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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

918チバQ:2009/12/10(木) 12:19:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091210-OYT8T00178.htm
津村市長、議会で斉藤氏支持を表明
 来年1月24日に投開票される宮崎市長選に関し、5選不出馬を決めている津村重光市長(62)は9日の市議会一般質問で、前市議・斉藤了介氏(43)を支持することを表明した。

 津村市長は11月の民主党県連定期大会で斉藤氏を支持する意思を明らかにしていたが、市議会での表明は初めて。大村嘉一郎議員(政友会)の質問に答えた。

 津村市長は答弁で「後継指名ではない」としたうえで、「自ら手を挙げた斉藤候補に対して『そういう人が市長になられたらいいな』ということ。一人の市民として応援(していく)」と、斉藤氏支持を表明。「今後の市政は知恵と勇気のある若者、高い志を持った若者に託したいと思っている」とも述べた。

 市長選には、斉藤氏のほか、旧佐土原町長・戸敷正氏(57)、前県議・由利英治氏(59)が立候補を表明している。

(2009年12月10日 読売新聞)

919名無しさん:2009/12/15(火) 20:59:27
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091215/04.shtml
田中元県議が出馬へ 松浦市長選

 任期満了に伴う松浦市長選(来年1月17日告示、同24日投票)に、社会福祉法人理事長で元県議の田中広太郎氏(62)が無所属で立候補することが14日、分かった。近く正式表明する。

 同市長選では、現職の友広郁洋氏(67)=無所属=と市議会議長の中塚祐介氏(58)=民主推薦=が立候補を表明しており、三つどもえの戦いとなる見通し。

 田中氏は取材に対し、「文化会館に指定管理者制度を導入するなど、友広市政に欠けていた民間の視点での行政運営をするため」と出馬の理由を語った。

 田中氏は衆院議員秘書などを経て、1987年に県議に初当選。4期目途中の2001年に参院選に出馬したが落選。03年に合併前の旧松浦市長選、06年の新松浦市長選に立候補したが、いずれも及ばなかった。

920名無しさん:2009/12/15(火) 20:59:50
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20091215ddlk42010499000c.html
2010知事選ながさき:自民系「県民の会」、副知事に出馬要請 /長崎
 来年2月の知事選(4日告示、21日投開票)で、県商工政治連盟など自民党支持団体代表者らで構成する「新知事をつくる県民の会」準備会は14日、中村法道副知事(59)に出馬を要請した。中村副知事は「まだ県議会開会中でもある。公的な課題、私的な課題を十分検討させてほしい」とこれまで通りの発言を繰り返した。

 長崎商工会議所の松藤悟会頭ら14人が県庁を訪ね、中村副知事に出馬要請書を手渡した。メンバーからは「満場一致で中村副知事に決まった」「県のことを一番よく知っている中村副知事にぜひお願いしたい」などの声が相次いだ。

 また、これに先立ち、大村市と東彼杵、川棚、波佐見の3町の議会議員も同日、県庁を訪れ、中村副知事に出馬要請書を手渡した。

 知事選を巡っては、前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主党推薦▽市民団体事務局長の深町孝郎氏(67)=共産党推薦▽前ルーマニア大使の東良信氏(61)▽元参院議員の大仁田厚氏(52)−−の4人が出馬を正式表明してる。

〔長崎版〕

921チバQ:2009/12/15(火) 22:41:53
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091215-OYS1T00735.htm
普天間先送りに失望と期待、名護市長選へ影響必至
普天間移設


普天間飛行場移設問題にほんろうされる名護市辺野古地区。キャンプシュワブ(後方)と同地区を隔てる鉄柵には住民の思いをつづった寄せ書きなどがある=板山康成撮影 米海兵隊普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を巡り、政府が15日、結論の当面先送りを正式決定したことに、沖縄県内では失望と歓迎の声が交錯した。日米合意による現行計画の移設先になっている名護市では、来年1月に移設の是非が争点となる市長選が行われる。先送りが選挙に影響を与えることは避けられず、関係者にも波紋が広がった。

 沖縄県幹部によると、仲井真弘多・県知事には14日、政府関係者から政府方針の決定を伝える連絡が入った。知事は現行計画を容認する立場。県幹部は「時間をかければ、現行計画での決着は難しくなる。ここまでくれば、沖縄の負担軽減につながる解決を望むしかない」とあきらめ顔で話した。

 知事を支持している自民党県連の翁長政俊幹事長も「どうしようもない。政府は責任を持って対応してほしかった」と残念がった。同県連は年内決着が行われない場合、「県外移設」を求めていく方針を決めている。翁長氏は「今後は『県外移設』を求めていく。だが、普天間は(今の場所に)固定化されるかもしれない」と憤った。

 一方、社民党県連合の新里米吉書記長は「アメリカが急がせるからといって、拙速に結論を出すことではない。3党でしっかりと協議していかなければならない」と歓迎。そして、「結論を先送りにする以上、(名護市)辺野古での決着はもはや許されない」と力を込めた。

 普天間飛行場を抱え、県外移設を望む宜野湾市の伊波洋一市長も記者会見し、「停滞してきたこの問題で、解決への新たな一歩を踏み出したと期待している。早めに結論を出し、米国との協議を進めてほしい」と期待感をあらわにした。

 名護市長選は、自民、公明の支援を受けて再選を目指す移設容認派の現職・島袋吉和市長(63)と、移設に反対する新人の前市教育長・稲嶺進氏(64)(民主・社民推薦)=ともに無所属=の一騎打ちとなる見通し。島袋市長は15日、記者団に感想を聞かれ、「政府として早く結論を出してほしい」と不快感をあらわにした。稲嶺氏を支援する小浜守男・名護市議は「辺野古移設に反対する声が高まり、決断できなかったのだろう。稲嶺氏が選挙に圧勝することで、移設反対という市民の声を国に届けたい」と意気込んだ。

(2009年12月15日 読売新聞)

922チバQ:2009/12/15(火) 23:10:22
>>919

第19回参議院議員選挙 2001年07月29日投票
356934 田浦  直 64 男 自民
195670 光野  有次 52 男 無所属
46199 田中 広太郎 53 男 無所属
(以下略)

2003年1月19日
◇松浦市長選(長崎県)開票結果 投票率75.52%(過去最低)
当9340 吉山康幸(無現、民・社推薦、55歳、2回目の当選)
 3537 田中広太郎(無新、55歳)

□2006年2月5日実施の選挙の結果
◇松浦市長選挙(長崎県)開票結果 投票率83.93%
当11830 友広郁洋(無新、63歳、初当選)(自・民・公推薦)
  6332 田中広太郎(無新、58歳)

923名無しさん:2009/12/16(水) 07:08:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091216-OYT8T00154.htm

ホーム>地域>鹿児島
錦江町長再選挙が告示
2新人が一騎打ち
 県選管の選挙無効の裁決を受け、野元良一・前町長が辞職したことに伴う錦江町長選が15日告示された。前副町長・秋元達矢氏(59)と元町議・楠元忠洋氏(62)が、ともに無所属で立候補し、新人同士の一騎打ちとなった。

 秋元氏は、同町城元の選挙事務所前で出陣式。野元前町長の下で、4年半にわたって副町長を務めた経験と実績をアピール。秋元氏は「行財政改革を推進、農業所得の向上を目指す。この町に生まれ、育ち、暮らして良かったと実感できる町づくりを進めたい」と支持を呼びかけた。

 楠元氏は、同町馬場の選挙事務所近くで第一声。町政の刷新を打ち出している楠元氏は「選挙無効により、天が再びチャンスを与えてくれた。新しい町は町民が主役の町政でなければいけない。お年寄りが安心して暮らし、若者が夢と希望を持って働ける町をつくる」と訴えた。

 投票は20日午前7時〜午後7時に21か所で行われ、同8時半から町中央公民館体育館で開票される。14日現在の有権者数は8111人。

              ◇

 不在者投票の不備による町長選の再選挙を受け、錦江町選管(有川明宏委員長)は、指定施設での投票について、施設側が選任する立会人とは別に、町選管から選管委員と職員を派遣して、投票事務の指導、助言を行うようにした。町選管が管理する町長選と町議選が対象で、15日告示の同町長選から適用している。

 町選管によると、委員と職員が2人1組で、老人ホームや病院など町内6か所の指定施設で行われる不在者投票を監視。有権者本人の意思で投票しているか、立会人や補助者がしっかり任務を果たしているかなどを確認する。施設側が町選管に投票用紙を請求する際にも、投票希望者全員に「投票用紙等請求依頼書」の提出を義務づけるなど、本人の意思確認を徹底させた。

 有川委員長は「不在者投票に対する町民の疑惑を払拭(ふっしょく)するためにも絶対にミスのないよう全力で取り組みたい」と話した。

 同町選管の独自の取り組みについて県選管は「選管が強制的に監視するのであれば問題だが、施設側の許可を得た上であれば問題ない。不在者投票の透明性確保の手段としては有効かもしれない」と指摘している。

 不在者投票を巡っては、〈1〉4月の同町長選で立会人が不在だったとして県選管が無効を裁決〈2〉8月の衆院選でも曽於市の特別養護老人ホームと瀬戸内町の病院で投票を偽造するなどの不正が発覚――など、その透明性の確保が課題となっている。

 県選管も不在者投票の透明性を高めるため、施設の職員らが務めることが多い立会人について、施設外の第三者を配置する「外部立会人」の導入を検討している。今月中にも指定施設や市町村選管にアンケートなどで外部立会人に関する意向を聞くことにしており、「来年7月の参院選をめどに、導入に向け、協力を要請していきたい」と話している。

(2009年12月16日 読売新聞)

924名無しさん:2009/12/16(水) 07:08:54
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/140945
松浦市長選 田中元県議も名乗り 三つどもえの構図固まる
2009年12月16日 00:54 カテゴリー:九州 > 長崎
 松浦市の田中広太郎元県議(62)は15日、任期満了に伴う松浦市長選(来年1月17日告示、24日投開票)に無所属で立候補する考えを明らかにした。17日にも正式表明する。選挙にはこれまでに現職の友広郁洋氏(67)=無所属=と同市議会議長の中塚祐介氏(58)=民主推薦=が立候補を表明しており、三つどもえの構図が固まった。

 立候補の理由について田中氏は「財政危機といわれる中、現市長には民間的発想が欠如している。民間手法を取り入れて文化会館に指定管理者制度を導入するなど、行政のムダを省き、経費削減を目指す」と語った。

 再選を目指す友広氏は「新市づくりの基礎となる行政改革と財政健全化に目途が付いた。これまでの経験と改革を継続しながら、市民が夢と希望が持てるまちづくりに全力で取り組みたい」と実績を強調している。

 一方の中塚氏は「子育て支援策を推進して人口減少に歯止めをかけて、定住人口の増加に向けた施策に取り組みたい。市営診療所の民営化や職員数削減など行政のスリム化を進めたい」と訴えている。

 田中氏は1987年の県議選(松浦市区)で初当選し、4期連続当選を果たした。2001年7月の参院選(長崎選挙区)で落選。03年1月、06年2月の松浦市長選にも立候補したが、いずれも落選した。

=2009/12/16付 西日本新聞朝刊=

925チバQ:2009/12/17(木) 22:29:17
>田中氏は06年の前回まで連続6回市長選に出馬、落選している。
http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20091217ddlk40010437000c.html
選挙:行橋市長選 田中氏立候補へ 前回3589票差「出馬望む声もらった」 /福岡
 任期満了に伴い来年2月21日告示、同28日投開票される行橋市長選に向け、市在住の会社役員、田中純氏(63)が立候補の意向を固めた。市長選は現職の八並康一市長も3選を目指して立候補を表明している。

 田中氏は06年の前回まで連続6回市長選に出馬、落選している。今回は「手を挙げるつもりはない」と消極的だったが、八並市長以外に出馬表明者が出ない中「現市政批判が根強く、前回まで対立していた陣営支持者からも出馬を望む声をもらった。逃げるつもりはない」と話し、支持者と体制作りを進めている。

 田中氏は京大卒。71年に旧大蔵省(現財務省)入省。在ブラジル日本大使館1等書記官や関東財務局上席調査官を務め、85年退職。88年から市長選挑戦を続けている。前回は八並市長に3589票差の1万4215票で敗れた。【降旗英峰】

〔京築版〕

926とはずがたり:2009/12/17(木) 23:10:41
苦労人ですねぇ。。>6回連続
88年からとなるとはや20年以上か。

927名無しさん:2009/12/18(金) 02:46:38
キャリア的には申し分なさそうに見えるんだが・・・
タイミングの問題で、いい後ろ盾が得られなかったんだろうか
衆議院では旧福岡4区、現11区に相当する地域になる

928チバQ:2009/12/18(金) 12:10:44
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2009_126109571617.html
突然の町長辞職に町民動揺 玖珠町
[2009年12月18日 09:18]
出直し町長選が行われることになった玖珠町=17日午後
 17日、辞職した玖珠町長の後藤威彦氏(65)。突然の辞職に町内には動揺が走った。「混乱を招いた」と後藤氏への批判が出る一方、現在の町政を支持する声も上がっている。

 「政治姿勢に一貫性がない。指導力を欠いている」。ある町議は語気を強めた。町長に就任して約1年3カ月。総合運動公園建設などの公約違反を問われ、リコール運動を招いた。
 別の町議は「公約撤回も辞職も突然。政策に関して町職員や議会とのコミュニケーション不足で町政を不安定にした」と批判する。自営業男性(48)は「住民の生活に直結する政策が見えなかった。高齢化など課題は山積みだが、方向性を示せていない」と振り返った。
 一方、後藤氏の支持者は擁護する。町議の一人は「いろんな会合に顔を出し、町民の声を聞いていた」と“住民目線”の姿勢を評価。団体役員男性(66)は「観光や企業誘致など地域開発に熱心。成果は挙げている。リコールは過激だ」とかばった。
 後藤氏は出直し町長選への出馬を表明した。リコール推進派の自営業男性(74)は「辞職は選挙戦略。後藤氏に再び任せられない。早急に候補者を絞りたい」と力を込めた。主婦(58)は「選挙になれば町民の本当の声を問える」と出馬に賛成した。

 後藤氏「町を二分するのは不幸」 一問一答 

 17日、玖珠町長を辞職した後藤氏は町議会終了後、町役場内で記者会見した。
 ―いつ辞職を決断したのか。
 最終的には16日夜。支援者らと相談し、町民に信を問うべきだと決めた。
 ―なぜこの時期なのか。
 町長に就任して1年3カ月になるが、私の考えが町民に十分届いていないのが最大の要因。町長期基本計画の策定や来年度予算編成を考えれば今だと思った。
 ―リコールかわしでは。
 このまま混乱が続き、町が二分することは町民にとって不幸だ。
 ―出直し町長選に出馬するのか。
 総合運動公園の建設問題に終止符を打つため、再度チャレンジしたい。真っ向から信を問うのが町長だった者の姿勢だと思う。
 ―総合運動公園の建設はどうなるのか。
 計画は中止できない。(再選されれば)施設内容について町民に投げかけて多くの声を聞き、子どもからお年寄りまで役に立つ公園にしたい。各層の声を集める検討委員会を設けたい。

 公園建設中止の公約 当選後に一転、撤回

 2008年8月に行われた玖珠町長選挙で最大の争点となったのが、町内中山田地区の約10ヘクタールに建設されている総事業費約32億6千万円の総合運動公園。健康づくりの場として整備を進める現職の小林公明氏に、「建設中止」を公約に掲げた新人の後藤威彦氏らが挑み、後藤氏が大差で当選した。
 しかし、同年10月に開かれた町議会一般質問で「建設を中止すると国への補助金返還などで、町民に負担をかけることになる」と答弁。「総合運動公園の建設をやめる」とした公約を撤回した。
 さらに同年12月の町自治委員代表者協議会の会合で「負の財産にならないよう、町民の意見を取り入れスリムな施設にしたい」と、建設に理解を求めた。
 こうした方針転換にことし12月、住民グループが「公約を守らない政治姿勢を問いたい」としてリコールに向けた署名集めを始めた。

929とはずがたり:2009/12/18(金) 15:03:10
>>927
11区は社民党の力が残存し,民主も空白で入り込みやすく,自民も山本・武田戦争で喰い込む余地もあったかと思いますけど,何処にも入らずにやってきたんでしょうかねぇ?

930とはずがたり:2009/12/18(金) 20:13:30
>>928
こういうの途中で撤回の英断下した自治体が不利益蒙らないような仕組みも必要ですよね。
もっともわざと途中迄事業進めて補助金のつまみ食いみたいなのする事も防がねば成らず難しい面もあるけど。
基本,下らん補助金で縛り上げてる官僚統治機構の仕組みそのものが問題だ。
こうしてまたくだらん運動公園みたいな箱物が出来て我々国民が血税巻き上げられることになる

931とはずがたり:2009/12/18(金) 21:53:03

諫早市議会:田添市議、「市民クラブ」を離脱 開門調査巡り意見に相違 /長崎
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20091212ddlk42010381000c.html

 諫早市議会の田添政継社民党市議(61)は11日、民主、社民党でつくる会派「市民クラブ」から抜けたことを明らかにした。国営・諫早湾干拓事業(諫干)の開門調査を巡り、意見で賛否の相違があることが主な理由だという。

 市民クラブ(林田保代表)は、民主3人と田添市議の計4人会派。開門調査を巡っては、民主の3人が潮受け堤防の防災機能の保持を理由に開門調査に絶対反対の姿勢を取っている。

 しかし、田添市議は「有明海の再生」を理由に諫早市民を対象に13日から1万人署名活動を始めるため、主張の相違が表面化。会派内で話し合いを重ね、田添市議が会派を出て、無会派となることが決まった。

 会派異動届が10日付けで議長に受理されており、田添市議は「主張が違うので会派を出ることになった。円満に話し合った結果です」と話している。

〔長崎版〕

毎日新聞 2009年12月12日 地方版

932名無しさん:2009/12/18(金) 23:07:19
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20091218ddlk42010516000c.html
選挙:松浦市長選 元県議の田中氏が立候補を表明 /長崎
 10年2月の任期満了に伴う松浦市長選に、元県議で社会福祉法人理事の田中広太郎氏(62)が17日、立候補することを表明した。市長選は、現職で再選を目指す友広郁洋市長(67)と、市議会議長の中塚祐介氏(58)が既に出馬表明している。

 田中氏は87年の県議選(旧松浦市区)で初当選し、4期目途中の01年に参院選で出馬したが、落選。その後、03年の旧松浦市長選、合併後初の06年、新松浦市長選に出馬したが、落選していた。

 田中氏は、市民病院の赤字体質や市文化会館の維持費などを挙げ「市は財政再建団体の一歩手前である」と、友広市政を評価せず、文化会館の振興公社化や、数が多いと批判されている市職員の「民間研修制度」などを訴えていくとした。【野呂賢治】

〔佐世保版〕

933名無しさん:2009/12/18(金) 23:18:26
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009121800568
県議が出馬表明=長崎知事選
 来年2月21日投開票の長崎県知事選で、同県議の押渕礼子氏(71)が18日記者会見し、無所属での出馬を表明した。政党、団体の推薦は求めないという。
 同知事選では、金子原二郎知事(65)が4選不出馬を表明。これまでに民主党が推薦する前農林水産省官僚の橋本剛氏(40)、元内閣府審議官の東良信氏(61)、共産党が推薦する元党県委員長の深町孝郎氏(67)、元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(52)が出馬を表明している。(2009/12/18-14:54)

934チバQ:2009/12/19(土) 08:04:00
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912180001
阿久根市議会抗議決議 可決に賛否
2009年12月19日


ブログ記述に関する決議案の朗読を聞く竹原市長=阿久根市議会

 阿久根市の竹原信一市長がブログに「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている」と記述した問題で18日、竹原市長に記述取り消しや障害者らへの謝罪を求める抗議決議が市議会最終本会議で可決された。「市長降ろしだ」「差別なので潔く謝罪を」。審議では市長派、反市長派の議員がそれぞれの立場から意見を述べた。
 質疑では、市長派の2人が決議案に疑問を呈した。山田勝議員は「ブログについて様々な意見がある。問題を大きくすることでさらに障害者を傷つけることになる」とし、松元薫久議員も「(障害者)差別問題と向きあういい機会。議会としてもこの問題に対する取り組みをすべきだ」などと提案の理由をただした。
 これに対し、決議案を提案した牛之浜由美議員は「受け取り方は様々だが、差別用語が入っているのであれば差別にあたる。市長自身が自分で判断してどうするか決めてほしい」と答えた。
 続く討論では、市長派の石沢正彰議員が「ブログの記述を障害者差別と決めつけた県議会と同等の市議会であったとは驚き。市長が気にいらないと市長降ろしをしている」と非難し、決議に反対する考えを述べた。
 これに対し、反市長派の2人が決議に賛同の立場から討論。古賀操議員が「市長はブログの全体を見れば分かると言うが、文章や言い回しは差別発言。潔く謝罪して信頼回復を」、野畑直議員も「障害者の気持ちを傷つけた」と話した。
 採決は起立であり、反市長派・中立派の議員11人が決議に賛成し、市長派の4人が反対に回った。
 この問題では、県議会も17日、竹原市長に障害者や県民への謝罪を求める非難決議をしている。


●市職労が声明 「差別許さぬ」
阿久根市職員労働組合は18日、竹原市長の障害者に関するブログ記述について、「差別を許さず共助・共生社会の形成を目指した声明」を、市長と浜之上大成・市議会議長あてに提出した。声明文では「市長が自らの立場を深く認識して不適切な記述を直ちに削除し、真摯(しん・し)な反省をもって関係者に謝罪することを求める」などとし、いかなる差別も許さず、共助・共生社会の形成を目指して努力すべきだとした。
 一方、竹原市長を支持する市議と市民6人は夕方、市職労事務所前で「自治労は出ていけ」とプラカードを掲げ、シュプレヒコールを上げた。

935チバQ:2009/12/19(土) 08:11:31

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141690
桑原元市長の胸像建立めぐり 「市民感覚とずれ」批判 福岡市議会
2009年12月19日 01:36 カテゴリー:九州 > 福岡
 桑原敬一・元福岡市長(故人)の功績をたたえるブロンズ製の胸像建立に福岡市が100万円の市費を投じることについて、18日開かれた市議会常任委員会で、比江嶋俊和議員(共産)が「市長の顕彰像を建立しているのは政令市の中で福岡だけ。この不況下で建てるのは市民感覚とずれている」と批判した。

 市は総額800万円を投じて胸像を建立する。うち100万円を市費で負担し、残り700万円は地元財界人らでつくる募金世話人会などからの寄付金で賄う方針。800万円の中には建立費のほか、植栽費、除幕式の経費も含まれる。

 委員会では、比江嶋議員が「人工島事業などの大型開発で今日の財政悪化を招いた。桑原元市長は名誉市民にふさわしいか」と指摘。「他の政令市にはこうした顕彰像はない。不況に苦しむ市民の感情を逆なでするものだ」とただした。

 これに対し、市側は「3期12年にわたり生活基盤の整備につとめ、現在の市の発展につなげた功績がある」と反論。「桑原元市長は名誉市民で、1月に市議会6会派からぜひ建ててほしいと要望があった」として推進する姿勢を示した。市内には桑原元市長の先代の進藤一馬氏まで戦後5市長全員の銅像があり、記録のない2人を除き、費用の一部を市が負担している。

=2009/12/19付 西日本新聞朝刊=

936チバQ:2009/12/19(土) 08:22:29
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091218-OYS1T00762.htm
宮崎県議、無免許運転容疑で摘発
 図師博規・宮崎県議(40)が今月、車を無免許運転するなどしたとして、道交法違反(無免許運転、携帯電話使用)容疑で県警に摘発されていたことが18日、分かった。

 捜査関係者によると、図師県議は速度超過で摘発されて30日間の免許停止処分を受けていたが、宮崎市内で車を運転しながら、携帯電話を使用していた疑い。

 短期の免停の場合、県警が指定する違反者講習を受ければ、処分期間が免除される。図師県議は、免除の対象とならない講習を受けた日に運転したという。

(2009年12月18日 読売新聞)

937名無しさん:2009/12/19(土) 10:01:10
免停食らった人が、講習会にマイカーで行きました

という笑い話か?w

938名無しさん:2009/12/19(土) 11:59:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20091219-OYT8T00199.htm
押渕県議が出馬表明


立候補を表明する押渕氏  来年2月の知事選で、県議で医師の押渕礼子氏(71)が18日、長崎市内で記者会見し、立候補を表明した。政党などの推薦は受けないという。

 押渕氏は出馬の理由について「現職を替えてほしいという意見に後押しされた。金子知事は出馬を断念したが、民主党が若い官僚を出したので、県のためにどうしたものかと思い、決意した」と説明。「命を守り、育てる政治をしたい」と述べた。

