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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

2403チバQ:2017/08/03(木) 23:12:35
ポスト安倍は
本命 岸田60歳(8)
対抗 石破60歳(10)
になった感じですね

ポストポスト安倍は
額賀派 茂木敏充61(8)
岸田派 林芳正56(参4) 
無派閥 野田聖子56(8)
大穴で石原伸晃60(9)  小渕優子43(6)
ってところかな?

2404チバQ:2017/08/04(金) 08:43:13
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000006-asahi-pol

本命に断られ…文科相「なんで俺?」 内閣人事の舞台裏


8/4(金) 1:55配信

朝日新聞デジタル







本命に断られ…文科相「なんで俺?」 内閣人事の舞台裏


改造内閣の特徴は……


 安倍晋三首相が政権浮揚をかけた内閣改造・自民党役員人事。自ら「結果本位の仕事人内閣」と称した閣僚名簿だが、悩み苦しんだ末の跡がにじむ。問題を抱えるポストにはことごとく経験者を起用。来年の総裁選への思惑も絡み、局面打開とはほど遠いものとなった。

【動画】新内閣は「結果本位の仕事人内閣」と語る安倍首相


 「閣僚として入ってもらいたい。ポストは後で伝える」

 2日夕、自民党の河野太郎衆院議員に安倍晋三首相から電話が入った。報道各社が内定した閣僚の顔ぶれを次々と伝え始めていた時間帯だった。結局、「外相」の連絡を受けたのは深夜だった。

 当初想定していた岸田文雄氏の留任構想が狂い、外相選びは最後まで難航し、首相側近の加藤勝信氏の起用説も飛び交った。閣僚経験のあるベテランは「外相なんて一番最初に決まっていないといけない。珍しい改造の流れだな」と首をひねった。

 加計学園問題をめぐって国会で追及を受け続けた末、東京都議選で惨敗。南スーダンの国連平和維持活動(PKO)をめぐる日報問題では稲田朋美氏が防衛相を辞任。政権にとっては下落が続く支持率を下げ止め、「落ち着かせる」(首相周辺)のが当座の目標。首相にとって失敗できない人事だった。ところが、水面下の調整は首相の思惑通りには進まず、「遠心力」を印象づけるものだった。

 加計学園の獣医学部新設を認可するかを審査する文部科学相は、人事の焦点の一つ。そこで首相は7月31日、大臣経験者の伊吹文明・元衆院議長とひそかに会談し、就任を打診。だが、固辞された。

 理論派でならしてきた79歳の伊吹氏。「三権の長」経験者として首相の「下僚」である一閣僚に座ることなど我慢がならなかったようだ。2日のBS番組に出演した伊吹氏は、打診について最後まで明かさなかったが、「非常に危機的だから、安倍さんにはどんなことでもしてあげたい。だが、もし頼まれても、『ちょっとできないな』と答えるだろう」と語った。

 結局、2年前に「政治とカネ」の問題で農林水産相を辞任した西川公也氏に代わり、「緊急登板」させたことのある林芳正氏を今回も起用した。

 林氏が所属する岸田派の若手は「困ったときの林大臣。大本命に断られて時間がない中で、ふさわしい人がいなかったのだろう」と解説。林氏本人も周囲に「なんで俺なんだろう」と漏らしたという。党幹部の一人はこの経緯について、「断るような人のところに要請してはいけない。内閣の威厳にかかわる」と苦言を呈する。
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朝日新聞社

2405チバQ:2017/08/04(金) 08:43:58
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170804-00000005-mai-pol

<内閣改造>「1強」崩れ安定優先 ポスト安倍、動き加速


8/4(金) 7:30配信

毎日新聞



 安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事を、国民に向けて「反省」を示し、安倍政権として「経済最優先」の原点に戻る機会と位置付けた。首相への異論を抑え込んできた「安倍1強」体制が崩れ、党内有力派閥に配慮した安定重視の布陣には、来年9月の党総裁選で連続3選を狙う首相の思惑もにじむ。岸田文雄政調会長は政権中枢で足場を固め、石破茂元幹事長は非主流派の立場から「ポスト安倍」をうかがう構図で、3者の駆け引きが加速している。【高山祐、高橋恵子、小田中大】

 ◇首相、「反省」迫られ

 「まず改めて深く反省し、おわび申し上げたい」

 安倍首相は3日の内閣改造後の記者会見冒頭、こう述べてから約8秒間、頭を下げた。2012年末の第2次内閣発足から4年半を経た長期政権はそのおごりと緩みが批判を浴び、内閣支持率の急落によって政権構造の抜本的な立て直しを迫られることになった。

 第3次安倍第3次改造内閣では、「骨格」とされる麻生太郎副総理兼財務相と菅義偉官房長官を含む5人が留任した。そのほか、8ポストで閣僚経験者を登用。従来の組閣・改造では10人近く初入閣者をそろえて清新さをアピールするケースが多かったが、今回の初入閣は6人にとどまった。

 「ベテランから若手まで幅広い人材を登用し、結果重視、仕事第一、実力本位の布陣を整えた」として首相が名付けた「仕事人内閣」。その背景には、未知数の人材を登用して失敗する余裕のなくなった政権の窮状がある。

 改造前は首相が重用してきた稲田朋美元防衛相の言動が政権の足を引っ張った。森友学園への国有地売却や加計学園の獣医学部新設問題では「首相の意向」をそんたくする政府・与党内の「1強」ムードが疑惑に拍車をかけた。新たな陣容は「お友だち」優遇の色合いが薄まり、首相が党内融和重視へとかじを切ったことをうかがわせた。

 特に際立つのは麻生、額賀、岸田3派への配慮だ。麻生派からは麻生氏留任のほか河野太郎元国家公安委員長を外相に起用。額賀派からは茂木敏充前政調会長を経済再生担当相、加藤勝信前1億総活躍担当相を厚生労働相に抜てきした。岸田派は首相と距離のある林芳正元農相を含む4人が入閣。岸田派幹部は「首相一人で政権運営ができるわけではない」と語った。

 首相が守勢に回ったのは自民党が東京都議選で惨敗を喫した7月2日からだ。首相は同日夜、麻生、菅両氏と都内で会談し、政権運営への協力継続の確約を得た。「安倍降ろし」を警戒する首相はさらに同日、額賀、岸田派に影響力を持つ重鎮の青木幹雄元参院議員会長、古賀誠元幹事長にも周辺を通じてひそかに接触し、協力を求めた。

 翌3日の党役員会では、青木氏に近い吉田博美参院幹事長が「結束」を呼びかけ、岸田氏も記者団に「国民の信頼回復に向け努力する」と首相を支える考えを表明した。首相が「耳の痛いことも直言してくれる」と評価した野田聖子総務相も古賀氏に近い。3派の協力に対する「返礼」の側面も否めない人事となった。

 首相は今後、「人づくり革命」や働き方改革などで成果を上げ、内閣支持率を回復軌道に乗せたい考えだ。菅氏に近い小此木八郎、梶山弘志両氏の初入閣も実現。求心力の低下する中で身内にも細心の注意を払い、総裁3選への道筋をつけようと腐心している。

 「謙虚に丁寧に国民の負託に応える」。首相は会見でそう強調したが、憲法改正など「安倍カラー」を薄める方向で妥協すれば、保守層の離反を招きかねないジレンマも抱える。

2406チバQ:2017/08/04(金) 08:44:57
 ◇岸田氏、党務で備え

 「将来の日本を中心で背負っていく人材でもある。党の政策責任者として政策を前に進めてもらいたいと期待している」

 安倍首相は3日の記者会見で、4年半にわたり外相として安倍外交を支えてくれた岸田氏に「感謝している」と述べたうえで、岸田政調会長に対する評価と期待を強調してみせた。

 「議院内閣制で内閣と与党は車の両輪だ。もう一つの車輪である与党でしっかり仕事をし、安倍内閣をしっかり支えていく」

 岸田氏も同日、就任後初の記者会見で安倍政権を支える姿勢を鮮明にした。

 首相と岸田氏は今後、政権の立て直しに手を携えていく蜜月関係にある。ただ、それだけであれば、首相側の望んでいた外相留任の選択でも良かった。

 岸田氏があえて党の要職を選んだのは、来年9月の自民党総裁選へ向けた準備に入るためだ。岸田派(宏池会)内には「外交だけでは幅が広がらない」との不満も募っていた。総裁選で勝つには全国の国会議員、地方議員、党員からの幅広い支持が必要となる。

 内閣改造で4人が入閣し、岸田氏の求心力が高まった派内には「総裁選に出ない選択肢はない」(中堅)との主戦論も広がる。

 岸田氏は総裁選で首相と対決する覚悟なのか。周辺には「(昨年の内閣改造で閣外に出て首相に批判的な立場を取る)石破氏の二番煎じでは意味がない」と漏らす。首相からの「禅譲」を期待しつつ、安倍後継への布石を進める戦略だ。岸田派議員の一人は「これからの1年、岸田氏自身の力が試される」と語り、期待と不安をのぞかせた。

 ◇石破氏、「受け皿」狙う

 「私どものグループは、自民党が野党の時の気持ちをもう一度思い出して、党が信頼を取り戻すことができるように、自己満足ではなくやっていきたい」

 石破氏は3日昼、内閣改造の動きを尻目に石破派の会合を開き、派閥としての政策作りを進める考えを示した。直接的な批判は避けたが、謙虚さを欠き、支持率急落に直面する安倍首相をけん制する発言だった。

 今回の人事に当たり、挙党態勢を目指す首相周辺と、独自色を強める石破派との間で神経戦が繰り広げられた。支持率をV字回復させる秘策として石破氏に入閣を求め「オール自民党」を演出する案が首相周辺にくすぶっていたからだ。

 石破氏は総裁選まで首相と距離を置き、政権批判の「受け皿」となる戦略を描く。仮に首相から入閣を打診された場合、どう対応するかに頭を悩ませていた。「断れば『自民党の危機に協力しないなんてひどい』と言われかねない」(同派議員)との懸念もあった。

 2日夜、「石破抜き」の改造人事が固まり、石破氏は「ほっとした」と漏らした。石破派から斎藤健農相が起用されたことには同派の切り崩しとの見方もある。石破氏と親しい小此木氏らも入閣し、同派のある議員は「(石破氏を孤立させたい首相の)意図がよく分かるな」とつぶやいた。

 「人事のさまざまな過程については、発言は控えさせていただきたい」

 首相は会見で、石破氏を要職に起用しなかった理由を問われ、言葉を濁した。

2407チバQ:2017/08/04(金) 09:10:07
http://www.sankei.com/economy/news/170803/ecn1708030027-n1.html
2017.8.3 20:33
【内閣改造】
目玉閣僚なく期待外れ 市場、立て直し求める声


 改造内閣の顔ぶれに、市場では安心できる堅実な陣容だという見方の一方、「イメージを一新する目玉閣僚がいない」(ニッセイ基礎研究所の櫨浩一専務理事)と辛口の評価が目立ち、期待感は乏しい。新内閣には政権運営を一刻も早く立て直すよう求める声が聞かれた。

 3日の東京株式市場は小動きで、日経平均株価の終値は前日比50円安。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘投資情報部長は「内閣改造の市場へのインパクトは弱かった」と説明。「閣僚が不規則発言をしたり国会の答弁につまったりして内閣支持率が一段と下がるリスクは減ったが、政策への期待は薄い」と語った。今後、支持率を回復できないままでは安倍晋三首相の求心力が低下して政権運営が滞り、株価にも悪影響が及ぶ恐れがあるとした。

 小野寺五典防衛相の再登板に対し、藤戸氏は「北朝鮮情勢が緊迫する中、信頼感があり、安全保障の面でプラスだ」と評価した。

2408チバQ:2017/08/04(金) 09:58:49
https://mainichi.jp/articles/20170804/k00/00m/010/125000c
内閣改造

河野外相に自民驚き 麻生派の総裁候補の芽も

毎日新聞2017年8月3日 21時46分(最終更新 8月4日 00時41分)
 内閣改造の狙いを「人心一新」と繰り返してきた安倍晋三首相は、言葉と裏腹の守りの人事を強いられ、いかに新味を出すかに腐心した。その答えが、自民党内で「異端児」と呼ばれてきた河野太郎氏の外相への抜てきと、「ポスト安倍」をうかがう野田聖子氏の入閣だった。

 岸田文雄前外相の交代が固まった時点で、外相ポストは内閣改造の大きな焦点になった。自民党内では加藤勝信氏や茂木敏充氏の名前が取りざたされたが、安倍首相が選んだのは、これまで行政改革で売ってきた河野太郎氏。これが今回の人事の「サプライズ」になった。

 河野氏は3日の就任記者会見で「外務省の組織の中で仕事をするのは初めて。岸田氏の後を引き継ぐことになり、気合を入れて頑張る」と切り出した。

 しかし、河野氏がこれまで外交に無縁だったわけではない。米ジョージタウン大出身で米国内に独自の人脈を持っており、首相は3日の記者会見で「再三、米国に出かけて友人を作り、議員交流もしている。日米同盟を強固にするという認識で職に当たってくれる」と期待をかけた。

 しかも父の洋平氏は外相や自民党総裁、衆院議長を歴任した「ハト派」の代表格だ。このため外務省内では「中国や韓国の受けはいいのではないか」という見方が出ている。

 ただ、河野氏の政治姿勢は必ずしも父と重ならない。洋平氏は官房長官時代の1993年、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた「河野談話」を発表したが、会見で評価を問われた河野氏は「わが国の立場は安倍内閣の戦後70年談話と日韓合意に尽きる」と無難にかわし、2015年合意の着実な履行を韓国に促した。

 野党時代に自民党の長老議員を批判するなど歯に衣(きぬ)着せない物言いが身上の河野氏だが、安倍内閣の行革担当相在任中は持論の「脱原発」を封印するなど、柔軟な面もある。こうしたことから、首相は外相起用に支障はないと判断したようだ。

 それでも、河野氏の発信力は安倍政権にとって両刃の剣といえる。南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣された部隊の日報問題では、防衛省が「廃棄済み」を理由に不開示決定した日報を捜すよう迫り、同省が存在を認める発端になった。

 外務省に対しても、政府開発援助(ODA)のあり方を巡ってブログで「害務省」と糾弾するなど、厳しく追及してきた経緯がある。外相就任が決まると河野氏は周囲に「自分がダメ出ししたものに自分で対応することになるとは思ってもみなかった」と語った。

 3日の会見ではODAについて「省内でしっかり議論していきたい。納税者の理解をきちんと得ることが大事だ」と表明。同省幹部は「無駄削減など予算面で厳しく指摘されるかもしれない」と戦々恐々だ。

 河野氏の外相就任は自民党内にも波紋を広げている。「花形」ポストに就いたことで、河野氏は同党麻生派の総裁候補と目される可能性が出てきた。会長の麻生太郎副総理兼財務相は76歳で、後継は固まっていない。岸田派を含む「大宏池会構想」のめどが立っていないことも「河野氏後継」説を後押しする。

 ぎりぎりまで調整が続いた外相人事。2日深夜、「河野氏が外相」の情報が流れると、閣僚経験者は「それは大変だ」と驚きを隠さなかった。【加藤明子、梅田啓祐】

2409チバQ:2017/08/04(金) 10:01:09
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030108-n1.html
2017.8.3 22:05
【内閣改造】
茂木敏充氏入閣「次は総理」 地元に期待の声、「地方の課題、手腕を」


プッシュ通知 (1/2ページ)【内閣改造】
会見する茂木敏充経済再生相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
会見する茂木敏充経済再生相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
 第3次安倍第3次改造内閣で経済再生担当相兼人づくり革命担当相として入閣した茂木敏充氏(61)=衆院栃木5区=の地元で3日、支持者や関係者から期待の声が上がった。栃木県政界でも経済政策への手腕に期待する声が大きいが、野党側は「小手先の改造」と、学校法人加計学園をめぐる問題などを引き合いに安倍晋三首相への批判を強めている。

 茂木氏の地元、栃木県足利市などの関係者からは今後の活躍に期待を寄せる声が相次いだ。足利商工会議所の早川慶治郎会頭は「経済再生、地方創生など地方に直結する課題解決に向け、大臣就任を機にさらなる活躍を期待したい」と述べ、足利市の和泉聡市長は「地元の市長として非常に心強く思っている。市の取り組むまちづくりに大きな弾みとなる。活躍を期待したい」とコメント。隣接する同県佐野市の岡部正英市長も「初代の人づくり革命担当相として、これまでの経験と政治的手腕、高い見識を生かし、リーダーシップを振るってほしい」とした。

 茂木氏の後援会婦人部長の堀江サトさん(85)は「地方はまだ経済が停滞しているだけに地元・足利、栃木県のために思いきり頑張ってほしい。実績を積み重ねて、ゆくゆくは首相を狙ってもらいたい」と夢を膨らませた。

 県政界からは、政権の信頼回復に向けて閣僚経験者を多数起用したことに「安定感のある内閣」と評価する声が上がる。自民党県連の木村好文幹事長は、茂木氏の起用に期待感を示した上で「各分野で経験、実力を備えた安定感のある内閣だ。経済・外交・社会保障など一つ一つ成果を挙げ、国民の期待に応えてもらいたい」とコメント。公明党県本部の山口恒夫代表も政権の安定性を重視した上で「一つ一つの課題に結果を出し、丁寧な説明責任を果たしていくため適材適所な内閣だ」と政治課題の着実な遂行を求めた。

 一方で野党側は、加計学園問題や南スーダン国連平和維持活動(PKO)日報問題などを「隠蔽」する目的の内閣改造だと批判を展開。民進党県連の福田昭夫代表は「一連の疑惑で不都合な真実を隠蔽(いんぺい)するための姑息(こそく)な自己防衛手段にすぎない」と批判。共産党県委員会の小林年治委員長は「(安倍首相の)強引な政治手法では、国民の信頼と支持を取り戻すことではできない」と改造の効果に否定的な見解を示した。

 福田富一栃木県知事は3日、茂木氏について、「経済・財政政策の司令塔として、地方創生に重要な人づくり政策の推進役として、活躍を期待する」とコメント。改造内閣については「地域を担う人材の育成・確保が急務であり、地方と連携・協力して実効ある施策を講じ、地方創生のさらなる深化につながることを期待する」とした。

2410チバQ:2017/08/04(金) 10:04:00
http://www.sankei.com/politics/news/170803/plt1708030125-n1.html
2017.8.3 23:59
【内閣改造】
稲田朋美氏とここが違う 防衛相再起用の小野寺五典氏の省内評は?
 南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題をめぐる混乱で稲田朋美元防衛相が辞任に追い込まれたことを受け、防衛相に再起用された小野寺五典氏。省内では「安定感のある実務家タイプで、失言の恐れも少ない」と歓迎する声が多い。

 日報問題では内局の背広組と陸上自衛隊の制服組との根深い対立が浮き彫りになるなど、シビリアン・コントロール(文民統制)やガバナンス(統治)への不安を露呈。文科省同様に組織の立て直しが急務で、小野寺氏は3日夜の会見で「隊員の士気を低下させかねない。抜本的な対策を講じたい」と語った。

 背広組幹部は「防衛相に何より求められているのは職員が安心して仕事に取り組むことができる環境づくりで、(小野寺氏は)適任だ」と話す。弁護士としての自負が強い稲田氏は法律論で職員を批判することが多かったのに対し、小野寺氏はじっくり耳を傾けるタイプで、「風通しの良い組織に戻してほしい」(背広組幹部)と期待される。

 小野寺氏が初めて防衛相を務め、平成26年9月の離任式で感極まり涙を流したことを鮮明に記憶している職員も多い。制服組幹部は「全力で大臣職を務めた達成感と、緊張状態からの解放感があったのだろう」と指摘し、国民と自衛官の命を預かる重責を十分に理解していると信頼を寄せる。

 土日返上で部隊を視察することも多く、「自衛官は準備に追われたが、うれしい悲鳴だった」といい、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、その経験を生かした適切な判断も求められる。

 ただ、前回の在任中はいわば平時で、今回は日報問題で稲田氏に加え事務次官と陸上幕僚長も辞任するという有事にあたる。政治家としての力量が試されそうだ。

2411チバQ:2017/08/04(金) 10:07:06
http://www.sankei.com/economy/news/170803/ecn1708030042-n1.html
2017.8.3 22:16
【内閣改造】
通商 経産省OBの斎藤健農水相、日欧EPAなど市場開放に競争力強化


プッシュ通知
会見する斎藤健農水相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
会見する斎藤健農水相=3日午後、首相官邸(佐藤徳昭撮影)
 改造内閣の通商政策は、多国間の巨大自由貿易協定(メガFTA)の機運が高まる中での“攻めの農政”への転換が課題だ。市場開放を求める海外勢と戦える農業を目指すには、生産性を向上させ、経営感覚を持った農家を増やすことで、国内農業の競争力を強化する必要がある。経済産業省出身の斎藤健農林水産相の手腕への期待は大きい。

 7月に大枠合意をした欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)では、今秋にも影響試算がまとめられる。安価で質の高い豚肉やチーズが流入し、打撃を受ける畜産農家、酪農家を中心に国内対策の具体化が急務となる。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では、政府は離脱を表明した米国を除く11カ国で早期に合意し、米国の復帰を待つシナリオを描く。一方で、米国は2国間での自由貿易協定(FTA)に意欲をみせる。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は「農業の市場拡大は日本が第一の標的」とTPP以上の譲歩を迫る懸念があり、農業をめぐって厳しい駆け引きが続く可能性も高い。

 海外からの市場開放の要求に対抗するには、国外に販路を求め、攻めに転じるしかない。政府は平成31年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円にまで増やす目標を掲げる。ただ、28年は約7500億円と過去最高を更新したものの、伸びは鈍化している。輸出増に向けたてこ入れ策が、日本の農業が生き残るカギとなるだろう。(高木克聡)

2412チバQ:2017/08/04(金) 15:24:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170804-00528728-shincho-pol
自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
8/4(金) 13:10配信 デイリー新潮
自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
自民党政調会長に就任した岸田文雄氏(右)
 安倍首相にとって正念場とも言える内閣改造と党人事の刷新が行なわれた。

 今回の人事で大きな注目を集めたのが、「ポスト安倍」の1人とされる岸田外務大臣の処遇である。朝日新聞などは早い段階で「外相留任」と報じたのだが、結果的には誤報になってしまった。岸田氏は自民党政調会長に就任することとなったからだ。これは本人の強い希望によるもの、と伝えられている。

 一般的に外務大臣と言えば、内閣の最重要ポスト。

 それを蹴ってまで党の役職を求めたということだとすると、こんな疑問がわく方もいるのではないか。

「政調会長ってそんなに偉いの?」

 政党以外では聞かない肩書だけに、なかなか一般には馴染みがない。しかし、いまさら「政調会長ってナニ?」というのも気後れする――という方のために、基礎知識をおさらいしておこう。テキストとするのは、政官財の肩書を網羅的に解説した『出世と肩書』(藤澤志穂子・著)だ。(以下、同書より抜粋、引用)

 ***

自民党政調会長って外務大臣よりもエラいの? いまさら聞けない肩書の基礎知識
政、官、民、外資から勲章まで網羅した肩書入門完全版。社長とCEO、どっちが偉い?etc…  『出世と肩書』藤澤志穂子[著]
多くの首相が経験
「政務調査会」は政策の調査研究と企画立案を担当し、傘下に国会議員をはじめとする党員や有識者、学識者で構成する部会、調査会、特別委員会を束ねる。その会長が「政調会長」だ。

 後の首相経験者ではこれまでに福田赳夫氏、田中角栄氏、三木武夫氏、大平正芳氏、森喜朗氏、麻生太郎氏らが在任。

 2012年に初の女性会長に高市早苗氏が就任、後任の稲田朋美氏が2014年から16年にかけて会長の座にあり、2代続けて女性が登用された。

 部会は「総務」「法務」「外交」「財務金融」「国土交通」「農林」など衆参両院の委員会に準ずる内容で置かれている。調査会では「税制」「金融」「司法制度」「情報通信戦略」「資源・エネルギー戦略」など個別テーマに分かれ、特別委員会では「超伝導リニア鉄道」「外国人労働者」「捕鯨対策」「人口減少社会対策」などさらに細分化され随時、東京・永田町の自民党本部ほかで会合を行なっている。

 部会は公明党や民進党など他党も設けているが、自民党の数は圧倒的に多く、与党の中枢にある以上、権限も大きい。

党三役はエラい
 要は自民党が与党である限り、政府の政策立案にも強い影響力を持つのが政調会長ということになる。

 この政調会長に加えて、選挙対策など全ての実務を仕切る幹事長、議決機関である総務会の会長の3つのポストを総称して「自民党三役」という。

 これらポストは、ある意味で大臣よりも重要だと見られている。

 なかでも幹事長(今回は二階氏が留任)の権限は絶大だ。かつて小泉純一郎政権で幹事長を務めた武部勤氏は、首相執務室にいるときに「官房長官室に行ってきます」と言ったところ、「幹事長が行くものではない。いまここに呼ぶ」と言われたという。少なくとも、その頃までは官房長官よりも幹事長のほうが格上だったということだ。

今回はまったく蚊帳の外だったとはいえ、「ポスト安倍」の対抗馬、石破茂代議士は、幹事長や政調会長をすでに経験している。それだけに岸田氏としては、三役を今のうちに経験したいと考えたのだろうか。

デイリー新潮編集部

2017年8月4日 掲載

2413チバQ:2017/08/04(金) 18:52:03
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20170804-567-OYT1T50062.html
河野外相、次期総裁選出馬に含み…野田氏も意欲
18:24読売新聞

 河野外相は4日の閣議後の記者会見で、来年9月に予定される自民党総裁選について、「一歩一歩、歩きながら考えていきたい」と語り、出馬に含みを持たせた。

 河野氏は内閣改造の「目玉人事」として外相に抜てきされた。外交で存在感を示すことができれば、「『ポスト安倍』レースに出場できる有資格者となる」(自民党幹部)との見方も出ている。

 一方、野田総務相も記者会見で、「(首相と初当選)同期だが、この25年の国会議員としての歩みは全く違う。おのずと政策の違いも出てくる。(総裁選で)そういったものをお示しできればいい」と述べ、総裁選出馬に改めて意欲を示した。

 安倍首相は4日の日本テレビの番組で、野田氏の出馬意欲について「そういう志を持っていることをはっきりと示したことは、むしろ党内の活性化には良いのではないか」と述べ、理解を示した。

https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040013.html
主要ポスト断った!?進次郎氏、評価ガタ落ち危機 永田町関係者「突出するのを嫌ったよう」
17:05夕刊フジ

主要ポスト断った!?進次郎氏、評価ガタ落ち危機 永田町関係者「突出するのを嫌ったよう」
小泉進次郎農林部会長
(夕刊フジ)
 自民党は2日、小泉進次郎農林部会長と、柴山昌彦首相補佐官の2人を筆頭副幹事長に充てる人事を内定した。安倍晋三首相は今回の内閣改造・党役員人事で、局面転換を狙っている。目玉の1つが、進次郎氏を「官房副長官」など、内閣の主要ポストで起用することだった。党内では、進次郎氏が引き受けるのをためらったとの“噂”も飛び交っている。

 「進次郎氏は突出するのを嫌ったようだ。主要ポストで失敗した場合、自身のキャリアに傷が付いてしまう。そこを恐れたのではないか」

 永田町関係者は語った。

 安倍首相は今回、閣僚に経験者を配置して安定感を示すとともに、「目玉」として進次郎氏の官房副長官での起用なども検討していたようだ。

 官房副長官は、中堅・若手政治家の登竜門とされ、重要政策に関する省庁間の調整や、首相の外遊同行など幅広い役割が期待されている。

 安倍首相は当選3回で、小泉純一郎元首相に抜擢され、その後、頭角を現した。進次郎氏も当選3回。官房副長官ポストが打診されたか否かは不明だが、事前に「突出したくない」との声が官邸に届いていたのは間違いない。

 自民党の危機に、泥を被るのを嫌ったとすれば、進次郎氏の評価はガタ落ちしかねない。

 ただ、官邸に近い若手議員は「進次郎氏は幼児教育・保育の早期無償化に関し、『こども保険』案を掲げた際、財務省がすり寄ってきた。官僚に取り込まれる可能性を懸念したのかもしれない」との分析もある。

 新たな陣容が整ったことで解散総選挙も近づいてきたとの見方もある。進次郎氏は「演説の名手」として知られるが、街頭演説などで党内評価を挽回できるか。

2414チバQ:2017/08/04(金) 18:52:26
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040012.html
朝鮮半島緊迫…再登板の小野寺氏、防衛省立て直しへ 研究家「ここ十数年で最も評判のいい大臣」
17:05夕刊フジ

朝鮮半島緊迫…再登板の小野寺氏、防衛省立て直しへ 研究家「ここ十数年で最も評判のいい大臣」
前回の防衛相時には省内の評判もよかったという小野寺氏=2014年4月
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相は、内閣改造の焦点の1つだった新防衛相に、小野寺五典元防衛相の起用を決断した。南スーダンのPKO(国連平和維持活動)の日報問題をめぐり、防衛省・自衛隊は「戦後最大の危機」に直面した。朝鮮半島情勢が再び緊迫度を増すなか、小野寺氏は、国民の生命と財産を守る「実力組織」を立て直せるのか。

 「日本はここまで厳しい安全保障環境を経験したことがない。万が一のときは同盟国を巻き込んで力を借りないと、日本の領土と国民を守れない」

 小野寺氏は1日、千葉市のホテルで講演し、こう語った。北朝鮮が2回目のICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射し、ドナルド・トランプ米大統領が戦争の可能性を示唆するなか、外交・安保政策に精通する小野寺氏らしい現状認識といえる。

 今回の改造人事では、指揮管理能力の欠如が指摘された稲田朋美前防衛相と対立し、シビリアン・コントロール(文民統制)への不安が露呈した防衛省・自衛隊の立て直しは急務だ。

 安倍首相が熟慮して決断した人事を専門家はどう見るか。

 防衛問題研究家の桜林美佐氏は「小野寺氏の防衛相復帰に、防衛省・自衛隊は安心し、歓迎していると思う。ここ十数年の間で、小野寺氏は最も評判のいい大臣だった」といい、続けた。

 「自民党が政権奪還した2012年12月、小野寺氏は初めて防衛相に就任した。その後、土日などを利用して全国各地の部隊を視察して回った。通常は回らない、僻地(へきち)のレーダーサイトまで足を運んだ。迎える自衛隊は大変だったが、自衛官の士気は上がった。そうした信頼関係は残っている。防衛省・自衛隊の士気はまた高まるのではないか」

 小野寺氏が回った自衛隊の現場は150カ所以上とされる。民主党政権が壊した「日米同盟の絆」を修復するため、米軍関係者ともほぼ毎日連絡を取り合い、信頼を勝ち得たという。

 東日本大震災時の陸幕長だった火箱芳文(ひばこ・よしふみ)氏は当時、被災地・宮城選出の小野寺氏とも連絡を取り合い、対応に当たった。

 今回の抜擢(ばってき)について、「一連の問題で『制服組』と『背広組』、防衛省・自衛隊の現場が混乱したが、小野寺氏は現場にも中央にも精通しており、しっかり立て直してくれるだろう。PKOについても本質的な議論を再度、提起してほしい。朝鮮半島情勢が緊迫している。一瞬の隙も許されない。小野寺氏の手腕に期待したい」と語った。

2415チバQ:2017/08/04(金) 18:52:54
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708040008.html
「仕事師」ズラリ!“改造暗闘”舞台裏 中韓懐柔で河野外相起用、「石破潰し」へ側近入閣で“分断”
17:05夕刊フジ

「仕事師」ズラリ!“改造暗闘”舞台裏 中韓懐柔で河野外相起用、「石破潰し」へ側近入閣で“分断”
初閣議後の記念撮影に臨む安倍首相と閣僚=3日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相が3日に第3次安倍第3次改造内閣を発足させた。内閣支持率が下落するなか、閣僚19人のうち入閣経験者11人で安定感と改革断行の姿勢を示し、自身と距離のある河野太郎前行革担当相を外相、野田聖子元総務会長を総務相兼女性活躍担当相、林芳正元防衛相を文科相に起用するなど「脱お友達」で挙党一致を目指した。「ポスト安倍」では、岸田文雄外相兼防衛相を自民党政調会長に抜擢(ばってき)して重用する一方、「反安倍」の急先鋒(せんぽう)である石破茂元幹事長の側近・周辺議員を閣内に取り込むなど、「石破潰し」ともいえる側面も見せた。

