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自公保観察スレ

1とはずがたり:2003/10/25(土) 00:05
自民党
http://www.jimin.jp/
公明党
http://www.komei.or.jp/
保守新党
http://www.hoshushintoh.com/

4551小説吉田学校読者:2008/12/02(火) 07:19:18
(続き)いくら随意契約だからといっても、まさか、利益供与じゃないよねえ。まさか、まさか。

小松基地の宿舎、3分の1がアパと契約 03年度以降
http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY200811180178.html

 日本の侵略を正当化する論文を発表、更迭された田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)の問題に絡み、03年度以降に航空自衛隊小松基地(石川県)が基地周辺の民間宿舎を借り上げた際の契約状況を防衛省が調べたところ、懸賞論文を主催したアパグループとの契約が3分の1を占めていたことがわかった。
 田母神氏は同基地トップの司令を98年から99年まで務めており、地元石川県小松市出身の元谷外志雄・アパグループ代表とこの時に知り合っている。元谷代表は同時期、「小松基地金沢友の会」を立ち上げて代表を務めるなど、同基地の有力な地元支援者だった。また、田母神氏は異動後も、雑誌の企画での懇談や元谷代表の著書「報道されない近現代史」の出版記念パーティーへの出席など、親交が続いている。
 防衛省・自衛隊では、他基地から長期で隊員が派遣された際などに、基地外で民間のアパートやホテルなどを宿舎として借り上げている。
 防衛省が03年度から08年11月までの小松基地の契約状況を調べたところ、同基地の地元周辺での契約額計約337万円のうち、アパとの契約が106万円で3分の1を占めた。05年度は小松基地の契約額の7割以上をアパが占め、03年度も5割にのぼっていた。原則、随意契約という。
 また、アパグループが全国展開するホテルチェーンと、陸海空自衛隊全体の契約では、03年6月から08年11月にかけて、計32件約466万円の利用があり、小松基地の106万円は全体でも2割を占めていることが判明した。演習時などに、基地内の宿舎で間に合わない際に利用されたという。同ホテルチェーンは、防衛省共済組合を通じた契約先の一つで、組合員の自衛隊員は割引があるという。
 アパグループは、マンションやホテル経営などグループ15社を持ち、拠点を東京都港区に置く。民間信用調査会社によると、中核会社「アパ」の08年2月期の売上高は304億円で、大幅な増収増益決算という。
 アパグループが主催した懸賞論文では、小松基地の第6航空団司令の指示で、隊員62人による組織的な投稿が判明している。また、田母神氏自身が「航空幕僚監部教育課長に懸賞論文を紹介した」と認めており、空幕の教育課長や人事教育部長が全国の部隊に投稿を呼びかけるなど、空自の組織的な協力も明らかになっている。同基地とアパグループとの宿舎契約にも何らかの影響がなかったかどうかが今後、問われそうだ。

4552名無しさん:2008/12/02(火) 07:37:09
自民党:ベテラン、若手を叱責 相次ぐ首相批判に警戒感

毎日新聞 2008年12月2日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081202ddm005010089000c.html

 ◇「総裁を守る気なくて、何で政治家をやってるのか」
 麻生太郎首相の政権運営を巡り、自民党の中堅・若手から批判が相次いでいることに対し、森喜朗元首相らベテラン議員が警戒感を強めている。延長国会で野党が政権批判を強める中、首相批判を容認し続けると、有権者の自民党離れを助長しかねない。党内の結束を求める各派閥領袖クラスと、次期衆院選への危機感を強める若手との間で、世代間対立も強まっている。

 「自分たちが選んで2カ月の総裁を守るという気持ちなくして、何で政治家をやっているのか。マスコミに受けたいのなら、お笑いタレントでもやればいい」

 森氏は11月30日、兵庫県洲本市の講演でこう語り、中堅・若手の動きを厳しく批判した。とりわけ、渡辺喜美元行政改革担当相や塩崎恭久元官房長官に対しては「テレビがくると、我先に麻生さんの悪口をぽんぽん。それなら、(自民党を)やめていけばいい」と不快感をあらわにした。

 自民党内では総裁選で首相を支援した町村信孝前官房長官や伊吹文明元幹事長、津島雄二元厚相ら各派領袖が首相への批判を強める中堅・若手らに直接注意するなど「沈静化」に奔走。森氏も先月30日、首相批判を展開した町村派の若手議員を電話で叱責(しっせき)し、首相擁護で歩調を合わせる。

 森氏らが中堅・若手グループの動きに神経をとがらせるのは、麻生首相の足元が揺らぎ、首相自身に批判を受け止めるだけの「余裕」がないからだ。古賀誠選対委員長は1日夜、東京都内の会合であいさつし、「政局が混迷し、厳しい時こそ挙党一致でやるのが、自民党の良き伝統だ」と強調した。

 ただ、党内では、中堅・若手とは別の動きも広がる。森氏と同じ町村派の中川秀直元幹事長は、週内にも社会保障に関する議員連盟を結成する予定。中川氏の周辺は「政権の足りないところを補う『補麻生』の役割を果たしたい」と説明するが、「反麻生」での連携の可能性もくすぶる。

 渡辺氏は1日のBS11の「インサイドアウト」の収録で、森氏の批判について「平時モードの発想で頭の中が非常時モードになっていない。ちょっと古すぎる」と逆に森氏を批判。収録後、記者団に対し「いろいろな集団が大同団結することもあり得る」と述べ、中川氏らの動きに関心を示した。

 森氏は30日の講演で「自民党が野党になったとき、ぞろぞろ党から出ていった。その傾向が今また表れている」と述べ、あえて93年の衆院選での野党転落当時にふれた。若手議員が政権交代におびえる中で、党内には「各省庁はもう麻生政権を見放して、民主党シフトを取っているのではないか」(参院自民党幹部)との疑心暗鬼まで広がっている。【高山祐、近藤大介】

4553名無しさん:2008/12/02(火) 07:55:48
スコープ 自民内冷める『麻生支持』
2008年12月2日 紙面から
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008120202000103.html

 麻生太郎首相の不規則発言や経済政策運営などへの不満から、自民党内の結束が乱れだしている。首相を突き上げる一部中堅・若手の動きが広がる一方で、幹部の間から、こうした動きへ批判も。2カ月前の党総裁選での麻生氏支持の熱気は冷め、路線対立が再び、表面化している。 (冨江直樹)

 首相に二〇〇八年度第二次補正予算案の今国会提出を求めた塩崎恭久元官房長官ら中堅・若手はその後も、独自の動きを強めている。

 塩崎氏ほか、渡辺喜美元行革担当相、茂木敏充前行革担当相らは二十六日夜も会談し、経済や社会保障問題で、首相への政策提言を続けていくことで一致。補正予算案の提出を求めた先月二十一日の申し入れは二十四人の連名だったが、その後も「十人近い人がメンバーに加わりたいと言ってきている」という。

 首相と経済政策路線で一線を画す中川秀直元幹事長も、社会保障政策などに関する新たな議員連盟を五日に立ち上げる。議連には渡辺氏や小池百合子元防衛相らが参加する見通しだ。

 中川氏は自らのホームページで、二千二百億円の社会保障費の自然増抑制方針の「安易な見直し」に反対を表明。「議連は政局ではない。政策だ」と強調するが、きな臭い動きであることは否定できない。

 こうした「反麻生」めいた言動に対し、首相に近い党幹部は「総裁選をやって、圧倒的な形で麻生さん(の内閣)ができた。やっていいことと悪いことを分けてやるべきだ」と批判を強める。首相周辺も中川氏の議連立ち上げに「変な議連だ」と警戒感を示す。

 九月の総裁選では迫る衆院解散・総選挙を意識して党内が結束した。だが、首相が「政局より政策」を優先したことで、もともと党内にあった政策路線をめぐる対立が、中堅・若手や中川氏の動きとなって表れてきた格好。渡辺氏は一日、記者団に「解散も景気対策も先送りでは、求心力がなくなるに決まっている」と、首相への反発を隠さなかった。

4554名無しさん:2008/12/02(火) 22:35:27
広がる「麻生離れ」=衆院選へ危機感−自民

 自民党内で、中堅・若手有志議員が2008年度第2次補正予算案の今国会提出を麻生太郎首相に求めるなど、「麻生離れ」の動きが顕在化してきた。次期衆院選を戦う「顔」として2カ月前の総裁選で圧勝した首相だが、政策課題での迷走や度重なる失言が響いて求心力は低下。党内にあった期待は急速にしぼみ、逆に危機感が広がっている。
 「争点ごとにできたいろいろなグループが、どこかの時点で一致団結することもないわけではない」。政権批判の急先鋒(せんぽう)である渡辺喜美元行政改革担当相は2日、記者団にこう語り、政策課題ごとに集まった議員連盟などが「反麻生」で結集する可能性に言及した。
 渡辺氏は塩崎恭久元官房長官らと「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成し、首相が見送りを決めた2次補正の今国会提出を要求。渡辺、塩崎両氏は、中川秀直元幹事長らが5日に旗揚げする社会保障に関する議連にも参加する。
 同議連には、総裁選で中川氏が後ろ盾となった小池百合子元防衛相も名を連ねている。中川氏は「(政局的な思惑は)全然関係ない」と否定するが、自民党内では「反麻生の受け皿」(中堅)との見方が強い。
 首相に背を向け始めたのは議連参加者だけではない。日本経済新聞社とテレビ東京が11月末に実施した世論調査では、内閣支持率は31%と前月調査と比べ17ポイントも急落。山崎派閣僚経験者は「沈みかけた船からわれ先にと脱出しようとしているのが現状。このままだとのたれ死にだ」と危機感をあらわにする。
 こうした党内状況に執行部は警戒感を隠さない。内部からの批判は民主党など野党を利するだけだからだ。大島理森国対委員長は2日、「テレビに向かって言う前に党内でまず物を言わないと、誰も信用しなくなる」と記者団に述べ、渡辺氏らの動きにクギを刺した。首相の後見役である森喜朗元首相も先月末、「中川議連」に参加する町村派若手からの電話に「いちいち言い訳しなきゃならないことはするな」としかった。
 もっとも、執行部にしても政権浮揚に向けた妙案を持ち合わせているわけではなく、首相周辺からは「抑えつけずに言いたいことを言わせないと、首相の良さを発揮できない」と、「麻生流」への原点回帰を求める声も漏れている。(了)

(2008/12/02-22:10)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120200990

4555名無しさん:2008/12/04(木) 00:17:52
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20081204k0000m070130000c.html

発信箱:ああ、議院内閣制=与良正男(論説室)
 先週行われた麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表との党首討論で、最も興味を覚えたのは次のやり取りだった。

 「首相は総選挙で国民の信を得ていない」と迫る小沢氏に対し、首相は「大統領制とは違う。英国でもブレア前首相からブラウン首相に代わり、まだ選挙をやっていない」と答えた。

 小沢氏は切り返した。

 「2年半で3人も首相がころころ代わって選挙をしない例はあまり聞いたことがない」

 小沢氏の方が説得力があると思う。確かに日本は議院内閣制で、首相は国会議員の中から国会の議決により指名される。つまり、衆院の多数党が一致して選べば、その人が首相になる。だから、麻生首相が言う通り、法律上問題はない。

 だが、有権者を無視し、自民党の都合で勝手に何度も交代するのは限度がある。しかも、今の自民党の衆院勢力は、小泉内閣時代の郵政選挙で得たものだ。その後、民営化反対論者も次々復党し、最近は民営化見直し話まで進んでいる。これは国民に対する信義、道義という問題なのである。

 麻生内閣の支持率はさらに落ち、自民党内には真顔で「総選挙までに再度、首相交代を」と語る議員が出始めた。まさかと思うが、仮にそうなったら、もはや自民党には政権担当能力がないというべきであり、野党中心の暫定的な選挙管理内閣を作って総選挙をするのが常道というものだ。これも小沢氏の主張の方に分があると私は思う。

 ところで。党首討論で麻生首相は「議院内閣制」というべき肝心なところを「議会制民主主義」と何度も言っていた。これも単なる言い間違い? ああ。

毎日新聞 2008年12月4日 0時00分

4556名無しさん:2008/12/04(木) 14:55:03
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(1/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(2/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_01.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(3/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_02.html
「麻生首相では総選挙戦えない」 政権2カ月、失速状態(4/4ページ)
http://www.asahi.com/politics/update/1201/TKY200812010418_03.html

4557名無しさん:2008/12/04(木) 15:13:38
「新党つくると面白いよ」 国民新党が自民党「反麻生」分子に“助言”
2008.12.3 17:55
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081203/stt0812031757007-n1.htm

 国民新党の亀井静香代表代行は3日の記者会見で、「新党をつくると面白いよ。自民党の中でおかしな連中と口げんかしないで済む。国民新党もかわいがってやるから」と述べ、自民党でくすぶりはじめている新党結成の機運にエールを送った。

 亀井氏は麻生政権について「こんな状態をみたことはない。政府もバラバラ、与党もバラバラ、与党と政府の間もバラバラだ」とした上で、「自民党はそれぞれが党をつくって乱立したらいいんだよ。それで連立政権にすればいい」と指摘した。

 綿貫民輔代表も「(自民党内で)離党するようなことを言う人がいるが、本当に離党してから言えって。離党するとどんなにひどいことか、われわれが1番知っている。やってみろって」と語り、自民党を離党し少数野党暮らしが続く悲哀を込めて“有言実行”を求めた。

4558名無しさん:2008/12/05(金) 03:23:05
「麻生さん、もはや『選挙の顔』じゃない」…迷走する政権

 麻生政権が、発足2か月余りで早くも失速気味だ。

 「衆院選の顔」と期待された麻生首相だが、相次ぐ失言などで内閣支持率は急落し、与党内に「これでは選挙は戦えない」との声が広がっている。

 「私の現在の在任記録である1130日くらい首相をやる気迫でやってほしい」

 3日夜、首相公邸。麻生首相は、自民党の国会対策委員会メンバーと会食し、大島理森国対委員長から激励を受けた。

 大島氏が過剰なほど首相を気遣うのは、政権が早くも苦境に立たされているからだ。今月初めには、日本経済新聞などが行った世論調査で麻生内閣の支持率は30%前後に急落した。この時ばかりは、楽天家の首相も「そんなに落ちたか」と弱音を漏らし、村松一郎・首相秘書官が「とにかく景気対策をやり、実績を示しましょう」と励ましたほどだ。

 9月下旬の総裁選で首相を「選挙の顔」に選んだはずの自民党議員たちの“麻生熱”もすっかり冷めた。

 山本一太参院議員は、自らのブログにこんな内容の文章をつづっている。

 <深刻なのは、内閣の不支持率が6割に達していることだ。仮に7割に達するようなことがあれば、ほとんど「末期状態」だ>

 最新の各社世論調査では「どちらが次の首相にふさわしいか」という質問で、首相と小沢民主党代表の数字がほぼ並び、首相の「党首力」でのリードは2か月で消滅した。山本氏はブログでこう続けた。

 <「麻生VS小沢」の構図に持っていけば十分に勝機があるという首相の基本戦略(?)はもはや使えなくなった。ふう>

 塩崎恭久・元官房長官も「いま選挙戦に突入したら自民党は大敗する」と危惧(きぐ)する。地元を回っていて、支持者から「首相が映ると、テレビのチャンネルを変える」と言われたこともある。

 早期解散を求めてきた公明党もいらだちを募らせる一方だ。同党幹部は、半ば冗談、半ば本気の口調でこう語った。

 「麻生さんはもはや『選挙の顔』じゃない。『選挙の邪魔』だ」

(2008年12月4日22時55分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081204-OYT1T00834.htm?from=navr

4559名無しさん:2008/12/05(金) 12:42:05
来年、政党の離合集散も=自民・小池氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120500416

 自民党の小池百合子元防衛相は5日午前の朝日ニュースターの番組収録で、今後の政界動向について「来年あたりはまた新党とかポコポコできるのかもしれない」と述べ、次期衆院選を機に政党の離合集散が起きるとの見方を示した。同時に「わたしはもう新党づくりは疲れた」と述べ、こうした動きには加わらない考えを強調した。 (了)(2008/12/05-12:14)

4560名無しさん:2008/12/06(土) 07:04:55
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081206-OYT1T00086.htm?from=navr
「麻生降ろし」かなわず自民に漂泊感、新党・再編…

 「一緒に世の中を良くしていきませんか」

 11月末、自民党の中川秀直・元幹事長は町村派議員に語りかけた。12月中旬に発足させる社会保障制度改革の議員連盟への誘いだ。

 9月の自民党総裁選で、中川氏は麻生氏に対抗して小池百合子・元防衛相を担いだが、得票は46票にとどまり大敗した。「首相失速を、中川氏は復権のチャンスと見たのだろう」という指摘が出ている。議連には、小池氏や、首相批判を繰り返す渡辺喜美・元行政改革相らが参加し、「反麻生」グループとの観測も出ている。

 渡辺氏や塩崎恭久・元官房長官、茂木敏充・前行政改革相らは、景気対策の2008年度第2次補正予算案の今国会提出を求めた。「解散しない、2次補正も出さない。逃げてばかりじゃ、支持率がガタ減りするのは当たり前だ」と渡辺氏は言う。

 ◆造反計画?民主との接触情報◆

 道路特定財源の一般財源化を求める棚橋泰文・元科学技術相ら中堅・若手議員の会も声を上げ始めた。麻生首相や与党幹部が、使途を道路整備など公共事業に限った新型交付金で一致したことに反対し、4日、河村官房長官に再考を求めた。メンバーの一人は「このままでは、関連法案の採決で造反せざるを得ない」と語った。

 自民党の加藤紘一・元幹事長、山崎拓・前副総裁は新党を視野に動き始めている。

 政界関係者によると、加藤、山崎両氏は10月、国民新党の亀井静香・代表代行の仲介で、民主党の小沢代表と会談。小沢氏は「新党を作るなら、衆院選前に言ってきてほしい」と告げたという。加藤氏らは会談について語らないが、「新党と、民主党候補と競合しないよう調整できないか、加藤氏らは小沢氏の感触を探ろうとしたのではないか」との見方が出ている。

 加藤氏は周囲に、「ねじれ国会は与党と民主党が対立し、機能不全になっている。各党を結び付ける役目を担う新党ができないか」と漏らしている。党名の腹案は、「新党結(ゆい)」という。

4561名無しさん:2008/12/06(土) 07:05:36
◆沈没船から逃げ出そうとする…◆

 麻生首相は失言を続け、政府にも与党にも司令塔が不在。年末の予算編成も混乱が続いており、「政権は、はや末期症状」との指摘が出ている。

 しかし、安倍元首相、福田前首相と1年で政権を放り出すように辞めた。もはや、「麻生降ろし」で首相の首をすげ替えて、党の延命を図る手も使えない。自民党議員に強い遠心力が働いているのはそのためだ。公明党議員は4日、「今の自民党議員の姿は、船が沈没しそうになったら逃げ出そうとするネズミみたいなものだ」と語った。

 自民、公明両党の衆院議員は335人。自民党から17人が離党したり、離党しないまでも法案採決で造反すれば、衆院の3分の2の多数で再可決できなくなり、国会運営は行き詰まる。首相周辺は「そうなれば、衆院解散だ」とけん制し、引き締めに懸命だ。

 もっとも、自民党離党後の展望を描くのは簡単ではない。

 選挙前に新党を作るとしても、早すぎれば鮮度を失う。今の小選挙区比例代表並立制は大政党に有利な仕組みだ。小選挙区はもとより、仮に落選しても、惜敗率で比例選で救われる可能性もある。

 中川氏は将来のシナリオをこう描いているという。

 〈衆院選で自民、民主両党とも過半数に届かない場合、中川グループと民主党の一部が合流して新党を作り、キャスチングボートを握る〉

 しかし、仮に民主党が単独過半数を取れば、このシナリオは破綻(はたん)する。「勝ち組」の民主党に、党を割る動きが出る確率も高くない。

 ◆政治家と評論家の違い◆

 中川氏の議連が扱う「社会保障」や、加藤氏らが掲げる「リベラル」「アジア外交重視」などは、党の垣根を越え、民主党と接点を探るキーワードでもある。

 小池氏は5日、朝日ニュースターの番組収録で議連に関して、「新しい年金制度をどう構築するか、政権が代わったら制度も変わるということでは持たない」と強調した。また、「来年あたりは新党とか、ぽこぽこ出来るかもしれない」と指摘。ただ、「私はもう新党作りは疲れていますから」とも語った。

 与謝野経済財政相が掲げる「財政再建」も、与野党を超えた取り組みが必要だ。

 2000年11月、加藤、山崎両氏は、野党提出の森内閣不信任決議案に同調しようとしたが、党執行部の切り崩しで失敗に終わった。「加藤の乱」から8年余。乱は起こるのか。亀井氏は4日の講演でけしかけた。

