したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

2999とはずがたり:2018/05/31(木) 22:53:37
自民、党員獲得で国会議員2割がノルマ未達…罰金納付へ トップは武田衆院議員 二階幹事長は3位
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180528-00000570-san-pol
5/28(月) 22:10配信 産経新聞
 自民党の山口泰明組織運動本部長は28日の記者会見で、党所属国会議員の昨年1年間の党員獲得数ランキングを発表した。トップは武田良太副幹事長(福岡11区)で獲得党員数は1万1244人に上った。2位は堀内詔子衆院議員(山梨2区)、3位は二階俊博幹事長(和歌山3区)だった。約2割の国会議員がノルマの1千人に到達しなかった。

 党員獲得数の下位10人は井上貴博(福岡1区)、小田原潔(比例東京)、越智隆雄(同)、津島淳(青森1区)、原田義昭(福岡5区)、村井英樹(埼玉1区)、山田美樹(比例東京)の各衆院議員と、石井浩郎(秋田)、中泉松司(同)、山崎正昭(福井)の各参院議員。

 ワースト10の順位や獲得数は「武士の情け」(山口氏)で非公表となったが、最下位の議員の党員獲得数は100人台にとどまったという。

 目標の党員1千人を獲得できなかった議員は、不足分1人につき2千円の罰金を各都道府県連に納付する。

3000チバQ:2018/06/04(月) 00:22:24
6060 :チバQ :2018/06/04(月) 00:21:56
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180603-00000012-san-pol
首相、石破氏支持層にくさび 滋賀へ異例の県連大会出席
6/3(日) 7:55配信 産経新聞
首相、石破氏支持層にくさび 滋賀へ異例の県連大会出席
自民党滋賀県連大会で、地元のゆるキャラ「ひこにゃん」を手に講演する安倍晋三首相=2日午前、大津市 (沢野貴信撮影)
 ■統一選で非自民系知事との連携探る

 安倍晋三首相(自民党総裁)は2日、大津市内で開かれた党滋賀県連大会に出席し、憲法9条への自衛隊明記を含む改憲の実現に協力を呼び掛けた。公務で多忙な首相が国会開会中に県連大会に出向くのは異例。首相は3選を目指す9月の党総裁選はもちろん、来年の統一地方選や参院選に向けた準備も加速させている。

 「憲法に自衛隊を明記して違憲論争に終止符を打とうではありませんか」。琵琶湖岸のホテルで開かれた県連大会の講演で憲法改正への思いを熱く語った首相は、ご当地ネタもふんだんに織り交ぜた。

 赤いネクタイを着用した首相は「『井伊の赤備え』にあやかる」と述べ、彦根藩主を務めた井伊家の朱色の甲冑(かっちゅう)を意識したと説明。観光振興に関し「彦根城も人気ですよね」と語ると、隠し持っていたゆるキャラ「ひこにゃん」のマスコットを掲げ、拍手を浴びた。

 首相の地方の党会合への出席は「通常のことではない」(滋賀県連所属の有村治子参院議員)。背景にあるのは総裁選でライバルとなる石破茂元幹事長だ。

 平成24年の総裁選で滋賀県の党員投票は石破氏が首相の約1・8倍だった。石破氏は「今年既に3回も滋賀に来た」(県連関係者)という。県議の新年会に顔を出すほどで、「呼べば来てくれる政治家」として人気を広げる。首相の「湖国」入りは石破氏の支持層にくさびを打つ狙いがあったのは間違いない。

 首相には別の意図もあったとみられる。党滋賀県連大会には旧民主党衆院議員だった三日月大造知事も出席した。控室で首相と懇談し、大会後は大津市内の児童養護施設を共に視察。首相は7日告示の知事選(24日投開票)で再選を期す三日月氏を直接「ご健闘を祈ります」と激励した。

 三日月氏は前回の知事選で自民党と対決したが、就任後は円満な関係にあり、同党は今回、支援を決めた。非自民党系出身ながら自民党と関係が良好な知事は他にもいる。首相は統一地方選などに向け地方レベルでの布石作りにも余念がないようだ。(原川貴郎、宮野佳幸)

3001チバQ:2018/06/04(月) 19:14:23
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180604-00000052-san-pol
竹下氏、参院選へ見極め 対北の首相×政策の岸田氏×闘志の石破氏…
6/4(月) 7:55配信 産経新聞
 9月の自民党総裁選で竹下派(平成研究会、55人)が態度を鮮明にしていない。会長の竹下亘総務会長は、安倍晋三首相の外交手腕を高く評価するが、支持の明言は避けている。「ポスト安倍」候補の岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長も含めた3人をてんびんにかけながら、誰が自民党の顔になれば来年の参院選に勝てるのか-。カギを握る党内第3派閥は総裁選間際まで見極める構えだ。(田中一世)

 竹下氏は2日、松江市で開かれた島根県連大会に県連会長として出席した。その後のパーティーに来賓として招かれたのは岸田氏だった。岸田氏は挨拶で総裁選に触れなかったが、竹下氏が解消を目指す参院選「鳥取・島根」の合区に触れ「皆さんが心置きなく参院選に臨めるようしっかり議論していく」と配慮した。

 岸田氏の出席は、岸田氏が会長を務めていた昨年の党広島県連の会合に竹下氏が出席したことへの「お返し」だったという。また、竹下氏は派閥会長就任時のインタビューで、岸田派(宏池会、47人)について「政策的に一番近いグループかなと感じている」と述べた。

 一方、竹下氏は5月30日の石破派(水月会、20人)のパーティーで、石破氏をこう評した。

 「石破さんも闘志の男だ。ときどき政治に対し苦いことを言うが、耳触りの良いことばかり言う人は信用しないでください」

 かつて所属した平成研究会を去った石破氏には竹下派内に抵抗感が残るが、竹下氏は「私に『石破氏だけは絶対だめだ』と言ってきた人はいない」と話す。

 個人的に絆が強いのは、連続3選を目指す首相だ。中曽根康弘内閣で竹下氏が兄・竹下登蔵相、首相が父・安倍晋太郎外相のそれぞれ秘書官だったときからの「遊び仲間」(竹下氏)であり、「安倍さんという人間に大変な思いを持っている」と語る。

 5月27日の水戸市での講演では、北朝鮮問題の解決について「多分この男にしかできない」と持ち上げた。ただ「首相を評価するなら(総裁選で)支持するかというと、そこが私の悩みだ」とも述べた。

 伝統的に参院の勢力が強い竹下派で、竹下氏は参院の勢力拡大を重要課題に位置づけている。総裁選は来年の参院選の「党の顔」を選ぶことにもなるだけに、竹下氏は参院側の意向も踏まえて最終判断する。

3002チバQ:2018/06/04(月) 19:14:50
https://news.yahoo.co.jp/byline/azumiakiko/20180602-00085943/
【次期総理との声も強まるが】 石破氏を阻む“前門の安倍首相と後門の竹下派”
安積明子 | 政治ジャーナリスト
6/2(土) 8:40
ツイート
シェア
ブックマーク

総裁選に意欲を見せる石破氏だが……(写真:アフロ)

安倍VS石破
「本日、(人が)集まらなかったら、自殺しようかと思った」

 5月30日にホテルニューオータニで開催された石破茂元自民党幹事長が率いる「水月会」のパーティー。午後5時半から開かれた講演会の冒頭で、同会の会長代行を務める山本有二元農水大臣が危なっかしい冗談を言うと、会場からどっと笑いが起こった。

 しかし芙蓉の間で開かれた講演会は満席になったものの、20名に過ぎない派閥にとって、懇親会での鶴の間は広すぎたようだ。鶴の間はオータニの最大のバンケットルームで、同じ会場で麻生派が4月12日、二階派が4月23日にパーティーを開いたが、いずれも動けないほどの満席だった。しかし石破派のパーティーでは、後方部にスペースが目立っていた。

 もうひとつ、麻生派や二階派と異なる点があった。この2つのパーティーには安倍晋三首相が顔を見せ、祝辞を述べたが、石破派のパーティーでは安倍首相の姿はなかった。安倍首相と石破氏は不仲説がささやかれており、「官邸からパーティーに参加しないようにという指令が飛んだ」との噂も飛んだ。

 だが同時刻、安倍首相にはベトナムのクアン国家主席夫妻を歓待する宮中晩さん会に昭恵夫人とともに出席する予定が入っていた。公務優先という口実は、安倍首相に幸いした。噂はすぐに消えた。

「石破さんと喧嘩する」
 もうひとつ、物騒な話が持ち上がっている。竹下派の竹下亘代表が挨拶に立った時、開口一番に「今年の夏にかけて、石破さんと喧嘩しなくてはいけない」と述べたことだ。

「喧嘩しなくてはいけない」というのは、もちろん来年夏の参議院選での公認をめぐる問題だ。参議院の選挙区は2年前の選挙から「合区制度」が採用され、高知県選挙区と徳島選挙区、島根選挙区と鳥取選挙区がそれぞれ1つの選挙区となった。前回の参議院選では、自民党は島根県側の青木一彦氏を公認候補に擁立。青木氏はかつて自民党参議院を牛耳り、今でも影響力を発揮する青木幹雄官房長官の長男で、当選1期目だった。鳥取県側には、2010年に自民党で当選した浜田和幸氏が離党し、選挙区選出の現職がいなかったのが幸いした。

 これをもって、「次期総裁選をめぐって青木氏と石破氏がバーターした」と見る向きもあるが、実際にはそれほど単純ではない。実は鳥取県側も、竹内功前鳥取市長が出馬の準備をしていたが、青木氏への一本化により比例区に転出となったのだ。竹内氏は8万7578票を獲得したが、次点で落選した。

合区がネックに
 一方で徳島・高知の合区によって比例区に転出した中西哲氏は竹内氏よりも30万票以上も多い39万2433票を獲得している。その理由は麻生派の頑張りだ。中西氏が選挙区を譲った中西祐介氏は麻生派の所属で、そのために麻生派は「譲ってもらった恩義」に応えるべく、中西哲氏の比例票獲得に全力で動いたという。

「しかし額賀派(現竹下派)は動いてくれなかった。島根県も竹内票が多かったわけではない」

 石破派関係者は不満を漏らす。しかも石破派には、2013年の参議院選で鳥取選挙区で当選し、来年には改選を迎える舞立昇治参議院議員がいる。パーティーでは「竹下さんも、本人もいるのだから、少しは気を遣ったらいいのに」という声も出た。

 だが竹下派も、来年に改選を迎える島田三郎参議院議員を抱えている。故・竹下登元首相の秘書を務めた島田氏を無下に降ろすことはできないが、そうなると下手をすれば国会には鳥取県の参議院議員がいなくなる可能性も出てきている。これは鳥取県を地元とする石破氏にとって大ピンチだ。

 もし竹下派と石破派が合流すれば、この問題は解消する。しかも石破氏はかつて故・田中角栄元首相の門下生で、竹下派と共通のDNAを持つ。

 しかしそう簡単にいくのなら、竹下氏が「石破さんと喧嘩しなくてはいけない」と言うだろうか。また竹下派には将来の総裁候補として、故・小渕恵三元首相の次女の優子氏がいる。

 各世論調査ではおしなべて「総理大臣にしたいナンバーワン」である石破氏だが、9月に予定される総裁選では投票権を持つのは自民党員であり自民党所属の国会議員。よって党内でパワーがいまいちでは勝負にならない。

 あと3か月余りで、思わぬ展開が繰り広げられる可能性も否定できない。自民党の権力闘争ほど、面白いものはない。

3003とはずがたり:2018/06/05(火) 18:53:09
党員獲得「ワースト10」自民が議員の実名公表
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20180528-OYT1T50086.html?from=tw
2018年05月29日 07時28分
 自民党は28日、昨年の党員獲得数が少なかった「ワースト10」の国会議員の実名を公表した。


 下位10人は五十音順で、石井浩郎、井上貴博、小田原潔、越智隆雄、津島淳、中泉松司、原田義昭、村井英樹、山崎正昭、山田美樹の衆参各議員で、首都圏の議員が目立った。詳しい順位や獲得党員数は公表しなかった。

 同時に、党員獲得数の多かった「ベスト10」も公表した。最も多かったのは、1万1244人の武田良太衆院議員で、堀内詔子のりこ衆院議員、二階幹事長が続いた。来年の統一地方選や参院選に向け、「アメとムチ」で支持基盤の強化を図る狙いがある。

(ここまで265文字 / 残り60文字)
2018年05月29日 07時28分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

3004チバQ:2018/06/09(土) 08:47:05
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000000-kyt-l26
国政選「世襲」制約を提言へ 自民改革本部、党内では反発も
6/9(土) 6:30配信 京都新聞
 自民党の党・政治制度改革実行本部(本部長=塩崎恭久元官房長官)が国政選挙での候補者選定に関する提言案をまとめ、近く安倍晋三総裁に提出する。親族の地盤を引き継ぐ「世襲」に制約を課し、再選を目指す現職には世論調査を義務付けるなどして候補者選定の透明性と公平性を高めるとしたが、実現には党内の強い反発が予想される。
 党は2004年に衆院選、06年には参院選にそれぞれ候補者公募制を導入している。だが、選挙直前になし崩し的に親族を後継に立てたり、公募を経て当選した議員が不祥事で離党や議員辞職したりするケースが相次いでいる。
 提言案は親族に世襲させたい現職は任期満了2年前までに引退表明するよう規定。その後の公募を経て世襲候補が衆院選に挑む場合は、初回に限り比例代表との重複は認めないとした。現職優先のルールも見直し、党本部は年1回の世論調査で現職が支持されているかどうかを判断する。支持が低い場合、その現職も参加できる公募で候補者を決めるようにする。
 昨秋の衆院選小選挙区で当選した自民の世襲議員は72人で、自民当選者全体の33%を占めている。同実行本部の下部組織「多様な候補者擁立推進部会」で提言案づくりを主導した大岡敏孝衆院議員(滋賀1区)は「世襲の多さが党の閉鎖性と見られ、現職優先が意欲ある人材の挑戦を阻害している。誰もが納得できる制度にすることは、国民政党として必要な改革だと訴えていきたい」としている。

3005チバQ:2018/06/12(火) 17:48:58
http://www.sankei.com/politics/news/180611/plt1806110041-n1.html
2018.6.11 22:10
【自民党総裁選】
「ポスト安倍」の2人奔走 岸田文雄氏は大阪「お好み焼き交流」でアピール 野田聖子氏パーティーでは森喜朗氏エール

 自民党の岸田文雄政調会長と野田聖子総務相が11日、「ポスト安倍」候補としての存在感を高めようと活発に動いた。

 岸田氏は大阪市のお好み焼き店で党大阪府連所属の地方議員らと意見交換した。大阪と言えば、安倍晋三首相(党総裁)が4月に府議らと焼き肉を食べながら懇談し、石破茂元幹事長も5月に府議らと串カツに舌鼓を打った縁がある。いずれも9月の総裁選で大票田となる大阪の党員票を固める狙いからだ。

 岸田氏が食した大阪名物のお好み焼きは、自身の地元である広島の名物でもある。岸田氏は「最も気になる存在である大阪のお好み焼き」と切り出し、「食べ物には土地の歴史や文化が凝縮されている。大阪を理解する一助としたい」と秋波を送った。

 懇談では、府連と対立する日本維新の会が進める大阪都構想に大阪市議らが反対を訴えた。首相は府連に同調する考えを示しており、岸田氏もこの日、府連と足並みをそろえるのが「党の総意」と語った。

 府連は7月に野田氏の講演も企画しており、府連幹部は「すべての総裁候補の話を聞いてみたい」と語る。

 その野田氏は都内で開いたパーティーで「さまざまな知見を披瀝(ひれき)できるのは総裁選しかない」と述べ、総裁選への出馬に重ねて意欲を示した。

 野田氏は出馬できなかった平成27年の総裁選を「堂々と政策論争をしていく場を封じ込められた」と振り返り、「今回はしっかり(政策を)見ていただくため、ずっと前から名乗りを上げている」と語った。

 駆け付けた森喜朗元首相は、野田氏を「一度は日本のリーダーにしてみたいというのが私の気持ちだった」と持ち上げた。ただ、首相の後見人を自負する森氏は「9月に安倍さんとやられるとちょっと困るが、大いに頑張れと言っている」と苦笑いも浮かべた。(長嶋雅子、笠原健)

3006チバQ:2018/06/12(火) 18:54:26
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00050015-yom-pol
進次郎氏、党執行部と距離…与党系候補応援断る
6/12(火) 7:28配信 読売新聞
 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長が党執行部と距離を置く場面が目立っている。

 小泉氏は10日、青森県三沢市で講演し、「一つのことに『おかしい』と言えなくなり、黙っていることに慣れてきたら終わりだ」と訴えた。学校法人「森友学園」「加計(かけ)学園」問題などを念頭に、真相究明に取り組む姿勢を強調したものとみられる。小泉氏は加計学園の獣医学部新設問題で、国会に特別委員会を設けて調査することを求め、与党議員を驚かせた。自民党が参院の定数を増やす公職選挙法改正案を了承した6日の会議でも、「心配なのは国民にどう映るかだ」と声を上げた。

 与党系候補が接戦を制した10日投開票の新潟県知事選でも物議を醸した。執行部の一人が選挙戦終盤で現地入りを打診したのに対し、応じなかったためだ。父親の純一郎元首相が告示前に野党系候補を激励したことから、「親子対決と騒がれるのを避けたかったのではないか」(若手)との見方もあるが、執行部からの応援要請を断るのは異例だ。

 知名度の高い小泉氏の言動は世論への影響が大きいだけに、執行部は気をもんでいる。

3007チバQ:2018/06/14(木) 15:40:12
http://bunshun.jp/articles/-/7769
“角栄・最後の弟子”中村喜四郎が振り返る「大接戦の新潟知事選」
常井 健一 8時間前
source : 週刊文春 2018年6月21日号

genre : ニュース, 政治, 社会
 米山隆一前知事の辞職に伴う新潟県知事選は、自民・公明が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏(60)が接戦の末、勝利した。花角氏は、野党六党派が推す前県議・池田千賀子氏(57)に対し、党派色を薄めるために「県民党」を標榜。だが、実際は二階俊博・自民党幹事長や原田稔・創価学会会長が新潟入りし、票固めに動くなど、国政選挙なみの総力戦を展開した。

「今回敗れれば“蟻の一穴”となり、各種選挙に反自民の嵐が吹き荒れるという危機感を持った与党は、幹事長の指揮で、各種団体を総動員し、市町村長を先頭に立て、創価学会をフル回転させてなりふり構わない選挙戦を展開しました。相手の運動が質量ともに野党の3、4倍という物量作戦を演じた結果です」

 選挙戦をこう振り返るのは中村喜四郎衆院議員(69)だ。中村氏が4回も新潟入りしたことは永田町関係者を驚かせた。

 中村氏と言えば、田中角栄元首相の秘書を経て、27歳で政界入りし、40歳で初入閣。竹下派(当時)のプリンスと見られていたが、1994年、ゼネコン汚職事件による逮捕で離党後、無所属となった。その間、有罪確定で失職し、収監された時期もあったが、刑期を満了すると再び当選。選挙は14戦無敗と、無類の強さを誇る。

 保守系の中村氏だが、近年は「反安倍」の立場を鮮明にし、今年になると竹下派の弟分であった岡田克也氏が率いる旧民進系の衆院会派「無所属の会」に参加した。

「今回は会派の選対委員長的な立場で陣頭指揮に当たりました」(無所属の会関係者)

 告示前日、中村氏は県内に講演に来た小泉純一郎元首相に池田氏と握手させ、最大の争点だった原発問題での共闘を演出した。

キャッチフレーズは「党より人」(撮影・常井健一)
キャッチフレーズは「党より人」(撮影・常井健一)
 一方、野党が苦手とする地上戦も展開。師匠・田中角栄元首相に関係する地元有力者たちにも秋波を送り、保守票の切り崩しを試みた。

 大のマスコミ嫌いで取材を一切受けない同氏だが、こんな総括を筆者に寄せてきた。

「自民党は無理に無理を重ねて政権運営している現状に全く自浄能力を働かせられない。野党も国民の批判を吸収できず、無意味な路線対立を繰り返している。国民の声は、政治に反映しにくくなっている」

 モノ言えば唇寒しの自民党に乱気流を巻き起こす“角栄・最後の弟子”。次はどんな勝負を仕掛けるのか。

3009チバQ:2018/06/16(土) 09:07:44
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00000119-mai-pol
<自民>細田派と石破派が会合 総裁選巡り
6/15(金) 21:23配信 毎日新聞
<自民>細田派と石破派が会合 総裁選巡り
自民党の石破茂元幹事長=小野まなみ撮影
 自民党の細田派と石破派の幹部が15日夜、東京・赤坂の日本料理店で会食した。細田派は安倍晋三首相の出身派閥、石破派は石破茂元幹事長が率いている。両氏は9月の総裁選で争う可能性が高く、異例の会合となった。

 細田派は塩谷立選対委員長や下村博文元文部科学相、石破派は山本有二前農相や古川禎久元副財務相らが出席した。細田派は総裁選に向けた情報収集や多数派工作も兼ねて党内の全派閥と会合を重ねており、今回もその一環。下村氏は「敵同士で戦うがフェアに自民党を盛り上げたい」と記者団に述べた。【高橋恵子】

3010チバQ:2018/06/16(土) 09:08:15
https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20180612/pol/00m/010/018000c?inb=ys
近づく自民総裁選 立候補にドラマあり
前田浩智・編集編成担当補佐

2018年6月13日 自民党総裁選への立候補は覚悟と苦労を強いられる大事業です。元首相の田中角栄氏は「戦は徹底的にやらにゃあ、弾に当たる」と檄(げき)を飛ばしたそうです。「さわやかに論戦し、あとは挙党一致」は理想ですが、恨みはどうしても残ります。恩賞となるポストは限られ、敗者は冷遇され、党内に生じた溝は拡大する……。繰り返される歴史です。

 3カ月後に迫る総裁選の対決構図がいまだ固まりません。通常国会の開会中であり、立候補を表明して安倍晋三首相を批判するのは「反党行為」ととられかねないという事情はもちろんありますが、出馬に伴う利害得失、表明のタイミングによる有利不利が時々刻々と変わり、立候補のための連立方程式を解くことを難しくしているのでしょう。

 たとえば、米朝首脳会談。北朝鮮外交の基本が「瀬戸際外交」であることを考えると、非核化のプロセスがずっと順調に推移するとは限りません。日本は会談の当事者ではありませんが、半島情勢は日本の「安全・安心」に直結します。北朝鮮情勢を抜きに首相批判をのびのびと展開すると、「不見識」との批判を浴びる恐れもあります。

首相、「圧勝」がノルマ
 現時点で安倍首相は3選出馬を表明していませんが、ゲームの主人公は首相です。その首相が総裁選で果たさなければならないのは、普通の「勝利」ではなく「圧勝」です。でなければ、総裁選が終わったその日に「ポスト安倍」をめぐる戦いの号砲が鳴り、候補たちが動きを活発化させ、首相がみるみる力を失う展開もないとは言えません。

 ポイントは批判票の大きさです。石破茂元幹事長が出馬するのは確実でしょう。前回総裁選(2012年)では、党員・党友による地方票で、石破氏は165票を獲得したのに対し、安倍首相は87票にとどまりました。完敗です。総裁選に地方票が入った1978年以降、地方票で敗れた候補が決選投票で逆転したのはこれが初めて。現職の首相となれば、繰り返してはならない屈辱でしょう。

 石破氏に加え、野田聖子総務相と岸田文雄政調会長まで立候補した方が批判票の食い合いになって安倍首相の圧勝イメージが演出しやすくなる、との戦略をある自民党幹部から聞いたことがあります。ただ、モリ・カケ批判を受け「安倍1強」は色あせました。内閣支持率は下げ止まりがうかがえるとはいえ、不支持率を下回ったままです。

 「来春の選挙は安倍首相のままで勝てるだろうか」--。統一地方選を控える地方議員が必要としているのは「選挙の顔」です。地方議員に不安が広がると、地方票に「まさか」の結果が忍び寄ります。候補者を絞って淡々と行った方が、首相はリスクを抑えられるとの考えもあるでしょう。出馬をめぐる駆け引きはこれから加速します。

3011チバQ:2018/06/16(土) 09:08:31
情報戦も激しく
自民党総裁選の街頭討論会を終え、聴衆に手を振る橋本龍太郎(右)、小泉純一郎両候補=大阪市中央区の南海難波駅前で1995年09月16日撮影
自民党総裁選の街頭討論会を終え、聴衆に手を振る橋本龍太郎(右)、小泉純一郎両候補=大阪市中央区の南海難波駅前で1995年09月16日撮影
 95年の総裁選が思い出されます。派閥横断の支持組織に乗る、経世会(当時小渕派)の橋本龍太郎氏が攻勢を強める中、河野洋平総裁(当時)が立候補を断念。無投票は避けるべきだとの若手の声を背景に、清和会(当時三塚派)の小泉純一郎氏が出馬しようとしますが、「郵政3事業民営化」に反対する経世会が圧力をかけ、推薦人(国会議員30人)集めが難航しました。

 「おかげさまで出馬できる状況になりました」。小泉氏が出馬表明の記者会見を開いたのは、なんと立候補届け出開始の90分前の午前7時半。異例の時間です。小泉氏は「『小泉つぶし』の動きがこんなに激しいものとは想像していなかった」と語りました。

 経世会は情報戦も支配していました。総裁選の告示前、「小泉断念」の情報が幾度となく流され、そのたびに小泉陣営の担当記者として確認に走らされました。メディアが否定的に書けば、推薦人が集まりにくくなるだろうとの計算でしょう。告示前夜には、推薦人30人の氏名をどうにか割り出しましたが、経世会の否定情報を覆すには至りませんでした。「小泉氏は推薦人確保に努めている」。告示当日の朝刊でも、悔しいですがこんな書き方にとどまりました。

自民党本部=東京都千代田区で2017年9月、本社ヘリから佐々木順一撮影
自民党本部=東京都千代田区で2017年9月、本社ヘリから佐々木順一撮影
 78年総裁選で、国会議員による「本選」の前に地方票による「予備選」が導入されたのは、76年に田中氏がロッキード事件で逮捕され、派閥の論理だけで総裁(首相)を選ぶことへの批判が強まったためでした。当時首相の福田赳夫氏が予備選で敗れ、「天の声も、変な声もたまにはある」と述べて本選を辞退し、大平正芳政権が誕生--という意外なドラマばかりが語られますが、地方票がもたらしたものを改めて考えるときでしょう。

 「政権というものが、どのような人たちの手で、どういう利益の絡み合いで、どのように争われるのか--というナマの姿を国民の前にさらけ出してくれた例は過去にない」。地方票導入に対する、開票日紙面の毎日新聞の評価です。「水族館のガラス越しに見るように、水面下の動きの多くが見られるようになった」とも記しています。

 誰がどういう動きをして立候補にこぎつけるのか。総裁選劇場、そろそろ本番です。

3012チバQ:2018/06/16(土) 09:27:13
いつ時点の情報かは不明ですが>>2854が反映されてますね


http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm
細田 派 96人 (衆院 59、参院 37 )
麻生 派 59人 (衆院 44、参院 15 )
竹下 派 55人 (衆院 34、参院 21 )
岸田 派 48人 (衆院 32、参院 16 )
二階 派 44人 (衆院 36、参院 8 )
石破 派 20人 (衆院 18、参院 2 )
石原 派 12人 (衆院 11、参院 1 )
谷垣 グループ 17人 (衆院 15、参院 2 )
無派閥 56人 (衆院 35、参院 21 )
*党の役職就任に伴う派閥離脱は実態が伴わない為、派閥所属議員として集計

3013チバQ:2018/06/16(土) 11:44:33
岸田派に国光氏加入 第4派閥は変わらず
毎日新聞-2018/06/07
https://mainichi.jp/articles/20180608/k00/00m/010/011000c
自民党の岸田文雄政調会長が率いる岸田派は7日の派閥会合で、国光文乃衆院議員(茨城6区)の加入を承認した。岸田派は48人となる。細田派(94人)、麻生派(59人)、竹下派(55人)に次ぐ第4派閥の地位は変わらない。(共同) ..

