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2004年米国大統領選スレ

1デモクラット:2003/12/18(木) 21:19
おりーぶの木さんとの個人メールで話題に上ったので、立てることにしました。
年が明ければ予備選が始まりますし、前近代的な暴力政治を繰り返す頭の悪い現職大統領に天罰が下るかもしれませんし。
大統領選の記事やコメントをご記入くださいませ
(「ご記入くださいませなんて、オーナーを差し置いて申し訳ありません」)。

991チバQ:2012/01/22(日) 00:42:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/283286
【米大統領選2012年】ロムニー氏かギングリッチ氏か 天王山、共和党予備選3戦目ルポ
 米大統領選の共和党指名争いでヤマ場となる南部サウスカロライナ州予備選の投開票が21日始まった。穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事が3戦目の同州を制すれば、指名獲得をほぼ確実にする。だが、ここ数日で保守派ギングリッチ元下院議長が支持を急伸させ、両者は拮抗(きっこう)する。ロムニー氏が逃げ切るか、ギングリッチ氏が勢いを止めるか。決戦前日の両氏を追った。(サウスカロライナ州チャールストン宮崎昌治、写真も)

 南北戦争発端の地として知られる港町チャールストン。20日午後8時、ギングリッチ氏は港に浮かぶ退役軍艦で最後の集会を開いた。

 「穏健派ではオバマ大統領を倒せない。保守派が一つになれば、ホワイトハウスを奪還できる」。数百人の支持者が歓声を上げる。

 民主党クリントン政権下の1990年代、共和党が多数を握る下院の議長として政界を動かした豪腕。議員辞職から10年以上がたち、「昔の顔」の印象は拭えない。初戦アイオワ州、2戦目のニューハンプシャー州とも下位に沈んだ。

 だが、長い政治経験に裏打ちされた討論の強さは抜群。「打倒ロムニー」で保守派一本化を模索し、草の根保守派運動「ティーパーティー(茶会)」の支持が厚いペイリン前アラスカ州知事が17日に支持を表明。19日には、選挙戦から撤退した保守派ペリー・テキサス州知事の支持も得て一気に勢いを付けた。「もしここで勝てば(4戦目の)フロリダ州で、もう一つの大きな勝利を呼び込める」。長期戦に持ち込むことで勝機をにらむ。

   ■   ■


 対するロムニー氏の戦略は短期決戦だ。実業界で成功した経験から「経済」を前面に出し、高失業率にあえぐオバマ氏に「勝てる候補」として求心力を高める。「USA」の歓声が湧くチャールストン郊外の会場でロムニー氏は「米国に職を取り戻す」と声を上げた。

 隣には地元州知事のヘイリー氏。インド系の女性で、2010年中間選挙で当選した茶会の象徴的人物だ。「この地で重要なことは職と経済。それにオバマ氏を1期で終わらせることだけだ」

 茶会ら多くの保守票は長く「反ロムニー」で漂流を続けたが、徐々にロムニー氏への流れが出ている。会場には、保守色の強いキリスト教福音派の姿も多く見られた。

 だが、ギングリッチ氏の猛追に焦りの色は隠せない。演説を終えたロムニー氏は、長い時間をかけ汗だくで支持者と握手を続けた。

=2012/01/22付 西日本新聞朝刊=

992チバQ:2012/01/22(日) 00:49:15
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012100190
ギングリッチ、ロムニー両氏が接戦=序盤戦ヤマ場の予備選開始−米大統領選
 【チャールストン(米サウスカロライナ州)時事】米大統領選の共和党候補者争い序盤戦でヤマ場となる南部サウスカロライナ州予備選が21日午前7時(日本時間同日午後9時)に始まった。ギングリッチ元下院議長とロムニー前マサチューセッツ州知事が接戦を展開。態度未定の有権者も多く、結果は予断を許さない状況だ。同日深夜(同22日午後)に大勢が判明する見通し。
 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、サウスカロライナ州での最近の各種世論調査の支持率平均値はギングリッチ氏32.4%、ロムニー氏30.4%。この2人がポール下院議員とサントラム元上院議員に差をつけ、一騎打ちを演じている。(2012/01/21-21:14

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120121-00000032-jij-int
ギングリッチ氏が逆転、首位に=サウスカロライナ予備選目前―米大統領選
時事通信 1月21日(土)9時51分配信

 【チャールストン(米サウスカロライナ州)時事】米大統領選の共和党候補指名争いのヤマ場、南部サウスカロライナ州予備選を翌日に控えた20日、同州でのギングリッチ元下院議長の支持率がロムニー前マサチューセッツ州知事に逆転し、首位に立った。ただ、流動的な要素はなお残っており、各候補は最後の訴えに声をからした。
 同日発表のクレムソン大学(サウスカロライナ州)の世論調査結果(18、19日実施)によると、ギングリッチ氏の支持率は32%で、26%のロムニー氏をリード。パブリック・ポリシー・ポーリング社の調査(18、19日実施)でも、ギングリッチ氏(35%)はロムニー氏(29%)に6ポイント差をつけた。

993チバQ:2012/01/22(日) 12:49:47
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000015-jij-int
ギングリッチ氏が勝利=序盤決戦、ロムニー氏下す―共和候補指名争い・米大統領選
時事通信 1月22日(日)9時11分配信

 【チャールストン(米サウスカロライナ州)時事】米大統領選の共和党候補者争いで序盤戦のヤマ場となる南部サウスカロライナ州予備選は21日行われ、ギングリッチ元下院議長(68)がロムニー前マサチューセッツ州知事(64)らを下し、勝利した。米メディアが一斉に報じた。
 ギングリッチ氏は開幕戦のアイオワ州党員集会(3日)と第2戦のニューハンプシャー州予備選(10日)でともに4位に終わった。第3戦となった今回の初勝利で、挽回に向け大きな足掛かりをつかんだ。同氏は21日夜、簡易ブログ「ツイッター」上で「(次戦の)フロリダ州で(ロムニーらを)打ち負かす力を与えてほしい」と呼び掛けた。
 穏健派のロムニー氏は今年に入り、保守色の濃いサウスカロライナ州でも他をリードしていた。しかし、最近になって巨額の財産や投資ファンド経営者時代に進めた大量解雇に批判が集まり、ギングリッチ氏に支持を奪われた。
 ロムニー氏は大勢判明を受け、支持者に向かい「(指名獲得まで)長い道のりと多くの課題がある」と語り、態勢立て直しの必要性を訴えた。
 ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)によると、開票率54%の段階で、得票率はギングリッチ氏40.3%、ロムニー氏26.4%。サントラム元上院議員(53)が18.0%で3番手となり、最下位の4位は13.5%のポール下院議員(76)。

994チバQ:2012/01/23(月) 12:43:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120123-00000066-san-int
米大統領選 共和党候補指名争い 勝者入れ替わり「方程式」崩壊
産経新聞 1月23日(月)7時55分配信

 【チャールストン=犬塚陽介】米大統領選の共和党候補指名争いは、前例のない大混戦の様相を呈している。

 1980年以降、共和党の最終的な候補(現職大統領を除く)は、開幕戦のアイオワ州党員集会か次戦のニューハンプシャー州予備選のどちらかを制した上で、サウスカロライナ州の予備選で必ず勝利してきた。

 今回、サウスカロライナ州を制したのが、初戦のサントラム氏、次戦のロムニー氏ではなく、第三の男のギングリッチ氏だったことで、誰が候補に指名されても30年以上に及んだ共和党の“勝利の方程式”が崩れることが決定した。民主党を含めても開幕後2戦を落として指名を獲得したのは、92年のクリントン元大統領のみだ。

 今後の指名争いの焦点となる予備選が31日に行われるフロリダ州は、これまでの3州に比べて面積や人口の規模が大きい南部の大票田だ。テレビ広告の費用も桁違いで、組織力と資金力がカギを握る。老後を過ごす富裕層の白人が多く、価値観や人種も多様だ。

 ロムニー陣営は組織力と資金力で他陣営を圧倒しており、CNNテレビなどが17日までに実施した同州での調査でも支持率43%を獲得。サントラム氏の19%、ギングリッチ氏の18%を大きく引き離している。

 ただ、ギングリッチ氏のサウスカロライナ州での圧勝が保守票の動向に影響を与える可能性もあり、情勢は不透明。各候補は現時点で、フロリダ州の結果にかかわらず、指名争いを継続する方針を示している。

995チバQ:2012/01/23(月) 21:07:46
http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120123/cpd1201230503001-n1.htm
ギングリッチ氏が初勝利 共和党予備選、ロムニー陣営に痛手2012.1.23 05:00

 米大統領選の共和党候補選びの第3戦となる21日のサウスカロライナ州予備選で、ギングリッチ元下院議長が勝利した。同氏は党員集会・予備選での初の勝利で、早期の党指名を確実にしようとしたロムニー前マサチューセッツ州知事にとって痛手となった。候補者指名争いは混迷のまま31日のフロリダ州予備選に突入する。

 米メディアによると、開票率99%の段階で得票率はギングリッチ氏が40%。2位はロムニー氏で28%。サントラム元上院議員は17%、ポール下院議員は13%だった。1980年以降の選挙では、サウスカロライナ州予備選での勝者が最終的に共和党指名を獲得している。

 3日に行われた初戦のアイオワ州では、当初ロムニー氏が8票差の僅差でサントラム氏に勝利と伝えられていたが、同州共和党は先週、再集計でサントラム氏が34票差でロムニー氏を上回っていたと発表した。ニューハンプシャー州戦ではロムニー氏が勝利しており、今回のギングリッチ氏の勝利により、3戦までの勝者がすべて異なる異例の展開となっている。

 ギングリッチ氏はツイッターに「サウスカロライナ州に感謝する。フロリダでのKOパンチに向けた支援をお願いしたい」との声明を発表した。

 一方、ロムニー氏はサウスカロライナ州の支持者へのスピーチで、指名を獲得すると断言し、「選挙戦はますます面白くなってきた」と自信を見せた。 指名争いは長期戦の様相を帯びてきたが、ロムニー陣営はすでにフロリダ州でライバル候補を批判するテレビ広告の放送を開始している。(ブルームバーグ Lisa Lerer、Julie Hirschfeld Davis)

997チバQ:2012/01/23(月) 21:32:09
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120123-OYT1T00402.htm
銃乱射で重傷、米下院議員が辞職へ…回復専念

 【ロサンゼルス=西島太郎】昨年1月、米アリゾナ州トゥーソンで起きた銃乱射事件で、頭部に銃弾を受け重傷を負ったガブリエル・ギフォーズ下院議員(41)(民主党)は22日、回復に専念するため、今週中に議員辞職すると表明した。


 ギフォーズ氏は、辞職を明らかにしたビデオメッセージの中で、「あの恐ろしい日からのことはよく思い出せないが、私に寄せてくれた信頼は決して忘れない」などと支持者らに感謝した。

 事件はギフォーズ氏が開いた集会中に発生し、6人が死亡。同氏は、奇跡的な回復を果たした後、発声や歩行などのリハビリを重ねている。

(2012年1月23日11時25分 読売新聞)

998チバQ:2012/01/24(火) 21:32:08
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120124/amr12012420540007-n1.htm
ロムニー氏が納税申告書を公開、優遇税制“活用”
2012.1.24 20:52 (1/2ページ)

ロムニー前マサチューセッツ州知事(AP)
 【ワシントン=柿内公輔】大統領選の共和党候補指名を争うロムニー前マサチューセッツ州知事は24日、所得の実態を示す納税申告書の2010、11年分を公開した。ロイター通信が報じた。投資会社経営時代に出資先の人員を削減する一方、自らは高額収入を得たことに他候補から批判が集中し、公開を前倒しした。しかし、優遇税制の活用による低水準の課税率が裏付けられ、支持率の挽回につながるかは微妙。格差論争の的となりそうだ。

 ロムニー氏の10年の年収は約2160万ドル(約16億7千万円)。11年も推定約2090万ドルに上る。2年間の納税額は計620万ドルに上るが、妻アンさんを合わせた10年の実効課税率は13・9%。11年は15・4%になる見通し。

 ロムニー氏は自身が創業した投資会社「ベイン・キャピタル」の経営などを通じ、推定2億7千万ドルの資産を築いた。賃金への最高税率は35%だが、ファンド経営者の成功報酬には15%の税率しかかからない。ロムニー氏がこの優遇税制を最大限活用した実態が、明らかになった格好だ。

 ロムニー氏は4月以降に申告書を公開するとしてきたが、21日のサウスカロライナ州予備選で逆転勝利したギングリッチ元下院議長ら対立候補は、庶民を犠牲にして巨万の富を築いたなどと攻撃を続けている。

 米世論調査会社ラスムセンの最新調査でも、ギングリッチ氏の支持率が33%とロムニー氏の31%を上回った。ロムニー氏も「公開を引き延ばしたのは失敗」と認め、公開を前倒しした。

 ロムニー氏のファンド問題が関心を集めるのは、高失業率が続く中、中間層を中心に「米国型資本主義」への不信が覆っている現状とも無関係ではない。「利潤追求は何ら悪いことでない」(ロムニー氏)との経済モデルが金融危機で揺らぎ、「一握りの富裕層が富を独占している」と反格差デモのやり玉に挙がる。

 「責められるべきはロムニー氏や私ではなく、政策や法律だ」。著名投資家のウォーレン・バフェット氏は訴えるが、論争はにわかに収まりそうもない。

999チバQ:2012/01/24(火) 21:37:28
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012012400739
ギングリッチ氏が支持率首位=ロムニー氏抜く−米大統領選
 【ワシントン時事】米調査機関パブリック・ポリシー・ポーリング社は23日、大統領選の共和党候補争いで次の予備選が行われるフロリダ州の同党支持者を対象にした世論調査結果を発表した。それによると、ギングリッチ元下院議長の支持率は38%で、33%のロムニー前マサチューセッツ州知事を上回り、トップに立った。
 調査は22、23両日に実施された。14〜16日実施の前回調査と比べ、ギングリッチ氏の支持率は12ポイント上昇し、ロムニー氏は8ポイント落とした。サントラム元上院議員とポール下院議員の2人は10%程度にとどまった。(2012/01/24-18:19)

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1000チバQ:2012/01/24(火) 22:00:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120124-00000065-mai-int
<米大統領選>共和党指名争い ロムニー氏から余裕消える
毎日新聞 1月24日(火)20時11分配信
ミット・ロムニー氏=米アイオワ州アトランティスで2012年1月1日、古本陽荘撮影

 【ワシントン古本陽荘】米大統領選の共和党指名候補争いは24日、序盤戦の最大のヤマ場となるフロリダ州予備選(31日)を前に、4人の候補による討論会が開かれた。サウスカロライナ州予備選(21日)で2位に終わったミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が覇者のニュート・ギングリッチ元下院議長(68)に対し、破綻した住宅ローン公社から顧問料を受け取っていた問題などを追及した。全米的な世論調査でも両者の支持率に差はなくなり、ロムニー氏からは先頭走者の余裕は消えた。

 「連邦住宅金融抵当公庫(フレディー・マック)からギングリッチ氏が多額の支払いを受けている。一方で、公庫は(公的資金投入により)フロリダの人々に多額の負担をさせた。そんな人にホワイトハウスが奪還できるとは思えない」

 住宅バブルがはじけ、ローンが払えないまま住宅を差し押さえられた人が多いフロリダ州。ロムニー氏は、住宅バブルの元凶と言われる公社からギングリッチ氏が多額の顧問料を受け取っていたことを批判した。

 ギングリッチ氏は批判を先取りし、討論会前に公社との契約書を公開。ロムニー氏に対しては「一切のロビー活動はしていない」として、受け取ったのはあくまでもアドバイスに対する顧問料と主張した。

 ロムニー氏は他にもギングリッチ氏の下院議長時代の指導力の欠如など立て続けに指摘。ギングリッチ氏は「この(予備選の)過程では、必要以上に個人攻撃になり、不快な戦いになる時期がある。悲しいことだ」と語り、ロムニー氏の姿勢を批判した。

 一方、ロムニー氏は討論会後に、確定申告を米メディアに公表。ワシントン・ポスト紙によると、夫妻の昨年の所得は約2090万ドル(約16億円)、一昨年は約2170万ドルと、他候補より桁違いに多かった。

1001名無しさん:2012/01/25(水) 18:52:38
http://mainichi.jp/select/world/news/20120125dde007030034000c.html
オバマ米大統領:再選にらみ、中間層重視 経済・雇用アピール
 【ワシントン平地修】11月の米大統領選で再選を目指すオバマ大統領は24日の一般教書演説で、中間所得層の支援を重視する経済・雇用対策を強調し、富裕層にも配慮する野党・共和党との政策路線の違いを鮮明にした。米経済停滞に国民の不満が高まる中、製造業やエネルギー産業の活性化による「経済再生」への指導力をアピールした形で、再選戦略の一環としての演説となった。

 オバマ大統領は演説で、一部の富裕層が富を積み上げる経済ではなく、中間層の努力が報われる「本来の米国の価値観」を取り戻す姿勢を示した。富裕層向けの増税などで確保した財源を教育や職業訓練、研究・開発に充てることで米国の競争力を高めるとともに、米国内で雇用を増やした企業の優遇などで中間層を中心に国内の雇用拡大を目指すものだ。

 オバマ大統領が金融危機のまっただ中の09年1月に就任してから3年。この間、米経済の回復の足取りは重く、失業率は最近になって改善がみられるものの8・5%となお高い水準にとどまっている。政府支援を受けた大手金融機関などの業績回復に比べ、借金返済や失業に苦しむ中間層は不満を募らせており、オバマ大統領の支持率は50%を切る水準で低迷している。

 共和党の大統領候補は指名争いで「オバマ大統領の経済政策の失敗」を厳しく追及し、減税や歳出削減、規制撤廃による「小さな政府」の下で企業の自由な競争環境をつくることが米経済の再生につながると主張している。

 これに対し、オバマ大統領は今回、共和党が反対する富裕層向けの増税による「公平な負担」や、金融機関の規制強化など「共通のルール」を掲げ、政府のリーダーシップの下に経済の立て直しを図る「大きな政府」寄りの姿勢を明確にした。

 だが、米議会下院で共和党が多数を占める「ねじれ状態」にある中、オバマ大統領が政策の違いを強調するほど実現性は薄れるのが現状だ。昨年は議会の対立で、喫緊の課題である財政赤字削減策や、大統領が提案した景気・雇用対策は実現に至らなかった。政治の機能不全が米経済のリスク要因になっており、大統領選までに雇用や経済に大きな改善がみられなければ再選への「逆風」となる。

毎日新聞 2012年1月25日 東京夕刊

1002チバQ:2012/01/25(水) 21:54:02
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120122/amr12012220520004-n1.htm
混沌の共和党 底流に路線対立と党の質的変化
2012.1.22 20:51 (1/2ページ)[米国]

米大統領選に向けた共和党候補の指名争いで、サウスカロライナ州の予備選に勝利したギングリッチ元下院議長(中央)=21日(ロイター)
 【コロンビア(サウスカロライナ州)=佐々木類】保守的な土地柄の南部サウスカロライナ州の有権者が21日の共和党予備選で選んだのは、経験と知名度の高さを売りにする保守派の論客ギングリッチ氏だった。勝者が猫の目のように入れ替わる共和党の内部で何が起きているのか。予備選などを通じて浮かび上がってきたのは、政策をめぐる路線対立と党の質的変化だ。

 米CNNテレビの出口調査によると、最重要政策について景気回復と答えた人が61%、次いで財政再建(23%)などが続く。景気回復の重要性は有権者も候補者も認識しているが、政策の優先順位が必ずしも候補者選びに結びついていないのが今選挙戦の特徴だ。

 その底流には、日増しに険悪化する共和党内の複雑な路線対立がある。一連の討論会や予備選などで明らかになってきたのは、(1)景気重視派(2)財政再建派(3)社会問題派(4)安全保障重視派−の4つの路線が存在し、それぞれが糸のように絡み合っている現状といえる。

 景気重視派の番頭格はロムニー氏だ。経営者の実務経験をアピールし、法人税率の引き下げや年収20万ドル(約1540万円)以下の国民の利子・配当税の廃止を主張。景気拡大と雇用創出を掲げ、高い失業率にあえぐオバマ大統領に「勝てる候補」を前面に押し出す戦略を立てている。

 これに異を唱えるのが財政再建派のポール氏。政府機関の極端な縮小や廃止が先だというリバタリアン(自由至上主義者)だ。

 次に、同性婚や人工中絶などの社会問題。双方に反対するサントラム氏は、聖書の教義に忠実なキリスト教福音派や保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」の支持が厚い。これに関してロムニー氏は中絶に理解を示したことがあり、福音派や茶会の反発を招いている。

 さらに党内事情を複雑にしているのが、安保問題に対する各候補の異なるアプローチだ。社会問題では穏健的なロムニー氏だが、核開発疑惑のあるイランについては「いずれ核武装する」とし、軍事攻撃も示唆。「米国の敵は殺すだけ」(ギングリッチ氏)という保守派と足並みをそろえる。ポール氏は逆に、米軍撤退など外交的な孤立主義と左派色を漂わせており、安保政策に敏感な保守層が反発しているようだ。

 こうした路線対立とは別に、共和党内で進む“化学反応”を指摘する向きもある。米紙ウォールストリート・ジャーナルは、アイオワとニューハンプシャー両州での出口調査をもとに、共和党支持層が「比較的裕福なホワイトカラー」だけでなく、ブルーカラー色も強まり、党が「大衆政党化」していると分析。これが個人資産約2億5千万ドル(約192億円)を誇るロムニー氏の伸び悩みにつながっていると指摘している。

 サントラム氏が集会などで炭鉱労働者だった祖父の苦労話をたびたび引用しているが、これも、共和党の質的変化をとらえて、ブルーカラー色を出して選挙戦を有利に運ぶ狙いがあるとみられている。

1003チバQ:2012/01/26(木) 22:32:58
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120125-00000035-mai-int
<米大統領>一般教書演説「経済再生に全力、中間層重視」
毎日新聞 1月25日(水)11時42分配信


拡大写真
米上下両院合同会議で一般教書演説を行うオバマ大統領=2012年1月24日、AP

 【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は24日午後9時(日本時間25日午前11時)過ぎから、米上下両院合同会議で一般教書演説を行い、政権4年目の施政方針を示した。11月の大統領選で再選を目指す大統領は、働く者が報われる「米国の価値観」の復活を訴え、不況下で経済的苦境に立たされている中間所得層に公平な機会を与えることを通じて、経済再生に全力を挙げる決意を示した。

 大統領は演説の大半を経済政策を中心とする内政問題に割き、少数の富裕層が豊かさを増す中で、中間所得層の生活が危機にひんしていることを指摘。中間所得層重視の経済・雇用政策により大統領選に向けて支持獲得を目指す再選戦略を鮮明にした。米国の価値観の復活、製造業・エネルギーの振興、労働者の技術向上を、持続可能な米経済構築のための「青写真」として提示した。

 米国内では、長引く不況下での経済格差拡大で富裕層に対する国民の反発が拡大しており、大統領は「皆が公平な機会、負担、同じルールの下にある経済を取り戻すことができる」と強調。08年のリーマン・ショックで破綻した大手金融機関などが公的支援を受けたことを念頭に、経営者など一部の富裕層が優遇される政策との決別を宣言した。富裕層の増税に反対する野党・共和党を「富裕層の代弁者」と位置付けて対決姿勢を示した。

