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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

3249チバQ:2018/09/13(木) 08:38:13
https://www.jomo-news.co.jp/news/gunma/politics/78709
みなかみ町長選 来月28日投開票 出馬表明なしも水面下で動き
[2018/09/12]

 群馬県みなかみ町の前田善成町長が辞職願を提出したことに伴う町長選で、町選挙管理委員会は11日、10月23日告示、同28日投開票とする日程を決めた。立候補予定者説明会を同5日に町中央公民館で開く。

 町長選を巡っては、出馬を模索する動きがあるが、意向を表明した人はいない。前田町長は10日の会見で「現時点では何も考えられない」と出馬について明言を避けた。

 前田町長のセクハラ問題を巡る町政停滞などを理由に町議会は7月、不信任決議案を可決。町長はこれに対抗して8月に町議会を解散した。前田町長は解散に伴う9日の町議選で反町長派が大勝した責任を取るとして辞職願を提出した。

3250チバQ:2018/09/13(木) 21:13:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180912-00000108-jij-pol
菅・二階氏留任の方向=来月初旬に内閣改造・自民人事―安倍首相構想
9/12(水) 18:30配信 時事通信
 安倍晋三首相(自民党総裁)は20日投開票の総裁選で連続3選を果たすことを前提に、内閣と党それぞれの要である菅義偉官房長官と二階俊博幹事長を留任させる検討に入った。

 内閣改造と党役員人事は10月初旬にまとめて行う方向だ。複数の政権幹部が12日、明らかにした。

 菅氏は2012年の第2次安倍政権発足時から官房長官を務め、政策調整や危機管理などで手腕を発揮してきた。来年は天皇陛下の代替わりが春に予定されるなど重要日程が目白押しで、首相は続投が望ましいと判断している。

 二階氏は昨年、首相の3選出馬に道を開く総裁任期延長の党則改正を主導。早くから首相3選支持の立場を鮮明にしてきた。来夏の参院選を見据え、党内の抑え役として引き続き二階氏の力量が必要と考えているようだ。

 菅氏と並び政権の「骨格」とされる麻生太郎副総理兼財務相については、日本が20カ国・地域(G20)会議の議長国を来年務めることもあり、続投の見方が出ている。ただ、森友学園への国有地売却をめぐる決裁文書改ざんなど財務省の不祥事が続発したことから党内に不満が出る事態も予想される。

 首相が総裁選で争う石破茂元幹事長の陣営の議員をどう処遇するかもポイントとなる。

 党役員人事については、内閣改造に先立ち、総裁選の翌21日に行う案もあった。しかし、政権が重視する沖縄県知事選の投開票と公明党の定期大会を30日に控え、9月中は見送りが望ましいと判断した。

 現在の党役員任期は9月30日まで。このため、新総裁選出直後に党大会に代わる両院議員総会を開き、人事の扱いを新総裁に一任する段取りだ。

3251チバQ:2018/09/13(木) 23:08:59
https://www.sankei.com/politics/news/180913/plt1809130019-n1.html
018.9.13 21:25
【自民党総裁選】
石破茂元幹事長、福岡で山崎拓元副総裁と街頭演説
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【自民党総裁選】
自民党の山崎拓元副総裁が主催した街頭演説会で政策を訴える石破茂元幹事長(左)=福岡市中央区
自民党の山崎拓元副総裁が主催した街頭演説会で政策を訴える石破茂元幹事長(左)=福岡市中央区

 自民党総裁選に立候補した石破茂元幹事長は13日夕、福岡市で同市を地盤とする山崎拓元副総裁が主催する街頭演説に参加し、総裁選への支援を求めた。

 石破氏は市内の商店街で山崎氏と並んで選挙カーの前に立ち「山崎先生にも声をかけてもらい、総裁選に出てよかった。誰もモノを言わないことがあっていいはずがない」と連携をアピール。山崎氏も「ぜひ応援してもらいたい。勇気をふるって(総裁選に)出たのはよかった」と石破氏を持ち上げた。

 山崎氏が最高顧問を務める石原派は、連続3選を目指す安倍晋三首相を支持している。それでも、「反安倍」勢力の結集を目指す山崎氏は石破氏を支援する姿勢を変えていない。13日の街頭演説にも、山崎氏に近い福岡県議13人らが参加した。

3252チバQ:2018/09/13(木) 23:09:48
https://www.sankei.com/region/news/180828/rgn1808280028-n1.html
2018.8.28 07:07

自民総裁選 福岡県連、首相支持を正式決定
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自民党総裁選での首相支持を正式に決めた福岡県連の執行部会
自民党総裁選での首相支持を正式に決めた福岡県連の執行部会

 自民党福岡県連は27日、執行部会を開き、党総裁選(9月7日告示、20日投開票)で、安倍晋三首相(党総裁)を支持することを正式に決定した。県連会長の蔵内勇夫県議は会合後「県連役員などの意見は、安倍首相支持が大多数だった」と述べた。

 執行部会は非公開で約40分間、行われた。

 同県連所属の国会議員は、所属する派閥の意向などもあり、ほとんど全員が首相支持の立場をとる。

 唯一、竹下派の三原朝彦衆院議員(福岡9区)は、初当選が同期でもある石破茂元幹事長を推す。

 蔵内氏は会合後、記者団に対し「県連役員らの意見などを踏まえた結果、首相支持の意見が大多数だった。それを踏まえ、県連執行部として首相を支持すると決議した」と語った。首相と石破氏の双方の政策については「十二分に両者の意見は分かっており、論議しなかった」と述べた。

 そのほか、総裁選前に首相が福岡入りすることがあれば、党員・党友を集めた会合を開くなど、支持拡大に向けた取り組みをすることも確認したという。

 党員らが各自の判断で石破氏を推すことまでは、妨げないという。

 一方、来年春の福岡県知事選で、3選を目指す現職の小川洋氏への対応については、判断を見送った。県連は、小川県政に対する意見集約を続けている。

3258チバQ:2018/09/14(金) 11:26:22
https://mainichi.jp/articles/20180913/k00/00m/010/171000c
自民総裁選
電話作戦、動き鈍く 安倍陣営
毎日新聞2018年9月12日 23時18分(最終更新 9月13日 01時03分)
 12日午前、自民党本部7階の会議室で開かれた安倍晋三首相(63)の選対本部会議。下村博文元文部科学相ら首相側近の幹部らが居並ぶ中、10日から始めた党員向けの電話作戦が話題になり、「党員とつながった割合は13%にとどまる」との報告があった。幹部の一人は会議後、「動き出しが鈍い。引き締めてペースアップする。圧勝しすぎて困ることはない」と語った。

潤沢な人員で「ローラー作戦」を仕掛ける安倍氏陣営。ただ、劣勢の石破茂元幹事長(61)への「いじめ」と映りかねないとの懸念もくすぶる。近畿選出の若手は「電話すると『台風被害で大変な時にそんな暇があるなら働け』とか、『党を分断するようなことはするな』と言われる」と明かす。2012年衆院選以降に初当選した若手衆院議員にとっては初の総裁選。手探りの活動だけに動きは鈍い。

 神戸市の岡田裕二市議が「官邸幹部の恫喝(どうかつ)」を理由に石破氏支持を表明したフェイスブックへの投稿を巡る余波も続いている。平井卓也広報本部長は会議で「官邸幹部」は西村康稔官房副長官だと明かしたうえで、「事実無根。『石破いじめ』でもなく、スルーしていい」と打ち消した。

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 一方、支持国会議員の数で劣勢に立つ石破氏陣営は、電話作戦でも人員不足に頭を抱えている。関係者は「議員会館の会議室に10本ぐらいの電話回線を引いて電話作戦を始めているが、人手が足らず半分ぐらいは空いている」と明かした。

 電話作戦では太刀打ちできない石破氏は、全国を飛び回って「安倍1強」に立ち向かう姿勢をアピールする。富山県南砺市での演説では「長いものに巻かれろ、寄らば大樹の陰。そんなことを政治家は言ってはならない」と強調した。

3259チバQ:2018/09/15(土) 00:42:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180914-00000152-jij-pol
「辞表書けと言われた」=石破派・斎藤農水相―自民総裁選
9/14(金) 20:54配信 時事通信
 自民党石破派の斎藤健農林水産相は14日、総裁選候補の石破茂元幹事長も出席して千葉市で開かれた石破陣営の会合で「安倍(晋三首相)応援団の一人に『石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と言われた」と語った。

 斎藤氏は「石破派と分かって大臣にしたんだろう」と反論したという。

 斎藤氏はこの人物が誰かは明かさず、「圧力とかそういうことで浮上しようという発想、空気がまん延している。これは打破したい」と強調した。

3260チバQ:2018/09/15(土) 00:43:16
意外とやるな 斎藤健

3261とはずがたり:2018/09/15(土) 09:57:54
因みに羽田さん推しだったチバQさんとしては今は石破推しっすか??

3262 チバQ:2018/09/15(土) 20:42:53
>>3261
んー、消極的 安部支持ですかね
方法論(モリカケ問題)に難ありですが
結果としては合格点かと。

安定政権が築けるなら石破もありでしょうが、、、

3263チバQ:2018/09/17(月) 17:19:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180917-00000508-san-pol
石破茂元幹事長の“過去”つつく麻生太郎副総理 「麻生降ろし」の恨みか…
9/17(月) 8:14配信 産経新聞
石破茂元幹事長の“過去”つつく麻生太郎副総理 「麻生降ろし」の恨みか…
自民党総裁選の所見発表演説会前に議員らと談笑する麻生太郎副総理=9月10日、東京都千代田区の党本部(納冨康撮影)
 自民党総裁選(20日投開票)をめぐり、麻生太郎副総理兼財務相(77)が石破茂元幹事長(61)へ“口撃”を強めている。石破氏が党内で不信を抱かれる「派閥結成の経緯」「自民党離党の過去」などをあげつらっているのだ。麻生氏が石破氏批判のトーンを強める背景には平成21年の麻生政権末期、石破氏ら現石破派(水月会、20人)の何人かが「麻生降ろし」に関わったこととの因縁がありそうだ。

 「来年に参院選、地方選を抱えておりますが、『選挙の顔』としてどちらを選ぶか、よう考えてみてください。どちらの顔が戦いやすい顔か。暗ーい感じの顔ですか。答えははっきりしているんじゃないかと…」

 9月4日、福岡市内での党会合で、こんな“麻生節”が炸裂した。「暗い顔」が石破氏を指すのは明らかだ。容姿に言及することへの賛否はあるだろうが、麻生氏の石破氏批判はこれにとどまらない。石破氏が党内で隠然と批判を浴びる“過去”をチクリチクリと刺している。

 たとえば、8月11日の北九州市での会合では、こう語っている。

 「『派閥を解消する』と言って無派閥の会(無派閥連絡会)をつくり、それを石破派に変えた。言っていることと、やっていることが違うじゃないか」

 石破氏は27年9月に石破派を結成するまで、派閥政治には批判的だった。党内では行動が言行不一致だとする石破氏への批判は根強い。

 さらに麻生氏は今年8月15日夜、山梨県鳴沢村にある笹川陽平日本財団会長の別荘でも安倍晋三首相(63)や森喜朗元首相(81)、小泉純一郎元首相(76)らを前に石破氏を当てこすった。森氏が5年に下野した自民党の幹事長として離党者が相次いだ当時の苦労を語ると、麻生氏はこう相づちを打った。

 「そういう苦しい時こそ人間性が分かるんですよ」

 石破氏もその時期に党を離れた。総裁選への出馬表明をしていた石破氏を指していることは明白である。

 石破氏も麻生氏の発言にはかちんと来たようで、反論している。

 8月16日のBS日テレ番組で「私は派閥解消なんて言ったことがない。人が3人寄れば派閥はできる。首相を作り、政策を作り、選挙は助け合おうというもので、利権集団ではない」などと説明した。

 派閥の領袖同士が密室で次期総裁を決めるといった派閥政治の弊害を廃し、政策を錬磨する集団としてのグループを作る考えには、くみするということだろう。

 とはいえ、本意が理解されなかったのか、石破氏が「派閥解消論」を唱えていたとは衆目が一致するところだ。石破氏は自民党が野党に転落していた22年2月の記者会見で「(派閥が持つ)選挙、政策の機能は党に集約すべきだ」などと主張し、さらに石破氏が派閥を結成した当時、違和感を抱く側近の一部は参加を見送った。

 5年の離党をめぐり、いまだに党内の一部で不信感を抱かれていることは石破氏も自覚しており、著書や講演で釈明している。

 石破氏によれば、現自由党代表の小沢一郎氏(76)こそ真の保守政治家であると考え、小沢氏が立ち上げた新進党に参加したが、結党後に消費増税や集団的自衛権の行使をめぐる考えの違いが露見したという。「思ったのは『青い鳥はいない』ということだ」(8月6日の講演)などと当時の失望を振り返っている。

3264チバQ:2018/09/17(月) 17:19:21
 ただ、石破氏は当時の判断自体は間違っていなかったと思っているようだ。今月2日、石破氏の離党を「汚点」と表現して質問したところ、「自分の政治信条に正直にやったことで、その表現は適切ではないと思う」と反論した。

 首相陣営でおおっぴらに対立候補の石破氏を揶揄するのは麻生氏くらいだろう。歯にきぬ着せぬ独特なキャラクターゆえの表現だろうが、両者の間には因縁もある。

 21年7月、石破氏は農林水産相として麻生内閣に身を置きながら「麻生降ろし」の先頭に立った。総裁選前倒しを念頭に置いた両院議員総会の開催を、財務相だった与謝野馨氏らと麻生氏に働きかけた。首相退陣を突きつけたようなものだった。麻生氏にとっては、閣内に起用した石破氏の造反は飼い犬に手をかまれたようなもので、苦々しく思ったに違いない。

 さらに石破氏に先駆けて、現在石破派に所属する後藤田正純元内閣府副大臣(49)、平将明元内閣府副大臣(51)らも麻生氏退陣を突きつけていた。石破派に対する麻生氏の恨みはさぞ深いだろう。

 石破派の議員は政策通で鳴らすとともに、基本的にはおとなしい人柄が多い。とはいえ、反逆者のレッテルを貼られることを覚悟して石破氏を担いでおり、麻生氏の批判を気にとめない。

 平氏は総裁選をめぐり今年7月、麻生氏が「負けた派閥、冷遇の覚悟を」と語ったとされる記事を引用し、「麻生さんらしい。ポストが欲しくて政治家やっている人ばかりじゃない。楽しくなってきた」などとツイッターで挑発的な記事を投稿した。

 石破派幹部は「麻生氏が石破氏を攻撃するほど、特に女性層は嫌気がさして離れていくだろう。好都合だ」と話している。 (政治部 奥原慎平)

3265チバQ:2018/09/18(火) 18:31:14
https://www.asahi.com/articles/ASL9L3DGCL9LULFA00G.html
斎藤農水相、圧力かけた人物は明かさず 「考えて発言」
山村哲史2018年9月18日12時02分
 自民党総裁選に立候補している石破茂・元幹事長率いる石破派に所属する斎藤健農林水産相が「『石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と言われた」と明かしたことについて、斎藤農水相は18日午前の閣議後の記者会見で「あそこの場で述べたことに尽きている」として、改めて具体的に説明する考えがないとの姿勢を強調した。

 会見では発言した意図や言われた相手について質問が相次いだが、斎藤氏は「事前によく考えた上で発言している。今さら付け加えたり、改めて解釈をしたりするつもりはありません」と答えるにとどめた。

 斎藤氏は14日、石破氏も出席して千葉市で開かれた会合で、「(総裁選に立候補している)安倍(晋三首相)応援団の一人に『内閣にいるんだろ。(総裁選で)石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれ』と言われた」と発言。安倍首相は17日夜のテレビ番組で「本当にそういう出来事があったのか、陣営に聞いた。みんな『あるはずはない』と大変怒っていた。そういう人がいるのであれば名前を言って頂きたい」と発言を否定していた。

 一方、自民党の二階俊博幹事長は「選挙が過熱する中での発言」と述べ、党として調査するなど取り上げる考えはないとした。(山村哲史)

3266チバQ:2018/09/18(火) 18:33:19
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180918/ddm/005/010/045000c
2018自民党総裁選
ドキュメント 竹下氏、沖縄張り付き 知事選傾注、首相に配慮?
会員限定有料記事 毎日新聞2018年9月18日 東京朝刊


那覇市中心部での知事選候補の応援演説でマイクを握る菅義偉官房長官(中央)と、聴衆に手を振る小泉進次郎・自民党筆頭副幹事長=那覇市で16日午後2時29分、竹内望撮影
 自民党総裁選が進む中、竹下亘総務会長が17日までの8日間、沖縄県に張り付いて知事選へのテコ入れを続けた。自民、公明、維新、希望の4党が推薦する佐喜真淳氏(54)を応援するためで、この間、支持を表明した石破茂元幹事長(61)と並ぶ姿はほとんど見られなかった。一方、安倍晋三首相(63)を支援する派閥は、内閣改造・党役員人事を意識して議員や秘書を続々と投入している。

 17日朝、那覇市の佐喜真氏の事務所。イメージカラーの赤いシャツを着込んだスタッフら約70人に、グレ…

3268チバQ:2018/09/18(火) 20:00:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018091700368&g=pol
官房長官、異例の注力=官邸不在に批判も-沖縄知事選
辺野古 知事選 普天間飛行場


沖縄県知事選で与党系候補への支援を訴えるため街頭演説する菅義偉官房長官=17日午後、沖縄県石垣市

 沖縄県知事選(30日投開票)で与野党が激突する中、沖縄基地負担軽減を担当する菅義偉官房長官が16、17両日に現地入りし、街頭演説などで与党系候補への支援を訴えた。沖縄入りは今月2回目で、地方選にこれほど注力するのは異例だ。危機管理の要を担う官房長官がたびたび首相官邸を不在にすることに、野党からは批判の声も上がる。
 菅氏は17日、石垣市で街頭演説し「沖縄の経済振興政策を実現していく。政府と一体となって政策を進める知事を誕生させ、県民所得を大きく向上させようではないか」と声をからした。官房長官として沖縄の離島を訪れるのは初めてで、同日は宮古島にも足を運んだ。16日は小泉進次郎自民党筆頭副幹事長と並んで那覇市の街頭に立ったほか、うるま、沖縄各市などでも支援を呼び掛けた。
 菅氏が知事選に積極的に関与するのは、結果が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設の行方に影響を及ぼすためだ。2月の名護市長選でも、菅氏は現地で陣営のてこ入れを図り、勝利につなげた。知事選は自民党総裁選直後のため、敗北を喫して今後の政権運営に支障が生じる事態は避けたいとの思いも強い。
 一方、野党は北海道地震などの復旧・復興を優先すべきだとして、知事選に肩入れする菅氏に反発する。16、17両日は安倍晋三首相も総裁選で地方遊説に回り、首相と官房長官が共に東京を離れた。
 共産党の志位和夫委員長は記者会見で、「候補者支援のために官邸を空け、(現地で)取り仕切るのは異常な姿だ」と批判。立憲民主党の長妻昭代表代行も会見で、「危機管理上、どっしり東京で指揮した方がいい」と指摘した。(2018/09/17-15:46)

3269チバQ:2018/09/18(火) 20:28:15
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-8959.html
自民党総裁選は「隠れ反安倍」が鍵を握っている
07:00文春オンライン


後藤謙次氏 ©文藝春秋
 安倍晋三首相と石破茂元幹事長が立候補し、9月20日に投開票となる自民党総裁選。安倍首相の「三選」が濃厚とみられるなか、政治ジャーナリストの後藤謙次氏に「総裁選の注目ポイント」を聞いた。

◆◆◆

ポイントは安倍氏がどう勝つか
 身もふたもない言い方かもしれませんが、安倍氏の三選は確実でしょう。安倍氏は既に竹下派の衆議院議員を含め党内5・5派閥の支持を固め、国会議員票の8割を固めたとも言われます。議員票と同数の党員・党友票でも首相が6割前後の支持を集めているとみられます。2001年の総裁選で小泉純一郎氏が『小泉旋風』を巻き起こして、党員・党友からの圧倒的な支持を獲得し、大本命の橋本龍太郎氏を破ったというようなことは起きそうにありません。出馬を模索し、断念した野田聖子氏も首相支持に回りましたし、ポイントは安倍氏がどう勝つかに移ったと見た方がよいでしょう。

 その意味で注目なのが、島根県の党員票です。島根は、首相の出身派閥の会長である細田博之氏が衆議院1区から選出されている一方、石破氏の支持を表明している竹下派の会長竹下亘氏(衆議院2区)や政界引退後もいまだ影響力を誇る参院のドン・青木幹雄氏の息子の青木一彦氏(参議院鳥取・島根選挙区)も選出されている。両陣営にとって“負けられない”地域です。

サイレントマイノリティーの票のゆくえ
 現在石破氏は議員票のうち約40票を固めたと言われています。選挙では実際にここからどれだけ票を獲得できるかが注目となります。選挙自体は無記名の投票ですから、“サイレントマイノリティー”が「安倍不支持」に回る可能性があります。石破氏が仮に3桁に迫る議員票を獲得すれば、自民党内に相当数の「隠れ反安倍」の勢力が存在することになり、仮に安倍首相が3選を果たしても、その声を完全に無視するのは難しくなるのではないでしょうか。ましてや、党員票も含めて200票近くを石破氏が集めることができれば、形のうえでは安倍氏が圧勝でも、思った以上には「安倍一強は幻想」という印象が生まれることになります。

 いずれにせよ、安倍氏が三選を果たした後の内閣改造は30日投開票の沖縄県知事選後になるでしょう。今回は主要派閥が「安倍支持」でまとまったため、明確な「功労者」がいません。派閥の優劣を付けづらく、安倍氏は改造人事をフリーハンドに行える反面、安倍支持を表明したすべての派閥が満足のいく人事を行うのは、ポストの数が限られている以上不可能でしょう。圧勝することで、逆に党内の不満が蓄積する可能性があるのです。

 さらに予想以上に石破氏が健闘し、挙党一致体制を作るために石破派にも配慮せざるをえない状況になった場合は、より「人事の不満」は党全体に広がることになるかもしれません。

 そう考えると、総裁選はもちろんですが、その後の改造人事が安倍氏の手腕が問われる場になってくると考えられます。そういう視点から総裁選を観るのもよいのではないでしょうか。いずれにせよ、安倍氏、石破氏両氏には、この国をどうしていきたいのか明確なビジョンを選挙戦で示してほしいですね。

◆◆◆ 

 10日発売の 「文藝春秋」(10月号) に掲載の「平成自民が失った『賢人たちの世』」では、後藤氏が政治学者の御厨貴氏と総裁選について、談論風発の活発な議論を交しています。その模様も、是非発売中の「文藝春秋」でご確認ください。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2018年10月号)

3270チバQ:2018/09/18(火) 20:29:11
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-180918X138.html
石破氏200票ラインが焦点=「勝ちぶり」政権運営に影響―自民総裁選20日投開票
20:03時事通信

 任期満了に伴う自民党総裁選は20日、投開票される。連続3選を目指す安倍晋三首相(総裁、63)が国会議員票で圧倒する状況は動かず、焦点は地方票の動向だ。党内では、石破茂元幹事長(61)が合計で200票の大台に届くかどうかが注目されている。結果は総裁選後の政権運営に影響するため、首相陣営は「勝ちぶり」にこだわりを見せている。

 今回の総裁選は国会議員票、党員・党友が投じる地方票各405の計810票を争う。現職と挑戦者の一騎打ちのため、党内では「首相が信任を得たと言うにはトリプルスコアくらいの差が必要」(ベテラン)との見方がある。票数に直せば、おおむね首相600対石破氏200だ。

 首相陣営の幹部も、首相批判を強める石破氏について「200票を下回れば黙らせることができる」と指摘。一方の石破氏には、敗れても一定の得票があれば「ポスト安倍」の位置を保つことができるとの思いがある。陣営幹部は「切りのいい200票に達すれば首相も石破氏を無視できない」と語る。

3271チバQ:2018/09/19(水) 15:26:08
https://toyokeizai.net/articles/-/238234
安倍首相が描く総裁選後の人事構想とは?
「麻生・菅・二階」の3本柱は維持へ
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泉 宏 : 政治ジャーナリスト
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2018/09/19 6:00

自民党総裁選が最終盤を迎える中、永田町では安倍晋三首相(総裁)の圧勝による3選を前提に、すでに総裁選後の党・内閣人事をめぐる憶測が飛び交っている。

最大の焦点は麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博幹事長、菅義偉官房長官のいわゆる「政権の3本柱」の処遇だが、首相は現在の1強体制を維持するため、3氏を続投させるとの見方が広がっている。また、新内閣人事の目玉と予想される小泉進次郎筆頭副幹事長の処遇については、閣僚抜擢を見送り、将来をにらんで内閣官房副長官に起用するとの説が浮上している。

岸田政調会長は、留任か有力閣僚への横滑り
党・内閣人事について首相は「まったく白紙、3選が決まってから考える」と繰り返すが、周辺は「挙党態勢と総裁選での論功行賞を組み合わせた人事となる」(細田派幹部)と予測する。総裁選の結果次第ではあるが、挑戦者の石破茂元幹事長は要職につけない一方で、石破氏支持に回った竹下亘総務会長は留任か入閣で党内バランスをとるとの見方が出ている。さらに、総裁選に出馬せずに首相支持に回った岸田文雄政調会長は、留任か有力閣僚への横滑りが取りざたされる。