3014チバQ:2018/06/18(月) 15:37:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180618-00000516-san-pol
自民党総裁選で視界不良の石破茂氏は突破口開けるか 広がり欠く党員・議員支持、ネット人気も低調
6/18(月) 9:26配信 産経新聞
自民党総裁選で視界不良の石破茂氏は突破口開けるか 広がり欠く党員・議員支持、ネット人気も低調
自身が率いる自民党石破派のパーティーで岸田文雄政調会長(左)と握手する石破茂元幹事長=5月30日、東京都千代田区(飯田英男撮影)
 安倍晋三首相(63)の任期満了に伴う自民党総裁選まで残り約3カ月。連続3選を目指す首相の対抗馬となるのが確実なのが石破茂元幹事長(61)だ。石破氏は本命とみられた平成24年9月の総裁選で国会議員に支持が広がらず、決選投票で逆転負けを喫した。今回も首相勝利は盤石だとの見方が多い。「逆転勝利はあるか」と突破口を考えると、不利な状況ばかりが浮かび上がってくる。

 石破氏の強みは地方での人気とされる。24年総裁選は党員票(地方票)で165票を獲得し、首相の87票を圧倒した。無役の今も地方から講演や選挙応援の依頼が絶えず、週末は決まって地方行脚に精を出す。

 そんな石破氏にとって、総裁選の新制度は「追い風」(石破派中堅)となりうる。総裁選規定が改正されて党員票と国会議員票が同数になり、以前よりも党員票の比率が高まったからだ。石破氏の関係者は「いかに石破氏が地方人気をグリップしているかを事前に示せば、国会議員の投票行動にも影響を与えるはず」とみる。

 ただ、石破氏の地方人気は本当に健在なのか。世論調査での自民党支持層の態度は参考になる。

 5月19、20両日に産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の世論調査で自民党支持層に次期総裁にふさわしい人をたずねたところ、首相は44・8%で、石破氏(20・3%)は2倍以上の差をつけられた。首相が国政選で5連勝する中、石破氏の党員人気も相対的に低下しているようだ。

 「安倍総裁」の下で幹事長に就いた石破氏はその後、安倍内閣で地方創生担当相なども務めた。27年9月に閣外に出て石破派(水月会、20人)を結成後は、森友・加計学園問題などをめぐり安倍政権を公然と批判することが多い。しかし、必ずしも政権に懐疑的な党員支持を取り込めているとは言い難い。

 石破氏は国会議員票でも首相に大きく引き離されそうだ。首相は出身派閥の細田派(清和政策研究会、94人)に加え、麻生派(志公会、59人)、二階派(志師会、44人)の支持も固い。党所属国会議員(現在405人)の半数を固めた計算になる。一方、石破氏支持を明言する派閥は、石破派以外にない。

 総裁選出馬を公言している野田聖子総務相(57)の存在も懸念材料だ。石破派には属さないが、石破氏の側近だった浜田靖一元防衛相(62)、小此木八郎国家公安委員長(52)らは野田氏とも近く、石破、野田両氏が出馬した場合、対首相の少ないパイを奪い合うことになりかねない。

 石破氏勝利には、総裁選の対応を決めていない竹下派(平成研究会、55人)や岸田派(宏池会、48人)、そして24年総裁選で石破氏に投票した若手のリーダー格、小泉進次郎筆頭副幹事長(37)の動向がカギになる。彼らが石破氏支持に傾けば光も見えてくるが、具体的なあてはないようだ。

3015チバQ:2018/06/18(月) 15:37:56
 13日に都内で開かれたトークショーでは、石破氏に核心をつく質問が出た。

 「国会議員の人気がないといわれるが、どうか」

 石破氏は数秒沈黙した後に「テレビの作り出す(石破氏の)像はすごい恐ろしい像なんでしょうね。話してみたら違うんだね、と(国会議員に言われる)…」。自身と話せば魅力が理解されるということだろうが、石破氏が多数派工作を念頭に夜に議員と積極的に交流しているとの話は、あまり聞いたことがない。

 トークショーでは、地方講演やテレビ出演の準備に忙殺され、夜の会合まで頻繁にこなせば「寝る時間がゼロになっちゃう」とこぼした。石破氏に対しては、側近からは「天が自らを天下人たらしめるならば天命を引き受けるといった運命論者。むしろ宗教家に近いかもしれない」と半ばあきらめのような声も漏れる。

 石破氏の魅力は膨大な読書に裏打ちされた「弁舌力」だろう。安全保障、農政、憲法など範囲は幅広く深い。そんな石破氏はインターネットの普及もあって人気を博してきた。

 動画サイト「ユーチューブ」で石破氏の名前を検索すると、再生回数が260万回を超える動画もある。橋下徹前大阪市長(48)の300万回以上には及ばないが、首相の80万回以上、野田氏の20万回以上、「ポスト安倍」とされる岸田文雄政調会長(60)の7万回以上をしのぐ。

 ただ、石破氏のランキング上位の動画は、自民党が下野し、石破氏が政調会長として旧民主党政権に論戦を挑んでいた頃のものがほとんどだ。首相が政権に復帰すると潮目は変わり、安倍政権に苦言を呈すれば、ネット上で「後ろから鉄砲を撃つのか」との批判が並ぶようになった。

 石破氏は28年11月に無料通話アプリ「LINE」に自身のスタンプ「イシバくん」を導入するなど、ネットで先駆的な取り組みを行っている。ただ、今年5月に始めた石破氏の写真共有アプリ「インスタグラム」のフォロワー数は2000以下で、首相の16万には遠く及ばない。

 石破氏が首相の座を射止められるかは、安倍政権の世論人気の動向にも左右されるだろう。民主党を政権から引きずり落とした功労者と言える石破氏を首相に担ぐならば、石破氏側近たちが積極的に多数派工作をしかけてはどうかと思うが…。(政治部 奥原慎平)

3016チバQ:2018/06/18(月) 18:31:58
https://www.sankei.com/politics/news/180615/plt1806150039-n1.html
2018.6.15 22:53
【自民党総裁選】
野田聖子総務相 とがる発言、広がらぬ支持
 野田聖子総務相が9月の自民党総裁選を見据え、発言を先鋭化させている。15日には東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、選択的夫婦別姓の導入などを総裁選の主要政策に掲げる考えを示した。安倍晋三首相(党総裁)との対立軸を明確にする狙いがあるが、看板とする女性政策も支持の広がりに欠けているのが実情だ。空回りや過激な発言も目立ち、出馬に必要な20人の推薦人確保にプラスに働くかは不透明だ。

 「与党や政府が率先し、選択的夫婦別姓に真っ向から取り組むことが大事だ」

 野田氏は会見でこう強調し、選択的夫婦別姓の導入を「当然総裁選公約のひとつになる」と言い切った。自民党内には導入に反対が強いが、野田氏は「若い人がもっといい形で結婚を選べたりできるよう、(党内でも)一生懸命汗をかき、説得する」とも語った。

 もっとも、野党が衆院に提出した選択的夫婦別姓を認める民法改正案に対し、15日の閣議後の記者会見では「私個人は関知することはない」と述べ、自民党の一員として同調しない考えを示した。

 野田氏は女性政策への関与を強めている。

 前財務事務次官のセクハラ問題をめぐり「セクハラ罪という罪はない」と述べた麻生太郎副総理兼財務相に対しては「セクハラに対する知識が得られない世代だ。私たちの感覚とは全く違う」と反論。女性活躍担当相として政府の緊急対策もとりまとめた。

 女性政策をめぐっては威勢のいい発言が目立つが、国の根幹政策といえる安全保障では別の意味でとがった発言が目立つ。

 党総務会長時代の平成26年には、集団的自衛権の限定的行使を容認する安全保障法制について「自衛隊が軍になり、殺すことも殺されることもある」と述べ、制定に注力していた党内から猛反発を受けた。総務会長退任後の27年には、中国が南シナ海で進める人工島の造成について、日本船舶の自由な航行を脅かす問題にもかかわらず「直接日本と関係ない」と明言した。

 今回の総裁選を前にしても、野田氏の安保政策には不透明な部分が多い。自民党がまとめた改憲4項目に関しても慎重な党内議論を求めている。

 野田氏は日本記者クラブでの会見で、8月までに総裁選に向けた政策集を発表する意向も示した。「テーマは落ち着いた成熟国家として何をなすべきか」と語るが、選択的夫婦別姓のほかに政策の具体性は伝わってこない。(笠原健)

3017チバQ:2018/06/18(月) 19:29:23
https://www.sankei.com/politics/news/180617/plt1806170019-n1.html
2018.6.17 22:34

自民・小泉進次郎氏「政策」で存在感 総裁選の「リトマス試験紙」の側面も
 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は17日、京都府亀岡市で講演し、次世代型の社会保障改革の必要性などを訴えた。最近の小泉氏は党内の中堅・若手議員を束ね、国会改革など複数の政策提言を主導し、存在感も高まっている。9月の党総裁選で各候補は小泉氏の提言にどう反応するか。小泉氏は投票先を決める「リトマス試験紙」として行方を見定めようとしている。

 「このまま平成を終えてはいけない。平成の時代に片付けるべきことを片付けて次の時代に引き継いだと言われるよう、政治家は仕事をしなければいけない」

 小泉氏は講演で、高齢化が急速に進む現代にふさわしい社会保障のあり方などを説きながら、一連の改革に取り組む心情を語った。

 小泉氏は37歳という立場も生かし、さまざまな改革案作りを進めている。5月末には党「人生100年時代戦略本部」の事務局長として、年齢によって区切る社会保障のあり方を見直す提言をまとめ、安倍晋三首相(党総裁)に提出した。

 合わせて発表した「これまでの議論のとりまとめ」には、75歳以上の医療費の窓口負担について将来は全員が現役世代と同じ3割負担(現在は1割)とすることなど刺激的な検討内容を盛り込んだ。高齢化で膨張する社会保障費に切り込もうと、小泉氏が議論を主導。「議論のとりまとめ」は党の機関決定を経ず「小泉カラー」が族議員らの抵抗で消えない工夫もした。

 小泉氏は次期総裁選で、政策提言を各候補が公約にどう盛り込むか見極める考えだ。

(奥原慎平)

3018チバQ:2018/06/19(火) 19:05:55
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1806180039.html
【自民党総裁選】安倍晋三首相と岸田文雄政調会長が会食 「もちろん総裁選の話も…」
06月18日 21:34産経新聞

【自民党総裁選】安倍晋三首相と岸田文雄政調会長が会食 「もちろん総裁選の話も…」

自民党の岸田文雄政調会長(春名中撮影)

(産経新聞)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は18日夜、岸田文雄政調会長と東京都内で会食し、9月の自民党総裁選に向けた党内情勢について意見交換した。会食後、岸田氏は「北朝鮮や終盤国会、もちろん総裁選の話もあった」と記者団に語った。

 会食は首相から呼びかけた。安倍内閣の支持率は回復基調にあり、首相は総裁選の連続3選に向けて勢いを盛り返しつつある。支持基盤を盤石化するため岸田派も取り込みたい考えだ。

 一方、岸田氏は将来、首相からの「禅譲」を受けることを基本戦略に据えている。ただ、岸田氏が率いる岸田派(宏池会、48人)では、次の総裁選への出馬を求める主戦論が根強い。

 岸田氏は総裁選への対応を判断する時期について、20日に会期末を迎える今国会の閉幕後との考えを示してきたが、最近は「首相よりも後になる」と周囲に漏らしている。岸田氏は派内情勢も見極めながら、最終判断する。

3019チバQ:2018/06/21(木) 17:44:44
http://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210003-n1.html
2018.6.21 00:42

「謹慎」小渕優子氏じわり復活 経産相辞任から4年、久々パーティー 竹下派会長「首相候補に」 課題は実績作り
 4年前に「政治とカネ」の問題で経済産業相を辞任して以来、“謹慎”している自民党の小渕優子衆院議員の動向に注目が集まっている。4月に竹下派(平成研究会)会長に就いた竹下亘総務会長は小渕氏を将来の首相候補に育てると公言。小渕氏は有罪判決を受けた元秘書の執行猶予が終わる10月頃にも表舞台に復帰するとみられている。果たして「みそぎ」は済んだと判断してもらえるか-。(田中一世)

 「新しいスタートラインに立ったつもりで前を向いて頑張ります」。小渕氏は20日夜、約4年ぶりとなる政治資金パーティーを都内で開き、支援者らへの感謝を述べた上で決意を語った。竹下氏はあいさつでこう強調した。

 「閣僚や党三役を堂々とこなしてもらい、堂々たる総裁候補へと一生懸命育てなければならない」

 父・恵三元首相の地盤を継いだ小渕氏は平成20年に少子化担当相として戦後最年少の34歳9カ月で初入閣し、26年に経産相に起用された。順調だった政治家人生はこの直後に暗転した。関連する政治団体の政治資金規正法違反事件が発覚し、辞任に追い込まれた。

 竹下派は竹下氏の兄の登元首相が作り、恵三氏が育てた派閥だ。竹下氏や、恵三氏の盟友だった青木幹雄元官房長官にとって小渕氏は特別な存在であり、“親代わり”として目をかけてきた。特に総裁を目指す意思が皆無の竹下氏には、小渕氏を「10年、15年後」の首相・総裁候補に、との思いが強い。

 恵三氏の後に首相となった森喜朗元首相もパーティーに出席し「お姫様の登場をみんな待っている。小渕恵三さんに尽くしたおかげで僕は首相になれた。そのお返しもしていないから、せめて優子さんを応援してあげなければ」と持ち上げた。

 小渕氏も党内活動を本格化させつつある。昨年8月に党組織運動本部長代理に就き、今年2月には党財政再建特命委員会の小委員長に就任した。竹下氏が岸田文雄政調会長に推薦して実現した。将来を見据え国家の基本である財政の見識を深めさせる狙いもある。

 ただ、不祥事以降、小渕氏が総裁候補に名前が挙がることはほとんどない。小渕氏は、いまだに「元首相の娘」のイメージが先行しているのも事実だ。派内には9月の総裁選後の党役員人事での要職起用を目指すべきだとの意見があるが、同派幹部は「まずは財政再建特命委など地味な仕事で実績を作ることが先だ」と語る。

3020チバQ:2018/06/21(木) 18:18:42
http://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210015-n1.html
2018.6.21 18:08

肺がん患者に「いい加減にしろ」とやじ 自民党の穴見陽一衆院議員が謝罪
反応 おすすめ記事を受け取る

反応


自民党の穴見陽一衆院議員(48)=大分1区=が15日の衆院厚生労働委員会で、受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案をめぐり、肺がん患者が参考人として発言した際に「いい加減にしろ」とやじを飛ばしたことが分かった。

 穴見氏は21日「喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」とやじを認めた上で、「参考人はもとより、ご関係の皆様に不快な思いを与えたとすれば深くおわび申し上げる」とするコメントを発表した。

 穴見氏は、日本肺がん患者連絡会代表の長谷川一男さんが、屋外の喫煙場所について「なるべく吸ってほしくないが、喫煙者にとって吸う場所がないと困るという気持ちも分かる」などと話した際に、やじを飛ばした。高鳥修一衆院厚労委員長は21日、穴見氏を口頭で厳重注意した。

3022とはずがたり:2018/06/23(土) 16:11:58
参考人のがん患者にやじ 自民 穴見衆院議員が謝罪
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1058022702/1988
2018年6月21日 19時02分

がん患者にやじ 自民 穴見議員 がん財団理事を辞任
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1097992700/5045
2018年6月22日 17時15分

参考人のがん患者にやじ=自民・穴見氏が謝罪コメント
https://jiji.com/jc/article?k=2018062100979&g=pol

 自民党の穴見陽一衆院議員(大分1区)が衆院厚生労働委員会で、参考人のがん患者の意見陳述中に「いいかげんにしろ」とやじを飛ばしていたことが分かった。穴見氏は21日、「心からの反省とともにおわび申し上げる」と謝罪するコメントを発表。高鳥修一委員長(自民)は同日、穴見氏に口頭で厳重注意した上で、参考人に書面でおわびする意向を記者団に明らかにした。

 穴見氏は、「魔の3回生」と呼ばれる2012年衆院選の初当選組。15日の厚労委で、受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案の参考人質疑の際、立憲民主党が推薦した日本肺がん患者連絡会の長谷川一男理事長にやじを飛ばした。
 コメントでは「参考人の発言を妨害する意図は全くなく、喫煙者を必要以上に差別すべきではないという思いでつぶやいた」と釈明した。(2018/06/21-19:39)

3023チバQ:2018/06/25(月) 17:08:55
伯父なんだ・・・
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1806230003.html
祖父・康弘元首相の血が騒ぐ… 自民・中曽根康隆議員が“改憲への決意”激白 伯父・前川喜平氏に苦言も
06月23日 17:05夕刊フジ

祖父・康弘元首相の血が騒ぐ… 自民・中曽根康隆議員が“改憲への決意”激白 伯父・前川喜平氏に苦言も

中曽根元首相を祖父に持ち、憲法改正を訴える康隆氏(写真)。伯父の前川氏や、進次郎氏のことも語った

(夕刊フジ)

 東アジアの安全保障環境が激変するなか、日本が「独立と平和」を維持するうえで不可欠なのが、憲法改正だ。中曽根康弘元首相を祖父に持ち、昨年の衆院選で初当選した自民党の中曽根康隆衆院議員(36)が、改憲への決意を激白した。同年代の小泉進次郎筆頭副幹事長(37、当選4回)や、伯父の前川喜平前文科事務次官についても語った。

 「平和憲法が、平和を保証してくれているわけではない。戦後70年以上が経過し、時代に合わない規定は変えるべきだ」

 憲法を「日本人としての最も大事な背骨」と表現する康隆氏は、憲法9条を念頭に、こう訴えた。自民党1期生の有望株だ。

 憲法改正は、中曽根元首相の悲願でもある。100歳となった5月27日には「与野党を問わず、国民世論の喚起と共(とも)に真に国民参加となる憲法の実現」を目指すことに期待するコメントを出した。

 だが、中曽根元首相の「与野党を問わず」の思いと裏腹に、立憲民主党などの左派野党は「モリカケ問題」に執着し、国会の憲法審査会の議論は、停滞を余儀なくされている。

 康隆氏は「日本を憂う危機感は、祖父と私に共通する。なぜ今、改正が必要なのかについて、国民の理解を得られるよう説明する責任が、われわれにある」と強調した。

 ただ、一族の中で、毛色の違う人物がいる。康隆氏の父、中曽根弘文元外相の義兄にあたる前川氏だ。共産党系の「日本民主青年同盟」埼玉県委員会が5月に開いた会合で、「国民がつくり、国が守るべき憲法を変えようという自民党は、あり得ない」と述べ、反対姿勢を鮮明にしたのだ。

 康隆氏は「伯父にも言論の自由はあるが、国益を損ねる不必要な言動は控えてほしい」と語り、憲法観の違いを次のように指摘した。

 「今の憲法が平和を守ってくれているわけではない。現在と未来の日本を守るための憲法に変えていく。最前線に立つ自衛隊を明記し、『違憲』の可能性を排除しなければいけない」

 また、米コロンビア大大学院時代の学友で、国会議員としては先輩にあたる進次郎氏は、加計学園問題や東京電力福島第2原発の廃炉をめぐって直言を続け、賛否両論を巻き起こしている。

 康隆氏は「目立ちたいとか、迎合するとかいう下心からではなく、自らの信念に従って発言しているのだろう。党内議論の活性化のため、進次郎氏のような問題提起は必要だ。発言への批判が出ることも、健全な体質の証しだろう」と述べた。

3024名無しさん:2018/06/25(月) 23:57:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180621-00000005-mai-pol

<超党派>衆院改革議連発足へ 党首討論の夜開催を検討
6/21(木) 6:40配信

毎日新聞
<超党派>衆院改革議連発足へ 党首討論の夜開催を検討
自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長=川田雅浩撮影
 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長ら与野党の衆院議員が国会改革について議論する超党派の議員連盟を月内に発足させる。自民、公明両党に加え、国民民主党、日本維新の会の議員らが参加を予定している。国会改革の機運を盛り上げるのが狙いで、委員会資料のペーパーレス化、党首討論活性化のための夜間開催などを検討する。

 議連の名称は「平成のうちに衆院改革を実現する議連」で調整している。自民党の浜田靖一元防衛相が会長、小泉氏が事務局長に就任する方向だ。国民の古川元久幹事長や泉健太国対委員長、維新の馬場伸幸幹事長、無所属の細野豪志元環境相らも参加する。

 今月初旬に会合を予定していたが、新潟県知事選直前だったことから取りやめていた。野党6党・会派での連携を進める国民からは「野党を分断する手段になりかねない」と警戒する声も上がっている。【樋口淳也】

3025チバQ:2018/06/26(火) 10:27:06
https://www.sankei.com/politics/news/180626/plt1806260001-n1.html
2018.6.26 01:00
【政界徒然草】
知名度アップに苦戦の岸田文雄政調会長 小泉進次郎氏と連携もソリ合わず? 
 自民党総裁選を3カ月後に控え、「ポスト安倍」の一人と目される岸田文雄政調会長(60)が知名度の向上に苦戦している。党の注目政策を打ち出す会議では、小泉進次郎筆頭副幹事長(37)と並ぶ場面が少なくない。今回の総裁選の対応は未定とはいえ、将来的に首相を目指している岸田氏にとって、知名度の高い小泉氏との連携は存在感を高める絶好のチャンスだが、どうも2人のソリは合わないようだ。

 岸田氏と小泉氏は5月31日、官邸に安倍晋三首相(63)を訪ね、65歳以上を高齢者とする定義の見直しを求める党の「人生100年時代戦略本部」の提言を手渡した。同本部は岸田氏が本部長、小泉氏が事務局長として実務を仕切った。

 小泉氏は面会後、首相が提言内容に関して「あと2年で(自分も)65歳だ。高齢者と言われるのは嫌だな」と漏らしたことを記者団に明かした。その上で「首相の言葉を通じて国民的議論が巻き起こり、前に進むこともあるので期待する」と、提言のアピールにも余念がなかった。

 父・純一郎元首相(76)譲りのポイントを抑えた語り口で記者の質問にも的確に答える進次郎氏。同席していた「上司」の岸田氏の存在はかすんでみえた。提言は安倍政権の看板政策「人づくり革命」に関する内容で、現在の社会保障の世代間格差是正を求める小泉氏の主張が色濃く反映されたものでもあった。

政策でも頭角現す小泉氏

 このところ、小泉氏の政策面での活動は活発化している。岸田氏が本部長の「政調会のあり方等改革実行本部」は、党内に乱立する組織の整理統合や政策立案能力の向上を狙い、岸田氏の諮問に、小泉らが出した提言を踏まえ6月13日に新設された。岸田氏が先導した形ではあるが、議論の対象となる政調会議へのタブレット端末導入によるペーパーレス化などは、かねて小泉氏が訴えてきた。

 小泉氏と岸田氏が党の会議のひな壇に並ぶ姿を目にする機会は増えているが、岸田氏周辺は「必ずしも岸田会長と小泉氏のソリが合うとは言えない。ケミストリーが合わないのでは…」と語る。相性が合わないということだ。

 昨年末、そんな2人の関係性を象徴する出来事があった。小泉氏の提案で人生100年時代戦略本部のメンバーで夜間、都内にある24時間保育の保育園を視察した。関係者によると、小泉氏は当初、岸田氏らごく少人数に声をかけたが、岸田氏はベテラン議員にも声をかけ、結果的に6人で行くことになった。

 関係者は「小泉氏が岸田氏に配慮して少人数にしようとしたのに、岸田氏には分かってもらえなかった…」と振り返る。周囲に配慮し、バランスを重視する岸田氏は関係者を分け隔てなく呼んだ方がいいと判断したとみられる。岸田氏との距離を縮めようとした小泉氏が物足りなさを感じた側面もぬぐえない。

3026チバQ:2018/06/26(火) 10:27:26
「バランス」重視で独自色打ち出せず

 岸田氏にはバランスを重視するあまり、独自色を打ち出しきれない面がある。委員長を務める党の財政再建に関する特命委員会は5月23日、政府の経済財政運営の指針「骨太方針」に向けた提言をまとめた。総裁選をにらみアベノミクスに続く経済政策として財政再建を訴え、存在感を示そうと議論をスタートさせた。

 若い世代の意見も反映させようと小委員会の委員長には竹下派(平成研究会、55人)のエース、小渕優子元経済産業相(44)を据えた。しかし、財政再建のポイントとなる社会保障費抑制の数値目標の明記は見送られた。政府方針とバランスをとった結果で、竹下亘総務会長(71)からは「もっときつくてもよかったなという思いだ」と、踏み込み不足に苦言を呈された。

 総裁選の対応でも岸田派(宏池会、48人)の内部で意見が分かれ、苦しい選択を迫られている。次々回の総裁選で首相からの「禅譲」を狙うべきとする勢力と今回の総裁選出馬を求める主戦論を訴える勢力とのはざまで揺れているのだ。

 首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会、94人)をはじめ、第2派閥の麻生派(志公会、59人)や二階派(志帥会、44人)は早々と首相支持を打ち出している。岸田氏は7月22日の国会閉会後に意思を表明する方針だが、表明が遅れれば遅れるほど首相の信頼を失い、禅譲の可能性も低くなる。派内には「出ても出なくても総裁選後の人事で岸田派が冷遇される可能性がある」と心配する声も出ている。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6月16、17両日に行った世論調査で次期総裁にふさわしい人物を聞いたところ、小泉氏が26・9%でトップだった。2位は首相で25・2%、3位は24・1%の石破茂元幹事長(61)で、岸田氏は5・1%と大きく水をあけられている。自民党支持層に限ってみても5・3%にとどまり、知名度不足は否めない。

 岸田氏よりも2回りほど若い小泉氏が率いる2020年以降の政治や経済、社会を構想する若手有志の勉強会は、岸田派の若手2人が中心的な役割を果たしている。トップダウン型の「安倍1強」体制に苦言を呈する場面が目立つ小泉氏と「ボトムアップの政治」を訴える岸田氏が連携すれば、「安倍1強」とは異なる新たな風景が見えてきそうだが、ソリが合わないのではそれも難しそうだ。 
(政治部編集委員 長嶋雅子)

3027チバQ:2018/06/26(火) 10:28:54
https://www.sankei.com/politics/news/180625/plt1806250001-n1.html
2018.6.25 08:00
【政界徒然草】
「竹下語録」に注目! 安倍晋三首相支持のようにも聞こえるが…自民党総裁選、竹下派55票の行方は?
 9月の自民党総裁選を控え、焦点の一つが党第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)の動向だ。対応をまだ決めておらず、会長の竹下亘党総務会長(71)は総裁選間際に判断する考えを示している。55人の票はどこへ向かうのか。竹下氏が次々と発する言葉が永田町の耳目を集めている。

首相とは40年来の仲

 竹下氏は、出馬が有力、あるいは取り沙汰されている3人の人物評を披露してきた。連続3選を目指すのが確実な安倍晋三首相(63)については、その外交手腕を高く評価している。米朝首脳会談の2日後の6月14日、竹下派会合でこう語った。

 「安倍総理は『自分の時代に拉致問題を必ず解決する』と言い続けてきたので、腹をくくって日朝の話し合いに臨んでいただきたい。われわれはそれを全面的に支持していく」

 5月27日に水戸市で行われた党茨城県連大会では、拉致をはじめとする北朝鮮問題についてこう述べた。

 「日本は外交の正念場を迎えている。多分この問題(の解決)は安倍晋三という総理、この男にしかできないのではないか、という思いすら持っている。世界でたった一人ですよ。トランプ米大統領の心をわしづかみにしている首脳は」

 竹下派中堅は「総裁選で安倍さんを支持すると言っているように聞こえる」と感想を漏らす。一方、「与党の立場として当たり前のことを言っただけでしょう」とみる議員もいる。

 竹下氏は「安倍さんという人間に大変な思いを持っている」という。竹下氏が元首相の兄・竹下登蔵相、首相が父・安倍晋太郎外相のそれぞれ秘書官だった40年近く前からの「遊び仲間」(竹下氏)なのだ。

 ただ、茨城県連大会では「安倍総理を評価するなら支持するかというと、そこが私の悩みだ。現時点で全く決めていない」と述べ、対応は未定と強調した。

石破氏についても称賛

 出馬の決意を固めつつある石破茂元幹事長(61)については、5月30日の石破派(水月会、20人)のパーティーでこう語った。

 「石破さんも闘志の男だ。政治に対し苦いことを言い、マスコミに揶揄(やゆ)される場面がないわけではないが、皆さん、耳障りの良いことばかり言っている人は信用しないでください」

 石破派のパーティーの場なので、称賛ぶりは少し割り引く必要があるが、他の機会でも石破氏を評価することはある。

3028チバQ:2018/06/26(火) 10:30:32
 平成研究会は平成20年、当時所属していた石破氏を総裁選に担いだ。竹下氏は今年4月の産経新聞などのインタビューで「同志という感覚を何人かが強く持っている。非常に近い一人だといえる」と派内の現状について言及した。その後に派を去った石破氏に「裏切られた」と見る向きもあるが、竹下氏は「私に『石破氏だけは絶対だめだ』と言ってきた人はいない」とも語った。

政策では岸田氏に親和性

 「ポスト安倍」候補とされる岸田文雄政調会長(60)とは政策面で最も親和性がある。4月のインタビューで、岸田派(宏池会、48人)について「(竹下派と同じ)リベラルなグループだ」「政策的に一番近いグループかなと感じている」と強調した。

 昭和47年の総裁選で田中角栄元首相が大平正芳元首相と組んで政権を勝ち取った「田中・大平連合」にも触れ、「あの連合の原点はリベラル」と述べた。田中氏は平成研究会の源流となる田中派を立ち上げ、大平氏は宏池会会長を務めた。

 竹下氏が総裁選で重視する財政再建への考え方も、首相よりは岸田氏に近い。竹下氏はこう語る。

 「財政を再建するという旗を誰が一番しっかり掲げているかというのは、われわれのグループにとって非常に大きな要素だ。社会保障費(の抑制)をしっかり見つめ直す、あるいは消費税を引き上げることを避けて通らないのは誰か」

 平成元年の消費税導入を決断し、実現したのは当時首相で竹下派の創設者である兄の登氏だ。思い入れは強く、首相が3選を果たした場合でも、来年10月の消費税率引き上げを延期するようなことがあれば「反安倍」に回る覚悟がある。

決断は総裁選間際

 竹下氏の含みのある発言は派の内外でさまざまな臆測を呼ぶ。竹下氏は7月22日の国会閉会後、所属議員の意見を広く聞いた上で判断するとの考えを強調している。6月11日の講演では、判断基準についてこう述べた。

 「米朝首脳会談とその後の日本を取り巻く国際環境がどうなるかは、まともに党総裁選に影響する。話が良い方向に行くのか、膠着(こうちゃく)状態になるのか、どん詰まりになるのかは大きな要素だ」

 ほかにもさまざまな発言をしたが、要約すると以下のようになる。

 (1)北朝鮮問題など外交を担うのは誰が適任か(2)自民党が国民に信頼されるために誰が「顔」としてふさわしいか(3)全国の自民党員は誰に期待しているのか(4)世論の批判を受けても財政再建や外交・安全保障に取り組む覚悟はあるか。

