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Tohazugatali Book Review

1小説吉田学校読者:2006/05/29(月) 22:32:07
新スレ誕生。古今東西、森羅万象、硬軟織り交ぜ、新刊・旧刊問わず、読んだ本、読もうとする本、読んでない本、読ませたくない本をああだこうだ言うスレ。

362名無しさん:2016/04/16(土) 16:02:00
「デブ男性誌」、好調を支えるしたたかな戦略
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160414-00113637-toyo-bus_all

363名無しさん:2016/04/30(土) 09:56:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160428-00000050-jij-n_ame
米アマゾンに返金命令=子供の無断購入で―連邦地裁
時事通信 4月28日(木)10時51分配信

 【シリコンバレー時事】子供が親に無断で携帯端末用ゲームのアイテムなどを購入し、高額請求された問題をめぐり、米連邦取引委員会(FTC)が米アマゾン・ドット・コムに返金を求めた訴訟で、ワシントン州の連邦地裁はアマゾンに返金を命じた。

 FTCが27日発表した。

 FTCによると、アマゾンのサービスでは、一度パスワードを入力すると一定時間は再入力の必要がなく、子供が親のアカウントを使い、勝手にアイテムなどを購入するケースが相次いでいる。1600人近くが返金を求めているとされ、連邦地裁が数カ月以内に返金額を決定する。

364とはずがたり:2016/05/16(月) 19:50:59

書籍にまつわる都市伝説の真相--委託販売、再販制度は日本だけなのか
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029694/?tag=cleaf_relstory_manual(1)
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029762/?tag=cleaf_relstory_manual(2)
http://japan.cnet.com/sp/ebook/35029912/?tag=cleaf_relstory_manual(3)
林 智彦(朝日新聞社デジタル本部)
2013/03/19 14:22(1) 03/21 15:21(2) 03/26 10:15(3)

海外の(電子)書籍をめぐる2つの「都市伝説」

 電子書籍について語る解説や評論には、くりかえし目にする「通説」がいくつかある。その中でも最もよく聞かれるのが、次の2つである。

 「日本の書籍流通のあり方は、世界の中で特殊であり、本の売り上げ不振の原因となっている。それがまた、電子書籍普及の障害にもなっている」。「米国、欧州とも電子書籍の価格を出版社が決める『エイジェンシー・モデル』は違法ということになった」。

 この2つの通説は、さまざまな形に姿を変えながら、日本の電子書籍に関する議論の前提となってしまっている。政府・民間の各種報告書でも、話の「枕」的に使われることが多い。

 しかし、実はこの2つとも、事実に反するのだ。今回は、誰もが事実だと思っているこの2つの「都市伝説」について、真実を明らかにしてみたい。

「委託販売」と「再販制度」

 議論の前提として、日本の書籍市場について簡単に説明しよう。日本の書籍市場については、2つのキータームで説明されることが多い。「委託販売」と「再販制度」だ。

 書籍の委託販売とは、小売店がメーカー(この場合は出版社)の代理となって商品を販売する契約のことで、小売店は売れ残りを一定期間後に返品できる。返品の期限によって、「新刊委託」(約100日後〜1年後など)、「長期委託」(4〜6カ月まで返品可能)、「常備寄託」(1年後まで返品可能)などがある。括弧内の条件は取次会社と出版社が交わす契約によって異なる。

 委託販売の対義語は「買切販売」で、日本でも岩波書店など一部の出版社は買い切りを原則にしており、通常の本は委託で出している出版社も、図鑑など、一部の商品を買い切りにすることもある。

 再販(売価格維持)制度とは、「メーカーが最終小売価格(再販価格=定価)を指定していい」とする制度のことだ。一般に、メーカーが小売価格を指定することは、独占禁止法違反とみなされるが、独禁法には適用を除外されている品目がいくつかあり、書籍もそれに含まれている。

 つまり日本ではメーカー(出版社)が定価を決めていい、とされているわけだ(ちなみに「定価を定めないのは違法」という誤解をよく目にするが、再販制度は「定価を定めた契約をしてよい」というもので、定価を定めない契約をしてももちろん合法である)。

 なお、委託販売は1908年に始まり、再販制度は1915年、岩波書店が業界内協定(紳士協定)として始めたのがルーツとされる。1952年には独占禁止法で正式に法制化された(以上は『日本雑誌協会 日本書籍出版協会50年史』Web版より)。

… ともあれ、筆者は2009年頃にこの件が話題となって以降、「パブリッシャーズ・ウィークリー」などの専門紙から、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなど一般紙に至るまで、関連記事についてはそれなりの注意を持って観察してきた。それだけでなく、米国の出版界について書かれた書籍については、ここ数年内に刊行されたものに関しては、入手が容易なものはかなりの数、目を通したつもりだ。日本語の文献でこの件に触れたものは非常に少ないが、それについても目に付く範囲で読んだ。

これまでのところ、その中に「米国の書籍流通は買い切りである」と書かれたものをいっこうに発見できないでいる。それどころか、逆のことを示唆するものばかりが目につくのだ。

「書店は一般書仕入れにあたって、さまざまな条件付き(中略)にもせよ、出版社の発送伝票の日付けを基準にして四か月以降から一か年以内の範囲であれば、売れ残った本を出版社へ返品することは自由にできる」(金平聖之助『アメリカの出版・書店』44ページ)

365とはずがたり:2016/05/16(月) 19:51:32

「出版界にとって最大の悩み、難問のひとつである返本の対策として、一九八一年からハーコート・ブレス&ジョーバノヴィッチ(HBJ)社は、自社発行のハードカバーの卸について(中略)完全買切制への以降に踏み切り、出版界に大小さまざまな波紋を投げかけたのであった(中略)HBJ社の買切制導入以前の段階においても、二〇〇社余りの小規模の専門書出版社は、完全買切制を実施していたが、主要一般書出版社としては、HBJ社が第一号と言える(中略)だがHBJ社につづいて買切制を導入する出版社は皆無に近いまま、HBJ社も早々にして買切制を打ち切らざるを得なくなった」(同書48-49ページ)
 同書は1992年刊行なので、情報が古い可能性も考えられるが、最近の英語の文献をあたっても、次のような記述が見られるばかりだ。

「他のほとんどの産業と違って、出版産業は小売や卸売からの無制限の返品を受け付ける。実質的に、あらゆる本は委託で販売されているのだ。(Unlike most other industries, publishing allows unlimited returns from its retail and wholesale customers. In essence, every book sold is on consignment.)」
「出荷された月末から30日以内の支払いを約束するNet 30が、ほとんどの出版社の契約条件となっている。だが書籍では、実際の支払いは90日-120日後にしか実行されない。(Net 30, or payment within thirty days of the end of the month in which a book is shipped, is the norm that most publishers stipulate as their terms. In the book industry, though, most accounts actually pay in 90-120 days.)」 (以上は"Publishing for Profit" by Thomas Woll, 2010 AP通信は同書を「出版産業のバイブル」と称賛したとのこと)
「書籍は1930年代以降、返品可で販売されている。大恐慌のまっただ中、一部の出版社が書店に冒険するインセンティブを与えようと決意したのが始まりだ。われわれは、以来このイノベーションの影響下に置かれたままだ。 (Books have been sold on a returnable basis since the 1930s when, in the depths of the Depression, some of the major publishers decided to offer accounts an incentive to take greater up front risks. We have been living with the aftermath of this innovation ever since.」) 『"The Book Publisher's Handbook" by Eric Kampmann, 2007』
「書籍産業は返品という伝統において少し奇妙な業界だ。書店や取次は、売れなかった本を出版社に戻せば返金を受けられる。この慣習は、米国では19世紀半ばに導入されて以来、1930年代まで断続的に用いられ、サイモンシュスターが1943年、「ワン・ワールド」という本で完全返金保証をしたときに概ね制度化された。(The book industry is somewhat unique in its tradition of returns. Retailers and wholesalers are generally allowed to return unsold books to publishers for credit. )『"Reluctant Capitalist" by Laura J. Miller, 2012』
 関連文献で見る限り、この点では英国の出版界も基本的には同じ仕組みを採用している。主に英国の観点から出版界の基本を説いた『" Professional Guide to Publishing" by Gill Davies and Richard Balkwill, 2011』は、こう言う。

「出版における返品可の取引実態を初めて知ると、多くの人は驚く。出版社は小売業界のプライベート銀行のようだが、本当の銀行と違って、すばらしく儲けているわけではない」
 これなどは、方向性は異なるが、第1話でも触れたジャーナリストの佐々木俊尚氏のいう「ニセ金化」を彷彿とさせる表現である。

 少し前になるが、ブルームバーグによると、2008年、大手出版インプリントのハイペリオンの創設者が、やはり大手のハーパーコリンズに移り、買切制度を導入しようとした、という報道もある。しかし、同記事の中で、業界誌パブリッシャーズウィークリーの記者は、うまくいく望みは薄い、と示唆している。

 この記事で注目すべきは、以下の件であろう。

2005年の返本は4億6500万部、31%にものぼった(中略)(返品を許す販売の仕組みは)エネルギーの無駄遣いでしかないし、もっと悪いことに、本の作りすぎを促進する。結局その大部分は、ゴミ箱行きになる。

366とはずがたり:2016/05/16(月) 19:51:57
 「同じ委託販売といっても、米国のそれは短期、日本は長期、という違いがあるのではないか」とも考えられるが、各種資料を読むと、米国においても返品期限は契約によって異なり、かなり弾力的に運用されているらしい。

 例えば、2002年、コストコの平均陳列期間は6週間だった。(中略)モール内の書店の(中略)1990年代の典型的な陳列期間は3カ月から6カ月だった。スーパーストア(筆者注;1990年代に広まった郊外型の大型店舗)の同期間の平均値は6カ月から12カ月だった。独立系書店の陳列期間は当然、店によって大きく異なる。手っ取り早く売り上げを上げたい書店は短く、おすすめの本を細々と売りたい書店は何年も陳列する『Reluctant Caplitalists by Laura J. Miller』

通念に反して、米国やイギリスの書籍市場は、一種の「委託制度」を採用していることは間違いなさそうだ。

… ちなみに、返本率について述べておくと、年によって、書籍の種類によって違うが、日本ではすべての本の平均が約4割、米国ではハードカバーの返本率は約4割とされており、この点でも大きな違いはなさそうだ(米国の返品率は"Merchants of Culture" by John B. Thompson)。

「定価」も多数の国が採用

 「再販制度」や「定価」についてはどうだろうか?

 日本の出版業界の批判者の多くが、再販制度や定価に批判的であるが、前出のOECDのレポートは、次のような表を紹介している。

http://tohazugatali.we b.fc2.com/book/hayashi_oecd.png

この表は、OECD加盟国(50カ国)の全部をカバーしたものではない。しかし、対象の26カ国のうち実に18カ国が、なんらかの形で定価(Fixed Book Price)制度を採用している。OECDのレポートは、次のように説明している。

定価制度は、世界中の多数の先進国で、書籍産業が発達するのと並行して(普及した)。マスマーケットに向けた、より人気のある「ブロックバスター」を扱う書店や出版社が、高品質の、より文化的に価値のある本を脅かすのを防ぐため、書店団体と出版社団体の間で結ばれた業界協定によって、最低小売価格または「底値」が固定されたのが始まりである(46ページ)。

 ここにも見られるように、同じ「本の価格を固定する」制度といっても、すべての国が日本と同じような制度を導入しているわけではない。

 日本の再販制度は、法制化されたものだが、法律上の手当をせず(戦前の日本のように)業界内の協定で取り決めている国もある。また価格固定についても、売り出す価格そのものではなく、割引は許容しながらもその最低価格を定めたり、定価販売の期限を切る(時限再販)など、数値や時間に幅を持たせている場合がある。法制化されている場合でも、日本のようにそれ以外の契約ができる(つまり罰則はない)国と、フランスのように、違反者には罰金刑が課される国がある。

 しかし、いずれにしろ、本に「定価」を定めている国は、世界的にみて少ないわけではない、ということだけは言える。


これまで見てきたように、米国(そして英国)も、一種の委託販売制度を採用している。返本期限の長短などの違いはあるが、英米ともに返本の山に悩まされる関係者がいる。「商業主義の本ばかり売れる」「書店がどんどんつぶれている」などという悩みも、ほとんど同じである。参考書籍の中には、注文した書籍の支払いを遅らせる、日本でいう“延べ勘”や、そもそも支払いをしないで、全品を返本する書店の例などが挙げられていた。

 また「定価」についても、日本と同様に、固定価格制度を導入している国は多数あるのだ。



367とはずがたり:2016/05/16(月) 19:52:22
>>364-367

参考文献
Davies, Gill, and Richard Balkwill. The Professionals' Guide to Publishing : a Practical Introduction to Working in the Publishing Industry, Philadelphia : Kogan Page Limited, 2011.
Department of Justice. “USDOJ: Antitrust Division U.S. v. Apple, Inc., Hachette Book Group, Inc., Et Al..” Department of Justice. Accessed March 17, 2013.
Epstein, Jason. Book Business, W. W. Norton & Company, 2002.European Commission. “Case Search ? Competition - European Commission.” European Commission. Accessed March 17, 2013.
European Commission. “Case Search ? Competition - European Commission.” European Commission. Accessed March 17, 2013.
Greco, Albert N. The Book Publishing Industry, Boston : Allyn & Bacon, 1997.
Kampmann, Eric M. The Book Publisher's Handbook, Beaufort Books, 2007.
OECD. E-Books: Developments and Policy Considerations. Vol. 208, OECD, October 29, 2012. doi:10.1787/5k912zxg5svh-en.
Randall, Linda M. Reluctant Capitalists, Routledge, 2012.
Thompson, John B. Merchants of Culture, Polity, 2010.
Wilson, Britanie, and Jeremy Lucyk. A Very Brief History of the Book-Publishing Industry, Centennial College Press, 2012.
Woll, Thomas, and Dominique Raccah. Publishing for Profit : Successful Bottom-Line Management for Book Publishers, Chicago, Ill. : Chicago Review Press, 2010.
佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』, ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2010.
公正取引委員会. “書籍・雑誌の流通・取引慣行の現状.” 公正取引委員会, June 19, 2008.
山田順『出版・新聞絶望未来』, 東洋経済, 2012
岸博幸『アマゾン、アップルが日本を蝕む 電子書籍とネット帝国主義』Php研究所, 2011
服部有希“【フランス】 電子書籍の価格規制に関する法律.” 外国の立法, January 1, 2012.
服部有希 “フランスにおける電子書籍の価格規制―電子書籍と再販制度について―.” 外国の立法 no. 2012 (May 31, 2012): 1-11.
梶善登 “諸外国の書籍再販制度.” レファレンス (April 15, 2009): 1-25.

368とはずがたり:2016/05/18(水) 10:33:41
「出版不況」は本当か?--書籍まわりのニュースは嘘が多すぎる
http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35053097/
林 智彦(朝日新聞社デジタル本部) 2014/09/02 08:00

369とはずがたり:2016/05/27(金) 09:15:45
アマゾン直取引&「取次外し」で出版社が大幅売上増…取次、無用の長物化で存亡の危機
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160527/Bizjournal_mixi201605_post-6667.html
ビジネスジャーナル 2016年5月27日 06時13分 (2016年5月27日 08時10分 更新)

 アマゾンジャパン(以下、アマゾン)は昨秋から今春にかけて、中小零細出版社を対象に「和書ストア売り伸ばしセミナー」「和書ストア販売促進セミナー」などとうたった催しを開催している。このセミナーの実態は、アマゾンの直取引システム「e託販売サービス」に出版社を勧誘するものであることは、当サイトでもこれまで伝えてきた通りだ。しかも、アマゾンは昨今の出版取次の破綻を追い風に、こうしたセミナーを活用して出版社との直取引契約を増やしてもいる。

 では、なぜ出版社はアマゾンの勧誘に乗ってしまうのか。その実態を探るために、セミナーに出席した複数の出版社の出席者に話を聞いた。彼らの証言から、巧みな言葉を使って版元を勧誘するセミナーの実態が明らかになった。

 今回は5月13日付当サイト記事『アマゾン、驚愕の取次中抜き&直取引勧誘セミナーの全貌!公然と取次の限界を指摘』に引き続き、詳細にメモをとっていた3氏の話を軸にし、このセミナーの実態を暴露する。

●e託利用で売上アップ?

B氏 開始から30分が経過し、ここからが本番でした。まず、e託販売サービスを実施している出版社としていない出版社の年間売上アップ率のグラフが掲示されました。年間5000万〜8000万円をアマゾンで売り上げている出版社で14年と15年の数値を比べたところ、「未利用」は5.9%アップ、「利用」は11.1%アップしているというのです。

 最初に利用するとこれだけ伸びると印象付けてから、e託のアカウント数(2015年、個人も含む)は3500と12年に比べて15.5%増加し、登録タイトル数も33万5000点(15年)と12年に比べ31.9%増と説明。…

取次業者の栗田出版販売や太洋社の破綻の後にアカウント登録数が伸びていると明かし、利用出版社が増えていることを強調しました。

A氏 利用者が増えているのは、(1)すぐに在庫できる(取寄せ発注がなくなるので、搬入リードタイムが速くなり、機会損失を最小限に留められる)、(2)カートを維持できる(e託セントラルという専用ポータルサイトで在庫ステータスを変更できる。出版社には在庫があるのにアマゾンに在庫がないという状況を極力減らすことができる)――というのが理由だそうです。

 このe託セントラルに直取引する商品を登録すると、翌日もしくは翌々日から注文が飛んでくるそうです。この注文は週3〜5回あるようです。基本的には営業担当者が専用のポータルサイト上で注文に回答するそうですが、契約する出版倉庫会社に発注権限を渡して倉庫側に出荷を任せるという方法もあるそうです。

 また、大村紙業と京葉流通倉庫はアマゾンと直接電子情報をやり取りしているそうです。両社はそれを活用してe託プロという仕組みを出版社に提供しているのですが、「この2社以外の倉庫会社と契約している場合は倉庫の移転を検討しては?」とまで言いだしたのです。さすがにこれは言いすぎです。アマゾン1社のために、倉庫を移転しろと言っているようなものです。何様なんでしょうか。

C氏 怒涛のようなe託プッシュはまだ続きます。仕組みの次は条件の話です。「歩戻しなし」「ジャンル別掛け率なし」「地方格差是正金なし」「在庫保管費なし」「「納入手数料なし」と取次と出版社における取引条件のなかで出版社が支払っている項目を次々に挙げて、それらをアマゾンは一切頂きません、と条件の良さを訴えるのです。

 そして、「正味は60%(出版社の取り分が販売金額の60%)で、年会費9000円だけお支払いください」と言うのです。しかし、支払いスパンは60日と短く、有料の販売分析レポートも無料で提供すると一気呵成にまくしたてるのです。

●怒涛の勧誘

B氏 次に、テレビショッピングのような話になりました。「在庫ステータスを変更できる」「搬入リードタイムが速くなる」「支払は60日後」「返品率は下がる」「販売データは無料」などとメリットとなる項目を整理し提示して、「これだけではありません。なんと、今日来てもらったお客様にだけ、特別な条件を用意しました。全商品を登録していただければ、特別正味66%にさせていただきます。だいぶがんばらせていただきました」と勧誘するのです。

370とはずがたり:2016/05/27(金) 09:16:51

C氏 私が出たセミナーでは、特別正味に加えて、今回e託を登録した出版社に対して「マニュアル発注対応依頼窓口」のモニターになってほしいという説明もありました。アマゾンは注文を自動化し、著者のテレビ出演などによる急な書籍の需要増にもシステムで十分対応できると言っていましたが、おそらく対応できていないのでしょう。アマゾンはそうした事態に対応するため、事前に出版社からパブリシティ情報を受け付ける窓口を設けるそうです。そのためのモニターを今回契約した出版社に頼んだのです。しかも、モニターに参加できることがあたかも出版社には特典であるかのように話していました。

A氏 私が出たセミナーでは、その話は出ませんでした。特別正味の紹介後は、e託を利用している出版社のアンケートが紹介されただけです。アマゾンに都合のいい話ばかりが発表されていました。

 たとえば、「取次経由だと売れる新刊も歩戻しを取られる。入金もかなり先」というX社や、「支払いサイトが短くてありがたい」というY社の話がありました。確かに新刊委託時には歩戻しが取られますが、注文扱いの商品は歩戻しが付きません。さらに、アマゾンは入金が早い(60日後)という話も、通常であれば新刊委託の場合は7〜8カ月目の支払いとなる点はその通りです。ただ、注文扱いの商品は取次から60日後には支払われます(30%の支払い保留などがある場合は70%分だけ)。注文扱いの商品は、アマゾンの条件と比べてそれほど悪いものではないのです。

 アマゾンが言いたいのは「新刊委託の条件は取次よりも良いので、新刊から取次を通さずに全商品を直取引でやりましょう」ということなのです。取寄せ注文で販売機会をロスしているとか、アマゾン経由の注文が取次のキャパシティを超えたとか、取次よりも取引条件が良いという一連の話は、すべて既存の取次流通の不備・限界を指摘したものです。「今の出版流通の状況はひどい」「これではどんどん売上が下がってしまう」と出版社の危機感を煽るのです。

 その一方で、アマゾンは取次の条件よりもちょっと上の数字を提示し、直取引で売上が伸びる事例をいくつも紹介し、最後にはアマゾンの直取引は有効と出版社に思わせる、それがこのセミナーの巧妙なところなのです。
知り合いの小零細出版社は迷いもなく、アマゾンと直取引を開始しました。「1年後は正味が66%から60%になるかもしれない、それでもいいのか」と聞くと、「小零細出版社にとって、このタイミングを逃すと66%という話はもうこないだろう。確かに、1年後にそうなるおそれもあるが、書店での売上が落ちていく以上、ネット書店の売上を上げるしか選択肢はないのではないか」と話していました。

●取次への不満

B氏 私も出版社アンケートの紹介を聞きました。本当かどうかはわかりませんが、直取引の条件よりも、返品や在庫管理など販売面でメリットを感じる出版社が多かったと思います。それは、現在の出版流通に抱く不満の裏返しと捉えることができます。以下はその声の一例です。

「在庫ステータスを素早く変更できる。在庫状況をリアルで確認できる」
「無駄な返品がない。販売状況が『見える化』されている。取次のあやふやな在庫管理には閉口していた」
「注文状況がタイムリーにわかって在庫を補充してもらっている。取次経由だと新刊を入れてもアマゾンでの販売が1カ月以上かかったこともあった」
「取次経由だと販売機会を逃すことが多い。e託を活用すると、取次や書店に頼らない営業戦略を構築できる。規模も小さく、書店への営業力も小さい場合はネット書店での販売は生命線。e託の利用は将来の生き残りに大きく寄与する」

 これが本当に出版社の声かどうかはわかりませんが、返品率の低さとタイムリーな在庫補充が出版社にとって魅力になっているようです。

371とはずがたり:2016/05/27(金) 09:16:58
>>369-371
●「三方よし」になるのか

 以上がアマゾンセミナーの大まかな話の流れである。昨年と今年開いたセミナーで、内容が多少異なっているようだが、e託サービスに関してはほぼ同じ説明で、質疑応答で会を締めたという。