 県庁舎の移転構想は一時凍結する方針を主張。九州新幹線長崎(西九州)ルートの整備は、「現行案は投資規模とメリットのバランスが取れていない」として、時間短縮の効果が高いフル規格への見直しを訴えた。諫早湾干拓事業・潮受け堤防排水門の開門調査については「賛成できない」とした。

 長崎市出身。長崎大医学部を卒業後、同市に病院を開業した。2003年の県議選で当選し、現在2期目。今年8月、県議会会派「自民党・県民会議」(現・自民党)を離脱し、現在は、「無所属新風」所属。

 知事選を巡っては、元ルーマニア大使の東良信氏(61)、市民団体事務局長の深町孝郎氏(67)(共産推薦)、元農林水産省改革推進室長の橋本剛氏(40)(民主推薦)、元参院議員の大仁田厚氏(52)が出馬表明している。

(2009年12月19日 読売新聞)

http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091219/01.shtml
押渕県議が知事選に出馬表明 政党の推薦受けない意向
押渕礼子氏
 県議の押渕礼子氏(71)は18日、来年2月の知事選に無所属で立候補することを正式に表明した。政党の推薦は受けない意向。

 長崎市内で会見した押渕氏は「今こそ本当に県民本意の政治が必要と考え、命を守り、命を育てる政治をするために出馬の決意を固めた」と表明。スローガンとして「幼老共生を目指した明るい県政への挑戦」を掲げ、▽人口減少への歯止め対策▽地場産業振興強化▽地方版セーフティーネット確立▽県財政の見直し▽対話と協調−に取り組むと述べた。

 九州新幹線長崎ルート整備については、現行計画では費用対効果に県民の理解が得られておらず推進できないとし、フル規格への見直しを国に要請する考えを表明。県庁舎整備問題では県の財政状況から魚市跡地への移転・新築は一時凍結。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査については反対。石木ダム建設問題については有識者会議などに諮問して解決策を見いだす考えを示し、事業認定手続きについては「取り下げられるなら取り下げたい」と述べた。

 押渕氏は長崎市出身で長崎大医学部卒。2003年の県議選長崎市区で初当選し、現在2期目。

 知事選には現在までに、前ルーマニア大使の東良信氏(61)、民主県政をつくる会事務局長の深町孝郎氏(67)、元農林水産省改革推進室長の橋本剛氏(40)、元参院議員の大仁田厚氏(52)が正式に立候補を表明。「新知事をつくる県民の会」や自民などが中村法道副知事(59)に出馬を要請している。

939チバQ:2009/12/19(土) 19:59:24
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091218-OYT8T01265.htm
阿久根市長ブログ 「修正判断遅すぎた」障害者、市議ら不満の声
市議会問責決議市長派4議員は反対「改革止めてはならない」


(上)法令の順守を求める決議案が可決される際、笑みを浮かべる竹原市長(下)市長の謝罪とブログの記述の取り消しを求める決議案を賛成多数で可決した阿久根市議会  阿久根市の竹原信一市長(50)が、ブログに障害者の出生を否定するような文章を掲載した問題で、市長が18日、ブログの修正に応じる考えを示したことについて、障害者団体や市民からは「修正だけでは済まない問題」「なぜ謝罪しないのか」と不満の声が挙がった。(尾谷謙一郎、北川洋平)

 18日に竹原市長が面会したのは障害を持つ全国の地方議員らでつくる「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」。問題の記述が報道された直後に抗議するため、阿久根市側に市長との面会を要請したが、市総務課は当初、市長からの指示として、「誰も応対できない」「抗議文は市役所1階ロビーの意見箱に入れて」と伝えていた。

 その後、同課が応対することになり、市議会最終本会議に合わせ、市役所に訪れた。竹原市長は直前まで、面会を拒絶していたが、メンバーが議場で待ち構えていたため、やむなく応じた。

 面会した村上博・熊本市議(59)は「竹原市長は障害者福祉に真剣に向き合っているとは考えられない。修正には応じたが、『のれんに腕押し』との感は否めない」と話した。

 11日に抗議のため市長に面会を求めたが拒否された、県身体障害者福祉協会の神浦義博事務局長は「これまでの対応からすれば、誤解を招く表現と認め、修正するとしたことは一歩前進」とした。しかし、「修正についての明確な説明もされておらず、これまで抗議してきた団体にきちんと話をしてほしい。謝罪もするべき」と語気を強めた。

 竹原市長が目の不自由な人に対する差別的な発言をしたことついて、県視覚障害者団体連合会の瀬野浦祐矩(すけのり)事務局長は「市長の考えの根本には障害者を差別する意識があるのではないか。そうでなければ、こんな言葉は出てこない。市長という公的な立場にある者として大いに反省してほしい」と話した。

 市議会の浜之上大成議長は「ブログについては、これまでも一般質問などで追及されており、修正は遅きに失した判断だ。また、差別的な用語を市長が知らなかったことにも驚いた」とした。

 市役所を訪れていた市内の自営業男性(55)は「非があれば、すぐに謝り、修正するのは当然のこと。市長一人で、市を引っかき回している」とあきれていた。

 阿久根市議会(定数16)が竹原市長に対する謝罪、問責、法令順守の3決議案をそれぞれ賛成多数で可決した18日、市長を支持する議員4人は決議案に反対し、「市長の改革を止めてはならない」とかばった。

 市議会の最終本会議には、議員全員が出席。3決議案の採決は議長を除く15人で行われ、いずれも反市長派の11人が賛成に回り、可決した。

 閉会後、決議に反対した市長支持派の牟田学議員は「ブログの文章は、社会全体で医療を考えるための大きな問題提起だ。決して差別発言ではないし、一部分だけを誇張してとらえてもいけない」と市長を擁護した。

 同じく反対した山田勝議員も「数の論理に押し切られた。反市長派に抵抗され、市長は本当の仕事をさせてもらっていないが、目指す改革は全国にも広がるはず。支え続けたい」と語った。

 3決議の内容は次の通り。

 謝罪決議 ブログの記述について「市民はもとより全国の多くの人々に心痛を与え、障害を持つ方々や家族に計り知れない精神的苦痛をもたらした」と指摘。そのうえで「市長の政治的、道義的責任は重大で、市長個人の人格、見識も厳しく問わなければならない」として、問題の記述の取り消しと謝罪を求めた。

 問責決議 今月14日の市議会一般質問で、ブログ問題を取り上げた女性議員が涙ぐんだことに対し、竹原市長が「うそ泣きというメールが来ている」と発言したことを問題視。「市議はもとより議会そのものを侮辱している。議会への対応も不誠実で、行政のトップとしての説明責任も果たしていない」と指摘している。

 法令順守を求める決議 職員人件費の張り紙をはがして懲戒免職処分になった元係長の男性(45)について、竹原市長が処分の効力を停止した鹿児島地裁、福岡高裁宮崎支部の決定に従わないことを批判。「法治社会において許容できない暴挙。市長は法に従い、男性を復職させるべき」と求めている。

(2009年12月19日 読売新聞)

940チバQ:2009/12/19(土) 20:09:14
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091212-OYT8T00253.htm
導入後も市民の溝深く
地域コミュニティ税


〈1〉  “離反”の理由は明確だった。

 「地域コミュニティ税に反対だから。税を推し進める自治会長たちとは一緒にやってられない」

 宮崎市の田代町自治会(約320世帯)は、市が新税の導入を決めた昨年度、檍(あおき)地区自治会連合会から脱会した。自治会長の吉行三十四さん(65)は、理由をこう説明した。

 地域の活性化を目的とした全国初の税を、吉行さんは不要と考えている。「一般財源から支出すればいいだけ。新たな税の徴収には納得いかない。今でも反対する住民は多い」

 檍地区は人口4万1434人、世帯数1万8803(いずれも11月1日現在)を数え、市内でも有数の住宅地。新税導入後、防災や子育てなど21の事業に、市は約740万円を交付した。

 交付金の使い道を決める檍地域協議会長の菊池嘉継さん(71)は「街づくりの議論を通じて、地域が活性化してきているようだ」と新税導入のメリットを強調する。田代町自治会には、時間をかけて理解してもらうつもりだ。

     ◇

 昨年3月の市議会。津村重光市長(62)は新税を導入する必要性を熱く語った。

 「住民自ら地域の課題解決に取り組むことが重要。自分たちの手で住みよくするための財源として、全額を地域へ交付する」

 この税では、市民約37万人のうち個人市民税を課税される約16万人(低所得者は除く)から、市が1人当たり年額500円を徴収する。集まった約8000万円は、市内16の地域自治区と3合併特例区に配分し、住民で構成する協議会が使途を決定する。市は11月末までに、252事業に交付している。

 「自治会活動との違いが不透明」「自治会費を払う人には二重の負担だ」――。導入前のこうした批判に、市は「自治会単位では解決困難な大きな課題に取り組むための財源であり、自治会活動とは異なる」などと、理解を求めてきた。

     ◇

 導入後も、市民への説明、啓発は続いている。市立江南小で1日に行われた新税を学ぶ授業。「地域の課題は、地域の人たち自身が見つけなければならないのです」。講師役の市嘱託職員の中島恭一さん(62)が6年生へ語りかけた。

 市地域コミュニティ課の元課長。「課題を見つけたら、解決のために話し合うこと。それが地域の連帯を生み出すはず」と言葉を続けた。

 導入に賛成した市議の一人が振り返る。「住民自治を実現するという新税の趣旨は正しい。だが、市民に不和が生じたことが悲しい」

 新たな政策を巡って市民の間に生じた溝は今なお深い。その修復作業は、新たな市政のかじ取り役へ託されることになった。

   ◇ 

 次期市長選(来年1月24日投開票)への不出馬を表明した津村市長。4期16年間続いた現市政を点検するとともに、市の課題を探る。

(2009年12月12日 読売新聞)

941チバQ:2009/12/19(土) 20:09:50
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091212-OYT8T01008.htm
3大事業で市債307億円
行財政


〈2〉  「橋ができて本当に便利になった。ありがたい」

 大淀川に架かる宮崎市の赤江大橋(全長604メートル)。橋の南端にある公園でグラウンドゴルフを楽しんでいた園山英一さん(79)(恒吉5)が満足そうに橋を見上げた。

 橋は1999年度に着工し、昨年11月23日に開通。約600メートル上流にある小戸之橋の渋滞を緩和するため、総事業費約131億円をかけて市が整備した。

 大橋近くに住む園山さんにとって、市役所や大型商業施設がある川の北側へ行く機会は多い。「開通したおかげで5分以上の短縮になったよ」と笑顔を見せた。

 津村重光市長(62)が進めた社会基盤整備の中で、代表的な事業は「3大プロジェクト」と呼ばれる。赤江大橋のほか、市総合スポーツ公園(生目の杜運動公園)整備と、県環境整備公社によるごみ処理施設「エコクリーンプラザみやざき」整備の3事業。これに伴う市債発行額は約307億円に達した。

 「市は必要な基盤整備を進めてきた。市民の利便性は向上したはず」と、財政課の河野善見課長は説明する。

 津村市長が就任したのは1994年2月。93年度に約778億円だった市債残高(決算ベース)は、15年後の昨年度に約2・6倍の約2033億円に膨れ上がった。財政の硬直度を示す経常収支比率も93年度の74・2%から、昨年度は90・4%へと悪化している。

 こうした財政状況を踏まえ、市は財政健全化を加速せざるを得なかった。市債残高を確実に減らすために、毎年の市債発行額を元金償還額の範囲に抑える「元金ベースのプライマリーバランス(基礎的財政収支)」の黒字化を目指し、2008年度で48年ぶりに達成した。

 昨年10月に策定した「中期財政計画」(08〜12年度)の中では、〈1〉市債残高の100億円圧縮〈2〉財政調整など5基金の残高を200億円以上――といった数値目標を設定している。正職員の数も05年度に2708人だったが、今年度は2549人まで減らした。「財政が決して豊かとは言えないだけに、今後も知恵と工夫を凝らしていく」と、河野課長は手綱を緩めない。

 ただ、市の施策が必ずしも市民に理解されているわけではない。市の中心部に10月開館した商業・文化施設「アートセンター」の整備に、市は約6億円を注いだ。「それだけのお金を使う必要があるのかしら」。真新しい施設を横目で見ながら、ある女性会社員(35)は首をかしげる。

 合併特例債を活用し、大型施設を次々と整備した津村市政。その手腕には賛否の声が渦巻く。

(2009年12月13日 読売新聞)

942チバQ:2009/12/19(土) 20:10:40
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091216-OYT8T00004.htm
連載〈4〉橘通りの浮揚策見えず


生まれ変わった宮崎駅前商店街。市街地活性化のモデルとなるか  「この商店街は発展間違いなし。橘通りの連中にハッパをかけていただきたい」

 街路灯設置や植栽などの整備を終えた宮崎市広島の宮崎駅前商店街で11月下旬に開かれた記念式典。市商店街振興組合連合会の宮下広計理事長(83)は、生まれ変わった商店街をたたえながら、橘通りに代表される市中心部の窮状を口にした。

 商店街の衰退が止まらない。中心市街地の店舗数は、津村重光市長(62)が就任した1994年に1012店あったが、2007年は682店に激減。年間商品販売額も94年の約3600億円が、直近でまとめた04年の統計では約1700億円にほぼ半減した。

 空洞化も進み、05年1月に81だった空き店舗は今年6月で116に増えている。

 衰退に拍車がかかったのは、07年5月にイオン宮崎ショッピングセンター(宮崎市新別府町、現イオンモール宮崎)が出店してからだ。1日数万人が来店する巨大施設の出現以降、「商店街の人通りはさらに減り、売り上げも落ちた」(宮下理事長)という。

 出店を容認した津村市長の判断は、反対した商店街関係者の反発を招いた。開発許可の取り消しなどを求める訴訟が起こり、後に取り下げや和解は成立したものの、津村市長は「商店街の仲間が離れていった。残念だった」と述懐する。

 こうした事態に市も手をこまねいてきたわけではない。「市街地の活性化に力を注いできた」と、竹迫正明・市中心市街地活性化推進室長は強調する。

 市は中心市街地活性化基本計画を策定。これに基づき、民間の地権者と共同で、08年6月には宮崎山形屋新館の東側に、428台を収容できる立体駐車場「Y・Y PARK(ワイワイ パーク)」を、今年10月には商業・文化施設「アートセンター」を相次いでオープンさせた。

 しかし、誤算はあった。津村市長が「失敗だった」と悔やむ「橘通り公園化」だ。

 橘通り(国道220号)で片側3車線を2車線に減らし、空いたスペースを催し物などの開催に活用する試み。ところが、実際に試行したところ、予測を上回る渋滞が車道に発生した。「市民の理解を得るのは難しかった」(津村市長)ことなどが断念の理由だった。

 構想は元々、地元商店街関係者が「橘通りをゆっくりと歩いて買い物ができる空間にしたい」と発案したものだった。50歳代のある商業者は「反対したイオンを引き入れ、私たちが望んだ橘通り公園化を断念した。正直、市長の思惑は分からない」とつぶやく。

 「市街地の活性化は市の重要課題」と言う津村市長。その思いはまだ、成就していない。

(2009年12月16日 読売新聞)

943チバQ:2009/12/19(土) 20:11:15
3がみつからず
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20091216-OYT8T01420.htm
連載〈5〉先進的な政策「良の上」


16年間の市政運営を振り返る津村市長 4期16年間にわたって宮崎市政を担ってきた津村重光市長(62)に、ふるさと・宮崎への思いや自己評価を尋ねた。

 ――16年間の手応えは

 「果敢に、挑戦的に、改革・改善的なテーマを打ち出してきた。うまくいかなかったものも一部あったが、九州ではどこの市長にも引けを取らない、先進的な政策をやってきたという自負はある。おおむね、やり遂げてきたのではないか」

 ――5選不出馬はいつから考えていたのか

 「当初は3期のつもりだったが、(3期目に佐土原、田野、高岡町との)合併があった。『津村市長の宮崎市』を信頼して合併したと思うので、『自分が担当しなければ』と4期続けた。しかし、これが最後、と思っていた」

 ――市の財政状況をどう判断するか

 「中核市では中位ぐらいだろう」

 ――職員の意識は変わったか

 「かなり改善したが、まだまだという感じ。仕事を一生懸命しようという職員は増えたが、その仕方が問題。改革・改善的な意識が定着したかというと、まだだ」

 ――自身の市政運営に点数を付けるとすれば

 「点数は難しいが、『優、良、可、不可』で言うなら、『良の上』ぐらい」

 ――どういう思いで市政を運営したのか

 「私は宮崎が好きで、県庁に就職を希望したが、試験で落ちて民間会社に入った。(県議だった)親父が引退し、自分も県議になった。住み良い、いい街にすることが市長としての仕事だと思ってきた。宮崎市の将来を預からせてもらい、幸せだった」

 ――超党派の市議から支援を受け続けてきた

 「時代の進歩に逆らわず、改革をいとわない『良識保守』が私の考え方。そうした政治姿勢を評価してくれたのでは」

 「改革をいくら言っても、議会に承認してもらわないと駄目。日頃から人間関係を作りながら、市議さんたちに自分の気持ちを分かってもらった。なにしろ前市長の後継者を破った『革命政権』だったから、四面楚歌。議会、職員と人間関係を作るのに2年かかった」

 ――「長期政権で市役所組織が硬直化している」との指摘もあるが

 「リーダーシップが強力になりすぎたかな、というのはある。部長たちは、異論があっても遠慮して言わなかったところがあるかもしれない。だから長くやっちゃいかんのかなと思う」

 「市長はいろんな人に応援してもらう。その人たちが発言権を持ってくるのは確か。だが、しがらみの中でどう抵抗し、正義、公正に背かない行政をするか。力量が問われるところだ。『枝葉は譲っても幹は譲らない』という覚悟が必要だ」

(この連載は帆足英夫が担当しました)

(2009年12月17日 読売新聞)

944チバQ:2009/12/19(土) 20:21:18
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141536
福岡県町村会 接待旅行、年に数回 県幹部側が持ち掛ける
2009年12月18日 17:02 カテゴリー:社会 九州 > 福岡
 福岡県町村会の幹部らが、架空請求で同会事務局から約100万円をだまし取ったとされる事件で、詐欺罪で起訴された町村会幹部らが毎年数回、中島孝之副知事(67)ら県幹部の国内接待旅行をしていた疑いがあることが18日、関係者の話で分かった。

 旅行は県幹部側が持ち掛けていたといい、町村会側が、取引のある業者に旅行の手配をさせることが常態化していたという。

 捜査関係者によると、町村会業務課参事の天野敏哉被告(49)=詐欺罪で起訴=らは、取引先業者に事務用品を架空発注。業者が受け取った納入代金を、裏金として天野被告の個人口座にプールする手口で、1千万円超をだまし取った疑いが持たれている。

 関係者によると、天野被告らは「中島副知事らと、接待で熊本県や佐賀県にゴルフ旅行に行った」と供述。このほかにも国内旅行を繰り返していたといい、県幹部から旅行を持ち掛けられるたび、町村会幹部らは、架空発注先の業者に旅行の手配をするよう指示していた。業者は宿泊先などを手配し、町村会幹部に報告。旅行代金はプールされた裏金から支出していたという。町村会との通常取引を打ち切られるのを恐れ、架空取引だけでなく、こうした便宜も図っていたとみられる。

 天野被告らは「町村会から詐取した金で、副知事らを中洲(福岡市)での飲食など接待していた」と供述。中島副知事は西日本新聞の取材に「接待は一切受けていない。裏金の存在も知らない」と否定している。

=2009/12/18付 西日本新聞夕刊=

http://www.asahi.com/politics/update/1219/TKY200912190234.html
福岡・中島副知事が辞任意向 詐欺事件絡み接待疑惑2009年12月19日15時0分


 福岡県町村会(福岡市)から計約100万円をだまし取ったとして同会参事らが逮捕、起訴された詐欺事件があり、同県の中島孝之副知事(67)がこの事件に絡み退任する意思を固めたことが19日わかった。中島副知事は参事らから飲食などの接待を受けていたと報道され、近く麻生渡知事に辞意を伝える。

 関係者によると、中島副知事は「接待を受けていたという報道は正確ではないものがほとんどだが、仕事ができず、迷惑をかけるのは不本意だ」と話し、副知事を辞任する意向を示しているという。

 事件では、参事の天野敏哉被告(49)と元事務局次長の田中剛佑被告(70)が2006年3月〜07年11月ごろ、福岡市内の印刷業者にコピー用紙を架空発注する手口で同会から現金をだまし取ったとして詐欺罪で起訴されている。

 県警などによると、天野参事らは同様の手口で計1千万円以上を裏金としてプールしていたとされる。旅行など私的に流用したほか、福岡・中洲の高級クラブでの飲食やゴルフ、マージャンなど県幹部の接待で使ったと供述しているという。参事らの接待は年間数十回に及んだ可能性があるが、中島副知事は朝日新聞の取材に、「身に覚えのないことばかり」と全面的に否定していた。

 この問題を受けて、麻生知事は弁護士ら外部委員を入れた調査委員会を来週にも設けるとしている。中島副知事は1964年に県庁に入り、地域振興課長や商工部長、企画振興部長などを歴任し、99年から現職。(明楽麻子)

945チバQ:2009/12/19(土) 20:41:09
>>442>>450
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/141672
上峰町長給与半減案可決 「奇跡」と満面の笑み 武広氏「町改革の第一歩に」
2009年12月19日 01:15 カテゴリー:九州 > 佐賀
 町長給与を半減するための条例改正案が上峰町議会で可決された18日、武広勇平町長は「財政再建に向けた姿勢を示すことができた。町改革に向けた第一歩になる」とうなずいた。議会の信任を得るまでに時間はかかったが、自らの公約が実現に向かったことで、さらなる財政健全化に意欲を示した。

 議会終了後、取材に応じた武広町長は「会期中の感触では(可決は)難しいと思っていたが、奇跡が起きた。込み上げるものがあった」と満面の笑み。3月の就任後から議会対策に苦心してきただけに、表情には安堵(あんど)感があふれていた。

 6月議会で否決された給与削減案は7月1日の施行を求めていたため、武広町長の就任前、既に町長給与の15%削減を議決していた議会側が「議決を尊重すべきだ」と反発、3対6の賛成少数で否決されていた。今回は来年4月からの適用としたこともあり、前回反対の議員も「何もかも反対では前に進めない」と容認、7対1(病欠1)の賛成多数で可決した。

 ただ、同案がもたらす影響に不安の声も上がっている。吉富隆議長は「町長は『削減は自分だけ』と言うが、議員や職員も同様にしなければという意識になるのでは」と指摘。町内からさらなる歳出減を求める声が続く可能性に懸念を示した。

 このほか、町職員が起こした不祥事の責任を取り、武広町長が来年1月から3カ月間、自身の給与を10%削減する条例改正案など10議案も原案通り可決した。

=2009/12/19付 西日本新聞朝刊=

946チバQ:2009/12/20(日) 20:46:00
>>928
http://mainichi.jp/area/oita/news/20091218ddlk44010529000c.html
玖珠町:町長辞職、出直し選へ出馬表明 リコール派、対抗馬擁立の構え /大分
 玖珠町の後藤威彦町長(65)が12月議会最終日の17日に突然辞職し、「町民に信を問う」と出直し町長選への再出馬を表明。町内に衝撃と波紋を投げかけた。町総合運動公園建設を巡る「公約違反」や政治姿勢を理由に町長リコール(解職)請求署名運動中だった「玖珠の町政を考える会」の繁田弘司代表は候補擁立を進める構え。一方、「ごたごたはもうご免。早く町政正常化を」との町民の声も強い。出直し選挙の日程は18日の選管で決めるが、1月後半になりそう。町長職務代理者は、18日から太田尚人副町長が務める。【楢原義則】

 ◇後藤町長
 後藤町長は本会議の休憩を申し入れ、藤本勝美議長に「退職申し立て」を提出。さらに本会議場で「任期途中で多大なご迷惑をかける」と断った上で「運動公園の公約変更で町民から意見や批判があり、解職請求につながった。町民世論を二分させては町政に大きな影響や禍根を残す」と淡々と辞職表明。「再度、町民に信を問い、私の考えをきちんと訴えたい」と再出馬への意欲を示した。

 閉会後、記者会見。この時期の辞職について「出直し選挙で誰が町長になろうと、第5次町総合計画を練るこの時期が最適と判断した」「辞職し、いったん責任を取る。リコールの成立をかわす意図はない」と語った。