 「内閣と自民党に対し、国民の厳しい目が注がれている。私自身深く反省している。新たな気持ちで結果を出していくことによって、国民の信頼を勝ち得て、責任を果たしていきたい」

 安倍首相(自民党総裁)は3日午前、臨時総務会を党本部で開き、新体制で信頼回復に全力を挙げる考えを示した。確かに、今回の改造人事には、首相の「絶対に失敗できない」という危機感が現れていた。

 支持率下落の原因は、強引な国会運営や、未熟な閣僚による答弁がもたらした政治不信だ。閣僚の半分以上を経験者で固めたうえ、混乱が続く防衛省や文科省には、小野寺五典元防衛相や林氏といった、霞が関での評価の高い「仕事師」を置いた。6人を初入閣させ、60人を超えていた「入閣待機組」の不満も吸収した。検討された、大物民間人の起用は見送った。

 失言や暴言で自民党に多大なダメージを与えた、稲田朋美前防衛相や豊田真由子衆院議員の反省を示すため、安倍首相の出身派閥でもある細田派からの閣僚起用は極力控え、岸田派や麻生派にポストを振り分けた。

 「政権の骨格」となる麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官は続投する。

 こうしたなか、巧妙な人事手腕も見せている。

 河野氏の外相起用は、今回の内閣改造で最大のサプライズといえる。

 英語が堪能で、衆院外務委員長も経験し、議員外交にも熱心な河野氏は有資格者といえる。ただ、河野氏は「党内左派の首相候補」とみられており、保守の安倍首相とは政治理念で距離があった。

 河野氏を重要閣僚に抜擢した理由について、官邸周辺は次のように分析する。

 「行革担当相時代、内閣の方針には従うなど、まず『政治家・河野太郎』を信頼している。後ろから鉄砲を撃つ石破氏とは違う。河野氏の父は『親中派』『親韓派』として有名な河野洋平元外相であり、東アジア情勢が緊迫化するなか、中国や韓国を懐柔し、党内左派も落ち着かせる効果がある。保守派は批判するだろうが、河野氏としては、中韓が仕掛ける『歴史戦』の最前線に立ち、日本の名誉を守る重い責任を負うことになる」

 河野氏は3日朝、「政権というのは国民の未来を明るくするためにしっかり頑張るものだ。支持率は、それができていればついてくる」と語った。河野氏が外相として実績を残せば、岸田氏の次の世代のホープに浮上する。石破氏には「世代交代」を感じさせる人事といえる。

 「反安倍の女性闘士」とみられた野田氏の起用も、巧妙だ。

 安倍首相と野田氏は1993年初当選の同期だが、「保守とリベラル」という政治理念の違いもあり、対立してきた。ただ、昨年11月、同期当選組が集まった席で、野田氏が「これからは『安倍・野田連合vs石破』でやっていこう」と、安倍首相に呼びかけたと伝えられる。

 「安倍首相としては、来年秋の党総裁選を見据えて、『反安倍』の石破-野田連合が構築されるのを防ぐ狙いもあったのでは。一種の分割統治ではないか」(官邸周辺)

 石破氏の側近・周辺議員も閣内に取り込んだ。

 農水相に決まった斎藤健農水副大臣は、石破氏率いる「水月会」の主要メンバー。国家公安委員長兼防災担当相の小此木八郎国対委員長代理と、地方創生担当相の梶山弘志元国交副大臣は、石破氏が立ち上げた「無派閥連絡会」に所属していた。

 安倍首相は追い込まれたなかでも、考え抜いた配置をしている。

 永田町関係者は「今回の内閣改造で、官邸は支持率が急上昇するとは思っていない。手堅く、一歩一歩、政策を実行していく構えだ。一方で、ドナルド・トランプ米大統領が北朝鮮攻撃も示唆するなか、日本は戦後最大の試練を迎える可能性がある。『政権の安定は不可欠』と考えており、幅広い人々に支持される人材を選んだ。『有事対応内閣』という側面もある」と語っている。

2416チバQ:2017/08/04(金) 18:54:05
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-183352.html
安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か 岸田氏重用、石破氏孤立も「総裁3選」不透明に
16:00東洋経済オンライン

安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か 岸田氏重用、石破氏孤立も「総裁3選」不透明に
安倍改造内閣、「反対勢力分断」も「やぶ蛇」か
(東洋経済オンライン)
「結果本位の仕事人内閣」をキャッチフレーズとする第3次安倍第3次改造内閣が3日午後、発足した。"1強"を背景とした独善的な政権運営を批判された安倍晋三首相が「初心に戻って」組み直した新布陣。いわゆる「お友達」を排除し、党内の批判勢力も取り込んだ、「"脱1強"による出直し」人事で、失った国民の信頼を取り戻そうというものだ。

首相は悲願の憲法改正への動きをギアダウンし、"道半ば"が常態化したアベノミクスの完遂を目指す。「経済最優先でデフレ脱却」に専念することで、態勢立て直しを狙う。その一方で党・内閣人事での「岸田氏重用」と「石破氏孤立化」でポスト安倍の構図を変容させたが、既定路線化していた「総裁3選」への道筋も不透明になったことは否めない。

「様々な問題が指摘され、国民から大きな不信を招く結果となった。改めて深く反省し、お詫び申し上げたい」

3日午後6時過ぎ、皇居での閣僚認証式を終えて記者会見した首相は、冒頭に神妙な表情で謝罪の言葉を述べた後、7〜8秒間じっと頭を垂れた。経営破たんや不祥事を起こした企業トップらの謝罪会見では見慣れた光景だが、一国のリーダーがテレビ中継を通じて国民に頭を下げるシーンは極めて異例で、自らの言動で追い詰められた首相の孤立感と焦燥感を際立たせた。国民の批判を意識して「高姿勢で不寛容」だった政治姿勢を「低姿勢で寛容」といった風に軌道修正してみせた首相。だが、人事工作の過程では「計算高く強かな権力者」(首相経験者)という実像も垣間見せた。

「いやがらせみたいな人事」と石破氏周辺
今回の人事の最大の焦点はポスト安倍の有力候補とされる岸田文雄外相の処遇だった。

党内タカ派の頂点にいる首相と、党内リベラル勢力の牙城とされる「宏池会(岸田派)」領袖の岸田氏。政治信条や政治家としての立ち位置は大きく異なるが、当選同期の友人として4年7か月余りを外相として安倍外交の黒子役に徹してきた岸田氏を、首相は自民党の政策決定の最高責任者となる政調会長に起用した。

岸田氏周辺は「これで(総理総裁への)最後のピースが埋まった」(側近)と喜び、首相周辺は「"安倍・岸田同盟"で総裁3選への道筋が固まった」(同)とほくそ笑む。

その一方で首相は、これまでポスト安倍の一番手とされてきた石破茂元地方創生担当相には入閣打診もせず、石破氏側近でまだ当選3回の斎藤健農林水産副大臣を"一本釣り"の形で農林水産相に昇格させた。加えて、石破親衛隊とみられながら2015年9月の石破派(水月会)旗揚げには参画しなかった小此木八郎・党国会対策委員長代理を国家公安委員長・防災担当相に抜擢した。石破氏周辺は「いやがらせみたいな人事」と顔をしかめる。

さらに首相は、石破氏と並んで反安倍勢力の中心人物と目されていた野田聖子元総務会長を、重要閣僚の総務相兼女性活躍相に起用した。野田氏は2015年秋の前回総裁選で出馬を模索し、首相サイドの切り崩しに悔し涙を流した経緯がある。今回、首相は「批判派を取り込む場合は当選同期で個人的には交流が深い野田氏しかいない」と入閣を打診。野田氏は「やりたいのは総務相」と注文を付け、首相もそれを受け入れたという。野田氏は「義をみてせざるは勇無きなり」と"男前"の気質をアピールする一方、首相の入閣要請を「君子豹変」と評し、就任会見で次期総裁選についても「次は必ず出る」と出馬宣言した。

野田氏は石破氏とも親密で、前回総裁選も石破氏擁立に動いたが、石破氏が出馬を断念したことで「代わりに挑戦しようとした」(周辺)とされ、石破氏は野田氏の入閣について周辺に「まさか受けるとは…」と苦笑したという。

「細田派抜き・新3役」の狙いは「反安倍勢力分断」
首相は自民党3役人事では岸田政調会長とともに、国会対策委員長として国会運営を仕切っていた竹下亘氏(額賀派)を総務会長に昇格させた。「政権の骨格」として続投する二階俊博幹事長も合わせた新3役体制であえて首相の出身派閥の細田派を外した背景には、「反安倍勢力の分断」(自民長老)の思惑があるとされる。

2417チバQ:2017/08/04(金) 18:54:34
竹下氏は額賀派の次期領袖候補で、「近い将来、派閥を受け継いで竹下派を再興する」(額賀派幹部)とみられている。宏池会のプリンスの岸田氏と旧田中派の流れをくむ竹下氏と、それに旧田中派で頭角を現した二階氏の新3役体制は「田中角栄内閣や大平正芳・鈴木善幸内閣をつくった"大角連合"パワー」(首相経験者)を想起させる。「保守本流の系譜」(同)であり、政治史からみれば、岸信介、福田赳夫両元首相(故人)の流れを汲む安倍首相にとっての対立勢力だ。その二階、岸田、竹下3氏が「首相支持」の立場を表明したことで「派閥単位でみれば、石破派の孤立」(自民幹部)が明確になった。

人事に当たって、首相と岸田氏が数回にわたり、「突っ込んだ話」(首相周辺)をした際「首相は『ポスト安倍での岸田氏支持』を、岸田氏は『安倍政権が続く限り首相支持』をそれぞれ確認し合った」(同)という。これが事実なら、ポスト安倍の構図は「本命石破、対抗岸田」から「禅譲路線で本命岸田」に塗り替わることになる。その陰には首相の盟友として岸田派も含めた「大宏池会」構想を進める麻生太郎副総理兼財務相の「キングメーカー戦略」も絡んでいることは間違いない。

その一方で首相は改造人事で「ポスト安倍以降」のリーダー候補も浮上させた。永田町的視点で「サプライズ人事」とされた河野太郎氏の外相抜擢だ。父親の河野洋平氏は外相、自民党総裁、衆院議長を務め、宏池会に所属したこともあるリベラル勢力の実力者だ。過去に首相が厳しく批判した従軍慰安婦に関する「河野談話」の当事者でもある。

しかも、河野太郎氏自身も「自他共に認める異端児」で原発反対など安倍政権の政策批判も展開してきた。ただ、安倍内閣の大番頭として留任した菅義偉官房長官はかねてから「河野氏は将来の総理総裁候補」と高く買っており、首相に河野氏入閣を勧めたのも菅氏とされる。

河野氏は持論を封印? 小泉氏は「弾よけ」役
河野氏は第2次安倍改造内閣で行革担当相に抜擢された時も話題になった。ただ、それまで自ら公式サイト「ごまめの歯ぎしり」に書き込んできた独自の政策論を封印し「内閣の方針尊重が閣僚の責務」という姿勢を堅持した。だからこそ首相も「河野氏は外相にしても私の方針を尊重する」と起用したのだ。

河野氏以上に「ポスト安倍以降」の総理総裁候補と目されている小泉進次郎氏については、首相は党農林部会長を卒業させ筆頭副幹事長に起用した。当選3回での筆頭への起用は異例だが「幹事長会見では必ず後ろに立つのが筆頭副幹事長」(党幹事長室)だけに「強面(こわもて)の二階幹事長の後ろに小泉氏が映れば、国民からの批判の弾よけになる」(自民幹部)との"小泉効果"を期待する向きが多い。

こうした首相の人事戦略は「低下した求心力を高め、来年の総裁3選を確実にするための権謀術数」(自民長老)に基づくものだ。ただ野田氏の「次期総裁選出馬宣言」が"安倍3選戦略"を不透明にした側面もある。首相が「挙党体制の象徴」として取り込んだ野田氏が現職閣僚でも総裁選に出馬する意思を明確にしたことで、岸田氏も「党3役なら次期総裁選出馬は問題ない」(側近)ということになる。

出馬が当然視される石破氏に加え、岸田、野田両氏が来年9月に名乗りをあげれば、「多数派工作が極めて流動化する」(自民幹部)ことは避けられない。さらに、総裁選出馬経験がありこれまでも出馬の意欲を隠さずに来た河野氏も推薦人確保に動く可能性がある。そうなれば「石破氏を孤立化させ、『安倍vs.石破』に持ち込んで圧勝する」(細田派幹部)という当初の戦略は破たんする。このため安倍陣営からは「野田氏や河野氏の起用は『藪(やぶ)をつついて蛇を出した』のでは」(同)との不安の声も出る。

支持率アップ難しく、改憲スケジュールも断念
そもそも今回の「出直し人事」は「危険水域」に入った内閣支持率の下落に歯止めをかけるのが主目的だったはずだ。その意味では骨格維持で経験者を優先起用した実務的布陣は「新味に欠け、支持率アップにはつながりにくい」(首相周辺)ことは間違いない。だからこそ首相も「結果を出すことで国民の信頼回復に結び付ける」と頭を下げたのだ。ただ、直前に辞任した稲田朋美元防衛相も含めて"問題閣僚"と"お友達閣僚"をほぼ一掃したことで「5割を超えて急上昇した内閣不支持率」をある程度低下させる効果は見込めそうだ。

首相は記者会見で憲法改正についても「日程ありきではない。これからは党でしっかり議論し、国会での議論が深まっていくことを期待する」と語った。これは、5月3日の憲法記念日に明言した「安倍改憲」のスケジュールの事実上の断念を意味する。改憲案の党内とりまとめを託されている高村正彦副総裁が「慎重論」を述べたこととも連動している。

2418チバQ:2017/08/04(金) 18:55:09
首相は衆院解散については「全く白紙だ」と述べた。これは首相の常套句だが、党内では「早期改憲実現のためには衆院での改憲勢力3分の2が前提となり、それが首相の解散権を縛る形になってきたが、その前提が変わればいつでも解散ができる」(自民幹部)との受け止めが大勢だ。

9月1日の代表選実施を決めた野党第1党の民進党も早期解散への怯えを隠さない。人事に当たっての自公党首会談で首相と協議した山口那津男公明党代表は「来年秋という相場観は変わった。常在戦場だ」と明言した。永田町では9月下旬に召集予定の臨時国会冒頭で解散し、衆院2補選が予定された10月22日を投開票日とするという「秋口解散説」もささやかれ、多くの衆院議員は「夏休み返上での田の草取り」に精を出す構えだ。

「秋口解散」は"疑惑"解明が大前提に
ただ、解散も含めて首相が1強としての政局の主導権を回復するためには、支持率急落の原因となった「森友・加計両学園の疑惑」や「南スーダンPKO日報隠蔽問題」にケリを付ける必要がある。

自民、民進両党は4日午前、PKO日報問題についての衆参両院での閉会中審査を10日に実施することで合意した。首相も出席して「丁寧に説明」することで批判をかわすのが目的だが、「当事者の稲田氏や辞職した防衛省最高幹部が出席してきちんと答弁しない限り、疑惑は晴れない」(民進党幹部)ことは間違いない。さらに「森友・加計両疑惑」も閉会中審査で「真正面から疑惑解明に取り組む姿勢を示す」(自民幹部)ことが必要だ。「うやむやにしたまま衆院解散ですべてをチャラにしようとすれば自民党は大敗し、首相も退陣に追い込まれる」(首相経験者)からだ。

人事から一夜明けた4日午前、首相は記者団に「今日から新しいスタートです。謙虚に丁寧に結果を出すことで国民の信頼を回復したい」と淡々とした表情で語った。今後の政局を左右する「8・3出直し人事」だったが、4日朝のワイドショーなどでは有名女優の不倫問題など芸能ニュースが優先された。かつてない政治不信の高まりの中で、1強を誇って政権運営を続けてきた首相が、人事を境にどう変身するのか。それが今後の政局を占う最大のポイントとなりそうだ。

2419チバQ:2017/08/04(金) 19:00:14
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-183271.html
安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々 支持率浮揚を狙って異例の抜擢をしたが…
11:30東洋経済オンライン

安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々 支持率浮揚を狙って異例の抜擢をしたが…
安倍内閣に集まった寝首を掻きかねない面々
(東洋経済オンライン)
「先の国会では森友学園への国有地売却の件、加計学園による獣医学部の新設、防衛省の日報問題など様々な問題が指摘され、国民の皆様から大きな不審を招く結果となった。そのことにつき、冒頭まず深く反省し、国民の皆様にお詫び申し上げたいと思う」

ここ最近の内閣支持率の下落など、やはり「政権最大の危機」と感じていたのだろうか。第3次安倍第3次改造内閣の閣僚名簿が発表された8月3日、安倍晋三首相は会見の冒頭で国民に謝罪した。

これまで口にしたくなかった「森友」と「加計」の名前。それをわざわざ言ってみせたのは、みずから「結果本位の仕事人内閣」と名付けた人事で支持率回復を図りたいためだ。

初入閣は6人
再起をかけて任命した19名の閣僚のうち、初入閣は齋藤健農林水産相、中川雅治環境相、小此木八郎国家公安委員長、江崎鉄磨沖縄及び北方領土担当相、松山政司一億総活躍等担当相と梶山弘志地方創生等担当相の6人だ。このうち斎藤大臣は当選3回の大抜擢だが、改造前の山本有二農水相と同じく、“石破派からの一本釣り”という意味もある。

特徴のひとつは宏池会(岸田派)からの抜擢だ。同派からは上川陽子法務相、林芳正文部科学相、小野寺五典防衛相と松山大臣の4人が選任され、改造前(岸田文雄外務相兼防衛相と山本幸三地方創生等担当相の2人)と比べて倍増したことになる。当初は「岸田派からは1人増加の3人」と言われていただけに、同派をおもんぱかる姿勢は明白だ。

岸田氏は今回、自民党政調会長に就任して党務に携わることになった。岸田派からの登用を手厚くしたのは、岸田氏への“禅譲”に安倍首相が過分なほど配慮したためだろう。

また菅義偉官房長官のほか、河野太郎外務相と小此木大臣の3人が自民党神奈川県連に所属している点も注目だ。菅長官は政治家になる前に小此木大臣の父である故・小此木彦三郎元通産相の秘書を務めていたという関係もある。

もっとも菅長官が国政に進出した時、小此木家は決して好意的ではなかったという。また河野大臣は菅長官の閣内ライバルである麻生太郎副総理兼財務相の“志公会”のメンバーだ。

しかしながら、一部ではこの人事は菅長官の意向が反映されたといわれている。それが本当なら菅長官も“ポスト安倍”を狙おうと、神奈川県連を固めるために置いた布石かもしれない。

野田氏は来年の総裁選出馬に意欲
総務相が高市早苗氏から野田聖子氏に代えられたのも興味深い。同学年の2人は互いに「ライバル」と見なされてきた。第2次安倍政権が発足した2012年12月、安倍首相は高市氏を政調会長、野田氏を総務会長に抜擢し、ある意味で2人を競わせている。

しかし2014年9月3日の内閣改造では、安倍首相に近い高市氏が総務相に抜擢された一方で、この日に54歳の誕生日を迎えた野田氏に安倍首相からバースディプレゼントは贈られなかった。

2420チバQ:2017/08/04(金) 19:00:28
「誰も来てくれないかと思った」

この時に開かれた政治資金パーティーで、野田氏は自虐的にこう述べている。

その奮起が2015年の総裁選出馬表明に繋がった。この時、野田氏は立候補に必要な20名の推薦人を集められなかったが、その原因は陰で猛烈な切り崩しがあったためだ。無風で2期目に入りたかった安倍首相にとって、野田氏は小さくない脅威となっていた。野田氏が昨年の東京都知事選で小池百合子都知事を応援したことも、懸念材料となったはずだ。

しかも総務相の仕事は、野田氏にとって初めてではない。37歳の時には史上最年少(当時)で郵政相に抜擢された。その郵政省が2001年の中央省庁再編で自治省、総務庁と統合されて誕生したのが総務省。今回の総務大臣就任は、いわば野田氏にとって“古巣”への回帰といえる。

そして総務大臣に就任早々、野田氏は来年の総裁選への出馬に意欲を見せている。

河野太郎元国家公安委員長の外相抜擢も、興味深い人事といえる。国際派のイメージの強い河野氏だが、外務三役の経験はない。しかも父親は河野洋平元衆議院議長で、宮沢政権の官房長官を務めた時に、いわゆる「河野談話」を発表している。

慰安婦問題を巡って必ず問題となるのが、この河野談話である。もともとは韓国政府からの依頼で作られたもので、強制連行を示す客観的な資料は発見できなかった。それでも日本側がこれを認めたのは、韓国側の「認めてくれたら二度と問題にはしない」という申し入れを信じたためだ。

外相就任直後に開かれた会見で、河野大臣に河野談話とこれからの慰安婦問題への取り組みについて聞いてみた。慰安婦問題については2015年12月、日韓両政府間で「最終的かつ不可逆的に解決する」と合意されたが、それが韓国政府によって反故されようとしている。河野大臣は「70年談話と日韓合意が着実に実行されることが望ましい」と述べるのみで、「河野談話」には触れることはなかった。

その河野大臣と「歴史認識は完全に一致している」と述べた安倍首相だが、安倍首相は2012年9月の自民党総裁選に出馬表明した時、「河野談話を見直したい」と明言している。

寝首も掻きかねない面々とどう渡り合うか
有名政治家を取りそろえた華やかな陣営。これで低落する支持率を反転させたいという安倍首相の思惑がある一方で、寝首も掻きかねない面々も見える。

間もなく5年になろうとする安倍政権の安定性にやや曇りが見えた今、安倍首相は解散総選挙の日程を「白紙状態」とした。

もともと政治は常在戦場が基本だが、今年の夏はいちだんと長く暑くなりそうである。

2421チバQ:2017/08/04(金) 19:00:48
https://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/mca170804010.html
改造内閣 経産省出身、斎藤農水相の手腕期待 市場開放要求に攻めの農政
06:07フジサンケイビジネスアイ

 第3次安倍第3次改造内閣の通商政策は、多国間の巨大自由貿易協定(メガFTA)の機運が高まる中、“攻めの農政”への転換が課題となる。市場開放を求める海外勢と戦える農業を目指すには、生産性を向上させ、経営感覚を持った農家を増やすことで、国内農業の競争力を強化する必要がある。経済産業省出身の斎藤健農林水産相の手腕への期待は大きい。

 7月に大枠合意をした欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)では、今秋にも影響試算がまとめられる。安価で質の高い豚肉やチーズが流入し、打撃を受ける畜産農家、酪農家を中心に国内対策の具体化が急務だ。

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)では、政府は離脱を表明した米国抜きの11カ国で早期に合意を図り、米国の復帰を促すシナリオを描く。一方で、米国は2国間での自由貿易協定(FTA)に意欲をみせる。米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は「農業の市場拡大は日本が第一の標的」とTPP以上の譲歩を迫る懸念があり、農業をめぐって厳しい駆け引きが続きそうだ。

 海外からの市場開放の要求に対抗するには、国外に販路を求め、攻めに転じるしかない。政府は2019年までに農林水産物・食品の輸出額を1兆円にまで増やす目標を掲げる。ただ、16年は約7500億円と過去最高を更新したものの、伸びは鈍化している。輸出増に向けたてこ入れ策が日本の農業が生き残るカギとなる。

2422チバQ:2017/08/04(金) 19:18:25
http://www.sankei.com/politics/news/170804/plt1708040024-n1.html
2017.8.4 07:06
【内閣改造】
自民党役員人事、憲法改正と衆院解散の両にらみ 首相、新執行部に託す「軌道修正」
 自民党は3日、臨時総務会で新執行部人事を正式に決めた。安倍晋三首相(党総裁)は党運営を仕切る二階俊博幹事長と、憲法改正論議の中核を担う高村正彦副総裁を再任した。岸田文雄前外相を政調会長に起用し、竹下亘前国対委員長は総務会長、塩谷立元文部科学相が選対委員長に就いた。新たな布陣からは憲法改正と衆院解散の両方をにらんだ首相の狙いが透けて見える。

■岸田氏は持論封印

 党内は今後、憲法改正推進本部を舞台に改憲論議がヤマ場を迎える。首相は9条を維持した上で自衛隊を明記し、党改憲案を秋の臨時国会に提出する方針だ。首相が早々と再任を決め、改憲論議の主導的な役割を期待する高村氏は3日の役員会で改憲論議について首相にこう求めた。

 「これからは党にお任せいただきたい。内閣は経済第一でやってほしい」

 首相は高村氏に対し「当然です」と応じた。

 「一任」を取りつけた高村氏は今後、丁寧に改憲論議を進める構えだ。ただ、意見集約には岸田氏との連携が不可欠だ。その岸田氏は首相の改憲案に対し「今は9条改正は考えない」と異論を唱えていたが、3日の新執行部就任の記者会見では持論を封印した。

 「私の考えは従来と変わっていないが、私の立場は私の考えを実現することではなく、活発な議論の環境をつくり結論を出すことだ」

 「ポスト安倍」の有力候補とされる岸田氏が率いる岸田派は、憲法改正に慎重な「党内ハト派」として知られ、岸田氏は持論と首相の意向との間でジレンマに陥るのは間違いない。岸田氏を政調会長に据え、党改憲案の取りまとめ役として責任の一端を負わせることで、来年の党総裁選で憲法改正を争点にしない-。首相にはこんな狙いがあるとされる。岸田氏周辺も「首相の意向には逆らえないだろう」と漏らす。

 とはいえ、首相が3日、改正憲法の2020年施行目標について「スケジュールありきではない」と柔軟姿勢を示すと、公明党の山口那津男代表は即座に「当然だ」と評価した。首相に近く幹事長代行に就任した萩生田光一前官房副長官でさえ「軌道修正した」との認識を示した。

 首相は改憲論議の行方を党に委ねるしかないもどかしさも抱えている。
■水面下でさや当て

 首相のもう一つの狙いは、選対委員長に塩谷氏、幹事長代行に萩生田氏を起用した布陣に象徴される。両氏とも首相の出身派閥の細田派で、次期衆院選の解散戦略を細田派が牛耳ることになる。官邸と党執行部の意思疎通を円滑にし、内閣支持率が回復すれば、いつでも衆院解散に踏み切れるよう環境を整備する思惑があるようだ。

 萩生田氏は官邸と党のパイプ役を担う。二階氏との関係も良好で、首相は「自分の分身としてやってほしい」と指示した。だが、選対委員長を細田派に奪われた二階氏は早速、選対委員長代理ポストを新設し、側近の林幹雄幹事長代理を兼務させる。塩谷氏らの動きににらみをきかせる狙いとみられ、水面下で激しいさや当てが始まっている。

2424チバQ:2017/08/04(金) 20:33:38
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000106978.html
 「ポスト安倍」を巡る動きに変化が出てきました。まず、次の総裁選に「必ず出る」と意欲を示した野田総務大臣。さらに、岸田政調会長は初めての党三役入りで足場を固め、石破元幹事長は非主流派の立場から「ポスト安倍」をうかがっています。自民党本部前から報告です。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 (Q.入閣していきなりの総裁選出馬表明。野田氏の狙いは?)
 これははっきりと宣言することで、今後、ポスト安倍が取り沙汰される時に必ず名前が上がるようにしたいという作戦です。派閥に所属せず、党内に基盤を持たない野田氏にとっては国民の人気が生命線です。今回、安倍総理に耳の痛い話もする存在として入閣したことをチャンスに政権にストレートな物言いで人気を高めたいということです。実は4日、同じように河野外務大臣も自ら総裁選への出馬に意欲をにじませてポスト安倍として自身を売り込みました。
 河野外務大臣:「まず自分の仕事をきちっとやるというのが大事だと思う。今、私の目の前にはASEAN(東南アジア諸国連合)の会合があるので、一歩一歩前に進んでいきたい」「(Q.その先にそういった考え(総裁選出馬)も見えてくる?)一歩一歩、歩きながら考えていきたいと思う」
 (Q.岸田氏と石破氏は今後、どういう戦略を描いている?)
 岸田氏は3日、安倍総理から「将来の日本を中心で背負っていく人材」と呼ばれました。事実上の後継指名を受けたともいえる位置に付けました。安倍総理を必死に支えることで総理の座を譲り受けるというのが戦略の軸です。一方、石破氏は徹底して安倍総理と距離を取り、安倍政権への批判の声を自分の支持に取り込んでいく考えでしたが、閣内で似たポジションを取る野田氏の登場で苦しくなります。アベノミクスに代わる経済政策など、独自の政権像を示す必要に迫られているといえます。

2426チバQ:2017/08/04(金) 20:38:10
https://news.nifty.com/article/item/neta/12111-35846/
石破茂、次期首相就任シナリオ…「官僚の反乱」で安倍政権潰し先鋭化、稲田防衛相辞任に成功
2017年08月01日 20時00分 ビジネスジャーナル
石破茂、次期首相就任シナリオ…「官僚の反乱」で安倍政権潰し先鋭化、稲田防衛相辞任に成功
自民党の石破茂衆議院議員(写真:Natsuki Sakai/アフロ)
 安倍晋三内閣の支持率が暴落を続けている。毎日新聞が7月22・23日に行った全国世論調査では、内閣支持率は26%で同社の前回6月調査より10ポイント減少した。一方、不支持率は12ポイント増の56%に達している。

 同調査で興味深いのは、「ポスト安倍」に関する質問が行われたことだろう。まず、「ポスト安倍は安倍」の是非が聞かれた。

 2018年9月、安倍首相の自民党総裁としての2期目の任期が終わる。それを踏まえ、「3選はOKか?」という旨の質問が行われた。「(3期目も)総裁を続けた方がよい」との回答は23%にとどまり、「代わった方がよい」は62%と6割を超えた。

 さらに「安倍1強」のイメージについても質問された。結果は「自民党から安倍首相に代わる人が出てきてほしい」が31%で最多。「野党から首相に対抗できる人が出てほしい」は25%で、「新しい政党や政治団体から首相に対抗できる人が出てきてほしい」は23%だった。

 また、自民党支持層では「自民党から安倍首相に代わる人が出てきてほしい」が51%となっており、すでにポスト安倍レースが激化している原因を雄弁に物語っている。

 言わずもがなとはいえ、野党に期待する有権者が25%しかいないことも浮き彫りになった。少なからぬ有権者が「自民党における内部抗争の激化」を期待していると見ることもできるだろう。安倍首相の敵は野党ではなく、身内の自民党というわけだ。

●「大穴」石破茂と「本命」岸田文雄の一騎打ちか

 なかでも、自民党の石破茂・衆議院議員(鳥取1区)と岸田文雄・外務大臣(広島1区)の2人が耳目が集めているのは、ご存じの通りだ。

 情報戦も激化している。石破氏に対しては、産経新聞が連載『加計学園 行政は歪められたのか』で『新設認めぬ「石破4条件」は獣医師会の政界工作の「成果」だった! 民主党政権でも献金攻勢…』という記事を7月18日付で掲載した。

 日本獣医師政治連盟が石破氏に100万円の政治献金を行い、それを受けて石破氏が「4条件」を作成したという内容だ。石破派の猛抗議も含めて、大きな話題となった。

 逆に、同じ産経・FNNが22、23の両日に行った世論調査で「いま首相にふさわしい人物」を聞いたところ、1位は石破氏で20.4%と、さすがの人気を見せつけた。ちなみに、2位は安倍首相で19.7%、3位は小泉進次郎・衆議院議員(神奈川11区)で9%という結果だった。

 一方の岸田外相は、4位の小池百合子・東京都知事(8.9%)に次ぐ5位で5.3%と、少なくとも世論的には石破氏のリードを許してしまっているようだ。しかし、ここ最近の注目度は相当なものがあり、「今後も安倍政権を支えるのかどうか」について報道が過熱している。

 何しろ、外相は閣僚でもトップクラスの激務。再任となれば、ポスト安倍レースに関する動きは制限されてしまう。本人は党三役を希望しているとの憶測記事も流れたが、それが実現すると「総理総裁の危機を見捨てた冷血漢」という批判が自民党内からも出かねない。

