に漏れれば、石破派内で反対され拒否される可能性もあった」と指摘する。

もう1人、党役員人事では、竹下派の加藤勝信氏の総務会長起用もギリギリの内定になった。その理由について、安倍首相周辺は「党内第一派閥の細田派への配慮と警戒だ」と指摘する。

「加藤総務会長内定が早く漏れてしまえば、細田派に巻き返される可能性もあった」

今回、安倍首相の出身派閥である細田派は、幹事長や総務会長など党四役に入っていない。党内最大派閥でありながら、「ポスト安倍」の有力な候補が育っていないのが現状なのだ。

こうしたなかで、竹下派でありながら安倍首相に近い加藤勝信氏を総務会長に抜擢すれば、ポスト安倍候補の一人に名乗りをあげることにつながる。安倍首相自身にとっては後継指名のオプションが広がる一方、安倍首相直系の細田派にとっては、あまり面白くない人事だったということだ。

そして、加藤氏の総務会長起用には、もう一つ別の側面がある。加藤氏が所属する竹下派の内紛だ。

竹下派処遇に垣間見る安倍首相の「温情と冷徹さ」
「安倍さんはすごいことやるよね。石破さんを応援した竹下さんを外して、細田派を入れるのかと思いきや、同じ竹下派の加藤さんを入れるんだから。当てつけの意味もあるよね」

総裁選で安倍首相を支持した自民党のベテラン議員がこう指摘した。

竹下派は自民党総裁選で対応が二つに割れた派閥である。“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄元官房長官の影響力が及ぶ参議院を中心とするメンバーは石破元幹事長を支持し、加藤氏や茂木経済再生相ら衆議院を中心とするメンバーは安倍首相を支持した。

“永田町の常識”から見れば、対応が割れた派閥は、冷遇される。ただ、総裁選後に衆議院の竹下派幹部は安倍首相と面会した際にこう言われたという。

「総裁選ではよくまとめてくれました。ありがとうございます。」

安倍首相のなかには、下手をすると、竹下派がまるごと石破氏支持に回るとの警戒感もあったのだろう。そこをなんとか持ちこたえてくれたとの感謝の意だったかもしれない。そしてそれは人事にも反映された。細田派の4役入りよりも、竹下派から登用することを優先したのだ。安倍首相を支持した竹下派の衆議院の幹部は軒並み重要ポストで処遇された。

安倍首相の、総裁選を支えてくれた面々への恩情と、敵対陣営への冷徹が垣間見えた人事だった。

3425とはずがたり:2018/10/15(月) 23:22:30
森元首相
「余計なことしやがって」 石破氏依頼に苦言
会員限定有料記事 毎日新聞2018年10月15日 22時25分(最終更新 10月15日 22時34分)
https://mainichi.jp/articles/20181016/k00/00m/010/136000c

 森喜朗元首相は15日夜、東京都内で開かれた自民党の馳浩元文部科学相の政治資金パーティーであいさつし、馳氏が金沢市で行われた13日の党会合に石破茂元幹事長を講師として招いたことに触れ「余計なことをしやがって」と苦言を呈した。

 馳氏は、総裁選で安倍晋三首相の3選を支持した。森氏は「4選がないから、石破…

3426チバQ:2018/10/16(火) 01:59:17
https://www.asahi.com/articles/ASLBG51N5LBGUTIL00K.html
ホテル円卓に百人でも…工藤氏側「パーティーではない」
沢伸也、竹井周平2018年10月15日05時06分
 百人規模で会費を集めて高級ホテルで開かれた「集会」の収入が、政治資金収支報告書に一切書かれていなかった。工藤彰三・国土交通政務官の政治団体で明らかになった問題。工藤氏側は「政治資金パーティーではなく、実費の集会」という。どんな集まりだったのか。

 名古屋市中心部にあるホテル、ヒルトン名古屋。2015年8月21日、工藤氏が代表の政治団体「彰友会(しょうゆうかい)」の国政報告会が開かれた。工藤氏のホームページに当日の様子が報告されている。

 金びょうぶの前であいさつに立つ工藤氏。岩屋毅衆院議員が「平和安全法制の裏側」とのタイトルで記念講演をし、麻生太郎財務相も激励に駆けつけたという。参加者は会場に並ぶ円卓を囲み、卓上にワイングラスなどが並んだ様子が写真に写っている。朝日新聞が入手した資料には、会費は2万円で、企業幹部らを中心に約100人が参加したと書かれている。

 写真を見た別の与党議員の秘書は「これは政治資金パーティーでしょ」と言った。この集まりへの参加を取引先に依頼していた医療法人「偕行会(かいこうかい)」グループ(本部・名古屋市)の職員が工藤氏の秘書に送った報告のメールにはこう書かれている。「パー券につきまして、16席確保できました」

 工藤氏の事務所は「いずれも収…

3427チバQ:2018/10/16(火) 02:17:05
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1810160004.html
安倍首相宿願の改憲、積極派登用でも前途多難
00:59産経新聞

安倍首相宿願の改憲、積極派登用でも前途多難

自民党の下村博文氏=東京都千代田区の自民党本部(佐藤徳昭撮影)

(産経新聞)

 自民党は15日の総務会で、憲法改正推進本部長に下村博文(はくぶん)元文部科学相を充てる人事を正式に決めた。党は24日召集予定の臨時国会の衆参両院憲法審査会で、憲法9条への自衛隊明記など「改憲4項目」に関する改憲案の説明を目指すが、主要野党は憲法審の開会にすら反対し、公明党も消極的な姿勢をみせる。安倍晋三首相(自民党総裁)は下村氏を含め、作業に関わる人事を首相に近い「積極派」に刷新したが、議論が加速するかは不透明だ。

 「本部長という立場で、憲法審で(党改憲案が)俎上(そじょう)に載るよう、他党の協力を得られるよう汗をかく」

 下村氏は15日、記者団にこう意欲をみせた。同本部の事務総長には、平沢勝栄衆院議員が就任する見通し。下村氏らは、まず憲法審で改憲案の内容を説明した上で、来年の通常国会で他党に意見を求め、改憲議論に誘う考えだ。

 説明の前には、先の通常国会から継続審議となっている憲法改正手続きを定めた国民投票法改正案の審議も焦点となる。立憲民主党などの野党は、政局を絡め審査会の開催自体に反対するケースが多く、自民党側の駆け引きも課題だ。

 交渉役となる衆院憲法審の与党筆頭幹事は、中谷元(げん)元防衛相から新藤義孝元総務相へ交代する。中谷氏は野党との協調を最優先し、先の通常国会で審査会開催は3回に終わった。新藤氏は首相と近く、憲法改正に非常に積極的だ。党幹部は「案を説明し、野党が意見を述べることさえ拒むなら野党が世間に批判される」と強気の姿勢をみせる。

 ただし、その前に障壁となりそうなのが公明党だ。

 憲法審で議論が進めば、改正原案を作成し、国会に提出する段階に入る。提出には、国会法で「衆院100人以上」または「参院50人以上」の賛成が必要となる。発議に衆参両院で3分の2以上の賛成が求められることも踏まえれば、提出段階で「公明党議員の賛成は最低限必要」というのが自民党内の共通認識だ。

 しかし、公明党は昨年の衆院選で敗北した後遺症をひきずる。特に9条改正は支持母体の創価学会の反発が根強く、来夏の参院選の前に憲法改正が争点化すれば支持者の離反を招きかねないと危惧している。

 首相は今年9月の総裁選後、改憲案について公明党との事前協議に意欲をみせたが、野党を含めた議論を求める公明党が難色を示し、見送られた。ある公明党幹部は「事前協議に応じれば『結局、賛成なんだろ』と思われる」と本音を漏らす。

 自民党内にも「無理に議論を進めれば、来年の参院選で議席を減らす。改憲勢力が『3分の2』を失えば元も子もない」(参院幹部)との声が強く、憲法改正の道のりは多難だ。(田中一世)

3428チバQ:2018/10/16(火) 19:08:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00000578-san-pol
自民・甘利選対委員長、“復権”へ試練続々 沖縄知事選敗北直後の那覇市長選、分裂の新潟市長選と多難
10/16(火) 18:52配信 産経新聞
自民・甘利選対委員長、“復権”へ試練続々 沖縄知事選敗北直後の那覇市長選、分裂の新潟市長選と多難
自民党の甘利明選挙対策委員長(春名中撮影)
 今月の自民党役員人事で選挙対策委員長に起用された甘利明氏に早くも試練が訪れている。最大の課題は来年夏の参院選対策だが、その前にも重要な地方選が山積しているからだ。金銭授受問題で閣僚を辞任して2年8カ月。“復権”を目指す甘利氏の手腕がさっそく試される。