 既に着工し、来春造成が終わる運動公園は「(再選したら)検討委員会など諮問機関を設置し、多くの町民の声を吸い上げて内容を決める」と述べた。

 ◇リコール派
 繁田・考える会代表は突然の辞任に「びっくりした。公約違反について町民が『おかしいものは、おかしい』『後藤町長は選挙の争点(公約)を守るべき』というごく当たり前のことを理解し、リコール運動でも浸透していった。それが、辞職につながったのではないか」と分析。有権者の署名数が目標(6000人)の8割強に達していたことを明らかにした。辞職表明を受けて運動を中止した。

 出直し選挙での対抗馬については「意中の人が2、3人おり、役員会で話し合ってみたい」と前向き。「町の中心部や周辺部を総合的に見回しながら、町民ときちんとコミュニケーションをとり、約束事はちゃんと守る人物を選び積極的に支援したい」と語った。

 ◇町民
 リコール運動に賛成署名したという自営業者(66)は「玖珠町は九重町との合併不成立でみそをつけた。明るい展望もない中での今回の混迷ぶりはよくない。特に、運動公園の公約違反は信用できない。再選挙で問題点を整理し、町政のビジョンを描ける人が出てほしい」とごたごたに嫌気の表情。

 後藤氏の支持者だという農家の男性(62)は「後藤さんも苦渋の選択をしたのだろう。ただ、公約を簡単にひるがえしたのが残念。出直し選挙では候補者の意見や公約をじっくり点検してみたい」

 中立の立場だった一級建築士の尾方秀則さん(55)は「運動公園問題は出直し選挙で決着をつけ、混乱の収拾を図ってほしい。その上で、町活性化策などの将来展望について前向きな議論を展開し、明るい道筋をつけてほしい」と語った。

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 ■解説

 ◇問われた「公約の重み」
 「公約の重み」が試された、今回の玖珠町政の混迷劇。中央で民主党連立政権がマニフェストを順守できるか注目されるなか、町総合運動公園を巡る後藤氏の「公約違反」はより鮮明にクローズアップされた。

 昨年8月の町長選。「二十数年来の町民の悲願」と建設推進を訴える現職に対し、後藤氏は「財政負担が大きく計画中止。購入済み用地は他に有効活用」と訴え、大差で初当選する原動力になったことは衆目一致する。

 だが、当選後1カ月も経たずに「国への巨額の補助金返還」などを理由に「推進」に転じた。法的に禁止された1年間を待ってリコールの機運が高まったころ、町長にこう話したことがある。

 「議会は推進決議しているが、公約順守や政治信条をあくまでも貫くべきだった。どうしても推進せざるを得ないときに初めて、支持者も納得する」

 後藤氏は支持者からも「腰の弱さ」を追及され、議会からは「くみしやすい町長」「主張が一貫していない」とのレッテルを張られた。これでは、思い切った町政のかじ取りは無理。改めて「信を問う」しかなかった。

947チバQ:2009/12/21(月) 12:10:46
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091221-OYT1T00069.htm
生え抜き「影の知事」…裏金接待疑惑の福岡副知事
 21日にも辞任する福岡県の中島孝之・同県副知事(67)は、市町村運営を指導・助言する「地方課」畑を歩んできた生え抜きのエリートだった。


 町村会幹部が、市町村に多大な影響力を持ち続けてきた県政ナンバー2とのパイプ作りのため、裏金に手を染めたという構図が浮かび上がる。

 中島氏は副知事になって10年余。3人いる副知事で最も県政を熟知し、重要案件の推進や県議会との調整に不可欠な存在で「影の知事」とも呼ばれた。

 1964年に入庁。地方課(現・市町村支援課)の参事、副課長、課長を歴任。約20年間にわたり、市町村とのかかわりが深い仕事に携わり、企画振興部長だった99年に麻生渡知事の目にとまって副知事に抜てきされた。県議らは「労を惜しまず足を運ぶ気配りの人」「アメとムチを使い分け、物事を上手に進める」などと評する。

 副知事2年目、筑後川の中州に計画されたごみ施設建設を巡る市町村間の対立では、仲介役を務めた。「関係首長をよく知っているからと頼まれた」という中島氏はこの時、町村会の顧問に就いた。

 ほかに接待を受けたとして、名前が挙がっている県幹部も中島氏の腹心で、地方課畑の職員やOBだ。

 「県庁の御三家と言えば、財政、人事、旧地方課。町村会にとって、地方課出身で県の中枢にいる中島さんとのパイプ作りは当然の仕事だった」。県幹部は、今回の接待疑惑をこう読み解く。県職員人事にも強い影響力を持つとされる中島氏は、近い関係の幹部を各部局に配置し、町村からの要望を直接指示できる立場だった。

 県はカラ出張などによる裏金問題が発覚した96年以降、再発防止策を講じてきた。ベテラン県議は「町村会は県民の目が届きにくい。県の幹部たちは、それに乗じて甘い汁を吸い続けたのではないか」と指摘する。

 「旧通産省出身の知事が打ち出す政策は先進的だが、実現への課題も多い。中島さんは、その折衝を一手に担ってきた」。県庁内から調整役を失った県政の停滞を懸念する声も上がっている。

(2009年12月21日09時18分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091221-OYT1T00067.htm?from=nwla
福岡副知事の観光旅費、町村会負担…裏金支出か
 福岡県町村会の裏金による県幹部接待疑惑で、辞任の意向を示している中島孝之・副知事(67)が、公務で東京に出張した際、近辺の観光地を旅行し、その旅費を町村会側に負担させていたことが20日、関係者への取材で分かった。


 県警は、この旅行にも町村会業務課参事、天野敏哉被告(49)(詐欺罪で起訴)らがプールした裏金が使われたとみている。

 関係者によると、中島副知事は、東京で開かれる町村会の全国会議に出席した際、近くの観光地にも足を延ばしていた。出張には天野被告も同行しており、数回にわたって出張先近辺の旅行を企画。その費用は町村会側が支払っていたという。

 天野被告は、元町村会事務局次長、田中剛佑被告(70)(同)らと共謀。コピー用紙を架空発注する手口で町村会事務局から、約100万円を詐取したとして逮捕された。県警は、天野被告らが同様の手口で、財団法人・福岡県市町村振興協会など複数の団体からも1000万円以上をだまし取ったとみて捜査している。

 詐取した金の使途について、天野被告は「中島副知事ら幹部を福岡市・中洲の高級クラブやマージャン、ゴルフで接待するために使った」と供述。さらに、中島副知事がクラブのホステスらとヤフードーム(福岡市)でプロ野球観戦をする際にも、天野被告らが同席し、チケット代や飲食代などを支払っていたことがわかっている。

(2009年12月21日09時16分 読売新聞)

948チバQ:2009/12/21(月) 12:16:29
>>405ほか
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000000912200002
錦江町長に楠元氏/町政の刷新選ぶ
2009年12月21日

 20日投開票された錦江町長選のやり直し選挙で、元町議の楠元忠洋氏(62)が悲願の初当選を果たした。わずか5票差で敗れた4月の町長選から8カ月。前町長が推した前副町長の秋元達矢氏(59)=いずれも無所属新顔=を破って雪辱を果たした形だ。当日有権者数は8034人で、投票率は84・52%だった。
 不在者投票事務の不備などを理由に県選管が選挙無効を裁決し、当選した野元良一氏(61)が辞職して実施された再選挙。楠元氏と、野元前町長を副町長として支えた秋元氏が町政の刷新か継続かをめぐって論戦を繰り広げた。
 楠元氏は「『チーム錦江町』をスローガンに、町民みんなで住民本位のまちづくりに取り組みたい」と語って支持を集めた。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20091220-OYT8T00825.htm
やり直しの錦江町長選は楠元さんが雪辱果たす
 県選管の選挙無効裁決を受け、野元良一・前町長が辞職したことに伴う錦江町長選は20日投開票され、元町議・楠元忠洋氏(62)(無所属)が、前副町長・秋元達矢氏(59)(同)を破って初当選した。

 楠元氏は選挙無効となった4月の町長選にも出馬し、やり直しとなった今回は、「町政を刷新し住民本位のまちづくりをする」と訴えて支持を広げた。

 秋元氏は、野元前町長の実質的な後継として、副町長の経験と実績をアピールしたが及ばなかった。

 県選管が10月に行った裁決は、野元・前町長が5票差で楠元氏を破った4月の町長選について、不在者投票を行った特別養護老人ホームでの投票立会人の事務が不適切で、投票結果に影響したと判断した。これを受けて、同町選管は、今回の選挙から、不在者投票の管理と運営について、施設側が選任する立会人とは別に、選管委員と職員を派遣。投票事務の指導や助言を行う改善策を取り入れている。

 ▽当日有権者数 8034人▽投票者数 6790人▽投票率84・52%

(2009年12月21日 読売新聞)

949名無しさん:2009/12/21(月) 21:07:56
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009122100775
中村副知事が出馬へ=長崎知事選
 任期満了に伴う長崎県知事選(来年2月21日投開票)で中村法道副知事(59)は21日、長崎市内で知事選への出馬を表明した。22日に退職願を提出する予定。
 同知事選には、民主党が推薦する前農林水産省官僚の橋本剛氏(40)、元参院議員でプロレスラーの大仁田厚氏(52)ら5人が出馬を表明。金子原二郎知事(65)は不出馬を表明している。(2009/12/21-19:07)

950名無しさん:2009/12/22(火) 07:11:52
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000912210001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮崎> 記事

宮崎市長選「後継」巡り議会二分
2009年12月22日


NPO主催のタウンミーティングで顔をそろえた立候補予定の戸敷、斉藤、由利の3氏(左から)=17日、宮崎市橘通西3丁目


 来年1月17日告示、24日投開票の宮崎市長選。いずれも無所属の旧佐土原町長の戸敷正(57)、前市議の斉藤了介(43)、元県議会副議長の由利英治(59)の3氏が名乗りを上げている。今期で引退する津村重光市長(62)=4期目=の路線継承を焦点に、市議会の対応も真っ二つに割れている。一方、国政選挙で結束してきた民主党県連と社民党県連合の間に立ち始めたさざ波は、市長選にも及ぶ。選挙の構図を探った。


 「議会として津村市長を支えてきた流れを絶やさないため、応援することにした」。12日にあった斉藤氏の事務所開き。選対本部長の日高義幸市議が訴えた。横には自民、民主系の市議15人が並んだ。


 定数46の市議会のうち、斉藤氏を支援する市議は20人以上。「斉藤氏が津村市長の後継」が、理由だ。


 元県議の津村氏は1994年に初当選。それ以降、民主、社民、自民、公明など共産を除く各党の選挙協力を得て、当選を重ねた。その津村氏は9月、「1人の人間がずっととどまるのは好ましくない」と述べ、次期市長選への不出馬を表明。自民系のベテラン市議らが白羽の矢を立てたのが、40代の斉藤氏だった。


 斉藤氏は、「後継者」との評に「意味がちょっと分からない」と不満げだ。だが、建設業者は市の工事を受注できるランクに応じて斉藤氏の後援会員集めを進めるなど、「津村後継」を期待して走り出している。


     □■□


 過去の市長選で、津村氏と最も票差を詰めたのが、捲土(けんど)重来を期す戸敷氏だ。


 94年に1万7千票の大差をつけて当選した津村氏は、その後2回は無風選挙。それが前回、今夏の衆院選宮崎1区で落選した元文部科学相、中山成彬氏の支援を受けた戸敷氏に9千票差まで迫られた。当時、自民系市議は中山派と反中山派に分裂した。


 今回は11人の市議が戸敷氏を支援。戸敷氏が町長だった旧佐土原町を地盤とする市議のほか、津村氏が導入した地域コミュニティ税など津村市政からの脱却を狙う面々だ。伊地知義友市議は「増税なのに市民の理解を得られていない」と廃止を訴える。


 この新税に対して戸敷氏は廃止の可能性に触れ、斉藤氏は総論で賛成の立場だ。


     □■□


 県都決戦に政党も入り乱れる。


 自民は宮崎市の6地域支部のうち4支部で態度を決めていないが、2支部は戸敷氏の推薦を決定。一方、公明は斉藤氏側に回るとみられ、民主県連と連合宮崎も斉藤氏の推薦を決めた。


 ただ、選挙に関する対応は全会一致で決めるケースが多い連合宮崎は今回、異例の多数決をとった。幹部20人のうち斉藤氏推薦に賛成11人、反対6人、保留3人。連合傘下の最大組織、自治労は反対した。


 自治労が支持するのは、社民県連合。その社民はまだ対応を決めていない。理由として取りざたされているのが、民主県連との関係だ。


 衆院選宮崎1区は、両党が推薦した無所属候補が当選したが、民主県連の井上紀代子代表は早々に来夏の参院選に独自候補の擁立を明言。現在、選定を進める。10月には07年参院選で両党が推した無所属の参院議員が民主入りし、社民の神経を逆なでした。


 社民は旧社会党時代から過去4回とも津村氏を推薦。が、新税には反対だった。津村氏にも民主県連にも協力してきたのに袖にされた――。社民県連合の不満は募り、ある幹部は「市長選を民主が自力でどれだけやれるか、やってみればいい」。


 11月に立候補を表明した由利氏は、出遅れを取り戻そうと、19日に後援会事務所を開設した。


【地域コミュニティ税】市民税に一律500円を上乗せする市独自の新税で、2009年4月スタート。税収は18地域自治区へ人口に応じて分配し、自治区ごとに使途を決めてまちづくりに活用する。自治会加入率の減少などを受けて市が07年に構想を掲げ、08年3月の市議会に提案。増税や地域のあり方をめぐって市民も巻き込んだ議論に発展し、最終的に周知のためなどとして導入を1年先送りする案が賛成31、反対14で可決された。

951名無しさん:2009/12/23(水) 10:57:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/nagasaki/news/20091223-OYT8T00157.htm
ホーム>地域>長崎
知事選 各政党、展望や意気込み
 来年2月の知事選に立候補表明した中村法道副知事(59)が22日、金子知事に辞職願を提出した。これで立候補を表明したのは6人と、本県知事選では最多となった。激戦が予想される選挙について県内の政党幹部に聞いた。

 ほかに立候補を表明しているのは、元ルーマニア大使の東良信氏(61)、市民団体事務局長の深町孝郎氏(67)(共産推薦)、元農林水産省職員の橋本剛氏(40)(民主推薦)、元参院議員の大仁田厚氏(52)、県議の押渕礼子氏(71)。

 橋本氏を擁立した民主党。県連の渡辺敏勝幹事長は、「全くの新人なので、有権者に顔と名前を覚えてもらうのが第一。中村氏は知名度があり、行政経験も豊富なので最強のライバル」と警戒する。

 中村氏を支援する自民党県連の田中愛国幹事長は、「現県政を継承しつつ、景気などの面で底上げを図る必要がある。草の根運動でどんどん盛り上げたい。中村氏の豊富な経験を信頼しており、しっかり応援する」と意気込んだ。

 公明党県本部の江口健幹事長は、「これから正式な支援要請があれば、幹事会を開いて決めるが、県政の方向性が極端に変わるのは困る。新知事には雇用や景気対策を充実させてほしい」と注文した。

 深町氏を推薦する共産党県委員会の山下満昭委員長は、「大型公共事業を推進してきた金子県政を継承させてはならない。こうした政治に反対してきた深町氏をサポートし、主張を広めていく」と語った。

 橋本氏が推薦願を出している社民党県連合の吉村庄二代表は、「政権交代で中央が変わったように、地方も変えなければならない。橋本氏の人物像や政策を見極めたうえで、応援するか議論したい」と話す。

(2009年12月23日 読売新聞)

952とはずがたり:2009/12/23(水) 11:50:56
長崎も与党への不満が高まるとまた宮崎みたいなゲテモノに票が集まってしまうかも知れませんなぁ。。ちょい心配。

953チバQ:2009/12/23(水) 17:33:09
http://www.373news.com/modules/pickup/area.php?areaid=26&storyid=21209
鹿屋市長選 新たに2人 出馬断念
(2009 12/22 09:36)
 2010年1月17日告示、同24日投開票の日程で行われる鹿屋市長選挙に立候補表明していた、元東串良町長で社会福祉法人理事長の北園洋一氏(73)=東串良町川東=と、病院職員の本田仁氏(61)=同市花岡町=の2人が21日、立候補を取りやめることを明らかにした。今回の立候補断念により、一時7人いた表明者は計3人となった。
 北園氏は同日、市役所で記者会見し「私と同じような政策を掲げる候補者がおり、市外在住の私が出る幕はないと感じた」と説明。本田氏は南日本新聞の取材に対し「税金の無駄遣いを指摘している私が出ることで、(各候補が法定得票数を獲得できずに)再選挙になっては市民に申し訳ない」と述べた。
 現在、立候補の構えを見せているのは、鹿屋商工会議所前会頭の岡崎継義氏(70)=同市寿7丁目=のほか、鹿屋市議の本白水捷司氏(66)=同市海道町、会社社長の嶋田芳博氏(61)=同市西原2丁目=の3人。

954チバQ:2009/12/25(金) 00:06:38
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20091224-OYS1T00651.htm
みやま市長宅にタヌキ死体放置、ガラスも割られる
 福岡県みやま市の西原親市長宅で23日未明に窓ガラスが割られ、タヌキの死体が置かれるなどの被害が起きていたことが24日、わかった。県警瀬高署が器物損壊容疑で捜査している。市長や同署によると、23日午前8時半ごろ、同市瀬高町の市長宅で、市長の妻が炊事場と居間の窓ガラスが1枚ずつ割られているのに気づき、110番した。玄関には、タヌキの死体1体が置かれていた。

 西原市長は元県議で、2007年1月の瀬高、山川、高田の3町合併に伴う市長選で初当選した。市長は「心当たりがない」と話している。

(2009年12月24日 読売新聞)

955チバQ:2009/12/25(金) 21:55:45
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000000912250005
地方議会、「つて」求め自民変化
2009年12月25日

 政権への「つて」を求め、激しく反目してきた民主系首長に歩み寄ったり、民主党議員を議長に担いだり――。政権交代から24日で100日が過ぎ、県内の地方議会にも中央の政変の影響がじわりと及んできた。野党に転じた自民党は、高速道路無料化など政府の看板政策に反対する意見書採択を次々と各議会に働きかけ、反攻を仕掛ける。自民色の強かった地方議会の勢力地図は変わるのか。攻防はこれからが本番だ。(上山崎雅泰、市川雄輝)


 「奇跡が起きました」。18日、上峰町議会(定数10)の12月定例会最終日。議場を出て報道陣に囲まれた武広勇平町長(30)が顔をくしゃくしゃにした。


 3月の町長選での公約に掲げた自らの給与50%カット議案が賛成多数で可決された。民主党参院議員の秘書から転じて迎えた3度目の議会。就任9カ月でようやく宿願を果たせたのは、反目してきた「前町長派」が歩み寄った結果だった。


 武広町長は、前町長が公職選挙法違反(寄付行為)の有罪確定で失職したのに伴う3月の町長選で初当選、現職で全国最年少首長になった。対立候補の前副町長を支援した「前町長派」7人は、就任した武広町長と反目し続け、町長給与カット案を6月議会で否決。9月定例会でも再提案を検討したが、対立の構図は変わらず「否決は必至」と判断、不戦敗を強いられた。だが今回、5人が賛成に回った。


 ここに来て、なぜ前町長派が態度が軟化させたのか。


 県内自治体ワーストという町財政の再建には武広町長の持つ民主党人脈が不可欠だからだ――。こう複数の前町長派は打ち明ける。


 町には来年度末、町内の旧リサイクル工場敷地を購入した際に民間から借りた約2億7千万円の一括返済が迫る。借り換えをしたいが、悪化する財政指標が国の基準を超え、国や県の許しを得ないと借金できない状況だ。


 政権交代で、地方自治を所管する総務相に就いたのは、佐賀1区選出の原口一博・民主党県連代表。町長は早速11月、大臣室を訪ねて総務相との直談判を実現した。同行した前町長派の吉富隆議長は「町長の力で、借り換えの件も何とかしてくれるのではないか」と期待も口にするようになった。


 11月に改選した鳥栖市議会では、2人会派「民主クラブ」から原康彦氏(55)が民主党所属では県内初の地方議長に選ばれた。党県連幹事長(辞意を表明)として毎週のように各自治体の陳情をさばく立場とあって、「陳情が国に届きやすくなる」と、自民系も含む各会派の思惑が一致した結果だった。


 ■民主党所属議員数 ※党籍を持つ議員。カッコ内は定数


  県(41)3人
  佐賀市(38)5人
  唐津市(34)1人
  鳥栖市(22)2人
  小城市(26)1人

956チバQ:2009/12/25(金) 21:56:00
 ◇


 民主への接近の動きの一方、11〜12月の各議会定例会では政権に真っ向から対抗する動きも広がった。自民党県連による「意見書攻勢」だ。


 県議会(定数41)は定例会最終日の17日、陳情窓口を都道府県連に一元化した民主党の新ルールを批判し、直接地方の声を聞くよう国に求める意見書を賛成多数で可決した。最大会派「自民党」(30人)が発議した。


 鳩山政権の目玉政策の一つ、高速道路の無料化に反対する意見書は、佐賀市など5議会が採択。全国学力調査の抽出方式切り替えや、永住外国人への地方参政権付与に対しても反対する意見書の採択が相次いだ。


 仕掛けたのは自民党。全国を挙げての取り組みだ。


 党本部の石破茂政調会長は10月23日、全国都道府県連の政調会長を集め、民主党の政策に対抗して意見書の採択に地方議会で取り組むよう呼びかけた。県連もこれに呼応し、旧市町村ごとの地域支部を通じて系列議員に意見書の発議や採択を働きかけた。


 「政権を離れた今、意見書は陳情に変わる政策実現の最大のツールだ」と県連の岩田和親政調会長(県議)は言う。


 自民党の政策に沿う意見書が地方議会を席巻すれば、政権も政策転換せざるを得なくなると岩田氏は見る。「中央は民主が多数派でも地方は違う。今の政権が本当に国民の声を映すものなのか。どんどん問いかけていきますよ」


 ■鳩山政権の施策に反対する主な意見書
  (意見書の項目/採択した議会(町議会除く)


 全員を対象とした全国学力調査の継続を求める意見書/県、佐賀市、小城市、嬉野市、神埼市、鳥栖市、鹿島市


 高速道路原則無料化の撤回を求める意見書/佐賀市、唐津市、嬉野市、神埼市、鳥栖市


 国が直接地方の声を聞く仕組みの保障を求める意見書/県


 永住外国人への地方参政権付与に反対する意見書/県、小城市、嬉野市、鳥栖市


 ※11、12月定例会での採択分

957とはずがたり:2009/12/25(金) 23:32:43
>>955
凄いっすねぇ。
地方では与党の看板が効くなぁ。
2人会派から議長てw

958名無しさん:2009/12/26(土) 13:16:37
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20091225/02.shtml
中村氏が知事選に出馬表明 無所属、「総合力で県政運営」



中村法道氏
 前副知事の中村法道氏(59)は24日、長崎市内で会見し、来年2月の知事選に立候補することを正式に表明した。「これからの荒海を乗り切るには長年の行政経験と地域の事情に対する明るさが必要。即戦力として役に立ちたい」と決意を述べた。

 中村氏は自民党に近い経済界のトップらでつくる「新知事をつくる県民の会」準備会や同党県連などの要請を受けて出馬を決意。政党への推薦願は出さず無所属で立候補するという。

 具体的な政策では「アジア・国際戦略本部」の設置や地域の声を県政に反映させるための「長崎県・市町連携推進会議(仮称)」の創設などを挙げた。

 九州新幹線長崎ルート整備と石木ダム建設については推進の立場を表明。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査は反対とした。県庁舎整備問題では現在、県が進めている基本構想の策定などの取りまとめを受けた上で「幅広く県民の意見を聞き、最終的に判断したい」と明言を避けた。

 金子原二郎知事の後継ではないかとの質問には「もともと行政は継続性が非常に強く求められる。各候補の主張にもあまり差を感じない。後継との指摘は当たらない」と否定。当選した場合に金子県政とどう違いを出すのかについては「トップダウンで政策を進めることもあるだろうが、より職員の総合力を生かした県政運営を進めたい」と述べた。

 中村氏は南島原市有家町出身。長崎大経済学部を卒業後、1973年に入庁。対馬支庁長や農林部長、総務部長などを経て今年4月から副知事を務めていた。

 知事選への立候補表明は6人目。これまでに前ルーマニア大使の東良信氏(61)、前共産党県委員会委員長の深町孝郎氏(67)=共産党推薦=、前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主党推薦=、元参院議員の大仁田厚氏(52)、県議の押渕礼子氏(71)が表明している。

959名無しさん:2009/12/28(月) 21:01:50
国政ネタ中心ですがどこに貼っていいかわからんので。

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000000912280001
現在位置:asahi.com> マイタウン> 宮崎> 記事

