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国際関係・安全保障論

1■とはずがたり:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。

71■とはずがたり:2003/03/03(月) 17:51
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm

http://homepage2.nifty.com/Bokujin/index.html

72■とはずがたり(1/3):2003/03/03(月) 19:02
【満州事変】(昭和6年1931年)
 概要「満州事変は、石原完爾の構想では、意図的に対外危機を作り出し、それをテコに国家改造も成し遂げようという、いわば対外クーデターと見るべき事件。早い話が、たかが植民地軍の一部の軍人達が謀略を企て、それが不況で苦しんでいた国民の指示を得たため、政府もその独断専行を処罰するどころか、その動きを追認した。つまりこの時点で政治の主導権を握っていたのは首相でなく満州で勝手に軍事行動をしている石原達軍人の手に移っている。対外クーデターはひとまず大成功といったところ。あとは自分達軍の主導で、国体改革を実現すればよい」、「この石原・永田の二つの事例が示しているのは、『無為無策』の政府、『事なかれ主義』の軍上層部、などの情けない指導層に対して軍の中堅クラスの実力者が上からの指示を受けずに独自に動き始めており、また指導層はこれを止める実力もなくただ右往左往して事態に流されるだけの存在に成り下がっている。つまり指導層が指導層としての役目を果たせなくなっているわけで、石原はこの状態を見抜き「独断専行」により事変を成功させたわけである。(中国が内戦中のため、行動するのに最適の時期であった事も大きい)これ以降この「独断専行」と実力のある者が上部を無視して行動する『下克上』の雰囲気が軍部に蔓延する。」

【高橋是清蔵相による積極財政政策】(1932年)
 高橋是清蔵相は、経済不況を脱出するため積極財政を開始した。金解禁と財政緊縮政策が今回の深刻な経済政策を招いたと指摘し、景気回復のため財政政策を積極政策に転換させた。この積極政策の財源は公債による赤字財政に拠った。高橋蔵相は、「経済が沈滞している時期だから、増税による経済への圧迫は避け、経済力の回復増進を第一に考えるべきである。そのために一時公債が増えても産業が復興すれば、国民の税負担能力も増え、税収の増加も期待できる。その時に公債も償還できる」と考えていた。

 その政策の内容は、
軍備拡張: 井上財政では予算の3割に満たなかった軍事費は、高橋財政では5割近くに膨張し、満州事変の原資とさせた。軍需物資、特に重化学工業製品の生産が増え、雇用も増えた。つまり満州での軍事的緊張を国内の景気・雇用対策に利用したということになる。
農林土木事業: 農民経済を救済し、農村不安を鎮静する事を中心政策に掲げた斉藤内閣は、8月の臨時議会で時局匡救事業を提案、主として農林土木費に財政支出を増やした。7年度から10年度まで継続事業で実施されることになった。これは公共土木事業を中心とし、農家負債の整理、農村金融の拡充等を目的とした諸政策である。
輸出振興: 輸出振興のため政府は外国為替の低位安定政策を採る。さらに井上前蔵相の「産業合理化」政策の効果が出てきており、日本企業は国際競争力をつけていた。このため世界中の貿易が沈滞している中、日本の輸出だけが躍進。特に綿製品の輸出増加はめざましく、インド市場を巡ってイギリスと激しい争奪合戦。日英綿戦争とまで言われる。しかしこれには諸外国からダンピングだとの批判もでる。

 この高橋財政で特に問題なのは、禁じ手である日本の中央銀行・日銀による公債引き受けを始めた事である。7年度から「歳入補填公債」(赤字国債)を発行し、それを高橋蔵相が深井英五・日本銀行総裁と組んで、新規公債を日銀引き受けにより発行する新方式を提案、実行した。これで政府は資金が必要な場合、公債を発行し日銀に引き受けさせることで、簡単に資金を調達できる。つまり事実上、政府が自由に日銀券を発行出来ることになった。しかも、同時に日銀券の保証準備発行限度を大幅に増やしている。これは通貨制度において、金本位制度を放棄し、現在と同じ管理通貨制度に中途半端に移行していることを意味する。沈滞した経済界に通貨を供給し、刺激を与えるための資金が、公債を発行することで容易に得られることになったということである。

 この公債政策のためには、日銀の発券能力の拡大が必要となる。このため関連法を改正、日銀券の保証準備発行限度(「金」の裏付けの無い発券限度、裏付けがある発行は正貨準備発行と言う)を1億2000万円から10億円に拡張、制限外発行税を5%から3%に引き下げた。さらに、景気回復対策と国債償還を円滑に進めるため、低金利政策も必要となり、実施している。 これらの政策のため一般会計歳出は、・昭和6年度 14億8000万、・昭和7年度 19億5000万、・昭和8年度 22億5000万と次第に膨張していく。

73■とはずがたり(2/3):2003/03/03(月) 19:03
  元来、中央銀行の役目とは、政府による自由な通貨発行を許していては、通貨価値が安定せず、経済不安を招くため、通貨の番人として政府から独立して金融政策行う役割のはずである。管理通貨制度の場合、この役目はより重要になってくる。金本位制度にある「金」という通貨価値の裏付けが無くなる、代わりに、中央銀行では景気・経済対策のため、柔軟に通貨量を決める事が可能となる。ただし、通貨量・金融政策の管理をよほどしっかりやらないと、簡単に通貨はその価値を喪失する。紙幣が文字通り単なる紙切れになる可能性がある。日本はこの管理通貨制度に、なし崩し的に、中途半端に移行した。

