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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

1とはずがたり:2009/04/24(金) 14:27:55
生命科学綜合スレ。進化論から自然動物保護迄幅広く。

743とはずがたり:2017/07/10(月) 19:12:08

愛知・春日井でもヒアリ…コンテナの荷物に付着
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20170710-567-OYT1T50083.html
16:10読売新聞

 愛知県などは10日、中国・南沙港から香港経由で6月30日に名古屋港の飛島ふ頭(愛知県飛島村)に到着し、愛知県春日井市の倉庫に運ばれたコンテナ内の荷物から南米原産の毒アリ「ヒアリ」1匹が発見されたと発表した。

 県などによると、このコンテナは飛島ふ頭のコンテナヤードに陸揚げされた後、今月6日に春日井市内に搬送。荷物を倉庫に搬入した際、アリが1匹付着しているのを荷主が確認した。連絡を受けた環境省の依頼を受けた専門機関が鑑定したところ、ヒアリと判明したという。

744とはずがたり:2017/07/19(水) 12:40:44
アフリカツメガエル大繁殖 和歌山、在来種脅かす存在に
http://www.asahi.com/articles/ASK7M3511K7MPLBJ002.html?iref=com_alist_8_05
合田禄2017年7月19日11時58分

 外来種の「アフリカツメガエル」が和歌山県田辺市で大繁殖している。もともと生息していた昆虫を襲って食べるため、生態系への悪影響が心配されている。この2年半余りで約4500匹が捕獲・駆除されたが根絶は難しいのが実情だ。

 田辺市にある鳥の巣半島。ため池に沈めていた網を引き揚げると、黒っぽいカエルが数十匹、バチャバチャと跳ねた。後ろ脚に大きな水かきとツメがある。アフリカツメガエルだ。

 網は地元の和歌山県立田辺中学・高校の生物部の生徒たちが仕掛けていた。「このため池で見つかったことはなかった。生息場所がまた増えてしまった」。生物部顧問の土永(どえい)知子教諭(57)が表情を曇らせた。

 きっかけは2007年。和歌山県在住の自然写真家、内山りゅうさん(54)が、見慣れない姿のオタマジャクシが泳いでいるのに気付いた。その後の調査でアフリカツメガエルの成体も多数見つかるようになった。生物部の調査では、半島で生息が確認された池は、昨年5月時点で19カ所だったのが今年6月には28カ所に増えた。カエルの胃の中を調べると、トンボの幼虫(ヤゴ)やゲンゴロウの一種などが見つかり、池にすむ在来の水生昆虫を食べていることが分かった。

 兵庫県立大の太田英利教授(爬…

745とはずがたり:2017/07/26(水) 08:32:22

2017/7/25 06:32神戸新聞NEXT
光合成しない新種の植物発見 神戸大の末次講師ら
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201707/0010401327.shtml

 神戸大学大学院理学研究科の末次健司特命講師(29)=植物生態学=らの研究グループは沖縄県石垣市の石垣島で、光合成をせずに地中の菌から栄養を取り込む「菌従属栄養植物」の新種を発見したと発表した。ホンゴウソウ科で「オモトソウ」と命名。25日発行の植物分類学の国際誌に研究成果を掲載する。

 末次講師は、キノコやカビの菌糸から養分やミネラルを根に取り込んで育つ菌従属栄養植物の研究を行っており、新種の発見は鹿児島県の屋久島で2015年10月に発見した同科の「ヤクシマソウ」などに続き8例目という。

 この種の植物は国内では約50種が確認されているが、花期と果実期の1〜2カ月間しか地上に姿を現さないため、発見が難しく、生態には謎が多い。

 オモトソウは、16年10月、石垣島の於茂登岳のふもとで、研究グループメンバーの京都大農学部、西岡龍樹さん(21)が発見し、末次講師は生態の調査を担当した。同科のホンゴウソウと似ていたが、雄花の先端に六つの球状の突起を確認し、新種と分かったという。地上部の長さは5〜10センチほど。直径約2ミリの紫色の花をつけるのが特徴で、同島の固有種の可能性もあるという。

 末次講師は「植物が光合成をやめるという究極の選択をしたメカニズムを明らかにしたい」としている。(井上 駿)

746とはずがたり:2017/07/26(水) 22:16:14
ヘビに罪は無い。優しくお帰りと云ってあげなきゃダメやろがー!!

<東山動植物園>逃亡のニシキヘビ、成長して戻る
毎日新聞社 2017年7月26日 20時12分 (2017年7月26日 20時54分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170726/Mainichi_20170727k0000m040065000c.html

 名古屋市千種区の東山動植物園から今年1月に逃げ出して生死不明のまま行方がわからなくなっていたカーペットニシキヘビが、逃亡した自然動物館バックヤードの飼育スペースに戻っているのを、26日午後、飼育職員が見つけた。逃亡当時、約50センチだった体長は倍以上の113センチに成長していた。

 同園の獣医は「逃亡当時は大騒ぎだった。来園者の皆さんにもご迷惑をかけたため、優しく『お帰り』とは言いづらい」と話している。

 ヘビが見つかったのは、飼育スペースで栽培している展示用植物のプラスチックケースの中。深さ14センチの水につかっていた。ニシキヘビは脱皮の際に水につかる習性があるという。

 同園によると、カーペットニシキヘビはオーストラリアなどの森林や草原に生息する毒のないヘビで、成長すると2?3メートルになる。敷地外に出たかどうかは不明。「逃亡してから数カ月は冬眠状態にあり、5月ごろから活動して、敷地周辺の昆虫やヤモリなどを食べていたのでは」と話している。【尾崎稔裕】

747とはずがたり:2017/08/03(木) 21:45:16
半島嫌いのネトウヨに根絶ボラ活動させろよなあ

【特集】田んぼの水がなくなる!金魚も食べる! ニョロニョロ動く厄介者とは?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170803-10000001-mbsnews-l27
8/3(木) 15:30配信 毎日放送

稲作が盛んで昔ながらの田園風景が広がる奈良県・大和郡山市。この辺りでは近年、ある外来生物によって、大切な水田が大きな被害を受けているといいます。一体どのような生き物なのでしょうか?

農家を悩ます暴れん坊
奈良県・大和郡山市では、ある外来生物のせいで田んぼに張られた水が抜けてしまうのだといいます。

「なんぼ水を入れても、2日ほどで水がなくなる。駆除するといっても、苗に影響があってもいけないし…(その生き物が)動くとそこに穴があくんですよ、ずーっと」(農家の男性)
「穴をあけるからな、かなわんねん。入って来るからな、土の中を」

どうやら、その生き物が作る穴が原因のようです。米作りを営む佐野吉伸さん(67)もこの暴れん坊による被害に頭を悩ませています。

「どうして穴をあけよるのか知らんけどね、ちょっとの穴をあけるやろ、水が圧で流れたら、穴がこんなに(大きく)なってくるねん。水がみんななくなったから」(佐野吉伸さん)

あぜにトンネルを掘って水田に穴をあける厄介な生き物。あぜにあいた穴は流れ出す水の勢いでどんどん広がり、わずか1日で田んぼの水が空っぽになってしまうこともあったといいます。

【特集】田んぼの水がなくなる!金魚も食べる! ニョロニョロ動く厄介者とは?
毎日放送
犯人は“タウナギ”
犯人は一体どんな生き物なのか?取材班、佐野さんとともに捜索開始です。

Q.どういう場所にいるんですか?
「こういう隅っこにおるねんけどね、おらへんね…。わからんねぇ…。いてないね…。毎日1回は水(が抜かれていないか)見に来てるからね」(佐野吉伸さん)
Q.(その生物が)いなければ見に行かなくていいのに
「せや、2日、3日に1回でええねんけどね」

用水路を探すこと約30分、ようやくその姿を捉えることができました。

「いま出とるわ!出とるわ!こっち!ここここ!出とるやろ顔が、タウナギや、あれな」(佐野吉伸さん)

いました、田んぼを縦横無尽に駆けめぐる、その名もズバリ「タウナギ」です。危険を察知したのか、すぐに身を隠してしまいました。

タウナギは体の表面が粘膜で覆われていて、名前の通りウナギにそっくりですが、全く違う種類の淡水魚です。約100年前に朝鮮半島から観賞用として日本に持ち込まれた外来生物で沼や水田にすみ着いています。現在、近畿地方や東海地方、四国地方を中心に14の都府県で生息が確認されています。

ウナギと違って鱗がありません。また、泥の中での生活上不要になったため、胸びれや腹びれもありません。十分に成長すると全長80センチにもなるというタウナギ。肉食で小魚やミミズ、カエルなどを食べます。また、えら蓋を持たず、喉のあたりの粘膜を通じて空気呼吸を行うという珍しい魚です。

すみ着いてしまったタウナギ
別の日、再び取材班が水田近くの用水路を見てみると…

「いました、タウナギです!ニョロニョロと動いています。さながらヘビのように、ニョロニョロと動いています」(松本陸記者リポート)

748とはずがたり:2017/08/03(木) 21:45:28
>>747-748
夏休み真っ只中の地元の男の子も…

「虫は捕まえたりしませんけど、川の生き物はいっぱい捕まえます」(男の子)
Q.どこで捕まえたの?
「おうちの近くらへんです」

幼いタウナギを自慢げに見せてくれました。どうやらこのあたりにすっかりすみ着いてしまっているようです。

金魚の養殖場にまで…
ところで大和郡山市といえば、やっぱり金魚。水質に恵まれた農業用のため池が数多くあったことから江戸時代から養殖が盛んで金魚の一大産地として有名です。ところが金魚の出荷場へ行ってみると…

「(網の中でタウナギをつかみながら)こんなん子どもやで」(やまと錦魚園・嶋田代表)
Q.もっと大きいのも現れる?
「現れる。これぐらいのやつおるで、太さ」

タウナギは金魚の養殖にも暗い影を落としていました。

「(タウナギは)よくいますよね。気持ち悪いヘビみたいなやつですけどね。金魚をある程度食べる」(やまと錦魚園 嶋田輝也代表)
「あるある!(タウナギは)厄介、厄介、厄介!食べられたら減っていくもの。金魚がな」(ほかの金魚の養魚場の女性)

土でできた養殖池に侵入したタウナギが金魚とともに出荷場へ運ばれたとみられています。

際立つ繁殖力の強さ
一体なぜこれほどまで数が増えてしまったのでしょうか。外来生物の研究を行っている静岡大学の加藤英明先生は、その繁殖力の強さを指摘します。

「(タウナギは)一度に数百の卵を産みますし、オスはそれを守ります。孵化した子どもを口の中で保護します。産みっぱなしの魚と比べて、生存率が高いと言えます」(静岡大学教育学部(保全生物学) 加藤英明講師)

当然のことながら、ここまで数が増えてしまうと生態系に与える影響も大きいと話します。

「カエルを食べてしまいますね、タウナギは。そうすると害虫を食べてくれるカエルがいない。害虫が増えて、必要以上に農薬を使うことになる。タウナギが減っていくことはないと思ってください。私たちが捕らない限り、一度定着してしまった、繁殖してしまった外来種はどんどん増えていくと考えてください」(静岡大学教育学部(保全生物学) 加藤英明講師)

毎日放送

749チバQ:2017/08/16(水) 14:06:03
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00010000-nishinpc-soci

「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


8/16(水) 10:18配信

西日本新聞







「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


往診で回った畜産農場で体調不良の牛に注射を打つ獣医師の冨山保博さん=鹿児島県大崎町


 牧草やサツマイモの畑が広がる鹿児島県有数の畜産地帯、大崎町。7月下旬、冨山保博さん(68)は人工授精器や薬40種を積んだワゴン車を走らせた。家畜を診る「産業動物獣医師」。速乾性のTシャツ、かっぱのズボン姿で農家を回る。

 雌牛の発情周期を知るため、ビニール手袋を着けた腕を尻に入れ、直腸からふんをかき出し子宮を触る。高熱や下痢…。症状に合う薬を注射する。この日は11戸を往診。角が折れた牛の治療を頼んだ女性(79)は「牛はもの言わんから先生が頼り」。深夜の出産にも立ち会う冨山さんは「汗と血とふん尿まみれ。好きじゃないと続かん」と言う。

 東京の獣医大を卒業後、故郷の鹿児島に戻り県職員獣医師として食肉衛生検査所で働いた。ベルトコンベヤーで流れてくる豚の内臓から病気の有無を調べる仕事。「牛を診る方が性に合う」と39年前に独立した。

 7年前から犬や猫のペットも診る。環太平洋連携協定(TPP)参加の議論が始まり、畜産の将来に危機感があった。「時代が変われば、獣医師も変わらんと生き残れん」

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡る問題で獣医師にかつてなく注目が集まる中、冨山さんは「結局、地域や職種で事情はばらばらだ」と話す。
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「現場はぎりぎり」家畜往診の獣医師 ペット診療は飽和 偏在がひずみ生む


猛暑の中、防護服姿で農家に聞き取り調査をする宮崎家畜保健衛生所の大山えり香さん(奥)=宮崎市


朝から18戸を往診

 「現場はぎりぎりです」。畜産農家が密集する宮崎県国富町で、農業共済組合に勤める30代の男性獣医師はため息をつく。

 男性も産業動物獣医師だ。朝から18戸を往診、夜はカルテの整理。週1回の宿直では緊急診療に対応する。高齢化や後継者不足で零細農家は廃業。大規模農家が増え、病気予防のノウハウも求められるようになった。だが人手不足で「診療とコンサルタント、両立は難しい」。

 疲労で交通事故を起こした同僚もいた。「畜産の未来を考え、産業動物の獣医師をどう確保するかの議論がないのが歯がゆい」。男性は、加計学園を巡る国会論戦を苦々しく見ていた。
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4割がペット診療

 全国の獣医師は約3万9千人。4割がペットなど小動物診療に携わり、公務員は2割強、産業動物診療は1割。毎年、国家試験に合格して獣医師になる約千人の進路も同じ傾向で「偏在」がひずみを生んでいる。

 家畜防疫や食肉検査を担う公務員獣医師。鹿児島県が2008年度にはじき出した必要数は237人。当時、15人不足していた。県はその年から採用年齢を引き上げ、翌年度からは最大月3万円の手当支給や奨学金制度を導入した。

 10年の家畜伝染病「口蹄(こうてい)疫」発生時に県外からの応援で対応した宮崎県も同様の対策を打った。両県とも「今は足りている」とするが、出産などで退職した女性を再雇用したり、定年退職者を再任用したりして支えられる側面もある。

 加計学園が計画する新獣医学部の定員は当初、1学年160人とされた。「どれだけの人が公務員を選んでくれるだろうか」。防疫指導で1日10戸以上を回る宮崎県の家畜保健衛生所の大山えり香さん(41)は、疑問を感じている。


 鹿児島大共同獣医学部が昨年、鹿児島県大崎町に開設した研修センターでは産業動物診療への志望者を増やす狙いもあって近隣の農業高校と連携し、実習に取り組んでいる。

 今月初め、6年生3人は同県鹿屋市の鹿屋農業高を訪ね、牛の直腸検査の実習に臨んだ。参加した辻圭吾さん(24)は悩んだ末、東京のペット診療病院への就職を決めている。ペット診療は飽和状態とも言われるが「どれだけ増えても、自分の腕を磨いて独立を目指すだけだ」と言う。

 前鹿児島県獣医師会長の坂本紘・鹿児島大名誉教授(獣医外科学)は「職種と地域の偏在是正が課題。『総理の意向』や『文書の有無』より、日本の獣医療を今後どうしていくのかが本質であり、国で議論されるべきだ」と指摘する。
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西日本新聞社

750チバQ:2017/08/16(水) 19:00:29
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170816-00000078-san-soci
トラブル相次ぐ無許可のペット火葬場 法規制なし…ずさんな経営問題も顕在化
8/16(水) 15:16配信 産経新聞
 ペットの火葬場や霊園をめぐるトラブルが後を絶たない。いずれも設置に関し法律で規制されていないためだ。周辺住民が反対するケースがあるほか、ずさんな経営者による問題も顕在化しており、一定の法規制を求める声もある。

 調査会社「矢野経済研究所」によると、ペット関連産業は年々拡大しており、平成27年度の総市場は前年度比1・5%増の約1兆4720億円(推計)。業界団体によると、火葬業者は全国で千社以上が乱立しているという。

 人の墓地や火葬施設の開設は墓地埋葬法で規制されている一方、ペットの火葬場や霊園を規制する法律はない。ただ、死骸を扱うだけに敬遠する声も多く、ペット火葬場や霊園の設置に住宅街からの距離規制を盛り込んだ条例を施行する自治体も増えているが、交野市にはまだない。

 ペット火葬業者80社以上が加盟する「日本動物葬儀霊園協会」の中村修二理事長は「協会では商業道徳を徹底している」と強調。火葬場の条例については「設置できる場所が非常に限られ、隠れて営業する業者が出るのではないか。業界内の自己改革でやっていきたい」と訴える。

 霊園に関する問題も出ている。大阪府枚方市では今年1月、ペット霊園「宝塔」が突然閉園。利用者に十分な告知もなく、敷地には遺骨や墓石が散乱する事態となった。利用者によると、同霊園をめぐっては、もともと土地の無断使用や異臭の問題があり、地権者が土地の原状回復を求める訴訟を起こすなどトラブルを抱えていたという。

 同市環境指導課の担当者は「ペット霊園を規制する法律も条例もなく、立ち入りや指導などの対応ができない」と明かした。

751チバQ:2017/08/16(水) 20:11:17
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/263803/
【君(ペット)がいるから】<1>避難は動物と一緒でこそ
2016年08月04日 13時33分
熊本地震の発生直後、ペットと一緒に避難してきた人たち=4月14日午後10時半ごろ
熊本地震の発生直後、ペットと一緒に避難してきた人たち=4月14日午後10時半ごろ
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 4月14日。熊本地震の前震直後から、動物たちが次々に運ばれてきました。熊本市中央区の「竜之介動物病院」も大きな揺れで棚が倒れたりしましたが、片付けは後回しで、ひたすら診療に当たりました。その後にもっと大きな本震に襲われるとは思わず「予想より被害が少なくてよかった」と考えていました。

 そして、16日午前1時25分。疲れて一時帰宅していた時でした。ドーンと切り裂くような音とともに突き上げるように激しく揺れ、携帯電話の地震速報が鳴り響きました。明らかに14日より大きな衝撃でした。

 揺れが収まるのを待たず、はうようにして着替えをつかむと、そのまま車を病院まで走らせました。10分ほどで病院に到着して目にした光景は、動物病院に集まった人々。道向かいのコンビニにも人が集まっていました。真っ暗な中、周辺で明かりがついているのは、24時間開いている私の動物病院とコンビニだけだったため、明かりに導かれて人が集まっていたのです。

 前震よりも多くの人と動物が駆け込んできました。どこかで水道管が破損したようで、階段を滝のように水が流れています。避難者と協力して対応していると、前震の日と同様、地震でけがをした動物、激しい揺れにパニックを起こして交通事故に遭った動物たちが、一刻を争う状態で運ばれてきます。

 診療を優先しながら、避難してきた方々を見て回り、声を掛けました。私自身も前震の日ほどの冷静さはなく、冷静さを装うことで精いっぱい。実は記憶が前後しており、はっきりと覚えていません。

 ただ、私の動物病院に避難してきて身を寄せた方々は、これだけ大きな地震に見舞われながらも落ち着いていました。動物たちと離れることなく、ギュッと身を寄せ合って避難していたからだと思います。人と動物(ペット)は持ちつ持たれつの関係です。「緊急時だからこそ、人と動物は離れちゃいけない」と強く思いました。

 人は自分のためよりも、誰かのための方が強くなれます。自分のためではなく、愛するペットのために生きている方もいます。「この子(ペット)たちのために…」と日々暮らしているので、その動物たちを置いて避難すると、生きる意味を見いだせない方もいます。

 人を助けるのなら、動物も一緒に助けなければいけません。熊本地震を体験し、より強くそのことを伝えたいと思っています。ペットは家族の一員というだけでなく、社会の一員にしなければと感じています。
(竜之介動物病院長、熊本市)

    ◇   ◇

 熊本市の獣医師徳田竜之介さん(54)が、24時間診療の動物病院診察室から見える現代のペットと人間の姿をつづります。


※この記事は2016/08/04付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

752チバQ:2017/08/16(水) 20:11:39
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/265844/
【君(ペット)がいるから】<2>動物は飼い主の心の鏡
2016年08月11日 13時13分
 最大震度7を記録した熊本地震。状況は刻一刻と変化しました。
 
 4月14日午後9時26分の前震。私は熊本市中央区の「竜之介動物病院」で診察中でした。未経験の立っていられないほどの長い揺れ。それでも、何事もなかったかのように、目の前の犬に聴診器を当てました。

 揺れから2、3分たったころでしょうか。身の危険を感じて外に出ている人たちが道にあふれていたので、私の病院の待合室に避難するよう誘導しました。そのとき、とても状態の悪い犬が運ばれてきました。外傷性の出血もひどい。地震で家具の下敷きになったといい、飼い主も激しく動揺していました。

 応急処置が終わり、後はその犬の生きようとする力次第だと見守っていると、また血だらけの犬が待っていました。割れたガラスの破片でけがしたようです。処置していると、今度は一刻を争う猫が運び込まれました。揺れに驚いて飛び出し、マンションの窓から転落したそうです。

 私は地震発生直後から動物と一緒に避難できる「同伴避難所」を開設しました。その一方で通常通り、24時間緊急対応の診療も続けました。診察室には地震によるパニックで道路に飛び出して交通事故に遭った猫、飼い主とはぐれた迷子の犬などが次々と運ばれてきました。外傷性出血のひどい動物もいます。

 待合室は、避難者と、動物の診療に来た人であふれ、まるで野戦病院でした。相次いで運ばれてくる動物の状態は、決して良くありません。それ以上に飼い主に大きな精神的ダメージと動揺が見られました。

 地震から日がたつと、過呼吸から熱中症を起こす犬、ストレスによる食欲不振や下痢になる猫、出産の時期だったためか保護された子猫も多く見られました。

 動物は自然の異変を敏感に察知する能力があるとされ、大地震に人間より大きな恐怖を感じていたのではないかと思います。そんな動物たちのために飼い主ができることは、まず自身が落ち着くことです。出血がひどく、状態が悪い動物がたくさん運ばれてくる一方、飼い主のパニックや不安感に連鎖して具合が悪くなっている動物も多く見受けられました。

 飼い主の精神状態が鏡に映るように動物に連鎖しているのです。これを私たちは「ミラー効果」と呼んでいます。ミラー効果はプラスに働くときもあれば、今回のようにマイナスに働くときもあります。私たちは、プラスの効果が出るように動物だけを診るのではなく、動物の向こう側にいる飼い主とも向き合わなければなりません。

 それは震災という状況でも同じ。飼い主と動物は共に支え合う存在で、その絆を守るのが私たち獣医師だとあらためて強く感じました。

(竜之介動物病院長、熊本市)


※この記事は2016/08/11付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

753チバQ:2017/08/16(水) 20:11:58
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/267814/
【君(ペット)がいるから】<3>「最後のとりで」協力と絆
2016年08月18日 11時15分
 予想もしていなかった突然の熊本地震。動物を飼っている人たちは、必死の思いでがれきの中からペットの動物を救い出し、避難所にたどり着く。そこで言われたのは「動物は外にお願いします」という一言。ほとんどの避難所で動物は外につないでおくしかなかったようです。

 一緒に連れて避難することすら許されていない所もありました。肩身の狭い思いをしながら、車中泊を選んだ人も多かったようです。動物が嫌いな人もいるでしょうし、断水が続く状況では衛生面の心配もあります。さまざまな人が集まる避難所では、ペット同伴避難が難しいのはやむを得ないのかもしれません。

 そんな中、熊本市中央区の「竜之介動物病院」に開設した避難所は、むしろ動物が一緒でないと肩身が狭いような避難所でした。病院と併設の専門学校「九州動物学院」が入る4階建てのビルは、いざというときに役立つように設計しており、一時は全フロアを開放。16日の本震直後のピーク時は飼い主230人と犬や猫、ウサギ、フェレットなど300匹が避難しました。

 ここでは動物たちが懸け橋となり、初対面同士の避難者も会話が弾みます。飼い主たちは「この子(ペット)を私が守らなきゃ。何かしなきゃ」と積極的に動きました。動物の存在があったおかげで、自然と避難所に協力と絆が生まれました。

 ペットの猫と一緒に避難してきた年配の女性は、体調不良や心労のせいか、炊き出しを取りに行くのもつらそうな様子でした。それでも、猫のために毎日、支援物資の配布場所まで足を運んでいました。スタッフが運びます、と伝えても「自分の猫のためだから」と頑張っていました。そのおかげでスタッフと話も弾み、周囲とも仲良くなりました。