 「来年は4月の統一地方選、7月の参院選が重なる12年に一度の年だ。これをどう乗り切るかに内閣の命運がかかる。安倍晋三首相からの懇請を断るわけにはいかない」

 甘利氏は3日配信のメールマガジンで、選対委員長就任の経緯をこうつづった。首相の盟友である甘利氏は平成28年1月、建設会社からの金銭授受問題で経済財政担当相を辞任し、表舞台から一時去った。そんな甘利氏を首相は今回、閣僚ではなく党四役で処遇した。閣僚は国会で野党の攻撃にさらされる可能性があるからだ。

 首相の思いに報いるべく、選対委員長として甘利氏が最初に乗り越えなければならない関門は21日投開票の那覇市長選と28日投開票の新潟市長選だ。

 那覇市長選は自民党などが推薦する新人と、9月の沖縄県知事選で勝利した玉城デニー氏らが推す現職が対決。「連敗」は避けたいところだが、知事選では那覇市で玉城氏が与党系候補に2万7000票の差をつけ、「情勢は厳しい」(自民党関係者)とみられている。

 新潟市長選は候補者調整が難航し、党本部に判断が委ねられた。自民党元衆院議員の娘婿の元市議と、二階派に籍を置く元参院議員が一歩も譲らず、双方が推薦を求めた。甘利氏は推薦を見送って元参院議員の支持を決め、保守分裂選挙に突入。周囲は「甘利さんは早くも高いハードルにぶち当たった」と危ぶむ。

 年明けの山梨県知事選は再選を目指す旧民主党出身の現職に対し、自民党県連の候補者調整が難航し、保守分裂が取り沙汰される。春には北海道や神奈川、福岡など10道県の知事選を含む統一地方選が控える。

 アベノミクスや環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉など重要政策に携わってきた甘利氏にとって、選挙対策は得意分野とは言い難い。9月の総裁選で首相陣営の合同選対本部事務総長を務め、首相の連続3選に貢献したが、党員票は55%にとどまり、課題も残した。ある党幹部は「選挙は政策と違って理屈じゃない。参院選も不安だね」と本音を漏らした。

(今仲信博)

3429チバQ:2018/10/16(火) 22:01:27
https://news.goo.ne.jp/article/tokyosports/entertainment/tokyosports-entame-entertainment-1157776.html
今井絵理子議員 沖縄県知事選の”戦犯扱い”も応援継続に「迷惑」とブーメラン続々
11:38東スポWeb

「SPEED」元メンバーで自民党の今井絵理子議員(35)が15日、インスタグラムを更新。19日告示の福島県議会議員補欠選挙に向け、同県小野町を訪れ、先崎よしなか氏(44)を励ます会に出席したことを報告した。
 
 今井氏は「福島県は震災直後、何度も足を運ばせていただいた思い入れのある地域です」のコメントとともに、壇上で応援演説する写真を掲載。さらに「昨日から那覇市長選挙が始まりました!」とこちらも選挙の話題に触れ、地元の有権者に投票を呼びかけた。

 9月の沖縄県知事選では「9月はほとんど沖縄に帰っています」と宣言し、地元に張り付いて活動したものの、応援した佐喜真淳氏(54)は落選。“客寄せパンダ”にもならなかった今井氏は、一部では戦犯扱いされた。
 
 元神戸市議会議員の橋本健氏(38)との略奪不倫は否定したものの、交際続行を表明。イメージは限りなく、低下している。その自覚が本人には欠如しているのか。今井氏の行動にネット上では賛同の声は少数。

「励ます会だと。励まして欲しいのはこっちの方だよ!!今年も犯罪者や馬鹿な国会議員の為に税金納めに行かなきゃいけないんだから!!」

「被災者や被災地が迷惑してるのがわからないか?誰があなたが来て喜ぶ?」

「どの面さげて?逆に迷惑だろ!」

「貴方が、応援すると落選するの、分からないのかな?」

「知事選戦犯となっては、簡単には沖縄には戻れないな」

 などと厳しい声が相次ぐ事態となっている。

3430名無しさん:2018/10/17(水) 00:27:45
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/10/27/kiji/20171027s00041000239000c.html

小泉進次郎氏 睡眠時間は3時間 一茂「体のほうが心配」
2017年10月27日 14:50 芸能
小泉進次郎氏 睡眠時間は3時間 一茂「体のほうが心配」
支援者にあいさつする小泉進次郎 Photo By スポニチ
 タレントで野球解説者の長嶋一茂(51)が27日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜土曜前8・00)に出演。自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(36)の睡眠時間がわずか3時間と伝えられ、「6、7時間くらいは寝てほしい」と体調を思いやる場面があった。

 番組によると、進次郎氏は自らの発信力を高めるため“政治的筋トレ”を実行。演説などでの言い回しや言葉を勉強するために、落語や古典芸能を観賞していることや、新聞を10紙読んでいること、録画した情報番組を早送りしてチェックしていることが伝えられた。その結果、進次郎氏は午前3時過ぎに就寝、睡眠時間は3時間ほどになってしまうという。

 一茂は「新聞10紙ってすごいよね」と感心しつつも「僕は体のほうが心配。睡眠時間が3時間って…」と驚がく。「それでずっともつ人は、なかなかいない。6、7時間くらいは寝てほしい。睡眠は大切だから」と進次郎氏が体調を崩さないか心配な様子だった。

3431名無しさん:2018/10/17(水) 09:15:20
https://snjpn.net/archives/72296

【東日本大震災時の安倍議員】和田政宗議員
『緊急時に政治家として何を実現するかは重要ですし、困っている方に直接手を差し伸べお話を聞くことも重要』

和田政宗議員のツイート

東日本大震災時の安倍晋三衆議院議員(当時自民党は野党)の被災地救援の様子です。
物資を積みトラック2台で仙台に来られた安倍衆議に駐車場の空きスペースを貸した方が撮られた写真です。

3432チバQ:2018/10/18(木) 08:52:20
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181017-00009365-bunshun-pol
片山さつき地方創生担当大臣に100万円国税口利き疑惑
10/17(水) 16:00配信 文春オンライン
片山さつき地方創生担当大臣に100万円国税口利き疑惑
片山さつき地方創生担当大臣 ©共同通信社
 10月に発足した安倍改造内閣で、唯一の女性閣僚となった片山さつき地方創生担当大臣(59)に古巣の財務省に対する口利き疑惑が浮上した。

「2015年当時、私の会社に税務調査が入り、青色申告の承認が取り消されそうになっていました。何とかならないかと片山先生に相談したのは紛れもない事実です。そして片山事務所の秘書を通じ、私設秘書だった南村博二という男を紹介されました」

「週刊文春」取材班の再三の取材申し込みに、製造業を営むX氏が初めて重い口を開いた。

「南村氏に『とにかく青色申告取り消しだけは困るんです』と話すと、『大丈夫ですから、安心してください』などと言われ、税務調査の対応をお任せすることにしたのです。そして15年7月、指定された口座に100万円を振り込みました。これで片山先生が働きかけてくれると信じていました」

「週刊文春」取材班は、X氏宛ての「書類送付状」を独自に入手。この書類では“口利き”の対価として、100万円の支払いを求めている。日付は、〈15/07/01〉。差出人欄には〈議員名 参議院議員 片山さつき〉〈秘書名 秘書・税理士 南村博二〉とあり、議員会館の住所が記載されている。

 そして、書類の末尾には、こうあるのだ。

〈着手金100万円を、至急下記にお願い申し上げます。ご確認後、国税に手配させて頂きます〉

 片山事務所は次のように回答した。

「事務所にご質問の会社が税務調査を受けているようだとの連絡があり、当時の秘書が片山に相談し、知り合いの税理士である南村を紹介しました。南村税理士に聞いたところ、税理士報酬をもらった旨を知りました。事務所の認識では、南村氏は15年5月に私設秘書を退職しています」

 元特別国税調査官は疑問を呈する。

「今回のケースをみると、税務署に承認取り消しといわれた段階で、簡単に『任せてください』と100万円を受け取るのは詐欺的です。税理士の仕事とは到底いえません」

 X氏が語る。

「私は税理士の南村氏に仕事を依頼したのではなく、片山事務所から彼を紹介されただけで、片山先生にお願いしたと認識しております。わざわざ100万円を払って南村氏に頼む理由がありません」

 元東京地検検事で弁護士の落合洋司氏が指摘する。

「疑惑の構図は、甘利明経済再生担当相(当時)のURをめぐる口利き疑惑に近く、あっせん利得処罰法違反の疑いがあります」

 10月18日(木)発売の「週刊文春」では、X氏の証言、上記の証拠文書を公開し、片山大臣の口利き疑惑について6ページにわたり報じている。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2018年10月25日号