 石破氏も岸田外相もポスト安倍レースの“有力馬”とはいえ、そのポジショニングは異なる。世論調査ではトップといっても、やはり石破氏は“大穴”であり、岸田外相が“本命”というところなのではないか。

2427チバQ:2017/08/04(金) 20:38:25
●自民党結党以来の危機到来なら石破首相誕生か

 では、プロは現在の状況をどう見るか。政治アナリストの伊藤惇夫氏が解説する。

「石破さんが首相になるためには、たとえば度肝を抜くような巨大な新スキャンダルが発覚するといった緊急事態が勃発し、今以上に安倍政権や自民党の支持率が下落することが必須だといっていいでしょう。

 自民党が結党以来の危機を迎え、有権者や党員に人気の石破氏を担ぎ出すというシナリオです。何しろ石破派は19人、自民党に8つある派閥のうち数では6番目という規模です。近年の総裁選では党員票のウェイトが増えているとはいっても、まともに総裁選を戦っては勝てません」(伊藤氏)

 一方、岸田外相は「引く手あまた」の恍惚と不安を抱えている、といったところのようだ。

「以前からまことしやかに言われているのは、岸田さんが安倍さんを支えればポスト安倍として首相の座を禅譲されるという説です。しかしながら、少なくとも戦後の政治史において、首相の座が禅譲されたことは、ただの1度もありません。やはり、首相の座というのは自らが奪い取るものなんです」(同)

 岸田派は池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と4人の首相を輩出した名門派閥・宏池会だ。いわゆる「保守本流」を自任。伝統的に政策通のイメージを持つが、半面、上品で荒事に弱い「お公家集団」と揶揄されてきた。派閥としての勝負弱さを物語る逸話として、2000年、森喜朗内閣の打倒を画策して失敗した故・加藤紘一氏の「加藤の乱」という“汚点”を残している。

「岸田さんが自力で総理総裁の座を目指すにしても、岸田派は43人。党内では細田派、麻生派、額賀派に次ぐ4番目の勢力にすぎません。となると、やはり麻生派との合併といった『大宏池会構想』のゆくえが焦点になってきます。

 閣内で政権を支えるにしても、閣外に出るにしても、麻生さんや安倍さんに手綱を握られてはダメです。岸田さん自らが政局をつくるという腰の強さが求められているのは間違いないでしょう」(同)

●蓮舫・野田のダブル辞任でも民進党危機は続く

 対して、最大野党の民進党は相次ぐ“敵失”の恩恵を受けているはずなのだが、支持率は伸び悩む。先日には、野田佳彦幹事長と蓮舫代表の辞任が発表された。伊藤氏が苦言を呈する。

「相変わらずの風頼みから、脱却できていません。党の人気がないと蓮舫さんを代える、野田幹事長を交代させる、という時点で、有権者があきれて当然でしょう。看板を代えれば支持率が復活すると本気で考えているのなら、あまりにも能天気といわざるを得ません」(同)

 有権者の「民進党アレルギー」は、旧民主党政権の体たらくが骨身に染みているからだ。ならば、民進党の解党的出直しはひとつしかない、と伊藤氏は指摘する。

「旧民主党政権に関与した政治家は、少なくとも表舞台から退場していただく。蓮舫さんや野田さんは言うに及ばず、細野豪志さんや前原誠司さんだって同じです。本当に人心一新をするには、思い切って若手を抜擢する。そして、若い新執行部が10年間、有権者に頭を下げ続けて、ようやく信頼できる野党としてのスタートラインに立てるのではないでしょうか」(同)

 先の毎日新聞の世論調査を例にすれば、「新しい政党や政治団体から首相に対抗できる人が出てきてほしい」(23%)という層と親和性が高いと考えられるが、野党再編に期待する有権者も一定数、存在する。

 複数のメディアが記事にしているが、東京都議会議員選挙で都民ファーストの会を支援した若狭勝・衆議院議員(東京10区)、長島昭久・衆議院議員(比例東京ブロック・復活当選)、渡辺喜美・参議院議員(比例区)、松沢成文・参議院議員(神奈川県選挙区)の4議員が、新党結成を模索しているという。

「ただ、率直に申し上げて、有権者に衝撃や期待を与えるだけの議員はいないといわざるを得ません。たとえ民進党の一部が割れて、それなりに知名度のある議員が合流したとしても、有権者の印象は変わらないでしょう。政権交代が視野に入るほどの野党再編劇を演出するなら、石破さんを引っ張ってくるぐらいの大技が必要です」(同)

2428チバQ:2017/08/04(金) 20:38:35
●安倍政権を追い詰める「官僚の反乱」

 毎日新聞の世論調査では約6割が反対とはいえ、安倍3選の可能性はあるのだろうか。政権中枢にパイプを持つ元官僚は「安倍首相がワンチャンスに賭けるしかないほど追い詰められているのは事実」と看破する。

「支持率より深刻なのは、『官僚の反乱』です。加計学園の問題では、元文部科学省事務次官の前川喜平氏が公然と反旗を翻し、南スーダンPKOの日報問題では、陸上自衛隊内部のリークが稲田朋美防衛相を窮地に追い込みました。

 宮仕えをしてきた私でさえ、脱官僚、政治主導の重要性は今も昔も変わっていないと思いますが、官僚側も必死です。この反乱がさらに広がっていけば、安倍政権の終焉は意外に早く訪れるかもしれません」(元官僚)

 28日、稲田防衛相はPKO日報問題の責任を取るかたちで辞任することを表明した。

 そんななか、安倍政権側の「ワンチャンス」となるのが衆院解散だ。8月の内閣改造後の解散が、アドバルーン的に報道されている。

「自民党総裁としての任期を迎える来年9月に近づけば近づくほど、安倍首相の政治的選択肢は減少していきます。打つ手がなくなり、レームダック化することだけは避けたいでしょうから、そうすると電撃解散の現実性は決して低くないと考えます。

 というより、秋や8月に解散が行われる可能性があると考えられていて、それを嫌がるグループがいるからこそ、マスコミにリークする動機が生まれるわけです」(同)

 都議選では、都民ファーストの会という絶好の受け皿が存在したが、国政レベルでは何の用意もされていない。小沢一郎・自由党代表は、既存野党が結集する「オリーブの木構想」を持論としているが、民進党以上に共産党が加わることに対する反発も少なくない。

「今、衆院を解散して選挙を行えば、自民党が勝つ可能性はきわめて高いでしょう。野党の準備がまったくできていませんからね。そうすれば、自民党内の安倍降ろしを封じることができる。有権者はドン引きかもしれませんが、勝てばポスト安倍への期待もしぼむでしょう」(同)

 すでに、先回りするかたちで「ご乱心解散」や「ちゃぶ台返し解散」などのニックネームも流布しつつある。「勝てば官軍」と居直っても、解散を選択せずに低姿勢に徹しても、安倍首相を待っているのは茨の道に違いない。
(文=編集部)

2430名無しさん:2017/08/05(土) 03:56:14
毎日新聞世論調査

 首相は自民党総裁として現在2期目で、来年9月に任期が切れる。緊急調査で後任の総裁について聞いたところ、
「石破茂元幹事長がふさわしい」が21%で、「安倍首相のままでよい」の20%と並んだ。
11%は自民党の岸田文雄政調会長を挙げ、この3人以外にふさわしい人がいると考える人も15%いた。「関心がない」は20%だった

2431チバQ:2017/08/05(土) 09:11:24
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/348289/
韓国、河野外相に期待感 安倍第3次改造内閣発足
2017年08月04日 06時00分

 【ソウル曽山茂志】安倍晋三首相の3日の内閣改造について、河野太郎氏を外相に起用したことに、韓国では歓迎ムードが広がった。日韓の最大の懸案である従軍慰安婦問題を巡り、1993年の官房長官談話で旧日本軍の関与と強制性を認めた父、河野洋平元衆院議長の精神を引き継いでいるとの期待があるようだ。

 韓国外務省報道官は3日の記者会見の冒頭で河野氏の外相就任に触れ、「韓日両国が未来志向的で成熟したパートナー関係を構築できるよう希望している」との康京和(カンギョンファ)外相のコメントを紹介した。

 聯合ニュースによると、康氏は同日ソウルで面会した長嶺安政大使にも河野氏の外相就任に対して祝辞を伝えたという。

 同ニュースは、河野氏が日韓議員連盟に所属し、安倍首相の靖国神社参拝に否定的な立場であることなどを紹介。「父親から受けた影響が今後の日韓協議にプラスに作用するとの期待がある」と伝えた。

=2017/08/04付 西日本新聞朝刊=

2432チバQ:2017/08/06(日) 13:45:36
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170806/plt17080608000001-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
激変した「ポスト安倍」めぐる党内力学 岸田氏最右翼も、河野氏と野田氏が“乱入” 石破氏は無視
2017.8.6 08:00
 安倍晋三首相が3日に断行した、内閣改造・自民党役員人事の“老獪(ろうかい)さ”が注目されている。「ポスト安倍」を競う岸田文雄前外相と石破茂元幹事長のうち、岸田氏は希望通りに政調会長に据えたが、後ろから鉄砲を撃つような言動を繰り返した石破氏は無視したのだ。さらに、安倍政権に批判的だった野田聖子、河野太郎両衆院議員を、総務相と外相に抜擢(ばってき)して有力候補に押し上げた。「脱お友達」がキーワードとされる人事だが、「ポスト安倍」をめぐる党内力学は激変した。

 「引き続き、安倍内閣をしっかり支えていくことが、私にとって役割であり、その役割をしっかりと務めていきたい」

 岸田氏は3日、新政調会長として党本部で開かれた記者会見に臨み、こう宣言した。2012年12月の第2次安倍政権発足から4年8カ月、外相という大任を務め上げ、希望ポストに就任した表情は晴れやかだった。

 安倍首相は来年9月に予定される自民党総裁選での3選を目指しており、今回の改造人事で、政権への信頼を取り戻したい考えだ。首相は3日夕の記者会見で「政権を奪還したときの原点に立ち返り、謙虚に丁寧に国民の負託に応えるために全力を尽くす」と語った。

 新内閣の布陣とともに、「ポスト安倍」候補の処遇も注目された。

 最右翼に躍り出たのは岸田氏だ。安倍内閣は「森友、加計学園」問題などで支持率が急落したが、岸田氏は一貫して安倍首相を支持してきた。希望した党三役を射止めたうえ、岸田派から閣僚4人を輩出した。

 永田町関係者は「安倍首相は一時、岸田氏に外相と防衛相を兼務させた。通常はあり得ず、『絶対的信頼』を意味する。総裁3選に向けた勢力固めともいえるが、『次はあなただ』という意思表示だろう。岸田氏も安倍首相からの政権禅譲を狙っている」と分析する。

 野田氏と河野氏も、「ポスト安倍」候補として再浮上した印象が強い。

 特に、野田氏は重要閣僚である総務相への起用で、一気に息を吹き返す可能性がある。野田氏は一昨年9月の総裁選で「安倍一強」に対抗して出馬を模索したが、推薦人20人を確保できなかった。

 野田氏は3日夜、来年の総裁選について、「総裁選は権力闘争であると同時に、3年に一度だけは候補者がすべての政策を戦わせ、国民とつながる場面だ。よき習慣をなくしてはいけない。『次も必ず出る』ということは申し上げていく」と、官邸で記者団に語った。

2433チバQ:2017/08/06(日) 13:46:07
 まずは閣僚として成果を上げてからだろう。野田氏が、東京都の小池百合子知事と近いこともプラスになりそうだ。

 河野氏は長く、「党内左派の首相候補」と言われてきた。世代的には、岸田氏の次の世代だが、東アジア情勢が緊迫化するなか、外相として突出した存在感を発揮できれば「万が一」もあり得る。

 一方、石破氏率いる水月会(19人)は、斎藤健農水相以外はポストは回ってこなかった。政策通として知られ、当選3回の斎藤氏を大抜擢(ばってき)し、石破氏を牽制(けんせい)したという見方もできる。

 安倍首相は、石破氏に近かったが、水月会には参加しなかった2人(小此木八郎国家公安委員長、梶山弘志地方創生担当相)も入閣させた。

 一連の人事は、単なる「脱お友達」「仕事人」というだけでなく、よく考え抜かれた巧妙なものだ。「人事の佐藤」と呼ばれた、安倍首相の大叔父、佐藤栄作元首相の老獪な手腕を参考にした形跡もある。

 今回の人事で、「ポスト安倍」をめぐる党内力学はどう変わったのか。

 政治評論家の伊藤達美氏は「禅譲を期待する岸田氏と、『反安倍』を鮮明にした石破氏との争いになるだろう」といい、続けた。

 「野田、河野両氏の起用で、2人も『ポスト安倍』に名乗りを上げるだろうが、やはり中心となるのは岸田、石破両氏だ。安倍首相は総裁3選を目指しているが、内閣支持率次第で難しくなる。その場合、岸田、石破両氏の争いになる。野田氏も当然出るだろう」

 政治評論家の森田実氏は先月中旬、安倍首相と二階俊博幹事長と官邸で昼食をともにした。その際、吉田茂元首相と佐藤氏の例を引きながら、「長期政権の維持には人事をやりながら、常に『国民に信を問う』姿勢が大事だ」と助言したという。

 森田氏はやや違う視点で、「自民党は、フランスで起こった『マクロン現象』を警戒すべきだ」といい、解説した。

 「マクロン仏大統領は今年6月の国民議会選挙で新党を立ち上げて圧勝し、伝統的な左右政党は完敗した。自民党はこれまで2度下野したが、原因は『保守分裂』だ。安倍首相が、野田、河野両氏を閣内に取り込み、反安倍勢力を分断したことで、当面の危機は避けられた。来年の総裁選で党内にしこりが残った場合、反安倍グループと小池都知事が一緒になり、新党を結成し、勝負に出る可能性が大いにある」

2434チバQ:2017/08/06(日) 17:31:45
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708060002.html
【始動 3×3安倍内閣】入閣待機組の悲哀 首相、「仕事人内閣」の思惑 派閥推薦よりリスク回避も江崎氏起用で二階氏に配慮
05:04産経新聞

【始動 3×3安倍内閣】入閣待機組の悲哀 首相、「仕事人内閣」の思惑 派閥推薦よりリスク回避も江崎氏起用で二階氏に配慮
改造内閣が発足し、記念撮影に臨む安倍晋三首相(手前中央)と新閣僚ら=3日、首相官邸(松本健吾撮影)
(産経新聞)
 首相の安倍晋三が内閣改造・自民党役員人事の構想を練っていた7月25、26両日、自民党志帥会(二階派)は、大阪市のホテルに総勢2千人を集めて研修会を開いた。「数の論理」を信奉する二階派会長で党幹事長の二階俊博らしい示威行動といえる。

 25日夜、ホテルの一室に、衆院当選7回の山本拓と平沢勝栄、同6回の桜田義孝と福井照の4人がひそかに集められた。いずれも適齢期ながら閣僚経験がない入閣待機組だ。

 奥には二階と、側近の幹事長代理の林幹雄が座っていた。林は「今回わが派からは4人を推薦しました。あとは首相の判断です」と告げた。

 4人は「お任せします」と頭を下げた。二階は無言で深くうなずいた。

 実は安倍には、派閥推薦の入閣待機組を受け入れる余裕はほとんどなかった。内閣支持率が急落する中での内閣改造。信頼を取り戻す「仕事人内閣」を発足させるには閣僚経験者が要職を占めるしかない。国会答弁などが未知数でリスク要因となる入閣待機組は最小限にとどめる算段だった。

 さらに安倍は、野党・メディアにつけ入る隙を与えぬよう内閣情報調査室に対し、閣僚候補の「身体検査」を徹底するよう命じていた。身体検査とは議員のカネや交遊関係、周囲とのトラブルなどの身辺調査を意味する。その証拠に6月下旬以降、内閣情報官の北村滋はほぼ毎日、首相の執務室に出入りしている。

 二階もこの状況を重々承知していたが、だからといって派閥推薦を遠慮するのは領袖の沽(こ)券(けん)にかかわる。派閥が動いたことを4人に伝える「気配り」でもあった。

   × × ×

 結果、4人は誰も入閣しなかった。

 安倍が狙ったのは意外な人物だった。二階派最高顧問で元衆院議長の伊吹文明。旧大蔵省出身で文部科学相などを歴任した重鎮に、加計学園問題で「反乱軍」となった文科省の「鎮圧」を任せようと考えたのだ。ところが、伊吹が固辞し、計画は頓挫した。

 二階派で安倍が白羽の矢を立てたのは、衆院当選6回で二階派事務総長の江崎鉄磨だった。

 「入閣しない」と公言してきた江崎にとっては青天の霹靂(へきれき)だった。安倍が電話で入閣候補者に電話をし続けた2日も、江崎は地元・愛知県におり不在だった。それでも江崎の事務所の電話が鳴った。

 安倍「もしもし、アベですが…」

 秘書「どちらのアベさんですか?」

 やむなく安倍は江崎の携帯に電話したが、江崎は「せっかくですが、お断りします」。安倍が二階に事情を説明すると、今度は二階が激怒した。

 「なんで断るんだ! これは派閥の総意だ!」

 安倍がそんな江崎を入閣させたのは、二階への気遣いからだった。

 江崎の父で元自治相の江崎真澄は、二階が秘書時代から世話になった人物だ。江崎鉄磨は、二階を「政治と人生の師」と仰ぎ、初当選以来政治行動をともにしてきた。しかも73歳。入閣待機組は誰も文句を言えない。二階は「江崎のせがれがやっと大臣になれた」と相好を崩した。

   × × ×

 蓋を開けてみれば、閣僚19人のうち、初入閣は6人。決して少ないわけではない。だが、その顔ぶれをみると安倍の思惑が透けてみえる。

 国家公安委員長の小此木八郎、地方創生担当相の梶山弘志、農林水産相の斎藤健はいずれも元幹事長の石破茂に近い人物。来年の総裁選の対抗馬となりえる石破から引きはがそうという算段なのだ。

 1億総活躍担当相の松山政司と、環境相の中川雅治は参院枠。安倍は国会審議などで参院幹事長の吉田博美に恩義を感じており、ポストで謝意を示した。

 宏池会(岸田派)は待機組の入閣はゼロだったが、会長の岸田文雄は政調会長となり、文科相の林芳正ら4人が起用されたので文句は言えまい。

 安倍の出身派閥である清和政策研究会(細田派)は「身内びいき」批判を払拭するため、衆院の新入閣はゼロだったが、もともと待機組が少なかった。

 割を食ったのは、平成研究会(額賀派)、近未来政治研究会(石原派)、有隣会(谷垣グループ)。この3つはもはや安倍の眼中にないようだ。3つからは不満が噴き出しているが、その矛先は領袖に向いている。これも安倍の狙い通りだといえる。=敬称略

(沢田大典、石鍋圭)

2435チバQ:2017/08/06(日) 17:33:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170806k0000m010041000c.html
<首相>岸田氏に人事相談 改造1カ月前、ベルギーで
08月05日 21:13毎日新聞

<首相>岸田氏に人事相談 改造1カ月前、ベルギーで
岸田文雄氏=首相官邸で2017年8月1日、川田雅浩撮影
(毎日新聞)
 安倍晋三首相は5日の読売テレビの番組で、内閣改造・自民党役員人事で外相だった岸田文雄氏を党政調会長に起用したことに関し、7月上旬の欧州歴訪中から今後の政権運営や人事を岸田氏に相談していたと明かした。また秋の臨時国会に党の憲法改正案を提出するとしてきたことについて、「今後は党にお任せし、高村正彦副総裁と岸田氏に取りまとめへ汗を流してもらいたい」と述べ、党内や公明党、野党に配慮して慎重に進める姿勢を強調した。

 首相は7月5、6両日に日・欧州連合(EU)首脳会談などのためベルギーを訪れていた。外相として同行した岸田氏と「(宿泊先の)私の部屋でゆっくり一杯やりながら、お互いに胸襟を開いて『厳しい状況で自民党、政府をどうやって運営しようか』と話した。その後、話し合いを続け、最終的に党を支えてほしいとなった」と説明。「ポスト安倍」候補の岸田氏の協力を取り付けるために改造の1カ月前から協議し、党の要職を希望する同氏の意向を受け入れた経緯を明かした。

 さらに首相は、これまでの政権運営で「自分の中におごりが生じたのかもしれない」と反省をアピール。改憲については日程ありきでないと改めて訴え、「内閣は経済第一でやってほしい」と苦言を呈した高村氏と、9条改正に慎重な岸田氏らに今後の議論を委ねる考えを示した。

 また「まずは(自民、公明の)与党で案を考える。同時に野党を含め、多数派を形成する努力は重ねなければならない」と与野党の理解を得る必要性を指摘。「皆で納得して進まないと(改憲の)国民投票で過半数を得るのは難しい」と理由も説明した。

 一方、改造で起用した河野太郎外相に対しては「ものおじせずに言いたいことを言い、発言ぶりは独特だが、外交・安全保障政策は大体、私と同じ考え方だ」と評価した。河野氏の父洋平氏は「ハト派」として中韓両国と良好な関係を築いたが、「(河野氏の)政策は独自のものだ」と述べ、日韓外交などで父とは一線を画すとの見方も示した。【竹内望】

2436チバQ:2017/08/06(日) 17:33:46
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708050016.html
【内閣改造】安倍晋三首相 河野太郎外相、小泉進次郎筆頭副幹事長に「発信力」期待 岸田文雄政調会長には「憲法で汗流して
08月05日 17:59産経新聞

【内閣改造】安倍晋三首相 河野太郎外相、小泉進次郎筆頭副幹事長に「発信力」期待 岸田文雄政調会長には「憲法で汗流して
安倍晋三首相(代表撮影)
(産経新聞)
 安倍晋三首相は5日、読売テレビの番組で、3日の内閣改造・自民党役員人事で起用した主なメンバーへの期待を語った。

 「政界の異端児」とも呼ばれる河野太郎外相については「外交や安全保障政策はだいたい私と同じ考え方だ」と紹介した上で「表現ぶり、発言ぶりは独特のものを持っている。発信力、発言力とバイタリティー、創造性を生かし、『地球儀を俯(ふ)瞰(かん)する外交』を展開してほしい」と述べた。

 来年秋の自民党総裁選への出馬を明言した野田聖子総務相に対しては「内閣の一員として一緒に成果を上げていく。私も信頼を回復したいし、野田さんも評価を上げていく。その上で総裁選がどうなるかだ」と“エール”を送った。

 党筆頭副幹事長に就く小泉進次郎衆院議員に関しては「前々から党務で頑張りたいと言っていたので、発信力を生かして、国民の皆さまに自民党が向かう方向を分かりやすく語りかけてもらいたい」と、党幹部に起用した理由を語った。

 4年8カ月外相を務めた岸田文雄政調会長に対しては「将来の自民党、日本を担ってほしいと期待する」と述べた。同時に、憲法改正では「高村正彦副総裁とともに党のとりまとめに向けて汗を流してもらいたい」と求めた。

2437チバQ:2017/08/07(月) 07:44:25
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708070003.html
【始動 3×3安倍内閣 劣化する自民党】「安倍1強」にあぐらをかき手練手管を失う 「魔の2回生」は勉強不足に選挙準備不足…
05:04産経新聞

【始動 3×3安倍内閣 劣化する自民党】「安倍1強」にあぐらをかき手練手管を失う 「魔の2回生」は勉強不足に選挙準備不足…
新体制で行われた3日の自民党役員会。各派閥の思惑が複雑に交錯する=東京・永田町の党本部(福島範和撮影) 
(産経新聞)
 「俺があいつの下か。参ったな…」

 3日の内閣改造・自民党役員人事を受け、幹事長の二階俊博側近の党幹事長代理、林幹雄は周囲にこうボヤいた。

 「あいつ」とは、幹事長に次ぐ地位の幹事長代行に就いた萩生田光一を指す。林は衆院当選8回で70歳、経済産業相や国家公安委員長などを歴任したベテランだ。対する萩生田は当選4回53歳。閣僚経験もない。

 なぜこのような逆転現象が起きたのか。

 幹事長代行は、野党時代の平成23年に新設されたポストだ。24年9月に安倍晋三が総裁に就任すると、幹事長に就いた石破茂の「お目付け役」として菅義偉を配し、その後も自らの出身派閥である清和政策研究会(細田派)の細田博之、下村博文という側近を登用した。萩生田も安倍の最側近で細田派に所属している。

 加えて安倍は、選対委員長も古屋圭司に代えて、細田派の塩谷立を起用した。来年暮れの衆院任期満了を見据え、臨戦態勢を敷いたといえる。

 これでは二階も面白くない。即座に選対委員長代理を新設し、腹心である林に兼務させた。党運営や解散戦略をめぐる二階、細田両派のさや当てはやがて先鋭化する可能性がある。

 × × × 

 なぜ幹事長室と選対委員長室が重要なのか。次期衆院選は過去2回と違い、自民党にとって厳しい選挙が確実視されている。そのため、選挙基盤の弱い議員の差し替えが最重要課題となっているからだ。

 特に自民党が政権を奪回した24年に初当選した2回生議員は「魔の2回生」と呼ばれる。選挙基盤が弱いのに、ろくに勉強もせず、女性関係や金銭トラブルなど不祥事を起こす議員が絶えないからだ。地元から公認差し替え要求を受けている議員も少なくない。

 「このハゲー」発言で波紋を広げた豊田真由子(埼玉4区)、不倫やストーカーが発覚した中川俊直(広島4区)とも2回生だ。離党届を出した2人の選挙区に対立候補を立てるかどうかも焦点となる。

 × × × 

 「国民から大きな不信を招く結果となった。改めて深く反省し、おわび申し上げたい」

 安倍は今月3日の記者会見の冒頭でこう語り、8秒間も頭を下げた。不信を招いた理由として森友学園や加計学園の問題を挙げた。

 官邸は当初、加計学園問題を「大したことはない」とたかをくくっていた。

 加計学園の獣医学部新設は愛媛県と今治市が19年から申請を続けており、これを日本獣医師会と文部科学省が岩盤規制で阻止するという構図だったため、「総理のご意向」など介在する余地がなかったからだ。

 ところが、安倍と加計学園理事長が旧知の間柄だったことから、野党とメディアは「加計ありき」とキャンペーンを張り、内閣支持率は急落した。

 問題は、政府が総攻撃を受けているのに、支えるべき自民党の動きが極めて乏しいことにある。

 かつての自民党は野党やメディアなど「外圧」への対応が極めて早かった。

 17年1月に朝日新聞が、慰安婦問題に関するNHK番組に、安倍と元財務相の故中川昭一が「圧力をかけた」と報じた。

 これに対し、古屋圭司ら自民党有志がすぐに検証チームを結成。1週間後には報道を否定する見解をまとめた。後に朝日新聞は「取材が十分であったとはいえない」と白旗を上げた。

 ところが、加計学園問題をめぐり、自民党は検証チームを作るどころか、参院議員の青山繁晴らごく少数が個人的に動いただけで、組織的な援護射撃はほとんどなかった。

 それどころか、森友学園問題では、総裁特別補佐だった西村康稔が、理事長だった籠池泰典らの「百万円寄付」発言の反証を集めて反撃しようとしたが、周囲は冷ややかだった。同僚議員からは「親衛隊が首相にゴマをすっている」という声さえ上がった。

2438チバQ:2017/08/07(月) 07:45:00
 × × × 

 自民党内の権力闘争もお粗末な状況になっている。

 首相が小泉純一郎だった17年6月、元幹事長の故加藤紘一が、首相の靖国神社参拝を政局に転化させようと議連「靖国問題勉強会」の発足に動くと、安倍は即座に「平和靖国議連」を立ち上げ、機先を制した。

 最近は権力闘争の武器としての議員連盟の活動に関し、沈滞ムードが漂う。

 先の党総裁選では、無投票再選阻止を目指す若手議員が「分厚い保守政治を目指す若手議員の会」を立ち上げると、安倍に近い議員が「文化芸術懇話会」を発足させて対抗した。ところが、会合で出席議員が「マスコミをこらしめる」などと不規則発言を連発させ、逆に安倍の再選支持派を困らせた。

 「安倍1強」にあぐらをかくうちに議員の劣化は確実に進んでいる。勉強不足、選挙の準備不足だけではない。時々の政権の原動力にもなった権力闘争の手練手管も失われつつある。こんな体たらくで憲法改正を発議することができるのか。安定した政権運営で国民の負託に応えることができるのか。=敬称略

 (沢田大典、石鍋圭)

2439チバQ:2017/08/07(月) 18:52:15
http://www.hochi.co.jp/topics/20170806-OHT1T50299.html
江崎沖縄北方相、内閣改造2日で失言1号「北方問題は素人」
2017年8月7日6時0分 スポーツ報知
江崎鉄磨沖縄北方相
江崎鉄磨沖縄北方相
 江崎鉄磨沖縄北方担当相(73)=愛知10区=が5日の地元の後援者を集めた会合後、「(北方領土問題は)素人」と自らの能力不足を認め、「役所の答弁書を朗読すればいい」などと国会軽視とも取れる発言をしていたことが6日、分かった。江崎氏サイドは軽視の意図はなかったとしたが、3日に発足したばかりの安倍改造内閣の閣僚による、さっそくの“失言”。支持率低下に歯止めをかけるために堅実なメンバーを集めたはずが、早くも足をすくわれかねない格好だ。

 安倍首相が自ら「仕事人内閣」と命名した改造内閣のメンバーの一人、江崎氏が「仕事人」ならぬ「無責任」な大臣とも取られかねない言葉を発した。

 5日、地元の愛知県一宮市で行われた就任祝賀会合後、今後の国会答弁について間違いを避け、スムーズな進行をするために「しっかりお役所の原稿を読ませていただく。立ち往生よりも答弁書を朗読かな」と発言。さらに、自らが中心となって解決を図らなければいけない重要任務の北方領土問題について「素人。皆さんの知恵で色をつけてもらう」とも口にし、「入閣は重荷だ」とも吐露した。

 知識不足を理由に官僚の言うがままとなり、担当閣僚としての責任を放棄することを“宣言”したかのような言葉。国権の最高機関である国会を軽視しているとみられてもおかしくない。

 国会軽視発言としては2010年11月、当時の民主党政権で法相だった柳田稔氏が「(答弁は)『個別の事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づいて適切にやっている』の2つだけ覚えておけばいい」と地元の国政報告会で話したことが参院予算委員会などで問題とされた。柳田氏は発言から8日後に法相を辞任した。

 この日、江崎氏の事務所関係者は、スポーツ報知の取材に対し発言内容について説明。「『しっかり読む』というのは『答弁に備えて事前に読む』という意味。『答弁書の朗読』も、答弁がストップするよりは朗読した方がまだいいということだった」と話した。また、「素人発言」は「政策を進めていく上で、周囲の力を借りてやりたいと伝えたかった」とした。

 安倍首相から入閣を打診された際に一度は固辞。その後、派閥の長である二階俊博幹事長に説得され、就任を受けたという経緯もある江崎氏。6日夜、都内で「野党の質問に対し誤った答弁をしないようにするという意味だった。これからは言葉を選ばないといけない」と述べたが、野党から厳しい批判を受けることは必至だ。

 ◆江崎 鉄磨(えさき・てつま)1943年9月17日、愛知県一宮市生まれ。73歳。父は通産相、自治相などを歴任した江崎真澄氏。67年に立教大文学部を卒業。少林寺拳法の開祖・宗道臣氏、父の秘書などを経て、93年の衆院選に父の地盤を受け継ぎ新生党から初当選。2000年に落選も、03年に国政復帰。その後、自民党に入党。09年に再度落選し、12年の衆院選に当選。現在6期目。

2440チバQ:2017/08/07(月) 18:53:16
https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00m/010/037000c
改造内閣

副大臣と政務官の顔触れ

毎日新聞2017年8月7日 18時26分(最終更新 8月7日 18時29分)
 政府は7日の臨時閣議で、第3次安倍第3次改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。

【復興】

 土井  亨氏(どい・とおる)東北学院大。副国土交通相。58歳。宮城1区、衆院当選3回(細田派)

 長沢 広明氏(ながさわ・ひろあき)東洋大。党参院副幹事長。58歳。比例代表、参院当選2回、衆院当選1回(公明党)=留任

【内閣府】

 越智 隆雄氏(おち・たかお)東大院。内閣府政務官。53歳。東京6区、衆院当選3回(細田派)=留任

 福田 峰之氏(ふくだ・みねゆき)立教大。党国際局次長。53歳。比例代表南関東、衆院当選3回(麻生派)

