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農業総合スレ

1とはずがたり:2003/08/06(水) 19:22
農業問題一般。土地制度その他

武部農相よ、農協を解体しよう!
http://kaba.2ch.net/giin/kako/993/993748216.html

武部農水相について語る・・・
http://kaba.2ch.net/giin/kako/1009/10090/1009030603.html

672とはずがたり:2009/02/27(金) 14:02:54
山麓位漢字で書かざあ。

森林整備で協力協定 静岡大と林野庁管理署が締結
02/26 14:55
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20090226000000000057.htm

 静岡大と林野庁静岡森林管理署は26日午前、学術研究や技術開発で連携する相互協力協定を締結した。富士山ろくなど広大で多様な植生を持つ国有林を舞台に森林の環境整備に向けた研究を展開し、成果を施策に反映する。
 静岡大は国有林を研究や教育の場として活用し、人材の育成につなげる。静岡森林管理署側は、間伐など森林の管理に静岡大が実施した試験や研究の成果を生かし、職員の技術力向上を図る。
 静岡市葵区の静岡森林管理署で調印式に臨んだ興直孝学長は「静岡県の優れた自然環境の利を生かし、魅力ある研究成果を出したい」と述べた。永井寛署長は「間伐作業の適切な方法など、5年後、10年後の変化を見据えた研究や技術の開発を期待します」と話した。
 林野庁によると、研究開発を目的とした大学との協定締結は岩手大、京都大に次いで3例目。

673とはずがたり:2009/02/28(土) 13:40:54

「秋田63号」の加工食品、お味は 秋田市で試食会
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090228e

 県農業試験場が開発し、2005年に品種登録された多収米「秋田63号」を使った加工食品などの試食会が27日、秋田市のルポールみずほで開かれた。JA全農あきたの主催。米粉パンや米粉めんのほか、63号を混ぜた飼料を与えて飼育した比内地鶏を使った料理が出品され、JAや県の職員、生産者らが味や香り、食感などを確かめた。

 約80人が参加。63号を混ぜた飼料で飼育した比内地鶏のオーブン焼きやきりたんぽ鍋では、通常の飼料で育てた比内地鶏と食べ比べて味や香りを採点。米粉パンとめんについては、食感や味、価格のアンケートを行った。

 JA全農あきたでは今後、試食会での評価結果をまとめ、加工会社へのPRなどに生かす。同JA営農支援部の亀井慶尚部長は「米粉めんは各種展示会でも注目されている。63号を使った加工食品が消費者に受け入れられるようであれば商品化したい」と話した。
(2009/02/28 11:13 更新)

674荷主研究者:2009/03/02(月) 01:44:29

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2403
2009年1月24日 新潟日報
07年農業産出額、本県10年間で最低

 農水省は23日、2007年の農業産出額を公表した。本県は米価下落の影響で、前年比185億円(6・4%)減の2710億円。過去10年間で最も低い金額となった。都道府県別の順位は前年から一つ下げ、9位。
 県内産出額全体の6割を占めるコメは前年比190億円(10・5%)減の1623億円。全国シェアの9・0%を占め、1位だった。
 野菜は葉物や根菜の価格が上昇し、同11億円(3・3%)増の346億円。花は同9億円増の103億円。
 畜産は478億円で、前年に比べ1億円(0・2%)増加した。このうち、生産調整で出荷量が減少した乳用牛は6億円減の80億円。一方、卵価が下落したものの鶏は生産量が増え、6億円増の227億円だった。
 全国の合計産出額は735億円(0・9%)減の8兆4449億円。都道府県別の順位は(1)北海道9809億円(2)千葉4119億円(3)茨城4082億円。
 農水省は今回の調査から、市町村単位の算出方法を改めた。

675千葉9区:2009/03/02(月) 21:28:58
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090224ddm008020057000c.html
エコナビ2009:コメ減反見直し 選択制に賛否 農相に農林族反発
 <ECONOMIC NAVIGATOR>

 コメの生産調整(減反)見直しが、来年度以降の農政改革の焦点に浮上している。コメ消費が減少を続ける構造的なコメ余りへの「対症療法」である減反政策も40年近く続き、限界感が強まっているためだ。石破茂農相は「聖域なき検討」を掲げるが、性急な見直しは米価急落を招く恐れもあるだけに農業団体や衆院選への影響を恐れる自民党農林族の反発も強く、着地点はなかなか見つからないのが実情だ。【工藤昭久、行友弥】

 「せっかく政策を積み上げてきたのに、次のこと(改革)を言ったら農村は大混乱に陥る」。今月10日夜、東京都内のホテルで開かれた自民党農林族幹部の会合。呼びつけた石破農相に、数人の幹部が詰め寄った。

 09年度予算案には、減反の新手法として飼料用や米粉用のコメ作りを補助金で奨励する「水田フル活用」が盛り込まれている。その取り組みの矢先に、減反見直しで踏み込んだ発言を重ねる農相へのいら立ちが爆発した。石破農相は「09年度は水田フル活用にしっかり取り組む」と約束せざるを得なかった。

 特に農林族を刺激したのは、農林水産省が検討していると一部で報じられた「減反選択制」の導入だ。減反への参加・不参加を自由に選ばせ、参加した農家には米価下落による減収分を補償する仕組み。現在も減反に参加すれば助成金が出るし、不参加への明確な罰則はないが、自治体や農協の職員が農家を説得し、地域の「しがらみ」で参加を促すため強制色が強い。それを「原則自由」に切り替えれば過剰生産が一気に顕在化し、米価が暴落する可能性もある。

 ある農相経験者は「選択制は過去にも検討したが、意向調査をしたら大半の農家が『自由にコメを作りたい』と答えた」と指摘。自民党農業基本政策委員長の西川公也衆院議員は、現在60キロ当たり1万数千円の米価が5000円程度に下がり、農家への所得補償に1兆数千億円必要−−との試算を示す。

 全国農業協同組合中央会(全中)幹部は「要は米価を市場原理に任せ、下落を放置するということ。所得補償といっても下がった相場が新たな基準になり、農家所得は減っていく」と懸念する。慎重論の大合唱に「あらゆる選択肢を排除しない」と言い続けてきた石破農相も困惑気味で、最近は「選択制をたたき台にするとは言っていない」と火消しに懸命だ。

 ◇対民主で主導権争い
 政府が、減反見直しを含め農政改革論議を急ぐ公式的な理由は、食料・農業・農村基本法に基づく基本計画の改定が10年度に予定されているため。本来なら農相の諮問機関である食料・農業・農村政策審議会で1年間かけて議論するテーマだが、政府は経済閣僚を中心とした「農政改革関係閣僚会合」を発足させ、経済財政諮問会議でも議論を始めた。石破農相は今年4月にも一定の方向性を打ち出したい考えだ。

 背景には、農政改革をめぐる与党側との主導権争いもある。07年参院選で全農家への所得補償を打ち出した民主党に農村票を奪われた自民党は、近づく衆院選を念頭に民主党への対抗案を示したい考えで、むしろ減反助成金の積み増しや米価対策を求めている。石破農相は与党ペースに引きずられないよう「政府・与党でバランスの取れる議論の舞台を作った」(農水省幹部OB)とみられる。

 ただ、こうした政治的事情を別にしても、水田の4割に達した減反政策に限界感が強いことは事実だ。

 千葉県柏市の「柏みらい農場」代表、染谷茂さん(59)は「外国からコメを輸入する時代になり、減反への参加をやめた。『作る自由、売る自由』を徹底すべきだ」と主張。生源寺真一・東大農学部教授も「今のやり方では若い人が農業に意欲を持てない。担い手育成のためにも見直しが必要」と話す。

 半面、40年来の「宿題」である減反問題に即効性のある解決策を見いだすのも簡単ではない。茨城県坂東市の「アグリ山崎」社長、山崎正志さん(58)は「生産調整をやらせておきながら、それを否定する話がどうして出てくるのか。国は水田の機能や景観、食文化を守る観点から、コメの消費拡大にこそ取り組んでほしい」と見直し論を批判している。

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 ■ことば

 ◇コメの生産調整(減反)
 主食用米の価格を下支えするため、作付面積を制限する政策。コメ需要が減り続けているのに、政策的に高い米価を維持した結果、大量の過剰米が発生したことが背景。71年から本格実施され、08年産米では約239万ヘクタールの水田面積のうち約85万ヘクタールが減反目標面積とされた。麦、大豆などへの転作が主体だったが、09年産からは飼料米や米粉用米などへの助成が強化される。

676とはずがたり:2009/03/03(火) 14:03:47
剪定果樹枝で発電実証開始 東根・村山の4集落
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/30

 果樹栽培が盛んな山形県村山地域で、廃棄される余分な果樹の枝を電力源として活用する実証実験が今月、山形県村山、東根両市内で始まる。
 枝を集積所に集めた後、廃棄物の取扱業者が運搬し、県内の建設会社がチップ化の作業を行う。チップは、木質バイオマス発電所「やまがたグリーンパワー」(村山市)に持ち込んで電力に変える。
 廃棄する枝は年間、東根市で5000トン、村山市で約1000トン発生する。野焼きや放置されるケースが多いという。サクランボ畑の場合、一ヘクタール当たり2.8トンの枝が剪定されており、灯油に換算すると約1000リットル分に相当するとの試算もある。

677とはずがたり:2009/03/16(月) 03:17:39

短桶を食した。文旦同様タネを庭に植えておいた。芽が出るかな??

タンカン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

タンカン(短桶、桶柑、学名:Citrus tankan Hayata)は、ミカン科の常緑樹。

Citrus tankan Hayata)は、ミカン科の常緑樹。ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種のタンゴール (tangor) の一種とされる。

中国の広東省が原産地で、奄美大島を始めとする南西諸島へ1896年(明治39年)頃に台湾から移植された。1929年(昭和9年)頃に本格的な栽培が始まった。タンカンには「短桶」(タンカン)の字があてられており、中国で行商人の持ち歩いた桶がこの由来とされる。また「桶柑」とも表記される。現在の主な産地は沖縄県と鹿児島県の屋久島、奄美大島である。

たんかん
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%A4%BF%A4%F3%A4%AB%A4%F3
■植物

「たんかん」とは、「ポンカン」と「スイートオレンジ」の自然交配でできた柑橘系の果物で中国広東省原産だといわれている。

風味はオレンジに似ているが、柑橘系の果物の中では一番糖度が高く、その濃厚な果汁にはみかんの約2倍のビタミンCが含まれている。

■収穫期:2月・3月

■日本の主な生産地: 鹿児島 屋久島 奄美大島 沖縄

■利用法:
香りがよく、果肉がやわらかいたんかんは、皮がやや厚めだが、横方向の櫛形に切ると食べやすい。
ジュースやマーマレードにしても美味しく味わえる。
皮は干して みかん風呂としてハーブ湯を楽しめる。

678荷主研究者:2009/03/23(月) 02:01:43

http://www.job-nippo.com/news/details.php?k=2446
2009年2月20日 新潟日報
新潟市に精米工場新設へ、全農

 全国農業協同組合連合会(全農)は老朽化した県内の精米工場2カ所を廃止し、年産2万2000トンの新しい精米工場を新潟市西区の県本部敷地内に建設する。2010年8月に完成予定。用途別に精米をコンテナで自動搬送する「多用途搬送システム」など最新の設備を備え、精米の品質や安全性を高め、取引先のニーズに対応する。

 全農は本県の新工場を全国10カ所の基幹精米工場の一つに位置付け、量販店や業務用向けの精米販売に力を入れる。現在ある同市西区、上越市頸城区の2つの精米工場は廃止する。

 新工場は建築面積2861平方メートル。延べ床面積7544平方メートル。鉄筋造り2階建て(多用途搬送システム部分のみ5階建て)。建設費は約34億円。精米機は毎時9トンと毎時4トン、無洗米用毎時2トンの3基を設置する。

 多用途搬送システムは精米したコメをコンテナに収容し、9列10段のラック(棚)に分類後、コンテナを袋詰めする機械に自動搬送する。従来は機械と機械の間を管やホースで結び精米を搬送していたが、完全密閉したコンテナごとに搬送するため、異物の混入防止やコメの品質保持、トレーサビリティー(生産履歴)対応が可能となった。

 新工場は全農が所有し、子会社の全農パールライス東日本に賃貸する。11月に着工し、10年9月から稼働する予定。現在の新潟工場(年産1・5万トン)、上越工場(年産3万トン)は完成から20年前後経過し、設備の老朽化が進んでいた。

679とはずがたり:2009/03/28(土) 11:09:01

合併を拒否した上小阿仁村ですがこう云う施設の受け入れ等で独自性を発揮できるなら好ましいかも。

仮出所者農林業担い手に 秋田・上小阿仁村
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090328t41008.htm

 秋田県上小阿仁村は、法務省が設置を計画する刑務所仮出所者の農林業への就労支援施設を、村内で受け入れる方向で検討に入った。担い手不足の解消などが狙いで、27日には村民代表らを集めた会合を開き、施設の課題などを意見交換した。村は今後、全集落で説明会を開く予定で、住民の理解が得られれば年内にも受け入れを正式決定したい考えだ。

 意見交換会には村議や集落代表、林業団体の代表、法務省の担当者ら約40人が出席。小林宏晨村長は担い手不足に悩む村の農林業の現状を説明し、「(仮出所者の)社会復帰支援の一翼を担い、雇用創出も図りたい」と意欲をみせた。

 法務省の担当者は「仮出所者の再犯防止のために、就労支援は大切」と施設の意義を強調。市町村と連携し、更生保護施設を設置する方針を示した上で「地域の支援がなければできない事業。住民の不安をできるだけ排除したい」と述べた。

 村民代表からは「子どもの安全が確保できるのか」と批判的な意見が出た一方、「(村民が)仮出所者を偏った目で見ないための取り組みも大切だ」などと前向きな声も上がった。

 意見交換会は、村の活性化を目指す小林村長が1月、施設に強い関心を持ち、法務省に説明を求めたため開かれた。法務省によると、検討中の施設の規模は定員20人未満で、性犯罪や重大な罪を犯した元受刑者は入所の対象外とする。

 法務省は2007年、北海道沼田町に、少年院を仮退院した少年らが対象の就農支援施設を開設。茨城県ひたちなか市に現在、成人の仮出所者らが入所できる就農支援施設を建設している。上小阿仁村のほか、東海地方の自治体とも新たな施設の設置について協議しているという。
2009年03月28日土曜日

680とはずがたり:2009/03/30(月) 15:34:35

・人参…去年根っこの部分を食い終わった茎の生え際の部分を植えて花が咲いて実が成ったものを庭にばらまいて置いたけど5〜6本生えて来ている。
太さが市販の人参の8割ぐらいに育って色も赤黒く葉っぱも綺麗なので抜いてみた。いっしゅんおおっと思ったけど長さが2〜3センチしか無かった(;´Д`)

・三つ葉…買ってきて葉っぱを喰った後の株を棄てずにこまめに植えてたのがいっぱい根付いてるけど市販の奴がすっくと伸びているのに対して庭のは地面に這いつくばってる。冬だからかもしれないけど市販のは肥料漬けなんですかね?肥料を与えて見る。

・辣韮…一本抜いて喰ってみたがまぁまぁ。エシャラットにするにはもっと土を根元から被せないとあかんかも。

・青梗菜…食用の菜の花に似てきた

・セイヨウカラシナ…俺が菜の花と思って鴨川の河原から拾ってきて育てたのは西洋芥子菜だったようだ。
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/cruciferae/seiyoukarasina/seiyouka.htm
http://had0.big.ous.ac.jp/plantsdic/angiospermae/dicotyledoneae/choripetalae/cruciferae/seiyoukarasina/seiyoukarasina2.htm
じゃあ今庭で化け物みたいに育っているカラシナはなんなんだ?東洋芥子菜。

681とはずがたり:2009/03/31(火) 21:47:36

北海道の稲作20年後ピンチ…温暖化で雪解け早まり水枯れ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1053827266/494

682とはずがたり:2009/04/03(金) 11:41:43

道東4農協合併 あさひ農協誕生(04/02 09:02)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/agriculture/156577.html

 【別海】根室管内別海町の別海、西春別、上春別の三農協と根室市の根室農協が合併し、道東あさひ農協(本所・別海町)が一日、発足した。年間販売高(二○○七年度)は三百五億円で、きたみらい農協(北見市など)の三百六十八億円に次ぎ全道二位。生乳生産量は全道の一割に当たる年三十七万トン(○八年度実績)で、日本一となる。

 正組合員数は七百六十二人。初代組合長には原井松純・別海農協組合長(59)が就いた

683とはずがたり:2009/04/03(金) 19:36:56

山田の4漁協合併意向
年内にも 経営悪化、高齢化背景
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090401-OYT8T00141.htm

 山田町にある5漁協のうち大浦、織笠、山田湾、大沢の4漁協が、年内に合併する方向で大筋合意したことが、31日わかった。4漁協は5月に総会を開き、合併案が可決されれば、6月に合併契約を締結し、10月にも新漁協が誕生する。

 実現すれば、2004年に合併した大船渡市漁協以来。魚価低迷などによる経営悪化や漁業者の高齢化などが背景にあり、4漁協合併を機に、足踏み状態が続いている漁協合併の動きが広がる可能性もある。

 合併構想によると、新漁協の名称は「陸中やまだ漁業協同組合」(JF陸中やまだ)。4漁協のうち、民事再生法に基づく経営再建を進めている山田湾漁協は昨年12月、組合員の出資金一口の金額を2000円から200円に減資。大沢漁協も同月、出資金を2000円から500円に減資しており、合併協議に向け、財務状況の健全化を進めている。

 県漁連が07年3月にまとめた漁協の統合再編計画では、県内27の漁協を、09年度までに主に市町村単位で11漁協に統合した上で、最終的には全県で1漁協にまとめることを目標に掲げている。しかし、実際には、赤字が膨らんだ漁協との合併に抵抗が強い漁協も多く、合併は進んでこなかった。

 4漁協の合併について、県漁連の大井誠治会長は「山田湾漁協は既にかなりの債務を解消しており、合併が実現すれば、各漁協の財務体質が強化される」と歓迎する。県も「合併に向けた漁協側の主体的な動きに、県として支援をしていく方針に変わりはない」(団体指導課)と合併を後押しする考えだ。
(2009年4月1日 読売新聞)

684とはずがたり:2009/04/03(金) 22:31:54
ずっと宇和海を「うわかい」だと思ってたけど「うわうみ」なんか?我がATOKは「うかわい」は宇和海に変換できたけど「うわうみ」は駄目だったので多分宇和海で良いと思うんだけど。

宇和島3漁協、合併調印 愛媛
2009.4.3 02:30
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/090403/ehm0904030230004-n1.htm

 愛媛県宇和島市の蒋渕(住田芳夫組合長)と戸島(佐々木護組合長)、日振島(林穂積組合長)の3漁協は2日、同市の県漁連宇和島支部で「合併契約調印式」を行った。新しい漁協の名称は「うわうみ漁協」で6月1日に発足する。新組合が誕生すると販売取扱高で約102億4000万円と県内1位の規模となる。

 来賓や漁協関係者ら約55人が見守るなか調印式が行われ、3漁協の組合長と立会人の石橋寛久市長が覚書に押印した。付属覚書では新組合の事業運営を当面の間、独立採算制を基本とし、収支や財務を各旧漁協が管理。欠損金が生じた場合は当該組合で責任を持って解消する、としている。

 新組合の事務所は県漁連宇和島支部に置き、旧漁協は支部となる。正組合員数は414人。合併契約者を代表して佐々木組合長は「危機的な状況が続いている。組合員の負託に応えるため、組織を充実、強化しなければならない」とあいさつした。

 旧宇和島市の7漁協は平成18年8月、合併に向け予備調印していたが、財務の較差などの問題で、大合併は不調に終わっていた。

685とはずがたり:2009/04/04(土) 15:29:04

ニシンなぜ大豊漁/北海道
「石狩湾系」増加 水温変化要因か
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/special/chihou/ch090329.htm?from=nwlb


 道内の日本海沿岸でニシンが豊漁だ。漁獲量は過去約50年間で最も多い。石狩湾では、ニシンの群れが海を白く染める「群来(くき)」も確認された。これほどの豊漁が、どうして起きたのか。

水揚げ地に偏り
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/09032902.gif

群来9回確認

 今年は石狩市と小樽市で、ニシンの群れが産卵に押し寄せて海を白くする「群来」が、2月以降に9回も確認された。道立中央水産試験場(中央水試)によると、1年間に複数回の群来が確認されたのは1955年以来のことだ。漁協関係者も「ちょっとやそっとの豊漁ではない」と驚いている。

 道内のニシン漁は江戸時代から明治後期にかけて栄えたが、乱獲などでその後は減少、漁業も衰微した。

 道水産振興課によると、日本海沿岸のニシン漁獲量は、記録の残る1962年から96年まで100トン未満だった。97〜2003年に100〜300トンにようやく回復。04年に1255トンの豊漁を迎え、「ニシン復活か」と話題を集めたものの、翌年には325トンに戻った。