 また、海外へ雇用を移した企業に増税する一方、雇用増に貢献した企業に対する減税措置を含む法人税改革を打ち出し、米国内の雇用促進を訴えた。さらに「不公正な貿易を行っている国」として中国を名指しで批判、不公正貿易に関する調査機関を設置することを宣言した。クリーン・エネルギー産業の振興などに取り組む考えも示した。

1004チバQ:2012/01/27(金) 19:38:59
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120127-OYT1T00797.htm
お前はクビ、スイス銀に口座…米共和党中傷合戦

 【ワシントン=中島健太郎】米大統領選の共和党候補指名に向けたテレビ討論会が26日夜、フロリダ州ジャクソンビルで行われた。


 31日の同州予備選を前に、支持率で先頭を争うミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)とニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は、政策論議そっちのけで中傷合戦を展開した。

 スペースシャトルの打ち上げ基地があるフロリダ州の景気刺激策として、「月に有人基地を作る」というギングリッチ氏の構想にかみついたのはロムニー氏。「私は25年間、ビジネスの世界にいた。もし役員が月に有人基地を作るため何千億ドルも使いたいと言ったとすれば、『お前はクビだ』で終わりだ」と切り捨てた。

 一方、ギングリッチ氏はロムニー氏が投資会社経営者として巨額の資産を築いた点を取り上げ、「スイスの銀行に口座がある大統領なんて聞いたことがない」と攻撃した。スイスの銀行は顧客の秘密保持が徹底しており、富豪らが口座を持つことで知られる。ロムニー氏は「やましいことは何もない」と反論した。

(2012年1月27日17時29分 読売新聞)

1005チバQ:2012/01/29(日) 14:07:13
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120128/amr12012821560007-n1.htm
フロリダ州31日予備選 流れ左右する大票田、6人に1人高齢者
2012.1.28 21:53 (1/2ページ)

米フロリダ州ジャクソンビルで25日、高齢者向け居住施設の敷地内を犬と散歩するお年寄り。同州は全米で最も高齢者の割合が高い(柿内公輔撮影)
 【ジャクソンビル(米フロリダ州)=柿内公輔】米大統領選の共和党候補指名争いで、31日に予備選が行われるフロリダ州は全米で最も高齢者の割合が高い州だ。年金や福祉に頼る高齢者は社会保障政策の動向に敏感で、大統領選全体に影響を与えるとの見方もある。投票が迫る大票田を歩いた。

 フロリダ州最大都市ジャクソンビルの中心から車で20分。ビーチ周辺に豪華な高齢者向けの居住施設が立ち並ぶ。ミシガン州の自動車関連の会社で働いていたマーク・スペンサーさん(82)とナスティアさん(68)も十数年前にフロリダに移った。

 1年中温暖なフロリダには、退職後の余生を過ごそうと全米から高齢者が集まる。人口約1880万人のうち65歳以上の高齢者は17・3%で6人に1人。全米で最も高い比率だ。

 米国全体で8%台半ばまで持ち直した失業率も、フロリダ州では9・9%。野党共和党を支持するスペンサー夫妻の関心もおのずと雇用問題に向かい、「オバマ大統領では失業問題を解決できない」と手厳しい。

 犬と散歩していたアンディ・トンプソンさん(75)はジョージア州から移り住んだ。共和党支持の年金生活者だが、「政府は無駄遣いをやめるべきだが、福祉を犠牲にしないで」と不安を口にする。徹底した歳出削減のため、共和党は高齢者向け医療保険など社会保障の見直しを掲げており、この点では各候補の主張に大差はない。

 全米退職者協会の調査によると、フロリダ州予備選の有権者の約9割が「退職後の生活に社会保障が重要」と回答。地元有力紙マイアミ・ヘラルドは「社会保障を切り捨てるなというのが共和党を支持する州民の意思」と指摘する。

 前回サウスカロライナ州の予備選は、共和党でも穏健派とされるロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が、投資会社の経営者時代に投資先の人員削減を進めたと批判を浴び、保守派の期待を集めるギングリッチ元下院議長(68)が逆転した。

 だが、同じ南部でも穏健派の支持者が少なくないフロリダ州で、同じ構図が再現されるかどうかは流動的だ。マークさんも「アメリカは自由と資本主義の国。ロムニー氏の経済センスは買える。だが、指導力を期待するならギングリッチ氏だ」と悩ましげだ。

 フロリダ大のリチャード・シェア教授(政治学)は「今回は共和党の予備選だが、フロリダには無党派層も多く、予備選の結果に注目している。この投票の行方は大統領選全体にも影響するだろう」と予測する。

 ただ、高齢層の動向に関心が集まることに反発も聞かれる。候補者討論会が26日開かれた北フロリダ大のキャンパス。男子学生(21)は「フロリダでめぼしい産業は観光だけ。産業を興し若者を呼び込まなければ」と語気を強める。

 見て回った高齢者施設でも、「売り出し中」の看板が目についた。米国のシニアは株や不動産で資産を持つ割合が多いが、金融危機以降の値崩れで打撃を受けた高齢者は少なくない。

 フロリダ入りした候補者も票固めに走り回る。ロムニー氏は26日、印刷会社で集会を開き、「フロリダでも雇用を増やせるのは、ビジネスの経験がある私だけだ」と熱弁をふるった。

 まれに見る激戦となった共和党候補の指名争い。これまでも予備選や本選挙の流れを左右してきたフロリダに全米の視線が集まる。

 世論調査(24〜26日実施)によると、フロリダ州でのロムニー氏の支持率は38%で、ギングリッチ氏が29%。32%が「変更の可能性がある」と回答している。

1006チバQ:2012/01/29(日) 20:41:05
ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が40%で、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)の32%を上回り、優勢
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000028-mai-int
<米大統領選>ロムニー氏優勢 共和党フロリダ予備選
毎日新聞 1月29日(日)19時50分配信


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ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事=古本陽荘撮影

 【マイアミ(米フロリダ州)古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いで序盤戦最大のヤマ場となる南部フロリダ州予備選(31日)を控え、世論調査会社PPPは28日、最後の候補者討論会後の調査結果を公表した。ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が40%で、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)の32%を上回り、優勢。一方で、巻き返しを狙うギングリッチ氏には、選挙戦から撤退した黒人実業家のハーマン・ケイン氏(66)が支持を表明するなど、「反共和党指導部」を掲げる援軍の動きが活発化している。

 サウスカロライナ州予備選(21日)の後、実施されたPPP社のフロリダ調査(22〜23日)では、ギングリッチ氏が38%でロムニー氏を5ポイント、リードしていた。ギングリッチ氏が経営破綻した住宅ローン公社から多額の顧問料を受け取っていたことなどが、住宅差し押さえで苦しむ人が多いフロリダでは、逆風となったようだ。

 ただ、今回調査でも21%が「投票先を変えるかもしれない」と答えており情勢はまだ流動的だ。

 そんななか、9月のフロリダ模擬投票で圧勝したケイン氏が28日、共和党の地域集会で「共和党はオバマ大統領を倒すという究極の任務に再び集中すべきで、ギングリッチ氏はその任務にふさわしい大胆な指導者だ」と支持を表明した。また、サラ・ペイリン前アラスカ州知事(47)も正式に支持表明はしていないものの、テレビで「共和党指導部がギングリッチ氏を苦しめ、彼の主義主張を書き換えようとしている」とギングリッチ氏を擁護する姿勢を示した。

1007チバQ:2012/01/29(日) 20:41:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120129-00000009-mai-int
<米大統領選>共和党の反移民傾向に懸念 フロリダ指名争い
毎日新聞 1月29日(日)10時28分配信

 米大統領選(11月6日投開票)の共和党指名候補争いで、序盤戦最大のヤマ場となる南部フロリダ州予備選(今月31日)を前に、候補らはヒスパニック(中南米系米国人)の支持獲得に躍起になっている。だが、米国社会の保守化や景気低迷を受け、共和党が移民政策で厳しい姿勢を取ってきたことへの反発もある。移民が多いマイアミでヒスパニック系共和党員らの話を聞くと、優先すべき課題が「移民」か「経済」かで揺れる胸中が浮き彫りになった。【マイアミ(米フロリダ州)古本陽荘】

 「移民政策に魔法はない。複雑な問題だが必ず超党派で解決できる道があるはずだ」

 マイアミのホテルであったヒスパニック系の共和党支持者による集会で、副大統領候補に取りざたされるマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州選出)が訴えると、聴衆の中にいた2人の若者が突然立ち上がり、こう叫んだ。「あなたは移民制度改革法案に反対したじゃないか」

 2人の掲げるプラカードには「マルコ・ルビオはヒスパニックかティーパーティーか」と書かれていた。

 ヒスパニック系の間には、共和党内で「移民排斥」とも受け取られるような空気が広がっていることに懸念が深まる。特に「小さな政府」を求める草の根保守運動「ティーパーティー(茶会運動)」の一部が移民政策に厳しい対応を求めていることが、共和党全体の「反移民」の雰囲気を生んだと考える人が多い。

 医薬品販売業のオマール・フェルナンデスさん(42)は「共和党候補の反移民の論調は何とかしないといけない。このままなら民主党の思うつぼだ。少数だが影響力の大きい茶会運動の一部に政治家が擦り寄っている」と指摘した。懸念から、移民政策を推進する共和党のためのホームページを設立。「不法移民でも地域に溶け込んだ年配者には滞在を認める」と主張しているニュート・ギングリッチ元下院議長(68)に投票する予定だ。

 不動産業のジョン・パプブリーさん(51)は、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が「例外なく不法移民は退去すべきだ」と訴えていることに納得はしていないが、ロムニー氏に投票するという。「ビジネスの経験から経済を立て直してくれさえすれば、他のことには目をつぶる」と語った。

 一方で、ヒスパニック系が厳格な移民政策に反発一辺倒かというとそうでもない。不動産管理業のアマンダ・ロペスさん(62)はキューバからの移民。だが、「法律に基づいて移住すべきで、共和党のタフなスタンスは全く気にならない」と主張。大統領選の争点は「経済だけ」で、起業経験のあるロムニー氏を支持している。

 フロリダのヒスパニック系は州人口の22.5%で、全国平均の16.3%を上回る。ヒスパニック系の過半数は、04年大統領選ではブッシュ大統領(共和)に投票したが、08年にはオバマ大統領(民主)に投票しており、11月の本選ではヒスパニック票の奪い合いが過熱するものとみられる。

1009チバQ:2012/01/31(火) 12:33:32
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/01/31/20120131ddm007030136000c.html
軋む米国:12年大統領選 フロリダ予備選 ロムニー氏、圧勝の勢い 資金・組織力で圧倒
 <軋(きし)む米国>

 【ハイアリア(米フロリダ州)古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いで序盤戦最大のヤマ場となる南部フロリダ州予備選(31日)で、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が最終盤で支持を伸ばし、圧勝する可能性が高まっている。ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)の陣営との間で、双方が相手の印象をおとしめようと激しいネガティブキャンペーンを展開しているが、組織力と資金力で勝るロムニー氏が有利な戦いを進めている。

 「ギングリッチ元議長はフロリダで浸透できない理由を探している。それは、ワシントンでフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)のようなところの仕事をしていたからだ」

 29日、ヒスパニック(中南米系米国人)が多い大都市マイアミの郊外ハイアリアで、ロムニー氏はあいさつ早々、ギングリッチ氏の批判を始めた。フロリダには住宅バブル崩壊後、家を失ったり過重なローン負担を抱える住民が多い。ギングリッチ氏が、安易な住宅ローン融資で住宅バブルの原因を作ったと言われるフレディマックから多額の顧問料を受け取っていたことを批判した場面で、支持者らは最も沸いた。

 これまで選挙戦を戦った3州では、演説の柱は「オバマ批判」だった。だが、21日のサウスカロライナ州予備選でギングリッチ氏が勝利し、フロリダでの照準は完全にギングリッチ氏に定めている。

 フロリダはこれまでの3州とは違い広大な面積を持ち、有権者に直接訴える機会よりもメディア戦略が重視される。ロムニー、ギングリッチ両陣営とも、テレビやラジオの広告を使って英語とスペイン語でネガティブキャンペーンを繰り広げている。

 フロリダ州予備選を当初から重視し、州内に広く組織を張り巡らせているロムニー氏は、相手陣営の出方に合わせて戦略的に発言し、広告を出している。ニューヨーク・タイムズ紙によると、ロムニー陣営はギングリッチ氏のすべての集会にスタッフを潜り込ませ、ギングリッチ氏の発言をチェックしている。発言内容を精査する調査班が別にあり、ギングリッチ氏への反論を即座に準備する態勢が整っているという。

 世論調査会社ラスムセンの調査(28日実施)でロムニー氏の支持率は44%とギングリッチ氏の28%を16ポイント上回った。25日実施の調査ではロムニー氏は39%で差は8ポイントだったことから、ロムニー氏の勢いが明白になっている。

毎日新聞 2012年1月31日 東京朝刊

1010チバQ:2012/02/01(水) 20:50:33
http://mainichi.jp/select/world/news/20120201k0000e030193000c.html
米大統領選:共和党予備選 中傷合戦に有権者うんざり

米フロリダ州タンパで開かれたロムニー氏陣営の集会で歓声をあげる支持者ら=2012年1月31日、AP 【タンパ(米フロリダ州)海保真人】米大統領選の共和党フロリダ州予備選は31日、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が勝利し、指名候補争いで再び優位な位置に立った。だが、しのぎを削るニュート・ギングリッチ元下院議長(68)との間で、互いに中傷し合う「ネガティブキャンペーン」がエスカレートしたことに有権者はうんざりし始めており、今後の戦いにしこりを残す形となった。

 南部フロリダ州はヒスパニック(中南米系米国人)も多く人種的に多様で、思想的にも偏りがないことから、「全米の縮図」とも言われる。住宅バブル崩壊の後遺症を抱え、経済、失業に対する不満も大きい。ここで広範な層の支持を得て勝つ意義は大きく、フロリダ州選出のマルコ・ルビオ上院議員(共和党)はCNNテレビで「フロリダの勝利者は指名候補となる可能性が高い」と話した。

 AP通信によると、ロムニー氏陣営と支持派団体は1400万ドル(約10億8000万円)以上の巨費をテレビ広告に費やした。CMの多くは、ギングリッチ氏が過去に住宅ローン公社から顧問料を受け取っていたことなどを非難する内容だった。ロムニー氏は南部サウスカロライナ州予備選(1月21日)でギングリッチ氏側によるネガティブ広告で劣勢になったことを挙げ、「攻撃されたら、それ以上にやり返さねばならない」と語った。

 一方のギングリッチ氏陣営と支持派団体がフロリダでテレビ広告に費やした額は約300万ドル(約2億3000万円)。ロムニー氏の州知事時代の医療保険改革などを批判する内容だったが、放映回数では劣った。ギングリッチ氏はロムニー氏陣営を「短期間で(自分より)4〜6倍の金をかけて私を葬ることができるということだ」と皮肉っている。

 ギングリッチ氏の支持者の多くは「毎日繰り返し流れるネガティブ広告が支持率低下に大きく影響した」=不動産業の女性(55)=と語った。ロムニー氏に投票した人からも「ギングリッチ氏を悪く言うCMの後に、ロムニー氏をののしるCMが放映される。中傷合戦はいいかげんにしてほしい」=コンサルタント業の男性(55)=などの声が聞かれた。

毎日新聞 2012年2月1日 15時23分(最終更新 2月1日 15時27分)

1011チバQ:2012/02/01(水) 20:51:14
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/01/20120201dde001030040000c.html
米大統領選:共和予備選 ロムニー氏、フロリダ圧勝 指名へ再び主導権

フロリダ州予備選で圧勝したロムニー氏=2012年1月31日、AP 【タンパ(米フロリダ州)古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いで序盤戦最大のヤマ場となった第4戦・南部フロリダ州予備選は1月31日、即日開票の結果、穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が圧勝した。第3戦・南部サウスカロライナ州予備選(1月21日)で勝利した保守派のニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は2位。ロムニー氏は大票田フロリダを制したことで勢いを盛り返し、民主党のオバマ大統領への挑戦者を決める候補選びで主導権を握った。

 ロムニー氏は第2戦・東部ニューハンプシャー州予備選(1月10日)に続き2勝目。組織的な選挙戦を展開して保守派からも支持を得た。ギングリッチ氏の経歴や人格を攻撃する戦術が奏功した模様だ。ロムニー氏は31日夜の集会で勝利宣言し、「オバマ大統領の時代を終わらせる」と指名獲得に意欲を示した。

 ギングリッチ氏はフロリダの支持率世論調査で一時トップに躍り出たが、資金力と組織力で勝るロムニー陣営がフロリダのような大規模州でフル稼働した場合、容易には対抗できないことを見せつけられた。

 3位のリック・サントラム前上院議員(53)、4位のロン・ポール下院議員(76)を含め保守派3候補は選挙戦を続ける意思を表明した。11州で一斉に予備選・党員集会が実施される3月6日の「スーパーチューズデー」に向けて巻き返しを狙う。

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 ◆予備選開票結果

        得票率(%)

ロムニー氏   46

ギングリッチ氏 32

サントラム氏  13

ポール氏     7

 ※米CNNテレビの報道など、集計率95%

1012チバQ:2012/02/01(水) 22:51:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120201/amr12020122330008-n1.htm
フロリダ予備選圧勝 ロムニー氏「変身」のワケ
2012.2.1 22:26 (1/2ページ)

1月31日、米フロリダ州タンパで支持者に手を振るロムニー氏(ロイター)
 【マイアミ(米フロリダ州)=犬塚陽介】フロリダ州の共和党予備選を制したロムニー前マサチューセッツ州知事は、豊富な資金力を駆使した徹底的な“イメージ戦略”を展開した。

 1万本以上の中傷CMでライバル候補を批判したかと思えば、討論会ではトレードマークの冷静さを封印。かつてない攻撃的な姿勢が有権者に「強さ」を印象づけ、女性や高齢者、保守層などの幅広い支持につながったようだ。

 ロムニー氏は全米4位の人口があり、人種構成も多様なフロリダ州を「米国の縮図」と位置づけ、11月の本選を占う試金石にもなるとして大盤振る舞いの選挙戦を展開してきた。

 その具体例が、全体の9割を占めたとされるライバルのギングリッチ元下院議長を標的にしたテレビの中傷CMだ。

 ロムニー陣営とロムニー氏を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)は、計1万3千本のCMを放映。投じた金額はギングリッチ陣営の実に6倍以上となる計1900万ドル(約14億円)に達した。

 CNNテレビの出口調査では、有権者の72%が意中の候補を決める要因の一つにCMを挙げており、その影響力は計り知れない。

 ロムニー氏はフロリダ州のカギとなる高齢者票や女性票でギングリッチ氏を17ポイント以上引き離したが、共和党関係者は「CM効果が大きかった」と分析する。

 ロムニー陣営は、ギングリッチ氏が得意とする討論会に関しても専門家を雇って準備を行った。26日の討論会ではギングリッチ氏の「移民に敵対的」との批判に「事実と異なり、容認できない」と強い口調で謝罪を要求し、ギングリッチ氏を押し黙らせるなど、明らかな変貌を遂げた。

 そんな「強さ」が好感されたのか、予備選では保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会)」支持者の40%がロムニー氏に投票。ギングリッチ氏の38%をわずかながら上回っており、ロムニー氏の課題となる保守層への浸透にも一定の成果を示した形だ。

 共和党有力者に広がるギングリッチ氏への不信も追い風。保守色の強いギングリッチ氏では無党派層の支持を得られず、大統領選と同時実施される下院選に悪影響が出るとの懸念もある。

 1996年大統領選の共和党候補だったドール元上院議員は予備選前、ほとんどの議会時代の同僚がギングリッチ氏を「支持していないことが事実を物語っている」と批判した。

1013チバQ:2012/02/01(水) 22:52:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120201/amr12020120200007-n1.htm
【米大統領選】
無党派層離れ どう防ぐ 保守層の支持拡大にジレンマ
2012.2.1 20:19 (1/3ページ)

1月31日、米フロリダ州タンパで支持者に手を振るロムニー氏(ロイター)
 【タンパ(米フロリダ州)=佐々木類】フロリダ州を舞台とした今回の戦いは、ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)がサウスカロライナ州での敗北の“借り”を返し、共和党の最有力候補であることを改めて印象づけた。党内の支持拡大に向け保守層に秋波を送るロムニー氏は、11月の本選をにらんで無党派層をどうつなぎ留めていくかが課題。一方、ロムニー氏に大差をつけられたギングリッチ元下院議長(68)は、党内の保守派をいかに早く一本化できるかがカギとなる。 

■「オバマに勝てる候補」

 「われわれの指名争いが共和党を分断し、弱体化させると期待しているようだが、そうはならない」

 ロムニー氏は1月31日夜、州中部のタンパ市内で「指名を獲得し、民主党と戦う共和党候補」(AP通信)のような物言いで今後の戦いに意欲を示した。

 混戦模様の今回の予備選で2勝を果たしたのは現時点でロムニー氏のみで、「オバマ大統領に勝てる候補」をアピールした格好。

 フロリダ州は、過去の大統領選でも民主、共和両党がしのぎを削ってきた大票田の激戦州だ。2000年の本選では、共和党のブッシュ前大統領と民主党のゴア元副大統領が死闘を展開したことで知られる。

 このため、党予備選とはいえ、この州を制する意味は小さくない。また、ロムニー氏は、前回の予備選で今月に党員集会が行われる7州のうち5州で勝利した実績もあり、有利な戦いを進めそうだ。

 だが、死角もある。“ジレンマ”の存在だ。

 党の指名獲得を狙って保守層への支持拡大に傾きすぎれば、11月の本選で無党派層の支持離れを招く。逆に、無党派層を意識しすぎれば、保守層に強いギングリッチ氏に足をすくわれる恐れがある。

 ロムニー氏は今回、移民政策などでギングリッチ氏に比べ強硬論を展開、「右寄りにシフトした」(クリスチャン・サイエンス・モニター紙)と評された。

 保守強硬論に傾くロムニー氏の姿勢について、オバマ陣営は「共和党の激戦はわれわれに好都合だ。保守派にすり寄るロムニー氏は無党派層の離反を招いている」(アクセルロッド選対幹部)と挑発している。

■あと46州 

保守系米大手紙から「ブルーカラー色を強め大衆政党化しつつある」と党の質的変化を指摘され始めた共和党。投資会社の成功で巨富を築いたロムニー氏に対する有権者の反感は、資金力には乏しいが筋金入りの保守派を看板とするギングリッチ氏の追い風にもなっている。

 ギングリッチ氏は開票後の31日夜、オーランド市内で「指名争いは穏健派のロムニー氏と保守派の私の2人に絞られた。あと46州あり戦い抜く」と述べた。

 ギングリッチ氏が期待を寄せるのが保守派の一本化だ。とくに今回3位だったサントラム元上院議員(53)には撤退と自身への支持を再三呼びかけている。

 ただ、オバマ大統領に勝てる候補という点では、ロムニー氏に比べて旗色が悪い。USA TODAYとギャラップ社の世論調査結果によると、支持率はオバマ、ロムニー両氏の組み合わせでは48%と拮(きっ)抗(こう)するが、オバマ氏とギングリッチ氏の組み合わせではオバマ氏が10ポイント以上リードする結果になっている。