総裁選後の党・内閣人事については、30日に党役員の任期が切れることから、内閣改造とは切り離して総裁選直後の21日に先行させる案もあったが、首相の訪米日程や30日投開票となる沖縄県知事選も考慮して、10月初旬に党・内閣人事を一括して行う方向となっている。

このため、党役員人事については総裁3選直後に「首相(総裁)一任」を決める段取りだ。首相は国連総会出席と日米首脳会談などのために23日から訪米するが、その間に人事構想を練る。帰国後の月末に党内調整に着手し、沖縄県知事選の結果も踏まえて10月2日にも新体制を発足させる見通しだ。

総裁選後の人事で政界全体が注目するのは、これまで安倍政権を中核として支えてきた麻生、二階、菅の3氏の取り扱いだ。麻生、菅両氏は2012年末の第2次安倍政権発足時から、それぞれ副総理兼財務相、官房長官を務め続けている「内閣の大黒柱」(首相側近)。また、二階氏は第2次政権発足から衆院予算委員長、党総務会長を歴任し、自転車事故で重傷を負った谷垣禎一前幹事長の後継として2016年夏の党・内閣人事で幹事長に就任した。

首相の「後見人」を自認する麻生氏は、財務省による森友学園の国有地売却をめぐる決裁文書改ざんという前代未聞の不祥事の最高責任者でもあり、党内外で辞任論がくすぶっている。しかし、首相は14日の総裁選公開討論会で「管理責任はあるが、立て直すのは麻生さんしかいない。批判覚悟で(再発防止を私との)二人三脚で進めてきた」とし、来年6月に大阪で開催される20カ国・地域(G20)会議の重要性も指摘することで、麻生氏の続投を示唆した。

ただ、麻生氏は「今春の不祥事発覚時には辞任を決意したが首相の慰留で続投した」(首相周辺)とされるだけに、「進退は麻生氏の意向次第」(同)の側面もある。このため、党内の一部では「麻生氏が財務相続投を嫌がった場合は、副総理兼五輪担当相として首相を支えてもらい、後任財務相には岸田氏が就く」(岸田派幹部)との人事案も取りざたされている。

3272チバQ:2018/09/19(水) 15:26:28
一方、二階氏は高齢(79歳)でもあることから党副総裁への昇格説も浮上した。現在の高村正彦副総裁が昨年秋の衆院選に出馬せず非議員となっていることも背景にある。ただ、二階氏は首相の総裁3選を可能にする党則改正を主導したことに加え、来夏の参院選の仕切り役として剛腕が期待され、さらに、二階氏自身も「続投を望んでいる」(側近)ことから、首相サイドでも留任説が支配的だ。

一方、内閣の大番頭として官房長官在任記録を更新中の菅氏は、政府部内の各省幹部人事や重要政策の調整に加え、内閣の危機管理などで手腕を発揮してきた。来年春の天皇退位・新天皇即位やこれに伴う新元号制定などの一連の皇室行事での政府の司令塔ともなるだけに、首相も「余人をもって代えがたい」として続投させる考えとみられている。

石破氏と竹下氏の処遇に注目集まる
首相にとって参院選に向けての挙党態勢づくりも今回の人事の課題だ。まずは党内各派領袖の処遇がポイントとなる。麻生、二階両氏以外の領袖のうち、最大派閥で首相の出身母体でもある細田派の細田博之会長(元幹事長)については、高村氏の後任副総裁として憲法改正の旗振り役を委ねるとの構想も浮上している。また、最終段階で首相支持を宣言した石原派の石原伸晃会長(元幹事長)も党3役か有力閣僚での入閣の可能性がある。

石破氏支持を宣言した竹下派の竹下亘総務会長については、首相陣営でも「無役にすべきだ」との声が少なくない。ただ、竹下氏とともに石破氏支持に回った同派の吉田博美参院自民党幹事長は参院を仕切る実力者でもあり、「竹下派は敵に回すと手ごわい」(細田派幹部)ことから挙党態勢構築を理由とした竹下氏の総務会長留任や有力閣僚への起用説も消えていない。

総裁選で首相に挑戦した石破氏(石破派会長)については、「同派議員も含めて冷や飯を食わせないと党内に示しがつかない」(麻生派幹部)との見方が多い。ただ、首相自身は17日の民放テレビ番組で「(ライバルを冷遇するということを)私はしていない」と報復人事説を否定しており、総裁選で石破氏が、地方票などで予想外の善戦となった場合は、参院選もにらんで入閣を打診する可能性も残っているとみられる。ただ、3年後の総裁選もにらむ石破氏がどう対応するかは「極めて微妙」(石破氏側近)だ。

一方、現内閣発足時の目玉閣僚だった野田聖子総務相と河野太郎外相の処遇も注目される。

野田氏は「総裁選に出馬する」と首相に伝えたうえで入閣しただけに、今回、推薦人が確保できずに首相支持に回ったことで、「冷遇の対象にはならない」との見方もある。このため、「複数の女性閣僚維持」(政府筋)との観点からの留任説もあるが、「仮想通貨をめぐる金融庁への圧力問題がネックになる」(同)との声が多い。

河野氏については外相としての活躍ぶりなどで一気に「将来の総理・総裁候補」に浮上した。麻生派所属だが、菅官房長官が後見役とみられており、外交交渉の継続性を理由とした留任説が広がっている。また、女性閣僚としては参院当選4回で冬季五輪のスピードスケート銅メダリストの橋本聖子参院議員会長の五輪担当相での入閣も取りざたされている。

3273名無しさん:2018/09/19(水) 15:26:39
そうした中、国民が注目するのは小泉氏の処遇だ。前回総裁選で石破氏に投票した小泉氏だが、今回は最後まで投票先を明かさない意向を示している。来夏の参院選でも「最強の応援弁士」となるだけに、首相サイドにも「復興相など目玉閣僚として入閣させれば内閣支持率も上がる」と期待する向きがあるが、首相は小泉氏の将来も考えて官房副長官に起用して菅氏の補佐役とすることを検討しているとされる。

官房副長官は「首相への登竜門」でもあり、首相自身も第2次森喜朗内閣で官房副長官に起用されたことがその後のスピード出世につながった経緯もある。ただ、小泉氏が石破氏に投票した場合は「官邸入り」は難しくなり、「筆頭副幹事長に残留もありうる」(党執行部)とみられている。

地方票で石破氏追い上げ、人事は総裁選の結果次第
首相は16日のNHKの総裁選討論番組で人事を聞かれると「人事は適材適所が大前提、天皇退位もあるしオリンピックもG20もある」と述べる一方、後継者育成についても「自民党にポスト安倍候補はたくさんいる、それぞれが切磋琢磨してほしい」と煙幕を張った。

総裁選告示を受けた10日の共同記者会見でも首相は「人事は白紙。適材適所だ。その分野に見識をもっていることが大切だ。総裁選で勝利できればよく考えたい」と述べるにとどめた。これに対し、石破氏は「本当にこの人しかいない。それが日本国のためになるという基準で選ばなければならない。ポストは個人の名誉のためにあるのではない」と公正・公平な人事を主張して首相を牽制した。

14日に再開した総裁選での「候補者対決」は街頭演説やテレビ討論などで次第に論争が白熱化している。3連休最終日の17日も首相と石破氏は各民放テレビに連続出演し、憲法改正やロシアとの北方領土返還交渉などについて互いの主張の対立点をより明確にした。そうした中、党員・党友を対象にした主要メデイアの最新の電話調査などで「全体での首相の圧倒的優位は変わらないが、地方票では石破氏がじわじわと伸びている」(自民幹部)との数字も出ている。

3選後の1強維持のためにトリプルスコアでの圧勝を狙う首相にとって、「人事は総裁選の結果次第」(細田派幹部)との側面もあり、永田町に飛び交う人事構想も「総裁選終盤の展開によって変わる」(同)というのが実態だ。

3274名無しさん:2018/09/19(水) 15:27:01
そうした中、国民が注目するのは小泉氏の処遇だ。前回総裁選で石破氏に投票した小泉氏だが、今回は最後まで投票先を明かさない意向を示している。来夏の参院選でも「最強の応援弁士」となるだけに、首相サイドにも「復興相など目玉閣僚として入閣させれば内閣支持率も上がる」と期待する向きがあるが、首相は小泉氏の将来も考えて官房副長官に起用して菅氏の補佐役とすることを検討しているとされる。

官房副長官は「首相への登竜門」でもあり、首相自身も第2次森喜朗内閣で官房副長官に起用されたことがその後のスピード出世につながった経緯もある。ただ、小泉氏が石破氏に投票した場合は「官邸入り」は難しくなり、「筆頭副幹事長に残留もありうる」(党執行部)とみられている。

地方票で石破氏追い上げ、人事は総裁選の結果次第
首相は16日のNHKの総裁選討論番組で人事を聞かれると「人事は適材適所が大前提、天皇退位もあるしオリンピックもG20もある」と述べる一方、後継者育成についても「自民党にポスト安倍候補はたくさんいる、それぞれが切磋琢磨してほしい」と煙幕を張った。

総裁選告示を受けた10日の共同記者会見でも首相は「人事は白紙。適材適所だ。その分野に見識をもっていることが大切だ。総裁選で勝利できればよく考えたい」と述べるにとどめた。これに対し、石破氏は「本当にこの人しかいない。それが日本国のためになるという基準で選ばなければならない。ポストは個人の名誉のためにあるのではない」と公正・公平な人事を主張して首相を牽制した。

14日に再開した総裁選での「候補者対決」は街頭演説やテレビ討論などで次第に論争が白熱化している。3連休最終日の17日も首相と石破氏は各民放テレビに連続出演し、憲法改正やロシアとの北方領土返還交渉などについて互いの主張の対立点をより明確にした。そうした中、党員・党友を対象にした主要メデイアの最新の電話調査などで「全体での首相の圧倒的優位は変わらないが、地方票では石破氏がじわじわと伸びている」(自民幹部)との数字も出ている。

3選後の1強維持のためにトリプルスコアでの圧勝を狙う首相にとって、「人事は総裁選の結果次第」(細田派幹部)との側面もあり、永田町に飛び交う人事構想も「総裁選終盤の展開によって変わる」(同)というのが実態だ。

3275名無しさん:2018/09/19(水) 15:27:19
そうした中、国民が注目するのは小泉氏の処遇だ。前回総裁選で石破氏に投票した小泉氏だが、今回は最後まで投票先を明かさない意向を示している。来夏の参院選でも「最強の応援弁士」となるだけに、首相サイドにも「復興相など目玉閣僚として入閣させれば内閣支持率も上がる」と期待する向きがあるが、首相は小泉氏の将来も考えて官房副長官に起用して菅氏の補佐役とすることを検討しているとされる。

官房副長官は「首相への登竜門」でもあり、首相自身も第2次森喜朗内閣で官房副長官に起用されたことがその後のスピード出世につながった経緯もある。ただ、小泉氏が石破氏に投票した場合は「官邸入り」は難しくなり、「筆頭副幹事長に残留もありうる」(党執行部)とみられている。

地方票で石破氏追い上げ、人事は総裁選の結果次第
首相は16日のNHKの総裁選討論番組で人事を聞かれると「人事は適材適所が大前提、天皇退位もあるしオリンピックもG20もある」と述べる一方、後継者育成についても「自民党にポスト安倍候補はたくさんいる、それぞれが切磋琢磨してほしい」と煙幕を張った。

総裁選告示を受けた10日の共同記者会見でも首相は「人事は白紙。適材適所だ。その分野に見識をもっていることが大切だ。総裁選で勝利できればよく考えたい」と述べるにとどめた。これに対し、石破氏は「本当にこの人しかいない。それが日本国のためになるという基準で選ばなければならない。ポストは個人の名誉のためにあるのではない」と公正・公平な人事を主張して首相を牽制した。

14日に再開した総裁選での「候補者対決」は街頭演説やテレビ討論などで次第に論争が白熱化している。3連休最終日の17日も首相と石破氏は各民放テレビに連続出演し、憲法改正やロシアとの北方領土返還交渉などについて互いの主張の対立点をより明確にした。そうした中、党員・党友を対象にした主要メデイアの最新の電話調査などで「全体での首相の圧倒的優位は変わらないが、地方票では石破氏がじわじわと伸びている」(自民幹部)との数字も出ている。

3選後の1強維持のためにトリプルスコアでの圧勝を狙う首相にとって、「人事は総裁選の結果次第」(細田派幹部)との側面もあり、永田町に飛び交う人事構想も「総裁選終盤の展開によって変わる」(同)というのが実態だ。

3276名無しさん:2018/09/19(水) 15:27:53
そうした中、国民が注目するのは小泉氏の処遇だ。前回総裁選で石破氏に投票した小泉氏だが、今回は最後まで投票先を明かさない意向を示している。来夏の参院選でも「最強の応援弁士」となるだけに、首相サイドにも「復興相など目玉閣僚として入閣させれば内閣支持率も上がる」と期待する向きがあるが、首相は小泉氏の将来も考えて官房副長官に起用して菅氏の補佐役とすることを検討しているとされる。

官房副長官は「首相への登竜門」でもあり、首相自身も第2次森喜朗内閣で官房副長官に起用されたことがその後のスピード出世につながった経緯もある。ただ、小泉氏が石破氏に投票した場合は「官邸入り」は難しくなり、「筆頭副幹事長に残留もありうる」(党執行部)とみられている。

地方票で石破氏追い上げ、人事は総裁選の結果次第
首相は16日のNHKの総裁選討論番組で人事を聞かれると「人事は適材適所が大前提、天皇退位もあるしオリンピックもG20もある」と述べる一方、後継者育成についても「自民党にポスト安倍候補はたくさんいる、それぞれが切磋琢磨してほしい」と煙幕を張った。

総裁選告示を受けた10日の共同記者会見でも首相は「人事は白紙。適材適所だ。その分野に見識をもっていることが大切だ。総裁選で勝利できればよく考えたい」と述べるにとどめた。これに対し、石破氏は「本当にこの人しかいない。それが日本国のためになるという基準で選ばなければならない。ポストは個人の名誉のためにあるのではない」と公正・公平な人事を主張して首相を牽制した。

14日に再開した総裁選での「候補者対決」は街頭演説やテレビ討論などで次第に論争が白熱化している。3連休最終日の17日も首相と石破氏は各民放テレビに連続出演し、憲法改正やロシアとの北方領土返還交渉などについて互いの主張の対立点をより明確にした。そうした中、党員・党友を対象にした主要メデイアの最新の電話調査などで「全体での首相の圧倒的優位は変わらないが、地方票では石破氏がじわじわと伸びている」(自民幹部)との数字も出ている。

3選後の1強維持のためにトリプルスコアでの圧勝を狙う首相にとって、「人事は総裁選の結果次第」(細田派幹部)との側面もあり、永田町に飛び交う人事構想も「総裁選終盤の展開によって変わる」(同)というのが実態だ。

3277チバQ:2018/09/19(水) 15:28:38
https://www.sankei.com/premium/news/180919/prm1809190003-n1.html
2018.9.19 01:00
【政界徒然草】
安倍首相3選なら内閣の顔ぶれは 人事で早くもさや当て
20日投開票の自民党総裁選は最終盤に入った。安倍晋三首相(総裁、63)と石破茂元幹事長(61)が論戦を交わしてきたが、国会議員票を手堅く固めた首相優位の状況が続き、早くも総裁選後の内閣改造・党役員人事に注目が集まっている。首相支持を表明し、入閣待機組を抱える派閥の幹部らは「派閥から一人でも多く閣僚に」と躍起だ。

人事方針めぐり対立

 「こういう質問がくると思っていなかった。人事についてはもちろん、全く白紙だ」

 首相は10日に党本部で行われた石破氏との共同記者会見で、総裁選後の人事についての質問に、こう答えた。首相は「適材適所」を強調した上で「万が一、(総裁選で)勝利を得ることができれば、よく考えていきたい」と述べるにとどめた。

 石破氏は同じ質問に対し「今、誰がどうのこうなんて言うことはないし、ましてや自分が総理になったら安倍総理を使う、そんなことが言えるか。言えるわけがない」と語った。

 総裁選後の人事をめぐり、石破氏は8月16日に出演したBS日テレ番組で「(首相周辺から)『干してやる』とか『冷遇してやる』などと恫喝(どうかつ)めいた話が公然と語られる。こういう発言はすごく残念で、パワハラに近い」と、自身や石破派(水月会、20人)の所属議員らへの“報復人事”を牽制(けんせい)する発言をしている。

 過去の例を見ると、平成11年の総裁選で、無投票再選を目指した当時の小渕恵三首相が加藤紘一元幹事長に不出馬を要請したが、加藤氏はこれを固辞。総裁選は両氏に加え、山崎拓元副総裁(81)の三つどもえで争われ、小渕氏が再選し、加藤、山崎両氏が率いた派閥は反主流派となった。

 小渕氏は総裁選後、加藤氏に電話で「君は僕を追い落とそうとしたじゃないか」と激怒。加藤氏や側近議員を冷遇し、加藤氏が人事で浮上することは二度となかった。

 野党時代に選挙戦となった24年9月の総裁選後の人事はどうだったか。今回立候補した首相、石破氏のほかに町村信孝元衆院議長、石原伸晃前経済再生担当相(61)、林芳正文部科学相(57)が出馬し、決選投票の末、首相が総裁に選出された。

 自民党は衆院選勝利を経て24年12月に政権を奪還し、首相は石原、林両氏を閣僚に起用。石破氏を幹事長に留任させ、「挙党態勢」を意識した人事とした。

 ただ、与党として迎える今回の総裁選については、党内から「6年前は野党での総裁選だったが、今回は与党での総裁選で、意味合いが全然違う」という声がある。今回の総裁選の勝者が対抗馬らを人事でどう扱うかは未知数だ。

3278チバQ:2018/09/19(水) 15:29:39
 首相を支持する5派閥などで構成する合同選対では、議員から総裁選後の人事を意識した言動が多く見られるという。選対のある議員は「人事を意識していることを隠そうとしているけど、行動にあふれ出てしまっている人が何人もいる」と苦笑した。

「圧力」発言で泥沼

 石破派に所属する斎藤健農林水産相(59)は14日に千葉市で開かれた石破氏の支援集会で、首相を支持する国会議員から「内閣にいるんだろ。石破氏を応援するなら辞表を書いてからやれ」と言われたことを明らかにした。斎藤氏はこれを「圧力」と表現した。

 発言が事実ならば、行き過ぎと捉えられかねないが、首相は17日に石破氏とともに出演したテレビ朝日番組でこうした発言を否定し、発言者の実名を公表するよう求めた。石破氏は「斎藤氏は作り話をする人ではない」と反論し、泥沼化している。

 首相は同番組で、衆院当選4回で昨年初入閣した斎藤氏について「当選回数が若くして大臣になったので、おそらくジェラシー等もあるんだと思う」と語った。一般的に初入閣は衆院ならば当選5〜6回が相場と言われる。しかし、自民党内には現在、当選5回以上の入閣未経験者が50人以上いる。

閣僚は狭き門

 閣僚ポストは現在19ある。24年以降の安倍政権での初入閣は公明党や参院議員を含めて6〜10人が相場だ。今回の内閣改造が過去の傾向通りならば、閣僚の座が待機組にとって狭き門であることには変わりない。

 選挙において「勝負はげたを履くまで分からない」というのが鉄則だ。しかし狭き門となっている閣僚の座を狙い、首相陣営からは浮足だった議員が存在していることは否めない。

 今月16日のNHK番組に出演した首相は、人事について問われ「来年は皇位継承もあり、20カ国・地域(G20)首脳会議、その先には東京五輪・パラリンピックがある。それに向かって、しっかりとした人材を登用していきたい」と重ねて強調した。

 石破氏は「自分たちと一緒にやろう。そう思ってもらう政府でありたい。そうでなければ、日本の設計図を書き換えることはできない。そういうような政治態勢を作っていく」と語った。

 「適材適所」の人事となるのか、「日本の設計図を書き換える」人事となるのか-。関係者が内閣改造・党役員人事に浮足立つのも結構だが、6年ぶりの総裁選があまり盛り上がらないことは、自民党担当としては何だか寂しい。 
(政治部 今仲信博)

3279チバQ:2018/09/19(水) 15:31:03
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180915/soc1809150002-n1.html
内閣改造人事を大予測 財務相・麻生氏後任候補に岸田氏 二階氏、菅氏、河野氏は留任 石破氏の処遇は… (1/2ページ)
2018.9.15
 自民党総裁選(20日投開票)は後半戦に入り、安倍晋三首相(総裁)と、石破茂元幹事長が本格的な政策論争に臨む。ただ、永田町では、安倍首相の優勢を見越し、選挙後の内閣改造・党役員人事に関心が移りつつある。安倍首相を一貫して支えながら、省内不祥事のケジメが問われる麻生太郎副総理兼財務相や、沖縄県知事選(30日投開票)での手腕が注目される二階俊博幹事長の処遇とは。「ポスト安倍」候補の総入れ替えは。野党的選挙で邁進(まいしん)する石破氏と側近の今後などが注目される。

自民党 安倍内閣
 安倍首相と石破氏は14日午前、日本記者クラブ主催の公開討論会に出席。憲法改正や外交・安全保障、経済、社会保障などで主張を戦わせた。午後は党青年局・女性局主催の討論会に臨む。

 地方の党員・党友らにとって、投票先を判断する貴重な機会となるが、現状で、安倍首相の優位は変わらない。

 安倍首相が「連続3選」を果たせば、次の焦点は内閣改造・党役員人事に移る。公明党が30日に党大会を予定しており、改造人事は10月初旬に実施する方向だ。

 夕刊フジが予想する主な閣僚・党役員リストは別表の通り。

 まず、注目すべきは、「政権の屋台骨」である麻生氏だ。先の通常国会では、財務省の文書改竄(かいざん)や、セクハラの不祥事をめぐり、左派野党やメディアからの批判の矢面に立った。

 政治評論家の伊藤達美氏は「不祥事の責任は取らざるを得ない。総裁選が終わって局面が変われば、財務相は辞めるのではないか」とみる。社会保障や経済再生などの課題に取り組むうえで、「麻生氏の存在は政権に欠かせない」との見方も根強く、「副総理・無任所相」が有力視される。

 後任の財務相候補には、岸田文雄・自民党政調会長の名前が挙がる。現実となれば、来年10月に予定される消費税率10%への引き上げをめぐり、手腕が試される。

 今回の総裁選で、石破氏が失格の烙印(らくいん)を押されそうな「ポスト安倍」には、岸田氏のほか、菅義偉官房長官、河野太郎外相、茂木敏充経済再生担当相らの名前が取り沙汰されている。

 安倍首相はこれまで、適材適所の登用に加え、「説明能力や、(担当する)分野に見識を持っていることが最も大切だ」と強調しており、「こうした面々は続投させ、競合させる」(永田町関係者)ともいわれている。

 党役員では、「安倍3選」支持をいち早く表明した二階氏の去就が焦点だ。

 79歳と高齢だが、来年の統一地方選や参院選をにらみ、続投とみる向きが少なくない。前提条件として、安倍首相の政権運営を左右する、沖縄県知事選に勝つことが欠かせない。

 安倍首相の人事構想を端的に示すことになるのが、石破氏と、その支持議員の処遇だ。

 石破氏は今回、支持議員を人事で冷遇することは「パワハラだ」と批判したうえで、野党や左派メディアのように「政治姿勢」の争点化を狙い、安倍首相への攻撃を繰り返している。憲法改正でも野党寄りの主張が目立ち、入閣どころか、「再離党」の可能性がささやかれている。

 伊藤氏は「石破氏を起用しないにしても、主要派閥への『論功行賞』は控え、斎藤健農水相ら石破派の有力議員を閣僚として取り込むべきだ。その方が『適材適所』をアピールでき、石破氏はメンツと求心力を失う」と話している。

3280チバQ:2018/09/19(水) 22:05:03
落書き
菅  官房長官留任
二階 幹事長留任でしょう
麻生 甘利復権と引き換えに無任所副総理に
甘利 政調会長
岸田 財務相
河野 外務相留任でしょう
竹下 石破が善戦すれば入閣。惨敗なら副総裁。並みなら総務会長留任
野田 退任でしょう

3281チバQ:2018/09/20(木) 15:10:39
>
>石破氏は地方票で健闘し、254票を獲得
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000050-jij-pol
安倍首相、総裁3選=石破氏、地方で健闘―政権骨格維持へ・自民
9/20(木) 14:14配信 時事通信
安倍首相、総裁3選=石破氏、地方で健闘―政権骨格維持へ・自民
自民党総裁選で3選を果たした安倍晋三首相(中央)=20日午後、東京・永田町の同党本部
 自民党総裁選は20日、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相(63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選された。

 首相は5年9カ月の政権運営が評価されたとして、デフレ脱却や憲法改正に取り組む構え。政権の骨格は維持する意向だ。

 6年ぶりに選挙戦となった今回の総裁選は国会議員票、地方票各405票の計810票で争われた。得票は首相553票に対し、石破氏は地方票で健闘し、254票を獲得した。

 首相は3選を受け、10月1日にも内閣改造・党役員人事に踏み切る方針。麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、二階俊博党幹事長を留任させる見通しだ。