野党の現実、かみしめ
2009年12月28日


「まずは野党に転落して、おわびを申し上げなければならない」。16日、東京都千代田区の中央畜産会。自民党衆院議員(宮崎2区選出)の江藤拓(49)は応対した幹部に会うなり、こう言って頭を下げた。


今夏の衆院選。江藤は、民主の新顔道休誠一郎(56)に約4万の得票差をつけ、3度目の当選を果たした。だが、自民自体が大敗し野党に。江藤は党の農林水産関係団体委員会の委員長を務めており、この日は参院選での協力を求め、党職員と共に自民と関係が深い団体を回っていた。


そして去り際には「お見捨てなきようよろしくお願いします」。あくまでも平身低頭だった。4団体を駆け足で巡りながら「おれたちは野党。これぐらいやらなきゃ駄目なんだ」。移動の車中でつぶやいた。


   ◇◇


「大物農水族」として知られた父の故・隆美氏の後を継いだ江藤は「2区の代弁者たり得るのは私」と自負する。かつて自民議員に批判的な意味で向けられた「族議員」「利益誘導」という言葉も、「地元の皆さんに喜んでもらえれば泥をかぶってもいい」と言い切る。


ただ、政権交代を経て、派閥の取材に集まる報道陣のテレビカメラは小型のハンディータイプになった。出てくる朝食も「前は箱弁当だったけど、今はおにぎり2個、卵焼き、ウインナー、漬物かな」。党や派閥から来る活動資金は半分に減ったという。「負けるっていうのは、こういうこと。悔しいことや惨めなことがあって当然」と、「野党」をかみしめる。


   ◇◇


クリスマスの25日。自民党衆院議員(宮崎3区選出)の古川禎久(44)=3期目=は朝8時から都城市で年末のあいさつ回りをしていた。訪問先は企業や農協など。午前中だけで20カ所ほどになった。だが「他の人もみんなやってること」。常に外に出て人々と意見交換することを「政治の原点」と話す。


6月、当時の麻生太郎首相を前に「大政奉還を決断すべきだ」と発言し話題に。衆院選後の総裁選では「党再生につなげたい」と江藤と共に若手を担いだ。そして今、執行部に対し「国会対策が生ぬるく、腰の引けた駆け引きに終始している。思いが国民に届いていない」と手厳しい。


どう党を立て直すのか。古川は、立ち寄った事務所で「原点に戻ることだ」と強調すると、再びあいさつ回りに出掛けるため、大急ぎで席を立った。


   ◇◇


政権を取った民主党は、陳情の窓口を幹事長室に一本化したり、握った予算をちらつかせたりして、自民を支持してきた業界団体に攻勢を強めている。


県医師会の稲倉正孝会長は10月、民主党国会議員らの訪問を受けた後「いい医療政策を実現するためには、すべての政党と付き合わなければ」と強調。今月には農業共済関係団体の集会で民主党参院議員の外山斎(いつき)(33)が、江藤、古川も出席するなか、「ある特定の政党を応援している団体ではないかという民主党議員も数多くいる」と発言し、波紋を呼んだ。


県内でも力を増す民主に対し、江藤と古川の活動の成果は、来夏の参院選で試されることになる。(敬称略)


(この連載は、今村優莉と石田一光が担当しました)

960チバQ:2009/12/29(火) 12:21:24
http://www.asahi.com/politics/update/1229/SEB200912290003.html
阿久根市長、自在に職員処罰? 支持派市議を賞罰委員に2009年12月29日10時34分


 阿久根市の竹原信一市長は28日、職員の処罰を協議する市の賞罰審査委員会の委員に市長を支持する市議2人を任命する意向を、市の課長会で明らかにした。竹原市長は、一般的に副市長や市の部課長で構成する同委員会に民間から委員を任命できるよう、今月9日付で規定を改めていた。市長自らが委員会を招集できるように規定も改定しており、職員の処罰を市長の思い通りに進めようとする狙いがあるとみられる。

 4人いる委員のうちほか2人は市企画調整課長と市美しい海のまちづくり公社事務局長にする意向だという。

 さらに同市長はこの課長会の席上、来年から職員の定期昇給を停止する方針を示した。市によると定期昇給は毎年1月1日付で全職員を対象に行われており、月額で2千〜1万円、平均は約3500円。市職労役員は「労使交渉事項であるのに事前の交渉もなかった。12月議会で上程して条例を改正すべきだった」と反発している。

 これらの問題について、竹原市長は取材に対し「応じない」と総務課職員を通じて伝えた。また28日、市役所であった仕事納め式の取材にはテレビカメラだけを入れ、新聞社の取材は「市長の意向」(市総務課)で拒否した。

961チバQ:2009/12/29(火) 12:47:33
http://www.asahi.com/national/update/1228/SEB200912280009.html
酒気帯び運転容疑の市議が議員辞職 福岡・大牟田2009年12月28日12時40分

 酒気帯び運転の疑いで検挙された福岡県大牟田市の塚本二作市議(65)は28日、西山照清議長に対して議員辞職願を提出し、辞職が許可された。同市議会ではこの日朝から緊急の各会派代表者会議が開かれ、辞任を求める厳しい意見が相次いだことから、最終的に議員辞職を決断した。

 塚本市議は03年に初当選し、現在2期目。28人の同市議のうち7人を占める最大会派のひとつ、自民党議員団の団長を務めていた。

962とはずがたり:2009/12/29(火) 13:35:16
>>959
あざーす。
国政ネタも各県連ネタは各地方スレでやってるのでここで宜しいと思いますヽ(´ー`)/

>>960
もう何処迄も喧嘩しようという腹ですな〜。

963チバQ:2009/12/31(木) 15:26:13
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091231/lcl0912310702000-n1.htm
【疑惑の濁流】ブログ市長が窮地に “権力乱用”で阿久根市「非常事態」 (1/5ページ)
2009.12.31 07:00

 市議の不人気アンケートや1円単位での市職員全員の給与一覧を掲載した鹿児島県阿久根市長のブログが再び“炎上”している。市議会や公務員の厚遇批判で「ネット世論」の喝采(かっさい)を浴びた市長だが、障害者への差別ともとれる書き込みでは全国からの激しい非難にさらされ、窮地に立たされているのだ。反市長派との泥仕合を制した出直し市長選から7カ月。障害者団体のほか、右翼団体の街宣車も集結した地元は厳戒態勢の中にあり、支持者たちの市長離れも加速しているという。(花房壮)


静かな町にある日、街宣車が…

 12月21、22の両日。阿久根市役所周辺は朝から緊迫感に包まれていた。

 正面玄関以外の出入り口が施錠された庁舎内外には警察官が立ち並び、駐車場の出入り口も不審車両の進入を防ぐため1カ所に制限されていた。

 「竹原信一市長への抗議のため九州各地から右翼団体の街宣車7、8台が集まり、その警戒でものものしかった」

 地元市議はそのときの様子を振り返る。

 市役所周辺は厳戒態勢で、庁舎にも『住民票等窓口以外のご利用はご遠慮ください』という市長名の張り紙もあり、来訪者もいつもより少なかったという。市長も警護上、登庁を見送るという異常事態だったのだ。

 静かな漁村に街宣車の一団が押しかけた原因は、竹原市長のブログ「阿久根時事報」の内容にあったとされる。

 《高度医療のおかげで以前は自然に淘汰(とうた)された機能障害を持ったのを生き残らせている。結果、養護施設に行く子供が増えてしまった》

 《『生まれることは喜びで、死は忌むべきこと』というのは間違いだ》

 《センチメンタリズムで社会を作る責任を果たすことはできない》

 こうした書き込みが記されたのは11月8日付のブログだった。医師不足対策を論じる中で、高度医療に対する考え方や自らの死生観を吐露したようだ。

 障害者への差別ともとれる書き込みに対し、右翼団体側は、竹原市長が市議時代に自らのブログにつづった天皇制批判とあわせて、謝罪を要求する街宣活動を行ったのだ。

 12月市議会でも市議が障害者をめぐる書き込みを取り上げ、議会としても謝罪を求める決議を賛成多数で可決した。

 さらに、鹿児島県議会も竹原市長に関係者への謝罪を求める決議を可決するなど、問題は拡大の一途をたどっている。

 「市町村の問題について、県議会が決議をとるのは異例。県全体のイメージダウンにつながるとの危機感が県議会にもあったのではないか」と市議会関係者は口にした。

 実際に、問題となった竹原市長のブログ内容は、全国の障害者団体から猛抗議を受け、「団体の中には鹿児島県産品の不買運動を検討したところもあったようだ」(関係者)という。


「謝罪はしない」「不信任を出せ」

 抗議の電話が殺到した市役所では、「仕事に手がつかない状態が続いている」(議会関係者)というが、渦中にある竹原市長の対応はどうか。

964チバQ:2009/12/31(木) 15:27:10
 問題の書き込みが行われた翌11月9日付のブログでは、発言を批判するメールを紹介した上で、《慎重さを欠く見解に見えたかもしれない》としたが、謝罪の言葉はなかった。

 12月市議会での一般質問に対しても、「差別というのは誤解。謝罪はしない」と答弁し、頑なな姿勢をみせた。

 障害者に関する書き込みは現在《修正中》となっているが、考え方に変化はなさそうだ。

 今月中旬に福岡市の信用調査会社が主催した会社経営者らへの講演会で、市長は「社会づくりは木を育てるようにしなきゃならない。枝の先が腐ってきたら切り落とさないかん」と強調。講演後、報道陣から障害者をめぐる書き込みとの関連性を追及される一幕もあったが、市長は「分からない人には答えない」と話した。

 市長のこうした対応について、地元の市議はクギを刺した。

 「さまざまな思想を持つのは本人の自由だと思うが、それが一度、ブログなどで表明されると、傷つく人もいるということを知ってほしい」

 その上で、こうも指摘する。

 「以前から周囲のアドバイスに耳を貸さなかったが、最近は特にその傾向が悪化している。今回の騒動については市長自体も問題の予想以上の広がりに驚いているのではないか」

 事態が収拾しないことに焦りを感じているのか、12月市議会では辞任を迫る市議に対し、「(市長の)不信任を出してください」と、挑発とも自暴自棄ともとれる言葉が議場に響いた。

「裁判所は人事を論じる資格なし」

 阿久根市が抱える火種は市長のブログへの書き込みだけではない。

 クリスマスの25日午前10時。鹿児島地裁の法廷に竹原市長の姿があった。

 市庁舎内で各課の人件費総額を記した紙をはがしたとして懲戒免職処分になった元市係長の男性(45)が、「処分は裁量権の乱用で違法」と市に取り消しを求めた訴訟の第2回口頭弁論が開かれていた。

 市議会で弁護士費用を否決されたため、市長本人が出廷したのだ。

 市長は準備書面で、「人事は首長の専権事項であり、円滑な行政に必要として行われた以上、適法」と主張。その上で、「裁判所は首長と対等の立場から人事の適否を論じる資格を持たない」などとした。司法機関への“宣戦布告”ともとれるものだった。

 市長は平成21年春の出直し市議選や出直し市長選を通じて、市職員の高給を攻撃対象に掲げ、1円単位での職員給与一覧を市のホームーページや自らのブログでも閲覧できるようにした。一般住民の年収レベルを大幅に上回る市職員の高給ぶりは市民の反発感情に火をつけ、市長派議員の増加と市長の支持基盤拡大に貢献したのだ。

 人件費総額のビラは選挙後も庁舎内に張られていたが、何者かによって、はがされるという“事件”が起きた。後で名乗り出たのが元係長だったのである。「職場環境の正常化を図る」というのが理由だったが、市長は7月末、この元係長を懲戒免職処分にしたのだ。

 ただ、元係長は地裁に処分の効力停止を求め、10月21日に処分の執行停止が決定された。市側の即時抗告も福岡高裁宮崎支部によって棄却されたのだ。

 市長による免職処分が司法によって“やりすぎ”と認定された格好だが、市側は地裁決定後も「市長の指示がない」として元係長の職場復帰を認めず、賃金やボーナスも支払っていない。

 職員との“闘争”では、市長もブログ上で批判を展開している。

 例えば、11月24日付のブログはこうだ−。

 《公務員の中には年休取り放題。飲みすぎた朝に電話で連絡、代わりの職員が年休届けをする。好き放題で休みをとっているのが結構居るようだ》

 《阿久根市役所にも居るらしい。急に休んで申し訳ないとも思わない。こんなふざけた連中を組合が支えるのだ》

 こうした書き込みについて、地元の市議は「確かに、市職員にも緩んでいるところはあるのかもしれないが、だからといって、裁判所の決定を無視してよいわけではない。市長もちょっと慎重さに欠けている」と漏らす。

 5月の出直し市長選で市長を支持した地元の会社員は「市長選のころは、言動は確かに過激だったが、任期がまだ1年未満と短く、財政改革にどこまで切り込めるかもう少し見てみたいという感じで支持した」と述べた上で、こう続けた。

 「ただ、今の市長のやり方では市職員との摩擦が大きくなるだけ。やっぱり市長を変えるしかないのかも…」

 地元では市長に対するリコール運動も起き始めているといい、わずか半年の間で竹原市長を取り巻く環境は厳しくなったようだ。

965名無しさん:2010/01/01(金) 10:24:35
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20091231-OYT8T00654.htm
ホーム>地域>熊本
参院選と11首長選…10市町村議選も
 県内の今年の選挙は、7月に改選期となる参院選をはじめ、県都・熊本市を含めた11市町村長選と、10市町村議選(補欠選を含む)が実施される見通し。

 参院選熊本選挙区(改選数1)では、民主は自薦、他薦で応募があった5人の中から党本部とも協議して絞り込み、松野頼久官房副長官(衆院熊本1区)秘書で新人の本田浩一氏(42)の擁立を決めた。民主は連立政権を組む社民、国民新に支援を要請する方針。

 自民は参院選では初の公募を行っており、5日から比例選出の松村祥史氏(45)ら4人による予備選を実施し、18日に候補を決定する予定。改選を迎える現職の木村仁氏(75)は不出馬を表明した。

 公明は比例選に集中して戦う方針。

 共産は党県国政対策委員長で新人の安達安人氏(53)を擁立する。

 一方、熊本市長選には現職を含め、まだ誰も正式に立候補を表明していない。

(2010年1月1日 読売新聞)

966名無しさん:2010/01/03(日) 11:49:37
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20100103-582040.html
東国原知事「九州を独立国」道州制に意欲記事を印刷する

 今夏の参院選前の新党結成をブチあげた宮崎県の東国原英夫知事(52)が2日までに、道州制が実現した際には「首相よりも九州の州長が魅力だ」とアピールした。まだ道筋もできていないが、今の日本を救うのは地方に主権委譲をする道州制であると常々明言している。また、仮に首相になれるならという質問に「今の霞が関をぶっ壊すのならやりたい」と鳩山由紀夫首相(62)を挑発した。

 昨夏の総選挙前、自民党に自らを総裁選候補とすることを要求した東国原知事に素朴な質問をぶつけた。

 今、首相になりたいですか?

 一瞬視線を右上に漂わせて「あのねぇ、微妙なんですよね。地方分権が完ぺきにできていれば、道州制が採用される。それで、日本が州に分かれてしまったら、首相、っていうのはあまり魅力がないかな」とつぶやくように話した。

 各州知事にしっかりした人物が配置されて、行政権、財政権、立法権が各州に移譲されるのであれば、国の機能は外交折衝、防衛配備、金融と通貨の調整ぐらいになってしまうためだ。オデコにしわをよせて「だから、究極としては1つの国、九州という独立国ですね。30年後には道州制が導入されていないといけない。そのときに九州五輪を誘致したいなぁ」と夢を語った。

 ただ、道州制導入に懸命だったのは昨夏、野党に転落した自民党。現民主党政権は全国を300の基礎自治体にする案を持っており、すぐさま道州制論議には着手できない事情もある。盟友の橋下徹大阪府知事(40)も福井を含む2府5県での関西州の実現に動いているが、地方の声は現政権にはなかなか届かない。

 「もし、今首相になれるのであれば、今の霞が関をぶっ壊すための首相でしょう。ぶっ壊すというか地方に権限を移譲する。霞が関の規模を半分ぐらいにするということ。そのための首相だったら面白いかもしれませんね」と渋い顔をしながら、煮え切らない鳩山首相へけん制球を投げた。

 かつて道州制を叫んだ自民党には「あのでかい党本部はいらない。中にはいると怨念(おんねん)を感じますもん。とにかく暗い。なんかイヤ〜な心霊スポットの感じがある(笑い)。地価も高いでしょうから、売っ払って、ビルを間借りした方がいい…というぐらいの改革が必要でしょうね」とジョークを交えて自民党改革案を提示した。

 [2010年1月3日8時30分 紙面から]

967チバQ:2010/01/03(日) 14:02:24
佐賀
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001001030003
4月に5首長選 病院問題など焦点
2010年01月04日

 政権交代を経て迎えた今年の県内選挙は、7月に改選期を迎える参院選と、5首長選が集中する4月の「ミニ統一選」が大きなヤマ場だ。参院選は、前回07年に続く連勝で足場を確かにしたい民主党と、後がない自民党が雌雄を決する場となる。首長選では公立病院など地域医療のあり方も争点になりそうだ。


 参院佐賀選挙区(改選数1)では、自民現職の岩永浩美氏(67)が4選を目指して立候補を準備している。自民県連は昨夏、岩永氏の公認申請をしたが、党本部から再検討を迫られた。県連内にも候補差し替え論がくすぶっており、結論はまだ出ていない。


 民主は、県連役員らを通じて募った4人から、30代の女性弁護士を軸に人選を進めたが、結論は出ず、党本部に判断を委ねた。前回、民主と選挙協力した社民はまだ態度を決めていない。共産は独自候補擁立を検討中だ。


 地方選は首長選8、議員選7の計15選挙。統一地方選で19選挙があった07年並みで、うち八つが4月に集中する。


 4月11日に集中する3首長選は、いずれも公立病院を巡る問題が焦点となりそうだ。


 武雄市長選は、3選を目指す現職の樋渡啓祐氏(40)と新顔の元県立博物館・美術館長、谷口優氏(62)がこれまでに名乗りを上げた。樋渡氏は08年、推進する武雄市民病院の民間移譲に反対する住民団体によるリコールに先んじて出直し市長選に挑み、再選された。谷口氏はこうした政治手法を批判、「ワンマン市政を転換する」と訴える。


 有田町長選では、同町と伊万里市で進む両市町の公立病院統合計画に反対する住民団体代表の新顔、岩尾俊志氏(55)が名乗りを上げている。計画の牽引(けん・いん)役だった岩永正太町長は今期限りでの引退を表明したが、計画推進の立場を取る後継候補が立ちそうだ。


 この病院統合問題は伊万里市長選でも争点になりそうだ。新顔で弁護士の曽場尾雅宏氏(44)は統合反対を訴えており、現職で3選を目指す塚部芳和氏(60)と、財政再建も絡めた論戦が予想される。


 同月18日の2首長選では、新政権が進める大型公共事業の見直しにどう臨むかが、争点の一つになりそうだ。


 神埼市長選では、城原川ダム事業の是非が争点に。再選を目指す現職の松本茂幸氏(50)は、現政権の進めるダム事業の見直しに懸念を隠さない。一方、新顔の元市職員、狩野常徳氏(35)は、民主党が掲げる「ダムに頼らぬ治水」に理解を示す。前回、九州新幹線西九州(長崎)ルートの是非が最大の争点となった鹿島市長選では、立候補表明がまだない。事業反対を唱えて5選を果たした桑原允彦市長の進退が注目される。


 嬉野市長選で谷口太一郎氏(63)、吉野ケ里町長選で江頭正則氏(62)、玄海町長選では岸本英雄氏(56)の3現職が再選を目指し、他に出馬表明している候補はまだいない。

968チバQ:2010/01/03(日) 14:10:41
>>801
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/143961
江藤市長の辞職が成立 久留米市
2010年1月3日 01:57 カテゴリー:九州 > 福岡
 くも膜下出血で倒れ療養中の江藤守国・久留米市長(68)の辞職が3日午前0時、成立した。

 江藤氏は先月14日、同市議会の栗原伸夫議長に辞職願を提出。地方自治法に基づき、提出から20日後に自動的に退職を迎えた。市長職務代理者は引き続き今月31日まで臼井浩一副市長が務める。

 同市長選は24日告示、31日投開票。これまで、いずれも新人で、元同市副市長の楢原利則氏(61)と、元同市議の南牧夫氏(75)の2人が立候補を表明している。

=2010/01/03付 西日本新聞朝刊=

969チバQ:2010/01/03(日) 15:08:50
>自民党には「あのでかい党本部はいらない。(中略)地価も高いでしょうから、売っ払って、ビルを間借りした方がいい…というぐらいの改革が必要でしょうね」

彼は自民党本部が国有地に立っていることを知らないようですね。

970チバQ:2010/01/04(月) 13:49:20
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20100104rky00m040005000c.html
選挙イヤー:今月 名護、南城市長選
 重要選挙が続く選挙イヤーの皮切りとして、24日に名護市長選挙、31日に南城市長選挙の投開票が行われる。昨年8月の衆院選後、県内で市長選が実施されるのは初めてとあって、政権交代後の政局を占う意味でも注目される。ただ、いずれの市長選でも自民、公明を与党とする現職候補が、政党からの推薦を受けない戦略を取っており、これまでとは違う選挙戦の様相も見られる。

 両市長選とも現職対新人の一騎打ちとなる公算で、名護市長選は現職の島袋吉和氏(63)に新人の稲嶺進氏(64)、南城市長選は現職の古謝景春氏(54)に新人の親川盛一氏(68)がそれぞれ挑む。

 新人候補が「反自公」の政党から推薦を受けるのに対し、現職は政党への推薦願を出さない方針を表明。「主役は市民。市民を中心にした選挙戦を展開したい」として「市民党」の立場を強調している。

 現職陣営は、特定の党派に偏らない幅広い市政運営をアピールする狙いだが、衆院選の自民大敗を踏まえ、政党と距離を置きたいという思惑もあるようだ。自民党県連幹部は「衆院選では自民の名前を出すだけで批判を受けた。いまだ国政でも失地回復の兆しが見えない。候補者からすれば、政党の看板が前に出てもマイナスにしかならないという判断だろう」と指摘する。

 それでも同党県連は12月28日、普天間移設問題を抱え国政にも影響する名護市長選について同市内で議員総会を開き、島袋氏の再選支援に取り組むことを確認。「勝っても政党のおかげとはならないが、もし負けた時には自民はやっぱり駄目だと言われる。政党として無関係とはいかない」(同県連幹部)と意気込む。

 しかし、この日に早速予定していた自民県議団による街頭遊説が、島袋後援会の合意が得られていないとして、待ったが掛かる一幕もあった。党再生に懸ける県連だが、政党色が表に出ることを避けたい地元の意向との間で、効果的な連携の在り方を模索する。

 一方、国政レベルの自公協力が解消し、地方選挙への対応が注目されるのが公明党県本。同党支持母体である創価学会の組織票の行方は形勢に影響するとあって、表向きは政党推薦を受けないとする現職陣営も、水面下では実質的な支援のつなぎ止めに躍起だ。

 同党県本は昨年末、島袋、古謝両氏の「支持」を表明した。正式な支援要請がなく、政策協定を結ぶ手続きもなしに選挙支援を決めるのは異例の対応だ。同県本幹部は「形にはこだわらないが中身が欲しいということだろう。今までにない(政権交代後の)新しい展開ということだ」と語った。(与那嶺松一郎)

(琉球新報)

2010年1月4日

971チバQ:2010/01/04(月) 19:20:23
http://www.asahi.com/politics/update/0104/SEB201001040015.html
「私のやり方加速」阿久根市長、ブログでは「革命宣言」2010年1月4日17時31分


 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は4日、市役所であった仕事始め式で約3分間あいさつし「今後は私のやり方を加速する。命令に従わない職員は辞めてもらいます」と述べた。

 式には職員約50人が出席した。新聞各社の取材は09年の仕事納めと同様に拒否した。出席者によると、竹原市長は「今の市の状況で、給料が上がらないと言う職員はいらない。私がやることは国がまねします」などと語った。

 また、1日付のブログでは「今年は激動の年になります。阿久根市政に革命をおこします。これからの作業に比べれば、これまでのものは児戯です」と記載。「革命には多くの苦労と、おそらく血も涙も伴います。全(すべ)てを乗り越えます。私は、これからの作業に全てを賭けようと思います」と宣言した。