 「加藤氏は『自民党は賞味期限が切れた』なんて言うが、政治家がそう判断した場合は勇気を出してやらないといけない。評論家なら別だが」

 〈連載「混沌政局」麻生政権迷走(中)〉

(2008年12月6日04時43分 読売新聞)

4562千葉9区:2008/12/06(土) 11:17:50
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008120502000145.html
スコープ 麻生政権 機能不全のワケは…
2008年12月5日 紙面から


 米国で「ハネムーン期間」と呼ばれる政権発足100日にもならないうちに、迷走を重ねている麻生政権。2009年度予算編成の基本方針をめぐって財政健全化路線からの転換を図る過程でも、政府・与党の機能不全は続いた。原因は麻生太郎首相自身の発言にもあるが、調整役不在によることは明らかだ。 (清水俊介)

■引き立て役
 「本格的に政権運営やることになっちゃったからね」。与党幹部はこう漏らす。

 今の内閣と自民党執行部の顔触れは、首相が、就任直後の衆院解散・総選挙を前提として選んだ陣容だ。内閣では「選挙の顔」となる首相さえ目立てばいい。

 細田博之幹事長も河村建夫官房長官も「首相の引き立て役となる、地味で軽量級人事」とやゆされた。首相は、組閣直後は初入閣の閣僚に「これで選挙を頑張れ」とささやいたほどだ。

 本来、縁の下の支え役になるはずの側近は、中川昭一財務相、甘利明行革担当相のように花形ポストに就いた。自民党の菅義偉選対副委員長は留任したものの、政権を日々切り盛りする中枢ラインに側近と呼ばれる人物は見当たらない。党務経験がほとんどなく、官邸入りさえ初めての河村氏が調整役を十分に果たせないなど「選挙シフト」が解散先送りで裏目に出た。

■場当たり 
 不慣れな政権運営に当たる中枢ラインでは、場当たり対応が目立つ。(1)公共事業の前年度比3%削減(2)社会保障費の自然増分二千二百億円を抑制−との予算編成方針を〇九年度は凍結することに関しても、党執行部の足並みの乱れが露呈した。

 笹川尭総務会長は二日の総務会で、歳出削減路線の見直し要求が相次ぐと、その場で「シーリング(概算要求基準)の撤廃を総務会として了承する」と宣言。

 直後の記者会見で、党四役がそろって首相に申し入れると言い切った。

 これに慌てたのは保利耕輔政調会長。党の政策は、総務会の前に政務調査会の決定を経るのが習わしだが、政調はシーリングの扱いについて協議途中だった。保利氏は申し入れに難色を示し、結局、笹川氏が一人で総務会の意見として凍結要求を首相に伝える羽目に。

 これには党内若手も「(調整役の)幹事長は一体何をしていたんだ」とあきれ顔だ。

 政権発足二カ月余りで「内閣改造人事をするわけにもいかない」(与党幹部)との事情もあり、麻生政権は機能不全に打つ手も見当たらない。

4563名無しさん:2008/12/06(土) 12:28:27
呆れ果ててものを言う 自民党よ解党しなさい
田所誠三2008/12/06

 自民党の自民党による自民党のための政治に、日本の明日を託せない。現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。自民党に解党を、心ある党員には脱党を勧告する。

 「呆れてものを言わなくなっちゃ、オシメェヨ」と麻生総理の口調を借りて、自民党に解党を、心ある党員には脱党を勧告する。

 マスメディアのカメラに向かって宣うた、安倍内閣時の財務大臣 尾身幸次氏の、財政出動しなければ「自民党の将来はない」の一言には、税金を使う自民党の公党としての存在を疑った。「国の将来はない」とでも言うならば、その政策が国にとって良いことかどうかは別にして、政治家としての心は汲み取れる。

 党本部での政調全体会議でも「(我が党の)議員の命がかかっている」とか。なかには「積極財政への大きな方針転換がないと街頭演説もできない」との声も。 国民の命より議員の命を、国の将来よりも、自民党の明日しか心配できない党員の街頭演説は、選挙区民の心を惹きつけるどころか選挙区に騒音を撒き散らすだけ、迷惑である。

 引退を表明している小泉純一郎氏は子や孫につけを回さないようにと訴え続けたからこそ、国民の支持を得たのではなかったか。国のことよりも党の行く末を案じるような党は、政治屋の集団にすぎず、情けない限りである。自民党の自民党による自民党のための政治に、日本の明日を託せない。

 そもそも、いま、衆議院で与党が数に任せて何でもできる状態にあるのは、マスコミも乗せられた、あの、造反議員を排除した是か非か二者択一の、郵政・刺客選挙のお陰ではないか。したがって、圧倒的な国民の支持を得た政府の「聖域なき構造改革」「骨太の方針2006」は(景気の変動に対しての柔軟な対応が織り込まれているはず)、麻生政権でも引き継がれて当然である。その方針を変えるのであるならば、民意を問うべきである。

4564名無しさん:2008/12/06(土) 12:29:01
 外交の場にもかかわらず、「ネエチャン、キレイニナッタネ」と街の盛り場での感覚であろうか、女性の国務長官に声をかけたといわれている首相。そのキャラを党の起死回生の選挙対策用として祭り上げ、総裁に選んだ自民党員だからこそ、カメラの前で、「自民党に将来はない」の言葉が臆面もなく、恥じることもなく出てくるのに違いない。

 来年度の予算編成の基本方針をめぐっては、財政の上限(シーリング)を維持しながら、景気対策のためには財政出動をする、と。わたしには、歳出削減と財政出動は、盾と矛の関係にあると思えるのだが。麻生総理大臣は、矛盾しないと言う。また、錬金術師のような発言をしている党員を見かけるが詭弁としか思えない。

 「自民党をぶっ壊す」ことができ、ムラ社会の組織は解体したと思われたが、総裁が代われば、造反議員は復党し、まさしくゾンビ、蘇ってしまった。

 郵政民営化の後退は当然ながら、道路特定財源の一般財源化も道路族によって蔑ろにされている。民意が刺客選挙のまま、総裁の交代、交代で復活したムラ社会の祭り(総裁選)によって担がれた神輿の総理による政府である。的確な政策を実行できるはずがない。

 師走を迎えた。首相にとって年末と年度末は大して違いがないようだが、庶民にとってはえらい違いである。資金繰りに喘いでいる零細企業者、解雇を余儀なくされている期間従業員や派遣労働者に、用意している定額給付金をもち代や部屋代に充てたほうがまだましである、と年金の当てがあるわたしは思う。

 斯様な訳で、新年を現政権に期待することはできない。統治能力不適格の自覚がなく、「オメエとは違うんだ」と自惚れている自信過剰な首相、構造改革の結果責任も負う与党、現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。

 この衆議院議員の任期で、次の総裁選はもうないであろう。自民党の解党は必然か。

http://www.news.janjan.jp/government/0812/0812052941/1.php

4565名無しさん:2008/12/06(土) 12:29:13
 外交の場にもかかわらず、「ネエチャン、キレイニナッタネ」と街の盛り場での感覚であろうか、女性の国務長官に声をかけたといわれている首相。そのキャラを党の起死回生の選挙対策用として祭り上げ、総裁に選んだ自民党員だからこそ、カメラの前で、「自民党に将来はない」の言葉が臆面もなく、恥じることもなく出てくるのに違いない。

 来年度の予算編成の基本方針をめぐっては、財政の上限(シーリング)を維持しながら、景気対策のためには財政出動をする、と。わたしには、歳出削減と財政出動は、盾と矛の関係にあると思えるのだが。麻生総理大臣は、矛盾しないと言う。また、錬金術師のような発言をしている党員を見かけるが詭弁としか思えない。

 「自民党をぶっ壊す」ことができ、ムラ社会の組織は解体したと思われたが、総裁が代われば、造反議員は復党し、まさしくゾンビ、蘇ってしまった。

 郵政民営化の後退は当然ながら、道路特定財源の一般財源化も道路族によって蔑ろにされている。民意が刺客選挙のまま、総裁の交代、交代で復活したムラ社会の祭り(総裁選)によって担がれた神輿の総理による政府である。的確な政策を実行できるはずがない。

 師走を迎えた。首相にとって年末と年度末は大して違いがないようだが、庶民にとってはえらい違いである。資金繰りに喘いでいる零細企業者、解雇を余儀なくされている期間従業員や派遣労働者に、用意している定額給付金をもち代や部屋代に充てたほうがまだましである、と年金の当てがあるわたしは思う。

 斯様な訳で、新年を現政権に期待することはできない。統治能力不適格の自覚がなく、「オメエとは違うんだ」と自惚れている自信過剰な首相、構造改革の結果責任も負う与党、現政権には、今の非常事態を打破する能力はないことが日々、明白になってきている。

 この衆議院議員の任期で、次の総裁選はもうないであろう。自民党の解党は必然か。

http://www.news.janjan.jp/government/0812/0812052941/1.php

4566とはずがたり:2008/12/07(日) 00:46:40
自民:26日に全国幹事長・政調会長会議 麻生首相も出席
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081203k0000m010019000c.html

 自民党は2日の役員連絡会で、全国幹事長・政調会長合同会議を26日に東京都内で開くことを決めた。麻生太郎首相も出席する。年末開催は異例だが、首相は08年度第2次補正予算案を来年1月、通常国会に提出することに地方党員の理解を求める。9月の党総裁選で地方組織の支持を集めた首相だけに、今後の政権運営に協力を訴える狙いもある。

4567あかかもめ@ためされる大地彦根:2008/12/08(月) 12:05:32
>>4561

何をいまさらといいたいね。

これまでは鼻もひっかけなかったくせに政権の座が風前の灯になった途端にこのざまなんだからあきれる。

加藤G辺りは民主党にほしい人材ではあるが来るんなら新党なんてまだるっこしいこと言わないで民主党入りすればよい。

小沢自由党がそうしたように民主党の政策を無条件で受け入れるなら大歓迎だが根幹を揺るがすような条件を出すんであればいらない。

第一、選挙区調整で四苦八苦してるのにてめーが助かりたいがためにトンズラするようなやつはいらないよ。

自民党には総選挙で落とし前をつけなきゃ気が済まん。政界再編なんて次の次の総選挙前にやればよい。

政変でなく政策論争で真っ当な政権交代を実現しないといつまで経ってもこの国の民主主義は成熟しないからね。

4568とはずがたり:2008/12/08(月) 12:35:09

まぁ云わんでも良い事ではありますな。

「小渕氏、子供産んだから少子化相に」自民・笹川氏
http://www.asahi.com/politics/update/1206/TKY200812060214.html
2008年12月6日20時4分

 自民党の笹川尭総務会長は6日、松江市内での党島根県連のパーティーで、麻生政権で初入閣した同郷の小渕少子化担当相について「なぜ(少子化担当相に)なれたか。子供を産んだからです。もし結婚して子供がいませんと、『少子化』って言ったって、お前方法わかるのかって言われます」と発言した。子供がいなければ、少子化担当相になる資格がないともとれるだけに議論を呼びそうだ。

 笹川氏は「私は男の子が5人、孫が14人。本当なら私が少子化担当大臣だった」とも語った。笹川氏は9月30日、米議会下院の金融安定化法案否決を受けて「下院議長は女性(ペロシ議長)。それで破裂した」と発言。社民党などから「女性蔑視(べっし)だ」と抗議を受け釈明したこともある。

4569千葉9区:2008/12/09(火) 00:55:37
>>4568
>もし結婚して子供がいませんと、『少子化』って言ったって、お前方法わかるのかって言われます」
これって大きな問題発言だと思うんですが・・・

「なぜ産めないのか」
経済的に埋めないのか、生理(病理)的に産めないのか
労働(社会的立場)が原因で産めないのか

それを考えることが少子化担当相の職務だろうに。

まあ、そもそも初入閣でつくポストじゃないし。副総理格でもイイくらい重要なポストだろうに。

4570名無しさん:2008/12/09(火) 13:48:49
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081209k0000e010058000c.html

笹川自民総務会長:小渕氏への「出産経験」発言で陳謝

 自民党の笹川尭総務会長は9日昼の記者会見で、小渕優子少子化担当相が入閣したのは出産経験があるからだと評した6日の発言について「子供を産んでないとなれないかのような印象を与えたのは大変申し訳ない」と陳謝。そのうえで「小渕先生は群馬県の宝で、少子化対策基金を積み、すばらしい業績を残している」と持ち上げた。笹川、小渕両氏はともに群馬県選出衆院議員。【山田夢留】
毎日新聞 2008年12月9日 13時35分

4571名無しさん:2008/12/09(火) 13:55:33
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120800537

自民「毎日失言」=社民・福島氏

 社民党の福島瑞穂党首は8日、都内で街頭演説し、自民党の笹川堯総務会長が小渕優子少子化担当相に関し「(担当相になれたのは)子供を産んだからだ」と述べたことに触れ、「子供がいない人だって子供の未来を考えることができる。毎日、首相や自民党の国会議員が失言を繰り返している。人に対する思いやりも愛情もない発言を日々聞いている」と批判した。 (了)(2008/12/08-16:26)

4572名無しさん:2008/12/09(火) 20:27:37
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120900920

郵政見直し論をけん制=小泉氏「誓約書提出忘れるな」−推進派が集会

 小泉純一郎、安倍晋三両元首相らを呼び掛け人とする自民党有志の「郵政民営化を堅持し推進する集い」が9日午後、党本部で開かれた。小泉氏はあいさつで、党内の民営化見直しの動きについて「何やら不可解な行動をしているが、そういう方々の多くは(民営化賛成の)誓約書まで書いて復党したことを忘れてほしくない」と厳しく批判した。
 小泉氏はまた、11日の衆院本会議で予定される野党提出の民営化見直し法案の採決に関し「難局にあればあるほど冷静に良識ある行動を取ってほしい」と述べ、党内が一致して否決するよう呼び掛けた。
 「集い」の開催は、麻生太郎首相が日本郵政株の売却凍結に言及したのを受けて勢いづく民営化見直し論をけん制するのが狙い。小泉、安倍両氏を含め議員63人、代理50人が参加した。 
 出席者からは「3年前の衆院選で与党が3分の2の勢力を得た原動力は民営化の推進だ。その原点は忘れてはならない」などの意見が続出。首相に対し、民営化方針の堅持を申し入れることを決めた。(了)
(2008/12/09-20:14)

4573名無しさん:2008/12/09(火) 20:51:44
小泉元首相ら構造改革後退けん制 郵政民営化で会合
12月9日午後8時42分
http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news4/article.php?topicsid=2&pack=CN&storyid=174574

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

4574名無しさん:2008/12/09(火) 21:33:04
“小泉の集い”に石原氏、小池氏、細田氏ら

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

 「集い」には細田博之幹事長、石原伸晃幹事長代理、小池百合子元環境相ら60人が参加した。

[ 2008年12月09日 21:10 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081209119.html

4575名無しさん:2008/12/09(火) 21:33:26
“小泉の集い”に石原氏、小池氏、細田氏ら

 自民党の小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を党本部で開いた。11日の衆院本会議で、野党提出の日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案が採決されるのを前に自民党の「反対」方針への造反を認めないことを確認する狙いだが、構造改革が後退しかねない流れへのけん制ともいえそうだ。

 小泉氏は「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかりと思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動をとってほしい」と強調。引退表明を念頭に「もう私がこういうところにいる必要はない」とも述べた。中川秀直元幹事長は「野党は経済危機に乗じて小泉改革の前の時代に戻そうとしている。自民党は後ろを向いてはいけない。断崖絶壁だ」と指摘した。

 麻生太郎首相は郵政民営化計画の見直しを表明。党が設置した郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)も4分社化の是非などを検討しており、9日に会合を開いた。中谷元・PT座長は会合後、記者団に「PTは民営化を成功に導くためのものだ」と強調したが、「集い」のメンバーは民営化路線が後退しないか、PTの議論を注視する構えだ。

 「集い」には細田博之幹事長、石原伸晃幹事長代理、小池百合子元環境相ら60人が参加した。

[ 2008年12月09日 21:10 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081209119.html

4577名無しさん:2008/12/10(水) 18:46:44
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-35362920081210

国民が望んでいるのは政界再編=中川自民元幹事長
2008年 12月 10日 18:13 JST

リンダ・シーグ記者 吉川 裕子記者

 [東京 10日 ロイター] 中川秀直元自民党幹事長は10日、ロイターのインタビューに応じ、麻生太郎内閣の支持率急低下で混迷を深める今後の政治情勢について「国民が望んでいるのは政界再編だ」とし、来年秋までに行われる総選挙後には政界再編の動きが強まるとの認識を示した。 

 最近の世論調査結果を踏まえ中川氏は「今はこちらの失点で政権交代といわれるが、民主党政権誕生前夜のような高揚感も国民の期待感も、全くと言ってよいほどない」と分析。選挙前の大連立を否定し、選挙後には政界再編の動きが高まると予想した。

 衆院解散の時期については「国会の動き次第」とし、2008年度第2次補正予算案や2009年度予算案と関連法案の審議で立ち往生する局面では「話し合い解散という話にならざるを得ない」と語った。

 インタビューの概要は以下の通り。

 ――報道各社の世論調査で内閣支持率が急低下した。原因はどこにあるか。

 「経済政策にある。定額給付金に対する国民の受け止め方はバラマキで、次世代の発展する分野に投資する構造改革を進めるとのメッセージではないと、国民の6、7割がみた。同時に所得制限について異論が出て閣内不統一ではないかとみられ、ここが迷走の始まりと言われる。だた、基本的には、解散を期待された総理が経済危機の中でそれを先送りし、『初めに解散ありき』の戦略を変更した。それが尾を引き、結果的に『政局より政策』と言った趣旨に反すると受け止められた。解散を先送りしたことろから支持率の低下が起きた」

 ――世論調査では経済政策に対する不満も出ている。足元の景気後退に対する麻生政権の政策運営は十分か。

 「経済政策については、経済閣僚、経済財政担当相や財務相の責任が重い。総理に(具体策が)上がる前に与党と調整し方向性を作っていくことが大事だ」

 ――世界的な金融危機の影響で、財政出動を求める声が強まっている。財政再建とのバランスはどう考えるか。麻生政権のスタンスは評価できるか。

 「(歳出改革のバイブルである)骨太の方針2006は維持することになった。方針の『堅持』が『維持』に変わったが、もし、それ(歳出改革路線)を変えるのであれば、その前に政府・日銀が政策目標を共有して、まず金融政策面では量的緩和などしっかり行われることだ。日本経済でカネが回らないことを解決するのは、財政政策ではななく金融政策だ。金融政策が前に出て、それから財政政策だ」

4578名無しさん:2008/12/10(水) 18:47:33
 「第2に、徹底的な無駄を失くすこと。第3に国の(特別会計の)埋蔵金も外為特会を除いてゼロにするくらいの思い切ったことをして、財政規律は維持していることをきちんと言わなければならない」

 「その上でこの危機に対応するための『大胆・柔軟な政策を講じる』としなければならない。その場合も使い方が問題だ。光ファイバー通信網や低公害自動車普及など、環境革命、コミュニケーション革命など新たな発展分野への投資、そういうものへの経済対策が重要だ。財政規律と次の時代の発展基盤を作る経済政策。これを両輪に進めることが重要だ」

 ――麻生首相のままで立て直すことはできるか。支持率は上がるか。

 「ここまで下がった支持率を上げるのは容易ではない。簡単ではない。同時に予算編成の時期になり、政局より国益、これもよく考えなければならない。政局と言われる総理交代ということになると、結果的に予算編成はストップしてしまう。国家予算が決まらない事態にしてはならない。本当に難しい。与党は一枚岩になって通常国会に臨むことが大事だ」

 「ただ、次の通常国会で野党は大変な抵抗をするだろう。簡単に2008年度第2次補正予算案や2009年度予算案、関連法案を通すことは、今まで以上に厳しいと思う。その時にどうするのか。与野党と話し合っていくのか。その時、総理がどうなさるのか。そういう問題になっていくのではないか」

 ――党内では様々な動きが出ており、離党・新党立ち上げ観測も出てきた。

 「今、党内で起きている動きは自民党の国会議員の中で、かなり危機感をもった人たちがこのままではいけないとの危機感を国民に示すべきだという思いで、中堅・若手中心に集まっているのだと思う。新党や離党と言われるが、総選挙の前にはそういうことはないのではないか」

 「国民が望んでいるのは政界再編。世論調査をみても、自民党もこのままではいけないとみれる。しかし、民主党の支持率も全然上がっていない。逆に言うと、自民党と民主党の同じ考え方の人が協力しなさいと言うのが民意ではないか」

 「内閣支持率は低下しているが、民主党政権誕生前夜のムードもない。一部の人が離党するとか新党を作るとかではなくて、政界全体がひっくり変えるようなそういうものを国民は期待しているのではないか」