 松本 文明氏(まつもと・ふみあき)明大。副内閣相。68歳。比例代表東京、衆院当選3回(細田派)

【総務】

 奥野 信亮氏(おくの・しんすけ)慶大。副法相。73歳。奈良3区、衆院当選4回(細田派)

【総務・内閣府】

 坂井  学氏(さかい・まなぶ)東大。副財務相。51歳。神奈川5区、衆院当選3回(無派閥)

【法務・内閣府】

 葉梨 康弘氏(はなし・やすひろ)東大。副法相。57歳。茨城3区、衆院当選4回(岸田派)

【外務】

 中根 一幸氏(なかね・かずゆき)専修大院。外務政務官。48歳。比例代表北関東、衆院当選3回(細田派)

 佐藤 正久氏(さとう・まさひさ)防衛大。防衛政務官。56歳。比例代表、参院当選2回(額賀派)

【財務】

 上野賢一郎氏(うえの・けんいちろう)京大。国交政務官。52歳。滋賀2区、衆院当選3回(石原派)

 木原  稔氏(きはら・みのる)早大。党青年局長。47歳。熊本1区、衆院当選3回(額賀派)=留任

【文部科学】

 丹羽 秀樹氏(にわ・ひでき)玉川大。副内閣相。44歳。愛知6区、衆院当選4回(麻生派)

【文部科学・内閣府】

 水落 敏栄氏(みずおち・としえい)新潟商業高。党文科部会長。74歳。比例代表、参院当選3回(岸田派)=留任

【厚生労働】

 高木美智代氏(たかぎ・みちよ)創価大。衆院経産委員長。64歳。比例代表東京、衆院当選5回(公明党)

 牧原 秀樹氏(まきはら・ひでき)東大。環境政務官。46歳。比例代表北関東、衆院当選3回(無派閥)

【農林水産】

 礒崎 陽輔氏(いそざき・ようすけ)東大。首相補佐官。59歳。大分選挙区、参院当選2回(細田派)=留任

 谷合 正明氏(たにあい・まさあき)京大院。党参院国対委員長。44歳。比例代表、参院当選3回(公明党)

【経済産業】

 西銘恒三郎氏(にしめ・こうさぶろう)上智大。副総務相。63歳。比例代表九州、衆院当選4回(額賀派)

【経済産業・内閣府】

 武藤 容治氏(むとう・ようじ)慶大。副外相。61歳。岐阜3区、衆院当選3回(麻生派)

【国土交通】

 牧野 京夫氏(まきの・たかお)早大。外務政務官。58歳。静岡選挙区、参院当選2回(額賀派)

【国土交通・内閣府・復興】

 秋元  司氏(あきもと・つかさ)大東文化大。衆院内閣委員長。45歳。比例代表東京、衆院当選2回、参院当選1回(二階派)

【環境】

 渡嘉敷奈緒美氏(とかしき・なおみ)昭和大。副厚労相。55歳。大阪7区、衆院当選3回(額賀派)

【環境・内閣府】

 伊藤 忠彦氏(いとう・ただひこ)早大。総務政務官。53歳。愛知8区、衆院当選3回(二階派)=留任

【防衛・内閣府】

 山本 朋広氏(やまもと・ともひろ)京大院。文科政務官。42歳。比例代表南関東、衆院当選3回(無派閥)

◇政務官

 内閣府=村井英樹、山下雄平(参)▽内閣府・復興=長坂康正※▽総務=小倉将信、山田修路(参)▽総務・内閣府=小林史明▽法務・内閣府=山下貴司▽外務=岡本三成(公)、堀井学、堀井巌(参)▽財務=今枝宗一郎、長峯誠(参)▽文部科学=宮川典子▽文部科学・内閣府・復興=新妻秀規(公・参)▽厚生労働=田畑裕明、大沼瑞穂(参)▽農林水産=野中厚、上月良祐(参)▽経済産業=大串正樹※▽経済産業・内閣府・復興=平木大作(公・参)▽国土交通=秋本真利、高橋克法(参)▽国土交通・内閣府=簗和生▽環境=笹川博義▽環境・内閣府=武部新▽防衛=大野敬太郎▽防衛・内閣府=福田達夫

略歴の見方
 長沢広明氏、高木美智代氏、谷合正明氏以外の副大臣は自民党。カッコ内は同党の派閥。政務官は敬称略。公は公明党、そのほかは自民党。参は参院議員。※は留任。(共同)

2441チバQ:2017/08/07(月) 18:56:55
https://mainichi.jp/articles/20170808/k00/00m/010/038000c
改造内閣

副大臣・政務官人事 各派閥のバランス優先

毎日新聞2017年8月7日 18時31分(最終更新 8月7日 18時31分)

 政府は7日の臨時閣議で、第3次安倍第3次改造内閣の副大臣・政務官人事を決定した。自民党岸田派を重視した閣僚人事と異なり、各派閥のバランスを優先した人事となった。

 安倍晋三首相は7日、首相官邸で開いた副大臣会議で「(政権交代した)5年前に国民に約束した時の強い使命感と緊張感を思い出し、しっかり結果を出す布陣だ」と強調。学校法人「加計(かけ)学園」の問題などを念頭に、「官僚との適切な信頼関係を築き、国政運営に当たっていただくようお願いする」とも語った。

 決定したのは副大臣25人、政務官27人。副外相には自衛隊出身の佐藤正久参院議員を起用、副文部科学相には自民党の丹羽秀樹衆院厚生労働委員長を再起用した。加計問題で混乱する文科省の立て直しを図る。副農相には首相に近い礒崎陽輔参院議員が留任し、7月に大枠合意した日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)などへの対応を急ぐ。

 閣僚を巡っては、東京都議選の惨敗で「安倍1強」が揺らいだことを受け、首相は岸田、麻生両派など有力派閥から重点的に登用した。一方、副大臣・政務官人事は前回2016年8月の内閣改造時と同様に、派閥均衡を優先。旧山東派と合併して人数が膨らんだ麻生派は副大臣、政務官のいずれも1人増となったが、他の派閥は多くが横ばいだった。閣僚数がゼロだった谷垣グループからも副大臣1人、政務官2人が入った。各派の意向を聞き入れ、不満を抑えることを重視した模様だ。

 菅義偉官房長官は7日の記者会見で「首相が適材適所の観点で人選されたと承知する。『仕事人内閣』として政権の政策課題をしっかりと推進できる体制が整った」と強調した。【小山由宇】

2442チバQ:2017/08/07(月) 20:10:55
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708070010.html
初の女宰相へ野田聖子氏が描く野望 小池氏巻き込み「ポスト安倍争い」
17:05夕刊フジ

初の女宰相へ野田聖子氏が描く野望 小池氏巻き込み「ポスト安倍争い」
総務相として入閣した野田氏。「ポスト安倍」の一人として存在感が高まっている
(夕刊フジ)
 女性闘士・野田聖子総務相の言動が注目されている。安倍晋三首相が立ち上げた「脱お友達」内閣のシンボルであるうえ、入閣当日、来年秋に予定されている自民党総裁選への出馬を宣言したからだ。安倍首相の「総裁3選」に挑戦する真意とは。東京都の小池百合子知事を巻き込んで、総裁選に殴り込みをかける作戦も指摘される。自民党政局の新たな“台風の目”になった野田氏の「野望」に迫った。

 「首相とは(当選)同期だが、歩みはだいぶ違う。政策の違いは出てくる」「よく対立軸といわれるが、多様性がこれから必要になる。人口減少の中で、多くの意見を吸収できる政権与党を作るのが国民への約束だ」

 野田氏は4日午前の記者会見で、来年秋の総裁選出馬について、こう語った。久しぶりに大臣の椅子に座った興奮が冷めやらない様子だった。

 安倍首相が「仕事人内閣」と命名した改造内閣の目玉は、やはり野田氏の総務相への起用だ。ズケズケとものを言う野田氏を閣内に迎え入れることで、批判勢力にも耳を傾ける謙虚な姿勢を示そうとしたのだ。

 確かに、安倍首相には、やや高圧的な面もあった。2012年12月に政権を奪還してから、党内の批判勢力を封じて「安倍一強」という政治情勢を作ってきた。だが、「森友、加計学園」問題などで支持率が下がるなか、国会内外から側近重用政治への批判・不満がわき起こった。

 野田氏にとっても、今回の入閣は好機だった。郵政相や内閣府特命担当相、総務会長などを歴任してきたが、最近はポストに恵まれずにいた。

 永田町関係者は「同じ女性政治家である小池氏や稲田朋美元防衛相らにスポットライトが当たるなか、野田氏は虎視眈々と反転攻勢の機会を狙っていた。今や『永田町の女性闘士』の異名を取り、再び総裁選候補(=ポスト安倍)として世間から認知され始めた」という。

 ただ、野田氏の総裁選出馬には、超えるべきハードルがある。

 野田氏は無派閥であり、一昨年の総裁選では推薦人20人を確保できず、出馬を断念した。総務相という重要閣僚には就いたものの、推薦人を集められるメドは立っていないのだ。

 こうしたなか、「安倍政権を支える党内主流派が、野田氏の総裁選出馬を後押しするのではないか」という見立てがある。

 現時点で、来年の総裁選は、安倍首相と石破茂元幹事長の出馬が有力視されている。ただ、「安倍vs石破」の一騎打ちになると、議論が先鋭化して党内にしこりが残る可能性が高いのだ。

 官邸周辺は「野田氏が出馬意欲を示したことで、総裁選は三つどもえになる可能性が出てきた。場合によっては、岸田文雄政調会長も出馬するかもしれない」といい、続けた。

2443チバQ:2017/08/07(月) 20:11:08
 「憲法改正を訴える安倍首相、その方法論に異を唱える石破氏と野田氏、ハト派の岸田氏が出馬すれば、政権与党としての自民党の人材の多彩さ、懐の深さを示すことができる。こうした奥行きは、民進党や小池氏率いる『都民ファーストの会』にはない。他党の代表選ではまねのできない『重厚な総裁選』を国民に見せることができる」

 野田氏としても、総裁候補として注目され続けることで、自身を支援してくれる派閥と連携したり、自身の足場となるグループの形成につながることもある。平成の世でも「政治は数、数は力」なのである。

 天下獲りへの「野望」を、野田氏はどう描いているのか。政治ジャーナリストの角谷浩一氏は「野田氏は宣言通り、総裁選に出馬するだろう。閣僚として政権に入っても、出られないことはない」といい、続けた。

 「野田氏は今回の入閣で『困っている安倍首相を助けた』という高評価を得た。一方、石破氏は『全員野球で党を立て直そう』という機運を読み違えて、男を下げた。野田氏は総務相として実績を上げれば、党内主流派などから『推薦人を出してやろう』という動きが出てくるはずだ。また、小池氏が応援する可能性もあり、そうなれば総裁選の構図そのものを大きく変える可能性がある」

 これと符合するのか、小池氏は4日の記者会見で、「今回、2人しか女性大臣はいないが、野田氏1人で10人分ぐらいの活躍をしていただきたい」とエールを送った。

 「ポスト安倍」レースが、にわかに面白くなってきた。

2444チバQ:2017/08/07(月) 20:13:34
https://news.goo.ne.jp/article/fuji/politics/fuji-soc1708070012.html
加藤氏、厚労省と拉致問題兼務で大丈夫か 西岡氏「事務方-首相ラインぶれなければ」
17:05夕刊フジ

加藤氏、厚労省と拉致問題兼務で大丈夫か 西岡氏「事務方-首相ラインぶれなければ」
激務の厚労相に拉致も兼務する加藤氏
(夕刊フジ)
 安倍晋三首相が断行した内閣改造で、政権の最優先課題である拉致問題については、厚生労働相に就任した加藤勝信氏が引き続き担当することになった。これまで官房長官や法相、国家公安委員長などとの兼務はあったが、厚労相は初めて。7月にジャーナリストの田原総一朗氏が安倍首相に提案した「政治生命を賭けた冒険」が北朝鮮絡みではとの見方もある中、重責を担えるのか。

 「最初に私が拉致問題担当大臣になったときも、1億総活躍などいろいろな兼務をしている中で『大丈夫か』という指摘をいただいた。私としてはできる限りの対応はさせていただいてきたつもりだ」

 4日に記者会見した加藤氏はそう述べ、被害者救出に今後も全力で取り組む考えを示した。

 たしかに、これまで加藤氏は無任所の大臣として、1億総活躍や働き方改革などの特命と拉致問題を兼務してきた。だが、厚労省は旧厚生省と旧労働省が合併して誕生した巨大官庁で、扱う分野も社会保障に雇用・労働、健康・医療など幅広い。本当に兼務が可能なのかが気にかかる。

 拉致被害者や家族を支援している「救う会」の西岡力会長は「忙しい職と兼任することには若干の心配はあるが、この間を担当大臣として安定した仕事をしてきた。最悪のケースが加藤大臣が替わって新しい人になることだったことからすると、ほっとしている」と話す。

 加藤氏がさらに多忙になることも予想される中、西岡氏が注目するのは拉致問題対策本部の石川正一郎事務局長の存在だ。石川氏は今年4月以降に限っても9回、首相官邸で安倍首相と面会し、内閣改造の前日にも官邸を訪れた。

 西岡氏は「実質、安倍首相-石川事務局長のラインで動かしているという感じもあるので、そこがぶれなければ大丈夫だろう。加藤大臣も首相と完全に一体だ。われわれは今年中の拉致問題解決を求めている。被害者救出のために命がけで頑張ってほしい」と訴える。

 一方、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者について調べている「特定失踪者問題調査会」の荒木和博代表は「厚労相はめちゃくちゃ忙しい。拉致問題を担当するといっても、ときどき被害者家族と会ったり、集会で話をしたりするぐらいで、それ以上は無理だろう。可能であれば、若くてやる気のある人を副大臣にして、その人は拉致問題にだけ取り組むようにしてもらいたい」と求めた。

 4日の記者会見で、加藤氏に拉致問題専門の副大臣設置案について考えを聞くと、副大臣の新設は困難との認識を示し、「そうした懸念にも応えていけるよう、取り組んでいきたい」と語った。

 荒木氏は「北朝鮮向けラジオ放送を聞いた被害者が万が一、情報をこちらに出してくるようなことが起きれば、ショックで政府は動かざるを得ない。そうした状況を民間でつくらないといけない」と指摘した。

 何はともあれ、結果を出してほしい。

2445チバQ:2017/08/07(月) 20:32:43
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080701036&g=pol
文科・丹羽氏ら再登板=手堅さ重視-副大臣人事



安倍晋三首相(前列左から3人目)と記念撮影する第3次安倍第3次改造内閣の副大臣ら=7日午後、首相官邸
 政府は7日の閣議で、副大臣・政務官人事を決定した。文部科学副大臣に丹羽秀樹前衆院厚生労働委員長、法務副大臣に葉梨康弘衆院議員を再起用。留任も6人で手堅い布陣となった。認証式は同日午前に皇居で行われた。
 派閥別で見ると、おおむね規模に応じて割り当てられた。ただ、昨年1人だった石破派からの起用は今年はゼロだった。
 新たに政務官27人も決定。自民党所属の衆院議員の政務官は全て、女性問題や失言などで役職辞任や離党が相次いだ「魔の2回生」と呼ばれる当選2回が占めた。(2017/08/07-19:42)

2446チバQ:2017/08/07(月) 21:48:54
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170807-00000075-mai-pol
<江崎担当相>「答弁書朗読」発言、政権アキレスけんにも
8/7(月) 20:11配信 毎日新聞
官邸に入る際、記者に囲まれる江崎鉄磨沖縄・北方担当相=首相官邸で2017年8月7日午前8時53分、中村藍撮影
 江崎鉄磨沖縄・北方担当相が5日、北方領土問題で「答弁書を朗読させていただく」と国会軽視と受け取られかねない発言をし、第3次安倍第3次改造内閣は出はなをくじかれる格好となった。野党は江崎氏の辞任を求めており、政権のアキレスけんになる可能性がある。


 江崎氏は3日の内閣改造で初入閣。わずか2日後の5日、地元の愛知県一宮市で記者団に「朗読」発言をし、北方領土問題は「素人」と語った。安倍晋三首相からの就任要請をいったん断ったことも明かし、「重荷だった」と説明した。7日、記者団に「軽率だった」と陳謝しながらも「(国会)軽視なんて一切していない」と反論した。

 「国会軽視」発言を巡っては民主党政権時の2010年11月、柳田稔法相(当時)が「法相は(国会答弁で)二つ覚えておけばいい」と発言し、引責辞任に追い込まれた。一川保夫防衛相(当時)は11年9月、「安全保障に関しては素人だ」と発言し、参院で問責決議を受けた末に内閣改造で交代した。江崎氏は続投に意欲を示しているが、資質を疑問視される発言だけに尾を引きそうだ。

 首相官邸幹部は「答弁書をしっかり読むというのは謙虚な姿勢から来ている」と江崎氏を擁護する一方、「彼はそういう人だと皆分かっている」と漏らした。江崎氏が担当する沖縄振興は、慎重さを求められる米軍基地問題とも絡むだけに、別の幹部は「言葉一つ誤ったら大変だ」と指摘した。

 江崎氏はこの日、内閣府で前任者の鶴保庸介氏から引き継ぎを受けた。その際、大臣の机の上には「『素人』ではなく、『国民目線で』と答えるように」などと書かれたペーパーが置いてあり、職員があわてて伏せる場面もあった。

 共産党の小池晃書記局長は7日の記者会見で「安倍政権の『丁寧な説明』とは役所の原稿を朗読すること」と皮肉った。民進党の野田佳彦幹事長は「もともとやる気がないなら早く辞めた方がご自身のためになる」と交代を求めた。【竹内望、真野敏幸】

2447チバQ:2017/08/08(火) 19:29:42
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK885G09K88UTFK00W.html
答弁迷走の金田・前法相、自民幹事長代理に「横滑り」
18:26朝日新聞

答弁迷走の金田・前法相、自民幹事長代理に「横滑り」
自民党幹事長代理に就任し、幹事長の記者会見に同席する金田勝年前法相(右)=8日午前、自民党本部
(朝日新聞)
 自民党は8日の総務会で、金田勝年・前法相を幹事長代理に充てるなどの人事を了承した。金田氏は通常国会で「共謀罪」法の審議で答弁が迷走。内閣改造で交代していたが、党幹部への「横滑り」となった。

 二階俊博幹事長は記者会見で金田氏起用の理由について「自民党の議員にできるだけ広く色んな立場を経験してもらい、それぞれ躍進をしてもらいたい一環だ」と語った。

2448チバQ:2017/08/08(火) 19:30:03
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708080008.html
【始動3×3安倍内閣 うごめく派閥】もう「素人の失敗」許されないが…江崎沖北相、さっそく釈明 省副大臣・政務官人事は安定感重視もしこり懸念
01:19産経新聞

【始動3×3安倍内閣 うごめく派閥】もう「素人の失敗」許されないが…江崎沖北相、さっそく釈明 省副大臣・政務官人事は安定感重視もしこり懸念
記者団に囲まれ官邸に入る江崎鉄磨沖縄北方担当相。初入閣直後の「不用意な発言」で早速釈明に追われた=7日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
(産経新聞)
 首相、安倍晋三による「仕事人内閣」の看板に泥を塗る失態が、早くも飛び出した。

 沖縄北方担当相、江崎鉄磨は7日、内閣府で記者団に「不用意な発言で、どう言い訳してもご理解いただけない」と陳謝した。江崎は5日、地元・愛知県一宮市で記者団に「しっかりお役所の原稿を読む。立ち往生より、答弁書の朗読かな」と述べた。北方領土問題についても「素人」と言い切ったのだ。

 内閣改造からわずか3日目での失言に、官房長官の菅義偉は6日、江崎に「気をつけるように」と電話で注意した。

 江崎は7日、辞任を否定し、自民党幹部も「おおごとにはならない。大丈夫だ」と余裕をみせた。だが、防衛相時代の田中直紀のように「素人大臣」は格好の標的で、野党は早速、江崎を徹底的に攻め立てる構えをみせている。

 江崎が一度は閣僚就任の打診を固辞していた経緯もあり、民進党国対委員長の山井和則は7日、記者団に「『仕事人内閣』の看板に偽りありだ」と語り、批判を浴びせた。共産党書記局長の小池晃も「緊張感のなさは改造しても変わっていない」と語った。野党は10日に衆参両院で開かれる閉会中審査に江崎の出席要求も検討している。

 こうした中、政府は7日、副大臣と政務官人事を決めた。顔ぶれから浮かび上がるのは「安定感」だ。

 安倍は文部科学副大臣に、丹羽秀樹を再起用し、水落敏栄を留任させた。経験者を並べ、加計(かけ)学園問題で政権に「反乱」した文科省を立て直す狙いがある。

 外務副大臣には自衛隊イラク派遣で指揮官を務めた佐藤正久を充てた。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、専門家を配置した。ただ、佐藤は党憲法改正推進本部の執行役員で、平成24年の党改憲草案作りに携わった礒崎陽輔も農林水産副大臣に留任した。改憲の「推進力」という面では疑問符が付いた。

 若手の登竜門である政務官人事では防衛政務官に元首相、福田康夫の長男、福田達夫と、元防衛庁長官、大野功統の長男、大野敬太郎が就いた。福田はこれまで政府の役職を固辞してきたが、安倍は早くから出身派閥の細田派のホープである福田の育成を考えており、国防・安全保障を学ばせる判断に至ったようだ。

 24年の衆院選で初当選した自民党の2回生議員は「このハゲー」発言の豊田真由子や、ストーカー疑惑の中川俊直に代表されるように「魔の2回生」と揶(や)揄(ゆ)される。2人とも政務官経験者だっただけに、今回の政務官人事で同じ失敗は許されない。

 派閥別では明暗が分かれた。第2派閥となった麻生派は副大臣が3人に増え、中川、豊田を輩出した細田派は副大臣が7人から6人に減った。党役職をめぐる派閥間の暗闘も激化した。当初、国対委員長代理には細田派の前文科相、松野博一や元復興相の高木毅が有力視されていた。ところが、党四役を獲得できなかった麻生派が巻き返し、同派の前国家公安委員長、松本純を押し込んだ。党内にしこりは残りそうだ。=敬称略(沢田大典)

2449チバQ:2017/08/08(火) 19:57:18
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708080013.html
【自民党役員人事】自民党が幹事長代理に金田勝年前法相、国対代理に松本純前防災相の起用固める 異例の閣僚投入
07:14産経新聞

 自民党は7日、党役員人事で金田勝年前法相(額賀派)を望月義夫幹事長代理(岸田派)の後任に充てる方針を固めた。林幹雄幹事長代理(二階派)は留任し、新設の選挙対策委員長代理を兼務する。また、国会対策委員長代理には松本純前国家公安委員長兼防災担当相(麻生派)を起用する。

 金田、松本両氏は、先に筆頭副幹事長に起用が内定している柴山昌彦前首相補佐官(細田派)と小泉進次郎農林部会長(無派閥)とともに、8日の総務会で正式に承認される見通しだ。

 政務調査会の会長代理や副会長については、岸田文雄政調会長(岸田派)に一任し、近く政調審議会を開いて決める方針だ。 

 また、衆院予算委員長には河村建夫元官房長官(二階派)の起用が内定している。衆院憲法審査会の森英介会長(麻生派)は留任する。

 一方、参院では松山政司1億総活躍担当相(岸田派)の入閣で空席になった国対委員長に、関口昌一参院幹事長代行(額賀派)の起用が有力とされている。

2450チバQ:2017/08/08(火) 19:59:43
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017080800016.html
目玉の小泉進次郎氏に逃げられ、五輪相は断っていた野田聖子総務相
11:49AERA dot.

目玉の小泉進次郎氏に逃げられ、五輪相は断っていた野田聖子総務相
新内閣から逃げた?小泉進次郎衆院議員 (c)朝日新聞社
(AERA dot.)
 組閣を巡っても最大の目玉の小泉進次郎衆院議員には「最初は農水相、次に官房副長官を打診したが、いずれも足蹴にされた」(前出の政界関係者)という。

 さらに入閣しなかった石破茂元幹事長だが、「離党の前科があるだけに小池百合子都知事一派の国政進出に合わせた政界再編含みで、政権批判をさらにヒートアップさせるのは間違いない」(与党関係者)。

 対照的にサプライズ人事となったのは野田聖子総務相だ。官邸関係者がその舞台裏をこう明かす。

「安倍(晋三)さんにとって、野田さんはくみしやすいと判断し、稲田(朋美)さんに代わる女性閣僚の目玉で考えていた。安倍さんが岸田禅譲に舵を切った以上、各派閥の支援を野田さんは期待できない。彼女は脱アベノミクス勉強会に出席しましたが、周囲は『呼んでもないのに、パフォーマンスだ』と批判していた。だから、彼女も自分を安倍さんに高く売ったのです。当初、安倍さんは丸川(珠代)さんの後任の五輪相起用で打診しましたが、断ってきた。重要閣僚として処遇しろというので、総務相、女性活躍担当相を兼務することになったんです」

“脱原発”を訴えるなど異端児だった河野外相の大抜擢はどう見るべきか? 背景を官邸関係者が明かす。

「中韓関係改善のための目配り。特に今年国交正常化45周年を迎える中国に対して、官邸内では昨年から中国・南京や重慶への朝貢・慰霊をする案がひそかに検討されてきた。太郎さんは中国に太いパイプを持つ外相経験者、河野洋平元衆院議長の長男。外交は官邸がやる。太郎さんは官邸の言うことを聞くと判断した」

 組閣によって、報道各社の内閣支持率は10ポイント程度上がったというが、新閣僚たちが安倍首相の目論み通り機能するかは未知数だ。(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2017年8月18-25号

2451チバQ:2017/08/08(火) 20:58:55
http://www.sankei.com/politics/news/170808/plt1708080010-n1.html
2017.8.8 01:24

外交デビューの河野太郎外相 中韓にクギ 韓国には慰安婦合意履行要求 父の「負の遺産」と一線
 フィリピンを訪問中の河野太郎外相は7日、領土問題や歴史認識問題を抱える中国、韓国、ロシアの外相と会談した。父の河野洋平元衆院議長、祖父の河野一郎元農相は外交の重要局面で役割を果たしただけに外交に対する思い入れは強く、韓国の康京和(カンギョンファ)外相との会談では慰安婦に関する日韓合意の履行を求めた。しかし、外交をめぐる河野家の足跡は「負の遺産」の側面もある。日中外相会談では父が原因となり、いきなり苦境に直面した。

 「あなたのお父さんは正直な政治家だった。慰安婦問題で発表した談話も日本の誠意を代表していた」

 7日の日中外相会談で、中国の王毅外相は報道陣の前で河野外相の父、洋平氏の「功績」を並び立てた。

 洋平氏は自民党きっての親中派で、中国側は南シナ海問題で河野外相に穏健な発言を期待していたとみられる。河野外相は一連の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議で、中国の一方的な現状変更に批判を繰り返した。河野外相の父が洋平氏でなければ、王氏もここまで激しく反発しなかったかもしれない。

 「プラスもマイナスもある。マイナスだけ取り上げてどうこうというあれでもない」

 河野外相は7日夜、洋平氏の影響についてこう述べ、「親はありがたいと思って感謝しなきゃならん」とも語った。河野外相はこれまで、洋平氏を「アセット(資産)として使わせていただきたい」と語っており、7日の日露外相会談でもその通りに振る舞った。

 河野外相がラブロフ露外相に「私のおじいさんは日ソ平和条約締結に向け尽力した。日本で最初にクレムリンに入った政治家だ。父も日露、日ソで関わってきた」と呼びかけると、ラブロフ氏は「日本のすばらしい政治家一家だと存じ上げている」と持ち上げた。

 ところが、対中外交はロシアのようにはいかなかった。洋平氏は「資産」どころか「負の遺産」でもあった。

 問題は中国だけではない。洋平氏は官房長官時代に慰安婦募集の強制性を認めた河野談話をまとめた張本人でもあり、その息子である河野外相には韓国メディアの期待も大きい。

 だが、7日夜の日韓外相会談では、ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像の撤去を含む日韓合意の履行を要求。康氏に「合意が韓国国内でしっかり認知されるように努力していただきたい」と迫った。

 日本の外相が合意履行を求めるのは当然であり、河野外相は「河野洋平と河野太郎は人間性も考え方も全く違う」とも述べてきた。とはいえ、「洋平氏の息子」に対する幻想が怒りに転じ、韓国世論の反発を招く可能性もある。(マニラ 杉本康士)

http://www.sankei.com/politics/news/170808/plt1708080048-n1.html
2017.8.8 17:06

防衛相政策参与に森本敏氏ら復帰 省内秩序「正常化」図る
 小野寺五典防衛相は8日、自身のアドバイザー役となる防衛相政策参与に元防衛相で拓殖大総長の森本敏、元防衛事務次官の西正典、元統合幕僚長の折木良一の3氏を任命した。

 政策参与は昨年末、当時の稲田朋美防衛相のもとで森本、西両氏ら3人が一斉辞任して以来、空席が続いていた。小野寺氏は就任早々に森本氏らを復帰させることで、省内秩序の“正常化”を図った形だ。

 小野寺氏は辞令交付で、南スーダン日報問題で傷ついた防衛省・自衛隊への信頼回復に取り組む姿勢を強調し、「豊富な経験と高い見識を生かし、補佐いただけるようお願いしたい」と防衛省立て直しへの協力を求めた。

2452チバQ:2017/08/08(火) 23:41:06
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00000130-mai-pol
<自民党>小渕氏、3年ぶり要職 組織運動本部長代理に
8/8(火) 21:43配信 毎日新聞
 自民党は8日の総務会で、組織運動本部長代理に小渕優子元経済産業相(43)、幹事長代理に金田勝年前法相(67)を起用する人事を決定した。小渕氏は2014年10月に政治資金問題で経産相を辞任した後、同党の要職に就いていなかった。約3年ぶりの復帰になる。


 このほか、筆頭副幹事長には小泉進次郎衆院議員(36)と、柴山昌彦前首相補佐官(51)が就任。林幹雄幹事長代理(70)は留任した。

 小渕氏は辞任前まで、所属する額賀派で将来の会長候補と期待されていた。同じ額賀派の竹下亘総務会長は8日の記者会見で「小渕氏には『早く復帰しろ』と言ってきた。まず一歩踏み込んだかなと思う」と述べた。

 この日の総務会では衆院の常任、特別委員長などの人事も内定した。外務委員長には中山泰秀元副外相(46)、国家基本政策委員長には佐藤勉前議院運営委員長(65)を充てる方針。秋の臨時国会で選任される。【村尾哲】

2453チバQ:2017/08/08(火) 23:41:42
https://mainichi.jp/sunday/articles/20170807/org/00m/010/001000d?inb=ys
「ポスト安倍封じ」ミエミエ内閣 「安倍“低飛行”政権」やっぱり大迷走=鈴木哲夫

2017年8月8日

Texts by サンデー毎日

サンデー毎日

記念撮影に臨む第3次安倍第3次改造内閣の閣僚ら=首相官邸で2017年8月3日午後7時29分、宮武祐希撮影
▼岸田派・額賀派の「取り込み」の思惑

「仕事人内閣」を掲げた今回の改造劇だが、その裏を読むと、安倍首相は総裁3選をにらんで「ポスト安倍」候補を閣内に取り込み、派閥均衡で政権存続を図ったのがミエミエ。加えて支持率回復を目指しているが、その行方は不透明だ。“内向き政権”の今後は―。

 自民党ベテラン議員は内閣改造を「サプライズなき、サプライズ」と表現した。

 安倍内閣の支持率低下は深刻だ。改造前、たとえば時事通信が7月7〜10日に行った世論調査では“危険水域”とされる30%割れの29・9%。そうした中、支持率のV字回復とはいかずとも、反転攻勢の手掛かりはつかみたい。そのため、インパクトや人気のある政治家を取り込んで新鮮さを打ち出したい……。

 ところが、顔ぶれはほとんどが閣僚経験者。安倍首相は「結果本位の仕事人内閣」と記者会見で語ったが、その狙いについて、冒頭のベテラン議員はこう話す。

「そもそも、今度の改造は支持率を上げるのが目的とバレていた。そこへ人気の小泉進次郎氏とか女性の新顔なんかを閣内に入れたら、あざとく見えてマイナス。そこで“まじめに仕事をします”とアピールするため、閣僚経験者やベテランを揃(そろ)えた。衆院議長まで経験した伊吹文明氏に文科相を打診したのが象徴的だ」