 新たな総裁任期は2021年9月まで。来年の統一地方選、参院選に党の顔として臨み、20年の東京五輪・パラリンピックを挟んだ日本のかじ取りを担う。

 首相は06年総裁選に勝利。翌年辞任したが、野党時代の12年に返り咲き、15年の前回は無投票で再選された。今回で通算4期となり、1964年から連続4選した佐藤栄作元首相と並ぶ最多を記録した。

 選挙戦で首相は経済や外交分野を中心に実績を訴え、党内5派閥の支持を取り付けるなど戦いを優位に進めた。石破氏は参院竹下派などの協力を得たものの及ばなかった。 
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000529-san-pol
自民党総裁選 小泉進次郎氏は石破茂氏に投票へ
9/20(木) 11:10配信 産経新聞
自民党総裁選 小泉進次郎氏は石破茂氏に投票へ
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(春名中撮影)
 自民党総裁選(20日投開票)への対応を明らかにしていなかった小泉進次郎筆頭副幹事長が、石破茂元幹事長に投票する方針を固めた。総裁選は安倍晋三首相(党総裁)の連続3選が確実な情勢だが、小泉氏は周囲に「多様な意見を尊重する自民党であってほしい。石破氏の地方創生の考え方に共感する」と語った。

 石破氏は20日午前、都内で記者団に対し「小泉さんは自民党はいかにあるべきかを考えてきたのだと思う。事実なら思いを一つにするということだ」と歓迎した。小泉氏は、首相や石破氏らが立候補し、首相が勝利した平成24年の総裁選でも石破氏に投票した。

3282チバQ:2018/09/20(木) 15:13:06
>島根県では石破氏が圧勝しているほか、群馬、茨城、三重、富山、高知、徳島、宮崎各県でも石破氏が得票数で上回っている。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000050-asahi-pol
石破氏が島根で圧勝、他7県でも安倍氏を上回る 地方票
9/20(木) 12:36配信 朝日新聞デジタル
石破氏が島根で圧勝、他7県でも安倍氏を上回る 地方票
石破陣営の会合でカツカレーを食べる自民党の石破茂・元幹事長(中央)=2018年9月20日午後0時12分、東京・永田町の自民党本部、岩下毅撮影
 自民党総裁選は、党員・党友による地方票の開票作業が各都道府県で進んだ。

 朝日新聞の取材によると、3選を目指す安倍晋三首相の地元・山口県や和歌山県など首相が石破茂・元幹事長を上回る県が多いものの、石破氏も事前の両陣営の予想より健闘。島根県では石破氏が圧勝しているほか、群馬、茨城、三重、富山、高知、徳島、宮崎各県でも石破氏が得票数で上回っている。

 首相支持の国会議員が多数を占める県でも、地方票では石破氏が首相票に迫る結果が出ているところもある。秋田県は数百票差で、わずかな差となっているという。石破氏を支持する吉田博美参院幹事長の地元・長野県は接戦だったという。

朝日新聞社

3283名無しさん:2018/09/20(木) 18:30:14
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000066-asahi-pol

安倍氏、東京・大阪などで上回る 地方票の開票結果
9/20(木) 16:00配信
朝日新聞デジタル

安倍氏、東京・大阪などで上回る 地方票の開票結果
自民党総裁選で3選を果たし、新総裁の席に座る安倍晋三首相=2018年9月20日午後2時19分、自民党本部、仙波理撮影
 自民党総裁選で地方票の開票の結果、石破茂・元幹事長の得票が安倍晋三首相を上回ったのは山形、茨城、群馬、富山、三重、鳥取、島根、徳島、高知、宮崎の10県だった。一方、安倍氏は政権幹部の地元である福岡や神奈川、和歌山のほか、東京、大阪などで石破氏を上回った。

【写真】自民党総裁選の会場に入る石破茂・元幹事長=2018年9月20日午後0時56分、自民党本部、仙波理撮影


■都道府県別の開票結果【確定】

      安倍晋三氏   石破茂氏

北海道   11711   9819

青森県    3480   2517

岩手県    2568   2170

宮城県    4299   3301

秋田県    3229   2843

山形県    3172   4402

福島県    5209   4368

茨城県    9927  13951

栃木県    6257   5124

群馬県    6802   7847

埼玉県   12177  10257

千葉県    9131   8238

東京都   33351  24110

神奈川県  20901  13371

新潟県    8880   7384

富山県    9452  10685

石川県    9161   4936

福井県    4786   2791

山梨県    6902   5310

長野県    5406   5391

岐阜県   10955   9630

静岡県    9410   6916

愛知県   14611  12122

三重県    3437   4194

滋賀県    4056   2991

京都府    5073   3807

大阪府   11813   7620

兵庫県    8193   7063

奈良県    3332   1674

和歌山県   8698   2003

鳥取県     421   7933

島根県    2257   7748

岡山県    7060   5218

広島県   15095   6171

山口県   12488   1760

徳島県    2925   3963

香川県    6752   4783

愛媛県    6945   5581

高知県    1499   3778

福岡県   10442   5883

佐賀県    3343   3149

長崎県    7167   4704

熊本県    6143   5011

大分県    5768   3542

宮崎県    3112   4380

鹿児島県   5938   4478

沖縄県    1753   1086

計    355487 286003

(自民党本部の発表による)

朝日新聞社

3284名無しさん:2018/09/20(木) 18:50:51
>>3283

2018年自民党都道府県別得票結果
https://pbs.twimg.com/media/DnhI0ZGU0AAeVx8.jpg

2012年自民党都道府県別得票結果
https://www.jimin.jp/sousai12/pdf/votingresults.pdf

比較
https://i.imgur.com/7i74dtZ.jpg

3285チバQ:2018/09/20(木) 19:35:07
朝日っぽい記事
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000065-asahi-pol
安倍首相、伸び悩んだ党員票 自民幹部「地方の反乱だ」
9/20(木) 15:29配信 朝日新聞デジタル
安倍首相、伸び悩んだ党員票 自民幹部「地方の反乱だ」
自民党総裁への3選が決まり、総裁選を競った石破茂氏と健闘をたたえ合う安倍晋三首相=2018年9月20日午後2時21分、自民党本部、仙波理撮影
 自民党総裁選は、安倍晋三首相が石破茂・元幹事長を破り、連続3選を果たした。しかし、国会議員票で8割の支持を得ながら、世論に近いとされる全国の党員らの支持が5割半ばにとどまった。首相陣営から聞こえるのは歓声ではなく、驚き、当惑だ。

【写真】島根で圧勝、他7県でも安倍氏を上回った石破氏

 今回の総裁選では、派閥がこぞって首相支持を表明し、2012年の政権復帰後に進んだ「安倍一色」に染まる党内状況を反映する展開をたどった。首相陣営は当初、党員票でも国会議員票に匹敵する7割以上の得票を目指した。

 ところが、7日の告示以降は、「石破氏が6年前に獲得した55%は超えたい」(陣営事務総長の甘利明・元経済再生相)と予防線を張るようになった。6年前の総裁選は安倍、石破両氏を含む5氏による争いだったため、一騎打ちとなった今回とは比較にならない。55%はかなり低めの目標と受け止められたが、結果はその55%をわずかに上回ったに過ぎなかった。

 首相陣営からは「ショックだ」「参院選が心配だ」との声が相次ぎ、自民党幹部は「地方の反乱だ」と語った。

 8割を超えた国会議員票でも、両陣営ともに50票台とみてきた石破氏が73票を獲得。表向きは首相支持を表明しながら、逆の投票行動を取った議員が複数いることをうかがわせる結果となった。

 来年に統一地方選と参院選を控えるなか、首相の評価をめぐる国会議員と党員の意識のズレは、今後の政権運営の大きな不安定要素となり得る。首相が手にした新たな3年間は、波乱含みのスタートとなる。(与党担当キャップ・佐藤徳仁)

朝日新聞社

3286チバQ:2018/09/20(木) 19:35:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000082-jij-pol
石破氏、200票超えに笑顔=「ポスト安倍」へ努力―自民総裁選
9/20(木) 17:37配信 時事通信
 自民党の石破茂元幹事長は20日午後、総裁選で254票を獲得したことについて、「改めるべき点は改め、もし自分が(政権を)担わなければならなくなった時に国民の思いに反することがないようさらに努めていきたい」と述べ、「ポスト安倍」へ研さんを積む考えを強調した。

 党本部で記者団の質問に答えた。

 次期首相候補として生き残るには200票超えが必要とされていた石破氏。それを大幅に上回る得票に「最初は圧倒的劣勢と表現されたが、これ以上ないほどの力を得てこういう票が出た」と笑顔を見せた。

 一方で、国会議員票の約8割を安倍晋三首相に奪われたことについては「国会議員と語る機会も増やしていきたい」と述べ、支持拡大に意欲を示した。

 石破氏は入閣などの打診があった場合の対応について「仮定のことには答えられない」と述べるにとどめた。石破氏を支持した議員が冷遇されるとの懸念には「弱い者が物を言えない世の中であってはいけない」と注文を付けた。

 石破氏はこの後、東京都内のホテルで開かれた陣営の会合で「厳しい状況の中でお支えいただき、終生忘れない」と深々と頭を下げた。出席した竹下亘総務会長は「この馬力には驚いた。負けたけどいい戦いだった」と語った。

3287チバQ:2018/09/20(木) 19:40:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180920-00000029-jij-pol
安倍首相、午後に総裁3選へ=麻生氏留任の見通し―来月1日にも内閣改造
9/20(木) 10:26配信 時事通信
安倍首相、午後に総裁3選へ=麻生氏留任の見通し―来月1日にも内閣改造
自民党総裁選は20日午後、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相(総裁、63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選される。写真は、報道陣の問い掛けに答え、官邸に入る安倍首相。
 自民党総裁選は20日午後、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相(総裁、63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選される。

【特集】自民党総裁選〜20日投開票〜

 首相は内閣改造・党役員人事を10月1日にも行う考えで、政権の骨格は維持する方針だ。

 首相は人事に関し、内閣と党のそれぞれの要である菅義偉官房長官と二階俊博幹事長を続投させる方向で検討。麻生太郎副総理兼財務相も政策の継続性を重視する観点から留任の見通しとなった。

 国会議員の投票は午後1時にスタート。これに先立ち、各都道府県連は19日に締め切られた党員・党友による地方票の開票作業を順次開始。党本部で集計され、午後2時すぎに全体の結果が判明する。

 各県連への取材によると、首相は石破氏を地元の山口県で大きく引き離し、大票田の東京都や神奈川県、大阪府のほか、福島、石川、山梨、愛知、兵庫、広島、福岡、長崎の各県でも優勢、全体では28都道府県でリードしている。一方、石破氏は茨城、群馬、三重、鳥取、徳島、高知6県で首相を上回り、健闘している。長野県は両者が拮抗(きっこう)している。

 首相は20日昼、東京都内のホテルで開かれた陣営の出陣式で「何としても勝利を収め、新しい国造りを進めていきたい」と強調。石破氏は議員宿舎で取材に応じ、党所属議員に向け「有権者に(投票行動を)説明できるか、派閥が決めたということで説得力を持つか、それぞれ判断することだ」と訴えた。

 今回の総裁選は首相の3年の任期満了に伴う。1人1票の国会議員票(405票)と、同数が割り当てられた地方票の計810票で争われた。地方票の有権者は104万2647人で、得票数を基に両候補に配分される。

 安倍陣営は国会議員票の85%程度を固め、地方票でもリードしていると分析。石破陣営は首相の政権運営に対する批判票の掘り起こしを図った。

 新総裁選出を受け、党大会に代わる両院議員総会が開かれ、閣僚や党役員らの人事を新総裁に一任。午後6時に新総裁が記者会見し、政権運営の基本方針を説明する。

3288チバQ:2018/09/20(木) 20:33:36
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-180920X341.html
安倍首相、総裁3選=石破氏が健闘―10月に内閣改造、政権骨格維持・自民
20:23時事通信

安倍首相、総裁3選=自民

自民党総裁選は20日、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相(中央)が石破茂元幹事長を破り、連続3選を果たした。得票は首相553票に対し、石破氏も地方票を中心に254票を獲得し、健闘した=東京・永田町【時事通信社】

(時事通信)

 自民党総裁選は20日、党本部で投開票が行われ、安倍晋三首相(63)が石破茂元幹事長(61)を破り、連続3選を果たした。首相は5年9カ月の政権運営が評価されたとして、デフレ脱却や憲法改正に取り組む構え。10月1日に内閣改造・党役員人事に踏み切る方向で、政権の骨格は維持する。

 6年ぶりに選挙戦となった今回の総裁選は国会議員票、地方票各405票の計810票で争われた。得票は首相553票に対し、石破氏も地方票を中心に254票を獲得し、健闘した。国会議員3人は白票を投じた。

 首相は3選後の記者会見で、人事について「しっかりした土台の上に幅広い人材を登用していく」と説明、「適材適所」の人選も強調した。政権の安定を重視し、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、二階俊博党幹事長を留任させる見通し。河野太郎外相も続投の方向で、経済政策を取り仕切る茂木敏充経済再生担当相の留任も取り沙汰されている。

 人事の時期は、国連総会出席のための首相訪米が来週予定され、30日に沖縄県知事選の投開票も控えているため、10月にずれ込むことになった。

 会見で首相は「70年以上一度も実現しなかった憲法改正にいよいよ挑戦する」とも表明した。

3289名無しさん:2018/09/20(木) 20:34:05
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20180921k0000m010061000c.html
<自民総裁選>批判票で石破さん、安倍さんに義理…党員の声
19:25毎日新聞

 国会議員票をてこに3選を決めた安倍晋三首相と、地方の党員票で善戦した石破茂元幹事長。20日に終幕を迎えた自民党総裁選で、全国の自民党員はどちらに、どのような思いで1票を託したのか--。動きが注目された5県で党員らの声を聞いた。

 「安倍さんが勝つのは分かっているが、批判票として石破さんに投票した」。いまだ東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県。南相馬市の50代の男性市議は訴えた。市議は「復興のスピードに不満はない。要望に行けば聞いてくれるし、安倍さんに義理は感じている」と一定の評価。それでも「国民に理解できる説明をせず、臭い物にふたをしている」と安倍氏の政治手法を批判した。

 神奈川県横須賀市の不動産会社経営の男性(58)も「安倍1強の現状に危機意識を持ってほしい」と警鐘を鳴らすために石破氏に投票したと明かした。横須賀市は国民的人気の高い小泉進次郎筆頭副幹事長の地元。小泉氏は今回の総裁選では、20日まで投票先を明かさなかった。この男性は「今回の総裁選で表立った動きをする必要はないと思うが、3年後は将来を見据えた動きをしてもらいたい」と期待を寄せた。

 安倍氏に投票した党員は、リーダーシップを評価する。学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡る問題を抱える愛媛県今治市の会社役員の男性(49)は「安倍さんの答弁にはいろいろな疑問が残るが、獣医学部は、経済や人口面で地域に寄与する。経済面も改善されている」と高く評価した。

 米軍普天間飛行場の移設問題に揺れる沖縄県でも、那覇市の主婦(72)は安倍氏に投票した。「宜野湾市の人たちのためにも早く普天間飛行場を返還してほしいと考えている。安倍さんの方が早期返還を実現してくれる」と期待を寄せた。ただ、「息子が名護市辺野古への移設に反対で、基地問題を巡って家族の中で意見が分かれてギクシャクする。安倍さんには、日本全国で基地を分担する取り組みを進めてほしい」とも述べ、基地問題解決を訴えた。

 離島にある沖縄県南大東村で製糖会社を経営する男性(79)も「経済振興を求める離島の声が置き去りになっている。党員として離島予算確保に期待したい」と安倍氏に注文をつける。沖縄県は現職の死去に伴う知事選が13日に告示されて選挙戦の真っただ中だが、男性は「総裁選の影響はないと思う」と話した。

 一方、石破氏の地元、鳥取県。倉吉市の自営業の女性(81)は石破氏に投票した。「『鳥取から総裁を』との思いがあった。地方創生に関するビジョンをしっかりと持っている石破先生に総裁になってほしかった」。鳥取市の会社役員の男性(56)も「アベノミクスの効果が不透明な中、新たな経済対策が必要。テレビ対談などを見ても、日本のことをよく考えて話していると思う」と支持の理由を語った。

 選挙期間中には、石破派の斎藤健農相が、安倍氏を応援する議員から辞表を書くよう圧力をかけられたとされる問題も浮上した。鳥取市の会社役員の男性は「政権が報復人事を実行したら終わり。恐怖政治をしてはならない」と公平な人事を求めた。

 総裁選を経て、来年には参院選も控える。安倍氏を支持する福島市の男性市議(63)も不安を隠さない。「共産党が加わった野党共闘は脅威。前回の参院選は現職閣僚が落選している」。今治市の男性市議(72)も「自民党への風当たりは強く、参院選が心配」と本音を吐露した。【まとめ・杉本修作】

3290チバQ:2018/09/20(木) 21:42:59
       安倍晋三氏    石破茂氏 合計 石破率

鳥取県  421 7933 8354 95.0% 石破地元
島根県  2257 7748 10005 77.4% 竹下地元
高知県  1499 3778 5277 71.6% 山本有二・中谷元(谷垣Gだけど推薦人に)地元
宮崎県  3112 4380 7492 58.5% 古川禎久地元
茨城県  9927 13951 23878 58.4%
山形県  3172 4402 7574 58.1%
徳島県  2925 3963 6888 57.5% 福山守 後藤田正純地元
三重県  3437 4194 7631 55.0% 田村憲久地元
群馬県  6802 7847 14649 53.6%
富山県  9452 10685 20137 53.1%
長野県  5406 5391 10797 49.9%
佐賀県  3343 3149 6492 48.5%
千葉県  9131 8238 17369 47.4%
秋田県  3229 2843 6072 46.8%
岐阜県  10955 9630 20585 46.8%
兵庫県  8193 7063 15256 46.3%
岩手県  2568 2170 4738 45.8%
埼玉県  12177 10257 22434 45.7%
福島県  5209 4368 9577 45.6%
北海道  11711 9819 21530 45.6%
新潟県  8880 7384 16264 45.4%
愛知県  14611 12122 26733 45.3%
栃木県  6257 5124 11381 45.0%
熊本県  6143 5011 11154 44.9%
愛媛県  6945 5581 12526 44.6%
山梨県  6902 5310 12212 43.5%
宮城県  4299 3301 7600 43.4%
鹿児島県 5938 4478 10416 43.0%
京都府  5073 3807 8880 42.9%
岡山県  7060 5218 12278 42.5%
滋賀県  4056 2991 7047 42.4%
静岡県  9410 6916 16326 42.4%
青森県  3480 2517 5997 42.0%
東京都  33351 24110 57461 42.0%
香川県  6752 4783 11535 41.5%
長崎県  7167 4704 11871 39.6%
大阪府  11813 7620 19433 39.2%
神奈川県 20901 13371 34272 39.0%
沖縄県  1753 1086 2839 38.3%
大分県  5768 3542 9310 38.0%
福井県  4786 2791 7577 36.8%
福岡県  10442 5883 16325 36.0%
石川県  9161 4936 14097 35.0%
奈良県  3332 1674 5006 33.4%
広島県  15095 6171 21266 29.0% 岸田地元
和歌山県 8698 2003 10701 18.7% 二階地元
山口県  12488 1760 14248 12.4% 安部地元
計    355487 286003 641490 44.6%

3291チバQ:2018/09/20(木) 21:43:35
石破の票が多い順に並べてみたけど
茨城や山形はなぜですかね?

3292チバQ:2018/09/20(木) 21:45:06
https://www.sankei.com/politics/news/180907/plt1809070040-n1.html
2018.9.7 20:02
【自民党総裁選】
自民党茨城県議団、安倍晋三首相を支持 石破茂元幹事長から転換 梶山弘志県連会長の意向 菅義偉官房長官との関係など考慮か

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 安倍晋三首相(自民党総裁)と石破茂元幹事長が立候補した党総裁選(20日投開票)で、同党茨城県連所属の県議でつくる県議会会派「いばらき自民党」は安倍首相の支持を決めた。平成24年の総裁選では同県内で人気の高い石破氏を推薦したが、今回は地方創生担当相として入閣している党県連の梶山弘志会長の意向が強く反映された結論となった。

 「今回は安倍首相を推してほしい」

 8月24日に開かれたいばらき自民党の議員会で、梶山氏は集まった県議らにこう語った。議員会では、拉致問題や憲法改正など山積する政治課題に対し、「政権継続が望ましい」と安倍首相を支持する方針を決めた。

 安倍首相と石破氏らが争った24年の総裁選では、梶山氏は石破氏陣営の一員として安倍首相と対峙(たいじ)した。県内では石破氏が1万5千票以上を集めて約1950票の安倍首相に大差を付けた。地方票(計300票)で茨城県に割り当てられた10票のうち8票を石破氏が獲得し、県内は石破氏の支援ムード一色だった。

 そのため、今回の「方針転換」に対して県議の間には戸惑いもあった。石破氏は県民から人気が高く、選挙協力をあおいできた県議も少なくない。「首尾一貫して石破氏を推すべきでは」と考える県議もいたという。こうした事情を踏まえ、今回は「県議団として安倍首相を支持する」という方針にとどまり、党県連の各地域支部や党員らは「自主投票」とする形で決着した。

 梶山氏が安倍首相支持を打ち出した背景には、梶山氏の閣僚としての立場に加え、安倍政権の中枢を担う菅義偉(すがよしひで)官房長官の存在が大きいとみられる。

 菅氏は、梶山氏の父、梶山静六元官房長官を「政治の師」と仰ぎ、大きな影響を受けてきた。菅氏は自身の官房長官初就任や梶山氏の初入閣の際には、多忙なスケジュールの合間を縫って、同県常陸太田市まで静六氏の墓参に訪れるなど、静六氏が12年に死去した後も強い結びつきを保っている。

 政権の要として安倍首相を支える菅氏と特別な関係にある梶山氏が、政権継続の意思を表明したというのが衆目の一致した見方だ。

 一方、県議らは12月に見込まれている県議選に向けて動きを活発化させている。大きな“失点”のない安倍政権を支持することで、スムーズに選挙戦を進めたい考えも見え隠れする。ただ、ある党県連関係者は「方針転換を支援者らに理解してもらうのは苦労するかもしれない」と危惧しており、今回の決定が選挙戦に与える影響は不透明だ。

 石破氏は、議員票で優位に立つ安倍首相に対し、党員票の掘り起こしを狙う。「茨城県内の党員票は割れるのではないか」(党県連幹部)という予想も出る中、どのような決着をみるのか-。

 石破氏は自身のホームページ上で公開している各都道府県向けPR動画の中で、室町時代に編纂(へんさん)されたとされる書籍「人国記」を引用して茨城の人たちをこう評している。

 「昨日味方にして今日敵となるものは千人に一人もなし。義に厚い、実直な茨城の人々を表したものだ」

(水戸支局 丸山将)

3293チバQ:2018/09/20(木) 21:46:38
群馬は小渕優子か

3294チバQ:2018/09/20(木) 21:48:26
https://www.fnn.jp/posts/1369SAY
自民党総裁選・安倍氏3選も「山形」は6割が石破氏
さくらんぼテレビ
カテゴリ:地域
2018年9月20日 木曜 午後7:45

20日に行われた自民党総裁選で安倍総理が3選を果たした。一方、山形県内の党員・党友票は石破元幹事長の得票が安倍総理を上回った。

安倍氏と石破氏の一騎打ちとなった自民党の総裁選挙。20日午後、国会議員405人による投票が行われ、安倍氏が329票、石破氏が73票を獲得した。また、全国の党員・党友票を「ドント方式」で配分した党員算定票は、安倍氏が224票、石破氏が181票となった。この結果、過半数の553票を獲得した安倍氏が3選を果たした。

これに先立って、山形市の自民党県連でも青年局のメンバーが、郵送で投票された7594の党員・党友票を開票した。こちらは石破氏が有効投票数の58%にあたる4402票を獲得し、安倍氏を上回る結果となった。

(自民党県連・坂本貴美雄幹事長)

「石破氏の祖父が山形県の知事、(石破氏本人も)応援弁士などで数多く山形に来県していた。そのことも結果に表れたのではないか」

県内の投票率は66.03%で、5人が争った6年前を2.59ポイント上回った。

また、県選出の自民党の国会議員は、県連会長の鈴木憲和衆院議員と遠藤利明衆院議員、大沼瑞穂参院議員が安倍氏に、加藤鮎子衆院議員が石破氏に投票した。

3295名無しさん:2018/09/20(木) 23:36:13
>「俺に付いてくれば必ず冷や飯を食う。そう言ったが、安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明はついてきた。1年近く冷や飯を食わされたが、冷や飯も食い方がある。いまはなんとなく批判して、冷や飯を食う覚悟もない。覚悟のない人間に日本の舵取りを任せるべきではない」