 私の病院にたどり着くまでつらい思いをしてきたと、着いた途端に泣き崩れる人もいました。動物と一緒に避難できる場所という「最後のとりで」があるだけで頑張れるという人もいました。

 私は、こうした現状と同伴避難できる場所の存在を伝えなければと思い、できる限りマスコミの取材を受け「動物は家族。家族は引き離してはいけない」と訴えました。

 避難所の動物を診て回ると、飼い主に感謝されたり、拝まれたりしました。震災前と変わりなく、いつも通りのことをしているにすぎなかったのですが、何とも気恥ずかしい気分でした。

 ただ、私たちの動物同伴避難所は一時しのぎでしかありません。早くからペットと一緒に住める住宅に関する情報を収集し、避難者に提供したことで、専門学校の授業を再開した5月7日までに避難者全員の行き先が決まりました。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

754チバQ:2017/08/16(水) 20:12:15
https://www.nishinippon.co.jp/keyword/122/
【君(ペット)がいるから】<4>往診 喪失感に寄り添う
2016年08月25日 13時43分
 熊本地震発生から24日たった5月上旬。「竜之介動物病院」(熊本市中央区)に開いた動物同伴避難所が役目を終えて、私はやっと病院の外に出る時間ができました。ずっと気になっていたのは、避難所に来なかった動物たち。そこで、まず被害の大きかった熊本県益城町に足を運びました。

 倒壊家屋が連なり、爆弾でも落ちたのかと言葉を失いました。とにかく時間の許す限り、動物と一緒の人に声を掛けて様子を診ました。避難所に行けずにガレージで生活している飼い主と犬、飼い主とはぐれて迷子になっているたくさんの犬や猫、揺れに驚いて逃げる際に剥がれたと思われる爪の部分がうんでいる猫…。飼い主も車を失っていたり、自らの生活の立て直しが優先されたりして、治療に連れて行けないペットもいました。

 ペットを失った悲しみから立ち直れないペットロスに苦しむ人にも出会いました。庭で建物の下敷きになって死んだ犬の飼い主は、がれきに向かって何度も犬の名前を呼んだそうです。1カ月半もがれきの中から亡きがらを見つけてあげられず、見つかったときは白骨化しており、赤い首輪だけで判別したという人、避難所に一緒に連れて行かなかったせいでペットを死なせたと後悔している人もいました。

 ペットという家族を失った悲しみと喪失感を抱えたままでした。にもかかわらず、震災で苦労している人がたくさんいるときにペットの話なんかしていいのか、話しても「動物でしょ?」「人間は助かったからいいじゃない」などと
言われ、分かってくれる人はいないのではないか、と悩んでいました。

 私が耳を傾けると、せきを切ったように次から次へとペットとの思い出、失った悲しみを吐き出してくれました。話し終わると「心がすっとしました。今日から前を向いて進めます」と言った人もいました。震災で傷ついた人たちの心の復興には、時間がかかるのだと痛感しています。

 被害が大きかった地域ほど、往診の必要性があることも分かりました。益城地区には7月上旬までに4〜5回、足を運びました。迷子の飼い猫たちが繁殖して増える恐れもあったため、7月6日にはボランティアの獣医師4人を募って現地に赴き、迷い猫を捕獲して計16匹に不妊手術を施しました。

 皆さんが動物という家族と安心して暮らせるように、私たちは今後も微力ながら取り組みたいと思っています。たとえ時間がかかっても、本当の意味で笑顔を取り戻す日まで、私たちはずっと寄り添い続けます。熊本の痛ましい被害が風化することなく、今後の教訓として生かされていくことを心から願っています。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

755チバQ:2017/08/16(水) 20:12:36
https://www.nishinippon.co.jp/keyword/122/
【君(ペット)がいるから】<5>大震災教訓に建て替え
2016年09月01日 13時31分
 熊本地震の際、動物と一緒に避難できるペット同伴避難所として開放した熊本市の「竜之介動物病院」。自家発電機、容量36トンの貯水タンク、ペットフード1カ月分の備蓄などがあります。2013年9月に完成した4階建てビルは「災害時も使えるよう、最大の震度にも耐える建物に」と建設しました。建て替えを決意したのは、東日本大震災の教訓があったからです。

 11年12月、私は福島、宮城両県を視察しました。出発前は行き場のない被災動物100匹を、熊本市に連れ帰るつもりでしたが、できませんでした。被災した犬や猫の多くは飼い主が分かっており、行き場がないわけではなかったからです。被災した飼い主たちは、いずれ家族みんなで暮らしたいと願い、ペットの所有権を放棄していませんでした。ただ、震災から9カ月たってなお、仮設住宅でも避難所でもペットと一緒に暮らせる望みはありません。

 行政や獣医師会などが運営する被災動物のシェルターを訪れました。そこで見たのは、飼い主の迎えをけなげに待ち続けるペットたちの姿。悲しげなまなざしに心が痛みました。飼い主の中には家や家族を失った人もいます。その上に、ペットとも離れ離れにならざるを得なかったという状況を目の当たりにし、やり場のない悲しみが伝わりました。動物の世話はボランティアが主に担っていました。人手が足りない中、飼い主を待つ動物たちを懸命にケアする姿に心を打たれました。

 ペットは家族の一員なのに、社会の一員として認められていなかった。だから、飼い主にもペットにも心の傷を残し、預かったペットを世話する人も苦悩している。東日本大震災の被災地の現実は、私にいろいろなことを教えてくれました。そして、もしもに備えた建物の建設に着手。それが今回、役立ったのです。

 熊本地震で痛感したこともあります。迷子のペットが数多く見られたこと。ペットは残念ながら人間の言葉を話せません。「おうちはどこ? お名前は?」。いくら問い掛けても答えられません。

 しかし、迷子札が代弁してくれます。迷子で心細く、悲しい思いをするのは動物だけでなく、飼い主も同じです。迷子札があれば、ペットは少しでも早く家に帰れます。ただ、迷子札は首輪と一緒に外れてしまうため、迷子札に加え、個体識別番号を記録したマイクロチップを体に埋め込んでほしいと思います。

 「うちの猫は外に出ない」「うちの犬は臆病で私のそばを離れない」と言う人がいます。熊本地震では一瞬で日常風景が一変しました。絶対はありません。迷子札とマイクロチップは、飼い主と動物の絆をつなぐ「住民票」です。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

756チバQ:2017/08/16(水) 20:13:25
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/273149/
【君(ペット)がいるから】<6>24時間診療 命つなぐ
2016年09月08日 11時42分
 竜之介動物病院(熊本市中央区)は2013年9月から、夜間の緊急対応もしています。365日24時間、来るか来ないか分からない動物のために、スタッフを配置し、深夜も明かりをつけています。熊本市では1カ所、九州でも珍しいと思います。

 日常的に診ていない動物を、緊急性の高い状態で受け入れることはトラブルにつながりかねません。それが夜間診療の怖さです。経営だけを考えるならやるべきではないのですが、飼い主からの要望が多かったのです。スタッフの9割は反対しましたが、私は開院当初から24時間診療はやるべきだと思っていました。

 通常診療は朝7時から夜11時まで。夜11時以降は、獣医師や動物看護師が常駐するなどして、緊急対応できる体制を取っています。いざ始めてみると、全く動物が来ない日もあれば、夜間のスタッフでは対応しきれないほどの動物が来る日もあります。

 やってくる動物と飼い主もさまざま。夜も開いているからと、緊急性もないのにコンビニのような感覚で予防接種に来たいという人もいれば、ペットの急な容体の変化で何十軒も動物病院に電話しては断られ、やっとたどり着いたという人もいます。

 夜間に多いのは、交通事故によるけが、原因が分からないけいれんや発作、出産のように急を要するものがあります。出産は微弱陣痛、赤ちゃんが引っ掛かったなどの理由で、帝王切開となるケースがよくあります。けいれんなどの場合、朝まで自宅で飼い主が不安なまま見守るのはつらいし、治療を受けることで一命を取り留めることもあります。かけがえのない命を助けることができたとき、安心した飼い主の顔を見たとき、やっぱり夜間診療をしていてよかったと思うのです。

 命を救えなかったとしても、その瞬間に獣医師が立ち会うことは重要です。飼い主が諦めず、ペットのために最善を尽くしたことで、その後の喪失感の軽減につながります。

 半面、歯がゆい思いをすることもあります。夜間は重篤な状態になって初めて駆け込んでくる人もいます。

 先日はがりがりに痩せ、低血糖でふらふらのトイプードルの子犬が来ました。飼い主の若い女性はプレゼントでもらった子犬だと言い、飼い方もよく知らないまま。最初の説明書に書かれていた量の餌をやり続けていたため、成長した子犬には栄養が全く足りていなかったのです。

 それでも、来てくれてよかった。私たちは正しい餌のやり方を伝えた上で、「動物の命を預かっている」という自覚を持つきっかけになってくれれば、と願うしかありません。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

757チバQ:2017/08/16(水) 20:14:13
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/274891/
【君(ペット)がいるから】<7>犬に財産を残した女性
2016年09月15日 16時21分
飼い主と犬の絆に胸が熱くなることも(写真と記事は関係ありません)
飼い主と犬の絆に胸が熱くなることも(写真と記事は関係ありません)
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 ある高齢女性の話をします。「ももすけ」と「ロン」という2匹の中型犬を飼っていました。2匹はとてもやんちゃで、他の動物病院ではかんだり威嚇したりして、診察すらさせないとのことでした。

 でも、なぜか私とは相性がいい。飼い主の女性も私を信頼してくれた縁から、竜之介動物病院(熊本市中央区)に通ってくるようになりました。女性はとにかく神経質で、犬たちの少しの変化も見逃しません。

 こんなことがありました。「(餌の)ドッグフードがいつもと少し違う」と言います。見た目には全く変わらないのですが、女性は譲りません。メーカーに調査を依頼すると、驚いたことに微細なプラスチック片が混入していました。こんな具合に、犬の体調異変にも敏感で、「ちょっとおかしい」と言えばほぼ異変が見つかりました。

 一方で、心臓に持病があるロンの投薬治療に関して、獣医師の指示を的確に守ってくれました。神経質ではありますが、飼い主の姿勢としては感心するばかりでした。

 そんなある日、医師から突然の電話があり、女性が入院しなければならない状態だと言います。それもロンと同じ心臓病。私は飼い主である女性の具合が悪いことなど全く知りませんでした。

 医師から「犬の世話があるから入院しない」と強硬な女性を説得してほしい、
と依頼されました。私はすぐに女性に連絡し「犬たちは責任持って預かる」と約束。やっと承諾した女性は翌日から入院しました。幸い2〜3日で退院できました。

 しかし、半年ほどたったころ、女性の容体は再び悪化。今回は少し様子がおかしい。女性は「もし私に何かあったら犬たちをお願いできますか」と極めて深刻でした。動物たちの異変にあれほど敏感な女性の言葉に、私も少し緊張したのを覚えています。

 結局、私が「万が一のときは犬たちの責任は持つ」という趣旨の誓約書を書いて安心してもらい、再入院となりました。数日後、女性は急変し、そのまま亡くなりました。ロンとももすけは誓約書通り、私の病院で預かりました。

 女性が亡くなって1カ月後、遺族が病院を訪ねて来て「遺書があった」と教えてくれました。「ロンとももすけを預かってくれる先生に私の全財産を」と書かれていたそうです。ほそぼそと暮らす高齢者が「自分に万が一のことがあったときのために」と、飼い犬たちのために蓄えていたのでしょう。胸が熱くなりました。

 それから1年後にロンが、さらに1年後にももすけが、まるで飼い主の後を追うように旅立ちました。支え、支えられて生きていた命が、その支えを失った結果だったと思えてなりません。

(竜之介動物病院長、熊本市)

※この記事は2016/09/15付の西日本新聞朝刊(生活面)に掲載されました。

758チバQ:2017/08/16(水) 20:14:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/276593/
【君(ペット)がいるから】<8>下半身まひでも6年間
2016年09月22日 13時48分
犬たちはけがを負っても愛情があれば生きられる(写真と記事は関係ありません)
犬たちはけがを負っても愛情があれば生きられる(写真と記事は関係ありません)
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 「桃子」は、シベリアンハスキーの雑種の中型犬で2歳。幼犬のころから気性が激しく、散歩も大暴れするので、飼い主は苦労していたと思います。

 いつものように散歩していたとき、道路の向こう側に別の犬を見つけた桃子は急に駆けだしました。勢いでリードが外れ、車道に飛び出し、車にひかれてしまいました。飼い主は慌てて動物病院に連れてきました。ひどい状況でした。何よりひどかったのは、痛み。痛みに耐えかねた桃子は、病院に運ばれる途中、何度も飼い主をかんだそうです。

 痛みの原因は腰椎骨折で、非常に危険な状態でした。助かっても、下半身まひが残るだろうこと、自力での排せつは困難で大変な介護が必要になるだろうことを、飼い主に宣告しました。同時に「安楽死」も選択肢の一つだと伝えました。想像を絶するような介護生活が続くのです。よほどの覚悟がなければ、愛情だけで解決できる問題ではないと、しっかり説明しました。

 飼い主は間髪入れずに「治療してください」と言いました。みじんも迷いはありませんでした。私は即座にその選択を受け入れ、治療に入りました。桃子は奇跡的な回復力で治療を終え、無事家族の元に帰ることができました。

 こうして、桃子と飼い主の介護生活が始まったのです。体位変換、排せつのサポート、定期的な入浴など、飼い主夫婦は頑張って続けていました。いや、むしろ楽しそうでした。最初は毎日、しばらくすると月1度になった通院も欠かさず、いいと聞けばどこまでも桃子を連れて行き、治療と介護に時間とお金を費やしました。

 桃子用の車椅子も製作しました。事故に遭う前は桃子に少し無頓着だった「お父さん」は、事故を機に大きく変わりました。桃子に寄り添う毎日が変えたのでしょう。桃子と飼い主が楽しげに散歩する姿は、地元では知らない人がいないほどで、マスコミにも何度か取り上げられました。そんな深い愛情と献身的な介護が桃子を救い、6年の歳月が流れたのです。

 その後、急な体調不良で来院した桃子は治療する間もなく、命を落としました。実にあっけない最期。飼い主は悲しみましたが、私は「桃子の最後の愛情、もう精いっぱい愛してもらったよ、という飼い主への思いやりだったのでは」と思いました。幸せで温かい気持ちを残して桃子は逝きました。私にとっても生涯忘れることができない出会いと別れになりました。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

759チバQ:2017/08/16(水) 20:15:08
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/278274/
【君(ペット)がいるから】<9>高齢飼い主のフォローも
2016年09月29日 13時27分
屋内犬として人気のあるチワワ。飼い主の生活が揺らげば、ペットの命も危うい
屋内犬として人気のあるチワワ。飼い主の生活が揺らげば、ペットの命も危うい
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 長年通ってくれた飼い主で、高齢の女性がいました。その女性のことは今も忘れられません。

 女性は飼っているマルチーズに対し、愛情を注ぎながらも甘やかすばかりでなく、きちんとしつけをするなど厳しい面もありました。マルチーズが病気になるたびに病院に来てくれ、しっかりした信頼関係が築けていたのではないかと思います。

 やがてマルチーズが年を重ね、入退院を繰り返すようになりました。「最期は家でみとりたい」という女性の希望で、毎日歩いて病院まで通ってくるようになりました。ある日、「犬が息を引き取った」と連絡が入り、女性は病院に来なくなりました。女性は飼っていたマルチーズの飼育に一生懸命でしたから、気落ちしていないか心配したものの、こちらから連絡は取りませんでした。もし、このときに連絡していれば、その後に起こることを防げたかもしれません。

 数カ月後、女性はチワワの子犬を連れて病院にやって来ました。どうしているか気になっていたので、新しい子犬を迎えたことに安心したものです。予防接種などでこまめに足を運んでくれていたのですが、そのたびに飼い主の女性の足や手に傷がたくさんあったのが、気がかりでした。

 チワワは活発な犬種です。飼い主を引っ張ったり、かみついたりしている場合もあります。「(子犬と高齢女性の生活は)なかなか大変そうだ。きちんと指導した方がいいかもしれない」と思っていたところ、女性はぱったり姿を見せなくなってしまいました。

 それから約1カ月後、別の女性がそのチワワをかなり衰弱した状態で病院に連れて来ました。飼い主の女性が亡くなって、誰にも気付かれないまま数日たってしまい、チワワもすぐそばで衰弱していたそうです。連れてきた女性は近所の人で、チワワを受け継いだということでした。

 後日、亡くなった女性の家を訪ねる機会がありました。狭い部屋にちゃぶ台とたんす一つだけ。部屋は清潔に片付けられ、無駄を控えた暮らしぶりがうかがえました。チワワの治療代を出すのも、きっと大変だったはず。もっと何かしてあげられることがあったのではないかと、後悔もしました。

 身寄りもなく、飼い犬と病院に来ることが唯一の社会との接点だったようです。往診に行くなど、もう一歩踏み込んで、飼い主の生活環境を理解し、親身になっていれば結果は違ったかもしれないのです。飼い主へのフォローが足りず、寂しい結果となってしまいました。

 今後、超高齢社会で似たような問題は増えてくるでしょう。犬と飼い主を取り巻く環境や生活、彼らの性格まで把握して、うまく生活していけるようコーディネートするのも、獣医師の重要な仕事になるのではないかと考えています。

 (竜之介動物病院長、熊本市)

760チバQ:2017/08/16(水) 20:15:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/280096/
【君(ペット)がいるから】<10>声なき声に耳を澄ませる
2016年10月06日 13時53分
1日200〜250匹の動物を診る。毎日数件の手術も行う
1日200〜250匹の動物を診る。毎日数件の手術も行う
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 飼い主に連れられて来た犬は、ふらふらで明らかに神経症状が出ています。飼い主に「いつからですか」と尋ねると、「急にこうなった」とか「帰宅したらこうなっていたんです」という曖昧な答えが返ってくる。犬の血液検査は正常値ですが、触診すると頭に陥没箇所があったり、エックス線検査をすると脳挫傷の所見が見られたりもします。

 別の日は、心配そうな飼い主がマルチーズを連れてきました。意識は混濁し、全身虚脱、心拍数も落ち、血尿も出ています。飼い主はおろおろしながら「朝は元気だったんです。全く心当たりがない」と言います。こんな状態の動物は急変します。一刻も早く確定診断をして適切な処置をしないと命取りになることも少なくありません。

 こんなとき、飼い主からの情報だけが頼りですが、徐々に話につじつまが合わない部分が出てきます。私は「虐待」を疑わざるを得なくなってしまいます。粗相をした瞬間、怒りに任せて蹴り上げた…。そんな想像をしながら探りを入れますが、曖昧な言葉しか返ってきません。

 私は症状を見て、想像力を駆使しながら治療法を模索します。飼い主だけが知っている「本当のこと」を最初に話してくれたら、もっと早く最善の治療が施せるし、救命率もうんと高くなるのです。

 それでも、獣医師は飼い主を責めてはいけない。責めずに真実を探り出す。なぜなら、飼い主は反省しているからこそ、本当のことが言えないでいるのです。飼い主の気持ちを逆なですると、ますます治療が遅れてしまう。軽い調子で、飼育指導までできたら幸いです。

 虐待と同様、核心に届きにくいのが誤飲です。たばこや石ころなどの誤飲だと飼い主も教えてくれやすいので、手遅れになる確率は低い。よくある誤飲物に使用済み生理用品などもありますが、飼い主が打ち明けにくいため「何かを食べているかもしれない」とは伝えてくれても、確定的な事実は話してくれません。言えない気持ちは分かりますが、発見が遅れたら命にかかわる事故です。

 ペットは、飼い主の生活に密着するようになりました。決して他人には見せない個人的な空間に存在しています。密着した関係だからこそ、重大事故が起こってしまうのです。

 飼い主に真実を語ってもらうのが、最善の治療にたどり着く最短の方法です。そこが獣医師の腕の見せどころ。答えにくいことは淡々と聞き、あっさりと誘導する。日々の診療で起こる飼い主との「心理バトル」は、動物の命にかかわることだからいつも真剣勝負です。動物たちの声なき声に耳を澄ませ、飼い主たちが言えないでいる本当のことを読み取る力が、ペットの命を救うのに重要な能力だと思っています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

761チバQ:2017/08/16(水) 20:16:09
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/281588/
【君(ペット)がいるから】<11>野良犬しろの「奇跡」
2016年10月13日 11時18分
竜之介動物病院のアイドル犬だった「しろ」
竜之介動物病院のアイドル犬だった「しろ」
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 竜之介動物病院(熊本市)のアイドル犬「しろ」が昨年、推定13歳で逝きました。

 出合いは、しろが2〜3歳の頃。野良犬で、交通事故に遭って橋から転落し、瀕死(ひんし)の状態で担ぎ込まれてきたのです。脊椎を損傷し、下半身はまひした状態でした。内臓破裂などがなかったのは幸いでしたが、体の深部の痛覚まで完全にまひするなど、悲観的な要因ばかりでした。飼い主もおらず、性格もきつい。痛みと恐怖から威嚇し続けます。

 そのとき、ふと思いつきました。私が過去に診た動物には、この犬と同様の重度まひで要介護状態のペットもいましたが、私は介護の指導はしても、自らが介護を経験したことはありません。この犬の介護を実体験してみよう、と。

 「しろ」と名付け、病院スタッフと共に介護生活がスタート。予想以上に大変な毎日でした。まずは床擦れ。かなりの痛みがあるのか、ますます凶暴になりました。自力で排せつはできないので、定期的に導尿をしますが、嫌がって、騒ぎ、鳴きます。

 まひがない上半身を使って、必死で抵抗しようとします。しろの気持ちは分かるのですが、介護する側にとって抵抗は妨げにしかなりません。その繰り返しの日々に「この犬を助けたことは本当によかったのか」と、自信も戦意も完全に喪失していきました。

 ところが、半年くらいたった頃でしょうか。後ろ足に若干の反応が見られるようになったのです。スタッフ一同、驚きました。同時に、私も「もっと頑張れば」という意欲が湧いてきたのです。話し掛けたり、動かない下半身をさすってみたり。かすかに動いた後ろ足のリハビリには祈りがこもりました。

 1年後、しろはとうとう自力で立ち上がれるようになったのです。回復の見込みなど皆無だと思っていた犬に、スタッフみんなの愛情が奇跡を起こしたとしか言いようがない。それほどの大逆転劇でした。

 ただし、奇跡は簡単には起こりません。1年間、尻尾を切断する「断尾」や去勢などありとあらゆる手を尽くし、プロである私たちが懸命に介護を続けたからこそ起こったことで、一般の飼い主ができるかと聞かれたら疑問です。そのくらい並々ならぬ努力が必要だったのです。

 獣医学は日進月歩。きっと、今日の「無理」が明日には覆され、今よりもっと多くの命が救われる日が来るでしょう。しかし、どんな時代が訪れようとも、「治したい」「生かしたい」と思う飼い主の愛と熱意に勝るものはない。しろがそう教えてくれました。

(竜之介動物病院長、熊本市)

762チバQ:2017/08/16(水) 20:16:42
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/283137/
【君(ペット)がいるから】<12>最高の薬は飼い主の愛情
2016年10月20日 11時34分
面会室で、動物看護師と一緒に飼い主を待つ犬
面会室で、動物看護師と一緒に飼い主を待つ犬
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 ソファが置かれた6畳ほどの部屋。竜之介動物病院(熊本市中央区)の2階には、入院中の動物と飼い主が触れ合える「面会室」を2部屋、確保しています。私は、この部屋に大きな役割と力を感じています。

 獣医師や動物看護師など動物病院のスタッフは、病院に来た犬や猫の病気を治そうという感覚で治療をするのはよくありません。どんなに良い治療や薬を提供したとしても、動物たちが治ろうとしなければ、治ることはありません。動物たちの生きようとする力を養わなければならないのです。生きようとする力は、どうすれば取り戻せるのでしょうか。

 私の病院ではペットを入院させる際、1週間をめどに退院してもらいます。長期入院になるような場合も、一時退院してもらうようにしています。一時退院したペットたちは、入院中よりも元気になって戻ってくることが多いのです。飼い主の愛情と、飼い主ともっと一緒にいたいというペットたちの思いが、生きる力を強くするのです。

 ラブラドルレトリバーやゴールデンレトリバーといった大型犬が、交通事故に遭うと内臓破裂など重傷になるケースがあります。内臓が破裂してしまうと、犬はぐったりと表情を失い、まったく動けません。ところが、飼い主が面会に来ると、尻尾を振って飼い主に応えようとするのです。立ち上がって、飼い主のそばに行こうとすることさえあります。

 病院のご飯を食べない犬には、飼い主が作った物を食べさせるようにしています。または、飼い主に来てもらって飼い主の手で食べさせてもらいます。病院の食事がどんなに栄養価の高い物であっても食べてくれなければ意味がありません。食事を取らない犬も、飼い主の手を通すと不思議と食べるようになるのです。