 一方で、今回の組閣には安倍首相のしたたかな一面が垣間見える。来年9月の総裁選で3選され、3期9年を目指す“思惑”だ。

 入閣は「ポスト安倍」の一人、岸田文雄氏率いる岸田派が最多で4人、麻生派3人、安倍首相の出身派閥の細田派も“お友だち批判”を意識して3人にとどめた。

 岸田氏自身は外相から党政調会長に転身し、存在感を示した格好だ。安倍首相と岸田氏は7月20日に2時間にわたり2人だけで会談。この時、岸田氏は「閣外に出たいと希望を言った」(自民党中堅議員)とされる。とすれば、安倍首相はその希望を受け入れたことになる。だが、閣外に出るということは、岸田氏にとって来年の総裁選に出馬できるフリーハンドを手にしたことになるのだ。安倍首相にとっては“脅威”だろう。

 今回の岸田派の処遇について、安倍首相の“お友だち”である議員の一人は、「安倍さんが無条件で岸田さんの希望を聞いた上で、岸田派を4人も入閣させるはずがない」と言い、首相の狙いをこう推測した。

「(安倍・岸田会談では)安倍さんが次の総裁選に出るなら岸田さんは支える、一方で、安倍さんのライフワークの改憲が実現した時、あるいは何らかの事情で退陣となった場合、安倍さんが岸田さんを総裁に推す、との“密約”が、あうんの呼吸で成り立ったのではないか」

2454チバQ:2017/08/08(火) 23:41:54
 このほか、額賀派から茂木敏充氏を重要ポストの経済再生担当相、加藤勝信氏は横滑りで厚労相、竹下亘氏を党国対委員長から総務会長に格上げ。これも「首相が総裁選を意識したからだ」(閣僚経験者)という。

 額賀派は7月に経世会30周年の会合を開いたが、政権内で存在感が薄いことが議題となり、今後は石破茂氏らと連携し総裁選に臨むべしといった意見まで出た。その動きを察知した安倍首相は、あえて額賀派を厚遇したとされる。

 また、二階俊博幹事長は3選のルールまで作って支持してくれた以上、もちろん留任。その結果、派閥均衡という形になったのだが、安倍首相に近いベテラン議員は、こう解説する。

「閣内を治めるには、全員イエスマンを揃えるか、ライバルを全部入れて互いに競わせるやり方がある。後者の場合、ライバルそれぞれが安倍さんへの忠誠心を競い合うことになり、政権は安泰だ。今回は後者をとった。岸田派、額賀派、そして新キングメーカーとして力をつけている麻生太郎・副総理兼財務相の麻生派、二階派などにポストを振り分けて横並びにした」

 安倍首相は、改造後の記者会見で反省を口にして深々と頭を下げた。だがその裏では、“ポスト安倍封じ”を見据えた改造だったと言えそうだ。

次は得意の外交で支持率回復?
 ただ、これで内閣支持率がぐんぐん上向くのか。加計(かけ)学園の獣医学部設置認可問題については、8月に文科省の審議会が最終的な結論を出す予定だ。7月に行われた閉会中審査では、確かに安倍首相は殊勝に反省の言葉を述べたが、政府側の参考人が「記憶にない」を連発。忖度(そんたく)があったという官僚が、野党の追及と真っ向から言い分が違うなら偽証罪に問える証人喚問も必要だ。自衛隊のPKO日報問題も稲田朋美元防衛相の辞任でご破算となるはずはない。

「改造以外に、得意の外交で安倍首相は支持率回復を目指しています。一部で報じられたのが、中東和平。イスラエル、パレスチナ自治政府、ヨルダンの首脳を年内にも日本に招いて中東和平を促すというもの。これは第1次安倍政権の時も進めたものですが、トランプ政権になって中東はさらに複雑になっている。北朝鮮問題も日本単独ではミサイル、核開発、拉致問題の解決に有効な手立てがない。北方領土も遅々として進まない。支持率を押し上げる外交は難しいでしょう」(外務省OB)

 安倍首相が今年5月に「改憲メッセージ」を明言した憲法改正も、支持率低下で足踏みの可能性が出てきた。首相自身も「スケジュールありきではない」と改造後の会見で軌道修正。実際、8月1日に開かれた自民党憲法改正推進本部の議論では、教育無償化の憲法への明記に慎重論が続出した。

「支持率が下がれば、改憲について党内から首相への異論も出てくる。簡単に意見集約はできない」(自民党のリベラル派中堅議員)

“ポスト安倍”を封印したかに見える改造内閣だが、支持率を回復できなければ、「大迷走」へと突き進むことは間違いない。

(ジャーナリスト・鈴木哲夫)

すずき・てつお
 1958年生まれ。ジャーナリスト。テレビ西日本、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリー。豊富な政治家人脈で永田町の舞台裏を描く。テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍。近著『誰も書けなかった東京都政の真実』

(サンデー毎日8月20・27日合併号から)

2455チバQ:2017/08/09(水) 18:52:57
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2017080800038.html
岸田“禅譲”内閣誕生 新麻生派は「総裁選で河野太郎を担ぐ」と対抗
07:00AERA dot.

岸田“禅譲”内閣誕生 新麻生派は「総裁選で河野太郎を担ぐ」と対抗
二階幹事長(左)と話す岸田政調会長。「ポスト安倍」の相談!? (c)朝日新聞社
(AERA dot.)
 新内閣お披露目会見(3日)のテレビ中継を見ていた総裁派閥・細田派議員は「改憲は先送りか」とつぶやき、別の同派議員も「完全に派閥均衡人事、岸田禅譲、在庫一掃内閣だ」と吐き捨てた。

 安倍晋三首相と“密会”した政界関係者はこう語る。

「安倍さんは外相留任を望んでいたが、岸田(文雄)さんの意をくんで『岸田派を主流派で遇したい。改憲発議に協力してもらいたい』と頭を下げた」

 岸田氏は自派閥の実質的なオーナー、古賀誠元幹事長らに相談した。岸田、古賀両氏の頭をよぎった風景は総理候補ナンバーワンと言われながら「加藤の乱」(2000年11月)で失脚した故・加藤紘一元幹事長の残像だった。皮肉にも現場で加藤氏を抑える立場だった古賀氏は当時若手だった岸田氏に対し「首相に逆らわず、言われたことに従ったほうがいい」と助言した。

 岸田氏は今でも、公然と「私は古賀さんの子分」と語る。古賀氏は森喜朗元首相、今回の組閣で参院議員4人を押し込んだドン、青木幹雄元参院議員会長と水面下で会合を重ねた。

 首相の独断専行に不満を募らせている二階俊博幹事長も古賀氏と親しい間柄で、こうした陰の実力組織が安倍官邸サイドと水面下で折衝し、総裁派閥・細田派に次ぐ第2派閥の領袖となった〝麻生太郎(財務相)外し〟が画策されたという。

「大宏池会構想を掲げ、改憲勇退を安倍首相に促すような注文を付ける麻生さん抜きの岸田禅譲のスキームが官邸と古賀氏らで話し合われた」(自民党関係者)

 麻生、古賀両氏がポスト安倍に岸田氏を担ぐことは共通している。だが、両者の折り合いの悪さは有名で、旧宮沢派を飛び出した麻生氏に対し、古賀氏は「自分たちこそが宏池会本家」(岸田派議員)の意識が強い。だが、追い詰められているとはいえ首相が畏友関係とされる麻生氏を裏切り、古賀氏らに傾いたのはいったいなぜか?

「麻生氏が岸田氏をメッセンジャーとして使い、財務省の意向を受け消費増税を迫るので、改憲ができなくなる。安倍首相は3選出馬をまだあきらめていない。麻生氏はいつ寝首をかくかわからない」(政府関係者)

 そこで、安倍首相は岸田氏と8月1日に改めて会い、政調会長ポストを正式に打診。岸田氏が見返りに求めた同派側近の小野寺五典防衛相、上川陽子法相、林芳正文科相、松山政司・1億総活躍担当相の4人入閣という異例の「満額回答」(岸田派議員)厚遇人事となったのである。

「わかりやすく言えば、細田派、大宏池会からそれぞれ出馬する見通しのはずだった来年秋の総裁選の枠組みから新麻生派を外し、岸田、額賀両派に安倍・菅連合の細田派が乗っかるシナリオ。改憲を捨て切れない首相が『俺の後は岸田さん』と禅譲手形を切ったのではないか」(ベテラン議員)

 ただ、もはや安倍首相では選挙に勝てないとの認識は公明党を中心に与党内で定着している。

「来年夏までやれればラッキーではないか」(閣僚経験者)との見方が強い。

 首相に近い自民党議員はこう言う。

「今回の組閣に麻生さんが頭にきて、『次の総裁選で必ず河野太郎を立ててやる』と吠えていました。麻生氏は河野外相を盾に今まで以上に巻き返しに躍起になる。負け覚悟のヤケクソ解散の博打を打てる状況でもない。早晩、総辞職に追い込まれるのではないか」(本誌・村上新太郎)

※週刊朝日  2017年8月18-25号

2456チバQ:2017/08/09(水) 20:34:55
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170809-00000504-san-pol
豊田真由子氏の新たな政策秘書を青森の町議が兼務 「国会事務所で電話番」と説明
8/9(水) 7:58配信 産経新聞
豊田真由子氏の新たな政策秘書を青森の町議が兼務 「国会事務所で電話番」と説明
衆院選で2回目の当選を決め、支援者とともに満面の笑みで万歳三唱する豊田真由子氏=平成26年12月14日、埼玉県新座市東北の選挙事務所(川峯千尋撮影)(写真:産経新聞)
 元政策秘書への暴言や暴行問題で自民党に離党届を提出した豊田真由子衆院議員(42)=埼玉4区=の新たな政策秘書に青森県板柳町の松森俊逸町議(61)が就任していたことが分かった。現職町議が政策秘書を兼務することに対し問題視する声が出ており、同町議会は15日、協議会で対応を話し合う予定。県内の国会議員をめぐる騒動が遠く青森県の町に飛び火した格好だ。

 松森氏の妻は豊田氏の公設第一秘書。松森氏は産経新聞の取材に応じ「妻に頼まれて政策秘書になった」と話した。

 松森氏は平成14年の青森県議補選で無投票当選。その後、落選し、26年2月から板柳町の町議となっている。

 町議会事務局によると、松森氏の兼職に抗議する電話が相次いでいる。町議が政策秘書として報酬を得ることが問題視されているという。

 国会議員秘書給与法では政策秘書などの兼職は原則禁止だが、職務遂行に支障がないと議員が許可した場合は例外的に認められる。兼職届は6月30日付で衆院事務局に提出されている。

 また、政策秘書としての勤務実態がないと一部で報道されたことについて、松森氏は「現在は国会事務所で電話番をしている」と説明した。

2457チバQ:2017/08/09(水) 21:51:00
http://www.sankei.com/politics/news/170809/plt1708090012-n1.html
2017.8.9 07:10
【内閣改造】
小泉進次郎氏、筆頭副幹事長に 自民、幹部人事など正式決定
 自民党は8日の総務会で、幹事長代理に金田勝年前法相、国対委員長代理に松本純前国家公安委員長兼防災担当相をそれぞれ起用するなどの幹部人事を決めた。衆院の常任・特別委員長らの内定人事も了承した。森英介憲法審査会長は留任する。その他の主な幹部の役職と、委員長候補らは次の通り。(敬称略)

 【党幹部人事】幹事長代理 林幹雄(選対委員長代理兼務)、岡田直樹▽筆頭副幹事長 柴山昌彦(総裁特別補佐兼務)、小泉進次郎▽人事局長 松下新平▽経理局長 吉川貴盛▽国際局長 福井照▽財務委員長 山本有二▽組織運動本部長代理 小渕優子、藤井基之▽団体総局長 井上信治▽地方組織・議員総局長 坂本哲志▽女性局長 太田房江▽青年局長 鈴木馨祐▽労政局長 森英介▽遊説局長 中谷真一▽国対筆頭副委員長 石田真敏▽両院議員総会長 尾辻秀久▽政調会長代理 田村憲久、江渡聡徳、新藤義孝、松野博一、三ツ矢憲生、有村治子、片山さつき▽党紀委員長 山東昭子▽中央政治大学院長 岩屋毅

【常任委員長】内閣 山際大志郎▽法務 平口洋▽外務 中山泰秀▽財務金融 小里泰弘▽文部科学 冨岡勉▽厚生労働 高鳥修一▽農林水産 伊東良孝▽国土交通 西村明宏▽環境 松島みどり▽安全保障 寺田稔▽国家基本政策 佐藤勉▽予算 河村建夫▽議院運営 古屋圭司

 【特別委員長】災害対策 望月義夫▽政治倫理・公選法 平沢勝栄▽拉致問題 江藤拓▽消費者問題 桜田義孝▽震災復興 谷公一▽原子力問題 高木毅▽地方創生 渡辺博道

 【審査会長】憲法 森英介▽情報監視 額賀福志郎▽政治倫理 逢沢一郎

2458チバQ:2017/08/10(木) 19:49:29
http://news.livedoor.com/article/detail/13457128/
「小池を敵に回すな…」 首相の天敵・野田聖子氏入閣の裏側

2017年8月10日 16時0分 NEWSポストセブン
サプライズ入閣の裏事情は?
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「君子豹変ということです」。安倍首相の“天敵”だったはずの野田聖子代議士(56才)が、総務相としてサプライズ入閣した。彼女は会見で安倍首相を「君子」とワザワザ持ち上げて、「彼が心を入れ替えたから、支えるつもりになった」と入閣の理由を“強気”に説明した。自民党関係者が言う。

「支持率が落ちていたので、安倍首相が“脱オトモダチ内閣”をアピールするために、野田さんを目玉閣僚に抜擢しようと熱心に口説いていたのは知っていましたが、まさか“安倍嫌い”を貫いてきた野田さんが本当にそれを受け入れるとは…」

 史上最年少(当時)の37才で郵政相になり、「初の女性総理候補」として注目されてきた野田氏。しかし、近年は、「反安倍」の急先鋒として世間から注目されるかわりに、党内では冷や飯状態だった。

「野田さんは来年9月に行われる自民党総裁選で“反安倍票”をまとめて立候補し、首相を目指すつもりでした。ところが、今回の内閣改造で、岸田文雄政調会長(60才)が“次の首相レース”の一番手に躍り出たことがはっきりしました。岸田さんはすでに党の重鎮や大きな派閥の支持を得ているので、野田さんが逆転することはかなり難しくなりました。野田さんはしょうがなく狙いを“次の次”に切り替えて、総務相を受けたんでしょう。“もう安倍さんと対立しても意味ないわ”というところでしょうね」(永田町関係者)

 党内でも孤立気味の野田氏なのだが、強い味方がいる。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの小池百合子東京都知事(65才)だ。

「安倍首相にとって、本来なら、跳ね返り者の野田さんを入閣させる筋合いはありません。でも、小池さんを敵に回したくないので、小池さんと親しい野田さんを取り込もうとしたのでしょう。安倍首相は“小池を敵に回すな”と党内に指令を出すほど小池さんを恐れているので、あわよくば野田さんがパイプ役になってくれることも期待しています」(政治部記者)

「女性初の総理」を目指すライバルの野田氏と小池氏だが、女性議員としての苦労も共感するところが多かったのか、意外に意気投合。野田氏は小池氏を“百合姉(ゆりねえ)”と呼んで慕っていて、野田氏が2年前に総裁選に立候補した時には小池氏が支持に回り、昨年7月の都知事選では、野田氏が党本部の意向に逆らってまで小池氏を応援したほどだった。

 永田町の「女の友情」は党をも超えるようだ。

※女性セブン2017年8月24・31日号

2459とはずがたり:2017/08/11(金) 15:56:18
自民党スレでやりたいところだが。

不倫騒動は第2幕へ 元夫人に訴えられた乙武氏の傲慢ぶり
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/entertainment/nikkangendai-408349.html
09:26日刊ゲンダイDIGITAL

 ゲス不倫騒動の第2幕ともっぱらだ。愛人5人との不倫発覚から1年5カ月、タレントの乙武洋匡氏(41)に対し、元夫人が今月4日、精神的損害の賠償を求め東京地裁に提訴していた。不倫発覚後の別居と離婚で騒動は決着したように見られていたが、発売中の「週刊新潮」によると、乙武氏は離婚に際して、その経緯などを一切口外しないと取り決めた守秘義務に違反した上、それを「偽造」し、不貞行為でズタズタになった元夫人の心をさらに公に「蹂躙」したというのである。

 昨年11月に放送されたフジテレビ系バラエティー「ワイドナショー」で、VTR出演した乙武氏はこう言っていた。 

「妻は前から私がやらかしてしまったことは知っており、家庭内ではそういうものだと暗黙のうちにまわっていた。しかし騒ぎが広がっていくうちに『乙武の妻はこうなるんだ』というのが本人の中に広がっていったのかもしれない。それで耐えられなくなった。離れた方が子どもたちのためっていうのが、やっぱり大きかったのか」 

 不倫三昧は元夫人の了承するところで、問題なかったが、それが表沙汰になり、騒ぎになって夫人は驚き、子どもを守るために離婚を決意したというのだが、元夫人は不貞行為の了承などしていない。そもそも、離婚理由からして違い、元夫人がそれを決意したのは乙武氏の不倫発覚後のモラハラだという。

 不倫発覚後、さすがに女と遊び回ることができなくなり、自宅にこもった乙武氏は友人を呼んでの宴席を繰り返し、耐えかねた夫人が控えて欲しいと言うと、「それなら、おまえの両親も呼ぶなよな」と逆切れ。義父母を出入り禁止にして身の回りの世話を焼かせ、夫人が子どもを幼稚園の送迎バスに乗せるためにほんの数分離れただけで激怒し、こう言い放ったらしい。

「俺の面倒を見ないと、障害者虐待防止法で訴えるぞ」と。芸能コラムニスト、おおしまりえさんは言う。

「これが事実なら、びっくりするほどの傲慢ぶりですね。完全なるモラハラであり、男の悪い思い込みまで入っている。1回でも付き合った女は、別れた後も俺の女であるという、アホで間違った思い込みです。元夫人に対して、『離婚したとしても、長年俺のことを好いて信頼していたのだから、ある程度のことなら、受け入れるだろう』との計算が乙武さんにあったように見えます。報道での態度が本当なら、セカンドレイプに等しい冒涜で、元夫人が受けた傷は相当のもの。人間は変化を嫌い、とりわけ男は変化に順応できないそうですけど、そんなの理由にならないし、訴えられて当然だと思います」

 不倫騒動の際、乙武氏は参院選出馬が取り沙汰されていた。発覚しなければ、センセイとなっていたかも知れないのだ。

2460チバQ:2017/08/11(金) 17:40:15
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170811k0000m040190000c.html
<キラキラ閣僚名>英訳は平凡 「革命」「1億」含まれず

10:30

安倍内閣の閣僚名の英語標記

(毎日新聞)

 安倍晋三首相は2012年の第2次内閣発足以降、「女性活躍」「1億総活躍」と独特のキャッチフレーズを閣僚名に採用してきた。3日の内閣改造でも茂木敏充経済再生担当相に「人づくり革命担当相」を兼務させた。閣僚名の英語表記を探ってみると、情緒的な日本語名とのギャップが浮かび上がる。【佐藤丈一】

 ◇識者「アピール優先」

 政府は対外発信を目的に、ホームページに閣僚名の英語表記を掲載している。人づくり革命担当相は「Minister for Human Resources Development」。直訳すれば「人材開発担当相」だ。1億総活躍は「Promoting Dynamic Engagement of All Citizens(全国民の精力的な参画の推進)」となる。

 両者とも日本語ではインパクトの強い「革命」「1億」に当たる英単語は含まれていない。首相官邸の国際広報室は「こちらで各府省の英訳を取りまとめた。府省ごとに大臣と表現ぶりを検討している」と語る。

 コラムニストの小田嶋隆さんは、この英語表記に注目してきた。「現政権の言葉遣いは意味より国民へのアピール優先だ。日本語のあやふやな言葉は英訳が難しく、海外に説明する時に変な英訳を付けられないからだろう」とみる。

 確かに革命を閣僚名に付ける違和感は英語では際立つ。上智大の前嶋和弘教授(米国現代政治)は「米国は独立戦争を『独立革命』とも呼び、血を流して政権を代える意味がある。官職名に使った例は聞いたことがない」と首をひねる。

           ◇

 首相は改造後の記者会見で人づくり革命の意味を「人生100年時代の経済社会のあり方を大胆に構想」するものだと説明。茂木氏も教育無償化や企業の社員採用の多様化など五つのテーマを軸に、構想会議で議論する意向を示した。

 人づくり革命もこれまで同様、経済成長優先のアベノミクスを補完するものだ。ただ、教育無償化は首相が憲法改正で例示したテーマでもある。第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは「名前と内容にズレがある。人材開発に主眼を置くなら、優先すべきは無償化よりも大学教育の質の向上ではないか」と指摘する。

 アベノミクスの課題は成長率の引き上げとされ、茂木氏も「そのために生産性向上に注力する」と語った。人づくり革命もその一環だ。一方、熊野氏の分析では近年、生産性は回復したが賃金が増えていない。「団塊の世代」が全て75歳以上となる「2025年問題」も迫る。「中長期の社会保障を含めて豊かな中間層作りが急務だ。目玉が人づくり革命では、政策の基軸がみえてこない」

 池田内閣の「所得倍増」など時々の政権の言葉は、国民の心をつかんで社会の変化を生み出してきた。小田嶋さんは人づくり革命について「普通は発案段階で『さすがに変だ』と突っ込みが入るはず。こんな奇妙な言葉が出てくるところに、政権の風通しの悪さや上意下達のガバナンスのゆがみがうかがえる」と指摘した。


http://i.imgur.com/AGqDwZI.jpg

2461チバQ:2017/08/12(土) 16:18:16
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASK894HS9K89TPOB004.html
落選の自民・島尻氏、引き続き補佐官に 次期へ布石か

08月10日 13:03

島尻安伊子氏

(朝日新聞)

 島尻安伊子(あいこ)・元沖縄北方相を、江崎鉄磨・沖縄北方相の大臣補佐官に引き続き起用する方針を政府が固めた。沖縄では、自民党の選挙区選出の国会議員は現在ゼロ。安倍政権と翁長雄志(おながたけし)知事が米軍普天間飛行場の移設計画をめぐって対立する中、政権に近い島尻氏の政治活動の足場を確保する狙いが政権側にある。

 島尻氏は2007年から参院議員を務め、昨年7月の参院選では現職の沖縄北方相として3選を目指したが、辺野古移設反対の新顔に敗れ落選した。沖縄振興に取り組んだ実績を買われて昨年8月に大臣補佐官に任命された。政府の沖縄政策を事実上取り仕切る菅義偉官房長官にも近く、直接やりとりできる間柄だ。

 5月に東京で開いた島尻氏のパーティーには菅氏のほか自民党の派閥の領袖(りょうしゅう)クラスが顔をそろえており、政府関係者は「島尻氏に、比例区を含め次期衆院選で立候補を打診する可能性もある」と話す。(山下龍一)

2462チバQ:2017/08/13(日) 15:17:55
http://www.sankei.com/premium/news/170812/prm1708120027-n1.html
2017.8.12 14:00
【3×3安倍内閣】
改造の主眼は来年秋の総裁選にあった…「ポスト安倍」を懐柔し、真綿でじわりと絞める 目算狂った目玉人事も…

 「これは腹をくくってやるしかないね…」

 首相、安倍晋三が、内閣改造・自民党役員人事を決断したのは、内閣支持率下落により東京都議選の自民党敗北が濃厚となった6月下旬だった。

 内閣改造の要諦は2つ。内閣支持率をいかに回復させるか。もう1つは来年9月の総裁選3選にどう筋道をつけるか-だった。

 森友、加計両学園問題を通じた安倍批判の根底にあったのは「身内びいき」と「権力の驕(おご)り」だった。「驕り」は安倍自らが低姿勢で説明責任を果たすしかない。内閣改造では「身内びいき」を払拭することが何より重要だった。

 安倍の師である元首相、森喜朗は人づてにこうアドバイスした。

 「こういう苦しいときの人事では、嫌いな人や縁遠い人ほど近くに置くことが大事なんだ。そうすれば縁遠い人の周辺にいる、もっと縁遠い人たちも仲間に取り込めるじゃないか」

 結局、安倍は断腸の思いで、信頼する官房副長官の萩生田光一や総務相の高市早苗らを閣外に追いやり、外相に河野太郎、総務相に野田聖子を起用した。純粋な身内で閣内に残ったのは、対露外交を手掛ける経済産業相の世耕弘成と、特命で重要政策を手掛けてきた加藤勝信だけとなった。

   
× × ×
 自民党にポスト安倍は何人いるのか。安倍の頭に浮かぶ現実味ある候補は、副総理兼財務相の麻生太郎、外相の岸田文雄、政調会長の茂木敏充、そして元幹事長の石破茂の4人だった。

 安倍にとって麻生は盟友であり、自分に万一のことがあったら政権を託す腹積もりでいる。麻生も重々承知しており、7月2日夜の仏料理店の会合でも「派を挙げて安倍を支える」との確約を取りつけた。

 石破との関係はもはや修復しようがない。内閣改造の焦点は、岸田と茂木をどう処遇するかに絞られた。

   
× × ×

 7月20日夜、安倍は東京・赤坂のホテルの日本料理店で岸田と向き合っていた。当選同期だが、2人だけでゆっくり酒を酌み交わすのは初めてだった。

 安倍はこう考えていた。

 来年の総裁選で石破との一騎打ちは避けたい。だが、安倍、岸田、石破の三つどもえとなると状況次第では中堅・若手が岸田に流れ、トンビに油揚げをさらわれる結果になりかねない-。

 安倍は言質を取らせぬように気をつけながら、岸田の意向を探った。岸田は、岸田派(宏池会)領袖(りょうしゅう)の苦労話を交えながら「党務に戻りたい」との考えをにじませた。そして最後にこう明言した。

 「宏池会は今後も首相を支えていきます」

 安倍は「ありがとう。頼りにしている」と安堵(あんど)の笑みを浮かべたが、それでも岸田を外相から外し、党要職に起用するのを渋った。


 1つは「外交の継続性」を重視するからだ。平成24年12月の第2次安倍内閣発足時から外相を続ける岸田はこれまでに53カ国・地域を飛び回った。則(のり)を超えぬ岸田は安倍外交の「前さばき役」として最適だった。

 もう1つは党務に戻すリスクを考えた。岸田の後見役である元幹事長の古賀誠は引退後も隠然たる力を持つ。岸田がいくら恭順の意を示しても、岸田の下に反安倍勢力が結集する可能性は消えていない。

 古賀が優柔不断な岸田に不満を持っているのは明らかだった。最近も周辺にこう漏らした。

 「空港なんかで受けるようではダメだ…」

 古賀の言う「空港」とは昨年8月3日の内閣改造を指す。安倍が岸田に外相続投を求めたのは直前の7月27日朝、羽田空港のVIPラウンジだった。わずか15分間の会談で岸田が軽々に続投を内諾したことに古賀はまだ怒っているのだ。

 安倍が人事に悩んでいる間に内閣支持率は下落の一途をたどった。7月15、16日のANN世論調査の内閣支持率は29・2%、22、23日の毎日新聞世論調査は26%だった。

2463チバQ:2017/08/13(日) 15:18:27
 安倍内閣は「岩盤の4割」という強固な支持層に支えられてきた。その岩盤がいとも簡単に割れたどころか、政権が転覆しかねない危険水域に突入した。

 もはや選択の余地はなかった。悩んだ末に岸田を政調会長に起用した。岸田派からは、防衛相に小野寺五典、文部科学相に林芳正、法相に上川陽子、1億総活躍担当相に松山政司の4人を一挙に入閣させた。

 岸田は素直に喜んだが、果たしてよいのか。入閣した4人は「人質」ではないのか。敵を間近に置いて真綿で絞め続ける戦術は、森喜朗の得意技だった。その弟子である安倍もその術(すべ)をよく心得ている。

   
× × ×

 7月25日午後、茂木はインド外遊を理由に首相官邸を訪れ、1時間弱、安倍と向き合った。

 「憲法改正をやるにも、どんな政策をやるにも内閣支持率を回復させない限り前に進みませんよ。支持率を上げることに寄与することで政権をお支えしたい」

 茂木が切々と語るのを、安倍はうなずきながら聞き入った。

 譲位関連法案の与野党協議などを通じ、安倍は茂木の能力を高く評価している。その茂木が外相を希望していることは人づてに聞いている。政策通で英語も堪能。外相も難なくこなすに違いない。

 だが、安倍は言質を与えなかった。岸田の外相留任にこだわったこともあるが、支持率回復には外交より経済政策の方が効果が大きいと考えていたからだ。その司令塔となる経済再生担当相の適任者は茂木しかいなかった。

 加えて経済再生担当相ならば、内閣と一蓮托生(いちれんたくしょう)となり、生殺与奪の権を握ることができる。茂木の経済再生担当相起用は今回の改造の目玉だが、政局的な意味合いも大きい。

   
× × ×

 内閣支持率急落の中での改造だけに、安倍の思い通りにいかぬことも少なくなかった。

 最大の痛手は元衆院議長の伊吹文明に文科相就任を固辞されたことだ。前文科事務次官の前川喜平の反乱で痛手を受けた。反乱軍鎮圧に「謀略公家」の異名を持つ伊吹ほどの適任者はいないだけに目算は狂った。

 小泉進次郎にも菅義偉らを通じて入閣を打診したが、断られた。背後に元首相の小泉純一郎がいたのは間違いない。何とか筆頭副幹事長につけたが、発信力があるだけに将来の台風の目になりかねない。野田聖子にも土壇場でゴネられ、五輪相から総務相にポスト替えを余儀なくされた。


 安倍は3日の記者会見で「実力本位の布陣を敷いた仕事人内閣だ」と胸を張ったが、内心忸怩(じくじ)たる思いではなかったか。ただ、不満分子の頭をなでながら政権維持に汲々(きゅうきゅう)とする男ではない。すでにその手には複数の真綿のひもが握られている。=敬称略(石橋文登、酒井充)

2464チバQ:2017/08/13(日) 15:19:09
http://www.sankei.com/premium/news/170812/prm1708120026-n1.html
2017.8.12 14:00
【3×3安倍内閣】
なぜ河野太郎氏を外相に起用したのか? 安倍首相「大丈夫だ。彼は父親とは違う…」 談話覆す切り札か?