 公債を日銀が引き受けるという高橋政策は、日銀からこの通貨管理能力を、政府が奪った上で、政府の公債発行の歯止めを取り払ったことになる。もし政府が公債=通貨の発行を過剰にした場合、簡単に悪性インフレーションを引き起こし、しいては日銀券が通貨としての信用を失うことになる。つまりは日本の金融制度が破綻する。

 この財政政策は、近代金融制度・市場経済原理を理解している高橋蔵相の管理下で、高橋蔵相の読み通りに経済が回復すれば何とかなるが、一端その管理を離れると暴走を始める危険性がある。管理通貨制度が管理不能の事態に陥る危険性を含んでいた。

 とはいえ、取りあえずは日本は世界で一番早く世界恐慌から脱出することに成功し、ここから昭和12年度までの日本の実質GNP成長率は7%に達する好況の時代を迎えることになった。この時期が、戦前の日本を代表する時代と言われる。(「あの戦争の原因」)

【「帝人事件」発生で斉藤内閣総辞職】
 昭和9年には政財界を巡る疑獄事件「帝人事件」が起きる。これで斉藤内閣総辞職。この事件は、帝国人絹株式会社の売り渡しを巡り、大蔵省幹部と財界との間で背任・汚職があったとする、大疑獄事件。しかし事件そのものが検察による全くのでっち上げであった。昭和12年には全員に無罪判決が出る。

 右翼勢力の倒閣運動と、大蔵省と司法省の政治的対立にその原因があり、事件当時から検察ファッショ・司法ファッショであるとして批判されている。(事件の黒幕は平沼騏一郎だと言われている)
 しかし本来なら司法内部の責任問題に発展すべきところが、当事者の検事正には何のおとがめも無く、後には司法次官に栄転する。これを見るに当時は軍部・官僚だけで司法でも「身内優先」「事なかれ主義」という、腐敗が蔓延していた様です。

【積極財政行き詰まる】昭和11年(1936年)
 積極財政以降この頃まで日本は恐慌に喘ぐ世界を後目にめざましい発展を遂げていた。昭和6〜11年間に軍需品を中心とする全工業製品の生産額は2.5倍に増え、輸出も3倍に増えている。この間にインフレは卸売物価が1.4倍になった程度。しかし昭和10年頃から積極財政の継続が困難になり始める。これは次のようなプロセスで起きている。

①・景気回復により、公債の市場消化を成功させていた銀行融資が、軍需産業の設備投資に回る。
②・このため低金利の公債に資金が向かなってくる。
③・さらに好況が続き、市中資金が逼迫してくる。
④・これにより一般貸し出し金利が上昇する。
⑤・このため政府の低金利政策の維持が困難になってくる。
⑥・低金利の国債は、価格維持も難しくなる。

この様にして公債市中消化率が急激に悪化。昭和9年度のには128%だった消化率が、10年度末には消化率は77%に急落。

 この市中未消化公債が増えることは、日銀の公債引き受けが増える事を意味する。これは日銀の通貨発行量を増やすことにつながる。つまり、経済的裏付けの無い市中通貨量増大によるインフレ、という悪性インフレの危険性が現実化し始める。公債増発の結果、国債未償還額も累積し、総額は昭和6年末の64億円から、昭和10年度103億円まで、6割の増大。(参考までに昭和10年の国民所得推計額は144億円)

 昭和10年下半期には深井日銀総裁が、「悪性インフレの懸念が出てきた。もう危ない。日銀引き受けの赤字国債と軍事費の増大はもうやめるべきだ」と進言。高橋蔵相はこれを受け、11年度予算編成から公債漸減方針を打ち出す。つまり、歳出の膨張を押さえ、税収の自然増を目安に公債を削減しようとした。時局匡救予算を9年度限りでうち切り、軍事費も削減しようとした。この事は軍事費増額を要求する軍部の反発を買い激しく対立。結局、11年度予算でも軍事費の増額追加を認めざるを得なくなる。

●昭和11年 2・26事件

74■とはずがたり(3/3):2003/03/03(月) 19:04
●昭和12年 蘆溝橋事件→日中戦争

●昭和15年(1940年)
【斎藤隆夫の粛軍演説→同氏の除名問題発生】
 2.2日、米内内閣成立直後の当時民政党の衆議院議員であった斎藤隆夫は、第75帝国議会2日目米内(よない)内閣の施政方針演説に対する代表質問で、丁度満3年目を迎えようとする日中戦争に関して、米内内閣の対応を問い、政府の日中戦争処理方針を巡って2時間の大演説をぶった。戦争の終結条件は何なのか、政府に展望を示すように要求。支那事変の戦争目的と見通しについて明らかにせよと迫った。日中戦争が聖戦とされ、国民に無限の犠牲を要求していることを批判。東亜新秩序とは何か、それは空虚な偽善であると決めつけた。演説の後には拍手喝采が起こり多くの議員が賞賛した。しかしこれは聖戦を冒涜するものであるとの問題になり、斉藤は衆議院から除名される。