 ところが、07年と08年に再び1000トン前後に増加した。そして今年は1894トン(20日現在)にまで増えている。

水揚げ地に偏り

 中央水試によると、かつて捕れたニシンは「北海道・サハリン系」と呼ばれ、広く回遊する種類だった。今はめったに水揚げされない。

 これに対し、最近増えているのは「石狩湾系」と呼ばれる種類だ。サハリン系よりも魚体が一回り大きいが、回遊域は石狩湾周辺に限られる。日本海沿岸で最近捕れるニシンは、ほぼすべてが石狩湾系という。

686とはずがたり:2009/04/04(土) 15:30:06
>>685-686
 石狩湾系ニシンは、産卵場所が石狩湾周辺に集中するため、水揚げ地も偏りやすい。今年は日本海沿岸のニシン漁獲量の63%が石狩地域、36%が後志地域に集中した。留萌・宗谷地域は計1%にとどまっている。

鰊の回遊域
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/09032903.gif

資源管理にも力

 石狩湾系ニシンの生態は未解明の部分が多いが、水温が繁殖に影響することが最近の研究でわかってきた。

 中央水試の山口幹人・資源予測科長によると、産卵場の水温が2〜3月に2・5度未満で推移し、4月になって上昇すると、稚魚が孵化(ふか)してから急速に育つため、生存率が高くなる。その群れが成熟する2〜3年後、豊漁を迎える可能性が高い。

 石狩湾の水温がそうだったのは2001年で、3年後の04年に豊漁になった。04年に生まれた大量の稚魚が成熟し、07年以降の好漁に影響したとみられる。

 また、道と漁協は石狩湾でのニシンの資源管理に96年から取り組んでいるが、特に05年以降は対策を徹底している。地元2漁協が漁網の目を大きくして未成熟の魚を捕らないようにしたり、漁期を3月25日で打ち切ったりしている。こうした取り組みも今年の豊漁の一因とみられる。

 山口科長は、「今年ほどの豊漁が来年も起きるかどうかはわからないが、ニシンの数を増やすためには、親となる成魚をある程度残す必要がある。そのために資源管理を継続することが大切だ」としている。(小樽支局 中村僚)
1月から入荷途切れず

 ニシン豊漁で、今年の小樽市場はにぎわっている。小樽市漁協地方卸売市場(小樽市色内)ではニシンの取扱量(26日現在)が548トンで、昨年同期の4.5倍。平均単価は1キロあたり390円で、昨年よりも220円安い。同漁協市場部の三上邦夫部長は「豊漁のニシンのおかげで市場に活気が出た」とうれしそうに話す。

 買い物客でにぎわう南樽市場(同市新富町)で鮮魚店を経営する佐々木晴夫さん(74)は、「1月からニシンの入荷が途切れない。こんなことは、最近50年間で一度もなかった」と驚いている。買い物客の主婦(80)は「今年のニシンは安いし、大きくておいしい」と話していた。
(2009年3月29日 読売新聞)

687荷主研究者:2009/04/09(木) 00:20:00

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/78372
人工島に14年度開場の新青果市場 物流拠点機能 強化へ 入り口集約「食の安全」重視
2009年2月20日 01:51 西日本新聞

新青果市場の完成イメージ図(福岡市提供) 福岡市は19日、同市東区の人工島(アイランドシティ)に2014年度開場する新青果市場について、整備計画を市議会第三委員会に報告した。物流とせり取引の機能を市場内で明確に区分して、物流拠点としての人工島の役割を青果市場として担うほか、青果を運ぶ車両の入り口を1カ所に集約して入場管理を強化し、「食の安全」を重視した新施設を目指す。

 整備計画では、市内3カ所の青果市場を統合し、港湾・物流施設が集まる人工島西部の「みなとづくりエリア」の約13.3ヘクタールの敷地に、延べ床面積約10.6ヘクタールの施設を整備。2階建ての市場棟を中央に、農産物直売所などを備えた市民開放型の「にぎわいゾーン」を含む、4階建ての事務所棟を北東側に配置する。

 市場棟内は、取引相手があらかじめ決まっている相対取引を中心とする「物流センターゾーン」と、従来型のせり取引を中心とした「せりゾーン」に区分。現市場での両取引の混在を解消する。さらに近年は相対取引の比率が高まっていることから、「物流‐」を広くとり、九州中の青果の物流拠点化を目指す。

 また運搬車の入り口は、現在の青果市場(博多区那珂)の出入り口が3カ所で、動線も複雑な点を改善。入り口を1カ所、出口を2カ所に集約し、見学者などの車出入り口と区分して不審者などの侵入を防ぐとともに、車の動線を整理する。市農林水産局は「ゾーンの区分はスムーズな物流に、出入り口の集約は、事故防止や警備の効率化にもつながる」と話している。

=2009/02/20付 西日本新聞朝刊=

688とはずがたり:2009/04/09(木) 03:30:12
Kyoto Shimbun 2009年4月4日(土)
「九条ねぎ」に特化 販路を拡大
伏見の農業生産法人「こと京都」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009040400029&genre=B1&area=K00

 京都市伏見区の農業生産法人「こと京都」が、京野菜の九条ねぎに生産を絞り込み売り上げを伸ばしている。新鮮さと京野菜ブランドを売り物に、刻みネギも用意し、東京のラーメン店などに飛び込み営業をかけて販路を広げた。5月からは南丹市美山町の農家と契約栽培を始め、一層の生産拡大を目指す。

 こと京都は、伏見区や久御山町の農地約4ヘクタールで九条ねぎを栽培し、近隣農家約50軒にも栽培を委託している。従業員は52人。刻みネギへの加工も行い、昨年は約440トンを出荷した。

 山田敏之社長(46)はサラリーマンを辞め、1995年に実家の農業を継いだ。当初、約1ヘクタールの農地で野菜を栽培したが、年間売上高はわずか約400万円だった。そこでほぼ年中収穫できる九条ねぎに生産に絞り込んだ。

 折れたり曲がったりしたネギは安値でしか売れないため、2000年からは刻みネギの販売も始めた。

 折からのラーメンブームに目をつけ、雑誌を片手に東京のラーメン店に飛び込み営業をかけた。農家が直接販売するため「新鮮さが強みになった」という。京野菜のブランド力も生かして販売先は現在、約150店に広がっている。

 02年に伏見区に加工出荷工場を建設。03年には南丹市美山町に養鶏場を作り、卵の生産販売も始めた。自社のネギを餌に使い、鶏ふんはネギの肥料にする循環型の農業を進めている。

 「安全な国産野菜は今後も伸びる」と需要増加を見込み、現在の売上高約3億円を10億円にするのが目標という。5月からの美山町での契約栽培は農家10軒の参加を予定し、栽培研究会も作って準備を進めている。
 山田社長は「産地を作り地域農業をもり立て、若い人が就農できるようにしたい」と意気込んでいる。

689とはずがたり:2009/04/10(金) 20:06:45
何故ドラゴン?!

農産物直売所、08年度も売り上げ2億円突破 三種町
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090410h

 三種町鵜川の農産物直売所「ドラゴンフレッシュセンター」で、2008年度の売り上げが07年度に続き2億円を突破した。1997年度に売り上げ全県一になって以来、トップの座を独走中の同センター。運営する農家女性の組織「まごころの会」(伊東サダ子会長)は、2年連続の快挙を喜ぶとともに、町全体の農業振興に向け、さらなる飛躍を誓った。

 まごころの会によると、08年度の売り上げは約2億589万円。世界的不況の影響で消費が冷え込む中、07年度より約500万円増え、過去最高を記録した。今年は設立15周年の節目の年。町有地を借りて運営していることもあり、今月6日には町への感謝を込め、売り上げの中から50万円を寄付した。

 伊東会長は売り上げ増の要因について「会員の意気込み」を挙げる。消費者ニーズの把握に熱心な会員が多く、朝来て取れたての野菜を並べるだけでなく、その後も2、3回足を運び、売れ行きを見ながら商品を追加したり、変更したりしている。
(2009/04/10 11:07 更新)

690とはずがたり:2009/04/14(火) 17:31:36

禁漁にすべきではないか?飽食日本はしばし我慢すべし

クロマグロ3年後ゼロに? WWFが東大西洋・地中海で調査
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2009041401000073.html?fr=rk
2009年4月14日(火)09:22
(共同通信)
 最高級のトロ目当ての乱獲が深刻な大西洋クロマグロのうち東大西洋と地中海で漁獲されるマグロは、過去5年ほどの間に産卵能力のある親魚が急減、2012年にはほとんどいなくなり、漁業が立ちゆかなくなるとの調査結果を世界自然保護基金(WWF)が14日、発表した。WWFは「今年の漁期は15日から始まるが、現在の資源管理対策では減少傾向は止まらない」として、この海域での全面禁漁を提言。

マグロという生物:クロマグロ(WWFジャパン)
http://www.wwf.or.jp/activity/marine/sus-use/tuna/biology/bluefin.htm
「本マグロ」という名でも売られている、マグロの王様。
  トロの多いマグロとしても喜ばれ、多くは刺身などで消費されています。

691とはずがたり:2009/04/16(木) 00:58:33

農芸高の牛5頭一挙に「1等賞」
岡山で品評会「高いレベル証明」
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009041500051&genre=F1&area=K40

 岡山県真庭市で、このほど開かれた乳牛の品評会「西日本ブラックアンドホワイトショウ」で、農芸高(南丹市園部町南大谷)の生徒が出品した6頭のうち5頭が「1等賞」を獲得した。プロの酪農家が参加する大会での好成績に、関係者は「農芸高で育てた牛のレベルの高さが証明された」と喜んでいる。

 品評会は中国6県ホルスタイン改良協議会の主催で中国、近畿地方の7府県から酪農家を中心に高校、大学校などから計155頭の出品があった。

 審査は、体形、乳牛としての資質、乳房の形などを基準に、生年月日などに応じて10部に分けて行われ、最優秀の牛にはグランドチャンピオンが贈られる。

 農芸高は畜産部員が飼育してきた6頭を出品し、7人の部員が会場で牛を引く役や補助員として大会に参加した。6頭のうち「リリー」や「キィ」など5頭が、優秀な牛に与えられる「1等賞」を獲得した。
 部員は毎日朝と昼の2回、牛を洗うなど大会に向けて心を込めて世話をしてきた。畜産部部長の岡本一馬君(17)は「部員全員の努力が実ってうれしい。励みになります」と話している。

692とはずがたり:2009/04/16(木) 00:58:57
2009年4月15日(水)
アセス結果は11年度中に
諫早干拓開門調査で説明会
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1194191152/89

693とはずがたり:2009/04/22(水) 12:27:41

入林料徴収を開始、上小阿仁村 山菜など保護へ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090422f

 上小阿仁村は21日、村有林に入って山菜などを採る村外の人から入林料(1人1日1000円)の徴収を始めた。入林に一定の制限を設けて山菜やタケノコ、キノコを保護する狙い。春の山菜シーズンは6月18日まで徴収する。

 村によると、村内の山林には、山菜シーズンになると村内外から多くの人が訪れる。中には、根こそぎ持ち去ってしまう人もいるため、山菜資源の枯渇を心配する声が村民から上がっていた。

 対象の村有林は、仏社字上合地の約143ヘクタールと、五反沢字八森沢の約57ヘクタールの計約200ヘクタール。期間中は午前7時から午後3時まで両地区の出入り口となる村道と林道にそれぞれ2人の監視員を配置。入林料を徴収するとともに、チラシを配布してマナーの順守を呼び掛ける。
(2009/04/22 10:45 更新)

694とはずがたり:2009/04/23(木) 16:18:49
学校給食の米粉パン、月2回に もちもち感が好評、大仙市
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090421j

 大仙市は5月から、これまで月1回だった学校給食の米粉パンを月2回に増やす。米粉の消費拡大が目的で、市内の学校給食で使われる県産米粉は4・2トンに倍増する。一方、小麦粉100%のパンは給食から姿を消す。

  同市は小、中学校合わせて約7400人分の給食を提供している。月4回が米飯以外の日で、このうち2日がめんの日、小麦粉パンと米粉パンが1日ずつある。もちもち感が好評な米粉パンは、市内外の業者が小麦粉と米粉を5対5の割合で混ぜて製造。1個(60グラム)当たり63円80銭で、原料や製粉代などがかさむことから小麦粉パンより単価が20円近く高い。

 米粉パンが月2回になることで、給食費は年間約140万円掛かり増すが、市が負担し、児童、生徒の給食費は変えない。市農林振興課は「農業生産額の7割をコメが占める農業地帯だけに、コメの消費量拡大は大きな課題。めん給食にも米粉入りが導入できるか考えていきたい」と話す。
(2009/04/21 15:16 更新)

695とはずがたり:2009/04/25(土) 12:49:16

剪定果樹枝で発電実証開始 東根・村山の4集落
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1227192268/30

 果樹栽培が盛んな山形県村山地域で、廃棄される余分な果樹の枝を電力源として活用する実証実験が今月、山形県村山、東根両市内で始まる。「地球に優しい果樹王国」を訴え、温暖化対策の推進と産地のイメージアップを図る。

2009年03月03日火曜日

696とはずがたり:2009/04/27(月) 23:50:31
何したんや??

「いまだ解決に至らず」 佐賀牛未検疫問題で知事陳謝
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1246352.article.html

佐賀牛の未検疫輸出問題で、農水省から交付された昨年度の補助金1955万円を返還するための補正予算案を審議する臨時佐賀県議会が27日、開会した。古川康知事は返還を決めた理由を説明した上で「いまだ解決に至らず、あらためて深くおわびする」と謝罪した。

 古川知事は3月末に農水省から補助金全額を「辞退してほしい」という趣旨の指導を受けたことなど経緯を説明。「辞退なら反省の意思を示すことができる」「このまま推移すれば交付決定が取り消され、その場合は加算金も付加される」などを考慮し、自主返還を決めたと述べた。

 農水省から補助金を受けたのは県や農業団体などでつくる県農林水産物等輸出促進協議会だが、県と同協議会は「実質的に一体不可分」と説明。問題を起こした県が、財政調整積立金を取り崩して全額返還する。

 28日は自民、県民ネットワーク、諸会派の代表3人が質問した後、討論、採決を行う。
2009年04月27日更新

697とはずがたり:2009/04/27(月) 23:54:29
>>696
これか。お粗末な話しではある。。

検疫なしで牛肉持ち込み 佐賀県職員、UAEへ
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/230139
2009/03/10 13:54更新

 高級和牛として知られる「佐賀牛」の中東への輸出を進めている佐賀県の担当職員が昨年11月、PRのために訪れたアラブ首長国連邦(UAE)に、日本の家畜伝染病予防法で定められた輸出検疫を受けていない牛肉を持ち込んでいたことが10日、分かった。

 県によると、担当者は農林水産商工本部流通課の職員で、検疫を受けていない佐賀牛の肉15キロを手荷物として同国に持ち込み、昨年11月26日にドバイの日本総領事館で開かれたレセプションで提供した。流通課は「販売を目的とした輸出でなければ必要ないと考えていた」としているが、農林水産省によると、例外はないという。

 この件について、石破茂農相は閣議後の記者会見で「佐賀県に事実関係の報告を求めている。仮に検疫を受けていなければ違反になり、厳正に対処する」と話した。

佐賀県が再調査チーム設置 未検疫「佐賀牛」輸出で
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/242396/
2009/04/13 16:27更新

 佐賀県職員が検疫などを受けずに高級和牛「佐賀牛」の肉をアラブ首長国連邦に持ち込んだ問題で、県は13日、佐賀県弁護士会の松尾弘志弁護士をリーダーとする再調査チームを設置した。

 県は先月、農林水産省に報告書を提出したが「把握の事実と異なる点がある」と再調査を指示された。同省は、再調査で食い違いが解消し、再発防止策を確認するまで輸出を許可しない方針。

記事本文の続き 県によると、チームは松尾弁護士と外部の有識者数人、県職員3人で構成。輸出を担当した県流通課や、県から検疫の相談を受けた農水省動物検疫所関西空港支所などに聞き取りを行う。

 県の石橋正彦総括政策監は「第三者の客観的立場から公正な調査をお願いしている」と話した。

未検疫牛肉のUAE持ち込みで佐賀知事が農水相に謝罪 
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/232240
2009/03/16 18:44更新

 佐賀県職員が未検疫の高級和牛「佐賀牛」の肉をアラブ首長国連邦(UAE)に持ち込んでいた問題で古川康佐賀県知事は16日、農林水産省に石破茂農水相と井出道雄事務次官を訪ね「大変ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」と謝罪した。

記事本文の続き 古川知事は、17日にも一連の経緯に関する報告書を農水省に提出すると説明。農水相は「報告書を見た上で具体的にどうするか考える」と応じたという。

 また、井出次官は「佐賀牛のブランドが定着してきている中で(今回の問題は)残念なこと。(再発防止などに)しっかり対応してほしい」と県に対策を促した。

698とはずがたり:2009/04/27(月) 23:58:14
米粉、飼料米の支援継続 22年度以降も 農水相表明
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/econpolicy/227656
2009/03/03 12:20更新

 石破茂農水相は3日、閣議後の記者会見で、耕作放棄地などを有効利用して米粉や飼料に使うコメづくりを支援する水田フル活用政策について「平成22年度以降も行う」と述べ、政策の導入年度である21年度だけでなく、複数年度にわたり継続する考えを表明した。

 活用政策は、主食用のコメをつくりすぎないようにする生産調整(減反)を補完する意味合いが強く、自民党が推進を強く求めている。農水相はこれまで、生産調整そのものを見直す意向を示していたため、活用政策が22年度以降も継続するかどうかが、焦点となっていた。

 農水相は「水田フル活用が政策として十分かどうかは、いま断言できない。食料自給率の向上や(農家)所得の安定のため、ほかにもとるべき施策があるかもしれない」と述べ、農政の見直し作業については継続する考えを強調した。

699とはずがたり:2009/04/29(水) 21:49:15

家の庭には韮の様な植物が生えている。水仙も生えてるけど明らかに水仙とは違う植物であるから水仙ではないと思うがこわいねぇ。。

スイセンの葉を食べ中毒 兵庫の福祉施設で8人
04/29 14:19
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009042901000344.htm

 兵庫県は29日、同県豊岡市の福祉施設で、ニラと間違って食事に入れられたスイセンの葉を食べた36−60歳の男女計8人が、嘔吐や下痢などの食中毒症状を訴えたと発表した。うち5人が病院で手当てを受けたが症状は軽く、ほぼ回復した。
 スイセンにはリコリンなどといった中毒症状を引き起こす物質が含まれており、県はこれが原因とみている。
 県によると、施設の女性職員(60)が自宅の畑で栽培していたスイセンの葉をニラと勘違いして施設に持ち込み、28日の昼食として卵と一緒に調理し施設利用者らに提供。12人が食べ、8人が間もなく発症した。

リコリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 リコリン

リコリン (lycorine) は、植物に含まれる有毒成分として知られるアルカロイドの一種である。

ヒガンバナ科の植物(ヒガンバナ、スイセンなど)に含まれるアルカロイドである、ノルベラジンアルカロイドの範疇にある。催吐作用があり、多量に摂取すると死亡する。ただ、ヒトに対する致死量は10gと、アルカロイドの中では比較的毒性は強くない。 ヒガンバナ中のリコリンの濃度は、生の鱗茎中に 0.5 mg/g、生葉中に 0.3 mg/g[1]で、キク科植物に対するアレロパシー作用の主成分となっている。

熱に対しては安定しているが、水溶性が高く、ヒガンバナのアレロケミカルとして認識されつつある。このため古くはヒガンバナを飢饉に際して食するときに、数日間流水にさらすことで食用にしていた。また、ヒガンバナから加工される生薬「石蒜(セキサン)」の薬効は、この物質に由来する。

南アフリカなどの乾燥地帯に居住するサン人などは、現地に生えているヒガンバナ科の植物に含まれるリコリンを、矢毒として利用する。


スイセン属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

特徴
葉がニラととてもよく似ており、ニラと間違えて食べ中毒症状を起こすという事件が時々報告・報道される。ニラとの大きな違いは次の通りである。
葉からの臭いが無い(ニラは葉からニラ独特の強い臭いを放つ)。
鱗茎(球根)がある(ニラは髭(ひげ)根で鱗茎は無い)。

中毒は初期に強い嘔吐があり摂取物の大半が吐き出されるため症状が重篤に到ることは稀であるが、鱗茎を浅葱と間違えて食べ死亡した例がある。

700とはずがたり:2009/04/30(木) 11:00:47

米の転作面積、90年以降で最大に 09年産、大潟村まとめ
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090429f

 過剰作付けによる米価下落を防ぐために行われている生産調整で、大潟村の2009産米の転作面積が、1990年以降で最大の1358ヘクタールになる見通しであることが28日、村のまとめで分かった。09年度から、めんやパンに使用される米粉用米など新規需要米作付け農家への国の交付金が手厚くなったことが、主な要因とみられる。