 自宅でいつもペットが寝ている場所にあるクッションや毛布を持って来てもらうこともあります。それが「家に帰りたい」という思いを呼び起こします。

 私たちの治療行為は対症療法でしかありません。実は、動物の生死を分けているのは「生きたい」という本能と生命力。それは、飼い主の愛情が支えています。

 瀕死(ひんし)の状態で入院しているペットを飼い主が見舞い、横たわったペットに精いっぱいの思いを込めて呼び掛けます。「頑張れ」「良くなったら、また一緒に散歩に行こうな」…。絞り出すように呼び掛ける言葉が、思いがけない奇跡を呼ぶのです。

 飼い主の愛情はペットの治療に不可欠です。動物たちにとっての最高の薬は、飼い主だということを忘れてはいけません。医学的には証明されていないことだけれど、私は確かな事実だと考えています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

763チバQ:2017/08/16(水) 20:18:36
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/284937/
【君(ペット)がいるから】<13>犬猫にも目立つ認知症
2016年10月27日 13時53分
「老犬ホーム」で預かる犬を抱き締める動物看護師
「老犬ホーム」で預かる犬を抱き締める動物看護師
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 「その猫、持ってきて」「そこに犬、置いといて」-。動物病院の新人スタッフは、違和感もなく、こう口にするような間違いをたまに犯してしまいます。動物は「連れてくる」であり、決して「持ってくる」であってはいけません。

 この認識を徹底するため、心掛けてほしいことの一つが、動物に話し掛けること。朝起きたら自宅のペットに向かって、家族や友人にするように声を掛けるのです。「おはよう。今日は体調よさそうだね」などと、常に対等な目線で語り掛けます。

 さらに、コミュニケーションに加えてほしいのが、体に触れること。特に、老犬や老猫には非常に大切です。老犬・老猫の飼い主はよく「寝ているから、そっとしておいて」と言いますが、これは正解のようでちょっと違います。

 犬は1日のうち18〜20時間は寝ています。年老いた犬猫は、さらによく寝ます。「よく寝ているから」とずっとそのままにしていたら、だんだん刺激を受けることが少なくなって、老化が加速します。気持ち良さげに眠っていたとしても、いつもそっと触れてあげてほしいのです。

 最近は獣医療の進化により、ペットも高齢化しています。それに伴い、認知症を発症するケースも目立っています。犬に比べると少ないものの、猫も発症します。人間のアルツハイマー型認知症と似て、徐々に進行します。早ければ11歳で発症し、13歳を過ぎると症例は急増します。もの忘れや夜鳴き、家から抜け出しての徘徊(はいかい)などが出てくる場合があります。

 飼い主の手に負えなくなることも少なくありません。最近、飼えなくなった老犬を世話する「老犬ホーム」が増えていますが、竜之介動物病院(熊本市中央区)も入院施設の一部を老犬ホームとして、認知症の犬や猫を世話しています。

 ペットの認知症は根本的な治療法はありません。「名前を呼んだときの反応が鈍くなった」などの初期症状を見逃さず、病気の進行を遅らせることが重要です。

 人間も同じですが、年を取れば聴覚や視覚などの感覚はだんだん鈍くなります。老化を遅らせる一番の薬は、刺激だと思います。体をなでることで皮膚から、飼い主の「気」というやさしい刺激が伝わります。語り掛けることが、ペットの脳細胞を活性化させます。どこでも気軽にできるこの穏やかなコミュニケーションが、ペットの老化を遅らせます。

 世の中には「言葉を持たない動物たちは感情もない」と誤解している方々もいます。一方で、私たちは言葉を持たない動物たちの声なき声を理解しようと学んでいます。動物たちの一生は、私たち人間の人生の縮図のようなものです。同じ命として、区別されることがない世の中であってほしいと願います。

(竜之介動物病院長、熊本市)

764チバQ:2017/08/16(水) 20:18:59
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/286578/
【君(ペット)がいるから】<14>飼い主には厳しい覚悟を
2016年11月03日 11時23分
子猫が幸せに育つかどうかは、飼い主の覚悟次第
子猫が幸せに育つかどうかは、飼い主の覚悟次第
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 春と秋は猫の出産ラッシュの季節です。その時季を痛感するのが「捨て猫」の増加です。

 朝、竜之介動物病院(熊本市中央区)の入り口に置いてある不審な段ボール箱。私たちが最も落胆する光景です。中には生まれて間もない子猫、どうかすれば親猫も一緒に捨てられているのです。やるせない気持ちになります。

 私の病院では開業当初から、行き場をなくした動物たちの飼い主探しをしています。新しい家族の元で幸せな生涯を送ってほしいと、懸命に来院者に声を掛け、今まで数え切れない犬や猫を新しい飼い主に託してきました。

 ところが、ある時ふと「自分たちがしていることは、本当に動物の幸せになっているんだろうか」と、疑問を感じたのです。飼い主を探す私たちは必死でした。「飼ってもいい」と言う人のため、予防接種をし、ペットフードも一緒に託す。経済的不安を訴える人には、子犬や子猫が増えないよう不妊手術も施しました。

 このように、丁重に「もらっていただいた」はずなのに、数日後、「突然いなくなっちゃいましたんで、別の猫、もらえませんか?」などと、軽い調子で電話がかかってくることも少なくありませんでした。予防接種の予約をしたはずなのに予約の日時に現れない。不妊手術の時期になっても、手術を受けに訪れないということもよくありました。

 そんな人が増えたことで、適正に飼育されている可能性が極めて低い現実に気付いたのです。「もらわれた先で幸せになっていないかもしれない」という思いが、捨て猫の委託方法を転換するきっかけになりました。

 「もらっていただく」方針を変えたのです。捨て猫や捨て犬の飼育を希望する人から、一律に料金をもらうことにしました。簡単にいえば、買っていただくことに決めたのです。最初は抵抗がありました。「捨て猫にどうしてお金がいるのか」「そうまでして金もうけしたいのか」などとやゆする人もいました。それでも方針は変えませんでした。

 この方針は見事に的中しました。予防接種から定期健診、不妊相談まで、ほとんどの飼い主が定期的に病院を訪れるようになりました。「お金を払った」という事実が、結果的に捨て猫や捨て犬の命の質を引き上げたのです。

 「お金なんかで…」と思わないでください。ペットの健康管理にお金を支払ったり、餌や首輪など飼育に必要な物を買ったりしているうちに、「この子のために何かをしたい」という愛情や責任が育っていくのです。小さな命を守り育てていくために必要なことは数多くあり、そのための飼い主の覚悟は厳しいものなのです。

(竜之介動物病院長、熊本市)

765チバQ:2017/08/16(水) 20:19:25
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/288148/
【君(ペット)がいるから】<15>不幸な野良猫を減らす
2016年11月10日 13時52分
近くの小学生たちが保護した野良猫。保護後に子猫を産んだ
近くの小学生たちが保護した野良猫。保護後に子猫を産んだ
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 皆さんは、TNRという言葉をご存じでしょうか。不幸な野良猫を減らす活動を意味する「世界共通語」。Trap(捕獲器で野良猫を捕獲する)、Neuter(不妊手術を施す)、Return(元の生活場所に戻す)。この頭文字を取った言葉です。

 猫は雌猫1匹が1年間に20匹も産むことがあります。その猫たちをボランティアの手を借りず、全て幸せにするのはとても難しいことだと実感しています。

 竜之介動物病院(熊本市中央区)では2月と11月の各1週間、「N」に当たる不妊手術をボランティアとして無償で行っています。ただし、ダニやノミなど外部寄生虫の駆除代を負担してもらうことで、地域の衛生環境を含め、野良猫との共生を考えてもらう機会にしています。

 1週間で野良猫約1200匹が運ばれてきます。私たちが請け負うのはあくまで、獣医師しかできない手術のみ。私たちや全国から集まってくれる有志の獣医師が手術だけに集中することで、短い期間で1200匹もの不妊手術を実現できるのだと思います。

 この活動の一番の協力者は、野良猫を捕獲し、病院に運び、手術後に迎えに来て元の場所に戻すボランティアの方々です。参加者は猫が好きな人ばかりではありません。地域活動として参加している人、猫は嫌いだけど命として扱ってくれる人など、さまざまです。

 猫など飼ったこともない年配のご夫婦が、猫を捕獲して連れて来ました。普段、夫婦の会話もなかったのに、猫をどうやって捕まえ、連れて行くかを話し合ううちに夫婦の会話が増えたと、仲良く笑っていました。この活動は猫のためだけでなく、人と人をつなぐ活動でもあるとあらためて感じます。

 活動期間中、私は多くの野良猫に出合います。大きな体は傷だらけで、犬歯が1本折れている野良のボスといった風貌の雄猫。小さな体で何回出産を繰り返したのか、ぼろぼろの体でやって来た雌猫。今回連れて来られなかったら命が危なかったであろう子宮ちくのう症の猫。さまざまな猫の生きざまがうかがえます。

 1日の手術件数は200匹を超えます。ひたすら目の前の猫の手術に取り組みます。最もつらいのが既に妊娠している猫の手術です。不本意な気持ちを抑えて冷静さを保ち、安全に子宮全摘手術ができるよう集中します。最も心が疲れる瞬間です。子宮にいた子猫たちも、どうかもう一度猫として生まれ変わってきてほしい。そのときは殺処分などない、幸せな一生が送れる世の中にするからと、心で伝えます。

 TNRは九州全域で一斉に行うことが、野良猫を減らす近道です。この世界から野良猫という言葉がなくなり、飼い猫と、不妊手術を施した上で地域で管理する「地域猫」のみになってくれたらいいのに、と願っています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

766チバQ:2017/08/16(水) 20:20:00
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/289692/
【君(ペット)がいるから】<16>短い生涯を大切に
2016年11月17日 11時26分
ペットの生涯は人間に比べてはるかに短い
ペットの生涯は人間に比べてはるかに短い
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 毎日、動物病院でどのくらい動物の死に直面するか、想像できますか? 来院数によって変わるでしょうが、人間の病院よりも死亡率は高いです。

 動物は非常に危険な状況になってから来院することが多いからです。飼い主が判断を誤るケースもなくはないですが、多くは動物の本能に関係しています。動物は本能的に弱っている自分を見せません。サバンナに生きる野生動物を想像してみてください。力の弱い動物であればあるほど、弱っている自分を見せることが即、死につながると知っています。

 ペットも同じ。どんなに具合が悪くても、元気なふりをします。それができなくなるほど弱ったとき、初めて飼い主が「元気がない」と認識します。だから、病院に来たときには手遅れとなってしまいがちです。

 先日も1匹の犬が逝きました。外で飼われていた犬でまだ4歳。飼い主のショックは大きく「最期をみとれなかった」と悔やんでいました。

 でも、動物はいつか死にます。それも突然、実にあっけなく。「最期の1日」も大切ですが、一緒に過ごした「4年間」の方がもっと大切なはずです。最期の1日を嘆くのではなく、飼い主と共に生きる時間が、ペットにとって最高の時間であってほしい。私はそう願っています。

 犬や猫の寿命はせいぜい15年。ペットの1日は人間の5〜6日に相当します。「今日は散歩に行かなくていいや」という1日があると、ペットにとっては1週間近くも閉じこもっていたのと同じ感覚です。飼い主が1〜2カ月間手を抜くと、ペットは半年から1年ほったらかされたのと同じ。

 一日一日を大切に、楽しい毎日を送ることができれば、ペットの生涯は「悔いのない生涯だった」といえるでしょう。問題なのは生きた時間の長さではなく、中身なのです。

 私は、生後1年未満のペットを連れた人に「写真をいっぱい撮ってあげてください」と声を掛けます。生後間もない動物の成長は著しく、短い生涯で最も成長する時期。この時期を逃さず、時間をかけて触れ合うことで、コミュニケーションが深まり、ペットの社会性も身に付きます。

 飼い主には「雄は太郎、雌は花子」とペットの名前を決めている人、歴代のペットがずっと同じ名前という人もいますが、どの命も唯一無二の存在。できれば、新しい命には新しい名前を授けてあげてください。

 ペットの一生は駆け足で過ぎていきます。その貴重な日々を、どうか最期の瞬間に悔やまないよう、命を慈しみ、その存在に感謝しながら、大切に過ごしてほしい。あなたのペットは毎日、幸せな顔をしていますか?

(竜之介動物病院長、熊本市)

767チバQ:2017/08/16(水) 20:20:27
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/291360/
【君(ペット)がいるから】<17>ペットは飼い主の分身
2016年11月24日 14時36分
ペットと飼い主は、どことなく似てくる
ペットと飼い主は、どことなく似てくる
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 あなたは犬派ですか? それとも猫派ですか? 私は毎日、たくさんの飼い主と接していますが、おもしろいもので、飼っている動物によって人の性格は全然違うように感じます。この「派閥診断」は結構よく当たります。

 例えば、犬の飼い主は社交的で明るくておおらか。非常に楽観的です。猫の飼い主は独立心があって、どこか一匹おおかみの雰囲気。律義で神経質な面もあります。

 一度診察して再診を1週間後に決めたとしましょう。ぴったり1週間目にやってくる確率は、圧倒的に猫の飼い主が高い。犬の飼い主は「調子がよかったので、もういいかなと思って…」とおおらかです。どちらがいいとか、悪いという話ではありません。私たちの病院では、こうした特性をしっかりと理解して柔軟に対応しています。

 少数派ですが、ハムスターや鳥、爬虫(はちゅう)類といった「エキゾチックアニマル」の飼い主にも大きな特徴があります。時間外の診察が多かったり、あまり多くを語らなかったり…。あくまで私の経験上の話で、確たる根拠はありません。

 ただ、ぜひお勧めしたいことがあります。猫派の人は、ぜひ犬と触れ合ってみてください。猫に触れた経験がない犬派の人も、猫のよさを探してみてください。何が分かるかというと「知らなかったことがあったんだ」ということが分かります。犬や猫について、知らないことがきっとたくさんあります。触れて飼育してみることで、気付くことがあるはずです。

 また、不思議なことにペットは飼い主に似てきます。性格はもちろん、顔つきも表情もそっくりで、ペットを見れば飼い主も容易に想像がつくくらいです。怖がりな飼い主のペットを見れば、同じようにびくびくしていることが多い。神経質な飼い主だとペットも非常に繊細です。

 それから、犬や猫も表現の上手下手はありますが、笑います。その笑顔さえも似るのです。照れたように笑う犬には、同じようにシャイな笑顔の飼い主がいます。豪快に笑う飼い主の横には、満面の笑みを浮かべた犬がいます。

 本当に不思議ですが、遺伝とは違う「ミラー効果」です。現代はペットと飼い主の距離が縮まる一方で、共有する時間もどんどん長くなっています。これだけいつも一緒にいれば、似てくるのは当然かもしれません。ペットは飼い主の姿を見て、そのまま映し出しているのです。実に忠実で、利口だと思いませんか。

 つまりペットは人間の相棒であり、分身でもあります。「うちの子」をまっすぐに見つめてみてください。ありのままのあなたの分身として、直視できますか。

(竜之介動物病院長、熊本市)

768チバQ:2017/08/16(水) 20:21:13
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/292869/
【君(ペット)がいるから】<18>命をプレゼントしないで
2016年12月01日 14時49分
一時のブームで飼ったものの、大きくなり過ぎて飼育放棄されたミニブタ
一時のブームで飼ったものの、大きくなり過ぎて飼育放棄されたミニブタ
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 一年はあっという間に過ぎるもので、今年も残すところ1カ月となりました。私の動物病院では年末年始も通常診療を行うので、特別な感じはあまりしません。12月に入ると聞こえてくるクリスマスソングに浮き浮きと楽しい気分になる方も多いと思うのですが、私はむしろ心配が頭をよぎります。

 子どもに差し出された赤いリボンのかかった箱。箱が開いて、中からかわいい子犬が飛び出す。子どもは笑顔になり、子犬を抱き締める。映画などでもよく見かけるワンシーンです。ほほ笑ましいように見えますが、少し考えてみてください。

 この子は本当にクリスマスプレゼントに犬が欲しいと思っていたのでしょうか。その一生に責任を持つ覚悟でプレゼントを受け取ったでしょうか。子犬のしつけは? 世話は? いろいろな心配が頭を駆け巡ります。

 動物は物ではありません。命です。犬の寿命は15年程度。生涯責任を持てますか。動物を家族に迎え入れるということは、結婚や子育てと同じぐらい重要なこととして考えるべきなのです。物のようにプレゼントするものではなく、家族全員で十分に話し合った上で「家族の一員」として迎えるべきだと思います。犬に限らず、ペットとして動物を迎え入れる場合全てに当てはまります。

 安易にプレゼントされた命が、正しく飼育されず、病院に来るケースは多く見られます。例えば、前にも触れましたが、明らかに食事が足りていないと思われる子犬。飼い主が「寝てばかりでおとなしい」と連れて来ました。おとなしいというより、ぐったりしていました。この子犬をプレゼントされたという飼い主は、一緒に付いていた餌袋に書いてある通りの量をあげている、と言います。

 ですが、子犬は日々成長しますから、餌の量も当然増えていきます。私は、子犬の犬種と月齢に合った正しい餌の量や飼い方を指導しました。数日後、実はとてもやんちゃな犬だったと聞きました。おとなしいのではなく、栄養失調で動けなかっただけだったのです。今後も成長に合わせて飼い方やしつけの仕方を指導するので定期的に通ってほしいと、飼い主に伝えました。こういうことは日常茶飯事です。

 こうして病院に連れて来てくれるのはいい方で、捨てられてしまう命もあるようです。「室内飼育に向かない犬種を1人暮らしの女性にプレゼントする」「子犬でもらったときにはこんなに大きく育つとは思わなかった」…。たくさんのトラブルを耳にします。ペットを迎え入れるなら環境や家族構成を考えるべきなのですが、動物をプレゼントする人は深く考えていない場合が多いようです。

 プレゼントは相手の笑顔を見たいと願って選ぶはずです。その笑顔が永遠に続くよう、どうか安易に命をプレゼントしないでください。

(竜之介動物病院長、熊本市)

769チバQ:2017/08/16(水) 20:21:41
https://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/294364/
【君(ペット)がいるから】<19>動物と人は、癒やし癒やされ
2016年12月08日 13時44分
犬に聴診器を当てて、心臓の音を聞く園児たち
犬に聴診器を当てて、心臓の音を聞く園児たち
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 子どもが野良猫を拾ってきました。さあ、あなたは何と言葉を掛けますか。動物病院にいるとよく居合わせ、心が痛くなるのが、子どもが子猫を拾ってきたときの親の対応です。

 「何で拾ってきたの? ばい菌をいっぱい持っていて汚いのよ。感染したらどうするの。すぐに元の場所に捨ててきなさい」。こう言われた子どもたちは、命の大切さをどう考えるでしょうか。その子が大人になったら、また同じようなことを子どもに言うかもしれません。子どもたちの動物への態度が肯定的になるか、否定的になるかは、周囲の大人の態度で大きく変わります。大人の価値観は子どもに大きな影響を与えます。

 竜之介動物病院(熊本市中央区)では、動物と一緒に保育所などを定期訪問しています。動物の力を借りて、命の大切さと尊さを知ってもらい、思いやりのある人間に育ってほしいという願いを込めた活動です。子どもたちが動物のぬくもりや心臓の音などを体で感じ、生き物の気持ちや痛みを察したり、思いやったりする機会を数多く持ってほしいのです。

 動物が子どもたちにもたらすものは癒やしだけではありません。言葉を交わせなくても、他者を思いやる心など大切なことをたくさん教えてくれます。犯罪の低年齢化が指摘されていますが、動物を介して出会う子どもたちはみんな素直で、動物たちを見つめる瞳はきらきらしています。この子たちが日本の未来を担うと思うと、うれしくなります。子どもたちと未来のために、活動を続けていきたいと強く思います。

 一方、私たちは定期的に、高齢者福祉施設にも動物たちを連れて訪問しています。ここでも動物の不思議な力を目の当たりにします。お年寄りが猫をなでようとしたり、犬にボールを投げて遊んでやろうとしたりしているうちに、動かなかった手が動く。声が出ないはずのお年寄りが犬の名前を呼ぼうとして声が出る。数え切れないほどの「奇跡」を見てきました。

 幼いころ、動物たちと過ごした楽しい記憶は、どんなに年月がたとうとも消えることはなく、人々を支え続けていることが分かります。お年寄りは私たちの顔を記憶することはなくても、一緒に訪問する犬や猫の名前と顔はしっかりと覚えてくれます。私たちが話し掛けても表情が変わらなかった方が猫を抱いた途端、笑顔があふれました。この笑顔に出会うために私たちの活動は続いています。

 「動物に癒やしてもらう」というのは人間のエゴだと感じます。動物も人から癒やされていないと、こうした活動は成り立ちません。動物も人もお互いが癒やし、癒やされる関係でなければならないと痛感しています。

(竜之介動物病院長、熊本市)

770とはずがたり:2017/08/25(金) 15:06:46
新種のサンショウウオ確認 愛知の「極めて狭い範囲に」
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK8S4S30K8SPLBJ002.html
10:23朝日新聞

新種のサンショウウオ確認 愛知の「極めて狭い範囲に」
新種と判明した「ミカワサンショウウオ」(松井正文・京都大名誉教授提供)
(朝日新聞)
 新種のサンショウウオが愛知県東部に生息していることが、松井正文・京都大名誉教授(動物系統分類学)らのチームの研究で分かった。「ミカワサンショウウオ」と名付けられた。25日、日本爬虫(はちゅう)両棲(りょうせい)類学会の英文誌に論文を発表した。

 体長9センチほどの小型のサンショウウオで、湿地やその周辺の森林に生息。体色は黒褐色や茶褐色で、青色や青白色の小さな斑点を持つ個体もいる。1990年代に発見され、愛知県のレッドリストで「絶滅危惧IA類」に指定されたが、分類学上の位置づけは詳しく調べられていなかった。

 研究チームはDNAの解析に加えて、国内のほかのサンショウウオとの形態の違いを調査。新種と判明した。日本海側に生息するサンショウウオ類と近縁で、山岳地帯が形成されたことで祖先の生息域が分断され、独自に進化したと考えられるという。

 松井さんは「きわめて狭い範囲に分布しており、環境の変化や乱獲で絶滅する恐れがある。愛知県の指定希少動植物種として捕獲禁止などの処置をとってもらいたい」としている。(西川迅)

771とはずがたり:2017/08/25(金) 15:10:28
ヤマネコを撮ろうとしてカワウソが撮れたって訳か。カワウソは50km位平気で泳げるって話しが発見か?

対馬のカワウソ、国が本格調査へ オス・メスとも生息か
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK8S5H28K8SULBJ00H
08月24日 18:54朝日新聞

 環境省は24日、国内で38年ぶりに野生のカワウソが確認された長崎県の対馬で、本格的な生息調査を28日から始めると発表した。フンや体毛といった痕跡を集めて、生息数や性別を分析し、繁殖の可能性の解明や今後の保護対策の検討に役立てる。

 カワウソは2月に琉球大が設置したカメラで偶然とらえられた。その後の環境省の予備調査で、母親の異なるユーラシアカワウソのオスとメスが1匹ずつ対馬にいる可能性が高いとわかった。

772とはずがたり:2017/08/25(金) 20:41:29
絶滅鳥「ドードー」、謎の生態を一部解明
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170825-00000036-jij_afp-sctch
8/25(金) 17:25配信 AFP=時事

【AFP=時事】17世紀初め、インド洋(Indian Ocean)に浮かぶ島国モーリシャス(Mauritius)を訪れたオランダ人の冒険家は、飛べない鳥「ドードー」を見て「奇妙でグロテスクな鳥」と表現した──。この鳥ほど、不名誉な扱いを受けたまま絶滅してしまった動物は他にはいないだろう。

 ドードーは、16世紀末にモーリシャスで発見された鳥で、人が食べ物として乱獲したことや入植者が持ち込んだ動物に生息地を追われたことを理由に1680年までに絶滅した。

「ドードー」は愛称で、オランダ語で「怠け者」を意味する言葉にちなむという。初期の科学者らはドードーをハトの仲間と考えていた。

 発見から絶滅までは100年足らずで、その間、ドードーの習性をじっくり観察し、その生体構造を正確に記録しようとした人は誰一人として現れなかった。そのため、この鳥のことについては「ほとんど何も知られていない」と南アフリカ・ケープタウン大学(University of Cape Town)の生物学者、デルフィーヌ・アングスト(Delphine Angst)氏は指摘する。

 アングスト氏と英ロンドン(London)自然史博物館(Natural History Museum)の研究者らは24日、ドードーに関する研究論文を英科学誌ネイチャー(Nature)系オンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に発表。これまで知られていなかったこの鳥の成長サイクルなどに光を当てた。

 アングスト氏らの研究によると、メスは南半球の冬である8月に産卵し、9月にヒナがふ化したとされる。そしてサイクロンや嵐が発生する夏季に耐えられるよう、性成熟までのヒナの成長スピードは早かったと考えられる。また、夏が終わる3月ごろに羽の生え変わりが始まり、7月の終わりには成鳥の羽となっていたことも分かった。成鳥の体重は10〜14キロだったとみられる。

 研究では、ドードーの骨を細かく砕き、その構造を詳しく調べた。サンプル数が少なく、これまでこの手法がドードーに応用されることはなかった。アングスト氏ら今回、世界中の博物館に研究用サンプルの提供を呼びかけ、22の異なる個体、計22本の骨が集まったという。【翻訳編集】 AFPBB News

773とはずがたり:2017/08/25(金) 21:09:09
遺伝子工学でドードーが復活?絶滅生物の再生をめぐる是非
http://www.afpbb.com/articles/-/2940230?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r2&cx_rss=afp&cx_id=3140472
2013年04月25日 16:32 発信地:パリ/フランス

遺伝子工学でドードーが復活?絶滅生物の再生をめぐる是非
米ネバダ(Nevada)州ラスベガス(Las Vegas)のカジノホテルに展示された、ほぼ9割が本物の化石からなるマンモスの骨格(2009年9月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Ethan Miller
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【4月23日 AFP】シベリアの永久凍土を踏み鳴らすマンモス、ニュージーランドの森を歩き回る巨鳥モア、豪南部タスマニア(Tasmania)島で闇夜に獲物を求めてうろつくフクロオオカミ(タスマニアタイガー)── スティーブン・スピルバーグ(Steven Spielberg)監督の映画『ジュラシック・パーク(Jurassic Park)』シリーズ新作に出てくる古代の一シーンではない。遺伝子工学の研究者たちによれば、我々が生きている間にも実現可能だという場面だ。数千年も前に絶滅した生物でさえ再生できるという。

 英国の故フランシス・クリック(Francis Crick)博士と米国のジェームズ・ワトソン(James Watson)博士がDNAの二重らせん構造に関する論文を発表してから25日で60年になる。

■マンモスならば20〜30年で可能?