【支那事変処理として撤退方針が決定される】
3.30日支那事変処理に関する極めて重要な事項が、参謀本部の提案に基き、この日、陸軍中央部で決定された。それは、「昭和15年中に支那事変が解決せられなかったらば、16年初頭から、既取極に基いて、逐次支那から撤兵を開始、18年頃までには、上海の三角地帯と北支蒙彊の一角に兵力を縮める」というもので、事変処理の大転換であった。もともとこの撤兵案は陸軍省の発案になるものであり、陸軍省側では今すぐからでも、撤兵を開始するような剣幕であった。予算面からも間接的に参謀本部を抑制しようとした。事変解決に、参謀本部も陸軍省も手を焼いていることが分かる。当時参謀本部としても、内々黙認した形であった。昭和15年度の臨時軍事費は、こんな前提の下に確定せられていた。 [種村佐孝「大本営機密日誌」(ダイヤモンド社,昭和27年)P12-14] この本は公式の日記ではなく、元大本営参謀戦争指導班長の種村佐孝氏が、同僚の助けを得て書いた日記と記憶によって書かれたものです。開戦前から終末期まで、時間を追って具体的に書かれた貴重な資料としてしばしば引用される本です。

【ヨーロッパ戦線で独軍が進撃開始】
 5.10日欧州で、ドイツ軍が華々しい実力を行使しはじめ、5月にはオランダ、ルクセンブルク、ベルギーを侵略、更にマジノ線を突破してフランス軍を席捲し、イギリス軍は「ダンケルクの悲劇」に追い詰められた。
 5.16日イギリスにチャーチル内閣成立。
【ヨーロッパ戦線で伊軍が独軍側で参戦】
 6.10日伊軍が独軍側で参戦し、イギリス・フランスに宣戦布告。
 6.14日独軍がパリ入城、6.22日独仏休戦条約調印。イギリスへの空爆も激しくなる。そのためイギリスのチェンバレン内閣、フランスのレイノー内閣が崩壊。

【支那事変処理として戦線拡大方針が決定される】
 この独軍の戦果拡大が陸軍部内の大転換をもたらすことになった。『バスに乗り遅れるな』的ムードがはやり出し、「撤兵」のはずが、「大東亜戦争」に拡大していくことになった。欧州情勢の急変転が陸軍内部の考え方を180度大転換させた。「わずか2ヶ月前、さる3月30日には、専ら支那事変処理に邁進し、いよいよ昭和16年から逐次撤兵を開始するとまで、思いつめた大本営が、何時しかこのことを忘れて、当時流行のバスに乗り遅れるという思想に転換して、必然的に南進論が激成せられるに至ったのである」(種村佐孝「大本営機密日誌」・ダイヤモンド社・昭和27年・P14)。

75■とはずがたり:2003/03/03(月) 19:07
以上
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=72&END=74&NOFIRST=TRUE

http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm
から。
れんだいこ氏という方のHPの様である。

76オリーブの木:2003/03/11(火) 22:50
中間派だったパキスタンが採決を棄権に回ったため、どうやら武力行使容認
決議案が可決することはなくなったみたいですね。
でもどのみち攻撃する姿勢に変わりはなく、経済的にも秩序的にも予想もつかない
展開になってきました。金正日よりもブッシュの方が世界平和にとってよっぽど
脅威的だよ。ホントに。

77■とはずがたり:2003/03/11(火) 22:57
そんな僅差でしたっけ?イギリスも国内輿論が決議無しでは反対ではなかったか?

ブッシュはかなり電波な奴みたいですしねえ。イギリスは決議抜きの攻撃に批判的だったようだしアメリカが単独攻撃に踏み切り自国の威信を傷つけるかな?

79オリーブの木:2003/03/11(火) 23:05
>77
とりあえず賛成がアメリカ、スペイン、イギリス、後1カ国(どこだか忘れた)
反対がフランス、ドイツ、ロシア、中国、シリアの五カ国。
中間派が6カ国。そのうちパキスタンが事実上反対に周った為、残り5カ国全部
の賛成を取り付けないと可決されません。イギリスは運命共同体ですからどこまで
もついてくでしょうね。ただ閣僚の中には決議なしでの攻撃に踏み切った際には
辞任を公言する人もいますし、公然とブレア降ろしを公言する議員も後を絶たない
みたいで絶体絶命って感じですね。どことは言わないけど日本国のあの人も危ない
でしょうなぁ。

80オリーブの木:2003/03/11(火) 23:10
でもホントシャレにならんぜ。これでイスラエルが参戦した日には
取り返しのつかないことになる。21世紀はテロの世紀と謳われるのが
濃厚になってきたみたいですね。テロ防止の名目で警察国家にでもなったら
たまらないよ。なんとかならないのか・・

81■とはずがたり:2003/03/11(火) 23:11
情報感謝。国際輿論はアメリカに逆風のようですなあ。
ブッシュは何処まで突っ走るつもりか?
個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが,現実には石油利権が原因で大義がないのが明白だからなあ。

日本国のあの人とは?

82オリーブの木:2003/03/11(火) 23:19
>個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが
まだそんな事言ってるんですか。イラクのフセイン体制が続いている
最大の原因の一つは強権的な政治家でないとまとまらないようなモザイク
国家という事ヲ忘れてもらっちゃ困りまっせ!もちろん恐怖政治体制を敷いてる
のはいうまでもないが。イラクの民主化はあくまでイラク国民が決める事。
>日本国のあの人とは?
ですからあの人ですよ(笑)

83■とはずがたり:2003/03/11(火) 23:30
そもそも統一イスラーム復活が持論なのですがね。
アラブ世界はそもそも一つであるので,モザイク国家よいうよりもむしろシリア・ヨルダン・クエート・パレスチナなんかと一緒にしてもいいと思っている。(・∀・)デムパ!デムパ!