 「今は、こちらの失点で政権交代と言われるが、民主党政権誕生前夜の高揚感も国民の期待感も全くと言ってよいほどない。自民党も賞味期限がきたかもしれないが、民主党も同様。心配なのは、日本の政治がおしまいになってはいけないということ。それを民意を経てどうするかということになる」

 ――総選挙を経て、政界再編の動きが強まるとみているのか。

  「私は、強まるとみている」

 ――選挙前の大連立の動きは。

  「民主党が動かないだろう。選挙を控え政治的にあり得ない」

 ――衆院解散の時期は。

  「わからない。少なくとも来年の秋までにはあるわけだが、国会の動き次第だ」

 ――国会運営は、予算関連法案が通らない状況が想定される。新年度に立ち往生する可能性は。

 「そうなれば暫定予算を組まざるを得なくなるわけで、野党の協力なしに相当困難だと思う。3分の2での再議決と言っても、簡単にできることではない。たとえば第2次補正予算案で、野党は関連法案にノーと言う。国民があれだけ反対していること(定額給付金)を、3分の2を使って押し切れますか。簡単だとは思わない」

 ――その場合、話し合い解散の可能性は。

 「野党の協力を得るという場合、何で協力を得るかと言うと、野党が解散を求めているので、その話にならざるを得ないだろう」

 ――自からの行動はいつ、どのような基準で判断するのか。 

 「基準も含めて判断する。まだ言えるような段階でない」

 ――抜本税制改革の議論では、消費税上げの時期や幅を大綱に盛り込むかどうかが1つの焦点になっている。

 「経済が名目成長率3%以上に戻すことが最優先課題だ」

 ――経済の回復を前提に将来の上げに言及することも難しいか。

 「難しいでしょう。資産バブルの崩壊と違って、金融市場の正常化には相当時間がかかるだろう。景気回復に3年と言いきれるのか。書くとか書かないとか議論する前に、危機を突破することが先だ」

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者)

4579名無しさん:2008/12/11(木) 16:20:11
http://www.bitway.ne.jp/bunshun/ronten/ocn/sample/thisperson/081211.html

「新党のパターンを考えたい。ひとつは『持ち株会社分社化型』。次は分党して新党をつくる『協議離婚型』。もうひとつは、何も持たずに飛び出す『裸一貫型』。これは非常にインパクトがあり、覚悟だけでできる」 (朝日新聞12月9日付)
渡辺喜美・元行政改革担当相

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8日夕、国会近くのホテルで開いた自らのパーティーで、「あくまでも頭の体操だ」と断ったうえで、新党結成に踏み込むような発言をした。

 8日のパーティーには、中川秀直元幹事長、小池百合子元防衛相、武部勤元幹事長、塩崎恭久元官房長官のほか、民主党からも枝野幸男元政調会長、松本剛明前幹事長らがかけつけ、渡辺元行革相にエールを送った。

「選挙のまえに、まず景気対策だ、といっておきながら、補正予算は先送り。『なんじゃ、こりゃあ』という感じだ」と、かねて麻生首相を批判してきた渡辺元行革相の過激発言は、とうとう自民党を分裂させかねない政界再編論にまでに発展した。

 この動きにいちはやく反応したのが、清和会の領袖、町村信孝前官房長官だ。「他人の弱みにつけこんで、足を引っぱるのは、まともな大人のやることではない……目立ちたい人がわれ先にと麻生批判をする。最もけしからんやつらだ。こういう人はどんどん(自民党から)出ていってもらいたい」(12月6日)と、不快感をあらわにした。同様に、自民党執行部の菅儀偉選対副委員長も「倒閣や新党で動くなど、政権運営を妨げる行動があった場合、同志として一緒にやっていけるか、判断せざるをえない」(12月9日)と、次期衆院選挙の際の公認取り消しをちらつかせながら、渡辺氏と渡辺氏に同調する若手の動きをけん制した。

 自民党執行部がこうした動きにことさら神経質になっているのには大きな理由がある。渡辺氏は、先月来、塩崎恭久元官房長官ら麻生首相の手法に批判的な中堅・若手議員24人と「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を結成、第2次補正予算案を今国会に提出するよう、さかんに要求していたからだ。麻生政権が、このところのねじれ国会をなんとかのりきってこれたのも、衆議院から参議院に送付された法案が参議院で否決された場合、衆議院の3分の2以上の賛成があれば再可決できるという、いわゆる「3分の2条項」をちらつかせることができたおかげだ。しかし、もし自民党から衆院議員17人が造反すれば、その「伝家の宝刀」も、たちどころに効力を失ってしまう。その意味では、「有志議員の会」は、麻生政権にとってまさに獅子奮迅の虫ということになる。

 渡辺氏は、中川秀直、小池百合子氏らが近く立ち上げる予定の「社会保障関連議員連盟」や民主党の前原誠司副代表らとの連携も噂されている。いっぽう、小泉純一郎元首相、中川秀直ら郵政民営化推進派は、12月9日、「郵政民営化を堅持し推進する集い」を開き、党内の日本郵政グループの株式売却凍結派や「郵政見直しプロジェクトチーム」の動きに批判を強めるなど、20パーセントそこそこに急落した内閣支持率を背景に、党内の麻生批判の声は日増しにおおきくなっている。

 自民党が鳴動とするとすれば、直近は、首相が通常国会に提出する予定の第2次補正予算案とその関連法案の採決だ。不評の定額給付金でもめて参院審議が引き延ばされても、衆院採決が優先され30日後に自然成立するが、関連法案は衆議院で再可決するしか方法はない。政局の大きな山は、1月中旬、第2次補正予算案とその関連法案の衆院通過時に訪れそうだ。

4580名無しさん:2008/12/11(木) 18:24:05
17人造反なら政権立ち往生=与党、衆院再可決できず
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100773

 憲法59条は、参院で否決された法案を衆院で「出席議員の3分の2以上の多数」で再可決すれば成立すると規定している。しかし、現在の衆院の与野党勢力では、与党から仮に17人が造反して反対に回ると再可決はできなくなり、麻生政権は行き詰まる。自民党内で活発化する議員グループの動きを執行部がけん制するのは、このためだ。
 衆院は現在、河野洋平議長と欠員1人を除くと478人。全員が本会議に出席して投票すれば、法案再可決には319票が必要となる。与党議員335人(自民304人、公明31人)以外は全員が反対する場合、与党からも17人が反対すると賛成は318票で、再可決ラインに届かなくなる。 
 政権批判を繰り返す渡辺喜美元行政改革担当相は9日のラジオ番組で、法案再可決の際に造反する可能性について「来年の問題だ」と指摘した。次期通常国会では、定額給付金を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案と、大半が道路整備に充てられる地方向け新交付金を定めた09年度予算案の各関連法案採決がヤマ場となる。
 一方、与党議員が採決を棄権・欠席した場合は出席議員の数が減るため、再可決ラインも低くなる。与党から50人が棄権・欠席すれば、再可決に必要な286票を確保できなくなる。(了)
(2008/12/11-18:09)

4581名無しさん:2008/12/11(木) 20:00:21
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100897

「中川勉強会」に57人参加=再編へ布石、麻生政権に影響も−自民

 自民党の中川秀直元幹事長を中心とする議員連盟「生活安心保障勉強会」の設立準備会が11日午後、党本部で開かれ、事実上発足した。57人が参加。年金など社会保障政策に関して、政府と党執行部に提言していく方針を決めた。麻生太郎首相と距離を置く中川氏には、次期衆院選後の政界再編に備える狙いがあるとみられ、同会は低迷する麻生政権の行方にも影響を与えそうだ。
 準備会には、新党結成や倒閣の可能性に言及した渡辺喜美元行政改革担当相をはじめ、首相の政権運営に批判的な塩崎恭久元官房長官、小池百合子元防衛相らが出席。一方で、安倍晋三元首相や菅義偉選対副委員長ら首相に近い議員も加わり、当初取りざたされた「反麻生」色は薄まる形での旗揚げとなった。
 中川氏はあいさつで「政局(狙い)のグループと伝わったが、純粋な勉強会だ。安心して勉強してほしい」と強調。会合では会長に中川氏、最高顧問に安倍氏を充てるとともに、党内に広く参加を呼び掛け、年内に初の総会を開催することを決めた。国民の社会保障に対する不安解消や利便性向上を目的に、年金などの保険料や税を一元的に管理する銀行口座の導入について検討する。 
 ただ、中川氏は先に、衆院選の結果次第で政界再編に動く可能性に触れており、自民党内には同会をその拠点にするのではないかとの見方が強い。準備会終了後、菅氏は「自民党は政局をやっている暇はない」と記者団に語り、反麻生につながりかねない動きをけん制した。(了)(2008/12/11-19:48)

4582名無しさん:2008/12/11(木) 22:06:24
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121100964

渡辺氏の動き「遺憾千万」=自民・町村氏

 自民党の町村信孝前官房長官は11日夜、都内で開かれた同党衆院議員のパーティーであいさつし、麻生太郎首相の政権運営を批判している渡辺喜美元行政改革担当相らについて「自民党(議員)であるにもかかわらず自民党が悪い、麻生が悪いという人がいる。自分につけが回って来ることも分からないのは、本当に遺憾千万だ」と批判した。 (了)
(2008/12/11-21:03)

4583名無しさん:2008/12/11(木) 22:28:22
自民党:麻生批判の若手を批判…各派総会
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081212k0000m010086000c.html

 自民党各派は11日、総会を開き、領袖から麻生内閣の支持率急落で、政権批判を強める中堅・若手に対する批判が相次いだ。

 古賀誠選対委員長は古賀派総会で「後ろから鉄砲玉を撃つことは、絶対にあってはならない」と批判した。中堅・若手でつくる「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の中心メンバー、塩崎恭久元官房長官が総会の司会役を務めており、古賀氏は塩崎氏を見ながら「どうしてもやるなら、しっかり理由を聞かせてもらいたい」とすごんだ。

 また、伊吹文明元幹事長も伊吹派総会で「家の中のことを言いふらして、自分がいい子になろうという姿勢は感心できない」と苦言を呈した。麻生太郎首相の出身派閥・麻生派の中馬弘毅座長(元行革担当相)も総会で「世間がいろいろ騒がしいようだが、首相は健康で『見ておれ』という雰囲気だ」と強調した。【高山祐】

毎日新聞 2008年12月11日 21時41分

4584名無しさん:2008/12/11(木) 22:34:38
中川元幹事長の孤立化画策? 勉強会に町村派“包囲網”
2008.12.11 22:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081211/stt0812112225010-n1.htm

 反麻生勢力のリーダー的な存在である自民党の中川秀直元幹事長が11日、新たな議員連盟「生活安心保障勉強会」を旗揚げした。麻生太郎首相と距離を置く小池百合子元防衛相や渡辺喜美元行革担当相らがずらりと並んだが、首相に近い安倍晋三元首相や菅義偉選対副委員長らも出席し、「反麻生」的な言動に目を光らせる奇妙な展開に…。町村派では「中川包囲網」がジワジワ進んでおり、会合は逆に中川氏の孤立化を浮き立たせる結果となった。

 (石橋文登、加納宏幸)

 「一部の早とちり報道でこの会合が政局グループと伝えられたが、まったく純粋な勉強会なのでご安心いただきたい」

 党本部で開かれた準備会合には57人が出席した。会長に就任した中川氏は冒頭にマイクを握ったが、威勢のいい「中川節」は不発に終わった。

 横に座った安倍氏は「いま政府与党は厳しい状況にある。ここで一致結束して麻生政権を支えていきたい」とあいさつ。その後も安倍、菅両氏はにらみを利かせ、出席者の発言は純粋な政策論ばかりで過激な言動は影を潜めた。

 議連の活動目標は「安心基盤口座」の導入だ。社会保障制度や税制を「個人勘定」に統合し、安倍政権が導入を決めた「社会保障カード」を発展させるという構想だ。民主党も「年金手帳」導入を主張しており、与野党の接点を探りたいとの思惑もある。

 だが、この議連発足が浮上したのは、自民党内で首相批判が吹き荒れた11月下旬。「中川氏が反麻生でいよいよ決起する」とのうわさは一気に広がった。

 「議連に反麻生勢力が結集したら町村派が分断しかねない」。そう思った安倍氏と町村信孝元官房副長官は先手を打った。

 安倍氏は21日の衆院本会議で森喜朗元首相に「このままでは町村派が反主流とみられてしまう」と町村派幹部会の招集を求めた。25日昼の幹部会では、町村氏が「速やかな政策実現を求める有志議員の会」を痛烈に批判し、安倍、森氏も合いの手を打った。暗に黒幕として中川氏を指弾したのは明白であり、中川氏は「おれはあの議連とは関係ない!」と釈明に追われた。

 安倍、町村、森の3氏が共闘態勢をとったことで、中川氏は窮地に追い込まれた。このまま反麻生で突っ走れば、町村派を追われかねないからだ。

 中川氏は5日の議連発足を11日に延期。安倍、菅両氏らに自ら電話し、議連への加入を求めた。反主流色を薄めようと考えたようだが、安倍氏らはこれを逆手に取り議連の骨抜きに動いた。裏では森氏が町村派若手を「麻生さんが大変なときにバカな行動をするな! 中川を総裁にする気か!」と電話で恫喝(どうかつ)した。

 この企ては奏功し、議連は純粋な勉強会と化した。議連終了後、安倍氏は勝ち誇ったように語った。「政局がらみの議連では全くない。中川さんが参加しているから、そういううわさになってしまうのでしょうが、そういう思惑で参加した人はいません…」。首相−幹事長と二人三脚で政権を運営した友情関係はもはやかけらも見えなかった。

 一方、中川氏は11日夕、都内のホテルで開いた自らのセミナーでこう語った。

 「麻生内閣は支持率にとらわれず思い切った政策を打ち出すべきだ。いまは倒閣の時ではない。麻生首相に最も距離のある私がいうのだから間違いない」

 事実上の休眠宣言といえる。ただ、派閥レベルでの締め付けに若手には不満が渦巻いており、次なる政変の潮目が近づけば、中川氏が改革の旗手として再び動き出すことは間違いない。

4585千葉9区:2008/12/11(木) 23:14:28
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081211/stt0812111901006-n1.htm
郵政株売却凍結法案を否決 “自民分裂誘発”は不発 衆院
2008.12.11 19:00

 民主、社民、国民新の野党3党が提出した日本郵政グループ各社の株式売却凍結法案は11日、衆院本会議で自民、公明両党などの反対多数で否決された。野党は法案採決を郵政民営化見直しの是非をめぐる「踏み絵」と位置づけ、復党組を抱える自民党の分裂を誘発する思惑もあったが、不発に終わった。ただ、同党内で民営化に関する対立は解けておらず、国民新党は次期通常国会で抜本的な民営化見直し法案を提出し揺さぶる構えだ。

 衆院本会議の採決で、自民党は武部勤元幹事長ら10人が欠席(閣僚を除く)した。しかし、欠席者には復党組はおらず、与党議員は粛々と否決に回り混乱は起きなかった。社民党幹部は「普通に終わってつまらなかった。期待外れだ」とため息をついた。

 もっとも野党側には、凍結法案が否決されることは織り込み済みだった。国民新党の亀井久興幹事長は本会議後、「凍結法案に反対したことは、抜本的な郵政見直しはやらないという意思表示ではないか。(自民党は)本気で見直す気はないと自ら証明した」と語った。綿貫民輔代表は、「選挙目当てで郵政票がほしいというような、よだれをたらす人たちのことは知らない」と述べ、自民党が11月下旬に立ち上げた「郵政事業検討・検証プロジェクトチーム(PT)」の動きをやり玉に挙げた。

 自民党PTは、与党が主導する形で次期通常国会に日本郵政グループの経営形態などを見直す法案提出を予定している。

 これに対し、郵政改革を金看板として断行した小泉純一郎元首相らは9日、「郵政民営化を推進し堅持する集い」を開き、見直し派を強く牽制(けんせい)した。

 PTが実際に民営化見直しに踏み切れば、党分裂の危機も招きかねない。一方で、次期衆院選では民営化の弊害が叫ばれる地方での苦戦が予想されており、郵政票をあてに見直し案を袖にできない事情もある。野党側から抜本的な見直し法案が提出されれば、麻生首相は難しいカジ取りを迫られそうだ。

4586名無しさん:2008/12/12(金) 01:43:49
自民・中川秀直元幹事長が議員連盟準備会合開く 小池元防衛相、渡辺元行革担当相ら出席
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20081211/20081211-00000686-fnn-pol.html

「反麻生グループ」かとも取りざたされている新たな勉強会が11日に行われた。この会には、中川秀直元幹事長に小池 百合子元防衛相、渡辺喜美元行革担当相らが出席した。
11日、韓日議員連盟の幹部が首相官邸を訪問し、麻生首相は得意の英語であいさつした。
こうした中、自民党で麻生首相と距離を置く中川元幹事長が新たに議員連名を立ち上げ、11日午後3時、準備会合が行われた。
目的は「社会保障について勉強する」というものだが、メンバーには、総裁選で麻生首相と闘った小池元防衛相や渡辺元行革担当相も出席した。
「反麻生グループの結集では」という声も出ているが、安倍元首相は「そういう思惑で参加した人はいないなと思います。(政局ではない?)政局ではない」と述べるなど、参加議員はこういった見方を否定した。
しかし、渡辺元行革担当相は「政局がらみと誤解されるくらいに閉塞(へいそく)感がまん延してしまったということだと思います」と述べた。
今後、この議連が政界再編の1つの軸になるのではという見方も浮上している。
また、「反麻生」の急先鋒(せんぽう)として、新党結成の可能性をも示唆してきた渡辺元行革担当相の姿勢に、11日、党内の重鎮から相次いで苦言があった。
伊吹元幹事長は「家の中のことを外へ出て言いふらして、自分がいい子になろうというのは、政治家としては感心した姿勢ではない」と述べた。
古賀選対委員長は「後ろからの鉄砲玉は、絶対あってはならない。これが一番支持率を下げるんです」と述べた。
こうした声に、渡辺元行革担当相は「あっそう」とだけ述べた。
実は12月11日は、自民党議員として政党助成金の交付を受けるための承諾書の提出締め切り日。
この承諾書に署名していると、年内に離党することができなくなる。
しかし、渡辺元行革担当相は「サインしたか?」と問われると「知らない」と述べた。
[11日19時52分更新]

4587名無しさん:2008/12/12(金) 19:53:39
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081212/stt0812121920005-n1.htm

中川元幹事長、首相の「幕僚」根回し不足を批判 
2008.12.12 19:18

 自民党の中川秀直元幹事長は12日、民放ラジオ番組で、平成21年度与党税制改正大綱に消費税率引き上げ時期が明記されず、麻生太郎首相の指示が反映されなかったことについて「政策のラインの責任者が首相の指示を無視するのは、後ろから鉄砲を撃つようなものだ。首相の幕僚は、首相指示から絶対にぶれさせないような根回しが必要なのに欠けている。閣僚や党執行部は首相の権威を守らなければならない」と批判した。

 また中川氏は麻生首相が「11月総選挙」を先送りしたことに触れ、「(臨時国会)冒頭で解散すべきだった。戦略変更したからリーダーシップに制約を受けている」と語り、衆院選の洗礼で民意を得なかったことが求心力低下を招いたとの見方を示した。

4588名無しさん:2008/12/13(土) 11:33:11
自民党「もち代」支給 200万円上積みも
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/12/13/05.html

 自民党は12日までに、所属国会議員に対し年末の政策活動費「もち代」の支給を始めた。金額は公表していないが、関係者によると例年同様に「支部交付金」として配布する250万〜400万円に加え、今回は早期衆院解散を見込んだ選挙事務所開設などで出費がかさんだ事情に配慮し、「選挙活動費」200万円程度を上積みしたという。支給は各議員が設置する支部の銀行口座への振り込み。金額を明らかにしないのは「不況で国民が苦しんでいる時に政治家だけ優遇されているとの批判を受けかねない」(執行部)と懸念したためとみられる。

[ 2008年12月13日 ]

4589名無しさん:2008/12/13(土) 12:09:25
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000000812120005

寒風あびる麻生内閣 自民衆院議員答える
2008年12月12日

 ■12月の麻生内閣支持率22%に、山梨県の自民衆院議員困惑


 麻生内閣の支持率が急落している。朝日新聞社が6、7日に実施した全国世論調査(電話)では22%。景気が悪化する中、国民の見る目が日増しに厳しくなっていることがうかがえる。12日には記者会見を開き、「国民生活防衛」のための施策をアピールした。9月の自民党総裁選では、県内の自民党衆院議員3人が麻生首相に一票を投じ、国会の首相指名選挙では4人全員が支持した。それから2カ月。世論の動きをどうみるのか、4人に聞いた。