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00238586-toyo-bus_all&p=2

秋葉原に「安倍支持旗」が立ちまくった舞台裏
9/20(木) 7:00配信

東洋経済オンライン
■「冷や飯を食う覚悟もない」と石破陣営を批判

 「明日は俺の誕生日、明後日は総理の誕生日」

 ひょうひょうとした言い方の麻生太郎財務相は、秋葉原では大人気だ。「ここでは8回街宣したが、雨が降ったことはない。(安倍首相と)2人で来た時は必ず勝っている。負けたのはただ1度で、昨年の東京都議選。この時、総理はひとりで来た」。

 聴衆からどっと笑いが沸いたが、笑いをとりながらも、麻生氏は相手陣営への皮肉も忘れなかった。安倍第一次政権の後継を福田康夫氏と一騎打ちで戦った2007年の総裁選を省みながら次のようなことを述べている。

 「俺に付いてくれば必ず冷や飯を食う。そう言ったが、安倍晋三、中川昭一、菅義偉、甘利明はついてきた。1年近く冷や飯を食わされたが、冷や飯も食い方がある。いまはなんとなく批判して、冷や飯を食う覚悟もない。覚悟のない人間に日本の舵取りを任せるべきではない」

 そしてついに安倍首相の登場。「6年前、“日本を取り戻す闘い”は、この地から始まった。みなさんから力をいただき、政権を奪還できた」との言葉に一段と拍手が沸き起こった。

 演説の間、聴衆がどのように聞いているのかを観察してまわったが、ほとんどがうっとりと聞き入っていた。とはいえ、宗教などに心酔する表情というわけではない。民主党政権時代の苦難を思い起こし、安倍政権の良さを噛み締めている様子だった。

 午後6時からは石破茂元幹事長の演説会が渋谷駅前で行われた。集まった人は約300人で、統一した旗もプラカードもなく、素朴さがにじみ出ていた。中には、「反・生産」と書いた旗をたなびかせる人、「ISHIBA AGAINST FASCISMO」のプラカードをずっと掲げる女性もいた。

 石破陣営の関係者は「うちは一切動員してない」と述べ、すべての応援は参加者の自発によるものと胸を張った。石破陣営のある秘書は「勝利が厳しいことは自覚しているが、終盤に伸びてきた地方票に期待したい。あと3日あれば、地方票では逆転できるかもしれない」と言った。確かに17日の銀座街宣を取材した感触では、石破氏の人気が上昇しつつあるのが見てとれた。

 20日の総裁選で注目されるのは票数だ。石破氏の獲得数が善戦といえる程度まで伸びれば、ポスト安倍の地位を確保できる。加えて安倍首相は、いままでの「側近重視」の路線変更も迫られるだろう。斎藤健農水相が安倍陣営のひとりから辞任を迫られた件や自民党兵庫県連所属の地方議員に総裁選応援について圧力がかかったとされる件など、禍根を残す問題もあるからだ。

3296とはずがたり:2018/09/21(金) 14:10:05
https://twitter.com/nobuogohara/status/1042980741905231872
郷原信郎
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その他
「男の生き様」などと言って大臣辞任した後、「睡眠障害」を理由に国会欠席を続け、「絵に描いたような斡旋利得罪」を検察が不起訴にした途端、政治活動再開したような人に、偉そうなことを言わせるべきではない。⇒【自民党・甘利明氏が石破元幹事長に苦言呈す】


自民党・甘利明氏が石破幹事長に苦言呈す
2018年9月21日 04:18
http://www.news24.jp/articles/2018/09/21/04404631.html

3297チバQ:2018/09/21(金) 14:45:27
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000004-mai-pol
<安倍政権>麻生氏、菅氏ら留任へ 「次の国会に改憲案」
9/21(金) 6:00配信 毎日新聞
<安倍政権>麻生氏、菅氏ら留任へ 「次の国会に改憲案」
自民党大会に代わる両院議員総会の最後にバンザイをする安倍晋三首相(前列中央)、石破茂元幹事長(同左端)=党本部で2018年9月20日午後2時23分、川田雅浩撮影
 安倍晋三首相(64)は20日、自民党総裁3選後に党本部で記者会見し、「国連総会から戻り次第、自民党役員人事、内閣改造を行う」と表明した。首相は23〜28日に訪米を予定しており、人事は30日の沖縄県知事選後の10月1日を軸に調整している。

 首相は「適材適所で考えていきたい。しっかりとした土台の上に、できるだけ幅広い人材を登用したい」と「土台」を強調。麻生太郎副総理兼財務相(78)や菅義偉官房長官(69)、二階俊博幹事長(79)の留任を示唆した。河野太郎外相(55)も続投させる意向だ。選挙後の党両院議員総会で首相が「健闘をたたえたい」と述べた石破茂元幹事長(61)を閣僚や党役員で処遇するかどうかは明言しなかった。

 会見で首相は任期中の憲法改正に重ねて意欲を示し、「次の国会に改正案を提出できるよう党を挙げて取り組むべきだ。結果が出た以上、大きな方針に向かって一致結束して進まなければならない」と述べた。自衛隊の存在明記には直接触れなかったが、憲法9条第2項(戦力不保持)を維持する改憲案に党員の理解は深まったとの認識を示した。

 外交では「北朝鮮の核・ミサイル、そして何より重要な拉致問題の解決に向けて、私自身が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長と向き合わなければならない。戦後日本外交の総決算を行う」と決意を述べた。

 北海道で発生した最大震度7の地震や西日本豪雨などを受け、復興や緊急対策のため2018年度補正予算案を臨時国会に提出する方針も明らかにした。【仙石恭】

3298チバQ:2018/09/21(金) 15:18:20
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000011-asahi-pol
投票前のカツカレー「4人が食い逃げ」 安倍陣営嘆く
9/21(金) 7:19配信 朝日新聞デジタル
投票前のカツカレー「4人が食い逃げ」 安倍陣営嘆く
自民党両院議員総会での万歳三唱を終え、拍手する安倍晋三首相(中央)。左隣は石破茂元幹事長=2018年9月20日午後、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影
 カツカレーを食い逃げしたのはだれだ?――。自民党総裁選で安倍晋三首相(党総裁)の陣営が投開票直前に振る舞ったカツカレーを食べながら、実際に首相には投票しなかった議員がいるのではないか。首相陣営がこんな話題で持ちきりになっている。

【写真】当選の弁を述べる安倍晋三首相

 首相陣営は20日昼、東京都内のホテルで「必勝出陣の会」を開催。首相も出席して結束を確認した。首相を支持する衆参議員用に験担ぎのカツカレーが333食分振る舞われ、完食された。業界団体関係者ら議員以外の出席者用には別途、カレーが準備されていたという。

 ところが、実際に首相が得た議員票は329票。少なくとも4人がカレーを食べながら首相には投票しなかった計算になる。陣営幹部は嘆く。「カレーを食べて首相に投票しなかった議員がいる。一体だれなんだ」

朝日新聞社

3299チバQ:2018/09/21(金) 15:18:52
https://www.asahi.com/articles/ASL9N52W0L9NUTFK01J.html?ref=yahoo
「地方の反乱」うなだれる安倍陣営 圧勝意識し反発招く
南彰 岩尾真宏2018年9月20日23時55分
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自民党総裁に選ばれ、一礼する安倍晋三首相=2018年9月20日午後2時10分、東京・永田町の党本部、岩下毅撮影

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 自民党総裁選で安倍晋三首相が連続3選し、新たに3年間の総裁任期を手にした。しかし、陣営が狙った「圧勝」にはほど遠く、対立候補の石破茂・元幹事長の存在感を高める結果となった。来夏に参院選を控え、悲願とする憲法改正への道筋も不透明さを増す。

投票前のカツカレー「4人が食い逃げ」 安倍陣営嘆く
 20日午前、安倍陣営に衝撃が走った。この日早朝から始まった各都道府県連での開票結果が続々と伝わったのだ。

 「(票差が)拮抗(きっこう)している。どうなってんだ」「予想以上に石破が取っている。ショックだ」。国会議員たちからはそんな声が上がり、自民党幹部は「地方の反乱だ」とうなだれた。

 午後に発表された票数は、首相553票に対し、石破氏254票。党員・党友からなる地方票では、首相224票に対し、石破氏181票。首相が国会議員票で8割を超えた一方、地方票では5割半ばにとどまり、議員と党員らの意識の乖離(かいり)が目立つ結果となった。

 3選を果たしたばかりの首相に、自民党本部で伊吹文明・元衆院議長が「石破さんが善戦したね」と声をかけると、首相はこう答えたという。「気を引き締めて頑張ります」

 発表から約4時間後の記者会見。首相は、現職首相が戦った過去の総裁選のデータを次々に挙げ、「今回は過去の例を上回る、全体で7割近い得票を頂くことができた。これは私にとって大きな力だ」と述べ、自らの勝利を強調した。

 とはいえ、「圧倒的勝利を次の3年に与えて欲しい」(甘利明・元経済再生相)と訴えてきた首相側にとっては、誤算とも言える結果だった。

 出身派閥の細田派幹部は、石破氏との一騎打ちの構図が固まった際、「現職だし、地方票の目標は7割だ」と掲げたが、結果は55%止まり。国会議員票も、3日にホテルで開いた合同選挙対策本部の発足式に出席した議員や代理の秘書の計346人から、329人へと目減りしていた。

 「地方票も議員票も圧倒的に安倍総理が勝利するだろう」と豪語していた二階俊博幹事長は20日の記者会見で、「結果は結果として謙虚に受け止めなきゃいけない」と語り、石破派の処遇についても「すべての問題にオール自民党で戦っていきたい」と述べ、石破氏側への配慮をにじませた。

 今回の総裁選で目立ったのは、首相側による「圧勝」を意識するあまりの締め付けだ。そのことがかえって議員や地方での反発を呼んだ。また、日本記者クラブ主催の討論会やテレビ出演では森友・加計学園問題を厳しく問われる場面が続き、首相の説明の不十分さが際だった。

 衆院竹下派の首相支持派の会議に出席しながら、白票を投じた船田元氏は記者団に「官僚が国民ではなく官邸を向いて仕事をするような状況になっているがそれに対する明確な対応がなかった」と指摘。「安倍1強で党内でなかなか物を言うことが難しくなっている」と、首相支持を見送った理由を説明した。

 細田派中堅の一人は「昨年の衆院選の時も支持者の半分くらいは首相を信用できないという感じだった。これが党の現状」と突き放し、派閥の意向に従って首相に投じた岸田派の衆院議員は「次の衆院選を安倍首相で戦いたい人はいない。かなりしんどいと思う」と語った。(南彰)

3300名無しさん:2018/09/21(金) 15:32:55
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000136712.html

麻生、菅両氏続投 石破氏「何を打診されても断る」
[2018/09/21 11:46]

 自民党総裁選で再選された安倍総理大臣は、来月1日にも内閣改造などの人事を行います。麻生副総理と菅官房長官は続投させる意向を固めました。

 (政治部・吉野真太郎記者報告)
 今回の人事で安倍総理が掲げたのは「しっかりとした土台」というキーワードでした。
 安倍総理大臣:「しっかりした土台の上にできるだけ幅広い人材を登用していきたいと思う。しっかりとした土台の上にということで、おくみ取り頂きたい」
 総裁選では石破氏が安倍総理への批判票を集め、予想以上の得票となりました。安倍総理としては麻生副総理、菅長官に加えて、重し役として二階幹事長を留任させて、まずは「土台」で足場を固めて他の人事に着手したい考えです。一方、党内融和の観点から、石破氏や石破派議員の処遇に注目が集まっています。安倍総理は「適材適所」と述べるにとどめていますが、石破氏自身は周辺に「何を打診されても断る」と反発しています。総裁選のしこりが残るなかで、安倍総理は挙党一致の体制に向けてあと10日余り、頭を悩ませることになります。

3301チバQ:2018/09/21(金) 15:40:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000056-asahi-pol
石破氏の議員票、麻生氏「えらい少ない」 前回を下回る
9/21(金) 13:58配信 朝日新聞デジタル
 「善戦なんて思ったことない」「国会議員の方が本人をよく見ている」――。自民党総裁選で石破茂・元幹事長が計254票(国会議員票73票、地方票181票)を獲得したことについて、麻生太郎副総理兼財務相は21日の閣議後会見でこう述べ、石破氏の国会議員票が前回の獲得票数を下回ったことを重視する考えを示した。

 麻生氏は、前回の総裁選と比べ、投票の前提となる国会議員の票数が倍以上に増えたことから、「(前回、石破氏が獲得した議員票数の)89が160くらいいったっておかしくないのが73に減った。えらい少ない」と評した。

 森友学園問題の公文書改ざん問題で辞任した佐川宣寿・元理財局長を国税庁長官に起用した人事など、麻生氏の一連の対応が石破氏の得票につながったかどうかとの質問には、「全く関係ない」と影響を否定した。今後、石破氏が訴えた政策が反映される可能性についても「あまりない」と述べた。

 来年10月に予定される消費増税については、リーマン・ショック級の出来事がなければ予定通り引き上げると安倍晋三首相が総裁選の最中に述べたとして、「政策を動員して、予定通り上げられるような状況を作り上げていくことに全力を挙げる」と話した。

3302チバQ:2018/09/21(金) 15:53:30
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20180921-00401393-fnn-pol
“石破支持組”処遇どうなる 河野外相・茂木大臣は留任で調整
9/21(金) 12:04配信 Fuji News Network

フジテレビ

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自民党総裁選挙で3選を果たした安倍首相は、10月1日にも行う、党役員人事と閣僚人事で、新たに二階幹事長を留任させる方針を固めた。

人事について、安倍首相は、同じ方向を向くこと、そしてチームワークを重視すると強調しているが、発言の念頭には、石破元幹事長がチームワークを乱しかねない存在との懸念があるものとみられる。

安倍首相は、麻生財務相と菅官房長官に加え、二階幹事長についても留任させる方針を固めた。

また、外交の継続性を重視する観点から、河野外相と、茂木経済再生担当相を留任させる方向で調整に入った。

今後の焦点は、善戦した石破元幹事長と石破氏を支持した議員の処遇。

斎藤農水相は、「(閣僚を外された場合、冷遇と感じるか)コメントを控えたいと思います」と述べた。

安倍首相は周囲に対し、「石破氏を重要ポストで起用することはない」と語っている。

ただ、党内からは、2019年の参議院選挙を控え、「挙党態勢を構築すべきだ」として、要職への起用を求める声も上がっていて、「安倍流のチームワーク」が、人事にどのように反映されるかも注目される。

3303チバQ:2018/09/21(金) 22:22:41
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000661-san-pol
ステルス「石破氏支持」は誰? 安倍陣営に疑心暗鬼広がる
9/21(金) 21:35配信 産経新聞
ステルス「石破氏支持」は誰? 安倍陣営に疑心暗鬼広がる
甘利明氏=21日午後、首相官邸(春名中撮影)
 20日実施の自民党総裁選では、石破茂元幹事長が国会議員票(405)で事前の予想を上回る73票を獲得し、連続3選を決めた安倍晋三首相(総裁)の陣営には衝撃が走った。陣営の集会に集まった国会議員よりも首相の票数が少なかったためだ。ステルス(隠密)で石破氏に投票したのは誰か。首相陣営では疑心暗鬼が広がっている。

 「『カレーライス事件』はありましたが、大勝することができました」

 21日、首相陣営の選対事務総長を務めた甘利明元経済再生担当相は麻生派(志公会)会合でこんな挨拶をした。

 総裁を選出する両院議員総会の直前に首相陣営が開催した出陣式では333食分のカツカレーが出たのに、首相の国会議員票は329だったことから、カツカレーの数よりも票数が少なかった、と甘利氏は強調したのだ。

 下馬評では、石破陣営が固めた国会議員は、石破派(水月会)20人と参院竹下派(平成研究会)の18人に、無派閥議員らを合わせて50人程度とみられていた。なぜ20人以上も増えたのか。

 まず挙げられるのは、参院竹下派幹部の切り崩し工作だ。関係者によると、同派の石井準一参院議員らが「やるからには本気で戦う」と意気込み、参院の無派閥議員らに石破氏の支持を求めた。このうち数人の議員が要請に応えた可能性があるとされる。

 小泉進次郎筆頭副幹事長が、投票直前に石破氏の支持を表明した影響も大きいという。首相を支持する細田派(清和政策研究会)や岸田派(宏池会)にも小泉氏に近い若手議員が複数いる。岸田派は、会長の岸田文雄政調会長に総裁選出馬を促す若手議員も多かったことから、派の幹部は「刃こぼれ」がなかったか神経をとがらせている。

 党員・党友票について、各都道府県連が行った開票作業を通じて石破氏が伸ばしていると伝わってきたことも、議員の最終決断に影響を与えた可能性がある。

 石破陣営は、首相陣営にいながらも考えが石破氏に近い議員らを個別に口説いた。この中から土壇場で石破支持を決断した議員もいたという。

 甘利氏は20日、「党内融和を図るには絶妙な結果だった」と総裁選を振り返ったが、じくじたる思いもあったに違いない。(原川貴郎)

3304チバQ:2018/09/21(金) 22:23:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000661-san-pol
安倍3期目最初の仕事は「カツカレー食い逃げ犯人捜し」? 総裁選論評で異彩を放つ農業新聞〈dot.〉
9/21(金) 16:31配信 AERA dot.
安倍3期目最初の仕事は「カツカレー食い逃げ犯人捜し」? 総裁選論評で異彩を放つ農業新聞〈dot.〉
新聞各紙が総裁選の結果を一面で報じた
 石破茂・元幹事長との一騎打ちに勝利し、自民党総裁3選を果たした安倍晋三首相。予想通りの結果とはいえ、石破氏が党員票で45%の得票率を得たことで「安倍圧勝」の雰囲気は党内にはない。そこで、新聞各紙の論調を読み比べてみよう。

【写真】総裁選後、小泉進次郎氏がぶら下がり取材に応じると、現場は記者ですし詰め状態に

* * *
 21日付の新聞各紙は、勝利した安倍陣営に厳しい指摘が相次いだ。読売新聞は「敵は惰性、おごり、飽き」と題した伊藤俊行政治部長の解説を一面に掲載。「結局、『最後の3年』の成否は、安倍氏の言葉通り『謙虚で丁寧』な政治を推進力にできるかどうかにかかっている」と指摘している。読売と同じく、首相の単独インタビューをたびたび掲載する産経新聞も、社説で「謙虚な政権運営を心がけよ」と注文をつけた。

 さて、当の安倍首相はどう考えているのか。総裁選後の記者会見で人事について問われると「できるだけ幅広い人材に活躍のチャンスを作りたい」と応じ、党内融和に努力する姿勢をみせた。

 ところが、安倍陣営の議員にとってはそう簡単に“ノーサイド”とはいかないようだ。その原因の一つとなっているが、なんと「カツカレーの食い逃げ」だそう。

 朝日によると、投開票直前に安倍陣営が開いた「必勝出陣の会」で、議員に振る舞ったカツカレーは333食あった。それが、いざ投票箱を開けてみると国会議員票は329票。少なくとも4人が“裏切り”をしたことになる。陣営幹部は「一体誰なんだ」と話していたという。

 毎日新聞が掲載したコメントは、もっと激しい。安倍氏支持の派閥から石破氏に投票した人物について「精査する。グレーだった人を調べればいい」と語っていたという。安倍首相の党総裁3期目の初仕事は、カツカレー食い逃げの“犯人捜し”になりそうだ。

 場外乱闘はさておき、各紙のスタンスの違いが明確だったのが、憲法改正問題について書かれた社説。

 産経は「自民党は憲法改正の国民運動も始めるべきだ。党総裁として首相は先頭に立ってほしい」と訴え、読売は「自民党は、衆参両院の憲法審査会で条文案の議論を深め、理解を得る努力を続けるべきだ」としている。

 一方、朝日は「自衛隊明記の憲法改正は、明らかに喫緊の課題ではなかろう。(中略)少子高齢化や年金・医療・介護など、国民生活に深くかかわる課題にこそ集中すべきだ」、毎日は「イデオロギー色が強い自らの願望を優先して突き進む姿勢には賛成できない」と反対の姿勢を明確にした。

 では、経済紙の日経新聞はどうか。

 同紙は「自民党が今年の党大会で打ち出した4項目の改憲案は生煮え感がある。野党どころか、連立を組む公明党でさえ賛同していない」と分析。そのうえで、社説の最後は「憲法論議を活発にすることは日本の将来にとって重要ではあるが、政権運営の優先順位をよく考慮すべきだ」と結んだ。日経新聞も、憲法改正を急ぐ安倍首相を懸念している。

 それも当然のことだろう。日経の指摘どおり、公明党の協力がなければ憲法改正の発議に必要となる衆参両院で3分の2以上の賛成は得られない。安倍首相は記者会見で「友党の公明党との調整を行いたい」と述べたが、そもそも公明は憲法問題は国会で議論すべきもので、与党間調整に難色を示している。憲法改正のキーパーソンとなった山口那津男・公明党代表も19日の記者会見で、「憲法改正の優先度が高いとはいえない」との見解を示しており、「安倍一強」の政治状況でも強行突破は難しいのが実情だ。

3305チバQ:2018/09/21(金) 22:24:30
 一方、自民党内には来年の通常国会で憲法改正の発議をするべきとの意見もある。安倍首相が繰り返し憲法改正への意欲を示している以上、それが実現できなければ党内の求心力も下がりかねない。“謙虚”で行くのか、“強行”で行くのか。憲法改正問題がリトマス試験紙になりそうだ。

 さて、安倍首相の3選に、自民党最大の支持母体が厳しく批判していることも紹介しておこう。日本で唯一の農業専門日刊紙「日本農業新聞」だ。同紙はJAグループに属している。

 JAといえば、第2次安倍政権が発足して以降、農協改革やTPPなどで、繰り返し改革の“標的”とされてきた。安倍首相の農政の特徴は、農業の専門家が政策にほとんど関与せず、首相がひいきにする学者や経済人などがトップダウンで強引に決めてきたことだ。そのため、同紙はこれまでも繰り返し安倍首相を批判してきた。

 21日付の紙面も舌鋒鋭い。党員票の結果については、安倍首相が北海道や東北、信越を中心とする農業県で苦戦したことを紹介し、「地方に安倍首相の政権運営に対する不満がくすぶる実態があることを示した」と分析。官邸主導で進められた数々の政策について「政策決定の手法への不満が浮き彫りとなった」と断じた。

 一面下コラム「四季」はさらに辛辣だ。

「安倍農政は地方から『言っていることと、やっていることが違う』と手厳しい」

「安倍氏は総裁選で農林水産物の輸出、農業所得、若手新規就農者などの数字を挙げ実績を繰り返し強調した。だが、現場生産者には空虚に響く」

 自民党の支持団体なのに、総裁に当選しても祝意を示すつもりなどまったくない。

 ちなみに、安倍首相は総裁選前に同紙の単独インタビューに応じ、7月20日付紙面に一面トップで掲載された。業界専門紙に現職の首相が登場するのは異例で、永田町やメディア業界ではちょっとした話題にもなった。にもかかわらず、同紙は安倍首相の“お友達”にはならず、容赦なくぶった斬ったということだ。

 コラムの最後は、こう締めくくられている。

「出来秋である。<実るほど頭を垂れる稲穂かな>。安倍氏にはこの言葉を贈る」

 同紙購読者で、安倍首相に投票しなかった自民党員の多くが「我が意を得たり」と共感したのではないか。(AERA dot.編集部)

3306チバQ:2018/09/21(金) 22:25:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00009035-bunshun-pol
総裁選にノーサイドなし「総裁になれなかったおじさん」たちの干されかた
9/20(木) 21:00配信 文春オンライン
総裁選にノーサイドなし「総裁になれなかったおじさん」たちの干されかた
世に言う「加藤の乱」 ©時事通信社
「加藤は熱いフライパンの上でネコ踊りさせておけばいい」。そのむかし、森内閣への不信任決議案に加藤紘一が同調する動きをみせた際に、橋本龍太郎が言い放った言葉である。世にいう「加藤の乱」(2000年)、半泣きの加藤に「大将なんだから、一人で突撃なんて駄目ですよ」と谷垣禎一が激する、あれだ。権力闘争慣れしていない加藤の未熟さもあって、老練な実力者・野中広務らに切り崩されていき、中途半端な結果に終わる。そうして加藤は政治生命を失った。

【記事】安倍昭恵が最後に破壊するもの

鉄オタ議員としての面目を保った石破茂
 今回の総裁選は、安倍陣営にとってはさしずめ「石破は熱いフライパンの上でネコ踊りさせておけばいい」であっただろう。6月、出馬に意欲を示す石破に対して、「現職首相に対抗しようだなんて退陣要求に等しい」(注1)と安倍は奇っ怪なパンチラインで牽制。裏では、石破支持にまわった竹下派を切り崩して自主投票に持ち込んだり、街頭活動に誘われていた地方議員を恫喝したりと「石破潰し」に余念がない。

 対する石破は、「正直、公正」と小学校の教室に貼られていそうなスローガンで安倍に挑む。するとそんな安倍への当てつけを言うのは《「野党のようだ」と批判をされ、自らの陣営でも「個人攻撃は控えて」》(注2)とたしなめられて、腰砕けとなる。それでも地方に強いという自負や地方創生を謳うこともあってか、47都道府県別のビデオメッセージを制作し、これには政治学者で鉄道にも造詣が深い原武史が「彼が『乗り鉄』であることと大いに関係がある」(注3)と看破するツイートをし、また実際に地方票を集めて、鉄オタ議員としての面目を保つ。

