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自民党スレ

2454チバQ:2017/08/08(火) 23:41:54
 このほか、額賀派から茂木敏充氏を重要ポストの経済再生担当相、加藤勝信氏は横滑りで厚労相、竹下亘氏を党国対委員長から総務会長に格上げ。これも「首相が総裁選を意識したからだ」(閣僚経験者)という。

 額賀派は7月に経世会30周年の会合を開いたが、政権内で存在感が薄いことが議題となり、今後は石破茂氏らと連携し総裁選に臨むべしといった意見まで出た。その動きを察知した安倍首相は、あえて額賀派を厚遇したとされる。

 また、二階俊博幹事長は3選のルールまで作って支持してくれた以上、もちろん留任。その結果、派閥均衡という形になったのだが、安倍首相に近いベテラン議員は、こう解説する。

「閣内を治めるには、全員イエスマンを揃えるか、ライバルを全部入れて互いに競わせるやり方がある。後者の場合、ライバルそれぞれが安倍さんへの忠誠心を競い合うことになり、政権は安泰だ。今回は後者をとった。岸田派、額賀派、そして新キングメーカーとして力をつけている麻生太郎・副総理兼財務相の麻生派、二階派などにポストを振り分けて横並びにした」

 安倍首相は、改造後の記者会見で反省を口にして深々と頭を下げた。だがその裏では、“ポスト安倍封じ”を見据えた改造だったと言えそうだ。

次は得意の外交で支持率回復?
 ただ、これで内閣支持率がぐんぐん上向くのか。加計(かけ)学園の獣医学部設置認可問題については、8月に文科省の審議会が最終的な結論を出す予定だ。7月に行われた閉会中審査では、確かに安倍首相は殊勝に反省の言葉を述べたが、政府側の参考人が「記憶にない」を連発。忖度(そんたく)があったという官僚が、野党の追及と真っ向から言い分が違うなら偽証罪に問える証人喚問も必要だ。自衛隊のPKO日報問題も稲田朋美元防衛相の辞任でご破算となるはずはない。

「改造以外に、得意の外交で安倍首相は支持率回復を目指しています。一部で報じられたのが、中東和平。イスラエル、パレスチナ自治政府、ヨルダンの首脳を年内にも日本に招いて中東和平を促すというもの。これは第1次安倍政権の時も進めたものですが、トランプ政権になって中東はさらに複雑になっている。北朝鮮問題も日本単独ではミサイル、核開発、拉致問題の解決に有効な手立てがない。北方領土も遅々として進まない。支持率を押し上げる外交は難しいでしょう」(外務省OB)

 安倍首相が今年5月に「改憲メッセージ」を明言した憲法改正も、支持率低下で足踏みの可能性が出てきた。首相自身も「スケジュールありきではない」と改造後の会見で軌道修正。実際、8月1日に開かれた自民党憲法改正推進本部の議論では、教育無償化の憲法への明記に慎重論が続出した。

「支持率が下がれば、改憲について党内から首相への異論も出てくる。簡単に意見集約はできない」(自民党のリベラル派中堅議員)

“ポスト安倍”を封印したかに見える改造内閣だが、支持率を回復できなければ、「大迷走」へと突き進むことは間違いない。

(ジャーナリスト・鈴木哲夫)

すずき・てつお
 1958年生まれ。ジャーナリスト。テレビ西日本、フジテレビ政治部、日本BS放送報道局長などを経てフリー。豊富な政治家人脈で永田町の舞台裏を描く。テレビ・ラジオのコメンテーターとしても活躍。近著『誰も書けなかった東京都政の真実』

(サンデー毎日8月20・27日合併号から)


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