 アマゾンは本セミナーの初めに「三方よし」という話を持ち出していた。つまり、e託が「出版社よし」の施策だというのだ。もし、本当にそう考えているのであれば、1年後に66%から60%に下げるようなことはしないだろう。もし、下げた場合は、この「三方よし」の話は嘘で、単なる客引きの口上だったと判断できる。注目すべきは、昨秋のセミナーで直取引を開始した出版社だ。今秋に1年を迎えるタイミングでアマゾンはどう交渉してくるのだろうか。

 セミナーの質疑応答で「今回は66%だが、1年後には60%に戻されるのか」と質問した出版社があった。アマゾンの担当者の回答は「必ず戻さないとは言えない。物価等の変動がある。だが、必ず説明はする」と言葉を濁していたそうだ。1年でそれほど物価は変動しないだろう。「三方よし」というのなら、1年後くらいは保証してほしいものだ。
(文=佐伯雄大)

372とはずがたり:2016/05/27(金) 09:42:30
2016.05.19
紀伊國屋書店、売上減地獄か…ジュンク堂、赤字常態化でも異常な大型店出店連発の危うさ
http://biz-journal.jp/2016/05/post_15142.html
文=佐伯雄大

 東京では5本の指に入る大型書店、紀伊國屋書店の新宿南店(1245坪)が事実上閉店する。7月末をめどに1〜6階の売り場のうち、6階の洋書売り場を残してすべて閉店するという。5月13日付朝日新聞が報じた。

 筆者が新宿南店閉店の話を聞いたのは、昨年11月。ある出版社幹部が「確かな筋からの話。理由は家賃が高くて契約を更新できないから」と耳打ちした。
「確かに、2012年3月末にジュンク堂書店新宿店が撤退したことで、専門書の需要が南店で高まっていました。ちょうどその年の2月下旬くらいに紀伊國屋は出版社を集めて、新宿本店と南店のリニューアルを発表しました。南店は3階にタリーズコーヒー(20坪)を設置するのと同時に、イベントスペース『ふらっとすぽっと』を設けました。ほかにも2階や6階にイベントのフリースペースを設けて、出会いの場としての書店を演出していました。3階や6階のイベントスペースなどではとてもお世話になったのですが、ジュンク堂書店が撤退しても店舗経営は芳しくなかったようですね。黒字になった年はあまりなかったそうです。特に家賃が高く、近年は売上も落ちていたようですから、相当厳しい状況だったと思われます」
 別の出版社の営業担当者も語る。
「20年の東京オリンピック開催が決まったのが13年9月。翌年、新宿南店は和書と洋書を販売していた6階を、14年5月にすべて洋書売り場にすると発表しました。東京オリンピックに向けて、海外からの訪日客が増えることを見越しての施策だと言っていました。その意味合いから、6階の売り場は残したのでしょう。もともと新宿には新宿本店という紀伊國屋の本丸があります。1996年にオープンした時、なぜこんな近距離で大型店を出店するのか、新宿本店と食い合うのではないか、と出版社は疑問に思っていました。おそらく本丸がある『新宿』で、他の大手書店に大型店は出店させないという陣取り合戦だったように思います。その翌年、97年にはジュンク堂書店が池袋に1000坪で大型店を出店しました。2000年以降は紀伊國屋やジュンク堂書店、TSUTAYAなどが競って大型店を出店し始めたと思います」

総売り場面積拡大でも売上減

 また、ほかの出版社幹部は、紀伊國屋の厳しい経営環境について次のように明かす。

「南店の事実上の撤退を決断したのは、ビルオーナーである東神開発との契約がまとまらなかったためですが、売上の減少が相当堪えていたようです。紀伊國屋の高井昌史社長が14年の講演会で、驚くべき数字を発表しています。紀伊國屋の店舗売上です。96年は37店(1万1009坪)で年間584億円でしたが、13年は64店(3万89坪)で年間579億円に減少したのです。店舗数は1.7倍以上、総売り場面積に至っては2.7倍以上に増えているにもかかわらず、売上が落ちてしまった。
 新宿地区でも、1996年は新宿本店1店(1030坪)で119億円を売り上げていたのが、2013年は南店を含む2店(2813坪)で107億円と、店舗も売り場面積も倍増しているのに売上は減少しています。同じ売上を上げるのに、単純計算で倍以上の経費がかかっているのです。約20年経って売上がどんどん落ちるなか、黒字どころか大きな赤字が出ていたことは想像に難くないでしょう」
 冒頭の出版社幹部は、「南店は8月までに撤退するそうです。そのあとには、家具大手ニトリが入る方向で調整に入っているようです」とも明かす。ニトリといえば、昨年に東京・銀座、今年には池袋と、都市部への出店を加速させている企業。南店の売り場面積はまさにうってつけのように思える。

373とはずがたり:2016/05/27(金) 09:42:46
 ただ、南店が出店した1996年は出版界の推定市場規模がピークを迎えた年である。それ以降、市場は下降トレンドを今も続けている。翻って、書店はその頃から大型化がどんどん進んでいった。今や1000坪の書店も珍しくない。その急先鋒が、ジュンク堂書店(現・丸善ジュンク堂書店)である。
「ジュンク堂は97年に池袋本店、99年に大阪本店、2001年に福岡店出店のほか、池袋本店の売り場を倍増させるなど、次々に大型店を出店していました。どこにそんなお金があるのかと思っていたら、池袋本店を増床したころに財務状況が悪化してその年だけ、社員にボーナスを支払うことができなかったのです。ただ、ジュンク堂の工藤恭孝社長はキクヤ図書販売の創業家の次男で、長男の俊彰氏はキクヤ図書販売やブックローンの社長です。図書の月賦販売で大儲けしたブックローンの資金がメインバンクにたまっているそうで、キクヤ図書販売から独立して創業したジュンク堂書店を創業した恭孝氏も、無利子に近い待遇で融資を得ていたそうです」(出版社社員)

体力を失う取次

 また、ある取次関係者は書店の大型化について、こう指摘する。

「書店のような小零細企業に、出店費用を工面できるほどの資本力はありません。出版市場が右肩上がりの頃は取次が率先して付き合いの古い地元書店に多店舗化をもちかけ、新規開店費用のうち、初期在庫の支払いを優遇する措置を施していました。つまり、売り場面積によって変わりますが、数億円もの初期在庫を1〜2年は棚上げにして、その後に12回などの分割で支払ってもらう、というやり方です。取次の売上もどんどん上がるのだから、そうした支援は惜しみません。
 まさに出版バブルですが、ジュンク堂の場合は市場のピークを過ぎていました。それでも、新規出店の支払いで、メイン取次である大阪屋に相当優遇してもらっていたと聞きました。取次という支援者がいるからこそ大型出店が可能なのです」
 この話は出版業界では有名な話である。初期在庫の支払いを2〜3年棚上げし、その後も24回払いなどの分割で支払うという出店の方法だ。
 しかし、その資金をバックアップしていた取次の大阪屋、さらには栗田出版販売や太洋社も破たんしている(大阪屋と栗田は合併し大阪屋栗田に)。この出店策が経営にどれだけ影響したかは別として、今の取次にそれだけ書店の面倒をみる体力がなくなってきていることは明らかだろう。
 資金力のあるトーハンは例外かもしれない。書店を子会社化するという将来を見越した投資を行っている。日本出版販売もトーハンに比べて資金力は見劣りするが、同様に書店を子会社化している。それでも、これらの子会社の書店は不採算店を整理こそすれ、積極的な出店策を取るようなことはしていない。昨年に創業の地・池袋から撤退を余儀なくされたリブロも、次の候補地を見つけられていないようだ。

ジュンク堂、大型店舗を次々出店

 一方で、ジュンク堂はこの情勢とは真逆の方向に舵を切っている。なんといっても09年に大日本印刷に買収してもらい、潤沢な資本力を得たのが要因だろう。丸善CHIグループの傘下に入った後、リアル書店部門である丸善書店とジュンク堂書店のトップには工藤氏が就任した。MARUZENや丸善、MARUZEN&ジュンク堂書店、ジュンク堂書店などの屋号で出店してはいるものの、実質は工藤氏の采配による出店だ。それに、売り場を見ればまさにジュンク堂のつくりであり、工藤イズムがそこに体現されている。

 振り返ってみると、12年1月期は仙台本店(949坪)、甲府店(780坪)など、13年1月期には新潟店を1615坪にリニューアルしたほか、1220坪のMARUZEN広島店、15年1月期には滋賀草津店(658坪)や那覇店(2003坪)をリニューアル、16年1月期にはMARUZEN名古屋本店(1474坪)、丸善京都本店(1000坪)、高松店(1100坪)、名古屋栄店(600坪)など数多くの大型店を出店した。14年1月期、15年1月期は小休止したものの、16年1月期は出店ラッシュとなったうえ、17年1月期の今期も東京・立川の高島屋に出店したほか、わかっているだけで千葉や明石などでの出店も予定されているようだ。

374とはずがたり:2016/05/27(金) 09:43:08
>>372-374
 書店勤務経験のある出版社営業幹部は言う。
「丸善書店とジュンク堂書店が合併する際に発表された決算では、ジュンク堂書店は9500万円の営業赤字。一方の丸善書店は3億7200万円の営業黒字でした。また、連結対象となった丸善CHIグループの店舗事業をみると、12年1月期は7億3400万円の営業赤字、13年1月期も2億6300万円の営業赤字、15年1月期も6400万円の営業赤字、16年1月期も3億3500万円の営業赤字。8500万円の営業黒字を出した14年1月期は出店を控えめにしていたのが要因でしょう。大型店を出せば、あっという間に赤字になる金額です。
 これだけ赤字を出し続けるのですから、もはや1000坪もの大型書店は商売として成立していないのかもしれません。現に紀伊國屋は3年前のグランフロント大阪店を最後に、1000坪を超える店は出していません。南店もいい引き際だったのではないでしょうか。市場が縮小するなか、大規模書店を出しても、もはや利益は出ないことをわかっているのかもしれません」

書店の大倒産時代到来も

 売り場規模別に日本のトップ5の書店をみると、次のようにジュンク堂の名前が並ぶ。
・1位:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店
・2位:ジュンク堂書店福岡店
・3位:ジュンク堂書店那覇店
・4位:ジュンク堂書店池袋本店
・5位:MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店
 それも、ほとんどが2000坪超もしくはそれに近い坪数である。
 さらに丸善ジュンク堂書店の大型店は次の通りだ。
ジュンク堂書店新潟店(1615坪)、丸善丸の内本店(1599坪)、ジュンク堂書店三宮店(1500坪)、同大阪本店(1480坪)、MARUZEN名古屋本店(1474坪)、ジュンク堂書店難波店(1400坪)、MARUZEN広島店(1220坪)、ジュンク堂書店仙台本店(1200坪)ジュンク堂書店ロフト名古屋店(1200坪)、ジュンク堂書店多摩センター店(1140坪)、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店(1100坪)、ジュンク堂書店吉祥寺店(1100坪)、ジュンク堂書店高松店(1100坪)、ジュンク堂書店旭川店(1041坪、フランチャイズ)、MARUZEN松本店(1050坪)、丸善京都本店(1000坪)

 ここに挙げただけでも3万坪にも上る。1000坪に100万冊という丸善京都本店の蔵書数を参考に単純計算すれば、3000万冊もの出版物の在庫が丸善ジュンク堂書店にある。
 果たして、丸善ジュンク堂書店の戦略は今後も続けられるのだろうか。同社の売上高は800億円弱、大日本印刷グループの文教堂を含めれば約1000億円になる。出版市場は1兆5000億円、同グループの書店売上はその15分の1以下で7%弱にすぎない。それを考えれば、自社の占有率を高めるのがまずは先という考えなのだろうか。
 
 営業赤字体質のビジネスモデルを拡大し続けても平気とは考えにくい。大型店というビジネスモデルがすでに破たんしているのであれば、書店の大倒産時代が到来することも考えられる。
 1650坪のジュンク堂書店新宿店が閉店した時、大量の返品が小零細出版社を襲った。1245坪の紀伊國屋書店新宿南店が閉店する時も、同様の影響が予想される。そして、大型店の大閉鎖の波が襲来すれば、数多くの小零細出版社が連鎖倒産するのは間違いない。紀伊國屋書店新宿南店の撤退は、その予兆といえるのではないか。
(文=佐伯雄大)

375名無しさん:2016/05/28(土) 19:51:08
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1605/27/news116.html
2016年05月27日 15時43分 更新
電子コミック「11円」セールで売り上げ3億円超 トップ作家に印税1億3000万円 「常識打ち破る数字」
佐藤秀峰さんによると、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、1カ月の売り上げが3億円を超えたという。「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」。
[ITmedia]

 電子コミック販売サイト「漫画onWeb」や電子書籍取次サービス「電書バト」などを運営する漫画家の佐藤秀峰さんは、2月に伝書バトが実施した、電子コミック131冊を各11円で販売するセールの効果で、2月の売り上げ総額が3億円を超えたことを明らかにした。売り上げトップだった佐藤さん本人には、1億3000万円以上の印税が入ったという。

 出版不況の中、この結果が「すべての漫画家の希望となることを願っている」としている。

 セールは、「楽天Kobo電子書籍ストア」で2月2日から1カ月間実施。「海猿」(佐藤秀峰作)、「禍々しき獣の逝く果ては」(楠本弘樹作)、「あいこのまーちゃん」(やまもとありさ作)など42タイトル・合計131冊を各11円で販売した。

 2月の売り上げ総額は3億円を超え、各作家が受け取るロイヤリティ額は、トップの佐藤さんが1億3388万円、2位が佐藤智美さんが1896万円、3位が716万円(匿名作家)、4位が595万円(同)、5位の楠本弘樹さんが230万円――にのぼったという。

 佐藤さんは、1億3388万円という額について「1カ月間のロイヤリティ金額としては、控えめに言っても、これまでの電子書籍の常識を打ち破る数字」とみている。紙の書籍の印税で同額を稼ぐには、単行本を約300万部を売り上げる必要があるという。

 販売したタイトルは新作ではなかったが、「大幅な値引きを行なった上で、取り扱い全作品を一気にセールに投入する」という作戦が奏功し、大きな売り上げにつながったとみている。

 参加した作家からは「紙の本ではほとんど利益を産まなかった作品が、電子書籍として売り上げを計上したことは新鮮な驚きでした。読みたい、買いたいと思っている読者に正規に届けられた、ということに電子書籍の役割、可能性を大いに感じています」と感想が寄せられたという。

 佐藤さんは「この結果がすべての漫画家にとって希望となることを願っています」とコメントしている。

 電書バトは、簡単なクオリティチェックを通ればプロ・アマ問わず電子書籍を販売できる取次サービスで、2014年にスタート。国内主要電子書籍ストア約50店舗に対応しているという。

376とはずがたり:2016/05/30(月) 10:34:44
トーハン,日販,楽天,アマゾンの4Gに再編って感じか?

<出版取次大手8社再編> >>337

トーハン(1)
日販(2)
大阪屋(3)→楽天
栗田出版販売(4)→大阪屋
太洋社(5)→破綻
協和出版販売→トーハン
中央社→トーハン
日教販→日販と資本業務提携

<アマゾン> >>346-347 >>369-371 直取引の拡大

<紀伊國屋> >>309 村上本を買い占め

<ジュンク堂・丸善> >>372-374 巨大化

377とはずがたり:2016/06/13(月) 19:51:00
ちくま新書の永井均の『ヴィトゲンシュタイン入門』を読む。
少なくとも永井の何故自分は他ならぬ自分なのかという問いはまさしく自分の幼稚園くらい以来の哲学的問いであるけど,ヴィトゲンシュタインがその様な事を論じているとは知らなかった。。
それにしてもヴィトゲンシュタインはラッセルやケインズとも関係が有ったようだ。
1/3ぐらい読み進めたけど訳判らん(;´Д`)訳解らんなりに読むのが哲学だとは思うが。。

378とはずがたり:2016/06/17(金) 21:21:37

周南市の図書館管理者に「ツタヤ」応募 山口
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASJ6J4J0CJ6JTZNB00D.html
06月16日 22:06朝日新聞

 新徳山駅ビル図書館の指定管理者を募集していた山口県周南市は16日、レンタル大手「ツタヤ」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)1社から応募があったと発表した。「ツタヤ図書館」をめぐっては同市内でも反対署名活動に発展した経緯があり、9月の決定までに議論が再燃する可能性もある。

 同市は2018年3月の開業を目指し、新たな駅ビルを建設し、その中核施設として民間活力を導入した図書館を計画。CCCは企画立案について連携してきたが、今年2月に解消。4月から今月15日まで指定管理者を公募していた。問い合わせは数件あったが、応募はCCCだけだった。

 指定管理者について木村健一郎市長は「CCCは有力な事業者の一つ」と述べていた。計画に反対してきた県オンブズマン市民会議の沖田秀仁・元代表は「市はこれまでCCCには決めていないと言ってきたが、想定通りで残念。多大なお金を投下して、街のにぎわいにつながるのか」と批判。市の担当者は「できれば幅広く提案を受けたかった。今後よく審査して決めていきたい」と話している。

 市は6月下旬に書類審査、7月25日に2次審査として公開プレゼンテーションを開催する予定。市議会の議決を経て、9月下旬には指定管理者を指定したいとしている。(伊藤稔)

379とはずがたり:2016/06/29(水) 18:53:01
ねぞほ【寝相】 hの音を会得したのか!?笑

380とはずがたり:2016/06/30(木) 03:33:02
2016年06月26日(日) 現代ビジネス編集部
三菱自動車、歪んだ「エリート意識」の末路?10年前に書かれた池井戸潤『空飛ぶタイヤ』の洞察力がスゴい
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48965

フィクションだけど、図星

「『空飛ぶタイヤ』? ええ、知ってますよ。迷惑してるんですよね、ああいうの――。本書の出版当時、某自動車会社の役員が、わたしの友人に吐き捨てたセリフである。本書の舞台は、“罪罰系”自動車会社、ホープ自動車だ」(池井戸潤氏)

作家の池井戸潤氏が小説『空飛ぶタイヤ』を刊行したのは2006年。小説のモチーフは"罪罰"系の自動車会社でもちろんフィクションだ。ところが某自動車会社の役員は、池井戸氏の友人に愚痴とも思える言い掛かりをつけ小説を非難していたのである。

三菱自動車本社の中枢にいる幹部社員が、本社に立ち入り調査が入った直後、うつろな表情でこう語った。

「今度の事件後、同僚から『読んでみろよ』と渡されたのが『空飛ぶタイヤ』でした。自分の会社が起こした事件がテーマだということは聞いていましたが、読むうちに“当時の事件”を思い出し、読み終わるころにはうちの組織や体質が真実のまま書かれていることに納得するほかありませんでした。

今回の事件は三菱自動車の企業風土を改めて思い知らせてくれた。これはまさに小説に書かれたホープ自動車の企業体質そのものです」

小説『空飛ぶタイヤ』の売れ行きは、三菱自動車の燃費データ捏造事件が発覚後、週間の売り上げがそれまでの2倍以上に伸び、100万部を超える勢いだ。事件を契機に改めて注目されてきた『空飛ぶタイヤ』を手に取ると、そこに社会常識から大きく乖離した財閥系自動車会社の紛うことのない姿が見えてくる。

(中略)

さて、現実に戻ろう。

三菱自動車は燃費データの偽装発覚後の2016年5月12日、ライバルの日産自動車による2300億円超の出資を受け入れ、事実上、その傘下に入ることが発表された。三菱自動車の管理部門の幹部が苦渋の表情で言う。

「小説では社内にT会議という秘密会議が設けられ、そこでリコール隠蔽工作が謀られています。今回のうちの事件でも開発や製造といった生産の重要なセクションは、自分のところだけですべて話を収めていました。リコール隠しの原点はまったく同じです。

改革は口ばかりで、もっとも大事なことは隠蔽したまま、まったく手が付けられていなかったということです。

自分たちは別格だとグループ内しか見ずに、都合の悪いことは隠蔽する体質はそのままに、そこから抜け切らせることが出来なかったのが今回の事件の元凶だと思います」

三菱自動車の軽自動車の生産拠点水島製作所の下請け会社の社長がこう怒りを表す。

「『いくらでも作っていい、頼むから助けてくれ』と言われて新しい機械を導入し下請けに入りました。しかし、これまでもいきなり仕事が引き上げられることは度々でした。

大きな赤字を抱えたため、本社の担当者に相談に行きましたが会ってもくれません。やっと30分の約束で会っても『うちとは関係がない』と話にも乗ってくれません。

リコール隠しの後、コンプライアンスの徹底と企業風土改革を推進するCSR推進本部を新設し、三菱自動車のどこの支社・関連会社に行っても社内には“誠意を持って対応し、お客さんに満足度を得られるように。協力会社にも同様に”などと書かれたペーパーが張ってありました。

しかし、?ばっかり言うなよと言いたい。三菱自動車の企業体質は、『空飛ぶタイヤ』そのまま、すべて小説の通りになってるじゃないですか」

最後に、著者の池井戸氏はこう述べている。

「反省もなければ、後悔もない。あるのはただ、歪んだエリート意識のみ。かくして、人を殺し、客を騙す――これほどまで、怒りに駆られて書いた小説はない。迷惑しているのは、世の中の方だ」

381とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:20
>八重洲ブックセンターが出版卸大手トーハンからの出資(49%)を受け、新体制が発足した。…それまでの親会社はゼネコンの鹿島。

>もともと大学図書館に強みを持つ丸善と、公立図書館に強い図書館流通センターが統合し、図書館運営受託では現状トップ。

>紀伊国屋書店も書店部門の採算は、「ほぼトントン」(高井昌史会長兼社長)。2015年8月期に営業利益を稼いだのは、大学や研究機関、製薬会社向けの学術誌だった。

>「今は出版不況と言う人がいるが、雑誌不況と言ったほうが的を射ている」と、ある書店幹部は打ち明ける。

>神奈川県川崎市に本社がある文教堂グループHDは、…現在注力する「その他」(売上)とは、文教堂ホビーで扱うプラモデルや模型、ミニカーなどだ。アニメガ店ではアニメグッズも展開。

書店「存亡の危機」、また本屋が消えていく
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160716-00127461-toyo-bus_all
東洋経済オンライン 7月16日(土)9時0分配信

 7月1日。東京駅八重洲口にある、八重洲ブックセンターが出版卸大手トーハンからの出資(49%)を受け、新体制が発足した。同社はトーハンの子会社となり社長もトーハン出身。1978年に当時国内最大の書店として開業、8階建てビルに約150万冊を抱える老舗だ。

 それまでの親会社はゼネコンの鹿島。自社ビルということもあり、財務状況は極めてよく、2016年3月期の自己資本比率は80.8%と高い。が、本業不振で2012年3月期以来、5期連続の最終赤字で、2016年3月期も1.3億円の赤字になっていた。八重洲ブックセンターのある八重洲2丁目は大規模バスターミナルを含む再開発計画が浮上。2018年度にも建物の解体に着手する見通しだ。

 スマホの普及もあり、書店業界を取り巻く環境は、年々厳しさを増す。全国の書店は2015年で約1万3400店。2000年に比べ約8000店も減った(アルメディア調べ)。大手書店の再編は止まらない。2008年に丸善が、2009年にはジュンク堂書店が、大日本印刷の子会社になった(2015年2月に合併)。トーハンは2013年に阪急電鉄系のブックファーストも子会社化。2015年には文化の発信地だったリブロの池袋本店が閉店し、今年2月には芳林堂書店が負債約20億円で自己破産した。