1014チバQ:2012/02/01(水) 23:11:49
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/284911
【米大統領選2012年】鍵握る移民票 経済注視 序盤のヤマ フロリダ州予備選
2012年2月1日 00:16 カテゴリー:アジア・世界

キューバの地図が入った額を手にする、キューバ移民のガルシアさん(左) 【マイアミ(米フロリダ州)宮崎昌治】米大統領選の共和党候補指名争いは31日、序盤の決戦となる南部フロリダ州で予備選の投票が始まった。人口約1900万人の大票田で、大統領選本選では民主、共和両党の勢力が伯仲し、勝者が入れ替わる「揺れる州(スイングステート)」。勝敗の鍵を握る中南米系ヒスパニックの移民たちは、厳しさを増す移民政策と不況のはざまで、選挙戦を複雑な思いで見詰めていた。

 マイアミ市中心部に近いキューバ人街「リトル・ハバナ」。大通りには、米政府の支援を受けた亡命キューバ人部隊がキューバのカストロ政権打倒を試みた1961年の「ピッグス湾事件」の記念塔が立ち、先端からは今も炎が上がり続ける。

 青果店を経営するヘルナンデスさん(71)は60年、政治犯として投獄されていたキューバから5日かけ、ボートで米国にたどり着いた。6年前に米国の市民権を得た。「アメリカは移民に開かれた国であるべきだ。移民政策は、党派を超え政治が解決すべき問題だ」

 全米で1100万人を超える不法移民。不況の中、低賃金の移民に職を奪われる不満や犯罪多発への不安を背景に、移民政策は厳しさを増す。特に共和党は強硬姿勢を強め、全米州議会協議会によると2009年だけで対策を強化する約220本の州法が成立。今回の指名争いでも、各候補は競うように対策強化を打ち出す。

 通りで幼子を乳母車に乗せ歩いていたダニエルズさん(17)は、両親が中米ニカラグアからきた移民2世。「景気が悪いから、私たち移民への視線が厳しくなっているのを感じる」

 寛容さをなくす米国の移民政策に、全米のヒスパニックが不安や不満を募らせる。

   □   □

 一方でフロリダ州の移民には特種な事情もある。ヒスパニックは州人口の22・5%を占め、全米平均の16・3%を大きく上回る。うち6割を占めるのは、海を隔てたキューバや米自治領プエルトリコの人たちだ。

 一般にヒスパニックは民主党支持が多いが、カストロ政権と対決する米国は同州を窓口にキューバからの政治難民を合法移民として受け入れてきたため、キューバ系は保守的で共和党支持者が多い。

 米サフォーク大の世論調査(1月28、29日)によると、ヒスパニックの支持率は、穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事が56%で、保守派ギングリッチ元下院議長の23%を大きく引き離す。

 主力の観光産業を不況が直撃し、失業率は9・9%と全米でも最悪水準。移民政策より経済を重視するキューバ系の民意が、同州でロムニー氏を優位に押し上げているとの分析が多い。

 キューバから移民して55年になる元建築技師のガルシアさん(74)が、複雑な民意を代弁した。「金や仕事がないから移民を排斥したがるんだ。景気が回復すれば移民問題も解決する。だから、選挙では経済が一番の争点だ」

=2012/02/01付 西日本新聞朝刊=

1015名無しさん:2012/02/02(木) 14:55:22
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000071-reut-int
金融界からの米大統領選向け献金、ロムニー氏が首位
ロイター 2月2日(木)14時28分配信

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2月1日、米大統領選に向けた金融業界からの献金額は、共和党から出馬しているロムニー前マサチューセッツ州知事がトップだったことが明らかに。写真は米ミネソタで演説する同氏(2012年 ロイター/Craig Lassig)

[1日 ロイター] 31日に公表された資料によると、米大統領選に向けた金融業界からの献金額は、共和党から出馬しているロムニー前マサチューセッツ州知事がトップで、オバマ大統領を大幅に上回った。

政治献金の監視団体である責任政治センター(CRP)によると、2011年のロムニー氏への献金元上位6は、ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレー、クレディ・スイス、シティグループ、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)各社それぞれの幹部、家族、系列の政治活動委員会。6社首脳の献金は計180万ドルだった。

オバマ大統領への献金では、2011年の上位20のうち大手金融機関はゴールドマン・サックス1社で、6万4000ドルだった。ゴールドマンは、ロムニー氏に対しては49万6000ドルを献金している。

一方、共和党のギングリッチ元下院議長、サントラム元上院議員、ポール下院議員への金融業界からの献金は、非常に限られた額という。

献金額をセクター別にみると、通例どおり金融/保険/不動産セクターが首位。CRPによると、12月5日時点で、2300万ドル以上を献金した。

1016名無しさん:2012/02/02(木) 15:01:18
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120202-00000026-reut-int
情報BOX:米大統領選、オバマ氏と共和党候補者の資金力
ロイター 2月2日(木)9時18分配信

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1月31日、米大統領選に向けた各陣営の集金状況などをまとめた報告書が提出され、再選を目指すオバマ大統領と共和党指名獲得を狙う候補者の資金の内訳が明らかに(2012年 ロイター/Shannon Stapleton)
[ワシントン 31日 ロイター] 米大統領選に向けた各陣営の集金状況などをまとめた報告書が31日、連邦選挙委員会(FEC)に提出され、再選を目指すオバマ大統領と共和党指名獲得を狙う候補者の資金の内訳が明らかになった。

以下は、昨年12月31日時点のオバマ大統領や共和党候補者の政治資金の詳細。

◎バラク・オバマ大統領(民主党)

資金調達額:9690万ドル

大統領選と民主党への献金からの資金:3290万ドル

支出額:1億0590万ドル

手元現金:8180万ドル

借入額:300万ドル

◎ミット・ロムニー候補(共和党)

資金調達額:5680万ドル

支出額:3660万ドル

手元資金:1990万ドル

◎ニュート・ギングリッチ候補(共和党)

資金調達額:1270万ドル

支出額:1070万ドル

手元資金:210万ドル

借入額:120万ドル

◎リック・サントラム候補(共和党)

資金調達額:220万ドル

支出額:190万ドル

手元資金:27万8934ドル

借入額:20万4836ドル

1017チバQ:2012/02/02(木) 22:17:47
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220202051.html
「貧しい人は気にしてない」ロムニー氏発言で物議(02/02 17:39)
「貧しい人は気にしてない」ロムニー氏発言で物議(02/02 17:39)


 アメリカ大統領選挙の共和党フロリダ州予備選で勝利したばかりのロムニー候補が、「貧しい人たちのことは気にしていない」と発言して、物議をかもしています。

 ロムニー候補:「私はとても貧しい人たちのことは気にしていない。彼らには救済手段がある」
 前日に圧勝し、勢いあまったのかこう語ってしまったロムニー候補は、後で記者団に「前後の文脈をちゃんと理解してほしい」などと釈明しました。しかし、超大金持ちで知られるロムニー候補の発言だけに大きな波紋を広げ、ライバルのギングリッチ候補は「私はすべてのアメリカ人を気にかけている」と、早速、批判しています。そのギングリッチ候補は、映画「ロッキー3」のテーマ曲を政治イベントなどで無断で使用したとして裁判沙汰になっています。著作権を持つ音楽会社は先月、使用の差し止めと損害賠償を求めて訴えを起こしました。ギングリッチ候補側はこの問題についてコメントしていません。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2012

1018チバQ:2012/02/02(木) 22:40:43
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/285127
【米大統領選2012年】追い込まれたギングリッチ氏 再逆転へ壁厚く
2012年2月2日 00:42 カテゴリー:アジア・世界
 穏健派と保守派のシーソーゲームは4戦目で再び穏健派が逆転した。米大統領選の共和党候補指名争いは1月31日、序盤のヤマ場となったフロリダ州の予備選で、穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事が圧勝し、再び勢いを取り戻した。対する保守派ギングリッチ元下院議長は、大統領候補を正式に決める8月の党大会まで「戦い抜く」と再逆転を狙う。だが、消耗戦を続けるにはいくつもの「厚い壁」が立ちはだかる。 (米フロリダ州マイアミ宮崎昌治)

 フロリダ州中部の都市タンパ。同日夜、ロムニー氏はあえてこの地を選び勝利宣言し、「7カ月後、勝利のチケットを手に再びここに集まろう」と指名獲得への決意を示した。同州中部の別の都市で敗北宣言したギングリッチ氏も「残る全ての州で戦い、勝ち抜き、8月にタンパにいるのはわれわれだ」。

 タンパは、指名争いの勝者が壇上に上がる8月の党大会が開かれる地。だが、フロリダの勝敗は両者にとって、タンパへ続く道の大きな岐路となる可能性がある。

   ◇   ◇

 2月に投開票される予備選・党員集会は4日にネバダ、メーン、7日にコロラド、ミネソタ、ミズーリ、28日にミシガン、アリゾナの計7州。うち5州は、2008年の共和党指名争いでロムニー氏が勝利した場所だ。

 下位に沈んだアリゾナ、ミズーリ両州も当時勝利したマケイン上院議員が今回はロムニー氏を支持。「地の利」は圧倒的にロムニー氏にある。

 さらに、2−3州が同時選挙となる日程も資金・組織力で勝るロムニー氏に有利に働く。フロリダで投じた資金もロムニー氏はギングリッチ氏の4倍。ロムニー氏はフロリダの勝利を見越しネバダでも活発なテレビCMを展開している。二正面、三正面の戦いはギングリッチ氏にとって苦しい。

 同氏が得意とし、有権者への影響が大きいテレビ討論も22日まで予定がなく、逆転への「見せ場」がない状態が続く。壁に阻まれ連敗すれば、資金も支持も失う悪循環に陥りかねない。

   ◇   ◇

 ギングリッチ氏はサントラム元上院議員ら保守派を自らに一本化するとともに、選挙戦を「特権階級と草の根保守の戦い」の構図とすることで逆転への望みをつなぐ。

 東部出身エリートで億万長者のロムニー氏と対比し、自らをレーガン大統領の後継で、「ティーパーティー(茶会)」に象徴される草の根保守の代表と位置付ける戦略。

 「今回の選挙戦は、保守派代表の私と、東部穏健派の2人の戦いだということが明確になった」。31日、ギングリッチ氏はこう力を込めた。

 下院議長の栄光と議員辞職の転落。これまでの政治経歴で常に権力闘争に身を置き、激しい浮沈を繰り返してきたギングリッチ氏。その政治スタイルを、氏をよく知る人物は「政治を常に(政敵との)戦争とみなすことだ」と評する。

 再び復活するか、このまま沈むのか。「この選挙に人生を懸ける」。ギングリッチ氏にとっておそらく最後の「戦い」は、正念場を迎えた。

=2012/02/02付 西日本新聞朝刊=

1019チバQ:2012/02/04(土) 22:26:53
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120204-00000053-jij-int
ロムニー氏大勝の勢い=西部で初戦―米大統領選
時事通信 2月4日(土)16時5分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補争いは4日、西部ネバダ州で党員集会が開かれる。固い支持基盤を持つロムニー前マサチューセッツ州知事が大勝の勢い。順当に勝てば、先のフロリダ州予備選勝利でつかんだ勢いを一段と広げる。同日夜(日本時間5日午前)に大勢判明の見通し。
 ネバダ州党員集会は西部では最初の戦いの舞台となる。パブリック・ポリシー・ポーリング社が州内で1、2両日に党員集会参加予定者を対象に行った世論調査結果によると、支持率はロムニー氏50%、ギングリッチ元下院議長25%。

1020チバQ:2012/02/05(日) 20:00:45
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020500019
ロムニー氏が大勝=ネバダ州党員集会−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、西部ネバダ州の党員集会が4日行われ、ロムニー前マサチューセッツ州知事が大勝した。同氏は先月末のフロリダ州予備選に続き2連勝。ニューハンプシャー州予備選と合わせ、これまでの5戦で3勝し、指名獲得へさらに弾みをつけた。
 ネバダ州ラスベガスでの集会で同氏は勝利を宣言。「米国は経済を理解し、再生できる大統領を必要としている」と訴え、11月の本選挙に向け気勢を上げた。
 米メディアによると、開票率45%の段階でロムニー氏の得票率は43%。ギングリッチ元下院議長が26%で2番手、ポール下院議員が18%で続き、サントラム元上院議員は13%にとどまっている。
 失業率が全米最悪など経済が低迷するネバダ州で、ロムニー氏は経営者や知事時代の実績をアピール。ライバルのギングリッチ氏の基盤である保守層にも食い込んだ。
 4日は北東部メーン州でも党員集会がスタート。郡単位で投票が続き、11日に結果が発表される。(2012/02/05-18:10)

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1021チバQ:2012/02/05(日) 21:22:40
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120205/amr12020520580007-n1.htm
ロムニー氏着々 威力発揮した組織票 
2012.2.5 20:55 (1/2ページ)

党員集会で圧勝後に支持者らに演説するロムニー前マサチューセッツ州知事=12年2月4日、米ネバダ州ラスベガス(AP)
 「勝利宣言するのは何度目かな。私はオバマ大統領にこう言いたい。『米国に謝罪すべきだ』。4年前にここで約束した景気回復で無策ではないか」

 フロリダ州に続く圧勝に気をよくしたのか、4日夜の集会で、余裕の表情を浮かべながらロムニー氏はこう述べ、オバマ氏への挑戦権を得るのは自分だと言わんばかりに大統領に批判の矛先を向けた。

 ロムニー氏は末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)の信徒で、総本山のあるユタ州に隣接するネバダ州は地元同然。組織力を動員し予想通り圧倒的な勝利を収めた。

 こうした展開に、他候補も開票結果を待たずに早々とネバダ州を離脱。ポール下院議員は7日の党員集会に向けミネソタ州、サントラム元上院議員はコロラド州で開票結果を見守った。

 ロムニー氏圧勝の舞台となったネバダ州は、州人口の約7%に相当する約17万5千人がモルモン教徒。その上、ネバダ州では党員集会への参加者は少なく、約5万人の参加者のうち25%をモルモン教徒が占め、有権者の動員力が鍵を握った。

 米CNNテレビによる入り口調査だと、モルモン教徒の90%がロムニー氏に投票すると回答。保守系草の根運動「茶会」支持者でもロムニー氏50%、ギングリッチ氏23%、キリスト教福音派でもそれぞれ、46%、26%と保守派のギングリッチ氏に大差をつけた。

 共和党のライバルであるはずのネバダ州議会のリー上院議員(民主党)は「黒人がオバマ大統領に親近感を抱くように、モルモン教徒もロムニー氏に親近感を持っている」と口外してはばからない。ネバダ州選出で連邦議会のリード上院院内総務(民主党)もモルモン教徒として知られる。

 一方、南部フロリダ州に続いて大敗を喫したギングリッチ氏。11州の予備選などが集中するスーパーチューズデー(3月6日)で行われるテネシー、ジョージア両州といった南部諸州の予備選に期待を寄せるが、反ロムニー票をどこまで集められるかは不明だ。

 保守票を一本化させてロムニー氏に対抗するためにも、ポール、サントラム両氏の撤退時期が指名争いの行方を左右しそうだ。(佐々木類)

1022チバQ:2012/02/06(月) 12:05:15
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/06/20120206ddm007030162000c.html
軋む米国:12年大統領選 共和指名争い、ロムニー氏3勝目 他候補「敵失」生かせず
 <軋(きし)む米国>

 【ラスベガス(米ネバダ州)堀山明子】米大統領選の共和党指名候補争いで、穏健派のロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は2月初戦のネバダ州党員集会を制し、幸先のよいスタートを切った。今月はロムニー氏の優位が伝えられる州での戦いが続くため、陣営は連勝で勢いを加速し、天王山となる3月6日の「スーパーチューズデー」になだれ込む戦略を描いているとみられる。

 「みなさんの信任はホワイトハウスまでもって行く。約束を守らなかった4年前のオバマ候補とは違う」

 勝利後の集会でロムニー氏は、ネバダ州の深刻な失業率を挙げながら雇用創出に努める考えを力説した。ギングリッチ元下院議長(68)ら指名候補を争うライバルにはほとんど触れず、戦う相手はオバマ大統領だけ、と言わんばかりだった。

 ギングリッチ氏は開票後の記者会見で「この州はモルモン教徒が強いから」と敗因を分析した。確かに米CNNテレビの投票直前の調査によると、モルモン教徒と回答した有権者が26%で、このうち9割がロムニー氏に投票する意思を示した。

 今回の得票率は08年のネバダ州党員集会の51・1%から下落したものの、他の候補を寄せ付けなかった。ロムニー氏は今月1日、「救済策があるから、最貧困層は気にかけない」と発言。翌日に失言だったと認めたが、ギングリッチ氏らが「敵失」を生かすことができなかった格好だ。

 また、今後予備選や党員集会が行われるコロラド、ミネソタ(いずれも7日)やミシガン(28日)では、ロムニー氏は08年の指名争いで勝利しており、今回も有利な戦いを展開している、と米メディアは伝えている。

 ギングリッチ氏は「オハイオ(3月6日)、テキサス(4月3日)の戦いがある」と大票田での巻き返しを図る姿勢を示した。ただ、08年の民主党指名候補争いでは、オバマ候補が小規模州で連勝を重ねて勢いを加速し、大本命とされたクリントン候補(現国務長官)を破っており、他の候補にとっては厳しい戦いが想定される。

毎日新聞 2012年2月6日 東京朝刊

1023チバQ:2012/02/07(火) 21:21:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012020700630
サントラム氏再浮上も=コロラド、ミネソタで党員集会−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補争いで、中西部ミネソタ、西部コロラド両州の党員集会が7日夜(日本時間8日午前)にそれぞれ開かれる。低迷が続いていたサントラム元上院議員がここにきて上り調子で、ミネソタ州で他をリード、コロラド州でも追い上げており、再浮上を狙う。
 7日発表のパブリック・ポリシー・ポーリング社の世論調査結果によると、サントラム氏のミネソタ州での党内支持率は33%。20%台前半にとどまるロムニー前マサチューセッツ州知事らを引き離しつつある。
 ミネソタ州はキリスト教右派の影響力が強く、保守派のサントラム氏に地の利がある。同氏は似た土地柄のアイオワ州で開かれた開幕戦の党員集会に勝って以降、上位に入ったことがないだけに、「ミネソタでレースを振り出しに戻す」と巻き返しを目指す。(2012/02/07-16:22)

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1024名無しさん:2012/02/07(火) 21:26:07
ABCの世論調査で、オバマ対ロムニーは
51%対43%くらいだったけな?どっかのニュースに出てたな

1025チバQ:2012/02/08(水) 18:08:35
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120208-00000057-jij-int
サントラム氏、2州で勝利=2番手争いリード―米大統領選
時事通信 2月8日(水)12時20分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補争いで、中西部ミネソタ、西部コロラド両州の党員集会と中西部ミズーリ州の予備選が7日、それぞれ行われた。米メディアによると、サントラム元上院議員がミネソタ州で勝利を確実にし、ミズーリ州でも圧勝。ロムニー前マサチューセッツ州知事を追う2番手集団をリードすることになった。
 サントラム氏の勝利は1月3日の開幕戦、アイオワ州党員集会以来。この日の3州のうち2州で勝ち、穏健派ロムニー氏に対抗する保守派の代表の座を確保するサントラム陣営の狙いが実現した形だ。同氏はミズーリ州で演説し、「保守の声はきょう、全米を駆け巡った」と勝利宣言した。
 CNNテレビによると、7日夜(日本時間8日昼)現在、サントラム氏の得票率はミネソタ州で45%、ミズーリ州で55%。それぞれ2位に18、30ポイントの大差をつけた。ミネソタ、ミズーリ両州はキリスト教右派など保守系有権者が共和党に多く、こうした層に人気の同氏が確実に票を伸ばした。
 一方、コロラド州ではロムニー、サントラム両氏が接戦を展開中。レース全体では、人口の多いフロリダ州などで既に3勝を挙げたロムニー氏の優位は変わらないが、力を入れたミネソタ州で、ポール下院議員にも及ばない3位に終わる見通しとなり、保守層への食い込みに課題を残した。

1026チバQ:2012/02/08(水) 18:13:37
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/08/20120208ddm007030137000c.html
軋む米国:12年大統領選 きょう共和党員集会 化石燃料か再生エネか 揺れる州・コロラド、本選にらみオバマ批判
 <軋(きし)む米国>

 【デンバー(コロラド州)堀山明子】米大統領選の共和党指名候補争いは7日、西部コロラド州と中西部ミネソタ州で党員集会が開かれる。このうち、民主、共和両党が競り合う「スイング・ステート(揺れる州)」と呼ばれるコロラド州では6日、指名を争う4人のうち3人が演説。11月の本選をにらみオバマ大統領のエネルギー政策批判を展開した。

 焦点になっているのは、環境悪化を理由にオバマ大統領が認可を拒否したカナダから南部テキサス州を結ぶ石油パイプライン計画。コロラドではなく、隣接するネブラスカ州などを通るが、エネルギー問題に熱心な住民の関心を集めている。

 エネルギー関連企業などがデンバー郊外で開いた「エネルギーサミット」で、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は「私が大統領になったら真っ先に計画を再始動する」と力説。リック・サントラム前上院議員(53)も「化石燃料を巡るオバマ大統領との戦いが続いている」と大統領の計画中断を批判した。別の集会に参加したミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)も計画を推進する姿勢を示した。

 共和党支持の男子大学生(21)は「ギングリッチ氏が計画反対派住民をどう説得するのか、もっと聞きたかった」と興奮気味。一方でコロラド鉱山大学の研究者、ベンジャミン・カビンさん(30)は「パイプラインは雇用を生むだろうが、環境を破壊してまで金もうけする必要があるのか」と述べ、住民の間でも賛否が分かれている。

 オバマ大統領は先月末のコロラド州での演説で、再生エネルギーを雇用創出につなげる政策を訴えた。

毎日新聞 2012年2月8日 東京朝刊

1027とはずがたり:2012/02/08(水) 22:17:25

コロラドもサントラム氏勝つ ロムニー氏抑え3州制す
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020801001660.html

 【ミネアポリス(米ミネソタ州)共同】11月の米大統領選に向け、西部コロラド州で7日開かれた共和党党員集会で、保守強硬派のサントラム元上院議員(53)が穏健派のロムニー前マサチューセッツ州知事(64)を抑えて勝利した。サントラム氏はミネソタ州党員集会、非公式のミズーリ州予備選と合わせ、この日3州全てを制した。

 指名争い独走を狙っていたロムニー氏は予想外の惨敗を喫し、11州の党員集会と予備選が集中する3月6日の天王山「スーパーチューズデー」に向け、態勢立て直しを迫られることになった。
2012/02/08 18:25 【共同通信】

1028チバQ:2012/02/09(木) 12:19:30
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/09/20120209ddm007030109000c.html
軋む米国:12年大統領選 共和党員集会 サントラム氏が2州勝利 保守派代表に再浮上
 <軋(きし)む米国>

 ◇「非公式」でミズーリも
 【デンバー(米コロラド州)堀山明子、ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いは7日、保守派のリック・サントラム前上院議員(53)が西部コロラド州と中西部ミネソタ州の党員集会で勝利した。中西部ミズーリ州の非公式予備選でも圧勝し、穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)に対抗する保守派の代表候補として再浮上する可能性が出てきた。指名候補レースで先頭を走ってきたロムニー氏は伸び悩み、11州で予備選・党員集会が実施される3月6日の天王山「スーパーチューズデー」に向けて巻き返しを図る。