 本番まで残り約3カ月。6月10日の新潟県知事選で与党系候補が勝利し、内閣支持率も上昇傾向にあるなど、首相の3選に追い風が吹いている。「大勢が決まってから支持を表明しても、相手に恩を売れない」(竹下派幹部)との声も出ているが、しばらくは竹下氏の言動に注目だ。 
(政治部 田中一世)

3029チバQ:2018/06/26(火) 20:59:26
勝手なことしてる立場ですが・・・
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180626-00000086-asahi-pol
「子ども産まない方が幸せ、勝手なこと」自民・二階氏
6/26(火) 20:28配信 朝日新聞デジタル
 自民党の二階俊博幹事長は26日、東京都内で講演し、「子どもを産まない方が幸せじゃないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」「皆が幸せになるためには子どもをたくさん産んで、国も栄えていく」などと述べた。子どもを持たない家庭を批判したとも受け取れる発言だ。

 二階氏は、講演参加者から少子化対策について問われ、「食うや食わずの戦中、戦後、子どもを産んだら大変だから産まないようにしようと言った人はいない」とした上で、「子どもを産まない方が幸せ」というのは「勝手だ」とした。

 これに対し、国民民主党の玉木雄一郎共同代表は党本部で記者団に「特定の家族観、価値観を押しつけるのは間違っている。(自民は)まさにそういった古い価値観にとらわれたおっさん政党だ」と批判した。

 自民党では最近、加藤寛治衆院議員が「必ず新郎新婦に3人以上の子どもを産み育てて頂きたいとお願いする」と述べ、撤回。萩生田光一幹事長代行も「赤ちゃんにパパとママどっちが好きかと聞けば、ママがいいに決まっている」と発言するなど、少子化をめぐる失言が相次いでいる。

朝日新聞社

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180626-00000090-jij-pol
「産まない幸せ」は勝手な考え=自民・二階幹事長
6/26(火) 17:28配信 時事通信
 自民党の二階俊博幹事長は26日、人口減少問題に関し「この頃、子どもを産まない方が幸せに(生活が)送れるのではないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」と述べた。

 東京都内で行われた政治評論家との対談で、聴衆の質問に答える形で発言した。不適切との指摘を受ける可能性がある。

3030チバQ:2018/06/27(水) 16:46:28
https://www.sankei.com/politics/news/180627/plt1806270010-n1.html
2018.6.27 12:43

無派閥議員らとの会合、菅義偉官房長官「求めに応じて」 菅グループについては「控えたい」
 菅義偉官房長官は27日午前の記者会見で、9月の自民党総裁選を前に自身が無派閥の若手議員らと会合を重ねていることについて「議員の方々の求めに応じていろんな方とお会いし、会合を行っている」と述べた。党内では、総裁選での安倍晋三首相(党総裁)の3選に向け、菅氏が支持固めを行っているとの見方が根強い。

 菅氏に近い議員らによる“菅グループ”の存在が派閥を立ち上げる準備とみられていることに関しては、「(記者会見は)政府見解を申し上げるところであり、控えたい」と述べた。

 その上で、「いろんな方と会っているということは政治家として当然のことではないか」とも語った。

https://www.sankei.com/politics/news/180626/plt1806260045-n1.html
2018.6.26 23:36
【自民党総裁選】
女子会やカラオケ…軽さが目立つ派閥間会合
 安倍晋三首相(自民党総裁)の出身派閥で党内最大の細田派(清和政策研究会、94人)と第2派閥の麻生派(志公会、59人)の中堅・若手の女性議員ら約10人が26日夜、都内のフランス料理店で会合した。9月の自民党総裁選を前に派閥間の会合が活発になっているが、カラオケや若手だけの「顔見せ会」といったノリの軽さも目立ち、多数派工作や腹の探り合いを目的としたかつての様相とはかけ離れているようにみえる。(原川貴郎)

 「今日は複数の会合が入ってたけど、参加しないわけにはいかないでしょ。だって『ミクニ』よ」

 26日の「女子会」に出席した女性議員は、興奮気味にこう語った。会場がフレンチ界のカリスマ、三国清三氏がオーナーシェフを務める名店「オテル・ドゥ・ミクニ」(東京都新宿区)だったからだ。細田派の下村博文、麻生派の棚橋泰文の両事務総長も出席した。

 細田派は総裁選での安倍首相連続3選に向けて2月以降、他派閥との会合を積極的に開いてきた。麻生派とは4月にも約20人でカラオケを楽しみ、首相と麻生太郎副総理の名前を使った替え歌で盛り上がった。二階俊博幹事長が率いる二階派(志帥会、44人)とは3月と5月、出馬に意欲をみせる石破茂元幹事長が率いる石破派(水月会、20人)とは6月に行った。

 岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)も2月以降、他派との会合を活発化させている。3月1日に中華料理店で石破派と、同月7日にすき焼き店で当時の額賀派(現竹下派、平成研究会、55人)と会合した。

 ただ、岸田派幹部は一連の会合について「単なる飲み会だ」とあっけらかんと語る。

 かつての派閥の会合といえば、料亭を舞台に、総裁選の票固めや、政局に深く関係するような法案を通すため協力を求めることなどが主な目的だった。

 しかし、平成8年の衆院選で小選挙区比例代表並立制が導入されて以降は官邸主導の政治が強まり、派閥の影響力は徐々に低下し、「料亭政治」も下火となった。第2次安倍政権が発足してからは、派閥間抗争もめっきり少なくなった。

 かつての自民党を知る党幹部は「派閥の夜会合は権力闘争の場であった。今は『サラリーマン政治家』が多くなり、政治が生々しく動くことが減った」と寂しげに語った。

3031チバQ:2018/06/27(水) 16:48:39
https://www.sankei.com/politics/news/180626/plt1806260046-n1.html
2018.6.26 23:37
【自民党総裁選】
岸田派、中堅以上は岸田氏出馬論強まる
 自民党の岸田文雄政調会長が会長を務める岸田派(宏池会、48人)の幹部・中堅議員9人が26日夜、都内で会合を開いた。出席者の一人、三ツ矢憲生衆院議員は会合後、記者団に対し、9月の党総裁選に関して「岸田氏は出るべきだという声が大勢だった」と述べ、出馬論が強まっていると強調した。

 別の出席者は、会合では岸田氏の意向に従うことで一致したとした上で「これまでの派の中堅以上は『出馬すべきでない』との声が多かった」と語った。

3032チバQ:2018/06/28(木) 13:07:38
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180628-00227148-toyo-bus_all
自民総裁選、中立装う竹下派はどう動くのか
6/28(木) 5:00配信 東洋経済オンライン
自民総裁選、中立装う竹下派はどう動くのか
4月に平成研は会長が額賀福志郎元財務相(右)から竹下亘総務会長(左)に交代。「竹下派復活のクーデター」と騒がれた(写真:共同通信)
 梅雨明けのような猛暑が襲う永田町で、9月の自民党総裁選に向けて安倍晋三首相の3選ムードが高まる中、党内第3派閥の平成研究会(竹下派)の対応が注目されている。竹下亘総務会長が率いる同派の動向次第では、「安倍圧勝」とされる総裁選の構図が一変しかねないからだ。首相サイドはことあるごとに秋波を送るが、竹下氏は「変幻自在な発言」(側近)で煙幕を張って言質を与えず、首相らをやきもきさせている。

 平成研の旧称は竹下氏の兄の故・竹下登元首相が創立した経世会だ。一時代前には「数とカネを誇る最強軍団」として党内を牛耳り、“経世会支配”と恐れられた最大派閥だった。このため、安倍政権や総裁選をめぐる竹下氏の最近の言動は、「軍団復活へののろし」(自民幹部)と受け取る向きもある。ただ、「一致結束箱弁当」と呼ばれた、同派の源流である故・田中角栄元首相が率いた七日会(旧田中派)や経世会と違い、派内に首相支持を公言する安倍親衛隊も抱えるだけに、総裁選への結束には不安も隠せない。

■「軍団復活」より「高く売る」戦略との見方も

 自民党総裁選は、首相の外交日程も踏まえて9月7日告示・同20日投票で実施される方向だが、「ポスト安倍」を目指す石破茂元幹事長らの出馬が確実視されるため、6年ぶりの本格総裁選となる見通しだ。ただ、通常国会の大幅会期延長で、首相も含めた総裁候補者の出馬表明は7月下旬以降となるため、各派閥が奔走する総裁争いは2カ月足らずの「短期決戦」となる。

 しかも、40人以上の勢力を持つ党内5大派閥のうち、100人に迫る圧倒的1位の清和会(細田派)、2位の志公会(麻生派)、5位の志帥会(二階派)の3派はすでに首相支持を明確にしており、石破氏の率いる水月会(石破派)がわずか20人の小派閥だけに、残る3位の平成研(竹下派)と4位の宏池会(岸田派)の動向次第では、総裁選自体が「安倍3選のための消化試合」となりかねない。

 去就が注目される岸田文雄政調会長については、ここにきて岸田派内で「勝敗にこだわらず出馬すべきだ」(幹部)との主戦論が高まりつつある。ただ、岸田氏出馬は竹下派の協力が前提とされるだけに、9月の総裁選が「本格的政争」になるかどうかは竹下派の動向次第、というわけだ。

 竹下氏は竹下登元首相とは20歳以上離れた異母弟だ。竹下元首相は、「闇将軍」と呼ばれて首相退陣後も権勢をふるった田中角栄氏の率いる「田中軍団」を割って出て、竹下派(経世会)を旗揚げし、その後に政権を奪取した。同元首相はリクルート事件で退陣後も田中氏と同様に党運営への影響力を維持し、小泉純一郎政権発足時までは総裁選びの主役を演じてきた。

 ただ、小泉政権以降は、派内で相次いだ内紛や有力な総裁候補を持たない弱点から最大派閥の座から滑り落ち、安倍氏を含めて首相を輩出し続ける清和会の後塵を拝してきた。今回の竹下派の動きは竹下亘氏主導での「軍団復活への蠢き(うごめき)」(自民長老)とされるが、首相の「3選」を前提としながら、あえて総裁選のキャスティングボートを握ることで、同派の存在をアピールするとともに「政治的に高く売る」(自民幹部)ことを狙う戦略との見方もある。

 竹下派の最大の強みは、参院での主導権を握っていることだ。参院自民党の実力者で国会運営の司令塔とされる吉田博美幹事長は、経世会支配の中軸だった故・金丸信元副総裁の元秘書で、現役時代に「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元官房長官の側近でもある。

 竹下登氏が「参議院を笑う者は参議院に泣く」と指摘した政権運営での参院重視の方針を、今も受け継いでおり、今回の会期大幅延長も吉田氏らの主導で実現した。このため首相の「3選」にも絡む残された重要法案の成否も、吉田氏らの采配次第で、首相らは「ひたすらお願いするしかない」(官邸筋)のが実態とされる。

 政界引退後も竹下派への影響力を維持する青木氏は、かねてから首相の政権運営には批判的とみられている。平成研は4月に会長が額賀福志郎元財務相から竹下総務会長に交代したばかりで、永田町では「竹下派復活のクーデター」と話題になったが、額賀氏に会長交代を迫って引導を渡したのは吉田氏をリーダーとする参院竹下派の面々だ。

3033チバQ:2018/06/28(木) 13:08:04
■クーデターによる竹下派復活で「安倍離れ」

 第2次安倍政権で竹下派から党・内閣の要職への起用が続く茂木敏充経済再生担当相と加藤勝信厚生労働相は、かねてから首相と親しく、派内では「お友達人事」との不満が強い。さらに、額賀氏も総裁選で首相支持の姿勢をにじませていたため、党内では竹下氏への会長交代を「平成研の安倍離れ」と受け止める向きが多かった。

 これを裏付けたのが党3役として安倍政権を支える立場の竹下氏の派閥領袖就任後の言動だ。「もり・かけ」疑惑の再炎上で内閣支持率が急落していた5月下旬には、岡山市内での講演で秋の総裁選について「間違いなく安倍さんが引き続き首相になるかというと、すぐにその通りですとは返事をしかねる」と述べ、物議をかもした。

 また、6月2日に松江市で開かれた党島根県連大会での講演では、森友・加計学園問題について「役所の不祥事も最終的には首相の責任であり、それぞれの担当の政治家が真正面から受け止めるのが政治のあるべき姿だ」と、首相らの対応への批判ともとれる発言をして、大きく報道された。ただ、竹下氏は首相を含めて総裁選出馬が想定される候補者については、巧みに等距離を保っている。

 竹下氏は、自らが県連会長を務める島根県連大会後のパーティーに来賓として岸田氏を招待しエールを交換した。同氏が会長を務めていた昨年の党広島県連の会合に竹下氏が出席したことへの「お返し」だったとされるが、竹下氏は派閥会長就任時のインタビューで、岸田派について「政策的に一番近いグループかなと感じている」と述べていたこともあり、永田町では「すわ、竹下・岸田連合か」との情報が駆け巡った

 その一方で竹下氏は、5月30日に開催された石破派パーティーでは「石破さんも闘志の男だ。ときどき政治に対し苦いことを言うが、耳触りのよいことばかり言う人は信用しないでください」と評価してみせた。平成研から飛び出して派閥を立ち上げた石破氏に対して竹下派内には「あいつだけは許せない」(幹部)との抵抗感が強いが、竹下氏は「私に『石破氏だけは絶対ダメだ』と言ってきた人はいない」と石破氏支持にも含みを持たせた。

■よみがえる「大角連合」と保守本流の反発心

 竹下氏は安倍首相との個人的信頼関係もことあるごとに強調する。中曽根康弘内閣時代には、安倍首相が父・安倍晋太郎外相の秘書官、竹下氏が兄・竹下登蔵相の秘書官を務めたが、当時、“安竹連合”とも呼ばれて極めて親密だった父と兄にそれぞれ寄り添ったことで「心の許せる遊び仲間になった」(竹下氏)とされる。

 ただ、竹下氏は講演などで安倍外交を高く評価する一方で「首相を評価するなら(総裁選で)支持するかというと、そこが私の悩みだ」と意味深な発言も付け加える。まさに「変幻自在の発言」だが、党内からは「各候補と等距離を保つことで、自らの存在感を高める狙いが見え見え」(自民長老)との批判も少なくない。

 もともと竹下派は政治理念や政策から見れば自民党の保守本流グループで、岸田派との共通点が多い。総裁選の歴史をみても1972年の「角福戦争」や1978年の「大福対決」では田中角栄氏と故・大平正芳氏(元首相)による“大角連合”が勝利の源泉となった。竹下、岸田両派の長老議員は「戦後政治の中核となってきたのは故・吉田茂元首相の流れをくむ保守本流だ。我々はその後継者として今後の日本政治の中軸となる立場だ」(閣僚経験者)と胸を張る。

 首相の出身派閥の細田派は首相の祖父の岸信介元首相の流れをくむいわゆる“保守傍流”だけに、「いつまでも傍流のいいようにはさせない」という反発心だ。このため首相サイドでも「岸田氏が出馬すれば、竹下氏が支持に回る」とみる向きが多い。

 そうした状況も踏まえ、首相は5日夜、都内のフランス料理店で竹下氏ら竹下派幹部と会食した。竹下氏の派閥会長就任祝いを名目に首相が呼び掛けたもので、首相と竹下氏は秘書時代の思い出話に花を咲かせた。竹下派からは、額賀前会長や吉田氏に加え、首相に近い茂木氏も同席、「総裁選の話は出なかったが首相の気配りが目立った」(出席者)とされる。

 首相は国会の大幅会期延長を決める前の18日夜には都内の日本料理店で岸田氏と密談した。岸田氏は記者団に「自民党総裁選などいろいろ話をした」と語ったが、具体的内容には踏み込まなかった。岸田派は20日夜、都内で岸田氏と幹部らが会食し総裁選での各派の動きなどで情報交換したが、岸田氏は首相との会談内容について「(総裁選について)まだ(私の)結論は出ていないと(首相の質問に)答えた」と説明したとされる。

 麻生氏とともに首相を支える二階俊博幹事長は26日の都内の講演で、首相の総裁3選について「もう間違いない」と明言した。二階氏は報道各社の世論調査で内閣支持率が回復していることについて「いかに日本の国民の良識が立派かを物語っている」と語り、石破氏や岸田氏をけん制してみせた。

3034チバQ:2018/06/28(木) 13:08:28
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180627-00000597-san-pol
自民党総裁選 安倍首相、若手無派閥議員らと会食 3選支持の声も
6/27(水) 23:04配信 産経新聞
自民党総裁選 安倍首相、若手無派閥議員らと会食 3選支持の声も
出邸する安倍晋三首相=27日午前、首相官邸(春名中撮影)
 安倍晋三首相(自民党総裁)は27日夜、都内のお好み焼き店で自民党の若手無派閥議員らでつくるグループ「向日葵(ひまわり)会」のメンバーら12人と会食した。

 世話人の河井克行総裁外交特別補佐によると、9月の党総裁選に関し「しっかりと引き続き、この国のかじ取りを行ってほしい」などと首相の3選を支持する声が上がったという。

3035チバQ:2018/06/28(木) 13:08:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180628-00000031-jij-n_ame
米最高裁、穏健派が引退へ=トランプ氏後任指名で「右傾化」か
6/28(木) 9:17配信 時事通信
 【ワシントン時事】米連邦最高裁を構成する9人の判事の一人、アンソニー・ケネディ氏(81)が27日、来月末で引退すると表明した。

 ケネディ氏は共和党政権が指名した5人の判事の中では最も穏健派で、妊娠中絶や同性婚に理解を示してきた。トランプ大統領がより保守的な人物を後任に指名するのは確実とみられる。

 ケネディ氏は1988年に共和党のレーガン政権で就任。中絶や同性愛など世論が鋭く対立する問題では権利を擁護する側に回り、判決を決定付けてきた。トランプ氏は直ちに後任選びに着手する考えで、27日の演説で「40年、45年と務める判事を選びたい」と語った。米紙ワシントン・ポストは、判事の交代が「最高裁を劇的に右傾化させる」と伝えた。

3036名無しさん:2018/06/28(木) 21:58:50
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180627-00000075-reut-bus_all

小泉氏ら自民若手が国会改革案、法案審議とスキャンダル追及を分離
6/27(水) 20:06配信

ロイター
[東京 27日 ロイター] - 自民党の小泉進次郎・筆頭副幹事長ら若手議員が27日に国会改革案をまとめ、同党の二階俊博幹事長に提出した。法案審議とは別にスキャンダル追及のための特別委員会を新設するのが柱となっている。今後は野党側の意見も募り実現を目指すとしている。

与党内の理解を得られるのか、当面はその点がポイントになりそうだ。

この国会改革案では、国会審議を1)党首討論、2)政策・法案審議の委員会、3)スキャンダル追及の特別委員会──の3つに分割するのが柱。

記者会見した小泉氏は「従来1車線だった国会を3車線にする」と説明した。

提案書を作成したのは、中期的な日本の財政課題を議論している「2020年以降の経済社会構想会議」のメンバー。小泉氏や橘慶一郎氏など自民党の30━40代の国会議員1─4回生が中心となっている。

小泉氏は、北朝鮮や米トランプ政権をめぐる動きなど「世界の状況に今の国会のままでは、対応できないという強烈な危機感がある」と指摘。大阪北部を震源とする震災の発生直後に多くの閣僚が所轄官庁での陣頭指揮を取る代わりに「国会に座っており、しかもそれが問題視されない」ことが、国会改革の必要性を感じる「決定打だった」と述べた。

提案の中には、党首討論をより多くの社会人が視聴できる夜に開催することや、諸外国と比べ多過ぎる首相・閣僚の国会出席回数の抑制、合理的な国会運営を可能にする質問通告ルールの順守、関連書類のペーパーレス化などが盛り込まれている。

この1年間は、森友・加計問題で国会の審議がたびたびストップしたことを踏まえ、スキャンダルの追及は新設する特別委員会で行うとしている。必要ならば第三者の知見を踏まえ、報告書をまとめるような形で進めることも想定している。

小泉氏によると、提案を受け取った二階幹事長は「速やかに対応しましょう」と答えたという。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

3037チバQ:2018/07/02(月) 10:08:18
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00000008-san-pol
自民党総裁選 カギ握る竹下派55人どこへ 一枚岩の参院「選挙の顔」見定め
7/2(月) 7:55配信 産経新聞
 9月の自民党総裁選をめぐり、第3派閥の竹下派(平成研究会、55人)の動向が焦点になっている。参院側は来年夏の参院選を戦うにふさわしい「党の顔」を見定めようとしており、竹下派会長の竹下亘総務会長は参院側の意向も踏まえて派の対応を最終判断するとみられる。内閣支持率が回復し、安倍晋三首相(党総裁)の連続3選の流れが強まっているが、竹下氏の判断次第では情勢が変わる可能性も残る。

 「(所属議員は)みんな私の子供という思いで、中央政界のど真ん中で仕事ができる環境をつくりたい」

 竹下氏は1日、地元の島根県出雲市での政治資金パーティーでこう挨拶し、強い竹下派の復活を誓った。将来の首相候補として目をかける小渕優子元経済産業相も出席し「戦う集団・竹下派として頑張る」と訴えた。

 かつて最大派閥として政界全体を動かした名門派閥の復活に向け、竹下氏が足がかりに位置づけるのが総裁選だ。

 竹下氏は、特に竹下派の参院議員(21人)の意向を重視する考えだ。「参院平成研究会」は派閥会長代行の吉田博美参院幹事長を中心とした結束力を武器に、参院自民党全体の運営に大きな影響力を持ち、これが竹下派の強みにもなっている。

 吉田氏は、これまで安倍首相と良好な関係を築いてきた。首相は昨年8月の内閣改造で参院自民党を優遇し、吉田氏も首相が苦境に立つたび「首相を支える」と言及してきた。

 その一方で、吉田氏は政界引退後も存在感を示す青木幹雄元参院議員会長を政治の師と仰ぐ。竹下派幹部は「自分が右だと思っても親(青木氏)が左だといえば左に動くのが参院平成研究会だ」と語る。

 青木氏は「焦って対応を決めるべきではない」と竹下氏に助言している。青木氏は首相と距離があるだけに「石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長を推すかもしれない」との観測も呼ぶ。

 最大派閥の細田派(94人)と第2派閥の麻生派(59人)のほか、二階派(44人)も首相支持を明確にしている。3選を確実にしたい首相にとっても、起死回生を狙う他の候補にとっても竹下派の支持は重要だ。

 竹下派には茂木敏充経済再生担当相ら首相に近い議員が多く「派が一枚岩になるには首相支持しかない」(同派幹部)との声は根強い。竹下氏は22日の国会閉会後に所属議員から意見を聞き、首相以外の候補の動向も見定めて判断する。(田中一世)

3038チバQ:2018/07/02(月) 10:22:53
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180702-00010000-fnnprimev-pol
派内で出馬論拡大も…深まる岸田文雄の悩み【自民党総裁選】
7/2(月) 6:30配信 FNN PRIME
派内で出馬論拡大も…深まる岸田文雄の悩み【自民党総裁選】
FNN PRIME
派内で勢い増す岸田氏への出馬待望論
6月26日夜、東京・赤坂の路地裏にある、一日一組しか客を入れないという韓国料理店。

「出馬する」と明言できない岸田氏の事情とは

自民党・岸田派の事務総長、望月元環境相を中心に、小野寺防衛相、平井党広報本部長、三ツ矢元外務副大臣など岸田派のベテラン議員が集まった。

この会合のテーマは、派閥の会長である岸田文雄政調会長が秋の自民党総裁選挙に出馬すべきかどうかだ。

望月氏は6月に入り、岸田派の議員を当選回数ごとに集めて、「岸田氏に総裁選に出馬して欲しいか』を直接ヒアリングしてきた。

この日の会合に集まった顔ぶれは,派内でも、岸田氏と特に近いベテラン・中堅組だけに、どういった結論が出るか注目が集まっていた。

そして会合終了後、三ツ矢氏は記者団に対して

「せっかく候補者として岸田会長がいるわけですから、やってほしいということに尽きる。ほぼ全員の方がやるべきだということだった」と述べて、出席メンバーの大半が、岸田氏は総裁選に出馬すべきだという意見だったことを明かした。

岸田氏本人が、これまで総裁選への態度を明確にしていない中で、派閥内から発信された、出馬への強烈な後押しだった。

惨敗の恐れも…主戦論の一方で根強い不出馬論
派内では、にわかに岸田氏出馬への機運が高まっているが、一方で、現職総理と闘う総裁選は避けるべきだという、不出馬論も根強い。

ある岸田派議員は私の取材に対し、次のように本音を語った。

「いま安倍さんと戦って勝てるのかと聞いて、勝てるというやつはほとんどいないだろう。先を見据えて今回出馬すべきとの意見もあるが、今回戦って無傷でいられるのか」

今年に入り地方行脚を進めるなど、岸田氏は人気向上に努めている。

しかし、最新のFNNの世論調査で「次期自民党総裁に相応しい人物」について自民党支持層に聞いた結果は、安倍首相49.4%、小泉進次郎氏21.4%、石破茂氏13.9%に大きく水をあけられ、岸田氏は5.3%にとどまっている。

総裁選で半分の票数を占める地方票への手ごたえが無い中で、出馬し惨敗すれば、次につながるどころか、総裁候補失格のらく印を押されてしまうという危惧だ。

加えて、安倍総理に弓を引いた結果、人事などで冷遇される代償を懸念する声も挙がっている。

岸田派若手議員が安倍首相との会合に…派内に動揺も
さらに、6月27日の夜、自民党の一部無派閥議員らのグループ「向日葵(ひまわり)会」が安倍首相を招いた会合も、岸田派内に波紋を広げた。

この会合には、今月から新たに岸田派の一員となったはずの若手議員の姿があったのだ。

この若手議員は無派閥の時に向日葵会に参加していた流れで出席したのだが、会合の主催者で、安倍首相にも近い河井克行議員は会合後、記者団に対し意気揚々と「安倍総理にしっかりこれからも引き続きこの国のかじ取りを行っていただきたいという意見が多く出されました」と述べたのだ。

岸田氏が出馬する可能性がある中で、岸田派の若手議員が首相を前に安倍三選を支持する発言をしたともとられかねないこの顛末に、岸田派内からは、派閥の結束のゆるみを懸念する声も挙がった。

3039チバQ:2018/07/02(月) 10:23:13
派内でもわからない岸田氏の本音
こうした中だからこそ、総裁選への岸田氏自身の本音を知りたいというのが派内の本音だ。

しかし、岸田氏は「国会が閉会するまでは国会に集中するべきだ」と言い続け、記者に対してはもちろん、身内である派閥議員にも態度を明確にしていないようだ。

「まあとにかく最後に判断されるのは岸田会長ですから」

岸田派の議員が、私の総裁選に関する取材に対し、必ず最後に付け加えるこの一言に、派閥内でも岸田氏の考えがわからないという現実が表れている。

判断の「大義」で左右される岸田氏の求心力
そして今、派内からは「出る出ないどちらを判断するかというよりは、なぜそう判断したかが重要になってくる」(岸田派中堅)という声も漏れている。

結論よりも、納得できる大義こそ重要だ、との意見だ。

出馬するにせよ、しないにせよ、その大義の内容によっては岸田氏についていかない議員が出てくる可能性もあり、政治家・岸田文雄の求心力は大きく左右されることになる。

派閥内から湧き上がる様々な声に答えるように、岸田氏は6月27日に行われた定例会見の場で次のように述べた。

「1人1人の国会議員の見識、考え方は大事であると思いますし、尊重していきたいと思います。今後ともそれぞれの意見を丁寧に聞かして頂いた上で、政策集団としてのありようについて明らかにしていきたい」

岸田氏は「派閥議員の意見を丁寧に聞き意思を決める」と言い、派閥議員は「判断するのは岸田会長だ」と言う。

政策決定の上で「ボトムアップ」と「トップダウン」のバランスを重視する岸田氏の派閥らしい関係だが、政治家人生を決定づけるかもしれない大きな決断を適切に下せるかどうか。そのタイムリミットまでに岸田氏に残された時間はそう長くはない。

FNN PRIME

3040チバQ:2018/07/02(月) 18:19:19
https://www.sankei.com/politics/news/180701/plt1807010017-n1.html
2018.7.1 23:55
【自民党総裁選】
安倍晋三首相の“番頭役”始動 菅義偉長官が秋田入り 地方と無派閥固め着々
 菅義偉官房長官が1日、出身地の秋田県を訪れ、秋田市で開かれた自民党県連大会に出席した。9月の自民党総裁選は、割合が増える党員票(地方票)と、無派閥議員の動向がカギになる。菅氏に近い無派閥議員のグループも会合を重ねて結束を固めており、安倍晋三首相(党総裁)の「番頭役」として首相3選に向けた動きを活発化させている。

 「長いことが良いことではなく、安倍政権として何を成したかが国民に問われる。こう思って日々全力で取り組んでいる」

 県連大会で講演した菅氏は経済政策や北朝鮮対応など政権の実績を訴えた。地上配備型の弾道ミサイル迎撃システム「イージス・アショア」設置では地元に配慮する姿勢も示した。

 その菅氏が見据えるのは総裁選だ。首相の勝利を盤石にするには、地方票の取り込みが欠かせない。

 北朝鮮による弾道ミサイル発射など朝鮮半島情勢が緊迫する中では、政府の危機管理の責任者として首都圏を離れにくかった。ただ、米朝首脳会談後、ミサイル発射の可能性は低下。今後は状況が許せば各地に出向く考えで、首相を強力にバックアップする。

 菅氏は過去の総裁選でも勝利に尽力してきた。首相が返り咲いた平成24年の総裁選では首相に再出馬を促した。27年の総裁選でも、野田聖子総務相の擁立を模索していた岸田派の古賀誠名誉会長に断念させるなど根回しし、無投票再選につなげた。