「安倍の次は安倍」の自民党で石破はどうなるのか
 総裁選は党の次の顔をアピールする「顔見世」興行でもあるが、今回は候補者ふたりと寂しく、恒例の東京での街頭合同演説も開かれなかった。

 安倍陣営にとっては、総裁選は盛り上がらないに越したことがない。「安倍の次は安倍」(二階俊博)とまで言われたが、安倍総裁の時代もこの3期目で終わりとなる。そこで「死に体」にならないためには、突出した次期総裁候補がいては困るのである。次を狙う者は、最大派閥の実力者である安倍と良好な関係でいようとするだろうし、あわよくば禅譲を期待する。まして、「反安倍」を標榜する者に力を持たれては……である。

 そうした総裁選の唯一の反逆者・石破はこの先、どうなるのか。

 総裁選に限らず、政争に敗れた者は勝者とその陣営に足蹴にされる。選挙と人事は背中合わせであり、信賞必罰が人事の鉄則である。ときに、「総裁選後はノーサイドで」などと期待する者がいるが、そんな甘い期待に冷水が浴びせられるのが政治の歴史だろう。

3307チバQ:2018/09/21(金) 22:26:15
「平成おじさん」に負けた梶山静六の冷遇
「平成おじさん」で記憶される向きのある小渕恵三は、「人柄の小渕」といわれた。敵を作らないことを信条にして頂点まで昇りつめた竹下登に師事しただけの人柄である。この小渕も、ひとたび政敵となった者には容赦がなかった。

 たとえば98年の総裁選で争った梶山静六を徹底的に冷遇する。田中・竹下派の同志として数々の修羅場をともに戦った間柄であろうとも、だ。佐野眞一『凡宰伝』によると、選挙後は一度電話をしただけであったという。それも「梶さん、中坊(公平)さんと親しいらしいから、今度、一緒にメシでも食おう」と。なんだメシを食う仲ではないかと思うところだが、小渕の真意は「お前に用はない、中坊さんを紹介してくれ」である。

 また現職総理として迎えた99年の総裁選では、小渕の無投票当選を阻もうと立候補してきた加藤紘一を徹底的に干して、冷や飯を食わせる。こうして非主流に堕ちた加藤は、森内閣の不人気に乗じて野党と手を組む「加藤の乱」を目論むが、これもまた……。

総裁選「裏の掃除役」は誰なのだろうか?
 これら梶山や加藤潰しを「裏の掃除役」(注4)として影でやったのが野中である。そんなこんなで力をつけ「影の総理」と呼ばれるまでになるが、そんな野中も小泉政権時代の総裁選で、小泉への対抗馬として所属する派閥の藤井孝男を擁立し敗れる。するとあっさり引退を表明。いままで破滅に追い込む側であった野中には、敗者となった自分の行く末が見えたからであろうか。

 いま「掃除役」は誰がやっているのか。プチ鹿島のコラム 「総裁選戦線異状あり? 読売・産経が名指しした『ふぞろいな3人の“首相周辺”』」 を読むと、下村博文・西村康稔・萩生田光一が忠臣として各々頑張っているようだ。そういえば8月上旬の週刊文春にも「西村康稔官房副長官や萩生田光一幹事長代行らが竹下派議員に『冷遇されてもいいのか』などと電話をかけているそうです」(注5)とある。その西村もかつては総裁選に立候補した経験をもつ。いまでは総裁候補ではなく、「首相周辺」の人物となっているが、プチ鹿島は《あの3人は「首相周辺」だが本当の「お友達」ではないのだろう。いかに首相に気に入られるかという発想だけが源なのだろう。》と正鵠を射る。

 敗北すると悲惨な末路を迎えかねない総裁選だが、負けを繰り返しながら力をつけていったのが小泉純一郎である。派閥の長でもない小泉は、総裁選に出ては、「郵政民営化」「首相公選」を主張する。ヤクザが賭場で暴れて顔を売るように、最近は議場のヤジやSNSで悪目立ちして名を売る議員が多いが、小泉は総裁選を重ねながらイロモノから本命になっていったといえる。そうして三度目の挑戦で勝利することになる。

 今回が三度目の総裁選であった石破であるが、勝ち方にこだわった安倍に対して、石破の負け方はどうであったか。

「喜劇のピエロになるより、悲劇のヒーローになるべきだった」。「加藤の乱」が失敗に終わった翌日、テレビ番組で矢野絢也(元公明党委員長で政治評論家)は、ぐだぐだになった加藤をこう腐した(注6)。安倍やその陣営の目には、石破は「喜劇のピエロ」だったに違いないが、果たして世間の目には、何であったろうか。



(注1)日本経済新聞2018年9月11日朝刊
(注2)毎日新聞2018年9月9日朝刊
(注3) https://twitter.com/haratetchan/status/1035873097541251072
(注4)魚住昭『野中広務 差別と権力』講談社文庫
(注5)週刊文春2018.8.16-23 
(注6)山崎拓『YKK秘録』講談社+α文庫

urbansea

3308チバQ:2018/09/21(金) 22:26:50
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00238726-toyo-bus_all
石破茂氏「想定超える善戦」が持つ大きな意味
9/20(木) 19:10配信 東洋経済オンライン
石破茂氏「想定超える善戦」が持つ大きな意味
20日午後、安倍首相の3選が決まった。ただ、石破氏も想定より善戦し笑顔だった(写真:共同通信)
 現職の安倍晋三首相と石破茂元幹事長の一騎打ちとなった自民党総裁選は20日午後、投開票され、首相が石破氏にダブルスコアを超える大差をつけて連続3選を決めた。首相は3選後のあいさつで「全身全霊で任務を全うする。これからは一致協力して新しい日本をつくりたい」と笑顔で決意表明した。

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 首相はニューヨークでの国連総会出席などのため、23日から28日までの訪米日程を決めており、30日には米軍普天間飛行場の辺野古移設問題を争点とする沖縄県知事選の投開票が控えている。3選を受けての党役員・内閣改造人事は10月1日に断行して、新体制で秋以降の政権運営に臨むことになる。

 新たな総裁任期は2021年9月末までの3年間。首相としての任期とも連動するため、途中退陣などがなければ、首相の通算在任期間は2019年11月下旬には歴代トップの桂太郎元首相を超え、憲政史上の「最長首相」という称号を手にすることになる。

 ただ、朝鮮半島情勢など日本を取り巻く国際情勢は一段と流動化しており、11月の米中間選挙の結果次第では日米関係が新たな局面を迎える可能性も大きい。さらに、いまだに完結が見通せないアベノミクスや、来夏の参院選など内政外交両面での難題が山積しており、首相が1強体制を維持しても、厳しい政局運営が続くことになる。

■地方票は石破氏が「45%、181票」と大善戦

 6年ぶりとなった総裁選の投開票は20日午後1時過ぎから東京・永田町の党本部で行われた。所属国会議員405人(不在者投票5人を含む)が投票し、同日朝から全国各県連で一斉に開票作業が進められた約104万の党員・党友の投票分と併せて、午後2時過ぎに開票結果が発表された。

 議員票は安倍氏329票、石破氏73票(無効3票)。党員・党友票の得票数に応じてドント方式で比例配分される地方票は安倍氏224票、石破氏181票。合計で安倍氏553票、石破氏254票と首相のダブルスコアを超える圧勝となった。ただ、地方票での首相の得票率は6年前の石破氏と同じ55%で、8割を超えた議員票との乖離が際立ち、首相陣営が目指した「トリプルスコアでの勝利」とはならなかった。

「予想を超える石破氏の善戦」(自民幹部)という結果に、石破氏陣営には「3年後のポスト安倍への十分な手がかりを得られた」(石破派幹部)と笑顔が広がり、石破氏自身も「自民党は決して一色ではないことを示せた」と次の総裁への決意と自信をにじませた。

 一方、首相陣営の甘利明・元経済再生相は「6年前の地方票での石破氏の得票(55%)はクリアした」としながらも、議員票と地方票の乖離については「判官びいきとバランス感覚があった」と解説し「自民党らしく結果は絶妙」と強がってみせたが、陣営幹部は「石破つぶしには失敗した」(麻生派幹部)と顔をしかめた。

 首相は当選あいさつでまず「石破氏に敬意を表する。健闘を称えたい」と石破氏の善戦を認めた。会場では石破陣営に笑顔が目立ち、安倍陣営には苦笑いが広がった。最後に首相は壇上に呼び上げられた石破氏と笑顔で握手。万歳三唱の際に橋本聖子参院議員会長が「自民党のいいところは終わればノーサイド」と掛け声をかけたのに対し、小さく頷いた。

 9月7日に告示された今回総裁選は、告示前日の6日未明に北海道を襲った震度7の大地震への対応優先で両陣営が告示日の出陣式を取りやめ、3日間活動を自粛するなど、異例ずくめとなった。永田町では「論客の石破氏との論戦を避けたい首相サイドの思惑どおりの展開となった」との見方もあり、直接対決となる公開討論会や地方での街頭演説の回数も6年前から大幅に減った。

 さらに、告示前の段階から議員票での圧倒的な首相支持が明確になっていたことで、「総裁選そのものが消化試合」(自民幹部)と化し、安倍、石破両氏の政策論争も盛り上がらず、党員・党友にも無関心さが目立った。

3309チバQ:2018/09/21(金) 22:27:17
■斎藤農水相の「圧力発言」で場外乱闘

 ただ、論戦が本格化した14日以降には、石破派所属の斎藤健農水相が「首相の応援団から辞表を出せと圧力を受けた」と暴露したことで、両陣営の場外乱闘が始まった。17日午後に首相と石破氏が連続出演した民放テレビの報道番組では、首相が「陣営に聞いたが、誰もそんなことは言っていないということだった。(斎藤氏は)その人物の名前を明かすべきだ」と気色ばむと、石破氏が「(首相発言は)財務省のセクハラ疑惑のときと重なるようにみえる。斎藤さんは絶対嘘を言う人ではない」と反発。

 翌18日の閣議後会見でも麻生副総理兼財務相が「現職がいなくなった後の総裁選と、現職のいるときの総裁選では意味が違う」と首相陣営の圧力を擁護すると、石破氏は地方遊説の中で「自民党の中でそんなことが行われて、どうしていい国になるのか」とやり返すなど、感情的対立もエスカレートした。

 一方、「最初から結果が決まっている総裁選」となったため、各メデイアの報道ぶりも6年前のような過熱とは程遠く、ワイドショーなどは「場外乱闘」以外にほとんど注目しない状況となり、国民全体の関心も高まらないままの選挙戦となった。

 新聞、テレビが大きく報道したのは選挙戦最終日となった19日夕刻の安倍、石破両氏の「最後の訴え」。首相は秋葉原、石破氏は渋谷で、それぞれ聴衆を前に自らへの支持を身振り手振りで訴えた。首相の選んだ秋葉原は昨年の東京都議選最終日に、聴衆からの「辞めろコール」にいら立った首相が「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言い放って自民敗北の原因をつくった因縁の場所だ。

 首相演説には麻生氏も同伴したが、首相が乗る街頭宣伝車の周囲を多数の首相支持派議員が囲み、首相を批判するため街宣車に近づこうとする聴衆を排除したため、演説から離れた場所では首相陣営と反安倍グループによる小競り合いも目立った。

 さらに、都議選時と同様に「森友学園」前理事長の籠池泰典被告も姿を見せたため、カメラマンらも首相の演説より周辺の騒ぎを取材するという「後味の悪い幕切れ」(自民幹部)となった。籠池氏は記者団に「(首相は)嘘を言ったらいかんな。国民をだましたらあかん」などと昨年と同様に首相を厳しく批判した。

 こうした最終日の動きは、時間的に投函が19日締め切りの党員・党友票には影響しなかったが、斎藤氏の「圧力発言」をめぐる一連の騒動は首相サイドの強圧的対応を浮き彫りにしただけに、「これが地方票での石破氏の善戦につながった」(自民幹部)との見方は広がっている。

3310チバQ:2018/09/21(金) 22:28:09
 一方、渋谷のハチ公前を選んだ石破氏は「自民党は謙虚な、公正な、あらゆる人に対して誠実な、正直な政党でありたい」とこぶしを振り上げることで、首相の1強支配体制による自民党政治の歪みを一般国民にアピールした。

■進次郎氏は「石破氏支持」で「閣僚抜擢なし」か

 20日午後の自民党本部での投票には出席した自民党所属国会議員がやや緊張した表情で順次投票した。事前のメディアの聞き取り調査などで大多数の議員の支持動向が判明していたが、結果をみると過去の総裁選と同様に「10票単位での造反」があったことは間違いない。開票結果を聞く首相の表情はややこわばり、石破氏の周囲では笑顔が広がった。

 その中で、最後まで注目された小泉進次郎筆頭副幹事長は、投票会場に入る際に「石破さんに投票する」と明言した。

 石破氏支持は6年前と同様だが、理由については「自民党は違いを認める党になるべきだ」として、「物言えば唇寒し」といわれる党内の閉塞状況への批判を石破氏支持に込めた形だ。

 小泉氏の選択について、首相サイドは「結果的に大きな影響はなかった」(細田派幹部)と冷静に受け止めたが、「最後まで迷っていた10人弱の議員を石破氏に誘導した」(石破派幹部)との指摘も出ている。このため首相陣営には「これで進次郎氏の内閣改造での閣僚抜擢も消えた」(麻生派幹部)との声が広がる。

 首相は当選後の記者会見で人事については「これからじっくり考える」と白紙を強調する一方、「総裁選の結果を踏まえて、しっかりした土台の上に幅広い人材を登用したい」と語った。ただ、19日夜のインターネット番組では「適材適所であり、同じチームとしてチームワークを保ちつつ、同じ方向に向かっていかないとダメだと思う」と語った。

 党内ではこの発言を「麻生氏と二階俊博幹事長、菅義偉官房長官のいわゆる政権の3本柱を続投させる一方、石破氏や同氏支持者は要職に起用しない意向をにじませた」(麻生派幹部)と受け止める向きが多い。小泉氏については、来夏参院選での応援弁士としてのフル稼働を前提に「筆頭副幹事長続投説」が取りざたされている。

3311チバQ:2018/09/21(金) 22:29:07
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180920-00057555-gendaibiz-pol
安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
9/20(木) 19:00配信 現代ビジネス
安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
写真:現代ビジネス
 9月20日午後、安倍首相が念願の自民党総裁三選を果たし、安倍政権の「最後の3年」が始まった。

 しかし、首相が「花道」を飾るためのハードルは非常に高い。今月末の沖縄県知事選に始まり、来年の統一地方選、参議院選挙、そして憲法改正に消費税増税……。永田町の住人たちは、すでに虎視眈々と動き始めている。

安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
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「キングメーカー」の打算
 「別に俺は入閣しなくてもいいんだ。うちには甘利(明)も河野(太郎)も松本(純)もいる」

 8月下旬、東京・六本木のバーで、麻生太郎は葉巻をふかしながら側近にこう語っている。名の挙がったのは麻生派の代表的な議員である。次の人事で、河野の外務大臣残留、そして甘利の入閣は確定的だと囁かれる。

 9月に入っても、麻生は総裁選応援に全国を飛び回っていたものの、内心は派閥拡大工作に懸命だ。悲願である「大宏池会」構想を、ついに本格化させるつもりだという。ポイントは、岸田だ。

 「党内第4派閥の岸田派(宏池会)が、岸田の出馬断念で分裂の危機にある。タイミングをみて岸田派を麻生派に引き入れ、トップ派閥に躍り出る」とみるのは、麻生派議員。

 麻生派がやがて推す総裁候補は決まっている。麻生は河野洋平から派閥を引き継いだ。息子であるプリンス・河野太郎だ。

 「外交で成果も上げ、派閥からの候補としては十分。自我が強くコントロールしにくいところがあったが、最近は鳴りを潜めており、麻生さんも気に入っている」(同)

 では、岸田派をどう引き入れるのか。そこには麻生の「キングメーカー」としての打算がある。

 「安倍さんが任期途中で総裁をおりたときの保険ですよ。岸田総理で短期的につなぎ、次の総裁選で河野太郎を出すつもりです」(別の麻生派議員)

 麻生は、今のままでは「まな板の鯉」に過ぎない岸田に、悪魔の囁きをする可能性がある。派閥を差し出せば、そのかわりに、一度限りの総理の座を与えるというわけだ。

 「岸田さんを引き入れれば、地元・福岡では敵対的な関係にある古賀誠氏の影響力もそぎ落とせる。一石二鳥です」(同)

3312チバQ:2018/09/21(金) 22:29:19
「菅幹事長」説と二階
 麻生とともに安倍三選に貢献した二階俊博は、相変わらず、独自の動きをしている。

 「総裁選より、沖縄県知事選だ」

 こう呼号し、二階派所属の全国会議員の秘書たちは、9月3日から4班に分かれ、続々と沖縄県入りしている。河村建夫が本部を統括、平沢勝栄が東京の選対をまとめ、全議員も現地に入る。

 「なんとしても県知事選は勝利しないといけない。ここで負けたら、二階先生は次の幹事長の資格を失う可能性もある」

 こう語るのは二階派議員だ。「菅幹事長」説が広汎に飛び交った今、二階は絶対に引き下がれない。派閥の結束で選挙に勝ち、安倍がどのような状況に陥ったとしても、党内での優位性を保ち続けたいと考えている。

 二階が「ポスト安倍」の名を口にしないのはそのためだ。安倍が高転びしないか、一歩引いて見つめ続けるだけだ。

進次郎の目はあるか
 安倍の次の総裁任期は'21年の9月で切れる。参議院選で大敗するなり、憲法改正に失敗するなり、求心力が極限まで落ちる事態になれば、実は石破茂の目はある。

 「3度にわたって総裁選に挑戦し、政策を持っているから、突然安倍さんがこけてしまえば、石破が筆頭候補になってくるだろう」(前出・安倍側近)

 圧勝報道が出るなか、安倍が各派閥議員に誓約書まで書かせて引き締めに必死だったのは、石破の力をそぎ落としたいからに他ならない。安倍だけでなく、麻生も石破のことが嫌いなのは周知だ。

 また、安倍には健康不安説も消えない。万一のときに向けて、急浮上しているのが、菅義偉への禅譲説である。

 「もっとも安倍総理の路線を忠実に継承してくれるのは菅さんでしょう。河野太郎が育つのは、少し時間がかかる。

 梶山静六、福田康夫にみられるように、かねてから、官房長官を経験すると、欲のなかった人でも総理を目指すようになるもの。福田氏にできたことが菅さんにできないはずがない」(官邸幹部)

安倍三選で早くも始まった…自民党の内部抗争と「次の総理」の名前
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「サプライズ総理」の名前は…
 菅と親しい議員も言う。

 「任期途中で安倍さんがやめるのなら、党内をまとめきれるのは菅さんだけ。他の禅譲総理では絶対にまとまらず、混乱が起きる。緊急避難的には十分あるでしょうね」

 菅は総理への野望を絶対に口にしない。政権と党内で求心力を持っているのは、その野心を見せないからだ。

 菅が7月に「将来の総理」として名を挙げたのは、先の河野太郎と、それに小泉進次郎だ。党内的には「挙げておけば無難な名前」と目されるが、政権が窮地に陥ったとき、事態の打開のために「サプライズ総理」が担ぎ上げられる可能性はある。

 「安倍総理が、驚きの後継指名を行える相手は2人に絞られます。小渕優子か小泉進次郎ですよ」

 自民党幹部の一人はこう語る。小渕は竹下派が担ぐ総裁候補だし、進次郎はナンバーワンの人気を誇る国会議員だ。初の女性総理、史上最年少の総理、いずれも話題に事欠かないし、それを安倍が陰で支えるシナリオだ。

 安倍が三選を果たした瞬間から、本物の党内政局が始まっている。

 (文中敬称略)

 「週刊現代」2018年9月22日・29日合併号より

週刊現代

3313チバQ:2018/09/21(金) 22:30:33
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000145-jij-pol
石破派の処遇焦点=改造、2日にずれ込みも―安倍首相、人事検討に着手
9/21(金) 20:18配信 時事通信
 安倍晋三首相は21日、自民党総裁選での連続3選を受けて内閣改造・党役員人事の検討に着手した。

 善戦した石破茂元幹事長と石破氏に投票した議員の処遇が焦点だ。首相は訪米から帰国後の10月1日に人事を行う方向だが、同日は幹事長など党幹部人事にとどめ、改造は2日にずれ込む可能性もある。複数の関係者が明らかにした。

 総裁選で石破氏は、戦前の予想を上回る254票と健闘。首相支持派にも「人事で石破氏や同氏を支持した議員に配慮する必要がある」との意見が出ている。

 石破氏は21日、東京都内で記者団に「自分と違う側を支持したから使わないというのは国家国民に誠実な姿勢ではない」と陣営からの起用を求めた。自身の処遇については「頼まれても受けない」と周囲に伝えている。

 注目されるのは、安倍陣営から辞任圧力を受けたと発言した石破派の斎藤健農林水産相の扱いだ。閣外へ出せば、行き過ぎた懲罰人事と受け取られかねない。

 ただ、首相支持派からは「続投させて針のむしろに座らせればいい。どうせ断ってくるだろう」と斎藤氏続投にはこだわらない声もある。首相を支持した細田、麻生、岸田、二階など5派は入閣待機組が滞留しており、敗れた石破氏支持議員に回すポストには限りがあるためだ。

 首相は21日、首相官邸で岸田派会長の岸田文雄党政調会長と会談。この後、岸田氏は記者団に、人事が話題になったことを認めたが、「決まったことはない。意見交換のみだ」と述べるにとどめた。

 人事をめぐり、首相は政権の骨格をなす麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官、二階氏は留任させる方針。河野太郎外相も続投させる意向だ。このほか、茂木敏充経済再生担当相と加藤勝信厚生労働相、世耕弘成経済産業相も留任との見方が出ている。

3314チバQ:2018/09/22(土) 07:53:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000001-mai-pol
<内閣改造>茂木氏、加藤氏留任へ 要職に石破氏起用せず
9/22(土) 6:30配信 毎日新聞
<内閣改造>茂木氏、加藤氏留任へ 要職に石破氏起用せず
閣議に臨む(左から)茂木敏充経済再生担当相、安倍晋三首相、麻生太郎財務相=首相官邸で2018年9月21日午前9時33分、川田雅浩撮影
 安倍晋三首相は10月1日にも行う内閣改造・自民党役員人事で、茂木敏充経済再生担当相(62)、加藤勝信厚生労働相(62)、河野太郎外相(55)を留任させる検討に入った。また、総裁選出馬を見送り首相を支援した岸田文雄政調会長(61)は続投を軸に調整する。一方、党総裁選で善戦した石破茂元幹事長(61)は、憲法改正や経済政策などで激しく対立した経緯から要職に登用しない方針だ。【田中裕之、青木純】

【自民党総裁に決まり、総裁室の椅子に座る安倍首相】

 首相は21日、岸田氏を首相官邸に招き、人事構想を巡って意見交換した。首相は23日から訪米し、28日に帰国後、人選を本格化させるとみられる。既に麻生太郎副総理兼財務相(78)、菅義偉官房長官(69)、二階俊博幹事長(79)を留任させる方針を固めており、政権の骨格を変えない方針だ。

 自民、公明両党は首相の総裁3選後初の国会論戦の舞台となる臨時国会を10月26日に召集する調整に入った。首相はこれに先立つ10月23日に中国を訪問する見通しで、河野氏を続投させて地ならしを進めたい考え。日米通商協議を担う茂木氏の留任も調整中だ。

 首相は20日の総裁選後、臨時国会で西日本豪雨や北海道の地震の災害復旧費などを盛り込んだ2018年度補正予算案を提出すると表明。自民党の憲法改正案の提出を目指す考えも示した。一方、野党は中央省庁の障害者雇用水増し問題で追及を強める構え。首相は問題の真相究明を進める加藤氏を留任させ、論戦に備えることを検討している。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を担う世耕弘成経済産業相(55)の続投も視野に入れる。

 一方、石破氏は総裁選で憲法改正案の国会提出や経済政策「アベノミクス」について首相を厳しく批判した。閣僚など要職に起用すれば野党から「閣内不一致」との批判を浴びかねず、要職起用は見送る。政府内では、総裁選で安倍陣営の議員から辞表を書くよう圧力をかけられたと明かした石破派の斎藤健農相(59)については反発も広がっており、首相は交代を視野に入れる。

3315チバQ:2018/09/22(土) 07:54:28
https://this.kiji.is/415824231025394785
相、石破派の閣僚起用見送りへ
内閣改造、改憲の考えに同調重視

閣議に臨む安倍首相=21日午前、首相官邸
 安倍晋三首相は10月初旬に予定する内閣改造で、自民党総裁選を戦った石破茂元幹事長が率いる石破派からの閣僚起用を見送る意向を固めた。首相の憲法改正の考え方に同調することを人選で重視する。石破派の斎藤健農相は交代させる方針だ。岸田文雄政調会長は続投させる案が有力となった。河野太郎外相、世耕弘成経済産業相、茂木敏充経済再生担当相は留任の方向だ。政権幹部が21日、明らかにした。