 サントラム氏は初戦・中西部アイオワ州党員集会(1月3日)の勝利後、低迷していたが、キリスト教右派や保守派草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」賛同者などの支持を取り付けた。フロリダ州予備選(1月31日)、ネバダ州党員集会(2月4日)の連勝で勢いに乗っていたロムニー氏だが保守派支持層の取り込みという課題が浮き彫りになった。

 サントラム氏はミズーリで「保守派と茶会が共和党の基礎となる」「私は(民主党の)オバマ大統領に取って代わる保守派だ」と勝利宣言した。ミズーリは非公式の「模擬投票」だが、保守派のニュート・ギングリッチ元下院議長(68)の不参加に乗じ、サントラム氏はロムニー氏を嫌う保守派の代弁者として自らを印象付けた。

 コロラド、ミネソタとも前回08年大統領選の党員集会での勝者はロムニー氏だった。だが、10年上院選のコロラド予備選で茶会派候補が党指導部の推薦候補を破るなど保守派が勢力を拡大。他候補に資金力で劣るサントラム氏が「復活」した背景には、コロラドなどで進む有権者の保守化と、党員や草の根組織に直接、支持を訴えて回るサントラム氏の地道な「どぶ板選挙」戦術がある。

 これまで保守派支持層はサントラム、ギングリッチ両氏で割れていたが、コロラド地元紙によると、サントラム氏は「ロムニー氏が3月中に指名を決めないよう力を貸してほしい」と茶会に依頼したという。茶会の一部組織は「我々の支援を生かしていない」とギングリッチ陣営を批判しており、サントラム氏は茶会にくすぶる不満と危機感の受け皿となったとみられる。

 サントラム氏は非公式のミズーリを除き、勝ち星3でロムニー氏と並んだ。ただ、大規模州やスーパーチューズデーでこれまでの選挙戦術が通用するかは疑問符が付く。AP通信による推定獲得代議員数はロムニー氏が107人で、2位のサントラム氏(45人)を依然、リードしている。資金力、組織力で他を圧倒し、大票田フロリダを制したロムニー氏が本命候補であることに変わりはない。

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 ◇コロラド州
州都:デンバー

人口:502万9196人(10年)

面積:約26万9000平方キロ

人種:白人約81%、黒人約4%、アジア人約3%(ヒスパニック・ラテン系は全体の2割)

特徴:南北にロッキー山脈が走り、州全体の標準高度は全米一。農業や畜産業が中心だったが、近年はハイテク産業が発展している。

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 ◇ミネソタ州
州都:セントポール

人口:530万3925人(10年)

面積:約22万5000平方キロ

人種:白人約85%、黒人約5%、アジア人約4%(ヒスパニック・ラテン系は全体の約5%)

特徴:「アメリカの冷蔵庫」とも称される寒冷地。豊かな自然に恵まれ、1万5000以上の湖があるとされる。

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 ◇リック・サントラム前上院議員
 弁護士出身で、上下院議員を務めたが06年選挙で落選。敬虔(けいけん)なキリスト教徒として知られ、妊娠中絶や同性婚に断固として反対しており、キリスト教右派を中心に保守派から支持を受ける。共和党指名候補争いの初戦アイオワ州で勝ち星を収めている。

毎日新聞 2012年2月9日 東京朝刊

1029チバQ:2012/02/09(木) 21:55:32
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/286290
【米大統領選2012年】ロムニー氏「必勝の地」まさか 保守派の「内紛」激化も
2012年2月9日 00:03 カテゴリー:アジア・世界
 【ワシントン宮崎昌治】米大統領選の共和党候補指名争いは7日、独走の勢いだった穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事がコロラド、ミネソタ両州で敗北を喫し、選挙戦が長期化する可能性が出てきた。11州の党員集会や予備選が集中する3月6日の「スーパーチューズデー」に向け保守派は攻勢を強めるとみられ、選挙戦は再び先が見えない展開となった。

 ロムニー氏にとって両州は、2008年の指名争いで2位の2−3倍の票を集めて圧勝した「必勝の地」。今回は先月31日のフロリダ州、今月4日のネバダ州で連勝した勢いに加え、「最有力候補」として万全の態勢で臨んだはずだった。

 だが、ロムニー氏独走に危機感を強める保守派の「逆ばね」が働き、両州とも落とすまさかの事態に。代議員獲得に関係しない「人気投票」の位置付けとはいえ、ミズーリ州でも敗北。3州全敗の衝撃は大きく、勢いに陰りが出ることは否めない。

 今月28日のミシガン、アリゾナ両州はロムニー氏の優位が伝えられる。だが、3月のスーパーチューズデーではジョージア州など保守地盤が複数含まれる。続く13日には同じく保守地盤のアラバマ州、ミシシッピ州で予備選があり、4月3日には保守の牙城で大票田のテキサス州が控える。勢いを失ったロムニー氏にとって厳しい戦いが予想される。

 ただ、保守派もサントラム氏が勢いを取り戻したことで、ギングリッチ元下院議長との一本化は遠のき、「内紛」が激化しかねない。選挙戦が長期化し、互いの中傷合戦が続くほど11月の本選で戦うオバマ大統領を利するジレンマを抱えながら、共和党指名争いは消耗戦の様相を深めている。

=2012/02/09付 西日本新聞朝刊=

1030チバQ:2012/02/11(土) 11:19:21
http://www.cnn.co.jp/special/us_election/30005528.html
C・イーストウッド出演のTVCMが物議 オバマ大統領への援護射撃?
2012.02.07 Tue posted at: 15:20 JST
ワシントン(CNN) 5日に開催された米プロフットボールリーグ(NFL)の王者決定戦「スーパーボウル」でハーフタイム時に放送されたテレビコマーシャル(CM)が、政治的だとして物議を醸している。

スーパーボウルは米国で最も視聴者数が多いスポーツイベントの一つとして知られており、前半と後半の間のハーフタイム中に流されるCMも人々の注目を集める。

今回、物議を醸しているCMは、自動車メーカー、クライスラーが人気俳優のクリント・イーストウッド(81)を起用したもの。CMは、「モーターシティー(自動車の街)」として知られるデトロイトの労働者やその家族の真剣な表情、老朽化した工場、自動車産業の落ち込みで疲弊した町が復活しようとする様子を映し出すなか、イーストウッドが「ハーフタイムだ。両チームはロッカールームに戻り、試合に勝つために後半で何が出来るか話し合っている」とナレーションをかぶせる。

ナレーションはさらに続き、「米国もハーフタイムだ。人々は休職中で、傷ついている。彼らは皆、カムバックするために何をしようか考えている。私たちは皆、恐れている。なぜなら、これは試合ではないからだ。デトロイトの人々は、そのことについて少しは理解している。彼らはほとんど全てを失った。しかし、私たちは皆、一つになった。今、モーターシティーは再び戦っている」。

このCMが、共和党が批判していたオバマ政権による自動車業界救済を支持しているかのようだとして、一部の政治アナリストから非難の声が上がっている。今秋にはオバマ大統領が2期目を狙う大統領選が控える。
保守派のコラムニスト、ミシェル・マルキン氏は短文投稿サイト「ツイッター」で「いったい何だ? 今見たものはクリント・イーストウッドが自動車産業救済の広告の前面に立っている姿なのか?」とつぶやいた。

2010年当時、米国はまだリセッション(景気後退)のただ中にあり、自動車業界は05年以降30万人分以上の雇用を失っていた。デトロイトの失業率は09年には16.6%の水準にまで達していた。ブッシュ前政権が08年に自動車業界の支援に動きだした。その後、オバマ政権が業界救済のために600億ドル規模の拠出を行ったが、この動きは政治的、社会的に大きな論争を引き起こした。

当時、ビッグスリー(米自動車大手3社)のうち、クライスラーとゼネラル・モーターズ(GM)は米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請。米政府はクライスラーとGMに対しそれぞれ125億ドルと500億ドルの資金援助を行っている。クライスラーはその後、イタリアの自動車メーカー大手フィアットの傘下に入った。

クライスラーもGMもこの時に支払われた公的融資は返済している。

今秋の米大統領選では、この自動車業界救済も論点の一つとなっている。例えば、共和党候補者指名争いのトップをいくミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事は、オバマ大統領による救済を批判。ロムニー氏は08年、米紙ニューヨーク・タイムズに、自動車業界は公的資金を受け取るのではなく、破産すべきだとの論説を載せていた。
クライスラーとフィアットの最高経営責任者(CEO)を兼ねるセルジオ・マルキオンネ氏は米メディアの取材に対し、政治的な文脈は一切ないと答えている。しかし、一部の批評家は、オバマ大統領がCMの恩恵を得られると見る。

ブッシュ政権の政治顧問を務めたカール・ローブ氏はFOXテレビの番組で「率直に言って憤慨した」と語り、税金が企業広告を買うために使われたと批判。保守派の草の根運動「ティーパーティー(茶会)」を支援する団体ティー・パーティー・エキスプレスのエーミー・クレマー会長はCNNの番組で「クライスラーは公的救済を受け、今や、こういったCMを流している。多くの人にとって受け入れがたい」との見方を示した。

1031チバQ:2012/02/12(日) 10:53:19

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012021201001256.html
ロムニー氏、東部メーン州で勝利 大接戦で4連敗回避
2012年2月12日 10時32分

 11日、米東部メーン州ポートランドで、支援者にあいさつするロムニー前マサチューセッツ州知事(AP=共同)


 【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補指名争いは11日、東部メーン州で党員集会の結果が発表され、最有力候補の穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が勝利した。前回7日のミネソタ、コロラド、ミズーリ各州で敗北したロムニー氏は、大接戦の末に4連敗を回避した。保守派のポール下院議員(76)が2位。

 党員集会と予備選が集中する3月6日の天王山「スーパーチューズデー」を前に、当面はロムニー氏が今月28日の中西部ミシガン、西部アリゾナ両州の予備選で勝利し、態勢を立て直せるかが焦点となる。

 開票率95%の時点で、ロムニー氏が39%を得票し、ポール氏は36%。

1032チバQ:2012/02/12(日) 18:49:25
http://www.afpbb.com/article/politics/2857316/8453347
ロムニー氏、メーン州で勝利 米共和党指名争い
2012年02月12日 12:14 発信地:ワシントンD.C./米国

【2月12日 AFP】2012年米大統領選に向けた共和党候補指名争いは11日、米北東部メーン( Maine)州で党員集会が開かれ、ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事が得票率39%で勝利した。

 同州での選挙運動に多くの時間を注いだロン・ポール(Ron Paul)下院議員は得票率36%の僅差で2位だった。3位は得票率18%でリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員、ニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長は8%で最下位だった。

 メーン州党員集会の投票は代議員への拘束力がなく「人気投票」的なものとみなされている。結果を発表したチャーリー・ウェブスター(Charlie Webster)同州共和党代表は「非公式で拘束力がない投票なので単にメーン州全体でどの候補が最も支持を集めているかという勢いを示す目安でしかない」と述べた。

 しかし、前週サントラム氏に3州で敗北したロムニー氏にとっては、アピール力不足の懸念を払しょくし、指名争いのトップランナーとしての地位を再確認するために同州での勝利が重要視されていた。(c)AFP

1033チバQ:2012/02/14(火) 23:50:35
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120214/amr12021409410004-n1.htm
米ワシントン州でも同性婚 知事が署名、6月発効へ 「キリストへの裏切り」とやじも
2012.2.14 09:40 [米国]

13日、同性同士による法律上の結婚を認める州法案に署名する米ワシントン州のグレゴワール知事(ロイター)
 米ワシントン州のグレゴワール知事は13日、同性同士による法律上の結婚を認める州法案に署名した。6月に発効する。

 米国では既にニューヨークなど6州と首都ワシントンで同性婚が認められており、同性愛カップルの権利を認める動きは徐々に広がっている。

 しかし、保守派を中心に同性婚への反発も根強く、ワシントン州でも13日に署名された同州法を住民投票で無効にしようとする動きが出ている。

 グレゴワール知事は署名式で「7年以上、知事を務めてきた中で最も誇らしい瞬間の一つだ。私たちは正しいことを成し遂げた」と強調。AP通信によると、集まった多くの同性愛者や支援者らから拍手を浴びた。ただ「キリストへの裏切りだ」とのやじも飛んだ。(共同)

1034チバQ:2012/02/14(火) 23:51:01
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120121/amr12012108380003-n1.htm
米で同性婚支持の市長会〜NYなど90人参加
2012.1.21 08:37 [米国]
 ブルームバーグ・ニューヨーク市長ら全米の市長約90人が20日、同性同士の結婚を支持する市長の組織「結婚する自由のための市長会」を結成した。

 記者会見でブルームバーグ市長は、同性婚を認めることは「未来志向の都市にとって賢明なことだ」と強調。ニューヨーク市では同性婚の届け出が毎月約700件あると紹介し「より多くの市長に参加してほしい」と呼び掛けた。

 市長会にはニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ヒューストンなどの大都市のほか、保守的傾向が強い中西部の小さな町も含め約90の自治体の首長が参加している。(共同)

1035チバQ:2012/02/15(水) 12:34:58
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/15/20120215ddm008020009000c.html
米予算教書:「景気」「財政」両にらみ 増税に共和党反発、実現不透明
 【ワシントン平地修】オバマ米大統領が13日に議会に提出した13会計年度(12年10月〜13年9月)の予算教書は、短期的に雇用促進策などを打ち出す一方、長期的には富裕層増税や歳出削減の断行を盛り込み、「景気刺激と財政再建」の両立を目指す内容となった。欧州債務危機による米経済の先行き懸念と膨大な財政赤字という「内憂外患」に同時対応を迫られた形だ。

 「景気回復を軌道に乗せるために、あらゆる手を打たなければならない」。オバマ大統領は13日、バージニア州での演説で、6年間で4760億ドルのインフラ投資をはじめ、雇用促進策や研究・開発投資の拡大策などで景気の底上げを図る姿勢をアピールした。歳出総額は3兆8033億ドルと歳入総額の2兆9019億ドルを大幅に上回り、3年連続で過去最大となった。

 米経済は足元ではやや明るさが見える。1月の失業率は8・3%に改善。民間企業の活動も堅調で、株価も最近は08年のリーマン・ショック前の水準に回復している。だが、歳出の増加に伴う深刻な財政赤字からはなかなか脱却できずにいる。

 08〜09年の金融危機の影響で米国の財政は急激に悪化し、09年度には1兆4126億ドルと過去最大の財政赤字を記録。12年度も1兆3269億ドルと4年連続で1兆ドル超の財政赤字が続いた。13年度の財政赤字は9014億ドルと1兆ドルを下回る見通しだが、09年にオバマ大統領が公約した「13年度までに財政赤字を半減させる」との公約は達成できない。

 財政改善が進まないのは、欧州危機で新興国市場に陰りがみえ、輸出が伸び悩むなど、景気回復の勢いがなお鈍く、先行きへの不安が根強いためだ。

 一方、国際通貨基金(IMF)は米国に、長期的な財政健全化計画の策定を求めている。米政府は10年間で4兆ドルの赤字削減を目指す方針で、そのための財源拡大策が1・5兆ドル規模の富裕層対象の増税策だ。増税に批判的な野党・共和党は「予算ではなく、選挙用の文書だ」(マコネル上院院内総務)と強く反発。歳出削減の徹底を求めており、米メディアは「予算教書のほとんどは実現しないだろう」などと伝えている。

 財政赤字を巡る与野党の対立は、米国債の格付けの引き下げを招いたほか、赤字削減策の策定を目指した超党派の特別委員会の協議も決裂した。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は「長期的な財政の持続性を示さなければ、市場の信頼を失う」と警鐘を鳴らしている。

毎日新聞 2012年2月15日 東京朝刊

1036チバQ:2012/02/16(木) 12:09:06
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/16/20120216ddm007030158000c.html
米大統領選:共和党候補争い ロムニー氏「ルーツ」メキシコに モルモン教徒迫害で曽祖父移住
 米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いで先頭を走るミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)はメキシコにもルーツを持っている。かつて一夫多妻制を容認していた末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教)への迫害から逃れるため、信徒の曽祖父が19世紀後半に米国からメキシコに移住したのだ。父親がメキシコ生まれのロムニー氏は米国最大のマイノリティーであるヒスパニック(中南米系米国人)の支持を得ようと、メキシコとのつながりを強調する。メキシコ北部チワワ州に残るモルモン教徒の開拓村にロムニー氏の親族を訪ねた。【ヌエボカサスグランデス(メキシコ北部)で國枝すみれ】

 米国とメキシコの国境から約100キロ南下すると国境の町ヌエボカサスグランデスが姿を現す。町を後にして南西に約30キロ行くと、約1000人のモルモン教徒が暮らすフアレス村にたどり着く。モルモン教の神殿が建ち、白人の住民は英語を話す。一瞬、米国に紛れ込んだような錯覚に陥る。

 村は1885年にロムニー氏の曽祖父マイルス・P・ロムニー氏ら米国のモルモン教徒が開拓した。米国では1880年代、モルモン教徒の一夫多妻制容認への反発が強まり、逮捕者も出た。一方、メキシコ政府は北部の荒れ地を開拓する移民を欲し、高い農業技術を持つモルモン教徒の受け入れに積極的だった。メキシコに逃れたモルモン教徒はフアレス村で牛を飼い、リンゴやモモの木を植えた。

 マイルス氏は5人の妻を持ち、30人の子どもがいたという。そのうちの一人がロムニー氏の祖父のガスケル氏だ。農地改革要求を掲げる自由主義者によるメキシコ革命が1910年に起きたため、ガスケル氏は12年、後にミシガン州知事となる息子のジョージ氏(ロムニー氏の父親)らを連れて米国に渡った。そしてロムニー氏はミシガン州デトロイトで生を受けた。

 一方、ガスケル氏の兄マイルス・A・ロムニー氏は革命後間もなくメキシコに戻った。フアレス村に暮らすロムニー氏の親族17家族は彼の子孫だ。「モルモン教徒とメキシコ人の交流はほとんどないから、摩擦もない」とヌエボカサスグランデス日刊紙エルデアリオのグスタボ・バルデス編集長(44)。村民の多くは米国籍を持っており、米大統領選で投票することができる。

 ◇先細る村「希望」託し
 ロムニー氏のはとこのケリー・ロムニー氏(69)は「ミットを応援している。メキシコ不法移民に厳しいのは不満だが、いい大統領になる」と太鼓判を押す。夫がはとこのバージニア・ロムニーさん(64)も「わくわくしている。私はミットと誕生日が一緒なの」と、一族からの米大統領候補誕生に期待を寄せる。

 モルモン教会は1890年に一夫多妻制の容認を廃止し、1998年に多妻結婚者を破門にする公式見解を発表した。それ以降、フアレス村でも多妻結婚は行われていない。だが、米大統領選に絡めて一夫多妻制の話を取り上げる米メディアは後を絶たず、バージニアさんは「(ロムニー氏の)あら探しに来るメディアには話をしたくない」という。

 モルモン教徒は酒もコーヒーも飲まないのでフアレス村には酒場も喫茶店もない。村民は「子どもを育てるのに良い場所」と口をそろえる。だが、メキシコ北部では麻薬犯罪組織による誘拐や犯罪が多発。モルモン教の学校で小中高と英語教育を受けた子どもたちは米国の大学に進学後、米国に住み続ける者が多く、村の人口は減少傾向にある。将来に先細り感が漂う中、住民は会ったことのないロムニー氏に希望を託しているように見える。

毎日新聞 2012年2月16日 東京朝刊

1037チバQ:2012/02/16(木) 21:01:48
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120215-00000012-cnn-int
サントラム、ロムニー両氏互角も性別や階層で差 米世論調査
CNN.co.jp 2月15日(水)10時12分配信

(CNN) 今秋の米大統領選に向けた共和党候補者指名レースは、リック・サントラム元上院議員とミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事がほぼ互角の争いを展開していることがCNNとORCインターナショナルの共同世論調査で15日までに分かった。ただ両氏の支持率には男女間、出身階層間で大きな差がみられる。

発表された結果によると、サントラム氏を支持する人は34%、ロムニー氏を支持する人は32%だった。統計上の誤差はプラスマイナス4.5ポイントで、両氏の差はこの範囲内にとどまっている。

残る2人の候補の支持率は、ロン・ポール下院議員が16%、ニュート・ギングリッチ元下院議長が15%だった。

調査は7日にサントラム氏がコロラド州などで3勝を果たし、穏健派のロムニー氏が保守派票の取り込みに苦戦しているとの認識が広がる中で実施された。

男女別にみると、サントラム氏が男性からの支持率でロムニー氏に10ポイントの差をつけているのに対し、ロムニー氏は女性からの支持率で9ポイント上回っている。また、自身をブルーカラー出身と位置付けた回答者の中ではサントラム派が11ポイント、ホワイトカラー出身者ではロムニー派が10ポイントそれぞれ上回った。

ただし、最終的に指名を獲得するのはだれかという質問には、圧倒的多数の回答者がロムニー氏と答えた。また本選でオバマ大統領に勝てる可能性が最も高い候補としても、半数以上が同氏の名を挙げている。

調査は10〜13日、共和党員と同党寄りの無党派層の計478人を対象に電話で実施した。

1038チバQ:2012/02/17(金) 21:34:55
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012021700595
ケネディ家の31歳、下院選に挑戦=「王朝復活」の期待も−米
 【ワシントン時事】ジョン・F・ケネディ元米大統領の弟で、1968年に暗殺されたロバート・ケネディ元司法長官の孫に当たるジョセフ・ケネディ氏(31)が16日、11月の連邦下院議員選出馬を表明した。政界随一の名門を看板にするだけに、早くも当選確実との見方が出ている。
 立候補は元大統領ら一族の政治家が所属した民主党から。選挙区も一族ゆかりの北東部マサチューセッツ州の第4区を選んだ。ジョセフ氏はハーバード大法科大学院修了で、最近まで同州検事。元司法長官の長男である父も、80〜90年代に下院議員を12年務めた。
 ケネディ家は元大統領が最初に下院議員に就任した47年以降、常に連邦議会に議席を得てきた。しかし、2009年に元大統領の末弟エドワード・ケネディ上院議員が死去。昨年1月にエドワード氏の次男パトリック・ケネディ下院議員が引退し、64年ぶりに議会から姿を消した。ジョセフ氏には「王朝復活」の期待もかかる。(2012/02/17-15:29

1039チバQ:2012/02/19(日) 00:15:20
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120218/amr12021813420011-n1.htm
同性婚合法化法案を拒否 米ニュージャージー州知事
2012.2.18 13:42 [米国]
 米ニュージャージー州上下両院は17日までに、同性カップルの結婚を合法化する法案を採択したが、クリスティー州知事(共和党)は同日、法案への署名を拒否し、議会に送り返す手続きを取った。AP通信が報じた。

 米国ではニューヨークなど6州と首都ワシントンで既に同性婚が合法化され、ワシントン州でも6月に合法化される予定。しかしAPによると、これまでに30州が同性婚を事実上禁じる州憲法修正を行っており、抵抗感はまだ強いようだ。(共同)

1040チバQ:2012/02/21(火) 22:57:31
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikegami/2012/02/post-455.php
不人気ロムニーに波乱の兆し
2012年02月12日(日)11時42分