 今回の総裁選に影響を与えそうなのが菅氏に近い無派閥議員の存在だ。定期的に会合を開いており、「結束は固い。『菅派』だと思っている」との声も。今年4月には若手議員15人が菅氏と首相を交えて会食、口々に「首相支持」を表明したとされる。ベテラン議員や参院議員を含めると30人前後。他派閥もその動向を無視できなくなっている。

 「皆さんに会い、これでもう1年は十分にエネルギーをもらった」

 2年ぶりとなる出身地の同窓生らとの会合でこう語った菅氏に迷いはなかった。

(田村龍彦)

3041チバQ:2018/07/03(火) 15:16:53
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807020038.html
【自民党総裁選】宏池会で高まる岸田氏主戦論「最後は私が判断」 出ても出なくても…深まる苦悩
07月02日 23:34産経新聞

【自民党総裁選】宏池会で高まる岸田氏主戦論「最後は私が判断」 出ても出なくても…深まる苦悩

岸田文雄氏=11日午後、大阪市北区の帝国ホテル大阪(永田直也撮影)

(産経新聞)

 自民党の岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)で、岸田氏に9月の総裁選出馬を促す「主戦論」が高まっている。同派が6月から中堅や若手ごとに区分けして開いている会合で、出馬を求める意見が相次いだからだ。当初は出馬に慎重とみられていた岸田氏は22日の今国会閉幕後に意思を表明する考えだが、対応次第では総裁選の構図が変わりかねない。

 「最後は私が判断させてもらう。どんな判断でも最後は一致結束してやっていく点だけは確認した」

 岸田氏は2日夜、東京・南青山のレストランで当選1〜2回の同派衆院議員4人と会食した後、記者団にこう語った。この日の会合には望月義夫事務総長も同席し、出席者から「総裁選出るべし」との声が続出したという。

 ただ、派内には望月氏らベテランを中心に、次々回の総裁選で安倍晋三首相(党総裁)からの「禅譲論」を期待する意見も根強い。同派中堅は「安倍首相の協力がなければ岸田氏は勝てない。今回は自重すべきだ」と訴える。

 安倍内閣の支持率は回復基調にあり、首相の連続3選を支える細田派(清和政策研究会、94人)や麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)の支持は盤石だ。

 首相優位の情勢にもかかわらず、岸田派がにわかに主戦論を際立たせるのは、派の存在感を高める狙いがある。仮に岸田氏が出馬しなくても、主戦論を高めておけば、総裁選後の内閣改造・党役員人事で優位に進むとの思惑も透ける。

 岸田氏は6月18日夜、首相と会食した際「派内には主戦論が多い。出るか出ないかは決めていない」と述べ、態度を保留した。こうした姿勢には、派内から「早く意思表明をしなければ首相の心証を悪くするだけ」(ベテラン)と心配する声も上がる。

 派閥の「負の遺産」も岸田氏を悩ませる。

 昭和45年の党総裁選で、出馬に意欲を示した宏池会の前尾繁三郎会長は、4選を目指した佐藤栄作首相から内閣改造での優遇を約束され、立候補を見送った。しかし佐藤氏は4選後、内閣改造そのものを見送り、前尾氏は若手の猛反発を買って会長の座を追われた。

 平成11年の総裁選では、無投票再選を狙った小渕恵三首相に宏池会会長だった加藤紘一元幹事長が挑戦した。選挙後、加藤氏は小渕氏から激しい怒りを買い、宏池会は冷遇された。そんな過去をよく知る岸田氏は最近、悩ましげに周囲にこう話している。

 「出るか出ないかを判断するのは難しい。どちらにしても派内の結束が大事だ。切り崩されて乱れたら次がなくなる」(長嶋雅子)

3042チバQ:2018/07/04(水) 16:50:43
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180704-00000056-san-pol
谷垣氏復活近し? グループがバリアフリー新事務所
7/4(水) 7:55配信 産経新聞
 自民党の谷垣禎一前幹事長が顧問を務める谷垣グループ(有隣会、約20人)が、月内にも東京・平河町に新しい事務所を開設することが3日、分かった。車いすで出入りできるバリアフリー仕様となっており、グループ幹部は「今後谷垣氏が永田町に通う際の活動拠点にしたい」と語る。

 関係者によると、新事務所は国会近くの賃貸ビルに入る予定で、すでに契約を済ませた。グループの定例会合を開くスペースも確保、現在は内装工事を行っている。22日の今国会閉幕前に、新事務所でグループの会合を開く予定だ。

 は平成28年の自転車事故で頸髄(けいずい)を損傷し、29年の衆院選は出馬を見送った。グループ顧問は継続し、現在は自宅で療養している。安倍晋三首相(党総裁)と良好な関係を築き、党内でもなお影響力が強いだけに、グループ幹部は「車いすだが不自由なく会話もできる。週1回でも永田町に来て活動してほしい」と期待している。

3043チバQ:2018/07/04(水) 17:06:58
https://digital.asahi.com/articles/DA3S13569162.html?rm=150
(自民党総裁選2018 派閥の現在地:上)安倍氏圧勝へ、頼みは派閥
2018年7月4日05時00分
 6月20日夜、銀座のステーキ店で開かれた宴に集まった顔ぶれは、さながら首相安倍晋三の自民党総裁3選に向けた出陣式を見るようだった。

 L字カウンターの中央に座った安倍。両脇に副総理兼財務相の麻生太郎、自民党幹事長の二階俊博が陣取る。その左右には麻生、二階両派の幹部が並んだ。

 安倍の出身派閥の細田ログイン前の続き派に、麻生、二階両派を加えた「主流3派」は安倍の総裁3選支持を鮮明にする。党内1、2、5位の3派だけで所属議員の半分近くを占める大勢力だ。

 麻生はその席で、いまだ態度を鮮明にしない他派閥を揺さぶるかのように宣言した。

 「派閥から総裁選の推薦人を出す場合、負けた時には冷遇される覚悟をもたねばならない」

 小選挙区制導入などの影響を受け、かつて権勢を振るった自民党の派閥は衰退が言われて久しい。いま、安倍の3選戦略の中で、派閥が再び存在感を増している。

     *

 この日、話題は同月10日に投開票された新潟県知事選にも及んだ。安倍はこう言って与党系候補の勝利の意味をかみしめた。「勝つと負けるとでは全然違う。勝ったのは大きい」

 現職の突然の辞任で選挙となった知事選は、来年の参院選で安倍が引き続き「選挙の顔」を果たせるか、その試金石として注目された。

 知事選で敗れれば「安倍では参院選に勝てない」との見方が党内に広がり、総裁選で安倍の対抗馬と目される元幹事長・石破茂の支持に流れかねない。政権幹部は「負ければ3選が厳しくなる」と危機感を強め、二階派をはじめとする主流3派が総力戦を展開した。ふたを開けてみれば、4万票近くの差をつけて与党系候補が勝利。党幹部は「反安倍勢力が一気にしぼんだ」。安倍は3選に向けて大きく駒を進めた。

 折しも北朝鮮をめぐる国際情勢が動きを見せ、内閣支持率は上昇傾向にある。とはいえ、森友学園や加計学園の問題では国民はいまも政権に厳しい視線を注いでいる状況は変わらない。安倍が3選後の政権運営での推進力を得るために求められるのは、総裁選での圧倒的な勝利である。

 安倍には苦い記憶がある。2012年の総裁選は、地方票で石破に完敗。その後、気の合わない石破を幹事長や閣僚に登用せざるを得なかった。

 いま各社世論調査の「次の総裁」を問う質問では、自民党支持層で安倍は石破をリードするが、総裁選で半分を占める地方票の行方はつかみきれない。ある細田派幹部は「肌感覚では厳しい」と漏らす。「森友・加計の問題で地方では首相批判が根強い。石破が安倍を上回る可能性もある」

 そんな中、安倍が今回、頼りにするのが派閥だ。所属する町村派(後の細田派)の支持が得られず、派閥横断型のグループを中核に戦った12年総裁選とは様変わりした。

 主流3派に加え、態度を明確にしない派閥にも働きかけを強める。6月18日には政調会長で、第4派閥を率いる岸田文雄と日本料理店で会食。岸田に直接、支持を働きかけたとの見方がもっぱらだ。

 5月22日、都内のホテルであった細田派パーティー。安倍のあいさつは率直だった。「家に帰ってきたような気持ちになる」。祖父で元首相の岸信介の流れをくみ、父の晋太郎も領袖(りょうしゅう)を務めた同派は、いま安倍の3選を支える柱となっている。

 同派会長の細田博之は声を張り上げた。「安倍総理に引き続き総理をやってほしい。その願いでいっぱいだ」。前年を大きく上回る5千人が詰めかけた会場からは、大きな歓声が湧いた。=敬称略(寺本大蔵)

 ◇9月20日の投開票を軸に調整が進む自民党総裁選。その権力闘争を通して見える「派閥」のいまを報告する。

3044チバQ:2018/07/05(木) 18:06:48
https://digital.asahi.com/articles/ASL744WFFL74UTFK00M.html?rm=532
首相、鉄博を視察 石破派幹部が警戒「抱きつき戦略か」
太田成美、菅原雄太2018年7月4日21時35分
 9月の自民党総裁選を前に、安倍晋三首相が地方行脚を本格化させ始めた。2012年の前回総裁選では、地方票で石破茂・元幹事長に大敗。3選への「弱点」になりかねないと懸念するためだ。首相を支持する党所属国会議員も、地方票固めを急いでいる。

 「来年は統一地方選。もっと素晴らしい地域にしていくために全力で頑張る」

 首相は4日、さいたま市のホテルで党埼玉県連が開いた「安倍総裁タウンミーティング」に出席。党員ら約350人を前に、総裁選について意思表明はしなかったが、働き方改革法成立などの実績だけでなく、選挙の「顔」としてのアピールを忘れなかった。

 この会合に先立ち、同市内の人気施設、鉄道博物館(鉄博)の新館の5日オープンを祝う式典に出席し、シミュレーターで新幹線「E5系」の運転を疑似体験。同県鴻巣市の保育・児童施設も視察した。県連幹部によると、「首相側から『鉄博に視察に行きたい』と話があった」という。

 今回の総裁選でも対抗馬になると目される石破氏は、自他共に認める「鉄道オタク」。石破氏にとっては親近感を持ってもらうための強みにもなっており、石破派幹部は首相がわざわざ鉄博を訪問したことを「鉄道ファンを取り込むための『抱きつき戦略』ではないか」と警戒する。

 首相は4月以降、党会合への出席などを理由に大阪府、北海道、滋賀県を行脚。埼玉に続いて、7日は鹿児島県連の会合に出席、8日は宮崎県でマンゴーの栽培現場などを視察する予定だ。6道府県はいずれも12年総裁選の地方票で首相が石破氏に敗れるか同数だった地域。首相側近は、総裁選で半分を占める地方票を意識し、「首相と地方関係者を引き合わせる動きを始めている」と語る。

 さらに、首相が会長を務める超党派の保守系政策集団「創生日本」は3日の役員会で、首相が出席する地方研修会を各地で開催することを決めた。役員の一人は、22日の国会閉会前の開催にも意欲を見せる。

 一方、「無役」の石破氏は、首相に先行して地方行脚を進めている。石破派所属の国会議員がいない宮城県や岩手県などを回り、地方票を奪われまいと積極的に動く。(太田成美、菅原雄太)

3045チバQ:2018/07/05(木) 18:11:24
ガネーシャの会

坂井学
星野剛士
三谷英弘
大串正樹
竹村展英

朝日健太郎
島村大
渡辺美樹
阿達達志
拓殖芳文


https://www.asahi.com/articles/ASL6T6K5LL6TUTFK020.html
無派閥の「菅派」、忠誠乱れず「捨て犬同然の自分を…」
今野忍2018年7月5日11時14分
 昨年9月、自宅でシャワーを浴びていた三谷英弘の携帯電話が鳴った。画面には見覚えのない番号が示されている。

「菅です」

 電話の主は官房長官の菅義偉だった。「飯食おう。出て来られるか」

 衆院解散4日前。当時41歳だった三谷は、みんなの党で衆院議員を1期務めた後、2014年衆院選で落選していた。名刺交換した程度の関係だった菅の電話に驚いた。「なぜ自分を呼び出すのか」

 首相官邸に近いホテルの和食店。菅の目の前で冷やしうどんをすすっていた三谷は、菅の言葉にもう一度驚く。

 「うちから出ないか」

 自民党公認候補としての立候補…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

3046チバQ:2018/07/06(金) 10:24:12
https://www.sankei.com/politics/news/180705/plt1807050030-n1.html
2018.7.5 23:55

「赤坂自民亭」に安倍晋三首相が初参加 総裁選にらみ? 岸田文雄政調会長も飛び入り 
 自民党の中堅・若手議員が閣僚や党幹部とくつろぎながら懇談する「赤坂自民亭」が5日夜、衆院赤坂議員宿舎(東京都港区)で開かれ、安倍晋三首相(党総裁)が初めてゲストとして出席した。

 会合は平成25年4月以来、今回で27回を数えるが、首相の出席は初めて。連続3選がかかる9月の総裁選に向け、幅広い支持を固める狙いがある。首相は会合後、記者団に「和気あいあいでよかった」と述べた。

 赤坂自民亭は党幹部と中堅・若手議員の距離を縮める目的で有志の世話人が運営し、「女将(おかみ)」を上川陽子法相、「若女将」を小渕優子元経済産業相らが務めている。「亭主」には竹下亘総務会長らも名を連ねる。

 5日夜の会合のメインゲストは首相だったが、この日は次期総裁選へ出馬の有無が注目されている岸田文雄政調会長も参加。岸田氏は首相の隣に座り、若手議員らとの懇談を楽しんだ。

 会場では、首相の地元・山口の地酒「獺祭(だっさい)」と岸田氏の地元・広島の地酒「賀茂鶴」が振る舞われ、出席者からは「どっちを飲むんだ」などと意味深長な声も出た。

3047チバQ:2018/07/06(金) 11:55:13
https://toyokeizai.net/articles/-/228184
自民総裁選への出馬を岸田文雄氏が迷うワケ
派内の主戦論は高まるばかりなのに
次ページ »
泉 宏 : 政治ジャーナリスト 2018年07月05日
サムライブルーの躍動がもたらした興奮が沈静化した永田町では、延長国会の与野党攻防を横目に、自民党内での9月総裁選をにらんだ駆け引きが本格化してきた。注目の的はやはり、"ポスト安倍"の有力候補と目される岸田文雄政調会長の去就で、おひざ元の岸田派(宏池会)内では日増しに主戦論が強まっているが、岸田氏は「最後は私の判断」とこれまでの抑制的な態度を変える気配がない。

現在の党内情勢からみて、総裁選での安倍晋三首相の「3選」は既定路線化しているが、岸田氏が出馬すれば「戦いの構図」は大きく変わる。岸田氏と並ぶ有力候補の石破茂元幹事長や、初の女性首相を目指す野田聖子総務相は、すでに出馬の意思を明確にしている。それだけに、岸田氏の慎重姿勢には派内外から「優柔不断」の批判もつきまとうが、「迷うのには、それなりの理由がある」(派長老)のだ。

首相はここにきて、秋以降の経済運営や自らの首脳外交にも言及するなど、史上最長政権につながる総裁3選に自信満々だ。「もり・かけ疑惑」も含めたスキャンダル連発で5月連休前後には急落した内閣支持率もここにきて回復基調が目立ち、党内にも「国益のためには安倍政権の継続が必要」(細田派幹部)との声がじわじわと広がる。

首相にとって、党内の圧倒的支持による3選がその後の「1強維持」にもつながるだけに「総裁選を消化試合にしたい」(側近)との思惑も隠せない。首相サイドは、小派閥領袖の石破氏と無派閥の野田氏の2人が相手なら「首相の大勝は確実」(細田派幹部)と読むが、党内第4派閥領袖の岸田氏が出馬して他派と連携した場合、想定していた「圧勝の構図」が崩れかねないだけに、同氏の動向に神経を尖らせる。

「2位狙い」でも地方票が弱点に
首相は、今国会の大幅会期延長を決断する直前の6月18日夜、都内の日本料理店に岸田氏を招き、2人だけで密談した。両氏は昨年夏以降、政局の節目ごとに差しの会談を積み重ねているが、岸田氏は「一貫して総裁選への対応は明言してこなかった」(側近)とされる。18日の会談でも岸田氏は「派内には主戦論が多いが、出るか出ないかは決めていない」と繰り返した。これに対し、首相は「派内をまとめるのは大変ですね」と応じたが、会談後は周辺に「(岸田氏は)決断力がない」と不快感をにじませたという。

総裁選への出馬経験がない岸田氏だが、有力派閥の領袖として「出馬する以上は、納得できる結果を残さなければならない」(側近)との使命感は強く、「首相に負けても、大差の3位以下では次のチャンスもなくなる」(同)との不安も隠せない。今回の総裁選は、国会議員票と党員・党友などによる地方票が、いずれも405の合計810票となる見通しで、国会議員は1人1票、地方票は党員など有権者からの各候補別投票数に応じてドント方式でそれぞれに配分する形で実施される。

仮に首相と石破、岸田、野田の4氏による総裁選となれば、議員票では最大派閥の細田派(94人)に第2派閥の麻生派(59人)と第5派閥の二階派(44人)などの支持を得ている首相がすでに半数前後を固めているため、残りを石破氏ら3氏が奪い合う構図となる。

岸田氏が狙うのは「岸田派とは政治理念が共通する」と語る竹下亘総務会長との連携で、岸田派(48人)と第3派閥の竹下派(55人)で100票余りを確保し、さらに宏池会系の谷垣グループ(無派閥20人程度)の支持も取り付ければ、議員票で首相に次ぐ2位となるのは確実だ。党内では「その場合、石破氏は60票前後で野田氏は30票程度」(自民幹部)と読む向きもある。

岸田氏の弱点は議員票と同じ票数となる地方票だ。配分方式は異なるが、5人が立候補した6年前の総裁選では石破氏が地方票で首相にダブルスコアに近い差をつけて1回戦のトップとなったが、国会議員による決選投票で首相に逆転された。ただ、その後も石破氏は幹事長や地方創生相として地方行脚を続け地方での人気はなお根強いとされる。ところが、地方政治にはほとんど絡まない外相を4年半も続けた岸田氏は、本格的地方回りを始めたのが政調会長に就任した昨夏以降で、「地方での知名度では石破に大差をつけられている」(岸田派幹部)のが実態だからだ。

3048チバQ:2018/07/06(金) 11:55:42
地方党員などを対象とした党の調査でも、首相に次ぐ支持を集める石破氏に対し、岸田氏は野田氏とともに大差の最下位争いとされる。このため、議員票で岸田氏が石破氏を50票前後リードしても地方票で逆転されて、合計では岸田氏が3位以下となる可能性が指摘されている。

一般国民を対象とした各メディアの世論調査でも「首相にしたい政治家」では安倍、石破両氏が競り合い、岸田、野田両氏への支持は少数にとどまるとの結果が多い。このため、「もし、地方票で野田氏にも負けでもしたら、大派閥領袖としての面子は丸つぶれ」(自民幹部)となり、次の総裁選への挑戦資格さえ失いかねない。

「宏池会のトラウマ」、先輩・加藤氏の失敗
こうした票読みとは別に、岸田氏が悩むのは首相との関係だ。初当選が同期で地元も近く、「性格的にも馬が合う」(岸田氏)ことで首相と岸田氏は4半世紀にわたる親交を続けてきた。それだけに「首相に弓を引く形で出馬して信頼関係に傷がつくことへの不安は隠せない」(岸田派若手)からだ。その岸田氏が総裁選を話題にする時、たびたび持ち出すのが派閥領袖の先輩である故・加藤紘一元幹事長の失敗だ。

故・宮沢喜一元首相から派閥(宏池会)を受け継いだ加藤氏は、小渕恵三氏(故人)が総裁(首相)だった1999年の総裁選で、無投票再選を狙う小渕氏を裏切る形で「さわやかな総裁選論争」を掲げて出馬に踏み切った。小渕氏はこの加藤氏の行動に「俺を裏切った」と激怒して加藤派を冷遇し、翌2000年春に小渕氏が脳梗塞で緊急入院して退陣を余儀なくされた際も、後継をめぐる「密室の談合」で加藤氏が外され、総裁選に出たこともない森喜朗氏が総裁(首相)の座に就いた。

これが、同年11月の森首相退陣を求めたいわゆる「加藤の乱」につながったが、結果的に名門派閥の宏池会は分裂し、騒動を起こした加藤氏は首相への道を閉ざされた。

当時、宏池会の若手議員として加藤氏の行動を見守った岸田氏は「加藤さんの轍は踏みたくない」と周囲に繰り返すという。首相と岸田氏の密談から2日後の6月20日夜、首相は都内で麻生太郎副総理兼財務相、二階俊博幹事長や麻生、二階両派幹部と会食したが、その席で麻生氏らが「総裁選に挑んで負けた派閥は、冷遇される覚悟を持つべきだ」と息巻いたとされる。そうした状況が、「首相の3選が確実視される状況であえて総裁選に出馬すれば、首相やその支持勢力に裏切り者扱いされ、その後の人事などで報復されるのでは」(岸田派中堅)との岸田氏の怯えにつながっている。

そこで出てくるのが首相からの「禅譲」への期待だ。昨年暮れには永田町で「首相は岸田氏が3選に協力すれば、次の任期中の2020年の東京五輪後に退陣表明し、後継に岸田氏を指名する」との禅譲説が流れた。「出所は首相サイド」(自民幹部)とされ、岸田派内でも「現状では岸田政権実現の道はそれしかない」(若手)との声が漏れた。

たしかに、今回出馬を見送って3年後の2021年の総裁選に出馬しても、石破氏や野田氏だけでなく、国民的人気と知名度を持つ河野太郎氏(麻生派)や小泉進次郎氏(無派閥)が参戦すれば岸田氏の苦戦は免れないし、首相の出身派閥の細田派の支援も「期待するほうが愚か」(首相経験者)というのが政界の常識だ。

だからこそ「首相の院政も覚悟して禅譲を狙うしかない」という発想が浮かぶのだ。過去の総裁選びでも、首相(総裁)が任期中に辞任した場合は「実力者の談合」や「両院議員総会での形式的投票」で後継者が決まったケースが少なくない。そうした歴史を踏まえれば、首相が1強を維持したまま余力を残して途中退陣して岸田氏を後継指名すれば岸田政権が誕生するというわけだ。

3049チバQ:2018/07/06(金) 11:55:58
はかない「禅譲」期待、ありえない「3年後の保証」
自民党の過去の政権争いでも「禅譲論」は何度も浮上した。有名なのは福田赳夫氏と大平正芳氏(いずれも元首相で故人)によるいわゆる「大福密約」だ。当時の三木武夫首相(故人)が1976年12月の衆院選での自民敗北で退陣した際、後継をめぐって福田、大平両氏が「まず福田氏が首相になり、2年後に大平氏に政権を譲る」との密約を交わしたとされるが、福田氏が約束を反故にして78年の総裁選に出馬し、幹事長のまま出馬した大平氏が逆転勝利した。当時の福田派と大平派は現在の細田派と岸田派の源流だけに、なにやら因縁深い歴史ではある。

ただ、党内では「現在の政治状況からみても、禅譲などあり得ないし、そんなことをすれば政治不信を招くだけ」(長老)との声が支配的だ。そもそも、「首相の政権運営が順調なら途中退陣するはずがない」(同)のも事実。しかも、後継首相に残された任期はわずか1年で改めて総裁選に臨むことになるだけに、禅譲の時点で岸田氏への圧倒的な党内支持がないかぎり成り立たない話だ。

岸田派内では今年初めまでは「主戦論と禅譲期待論が半々だった」とされるが、ここにきて主戦論が一気に高まったのは、「戦わない政治家は国民もリーダーとして評価しない」(派長老)という常識論からだ。同派では6月から中堅や若手議員を区分けする形で個別の会合を重ねているが、これまでのところ「主戦論が多数派」となっている。

2日夜に同派当選1〜2回議員4人と岸田氏が会食した際も全員が「出馬すべし」と迫ったが、岸田氏は「最後は私が判断させてもらう。どんな判断でも最後は一致結束して進みたい」と答えるにとどめたとされる。6年前の総裁選に同派から出馬した林芳正文科相も「自民党内の政策論争を国民に訴えるよい機会」と今回は岸田氏の背中を押す。

そうした中、岸田氏が悩むのは「出馬の大義名分」だ。第2次安倍政権以降、外相、政調会長と党内閣の主要ポストで政権を支えてきただけに、首相の政策運営を批判することは「天に唾する」(官邸筋)ことにもなりかねない。そこで周囲が検討しているのが首相との政治手法の違いだ。岸田氏が3日の仙台市内での講演で「トップダウンが効きすぎることで、党の議論がなかなか政府の政策に反映されていないのではないか」と暗に官邸主導が際立つ首相の政治手法を批判したのもその一環とみられている。

「真面目でいい人」の決断やいかに 
3日未明のキックオフとなったサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会決勝トーナメント1回戦では、日本代表が優勝候補のベルギーに惜敗した。睡眠を削ってテレビ観戦したとされる首相は同日朝、記者団に「惜しかった。でも、代表の皆さんにありがとうと言いたい。この2週間、本当にいい夢を見させてもらった」と日本代表の予想外の活躍を満面の笑顔でほめたたえた。

その一方で、岸田氏は同日の党内の会合で、日本代表が土壇場のアディショナルタイムで逆転負けしたことについて「やはり、世の中は一寸先は闇ということだ」とまじめな表情で残念がった。どんなことでも前向きに自己アピールに利用する首相と、周囲の反応に気をつかう岸田氏の対照が際立った一幕だ。果たして「真面目でいい人が売り物」(自民幹部)とされる岸田氏が、禅譲期待を振り捨てて首相に歯向かう決断ができるのかどうか。

3050チバQ:2018/07/09(月) 10:54:57
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180709-00010000-fnnprimev-pol
発足1年 麻生派が狙う「安倍三選」支援の果実 【自民党総裁選】
7/9(月) 6:30配信 FNN PRIME
発足1年 麻生派が狙う「安倍三選」支援の果実 【自民党総裁選】
FNN PRIME
麻生派=志公会が発足1周年
9月に行われる自民党総裁選。安倍首相は三選への支持固めにむけた地方行脚に、早くも力を入れ始めている。

派閥拡大にまい進する麻生氏の狙いは

そうした中、自民党内で安倍三選を支持している勢力の両輪が、麻生太郎副総理兼財務相と二階俊博幹事長だ。

その麻生副総理が率いる派閥、麻生派=正式名称「志公会(しこうかい)」が7月3日、発足1年の記念日を迎えた。

一瞬、麻生派の歴史がわずか1年?という気がするが、実は麻生派は元々「為公会」という名称で2006年に、先輩の派閥(河野派)を引き継ぐ形で発足した。

その麻生派「為公会」は去年7月、さらに勢力を拡大し発言力を強めるため、かつて三木・海部両総理を輩出し、当時山東昭子元参院副議長が会長を務めていた山東派と、佐藤勉元総務相らのグループの2派と合流。

新たな麻生派となる「志公会」を立ち上げたという経緯がある。

「志公会」旧3派の融和と結束
3つの派が合流した結果、所属する議員は衆参合わせて59人に膨れ上がり、党内で2番目の規模を誇るまでに成長した。

「志公会」という名前の由来について、麻生会長は発足の際に「志のあり方は、どの方向に持つかは個々人の話だが、公・パブリックをきちんと腹に収めてやってもらいたいという思いもあり志公会と名前をさせて頂いた」と述べている。

その後、結成1周年の派閥総会の席で麻生会長は、合流した3つのグループの「志のあり方」に違いがあることを認めつつ、次のように述べた。

「それぞれ育ってきた派閥の正義等々から色々違いがあって当たり前の話なんで。それをいかに融和していくかというのは、各派の事務総長をやっておられた方々はじめ努力をしていただいた結果、少なくとも色んなものが出来上がりつつある」

麻生氏が強調した融和による結束の固さは派閥としての強みと言える。

一方、不安定な要素として常に注目をあびるのは麻生氏自身の“奔放”発言だ。

物議を醸す麻生大臣の奔放発言
6月24日の講演では、去年の衆議院選挙で自民党が大勝したことを振り返り「10代、20代、30代前半は一番新聞を読まない世代です。新聞読まない人たちは全部自民党(支持)だ」と発言。さらに新聞社をこきおろした。

「新聞社いっぱいいるけど、頭に入れておいた方がいいよ、本当。新聞読まない人たちは全部自民党なんだ。新聞とるのに協力なんかしないほうがいい。新聞販売店の人に悪いけども、つくづくそう思いましたよ」

さらに別の日には「朝鮮事変が始まったとき朝鮮で戦争がはじまったと書いた新聞はひとつもなかった。新聞なんかその程度だと思ったほうがいい」と述べるなど、探せばキリがないほどの不用意発言を繰り返している。

野党からの批判はもちろんのこと、自民党内からも「麻生さんが話せば話すほど安倍政権の支持率が下がるから黙ってて欲しい」「麻生さんを知っている人は麻生節で良いとか言うけど、世論からしてみたらただの失礼な人にしか見えてない」と不快感を示す声が出ている。

しかし、麻生派内では「あれは失言じゃなくて麻生節だからね」「切りとられて報道されちゃうだけ」と擁護する声が大勢だ。

常に自分の思いのままを発言し、時に笑いを誘う麻生氏。7月5日の総会でも、麻生派の特徴をこう語り、笑いを誘った。

「このムラ(派閥)のいいところは明るいところだと思っています。他のところ悪く言うつもりはありませんが、少なくとも、このムラは優秀な方がいるかどうかは別として(場内笑い)、明るいというのは、いいことだと私はそう思っております」