 今日、この画期的な知見を応用すれば、数年内にも絶滅した生物の再生は可能だと考える科学者たちがいる。保存されている絶滅生物の組織標本から取り出した遺伝物質と、初期化した卵子を近縁種に着床させるクローン技術によって可能だろうという。

 絶滅生物の再生に取り組むカナダ・マクマスター大学(McMaster University)の進化遺伝学者、ヘンドリック・ポイナー(Hendrik Poinar)氏はAFPの取材に対し「カモノハシガエルなら1〜2年、マンモスの場合は20〜30年、またはそれよりも早く再生できるだろう」と語った。

 2000年に絶滅したスペインアイベックスというヤギの亜種「ブカルド」(別名ピレネーアイベックス、Pyrenean Ibex)の最後の1匹だった雌から採取したDNAを用いて、2009年にはクローン再生に成功したという発表があった。家畜ヤギから生まれたこのクローンは、絶滅種では初のクローン生物だったが、肺機能の異常で誕生から10分と経たないうちに死んでしまった。

 一方、日本の研究チームも2011年、シベリア凍土から冷凍状態で発見されたマンモスの死骸から採取したDNAを用い、6年以内にもマンモスを復活させると発表した。英国ではオックスフォード大学(University of Oxford)のチームが、インド洋(Indian Ocean)のモーリシャス(Mauritius)島で1680年までに絶滅した飛べない巨鳥ドードーの博物館所蔵標本から遺伝子情報を得た。

774とはずがたり:2017/08/25(金) 21:09:22
>>773-774
■復活させるはよいが…の懸念

 研究者たちは、DNAさえ残っていれば、ほとんどの生物が再生可能だと考えている。ただし、それは20万年程度前までで、『ジュラシック・パーク』のような恐竜の復活は実現しなさそうだ。

「絶滅種の再生を阻む法律や倫理的な問題が存在していなければ、シベリア一帯は再びマンモスやホラアナライオンだらけになるだろう」とポイナル氏は言う。「問題は、本当に絶滅種を再生させるべきなのかということだ」

 英ロンドン大学経済政治学院(London School of Economics、LSE)の社会学者キャリー・フリーズ(Carrie Friese)氏も、絶滅種の再生を急ぐあまり、倫理が脇に追いやられていると懸念する。「再生した生物をどう扱うかではなく、絶滅種の再生は可能かという点に関心が集中しすぎていることが心配だ」。多くの生き物が絶滅していった原因は、まさに自然の生息環境が破壊されたためにほかならないとフリーズ氏は指摘する。

 クローン技術で再生された絶滅生物の子孫は、野生に適応するための広範な遺伝子プールを持っていない。このため博物館行きとなって一生を終えるだけだろう。飛び方や餌の取り方を教えてくれる頼りの親もいない。「生き物はゲノムを超えた存在だ。ドードーだって、学ばずしてドードーになることはできない」(フリーズ氏)

■求められる透明な議論

 一方、米スタンフォード大学(Stanford University)の生命倫理学者ハンク・グリーリー(Hank Greely)氏は、絶滅種の再生に積極的な一人だ。その理由は「ただ単に素晴らしいことだからだ」という。「実現すれば本当にすごい」と語るグリーリー氏は同時に、不適切で行き過ぎた苦悩が科学的探究の分野に及んでいると不満をもらした。

 絶滅種の再生によって利点がもたらされる可能性もある。「生きた」絶滅種を通じて、絶滅生物や、環境によって発生する可能性のある亜種に関する知識を直に育むことができるだろう。

 またシベリアに再びマンモスがよみがえれば、不毛の地である凍土が緑豊かな数千年前の姿に戻るはずだと説く人々もいる。

 さらに現代技術によって、絶滅の危機にある生物に遺伝的多様性を取り戻す方法を開発できるかもしれない。

 絶滅種再生に関わる倫理の問題を切り抜ける唯一の道を提供するのは、狭い科学界にとどまらない、尊大さを捨て去った透明な議論だとポイナル氏は訴える。「絶滅した生物をよみがえらせる真の目的や、その正と負の側面の双方について、鋭く、そして真摯な議論こそすべきだ」(c)AFP/Mariette LE ROUX

775とはずがたり:2017/08/29(火) 17:05:12

<パチンコ・パチスロ>「遊技障害」の恐れ 国内に90万人
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170824k0000e040308000c
08月24日 16:40毎日新聞

 ◇お茶の水女子大ワーキンググループら推計

 パチンコ・パチスロに過度にのめり込む「遊技障害」が疑われる状態になったことのある人が国内に推計で約90万人いることが24日、お茶の水女子大のワーキンググループと精神科医や研究者らによる「パチンコ依存問題研究会」の初めての全国調査で分かった。調査結果を公表した牧野暢男・日本女子大名誉教授(社会学)は「社会的に対策を講じるべきだ」と訴えた。

 今年1?2月、無作為抽出した18?79歳の男女9000人に調査票を送り、5060人(56.2%)から回答を得た。過去に精神面や家計、仕事、人間関係などのいずれかに支障が出ている「遊技障害」の疑われる状態になったことがある人は47人で、全国では約90万人と推計された。直近1年に限ると21人で、全国推計は約40万人。21人の特性を分析すると、離婚経験がある人や預貯金のない人が多かった。一方、男女や年代、学歴、職業、居住地、店舗の遠近との関連は見られなかった。

 グループはパチンコ・パチスロ遊技障害尺度(PPDS)を独自に開発し、日常生活に表れる症状や思考、行動を27項目挙げて数値化。一定点数以上の人を遊技障害の恐れがあると判断し、医学的な審査を経て調査を実施した。

 競馬・競輪・競艇なども含む「ギャンブル依存」は行動障害で、精神疾患の一種と考えられている。今回の全国調査とは尺度が異なるが、厚生労働省の研究班による2013年の調査では、依存が疑われる状態になったことがあるのは成人人口の4.8%に当たる約536万人と推計している。牧野名誉教授は「障害を引き起こす要因の特定や、障害の予防や治療法の検討に取り組んでいきたい」と話した。【稲田佳代】

776とはずがたり:2017/08/29(火) 17:24:12
洪水で火蟻が死んだって話しかと思ったら真逆だった。。orz

しかも火蟻に加えてアリゲーター迄(;´Д`)

10万匹? ヒアリの群れが水面に浮かぶ 米テキサス州洪水で
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20170829/Techinsight_20170829_418553.html
TechinsightJapan 2017年8月29日 16時16分 (2017年8月29日 17時01分 更新)

ハリケーン「ハービー」は熱帯低気圧に変わったものの、米南部テキサス州を中心に大規模な洪水が発生している。今後も大雨が予想されており、前例がない規模で被害が拡大しているようだ。そんな中で避難する住民をさらに怯えさせているのが、日本でも話題になっている“ヒアリ(fire ant)”だ。『WGN-TV』など複数のメディアが伝えている。

洪水が多発する南米原産のヒアリは、1930年〜40年代に米国本土に侵入したと言われている。暴風雨で巣が押し流されると、生き延びるために群れになって水面を移動するという習性があり、テキサス州の冠水した道路でもヒアリが水に浮いて漂うのが目撃されているようだ。

農産業の研究や防災教育に携わる「Texas A&M AgriLife Extension Service」のポール・R・ネスターさんは、ヒアリについて次のように語った。

「洪水が発生するとヒアリは土の中から這い出してきて、仲間同士で大きな塊を作ります。1匹では溺れて死んでしまいますが、こうすることで水に浮くことができるのです。水上の茶色い塊は一見、玄関マット、大きなリボン、吹き流しや筏のようにも見えますが、ヒアリが絡まり合いボール状にくっついたものなのです。」

「ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)」の実験では、ヒアリが洪水などのストレスに晒されると吸着盤を使って個体同士がしがみつくことが明らかになっている。こうすることでヒアリが本来持っている“水をはじく性質”が強化され、群れは弾力のある布のようになって水に浮くことができるのだという。また出来上がった布の隙間には空気泡が形成されるため個体が窒息することはないそうだ。

さらに産卵能力をもつ女王アリは群れの中心の安全な場所で保護され、働きアリはさなぎを口にくわえたまま乾いた陸地に上陸できるのを待つのだという。その数は時に10万匹にもなるというから注意が必要だ。

専門家は「ヒアリは非常に危険なので、絶対に近寄らないようにしてください。水の中にはヒアリだけでなく汚物や瓦礫、時にはアリゲーターが潜んでいることもあるのです。水が完全に引くまではむやみに移動しないようにしてください」と警告している。

なお昨年8月に発生した米ルイジアナ州の洪水では、墓地の棺桶が浮かぶ光景が目撃されていた。

画像は『Mike Hixenbaugh 2017年8月28日付Twitter「Pro tip: Don't touch the floating fire ant colonies. They will ruin your day. #Harvey」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

777とはずがたり:2017/09/01(金) 21:18:16
<愛知県>名古屋港でヒアリ過去最多1000匹 女王アリも
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20170902k0000m040109000c.html
20:19毎日新聞

 愛知県などは1日、名古屋市港区の名古屋港船見ふ頭で、事業者敷地内のコンテナの中から、強毒の外来種「ヒアリ」約1000匹が見つかったと発表した。全て殺虫処分された。国内で発見されたヒアリの数としては過去最多。女王アリ1匹もいたが、幼虫や卵などは確認されておらず繁殖した可能性は低いという。

 県などによると、コンテナは8月14日に中国・天津港で船積みされ、同21日に同県弥富市の名古屋港鍋田ふ頭で陸揚げされた。同30日まで近くで保管後、同日中に事業者敷地内へ陸路で搬送された。

 事業者が荷物を搬出後、コンテナの内部を掃除したところ、女王アリなど約30匹の生きたアリを発見、同港管理組合を通じて環境省中部地方環境事務所に通報し殺虫処分した。ヒアリの疑いがあったため、31日にコンテナ内をくん蒸した結果、底部の板の下からさらに約1000匹のアリの死骸が見つかった。その後、専門家によって全てヒアリと確認された。人的被害は報告されていないという。

 周辺に置かれた捕獲用のトラップや目視による確認では今のところ、コンテナの外では見つかっていないという。今後、同省が県や名古屋市などと協力して周辺約2キロを調査する。【山衛守剛】

778とはずがたり:2017/09/02(土) 09:36:00
毎夏,実家の葡萄の葉っぱを食べ尽くす旺盛な食欲と繁殖力はかなりのものだが世界で活躍してるんだな。
不謹慎だけど日本産には頑張って欲しいと思ってしまう。。

海外でヒアリ並みに恐れられている「ジャパニーズ・ビートル」の猛威
8/26(土) 13:00配信 現代ビジネス
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170826-00052666-gendaibiz-bus_all

 ヒアリが日本各地で続々と見つかっています。

 一時のような報道の過熱は収まったようですが、6月に兵庫県尼崎市で国内初の個体が確認されてから、愛知、大阪、東京、福岡、新潟、岡山などの主に港湾でも見つかったほか、8月に入ると埼玉県や岐阜県などの内陸部でも発見されました。本格的な侵入と定着が始まっているとみてよいでしょう。

 ヒアリはもともと南米原産の昆虫ですが、現在では北米や中国大陸にも生息しています。日本に侵入しているヒアリは、中国から運ばれてくるコンテナに乗って、海を渡ってきたと考えられています。そのため、ネット上の一部では「中国からの侵略者だ」とか、果ては「中国政府の陰謀なのでは」とまで噂されているようです。

 しかし、ブラックバスなどの例を持ち出すまでもなく、生物がもといた地域から他の地域へと海を渡って進出し、現地で猛威を振るうことはそう珍しくありません。しかも、外来生物が日本に侵入してくるケースがあるのと同様に、海外で「日本原産」の生物が大繁殖し、場合によっては多大な被害をもたらしているケースもあるのです。

 その実例が、まさにこの夏、欧米の農家を脅かしているマメコガネです。

日本からの小さな「侵略者」
 6月には、スイス南部のティチーノ州当局が、スイス国内で初めてマメコガネの生息を確認したと発表しました。また7月下旬になると、アメリカ中西部のミネソタ州でマメコガネが大量発生し、周辺の州でも被害を出していると報じられています(地元メディアのニュース→ https://www.mprnews.org/story/2017/07/28/japanese-beetles-are-particularly-bad-this-year)

 マメコガネは、日本ではありふれた昆虫です。「コガネムシ」と聞くと、この緑色と赤銅色に輝く小さな虫の姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

 国内のほぼ全土に分布しているマメコガネは、もとは日本の在来種ですが、20世紀初頭にアメリカのニュージャージー州で発見されるやいなや、急速に北米で勢力を拡大してゆきました。

 その後、大豆やブドウ、モモといった様々な作物の葉や実を食い荒らして甚大な被害を出すようになり、アメリカでは「ジャパニーズ・ビートル」と呼ばれて今なお恐れられています。成虫による食害だけでなく、幼虫も植物の根を食べるため、タチが悪いのです。

 ヨーロッパにおいては、1970年代に大西洋に浮かぶポルトガル領アゾレス諸島で確認された後、2014年にはイタリアなど南欧でも生息が確認されるようになり、アメリカ同様に害虫として忌避されるようになりました。

 前述した6月のスイスでの生息確認を受けて、周辺地域では拡大防止の呼びかけが行われるなどの騒ぎが起きています。経済的な面で言えば、マメコガネが世界中でもたらした被害の大きさは、ヒアリの被害と同等以上の規模になるでしょう。

本来は穏やかな生き物が、なぜ?
 植物でも、同じようなケースがあります。最も代表的なのが、初夏に白い花を咲かせるツル植物のスイカズラです。スイカズラは中国の一部にも分布していますが、もとは日本在来種で、20世紀中頃に北米に侵入したとされています。

 スイカズラは漢字で書くと「吸葛」、つまり花の蜜を吸うことができる葛(ツル草)という意味です。英語にも、昔から「ハニー・サックル」という言葉があり、「蜜を吸うことのできる植物」を指す一般名詞として用いられていたようです。しかし現在では「ハニー・サックル」と言えばスイカズラのことだけを指すようになっています。それほどスイカズラは欧米でも定着しているのです。

 当初は園芸用として欧米に持ち込まれたスイカズラですが、特にアメリカでは野生化したものが異常繁殖することがあり、問題になっています。さらに近年では、スイカズラに加えて、これも日本から持ち込まれたツル植物のクズ(ちなみにこちらも漢字で書くと「葛」ですが、スイカズラ科ではなくマメ科の植物です)も急速に繁殖を遂げ、その駆除に大わらわという地域があるそうです。

 興味深いのは、マメコガネにしても、またスイカズラやクズにしても、故郷の日本ではさして猛威を振るっているわけではないことです。彼らは他の多くの在来野生種と同様に、日本ではつつましく野辺に暮らし、咲いているだけです。

779とはずがたり:2017/09/02(土) 09:36:19
>>778-779
 なぜ日本では穏やかに生きている生物が、海外に進出した途端に爆発的に繁殖したり、猛威を振るい始めるのでしょうか? 
 いささか教科書的になりますが、以下のような解説が定説とされています。

 ある生物が、それまでその生物が分布していなかった地域に新たに侵入したとします。その際、侵入先にその生物と同じような生態系上の地位を占める在来生物が棲んでいない(これを「ニッチ(生態的地位)のギャップ(隙間)がある」と言います)なら、侵入した生物はそのニッチを独占できるので、爆発的に増加します。

 このようなケースでは、競合種(例えば、蝶なら同じ植物を食草とする種)や、天敵もいないことが少なくありませんから、繁殖を邪魔する要因もありません。

 ただし、新天地での繁殖が飽和状態に達すると、何らかのネガティブな外圧が加わった時に、生態系の中でのバランスを保つことが出来ず、往々にして一気に勢力が衰えることもあります。こうした試練を乗り越えた生物が、真の意味でその場所の「定着種」になるというわけです。

 もっとも僕自身は、上記の説に完全には同意していません。ではどう考えているのかというと、非常に複雑な話になってしまうので、また稿を改めてご説明できればと思います。ほんの少しだけお話しすれば、ほとんど同じような生活史や生態系中の位置づけをもつ在来種が衰退に向かっているにも関わらず、外来種の方は繁栄を遂げている、という例もあるのです。こうしたケースは、ニッチの仮説では説明できません。

「モンシロチョウ」も、もとは外来種
 もちろん日本にも、ヒアリだけでなく、これまでにもたくさんの外来種がやってきています。前述したブラックバスやブルーギルはあまりに有名ですが、未だに脅威とされているものの代表格は、南米原産のジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)ではないでしょうか。日本全国の水田でイネの葉を食い荒らし、ピンク色の卵を産み付けて農家を悩ませるあの巻貝です。

 ジャンボタニシは南米原産ですが、1980年代に食用として台湾経由で輸入されました。今でも台湾や中国南部、東南アジアでは普通に食卓へ供され、「ごちそう」とされている地域もあるほどです。

 ジャンボタニシの卵には毒が含まれていて、それが繁殖を助けている面もあると思われますが、面白いことに、この毒が唯一効かない天敵が、同じ南米原産のヒアリなのです。もしかすると、ヒアリが日本全国に定着すれば、ジャンボタニシの繁殖も下火になるかもしれません。

 その他には昆虫でも、近年ではアカボシゴマダラやムシャクロツバメシジミ(ともに中国大陸原産)などの蝶が増え、駆除に躍起になっている地域があります。ムシャクロツバメシジミは小さく可愛らしい蝶ですが、日本にはきわめて近縁のクロツバメシジミという在来種の蝶がいて、両者はおそらく容易に交雑ができるため、放っておけば将来、純粋なクロツバメシジミは消滅してしまいかねません。

 一方で、このような外来種の中には、多くの日本人が日本在来種だと思い込んでいる生物もいます。例えば、今やすっかり日本の春の風物詩となっているモンシロチョウは奈良時代に、セイヨウタンポポは大正時代に日本へ侵入した外来種です。セイヨウタンポポは当初、葉や根を食用にするために輸入されたといいます。

 また現在、日本への定着の過渡期に入っていると思われる外来種もあります。北米原産のセイタカアワダチソウは、ご存じの通り日本では雑草として爆発的に増え、一時は花粉症の原因のひとつとして悪者扱いされましたが、ここしばらくは繁殖が下火になってきているようです。種としてのバランスが安定し、日本の生態系に溶け込みつつあるのかもしれません。

 こうして外来種の歴史や経緯を俯瞰してみると、日本にはこれまでにも実にさまざまな生物が侵入していますし、また反対に、日本原産の生物が海外へ進出もしています。新たに侵入しつつある生物に対しては大々的に騒ぎ、すでに溶け込んでしまったものに関しては無関心というのも、少し考えてみるとおかしな話に思えてきます。

 ひとつだけ言えるのは、ひとたび繁栄あるいは衰退を始めた生物の行く末を、人間の力でコントロールすることはできないということです。

 繁栄も衰退も、常にその要因は単純ではありませんし、ピンポイントでの制御や駆除は事実上、不可能です。生態系や環境のバランスをトータルに捉えねば対処はできないでしょう。そしてそれは、思いのほか難しいことなのです。

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青山潤三(あおやま・じゅんぞう)/1948年生まれ。写真家・生物研究家。中国四川省・雲南省の奥地や琉球諸島をフィールドに、植物や昆虫などの撮影・調査を長年にわたり行っている。著書に『世界遺産の森 屋久島』(平凡社新書)、『カラー版屋久島 樹と水と岩の島を歩く』(岩波ジュニア新書)『決定版 山の花1200』(平凡社)など。
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780とはずがたり:2017/09/10(日) 08:52:09
あんな鈍重そうな河馬にも縄張り意識とかあるのかw

ワニに襲われるヌーをさっそうと助けるカバさん しかしその理由は……
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170906-00000016-it_nlab-life
9/6(水) 20:10配信 ねとらぼ

 南アフリカ共和国で、ワニに襲われているヌーをカバが助ける様子が撮影されました。

 撮影したウィック夫妻はドライブ中に、群れから離れた1匹のヌーがワニに右後ろ足をくわえられ、水の中に引き込まれそうになっているのを発見しました。

 かなり強い力で後ろ足をくわえられ、引っ張られたヌーは、逃げようと必死に岸にはい上がります。懸命に逃げるヌーですが、ワニの力は強くまた水の中に引きずり込まれそうに。それでも力を振り絞って逃げるヌー……。ウィック夫妻によるとこの攻防は8分続いたそうで、最後は体力の落ちてきたヌーが後ろ足、そして前足と徐々に水の中に引っ張り込まれておきます。もうダメだ! と思ったそのとき、ワニの後方から2つの影が現れました。

 ザブザブザブとワニに近づく2つの影……それはカバ。カバたちは水中にいるワニを一撃で蹴散らし、その隙に自由になったヌーはさっと岸に上がり逃げることができました。

 なんて優しくカッコいいカバたちなんだろう……と感動していたら、どうやらカバはヌーを助けたわけではないもよう。カバの縄張り意識による行動だった可能性が高いと動画の説明欄には記されています。ヌーを侵入者と見なして自ら追い出そうとした可能性があるとも。

 それでもヌーにとっては九死に一生得たカバの行動。カバの縄張り意識のおかげで命が助かり、幸運だったと言えますね。

781とはずがたり:2017/09/13(水) 15:42:12
これよく見るけど名前知らんかった。
アカメガシワか〜♪
まあがうるしに似てると云っていたが違う種類のようだ。葉っぱが一部赤くなるからヌルデに似てるということらしい。

この木は何の木でしょうか? 鳥の糞から自生して
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12160128672

782とはずがたり:2017/09/13(水) 15:43:42
なかなかの生命力。
>古来は熱帯性植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる

アカメガシワ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%AF

アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏、Mallotus japonicus)は、トウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木。新芽が鮮紅色であること、そして葉が柏のように大きくなることから命名された説もあるが、柏が生息していない地域では、この木の葉を柏の葉の代用として柏餅を作ったことからアカメガシワと呼ぶようになったとの説もある。古来は熱帯性植物であり、落葉性を身につけることで温帯への進出を果たしたものと見られる。古名は楸(ひさぎ)。

暖帯から亜熱帯産の植物であるため寒さに弱く、日当たりを好み生長が早い[2]。木の根は生命力が強く、シュートを生じて繁殖する。また、種子は高温にさらされると発芽しやすくなり、伐採や森林火災により森林が破壊されると一気に繁殖する。

783とはずがたり:2017/09/13(水) 21:52:34

「毒」も平気で摂食するミミズの謎、英研究で解明
http://www.afpbb.com/articles/-/3056505?cx_part=ycd
2015年8月5日 13:16 発信地:パリ/フランス

【8月5日 AFP】ミミズは、他の草食動物には毒性を示す葉も喜んで食べる──なぜミミズだけが大丈夫なのかは、これまでずっと謎だったが、4日に発表された研究結果によると、ミミズの消化管内では、空腹の草食生物を追い払うための植物の毒を無効化する化合物が生成されているのだという。