 アメリカの大統領選挙は、この夏の共和党全国大会で誰を選ぶか、州ごとに党員集会や予備選挙を実施して、党大会に出席する代議員を選出しています。

 いまのところミット・ロムニー候補が頭ひとつ抜き出ているのですが、外国人記者には評判が悪いのです。

 党員集会や予備選挙の投開票の夜、各候補は「祝勝会」を開きます。実際には敗北宣言を出すことになっても、当初は一応、祝勝会を予定します。各候補の集会には当然のことながらメディアが殺到します。その際、多くの候補が誰でもウエルカムの方針をとっているのに、ロムニー候補の事務所だけは、「外国メディアお断り」なのです。

 これを評して、フロリダの集会場の外で会った日本の新聞記者は、「さすが元投資会社のCEO。利益にならないことはやらないんだね」。

 そう、国内のメディアにはどんどん報道してもらいたいが、海外のメディアに便宜をはかったところで、票にはつながらない、というわけです。

 私もアイオワでもフロリダでもシャットアウトされました。フロリダでは、集会が大きく盛り上がったどさくさに紛れて会場に入ることができましたが、気分のいいものではありません。

 ロムニー候補を好きではないのは、外国メディアだけではないようです。本誌日本版2月15日号の「ロムニーが醸し出す負け犬の資質」という記事は、「米大統領選の共和党予備選では今、かなりおかしなことが起きている。自分たちが好きでもない人物を、候補者に選ぼうとしているのだ」と書き出しています。

 ロムニー候補がフロリダ州予備選で圧勝したのは、「彼が好かれているからではなく、多くの人が11月の本選でオバマ大統領に勝てる可能性があるのはロムニーだけだと考えたからだ」

「だがロムニーという人物そのものに魅力を感じている人はほとんどいない。面白味のない人間で、主張や信念をコロコロ変える政治家とみられているからだ。ロムニーは、民主党の大統領だったアル・ゴアとジョン・ケリーにそっくりだ」

 なるほどねえ。そういえば、投票した共和党員の多くが、「ほんとはサントラムがグッドガイで好きなんだけど、オバマに勝てる候補となると、結局はロムニー」と答えていましたっけ。

 ところがその後、サントラムが3連勝という結果を残しました。さらに世論調査の中には、サントラムがオバマに本選で勝てるという結果も出始めました。

 こうなると、ロムニー候補は旗色悪いですね。意外な波乱が起きるかも...。

 いくら立派な演説をして、パフォーマンスを繰り広げても、人々は、その人物の資質を見抜くことができます。短期間の運動では見抜くことができないかもしれませんが、アメリカ大統領選挙の候補選びは1年近く続きますから、おのずと候補が絞られてきます。政治家の資質を見抜くには、これだけの時間が必要なのかもしれないですね。

1041チバQ:2012/02/21(火) 23:00:14
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012022101051
サントラム氏が浮上=エリート臭なく保守派好み−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、サントラム元上院議員(53)が急速に支持を伸ばしている。保守派としてのオーソドックスな主張やエリート臭のない「普通の人」らしさが保守層に受けているのが背景。28日の中西部ミシガン州予備選が、この流れを確実にできるかの勝負どころとなる。
 サントラム氏は、7日の西部コロラド州党員集会など3戦に全勝。独走態勢を築こうとしていた穏健派のロムニー前マサチューセッツ州知事に保守層が「待った」をかけたのが要因の一つとみられる。
 勢いに乗ったサントラム氏は、それまで世論調査の支持率で10ポイント以上リードされていたロムニー氏との差を詰め、逆転。ギャラップ社が15〜19日に実施した世論調査結果によると、サントラム氏の支持率は36%で、ロムニー氏に10ポイント差をつけた。
 サントラム氏の主張は人工中絶反対や「家族の価値」の重視、無駄を排した「小さな政府」の実現など保守派好み。各地の集会では参加者から「常識的」「堅実な政治家」との声が上がる。(2012/02/21-17:36

1042チバQ:2012/02/24(金) 12:45:20
http://mainichi.jp/select/world/archive/news/2012/02/24/20120224ddm007030153000c.html
軋む米国:12年大統領選 候補者討論 ロムニー氏、激しい攻撃 サントラム氏に「利益誘導」
 <軋(きし)む米国>

 【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党指名候補争いで、3月6日の天王山「スーパーチューズデー」前では最後となる候補者討論会が22日、アリゾナ州メサで開かれた。

 保守派の筆頭候補として勢いに乗るリック・サントラム前上院議員(53)に対し、穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が、利益誘導型予算を擁護する姿勢を批判し、サントラム氏は弁明に追われた。

 「(父)ブッシュ大統領がやめようとした海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイは、我々議員が予算付けしなければ開発されていなかったはずだ」

 司会者から「利益誘導型予算にも良いものがある」との過去の発言の真意を問われたサントラム氏は、オスプレイ開発を例に挙げ、議員による予算付けを擁護した。

 これに対し、ロムニー氏は「私が大統領になれば利益誘導型の予算付けはすべて禁止する。財政支出を拡大するばかりだからだ」と真っ向から反論。さらに、サントラム氏に対し「あなたは何の役にも立たない橋の建設予算に賛成票を投じた」と語りかけた。

 ロムニー氏の狙いは明確だった。議員歴の長いサントラム氏を「ワシントン・インサイダー」として印象付け、「小さな政府」を求める保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」のサントラム氏支持者に対し、再考を促す戦術だ。

 西部コロラド州党員集会(今月7日)などで予想外の勝利を収め、脚光を浴びたサントラム氏だが、この日の討論会ではしばしば防戦を強いられた。

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 ◆2月に予備選がある2州での共和党候補者支持率◆

                アリゾナ ミシガン

ロムニー氏             43   37

サントラム氏            27   35

ギングリッチ元下院議長(68)   16    8

ポール下院議員(76)       11   13

 ※NBCニュースなどの調査(19〜20日実施)から作成

毎日新聞 2012年2月24日 東京朝刊

1043チバQ:2012/02/28(火) 20:58:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012022800638
オハイオでサントラム氏リード=スーパーチューズデー注目州−米大統領選
 【ワシントン時事】米キニピアック大学が27日発表した世論調査結果によると、大統領選の共和党各候補の中西部オハイオ州での支持率は、サントラム元上院議員が36%で1位になった。2位は29%のロムニー前マサチューセッツ州知事。
 オハイオ州は、3月6日の「スーパーチューズデー」に予備選・党員集会を行う11州の一つ。これまでに予備選などが行われた州より多い66の代議員が割り当てられているほか、過去、同州の勝者が指名獲得したケースが多く、注目度が高い。
 3番手はギングリッチ元下院議長で17%、最下位の4位は11%のポール下院議員だった。ただ、回答者の45%が「投票先を変える可能性がある」としており、情勢は流動的だ。(2012/02/28-15:53)

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1044チバQ:2012/02/28(火) 21:07:11
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022801001279.html
共和2候補、非難合戦 ミシガン州予備選控え


 ロムニー前マサチューセッツ州知事、サントラム元上院議員(いずれもAP=共同)
 【ランシング共同】米大統領選の共和党候補指名を争う穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)と、保守強硬派サントラム元上院議員(53)は27日、大接戦の予備選を翌日に控えた中西部ミシガン州各地を遊説し、互いの批判を展開した。

 ロムニー陣営による中傷攻撃の効果で、サントラム氏の勢いには陰りも見える。サントラム氏は同州ランシングでの集会で、ロムニー氏が医療保険改革や気候変動に対する立場を二転三転させていると強調。

 一方のロムニー氏は、同州アルビオンの工場に集まった数百人の支持者を前に「ワシントンで人生を過ごしてきた人物」は信頼できないとサントラム氏を攻撃。

2012/02/28 10:08 【共同通信】

1045チバQ:2012/02/28(火) 21:07:42
http://www.afpbb.com/article/politics/2860520/8531452
大富豪5人が変えた米大統領戦、長引く共和党指名争いの裏事情
2012年02月24日 19:51 発信地:ワシントンD.C./米国

【2月23日 AFP】2012年米大統領選に向けて過熱する共和党候補指名争いで、各候補の選挙資金の4分の1を、わずか5人の大富豪が支えている。

 彼らが資金を注ぎ込む先は「特別政治活動委員会(スーパーPAC)」と呼ばれる組織。特定候補の公認支援団体ではないが、それよりも大きな特徴として実質、献金額に制限がない。このスーパーPACが、共和党候補同士の中傷合戦の資金源となり、再選を狙う民主党バラク・オバマ(Barack Obama)大統領と対決する党公認候補選びを長引かせていると、専門家は指摘する。

■自らの「目的」のため巨額献金する富豪たち

 さまざまなスーパーPACに集まった資金はこれまでに約1億2600万ドル(約101億円)だが、その4分の1を拠出しているのは5人の大富豪だ。

 テキサス(Texas)州の実業家ハロルド・シモンズ(Harold Simmons)氏、ラスベガス(Las Vegas)のカジノ王シェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)氏、ワイオミング(Wyoming)州の投資家フォスター・フリース(Foster Friess)氏、米オンライン決済サービス「ペイパル(PayPal)」の共同創業者ピーター・ティール(Peter Thiel)氏、ヒューストン(Houston)の建設王ボブ・ペリー(Bob Perry)氏。――ただし、献金の方法や目的はそれぞれ異なる。

 現在、献金額トップは1420万ドル(約11億4000万円)のシモンズ氏で、1000万ドル(約8億500万円)を拠出したアデルソン氏が続く。しかし、2人の献金の仕方は対照的だ。

 シモンズ氏の最大の目標は、とにかく11月6日の大統領選本番で民主党のオバマ大統領を負かすこと。そのため、「オバマ氏の政策から米経済を救う」ことを掲げるスーパーPAC「アメリカン・クロスローズ(American Crossroads)」に1200万ドル(約9億6600万円)の大口献金をしたほか、ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事とニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長を支持するスーパーPACや、既に撤退したリック・ぺリー(Rick Perry)テキサス(Texas)州知事まで、比較的まんべんなく資金を投入している。

 対してアデルソン氏は、夫人や娘と家族ぐるみで献金をギングリッチ氏に集中させ、ギングリッチ氏を支持するスーパーPACに500万ドル(約4億円)の献金を2回している。「非常に裕福な人びとが選挙に影響力を奮うのには反対だが、それが実行可能な限り、私はやる」と米誌フォーブス(Forbes)に語っているアデルソン氏の推計純資産額は250億ドル(約2兆円)相当。ギングリッチ氏や他の共和党候補に最高1億ドル(約80億円)まで献金するだろうと公言している。

 一方、現時点で指名争いをリードするロムニー氏の有力対抗馬と見られているリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員は、一時期最下位に落ち込んだ後、今月になってキリスト教保守派が強いミネソタ(Minnesota)、ミズーリ(Missouri)、コロラド(Colorado)の3州で全勝し、形勢を逆転させた。その復活を支えたのが、投資家フリース氏の献金をはじめとするサントラム氏支持のスーパーPACだと注目されている。

■スーパーPACが変えた選挙戦、中傷合戦も

 米シンクタンク「アメリカンエンタープライズ研究所(American Enterprise Institute、AEI)」のノーマン・オーンスタイン(Norman Ornstein)氏は、次のように指摘する。「候補者争いは出だしにつまずけば、普通は資金が尽きて続けることができない。しかし、そうした候補の寿命を(スーパーPACが)長引かせている。何人かの富豪がいなければ、サントラム氏もギングリッチ氏も既に撤退している」

 米コルビー大(Colby College)教授で選挙資金研究が専門のアンソニー・コラド(Anthony Corrado)氏も、スーパーPACが指名候補選びの過程を長引かせている点に同意する。「共和党の候補者選びは本来、今頃にはもう終わっているはずだ。だが、裕福な資金ドナーたちが基本的に広報合戦の資金を提供している。それがギングリッチ氏にサウスカロライナ(South Carolina)州で勝利をもたらし、サントラム氏をいまだ参戦させている」

 さらに、スーパーPACは2次的な影響ももたらした。候補者選びでの極端な対決姿勢だ。「そうしたグループ(スーパーPAC)による選挙広告の72%は、他の候補者を中傷するものだ。ネガティブなトーンの大きな責任は彼らにある」と、コラド氏は指摘している。(c)AFP/Arthur MacMillan and Emmanuel Parisse

1046チバQ:2012/02/28(火) 22:38:04
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120228/mcb1202281406038-n1.htm

ガソリン高がオバマ政権直撃、イラン制裁と板挟み、大統領選争点に2012.2.28 14:05
 【ワシントン=柿内公輔】イランの核兵器開発疑惑をめぐり、米欧がイランへの追加制裁に踏み切る中、米国でガソリン価格が上げ足を速めている。回復基調だった景気が逆戻りしかねず、野党共和党はオバマ政権を突き上げている。11月の大統領選に向け、ガソリン価格対策が主要な争点の一つになりそうだ。

 「遅かれ早かれ、“大台”を超えるだろうさ」

 メリーランド州ベセスダの幹線道路沿いのガソリンスタンド。肩をすくめた男性のレシートには「1ガロン=3・89ドル」の表示が。今月20日時点の全米平均ガソリン小売価格は1ガロン=3・59ドルで、昨年末からすでに1割上昇し、早晩節目の4ドルを突破すると予想するエコノミストも増えている。

 イラン情勢の緊迫化で、1月のエネルギー価格は4カ月ぶりにプラスに転じ、消費者物価も上昇。失業率が8%台半ばに下がり、消費も上向いていたが、「原油高が景気回復の芽を危険にさらす」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)懸念が強まっている。

 敏感に反応したのが、大統領選の共和党候補者たちだ。太陽光発電など新エネルギー産業の育成に取り組むオバマ政権を、サントラム元上院議員は「地球温暖化防止と称してガソリン高を放置し、ドライバーを失望させている」と批判。ギングリッチ元下院議長も「米国のためにならない政策だ」とこき下ろす。

 大統領も応戦し、25日の週末恒例の国民向けビデオ演説で、「この問題を政治的な好機とみている政治家がいる」と共和党候補者らを非難。油田開発を続ければガソリン価格は下がるとの主張にも、「選挙のための戦略」と切り捨てた。

 大統領は「特効薬はないが、消費者を助ける方法を探るよう指示した」とし、原油高対策が近く発表される可能性がある。ガイトナー米財務長官が参加したG20財務相・中央銀行総裁会議も26日、原油高のリスクに強い懸念を表明した。

 とはいえ、米国はイラン産原油の輸入規制で国際包囲網を主導しており、オバマ政権は国内の不満との板挟みで苦慮しそうだ。

1047チバQ:2012/02/28(火) 22:57:36
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012022800596
ロムニー、サントラム氏が接戦=ミシガン予備選開始−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、中西部ミシガン州の予備選が28日朝(日本時間同日夜)に始まった。同州はロムニー前マサチューセッツ州知事の出身地だが、ライバルのサントラム元上院議員が激しく攻勢をかけており、予断を許さない状況だ。
 この日はロムニー氏が優位に立つ西部アリゾナ州も予備選を実施。両州とも、同日夜(同29日昼ごろ)に大勢が判明する見通し。
 両予備選は、11州の予備選・党員集会が集中する3月6日の天王山「スーパーチューズデー」の前哨戦。一貫して本命視されながら抜け出し切れないロムニー氏としては、ここで確実に2勝しておきたいところ。逆に、同氏がミシガン州で敗れると、混戦ぶりに一段と拍車がかかる。(2012/02/28-22:01)

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1048チバQ:2012/02/28(火) 23:28:35
>>676>>1007
http://www.cnn.co.jp/special/us_election/30005684.html
米共和党副大統領候補はルビオ氏首位、サントラム氏躍進
2012.02.21 Tue posted at: 14:19 JST

ワシントン(CNN) 米共和党の大統領候補者指名レースで筆頭に立つリック・サントラム元上院議員が、副大統領候補としても支持を伸ばしていることが、最新の世論調査で分かった。

調査は米フェアリー・ディキンソン大学が2月6日〜12日にかけて共和党支持者799人を対象に電話で実施、副大統領候補になってもらいたい人物を自由回答形式で挙げてもらった。その結果、マルコ・ルビオ上院議員が最多の66人票を獲得し、サントラム氏は56票で2位に浮上した。

続いてクリス・クリスティー・ニュージャージー州知事が47票、2008年の副大統領候補だったサラ・ペイリン前アラスカ州知事が35票を獲得。大統領候補にも名乗りを上げているニュート・ギングリッチ元下院議長は32票、ロン・ポール下院議員は30票とわずかな差で続いた。

2カ月前に実施された前回調査と比較すると、ルビオ氏が5票の上乗せだったのに対し、サントラム氏はわずか19票から大きく躍進した。

1月に大統領候補争いから脱落したミシェル・バックマン下院議員は、前回の60票から16票に激減し、副大統領候補者レースからも事実上姿を消した。調査は候補者の名を提示しない方式で実施したため、故ロナルド・レーガン元大統領を挙げた回答者も1人いたという。

1049チバQ:2012/02/29(水) 21:28:41
http://www.asahi.com/international/update/0229/TKY201202290230.html
2012年2月29日13時9分
ロムニー氏、ミシガン・アリゾナで勝利 米共和党予備選28日夜、ミシガン州ノビで演壇に立ったロムニー氏(右)=ロイター

 11月の米大統領選に向けた共和党の候補者選びのための予備選が28日、ミシガン、アリゾナ両州であり、ロムニー前マサチューセッツ州知事が両州で勝利を確実にした。

 予備選・党員集会は両州を含め、これまで11州で開かれ、ロムニー氏が6州、サントラム氏が4州を制したことになる。10州の予備選・党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を1週間後に控え、アリゾナ、ミシガン両州は、その行方を左右する前哨戦として位置づけられていた。

 特にミシガン州はロムニー氏が生まれ育ち、同氏の父親が州知事を務めたこともある地元だ。ロムニー氏が2008年の共和党の大統領候補指名獲得争いに立候補した際には、同州で2位に約10ポイントの差をつけて勝利した実績もあった。最終的に勝利したとはいえ、サントラム氏にわずかな差まで迫られたことで、スーパーチューズデーに向けて、苦手とする保守派の獲得に課題を残した。

1051チバQ:2012/02/29(水) 21:34:29
http://www.afpbb.com/article/politics/2861695/8567506?ctm_campaign=txt_topics
米共和党予備選、ロムニー氏がミシガンとアリゾナで勝利
2012年02月29日 15:42 発信地:フェニックス/米国
【2月29日 AFP】2012年米大統領選の共和党候補指名争いは28日、アリゾナ(Arizona)、ミシガン(Michigan)両州で予備選の投開票が行われ、ミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事が両州で勝利した。

 ミシガン州では保守派のリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員と接戦となったが、同氏を抑えて辛勝した。

 ロムニー氏は、ミシガン州ノーバイ(Novi)の選挙対策本部で、歓声をあげる支持者を前に「ありがとう、アリゾナ。今夜、我々はアリゾナで偉大な勝利を手にした」と述べ、ミシガン、アリゾナ両州での予備選勝利を宣言した。

 猛追するサントラム氏をミシガン、アリゾナ両州で制したことで共和党の予備選はロムニー氏が優位に立った。これを追い風として、ロムニー氏が10州で予備選・党員集会が行われる3月6日の「スーパーチューズデー」に向けて弾みをつけた形だ。(c)AFP/Romain Raynaldy

1052チバQ:2012/03/01(木) 23:36:07
http://www.asahi.com/international/update/0301/TKY201203010598.html
2012年3月1日21時13分
ロムニー氏、ワイオミング州で勝利 共和党候補者選び
 11月の米大統領選に向けた共和党の候補者選びで、ロムニー前マサチューセッツ州知事がワイオミング州の党員集会で勝利した。米メディアが29日、一斉に伝えた。

 ワイオミング州では2月中、地区ごとに党員集会が順次開催され、29日に全体の結果がまとまった。米CNNによると、各候補の得票率は、ロムニー氏39%、サントラム元上院議員32%、ポール下院議員21%、ギングリッチ元下院議長8%だった。(ワシントン=伊藤宏)

1053チバQ:2012/03/02(金) 00:17:11
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120229-00000098-jij-int
米共和党各候補の代議員獲得状況(2月28日現在)
時事通信 2月29日(水)17時14分配信

【ロムニー】    145                   
【サントラム】    82                   
【ギングリッチ】   29                   
【ポール】      18                   
(注)敬称略。ニューヨーク・タイムズ紙の算定に基づく。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120229-00000099-jij-int
予備選・党員集会の勝者=米大統領選
時事通信 2月29日(水)17時24分配信

【アイオワ(1/3)】       サントラム  
【ニューハンプシャー(1/10)】 ロムニー   
【サウスカロライナ(1/21)】  ギングリッチ 
【フロリダ(1/31)】      ロムニー   
【ネバダ(2/4)】        ロムニー   
【コロラド(2/7)】       サントラム  
【ミネソタ(同)】         サントラム  
【ミズーリ(同)】         サントラム  
【メーン(2/4〜11)】     ロムニー   
【アリゾナ(2/28)】      ロムニー   
【ミシガン(同)】         ロムニー   
(注)州名の後の( )内は実施日。敬称略。

1054チバQ:2012/03/04(日) 20:44:06
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012030400054
ワシントン州でロムニー氏勝利=6日、スーパーチューズデー−共和党候補争い
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いは6日にヤマ場の「スーパーチューズデー」を迎える。これに先立ち、北西部ワシントン州の党員集会が3日開かれ、ロムニー前マサチューセッツ州知事が勝利。2月28日の中西部ミシガン、西部アリゾナ両州予備選と合わせて最近の3戦に全勝し、一段と弾みをつけた。
 11州で同時開催のスーパーチューズデー前に、予備選・党員集会が行われるのはワシントン州が最後。ロムニー氏はこの日までの12戦で7勝し、代議員獲得数でも他をリードしている。
 ロムニー氏は3日夜に声明を出し、「オバマ大統領がホワイトハウスにとどまる限り、米国の経済危機からの回復は遅れる」と強調、11月の本選挙に向け気勢を上げた。
 一方、ライバルのサントラム元上院議員は3日、スーパーチューズデーで各陣営が重視する中西部オハイオ州で遊説。ロムニー氏が知事時代に手掛けた医療保険改革がオバマ大統領の制度改正のモデルになったことに触れ、「オバマ氏に挑戦する資格は(政策が同じ)ロムニー氏にはない」と批判した。
 米メディアによると、ワシントン州党員集会でのロムニー氏の得票率は38%。ポール下院議員が25%、サントラム氏が24%で続き、10%のギングリッチ元下院議長は最下位の4番手に沈んだ。(2012/03/04-16:22)

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1055名無しさん:2012/03/06(火) 12:55:45
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2012/02/28/20120229k0000m030056000c.html
米大統領選:移民排斥、保守も分裂 共和党アリゾナ予備選

ミシガン、アリゾナ両州の位置 【フェニックス(米アリゾナ州)堀山明子】11月の米大統領選に向けて共和党の候補者指名を争う予備選が28日、ミシガン、アリゾナ両州で行われた。アリゾナ州は不法移民摘発のための州法を10年4月に強化し、これを違憲として差し止めを求めるオバマ政権と州が最高裁で係争中だ。全米で最も厳しくなったとされる州法の影響でヒスパニック系住民が離れ、経済的に打撃を受けている。共和党保守派内でも移民排除派と経済重視派の間で意見が対立し、予備選でも最大の争点になっている。