■ 稼ぐのは図書館と学術書部門

 書店が低迷する中、屋台骨を支えているのは、実は店頭で売る本ではない。

 丸善ジュンク堂書店の親会社である丸善CHIホールディングス(HD)の部門別利益を見ると(2016年1月期)、書店を含む店舗・ネット販売は3.3億円の営業赤字だった。最も利益を上げた事業は図書館サポートだ。

 もともと大学図書館に強みを持つ丸善と、公立図書館に強い図書館流通センターが統合し、図書館運営受託では現状トップ。受託する図書館数は前期末で1091館ある(前々期末比213館増)。部門利益は21億円で5年前の2.6倍に増加。背景には、図書館への指定管理者制度の導入で運営費抑制を図る、自治体の思惑が見逃せない。

 図書館サポートだけではない。丸善CHIは大学や研究機関向けに洋書・学術書を販売する文教市場販売でも前期は部門利益18億円を稼いだ。いまや「図書館サポートと文教市場販売が収益柱になっている」(中川清貴社長)。

382とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:43

 一方、紀伊国屋書店も書店部門の採算は、「ほぼトントン」(高井昌史会長兼社長)。2015年8月期に営業利益を稼いだのは、大学や研究機関、製薬会社向けの学術誌だった。科学誌『ネイチャー』や医学誌『ランセット』をはじめ、高価な海外有力誌を幅広く手掛けるのも同社の特長だ。

 大手チェーンの紀伊国屋だが、賃料高騰を理由に、都心一等地にある新宿南店のうち、1〜5階の和書売り場を8月7日までで閉鎖。6階の洋書売り場のみを残す。跡には家具チェーンのニトリHDの入居が決まっている。本業への危機感は強い。

 紀伊国屋は2015年4月、大日本印刷と出版流通の合弁会社を設立。すでに大日本印刷系列にある丸善CHIとは将来の仕入れ共同化すら視野に入れている。効率化を進めてアマゾンジャパンなどネット書店に対抗するのが狙いだ。
 もっと体力のない中堅中小書店は、存続を懸け、差別化するのに必死である。

■ 20年前より4割減、実は雑誌不況

 「今は出版不況と言う人がいるが、雑誌不況と言ったほうが的を射ている」と、ある書店幹部は打ち明ける。

 書籍・雑誌の販売金額は、1996年の2兆6564億円をピークに、2015年には1兆5220億円と4割超も落ち込んだ。中でも雑誌はこの20年間で半減。卸最大手の日本出版販売(日販)の2016年3月期決算では、雑誌の売上高が32年ぶりに書籍を下回った。同じ書店でも、紀伊国屋のような大型店は書籍比率が約8割を占める反面、中堅中小の書店ほど雑誌比率が高く、経営を圧迫している。

 神奈川県川崎市に本社がある文教堂グループHDは、住宅地など比較的中小の店舗が多い。2015年8月期は自己資本比率がわずか2.8%に低下。売上高構成比は書籍38%に対し、雑誌35%、その他27%だった。

 現在注力する「その他」とは、文教堂ホビーで扱うプラモデルや模型、ミニカーなどだ。アニメガ店ではアニメグッズも展開。本社にグッズ開発を専門で行う部署も新設した。今後は従来以上に趣味性の高い分野をそろえる。

 愛知県名古屋市など中部地方で郊外型店舗を繰り広げる三洋堂HD。同社も売上高が2011年3月期を頂点に右肩下がりが続いている。

 同社では文具・雑貨のセレクトショップ「style F」を売り場に導入。雑誌・書籍以外にも、文具や雑貨、玩具、古本など、多様な商材を扱うブックバラエティストアを展開中だ。ほかにも、シニア向けPC教室や児童向け英会話教室といったカルチャーセンターを運営し、本業に次ぐ柱の育成に余念がない。

 これから書店はどうすべきか。

 先の見えない出版不況であえて雑誌に的を絞り、独自色を発揮する企業も存在する。富士山マガジンサービスだ。主力は雑誌の定期購読を斡旋するビジネス。出版社の割引料金で雑誌を購読でき、利用者が増えている。一般に返本率が約40%の業界で、同社は在庫を原則持たない。

■ 客の属性をとらえて掘り起こす

 西野伸一郎社長は「書店で雑誌を3号連続で買った人が1年後にどうなったかを調べたら、約1割しか継続していない。定期購読を自動更新にすれば、やめる人は少なくなる。実際に7割以上の人が継続している」と胸を張る。

383とはずがたり:2016/07/21(木) 07:38:53
>>381-383
 定期購読の解約を抑えるため読者が喜びそうな仕組みも用意。育児中の母親が対象の雑誌なら、動物の絵柄がついた弁当容器を開発、購読継続を呼びかける。美術系雑誌なら、人気イラストレーターの絵柄が入ったトートバッグをプレゼント、という具合だ。

 こうした販促が可能なのは購読者の趣味嗜好を把握できているから。何をすれば響くか、わかっている顧客であれば、販促策を立てやすい。要はビッグデータの活用だ。雑誌の定期購読者は、ファッションやスポーツ、旅行、自動車などの趣味を持つ消費者でもある。効果的なターゲティング広告も出せる。

 リアルかネットか、大小かを問わず、今後はこれまで以上に、売り手側から買い手への仕掛けが増えていくだろう。しかも売るのは雑誌・書籍に限らない。いかにして属性の見える客に向け、最適のタイミングで欲しいものを提供するか。それが可能な書店こそ、消費者から選ばれ、生き残ることができる。

■ 新宿ではむしろ本店を充実させる

 紀伊国屋書店会長兼社長/高井昌史

 新宿南店では、1階から5階までの和書コーナーを閉鎖し、6階にある洋書売り場だけを残す。できれば、家賃を値引きしてもらい継続したかったが、残念だ。その代わりに新宿本店の書籍売り場を増床する予定。新宿本店では、毎日のようにさまざまなイベントをやり、出版社もトークショーやサイン会に協力してくれる。

 書店事業は今まで損益トントンくらいだった。新宿南店の家賃が軽減される分、これから採算はよくなってくる。今年は埼玉・川口、千葉・柏に出店したが、ほかの地域からも出店要請があり、新店を出す可能性も出てきた。

 2015年4月には大日本印刷と共同で、出版流通イノベーションジャパン(PMIJ)を設立した。関係者とうまく調整し、出版社との直取引を増やしたい。現在、直取引の比率は1割くらいだが、将来的に2割程度まで高めていく。同時に、出版卸を通す流通ルートも維持・継承しながら、取次会社とは緊張感のある関係を作っていきたい。

■ 書店事業にも適切な投資が必要だ

 丸善CHIホールディングス社長/中川清貴

 2015年には名古屋や京都、高松などに大型店を出店した。新規出店に伴う初期負担が多かったため、店舗・ネット販売事業は前期、3億円強の営業赤字。ただ今期は出店した店が利益貢献をしてくれる。書店事業を縮小させないように、適切な投資は必要だと考えている。

 丸善CHIにも文教堂にも大日本印刷は出資している。これは印刷の仕事を請け負うだけでなく、書店事業に関与して出版市場全体に貢献するのが狙いだ。同社グループで展開するハイブリッド型総合書店「honto」は会員数が約345万人。この販売データを活用すれば、さまざまな改善や活性化ができる。

 出版流通が抱える大きな問題は返本率の上昇だ。販売データと、大日本印刷が持つ小ロット印刷技術のプリント・オン・デマンドを組み合わせれば、本の初版を少なめに抑えて、売れ行きがよければきめ細かく増刷することも可能。印刷から販売まで一貫した効率的な取引を、出版社に提案できるようになる。

広瀬 泰之

384とはずがたり:2016/08/06(土) 23:12:34
うずらはマジで飼ってみたい(;´Д`)

うずらの卵パックを買ったら、飼ってみよう
その道のプロに聞く「生きものの飼いかた」
http://toyokeizai.net/articles/-/130542
塩田 春香 :HONZ

385とはずがたり:2016/08/22(月) 13:38:40
何が不味かったのかね??

西原理恵子さんと高須克弥さんの共著、小学館が回収決定
http://www.asahi.com/articles/ASJ6145KVJ61UCVL00F.html?iref=recob
2016年6月1日13時56分

 小学館は、5月25日に発売した漫画家の西原理恵子さんと美容外科医の高須克弥さんの共著「ダーリンは70歳 高須帝国の逆襲」の回収を決め、同31日に全国の書店に要請した。同社は「編集上の不備があったため」としている。

 同書は高須さんのエッセーや西原さんのマンガなどで構成され、2人の交際の様子が描かれている。同社によると初版3万部で、予約が多かったことから発売前に1万部を重版したが、全て廃棄処分するという。

 高須さんは5月30日、自身のブログに、小学館側から回収や書き直しを求められたことを明らかにした上で、「断固拒否。絶版にする!」と書き込んでいた。

386名無しさん:2016/09/05(月) 23:28:55
ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
東洋経済オンライン 8月30日(火)5時0分配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160830-00133519-toyo-bus_all

387とはずがたり:2016/09/15(木) 08:00:43
今日,朝日新聞の朝刊の「こち亀」連載40年 愛され続けた訳はの記事内で,なんと辻真先がコメントしてた。84才になられているようだ。ご健在なによりだけど肩書きが漫画評論家になってる。。ミステリ作家が代表的肩書きちゃうのか?!今は漫画評論家として鋭意活躍中??ポテトとキリコの活躍亦読みたいなぁ。。

388とはずがたり:2016/09/15(木) 08:15:38

「蟻巣」閉店 長年のご愛顧、ありがとうございました 辻真先『残照 アリスの国の墓誌』発売中[2016年6月]
http://www.webmysteries.jp/topic/1606-03.html

残照 アリスの国の墓誌
書籍の詳細を見る  いまから35年前の1981年に刊行された『アリスの国の殺人』、翌82年に第35回日本推理作家協会賞を受賞した傑作ミステリです。そのシリーズ最終刊にあたるのが、『残照 アリスの国の墓誌』となります。
 舞台となる「蟻巣」が店を構えるのは、新宿のゴールデン街。およそ2000坪に200軒以上の飲食店がつらなっている飲食街として知られ、夜な夜な飲み歩く著名人の姿も少なくないとか。
「蟻巣」のママをつとめるのは、声優として活躍する近江由布子、さらに看板猫にチェシャ。映像関係者や出版関係者、とりわけミステリ好きの客が集まり、実際の事件やらミステリ作品について議論を重ねることも多い。『アリスの国の殺人』や『ピーターパンの殺人』など、主立った舞台となるだけでなく、可能キリコ(スーパー)も一時期店をお手伝いしたりと、各シリーズに織を触れて登場する、辻作品には欠かせない店だといえます。

 そんな「蟻巣」もいよいよ閉店(ママの由布子が夫の介護をするため)がきまり、大家に鍵を返却するまでの最後の数時間が今作品のお話しです。店に集まった、可能克郎、新谷知久などの常連客は、数日前から姿を消していたチェシャの姿と、チェシャを可愛がっていたマンガ家の故・那珂一兵を思い出していた――。これまで語られてこなかった、那珂一兵がかかわった二つの事件の謎を、酒の肴がわりに議論し始めた面々。完全に店を閉めるまでのあいだ、その謎を解くことができるのか? 熟練の名手が手掛けた、シリーズ最終巻をぜひお楽しみ下さい。

389とはずがたり:2016/09/15(木) 08:18:47

戯作・誕生殺人事件
辻真先
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488027237?ie=UTF8&tag=wwwtsogecojp-22&linkCode=xm2&camp=247&creativeASIN=4488027237

390とはずがたり:2016/09/15(木) 19:42:06
>>386
有り難うございます。転載します。

ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160830-00133519-toyo-bus_all&p=1
東洋経済オンライン 8月30日(火)5時0分配信

ブックオフ、止まらぬ「中古本離れ」でピンチ
店頭で「家電お売りください!!」とアピールするも、中古家電の買い取りは進んでいない(写真:記者撮影)
 前2016年3月期に上場以来初の赤字に転落したブックオフコーポレーション。「総合リユース業」への転換に向けて再スタートの年となった今2017年3月期第1四半期(2016年4〜6月)は、売上高198億円と前年同期と比べて12%増収となった反面、営業利益は4.6億円の赤字(前年同期は0.8億円の黒字)と厳しい出足となった。

 もっとも、今期は前期に実施したパートやアルバイトの大量増員による人件費負担や、「ヤフオク!」への出品にともなう配送費、中古家電買い取りのための査定システム費が期初からコストとしてかかるため、第1四半期と第2四半期は赤字の計画だった。

■ オンライン販売は増収増益

 「第3四半期に黒字転換を果たし、第4四半期に利益を伸ばして通期営業利益8億円を達成するシナリオ。ほぼ想定線どおりのスタートになった」(堀内康隆取締役執行役員)。しかし、決算の内容を詳細に見ると、必ずしも計画通りとは言えないのが実情だ。中古家電の買い取り強化という課題に加え、中核の中古本の立て直しという新たな課題も浮かび上がる形となっている。

 セグメント別では、オンライン事業は、部門売上高16.2億円、部門営業利益1.3億円(前年同期は12.3億円、営業利益0.5億円)と増収増益を実現した。前期から導入したリユース店に陳列後、3カ月を経過しても売れなかった中古本をオンライン用の倉庫に配送する施策を進めた結果、商品在庫が充実。販売面では自社サイトや楽天に加えて、2016年1月から開始した「ヤフオク!」への出品が期初から貢献、計画を上回る上々の滑り出しになった。

 総合買い取りのハグオール事業も、売上高4.5億円、営業損失1.0億円(前年同期は1.2億円、1.3億円の赤字)とほぼ計画どおりの業績を上げることができた。買い取りでは日本橋三越など百貨店内での「総合買取ご相談窓口」の開設や出張買い取りに加え、今年から始めたオークションでのブランドバッグなどの購入などが貢献。販売面では、EC通販やBtoB(卸販売)のほか、催事販売が増収に寄与した。

主力の中古本が前年割れ
 一方、計画未達に終わったのが、リユース事業だ。新規出店は総合業態の「BOOKOFF SUPER BAZAAR」を中心として6店の出店と計画どおりに進んだ。しかし、既存店売上高が前年同期に比べて2.4%増と想定を下回ったため、売上高174億円、営業利益0.6億円(前年同期は159億円、6.66億円)と厳しい出足となってしまった。

 リユース既存店の売上高が計画を下回る結果となった大きな原因は、中古本の不振だ。商材別に見ると、アパレルやスポーツ用品、DVDなど映像ソフトが順調に推移。携帯電話や薄型テレビなど中古家電はまだ規模は小さいとはいえ、前年同期に比べて二倍増と増収に寄与した。

391とはずがたり:2016/09/15(木) 19:42:16
>>391-392
■ 中古本は再びマイナスに

 中古本に関しては、前期、タイトルごとにその時々の需給を反映した値付けオペレーションの導入などのテコ入れによって0.4%増と漸減傾向に歯止めがかかっていた。しかし、今期は前年同期に比べて4.8%減と再びマイナスに転落、前年並みを見込んでいた計画を下回ってしまった。

 何より懸念されるのは、買い取りの減少に歯止めがかかっていないことだ。前期も、第1四半期こそ前年同期に比べて9.9%増と順調な滑り出しとなったが、第2四半期にマイナスに転落、その後も前年割れが続き、前期通期では3.5%のマイナス。今第1四半期も5.0%減と4四半期続けて前年割れが続いている。直営全店で中古家電買い取りの告知を前面に打ち出した結果、「本の持ち込みに対する意識が薄れてしまった」と堀内取締役は分析する。

 そのため、ブックオフでは、陳列後3カ月売れなかった中古本をオンライン事業に転送する施策がオンライン事業の好調につながった反面、リユース事業では売場としての力が低下し来店客数の減少につながる結果となったと判断。8月に入って、店舗ごとの状況に応じて、従来の方針どおり3カ月経過後に転送する店舗、6カ月経過後に転送する店舗、転送せず店舗での陳列を続ける店舗に分類し、売場のテコ入れを急いでいる。

家電の買い取りも計画を下回る
 買い取りでも、9月から単品での買い取りを強化する。たとえば『村上海賊の娘』をはじめ売れ行きがよい単行本について、買い取り価格を店頭に表示するなど、単品での買い取りを強化するが、即効性に欠けることは否めない。

 中古家電の買い取りも順調に進んでいるわけではない。「月によってばらつきはあるものの、トレンドとしては上向きが続いている」(堀内取締役)とはいえ、第1四半期の実績は1億数千万円規模と計画を下回った状況が続いている。

■ テレビCM実施も、家電買い取りは増えず

 前期後半には中古家電の買い取りを訴えるテレビCMを実施したが、実際の買い取りには結びついていない。「ブックオフのブランドであれば買い取りが増えると考えていたが、それほど甘くはなかった。利用してもらう機会を増やし、ブックオフであれば、きちんとした価格で買い取ってくれるという認知度を地道に上げていくかしかない」(堀内取締役)のが実情だ。

 前期は二度にわたる下方修正を行い、市場の期待を裏切ることになってしまったブックオフにとって、今期の黒字化は必ず達成しなければならない計画のはずだ。しかし、実現に向けてのハードルにはなお高いものがある。

野口 晃

392とはずがたり:2016/09/16(金) 18:54:32
「おさるのジョージ」初版から75年 作者はナチスから逃れた過去も
http://jp.wsj.com/articles/SB12260954658240904189704582316731594509536?mod=WSJJP_hp_bottom_3_3_bucket_3_right
By JENNIFER MALONEY
2016 年 9 月 16 日 14:32 JST

 ナチス・ドイツがフランスに侵攻して首都パリに近づいていた1940年6月、ユダヤ人作家のH・A・レイとマーグレット・レイ夫妻は、間に合わせの部品で組み立てた2台の自転車に乗ってパリから脱出した。自転車の後部にくくりつけたスーツケースには、冬用のコート、食料、水、そして彼らの原稿が入っていた。そのうちの1つが、後に「Curious George」(日本名「ひとまねこざる」と「おさるのジョージ」)として知られるようになる冒険好きのサルの話だった。

 「Curious George」は今年、誕生(米国での初版発表の1941年)から75年を迎える。同シリーズには現在、レイ夫妻やその他の人々が執筆した133のタイトルが存在し、世界中で7500万部が出版されている。年間販売部数は、同シリーズを出版するホートン・ミフリン・ハーコート社の別の人気作家、J・R・R・トールキン(「指輪物語」など)を上回る。

 ホートン・ミフリン・ハーコート社は今秋、2005年出版のルイーズ・ボーデン著「戦争をくぐりぬけたおさるのジョージ―作者レイ夫妻の長い旅」の新版と、シリーズ誕生75周年の記念版である「The Complete Adventures of Curious George」を刊行する。この2冊には、戦時中のレイ夫妻の逃亡に関する新たな詳細や資料が掲載される。

作家エリ・ヴィーゼル氏死去 ホロコースト生存者
 自身も児童文学作家であるボーデン氏は「夫妻は問題に巻き込まれてもそれを乗り越えた。絵本の中のジョージのように」と話した。

 読者の中にはオリジナルの作品を非難する向きもあった。植民地主義的な要素が見受けられるとの理由(訳注=主人公のおさるのジョージをアフリカから文明都市ニューヨークに連れてきたことを肯定的に描写しているなど)からだった。そこで2006年のアニメ映画では話が修正され、ジョージは捕まえられたのではなく、船にこっそり乗り込んだサルとして描かれている。近年では、より幅広い読者(イスラム教徒を含む)を取り込もうと試みられており、最新作のタイトルは「It’s Ramadan, Curious George」(訳注=ラマダンはイスラム教の断食月)となっている。

393とはずがたり:2016/09/16(金) 18:54:49
>>392-393
 H・A・レイは1898年、ドイツ・ハンブルクに生まれた。本名はハンス・アウグスト・ライアースバッハだった。彼は1925年にブラジル・リオデジャネイロに移住した。その10年後、家族ぐるみでつきあいがあったハンブルクの芸術家、マルガレーテ・ワルドシュタインが彼を追ってリオにやって来た。2人はまもなく結婚し、広告代理店を始めた。妻はマルガレーテという名前をマーグレットに変え、夫は名字ライアースバッハをレイに短縮した。

 夫妻は1936年、ブラジルの旅券を持って、船で欧州を訪れた。遅めの新婚旅行だった(ボーデン氏によれば、この間に夫妻が飼っていた2匹のマーモセット=キヌザルが死んだ)。パリに到着した夫妻は、テラス・ホテルというホテルにチェックインした。数週間の滞在の予定だったが、結局は4年間の滞在となった。夫妻は、漁師、風船売り、サーカスの動物などといった地元の人々や動物のスケッチをしたり、写真を撮ったりした後、子供の本の執筆を2人で始めた。夫がイラストを描き、妻がアートディレクターを務めた。ストーリーは夫妻で一緒に考えた。

 1939年にフランスと英国の出版社が、夫妻の絵本「Raffy and the Nine Monkeys(ラフィと9匹のサル)」を出版した。孤独なキリン(Raffy)が住むところのないサルの一群と出会う話だった。夫妻は同じ年にこの9匹の中で最も小さいサル「フィフィ」に焦点を当てたスピンオフ版の執筆を始めた。

 1940年5月15日、夫はフランスの出版社「Librairie Gallimard」から「The Adventures of Fifi(フィフィの冒険)」とその他2タイトルについて、2万3000フラン(現在の価値でほぼ1万ドル=約100万円)の前払い金を受け取った。これを証明する銀行取引明細書と手紙は現在、米サザンミシシッピ大学デ・グルモンド児童文学コレクションのレイ夫妻のアーカイブに保管されている。

 この前払い金は、ナチスがフランスに侵攻してパリに近づくなか、夫妻がパリから脱出するのに役立った。ユダヤ人たちは難民となって、車、馬車、自転車および徒歩でパリから徐々に脱出しようとしていた。レイ夫妻は自転車を買いに行ったが、タンデム(2人乗りの自転車)しかなかった。試しに乗った妻は、これではダメだと言って拒否した。

 夫が記していた日記によると、夫妻は6月11日に自転車の部品を買った。その翌朝、2人は「自転車で午前5時半にパリをたち、近郊の町エタンプに到着した」。そこで「農場の部屋で寝泊まりした。(農場の)メイドと難民女性と一緒だった」と彼はフランス語で走り書きしている。

 夫妻はフランス中部のオルレアンで自転車とともに列車に乗り、ポルトガルのリスボンまで行った。その後、船でリオデジャネイロに向かい、最終的に1940年10月14日に蒸気船「ウルグアイ号」でニューヨークに到着した。これは、ボーデン氏が調査の過程で見つけた乗船名簿で明らかになった。

 夫妻はニューヨークでグレース・ホガース氏と再会した。ホガース氏は夫妻の作品を出版した英国の出版社Chatto & Windusで編集者として働いていた人物だった。ホガース氏は当時、ホートン・ミフリンで働いていた。同氏は夫妻と4冊の書籍に関する契約を結んだ。夫妻と編集者はフィフィに米国式の名前を付けることを決めた。こうして、1941年に「Curious George」が出版された。