今の国連体制は既存の国家の枠組みを壊すことが出来ないから植民地帝国が勝手に引いた国境が国民を苦しめていても無力である。
上の統一とは逆になるが強権でまとめねばならない国など要らないからバラバラになって良いと思う。

はて誰だ??>戦争と絡んで小泉降ろしの兆候でもありますかい?

84オリーブの木:2003/03/11(火) 23:50
ですから我が国の総理大臣ですよ(笑)支持率下がったら終わりでしょう。
ちなみにバラバラになったほうがいいなんて発想は私にはついていけません。
イラク国民の自発的な行動の結果そうなるのならともかくとして他国の侵攻に
よってなんの権利があってそんなことが許されるのでしょうか?
そもそもアメリカ式民主主義を自明のものとするならば武力進出はその理念と
相反するものだと思うし、それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えない
し、もしそんなはずはないというのであるならばそいつは民主主義者の皮をかぶった
ファシストだといわざるを得ません。何度も言いますが民族自決が肝要です。

85オリーブの木:2003/03/11(火) 23:54
>それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えないし、
つまり西欧民主主義をアラブ人民が望んでるとは言えないという意味です。

86■とはずがたり:2003/03/12(水) 00:04
にぶくてスマソ。支持率頼みが共通点ですね。こちらはなかなか支持率が落ちずに私をヤキモキさせていますが。

そもそもアラブ「民族」を分断してサウジアラビア国民やイラク国民やヨルダン国民が作られた訳です。
現状は石油利権を巨大な一国が握らないようにする分断策の結果である。
アラブ諸国民は口惜しくないのでしょうかねえ。
勿論,サウジやクエート等の保守的な王政の守護者アメリカが民主主義の伝道者ではないことが明らかです。

今の国民国家システムは限界であり,EUの様な超国家的機構と地域への二極化を展望してるのですが自分の中でまだ整理はついていないようです。

88■とはずがたり:2003/03/13(木) 14:52
アメリカとしては政治的圧力で押し切れるという感触でしょうか。

http://news.msn.co.jp/articles/snews-flash.asp?w=412530
[対イラク] 米、多数派工作で進展? 9カ国の賛成確保に接近

【ワシントン中島哲夫】米国務省のバウチャー報道官は12日、対イラク武力行使を容認する国連安保理決議について賛否を明らかにしてない中間派6カ国に対する説得工作で、「進展があることを否定しない」と述べた。米英のメディアは米政府高官の話として、アフリカのアンゴラ、カメルーン、ギニアの3国が好意的な反応を示していると報じており、決議採択に必要な9カ国の賛成確保に接近しつつあるとみられる。

 バウチャー報道官は「進展」の具体的内容を語らず、「(票固めが)確実になったという誤解は与えたくない」と慎重な姿勢も示した。また、ブッシュ大統領とパウエル国務長官が引き続き精力的な電話外交を続けているものの、決議をめぐるあらゆる状況は「極めて流動的」だと述べた。

 一方、フライシャー米大統領報道官は、ブッシュ大統領が12日午前中だけでもプーチン・ロシア大統領、ムシャラフ・パキスタン大統領ら4カ国の首脳と電話したと発表した。これまでの電話外交では「米国の立場を支持しない諸国」に対して「落胆」の意を伝えたとも述べた。両国関係に悪影響を与える可能性を暗示して圧力をかけているとみられる。

 同報道官は、決議採択の見通しについて「結果は採決の日に分かる」と、現状での評価を避けた。しかし米政府は採決で9カ国以上が賛成した場合、フランスなどが拒否権を行使して決議案が葬り去られても武力行使への踏み台にする方針とみられる。

 フライシャー報道官は同日、15理事国による採決は「過半数は8票、(採決に必要な)多数は9票」と述べ、採決で9票に届かなくとも「道義的な勝利」を得たと主張する可能性がある。

 現時点で確実な決議案賛成派は米国、英国、スペイン、ブルガリアの4カ国。拒否権行使の可能性を含めて反対派は仏、露、中、独、シリアの5カ国。中間派はアフリカの3カ国のほか、パキスタン、チリ、メキシコとなっている。

[毎日新聞3月13日] ( 2003-03-13-12:43 )

89自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 15:08
アメリカの安保理という戦の出陣式の意味合いがある茶番は
いつになったら終わるのでしょうか?
あそこまで部隊を配置してイラク攻撃をするのは当然でしょう。
個人的に私はアメリカ支持です。
事の是非以前に日本は国家として日本国憲法無効宣言もできず
自分で自分の国を守ることもできないので
アメリカについていくしかありません。
イージス艦を派遣してアメリカの太刀持ちをするのが
良くも悪くも現状の日本の唯一の選択肢です。
先日の椎名素夫氏の広告や
昨日の朝日新聞の小池百合子の
「防衛力を自ら縛る日本に独自外交発揮の選択肢がない」
というのは全く同感です。

90■とはずがたり:2003/03/13(木) 15:18
アメリカの庇護化にあるのだからアメリカ追従外交が当然という風潮が日本にもアメリカにもあるようですな。

アメリカ追従嫌いだが軍備増強も嫌いな俺には,どういう選択肢があるのか模索中です。

椎名氏はどんな広告を出していたのでしょうか?