 村によると、4月23日現在の農家は523戸。09年産で生産調整に取り組む農家は259戸で、08年産より11戸の増加。転作面積は同年実績(1266ヘクタール)よりも91ヘクタール増え、ここ20年間で最も面積が少なかった94年(248ヘクタール)の約5倍となる見込み。

 転作作物別では大豆が600ヘクタールと最多で、みそや酒などに使われる加工用米の391ヘクタールが続く。いずれも昨年より64ヘクタール、29ヘクタールの減。09年産から村で初めて作付けされる米粉用米は、214ヘクタールに上る見込み。
(2009/04/29 11:58 更新)

701千葉9区:2009/05/05(火) 10:28:35
http://www.asahi.com/politics/update/0502/OSK200905020001.html
田植えはGW後でないと品質落ちる 福井知事が職員訓示
2009年5月5日4時39分

 田植えはゴールデンウイークを避け、5月半ばに有給休暇で――。福井県が実家の農業を手伝う職員にこう呼びかけている。兼業農家率が9割と高く、例年、大型連休に田植えが集中する。だが、それだと穂が出る時期が近年の猛暑と重なり、品質が落ちて福井米のブランド力に傷がつくからだ。

 西川一誠知事は3月、対象の職員400人を集め、「農業の未来が明るくなるよう地域、家庭で実行を」と訓示した。知事部局の8分の1を占める人数だ。

 コメは県の農業産出額の7割を占めるが、日本穀物検定協会による福井産コシヒカリの07年の食味評価は5段階評価で真ん中の「A′」。同年の1俵あたりの価格は1万4053円。近隣の新潟、富山、石川を下回る。

 黄金週間に田植えをすると穂が出るのは7月下旬ごろ。県によると、最近5年間のこの直後10日間ほどの成長期の平均気温は平年より1、2度高い。この時期に高温が続くと、粒が割れる胴割米となったり、乳白色に濁り食味が落ちたりする被害が出やすい。出穂期が8月初旬ごろなら、成長期の平均気温は1度ほど下がるという。

 福井県では来年度、全農地の6割で遅植えの実施を目指す。ある県職員(46)は「週休2日や育児休暇のように行政が主導し、企業に呼びかけて広げるしかない」と話す。しかし、別の職員は「地域で助け合っている生産組合加盟の農家の場合、皆が休める5月の連休から、1人だけずらすのは難しいだろう」と不安顔だ。

 福井県水田農業経営課は「県が田植え休暇を職員に奨励するのは全国でも珍しい。率先して5月半ば植えに取り組んでもらい、地域のモデルとなってほしい」と話している。(田中章博)

702とはずがたり:2009/05/05(火) 12:17:15
>>701
興味深い。
有給取りやすい環境整えて誘導するしかないでしょうな。只の訓辞だけでは動かすことは出来ないでしょう。

更に地域の企業にも取り組みを拡げていかないと駄目でしょうね。

703とはずがたり:2009/05/05(火) 12:41:10
〜農作物〜
・紫蘇…零れた種から続々発芽中。去年生えてた所は全く生えずその隣に生えているのは種の零れ方が連作障碍を防ぐ様に出来ているからかも。
・文旦…鉢植えしているのは元気で大部葉も増えた。地植えしている奴もなんとか元気。一部は無くなって仕舞っている。。
・小松菜/芥子菜/青梗菜/壬生菜…花が終わりかけ種を付け始めている。芥子菜は2m位の高さに。
・黄花蘿蔔…ルッコラ。ひ弱に花が咲いている。和名どーしても変やろ。白花蘿蔔
・サラダ菜…食べ頃
・葱…花を付け出している。もう硬いし不味そうだ。。
・三つ葉…立派に育って花が咲いている。もう硬くて旬は過ぎている。
・茗荷…出て来始めてる。
・人参…5,6本大きく成育中。但し根が太って来ているかは不明と云うか見通し暗し
・芹…掛川から持参。根付いている。楽しみ。
・辣韮…大部食べた(女房が)。元気である。
・薄荷…アップルミント。自動増殖中。
・苺…実がつき始めている。

〜番外〜
・茉莉…花が咲き始めている。
・ストック…そろそろ花も終わりか?
・百合…生えてきている。

704とはずがたり:2009/05/06(水) 16:38:15

野菜工場、旬なんです 不況を逆手、遊休施設を転用
http://www.asahi.com/food/news/TKY200905020155.html
2009年5月3日

 企業が工場などの施設内で野菜を効率的に育てる「野菜工場」が、3度目のブームを迎えている。消費者の「食の安全」に対する関心が高まる一方、不況で操業を停止した遊休設備を有効活用できる利点があるからだ。新規参入を支援するビジネスも熱を帯びつつある。

 埼玉県秩父市の県営工場団地。半導体部品メーカーの倉庫の一室で2月、無農薬のレタス栽培が始まった。長さ17メートルの3段の棚には青々としたレタスが並ぶ。太陽の代わりに蛍光灯、土の代役に栄養分をバランス良く含んだ溶液を使って、年45トンを生産する。

 野菜工場を運営するのはキユーピーの元社員らが昨年9月に設立した「野菜工房」。周藤一之副社長は「室内で管理して育てたレタスは細菌が少なく、3週間は日持ちする」。4月初めから出荷している地元スーパーへの卸売価格は露地栽培の1.3〜3倍だが、売れ行きは好調だ。

 野菜工場は温度や湿度、二酸化炭素排出量などを徹底管理し、1年を通じて野菜を栽培する。蛍光灯などを使って地下でも栽培できる完全制御型(国内約30カ所)や、ガラスの温室を利用した太陽光利用型(同約20カ所)がある。

 野菜工場はもともと80年代に、大手スーパーなどが人工の光で野菜をつくれるかどうかを研究するために始まった。第2次ブームの90年代後半には水耕栽培技術の向上で参入企業も増えた。ただ、工場設置費用の負担は重く、野菜の販路確保も難しいため、なかなか定着しなかった。

 転機は、昨年の中国製冷凍ギョーザによる中毒事件。野菜でも、高い品質管理をうたう国産を選ぶ傾向が強まったのだ。狭い空間で栽培できることから、不況で閉鎖した工場を活用したいという機運も追い風になっている。

 とはいえ、独自のノウハウが必要なため、新規参入組を支援する関連ビジネスが急速に広がっていることも第3次ブームの特徴だ。

 三菱樹脂は民事再生手続き中の農業資材専門商社の水耕栽培事業を近く買収し、11年から、野菜工場の運営に必要なノウハウや設備をまとめて販売する事業に乗り出す。

 先行組も収益拡大の好機とみる。90年代から野菜工場の設置を始めた大成建設は野菜栽培ベンチャーと連携。工場設置から販路まで総合的に支援する事業を始めた。遊休設備の活用を狙う精密機械や電子部品会社などから約70件の引き合いがあるという。

 三菱総合研究所は今月末、野菜工場の関連ビジネスに参入を目指す企業の研究会を発足させる。酒井淳子研究員は「野菜工場は初期投資がかさむため、短期間では収益を上げにくい。だが、中長期的に利益を生みだす事業と位置づければ、国内に定着する可能性は十分ある」とみている。(寺西和男)

705とはずがたり:2009/05/06(水) 16:39:30
>>703
玉葱…庭の隅にてはけーん。去年は植えてたが今年は植えてた心算はなかったんんだけど(;´Д`) 玉が土の外で出来てた。

706とはずがたり:2009/05/06(水) 17:16:48
春の七草のすずしろ(蘿蔔)が大根のことで吃驚。あんまり青々したものが有毒で二度吃驚。
個人的には大根菜飯が大好物である。

「蘿蔔」 さて何と読むのでしょうか?
http://eco.goo.ne.jp/food/slowfood/dentosyoku/shoku23.html

 日本で一番多く栽培されている冬野菜の王様は? そうです「大根」です。日本人は古来、この大根を「蘿蔔(すずしろ)」と呼び、神聖な存在として今日まで食べ続けてきました。一説によると、神社などの「しめ縄」はこの大根の姿を模しているとも言われているそうです。春の七草にも登場するこのすずしろ、日本の在来種かと思うと実は原産は中央アジアとか地中海沿岸なんです。日本には、弥生のころ中国を経由して伝わったと言われています。大根は世界中で栽培され、その地域の土の性質によって根っこが様々な形に進化してきた面白い野菜です。太さや丸さ、長さなど見た目でも楽しませてくれます。例えば、桜島大根、この大根は世界で一番大きな大根として有名です。また大阪あたりから生まれた守口大根は太さこそ2〜3センチですが、長さは2〜3メートルと長さ部門では堂々第1位。それぞれの地域の「おらが大根」はその特徴をいかして色々な地方色豊かな食べ物になっているのですね。
(中略)

濃い緑って危ないの?

 葉っぱが多いからといって喜んではいけないのです。葉っぱが長いのは化学にしろ有機にしろ、肥料のやりすぎが起因しています。そういう葉っぱは緑が濃く、さも元気そうに見えるのですが、この緑の濃いのも曲者です。この濃い緑の正体は「硝酸態窒素」といって摂りすぎると体内で発ガン物質になる恐ろしいものなのです。葉緑素の色ではないんですね。皆さんにはなるべく緑の淡いものを選んで欲しいと思います。もちろん大根葉だけの話ではりません。ほうれん草も小松菜も特に葉っぱを食べる野菜は気をつけてください。私たちナチュラル・ハーモニーは、20年来「本来の野菜」を追ってきましたが、バランスのとれた生命力あふれる野菜を作るには肥料がかえって邪魔になることを突き止めました。 私たちは「自然栽培」と呼んでいますが、肥料を入れずに大根などを育てますと、上下のバランスのとれた、そして緑の淡い葉っぱの大根が育ちます。一見肥料を入れないと、何か貧弱なものしか採れないんじゃないかと思われがちですが、どっこい素晴らしい野菜ができるんです。詳しくは、http://www.naturalharmony.co.jp/trust/ を参考にしてください。 どうしてもそういう野菜しか手に入りにくかったら、しっかりと湯掻いてその成分を流出させることがおすすめです。50%くらいはカットできるでしょう。間違っても湯掻いたあとのお湯は使わないようにしてください。

707とはずがたり:2009/05/06(水) 17:25:57
>>703
苺…食してみた。甘酸っぱいと云うより殆ど酸っぱいが美味。蛞蝓と間接キスしてそうだけどそれでも美味。

708とはずがたり:2009/05/09(土) 14:51:11
Kyoto Shimbun 2009年5月9日(土)
丹波で農業しませんか?
府など 参入企業を支援
http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2009050900071&genre=B1&area=K40

 京都府南丹広域振興局と日本政策金融公庫などは、丹波2市1町で農業分野への参入を目指す企業を対象に開講する「南丹アグリベンチャースクール」の受講者を募っている。企業による農業経営は、耕作放棄地の解消や新たな雇用創出につながるとして注目を集めている。スクールは、農業の基礎を紹介して異業種から農業参入を目指す企業を支援するのが狙い。

 ■12日から12月まで連続講座

 開講内容は、農産物流通の仕組みなどを紹介する「経営技術講座」(7−12月までに3回)、栽培技術や病害虫対策などを解説する「生産技術講座」(5月12日−12月までに6回)、府の農業研究機関を見学する「特別講座」(10月予定)。参加無料だが、全講座の受講が必要。
 定員は10人。先着順。所属企業や農業経験年数、連絡先を記入し、11日までに府南丹広域振興局農林商工部へファクス0771(21)0118で申し込む。問い合わせは同部TEL0771(22)0371。

709とはずがたり:2009/05/17(日) 12:33:58

飼料の自給率向上は俺の課題でもあるし興味深い。

耕作放棄地対策で牛放牧 瑞浪の畜産農家
2009年05月16日09:21
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20090516/200905160921_7883.shtml

 瑞浪市日吉町の水田だった耕作放棄地で15日、繁殖雌牛の放牧が始まった。牛は広々とした牧草地を動きまわり、牧草を食べていた。

 耕作放棄地対策として国が進める耕畜連携水田活用対策事業の一環で、市内の畜産農家6人でつくる市牛放牧勉強会(伊藤克美会長)などが実施。担い手不足から増え続ける耕作放棄地の解消と農地の保全、牛の飼料自給率の向上が狙いで、今年で5年目となる。

 地元の住民が牧草の種をまいて作付けした約1万5000平方メートルの耕作放棄地に、畜産農家と市の職員らが妊娠中の雌牛6頭を放牧。近く、牧草より栄養価が高い飼料米モミロマンの苗を植え、米が実ったら直接牛に食べさせるという。

 放牧は11月末までの予定で、本年度は市内2地区で、合わせて6万平方メートルに約20頭を放牧する。

710とはずがたり:2009/05/20(水) 12:52:00
米粉まだ割高感? 販売店と購入店で希望価格に開き
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090520t12039.htm

 農産物直売所や米穀店は米粉を1キロ当たり約500円で売りたいが、菓子・パン店は330円前後で買いたい―。食材として注目されている米粉の価格をめぐり、流通段階で業者の希望価格に開きがあることが、宮城県気仙沼市米消費拡大推進協議会の調査で分かった。米粉の割高感が根底にあるとみられ、消費者らの理解を得るPRの必要性が浮き彫りになった。

 調査は昨年夏、市内の産直施設、菓子店、パン店、コメ取扱店など計63事業所を対象に実施。32事業所から回答を得た。

 米粉1キロ当たりの希望販売額は産直施設が平均500円、コメ取扱店は472円と回答。一方、製品の原料として米粉を利用する店の購入希望価格は平均で328円だった。

 米粉はパンや菓子などに利用され、もちもちとした食感が特徴。学校給食などでも使用されている。調査では46.7%の店が米粉を使った商品を販売、40.6%が米粉商品を導入する予定があると答えた。米粉の研修会に参加したいという回答も半数の業者から寄せられるなど関心は高い。

 半面、輸入小麦を使った小麦粉に比べると割高で、商品が高コストになってしまう。「製粉コストが高く、製品化、商品化には技術の進歩、向上が必要だ」と指摘する声もあった。

 協議会事務局は「新たな穀物として米粉を見てほしい」と強調し、米粉を使った料理教室の開催などを通じて理解を図っていくとしている。

◎もっと消費拡大を 来月、県が協議会設立

 水田の有効活用と食料自給率の向上を目指し、県は本年度、小麦粉の代用となる米粉の生産と消費拡大に本格的に乗り出す。米粉用米は昨年度から生産調整(減反)の助成対象になったが、需要先を確保しないと交付金をもらえない。県は6月に協議会を設立して生産者と米粉を利用する業者のマッチングを図る。

 国は2008年度、大豆や小麦と並ぶ水田等有効活用促進交付金の助成対象作物に米粉と飼料用米を加えた。助成金を受けるためには、需要先を事前に確保することが条件となっている。

 県農産園芸環境課によると、08年に米粉用米を生産した水田は2ヘクタール。11年までに200ヘクタールの作付けを目指す。09年の目標は50ヘクタールだが、作付け前の調査で20ヘクタールにとどまっている。需要先の開拓が進まないことなどが理由とみられる。

 生産拡大にはパン、菓子、めん類など業者の需要拡大が欠かせない。このため県は協議会を設立し、県農協中央会、全農みやぎなどの生産者、食品製造販売業者らを招いた名刺交換会や米粉製品展示会を開く。

 製粉コストが高いのも課題で、米粉単価は小麦粉に比べ1.5倍から2.5倍。米粉用米そのものの流通価格は、主食用米の半値以下にとどまる。県は、消費拡大により小麦粉との単価差を縮減できるとみている。米粉用米の生産技術の普及でコスト低減や単位収量の向上を図る考え。

 県農産園芸環境課は「生産者と需要家のマッチングを進め米粉の需要拡大を図り、県内産米粉を県内で消費できる環境をつくりたい」と話す。

 協議会は6月11日午後1時半から、県庁で開かれる。参加希望の生産者や食品メーカーの法人、個人を22日まで募集している。
 連絡先は県農産園芸環境課022(211)2842。

2009年05月20日水曜日

711とはずがたり:2009/05/21(木) 11:13:48
自民党の土建ばらまき農政は農家を潤す能力が無くなったと云う根本には目をつむったか解ってないのか無能なサンケイらしい記事だ。自民の政策の宣伝だけして民主の政策は批判しかしてない。民主の政策も土木費とか減らして所得補償に回さなければ財政赤字の放置・拡大になってしまう。

> 佐伯徳明理事も、民主党の所得補償制度に「穴の開いたバケツに水を入れるようなもの」と冷ややかだ。
> 「30アールの小規模なら30アール分しか補填されない。それでは生活はできない」
だからこそ残りはてめえらで工夫してやっとれと云う訳で,工夫してやっとる連中がこんな「上が所得を恵んでよこせ」と云うような盗人猛々しい姿勢であるとは残念だ。

【選挙 ウワサの真相】民主党農政が「猫の目」を加速させた…らしい
2009.5.3 22:11
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090503/stt0905032217005-n1.htm

 民主党がマニフェスト(政権公約)に掲げる農業者の戸別所得補償制度。農家の心をがっちりつかみ、平成19年の参院選を民主大勝に導いた。「農家が真に求めている農政を」。民主はそう言うが、どうやら、戦後、自民党が続けてきた「猫の目農政」を加速させてしまったようで…。
  □  ■  □
 「名前の付け方だけは素晴らしかった。この付け方には恐れ入った」
 戸別所得補償のネーミングを絶賛するのは、意外にも自民党農水族の代表格、党政調副会長の西川公也だ。農家の所得を補う−。農家の求めるところをしっかりくすぐる名前は、誰のアイデアだろうか。
 「当初は、戸別直接支払い、という名前だったんですよ」。民主党「次の内閣(NC)」の前農水担当、山田正彦はそう明かす。
 だが「こちらの方が分かりやすいから」と、党代表の小沢一郎が「所得補償」と命名したという。
 この名前にはいくつもの意味が込められている。
 「国にはこれだけ農業予算があるのに、農家に『目に見える金』が流れていない。民主党案は市町村を通じて直接、農家に支払う制度だから分かりやすい」
 山田は胸を張る。
 米や麦、大豆や飼料作物で、販売価格が生産費を下回った農産物を対象に、販売価格と生産費の全国平均の差額を補填(ほてん)する。そういう制度だ。
 現在の党NC農水担当、筒井信隆は「農業は空気、水、土壌の維持保全という多面的機能を果たしている。その一部を対価として支払う。それが日本の農業再生だ」というが、西川は反論する。
 「所得補償ではなく生産費補償だ。生産費しか埋めないから、農家の所得はゼロ。わずかな農業予算から、1兆円も補償するのは利口ではない。稚拙な程度の低い話だ」
 西川は対抗策を出した。
 農業対策に約1兆円の補正予算。経済危機対策として国会で審議中だ。
 日本農業の危機が叫ばれた旧関税貿易一般協定(GATT)の「ウルグアイ・ラウンド対策費より上積みした」(西川)。農家の反応も違う…。口だけの民主党と実行の自民党の違いだ…。次期衆院選は票が出ますよ…。そんな声も出る。
 筒井は再反論した。
 「補正予算案は単年度限り。民主党に対抗できると思っているかもしれないが、金額は一緒でも農業の再生にはつながらない」

712とはずがたり:2009/05/21(木) 11:14:05
>>711-712
  □  ■  □
 島根県東部の出雲平野。「あかつきファーム今在家(いまざいけ)」(斐川町)は組合員83人、農地約75ヘクタール、県内でも大規模な法人だ。
 過疎化や高齢化対応で法人化を図った「特定農業法人」は島根県内に88法人。広島県に次いで全国2番目の多さを誇る。
 米作中心だが果樹、園芸栽培にも力を入れる。「国から補助をもらって法人として黒字になっている」。嘉藤(かとう)進組合長は説明する。
 その嘉藤に与野党の攻防はこう映る。
 「選挙のときだけ都合のいい施策が出てきて、またコロコロ変わってしまう」
 もう1人聞いた。
 同県奥出雲町の「三森原(みもりばら)」は中山間地域の17戸で組織。農薬、化学肥料を減らした特別栽培米で差別化を図り、周辺5法人と協力し昨年は約400トンを直接販売した。
 佐伯徳明理事も、民主党の所得補償制度に「穴の開いたバケツに水を入れるようなもの」と冷ややかだ。
 「30アールの小規模なら30アール分しか補填されない。それでは生活はできない」
 2人に共通なのは「国は、農家が展望を持てる農業の長期計画を示さないといけない。これまでの“猫の目農政”では農業は続けられない」という言葉だ。
 確かに、民主党の新農政は、農業政策が自民、民主両党の対立軸になり得るという「新境地」を開いた。
 だがそれは同時に「猫の目農政」と「バラマキ農政」という、これまでの自民党農政を加速させてしまっている。
 「農家が求めているのは、現金収入の増加だ」
 分かりやすさを追い求めた結果、行き着いたシンプルな結論。これが、日本の農政を再びゆがめてしまうのかもしれない。
=敬称略
 (藤谷茂樹、小島優、金子聡)