?英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された論文には「ミミズは、一種の特異な表面活性代謝物を消化管内に保有している。この物質を『ドリロデフェンシン(drilodefensin)』と命名した」と記されている。

?ミミズにまつわるこの長年の謎は、消化管液の分子顕微鏡分析によって解明された。

?植物は、ポリフェノールとして知られる化学物質を生成する。ポリフェノールは、植物に色を与え、抗酸化物質として作用する。そして、多くの草食動物の体内で消化を妨げることで、身を守る「盾」としても機能する。

?リサイクルのスペシャリストであるミミズは、落ち葉などの植物由来物質を摂食、生命を支える炭素を排せつ物内に閉じ込め土壌に戻す。

?だが、ミミズがどうしてポリフェノールに耐性を示すのかについて、専門家は長年頭を悩ませてきた。

?英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)のジェイク・バンディ(Jake Bundy)氏らが率いた研究チームは、ミミズ14種の消化管内でドリロデフェンシンを発見したが、ヒルやイトミミズなどの他の近縁種からは見つけることができなかった。

?インペリアル・カレッジは声明を発表し、「もしドリロデフェンシンがなければ、落ち葉は非常に長期間にわたって地表にとどまり、堆積して厚い層になるだろう」とバンディ氏の発言を引用。そして「すべては落ち葉に埋もれて見えなくなり、炭素循環系全体が崩壊する」と伝えた。(c)AFP

784とはずがたり:2017/09/14(木) 21:40:25

カエンタケ(Hypocrea cornu-damae)|毒キノコ
http://dokukinoko.e840.net/doku008.html

カエンタケ(Hypocrea cornu-damae)は、日本国内で見ることが出来る毒キノコの中でも危険性が高いです。分類は、ニクザキン目ニクザキン科ニクザキン属に属する子嚢菌の1種で幅広く分布しています。カエンタケに含まれる有毒成分は、毒性が強く有毒成分3グラム程度で人を殺すことができます。また、触れただけでも皮膚が炎症を起こしますので触れない様にしましょう。カエンタケは、ハイキングコースや公園などの小道の脇でも確認されています。もし、見つけたら触れずに市役所などに連絡して除去をお願いすることをお勧めします。

785とはずがたり:2017/09/14(木) 21:40:41
【キノコ狩りで毒きのこ】食べるな危険!恐怖の毒きのこワーストランキング!
https://matome.naver.jp/odai/2134657588134728401
★秋はやっぱりキノコ狩り!毒キノコはたくさんありますので、気を付けて下さいね! 更新日: 2017年08月25日

786とはずがたり:2017/09/18(月) 07:27:01

コアラ686匹を殺処分「繁殖しすぎで安楽死させた」
(2015/03/05 11:56)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000045716.html

 オーストラリア南東部で、コアラが繁殖しすぎたとして約700匹が極秘で殺処分されていたことが分かりました。

 地元メディアによりますと、殺処分されたのは、ビクトリア州ケープ・オトウェイに生息する野生のコアラ686匹で、2013年から去年にかけて、州政府が秘密裏に行ったということです。この報道に対して、ビクトリア州の環境相は「コアラが繁殖しすぎて病気や飢えに苦しんでいたため、安楽死させた」と説明しています。コアラの調査・保護団体の代表は、「国家の象徴であるコアラの管理をしない政府は恥を知るべきだ」と反発しています。

787とはずがたり:2017/09/22(金) 12:46:20
ペットショップは「新品」の犬を売ってはいけない
California Set to Ban Bred Cats, Dogs From Pet Stores
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8494.php
2017年9月21日(木)18時50分
クリスティン・ヒューゴ

<動物福祉「先進国」、米カリフォルニア州の新しい法律が、シェルターで殺処分を待つばかりの犬や猫の命を救う>

動物好きには嬉しいニュースだ。米カリフォルニア州で、ペットショップは保護された動物(具体的には犬、猫、ウサギ)しか店に置けない、という法律が間もなく成立する。すでに州上院を全会一致で通過し、知事の署名を待つばかりだ。

成立すれば、ペットショップは保護した犬、猫、ウサギしか販売できなくなる。いわゆるパピーミル(悪徳繁殖業者)から仕入れた場合はもちろん、ブリーダーから仕入れた場合も販売できない。ペットを買いたい人は、保護されたペットをもらうか、ブリーダーから直接買うことになる。

法律の狙いは、ペットショップが保護動物を引き取るよう後押しすることで、保護されたペットが生き延びるチャンスを広げることだ。ペットのシェルター(一時保護施設)ではしばしば、スペースが一杯で殺処分になることが多いが、そういうケースも減らすことができる。殺処分をなくすための動物愛護団体「ノーキル・センター」によれば、現状ではシェルターに保護された動物の3分の1は生きて出てこられない。

ブリーダーから買っていい条件
ペットショップの一部、ペットコやペットフード・エクスプレスなどはすでに、商業目的で繁殖されたペットの販売をやめ、代わりに保護された動物を受け入れ、里親探しの催し物を開いている。全米最大の動物愛護団体「米国人道協会(HSUS)」によれば、カリフォルニアの販売業者391店はすでにパピーミルの動物は売らないと誓約済み。ブリーダーから仕入れた子犬や子猫を販売していたペッツマートも、同社ホームページによれば、保護動物だけを扱うビジネスに転換し、これまでに760万匹以上の動物を引き取ったという。

HSUSは原則、ペットを飼いたい人はまず家を探している保護動物を引き取ることを考えるべきだと考えている。多くの動物愛護団体は、ブリーダーから買うことにも反対だ。HSUSはブリーダーは例外的に認める場合もあるが、それも、ブリーダーが外部からの訪問を受け入れていて、子犬や子猫の両親にも会える場合に限る。無責任で残酷なブリーダーでないことを最低限、確認するためだ。これに対してペットショップが商業ルートで仕入れる動物は、どこからきてどんな環境で生れ育ったものかチェックできないので買うべきでないという。

「パートナーとしての動物」の福祉という点では、カリフォルニアは全米でも最も進んだ州の一つ。たとえばロサンゼルス市議会は2016年、保護動物以外のペット販売を永久に禁止した。同様の規制を持つ自治体は州内で数十にのぼる。またカリフォルニアには、シェルターについても最も包括的な規制法があり、シェルターは必ずしも勝手に動物を処分することができない。ノーキル・センターによれば、この法律によって年間4万6000匹の動物の命が救われている。

だが、誰もがこの法律を喜んでいるわけではない。ドッグショーを主催し、犬種標準を定め、純血種の繁殖を推奨しているアメリカン・ケンネル・クラブは、人による繁殖を儲からなくするこの法律を批判する。同法の支持者を「動物愛護過激派」と呼び、ブリーダーを葬り去ろうとする陰謀だとする声明を出した。

788とはずがたり:2017/09/23(土) 21:54:27

<岩手・宮古>なぜ?小さな川にアユ大群 40匹釣る住民も
毎日新聞社 2017年9月23日 18時17分 (2017年9月23日 19時03分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/society_g/20170923/Mainichi_20170924k0000m040017000c.html

 ◇川幅3?4メートル 津軽石川支流の根井沢川

 岩手県宮古市の津軽石川支流の根井沢川に大量のアユが現れ、付近の住民がサオを持ち出して釣り上げている。普段はアユとあまり縁のない小さな川だが、台風18号で水量が増した18日ごろからの現象という。

 22日昼前には住民2人が毛針を使ったドブ釣りに興じ、うち年配の男性は1時間ほどで約40匹を釣り上げた。体長は10センチ前後、中には15センチ級のものもあり、ほとんど入れ食い状態。2人ともサオは海釣り用で、宮古漁協津軽石支店から慌てて遊漁券を買った。見守っていた家族らしい女性は「塩焼きが楽しみ」と糸の先を見つめた。

 現場は津波で休止中のJR山田線根井沢橋りょうのたもと。津軽石川とは約150メートル先で合流する。川幅は3?4メートル。元々水量は少なかったが、台風18号の豪雨で場所によっては水深が30センチ以上にも深まったという。

 津軽石川には同支店が毎年アユの稚魚を放流しており、今年も5月末に約150キロを放した。支流の根井沢川にアユが大量に現れた原因は分かっていない。【鬼山親芳】

789とはずがたり:2017/09/26(火) 15:33:56
野良猫に触るのは危険!「死に至る病」感染の恐れも
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170829-OYT8T50100.html
ペットジャーナリスト 阪根 美果
2017年08月31日 07時00分

 関西在住の50代の女性が2016年夏、連れ帰ろうとした野良猫に 噛 か まれて10日後に死亡していたことがわかった。女性は「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を発症していたが、主な感染源とされるマダニに噛まれた形跡がなかったことから、厚生労働省はマダニに噛まれていた野良猫から間接的にウイルス感染したとみている。ペットジャーナリストで猫のブリーダーでもある阪根美果さんは「野良猫に触るのは実はとても危険ということを認識してほしい」と警鐘を鳴らす。

マダニは猫も人間も刺す

 SFTSは2013年に国内で初めて死亡例が報告されて以降、266人がこの病気に感染し、57人が死亡しています。ただ、動物を媒介して人への感染が確認されたのは今回が初めてで、野良猫が感染源となる可能性自体は低いのです。

 マダニは、野生動物が生息する場所から、民家に近い草むらや畑、民家の庭まで、幅広く、様々な場所に生息しています。先日、広島市安佐動物公園でチーターがマダニに刺されて死んだというニュースがありましたが、もちろん、人間も直接刺される可能性があります。刺したマダニがSFTSのウイルスを持っていれば、発症する可能性があります。

 冒頭の50代の女性のケースの場合は、ウイルスを持つマダニに野良猫が刺され、さらに、野良猫に噛まれたことで発症した可能性が高いようです。このような感染経路での死亡例は世界初とされていますが、今後、増える可能性がないとは言い切れません。正しい知識を身に付け、行動する必要があります。

野良猫にむやみやたらと触らない

 野良猫は人間の生活圏に暮らしていますが、飼い猫に比べ、強い野生の本能を持っています。そのため、見た目はおとなしそうに見えても、自分の身に危険がせまっていると判断した途端、行動を「豹変ひょうへん」させることも多いのです。

 そうなると手が付けられなくなります。威嚇する、引っ掻く、噛み付く……など、時に恐ろしいほどの野生の本能を見せつけます。小さい子猫も同じです。病気やけがで弱って動けない状態になっている猫でも、最後の力を振り絞って抵抗することがあります。多くの野良猫にとって、人間は「脅威そのもの」なのです。

野生の本能は「生き抜く術」

 野良猫の本能は生き抜くための術すべともいえます。動物園の動物より、アフリカなどにいる野生動物の方が強くたくましく感じるのは、日々「生き抜く」ことだけを考えて、気を張り詰めながら過ごしているからです。いつもと違う状況を察知すれば、本能をむき出しにして、回避行動をとったり、攻撃したりするのは当然といえます。

 じっとしている時は人が撫なでることができる野良猫でも、人が急に激しく動いたり、抱き上げたりすると、「危険」と判断して噛み付いてくることもあるのです。ですから、野良猫は飼い猫とは違うということをしっかりと認識し、むやみに触らないことが第一です。それが、SFTSに感染しないための最善の策ともいえるのです。

保護するときは専門家に依頼しよう

 近年、犬や猫などの「殺処分ゼロ」を目指して多くの動物保護団体や自治体が活動しています。「猫ブーム」も重なって注目度も高く、専門家だけでなく一般の人が野良猫を見つけて保護するケースも多く見られます。しかし、筆者は野良猫を保護する時は、専門家に依頼するのが一番だと考えています。

 たとえば、動物保護団体のスタッフであれば野良猫を含む猫全般に関する知識が豊富ですし、捕獲する方法も熟知しています。専門家に依頼すれば、猫に無用な不安を与えたり、抵抗されたりすることなく保護できるのです。

 以前、私が勤めていた会社の敷地内に野良猫の親子が暮らしていました。その猫たちは人間を見ることには慣れていて、特に子猫はじっと座っていると近づいてくるほどでした。

 ある日、会社の同僚が「ここの子猫たちは人間に慣れているので、1匹を保護して飼いたい」と言い出しました。そこで同僚が捕獲を試みたところ、網に入った途端におとなしかった子猫が豹変。手を3か所も噛まれてしまいました。同僚が驚き、痛がっているすきに子猫は逃げてしまいました。

790とはずがたり:2017/09/26(火) 15:34:17
>>789-790
 時間がたつと、同僚の指先から肩まで真っ赤に腫れ上がり、しばらく仕事を休んで治療しなければならないほどになりました。幸い死に至るほどの深刻なウイルスに感染している猫ではありませんでしたが、それでも様々な雑菌を持っているのです。同僚は医師に「パスツレラ症」と診断されたそうです。パスツレラ症は、猫が口の中などに常に持っている「パスツレラ菌」が、噛まれたり引っ掻かれたりすることで人体に入り込み、抵抗力が弱っている人などの皮膚が腫れたり、呼吸器に何らかの症状が出たりする感染症です。野良猫の「野生の本能」と雑菌の恐ろしさを実感させる、ショッキングな出来事でした。

 このように、一般の人が何の知識も経験もなく野良猫を保護しようとするのは非常に危険です。社会貢献と考えている人も多いようですが、そのために自らの命や健康を危険にさらすことになっては身も蓋ふたもありません。繰り返しますが、野良猫を保護しようとするときは、専門家に依頼すべきなのです。

飼い猫は外に出さない

 家で猫を飼っている人も多いでしょうが、飼い方にも注意が必要です。野良猫を捕まえて駆虫(動物病院などで害虫や寄生虫を駆除すること)もせずに自宅に入れてはいけないのはもちろんですが、飼い猫も外に出さない方が賢明です。飼い猫が外に出れば、野良猫と同じようにマダニの生息場所に立ち入る危険があるからです。さらに、「飼い猫にノミ・マダニ駆虫薬を投与しているので大丈夫」と考えている飼い主もいるかもしれませんが、それで完全にマダニからのウイルス感染を防げるわけではありません。

 飼い猫がマダニを体に付着させたまま、自宅に持ち帰ってしまう可能性もあります。その中にSFTSのウイルスを持ったマダニがいるかもしれません。また、野生動物との接触や、SFTSにかかっているペットに接触するリスクもあります。飼い猫が感染しないよう、また飼い猫を介して飼い主も感染しないよう、室内での飼育を徹底することをお勧めします。

 現在のところ少数の症例しかありませんが、SFTSに感染した猫の症状は、人間のそれと同じと考えられています。ウイルスの潜伏期間は6日〜2週間。その後、発熱や食欲低下、嘔吐おうと、下痢などのほか、意識障害、リンパ節腫脹しゅちょう、皮下出血、下血などの症状が見られます。もちろん、深刻な時は命の危険に陥ります。

 また、動物保護団体などが保護した猫を家庭に迎える場合、その猫がどのような経緯でその保護団体に保護されたのかを確認することが重要です。もともと飼い猫だったのか、野良猫であったのかによって、その猫がSFTSをはじめとした病気に感染している可能性が大きく変わるからです。

 特に野良猫だった場合は、健康状態をしっかりと確認するのはもちろんのこと、何日前に保護されたのか、SFTSなどの症状は出ていないか、場合によっては動物病院に連れて行くなどしてきちんと確認しましょう。保護から2週間たっていない場合、しばらく経過をみてから迎えるのがいいと思います。

野良猫に噛まれてしまったらどうする?

 もし万一野良猫に噛まれてしまったら、傷の大きさにかかわらず、とにかく病院で診てもらうことが第一です。傷自体は小さくても猫の歯は鋭いので、体の奥深くまで達している場合が多いのです。傷そのものに対する処置と、感染症に対する処置の両方が必要です。噛まれたら傷を水道水でよく洗った上で、すみやかに病院へ行きましょう。場合によっては薬を処方してもらったり、注射をしてもらったりしなければなりません。

 また、噛んだ猫が実際にウイルスに感染しているのではないかなど、健康状態に対する不安を感じる場合は、その猫の状態も伝えるようにします。猫にSFTSのような症状が出ていた疑いのあるときは、医師に早急に対処してもらいましょう。

 昨年死亡した女性のケースでは、「動物愛護」という、本来であれば称賛されてもよい行動が裏目に出てしまい、悲しい結果となりました。この事例から学べるのは、「かわいそう」などの感情に任せて保護しようとすると、自らの命を脅かしかねないということです。保護する場合は、本などで基本的な知識を得てから試みるか、詳しい専門家に任せるのが正しい方法といえるでしょう。

プロフィル
阪根 美果( さかね・みか )
 ペットジャーナリスト。世界最大の猫種である「メインクーン」のトップブリーダーでもあり、犬・猫などに関する幅広い知識を持つ。動物取扱責任者(千葉県)。ペットシッターや野良猫や野良犬などの保護活動にも長く携わった。ペット専門サイト「ペトハピ」でペットの「終活」をいち早く紹介。豪華客船「飛鳥」や「ぱしふぃっくびいなす」の乗組員を務めた経験を生かし、大型客船の魅力を紹介する「クルーズライター」としての顔も持つ。

791とはずがたり:2017/10/01(日) 20:34:57

釜山港で猛毒性のヒアリ発見、韓国で初めて
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171001-00000003-cnippou-kr
10/1(日) 10:32配信 中央日報日本語版

刺されると激しい痛みとかゆみを伴い、最悪の場合には死に至ることもあるヒアリが韓国で初めて見つかり検疫当局が対応に追われている。

農林畜産検疫本部が先月30日に明らかにしたところによると、最近釜山(プサン)港の戡蛮(カムマン)コンテナヤードでヒアリが発見された。ヒアリは韓国で初めての発見で、世界自然保護連合(IUCN)が指定した「世界の外来侵入種ワースト100」に含まれる種だ。

赤褐色で体長3〜6ミリメートルほど、非常に攻撃的で体内に強い毒性物質を持っており、鋭い針で刺されると激しい痛みとかゆみを伴い、重症の場合にはめまいや呼吸困難などの過敏性ショックを誘発する。

北米では年平均8万人以上がヒアリに刺され、100人余りが死亡するという。

検疫本部は周辺地域へのヒアリ拡散を防ぐため緊急防除を実施し、釜山港周辺に対するヒアリ調査を拡大している。

検疫本部関係者は「環境部と海洋水産部など関係機関合同の調査とヒアリ流入防止に向けた共同対応を推進する」と話した。ヒアリを見たり刺された場合には検疫当局に通報することも促した。

792とはずがたり:2017/10/14(土) 20:58:27
ペンギンのひなが大量餓死、残ったのは2羽 南極の営巣地
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171014-35108777-cnn-int&pos=5
10/14(土) 14:19配信 CNN.co.jp
(CNN) 南極大陸の「アデリーランド」と呼ばれる地域で、ペンギンのひなが大量に餓死し、生き残っているのはわずか2羽の営巣地があることが14日までに分かった。ここではアデリーペンギンのつがい1万8000組以上が生息している。

世界自然保護基金(WWF)によれば、営巣地の周辺に季節外れの大量の海氷が出現したことを受け、大人のペンギンは食料を探すため通常よりも遠くまで移動することを余儀なくされていた。

WWFの極地プログラム責任者であるロッド・ダウニー氏は、「今回の衝撃的な事態は多くの人がペンギンに関して抱いているであろうイメージと大きく異なる」「ペンギンのひなの死骸がアデリーランドの海岸に散乱している状態だ」と述べた。

ダウニー氏によれば、今回の壊滅的な事態の影響はこの営巣地のみに限定されている。南極地方は今後温暖化が進むと予想されており、長期的には別の課題が生じる可能性もあるという。

この営巣地が繁殖期に大きな打撃を被ったのは近年で2度目。4年前には、降雨の後に突然の寒波が襲来したことを受け、ペンギンのひなが凍死で全滅する事態も起きていた。

アデリーペンギンはオキアミを主食としていて、専門家からは周辺海域を漁場として開放するとペンギンの生息を脅かすとの懸念の声も出ている。来週にはオーストラリア・タスマニア州ホバートで、環境団体や当局者が新たな海上の保護区域の設定を検討する会議が開かれる。

793とはずがたり:2017/10/14(土) 20:59:25

巨大ホオジロザメをのみ込んだ「怪物」の正体判明か
https://www.cnn.co.jp/fringe/35049220.html?ref=yj
2014.06.11 Wed posted at 10:17 JST

(CNN) 体長2.7メートルの巨大ホオジロザメをのみ込んだのは、一体どんな「怪物」なのか――。オーストラリアのサメを調べていた研究者がそんな疑問にぶつかった。
このホオジロザメは4カ月前、追跡用のタグを付けて海に放していた。ところがその地点から4キロほど離れた海岸にタグのみが漂着。調べたところ、温度が突然急上昇し、580メートルの深さまで一気に潜っていたことが分かった。
研究チームは、サメが別の生物にのみ込まれたために温度が急上昇し、その生物が潜った深さが装置に記録されたと推測。
しかしどんな生物かは分からなかったため、この一帯の海域を詳しく調べた結果、さらに巨大なホオジロザメが生息していることを確認した。

巨大ザメは2.7メートルのサメを捕食できるだけの大きさがあり、追跡装置に記録された深さまで一気に潜ることも可能だという。
サメの共食いはこれまでにも確認されたことがあり、研究チームでは、重さ2トンの巨大ホオジロザメが「犯人」だったと推測している。
この経緯は、米スミソニアン研究所が米国で6月25日に公開するドキュメンタリー映画に収録されている。

794とはずがたり:2017/10/15(日) 14:34:41

どんぐりの見分け方

http://www.enyatotto.com/donguri/acorn/acorn.htm

795とはずがたり:2017/11/04(土) 13:28:43

スマトラ島で新種のオランウータン発見
TBS News i 2017年11月3日 12時33分 (2017年11月3日 13時50分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/world_g/20171103/Tbs_news_109951.html

 驚きの発見です。インドネシア・スマトラ島にある森林地帯で、およそ1世紀近くその存在が噂されていた新種のオランウータンが発見されました。
 これはアメリカの科学誌「カレント・バイオロジー」が2日に発表したもので、調査を行った研究者らによりますと、生息数はおよそ800頭と推定され、世界で最も絶滅の危機にひんしている大型の類人猿だということです。

 これまでオランウータンにはボルネオオランウータンとスマトラオランウータンの2種が確認されていましたが、頭蓋骨やDNAを分析した結果、新種であることが判明し、「タパヌリオランウータン」と名付けられました。(03日10:32)

796とはずがたり:2017/11/04(土) 21:23:27
最近やたらあちこちで見る。

カメムシ 2017年は大量発生?!原因と殺虫剤不使用で臭わない駆除方法教えます!
https://lapis--lazuli.info/kisetsunonayami/1618/
2017/10/18 2017/11/1

797とはずがたり:2017/11/06(月) 20:43:39
近鉄「シカ踏切」:深夜に渡って…超音波で線路内侵入調整
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%E8%BF%91%E9%89%84%E3%80%8C%E3%82%B7%E3%82%AB%E8%B8%8F%E5%88%87%E3%80%8D%E6%B7%B1%E5%A4%9C%E3%81%AB%E6%B8%A1%E3%81%A3%E3%81%A6%E2%80%A6%E8%B6%85%E9%9F%B3%E6%B3%A2%E3%81%A7%E7%B7%9A%E8%B7%AF%E5%86%85%E4%BE%B5%E5%85%A5%E8%AA%BF%E6%95%B4/ar-AAutJAP#page=2
毎日新聞 11 時間前

 近鉄が昨年以降、津市などで設置した「シカ踏切」が、列車と鹿の接触事故防止に効果を発揮している。線路をまたぐ形で鹿の生息域が存在していることを重視。生息域内を行き来する鹿の侵入を完全に防ぐのではなく、列車の通らない時間帯に踏切を渡ってもらう「逆転の発想」で事故を急減させた。【黒尾透】

 「人間だけでなく、鹿にも安全な踏切が必要。鹿の目線で問題を捉えた」点が評価され、今年度のグッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会の主催)に選ばれた。

 「シカ踏切」は昨年5月、津市白山町の近鉄大阪線東青山駅近くに設置された。鹿の通り道を分断する形で線路が走っており、近鉄は約1キロにわたって線路両側に獣害防止ネット(高さ2.5メートル)を設置。ただ、その間の5カ所には防止ネットのないシカ踏切を設けた。

 列車が通る時間帯のうち、鹿の活動が活発な午前5〜6時と午後6時〜午前0時には、シカ踏切周辺で鹿の嫌う超音波を発信して線路内への侵入を防止。逆に列車の運行がなく、鹿の活動時間でもある深夜帯は超音波を発信せず、鹿が踏切を渡れるようにした。

 鹿の個体数の増加を背景に接触事故も年々増え、2015年には同駅周辺で17件の事故が発生した。16年は5月までに2件あったが、シカ踏切の設置後は0件で、17年も10月末まで1件にとどまっている。