91自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 15:43
>>90
椎名氏は雑誌の広告(何の雑誌かは忘れました)で
小池百合子と同じようなことを言ってました。

92■とはずがたり:2003/03/13(木) 15:56
情報感謝。

防衛力を自ら縛るよりも,2国間安全保障条約の方が日本外交を縛っているような気がするが。

日英同盟の廃棄が第二次大戦の敗戦の遠因かと思うと,日米安保の廃棄も危険なのかもしれないかもとは思いますが。

93■とはずがたり:2003/03/13(木) 16:14
韓国も協力検討だそうです。

http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=intl&NWID=LATEST
イラク戦に工兵500人派遣 韓国が検討と報道
 【ソウル13日共同】韓国紙、朝鮮日報は13日、米国がイラク戦に踏み切った場合、韓国が工兵大隊500−600人を派遣する方向で最終的な検討を行っていると報じた。
 同紙によると、韓国政府は12日に国家安全保障会議の常任委員会を開催、工兵派遣で米国のイラク戦を支援する方向で意見がほぼ一致したという。
 また医療支援団の派遣と通信装備を含む補給物資の支援について、今後さらに検討することとした。

94自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:22
屁護というか実質的にはアメリカ合衆国日本州のままですよ。

95■とはずがたり:2003/03/13(木) 18:31
アメリカの属国が欧州にはイギリス,アジアには日韓台(←旧大日本帝国の版図だw)という構図でしょうな。

96自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:36
まあ良くも悪くも日本は占領下のままですよ。
南鮮は最近、アメリカよりも中共の属国になってきましたが。

97■とはずがたり:2003/03/13(木) 18:52
韓台が大統領制の下で中道左派政権が成立し政権交代を果たしたのに日本は小泉による擬似政権交代。情けない。
まあアメリカ人も頭の悪いブッシュを選んでこのていたらくだから情けないと云えば情けないのだが。

98自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 18:53
イギリスはアングロサクソン兄弟といった感じじゃあないんですか?
台湾は日本があの様ですから
中共に対抗するにはアメリカしか頼るところがないのが現実ですね。

99■とはずがたり:2003/03/13(木) 22:19
小泉との対談を評して「貴重な人生を浪費するのにも値しないものだった」BY小沢

オザワイチロウ(・∀・)イイ!!

100オリーブの木:2003/03/13(木) 22:23
>>89
そもそも民族主義を掲げるあなたがアメリカ支持とは腑に落ちませんね。
たしか石原慎太郎や小林よしのりは安保破棄の自主独立路線のはず。
どちらにせよ、中国とのパワーバランスや北朝鮮の動向を見ても日本が
イラク戦争に反対しようが賛成しようが日本に居座り続けるでしょうし、
いわんや安保破棄の自主独立路線を認めるはずがない。
つまりアメリカ自身の国益に沿うから日米安保を維持しているのであって
、仮に日本がイラク攻撃を反対しようが北ににらみを効かす状態を解除する
事は考えにくいわな。だってそんな事したら在韓米軍を見殺しにする事に
なるのだから・・。まあ、日本の政治家及び外交官にそれだけの高度な駆け引き、
戦術を使える人材がいるとは思えないから現実的にイラク攻撃反対のスタンスを
取るのは現実的ではないといわれれば返す言葉もないが・・・・(タメイキ)

101■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:03
反米で平和主義に凝り固まっている自分がイラク攻撃に何となく幻想を抱いているのは我ながら腑に落ちません。

アメリカ人が勝手に血を流してくれる分には無関係だというイラク国民軽視の傾向が自分の中に有るのかもしれない。最近の戦争は民間人の被害を最小限にしようとしているのを言い訳にして。

戦争を強行して仏独露と米英の対立が極度に高まったとき世界新秩序の形成か?日本は英米の金魚の糞状態か?

戦争は戦前の多数派工作に尽きると云うのがここ一ヶ月ばかり第二次大戦などの近現代史をさらりと見てきた感想です。アメリカは完全にこの「法則」を無視しようとしている。

ドルシステム崩壊の予兆かもしれない。とはずがたりとしてはユーロを買い推奨にしときますw

102自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 23:03
アメリカ支持というのは今回のイラク攻撃のことであって
何事においても支持というわけではありません。
私は
共産主義と中華思想(真の排他的ナショナリズム)中韓朝三兄弟の次に
アメリカは嫌いですから。
イラク攻撃に関していえば
日本はまともに自分の国も守ることもできないので
どうこういえる資格はありません。
(今回のイラク攻撃に関していえば)
ただただアメリカについていくしかありません。
(次に続きます。)

103■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:17
「その場の雰囲気」と首相 決議なし攻撃の対応明示せず
 小泉純一郎首相は13日午後、緊迫化するイラク問題をめぐり野党4党党首と首相官邸で会談した。
 首相は米英両国などが武力行使を念頭に国連安全保障理事会に提出した修正決議案の採択を目指す考えを強調する一方、決議なしに攻撃に踏み切った場合の政府対応について
「その場の雰囲気だ」などと明確な態度表明を回避。野党側は強く反発、首相の姿勢を一斉に批判した。
 首相は社民党の土井たか子党首との会談で
「米国との同盟関係、協調主義と国連中心主義を両立させる」と強調。ただ自由党の小沢一郎党首が、決議の採択なしに米国がイラク攻撃に踏み切った場合に
「賛成するのか」と尋ねたのに対し、首相は「理由を見てみないとわからない。その場の雰囲気だ」と述べた。
 小沢氏は会談後の記者会見で「戦争の問題をその場の雰囲気で考えるというのは、驚くべき首相だ」と強く反発、菅氏も記者団に「何一つ実のある意見を聞けなかった」と述べた。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2003031301000470