394名無しさん:2016/09/22(木) 14:26:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160920-00010000-teikokudb-ind
ヴィジュアル系音楽誌「SHOXX」、アニメ声優専門誌「Pick-up Voice」などを発刊していた音楽専科社、事業を停止し自己破産申請へ
帝国データバンク 9月20日(火)18時52分配信

 (株)音楽専科社(TDB企業コード:982271098、資本金1000万円、東京都新宿区高田馬場1-31-16、代表鈴木佳男氏)は、9月20日付で事業を停止し、事後処理を大宮立弁護士(東京都港区虎ノ門1-1-28、シティ法律事務所、電話03-3580-0123)ほか2名に一任。自己破産申請の準備に入った。

 当社は、1966年(昭和41年)11月に設立された雑誌・書籍出版業者。かつては、洋楽専門誌「音楽専科」を出版していたが、近年はヴィジュアル系ロックバンド専門の音楽誌「SHOXX」(90年10月創刊)、アニメ声優専門の情報誌「Pick-up Voice」(2007年4月創刊)の月刊誌2誌を主力に展開していた。また、不定期刊行の増刊号や人気ミュージシャン・アイドルの写真集、ムックなどの出版も手がけ、主に10〜20代の固定購読層に対して情報を発信。98年9月期には年売上高約21億円を計上していた。

 しかし、近年はインターネットやスマートフォンなど新たな情報媒体の台頭による出版不況の影響から業容は縮小し、財務面もひっ迫していた。そうしたなか、2015年6月に民事再生法の適用を申請した栗田出版販売(株)<現・(株)KRT>に不良債権が発生。近時の年売上高は2億5000万円内外にとどまり、雑誌販売の落ち込みに伴う業績悪化に歯止めがかからないなか、先行きの見通しも立たないことから、今回の事態となった。

 負債は約4億円の見込み。

最終更新:9月20日(火)18時52分

395名無しさん:2016/09/22(木) 15:36:22
サッカー専門誌「エア取材」横行か――作家の検証と告発
9月20日(火)10時30分配信
http://news.yahoo.co.jp/feature/363

『エアインタビュー疑惑』という捏造記事について
岩本義弘 | 株式会社フロムワン取締役 サッカーキング統括編集長
2016年9月20日 20時58分配信
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iwamotoyoshihiro/20160920-00062400/

396とはずがたり:2016/09/27(火) 18:19:57
石原と謂い曽野と謂いくたばり損ないが長生きしすぎるわ┐('〜`;)┌
憎まれっ子世に憚るやねぇー(;´Д`)

曽野綾子が夫の認知症で豹変?「老人を長生きさせるな」と老人抹殺小説まで発表したのに「もう書けない」
http://lite-ra.com/2016/09/post-2585.html
水井多賀子 2016.09.26

397とはずがたり:2016/10/05(水) 22:56:05
むむう。。まさに風前の灯火。。

「小学二年生」が休刊へ 看板雑誌「小学一年生」だけに
http://www.asahi.com/articles/ASJB37DG5JB3UCVL02X.html?iref=com_rnavi_srank
塩原賢2016年10月4日12時00分

 小学館が刊行する「小学二年生」が、部数の低迷などから12月発売の2017年2・3月合併号で休刊することがわかった。「小学三年生」から「小学六年生」まではすでに休刊しており、かつて同社の看板雑誌だった学年誌は「小学一年生」を残すのみとなる。

 小学館は、同社創立の1922(大正11)年に「小学五年生」と「小学六年生」を創刊。学年別学習雑誌の先駆けで、25年までに「小学一年生」から「小学四年生」までが相次いで刊行された。学年誌は同社の「創業以来の基幹事業」とされ、73年には「小学三年生」が102万部を記録するなどした。

 だが、少子化や小学生のニーズの多様化などから、発行部数は各学年とも数万部程度まで減少。「小学五年生」が2010年3月号で、「小学六年生」が同年2・3月合併号で休刊。12年には「小学三年生」と「小学四年生」も相次いで休刊した。(塩原賢)

398とはずがたり:2016/10/07(金) 01:25:46
ついにアマゾンが書籍の「安売り」を始めた!
「もしドラ」、2割引きだったら買いますか?
http://toyokeizai.net/articles/-/74725
山田 俊浩 :東洋経済オンライン編集長 2015年06月26日

399とはずがたり:2016/10/12(水) 14:50:48
>>388-389
両本読破。淋しいなぁ。。
特に薩次とキリ子の話しは好きだったが。『本格・結婚殺人事件』と『完全恋愛』が読みたいけど未読だ。

ただ親となったせいか歳のせいか人がざくざく死ぬ話しは好きではなくなってはいる。懐かしさだけで読めてしまうけど。

瓜生慎の最終作『日本・マラソン列車殺人号』も読まねばなるまい。。名犬ルパンはまだ完結してないのかな?
また完結したシリーズでも余力の限り追加して欲しいところ。

400とはずがたり:2016/10/12(水) 15:18:39

国会図書館検索でスマホ現在地漏えいの恐れ
http://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20161005-OYT8T50089.html?from=yartcl_os2&seq=15
2016年10月05日 17時10分

 国会図書館の検索機能をスマートフォンから使うと、スマートフォンの現在地が漏えいする恐れがある。検索結果のURLアドレスに、利用者の現在地情報が含まれているためだ。Facebookやブログなどで紹介した場合に、GPSの位置情報が一般に公開されてしまう。(ITジャーナリスト・三上洋)

401とはずがたり:2016/10/14(金) 09:13:22
英作家からは批判も ノーベル文学賞に賛否
(2016年10月14日午前1時12分)
http://www.fukuishimbun.co.jp/nationalnews/CO/entertainment_all/1163161.html

 【ロンドン共同】英映画「トレインスポッティング」の原作者として知られる英作家アービン・ウェルシュ氏は13日、ツイッターで、ボブ・ディラン氏が選ばれた今年のノーベル文学賞について「まずい発想の懐古賞」と批判を展開した。
 ウェルシュ氏は「ディラン氏のファン」としながら、授賞を支持する人に向けて「辞書で音楽と文学の項目を調べて比較してみろ」と指摘した。
 一方、「悪魔の詩」などの著者で文学賞候補として名前が挙がるインド系英作家サルマン・ラシュディ氏は「(古くから)歌と詩は密接な関係にある。素晴らしい選択だ」とたたえた。

402とはずがたり:2016/10/14(金) 10:38:33
【ボブ・ディランにノーベル賞】歌手になぜ? 「プロテスト」ソング次々と 「吟遊詩人」の文学性評価
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/sankei-lif1610140006.html
07:19産経新聞

 なぜ歌手にノーベル文学賞が? ボブ・ディラン氏(75)は、現代のポピュラー音楽に革命をもたらしたシンガー・ソングライターとして知られる。詩的な言葉を、ときに語りかけるように、ときにぶつけるように歌い、詩と音楽の世界を融合させてきた現代の「吟遊詩人」。その卓越した文学性とは…。

 ディラン氏は若い頃、大恐慌時代の貧困労働者らの感情を歌ったフォークシンガーのウディ・ガスリー(1912?67年)に傾倒し、20歳でレコードデビュー。公民権運動やベトナム戦争で揺れる60年代の米国で、社会的メッセージ性の強い「プロテストソング」を次々と発表し、若者を中心に絶大な支持を集める。

 当時の大衆音楽では、恋愛の喜びを歌うなどしたシンプルな歌詞がほとんどだった。そんな中、「風に吹かれて」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「見張塔からずっと」といった楽曲の歌詞は、抽象的ながら人間の生の意味を聴衆に問いかけ、単なる「流行歌」の枠を超えていく。

 ディラン氏の歌詞を翻訳した詩集を刊行しているフォークシンガー、中川五郎さんは「ディランはその時代の出来事や目の前で起きていることを歌いながら、100年後も歌い継がれる普遍性も持っている。そんな深さ、大きさを『文学的』と呼ぶなら、まさしく彼の言葉はノーベル文学賞にふさわしい」と話す。

 ディラン氏は、音楽にフォーク、ロック、ブルース、カントリーなどの要素を取り入れながら、詩の世界にも強い関心を示してきた。「ディラン」を名乗ったのは、英ウェールズ出身の詩人、ディラン・トーマスに傾倒したからだともいわれ、好きな詩人として英国のT・S・エリオットの名前を挙げている。

 また、アレン・ギンズバーグら米国の詩人たちと交友し、詩の伝統を吸収。社会性の強い歌詞だけでなく、暗喩(あんゆ)を散りばめ、楽曲を豊かな解釈が可能なものに発展させていった。

 コラムニストの上原隆さんは「ディランの詩は非常に難解。メロディーに乗せて独特の歌い方をすることで、初めて魂に伝わるところがある。受賞は詩だけではなく、メロディーと歌い方も併せて評価されたのだと思う」と指摘する。

 ディラン氏は「フォークの神様」として日本のフォーク歌手らにも大きな影響を与える一方、半世紀以上にわたり、作品を断続的に発表。ポピュラー音楽のカリスマとして存在感を示し続けている。08年には「卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックと米国文化に大きな影響を与えた」として、ピュリツァー賞特別表彰を受賞し、ここ数年はノーベル文学賞の有力候補に名が上がるようになっていた。

 イラストレーターで作家のみうらじゅんさんはこう話した。「難解と言われた歌詞も、この受賞によって全ての謎が解けることでしょう」

403とはずがたり:2016/10/15(土) 00:45:05
講談社、一迅社を買収 コミックで相乗効果狙う
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161014-00000050-zdn_mkt-bus_all
ITmedia ビジネスオンライン 10月14日(金)13時26分配信

講談社、一迅社を買収 コミックで相乗効果狙う
一迅社のWebサイト
 講談社は10月14日、同業の一迅社の全株式を取得し、完全子会社化すると発表した。

【講談社の発表文】

 一迅社は1992年創業。累計210万部を超える「ヲタクに恋は難しい」などコミックや漫画雑誌、ライトノベルを発行し、2016年7月期の売上高(見込み)は44億円。

 講談社は「コミックジャンルにおいて両社の強みを生かし、相乗効果を発揮して、漫画市場の活性化に大いに寄与していくものと確信している」としている。

404名無しさん:2016/10/15(土) 21:01:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161009-00000003-withnews-sci
盛岡発「文庫X」が全国に拡散 書名伏せ販売、版元も驚く売れ行き 若手の発想きっかけ、見せた書店の底力
withnews 10月11日(火)7時0分配信

 盛岡市にある書店で売り始めた「文庫X」が、全国に広がっています。手作りのブックカバーをつけ、タイトルや著者名、出版元を伏せることで、「先入観にとらわれずに読んで」との思いを込めました。版元主導ではなく、地方の一書店が始めた取り組みが店員のネットワークを通じて広がり、30都道府県の200店舗以上が同じ方法で販売。本は重版を繰り返し、すでに5万部を超えています。

このお店で始まりました
 盛岡市にある「さわや書店フェザン店」。文庫Xはこの店から始まりました。

 手作りのブックカバーには、表裏ともにびっしり文字が並んでいます。書き出しはこうです。

 「申し訳ありません。僕にはこの本をどう勧めたらいいか分かりませんでした。どうやったら『面白い』『魅力的だ』と思ってもらえるのか、思いつきませんでした。だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました」

発案した書店員は
 文章を考えたのは、昨年9月に入社した長江貴士さん(33)。プライベートでこの本を読んでいて「ノンフィクションの中で、誰にでも読んでもらいたいと思った初めての作品」と感じたそうです。

 普通に売ったのでは、なかなか手にとってもらえないと考え、あえて書籍名などを隠すことを思いつきました。文章は長江さんが考え、同じ店でアルバイトをしている店員が文字を書くことに。ブックカバーはコピー機でモノクロ印刷したもので、手作業で裁断し、一つずつ付けています。

 当初仕入れたのは60冊。時間をかけて売っていくつもりでしたが、5日後には完売。長江さんは「本の中身が何も分からないというのは、とてもハードルが高いと思っていました。それだけに、とてもびっくりしています」と話します。

異例の売れ行き
 文庫Xについて明かしているのは、税込み810円の価格、ノンフィクションであること、500ページ以上という3点のみ。レシートにもタイトルを表示しない徹底ぶりです。さらに、買って開封した後に持っている本だとわかった場合は、単行本・文庫本を問わず、返金に応じています。

 7月21日から文庫Xとして売り始めて、フェザン店では2カ月で1600冊以上が売れました。通常の文庫本は月200冊売れれば月間トップになるので、異例の売れ行きです。

 この取り組みが、店長の田口幹人さん(43)の書店員ネットワークを通じて他店へも拡大。今では北海道から沖縄まで、約30都道府県の200店舗以上で販売されています。チェーン店で扱うことも決まりそうで、一気に300店舗を超える見込みです。

 「他店の書店員からは『これ、いい本ですよね。でも、単行本のときに頑張ったけど売り切れなかった思い出が……』といった声が多く聞かれました。せっかくのいい本なんだから、一緒に売っていこうと声をかけたんです」と田口さん。

405名無しさん:2016/10/15(土) 21:01:53
>>404

出版社の了解を得て
 もちろん、版元の出版社と著者の了解を得ています。それぞれ店ごとに独自のブックカバーをつけているところがほとんどですが、中には「フェザン店と同じものを使わせてほしい」という店もあります。

 版元の出版社の営業担当者は、こう話します。

 「書店の力でこんなに本が売れるのはすごいことです。お客さんと距離が近く、それだけ親密に接していることの表れで、底力を見せつけられました」

 本の売れ行きは順調に伸び、初版3万部だったのが5刷で5万5千冊にまでなったそうです。

ネタバレしない理由は
 ネット上でも話題になっている文庫Xですが、書籍名などの「ネタバレ」を書いている人がほとんどいないのも特徴です。田口さんは「本好きな人が、それだけ大事に思ってくれているんでしょうね」と話します。

 フェザン店では、12月9日に「文庫X開き」と称して、書籍名などを明かす予定です。さらにそこに向けて、文庫Xに関する著者インタビューや、各地で販売している書店員の思いをまとめたフリーペーパーを準備中です。

 田口さんは「楽しんでいただいたみなさんも含めて、もう一度盛り上がる機会にできたら」と話しています。

406とはずがたり:2016/10/18(火) 21:13:45
TSUTAYA、誤解と憶測に満ちた会社の正体
メディアに出ないCCC増田社長が口を開く
http://toyokeizai.net/articles/-/89858
杉本 りうこ :東洋経済 記者 2015年10月28日

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)による公立図書館の運営(指定管理者制度)が議論を呼んでいる。「TSUTAYA図書館」と呼ばれる運営図書館には、従来ならなかった空間や利便性に一定の評価がある。一方で、選書や独自分類のあり方について強い批判もあり、愛知県小牧市がTSUTAYA図書館計画を白紙撤回するなどの動きが出ている。

今週発売の週刊東洋経済(10月31日号)は増田宗昭・CCC社長への独占インタビューを掲載し、一連の問題が噴出して以来、初の経営トップの見解を伝えている。増田氏が自社を取り巻く逆風をいかに受け止めているかは、記事をお読みいただきたいが、忘れてならないのは「CCCとは、増田氏とは、何者か」だ。どのような価値観を行動原理とし、いかなるビジネスモデルに支えられている企業と経営者なのか。その理解を抜きにして、問題の行方は展望できない。
CCCを知る手がかりとしてここでは、独占インタビューのうち、誌面に掲載できなかったやり取りを中心に公開する。

変化を受け入れる「のりしろ」

――レンタル最大手と呼ばれていますが、実はTSUTAYAは実店舗におけるCD・DVD販売の最大手で、最大の書店チェーンともなっています。
TSUTAYAがなぜ成長できたか。それはFC(フランチャイズ)加盟企業とCCCが互いにリスペクトできているから。「FC本部の言うことを聞け。聞かなければペナルティ」という関係じゃない。

――TSUTAYA以外の屋号を認めるなど柔軟です。
彼らを単なるFCとは思っていないからね。加盟企業に教えてもらうことも多い。ある種、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)的な繋がり。たとえばTSUTAYAは、ある時期から大型化(300坪以上)しているのだけれど、それはトップカルチャー(FC企業最大手)がそういう店を作ったのが始まり。その店がお客さんに支持されているのを見て、「ああ、これからはこうだ」と教えてもらった。CDをレンタルだけでなく販売することも、高知のFCに教えてもらった。

がちがちの運営ではうまくいかないよ。だって何が正しいかなんて、わからない世の中だから。「そちらに行ってはいけない」と、ついこの間まで言っていた方向に、気がついたら行かなくちゃいけないような時代じゃない??ついこの間まで、スマートフォン(スマホ)なんて存在しなかった。そんな変化が起こっている。特に俺たちはエンタテインメントを扱っているのだから、変化を受け入れる「のりしろ」が多くないと。

「顧客価値があるから、お客さんが行く。だから儲かる」
もうひとつ重要なのは、TSUTAYAは加盟企業を公に募集していないということ。創業時からそうだし、今もそう。つまりここまでの成長は、既存企業が多店舗展開した結果。これから代官山にあるような蔦屋書店を100店展開するけれど、それもCCCがすべて直営するのではなくて、既存の書店(FC)さんが変わっていく。

で、FCさんがなぜ多店舗展開できるのかと言ったら、それは儲かるから。

――どうして儲かるのですか。
顧客価値がある、つまりお客さんが行きたい店であるということ。経営者って普通は、どうやったらお客さんが来るかを考え、「お客さんが何人来た!」ってことを喜ぶけれど、俺は「俺なら行きたいか?」を考える。顧客にとっての価値を考えている、企画している。だからCCCは企画会社。そして、そのノウハウを、FC企業やパートナー企業に提供している。

イノベーションには執念がいる

ターニングポイントは代官山・蔦屋書店を出す前に行った、米ニューヨークの光景なんだ。通りを歩いていると、ヴァージン・メガストアーズ(CDチェーン)がなくなっていたり、バーンズ・アンド・ノーブル(書店チェーン)の商品が少なくなっていたり。

CD店が消えた引き金はもちろん、インターネット配信やネット通販がきっかけ。チェーンを経営している企業は赤字になって、これでは続けられないと思って店を閉める。本当はお客さんはいたのよ。でも店を閉めて、お客さんがみんなネット側へ行くかというと、そうじゃない。結果として、一挙にお客さんが減る。そうするとCDメーカーは売り上げがガーンと下がるから、「取引条件を何とか変えねば」とあがく。するとCD店はまた減って、産業がますますシュリンクしていく……。

407とはずがたり:2016/10/18(火) 21:13:56
>>406-407

そういうことを考えて、決めた。ネットでできることはジリ貧になるからやめる。逆にネットじゃできないことを企画会社として掘り起こすと。音楽と一緒で、書店の環境もすごく変わったじゃない??アマゾンも電子書籍もあるでしょう。この状況下で過去と同じようにやっていては、CD店と同じ未来が待っているよ。

――ではどんな未来を目指すのでしょうか。
これからお客さんは、本を並べて売るだけの書店を評価しなくなる。じゃあどうするかというと、まずは「来たくなる」書店にすること。特に人口が多いプレミアエイジ(中高年層)が来たくなるようにしないと。

代官山についてはよく、「カフェで本をタダ読みさせているから売れていない」と言われるけれど、実際には坪月商30万円だよ。あんな立地で、ほかにそんな店ある??代官山には商品、空間、それからもてなしがあるから。イノベーションを起こすのには執念がいる。代官山をやるときも、役員は全員反対だったんだから。でも俺たちは経験値がまったくないことを、試行錯誤してここまでやってきた。

直営の蔦屋書店は、いわばR&D

ここまで直営で展開してきた蔦屋書店は、いわばR&D(研究開発)なの。そこで試行錯誤した結果のノウハウを集約した儲かる店について、浦和(11月25日開業)でやって、それをFCが展開していく。書店業界でこんなに真面目にR&Dをやっている企業がほかにあるだろうか。コストもかかるし、上場していたら、絶対に説明不能だったよね(注・CCCは2011年にMBOで上場を廃止している)。

「挑戦する人たちは必ず失敗している。だけど試行錯誤する中で成長もしていく」
すごいことでしょう。このご時世に、これから100店、しかもでかい店を出そうとしている。ここで書店が「自分たちはこれだけやっている、成果も出した」と言えるようになったら、そこでやっと出版社に「これだけ本を買い切って売るから(注・書店は基本的に書籍を返品できる)、もうちょっとマージンを見直して、利益を上げさせてよ」と交渉できる。出版取次(卸)とも話ができる。ただ、それは二の次。まずはお客さんに来てもらうようにする。

――常々、経営とは失敗を許容することだ、と言ってきました。
マンションの家賃を毎月もらうような仕事なら、何も挑戦しなくてもいい。だけど、やったことがないことに挑戦したら、当然失敗する。成功するのは、1000回に3回ぐらいしかない。成功するためには、失敗は必要悪。だから挑戦する人たちは、必ず失敗する。だけど試行錯誤する中で成長もしていく。それが知的資本経営というもの。
――その観点でいうと、図書館は試練の時です。

同じこと(図書館は今までやったことがないという意味)。CCCのこれまでのひとつの功績は、独自のノウハウで地方の書店を再生してきたこと。地域の企業が儲かるようにして、さらに出店もできるようになって、みんなに喜んでもらっている。今、図書館を再生しているけれど、これもいずれは喜ばれると思っている。

CCCは、みんなに見えない「お化け」

――結果で評価されると。
あのね、CCCってお化けなんだよ。

――お化け?
みんな見えない。見たことがない。今まであまりメディアにも出ていなかったから、知らないんだよ。俺、経済メディアの取材を、これまで受けていないじゃない。

俺の信念は結果を見ないこと、つまり、原因しか見ないということ。結果なんて、コンピュータを見れば誰でもわかるよ。CCCは、FCとの関係のあり方も普通とは違うし、新しい会社、企画会社という存在を具現化しようとしている。だけどみんなの頭のパラダイムでは、従前の行動や価値観が埋め込まれているのね。

これから世界では中国がますます台頭し、国内は高齢化が進んで、同時に外国人が増えて、という時代になる。そのときに日本が何をやるべきかというと、デザインだったり、データベースを活用した経営だったり、そういう分野しかない。CCCはその時代と分野の先頭バッターとして走りたい。
(撮影:今井康一)

408名無しさん:2016/10/23(日) 08:43:25
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161022-00010006-bookbang-soci
「都庁は敗戦するわけにいきません」小池百合子都知事の座右の書『失敗の本質』が注目を集める【文庫・ベストセラー】
Book Bang 10月22日(土)8時30分配信

 10月9日〜10月15日のAmazonの文庫売り上げランキングが発表され、第1位は映画「君の名は。」の関連書籍で主人公以外のキャラクターにスポットをあてた『君の名は。 Another Side:Earthbound』が獲得した。

 第2位は新海誠監督自身が執筆した『小説 君の名は。』。第3位は大人気ウェブ小説の第11段『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』。東京都の小池百合子知事が9月23日の記者会見で「座右の書」として取り上げ注目が集まった。

小池知事は「ミッドウエー作戦からガダルカナルとか、日本軍がいかにして負けたかという本。経営書として読んでも面白い。それぞれ何をどうやって間違ったかというのは、大体失敗に共通することで、要は楽観主義、陸軍と海軍の縦割り、兵力の逐次投入とか。こういうことで日本は敗戦につながっていくわけですけれども、都庁は敗戦するわけにはいきません」(東京都ウェブサイトより再構成)と述べ、問題が紛糾する豊洲移転問題の裏に見えてきた日本型組織の欠点について学べる一冊だと話題となった。

1位『君の名は。 Another Side:Earthbound』加納新太[著](KADOKAWA)
 田舎町の女子高校生・三葉と東京に暮らす男子高校生・瀧。出会うことのない二人が出逢うとき、少女と少年の物語が、いま動き出す。サブキャラクターたちを掘り下げる、スニーカー文庫だけの特別編。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『小説 君の名は。』新海誠[著](KADOKAWA/メディアファクトリー)
 山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。一方、東京で暮らす男子高校生・瀧も、山奥の町で自分が女子高校生になる夢を見る。やがて二人は夢の中で入れ替わっていることに気づくが――。出会うことのない二人の出逢いから、運命の歯車が動き出す。長編アニメーション『君の名は。』の、新海誠監督みずから執筆した原作小説。(KADOKAWAウェブサイトより)

409名無しさん:2016/10/23(日) 08:43:41
>>408

3位『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11』大森藤ノ[著](SBクリエイティブ)
 迷宮都市オラリオ――『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。GA文庫大賞初の≪大賞≫受賞作。(SBクリエイティブウェブサイトより抜粋)大人気ウェブ小説の文庫化第11段。

 4位以下は次の通り。

4位『流鶯: 吉原裏同心(二十五)』佐伯泰英[著](光文社)

5位『キノの旅XX the Beautiful World』時雨沢恵一[著](KADOKAWA)

6位『この素晴らしい世界に祝福を!10 ギャンブル・スクランブル!』暁なつめ[著](KADOKAWA)

7位『女のいない男たち』村上春樹[著](文藝春秋)

8位『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』戸部良一[著](中央公論社)

9位『新約 とある魔術の禁書目録(17)』鎌池和馬[著](KADOKAWA)

10位『Re:ゼロから始める異世界生活10』長月達平[著](KADOKAWA)

〈Amazon文庫売り上げランキングより 集計期間10月9日〜10月15日〉

BookBang編集部

SHINCHOSHA All Rights Reserved.