■データボックス
 政府・与党が経済危機対策として提出、現在、国会で審議中の平成21年度補正予算案のうち、農業関連予算は1兆302億円に上る。目玉は、担い手への農地集積や米の生産調整(減反)への現金支給による追加支援だ。農地集積では、最長5年間にわたって農地を貸し出した小規模・高齢農家に10アール当たり、年1万5000円の助成金を支払う。減反対策は、転作で新たに米粉用、飼料用米を生産する場合の奨励金を10アール当たり2万5000円上積み。麦・大豆への転作でも、既存の交付金に同1万5000円を積み増す。

713とはずがたり:2009/05/22(金) 18:28:36
新品種「ゆめおばこ」田植え こまち偏重是正に期待
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090522f

 県農業試験場が育成した水稲の新品種「ゆめおばこ」の採種用苗の田植えが21日、大仙市協和の農業生産法人「たねっこ」(工藤修代表理事、132戸)の採種圃で行われた。

 ゆめおばこは全県的に普及を図る県の奨励品種。来年からは採種圃で採れた種籾(もみ)を使って一般農家が栽培を始める。あきたこまち偏重を是正して外食業者にも売れる米作りを目指す上で関係者の期待が集まっている。

 ゆめおばこは、同試験場が1995年に「岩南8号」を母、「秋田58号」を父として交配し、12年かけて育成した。大粒で柔らかく、あきたこまちに比べ耐冷性が強く、収量が多いのが特長。外食産業では大粒の米を求める傾向にあり、業務用の需要にも対応できる品種として同試験場は昨年、秋田市雄和の圃場で原種生産を進めていた。

 この日は、たねっこが管理する採種圃10ヘクタールに、草丈15センチほどに育った苗を植えた。今年のゆめおばこの採種圃は、たねっこの圃場にしか設けられておらず、工藤代表は「失敗は許されない」と気を引き締めていた。
(2009/05/22 10:53 更新)

714とはずがたり:2009/05/23(土) 22:37:44

水省指摘「コシヒカリのまがい物」、実は日系企業商品
http://www.asahi.com/business/update/0522/TKY200905220357.html
2009年5月23日16時15分

 農林水産省が「コシヒカリのまがい物」と指摘していた中国のコメが、実は日系企業の商品だったことがわかった。日本の農水産物の品種名が中国などで商標登録されていることを問題視している同省は6月19日、海外での商標の出願状況などを監視する組織を立ち上げることにしているが、この問題への対応の難しさが早くも浮上した。

 農水省は3月に公表した調査報告書で「日本米の有名ブランドにただ乗りしている疑いがある」として、北京のスーパーで売られていた「越光 こしひかり」と表示されたコメを写真入りで載せた。ところが、改めて調べた結果、この商品を売っていたのは豊田通商などの日系企業が河北省・廊坊市に設立した会社「廊坊豊福糧食加工有限公司」だった。

 豊田通商によると、コメは中国で採れたコシヒカリだという。農水省は「会社名を見て中国の会社と勘違いした」としつつ、「日本のブランドに便乗した商品がはびこると日本のブランドイメージに響くので、何らかの対策を検討したい」と説明している。

715とはずがたり:2009/05/26(火) 00:31:38

「減反全廃で米価も(政府の補填があっても)農家収入も半分」として民主党の所得補償が入るとどんなもんになるのかな?米価が半分になったときどの程度需要が増えるかが鍵だが其処はどうやって計算しているのか?

減反全廃で米価も農家収入も半分 農水省試算を議論
2009.4.22 19:50
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090422/biz0904221952011-n1.htm

 政府の農政改革特命チームは22日、コメの生産調整(減反)制度の見直しの度合いに応じた米価と農家の手取り価格などを示した農林水産省の試算をもとに議論した。試算では、生産調整を廃止したときの米価は強化したときの半分になると出た。ただ、廃止すると政府による補填(ほてん)があっても農家への手取りは半分近くに減るという結果になった。

 試算は、平成20年産の主食用米作付面積(約160万ヘクタール。1俵当たりの米価1万5075円、手取り価格1万4078円)をベースに、生産調整強化(10万ヘクタール減)から生産調整廃止(60万ヘクタール)−までの5段階に分けて示された。

 10年後でみると、強化した場合の米価は1万8365円で、手取り価格は1万5493円。現状維持での米価は1万4632円、手取り価格は1万2691円になる。逆に廃止すると米価は9721円、手取り価格は8506円と出た。

716とはずがたり:2009/05/26(火) 18:55:38

田植えと祭りで婚活 大和の商店主、農協が企画
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/05/20090526t15001.htm

 華やかな花嫁道中で知られる宮城県大和町吉岡の「島田飴(あめ)まつり」と、黒川郡のあさひな農協が企画する「結婚活動(婚活)」イベントを結び付ける計画が持ち上がっている。婚活イベントで水稲「こいむすび」を植えて育て、12月の飴まつりで奉納する。男女の縁がテーマの2つの催しをつなげ、地域活性化するのが目的で、農協は婚活イベントに参加する独身の男女を募っている。

 婚活イベントは31日に行われる。参加者が大和町内の田んぼに、こいむすびの苗を植えて交流を深める。こいむすびは県古川農業試験場が開発した品種で、「名前の縁起がいい」と、植える対象に選んだ。

 秋に収穫し、島田飴まつりの舞台の吉岡八幡神社に奉納する。こいむすびのおむすび販売も検討している。

 飴まつりを主催する実行委員会の若手商店主と、農協青年部のメンバーが2つの行事のコラボレーションを通じ、地域を活性化させようと企画した。

 飴まつりは花嫁道中が町内の商店街を練り歩き、あめを吉岡八幡神社に納めて縁結びを祈る。実行委員会の児玉雅充委員長は「飴まつりの厳かな雰囲気を守り、男女の縁を取り持つ演出や物語を考えたい」と思案する。

 農協青年部の鈴木仁也委員長も「若い商店経営者と農家が交わる活動になる。地域を担う若者が育つきっかけにしたい」と語る。

 婚活イベントでは、田植えのほか、ピンク色の稲穂が実る観賞用米「西海観246号」の栽培、米粉ケーキ作りなど年4回の農作業体験を企画している。

 婚活イベントの参加希望者は事前に申し込む。連絡先はあさひな農協青年部022(345)2985。

2009年05月26日火曜日

717とはずがたり:2009/06/04(木) 00:31:51

耕作放棄:農地の行方/上 荒れる国営開拓地 税金投入で息つなぐ /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090504ddlk03040004000c.html

 一関市の滝沢から花泉町金沢にかけての丘陵地帯で今年3月、生い茂った雑木やカヤ、ササを引き抜く作業が繰り返された。重機で根こそぎにし、整地していく。片隅に積み上げた枝や根の山は人の背丈を超えた。元々10年以上放置されていたブドウ畑だった。水田や果樹園、牧草地が整然と並ぶ一画で、更地の地肌が目を引く。

 一帯の農地は1987年まで、国営須川開拓事業として27年の歳月と約118億円の税金を投じて造営された。経営難や後継者不足などから目立つようになった耕作放棄地の解消を図り、市は国の補助事業を用い、元ブドウ畑など3カ所計7ヘクタールを約1400万円かけて更地にした。

 「土地を借りた人が片付けたと思っていた。税金がもったいない」。近くで農業を営む女性(76)は杖(つえ)をつき曲げた腰を伸ばし、目を広げて驚いた。

 農林水産省は08年度、初めて耕作放棄地の全国調査を実施した。県内の放棄地は6952ヘクタール。矢巾町の全面積に匹敵する広さだ。須川は23・6ヘクタールだった。

 須川土地改良区によると、国営開拓の恩恵として現在も北上川から水を揚げ、約460戸の農地626・4ヘクタールを潤す。一区画平均で水田は20〜30アール程度。畑なら1ヘクタールを超える場所もあり、営農には好条件に見える。

 だが、実態は異なった。50年ほど前に入植した女性は「米が作れる。楽になると思った」と振り返る。減反政策のため所有地をすべて水田にする計画はかなわず、一部はブドウ畑になった。乾燥地に適したブドウを粘土質の須川で栽培するのは難しい。息子2人と娘は農業を継がず、ブドウ畑は昨年、手入れが楽な牧草地に替えた。

 統計の上では、須川の耕作放棄地は00年の約60ヘクタールからほぼ半減したが、そのまま作付面積が広がったわけではない。水田の草刈りさえすれば、「耕作意欲あり」とみなされ、放棄地扱いされない。しかも国から「中山間地域等直接支払い交付金」が入る。地区の330戸でつくる営農組合は9年前からこの交付金を年間約9500万円受け取る。水田農家の男性(43)は「そこまでしないと水利代も払えない」と語る。

 今回の調査で、原野化し復元不可能な農地は「赤」に区分された。一関市が更地化した3カ所には、樹木が茂り中を見通せない「赤」寸前の所もあった。調査を担当した農政課の猪股晃課長補佐は「国営で造営した所を『赤』にはできなかった」と打ち明ける。

 「農を拓き 郷を潤す」。当時の農相、故加藤六月氏が揮毫(きごう)した開拓事業の完成記念碑が立つ。周りには、牧草地化を待つ更地が広がっていた。

   ◇  ◇

 耕作放棄に歯止めがかからず、農家や関係者に無力感が漂う。公費投入で息をつなぐ農村、放棄地を再生しようと取り組む生産者の姿から農地の行方を探った。【山口圭一】

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 ■ことば
 ◇耕作放棄地全体調査

 耕作放棄地の実態把握が目的。農林業センサスなど従来の農林水産省の調査が農家の自主申告だったのに対し、市町村や農業委員会の現地調査に基づいた。一方、調査手法は各市町村で異なるため、精度を疑問視する自治体担当者もいる。

毎日新聞 2009年5月4日 地方版

718とはずがたり:2009/06/04(木) 00:32:03

耕作放棄:農地の行方/中 「耕す所に補助がない」 ちぐはぐ制度憤り /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090505ddlk03040019000c.html

 岩手町久保のキャベツ農家、三浦正美さん(53)の自宅から車で約30分、広域農道や県道を約25キロ走り、八幡平市古屋敷にあるキャベツ畑の予定地に着いた。標高480メートル。まだ雪が残る七時雨山のふもとだ。5月中旬の作付けに間に合わせるため、連休中にもかかわらず、整地や肥料散布のトラクター、ブルドーザーがせわしなく動き回っていた。

 3年近く使われていなかった牧草地5ヘクタールを牧野組合から借り受けた。近くに借りた別の牧草地10ヘクタールと合わせ、一気に規模を拡大する。県の農業改良普及センターの紹介で決まった。08年度、計60ヘクタールを耕し1億5000万円を売り上げた三浦さんは「来年には企業化したい。条件さえ合えば耕作面積を増やしたい」と意気込む。

 昨秋から整地に取りかかり、重機の燃料や肥料代などに要する初期投資は10アールあたり4万〜5万円になるという。

 耕作放棄地の解消を目指す国は、補助金をはじめ、さまざまな支援策を用意する。だが、三浦さんはすべて自前で整備せざるを得ない。この元牧草地は地目が雑種地のため、「農地」が対象になる国の制度では支援を受けられないという。この土地を紹介した農業改良普及センターに相談しても、結果は同じだった。

 一方、国の中山間地域等直接支払い制度では、農家や生産組織が協定を結び、最低でも草刈りや水路掃除など作付けできる状態を維持すれば交付金が支払われる。「生産条件が不利な中山間地の農地を維持する制度」(農水省)だが、交付金を受け取る一関市の男性(43)は「役所が現地確認する姿を見たことがない。形だけだ」と指摘する。

 三浦さんは、農業委員会に申請し農地として認めてもらうことも検討したが、見送った。地目を農地へ変更するには、土地を所有する牧野組合の合意を取り付け、農業委員会で審査を受ける必要がある。キャベツを作付ける今月中に手続きを終えるのは難しかったという。

 「耕さない所を補助し、耕す所を補助しない国の制度はおかしい」と憤る。【山口圭一】

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 ■ことば
 ◇農業委員会

 所有者が勝手に農地を売買したり、地目を変更したりするのを防ぐため、農地法などで農地を貸借・売買する際は農業委員会の承諾が必要だと定められている。市町村ごとに設置され、10アール以上の農地を耕作する生産者から互選される選挙委員と、有識者の選任委員で構成される。

 遊休農地の所有者に指導、勧告する権限を持つが、適用例が少なく耕作放棄を黙認しているという批判もある。

毎日新聞 2009年5月5日 地方版

719とはずがたり:2009/06/04(木) 00:32:26

耕作放棄:農地の行方/下 狭小地で高付加価値 雑穀をネット販売 /岩手
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20090506ddlk03040003000c.html

 耕作者の平均年齢は70歳代後半。「老人パワー」が川井村の雑穀を全国ブランドに押し上げた。

 小国地区には、北上山地の斜面を切り開いた畑が点在する。2日、佐々木力雄さん(84)と妻ミトリさん(78)が座り込み、草取りに精を出していた。畑は小石だらけで表土は乾いている。10年ほど前までは葉タバコを栽培していたが、近年は専ら雑穀だ。今年はキビと小豆を10アールずつ育てるという。力雄さんは「稼ぐな(働くな)、ただ居ろというのは良くねえ」と笑顔を見せた。

 夫妻が育てた雑穀は嵯峨均さん(61)がすべて買い取っている。嵯峨さんは東京都出身。バイオテクノロジーの研究開発に携わっていたが、93年に川井村へ移住した。98年に「かわい雑穀産直生産組合」をつくり、本格的にインターネットで販売し始めた。

 米と一緒に炊ける手軽さや食味にこだわった独自の雑穀ブレンドが人気を集め、顧客は現在、全国に約3000人。昨年度は2100万円を売り上げ、小規模農家でも付加価値が高い商品を開発すれば、経営が成り立つことを示した。

 組合員は嵯峨さんを含め30戸。70、80歳代が中心で嵯峨さんが最年少だ。耕作面積は全戸合わせても3ヘクタール程度。組合員がそれぞれの体力に合う広さだけ耕し、不足分は県内から仕入れている。

 ブレンド雑穀を商品化した96年当時、買い入れ先は村内の5、6戸、面積も計1ヘクタールに満たなかった。その後、納入時に全額を現金で支払う、収穫時に脱穀機を貸し出すなど高齢者に配慮し、組合員を増やした。

 組合員の多くは「農協に納める商品を作れない人」(嵯峨さん)。大きさや農薬を施す時期など農協の規格に合わせる余力はなくても、無農薬で昔ながらの栽培法で作る雑穀なら高齢者も参加できる。農林水産省の3月末現在の調査で農地39ヘクタールで耕作が放棄された川井村。雑穀の取り組みは数少ない耕作放棄の歯止めになっている。

 小国地区の2本の沢に挟まれた尾根に築いた畑でアワやキビを一人で栽培する豊坂登志子さん(77)は4月、鍬(くわ)だけで5アールを耕した。「どんな気候でも必ず収穫を上げる雑穀名人」だ。「大規模農家だけでなく、こうした農家も都市の食を支えているんです」。嵯峨さんは誇らしげに語る。【山口圭一】

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 ■ことば
 ◇県内農家の規模

 農林業センサス(05年2月1日現在)によると、県内の農家数は8万6028戸で全国8位。うち耕地面積が30アール以上か、農産物販売高が年間50万円以上のどちらかを満たす販売農家は6万7330戸で、残りが自給的農家。販売農家の4割近くは年間販売高が50万円未満だ。販売高3000万円以上は562戸のみで、10ヘクタール以上耕す販売農家も890戸だけしかない。いずれも葛巻町が55戸と71戸で県内最多。

毎日新聞 2009年5月6日 地方版

720とはずがたり:2009/06/04(木) 00:32:38

耕作放棄地:解消へ、再生作業進む−−宇城で民間業者20社 /熊本
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20090527ddlk43040687000c.html

 宇城市松橋町の耕作放棄地で、熊本、福岡、佐賀各県の民間業者20社による再生作業が進んでいる。ブドウ畑1ヘクタールの雑草や樹木を伐採・整理し、6月上旬にはサツマイモの栽培を始める予定だ。

 20社は環境NPO、自動車販売業者、建設業者、機械業者などで、農業経験者はいない。宇城市のNPO「ECOシティー研究会どんぐりの木」(若城浩史代表)の呼びかけで「耕作放棄地の新しい農業を考える会」を設立、ボランティアで活動している。

 畑はブドウの木や雑草のほか、畑周辺から侵食してきた竹林が生い茂っていた。夫を亡くし、05年から栽培をやめていた土地所有者の岩崎征子さん(67)は「人手も資金もなく、畑を放っておくしかなかった」と話す。

 岩崎さんの知人の若城さんらは5月上旬から重機やトラクターを持ち込んで再生作業を始め、約1週間で完了した。破砕した竹林を肥料として畑にまくなど有効利用し、土壌の再生も図った。農地の転用や貸借は本来、行政機関の許可などの手続きが必要だが、岩崎さんが「仲間に農作業を手伝ってもらう」と伝え、了承を得たという。

 一方「開発した破砕機の実績を上げたい」(機械業者)「休んでいる機械を有効利用したい」(建設会社)など、将来の事業化を視野に入れる参加業者もある。県によると、県内の耕作放棄地は少なくとも5138ヘクタール(1月末の中間集計)。若城さんは「作業は土地所有者と参加業者の双方にメリットがある」とし「民間による耕作放棄地解消のモデルケースになれば」と話している。【高橋克哉】

毎日新聞 2009年5月27日 地方版

721とはずがたり:2009/06/04(木) 13:12:32

横手市山内で牛の放牧始まる 半年ぶりの大地でのびのび
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090603e

 横手市山内黒沢の鍋ケ沢牧場で2日、牛の放牧が始まり、山内和牛生産改良組合(橋本一志組合長)の組合員が飼育する黒毛和種の繁殖牛28頭と子牛1頭が牧草地に放された=写真。放牧は10月末まで、計約80頭の繁殖牛を入れ替えながら続く。

 トラックで運ばれてきた牛たちは、畜舎で計量などを済ませると、組合員の掛け声に従って約25ヘクタールの広々とした牧草地に飛び出した。青々と茂った草をはんだり、群れになって駆け回ったりし、半年ぶりの大地の感触を満喫している様子だった。

 牧場は1966年に旧山内村が設立。2005年の市町村合併後は横手市に引き継がれた。村営時代から同組合に運営を委託している。
(2009/06/03 10:13 更新)

722とはずがたり:2009/06/04(木) 13:16:48
>>719
俺も女房に雑穀ご飯を喰わされる事が多いけど此処で頼んでみようかね。。

岩手県川井村の雑穀について
http://www.isobe.net/zk/zbrend.htm

岩手県川井村の農家25戸が「かわい雑穀産直生産組合」を結成して、この地方で昔から作ってきた雑穀の生産を再開しました。 荒廃する山里の畑を守り、何千年も受け継がれてきた、雑穀の栽培技術を継承しています。
 組合員はほとんどが70才代ですが、雑穀で育った元気な現役のお百姓さんです。この地方で作られてきた雑穀には、大豆などの豆類、麦、はとむぎ、ひえ、あわ、きび、そばなど、いろいろなものがあります。雑穀はスーパー穀物と呼ばれるように、たんぱく質、食物繊維、ミネラルなど大切な栄養素がタップリ含まれており、また、最近の研究で動脈硬化、肥満防止などに有効な成分が見つかっています。雑穀は農薬なしで作れますから、消費者にも生産者にも安全な食品なのです。

嵯峨農園 代表 嵯峨 均 
■■嵯峨さんのプロフィール■■
http://www.isobe.net/zk/saganouenn.htm
1965 歯磨きトップの企業ライオン入社、アロエエキスなど植物の持つ潜在パワーや バイオテクノロジー等の研究に27年間携わる。

1990 当時住んでいた小田原郊外に仲間3家族と共同で300坪の畑を借り 野菜などを栽培。農業の最先端バイオテクノロジーの現場から行き着く先への漠と した不安を感じ始めたのもこの頃、「このままサラリーマンを続けていいものか」との疑問を抱く。

1994 日本女子大家政学科出身で研究所仲間でもあった良子婦人と岩手県川井村に新規就農 無農薬の野菜や米、地飼いの卵などを売れば何とか食っていけるだろうとの考えがいかに甘かったかを思い知る。 地元中学校臨時職員の職を得た妻の給料で借金の穴埋め。

1997 地元で細々と続いていた雑穀生産に注目する。

1998 農家27戸に呼びかけ「かわい雑穀産直生産組合」を立ち上げる。組合員の平均年齢は70代半ば、「もうやめたら?」と子供や孫達からやっかいがられていたヒエやあわが、飽食の時代に生き返る事となり、思いがけないお小遣いも・・・お年よりがぜん張り切る

1999 「雑穀ブレンド」が財団法人・食品産業センターから優秀賞受賞

2001 FARM ISOBE(北海道)とフレンドリーファームの関係を結ぶ

724とはずがたり:2009/06/05(金) 00:32:07
へぇ〜。山羊は本来猛獣に襲われたりする虞がない場所に棲んでいたのかね?
>ヤギは人間や動物をじっと見つめた後、積極的に近づく習性がある。