 首相は石破派からの党役員登用も避ける見通し。石破氏は「同じ党の同志だ。『誰を支持した』を(人事の)判断基準にするのは明らかに間違っている。国家国民に誠実な姿勢ではない」と批判した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00050008-yom-pol
内閣改造、来月2日…茂木・河野・世耕氏留任へ
9/22(土) 6:10配信 読売新聞
 安倍首相は来月予定している内閣改造・自民党役員人事で、茂木経済再生相、河野外相、世耕経済産業相の3閣僚を留任させる意向を固めた。

 茂木氏は日米の閣僚級による新たな貿易協議を担当している。トランプ米大統領は中間選挙を控え、通商問題を巡って強硬姿勢を強めており、対米交渉役の茂木氏は留任させる必要があると判断した。

 北朝鮮問題など外交課題も山積しており、継続性の観点から河野氏も続投させる。世耕氏はロシア経済協力相を兼務しており、経済協力をテコに北方領土問題を前進させるためにも引き続き担当させる。

 麻生副総理兼財務相、菅官房長官、自民党の二階幹事長も留任させる意向だ。首相は20日の記者会見で「しっかりとした土台の上に、できるだけ幅広い人材を登用していく」と語り、政権の骨格となる麻生氏らの続投を示唆していた。

 首相は23〜28日の日程で国連総会出席などのため米国を訪問する。帰国後、9月30日の沖縄県知事選と公明党大会を待って人事に踏み切る。10月1日に党役員人事、2日に内閣改造を行う方向で調整している。

3317 チバQ:2018/09/22(土) 21:49:31
https://www.jiji.com/sp/article?k=2018092200397&g=pol
自民岸田氏、「ポスト安倍」の面目保つ=石破氏善戦に危機感も

2018年09月22日17時23分


 内閣改造・自民党役員人事をめぐり、岸田文雄政調会長の続投が22日、固まった。党総裁選への出馬を見送り、安倍晋三首相の3選を支持した岸田氏は、「ポスト安倍」に向けて面目を保った形となった。しかし、総裁選で石破茂元幹事長が善戦する中、首相からの「禅譲」を期待する岸田氏が今後、存在感を発揮できるかが課題だ。<下へ続く>

 岸田氏は21日、首相と官邸で約20分会談。この日、64歳の誕生日を迎えた首相に高級シャンパン「ドンペリ」をプレゼントした。関係者によると、この時、続投を伝えられたという。

 総裁選の対応をめぐっては、細田派など主要派閥が早々に首相支持を表明する中、岸田氏は態度表明が遅れた。このため、挽回を図るかのように、各地の党員集会に足を運び、首相の実績をアピール。地元広島での首相の得票率は山口、和歌山に続き「地方票7割超え」を達成した。お膝元の岸田派は「政調会長留任が最低ライン」(若手)と見ていたため、安堵(あんど)の声が上がる。


 首相側も岸田氏をポスト安倍の有力候補の1人とみており、首相周辺は「岸田氏の次のポストは幹事長か財務相だが、今回は空かないので留任だ」と説明する。
 しかし、今回の総裁選では、石破茂元幹事長が党内の注目を集めた。さらに次期総裁選は、小泉進次郎党筆頭副幹事長や河野太郎外相といった世代への若返りを求める声が強まる可能性がある。岸田派内からは「岸田氏はこれから死ぬ気でやらないと終わってしまう」(若手)との声が漏れている。


https://www.jiji.com/sp/article?k=2018092200389&g=pol
岸田政調会長留任へ=茂木・河野・世耕氏も続投-改造・自民人事

2018年09月22日17時04分


 安倍晋三首相は10月初旬に予定する内閣改造・自民党役員人事で、岸田文雄政調会長を引き続き要職に就ける方針を固め、留任を軸に最終調整に入った。茂木敏充経済再生担当相と河野太郎外相、世耕弘成経済産業相も続投させる意向。一方、上川陽子法相は党のポストで処遇する方向となった。複数の政権幹部が22日、明らかにした。<下へ続く>

 首相は23〜28日の日程で訪米。30日投開票の沖縄県知事選が終わるのを待ち、来月1日に党役員人事を行う考えで、内閣改造は2日になる見通しだ。
 岸田氏は先の総裁選で首相の連続3選を支持した。第4派閥の岸田派を率いており、首相は安定した政権運営の観点から、引き続き重要ポストで処遇するのが望ましいと判断した。総裁選で善戦した石破茂元幹事長が「ポスト安倍」を狙っていることから、岸田氏を重用することでけん制する狙いもあるとみられる。


 総裁選の安倍選対で事務総長を務めた甘利明・元経済再生担当相についても、党の要職に起用する方向だ。総務会長などが取り沙汰されている。

3318チバQ:2018/09/22(土) 22:33:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180921-00000087-mai-pol&pos=4
<自民総裁選>進次郎氏、制止され早期表明断念
9/21(金) 20:17配信 毎日新聞
<自民総裁選>進次郎氏、制止され早期表明断念
自民党総裁選後、記者団の質問に答える小泉進次郎筆頭副幹事長=党本部で2018年9月20日、川田雅浩撮影
 自民党総裁選で、20日の国会議員投票の直前に石破茂元幹事長支持を表明した小泉進次郎筆頭副幹事長は一時、早期の態度表明を検討していた。しかし、安倍晋三首相の陣営だけでなく、周囲からも自制を促されて断念。投票開始約15分前の表明はぎりぎりの意思表示だったようだ。

 関係者によると、小泉氏は総裁選期間中(7〜20日)の「早い時期」に表明することを検討していたという。しかし、小泉氏の動向を警戒する首相陣営がたびたび「メリットがない。やめた方がいい」などと忠告。将来への影響を懸念する周囲からも「あまり関与しない方がいい」などと助言していた。

 小泉氏自身は20日の総裁選後、「(早期に)表明しなかったからこそ(候補者)2人だけの論争に注目が集まった」と総裁選への影響回避を考慮したことを示唆した。党員・党友の投票は19日に終わっており、ほとんどの国会議員が支持候補を決めたのを待って表明した形だ。【松倉佑輔】

3319チバQ:2018/09/22(土) 22:35:32
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180922-00000033-jij-pol
安倍首相、不安抱え最後の任期=石破氏、有力後継に-自民総裁選〔深層探訪〕
9/22(土) 8:30配信 時事通信
安倍首相、不安抱え最後の任期=石破氏、有力後継に-自民総裁選〔深層探訪〕
総裁選を終え、万歳する安倍晋三首相(中央右)、石破茂元幹事長(同左)ら=20日午後、東京・永田町の同党本部
 安倍晋三首相にとって最後の自民党総裁任期となる3期目は、求心力の維持に苦心しそうだ。予想を下回る得票となり、政権への根強い批判が浮き彫りとなったためだ。一方、善戦した石破茂元幹事長は「ポスト安倍」有力候補に躍り出た。


 「安倍晋三君が当選者と決定いたしました」。20日の自民党本部8階ホールで野田毅総裁選挙管理委員長が当選を告げると、起立した首相は笑みを浮かべて頭を下げた。だが、両脇に陣取った安倍選対の橋本聖子本部長、甘利明事務総長の顔は引きつっていた。

 ◇バランス効果
 首相陣営が3日に開いた合同選対発足式には、投票権を持つ党所属国会議員の85%に当たる計346人(本人230人)が出席。陣営幹部は党員票の7割獲得を目標に掲げていた。3期目の求心力を確保するためには「完勝」が不可欠だからだ。

 ふたを開ければ、国会議員票が発足式出席者を20近く下回る329票。党員票も、苦戦を予想し事前に下方修正した55%ラインを辛うじて上回る224票。甘利氏は記者団に「バランス効果が必ず働く。それが自民党」と平静を装った。

 一方、麻生太郎副総理兼財務相は記者団に「大勝ってわけじゃないが予想通りだ。選挙は勝てばいい」と強弁した。だが、陣営内からは「首相に厳しい目が向けられていることがはっきりした」(閣僚経験者)との声も漏れる。

 首相は来年8月、通算在職日数で佐藤栄作元首相を抜いて戦後1位となる。それには統一地方選や参院選を乗り切らねばならない。首相出身派閥の細田派中堅は「来年の参院選は相当きつい」と先行きを不安視した。

 ◇犯人さがし
 選挙戦は政治姿勢が論点の一つだった。首相は3選後の選対報告会で「選挙を通じてさまざまな批判もいただいた。謙虚に丁寧に政権運営に当たりたい」と改めて低姿勢を強調した。

 得票が伸びを欠いたのは、斎藤健農林水産相が安倍応援団から辞任圧力を受けたと発言した問題も影響したとみられる。陣営関係者らは「あれが効いた。圧力や排除、いじめは駄目だ」と口をそろえた。

 さらに、投票直前になって小泉進次郎筆頭副幹事長が石破氏支持を表明。安倍陣営には「進次郎が十数人引き連れていったのでは」と勘繰る向きもあり、目減りした国会議員票について「犯人さがしをごりごり始めた」(党幹部)という。疑いの目を向けられた岸田派の若手は「うちは大丈夫かなあ」と不安そうに語った。

 ◇祝勝ムード
 「1強と言われる中で、決してそうじゃないと示したことは大きな意味があった」。石破氏は記者団に満足げな表情を見せた。この後、陣営が官邸近くのホテルで開いた打ち上げでは、議員がなかなか会場を去らず談笑が続いた。出席者からは「まるで祝勝会だな」との声も上がった。

 200票を獲得して石破氏の存在感を確保することが陣営の目標だったが、結果は「想定外」(吉田博美参院幹事長)の254票。「党員に救われた」(党関係者)形の石破氏だが、若手は「ポスト安倍が見えてきた」と興奮気味に語った。

 石破氏を支援した竹下亘総務会長は記者会見で「街頭で人が集まってくる政治家の一人だ。これからも(首相と)二人で汗をかいてもらわないといけない」と参院選に向け要職への起用を求めた。

3320とはずがたり:2018/09/22(土) 22:56:21
自民総裁選:石破氏、安倍首相の対露交渉姿勢を批判
毎日新聞社 2018年9月16日 20時24分
https://www.excite.co.jp/News/politics_g/20180916/Mainichi_20180917k0000m010042000c.html

「経済協力で領土帰らず」 毎日新聞インタビュー

 自民党総裁選に立候補している石破茂元幹事長(61)は15日夜、毎日新聞のインタビューに応じた。北方領土問題について「経済協力で領土が帰ってくると思ったことは一度もない。信頼関係とかいう話でそんなことが本当にあるのか」と述べ、安倍晋三首相(63)の交渉姿勢に疑問を呈した。

 北方領土問題を巡っては、プーチン露大統領が日本政府の立場とは相いれない「前提条件なしの平和条約締結」を首相に呼びかけた。石破氏は「周到に計算して言ったと思う。今まで(両首脳間で)積み上げてきたことは何だったのか」と指摘。「日本の立場の正当性を訴えながら、主権を譲ることなく交渉を続ける以外ない」と主張した。

 学校法人「森友学園」「加計(かけ)学園」の問題などに関しては、「この政権になるまでこんなことは起きなかった」と指摘。内閣人事局による省庁幹部人事の一元管理が一因だとの指摘を念頭に、「どういう人が重く登用されていくのか、基準もなく、検証もされていない。それで官邸が信頼できるとは思わない」と述べ、第三者機関で人事を検証する考えを示した。

 経済政策では「景気の暖かい風がやっと地方に届き始めた」との首相発言に触れ、「うそを言ってはいけない。(東京と地方は)違うメカニズムで経済が動いている」と批判。「地域の生産性、付加価値を最大限伸ばす」と地方創生を訴えた。

 憲法については、9条第2項(戦力不保持)を削除し、自衛隊を戦力と位置付ける改正を改めて主張。…

「単に憲法に自衛隊を書くことに費やすエネルギーがあるなら、地方創生にもっと費やしてもらいたい」と述べ、9条第2項を維持しつつ自衛隊の存在を明記する首相案を批判した。
 総裁選で首相との地方での合同演説会が4回しかないことについては「議論する機会をみすみす逃したのは非常に党にマイナスだ」と指摘した。【高橋恵子】

3321チバQ:2018/09/24(月) 12:00:17
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180924-00000013-pseven-soci
女性閣僚レース、橋本聖子氏就任なら羽生ファンの反発必至
9/24(月) 7:00配信 NEWS ポストセブン
女性閣僚レース、橋本聖子氏就任なら羽生ファンの反発必至
橋本氏の当選回数は4回(時事通信フォト)
 安倍晋三首相が自民党総裁選挙で3選を果たした。すでに議員達は論功行賞人事に目の色を変えている。“女の争い”からも目が離せない。

 現在の女性大臣は野田聖子・総務相と上川陽子・法相の2人だが、「女性軽視」と批判されたことから改造では女性枠は3人に増えるという予測もある。その「3枠」をめぐって自薦他薦8人が熾烈な競争を演じている。

 有力候補は、小渕優子氏のほかに、安倍首相の推薦人名簿に登載された細田派の橋本聖子氏、岸田派の堀内詔子氏、麻生派の有村治子・元消費者相という各派の推薦組。それに大物2人の総務大臣争いが絡む。

 野田聖子・総務相はあれだけ「総裁選に出る」「最後まであきらめない」と言いながら、突然、出馬断念を表明すると掌を返したように安倍支持を表明して「留任」に色気たっぷり。

 だが、金融庁への圧力問題(※注1)の渦中にあった野田氏が大臣で残るとなったら“恩赦内閣”の陣容が一段と厚みを増すことになる。

【※注1/今年1月、野田事務所が、無登録での仮想通貨交換業の疑いで金融庁から調査を受けていた企画会社の関係者を同席させたうえで金融庁の担当者を呼び、説明を要求したと報じられた】

 それに「待った」をかけるのが同い年の高市早苗・前総務相だ。折しも、菅義偉・官房長官が携帯料金の値下げをぶち上げているが、「3年前の総務大臣時代に携帯料金値下げを行なった高市さんは返り咲きに意欲満々のようです」と男の入閣待望組は“熟女対決”に圧倒されている。

「もしもう一度防衛大臣になれるとしたら、喜んで再チャレンジしたい」と意欲を見せる稲田朋美・元防衛相や、片山さつき氏のダークホース説もあるが、最も大臣の椅子に近いといわれているのが前述の橋本聖子氏だ。

 参院議員4期で現在は自民党参院議員会長の要職にあり、入閣の資格は十分。五輪担当大臣の最有力候補と見られている。前回の内閣改造でも五輪相候補に名前があがったが、ソチ五輪の打ち上げ時の高橋大輔選手との酔った上でのキス写真が影響したのか、見送られた経緯がある(※注2)。

3322チバQ:2018/09/24(月) 12:00:35
【※注2/2014年に週刊文春がJOC常務理事兼選手強化本部長で日本スケート連盟会長も務める橋本聖子氏と高橋大輔選手とのキス写真を「無理チュー」として報じた。報道を受けて高橋は「セクハラやパワハラがあった感じはいっさいない」と説明した】

 それだけに今回こそはと、細田派や五輪組織委員会からの強力な後押しを受けている。

「これから東京五輪の準備は最終段階になる。五輪相には日本スケート連盟会長でもある橋本さんが適任と森喜朗先生も推している」(細田派議員)

 しかし、ハレーションも大きいと予想される。フィギュアスケートに詳しいスポーツライターが語る。

「スケート連盟会長でもある橋本氏の高橋選手への“パワハラキス”はファンに大きな衝撃を与え、抗議が殺到した。高橋選手が今季から競技に復帰したタイミングだけに、あの橋本氏が五輪相になれば、女性ファンの反発は必至。

 しかも、スケート関係者の間では、“橋本さんは平昌五輪銀メダルの宇野昌磨君と妙に親しげにしている”と警戒されている。高橋ファンだけでなく、昌磨ファンも敵に回すかも」

 橋本氏は事務所を通して「参議院自民党議員会長は、選挙で選ばれて就任している役職です。任期は3年です。任期途中で退任して、入閣することはありません」と回答したが、安倍首相も悩ましいに違いない。

※週刊ポスト2018年10月5日号

3323チバQ:2018/09/24(月) 12:25:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180923-00000004-mai-pol
<首相検討>甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式
9/23(日) 6:30配信 毎日新聞
<首相検討>甘利氏、党要職起用へ 2日に閣僚認証式
甘利明元経済再生担当相=川田雅浩撮影
 安倍晋三首相は自民党総裁3選を受けた内閣改造・党役員人事で、甘利明元経済再生担当相(69)を党の要職で起用する検討に入った。甘利氏は総裁選で首相選対の事務総長を務めた。また、一連の人事を10月1日から2日にかけて行う調整も始めた。1日に党役員人事、2日に皇居での閣僚認証式を行う方向だ。

 首相は23日から国連総会出席のため訪米し、28日に帰国する。30日に政権が重要視する沖縄県知事選が投開票されるほか、公明党が党大会で新執行部を発足させる。これを受けて10月1日に自公党首会談を行った後、内閣改造の手続きに入る。

 甘利氏は、2012年12月の第2次安倍内閣発足時から経済再生担当相として経済政策「アベノミクス」の司令塔役を担った。首相や麻生太郎副総理兼財務相(78)からの信頼が厚く、菅義偉官房長官(69)とともに内閣の「骨格」を担ったが、16年1月に秘書の現金授受疑惑で辞任した。昨秋の衆院選を経て地元有権者の信任を得た形になったことや、総裁選での尽力を評価し、総務会長など党の要職として起用する方向だ。

 首相は既に麻生氏、菅氏、二階俊博幹事長(79)を留任させる方針を固め、総裁選への立候補を見送り首相を支援した岸田文雄政調会長(61)も続投させる方針だ。また茂木敏充経済再生担当相(62)、加藤勝信厚生労働相(62)、河野太郎外相(55)、世耕弘成経済産業相(55)の留任も検討中だ。

 一方、総裁選で首相の憲法改正案やアベノミクスを厳しく批判した石破茂元幹事長(61)は、要職への起用を見送る。【小田中大、田中裕之】

3324チバQ:2018/09/24(月) 12:25:42
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180922-00000012-sasahi-pol
小泉進次郎氏も論功行賞? 安倍首相支持の派閥の中で割を食いそうな人物〈dot.〉
9/22(土) 13:41配信 AERA dot.
小泉進次郎氏も論功行賞? 安倍首相支持の派閥の中で割を食いそうな人物〈dot.〉
小泉進次郎氏 (c)朝日新聞社
 安倍晋三首相が下馬評通り、3選を決めた自民党総裁選は、早くも、焦点は閣僚、党役員人事に移っている。

【安倍首相支持の派閥で割を食いそうな人は?】

「今回、内閣改造は中規模であまりサプライズはないだろう」(自民党幹部)

 これまで、安倍政権を支えてきた、菅義偉官房長官と麻生太郎財務相の留任は確実視されている。アメリカとの貿易摩擦、通商交渉が大きな山場を迎えており、その関係閣僚は変えることができないという見方が大勢だ。

 茂木敏充経済担当相、世耕弘成経産相も留任の可能性が高い。

 そして、注目されるのは、オウム真理教事件の死刑確定囚に対して、一気に執行を命じた、上川陽子法相だ。

「上川さんは、一生、SPがつくような生活になる。よく決断してくれたと、安倍首相の評価も高い。論功行賞でしばらくは、法相で閣内にとどまることになりそうだ」(官邸関係者)

 党人事に目を移すと、いち早く、総裁選で安倍首相支持を打ち出した、二階俊博幹事長の留任は決定的。

「本来なら、岸田文雄政調会長と竹下亘総務会長もかわる理由はない。だが、安倍首相は大のお気に入り、甘利明元経済担当相を使いたくて仕方がない。甘利氏は総裁選でも、安倍首相の選対幹部として圧勝の原動力となった。安倍首相、本音では経済閣僚に甘利氏を置きたがっていた。だが、金銭スキャンダルはまだ記憶に新しく、閣僚はちょっと難しい。そこで安倍首相は党の重要ポストにつかせる腹づもり」(自民党幹部)

 そこで、割りを食うのが、岸田政調会長ではないかとされている。

 当初、総裁選に出馬も視野に入れていた岸田氏。だが、最終的には断念して安倍首相支持にまわった。しかし、タイミングが遅かったことで「勝ち馬に乗っただけ」と安倍首相支持のグループから、岸田氏率いる宏池会の評価は低い。

 石破氏を支持した竹下総務会長も同様だが、前出の自民党幹部はこういう。

「竹下氏をおろせば、石破氏支持を干したと言われかねない。残るポストは岸田氏ではないかとみられる」

3325チバQ:2018/09/24(月) 12:26:00
 一方、安倍首相に敗れた石破氏。自身が閣僚ポストに着くことは考えていないという。安倍首相にもその考えはない模様。だが、地方票では安倍首相に迫ったこともあり、石破氏支持派に1、2つの閣僚ポストがまわされるという声が多い。

 そこで注目されるのが、小泉進次郎・筆頭副幹事長の処遇だ。今回は総裁選投票直前に石破氏支持を表明した。

「小泉氏ひとりを入閣させれば、石破氏支持陣営もなにも言えなくなる」(官邸関係者)

 これまで頑なに閣僚入りを拒否していた進次郎氏。小泉氏に近い自民党の衆院議員はこう打ち明けた。

「小泉氏は当初、総裁選が始まったころ、石破氏支持を公表、遊説するつもりだった。それが漏れ、安倍陣営から思い留まるように“圧力”があったそうだ。これまで組閣のたびに名前はあがったが、まったくその気がなかった小泉氏。思い留まった小泉氏に安倍首相が入閣を打診する可能性はある」

 ただ、目の前には大きな問題がのしかかる。

 9月30日投開票の沖縄県知事選だ。自民党、公明党が推す前宜野湾市長の佐喜真淳氏が、オール沖縄が擁立した前衆院議員の玉城デニー氏に苦戦。期日前投票の出口調査でも、数ポイントリードしているだけだ。

「沖縄県知事選の結果いかんでは、組閣に影響することもある。まだ総裁選が終わったばかりなのに、党内はいつ安倍首相がやめるか、もうそんなムード。安倍さんは任期3年やりたいんだろうが、そんな雰囲気は周囲だけ。村上誠一郎氏のような安倍首相に遠慮なく物申す議員がかなり増えてくる。政権運営、党内の取りまとめ、かなり厳しいと思う」(自民党のベテラン議員)

 安倍政権の船出は厳しいものとなりそうだ。(今西憲之)

3326とはずがたり:2018/09/25(火) 19:25:34

まあ選挙で負けそうとか成らない限りないない。

「新潮45」大騒動で「杉田水脈」に離党・除名処分の可能性
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-00010001-flash-ent
9/25(火) 11:00配信 SmartFLASH

 新潮社の月刊誌「新潮45」が10月号に掲載した企画「そんなにおかしいか『杉田水脈(みお)』論文」が、猛批判を浴びている。

 杉田水脈衆議院議員(51)は、同誌8月号に「『LGBT』支援の度がすぎる」を寄稿。差別的な内容への批判を受けていたが、最新号で、擁護特集が掲載された。

 文芸評論家の小川栄太郎氏は、LGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらいなどと主張し、「彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか」などと書いていた。

 この問題をめぐっては、新潮社と接点がある多くの作家から「差別に加担している」と批判の声が上がり、社内の文芸部署もSNSを通じて「45」の企画に否定的な見解を示唆していた。

 世間の猛烈な反発を受けた新潮社は、21日、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた」などと、佐藤隆信社長名の異例のコメントを発表。だが、「45」編集長の処遇などについては、明らかにされていない。

 当の杉田議員は、20日の自民党総裁選投開票のため、党本部に現れたが、メディアの取材に応じることはなかった。猛批判を受けていることについて、ある自民党関係者は呆れ気味にこう話した。

「総裁選の最中から、安倍総理や石破茂元幹事長も見解を求められるなど、大変な禍根を残していた。8月号への寄稿については、党は指導という措置しか取っていない。だが、追加の処分を検討せざるを得なくなっている」

 そして、こう断じた。

「次の総務会で、彼女の処分について議題に上がることが決まった。処分がどう出るかは会議の議論次第だが、『離党』や『除名』という処分を下すべきだという声は必ず出る。総裁選が終わり、党の結束を強めなければいけない時期だけに、本当に重い処分が下ることは十分あり得る」(同前)

 世間の猛反発の声は、杉田議員に届いているのだろうか。審判の日は遠くない。

3327チバQ:2018/09/25(火) 20:23:49
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180925-01511791-sspa-soci
安倍3選で「終わりの始まり内閣」発足 橋本聖子氏を五輪担当相に任命?
9/25(火) 9:00配信 週刊SPA!
安倍3選で「終わりの始まり内閣」発足 橋本聖子氏を五輪担当相に任命?
(日刊SPA!)
◆石破氏は入閣。進次郎氏は副官房長官?