972チバQ:2010/01/06(水) 21:48:46
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010010600795
防災無線で報道批判=阿久根市長が計3回−通信局「行政目的」と不問・鹿児島
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長は5日夜と6日早朝、市内の約8600戸に向けた防災行政無線で、自身のブログでの障害者への差別的記述をめぐる報道について「意図的に誤解を誘導し、悪意を感じる」と批判する録音音声を放送した。「強烈、迅速に改革を推進する私の手法を国と全国の市町村がまねするべきだ」とも訴えた。
 防災行政無線は災害時の連絡や市の行事の広報に使われる。総務省九州総合通信局は、電波法違反(目的外使用)の可能性があるとして市側に事情を聴いたが、「施政方針を示す範囲にとどまり、行政目的」として違反ではないと判断した。
 市関係者や市民によると、5日午後7時半すぎに市のほぼ全域で放送された。さらに同じ内容で、6日午前6時5分と同6時50分に地区別で流された。長さは約5分間で、4日に録音した。(2010/01/06-18:54)

973チバQ:2010/01/06(水) 21:55:44
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100106dde041010006000c.html
鹿児島・阿久根市長:防災無線で報道批判、計3回 電波法抵触の可能性も
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が5日夜と6日早朝、「意図的に誤解を誘導するキャンペーン」などとの報道批判や竹原市政の実績を訴える録音テープを市の防災行政無線で放送した。市議らは「無線を悪用し、選挙演説しているようなものだ」と批判。電波の目的外使用を禁じた電波法に抵触する可能性もあり、総務省九州総合通信局(熊本市)は「情報収集中」としている。

 市関係者によると、放送は約4分20秒。竹原市長は4日朝、市総務課にテープを手渡し、放送を指示。5日は午後7時半過ぎに、6日は地区別に午前6時過ぎと同6時50分の2回に分けて流したという。

 複数の市民らによると、新年のあいさつのスタイルで、竹原市政の実績をアピール。昨年11月に自身のブログに書いた障害者に対する差別的記述が約1カ月後に報道されたことを「誤解を誘導するキャンペーン」と批判。「新聞社は、私が本当の情報公開をやることで進んでしまう社会改革に危機感を覚えているのだと思う」とも述べた。「今後も出されるであろう新聞騒ぎでは、しばらくの間、大目に見てほしい」と述べたという。

 九州総合通信局によると、市の防災行政無線は本来、災害情報の提供が目的だ。【福岡静哉】

974チバQ:2010/01/06(水) 21:58:46
http://www.data-max.co.jp/2010/01/post_8294.html
福岡市長選 民主の動向
[政治]
2010年01月06日 08:00 更新

 昨年末、吉田宏福岡市長は、副市長らともに民主党福岡市議団とゴルフに興じたという。06年の当選直後からぎくしゃくしていた市長と市議団との間だが、ここにきて急速に関係修復が進む。もちろん背景には、昨年8月の総選挙で民主党が大勝し、政権交代が実現したことがある。
 民主党推薦で初当選しながら、その後は財界や自民党に接近し、民主党福岡県連と「冷たい関係」(県連幹部)にあった吉田市長。総選挙では「どの政党も応援しない」として洞ヶ峠を決め込んだが、鳩山政権誕生で方向転換をかけたものと見られる。

 今年秋の市長選挙、民主市議団は吉田推薦で走る模様だが、マニフェストを重視する党の方針と吉田市政の3年間が合致しないことは衆目の一致するところだ。民主推薦がすんなり決まるとは思えない。こども病院人工島移転の強行で市民の反発を受け、自らのマニフェストも平気で反故にする吉田氏を推薦すれば、福岡都市圏の民主党候補は、来年春の統一地方選挙で壊滅的打撃を受けるとの指摘もある。あながち間違いとは言い切れないほど、吉田市長の不人気は定着している。

 民主党県議団や国会議員団からは、「吉田ではダメ」といった厳しい声が聞こえてくる。民主党福岡県連の新会長との会食を目論むなど、二期目への布石を打つことに懸命な吉田市長だが、いかんせん反発が根強い。「市議団だけで選挙をやればいい」と、突き放した意見もあるほどだ。

 民主党県連内部で進められているはずの吉田市長のマニフェスト検証については、途中経過さえ公表されていない。すでに市民から「落第点」(県連幹部)が突きつけられている現状では、公表しようにも「反発が恐ろしくてできない」(同)状態だろう。下手に庇うと民主党自体が傷つくことになるからだ。

 夏の参院選直後から一気に市長選モードに突入することだけは間違いない。

975チバQ:2010/01/07(木) 12:15:43
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20100107/04.shtml
1月7日のながさきニュース
長崎新聞



知事選に東氏が立候補断念 高比良氏も出馬見送り

 2月4日告示、21日投票の知事選に立候補を正式表明していた前ルーマニア大使、東良信氏(61)が、出馬を断念することが6日、明らかになった。民主党県連は同日、東氏が前農水省改革推進室長の橋本剛氏(40)=民主推薦=を支援すると発表した。

 立候補に意欲を示していた民主党県議、高比良元氏(57)も同日、出馬を見送る意向を明らかにした。

 関係者によると、東氏は5日夜、電話で知人らに「橋本氏と共同戦線を張ることになった」などと断念の意向を伝えた。

 東氏と橋本氏は6日午後、長崎市内で会談し基本政策について合意。7日に2人そろって記者会見する。東氏は「現時点ではノーコメント」としている。

 一方、高比良氏は長崎新聞社の取材に対し「民主党の推薦を得ないまま出馬すると支持者に迷惑を掛ける。金子知事が出ないので、立候補する意義がなくなった」としている。今度、どの立候補予定者を支援するかについては「自分をどう役立ててもらえるか見極めて決めたい」と述べた。

 2人の出馬断念で、知事選は新人5人の戦いという構図がほぼ固まった。

976チバQ:2010/01/12(火) 12:17:47
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-155485-storytopic-3.html
沖縄市長選の保守一本化 しこり解消狙う
2010年1月12日
 沖縄市長選挙で保守陣営の候補者選考委員会は、元県歯科医師会長の喜屋武満氏で一本化することを決めた。喜屋武氏も出馬要請を受諾した。保守陣営の喜屋武氏一本化の背景には、保守系が分裂した昨年の衆院選のしこりを解消する狙いがある。
 これまで保守陣営の候補者は、行政経験者や議員が選ばれてきた。今回も市議や元県議らの名前が挙がったがまとまらず、選考作業は難航した。そのような状況下で、政党色が比較的薄い喜屋武氏が出馬に意欲を表明したことは、選考委にとって“渡りに船”だった。
 一方、2期目に意欲を示す東門美津子市長は社民、共産、社大、民主の各党に協力を要請するとともに、不在となっている後援会長の選任など組織の態勢構築を急ぐ。
 今後、保守陣営は一本化した強みを前面に打ち出し、現職に劣る知名度の浸透を図る考えだ。衆院選での自民惨敗で表面化した支持者離れや組織の弱体化への対応も課題となる。
 「市民党」を強調する喜屋武氏は、民主に協力を求めるなど保革、与野党を超えた幅広い支持層への浸透を図る意向だ。態度を表明していない民主の動向も注目される。(問山栄恵)

977チバQ:2010/01/12(火) 20:47:06
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/09/20100109ddlk45010539000c.html
風雲・宮崎:3都市長選/上 地域コミュニティー税 /宮崎
 ◇是非巡り初の市民審判
 今年度、全国で初めて導入された地域コミュニティー税(地コミ税)。税を原資とした街づくり事業で、市内の檍(あおき)地区(約4万人)では741万円の交付を受けた。使い道は防犯灯の維持管理、芸能祭の開催、三世代交流。制度は順調に滑り出したかのように見える。

 しかし、津村重光市長が「地域再生」を掲げて積極的に導入した制度が、地域社会に亀裂を生む皮肉な事態が起きた。昨年度、田代町自治会(約320世帯)が同地区の自治会連合会を脱退したのだ。同自治会会長の吉行三十四(みとし)さん(65)は「私たちの地区では『地コミ税は必要か』と疑念の声が上がった」と新税の恩恵はあてにしない姿勢を見せる。

 地コミ税は個人市民税を支払う市民に、新たに1人500円を課税するものだ。課税対象は16万人。市は集まった8000万円を、主に人口に応じて市内19の地区に分配。各地区は独自の街づくりに充てる。市地域コミュニティー課は「幅広く市民が街づくりに参画するため」と意義を強調する。

 「増税の前に財政改革が必要だ」と憤る吉行さんは08年12月、市長と議会に1万7500人分の反対署名を提出した。「実際の反対論者は署名よりも多いはず。市長選では反対論者の意見が票に現れるだろう」と市長選の動向を見守る。

 地コミ税は議会内でも反対論は少なくなかったが、結局、09年3月の議会で「今年度導入」を決めた。今回出馬する元市議の斉藤了介氏(43)も賛成に回った1人。「基本的に賛成。活動の推移は監視する」と話す。一方、元佐土原町長の戸敷正氏(57)と元県議の由利英治氏(60)は「街づくり費用は一般財源から」と明確に反対意思を示す。

 市民世論を二分した地コミ税だが、今まで是非を問われたのは議会でのみ。今回の市長選では、出馬予定者によって意見が割れており、初めて制度への市民の直接審判が下るという色合いも濃い。

  ◇   ◇

 県の大都市・宮崎、都城、延岡の3市長選が17日に告示される。宮崎市は4期16年務めた津村市長が引退を表明、新人3人による争いとなる。都城、延岡市では現職に新人が挑む構図となりそうだ。それぞれの市の争点や選挙情勢を伝える。【種市房子】

978チバQ:2010/01/12(火) 20:47:32
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/10/20100110ddlk45010334000c.html
風雲・宮崎:3都市長選/下 合併・財政改革 /宮崎
 ◇ハコモノ整備、岐路に
 佐土原町の住吉海岸。11年のオープンに向けて国民宿舎「石崎浜荘」の改築工事が進む。老朽化した国民宿舎を、隣接する屋内プールと一体で改築する構想だ。総事業費約20億円のうち、市の負担は6億7000万円にとどまる。返済に国の支援を受けられる「合併特例債」を活用した事業だからだ。市は「市民の健康増進に役立つ」と説明するが、一部地元住民からは「施設は豪華すぎる」と疑問の声が上がる。

 とりわけ批判の的となっているのがプールだ。「競技会も開催できるように」と容量は日本水連公認予定の25メートル、8コース。床は自動調節の可動式だ。400〜500人分の客席も設置される。「改築はうれしいが、住民の憩いの場となる程度の施設で十分だった。作っても使わないのは目に見えているのに」。旧施設のプールを使い続けてきた地元住民の田中克子さん(68)は疑問を投げ掛ける。「施設が子どもや孫の代に負担を押し付けるのかと思うとお先真っ暗」と苦い表情だ。

 4年前の旧3町の合併を機に、津村重光市長は合併特例債を活用して次々と公共施設を作ってきた。石崎浜荘改築工事だけではない。市中心部の駐車場「ワイワイパーク」、再開発ビル「アートセンター」−−。合併特例債の発行は06年からの3カ年で178億円に上る。合併特例債でハコモノを整備する手法は、一見「市の財布を痛めなくて済む」という見方もある。しかし、建設後は維持管理に費用がかかるのも事実だ。

 市債残高は08年度決算で2033億円に上る。一人当たりの負担は約55万円で、全国の41中核市のうち5番目の高さだ。合併により財政規模が拡大したため単純な比較はできないが、津村市長就任前の2・6倍にも上る。公共施設の整備などと引き換えに、未来への借金が増えたことがうかがえる。

 こうした市の台所事情には、3人の候補予定者とも危機感を持っている。元佐土原町長の戸敷正氏(57)は「起債より歳出カットが先」、元県議の由利英治氏(60)は「一般市民をメンバーに事業仕分け会議を開く」、元市議の斉藤了介氏(43)は「市民の意見も入れて必要な事業だけをする」といずれも歳出抑制の重要性を説く。津村市政が残した借金は重くのしかかかる。16年ぶりに誕生する新しい市長には、市財政を健全化するリーダーシップが求められている。【種市房子】

毎日新聞 2010年1月10日 地方版

979チバQ:2010/01/12(火) 20:48:05
http://mainichi.jp/area/miyazaki/archive/news/2010/01/11/20100111ddlk45010270000c.html
風雲・都城:3都市長選/上 一騎打ち /宮崎
 ◇合併の成否問う2氏
 都城市長選は、再選を目指す現職の長峯誠氏(40)と、前市議の山田裕一氏(49)=ともに無所属=が立候補を予定する。「争点が見えない」との声もあったが、7日の公開討論会などを通じて両氏の主張の違いが浮き彫りになってきた。

 合併新市の初代市長である長峯氏が、合併の最大の狙いであるスケールメリット、つまり行財政改革の成果を強調するのに対し、山田氏はこの4年で旧町が寂れ、市民サービスも低下したと批判。そのひずみを手当てする政策を前面に掲げる。市長選は合併の成果を問う構図になりつつある。

 長峯氏は04年の旧市長選で初当選し、全国最年少市長として脚光を浴びた。1市4町の対等合併に伴う前回は、相手候補に2倍以上の票差をつけて圧勝した。再選を目指す今回、注目点の一つが「3選問題」だ。

 国政選挙のたびに名前が取りざたされる長峯氏は、自らの在任期間について「3期12年が一つの区切り」と公言してきた。次期は新市で2期目だが、旧市との通算では3期目となる。ただ、旧市の在任期間は合併のため1年しかなかった。

 力点が「3期」にあるのか「12年」か。長峯氏は「今は白紙」と言葉を濁すが、いずれにしても次期を正念場と思い定めているのは間違いない。看板政策の「サブシティ構想」の達成をマニフェスト(公約)の第一に掲げ、「今期で辞めるわけにはいかない」と闘志をあらわにする。

 山田氏は、旧市で2期、新市で1期、市議を務めた。初当選直後の1回を除き、毎議会の一般質問を欠かしたことがない論客だ。今回も、実施時期や予算額を明記した9分野、90項目の詳細なマニフェストを公表して政策論争を挑む。

 県商工会議所青年部連合会長を務めた企業人。民主、公明や各種団体の推薦に加え、市内15地区に後援会組織を張り巡らす長峯氏との一騎打ちを「組織対草の根の戦い」と表現する。「組織や知名度に頼った選挙ではなく、政策で戦う」。商工関係者や趣味の音楽・スポーツの仲間、ボランティアらが運動を支える。

 昨年5月の出馬表明以来、ほぼ毎日街頭に立ってきた。のぼりに染め抜いた文字は「ルーキーが奇跡を起こす」。マニフェストをいかに浸透させるかがポイントになる。【木元六男】

980チバQ:2010/01/12(火) 20:48:34
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100112ddlk45010231000c.html
風雲・都城:3都市長選/下 まちづくり /宮崎
 ◇対抗する二つの構想
 山田氏 確かに借金(地方債残高)は減ったが、市民サービスが切り捨てられ、旧町も寂れた。借金返済に充てる予算の半分を民間に投資し、市民所得を上げることも必要だ。

 長峯氏 改革には犠牲や痛みが伴う。帽子の大きさを決めてから頭にかぶるのだから、痛いのは当然だ。孫子のために今は少し我慢し、知恵と汗を出し合うことが大切だ。

 旧都城市と北諸県郡4町が「究極の行財政改革」といわれる合併を実現して4年。新市の初代市長である長峯誠氏(40)は「借金を85億円減らし、職員数を154人削減した。県内トップ級の行財政改革だ」と胸を張る。一方の山田裕一氏(49)。行財政改革の必要性を認めた上で、そのしわ寄せやひずみを指摘して修正を迫る。

 「総合支所が寂しい。住民が知らない職員も多くなった」。昨年12月議会。旧町選出の市議が高崎総合支所の充実強化を訴えた。

 同支所は元の高崎町役場。合併前の05年に132人いた職員は72人(09年4月1日現在)に半減した。異動で顔ぶれも変わり、旧町時代の職員は6割にとどまる。

 市によると、旧町役場を引き継いだ他の3総合支所も事情は変わらない。管理部門は本庁に移り、4総合支所の合計職員数は合併前の525人から320人に減った。支所の周辺商店の購買力低下を指摘する声もある。

 山田氏はマニフェストの第一に「五つ星構想」を掲げ、旧4町の活性化を打ち出している。人材と権限、財源を大幅に移譲する一方、旧市の中心市街地には体育館などの公共施設を整備してにぎわいを取り戻し、五つの地区を一体的に活性化する構想だ。「まず100人規模の職員を旧町に移し、衰退を食い止める」と述べ、「サブシティ構想は新市の一体的発展につながらない」と批判する。

 長峯氏の看板政策であるサブシティ構想は、都城インターチェンジ周辺に都城市郡医師会病院など医療・健康3施設を新築移転する一方、20ヘクタール規模の工業団地を造成して雇用機会の創出を目指す。合併で市域が広がる中、市南部にある医師会病院の地理的な偏りを正す狙いもある。

 長峯氏は「中心地に救急施設ができる。市活性化の核になる」と、構想が旧1市4町に満遍なく恩恵をもたらす施策であることを強調。次期4年での完成に強い意欲を示す。

 サブシティ構想と五つ星構想。合併4年間を検証し、将来に向けた新市のまちづくりをどう進めるのか。市長選の論点になる。【木元六男】

981チバQ:2010/01/12(火) 20:50:48
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100110/plc1001102315010-n1.htm
名護市長選 国政揺るがす首長選 不幸な歴史いつまで (1/2ページ)
2010.1.10 23:14

 沖縄では首長選が日本の安全保障の根幹を揺るがす不幸な歴史を繰り返してきたが、過去を振り返るとギリギリで妥協点を見いだす県民の絶妙なバランス感覚が浮かび上がる。ただ、今回は鳩山政権の誕生により、そのバランス感覚は根底から崩れつつある。

 過去の名護市長選で最も緊迫したのは、比嘉鉄也市長が代替施設受け入れ表明と引き換え辞任したことを受けた10年2月の市長選だった。反対派の大田昌秀知事は投票日直前に受け入れ拒否を表明し、流れを作ろうとしたが、容認派の前市助役、岸本建男(たてお)氏が接戦を制した。

 この年も今年と同じく11月の知事選まで県内各地で地方選が続く「選挙イヤー」だったが、名護市長選を受け、反基地闘争の色合いは薄まった。

 容認派勝利にはさまざまな要因があるが、政府・自民党が北部振興策による「生活の充実」を対立軸に打ち出したことが大きい。

 これを受け、県内での大田知事の影響力は次第に低下し、10年11月の知事選では容認派の稲嶺恵一氏が勝利した。稲嶺氏は小渕恵三首相(当時)と蜜月関係を築き、沖縄振興策は着実に進展。12年7月には名護市で主要国首脳会議(沖縄サミット)も開かれた。

 稲嶺氏は、代替施設「15年使用期限」が受け入れられなかったことなどから17年10月に移設拒否に態度を変えたが、翌18年11月に容認派の仲井真(なかいま)弘多(ひろかず)知事が当選。「振興策重視」の保守派はなんとか県内で勢力を維持し、政府との共存関係を築き上げてきた。

 ところが、今回は政府の方が基地問題を争点化してしまった。鳩山由紀夫首相は「名護市長選の結果を見てそれに従って方向性を見定めていく」と語り、安全保障を自治体選挙に委ねた。これで安全保障と首長選を切り離す長年培われてきた不文律は消え去った。

 名護市長選が7月の参院選、11月の知事選などに影響を与えることは確実だが、政府・民主党内で沖縄全体に「反基地」の流れが強まった場合の対応策が検討された形跡はない。

 那覇市議会は昨年12月、「国家の安全保障という決断を一地方の選挙民に負わせることは到底容認できない」とする意見書を首相に提出した。首相はこの「重み」を理解しているのだろうか。(加納宏幸)

982チバQ:2010/01/12(火) 20:51:31
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100110/plc1001102312009-n1.htm
名護市長選ルポ(上)4度目の「国策市長選」に漂う厭戦感情 (1/2ページ)
2010.1.10 23:10

 沖縄県名護市が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の受け入れ先に浮上して13年余り。24日投開票の名護市長選はその是非を問う4度目の市長選となる。これまで容認する候補が勝利したが、鳩山政権の普天間移設計画見直しの動きを受け、選挙結果はその行方を大きく左右する方向となった。改めて選択を迫られる市民の心境は複雑だ。(宮本雅史)

 沖縄県北部の中心都市・名護市は人口約6万人。平成8年、普天間飛行場の移設先に辺野古が浮上して以来、市民は、住民投票と3回にわたる市長選で容認派と反対派に分断され、肉親の間でも激しい対立を強いられた。

 政府は、同市が移設を受け入れた事実上の見返りとして、12年から19年までの8年間に北部振興策として総額600億円を投じた。その結果、辺野古などでは国立沖縄工業高専やコールセンターの誘致などに成功した。市の中心地には7階建ての産業支援センターが建ち、情報・金融特区への企業誘致とそれに伴う約950人の雇用も確保。市民の間のしこりは解消されつつあった。

 しかし、鳩山政権が普天間計画見直しを打ち出したため、市民は再び二分化された。

 「もう、うんざりだ」。多くの市が口にするのは、争点が相も変わらず基地問題に集約される「国策市長選」への“厭戦(えんせん)”感情だ。

 市民の心の中には「基地アレルギー」はある。それでも心理的にも物理的にも基地受け入れ態勢を築き上げてきた。今回の市長選で、それが徒労に終わりかねないという懸念が、アレルギーを超越しているといえなくもない。

 「(普天間移設先が)辺野古に決まったのだから仕方がない。基地受け入れは地域振興にプラスになるから問題はない」

 こう語る飲食店経営者(65)は、辺野古移設の是非が改めて問われることへの不安を隠さない。

 「容認派の島袋吉和市長が再選されれば鳩山政権は何も言えない。だが反対派の稲嶺進前教育長が勝って辺野古への移設が白紙となれば、経済支援も立ち消えになるから、名護市は取り残されてしまう」

 建設工事に雇用、消費…。市民には「基地=経済」という思いも強い。

 名護市中心部から約8キロ離れた辺野古に基地が移設されても騒音は届かない。むしろ、メーン商店街のシャッター通りの静寂ぶりが際立つ。民間調査会社によると、同市では18年以降で20以上の建設業者などが倒産した。背に腹は変えられない事情がある。

 自営業者(58)は「辺野古移設を認めることで、手厚い経済援助を受けてきたことを忘れている。必要なのは不況をどう打開するかだ。基地反対だけを言っていてもだめだ」と訴える。

 基地の移設先とされた辺野古住民はより現実的に受け止めているようだ。

 ある市議は「辺野古では早く移設を決めて欲しいという声が活発化している。辺野古は13年かけて受け入れを了承したのだから当然だ」と言い切る。

 辺野古商工会や有志約40人でつくる「代替施設推進協議会」の宮城安秀会長(54)は「補償やインフラ整備など条件付きで住民の9割は受け入れ賛成だ。基幹産業のない沖縄は基地産業を相手にしていくしかない」と話し、言葉をつないだ。

 「移設阻止を訴えている勢力はイデオロギーだけ。彼らはジュゴンの保護など環境も盾にしているが、私自身はジュゴンを見たという人に会ったことはない」

983チバQ:2010/01/12(火) 20:52:38
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100112/plc1001120011000-n1.htm
名護市長選ルポ(下)普天間はどこへ…選挙結果を注視する宜野湾市民 (1/3ページ)
2010.1.12 00:05
 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市民も、名護市長選(1月24日投開票)の行方を注視している。結果次第では名護市辺野古地区への移設問題が完全に宙に浮き、基地の固定化を余儀なくされかねないからだ。「いつまでも待てない」。「世界一危険」とされる基地の周辺で米軍機による騒音と墜落の恐怖におびえる宜野湾市民から悲痛な叫びが聞こえてきた。

 日米間で普天間飛行場の全面返還が合意されて13年余りが経ったが、移設問題をめぐる鳩山政権のもたつきで宜野湾市民のいらだちは頂点に達している。

 返還決定直後から「内定」していた名護市辺野古への移設が袋小路に入り、普天間返還自体が事実上の「凍結」となる不安が日増しに強まっているのだ。

 「返還計画は進展していたのに白紙に戻ってしまった。一刻も早く辺野古に移設してほしい。だから名護市長選を見守っている」

 住宅密集地の真ん中にある普天間飛行場の近くに住む飲食店経営者(50)はこう話す。その声も、耳をつんざく米軍機の轟音(ごうおん)にかき消されそうだ。

 基地と共存する市民の恐怖は平成16年8月に現実のものとなった。飛行中の米軍大型輸送ヘリが沖縄国際大学に墜落、炎上した。

 45年間基地周辺で暮らす男性(64)は、その事故で上空を覆ったどす黒い煙が瞼(まぶた)に焼き付いて離れない。

 「10年前から辺野古に移ると信じていた。固定化にしろ、移設にしろ、早く決めてもらいたい。政治に弄ばれているようで我慢できない。名護市長選で現職が再選されれば民意ということで、一気に移設が実現すると期待している」