410とはずがたり:2016/10/24(月) 11:31:50
この大川某の事は全く知らなかったけど,近年売れなくなった本を売ると云う課題に一石を投じたのではないか?!

天才か、大川藍写真集でブラが“外せる”
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20161021/Narinari_20161021_40369.html
Narinari.com 2016年10月21日 17時01分 (2016年10月23日 00時00分 更新)

女性ファッション誌「JJ」(光文社)の専属モデルを務め、グラビアやバラエティ番組でも活躍中の大川藍(23歳)が10月24日、6年半ぶりの写真集「iamai」(講談社)を発売する。そのイベント参加特典「特製ブラホック型ブックバンド」の全容が、このたび公開された。

大川が「さわりたくなるカラダNo.1」と注目を集めていることから、そんな“さわりたくなるカラダ”を再現した“さわりたくなる”特設サイト(http://www.lespros.co.jp/special/ai_okawa/iamai/)が先日より公開され、話題を呼んでいる今回の写真集。

このたび発表された「特製ブラホック型ブックバンド」は、実際に販売される写真集と組み合わせることで、より一層“さわりたくなる”欲求が高まり、いかんともしがたい気持ちにさせられる代物に仕上がっている。

「特製ブラホック型ブックバンド」は、その名の通り写真集のページが折れたり、傷ついたりしないように守るためのブックバンド。ほんの少し通常のブックバンドと異なるのは、ブラジャーを模したレース素材を使用し、留め金に実際のブラジャーと同様のホックを使用していることだ。どこにも販売していない、まさに特製のブックバンドとなっており、遊び心の詰まったものになっている。

そして今回、いち早くこの「特製ブラホック型ブックバンド」を体験した映像が解禁となった。ホックを両手でスピーディーに外したり、片手でおしゃれに外したりする者もいれば、両手でガチャガチャと外すのに手間取る者もいるようだ。そこに本物の大川がいる訳でもないのに、何度外してもまた外したくなる、気づいたらまた手が伸びて触ってしまうこの「特製ブラホック型ブックバンド」。「VR」が流行の最先端を進む時代に、一石を投じたと言っても過言ではないだろう。忘れてはいけない何かを我々に示してくれているような気すらしてくる。

すでに写真集のイベント特典として発表されていたこの「特製ブラホック型ブックバンド」。ファンの間では一体どういったものなのか物議をかもしていたが、より写真集を楽しむことができる「ブックバンド」の登場に、今まで以上に期待感を煽られたに違いない。

写真集「iamai」は、講談社より10月24日に発売。今回発表された「特製ブラホック型ブックバンド」は写真集発売記念イベント参加者限定で手に入れることができる。イベントは大阪、東京と2日間にかけて開催。気になる人は、“さわりたくなるカラダNo.1”の大川のイベントに参加してみてはいかが?

411名無しさん:2016/10/30(日) 08:01:26
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161025/k10010744081000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_071
漫画など情報発信施設整備で明大に参加要請 超党派議連
10月25日 21時29分
漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設の整備構想を進めている超党派の議員連盟は、構想の具体化を目指して、年内にも大学や出版社などと準備会合を立ち上げることになり25日、明治大学に参加を呼びかけました。
超党派でつくる議員連盟は日本文化をアピールしようと、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年までに、漫画やアニメなどの情報を発信する拠点施設「MANGAナショナル・センター」を整備することを目指しています。

こうした中、25日、議員連盟の会長を務める自民党の古屋選挙対策委員長などが漫画やアニメなどを研究する専門の図書館を所有している明治大学を訪れました。この中で古屋氏は、構想の具体化を目指して、年内にも大学や自治体それに出版社などと準備会合を立ち上げる方針を伝えました。
そして古屋氏は「かつては、拠点施設を税金ですべてつくる方針も考えたが、学校を含めた民間の力をできるだけ活用したいと考えている」と述べ、参加を呼びかけました。
これに対して、明治大学の土屋学長は「もし一緒に構想を進めることがあれば、とてもすばらしいことだと」と述べ、協力する考えを伝えました。

412名無しさん:2016/11/06(日) 15:30:19
一冊で2400ページ! 常識はずれの漫画本『DEATH NOTE 完全収録版』はどのように生まれたのか〈dot.〉
dot. 10/28(金) 11:30配信
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161025-00000089-sasahi-ent

413とはずがたり:2016/11/11(金) 14:16:12
2016.03.17
アマゾン、衝撃的な取次「出し抜き」策…出版業界の取次「外し」加速で悪しき慣習破壊
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14266.html
文=佐伯雄大

 アマゾン ジャパンが、また出版界を出し抜いた――。

 2月20日付当サイト記事「アマゾンと出版社、容赦ない取次『外し』加速…問われる取次の存在意義、存亡の危機か」で、取次の経営破綻を背景に、出版社に対して直取引契約の勧誘で攻勢をかけるアマゾンの実態に迫った。直取引の契約内容が出版社にとって、取次を通じて書籍を卸すよりも好条件であるため、直取引する出版社が増えている。これは、新興出版社や小零細出版社が、取次との間で不利な取引条件をのまされている実態にアマゾンが目を付け、結果的に取次を出し抜いた手法が歓迎された結果といえる。
 しかし、それだけではなかった。アマゾンはもっと狡猾に出版界を出し抜く策を用意していた。それが「ハンチョク」とも呼べる仕組みである。これが、出版社との直取引の急増に一役買っているというのだ。アマゾンが「取寄せ注文特別プラン」という名で呼んでいるこの仕組みは、いったいどのようなものなのだろうか。

 たとえば、アマゾンが取引する取次・日本出版販売(日販)に書籍『A』を100冊注文したとする。日販は「web-bookセンター」というネット書店用倉庫と書籍の送品拠点・王子流通センターの在庫を、アマゾンの引き当て先としている。仮に『A』が合計70冊しか在庫がなかった場合、残りの30冊は『A』を刊行する出版社に日販から注文が飛ぶ。その後、さまざまなケースがあるが、数日かけて残りの30冊を出版社から調達してアマゾンに納品するというのが、これまでの商品の流通である。
 しかし、取次が30冊の注文をしても、出版社側はそれに応えられる書籍とそうでないものがある。むしろ、満数出せるケースのほうが少ないのかもしれない。それゆえ、アマゾンといえども、取次にない商品の調達率がなかなか上がらなかったという。
 そこで同社が編み出した、この残り30冊を直取引するという仕組みが「半直(ハンチョク)」である。初めは取次在庫をあたる。そこにない商品を確保するルートを自らつくり上げたのである。これによって、アマゾンは全体の調達率が向上し、商品のリードタイムも4日以内に縮まるというメリットが得られるそうだ。

取次の顔も立てたサービス

 一方、出版社にとってのメリットはなんなのか。ある出版社の幹部社員は語る。

「アマゾンの直取引の支払いの早さや条件が取次との取引よりも良いことなどから、当社のトップは直取引を導入するように社内に指示しました。しかし、もう取次はトーハンと日販しかないといっても過言ではありません。取次の中抜きをするということは、2社に真っ向からケンカを売ることになり、恐いです。昨年12月期にアマゾンへの出荷を完全直取引に切り替えた出版社が32社もあると聞きましたが、そこまでの勇気はありません。今でも新刊の搬入数(取次からすると仕入数)は絞られています。この『取寄せ注文』なら、まずは取次にある在庫から出荷されるので、取次に対して大義名分がたちます。アマゾンもそのあたりの事情をよく知っているので、『取次の顔も立てたサービス』と謳って出版社に提案していました」
 また、別の出版社営業幹部は語る。
「アマゾンからは、うちで出す全商品が対象といわれましたが、取引条件も当社にとってはよい数字を提示いただきました。しかし、アマゾンから示された資料を見て驚きました。アマゾンが当社に発注した商品や実売、商品調達率などを細かく数字で見せられたのです。発注金額と実売金額を比べると、かなりの開きがありました。さらに、その差が機会損失だともいわれました。直取引をやれば、調達できなかった商品が売り上げに変わったかもしれない、そういう甘い誘いを受けました。取引条件も合わせて考えれば、出版社にとっては魅力です」
 アマゾンが取次に発注した際の「取次在庫のヒット率」は60%程度だという。裏を返せば、出版社の機会損失が4割くらいに上る可能性もあるのだ。

414とはずがたり:2016/11/11(金) 14:16:25
>>413-414

恐ろしい数の商品が動くアマゾン

 では、なぜこのような事態が起こっているのか。出版流通に詳しい関係者は語る。
「アマゾンからは膨大な数の注文が飛んでくるため、取次がアマゾンの注文に100%応えることはできないでしょう。アマゾンの「和書」年間売上高は1500〜1800億円だと推測されています。1カ月に150億円もの商品が売れているとは、恐ろしい数の商品が動いているのです。取次とすれば、アマゾン専用の倉庫をつくらなければ、すべての注文に対応できないはずです。それに、1兆5000億円の出版市場の多くを占めるのが書店の売り上げです」

 つまり、取次はアマゾンだけに商品を卸しているわけではなく、書店にもきちんと対応しなくてはならないため、アマゾンのすべての要望に応えられるはずはないというのだ。同関係者が続ける。
「日販のweb‐bookセンターは、1点の書籍を多数在庫するところではなく、1点当たりの在庫数を少なく持って、多品種の書籍を保有しているところです。おそらく1点当たり数百冊が上限ではないでしょうか。ですので、この倉庫だけではアマゾンの膨大な数の注文には対応しきれません。そこで日販は、王子流通センターという売れ筋を大量に在庫する倉庫もアマゾンからの注文の引き当て先に加えたのです。いずれにせよ、書籍流通ではトップクラスの日販の倉庫をもってしても60%しか対応できないのですから、アマゾンの引当率が100%になることは絶対にあり得ません。だからこそ、アマゾンは出版社に直取引を持ちかけているのです」
次々と流通問題を解決


 今回紹介した動きを裏側から見ると、これまで出版界が解決できなかった流通問題をアマゾンが次々に解決しているともいえるが、その見返りはアマゾンだけが享受する。
 アマゾンというインターネット書店の登場により、実店舗の書店では対応できずにいた顧客からの注文(客注)にも応えられるようになった。今では、注文したその日に受け取れるサービスにまで昇華した。
 そして、小零細出版社の悩みだった正味(書籍の仕入れ値)の低さと、部戻しや注文保留などの足かせとなる付帯条件も、アマゾンと直取引をすれば、月末締めの翌々月末にすべての売り上げを現金化できる。
 取次在庫のない商品、とくに出版社が指定する出荷調整品や在庫僅少本などは書店も取次も商品を入手できずに、販売機会をロスする要因だった。たとえあったとしても、客に手渡すには日数も要した。こうした商品も、直取引を契約することで優先的に素早く満数出荷してもらえる体制をアマゾンは築き始めている。
 アマゾンは3月9日付で官報に決算公告を掲示した。アマゾン ジャパンの売上高が316億円、アマゾンジャパン・ロジスティクスが582億円。2社合わせて約900億円しかないのだ。楽天やヤフーに比べて、この格段の売上高の低さはなんなのか。
 そして、5月1日をもって、アマゾン ジャパン、Amazon.com Int'l Sales, Inc. 、Amazon Services International, Inc.は合併して、アマゾンジャパン合同会社になるという。さらに同日より、消費税を請求していなかったサービスはそれを請求するようになる、と取引先に伝えてきた。次回はこうした動きについてレポートしたい。
(文=佐伯雄大)

415とはずがたり:2016/11/11(金) 17:19:11

米テキサス州に新たに2店展開 紀伊國屋書店、日系企業向けに
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20161110/Jcast_kaisha_283087.html
J-CAST会社ウォッチ 2016年11月10日 16時35分 (2016年11月11日 08時04分 更新)

紀伊國屋書店は2016年11月7日、アメリカ・テキサス州に2店を開店すると発表した。出店場所はともにダラス市郊外。「テキサス・キャロルトン店」が12月、「テキサス・プレイノ店」が17年2月にオープンする予定だ。出店の理由は、同州が資源豊富で、日系企業をはじめとする企業の進出も多いためという。
地域密着イベントも
キャロルトン店は、州内の人気居住エリアに位置する基幹店として、マンガやアート、ファッションに関する書籍を取り揃える。プレイノ店はプレイノ市内の大手日系ショッピングモールに開店。日本の新刊やベストセラーをリアルタイムで取りそろえる。
両店舗では書籍に加えて文具も取り扱い、地域に密着したイベントを定期的に開催するという。
紀伊國屋書店にとって両店舗は、アメリカで11、12店舗目、海外では29、30店舗目となる。

416とはずがたり:2016/11/11(金) 18:17:30

全国の図書館、カード1枚で=マイナンバーで来夏にも―総務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161111-00000012-jij-pol
時事通信 11/11(金) 7:10配信

 総務省は10日、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度で使う個人番号カードについて、来夏にも全国の地方自治体が運営する図書館の利用カードとしても使える仕組みをつくる方針を固めた。

 個人カード1枚でさまざまな図書館の本を借りられるようにして利便性を高め、普及につなげる。

 総務省によると、図書館を設けている自治体は1350団体で、多くの自治体に参加を促す。

 新たな仕組みは、個人カード裏面のICチップに内蔵され、本人確認などに使う「マイキー」と呼ばれる部分を活用する。希望者はマイキーを使ったサービスのポータルサイトで事前に自分のIDを作成し、図書館側は利用カードの番号をポータルサイトに登録。例えば、自宅近くの図書館と別の自治体にある勤務先周辺の図書館を利用している場合、どちらの本も借りられるようになる。

 また、図書館の利用カードとして使えるようになると、本を借りるたびに本人確認を行える。このため総務省は、住民が利用カード更新のためにわざわざ図書館を訪れる必要がなくなるメリットもあるとみている。

 総務省は、個人カードの普及策を推進。民間のクレジットカードなどのポイントを個人カードに集約し、商店街での買い物にも使えるようにする考えだ。

417とはずがたり:2016/11/15(火) 11:41:36
「やりがい」…でも低待遇 非正規司書、年収200万円以下が9割
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/287945
2016年11月09日 15時31分

 全日本教職員組合(全教)は7日、公立小中学校の図書館で司書などとして働く非正規職員へのアンケートを行い、92%の人が年収200万円以下だったとの結果を発表した。

 調査は2015年11月から16年3月に実施、377人が回答した。

 年収51万〜100万円が回答者の52%に上り、101万〜150万円も22%だった。時給では751〜800円が最も多く28%。通算勤務年数が5年以下の人が52%を占め、自由記入の欄には契約を打ち切られる「雇い止め」への不安を訴える声が多かったという。

 低待遇の一方、95%の人が現在の仕事にやりがいがあると答え、63%が正規採用を希望していることも分かった。

 全教の担当者は「司書という専門知識を有する人の待遇改善を国などに働き掛けていきたい」としている。


=2016/11/08付 西日本新聞朝刊=

418とはずがたり:2016/11/28(月) 19:14:14
神田神保町で「岩波ブックセンター」を経営、(有)信山社が破産 東京商工リサーチ
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20161128/Tsr_tsr20161128_01.html
2016年11月28日 14時45分 (2016年11月28日 18時06分 更新)

 (有)信山社(法人番号:8010002031530、千代田区神田神保町2-3、設立平成12年8月、資本金300万円、故柴田信代表)は11月25日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には和田一雄弁護士(山近・矢作法律事務所、千代田区有楽町1-13-1、電話03-3215-5410)が選任された。
 負債は現在調査中。
 東京・神田神保町で(株)岩波書店(TSR企業コード:290016118、法人番号:6010001010826、千代田区)発行の書籍販売を中心とした「岩波ブックセンター」を経営していた(岩波書店との資本関係は無い)。人文・社会科学系の専門書、新書、文庫をはじめ岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱っていることで広く知られ、多くの書店が集中する神保町界隈でもランドマーク的な存在として知名度を有していた。
 しかし、28年10月に代表の柴田取締役会長が急逝。事業継続が困難となり11月23日より店舗営業を休業し、動向が注目されていた。

420とはずがたり:2016/12/26(月) 18:45:54

休刊・電子版移行相次ぎ、雑誌販売が書籍下回る
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/business/20161226-567-OYT1T50025.html
15:22読売新聞

 出版科学研究所は26日、2016年の紙の雑誌の推定販売金額が約7200億円の見込みとなり、41年ぶりに書籍を下回る見通しになったと発表した。

 書籍は約7300億円の見込み。

 同研究所によると、16年1?11月期の雑誌の推定販売金額は、前年同期比6・4%減の6633億円。月刊誌は同6・0%減、週刊誌は同8・0%減。男性ファッション誌「Gainer」(光文社)などの休刊や、海外の記事に定評がある「クーリエ・ジャポン」(講談社)など紙から電子版に移行する雑誌も相次いだ。

 インターネットやスマートフォンなどの普及で、出版業界を雑誌が支える構図が変化しつつある。

421とはずがたり:2017/01/13(金) 20:49:31
興味深い!

ウェブ直販で5000部! 大人気『わがや電力』を作るまでにやった7つのこと
http://yohoho.jp/15448

422名無しさん:2017/01/15(日) 09:47:13
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20170110-00000020-ann-soci
講談社の社員の男を逮捕 自宅で妻を殺害した疑い
テレビ朝日系(ANN) 1/10(火) 13:05配信
 講談社の社員の男(41)が去年8月、東京・文京区の自宅で妻を殺害したとして逮捕されました。

423とはずがたり:2017/01/17(火) 08:20:48
妻がノイローゼになって話しが通じなかったのではないかと思ってしまう。それで殺して良い訳は無いが本人も激務の編集と家庭の両立が難しくてノイローゼ気味だったのでは?