「安倍さんの側近連中は大げさに拍手していましたが、目が完全に笑っていなかった。むしろ会場は石破さんが勝ったような雰囲気でしたね。私のケータイにも地方議員などから続々と『おめでとう』とメッセージが届きましたから(笑)」

⇒安倍政権の今後のスケジュール

 こう話すのは自民党石破派の関係者だ。祝福された理由は、言わずもがなだろう。

 9月20日、自民党総裁選で安倍晋三首相の3選が決定した。石破茂元幹事長との一騎打ちになった選挙戦は、序盤こそ石破氏の惨敗ムードが漂ったものの、後半になって猛烈に追い上げ。ふたを開けてみれば、国会議員票こそ安倍氏329票に対して石破氏73票と大差がついたものの、党員票は同224票に対して181票と予想外の僅差に終わったのだ。全国紙政治部記者が話す。

「安倍首相陣営は当初、地方票だけで7割の獲得を目指していました。実際、世論調査でもトリプルスコアでリードしていた。石破氏が出馬宣言の際、森友・加計問題を揶揄するように『総裁選のキャッチフレーズは正直、公正』と明かし、石破支持に回った参院竹下派からも『個人的なことで攻撃することには嫌悪感がある』(吉田博美参院幹事長)という声が上がった影響もあるでしょう。その圧勝ムードにあぐらをかいたのがマズかった。災害対応やロシア外遊を理由に選挙戦を実質1週間に短縮し、’12年総裁選では全国12か所で行った候補者が揃う街頭演説を2か所に減らすなど、安倍首相は政策論争を避けていました。その一方で、党内への締め付けを厳しくした。石破派の斎藤健農水相が支持者らの前で『安倍応援団の一人に、石破さんを応援するんだったら辞表を書いてからやれと言われた』と明かして、安倍陣営の恫喝まがいの集票活動の実態が明らかになりました。これで潮目が変わり、各地の地方議員からも不満の声が漏れ始めて、地方票が予想以上に石破氏に流れたんです」

 安倍氏が獲得した国会議員票は80%を超えたが、党員票は55%止まり。当初の目標から大きく減らしたため、「安倍さんにとっては“葬祭”選挙だった」(同)という声も上がっている。そのため、石破派がどんな処遇を受けるかに大きな注目が集まっているという。政治ジャーナリストの藤本順一氏が話す。

「党員票の45%を獲得した意味は非常に大きい。来年4月には統一地方選が、夏には参院選が控えていますから、石破氏が圧勝した地域では安倍首相よりも石破氏に応援演説をお願いしたいという声が高まるのは必至。安倍首相も総裁選後に『挙党体制で』と話しているので、10月1日に予定されている内閣改造では石破氏を入閣させる方向。考えられるのは外相ないしは防災相を新設しての入閣です。北方領土返還を棚上げされそうな対露弱腰外交や対北朝鮮外交の行きづまりなどを批判してきたので、外相ポストを用意されたら石破氏は断れない。自ら新設を訴えていた防災相も同様です。省庁再編や行財政改革を担う特命相でも石破氏は受けるでしょう。こうしたポストに就けることは双方にとって有益。安倍政権は来年の選挙に向けた体制を整えることができるし、石破氏は“ポスト安倍”としての存在感をアピールできるからです」

◆女性活躍枠で橋本聖子氏を五輪担当相に任命?

 ただし、石破氏以外はマイナーチェンジで終わる可能性が高い。

「政権を支えるキーマンの一人、二階俊博幹事長率いる二階派を筆頭に、安倍内閣では不祥事やお粗末な答弁で政権の足を引っ張る新閣僚が後を絶たない。そのため、大幅に人材を入れ替えることができないのです。夫が関係する仮想通貨ビジネスで金融庁に圧力をかけた疑惑が浮上した野田聖子総務相の交代は既定路線としても、そのほかは大半が留任。安倍政権がアピールしてきた“女性活躍”の枠が減ってしまうので、橋本聖子参院議員を五輪担当相に据えると見ています。橋本氏は答弁下手のため、これまでは入閣を固辞してきたのですが、五輪担当なら受けざるを得ないでしょう」(藤本氏)

3328チバQ:2018/09/25(火) 20:24:04
 今回の総裁選で候補者以上に注目を集めた小泉進次郎筆頭副幹事長は官房副長官ないしは副大臣に抜擢される可能性がある。政治ジャーナリストの柿崎明二氏が話す。

「進次郎氏は総裁選当日まで投票先を明かさないことで安倍首相に貸しをつくった格好。最後に石破支持を表明することで自身の政治家としての矜持をギリギリで貫いた。同期当選の斎藤健氏が農水相になっているので、功績を考えれば進次郎氏が初入閣してもおかしくはない。ただ『安倍陣営と密約があったのでは?』と叩かれでもしたら、人気に陰りが出る。来年の統一地方選や参院選で応援弁士として活躍してもらうことを考えたら、官房副長官ないし副大臣クラスに留めておくのが順当。一方、安倍首相の側近として知られる西村康稔官房副長官や萩生田光一幹事長代行は初入閣を熱望していますが、今回の総裁選でうまく連携できずに陣営の混乱を招いた問題で批判を浴びているので論功行賞は見送られかねない。首相に近しいところでは、甘利明元経済再生相が党の政調会長あたりに登用される程度でしょう」

 サプライズ人事はなさそうだが、その実態が様変わりするのは間違いない。「安倍一強体制から二極体制に移行した」(柿崎氏)からだ。

「10月1日に発足する内閣は、言ってみれば『終わりの始まり内閣』。安倍首相は憲法改正に意欲を燃やしていますが、石破氏は9条の改正には慎重姿勢を示しているだけに、調整が難航するのは間違いありません。公明党も憲法改正については、石破氏の姿勢を支持している。3選によってむしろ悲願の憲法改正は後退したといっていい。そもそも、地方で55%しか取れなかったことを考えると、来年の参院選は野党の巻き返しを食らう可能性があります。第2次安倍政権発足以降、国政選挙における野党の集票数は伸びている。それでも、与党が勝ち続けているのは、野党が分裂を繰り返して反安倍層の受け皿がなくなっていたから。今回の総裁選の結果を見て、野党が参院選に向けて結集するのは必至です。外交面やアベノミクスについて軌道修正を余儀なくされていることを考えても、安倍首相の影響力は今後、確実に弱まっていくでしょう」(同)

 挙党体制でレームダック化を防げるか……? 改造人事に注目したい。

取材・文/SPA!編集部 写真/産経新聞社

※週刊SPA!10月2日号「今週の顔」より

日刊SPA!

3329チバQ:2018/09/25(火) 20:25:00
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180924-00000018-sasahi-pol
10月1日組閣は沖縄県知事選の報道封じ パワハラ告発の斎藤農水相は交代、安倍首相“お友達”の入閣が目玉?〈週刊朝日〉
9/25(火) 7:00配信 AERA dot.
10月1日組閣は沖縄県知事選の報道封じ パワハラ告発の斎藤農水相は交代、安倍首相“お友達”の入閣が目玉?〈週刊朝日〉
安倍晋三首相(c)朝日新聞社
 自民党総裁選は大方の予想を覆し、石破茂氏が善戦し、ザワつく永田町。9月30日投開票の沖縄県知事選、10月1日に行われる組閣で失敗すれば、安倍晋三首相は船出から窮地に陥る可能性が出てきた。


 閣僚人事の発表は10月1日だが、この日程には裏がある。

「接戦となっている沖縄知事選で自民党が負け、反安倍の機運が高まったとしても、翌日に閣僚人事を発表すれば、すぐに火消しができると官邸は計算していると思います」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

 石破善戦の余波は組閣人事にも少なからぬ影響を与えそうだ。鈴木氏が続ける。

「ポスト安倍に向けて、派閥間でつばぜり合いが始まることが予想されます。安倍氏は次がないわけだから、実はレームダック同然なのです。変わらず求心力をキープしていくためには、人事しかない。麻生太郎、菅義偉、二階俊博の各氏ら、キングメーカーと呼ばれる人たちを安倍氏はきっちり味方にしておかなければならない。彼らの重要ポストは動かないとみます」

 だが、政治ジャーナリストの角谷浩一氏は麻生氏に代えて岸田文雄財務相もあり得るという。

「財務省の一連の問題に対しては、やはりケジメが必要です。麻生氏を留任させたら、誰も責任を取らないことになる。岸田さんは自身の総裁選立候補を見送り、安倍支持を打ち出した。その見返りが財務相ポスト。岸田さんはポスト安倍として顔を売りたいので渡りに船でしょう」

 政治評論家の屋山太郎氏の意見は異なる。

「岸田さんの顔を立てなきゃいけないけど、安倍さんの評価は低いと思う。石破さんよりマシという感じ。麻生さんは副総理は続けるが、財務相は疲れるので外れるかも。ただ、本人がやると言えば、続投でしょう」

 盟友の甘利明・元経済再生担当相、「安倍総裁三選を応援する有志の会」代表を務めた下村博文・元文科相、側近の萩生田光一幹事長代行らの論功行賞人事も注目される。

「甘利氏は復活するよ。彼は安倍さんの本当の手の内だからね」(屋山氏)

 だが、甘利氏が大臣室で50万円を受け取った金銭授受問題は不起訴処分になったとはいえ、説明責任を果たしたとは言い難い。政治ジャーナリスト・野上忠興氏は、閣僚としての再登板に否定的だ。

「閣僚復帰となれば就任会見で金銭問題の質問を浴びせられ、秋の臨時国会でも野党の標的にされる可能性もあり、内閣のイメージ悪化は不可避でしょう。総裁選で予想外の苦戦で、復帰には入閣カードを切らずに党三役として処遇の道を選ぶこともあり得ます」

 竹下亘氏の後任として、党総務会長に就くと予想する。

3330チバQ:2018/09/25(火) 20:25:23
 しかし、政調会長に加藤勝信厚労相、総務会長に下村氏を有力視する見方もある。

「加藤さんは故・加藤六月さんの娘婿。首相の母、洋子さんは六月夫人と懇意で、加藤家と安倍家は強い関係がある。さらに加藤さんは竹下派で、石破一本化を潰し、自主投票にした功労者。ねぎらう必要もある。加藤さんを政調会長にすると、総務会長の竹下さんと同じ派閥になってしまうので、玉突きで下村さんを総務会長にするのではないか」(角谷氏)

 下村氏本人は細田派会長ポストを希望しているという情報もある。

 萩生田氏も入閣が有力視される。自民党関係者の一人が言う。

「本人は総務、経産相など重要閣僚狙いらしい。だが、まだ5期目だし、初入閣だから経済再生担当などになるのではないか。だが、お友達人事をやると、不満のマグマが党内にたまることになる」

 こうしたお友達らの猟官運動は水面下で激しさを増している。鈴木氏がこう指摘する。

「安倍さんに次はないわけですから、3年の任期が、世代交代し、場合によっては途中退陣もありうる。下手すれば、最後の組閣になりかねない」
 同じ派閥の萩生田氏、西村康稔官房副長官、橋本聖子氏ら入閣待望組にとってはラストチャンスとなりそうなのだ。

 女性閣僚枠では、金融庁への口利きスキャンダルにさらされた野田聖子総務相に代わって、高市早苗・元総務相の返り咲き、片山さつき氏の抜擢という予想も出ている。

 ジャーナリストの歳川隆雄氏はこう解説する。

「片山氏は旧大蔵官僚出身なので、総務相は務まるでしょう。上川陽子法相はオウム真理教の大量死刑執行を実行し、自民党の保守系の人から評価されているので留任です」

 だが、女性枠で本命視されるのは、政治資金問題でミソをつけた小渕優子元経産相だ。

「起用に国民の理解が得られるとは思えませんが、入閣させるとすれば目立たないポスト、例えば環境相あたりではないか。小渕復帰の裏には竹下派を抑え、参院のドン・青木幹雄氏をも懐柔できるとの安倍首相の思惑もあるのでしょう」(野上氏)

 総裁選前は粛清人事が囁かれていた石破茂氏の派閥からの入閣はあるのか。

「党員の3人に1人は石破氏を支持したわけですから、もはや無視できない。1人は石破派から登用する可能性はある。斎藤(健)農水相はパワハラ告発で揉めたので、かつて厚労相に起用された田村憲久氏の起用もある」(鈴木氏)

 防衛相ポストも焦点だ。野上氏はこう語る。

「サプライズ人事を狙うなら当選8回で未入閣の平沢勝栄氏の起用があってもいい。警察官僚時代にはテロ対策を手がけ、防衛審議官などを経験し、手堅い実務型として知られています」

 ただ、平沢氏は安倍首相の小学生時代の家庭教師をしていた過去があり、これまで敬遠されてきた。今回も二階氏が平沢入閣を推してくることが確実とされるが、どう対処するか。

 人事は後に火種となる危険性をはらむ。来年は統一地方選挙と参院選挙が控えているので、議席を減らせば、安倍政権はレームダック化し、政局の火ぶたが切られる可能性がある。

「安倍さんが失脚して退陣する事態になれば、たちまち石破さんがクローズアップされることになる。石破さんは安倍降ろしの筆頭なわけで、石破さんの処遇も難しい。おそらく、本人的には入閣も党三役につきたいとも思っていないでしょう」(歳川氏)

 安倍首相は憲法改正を掲げるが、自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行は総裁選で白票を投じたことを明らかにした上で、「首相の改憲への姿勢に同調できない」と発言するなど早くも反旗を翻した。

 安倍首相の3選目の任期は2021年9月までだが、衆議院議員の任期が切れるのは21年10月だ。ここに自民党のジレンマがある。

「次の総裁選の1カ月後には、すぐまた衆議院選が控えるが、安倍4選は無理でしょう。問題はいつ、解散を打つか。来年は新天皇の即位などのスケジュールがびっしり詰まっているので、20年の東京五輪の後しかできない。自民党は東京五輪の成果を勢いにして、オリンピック解散をすることも視野に入れて蠢きだしていると思います」(歳川氏)

 安倍3選は終わりの始まりとなるのだろうか。(本誌・上田耕司、亀井洋志、田中将介)

※週刊朝日  2018年10月5日号より抜粋

3331チバQ:2018/09/25(火) 20:31:22
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180924-00000547-san-eurp
自民・吉田博美参院幹事長の再任を了承 総裁選で石破茂氏支持も
9/25(火) 19:57配信 産経新聞
自民・吉田博美参院幹事長の再任を了承 総裁選で石破茂氏支持も
自民党役員会へ向かう吉田博美参院幹事長=4日午前、東京・永田町(春名中撮影)
 自民党の参院執行部は25日、国会内で参院議員特別総会を開き、橋本聖子参院議員会長が任期満了となる吉田博美参院幹事長を再任する人事案を提示し、了承された。吉田氏は20日の党総裁選で敗れた石破茂元幹事長を支持したが、参院自民党では吉田氏を中心とする運営体制が続く。

 任期は1年。ほかの執行部人事は橋本、吉田両氏に一任することも決めた。10月の内閣改造・党役員人事の後に決定する。

 吉田氏は総裁選で、所属する竹下派(平成研究会)の参院側(21人)の大半を石破氏支持でまとめた。その一方、連続3選を果たした安倍晋三首相(党総裁)とも近い。吉田氏は、自らが改選を迎える来年夏の参院選への対応を表明しておらず、去就が注目される。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000085-jij-pol
石破氏の要職起用見送り=萩生田氏留任で調整―改造・自民人事
9/25(火) 18:03配信 時事通信
 安倍晋三首相は10月初旬の内閣改造・自民党役員人事で、先の総裁選で争った石破茂元幹事長を閣僚や党の要職に起用しない意向を固めた。

 石破派の斎藤健農林水産相も閣僚から外す。一方、首相側近の萩生田光一幹事長代行は留任させる方向で調整に入った。複数の政権幹部が明らかにした。

 石破氏は総裁選で党員・党友票の45%の支持を得るなど善戦した。ただ、経済政策や憲法改正などに関して首相と立場の隔たりが大きく、ポストの打診があっても受けない考えを周囲に伝えている。首相は安定的な政権運営を続けるため、石破氏を要職に就けるのは難しいと判断した。

3332チバQ:2018/09/27(木) 09:55:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180927-00010000-jisin-pol
安倍首相続投で気になる政局、ポスト安倍は河野太郎氏か
9/27(木) 6:05配信 女性自身
安倍首相続投で気になる政局、ポスト安倍は河野太郎氏か
(写真:アフロ)
「すべて国民のために、一致協力して新しい国を造ろう」

石破茂元幹事長(61)に国会議員票で圧倒的な差をつけ総裁選(9月20日投開票)を制し、そう語った安倍晋三首相(63)。

東京五輪、高齢者問題、そして憲法改正……任期を満了する'21年9月までの3年間で、安倍首相が抱える問題は山積みと言っていいのだが、投開票後の会見では、「すべて解決します」と言わんばかりの自信に満ちた笑みを、報道陣に向けた。

今回本誌は専門家に、3年間の安倍政権で何が起こるかを聞いた――。

【政局】参院選後に「改憲案」を変更、ポスト安倍は河野太郎 vs.小泉進次郎!

安倍首相が、公約に掲げているひとつに「憲法改正、(9条への)自衛隊の明記」がある。総裁選の出馬表明から、“自民党としての憲法改正案を次の国会で提出できるよう、とりまとめを加速すべきだ”と明言していた。

秋の臨時国会で、憲法9条に自衛隊を明記する改正案をさっそく発議する可能性はあるだろうか。

「それはないと思います。早くて来年の通常国会。ただ、5月に新天皇の即位もありますから、そのような時期に、国を二分するような憲法改正を発議するとは思えません。おそらく、改正案の発議に向けて本格的に動きだすのは、それ以降になるでしょう」

そう語るのは、政治ジャーナリスト・柿崎明二さん。柿崎さんの予想では、'19年の秋〜冬に国会で発議、'20年の春までに国民投票。もしくは、東京五輪後の'20年秋ごろに発議し、'21年の早い時期に国民投票という流れが考えられるという。

「最大の関門は国民投票です。これは過去に前例がない。もし国会で強引に改正を採決するようなことがあれば、国民投票で『NO』とひっくり返る可能性もある。そうなれば安倍首相は逆に“護憲の首相”として後世に名が残ることになる。本人としては不本意でしょうから、世論の動向をこれまで以上に注視するでしょう」(柿崎さん・以下同)

来年7月の参議院議員選挙の結果は、憲法改正に大きな影響を与える。すでに自民党は議席を減らし、野党が議席を増やすともいわれている。

「衆・参の与野党でねじれ現象が起きるほどの“惨敗”とはならないでしょう。ただし、現在与党が衆参両院ともに確保している国会で憲法改正の発議に必要な改憲勢力(議員定数の3分の2)を、参院で失う可能性はあります」

自民党と連立を組む公明党は、そもそも憲法9条の改正案には慎重な立場だ。どうしても憲法改正をしたい安倍首相は“奥の手”を出すかもしれないという。

「参院選の結果、世論の動向によっては、安倍首相は“9条の改正案を盛り込まない”という選択肢を取ることもありえます。大地震などの緊急時に国会議員の任期を延長する“緊急事態条項”の創設など、9条以外の論点で憲法改正の空気が世論の中で広がることがあれば、安倍首相は次期総理大臣にバトンタッチするかもしれません」

ではその場合、“ポスト安倍”は誰になるのだろうか。

「禅譲するなら河野太郎氏。対抗馬としては、これまでも発言や動向に国民の注目が集まった小泉進次郎氏が挙げられるでしょう。もし不祥事やスキャンダルなどで、安倍首相が辞めるようなことがあれば、ひょっとすると自民党内で石破茂氏を“再び”担ぐ動きが出るかもしれませんね」

“悲願”達成のためであれば、安倍首相が任期満了をよしとしない可能性は十分考えられる。

3333チバQ:2018/09/27(木) 10:22:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000021-jij-pol
「待機組」押し込み躍起=内閣改造へ自民各派
9/27(木) 7:05配信 時事通信
 10月初旬に予定される内閣改造・自民党役員人事に、当選を重ねた「入閣待機組」が目を凝らしている。

 先の党総裁選で安倍晋三首相を支えた細田派など5派は、閣内に押し込もうと躍起だ。首相は党内の不満解消と、来年の参院選をにらんだ新味演出の両立を迫られている。

 首相は政権の骨格を維持する方針で、19ある閣僚ポストのうち麻生太郎副総理兼財務相や菅義偉官房長官の留任などにより3分の1程度の人事を固めた。衆院当選5回以上、参院3回以上の計70人超が、残る10余りの枠を争う格好だ。

 首相を支持したある派閥の領袖(りょうしゅう)は「うちは待機組が多い。一人でも二人でも、入れられる時に入れたい」と鼻息が荒い。竹下派幹部は首相の推薦人になった議員の名を挙げ、「首相と菅氏に働き掛けてねじ込みたい」と気合を入れた。

 支持表明が遅れた石原派は、世話役の森山裕国対委員長が沖縄県知事選の応援を切り上げて26日に帰京。同派関係者は、訪米中の首相が28日に帰国するのを念頭に「森山氏はあした、あさってと動き回らないといけない」と語った。

 再入閣を狙う議員もいる。細田派の下村博文、麻生派の棚橋泰文両事務総長は総裁選中、二階派で待機組の平沢勝栄事務総長といち早く「選対」を始動。首相3選への貢献アピールに余念がなく、党内からは「あからさまな入閣狙い」(岸田派幹部)とやゆする声が上がった。

 首相も求心力を維持するため、陣営に参加した各派に一定の配慮をするとみられる。ただ、新閣僚には「政治とカネ」の問題や失言のリスクがつきまとう。参院選を見据えて女性や若手の登用で清新さを打ち出す必要もあり、待機組を受け入れる余地は大きくなさそうだ。

 総裁選で敗れた石破茂元幹事長が率いる石破派に対しては「入閣はない。党内秩序が保てない」との見方が大勢。一方、参院議員の起用は参院執行部の意向をくむのが通例だが、吉田博美参院幹事長は今回、石破氏を支援した。幹部は「待機組のリストは提出するが『どうしても使ってくれ』とは言えない」と弱音を漏らした。

3334チバQ:2018/09/27(木) 10:23:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180926-00000620-san-pol
早くも「次」に向け石破茂元幹事長が始動 まず地方行脚再開へ
9/26(水) 21:14配信 産経新聞
早くも「次」に向け石破茂元幹事長が始動 まず地方行脚再開へ
あいさつする石破茂元幹事長=20日午後、東京・永田町(宮崎瑞穂撮影)
 自民党総裁選で安倍晋三首相に敗れた石破茂元幹事長が早くも「ポスト安倍」に向けて動き出す。石破氏サイドは党員・党友票を中心に全体の3割を得た戦いぶりを「善戦」と受け止めており、26日に都内で開いた慰労会は明るいムードに包まれた。石破氏は次を見据えて近く地方行脚を再開する。

 「石破氏が次に受けるポジションは総裁以外ない。入閣は断るべきだ」

 首相が行う内閣改造・党役員人事で石破氏を支持した議員の処遇が注目される中、石破派(水月会)の中堅議員は「干される覚悟」をこう語った。

 総裁選は国会議員票(405票)と同数の党員票の計810票を争い、安倍首相が553票、石破氏は254票だった。ダブルスコア以上の大差がついたものの、予想を上回る得票だったことから「善戦」ともいわれる。党員票の45%を獲得した石破氏は20日、「(安倍首相の)『1強』といわれるが、決してそうではない」と一定の存在感を示せたことに笑顔を見せた。

 26日夜に東京・築地で開かれた慰労会も、水炊きを囲む出席議員の表情は明るかった。

 一方、首相陣営は今回の結果に神経をとがらせる。麻生太郎副総理兼財務相は21日の麻生派(志公会)会合で、平成24年の総裁選の決選投票と比べ、議員票が増えたにもかかわらず石破氏の議員票が減ったことに触れ、「どこが善戦なのか」と批判した。

 しかし、首相陣営の幹部は総裁選前、「石破氏が200票を下回れば『ポスト安倍』の芽を完全につぶすことができる」と首相の圧勝を目指していた。徹底的に党員票の引き締めを図ったが、石破氏は200票を上回り「ポスト安倍」に希望をつなぐ形となった。

 連続3選を果たした首相は次の3年が最後の総裁任期となる。次期総裁選には今回、立候補を見送って首相支持に回った岸田文雄政調会長が意欲を示す。今回は石破氏に1票を投じた小泉進次郎筆頭副幹事長や河野太郎外相らが名乗りを上げる可能性もある。

 半数近くの支持を得た党員票は石破氏にとって大きな支えだ。石破氏側近は「今後は『ポスト安倍』との戦いとなる。まずは地道に地方を回ることから始めたい」と語った。(奥原慎平)

3335チバQ:2018/09/28(金) 21:52:09
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00010000-fnnprimev-pol
入閣待機組ずらり・・・なりふり構わぬ麻生派のポスト争奪戦
9/28(金) 6:32配信 FNN PRIME
入閣待機組ずらり・・・なりふり構わぬ麻生派のポスト争奪戦
(写真:FNN PRIME)
「どこが石破善戦か!」会長が憤る麻生派の総裁選舞台裏
今年の政局の最大の山場として大きな注目を集めた自民党総裁選挙は、安倍首相が石破元幹事長を破り連続3選を決めた。