 ■支持率の急落


 総裁選では、小池百合子衆院議員に投票した小野次郎衆院議員は、内閣支持率の急落について「党の『看板』として7割近い人が支持して決まった人。足を引っ張るつもりはなく、『麻生おろし』にも参加していない」と話す。


 急落の原因について、「見かけ倒しと判断されたのだろう」とみる。小泉内閣と比べて、「自分で各論まで言ってしまい、矢面に立ってしまった。注意してあげる取り巻きもいない」と同情する。


 麻生首相とは旧宏池会で一緒だった堀内光雄衆院議員は「大変深刻に受け止めている」とする。急落の原因は「景気や雇用情勢が悪化。内閣への期待感を低下させている」と分析しつつ、「首相の印象も数字に表れていると思う」と感じている。


 長崎幸太郎衆院議員も「大変厳しい」と受け止めている。「国民生活の先行き不安を背景として、政策決定過程の混乱やもたつきに対する批判が最大の原因。失言の影響も否定できない」と話す。


 一方、赤池誠章衆院議員は「麻生内閣の政策の成果がまだ表れていない」と慎重だ。「第1次補正予算の経済対策の結果は、これから出てくる。政策を着実に実行し、その結果を見て判断してもらうしかない」と訴える。



 ■一票の責任


 安倍、福田、麻生と3代続けて自民党総裁選で事実上、首相が決まってきた。党国会議員として、その「責任」について、有権者にどう説明するのか。


 堀内氏は「憲法に基づく議院内閣制によるものであり、方法自体に問題ない」とする。赤池氏は「自公の政党の枠組み自体は任期4年間の信任を得ている」と話す。


 長崎氏は「結果として政権を投げ出したことについては、真摯(しん・し)に反省している」などと言う。小野氏は「郵政選挙で圧倒的多数の議席を獲得したのだから、改革路線を継承する人が首相に選ばれるべきだ」としている。



 ■解散・総選挙は


 堀内氏と小野氏は、来年度予算案が成立した後の4月ごろ、総選挙があると想定する。


 堀内氏は「争点を明確にして、有権者の判断を仰ぐことが望ましい」、小野氏は「勝てる総裁のもとで戦いたい」と考える。


 赤池氏は「経済状況を踏まえれば、選挙どころではない。景気の下支えができた後に総選挙をやるべきだ」と言う。長崎氏は「来年度予算案と関連法案の成立なしの解散は、国民生活軽視のそしりを免れない」とし、早期解散論をいさめている。




 ■自民県連会長代行「失言、決断力の欠如」■公明県本部代表「国民の不安が増大」


 「麻生が、やりぬく。」
 「政治に真正面から向き合います」


 自民党山梨県連のホームページには、麻生首相と富士山の写真を組み合わせた画面がある。全国の党都道府県連で、麻生首相の顔写真などを前面に打ち出すのは少数派だ。


 県連会長代行の前島茂松県議は内閣支持率の急降下について、「元々党に対する世間の風当たりは強かった。底値にあったから、特段の驚きはない」と冷静だ。要因については「失言、決断力の欠如。実行力が不安視された」とし、さらに、金融危機や世界同時不況が重なったことを挙げた。


 「麻生首相に代わる人材は今のところいない。不穏な動きは問題だ」と、党内の動きを牽制(けん・せい)。「我が家を台風が襲っているのだから、家族ぐるみで我が家を守るべきだ」とする。


 連立を組む公明党県本部の秋山雅司代表は「国民の不安が増大している」として、深刻な受け止め方をしている。「首相指名(9月)の時の判断を今、論じても意味がない」とし、総選挙も「麻生首相のもとでやるべきだ」と考える。ただ、国民の審判を経ず、投票権のある国会議員による選挙だけで首相が交代していくことについて、「自然なことではない」との見方も示した。

4590名無しさん:2008/12/13(土) 12:16:30
首相の消費税発言「意味ない」=公明政調会長
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121300159

 公明党の山口那津男政調会長は13日午前のTBS番組で、麻生太郎首相が3年後の消費税率引き上げに改めて意欲を示したことについて「経済の底はまだ見えない。(この1年で危機を)乗り切ることが大事で、その2年後にどうこうすると示しても意味がない」と述べ、首相の判断に疑問を呈した。
 山口氏はまた「麻生首相がやらなければならないのは3年以内に景気を回復させることだ」と指摘した。 
 これに関連し、公明党幹部は「衆院解散の日程も決められない人に、消費税の引き上げ時期を決められるのか」と述べ、首相を批判した。(了)
(2008/12/13-11:00)

4591名無しさん:2008/12/13(土) 13:05:10
http://www.zakzak.co.jp/top/200812/t2008121029_all.html
漢字に続き…麻生、今度は「歴史も知らない」疑惑
第2次大戦が真珠湾攻撃で!?

 「未曾有(みぞう)」を『みぞゆう』、「怪我(けが)」を『かいが』といった漢字の読み間違いで国民の失笑を買っている麻生太郎首相に、今度は「歴史も知らない」疑惑が浮上した。これで自民党文教族の幹部というのだから…。

 先に配信された首相の動画マガジン「太郎ちゃんねる」の第10回で、首相は「1941年12月に第2次世界大戦が真珠湾攻撃で始まるんですけど、10年後に日米安全保障条約なんて想像した人は、たぶんあのとき1人もいない」と発言した。

 しかし、教科書出版大手の山川出版社の用語集では世界史、日本史ともに「第2次世界大戦」は、1939年9月1日にナチスドイツがポーランドを侵攻したことに始まったとされている。別の小中学生向けの参考書でも同様で、首相の話は、大戦の一局面である「太平洋戦争」の解説になっている。

 首相の祖父、吉田茂元首相は戦後日本の復興を軌道に乗せた大人物だが、首相は国語に続いて社会科でもボロを出してしまった。自民党内からは「揚げ足取りにも聞こえるが、簡略化しすぎて正確でないことは確かだ。官邸内にチェックするスタッフはいないのか」(中堅議員)とため息も聞こえてくる。

4592 ◆ESPAyRnbN2:2008/12/13(土) 14:18:24
>>4591
正直、大したネタではないですが、関連として。

麻生太郎オフィシャルサイト 嘉麻の里
2005年6月号 『戦勝百年「陸」』

 また織田信長と武田信玄の姉川の合戦で武田の騎馬軍団が織田の鉄砲隊に負けた歴史も知っていたと想像されます。
            ̄ ̄ ̄ ̄ . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
http://www.aso-taro.jp/lecture/kama/2005_6.html

4593名無しさん:2008/12/13(土) 15:27:22
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121300215

麻生首相、森政権末期と酷似?=問題発言連発、「資質」問われる

 「森政権末期と似ている」。麻生太郎首相を取り巻く状況について、与党内ではこうささやく声が出ている。相次ぐ失言が原因で森内閣の支持率は急落。これに危機管理対応のまずさも加わり、森喜朗首相(当時)は退陣した。麻生首相も同じように失言や政権運営での指導力不足で支持率は大幅にダウン。「末期症状」とも指摘される麻生政権の姿が、森政権と重なって見えるようだ。
 森氏は2000年5月、「日本は天皇を中心とする神の国」と発言したことなどから、内閣支持率が10%台に急落。続いて同年6月の衆院選投票日直前に「(無党派層は)寝てしまってくれればいい」と述べ、有権者の反発を招いた。01年2月には、米原子力潜水艦と実習船の衝突事故の際、ゴルフ場にとどまった対応に批判が集中。首相としての資質まで問われた森氏は、同年4月に退陣した。
 一方、麻生首相も「(医師には)社会的常識がかなり欠落している人が多い」「たらたら飲んで、食べて、何もしない人の金(医療費)を何で私が払うんだ」といった問題発言を連発。定額給付金など政策をめぐっても首相の発言がぶれて、政府・与党は迷走した。漢字の誤読まで指摘され、首相の資質が問われた点は森氏と酷似している。
 それでも首相は「気丈に振る舞っている」(参院幹部)とされ、12日夜の記者会見でも、「政府として国民生活の不安を取り除く。不況から脱出するため、あらゆる努力をしたい」と政権運営に決意を示した。
 自民党内には「麻生首相で衆院選は戦えない」(中堅)との悲鳴が上がる一方、「後継首相候補は見当たらない。麻生氏に代わる新総裁を擁立しても世論の猛反発を浴びる」(閣僚経験者)との見方が強い。公明党幹部は「首相が自発的に辞任しない限り支え続けるしかない。退くも地獄、進むも地獄だ」とため息をついている。(了)
(2008/12/13-14:52)

4595名無しさん:2008/12/14(日) 01:31:51
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/65523

「地元政界にも地殻変動」 「佐世保御三家」辻産業経営破たん
2008年12月14日 00:52 カテゴリー:九州・山口 > 長崎

 佐世保市の造船・舶用機器関連メーカー辻産業が創業121年目に経営破たんし、オーナー一族の辻昌宏会長らが退陣した。今月に入り、同市でバス事業を展開する西肥自動車も親和銀行の再建計画を受け入れ、中村克介社長が退いた。地元政財界をけん引してきた「佐世保の御三家」と呼ばれる2社の相次ぐ創業家一族の退陣に「経済だけでなく、政界にも地殻変動が起きるのでは」と自民党支持者たちは雲行きを案じている。

 12日夕、辻産業は緊急会見で、県内では過去2番目となる741億円の負債を抱え、会社更生法の適用を申請したことを発表。辻会長は「切り抜けられると思ったが、結果として読み違いだった。ざんきに堪えない」と沈痛な表情を浮かべた。

 経営破たんの引き金は中国進出(2002年)後の大型造船所建設などの設備増強策。「5年後には2000億円の売り上げを見込んでいた」という強気の戦略も、地元では数年前から「中国に技術力だけを盗まれているらしい」「単価の安いばら積み船ではもうけにならないはず」と心配の声も多かった。

 同社の主要取引行の親和銀行は昨年10月、ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市)に完全子会社化され、不良債権処理を本格化。西肥自動車の経営陣刷新に続き、地元有力者や市長、国会議員を輩出してきた「御三家」のもう一角の辻産業が経営破たんに至ったことに、ある自営業者は「これまでは親和銀行に保護されてきたが、ついに御三家のメンバーも福岡の波に洗われた。もっと早く正常化すべきだった」と指摘する。

 今年10月下旬、辻会長は北村誠吾防衛副大臣の後援会事務所開きで最高顧問としてあいさつに立った。「県北の中心、佐世保の経済を活性化するのは、港の防衛機能の強化が第一。総選挙では防衛の専門家を中央に送りだそう」と声を上げた。9日後には兄の洋三氏に代わり、経済界の顔といえる佐世保商工会議所会頭に就任した。選考委員会で決定した異例の就任に、経済界からは「みんなに慕われればいいが…」「強引な運営は勘弁してほしい」との声も聞かれた。

 保守系分裂の激戦となった昨年4月の佐世保市長選で初当選した朝長則男市長の選挙対策本部長を務めたのも辻会長。朝長市長は今年10月の訪中でも辻産業の江蘇省の工場を視察し、「あからさまに関係を示さない方がいいのに」と市役所内部からも2人の関係が懸念されていた。

 自民党の支持企業として絶大な存在感を示してきた2社。衆院選を控え、自民党関係者からは早くも嘆き節が漏れる。「恐ろしい事態だ。正直こたえる。2社は支持表明もできず、表立って動けば、批判も受けるだろう」

=2008/12/14付 西日本新聞朝刊=

4596千葉9区:2008/12/14(日) 02:18:05
>保守系分裂の激戦となった昨年4月の佐世保市長選で初当選した朝長則男市長
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2007/touitu/kikaku3/01.html
割れる保守 支持絞れず




 統一地方選で実施される佐世保市長選の告示(四月十五日)まで二カ月となった。三期目の光武顕市長が圧勝した前回選挙戦とは一転、「刷新」を掲げる自民県議と「継承」を訴える前市助役の新人二人による激戦になりそうだ。前哨戦を追った。



 佐世保市内のある民間企業の休憩室には、二種類のリーフレットが置いてある。四月の同市長選への立候補を表明した自民県議、朝長則男(58)と、同市前助役、野口日朗(62)の二人分だ。

 市議選、県議選で連続トップ当選を飾ってきた朝長。医師で、かつて地元政界に強い影響力を持った故・富永雄幸のいとこでもある。野口は自民県議、衆院議員時代からの支持者を持つ現職の光武顕(75)の後継として名乗りを上げた。

 「取引先には朝長寄りも、野口という所もある。営業担当からは『(仕事がしづらいから選挙で)動かないで』とくぎを刺されている」。この企業の社長は、両陣営が支持を求めて持ってきたリーフレットを一つに絞りきれずにいる。

 社長は以前、国政選挙で肩入れした候補者が落選し、一部の取引先から距離を置かれた経験がある。「(市内企業を)二分する選挙戦で色をはっきりさせるのは勇気がいる。かかわりたくない」。市長選での判断は従業員らに任せてある。

 昨年十月、自民は所属議員でもある朝長の推薦を決めた。しかし、自民に近い団体は一枚岩ではなく、情勢は混沌(こんとん)。同十二月、佐世保市医師会の政治組織「県医師連盟佐世保支部」が推薦したのは野口。同医師会は「光武市長とは相互協力の実績がある。後継指名された野口氏を推すのが適切と判断した」とする。

 だが、開業医の一人は別の理由を挙げる。二〇〇〇年の衆院選で、朝長は自民の長崎4区責任者を「内部への不満から」(関係者)、辞任した。結局、医師会が推した自民公認候補は落選。「(朝長の離脱に)裏切られた、という思いがある。今は『非自民』という若い医師も多い。医師会イコール自民という図式が崩れている」

 佐世保商工会議所の政治組織「日本商工連盟佐世保地区」は昨年十月、朝長推薦を決定。ただ、「市を二分する選挙に首を突っ込むべきではない」とする一部役員が辞任する事態にもなった。

 一方、選挙経験のない野口は「草の根選挙」を標ぼうする一方、光武後援会を足掛かりに、市役所退職者や同窓会などとの連携で「風を起こしつつある」(後援会関係者)。しかし、光武後援会は高齢化が進み、本格的な選挙戦は光武が初当選して以来、十二年ぶり。どこまで支援の輪が広がるかは未知数だ。

 これまで県議選は朝長、市長選は光武と態度を鮮明にしてきた市内の企業は今回、朝長、野口両方を推薦。「今回は見極めが難しい」。関係者は風向きを読みかねている。(敬称略)


2007年2月15日長崎新聞掲載

4597とはずがたり:2008/12/14(日) 13:03:05
>>4595-4596
いやぁ自民直系企業が潰れるのは好ましいです♪
政治に口出しせず真面目に経営しろってんだ。
金融再編を(個人的に←ネット上からw)応援してきた甲斐があったってもんです。
九州スレの方にも転載しておきます。

4598とはずがたり:2008/12/15(月) 18:40:34

町村氏VS中川氏、自民・最大派閥の2極化鮮明に
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20081213-567-OYT1T00859.html?fr=rk
2008年12月14日(日)08:12
(読売新聞)

 自民党最大派閥の町村派が揺れている。もともとライバル関係にある町村信孝・前官房長官と中川秀直・元幹事長の両代表世話人の 軋轢 ( あつれき ) が、麻生首相との距離を巡る路線論争と重なり、派内を二分する争いに発展する可能性もある。

 11日の町村派総会では、町村氏と中川氏の間に緊張した空気が流れた。

 たばこ税の増税反対の持論を展開していた町村氏の隣に座っていた中川氏が、突然、「国民の6割がたばこ税を上げろと言っているんだ」といら立ちの声を上げたためだ。

 町村氏は、麻生首相を支える姿勢を鮮明にすることで、派内の実力者で首相に近い森、安倍両元首相との連携を深め、派内の基盤を固めようとしている。9日には首相官邸に麻生首相を訪ね、「首相の主張を来年度予算で実現してもらうことが大切だ」と激励した。

 森、安倍氏と盛んに接触しており、「町村氏は『ポスト麻生』として次の党総裁選に名乗りを上げるための布石を打っている」との見方すら出ている。

 一方の中川氏は9日に「郵政民営化を堅持し推進する集い」、11日には「生活安心保障勉強会」の準備会を開催した。「集い」は出席者63人中25人、準備会は57人中26人が町村派で、派内の中堅、若手に影響力があるところを見せた。

 いずれのグループも麻生政権後を見据えた「政界再編の布石」と見られており、首相との関係は芳しくない。関係者によると、経済人が仲介して12日に首相と中川氏との会談が予定されたが、結局、実現しなかった。

 かつて側近として支えた森氏との関係は冷え込む一方で、10日に都内で開かれた森氏のパーティーには、町村氏が2年連続で呼ばれたが、昨年呼ばれた中川氏の姿はなかった。

 派内の対立が先鋭化することを懸念して安倍元首相が中川氏の勉強会にも参加するなど町村、中川両氏の間を取り持つ役回りを果たそうとしているが、派内には「二極化が分裂につながらなければいいが」と心配する声も多い。

4599とはずがたり:2008/12/15(月) 18:47:19
>>4592
第二次大戦に関してはひっかけ臭い感がなきにしもあらずだけど,姉川の戦いと長篠の戦い間違えますかねぇ??

4600名無しさん:2008/12/15(月) 19:37:57
伊吹文明氏:政権運営を批判 選挙前の首相交代には否定的
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081216k0000m010034000c.html

 伊吹文明前財務相は15日、新潟市で講演し、麻生太郎首相の政権運営について「(衆院)選挙が延びたのは、麻生さんが判断を間違ったんじゃないか。党執行部がやる気だったのに、(側近の)『お友達』が止めちゃった。お友達は大切だが、引っ張られちゃだめだ」と厳しく批判した。ただ、「選挙を受けずに4代目(の総裁)を選んで、総選挙なんて、そんな政党をだれが信用しますか。今は我慢のしどき」とも述べ、次期衆院選前の首相交代に否定的な見解を示した。選挙時期は「頑張り抜いて、早くて5月。それ以外だったら追い込まれて負ける選挙」との見通しを語った。【渡辺暢】

毎日新聞 2008年12月15日 18時58分

4601名無しさん:2008/12/15(月) 20:25:14
社説ウオッチング:麻生内閣支持率 3紙同時急落の衝撃
 ◇毎日・朝日・東京「2次補正後、総選挙を」
 ◇読売・産経・日経「解散に判断示さず」

 毎日21%、朝日22%、読売20・9%−−。8日の朝刊3紙には、それぞれこんな数字が1面トップで報じられた。もちろん、麻生太郎内閣の支持率である。

 「3社で申し合わせたのでは?」との質問も今回受けるが、そうではない。調査をいつ実施するかは各社ごとの判断であり、重なったのは偶然だ。一方、同じ支持率調査でも質問の仕方などが異なり、各社の数字には若干の違いが出るのが通例だが、3紙がほぼ同水準となったのも今回の特徴だ。しかも、読売に至っては11月調査から、ほぼ半減する急変ぶりだ。

 麻生内閣発足から、まだ3カ月足らず。3紙の調査と、その報道が政界に与えた衝撃は大きかった。自民党内からは公然と内閣を批判する声が出始め、党内にさまざまなグループが生まれているのも支持率急落と無縁ではない。その意味では新聞報道の影響力、いや、世論の影響力を改めて示した1週間だった。

 当然、各紙は社説で取り上げた。結論を言えば、急落の要因については、各紙の分析はほぼ一致している。だが、この事態を受け、麻生首相はどうすべきかに関しては主張に違いが出た。

 ◇原因の分析は共通
 まず、なぜ支持率が大幅に下がったのかを見てみよう。

 「麻生太郎首相の下で現実に行われている政治の迷走ぶりも深刻で、もはや政権は末期的症状を呈し始めているといっていい」

 調査結果が出たのを受け、8日朝刊で即座に社説を掲載した毎日は今の状況をこう記した。支持率が3割を切れば、内閣は危険水域と言われてきたが、その数字以上に今の内閣は深刻なのではないかとの指摘である。

 朝日も「朝日調査で、これまでの首相の仕事ぶりについて『期待外れだ』『もともと期待していない』と答えた人が合わせて8割を超えたのは象徴的だ。まさに落第ということである」と手厳しい。

 日経は「最大の要因は『政局より政策』『景気最優先』と言いながら、今国会に景気対策を具体化する第2次補正予算の提出を見送ったことだろう」と書いた。各紙調査では目玉政策だった定額給付金に対しても評価は極めて低い。ここに麻生内閣の苦しさがあるとの指摘も各紙共通している。

 同様に今回の調査で各紙が注目したのは、これまで「麻生首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」といった質問では、麻生首相が倍以上、上回っていたが、今回は小沢氏が逆転した点だ。