3433チバQ:2018/10/18(木) 09:06:30
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181017-00000038-asahi-pol
自民党、改憲シフトあらわ 憲法審査会の幹事総入れ替え
10/17(水) 12:34配信 朝日新聞デジタル
自民党、改憲シフトあらわ 憲法審査会の幹事総入れ替え
改憲議論をめぐる与野党の構図
 自民党は16日、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正に向けた布陣を整えた。主戦場となる衆院憲法審査会の幹事を総入れ替えし、野党との交渉を担う与党筆頭幹事に、首相に近い新藤義孝元総務相を充てたのが特徴だ。公明党や野党は強硬路線への警戒感をあらわにしている。

 自民党憲法改正推進本部は16日、党本部で会合を開き、衆院憲法審の幹事を内定した。本部長で首相側近の下村博文・元文部科学相が自ら幹事に就任。これまで与党筆頭幹事として与野党協調路線を進めてきた中谷元・元防衛相と、野党人脈が強い幹事だった船田元・元経済企画庁長官は外れた。

朝日新聞社

3435チバQ:2018/10/18(木) 10:51:03
http://news.livedoor.com/article/detail/15455085/
山下貴司・法相「裁判官なんて俺たちの言いなり」発言の過去
2018年10月17日 7時0分 NEWSポストセブン
座右の銘は「突破力」(時事通信フォト)
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 安倍新内閣の大臣から、早くもスキャンダルが飛び出した。総裁選で敗れた石破茂・元幹事長の派閥から唯一の入閣となった山下貴司・法務相(53)だ。

「石破派を“干した”というイメージを薄めるための登用」(政治部記者)とされる山下氏だが、東大法学部在学中に司法試験に合格し、1992年の任官後、法務省刑事局、東京地検特捜部などに勤めた経歴を持つ。

 その山下氏が特捜検事時代に、法務大臣としての資質を疑いたくなる言動があったと証言する人物がいる。

「防衛フィクサー」と呼ばれた秋山直紀氏。2008年7月、防衛商社・山田洋行事件(※注)の捜査で明るみに出た1億円の脱税容疑で逮捕された秋山氏は、東京拘置所で山下氏の“厳しい取り調べ”を受けた。

【※注/山田洋行の元専務らによる不正経理や元防衛事務次官へのゴルフ接待が発覚し、東京地検特捜部が2007年11月、業務上横領容疑などで元専務らを、ゴルフ旅行接待の収賄容疑で元次官を逮捕した】

 防衛問題を長く取材してきたジャーナリストの伊藤博敏氏はこういう。

「秋山氏から複数回にわたり、取り調べの内容を聞いています。山下氏は、秋山氏が山田洋行から受け取ったカネを『個人の所得』だろうと追及し、秋山氏は『会社取引であり、正当な報酬』だと反論。膠着状態のなか、山下氏は、『裁判は形式的なもの。裁判官なんて俺たちの言いなりだ。いくら君たちが否定してもダメ。結論は一緒だぞ』と発言したというのです」

 他にもこの取り調べで山下氏からは、「会社取引というなら息子さんの会社も事件に関係するから、息子さんを検察に呼ばなくてはならない。その上で法人税法違反となると、息子さんも共犯となる。それでいいのか。個人所得と認めて、あんたが責任を取ればいいんだ!」と家族に累が及ぶことへの言及もあったという。

 特捜部の“厳しい取り調べ”の弊害が表面化し、取り調べ可視化(録音録画)が導入されるのは、2010年の大阪地検特捜部証拠改ざん事件が起きてからのこと。

 改めて秋山氏に取材すると、取り調べでの山下氏の一連の発言を認めた上で、「今更、言うこともないんだが……」としつつも、次のように続けた。

「記者会見で“国民の胸に落ちる法務行政を”と、述べていたが、ぜひそれを実現してほしい。私の捜査では、子供の逮捕をチラつかせたり、従業員の自宅にまで強制捜査をかけて揺さぶったりと、とても胸に落ちるものではなかった」

 山下事務所は、秋山氏への発言について「ご指摘の個別事件についてのコメントは差し控えさせて頂きます」とするのみ。果たして“法の番人”に相応しいのか。

※週刊ポスト2018年10月26日号

3436とはずがたり:2018/10/18(木) 23:31:42
自民、政調改革に本腰=「政高党低」脱却狙う
https://www.jiji.com/jc/article?g=pol&k=2018101601086
 自民党が政務調査会の機能強化に向けた改革に本腰を入れ始めた。政調と役割が重なる安倍晋三総裁(首相)直属の特別機関を減らし、調査会などの統廃合も進める。政策決定をめぐり、政府が優位に立つ「政高党低」からの脱却を目指す。
 同党は15日の臨時総務会で、計24の総裁直属特別機関のうち、道州制推進本部、日本経済再生本部、外交戦略会議、農林水産業・地域の活力創造本部、歴史を学び未来を考える本部の五つの廃止を決めた。政策論議をできるだけ政調に集約し、組織の活性化を図る狙いがある。
 中央省庁にほぼ対応する形で政調に置かれ、政府法案の審査を担う各部会の部会長人事も見直した。これまで衆院当選3回が目安とされたが、今回の人事では当選4、5回を多く登用。政調幹部は「部会の存在感を高める」と話している。
 各分野の中長期的な課題や国の基本施策を扱う調査会・特別委員会の再編にも着手する。調査会などの数は現在130を超えており、16日の党役員連絡会で岸田文雄政調会長は「必要に応じて再設置や統廃合を検討する」と強調した。
 もっとも、首相官邸が政策決定を主導する状況は続いている。首相は15日、2019年10月の消費税率10%への引き上げを予定通り行うと表明し、増税によって懸念される景気の腰折れを防ぐための対策づくりを指示。党側の発言力を高めるのは容易ではないとみられる。
 一方、調査会などの統廃合はポストの減少を意味し、具体化すれば党内から反発の声が上がる可能性がある。「やり出したらハチの巣をつついたようになる」。政調幹部は改革の先行きに懸念を示した。(2018/10/16-19:36)

3437チバQ:2018/10/20(土) 10:41:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000023-jij-pol
自民「ポスト安倍」、景色に変化=河野・加藤氏ら新規参入-野田氏脱落も〔深層探訪〕
10/20(土) 8:20配信 時事通信
 自民党総裁選とそれに続く一連の人事が終わり、「ポスト安倍」の風景ががらりと変わった。新たに河野太郎外相(55)や加藤勝信総務会長(62)らが参入したことで、石破茂元幹事長(61)と岸田文雄政調会長(61)は戦略の修正を迫られ、野田聖子前総務相(58)は脱落の可能性も出てきた。

 安倍晋三首相(64)は連続4選を禁じる党則を踏まえ、9月の総裁選に「今回が最後」と明言して臨んだ。その首相に挑んだ石破氏、首相支持に回り出馬を見送った岸田氏、推薦人がそろわなかった野田氏の3人がこれまで主要な安倍後継候補とされてきた。

 これに対し、外相続投となった河野氏は総裁選翌日の記者会見で「いずれ名乗りを上げる」と改めて意欲を表明した。武器は行動力。13日までの東ティモール訪問で昨年8月の就任からの訪問国数は52カ国・地域となり、在任期間が4年7カ月に及んだ前任の岸田氏を抜いた。所属する麻生派内で擁立の機運を高められるかがポイントだ。

 加藤氏は第2次安倍政権発足後、官房副長官や厚生労働相など要職を歴任。今回、党四役に抜てきされ、急浮上した。慎重な物言いが目立つが、9日の会見で「常に高みを見据える」と宣言した。首相の出身派閥の細田派から支援を得られると見る向きもある。所属する竹下派で先輩の茂木敏充経済再生担当相(63)と競合するが、同派OBの青木幹雄元参院議員会長と関係はいい。

 ◇既存候補は
 首相に地方票で善戦した石破氏は13日、地方行脚を再開し、金沢市の党会合で講演。「いつの時代も国を変えるのは地方だ」と述べ、看板の地方創生を重視した経済政策の転換を訴えた。引き続き一般党員らへの働き掛けに力を入れる姿勢だ。

 自身に近い無派閥議員とも近く会合を持つ予定。ただ、一部から支援を受けた竹下派は自前候補擁立にこだわりがある。同派の吉田博美参院幹事長と総裁選後の3日に会った際、「一つの区切りだ」と伝えられた。

 岸田氏は5日、地元・広島以外で4番目となる後援会を福井県に設立、現地での総会で「地方とのつながりの大切さを強く感じる」と強調した。近く大阪にもつくり、人脈の拡大と資金集めを図る。課題は発信力のアップ。加藤氏の浮上により、首相からの「禅譲路線」を期待できなくなる事態も予想される。