3051チバQ:2018/07/09(月) 10:55:18
総裁選をめぐって「暗いやつ」呼ばわりも
このように明るさが派閥の特徴だと話す麻生副総理。焦点の総裁選をめぐっても暗い人はあまり好みではないようだ。

5月には、2012年の総裁選を振り返ってのトンデモ発言もとびだした。

「暗いやつを選ぶか、あまり頭の良くないやつを選ぶか、だったらお腹の悪いやつを選ぶのは一番いい」

念頭にあるのは石破茂氏、石原伸晃氏、安倍首相とみられ、明るさを自称する麻生氏が、安倍首相の最大のライバルとみられる石破氏を「暗いやつ」と例え、笑いを誘った形だ。

結束して支える安倍三選の先にあるのは…
では麻生派は、一糸乱れずに、安倍首相三選を支持できるのか。

新たに麻生派に合流したある議員に、他派閥との関係について聞いてみると「もし他派閥と飲んでも言うことは一つ。『安倍三選支持をお願いします』この一点だけですよ」と、派閥一岩となって安倍首相を支える自信を強調していた。

麻生派が一丸となって支える安倍三選、その先に見ているものは何か。

それは総裁選後の要職の確保という課題だ。

森友問題など財務省の不祥事により、与党内からも辞任論の出ている麻生氏の続投や、派閥幹部である甘利元経済再生相の要職への復帰、さらにいわゆる入閣待機組の大臣起用などを勝ち取ることが焦点だ。

そのためには安倍三選を支え派閥としての存在意義をアピールする必要がある。

特に大臣起用をめぐっては、前回の組閣では、元々の麻生派に所属していた古株のみが入閣したため、外からの合流組議員から『合併した意味が全くない』という不満の声が漏れた経緯がある。

今回の総裁選後の人事で、一層派内の融和を進められるのかも注目されている。

安倍三選に向けた麻生派の動きは、総裁選そしてその後の組閣に向けて、今後さらに活発になるとみられる。

3052チバQ:2018/07/09(月) 19:10:36
https://www.sankei.com/politics/news/180706/plt1807060037-n1.html
2018.7.6 23:59

衆院議運委員長、河野太郎外相の「1問何千万円」発言に苦言
反応 おすすめ記事を受け取る

反応


おすすめ記事を受け取る
 衆院議院運営委員会の古屋圭司委員長(自民)は6日の理事会で、河野太郎外相が自身の訪米に絡み、日程を野党が認めなかったため高額なチャーター機での出張を余儀なくされたと述べたことに苦言を呈した。政府側から理事会に出席した西村康稔官房副長官に対して「余分な発言だ。厳しく河野氏に注意をしてもらいたい」と促した。

 河野氏は6月30日の講演で「(国会審議出席のため)ワシントン行きの直行便をキャンセルした。片道何千万円のチャーター機で行くしかなくなった」と振り返り、「質問は2問しか出なかった。1問が何千万円というのはやっぱりおかしい」と発言した。

3053チバQ:2018/07/09(月) 19:14:28
>>3046の記事に対して産経さんの御意見を聞きたいですね

https://www.sankei.com/politics/news/180709/plt1807090010-n1.html
2018.7.9 16:36
【西日本豪雨】
自民・竹下亘総務会長「どんな非難も受ける。これだけの災害になるとは予想せず…」

 自民党の竹下亘総務会長は9日午後の記者会見で、西日本豪雨の初期段階にあたる5日夜に自身や安倍晋三首相を含む自民党議員数十人が懇談していたことについて「どのような非難も受ける。正直言って、これだけすごい災害になるという予想は私自身はしていなかった」と述べた。

 5日夜の懇談は、自民党の中堅・若手議員が党幹部や閣僚と東京・赤坂の衆院議員宿舎内で懇談する「赤坂自民亭」。危機管理の面で問題があるとして野党の一部から批判の声が上がっている。


https://mainichi.jp/articles/20180710/k00/00m/040/025000c
懇談会
豪雨迫る夜 首相出席「赤坂自民亭」ネットで議論
会員限定有料記事 毎日新聞2018年7月9日 17時52分(最終更新 7月9日 18時21分)
衆院赤坂議員宿舎で50人出席 ツイッターでは批判と擁護
 西日本を中心とする豪雨災害が迫った5日夜、自民党の中堅・若手国会議員らが安倍晋三首相を招いて東京都港区の衆院赤坂議員宿舎で開いた懇談会「赤坂自民亭」が、ネット上で議論を呼んでいる。【統合デジタル取材センター】

 赤坂自民亭は2000年衆院選の初当選組を中心に始まった。若手議員と党幹部や閣僚の交流を目的としており、5日は27回目だった。一方、気象庁は同日午後、緊急に記者会見を開いて「記録的な大雨になるおそれがある」と警戒を呼びかけた。雨は激しさを増し、毎日新聞の集計では6日午前0時までに計約15万人に避難指示が出た。

 出席者によると、懇談会は5日夜に予定通り開かれ、約50人が出席。首相も初めて顔を出した。毎日新聞の…

http://news.livedoor.com/article/detail/14981530/
宴会に寿司。記録的豪雨が西日本を襲う中、安倍首相や被害の大きい地域選出の議員たちの行動が物議
2018年7月8日 15時53分 HARBOR BUSINESS Online
片山さつき議員のTwitterより
写真拡大

 今、こうしている間にも救助を待つ人たちがいて、行方不明になっている人たちの捜索が急がれますが、菅義偉官房長官は記者会見で「先手、先手を打つ」と公言しました。

 ところが、今回の記録的豪雨では、明らかに政府の初動が遅く、人命救助の人手が足りず、被害が拡大しています。本来なら一発レッドカードになる案件ですが、今は安倍政権の責任を問うより人命救助の方が優先です。もう初動の遅れを取り戻すことはできませんが、今からでも全力で人命救助にできる最善を尽くしてもらいたいと思います。

 今回、初動が遅くなってしまった最大の原因は「赤坂自民亭」なる若手議員との親睦会だと、僕は考えています。
 総裁選3選目を目指し、若手議員との親睦を深めたかった安倍総理ですが、東京がそんなに雨が降っていなかったもので、西日本の広いエリアで大変なことになっていることを想像もできなかったのかもしれません。宴会するのは構いませんが、すでに西日本では避難者も多数出ているときに、わざわざSNSにアップすることでしょうか。

 あの酒盛りをしていた時間にも西日本では避難している人たちはたくさんいましたが、安倍晋三総理や上川陽子法務大臣(衆・静岡1区)などは楽しそうに記念写真を撮影していました。その結果、これほど大事な時に安倍晋三総理は二日酔いとしか思えないむくんだ顔で15分ほど対策会議をした後、私邸に帰りました。呆れた話ですが、甚大な被害が出ているエリアの国会議員がちゃんと仕事をしているのかを調べてみると、安倍晋三総理に負けず劣らずろくすっぽ仕事をしていないように見える議員が見つかりました。

 岡山1区選出の自民党の国会議員・逢沢一郎議員です。

3054チバQ:2018/07/09(月) 19:15:05
◆食べるものに困る被災者が出る中、寿司の写真をアップした逢沢議員

 今回、岡山県では非常に深刻な被害が出ています。今なお救助を求める声もありますし、行方不明になっている人もいるので心配です。そんな中、岡山1区選出の自民党の国会議員・逢沢一郎さんは何をしていたのかと言うと、富山に行って、ご覧の観光気分でした。
“JR西日本「Belles montagnes et mer〜 #べるもんた 〜」です。JR高岡駅です。橘慶一郎衆議院議員らと乗ってみました。べるもんたは城端線 氷見線を走ります。車窓から自然豊かな富山を満喫できます。素朴な散居村 山々を、そして美しい海外を。観光客にも好評。海外からもわざわざ。いいね。”

“「べるもんた」は一両編成。車内はこんな感じ。食事が出来る。酒も飲める。お土産も買える。駅に着くと大歓迎の横断幕が。 #夏野修砺波市長 が出迎えて下さいました。感激 恐縮です。様々な創意工夫です。知恵を出して地域振興です。そこにしかない地元の資産を活かしたい。そして おもてなし。”

 ツイートしているのは、まさに岡山が大変なことになっている真っ最中と言える7月7日17時56分、18時06分です。一応は「視察」ということになっているんでしょうが、これは災害の人命救助より優先してやらなければならないことなのでしょうか。今こそすべての予定をキャンセルして、待機している自衛隊を岡山に派遣してもらうべく、安倍晋三総理を叩き起こし、ベテラン議員の力を見せつける時ではないでしょうか。しかし、今となっては削除されてしまったのですが、逢沢一郎さんは寿司の写真を載せ、こんなツイートもしていました。

“7日「べるもんた」車内でお昼ご飯。「とまや鮨」。いや、実に美味しい。素晴らしい。軽井沢からわざわざ富山まで新幹線で鮨を食べに行く人が居る、という話を聞いた事がある。頷ける感じ。富山の人は、高岡の人は海の幸山の幸に恵まれている。普段から美味しいものを食べてるんですね。いいね。”

 メシを食う余裕もなく屋根の上で救助を待っている人たちがいるのに、車内で食った寿司をアップして「実に美味しい」だそうです。このツイートはすぐさま批判され、そういえば岡山県が大変になっていることをやっと思い出したのか、このツイートの約1時間後に、こんなツイートをしています。

“今日7日午前防衛省官房長官に電話。岡山県各地の豪雨被害への対応を要請しました。「岡山県津山市 奈義町の陸上自衛隊日本原駐屯地の隊員に加えて愛知県の部隊から隊員を岡山に投入する」との回答を頂きまさた。緊急度の高い地域を優先です。二次災害に気をつけながら、全力で救助 救援です。”

 ぜひとも注目していただきたいワードは「全力」という言葉です。復興や復旧に「全力」とおっしゃっているのですが、逢沢一郎先生は何に全力を尽くしたのでしょうか。寿司を食うことでしょうか。逢沢一郎先生が寿司を食うと劇的に復興が進むシステムなのでしょうか。アホでしょうか。とりあえず「全力を尽くす」と言っておけば何とかなると思って適当に言っているとしか思えません。こんなことなら軽々しく「全力」とか言わないでいただきたいです。

◆他の議員の動きは?

 もちろん、自民党議員でも理想的な動きをしていた人もいます。

 実は、最も理想的な動きをしているのは自民党の参議院岡山選挙区の参院議員、小野田紀美さんでした。普段はネトウヨをこじらせ気味なところがあるのですが、7月5日19時52分の段階で岡山県全県で警報が出ていると注意を呼びかけ、7月6日15時17分には瀬戸内市の市内全域に避難準備・高齢者等避難開始が発令されたと呼びかけ。岡山県が発信している情報をさらに拡散しようという姿勢が見え、大変素晴らしいです。その後もさまざまな情報を提供し、倉敷市のオフィシャルな情報を拡散。道が通れるのかどうかがわからない時に便利な「通れたマップ」などを紹介しており、岡山県選出の議員の中では、最もSNSを活用し、県民のために動いている議員であるということになりました。

 岡山4区の橋本岳さんも7月7日17時04分に、今回の大雨被害に関する最初のツイートをしています。そこからは、いろんな所からの救援情報に「ありがとうござます!(※原文ママ)」と反応し、少しずつ大雨に関する情報を共有するようになりました。しかし、岡山4区こそ最も大きな被害が出ている場所であり、誰よりも動かなければならないはずなのに、動くのがあまりにも遅すぎまる感は否めません。ただ、更新していない自民党議員は多々いますし、一応、遅れを取り戻すかのように積極的にSNSを活用して情報を発信しているので、寿司をSNSにアップしているのに比べると幾分かはマシです。

 ほかは、山下貴司(自民党・岡山2区)、阿部俊子(自民党・岡山3区)の両議員は発信がなし。むろん現場で動いてらっしゃるのかもしれませんが、もう少し積極的に活用してもいいのではないでしょうか。

3055チバQ:2018/07/09(月) 19:15:23
 また、高度プロフェッショナル制度をゴリゴリに進めた加藤勝信厚生労働大臣は岡山5区選出ですが、なんと、Twitterのアカウントが存在しません。Twitterをやっていないということは、地元の人たちの救助の声をリアルタイムで知ることができないということなので(秘書などから報告があるかもしれませんが)、今、何が起こっているのかを把握する能力にも欠けるということだと思います。高度プロフェッショナル制度について、国民がどのように思っているのかを知ることもできない人物が厚生労働大臣をやっていていいのでしょうか。

 野党では、立憲民主党・岡山1区比例復活の高井崇志さんも、7月6日10時07分に、大雨が予想されるので警戒するように呼びかけ、地元秘書と連絡を取りながら対応にあたると宣言。7月7日8時02分に立憲民主党の岡山県連合の決起集会の延期を報告。その後は活動報告や渋滞情報などをFacebookで展開。SNSを十分に活用できているわけではありませんが、きちんと対応に当たっている様子は伝わってきます。

 国民民主党・岡山4区比例復活の柚木道義さんも、7月6日19時47分に「避難勧告」が出ているため、厳重に警戒するように呼びかけ。7月7日14時06分に道路の冠水や道路の流出などが各所で発生しているので警戒を呼びかけるとともに、事務所スタッフと連携して災害対応にあたっていると報告。倉敷市役所や早島町役場とも情報を共有し、国への要請など必要な対応を随時行う状況であるとしています。ツイートはこの2つだけですが、早い段階から地元の人たちに注意を呼びかけており、悪くはありません。

 ただ、同じ国民民主党岡山2区比例復活の津村啓さんは甚大な被害が明らかになった7月7日、「宮澤喜一bot」なるアカウントをリツイート。しかも、一刻も早く人命救助を進めなければならない時に「簡単には進まないからいい」という内容の名言をリツイートしている脳天気さで呆れてしまいます。


◆安倍晋三総理が動かない

 つい先日、過労死遺族たちの悲痛な叫びを笑い、高度プロフェッショナル制度を強行採決した安倍晋三総理でしたが、土曜の昼から自宅に帰り、そこから来客もなく、このタイミングで自宅でゆっくりされておられました。こんな時こそ総理大臣が先頭に立って陣頭指揮を執るものだと思いましたが、オウム真理教の死刑囚たちの死刑を執行したから内閣支持率は上がるだろうとでも思っているのでしょうか。この記事を書いている時点で45人以上が死亡し、70人以上が行方不明になっているため、東日本大震災以来の深刻な災害であるにもかかわらず、総理大臣が自宅に引きこもって出てこないのです。7月11日からはベルギーやフランスなど4カ国を外遊する予定となっていますが、今のところ、予定通りに外遊に行くようです。

 自民党の国会議員は、日頃から「日本を守る」とおっしゃっているのですから、こんな時こそ迅速に対応していただかないと困るのですが、しっかり対応できていると感じられるのは小野田紀美議員ぐらいなもので、辛うじて橋本岳議員が遅れて対応しているという感じでした。

<取材・文・写真/選挙ウォッチャーちだい(Twitter ID:@chidaisan>
ちだい●選挙ウォッチャーとして日本中の選挙を追いかけ、取材活動を行う。選挙ごとに「どんな選挙だったのか」を振り返るとともに、そこで得た選挙戦略のノウハウなどをTwitterやnote「チダイズム」を中心に公開中。立候補する方、当選させたい議員がいる方は、すべてのレポートが必見。

3056チバQ:2018/07/09(月) 23:56:31
https://www.sankei.com/politics/news/180709/plt1807090025-n1.html
8.7.9 21:04
【自民党総裁選】
「2人の番頭」 安倍晋三首相3選へ連携
 安倍晋三首相(自民党総裁)を支える両輪の菅義偉(すが・よしひで)官房長官と二階俊博同党幹事長が、9月の総裁選に向けて連携を強めている。和歌山市で8日に開かれた党県連セミナーでは、二階氏に謝意を示す菅氏のメッセージが読み上げられ、県連会長を務める二階氏は、会場で首相の連続3選を支持する署名集めを進めた。首相の「2人の番頭」は共通の目標を見据え、歩調を合わせている。(大島悠亮)

 「二階県連会長には幹事長として党を差配し、政府・与党が一体となって政治を前に進める態勢を作っていただくなど、安倍政権の中枢を担っていただいています」

 セミナーで読み上げられた菅氏のメッセージには、二階氏への敬意がにじみ出ていた。

 菅氏は当初、セミナーの特別ゲストとして約15分講演する予定だった。二階氏側近の林幹雄幹事長代理が「政府の要(菅氏)と党の要(二階氏)がそろったらインパクトがある」と発案し、菅氏が快諾した。菅氏は西日本豪雨の対応で出席はかなわなかったものの、和歌山で2人がそろい踏みして、首相の総裁連続3選を既定路線のものと印象付ける狙いだった。

 2人は、二階氏が幹事長に就任した平成28年直後に国会運営などをめぐって不仲がささやかれることもあったが、現在は頻繁に食事をしながら意見交換している。二階氏の今年2月の誕生日には、菅氏が党本部の幹事長室を訪れた。二階氏も周囲に「いろいろ相談を受けるが、それを実行に移そうと努力している」と菅氏を評価している。

 また2人は、ともに「たたき上げの地方議員出身者」であり、世襲議員にはない苦労を経験してきた。二階派(志帥会、44人)には菅氏が関係するグループなどに所属する議員も少なくない。

 「安倍総裁が3選を果たせるよう皆さんのメッセージを色紙に託したい」

 8日の県連パーティーでは、二階氏の意向でテーブルに色紙が配られ、出席者が続々と署名した。色紙は近く、県連幹部が首相官邸に届ける予定だ。

3057チバQ:2018/07/10(火) 22:09:25
https://news.goo.ne.jp/article/bunshun/politics/bunshun-8079.html
「安倍三選」を左右する“唯一のリスク要因”小泉進次郎の動向
07:00文春オンライン

「選挙っていうのはね、勝つと負けるとでは大きな違いなんですよ。勝ったのは大きいですね」

 6月20日夜、客単価4万円は下らないという東京・銀座のステーキ店「かわむら」で、最高級の肉をほおばりながら、首相の安倍晋三は、饒舌に語った。「選挙」とは、10日前に投開票された新潟県知事選のこと。与党が推す候補が初当選した。

 席を並べたのは、財務相の麻生太郎、自民党幹事長・二階俊博ら、秋の総裁選で三選を目指す安倍を支える麻生派と二階派の幹部たち。安倍の出身派閥の細田派を加えたこの三派には、降ってわいた知事選の前後で、永田町の景色が、全く違って見えていた。

安倍が「選挙の顔」になり得るかの試金石
 前新潟県知事の米山隆一が週刊文春による「買春」報道で4月18日に辞任を表明。自民は二階の運輸相時代に秘書官だった前海上保安庁次長の花角英世を擁立。かたや野党は女性県議を立て、与野党対決型の選挙戦になった。

 安倍自身や妻・昭恵に端を発した森友学園や加計学園の問題で内閣支持率が低落傾向にあるさなかだったこともあって、国会会期末が迫る6月10日に設定された知事選は、政権にとっての中間選挙の様相を帯びた。特に来夏に改選を迎える参院議員にとって、傷ついた安倍が、それでも「選挙の顔」になり得るかの試金石だった。


総裁選三選を目指す安倍首相 ©文藝春秋
 実際、この間、参院側には不穏な動きがあった。加計学園をめぐる愛媛県の文書の国会提出を野党が求めたのに対し、参院自民は、あっさり受け入れた。提出された文書には、安倍が「そういう新しい獣医大学の考えはいいね」と語ったとされる記述があり、その後、安倍は国会答弁で苦しんだ。総裁三選に向けて野党の追及を避けたい安倍や官房長官の菅義偉が早期の国会閉会をもくろむ中、定数を6増する参院選挙制度改革案を唐突に打ち出し、国会延長を主導したのも参院自民だった。

 参院自民の中核は竹下派だ。裏には引退して、なお影響力が残る元党参院議員会長の青木幹雄がいる。青木と一心同体ともいえる党総務会長の竹下亘は、安倍のライバルである元幹事長・石破茂とも関係が深い。その竹下は「安倍さんが引き続き総理になるか。『はい、その通り』とは即答しかねる」と繰り返す。「知事選で負ければ、参院側が反安倍で動き出しかねない」との疑心暗鬼が広がっていた。

 果たして結果は自民が推す花角が当選。決め手は、大票田の新潟市内で約1万8000票の大差をつけたことだ。党職員は言う。「二階派秘書軍団のローラー作戦が大きい。国政の補選の比ではなかった」。二階の政治の師である元首相の田中角栄のおひざ元で繰り広げた、角栄さながらの人海戦術の勝利だった。

「これで安倍三選は決まった」。三選に期待する議員の間では、すでに総裁選の勝負は決したかのような空気が広がる。ステーキ店の宴は、安倍にとっては、中間選挙をまとめてくれた二階に対する慰労の場にもなった。

安倍は岸田に激怒した
 安倍は国政選挙になると、どんなに圧勝の情勢調査が流れても、自ら名簿を取り寄せ、街頭演説の合間の移動中、各地の経営者や県議に携帯電話で支持を呼びかける。自らが「火の玉」になって動くのは、総裁選も同じだ。

 6月18日夜。安倍は自民党政調会長の岸田文雄と、東京・赤坂の日本料理店「古母里」へ赴いた。しゃぶしゃぶやすき焼きが売りの同店だが、安倍は「肉はやめよう」と魚料理を選び、約2時間、濃密な時間を過ごした。

 48人を擁する党内第四派閥・岸田派の領袖を誘ったのは安倍のほうだった。国会議員票の過半数に迫る細田、麻生、二階の三派を、まず固める。次に、旗幟を鮮明にしない他の派閥に支持を広げていく。それが安倍の基本戦略だ。2012年末の第二次安倍政権発足以降、政権の中枢で安倍を支えてきた岸田だが、総裁選での対応をいまだに明言していない。

 二人はビールの後、日本酒に移った。熱燗を楽しみ、店を出た岸田は記者団に「北朝鮮と終盤国会、もちろん総裁選挙の話もあった。内容はノーコメント」と語った。

3058チバQ:2018/07/10(火) 22:10:00
 このニュースに、ネット上は荒れた。

「今日のような日でも総裁選」

「地震があった晩でも総裁選の話をしながら日本料理店で会食か」

 震度6弱の揺れが大阪をおそった当日の夜だった。実は、この日、岸田は大地震発生を理由に、延期を模索。だが安倍側の意向で会食は強行された。

 批判されるのが目に見えているのに会食を延期しなかったのは、安倍に内心、余裕がないからではないか、と思わせるエピソードがある。

 冬にまで、さかのぼる。1月25日夜、安倍と岸田は二人きりで会食した。この日はフグ。ビールの後はひれ酒を安倍が一杯、岸田が二杯楽しんだ。この日、安倍は能弁に語っていた。「今回の総裁選は、党総裁としての権限を最大限に使うつもりだ」。一方、岸田はこの2時間の会食で、総裁選への対応に踏み込まなかった。

 3週間後の2月16日、岸田は、安倍最側近の党幹事長代行・萩生田光一のパーティーで言った。

「来年は事多き1年だ。安倍総理も来年に向けて、力を蓄え、この大切な年を迎えなければならない」

 岸田の言葉は、来年2019年の統一地方選や参院選は、安倍首相で戦う、つまり、今年の総裁選では岸田自らは立候補せず、安倍を支持する、と受け止められた。そうした見方が一斉に報じられもした。だが3日後、岸田は「総裁選への対応とは別次元の話。強引にこじつけた報道は実態とは違う」と釈明、不出馬報道を打ち消した。

 実はこの時、安倍は激怒したという。「俺を支持するようなことを一度言ったのに。早く、俺を支持するって言えよ!」。森友・加計学園の問題が再燃する前だったが、安倍は焦っていた。

石破の地方票を崩すため、閣僚会議誘致の陳情を利用
 焦りの淵源は、石破の存在にある。

 2012年総裁選。1回目の投票では地方票300票の半数を大きく超える165票を奪った石破に対し、安倍は87票。国会議員だけによる決選投票で逆転し、総裁再登板を果たしたが、2015年に無投票で総裁に再選されるまでの3年間は、党員の圧倒的な支持を受けた石破に、陰に陽に配慮せざるを得ない屈辱があった。

 だからこそ、三選後の3年間に思い通りの政権運営をするためには、今回こそ、石破を屈服させなければならない。地方票でも石破を圧倒することは、この6年間の政権運営の評価にもつながる。安倍は圧倒的三選に向けて、岸田に語った通り、総理総裁として権限を最大限に活用している。3月前半には党の各県連幹部を務める議員や県幹部、地方議員が次々と首相官邸に安倍を訪ねた。岡山、愛知、愛媛、北海道、長野、茨城。2019年に大阪で開かれる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に合わせた関係閣僚会議の誘致のためだ。中堅議員は「これも総裁選対策だ」と解説する。萩生田ら安倍側近は、石破の地方票を崩すため、安倍の地方行脚を、と考えるが、公務で忙しく、そう簡単ではない。だからこそ、閣僚会議誘致の陳情を利用しようというわけだ。

 そして時間を見つけては、地方に直接、出向く。6月2日には滋賀県連大会に出席。地方組織の定例大会に総理総裁が出席するのは異例だが、首相が出席できる日に合わせるため、官房副長官の西村康稔らが動き、別の日に設定されていた大会を2日に動かすという念の入れようだった。石破は親しい知人にこうぼやいた。

「俺が強いところに、総理が狙い撃ちしている。こんなに器が小さいとは驚くばかりだ」

3059チバQ:2018/07/10(火) 22:10:37
首脳会談で拉致問題の前進があったと記者団に強調
 首相として向かい合っている北朝鮮問題も、安倍や周辺は三選への追い風とすべく、利用しようと躍起だ。

「金委員長は、この問題は解決済みと公の席で言ってきたが、そういう反応はなかった。大きな前進だ」

 米大統領のトランプと、北朝鮮朝鮮労働党委員長の金正恩による米朝首脳会談があった翌日の6月13日、萩生田は、安倍から聞いた話を紹介し、首脳会談で拉致問題の前進があったと記者団に強調した。「トランプ、金のパフォーマンス合戦で中身がなかった」との見方が広がる中、国内の世論をつなぎとめようとの思惑が垣間見えた。

 一方で国内の期待を高めすぎないようにもしている。14日付の読売新聞朝刊一面で、日朝首脳会談について「8・9月で調整」と報じられると、官房副長官の西村は17日のテレビで「8月や9月は、そう簡単に成果を出すのは難しい」と火消しに走った。期待値の調整で、「安倍でしか拉致問題は解決できない」「総裁選が終われば日朝会談。安倍を代えるべきではない」と、総裁選に向けた世論操作をしているとの見方が永田町では強い。

そっぽを向いた小泉進次郎
 新潟県知事選のハードルを越え、主要派閥を固め、党員票にも触手を伸ばし、北朝鮮問題も利用する。「権限をフル稼働し、首相としての実績を訴えれば、最終的には党員票でも石破に勝つことができる」(安倍に近い党幹部)との空気が醸成されつつある中、安倍三選の流れを逆流させかねない唯一のリスク要因は、小泉進次郎だ。

 小泉は24日、総裁選について「誰が出るかも出ないかも分からない。最後までしっかり考える」と述べるにとどめた。そもそも小泉は2012年総裁選では事前の支持表明こそしなかったが、最終的に石破に投票したことを明言。森友・加計問題で政権の対応を批判する言動が目立ち、「総裁選では石破を推すのでは」との見方がくすぶっている。各社の世論調査で安倍を超えて「次の総理」に選ばれることが多い小泉。政界随一の人気を誇る小泉が事前に石破を支持すれば、父・純一郎が地滑り的に大勝した2001年総裁選のように、世論の力で石破に票が流れかねない。

 安倍にとっての天王山だった新潟県知事選での小泉の振る舞いも、そうした見方に拍車をかけた。知事選前の副幹事長会議。二階側近の幹事長代理・林幹雄が「副幹事長も一回は知事選に応援に行くように」と要請したが、林の隣に座る筆頭副幹事長の小泉は返事をするどころか、そっぽを向いて聞き流した。結局再三再四の応援要請にもかかわらず、新潟入りしなかった。

 一方、小泉は時折、複雑な心境ものぞかせる。飲み友だちには「政権を批判しすぎると石破さんと同じように浮いてしまう」と語ったこともある。

 その小泉が最近強く主張するのが党改革だ。「組織の集約や議員の専門性向上」を打ち出し、党部会での資料のペーパーレス化や、官僚による法案の趣旨説明を各省の副大臣や政務官に行わせる、などの提言をする。だが一方であまりに細かい“改革”には疑問を呈する向きもある。例えば小泉は党職員に「民間企業みたいに名札を付けるべきだ。党職員と記者の区別がつかない」と指摘。これには、職員の顔と名前を覚える気はないのかと首をかしげる者もいる。また昨年来、経産省が各課の部屋に鍵をかけて、記者の取材を制限したことを引き合いに、「同様にして記者を党の部屋まで入れないようにすべき」と話すこともあるが、経産省の措置には、「あまり好ましくない」(山本公一環境相)、「閉鎖社会を作るようなイメージであるなら、もう少し検討を」(山本有二農水相)などと当時の閣僚から異論が相次ぎ、他省庁に広まらなかったのは周知の通りだ。

 こうした小手先の改革よりもむしろ、時折みせる安倍への苦言を総裁選で大々的にぶち上げ、逆境に挑めば、誰もが彼の真の成長を認めるだろう。だがここにきて「小泉は総裁選の期間、外遊に出る」との情報も飛び交う。小泉が大勝負に出れば、安倍の刃は石破ではなく、小泉に向けられることになるのだが果たして――。

(文中敬称略)

(赤坂 太郎)

3060チバQ:2018/07/10(火) 22:17:48
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807100032.html
【自民党総裁選】相次ぐ派閥研修会 岸田派の対応が焦点、二階派はソウルへ
21:19産経新聞