 読売は「『選挙の顔』として期待していた『麻生人気』の低下に、自民党内には焦燥感が深まっている」と書き、麻生首相に最も理解を示していると思われる産経も、首相と小沢氏との先の党首討論を例に挙げ、「世論調査では説得力で小沢氏に大きく後れをとり、討論にも強くないと評価された」と分析するほどだった。

4602名無しさん:2008/12/15(月) 20:26:14
 ◇自民党にも大きな責任

 東京が「2カ月余前の総裁選で首相を圧勝させたのは自分たちではなかったのか」と批判したように、責任は自民党にもあるとの指摘も全社共通している。

 では、これをどう打開するか。これまで一貫して早期の衆院解散・総選挙を求めてきた毎日、朝日、東京は今回も、雇用対策など与野党で一致できる経済対策は早急に第2次補正予算として成立させたうえで、速やかに衆院選で有権者の信を問うよう求めるべきだとの主張で足並みをそろえた。

 実際に調査結果を見ても、早期解散を求める声が急速に強まっている。迷走を続ける今の状況こそが「政治空白」だと多くの国民も感じているのだろう。

 一方、産経は「一度決めた方針が揺らぐようなことはさせない。奇をてらわず、着実に成果を積み上げるべきだ」と、なお麻生首相に期待を寄せた。

 ◇有権者が変える

 読売は今回、支持率急落の解説・分析が社説の大半を占め、「金融危機下、当面なすべきは、首相とともに、有効な景気・雇用対策の立案と遂行に全力をあげることだろう」と結論づけて、衆院選に関しては判断を示さなかった。金融危機が深刻になって以来、早期解散論から「政治休戦して与野党で対策を」との主張に転じた日経は「『景気対策を先送りするなら、早く解散して政治は出直せ』という声に首相はどう応えるのだろうか」と結んだ。いささか歯切れの悪さを感じたがどうか。

 日本漢字能力検定協会が発表した、今年の世相を最も反映した漢字は「変」。オバマ氏が当選した米大統領選。金融危機や気候変動。日本も今年、首相がまた交代した。しかし、日本の政治に強い閉塞(へいそく)感を感じるのは、有権者がその「変」にかかわれず、蚊帳の外に置かれているからではないか。袋小路に入ったままの日本政治。総選挙を通じて国民自らが動かす政治に変えていきたいものだ。【論説室・与良正男】

毎日新聞 2008年12月14日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/watching/news/20081214ddm004070010000c.html?link_id=NP002

4603とはずがたり:2008/12/15(月) 22:33:44
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6922
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6924
この記事ですな。しかしどう云う意図でしょうか。

これは古賀ではなく新聞記者にだけど「〜かもしれない」は言明とは云わないんじゃないのw

「公明切れば勝てるかもしれない」古賀氏 2008/12/15 21:49
http://www.topics.or.jp/worldNews/worldFlash/2008/12/2008121501000724.html

古賀自民党選対委員長は「公明党を切れば、支持層が戻り、衆院選で勝てるかもしれない」と言明。

4604とはずがたり:2008/12/15(月) 22:46:37

古賀氏「公明党切れば勝てる」
http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

自民党の古賀選挙対策委員長は今夜、自民党の各派閥の事務総長と会談した。出席者によると、古賀氏は公明党との選挙協力に言及し、「公明党を切れば、自民党の支持層が戻り、衆院選で勝てるかもしれない」と述べたという。自民党と公明党は次期衆院選に向けて選挙協力の体制作りを進めているが、自民党の選挙対策委員長である古賀氏のこの発言は、自公の協力体制に大きく影響を与えるものとみられる。

4605とはずがたり:2008/12/15(月) 23:20:18

上の記事は今日のもの。
下の記事は11月末の記事。調べたら同じ物を名無しさんが既に此処http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6670で貼り付けてくれてました。

このまま行けば風を起こさないと自民党は潰滅するのはほぼ確実でしょうけど公明切っても風は其処迄吹かないでしょうから,自民党が潰れる瀬戸際なので比例は公明の貢献が足りなくても文句云うなと云う事か?

公明は変態山崎派と懇意なのか。亀井・加藤・山崎http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1222283633/38-40と公明で新進新党でも造ってくれ。

「比例は公明」完全解消も 古賀氏、協力見直しに言及
12月15日午後10時56分
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/6927

目立つ地域の独自協力 自公、比例協力の中止後 '08/11/29
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811290233.html

 次期衆院選に向け自民、公明両党が地域レベルで独自に協力を強めるケースが目立ってきた。九月には自民党の古賀誠選対委員長と公明党の北側一雄幹事長が、自民党の小選挙区候補への見返りの形で行われてきた「比例は公明」という呼び掛けを原則として行わないことを確認したが、公明党の現場に「自民への一方的な支援になる」と不満が強いためだ。

 宮城県では自民党県連と公明党県本部が十月に「新宮城方式」で合意。自民党側は(1)ポスターに「比例は自民へ」と記載しない(2)候補者集会で公明党代表者があいさつする機会を設ける―という内容。二〇〇五年衆院選で、公明党が「比例代表票の前回比三万票増」という目標を達成できなかったことが、支援の在り方見直しにつながった。

 古賀氏が、公明党の支援が減速しかねないにもかかわらず北側氏と原則確認したのは、自民党の党勢低迷で公明党を支援する余裕がない上、他党支援が足腰をさらに弱めるという懸念があるためだ。しかし、現場レベルでは、当面の生き残りが優先されているようだ。

 神奈川県でも「神奈川方式」が始まった。公明党が自民党の小選挙区候補十七人に、各区ごとの支持団体有力者名簿を提供するのと引き換えに、自民党候補が公明党の上田勇氏が出馬する神奈川6区に居住する知人をそれぞれ二百人紹介する。

 九州・沖縄地方では自民党山崎派との連携が強まっている。比例代表を含めて九州・沖縄選出の衆院議員が十三人と最も多い同派と、比例代表九州・沖縄ブロックで一議席増が課題の公明党の利害が一致した。山崎氏は集会で「比例は公明」と連呼。公明党側も支持母体の創価学会幹部が山崎氏の事務所を訪れる“蜜月関係”だ。

4606とはずがたり:2008/12/16(火) 00:37:41
もう何を云っても批判されちゃう状態ですな〜。

「しのぎ、すごい」麻生首相、“暴力団用語”で環境施設ほめる (読売新聞)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_tarou_aso2__20081215_35/story/20081215_yol_oyt1t00072/

 麻生首相は14日、北九州市を訪れ、リサイクル施設を中心とする環境関連産業の集積地「北九州エコタウン」などを視察した。

 エコタウンでは、職員からペットボトルのリサイクル処理などの説明を受け、首相が「民間で(環境対策を)銭にしちゃおう、しのぎにしようというところがすごいね」と、暴力団の資金獲得活動を指す意味で使われることもある「しのぎ」を口にする一幕もあった。

[ 2008年12月15日13時20分 ]

4607とはずがたり:2008/12/16(火) 00:52:45

未だ麻生を支持する阿房が350人も居るんですなぁ。

若い女性から多数? 麻生に激励クリスマスカード殺到 (夕刊フジ)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_tarou_aso3__20081215_50/story/15fuji320081215201/

 麻生太郎首相の議員会館にある事務所に、首相を励ますクリスマスカードが多数届いていることが15日、分かった。漢字の読み間違いや失言、政策のブレなどが直撃し、内閣支持率が急落して厳しい冬を迎えている首相だけに、極めて異例の出来事とも言えそうだが、いったい何が起きているのか。

 首相周辺によると、カードははがきや封書で郵送されたものが15日までに約250通、FAXが約100通届いた。どれも「景気対策を優先する首相を支持しています」、「私たち国民の力が元気玉のように集まり、麻生総理の力に」など首相を応援する内容だ。

 若い女性からとみられるものも多く、雪だるまやクリスマスツリーのシールが張ってあったり、首相やゴルゴ13の似顔絵を載せるなど思い思いの装飾が施されている。ほとんどに送り主の住所と氏名も書かれ、全国から届いているという。

 首相とはいえ、支持率は各種世論調査で急落中。さらに議員の事務所にこれほど大量のカードが届くのは異例なこと。関係者によれば、当初は事務所サイドも「突然、どうしたのか」と、嬉しさとともに戸惑いも隠せない様子だったという。

 実はこのクリスマスカード、火がついたのはインターネットからだったようだ。今月8日、匿名掲示板「2ちゃんねる」に「麻生総理にクリスマスカードを送るオフ」というスレッドが立ち、「なるべく議員会館に」「住所と氏名を書いて」といった送付方法が議論されるなかで賛同者が増え、さまざまなブログなどでも紹介される形で全国に広がったとみられる。

 ネットの住人が匿名の枠を超え、特定の政治家を応援する郵便物を送るイベントが自然発生するのも前代未聞。クリスマスが近づくにつれ、日に日に届くカードの量も増えているそうだが、麻生事務所では「ありがたく思っています。しっかりと政策をやらせていただきます」と話している。

[ 2008年12月15日17時00分 ]

4608とはずがたり:2008/12/16(火) 01:17:59

なぜか浮き立つ小池百合子 (ゲンダイネット)
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/society/n_koike_yuriko__20081215_3/story/15gendainet02039533/

 常に権力者に寄り添う女。“政界渡り鳥”こと小池百合子元防衛相が、性懲りもなく動き回っている。

 11日、中川秀直元幹事長を中心とする議員連盟「生活安心保障勉強会」の設立準備会が開かれた。

 渡辺喜美元行革相や塩崎恭久元官房長官をはじめ57人が参加したが、小池氏は準備会の中心メンバーのひとりだ。

 小泉純一郎元首相が呼びかけ人になった議員連盟「郵政民営化を堅持し推進する集い」にも、当然のごとく小池氏は参加。8日には、渡辺氏のパーティーにもシャシャリ出てきていた。

「乾杯の音頭を取った小池氏は、『大胆なチェンジ』『真のチェンジ』と、オバマ次期米大統領を真似たフレーズを連発して失笑を買っていました。渡辺氏については『先の総裁選で強力にサポートしてくれた』と、完全に上から目線。自分の方が“格上”だと誇示するような態度でしたね」(与党関係者)

 総裁選で惨敗し、しばらくおとなしくしているのかと思ったら、「反麻生」の集まりには必ず顔を出し、存在感をアピールしている。

「麻生降ろしが本格化すれば、必ず“次は小池”の声が上がると思っているのです。マスコミに注目される会合に出て、必死で顔を売っているのは、次の総裁選にそなえてのこと。反麻生グループが一致団結して自分を担ぐと期待しているのでしょう」(与党関係者=前出)

 しかし、そう簡単にコトが運ぶはずはない。渡辺氏を中心とした「速やかな政策実現を求める有志議員の会」と、中川―小池ラインの議連は、「反麻生」で一致する大集合に見えても、思惑はバラバラだ。

 小泉チルドレンのひとりは「小池さんだけは担ぎたくない」と断言するし、渡辺氏に近い中堅議員は「小池氏とは主張が違う。同志のように思われるのは迷惑」とあからさまに嫌な顔をする。要は、小池氏にまったく人望がないのだ。

「強力な“後ろ盾”だった小泉氏が引退表明で影響力を失い、中川氏に乗り換えてみたものの、若手からは総スカン。党を割って出るにも、彼女についていく若手はいない。化粧だけでなくツラの皮も分厚い小池氏といえど、さすがに“帰ってきた渡り鳥”で、民主・小沢代表の元に戻ることはできないだろうし、何より小沢氏が許すはずもない。小池氏の居場所はどこにもありません」(政治部記者)

 浮き立っているのは本人だけだ。

(日刊ゲンダイ2008年12月12日掲載)

[ 2008年12月15日10時00分 ]

4609名無しさん:2008/12/16(火) 01:37:14
「反麻生」48人リスト
2008年12月15日 AERA
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081222-01-0101.html

沈没寸前の麻生丸から、生き残りをかけて自民党議員が動きはじめた。余裕で勝てるか、
何かしないと確実に負けるか――「強者弱者連合」が、政局をにらんで揺さぶりをかける。
編集部 福井洋平
 ドアの外まで大声が響いた。
「提言を執行部にのませるのか。のまないなら(野党が出す)内閣不信任案賛成までやるのか」
 9日に自民党で開かれた「速やかな政策実現を求める有志議員の会(速やか議連)」で、その日初参加だった柴山昌彦衆院議員はそう発言した。参加者の反応はなかった。
 11月21日に2次補正予算の早期国会提出を内閣に求め、「反麻生勢力」の旗頭と見なされるようになった速やか議連。当初24人の会員はこの日、48人にふくれあがっていた(出席は25人)。
 この日のテーマは、次の行動や政策提言を何にするか。年金、道路特定財源、議員報酬――議員たちが自分の関心を披露しあう中、柴山議員の発言は「政局より政策」という会の建前をKYぎみに崩してみせたわけだ。
 中心メンバーは言う。
「麻生さんが提案に耳を傾けず、我々を造反扱いして選挙で公認しないなんてことになると、大変なことになりますよ」
 呼びかけ人である塩崎恭久元官房長官は会合後、「(野党の内閣不信任案に賛成するかどうか)筋論から言うと難しい」とはぐらかしたが、「17人という数字は意識しているのか」と問われるとニヤッと笑顔を見せた。


あのときも勉強会乱立

 48人全員が仮に不信任案に票を投じても可決はされない。ただし、うち17人が造反すれば、参院で否決された法案を衆院3分の2以上の賛成で再可決できなくすることが可能だ。麻生政権は国会運営に行き詰まり、解散・総選挙となる。
 柴山議員は発言の趣旨を、「不信任の覚悟もないのに、下手な行動はしないほうがいいということです」と説明するが、「塩崎さんが変に反応したから話が大きくなってしまった」(議連参加者)。
 当初は純粋な政策勉強会だったが、「数」は政局を動かすには十分なところまできている。ダッチロールの止まらない麻生政権からなんとか逃げだそうという自民党議員の思惑は、速やか議連の人数急増のほか、勉強会の乱立という形で表れてきた。
 9日には小泉、安倍両元首相も参加する「郵政民営化を堅持し推進する集い」に60人が出席。11日に発足した「生活安心保障勉強会」は中川秀直元幹事長が会長をつとめ、約60人が出席した。勉強会が乱立する状況を、ジャーナリストの上杉隆さんは「自民党が下野した1993年前夜を思い出す」と語る。

4610名無しさん:2008/12/16(火) 01:37:59
盟友たちまで麻生離れ

 とにかく、麻生政権の求心力低下は当時以上に深刻だ。自民党税調は首相が希望していたたばこ増税を見送る方針を決め、中川昭一財務相は国会審議のため、党税調に説明にも行かなかった。首相が求めていた消費税値上げ時期(3年後)の与党税制改正大綱への明記も実現しなかった。盟友の鳩山邦夫総務相も麻生離れが顕著だ。
「周りに『あんなバカとは思わなかったよ』と愚痴をもらすほどです」(上杉さん)
 盟友ですらこう。中堅、若手の不満はもはや抑えられない。
「政府の中小企業への資金供給策は、十分とは思えない。もっと思い切った姿勢をとってほしい」(山内康一衆院議員)
「道路特定財源の一般財源化を骨抜きにする今の政府案は福田政権時に閣議決定した路線をひっくり返すもの。もし、こういう法案が提出されたら、賛否も考えないといけない」(水野賢一衆院議員)
「麻生政権を支えるつもりだが、政権が浮揚するためには年明け早々にも閣僚、三役をベテランから中堅中心に改造すべきだ」(後藤田正純衆院議員)
 とはいえ、即、政局とはいかないようだ。仮に、自民党を飛び出して、解散総選挙に追いこんでも、小選挙区制度で、小政党が戦うのは困難だ。
 政治アナリストの伊藤惇夫さんはこう語る。「選挙に強い人と弱い人が群れて強者弱者連合を作っているのが、今の勉強会。『速やか議連』に入っている渡辺喜美元行革担当相が強気な発言を繰り返しているのは、彼が選挙に強いからです」。
 8日の自身のパーティーで新党のシナリオまで披露し、倒閣への意欲を見せる渡辺議員は、父・美智雄元副総理の代からの強固な地盤を誇る。


勉強会を「免罪符」に

 一方で、同じく二世ながら民主党が地元の人気キャスターを対抗馬にぶつけてきた塩崎議員は、苦戦が伝えられている。ましてや、小泉チルドレンの83人は70人が落ちるとまで言われ、生き残りの道は限りなく細い。
 政権目前の民主党が分裂する可能性はゼロに等しく、政界再編が選挙前にあるとは考えにくい。民主党はすでに公認、推薦あわせて300選挙区中245選挙区に候補を用意しており、民主党へのくら替えも難しい。
 ある中堅議員がつぶやく。
「私たちは、民主党に片思いするしかないんですよ」
 政界再編も、民主党へのくら替えという手もない。選挙が危ない自民党議員にとって勉強会は「自分は麻生とは違うんだ」という免罪符、せめてもの生き残り策なのかもしれない。
「こういう時はね、動かないほうがいいんだよ」
 天才的な政局観で長期政権を築いた小泉元首相は、周囲にそう自制を呼びかけているというが、未曽有の危機が、自民党議員を大きく揺さぶっている。

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。

4611名無しさん:2008/12/16(火) 22:37:01
きしむ自公に新たな火種=古賀氏の選挙協力見直し発言

 自民党の古賀誠選対委員長が次期衆院選比例代表での公明党との協力見直しを示唆したことが、波紋を広げている。衆院選への危機感を背景に、なりふり構わぬ姿勢を見せ始めた自民党に対し、公明党は選挙区選挙での協力関係再考もちらつかせてけん制。この問題は、政策課題などをめぐりぎくしゃくする自公連立の新たな火種となる可能性もある。
 「選挙区選挙に影響するのは自民党も分かっているはずだ。こちらは人物本位でやる」。公明党幹部は16日、古賀発言についてこう語り、衆院選で同党への依存傾向を強めている自民党に「警告」した。
 1999年に自由党(当時)も含めた連立をスタートさせて以来、自民、公明両党の間では、個々の選挙区で公明党が自民党候補を支援する見返りに、同党候補が「比例は公明に」と呼び掛ける戦術を容認してきた実態がある。ただ、それぞれの支持者の不満などを考慮、両党間では次の衆院選で公明党への投票呼び掛けをやめることで原則合意していた。
 このタイミングで古賀氏があえて方針を徹底させる考えを示唆したのは、麻生内閣の支持率急落で、自民党内に衆院選後の政権維持への危機感が広がっていることが背景にある。「比例で自分の所属と違う政党への投票を求めることはそもそもおかしい。自民党が弱体化する」。古賀氏は16日の党役員連絡会で改めてこう強調した。
 同党内には、麻生太郎首相が示した3年後の消費税増税方針に公然と異を唱えるなど、このところ政策課題で「首相に物を言い過ぎる」(幹部)公明党への不満もうっ積。古賀氏と各派事務総長らによる15日の会合では、出席者から連立解消を求める声も上がったほどだ。
 一方、公明党の太田昭宏代表は16日の記者会見で、古賀発言を冷静に受け止めながらも、「これまでの延長線上で考えるのは普通の考えだ」と述べ、選挙協力は比例での見返りを前提に、各選挙区の実情に応じて進める構えを見せた。
 自民党は22日、太田氏の地元の東京都北区で開催するセミナーに、首相と太田氏を招くことを計画している。自公両党の結束をアピールするのが狙いだが、自民党幹部は「古賀発言で(会合が)吹っ飛ぶかもしれない」と懸念を隠さない。
 「公明党と連携をきちんと取って、連立与党として選挙に臨みたい。基本だ」。首相は16日夜、記者団にこう語り、沈静化を図った。(了)(2008/12/16-22:18)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008121600988

4613名無しさん:2008/12/17(水) 21:53:13
消費増税で綱引き激化 「超然内閣」批判も '08/12/17

 自民、公明両党は十七日、中期プログラムに関するプロジェクトチーム(PT)の初会合を開き、消費税率引き上げをめぐる綱引きは与党税制改正大綱での調整に続き第二ラウンドに入った。自民党は、二〇一一年度の引き上げ明示にこだわる麻生太郎首相の意向を尊重したい考え。しかし公明党は衆院選をにらみ年次明記に反発しており、双方のせめぎ合いが激しさを増すのは必至だ。

 公明サイドには連立の亀裂が決定的になるのを避けるため、文言調整で政府案との接点を探る動きもある。ただ中央突破を狙う首相に対しては、自民党内からも「(明治・大正期に政党を軽視し)官僚に依拠した『超然内閣』なのか」(中川秀直元幹事長)との批判も飛び出し、着地点はまだ見えない。