サル食害封じ込め 新兵器「ヤギ」実証実験中 仙台
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090602t15052.htm

佐藤さんが飼い始めたヤギ。持ち前の人懐っこさでサルを追い払う作戦だ

 ニホンザルによる農作物の食害が続く仙台市太白区秋保町で、サル撃退の「新兵器」としてヤギの活用が試みられている。人懐っこいヤギの習性が、サルにとっては苦手らしい。効果が実証できれば、ほかの被害地域にも飼育を勧め、サルの追い込みにつなげたい考えだ。

 実証実験に取り組むのは、太白区秋保町地区で町内会長を務める元市職員佐藤龍夫さん(69)。約10年前から、自宅の家庭菜園や付近の田畑で食害を目の当たりにしてきた佐藤さんは最近、知人を通じてヤギの飼育によるサル撃退法を知った。

 ヤギは人間や動物をじっと見つめた後、積極的に近づく習性がある。サルはこの動きを警戒し、ヤギの居場所に近づかなくなるという。
 佐藤さんは早速、趣味でヤギを飼う泉区の知人から雄1匹を譲り受け、自宅の家庭菜園脇に縦10メートル、横2メートル、高さ1メートルほどの柵で囲った飼育ゾーンを設け、5月10日から飼育を始めた。

 佐藤さんは「かわいいヤギを世話するだけで被害を封じ込めるなら、この上ない話だ」と期待する。
 農作物が成長し、被害が多発する6〜11月を中心にサルの反応を観察。効果が確認されれば行政などにも協力を求め、飼育範囲を広げて被害を抑え込むようにしたい考えだ。

 住民らはこれまで市や地元猟友会などとともに、打ち上げ花火や銃声で追い払うなどの対策を講じてきた。しかしどの方法も被害を抑え込めずにいた上、最近はサルが牙をむいて人間を威嚇するなど、身の危険も感じていたという。

 ヤギを使ったサル撃退法に詳しい滋賀県農業技術振興センター栽培研究部の山中成元さん(44)は「飼育場所がサルから農地を守る緩衝帯となり、頭数を増やせば効果も上がる。餌の雑草は種類を問わないので、耕作放棄地の利用法としても有効」と太鼓判を押している。

2009年06月02日火曜日

725とはずがたり:2009/06/05(金) 00:54:46

くろさき茶豆:銀座のビル屋上で苗植え 8月収穫、クラブやバーに提供 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/archive/news/2009/06/02/20090602ddlk13040344000c.html
都心のビル屋上で苗植えをする「銀座ミツバチプロジェクト」のメンバーら=東京都中央区で2009年6月1日午後3時18分、松谷譲二撮影

 新潟市の一部でのみ栽培されてきた枝豆「くろさき茶豆」の苗植えが1日、中央区銀座7の銀座医院屋上で行われた。銀座のビル屋上の緑化に取り組むNPO法人「銀座ミツバチプロジェクト」(高安和夫理事長)のメンバーらが、新潟の農家の協力を得て行った。

 同プロジェクトは、06年春から、ビル屋上に養蜂園をつくり、首都圏でミツバチが飛び回れる環境づくりを進める。現在7カ所で野菜や米など20種近くを栽培し、地産地消に力を入れている。

 この日は、約80人が参加。屋上につくられた50平方メートルほどの畑に、5センチほどの苗約100本を植えていった。くろさき茶豆は、8月中旬ごろに収穫された後、クラブやバーなどで提供されるという。

 くろさき茶豆は出荷量が少なく、首都圏では入手が難しいという。上京して指導にあたった新潟市西区の茶豆農家、大野吉平さん(45)は「甘み、うまみ、香りのバランスが抜群にいい」とPRしていた。

 苗植えをしたクラブ経営の白坂亜紀さん(42)は「話題性もあり、サプライズとしてお客さんに提供したい。新たな“銀座ブランド”に育ってくれればうれしい」と話していた。【松谷譲二】

くろさき茶豆:新潟特産から銀座ブランド…栽培はママさん
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090530k0000e040076000c.html

 新潟市の限られた地域だけで栽培されてきた枝豆「くろさき茶豆」が6月1日、東京・銀座へ「のれん分け」される。銀座のビル屋上で、クラブのママたちに栽培してもらい、取れたてを味わってもらおうと、農家の人らが準備を進めている。

 甘みや香りが豊かなくろさき茶豆は出荷量が少なく、首都圏では入手困難。もとは新潟市西区(旧黒埼町)から山形県鶴岡市に嫁いだ姉妹が1921年ごろ、里帰りの時に「だだちゃ豆」の種を持ち帰ったのがルーツとされる。品種改良を重ねて黒埼独自のものとなった。

 今回の企画を考えたのは、銀座のビル屋上に養蜂園を作り、ミツバチのための屋上緑化を進める東京のNPO「銀座ミツバチプロジェクト」。新潟の農家と交流するうち、話が持ち上がった。

 銀座7丁目のビル屋上に小さな畑を設け、1日に約120本の苗を植える。ママたちに育て方を指導する新潟の茶豆農家、大野吉平さん(45)は「消費者も土に触ることで命を育てる尊さを知ってほしい」と意気込む。実がなる8月中旬までアドバイスする予定だ。

 一方、本場と銀座産の食べ比べや、銀座のハチミツとくろさき茶豆を使った洋菓子「マカロン」作りなどの企画も持ち上がっている。

 栽培に加わるママの一人、白坂亜紀さん(42)は「お客さんも『収穫が楽しみ』と期待している」と話し、新潟市で準備を進めるNPO「Made in 越後」代表の真島一さん(58)は「くろさき茶豆はきっかけ。消費者と生産者が行き来する関係を築きたい」と夢を膨らませている。【黒田阿紗子】

726とはずがたり:2009/06/05(金) 03:41:30

中国産野菜:輸入が2年7カ月ぶりに増加 安さに魅力で
http://mainichi.jp/select/today/news/20090605k0000m020155000c.html
2009年6月5日 2時30分 更新:6月5日 2時30分

中国産野菜の輸入検査実績
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/food/20090605k0000m020159000p_size5.jpg

 中国産野菜の輸入が今年3月、06年8月以来2年7カ月ぶりに前年同月比で増加に転じたことが、農林水産省がまとめた輸入検査実績(速報値)でわかった。3月は10%増、4月は5%増と2カ月連続で増え、回復傾向が鮮明になっている。残留農薬の規制強化や中国製冷凍ギョーザによる農薬中毒事件の影響で減少傾向をたどってきたが、景気悪化などを背景に、安価な食材として需要が再び高まっているようだ。

 3月の検査実績は2万7867トン、4月は3万910トンだった。厚生労働省は06年5月、食品への残留基準を設ける農薬を限定し、それ以外には一律0.01ppmという厳しい基準を課す「ポジティブリスト制」を導入。その影響で中国産野菜の輸入は同年9月から減り始め、08年1月30日に発覚したギョーザ事件も加わって、同年2〜5月は32〜50%の落ち込みを見せた。

 しかし、昨年秋以降の世界的な景気悪化で消費が低迷し、外食産業や食品メーカーもコスト削減のため安価な食材の調達を重視する傾向を強めている。果実・野菜輸入大手のローヤル(京都市)は「ギョーザ事件を契機に中国もトレーサビリティー(生産流通履歴の追跡可能性)を強化している。消費者のマイナスイメージも薄まっており、中国産野菜の人気は当分、続くのではないか」と話している。

 輸入検査実績は、国内にない病害虫の侵入などを防ぐため農水省が植物検疫を行った数量。野菜はすべて対象になるが、検疫の結果、輸入が認められない場合もあり、実際の輸入量とは必ずしも一致しない。【太田圭介】

727とはずがたり:2009/06/09(火) 19:36:52
「自給」吉賀町の挑戦 有機農業で地域活性化 /島根
http://mainichi.jp/area/shimane/expansion/news/20090423ddlk32040652000c.html
 ◇30年以上の旧村の経験取り入れ−−県内外の視察相次ぐ

 自給できる農業を取り戻し、有機農業で地域を元気にする−−。05年に旧六日市町と旧柿木村が合併して誕生した吉賀町は現在、町ぐるみで有機農業に取り組んでいる。昨年には有機農業推進法に基づき、有機農業推進の核となる国の「モデルタウン」に中国地方で唯一指定され、県内外からの視察が相次いだ。30年以上前から村ぐるみで有機農業に取り組んできた旧柿木村の経験を取り入れた吉賀町の新たな挑戦を取材した。【上村里花】

 吉賀町は07年策定の町づくり計画で農林業の振興を掲げ、農業の中心に有機農業の推進を据えた。現在、取り組んでいるのは旧六日市町地域への有機農業の普及だ。旧柿木村は30年前から「地域の自給」をテーマに有機農業に村ぐるみで取り組んできた。一方、旧柿木村より規模も大きい旧六日市町では従来の慣行農業が中心となっている。

 「もともと旧六日市町は兼業農家が多く、旧柿木村とは事情が違う。いきなり有機農業に切り替えるのは難しい。だから、できるところからできる範囲でやっていく」とJA西いわみ六日市支所の大井将貴さん(39)は話す。吉賀町産業課の坂田浩明課長(53)も「町の農家約1050戸のうち、ある程度の規模を持った農家は100戸程度。残りの大多数の小規模農家をいかに元気にするかが課題。それが有機農業による自給と交流の取り組み」と言う。

 そんな中で誕生したのが旧六日市町地域のJA女性部が中心となった出荷グループ「吉賀町旬菜倶楽部(くらぶ)」(永安俊二会長)だ。会員のほとんどが60〜70代の主婦で、自宅の畑で採れた野菜などの余剰分を販売する。「おすそ分け」の感覚だ。現在、広島県内のスーパー4店舗に「吉賀町の畑から」のコーナーを設置。さらに各店舗で月1回は会員やJA職員らが出向いて店頭販売し、消費者と顔の見える関係を築いている。70代の会員は「今までは残ったら腐らせてしまったりで、もったいなかった。でも今は、倶楽部で売ることもでき、張り合いになっている」と話す。出荷する野菜は、減農薬のものがほとんどだが、今月からはより分かりやすくするため、農薬使用の有無などで色分けする独自基準を設定。07年の発足時には30人だった会員も102人まで増え、昨年は年間売り上げも目標の1000万円に達し、活動は軌道に乗りつつある。

 「人と人とのつながりを重視し、生産者と消費者それぞれが交流の中で元気になるのがポイント。高く売れるから有機農業というのでは結局、市場に左右され、続かない」と坂田課長は話す。30年前、旧柿木村で有機農業への取り組みを提案した元町職員、福原圧史さん(60)は「有機農業は生き方、暮らし方の問題。都会ではなく、村で生活することを選択した時、都会生活には無い山村生活の豊かさを考えていく中で行き着いたのが有機農業による自給生活だった」と振り返る。しかし、旧柿木村も現在の姿になるのに30年かかった。坂田課長も、大井さんも「少しずつ理解を広げていくしかない。息の長い取り組みになる」と口をそろえる。吉賀町の取り組みは始まったばかりだ。

毎日新聞 2009年4月23日 地方版

728とはずがたり:2009/06/12(金) 20:58:08
こっちにも転載。

(#1) 農業危機  働くほどに増える赤字
2008年10月16日 11:40
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/556

 酪農は危機にある。
 輸入飼料が2年前から急騰。月々の餌代が650万円から950万円に上がった。飼料を運んだり混ぜたりする重機の燃料もはね上がった。
 牛乳1キロの生産費は、当時の70円から100円に膨らんだ。メーカーの買値は88円。生産すればするだけ損をする。年間2000万円の赤字だ。牛の購入や設備投資で重ねた借金は1億円を超え、廃業すら許されない。副業にも乗り出した。農家から稲や麦のわらを回収する仕事だ。わらを乾燥させ、機械でロールにして飼料として売る。焼却に伴う二酸化炭素排出を抑えられるとして、国の補助金も出る。
 わらを探し筑後一円の農家を回る。同業者も増えている。都心でアルミ缶を集めるホームレスのように、それぞれに縄張りがある。どこも生き残りに懸命だ。
 市内の酪農仲間が先月、廃業した。出荷量は県内3位。今村のライバルであり、良き相談相手だった。
   ◇    ◇
 今村は14日、久留米市であった福岡6区農業危機突破大会に参加した。自民党総裁選のさなか。農政連の盟友500人で満員の会場に、むしろ旗が立っていた。
 生産者代表でマイクを握った山口祐司(44)。久留米市宮ノ陣町で米と麦を作っている。地元に同世代の担い手は少ない。営農組合や消防団、農協青年部…。地域の役職を指折り数えると、両手でも足りない。
 外米を輸入し、減反を迫る矛盾。後継者は減る一方なのに、国は食料自給率50%を目標に掲げる。「これが政治とわれわれの間のギャップだ」と山口は声を震わせた。

 酪農代表の今村も窮状を訴えた。「あちこちで、あそこの酪農家がやむるげなといううわさを耳にします」。牧場では中国人研修生に時給663円を支払っている。その最低賃金は10月5日から12円も上がる。膨らむ赤字は、親子3人の収入を削って穴埋めするしかない。
 米農家の労働報酬は時給178円という数字がある。

729とはずがたり:2009/06/17(水) 15:37:27

改正農地法が成立=農地の貸借自由化
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009061700054

 17日の参院本会議で、農地の効率的利用を目指す改正農地法が可決、成立した。農地の貸借を原則自由化し、賃借期間を最長20年から50年に延長。また、農業に参入した企業の農業生産法人に対する出資制限を、10%から25%に緩和した。年内に施行の見通し。
 今回の改正は、耕作放棄地拡大の現実を踏まえ、農地の集約などを通じて農業活性化を図るのが目的。ただ、企業による農地取得がなし崩し的に進む懸念が指摘されたため、衆院での審議段階で土地所有に関する条文を一部修正した。 (2009/06/17-10:35)

730とはずがたり:2009/06/17(水) 21:20:12

豊田通商に宮城県の取り合わせにパプリカってどんな自動車部品?って一瞬思いますた♪( ´∀`)てへ

パプリカの国内最大生産拠点 栗原に豊田通商が建設
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090617t12032.htm

 トヨタ自動車グループの豊田通商(名古屋市)が、宮城県栗原市高清水に国内最大規模となるパプリカの生産拠点を建設する方針を決め、地元などと調整を進めていることが16日、分かった。施設は年間720トンの生産能力を持ち、来月にも着工の予定。同市などでは、パプリカ生産施設の稼働と計画が相次いでおり、宮城県は国内トップのパプリカ生産地になる見通しだ。

 建設予定地は、栗原市南部の高清水北甚六原地区。生産は豊田通商の100%子会社、豊通食料(東京)と地元生産者6人でつくる農業生産法人「ベジ・ドリーム栗原」(栗原市)が担う。

 同法人が約6ヘクタールの農地を取得し、約4ヘクタールの温室を整備する。総事業費約22億円のうち、半分の11億円を農林水産省の「強い農業づくり交付金」で賄う予定。

 計画では、来月から用地の造成を始め、来年3月ごろの施設完成を目指す。生産は培養土を使わない養液栽培で行い、同6月ごろから収穫できる見通し。販売目標額は年間4億円で、新規に50人程度の雇用を見込んでいる。

 消費が拡大している西洋野菜のパプリカは現在、国内流通分の大半を、韓国などからの輸入に頼っている。国内では九州、四国など温暖な地域が主産地となっているが、豊田通商は栗原市の冷涼な気候と温室を活用した端境期の出荷を目指すという。

 栗原市内では、高清水福塚で地元の農業生産法人「リッチフィールド」が06年に、その隣接地で「ベジ・ドリーム栗原」が今年3月にそれぞれパプリカの栽培を始めた。

 さらに宮城県内では10年に、果実、野菜の生産・販売で世界最大手の「ドール」日本法人が登米市迫町の温室で栽培を開始する計画。

 宮城県などの試算によると、これらの施設で生産が本格化すると、県内のパプリカ生産量は年間約1200トンに達し、国内トップの熊本県(06年実績で635トン)を大幅に超える。


2009年06月17日水曜日

731とはずがたり:2009/06/18(木) 17:35:18
ホンダらしい商品ですな〜。

【不況でも売れるヒット商品のヒ・ミ・ツ】ホンダのミニ耕耘機「ピアンタ」 (1/2ページ)
2009.5.6 18:00
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090506/biz0905061801003-n1.htm
ホンダの耕運機 「ピアンタ FV200」

燃料はカセットボンベ

 “癒し”と“節約”を求め、家庭菜園がブームとなる中、人気を集めているのが、ホンダが3月発売したミニ耕運機「ピアンタ FV200」(10万4790円)だ。

 燃料は何とカセットコンロのボンベ。従来のガソリン燃料とは違い、ワンタッチでセットするだけで、手も汚れない。その手軽さで購入者のすそ野が広がり、発売から約1カ月で年間目標6000台の半分を上回る3500台の売り上げを記録した。

 「ミニ耕運機を買うお客さんといえば、これまで50〜60歳代の男性が中心。ところが、『ピアンタ』は女性の購入が多く、夫婦の来店客も増えた」と話すのは、汎用営業部事業企画ブロックの安井真さん。

 「ピアンタ」は、イタリア語で「植物」「草木」を意味する言葉。「種をまく」が語源だという。候補はほかにも挙がったが、「ピアンタ」は畑を耕すイメージにぴったりで、アルファベットでも読みやすいつづりになることなどから選ばれた。

 開発コンセプトは「親しみやすい耕運機」だ。

 “新機軸”として採用したのが、家庭用のカセットボンベ。プラスチックケースに入れ、本体に取り付けるだけで、初心者にも簡単に扱える。

 手が汚れないという「清潔感」に加え、ガソリンのように、スタンドに出かけて購入し、専用容器に入れて持ち帰らなければならないという面倒もない。

 ガソリンに比べて劣化の心配も少なく、しかも排気もクリーンで、“エコ”もアピールできるというまさに打って付けの燃料だ。

 250グラムのボンベ一本で、30坪程度の家庭菜園を耕すのに必要な標準的な作業時間である約1時間稼働する。

アシモにそっくり

 操作も簡単。ハンドルについたスロットルレバーを握るだけで、本体下部に取り付けられた「耕運爪」が回転し畑の土を撹拌(かくはん)する。軟らかく耕すことで、「土が十分な空気を取り込み、野菜も大きくおいしく育つ」(安井さん)という。

 移動には、タイヤ付きのキャリースタンドを取り付け、押して動かせるほか、ハンドルは折りたたむことができ、車のトランクに収容可能。耕運爪にかぶせるキャリーボックスもあり、土が落ちて汚れる心配もなく、至れり尽くせりの配りが行き届いている。

 開発でもめたのが。ボディーカラー。「親しみやすさ」から「白」を選んだが、従来はホンダのイメージカラーでもある「赤」が定番だったため、「他社製品と間違われる」と、変更を求める強い声が出たという。

 結局、白で押し切り、丸みを帯びたデザインを採用。安井さんは「二足歩行ロボット『ASIMO(アシモ)』に雰囲気が似ているという声も多い」と、してやったりの表情をみせた。(山口暢彦)

732とはずがたり:2009/06/19(金) 12:29:46
本県を米粉用米の生産基地に」 佐竹知事、出荷体制整備へ意欲
http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20090619b

 6月定例県議会は18日、一般質問を行った。佐竹敬久知事は、需要拡大が見込まれる米粉用米に関して、「大手食品メーカーと提携し、(本県は)米粉用米の生産基地としての地位を確立したい」と述べ、生産出荷体制の整備に意欲を示した。工藤嘉範氏(自民)の質問に答えた。

 佐竹知事は「米粉は本県の強みを発揮できる分野」とした上で、「本県がこれまで培ってきた米文化の厚みを背景に、米粉を活用した多様な加工食品の開発を促進し、新たな食文化として育て、全国に発信したい」と述べた。

 また、水田を最大限に活用して食料の安定供給の確保を目指す「米穀の新用途への利用の促進に関する法律」が今年4月に成立したことについて、「国が米の新用途(米粉や飼料など)の利用促進に取り組むことを定めたのは画期的なこと。今後の施策の展開に期待している」とした。
(2009/06/19 08:41 更新)

733とはずがたり:2009/06/19(金) 17:15:08
コメ調査虚偽報告で56人処分 謝礼流用も、農水省
06/19 16:52
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009061901000417.htm

 農林水産省は19日、減反の基礎データになるコメの在庫量調査の虚偽報告問題で、他省への転籍者らを含めた職員56人を国家公務員法に基づき処分したと発表した。調査に協力した農家に渡す図書カードなどの謝礼品を私的流用したケースもあり、うち5人を最大1年間の停職、24人を減給処分とした。
 虚偽報告は16の農政局や農政事務所などに広がっており、農水省の地方出先機関で不正行為が常態化していたことが浮き彫りになった。このほかの処分の内訳は、戒告が4人で、管理監督を怠ったとして直属の上司23人も訓告処分を受けた。
 農水省は不正の温床となったコメや麦の調査について見直しを実施。現在の7種類の調査のうち1件を廃止、残りを三つに集約する。職員が謝礼を直接渡す方法をやめて、一括して郵送するなどの再発防止策も決めた。