2017.01.15
妻殺害容疑で社員逮捕、講談社内で異常事態…箝口令の通達、「しょせんマンガの人間の事」
http://biz-journal.jp/2017/01/post_17734.html
文=編集部

 10日、大手出版社・講談社社員でコミック誌「モーニング」編集次長の朴鐘顕(パク・チョンヒョン)容疑者が、妻(佳菜子さん)を殺害した容疑で警視庁に逮捕された。
 朴容疑者は警察の調べに対し、「育児をめぐって夫婦げんかになり、もみ合いになってヘッドロックをした」「気がついたら自殺していた」「妻は自分(=朴容疑者)のジャケットで首をつった」などと容疑を否認。佳菜子さんの首には絞められた痕跡があり、警視庁は朴容疑者が腕で首を絞めた可能性があるとみているという。
 また、以前より佳菜子さんは文京区の子ども家庭支援センターに、子育てをめぐるトラブルから朴容疑者にたびたび暴力を振るわれていたと相談していたとも報じられている。
 そんな朴容疑者の逮捕に至るまでの過程における“異常さ”について、講談社関係者は次のように語る。
「実は昨年の11〜12月頃、社内では『朴さんが逮捕される』という噂が流れていました。しかしその後も逮捕されず、噂も沈静化していたところ、逮捕された10日の前週後半になって『近々逮捕されるらしい』という情報が流れたのです。しかも逮捕後、テレビ各局はニュース番組で朴さんが路上を歩く“隠し撮り映像”を流しており、逮捕の情報を掴んで事前にマークしていたことは明らかです。そんな情報が社内外に流れるなど、通常ではあり得ないので、その点はかなり異常な事態だと思います」
 そして逮捕後、講談社社内では社員に対しある“通達”が出されたという。
「逮捕直後に局ごとの会議で、上から『会社としての見解はHPに記載されている内容のみ』『外部のマスコミなどから取材や問い合わせを受けたら、広報部へ回して、勝手に話さないように』などの“通達”が出されました」(別の講談社関係者)

「マンガの人間がやらかしたこと」
 同関係者によれば、「特に全社一斉メールなどで細かい内容の指示などは出ていない」ということだが、意外にも社内は平静を保っているという。

「朴さんは社内では“優秀な人”ということで有名ですが、そもそもウチはマンガ、ファッション誌、それ以外の雑誌を扱う部署ごとで完全に縦割りになっているので、各部署間での交流がほとんどない。特にマンガの部署は他部署の人間からは『モラルのないオタクの集まり』と見られているので、今回の事件を受けても、『しょせんマンガの人間がやらかした事で、関係ない』『しょせん他人事』という雰囲気です。ちらほらと外部からイタズラ電話がかかっているようですが、特にウチの雑誌に対する不買運動などが起こっているわけでもないので、みんな通常通り働いていますよ。もっとも、マンガの部署は針を突くような騒ぎになっているかもしれませんが」
 朴容疑者は現在、警視庁の調べに対し黙秘しているというが、今後の動きが注目される。
(文=編集部)

424とはずがたり:2017/01/25(水) 20:32:12
面白そうだ。

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1244132903/348-349
『若者離れ?電通が考える未来のためのコミュニケーション術』(書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします)

425とはずがたり:2017/01/25(水) 20:50:51
これもチェック

『日本の古都はなぜ空襲を免れたか』 (朝日文庫)
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1074159913/1043

426とはずがたり:2017/02/05(日) 14:37:48
夫婦揃って保守派だから気に喰わなかったけど亡くなったか。若い頃,曽野綾子を一寸美人だなと思った事有るのは内緒だが(;´Д`)
とまれこいつは保守派だから日本国民を政府に从順なバカにすべくゆとり教育の道筋なんかつけたんだな。冥福なんか祈ってやらんぞ。

<訃報>三浦朱門さん91歳=作家、元文化庁長官
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/entertainment/mainichi-20170205k0000m040082000c.html
02月04日 21:00毎日新聞

 「第三の新人」の一人として社会や家庭を鋭く観察する小説を書き、文化庁長官を務めるなど文教行政に尽力した作家、三浦朱門(みうら・しゅもん)さんが3日、死去した。91歳。妻は作家の曽野綾子さん。

 東京都生まれ。朱門は本名。東京大文学部卒業と同時に日本大芸術学部で教職に。旧制高知高校の友人、阪田寛夫らと1950年に第15次「新思潮」同人となり、51年に「冥府(めいふ)山水図」でデビュー。芥川龍之介を思わせる知的な作風で頭角を現し、安岡章太郎や吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と呼ばれた。

 戦後の家庭のもろさを冷笑的にとらえた「箱庭」で67年新潮社文学賞、東京・武蔵野の風土に根差す人々を描いて文明批評の面も評価された「武蔵野インディアン」で83年芸術選奨文部大臣賞。大学紛争の中、69年に日大教授を退職した。「結婚なんかおやめなさい」「老人よ、花と散れ」「日本人をダメにした教育」など家庭や教育問題の著作も多数。

 温厚でバランス感覚にも優れ、多くの公職に就いた。85?86年は文化庁長官を務め、国体の文化版として国民文化祭を発案。88?94年日本文芸家協会理事長。96年に教育課程審議会会長に就任し「ゆとり教育」の道筋をつけた。87年日本芸術院会員、99年文化功労者。2004?14年は日本芸術院院長。

 いずれもカトリック信徒の曽野さんとは“おしどり作家”として知られた。

 ◇作家の面倒を見てくれた

 作家の黒井千次さんの話 文芸家協会の理事長を引き受ける際に「誰かがやらないといけない当番のようなもの」だと言って快く、作家の面倒を見てくれたのが印象的だった。最近、イベントや映画などで「第三の新人」が扱われることが増え、主だった作家はこれでほとんど亡くなってしまったが、その位置づけは今後しっかり見据えておく必要があろう。

427とはずがたり:2017/02/15(水) 06:30:17
出る杭でも打たれない 絵本作家・五味太郎に聞く
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yahooroupeiroapp/20161019-00062737/
Yahoo!ニュース個人 アプリ特別企画 | アプリ特別企画
2016/10/19(水) 10:35

428とはずがたり:2017/02/20(月) 14:21:23
畢竟,事業継続に行き詰まってたんだな。。残念だなあ・・。息子がもう一寸大きかったら定期購読しても良いんだがなあ。出版不況出しなあ・・。

科学誌「ニュートン」元代表取締役逮捕 出資法違反容疑
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1147586435/268
野平悠一2017年2月17日13時02分

「ニュートン」民事再生申請=発行元「雑誌存続に全力」―東京地裁
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-170220X358.html
13:18時事通信

 出資法違反容疑で元社長らが逮捕された科学雑誌「Newton(ニュートン)」の発行元「ニュートンプレス」(東京都渋谷区)は20日、東京地裁に民事再生手続きの開始を申し立てたと発表した。

 同社は「雑誌を維持、存続させることが、課された社会的使命と考え、全力で再建に臨みたい」などとするコメントを出した。

 ニュートンは1981年創刊の月刊科学雑誌。元社長ら2人が17日、利息を支払うなどと持ち掛けて定期購読者から現金を預かったとして、出資法違反容疑で山口県警に逮捕された。

429とはずがたり:2017/03/10(金) 19:42:17
JRダイヤ改正で市販時刻表もダイワリ改正
http://www.excite.co.jp/News/economy_clm/20170310/Itmedia_business_20170310033.html
ITmedia ビジネスオンライン 2017年3月10日 07時45分 (2017年3月10日 19時20分 更新)

 ダイヤ改正に合わせて、市販の時刻表も変化する。それは鉄道会社から渡される情報の反映だけではない。列車の時刻は同じだけれど、JTB時刻表、JR時刻表は「見やすさ」で競争している。ダイヤ改正は、時刻表の見やすさを工夫するチャンスでもある。

 しかし、列車の運行本数が増えたから、新路線が開業したからといって、単純にページ数を増やすわけにはいかない。特にJTB時刻表とJR時刻表は、第三種郵便物の上限となる1キログラムを超えないように作られている。そのために本文のページ数を節約したり、薄くても裏写りしない紙を使ったりする。特集ページや付録にも力が入るため、時刻表はもはや重量の限界に達している。

 逆に、列車や路線が減った場合はどうするか。ページ数を削減する場合と、ページ数を変更せず、行間を増やすなどで紙面を見やすくする工夫を行う場合がある。しかし、ライバルに対抗して魅力を出すために、付録や特集ページに力を入れたい。重量配分を考えると、列車の時刻を掲載するページは、「これ以上増やしたくない」「できることなら減らしたい」という存在である。ここがメインコンテンツであるにもかかわらず。

 ところで、出版物の設計書を「台割(だいわり)」という。台は印刷の単位。割は割り付け(配置)だ。つまり、“JRダイヤ改正”は、市販の時刻表にとっては“ダイワリ改正”でもある。JTB時刻表とJR時刻表の改正の様子を比較すると、どちらもページ数を増やした路線もあれば、減らした路線もある。結果としては前号と同じページ数で収まった。そこにはどんな工夫があるか、詳しく見ていこう。



●16ページ単位を巡る駆け引き

 雑誌だけではなく、売れる商品は「便利なもの」または「おもしろいもの」そして「その両方を持つもの」だ。かつて時刻表は「便利なもの」分野だった。現在は「おもしろいもの」の要素も必要になっている。なぜなら、時刻表の商品性が変わってきたからだ。

 乗り換え検索ソフト、検索サイトの利用が増えて、時刻表はかつてのように会社に1冊、部署に1冊という必需品ではなくなった。発行部数が減って、趣味層の購読者の比率が高まっている。旅行ファン、鉄道ファンへの訴求も重要だ。最近の月刊時刻表は付録が付いたり、巻頭カラーページが増えたりしている。付録も重量増の原因だし、カラーページの紙は重い。しかし、これはやめられない。

 せっかく本文のページ数を削って軽くしたというのに、アクセサリー的な要素で重量が増える。まるでスポーツカーの開発のような状況だ。その本文のページ数にしても、増減は単純ではない。輪転機で一度に印刷できる単位は16ページで、1ページあたりのコストが最も安い。そこで、16ページが雑誌や本を作るときの基準となる。

 列車の運行本数が増減、路線が開業または廃止された場合に、掲載枠を16ページ単位で増減できるなら、ページ数を増減する。…

16ページ単位で増減できない場合はレイアウト変更で対応する。掲載枠を詰めたり広げたりして、なるべく見やすく変更しよう、となる。

 16ページ単位で本文ページを削除できた場合に、余った重量で付録や特集ページの分量が決まる。この余り重量には余裕も必要だ。2月号は3月号のダイヤ改正情報のうち、在来線特急と新幹線を特集ページで先に掲載する。指定席券の販売開始は乗車日の1カ月前だから、繰り上げて掲載しないと間に合わない。

 逆に、余り重量があって、掲載する情報が少ないときはユニークな特集が組まれる。JR時刻表はカレンダー冊子やチケットを入れるクリアファイルが付録になったことがある。JTB時刻表は私鉄の時刻表を拡大して掲載した。マンガを載せたこともある。鉄道の情報が少ないときは、時刻表の魅力も減るため、特集ページで魅力アップを図るというわけだ。

 乗り換え検索アプリより見やすく、おもしろく。市販の時刻表には、編集部の苦労と工夫が詰まっているのだ。

(杉山淳一)

430とはずがたり:2017/03/12(日) 20:32:18
森友学園“極右”理事長は教諭を次々と失踪させていた!(1)不法投棄のゴミを燃やして…
http://www.excite.co.jp/News/politics_g/20170312/Asagei_76900.html
アサ芸プラス 2017年3月12日 09時55分 (2017年3月12日 20時00分 更新)

 総理夫妻らを巻き込んでの、学校を舞台にしたスキャンダルが連日、国会を揺るがせている。次から次へと噴出するのは、カネと教育方針を巡る常識外の現実。「疑惑」をたれ流すトンデモ教育機関の主とはいかなる人物なのか。
「塚本幼稚園」(大阪市淀川区)を運営する学校法人「森友学園」が、突如としてその名を全国に知られることになったきっかけは、今年4月の開校を目指す私立小学校「瑞穂の國記念小學院」(大阪府豊中市)の土地取得に、とんでもない問題が露呈したことだった。
「15年5月、学園は将来的な購入を前提に、国有地の賃貸契約を結びました。ところが‥‥」
 こう解説するのは、社会部記者である。
「その際、土壌改良や埋設物撤去工事が行われたはずですが、16年3月、学園が『新たに土中からゴミが見つかった』と国に報告。これと前後して、『開校に支障が出るから土地を買いたい』と学園が言いだした。すると、評価額9億5600万円の土地で、大阪航空局が約8億2000万円のゴミ撤去費用がかかると算出し、実質9割引きとなる常識外れの額で国から購入していたのです」
 そもそも地元住民に言わせれば、「あの土地は教育用地として考えることができない」シロモノなのだという。ベテラン大阪府議がその理由を説明する。
「伊丹空港の騒音問題で国が買い上げる30、40年前までは民有地だったんだが、近所の人間がゴミを不法投棄する『ゴミ捨て場』として有名だった。

動物の死骸なんかもあった。おまけに敷地内のいたるところでゴミを勝手に燃やすもんだから、常に煙が上がっていたな。今回、土中から大量のゴミが出てきたけど、そりゃ当然だろうと思う」
 現在、土壌汚染対策工事が進められているが、
「掘り返した土が油まみれで異臭もしているため、大規模な土の入れ替えが必要と言われている。おまけにゴミの撤去も完全には行われていないのではないか。搬出用のダンプカーが現場でほとんど目撃されていないこともあり、一部のゴミはそのまま埋め戻されている」(前出・ベテラン府議)
 とても子供を通わせられるような場所ではないのだ。いわく付きなのは、土地だけに限らない。森友学園に小学校の設置認可を与えた大阪府の体制にも疑義が生じている。
「11年夏、学園が私立小学校設置における規制緩和の要望を府に出したんです。それまで幼稚園しか運営していない学校法人には、借入金を用いた小学校の設置は認められていませんでしたが、これを撤廃すべきというものです。経営難による廃校を避けるための制度なのですが、府は12年4月、要望をのんでいます」(前出・社会部記者)
 今日に至るまで、この基準を用いた申請は森友学園のみ。府との「特別な関係」を疑われてもしかたのない経緯である。申請が通ってからは、資金力不足が明らかになった。
「当初、賃貸契約だったのは、購入資金を持っていなかったから。そもそも14年12月、大阪府私立学校審議会では学園の借り入れが所有資産を超えていたことに加え、校舎や施設設立のために必要とされる積立金もほとんどなかった。私立学校を経営する組織としては、あまりにも無計画でした」(豊中市議)
 そうした事情を背景とした「9割引き」土地購入だったのである。

431とはずがたり:2017/03/14(火) 10:29:19
TSUTAYA展開の会社 徳間書店を傘下に入れる方針固める
http://news.goo.ne.jp/topstories/business/524/946935c72bdac182e447fe97c0ba686b.html
(NHKニュース&スポーツ) 01:39

DVDレンタルや書籍販売などのTSUTAYAを展開する会社が、雑誌や書籍などを幅広く発行している徳間書店を傘下に入れる方針を固めました。

432とはずがたり:2017/03/15(水) 19:49:37

「つぶやき」から絶版寸前小説復刊 盛岡・さわや書店
http://news.goo.ne.jp/article/iwate/region/iwate-73288455.html
00:00岩手日報

 盛岡市のさわや書店フェザン店(田口幹人店長)が、絶版寸前だった小説を救った。出版元から「ひとさらいの夏」(冨士本由紀著、双葉社)の最後の在庫50冊を引き受け、1月にツイッターで「復刊」を呼び掛けたところ、2月下旬に5千部が重版されるほど人気が広がった。昨年、手書きのカバーで本を覆う「文庫X」で脚光を浴びた同店が、再び出版業界でムーブメントを巻き起こしている。  復刊を呼び掛けたのは、文庫Xを発案した同店の文庫・文芸担当、長江貴士さん(33)。「皆さんのお力を借りたいなぁ」という書きだしで1月下旬に6件連続でつぶやき、同書を「人生にこれ以上広がりがないと自覚してる女性たちに射(さ)し込む濁った光を描き出す短編集」と紹介した。  双葉社によると、本は2010年8月に発売。部数は伸び悩み、昨年秋に営業担当の田中沙弥さんが「大好きな本の最後の50冊を大好きな書店で売ってもらいたい」とさわや書店に持ち掛けた。長江さんは「実際に復刊できるか分からないところから始まったが『何か盛り上がりに関わりたい』との思いで呼び掛けに応じてもらえたと思う。文庫Xがなかったらうまくいかなかった」と語る。

433とはずがたり:2017/03/15(水) 20:14:41
金瓶梅読んでみたい(;´Д`)

四大奇書
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%A5%87%E6%9B%B8

四大奇書(しだいきしょ)とは、中国で元代から明代にかけ、俗語体で書かれた4つの長編小説の総称。「奇書」とは「世に稀なほど卓越した書物」という意味である。「四大奇書」は清代前期の書店が販売促進用につけたキャッチフレーズであり[1]、その名は清中期の乾隆年間(1736年 - 1795年)に芥子園刊本において確立した[2]。
「四大奇書」に挙げられているのは『三国志演義』、『水滸伝』、『西遊記』、『金瓶梅』の4作品である[3]。だが、本場中国では清中期になってから『金瓶梅』の代わりに『紅楼夢』を加えたものを「四大名著」と呼ぶ[4]ようになり、「四大奇書」よりこちらの方が一般的である。

434とはずがたり:2017/03/19(日) 07:58:09
2017.03.18
来年開館のツタヤ図書館、中身空洞のダミー本を3万5千冊も購入!巨額税金投入の裏側
http://biz-journal.jp/2017/03/post_18386.html
文=日向咲嗣/ジャーナリスト

「まったく、人をバカにした話だと思いますよ。152万円も出して、ダミー(偽物)を3万5000冊も買って並べるというのですから」
 そう憤慨するのは、山口県周南市のある市議会関係者だ。憤るのも無理はない。昨年12月に開催された市議会の予算委員会で、市が来年2月オープン予定の新図書館の開館準備に「ダミー本を3万5000冊分、約152万円で購入」することを明らかにしたからだ。
「ダミー本」とは、ダンボールでできた中身が空洞の偽物の本のこと。マンションのモデルルームなどで、部屋のインテリアをオシャレに演出するために使われる洋書風の小道具といえば、イメージしやすいだろう。その偽物の本を、よりによって新設する公共図書館に3万5000冊分も入れる計画というのだ。
 仮に1冊2センチの厚さの単行本を寝かせて縦に積み上げると、その高さは700メートルにもなる。偽物に152万円も使わず、1冊2000円の本を760冊買ったほうが有意義なのではないだろうか。市民の知的活動を支える社会教育機関が“偽物の本”を大量に購入するというのは、長い公共図書館の歴史のなかでも、前代未聞のことだろう。
 周南市は、なぜそんなことをするのか。
 それは、この開館予定の図書館の指定管理者となるのが、レンタル大手TSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)であることが関係している。CCCは、空間プロデュースから手掛け、図書館開館後は指定管理者として図書館運営業務を担う。同社が運営する図書館は、すでに全国に4例あり、通称“ツタヤ図書館”と呼ばれている。
 いずれも、都会型のカフェや新刊書店を併設した商業スペース顔負けのオシャレ空間を売りにしており、とりわけ壁面一杯に広がる4メートル超の高層書架を配置する独特のデザインが最大の特徴だ。
 ツタヤ図書館は、2013年の佐賀県武雄市を皮切りに、神奈川県海老名市、宮城県多賀城市、そして先月には岡山県高梁市でオープンしている。これらの図書館では、高層書架の高い位置にダミー本が配架されているが、その具体的な数量が出てきたのは今回の周南市が初めてだ。市の担当者は、次のように話す。
「新図書館用に購入するのは、すべて新刊で6万冊を予定しています。(ダミー本は)ダンボールでつくった装飾といいますか、本に囲まれた空間づくりのために置かせていただくように進めているところです」

「装飾」や「本に囲まれた空間づくり」は、「コーヒーを飲みながらゆったりと本が読める」というツタヤ図書館のコンセプトを実現するためには不可欠な要素のようだが、いくらオシャレな空間づくりのためとはいえ、152万円もかける必要があるのかと問うと、前出の担当者は、こう答えた。
「いろいろなご批判もあろうかと思いますので、これから本の置き方を工夫するなどしまして、できるだけダミー本は少なくして、経費削減を進めているところです」

435とはずがたり:2017/03/19(日) 07:58:35
ツタヤ図書館は補助金を得るための施設

 なぜダミー本を3万5000冊も購入するのかについて、市議会関係者に話を聞いたところ、意外な裏事情がみえてきた。
「新しい図書館は、書架が10万冊分入るんです。今のところ、新規に6万冊購入することになっているのですが、そうすると書架に空きができるので、そこを埋めるために3万5000冊分のダミー本を買うのだと思います」(市議会関係者)
 10万冊分買う予算がないから、足りない分をダミー本にするのだろうかと聞くと、「それは違うと思う」と否定する。
「(CCCが多く購入しようとしている)暮らし向きの本(料理や旅行など生活実用書)は、そんなに膨大な点数を買えないのではないでしょうか。予算が足りないわけではなく、一度に買える冊数が限られているのだと思います」(同)
 一度に大量購入ができないにしても、「偽物を何万冊分も入れる」ことに対して、市議会で議論はなかったのだろうか。同市議会関係者は、「本の購入については、みなさんほとんど物申さないです。結局、市長が『これでいく』と言うのであれば、仕方がないかという感じです」と明かしつつ、さらに裏事情を暴露する。
「そもそも図書館をつくるという雰囲気ではありません。駅ビルを建て直すにあたって、市費だけでつくっては大変なので、国の補助金をもらいたいと考えたのです。そのためには、ビルの中に何か公共施設をつくらなければなりません。そんな折、市民から『図書館が欲しい』という意見があったので、『では図書館をつくろう』となったのです」(同)
 つまり、あくまで「駅ビル開発ありき」で、新図書館は補助金をもらうために後からつけた理由だったのだ。だが、建設中のJR徳山駅前の図書館から800メートルしか離れていない場所には、立派な中央図書館がある。新図書館開業後も、中央図書館はこれまで通り運営が継続されるという。
 取材を進めてみると、周南市の新図書館建設プロジェクトには、国から巨額の補助金が投入されていることがわかった。

 国土交通省管轄の「都市再生整備計画事業」がそれで、市議会関係者によれば、土地代と既存建物解体費用を除いた総事業費約33億円のうち半額の16億5000万円が国の補助金だという。その施設の半分の空間を占める図書館には、少なくとも約8億円以上の国費が投入されているとみられている。

巨額な補助金を使うツタヤ図書館

 今回の駅ビル開発事業は、駅前周辺の賑わいを取り戻し、市の中心地として再整備することを目的に行われているのだが、興味深いのは、ほかのツタヤ図書館との酷似点だ。
 先行するツタヤ図書館の宮城県多賀城市や岡山県高梁市、さらには来年オープン予定の宮崎県延岡市でも、同様に国の巨額補助金を活用した同種の駅前開発が行われている。
 ちなみに多賀城市でも、新図書館施設の整備に6億2000万円もの「地方都市リノベーション給付金」(国土交通省管轄)が投入されていることがわかっている。
 周南市は、国から支給される巨額補助金をフルに活用し、その潤沢な資金を元に、CCCがプロデュースするデザイン重視の施設を建築している。それらはダミー本に象徴される、湯水のごとく税金をつぎ込んだ典型的な“ハコモノ行政”である。
 それを如実に表しているのが「図書購入費」だ。周南市の場合、新設時には、約1億3000万円もかけて6万冊を調達する計画なのに、開館後は、そんな大盤振る舞いとは打って変わって、予定されている図書購入費は、毎年たった450万円しかない。全国の公共図書館における平均額878万円(14年)の約半額である。
 駅前開発について、地元の人はどうとらえているのだろうか。新図書館建設予定の徳山駅周辺商店街では、町の活性化事業に期待感が高まっているかと思いきや、商店主たちは意外に冷めた見方をしていることがわかった。
「新しい図書館が来年できるのは知っています。期待感はありますが、まだ先の話なのでピンときません。(ダミー本については)初めて聞きました。それが町の活性化になるのであれば、それもいいんじゃないでしょうか」
 このように、物わかりのいい見解を示す店主もいれば、「ダミー本をそんなに入れるんですか。市民をバカにしていますよね。税金の無駄遣いでしょう」と怒る店主もいる。

436とはずがたり:2017/03/19(日) 07:59:01
>>434-436
 そうしたなかで、駅前開発そのものに懐疑的な見方をする人も少なくない。
「お金を払ってツタヤ(CCC)に運営してもらうので、財政は大丈夫なのかなと心配しています。効果的にも、どうなのかとみています」「駅自体を使う人が少ないです。使っているのは、大半が高齢者か学生です。こちらは車社会ですから、駅前に新図書館ができても、駐車場が有料らしいので、たぶんはやらないと思いますよ」と厳しい意見もあった。
 ちなみに、ダミー本購入のほかにも、多くの市民が憤慨するのが、駅前図書館ビルに入居する、いわゆる「民業部分」にあたるCCC経営のカフェや新刊書店から市が得るテナント料だ。
 市の発表では「坪3000円を予定」としているが、ある店主は「うちは駅から1キロ離れているが、テナント料はその3倍払っている」と言う。格安なテナント料は、CCCへの利益供与ではないかとの見方も出ている。

市議会のドン「ダミー本は壁のデザインの一部」

 では、ツタヤ図書館に賛成派の議員たちは、どう考えているのだろうか。“周南市議会のドン”と呼ばれる兼重元市議会議長に話を聞いた。同氏は昨年、ツタヤ図書館の導入に反対する市民団体が全議員に送付したアンケートを「ゴミ箱に落とす」とブログに書き、激しく批判を浴びた人物だ。
「ダミー本は、壁のデザインの一部だと思っており、まったく気にならない。駅前の新図書館は、あくまで“集客施設”。図書館としての役割は中央図書館以下、市内の5館が果たす。新図書館は地の利を生かした集客施設として、ブックアンドカフェにする。そのために、ツタヤのノウハウを生かしてもらう」(兼重氏)
 つまり、表向きは図書館だが、実体は駅前の集客装置として期待された「ブックアンドカフェ」なのだから、ダミー本が何万冊あっても問題にならないという論理である。こうした論調を図書館の専門家は、どうみるのか。
『図書館づくり繁盛記』(日外アソシエーツ)などの著書で「東京の図書館をもっとよくする会」代表の大澤正雄氏は、長年自治体直営図書館の館長として、住民本位の図書館運営を実践してきた経験から、次のように話す。
「150万円も出してダミー本を3万5000冊も買うのは、図書館に対する考え方が中身ではなく、見せ物と考えているところに問題があります。そこには住民のための運営ではなく、『ツタヤ図書館を使わせてやる』という尊大な運営方針が透けて見えます。それは、公共性を無視したもので、指定管理の典型が現れたといえるでしょう」
 読むべき本をそろえるのではなく、ダミーで見た目だけを整えて集客するためのインテリアとするという考え方は、決して“市民本位”の行政とはいえないのではないだろうか。
(文=日向咲嗣/ジャーナリスト)