 土地を米軍に提供している軍用地主の男性(65)は「県民感情としてはまず辺野古に移し、その後、具体的に基地の縮小問題を考えるべき。鳩山政権が決断できないから全く進まない。一番困っているのは宜野湾市民だ。鳩山政権の尻を叩くうえでも市長選の意義は大きい」と話す。

 市民の間では「辺野古でなく、県外に移設しないと意味がない」(元教員)という声もある。

 しかし、前衆院議員の安次富(あしとみ)修氏(53)は、「沖縄の目標は自立経済の発展にある。そのためには政治が安定しないといけない。日米合意に基づいて辺野古に移し、その後、新しい沖縄を形成するための議論をすべきだ。まず一歩進めないと何も解決しない」と指摘する。

 沖縄県の世論はいま、「オール・オア・ナッシング」になっている。県内の米軍基地問題については段階的に整理縮小することが基本だった。それが、いつの間にか急進的になり、本質を忘れてしまっているようだ。普天間飛行場を抱える宜野湾市民の間では、名護市長選は基地縮小への新たな第一歩になると期待する声も広がりつつある。

 前述の普天間飛行場近くの飲食店経営者は、あてなき「県外移設」になおも固執する伊波洋一宜野湾市長の姿勢をもいぶかる。

 「なぜ危険除去のために辺野古への移設を進めないのか。名護市は受け入れを承諾しているのに市長の真意が理解できない。本気で移設を考えているのか」(宮本雅史)

984チバQ:2010/01/12(火) 20:53:44
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2009-12-24_848
現職対元県議の公算 南城市長選告示まで1カ月
両氏 選挙態勢整う
政治 2009年12月24日 10時46分


 【南城】任期満了に伴う南城市長選は来年1月24日の告示(31日投開票)まで24日で1カ月となる。これまでに、現職の古謝景春氏(54)と元県議の親川盛一氏(68)が出馬を表明。政党の推薦を受けない古謝氏と、民主、国民新、社民、社大、政党そうぞうの推薦を得た親川氏の一騎打ちとなる公算だ。両陣営とも11月中に後援会本部の事務所開きを済ませ旧佐敷町、知念、玉城、大里村の4支部を立ち上げるなど、選挙態勢を整えている。

 古謝氏は佐敷地区に本部を構える。嶺井光県議(自民)が選対本部長に内定。政党色は薄いが自民、公明党議員も支援する。

 津波元徳旧佐敷町長や屋宜由章旧大里村長ら旧町村の首長を中心に結成した後援会や、与党系市議らがまとめる各支部が戸別訪問やローラー作戦など活発に運動を展開。字ごとに役員を配置、連日のように各字懇談会を開き支持拡大を図っている。20日には女性・青年部の合同総決起大会を開催した。

 4年間の実績として(1)土地利用計画の策定(2)無線ブロードバンドの整備(3)教育環境の充実(4)体験滞在型、医療と結びつけた観光振興―などを列挙。普天間問題に関しては早期の危険性除去と国外移設を訴える。スローガンである「日本一元気で魅力ある街づくり」へ向け、「10年後を見据え、これまで取り組んできた施策を地道で確実に粛々と進めていく」と強調する。

 親川氏は大里地区に本部を置き、野党系市議や旧町村議員らと戸別訪問や企業へのあいさつ回りなど精力的に集票活動を展開。旧玉城村長の大城晃氏が後援会長として選挙戦の陣頭指揮を執る。

 選対本部長に内定している瑞慶覧長敏衆院議員(民主)とのポスターを各地に設置するなど瑞慶覧氏を軸にした運動を展開。民主県連の選挙カーで市内を巡回するなど、政党色を強めた運動を実施している。字ごとの地域懇談会も実施し、支持拡大を図る。

 基本政策として(1)第1次産業の振興による所得向上(2)税制の検証と見直し(3)中小企業支援(4)行財政改革の推進―などを挙げる。普天間問題では危険性の除去を訴え、辺野古への新基地建設反対を強調。「公正公平で明るく住みよい潤いある市」を理念に掲げ「合併効果を検証し、民主連立政権との連携をしっかり保ち施策を進めたい」と訴える。

985チバQ:2010/01/12(火) 22:43:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20100110-OYT8T00798.htm
2氏舌戦火ぶた 枕崎市長選

 枕崎市長選は10日告示され、現職・瀬戸口嘉昭氏(69)と、前市長・神園征氏(66)(ともに無所属)が立候補を届け出た。両氏の顔合わせは前回に続いて2度目で、再選を目指す瀬戸口氏と、返り咲きを狙う神園氏が激しい選挙戦を繰り広げている。

 2006年1月にあった前回は市町村合併の是非が争点となり、合併推進を掲げた瀬戸口氏が、当時現職だった神園氏らを破って初当選を果たした。今回、両陣営は攻守所を変え、激しく競り合っている。

 瀬戸口氏は同市港町の選挙事務所前で第一声。約600人(陣営発表)を集めた。行財政改革や企業立地など1期4年間の実績をアピールし、2期目の公約として、枕崎港のしゅんせつなど岸壁の整備、沿岸のも場造成、茶業振興、小学入学前までの医療費無料化などを挙げた。瀬戸口氏は「さらなる前進を目指し、第2次の行財政改革に取り組み、公約を確実に進めながら市民のため元気なまちづくりに努めたい」と市政の継続を訴えた。

 神園氏は、同市千代田町の市民会館前で出陣式を開き、約400人(陣営発表)を前に、「枕崎のありのままを率直に伝え、市民と情報を共有して力を合わせながら、明るく開かれた市政運営をやっていきたい」と抱負を述べた。コミュニティーバスの機能充実や雇用確保などを公約に掲げ、「寂れた市街地をもう一度活性化させる。歩いて暮らせる範囲に日常生活で必要な機能を集めて、にぎわいを取り戻さなければならない」と決意を語った。

 投票は17日午前7時〜午後6時(うち6か所は午後5時までに繰り上げ)に、市内20か所で行われる。午後7時半から枕崎小屋内運動場で開票される。有権者数は9日現在、2万304人。

(2010年1月11日 読売新聞)

986チバQ:2010/01/16(土) 10:26:22
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100113-OYT8T01440.htm
迫る宮崎市長選 <上>
「4年間」に手応え 戸敷氏


後援会事務所で支援者と意見交換する戸敷氏 女性副市長は必要か――。

 「必要です。管理職で女性が必要な部署は相当ある。審議会を含めて半数は占めるように考えていきたい」

 女性団体が6日に開いた宮崎市長選の立候補予定者による公開討論会。旧佐土原町長・戸敷正(57)の訴えに、出席した女性たちはうなずいた。

 現職・津村重光(62)に敗北した前回市長選から4年。再挑戦する戸敷の後援会幹部は「支援する女性が相当、増えた」と手応えを感じている。昨年4月に開いた「女性のつどい 1000人集会」には、約1200人が集まった。

 「女性の支持」以外にも、戸敷を巡る政治状況は前回と比べて大きく様変わりしている。市内に11の地域後援会を整え、戸敷をして「政党色を出さず、今回は自分の組織で戦うことができる」と言わしめるゆえんだ。

 「自前の組織」という自信は、2006年の市長選で強力な支援を受けた自民党系の元衆院議員中山成彬(66)を頼らない、との決意を意味する。

 宮崎市を含む宮崎1区を選挙区とする中山。前回の選挙では、戸敷の選挙カーに乗り込み、自らマイクを握る熱の入れようだった。「中山にとって自分の選挙を盤石にするには、戸敷とタッグを組むことが有効だった」(複数の自民党系市議)からだ。

 その中山は昨年夏の衆院選で落選。その後、戸敷との間で「今回は自力で戦う」と意見の一致を見た。中山は「戸敷さんの応援に関して表には出ない。現職じゃないし、自民党も政権与党ではなくなった。私が出ることがマイナスに働くことも考えられない訳ではない」と、一定の距離を置く姿勢を貫いている。

 ただ、「中山ファン」はむげにできない存在でもある。中山は6回の当選を重ねた閣僚経験者。企業経営者や商業者らの間に今も熱烈な支援者は多い。

 「市民党を目指す戸敷にとって、政党色の強い中山の全面支援は問題があるが、その支援者は大切にしていきたい。距離感が難しい」。戸敷を支援する市議の一人が、こう打ち明ける。

 陣営は、市内で2万数千票の集票を期待できる公明党の対応には危機感を強めている。立候補を準備する前市議・斉藤了介(43)と前県議・由利英治(60)のうち、斉藤を推薦することを決めたからだ。戸敷自身、「動揺がないと言えばうそになる」と心境を明かし、陣営の引き締めに躍起となっている。(文中敬称略)

     ◇

 無所属新人3人で争う構図がほぼ固まった宮崎市長選の告示が17日に迫った。前哨戦をリポートする。

(2010年1月14日 読売新聞)

987チバQ:2010/01/16(土) 10:27:13
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100114-OYT8T01319.htm?from=nwlb
迫る宮崎市長選(中)


後援会事務所開きで市政への意気込みを語る斉藤氏  「市長の後継者という意識はありません」

 宮崎市で4日に開かれた賀詞交歓会。額に汗を浮かべながら忙しく名刺を配っていた前市議・斉藤了介(43)は、その動きをとめ、当惑した表情を浮かべた。

 「市長と私は別人格。継承という言葉の概念がよく分からない」と不満げだ。

 ただ、本人の思いと周囲の見方にはやや隔たりがある。斉藤が候補者として名乗りを挙げた経緯には、現市政の路線継承を願う与党市議たちの思惑が濃厚にあった。

 現職・津村重光(62)が5選断念を表明したのは昨年9月8日。後任について、津村から事前に「若い人。40歳代の人が望ましい」と打ち明けられていた市議の一人が振り返る。「我々としても『後任がいないのに勝手に辞めることは許されない』との思いだった」

 不出馬の表明を受け、市長を支えてきた市議たちによる後継者選びは本格化する。同月下旬、市議たちが集まり、意見を交わした。「(市長選に意欲を示す)斉藤君を応援しようではないか」

 斉藤は市長友好会派の政新会に所属。津村の強い意向で導入された地域コミュニティ税についても賛成の立場だった。「市長に友好的な市議にとって、斉藤は問題のない路線継承者だった」(ある市議)。擁立の方向で話は動き出した。

 斉藤は同月28日、満を持して記者会見を開き、正式に出馬を表明。津村市政を支持してきた市議26人が斉藤を支える会を結成した。

 「市長も斉藤の立候補を期待していた。現市政の継承を求める市議たちの思いも重なり、擁立が実現した」。市幹部の一人はこう解説する。

 後継と目された斉藤に、市長友好団体からの支援決定が続いた。津村後援会も昨年12月23日、支援を決めた。「津村と同様の政治的な考え方をしている」などが理由だった。

 民主党県連に加え、公明党県本部も推薦を発表。「市長の実質的な後継者なので」

 ただ、斉藤陣営は津村後継を前面に出すことはない。陣営関係者は「そうと認めれば、逃げていく有権者もいるから」と説明する。

 斉藤は、旧佐土原町長・戸敷正(57)、前県議・由利英治(60)に比べて知名度が劣る。「できるだけ多くの市民の皆さんに会い、私という人間を知ってもらうだけ」。斉藤は企業の朝礼やつじ立ちをこまめにこなし、必勝を期す。(文中敬称略)

(2010年1月15日 読売新聞)

988チバQ:2010/01/16(土) 16:40:14
http://mainichi.jp/seibu/news/20100110sog00m010007000c.html
民意の行方:「国とのパイプ」綱引き 普天間移設、4度目の是非/名護市長選まで1週間

平野博文官房長官は普天間飛行場に隣接する住宅地を歩いて視察した=沖縄県宜野湾市で2010年1月9日午後0時18分、三森輝久撮影 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題に大きく影響する沖縄県名護市長選は、告示まで1週間となった。沖縄県を訪問している平野博文官房長官は9日、普天間飛行場を視察。基地内だけでなく、基地に隣接し、校舎上空を米軍ヘリコプターが飛び交う普天間第2小学校(児童数698人)や住宅地にも足を運んだ。「ここまで実際に歩かれた官房長官は初めてと思う。現場で普天間の危険性を見ていただいて非常によかった」。案内した伊波洋一宜野湾市長は笑みを浮かべた。

  ◇   ◇

 普天間の移設候補先となり、13年間にわたって揺れ続けた名護市では基地問題を軸に争う市長選は4度目。地元振興策など、これまで移設と密接に絡んできた「国とのパイプ」を巡る舌戦が激しさを増している。

 「政権は変わった!日本は変わった。『国とのパイプ』は現市長と県知事にはありません」。9日、名護市の各戸へ配られ始めたビラに大小の活字が躍る。国との距離が近いのはどっち、と訴える内容だ。移設反対を主張する前市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民など推薦=の陣営の新たな一手だ。

 準備は昨年末に始まった。12月25日昼過ぎ、稲嶺氏の後援会事務所に、民主党の玉城デニー衆院議員(名護市など沖縄3区選出)の姿があった。デニー氏は、来年度政府予算案で、沖縄への鉄道導入に向けた調査費が計上されたことなどに触れ「今の政権になって新たに実現するものがある。候補者の政策にリンクさせながら政権側としてサポートしていきたい」と語った。沖縄本島を縦断する鉄道敷設は県民の悲願とされ、経済界などで経済振興や交通渋滞解消を期待する声が強い。

 ビラには鉄道調査費が大見出しで入った。13日には民主党県連主催で建設業者らを対象にした会合も計画されている。

 「国とのパイプ」は過去3回の市長選では、辺野古への移設を条件付きで容認する現職の島袋吉和氏(63)ら容認派サイドの〓売り文句〓だった。

 「トップセールスで28社を誘致し、1000人近い雇用が生まれた」。再選を目指す島袋氏は支援者の集会で、自公政権時に国とのパイプを生かしてきた4年間の実績を重ねて強調する。

 後援会本部長の比嘉鉄也氏は、97年に移設を容認して辞任した市長で、現在は94年に公設民営で名護市に開学した名桜大の学校法人理事長。同大の整備には、移設容認と引き換えの北部振興策などの国費が投入された。

 昨年12月25日、比嘉氏は同大の今春公立化を会見で発表。公立化を担う名護市には交付税が年間12億円増え、授業料が半分程度になる。会見に同席した島袋氏は「これまで以上に地域の活性化に資する人材育成がなされていく」と胸を張った。

 パートナーだった自公は政権を去ったが、後援会幹部は「北部振興は国が交わした約束。政権が変わろうと、引き続き求めていくだけだ」と語る。

   ◇  ◇

 9日、平野官房長官は現行計画のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))を視察したが、宜野湾とは対照的に島袋市長には会わないまま、宿泊先の那覇市にUターン。市長選への影響を懸念したとみられる。政府が市長選に表れる民意の行方に神経をとがらせる証しでもある。【井本義親、三森輝久】

2010年1月10日

989チバQ:2010/01/16(土) 16:41:07
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100112ddp041010010000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 両陣営とも「市民党」
 ◇普天間対応「政党のずれ」封印
 米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)への移設を条件付きで容認する現職の島袋吉和氏(63)、そして県外移設を主張する前市教育長の稲嶺進氏(64)。普天間移設を巡って主張は対立するが、両陣営とも共通して前面に掲げるのが「市民党」。実際には島袋氏が自民、公明の支援を受け、稲嶺氏は民主、共産、社民などの推薦を受けるが、「市民本位」のイメージ効果を狙っての言葉だ。普天間飛行場移設問題を巡る両陣営の組織事情も透けてみえる。【井本義親】

 再選を目指す島袋氏の陣営は、前回推薦を受けた自民、公明への推薦依頼を見送った。陣営は「市民党が陣営のスタンスで、政党に頼るのはおかしいという判断」と理由を説明する。ただ、自民党県連、公明県本部には支援を要請。陣営と政党の線引きはあいまいだ。

 「市民党」へのこだわりは、陣営の選挙戦略も影響している。島袋氏は雇用増など4年間の実績を強調する一方で、普天間移設問題については一切言及しない。陣営幹部は「政党と絡むと、どうしても基地問題とつながってしまう。自民が昨夏の衆院選で惨敗してまだ半年。その影響も否定はしない」。あえて政党推薦を得る理由がないというわけだ。

 一方、地域政党を含め6政党から推薦を受ける稲嶺陣営のビラにも「市民党」の文字。保守から革新までの幅広い勢力が集まるが、実態は寄り合い所帯。後援会とは別に、政党が独自に事務所を構えたため、計五つの事務所が“乱立”する結果に。

 普天間移設への対応でも政党間で主張にずれがある。革新系の市議は「保守から共産までいる。バラバラなのは織り込み済みで、無理に一つになろうとすると足並みの乱れが出てくる。それよりは各政党がそれぞれの支援者を固めることに徹した方がいい」と話した。

毎日新聞 2010年1月12日 西部朝刊

990チバQ:2010/01/16(土) 16:41:49
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100115ddp012010017000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 基地論戦、かみ合わず 不況で経済策重視も
 ◇移設先二の次
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設の行方を左右する名護市長選。自公政権が米政府と合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古(へのこ))への移設を条件付きで容認する名護市長、島袋吉和氏(63)と、移設反対を主張する前市教育長、稲嶺進氏(64)=民主、共産、社民など推薦=が前哨戦を繰り広げるが、基地を巡る論戦はかみ合っていない。【三森輝久、井本義親】

 12日夜、大西区公民館であった島袋氏の地区懇談会。島袋氏は私立名桜大の公立化など教育や医療の実績を強調する一方、移設問題には一切触れなかった。元市長の比嘉鉄也後援会本部長は「鳩山首相が5月に移設先を決めると言っている。何も市を二分して争う必要はない」。普天間移設は争点ではないというわけだ。

 一方の稲嶺氏。10日、市中心部での街頭演説で「名護の民意を全国に伝えるため、答えを出さなければならない」と声を張り上げた。チラシには「辺野古・大浦湾の美しい海に新たな基地は造らせません」。移設先を巡って迷走を続ける党中央に対して「県外移設」を主張してきた民主党県連の新垣安弘幹事長は「県外移設を明確にするよう稲嶺氏に求めた。本人の決意は固まっている」と明かす。

 ただ、中央政界の変化も微妙な影を落とす。民主党の小沢一郎幹事長は12月29日、与党3党幹事長・国対委員長の忘年会で「きれいな海を埋め立てるのは駄目だ」と辺野古移設に否定的な考えを示した。党の最高実力者の発言に、稲嶺陣営からは「もはや移設は争点ではないのでは」との声も漏れる。名護市内の男性(60)は「不況が長引き、経済政策に目がいく。基地問題は二の次という感覚だ」と話した。

 基地問題が問われる4度目の市長選に、市民の間には倦(う)んだ空気も流れる。だが、琉球大教育学部の島袋純教授(地方自治)はこう指摘する。「辺野古への移設の可能性は消えておらず、選挙結果は移設に対する名護の民意と受け止められ、移設に大きく影響する」

毎日新聞 2010年1月15日 西部朝刊

991チバQ:2010/01/16(土) 16:42:30
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20100116ddp041010021000c.html
民意の行方:1・24名護市長選 自民も民主も、大物不在−−あす告示
 ◇中央と県連「普天間」ズレ
 沖縄県名護市長選は17日の告示を前に、立候補を表明する現職の島袋吉和氏(63)、前市教育長の稲嶺進氏(64)両陣営が総決起大会を開き、事実上始まっている選挙戦は熱を帯びてきた。米軍普天間飛行場移設の行方を左右する注目選挙だが、両陣営に中央からの“大物応援弁士”の姿はない。移設方針を巡り、自民、民主双方とも党中央と県連にあるねじれが背景にある。

 「私の最も信頼できる首長が島袋さん。一緒に頑張りましょうね」。15日夜、名護市であった島袋陣営の総決起大会。応援に駆けつけた仲井真弘多知事は約5000人(陣営発表)の支持者らに訴えた。自民党中央からのテコ入れはなし。前回市長選では、小池百合子・沖縄北方担当相(当時)が応援に駆けつけたのと対照的だ。

 自民党県連関係者は「政権与党でもないし、大物より知事の方がアピールできる」と語る。県連が県外移設へと方向転換した一方、党本部は辺野古推進の立場。別の陣営幹部は「自民が目立つと基地イメージがつきまとう」と明かした。

 この3日前、稲嶺陣営の総決起大会。「私たちの反基地の思いは前回は涙をのんだが、今回はこんなに多くの人が集まった」。名護市を抱える沖縄3区選出の民主党衆院議員、玉城デニー氏が約3000人(陣営発表)を前に雪辱を期した。与党3党を含む6党から推薦を受ける稲嶺氏。壇上に上がった県選出国会議員は玉城氏ら4人だったが、あいさつは玉城氏だけだった。

 反安保の共産から保守の国民新までの寄り合い所帯。各党の主張が飛び出ては収まりがつかない。そのうえ、鳩山政権は普天間移設では衆院選前の「県外移設」とは打って変わって迷走し、民主党県連は県外移設を主張。県連幹部は「大物が来てもプラスになるかマイナスになるか、読み切れない」と声をひそめた。【井本義親、三森輝久】

毎日新聞 2010年1月16日 西部朝刊

992チバQ:2010/01/17(日) 16:02:40
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-17_1732
告示まで1週間 南城市長選
現職・新人がしのぎ
政治 2010年1月17日 09時53分
(6時間8分前に更新)

 【南城】南城市長選は24日の告示まで17日で1週間となる。現職で2期目を目指す古謝景春氏(54)=無所属、自民、公明支持=と元県議の親川盛一氏(68)=社民、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=が立候補を表明。4年間の実績を前面に訴える古謝氏に、県議と県知事公室長を務めた経験をアピールする親川氏が激しくしのぎを削っている。


 古謝氏は各字に役員を配置して精力的に地域懇談会を開催。初代市長として行財政改革などの実績を訴え、自民、公明からの支持を背に票の取りまとめに力を入れる。


 親川氏は民主党の瑞慶覧長敏衆院議員を中心に企業、戸別訪問を積極的に展開。選挙カーで市内を回り市政刷新を訴えるなど政党色を前面に出し、支持拡大を図っている。


観光振興に力注ぐ
総決起大会で古謝氏


 【南城】31日投開票の南城市長選で、2期目を目指す現職の古謝景春氏(54)の総決起大会が16日、同市佐敷のユインチホテル南城で開かれた。古謝氏は「わたしに大きな夢を託してほしい。実現のために、2期目のかじ取りを担う決意だ」と支持を訴えた。


 古謝氏は学校施設改築やブロードバンドの整備など1期4年の実績を強調。「観光に力を入れ、市に人が流れる

仕組みをつくる。学校給食に地元の農産物を利用するなど一次産業の振興も図る」と意欲を示した。


 仲井真弘多知事は「これまでの実績、能力を見ても今交代する理由はない」と強調。自民党の島尻安伊子参院議員や公明党県本部の上原章幹事長代理らも駆け付け、支援を呼び掛けた。

993新党日本支持者:2010/01/17(日) 17:13:20
>>992
共産党はどうしたんでしょうね?