104自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/13(木) 23:17
下手に何でもかんでも反米すると反米親共の共産主義者を利することになるので
私は反米派ですがその点はかなり気を使っています。

確かに私は自主独立路線ではありますが、日米軍事同盟は堅持すべきだと思います。
(次に続きます。)

105■とはずがたり:2003/03/13(木) 23:21
>>102
個人的には西欧中心の世界システムへの対抗システムとして中華システムには親近感を持っています。
中国・台湾・西蔵・蒙古・越南・朝鮮・日本・琉球・渤海w・樺太でEUばりの国家連合を!

106自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 00:12
何故なら
それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
の意図の下
様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/47801china.html
(私はいつもこれを読んでこの逆をやろう。裏を突いてやろうと思っています。)
この中共の対日工作に対抗するには日米軍事同盟は欠かせません。
何故なら現在の日本は自力で自国を守ることができないのですから。
アメリカの指揮の下にしか自衛隊は働けないのですから。
(次に続きます。)

107自由党支持者〜石原シンパ〜:2003/03/14(金) 00:25
>>106のリンク貼り間違い訂正します。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/470801china.html

108■とはずがたり:2003/03/14(金) 14:27
我々は唯一の超大国となったアメリカの歴史的な外交上の失敗を目の当たりにしようとしているのか?
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=14mainichiF0314e040&cat=2
<対イラク>武力行使容認決議案の今週の採択はなし 米英が 示す (毎日新聞)
2003年3月14日(金)11時40分
【ニューヨーク佐藤由紀】米英両国は13日、国連安保理に対し、米英スペインが提出している対イラク武力行使容認決議案について、今週の採決を見送る方針を伝えた。これを受け、同決議案で17日とされているイラクの武装解除(大量破壊兵器廃棄)期限の実効性は損なわれるこ とになり、期限の再設定を含む決議案の再修正が不可欠となった。

同決議案について、スペインのアリアス国連大使は14、15日の採決は行わないと述べた。ま た、再修正の焦点の一つとみられる武装解除期限について、国連外交筋は、英国が27日に延 期する妥協案を提示していることを明らかにした。

国連安保理は13日午後3時(日本時間14日午前5時)過ぎから、イラク問題を話し合う非公 式協議を開き、対イラク武力行使容認決議案や英国の戦争回避に向けた6項目提案について 協議した。だが、フランスは「自動的に武力行使を容認する文言が入っている限り、米英などの 新決議案は支持できない」と述べた。ロシアのラブロフ国連大使も「戦争と平和の間で妥協はで きない」と話し、決議案採択に反対の立場を表明。

また、米英は査察期間の延長を求めている中間の6カ国に対する説得を続けたが、この日も 採択に十分な数の国の支持を得られず、今週の採決は見送られることになった。

[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-13:25 )

109オリーブの木:2003/03/14(金) 21:20
>それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
>中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
>共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
>の意図の下様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
??????????????????????????????????????????????????????????????????????
え?それってまさか中国が武力による日本制圧を試みてるって事?
俺の読み違いだったら申しわけないが(普通に考えてそうだろうが)そんな事して
連中になんの得があるの?日本を共産化!?あのさ、中国は実質的な資本主義国で
右肩上がりの経済成長を遂げてる(今なお)って知ってるよね?当然。
ならばどこからそのような発想が出てくるのかさっぱりわからん。
まあ台湾独立を武力で阻止しようと試みるっていう論を展開するならわからんでもない
が・・・・違うよな。俺の誤読だよな。アカン、もう寝ましょう。

110オリーブの木:2003/03/14(金) 21:25
本当に誤読だったら申し訳ない。

111オリーブの木:2003/03/14(金) 21:30
>108
どうやら採決を断念しそうですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/war_against_iraq/
しかしブレアはマジでやばいですよ。これじゃ・・・

112■とはずがたり:2003/03/14(金) 22:51
そうなったらブレアは参加を見合わせるのでは?>>111

113■とはずがたり:2003/03/15(土) 00:14
◆三十年戦争(1618-48)→ウエストファリア条約1648
(↑初めての「世界」戦争)

新教徒(仏・ノルウェー・デンマーク) VS 旧教徒(奥・西)

◆ナポレオン戦争1799-1815→ウィーン会議1814-1815

仏 VS 英・奥・露

◆第一次大戦1914-19→ベルサイユ条約1919

三国同盟(英・仏・露) VS 三国協商(独・奥・伊)

◆第二次大戦1939-45→サンフランシスコ講和会議

連合国(英・米・蘇) VS 枢軸国(日・独・伊)

◆大西洋戦争?