 フェニックス空港から車で10分の距離にあるショッピングモール。100台以上の駐車スペースに車は5、6台しかなく、雑貨店が数店残るだけだ。

 案内してくれた、州法強化に反対する非営利団体「移民改革のためのアリゾナ経営者会」のトッド・ランドフリードさんは「こんなふうに廃虚と化したモールがあちこちにある。働き手であり、消費者でもあったヒスパニック系住民がいなくなった結果だ。移民問題は保革対立ではなく、経済問題だ」と語った。

 フェニックス市内で50年不動産業を続けるヒスパニック系の業者は「家賃収入は3割減った。商業施設は半分が空き家状態だ」と言う。「自分は共和党支持者だが、乱暴な移民排斥論はやめてほしい」と訴えた。

 強化された州移民法には、不法移民と疑われる者に令状なしの捜査、逮捕を認める項目などが盛り込まれた。係争中のため、この項目など一部はまだ施行されていないが、不法移民だと知りながら雇用した業者を摘発できるという項目は施行された。

 アリゾナ州は人口の3割がヒスパニック系住民で、人口の7%にあたる約45万人が不法移民とみられている。米FOXニュースの調査によると、州法強化後、約10万人が他州などへ移住したと推計されている。

 ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は22日の討論会で「私が大統領になったら(州移民法をめぐる)訴訟をやめ、国境に壁を造る」と断言。リック・サントラム前上院議員(53)も取り締まり強化の方向だ。これに対し、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は慎重な姿勢をとっており、ロン・ポール下院議員(76)は「壁を造るのは金の無駄遣い」と経済的観点を重視する立場を強調している。

 メキシコ国境付近のパトロール活動を続けるグレン・スペンダーさん(74)は22日の討論会後、「ロムニー氏が一番立場がはっきりしていた。個人的に応援したい」と話し、移民政策が支持者選びの決め手となっていることをうかがわせた。

 ◇ロムニー氏先行…アリゾナ
 28日の予備選をめぐる米世論調査などによると、アリゾナ州では穏健派のロムニー氏がリード。一方、ロムニー氏の出身地であるミシガン州では保守派のサントラム氏との接戦になっている。11州の予備選や党員集会が集中する3月6日の「スーパーチューズデー」を前に、指名獲得争いで先頭に立つロムニー氏が2勝できるかが焦点。大勢判明は28日深夜(日本時間29日昼ごろ)の見込み。

1056名無しさん:2012/03/06(火) 22:46:22
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120306/amr12030620520012-n1.htm
オハイオ州が焦点に ロムニー氏、サントラム氏が互角
2012.3.6 20:48 (1/2ページ)

5日、米オハイオ州ヤングスタウンで、支持者と握手するロムニー前マサチューセッツ州知事(AP=共同)
 【ワシントン=佐々木類】米大統領選の共和党候補指名争いは6日、オハイオ州など10州の予備選、党員集会が集中するスーパーチューズデーを迎え、各地で投票が始まった。

 11月の本選でも激戦になることが多く、予備選の行方を大きく左右するとみられる焦点のオハイオ州は、ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)とサントラム元上院議員(53)が激しく競り合っている。

 米政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」(4日現在)によると、同州での支持率はロムニー氏33・0%、サントラム氏32・9%とほぼ互角。CNNテレビ(同)は、両者とも32%となっている。

 ロムニー氏が勝利すれば指名獲得に向け大きく前進するが、他の9州でどれだけ勝ち抜けるかも焦点だ。選挙地盤の弱い南部諸州で敗北が重なれば、オハイオ州で勝利してもサントラム氏ら他候補が戦いを継続するとみられるからだ。

 その場合、大統領候補の一本化は、8月の党大会で投票権を有する代議員を155人擁する大票田のテキサス州予備選(4月3日から5月29日に変更)や、同172人のカリフォルニア州予備選(6月5日)までずれ込む可能性もある。

 決め手を欠くまま長引く気配をみせる指名争いに嫌気を起こし、「長期化は金の無駄遣い。オバマ大統領を利するだけだ」(マクドネル・バージニア州知事)と早期の候補一本化を求める声も共和党の一部から出始めている。

 ロムニー氏が圧勝し、逆にサントラム氏がオハイオ州以外でも惨敗するようだと、サントラム氏に対する撤退圧力が党内で高まる可能性もある。

1057名無しさん:2012/03/07(水) 22:07:58
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/amr12030714570006-n1.htm
スーパーチューズデー ロムニー氏がオハイオなど6州で勝利
2012.3.7 18:53

6日、マサチューセッツ州ボストンの集会で、支持者と握手するロムニー前同州知事(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】米大統領選の共和党候補指名争いは6日、10州の予備選と党員集会が集中する「スーパーチューズデー」を迎え、ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が焦点の中西部オハイオ州など6州で勝利した。本選の行方を大きく左右するオハイオ州を制したことで、指名獲得の流れを大きく引き寄せた。

 サントラム元上院議員(53)も保守色の強い南部テネシーとオクラホマ、中西部ノースダコタの3州を制したが、主戦場と位置づけられたオハイオ州で苦杯を喫し、情勢は厳しくなった。

 ただ、1988年以降、スーパーチューズデーで共和党の候補者が絞り込まれなかったのは初めて。各候補に撤退の意思はなく、候補の一本化は長期化する可能性が高まっている。

 ロムニー氏は地盤の北東部マサチューセッツやバーモント、南部バージニア、西部アイダホ、アラスカでも勝利し、これで通算13勝。地元マサチューセッツ州ボストンで支持者を前に「オバマ大統領は2012年には執務室を離れるだろう」と勝利宣言した。

 サントラム氏もオハイオ州で「全国で勝利する準備はできている」と強調。南部ジョージア州では、地元のギングリッチ元下院議長(68)が勝利した。

 指名争いは3月中にカンザス、アラバマ州などで予備選や党員集会を実施。5月には大票田の南部テキサス、6月には西部カリフォルニアで予備選を控え、8月下旬の全国党大会で候補者が正式指名される。

http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/amr12030718120009-n1.htm
「ロムニー氏優位」「指名争い長期化」 米メディア分析
2012.3.7 18:10

マサチューセッツ州ボストンの集会で支持者と握手するロムニー前同州知事=6日(ロイター)
 【ワシントン=柿内公輔】スーパーチューズデーの結果を受け、多くの米メディアは、注目のオハイオ州を制したロムニー氏が優位に立ったが、共和党候補の指名争いはなお長引きそうだとの見方を伝えた。

 CNNやFOXなどテレビ各局は特番を組み、各候補の得票状況を刻々と伝えた。とくにロムニー氏とサントラム氏がデッドヒートを繰り広げたオハイオ州に着目し、CNNのキャスターは「ロムニー氏には大きな勝利だ」と伝えた。

 ワシントン・ポスト紙(電子版)も「オハイオでの勝利は、ロムニー氏が必然の候補者であることを示す何よりの証拠となりそうだ」とするが、得票状況の分析などから、「ロムニー氏とサントラム氏は、意中の候補がいない有権者を含め票を分け合っている」との見方も示している。

 ウォールストリート・ジャーナル紙(同)も、「ロムニー氏は獲得代議員数を伸ばしたが、有権者はレースを終わらせる決定打も与えなかった」と指摘。政治専門サイト「ポリティコ」(同)も「サントラム氏は屈する様子がない」とし、他候補の巻き返しの余地は残されているとしている。

1058チバQ:2012/03/07(水) 22:08:28
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/amr12030719000011-n1.htm
「金持ち臭さ」がネック 引導渡せないロムニー氏 
2012.3.7 18:57

6日、米ボストンでの集会で演説するロムニー前マサチューセッツ州知事(AP=共同)
 【ワシントン=佐々木類】米大統領選のスーパーチューズデーで、サントラム元上院議員(53)との接戦の末に焦点のオハイオ州を制したロムニー前マサチューセッツ州知事(64)だが、共和党候補に本命視されながら混戦を抜け出せないでいる。妊娠中絶など社会的な重要争点での「変節ぶり」が批判されるほか、金にまつわる失言癖がボディーブローとなっているようだ。

 華麗なビジネス経験と州知事の経歴から「恐ろしいほど完璧な大統領候補」(エコノミスト誌)と評されたロムニー氏が他候補になかなか引導を渡せない理由のひとつが、かつての穏健的な政治姿勢に対する保守派の根強い批判だ。

 2002年のマサチューセッツ州知事選で妊娠中絶に賛成し、08年の米大統領選を前に反対派へ転向。オバマ大統領の医療保険改革の参考にもなった制度を同州に導入したことも、聖書の教えに忠実なキリスト教福音派を中心とした保守派の不信感を募らせている。

 こうした中で最近取り沙汰されるのが、庶民感覚とかけ離れた「金持ち臭い」(ナショナル・ジャーナル紙)ロムニー氏の発言だ。

 選挙戦に直接ダメージを与えたのが2月28日のミシガン州予備選だ。同州デトロイトはロムニー氏の出生地であり、大勝してもおかしくなかったが、得票率3ポイント差の辛勝だった。

 その2日前、フロリダ州のモータースポーツ「NASCAR(ナスカー)」レース場で、「私はマスタングとトラック、妻は(米国産高級車の)キャデラックを2台所有している」と発言したことが響いたとみられる。

 デトロイトは長期低迷を続けた自動車産業の拠点であり、国産車の購入と、妻が自分より高級車に乗っているというレディーファーストぶりの両方をアピールしたかったらしい。しかし、「ナスカー」のファン層は南部の中低所得者層が多いとされ、発言は裏目に出てしまったようだ。

 ロムニー氏の2011年の所得は2170万ドル(約17億3600万円)。カリフォルニア大バークレー校のサエズ教授(経済学)の試算だと、ロムニー氏は米国の高額所得者の最上位0・0025%に入るという。

 反格差運動「ウォール街を占拠せよ」から批判された高額所得者の「1%」が「逆に99%に見えてくる」(ウォールストリート・ジャーナル紙)ほどの資産家で、推定資産額は2億5千万ドル(約200億円)に上るという。

 11月の本選を見据えるロムニー氏だが、“カネ”をめぐる失言癖は今後、共和党の他候補だけでなく、2期目を狙って本選で手ぐすねを引くオバマ陣営に攻撃材料を与えかねない。

1059チバQ:2012/03/07(水) 22:08:59
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/amr12030721160014-n1.htm
【米大統領選】
オハイオ死闘で長期化へ サントラム氏、反ロムニーの受け皿で善戦
2012.3.7 21:14 (1/2ページ)

6日、米オハイオ州の高校で開かれた集会で、こぶしをあげるサントラム元上院議員(AP)
 「素晴らしい夜だ。明日からまた一歩一歩、大統領への道を目指したい」

 ロムニー氏は6日夜、地元マサチューセッツ州ボストンで支持者らを前に、オハイオ州での死闘をこう振り返った。他州の取りこぼしもあって圧勝とはいえない出来だったが、党指名獲得に向けて「大きくジャンプした」(米紙ザ・ヒル)のは間違いない。

 同州は、大統領選のたびに民主、共和と支持政党が振れる「スイング・ステート(揺れる州)」の代表格。本選で割り当てられる選挙人の数も多い。

 過去、同州で負けた共和党候補が大統領になったケースはゼロ。

 民主党でも1900年以降、28回の大統領選で、同州で負けながら当選したのは、F・ルーズベルト元大統領とケネディ元大統領の2人だけ。ジンクスにならえば、ロムニー氏が圧倒的に有利な情勢だ。

 一方、“2強”の一角、保守派のサントラム氏は、「下馬評を覆す大接戦だった」と戦い継続を宣言した。知名度、組織力、資金力と選挙戦における「三種の神器」でロムニー氏に劣る。だが、キリスト教福音派の多いミシシッピ流域の南部テネシー州などでの善戦は、1月3日のアイオワ州、2月7日のミネソタ州での勝利に続く“ミシシッピの奇跡”の再現といえる。

 サントラム氏が善戦を続けることができるのは「反ロムニー票」の受け皿となっているためだ。妊娠中絶に賛成したかつての穏健的な政治姿勢や高額所得者としてのロムニー氏の一面に保守層の多くが批判的となっている。

 また、長引く不景気で共和党の支持層が裕福なホワイトカラーから中所得以下のブルーカラー層に裾野を広げる「大衆政党化」した党の質的変化がある。

 大接戦のオハイオ州は不況で大打撃を受けた「ラストベルト(さび付いた帯)」と呼ばれる地域だ。サントラム氏は、米国移民の祖父がデトロイトの自動車工だったエピソードをことあるごとに紹介し、ブルーカラー層に支持拡大を訴えたのが奏功している。

 党の意見を集約できる強力なリーダーが見当たらなくなり、緩やかな連合体となった党指導部が大統領候補を一本化できないでいることも迷走の一因だ。

 下院のカンター院内総務こそロムニー氏支持を表明しているが、実力者のベイナー議長はどの候補への支持表明も控えている。

 ロムニー氏がスーパーチューズデーを圧勝できず、指名争いの長期化は必至。「泥仕合はオバマ陣営を利するだけ」(バージニア州知事)と厭戦(えんせん)ムードも広がりつつある。

 オバマ大統領とクリントン国務長官の対決で長期化し、有権者の関心を集めた2008年の民主党指名争いにならって、今回代議員の比例配分方式を導入した共和党。だが、想定内だったはずの長期戦が本選で「吉と出るか、凶と出るか分からなくなった」(グラハム上院議員)ことが、党にとって悩ましいところだ。(ワシントン 佐々木類)

1060チバQ:2012/03/07(水) 22:09:32
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120307/amr12030721180015-n1.htm
共和党候補、外交・安全保障で目立つ強硬姿勢
2012.3.7 21:16

マサチューセッツ州ボストンの集会で支持者と握手するロムニー前同州知事=6日(ロイター)
 【ワシントン=犬塚陽介】米大統領選の共和党指名を争う候補者は外交・安全保障で、イランへの軍事攻撃も辞さない強硬姿勢を示すなど、「外交圧力」を主軸にするオバマ大統領との差別化を図っている。

 保守層の人気が高いレーガン元大統領の「強いアメリカ」を意識した外交政策だが、この時期に特有の「選挙戦略」との見方も強く、本選ではより現実的な路線への「軌道修正」を迫られるとの指摘もある。

 経済問題や同性婚・中絶などの社会的価値観に有権者の関心が集中する中、外交・安保ではイスラエルが単独攻撃をちらつかせるイラン核問題が最大の焦点だ。

 ロムニー前マサチューセッツ州知事は6日、親イスラエル団体の総会で選挙戦の合間を縫ってビデオ演説し、現政権の「イラン問題の先延ばし政策を終わらせる」と主張。イランに「米軍の威力」を見せつけるとして、軍事衝突も辞さない姿勢を明確にした。

 海外駐留米軍の全面撤退など「孤立主義」を掲げるポール下院議員を除けば他候補の主張に大差はない。サントラム元上院議員は6日、「イランが核施設を処分しないなら、われわれが取り壊す」と語気を強め、ギングリッチ元下院議長も「すでにイランは一線を越えている」と訴えた。

 ただ、強硬論が際立つ主張には「空疎なレトリック」(民主党のシューマー上院議員)との批判も絶えず、外交専門家も「部分的な修正を余儀なくされるだろう」と指摘する。

 各候補者は対中政策でも強硬論を展開。ロムニー氏は「就任1日目に中国を為替操作国に指定する」と表明しており、サントラム氏も「貿易戦争は欲していない。中国を打ち負かしたいだけだ」と敵対心をあらわにしている。

1061チバQ:2012/03/07(水) 22:37:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120307-00000096-mai-int
<米共和党予備選>ロムニー氏抜け出せず 指名争い長期化へ
毎日新聞 3月7日(水)22時29分配信

 【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党候補指名争いで、穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)は予備選・党員集会が集中した6日の「スーパーチューズデー」の10州中6州で勝利し、獲得代議員数を大きく上積みした。だが、キリスト教右派の多い南部の保守地盤では惨敗し、焦点の中西部オハイオ州も辛勝だった。最有力候補と言われながらロムニー氏は突破力を欠き、早期決着への流れを作り切れていないのが実態で、指名争いの長期化は避けられない情勢だ。

 「スーパーチューズデーまで長い道だった。正直に言おう、私の競争相手は本当によくやっている」。オハイオ州勝利前、地元マサチューセッツ州ボストンで支持者の前に姿を現したロムニー氏は指名争いが想定以上の厳しい道のりとなっていることを素直に認めた。

 突出した候補が出にくい背景には、今回から選挙の仕組みが変わった事情がある。共和党本部は3月までに予備選を実施する州に対して、代議員の「勝者総取り」方式を改め、得票率に応じて各候補に割り振る「比例配分」方式とするよう指示した。また、政治資金規制を受けない「スーパーPAC」と呼ばれる選対の別動隊が認められ、大口支援者がいれば選挙戦を継続できるようになった。

 ただ、組織力、資金力で他候補を圧倒するロムニー氏が混戦をなかなか抜け出せない理由としては、共和党本来の支持層に浸透できないという個人的な弱点がある。

 米CNNテレビなどがオハイオ州で実施した出口調査によると、白人のキリスト教右派・福音派は47%がサントラム氏に投票しており、ロムニー氏よりも17ポイント多かった。「大学を出ていない」と答えた労働者階級は39%がサントラム氏に票を投じ、ロムニー氏を5ポイント上回った。オハイオ州でロムニー氏がサントラム氏を上回ったのはクリーブランド、コロンバス、シンシナティの大都市部に偏り、広範な支持を取り付けているとは言いがたい。

 3月中は中西部カンザス(10日)、南部アラバマ、ミシシッピ両州(13日)などキリスト教右派の多い保守地盤での選挙が続き、ロムニー氏は「苦手克服」の試練の時期を迎える。混戦が続けばロムニー氏が正式指名に必要な過半数の代議員1144人を獲得できるかも不透明になる。

 ◇サントラム氏…低所得層に照準

 【ストゥーベンビル(米オハイオ州)白戸圭一】米大統領選の共和党予備選・党員集会が集中した6日の「スーパーチューズデー」で中西部オハイオ州を大接戦に持ち込んだ保守派のリック・サントラム前上院議員(53)。陣営には「大善戦」への満足感すら漂う。米経済の現状に不満を抱く保守系の低所得者層に狙いを定めた戦略が奏功した格好だ。

 「西部、南部、中西部で勝った。オハイオでは大接戦だ。米国の保守派が『ロムニーと一騎打ちできる候補はサントラムだ』と言うべき時が来た」。6日夜、オハイオ州東部ストゥーベンビルで開かれた集会で、サントラム陣営の広報担当、ジョン・ブラベンダー氏は自信に満ちた表情で記者団に語った。

 ストゥーベンビルはオハイオ川沿いの山間部にある旧工業都市だ。かつて栄えた製鉄業の撤退・縮小で町はさびれ、1960年代には3万人を超えていた人口は現在約1万8000人。中心部は廃屋と空き地が目立ち、製造業の海外流出にあえぐ米社会を象徴するような光景が広がる。

 スーパーチューズデー当日にマサチューセッツ州に帰郷したロムニー氏とは対照的に、サントラム氏は失業と人口流出に苦しむこの町で集会を開き、集まった約500人の聴衆に「長い間、米国を造ってきたのはこの地域だ」と語りかけた。

 オバマ大統領の政治を「大きな政府によるトップダウン」と批判し、「米国は家族と地域で造られる」と主張。減税や規制緩和などを通じて「小さな政府」を作ることが経済再生につながると訴え、喝采を浴びた。

 演説を聞いていた主婦、デビー・バウザーさん(49)は「この地域の経済はご覧の通り大変厳しい。でも、彼が言うようにビジネスの規制を緩め、人々が自由に起業できるようにすれば経済は再生すると思う」と語り、サントラム氏に再生への希望を託した。

 米経済の低迷と格差拡大が深刻化する中、サントラム氏は保守的な価値観を前面に打ち出し、低所得者層の共感と支持を取り付けている。こうした層の投票動向が指名争いの行方に影響を与える可能性が出てきた。

1062チバQ:2012/03/08(木) 23:02:21
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120308/amr12030820520004-n1.htm
【米大統領選】
浮上するオバマ大統領再選の可能性
2012.3.8 20:49 (1/2ページ)
 【ワシントン=古森義久】米大統領選の共和党側の乱戦が長引くにつれ、オバマ大統領の再選確実説が浮上してきた。共和党側の大物評論家が「大統領選はこのままでは勝てないから議会選挙に比重を移すべきだ」と大胆な提言をした一方、有力紙はオバマ第2期政権がどんな政策を実行するかという特集記事を掲げた。

 共和党側ではミット・ロムニー候補が先行するものの、なおリック・サントラム候補やニュート・ギングリッチ候補が激しく挑み、相互の非難をもエスカレートさせている。6日の10州での予備選・党員集会でも決定的な結果が出ず、乱戦が続くこととなった。

 そんな状況のなかで保守派の長老政治評論家のジョージ・ウィル氏は3日付のワシントン・ポストほか各紙に「オバマ氏を阻むB計画」と題する評論を発表し、「ロムニー氏もサントラム氏も本番選挙で全米的な支持を盛り上げる資質がなく、当選はできないだろう」との予測を述べた。年来の共和党支持で反オバマ色を鮮明にしてきたウィル氏の予測だけに、広い関心を集めた。

 同氏は共和党支持者に、大統領選よりも連邦議会選に力を入れ、共和党のいまの下院での多数議席を増やし、民主党がなお多数を制する上院での逆転を図って、2期目のオバマ大統領のリベラル施策を阻むことがより重要だと訴えた。

 事実、共和党側の乱戦のせいか、3月に入っての全米世論調査では、本番選挙で最重要な役割を果たす無党派層や中間派の間で、共和党候補たちへの失望を表明する人が増え、逆にオバマ大統領の支持率が50%に達するという結果が出た。同大統領への支持は同じ調査でもこの数カ月、40%台前半に落ち、50%に達したのは昨年5月以来、初めてだという。

 潮流のこんな変化を反映して、4日付のワシントン・ポストは「オバマ政権2期目の予定」と題する特集記事を載せ、オバマ氏が再選されれば、どんな政策を進めるかの予測を詳しく報じた。同記事は、もう再選のために過激な政策を抑制する必要がなくなるオバマ大統領は本来のリベラリズム信奉を前面に出し、医療保険の公的拡大を徹底させるほか、同性結婚への支持、温暖化防止の大胆な推進、産業界規制の強化、黒人優遇策の拡大など諸策を取るという識者たちの見解を紹介した。

 共和党側ではこの段階でのオバマ大統領の優位を認めながらも、投票前8カ月の時点での優劣の情勢が激変した過去の実例は多々ある、と反論している。

1063チバQ:2012/03/08(木) 23:06:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012030800740

「保守一本化」呼び掛け=焦るサントラム陣営−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、保守派のサントラム元上院議員の陣営が7日、ギングリッチ元下院議長に撤退と保守勢力一本化を求めた。ヤマ場となった6日の「スーパーチューズデー」で躍進した穏健派ロムニー前マサチューセッツ州知事に対抗するにはこれしか手がないという焦りが背景にある。ただ、ギングリッチ氏は呼び掛けを拒否した。
 サントラム選対の別動隊としてテレビCMなどを流している政治資金団体「愛国心」はこの日、声明を発表し、「これまでの不調を考えれば、ギングリッチ氏はレースを降りるべきだ」と訴えた。
 スーパーチューズデーに予備選・党員集会が行われた10州のうち、ロムニー氏は6州を制し、通算13勝。一方の保守系は、サントラム氏が保守地盤の南部中心に3勝し、通算7勝と粘ったのに対し、ギングリッチ氏は地元ジョージア州での1勝にとどまり、計2勝と低迷している。(2012/03/08-16:59