 ◇本命登場か
 野田氏は2015年に続き、今回も出馬にこぎ着けられなかった。親しい議員とグループを結成する構想があるが、盟友の浜田靖一元防衛相らは不参加の見通しだ。

 一方、知名度の高い小泉進次郎前筆頭副幹事長(37)は今回、石破氏に投票した。党厚労部会長に就任が内定しており、首相官邸と一定の距離を取りつつ、政策の幅を広げて力を蓄える方針とみられる。「次は自分の名前で戦う」。関係者によると、最近、周囲にこう漏らした。

3438チバQ:2018/10/22(月) 21:00:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000120-jij-pol
小泉氏、「ポスト安倍」へ問われる手腕=自民厚労部会長として始動
10/22(月) 20:17配信 時事通信
 自民党厚生労働部会が22日、先の党人事後初の会合を開き、新たに就任した小泉進次郎部会長の下で始動した。

 党内の視線は既に「ポスト安倍」に向けられつつあり、小泉氏の動向にも注目が集まる。利害が複雑に絡み合う厚労分野で、族議員や業界団体を相手に調整力を発揮できるか、将来の首相候補として手腕が問われそうだ。

 小泉氏は22日の部会で「ご指導をよろしくお願いしたい」と控えめにあいさつ。この後、記者団には「社会保障制度を変えるのは並大抵ではないが、理想を描きながら前に進めたい」と語った。今回就任した厚労部会長は自ら望んだポストだ。

 当選4回の小泉氏はこれまでに農林部会長や筆頭副幹事長を歴任。持ち前の高い発信力を武器に農協改革や与野党を巻き込む国会改革などに取り組んできた。

 ただ、農協改革をめぐっては業界団体の抵抗に遭い、妥協を余儀なくされ、国会改革も前に進んでいないのが現状だ。党内からは「小泉氏はいつも言いっ放し」(国対幹部)との厳しい声も上がっており、今後の課題は実行力だ。

3439チバQ:2018/10/22(月) 21:05:49
1090 :チバQ :2018/10/22(月) 21:05:34
>>1089
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000060-jij-pol
藤末氏が自民会派入り=参院
10/22(月) 16:07配信 時事通信
 自民党は22日、旧民進党を除籍された藤末健三参院議員(無所属)の会派入会を参院事務局に届け出た。

 これに伴い会派名を「自由民主党・国民の声」に変更した。藤末氏が平山佐知子氏と組んでいた会派「国民の声」は同日付で解散し、平山氏は無所属となった。

 一方、日本維新の会と希望の党は、検討していた臨時国会までの統一会派結成を見送った。国民民主党の長浜博行氏の会派離脱も反映した新たな勢力分野は次の通り。

 自民・国民の声126▽公明25▽立憲・民友会24▽国民・新緑風会23▽共産14▽維新11▽希望の会(自由・社民)6▽希望の党3▽無所属クラブ2▽沖縄の風2▽無所属6。

3440チバQ:2018/10/22(月) 22:06:39
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181022-00010001-flash-peo
自民党本部に潜入撮「総裁応接室」には歴代総裁の写真がズラリ
10/22(月) 11:00配信
 半世紀に渡って永田町にそびえる「権力の館」自民党本部。本誌はこの伏魔殿に潜入撮!

「野党に転落した2009年。経費削減のため、トイレットペーパーが撤去され、自前の紙を持ち込んだことも……。寂しかったですね」(自民党職員)

 1966年に完成した自民党本部。正式な名称は「自由民主会館」という。

「設計は、建築士だった石井桂参議院議員によるもの。所属していた鹿島守之助参議院議員が社長を務めていた鹿島建設が施工を担当した」(同前)

 党本部には、記者、官僚、地方から訪れる党員や支持者などが常に出入りしている。

 建物は約3300平方メートルの土地に立っているが、この土地は財務省が所有する国有地だ。約9000万円の地代を毎年納めているが……。

「駐車場の土地は衆議院の所有だが、2011年に47年ぶんの地代が未納だったことが発覚。また、『警備上の理由』を盾に、自民党関係者しか使えないため、批判を呼んだ」(政治部デスク)

1階には喫茶室、カフェスタがあり、ここでPR動画の撮影なども可能。
 自民党総裁室は4階にあり、壁には歴代総裁ゆかりの写真が飾られている。また、役員会で使われる総裁応接室には、歴代総裁の写真が並ぶ。
 食堂は9階にあり、メニューには、420円の定食や麺類が。

「権力の館」は、明日も永田町にそびえ続ける。

【自由民主党本部】
・B3階 電気室
・B2階、B1階 駐車場
・1階 会館事務局、受付、サービスセンター(売店)、カフェスタ・喫茶室、東京都連、会議室など
・2階 経理局長室、事務総長室、経理局、広報本部、情報調査
・3階 事務局長室、総務局、選挙対策本部、組織運動本部、政務調査会、憲法改正推進本部など
・4階 総裁室、総裁応接室、副総裁室、幹事長室、幹事長代行室、選挙対策本部長室、平河クラブ(自民党記者クラブ)、記者会見場
・5階 財務委員長室、北朝鮮による拉致問題対策本部長室、中央政治大学院、国際局、写真室など
・6階 総務会長室、政務調査会長室など
・7階 参議院会長・幹事長室、政令指定都市議会議員連盟、会議室
・8階 議員用喫茶室、大ホール、会議室
・9階 食堂、会議室

(週刊FLASH 2018年10月2日号)

3441チバQ:2018/10/22(月) 23:19:49
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181022-00000519-san-pol
岸田文雄政調会長、ポスト安倍へ 政調改革に透ける巧妙な戦術
10/22(月) 10:22配信 産経新聞
岸田文雄政調会長、ポスト安倍へ 政調改革に透ける巧妙な戦術
福井県の後援会の設立総会で花束を受け取る自民党の岸田文雄政調会長(右)。次期総裁選に向け、地方の基盤固めも進める=10月5日、福井市(田村龍彦撮影)
 10月の自民党役員人事で留任した岸田文雄政調会長(61)が党政調組織の改革に本腰を入れている。外交戦略会議など5つの総裁直属機関を廃止したほか、法案審査を行う部会の機能を強化、130以上とされる政調傘下の調査会や特別委員会などの組織も統廃合を進める。官邸主導が指摘される中、党として政策決定への関与を強める狙いだ。一見国民受けするテーマにはみえないが、ポスト安倍」に向けた岸田氏の巧妙な戦術も見え隠れする。

■2年目でアクセル

 「7月に政調の改革についてとりまとめを行った。政調会長再任になったので、ぜひ、まとめた案を実行していこうと取り組みを進めている」

 岸田氏は10月11日の岸田派(宏池会)会合で、政調改革に強い意欲をみせた。

 岸田氏は総裁選前の7月、総裁直属機関から政策議論を政調に一元化することや、調査会などを一旦リセットすることなど、政調としての改革案をまとめていた。ただ、総裁直属機関は党則79条に基づいて設置され、権限は政調会長ではなく、党総裁の安倍晋三首相(64)が持つ。

 調査会や特別委員会もベテランや中堅議員がトップについており、政調会長1年目の岸田氏がすぐ実行に移すにはハードルが高かった。

 今回、党人事で続投が決まり、政調会長として2年目に突入することで、岸田氏は思い切って実行に乗り出した。10月9日には岸田氏自ら官邸を訪れ、首相に直談判した。その結果、「(首相に)総裁として今回の整理縮小をご決断いただいた」と打ち明ける。

 具体的には、24の総裁直属機関のうち、外交戦略会議をはじめ、日本経済再生本部、道州制推進本部など5機関の廃止に踏み切った。130以上に膨らんだ調査会なども、人事も含めていったん白紙にして見直しを進める。テーマが重複したり、休眠状態になったりしている組織も少なくないためだ。

 関係する議員から働きかけもあるが、岸田氏は周辺に「政調会長は本来、強い権限がある」と語るなど、改革への意欲を隠さない。

 岸田氏がここまで政調改革に力を入れるのは、今後ポスト安倍レースが本格化する中で、次の総裁選までにいかに存在感を高められるかがカギになるからだ。

 岸田氏は9月の総裁選に向け、一時は自身の出馬を模索したものの、最終的に首相支持を表明。党内外で「戦わない」「決断できない」などと批判された。

 平成24年12月に第2次安倍政権が発足して以降、官邸が重要施策を決定し、党は追認するだけという「官邸主導」や「政高党低」が目立ってきた。そうした傾向に党内には不満も強く、岸田氏が政調改革を通じて、党に主導権を取り返すことになれば、将来のリーダー候補としても大きなアピールになる。