738とはずがたり:2009/06/24(水) 13:08:20

赤字垂れ流しの林野庁事業ははっきり云って国鉄みたいなもんだ。国鉄と違って現代ではもうけが出にくいのが難点。
無駄な税金無尽蔵に喰らう虞有り。とっとと民営化せいや。

国有林野事業の独法化凍結へ 自民で議員立法模索
http://www.asahi.com/politics/update/0623/TKY200906230421.html
2009年6月24日7時20分

 自民党は23日、10年4月に予定する国有林野事業の林野庁から独立行政法人(独法)への移行を一時凍結する方向で検討に入った。木材価格の下落を招くと同党農林族が反発しているためで、議員立法などによる凍結措置を模索している。ただ、国有林野事業の独法化は小泉改革の一環で、これを凍結すれば、小泉路線からの転換を印象づけることになる。

 23日の自民党農林部会などの合同会議では、国有林野事業の独法化を一時凍結すべきだと決議。経済危機に伴う需要の落ち込みで木材価格が急落している現状を問題視し、独法任せでは伐採が進んでさらに木材価格が下がるとし、国が管理して木材の流通を抑えることが必要との意見で一致した。

 これを受け、同党の農林族幹部が協議し、すでに今国会に議員立法で提出している「木材利用推進法案」を修正し、一時凍結との文言を盛り込む方向で党内調整に入った。総選挙を前に、木材価格の下落で林業関係者からの支持を失うことへの懸念が背景にあるとみられる。

 約4兆円の累積債務を抱えていた国有林野事業の独法化は、小泉政権による行政改革の柱の一つ。06年5月に成立した行政改革推進法では、国有林野事業特別会計の一般会計への統合を決定。同年6月には、同事業のうち人工林の整備や木材販売業務などを独法に移行し、人員も削減することが閣議決定された。(餌取稔也、安川嘉泰)

739とはずがたり:2009/06/24(水) 23:40:40
カボチャでカンボジア支援 松戸市が『松戸白』復活プロジェクト
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20090622/CK2009062202000073.html
2009年6月22日

 松戸市は「松戸白」という品種のカボチャを半世紀ぶりに復活させ、カンボジアのカボチャと交配、松戸ブランドの新品種を開発する取り組みを始めた。交流が続く同国への教育支援が目的で、イベントを開いて新品種のカボチャを販売したり、食材として調理した料理を提供し、売り上げの一部を同国に寄贈する計画だ。

 現在、国内では甘みの強い西洋カボチャが主流になっている。松戸白は早生(わせ)の和カボチャで一九五六年に市内の日本園芸生産研究所が開発。名前通り果皮が白っぽく「果実に粘り気があって美味」という。市内で栽培されたが、間もなく姿を消した。西洋カボチャの普及が原因といわれる。

 松戸白の遺伝子が、独立行政法人農業生物資源研究所の「農業生物資源ジーンバンク」(茨城県つくば市)に保存されていることが分かり、これを譲り受け日本園芸生産研究所に松戸白を復活してもらう予定。さらに松戸白とカンボジアから贈られた品種を交配し新品種を誕生させる。

 市は「松戸白かぼちゃ復活支援プロジェクト」のチームを発足させた。作業が順調に進めば、今秋にはカンボジア産と交配、年内に新品種の種ができる見込み。新品種が定着するには少なくとも五〜六年が必要という。

 カンボジアとの交流は規格変更で不用になった小中学校の机、いすを同国に贈ったのがきっかけ。市は新品種を特産品として売り込めば、資金的にも継続性のあるカンボジア支援ができると期待している。 (川田栄)

740とはずがたり:2009/06/25(木) 20:00:07

減反、衆院選前の見直し断念=議論先送り−農政特命チーム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009062401009&rel=j&g=pol

 農業政策の抜本的な見直しを検討する政府の農政改革特命チームは24日、約2カ月ぶりに議論を再開した。焦点の主食用米の生産調整(減反)見直しについては、当面議論する項目から外し、次期衆院選の前に方向性を示すことを事実上断念した。
 特命チームは8月中旬までに中間取りまとめを行う予定だったが、同日の会合ではメンバーの一人が「(選挙前の)微妙な時期にまとめるのか」と、政治状況に配慮する必要性を指摘。これを受け、チーム長の針原寿朗農水省総括審議官が取りまとめ時期を9月に先延ばしする方針を示唆した。 
 減反見直しをめぐっては、農村票離れを懸念した自民党農林族が強硬に反対。政府が23日に閣議決定した「経済財政改革の基本方針(骨太の方針)2009」では、「コメ政策・水田農業の在り方について検討を進める」との表現にとどまった。この影響で、チームの議論も後退した形だ。
 今後の会合では、農業所得の増大や食料自給率問題などのテーマを優先する。(2009/06/24-21:29)

741とはずがたり:2009/06/25(木) 20:01:00

農政改革なら選挙で結果=石破農水相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200906/2009061200362&rel=j&g=eco
 石破茂農水相は12日の閣議後会見で、次期総選挙に向けた自民党の政権公約(マニフェスト)に関連して「(国民の間で農業の実態を)変えてほしいという声が強い」とした上で、「国民の意向に反したマニフェストをつくれば、(選挙で)それなりの結果が出る」と指摘した。農政改革を盛り込まなければ、総選挙で自民党は敗北するとの認識を強調した発言だ。
 さらに、同相は「混乱、動揺があるので今回は当たり障りなくとなれば、来年も間違いなくそうなる。選挙がない年は、ほとんどない」として、国政選挙への影響を懸念した改革の先送りは許されないとの考えを示した。(2009/06/12-11:26)

減反の維持・強化は「取り得ない」=農水相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200905/2009051200316&rel=j&g=eco

 石破茂農水相は12日の閣議後会見で、農政改革の焦点である主食用米の生産調整(減反)について、「(減反の維持や強化策は)取り得ない」と述べ、廃止もしくは緩和の方向で見直すべきだとの立場を改めて表明した。同相はまた、「選挙に勝ちさえすれば何でもいいんだということが農政不信を招いている」と指摘し、次期総選挙でコメ政策の在り方を与党として提示すべきだとの考えを示した。(2009/05/12-11:22)

742とはずがたり:2009/06/27(土) 02:30:12
こういうバカな農政が自民党である。ええかげんにせぇやヽ(`Д´)ノ

【岐阜】
増えるレジャー利用に疑問の声 農道空港「飛騨エアパーク」
http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20090620/CK2009062002000025.html?ref=lcrk
2009年6月20日

 高山市丹生川町の農道空港「飛騨エアパーク」。稼働から14年になるが、当初目的の地元農産物の大都市への空輸は減り、レジャー目的の利用が大半を占める。一方、2年続きで事故も発生。付近には農作物のハウスや畑が並び、農家は不安を募らせている。現状と課題を見てみた。

 4月上旬、離陸時に風にあおられたモーターグライダーが滑走路脇にあるトマト栽培のハウスに突っ込む事故が起きた。昨年5月にはモーターグライダーが滑走路先の山林に墜落、乗っていた2人がけがする事故が発生。数年前には無線操縦の模型飛行機がハウスの天井を破って落ちたこともあった。

 いずれも農家の人にけがはなかったが、近くでトマトやホウレンソウを作る農家は憤る。「採算が合わないなら廃止にすればいい。犠牲者が出てからでは遅い」

 エアパークは、農業の底上げを狙って農林水産省の補助事業として県が建設。高山、下呂、飛騨各市、白川村、JAひだなどでつくる飛騨エアパーク協会が県の委託で管理、運営にあたっている。

 完成後、農道空港の有効利用を図るため農水省が多目的利用の見解を提示。1998年からグライダーや超軽量飛行機、無線操縦飛行機などレジャー利用が急激に増えた。

 昨年1年間の使用回数は966回で、9割がレジャー利用。一方、農産物の空輸は11回と、ピークの2000年の66回の6分の1となっている。県からの空輸補助金も1995年度の260万円から徐々に減り、2007年度からは30万円に。それでも「当初送っていた東京でのPR効果はあった」とその役割を県の担当者は話す。だが、エアパークに対する地元農家との考えに温度差があるのは否めない。

 別の農家は騒音の悩みも訴える。最近は、滑走路を使い直線400メートルを車で走ってタイムを競うレースなども開催。「本来の目的での騒音なら我慢できるが、遊びでは…」とまゆをひそめる。複数の地元農家は口をそろえて言う。「自分たちは乗鞍岳を望む土地でただ静かに百姓をしたいだけ」

 飛騨エアパークについて、県農地整備課は「騒音の苦情は受けている。利用者には、ラジコン(無線操縦の飛行機)はエアパーク上空のみを飛ぶように口頭で注意を続けている。今年の事故後は風向きが分かりやすいように吹き流しを3カ所新たに設置した」と説明。また今後、農家、協会と3者で意見交換をする場を設ける準備を進めているという。

 (並木智子)

 【飛騨エアパーク】 1995年、大都市へ農産物を空輸するため開設。ヘリポートや駐機場もある。滑走路は長さ800メートル、幅25メートル。「飛行場」でなく、離着陸ごとに国土交通省の認可が必要な場外離着陸場。管制塔はなく、飛行の判断や責任は利用者が持つ。農産物では、飛騨地方で栽培が盛んなトマトやホウレンソウなどの出荷時期に合わせ、現在は主に名古屋、大阪へ空輸している。

743とはずがたり:2009/06/28(日) 01:04:35

あの濃い香りが百合なのにねー。

ユリの濃い香り、控えめに…薬品処理で8分の1
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090628-OYT1T00042.htm?from=navr

 薬品を水に混ぜて与えるだけで、ユリの濃厚な香りを抑え込む手法を、農業・食品産業技術総合研究機構花き研究所(茨城県つくば市)の研究グループが開発した。

 敬遠されがちだった狭い部屋やレストランにも置きやすくなり、ユリの人気拡大に貢献しそうだ。

 この薬品は、草花の鮮度保持剤として既に用いられているアミノオキシ酢酸ヘミ塩酸塩(AOA)。水1リットルにAOA10ミリ・グラムの割合で溶かし、つぼみの状態のユリを生けると、ユリの香り成分が約8分の1に減少した。人間が特にきついと感じる芳香族化合物も減り、鼻を近づけるとわずかに香る程度になった。この薬品処理は、開花してからでは効果が薄く、つぼみで流通している段階が望ましいという。
(2009年6月28日00時31分 読売新聞)

744荷主研究者:2009/06/28(日) 22:43:19

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090605t72011.htm
2009年06月05日金曜日 河北新報
北日本JA畜産 遠野に養豚場計画 来年完成目指す

 全農グループの畜産生産会社「北日本JA畜産」(宮城県石巻市)が、遠野市に養豚拠点の整備を計画していることが4日、分かった。岩手県内のグループの基幹養豚農場として年間2万7800頭の繁殖や肥育に取り組む計画で、2010年5月の完成を目指す。市が同日明らかにした。

 同社や市によると、市内の大洞地区に繁殖農場(13.8ヘクタール)、飯豊地区に肥育農場(2.2ヘクタール)を整備する。このほか花巻市内にも肥育農場をつくる予定。今月中にも着工し、事業費は約17億円を見込んでいる。

 農場では、JAグループが独自開発したSPF(特定病原菌不在)豚を生産する。繁殖農場で子豚を半年間育て、肥育農場で約100日間飼養して出荷する。販売額は9億4000万円を見込む。無排水システムなど環境対応も完備する。

 同社は、北日本くみあい飼料(石巻市)と岩手畜産流通センター(岩手県紫波町)、全農の3者が出資して07年に設立した。畜産農家の高齢化や相次ぐ廃業を踏まえ、自ら生産拠点を確保して安定供給につなげる。新規採用は13人程度の予定。

 佐藤忠社長は「岩手県内で手掛ける全農の養豚農場は初めて。いわてブランド豚の生産販売を強化する」と話している。

745とはずがたり:2009/06/30(火) 18:52:36

ゴムの木…新しい葉っぱが次々と出始めている

マングローブ…遂に芽が出てきた。根っこも順調らしい。

三つ葉…種が出来てるけど今日葉っぱ喰う

ミント…すげえ元気。。

馬鈴薯…2種類生えてきてる

里芋…2本生えてきてる。ちっこい。

人参…2種類(白花と黄花)生えてきてる。ニンジンの花は一般的に白い筈なのに黄色とは何なんだろう。。

青梗菜…零れ種から芽が出ている。

746とはずがたり:2009/07/03(金) 11:55:41

本来稲は熱帯の植物なんだけど。。

高温強い稲開発 県総合農業試験場
2009年07月03日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=18424&catid=74

 温暖化が進む中、高温に強い普通期水稲の新品種「南海166号」の開発に、県総合農業試験場が成功した。

 外観が良く、味も本県の主流「ヒノヒカリ」と同等の最高級。稲の全長が短く、強風による倒伏も防げるという優れものだ。

 本年度末に県の指定を受ければ、2011年度にも食卓に上ることになりそう。同試験場は「他県の注目も集まっている。県の認定をもらい、普及に力を入れたい」と話している。

【写真】高温耐性を持つ南海166号。温暖化対策で他県からも注目を集める

747とはずがたり:2009/07/03(金) 11:55:53
宮崎ネオアグリファンド設立、農業生産法人など投資へ
2009年07月01日
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/index.php?itemid=18424&catid=74

 宮崎銀行や宮崎太陽銀行をはじめとした地域金融機関など県内9社が計5億5000万円を出資して1日、「宮崎ネオアグリ投資事業有限責任組合(ファンド)」を設立した。

 投資という形で県内の農業生産法人や食品関連企業などへ長期安定的な資金を供給し、「農」を核とした産業を活性化、地域経済の底上げにつなげたい考えだ。

 複数の地域金融機関が農業支援を目的に連携し、ファンドを立ち上げるのは全国で初の取り組み。

(詳細は2日付朝刊で)

748とはずがたり:2009/07/03(金) 14:17:54
2009年07月03日(金)
耕作放棄地解消 雇用と連動
知事が表明、建設業者に作業委託
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/07/03/7.html

 6月定例山梨県議会は2日、本会議を再開し、4人が一般質問した。横内正明知事は耕作放棄地対策について、「早急に解消が必要な場所は、建設業者に委託し再生整備を実施する」と述べ、国の緊急雇用創出事業を活用しながら、耕作放棄地の解消に取り組む方針を明らかにした。耕作放棄地対策を雇用対策と連動させることで、荒れた農地の回復を推進する狙いだ。耕作放棄地を示した電子地図の作成や所有者の意識調査も行い、実態把握にも努める。
 県農村振興課によると、耕作放棄地の再整備は、建設業者らでつくる土地改良協会が業務を請け負う予定で、7月中の開始を目指す。県内4農務事務所が耕作放棄地の開墾を求める住民らの申し出を受け付け、同協会を通じて建設業者に伐採や開墾などの作業を要請。各業者は、失業者ら新規雇用した従業員を現地に派遣し作業に当たる。再整備後は、地域住民や新たな担い手が農地を管理することを再整備の条件とする。
 県は新規雇用者の人件費と作業に用いる重機の経費などを負担。耕作放棄地対策と雇用対策を一体的に行うことで、約20ヘクタールの耕作放棄地解消と、延べ約3千人の新規雇用を目指す。
 また県は、県土地改良事業団体連合会が作成を進めている県内農地の電子データ「水土里(みどり)ネット」を活用し、耕作放棄地の電子地図を製作。耕作放棄地の所有者に今後の活用方針を聞き、それぞれの意向をデータに反映させる。
 県などが昨年度実施した調査では県内農地の7353ヘクタールが、現状では農地としての使用が困難とされ、このうち約六割は森林・原野化が進み、回復が不可能と判断されている。
 一方、県は、5月に成立した消費者安全法で各市町村への消費者相談窓口設置が義務付けられることを受け、年度内に全市町村に窓口を開設することを明らかにした。
 窓口の開設はこれまで、甲府市や富士吉田市、市川三郷町など7市町村にとどまっていたため、県は各市町村に早期開設を要望。今後は国の地方消費者行政活性化基金を活用し、市町村の窓口業務を担当する相談員向けの研修会を開催する。
 相談の手順や対応ポイントなどをまとめたマニュアルも作成する。県と市町村の消費者行政に関する方針や施策などをまとめた計画を策定する方針。
 また横内知事は、国が緊急経済対策の一環として地方に交付する地域医療再生臨時特例交付金について「県の医療体制の質を飛躍的に高める千載一遇のチャンス」との認識を示し、交付金獲得を目指す考えを示した。
 県医務課によると、同交付金は国全体で3100億円。県医療審議会と協議しながら、地域医療の課題解決策を盛り込んだ地域医療再生計画を2次医療圏ごとにまとめ、10月までに交付手続きを取る。
 この日は望月勝氏(自由民主党、南巨摩)、中込博文氏(自民党輝真会、南アルプス)、安本美紀氏(公明党、甲府)、仁ノ平尚子氏(市民21、甲府)が一般質問した

749とはずがたり:2009/07/03(金) 19:38:35
人参…一本抜いてみたが3cm位の根っこが付いているのみ。花が咲きすぎだろうと云う事で鋏でじょきじょき剪ったったヽ(゚∀゚)ノ 黄アゲハの幼虫とおぼしき青虫が付いているがそれはスルー。カメムシみたいな虫は駆除。

紫蘇…今年は赤紫蘇が強い?

里芋…残った芋が種芋に成ってはえてきてるけど小さい。。

蕃果…同じく零れ種から一本だけ苗が生えてきたが何時枯れても可怪しくないひょろっちい感じで実が成る迄には行かないかなぁ。。

750千葉9区:2009/07/04(土) 10:22:07
http://kyushu.yomiuri.co.jp/keizai/detail/20090630-OYS1T00219.htm
九州農業 基盤揺らぐ、農家・耕地面積ともに漸減

 九州農政局は29日、2008年度の「九州食料・農業・農村情勢報告」(九州農業白書)を発表した。九州の07年の農業産出額は、前年比2・4%増の1兆6256億円と2年ぶりに増えたが、担い手不足などで基盤は揺らいでいる。白書は、農商工連携や地産地消といった取り組みから広がる「ネットワーク」が、今後の農業と農村を支える力になると期待している。

 産出額の主な内訳は、コメや野菜などの「耕種」が2・2%増の9500億円、「畜産」が3・0%増の6566億円だった。前年のコメ不作の反動、食肉価格の上昇などから増加した。

 一方、農村の活力は失われつつある。販売農家数は3・3%減の26万2000戸(08年2月)、耕地面積は0・5%減の56万3800ヘクタール(同7月)と漸減している。

 白書は、異分野との交流、消費者や住民との連携が、新商品開発と販路開拓などにつながると指摘。「食」と「農」を巡る関係者の協力が、農村地域を活性化へと導く可能性を展望した。

(2009年6月30日 読売新聞)

751とはずがたり:2009/07/04(土) 22:17:52
保存版だっ(`・ω・´)

楽しむナビ:残り野菜を育てたい。
http://mainichi.jp/life/housing/news/20090704ddm013100153000c.html
 ◆残り野菜を育てたい。
 ◇水少なめ、毎日替えて 気楽に「ちょっと得」目指して

左からダイコン(栽培を始めて6日ほど)、ニンジン(2週間目)、万能ネギ(10日目)=ベターホーム協会の栽培例

 ダイコンやネギの根元、キャベツの芯−−。日ごろ捨ててしまう野菜の端切れを、水につけるだけで育てられると知り、挑戦した。手軽に栽培でき、食卓の足しにもなる!と期待に胸をふくらませた。

 参考にしたのはベターホーム協会が6月に出版した冊子「今日から育てる キッチン菜園読本」。「残り野菜から育てる」の章で、15種の野菜の栽培法が紹介されており、本を片手に始めた。

 まずはカブ、ニンジン、ダイコンの根菜類。普段食べる野菜は根の部分だが、葉の部分を育てる。切り落とした根元を、葉を上向きにして皿に置き、水にひたすだけ。毎日水を替え、芽が出るのを待った。

 しかし、カブは水が濁り、腐臭もたち始めた。ニンジンもなかなか芽が出ず、数日後には葉の生え際がグニャグニャに。ダイコンだけは周りの古い葉が落ちていき、真ん中から新しい葉が出てきた。しかし5日目には枯れ始め、葉を食べる機会を失ってしまった。

 成長したのは長ネギ。根元の部分を水にさしておくと、青い部分が少しずつ伸び、1週間で約5センチ伸びた。根元がやや黒ずみ、青みの先が干からびてはいたが、うれしかった。

記者が育てたトウミョウ(6日目)

 一番うまくいったのは、グリーンピースの若芽であるトウミョウだ。芽を食べて、残った根の部分を水につけると、2日目には早くも伸び始め、毎日の成長を見るのが楽しみだった。
    *
 園芸経験ゼロの私には思ったよりも難しく、アドバイスを聞きに、ベターホーム協会を訪ねた。講師の越川藤乃さん(50)は「今まで捨てていたものを利用し、ちょっと得するくらいの気持ちで楽しめばいいんです」と笑顔で迎えてくれた。

