関西電力は2018年8月17日、ミャンマーで計画していた水力発電事業について、同国の電力エネルギー省(MOEE:Ministry of Electricity and Energy)から排他的権利の付与を受けたと発表した。この計画は2017年からオーストリアの水力発電機メーカーであるAndritz Hydro(アンドリッツハイドロ)、ミャンマーの建設事業者であるShwe Taung Group(シュエタングループ)と共同で準備してきたもの。関西電力はこれから、Andritz Hydro、Shwe Taung Group、MOEEと共同で発電所の建設と運転保守を担当する会社を設立するための協議を始めるとしている。
発電所の建設予定地は、ミャンマー北部にあるDeedoke(ディードック)と呼ぶ場所。同国第二の都市であるMandalay(マンダレイ)から南東に30kmほど離れた地点だ。ここに、出力56MW(5万6000kW)の流れ込み式水力発電所を建設する。発電した電力はミャンマー発電公社(EPGE:Electric Power Generation Enterprise)に売電する予定。