■小泉進次郎氏とタッグ

 党内第4派閥である自身の岸田派以外の勢力を取り込む狙いも透ける。

 部会長人事では、厚生労働部会長に小泉進次郎元筆頭副幹事長(37)を充てた。

 小泉氏は今回の総裁選で石破茂元幹事長(61)を支持したが、派閥を超えて若手議員に影響力を持っている。今後、社会保障改革などでタッグを組む場面が増えれば、小泉氏を慕う若手らとの連携も視野に入る。

 政調審議会は24日召集の臨時国会に合わせ、タブレット端末を導入し、ペーパーレス化を進めるが、小泉氏が意欲をみせる国会改革でもペーパーレス化はテーマの1つになっていた。

 一方で、首相が重視する経済成長や竹下派(平成研究会)の竹下亘会長(71)がこだわる財政再建についても、政調で議論を深めていく。岸田氏が次期総裁選で勝利するには、他派閥との連携が欠かせないからだ。

 もっとも、思惑通りに進まない可能性もある。

 小泉氏は今月13、14両日に行った産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、次の首相にふさわしい人物として首位になるなど、ポスト安倍の有力候補でもある。むしろ知名度や発信力で勝っている小泉氏に改革の“果実”を奪われる懸念もくすぶる。

 また、首相は今回の総裁選で、岸田氏の支持表明が遅れたことで不信感を募らせた。岸田氏が今後、党の改革に向けてアクセルを踏み込みすぎれば、官邸やベテラン議員との摩擦が生じることになりかねず、距離感も重要になる。

 党内では、首相に近い加藤勝信総務会長(62)もポスト安倍の1人として注目を浴びている。「次の時代を担えるように努力をしたい」と語る岸田氏の試練は続く。(政治部 田村龍彦)

3442チバQ:2018/10/22(月) 23:20:58
https://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/181011/plt18101123540020-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
自民政調改革、総裁直属5〜6機関廃止へ 外交戦略や道州制
2018.10.11 23:54
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 自民党が外交戦略会議など5〜6の総裁直属機関を事実上廃止することが11日、分かった。岸田文雄政調会長が進める政調改革の一環で、「官邸主導」が指摘される中、政調に議論を一元化し、党の政策立案能力を高める狙いだ。法案審査などを行う部会の機能強化や、会議で使用する資料のペーパーレス化も進める。

 廃止するのは外交戦略会議や道州制推進本部など総裁が設置する特別機関の一部で、これまで20以上あった。政策の立案や調査研究などを行う政調の担当と重複する部分があり、政調が7月にまとめた改革案でも新たな機関は原則設置しないよう求めていた。政調の下部組織である調査会や特別委員会なども130以上存在し、人事を含め白紙にして見直しを進める。

 部会長については、衆院議員の場合、当選4、5回を充て、副部会長、部会長代理とともに部会出席を義務づけ、部会運営の責任や権限を明確にする。政調審議会は24日召集予定の臨時国会からタブレット端末を導入してペーパーレス化を進め、部会にも広げていく。

 岸田氏は11日の岸田派会合で「より大きな責任を担い、時代の流れに合った議論を行う」と述べ、政調改革の断行に意欲を示した。(田村龍彦)

3443とはずがたり:2018/10/23(火) 22:47:56
もうガス抜きもさせないのか!?

自民総務会、石破派ゼロ「イエスマンしかいなくなった」
https://www.asahi.com/articles/ASLBR573XLBRUTFK019.html
及川綾子2018年10月23日21時20分

 自民党は23日の総務会で、内閣改造・党役員人事にともなう新しい総務会メンバーを決めた。安倍晋三首相と総裁選を争った石破茂・元幹事長の派閥からの起用はなく、党内からは「イエスマンしかいなくなった」(ベテラン議員)との声が上がった。

 総務会は常設の最高意思決定機関で、メンバーである総務は加藤勝信総務会長を含め計25人。11の地区ブロックごとに協議のうえ選出される衆院議員と、参院議員枠(8人)と総裁枠(6人)から成る。党内7派閥中6派閥からそれぞれ選ばれた一方、石破派からはゼロだった。加藤氏は総務会後の記者会見で「派閥だけで選択をしているわけではない」と説明した。

 新総務らは、首相が意欲を示す…

残り:298文字/全文:582文字

3444とはずがたり:2018/10/23(火) 22:48:49
麻生太郎氏
河野外相に「常識を磨かないといかん」
https://mainichi.jp/articles/20181024/k00/00m/010/093000c
毎日新聞2018年10月23日 20時15分(最終更新 10月23日 20時42分)

 麻生太郎副総理兼財務相は23日、東京都内で開かれた自民党麻生派の河野太郎外相のパーティーで、「(河野氏が)政治家として今後伸びるのに何が欠けているかと言えば、間違いなく一般的な常識だ」と語った。財務省の一連の不祥事などで失言も多い麻生氏だけに、党内から「麻生氏には言われたくない」と失笑も漏れた。

 麻生氏は河野氏について「キャラは立ち、存在感も出来上がっている。英語もうまい」と持ち上げつつ「常識を磨かないといかん」と助言した。【田中裕之】

3445とはずがたり:2018/10/23(火) 23:04:09
小泉進次郎「化けの皮」が剥がれた?(新田哲史)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181023-00550466-shincho-pol
10/23(火) 6:40配信 デイリー新潮

 自民党総裁選を境に、小泉進次郎氏への風当たりが強まりつつある。投票日当日になって石破茂氏への投票を明らかにしたものの、その消極的な関わり方が安倍陣営への配慮も感じさせ、「どっちつかず」の立ち回りが宰相候補である彼の政治家としての本質を問いかけているからだ。
 投票後の記者会見で「いろんな情報戦があった」と振り返ったが、そこでいう「情報」とは党内の水面下のものだけでなく、党外世論も含まれたのは間違いない。それでも自身への批判が想定内のレベルであれば、投票まで沈黙を続けたかもしれない。

総裁選で沈黙のはずが橋下氏参戦で一変
 ところが投票前日に事態が一変した。橋下徹氏による「総裁選で見えた進次郎氏の真贋」と題した論考がプレジデントオンラインに掲載されたのだ。
 橋下氏は、小泉氏の沈黙のウラに、敗戦が決定的な石破氏に加担することも、勝ち馬の安倍陣営に乗っかって国民の自身への支持が落ちることも、共に回避しなければいけない事情があると看破。選挙で勝つために人気も重要だとした上で、今後、日本の政治の枢要に位置していく小泉氏に対し、「究極の場面での決断力と、その説明力」が求められると、まさに痛いところを突いてきた。
 政界引退後も、小泉氏と同等に知名度があり、発信力を維持する橋下氏。沈黙を続ければ、橋下氏に同調した「アンチ小泉」の意見が広がる可能性は高い。マスコミ不信から近年、新聞を読むのが減ったという小泉氏。あくまで仮定だが、本人や周辺が新聞の代わりにネットでその記事をみていれば橋下氏の“参戦”は「面倒になった」と思ったはずだ。
 小泉氏は翌朝になって石破支持を投票前に表明。しかし石破陣営からは「もっと早く表明してくれていたら党員票の結果は違ったはず」と恨み節が飛んだとされる。あるいは逆に“論功行賞”で今後重職を得たとしたら、安倍首相に忠誠を尽くした議員たちからも妬みを買いかねない、まさに「中途半端」な事態に陥った。
 橋下氏は総裁選後も小泉批判をやめず、とうとうテレビ出演で「まったく意味不明」と言い切るまでになった。
 橋下氏とは逆に、小泉氏の苦しい立場を擁護する声はある。私が編集長をつとめる言論サイト「アゴラ」でも、元自民党衆議院議員の早川忠孝氏は「まだまだ未熟な小泉進次郎氏が安倍総理と全面対決して玉砕でもしてしまうと、折角の人材の将来への芽が潰されてしまうかも知れない」との見解を示す。
 また、官房長官などを歴任した故与謝野馨氏のおい、与謝野信氏は、メディア環境の変化でポピュリズムが跋扈しやすい潮流を指摘した上で、「小泉進次郎氏が誰を支援することを明言しないことにより選挙へのポピュリズムの影響を低下させたことは非常に意味のある行動だった」と、事実上の不参戦を好意的に受け止めた。