994チバQ:2010/01/17(日) 20:57:04
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2010011701.shtml
ながさき新着ニュース(17日AM 10:21)
長崎新聞



松浦市長選告示、3人が立候補 市議選には21人

 任期満了に伴う松浦市長選と同市議選が17日、告示された。市長選には現職と新人2人、市議選には定数19に対し21人(現職16、新人5)が立候補の届け出を済ませ、街頭での訴えを始めた。

 市長選に立候補したのはいずれも無所属で、再選を目指す友広郁洋氏(67)と前市議会議長の中塚祐介氏(58)=民主推薦=、元県議の田中広太郎氏(62)の3人。

 市議選は今回から定数を1削減。前回は旧市町ごとに選挙区を設けたが、今回は全市統一となる。政党別では民主、共産が各1、無所属19。

 市長、市議選とも投票は24日午前7時〜午後6時(黒島は午前8時〜午後5時)、市内25カ所で行われ、午後8時半から市文化会館で即日開票される。

 有権者数は2万1203人(男9914、女1万1289)=16日現在、市選管調べ=。

995 ◆ESPAyRnbN2:2010/01/18(月) 11:52:24
凄い露骨だ。構図が全く逆になってる。
> 陣営は、政府への要望活動を通じて親交のある前原誠司国土交通相の応援メッセージを披露し、
> 中央とのパイプも誇示

http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001001180002
延岡市長選、「組織」と「後援会」対決
2010年01月18日

 延岡市長選には、いずれも無所属の前県議会副議長で新顔の井本英雄氏(63)、現職で再選を目指す首藤正治
氏(54)=民主、公明、社民推薦=の2氏が立候補を届け出た。16日現在の有権者数は10万8989人。

 井本氏は午前9時から、延岡市恒富町4丁目にある春日神社駐車場で出陣式に臨んだ。
 支持者ら約200人(陣営発表)を前に、井本氏がまず強調したのが雇用創出。延岡公共職業安定所管内の有効
求人倍率が県内で最低レベルであることに触れ、「若い人はみんな外へ出て行き、人口は減って減って減りまくって
いる。延岡のどこに中心市街地と呼べるところがあるのか」と訴えた。

 自民県議を4期務め、県議会副議長も歴任した井本氏だが、古巣の自民を含む政党や団体などの支援は受けず、
個人後援会による「草の根選挙」を展開。「大きな組織は敵方が持っていった。私は皆さん方の力を頼りにしている。
どうか、一人一人の力で当選へ導いてください」と支持を求めた。

                 ■

 首藤氏の出陣式は午前9時から延岡市卸本町の延岡卸商業センター会館前であり、陣営によると、約1千人が
集まった。
 第一声で首藤氏は「企業誘致、行政改革、医療など様々な課題に取り組んできた。大きな問題の解決はこれから。
何が何でも勝つ」と再選への決意を語った。

 出陣式には推薦を得た民主、社民両党の県議や市議のほか、自民系の市議らも出席。JAや医師会、建設業、
漁協など推薦団体は170に上り、各組織の幹部も顔をそろえた。陣営は、政府への要望活動を通じて親交のある
前原誠司国土交通相の応援メッセージを披露し、中央とのパイプも誇示。岸上照夫・選対本部長は「1票1票を積み
重ねて、勝利につなげよう」と呼びかけた。

                 ■

 市議補選(被選挙数1)には、前職2人と元職1人が立候補を届け出た。党派別は自民1人、無所属2人。

996チバQ:2010/01/18(月) 21:51:39
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100118k0000m010038000c.html
名護市長選:新人、現職の争いに 普天間争点、与野党対決

移設問題が争点となっている米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で2009年10月11日、本社機から野田武撮影 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾=ぎのわん=市)移設に大きく影響する沖縄県名護市長選が17日、告示された。自公政権が米政府と合意したキャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古=へのこ)への移設に反対し県外移設を訴え、民主党などが推薦する前市教育長の稲嶺進氏(64)と、辺野古移設を条件付きで容認した現職の島袋吉和氏(63)の無所属2人が立候補した。

 鳩山政権は辺野古も選択肢に残して移設先を再検討しているが、稲嶺氏が当選した場合は名護市としての移設受け入れは困難となり、移設問題の行方に大きく影響する。24日、投開票される。

 名護市は96年の日米両政府による普天間返還合意以降、政府が移設先にしてきた。97年の市民投票では、代替施設の建設反対が過半数を占めたが、98、02、06年の市長選ではいずれも容認派が当選している。普天間移設が争点になる市長選は4度目だが、移設見直しを進める鳩山政権下では初めてで、市民の選択が注目される。

 稲嶺氏は、島袋市政下で市教育長を務めた。市の人事や基地対策で島袋市政に不満を持つ保守系市議らが擁立し、反自公勢力が結集。当初、辺野古移設を「見直す」としていたが、民主などの推薦を受けて「県外移設」を前面に打ち出した。

 島袋氏は辺野古移設では建設場所の沖合移動を求めてきた。選挙戦では「政府方針を早く決めてほしい」と述べる程度で、移設にはほとんど触れていない。移設問題で歩調を合わせてきた仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事や自民、公明が支援する。

 16日現在の有権者数は4万5521人。【三森輝久】

 立候補者次の通り。(届け出順)

稲嶺進(いなみね・すすむ)64前市教育長=無新[民][共][社][国]

島袋吉和(しまぶくろ・よしかず)63市長=無現(1)

997チバQ:2010/01/18(月) 21:52:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100118/elc1001182035000-n1.htm
名護市長選、「政党隠し」に腐心の両陣営 それぞれにお家事情 (1/2ページ)
2010.1.18 20:34
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に焦点があてられている名護市長選(24日投開票)。新人の稲嶺進、現職の島袋吉和の両氏ともに「政党隠し」に腐心している。同市長選は普天間問題の行方に影響するとされる「国策市長選」とも指摘されるが、両陣営ともに中央政党とは微妙な距離を置かざるを得ないお家事情がある。

 最近の地方首長選では、中央の主要政党の支援を仰ぎながら「無党派」をアピールする候補が後を絶たないが、「政権交代後、最も注目される地方選」(民主党関係者)と言われる名護市長選もほかでもない。人口6万人の一地方都市の「身の丈にあった市長選」になっているようだ。

 島袋氏の遊説車には、奇妙な正方形の3枚テープが張られている。よく見ると、4年前の市長選で書かれていた「自民党」の文字が消されているのだ。

 島袋氏は前回市長選で自民、公明両党から「推薦」を受けたが、今回はそれを固辞。公明県本部が「支持」、自民県連も実質的な支援にとどまり、キャッチフレーズは「市民党」だ。

 島袋氏は普天間飛行場の名護市辺野古への受け入れ容認の立場をとるが、選対幹部は「頭痛のタネの基地問題をかすませるには、辺野古移設を決めた旧自公政権とベッタリという印象を消さないといかない」と苦しい胸の内を明かす。

 自民県連も昨秋、普天間飛行場の「県外移設」へ方向転換しており、「自公離れ」に動く大義名分はある。「中央の自公幹部に応援を頼むこともない」と陣営関係者はいう。

 一方、基地問題を最大の対立軸に据える稲嶺氏には、民主、共産、社民、国民新の各党などが推薦し、支援態勢を整えているが、「寄り合い所帯」ゆえの悩みも尽きない。

 17日の出陣式では、推薦する政党の沖縄県選出国会議員が次々とあいさつに立ったが、それぞれの持ち時間を大幅に超え、「さながら言いたい放題」の演説会の様相を呈した。

 追い風とみる普天間移設問題へのスタンスとて、一枚岩ではないのだ。陣営関係者は「政党ごとの主張を声高に繰り広げたら、混乱しかねない」と懸念を抱く。基地問題は両刃の剣の側面もあるというわけだ。

 辺野古移設に完全に「ノー」を突きつける共産、社民両党の“過激”さが突出し、移設先をめぐる鳩山由紀夫首相のフリーハンドを確保しておきたい民主党とは微妙な「溝」がある。

 市内を走り回る共産党関連団体の遊説カーには、稲嶺氏のポスターと「日米安全保障廃棄せよ!」という“党是”の文字が同居している。陣営には保守系市議6人も加わっており、その一部の市議は「あまり共産党や社民党が表に出ると、保守票が逃げる」と悲鳴を上げているという。

 このためか、稲嶺氏は遊説で「民主党政権とのパイプ」を強調しつつも、「市民の目線」を叫び続けている。陣営関係者は「中央は中央。鳩山政権も政治とカネの問題などでもたついている。あくまで市民本位の政治を実直に訴えていくしかない」と語った。(高木桂一)

998チバQ:2010/01/18(月) 21:54:39
>>692>>985
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100118ddlk46010349000c.html
選挙:枕崎市長選 神園氏、返り咲き2選 現市政批判が浸透 /鹿児島
 任期満了に伴う枕崎市長選は17日、投開票され、元職で学習塾経営、神園征氏(66)=無所属=が現職の瀬戸口嘉昭氏(69)=同=を破り、返り咲きの2選を果たした。

 ◇投票率は過去最低
 投票率は過去最低の69・74%だった。

 神園氏は「人口減、財政難など現状は危機的」と瀬戸口市政を批判。雇用問題の改善や、9歳未満児の医療費無料化などの子育て支援策を公約。職員の地域担当制をつくり、市民協働による地域活性化を訴えた。草の根的な選挙を展開し「開かれた市政を実現する」と現市政への批判票を追い風にした。

 瀬戸口氏は実績を強調し続投を訴えたが、及ばなかった。

 当日有権者数は、2万150人(男9033人、女1万1117人)。【村尾哲】

==============

 ◇枕崎市長選 開票結果=選管最終発表
当 7,269 神園征   66 無元

  6,629 瀬戸口嘉昭 69 無現

==============

神園征(かみその・ただし) 66 無元(2)

 学習塾経営[歴]市PTA連絡協議会長▽市議2期▽市長▽全国水産都市協議会副会長▽早大

999名無しさん:2010/01/19(火) 12:41:35
名護市長選挙世論調査
朝日&沖縄タイムス
民主石嶺
民主党支持層7割
無党派層6割
自民島袋
自民党支持層8割
公明大半
読売新聞世論調査
民主稲嶺
民主党支持層7割
社民支持層9割
共産大半
自民島袋
自民党支持層8割
公明大半
琉球新報
名護市長選挙の争点は?
基地問題15.9‐3番目
※各社、民主先行、自民追う。投票態度を決めていない、2割‐3割
このままでは、民主党が勝ちそうですな。
仮に、民主党候補が勝てば鳩山首相は高度な政治決着が求められる事にもなりますね。
諸刃の剣と言った所か

1000とはずがたり:2010/01/20(水) 08:39:33

此処は落とした方が民主にとっては良さそうですけど。。

移設反対 稲嶺氏先行、名護市長選で本紙調査
普天間移設
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20100119-OYS1T00171.htm

 読売新聞社は24日投開票の沖縄県名護市長選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。民主など4党推薦の新人・稲嶺進氏が先行し、自民、公明両党の支援を受けて再選を目指す現職・島袋吉和氏が猛追している。有権者の2割弱は態度を決めておらず、情勢には流動的な面もある。

 市長選は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設受け入れの是非が焦点。自公政権下で日米両政府が合意した名護市辺野古への移設計画に反対する稲嶺氏と、容認姿勢を示す島袋氏の一騎打ちとなっている。

 稲嶺氏は民主支持層の約7割、社民支持層の9割以上を固めた。共産支持層も大半が稲嶺氏を支持している。島袋氏は自民支持層の約8割、公明支持層の多くから支持を得た。

 普天間飛行場の移設先については「国外」が46%、「県外」が27%に上り、「日米合意通り辺野古にすべき」は16%にとどまった。与党3党が新たな移設先を検討していることには「評価する」が56%、「評価しない」が31%だった。

 投票については「必ず行く」が85%、「なるべく行く」が12%で、大半が投票への意思を示した。

 調査は告示日の17日午後から18日にかけて、名護市の有権者を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で行った。有権者在住が判明した1374世帯のうち、760人(回答率55%)から回答を得た。
(2010年1月19日 読売新聞)

1001チバQ:2010/01/20(水) 21:21:10
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/147372
「政治とカネ」逆風警戒 長崎知事選で民主県連
2010年1月20日 19:29
 「政治とカネ」の問題で支持率が急落している鳩山内閣。2月4日告示の長崎県知事選に初めて独自候補を擁立する民主党県連は、中央からの“火の粉”を払いのけようと躍起になっている。

 「『迷惑かけてます』ぐらい言うべきだ。きちんと説明を」。18日夜、長崎市で開かれた同党が知事選で推薦する元農水官僚を「囲む会」。内閣や党支持率の一段の低落が報じられる中、県議が「国政の問題もいろいろありますが」と述べるにとどまったことに支持者の男性は声を荒らげた。

 同党は昨年夏の衆院選で県内の全4小選挙区で勝利。政権交代の余勢を駆って臨むはずの知事選だったが、党のトップ2人の金銭疑惑が噴出。同党関係者は「まさかの逆風。いいとばっちりだ」と肩を落とす。

 県連は、薬害肝炎問題で知名度が高い福田衣里子衆院議員(長崎2区)を知事選の応援に積極投入し、イメージの回復を図る。小沢氏も出席した17日の県連政治資金パーティーで、福田氏は小沢氏以上の声援や拍手を浴びており、山田正彦農林水産副大臣(同3区)は「福田さんが顔を見せれば反応が違う。全県回ってもらう」と期待する。

 さらに、24日の赤松広隆農相の来県をはじめ、党幹部、閣僚級を続々投入し、政権与党の立場を強調する構えだ。

 一方、知事選で前副知事を支援する自民党県連は「民主への風がやっとやんだ」(幹部)と安堵(あんど)、2月3日に小泉進次郎衆院議員(神奈川11区)を招き「福田人気」に対抗を図る。

 県連会長の北村誠吾衆院議員(比例九州)は、18日の国会開会前の党代議士会で小沢氏の政治資金パーティー出席を皮肉り「情けなや小沢のカネで知事選挙」との句を披露するはしゃぎぶりだったが、県連幹部は「民主批判が自民回帰につながらないのが痛い」と戒めも忘れなかった。

=2010/01/20 西日本新聞=

1002名無しさん:2010/01/20(水) 23:18:43
まあ、名護は稲嶺(移転反対)が勝つということになってるんでしょうな
沖縄の意思として

1003新党日本支持者:2010/01/21(木) 00:22:19
気が早いですが知事選の方はどうなりますかね。
沖縄は公明票も多いだけに気がかりです。

一応前回の分析らしきものを見つけました。
新党日本の醜聞もあります。

青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方1
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7227.html
青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方2
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7228.html
青山貞一:沖縄知事選、全野党共闘の敗因と問われる今後の行方3
http://eritokyo.jp/independent/aoyama-col7229.html

1004チバQ:2010/01/21(木) 21:40:09
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210007
「生活」「基地」割れる争点/名護から
2010年01月21日


広報車から支援を訴える当間里子さん=16日午後2時13分、名護市


新顔の総決起大会。渡具知智佳子さんは家族と「ガンバロー」と気勢を上げた=12日、名護市

 米軍普天間飛行場の移設問題で揺れ続けてきた沖縄県名護市の市長選が17日、告示される。容認派の現職と反対派の新顔が立候補する予定。市内の辺野古が移設先に浮上してから13年余。政権交代後に迎えた今回の市長選に、市民はどんな思いを託すのか。名護の人たちを追う。


 16日朝、閑散とした街中で広報車から現職の島袋吉和氏(63)の支援を訴える声が響いた。「活力あふれる名護市の未来を……お車からの声援、ありがとうございます」


 マイクを握る当間里子さん(39)は対向車に手を振り返した。朝8時にスタート。車から降りたのは2時間おきの数分の休憩と昼食時だけだ。


 中心街で基地問題に触れることはない。辺野古を通った時だけ「精いっぱい取り組んでまいります」と口に出す。


 自民支持者だった両親の縁で、市長選を手伝うのは前回に続き2度目。「反対してもどうせ国が決めること。容認する現職なら、安全性や地元の振興を考えてくれる」


 辺野古で生まれ育った。普天間問題が降ってきた年に生まれた長男はいま中学2年の13歳。その長男が1歳の時に離婚して以来、家業の酒屋を手伝い、生計を立てた。寂れていく辺野古を見るのがつらかった。地元の中学校は1学年1クラス。自分たちの時代の半分に減った。


 そんな故郷に政府からの振興策で新しい建物がいくつもできた。2004年には国立沖縄高専ができた。長男には来年高専を受験するよう勧めている。「基地はない方がいいけど、豊かになるなら、子どものためにもいい」


 政権は代わったが、新しい受け入れ先が見つかるとも思えない。「市長選の争点は基地じゃない。生活をどうするか」。定職を探している当間さんの実感だ。


   □   □


 穏やかなサンゴ礁の海に臨む瀬嵩集落。大浦湾をはさんで辺野古が見える。


 渡具知智佳子さん(48)は朝から慌ただしかった。測量士の夫(53)と、野球の試合があった12歳の長男を送り出し、車で30分以上離れた本島中部にあるコールセンターでの仕事に向かった。職場でも市長選が気になって仕方がない。


 1週間前、移設に反対する新顔の稲嶺進氏(64)を応援しようと夫と交代で辻立ちを始めた。16日朝は夫の当番。「ジュゴンもすむ、静かで美しい海を守って」。通り過ぎる車に呼びかけた。


 1997年、移設の是非を問う市民投票。生後6カ月の長男を抱き、夫と街頭に立った。子どものために、自然に囲まれた静かな暮らしを守りたい。その一心だった。結果は反対が過半数。だが、当時の市長は受け入れを表明した。「市民投票で終わったはずなのに。どうして10年以上も苦しみ続けなければいけないの」


 そのころ、地元の子どもたちが考えついた遊びがある。名護ジャンケン。負けた方が勝ちになるルールだった。


 「県外移設」を掲げた民主党が政権をとったのに、普天間問題は終わらなかった。また民意は覆されてしまうのか。昨年暮れ、鳩山由紀夫首相に手紙を書いた。「子どもを授かってから移設問題に振り回され続けています」。決着をつけるには、今度の市長選で反対の民意を示すしかない。渡具知さんはそう考えている。

1005チバQ:2010/01/21(木) 21:40:44
http://www.asahi.com/politics/update/0121/SEB201001210011.html
名護市長選、「期日前バトル」過熱 全投票の半数の勢い(1/2ページ)
2010年1月21日16時16分
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期日前投票所の前で「不正投票監視団」の旗を掲げる市民団体のメンバー=沖縄県名護市
  
 米軍普天間飛行場の移設問題が争点の沖縄県名護市長選で「期日前バトル」が過熱している。移設容認派は集会の場で期日前投票に直行するよう呼びかけたり、支援組織の割当表をつくったり。反対派も「行き過ぎ」を気にしながらも、同じ土俵に上がり始め、前回比1.6倍のハイペースに。このままの勢いが続けば、期日前投票が全体の投票者数の半分近くを占めるという異例の事態になりそうだ。

 「日曜日になると忙しいでしょう。堂々と期日前投票してください」。18日夜、市民会館で開かれた移設容認派で現職の島袋吉和氏(63)の集会。建設業者ら約千人を前に選対本部長が呼びかけた。集会が7時半に終わると、数人が同じ敷地内にある期日前投票所に向かった。

 期日前投票の呼びかけは島袋氏を支える保守系勢力の「お家芸」(陣営関係者)。島袋陣営作成の「各部会期日前投票目標」の表には「建設A 800」「商工観光部会 300」との文字が並び、毎日、人数を報告させる。目標は計1万人だ。

 新顔で移設反対派の稲嶺進氏(64)の陣営も手をこまねいてはいない。元島袋派の保守系市議らもお年寄りを車で送迎し、支援する労働組合も期日前投票所の地図付きビラを作成した。目標は計6千人だが、事務所内では「せめて4対6とか半々に盛り返したい」との声も上がっている。

 2006年の前回市長選では不在者投票の276票と合わせると、9864票で、投票者数の30.5%を占めた。今回はどうか。市選挙管理委員会によると、有権者4万5521人(16日現在)に対し、期日前投票者は18〜20日の3日間で計6249人。初日、2日目は前回比1.5倍、3日目は1.7倍と加速している。仮に1.6倍で推移すれば、6日間で1万5千人以上となる。投票率を前回並みの75%と想定すれば、投票者数の45%前後を占めることになる。

 一方で、過熱ぶりに冷ややかな見方も出始めている。稲嶺陣営のある市議は「演説を聞きながら1週間かけて投票先を考えるのが本来の投票のあるべき姿。自分は積極的にはなれない」とため息をつく。

 期日前投票所の周辺には「心に自由を」「不正投票監視団」ののぼりを持った一団が陣取る。半強制的に投票に動員するようなことがあれば、自由な投票を脅かす、とみている。呼びかけた男性は、移設候補地に生息するジュゴンの保護を求める市民団体のメンバー。「どれだけの投票者が自主的に来ているのか疑問。とにかく公正な選挙を望みたい」(奥村智司、山根久美子、河口健太郎)

1006チバQ:2010/01/21(木) 21:41:12
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210001
名護市長選/上
2010年01月21日

 米軍普天間飛行場の移設先として日米両政府が合意した沖縄県名護市の市長選が17日告示、24日に投開票される。今のところ、移設容認で現職の島袋吉和氏(63)、反対で新顔の稲嶺進氏(64)の一騎打ちとなる見込み。鳩山政権の最大の懸案である普天間問題。その行方を左右する現場は――。



 名護市の山あいにある人口700人ほどの集落に昨年11月末、新しい公民館ができた。赤瓦の屋根に真っ白な外壁。住民100人以上が集まった完成式典で、島袋氏はこうあいさつした。「ご高配を賜りました沖縄防衛局に、厚く御礼申し上げます」


 事業費約1億1千万円のうち、約7割をまかなったのが防衛省から市に入る米軍再編交付金。基地を受け入れた自治体に、移設作業の進み具合に応じて政府から支給される「出来高払い」の交付金だ。


 建築を請け負った市内のある業者は年間売上高の2割前後をこの工事で稼いだ。「公共事業が減り続ける中、本当にありがたい。いろいろ言われるけど、基地がなかったらやっぱりみんな困るんじゃない?」


 名護市で公民館の建て替えが加速したのは、岸本建男前市長が米軍普天間飛行場の移設受け入れを表明した翌年の2000年以降。市内55地区のうち24地区で新しい公民館ができた。うち14地区は防衛予算が事業費の9割以上を占めた。まったく入っていないのは5地区しかない。


 以前はほとんどなかった1億円以上の施設が3分の1以上。極め付きは、普天間飛行場の移設先とされた辺野古地区。事業費は9億円を超え、約9割を防衛予算が占めた。


 体育館ほどの広さの多目的ホール、デスクトップ型13台を備えるパソコン室、トレーニング器具12台が並ぶレクリエーション室……。近くに住む女性は「まるでお城のよう」と笑う。


 「アメとムチなんてことは分かっている。でも受け入れるしかなかった」。工事にかかわった建設会社の元社長は語る。会社は07年3月の公民館完成から2年を待たずに倒産した。


 「選挙が仕事のようなものだった」。普天間問題が争点になった1998年以降の3度の市長選は、いずれも受け入れ派を支援。従業員には、1人あたり10人を期日前投票に行かせろ、とはっぱをかけた。「当選させれば、受注しきれないぐらい仕事が来ると思って一生懸命やった。業界は辺野古にすべてをかけていた」


 転機は2006年。県発注工事での談合を理由に、公正取引委員会が県内152社に排除措置命令を出した。元社長の会社も営業停止処分を受けた。談合で利益を分け合う仕組みが壊れ、各社は安値受注に走った。大型の工事ほど、体力のある県中南部の業者に奪われ、会社は倒れた。


 名護市には、米軍基地がある市町村に支払われる交付金などに加え、普天間移設の事実上の見返りとして、様々な交付金や北部振興事業などがつぎ込まれてきた。こうした収入が市財政に占める割合は1998年度、それ以前の数%〜10%程度から15%超に急上昇。2001年度には30%近くに達した。「基地バブル」とも呼ばれた。


 だが、名護市では過去5年に建設業10社が倒産した。ハコモノ中心の振興策は地元が当てにしたほど経済効果をもたらさなかった。


 「あれだけの金をどこに使ったのかというのが多くの人の実感。観光や教育問題、お年寄りの施設などに使わなければならない」。稲嶺氏は街頭での演説で振興予算の使い道を批判するが、自分自身も08年までは市の幹部だった。


 公共事業を集中的に投入する土建政治型の基地政策に向けられる視線は厳しい。「街がよくなった実感がまるでない。新しい基地を造っても、結局はまた同じことの繰り返しじゃないか。だったら、次の世代に負担を残さない分、基地が来ない方がいいんじゃないか」。一昨年、会社を倒産させた建設会社の元社長は言う。


 取引先が倒産し、そのあおりを受けた。いまは地元の生活用品の売店の店番に立つ。かつては選挙といえば東奔西走したが、今回は投票依頼の声もかからない。「本当に熱心にやってるのは一部の業者だけ。選挙なんてもう、やる気はない」

1007チバQ:2010/01/21(木) 21:41:36
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210002
名護市長選/中
2010年01月21日

 沖縄県名護市の中心部にある市民会館で13日、民主党県連の「陳情説明会」が開かれた。すべて県連を窓口とし、党幹事長室を通さないと各省の政務三役には会えない――。近隣市町村の幹部や建設業者ら約50人を前に、地元沖縄3区選出の玉城デニー衆院議員や党本部の佐藤公治副幹事長が説明。最後にこんな発言も飛び出した。


 「陳情に来る人の中には、自民党とべったりな人もいる。せめて中立になるようお願いすることがある」


 市長選で民主の推薦を受ける新顔の稲嶺進氏(64)の陣営関係者は「旧態依然とした言葉は使いたくないが、民主の役割は中央とのパイプ役だ」と明かした。


 鳩山内閣は昨年末、2010年度の予算案に移設受け入れの事実上の見返りとされる北部振興策に、従来通り70億円を計上した。県連役員の一人は「民主政権では、基地を受け入れなくても振興策をもらえる」と語る。


 しかし、民主は利益誘導型の政治手法を批判してきただけに、県連内には懐疑的な声もある。「辺野古に基地を造ることを前提に、ハコモノばかりをつくってきた振興策を無批判に継続したのでは、自民党と変わらない」