「本当に河野太郎さんが外相でいいんですか?」

 内閣改造前夜の2日夜、首相、安倍晋三の側近は意を決してこう進言したが、安倍は耳を貸さなかった。

 「大丈夫だ。彼は父親(元衆院議長の河野洋平)とは違う。国際感覚は豊かだし、心配ない」

 とはいえ、安倍も相当悩んだに違いない。河野に「入閣内定」を告げたのは2日午後だったが、外相ポストを打診したのは2日午後11時すぎだった。

   
× × ×

 今回の内閣改造で最も難航したのが外相ポストだった。「外交の一貫性」を重んじる安倍は平成24年12月の第2次安倍内閣発足以来、岸田文雄を外相として重用してきたが、岸田は「そろそろ党務に戻りたい」との意向を崩さない。自民党政調会長の茂木敏充の起用も考えたが、「経済最優先」の要となる経済再生担当相の適任者は、茂木しかいなかった。

 残る外相候補は、安倍の腹心である加藤勝信と河野太郎の2人。旧大蔵官僚で安倍の下で官房副長官を務めた加藤ならば安心感はあるが、新味はない。一方の河野は英語が堪能で国際感覚は豊かだが、社会保障や事業仕分けなどで歯に衣着せぬ発言を繰り返し、変人扱いされてきた。

 しかも河野の父で外相や自民党総裁を歴任した洋平は、歴史認識や東アジア外交などをめぐり、安倍とことごとく対立してきた。なぜその息子にあえて外交を委ねようと考えたのか-。

× × ×

 洋平は自民党ハト派を代表する政治家で親中派・護憲派の頭目だったが、外交史の汚点といえる失政を犯した。平成5年8月、官房長官だった洋平が発表した「河野談話」だ。

 この談話が国内外に「日本政府が公式に慰安婦の強制連行を認めた」という誤解を広め、今も世界各地で慰安婦像が作られる論拠となっている。

 河野談話に「強制連行」という文言はない。にもかかわらず、旧日本軍が強制連行を行ったとされるのは、洋平が談話発表の際に「強制連行の事実があったという認識なのか」と質問され、独断で「そういう事実があったと。結構です」と答えたからだった。

 20年以上経た26年6月、政府は河野談話作成過程に関する報告書をまとめ、「いわゆる『強制連行』は確認できない」としたが、洋平は談話を今も正当化し続けている。

 それだけでなく、安倍の外交・安保の政策・方針に批判を重ねてきた。第1次安倍内閣だった19年8月15日の全国戦没者追悼式典では、安倍が掲げる「戦後レジームからの脱却」を当てこすってこう挨拶した。

 「(日本国民は)海外での武力行使を禁じた日本国憲法に象徴される新しいレジームを選択して、今日まで歩んでまいりました」

2465チバQ:2017/08/13(日) 15:19:38
× × ×

 それでも安倍は1期後輩の河野を目にかけてきた。平成27年10月発足の第3次安倍第1次改造内閣では国家公安委員長として初入閣させた。

 これには理由があった。

 12年頃だったか。2回生議員だった安倍の事務所に1回生の河野がぶらりと訪ねてきた。

 「安倍さんの集団的自衛権論に全面的に賛成します。安倍さんが将来、旗を揚げたら応援しますよ!」

 河野は熱くこう語り、頭を下げた。

 当時から安倍は国会などで政府の憲法解釈を変更して集団的自衛権行使を限定容認するよう繰り返し主張していたが、「跳ね返り」扱いされ、同調する議員はわずかだった。

 それだけに河野の言葉は安倍に響いた。「親父さんとは全然考え方が違うんだな…」

 その後も安倍は河野の言動を注意深く追ったが、慰安婦問題で洋平に同調したことは一度もなかったという。むしろ河野談話と距離を置きたがっているようにも見える。

 24年11月には自らのブログ「ごまめの歯ぎしり」で河野談話を取り上げたが、自身の考えは特に示さず、政府見解や客観的経緯を淡々と記しただけだった。

 25年8月、自らのツイッターを洋平と混同され、「あ、従軍慰安婦の嘘を広めた野郎だ!」と書き込まれた際、河野は逆ギレしてこう反論した。

 「俺がなにかしたか?」

× × ×

 それでも河野を外相に起用するリスクは大きい。安倍はどうヘッジするつもりなのか。

 一つは内閣の布陣にある。安倍の盟友で、副総理兼財務相を務める麻生太郎は河野の後見人であり、指南役でもある。官房長官の菅義偉も同じ神奈川県選出で兄貴分として面倒を見てきた。もし河野が暴走しそうになっても、2人を使って押さえ込めると踏んでいるのだ。

 それでも「河野リスク」は尽きない。まず官僚に対する居丈高な物言いが心配される。

 テロ等準備罪をめぐる3月2日の自民党法務部会では「外務省はウソついたのか。無知だったのか。やる気がなかったのか。どれなんだ。はっきりしろ!」と外務官僚を罵倒した。これではやる気も萎える。

 「脱原発」も懸念材料だ。日本が非核保有国で唯一、使用済み核燃料の再処理が認められているのは、昭和63年発効の日米原子力協定があるからだが、来年に満期を迎える。河野はすんなり更新に応じるのか。

 政府開発援助(ODA)についても「半減させ、内容も大幅に変更する必要がある」と主張してきたが、これを貫けば政府内は大混乱に陥る。


× × ×

 河野の外交デビューは間近に迫る。6〜8日にはマニラで東南アジア諸国連合(ASEAN)外相会合に出席し、米中韓などの外相会談も予定される。「河野洋平の息子」の不用意な一言は「誤ったメッセージ」になりかねない。

 対露外交では祖父で元農相の河野一郎が日ソ共同宣言に深く関わった。これが吉と出るか、凶と出るか、微妙な線だといえる。

 そんなリスクは当然覚悟の上だろう。安倍は3日夕の記者会見で「歴史認識については戦後70年談話を閣議決定している。河野太郎さんも完全に一致している」と断じた。河野も「慰安婦問題に関しては戦後70年談話と日韓合意に尽きる」と述べた。

 もしや安倍は河野談話を息子の手で見直させたいと考えているのではないか。

       =敬称略

(石橋文登、阿比留瑠比)

2466チバQ:2017/08/13(日) 15:25:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017080900912&g=pol
茂木氏、選挙区で手帳配布=週刊誌報道-事務所は違法性否定


 茂木敏充経済再生担当相=衆院栃木5区=が地元の後援会幹部に衆院手帳を無償で配布し、公職選挙法違反の疑いがあると9日発売の週刊新潮が報じた。記事では衆院手帳は財産上の価値を持つ有価物であるため、公選法が禁じる寄付行為に当たる可能性が高いと指摘している。

 また、茂木氏が過去に地元でカレンダーを配布したことも紹介した。
 これに対し、茂木氏の事務所はコメントを発表し、手帳、カレンダーとも政党関係者らに配布した事実は認めたものの、「政党支部の政治活動であり、公選法上の問題はない」との見解を示した。この中で、手帳は「政党の政治活動用資料」、カレンダーは「政党支部の活動を写真で紹介したポスター」とそれぞれ説明した。 (2017/08/09-16:19) 関連ニュース

2467チバQ:2017/08/15(火) 16:07:26
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-184436.html
ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった 4年後なら小池と小泉が参戦し大乱戦になる

06:00

ポスト安倍、「岸破聖太郎」の攻防が始まった

(東洋経済オンライン)

お盆休みに入った永田町で多くの政界関係者が口にするのが「ポスト安倍」絡みの話題だ。夏前までは既定路線化していた安倍晋三首相の自民党総裁3選への"一本道"が一転"迷路"と化し、1強政権の前に"音無し"だった自民党内にも来年9月に向けた「権力闘争」の蠢(うごめ)きが顕在化してきたからだ。

首相が断行した8月3日の内閣改造・自民党役員人事を境に、いわゆる総理・総裁候補の顔ぶれが多様化し、岸田文雄政調会長、石破茂元地方創生相の"2強"に加え、初の女性首相を目指す野田聖子総務相や「ポスト・ポスト安倍」を視野に入れる河野太郎外相が総裁選出馬への意欲を示した。

今回の安倍人事で一気に「本命」にのし上がったとされる岸田氏は来年9月の総裁選出馬について「1年後のことなど、誰にもわからない」と煙幕を張るが、孤立化がささやかれる石破氏の出馬への決意は固く、野田氏も「必ず出る」と明言しており、安倍政権の"寿命"も絡んでの神経戦が熱を帯びる。

「秘蔵っ子」稲田氏脱落、「異端児」河野氏浮上

1年前の第3次安倍再改造内閣発足後には、石破、岸田、野田3氏に次いで名前が挙がったのは稲田朋美元防衛相だった。首相自らが「将来の有力な女性首相候補」と肩入れする秘蔵っ子だったからだ。しかし、南スーダンPKO部隊の日報隠蔽問題などで「政治家としての資質に疑問符がつく言動」(自民幹部)を繰り返して防衛相辞任に追い込まれた時点で「ポスト安倍番付」から姿を消し、入れ替わるように自民党の異端児と呼ばれる河野氏が浮上した。

このため、「ポスト安倍」候補の永田町的呼び名は1年前の「石田聖美」から、実現可能性も加味しての「岸破聖太郎」に変わった。いうまでもなく岸田、石破両氏の姓と野田、河野両氏の名を組み合わせたもので、競馬予想になぞらえれば「本命・岸田、対抗・石破、穴・野田、大穴・河野」といった意味合いだ。

この4氏の自民党総裁選とのかかわりをみると、石破氏は2008年と2012年の2回、総裁選を戦い、河野氏も2009年に出馬している。野田氏も前回2015年総裁選で出馬を目指したが、あと一歩のところで断念を余儀なくされた。ところが岸田氏は名門派閥・宏池会(岸田派)の領袖なのに、同派所属の林芳正文科相の2012年総裁選への出馬を横目に、まだ1回も出馬どころか出馬準備もした形跡がない。

自民党総裁選史をひもとくと、初出馬で総裁の座を射止める「一発勝負」型と、複数回の挑戦を経て頂点にたどり着く「一歩一歩」型に大別される。最近の総裁では安倍首相や福田康夫元首相は前者で、麻生太郎元首相(現副総理兼財務相)や小泉純一郎元首相は後者だ。したがって、仮に次期総裁選に岸田氏ら4氏が出馬すれば、岸田、野田両氏が「一発」組、石破、河野両氏が「一歩一歩」組として競い合う形となるわけだ。

「岸・石対決」は大派閥連携で岸田氏有利?

もちろん、総裁選出馬には「本人を除く20人の推薦人」という条件に加え、派閥単位の合従連衡なども重要な要素となる。このため、永田町では「ポスト安倍の総裁選は結局、派閥領袖の岸田、石破両氏のマッチレースになる」(自民幹部)との見方が多く、出馬を狙う野田、河野両氏はまず、推薦人確保に苦闘することになりそうだ。

では、現状での「岸田・石破対決」の形勢をみると、「党内に敵をつくらない"全方位型"の岸田氏が、敵の多い"一匹狼型"の石破氏より有利」(自民幹部)との分析がもっぱらだ。

宏池会のプリンスで「党内ハト派の代表選手」とも位置づけられる岸田氏は、政治路線が重なる額賀派との交流も深め、党内第2派閥の麻生派も宏池会の系譜にあることから「派閥の合従連衡」による総裁選なら優位に立つ可能性は大きい。対する石破氏は、自民離党後は政党を渡り歩き、復党後も所属した額賀派から抜け出し、党内無派閥組を糾合して小派閥の石破派を結成しただけに、大派閥主導の総裁選となれば劣勢なのは否めない。

今回の人事で首相があえて岸田氏を党3役に起用したのは「個人的にも親しい岸田氏への禅譲路線をちらつかせることでの求心力強化と、安倍批判を繰り返す石破氏を孤立化させる」(自民長老)との思惑があったとみられている。

2468チバQ:2017/08/15(火) 16:09:15

仮に、首相が総裁3選を断念して岸田氏への「禅譲」でキングメーカーを狙う場合は、額賀、麻生両派に最大派閥の細田派や幹事長派閥の二階派も加わった「大派閥連携」を画策すると見る向きは少なくない。その場合、石破氏は党内の反安倍勢力を糾合する一方、2012年総裁選で首相を圧倒した地方票での戦いを余儀なくされるが、「数の争いでは極めて劣勢」(自民幹部)となることは避けられない。

第2次安倍政権発足時に党内ナンバー2の幹事長に就任した石破氏は、その後の地方創生担当相や"浪人時代"も含めて、熱心に地方行脚を続けてきた。このため「地方に行けば石破氏の人気は高く、外相として海外を飛び回っていた岸田氏の知名度不足は否めない」(岸田派幹部)のが現状だ。

しかし、これからは政調会長の職務として各県連や地方ブロックでの会議に出席するため、岸田氏に弱点克服の機会が増大するのは間違いない。
しかも、永田町での「岸田本命説」の広がりを受けて、テレビの情報番組を含めたメディアへの同氏の露出が激増しており、内閣支持率急落で"反安倍"的コメントを求めるメディアの期待に応えてきた石破氏の出番は減り始めている。

その一方で「女性首相候補ナンバーワン」(自民幹部)に返り咲いた形の野田氏や、「将来のホープ」(政府首脳)の河野氏もメデイアへの露出度は急増している。ただ、いまのところは"サプライズ閣僚"としての出演が多く、「ポスト安倍」を前提とした企画での出番は少ない。

「安倍3選」はなお既定路線に

ただ、こうした「ポスト安倍レース」の構図に決定的な影響を与えるのが次期総裁選での「安倍3選」問題だ。党内を制圧してきた1強体制には陰りがみえるものの、首相自身の続投意欲に変化はみられない。

今回の岸田氏重用人事は「安倍3選と4年後の総裁選での岸田支持のバーター」(細田派幹部)との見方が多く、人事前の安倍・岸田会談では「首相が総裁選に出馬すれば岸田氏は首相支持に回ることで合意した」(首相側近)という"密約説"が永田町に流布されている。この点について岸田氏は「1年後のことなど今から明言できない」とかわし、岸田陣営でも「総裁争いの歴史をみても禅譲説など信ずるほうがおかしい」(側近)との声が少なくない。岸田氏も「総理・総裁は堂々と戦って勝ち取るもの」と周辺に語る。


そもそも、首相が3選を断念するケースとしては、(1)総裁選前の解散・総選挙で惨敗する、(2)アベノミクスが失敗し、憲法改正も実現困難となって続投の意欲をなくす、などが想定される。したがって、首相がなお改憲実現に執念を燃やし、解散・総選挙は総裁3選後に断行するとの見方が多い現状では、なお「首相続投」が既定路線だ。その一方で「加計・森友疑惑」で首相の関与を示す決定的材料が出た場合や、10年前と同じ体調を崩しての途中退陣となれば、話し合いでの「麻生暫定政権」も浮上する可能性がある。

2469チバQ:2017/08/15(火) 16:09:43
このため、来年9月の総裁選が党則どおり実施される場合には「ポスト安倍は安倍」となる可能性はなお大きい。ポスト安倍が4年後の総裁選に持ち越されれば岸田、石破両氏ら4人の有力候補に加えて、国民的人気を誇る小泉進次郎筆頭副幹事長の挑戦や、小池百合子東京都知事が国政復帰しての参戦も想定され、「群雄割拠の大乱戦」にもなりかねない。小泉氏も講演などで「日本は20年の東京五輪後に大きな変革期を迎え、政治も大きく変わるので若い世代の出番となる」と決意を隠さない。

ネットでもてはやされる動画 「ABE IS OVER」 

ここにきてネットでもてはやされている動画がある。題名は「ABE IS OVER」。ひと昔前の大ヒット曲「ラブ・イズ・オーバー」の替え歌で、「ABE IS OVER 遅すぎたけど 終わりにしよう 切りがないから……」で始まり、サビの「……誰に代わっても忘れはしない きっと最後のファシストと 刻むから」と続く。

2年前の夏の国会周辺での安保法制反対デモの映像と、首相の苦渋に満ちた表情がかわるがわる背景映像として大写しになる。こうした政治風刺の動画はいくらでもあるが、皮肉たっぷりな歌詞と物悲しいメロデイが視聴者の感性に訴え、クリック数が激増しているという。

首相は1強が揺らぎ始めた通常国会閉幕後の6月下旬、党役員会で「築城3年落城1日」と自らを戒めた。「出直し人事」で内閣支持率は持ち直したが、不支持理由の「首相が信頼できない」は減らないままだ。

首相はお盆休みの前半には半年ぶりに地元入りし昭恵夫人とともに父・故安倍晋太郎元外相の墓参りや地元支援者との交流に精を出し、亡き父の墓前では「初心に帰り、謙虚に誠実に丁寧に全力を尽くす」と報告した。しかし、お盆前に行われた日報問題に関する衆参両院閉会中審査に首相は出席せず、自民党は疑惑の中心人物の稲田元防衛相の参考人招致にも応じなかった。

これから1年、永田町の政局談議はポスト安倍が中心となるが、「3選」「禅譲」「派閥の合従連衡」など国民とは無縁の"永田町用語"ばかりが飛び交う状況になれば「解散総選挙も含めて、総裁選どころか、もう一度政権交代の悪夢が現実になる」(自民長老)ことにもなりかねない。

2470チバQ:2017/08/15(火) 16:30:28
安部イズオーバーって、どこのネットで流行ってるんですかね?
検索かけてもサヨっぽいのしかひっかからないんですけどね

2471チバQ:2017/08/15(火) 21:38:45
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170808/soc1708080010-n1.html
【鈴木哲夫の核心リポート】地味過ぎる内閣改造…安倍首相が仕掛けた“逆サプライズ” 支持率回復へ首相側近「頭を下げた姿見せても限界ある」 (1/2ページ)
2017.8.8
第3次安倍・第3次改造内閣。国民の判断は 第3次安倍・第3次改造内閣。国民の判断は
内閣改造後の支持率
★(1)

 「国民の皆様から大きな不信を招く結果となり、改めて深く反省し、おわび申し上げたい」

 安倍晋三首相は3日、内閣改造後の記者会見で、「加計学園」問題や、南スーダンPKO(国連平和維持活動)部隊の日報問題などで国民に対して陳謝し、何と約8秒間も深々と頭を下げた。異例のことだ。そして、「最優先すべきは経済の再生」と強調し、改造内閣を「結果本位の『仕事人内閣』」と説明した。

 自民党ベテラン議員は、今回の内閣改造を「サプライズなしという、サプライズ」と表現した。

 安倍内閣の支持率低下は深刻を極め、一部マスコミの調査では「危険水域」と呼ばれる30%をついに切った。そうしたなかで、内閣改造は反転攻勢の手掛かりをつかみたい。新人や意外な顔ぶれ、民間からの抜擢(ばってき)など、どんなサプライズがあるかが注目されていた。

 ところが、安倍首相が選んだ顔ぶれは、ほとんどが閣僚経験者で、一言で言えば「地味」。いわば逆サプライズだ。

 「今度の改造は『下がった支持率を上げるのが目的』だと、国民にはバレている。そこへきて、人気の小泉進次郎衆院議員や、女性議員を入れたら姑息(こそく)に見えてしまう。そこで、安倍首相は逆の発想をした。『真面目にしっかり仕事をします』と、あえて閣僚経験者をそろえたということだ。実は、伊吹文明元衆院議長に7月早々、文科相を打診していたのが明らかになったが、これこそ象徴的だ」(前出ベテラン)

 「反安倍」を掲げる野田聖子総務相の起用がやや効いたのか、マスコミ各社の世論調査で支持率は多少上がり、「安倍人事の狙いが的中し、何とか最悪を食い止めた」(同ベテラン)ということか。

 だが、改造後、最も早く調査した読売新聞でも支持率は42%で、前回比6ポイント上昇のみ。不支持率が48%と高く、その理由のトップは「首相が信頼できない」だった。

 「頭を下げた姿を見せても、改造の顔ぶれで工夫しても限界があるということ」(首相側近の1人)

 やるべきは「反省の言葉」を形にすることだろう。

 例えば、加計問題については、閉会中審査で、政府側の参考人が「記憶にない」を連発し、忖度(そんたく)があったとする野党側の参考人と真っ向から対立した。政府側が「岩盤規制を国家戦略特区で突破した」というなら、それも含めて偽証罪に問える証人喚問が必要ではないか。

 森友学園の国有地払い下げでは、近畿財務局と値段交渉が行われた録音テープやメモをマスコミが入手した。日報問題も、稲田朋美元防衛相の辞任で終わりなのか。話を聴くべき主役はたくさんいる。

 前出の首相側近は「内閣改造は、支持率低下をいったん止めたに過ぎない。本当の回復は、安倍首相の決断で、政府の関係者を国会に立たせることかもしれない」と厳しい表情を見せた。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)など。

2472チバQ:2017/08/15(火) 21:41:29
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170809/soc1708090011-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【鈴木哲夫の核心リポート】安倍首相と岸田氏が企てる“シナリオ” 改造人事で派閥均衡の狙い…「信頼回復」アピール影にしたたかさも (1/2ページ)
2017.8.9
★(2)

 安倍晋三首相が「出直し」のために行った内閣改造・自民党役員人事。一方で、安倍首相のしたたかな一面も見てとれる。来年9月の総裁選での「3選」を意識し、党内をしっかり掌握するための知恵だ。

安倍内閣
 「ポスト安倍」の1人、岸田文雄氏率いる岸田派は、最多の4人を入閣させた。そして、岸田氏自身は党政調会長に就任し、存在感を強めた格好になっている。

 安倍首相と岸田氏は7月20日、2人だけで約2時間、会談した。このとき、岸田氏は「閣外に出たいと希望を言った」とされ、事実、党三役に就いた。安倍首相が希望を聞き入れたことになるが、岸田氏としては、来年の総裁選に出馬できるフリーハンドの立場を得たことになる。3選を目指す安倍首相にとっては好ましいわけはない。

 では、岸田派の厚遇をどう見ればいいのか。

 安倍首相の側近議員は「安倍首相が無条件で岸田氏の希望も聞いたうえ、岸田派を4人も入閣させるはずがない」といい、安倍首相の狙いをこう推測した。

 「安倍・岸田会談では『安倍首相が次の総裁選に出るなら、岸田氏は支える。一方、安倍首相の悲願である憲法改正が実現したときや、何かあって退陣するときには安倍首相が岸田氏を後継指名する』といったシナリオが、あうんの呼吸で成り立ったのではないか」

 安倍首相は改造直前、岸田氏に外相と防衛相を兼務させた。この異例の兼務も、シナリオの存在をうかがわせる。

 もう一つ、安倍首相は「党内の掌握」も狙っていた。岸田派以外には、ほぼ同数を、閣僚か党幹部を割り当てたのがカギだ。

 麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派からは3人が入閣した。額賀派からは、茂木敏充経済再生相と、加藤勝信厚労相、竹下亘総務会長の3人を要職に就けた。まさに派閥均衡になっているのだ。

 安倍首相に近いベテラン議員は「これこそ、党内掌握の方法だ」といい、ガバナンスについて解説する。

 「党内掌握では、傘下にライバルを全部並べて、その上にどっしりと構えて治めるやり方がある。それぞれが競い合って、一生懸命仕事をする。後継指名などを意識して、安倍首相への忠誠心を高めることにもなり、首相は安泰ということになる」

 「かつて、中曽根康弘首相が、傘下に竹下登、宮沢喜一、安倍晋太郎の3氏を置いて競争させて忠誠を誓わせたのと同じだ。岸田派、額賀派、そして『新キングメーカー』とされる麻生氏の麻生派からの入閣人数を、ほぼ横並びにした狙いは、まさにそこだ」

 安倍改造内閣は「信頼回復」のアピールの影に、したたかさも織り込んだものと言えそうだ。

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 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)など。

2473チバQ:2017/08/15(火) 21:49:13
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170812/soc1708120005-n1.html
【鈴木哲夫の核心リポート】「ポスト安倍」迷走も 閣僚経験者が予測する「9月解散」 1強から政局へ、政権正念場 (1/2ページ)
2017.8.12
★(4) 

 改造人事で、支持率がやや持ち直した安倍晋三内閣だが、多くのマスコミの調査では依然、不支持が上回っている。「首相を信用できない」という不支持の理由も消えていない。自民党の安倍首相に距離を置く、リベラル派のベテラン議員は次のように話す。

 「安倍首相は来年9月の自民党総裁選で3選を狙っている。これまでは一部の反安倍以外は容認する空気だったが、今後支持率が長期低落に入れば『安倍降ろし』だって起きる」

 今回の人事で、「安倍首相は、あえてライバルを取り込むかもしれない」という噂も出た。だが、石破茂元地方創生相は入閣しなかった。

 「他の『ポスト安倍』の面々とは違って、安倍首相は政権批判だけ繰り返す石破氏は許さないし、徹底して距離を置くのは分かっていた」(首相側近議員)


 「石破氏は『何があっても入閣しない、心配しなくていい』と言っていた。これで安心して、総裁選へ思い切った準備ができる」(石破派幹部)

 「ポスト安倍」ヘ向けて今後、石破氏が活動を活発化させることは間違いない。「地方行脚を続け、『地方創生』という政権構想をさらにブラッシュアップして総裁選に備える」(前出の派閥幹部)という。

 他の「ポスト安倍」候補はどうか。岸田文雄政調会長と、野田聖子総務相に加え、菅義偉官房長官が「会合で『ポスト安倍』に名前を挙げた」(菅氏に近い2回生議員)とされる河野太郎外相らだ。

 前出の首相側近は「大きく分ければ、『禅譲』か『総裁選で戦う』かだ。入閣した野田、河野両氏と、閣外に出たが岸田氏は『安倍首相を支える』と言っている。3人の頭の中には禅譲狙いがあるとみていい。安倍首相が改造前に個別に話して、うまく取り込んだ人事の妙だ」「だが、支持率が長期低迷となれば、石破氏の批判が地方などに共感を呼ぶ可能性はある。禅譲狙いの面々も主戦論に変わる」と警戒感を示す。

 「ポスト安倍」への動きが加速して浮足立ってくれば、安倍首相が求心力を高めるための「解散論」が出てくる。現に、「9月解散」を予測する閣僚経験者もいる。

 解散については、公明党ベテラン議員も次のように話した。

 「解散を決断するタイミングは2つ。『支持率が高くて、いまやれば勝てるというとき』か、『敵、つまり野党がダメなとき』だ。支持率が低迷すれば1つ目は消える。残るのは野党がダメなときとなる。時間がたてば、野党の選挙協力が進み、小池百合子新党の準備もできる。今年秋から12月ぐらいに早まる可能性は否定できない」

 1強から政局へ…。安倍政権の正念場となる。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)など。

2474チバQ:2017/08/15(火) 21:49:55
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/170810/soc1708100007-n1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsList
【鈴木哲夫の核心リポート】内閣改造、支持率の肝は顔よりも政策的判断 安倍首相の「起死回生の看板政策」、中身は一貫して変化ナシ (1/2ページ)
2017.8.10
★(3)

 「顔」ではなく「何をやるか」が、内閣支持率の肝(きも)だろう。

 安倍晋三首相は「人づくり革命」を掲げた。すでに2018年度予算案に向けた重点政策として、約4兆円の特別枠も設けている。家庭の経済事情に関わらず、無償化などで誰もが教育を受けられる機会をつくる。また、高齢者なども教育の機会をつくることによって、個人の能力を高め、生産性を向上させ、経済の活性化を図る狙いがある。

 担当大臣は、茂木敏充経済再生担当相の兼務だ。ただ、「今月中にも会議を立ち上げて年内には中間報告したい」と話すように、内容はまだこれから。政策的なインパクトはまだ弱い。

 この「人づくり革命」は、安倍内閣がいま政権をかける「起死回生の看板政策」になっているかについては、さまざまな意見もある。経産省OBはこう話す。

 「『女性活躍』や『1億総活躍』『地方創生』など、これまで看板を何度も掲げてきましたが、実はその中身は一貫して変わっていない。『働き手を増やし、労働者1人が生み出す付加価値を増やす生産性の向上』という経済政策です。では、同じなのになぜあれこれ工夫しながら言い換えてきたのか。それは逆に言うと成果をなかなか見通せないからです」

 1億総活躍社会を打ち出した後も、出生数は100万人を割り込むなど少子化対策への効果は出ていない。また、《女性に働いてもらいたい。そのためには保育所もつくる。介護離職ゼロのために、介護士の給与を上げる》など、一歩間違えればバラマキで終わってしまう危険性もある。

 一方で、生産性を上げることばかり考える、経済偏重に警鐘を鳴らす自民党ベテラン議員もいる。

 「これから10年、20年と、少子高齢化で税収は減り地方自治体も消滅する。『大変な時代になる』という危機に対し、むしろ優先すべきは財政再建路線だ。社会保障のための消費税率アップから逃げてはいけない。いま支持率を上げるためには、夢のあるようなことばかりを言うのではなく、むしろ厳しい時代を宣言し何をすべきかを看板にすべきだ。政権の責任とはそういうもの」

 自民党内には、支持率低下と並行して、財政再建の勉強会も立ち上がるなど多様な自民党らしい政策論議も始まっている。「アベノミクスは確実に一定の成果を出したが、いわゆる『第三の矢』の不発など反省点も確かにある」(首相側近)なかで、安倍首相もブレーンを拡大するなどして、生産性という視点を再検証することも必要かもしれない。

 ■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経て、現在、フリージャーナリスト。著書に『最後の小沢一郎』(オークラ出版)、『ブレる日本政治』(ベスト新書)、『安倍政権のメディア支配』(イースト新書)など。

2475チバQ:2017/08/15(火) 22:03:57
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20170815-00000343-fnn-pol
靖国神社 現役閣僚参拝せず
8/15(火) 18:38配信 Fuji News Network

Fuji News Network
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安倍首相は、東京の靖国神社への参拝を2017年も見送り、閣僚も全員が参拝しなかった。
靖国神社には15日、自民党の小泉筆頭副幹事長や稲田元防衛相、超党派の「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」のメンバーらが参拝した。
また、柴山総裁特別補佐が参拝し、「自民党総裁 安倍晋三」の名前で、玉串料を納めたが、安倍首相本人は参拝せず、閣僚も、参拝を続けてきた野田聖子総務相をはじめ、全員が参拝を見送った。
自民党政権下で、終戦記念日に閣僚が靖国に参拝しないのは、外交問題化した1985年以降初めてで、背景には、北朝鮮情勢が緊迫する中、中国や韓国との摩擦を避ける意向もあったとみられている。

2476チバQ:2017/08/16(水) 19:57:29
http://www.sankei.com/politics/news/170816/plt1708160021-n1.html
2017.8.16 19:50

長島忠美衆院議員が脳卒中で入院 元新潟県山古志村長
 新潟県中越地震で被災した旧山古志村(現長岡市)の元村長で自民党の長島忠美衆院議員(66)=新潟5区=が脳卒中で長岡市内の病院に入院したことが16日、分かった。長島氏の事務所が明らかにした。2カ月の入院治療を要し、経過を見ることにしたという。事務所は「再起を目指し療養して参ります」とコメントした。

 事務所によると、長島氏は14日、長岡市山古志地域で開かれた成人式に出席。15日午前に体調不良を訴えたという。

 長島氏は平成17年衆院選の比例北陸信越ブロックで初当選。24年衆院選で新潟5区にくら替えし、現在4期目。復興副大臣などを務めた。

2477チバQ:2017/08/16(水) 19:59:01
http://www.sankei.com/politics/news/170816/plt1708160018-n1.html
2017.8.16 14:49

河井克行元首相補佐官、自民党総裁外交特別補佐に 安倍晋三首相が任命
 河井克行元首相補佐官は16日、安倍晋三首相(自民党総裁)が河井氏を新設ポストの総裁外交特別補佐に任命したと記者団に明らかにした。外交担当の首相補佐官を約2年務めた河井氏が海外で培った人脈をいかして議員外交を展開し、各国要人との重層的なチャンネルの構築や多角的な情報収集を図る。

 河井氏によると、首相は「日本にとってかけがえのない大切な国々の要人との信頼関係をしっかり深めてほしい」と述べ、日米同盟の深化やフィリピン、オーストラリア、ベトナムなどの友好国との連携強化を指示したという。

2478チバQ:2017/08/16(水) 19:59:51
http://www.sankei.com/politics/news/170816/plt1708160002-n1.html
2017.8.16 01:00
【政界徒然草】
次期首相トップ候補の石破茂氏、実は「冬の時代」に 内閣改造で孤立 総裁選出馬に黄信号?
 自民党の石破茂元地方創生担当相(60)が8月3日の内閣改造を機に孤立感を強めている。領袖を務める石破派(水月会)から衆院当選3回で農林水産副大臣だった斎藤健氏(58)を農水相に一本釣りされた上、側近と目された小此木八郎(52)、梶山弘志(61)両氏が初入閣した。永田町では来年秋の党総裁選を見据えた「石破派分断」「石破潰し」として、首相官邸による切り崩しととらえる見方が大勢だ。世論調査では「次の首相」のトップに名前が挙がる石破氏だが、実は総裁選の出馬要件となる推薦人20人の確保も危ぶまれる「冬の時代」に直面している。

 8月3日昼、石破氏は内閣改造の動きを尻目に国会内で派閥会合を開き、改造人事についてこう話した。

 「改造のたびにいろんなドラマはあるが、それぞれの分野でこの人をおいてほかにないということに向けて、それぞれが研鑽(けんさん)を積んでいく。たまたまいろいろな事情で外れることがあったとしても、その間、さらにそれを高めていくことだ」

 この時点で正式な閣僚名簿は発表されていなかったが、すでに各メディアは斎藤氏の入閣内定を報じ、石破氏が知らなかったはずはない。それでも石破氏は斎藤氏の名前を持ち出さず、当の斎藤氏も姿を見せなかったため、会合は微妙な空気に包まれた。