439とはずがたり:2017/04/05(水) 20:11:00
ご冥福をお祈りします。

日本を代表する詩人、大岡信さん死去…86歳
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20170405-567-OYT1T50070.html
19:02読売新聞

  明晰な知性と柔らかな感受性で詩作や文芸批評に活躍した現代日本を代表する詩人の大岡信(おおおか・まこと)さんが5日午前10時27分、呼吸不全のため静岡県三島市内の病院で死去した。

 86歳だった。葬儀は近親者で行う。

 歌人・大岡博さんの長男として同市に生まれ、旧制沼津中時代から詩や短歌に親しんだ。東大卒業後、読売新聞に入社。川崎洋、茨木のり子らの詩誌「 櫂 かい」に参加し、56年に第1詩集「記憶と現在」を出した。63年に退社し、「春 少女に」や「地上楽園の午後」(詩歌文学館賞)などの詩集を発表した。

 古典や現代芸術への造詣も深く、「紀貫之」(読売文学賞)、「詩人・菅原道真」(芸術選奨文部大臣賞)など文芸、美術、演劇評論でも活躍。

440とはずがたり:2017/04/05(水) 22:19:10
TSUTAYAが不振出版社を買い続ける狙い 徳間書店の買収で目指すは書店の「ユニクロ」
https://news.goo.ne.jp/article/toyokeizai/business/toyokeizai-166250.html
06:00東洋経済オンライン

「TSUTAYA」や「蔦屋書店」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が3月下旬、中堅出版社の徳間書店を買収した。2013年に業務・資本提携し、子会社を通じて議決権の約15%の株式を保有していたが、今回、比率を約97%へ引き上げた。買収は一面では債務超過に陥っていた徳間書店の救済だが、CCCの増田宗昭CEOの強い危機感に基づく攻めの一手という側面もある。

徳間書店はエンタメに強い老舗の出版社で、かつてはアニメ制作事業としてスタジオジブリを抱えていたことでも有名だ(ジブリは2005年に分離・独立)。だが近年は主力雑誌が苦戦している。

発行部数(2016年10?12月、日本雑誌協会のデータ)は、看板である男性向け娯楽誌の『週刊アサヒ芸能』が19万9850部(2011年10?12月比25%減)、モノ系月刊誌の『GoodsPress』が4万8727部(同57%減)、アニメ月刊誌の『アニメージュ』が4万6433部(同28%減)だった。

巨額赤字で債務超過に転落
業績も低調だ。特に2015年3月期は売上高約75億円に対し、最終赤字10億円を計上し、債務超過に転落した。

月刊誌2つを休刊し、返本率の抑制や役員報酬の削減などで業績と財務の改善を図っていたが、2015年夏には「一部の金融機関が債務者区分を変更した」という情報が業界に流れるなど信用不安が払拭できず、2017年3月期も債務超過を解消できなかった。

徳間書店は2000年代前半にも巨額債務を抱えて経営不振に陥っている。当時はメインバンクの三井住友銀行から迎えた松下武義社長の手で不採算部門のリストラが断行された。

だが徳間生え抜きの経営者にバトンタッチした後の2010年ごろからまた赤字を計上するようになっていた。「印刷会社など取引先は『徳間書店単独での存続は難しい。CCCは(約15%の)小規模出資から踏み込んで、本格的に救済する気があるのか』と注視していた」(金融関係者)という。

両社の間には浅からぬ縁がある。CCCは1990年代後半に衛星放送サービス・ディレクTVの日本展開に乗り出したが、その事業会社に出資していたのが徳間書店だった。

当時社長だった創業者の徳間康快氏(2000年に死去)は、既存の出版ビジネスの枠に飽き足らない大胆な試みをする経営者として知られており、同様に創業経営者である増田氏とは通じ合うところがあったようだ。

増田氏のCCCが資本業務提携から子会社化へと徳間書店への関与を深めた背景の一つには、ディレクTVという挑戦をともにしてくれた徳間氏への恩義を込め、救済したという側面もあるだろう。

だがそれを上回るのは、増田氏の強烈な危機感だ。

いまや書店最大手に

3月31日、東京都内のホテルで開かれたCCCの社員ミーティング。グループ傘下の多くの社員が一堂に会する恒例の年次会合の場で、増田氏は「SPA(製造小売業)をやらなければアマゾンには勝てない」と語ったという。

徳間書店の買収について具体的に言及しなかったものの、なぜ買収したのか、どう活用するのかという「増田氏の真意」はこの一言で明らかだ。

SPAとはユニクロのファーストリテイリングのように、小売業が川上の製造分野まで手がけ、オリジナル商品を開発する経営モデルだ。つまり増田氏はCCC系列の店舗で扱う商品・サービスを、自ら開発しようと考えているのだ。

徳間書店側も「自社から良質なコンテンツをCCCに提供し、出版やライツビジネスなどの事業を拡大する」(業務管理部)と東洋経済の取材に回答しており、今後はアニメなどエンタメ関連の雑誌・書籍や関連グッズを、グループ向けのオリジナル商材として開発するとみられる。

441とはずがたり:2017/04/05(水) 22:19:34

>>439-440
ネット通販のアマゾンが圧倒的な品ぞろえによるロングテールを強みとするのに対し、増田氏は「アマゾンにはない、ここにしかない」というオリジナル性で差別化を図ろうと考えているのだ。

CCCの業績は近年、極めて好調だ。直近の2016年3月期は売上高2392億円、営業利益117億円と増収増益。2017年3月期決算はまだ開示されていないが、CCC関係者によるとやはり増収増益だったようだ。

背景にあるのは書店事業の成長だ。TSUTAYAを中心とするCCC系列の新刊販売書店は2016年末時点で全国に812店を数え、書籍・雑誌販売額は1308億円に上る。

過去10年間で店舗数は1.6倍、販売額は1.7倍に伸びており、書店チェーンとしては紀伊國屋書店(売上高は2016年8月期で1059億円)を上回る国内最大手となっている。

これらの書店のほとんどはCCCの直営ではなく、FC加盟企業による経営だ。そもそも増田氏は自社の業態を「書店チェーン」とも「CD・DVDレンタルチェーン」とも思っていない。毎日の生活を楽しめる商品やサービスを提案する「企画会社」というのが自らの定義だ。

そして最終顧客である一般消費者にライフスタイルを提案するためには、まず直接の顧客であるFC企業に「店舗パッケージ」を提案し、採用してもらう必要がある。

2011年以降に増えている「蔦屋書店」はまだ直営店が多いが、これはFC展開の雛形となるマザー店舗という位置づけだ。蔦屋書店には、国内外の雑誌をバックナンバー含め大規模に展開する「マガジンストリート」を設置したり、書籍を持ち込んで長居できる居心地のよい飲食店を併設したりしている。

この形態は増田氏が2000年代半ばに米国を視察した際、アマゾンの急成長による書店チェーンの衰退を目の当たりにし、「アマゾンにはできないことをやらなければ生き残れない」と考えた結果だ。

銀座で明らかになる買収子会社の「使い道」
蔦屋書店はFCの雛型店舗として、飲食店併設などさまざまな取り組みを行っている(撮影:今井康一)

この「アマゾンにできないこと」を模索する流れに、徳間書店の買収もある。恐らく増田氏の頭の中には、単にオリジナル商品を開発させるにとどまらないアイデアがあるはずだ。そのモデルケースがこの4月、東京・銀座にお目見えする。

4月20日にオープンする大型商業ビル「GINZA SIX」に、蔦屋書店初となるアートをテーマにした店舗を開設する。詳細はまだ公開されていないが、和の美を表現した空間で世界中から集めたアート関連書籍を販売するほか、イベントスペースで実際のアートのオークションも展開することになるようだ。

この国内最大規模となるアート専門書店を企画するうえで活躍したのが、CCCが2015年8月に傘下に収めた美術出版社だ。経営破綻し民事再生手続き中だった同社の再生スポンサーとなることで、グループ企業とした。

美術出版社はアート専門の月刊誌『美術手帖』が看板媒体。開業に向けて、アーティストやアート作品市場に詳しい編集部がオリジナルのムックなどを編集・出版したほか、グループ内コンサル的な立場で店舗開発そのものにも知見を提供しているという。

この事例が一定の成功を収めれば、徳間書店の知見を生かしたアニメ特化の店舗なども早晩登場するだろう。

徳間書店のように債務超過までに至らずとも、経営不振の出版社は少なくない。今後もCCCが経営に行き詰まった出版社を買収し、商品と店舗の開発リソースとして役立てる可能性は十分にある。5年後の出版・書店の勢力図は、CCCを台風の目として様変わりするかもしれない。

442とはずがたり:2017/04/13(木) 17:30:54
ブックオフ業績不振に苦しむ 書籍以外の商材拡大は進むか
https://news.goo.ne.jp/article/thepage/business/thepage-20170412-00000002-wordleaf.html
08:00THE PAGE

 中古本販売大手のブックオフが業績不振に苦しんでいます。10日には社長交代の人事を発表しましたが、業績回復の見通しは立っていません。

 ブックオフは書籍を中心に中古品を買い取り、店頭で再販売するという中古品販売チェーンの大手です。同社は従来の古書店のイメージを一新し、コンビニのような明るい店舗で比較的新しい中古本を大量に扱うという業態を開発。立ち読みが自由にでき、気軽に書籍を持ち込めるという雰囲気が利用者に受け、急成長を遂げました。

 ところが2007年、創業者である坂本孝会長が業者からリベートを受け取っていたとして同社のトップを辞任。後任トップにはコンサルタント出身の佐藤弘志氏が就任したものの、再び社長交代となり、2011年からは銀行出身の松下展千前社長が同社を率いてきました。

 ところが松下氏の社長就任後、2012年頃から売上高の伸びが鈍化するようになり、2016年3月期には上場以来初の最終赤字に転落、2017年3月期決算も13億円の赤字を見込んでいます。このため同社は4月10日、松下社長が代表権のない取締役に退き、後任に堀内康隆取締役執行役員が昇格する人事を発表しました。新しい経営体制で早期に業績を回復したいところですが、足元の状況はかなり厳しそうです。

 同社の業績が悪化しているのは、主力商品である書籍・ソフト・アパレルの販売が低迷しているからです。2016年3月期の販売実績(直営店)を見ると、活字の書籍は前年比プラスでしたが、コミックの売上高はほぼ横ばい、その他書籍は前年比マイナスとなっています。今年に入っても販売不振は続いており状況はあまり改善していません。

 こうした状況になっているのは、ネットや電子書籍の普及で紙の書籍の市場そのものが縮小したことが大きく影響していると考えられます。市場環境の変化については同社もよく理解しており、最近は書籍に代わる新しい商材として中古家電に力を入れていました。

 しかし中古家電の買い取りは思うように進まず、先行投資を回収できずこれが業績の足を引っ張りました。当面は書籍以外の商材の拡大を図り、その間に家電の売上げを伸ばしたいところですが、今のところメドは立っていません。一部からは時代の流れと指摘する声もありますが、一方で中古品の市場は今後、拡大が予想されています。当面は、新社長がどのような戦略を打ち出すのかに市場の注目が集まりそうです。

(The Capital Tribune Japan)

443とはずがたり:2017/05/14(日) 19:40:38
容疑者xの献身も映画化されたhttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1162819896/447ようだ。

「窓ぎわのトットちゃん」、中国で1千万部突破
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASK5D62Q7K5DUCVL018.html
05月12日 19:48朝日新聞

 俳優・黒柳徹子さん(83)の自伝的物語「窓ぎわのトットちゃん」の中国での発行部数がこの春、1千万部を超えた。日本での発行部数800万部を2015年ごろに抜き、その後も年100万部のペースで伸びているという。

 小学1年生で退学になった活発な少女トットちゃんが自主性を尊重する「トモエ学園」に転入し、生き生きと学園生活を送る。第2次大戦中が舞台の物語だ。

 講談社から1981年に刊行され、35カ国以上で出版された。中国語版「窓辺的小豆豆」は2003年に発行され、中国の出版社が販売を手掛ける。当初はなかなか浸透しなかったものの、学校の推薦図書となった6?7年ほど前から人気に火がついた。日本より売れたのは中国だけという。

 講談社の劉岳・中国事業部長(55)は「中国では日本よりも激しい受験競争が繰り広げられていて、トモエ学園ののびのびとした教育方針が共感を呼んでいるのだろう」と話している。

 6月21日に北京で中国の出版社主催で記念の式典が開かれる。黒柳さんもコメントを寄せる予定だ。(塩原賢)

444とはずがたり:2017/05/17(水) 12:55:36
「週刊少年ジャンプ」、200万部割れ ピークの3分の1以下に
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/sankei-ent1705160011.html
05月16日 18:19産経新聞

 集英社の漫画誌「週刊少年ジャンプ」の印刷部数(印刷証明付き)が、200万部を割りこんだことが16日、分かった。

 日本雑誌協会が16日に公表した今年1?3月の平均印刷部数によると、「週刊少年ジャンプ」は平均191万5000部。平成28年10?12月平均から約9万部減った。ピークだった6年には公称653万部を発行しており、当時からほぼ3分の1以下となった。

 同誌は昭和43年に創刊。月2回刊行だったが、44年10月に週刊となり「週刊少年ジャンプ」に改称。「ドラゴンボール」など数々の人気作品を生んでいる。昨年9月には、40年間続いた秋本治さんの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が終了した。

 人気週刊漫画誌では、講談社の「週刊少年マガジン」が1?3月は96万4158部、小学館の「週刊少年サンデー」は31万9667部だった。

445とはずがたり:2017/05/17(水) 20:05:07
>>284-286
結婚キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!

阿川佐和子さんが結婚…「穏やかに老後を」
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/entertainment/20170517-567-OYT1T50083.html
19:17読売新聞

 エッセイストの阿川佐和子さん(63)が9日に元大学教授の男性(69)と結婚したと、阿川さんが17日、所属事務所を通じて発表した。

 阿川さんはマスコミ各社へのファクスで、「くだらないことに笑い合って、ときどき言い争いつつ、穏やかに老後を過ごしていければ幸いかと存じます」とコメントした。挙式の予定はないという。

446とはずがたり:2017/05/29(月) 16:15:27
2016年11月28日 16時27分 更新
「岩波ブックセンター」経営の信山社が破産 神保町のランドマーク的存在
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1611/28/news109.html

岩波書店の書籍を幅広く取りそろえる「岩波ブックセンター」を経営していた信山社が破産。
[ITmedia]

 東京商工リサーチなどによると、岩波書店の書籍を中心に扱う「岩波ブックセンター」(神田神保町)を経営していた信山社が、11月25日付で東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億2700万円。

447とはずがたり:2017/05/29(月) 16:15:47
>>446
 2000年設立。同社が経営する岩波ブックセンターは、人文・社会科学系の専門書、新書、文庫など、岩波書店が刊行する書籍の大部分を取り扱い、書店が集中する神保町のランドマークとして知られていた。岩波ホールが入居する岩波神保町ビルに隣接しているが、岩波書店との資本関係はない。

 だが、今年10月に同社代表取締役の柴田信会長が死去。事業継続が困難になり、11月23日から休業していた。

448とはずがたり:2017/05/29(月) 16:16:19
2015年06月26日 17時59分 更新
取次準大手・栗田出版販売が民事再生申し立て 負債135億円
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1506/26/news136.html

出版取次で準大手の栗田出版販売が民事再生法の適用を申請。負債額は取次の倒産では過去最大。
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、出版取次で準大手の栗田出版販売(東京・神保町)が6月26日、民事再生法の適用を東京地裁に申請した。負債総額は昨年9月末時点で134億9600万円と、出版取次の倒産では過去最大という。同業の大阪屋が支援を表明している。

 1918年(大正7年)創業の老舗。雑誌を主体に幅広いジャンルを全国の書店約1800店に販売し、大手と異なり中小・零細規模書店との関係構築を重視していた。

 1991年10月期には701億7900万円の売上高を計上していたが、出版不況が進む中で業績が悪化し、2014年9月期の売上高は329億3100万円にまで落ち込み、債務超過に転落していた。

449とはずがたり:2017/05/29(月) 16:16:59
2016年07月21日 17時50分 更新
哲学書「精神と自然」の新思索社、破産決定
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1607/21/news134.html

哲学書「精神と自然」など専門書の出版で知られる新思索社が破産開始決定を受けた。

[ITmedia]

 東京商工リサーチによると、哲学や社会学の専門書を手掛ける新思索社が7月13日、東京地裁から破産開始決定を受けた。債権者18人に対し、負債総額は5099万円。

 1994年創業。「精神と自然」「精神の生態学」(グレゴリー・ベイトソン著)や「社会学への招待」(P・L・バーガー著)など、哲学や社会学の専門書で知られたが、出版不況で売り上げが伸び悩み、業績低迷が続いていたという。

 そうした中、同社の代表取締役・小泉孝一氏が死去し、事業継続を断念。2016年7月8日に取締役が破産を申し立てていた。

450とはずがたり:2017/05/29(月) 16:17:39
2016年03月15日 12時44分 更新
取次中堅の太洋社、破産決定 芳林堂書店の倒産で8億円焦げ付き
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/15/news100.html

出版取次中堅の太洋社が東京地裁に自己破産を申請。出版取次の倒産では、栗田出版販売に次ぐ2番目の規模となる。

[ITmedia]

 帝国データバンクと東京商工リサーチによると、出版取次中堅の太洋社が3月15日、東京地裁に自己破産を申請し、同日、破産開始手続き開始決定を受けた。2月に自主廃業を検討する方針を明らかにしていたが、芳林堂書店の破産なども響き、自主廃業を断念した。

 負債は昨年12月期末時点で約76億円で、その後変動している可能性がある。出版取次の倒産では、栗田出版販売(負債133億円)に次ぎ2番目の規模。

 1946年創業の中堅。コミックに注力していることで知られ、2005年には売上高486億円を計上。だが出版不況で収益は落ち込み、15年6月期には売上高が171億円にまで落ち込み、6期連続で経常赤字に陥っていた。

 本社不動産の売却や人員削減などで立て直しを図っていたが、昨年6月に業界4位の栗田出版販売が民事再生を申し立てるなど、環境は悪化。今年2月5日には、自主廃業を視野に資産精査と書店の帳合変更を進める方針を明らかにしていた。

 だが15年6〜12月期の中間決算が約2億円の最終赤字になるなど、財務内容が想定以上に悪化していたという。帳合変更先の書店への支払いができなくなる恐れが生じていると公表したことで、一気に信用不安が拡大。大口取引先だった芳林堂書店が同月、自己破産を申し立てたことから約8億円の焦げ付きが確定。帳合変更に伴う約2億円の未回収金も生じ、自主廃業を断念した。

451とはずがたり:2017/05/29(月) 16:19:27
2016年02月05日 16時52分 更新
コミックに強い取次中堅の太洋社、自主廃業も視野に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/05/news123.html

帝国データバンクによると、出版取次中堅の太洋社が自主廃業も視野に資産精査を進める方針を明らかにした。

[ITmedia]

 帝国データバンクによると、出版取次中堅の太洋社が2月5日、自主廃業も視野に入れ、資産精査と書店の帳合変更を進める方針を明らかにした。8日には出版社向け説明会を開く。

 1946年創業の中堅。特にコミックに注力していることで知られ、2005年には売上高486億円を計上。だが出版不況で収益は落ち込み、15年6月期には売上高が171億円にまで減少。6期連続で経常赤字に陥っているという。

 本社不動産の売却は人員削減で再建を図っていたが、昨年6月に業界4位の栗田出版販売が民事再生を申し立て、同社への警戒感も高まっていたという。負債は15年6月期末で84億7900万円。

452とはずがたり:2017/05/31(水) 09:53:34
>所蔵雑誌は毎年約1万冊ずつ増え、出納を重ねるたびに傷みも進む。デジタル化も望まれるが、著作権の問題が複雑に絡み合う。雑誌のデジタル化は国立国会図書館だけが特例として許されているのが現状。このことも議論すべきときが来ている。

雑誌の図書館「大宅文庫」の危機に反応した著名人たち
https://news.goo.ne.jp/article/dot/trend/dot-2017052900065.html
05月30日 11:30dot.