開戦派(米・英) VS 査察派(仏・独・露)

114■とはずがたり:2003/03/15(土) 02:06
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=14mainichiF0315m084&cat=2
<イラク攻撃>米艦10隻が紅海へ 作戦変更の動き (毎日新聞 -全文)
2003年3月14日(金)20時14分
【ワシントン佐藤千矢子】米AP通信は13日、米政府高官の話として、イラク攻撃に備えて東地中海に展開している第8艦隊のうち、巡航ミサイル・トマホークを搭載した巡洋艦や駆逐艦など計 10隻が紅海に向けて移動中だと報じた。トルコが米軍の領空通過権を認める見通しが立たない ことから、米軍が一部作戦変更に向けて具体的に動き出した形だ。

移動を開始したのは空母ハリー・トルーマンとセオドア・ルーズベルトの艦隊の一部で、次の段 階として空母自体への移動命令が出る可能性もある。

米軍はトマホークをトルコ上空を横切ってイラクに撃ち込む計画だった。だがトルコ国会は今月 初めに米軍駐留案を否決、さらに最近になってトルコ政府は領空通過権についても国会決議を 求める方針を打ち出した。このため米軍は、空母艦隊の一部を地中海から紅海に移動させ、ト マホークミサイルを紅海からサウジアラビアの上空を横切って撃ち込む計画に変更したと見られ る。

トルコは、米英が設置した飛行禁止空域の警戒に限って南部インジルリク空軍基地の使用を認めてきた。

[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-20:14 )

115■とはずがたり:2003/03/16(日) 16:56
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=15mainichiF0316m070&cat=2
<対イラク>「軍事行動の公算極めて大」 ストロー英外相が明 言 (毎日新聞-全文)
2003年3月15日(土)21時46分

英国のストロー外相は15日朝の英BBCラジオ番組に出演し「イラクに対する軍事行動の公算は今や極めて大きくなった。大変残念だ」と語った。

イラク攻撃が差し迫っているとの認識をここまで英高官が明言したのは初めて。

外相はイラク攻撃について、新たな国連安保理決議がなくても昨年11月の決議1441が十分 な「法的根拠」になると強調。英国内でも反対が根強い「新決議なし開戦」の方針を固めつつある ことを示唆した。

外相は「国際社会全体の支持を背景に軍事行動を取るのがもっとも望ましく、今も採択に向け て努力しているが無理かもしれない」と述べた。(ロンドン共同)

[毎日新聞3月15日] ( 2003-03-15-21:46 )

116オリーブの木:2003/03/16(日) 19:52
>>106
ちょっと言いすぎたがいずれにせよ、日米安保がなくなって困るのは
むしろアメリカなのだから(無論我が国もだが)イラク戦争支持しか選択肢
がないような外務省の宣伝を真に受けるのはどうかと思う。
北の脅威を最も受けるはずの韓国でさえ、独自路線を取ってるくらいだから
ね。イラク戦が長引けば我が国の経済はガタガタになる恐れがあり、いや世界
経済に深刻な影響を及ぼすのは確実といわれてるのだから国益に照らしてみても
明らかに割に合わない選択である事は明白。要は一言で言ってことなかれ主義的
な日本人の体質が現れているに過ぎないと思う。まあ>109でも書いたように
イラク攻撃反対をアメリカに諌言するには相当なタクティクス(戦術)が必要だから
それを我が国の政治家及び外交官に出来るとは到底思えないので現実的には無理なの
かと言う気もするけどね(苦笑)

117オリーブの木:2003/03/16(日) 19:58
>>115
国連安保理の多数派工作もどうやら絶望的で決議なしの開戦は避けられそうに
ありませんね。でも国連決議を建前にしていたイギリス政府はこれで一段と
苦境に立たされ、ブレアもただではすまないでしょう。
こうなるともはや、ならず者国家の称号はアメリカにこそふさわしいのかもしれ
ません。

118■とはずがたり:2003/03/16(日) 20:00
英米西の首脳会議が有るそうですからここで,事実上開戦が決まるのではないでしょうか?気候上の問題でアメリカには時間がない。

119オリーブの木:2003/03/16(日) 20:13
>>118
戦争が避けられないのならばなんとしてもアメリカの失敗と言う事で
幕を閉じてもらいたいものです。そうすればアラブの民衆も多少、溜飲を
下げるだろうし、アメリカのユニテラリズム(一刻孤立主義)路線も見なおされ、
ブッシュの立場もただでは済まなくなる。でもって国連の位置付けが強化される
方向に行くことをせめて祈るのみですね。

120オリーブの木:2003/03/16(日) 20:20
イラク戦争でどうなる経済。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030316-00000086-mai-bus_all

121■とはずがたり:2003/03/17(月) 21:20
で,アメリカは何時おっぱじめるのか?
ここ迄国際的に孤立した形で戦争を始めてしまったら,跡はどういう形で名誉ある戦争終結へ持っていくかであろう。
日本はそれに失敗して敗戦を迎えた。
http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=17mainichiF0318m061&cat=2
<イラク問題>安保理協議打ち切り 米の外交失敗を象徴 (毎日新聞-全文)
2003年3月17日(月)19時34分


 【ワシントン河野俊史】対イラク武力行使容認決議案をめぐる国連安保理協議の打ち切りを決めた16日の3カ国首脳会談で、昨年9月から半年に及んだ米政府の国連外交は事実上、終止符を打った。ブッシュ大統領は全会一致で可決された安保理決議1441(昨年11月8日採択)ですでに武力行使は了承されていると強弁しているが、現時点で軍事行動に移るという米政府の提案が最後まで国際社会の同意を得られなかったことは、実質的に「ブッシュ外交」の失敗を意味する。ユニラテラリズム(単独行動主義)の批判をかわすためにあえて選択した「国連ルート」だったが、結局、国連の枠組みを無視して一方的な武力行使を目指す形になり、皮肉にもユニラテラリズムの本質を浮き彫りにした。