 「首相の思いもある。何とか協力いただきたい」。河村建夫官房長官はPT会合に先立ち、公明党の北側一雄幹事長を議員会館事務所に訪ねた。しかし北側氏は税制改正大綱が引き上げ年次の明記を見送ったことを踏まえ「大綱は何だったんだという意見もある。自民党だってそうでしょう」と強調。河村氏は「大綱では来年の通常国会は乗り切れない」と食い下がったが、北側氏は了承を避けた。

 その後のPT会合では、与謝野馨経済財政担当相が一一年度を明示した政府案について「税制大綱や首相の発言との整合性を確保した。案に沿って同意いただけるよう願っている」と要請。だが公明党側は「与党で大綱をまとめたのに、政府側がこのような案を出してくるのは一体どういうわけか」と突き上げ、協議は平行線だった。

 ただ公明党内には「大綱で明記を見送らせたので、今回はある程度譲らざるを得ない」との声もある。自民党に「公明党は何様だ」との反発が広がっていることへの懸念も軟化を後押ししている格好だ。

 幹部の一人は「景気回復が前提という点をもう少し強調すれば支持者に説明しやすい」と指摘。別の幹部は「二十四日にはまとまる。この問題で亀裂はない」と明かす。

 だが自民党で経済成長を重視する「上げ潮派」の面々も黙っていない。その代表格の中川氏は政府案について、記者団に「経済発展の状況を見込まずに増税だけを語っている。極めて無責任だ」と切って捨てた。

 与党の綱引きに民主党は「高みの見物」を決め込む。鳩山由紀夫幹事長は「国民が明日の命、仕事に必死になっているときに三年後の増税を高らかに打ち上げる心境が分からない。ほとんどの国民が『三年後の首相は麻生氏ではない』と思っている」と皮肉った。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200812170343.html

4614名無しさん:2008/12/17(水) 23:49:31
「新党」立ち上げを画策する第二次「加藤の乱」も不発か
2008年12月17日 週刊文春

 発足から三カ月足らずで支持率が半減し、早くも政権末期の様相を呈する麻生内閣。永田町では「森内閣と同じパターン」との評がもっぱらだ。
 
 確かに両内閣はよく似た道筋をたどっている。ともに群馬県選出の首相(故小渕恵三元首相と福田康夫前首相)の突然の退陣を受け、自民党幹事長から総裁に昇格した。
 
 しかし、大した仕事もしないうちに得意のはずの弁舌で失敗を繰り返し、潮が引くように人心が離れていくという、典型的な自滅パターンである。
 
 森喜朗元首相は支持率急落後も粘り腰を発揮し一年余り政権を維持したが、参院選を前に「一桁の支持率の森首相では戦えない」と与党内から退陣要求の大合唱が起こり、総辞職を余儀なくされた。その森元首相に、真っ先に弓を引いたのは、当時、党内第二派閥・加藤派の会長だった加藤紘一元幹事長だ。野党が森内閣不信任決議案を提出すれば、盟友の山崎拓前副総裁のグループと連携して賛成もしくは欠席すると宣言し世間の耳目を集めた「加藤の乱」である。
 
 最後は執行部に切り崩され、単身、本会議場に賛成票を投じに行こうとした加藤氏を側近の谷垣禎一元国土交通相が涙ながらに「加藤先生、大将なんだから一人で突撃なんて駄目ですよ」と慰留したシーンをご記憶の方も多いだろう。
 
 あれから八年。歴史は繰り返す。子分も離れ無派閥の一匹狼となった加藤氏が、また「乱」を起こそうと動きを速めているという。
 
 山崎派議員の一人が証言する。
 
「加藤氏は次期衆院選後の政界再編をにらみ、新党を作ろうとしている。一九九三年の衆院選後にできた非自民連立政権で日本新党の細川護熙代表が首相になったように、選挙結果によっては小さい政党にも首相の座が回ってくる可能性があると計算しているようだ」
 
 この議員によると、加藤氏は旧加藤派のメンバーに声を掛けているほか、山崎氏にも「山崎派から何人か貸してくれないか。あなたは後から参加すればいい」と打診した。しかし、かつての“同志”からは色よい返事はなく、山崎氏も「俺が新党をつくると言っても誰も付いてこない。貸すなんて到底無理」と断ったという。
 
 第二次・加藤の乱も不発に終わるのか――。

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081217-01-0702.html

4615名無しさん:2008/12/17(水) 23:51:17
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081217-01-1301.html

悲しき自民党
2008年12月17日 The Commons

 麻生総理がテレビに映るたびに自民党は支持を失う。そんな状態が続いているのに本人も周囲も気づいていないのか、総理は週末ごとに地方に赴いてテレビに映り、小泉チルドレンとランチを共にしてはワイドショーにネタを提供する。それが支持率アップのためだと考えているのなら勘違いもはなはだしい。
 
 勘違いしているのは総理だけではない。政府与党からは「景気対策を反転攻勢のきっかけにする」とか、「支持率は間もなく底を打つ」とか、「国民にわかりやすく説明する」とか、そんな言葉が聞えて来る。それを聞く度にまた支持率が下がる。これらの言葉にはまるで危機感がない。その鈍感さにこれが政治家かと驚く。
 
 デフレスパイラルではないが、自民党は既に負のスパイラルにはまり込んでいる。景気対策をしっかりやれば反転攻勢をかけられるというレベルは過ぎた。総理と国民との信頼関係が崩れてしまっているから、そもそも「政策」を説明する前提を消失している。どんな対策を打とうとも麻生総理がやるのでは国民は受け付けない。この状況を変えられるのは「政策」ではなく「政局」である。選挙をやるしかないのだが、麻生総理の下では自民党議員が受け付けないから、一刻も早くリーダーを代えてもらうしかない。それが出来ないなら自民党はもはや政権政党ではない。
 
 かつての自民党であれば10月末に解散を見送った時点で「麻生おろし」が始まっていた。それに麻生総理が抵抗して党内抗争が勃発すれば、分裂状態にならないうちに知恵者が裏で根回しをし、なるべく傷がつかないやり方でリーダーの顔を変え、自民党のダメージを回避した。そうした巧妙さをかつての自民党は持っていたが、今の自民党にはその片鱗もない。
 
 「選んだばかりのリーダーを代える訳にはいかない」などと言っている。一体誰のためのリ−ダーなのか。総理は自民党だけのリーダーではない。日本国1億3千万人のリーダーである。そして自民党議員は総理に雇われている訳ではない。国民の税金で養われている。自民党の都合ばかりを優先すると自民党はいよいよ「国民の敵」になっていく。
 
 間違いだと気づいたら直すのに早すぎる事はない。政治空白を再び作る訳には行かないから、自民党は国民に詫びた上で、時間をかけずに国会議員だけで次の総裁を決めれば良い。そして決めたら速やかに衆議院選挙を行うことだ。国民に信任されない限り政治不信は解消されない。

4616名無しさん:2008/12/17(水) 23:53:03
 麻生総理の間違いは国民の審判を逃げたことにある。金融危機を口実に景気対策で誤魔化そうとした。しかしその景気対策が命取りになった。選挙が出来ないほどの危機だと言いながら、選挙のことだけを考えた「バラマキ」を景気対策と言ったので収拾がつかなくなった。本気で危機に立ち向かう気がない事を国民は見破った。だから政権は信頼を失った。
 
 そうなった以上、どんなに景気対策をひねくり回して国民の鼻面にぶら下げても、国民の審判から逃げていては説得力がない。だから次の総理の仕事は何よりも選挙を行うことである。誠実な態度で選挙に臨めば、仮に政権を失っても自民党が死ぬ事はない。いずれ政権に復帰する日が必ず来る。しかし今のような対応を続けていれば、自民党は消滅する。
 
 私は自民党総裁選挙が華々しく行われていた最中に、「自民党破滅へのシナリオ」というコラムを書いた。そこで総裁選挙が「自民党を破滅に導く」と予測した。政治は今そのように動いている。コラムで指摘した事は、代表選挙を見送った民主党と異なり、総裁選挙を実施した自民党は国民の支持を得ると言うが、そうはならない。第一に、政権交代がない時代の自民党総裁選挙は国民の関心事だが、政権交代が近づいている今は、総裁選挙が関心を呼ぶ事はない。自民党は勘違いをしている。
 
 第二に、党首選挙は民主主義と何の関係もない。だから英国などの民主主義国はなるべく党首選挙をやらない。やれば党内分裂を生み出して有害である。国民が参加する選挙に負ければ党首を代えるが、選挙で勝てば党首は代えない。民主党が代表選挙を見送ったのは民主主義の道理に適って正解だが、自民党には分裂の可能性が高まる。
 
 第三に、リーマンブラザースが破綻した時に総裁選挙をやっている暇はない。さっさと総裁を決め、直ちに国会を召集して補正予算を成立させ、速やかに解散すべきだと書いた。しかし自民党の感覚は鈍かった。リーマンブラザースの破綻を「蚊に食われた程度の影響」と言い切り、総裁選挙をダラダラと続けた。テレビに映る時間が長ければ支持率も上がるという錯覚である。
 
 自民党総裁選挙は私の予想どおり国民の関心を呼ばなかった。そして自民党内は分裂含みとなった。選ばれた麻生氏は金融危機に手を打つため補正予算の成立に全力を挙げるかと思ったら、国連総会出席という意味のないパフォーマンスに懸命で、真面目に政治に取り組むタイプでない事がはっきりした。

4617名無しさん:2008/12/17(水) 23:53:47
 だから10月初めに「政治家の資質」というコラムで、麻生総理には「総理の資質がない」と書いた。組閣人事と所信表明の内容のひどさ、さらには株価の暴落を口実に解散を先送りしたからである。政治のプロならば金融危機は解散の絶好のチャンスと思う筈である。黙っていても危機は与党に追い風になる。それを見逃したのだから政治音痴もはなはだしい。
 
 何故こんなに政治を知らない政治家が存在するかを考えてみた。おそらく傍流を長く続けてきたからだろう。権力が何かを外からしか眺めてこなかった。外形だけで判断して内実を知らない。だから総理の格好はするが中身が伴わない。権力者は決して自分の心を漏らさないものだ。ところがこの総理はそうではない。つまらない相手にもむきになる。感情を抑える術も知らないが、言葉の重みも分かっていない。
 
 仮に支持率が下がらなくとも自民党の総裁が務まる人物ではなかった。その人物を守ろうとしている自民党に政権政党の面影はない。このところ資質に欠ける人物が総理を務めてきたせいで、自民党の感覚も麻痺してしまっているのだろう。あまりにも悲しい政治の現実である。
 
 最近、麻生総理を最後の将軍徳川慶喜にたとえる話が出回っているがとんでもない。慶喜は徳川家康の再来と言われるほどの明晰な人物だった。将軍に担ぎ出された当初から幕藩体制が続かない事を知っていた。だから無駄な抵抗はせず、権力を朝廷にお返しする事で、徳川家がその後も政治を続けられるように策した。幕藩体制に代わる郡県制を用意して新時代に備える準備もしていた。つまり時代を読む力があった。しかし西郷の謀略で鳥羽伏見の戦いが始まると、内戦を避けるために戦場から逃げ、そのまま静かな隠遁生活に入った。その生き方は麻生総理ではなく、民主党と大連立を策した福田前総理にこそ良く似ている。
 
 ここに来て福田前総理の言った「私はあなたと違って自分を客観的に見る事が出来るんです」という言葉が思い出される。メディアは「逆ギレ」と言って散々馬鹿にしたが、私は素直にその言葉を受け入れた。福田氏は総理就任当初から現在の政治状況を正しく把握していた。だから民主党と対立するよりも協調する道を選んだ。大連立はまさしく大政奉還に匹敵する政治行動である。安全保障政策を大転換する覚悟までした。それ以外に自民党が生き延びる道はないと判断していた。しかし徳川慶喜と同様にその企てはかなえられず、慶喜が江戸開城の2ヶ月前に鳥羽伏見の戦いから逃亡したように、自らも政権を投げ出した。福田氏は自らの立場を客観的に理解していたからこそ政権を投げ出した。それを理解できない「あなた」とは質問をした記者だけではない。現在の行動を見ていると麻生総理の事を指していたのかもしれないと思えてしまうのである。
(田中良紹)

※各媒体に掲載された記事を原文のまま掲載しています。

4618名無しさん:2008/12/18(木) 13:53:43
自民幹事長「離党者に刺客」、武部氏「うぬぼれるな」
2008年12月18日11時29分
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY200812180118.html

 自民党の武部勤元幹事長は18日朝、東京都内で講演し、同党の細田博之幹事長が離党した衆院議員の小選挙区に「刺客」を送ると発言したことについて、「本当に馬鹿な発言。政党がそれほどうぬぼれてちゃだめだ」と強く反発した。

 武部氏は、郵政民営化が争点になった05年総選挙時の幹事長で、民営化法案に反対した議員の選挙区に刺客を送った当事者。細田氏の発言は麻生首相の政権運営を批判し、政界再編をほのめかす渡辺喜美・元行革担当相らを念頭に置いたとみられるが、渡辺氏は武部氏に近いことから、かみついたようだ。

 また、武部氏は消費増税の時期を3年後と明記した政府の「中期プログラム」原案について、「いたるところで萎縮(いしゅく)している時に消費税の議論をやるのはずれている」と批判。「今は非常事態対応を優先すべきだが、改革後退は許さないとの旗が見えないので(政府与党の)対応が後退を象徴するようなバラマキに映っている」と指摘した。

4619片言丸:2008/12/18(木) 18:36:16
>>4615-4617
これはなかなか面白いですね。
今後も注目したい筆者です。

4620 ◆ESPAyRnbN2:2008/12/18(木) 19:54:55
通常国会こそ最も危険な政局を迎える、と臨時国会延長前の11月初に予測した、
↓の過去記事も良かったです。
二次補正予算案提出を、通常国会に延期させた細田と大島の狙いは何か。
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20081110-01-1301.html

この記事からリンクされている、「私が決めます」からの一連の考察も面白い。

4621名無しさん:2008/12/19(金) 21:48:45
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081219-441940.html

自民森氏がTBS番組で中川氏を批判記事を印刷する

 自民党の森喜朗元首相は19日、TBSの番組収録で、麻生政権に距離を置く中川秀直元幹事長を重ねて批判した。旧新自由クラブ出身で自民党生え抜きではない中川氏の政治経歴を問題視するような発言も飛び出し、両氏の「冷たい関係」(町村派中堅)が露呈した格好だ。

 森氏は、中川氏が麻生太郎首相の消費税率引き上げ方針を批判したことについて「今はみんなで心を1つにして難関を乗り越えていくときだ。自民党と政府が苦労して政策を打ち立てたときは(発言は)慎重であってほしい」と苦言。

 さらに、中川氏が衆院選後の政界再編に言及していることに触れ「新党をつくろうという考えが多少あるのかもしれない。そこが僕ら(最初から)自民党にいた人たちと違う」と指摘した。(共同)

[2008年12月19日19時36分]

4622名無しさん:2008/12/19(金) 23:39:02
自民党:大阪で古賀氏自ら釈明「自公で過半数」

 自民党の古賀誠選対委員長は19日夜、大阪市内で開かれた自民、公明両党共催の国政報告会であいさつし、両党の選挙協力見直しに言及した自らの発言を念頭に「選挙協力は広く奥深く、それぞれの政党の歴史・伝統を尊敬し、自公で過半数を取る戦略を作り上げることが大事だ。敵は野党だと忘れずに戦おう」と釈明した。古賀氏は会場で公明党の支持母体・創価学会幹部と会話を交わすなど、関係修復に努めた。

 公明党は次期衆院選で8人の小選挙区候補を擁立するが、関西地区は6人が集中する重点地区。ただ、自民党内では定額給付金など公明党主導の政策への不満がくすぶっており、古賀発言に理解を示す議員も少なくない。古賀氏はあいさつの中で「公明党にも、政策は80%で我慢してもらわないといけないこともあるかもしれない」とクギを刺すのも忘れなかった。【田所柳子】

毎日新聞 2008年12月19日 23時30分
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081220k0000m010112000c.html

4623名無しさん:2008/12/19(金) 23:56:35
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20081219-441997.html

自民古賀氏が公明会合で「比例は自民」

「比例代表も自民党に温かい支援を賜れば幸いだ」。自民党の古賀誠選対委員長は19日夜、大阪市で開かれた公明党の田端正広衆院議員のパーティーで「比例は自民」と訴えた。

 田端氏の大阪3区は、次期衆院選でも田端氏が小選挙区に立候補し、自民党の柳本卓治衆院議員が比例代表に回る。他の多くの小選挙区とは自民党と公明党が逆の形。古賀氏は、波紋を広げた自身の比例代表協力の解消発言を念頭にあえて訴えてみせたようだ。(共同)

[2008年12月19日23時9分]

4624名無しさん:2008/12/21(日) 22:15:34
「2015年に消費税10%、段階的に」と与謝野経財相
(2008年12月21日20時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081221-OYT1T00455.htm?from=main4

消費税「2015年までにプラス5%」 与謝野経財相
2008年12月21日19時32分
http://www.asahi.com/politics/update/1221/TKY200812210123.html

消費税:15年度までに段階的に10%へ…与謝野経財相
毎日新聞 2008年12月21日 18時54分(最終更新 12月21日 20時25分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081222k0000m010022000c.html

4625とはずがたり:2008/12/21(日) 23:23:15
>>4623
古賀はもう喧嘩売ってるとしか思えませんなw

4626名無しさん:2008/12/23(火) 04:37:52
「2011年度」明記、公明譲歩も党内に不満募る
(2008年12月23日03時31分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081223-OYT1T00125.htm?from=main1

 税制抜本改革の「中期プログラム」について、自民、公明両党が政府案通りの「2011年度」と明記することで決着したのは、麻生首相と自民党が消費税率引き上げ時期について最後まで譲らず、公明党が最終的に譲歩したためだ。同党内には不満が募っている。

 23日未明まで7日間にわたって行われた与党協議で、最後まで残った対立点は、消費税引き上げ時期をどう表現するかだった。政府案は「経済状況の好転後に消費税を含む税制抜本改革を11年度(3年後)より実施」すると明記していたが、公明党は「11年度までに経済状況を好転させた後、消費税を含む税制抜本改革を開始する」との趣旨に改めるよう求めた。景気回復が消費税増税の前提であることをより明確にするためだ。

 だが、自民党側の与党プロジェクトチーム(PT)座長の額賀福志郎・元財務相はこれを認めなかった。首相と与謝野経済財政相の「消費税引き上げ時期の明記は譲れない」とする意向が働いていた。

 首相は12日の記者会見で、「中期の財政責任を示すことが責任政党の矜持(きょうじ)だ」と明言した。内閣支持率が20%近くに急落して政権基盤が揺らぐ中、この線を覆しては「政権の致命傷になりかねない」(首相周辺)との危機感があった。政府筋は「与党交渉が決裂し、公明党との関係が悪化してでも、首相の方針を貫くしかない」と悲壮感を漂わせていた。

 一方、公明党は、次の衆院選や来夏の東京都議選で、「消費税増税」に反対する共産党などから「増税を受け入れた公明党」と攻められることを警戒していた。

 合意したとはいえ、「公明党内の消費税アレルギーは強い」(自民党筋)とみられ、今後、自民、公明党間の深刻な亀裂になりかねないとの見方も出ている。

4627名無しさん:2008/12/23(火) 06:57:29
麻生首相の親族企業で戦時中、外国人捕虜が労働…公文書で判明

 麻生首相の親族が経営していた旧「麻生鉱業」の吉隈炭坑(福岡県)に戦時中、300人の外国人捕虜がいたことを示す公文書を厚生労働省が保管していたことが18日、わかった。

 民主党の藤田幸久参院議員に同省が文書を開示した。同社の炭坑で捕虜が働いていたことについて、首相は先月13日の参院外交防衛委員会で「事実関係は確認されていない」と述べていた。

 公文書は陸軍省を引き継いだ第一復員省などが作成したとみられ、同炭坑の捕虜収容所に1945年5月10日から終戦の8月15日まで、オーストラリア人197人、英国人101人、オランダ人2人がおり、うちオーストラリア人2人が6月と7月に死亡したと記載されている。

 同社の捕虜問題を巡っては2006年11月に米国紙が報道した際、外務省は当時の麻生外相の指示で在ニューヨーク総領事館のホームページに反論を掲載。しかし、今回の資料が見つかったことを受け、同省は最近、削除した。

(2008年12月19日07時03分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081219-OYT1T00166.htm?from=main3

4628千葉9区:2008/12/24(水) 02:03:40
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081224k0000m010052000c.html
首相補佐官:地方行脚へ 「重視」の姿勢鮮明にする狙い
 山口俊一首相補佐官(地方再生担当)は来年1月から、全国8カ所で市町村長や市町村議会議長、地方経済界の代表者らから直接意見を聞く「地方の元気回復対話交流会」を開く。麻生太郎首相は、08年度第2次補正予算案や09年度予算案で、地方向けの予算を大幅増額する方針で調整しており、地方の実情に沿った支援策を打ち出すことでさらに「地方重視」の姿勢を鮮明にする狙いがある。