 日本最初の雑誌の図書館として知られ、約78万冊の蔵書を誇る大宅文庫が存続の危機だ。支援を募るクラウドファンディングに著名人たちが応じている。

 ツイッターには、こんなつぶやきがあふれた。

「ドキュメンタリー時代に大変お世話になりました。インターネットが発達していなかった当時、調べ物といえば国会図書館か大宅文庫だった。支援」(脚本家・野木亜紀子さん)

「言論人や出版人は参加・シェア必須じゃないかと。事実がネットで塗り替えられる今だからこそ大宅壮一文庫の重要性は高まってると思う」(ジャーナリスト・津田大介さん)

「大宅文庫は日本の文化遺産ですので後世に残す必要があります」(作家・猪瀬直樹さん)

 雑誌の図書館・大宅文庫がクラウドファンディングの「Readyfor」で始めた運営資金募集に応じようという呼びかけだ。支援の輪はあっという間に広がり、プロジェクト開始3日目には目標の500万円が集まった。同文庫事業課の鴨志田浩さんは言う。

「こんなにたくさんの方に応援してもらえるとは予想外。本当にうれしい。開始前は、達成できないのではと不安でした。身が引き締まる思いです」

●新聞やネットとは違う

 一般にはなじみのない大宅文庫なるものの存続に、なぜこれほど支援が集まるのか。

 正式名称は「公益財団法人大宅壮一文庫」。評論家の故・大宅壮一の蔵書をベースに1971年に設立され、明治以降の雑誌約1万タイトルを所蔵する。その資料価値の高さは誰もが認めるところだ。

 5月に大宅壮一メモリアル日本ノンフィクション大賞を受賞したジャーナリストの森健さんも、「リサーチには欠かせない」という一人。かつては月に2、3度足を運んでいた。

「先日も、老人の恋について調べたくて行きました。新聞には載りにくい世俗的な話題を扱った記事も、大宅文庫に行けば探し出すことができる。雑誌には、新聞のようなきれいごとではなく、ネットの情報とも違う、雑多で猥雑な社会のディテールが詰まっていると感じます」

 マスコミ関係者の利用が約9割だが、出版不況やネットの普及で来館者が減り、年に2千万円ほどの赤字が続く。一時的な支援で存続できるのか。

『未来の図書館、はじめませんか?』などの共著があり、図書館事情に詳しいアカデミック・リソース・ガイドの代表、岡本真さんは、図書館のクラウドファンディング成功事例として、演劇・映画の専門図書館「松竹大谷図書館」を挙げる。同館は、所蔵する脚本のデジタル化など、その時々の目的に合わせて過去に5回、クラウドファンディングで支援を募った。支援金総額は1500万円に上る。

「クラウドファンディングはお金の調達だけが目的ではありません。松竹大谷図書館は、持続的に応援してくれるファンを獲得した成功例。大宅文庫も、マスコミ以外の利用をどう開拓するかが鍵になる。大切なのは、支援者に継続的にアプローチして、中長期的に応援してもらう関係を作ることです」(岡本さん)

 大宅文庫の鴨志田さんも言う。

「人件費の削減など、出るもの(支出)を止める方向ばかり考えてきた。今回のクラウドファンディングをきっかけに、守りから攻めに切り替えられたら」

●雑誌のデジタル化

 所蔵雑誌は毎年約1万冊ずつ増え、出納を重ねるたびに傷みも進む。デジタル化も望まれるが、著作権の問題が複雑に絡み合う。雑誌のデジタル化は国立国会図書館だけが特例として許されているのが現状。このことも議論すべきときが来ている。

 大宅文庫は引き続き6月30日まで支援を募集し、集まった支援金は施設の補修やデータベースシステムの改修、職員の給与などに使われる予定だ。(編集部・高橋有紀)

※AERA 2017年6月5日号

453とはずがたり:2017/06/05(月) 22:14:31

週刊新潮の中づり広告、6年前から文春側に貸し出し トーハンが調査結果公表
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/sankei-afr1706050027.html
18:34産経新聞

 発売前の「週刊新潮」(新潮社)の中づり広告を出版取次大手「トーハン」から文芸春秋が入手していた問題で、トーハンは5日、約6年前から中づり広告を文芸春秋側に毎週貸し渡していたなどとする内部の調査結果を公表し、改めて新潮社に謝罪した。

 調査結果によると、トーハン社内では平成17年春以降、週刊新潮の中づり広告を掲出。文芸春秋の営業担当者から「自社は校了(校正完了)後で、内容変更はできない」などといわれたため、商談中に広告をメモすることを黙認するようになった。23年春ごろからは営業担当者に広告を貸し渡す仕組みができたという。

 トーハンの特別調査委員会は「(「週刊文春」の)内容変更が間に合うと知っていれば、貸し渡しは行わなかった」と指摘。「当社担当者が金銭授受や供応などの提供を受けた事実は確認されていない」とした。

 この問題をめぐっては「週刊文春」の新谷学編集長が「情報を不正、不法に入手したり、それをもって記事を書き換えたり、盗用したりした事実は一切ない」とする反論メッセージを公式サイトに掲載。週刊新潮編集部は、広告の入手は正当な情報収集に当たらず「アンフェアな編集姿勢を反省しようとせず残念だ」と批判するコメントを発表していた。

454とはずがたり:2017/06/05(月) 23:52:30

「共謀罪」に国際ペン会長が異例の反対声明
http://www.asahi.com/articles/ASK654G6JK65UCVL014.html?iref=com_rnavi_arank_nr03
木元健二2017年6月5日18時05分

 「共謀罪」法案をめぐり、日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は5日、東京都内で会見を開き、法案に反対するジェニファー・クレメント国際ペン会長の声明を発表した。世界の作家らでつくる国際ペンが、日本の国内法案について反対声明を出すのは極めて異例で、2013年の特定秘密保護法案のケースに続く。

特集:「共謀罪」
 声明は「国際ペンは、いわゆる『共謀罪』という法律を制定しようという日本政府の意図を厳しい目で注視している。同法が成立すれば、日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものとなるであろう」としている。

 2月に「共謀罪」への反対声明を出した日本ペンクラブの浅田会長は「国際ペンの反対声明を心強く思う。その半面、恥ずかしい。本来は外国の方からこれは本当はこうだろうというようなことを言わせてはならない。どう考えてもこの法律は必要だとは思えない」と語った。

 国際ペンは1921年の設立。ロンドンに本部を置き、100以上の国家・地域に149のセンターがあり、2万6千人以上の作家・ジャーナリストらが参加している。ジェニファー・クレメント会長はメキシコ出身の作家・ジャーナリストで、国際ペン初の女性会長。(木元健二)

455とはずがたり:2017/06/10(土) 10:01:38
まあ広義の出版物って事で。

紙地図、売り上げ20分の1に スマホ猛威、取次も倒産
http://www.asahi.com/articles/ASK587DH9K58UOOB012.html?iref=com_alist_8_01
三浦亘2017年6月10日07時50分

 国土地理院が発行する紙地図の販売数が低迷している。販売を受託している日本地図センターによると、2016年度の売り上げは約47万枚で、記録のある1946年度以降で最少。最盛期だった81年度の約910万枚と比べると約20分の1だ。紙地図は生き残ることができるのか。

 5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。

 かつて、地理院の紙地図は登山者にとって必携だった。しかし、大学の山岳部やワンダーフォーゲル部など組織化された登山者は減っており、複数で紙地図を見る場面は珍しくなっている。さらに、スマートフォンの普及が紙地図の減少に追い打ちをかける。世界中の地図が見られ、GPS(全地球測位システム)機能で現在地も分かるためだ。

 紙地図の売り上げは、世相も反映してきた。バブル経済のころは不動産需要からか、埼玉県の「浦和」や東京都の「八王子」など首都圏が上位を独占。阪神淡路大震災が起きた後の95年度は「神戸首部」がトップとなった。ただ、やはり山岳関連の人気が高く、北アルプスの「穂高岳」が1位の年が多い。昨年度もそうだったが、販売数は1921枚で、前年度の3353枚から4割減った。

 流通面の問題も深刻だ。今年2月には、地図の大手取次業者だった日本地図共販が倒産。これを機に紙地図の扱いをやめる書店も出ている。地理院の主な紙地図は、縦46センチ横58センチの大判のため、広いスペースを必要とすることも、書店が敬遠する要因の一つという。

 道路地図や市街地図など民間の…

456とはずがたり:2017/06/10(土) 10:06:59
俺,そんな傾向あったなあ。推理小説に夢中になてた中高生の頃>(1)実は右脳をあまり使っていない「活字中毒」の人
別にそれでも良いじゃん♪
人生の時間は限られてるんだ。かったるいし下らんかもしれない本をゆっくりなんか読んでらんない。

せっかくの読書がムダに!? 「残念な読書」になっている3つのケース
https://dot.asahi.com/dot/2017022200124.html
(更新 2017/2/26 11:30)

1万人の脳を分析した医学博士が教える 脳を強化する読書術
加藤俊徳著
定価:1,404円(税込)
978-4023315723

 本を読むのには、それなりに時間がかかります。しかし、時間をかけてたくさんの本を読んでも、効果的に脳が鍛えられていないケースがあると言います。そんな「残念な読書」を回避する方法を、『脳を強化する読書術』(朝日新聞出版)の著者で、「脳の学校」代表でもある加藤俊徳医師に紹介してもらいました。

*  *  *
 健康のためにはバランスよくさまざまな食材を食べましょうとよく言われますが、脳の健康についても、まんべんなくバランスよくアタマ全体を使えている状態がもっとも理想的です。脳の使い方には人それぞれにクセがありますが、そのクセを放っておくと、脳内の同じところばかりを使う偏った脳になってしまいます。

 せっかくの読書が空回りしてしまっているケースを3つ紹介しますので、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

(1)実は右脳をあまり使っていない「活字中毒」の人

 本を読む時に、文字を追うのは主に左脳の役割です。右脳は読んだ内容を映像にする役割を果たします。ざっくり示すなら「文字の左脳・映像の右脳」と覚えておくとよいでしょう。

 文字がアタマの中で映像化されることで理解力や記憶力がアップしますが、「活字中毒」の人たちは読書中にあまり右脳を使っていません。文字が一気に左脳側のアタマにスッと入るので、右脳側のアタマを使う必要がないのです。そのため、どんな内容でも苦なくスラスラと読めるわりには、読んだ内容があまり記憶に残っていないということが起こります。

 そのような方におすすめしたいのが、「ゆっくり読む」という読み方です。ゆっくり読んだほうが、まんべんなく脳を使うことができます。

(2)じっと座って読みふける「静の読書」

 本を読む時に、ただじっと座って読んではいませんか? 読む場所はいつも同じではないですか? このような同じ場所でじっと読む方法を「静の読書」と呼んでいますが、実際に多くの方がこういったマンネリ化した読書をしています。

 たとえば、屋外で本を読む、読む時間帯を変えてみる、友達に本の内容を伝えるなど、本の読み方や読む場所を工夫するだけでも、いつもの読書が効果的な脳トレに変わります。いわば、「動の読書」です。

(3)読むのが苦手と思い込んでいる人の「イヤイヤ読書」

 先日「本が読めなくなった。認知症になってしまったのではないか」と、主婦の方から相談を受けました。よくよく話を聞くと、子育てと親の介護で、新聞を読む時間もない毎日が数年間続いていたといいます。それがある日、美容院で雑誌を開いたところ、文字が全然アタマに入らなくてショックを受けてしまいます。

 文字を読むための脳の回路を長い間使っていないと、こういうことが起きます。しかし、もともと使っていたものなので、また活字を読み始めれば、読めるようになるのです。

 何事もそうですが、イヤイヤ取り組んでも効果的な脳トレにはなりませんから、(2)であげた「動の読書」などで本との縁を結び直してみては、いかがでしょうか。

 たとえば、資格勉強や受験勉強などで「読まなければならない本」がある時にも、動の読書は効果的です。本と主体的にかかわることで脳が活性化しますから、本から得られる情報が格段に増え、理解力や思考力がアップします。

457とはずがたり:2017/06/28(水) 12:57:41
出版不況なのに、『コロコロコミック』が80万部も売れているヒミツ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170628-00000023-zdn_mkt-bus_all
6/28(水) 8:17配信 ITmedia ビジネスオンライン

『コロコロコミック』が売れている
 毎月15日は「小学生男子がゲラゲラ笑う日」――。

 「な、なんだよ、いきなり。どういう意味?」と思われたかもしれないが、正式にこのような日が登録されているわけではない。子どもたちのバイブルとも言える『月刊コロコロコミック』(以下、コロコロ/小学館)の発売日なのだ。



いまは出版不況。雑誌なんて売れないはず」と言いたくなる気持もよーく分かる。漫画雑誌の発行部数をみると、ほとんどが右肩下がり。そんな中で、『コロコロ』は80万部ほど。メインターゲットの小学4〜6年生男子に絞ると、2人に1人が読んでいる計算になるのだ。

 雑誌の創刊は1977年。“不惑”になっても、なぜ子どもたちを笑わせ続けることができるのか。妖怪ウォッチの生みの親でもある和田誠編集長に聞いたところ「うんこ・ちんちん原理主義で喜んでいただける」とのこと。いきなり「うんこ・ちんちん原理主義」である。聞いたこともないこの言葉に、どんな意味があるのか。

 もうひとつ疑問がある。小学生のとき夢中になって読んでいたはずなのに、ほとんどの子どもはいつの間にか雑誌を手放す。周囲の大人に聞いても「あれ、確かに」「気付いたら『ジャンプ』を読んでいたよ」といった声ばかり。ひょっとしたら、雑誌離れのタイミングというものがあるのかもしれない。

 『コロコロ』は40年も経つのに、なぜいまも売れ続けているのか。また雑誌を卒業するとき、子どもたちは何を考えているのか。この2つの謎を解くために、和田編集長に話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンラインの土肥義則。

●「うんこ・ちんちん原理主義」は永遠

土肥: 『コロコロ』の読者ターゲットは、小学4〜6年生の男子なんですよね。この層は150万人ほどいるのに対し、雑誌の発行部数は80万部。つまり、2人に1人は読んでいる計算になるのですが、どういったところにチカラを入れているのでしょうか?

和田: 小学4〜6年生の男の子は、女の子と比べて成長が遅いですよね。女の子は恋愛やオシャレなどに興味があるのに、男の子は漫画に「うんこ」や「ちんちん」が登場すると、ものすごく喜ぶ。時代が変わってもこうした傾向は同じで、編集部ではこのことを「うんこ・ちんちん原理主義」と呼んでいます。

土肥: どこかの雑誌は「努力、友情、勝利」をテーマに掲げていますが、『コロコロ』は「うんこ、ちんちん」なわけですね。…

458とはずがたり:2017/06/28(水) 12:58:33
>>457-458

●『コロコロ』を卒業する男子の心

土肥: 『コロコロ』を読んでいるのは、小学4〜6年生の男の子が多いですよね。どこかのタイミングで雑誌を“卒業”するわけですが、それがいつなのかがよく分からないんです。この取材前に、周囲の人に聞いたところ「遠い昔のことだからよく覚えていないなあ」「そんなこと考えたこともない」「あれ? いつの間にか『ジャンプ』を読んでいた」といった声ばかり。男の子の間で「もう『コロコロ』は読まない」といったタイミングに、何らかの傾向はあるのでしょうか?

和田: あります。先ほどもご紹介したとおり、男の子はうんこやちんちんを楽しんでいる。なぜ楽しめるかというと、思春期に突入していないから。つまり、自我に目覚める前の段階で雑誌を読んでいる。ただ、大人びた男の子は、恋愛やオシャレ、音楽などに興味を示し始めます。例えば、女の子に興味をもつと、『コロコロ』に掲載されている漫画を幼稚に感じるんですよね。

 前月まで何度も繰り返して読んでいたはずなのに、今月は手にも取らない。昨日まで雑誌の中で夢を見ていたのに、急に目覚めてしまうような感覚ではないでしょうか。

土肥: ある日、突然『コロコロ』を読むのが恥ずかしく感じるのでしょうか?

和田: ですね。ほとんどの男の子が離れます。そして中学生や高校生になると、『コロコロ』は最も遠い存在になるのではないでしょうか。…

土肥: 別れるときには「スパッ」と離れていくわけですね。でも、編集部としてはできるだけ長く読んでいただきたいですよね。「恋愛なんてしちゃダメ」と思わないですか?

和田: できるだけ長く読んでいただきたい気持ちはあります。ただ、『コロコロ』は読者と一緒に成長してはいけないんですよ。

土肥: 成長してはいけない? どういう意味でしょうか?

和田: 『コロコロ』の読者は、うんちが好き、ちんちんが好き、ゲームが好き、オモチャが好きなのですが、人間は必ず成長します。成長して次の段階に入れば、『コロコロ』を卒業して、違う雑誌を読んでいただきたい。

土肥: おお、懐が深い。

和田: いえ、そうではありません。成長した読者にしがみついてしまうと、下の世代が興味をもちそうな漫画を掲載できなくなるんですよね。そうすると、新しい読者を増やすことができなくなる。…

459とはずがたり:2017/07/10(月) 09:00:21
漱石×二葉亭四迷かw

男性の「月が綺麗ですね」に込められた深い意味とは? 告白をされた女性の気持ちと返事4つ
http://top.tsite.jp/news/woman/o/25460639/
2016年5月9日 (月) 21:37 配信 マイナビウーマン

美しい満月を見ているとき、もしも横にいる男性から「月が綺麗ですね」という言葉を投げかけられたら、みなさんはどんな反応をしますか? そのフレーズは愛の告白なのか、それともほかの意味が込められているのか……。思わず返事に困ってしまいそうですよね。そこで今回は、男性からいきなり「月が綺麗ですね」と言われたら、女子はどう感じるのか、働く女性に聞いてみました。

■ロマンチック! 素敵!
・「月をみるのが好きな人なんだと少し印象が良い」(27歳/電機/営業職)
・「ちょっと気恥ずかしいがロマンチックだと思う」(31歳/医療・福祉/専門職)
・「なんてロマンティックな人なのだろうときゅんとくる」(32歳/建設・土木/事務系専門職)

女子はロマンチックなことに弱い生き物です。月が綺麗と言うなんてピュア、心が広い人、余裕がある人、などなど、好印象を受けた女性が多数いました。

■キモい、ナルシスト、キザ
・「なんかキザなひとだなとおもう」(33歳/その他/事務系専門職)
・「ロマンチックさがちょっと怖い」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)
・「何を言っているんだろうこの人と思う」(26歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)

キモい、ナルシスト、ロマンチスト、キザ、なんて辛らつな意見も多く飛び出しました。言う相手にもよるのかもしれませんが、ロマンチックと女子に思ってもらえるかどうかは紙一重のようです。では、そろそろネタばらしです。

■夏目漱石的なあれ?

・「漱石さんかな?と思う」(33歳/学校・教育関連/専門職)
・「夏目漱石かなと思う」(31歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)
・「からかい半分かもしれないけど、口説かれてるなーと嬉しくなる」(27歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)

そう、実に11%の女性は「月が綺麗ですね」に込められた意味に気がついていました。夏目漱石が教師をしていたころ、生徒に「I love you.」の日本語訳を聞かれて「月が綺麗ですね、と訳せば日本人には伝わる」と言ったという、逸話から来ているのです。当時の男性は「愛してる」なんて言わないですからね。情景の浮かぶ素敵な訳し方です。つまり、「月が綺麗ですね」と言われた女子は男性に告白されていたのでした。実に9割近くの女子が気がついていなかったとは残念です。では、適当な返事はどんなものがあるでしょうか? アンケートでどう返すかも聞いてみました。

■文学的にお返事

・「好きな人ならば、死んでもいいわと言う」(22歳/情報・IT/技術職)
・「死んでもいいわとは言いませんよ。うふふ。」(33歳/運輸・倉庫/事務系専門職)

こちらは、同じく文豪の二葉亭四迷が「Yours(あなたのものよ)」というセリフを「死んでもいいわ」と訳した話からきているのです。文学男子が言った夏目漱石風の告白に、二葉亭四迷で返せたら、名実ともに文学男女の出来上がりです(笑)。日本語はまだまだ奥が深いですね。

男性のみなさん、「月が綺麗ですね」の告白はあまりオススメしません。意味をわかってもらえないばかりか、悪印象になる可能性もあり、かなりハイリスクです。そして、女子の皆さん、もし意中の男性に「月が綺麗ですね」と言われたら、「死んでもいいわ」も良いですが、「ずっと月はきれいですよ(ずっと前から私も好き)」と返すのがオススメです。

男性はこれで告白に踏み切る! うまいこと意中の男性から告白させる方法5つ

(マイナビウーマン編集部)

460とはずがたり:2017/08/02(水) 10:16:23
印刷しすぎて!? 村上春樹の『騎士団長殺し』バカ売れでも“大赤字”の怪現象
http://news.livedoor.com/article/detail/13407515/
2017年7月30日 19時0分 日刊サイゾー
『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』(新潮社)

 今年の上半期、出版業界で大きな話題を集めたのが、村上春樹の最新作『騎士団長殺し』(新潮社)だ。発売時には大きな話題となり、ベストセラーランキングでも上位に入っている同作だが、業界内での評価は違うようだ。

『騎士団長殺し』は、村上春樹にとって『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋)以来4年ぶりの長編小説。発行元の新潮社は、初版で異例となる100万部を刷ると、発売前にさらに30万部の増刷をかけ、計130万部を用意した。これについて、書店関係者は語る。

「これだけ大量に刷るというのは、もちろん『売れる』という自信があったからでしょうが、背景には近年の書籍の売上傾向もあると思います。ここ最近、出版界ではごくごく少数の本が爆発的に売れる状況が完全に定着しており、一度勢いがつくと、いつまででも売れ続けます。村上春樹レベルになると、新作が出るだけでニュースになりますので、ロケットスタートを狙ったのでしょう。売る側の書店としても、『村上春樹の新作が○万部到達!』というのがニュースになれば、普段はあまり書店に立ち寄らないような人が来店してくれることが期待できます。『売れているから読んでみよう』という人が必ずいますから」

 こうした販売戦略が実り、大手出版取次・日販(日本出版販売)が発表した2017年上半期ベストセラーランキングで、『騎士団長殺し』は総合2位、文芸書ランキングでは1位にランクインした。しかし、業界内ではあるウワサがささやかれているという。大手出版社社員が語る。

「上半期ランキング1位の『九十歳。何がめでたい』(佐藤愛子著/小学館)が累計90万部ですから、2位の『騎士団長殺し』は、それ以下。しかも『九十歳。何がめでたい』は昨年8月発売なので、さらに割り引かなくてはいけません。『騎士団長殺し』は、我々が伝え聞いたところでは60〜70万部しか売れていないようです。ほかの業界の方には、『本なんて紙とインクだけでしょ』『本なんて腐らないんだから』などと言われますが、印刷・製本には莫大な費用がかかりますし、売れ残った何十万部の本をストックしておくのはこれまた費用がかかりますし、税金の問題もあるので、返本は程なく断裁に回されることになります。ハードカバー本の断裁にも当然莫大な費用がかかりますので、“本当に”130万部刷ったのだとすれば、断裁率は5割近く。これでは出版社は大赤字だと思います」

 コンスタントに数十万部を売り上げる作家など、日本には片手で数えるほどしか存在しないが、それでも判断を見誤ると赤字とは……。出版業界とは、なんとも因果な商売のようだ。

461とはずがたり:2017/08/20(日) 19:05:09
なんと!
しっかし何所で読んだんだっけなあ。。どっかの定食屋だっけ?せんなり?ぶらうん?

「浮浪雲」連載あと2回で終了か…長寿マンガ44年1039話
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20170819-134-OHT1T50232.html
07:10スポーツ報知

 小学館の漫画誌「ビッグコミックオリジナル」の最新号で、連載中の漫画家・ジョージ秋山氏(74)の「浮浪雲(はぐれぐも)」が、「あと2話」と記されていることが19日、分かった。終了となれば、1039話が掲載予定の9月20日号で44年の歴史を締めくくることになる。

 1973年に同誌で連載がスタートした「浮浪雲」は幕末が舞台の時代劇で、主人公は東海道の宿場町である江戸・品川宿の問屋「夢屋」の主人・雲。無類の女好き、酒好きでありながら剣の達人という顔を持ち、自由気ままに生きる中で発する言葉が“教訓”として人気の作品だ。

 少年漫画からキャリアをスタートさせ、人を食べるシーンが賛否を呼んだ問題作「アシュラ」や、日活ロマンポルノとして映画化された「ピンクのカーテン」などで知られる秋山氏の作品の中でも、代表作として知られる。78年には小学館漫画賞青年一般部門を受賞。過去2度ドラマ化され、78年にはテレビ朝日系で渡哲也(75)が、90年にはTBS系でビートたけし(70)が雲を演じた。

 単行本は現在、110巻まで発売。「ビッグコミック」系では、さいとう・たかを氏(80)のゴルゴ13(68年?)、黒鉄ヒロシ氏(72)の「赤兵衛」(72年?)に並ぶ長期連載作品だけに、終了が事実であれば大きな話題となりそうだ。

 ◆主な長寿漫画

 ▼少年誌 2016年9月、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治氏)が41年に及ぶ連載を終了。単行本は200巻。

 ▼青年誌 「ゴルゴ13」(さいとう・たかを氏)は1968年11月から「ビッグコミック」で休載なく連載され続け、まもなく50年目を迎える。単行本は現在185巻。

 ▼少女漫画 「王家の紋章」(細川智栄子あんど芙?みん氏)は76年から41年間「月刊プリンセス」で連載中。単行本は現在62巻。


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