1064チバQ:2012/03/08(木) 23:30:47
http://www.asahi.com/international/intro/TKY201203070805.html
景気復調、薄れる強み 「経済に強い」ロムニー氏共和党候補者選び州ごとの勝者


 緩やかな回復傾向にある米国経済が、大統領選に影響を与えている。6日のスーパーチューズデーでロムニー前マサチューセッツ州知事がサントラム元上院議員らを突き放せなかった背景には、「経済に強い」という看板が「打倒オバマ」の決め手にならなくなった事情もある。

 「選挙戦はまだ続くが、本当の変化はもうすぐ実現する」。ロムニー氏は6日夜、マサチューセッツ州ボストンの集会で、勝利が近いと強調した。しかし現実には、サントラム氏に猛追を許した。米経済が上向いてきたことが響いている。

 ロムニー氏は投資ファンド経営や州知事の実績から「経済に強い」が売り文句。高止まりする米失業率をやり玉に挙げ、「オバマ大統領は経済政策に失敗した」と訴えてきた。

1065チバQ:2012/03/09(金) 22:26:05
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPTYE82705620120308
米市長選で「被告」が当選、対立候補のストリップバー映像で脅迫
2012年 03月 8日 17:01 JST
[サンタフェ(ニューメキシコ州) 7日 ロイター] 米ニューメキシコ州サンランドパークで6日に行われた市長選で、対立候補への脅迫などで訴追されているダニエル・サリナス被告が当選した。
地元警察によると、サリナス被告は対立候補ヘラルド・ヘルナンデス氏を市長選から撤退させようとして、同氏がストリップバーでダンサーと絡んでいる様子を映したビデオテープで脅迫し、先月に逮捕された。市職員との接触と市庁舎への立ち入り禁止を条件に、同被告は5万ドル(約410万円)を支払って保釈された。

重い判決が下れば、サリナス被告は公職に就けないことになる。また、同市長選では不正投票があったとされており、警察は現在捜査中だとしている。

1066チバQ:2012/03/11(日) 10:47:17
http://www.cnn.co.jp/usa/30005877.html
サントラム氏がカンザスで圧勝、保守掌握 共和党指名争い
2012.03.11 Sun posted at: 09:26 JST

カンザス州党員集会で勝利を収めたサントラム氏
カンザスシティー(CNN) 今秋行われる米大統領選の共和党候補者を決める指名争いは10日、カンザス州で党員集会が開かれ、リック・サントラム元上院議員が圧勝することが確実となった。サントラム陣営は、同州での勝利が保守派からの支持を集めている証左だと今後の選挙戦に自信を見せた。

開票率99%の時点で、サントラム氏は52%の票を獲得。ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が21%で続き、ニュート・ギングリッチ元下院議長は14%、ロン・ポール下院議員は13%にとどまった。

カンザス州は社会的保守派が強く、「妊娠中絶反対」「同性婚反対」などを掲げるサントラム氏の立場が支持された。ロムニー、ギングリッチ両氏は積極的な選挙運動を展開していなかった。サントラム陣営の報道担当者は、保守層や草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」の支持者らが同氏の下に結束していることを示す結果だと述べた。同州割り当ての代議員40人は、得票率に応じて比例配分される。

一方、ロムニー氏は同日、自治領の北マリアナ諸島の党員集会で87%の票を獲得。米領グアムでも9人の代議員を全員獲得した。

ギングリッチ氏は13日に予定されるアラバマ、ミシシッピ両州の予備選に焦点を絞った運動を続けている。

CNNの推計によると、候補指名に必要な代議員数1144人に対し、9日までの時点でロムニー氏は429人、サントラム氏は169人の代議員をそれぞれ獲得。ギングリッチ氏は118人、ポール氏は67人を獲得していた。

1067チバQ:2012/03/11(日) 10:48:09
http://www.cnn.co.jp/special/us_election/30005841.html
米共和党の長い1日、「スーパーチューズデー」で分かった5つのこと
2012.03.07 Wed posted at: 19:59 JST

(CNN) 11月の米大統領選に向けた共和党候補者指名争いのヤマ場「スーパーチューズデー」は、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が注目のオハイオ州をはじめ、バージニア、バーモント、マサチューセッツ、アイダホ、アラスカの計6州を制した。リック・サントラム元上院議員はテネシー、オクラホマ、ノースダコタの3州で勝利し、ニュート・ギングリッチ元下院議長がジョージア州で勝利を収めた。レースの結果とともに、この日明らかになったことを5点挙げる。

1.2008年大統領選の副大統領候補でアラスカ州前知事のサラ・ペイリン氏が、土壇場で大統領候補に名乗りを上げる可能性を示唆した。

このところ自身の将来について沈黙を守っていた同氏だが、アラスカ州党員集会の会場でCNNとのインタビューに応じ、指名レースの決着が8月の全国党大会までもつれこんだ場合に立候補する可能性はあるかとの質問に、「扉を閉ざすつもりはない」と答えた。


2.オバマ大統領はこの日にあえて記者会見を開き、改めて存在感を示した。

指名レースで傷だらけになる共和党候補を横目に、大統領は本選へ向けて準備を進めている。現職の強みはなんといっても、ホワイトハウスの権威を背に本選に臨めることだ。

3.サントラム陣営の問題点が浮き彫りとなった。

レースがスタートした時点で、サントラム氏がここまで健闘するとはだれも予想していなかった。それだけに組織力の弱さは否定できない。居住地のバージニアで規定数の署名を集められず、オハイオでも一部選挙区で代議員獲得のための文書を提出しなかったことで、手痛い取りこぼしを重ねた。


4.ロムニー氏はアパラチア地方が弱点だった。

穏健派のロムニー氏はテネシー、ジョージアなど保守的な風土で知られるアパラチア地方で苦戦を強いられ、保守派のサントラム、ギングリッチ両氏に敗北。唯一勝てたのは、サントラム氏が不参加となったバージニアだった。


5.ギングリッチ氏は期待した成果を残せなかった。

起死回生を期してスーパーチューズデーに臨んだギングリッチ氏は、地元ジョージア州で勝利を収めたものの、保守地盤のテネシー、オクラホマ両州でサントラム氏はおろか、ロムニー氏にも及ばず大敗を喫した。本人は党大会までレースに残る意向を示しているが、資金が続くかどうか危ぶまれる展開となっている。

1069チバQ:2012/03/14(水) 21:58:44
http://www.afpbb.com/article/politics/2865173/8641621
南部2州でサントラム氏が勝利、ロムニー氏に打撃
2012年03月14日 16:39 発信地:バーミンガム/米国

【3月14日 AFP】米大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いは13日、保守派のリック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員が米南部のアラバマ(Alabama)州とミシシッピ(Mississippi)州で勝利するという劇的な展開を迎えた。

 サントラム氏はこの勝利によって大きく勢いをつけることとなり、11月の大統領選でバラク・オバマ(Barack Obama)大統領と対峙する共和党候補として現在トップを走るミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事に対抗する最有力の保守派候補としての立場をより強固なものとした。

 サントラム氏の勝利は、同2州を死守したかった南部出身の候補、ニュート・ギングリッチ(Newt Gingrich)元下院議長にとって大きな痛手となった。また、もう何か月も他の候補者を蹴落とせないままのロムニー氏も、自身が最も強力な共和党候補であるという印象を決定付けられずにおり、屈辱的な敗北を喫することとなった。

 米CNNによると、アラバマ州では開票率99%の時点でサントラム氏が35%でトップ、ギングリッチ氏とロムニー氏はともに29%であった。

 また、隣のミシシッピ州では開票率99%の時点で33%を獲得したサントラム氏が勝利確実となり、ギングリッチ氏が31%、ロムニー氏が29%であった。(c)AFP/Donna Francavilla

1070チバQ:2012/03/14(水) 22:00:03
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120314-00000051-reut-int
サントラム氏が南部2州で勝利、共和党「保守派候補」の地位固める
ロイター 3月14日(水)12時22分配信


拡大写真
3月13日、米大統領選の共和党ミシシッピ州予備選について、FOXなどのメディアは、サントラム元上院議員が勝利するとの予想を伝えた。米ルイジアナ州で撮影(2012年 ロイター/Mike Stone)

[バーミングハム(米アラバマ州) 13日 ロイター] 13日に南部のアラバマ州とミシシッピ州で行われた米共和党の大統領候補指名を争う予備選で、どちらもサントラム元上院議員が勝利を収めた。

保守色の強い両州では、「保守派候補」の地位をサントラム氏とギングリッチ元下院議長が争う構図だったため、今回の結果はギングリッチ氏にとって大きな打撃となった一方、サントラム氏にとっては保守派の支持を一段と固めるものとなった。

米TVネットワークの報道によると、これまでの戦いでトップを走っているロムニー前マサチューセッツ州知事も加え、三つどもえの戦いとなった両州では、サントラム候補がかろうじてギングリッチ、ロムニー両候補を下した。両州とも2位はギングリッチ氏、3位がロムニー氏。

一方、ハワイ州と米領サモアでも党員集会が開かれた。ワシントン・ポストによると、ハワイではロムニー氏が勝利、サントラム氏が2位となった。CNNによると、サモアでもロムニー氏は勝利し、9人の代議員を獲得した。

多くのメディア集計によると、13日の予備選などを控えてロムニー氏の代議員獲得数は450人と、サントラム氏の倍以上、ギングリッチ氏の100人を大幅に上回っていた。

代議員の割り当てはアラバマ州が50人、ミシシッピ州が40人、ハワイ州が17人。これらの州では、各候補の得票数に応じて比例配分する方式を取る。

サントラム氏との「保守派候補」争いでこれまで劣勢に立っていたギングリッチ氏にとって、どちらかの州での勝利は不可欠だったが、両州で敗れたことで、ギングリッチ氏は選挙戦からの撤退を強いられる可能性がある。

しかし、ギングリッチ氏のスポークスマンは記者団に対し、8月にフロリダ州タンパで開かれる党大会まで選挙戦を続ける考えを強調した。

一方、サントラム氏は、24日に次の南部州における予備選が行われるルイジアナ州で、支持者らを前に「われわれはふたたび勝利した。保守派が結束する時がやってきた。保守派が指名を獲得すれば、バラク・オバマ(大統領)を倒すことができる」と演説した。

両州の結果は、保守派の支持獲得を目指していたロムニー氏にとっても打撃となった。アラバマ州とミシシッピ州はもともと保守派の強い地域だが、今回の敗北は、同氏が保守派の支持を得られないことを裏付ける形となった。

*内容を追加して再送します。

1071チバQ:2012/03/14(水) 22:00:50
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2012031400355&j4
南部決戦、サントラム氏完勝=ロムニー氏追撃の態勢−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、アラバマ、ミシシッピの南部2州の予備選が13日行われ、サントラム元上院議員がともに制した。これにより、同氏はレース全体の先頭を走るロムニー前マサチューセッツ州知事を追撃する態勢を整えた。
 2州は「ディープ・サウス」と呼ばれる米本土の最南部に位置し、保守色が濃い。保守派のサントラム氏は、地の利を生かして完勝。これに対し、保守州ではこれまでほとんど勝てなかった穏健派ロムニー氏は、支持に広がりを欠く弱点を改めて露呈した。
 サントラム氏は同日夜の支持者との集会で、「草の根選挙運動の勝利だ」と強調。多額の資金を投じるロムニー氏を批判した。
 一方、低迷続きのギングリッチ元下院議長は、地盤の南部を舞台とする今回の2戦に敗れ、苦しい状況に追い込まれた。ただ、同氏は選挙戦続行を表明した。(2012/03/14-13:13)

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1072チバQ:2012/03/14(水) 22:09:46
http://www.asahi.com/international/update/0314/TKY201203140600.html
2012年3月14日21時20分
保守派候補一本化が焦点 米大統領選共和党候補者選び
 11月の米大統領選に向けた共和党の候補者選びで、保守派のサントラム元上院議員がアラバマ、ミシシッピの南部2州を制した。サントラム氏は保守派候補の一本化を求めており、得意とする南部でもふるわなかったギングリッチ元下院議長の態度が焦点だ。

 「今こそ保守派がまとまるときだ。保守派をオバマ大統領の対立候補に指名することが、勝利の絶好のチャンスになる」。サントラム氏は13日の集会で、こう語った。

 保守派がサントラム、ギングリッチ両氏に分かれているのは、CNNがアラバマ州で行った出口調査でも明らかだ。保守草の根運動「ティーパーティー(茶会)」を「強く支持する」とした人の36%がサントラム氏、35%がギングリッチ氏に投票した。また、自らを「キリスト教福音派」と考える人の36%がサントラム氏、30%がギングリッチ氏だった。ギングリッチ氏は13日夜の集会で、8月末の党大会まで戦いを続ける考えを強調したが、保守派の一本化のために撤退を求める声は強まりそうだ。

1073名無しさん:2012/03/15(木) 12:42:03
http://mainichi.jp/select/world/news/20120315ddm007030193000c.html
2012米国大統領選:共和指名争い、ハワイ州はロムニー氏
 【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党候補指名争いで13日、ハワイ州の党員集会が行われた。AP通信によると、最終集計で、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が得票率45%で勝利。同州の代議員20人の多くを獲得した。リック・サントラム前上院議員(53)は25%、ロン・ポール下院議員(76)は18%、ニュート・ギングリッチ元下院議長(68)は11%だった。また、米領サモアでも党員集会があり、ロムニー氏が勝利し、9人の代議員全員分を獲得した。AP通信の推計によると獲得代議員数は、ロムニー氏495人▽サントラム氏252人▽ギングリッチ氏131人▽ポール氏48人。指名獲得に必要な代議員数は1144人。

毎日新聞 2012年3月15日 東京朝刊

1074チバQ:2012/03/15(木) 21:56:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000054-mai-int
<共和予備選>ギングリッチ氏、大逆転狙う 南部2州で2敗
毎日新聞 3月15日(木)17時14分配信


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ニュート・ギングリッチ元下院議長=米フロリダ州マイアミで2012年1月27日、古本陽荘撮影

 【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党候補指名争いで14日、地盤だった南部アラバマ、ミシシッピ両州の予備選(13日)でいずれも2位に終わったニュート・ギングリッチ元下院議長(68)が選挙戦を続行する姿勢を鮮明にした。過半数の代議員数を確保するのは事実上不可能な情勢だが、先頭を走る穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)の過半数を阻止し、共和党大会の指名投票で「大逆転」を狙う戦略だ。

 選対幹部が「勝たなければならない戦い」と公言していた南部2州で2敗した翌日。ギングリッチ氏は20日に予備選がある中西部イリノイ州ローズモントで集会を開き、「私はこの戦いを続行する」と明言した。15日もイリノイ州で集会を続ける予定だ。

 ギングリッチ陣営が狙っているのは、今後の予備選でできるだけ獲得代議員数を増やし、8月下旬にある党大会の最初の投票で、誰も過半数に達しない状況を作ることだ。

 各州の代議員は、最初の投票では各州の予備選結果に従い事前に割り当てられた候補に投票する。だが、過半数に達しなかった場合、代議員の「縛り」はなくなり自由に投票できる。そのため状況は一気に流動化する。

 ただ現在は、アラバマ、ミシシッピ両州で勝利したリック・サントラム前上院議員(53)に保守派の支持が集まる流れができた。ギングリッチ氏の選挙戦続行にはサントラム氏の支持者を中心に保守派から反発の声が上がっている。

 こうしたことから保守派の大口献金者らがギングリッチ氏に対し、資金協力を打ち切り、活動停止に追い込む事態も想定される。

 指名獲得に必要な過半数の代議員数は1144人。AP通信の推計によると、獲得数はロムニー氏が495人でトップ。サントラム氏が252人、ギングリッチ氏が131人、ロン・ポール下院議員(76)が46人となっている。

1075チバQ:2012/03/15(木) 22:03:56
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012031502000032.html
米大統領選2012 保守一本化なら波乱も
2012年3月15日 朝刊


 【ワシントン=竹内洋一】米大統領選の共和党候補選びは、十三日のアラバマ、ミシシッピの南部二州予備選で保守派のサントラム元上院議員が勝利したことで、同じ保守派のギングリッチ元下院議長の進退が焦点に浮上した。穏健派のロムニー前マサチューセッツ州知事が保守層への浸透不足を再び露呈しただけに、保守派候補が一本化されれば、レースの流れが変わる可能性もある。

 サントラム氏は十三日夜の勝利宣言で「今こそ保守勢力が結集すべき時だ」と呼び掛けた。だが、ギングリッチ氏は「徹底的に戦う」と選挙戦にとどまる考えを表明。今後は党内から撤退圧力を受ける可能性が出てきた。

 一方、ロムニー氏は支持者の前に姿を見せず、両州で得票率に応じて配分される代議員を獲得して「候補者指名にさらに近づいた」との声明を出した。保守派二氏が競合して有利な状況だったのに、一勝もできなかったのは、ロムニー氏がいかに保守層から敬遠されているかを物語る。

 米CNNテレビの出口調査では、アラバマ州で投票した共和党員の36%が「自分はとても保守的」と答え、このうち41%はサントラム氏に投票。ロムニー氏に投じたのは18%にとどまった。ミシシッピ州でも、同様に保守票で大差がついた。

 二十日の中西部イリノイ州予備選では、ロムニー氏が支持率でややリードしているが、波に乗るサントラム氏に追い上げられるのは確実。続く二十四日の南部ルイジアナ州予備選では、ロムニー氏の勝利は望み薄だ。

 ただ、現時点では、代議員獲得数でロムニー氏の優位が揺らぐ可能性は低い。

 四月にはロムニー氏の地盤、リベラルな東部州の予備選が続く。波乱があり得るとすれば、指名獲得の目が事実上なくなったギングリッチ氏が、早期にレースから撤退した場合だ。

 いずれにせよ、共和党は身内の消耗戦がさらに続く状況だ。オバマ大統領の陣営は十三日、支持率急落を受け「きょう大統領選があれば、ロムニーに負ける」と危機感を訴えるメールを支持者に配信したが、共和党の結束した攻撃を受ける心配は当面なさそうだ。

1076チバQ:2012/03/16(金) 22:38:13
副大統領ってたいてい地味なもんだけどバイデンの地味さは歴代でも抜きんでてるな
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120316-00000015-cnn-int
オバマ陣営、本格的な選挙戦開始 バイデン副大統領が演説
CNN.co.jp 3月16日(金)12時33分配信

(CNN) 11月の米大統領選挙で再選を目指すオバマ大統領とバイデン副大統領は15日、本格的な選挙戦を開始した。

バイデン副大統領は、11月の大統領選挙で激戦が予想されるオハイオ州を訪問。同州トレドの全米自動車労組(UAW)のホールで演説し、オバマ政権下で自動車産業が復活を遂げたことを訴えた。

バイデン副大統領はライバル共和党の大統領候補指名を争っている候補者たちがかつて、政府による自動車業界の救済に反対したことを取り上げて名指しで批判。「オバマ大統領は正しかったが、共和党の候補者たちは完全に間違っていた」と述べた。

また15日夜には、オバマ政権の成果をまとめた17分のドキュメンタリービデオも公開された。

民主党幹部によれば、バイデン副大統領は今後フロリダ州、アイオワ州、ニューハンプシャー州、バージニア州での遊説を予定している。自動車産業の復活のほか、メディケア(高齢者医療保険制度)問題や税制改革などをテーマに演説を行うという。

1077チバQ:2012/03/20(火) 12:17:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120319-00000015-cnn-int
ロムニー氏、プエルトリコで圧勝し優位維持 米共和党予備選
CNN.co.jp 3月19日(月)12時12分配信

サンフアン(CNN) 米自治領のプエルトリコで18日、今秋の大統領選に向けた共和党予備選が行われ、CNNの予想によると、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事が勝利する見通しとなった。

開票率52%の時点で、ロムニー氏の得票数は6万1000票を超え得票率は83%に上り、指名争いをしている他候補を大きく引き離している。今のところ最大のライバルとみられているリック・サントラム元上院議員の得票数は5000票超で得票率は8%。ニュート・ギングリッチ元下院議長とロン・ポール下院議員の得票率はそれぞれ2%と1%。

ロムニー氏は18日夜、イリノイ州で開かれた集会で、プエルトリコの人々が4人の中から最も彼らの気持ちを代弁してくれる候補者を選んだと指摘。特に米経済を上向かせ、小さな政府を実現出来る人物を指名したいと望んだのだと強調した。

プエルトリコの予備選に割り当てられた代議員の数は20人。得票率などに比例して代議員を分配する方式を採用しているが、このままいけば、ロムニー氏が20人全員を獲得する見込み。

CNNの最新の推計によると、候補指名に必要な代議員数1144人に対し、ロムニー氏が518人、サントラム氏は239人、ギングリッチ氏は139人、ポール氏は69人をそれぞれ獲得している。

プエルトリコでは今秋、州への昇格をめぐる住民投票が実施される。サントラム氏が先週、昇格を実現するためには英語を主要言語とする必要があると発言したのに対し、ロムニー氏は「言語は州昇格の前提条件ではない」と主張していた。

共和党候補指名争いはこの後、20日に中西部イリノイ、24日に南部ルイジアナの各州で予備選が実施される予定。イリノイ州には代議員54人が割り当てられ、各候補の得票数に応じて比例配分される。ロムニー、サントラム両氏がほぼ互角の争いを展開しているが、世論調査によるとロムニー氏がやや優勢。一方、ルイジアナ州ではサントラム氏の優位が伝えられている。

1078名無しさん:2012/03/22(木) 00:01:39
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000060-mai-int
<共和予備選>ロムニー氏の過半数確保焦点に
毎日新聞 3月21日(水)19時0分配信


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ロムニー前マサチューセッツ州知事=古本陽荘撮影

 【ワシントン古本陽荘】米大統領選(11月6日)の共和党候補指名争いは、20日の中西部イリノイ州予備選で穏健派のミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(65)が快勝し、指名獲得に向け前進した。だが、保守派の共和党支持者になかなか食い込めず指名獲得の流れを作りあぐねているのが実情。

【2012米大統領選】共和予備選:プエルトリコはロムニー氏勝利

 イリノイでの勝利の後、ロムニー陣営が支持者に送ったメールのタイトルは「終わりにする時」。指名獲得が「もうすぐそこまで来た」と呼びかけ、党内を結束する段階に入ったと訴えた。

 だが、保守派の代表候補として認知されるようになったリック・サントラム前上院議員(53)、出身の南部で根強い人気を持つニュート・ギングリッチ元下院議長(68)、若者の固定支持者が多いロン・ポール下院議員(76)の3候補とも、選挙戦を続行する姿勢を崩していない。

 指名に必要な過半数の代議員数は1144人。AP通信によると、指名争いトップのロムニー氏の獲得代議員数は563人。サントラム氏は263人、ギングリッチ氏は135人、ポール氏は50人。

 サントラム氏がロムニー氏に追いつくためには今後のレースで7割程度の代議員数を獲得する必要があり、達成は事実上、不可能だ。そのためサントラム氏やギングリッチ氏は、ロムニー氏の過半数到達を防ぎ、8月の党大会での決着を目指す考えを示すようになった。ロムニー氏が指名に必要な過半数の代議員1144人を党大会までに確保できるかが焦点だ。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120321-00000031-jij-int
ロムニー氏、大票田で圧勝=イリノイ州共和予備選―米大統領選
時事通信 3月21日(水)9時48分配信

 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、中西部イリノイ州の予備選が20日行われ、ロムニー前マサチューセッツ州知事がライバルのサントラム元上院議員らに圧勝した。
 イリノイ州は中西部最大の票田で、民主党のオバマ大統領の地元。ロムニー氏は今回の勝利により、反攻を目指すサントラム氏の勢いをそぎ、今後のレースを一段と有利に運ぶ態勢を整えた。

1079チバQ:2012/03/22(木) 23:03:36
http://news.walkerplus.com/2012/0322/11/
ロバート・デ・ニーロの白人差別発言で大統領選に波紋!?
2012年3月22日 MovieWalker
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白人差別発言で大統領選に波紋か?