役者ぶりの陰に演出家あり
 自民党内の論理や文化を知り尽くす早川氏、与謝野氏が述べるように、目先の権力闘争をサバイバルする上では、小泉氏の“政界遊泳術”は「正しい」といえる。
 しかし、橋下氏も「ボクらと違って世の中を動かしていくだけのポジション、力がある」と指摘するように、小泉氏は特別な存在だ。未来の総理総裁にふさわしい決断力や説明力があるのか、試金石の一つだったということを考えれば、ここ最近の立ち回りは、政治家としての信念より、彼の内側に秘める政治的保身を優先した「小賢しさ」のほうがいささか目立ってしまっている。
 マスコミの世論調査では「次の総理にふさわしい人」でトップになることもしばしば。まだ副大臣すら経験したことがない37歳の青年を、安倍首相らと同格の選択肢に並べるマスコミの不見識も問題だが、本人や周囲のイメージづくりが奏功しすぎて内実が伴っているのか不安は募る。
 というのも、あまり世間で知られていないが、小泉氏の周辺には、広告やPRの有能なスペシャリストの存在がちらついているからだ。

3446とはずがたり:2018/10/23(火) 23:04:21

 数年前、「アゴラ」に彼のブログを掲載できないか小泉事務所に申し込んで、あっさり断られたことがある。そのとき窓口となった公設秘書が、広告業界では知る人ぞ知る存在の女性マーケッターS氏だったことに驚いてしまった。S氏は米国の代理店などで勤務経験があり、ツイッターでも1万人を超えるフォロワーがいるデジタルマーケティングのプロ。私も小泉事務所の秘書とは知らずにたまたまフォローしていたのだ。
 そしてS氏が出産を機に事務所を退社すると、その後任となったH氏は「大物」だ。三菱商事で消費者向けマーケティングを担当。出向先の大手コンビニチェーンではクレジット・ポイント事業を立ち上げ、次に出向した外食ファストフードチェーンではデジタルマーケティングの責任者を務めた。H氏と仕事をしたことがある旧知の広告業界関係者は「優秀だった」とその手腕に一目置く。実際、数年前には、デジタルマーケティングの世界的カンファレンスに登壇するなど広告業界でも知られた存在だ。
 橋下氏が近著『政権奪取論』(朝日新書)で、マーケティングで民意をつかむ重要性を力説しているように、日本の政治家で、既存の選挙スタイルを超越し、デジタルを含め、企業が使っている科学的なPR手法を貪欲に取り入れているケースはまだ少ない。党本部レベルならともかく、2代続けて公設秘書にマーケティングのプロ、それもH氏のようなキャリアの持ち主を、個人事務所で採用するというのは、それだけ小泉氏がマーケティング戦略を重視しているとみていいだろう。
 このほか秘書以外のブレーンとして、小泉氏ら若手議員が「こども保険」を提案した「2020年以降の経済財政構想小委員会」(通称・小泉小委員会)でメディアアドバイザーを務めた元博報堂のクリエイター高木新平氏らもいる。
 高木氏は若干31歳だが、数年前に会社を立ち上げ早々に、DeNAの自動運転プロジェクトやフィンテック企業、卓球日本代表など名だたる案件のクリエイティブディレクションを担当。若手政治家のデジタルや広報アドバイスにも積極的だ。小泉小委員会が、ライフスタイルの多様化した現代の社会保障のあり方を問題提起したときに打ち出したキャッチコピー「レールからの解放」を提案したのも高木氏だ。親しい友人たちには、小泉氏が総理になったときのスピーチライターへの意欲も示している。
 もちろん、小泉氏本人が「役者」として天賦の才があり、父親譲りの話術を努力して磨き上げてきたことが人気のベースにある。プレゼンテーションやメディアの専門家が、小泉氏の名前を入れたタイトルで話術のハウツー本を何冊も出しているくらいだから、大したものだ。
 しかし、名作映画を語るとき、役者の魅力を最大限に引き出し、効果的に演出する監督などの「黒子」の存在を抜きにしては本質が見えてこない。
 前述のS氏やH氏がどこまでリサーチしているかは窺い知れないし、別の黒子がいるかもしれないが、マーケティングのプロなら報道の論調分析や世論観測はお手の物だ。総裁選直後には、フジテレビのスクープとして、小泉氏が早い段階での石破氏支持表明を「一時検討していたことがわかった」とする記事が流れたが、これも橋下氏の批判を機に石破氏への支持がうわべだけだったと見られつつあったことを打ち消す意図を込めたリークにも見えた。
 もしかしたら私の想像するストーリーが出来すぎで、小泉氏やH氏に笑われてしまうかもしれないが、そうした情報戦への強さも感じさせてしまうほど、本人のセンスやブレーンの隠然たる存在感がものをいっている。

ネットで評判が急落
 しかし、それだけに「あざとさ」がのぞけて見えると反発や嫉妬を招くリスクは小さくない。私はSNSで政治のネット世論を観測するのも仕事の一つにしているが、ここ最近、小泉氏の評判は政治好きなネット民たちの間で明らかに落ちているように感じる。
 私がそのことを強く意識したきっかけは、総裁選の2カ月前、参議院の定数増を巡る採決のときだった。
 人口減時代に合わせて定数削減の流れが進んできた中で、参院の定数が増えるのは沖縄の日本復帰に合わせた1970年以来の「珍事」。合区に伴って選挙区からあふれ出た議員の身分救済が目的なのはあきらかで、自民党内でも都市部選出議員を中心に本音では反対の議員たちも少なくなかった。その一人で、採決での動向が注目された小泉氏が、あっさりと採決に回って波紋を広げる。
 その頃、小泉氏は党内外で国会改革構想を唱え、衆議院の改革については、維新や国民民主などの野党も巻き込んだ会議を組織。議長にもタブレット端末導入によるペーパーレス化などを提案していた。しかし、党議拘束に従ったとはいえ、時代遅れの参院定数増に賛成に回り、議場では、野党議員たちからブーイングを浴びた。

3447とはずがたり:2018/10/23(火) 23:04:38
>>3445-3447
 しかも記者たちに「名誉のブーイング」と開き直ったことで、維新の下地幹郎議員にはツイッターで「政治を馬鹿にしてる」と激怒される始末。本稿終盤に後述するが、私は小泉氏の政策センスはそれまで評価していたが、この事件を境に、イメージと実態の乖離を疑うようになり、アゴラで批判記事も書いた。
 すると私のフォロワーが、「今更気づいたんですか?」と反応してきた。ネット民の小泉氏への懐疑は以前からのものだったのだ。
 もともとSNSの世界では、マスコミや大手広告会社によって「作られた話題」を冷ややかに見たり、反発したりする土壌があるが、テレビでの人気者ほど、ネットで非難されるネタができたときの反動は大きい。
 小泉氏のケースはどうか。彼に対しては「ネット右翼」(ネトウヨ)と呼ばれる右派層の評判がとくに悪い。ネトウヨの定義はさまざまで、嫌韓志向や靖国神社崇拝、反・朝日新聞などいろいろあるが、こと小泉氏については、政権支持において、自民党の中でも特に安倍首相を熱烈に支持する傾向が強い人たちから嫌われている。さしずめ「コイズMeToo」状態だ。
 私のフォロワーの中には、改革派首長として知られる熊谷俊人・千葉市長らと比較して「大した実績がない」と主張する者もいた。年功序列の自民党で、しかも議院内閣制では採決のワンピースに過ぎない若手議員が、首長や大臣並みに政策的な成果を出すのは、難しいだろう。
 だがそれ以上にネトウヨに嫌われたシンプルな理由がある。それは石破氏の存在だ。
 石破氏もまさにそうだったのだが、小泉氏も森友・加計学園問題への安倍政権の対応を批判したことで、ネットの安倍応援団の怒りに火をつけてしまった。2012年総裁選で石破氏を支持し、内閣府政務官として地方創生担当相だった石破氏に仕えた間柄から、今回の総裁選で石破支持に回る可能性が予期されていたことも、ネトウヨたちのアンチシフトを加速させたとみられる。