 越川さんによると、根菜類の失敗は、水の量が多すぎたことが原因。「ひたひたで、少し水がついていればいいくらい。多すぎると腐る原因になる」という。長ネギは黒ずみや干からびがあっても、「成長具合はそれぞれ。とけたりしない限りは様子をみて」とのアドバイス。いずれも水を替えるとき、容器も洗うとよいという。
    *
 栽培できたトウミョウは、越川さんお薦めのチャーハンにした。はさみで2〜3センチに切り、ご飯、卵とともに炒め、塩、コショウ、しょうゆで味付け。買ってきたトウミョウより軟らかく食べやすい。自ら栽培・収穫しただけに、みずみずしく、見た目も青みが鮮やか。トウミョウはカロテンが豊富で、体にも良いという。

 残り野菜を台所で育てておけば、料理にちょっとした青みを加えたい時に便利だ。みそ汁の具、サラダのトッピング、薬味など用途は広い。越川さんは「新しく野菜を買うと、量が多くて使い切るのも大変。残りを捨てずに育てておくと、少しずつ料理にプラスできます」と話す。【柴田真理子】
=============
 ◆残り野菜の栽培法
 ▽長ネギ・万能ネギ(約7日で収穫)
<1>根元(長ネギ5センチ、万能ネギ3〜4センチ)を切る。
<2>水にさす。根元5ミリがつかる程度。
<3>緑の部分が伸びてくる。根元の白い部分を残して収穫すると、再び緑の部分がのびて何度か収穫できる。

 ▽キャベツ(収穫まで3週間〜)
キャベツの栽培例
<1>キャベツの芯を切り取り、水につける。底の5ミリがつかる程度。
<2>数日して芯の底が茶色くなっても大丈夫。ぬるぬるしたら、芯の底と器を水でさっとこすり洗いする。
<3>2週間ほどで濃い緑の葉が育つ。大きく育った葉からはさみなどで収穫する。小さな葉を残しておく、次々に育つ。

 ※ともに、窓辺など風通しのよい明るい場所で育てる。水は毎日替える。ある程度成長した後で土に植えると、長期間にわたり収穫できる。
   ×   ×
 「今日から育てる キッチン菜園読本」(A5判、48ページ)は、300円分の切手をベターホーム協会に郵送すると購入できる。住所、氏名を明記し、「〒150−8363東京都渋谷区渋谷1の15の12、財団法人ベターホーム協会・キッチン菜園読本係」へ。問い合わせは同協会(電話03・3407・0471)。

毎日新聞 2009年7月4日 東京朝刊

752とはずがたり:2009/07/05(日) 16:11:15
>>749
苺…二粒ほど成り食す♪

芹…結構伸びてる。

ミント…一部移植

蓬…一部移植

753とはずがたり:2009/07/05(日) 16:13:15

「水田フル活用」米粉・エサ用へ転作、政府目標の1割
http://www.asahi.com/politics/update/0704/TKY200907040002.html
2009年7月4日16時21分

 コメの生産調整(減反)の切り札として今年度から始まった「水田フル活用」政策で、焦点の米粉・エサ用のコメへの転作が現時点で約5千ヘクタール弱と、政府目標(約5万ヘクタール)の10分の1にとどまっていることがわかった。水田フル活用は、民主党の農家への戸別所得補償に対抗する与党の目玉だっただけに、総選挙での農政論議に影響しそうだ。

 全国的に今年の田植えがほぼ終わった6月末時点で、47都道府県に取材した。概数も判明していない四つの自治体を除いて、米粉用への転作は約1900ヘクタール、エサ米用は約2800ヘクタールだった。政府目標に少しでも近づけようと、JAなどが主食用のコメを米粉用やエサ米用に変更するよう農家に働きかけており、最終的には数百ヘクタール増えそうだが、それでも5千ヘクタール前後にとどまる可能性が高い。

 各自治体や農林水産省などによると、作付けが進まなかったのは、制度が複雑で、採算が合うかどうかを農家が判断しにくかったからだという。主食用に売れば10アールあたり12万〜13万円になるコメが米粉用コメなどだと4万〜2万円程度。その差額を埋めるために10アールあたり5.5万円と2.5万円の2種類の交付金が用意された。地域によっては別の交付金もあるうえ、3種類の交付金の支給条件が異なるという複雑さだ。

 5.5万円の交付金などの原資は09年度当初予算(約2千億円)に、2.5万円の交付金の原資は09年度補正予算(約1千億円)に計上されたが、補正予算が成立したのは5月末。「農家が判断するには遅すぎるし、補正予算では来年以降も継続するかどうか不安視する農家も多かった」(新潟のJA幹部)

 5.5万円の交付金は、昨年に比べて新たに減反した分しか対象にならない。「減反に参加している人はすでにめいっぱい減反しており拡大は厳しい」(自治体の担当者)

 減反政策をめぐっては政府与党内で激しい対立がある。民主党を意識した石破農水相は、減反を見直す代わりに農家への所得補償の検討を表明。しかし自民党の農水系議員は減反を緩和すると米価が下がるとして、「水田フル活用」を看板政策と位置づけている。(小山田研慈)

     ◇

 ■水田フル活用 めんやパンに使う米粉用やエサ用のコメへの転作を促し、農家に水田を活用してもらいながら主食用のコメの生産を抑えようという新たな減反政策。これまでは大豆や麦への転作を進めてきたが、水田では土壌が合わないこともあり、減反への反対が強い一因になっていた。

754とはずがたり:2009/07/07(火) 14:39:17

トラフグ:稚魚4万匹、宇和海側に初放流−−県水産研究センターなど /愛媛
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20090704ddlk38040603000c.html

 県水産研究センター栽培資源研究所(伊予市)と県栽培漁業基金(松山市)は3日、宇和島市の宇和島湾にトラフグの稚魚約4万匹を放流した。01年度から毎年、西条市沖などの瀬戸内海側に放流しているが宇和海側に放したのは初めて。

 同研究所などは漁獲量の減少が著しいため、放流魚の効果の確認とモニタリング調査を実施している。4月にふ化したトラフグの稚魚は体長7センチほどで、宇和島市築地町2の岸壁に止めた活魚運搬車からホースやバケツを使って湾内に放流された。1年半から2年で約30センチに育つという。背中には焼き印の標識が付けられている。【川上展弘】

毎日新聞 2009年7月4日 地方版

755とはずがたり:2009/07/10(金) 16:54:26

苦難の先に/希望の海、挑戦は続く
http://blog.kahoku.co.jp/maguro/2009/06/post-70.html#more

 <気仙沼を出港して1カ月半、怒られっぱなしの毎日で迷惑をかけてばかりです。つらいことは多いですが、必ず乗り越えていきます>
 気仙沼市の遠洋マグロ漁業会社「臼福本店」に15日、オーストラリアのフリーマントル沖で操業中の「第8昭福丸」(409トン)から電子メールが届いた。
 送り主は初航海に挑んでいる今原隼人さん(23)=宮崎県出身=。派遣社員として働いていた自動車工場で雇い止めに遭い、マグロ船を志した。
 「悩みや焦りも多いだろうが、頑張ってほしい」。専務の臼井壮太朗さん(37)は1万キロ離れた海に思いをはせた。

 未経験の若者が乗船するのは数年ぶり。国際減船などの困難に直面する地域で、久しぶりの明るい話題だった。昭福丸は4月27日、大勢の人に見送られ、港を出た。
 「この地域のマグロ漁業への期待をあらためて実感した」と臼井さん。航海の長期化や操業拠点の海外移転などで急速に薄れた地域との結び付きを、取り戻したいと考え始めている。
 お年寄りから子どもまで、地域の人が見送る「出船」の光景はかつて、日常だった。「乗組員の士気が高まるし、新たな観光資源にもなるはず」。臼井さんは入出港情報を事前にPRする仕掛けを関係機関に働き掛けている。

 鹿児島県いちき串木野市の新洋水産は、マグロの一部を商社から買い戻して、地元から九州一円に出荷している。
 商品ごとに漁場や漁獲日など、消費者からの質問に答えられる仕組みづくりを進め、携帯電話でも確認できるシステムの実用化を目指す。マグロ産地から、消費者との関係を再構築する狙いだ。
 「魚価安を嘆くだけでは何も解決しない。漁労現場の情報を消費者に発信できるのは、漁業者だけだ」。高校卒業後の約20年間、マグロ船に乗った社長の松元要さん(65)は力を込める。
 1999年の2割減船から今回の「国際減船」までの10年間、日本のマグロ船団は競争力を大きく落とし、漁業者は外国船や蓄養(養殖)産地との闘いに追いやられてきた。

 マグロ漁業の再生への「航路」は漁業者が連帯し、地域の消費者や関連産業とのつながりを回復していくことから、見えてくるのかもしれない。
 世界的なマグロ資源の減少と水産物需要の高まり。本当の海の豊かさを知る者ほど、持続可能な漁業への希求は強い。
 宮城県北部鰹鮪漁業組合(気仙沼市)は本年度、一部の所属船が実践していた「洋上授精放流」の実施を全国の漁業者に呼び掛けていくという。
 近畿大水産研究所(和歌山県白浜町)の指導を受け、産卵期に漁獲したマグロの卵に洋上で授精、放流し、資源回復を目指す取り組みだ。
 今のところ、効果は「データがないので定量的には言えないが、何もしないよりは確実に受精率が高まる」(同研究所)という程度。それでも、三陸の漁業者は、切実な願いを託す。

 漁場よ 消えるな。

写真:長い航海で傷んだ船体の補修が進む遠洋マグロ船。地域の「痛み」を乗り越え、持続可能な漁業を目指す新たな航海が始まる=気仙沼市


◆連載「漁場が消える―三陸・マグロ危機」は今回で終わります。(マグロ危機取材班=報道部・昆野勝栄、沼田雅佳、坂井直人、気仙沼総局・大友庸一、東京支社・山崎敦、写真部・門田勲、川村公俊)
(2009/06/22)

756千葉9区:2009/07/11(土) 00:49:34
http://www.asahi.com/business/update/0707/TKY200907070317.html
減反見直し、評価分かれる 農水省が農家アンケート
2009年7月7日22時41分

 生産調整(減反)の是非をめぐり、農林水産省が農家にアンケートを行ったところ、減反の縮小と廃止を合わせた「見直し派」が51.8%、現状維持と強化を合わせた「推進派」が45.9%と、意見が割れた。減反見直しを検討している農水省にとって、今後の政策のかじ取りが難しい結果となった。

 農水省が7日発表した。5月下旬から6月中旬にかけて実施。自治体の農業担当者や消費者の意見も聞いた。

 1万810人の農家に聞き、74.7%から回答を得た。現在の減反については、「農家の自主性や経営の自由度を高めるように見直す」との意見が最も多い38.7%。次いで「現在のまま」(25.4%)、「確実に実施されるように強化」(20.5%)、「やめるべきだ」(13.1%)の順だった。

 それぞれの回答者に、自分の選択した政策が実施された場合の10年後の稲作の姿を聞いたところ、四つすべてで「発展していない」と「わからない」の合計が6割を超えた。農家が稲作の将来に期待が持てないでいる状況がうかがえる。

 自治体の農業担当者へのアンケートでは、都道府県の55.3%、市町村の50%が減反を縮小する方向で見直すべきだと答えた。自治体も減反政策に行き詰まりを感じている現状が見える。

 消費者には、インターネットなどを通じアンケートをした。2万9253人に聞き、12.2%から回答があった。減反については「麦などへの転作対策を講じた上で廃止」が35.4%、「今後も必要」が32.8%で、消費者の意見も割れた。ただ、過半数は「少々米価が高くても国産品を買い支え、税負担は維持縮小すべきだ」とし、国内農業の支援を容認する傾向が出た。(安川嘉泰)

758とはずがたり:2009/07/11(土) 12:41:48

3区内に支部がないのは何故だ??

青森県農政連、次期衆院選は自主投票 自民候補推薦せず
2009年7月10日21時9分
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1329

 青森県の農協組合員でつくる「青森県農業者政治連盟」(角浜光昭委員長、1541人)は10日、次期衆院選で県内4選挙区を自主投票にすると決めた、と発表した。96年の小選挙区制度の導入以降、自民党の公認候補を推薦しないのは初めて。

 県農政連によると、推薦願が出ていた立候補予定者は、青森1〜4区の自民党現職4人のほか、4区の民主党新顔、1区の無所属の新顔の計6人。

全選挙区で自主投票 青森県農政連、自民に不信感
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1357

 青森1、2、4区にある県農政連の計6支部は、それぞれ数カ月の協議を重ねた結果、10日までに自主投票の方針を決定。3区に支部はないが、6支部の意見を考慮し、同日の役員会で自主投票を決めた。

 役員会後、記者会見した県農政連の角浜光昭委員長は「いずれの支部も(自民党現職を)推薦できないという以上、本部としても自主投票とするしかない」と説明した。

 松本淳司幹事長は「ころころ変わる農業政策や、自民党を長年支援してきても所得が減少していることに、農家の不満や不信が限界に達した」と指摘。「民主党が政権を獲得すると、農政が変わるかもしれないとの期待感もある」と語った。

 支部の下部組織には、民主党候補を推薦すべきだとの意見もあったという。
 自主投票の決定について、自民党県連の幹部は「農政を頑張ってきたのは自民だとの思いがあったので残念だ。今の自民に対する逆風の象徴だろう」と話した。

選挙:衆院選 県農政連が自主投票 自民候補推薦せず 「これが農家の叫び」 /青森
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1240552224/1361

 ◇全6支部が協議で一致
 県農政連は県農協政治連盟として70年に設立され、名称を3回変更したが89年の参院選で農業者代表として無所属の三上隆雄氏=現・県議=を推薦したほかは自民を推薦してきた。会員は現在1541人。

 鳴海清彦・副委員長は役員会後の会見で「この40年間、一貫性のない農業政策で『負け組』にされてきた。国の政策で所得が落ちてきている現実があり、これが農家の叫びではないか」と、農政への不満を述べた。

 松本淳司幹事長は「(県農政連の持つ農政への不満は)県内農家7〜8万人の意思の表れ。自主投票イコール自民を支持しないという単純な問題ではないが、政権交代になるのではとの思いもある」とし、「この選択が政権を変える引き金になったら、自民には目を覚ましてもらいたい。民主への期待もある」と述べた。

 全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)によると、農業者で作る政治団体は47都道府県にあり、自民を推薦しないケースは珍しいという。

759荷主研究者:2009/07/12(日) 19:10:09

http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090609t72029.htm
2009年06月09日火曜日 河北新報
サクランボ市場に異変 湯沢台頭に「王国」警戒感

収穫最盛期を迎える山形県産のサクランボ園。お隣の秋田県産の台頭にさらなる品質向上を目指す=寒河江市内

 山形県のシンボルといわれ、生産量日本一を誇るサクランボの市場で、県境を挟んで隣り合う湯沢市産が台頭してきた。「王国・山形に学べ」と品質を磨いた湯沢市産は、今や首都圏の市場で山形県産に匹敵する高値が付く。新興産地の勢いに、山形県内の関係者は「ブランドに安住はできない」と警戒している。

 こまち農協(湯沢市)によると、昨年の管内の収穫量は約200トン。半数を首都圏の市場に出荷、主力銘柄「佐藤錦」500グラムの箱入りで3000〜4000円の卸値だった。山形県産佐藤錦の卸値は「3000〜5000円」(全農山形県本部調べ)。湯沢産の健闘ぶりが光る。

 湯沢のサクランボは西側斜面の扇状地で育ち、水はけのよさと寒暖の差が独特の光沢を生み出すという。佐藤錦の収穫最盛期が山形県産より1週間ほど後ろにずれることも高値の理由の一つだ。

 秋田県全体の生産量は年間約300トン(2006年)。山形県産は1万2000トン(08年)とその差は歴然だが、市場関係者は「秋田県産は着実に実力をつけている」とみる。

 湯沢産の品質について山形県農協中央会の今田裕幸農業農政部長は「ここ数年で、粒の大きさや糖度も含めて品質が高く、安定しているという評判を耳にするようになった」と話す。

 「先輩格」の高評価に、こまち農協の前桜桃部会長の遠藤宏さん(56)は「山形県産の佐藤錦を目標に頑張ってきた。『先生』からほめられるのはうれしい」と控えめに胸を張る。

 湯沢市のサクランボ栽培は戦後間もなく始まった。その後、地元農協に桜桃部会ができ、現在は約200人が加わる。先進的な技術を身に付けようと部会員は山形県を毎年訪れ、勉強している。今月10日にも同県の主産地、寒河江市の県農業総合研究センターなどを視察するという。

 3年連続の不作が見込まれる山形県産を尻目に、湯沢市産は昨年に続いて豊作の見通し。遠藤さんは「山形とは切磋琢磨(せっさたくま)する関係でありたい」と共存共栄を願う。

 山形県側も手をこまぬいてはいない。日本一の誇りをかけ県農協中央会は昨年11月、新興産地に対抗する各種施策への協力を県に要請。品質向上、販路拡大の長期戦略の策定にも着手する。

 今田部長は「山形の佐藤錦は80年代に輸入解禁となった外国産に勝ち抜き、全国に広まった。当時のように結束する時だ」と力を込める。

760千葉9区:2009/07/13(月) 00:44:54
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090712ddm001010049000c.html
選択の手引:’09衆院選 コメ安値(その1) 消費者歓迎、農家は悲鳴
 ◇自民、減反支援強化 助成金引き上げ/民主、戸別所得補償 農畜産物幅広く
 「あきたこまち」が5キロ1580円、10キロで2980円−−。東京都昭島市のスーパー「エコス中神店」は今月に入り、系列店の開店1周年を記念し、特別セールを実施した。目玉商品の一つが、日本の食卓に欠かせないコメだ。

 6月の売値と比べ、10キロで1000円もの大幅値下げ。来店した40代の主婦は「安くなるのを待っていた。高校、中学の子供たちがよく食べるのでありがたい」。62歳の主婦も「年金生活だから、ちょっとでも安い方がいい」と大歓迎だ。

 セール期間中(3日間)の「あきたこまち10キロ」の販売量は、6月の1カ月分の約8倍に達した。中神店の山口芳和店長(48)は「お客さんから『特売はいつ?』と聞かれることが多い。少しでも安いコメを求める消費者の動きが定着した」と指摘する。

 だが、安いコメは生産者には死活問題となる。

 「高校を卒業して農業を始めたころは毎年米価が上がったのに、今は毎年下がる。所得が減りきつい」

 福島県会津地方の専業農家(63)は肩を落とす。ミニトマトやソバの栽培でコメの減収を補うが、90年ごろに500万円あった農業所得が最近は300万円ほどに減った。「農業は大変だな」と漏らした長男(40)は東京に出て商社に。後継者は定まらず「元気なうちは農業を続けたい。先祖代々の土地だから」とのつぶやきにコメ農家の将来が重なる。

 農林水産省の調査(05年)では稲作を中心とした農家で、労働力の主力となる「基幹的農業従事者」のうち、60歳以上が84%。日本の農業をどう立て直すのか。

 民主党は07年参院選に続き、「農業者戸別所得補償」を主張する。出荷価格が生産コスト(全国平均)を下回った場合、その差額(赤字分)を農家に直接支払う政策だ。コメだけでなく、麦、牛乳、肉など幅広い農畜産物を対象とする。

 これに対し、自民党はコメの生産調整(減反)に協力する農家への支援策を強化する。09年度補正予算では、減反の一環で飼料用・米粉用のコメを作る農家への助成金を10アール当たり5万5000円から8万円へ引き上げた。

 新たな戸別補償政策で経営不安の緩和を目指す民主と、減反への支援積み増しで経営底上げを図る自民−−。生産者、消費者双方を視野に置く抜本的な農業政策は見えず、日本農業は行き詰まり感を深めるばかりだ。

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 ■ことば

 ◇コメの価格低下
 総務省の家計調査(2人以上世帯)によると、08年のコメ購入価格は1キロ353円。20年前の478円から26%下落し、05年以降400円割れが続く。一方、年間購入量は88年の132キロから08年には89キロと3割以上も減少した。少子高齢化や食生活の変化などが要因で、「コメ余り」の価格への影響が浮き彫りになっている。

毎日新聞 2009年7月12日 東京朝刊

761千葉9区:2009/07/13(月) 00:45:43
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090712ddm003010137000c.html
選択の手引:’09衆院選 コメ安値(その2止) 農村票狙いバラマキ合戦
 <1面からつづく>

 07年参院選で民主党が大勝した要因の一つは、同党が今も掲げる「農業者戸別所得補償」政策とされる。農村を金城湯池としてきた自民党は「農村票を奪われた」と危機感を強め、衆院選に向け09年度補正予算では1兆円もの大規模な農林水産業対策を盛り込んだ。減反に伴う助成金の増額や農地の貸手に交付金を出すことが柱だが、自民、民主両党とも農家の歓心を買うバラマキ的発想が目立っている。【行友弥、谷川貴史、太田圭介】