【自民党総裁選】相次ぐ派閥研修会 岸田派の対応が焦点、二階派はソウルへ

ガンバローコールで気勢を上げる二階氏(中央)ら=和歌山市

(産経新聞)

 9月の自民党総裁選を控え、自民党の各派閥が実施する夏季研修会の動向が焦点となっている。総裁選への対応を決めるための意見集約の場とする派閥が多いからだ。ただ、多くの派閥が国会会期の大幅延長で日程変更を余儀なくされた。さらに、西日本豪雨の影響で、竹下派(平成研究会、55人)は延期。石破派(水月会、20人)が中止を決めるなど、当初の目算が狂ったケースも多い。

 「ポスト安倍」をうかがう岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)は、今月26、27両日に山梨県富士吉田市で研修会を予定している。連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)の出馬表明時期と前後することが予想され、岸田氏の言動が注目される。

 派内では、岸田氏に出馬を促す主戦論が主流になりつつある。岸田氏は、総裁選以降も一致結束できる態勢をどう整えるか、細心の注意を払っているという。研修会で派内のさまざまな声を聞き、最終判断につなげる意向だ。

 石破派は16、17両日に神奈川県小田原市で研修会を計画していた。講演を4回開くなど細かいスケジュールを組み、石破茂元幹事長が総裁選に挑むため、政策の最終的なすり合わせを行うはずだった。それだけに、中止の影響は大きい。

 一方、安倍首相を支える主要3派で、とりわけ注目されるのが、31日〜8月2日にソウルで研修会を開く二階派(志帥会、44人)だ。韓国で最新の北朝鮮情勢を学ぶことを目的としており、韓国高官との意見交換も調整。派として首相の連続3選を支持する考えを正式に表明する意向だ。

 党内最大の細田派(清和政策研究会、94人)は8月5、6両日に長野県軽井沢町で開く。首相の出身派閥として、研修会を連続3選への弾みとしたい考えだ。

 第2派閥の麻生派(志公会、59人)は、横浜市で今月26、27両日に開く研修会で、政策づくりを進める。会長の麻生太郎副総理兼財務相は首相の支持を鮮明にしており、研修会でまとめた政策は総裁選で支持する候補に提言する。

 石原派(近未来政治研究会、12人)は今月24、25両日に長野県大町市で開く。

3063チバQ:2018/07/12(木) 20:04:49
https://www.sankei.com/premium/news/180711/prm1807110002-n1.html
018.7.11 07:00
【政界徒然草】
自民党総裁選 地方票の比重アップで「石破茂氏有利説」は本当か
 9月の自民党総裁選で注目されるのが地方の党員票の行方だ。これまで300票に固定されていたが、総裁公選規程が改正され、今回は国会議員票と同数の405票(現時点)が配分される。党員の意向をより反映させる狙いがあり、一部には知名度の高い石破茂元幹事長(61)に有利との観測もあるが、本当だろうか。改正ポイントを精査すると、国会議員票で圧倒的優位に立つ現職の安倍晋三首相(63)の牙城が崩れるかといえば疑問符がつく。

 改正は石破氏が幹事長だった平成26年に行われた。下野して党員が激減した教訓を踏まえ、総裁選の地方票の重みを強めて党員獲得の一助にする狙いがあった。同年の総裁選で適用されたが、首相の無投票再選だったため、新制度での投票は行われなかった。

地方票見直し

 新たな規程では、1回目の投票で過半数に達した候補がいない場合に行われる上位2人の決選投票にも都道府県各1票の計47票が加算される。これまでは国会議員のみの投票だった。

 さらに注目されるのは、地方票の集計方法も見直されたことだ。都道府県連ごとの集計から党本部の一括集計に変え、得票数に応じて地方票を比例配分する「ドント方式」に改めた。

 地方票はこれまで各都道府県連の規模に応じて持ち分が配分され、24年総裁選の場合は4〜16票とばらつきがあった。例えば当時6票配分された山口県連は同県選出の首相が5票、林芳正文部科学相(57)が1票を獲得した。一括集計ならば24年総裁選に出馬して敗れた石破氏への票も「死に票」にならず、全党員の意思を反映しやすくなる。

 制度改正前と比べ地方票は105票増え、地域ごとの票の偏在も是正される。決選投票にも新たに影響が及ぶ-。一見すると地方票の重みが増し、勝敗の行方を左右するかにみえる。

 24年総裁選は石破氏が地方票で165票を獲得。87票の首相を圧倒し、議員票も加えた1回目の投票で首位に立った。ただ、仮に石破氏が6年前並みの地方票を獲得しても決して有利とは言い難い。6年前は野党・自民党の国会議員の数が少なかったからだ。

 当時の内訳は国会議員票198、地方票300だったが、今回は国会議員票も地方票も各405票で、議員票の比重はむしろ増した。しかも首相は出身派閥の細田派(清和政策研究会、94人)と第2派閥の麻生派(志公会、59人)、二階俊博幹事長(79)率いる二階派(志帥会、44人)の支持を盤石にしている。

 さらに無派閥議員約70人のうち、菅義偉官房長官(69)に近い議員を中心に過半数が首相の支持に回る見通しだ。単純計算でも首相はすでに国会議員票の過半数である230人以上の支持を集めている。

 他方、石破氏が率いる石破派(水月会)は石破氏を含めても20人にとどまる。石破氏の側近は「他派や無派閥を含め、議員50人以上の支持を得たい」と意気込むが、差は歴然だ。

 石破氏は24年総裁選で地方票の55%を集めた。石破氏が今回、地方票を前回と同じ比率(今回にあてはめれば約220票)で獲得し、国会議員票で目標を上回る60票を得たとしても、首相が地方票で60票(全体の約15%)程度を得れば届かない計算となる。

3064チバQ:2018/07/12(木) 20:05:50
ブームの可能性

 もっとも、地方票は世論の流れを反映する傾向があり、時の政治情勢によっては特定の候補に票が集中する「ブーム」が起きる可能性はある。13年総裁選では、小泉純一郎元首相(76)が地方票で123票を獲得し、圧倒的優位とされた橋本龍太郎元首相の15票を大きく上回って「小泉旋風」を起こし、勝利した。
 逆に24年総裁選に出馬した5人中最多の議員票58票を集めた石原伸晃氏(61)の地方票は3位の38票にとどまった。石原氏は当時幹事長ながら、出馬準備を進めていた谷垣禎一総裁(73)よりも先に立候補を表明。党分裂を回避すべく谷垣氏は出馬を断念し、石原氏は「平成の明智光秀」などと批判され、票の伸び悩みにつながったとされる。

 当時石原陣営にいた党重鎮は「支持する議員数の割合を考えれば、間違いなく地方票も首位か2位になると想定したが、想像以上に世論の動向を受けることに驚いた」と振り返る。

 石破氏は長年、町長選の出陣式まで顔を出すほどまめな全国行脚を続け、地方で一定の支持層を持つ。「出会った人の数、握手した人の数しか票は出ない」が口癖だ。では今回、地方票を起爆剤に大逆転劇は起きるのか-と考えても石破氏の足下はおぼつかない。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が6月16、17両日に行った合同世論調査で、次期自民党総裁にふさわしい人物として石破氏は24・1%となり、首相の25・2%とほぼ肩を並べた。ただ、自民党支持層に限ると首相は49・1%で、石破氏の13・9%を圧倒した。

 安倍内閣は財務省の決裁文書改竄(かいざん)などで支持率を下げたが、6月以降は新潟県知事選の勝利や激変する北朝鮮情勢を受けて首相の外交手腕に期待する声が高まったこともあり、回復基調にある。

 何が起きるか分からないのが永田町だ。総裁選の行方は岸田文雄政調会長(60)や小泉進次郎筆頭副幹事長(37)らの動向によっても左右される。とはいえ、石破氏が奇跡を起こすには、想定外の出来事が幾重に重ならない限り難しい情勢であるのは間違いない。 
(政治部 水内茂幸)

3065チバQ:2018/07/12(木) 22:14:44
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180712-00008142-bunshun-pol
「本当に変わった政治家」と安倍首相も驚く男・岸田文雄氏の煮え切らなさ
7/12(木) 7:00配信 文春オンライン
「本当に変わった政治家」と安倍首相も驚く男・岸田文雄氏の煮え切らなさ
進むも地獄、退くも地獄? ©文藝春秋
 9月の自民党総裁選に向け、未だ煮え切らないのが岸田文雄政調会長(60)。

「先月の新潟県知事選で自民系候補が勝利し、3選を狙う安倍首相が目下優勢です。ライバル石破茂氏に圧勝することを目指す首相は、寸暇を惜しんで地方の党員集会に駆け付け、党内第4派閥を率いる岸田氏の動向にも神経を尖らせています」(政治部デスク)

 岸田氏も積極的に地方を行脚。6月11日には、大阪で講演会に臨んだ。首相が大阪維新の会との関係を重視してきたことから自民党大阪府連には首相への不信感が根強い。岸田氏にとってはチャンスだったが、府連幹部の評は芳しくない。

「フツーのええおっちゃんやな。リーダーシップに欠ける。講演は新聞に書いてある話ばかりで4割ぐらいが寝とった」

 首相は6月18日、岸田氏を誘い2時間半にわたり2人きりで会食。ところが岸田氏はここでも首相を呆れさせたという。

「この時期にこの2人がサシで会う意味は重い。出馬の仁義を切るか、3選支持を明言か。いずれかの意思表示があるに違いないと思って臨んだ首相に対し、岸田さんは、自派閥には主戦論が結構多くて……などと状況説明に終始。首相は会食後『本当に変わった政治家だね』と皮肉交じりに漏らしていました」(首相周辺)

 7月2日には主戦論を唱える1、2回生と意見交換会を開いた。

「岸田会長は、『(落選して)みんなが干されたら申し訳ない。それでも俺が出て問題ないのか?』と繰り返し尋ねてこられました」(出席者)

 7月下旬に同派の研修会を控え、決断のときは刻一刻と近づいているが、岸田派幹部はクールに本音を明かす。

「会長に『出るべきか?』と聞かれたら、若手は『出るべきです』と答えるしかないでしょ。真面目すぎる会長は、後輩らの声に後押しされ、出馬に傾いているようです。でも各種の調査で人気もなく、勝てるわけがないし、正直、派の実態は厭戦ムード。ただ、安倍支持でもその後に禅譲される保証はないし、次の次には河野太郎外相や小泉進次郎氏が控えていて世代交代の流れには抗えないでしょ」(同前)

 最近の講演では、サッカー日本代表にかこつけて「人生はやってみないと分からないという教訓を与えてくれた」と語る岸田氏だが、果たして番狂わせを起こせるのか。

「週刊文春」編集部

3066チバQ:2018/07/12(木) 22:16:11
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180707-00056455-gendaibiz-pol
「安倍3選」を前に、早くもウワサが漂うこんな閣僚サプライズ
7/7(土) 10:00配信 現代ビジネス
「安倍3選」を前に、早くもウワサが漂うこんな閣僚サプライズ
写真:現代ビジネス
目標は「石破の政治生命を絶つ」
 安倍晋三首相(党総裁)は今、通常国会会期中ながらも、9月の自民党総裁選に向けて地方行脚に全力投球している。

 7月4日に埼玉県に入り、さいたま市内のホテルで開かれた自民党県連主催のタウンミーティングではサッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会で「西野ジャパン」が大健闘したことから地元のJ1浦和レッズをネタに聴衆の笑いを取った。

 安倍首相は22日の国会会期末までの7日に鹿児島県、8日に宮崎県、そして21日には兵庫県を訪れる。

 4月の大阪府、5月の北海道、6月の滋賀県を含めて埼玉、鹿児島、宮崎、兵庫県は、6年前の2012年9月に行われた総裁選では「党員票」得票数で石破茂元幹事長に敗れた地方である。

 党内衆参院議員からの支持に広がりがないものの、依然として地方党員の間で人気が高い石破氏を強く意識しているからに他ならない。

 安倍首相の総裁選戦略を一言で言えば、石破氏との一騎打ちで大差をつけて圧勝し、石破氏の政治生命を事実上、断つことである。そのためには405票の党員票の過半数を制することが絶対必要条件である。

 同じく405票の国会議員票については、党内最大派閥の細田派(清和会)94人、第2派閥の麻生派(志公会)59人、第5派閥の二階派(志帥会)44人がすでに「安倍3選」支持を表明している。

 こうした中で、注目されるのは岸田派(宏池会)48人を率いる岸田文雄政調長と無派閥の野田聖子総務相の動向である。

野田・岸田「不出馬」で3選は安泰だが…
 出馬の意思を明らかにしている野田氏は総裁選出馬に必要な国会議員20人の推薦人確保に難航、前々回同様に出馬断念を余儀なくされると見られている。

 一方、国会閉会ギリギリまで自らの判断を明かさない岸田氏だが、派内若手・中堅に主戦論が少なくないものの、最終的に不出馬を決断する可能性が高い。安倍政権の主要閣僚は過日、筆者に対し「出馬はない」と断じた。

 となると、安倍、石破両氏のガチンコ勝負になるわけで、ますます安倍氏にとって党員票の持つ重みが大きくなる。何故ならば、両氏の一騎打ちになると、地方の党員・党友の投票に当たって日本人のメンタリティである”判官贔屓”が作用して形勢不利な石破氏に票が流れるとの指摘があるからだ。

 それでも「安倍3選」は揺るがない。まず、党内第3派閥である竹下派(平成研究会)55人が、34人の衆院議員から何人かが石破支持に回ることがあっても、安倍氏支持で結束することになるはずだ。

注目は総裁選後の「閣僚人事」へ
 加えて、もう一つの焦点である無派閥議員73人の動向である。この間、この無派閥の衆参院議員と菅義偉官房長官の関係について新聞各紙の報道が際立っている。

 「朝日新聞」連載の「自民党2018総裁選-派閥の現在地<中>」(7月5日付朝刊)は「広がる『菅派』 無派閥掌握―首相3選へ『隙間』埋める」と題して、記事中に「菅派」の衆参院議員の実名とグループ名を挙げている。

 永田町ではこれまでにも事実上の「菅派」の存在が囁かれていた。そして「次の次」の総裁選では菅氏が、河野太郎外相という有力総裁候補を掌中にして「キングメーカー」になるのではないかとの見方が根強い。

 それはともかく、永田町ウォッチャーの関心事は早くも総裁選後の内閣改造・党役員人事に移っている。注目されるのは、二階俊博幹事長の去就と、麻生太郎副総理・財務相が財務相の座に留まるのかどうかの2点である。

 「安倍3選」をほぼ確実なものとした新潟県事選の与党候補勝利に貢献した二階氏の続投は確定的である。他方、麻生氏が一連の財務省不祥事を理由に引責辞任した場合の後任財務相人事も注目を集めている。

 政策通であり麻生派重鎮の甘利明元経済再生相が有力視される一方で、財務省再生の観点からクリーンで、かつ財政再建派の小渕優子政務調査会財政構造のあり方検討小委員長(元経済産業相)起用のサプライズもあり得る。

 ただ、ハッキリしていることは、現閣僚は国会答弁なども安定しているので強いて代える理由が見当たらないため、内閣改造があるとしても小幅である。「安倍1強」の骨格は変わらないということだ。

歳川 隆雄

3067チバQ:2018/07/13(金) 19:35:19
https://mainichi.jp/articles/20180713/ddm/005/010/056000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/3 「政権ど真ん中」自負 首相支え、その次は? 麻生太郎・副総理兼財務相(77)
毎日新聞2018年7月13日 東京朝刊
 麻生太郎副総理兼財務相、自民党の二階俊博幹事長、河村建夫元官房長官らが6月20日夜、東京・銀座のステーキ店「かわむら」で安倍晋三首相を囲んだ。9月の党総裁選に向けて麻生、二階両派の結束をアピールする会合だった。

 出席者によると、総裁選を巡って生臭い話はなかったが、麻生氏が「私のときには推薦人を貸し借りしていましたよ」と振り返ると、それまであまり口をはさまなかった首相が乗ってきた。

 「今の時代はそうはいかないんじゃないか。選挙に相当強くないとね」

 麻生氏が2001年、06年、07年の総裁選に出た際には、小派閥で「本命」でもなかったため20人の推薦人確保に苦労した。今回立候補に意欲を示す石破茂元幹事長や野田聖子総務相も似た状況だ。

 麻生派幹部は「次の政権で冷や飯を食う覚悟がなければ、負ける候補の推薦人にはなれない」と語り、首相の発言は石破氏らを支持する自民党議員へのけん制だと受け止めた。実際、首相が無投票再選した15年総裁選では、野田氏は推薦人を切り崩され、立候補を断念した経緯がある。

 12年末の第2次安倍内閣発足以来、麻生氏は政権ナンバー2の座を占めてきた。昨年7月に山東派などと合流し、59人に膨らんだ麻生派は今や自民党の第2派閥だ。麻生氏はことあるごとに「ど真ん中で政権を支える」と自負をのぞかせる。「2大派閥が競い合う疑似政権交代」という麻生氏の理想にも、数の上では近づいた。

 しかし、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざんと、財務事務次官(当時)のセクハラ問題では、麻生氏の政治責任を問う声が野党だけでなく公明党からも上がった。麻生氏は安倍政権のバランスを崩さないために閣僚にとどまったが、毎日新聞の5月の世論調査では麻生氏が「辞任すべきだ」が52%に上った。その判断は必ずしも支持されていない。

 しかも、前次官のセクハラ問題を巡って「セクハラ罪という罪はない」と強弁するなど、麻生氏の言動はしばしば物議を醸し、政権の不安材料になってきた。麻生派には一時、麻生氏の首相再登板への期待があったが、現実にはそう簡単ではない。

 安倍首相の総裁3選が実現すれば、その次は世代交代が進む可能性が強い。これまで首相を支えてきたキーマンは、影響力を維持するために「ポスト安倍」候補を探すことになるだろう。

 昨年8月の内閣改造で麻生派から河野太郎氏が外相に抜てきされた。麻生氏にとって河野氏は有力なカードだ。ただ、「キングメーカー」争いでも麻生氏が優位に立てるかどうかは、まだ見えない。【田中裕之】=つづく

麻生氏 総裁選語録
・「清和会(細田派)と志公会(麻生派)が手を組んで安倍政権のど真ん中で支えていきたい」(5月22日の自民党細田派パーティー)

・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を挙げ「2人の間に入って、トランプさんに(意見を)言える人は誰かいるのか。安倍晋三1人だけだ」(6月24日、新潟県新発田市で)

3068名無しさん:2018/07/13(金) 20:41:01
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180713-00000075-mai-pol
<自民党>国会議員の世襲制限 具体策は軒並み見送り
7/13(金) 20:00配信 毎日新聞
 自民党の党・政治制度改革実行本部(塩崎恭久本部長)は13日、党本部で総会を開き、党改革に関する提言案をまとめた。国会議員の世襲制限に関しては、当初検討された世襲制限の具体策は軒並み見送りとなった。

 実行本部は近く、安倍晋三首相に申し入れる。提言案では、世襲について「配偶者及び3親等以内の親族が同一の選挙区で当選したことがある」と定義。当初案では現職議員が親族を後継にする場合、引退表明の時期を「任期満了の2年前」と記していたが、「必要かつ十分な時間を確保しなければならない」との表現にとどめた。当初案には衆院小選挙区の世襲候補が比例代表に重複立候補することを認めない方針も盛り込まれていたが、提言案では見送った。一方で、公募による候補者選考の原則を徹底する方針は示した。

 現職議員の公認の可否を判断する際に世論調査を実施するとの方針も当初案から削除。選挙公約に関しては、衆院議員の任期満了の2年前から党内議論を開始させることを求めた。【竹内望】

3069名無しさん:2018/07/13(金) 22:10:06
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20180714k0000m010108000c.html
<自民党>岸田氏に総裁選対応一任 17日に派閥臨時総会
21:04毎日新聞

<自民党>岸田氏に総裁選対応一任 17日に派閥臨時総会

自民党の岸田文雄政調会長=和田大典撮影

(毎日新聞)

 自民党岸田派は17日に臨時総会を開き、9月の総裁選について、同派会長の岸田文雄政調会長に対応を一任する。同派関係者が明らかにした。

 岸田派は総裁選を巡って、幹部が6〜7月に当選回数別の懇談会を開いて意見を聴取したが、出馬すべきだとの意見が大勢を占めた。一方、ベテラン議員を中心に慎重意見があり、岸田氏に対応を委ねることになった。

 岸田氏は13日のTBS番組収録で、対応を決定する時期について、「(西日本豪雨への)災害対応に全力を尽くすべきだ。そこから先については、まだ控えるべきだと思う」と述べるにとどめた。【小田中大】

3070とはずがたり:2018/07/16(月) 10:42:11
片山さつき議員のツイッター荒れ放題…大雨降る5日に「赤坂自民亭」記念写真
 片山さつき氏 1枚
拡大
 自民党の片山さつき参院議員のツイッターが荒れ放題となっている。片山氏は、西日本で大雨が降り続いたさなかの5日夜に「赤坂自民亭」と呼ばれる衆院議員宿舎で行われた自民党議員の飲み会に出席し、同日に安倍晋三首相とともに乾杯している写真をツイッターに掲載。このツイッターには「非常識極まりない」などの返信が多くあった。片山氏は7日以降のツイッターでは豪雨対策に奔走する様子をツイート。8日に岡山県倉敷市役所を訪ね地元の災害担当者と撮った写真を掲載すると、「記念写真撮る神経が分かりません」などの指摘があった。

 5日のツイッターで片山氏は「今日は27回目の赤坂自民亭」「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり」と料理と酒が並び、親指を突き上げて記念撮影をしている写真を掲載した。この頃、京都市は8万人以上に避難を指示。気象庁は昼に緊急会見して警戒を呼びかけていた。

 5日の片山氏のツイッターに多くの批判的な返信が寄せられた。「国会議員の職務って何でしょうか?国民のために、あなたは何を成し遂げてくれたのでしょうか?あなたを含め、この宴会にいた人達は国会議員に相応しくない!議員の通信簿つけられるなら、0点ですね(笑)」「この方たちのお給料を返してもらって財源の一部にした方が国のためになると思います」「議員の このツイートには本当に驚きました」などの声があった。

 片山氏は7日以降、豪雨対策に奔走している様子をツイートし、8日は「自民党も豪雨被害対策本部設置。私も急きょ岡山入りし、伊原木知事と最新の状況把握」「岡山県として数十年ぶりの甚大な被害、政府に早期の激甚指定を」として写真を掲載した。返信には「現場の人間の邪魔をする それだけはやめよう」「5日の14時に気象庁が緊急記者会見開いてたんで予想出来ましたよね?5日の夜に酒盛りはあり得ないのでは」と厳しい声があった。

 10日も片山氏は「雨量の前提を見直し、木が生い茂りヌートリア住みついて穴だらけの河床と低い堤防、緊急に強靱化へ動きます」と懸命に取り組んでいることを真摯(しんし)に訴えた。返信として「被災地への支援・援助よろしくお願いします」と片山氏の活動に期待する声がある一方、「お疲れだったでしょう」として飲み会の写真を掲載する返信もあった。

3071とはずがたり:2018/07/16(月) 10:42:29

片山さつき議員のツイッター荒れ放題…大雨降る5日に「赤坂自民亭」記念写真
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/07/10/0011433163.shtml

 自民党の片山さつき参院議員のツイッターが荒れ放題となっている。片山氏は、西日本で大雨が降り続いたさなかの5日夜に「赤坂自民亭」と呼ばれる衆院議員宿舎で行われた自民党議員の飲み会に出席し、同日に安倍晋三首相とともに乾杯している写真をツイッターに掲載。このツイッターには「非常識極まりない」などの返信が多くあった。片山氏は7日以降のツイッターでは豪雨対策に奔走する様子をツイート。8日に岡山県倉敷市役所を訪ね地元の災害担当者と撮った写真を掲載すると、「記念写真撮る神経が分かりません」などの指摘があった。

 5日のツイッターで片山氏は「今日は27回目の赤坂自民亭」「安倍総理初のご参加で大変な盛り上がり」と料理と酒が並び、親指を突き上げて記念撮影をしている写真を掲載した。この頃、京都市は8万人以上に避難を指示。気象庁は昼に緊急会見して警戒を呼びかけていた。

 5日の片山氏のツイッターに多くの批判的な返信が寄せられた。「国会議員の職務って何でしょうか?国民のために、あなたは何を成し遂げてくれたのでしょうか?あなたを含め、この宴会にいた人達は国会議員に相応しくない!議員の通信簿つけられるなら、0点ですね(笑)」「この方たちのお給料を返してもらって財源の一部にした方が国のためになると思います」「議員の このツイートには本当に驚きました」などの声があった。

 片山氏は7日以降、豪雨対策に奔走している様子をツイートし、8日は「自民党も豪雨被害対策本部設置。私も急きょ岡山入りし、伊原木知事と最新の状況把握」「岡山県として数十年ぶりの甚大な被害、政府に早期の激甚指定を」として写真を掲載した。返信には「現場の人間の邪魔をする それだけはやめよう」「5日の14時に気象庁が緊急記者会見開いてたんで予想出来ましたよね?5日の夜に酒盛りはあり得ないのでは」と厳しい声があった。

 10日も片山氏は「雨量の前提を見直し、木が生い茂りヌートリア住みついて穴だらけの河床と低い堤防、緊急に強靱化へ動きます」と懸命に取り組んでいることを真摯(しんし)に訴えた。返信として「被災地への支援・援助よろしくお願いします」と片山氏の活動に期待する声がある一方、「お疲れだったでしょう」として飲み会の写真を掲載する返信もあった。

3073名無しさん:2018/07/16(月) 22:49:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807160015.html
【自民党総裁選】カギ握る無派閥議員 菅義偉氏は着々と若手囲い込み 石破茂氏は「別動隊」に期待も… 進次郎氏の動向も焦点
21:29産経新聞

【自民党総裁選】カギ握る無派閥議員 菅義偉氏は着々と若手囲い込み 石破茂氏は「別動隊」に期待も… 進次郎氏の動向も焦点

菅義偉官房長官

(産経新聞)

 9月の自民党総裁選に影響を与えるのが、73人の無派閥議員の動向だ。党内では最大派閥の細田派(清和政策研究会、94人)に次ぐ規模だが、総裁選への対応が不透明な議員が多い。国会議員の支持拡大へ石破茂元幹事長が取り込みを狙う。一方、連続3選を目指す安倍晋三首相(党総裁)を支える菅義偉官房長官も重層的にグループを作り、石破陣営への流出を防いでいる。

 無派閥議員のグループのうち、首相に距離を置くベテラン議員が目立つのは、浜田靖一元防衛相が会長を務める「無派閥有志の会」(21人)だ。

 石破氏の側近が無派閥議員の情報交換を目的に作った勉強会「無派閥連絡会」(解散)を母体にしている。メンバーのうち、浜田氏と小此木八郎防災担当相、梶山弘志地方創生担当相らは平成24年の総裁選で石破氏を支持した。総裁選の出馬に意欲を示す野田聖子総務相も在籍する。

 石破氏は、総裁選の支持基盤となる石破派(水月会、20人)の人数が少ないため、有志の会に「別動隊」の役割を期待する。

 しかし、有志の会は一枚岩ではない。野田氏に近い議員や、菅氏に近い議員もいる。「(当選しそうな候補に)高く売りたい」との声もあり、思惑はバラバラだ。石破派幹部は「石破氏には仲間集めのため無派閥有志の会のメンバーと酒を飲みにいってほしいが、石破氏の腰は重い」ともどかしげに語る。

 一方、菅氏は総裁選を念頭に着々と若手を囲い込んでいる。当選4回以下の無所属衆院議員ら十数人が「ガネーシャの会」(会長・坂井学総務副大臣)をつくり、首相と4月26日に東京都内で会食した。菅氏に近い参院議員十数人も首相と6月に会合をもっている。

 菅氏は6月27日の記者会見で「いろんな方と会うのは政治家として当然だ」とけむに巻いたが、無派閥議員の「菅グループ」は30人を超える。首相を支持する細田派と麻生派(志公会、59人)、二階派(志帥会、44人)に菅グループを加えれば、党所属議員の半数を上回る。

 首相に近い河井克行総裁外交特別補佐も、無派閥議員ら13人でグループ「向日葵会」を結成。6月27日夜に東京・新橋で首相とお好み焼きを食べた。

 無派閥議員では、小泉進次郎筆頭副幹事長の動向も焦点だ。小泉氏の知名度を目当てに接近する議員も多い。小泉氏は従来の派閥の枠にとらわれない形で勉強会を次々につくっている。

 小泉氏は24年の総裁選で石破氏に投票した。石破氏は、無派閥議員に影響力を持つ小泉氏から支持を得ることで、国会議員の支持拡大を狙う。

(奥原慎平、沢田大典)

3074チバQ:2018/07/17(火) 19:56:25
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180717-00000111-jij-pol
6増案採決棄権へ=自民・船田氏
7/17(火) 19:12配信 時事通信
 自民党の船田元・衆院議員総会長は17日、参院定数を6増やす同党提出の公職選挙法改正案の衆院本会議採決を棄権する意向を明らかにした。

 取材に答えた。事実上の造反とみられる。

 船田氏は「これまでの選挙制度改革も定数減でやってきた。国民の理解が得られない」と説明。同氏はこれに先立ち、二階俊博幹事長宛てに衆院議員総会長の辞職願を提出した。

3075チバQ:2018/07/17(火) 20:52:09
https://www.sankei.com/politics/news/180717/plt1807170020-n1.html
2018.7.17 12:05

自民党の古屋圭司衆院議運委員長 「過少報告はなかった」パーティー収入めぐる一部報道を否定
 自民党の古屋圭司衆院議院運営委員長は17日午前、政治資金パーティーの収入を政治資金収支報告書で過少に記載していたとする一部報道について、国会内で記者団に「報告書と入金状況を確認させたが、ほとんど差がなかった。過少報告はなかったと認識している」と述べ、報道内容を否定した。