 石破派には後藤田正純元内閣府副大臣(48、衆院当選6回)や古川禎久衆院議員(52、同5回)といった、当選回数を重ねながら閣僚経験ゼロの待機組がいる。改造に際し、石破派は山本有二氏(65)の農水相続投で一致していたというが、待機組の議員にしてみれば自分たちを飛び越して斎藤氏が入閣し「心中穏やかではない」(石破派幹部)という。

 石破氏は派閥会合のあいさつで待機組への配慮をにじませた。斎藤氏の名前を出さなかったのも、内乱の「火種」にあえて触れない深謀遠慮だったとも受け取れる。しかし派内では「斎藤氏の入閣は遺恨になる」「名前を出さないのは、かえってぎくしゃくする。斎藤氏も会合に顔を出しにくくなるだろう」との不満が聞こえ、石破氏の求心力が問われている。

 石破派以外の閣僚人事からも安倍晋三政権の思惑は透けて見える。

 今回の改造で国家公安委員長兼防災担当相で入閣した小此木氏や地方創生担当相に据えられた梶山氏は、石破氏に近い議員がつくる無派閥グループに所属。特に梶山氏は平成24年9月の党総裁選で石破氏の推薦人に名前を連ねた間柄だ。

2479チバQ:2017/08/16(水) 20:00:13
 それだけに両氏の入閣は石破派にとって痛手となりそうだ。石破派幹部の一人は「入閣は『踏み絵』だ。安倍首相は総裁3選を確実にするために用意周到に取り込んだ」とほぞをかむ。小此木、梶山両氏は菅義偉官房長官(68)とも近く、政権批判を続ける石破氏を孤立させるための人事ではないかという見方が流れている。

 小此木、梶山両氏と同じく無派閥グループに所属し、今回防衛相候補として名前が挙がっていた浜田靖一元防衛相(61)は入閣こそしなかったが、「石破氏との関係はだいぶ遠くなっている」(石破派関係者)。石破氏の周辺者が軒並み離反すれば、石破氏が総裁選に出馬できるかどうかすらも怪しくなってくる。

 石破派は石破氏を除いて18人の小所帯で、総裁選に出るための推薦人20人に満たない。改造前は「20人なんて、どうにでもなる」と息巻いていた石破派幹部も、内閣改造を境に「20人を集められるか」と危機感を募らせるようになった。

 次期衆院選が行われるタイミングも、石破氏の命運を握るカギになりそうだ。石破派幹部によると、安倍政権の内閣支持率下落を受けて、衆院当選2回の若手議員らから「安倍首相で次の衆院選を戦えるのか」との相談が寄せられるようになったという。安倍首相の後継をうかがう「ポスト安倍」候補の一人である石破氏にとって、こうした若手議員は支持拡大のための開拓層であることは間違いない。

 しかし次期衆院選は、自民党への追い風が吹いた過去2回と異なり、当選1、2回生にとっては厳しい戦いが予想される。加えて安倍首相が10月の愛媛3区と青森4区の衆院ダブル補欠選挙に合わせて衆院解散に踏み切るとの観測が永田町で取り沙汰されている。来年秋の総裁選前に衆院選が行われ、若手議員が大幅に議席を失う事態になれば、石破派も苦境に立たされることになる。

 「安倍首相とは違う立場で発信を続けるために今回入閣するわけにはいかない」

 与党内「野党」として政権批判の受け皿を狙う石破氏は内閣改造に際し、周囲にこう漏らした。だが「ポスト安倍」候補として対比される岸田文雄氏(60)は外相から自民党政調会長に転じ、テレビ出演などを通じて存在感を発揮しつつある。野田聖子総務相(56)も入閣直後の総裁選出馬宣言が注目され、石破氏の埋没感は否めない。

 石破氏は世論調査では人気だ。東京都議選後の7月22、23両日に産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が行った合同世論調査によると、「今首相にふさわしい人」との質問で20.4%とトップだった。内閣改造後に時事通信が行った世論調査(8月3〜6日)でも、「次の首相にふさわしい政治家」で18.9%と1位だった。いずれも安倍首相をしのいだわけだが、党内で総裁選に名乗りを上げられるだけの支持勢力を確保しなければ、話は始まらない。これから1年余りは、石破氏にとって正念場となりそうだ。

2480チバQ:2017/08/17(木) 14:44:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170817-00000043-san-pol
10・22衆院選は「改憲」「3選」封じ
8/17(木) 7:55配信 産経新聞
 内閣改造・自民党役員人事が終わり、内閣支持率がじわりと回復基調に転じると、政界に再び解散風が吹き始めた。平成30年暮れの衆院任期満了まで残り1年4カ月余り。来年9月の総裁選3選を見据え、安倍晋三首相(自民党総裁)はいつ衆院解散に踏み切るのか。そのカギは、首相が掲げる「平成32年の新憲法施行」という政治スケジュールにある。 (岡田浩明)

  「秋の臨時国会冒頭で首相は解散を打ってくるのではないか?」

 3日の内閣改造後、永田町でこんな噂がまことしやかに流れ出した。

 発信源は民進党だった。

 学校法人「加計(かけ)学園」問題などで急落した内閣支持率は回復しつつあるが、民進党では蓮舫代表の辞任表明後も混乱が続く。9月1日の代表選では共産党との共闘の是非が争点となり、選挙準備どころではない。

 一方、小池百合子東京都知事に近い若狭勝衆院議員が年内の新党結成に動き出した。新党との連携を見据え、細野豪志氏に続き、民進党から離党者が続出する可能性もある。

 つまり首相から見れば「今秋に解散すれば十分勝算がある」というわけだ。10月22日には愛媛3区と青森4区の衆院ダブル補選が予定されており、9月下旬の臨時国会冒頭に解散すれば「10・22衆院選」をぶつけることもできる。自民党の一部には「任期満了近くになると追い込まれ解散となる。今のうちに解散するのが得策だ」(中堅)と乗じる動きもある。

 だが、今秋の解散は基本的にあり得ない。現時点で解散すれば、自民、公明両党で過半数は維持できても、改憲勢力3分の2超という現状を維持するのは困難だからだ。

 首相が、昨年夏の衆参同日選や昨年末の解散を見送ったのも同じ理由だった。当時の内閣支持率は5割超だったが、自民党などの極秘調査は「自民党は少なくとも30議席減」という結果だった。

 衆院で改憲勢力3分の2超の議席を失えば、首相が5月3日に打ち出した「憲法9条に自衛隊を明記する」という改憲方針は霧消する。この大目標を失えば総裁3選の道にも黄信号がともる。首相の目に今秋解散論は「改憲封じ」「3選封じ」に映っている。

 では首相が思い描く衆院解散はいつか。

 理想は、来年の通常国会で改憲案を衆参両院で発議し、来年秋の総裁3選後に衆院選と国民投票の同日選挙だろう。

 だが、野党・メディアの護憲勢力が「改憲潰し」「安倍潰し」に向け、総力戦を仕掛けることは想像に難くない。逆風を受け、公明党が改憲反対に転じることも十分あり得る。

 首相が最も憂慮しているのは、改憲案が衆参いずれかで否決されることよりも国民投票で否決されることだ。もし否決されれば、改憲論議は数十年にわたり封印されかねないからだ。

 昭和35年の日米安全保障条約改定時のように国会を幾重ものデモ隊が取り囲むような事態となり、強行採決で改憲案を発議せざるを得ない状況に追い込まれたら首相はどうするか-。一か八かで「改憲の是非」を問うて解散を打つ可能性は十分ある。来年春の平成30年度予算成立後は常在戦場となるのではないか。

2481チバQ:2017/08/17(木) 19:39:03
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170817k0000m010074000c.html
<首相>財政再建派に配慮 「成長重視」抑制、消費増税明言
08月16日 20:53毎日新聞

<首相>財政再建派に配慮 「成長重視」抑制、消費増税明言
財政再建を巡る最近の首相発言
(毎日新聞)
 3日の内閣改造以降、政府・与党内の財政再建重視派に対する安倍晋三首相の配慮ぶりが目立っている。内閣支持率の下落で政権の求心力が低下し、アベノミクスの実効性に批判もくすぶる中、首相は2019年10月の消費税率10%への引き上げを「予定通り実施する」と明言するなど、経済成長を重視する従来の姿勢を抑制。来年9月の自民党総裁選をにらみ、増税の是非が争点になるのを避けたいという思惑もありそうだ。【朝日弘行】

 首相は5日の読売テレビ番組で「19年の消費税引き上げは予定通り行っていく」と表明した。7月3日の毎日新聞のインタビューでは「検討していく」と述べるにとどめていたが、一歩踏み込んだ。

 これまで首相は一貫して「大切なのは経済を成長させることだ」という姿勢を崩さず、第2次安倍政権以降で2度延期された消費増税の行方が注目されてきた。さらに6月に閣議決定した経済財政運営の「骨太の方針」には、新たな指標として「債務残高の国内総生産(GDP)比の安定的な引き下げ」を盛り込んでいる。

 基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)を20年度に黒字化する財政再建目標は既に達成が困難。そこで、国の借金が減らなくても経済が成長してGDPが拡大すれば低下が見込める「成長重視」の指標を設け、成果をアピールしたいという思惑があった。ところが首相は、改造直後の3日夜のNHK番組で、新指標とPBの「両方の数字をしっかり見ていく」とトーンダウンした。

 内閣支持率が低下する中、地方選挙で「有権者にアベノミクスを訴えても聞いてもらえない」(中堅議員)とぼやきが漏れている。さらに「ポスト安倍」を狙う石破茂元幹事長、野田聖子総務相も財政再建を重視。総裁選で3選を目指す首相は自身の経済政策に批判が強まることを懸念し、成長重視の発言を抑制したようだ。

 ただ、14年4月の増税後に景気回復が鈍った経験から、首相周辺は「首相は『消費増税がアベノミクスを邪魔している』と思っている」と明かす。実際に10%への増税に踏み切るかどうか、首相は今後の支持率の推移も見ながら、慎重に判断するとみられる。

2482チバQ:2017/08/17(木) 19:41:57
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20170817k0000m010068000c.html
<野田聖子氏>「ポスト安倍」意識…政策集準備、靖国見送り
08月16日 20:34毎日新聞

<野田聖子氏>「ポスト安倍」意識…政策集準備、靖国見送り
野田聖子総務相=総務省で2017年8月8日、藤井太郎撮影
(毎日新聞)
 来秋の自民党総裁選出馬を公言する野田聖子総務相が、事実上の公約となる政策集を準備する一方、閣僚就任を受け、15日の終戦記念日に続けてきた靖国神社参拝を初めて見送った。「ポスト安倍」レースを意識した対応とみられる。

 政策集は人口減少社会への対応を軸とし、9月1日の自身の政治資金パーティーでお披露目する予定だった。だが3日の内閣改造で入閣し、大臣規範に抵触する恐れがあるためパーティーを中止。出版も延期した。女性活躍担当相も兼務する野田氏は周囲に「書き直す時間ができた。総裁選前には出版する」と改めて意欲を示す。

 野田氏は2015年総裁選でも出馬を目指したが、推薦人を確保できず断念した。「準備不足だった」との反省から、より具体的な政策集を打ち出すことで党内の支持拡大を図りたい考えだ。

 一方、野田氏は以前に閣僚だった1998〜99年(郵政相)と08〜09年(消費者行政担当相)には、いずれも終戦記念日に靖国に参拝した。しかし今年は15日の記者会見で「私の思いを優先させることなく、閣僚として与えられた仕事にまい進する」と表明。参拝を見送った。

 改造内閣で閣僚の参拝はゼロ。緊迫する北朝鮮の核・ミサイル問題で中韓両国と連携が必要なことも踏まえ、閣内で「突出」を避けた形だ。【田中裕之】

2483名無しさん:2017/08/19(土) 09:23:59
長島死去

2484チバQ:2017/08/19(土) 14:17:34
17 チバQ sage 2017/08/19(土) 14:17:15
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-170819X915.html
長島元復興副大臣が死去=旧山古志村長、10月は衆院3補選

11:41

衆院新潟5区選出の自民党の長島忠美(ながしま・ただよし)元復興副大臣が死去したことが19日、分かった。66歳だった。脳卒中で入院したと地元事務所が16日に発表していた。新潟県長岡市出身。【時事通信社】

(時事通信)

 新潟県中越地震時の旧山古志村長で、自民党衆院議員の長島忠美(ながしま・ただよし)元復興副大臣が18日深夜、同県長岡市の病院で死去した。66歳だった。同市出身。葬儀は近親者らで行い、後日お別れの会を開く。関係者によると、長島氏は脳卒中のため15日から入院していた。

 長島氏の死去に伴う新潟5区補欠選挙は10月22日に行われる予定。愛媛3区、青森4区と合わせて衆院3補選となる。

 旧山古志村(現長岡市)の村議、村長を経て、2005年の衆院選比例代表北陸信越ブロックで初当選。12年衆院選から新潟5区に転じ、当選4回。04年の新潟県中越地震の際、被災地の村長として復旧・復興の陣頭指揮に当たった。

2485チバQ:2017/08/20(日) 00:17:39
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170820k0000m040027000c.html
<長島忠美氏死去>「復興の旗頭」惜しむ 元山古志村長

08月19日 19:31

中越地震の復興支援のお礼に、「牛の角突き」の横綱を連れて都内の商店街を練り歩く山古志村長時代の長島氏=東京都台東区西浅草で2005年2月、小座野容斉撮影

(毎日新聞)

 入院公表から2日余り。突然飛び込んできた、衆院議員で旧山古志村(現長岡市)元村長の長島忠美氏の訃報。66歳という早すぎる死に、関係者らから悼む声が聞かれた。一方、長島氏の死去に伴う新潟5区の補欠選挙は10月10日告示、同22日投開票の青森4区、愛媛3区両補選と同時に実施される。7月の東京都議選に惨敗するなど、逆風続きで求心力の揺らぐ安倍晋三政権にとっては負けられない選挙となりそうだ。【柳沢亮、南茂芽育】

 2004年の中越地震当時、旧山古志村の企画課長として長島氏と共に復興に向けて奔走した青木勝さん(67)は19日朝に訃報を聞き、「まだ早いよ」と戦友の死を惜しんだ。

 地震当時、住民2167人の命運を背負った長島氏は使命感にあふれていたという。

 地震翌日の10月24日に全村避難が決まると、長島氏は「診療所にある住民のカルテも避難用ヘリに積むように」と指示を出した。高齢者が多い同村。長岡市に避難した後も村民が同じ医療を受けられるようにとの判断だった。「普通は緊急時にそこまで気が回らない。政治家としての感覚が研ぎ澄まされていた」と振り返った。

 自身も仮設住宅に住み、毎日被災者の声を聞いてまわった長島氏。青木さんは「体力に自信を持ちすぎていたのが難点だった」と苦笑いするが、「被災地復興と地方創生の両方を考える上での旗頭だった。今失うのは惜しい」と目を伏せた。

 長島氏を幼い頃から知る同市山古志の関ミツさん(80)は「村民にもよく声をかけてくれる優しい人だった。これからもずっと活躍してほしかった」と声を詰まらせた。

 同村が長岡市に合併された後の05年、小泉純一郎首相(当時)の要請を受ける形で国政に転身。衆院選比例代表北陸信越ブロックで初当選した。

 自民党が12年に政権を奪還すると、被災経験を生かして復興政務官や副復興相を歴任した。東日本大震災で大きな打撃を受けた被災地に自ら入り、被災者の生活再建に力を尽くした。

 自民党県連幹事長の柄沢正三県議は「(長島氏の死は)全国的に見ても損失で、残念でならない」と語った。米山隆一知事も19日、毎日新聞の取材に「とても地元に貢献された方だった。私にとっては自民党時代、政治の師でもあった。心よりご冥福をお祈りしたい」と話した。

 ◇衆院補選 安倍政権を左右

 長島氏の死去により、空席となった新潟5区の議席の行方にも注目が集まる。民進党は、5区に擁立予定だった米山知事が昨年の知事選に出馬、当選。後任の候補予定者を決められていない。14年衆院選で次点だった森裕子氏(自由党)も、昨年の参院選に出馬し当選。現時点で立候補予定者を決めているのは共産党のみだ。

 県内では昨年の参院選や知事選で野党側が共闘し勝利した。補選でも共闘が実現するかどうかが焦点となる。与党にとっては安倍政権の再浮上の鍵を握る重要な選挙になることが予想され、自民党県連関係者は「(後継者選定は)5区だけの問題ではなく党本部との調整も必要だ」と話している。

2486チバQ:2017/08/20(日) 01:03:04
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170818-00000015-pseven-soci
突如開始「岸田すごい報道」 読売も産経も安倍から逃げ出す
8/18(金) 16:00配信 NEWS ポストセブン
突如開始「岸田すごい報道」 読売も産経も安倍から逃げ出す
岸田氏がポスト安倍の一番手?(写真・時事通信フォト)
 政権の先行きが見えた時、周囲はいち早く、次の政権に食い込もうと《先物買い》に動く。メディアの論調にはっきりと変化が見えてきた。

 安倍晋三・首相に国会答弁で「私の考えは読売新聞を熟読していただきたい」と“機関紙認定”された読売は、内閣改造翌日の紙面で〈ポスト安倍 岸田氏先行〉の見出しを掲げて岸田文雄・自民党政調会長を持ち上げた。

〈外相を務めた岸田文雄氏が、3日の内閣改造・自民党役員人事で、希望していた政調会長に就任した。安倍首相の後継をうかがう「ポスト安倍」レースでも一歩抜け出した形で、早くも存在感を発揮している〉(8月4日付)

 それだけでは持ち上げ方が足りないと考えたのか、続いてこう書いた。

〈ライバル視されている石破茂・元地方創生相は今回も閣外のままで、埋没感が強まっている〉

 歩調を合わせるかのように産経新聞も岸田氏にスポットライトを当て始めた。岸田氏がTBS系『ひるおび!』に出演(8月9日)すると、翌日の紙面で〈ポスト安倍、明暗 メディアへ露出増 岸田氏〉と大きく取り上げた。

〈番組内で「首相に一番近い男」と持ち上げられると、岸田氏は表情を緩めた。外相を4年7カ月も務めたが、党要職の経験不足が指摘されていた岸田派領袖の岸田氏にとって政調会長就任は、首相を目指す上で「肝心のピースが埋まった」(岸田派若手)という意識があるからだ〉

 一方のポスト安倍の有力者・石破氏について〈自民党が大敗した東京都議選前後はテレビ出演が相次いでいたが、改造後は潮が引くように出演機会が減った〉と「埋没」を報じた点まで読売とそっくりだった。

 しかし、両紙ともつい最近まで「安倍一強」による長期政権を信じて疑わない書きぶりだった。次の記事と比べるとよくわかる。

 産経は6月13日付の「安倍政権考」と題する記事で、〈(安倍首相は)来年の自民党総裁選で3選すれば、平成33年9月までの在任が可能となり、在職2886日の桂太郎元首相を抜いて歴代最長政権も見据えている〉と書き、“政権の強さ”をこう解説した。

〈今国会では、森友学園や加計学園をめぐって野党から攻勢を受けるが、今年5月の支持率は56.1%で全く崩れていない。それどころか、第2次政権発足時以上の水準となっている。高支持率を維持できるのは、高い危機管理能力がある。(中略)政権への致命傷となりかねない閣僚の失言・不祥事への対応も早い〉

 その1か月後には稲田朋美・元防衛相らが失言・失態を繰り返し、官邸が対応に右往左往した結果、選挙も惨敗して政権がガタガタになるとは夢にも思っていなかったのだろう。

 読売も、総裁任期が「3期9年まで」に正式変更された自民党大会翌日(3月6日付)の社説で〈歴代1位の長期政権が視野に入る〉と指摘し、こんな分析を加えていた。

〈「ポスト安倍」の候補とされる岸田外相、石破茂・前地方創生相らは、来年の総裁選出馬の是非を含め、戦略見直しを迫られる。現下の「安倍1強」は、後継者不足の裏返しでもある〉

 そんな“後継者不足”の状況だったはずなのに、いまや嘘のように両紙とも岸田氏の存在感を強調しているのだ。

※週刊ポスト2017年9月1日号

2487チバQ:2017/08/20(日) 09:52:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170820-00000004-san-l15
長島忠美議員死去 自民県連、補選候補者選びはお別れ会後に
8/20(日) 7:55配信 産経新聞
 脳卒中で15日に入院後、回復に向けて治療中とされていた長島忠美衆院議員=新潟5区=が18日夜、66歳で急逝し、長島氏が県連会長を務める自民党をはじめ県内の政界・行政関係者に驚きが走った。平成16年10月に中越地震に襲われた際、旧山古志村(現長岡市)の村長として復旧・復興に手腕を発揮しただけに「これからもっと活躍してくれると思っていた」と、同地域の住民らの間にも悲しみと喪失感が広がった。

 「中越地震の際の全村避難指示は普通の人間では考えられない。決断の早さと実行力があったからこそ国会議員になれた。惜しい人を亡くし、大きな損失だ」

 養鯉(ようり)業を営む同地域の五十嵐貞雄さん(81)は19日、当時村長だった長島氏が中越地震の発生から2日後に全村民に出した避難指示の判断をたたえ、悼んだ。

 19日午後、自民党県連の事務所(新潟市中央区)に帆苅謙治筆頭副会長や柄沢正三幹事長ら県連3役が集まり、緊急会合を開いた。10月22日の投開票が見込まれる5区の補選をめぐり、9月上旬に予定されるお別れの会の後、地元の意向を尊重した上で候補者選びに入ることを確認した。

 柄沢幹事長は「わが国で災害対応の一番のエキスパート。大黒柱を失い、大変なショックだ」と記者団に述べ、衝撃の大きさを口にした。補選の候補者としては、長島氏の遺志を「反映できる人」を条件に挙げた。帆苅氏も「絶対に負けられない選挙」と、自民党の支持率が低下する中での必勝を誓った。

 党県連会長ポストは当面は空席とし、帆苅氏が会長職を代行する方向だ。

                    ◇

 ■評伝

 現場主義を貫いた政治家だった。「常に口にしていた言葉だった」。自民党県連の柄沢正三幹事長は、こう振り返る。中越地震での経験がその信念を強固にしたのは間違いない。東日本大震災の際も自らトラックのハンドルを握った。「救援物資を積んで被災地に向かう姿を見た。現場の声を国政に届ける政治家だった」(塚田一郎参院議員)

 同党県連の桜井甚一政調会長は、中越地震での長島氏の統率力、決断力を踏まえて「希有(けう)な成り立ちの国会議員」と評した。「県にとっても災害ニッポンにとっても、大事な人を失った」

 長島氏は「いつもニコニコしていて酒を飲めば互いに胸襟を開ける」(帆苅謙治筆頭副会長)といった懐の広さで、周囲の人を引きつけた。一方で「移動時の車の中でしか吸えない」と、こぼすほど大のたばこ好き。中越地震では山古志が復興するまで禁酒を続けながらも「マイルドセブン」だけは手放さなかった。

 昨年の参院選、知事選で党が推した候補が敗れ、党の県連会長を急遽(きゅうきょ)引き受けた経緯がある。当選回数が少ない県選出の同党国会議員が多い中で、次期衆院選に向けたトップとしての重責が体調に影響したのだろうか。昨年12月には後援会事務所が全焼する不運に見舞われ、ノルマの厳しい党員獲得にも苦労した。周りを立てる優しい人柄ゆえに、さまざまな我慢を重ねていたのではないか。(市川雄二)

2488チバQ:2017/08/20(日) 11:41:32
http://www.sankei.com/politics/news/170818/plt1708180001-n1.html
2017.8.18 01:00
【政界徒然草】
江崎鉄磨沖縄北方相が「お役所原稿朗読」で謝罪行脚 「数は力」というけれど…問題議員ばかりの二階派
 第3次安倍晋三第3次改造内閣の発足から4日後の8月7日、東京・永田町の江崎鉄磨沖縄北方担当相(73)の事務所は、初入閣を祝う胡蝶蘭で埋め尽くされていた。秘書は「次々に届いて、もう置き場がない」と困り顔。本来ならこの上ない慶事のはずだが、当の江崎氏本人は謝罪行脚に追われていた。

 「しっかりお役所の原稿を読む。立ち往生より、答弁書の朗読かな」

 江崎氏は初入閣直後の5日、地元の愛知県一宮市で開かれた祝賀会合後に、国会答弁についてこう述べた。担当する北方領土問題に関しても「素人は素人。皆さんのいろんな知恵で色を付けてもらうことが一番大切」と語った。これに対し一部野党やメディアが「国会軽視だ」と猛批判を繰り広げた。

 江崎氏は「原稿朗読」発言の真意について「野党の質問に対し誤った答弁をしないようにするとの意味だった。これからは言葉を選ばないといけない」と釈明した。「素人」発言については「謙遜のつもりだった」と説明した。

 江崎氏は自民党の二階派(志帥会)に所属している。派閥領袖である二階俊博幹事長(78)を「政治と人生の師」と仰ぎ、平成5年に当時の新生党で初当選して以来、一貫して行動を共にしてきた。ただ、入閣への意欲は皆無で、安倍晋三首相(62)からの打診を一度は固辞し、二階氏の説得によって渋々、受け入れた経緯がある。

 誰に対しても明朗、気さくな人柄で、常に冗舌でもある。それだけに、倒閣を目指す野党やメディアから揚げ足を取られることを危ぶむ声は入閣前からあった。問題となった発言も江崎氏流の冗談交じりのリップサービスだったが、手ぐすねを引いて待つ野党やメディアの格好の餌食となった。

 民進党の山井和則国対委員長(55)は「とんでもない暴言だ。そういう姿勢で臨むなら大臣は必要ない」と批判し、首相に更迭を求める考えを示した。テレビのワイドショーも連日、江崎氏の発言を取り上げ、重大事件のように放送している。

 8日の記者会見では、北海道新聞の記者が北方四島の名前を全て挙げるよう要請した。江崎氏は意地の悪いクイズのような質問に対し、4島の名前を答えた上で「小学生の試験やらされとるようだ…」と嘆息した。

 とはいえ、自民党内からも白い目が向けられている。江崎氏は衆院当選6回で、自民党内で60人を超える「入閣待機組」の一人だった。安定を重視し、閣僚経験者を多く再登用した今回の内閣改造での初入閣は、19人の閣僚のうち江崎氏を含めて6人だった。衆院選を挟み、ほとんどが居抜きだった第3次安倍内閣(26年12月発足)をのぞき、第2次安倍内閣以降では最少だった。

 それだけ狭き門だっただけに、入閣できなかった待機組の怨嗟も大きい。岸田派中堅は「二階派が問題を起こすのはこれで何人目だ? 二階氏の監督責任だ」と憤る。

2489チバQ:2017/08/20(日) 11:41:55
 二階派では、衆院当選7回の平沢勝栄、山本拓両衆院議員、同6回の桜田義孝、福井照両衆院議員も初入閣待機組に数えられていた。4人は江崎氏と異なり、いずれも他派閥から移籍した「外様」だが、江崎氏には派内からも「やっぱりなという感じだ。大事な閣僚の一枠を…」と恨み節が漏れる。

 実際、二階派から輩出した閣僚はトラブル続きだ。西川公也元農林水産相(74)が「政治とカネ」の問題で、今村雅弘前復興相(70)が東日本大震災の被災地をめぐる失言で辞任に追い込まれた。閣僚以外でも、宮崎謙介元衆院議員(36)が「ゲス不倫」で議員辞職し、中川郁子(58)、門博文(52)両衆院議員は週刊誌で「路チュー」写真を報じられるなど、不祥事や失言が相次いでいる。

 二階派は二階氏が幹事長に就任して以降、この1年間で8人のメンバーを増やし、45人の岸田派にあと1人と迫るなど存在感を高めている。「数は力」を信条とする田中角栄元首相に師事した二階氏らしい手腕だが、党内からは「人数を増やすのは結構だが、質にも目を向けてはどうか」と口さがない意見もあがる。

 江崎氏の発言は軽率のそしりを免れない。国民の政治への信頼が揺らぐ中で、新閣僚の失言は厳に慎むべきタイミングだった。内容も野党側が主張するように「国会軽視」と受けとられても仕方のないものだ。

 一方、江崎氏は法を犯したわけでも、悪質な差別や虚偽の答弁をしたわけでもない。「朗読」という物言いは不適切だが、閣僚が官僚のつくった資料に添って国会答弁するのは当然のことでもある。「素人」も江崎氏の人柄からして、本当に謙遜のつもりだったのだろう。この段階で「資質なし」として辞任まで求める野党側の姿勢は過剰だ。北朝鮮情勢は風雲急を告げている。デフレ脱却に向けた経済政策の推進も待ったなしだ。ささいな端緒でも政局化させたい立場はわかるが、今は国政の場で本質ではない議論に時間を割く余裕はないはずだ。(政治部 石鍋圭)



 江崎鉄磨(えさき・てつま) 昭和18年9月17日、愛知県一宮市生まれ。42年、立教大卒業後、少林寺拳法の開祖・宗道臣氏の秘書、自治相や通産相などを務めた父・江崎真澄衆院議員の秘書を経て平成5年の衆院選旧愛知3区で初当選した。以後、当選6回。新生党を皮切りに新進党、自由党、保守党、保守新党と多くの政党を渡り歩き、15年に自民党に入った。この間、外務総括政務次官、国土交通副大臣、衆院法務委員長などを歴任し、今回の内閣改造で初入閣を果たした。自身も少林寺拳法四段の腕前を持つ。

2490チバQ:2017/08/22(火) 15:10:21
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170822-00000005-pseven-soci
村上誠一郎氏「議員は部会で議論よりブログ写真更新に熱心」
8/22(火) 7:00配信 NEWS ポストセブン
村上誠一郎氏「議員は部会で議論よりブログ写真更新に熱心」
村上誠一郎・元行政改革担当相
「安倍政権はそろそろ賞味期限を迎える」。そう言い切るのは、これまで自民党内部から安倍首相の政策・国会運営・人事に警鐘を鳴らし続けてきた村上誠一郎・元行革相。当選10回のベテラン議員が安倍首相に猛省を促した。

 * * *
 現政権が一強となれたのは、安倍首相が聡明だったからではない。最大の要因は、1996年に「小選挙区比例代表並立制」が導入されたことだ。

 これは当時権勢を誇った小沢一郎氏が、自分が首相になった時にどのように党内を掌握するかを考え抜いて作った制度である。執行部が政党助成金と公認権と比例の順位を握り、議員を掌握するようになった。

 さらに執行部の権限を強くしたのが2005年の郵政選挙だ。当時の小泉首相が自分の政策に従わない議員に刺客候補を送った選挙である。

 多くの議員は、小選挙区制と郵政選挙がトラウマとなり、党執行部の言うことを聞かないと公認されず人事で冷遇されるため、執行部に従属するようになった。

 かつての中選挙区制や派閥政治は悪い面ばかりが強調されるが、新人の発掘や教育ができる利点もあった。中選挙区時代、我々は朝の部会で諸先輩の議論を聞いて政策を勉強した。地元で5〜10人規模の座談会を1000回以上行い、有権者が何に関心があるかを聞きながら国政報告をした。

 だが小選挙区制になると派閥のチェックが効かず、街頭演説が選挙運動であると勘違いし、また秘書に地元を回らせて感触の良かった支援者だけに足を運ぶ議員が増えた。

 地元で有権者とコミュニケーションを図るよりも、党幹部の覚えをめでたくして公認と比例の順位をもらうことが当選の近道だと思い、有権者の気持ちを理解しようとする議員が減った。

 特に、180人(次期総選挙から176人に定数減)もの衆議院議員が比例で受かるようになって衆議院の劣化が始まった。部会に出ても議論ではなく、スマホで自撮りした写真をブログに載せることに熱心になっている。

 また「(自民党)魔の二回生」に代表されるように、一見、経歴は申し分ない議員の不祥事が止まらない。

 問題は若手ばかりでない。今の自民党は財政・金融・経済を熟知していない政調会長が続き、政策責任者が重要法案の内容を完全に理解していないため党内の議論が進まない。安倍一強のもと、あらゆる面で古き良き自民党の底が抜けていくのだ。

 だがしかし、アベノミクスはそろそろ賞味期限を迎える。財政政策と金融緩和はすでに限界のうえ、肝である有効な成長戦略はいまだにない。国の借金はGDP比で230%を超え、増え続ける社会保障費は将来世代に重い負担を残す。財政・金融・社会保障の立て直しは待ったなしだが、改革は一向に進まない。