 山間部を走る路線も多い近鉄にとって、鹿との接触事故防止は大きな課題になっている。近鉄全線で08年に129件だった接触事故が15年は288件と2倍以上に増えているためだ。これまで近鉄は線路両側に侵入防止ロープを張り、鹿よけの赤色のLED(発光ダイオード)灯を設置するなどの対策を実施。しかし、いずれも効果はなかったという。

 シカ踏切の成功を受け、今年3月には奈良県宇陀市の大阪線榛原-室生口大野駅間の約1キロにもシカ踏切を導入した。今後も導入区間を順次増やし、「鹿との共存」を図っていく方針だ。

798とはずがたり:2017/11/21(火) 19:35:00

アリゲーターガー飼えなくなります 特定外来生物指定へ
15:14朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASKCP4G19KCPULBJ002.html

 政府は21日、北米原産の肉食魚「アリゲーターガー」を、特定外来生物法に基づく特定外来生物に指定することを閣議決定した。ガー科の全種とその交雑種は来年4月から国の許可を得ずに輸入や販売、飼育ができなくなる。

 アリゲーターガーは米国やメキシコが原産。稚魚は15センチほどだが、最大約3メートルまで成長する。ペットとして飼えなくなり捨てられたとみられる個体が、東京、大阪、兵庫の川や名古屋城外堀など各地で見つかり、在来種を食べるなど、生態系に影響を及ぼすおそれがあると懸念されていた。

 マキシムスマルバネクワガタなど大型のマルバネクワガタ属10種や、幼虫がサクラなどの木の内部を食べるクビアカツヤカミキリ、鳥類ではシリアカヒヨドリとヒゲガビチョウの計14種も特定外来生物に指定され、来年1月15日から飼うことなどが原則できなくなる。(戸田政考)

799とはずがたり:2017/11/27(月) 17:53:54
ノルウェーで生息する野生オオカミの9割、56頭中50頭を射殺へ? WWFが国を訴える
鐙麻樹 | 北欧ノルウェー在住 ジャーナリスト&写真家
https://news.yahoo.co.jp/byline/abumiasaki/20171109-00077922/
11/9(木) 1:40

800とはずがたり:2017/11/30(木) 21:51:34
わさおの飼い主のお婆ちゃん亡くなったそうな。ご冥福をお祈りします。

ブサカワで話題となった秋田犬・わさおの今…嫁をもらい元気に生活
http://news.livedoor.com/article/detail/12815567/
2017年3月18日 15時30分 トピックニュース

17日放送の「爆報!THEフライデー」(TBS系)で、ブサカワ犬として人気者になった、秋田犬・わさおの現在の様子が明らかとなった。

番組では「あの動物スターは今…大追跡SP」と題し、2008年にある旅行記ブログで紹介されてブレイクしたわさおを取り上げた。一時期、飼い主であった菊谷節子さんとの別離が原因で10kgも激ヤセしたが、現在は元気に暮らしているという。

そこでスタッフが、わさおと節子さんが暮らす青森・鰺ヶ沢町を訪れた。現在73歳の節子さんは、わさおと一緒に暮らして6年目に肺炎を患い、2ヶ月ほど入院したのだとか。その別離が原因で、元々捨て犬だったわさおは、再び捨てられてしまったと思い込んでストレスとなり、体中の毛が抜け落ちるなどして激ヤセに見舞われてしまったそうだ。

だが現在は、節子さんも家に戻り、わさおもすっかり元気を取り戻したという。さらには、6歳下のメス犬・つばきとも暮らし始め、娘・ちょめも生まれたという。

わさおを拾って10年という節子さんは、「私は昔、わさおを生かさなきゃダメだと思ったけど、今は逆。私のことをわさおが生かしてくれている」「元気をもらって、こう(病気)していられない」と、わさおへの感謝の気持ちを述べていた。

801とはずがたり:2017/12/13(水) 19:31:17
植物にもある種の「脳」があることが発見される
2017年6月9日17:45 by 深海 | カテゴリー こぼれ話 | タグ 生き物, 科学, 自然
http://buzzap.jp/news/20170609-plant-brain/

動物の特徴だと考えられていた「脳」が植物にもあることが分かりました。もちろん私たちがイメージする脳とはいろいろと異なっています。詳細は以下から。

人間の特徴である知性を形作る脳。それは動物の持つ特徴であり、植物に脳は存在しないとずっと考えられてきました。しかしその定説が覆ることになるかもしれません。

植物はシンプルにはるか何億年も昔から存在してきたと考えられがちですが、陸上の木々よりもサメの方が歴史が古く、花を咲かせる被子植物の登場は白亜紀頃でアロサウルスよりも新しいなど、動物と同様に長い進化を経て現在の形になったものです。

バーミンガム大学の研究チームの最新の研究によると、そうした進化の中で獲得されたもののひとつに「脳」があります。ただし、その脳は動物の持っているような脳とは異なり、ひと揃いの細胞群からなる、ある種のコントロールセンターの役割を果たす部位です。

植物の胚の中で、「脳」は植物のライフサイクルという観点から決定的な役割を果たすことが分かりました。最も特筆すべきは、この「脳」が発芽のトリガーとなるということ。寒すぎる冬のうちや、暖かくなって競合相手の増加した夏になってからではない、完璧なタイミングでの発芽をこの「脳」が司っているのです。

研究チームはシロイヌナズナを用いて始めて「脳」を発見、それらに含まれる細胞群が大きく2種類であることを突き止めました。ひとつは種子の休眠状態を保たせようとするもの、もうひとつは発芽を促すものです。


この様子をリアルタイムで観察することは困難だったため、最初は数学的モデルによって生物学的なプロセスを予見する生命情報科学が用いられました。

この結論からホルモンのやりとりが発芽のプロセスをコントロールしていることを突き止め、研究チームは遺伝子操作したシロイヌナズナを用いて「脳」の細胞が顕著に相互接続していることを確認しました。生体電気の信号が「脳」の細胞間で盛んにやりとりされており、2種類の細胞群がある意味「会話」していることが分かったのです。

意思決定が1系統ではなく2系統によって行われている理由は、それぞれが周囲の環境の状況に対して異なる「意見」を持っているからだとのこと。そして発芽は双方の「コンセンサス」が得られた時にのみ起こります。


この植物の「脳」は動物の脳とは全く違い、ある種二大政党制の議会のようにも見えます。人間であれば両側から天使と悪魔が囁き合うというシチュエーションがありますが、天使と悪魔の直接交渉によって発芽という極めて重要な瞬間が決定されるようなもの。

もし植物に「意識」があるとしても、それは動物の意識とは全く違ったものになりそうです。

802名無しさん:2017/12/13(水) 19:34:59
http://www.asahi.com/articles/ASKD654GMKD6PPZB00L.html

 体の半分がオスで半分がメスの珍しい「雌雄型」のガの標本が、岡山県倉敷市中央2丁目の市立自然史博物館で展示されている。虫を愛する女子高校生が、学校行事の途中で立ち寄ったサービスエリア(SA)で偶然見つけた一匹。同館は「極めて珍しい。奇跡ともいえる発見」と話している。

11月22日。岡山理大付属高校生命動物コース3年の安達由莉さんは、同級生48人と広島県廿日市市の宮島水族館に向かっていた。

 休憩で山陽道下り線の小谷SAに立ち寄ると、早々に虫探しを始めた。SAは山林を切り開いて設けられ、外灯で夜通し明るい。愛好家にとっては格好の観察スポットだという。

 「何かしら、必ずいる」。この日もそう思いながら歩道や緑地に目をこらしていた。すると自販機の前の路上に見慣れた模様の羽を広げたウスタビガを発見した。自宅では同じ種類のガの標本を作製中。乾燥させるために机の上にあるので、毎日目にしていた。

 見間違いはない。しかし何かが違った。「左右で触角の形が違う!」。左は葉のような形のオス、右はごく細いメスの形。即座に右手を伸ばし、胴体をつまんで持ち上げた。左の羽はだいぶ傷んでいた。このままでは羽根の粉が落ちて模様が消えてしまう。バスの備品のエチケット袋にそっと入れて持ち帰った。

 翌日、標本にするために自然史博物館に持ち込んだ。羽を広げたときの幅は約8・5センチ。体の左半分が羽と胴体の毛が濃い赤茶色のオス、右半分は羽が黄土色で前羽の先端が丸みを帯びたメス。胴体の中心からきれいにオスとメスが分かれている一匹だった。

 物心ついたときにはセミを手でつかんで楽しんでいたという安達さん。同館学芸員らとともに自然観察や昆虫採集に励む「むしむし探検隊」唯一の女性隊員で、自宅では羽のないゴキブリをはじめ15種の虫を飼育して生態研究に努める。「身近な場所で、こんなにも珍しい発見がある。続けていてよかった」と笑顔を見せる。

 雌雄型は遺伝子の変異が原因とされるが、くわしくは分からないという。ウスタビガについては10万〜20万匹に一匹の割合で生まれるとする文献もあるというが、「体の中心からオスメスの特徴が完全に分かれた雌雄型は特に希少性が高い」とは奥島雄一学芸員(48)。「安達さんが発見していなければ、恐らく鳥のえさかゴミとなっていた。奇跡のような出会い」と驚きを隠さない。

 安達さんは来春から岡山理大生物地球学科で学ぶ。「将来は身近な生物と人間との共存を進めるため、環境アセスメントに取り組む仕事に就きたい」。展示は1月31日まで。(小沢邦男)

803とはずがたり:2018/01/16(火) 21:18:05
真の「史上最大の陸生哺乳類」
BY フリードリヒ ・ 2015年8月16日
http://barbarossa.red/mammuthus_sungari/

804とはずがたり:2018/01/16(火) 21:19:05
マンモスとゾウの違いが分かりません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12113327142
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知恵コレ

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tiewisdomさん2013/9/1200:52:48
マンモスとゾウの違いが分かりません。

前にマンモスのまるごと化石が発見したと
YAHOOニュースで見ました。

でも、
ツノ以外ゾウと何が違うのか分かりません。

マンモスとゾウって何が違くて
なんでマンモスだけ化石になってるのですか?

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hamaguchi_masaru_415さん 編集あり2013/9/1202:24:33
今も生きているゾウは2種だけです. 2種とはアフリカゾウとアジアゾウです.
マンモスはゾウの仲間 (ゾウ目=長鼻目) に分類されますが, アフリカゾウやアジアゾウとは違う種です. その違いは, ネコ目 (食肉目) のライオンとチーターの違いのようなものです.

およそ6500万年前の恐竜の絶滅を切っ掛けにして, 哺乳類や鳥類は進化して多くの種に分かれました. その中からゾウの祖先に進化して一時期は世界中のあらゆる場所にゾウの仲間が生息していたようです. ゾウがもっとも繁栄した時期には, おそらく数10種以上のゾウがいたでしょう.

しかし気候の変動や食物を取り合うライバル動物の出現でゾウの多くは子孫を残せずに絶滅していきました. その中の1グループがマンモスです. マンモスの特徴は長く曲がった牙と長い毛です. 寒冷な気候に適応していました. マンモスと呼ばれるゾウの一群はおそらく温暖化への気候変動やヒトの出現で絶滅したと考えられます.

暖かい気候に適応して進化できたゾウだけが生き残り, 今ではアフリカゾウとアジアゾウだけなのです.

805チバQ:2018/01/17(水) 15:07:59
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180117-00000500-san-soci

「いきものがかり」に異変、学校の動物飼育崩壊 「卵、食べれるんですか」教師が驚きの質問


1/17(水) 9:10配信

産経新聞







「いきものがかり」に異変、学校の動物飼育崩壊 「卵、食べれるんですか」教師が驚きの質問


ウサギが過剰繁殖した神戸市内の小学校のウサギ小屋(兵庫県学校動物サポート協議会提供)(写真:産経新聞)


 子供の頃、学校で動物を飼育した経験がある方もいらっしゃるだろう。しかし、今、小学校や幼稚園など教育現場で飼育される動物に「異変」が起きていることをご存じだろうか。子供だけでなく教師も、動物の飼育に関する知識や経験がないため、ウサギは過剰繁殖し、けんかや餌不足で健康状態が悪化。ニワトリも卵の放置から、ひながふ化しすぎることがあるという。この状況に立ち上がったのが、獣医師らでつくる兵庫県学校動物サポート協議会。動物の適切な飼育方法を教師だけでなく、教師を目指す学生らに伝える活動を行っている。「いきものがかり」を育成するためにも、まずは教員の養成がカギになるのかもしれない。(山田太一)

 「ウサギは高いところまで持ち上げてはいけない」「ウサギが驚くのでむやみに騒がないように」。関西学院大西宮聖和キャンパス(兵庫県西宮市)で昨年11月、教育学部の学生らを対象に実際のウサギを用いた動物飼育の体験授業が行われた。教師を務めたのは兵庫県学校動物サポート協議会所属の獣医師15人。「ウサギを触ったことがない人」との質問に手を挙げる学生もおり、教室と屋外を利用して丁寧な指導を行った。

 平成27年に発足した同会は、県内の小学校などで教師を対象に飼育方法についての研修を行っている。同会会長で神戸市獣医師会副会長も務める物延了さん(64)は、以前に訪れた小学校で、狭い飼育小屋の中でウサギが約80匹にまで過剰繁殖している現場を目撃した。

 「見た瞬間にこれは大変だと思った」。増えすぎた結果、オス同士のけんかが多発したり、餌不足によって健康状態が悪化したりするなど、深刻な状態だった。ウサギは去勢手術をした後に別の小学校に譲るなどして徐々に数を減らした。過剰繁殖しているウサギ小屋は、他にも多くの小学校でみられるという。

 また別の小学校では、教師に「ニワトリの去勢手術をお願いできないか」と相談されたことがあった。事情を尋ねると、ニワトリの卵を処理できずにヒナがふ化して数が増えてしまっていた。

 物延さんは「卵を食べてしまえばいい」と答えたが、「食べられるんですか」と聞き返され、面食らったという。衛生面を考えた上での反応だったものの、物延さんは「学校の飼育小屋の環境下で有害な菌が繁殖することはない」と指摘。そのうえで「子供に伝えるよりも、まず教師への教育が必要だ」と強調する。

 そんな同会も大学での授業は今回が初めて。小学校などで飼育されるウサギやニワトリは新人教師が飼育担当になり、適切な飼育方法を知らないまま飼育されているケースが多いことから、教師を目指す学生にも指導対象を広げた。

 同会の発起人の一人で獣医師の水沢栄雄(しげお)さん(58)は「教師が子供から動物について聞かれたときに答えに困るケースが多い」と指摘し、教育現場に出る前の指導の必要性を強調する。

 そもそも学校で動物を飼育することで得られる教育効果とは、どのようなものがあるのだろうか。同会によると、海外では子供たちが教師に引率されて動物を飼育する施設を訪ねる「訪問型」が一般的で、教育現場で実際に動物を飼育するのは日本特有の文化という。日本に動物の飼育教育が導入された時期は定かではないが、明治時代末期に東京高等師範学校付属小学校の教員だった松田良蔵氏が導入に尽力したとの記録が残っている。

 文部科学省が平成15年に作成し、全国の小学校などに配布されている教師用手引き「学校における望ましい動物飼育のあり方」には、「(動物の)成長の様子から感じられる生命力の素晴らしさ。これらは、飼い続けることによって得られる学びの内容である」などと記されている。

 では、なぜ教師は動物の扱い方を知らないままなのか。教職員免許法では教師になるための学位などは定められているが、個別のカリキュラムについては規定がなく、文科省の担当者は「動物の飼育方法を学ばせることについては、各大学の担当教官に任せているのが現状」と説明した。

 実際には、地域の獣医師が大学を訪れて指導するのが精いっぱいの状況という。物延さんは「それぞれの自治体の獣医師会で教師を志す学生向けに講義を行っているケースはあまりない」と語る。日本獣医師会も学生や教師に動物の飼育方法について学ばせる環境作りを進めるよう働きかけはしているものの、環境の整備には至っていない。

806チバQ:2018/01/17(水) 15:08:21
 昨年11月に関西学院大で行われた動物飼育の体験授業を見守った理科教育が専門の湊秋作・関西学院大教授は「動物に触れるという経験がない学生が多かった。生き物についての感性を育てる意味でも授業は非常によかった」と振り返った上で、「自然について体験することは教師になる上での必須条件だ」と指摘する。

 湊教授は大学内の教室の片隅にオタマジャクシやヤゴ(トンボの幼虫)などを展示し、触れることができる「理科コーナー」を設置した。「動物への慣れは一朝一夕では身につかない。日常的に学生が動物に触れる機会をつくることが必要だ」と話す。教師になる上で避けて通れない動物とのふれあい。教師の卵を育てる教育機関での環境整備が求められている。

807とはずがたり:2018/01/18(木) 13:45:35

犬を飼う人は長生きする!「トイ」より「猟犬タイプ」がおすすめ
ダイヤモンド・オンライン 2018年1月18日 09時00分 (2018年1月18日 13時33分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/economy_g/20180118/Diamond_156184.html

 今年は戌年。ということで、今回のお題は「犬」です。
 昨年末、スウェーデン・ウプサラ大学の研究チームが「犬を飼っていると死亡リスクや心臓病リスクが減る」との調査結果を報告した。特に、一人暮らしの人で顕著にリスクが減少するようだ。
 この調査は、40〜80歳のおよそ340万人を12年間追跡した国の健康データと飼い犬の登録情報とを照合し、全死亡と心血管疾患死への影響を検討したもの。調査対象の13%が犬を飼っていた。
 分析の結果、犬を飼っている人は、飼っていない人より死亡リスクが11%低下。特に、一人暮らしの人はリスクの減少幅が大きく、死亡リスクが33%低下することが明らかになったのだ。
 しかも、死亡原因を心血管疾患に絞って解析したところ、一人暮らしの飼い主の心血管疾患死リスクは、犬を飼っていない人に比べ36%も低下していたのである。
 同時に「死亡リスクを下げる犬種」も明らかになった。どうやら活動的な猟犬タイプ──レトリバーやポインター、ハウンド・グループといった犬たちがハートを守ってくれるらしい。一方、トイ・タイプではそれほどの効果は認められなかった。
 研究者は、犬と健康との因果関係は明確でないものの、「犬の飼い主は、身体活動レベルが高く、犬との交流を通して心身のストレスを解消し、社会的なふれあいが増加することが知られている。このほか、犬のマイクロバイオーム(細菌叢)に触れることで、飼い主の免疫機構が活性化される可能性がある」としている。
 確かに活発な猟犬タイプとの散歩は、身体活動を増やす。まして大型犬となれば毎日がエクササイズだろう。仕事外ではつきあい下手な男性陣も、オーナー同士の交流なら苦にならず、健康的な社会生活を送ることができそうだ。
 日本では住宅事情から猟犬タイプは敬遠されがちで、トイ・タイプや小型犬が人気上位を占める。
 犬文化が違い過ぎるヨーロッパ圏の調査結果が日本人に適当かは不明だが、今年は意識的に愛犬と運動する時間を増やしてみませんか。貴方と愛犬の健康のために。
(取材・構成/医学ライター・井手ゆきえ)

808とはずがたり:2018/01/19(金) 12:52:33


<池田動物園>開園65年、存続の危機 園長は陛下の姉
01月18日 13:10毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/region/mainichi-20180118k0000e040232000c.html

 天皇陛下の姉で、昭和天皇第四皇女の池田厚子さん(86)が園長を務める池田動物園(岡山市北区)が存続の危機に立っている。入園者数の低迷で経営が苦しく、累積赤字は2億円を超える。旧岡山藩主・池田家の当主が1953年に開園した由緒ある動物園を守ろうと、地元住民らが公営化を求める署名活動を展開している。同園は将来像を検討する有識者会議を月内にも発足させ、株主でもある市も参加する。【林田奈々】

 ◇岡山市民ら公営化求め署名活動

 動物園(約8万平方メートル)の入り口をくぐると、すぐそばに空っぽの獣舎がある。園の顔だったインドゾウのメリーがいたが、2016年2月に死んだ。ライオンやレッサーパンダなど112種類の動物を飼育する園の獣舎は、開園当初から使っているものが多く、さびや塗装のはげが目立つ。長女(1)を連れて訪れた近所の主婦(30)は「以前に比べて寂しくなった。子どもたちのためにも何とか続いてほしい」とつぶやいた。

 池田動物園の前身は、池田家の第16代当主、故池田隆政さんが営んでいた牧場だ。隆政さんは1952年に厚子さんと結婚し、牧場内に新居を構えた。翌年、トラやライオンを加え、動物園と改称。自身が初代園長に就いた。

 昭和天皇や天皇陛下が来園されたこともあり、88年にジャイアントパンダが一時来園した際には年73万人の来場があった。隆政さんは2012年に亡くなり、厚子さんが園長となった。

 レジャーの多様化もあって、00年度以降の年間入場者数はほぼ10万人前後にとどまる。昨年2月期の事業報告書によると、入園料などの収入約1億4400万円に対し、人件費や動物の餌代などで約1億5600万円の支出があった。1200万円余りの赤字となり、累積赤字は2億5000万円に膨らんだ。厚子さんが私財を投じて何とか穴埋めしている状況だ。大型動物の高齢化も進み、16年のゾウに続いて17年には国内最高齢のベンガルトラが死んだ。

 地元住民らは16年5月から公営化を求める署名活動を始め、昨年2月に約6万7500筆を市に提出した。ただ、市は「公営化ありきではない」との立場で先行きは見通せない。

 日本動物園水族館協会によると、16年度の加盟動物園89園のうち私立は19園。全国的に知られる上野動物園(東京都)や天王寺動物園(大阪市)、旭山動物園(北海道旭川市)は公立で、自治体が運営費の一部を負担している。旭山動物園には16年度、旭川市が約2億9000万円を一般会計から繰り入れた。

809とはずがたり:2018/02/09(金) 12:47:58
すげえ。餌用生物として大量生産出来んちゃうか

自分のクローンを作って爆発的に増える新種のザリガニ
New Species of Crayfish Can Clone Itself
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/02/post-9477.php
2018年2月6日(火)16時32分
クリスティン・ヒューゴ

<北米からペットとしてドイツに渡った普通のザリガニが、わずか5年で驚くべき進化を遂げた。このままだといずれ地球を覆いそうだ>

ザリガニ(クレイフィッシュ)の仲間のほとんどは、人間と同じ方法で繁殖する。セックスをするのだ。ところが、ペットから進化を遂げたあるザリガニは、セックスをしない。代わりに自分のクローンを生み出すことで繁殖する。クローン能力を身につけたこのザリガニは今、オスなして爆発的に数を増やしている。

2月5日付けで学術誌ネイチャー・エコロジー&エボリューションに発表された論文によると、ドイツの研究者たちは、マーブルクレイフィッシュ(通称:ミステリークレイフィッシュ)と呼ばれる新種のザリガニのゲノム塩基配列を解読した。その結果、調べた11個体すべてのゲノムがほぼ同一であることがわかった。つまり、このマーブルクレイフィッシュは交配による生殖はしないということだ。北米に生息する原種は普通にセックスで繁殖するので、それとも異なる新種だということになる。

ドイツがんリサーチセンターの後成遺伝学部門を統括するフランク・リコは本誌に対し、「きわめて短い期間で進化的な事象が発生したということだ」と述べた。「長い時間が経てば、だんだん普通の繁殖方法に変化していくかもしれないが、現在この時点においては、大変珍しい現象が起こっているということだ」

リコの説明によると、新しい種の形成には通常、数千年かそれ以上の年月をかけた進化が必要だ。だが、北米原種のクレイフィッシュがペット業界で流通するようになったのはほんの数十年前のこと。そしてその中から、これまでとは異なるたぐいまれな種が誕生したことになる。

5年で新種に変化
この新種のクレイフィッシュが生まれた過程もまた驚くべきものだ。通称ファラックスと呼ばれるクレイフィッシュは最初、ペットとして北米からドイツに渡り、インターネットやペットショップ、熱帯魚店で販売されるようになった。ところが、1990年から1995年までの間に、ファラックスは新たな種へと進化した。人々は、すぐに新種だと気付いた。新種は体がマーブル模様で、メスしかいなかったためだ。

「メスしかいない。オスはどこにいるのか、とみんな首を傾げた」とリコは話す。

結局、マーブル模様のクレイフィッシュはメスしか存在せず、1年に2〜3回、自分でクローン繁殖(単為生殖)をすることがわかった。

この新種のクレイフィッシュはあまりにも急激に増え、飼育していてもどんどんクローンが生まれる。そのため、ペットとして販売する分には好都合だが、水槽で1匹だけ飼いたい人にとって問題となった。

リコによれば「水槽に何匹か入れておくと、父親がいなくても1年後には数百匹に増えている」のだ。

ではどうしたらいいのか。ペットとして飼っていたものを殺すのには抵抗があり、水辺に放すことを選びたくなるのではないだろうか。しかしそうすると、クレイフィッシュは次から次へと繁殖していく。