 自民党の萩生田光一幹事長代行は同日午前の記者会見で「間接的に説明を受けたが、本人(古屋氏)は問題がないとのことだった。本人が説明責任を果たすべきで、今後明らかになってくるのではないか」と語った。

3076チバQ:2018/07/17(火) 20:54:27
https://www.sankei.com/politics/news/180717/plt1807170001-n1.html
2018.7.17 01:00
【政界徒然草】
小泉進次郎氏は“変革の志士”か 「国会改革に風穴を」と提言も実現に懐疑的な声
 自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長(37)が持論とする国会改革の早期実現に向けてフル稼働している。6月末に党内の若手勉強会で党首討論の夜開催の定例化などを求める政策提言を発表するや、間髪入れず国民民主党や日本維新の会などの野党も巻き込んで超党派の議員連盟を立ち上げ、勉強会と同様の提言をまとめた。若手ならではの行動力を評価する意見があがる一方、既存の政策立案過程の枠外から自身の発信力を武器に世論の注目という「外圧」を駆使する手法には懐疑的な声も漏れる。

 小泉氏が事務局長を務める超党派議連「『平成のうちに』衆議院改革実現会議」(会長・浜田靖一元防衛相=自民)は12日の会合で、国会改革の提言を大筋了承した。

 議連は来年4月30日で終わる「平成」の間に成し遂げる改革として(1)夜間の党首討論の定例開催(2)タブレット端末の活用による国会審議のIT化推進(3)妊娠や出産時の女性議員の代理投票を認める-を掲げた。党首討論はテーマを決めて2週間に1回、国民が視聴しやすい夜間に開催。IT化は、国会審議の効率化や意思決定の透明性向上を図る狙いがある。

 小泉氏は会合後の記者会見で「与野党の利害を超えて、一つでもいいから国会改革の風穴を開けることがコンセンサスだ」と提言の早期実現を訴えた。

 特に国会審議のIT化は野党の抵抗も予想される。政府・与党ペースの審議を遅らせたい野党にとって、2〜3時間の印刷時間を要する内閣不信任決議案などの提出は常套手段だが、IT化によってこれが封印されることになるからだ。

 小泉氏が野党も巻き込んだ超党派の議連でこうした提言を盛り込んだことは、野党の同意も得て円滑に物事を前に進めようとする思惑が透けて見える。

 これに先立ち、小泉氏は6月27日、自身が主導する自民党の若手勉強会「2020年以降の経済社会構想会議」(会長・橘慶一郎衆院議員)でも党首討論の夜間開催やペーパーレス化の推進を求めた国会改革案をまとめ、二階俊博幹事長(79)に提出していた。

 その翌日に立ち上げたのが超党派議連だった。小泉氏自ら無所属の細野豪志元環境相(46)や立憲民主党の逢坂誠二衆院議員(59)ら野党議員にも協力を求め、水面下での呼びかけから1カ月足らずで100人以上が参加して設立された。

3077チバQ:2018/07/17(火) 20:55:12
 小泉氏のこうした行動には、自民党の先輩議員から「人を引きつける天性の魅力に加え、行動力もあるなあ」などと賛意が寄せられる。小泉氏に触発されたのか、国民民主党の関健一郎衆院議員(39)ら昨年秋の衆院選で初当選した当選1回生は党派を超えて同期の衆院議員全56人に声をかけ、国会改革の必要性を確かめるアンケートを敢行した。

 ただ、小泉氏の手法や提言の実現を疑問視する意見もある。12日の超党派議連の会合後の記者会見では、小泉氏に対し国会改革をどう実現するのかについての質問が出た。改革を実現するためには、その決定権を持つ常任委員会の衆院議院運営委員会で全会一致による決定を得ることが原則だからだ。

 ところが、小泉氏が協力を求めた野党第一党の立憲民主党は、所属議員の議連への参加を拒否した。枝野幸男代表(54)が小泉氏らの取り組みを「全く意味のないパフォーマンスだ」と批判したからだ。与党と敵対し、同じ野党の国民民主党ともそりが合わない立憲民主党は現在45分間の党首討論を2時間程度とするなどの独自の国会改革案をまとめる方針だ。

 小泉氏は質問に対し「共有した熱意を高めていくことが決定権のある組織が動く上で不可欠だ。『今の国会、おかしい』と思っている声が、変えていく大きな力になる」と強調したが、立憲民主党などの理解を得られるかは不透明なままだ。

 しかも国会改革は古くて新しい問題でもある。例えば、平成12年から導入された党首討論は当初、週1回の開催を原則としたが、なし崩しで実行されない事態が続いた。26年5月には自民党や旧民主党など与野党7党が「月1回開催」を申し合わせたが、これも守られず、昨年に至っては年間で1回も開催されなかった。自分たちが決めたルールさえ守ることができていない国会議員が今度こそ改革を実現させる具体的な保証は何もない。

 小泉氏に対しては自民党内に冷ややかな声もある。小泉氏は自身の発信力を背景に改革の機運を高め、「いい意味での外圧」(小泉氏)として改革の実現を後押しする作戦を描く。ただ、超党派議連も自民党の勉強会も、政調会などの正規のルートに基づく提言ではない。そのため「自分は国対などの現場で実現のために汗をかかずに、外から発信ばかりしている」(党幹部)との批判が出ている。

 自民党に人脈を持つ野党幹部も「超党派議連を立ち上げたことで自民党執行部がガチガチに堅くなっている。本来、国会改革を前に進めたいのならば、幹事長周辺や国対に対して働きかけていくべきなのに、やっていることが真逆ではないか」と語る。

 小泉氏は果たしてこうした批判や懸念を払拭できるのか。その実行力が問われている。 
(政治部 奥原慎平)

3078チバQ:2018/07/17(火) 21:29:18
https://www.fnn.jp/posts/00336931HDK
「安倍三選」を支えるステルス軍団“菅グループ”の深層【自民党総裁選】

千田淳一
カテゴリ:国内
2018年7月17日 火曜 午前6:30党内第2勢力?無派閥議員に影響力持つ菅官房長官
国会が最終盤を迎え、秋の総裁選挙に向けた動きが活発になりつつある自民党。その総裁選のカギを握るのは、以前ほどの力はないとはいえ、やはり派閥だ。

現在、自民党の派閥勢力は、安倍首相の出身派閥である最大勢力の細田派(94人)を筆頭に、麻生派(59人)、竹下派(55人)、岸田派(48人)、二階派(44人)、石破派(20人)、石原派(12人)の順となっている。

細田派に続く党内第2派閥は麻生派だが、実は党内にはその麻生派をしのぐ数の“勢力”がある。

いわゆる無派閥の73人の議員だ。

しかし、彼らがまったくの無色かというと、決してそんなことはない。その無派閥議員の半数近い30人ほどに対し、大きな影響力を持っているのが、安倍総理の女房役で、自らも無派閥である菅義偉官房長官だ。

菅氏に近い無派閥議員らの集団は、ここにきて「菅グループ」と称され、総裁選に向けた重要な要素となっている。


菅グループの正体は複数の会の集まり
この「菅グループ」は、派閥のように1つの会として成立しているというわけではなく、ステルス的な複数の会の集合体として位置づけられている。

まず、菅長官を慕う無派閥の中堅・若手衆院議員10数人が作る「ガネーシャの会」という集団がある。この会は、自民党の各派閥が毎週会合を開いているのと同時間である木曜日の昼にこっそりと会合を重ね、結束を強めている。

さらに他派閥の議員も交えた菅氏を囲む勉強会「偉駄天の会」がある。

ちなみに「ガネーシャの会」の「ガネーシャ」とはヒンズー教の知恵の神の名前、「偉駄天の会」の由来は、バラモン教の守護神「韋駄天」と菅氏の名前「義偉」をかけたものだ。知恵を駆使し、安倍政権の守護神として君臨する菅氏の姿にヒントを得た命名とみられる。

さらに参議院の当選1期目の議員らによる菅氏を囲む会もある。
この会合に出席している無派閥の参院議員に聞いてみると、開口一番「私は基本的に菅グループですよ」と“菅グループ”という言葉が飛び出した。

別の参院議員は「会の名前はないですね、会合があるときは予定に“官房長官の会”とか書いています。実体のない“ふわっとした会”なんですよ」と語った。
会合が開かれるのは1〜2か月に一度。議員たちはいずれも当選直後に菅長官側から「飯を食おう」と声をかけられ、以来、定期的に会合に出席しているという。



菅グループならではの特別待遇
その菅グループのメンバーは、特別な恩恵にあずかっているようだ。6月25日に開かれた菅氏と参院議員の会の様子について、参加した議員はこう振り返る。

「1次会は“菅グループ”の定例会で、そのメンバーで2次会と言う形で総理公邸に行ったんです。毎回総理と会える時は菅さんが設定してくれます。総理と会食なんて…そんなことは菅さんしかできませんが(笑)」

この日の出席者は菅長官を囲むにとどまらず、首相公邸で安倍首相との会食という機会を得ていたのだ。菅氏の力を示すような、特別扱いだといえる。
首相との会食では、総裁選の話は出なかったというものの、「選挙は勝ってこそ」などという安倍首相の選挙をめぐる話にみんなで耳を傾け、菅官房長官は、下座に座って幹事のようにふるまっていたという。



菅長官が自ら語る「菅グループ」とは
では菅長官自身は、この「菅グループ」についてどう捉えているのだろうか。6月27日午前の定例会見で、記者から質問が飛んだ。

記者:菅長官は、派閥に入っていない若手議員との会合を重ねている。これは総裁選に向けた支持固めと見る向きもあるが、この会の目的や狙いは

菅長官:若手に関わらず議員の方々、よくいろんな方とお会いしています

記者:いわゆる菅グループについて、党内からは長官は自分の派閥をつくろうとしているのではないかと警戒する声も上がっている、そもそも実体として菅グループは存在するのか

菅長官:この場所は、政府見解を申し上げる場所なので、そこは控えたいと思いますけども、いろんな方と会うのは政治家としてある意味、大事なことではないでしょうか

“菅グループ”の存在については言葉を濁しつつ、会合の重要性に言及した菅長官。質問に苦笑いもこぼれたが、まんざらでもないとも見える表情だった。

3079チバQ:2018/07/17(火) 21:29:39
総裁選での安倍三選支持の先兵に
では菅グループは、自民党総裁選に向け今後どう動くのか。

安倍首相にとって、今回の総裁選は、議員票、地方票共に圧勝することが三選後の求心力にもつながってくるため、支える菅氏としても圧勝への道筋を作るのが責務だ。

現状では、すでに細田派、麻生派、二階派の3派が安倍三選支持を打ち出し、国会議員の半数をおさえている。そこに一定数の無派閥議員が加われば安倍三選支持勢力は、議員票の半数を大きく超えることになるため、菅長官としては、菅グループの力で、安倍圧勝を固めたいところだろう。

先ほどの菅グループの参院議員は、次のように語り、総裁選でも菅氏と行動を共にすることを明言している。

「無派閥の人たちはよりどころがないが、その面倒を官房長官が見てくれるなんて感謝しかない。よく派閥に属している人は安倍総理を支持するかどうかの判断は様子見だとか、そういう話を聞くが、菅派はそんなことはない。総理を最も信頼し、総理から信頼されている。そういう人の話を聞くだけで私たちは満足なんです。菅長官は総裁選で安倍総理を支持しようなんて私たちには決して口にはしないと思います。でも、そんな菅長官を私たちも自然と支持します。だから総裁選は安倍総理です」

菅長官は「派閥の立ち上げ」には否定的だが、結束力を強めている“菅派”の勢いが安倍総理三選の大きなカギを握るのは間違いない。
そしてその数の力は、総裁選後の政局においても、菅氏が派閥領袖並み…いやそれ以上の力をふるうための、大きな源泉になっていく可能性を秘めている。

(政治部 官邸担当 千田淳一)

3080チバQ:2018/07/17(火) 21:30:09
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018071701002447.html
岸田氏に総裁選出馬判断を一任 派閥総会で決定

2018年7月17日 21時14分


 自民党の岸田文雄政調会長が率いる岸田派(宏池会、48人)は17日、東京都内で臨時総会を開き、9月の党総裁選を巡り、立候補するかどうかの判断を岸田氏に一任することを決定した。岸田氏は総会後、記者団に決断のタイミングについて「国会閉会後に自ら判断したい」と述べるにとどめた。党内情勢や派閥内の意見を踏まえて最終判断するとみられる。

 岸田派内では総裁選対応に関し、6〜7月に当選回数別に懇談会を開催した。幹部が意見を聴取したが、立候補を求める「主戦論」が大勢を占めた。一方、ベテラン議員を中心に慎重意見も根強く残っている。

(共同)

3081とはずがたり:2018/07/17(火) 23:30:39
自民・船田氏が定数増案で造反へ「国民に理解されない」
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL7K3DK8L7KUTFK00L
13:37朝日新聞

 参院定数を6増する自民党の公職選挙法改正案について、同党の船田元・党衆院議員総会長は17日、衆院本会議での採決で棄権する意向を表明した。同日午前、萩生田光一・党幹事長代行に伝え、総会長を辞任する考えも伝えた。

 船田氏は朝日新聞などの取材に「身を切る改革を約束して進める消費税引き上げを前に、定数増は国民に理解されない」と造反する理由を語った。

3082チバQ:2018/07/17(火) 23:47:07
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1807170042.html
【自民党総裁選】岸田文雄会長「徳川家康の生き方に共感」 岸田派、対応一任も「決められない男」に危惧
21:04産経新聞

【自民党総裁選】岸田文雄会長「徳川家康の生き方に共感」 岸田派、対応一任も「決められない男」に危惧

派閥の会合を終え記者団の質問に答える自民党・岸田文雄政調会長=17日午後、東京・永田町(春名中撮影)

(産経新聞)

 自民党岸田派(宏池会、48人)は17日、臨時総会を開き、9月の総裁選の対応について同派会長の岸田文雄政調会長に一任することを決めた。岸田氏は西日本豪雨の災害対応を優先させるため、出馬するかどうかの態度表明を先送りする考えを示している。ただ派内には、決断が遅れると「『決められない男』のイメージが強くなる」(中堅)と心配する声も出ている。(長嶋雅子)

 「通常国会閉会後に自らの判断をしたい。どんな判断が出たとしても、宏池会は政策集団として一致結束し、対応していく」

 岸田氏は臨時総会後、記者団にこう述べ、今国会の会期末となる22日以後に総裁選への出馬の有無を判断する考えを表明した。

 岸田氏は当初、今回の総裁選には出馬せず、安倍晋三首相(党総裁)の「禅譲」を狙っていた。

 しかし、6月以降になると、岸田派では「出馬すべし」と出馬を求める声が相次ぐようになった。

 出馬を求める派の若手は「禅譲なんてあり得ない。次回につなげるためにも今回出て名前を売るべきだ」と訴える。一方で慎重論もある。中堅の一人は、連続3選を目指す安倍首相と岸田氏の良好な関係を維持し「今回は恩を売った方がいい」と語る。

 岸田氏は、6月18日夜に首相と会食した際には「派内に主戦論が多い。出るか出ないか決めていない」と述べた。派の臨時総会で対応の一任を取り付けたのは、派の結束を乱さないための手続きだったが、決断が遅いという不満は、派内だけでなく首相に近い陣営からも出ている。

 総裁選をめぐっては、首相のほか石破茂元幹事長が出馬を準備し、野田聖子総務相も出馬に必要な20人の推薦人集めを進める。

 岸田氏は、出馬を決断するにしても、決断が遅れるほど総裁選に不利になる可能性が高い。岸田派では、総裁選の政策作りや地方票を獲得するための活動が活発とは言い難い。知名度の低い岸田氏を短期間で地方の党員に浸透させるのも簡単ではない。

 臨時総会に先立ち、岸田氏は名古屋市で講演し、愛知県ゆかりの戦国時代の三武将を取り上げ「若い頃は織田信長、豊臣秀吉が好きだった。年を取るにしたがって徳川家康の生き方に共感を覚える」と述べた。

 待ちと忍耐で天下を取った家康に立場を重ねているようだが、岸田氏に「待ち」の時間があるかどうかは別問題だ。

3083チバQ:2018/07/18(水) 11:21:50
https://mainichi.jp/articles/20180718/ddm/005/010/075000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/5止 無派閥束ね存在感 将来の「菅派」党内に臆測 菅義偉官房長官(69)
毎日新聞2018年7月18日 東京朝刊
 菅義偉官房長官が自民党の無派閥議員と頻繁に会合を重ねてきたことは関係者の間でよく知られている。しかし、中心的なメンバーが誰なのかはこれまでほとんど表に出ていなかった。

 この「隠密行動」を菅氏が自ら破ったのは4月26日夜のこと。東京・紀尾井町のホテル内にある和食店に無派閥の衆院議員15人を集め、安倍晋三首相を招待した。外交の裏話などで盛り上がり、議員は口々に「総裁選では首相の3選のために頑張ります」とあいさつした。

 15人は当選4回以下の議員で作る「ガネーシャの会」の面々。菅氏と同じ神奈川県に選挙区のある坂井学氏が会長を務める。落選中に菅氏から「おれも浪人した。2、3年は耐えろ」と激励された議員もいて、菅氏と個人的なつながりが強い。ガネーシャは現世利益をもたらすヒンズー教の神。選挙から普段の政治活動まで面倒をみる菅氏を会の名称に重ねた。

 細田派、麻生派、二階派に無派閥議員の一部が加わると、首相支持は自民党国会議員の半数を超える。学校法人「加計学園」「森友学園」の問題などで安倍内閣の支持率が急落する中、菅氏は会の存在をあえて公にすることで党内の動揺を抑えようとしたのだ。

 これに先立つ4月10日には、当選1回の朝日健太郎氏ら菅氏に近い無派閥の参院議員11人と首相が会食した。菅氏は地道な「勧誘」を通じて、73人の無派閥議員のうち30人近くをすでに首相支持で固めたとされる。

 このころ、菅氏は坂井氏を通じてガネーシャの会に「総裁選は地方票が大事だ。首相だけでは回りきれないから私も行く。場を設けてほしい」と伝えた。会には大串正樹経済産業政務官(衆院兵庫6区)ら神奈川県以外の議員も少なくない。

 自民党が野党だった2012年総裁選で、菅氏は安倍氏を「あなたしかいない」と説得し、総裁再登板を実現させたが、地方の党員票では石破茂元幹事長の後塵(こうじん)を拝した。今回、菅氏は無派閥議員を起点に地方に運動を広げ、国会議員票と地方票の両方で首相を圧勝させようともくろむ。

 09年総裁選では、菅氏は当時の古賀派(現岸田派)を退会し、「長老支配」を批判した河野太郎氏(現外相)を支援した。以来、派閥と一定の距離を置く。

 ただ、一連の菅氏の動きは、自民党内で「菅氏は安倍政権後を見据えて、派閥作りに着手したのではないか」という臆測を呼ぶ。12年末の第2次安倍内閣発足以来、官房長官を務めてきた菅氏が総裁選後、仮に自民党の要職に転じたら、こうした見方はさらに広がるだろう。

 今や無派閥議員は第2派閥の麻生派より多い。周囲が警戒すればするほど、派閥に属さない菅氏の存在感は増す。【高橋克哉】=おわり

菅氏 総裁選語録
・「菅グループ」について「自民党内で警戒する声がある」と質問され「いろんな方と会うことは政治家としてある意味、当然ではないでしょうか」(6月27日の記者会見)

・高校の同級生らを前に「みなさんに会って、これでもう1年は十分にエネルギーをもらったので、全力で頑張っていきたい」(1日、秋田県湯沢市の会合で)

3084チバQ:2018/07/18(水) 11:22:27
https://mainichi.jp/articles/20180714/ddm/005/010/098000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/4 参院選の顔、見極め 名門派閥「鉄の結束」遠く 竹下亘総務会長(71)
毎日新聞2018年7月14日 東京朝刊
 自民党の派閥「平成研究会」は4月、会長が額賀福志郎元財務相から竹下亘総務会長に交代した。安倍晋三首相支持を鮮明にしていた額賀氏と対照的に、竹下氏は就任早々、9月の党総裁選で石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長を推す可能性をにおわせた。

 竹下派は55人の党内第3派閥。単独で総裁選の流れを作る力はないが、岸田派(48人)や石破派(20人)と組めば、首相に批判的な勢力の結集軸にはなる。総裁選への対応を明言しないことで存在感を高める狙いが竹下氏にはあった。

 ところが、与党系候補が勝利した新潟県知事選から3日後の6月13日、竹下氏の想定外のことが起きた。自民党の山口泰明組織運動本部長が、東京都内で開いた政治資金パーティーで「総裁選で自ら3選を勝ち取り、盤石な体制で日朝交渉に臨んでもらいたい」と首相にエールを送ったのだ。山口氏は竹下派事務総長。竹下氏は傍らで苦笑いを浮かべるしかなかった。

 竹下派には、茂木敏充経済再生担当相や加藤勝信厚生労働相ら首相シンパが少なくない。山口氏は菅義偉官房長官や茂木氏から事前に発言の了解を得ていた。竹下氏が方針を決める前に幹部が首相支持を打ち出せば、派として「反安倍」にかじを切りにくくなると計算したからだ。

 パーティーでの山口氏の発言を聞いた首相は「表で言ってくれることが大事だ」と喜んだという。

 竹下派は4割近い21人を参院議員が占める。そのうち10人が来年の参院選で改選を迎えるため、誰が「選挙の顔」にふさわしいかは総裁選の重要な判断基準だ。

 参院側を仕切る吉田博美参院幹事長は山口県出身で首相と良好な関係にある。ただ、吉田氏の背後にはかつて「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元参院議員会長が控える。竹下派の参院議員がどう動くかは青木氏の考え一つにかかっている。

 竹下氏は、竹下派を各陣営の草刈り場にさせないため、自主投票にはしない方針だ。派内では「会長は首相支持に傾きつつある」との見方が広がるが、以前は平成研の同志だった石破氏に近い議員もいる。竹下氏の兄、竹下登元首相が創設した旧経世会時代の「鉄の結束」は望むべくもない。

 6月20日、竹下派の小渕優子元経済産業相が都内で政治資金パーティーを開いた。2014年に「政治とカネ」の問題で経産相を辞任した小渕氏の4年ぶりの表舞台だった。竹下氏には、いずれ派閥を小渕氏に継がせたいという思いがある。

 「安倍さんがベストではないが、派閥を壊さないためには安倍さんだ」。竹下派のある参院議員の解説は「名門」復活の険しさを物語る。【松倉佑輔、高橋恵子】=つづく

竹下氏 総裁選語録
・自民党竹下派会長の就任翌日に「政策的に一番近いのは岸田(文雄政調会長)さんのグループかなと感じている。石破(茂元幹事長)さんはかつて同じグループに所属していた。非常に近い人の一人だ」(4月20日のインタビュー)

・「国会が終わった段階で派として意思の統一を図りたい。草刈り場にしてはいけない」(6月21日、記者団に)

3085チバQ:2018/07/18(水) 11:23:00
https://mainichi.jp/articles/20180713/ddm/005/010/056000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/3 「政権ど真ん中」自負 首相支え、その次は? 麻生太郎・副総理兼財務相(77)
毎日新聞2018年7月13日 東京朝刊
 麻生太郎副総理兼財務相、自民党の二階俊博幹事長、河村建夫元官房長官らが6月20日夜、東京・銀座のステーキ店「かわむら」で安倍晋三首相を囲んだ。9月の党総裁選に向けて麻生、二階両派の結束をアピールする会合だった。

 出席者によると、総裁選を巡って生臭い話はなかったが、麻生氏が「私のときには推薦人を貸し借りしていましたよ」と振り返ると、それまであまり口をはさまなかった首相が乗ってきた。

 「今の時代はそうはいかないんじゃないか。選挙に相当強くないとね」

 麻生氏が2001年、06年、07年の総裁選に出た際には、小派閥で「本命」でもなかったため20人の推薦人確保に苦労した。今回立候補に意欲を示す石破茂元幹事長や野田聖子総務相も似た状況だ。

 麻生派幹部は「次の政権で冷や飯を食う覚悟がなければ、負ける候補の推薦人にはなれない」と語り、首相の発言は石破氏らを支持する自民党議員へのけん制だと受け止めた。実際、首相が無投票再選した15年総裁選では、野田氏は推薦人を切り崩され、立候補を断念した経緯がある。

 12年末の第2次安倍内閣発足以来、麻生氏は政権ナンバー2の座を占めてきた。昨年7月に山東派などと合流し、59人に膨らんだ麻生派は今や自民党の第2派閥だ。麻生氏はことあるごとに「ど真ん中で政権を支える」と自負をのぞかせる。「2大派閥が競い合う疑似政権交代」という麻生氏の理想にも、数の上では近づいた。

 しかし、学校法人「森友学園」への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざんと、財務事務次官(当時)のセクハラ問題では、麻生氏の政治責任を問う声が野党だけでなく公明党からも上がった。麻生氏は安倍政権のバランスを崩さないために閣僚にとどまったが、毎日新聞の5月の世論調査では麻生氏が「辞任すべきだ」が52%に上った。その判断は必ずしも支持されていない。

 しかも、前次官のセクハラ問題を巡って「セクハラ罪という罪はない」と強弁するなど、麻生氏の言動はしばしば物議を醸し、政権の不安材料になってきた。麻生派には一時、麻生氏の首相再登板への期待があったが、現実にはそう簡単ではない。

 安倍首相の総裁3選が実現すれば、その次は世代交代が進む可能性が強い。これまで首相を支えてきたキーマンは、影響力を維持するために「ポスト安倍」候補を探すことになるだろう。

 昨年8月の内閣改造で麻生派から河野太郎氏が外相に抜てきされた。麻生氏にとって河野氏は有力なカードだ。ただ、「キングメーカー」争いでも麻生氏が優位に立てるかどうかは、まだ見えない。【田中裕之】=つづく

麻生氏 総裁選語録
・「清和会(細田派)と志公会(麻生派)が手を組んで安倍政権のど真ん中で支えていきたい」(5月22日の自民党細田派パーティー)

・トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を挙げ「2人の間に入って、トランプさんに(意見を)言える人は誰かいるのか。安倍晋三1人だけだ」(6月24日、新潟県新発田市で)

3086チバQ:2018/07/18(水) 11:24:31
https://mainichi.jp/articles/20180712/ddm/005/010/059000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/2 「普通のイエスマン」 首相と持ちつ持たれつ 二階俊博・幹事長(79)
会員限定有料記事 毎日新聞2018年7月12日 東京朝刊
 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書を財務省が改ざんした疑いが3月初旬に浮上し、安倍内閣の支持率は急落した。同月27日にはこの問題で佐川宣寿前国税庁長官が証人喚問された。

 2日後、二階俊博幹事長ら自民党幹部とロシア政府高官が東京都内の日本料理店に集まった。場がなごんだころ、高官が不意に切り出した。「国会でいろいろ追及されているようだが、安倍政権は大丈夫ですか」

 同席者は驚いたが、二階氏は顔色一つ変えなかった。「まったく問題ない。総理は続投です。まだまだ続けま…

この記事は有料記事です。

残り978文字(全文1217文字)

https://mainichi.jp/articles/20180711/ddm/005/010/043000c
動く2018
自民党総裁選キーパーソン/1 「人気者」誰を推す? 小泉進次郎・筆頭副幹事長(37)
会員限定有料記事 毎日新聞2018年7月11日 東京朝刊
政権に苦言、各派が接近
 参院選挙制度改革案を審議する自民党選挙制度調査会などの合同会議が6月6日、党本部で開かれた。結論を急ぐ参院自民党に配慮し、出席者から定数「6増」に賛成意見が相次ぐ中、小泉進次郎筆頭副幹事長は公然と異を唱えた。

 「心配なのは国民にどう映るかだ。森友・加計問題に結論が出せない中で、こういうことにはしっかりと結論を出そうとしている。国民をなめてはいけない」

 総裁選を前に、小泉氏の言動への注目度は高い。本人は「誰が出るか、出ないか分からない。最後までしっか…

この記事は有料記事です。

残り990文字(全文1228文字)

3087チバQ:2018/07/18(水) 18:44:14
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-229837.html
国会会期末に炸裂した「朝日砲」の巨大衝撃 本人は「二重帳簿疑惑」を否定しているが…
06:00東洋経済オンライン

国会会期末に炸裂した「朝日砲」の巨大衝撃 本人は「二重帳簿疑惑」を否定しているが…

国会会期末に炸裂した「朝日砲」の巨大衝撃

(東洋経済オンライン)

通常国会を7月22日まで延長したのは、IR法案や参議院定数を6増させる公職選挙法改正案などを今国会で通すためだった。なかでも、IR法案は安倍政権が特に成立に力を入れている案件だ。また公職選挙法改正案は2019年の参議院選挙に間に合わせるために、ぜひとも今国会で成立させようと考えている事案である。

西日本を広域に襲った「平成30年7月豪雨」の対策と“同等以上”に扱っているようにみえ、それが野党からはかっこうの批判対象になっている。しかし、安倍政権が通常国会延長を決断したそもそもの理由を鑑みれば、それも致し方がないことだった。

パーティー券収入をめぐる疑惑
その様相が一気に変わった。会期の最終週に入った7月17日、朝日新聞が朝刊で古屋圭司・衆議院議院運営委員長のパーティー券収入をめぐる疑惑を報じたのだ。

これを受けて、17日の衆議院は混乱に陥った。議院運営委員長は国会の運営を取り仕切る重要な役割を担っている。その当人が渦中の人となった以上は本会議を開くことができない。同日午前に衆議院政治倫理・公職選挙法改正特別委員会で強行可決された参議院の定数を6増する自民党の公職選挙法改正案は、午後の本会議に緊急上程されて成立するはずだったが、翌日以降に持ち越されることになった。