 ◇水田を「フル活用」−−自民
 政府・与党が09年度に新たに打ち出したのが、「水田フル活用」政策だ。麦や大豆だけでなく、家畜の飼料や米粉(こめこ)用のコメに転作する際の助成金を拡充したのが特徴。水田の有効利用で、農業所得の向上を図る狙いがある。

 「同じコメ(への転作)なら農家の抵抗感は薄い。輸入依存度が高い飼料穀物や製粉用小麦を国産米で代替すれば、食料自給率の向上にも貢献できる」。自民党の谷津義男・総合農政調査会長は強調する。フル活用策には09年度当初予算で2889億円、補正予算でも1168億円が計上された。

 転作支援の拡充とともに、補正に盛り込まれたのが「農地集積加速化事業」(2979億円)だ。意欲のある農家が借地で経営規模を拡大できるよう、農地を貸し出す農家に交付金を支給する。

 高齢化などで耕し手を失った耕作放棄地は05年段階で約39万ヘクタールに上り、農地の集約・有効利用は急務。ただ、「条件の悪い農地を引き受ける借り手が困っている。貸手の小規模農家にカネを出し、優遇するのはおかしい」との批判も出る。

 政府・与党が次々と新政策を出すのは、危機感の裏返しでもある。民主党に農村票を奪われた自民党は、米価下落が激しかった07年10月、農水省に政府備蓄米の買い増しを要求。当時67万トンだった備蓄を100万トンに積み増しさせ、事実上、国によるコメの買い支えを行った。

 一定規模以上の農家に限定していた「品目横断的経営安定対策」でも07年末、補助金の対象農家選定を市町村に委ねる新制度の導入を決定した。面積要件を事実上撤廃し、小規模農家に配慮した。農村票を意識するあまり、民主党の政策への接近もうかがえる。

 ◇小規模農家に配慮−−民主
 民主党の戸別所得補償政策の最大の特徴は農産物(野菜、果樹を除く)の販売実績があるすべての農家を対象とし、小規模農家に配慮したことだ。

 一方、農林水産省が07年にコメ、麦、大豆など5品目について導入した「品目横断的経営安定対策」は、補助対象を「経営面積4ヘクタール(北海道は10ヘクタール)以上」に限定した。農業関係者から「小規模農家切り捨て」との批判が噴出し、農村票が民主党へ流れる背景にもなった。

 参院で第1党になった民主党は07年の臨時国会に「農業者戸別所得補償法案」を提出し、参院で可決した。与党が多数を占める衆院で否決され、廃案となったが、今年1月には所得補償と、農家が農産物の加工・販売業に進出する際の支援策などを組み合わせた「農林漁業再生改革法案」を改めて提出した。

 民主党の矢継ぎ早の政策には「零細経営を温存し、農業の構造改革につながらない」との批判も根強い。また、所得補償に必要な額として提示する1兆円は積算根拠や財源が不明確で、政府負担が膨らむ懸念がある。

 同党ネクストキャビネット(次の内閣)の筒井信隆農水担当は「所得補償は全国平均の生産コストが基準。個々の農家が経営努力で(全国平均より)コストを減らせば手取りが増え、規模拡大の意欲もわく」と反論。財源も「既存の補助金をやめれば、かなりの部分確保できる」と強調する。

 ただ、戸別補償は01年に同党が打ち出した段階では、対象を3・7ヘクタール以上の農家に限定し規模拡大を促す内容だった。同年に廃止方針を示した減反(コメの生産調整)政策も今では「将来的に廃止」(筒井氏)とぶれを感じさせ、政府・与党からは「一体、何が本当か」(石破茂農相)との批判が出ている。

762名無しさん:2009/07/13(月) 00:45:56
 ◇輸入農産物と競争激化 構造改革への視点希薄
 農業の苦境が続くのは、安い輸入農産物の攻勢にさらされているためだ。貿易の自由化を促進する世界貿易機関(WTO)のドーハ・ラウンド(多角的貿易交渉)で日本は関税引き下げを迫られている。農産物価格の下落を前提にした農業経営の安定・強化なくして展望は開けない。

 コメの場合、日本は778%もの高関税を課す一方、ミニマム・アクセス(MA、最低輸入義務)として毎年約77万トンを輸入している。昨年9月に食用への不正転用が発覚した「汚染米」も、実はMA米の一部だ。

 石破農相は直後の会見で「高い関税を設定して消費者に負担させる考え方」から「納税者が負担する考え方」へ移行する必要性を指摘した。高関税や減反で海外より高い米価を維持して消費者に負担を強いるのをやめ、農家への直接的な所得補償へ政策を転換すべきだという認識だ。

 欧米は既に「納税者負担型」に転換している。欧州共同体(現・欧州連合)は92年に農家の所得に着目した「直接支払い制度」を導入。米国は96年にいったん廃止した「不足払い制度」(農家の生産コストを補償する政策)を、02年に復活させた。

 ただ、小規模農家が多く高齢化も進む日本では、民主党が掲げる一律の所得補償ではなく、規模拡大を促す政策が必要だ。一方で石破農相は納税者負担型への転換に向けた道筋を示しておらず、自民党は農家の喜ぶメニューを総花的に並べただけだ。貿易自由化の流れが不可避な中で、両党とも農業の構造改革につなげる視点が希薄と言わざるを得ない。

 ◇次代への農地引き継ぎ急務−−生源寺(しょうげんじ)真一・東京大農学部長
 日本の農業は二つの意味で危機に直面している。

 第一は、農業者の高齢化と後継者不足を背景に稲作を中心とする「土地利用型農業」が崩壊し始めていることだ。40年にわたるコメの生産調整(減反)が農家の意欲をそぎ、農業に飛び込んでくる若年層がほとんどいない。減反に協力する農家と、独自の販売ルートを持ち減反に応じない農家との不毛な対立を見せつけられては、夢が描けない。

 第二は、消費者の食に対する姿勢の変化だ。多様な食料を大量に輸入して日本人の食生活は豊かになったが、国内の生産体制は貧弱なまま。生産と消費のバランスが崩れる現象は韓国や台湾、中国沿海部など経済発展を遂げた東アジア各地でも起きている。世界的な食料需給の逼迫(ひっぱく)で、食料輸入が急きょストップする懸念がある。

 二つの危機に対処するには、減反の見直しでやる気の持てるコメ政策へ転換しながら、引退する農家の農地を次代の担い手に引き継がせることが急務となる。今国会で成立した改正農地法では農地貸借や企業参入をめぐる規制が緩和され、おぜん立てはできた。ただ、点在する小規模な農地を「面」としてまとめ、意欲ある農業者の下に集める具体的な仕組みづくりはまさにこれからだ。

 自民党も、民主党も対応は不十分。これを怠ると日本農業は衰退の一途をたどる。農村票目当ての「バラマキ政策」ではなく、長期的視野に立った農政改革が必要だ。(談)

763とはずがたり:2009/07/13(月) 20:14:07
掛川
島オクラと蓮を購入して母に託す。ちゃんと育てよ〜。

764とはずがたり:2009/07/13(月) 20:30:10
パンが安いのは今年が最後?
ニューズウィーク日本版7月13日(月) 12時30分配信 / 経済 - 経済総合
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090713-00000302-newsweek-bus_all

 昨年の今頃は食糧価格が高騰し、世界中でパン騒動が起こったことは記憶に新しい。だが今年はその心配はないらしい。国連食糧農業機関(FAO)が6月に発表した最新報告によると、2年連続となる穀物の大豊作と経済危機がもたらした需要減のおかげで、今年の食糧価格はこのまま安定し続けるという。

 昨年6月のピーク時に比べてFAOの食糧価格指数は3分の2になっており、各国は昨年に比べて食料輸入を2260億ドルも節約できる。最も需要が減ったのは肉と牛乳、魚。この不景気で、消費者が贅沢品の購入を控えるようになったからだ。

 さらに専門家は、今年は穀物が史上2番目の豊作になると予想している(08年が史上最高だった)。世界の穀物備蓄が増えれば、貧しい国が食糧不足に不安を覚える必要はなくなる。豊作はブラジルのような穀物生産国の経済にとってもプラスだ。

 短期的には良いニュースだが、報告書は牛肉と豚肉を除く農産品価格が、今後10年間で97〜06年の平均に比べて1〜2割上昇するとも指摘している。景気とともに回復した購買力と台頭するバイオ燃料市場によって、農産品価格は08年に匹敵するか、あるいはそれ以上の水準にまで跳ね上がるかもしれない。

 食糧価格は原油とエネルギー価格にますます連動しており、途上国の需要増や資源の枯渇が原因で長期的に上昇すると予想されている。今年は安心して安い値段のパンが食べられる最後の年なのかもしれない。
最終更新:7月13日(月) 12時30分

765とはずがたり:2009/07/14(火) 18:34:19

ひでぇぞ,クソ自民にクソ官僚だ。
>鶏卵生産者でつくる「日本鶏卵生産者協会」が昨年2月、生産者大会に来賓として民主党議員を招待したところ、自民党農水族議員の意向に配慮した農林水産省の幹部から大会を中止するよう繰り返し要請されていたことが朝日新聞の調べでわかった。
> 協会の梅原宏保・前会長らの説明によると、大会に先立ち、協会は来賓として従来の自民党議員に加えて、前年の参院選挙で勢力を伸ばした民主党議員らにも配慮する形で招待状を送っていた。内訳は自民4人、民主3人、国民新1人とした。
>大会には、予定していた国会議員のほとんどが出席した。しかし、大会から1週間後に開かれた自民党の畜産振興議員連盟の会合でも、協会幹部は「民主党を呼んだのは許し難い」などと叱責(しっせき)され、退出させられたという。

農水幹部、民主議員招いた鶏卵大会中止求める 昨年2月
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140232.html
2009年7月14日15時4分

 鶏卵生産者でつくる「日本鶏卵生産者協会」が昨年2月、生産者大会に来賓として民主党議員を招待したところ、自民党農水族議員の意向に配慮した農林水産省の幹部から大会を中止するよう繰り返し要請されていたことが朝日新聞の調べでわかった。農水幹部は「自民党が怒っている。中止しないなら卵価予算(補助金)を切らざるを得ない」とまで発言していた。

 自民党議員の怒りの背景には、農業関連の票田である鶏卵団体に野党が手を伸ばしてきたという警戒感があったとみられる。農水省側は「協会と自民党の関係を悪化させないために動いた」としているが、こうした過剰反応は、政党活動に対する行政側の支援とも受け取れ、業界団体の自由な活動を阻害する圧力となっていた。

 大会は08年2月12日に東京都千代田区で臨時に開かれた「養鶏危機突破緊急全国大会」。約400人の養鶏業者が集まった。飼料高騰の影響を受け、経営難に苦しむ養鶏業者への緊急対策の実現を目指す目的だった。卵価交渉を翌月に控え、基準価格の引き上げなどを政府や国会議員に要望した。

 協会の梅原宏保・前会長らの説明によると、大会に先立ち、協会は来賓として従来の自民党議員に加えて、前年の参院選挙で勢力を伸ばした民主党議員らにも配慮する形で招待状を送っていた。内訳は自民4人、民主3人、国民新1人とした。

 大会1週間前の同月6日、農水省生産局畜産部の課長や課長補佐から協会の複数の幹部あてに突然、「大会に何人の議員を呼んでいるのか」「大会を中止してほしい」との連絡が相次いで入った。

 中止要請はその日から3日間にわたり断続的にあった。やり取りの中で農水省側から「大会に野党議員を呼んだため、自民党議員が怒っている」「中止しない場合は(1週間後に控える)牛、豚肉など他の畜産物価格の交渉にも影響する」「大会を中止しなければ卵価予算も切る」などの発言があり、協会幹部が言い返す場面もあったという。

 協会幹部は緊急の幹部会議を開いて大会開催について検討。一部の幹部は「農水省に従ってもいいのでは」との意見だったが、大半の幹部は「生産者の大会なのに役所の圧力に屈するのはおかしい」と主張。予定通り大会を開くことになった。

 大会には、予定していた国会議員のほとんどが出席した。しかし、大会から1週間後に開かれた自民党の畜産振興議員連盟の会合でも、協会幹部は「民主党を呼んだのは許し難い」などと叱責(しっせき)され、退出させられたという。

 農水省側はこうした中止要請の事実を認めたうえで、協会と自民党の関係が決定的に悪化しかねない事態を懸念していた事情を説明。当時の本川一善畜産部長(現・生産局長)は「3月に予定されていた卵価交渉で自民党議員の了承が得られないという事態になれば、協会のためにもならないと判断した」としている。

 交渉で卵価予算が切られることはなかった。「卵価予算を切る」と発言したとされる当時の課長補佐は「そういうふうになりかねないと言ったかもしれない。強く受け止められたかもしれない」と話した。

 日本鶏卵生産者協会は、全国の鶏卵生産者約600人で構成され、生産量の7割弱を占める。

766とはずがたり:2009/07/14(火) 18:35:25
>>765-766

農水族「利敵行為」「軽く見ている」 鶏卵大会中止要請
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140243.html
2009年7月14日17時30分

 自らの権益にしがみつく族議員、その顔色をうかがう官僚、振り回される業界。「日本鶏卵生産者協会」の生産者大会が昨年2月、農林水産省幹部によって再三の中止要請を受けた問題は、そんな3者の、いかにも古めかしい構図を浮かび上がらせる。

 事の発端は「誤解」からだった。

 大会の1週間前にあたる昨年2月6日午前。自民党本部で畜産・酪農対策小委員会が開かれていた。

 「養鶏の団体が開く大会に野党議員だけが呼ばれる」。中堅議員が指摘した。「それは問題だ」。批判は農水省幹部にも向けられた。

 これを受け、農水省の課長補佐は協会に対し、出席要請している議員を照会した。協会から送られてきた名簿には、自民や民主など議員数十人の氏名が羅列されており、大会への出席依頼者の氏名の横には丸印が付けられていた。自民4人、民主3人、国民新1人。農水幹部は複数の自民党議員に名簿を見せ、「自民党議員も招待されている」と党側の誤解を解こうとしたという。

 しかし、これが火に油を注ぐ結果に。羅列されている議員名は、大会後に協会から個別に協力を依頼する要請先の名簿だったが、これがまだ作成過程のものだったため、自民党議員の要請先が未完成で、民主党議員よりはるかに少ない数だったという。自民党議員からは「与党を軽く見ている」などとさらなる批判が出て収拾がつかなくなった。

 自民の怒りを受けて農水幹部は一転、大会中止要請へとかじを切った。協会幹部は党の畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員を訪ねるなど理解を求めて奔走した。

 農水省からの度重なる要請を退けて開催した大会から1週間後の19日。自民の怒りは鎮まっていなかった。

 自民党本部で開かれた畜産振興議連の会合。協会から数人の幹部が出席した。

 各畜産団体からの要請が一通り読み上げられたあと、突然、関西選出の議員が発言した。

 「養鶏の協会は先日の大会で民主党議員に出席要請した。利敵行為で許し難い」。非難は続く。「民主党にお願いしている団体がこの場にいるのはけしからん」「大会の招待状が一部の議員にしか出ていない」。若手の議員からも次々と罵声(ばせい)が上がった。「会長、事務局長の監督がなっていない。何とかしろ」。議連幹部の責任を追及する声まであがり、協会幹部は退出を余儀なくされた。

 その後も、協会幹部は自民党議員との関係修復に向けて動き、畜産振興議連に「政権与党を機軸とする農政活動の姿勢にはいささかも変更はありません」とする文書を提出(会長の谷津氏は受け取りを否定)。大物議員から「事態収拾のために各地で自民党の先生を応援するなど、早めに具体的行動を起こすべきだ」との忠告も受けたという。

 大会の中止要請について、谷津氏は「農水省にそんなことを言うわけがない。もし、農水省が団体に大会中止を迫ったとしたら、とんでもないことだ」と話す。

767千葉9区:2009/07/14(火) 19:31:57
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY200907140243.html
農水族「利敵行為」「軽く見ている」 鶏卵大会中止要請(1/2ページ)
2009年7月14日17時30分
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 自らの権益にしがみつく族議員、その顔色をうかがう官僚、振り回される業界。「日本鶏卵生産者協会」の生産者大会が昨年2月、農林水産省幹部によって再三の中止要請を受けた問題は、そんな3者の、いかにも古めかしい構図を浮かび上がらせる。

 事の発端は「誤解」からだった。

 大会の1週間前にあたる昨年2月6日午前。自民党本部で畜産・酪農対策小委員会が開かれていた。

 「養鶏の団体が開く大会に野党議員だけが呼ばれる」。中堅議員が指摘した。「それは問題だ」。批判は農水省幹部にも向けられた。

 これを受け、農水省の課長補佐は協会に対し、出席要請している議員を照会した。協会から送られてきた名簿には、自民や民主など議員数十人の氏名が羅列されており、大会への出席依頼者の氏名の横には丸印が付けられていた。自民4人、民主3人、国民新1人。農水幹部は複数の自民党議員に名簿を見せ、「自民党議員も招待されている」と党側の誤解を解こうとしたという。

 しかし、これが火に油を注ぐ結果に。羅列されている議員名は、大会後に協会から個別に協力を依頼する要請先の名簿だったが、これがまだ作成過程のものだったため、自民党議員の要請先が未完成で、民主党議員よりはるかに少ない数だったという。自民党議員からは「与党を軽く見ている」などとさらなる批判が出て収拾がつかなくなった。

 自民の怒りを受けて農水幹部は一転、大会中止要請へとかじを切った。協会幹部は党の畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員を訪ねるなど理解を求めて奔走した。

 農水省からの度重なる要請を退けて開催した大会から1週間後の19日。自民の怒りは鎮まっていなかった。

 自民党本部で開かれた畜産振興議連の会合。協会から数人の幹部が出席した。

 各畜産団体からの要請が一通り読み上げられたあと、突然、関西選出の議員が発言した。

 「養鶏の協会は先日の大会で民主党議員に出席要請した。利敵行為で許し難い」。非難は続く。「民主党にお願いしている団体がこの場にいるのはけしからん」「大会の招待状が一部の議員にしか出ていない」。若手の議員からも次々と罵声(ばせい)が上がった。「会長、事務局長の監督がなっていない。何とかしろ」。議連幹部の責任を追及する声まであがり、協会幹部は退出を余儀なくされた。

 その後も、協会幹部は自民党議員との関係修復に向けて動き、畜産振興議連に「政権与党を機軸とする農政活動の姿勢にはいささかも変更はありません」とする文書を提出(会長の谷津氏は受け取りを否定)。大物議員から「事態収拾のために各地で自民党の先生を応援するなど、早めに具体的行動を起こすべきだ」との忠告も受けたという。

 大会の中止要請について、谷津氏は「農水省にそんなことを言うわけがない。もし、農水省が団体に大会中止を迫ったとしたら、とんでもないことだ」と話す。

768名無しさん:2009/07/14(火) 22:28:19
誰だよ
関西選出の議員、とか大物議員とか若手の議員って
誰か特定できる内部関係者いない?

家の地元ではないと信じたい

というか
こんな話議員と、協会関係者しか知るはずもないし
この時期のリークといい、記事内での民主への傾倒といい
日本鶏卵生産者協会とやらは完璧に民主に乗り換えた、と見ていいのか?

家は米農家@茨城なんだが
いつもどおり自民支持としか聞いてないぞ?
まあ、今さらいきなり乗りかえとか言われてもアレだが
どう動くべきなんだ?
農協はなんていってるんだ?

769とはずがたり:2009/07/14(火) 22:48:24
酷い記事っすよね。
農水族って括りで見ると或る程度絞られる様な気がするんですけど,関西の農水族って誰でしょうかね??

記事だと
>畜産振興議員連盟会長の谷津義男元農水相や同じ農水族の西川公也議員
の2人が挙がってますね。

あとは中川昭一とかあの赤城とか素行不良議員が多いっすね。
死んだ松岡利勝や,落選繰り返して力失った玉沢なんかは農水族でしたね。
落選中だと三浦一水も農水族。関西はあんま居ない印象ですが。

770とはずがたり:2009/07/14(火) 22:52:06
こんな記事もありました。
>Foresightは、「谷津義男総合農政調査会長、加藤紘一総合農政調査会最高顧問、宮腰光寛農林部会長、そして西川公也氏」を農水族四人組と評している。
http://blog.goo.ne.jp/ikkan_2005/e/d1a88d6347e95d8c000b9e40c4d86e14

771名無しさん:2009/07/14(火) 23:32:13
>>769
いや、まあ酷いは酷いと思うが

そんなことよりも正直
どうやら一番先に乗り換えをしたらしい卵だけが民主政権で優遇されて
米とか他のが冷や飯食わされたら、と思うと不安でしょうがない

あと赤城さんは選挙区は違うがなんどか見たことはあるんだよなー
そんなに悪い人には見えなかったが、人物、という感じでもなかった
まあお坊ちゃんだから脇が甘いのも金にだらしないのもしょうがない(笑)
どうせ八月で落選するだろうし、「若手」でも「大物」でもないからこの記事と直接は関係ないと思う


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