 また、安全保障は敵を減らし味方を増やすことだが、外交努力で敵を減らすことを怠れば防衛費は増大するばかりだ。

 しかも都議選で大惨敗したのに総括も反省もせず、出てくるのは内閣改造だ。上ばかり見ている国会議員をポストで党執行部に従わせ、自由闊達な議論が行われなければ自民党は信用を失うだけだ。自民党はできるだけ早く体制を整えて国民と向き合う必要がある。

 私は1986年の初当選以来、10回連続で当選して一回も自民党を出たことはない。僭越ながら「ミスター自民党」だと自負している。正直なところ、そろそろバットを置きたいと思うけれども、本会議場を見渡して国会の現状を見ていると最後のご奉公をしなければならないという思いである。

 政治は国民に対し最高の道徳が求められるのである。政治や行政が歪められていると国民に真の政治不信が起こるかもしれない。だから最後まで正論を言い続け、自らの信じる政策・政治理念を訴え続ける所存だ。

●むらかみ・せいいちろう/1952年愛媛県生まれ。東京大学法学部卒業。1986年衆議院議員選挙初当選後、10回連続当選。大蔵政務次官、衆議院大蔵常任委員長、初代財務副大臣、行政・規制改革、地域再生、特区、産業再生機構担当大臣、衆議院政治倫理審査会会長など数々の要職を歴任。

■取材・構成/池田道大(ジャーナリスト)

2491チバQ:2017/08/23(水) 14:23:25
https://www.jiji.com/jc/article?k=2017082200736&g=pol
行革本部長に細田氏=萩生田氏、選対筆頭副を兼任-自民

 自民党は22日の総務会で、河野太郎外相が務めていた行政改革推進本部長の後任に細田博之前総務会長を充て、憲法改正推進本部長の保岡興治氏を留任させるなどの本部長人事を決定した。林幹雄幹事長代理に選対委員長代理、萩生田光一幹事長代行に選対筆頭副委員長をそれぞれ兼任させることも決めた。(2017/08/22-15:24)

2492とはずがたり:2017/08/24(木) 19:00:47
不倫に育児放棄まで?今井絵理子に浮上した”品格の欠如”の重症度
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20170824/DailyNews_1347635.html
デイリーニュースオンライン 2017年8月24日 08時59分 (2017年8月24日 16時27分 更新)

 不倫、そして育児放棄の疑惑発覚から1ヶ月を経ても、いまだ後ろ指を指されるSPEEDメンバーで参院議員の今井絵理子(33)。こうした中、お相手の神戸市議・橋本健氏(37)に新たな疑惑が浮上した。『週刊新潮』(新潮社)が、橋本氏の政務活動費720万円の使途が不明であると報じたのだ。
 新潮の記事では、橋本氏が2010〜14年の間、政策チラシの印刷・配布を委託した会社が、印刷工場などを備えておらず実態が不明であることを伝えている。そもそも、政策チラシは製作しておらず、架空発注によって印刷会社と720万円を山分けしただけではないかという疑惑にさらされている。
「政務活動費は、議員が政治活動の名目で、様々な用途に使える“お小遣い”です。使い先は不透明なケースが多く、“号泣議員”こと野々村竜太郎氏はJRの乗車券などへの不適切な支出で有罪判決となりました」(政治部記者)
 橋本氏と印刷会社は政活費の不正使用を否定しているが、当の政策チラシを公開するわけでもなく玉虫色。ただ、“愛人”の今井にとって救いなのは、疑惑の真偽に関わらず、今回の橋本氏の問題は今井が参院議員になる前の話であり、政活費が“性活費”として支出されていなかったこと。とはいえ、今井にはさらなる疑惑が取りざたされている。

■今井絵理子に新たな”ベビーシッター彼氏”の存在も
 発売中の『週刊女性』(主婦と生活社)は、今井とかつて同棲していた元カレをフィリピンで直撃取材。その中で、今井がこの男性を聴覚障害の長男(13)のベビーシッター同然に使い回していたことや、新しい交際相手ができるやすぐに同棲生活の解消を通達していたことを報じている。
「今井の前カレとされる同級生の男性も、ベビーシッターとして使われていたと報じられており、今回の橋本氏とのケースでも、逢瀬の際は長男の面倒を親に押し付けていたと伝えられています。障害児の母として国会議員に当選した虚像とのギャップが甚だしいです」(芸能誌記者)
 政治家としても一児の母としても、資質に疑問符が付きまとう今井。そもそも国会議員になれたのは、障害児を持つシングルマザーとしての姿に世間がシンパシーを抱いたからこそ。人間性まで問われる事態に至った以上、一票を託した有権者に対して真摯な説明が求められる。
文・鈴木雄二(すずき・ゆうじ)※1977年、神奈川県出身。全国紙社会部に在籍し、警察・検察などの事件取材や、ブラック業界、芸能界などの分野を幅広く取材している。主な著書に「警察のすべて」(宝島社刊・共著)がある。

2493チバQ:2017/08/24(木) 20:07:54
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708240013.html
鈴木俊一五輪相が架空経費報道に反論 「事実誤認の名誉毀損記事」
13:14産経新聞

鈴木俊一五輪相が架空経費報道に反論 「事実誤認の名誉毀損記事」
鈴木俊一五輪相
(産経新聞)
 鈴木俊一五輪相は24日、自身の事務所を通じて18日発売(9月1日号)の「週刊ポスト」が報じた政治資金に絡む架空の経費計上に対して「事実誤認であり、法令を誤解した記事は真実性はおろか、相当性も欠く名誉毀損(きそん)記事」とするコメントを出した。

 週刊ポストは、鈴木氏の資金管理団体が平成25〜27年の政治資金収支報告書に記載したガソリン代や郵便代など総額1658万円に関し、政治資金規正法が提出を義務づける領収書を添付していないとして、架空の経費計上と指摘した。

 鈴木氏側はコメントで、週刊ポストが指摘する支出はいずれも金融機関からの振込や口座引き落としで「支払いを裏付ける振込明細書が存在する」と、架空の経費計上ではないと反論。その上で、振込明細書に支出目的などの記載はなく、政治資金規正法上の「領収書」に当たらないため、岩手県選挙管理委員会の指導を仰いだ上で振込明細書の写しなどを提出したと説明した。

 政治資金規正法は、領収書を入手できない支出について、明細書や支出目的を記載した書面を提出するよう求めている。

2494チバQ:2017/08/24(木) 20:26:33
http://www.sankei.com/politics/news/170823/plt1708230002-n1.html
2017.8.23 01:00
【政界徒然草】
「このハゲー」豊田真由子氏離党も「魔の2回生」が自民党を壊す日
 2年目のジンクス、2走ボケ-。スポーツには「2」にまつわる数々の不吉なジンクスがある。政治にも当てはまるのだろうか。「魔の2回生」という、平成24年衆院選で初当選した自民党の衆院2回生の類型は定着した。逆風になるほど、次の選挙で生き残るために議員が右往左往し、自民党のイメージがかえって落ちるという負のスパイラルは過去にもあった。「魔の2回生」が自民党を壊す可能性は低くない。



 自民党は8月10日、「このハゲー」暴言で全国的に知られた豊田真由子元文部科学政務官(42、埼玉4区)の離党届を受理した。しかし騒動は、東京から550キロ以上離れた青森県板柳町で拡大し続けている。同町の松森俊逸(しゅんいつ)町議(61)が豊田氏の政策秘書を兼務していることが発覚し、同町議会に苦情が殺到しているのだ。

 苦情は(1)同町は国会がある東京や豊田氏の選挙区(埼玉県新座市など)から直線距離で550キロ以上も離れており、町議と秘書が両立できるとは考えにくい(2)町議と秘書の給料の二重取り、丸もうけではないか-というのが主な内容だ。

 松森氏は6月30日に政策秘書に就任して以来、豊田氏とは会っておらず、「話もしていない」と明らかにしている。仕事内容について「電話番とか」と話しているが、「国会の豊田氏の事務所で松森氏が定期的に電話番をしている姿を見た人にはお目にかかったことはない」(ベテラン秘書)という。松森氏の主張通り17年の秘書歴があるなら、政策秘書としての年収は1000万円を超える計算だ。

 板柳町議会は「有権者が納得しない」(葛西清人議長)として松森氏への議員辞職勧告を検討している。

 金銭的な面は、豊田氏にもいえる。豊田氏は、6月22日発売の週刊新潮で問題が報じられて以来、国会に姿を見せず、議員としての仕事をしていない。それでも、年間約2100万円の歳費と同1200万円の文書通信交通滞在費は受け取っており、議員辞職しない限り衆院解散まで続く。

 豊田氏は「魔の2回生」の代表格だが、知人との金銭トラブルで自民党を離党した武藤貴也氏(38、滋賀4区)、重婚・ストーカー疑惑で離党した中川俊直(47、広島4区)も議員報酬を享受し続けている。

 この面々は次期衆院選に出馬しても有権者の厳しい視線にさらされるが、他の自民党2回生約100人も流れ矢を受けるのは間違いない。ある2回生はこう頭を抱えた。

 「選挙報道でわれわれは注目選挙区としてピックアップされる。夕刊紙には『魔の2回生○人落選』や『魔の2回生△勝×敗』とおもしろおかしく書かれるだろう。有権者からも『コイツは魔の2回生か』と色眼鏡でみられかねない」



 「私たちは、まあまあの2回生です」

 自民党の衆院2回生29人による「日本の未来を考える勉強会」(呼びかけ人代表・安藤裕衆院議員)は今月2日、党本部に二階俊博幹事長(78)を訪ね、31年10月の消費税率10%への増税を凍結するよう求める提言書を提出した。メンバーの一人は「魔の2回生」をもじり、こう自称してみせた。

2495チバQ:2017/08/24(木) 20:26:56
 安倍晋三首相(62)は今月5日のテレビ番組で、消費税増税について「予定通り行っていく」と明言したが、首相が消費税増税再延期を掲げ、衆院解散に打って出るとの憶測や希望は、党内で絶えることはない。

 それだけに、財政規律の観点から予定通りの引き上げを求める中堅議員は「増税より増税凍結のほうが有権者のウケがいいのは当然だ。選挙向けのパフォーマンスにしかみえない」と冷ややかに語った。

 確かに、呼びかけ人である安藤氏(52、比例近畿)、青山周平氏(40、比例東海)、石川昭政氏(44、比例北関東)は、いずれも選挙区で落選し、比例代表で復活当選した“銅バッジ”組(永田町では、選挙区当選の議員を金バッジ、比例単独当選の議員を銀バッジ、比例復活当選の議員を銅バッジと呼ぶ隠語がある)。選挙に強いとはお世辞にもいえない顔ぶれだ。「まあまあの2回生」発言には、不祥事ばかりの「魔の2回生」の中で「自分たちは違う」と差別化を図りたい思いもありそうだ。

 提言に対し、二階氏は「どんどん発信してほしい」と歓迎したが、過去には若手が政策の違いを起点に、選挙の顔である首相や総裁を交代させる動きを起こしたことがある。

 民主党に政権交代する直前の21年、当時の麻生太郎首相(76)が打ち出した「定額給付金」に小泉純一郎元首相(75)が反発し、自民党の1回生だった約80人の「小泉チルドレン」の一部が賛同する動きを見せた。


 衆院選が近づくと、小泉チルドレンは会合を重ね「今のままでは選挙を戦えない」として「麻生降ろし」の旗を振った。一部は離党して「みんなの党」入りするなど党内は混乱を極め、世論には選挙に向けた悪あがきとも受け取られ、党のガバナンスは大きく傷つけられた。結果、衆院選で小泉チルドレンは多くが落選し、自民党は下野した。

 歴史が繰り返されないよう、執行部は気をもんでいる。



 自民党では2回生を中心に、「選挙に弱い」現職の次期衆院選での公認差し替えが検討課題となっている。連続2回比例復活の現職が中心で、すでに地元から党本部に差し替え要求が出されている議員もいる。

 しかし、仮に差し替えられた現職が無所属での出馬を強行すれば、保守分裂となり野党に漁夫の利をさらわれることにもなりかねない。選挙区に比例復活当選の現職がいる長崎幸太郎氏(49、山梨2区)や小泉龍司氏(64、埼玉11区)という無所属議員の復党問題も絡み、事態は複雑だ。

 党務や選挙を預かる二階氏は、ことあるごとに「選挙は候補者本人だ」と言っているが、そうとばかり言っていられない現実が目の前にある。
(政治部 沢田大典)

2496とはずがたり:2017/08/24(木) 21:30:28
今井絵理子、「離党でも辞職でも」と号泣 後見人が明かす
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170822-00528992-shincho-pol
8/22(火) 5:57配信 デイリー新潮

 不倫がらみで飛び出したなかでは、「不倫は文化」に続く名コピーだろう。「一線は越えていない」。一線とは何ぞやという議論も喧(かまびす)しいが、発言の主たる今井絵理子議員(33)が「離党でも辞職でも」と発言したところをみると、一線とははて、エクスタシーの頂点のことか、それとも……。

***

 そもそも今井サン、国会議員としては明らかに二線級で、一線を越えるなぞ誰も期待していないが、ともあれ、8月3日に会ったときの今井議員の様子を、

「非常に反省して、泣きながら、私の顔に“泥を塗ってしまいました”と、“離党でも、除名でも、辞職でも、なんでも山東さんの言うとおりに従います”と、そう言っていました」

 こう語るのは山東昭子参議院議員(75)。公益財団法人「聴覚障害者教育福祉協会」の会長でもあり、聴覚に障害がある子供を育てる今井議員を参議院議員候補に推した、今井議員のまさに“後見人”である。

「私は記事が出たときは外遊中だったのですけど、彼女から電話がかかってきましたよ。取り乱した様子で、泣きじゃくって、“申しわけありません、記事が出てしまいます”と。で、今回会って、彼とは距離を置いて冷静に考えなさい、と言いました」

 そう言いつつ、こんな話も披露してくれる。

「彼女は再婚したがっていました。“子供がほしい”と。障害児をもって、今度は元気な子を産みたいという気持ちがあったみたいで。まあ、相手は橋本さんということだったんでしょうね。彼のほうから彼女に惚れて、去年から猛然と追いかけてね。私も何度もいろんなところで会いました」

 実は、昨夏の参院選で今井議員が当選する前後、

「子供が当時の彼氏に懐いていて、いずれ結婚するかもしれない、と今井が話すと、山東さんは“議員になるとバリバリできる男のなかで仕事をすることになって、男を見る目が変わるから、注意しなきゃだめよ”と諭していたんです」

 と、自民党関係者。奇しくも山東議員の“予言”が当たってしまったが、しかし山東センセイ、「非常に反省して」もなにも、既婚者と「再婚したがって」いた今井議員って、こりゃ確信犯じゃないですか。…

2497とはずがたり:2017/08/25(金) 01:04:48
進次郎氏、評価ガタ落ち危機 永田町関係者「突出するのを嫌ったよう」
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170804/plt17080420200031-n1.html
2017.8.4 20:20

 自民党は2日、小泉進次郎農林部会長と、柴山昌彦首相補佐官の2人を筆頭副幹事長に充てる人事を内定した。安倍晋三首相は今回の内閣改造・党役員人事で、局面転換を狙っている。目玉の1つが、進次郎氏を「官房副長官」など、内閣の主要ポストで起用することだった。党内では、進次郎氏が引き受けるのをためらったとの“噂”も飛び交っている。

 「進次郎氏は突出するのを嫌ったようだ。主要ポストで失敗した場合、自身のキャリアに傷が付いてしまう。そこを恐れたのではないか」

 永田町関係者は語った。

 安倍首相は今回、閣僚に経験者を配置して安定感を示すとともに、「目玉」として進次郎氏の官房副長官での起用なども検討していたようだ。

 官房副長官は、中堅・若手政治家の登竜門とされ、重要政策に関する省庁間の調整や、首相の外遊同行など幅広い役割が期待されている。

 安倍首相は当選3回で、小泉純一郎元首相に抜擢され、その後、頭角を現した。進次郎氏も当選3回。官房副長官ポストが打診されたか否かは不明だが、事前に「突出したくない」との声が官邸に届いていたのは間違いない。

 自民党の危機に、泥を被るのを嫌ったとすれば、進次郎氏の評価はガタ落ちしかねない。

 ただ、官邸に近い若手議員は「進次郎氏は幼児教育・保育の早期無償化に関し、『こども保険』案を掲げた際、財務省がすり寄ってきた。官僚に取り込まれる可能性を懸念したのかもしれない」との分析もある。

 新たな陣容が整ったことで解散総選挙も近づいてきたとの見方もある。進次郎氏は「演説の名手」として知られるが、街頭演説などで党内評価を挽回できるか。

2498チバQ:2017/08/25(金) 17:46:10
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-plt1708250022.html
注目集まる野田聖子総務相、埋没か上昇か 総裁選へ勝負の1年 選択的夫婦別姓前向き…閣内で危険はらむ
14:14産経新聞

注目集まる野田聖子総務相、埋没か上昇か 総裁選へ勝負の1年 選択的夫婦別姓前向き…閣内で危険はらむ
(産経新聞)
 安倍晋三首相と距離を置きつつ第3次安倍第3次改造内閣で総務相に就任した野田聖子氏(56)に対し、世論調査で期待が高まっている。来年秋の自民党総裁選への出馬を組閣当日にぶち上げたが、入閣で埋没するのか上昇気流に乗るのか。野田氏にとって勝負の1年となるが、首相とそりが合わない野田氏を閣内に取り込んだ危険もはらんでいる。(笠原健)

 「私たちが真っ向勝負をかけなければいけないのは内政では人口減少社会だ。世界で類を見ない人口減少社会が始まっている。これは見えざる有事といわれている」

 野田氏は24日、京都市で行った「女性活躍と企業」をテーマにした講演でこう訴えた。21日は与党候補の新人が現職と接戦を繰り広げる茨城県知事選の応援に入るなど政府・自民の看板として東奔西走。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が19、20両日に実施した合同世論調査で野田氏に「期待する」は64・6%に達し、注目度は高い。

 旧郵政省などが統合した総務省は、37歳で郵政相を務めた野田氏にとって18年ぶりの「古巣への復帰」だ。郵政民営化に反対し、自民党を離れた野田氏は就任後、「過去については決着がついた。振り返らない」と明言し、総務省内を安(あん)堵(ど)させた。

 ただ、安倍内閣の一員としての言動には不安もある。野田氏は24日の講演で、選択的夫婦別姓の導入について「女性が社会で活躍していくための阻害要因にもなっている名字を変えなきゃいけないということも夫婦の自由に任せてはどうか」と述べ、前向きな姿勢を示した。

 自民党内には「家族の解体」につながる可能性があるとして選択的夫婦別姓への反対論が根強い。党の選挙公約に明示したこともなく、首相は国会答弁などで前向きな発言をしたことがない。

 就任当日には、ゆうちょ銀行の預入限度額の撤廃を示唆した。ゆうちょ銀行は6月に個人向け無担保融資などの新規業務の認可を受けたばかりだ。預入限度額の撤廃まで認可されれば民間金融機関の顧客を奪いかねず「地方銀行から猛反発の声が上がるはずだ」(総務省幹部)との懸念が出ている。

 野田氏は経済政策「アベノミクス」に否定的な自民党有志が集まった「財政・金融・社会保障制度に関する勉強会」に加わっている。今後も参加を続けるかどうか態度を明確にせず、「党内のいろんな意見に耳を傾けることが大切だ。バランス感覚が必要なのよ」と意に介さない。

 こうした言動の先に見据えるのは、首相との対決が確実な来年の総裁選だ。野田氏は郵政相や消費者行政担当相時も欠かさなかった8月15日の「終戦の日」の靖国神社参拝を今年は見送った。「政治的な意味合いはない」と強調するが、総裁選を意識して中国や韓国に配慮したのは間違いない。見送りの理由を問われて「総合的な判断だ」と答えた野田氏の表情は明らかにこわばっていた。

 総裁選を視野に入れた政策集の作成も着々と進めている。本来は9月3日の自身の誕生日に合わせた政治資金パーティーで公表を計画したが、大臣規範に触れるとの理由で取りやめた。とはいえ、野田氏は周囲に「いま政策集を出しても、すぐに忘れ去られてしまう。何事もタイミングが大事なのよ」と打ち明ける。

 野田氏は首相に挑むべく2年前の総裁選に意欲を示したが、推薦人が足りずに断念した。その直後から次期総裁選出馬を公言し、入閣当日も明言したことで一躍注目を集めたが、現在は独り相撲のようだ。

 「少しは顔色が変わると思ったのに…」

 組閣当日の3日夜、野田氏は周囲にこうつぶやいた。総裁選出馬を目指す考えに変わりないことを首相に直接伝えると、首相は淡々と聞き流したという。

2499チバQ:2017/08/26(土) 22:37:08
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170826-00000066-jij-pol
自民派閥、研修会ラッシュ=「ポスト安倍」発信焦点
8/26(土) 15:04配信 時事通信
 自民党の各派閥の夏季研修会が27日以降、長野、山梨両県などで相次ぎ開催される。

 3日の内閣改造・党役員人事では各派の明暗が分かれたが、9月下旬召集予定の臨時国会を前にそれぞれ結束固めを図る。「ポスト安倍」を見据える派閥領袖(りょうしゅう)の岸田文雄政調会長と石破茂元地方創生担当相が、来年秋の総裁選をにらんでどういうメッセージを発信するかが焦点となりそうだ。

 岸田派(宏池会)は9月4、5両日、山梨県富士吉田市で開催。岸田氏は24日の同派会合で「宏池会60周年に当たり、発信の場として活用したい」と語った。周辺は、岸田氏の党三役就任で「派閥の士気は高まっている」と話す。安倍晋三首相からの「禅譲」狙いと目されている岸田氏は、研修会で将来の総裁選出馬に重ねて意欲を示すとみられる。

 石破派が9月3、4両日に神奈川県小田原市で開く研修会では、安倍政権への批判を強める石破氏自身が講演。石破氏は24日、「国民が信じられる政府、与党だと思ってもらうことがわれわれの仕事だ。研修会もその一環だ」と意気込んだ。

 細田派は今月27日から、額賀派は同30日から、ともに長野県軽井沢町で研修会に臨む。首相の出身の細田派は最大派閥ながら党三役ポストを失った。所属議員の不祥事が続き「自重」を強いられた形で、消沈気味のムードを振り払うきっかけにしたい考えだ。

 第2派閥の麻生派にとっては、旧山東派などとの合併後初の研修会。今月29日から横浜市で開き、会長の麻生太郎副総理兼財務相と高村正彦副総裁が講演する。

 入閣ゼロの石原派は日程調整中。同じく閣僚がいない谷垣グループが今月28日から軽井沢町で開く研修会では、入院中の谷垣禎一前幹事長のメッセージが披露される予定で、求心力の維持を図りたい考えだ。二階派は7月に大阪市で開催した。

2500チバQ:2017/08/28(月) 19:20:36
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170828-00000532-san-pol
「すっかり健康体になった」自民・谷垣禎一前幹事長 自転車事故後初めて側近と面会 秋の臨時国会にも復帰の可能性
8/28(月) 16:41配信 産経新聞
「すっかり健康体になった」自民・谷垣禎一前幹事長 自転車事故後初めて側近と面会 秋の臨時国会にも復帰の可能性
自民党の谷垣禎一前幹事長=2016年6月17日、東京・永田町(斎藤良雄撮影)(写真:産経新聞)
 自民党の谷垣禎一前幹事長が今月23日、谷垣グループ(有隣会)幹部と昨年7月の自転車事故以来、初めて面会した。谷垣氏は約1年2カ月の入院生活で少しやせたが、「かつては(健康診断で)悪い数字があったが、すっかり健康体になった」などと冗談交じりに語ったという。早ければ秋の臨時国会から復帰する可能性がある。

 面会した逢沢一郎元外務副大臣と中谷元・元防衛相が28日、長野県軽井沢町で開いたグループの研修会で明らかにした。

 逢沢氏らによると、面会は都内のリハビリ施設で約45分間、車いすに座った状態で行った。逢沢氏は「声の調子が非常によく、思考も十二分で、電話で話せば事故前の谷垣氏と変わらない」と様子を語った。

 谷垣氏は面会で、1日約3時間ほど歩行訓練をしていることを説明した。手に震えは残るが、タブレット端末を自ら操作して報道を確認しているといい、「自民党も非常に大事な時期を迎えている。次期衆院選は(グループ)全員が当選しみんなでまとまって頑張ろう」と語った。

 医師からは退院の許可も出ており、帰宅に備えて都内の自宅のバリアフリー化を進めている。逢沢氏は「車いすや松葉づえの助けを借り、秋の国会冒頭にも元気な顔をみていただくのは、フィジカル(身体)面では不可能でない」と言及した。

 谷垣氏は昨年の事故で頸髄(けいずい)損傷の重傷を負った。主不在のグループでは、5月に佐藤勉元総務相らが脱退するなど混乱が続き、今月3日の内閣改造でもメンバーの入閣はゼロに終わっていた。

 逢沢氏は研修会で「来年秋の自民党総裁選は、谷垣氏を交え、グループのあり方や党の将来の姿について詰めた議論を行わなければならない」と語った。

2501チバQ:2017/08/28(月) 19:21:21
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170825/plt17082521410021-n1.html?utm_source=yahoo%20news%20feed&utm_medium=referral&utm_campaign=related_link
漂う「安倍降ろし」ムード 首相に耳の痛いことを言った方が閣僚になれる!? 
2017.8.25 21:41
 自民党の有志議員でつくる勉強会「日本の明日を創る会」が25日設立し、国会内で初会合を開いた。東京都議選惨敗を受けて次期衆院選への危機感が強まる中、勉強会に講師を招いて政府・自民党に対する厳しい意見を「拝聴」することで、党勢回復の契機にしたい考えだ。ただ、出席者らの顔ぶれをみると「安倍降ろし」の雰囲気が漂う。

 初会合には衆参両院議員19人、代理を含めると約30人が出席した。呼びかけ人の一人で会長に就いた竹本直一元財務副大臣は「政権を支える立場だ」と強調したが、党幹部は「反安倍だ」と不快感を示す。

 実際、出席者や呼びかけ人には、今回の内閣改造で処遇されなかった入閣待機組や、首相批判を強めている石破茂元幹事長率いる石破派メンバーのほか、首相と主張が異なる古賀誠元幹事長の側近議員が目立つ。

 初会合では早速、出席者から政権への不満が噴出した。待機組の山本拓元農林水産副大臣は、入閣した野田聖子総務相を念頭に「首相に耳に痛いことを言った方が内閣(閣僚)になれる」とぶちまけ、石破派の後藤田正純元内閣府副大臣も経済政策「アベノミクス」について「『道半ば』という言葉は、どこまでが道なのか」と皮肉った。

 講師に招かれた政治評論家・森田実氏は「ここまで失った信頼を安倍晋三首相自身の手で取り戻すことは難しい」と苦言を呈した。

 勉強会は今後、隔週のペースで会合を開き、党執行部への提言をまとめることも検討している。

 ◇ 

■自民党「日本の明日を創る会」への出席議員(19人)

 ▽衆院【細田派】奥野信亮【麻生派】田中和徳、原田義昭【額賀派】渡辺博道、鈴木隼人【岸田派】竹本直一、辻清人【二階派】平沢勝栄、桜田義孝、山本拓、秋元司、木内均【石破派】後藤田正純、鴨下一郎、赤沢亮正、古川禎久【石原派】赤枝恒雄

 ▽参院【石原派】木村義雄【無派閥】丸山和也

■呼びかけ人の欠席議員(17人)

 ▽衆院【麻生派】中山展宏、山際大志郎【額賀派】船田元、大塚高司【岸田派】木原誠二、大西宏幸、武井俊輔、藤丸敏【二階派】伊東良孝、小林鷹之【石破派】平将明、門山宏哲【石原派】鬼木誠【谷垣G】逢沢一郎【無派閥】秋葉賢也、城内実、田中英之

 ▽参院 なし

(敬称略)

2502とはずがたり:2017/08/29(火) 20:32:25
>安倍首相は当初、防衛相の兼務を、麻生太郎副総理兼財務相に打診したが、都合が付かずに断念
どんな都合があったんだ?

それにしても今頃裏切り者と急落とかありえんだろう。産経の誘導記事?

“裏切り者”石破氏の党内評価急落…「ポスト安倍」争い、岸田氏が逆転リード
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/170801/plt17080120500032-n1.html
2017.8.1 20:50

 稲田朋美防衛相の辞任に絡み、安倍晋三首相の後継をめぐる「ポスト安倍」争いに異変が生じている。世論調査では、石破茂元幹事長がリードしていたが、党内的には岸田文雄外相の評価が急上昇しているのだ。

 外相と防衛相を兼務して存在感を高める岸田氏と、過去の「裏切り者」のレッテルが復活しつつある石破氏。8月3日の内閣改造・自民党役員人事をにらみながら、党内序列も激変しそうだ。

… 防衛相辞任という“政治的空白”を突いてきたのか、北朝鮮は同日深夜にICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射した。

… 防衛相兼任初日から、危機管理対応に追われた岸田氏だが、その手腕の確かさを示すことにもなった。

 安倍首相は当初、防衛相の兼務を、麻生太郎副総理兼財務相に打診したが、都合が付かずに断念し、岸田氏を抜擢(ばってき)したとされる。内閣改造までの一時的措置だが、安倍首相の狙いはドンピシャリだった。

 官邸関係者は「通常、外相と防衛相の兼務は考えられない。米国なら、ティラーソン国務長官とマティス国防相の役割を1人でこなすことだ。短期間だが、多大な責任と権限を手にする。これは安倍首相が岸田氏に『絶対的な信頼』を寄せている証拠だ。麻生氏に先に打診したとすれば、当然、麻生氏の『岸田氏でいい』という了解も得ている。今回の兼務は、岸田氏が『ポスト安倍』で大きく先行したことを意味する」と語った。

 これまで、自民党内では「ポスト安倍」について、「岸田氏と石破氏が競い合い、非常時の緊急避難としては麻生氏」(中堅)とみられてきた。だが、「森友・加計学園」問題や、南スーダンPKO(国連平和維持活動)の日報問題を経て、党内の評価は変わった。

 官邸関係者は「政府与党の危機に、岸田氏は『一致結束して安倍政権を支える』と公言している。これに対し、石破氏はメディアに登場して政権批判を繰り返し、後ろから鉄砲を撃っている。石破氏はかつて自民党を離党し、あの小沢一郎氏(現・自由党代表)と行動をともにした。また、『先祖返り』しているのではないか」と語る。

 実際、石破氏の側近である鴨下一郎元環境相は28日のTBS番組収録で、稲田氏をめぐる安倍首相の対応について「かばいすぎのそしりは免れない」と批判した。

 石破氏は、自民党が下野するきっかけになった1993年6月の宮沢喜一内閣に対する内閣不信任案に賛成した。解散総選挙後に成立した細川護煕内閣が、同年11月に提出した小選挙区制の導入などを柱とした「政治改革4法案」にも賛成し、役職停止処分などを受けた。当時の自民党幹事長は森喜朗元首相。その後、自民党を離党し、小沢氏らの新進党の結成に参画した。

 自民党ベテラン秘書は「石破氏は自民党が野党のときに出ていき、与党のときに戻ってきた。つまり『裏切り者』だ。…世論調査と正反対で、石破氏の党内評価は急落している。今の動きが『茶番』にならなければよいが…」と分析した。

 「ポスト安倍」を勝ち取るには、岸田氏や石破氏は将来、自民党総裁選で勝利しなければならない。現在、自民党は衆参で約400人いるが、安倍首相の出身派閥・細田派(96人)と、麻生派(59人)、岸田派(45人)を合わせると200人。一方、石破派は19人である。

 政治評論家の伊藤達美氏は「安倍首相は、岸田氏を副総理格で処遇すべきだ」といい、続けた。

 「現在、首相不在の際の臨時代理の順位は、1位が麻生氏、2位が菅義偉官房長官だが、岸田氏を2位にすべきだろう。政治家にとって貸し借りは大事で、岸田氏は今回、安倍首相に大きな貸しを作った。岸田氏率いる宏池会の創設者、池田勇人元首相は、安倍首相の祖父、岸信介元首相の後に総理の座を射止めた。岸田氏は、この事実を冷静に振り返り、安倍首相をしっかり支えて、この難局を乗り越えるべきだろう」


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