朝日新聞が報じたのは「二重帳簿疑惑」だ。同紙が入手した古屋事務所のパーティー券販売状況を記載した手書きノートのコピーによれば、古屋氏が代表を務める政治資金管理団体「政圭会」が2016年7月25日に開いた「政経フォーラム」の収入は1188万円で、218の企業・団体などが594枚のチケットを購入したことになる。

7月17日のメインイベントは、日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)署名式となるはずだった(写真:首相官邸/ロイター)

だが公開されている収支報告書には642万円しか記載がなく、その差が「裏金」とされた可能性がある。朝日新聞はノートに記載された企業にもパーティー券購入の事実と購入枚数を問い合わせて確認しており、ノートの記載内容で実態は間違いないとの自信をのぞかせる。

なお時効にかからない過去5年分の報告書には計22回のパーティーで1億2572万円の収入があったことが記載されており、単独のパーティーで収入が1000万円を超えるのは2015年7月に安倍晋三首相を招いて盛大に開かれた「在職25周年記念パーティー」の1件のみだ。

もしその他のパーティーでも同じような手口が使われていたとすると、虚偽記載の金額はいっそう巨額になりうる。

本人は「二重帳簿疑惑」を否定
古屋氏は同日午前に国会内でぶら下がり会見に応じ「過少申告はない」と述べ、「二重帳簿疑惑」を否定した。

しかし、野党は「ぶら下がりでは足りない」と書面での説明を要求。国民民主党は本会議が開かれないことが決定されたにもかかわらず、同日夕方に代議士会を緊急に開いて古屋氏を痛烈に批判した。

「被災地は復興にむかって頑張っている。そういう時に全国から衆議院議員を集めて、この状況(本会議が開かれない)だ。古屋委員長ひとりの都合で、全部の日程が狂ってしまった」(泉健太同党国対委員長)

怒りや混乱が渦巻いたのは野党だけではない。自民党内でも古屋氏に関する報道によって混乱が起きた。

ある自民党の議員秘書は「午後3時のニュースで本日の本会議が流れたと言っていた。それなのに党の国対に聞いても『まだ決まっていない』と言うんだ。でもニュースですでに確定的に流れてしまっている。そんな状態で東京で時間を潰すわけにはいかないから、代議士には地元に帰ってもらった。やらなくてはいけないことがいっぱいあるからね」と、いかにも迷惑そうに話した。

3088チバQ:2018/07/18(水) 18:44:32
古屋氏は故・安倍晋太郎元外相の秘書
野党筆頭である立憲民主党の辻元清美国対委員長は「またアベ友ではないかという気持ちがある」と、豪雨迫りくる中「赤坂自民亭」の様子をSNSで拡散して顰蹙をかった西村康稔官房副長官の例をほのめかしつつ、うんざりした様子で記者団に語っている。

古屋氏は安倍首相より2歳上で、同じ成蹊大学出身。故・安倍晋太郎元外相の秘書も務めたこともあり、両者の縁は極めて深い。古屋氏は第2次安倍内閣で国家公安委員会委員長兼防災担当相兼拉致問題・国土強靭化担当相として初入閣を果たしており、思想信条的に最も安倍首相に近いひとりでもある。

「今回の件は立法府の要(かなめ)である議運委員長が泥沼にいたということが明らかになり、非常にショックだ。何よりも先に大島理森議長も自民党も古屋委員長に説明を求めるべきだが、明日の本会議は古屋委員長の職権でたてられている。果たしてこのままの状態で、大島議長は(本会議開会の)ベルを押せるのか」(辻元氏)

野党からの指摘を待つまでもなく、この問題は極めて深刻である。これについてさすがに政府与党もかばいきれない様子で、菅義偉官房長官は17日午後の会見で「議員がご自身で説明されるべき」と述べ、自民党の二階俊博幹事長も「本人が説明する」と言及。公明党の山口那津男代表も「説明責任を尽くすことが大事だ」と指摘している。

加計学園問題、日大アメフト問題など、「当事者がいかに誠実に説明するか」が問われる事件が相次いで起きている。古屋氏は自民党の幹部議員として、手本を示すべきだろう。

著者:安積 明子

3089チバQ:2018/07/18(水) 18:49:56
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180718-00008193-bunshun-pol
「進次郎狂い」「くたばれよ」安倍チルドレンが美人前議員にストーカーメール1日200通
7/18(水) 16:00配信 文春オンライン
「進次郎狂い」「くたばれよ」安倍チルドレンが美人前議員にストーカーメール1日200通
昨年7月、頭を丸めて不倫謝罪会見を開いた中川氏 ©共同通信社
 西日本豪雨の被災地を精力的に視察し、フェイスブックで発信している前衆議院議員の中川俊直氏(48)が、かつての同僚であった前川恵前衆議院議員(42)に、〈死ね〉〈バカ野郎〉〈くたばれ〉といった嫌がらせメールを現在も大量に送り続けていることがわかった。

【動画】中川俊直氏を事務所前で直撃

「実は、前川先生は2年8カ月以上にわたって中川先生から酷いメールをほぼ毎日のように送りつけられているんです。日に200通を超える日も多く、昼夜問わず届いている状態」(事務所関係者)

 当時、農林部会に所属していた前川氏が、関連イベントに農林部会会長であった小泉進次郎議員と一緒に参加した際には、こんなメールが届いた。

〈進次郎、進次郎、進次郎、進次郎……。くたばれ。進次郎狂いのきちがい。死ね。お前も進次郎も何のために政治家になったんだろう?〉(2016年10月2日)

 前川氏はストレスにより体調不良に陥った。

「1日200通程度の人格を否定するようなメールが来ている。それに基づいて身体に不調を来しているというような場合には傷害罪にあたる可能性があります。傷害罪にあたると、罪としては15年以下の懲役、または50万円以下の罰金となります」(ネットストーカーに詳しい清水陽平弁護士)

 7月14日、東広島市にある事務所の前で中川氏を直撃すると、「もう今は全然連絡を取ってないです」と関与を否定。その後、ファクスでも「質問において摘示されている事実はありません」と回答した。

 一方の前川氏は、メールで「メッセージは来ていました。仕事に影響のないよう、気持ちを切り替えるようにしていました。もちろん中川氏とは仕事のみの関係です」と回答。

 前川氏は警察への被害届提出も検討しているという。

 祖父・俊思氏、父・秀直氏に続く三世議員の中川氏。広島四区の地盤を引き継ぎ、2012年に初当選した悪名高き119人の安倍チルドレンの一人だ。しかし、昨年10月の衆議院選では自らの愛人スキャンダルから自民党の公認を受けられず、出馬を断念。謝罪会見を行い、「愚か者がどういうふうに這い上がっていくかが、人間の真価が問われる部分。猛省して成長したい」と国政復帰への意欲を示していた。

 7月19日(木)発売の「週刊文春」では、中川氏が送った罵詈雑言だらけの複数のメールなど、現在も続く被害の実情を詳報。「 週刊文春デジタル 」では、中川氏への直撃取材の模様などを含めた《完全版》動画を同日朝5時に公開する。

「週刊文春」編集部

3090チバQ:2018/07/19(木) 09:03:39
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180719-00000006-mai-pol

<小泉元首相>中村元建設相と会談 脱原発で意見交換


7/19(木) 7:00配信

毎日新聞







<小泉元首相>中村元建設相と会談 脱原発で意見交換


小泉純一郎元首相


 小泉純一郎元首相は18日夜、東京・赤坂の日本料理店で衆院会派「無所属の会」の中村喜四郎元建設相と会談した。山崎拓元自民党副総裁も同席。原発問題を軸とする連携を巡り意見交換した。

 出席者によると、会談は中村氏が呼びかけた。中村氏は会談で野党連携への協力を要請した。小泉氏はこれまで野党が来年の参院選で脱原発を争点にすべきだとの考えを示している。【木下訓明】

3091とはずがたり:2018/07/19(木) 23:01:08
自民・船田氏が定数増案で造反へ「国民に理解されない」
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASL7K3DK8L7KUTFK00L
07月17日 13:37朝日新聞

 参院定数を6増する自民党の公職選挙法改正案について、同党の船田元・党衆院議員総会長は17日、衆院本会議での採決で棄権する意向を表明した。同日午前、萩生田光一・党幹事長代行に伝え、総会長を辞任する考えも伝えた。

 船田氏は朝日新聞などの取材に「身を切る改革を約束して進める消費税引き上げを前に、定数増は国民に理解されない」と造反する理由を語った。

3092チバQ:2018/07/23(月) 09:57:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180721-00000513-san-pol
幹事長続投か、それとも…安倍首相3選に道開いた二階俊博氏 気になる総裁選後の動向
7/21(土) 8:57配信 産経新聞
幹事長続投か、それとも…安倍首相3選に道開いた二階俊博氏 気になる総裁選後の動向
6月、産経新聞のインタビューに答える自民党の二階俊博幹事長。その去就が注目されている=東京・永田町の党本部(斎藤良雄撮影)
 働き方改革関連法など重要法案が成立した第196通常国会が22日に閉会する。閉会後、自民党内は9月の党総裁選に向けたムードがより一層高まる見通しだ。安倍晋三首相(党総裁、63)の連続3選か、あるいは対立候補筆頭の石破茂元幹事長(61)が待望の総裁の座を手に入れるのか。岸田文雄政調会長(60)の出馬の有無は-。さまざまな動向に注目が集まるが、同時に党関係者の大きな関心を集めているのが総裁選後の党役員人事、とりわけ二階俊博幹事長(79)が続投するかどうかだ。

 「安倍首相の連続3選が着実にレールに乗っている。これを押していけばいいわけだから、3選に何の疑いも持っていません」。二階氏は6月の産経新聞のインタビューでこう断言し、首相への支持を重ねて明確に示した。

 二階氏は今回の総裁選に関し、早い段階から報道番組などで「安倍首相の後は安倍首相だ」と述べている。その考えは揺らぐことはなく、7月8日に地元・和歌山で開かれた県連のセミナーでは、こうした二階氏の意向を踏まえて県連が参加者に安倍首相の連続3選支持の署名を行った。10日には県連幹部が上京し、首相官邸で色紙約50枚分の署名を首相に手渡した。

 出席者によると、首相は「こんなことは初めてです。頑張ります」と喜んだ様子だったという。自民党関係者は「モリ・カケ問題などさまざまな疑惑も浮上していたが、支持率は依然高い。長年培ってきた政治的な直感で首相支持を判断したのだろう」と説明。「二階さんのすばやい行動力、実行力はさすが」と舌を巻いた。

 そもそも、首相の連続3選の道を切り開いたのは二階氏だった。幹事長に就任した直後の平成28年8月の記者会見で、二階氏はそれまで「最長連続2期6年まで」と党則で規定されていた党総裁任期の延長を検討すると表明。その後の議論を主導し、29年3月の党大会で「連続3期9年」が可能となる規約を正式に決定した。

 二階氏の側近は「総裁任期の延長がなければ、安倍政権はもうすでにレームダック(死に体)になっている。安倍さんは二階さんには頭が上がらないはずだ」と語る。

 ただ、首相が連続3選を果たしたとしても、二階氏が幹事長続投となるかどうかは見方が分かれている。その大きな要因は高齢であることへの懸念だ。

 幹事長は党内外のさまざまな会合への出席が求められ、連日多くの来客が陳情などに詰めかけるなど非常に激務だ。二階氏の就任時の年齢は77歳5カ月で、歴代の自民党幹事長の中で最高齢だった。二階派の林幹雄幹事長代理(71)らを中心に二階氏の負担軽減のためにサポートしているが、時折疲れた表情を浮かべるときもある。

 実際、7月4日と11日には、公明党幹部と原則週1回のペースで開いている定例の朝の会合に2回連続で欠席。4日に欠席した際には森山裕国対委員長(73)が「(二階氏が)少しお疲れのようなので、今日そんなに無理して来られなくても大丈夫だと伝えた」と欠席理由を記者団に明かしている。

 一方で「他にふさわしい人物がいない」との声も上がっている。二階派の議員の一人は、これまで沖縄県内の市長選で与党側に相次いで勝利をもたらし、自公と野党6党派の一騎打ちとなった6月の新潟県知事選を接戦で勝ち取った実績を強調。その上で「これから11月の沖縄県知事選や来年の統一地方選、参院選があるのに、代えるメリットがどこにあるのか。他に誰か仕切れる人がいるなら教えてほしいぐらいだ」と二階氏の続投を訴えた。

 「幹事長職というのは大変な仕事だよ。だから、そんなに長くやっていたいとか、引き続きやりたいとかそんなことは思っていない」

 6月の産経新聞のインタビューに二階氏はこう答えている。細かいところまで気遣いながら党内をコントロールする政治手腕と、連立与党を組む公明党と良好な関係を築き上げるなど、その実績は誰もが認めるところだ。新たに総裁となった人物が二階氏を一体どのように処遇するか。この点も今後の大きな注目点となる。 (政治部 大島悠亮)

3093チバQ:2018/07/23(月) 10:41:21
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00050007-yom-pol
「防災省」争点に…石破氏主張、岸田氏ら消極的
7/23(月) 7:48配信 読売新聞
「防災省」争点に…石破氏主張、岸田氏ら消極的
(写真:読売新聞)
 9月の自民党総裁選で、災害対応に特化した省庁の設置の是非が、争点に浮上しつつある。西日本豪雨を受け、出馬に意欲を示す石破茂・元幹事長が「防災省」創設の持論を前面に打ち出しているためだ。党幹部から賛同する声も出ている。

 石破氏は21日の富山県南砺市での講演で、「災害大国の日本で専任の大臣がいなくていいのか」と述べ、防災省設置の必要性を強調した。

 現行の防災相は他の閣僚ポストと兼務するのが通例で、小此木防災相は国家公安委員長も兼ねている。防災や災害対応は、内閣府や国土交通省など複数の府省庁にまたがっている。

 石破氏は、現状では内閣府などの担当職員の経験が蓄積されにくいとして、約3年前から防災省設置を唱えてきた。今回の豪雨発生後はほとんどの講演や会合の場で言及している。防災省は「安倍首相との違いをアピールできるテーマの一つ」(石破氏周辺)との事情もあり、総裁選でも主要政策に位置づける意向だ。

 援軍も現れた。竹下総務会長は16日、京都府内で被災地を視察後、「防災庁」設置の必要性に言及した。竹下氏が率いる第3派閥の竹下派は総裁選の対応を表明しておらず、石破氏との接近と見る向きもある。

 一方、ほかの「ポスト安倍」候補は消極的だ。

 岸田政調会長は21日、山形市で記者団に、自治体や消防などの具体的な連携が必要だと指摘した上で「組織をつくるかどうかは落ち着いて考えるべきだ」と述べた。野田総務相も「役所を作ったから自然災害が減じられるという単純な話ではない」と冷ややかだ。

 政府の危機管理を巡る関係副大臣会合は2015年3月、新たな防災組織は「積極的な必要性は直ちに見いだしがたい」とする報告書をまとめた。首相の連続3選へ動く菅官房長官は、17日の記者会見で報告書の内容を引用し、否定的な見解を示した。

 首相周辺は、防災省設置を巡る議論が、今回の政府の災害対応が不十分だとの批判につながることを警戒している。首相に近い議員からは「石破氏は聞こえのいいことを言って改革姿勢を強調しているだけだ」と批判する声も漏れている。

3094チバQ:2018/07/23(月) 10:43:46
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180721-00000073-jij-pol
総裁選候補、早速地方へ=党員票争奪戦が本格化
7/21(土) 17:26配信 時事通信
 事実上の国会閉幕後、初めての週末を迎えた21日、9月の自民党総裁選で候補者と目される安倍晋三首相や岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長が地方での動きを活発化させた。

 野田聖子総務相も22日に女性会議で講演を予定。いずれも出馬表明はしていないものの、地方での党員票争奪戦が本格的にスタートした。

 首相は21日、西日本豪雨で甚大な被害を受けた広島県を訪問。呉市で記者団に「今後とも被災者の目線に立って先手先手で、できることは全てやる」と述べ、災害対応に全力を尽くす姿勢を強調した。当初は党兵庫県連の会合に出席する予定だったが、右脚の付け根の痛みを理由に延期した広島視察を優先させた。

 岸田氏は山形市で、岸田派所属の若手参院議員の会合に出席して講演。安倍政権の政治手法を念頭に「最近は官僚が萎縮しているのではないか。トップダウンとボトムアップを賢く使い分けることが大事だ」と指摘した。岸田氏は出馬の意思を曖昧にしており、この日も記者団に「適切な時期に判断したい」と述べるにとどめた。

 石破氏も名古屋市と富山県南砺市で講演。2012年総裁選で首相を大きく上回る党員票を獲得した石破氏は「いつの時代も国を変えるのは都ではなく地方からだ」と訴え、生命線となる党員票確保のため地方行脚を重ねている。経済政策も地方創生を柱に据える方針だ。

 野田氏は22日に東京都内で開かれる「国際女性ビジネス会議」に出席する。女性活躍担当相を兼務する野田氏は「女性の生の声を聞いて、政策に生かしていく」と語っており、「ポスト安倍」で唯一の女性候補として独自色発揮に躍起だ。

3095チバQ:2018/07/23(月) 10:44:16
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180721-00000030-jij-pol
安倍首相、求心力維持へ圧勝狙う=モリカケ疑惑拭えず不安-自民総裁選〔深層探訪〕
7/21(土) 8:32配信 時事通信
 9月の自民党総裁選で3選を目指す安倍晋三首相(63)は求心力確保に向けて圧勝を狙う。ただ、森友・加計学園問題などをめぐる疑惑を払拭(ふっしょく)できておらず、不安を抱えての選挙戦となる。石破茂元幹事長(61)は根強い地方人気を背景に活路を模索。岸田文雄政調会長(60)や野田聖子総務相(57)の動きも絡み、総裁選の行方には不透明要素もある。

 事実上の国会閉幕を迎えた20日の党代議士会。首相は「働き方改革」関連法など今国会の「成果」を並べ、「来年は統一地方選や参院選がある。今後も皆さんと共に日本のために汗を流したい」と3選に強い意欲を示した。

 首相は、出身派閥で最大勢力の細田派と、麻生、二階両派の支持を固めている。3派に所属する議員の合計は197人で、議員票(405)の半数に迫る。側近の菅義偉官房長官も無派閥議員の囲い込みを進め、優位な状況だ。二階派会長の二階俊博幹事長は20日、記者団に「首相支持は1ミリも変わらない」と改めて強調した。

 ◇露骨な地方接触
 首相は地方票の掘り起こしにも余念がない。4月に大阪へ足を運んだのを皮切りに北海道、滋賀、埼玉を相次ぎ訪問。いずれも2012年総裁選で石破氏に後れを取った地域だ。首相は訪問先で各道府県連の会合などに出席したり、県議らを首相公邸に招いたりしている。

 地方組織への露骨ともいえる接触の背景には、3選後も求心力を保つためには「地方票を含め総裁選での大勝が不可欠」(党幹部)との事情がある。

 森友・加計疑惑などについて首相周辺は「乗り切った」と強気だが、急落した内閣支持率は以前の水準までは回復せず、不支持が支持を上回ったままの調査結果も少なくない。アベノミクスの先行きを不安視する声や、都市と地方の格差拡大を指摘する向きもある。

 首相は当面、西日本豪雨の被災地を訪問する考えで、21日は広島入りする。避難指示も出ていた中で自民党有志の議員懇親会「赤坂自民亭」に出席し、世論の厳しい批判を浴びたことから、復旧に全力を挙げる姿勢をアピールするとみられる。そのため、正式な立候補表明は8月下旬以降となる見通しだ。

 ◇参院選の顔問う
 石破氏は20日、内閣不信任決議案が否決された後、記者団に「森友・加計問題や官僚の(不祥事)問題の対応にもっと工夫(の仕方)があったんじゃないか」と指摘した。

 首相との対決姿勢を強める石破氏は21日、愛知、富山両県を訪れる。12年総裁選では首相の2倍近い地方票を獲得しており、今後も丹念に地方行脚を重ね、再び大量得票につなげたい考えだ。

 13日には香川県観音寺市の大平正芳元首相の記念館を訪れた。旧大平派の流れをくむ岸田派に秋波を送った形で、かつて所属した竹下派の支援も期待する。石破派幹部は「国民は首相に飽きている。来年の参院選でどちらが党の顔になるのかを問う」と話している。

 ◇なお定まらぬ2人
 岸田氏は依然、総裁選への態度を明確にしていない。20日も記者団に「さまざまな要素を総合的に判断しなければならない」と述べるにとどめた。

 岸田派内に主戦論と首相からの禅譲論が交錯する中、どちらの道を選んでも結束を維持するため、派閥の所属議員から一任を取り付けた。地方を回って存在感の向上に努めつつ、豪雨災害からの復旧状況や他候補の動きをにらみながら最終判断する。

 初の女性宰相を目指す野田氏は、総裁選公約となる政策集を近く公表する予定。ただ、無登録で仮想通貨交換業を手掛けた企画会社に便宜を図った疑いが浮上し、出馬を断念した15年総裁選と同様に20人の推薦人集めが難航する可能性がある。若手らに直接電話をかけるなどして依頼を始めているが、「確保したのは10人に満たない」(首相周辺)との見方もある。

3096チバQ:2018/07/23(月) 10:45:37
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00000024-asahi-pol
リハビリ中の谷垣氏、議員らと面談 復帰待望論に本人は
7/20(金) 10:10配信 朝日新聞デジタル
 自民党の谷垣グループ(有隣会)が19日、国会近くの東京・隼町に事務所を開設した。2年前の自転車の転倒事故以降、公の場に姿を見せない谷垣禎一・前自民党総裁(73)は、この日も欠席。グループには来年の参院選出馬という復帰待望論もくすぶる。

 代表世話人の逢沢一郎氏は新事務所での初の例会で、「ここを拠点に谷垣先生が色々な意味で広く政治に関与をして頂く願いを込めた」とあいさつ。谷垣氏復帰への期待感を示した。秋の総裁選に立候補予定の石破茂・元幹事長の石破派も事務所開設に合わせて観葉植物を贈った。

 谷垣氏は幹事長だった2016年7月に事故で負傷。昨年秋の衆院選に立候補せず、政界引退を表明した。自宅でリハビリを続けながら、グループ議員らと面談を重ねている。

 先月11日に開かれたグループの政治資金パーティーには「時には外出を楽しみ、着実に体調が回復していることを実感している。早く元気な姿をお見せしたいが、もう少しお時間をちょうだいしたい」というメッセージを寄せた。

 グループに後継リーダーが見当たらず、今も通称は谷垣グループのまま。リーダー不在の約20人のグループには「秋の総裁選で草刈り場になる恐れがある」(幹部)と存続を危ぶむ声も上がる中、持ち上がっているのが19年参院選での谷垣氏の国政復帰だ。

 ある幹部は今年に入り、谷垣氏に立候補を促したが、本人は森喜朗元首相、青木幹雄元参院議員会長、古賀誠元幹事長らの名を挙げ、「引退したのに口を出すようなことはしたくない」と消極的だったという。引退後も党に影響力を持つOBたちを、反面教師ととらえているようだ。(南彰)

3097チバQ:2018/07/23(月) 10:45:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180720-00273970-nksports-soci
野田聖子事務所が金融庁に圧力?党内には懸念の声
7/20(金) 9:49配信 日刊スポーツ
野田聖子事務所が金融庁に圧力?党内には懸念の声
野田聖子氏(2018年4月撮影)
 野田聖子総務相の事務所の秘書が今年1月末、金融庁から無登録営業の疑いで調査されていた仮想通貨関連会社の関係者を同席させた上で、金融庁の担当者から仮想通貨の販売規制に関する説明を受けていたことが19日、分かった。

【写真】小泉進次郎氏と野田聖子総務相が初ツーショット披露

 野田氏は取材に、秘書らが金融庁から説明を受けたことは認めた。一方で、説明内容については「一般的な説明」とし、「指摘されたような金融庁の調査への圧力には当たらない」と主張。

 秘書と同席した関係者は「秘書の知り合い」といい、金融庁が、同社に法令違反の疑いがあると通告していたことは知らなかったと説明。また、同社との間で政治献金を受けるなどの利害関係はないと述べた。

 金融庁は今年1月、無登録での営業が資金決済法に抵触している疑いがあると、同社に通告。秘書が金融庁に説明を求めたのは、通告が出た数日後だった。秘書は関係者を同席させて、議員会館で金融庁の担当者と面会。野田氏自身は同席していないという。

 関係者によると、この会社は昨年秋ごろから、独自の仮想通貨を販売。著名な芸能人が「広告塔」となり、投資家の関心を集めていた。この芸能人は「私の友人」(野田氏)という。

 金融庁は今年2月、仮想通貨の販売を中止するよう同社に行政指導している。野田氏は「無用な心配をかけた。今後はより一層慎重な対応を心がけたい」と述べたが、9月の自民党総裁選への出馬に強い意欲を示すさなかの疑惑浮上。党内では、総裁選への影響を懸念する声も出ている。

3098チバQ:2018/07/23(月) 11:12:17
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000521-san-pol
自民党無派閥に広がる「菅グループ」 安倍首相3選当確目指す官房長官の深謀遠慮
7/23(月) 10:30配信 産経新聞
自民党無派閥に広がる「菅グループ」 安倍首相3選当確目指す官房長官の深謀遠慮
菅義偉官房長官を慕う議員グループは広がりつつある=7月5日(春名中撮影)
 菅義偉(すが・よしひで)官房長官(69)が、自民党内で自らと同様に特定の派閥に所属しない無派閥議員を糾合しつつある。「菅グループ」は構成員が異なる複数の集団があり、党内に73人いる派閥議員のうち計30人を超えている。多くは9月の自民党総裁選で連続3選を目指す安倍晋三首相(63)にとって強力な援軍となるが、党内には将来の「菅派」との警戒感も広がっている。

 X議員「派閥を作りましょう」

 菅氏「今は作らない」

 複数の「X議員」がこのように菅氏に打診しては、派閥結成を断られているという。菅氏を慕う議員やグループは別々に行動し、菅氏を中心に緩やかな連合体を形成している。最も表だって活動しているといえるのが若手衆院議員十数人で作る「ガネーシャの会」だ。

 会長は坂井学総務副大臣(52)が務める。派閥横断的に菅氏に近い議員が集まった「偉駄天(いだてん)の会」という集まりもあり、そのうち無派閥で衆院当選4回以下に絞って「純化」したのが「ガネーシャの会」だ。

 謎のネーミングの語源だが、「偉駄天」はインド古代の宗教であるバラモン教の守護神「韋駄天」の「葦」を、菅氏の名前「義偉」の「偉」に置き換えた。「ガネーシャ」は「韋駄天」の兄弟とされる「歓喜天」の別名だ。政権の守護神としての菅氏のイメージを表現している。

 その「ガネーシャの会」のメンバーは4月26日、東京都内で首相と会食した。このとき、所属議員が順にあいさつし「首相の3選を目指し支えたい」などの発言が相次いだという。

 菅氏に近い参院当選1回生十数人の集まりもある。こちらに特定の名前はまだない。菅氏の地元である神奈川選挙区選出の島村大参院議員(57)が事務局を担い、会合を重ねている。首相とも4月と6月に会合をもった。

 菅氏との若手議員との会合では、菅氏が選挙について「地元をしっかり回れ」などと厳しく指導する場面もある。ある議員は「若手で、比例復活当選や選挙にあまり強くない人が多い。菅氏はよく面倒をみてくれる。菅派だと思っている」と明言した。近く衆参両院の「菅グループ」の初会合を開く構想もあるという。

 今後グループ化が進むのであれば、菅氏を支える中堅以上の側近が不可欠だ。若手には菅氏が「政治の師」とあおぐ梶山静六元官房長官を父に持つ梶山弘志地方創生担当相(62)や菅原一秀元財務副大臣(56)らの名前を挙げる向きがある。どちらも第1次安倍政権づくりのために菅氏が主導的な役割を果たした派閥横断の議員グループ「再チャレンジ支援議員連盟」に参画した。

 このとき、菅氏が幹事長、梶山氏が事務総長、菅原氏が事務局長として執行部を形成した。梶山、菅原両氏は菅氏とこまめにコミュニケーションを取り、菅氏と若手を仲介する役割を果たしている。

 総裁選を見据えれば、菅氏の重みは増すばかりだ。衆参両院議長を除く自民党所属国会議員は405人。最大派閥の細田派(清和政治研究会、94人)に加え第2派閥の麻生派(志公会、59人)と第5派閥の二階派(志帥会、44人)がすでに首相支持を表明しており、菅氏が無派閥のうち30人を固めれば、党所属議員の過半数となるからだ。

 こうした自民党内の動きについて、菅氏は6月27日の記者会見で「いろんな方と会うのは政治家として当然だ」とけむに巻いたが文字通り受け止める向きはない。菅氏は二階俊博幹事長(79)とも関係を強化している。7月8日に二階氏の地元の和歌山市で開かれた党県連セミナーでこんなメッセージを寄せた。

 「二階県連会長には幹事長として党を差配し、政府・与党が一体となって政治を前に進める態勢を作っていただくなど、安倍政権の中枢を担っていただいています」

 本来はゲストとして会場を訪れてスピーチし、首相の総裁3選を既定路線のものと印象付ける狙いがあったが、西日本豪雨を受けて断念した。国会議員を親に持たないたたき上げの二階、菅両氏だが、政治手法では違いも目立ち、一時は不仲をささやかれたこともある。自民党中堅議員は「首相3選以上に、ポスト安倍も見据えても連携していこうということではないか」と解説した。(政治部 沢田大典)


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板