 第1回は1月14日、関東で有効求人倍率(10月で0・79倍)の落ち込みが激しく中山間地の多い山梨県で開く。第2回は26日に四国の徳島県で開く。春までに全国8ブロックで1カ所ずつ開催する。交流会で得たアイデアは、山口氏が直接首相に進言するほか、地方再生戦略を改定する際に、盛り込む方向で検討する。

 政府は、10月30日に打ち出した追加経済対策の柱として、第2次補正予算案に自治体向けの臨時交付金6000億円を盛り込む方針。09年度予算では、一般財源化される道路特定財源から地方向けに新たな1兆円規模の交付金を創設する。12日に発表した「生活防衛のための緊急対策」では、雇用対策を中心に地方交付税も1兆円増額することも示した。首相周辺は「予算の手当てはできつつある。麻生政権のカラーをさらに浸透させたい」と話している。【西田進一郎】

4629名無しさん:2008/12/27(土) 07:02:13
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081227ddm005010162000c.html

自民党:地方の不満噴出 渡辺氏処分甘い 次期衆院選に強い危機感−−全国幹事長会議

 自民党の各都道府県連で、民主党提出の衆院解散要求決議案に賛成した渡辺喜美元行政改革担当相への処分の甘さに対する不満が強まっている。26日、東京都内のホテルで開かれた同党の全国幹事長・政調会長会議に出席した地方幹部から、麻生太郎首相(自民党総裁)に政権基盤が揺らいでいることへの自覚を促す声が続出した。09年衆院選を前に、渡辺氏ら中堅・若手による政界再編にらみの動きを容認すれば、自民党惨敗の導火線になるとの危機感が地方に強まっている表れだ。【近藤大介、山田夢留】

 全国幹事長・政調会長会議の年末開催は異例。麻生首相は「08年度2次補正予算案と09年度予算案の成立に勝る景気対策はない。(世界で)最も早く不況から脱出したい」と景気対策優先をアピール。細田博之幹事長も会議冒頭のあいさつで「一致結束して難局を乗り越え、次期衆院選で堂々たる勝利を収めたい」と強調したが、会議後の懇親会では、地方から麻生政権への注文が噴出した。

 特に渡辺氏に対する「戒告」について、「処分が甘すぎる」などの批判が相次ぎ、細田氏が「今後は断固とした態度で臨む」と釈明に追われる一幕もあった。

 この会議を機に、9府県連が渡辺氏の動きを問題視し、執行部に結束を求める文書を幹事長室に提出。麻生首相の地元、福岡県連を筆頭に、秋田、茨城、山梨、京都、大阪、兵庫、和歌山、熊本が足並みをそろえた。内訳は渡辺氏らへの抗議文が4県連、結束強化を呼び掛けた要望、意見書が5府県連という。

 会合終了後、渡辺氏の地元・栃木県連の梶克之幹事長は記者団に対し、首相や細田氏に「お騒がせし、申し訳ありません」と陳謝したことを明らかにした。梶氏は渡辺氏離党の可能性を否定した上で、「県連としては(麻生支持で)微動だにしない」と強調。梶氏のおわびに対し、首相は何も言わず、笑っていたという。その一方で、首相は同日夜、首相官邸で記者団に対し、「あの渡辺美智雄(元副総理・外相。渡辺氏の父)を断固処分せよという話は、そりゃ全国からいっぱい来ていますから」と語り、父子の名前を取り違えながらも、渡辺氏への敵意をちらつかせた。

毎日新聞 2008年12月27日 東京朝刊

4630名無しさん:2008/12/27(土) 11:12:23
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2008_12303386911.html

大分のニュース
現職は公募なしOK 自民党県連
[2008年12月27日 09:43]

 自民党県連は二十六日、大分市内で総務・支部長・幹事長合同会議を開き、国会議員候補の公募制規約の改定を決めた。現職のいる選挙区は、地域支部代表などで構成する選考委員会で三分の二以上の承認があれば公募を行わない条項を追加する。

 新規定は来年三月十四日の県連大会で承認を得て施行する。県連は、次期衆院選で現職の衛藤征士郎氏と岩屋毅氏が出馬を予定している2、3区について、来年三月までに解散がなかった場合は、規定に沿って四月以降に選考委員会を開き、両氏を出馬予定者として承認するか協議することも確認した。
 県連は二〇〇五年に公募制を導入したが、現職がいる場合の対応に特例はなく、現職も含めて原則公募としてきた。終了後、志村学幹事長は「公募の方針は変わらないが、党本部の『現職優先』原則を考慮して規定を見直した」と説明した。
 新規定は「現職優遇」ともとられかねないが「選考委員会で三分の二以上の支持を得る意味は重い。承認が得られなければ公募になる」とした。
 衆院解散時の対応については「公募は任期満了が前提で、急な解散時に選考委員会はできない。次期衆院選については任期満了が来年九月なので、規定の施行を踏まえて四月に選考委員会を開くことにした」と述べた。
 このほか、二〇一〇年の参院選大分選挙区の候補者公募を来年六、七月に実施することも決めた。

4631名無しさん:2008/12/27(土) 16:42:42
自民県連:選考委2/3以上の承認で、候補者公募見送り可−−国政選挙 /大分

自民県連は26日、大分市で総務支部長幹事長合同会議を開き、国政選挙で現職がいる場合、選挙区の選考委員会で3分の2以上の承認があれば候補者公募見送り可、と決めた。

 次期衆院選では県連常任総務会が2、3区で現職擁立を決定しているが、4月に委員会を開いて審議する。急な解散時は、従来通り常任総務会に委ねる。

 会議では、県連所属国会議員が報告。衆院では衛藤征士郎議員が「参院で野党が反対すれば新年度予算成立は4月20日前後。公共事業が止まる暫定予算を組まざるを得ない」。岩屋毅議員は渡辺喜美氏の衆院解散要求決議案賛成について「仁義を切らず、一人目立てばよいとの発想。ついてゆく者はいない」。佐藤錬議員は県教委不祥事に触れ「教育長らは文科省から呼ばないと、改革できない」。参院では、衛藤晟一議員が「民主政権なら教育基本法が元に戻り、教組の天下になる」。礒崎陽輔議員は「新年度政府予算案には大分の道路が盛られている。安心を」と呼び掛けた。【梅山崇】

毎日新聞 2008年12月27日 地方版
http://mainichi.jp/area/oita/news/20081227ddlk44010567000c.html

4632名無しさん:2008/12/27(土) 17:32:43
中川秀氏の元秘書、上場「口利き」 事務所側「独断で」(1/2ページ)
2008年12月25日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/1225/TKY200812240307.html

 法人税法違反(脱税)の疑いが持たれている不動産会社「ABCホーム.」(東京)が名古屋証券取引所(名証)への上場を目指していた05年9月、自民党の中川秀直・元幹事長の公設第2秘書(当時)が、当時の塩田大介社長(40)とともに名証の首脳と面会し、上場できるように働きかけていたことが関係者の話でわかった。名証側の拒否で上場は実現しなかったが、名証首脳は「口利きと受け止めた」と話している。
 中川事務所は、朝日新聞の取材に対し、名証首脳と秘書の面会について認めたうえで、「中川氏に報告せず、独断で行われた」としている。さらに「元社長と同席したに過ぎないので(ABC社に)便宜を図ったことはない。常日頃より、事務所としては、秘書業務で『圧力』と誤解されるような活動をしてはいけないと周知徹底している。『圧力』と誤解されるようであれば極めて遺憾」などと文書で回答した。問題を今年2月に知ったという同事務所は公設秘書を辞めさせている。
 関係者によると、元秘書は05年9月16日午後1時半ごろ、塩田元社長らABC社の2人と名古屋市にある名証を訪れ、名証首脳と面会。その際、元秘書は、名証の新興市場セントレックスについて「(ABC社が)上場を希望しているのでお願いします」などと発言したという。名証首脳は「中川先生側が推奨されても、駄目なものは駄目ですと断った」と話している。
 同社の上場話については、都内の中堅証券会社が同年5月ごろから名証に打診していたが、事前調査の結果、上場基準を満たせない可能性が高いと判断した名証は、この面会前に、証券会社に上場を認めない方針を伝えていた。ところが、その後、元社長から「名証に知り合いはいないか」と相談を受けた元秘書が大手企業の幹部(当時)の紹介で名証側との面会を実現させたという。

中川秀氏の元秘書、上場「口利き」 事務所側「独断で」(2/2ページ)
2008年12月25日3時2分
http://www.asahi.com/national/update/1225/TKY200812240307_01.html
 一連の経緯について、名証首脳は「お願いをされるとは思ったが、(相手が大物政治家の秘書なので)内容も聞かずに断ることはできないと思って会った」と話している。

 中川事務所などによると、中川氏は、塩田元社長と関係が深いダンス団体の関係者から塩田元社長を紹介されたことがあったという。

 中川氏は官房長官などを歴任し、元秘書が名証首脳と面会した05年9月当時は、自民党の国会対策委員長だった。

4633名無しさん:2008/12/28(日) 08:37:12
「除名待たないで 渡辺喜氏離党を」  公明・高木氏
2008年12月28日 朝刊

 公明党の高木陽介選対委員長は二十七日のTBS番組で、民主党提出の衆院解散要求決議案に賛成した自民党の渡辺喜美元行政改革担当相について「除名処分を待つのでなく離党すればいい。意見が違うのになぜ自民党にいるのか」と述べ、自発的に離党すべきだとの考えを示した。同時に「渡辺氏は除名されることで注目を受け、自分をヒーローにして自民党を悪役にする計算をしている」と批判した。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008122802000135.html

4634名無しさん:2008/12/28(日) 09:20:00
’08回顧 政治 自民の「劣化」浮き彫り '08/12/28
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200812280135.html

 本紙の二〇〇八年十大ニュースを見ていると、暗たんたる気持ちになる。国内のトップは「福田康夫首相も政権投げ出し。後継麻生太郎首相の支持率急降下」。昨年二位だった「安倍晋三首相が突然退陣。後任に福田康夫氏」の名前を入れ替えただけ。二年続けての政権投げ出しは、自民党政治の劣化を象徴しているようだ。

 昨年の一位は「参院選で自民党が歴史的惨敗。『ねじれ国会』に」だった。’07回顧では「与野党が論議を尽くし、その上で修正などの合意形成をはかる国会の新たなルールづくりに知恵を絞ってほしい」と注文を付けた。

 しかし、衆院で圧倒的多数を持つ自民、公明の与党と参院で主導権を握る民主党が全面対決の形になった。インド洋給油法案が衆院で再可決されて成立。参院で否決された法案の再可決は五十七年ぶりだった。ガソリンの暫定税率維持を盛った租税特別措置法も衆院で再可決。国会同意が必要な日銀総裁人事は参院で否決されて混乱するなど異例ずくめだった。

 福田氏は党首討論で、民主党の小沢一郎代表に「国会運営で本当にかわいそうなくらい苦労している」とぼやいたほどだ。しかし、結局は「ねじれ」の閉塞(へいそく)状況を打開できないまま九月一日、わずか一年で退陣を表明した。

 後継の麻生首相は「選挙の顔」を期待されての登場だった。だが金融危機という強烈な逆風が吹く。「政局よりは景気」との姿勢を取らざるを得なくなり、早期衆院選の回避に方向転換した。九月下旬に自民党が実施した情勢調査で、与党の過半数割れを示唆する厳しい予想も背景にあった。

 ところが、景気対策優先を強調しながら二次補正予算案の国会提出を年明けに先送りした。所得制限の判断を自治体に“丸投げ”した定額給付金、道路特定財源の一般財源化に伴う発言のぶれや、相次ぐ失言などで内閣支持率は急降下。発足して三カ月余りなのに政権末期の様相を呈している。

 自民党内でも「麻生離れ」が進む。臨時国会で元行政改革担当相の渡辺喜美氏が、民主党の衆院解散要求決議案に賛成したのは、象徴的な光景だった。来年も衆院再可決を前提にした国会運営を強いられる。党内からも異論のある「定額給付金」をめぐって、国会は波乱も予想される。

 民主党は当初、麻生首相は補正などが片づけば衆院選に打って出るとみて審議を促進する姿勢だった。ところが、首相が解散を先送りしたことで再び対決路線に転換した。しかし、結局は早期解散に追い込めなかった。参院で法案を人質にとって政府、与党を揺さぶる政局優先の対応に、政権担当能力への疑問も指摘されている。

 「機能不全」といわれる政治への不信は深刻だ。年金や医療など社会のセーフティーネットのほころびが次々と顕在化し、景気・雇用の危機と相まって将来の不安は増すばかりだ。各党は選択に耐え得るマニフェスト(政権公約)を早急に練り上げて、国や暮らしの将来像を示してもらいたい。この難局を乗り切るには、国民の信任を得た政権が必要である。

4635名無しさん:2008/12/29(月) 07:48:20
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20081229/CK2008122902000072.html

世代交代 世襲の是非は総選挙で
2008年12月29日

 「私の若いころより、しっかりしている。普通の親バカです。私に賜ったご厚情をどうか進次郎にも」

 九月二十七日夜、横須賀市本町で開かれた小泉純一郎元首相(66)の引退報告会。小泉元首相が、次男進次郎氏(27)の後継指名に理解を求めると、支持者から大きな拍手が上がった。

 二人の並ぶ壇上へは「四代目っ」と歌舞伎役者に向けるような掛け声も。進次郎氏は十月、自民党県連で衆院十一区支部長就任が認められ、地盤を正式に継いだ。

 あれから三カ月たった今月下旬、米海軍施設近くに立つ会場を訪れた。あの日、引退報告会に入場できない人が路上まであふれた会場前の通りは、年末を家族で過ごす市民や米軍人らが行き交う。世襲の是非を市民に問うと、意見はさまざまだった。

 同市本町の主婦(78)は「三代続いた小泉家には親しみがある。進次郎さんも感じのいい人だし、いいと思う」と支持する。同市東逸見町の無職斎藤圭司さん(86)は「古い自民党をぶっ壊すと言って改革を進めたわりに、次男を後継者に選ぶのは矛盾する気もする。ただし、選挙は本人の資質次第。まずは見てから」と慎重な意見だった。

 小泉元首相が引退表明する十日ほど前の九月十八日には、河野洋平衆院議長(71)も引退を表明。二大政治家の引退で、県内の自民党は世代交代が進んだ。河野議長は後継に牧島功県議の長女で元大学客員講師のかれん氏(32)を指名。祖父以来三代にわたる小田原での世襲にひと区切りをつけた。

 二人の後継指名は、福田康夫元首相の辞任で高まった解散・総選挙へ合わせた動きだった。ところがその後、米国に端を発した金融危機で景気は急激に悪化。総選挙は先送りされ、社会の空気はがらりと変わった。小泉元首相の構造改革などで生まれた非正規労働者の解雇が年末にかけて大量に発生し、地元横須賀市でも失職者は増えているという。

 市内の教会で失職者らの支援も手伝う女性(71)=同市本町=は「政治家は、弱い人の立場に立てる人じゃないと。こんな社会状況だからこそ、自分でのし上がる頼りになる人になってほしい」。総選挙は来年。求められる政治家をその時、選ぶことになる。 (松平徳裕)

  =おわり

 <小泉家と河野家> 小泉純一郎元首相は祖父又次郎、父純也に続く世襲政治家3代目。又次郎は逓信相、衆議院副議長を歴任、純也は池田内閣、佐藤内閣で防衛庁長官を務めた。河野洋平衆院議長は、祖父治平、父一郎、叔父謙三、長男太郎を持つ政治一家の3代目。田川誠一元新自由クラブ代表もいとこ。治平は神奈川県議会議長、一郎は建設相、農林相、経済企画庁長官などを歴任、謙三は参議院議長を務めた。太郎は衆院議員。

  (敬称略)

4636名無しさん:2008/12/29(月) 14:36:38
悩める公明、我慢の日々=衆院選へ開けぬ展望

 支持率急落で展望が開けない麻生政権の先行きに、公明党が苦悩を深めている。早期の衆院解散・総選挙を期待して麻生太郎首相をもり立ててきたものの、解散は先送りされ、政策課題や選挙協力をめぐって政府・自民党との間であつれきまで生じた。とはいえ、じり貧状態の中で連立離脱のカードを切るわけにはいかない。もどかしさを募らせながら、公明党の「我慢の日々」が続く。
 「年末年始も含めて次の戦いが始まっている。自分の一念を変えていこう」。太田昭宏代表は26日の常任役員会で、解散先送りへの無念さを吹き払うかのように、心機一転して次期衆院選に臨む姿勢を強調した。
 「10月解散−11月総選挙」を前提としてきた同党は、景気対策を優先して「政局より政策」と繰り返す首相の意向を渋々受け入れた。支持母体の創価学会も臨戦態勢を解除し、解散時期を2009年度予算案と関連法案が成立する来春以降に設定し直した。
 しかし、解散先送りは首相や自民党への不信感を増幅させた。税財政抜本改革の道筋を示す政府の「中期プログラム」の調整では、消費税引き上げ時期の明記をめぐって首相サイドと対立。同党の古賀誠選対委員長が公明党との選挙協力を見直す趣旨の発言をしたことも、火に油を注いだ。
 自衛隊の海外派遣に慎重な同党にとっては、首相が指示したソマリア沖の海賊対策のための海上自衛隊派遣も頭痛の種だ。それでも政権を支える姿勢を変えないのは、渋る自民党を押し切って合意に持ち込んだ定額給付金の実現に加え、福田康夫前首相の下では選挙は戦えないとして「福田降ろし」の先鞭(せんべん)をつけた手前、二代続けて倒閣に加担するわけにはいかないという事情もある。
 「離婚したくてもできず、駄目な夫を支えているけなげな妻みたいなもの」。幹部の1人は、両党の関係をこう表現した。しかし、支持基盤の意識は必ずしもそうではない。学会婦人部の信頼も厚い浜四津敏子代表代行は、衆院選後を見据え「政治がどのような形になろうと、政治は国民の生活を守るためにあるとの立党精神のままに、全議員が一丸となって仕事をする」と言明した。(了)(2008/12/29-14:15)

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008122900273

4637名無しさん:2008/12/30(火) 05:25:34
http://www.asahi.com/national/update/1229/TKY200812290190.html

不法就労 来日女性のビザ取得に比高官関与
2008年12月30日3時2分

 総務副大臣の倉田雅年衆院議員(69)=自民=の元公設秘書(59)が運営していたとされる団体を受け皿にして、慈善目的で来日したフィリピン人女性がパブで働いていた出入国管理法違反事件で、問題となっているビザ取得にフィリピンの政府高官が関与していたことが分かった。捜査当局によると、高官側には団体から少なくとも500万円が送られていた。

 団体は「未来チャリティー実行委員会」(静岡市)。高官はこの団体主催の行事に少なくとも2回出演。団体の活動報告書には、高官に「義援金」として500万円の目録を贈呈している写真と高官がかかわる基金への送金記録が掲載されているが、ホームページで強調していた高官との関係については、強制捜査後に削除された。

 一方、高官が絡んだビザ申請を問題視していた外務省は今年4月、表題を「チャリティコンサート案件(フィリピン)」とする内部文書を作成。その中で、慈善コンサートへの出演名目で07年春から比女性の短期ビザの申請が相次いでいる問題への高官の関与を指摘。法務省と協議してビザの発給には応じたとしつつ、「(手法が)全国に広がる」「人身取引の被害者が出る」との懸念を示していた。

 倉田議員の元秘書も取材に対し、比女性らが慈善目的で来日できるよう依頼する高官側からの書簡を、外務省あてに何度も送信したことを認めたうえで、「(趣旨は)高官が(女性の身元を)全部保証する。お願いします、だった」と証言している。

     ◇

 未来チャリティー実行委員会をめぐる事件の経緯 慈善目的の短期ビザで入国させた比女性をパブで働かせていたとして静岡県警が今年9月、パブ経営者らを入管法違反(不法就労助長)容疑などで逮捕。関連で女性をパブに派遣していた実行委員会も強制捜査を受けた。会の実質的な運営者は倉田議員の元秘書だったとされ、県警がその関与の程度を捜査中だが、すでに比女性の一人もパブ経営者も有罪判決を受けている。問題の短期ビザは280件以上あるという。

 比女性のビザについては、米国の人身取引報告書(04年)が、フィリピンパブの実態を非難して日本を「要監視国」に認定。これを受けて外務省などが審査を強化したため、興行ビザでの来日女性は激減。パブ経営者らから不満の声が強まっていた。