 肝心の普天間飛行場の移設問題をめぐっては中央と地元で温度差が生じている。「県外移設を求める」と主張する稲嶺氏と県連の足並みはそろっているが、鳩山内閣は迷走を続けた揚げ句、先送りを決めるのがやっと。支持者には不信感が残り、稲嶺氏の集会では公然と民主を批判する声も上がる。県連幹事長の新垣安弘県議は「県連は稲嶺さん、党本部は辺野古移設に話を落としたいから現職。そんな最悪の状況にならなかっただけでもよかった」と言う。


 現職の島袋吉和氏(63)の陣営も、前回推薦を受けた自民党との間にすきま風が吹く。昨年末、名護市内のホテルを自民県議11人が訪れた。当初は島袋氏の後援会事務所で陣営幹部らと支援態勢を話し合うつもりだったが、断られ、会場を変更。島袋氏も顔を出さなかった。


 「推薦依頼は出さない」。地元側の説明に県議の一人が気色ばんだ。「こんな大事な選挙にかかわらなければ、党の支持者に説明がつかない」。自民は昨年の衆院選で県内4小選挙区で全敗。今年夏の参院選、秋の知事選を考えると、市長選は負けられない戦いだ。


 一方で、辺野古移設を推進してきた自民県連は昨年11月末、「鳩山政権が年内に方針を決めなければ、県外移設を求める」と方針転換。県連役員は再三、島袋氏に同調するよう持ちかけた。だが、「移設工事に期待する業界の選挙支援が受けられなくなる、という島袋氏との議論は平行線に終わった」(自民県連役員)。


 自民にとって最大の課題は辺野古移設よりも党勢の回復。翁長政俊幹事長は「政権与党の時は、辺野古に基地を造らせてもらおうと必死だった。政府も党も一枚岩で現職を支援した」と振り返り、「野党となった今は人も資金も投入するような状況にはない」と本音を漏らした。


 移設問題では島袋氏と二人三脚を続けてきた仲井真弘多知事は「島袋さんの考えと、私の考えはほとんど一緒。可能な限りの支援をしたい」と明言。15日の総決起大会にも出席する予定だ。


 だが、島袋氏の周辺からは「普天間問題には触れないでほしい」との意向が伝えられている。県幹部は「知事と市長の一致点は、辺野古容認に尽きる。政権とのパイプが失われたいま、ほかに何が語れるのか」とこぼす。残る任期が1年を切った仲井真氏も戦略を描けていない。

1008チバQ:2010/01/21(木) 21:41:57
http://mytown.asahi.com/okinawa/news.php?k_id=48000001001210003
名護市長選/下
2010年01月21日

 沖縄県名護市辺野古にある米軍キャンプ・シュワブで、兵舎の建て替えが進んでいる。米軍普天間飛行場の移設に向けて、敷地内の建物を整理する工事だ。


 2010年度の政府予算案にも、普天間移設の関連予算として13億円が計上されている。基地問題を担当する防衛省幹部は言う。「名護市長選で現職が勝てば、辺野古案は生き延びる。新顔が勝てば、もう無理だろう」


 12日夜、市内の屋内運動場で新顔の稲嶺進氏(64)の総決起大会があった。「辺野古の美しい海に絶対に基地を造らせないという強い信念を約束し、貫いて参ります」。千人を超える聴衆を前に、稲嶺氏は声を張り上げた。


 稲嶺氏は元市職員。いずれも移設を容認してきた過去3代の市長の下で、総務部長や収入役、教育長と重職を担ってきた。1999年の12月には、ホテルにこもった当時の岸本建男市長(故人)のもとに何度も足を運び、飛行ルートの制限、15年の使用期限、沖合での建設など、受け入れの条件を一緒に練り上げた。


 稲嶺氏は立候補の意思を明らかにした昨年3月、「県外が一番望ましいが、これまでの経緯と、市や沖縄が置かれた現状も無視できない」と、移設への賛否を明らかにしなかった。稲嶺氏を推すのは、現職の島袋吉和氏(63)の市役所人事などの市政運営に不満を持つ市議ら。移設容認派もいる。


 県外移設を唱えていた民主党が政権を奪取した後、稲嶺氏は「現行の移設案の見直し」を主張。国外移設を掲げる新顔の擁立を目指していた共産系市議らとの間で一本化の話し合いがまとまった11月、「辺野古に新しい基地は造らせない」と踏み込んだ。


 支援する政党が増えるとともに移設反対への傾斜を強めた稲嶺氏だが、陣営関係者からは心配の声も上がる。「多くの市民は長年、普天間問題に振り回され、うんざりしている。この問題を言えば言うほど、離れていく支持者もいる。争点にすべきじゃない」


 一方の島袋氏は毎晩、飲食店や公民館、支持者宅などを10カ所前後回り、少人数の懇談会を重ねる。


 3日夜、辺野古地区の住民が開いた新年会ではこう語った。「みなさんが苦渋の選択で受け入れたというのは、まさしくその通り。国はふらふら揺れ動いているが、名護市は動きません」


 だが、島袋氏が普天間問題に触れることはめったにない。7日に市内の公民館に約400人を集めた集会では、女子プロゴルファーの諸見里しのぶを取り上げた。「去年は6勝して賞金1億5千万円獲得した。名護市民だから市に1千万円以上入る。名護にも明るいニュースはある」


 島袋氏は昨年11月、緊急記者会見し、「決して基地を誘致しているわけではない」と強調した。鳩山政権の方針が定まらない中で移設容認の姿勢を続ければ、市が基地を呼び寄せている構図になってしまう。そんな危機感からだった。


 移設容認の市政を支えてきた稲嶺氏と、誘致派とみられるのを恐れる島袋氏。「普天間問題はどちらにとってもアキレス腱だ」。かつて反対運動の中心になった元市議は言う。


 市中心部の商店街にある雑貨店。店番の女性はこう語った。「人口6万の市長選に国の大問題を押しつけることがそもそもおかしいんじゃない」


 普天間飛行場の移設先として名護市が浮上してから13年。4度目の市長選が17日に告示される。

1009チバQ:2010/01/22(金) 00:47:58
06年名護市長選
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2362
前市議会議長島袋吉和氏(59)が元市議会議長我喜屋宗弘(59)、前市議大城敬人(65)両氏を破っての初当選を確実にした。

同市への普天間移設を巡っては、97年12月の住民投票で移設反対が賛成を上回った。しかし、翌98年2月の市長選で、移設推進派が擁立した岸本市長が反対派候補を破って初当選。02年の市長選で再選を果たした。

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/2882
与党15,野党12→与党19(基地は賛成13,反対2,保留4),中立1,野党7

新沿岸案 2氏反対、4氏保留 名護市議会与党は19人

1010チバQ:2010/01/22(金) 12:10:15
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-22_1926
当選圏1万8000票か 名護市長選
革新4勝のち保守6勝 投票率上昇も
政治 2010年1月22日 09時33分
(2時間36分前に更新)

 【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日の投開票まで2日に迫り、立候補している前市教育長で新人の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、保守系で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の集票合戦が激しさを増している。過去に行われた同市長選の結果や投票率などのデータをまとめた。


■連勝と連敗


 70年の旧1町4村合併以降、革新統一候補の渡具知裕徳氏が4期連続で市政を担当。3、4期目は無投票当選を果たした。


 12年ぶりの投票となった86年は、保守系で元市議会議長の比嘉鉄也氏が1679票差で渡具知氏を破って初当選。90年、94年も革新候補を退けた。


 98年選挙は、海上ヘリ基地の受け入れを表明した比嘉市長の辞任を受けて行われた。ヘリ基地建設をめぐり、市前助役の岸本建男氏と革新系県議の玉城義和氏が立候補し、岸本氏が1150票の小差で当選。前年に行われた市民投票の結果を覆す形で、保守市政を継承した。


 2002年の選挙では、岸本氏が市議の宮城康博氏に大差をつけて再選。岸本氏が体調不良で3選出馬を断念した06年は、自民、公明が推薦する島袋氏と、保革相乗りの我喜屋宗弘氏、革新系市議の大城敬人氏の三つどもえとなり、島袋氏が大差をつけて当選した。


■86年ピーク


 投票率は、1986年の89・69%をピークに、5回連続で下がり続けている。全国的な政治離れなどによる低下傾向を反映しているとみられる。今選挙について、両陣営とも70%台後半を予想。有権者数は4万5521人(男2万2316人、女2万3205人)で、当選ラインは1万8000票前後とみている。

1011チバQ:2010/01/22(金) 21:33:08
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2010012202000072.html
補助金漬け 自活力奪う 農業半減、倒産相次ぐ 24日市長選 名護13年で500億円
2010年1月22日 朝刊

「建設絶対反対」の看板が立つ「まちなか市営住宅」=沖縄県名護市大東で


 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の受け入れ是非を争点にした市長選挙の投票が二十四日に行われる同県名護市。日米の沖縄特別行動委員会(SACO)で普天間移転先とされて十三年が経過、この間、見返りの振興策に五百億円近い国費が投下された。巨額の公共投資は名護市に何をもたらしたのか。 (編集委員・半田滋)

 繁華街の大東地区で八階建て(五十六戸)の「まちなか市営住宅」の基礎工事が進む。すぐ横に「建設絶対反対」の看板。いきなり着工した市に住民が反発、工事は昨秋まで一年間中断した。

 市建設部は「説明が遅れたのは事実。だが、国の北部振興策を利用しないと今後、建設できる見込みがなかった」。事業費十三億千四百万円のうち、九割は防衛省が負担する。

 周辺には空室のアパートが多く、近所の主婦は「なぜ民間業者を圧迫するのか。今でも反対」という。比嘉弘量区長は「反対しても止められない。その代わり、市は新しい公民館を造ると約束してくれた」。その公民館も国費で建設される。

 郊外には昨年五月、「名護市スポーツリハビリテーションセンター」がオープンした。スポーツ施設に整形外科・内科の診療所が併設されている。総事業費十億八千万円のうち、やはり九割を防衛省が負担した。

 昨年十一月までの利用者は一日百三十八人で、市が目標にした採算ラインの五百人に遠く及ばない。市議会で追及した仲村善幸市議は「国は建設費を払うが、維持・管理するのは名護市。目先の公共事業が後になって市民を苦しめる」と話す。

 国の厚遇は、建設工事だけではない。名護市は誘致企業が税制面で優遇される金融・情報特区に全国で唯一、指定された。東海岸にあるマルチメディア館にはIT企業十六社が入り、五百三十五人が採用された。

 市金融・情報特区推進室は「雇用創出につながった」というが、地元雇用の大半が契約社員だ。マルチメディア館で二年間、働いた男性は「仕事が終わるのは毎日深夜。それでも給料は十万円台。結婚をきっかけに辞めました」。

 日米の合意通り、キャンプ・シュワブへの普天間移設が実現すれば、「二見十区」と呼ばれる東海岸北部はヘリコプターの飛行ルートになる。「騒音を押しつけるのか」との不満に、市は国の補助で消防署、診療所、地区公民館を次々に建設した。

 同地区に住むフリーライターの浦島悦子さんは「ほとんどの区長が賛成に転じた。施設の管理は地元に任されているが、維持できるはずがない。『国に頼るには普天間を受け入れるしかない』、そう考えるよう仕向けられている」。

 あふれるほどの公共事業の一方、名護市では過去五年で建設業十社が倒産。空き店舗率は一九九九年の二倍の23%に。県内二位を誇った農業生産高は、二十年間で九十億円から五十億円に半減した。

 飲食店経営の女性は言う。「カネは国がくれる。みんな知恵を出そうとしなくなった」

1012チバQ:2010/01/23(土) 10:57:37
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-01-23_1960
あす投開票 名護市長選 接戦で終盤
政治 2010年1月23日 09時47分
(1時間9分前に更新)

 【名護】任期満了に伴う名護市長選は24日に投票、即日開票される。新人で前市教育長の稲嶺進氏(64)=無所属、社民、共産、社大、民主、国民新、政党そうぞう推薦=と、現職で2期目を目指す島袋吉和氏(63)=無所属、自民、公明支持=の一騎打ちは接戦のまま最終盤を迎えている。米軍普天間飛行場の移設予定地をめぐる対応や地域振興などが争点。22日、両陣営は市街地を中心に活発に運動を展開し、集票活動も熱を帯びてきた。


 稲嶺氏は企業回りなどの後、街頭演説し、「ともに新しいまちづくりを始めよう」と呼び掛けた。


 島袋氏は地域回りやスポット演説で、「継続は力。力を貸していただきたい」と支持を訴えた。


 23日は稲嶺陣営が午後5時から同市宮里の国道58号沿いで、島袋陣営が午後6時から同市城の選対事務所前で1週間の選挙運動を打ち上げる。

1013とはずがたり:2010/01/23(土) 16:49:53
浮動票獲得へ懸命 あと1日、各陣営追い込み
2010年01月23日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=23241

 宮崎、都城、延岡市長選の投票日まで、あと1日。宮崎市長選には新人3人、都城、延岡市長選は新人と現職の2人が立候補している。


 各陣営が気にするのは浮動票の行方で、宮崎日日新聞社が17、18日に実施した電話世論調査では、投票する人を決めていない有権者は3市で5〜2割に上った。最後の追い込みをかける各陣営は浮動票の掘り起こしに腐心している。

 無所属新人の3人が立候補し、世論調査で半数の有権者が投票する人を決めていない宮崎市。「女性副市長の登用」などを公約に掲げ、草の根運動に徹してきた由利英治さん(60)は「自転車を使ったつじ立ちなどこれまでやってきたことを信じる」と強調。

 戸敷正さん(57)は4年間市内を回って得た支持層を固めつつ、浮動票の取り込みにも余念がない。街頭演説を増やし、若手支持者らが電話を使った作戦などを展開する。

 組織力で他を圧する斉藤了介さん(43)は「若さ」も売り。選挙戦最終日の23日夕には市中心部で街頭演説と歩行遊説を行う予定で、支持を呼び掛ける。

    ■   ■

 都城市長選には無所属新人山田裕一さん(49)と無所属で現職の長峯誠さん(40)が立候補している。大きな政党、団体の支援を受けない山田さん。浮動票獲得は大きなテーマだ。22日は市内中心部を重点的に遊説。市民税引き下げなど、有権者の関心が高い政策に絞り込んで訴える戦略を貫いた。

 長峯さんは後援会を軸に票固めし、特に浮動票を意識した戦略はない。ただ、前回、前々回と「浮動票を取り込んできた」自信から、陣営は「(浮動票は)こちらに来る」と強気だ。

    ■   ■

 延岡市長選に立候補した新人の井本英雄さん(63)、現職の首藤正治さん(54)=いずれも無所属=の陣営は、いずれも当選ラインを3万票に設定。両陣営は医療、雇用政策をめぐり論戦を展開。世論調査で4割を超えた無党派層も意識して戦っている。

 井本陣営は「相手の組織票を超えるには、いかに無党派層に浸透できるか」とみて、幅広い層への支持拡大に向け後援会がフル回転している。

 井本さんを組織力で上回る首藤陣営が目指すのは「圧倒的勝利」。後援会長に女性を据えるなど、女性票を意識した動きも目立つ。

1014チバQ:2010/01/23(土) 19:51:38
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100120ddlk42010567000c.html
どうする!?4大事業:知事選/1 九州新幹線長崎ルート /長崎
 ◇いまだ根強い「不要論」
 低迷する県経済の最大の浮揚策として、県などが建設推進をアピールしてきた九州新幹線長崎(西九州)ルート。計画決定(73年)から35年を経て、08年3月にようやく着工認可された。現在は武雄温泉−諫早間(45キロ)でトンネル掘削工事が進む。

 着工までの道筋を付けた金子原二郎知事は昨年12月の仕事納め式で「予算は09年度が60億円、10年度当初も70億円付いた。実は消化に苦労している」と順調ぶりを語った。しかし、上機嫌なトップをよそに、新幹線整備は県民の間で「不要論」がいまだに根強い。

 理由はわずかな時間短縮効果だ。長崎ルートは博多−長崎間を結ぶが、その過半区間は在来線を活用。このため、開発中のフリーゲージトレイン(軌間可変電車)を導入できたとしても、所要時間は26分短縮にとどまる。総事業費は約2600億円(うち県負担は約300億円)で、1分短縮するのに約100億円かかる計算だ。

 県は「鹿児島ルートも(1分短縮に)約103億円の計算だ。割高ではない」と反論するが、未着工区間の諫早−長崎間が認可されれば、総事業費は約1100億円(うち県負担分は約200億円)上乗せされる。

 さらにJR長崎駅の連続立体交差400億円(同81億円)などの構想もあり、トータルではどれだけ膨れ上がってくるのか。

 そんな不安感を受け止めたのか、政権交代後、事業を再検討する動きが出始めた。前原誠司国交相は「前政権の合意にとらわれない。全くの白紙」と発言。知事選出馬に名乗りを上げた5氏のうち3氏は建設に反対だ。

 その一方で、金子知事は定例会見で「今さら中止するの?」とけん制。県選出の民主党国会議員らの発言をとらえ、先行する鹿児島ルートと同じ「全線フル規格」の整備を期待する。

 結局、10年度は予算措置はなされる方向だが、未着工区間の財源確保やフリーゲージトレインの実現性などの課題は残ったまま。一体、長崎ルートはどんな形になるのか。ゴールは不透明だ。

    □  □

 任期満了に伴う知事選は2月4日告示、同21日投開票される。金子県政が推進した事業について、立候補予定5氏の主張とともに考える。

〔長崎版〕

1015チバQ:2010/01/23(土) 19:52:15
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100121ddlk42010505000c.html
どうする!?4大事業:知事選/2 石木ダム /長崎
 ◇「脱ダム」の流れ加速
 川棚川水系の治水と佐世保市の利水を目的に、県と同市が川棚町に建設を計画する石木ダム(総貯水量548万トン)。国の事業認可から今年で35年になるが、水没予定地の地権者13世帯が移転に応じず、今も着工に至っていない。県と市は昨年11月、土地の強制収用も可能となる事業認定を国土交通省九州地方整備局に申請したが、政権交代により「脱ダム」の流れが加速。事業の先行きには不透明感が漂う。

 「佐世保には水が必要だ。そのことを主張していきたい」。4日の佐世保市の仕事始め式。朝長則男市長は従来通りの考えを改めて述べた。国交省が昨年暮れ、石木ダム事業を継続するかどうかの検証対象に選定したことを受けての発言で、「どのような形で展開するか分からない」とも言い、懸念をのぞかせた。

 県の動きも停滞気味だ。一昨年夏に示した工程表では、付け替え道路など周辺工事に着工するのは今年度で、残るは2カ月余り。「計画通り準備している」(県河川課)とあくまで強気だが、時期はいまだに「未定」。軌道が定まらない現状に、知事選立候補予定者5人のうち事業推進、反対を明確にしているのは各1人で、あとの3人は判断先送りを決め込む。

 一方、反対派は勢いづく。昨年12月、佐世保市で開いた「シンポジウム 佐世保の水これから」には、約170人が参加。全国でダム反対運動を繰り広げる水源開発問題全国連絡会の遠藤保男・共同代表が、1日1万トンもの漏水がある同市の水道事業の「粗雑さ」を指摘。海水淡水化装置などの代替案も示され「ダム不要論」が語られた。

 出席した建設予定地の地権者の一人、松本好央さん(34)は「話を聞いて励みになった。私たちの住むところを奪ってまでダムが必要なのか、と市民に伝えたい」。

 反対派が攻勢を強めているが、佐世保市の水事情が厳しいのは事実。ダムか、代替案か、漏水対策で十分なのか。新知事は難しい決断を迫られる。

〔長崎版〕

1016チバQ:2010/01/23(土) 19:52:48
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100122ddlk42010538000c.html
どうする!?4大事業:知事選/3 諫早湾干拓 /長崎
 ◇開門巡る論争激化
 「漁業不振の原因解明には開門調査が必要です」。昨年12月13日、諫早市中心部のアーケード街で、国営諫早湾干拓事業(諫干)の開門調査を求め、市民対象の1万人署名活動をする人たちが大声を張り上げた。署名活動で、諫干の地元にどれだけ開門を求める声が集まるのか注目されている。86年の事業着手以降、事業の賛否を巡る論争は今も続いているからだ。

 諫干は総事業費2533億円。諫早湾央部を潮受け堤防で閉め切り、湾奥部に672ヘクタールの干拓地を造成する事業は既に完工し、現在は41経営体が営農に取り組む。

 “開門論争”が激化したのは、08年6月。堤防撤去などを求めた訴訟で、佐賀地裁が「因果関係解明の開門調査をしないことは、もはや立証妨害」などとし、5年間の開門を国に命じてからだ。国は控訴しているが、開門調査の是非を検討する環境アセスメントの準備は進めている。

 有明海の漁業者たちの間では、堤防閉め切りが環境悪化を招いているとし、開門を求める声が多い。諫早湾では、17年連続で二枚貝のタイラギ漁が休漁するなど漁業不振が続き、水揚げが最盛期の3分の1以下に低下したと訴える漁民もいる。小長井町漁協(諫早市)の松永秀則さん(56)は「アセスの結果を待っていては、生活は破たんする」と嘆く。

 しかし、国は事業着手前から漁獲量は減少傾向だったと譲らず、干拓地周辺住民らも開門反対の意向を強める。「諫早湾防災干拓事業推進連絡本部」は昨年11月、約2200人を集めて総決起大会を開き、栗林英雄本部長が「調整池に海水は入れられない」と気勢を上げた。

 自治体の長たちの立場を見ると、金子原二郎知事、諫早市の宮本明雄市長は、開門調査すれば、干拓地に塩害などを及ぼすなどとして開門反対の立場。逆に、佐賀県の古川康知事は漁業者の窮状を代弁する形で賛成の立場を取る。政権交代後は農水相が地元同士の話し合いを要望し、佐賀・長崎両県知事の会談は実現したが、折り合いはついていない。

 知事選の立候補予定者5人の間では開門賛成は1人だけで、反対3人、「県民投票で決定」が1人だ。松永さんは「候補者は市民の意見をもっと聞くべきだ。政治的な解決こそ必要なのに」と指摘する。

〔長崎版〕

1017チバQ:2010/01/23(土) 19:53:26
http://mainichi.jp/area/nagasaki/news/20100123ddlk42010518000c.html
どうする!?4大事業:知事選/4止 県庁舎 /長崎
 ◇“魚市跡地”慎重姿勢も
 長崎市中心部に位置する県庁舎。つぎはぎ、タコ足、駐車できない……。さまざまな問題を抱えている。

 県の本庁舎は53年、県警本部の本庁舎は54年に建設。老朽化により、07年度までの5年間だけで改修費は4億円以上。耐震基準を満たさず、震度6強の地震で倒壊か崩壊の危険性が高いという。さらに、建物そのものも手狭で、県は長崎市内に13棟、県警本部は6棟を新たに庁舎としている。これら庁舎の民間からの借り上げ費用は年間約2億円に上る。

 「何とかしよう」。庁舎移転を巡る議論は97年、高田勇前知事が県議会の議論を踏まえ、建設場所としてJR長崎駅近くの旧長崎魚市跡地を「最適」と表明し、本格化した。その後、長崎市長の同意を受け、魚市跡地が埋め立てられた。

 一方、県庁周辺の商店街にとっては、“一大企業”の県庁が移転すれば、人の流れだけでなく、街並みの様相まで変わる恐れがある。周辺16商店街や自治会などの代表らは「県庁舎整備計画を考える会」を発足させて反対運動を展開、現地建て替えを訴えた。

 しかし、09年1月には、金子原二郎知事の諮問機関が魚市跡地への移転新築を提言。県議会も「移転する場合の建設場所は魚市跡地」とする意見書を可決し、県は新庁舎の基本構想を策定中だ。県にとって移転問題は解決したはずだった。

 大きな変化が起きたのは、09年8月。衆院選で政権交代したうえ、県内4選挙区すべてで、公共事業削減を掲げる民主党公認候補が当選。移転を推進してきた県議会最大会派の自民党県議たちは「庁舎移転は難しくなるのでは」と頭を抱えた。

 5人の知事選立候補予定者を見ると、4人が県庁舎移転計画に「反対」「一時凍結」。「推進」の立場は1人だけで、その1人も「県民の意見を聞く」と慎重姿勢を示す。

 事態を憂慮する金子知事は今月18日の定例会見で「この時期を失したら、県庁舎移転とか、新しい長崎のまちづくりとかは、できないと思っている」と強調。逆に、考える会の宮城直泰代表の鼻息は荒い。「これまでの約3万人分の反対署名は新知事に提出したい」と、新たな展開を見据える。県庁舎は移転するのか。知事選後が注目される。(おわり)(この連載は阿部義正、山下誠吾、柳瀬成一郎が担当しました)

〔長崎版〕


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