一方で石破氏が党員票で45%を獲得し、議員票でも予想を上回ったため、各メディアは「石破氏善戦」と伝えた。
しかし、これに「どこが善戦なのか」と真っ向から異を唱えたのが、安倍首相3選を支えた麻生派(正式名称「志公会」)の領袖、麻生太郎副総理兼財務大臣だ。
麻生派として安倍3選に全力を注いだ形の今回の総裁選。
幹部によるとその原動力は「6年前の贖罪」だったという。
そこで、その「贖罪」の意味を含めた麻生派の総裁選の舞台裏を振り返り、目下行われている人事をめぐる暗闘を伝えたい。

麻生会長の迅速宣言で始まった安倍支持への「結束」
安倍首相の総裁選への出馬表明から一夜明けた8月27日、麻生派は緊急総会を開いた。
そこで会長の麻生氏はこう宣言した。

「安倍政権を引き続き政権のど真ん中で支える政策集団・志公会として安倍候補の支持を決定したいと考えております」

出馬表明の翌日という迅速な支持表明による、派閥としての確固とした意思決定。
その背景にあったのが6年前の苦い記憶だ。

6年前の総裁選で3分の1の「造反議員」を生んでしまった麻生派
2012年の自民党総裁選。
麻生派は現在の「志公会」の前身である「為公会」として選挙戦に臨んでいた。
この総裁選に出馬したのは安倍首相に加え、石原伸晃氏、町村信孝氏、林芳正氏、そして石破茂氏の5人だった。

当時の麻生派のメンバーはわずか12人。現在の59人から比べればおよそ5分の1にすぎない小さな派閥だった。
そして麻生派は当初、当時の総裁だった谷垣禎一氏の再選を支持する立場だった。
しかし谷垣氏は、自らを幹事長として支えていたはずの石原伸晃氏が出馬を表明したことにより、出馬断念に追い込まれた。
これを受けて、麻生氏は石原氏を「平成の明智光秀」と批判し、麻生派は安倍支持へと舵を切り、安倍首相の返り咲きの原動力となった。
これが安倍=麻生の関係が、現政権の「しっかりとした土台」(安倍首相)となるスタートだった。
しかし、この総裁選の投票では、麻生派議員12人のうち、麻生氏の方針通り「安倍晋三」と投票したのは8人だった。
派閥の3分の1にあたる4人が“造反”して他候補に投票していたのだ。

この苦い記憶が麻生派の今回の総裁選での徹底した「安倍支持」の対応につながる。

賛否を呼んだ「迅速すぎる」安倍首相の推薦状署名
安倍首相の出馬表明により安倍VS石破の一騎打ちが固まったこの総裁選。
麻生氏が安倍支持を表明した麻生派の緊急総会は、それだけでは終わらなかった。
その場で「安倍首相への推薦状」を全麻生派議員から署名付きで取りまとめたのだ。

この推薦状への署名に対しては「これは血判状と同じだ。圧力と感じる議員も出てくる」と懸念する声も漏れてきた。

そこまでして派内の結束にこだわったもう1つの背景、それは現在の麻生派が、前身としての麻生派(為公会)と山東派(番町政策研究所)、佐藤勉氏らのグループ(天元会)の3派が合流してできた派閥だからに他ならない。
この寄り合い所帯としての派閥構成と6年前の造反の記憶をふまえ、麻生派幹部には、安倍支持を徹底することにより、他派閥が抱く「麻生派の結束は堅くない」というイメージを払しょくしたい狙いがあった。
それに向け麻生氏自らも、若手議員と5回にわたり会食を行い、安倍支持の徹底を訴えるなど、結束強化の先陣に立った。

気合の党員票獲得作戦は空回りも?
こうした議員票固めと同時に、党員票獲得にも余念はなかったと麻生派幹部は語る。
9月半ばには、3連休にも関わらず、毎日10人の秘書が電話で安倍首相支持を訴える電話作戦、通称「電作(でんさく)」を休み返上で行っていた。

ただこの電話作戦、各事務所に要請があったのは連休直前の金曜という急ごしらえの作戦だった。
さらにこの電話作戦では「何件かけたか」という件数が陣営に報告されるため、その”件数稼ぎ”も行われていたという。

例えば、「この電話番号は現在使われておりません」という使用されていない番号に電話した場合にも、電話を「1件かけた」としてカウントしたこともあったという。

3336チバQ:2018/09/28(金) 21:52:21

安倍首相の得票を増やすという以上に、「麻生派は安倍首相のためにどこよりも一生懸命やっている」というアピールが目立ってしまうような状況に、安倍陣営の別の派閥からは、「麻生派の動きはゆるい」との声も出ていた。
それでも麻生派が懸命になりアピールに力を入れた本当の狙いは何か。
それは「総裁選後を見据えた実績作り」だとその関係者は強調する。つまり、党役員・閣僚人事を見据えたアピールということだ。

晴れて大臣になれるのは一体誰なのか?
実は麻生派には、この人事に向け、しゃかりきにならないといけない事情がある。
それが派内に抱える「入閣待機組」の多さだ。

自民党では、衆院当選5回以上で閣僚に就任したことのない議員をしばしば「入閣待機組」と呼ぶ。
そして、麻生派には、その条件にあてはまる入閣待機組が12人もいるのだ。
今回の人事について麻生派幹部はこう明言する。
「まず今回大事なのは8回生だ。ここまで滅私奉公してきた方のことをしっかりと考えないといけない。」
麻生派に、入閣待機組の中でもベテランとなる当選8回の議員は、河野太郎外相を含め6人もいる。
そのうち3人が未入閣で、「待機組」というより「待望組」といえるかもしれない。
一方で現在の安倍内閣に、麻生派から入閣しているのは、麻生副総理兼財務相、河野太郎外相、鈴木俊一五輪相の3人だ。

このうち麻生氏は留任が固まった。河野外相についても、外交の継続性の観点から留任が有力視されている。
そして鈴木五輪相についても、2020年東京五輪に向けては交代させづらいという指摘もでている。
仮に3人ともが留任となると、麻生派の閣僚枠が増えない限り、入閣待機組の閣僚起用がかなわないのだ。
そうした事情もあり、総裁選で必死に貢献をアピールした麻生派、その希望がかなえられるかどうかは安倍首相次第であり、その結果は麻生氏の求心力にも影響を与える可能性がある。

さらに入閣待機組以外の麻生派議員の処遇をめぐっては、安倍首相の盟友として選挙対策本部の事務総長を務めた、甘利明元経済再生相の復権も注目される。

その甘利氏は9月24日のBSフジ「プライムニュース」に出演し、人事について「要請されればなんでもやりますよ」と改めて意欲を示している。
周囲からも「党三役」への起用を期待する声が聞こえてくる。
一方で、選対の事務総長としての論功については、石破氏に45%もの党員票獲得を許したことで、疑問を呈す声も噴出している。

“安倍首相を真正面から支える”と強調し総裁選を戦った麻生派。
それに見合うような「褒美」にあずかれるのかどうか、注目の人事は目の前に迫っている。

3337チバQ:2018/09/28(金) 21:54:47
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180927-00000112-jij-pol
猟官運動の過熱避ける=自民役員人事も来月2日に―安倍首相
9/27(木) 17:59配信 時事通信
 安倍晋三首相は内閣改造・自民党役員人事を10月2日に行うと表明した。

 首相は当初、1日に党役員、2日に閣僚人事を行う日程を検討していたが、先の総裁選の論功行賞を期待する党内で猟官運動が過熱することを避けるには一気に断行する方が賢明と判断した。

 首相は26日(日本時間27日)、滞在先のニューヨークで記者会見し、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官ら正副官房長官の留任を明言。その上で「自民党は人材の宝庫だ。できるだけ多くの皆さんに活躍のチャンスをつくる」と強調し、残る人事について「(帰国まで)飛行機の時間もだいぶかかるから、ゆっくり考えたい」と語った。

 党内では首相の連続3選を支えた細田派など5派を中心に、人事での処遇に期待が高まっている。役員人事と改造の間を空ければ派閥間にあつれきを生じる恐れもあるため、首相周辺は「同じ日に済ませた方がいい」と語った。30日投開票の沖縄県知事選の結果も勘案しそうだ。

 首相は、二階俊博幹事長や岸田文雄政調会長を留任させる方向。茂木敏充経済再生担当相や河野太郎外相、世耕弘成経済産業相も続投させる意向だ。今後は総裁選への出馬を断念した野田聖子総務相や、石破茂元幹事長を支援した竹下亘総務会長らの処遇が焦点となる。

 一方、公明党の山口那津男代表は27日の記者会見で、同党の石井啓一国土交通相の去就について「党の人事と相関関係が深いから、一体として検討している」と述べ、30日の党大会での新体制発足と併せて決定する考えを明らかにした。山口氏は10月1日にも首相と与党党首会談を行い、党の意向を伝える。

3338チバQ:2018/09/28(金) 21:55:07
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018092700990&g=pol
細田派に2人入会=自民党
衆院議員

 自民党細田派は27日、これまでオブザーバーとして参加していた安藤高夫、高木啓両衆院議員(いずれも比例代表東京ブロック)の入会を認めた。党内最大の同派は96人となった。(2018/09/27-15:40)

3339チバQ:2018/09/29(土) 10:12:11
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000624-san-pol
「沖縄は竹下派の牙城」 知事選で存在感アピールに懸命 
9/28(金) 21:34配信 産経新聞
「沖縄は竹下派の牙城」 知事選で存在感アピールに懸命 
那覇市内での街頭演説の様子を自民党の塩谷立選対委員長(左)とともに見守る竹下亘総務会長(右)=23日午後、那覇市の沖縄県庁前(杉本康士撮影)
 30日投開票の沖縄県知事選で、与党系候補のてこ入れのため、自民党竹下派(平成研究会)会長の竹下亘総務会長が長期にわたり沖縄県入りしている。今月だけで計4回、19日間の滞在になる予定で、党幹部の中で群を抜く。派閥を自主投票とした自民党総裁選に直接関わる機会が少なかった上、沖縄は竹下派の牙城だとの思いがある。

 竹下氏は26日、沖縄市での候補者の支援集会に出席し、「非常に厳しい戦いだ。最後の努力をやり抜く」と強調した。陣営幹部は「竹下氏は沖縄では誰が何票持っているかが頭に入っていて、細々と指示を出す」と語る。

 平成研究会(旧称・経世会)は自民党で最も深く沖縄に関わってきた。派閥創設者で竹下氏の兄・登元首相は、佐藤栄作内閣の官房長官として昭和47年の沖縄返還で中心的役割を担った。平成8年の米軍普天間飛行場(宜野湾市)返還の日米合意を果たしたのは橋本龍太郎元首相。当時の官房長官は梶山静六氏だ。小渕恵三元首相は12年の主要国首脳会議(サミット)沖縄開催を決めた。

 竹下氏は「普天間返還を実現するのは平成研の責任」と語る。8月末の派閥会合では全所属議員に応援入りを求めた。ただ、昨年10月の衆院選では3選挙区で候補を擁立するも2人が落選するなど勢いに陰りがある。総裁選で結束力を示せなかったこともあり、派内には「県知事選で存在感を見せなければ」(幹部)との危機感もある。(田中一世)

3340チバQ:2018/09/29(土) 10:14:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000623-san-pol
入閣待機組、今回も「狭き門」争奪
9/28(金) 21:32配信 産経新聞
入閣待機組、今回も「狭き門」争奪
安倍晋三首相
 安倍晋三首相は28日、米国から帰国し、10月2日の内閣改造と自民党役員人事に向けた調整を本格化させた。党総裁選で首相を支持した各派閥は、入閣適齢期とされる衆院当選5回以上、参院当選3回以上で閣僚経験のない「待機組」約80人の処遇を求めている。しかし、首相は政権の土台を維持する方針のため、初入閣は「狭き門」だ。(沢田大典)

 首相は28日午後、自民党の二階俊博幹事長と首相官邸で約30分、向き合った。終了後、二階氏は記者団に「皆さんの期待する人事については話をいたしません」と述べたが、文字通り受け止める向きはない。

 二階派(志帥会、44人)幹部は「幹事長続投に加えて、経験がない人を中心に閣僚を2つ取りたい」と話し、現状で1人の閣僚ポストの倍増を目標としている。二階氏が首相の連続3選の道を開いたとの自負があるためだ。

 首相としては、求心力を保つためにも人事で一定の「論功行賞」をせざるを得ず、待機組の期待は高い。ただ、首相は麻生太郎副総理兼財務相と菅(すが)義偉(よしひで)官房長官を留任させる考えを表明したほか、茂(もて)木(ぎ)敏充経済再生担当相らを留任させる方針を固めているため、交代は10人程度とみられる。参院議員から選ぶ「参院枠」や、首相の意向で女性を積極的に登用する「女性枠」、若手を抜擢(ばってき)するサプライズがあれば待機組のパイはさらに減る。

 首相の出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、96人)は、衆院当選7回以上は全員が入閣済みで他派閥に比べ待機組の消化が進んでいる。麻生派(志公会、59人)は麻生氏や河野太郎外相の続投が固まっており、現在3人の閣僚を増やしたい考えだ。

 総裁選で事実上の自主投票となった竹下派(平成研究会、55人)は、参院議員に加え会長の竹下亘総務会長らが石破茂元幹事長を支持したため、ある幹部は「今回は強く求められない」話す。

 岸田派(宏池会、48人)では岸田文雄政調会長の総裁選不出馬表明が遅れたことがマイナスに働きかねないとの焦りもあり、「岸田氏は『私よりも所属議員の処遇をしてほしい』と首相に言ってくれないと、派内はもたない」(ベテラン議員)との意見がある。

 石破氏が率いる石破派(水月会、20人)に関しては「処遇したら他派閥に示しがつかない」(政府関係者)との意見が強い。石原派(近未来政治研究会、12人)は閣僚ゼロの現状を打開したいところだ。

 無派閥議員では、谷垣グループ(有隣会)の逢沢一郎元衆院議院運営委員長が当選回数が11回で最多だが、総裁選で石破氏を支持した。また、菅氏を支えるグループからも起用されるとの見方がある。

3341チバQ:2018/09/29(土) 10:14:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180928-00000111-jij-pol
安倍首相、人事の調整本格化=自民・総務会長焦点、甘利氏らの名
9/28(金) 18:48配信 時事通信
 安倍晋三首相は28日、米ニューヨーク訪問から帰国し、10月2日の内閣改造・自民党役員人事に向けた調整を本格化させた。

 一連の人事では、憲法改正に関する最終的な党方針決定を担う総務会長ポストが焦点の一つだ。首相の盟友である甘利明元経済再生担当相らの名前が挙がっている。

 首相は28日午後、自民党の二階俊博幹事長を首相官邸に呼び、約30分間会談。この後、二階氏は人事について「首相の一存でしてもらえば結構だから注文は付けていない」と記者団に説明した。

 首相は秋の臨時国会に党改憲案を提示したい考え。ただ、自衛隊根拠規定の追加など4項目の条文案は党内で正式決定されておらず、党の最高意思決定機関である総務会の了承が必要になる。総務会には首相と距離を置くベテランも多く、意見集約には会長の手綱さばきがポイントだ。

 甘利氏は総裁選で安倍選対の事務総長を務めた。党の要職に起用される見通しだが、業者からの金銭授受問題で2016年に経済再生担当相を辞任した経緯から、首相は世論の反応も見ながら処遇を検討する。

 竹下亘総務会長が続投するとの見方もある。総裁選では石破茂元幹事長を支持したが、手腕に定評がある。首相の出身派閥の細田派会長で党憲法改正推進本部長を務める細田博之氏の再登板や、森山裕国対委員長の起用も取り沙汰されている。

 来年夏の参院選をにらみ、首相は政権の「土台」を維持する方針で、麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官は留任する。二階氏と岸田文雄政調会長も続投の方向だ。

3342 チバQ:2018/09/29(土) 14:24:42
選挙対策委員長って誰だっけ?と思ったら、塩谷立か。
存在感ないなあ

3343チバQ:2018/09/30(日) 08:46:32
http://www.sankei.com/politics/news/180930/plt1809300001-n1.html
2018.9.30 02:00
【政界徒然草】
善戦?善戦じゃない? 石破茂氏の党員票…予想外の「取りこぼし」も

 20日投開票の自民党総裁選は、安倍晋三首相(64)が国会議員票(405票)と党員・党友票(同)の計810票のうち553票を獲得し、連続3選を決めた。一方の石破茂元幹事長(61)も予想を上回る254票(うち党員票は181票)を獲得し、石破派(水月会)には「善戦した」との評価が広がる。しかし、評価の源となった党員票の出方を分析すると、力を入れた地域での取りこぼしも目立つ。果たして今回の結果は「善戦」か-。

10県で勝利も…

 「(首相の)『1強』といわれるが、決してそうでないことを示すことができた」

 石破氏は20日の総裁選直後、党本部で記者団に囲まれ、派内の予想を上回る結果に笑顔でこう強調した。

 石破氏は平成24年の総裁選で敗れて以降「時間があれば町長選でも応援演説に行く」というほどこまめに全国を回り、地方重視の姿勢を貫いてきた。さらに今回の総裁選では、47都道府県向けに個別のメッセージ動画を作成し、インターネット上で配信。各地を訪れた際のエピソードや地域の懸案が細かく入っており、首相陣営についたある若手議員は「動画の内容を見ると、地域の特色や課題をよく勉強していたことがわかる」と舌を巻く。

 今回の総裁選で、石破氏が党員票で勝利したのは10県。最も高い得票率だったのは、自身の出身である鳥取県の約95%。次いで、石破氏を支持した竹下派(平成研究会)会長の竹下亘総務会長(71)が地盤とする島根県が約77%だった。このほかに、山形、茨城、群馬、富山、三重、徳島、高知、宮崎の8県で首相を下した。竹下派の小渕優子元経済産業相(44)が地盤とする群馬など、石破氏を支持した議員の多い県で票を伸ばしている。

3344チバQ:2018/09/30(日) 08:47:22
 逆に、石破陣営の取りこぼしともいえる地域もある。その一つが大阪府だ。自民党大阪府連には、日本維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)らと親しい首相や菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)に不満を抱く地方議員が多く、石破氏はこの間隙を縫うように大阪詣でを繰り返してきた。石破派は、2月に大阪で1500人近くを集めた会合を開き「大阪は激戦になる」というのが党関係者の見立てだった。

 しかし、開票結果をみると、大阪府の有効投票数1万9433票のうち、石破氏は約39%にあたる7620票にとどまり、首相の1万1813票に大きく水をあけられた。5人が出馬した6年前の総裁選で、石破氏の得票数は8321票。わずかだが減少している。



 石破氏と親しい地方議員が多いとされ、陣営が支持拡大を期待した滋賀県でも、今回の党員票は全体の約42%にとどまった。

 東京都では、6年前(1万8775票)より票数が伸びて2万4110票を得たが、石破陣営からは「大票田なのでもっと伸ばしたかった」との反省の弁もあがっている。

党内も評価二分

 総裁選をめぐり、石破派内では「善戦だった」とのムードが広がるが、麻生太郎副総理兼財務相(78)が「どこが善戦か」と批判するなど、党内で受け止め方は分かれる。いずれにせよ、石破氏は得票数がさらに伸びる可能性がありながら、取り切れなかった部分もあるのが実態だ。

 特に大阪では、地方議員が石破氏を支援するための勝手連的な組織も立ち上がった。組織票を固めても首相に苦杯をなめた理由はどこにあるのか、陣営にとって詳細な分析が必要だろう。

 石破氏は「ポスト安倍」を目指し、地方行脚を再開させる。票数が伸びなかった真の原因は、陣営幹部がいう「首相サイドの締め付け」だけではないはずだ。二階俊博幹事長(79)が指摘するような「準備不足」の面はなかったか。選挙戦では、政治姿勢など首相との対立点を目立たせる戦術を取ったが、これは旧来の自民党支持者に敬遠されなかったか。次の総裁選に向け、検証すべき課題は多い。
(政治部 大島悠亮

3345とはずがたり:2018/09/30(日) 21:05:51
2018.5.5 13:00
【政界徒然草】
止まらない“山拓”の「反安倍」発言 「ついていけない」「愛されキャラだ」派閥に賛否
https://www.sankei.com/premium/news/180505/prm1805050012-n1.html

3346チバQ:2018/09/30(日) 22:13:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180930-00000012-mai-pol
<自民総裁選>戦いすんで日は暮れず 「安倍1強」に変調
9/30(日) 9:30配信 毎日新聞
<自民総裁選>戦いすんで日は暮れず 「安倍1強」に変調
自民党大会に代わる両院議員総会の最後に、バンザイをする総裁に選出された安倍晋三首相(奥中央)ら=東京都千代田区の自民党本部で2018年9月20日、川田雅浩撮影
 勝敗が決しても、それで終わりとならないのが自民党総裁選です。得票結果だけでなく、途中の戦いぶり、派閥の支持状況、論戦で何を訴えたか--などが近未来の政治ドラマを決める基になります。

 今回の総裁選の最中、安倍晋三首相を支援する陣営の複数の国会議員から、こんなぼやきを耳にしました。

 「地元の県議や市町村議に対し『安倍首相を頼む』とお願いするために会合を開いても、全部持ち出し、自腹だ」

 「下村(博文元文部科学相)、西村(康稔官房副長官)、萩生田(光一幹事長代行)がそれぞれ勝手に指示してくる。首相に手柄をアピールしたいからだ。どうせ、評価されるのはあの3人だ」

 「党員票がよくない県は、見ていれば分かる。でも、指摘してもいいことはない」

 今回の総裁選で、安倍首相が国会議員票で82%、329票の支持を獲得しながら、党員票は55%、224票にとどまり、石破茂元幹事長の「善戦」を許した理由の一端がここに表れています。

 党総裁として業界団体の支持をまとめやすい立場であることを考えると、一般党員のレベルでは石破票が安倍票を上回っていた可能性もあります。自民党7派閥のうち5派閥で構成された大軍も、圧巻の見てくれほどには戦闘エネルギーはみなぎっていなかったのではないでしょうか。

 怨嗟(えんさ)、不満は組織には付きものです。ドロドロとたまっているだけならば、特に何も悪さはしません。ただ、時にきっかけ次第でマグマとなり、政権を足元から揺さぶる展開がないとは言えません。

 きっかけとなる恐れをはらむのが、安倍首相が10月早々に予定している内閣改造・自民党役員人事です。安倍首相は総裁選後の記者会見で、人事に関し「適材適所」を繰り返し、石破氏本人や石破派からの起用について明言を避けました。圧勝シナリオを完成させ「石破氏を黙らせる」(細田派幹部)という戦略に失敗した以上、石破派に配慮する融和人事を行うのは定石です。首相は6年前の総裁選で敗れた石破氏を幹事長に起用し、その後、地方創生相にも就けました。

3347チバQ:2018/09/30(日) 22:13:18
 しかし、石破派に配慮すればするほど、安倍首相を支持した議員たちに配分するポストが少なくなり、しわ寄せが及ぶことになります。首相を除いた閣僚ポストは19しかありません。麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、河野太郎外相、茂木敏充経済再生担当相、加藤勝信厚生労働相らの留任が固まっている以上、改造枠は限られます。党幹部、副大臣、常任委員長のポストをかき集めたところで、329人への恩賞としては十分とは言えません。お預けをくらう議員にしてみれば、総裁選はタダ働きとなります。

 これで何も起きないと思う方が不思議でしょう。安倍首相の今後の3年はレームダック(死に体)化との戦いであり、マグマの発火点は従来よりも低くなります。総裁選の怨嗟という素地があって、次の政治ドラマは思いの外、突然に始まるのかもしれません。

 安倍首相は総裁選後の記者会見で、「次の国会に憲法改正案を提出できるよう党を挙げて取り組むべきだ」と述べました。ただ、これも党員票が振るわない中で、首相のもともとの支持基盤である保守層を固めて求心力を維持する考えが背景にあるとみられます。

 来年は、統一地方選、皇位継承、大阪の主要20カ国・地域(G20)首脳会議など、ただでさえ政治日程が目白押しです。公明党は来夏の参院選前の改憲発議には慎重で、参院選での対決を控えた野党が与野党協議に応じるとは考えにくい状況です。石破氏への党員票を見る限り、たとえ国民投票に持ち込めても、結果は見通せません。それでも改憲に突き進むとなると、歴史に名を残すことはできたとしても、安倍政権が持つ政治資源を大きく消耗することになります。

 かといって、動きを参院選後に先送りし、参院選で発議に必要な「3分の2」の議席を失えば、頼みの保守層から見限られ求心力を失うことになります。どちらのドラマを首相が選ぶにしても、いばらの道でしょう。

 その参院選も、選挙が近づくに従って、情勢が混沌(こんとん)としそうな気配です。一般党員の声は民意とも重なります。安倍首相への批判票である石破票が善戦したことで、「多弱」の野党が共闘に進むきっかけが生まれました。国民民主党の玉木雄一郎代表は「安倍1強への不満を受け止める野党の態勢を、政策や選挙の形で示す」と語りました。

 総裁選で安倍首相が党員票でも圧勝すれば、一部の野党は参院選で、最低限の議席を確保する守りの選挙に入ったのかもしれません。でも、党員票で55%にとどまった結果は、野党に「『安倍1強』恐るるに足らず」と映ったことでしょう。ドラマの筋書きが変わった予感がします。


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