「財務省の走狗」? 
 ネット民の政策的な知識は決して浅くはない。私は情報収集の目的から、Facebookの右派たちの複数のグループページに敢えて入り、ROM専(閲読のみ)でいるのだが、あるとき注目したのが、進次郎氏のことを「財務省の走狗」と評した投稿だった。さらには、「純一郎が構造改革と称して日本をぶっ壊したように進次郎も必ず日本をブッ壊しにくる」などと、父親への非難を交えたコメントも見かけた。
 小泉氏は、財務省の政務官は未経験のはずなのに、なぜ「走狗」呼ばわりされるのか。安倍応援団のネトウヨたちは、リフレ政策の強烈な信奉者であり、父が首相だった時代の緊縮財政路線を「悪夢」のようにみているからだろう。
 小泉純一郎首相は「改革なくして成長なし」を叫び、財政規律を重視。国債の発行枠を30兆円以下に抑制した。しかし、政権前半の2001〜03年ごろの景気の落ち込みはひどかった。党内基盤が脆弱ななかで、自民党内の守旧派は公共工事などの景気対策を口実にこの枠を突破するよう圧力を強め、その流れで政権打倒も画策していた。
 しかし政局勘は超一流の小泉首相だ。竹中平蔵・経済財政相に対し、武藤敏郎・財務次官との水面下での調整を入念にさせた。竹中氏は、どちらかといえば上げ潮路線志向で、財務省の緊縮路線を批判することもあったが、この水面下での調整で財務省が知恵を絞り、特別会計で積み立てたNTT株の売却収入の2兆円余りを補正予算の原資に回す裏技を編み出し、30兆円枠を守って抵抗勢力に付け入らせなかった。
 竹中・武藤会談は武藤氏退官までに数十回あり、日本経済新聞の清水真人記者は『平成デモクラシー史』で、小泉首相は、経済政策の表の顔である竹中氏と裏の顔である武藤氏の両輪をつかいこなしたと評価している。
 それから十余年。進次郎氏の経済政策観はまだ見えないところもあるが、こうした父親の政権運営の影響を受けている可能性はある。実際、2020年以降の社会保障改革を模索した小泉小委員会では、年金受給開始年齢の柔軟化や、労働市場の流動化を前提とした社会保障制度の見直し、解雇規制の見直しなど「痛み」を伴う課題も提起された。
 安倍政権を信奉するネトウヨは、当然のことながら「痛み」より目先の「成長」を重視するリフレ教の信者であるから、小泉路線とは相性が悪い。そもそも、アベノミクスの経典を描いているのは経産省だ。『平成デモクラシー史』によれば、同省は小泉政権発足当初の骨太の方針づくりには協力しなかったというから因縁も感じさせる。

3448チバQ:2018/10/25(木) 21:31:39
https://www.sankei.com/politics/news/181025/plt1810250003-n1.html
【安倍政権考】麻生派が担う安倍政権 閣僚人事で躍進、不安要素も…
2018.10.25 07:00
 2日発足した第4次安倍晋三改造内閣で、自民党麻生派(志公会、59人)は、党内7派中最多となる4人の閣僚を送り込んだ。役職も、派閥会長の麻生太郎副総理兼財務相に河野太郎外相、さらには防衛相に岩屋毅氏が起用されるなど重責が並び「政権のど真ん中で支える」という麻生氏の言葉を体現した。ただ、野党は財務省の決裁文書改竄(かいざん)を抱えながら続投した麻生氏を集中攻撃する構えで、24日召集の臨時国会では波乱要因となる可能性もある。


×   ×

 「安倍内閣になって6年ぐらいたち、長期政権になりつつある。経済目標や憲法改正にしても、最初に掲げた目標を一回も降ろすことはない。今日まで少なくとも経済市場において、6年前と比べて悪くなったのは金利ぐらいだ」

 麻生氏は9日、東京都内で開かれた麻生派議員のパーティーで、安倍政権下での実績を振り返りながら、こう胸を張った。

 麻生氏は、安倍首相が政権に返り咲いた平成24年12月以降、一貫して副総理兼財務相のポストを担っている。18年の第1次安倍内閣以降、麻生氏は自民党が野党時代も含め、首相を支え続けた。今年3月に発覚した決裁文書改竄では監督責任を問われたが、首相は財務省の立て直しを託し、麻生氏を続投させた。

 麻生派幹部が「首相の在任中は、麻生氏を財務相から外すことはないだろう」と述べるほど、首相からの信頼は厚い。

 今月の内閣改造で、麻生派からは、留任した麻生氏と河野氏のほかに、いずれも衆院当選8回で「待機組」とされる岩屋氏と原田義昭環境相が起用された。閣僚の起用数は改造前から1枠増え、首相の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、96人)をも1ポスト上回った。麻生派は、直後の副大臣、政務官人事でも数を増やし、厚遇ぶりが目立つ。

3449チバQ:2018/10/25(木) 21:32:08
 麻生氏は、来年10月の消費税率10%引き上げに向けた国内対策を練る陣頭指揮を執り、河野氏は北朝鮮情勢や米トランプ政権との難しい外交交渉を担う。岩屋氏は、年末に防衛力整備の指針「防衛計画の大綱」を取りまとめる大役が待つ。ある閣僚経験者は「財務、外交、防衛の枢軸ポストを押さえ、ポスト数も最多。まるで『麻生派政権』だ」と舌を巻く。

 早速岩屋氏は今月5日、韓国が主催する国際観艦式で自衛艦旗「旭日旗」の掲揚自粛を事実上求められたことを理由に、海上自衛隊の護衛艦派遣見送りを決断するなど実績もつくった。

×   ×

 順風満帆そうにみえる麻生派だが、臨時国会での不安材料は少なくない。

 共産党の小池晃書記局長は2日のBS番組で、決裁文書改竄を引き合いに「麻生氏が何の責任も取らず居座っていいのか」と指摘。麻生氏の辞任を求め、追及を強める考えを示した。

 麻生氏をめぐっては、立憲民主党の枝野幸男代表らも監督責任を取らないことを強く批判しており、衆参両院の予算委員会などで集中砲火を浴びる可能性が高い。野党は麻生氏の「舌禍癖」にも注目し、答弁の機会を増やそうと躍起だ。

 閣僚ではないが、麻生派に所属する工藤彰三国土交通政務官は、自身が代表を務める政治団体が、支援者らから会費を集めて集会を開きながら、収入を政治資金収支報告書に未記載だった問題が露呈した。工藤氏は「不手際があった」と陳謝したが、派内からは「政治資金のことは本人が一番知っていなければいけない」と厳しい声も上がる。


 麻生氏が18年に旧麻生派(為公会)を旗揚げした際は15人の小派閥だったが、今や党内第2勢力に成長した。ただし、急成長した分、若手議員の教育や昨年合流した旧山東派メンバーとの連携に課題が残るとの指摘もある。キーマンとなる人物がそろうが、政権の屋台骨として首相を支えるためにも、個々の言動には細心の注意を払う必要がありそうだ。

(政治部 今仲信博)



麻生派(志公会) 自民党の旧麻生派(為公会)が山東派(番町政策研究所)などと合流し、昨年7月に発足した。59人が所属する党内第2派閥で「志を高く、公をきちんと腹に収めてやってもらいたい」(麻生太郎会長)が名称の由来。会長代行は山東昭子元参院副議長、顧問は甘利明選対委員長と高村正彦前副総裁が務める。

3450チバQ:2018/10/25(木) 22:08:20
https://www.asahi.com/articles/ASLBR573XLBRUTFK019.html
自民総務会、石破派ゼロ「イエスマンしかいなくなった」
及川綾子2018年10月23日21時20分
 自民党は23日の総務会で、内閣改造・党役員人事にともなう新しい総務会メンバーを決めた。安倍晋三首相と総裁選を争った石破茂・元幹事長の派閥からの起用はなく、党内からは「イエスマンしかいなくなった」(ベテラン議員)との声が上がった。

 総務会は常設の最高意思決定機関で、メンバーである総務は加藤勝信総務会長を含め計25人。11の地区ブロックごとに協議のうえ選出される衆院議員と、参院議員枠(8人)と総裁枠(6人)から成る。党内7派閥中6派閥からそれぞれ選ばれた一方、石破派からはゼロだった。加藤氏は総務会後の記者会見で「派閥だけで選択をしているわけではない」と説明した。

 ログイン前の続き新総務らは、首相が意欲を示す憲法改正に向けた改憲案を最終審査する可能性がある。総裁選を通じ、首相案に反対の論陣を張った石破派が議論に加わらない一方、衆院憲法審査会の幹事から江渡聡徳氏が会長代行に、平沢勝栄氏が会長代理にそれぞれ選ばれた。また、総裁枠で首相側近の古屋圭司氏も選出された。

 加藤氏は会見で「大所高所から議論が展開し、政策に過ちのないように進めていきたい」と述べたが、新総務の一人は「政権に露骨に従うメンバーを集めた感じだ」と指摘。石破派幹部は「総務会で何か言っても変わらない。今の党に異論を唱えて議論できるのは、この前の総裁選が限界だ」と漏らし、あきらめムードが漂う。(及川綾子)

3451チバQ:2018/10/28(日) 15:44:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00050009-yom-pol
側近も「徒党組むのは嫌」…かすむ女性首相の座
10/28(日) 9:31配信 読売新聞
側近も「徒党組むのは嫌」…かすむ女性首相の座
(写真:読売新聞)
 自民党の野田聖子前総務相が苦境に立たされている。自らを中心とするグループ作りは見通しが立たず、「ポスト安倍」レースから脱落しかねないとの見方もある。