そうした過程を経てクレイフィッシュは、ペットとして人気があったドイツやマダガスカルで侵略的外来種となった。マダガスカルでは、ユニークだが歯止めのきかないこの生物が何百万匹もうろうろし、今も倍々ゲームで増え続けているはずだ。

(翻訳:ガリレオ)

810とはずがたり:2018/02/09(金) 15:16:11

最初の花、系統樹で解明 研究
http://www.afpbb.com/articles/-/3137864?pid=19249297&page=1
2017年8月2日 11:38 発信地:パリ/フランス

http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/2018-02-09-1.png

http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/2018-02-09-2.png

http://tohazugatali.web.fc2.com/nature/2018-02-09-3.png


【8月2日 AFP】植物の進化の道筋の中で最初に登場した花は、恐竜時代に咲いていた、同心円状に並ぶ花弁に似た器官を持つ両性花だったとの研究結果が発表された。

 英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に発表された研究論文によると、この花は中央に雄の生殖器官と雌の生殖器官の両方があり、その周囲に「花被片」と呼ばれる花弁に似た器官が複数の層を成して「輪生」していた。1つの層には花被片が3枚一組でついていたという。

 現存する植物792種から集められた史上最大規模の花の形質データベースに基づく今回の復元結果は、花の祖先がらせん状に並んだ「花弁」と生殖器官を持っていたとする科学的仮説に異を唱えている。

 現代の花の大半には、最も外側のがくと、その内側にある花弁、それに囲まれた雄性生殖器官(雄しべ)と、中央に位置する雌性生殖器官(心皮、雌しべ)の「輪生体」がある。

 花の祖先は、がくと花弁が分離していない「花被片」を持ち、これらが中央の生殖器官を取り囲んでいた可能性が高い。

 現代の花で花被片を持つものとしては、チューリップやユリなどがある。

 研究に参加したオーストリア・ウィーン大学(University of Vienna)の花の形態の専門家、マリア・フォン・バルタザール(Maria von Balthazar)氏は「今回の結果には、本当にわくわくする」と話す。「あらゆる被子植物(花を咲かせる植物)の初期進化における花の正確な想像図が得られたのは、今回の研究が初めてだ」

 花の色、におい、大きさなどはまだ不明だが、直径は1センチに満たなかったと推測される。

 陸生植物が祖先の水生植物から発生したのは約4億7000万年前と、専門家らは考えている。そこから30億年以上前、地球が誕生してから約10億年後に最初の生命が出現したと考えられている。

■樹木か低木

 顕花植物と球果植物を含む種族の種子植物が最初に出現したのは約3億2000万年前である可能性が高い。この時代には、陸と海には多様な動物が生息していたが、恐竜、哺乳類、鳥類などはまだ現れていなかった。

 知られている中で最古の顕花植物の化石は、約1億4000万年前のものだ。この時代に繁栄していた恐竜は、約6600万年前に絶滅した。

 原初の花はこれ以降、人が食物、医療やその他の目的で利用しているほぼあらゆる種類の植物を含む30万種以上の植物種に進化した。

 顕花植物は地球上の全植物の約90%を占めている。

 進化論を提唱した英国の自然科学者チャールズ・ダーウィン(Charles Darwin)が1879年、地質時代の白亜紀に花の咲く植物が短期間で発生して多様性を拡大させたことを「忌まわしき謎」と表現したという話は有名だ。

 研究チームは今回、最後の共通祖先にまでさかのぼる詳細な進化系統樹を作成するために、DNAデータと広範な植物形質データベースを組み合わせて用いた。

 論文の共同執筆者で、仏パリ第11大学(University of Paris-Sud)のエルベ・ソケ(Herve Sauquet)氏は、AFPの取材に「花は、ただ1種類の植物(で)のみ咲いた。これがすべての現存する顕花植物の祖先種だ」と今回の研究について語った。「これがどのような種類の植物かという疑問について調べた人はそう多くないが、過去の研究によれば、それは小型の樹木か低木だった可能性が高い」

 今回の復元図は、これまでで最も花の祖先に近い姿を提示しているが、今後の研究で解明すべきことがまだ数多く残っていると、研究チームは強調している。(c)AFP/Mariette Le Roux

811とはずがたり:2018/03/08(木) 20:43:06
猫の舌〜ザラザラの秘密〜
http://psnews.jp/cat/p/14954/
2016.06.26

812とはずがたり:2018/03/09(金) 14:45:47
すごい名前だな(;´Д`)

50代の獣医師が「ブルセラ症」に感染 症状はインフルと酷似
11:04産経新聞
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-lif1803090011.html

 千葉県疾病対策課は8日、同県鴨川市内の医療機関に入院している獣医師の50代男性が感染症の「ブルセラ症」に感染したと発表した。県内での発症は、感染症として指定された平成11年以降初めて。

 同課によると、男性は昨年12月14日、38・5度の高熱で病院の診察を受け、抗菌薬などを飲んで一旦回復。その後、年末に両手のしびれや足のふらつきなどを訴えたため別の病院に入院し、今年3月5日に検査結果からブルセラ症と診断された。現在も入院治療中という。

 ブルセラ症は、発熱や倦怠(けんたい)感、関節痛などが特徴で、症状はインフルエンザと似ている。感染した家畜や犬の汚物や死体に触れた際に感染し、人から人へ感染することはない。同課は「動物の汚物には直接手で触れないように」と注意を呼び掛けている。

813チバQ:2018/03/10(土) 08:20:15
いまの若い人は、とはさんの驚きの意味がわからなさそう、、、
ブルセラ症、、、

814とはずがたり:2018/03/11(日) 12:22:33
ぐうかわ♪

グーグルが日本で「秋田犬目線」のストリートビューを公開、中国ネットからは賞賛の一方で皮肉も
サーチナ 2018年3月11日 08時12分 (2018年3月11日 12時15分 更新)
https://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20180311/Searchina_20180311005.html

グーグルジャパンが先ごろ、グーグルのストリートビューに「犬目線」で秋田県大館市の景色を見ることができるサービスを新たに付け加えた。(イメージ写真提供:123RF)(サーチナ)

 今年は戌年ということで、日本各地でイヌにちなんだ様々なイベントや企画が行われている。中国メディア・今日頭条は9日、グーグルの日本法人が「犬目線」のストリートビューを公開したことを伝えた。

 記事はまず、グーグルのストリートビューについて、「グーグルマップ内の特徴的なサービスで、実際に撮影した各地の風景を360度閲覧することができる。2007年5月に米サンフランシスコ、ニューヨークなどを対象にスタートしたこのサービスは、今や欧米や日本をはじめ世界の多くの都市にまで範囲が拡大している」と紹介した。

 そのうえで、「グーグルジャパンが先ごろ、このストリートビューに『犬目線』で秋田県大館市の景色を見ることができるサービスを新たに付け加えた。このコンテンツは、360度カメラを秋田イヌ2頭に装着して撮影したもの。2頭が同市街を気ままに散歩することでストリートビューができあがった。これは同市の宣伝、そして秋田犬のPRのために立ち上げられた企画とのこと。同市で生まれた最も有名な秋田犬は、忠犬ハチ公だ」と説明している。

 中国のネットユーザーからは、「アイデアにあふれるグーグルは、人びとからリスペクトされる企業だと思う」、「おもしろい。無限の創意と愛を感じる」など、興味を示す感想が見られた。一方で「日本人の目線としてピッタリだ」、「安倍目線だろう」など、中国のネット上でしばしば日本が「米国の走狗」と揶揄(やゆ)されることを踏まえたコメントも出ている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

815とはずがたり:2018/03/13(火) 20:00:33

受益者負担。いいこんだら。

とはいえ公園スレってないなあ。。一寸苦しいけど植物スレも担当の此処へ。

公園の花見を有料化 全国でも珍しく 福岡の歓楽街近く 「なぜ」首をかしげる市民も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180312-00010000-nishinpc-soci
3/12(月) 9:25配信 西日本新聞

 福岡市中央区の天神中央公園で、今季から桜並木そばの花見が有料になる。管理する福岡県などによると、警備や夜間のライトアップといった経費が膨らんだため。公園は都心の真ん中にあり、混乱を避けるため、11年前から花見の場所を予約制にしていたが、全国でもまれな有料化は花見客に受け入れられるか-。

 有料になるのは、今年から始まる「桜まつり」期間中の22日〜4月8日の午前10時〜午後10時。約50本の桜並木がある公園東側に、20〜30人が使える区画を27設け、事務手数料として1区画500円(2時間)を徴収する。

 天神中央公園は歓楽街・中洲に近く、花見の場所取りが激しい上、ごみの放置が目立つようになったため、2007年に予約制を導入して、ごみの持ち帰りを呼び掛けてきた。今年から徴収する「花見料」は、警備、電飾の充実のほか、今年から導入したネット予約システムの経費などに充てるという。

「なぜお金を取るのか」首をかしげる市民も
 「市民の公園で、なぜお金を取るのか」と首をかしげる市民もいるが、桜まつりを主催する管理事務所は「より快適に利用してもらうため」と理解を求める。

 実は福岡市内では舞鶴公園(中央区)でも、市が12年から「福岡城さくらまつり」期間中に多聞櫓(やぐら)周辺など一部区域を有料化し、特別なライトアップを施している。昨年は入場者42万人のうち約5万2千人が有料区域を利用し、1千万円の収入があった。市によると、有料化の苦情はほとんどないという。

 とはいえ、全国では花見会場でバーベキューを有料にする公園はあるが、花見の場所の有料は珍しい。北九州市や熊本市は、市の管理地について「有料化は検討していない」という。

 予約方法などの問い合わせは管理事務所=092(716)6730=へ。

西日本新聞社

817とはずがたり:2018/03/14(水) 19:34:18
沼津市の「泊まれる公園」は何がスゴイのか
欧州は森や公園を「使い倒す」のが当たり前だ
http://toyokeizai.net/articles/-/200278?utm_source=goo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
阿部 崇 : ジャーナリスト 2017年12月13日

欧米に比べ遅れている公的不動産活用をどうすればいいのか。経営と街づくりの視点から鋭く切り込む木下斉(一般社団法人エリア・イノベーション・アライアンス代表理事)、「共通価値経営」を標榜する野尻佳孝(テイクアンドギヴ・ニーズ会長)、リノベーションなどで優れた実績を誇る馬場正尊(オープン・エー代表/東京R不動産)の3人が、ホスト兼パネリストとして毎回ゲストを迎え、「新しい日本の公共不動産のあり方」をビジネス視点で考える「パブリック・アライアンス・トーク」。
第8回のテーマは森林。ゲストは林千晶・ロフトワーク代表。林氏は飛騨・古川に本拠を置く「飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)」の代表も務める。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指すというのがヒダクマのミッションだ。日本は不動産としての日本の豊富な森林資源をどう活用すべきなのか。4人が熱い議論を繰り広げる(文中敬称略)。
森林先進国・フィンランドの「自然享受権」とは?
――日本は国土全体の約66%が森林で、そのうち約45%、1000万ヘクタールは国または地方公共団体の所有地です。そこで今回は森林や公園をテーマに、環境を生かしながら新たな公的不動産活用を行う事例を見ていきたいと思います。

最初に参考にするのは、森林大国・フィンランドの「エブリマンズ・ライト」=自然享受権に基づいた取り組みです。北欧では古くから、「土地の所有者に損害を与えない限り、すべての人はその土地に立ち入ったり、自然を享受する権利が認められている」という考え方が浸透しています。

実は、フィンランドではこれを法律で明確に定めました。享受権の中には、通行権、滞在権、自然環境利用権、さらには果実採取権も含まれ、土地の所有者に対価を支払わずに、例えば野生の果実やキノコ類の採取をすることだって可能です。それも、個人が自宅用に利用するだけでなく、ビジネスとして活用することも許されています。海外からの旅行者に対しても、同じ権利が認められているのも特長です。



818とはずがたり:2018/03/21(水) 19:20:45
キタシロサイ、最後の雄死ぬ=乱獲の末、事実上の絶滅-ケニア
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032001025&g=int


 【ナイロビAFP=時事】世界に1頭しか残っていなかった雄のキタシロサイがケニア中部オルペジェタ自然保護区で死んだ。保護区が20日、発表した。地球上でキタシロサイは同じ保護区に雌2頭が残るのみとなり、事実上の絶滅が確定した。研究者らは、保存された遺伝子を利用した体外受精に最後の望みをつないでいる。

 保護区によると、死んだキタシロサイ「スーダン」は45歳だった。「加齢に伴いあちこち衰えていた。最後は立てなくなり、安楽死しか選択肢は残っていなかった」という。
 キタシロサイはかつて、ウガンダや中央アフリカ、スーダン、チャドなどアフリカ大陸中部に広く生息した。しかし、アジアで漢方薬、イエメンで短剣のつかに利用するため、1970〜80年代に角を目当てにした乱獲が続いた。
 90年代後半からのコンゴ(旧ザイール)内戦がとどめとなり、2008年までに野生種は絶滅したと考えられている。チェコの動物園に残っていた雄雌2頭ずつをケニアに移し、最後の繁殖を試みていたが、雄1頭は14年に死んでいた。(2018/03/20-18:51)

819とはずがたり:2018/03/24(土) 13:55:11

小型犬飛び出して転倒、飼い主側に1200万円賠償命令
https://www.asahi.com/articles/ASL3R5W7PL3RPTIL04Q.html?ref=tw_asahi
大貫聡子2018年3月23日20時34分

 飛び出してきた犬を避けようとして転び、けがを負ったとして大阪府高槻市の男性が、飼い主と保険会社に3948万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であった。塩原学裁判官は飼い主側に1284万円の支払いを命じた。

 訴えていたのは40代の男性会社員。判決によると、男性は2015年6月、高槻市内をランニング中、前方から飛び出してきたミニチュアダックスフントを避けようとして転倒。骨折した右手首が曲がりにくいなど後遺症が残ったという。飼い主は当時、犬にリードをつけて散歩させていたが、犬が突然走り出し、手を離してしまったという。

 判決は、動物は予想できない行動をとり、飼い主は散歩の際はつないでおく義務があると指摘。事故はリードから手を離したために起きたとして「過失は重い」と述べた。その上で、後遺症で男性の労働能力が一部失われたとして、本来得られたはずの収入との差額867万円や治療費などの支払いを命じた。(大貫聡子)

820とはずがたり:2018/03/27(火) 11:15:55

小型犬飛び出して転倒、飼い主側に1200万円賠償命令
https://www.asahi.com/articles/ASL3R5W7PL3RPTIL04Q.html?ref=tw_asahi
大貫聡子2018年3月23日20時34分

 飛び出してきた犬を避けようとして転び、けがを負ったとして大阪府高槻市の男性が、飼い主と保険会社に3948万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であった。塩原学裁判官は飼い主側に1284万円の支払いを命じた。

 訴えていたのは40代の男性会社員。判決によると、男性は2015年6月、高槻市内をランニング中、前方から飛び出してきたミニチュアダックスフントを避けようとして転倒。骨折した右手首が曲がりにくいなど後遺症が残ったという。飼い主は当時、犬にリードをつけて散歩させていたが、犬が突然走り出し、手を離してしまったという。

 判決は、動物は予想できない行動をとり、飼い主は散歩の際はつないでおく義務があると指摘。事故はリードから手を離したために起きたとして「過失は重い」と述べた。その上で、後遺症で男性の労働能力が一部失われたとして、本来得られたはずの収入との差額867万円や治療費などの支払いを命じた。(大貫聡子)

821とはずがたり:2018/03/27(火) 12:20:49
福島県双葉郡8町村に「合併」という選択肢はあるか?
http://machi-pot.org/modules/topics/index.php?page=article&storyid=244
2018-03-23

「政経東北」(東北圏と中央を結ぶユニークな政治経済情報誌と銘打っている)は2月号で、「8町村「単独運営困難」で合併不可避!?」という記事を掲載している。その記事の信ぴょう性はともかく、現在の個々の町村が財政もふくめて自立して行けるのかというのは、今後の重要な名課題であることは確かである。

822とはずがたり:2018/03/29(木) 18:59:41

農場侵入し殺される象も マレーシアが悩むアジアゾウの保護施設へ行ってみた
Excite Bit コネタ 2018年3月29日 11時45分 ライター情報:さっきー
https://www.excite.co.jp/News/bit/E1522100206320.html

国立象保護センターでの餌やりの様子

急激な人口増加と森林開発が進むマレーシアで、絶滅危惧種であるアジアゾウと人間のトラブルが増えている。

ここ30年でマレーシアの人口は2.5倍も増え、以前と比べ宅地化が進んだ。マレーシア・パームオイル・ボード(MPOB)によれば、マレーシア全体のパームオイルプランテーションも、1975年から約30年間で6.7倍に拡大した。これにより移動性の高い動物である象が、食糧を探して付近の農園へと迷い込むことが増えた。そこで住民との衝突が起きている。

この象など野生動物と人間との住み分けをどうするかが、今マレーシアでは課題になっているのだ。(略)

823とはずがたり:2018/04/01(日) 17:33:31
ウイルス散布で野生ウサギ駆除
NZ、ペットへ影響懸念も
https://this.kiji.is/353069599895340129
2018/4/1 15:51
c一般社団法人共同通信社

 【シドニー共同】ニュージーランド当局は、殖えすぎた野生のウサギを駆除するため、感染症を引き起こしてウサギを死なせるウイルスの散布を1日までに始めた。農作物を食い荒らされる被害に悩む農家などは歓迎しているが、ペットのウサギや環境への影響を懸念する声も上がっている。

 地元メディアなどによると、ニュージーランドには1830年代にウサギが持ち込まれ、以降増殖。農作物を食べたり、地面に穴を掘って土地を荒らしたりして農家を困らせてきた。1997年にはウサギだけに効果があるウイルスを輸入して駆除に用い、効果を上げたが、ウサギが耐性を持つようになった。

824とはずがたり:2018/04/01(日) 18:48:24
艸づくし。有毒なんだそうな。花は可憐なの多いと思うんだけど。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%B2%E7%A7%91
キンポウゲ科

キンポウゲ科(学名:Ranunculaceae)は、双子葉植物キンポウゲ目に属する科である。ウマノアシガタ科(ウマノアシガタはキンポウゲの別名、普通は前者を標準和名とする)の名も用いられる。多くは草本またはつる性。模式属はキンポウゲ属。

花は両性花で、花被としてがくと花弁を両方持つもののほか、花弁が退化し、がくが花弁状になったものもある。雄蕊は多数、雌蕊も複数ある、いわゆる多心皮である。雌しべは多数の心皮が根本まで分かれており、それぞれに柱頭があって、それが寄り集まった構造をしている。これは花の構造としては原始的なものであると考えられている。

虫媒花で、美しいため観賞用に栽培されるものも多い。キンポウゲ、トリカブト、クレマチス、アネモネなどの種類がある。アルカロイドを含み有毒植物が多いが、一部は漢方薬、医薬品としても用いられる。約60属、2500種が知られている。

825とはずがたり:2018/04/12(木) 16:42:37
写ってるのあんま可愛くない兎どもだな。

ウサギを愛する人だけが知っていること
わ、なんてこと、あなたのウサギが食べ物を入れるボウルをまたひっくり返しちゃった。
https://www.buzzfeed.com/jp/kaelintully/19?utm_term=.qfOqZXN2Y#.pf3ZY8JaK
2018/04/11 19:01

826とはずがたり:2018/04/23(月) 15:43:13
素数ゼミ、221年に1度の交配確認 大発生の謎に迫る
https://www.asahi.com/articles/ASL4N51TRL4NULBJ00Z.html
小坪遊2018年4月23日11時23分

 米国で13年か17年ごとに大量発生する「素数ゼミ」が、周期の異なる種間で交配していたことを、京都大などの研究チームが遺伝子解析で突き止めた。素数である13と17の年周期をもつ種が出会うのは、最小公倍数の221年に1度しかないが、交配の痕跡が残されていた。周期の謎に迫る手がかりになるという。

 英科学誌ネイチャーの関連誌に発表した。素数ゼミは、米東部などで大量発生する7種がいる。13年と17年のいずれかの周期で発生を繰り返すが、地域によって発生のタイミングが異なり、ほぼ毎年米国内で大量発生が起きている。集団間の競合を避けるために、出会うタイミングが少ない素数周期で進化したとする説があるが、詳しい理由は解明されていない。

827とはずがたり:2018/05/09(水) 12:17:47
危険! 鎌倉の海岸に“猛毒クラゲ” なぜ? 大量発生
https://www.fnn.jp/posts/00391539CX
2018年5月8日 火曜 午後6:52

青い風船のような物体。一見すると、ちょっときれいで、珍しくて触りたくなってしまうが、実はこれ、毒を持っている。

「カツオノエボシ」というクラゲの一種。

ゴールデンウイークの鎌倉が、カツオノエボシで大騒ぎになった。

8日、神奈川・鎌倉市の由比ケ浜海岸に打ち上げられていた生物。

一見、害がないようにも。

しかし、その正体は、「カツオノエボシ」という、猛毒の危険生物。

「デンキクラゲ」とも呼ばれるクラゲの一種で、体長は10cmほど。

しかし、万が一その触手で刺されると、しびれやひどい痛みが広がり、最悪、死に至ることもあるとされている。

その危険生物が今、鎌倉付近の海岸に大量に漂着している。

先週木曜日に撮影された、現場の写真。

撮影した人によると、この日、由比ケ浜海岸で、10匹のカツオノエボシを確認したという。

8日、取材班が確認しただけでも、11匹のカツオノエボシが。

この海岸によく来るというサーファーは「(触手に触ると?)アウトです。電気ショックみたいな、強烈な」、「(ほかのクラゲとは違う?)全然違う」、「(見たことある?)はい、でもこの時期だと相当早い。(多いのは)やっぱり8月・9月。時期が全然、秋ですね」などと語った。

ではなぜ、この時期に大量に現れたのか。

地元の新江ノ島水族館で話を聞いた。

新江ノ島水族館クラゲ担当・角張 ちひろ飼育員は、「(なぜ今、カツオノエボシが現れた?)カツオノエボシは、この風船の部分が水面に飛び出て、浮いて生活。ここに風を受けて、帆船のように進むタイプのクラゲ。ある程度の強さの南風が吹くことが、(浜に)打ち上がる条件」と語った。

カツオノエボシは、自分で泳ぐ能力がなく、潮に乗ったり、風に吹かれて移動する生物で、南風が多く吹いた年には、夏前に漂着することもあるという。

気象庁のウェブサイトで確認すると、確かに4月は、鎌倉市周辺では、南寄りの風が吹いた日が、30日中、23日もあった。

そして、泳いでいる時だけではなく、陸に打ち揚げられた状態でも、注意が必要だという。

新江ノ島水族館クラゲ担当・角張飼育員は、「(砂浜にいるカツオノエボシも注意が必要?)クラゲの毒針というのは、ものに触れると、自動的に発射されるシステム。浜に打ち上がっていても危ないので、気をつけて」と語った。

では、万が一刺された場合は、どう対処すればよいのか。

新江ノ島水族館クラゲ担当・角張飼育員は、「何もせず病院へ行った方がいいです」と話していた。

828とはずがたり:2018/05/09(水) 12:40:37
ベニクラゲ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B2

特徴
ベニクラゲ類は直径 4-10 mm程度の小さなクラゲである。透けて見える消化器が赤色である種もいる。ベニクラゲ類の形状はベル型で、傘の直径と高さはほぼ等しい。外傘や中膠は均一で薄い。胃は明るい赤色、あるいは黄色で大きく、横断面は十字型である。若い個体は外縁に沿ってわずかに8本の触手を持つが、成熟したものは 最多で数百本の触手を備える。触手の内側に眼点があり、これも鮮やかな赤である。

2014年9月に久保田が出版した「魅惑的な暖海のクラゲたち」で、和歌山県白浜町や鹿児島県に分布する未記載種 (Turritopsis sp.)にニホンベニクラゲという新称を与えている。

生活環
受精卵は口柄上で保育されて発生する種もあり、プラヌラ幼生となる。幼生は基物に着生して群体性のポリプを形成する。ポリプは基質上にヒドロ根を広げ、まばらにヒドロ茎を立てる。その先端にはヒドロ花がつく。ヒドロ花は円筒形で、その側面に多数の触手が散在する。

ポリプに形成されたクラゲ芽は幼クラゲとして離脱する。幼クラゲは数週間ほどで成熟する。成熟に要する期間は水温に依存し、種によって異なるが、20℃ では 25-30 日、22℃ では 18-22 日ほどである。

「不老不死」
「生物学における不老不死」も参照
普通のクラゲは有性生殖の後に死ぬが、前述の通り、ベニクラゲ類は再びポリプへと戻ることができる。成熟個体は触手の収縮や外傘の反転、サイズの縮小などを経て再び基物に付着、ポリプとなる。生活環を逆回転させるこの能力は動物界では大変稀であり、これによりベニクラゲ類は個体としての寿命による死を免れている。当然ながら、個々のベニクラゲは食物連鎖において常に捕食される可能性があり、本種の全ての個体が死を免れている(永遠に生き続ける)ということを意味するものではない。

有性生殖能を獲得するまでに発生が進んだ個体(クラゲ類ではクラゲ)が未成熟の状態(クラゲ類ではポリプ)に戻る例は、後生動物としては本種と軟クラゲ目のヤワラクラゲ(Laodicea undulata)でのみ報告されている[2]。動物におけるこのような細胞の再分化は分化転換(transdifferentiation)と呼ばれる。論理的にはこの過程に制限はなく、これらのクラゲは通常の発生と分化転換を繰り返すことで個体が無限の寿命を持ち得ると予想されている。そのため、「不老不死(のクラゲ)」と称される場合もある。ただしこれは、老化現象が起こらないわけではなく若い状態に戻るだけなので、より厳密にいえば若返りである。ちなみに腔腸動物でポリプに老化現象や寿命が認められないことは珍しくなく、むしろ大多数の種で老化や寿命はないであろうと思われている。

この現象は地中海産のチチュウカイベニクラゲ(T. dohrnii)で発見され、1991年に学会発表されてセンセーションを起こした。その後各地で追試されたが、地中海産のものでしかこの現象は見られなかった。しかし、鹿児島湾で採集された個体も同様の能力を持つことが2001年にかごしま水族館で確認された[3]。

2011年の若返り回数の世界記録は、京都大学瀬戸臨海実験所の久保田信准教授による9回であったが[4]、その後2012年12月15日発売の雑誌で久保田信准教授は「10回も若返らせることに成功した」と発表した[5]。

さらに、久保田信准教授は、公益財団法人かずさDNA研究所との共同研究により世界で初めて次世代シークエンサーを用いた分子生物学的解析の論文を2016年に公表した[6]。その論文では、クラゲを針で突いて人為的に若返らせて、4つのステージ:(I)クラゲ未成熟個体、(II)針で突いて団子状態になったもの、(III)団子状態から根を生やし始めたもの、(IV) 若返ったばかりのポリプ、を用意して、それぞれのステージからメッセンジャーRNA(mRNA)を全て抽出し、次世代シークエンサーを用いて配列を解析している。取得した配列断片を解析した結果、各ステージで特異的に発現する遺伝子や機能遺伝子群の推定に成功し、クラゲ個体では他のステージと比べて多くの種類の遺伝子が多岐に発現していること、ポリプへの若返りの途中過程では、異化、二次代謝、触媒活性、DNA結合などの機能を持つ遺伝子が多く発現していることなどが判明した。若返りのしくみを解明するための基礎的な情報となると期待できる。

829とはずがたり:2018/05/13(日) 15:56:56
続出する高齢うさぎの介護問題 ブームから7年「飼いやすい」が盲点に〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180508-00000051-sasahi-life&p=2
5/8(火) 15:51配信 AERA dot.