4638名無しさん:2008/12/30(火) 06:22:07
クローズアップ2008:麻生政権、迷走3カ月 満身創痍で年越し

 麻生太郎首相が満身創痍(そうい)の状態で年を越す。定額給付金の所得制限をめぐる迷走、追加経済対策の裏づけとなる08年度第2次補正予算案の提出先送りなどを受け、報道各社の世論調査の内閣支持率は20%前後にまで落ち込んだ。渡辺喜美元行革担当相が民主党提出の衆院解散要求決議案に賛成するなど足元も揺らいでおり、1月5日からの通常国会は綱渡りの政権運営を強いられることになりそうだ。【白戸圭一、古本陽荘】

 ◇解散先送り後、失速
 9月24日に就任した首相の3カ月余は三つの「期」に分けられる。まずは10月下旬までの「解散検討期」。

 「2代連続政権放り出し」を受けて就任した首相の最初の仕事は、政権に正統性を持たせるためにも衆院解散・総選挙になるはずだった。実際、11月2日投開票を想定し、準備を進めていた。

 自民党総裁選を圧勝した首相は「次なる総選挙で断固、民主党との戦いに勝って初めて天命を果たしたことになる」と高らかに宣言。臨時国会冒頭の所信表明演説では、民主党の小沢一郎代表に「のめない点があるなら論拠とともにお示しいただきたい」と逆質問し、挑発した。

 しかし、就任直後の毎日新聞調査の内閣支持率が45%にとどまるなど、党内人気と世論の支持とは一致していなかった。また、自民党独自の選挙情勢調査でも、同党が振るわない結果が出る。

 「もう少し時間を作れば浸透できる」と考えた首相は揺らぎ、10月16日に党の追加調査で情勢のさらなる悪化が判明すると、周囲の進言を受け入れる形で完全に解散先送りにカジを切った。

 この後に始まるのが「失速迷走期」。追加経済対策の柱として導入を決めた定額給付金の所得制限は、与謝野馨経済財政担当相との意見対立もあって二転三転。一般財源化した道路特定財源から「地方に1兆円」との首相指示も、目的が特定される「交付金」なのか、自由に使える「交付税」なのかをめぐって紛糾した。

 「医師は社会的常識がかなり欠落している人が多い」(11月19日)などの失言も連発。「踏襲」を「ふしゅう」と読むなど漢字の読み間違いも指摘され、首相の資質に疑問符がついた。

 さらに「政局より政策」と訴えていたにもかかわらず、2次補正の臨時国会提出を断念。11月17日の党首会談で小沢氏に厳しく追及される一方、「反麻生」をちらつかせる党内の中堅・若手からも2次補正提出を迫られた。

 ◇支持率反転、兆し見えず
 12月6、7日の毎日新聞調査で内閣支持率は21%まで低下。「政権末期」とささやかれるようになり、首相は「自分の責任だ」と周辺に語るなど発言を自重。予算編成で指導力を発揮して求心力取り戻しを狙う「反転模索期」に入る。

 景気対策優先を前面に出し、社会保障費や公共事業費を抑制する政府方針「骨太の方針06」を事実上棚上げ。与党の反対を押し切り、持論の「3年後の消費税引き上げ」を中期プログラムに書き込むなど、「麻生色」の演出に躍起になった。

 ただ、日本経済新聞とテレビ東京の26〜28日の調査でも支持率は21%。反転の兆しは見えないままだ。

 ◇側近も心もとなく
 揺らぐ足元を固める役割を担うのは、側近たちになるはずが−−。

 「事実上の副総理」(政府高官)の与謝野氏。中期プログラムでは首相を支えたが、定額給付金をめぐる混乱で微妙な距離がのぞいた。自民党内には「今はとりあえず内閣を支えているが、首相に複雑な感情を抱いている」との指摘も。与謝野氏は12日の会見で定額給付金について「もともと自民党は全く無理だと判断していた」となお疑問をにじませた。

 首相の信任が厚いのが自民党の大島理森国対委員長。2次補正提出先送りは「国会審議を乗り切れない」という大島氏の判断が、首相を押し切った。

 ただ、これが支持率急降下につながったこともあり、自民党中堅は「国会対策を優先しすぎで、全体が見えていない」と批判する。

 中川昭一財務・金融担当相、菅義偉選対副委員長、松本純官房副長官ら「お友達グループ」も心もとない。松本氏が28日夜、東京・神山町の私邸に首相を訪ねるなど交流は続くが、党内には「裸の王様にしている」などの批判も渦巻く。

毎日新聞 2008年12月30日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081230ddm003010077000c.html

4639小説吉田学校読者:2008/12/30(火) 12:42:38
どこもかしこも新党、新党。しかし本当に離党、解党する覚悟あるのかね。
もし、どこぞのマスコミが「自公で安定多数確保」とか予想したら、田原総一朗に「自民党が勝ったらどうすんだ」とか聞かれたら、どう反応するんだろ。

こころなき身にもあはれは知られけり 鴫立沢の自民の夕暮

加藤・山崎氏が新党視野、来月にも新たに勉強会
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081208-188927/news/20081229-OYT1T00637.htm

 自民党で年明けから、離党や新党結成などの分裂含みの動きが強まる情勢となった。加藤紘一・元幹事長と山崎拓・前副総裁らは次期衆院選前の新党結成を視野に、1月にも新たな勉強会を発足させる。
 また、道路特定財源の一般財源化を巡る政府の対応に反発する中堅・若手議員の一部が関連法案の採決で造反を模索している。民主党側も、自民党内の造反・離党を誘う動きを強める構えで、1月5日召集の通常国会は政界再編につながる緊迫した展開が予想される。
 加藤、山崎両氏らの勉強会は「日本の国のかたち、あり方を考える」を主題に、自民党議員と、学者や文化人も交えて5〜10人規模となる見通し。構造改革路線を批判する立場から、「行き過ぎた市場原理主義の是正」を旗印とした勢力の結集を目指すとしている。民主党議員の一部を連携相手に想定しているとされるほか、公明党との協力を探る可能性があると見られている。
 一方、道路特定財源の一般財源化では、新たな「地域活力基盤創造交付金」の使途の8割が道路にあてられる予定で、「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」の河野太郎、水野賢一、柴山昌彦の各衆院議員ら自民党の中堅・若手が「骨抜き」と反発。政府が1月下旬をめどに作る関連法案に関しても、「新交付金に縛りをかけるなら賛成し難い」と態度を硬化させている議員もいる。
 定額給付金事業では、先の衆院解散要求決議案の採決で造反した渡辺喜美・元行政改革相が、同事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案に反対する可能性を示唆。自民党内で同調者が出る可能性がある。
 一連の動きには、麻生内閣の支持率急落などが作用している。参院で主導権を握る民主党は同党会派単独では参院の過半数がなく、自民党の一部との連携を模索する動きが出ている。

4640名無しさん:2008/12/31(水) 02:44:34
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081231/stt0812310126000-n1.htm

太田公明代表支援で、東京12区に異例の自民党選対
2008.12.31 01:25

 自民党本部と同党東京都連は30日、次期衆院選東京12区(足立区の一部と北区)に、公明党の太田昭宏代表を支援するための自民党独自の選挙対策本部を発足させる方針を固めた。古賀誠選対委員長と都連幹部らが合意した。もともと自民党は連立政権を組む友党の代表である太田氏を12区で推薦する予定だったとはいえ、他党候補用に独自の選対を設置するのは異例のことだ。

 その半面、東京の自民党候補は自らの選挙区で「比例は公明党へ」との呼びかけをせず、支援者名簿を公明党に提供しない「東京方式」の確立を目指す。

 選挙協力をめぐっては、自民党の古賀氏と公明党の北側一雄幹事長が9月に、「比例は公明」といった呼びかけを原則行わないことを確認。12月に入って、古賀氏は「小選挙区は自民、比例も自民」「180ある比例をみすみす公明に渡していいのか」などと、比例での協力のあり方を見直す考えを示していた。

 この背景には、自民党にとって厳しい選挙結果が予想されるため、比例代表票を公明党に回す余裕がなくなっている事情がある。また、自民党東京都連にとっては、公明党は都議選や区議選ではライバルであるにもかかわらず、「衆院選の際に公明側に渡した支援者名簿が地方選などにも活用されている」(自民党関係者)という現場レベルの不満もあった。

 しかし、自公協力を解消するわけにもいかないため、“交換条件”として、自民党候補が出馬しない12区で太田氏を全面的に支援して自公選挙協力の象徴とする狙いのようだ。また、自民党には、この「東京方式」を全国的な自公協力のモデルとしたい思惑もありそうだ。

 ある自民党都議は「これまでと違い、われわれにも(太田氏支援に)責任がでてきた」と話している。

4641名無しさん:2009/01/01(木) 09:13:15
公明苦悩、自民と距離感 結束優先の執行部に批判(01/01 08:08)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/138401_all.html

 公明党が自民党との距離感に苦悩している。総選挙時期や税制改革などをめぐる麻生太郎首相の対応に対し、連立相手への配慮を欠くとの不満がくすぶるためだ。首相誕生を後押しした経緯から、太田昭宏代表らが表向き協力姿勢を示していることに、党内から「弱腰」批判も出ている。

 「経済危機に全力を挙げて立ち向かおう、行動しよう、ということで一致した」。臨時国会会期末の昨年十二月二十五日、太田氏は首相と会談後、与党の結束をアピールした。

 ただ、党内には不穏な空気が漂う。

 自民党は税財政改革の「中期プログラム」協議で、公明党が反対した二〇一一年度の消費税増税明記を押し通した。公明党の衆院議員らは「選挙へのダメージが大きい」と失望を隠さなかったが、党幹部は「首相にここで恥をかかせるわけにいかない」と苦しい胸の内を明かした。

 衆院解散時期も、首相は公明党に相談せずにずるずると延期。自民党の古賀誠選対委員長は十二月、与党間の選挙協力見直しにも言及し、公明党のベテラン議員は「支持者の心に傷がついた。選挙協力への影響は必至だ」と懸念する。

 それでも執行部が自民党との結束を強調するのは「再び首相交代を求めても、国民から政権投げだし批判を浴びるだけ」(参院幹部)だからだ。

 麻生内閣の支持率が急降下する中、若手・中堅からは「泥舟と一緒に沈むつもりか」との厳しい声が消えない。

 衆院選を控え、公明党は、政権を支えつつ議席を維持・増加させるという難しい党運営を迫られる。

4642とはずがたり:2009/01/01(木) 12:48:54
>>4639
山崎・加藤が離党してきてもねぇ。。あんな腐れ自民どもに譲る選挙区はないと思うんだけどどういう面子に成るんでしょうかねぇ。
民主候補が居ないのは加藤・園田・石原・渡辺ぐらい?河野の所もまぁ譲れるかな。あとはねー。

自民党 批判はとどろに寄する波 割れて砕けてさけて散るかも

4643名無しさん:2009/01/04(日) 17:36:47
自民離党してでも国民運動 渡辺氏が言及

 自民党内で「反麻生」の動きを強めている渡辺喜美元行政改革担当相は4日、栃木県内での会合で、早期衆院解散を求めるとともに「この思いが認められないなら、離党してでも国民運動を起こす」と述べ、初めて離党の可能性に言及した。

2009/01/04 17:04 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009010401000256.html

4644名無しさん:2009/01/04(日) 17:38:53
自民離党も辞さず=早期解散・給付金撤回なければ−渡辺元行革相

 自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は4日、地元の栃木県那須塩原市で開かれた後援会の会合で講演し、麻生太郎首相に対し、早期の衆院解散や2008年度第2次補正予算案に盛り込まれた定額給付金の撤回などを要求した。その上で、「この思いが伝わらないなら、わたしにも覚悟がある。自民党の垣根を越え、離党してでも国民運動を起こしたい」と述べ、初めて離党の可能性に言及した。 
 渡辺氏は「わたしの怒りは国民の怒りだ」と強調し、(1)選挙結果を受けて危機管理内閣をつくる(2)撤回した定額給付金の財源を地方自治体に渡し、弱者対策に活用する(3)公務員制度改革、独立行政法人改革を徹底する−ことも首相に求めた。
 先の臨時国会で渡辺氏は、首相の政権運営批判を繰り返し、民主党提出の解散要求決議案に賛成。自民党執行部から戒告処分を受けていた。ただ、その後も、自身の離党については「まだそのタイミングではない」と慎重な姿勢を示していた。(了)
(2009/01/04-16:23)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010400090

4645名無しさん:2009/01/04(日) 21:02:58
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009010400162

「反麻生」の動きけん制=解散主導狙うも前途多難−麻生首相年頭会見

 麻生太郎首相は4日の年頭記者会見で、衆院解散・総選挙を自らの手で断行する考えを明確にした。自民党内で顕在化し始めた「反麻生」の動きに対し、解散権はあくまで自身が握っていることを示してけん制した形だ。しかし、内閣支持率の下落に歯止めは掛からず、「選挙の顔」としての首相への評価は地に落ちている。5日召集される通常国会の運営で行き詰まれば、選挙前の首相交代も現実味を帯びかねない。
 首相は自らの発案で、年頭会見にすずりと筆を用意して臨んだ。色紙に「安心 活力」と新年に懸ける思いを書き込むと、「国民の生活を守るため、やり抜く覚悟だ」と政権維持への決意を示した。焦点の解散時期に関しては「予算と関連法案を早急に成立させることが重要。それまで考えることはない」と述べ、民主党が求める早期解散を拒否。同時に「解散は首相、すなわち麻生太郎が決断する」と言明し、自民党内に強まりつつある「首相の下では選挙を戦えない」との見方に反論した。首相が強気の姿勢を貫く背景には、景気対策の裏付けとなる2008年度第2次補正予算案と09年度予算案を早期に成立させ、実績をアピールする以外に、政権浮揚への展望を開く道はないとの思いがある。
 しかし、「反麻生」の急先鋒(せんぽう)である自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は4日、早期解散や、2次補正に盛り込まれた定額給付金の撤回を求めて、離党の可能性に言及。首相の求心力低下を改めて印象付けた。2次補正の関連法案を衆院で採決する際、与党から17人が反対に回って造反すれば、再可決はできなくなり、首相は一気に窮地に追い込まれる。与野党双方で「話し合い解散」が取りざたされているのはこのためだ。自民党の閣僚経験者は同日、「今のままで行くなら首相は4月まで持たない」と語り、2次補正や09年度予算成立前の首相退陣もあり得ると指摘した。
 一方、首相が予算関連法案成立後に解散を先送りする意向を示したことで、首相と公明党の関係が再びぎくしゃくする可能性もありそうだ。同党としては、6月か7月に行われる東京都議選と衆院選を可能な限り離したいのが本音だからだ。首相会見を聞いた同党幹部は「(衆院選の時期は)5月がぎりぎり。それを逃せば、都議選が終わってからだ」とけん制する構えを見せた。(了)(2009/01/04-20:42)

4646小説吉田学校読者:2009/01/05(月) 07:05:06
朝日毎日「離党へ」、読売時事「離党の意向」、共同「離党辞さず」と各社温度差ありますが、観測気球の側面半分といったところでしょうか。
ていうか、定額給付金じゃなくて、地方自治体交付ですか。これは「使途を大枠で定めて交付」の原則をはっきりさせないと、ハコモノ中心のバラマキになりますよ。だいたい、地方のほうが土建依存度高いんだから。

渡辺元行革相離党へ 解散巡り麻生首相を痛烈批判
http://www.asahi.com/politics/update/0104/TKY200901040116.html

 自民党の渡辺喜美元行革担当相は4日、同党を離党する意向を固めた。地元の栃木県那須塩原市で同日講演し、麻生首相に早期の衆院解散・総選挙や、定額給付金の撤回などを要求。「認められないのであれば覚悟がある。自民党を離党してでも国民運動を起こす」と述べた。同県那須烏山市での講演では「麻生総理に決断を迫りたい。もしできないなら、私は自民党を離れる」と言い切った。
 渡辺氏が離党に言及したのは初めて。渡辺氏は自らの主張が受け入れられないことを見越して発言しており、近く離党する意向だ。講演終了後には記者団に対し、自らの主張をまとめた文書を、週内にも細田博之幹事長に提出する考えも示した。
 渡辺氏は講演で「麻生総理に申し上げたい。早期に解散・総選挙をやってほしい。選挙結果を受けて、100年に1度の政治体制をつくってほしい。危機管理内閣をつくってほしい」と主張。定額給付金についても、「撤回してほしい。(使途を)市町村に任せて、かゆいところに手の届く弱者対策などに使ってほしい」と語った。

4647とはずがたり:2009/01/05(月) 11:44:03
>>4646
俺も朝日新聞の確定的な筆調見てちょっと吃驚しました。
選挙に強い彼が先行離党して輿論に対する観測気球としての人柱となるリスクを背負う代わりに,新勢力が出来たらそのリーダーとして収まる事が出来ると云う彼にとっても悪くない勝負なんかもしれません。
新進党を含め自民党の復党組への処遇は自民党がピンチになれば登用されるしそんなに酷くはないですし,加藤みたいに中途半端でへたれたほうがよっぽど扱い悪いのでそういう意味では既に橋を渡ってしまってるのかもしれません。
また地元議会会派が離党を前提としたような檄文送ったりhttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/7024障碍そのものは余り無さそう。
自民党も難航する2区の調整先に使えて良いかも知れませんな。森山女史が特例で比例優遇付きで3区に回ったり出来るかも知れぬ。

4648名無しさん:2009/01/05(月) 12:41:45
支持者は「離党宣言」と認識 渡辺氏の決意受け
(1月5日 05:00)

 「命を燃やして国を変えていく仕事をやらせてください」。麻生政権批判を強める渡辺喜美元行政改革担当相は四日、那須烏山市などで開いた後援会会合で切々と決意を語った。渡辺氏は麻生太郎首相に早期の衆院解散・総選挙や定額給付金の撤回などを迫り、認められなければ「自民党を離れる」と訴えた。複数の支持者は「事実上の離党宣言」とも受け止めた。

 那須烏山市の会合には約三百人が詰め掛けた。演台には「今こそ突破力」と書かれたポスター。渡辺氏は早期解散・総選挙を踏まえて危機管理内閣をつくることや、公務員制度改革の骨抜き阻止などを麻生首相に求めた上で、「できないのなら自民党を離れる。そして国民運動を起こす」と言い切った。

 「『派閥の前に党があり、党の前に国家国民がある』という父の教えに従う」と説明。全国の首長や地方議員、産業界にも同調する人たちがいることを挙げ、「自民を離れても独りぼっちにはならない」と話した。

 渡辺氏は「皆さんが『頑張れ』と言って背中を押してくれるから、覚悟を持って行動できる」とも語り、引き続き支援を呼び掛けた。

 渡辺氏が麻生首相に迫るのは、実現が困難視されるものばかり。支持者からは「認められないことが分かっていながらの発言。事実上の離党宣言だ」との指摘もあった。

 会合では後援会幹部から次々と組織強化を訴える声が上がった。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20090105/95178

4649とはずがたり:2009/01/05(月) 13:04:58
>>4648
ミッチーの無念を晴らすべく支持者は燃えてるんですかねぇ。
渡辺新党なるか?
橋本や平沼辺りと合流したりして或る程度の大きさになると民主の票喰って脅威かもしれません。
民主は此を改革や変化への清新な動きではなく醜い自民党の断末魔の呻きとそれに伴うごたごただと思わせないと郵政の時の二の舞になりかねないので注意かも。
勿論自民党をぶっ壊すために一部が飛び出してくる為の策動は必要でしょうけど,YKと組むのか(菅とか),渡辺と組むのか(野田辺り?),園田と組むのか(前原とか),はたまた中川と組むのか(まぁ居ないでしょうけどw)で揉めて民主がバラバラになるのが政界再編だと云う印象を与えるのは拙いでしょうな。

4650名無しさん:2009/01/05(月) 15:21:47
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090105dde007010031000c.html

渡辺元行革相:離党の意向 政府・与党から批判続出「勝手な言い分」

 自民党の渡辺喜美元行革担当相が離党に踏み切る意向を示したことに対し、5日午前、政府・与党から批判が相次いだ。

 初閣議後の会見で、鳩山邦夫総務相は「言い分が通らなかったら離脱するというのはあまりに勝手な言い分。親が言うことを聞かなかったら子供は家出するのか」と非難。郵政民営化に絡み離党経験がある野田聖子消費者行政担当相は「不本意ながら離党したことのある人間としては、そんなに軽々なものではない。波及するかどうか分からないが私には波及しない」と述べ、金子一義国土交通相は「離党するなら早くした方がいい。かえって彼が傷つく」と早期離党を促した。

 渡辺氏が離党した場合の次期衆院選の対応について、自民党幹部は「(対立候補を)当然立てる」と語った。

毎日新聞 2009年1月5日 東京夕刊


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