 「もう少し安倍内閣にいて、『なめんなよ』と言う先頭を走りたい思いでいっぱいだったが、もうできない立場だ」

 野田氏は27日、地元・岐阜市内の講演で、閣僚を退いたことへの悔しさをにじませた。

 野田氏は9月の党総裁選で立候補を模索したものの、国会議員20人の推薦人を集められなかった。出馬見送りは2015年に続き2回目。派閥に属さず、求心力も足りなかったとの反省から、総裁選後はグループ作りに動き始めた。しかし、野田氏に近い浜田靖一・元防衛相ですら「徒党を組みたくない」と後ろ向きで、思うように進んでいない。

3452名無しさん:2018/10/28(日) 19:42:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000501-san-pol

自民が落語議連設立へ 小泉進次郎氏が幹事長に
10/27(土) 0:16配信

産経新聞
自民が落語議連設立へ 小泉進次郎氏が幹事長に
自民党・厚生労働部会に臨む小泉進次郎厚生労働部会長=22日午後、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)
 自民党の議員有志が11月にも落語文化の次代継承について議論する議員連盟を設立し、小泉進次郎厚生労働部会長が幹事長に就任する予定であることが26日、分かった。小泉氏に近い関係者が明らかにした。小泉氏は落語鑑賞を通じて学んだ間の取り方などを自身の演説に生かしてきたという。落語協会や落語芸術協会、上方落語、落語立川流など複数の流派・団体の関係者も講師として参加する。

3453名無しさん:2018/10/28(日) 20:52:50
支部長空白区穴埋め(ほぼ妄想)

北海道3→高木
北海道8→前田
北海道11→中川息子
宮城5→?
栃木2→渡辺美(参議院議員)
東京18→広瀬(都議選落選者)
新潟4→栗原or鷲尾転出
長野1→若林(元参議院議員)で決定
長野3→?
静岡5→細野
愛知12→重徳
三重3→?
香川2→大平繋がりで玉木引き抜き
愛媛3→井原(参議院議員)
鹿児島1→保岡息子
沖縄2→宮崎
沖縄3→比嘉

3454チバQ:2018/10/29(月) 17:44:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181027-00000035-asahi-pol
石破派除く6派閥、総裁選の慰労会 「今後も結束を」
10/27(土) 11:50配信 朝日新聞デジタル
 自民党の全7派閥のうち石破派を除く6派閥の事務総長が25日夜、東京・赤坂の日本料理屋で安倍晋三首相を支持した総裁選の慰労会を開いた。会合を呼びかけた細田派の下村博文・党憲法改正推進本部長は会合後、「今後もこの6派閥で安倍総理をしっかりと支え、結束していこうとなった」と記者団に話した。

 石破派を含めた7派閥による事務総長会議とは別に、安倍首相を支える6派閥の会として今後も定期的に開催することを確認し、会長には岸田派の望月義夫元環境相が就いた。

朝日新聞社

3455チバQ:2018/10/29(月) 17:57:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181026-00000507-san-pol
次を見据える石破元幹事長、連日の慰労会も 人付き合いの“残念さ”にじむ
10/26(金) 8:50配信 産経新聞
次を見据える石破元幹事長、連日の慰労会も 人付き合いの“残念さ”にじむ
自民党総裁選に敗れ報道陣の取材に応じる石破茂元幹事長=9月20日、東京・永田町の党本部(宮崎瑞穂撮影)
 9月の自民党総裁選で、石破茂元幹事長(61)が一定の存在感を示すことができたのは、竹下派(平成研究会)の参院側をまとめた吉田博美参院幹事長(69)と石原派(近未来政治研究会)最高顧問の山崎拓元副総裁(81)、投票直前に支持表明した小泉進次郎厚生労働部会長(37)の影響が大きかった。石破氏は総裁選の支持基盤をつなぐことが「ポスト安倍」を目指す一里塚となるが、石破陣営が開いた複数の慰労会を検証すると、なぜ人脈が広がらないのか、理由の一端がみえてくる。

【画像】自民党の渡海紀三朗元文部科学相にお礼のあいさつをする石破茂元幹事長

 石破氏は17日夜、総裁選で支持を受けた中堅議員を慰労しようと、石破派(水月会)幹部とともに東京・赤坂の中華料理店に招いた。石破氏への支持表明は、安倍晋三首相(64)に反旗を翻したことにもなるが、出席者は「これからは協力して政権を支えていこう」と“ノーサイド”の精神を確認したという。

 慰労会に出席したのは、竹下派の橋本岳(44)、渡嘉敷奈緒美(56)の両衆院議員。竹下派の小渕優子(44)元経済産業相や小泉氏、橘慶一郎(57)と加藤鮎子(39)の両衆院議員にも声をかけたが、いずれも欠席したという。

 中堅議員6人に呼びかけて参加が2人というのは、日本のリーダーを目指す立場からすれば若干寂しい。特に若手中堅に影響力のある小泉氏には感謝を伝えたかっただろうが、石破派幹部は欠席の理由を「思惑を持って報じられるのを嫌がったのでは」とみる。小泉氏はその晩、若手議員と別の会合に顔を出していた。

          × × ×

 集まった人数以上に、石破氏の番記者としてむなしく感じる場面があった。会場の一番乗りはゲストであるはずの橋本氏で、メーンホストの石破氏は開始予定時刻から数分遅刻して登場した。わずか数分だが「苦しい状況で支えてくれた」(石破氏)支援議員への慰労会に遅れてしまう姿は残念だった。

 「遅刻話」はこれだけではない。関係者によると、3日に参院竹下派相手に開いた慰労会でも石破派の複数人が遅参したという。

 吉田氏は、先の総裁選で主要派閥が安倍首相支持を打ち出す中、石破氏支持で参院竹下派をとりまとめ、首相陣営の一部も切り崩した。石破派は連携を今後も維持しようと考えたが、吉田氏は同日の会合で「関係は今日でひとまず終わり」とピシャリと伝えた。

 会合の半日前、吉田氏は石破氏に、石破派と参院竹下派による合同政策勉強会を断っている。遅刻が吉田氏を怒らせたわけでもないだろうが、最大の支援者相手の失態はいただけない。

3456チバQ:2018/10/29(月) 17:57:37
      × × ×

 石破氏は12日夜、石破派幹部を交え、山崎氏と東京・銀座の夜景を見下ろす和食料理店で会食した。

 石原派は総裁選で安倍首相の支持に回ったが、同派最高顧問の山崎氏は派内に石破氏の支持を呼びかけた。さらに自身の地元の福岡で石破氏の街頭演説会を主催するなど、後方支援にも力を入れた。

 山崎氏との会合には、総裁選で石破陣営に加わった無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相(66)に渡海紀三朗元文部科学相(70)、谷垣グループ(有隣会)の中谷元(なかたに・げん)元防衛相(61)も出席した。

 会合では、村上氏が安倍首相の財政政策批判を展開。主賓の山崎氏はその合間に、石破氏をこう持ち上げたという。

 「この総裁選を通じ、石破氏が総裁たらん人物であることを確認できた」

 一見すると、会合は円満に流れたように映ったが、中座した出席者は残念な事実を口にした。山崎氏に謝意を伝えるこの会を呼びかけたのは、石破派ではなく中谷氏だったという。会場の外にいた石破派担当の記者団に落胆が広がった。

          × × ×

 石破氏は永田町界隈(かいわい)で、人付き合いの悪さをかねて指摘されていた。政治家は政策を実現するのが仕事であり、夜の宴席より書籍に向き合う石破氏こそ政治家の本来あるべき姿かもしれない。しかし、石破氏の師である田中角栄元首相が言うように「政治は数」でもある。

 ただし、石破氏に限ると問題の真意は「飲み会の参加頻度」といった矮小(わいしょう)なものではない。幾万の有権者が背後にいる個々の国会議員に対し、誠実な付き合いが不足しているということではないか。

 「個別議員との付き合いにおける至らなさは、石破氏本人に責任があるのか、周囲が悪いのか。とにかく、総裁選で石破氏に投票した国会議員のなかで、石破氏を積極的に支持する議員が少ないのは明らかだ。有力な『ポスト安倍』が出れば、すぐにアウトサイダーになってしまう」

 今回、石破氏に投票したある議員は、こう警鐘を鳴らす。

 石破氏は総裁選の党員・党友票で全体の44・7%を得たが、国会議員票は18%に過ぎない。この落差の分析を、安倍首相陣営による派閥単位での票固めという単純な結論に終わらせれば、石破氏が党内で頂点を極めるのは無理だろう。(政治部 奥原慎平)


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