海外はもっと厳しい。セガは昨年、欧米でWii向けのコアゲーマー向けタイトルを強化したが、6月に発売した一人称シューティングゲーム「The Conduit」は欧米合計で27万本と振るわなかった。アクティビジョンが11月に発売した「Call of Duty: Modern Warfare: Reflex Edition」でさえ約80万本である。北米市場は1本あたりの利益率が低く、どちらのタイトルも赤字である可能性が高い。
怪盗ロワイヤルの公開直後、大塚部長は、トラフィックの負荷対策に追われ、会社から帰れない状態だったという。ユーザー対応にも忙しかった。ソーシャルゲームは公開すると「センスの良い企画者と開発者で成果が出せるフェーズから、マネジメント力・PDCA(Plan Do Check Act)力が問われるフェーズになる。ここでうまくいけばロケットスタートをキープできる」