 犬猫に続き飼育数の多い哺乳類がうさぎだという事はあまり知られていない。人気の理由はかわいいからというのはもちろんだが、「手間がかからない」と飼育が手軽というイメージから購入する人が多く、特に1人暮らしの女性に人気がある。しかし実際はどうなのだろうか。

「うさぎはとっても手間がかかる上級者向けのペットなんですよ」

 そう語るのは日本で初めてうさぎ専門のペットホテル『Rabbit Island』を17年前に東京都内で開業し、これまでのべ1万羽以上を見てきた田口みどりさんだ。イメージと現実のギャップに悩み飼育を放棄してしまう飼い主も少なくないという。うさぎホテルの利用客からさまざまな相談を受けるが、ここ数年相談が増えているのが「うさぎの介護」だという。田口さんにその現状を聞いた。

*  *  *
 高齢うさぎが増えた要因の一つは長寿化。近年うさぎブームに合わせてペットメーカーがうさぎ専用の商品を開発したことで飼育環境は急激に良くなっている。特にうさぎ専用フードは開発が進みバラエティーに富んできていることが大きい。



「前回預かった時に比べてガリガリになってきた子がいたので飼い主さんに聞いたらシニアフードに切り替えたって言うんです。人でも肉を食べる元気なご年配の方もいますよね。そんな人の食事を急に介護食にしたら痩せて足腰弱くなっちゃいます。うさぎも一緒です」

 年齢と体調に見合った食事のバランスを常に考えて与えなくてはいけない。

 病気がちになる高齢うさぎにとって専門医が少ない事も大きな問題だ。

830とはずがたり:2018/05/14(月) 17:03:15

カツオノエボシ
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%AB%E3%83%84%E3%82%AA%E3%83%8E%E3%82%A8%E3%83%9C%E3%82%B7&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwjhlajO1ffaAhUDF5QKHZFUDdgQ_AUICigB&biw=1908&bih=1035#imgrc=JMDe1af5k_PPHM:

831とはずがたり:2018/05/22(火) 23:23:18
すぐさま土地改良事業の予算とめよ。ドジョウやメダカの居ない田舎なんて米の補助金を泥沼のように呑み込むだけでなんの価値もないぞ。もっと価値あることに使おう。

ドジョウ「準絶滅危惧種」に…水田の区画整理で
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20180522-OYT1T50098.html
2018年05月22日 22時34分

 環境省は22日、絶滅の恐れのある生物をまとめた「レッドリスト」の改訂版を公表した。

 全国各地の水田などにすむ「ドジョウ」が、将来的に絶滅危惧種になる可能性がある「準絶滅危惧種」に指定された。水田の区画整理などで生息範囲が減少しているほか、国外から持ち込まれた外来種の影響も懸念されているという。

 絶滅危惧種は、愛知県東部の丘陵地に生息する「ミカワサンショウウオ」などの追加で41種増え、海洋生物も含めて計3731種になった。

 「シマハヤブサ」と「ウスアカヒゲ」の鳥類2種は、50年以上生息が確認されておらず、「絶滅」と判断された。国内で絶滅した生物は計111種となった。レッドリストの改訂は昨年3月以来。

2018年05月22日 22時34分 Copyright c The Yomiuri Shimbun

832とはずがたり:2018/05/26(土) 22:56:05
こええな,,
今年は胡瓜と南瓜を育てているが,特に南瓜は食材のを植えたのでやばいかも・・
まああんま南瓜なんてならないんだけどね。。

カボチャなどウリ科の野菜、苦味に注意 食中毒で脱毛 初の症例報告
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/life/afpbb-3176107.html
15:17AFPBB News

カボチャなどウリ科の野菜、苦味に注意 食中毒で脱毛 初の症例報告

畑で収穫されたカボチャ(2013年10月19日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / JIM WATSON

(AFPBB News)

【AFP=時事】苦みのあるカボチャなどのウリ科植物は強い毒性を持っていることがあり、脱毛症の原因にもなり得るとする論文が米国医師会の雑誌「JAMA皮膚科学」の2018年5月号に掲載された。論文では、苦いカボチャを食べた女性2人が食中毒になり、その後、体毛が抜けた症例が報告されている。

 フランスの皮膚科医フィリップ・アスリー氏は特異な2つの症例を報告し、ありふれた植物が持つ毒性と、脱毛症の間に存在するこれまで知られていなかった関係を明らかにした。

 1人目の患者はフランスの女性で、苦みのあるカボチャスープを食べた直後に吐き気を覚えて嘔吐と下痢が1日程度続き、1週間後に頭髪と陰毛が抜け始めた。アスリー氏の論文によれば女性の家族も同じ食事を取ったが女性より少ない量のスープしか飲んでおらず、食中毒の症状は出たものの脱毛症には至らなかったという。

 2人目の患者も女性で、ウリ科の野菜が入っている食事をしたところ激しい嘔吐を伴う食中毒の症状が出た。一緒に食事をしていた人たちはこの野菜が苦かったため、この野菜を食べなかった。この女性は約3週間後に頭髪がかなり抜け落ち、脇や陰部も重度の脱毛症状を起こした。

 ウリ科の植物の食中毒で脱毛が確認されたのはこれらの事例が初めて。

 ウリ科の植物は有毒で苦みのあるククルビタシンという成分を含んでいる場合がある。この苦みはウリ科の栽培植物では品種改良によって取り除かれているが、昆虫によって栽培品種が他花受粉し、野生や観賞用の植物と交雑することがある。

 アスリー氏はAFPに対し「ウリ科の苦みは一種の警告だと受け止めるべきだ」として、「子どもに残さず食べるよう強いるべきではない」と述べた。アスリー氏によれば、3年前にドイツでズッキーニが入ったシチューを食べたことによるククルビタシン中毒で1人が死亡している。【翻訳編集】AFPBB News

ククルビタシン
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%93%E3%82%BF%E3%82%B7%E3%83%B3

ククルビタシン (cucurbitacin) はウリ科植物に特有のステロイドの一種であり、トリテルペンに属する。

キュウリ、メロン、スイカなどのへたに近い部分に含まれるが、通常は含有量が少ないため苦味までは感じない[1]。その一方で、ゴーヤには多く含まれ、加えて他の苦み成分であるモモルデシン (momordicin) も含まれているため、強烈な苦味の元になっている。また、ヨーロッパに生息するキノコの一種 Leucopaxillus gentianeus の苦味成分としても知られる(成分はククルビタシンB)。

ヘチマやユウガオなどの一部の株において、まれにククルビタシンを多く産生するものが混じって流通することが知られており、自家栽培したものなどを苦味を我慢して食べたことによる食中毒事例(おう吐や下痢等)もある。異常に苦いものは、食べるのをやめるのが無難である[1]。食中毒事例には、他にヒョウタン[1]やズッキーニ[2]によるものもある。なお、モモルデシンには食中毒を引き起こす毒性はない。

833とはずがたり:2018/05/26(土) 22:56:31
アイコス、10月に値上げへ たばこ増税に合わせ
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASL5T6F2GL5TULFA03C.html
14:38朝日新聞

 加熱式たばこ「アイコス」を展開するフィリップ・モリス・ジャパンは25日、10月のたばこ増税に伴い、専用たばこ「ヒートスティック」を値上げする方針を明らかにした。同日に都内であった同社のイベント終了後、井上哲副社長が取材に答えた。値上げ幅は明らかにしていない。

 加熱式たばこへの増税は今回が初めてで、2022年10月まで5年連続で毎年段階的に引き上げられる。増税時に価格転嫁するか、トップシェアの同社の対応が注目されていた。日本たばこ産業(JT)などライバルも追随する可能性がある。一方、アイコス本体の希望小売価格を6月から3千円値下げし、税込み7980円にする。(筒井竜平)

834とはずがたり:2018/06/05(火) 18:39:21
のげし
https://www.google.co.jp/search?q=%E3%81%AE%E3%81%92%E3%81%97&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwi19_i61rTbAhXBa7wKHWHlB7QQ_AUICigB&biw=1330&bih=684#imgrc=3sxJVlJ_GLTcUM:

835とはずがたり:2018/06/21(木) 17:29:39

巨大ホオジロザメをのみ込んだ「怪物」の正体判明か
https://www.cnn.co.jp/fringe/35049220.html?ref=yj
2014.06.11 Wed posted at 10:17 JST

(CNN) 体長2.7メートルの巨大ホオジロザメをのみ込んだのは、一体どんな「怪物」なのか――。オーストラリアのサメを調べていた研究者がそんな疑問にぶつかった。

このホオジロザメは4カ月前、追跡用のタグを付けて海に放していた。ところがその地点から4キロほど離れた海岸にタグのみが漂着。調べたところ、温度が突然急上昇し、580メートルの深さまで一気に潜っていたことが分かった。

研究チームは、サメが別の生物にのみ込まれたために温度が急上昇し、その生物が潜った深さが装置に記録されたと推測。

しかしどんな生物かは分からなかったため、この一帯の海域を詳しく調べた結果、さらに巨大なホオジロザメが生息していることを確認した。


巨大ザメは2.7メートルのサメを捕食できるだけの大きさがあり、追跡装置に記録された深さまで一気に潜ることも可能だという。

サメの共食いはこれまでにも確認されたことがあり、研究チームでは、重さ2トンの巨大ホオジロザメが「犯人」だったと推測している。

この経緯は、米スミソニアン研究所が米国で6月25日に公開するドキュメンタリー映画に収録されている。

836とはずがたり:2018/06/23(土) 16:05:47
多くの野生動物が「人間を避けるため」夜行性に移行しつつある
2018年6月22日20:00 by 深海 | カテゴリー こぼれ話 | タグ 環境, 生き物, 科学
https://buzzap.jp/news/20180622-animals-become-night-owls/

「生きている人間が一番怖い」ということを野生動物たちも学び始めたようです。詳細は以下から。

この地球の生態系の頂点に君臨する人類。その事実を裏付けるように、野生動物たちが人間の前から姿を隠すようになっているということです。

以前から野生動物が人間との接触を避けるため、餌を探す時間を減らしたり用心深くなったり、人間のいないエリアへと移動するこは広く知られていました。

ですが、ハイキングやキャンプといった自然の中で楽しむアウトドアレジャーなどによってすら野生動物は恐怖を感じ、より夜間の活動を増やしていたことが最新の研究で明らかになりました。

この研究を主導したカリフォルニア大学バークレー校の生態学者Kaitlyn Gaynor博士は、「私達はハイキングなどで痕跡を残さないように注意しているつもりかもしれないが、人間が出現したという事実は長く残りうる」としています。


Gaynor博士らのチームは6大陸の62種類の生物に関する76の研究を分析しました。この動物にはタンザニアのライオンやブラジルのカワウソ、カリフォルニア州のコヨーテ、ポーランドのイノシシ、ネパールの虎などが含まれます。

研究者らは、周囲の人間が狩猟、ハイキング、農業などの異なった営みを行う状況において、動物が夜間にどれくらいの時間活動するかを比較しました。

それによると、平均して人間の出現がトリガーとなって約20%ほど夜間の活動が増加したとのこと。これは元々夜行性ではない動物でも同様の結果が現れました。

この研究の注目点は、森林伐採や騒音のように人間の目から見ても明確に分かるような活動を行っていなくとも、野生動物が人間の存在を感知して行動を変化させているということ。

特にハイキングなどは、近年では生態系への影響を最小限に抑えるべきだという意識が強まっていますが、それでも少なからず影響があるということになります。


もちろん、だからといって自然の中に入り込むアクティビティを抑制するべきという結論に飛びつくのはさすがに安直というもの。

生物の長い歴史の中で、動物たちは他の動物との関わりにおいて自らの生態を少しずつ変化させ、棲み分けながら生き延びてきました。

人間の側がむやみに自然を破壊し、生態系に影響を与えていこうとすることは戒めなければならないとしても、人間の存在自体が現在の地球環境のあり方であり、不要な遭遇を減らすために動物の側が生態を変化したのだとすれば、それはある種の適応とも言えます。

よりよい形での「共存」は人間の側からのみ行われることではないのかもしれません。

837とはずがたり:2018/06/29(金) 01:23:48
白戸家の初代「お父さん」、カイくん天国へ CMで人気
06月28日 21:52朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/entertainment/ASL6X6SVTL6XULFA04C.html
白戸家の初代「お父さん」、カイくん天国へ CMで人気

カイくん(ソフトバンク提供)

(朝日新聞)

 ソフトバンクのCMで初代「お父さん」のキャラクターを務めた白い犬のカイくんが28日未明、老衰のため死んだことが分かった。16歳だった。同社が明らかにした。2007年から始まった「白戸家」のCMに出演し、ユニークなセリフと愛くるしい姿で人気を集めた。

 現在はカイくんの息子のカイトくんとカイキくんが2代目「お父さん」役になっているという。同社は「白戸家のお父さんとして活躍していただいたカイくんに、心より感謝するとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします」としている。

838とはずがたり:2018/07/04(水) 11:08:14
猛毒カツオノエボシ、大量漂着の謎 小田原・国府津海岸
https://news.goo.ne.jp/article/kanagawa/region/kanagawa-107498879.html
07月03日 18:12神奈川新聞

 2日午後0時半ごろ、市民から「小田原市の国府津海岸に多数のクラゲが漂着している」と神奈川県県西土木事務所小田原土木センターに連絡があった。センターと市が確認したところ、クラゲではなく猛毒を持つ「カツオノエボシ」が50匹ほど打ち上げられており、市がいずれも回収したという。

 市環境保護課によると、カツオノエボシの、ひものように長い触手に強力な毒があり、刺されると電気ショックを受けたような痛みが走る。同海岸には全長1?5センチのカツオノエボシが10?20メートル間隔で打ち上げられ、触手が2メートル近く伸びているものも確認されたという。

 センターは大量に打ち上げられた理由について「原因は明確には分からないが、波が強いことが影響している可能性もある」と推察。「海岸などで見つけても、素手で触らないで」と注意を呼び掛けている。

839とはずがたり:2018/08/24(金) 15:30:23

閉館水族館:とり残されたイルカやペンギン助けて 千葉
https://www.excite.co.jp/News/society_g/20180824/Mainichi_20180824k0000e040257000c.html?_p=all
毎日新聞社 2018年8月24日 10時51分

 老朽化のため今年1月に閉館した民営水族館「犬吠埼マリンパーク」(千葉県銚子市)には今もバンドウイルカ1頭とフンボルトペンギン46羽がとり残されている。譲渡交渉の難航が原因とみられる。県保健所は「飼育状況に問題はない」としているが、銚子市には他の園へ移すよう求めるメールや手紙が800件超寄せられている。

 市などによると、残されているイルカは雌の「ハニー」。和歌山県太地町沖で2005年に捕獲され、水族館ではイルカショーなどで人気を集めた。

 水族館は1954年に市営の銚子市水族館としてオープンし、63年に民間に売却された。11年の東京電力福島第1原発事故などで来場者数が落ち込み、耐震工事が必要になったことなどから閉館した。

 関係者によると、閉館後も運営会社が餌やりなどを続けており、関東地方にある水族館と譲渡交渉をしていた。だが、交渉の途中で運営会社と突然連絡が取れなくなり、市が問い合わせの電話を入れても4月以降、出なくなったという。

 千葉県海匝(かいそう)保健所は閉館後も月1回、立ち入り調査を実施。7月26日の調査では「イルカやペンギンの飼育状況に問題はなかった」としている。

 動物保護団体が今月12日に「ハニーを助けて」と呼びかけたことをきっかけに、市に要望が殺到している。「ひとりぼっちで可哀そう」「早く引き取ってあげて」などと、他の水族館へ移すよう求める内容が大半という。一方、市観光商工課は「市に立ち入り権限がなく、民間企業に介入できない」と話し、手が出せない状況だ。

 毎日新聞が運営会社に電話をしても出ることはなく、園内にいるスタッフに声をかけても取材に応じない。

 全国151の動物園や水族館が加盟する公益社団法人日本動物園水族館協会(東京都台東区)は同水族館が閉館した際に、加盟する動物園や水族館に受け入れを呼びかけており、「運営会社からの要請があれば協力する用意はある」としている。【近藤卓資】

840とはずがたり:2018/08/25(土) 17:58:47

仏南部
絶滅回避の「ヒグマ2頭放獣」方針に農家ら猛反発
毎日新聞2018年8月14日 19時05分(最終更新 8月15日 02時26分)
https://mainichi.jp/articles/20180815/k00/00m/030/061000c

 【パリ賀有勇】スペイン、アンドラとの国境に連なるフランス南部ピレネー山脈に生息するヒグマを絶滅から救うために、仏政府が国外から輸入したメスのヒグマ2頭を放獣する方針を打ち出し、クマによる家畜被害を恐れる農家との間で摩擦が生じている。

 仏政府の計画では、今秋にスロベニアからメスのヒグマ2頭を譲り受け、3000メートル級の山々からなるピレネーに放す。フランス狩猟・野生動物事務局などによると、ピレネーのヒグマは乱獲の末、1940年ごろに150頭まで減少。密猟などにより95年には5頭にまでなった。

 対策として96年から計8頭がスロベニアから輸入され放獣された。専門家は絶滅を回避する最低頭数を50頭と試算しているが、現在では43頭まで回復。だが、メスがいない地域があるために新たなメスのヒグマの放獣計画を打ち出した。

 世論調査では7割の地元住民が計画を容認するものの、羊の放牧農家らの猛反発を招いている。ピレネーでは羊乳を用いたチーズが特産品だが、クマに捕食されるなどして年間200頭程度の羊が犠牲に。クマの犠牲になったケースでは政府が損失補填(ほてん)している。インターネット上には、羊飼いとみられる男性らが、覆面姿でライフルを持ち新たな放獣を警告する過激な動画も投稿されている。放牧農家のフェレイさん(65)は「クマがいなくなっても誰も困らない。被害があるのになぜ頭数を増やすのか」と語気を強める。

 「絶滅による影響の有無ではなく、われわれに種を絶滅に追い込む権利があるのか。倫理的な問題として考えてほしい」。放獣推進派のNGO「熊の地」のアラン・レネス代表は、ピレネーのクマが25万年前から生息していたことを説明し、クマと共生する意義を説く。異国のクマとの交雑が進むことへの疑問の声もあるが、「同種のヨーロッパヒグマであり、遺伝的に大きな相違はなく、生息環境や生態の類似性などあらゆる調査結果が考慮された」と理解を求める。クマなどの生息は生態系や豊かな環境が保たれていることの証しと力説し、「生物多様性と人間生活の営みの両立は簡単ではないが不可能ではない」と訴える。

841とはずがたり:2018/09/01(土) 10:22:46

かわう〜

うずらを孵化させてみよう!うずらの卵を孵化させる3つのコツとは?
https://animal.breedingxyz.com/entry33.html

842とはずがたり:2018/09/01(土) 11:23:32
2018.9.1 06:40
反捕鯨活動家を入国拒否 イルカ漁解禁で 和歌山・太地町
https://www.sankei.com/west/news/180901/wst1809010011-n1.html

 和歌山県太地町(たいじちょう)で9月1日解禁のイルカ漁に向け、現地で妨害活動を行うため入国しようとした反捕鯨団体「シー・シェパード」(SS)のリーダー格の活動家1人が、関西国際空港で入管当局に入国拒否されていたことが31日、分かった。入管難民法に基づく措置。SSは世界各地の水族館を閉鎖に追い込むキャンペーンを展開中で、野生イルカの供給源である太地町への圧力を強めており、当局が警戒していた。

 この活動家は、オーストラリア在住の30代の女性。SSのフェイスブック上の公式ページを通じ、「太地町での野生イルカの捕獲を記録しようとしただけだ」などと主張。入国許可と即時解放を求め、支持者らに協力を呼びかけている。

 関係者によると、女性は平成27年11月ごろにも来日し、太地町でSSのキャンペーンに参加。当局は、女性がリーダー格として再度来日する可能性があるとみて警戒していた。

 法務省はこれまでも、太地町で違法行為や悪質な嫌がらせを繰り返すSSの活動家らを入国拒否にしている。一方、国際手配されているSS創設者のポール・ワトソン容疑者はSSの公式ページで「9月1日に太地町の恥が再び繰り返される」と、太地町でのイルカ漁への妨害活動を“予告”。今後も日本へ活動家を送り込むとみられる。

 捕鯨問題では9月中旬にブラジルで国際捕鯨委員会(IWC)総会が開催予定で、日本は商業捕鯨の一部再開を求める方針。SSは2年後に東京五輪が開催される日本に世界的な注目が集まっていることから、日本をターゲットにした批判キャンペーンを強化し、勢力拡大を図っている。

悪天候で初日は漁を取りやめ

 和歌山県太地町で1日、小型鯨類の追い込み漁が解禁された。午前5時ごろ太地いさな組合の漁船12隻が太地漁港を出発したが、悪天候のため漁を取りやめ、午前6時ごろに全ての船が港に戻った。

2017.11.20 06:30
【衝撃事件の核心】
まるで英雄気取り、イルカショー妨害の外国人男女…犯行予告にビデオ撮影、逮捕後も反省なし
https://www.sankei.com/west/news/171120/wst1711200007-n1.html

 親子連れやカップルが楽しみにしていた日曜のイルカショーは、無粋な乱入者によって台無しにされた。イルカやオキゴンドウなど海の動物にふれ合えることで知られる和歌山県の人気レジャー施設「アドベンチャーワールド」で10月、イルカショーが行われていたプールにオランダ人とベルギー人の男女2人が飛び込み、イルカ漁に抗議するプラカードを水中で高々と掲げてショーを妨害した。仲間の男がその様子をビデオカメラで撮影。さらに関係先とみられる動物愛護団体は直前、インターネット上で「本日、水族館で抗議活動を開始する」と大胆にも犯行予告を行っていた。3人は威力業務妨害容疑で県警に逮捕されたが、反省の様子はなく、まるで英雄気取りだった。




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