[c]GLOBE PHOTOS/AFLO
徐々に熱を帯びている米国大統領選挙戦で、民主党を支持しているロバート・デ・ニーロが、オバマ大統領の選挙資金集めのパーティーで白人差別的な発言をして物議を醸していると米CNNなどのメディアが一斉に伝えている。

ミシェル・オバマ大統領夫人も出席したこのパーティーは、3月19日にデ・ニーロが経営するニューヨークのホテルで行われたそうで、デ・ニーロは集まった人々を前に、共和党の大統領候補指名を争っている候補者の白人妻たちを名指しして、「キャリスタ・ギングリッチ、カレン・サントラム、アン・ロムニー。アメリカは、まだ白人のファーストレディーを迎える準備ができていない」と皮肉っぽいジョークを飛ばしたという。

これを受け、妻を名指しされた共和党のニュート・ギングリッチは、「ロバート・デ・ニーロは間違っている。この国は新たなファーストレディーを迎える準備ができている。彼はそこで人種を持ち出す必要はなかった。自分のイベントでデ・ニーロの発言のような不適切な失言があった場合には、大統領は謝罪すべきだ」と反論。オバマ大統領は謝罪はしなかったが、ミシェル・オバマ夫人の広報担当者が、速攻で「あのジョークは不適切でした」という声明を発表した。

ここまで騒ぎが大きくなってはデ・ニーロ本人も沈黙できなくなったようで、「自分の発言は、それが風刺的なジョークとして発した言葉だったとはいえ、他者の気分を害したり、恥をかかせたりするためのものではありませんでした」という謝罪声明を発表したとCBSニュースのサイトが伝えている。【UK在住/ブレイディみかこ】

1080チバQ:2012/03/25(日) 12:16:41
http://www.afpbb.com/article/politics/2867658/8696171?ctm_campaign=txt_topics
サントラム氏、ルイジアナ州での勝利確実
2012年03月25日 10:54 発信地:ニューオリンズ/米国
【3月25日 AFP】米大統領選挙に向けた共和党の候補者指名争いは24日、ルイジアナ(Louisiana)州で予備選が行われ、米メディアの予測によると、リック・サントラム(Rick Santorum)元上院議員の勝利が確実となった。

 投票終了直後の開票速報でサントラム氏が得票率39%を獲得し、30%のミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事を大きく引き離したことを受け、米テレビ局のCNN、FOXニュース(Fox News)、MSNBCは、サントラム氏が勝利するとの予想を伝えた。(c)AFP

1081チバQ:2012/03/25(日) 12:28:48
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120325/amr12032512010002-n1.htm

【ジョークは語る】
「ギングリッチ氏は裏返されたら、起きあがれない」 米コメディアン
2012.3.25 12:00 (1/2ページ)
 米大統領選の共和党候補指名争いで、苦戦を強いられるギングリッチ元下院議長が、米国のコメディアンのジョークの標的となっている。

 これまでの勝利はサウスカロライナとジョージアの2州のみ。ロムニー前マサチューセッツ州知事やサントラム元上院議員から大きく後れを取った。

 それでも、先行する2人をイソップ童話のウサギにたとえ、ギングリッチ氏は「私はカメだ。一歩ずつ歩を進める」と強気の姿勢を崩さなかった。

 これを茶(ちゃ)化(か)したのが、人気バラエティー番組「サタデーナイトライブ」のセス・マイヤーズ氏だ。カメだけに「ゴロリと裏返されたら、自分では絶対に起きあがれない」と冗談を飛ばし、ギングリッチ氏の“立ち往生”を笑いに変えた。

 ロムニー氏に批判的な保守層の取り込みを狙った指名戦略は、サントラム氏の躍進で暗礁に乗り上げた。保守票の分散はロムニー氏を利するとして撤退圧力も高まっている。

 だが、ギングリッチ氏の読みは違う。撤退しても全てのギングリッチ票がサントラム氏に流れるわけではなく、ロムニー氏の有利な状況は変わらない。逆に混戦で8月の党大会まで指名候補が決まらなければ、「有力候補」として勝ちきれなかったロムニー氏の求心力は低下しかねない。

 ギングリッチ氏がロムニー氏の勝利阻止を優先し、「私とサントラム氏のどちらが候補者にふさわしいかの議論は後でもできる」と訴えたのはこのためだ。

 だが、勝利よりも勝者不在を目指すような戦略に批判は噴出。コメディアンのジェイ・レノ氏は、ギングリッチ氏がガソリン値下げを公約したのを引き合いに「ガソリンスタンドの経営こそ、彼がすべきことだろう」と皮肉を放った。(ワシントン 犬塚陽介)

1082チバQ:2012/03/27(火) 22:09:21
http://www.afpbb.com/article/politics/2868114/8706317?ctm_campaign=txt_topics
マイクが拾った米露大統領の会話、共和党が一斉に非難
2012年03月27日 17:02 発信地:ワシントンD.C./米国

【3月27日 AFP】韓国ソウル(Seoul)で開かれている核安全保障サミット(Nuclear Security Summit)で、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領とドミトリー・メドべージェフ(Dmitry Medvedev)露大統領が小声で交わした会話を、米テレビのマイクが拾い、その内容がオバマ大統領がミサイル防衛問題で柔軟に対応できるとメドべージェフ大統領に語りかけたものだったことから、米共和党は26日、一斉にオバマ大統領非難を開始した。

 意図せずマイクに拾われたのは、米露が対立しているミサイル防衛問題について、激戦が予想される米大統領選を控えた現段階では米側の対応は限られるというオバマ大統領の発言。オバマ大統領は「(私にとっては)今回が最後の選挙だ。選挙が終われば、もっと柔軟に対応できる」とメドべージェフ大統領に語りかけている。

 この発言に、共和党の大統領選指名候補争いで首位を走るミット・ロムニー(Mitt Romney)前マサチューセッツ(Massachusetts)州知事が「リスク含みの警戒すべき展開だ」と非難を表明するなど、共和党員らが米国内で一斉にオバマ攻撃を始めた。

 米カリフォルニア(California)州で選挙活動中のロムニー前知事は、「ミサイル防衛問題に関して、オバマ大統領はロシアに譲歩を示唆した。オバマ大統領が2期目を務めるなら、他にも、どの分野で『柔軟』になる計画なのか、米国民は知る権利がある」と主張した。

 これに対し米政府は、ロシアが抗議しようともミサイル防衛システムの配備は実施していくが、長年の対立事項であるがゆえ合意に至るには時間を要すると説明。ベン・ローズ(Ben Rhodes)大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は、「2012年には米露両国で選挙が行われ、ロシアでは政権交代もある。そのため飛躍的な進展が望める年ではない」としたうえで、ミサイル防衛については「専門家にも委ねながら両国間の協議を進展させることが最善だとの認識で、オバマ大統領とメドベージェフ大統領は合意している」と語った。(c)AFP

1083チバQ:2012/03/28(水) 21:51:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012032800651
ギングリッチ陣営が大リストラ=レース続行の構えに撤退圧力も−米
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで低迷が続くギングリッチ元下院議長の陣営は27日、常勤スタッフを約3分の2に減らすリストラを断行すると決めた。資金難の中、選挙戦を続行するのが狙い。ただ、レースを早期に収拾させるため、撤退を求める圧力が高まっている。
 米メディアによると、同陣営はギングリッチ氏自身が各州に出向く選挙活動を縮小し、主にインターネットを通じ支持を訴える「資金温存作戦」に転換。既に選対責任者を交代させた。
 ギングリッチ氏はこれまでの34戦でわずか2勝。代議員獲得数はトップのロムニー前マサチューセッツ州知事の4分の1以下となっている。(2012/03/28-15:35)

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1084チバQ:2012/03/29(木) 23:04:25
>>507>>514>>1007>>1048
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012032900955
共和ホープがロムニー氏支持=副大統領候補の1人−米大統領選
 【ワシントン時事】米大統領選の共和党候補指名争いで、同党のマルコ・ルビオ上院議員(40)が28日、ロムニー前マサチューセッツ州知事への支持を表明した。ルビオ氏は党内保守派に人気があり、副大統領候補にも名前が挙がる若手のホープ。レース全体をリードしながら、保守層への食い込みに課題を残すロムニー氏にとり朗報だ。(2012/03/29-19:32)

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1085チバQ:2012/04/01(日) 13:38:43
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/120401/waf12040112010004-n1.htm
妊娠中絶、同性婚… 宗教が問われる米大統領選
2012.4.1 12:00 (1/7ページ)[大阪から世界を読む]

米テキサス州の教会で、支持者を前に演説するサントラム元上院議員(中央)。米大統領選の共和党指名争いでは各候補の宗教観も問われている=2012年2月(AP)
 「日本は神の国」と発言して物議をかもした首相がいたが、大統領選の共和党指名争いは信仰をめぐる戦いの様相を呈している。泡沫(ほうまつ)から有力候補に躍進したカトリック教徒のサントラム元上院議員(53)は「ローマ法王より法王的」と揶揄(やゆ)され、宗教的な価値観を前面に出して有権者の心をつかむ。一方、最有力のロムニー前マサチューセッツ州知事(65)の信仰も強固だが、少数派のモルモン教であるがゆえに宗教色を極力薄めた戦いを強いられている。米国こそ「神の国」なのか−。(坂本英彰)



「神のもとなる国」


 いまは大阪府民だが、10年ほど前、1年余り米国に住んだときにこんなことがあった。現地の小学校に放り込んだ2年生の娘がある日、全く何気ない感じで難しい英語の一説をそらんじはじめたのだ。

 「神のもとなる国家に対して忠誠を誓います」

 およそ小さな子供が話すとは思えない堅い言葉の羅列の最後は、こんな言葉で締めくくられていた。娘はほとんど英語ができなかったのだ。何が起こったのか理解できず混乱してしまったが、聞けば毎朝教室で、星条旗に向かって唱和しているのだという。

 繰り返し聞くうちに頭にこびりつき、まるでオウムのように口から出てくるようになったようだ。それにしても、意味もわからず「神のもとなる米国」に忠誠を誓っている娘を想像し、奇妙な気分にとらわれた。この忘れられない体験をして以来、米国と宗教の関係は気になって仕方がない。

 そこで今回の米大統領選共和党の指名争いをみると、やはりというべきか、宗教に色濃く覆われていたのだ。


政教分離に「吐き気」


 「宗教と国家の分離は絶対的なものとは思わない」

 日本の選挙でこんな発言をする候補者がいたら、かなり厳しい戦いを覚悟する必要があるだろう。サントラム氏は非プロテスタントとして初めて大統領に就任したケネディ氏の政教分離の演説にかみついたのだ。

 ケネディ氏は民主党大統領候補だった1960年9月、カトリック教徒である自分に向けられた疑念を払拭(ふっしょく)するため「いかなる宗教的権威にも命令されない」と、政教分離の原則を改めて確認する演説を行った。

 これに対し、サントラム氏は「吐き気がする」と上品とはいえない言葉で批判し、「信教の自由を定めた憲法修正第一条の目的に反する」と主張したのだ。

1086名無しさん:2012/04/01(日) 13:39:09

家族愛をアピール


 7人の子供の父親であり、「イタリア移民の炭鉱労働者の孫」を繰り返すサントラム氏は、州知事の息子で大資産家のロムニー氏とは対照的なイメージで売る。目立った実績がなく予備選・党大会が始まる昨年まで泡沫扱いだったが、先天的な障害を抱える幼い娘の看病を選挙運動に優先させたエピソードなどで家族を重んじる共和党保守派の心をとらえた。

 自らと同じカトリックより、人工妊娠中絶や同性婚への反対など保守志向が強いプロテスタント福音派(エバンジェリカル)が支持したのだ。福音派とは特定の宗教教団ではなく、信仰による生まれ変わり(ボーン・アゲイン)体験や聖書に忠実であろうとする人々のことをいう。自分は福音派だという人は米国人口の26%(米世論調査機関ピュー・リサーチセンター調べ)を占め、共和党の強固な支持層だ。

 サントラム氏の政教分離批判は、宗教的価値観の政治への反映を望む福音派に向けたメッセージだ。テキサス大学のジェレミ・スーリ教授(政治史)が、地元テレビ局にこう答えている。

 「宗教の政治への影響に対する懸念が強かった1960年と今は状況が違う。政治に宗教色が少なすぎると考えているひとがとくに共和党支持者に多く、モラルや愛国心の確証として宗教を求めているのだ」


50%が「宗教は非常に重要」


 米国の宗教的な土壌は独特だ。日本ではおよそ選挙に出てきそうもない人工妊娠中絶や同性婚といったテーマが国政選挙の争点になる。同じ西洋でもヨーロッパともかなり違う。

 ピュー・リサーチセンターによると、「宗教は生活のなかで非常に重要だと思うか?」との問いに米国では50%がイエスと答えた。フランス13%、英国17%、ドイツ21%、スペイン22%という数字と比べると、宗教心の強さが際立つ。

 1620年に英国から信仰の自由を求めて清教徒が渡り、東北部のプリマスに礎を築いた。メイフラワー号による移民が建国神話のように繰り返し語られてきたことも、宗教と米国の密接な関係に果たした役割は大きいだろう。

 フランスの政治思想家トクヴィルは1830年代に米国を訪れて著した「アメリカの民主主義」で、こう記した。「まず注意をひいたのは宗教的様相であった。フランス人の間では、宗教的精神と自由精神はほとんど常に逆の方向に進んでいるがアメリカでは緊密に結合している」

 西洋の民主主義は教会の権威から個人が離脱する過程で生まれたが、米国で再び寄り添っている有様(ありさま)に驚いたのだった。

 180年たっても状況は変わらない。まして今回の共和党指名争いは、共和党内で意見が大きく割れる外交や内政の問題がなく、戦いの長期化で中傷合戦の様相を呈した。個人の資質がクローズアップされ、必然的に宗教が絡むという展開になったのだ。

1087名無しさん:2012/04/01(日) 13:39:58

ロムニー氏、逆風の理由


 サントラム氏は宗教を追い風にしたが、ロムニー氏にとっては風向きが悪いことになった。米ギャラップ社の世論調査によると、22%の米国民はモルモン教徒の大統領候補には投票したくないと答えている。

 これはユダヤ教徒の場合(9%)の2倍以上で、女性候補の場合(6%)の4倍近い。女性であることよりモルモン教徒であることの方が、大統領への道は厳しい条件なのだ。

 モルモン教は1830年にニューヨーク州で創設されたが、迫害を受けて西部に移住した。創設期には一夫多妻を認め、いまもカフェインを含むコーヒーや茶を飲まないといった独特の教義を持つ。

 一般的にも偏見が残るのに、異端視すらする福音派のなかには敵対的な感情を抱く人も多い。ミシシッピ川に沿ったアイオワ、ミネソタ、ミズーリ各州など中西部や南部でサントラム氏に連敗したのは、これらの地域に多い福音派の票が逃げたからだ。

 福音派の人々は、ロムニー氏はマサチューセッツ州知事時代には妊娠中絶や同性婚についてむしろ賛成派だったと批判する。大統領を目指すために転向するような人物は信用できないというのだ。


本質を隠した選挙戦


 前回の2008年大統領選の共和党候補の指名を争った際、ロムニー氏は自らの立場をケネディ大統領になぞらえる演説を行った。

 「信仰で大統領が選ばれるべきではなく、信仰ゆえに拒否されるべきでもない」

 しかし、前回にも増して宗教への関心が高まった今回、ロムニー氏は信仰への言及を避けている。公の場で「モルモン」という固有名詞を口にすることはまずない。

 「モルモン教のつながりから関心をそらす狙いだ」と、ある政治学者は選挙戦術を解説した。ロムニー氏の強みは州知事、会社経営、ソルトレークシティー冬季五輪の運営といった華麗なキャリアで、訴えの主力はあくまで米国経済の回復に注がれている。

 こうした戦術が奏功していることは、データにもはっきり表れてきた。「一言で候補者を表現したら?」というピュー・リサーチセンターの調査で、昨年12月には「モルモン」が47%と圧倒的に多かったが、3月には18%まで下がった。代わって「金持ち」が6%から30%に増えたが、許容範囲の副作用だろう。

 また宗教に対する世論の風向きも変わりつつある。同センターの3月21日の発表によると、政治家の信仰についての表明が「多すぎる」と考える人が38%と過去12年で最も多かった。それでも30%は「少なすぎる」と考えているが、共和党の宗教をめぐる争いに対する忌避感も出てきているようだ。

 AP通信の集計によると、これまでの代議員獲得数はロムニー氏が568人、サントラム氏273人、ギングリッチ元下院議長135人。オバマ大統領に対抗しうる唯一の候補という計算も働き、ロムニー氏の首位独走が固まりつつあるようだ。

1088名無しさん:2012/04/01(日) 13:40:21
 しかし、伝道生活まで送ったモルモン教についてまるで語らないロムニー氏は、果たして本当のロムニー氏なのか。そんな疑念もまた、有権者の間で渦巻く。

 ニューヨーク・タイムズのコラムニストはロムニー氏をさしてこう書いた。

 「自分が自分である、本質的な部分を隠さなくてはいけないと感じている」

 信仰という心の奥底まで問われる米国の選挙とは、じつに過酷なレースである。

1089チバQ:2012/04/01(日) 14:41:46
http://mainichi.jp/select/world/news/20120329ddm007030098000c.html
米保守革命:第3部・最高裁VSオバマ政権/1 医療保険改革法、「違憲」なら打撃
 ◇看板政策、司法に命運
 米連邦最高裁は26日、オバマ政権の歴史的業績とされる医療保険改革法(10年3月成立)が合衆国憲法に抵触しているか否かを判断するための審理に入った。ジョン・ロバーツ長官率いる現最高裁は保守色が強く、国民皆保険を目指す改革法を違憲と判断する可能性もある。最高裁は人種政策や移民に関する州法についても憲法判断を出す予定で、「保守的な判断を次々に下すのではないか」との観測が流れている。11月の大統領選でオバマ大統領の再選を阻止したい野党・共和党にとって、最高裁が「最強の援軍」になりつつある。【ワシントン古本陽荘】

 審理開始を前に24日、連邦政府の役割縮小を求める保守系草の根運動「ティーパーティー(茶会運動)」の団体が最高裁近くの広場に集った。国歌斉唱や国旗への忠誠の誓いに続き、女性司会者が壇上で、医療保険改革法の条文が印刷された紙の束を破りながら「オバマ・ケア(医療保険改革)を廃止に追い込もう」と気勢を上げ拍手を浴びた。


24日、ワシントンで「オバマ政権の医療保険改革法は憲法違反」と訴える茶会運動の集会参加者ら=古本陽荘撮影 雨の中、集まった賛同者たちは「国家への依存を押し付けるな」「廃止しなければ国家は破綻する」と記されたプラカードを掲げた。東部ニューヨーク州キングストンから参加したジュディ・ニーバーさん(67)は「改革法は国民が望みもしないのに無理やり喉に押し込まれたような感じ。憲法違反だ」と憤る。

 大統領選が迫る中、オバマ大統領の医療保険改革は共和党や茶会運動にとって「大きな政府」の象徴になった。国家財政を圧迫するという財政面での懸念だけでなく、「国家が国民の生活にどこまで関与すべきか」という国家像の問題と受け止められている。

 米国民にとって、医療保険加入は車や家を買うのと同じような「商品の購入」と一般に考えられてきた。国民に保険加入を義務付ける医療保険改革法は「米国史上初めて国家が商品の購入を国民に強制するもの」と受け止められた。法律の一部はすでに施行済みで、仮に「違憲」とされた場合の混乱は必至だ。

 中西部のネブラスカ大学で政治学とコミュニケーション学を専攻するエミリー・シュリクティングさん(22)は全身に症状の出る難病「ベーチェット病」の患者だ。高熱や、リウマチ患者のように関節が痛む症状が出る。

 医療保険改革法の成立で「人生が変わった」。病歴を理由に保険会社が患者の加入を拒否することが禁じられ、26歳までは両親の保険に入ることもできるようになったからだ。「病気に人生を支配されているようだったが、この法律で、選択する自由を手にすることができた」と語る。

 最高裁が国民への加入義務付けを「違憲」と判断した場合、病歴を理由とする加入拒否を禁じる条項がどうなるかは不明だ。だが、強制加入がなくなれば、医療保険改革の枠組み全体が崩壊すると考える専門家が多い。シュリクティングさんのような難病患者が保険加入を拒否される事態も想定される。

 大統領選の共和党候補は全員、「オバマ・ケアを廃止する」と訴えてきた。非営利組織(NPO)「ファミリーズUSA」のキャサリン・ストール健康政策部長は「医療保険改革法には共和党が長年支持してきた政策も盛り込まれており、共和党候補らは『オバマ大統領だから』という理由だけで反対しているのだ」と指摘する。

 全米が固唾(かたず)をのんで見守る最高裁判断は6月に下される見通しだ。9人の最高裁判事のうち、「大きな政府」に否定的な保守派判事はロバーツ長官を含め5人と多数派だ。大統領選を控えるオバマ政権の看板政策に違憲判断が下されれば、政権への打撃は必至だ。

1090チバQ:2012/04/01(日) 14:42:06
◇米最高裁判事9人 現在は保守派5、リベラル派4
 世界最古の成文憲法である米合衆国憲法(1787年制定)は多様な背景、歴史を持つ50州を束ねる米国の屋台骨だ。連邦最高裁は法律の合憲、違憲判断を下すことから「憲法の番人」と呼ばれる。

 米法曹界のトップエリートである最高裁の判事は計9人。首席判事(長官)が1人置かれ、時の最高裁は長官の名前で呼ばれる。例えば現在はジョン・ロバーツ長官の名前から「ロバーツ法廷」と呼ばれることが多い。

 最高裁判事は大統領が指名し、上院が承認する。指名から承認までの過程は広く報道され、国民の関心事となる。終身制のため、急死の場合を除き、原則として、本人が高齢などを理由に辞職を申し出ない限り、務め続けることになる。50歳代で就任することが多く、20年以上、最高裁判事の職にあることは珍しくない。

 現在、9人のうち、エレーナ・ケイガン判事を除く8人が連邦控訴裁判事からの昇格組だ。

 憲法判断は9人の最高裁判事間の保守派とリベラル派の勢力バランスを反映して決まることが多い。現在は保守派が5人、リベラル派が4人との解釈が一般的だ。=つづく

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 ■ことば

 ◇医療保険改革法
 国民皆保険を目指したオバマ米政権による医療保険制度改革の法律。公的保険制度の創設には至らなかったものの、米国史上初めて国民に医療保険加入を原則として義務付けた。未加入者や保険の提供を拒否する企業は罰金を科される。一部は施行済みだが、主要事業は14年に始まる。

毎日新聞 2012年3月29日 東京朝刊


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