 17日をイラクの武装解除(大量破壊兵器廃棄)期限にして、その直後に攻撃を構える修正決議案に支持を表明したのは、提案国の米、英、スペイン以外にはブルガリアだけだった。反対を明確にしたフランスやロシアばかりか、中間派の6カ国も今回は米国に追随するのをためらった。最後は経済支援と引き換えに押し切れると読んだ米政府には誤算だった。

 米政府が安保理メンバーを説得できなかった理由について、キッシンジャー元米国務長官は16日のCNNテレビの番組で「同時多発テロ(01年9月)を体験した米国と、そうでない国の危機感の違い」を挙げた。しかし、イラクを切迫した脅威と見ることには米国内ですら異論が多く、他国に戦争の正当化を求めるには説得力が弱かった。

 それ以上に批判や反感を呼んだのは、国際社会に対する米政府のスタンスだった。ブッシュ政権は2年前の発足後、地球温暖化防止のための京都議定書や、国際刑事裁判所(ICC)設置をめぐって国際社会と対立し、「米国が他よりも優越した存在だと信じ、国際機関に懐疑的だ」(16日付ワシントン・ポスト紙)と指摘されてきた。多くの国には、それが不遜な態度と映り、反米主義の引き金になった。

 それにもかかわらず、ブッシュ政権は国際関係を軽視し、他国に理解を求める努力を怠ってきたといわれる。「要求するばかりで、相違点の溝を埋めようとしない」(同)といい、例えば協力の有無が焦点になっているトルコの問題でも、12年前の湾岸戦争時に父親のブッシュ元大統領がトルコの首脳に55〜60回も電話をしたのに対し、今回は3回だけだと同紙は指摘している。

 また、安保理が査察による解決を模索している段階からペルシャ湾岸地域に膨大な数の米兵を展開し、攻撃態勢を既成事実化してしまったことへの批判も国際社会にくすぶっている。

 「初めに攻撃ありき」という強引な手法が安保理メンバーの間に疑念を呼び、米国を孤立させた側面は否定できない。安保理決議1441は成果として残ったものの、米国の対イラク軍事行動は国連の枠組みに頼らない半年前の姿に戻る結果になった。


[毎日新聞3月17日] ( 2003-03-17-19:34 )

122■とはずがたり:2003/03/18(火) 23:53
開戦に反対のフランス・ロシア・中国の状況。三者三様ですな。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=18reutersJAPAN107884&cat=17
世界は米大統領のイラクへの最後通告に反対=仏大統領 (ロイター)
2003年3月18日(火)14時51分
[パリ 18日 ロイター] フランスのシラク大統領は、フセイン大 統領に48時間以内のイラク退去を迫るブッシュ米大統領の最後 通告について、世界は支持していないとする声明を発表した。
大統領府が発表した。
声明は、国連安全保障理事会がこの動きに反対であり、国際世 論を無視することは「重大な責任」を伴うと指摘。「今回の一方的 な決定は、(国連)決議1441号に従ってイラクが武装解除を行っ ていくという安保理と国際社会の望みに反するものである」として いる。
さらに「国連による正当性確保を怠り、正義よりも武力を優先す ることは、重大な責任を負う」と声明では述べられている。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?cat=17&d=18reutersJAPAN107953
ロシア下院、核削減条約の批准審議を延期 (ロイター)
2003年3月18日(火)22時16分

[モスクワ 18日 ロイター] ロシア下院は、イラク情勢をめぐる米国との立場の相違を理由 に、21日に予定されていた戦略攻撃兵器削減条約(モスクワ条約)批准に関する審議を少なくと も4月初旬まで延期した。
下院外務委員会のシシュカリョフ副委員長がタス通信に明かした。
同副委員長は、審議の延期は対イラク武力行使に突き進む米国の姿勢が招いたものだとし、 米政府はロシアの立場を無視していると批判した。
プーチン大統領とブッシュ米大統領が昨年5月に調印したモスクワ条約は、双方が保有する戦 略核弾頭を2012年までに現在の3分の2の1700―2200発に減らすことを定めている。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=18mainichi1915m056&cat=2
<イラク問題>「大変心配」米の最後通告に 中国外務省 (毎日 新聞)
2003年3月18日(火)19時30分

中国外務省の孔泉報道局長は18日の記者会見で、ブッシュ米大統領がイラクに最後通告を突き付けたことについて「大変心配し、不安を感じている」と述べ、戦争が不可避の情勢となりつ つあることに強い懸念を示した。ただ、米国批判は慎重に避けており、戦争が始まっても米国と の良好な関係維持を目指す方針とみられる。

123■とはずがたり:2003/03/19(水) 12:17
http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?d=19mainichiF0319e007&cat=2
<イラク攻撃>日本など45カ国が支援 米国務長官がリスト発 表 (毎日新聞-全文)
2003年3月19日(水)8時46分


パウエル米国務長官は18日、共同通信など国際主要通信社7社と会見し、ブッシュ政権が臨戦態勢に入っている対イラク武力行使に、日本や韓国など計45カ国が軍事行動への参加やほ かの支援を表明していることを明らかにした。

また、国務長官はイラクのフセイン大統領の亡命を実現し、戦争を回避するため、アラブ首長 国連邦など関係国を通じ最後の外交努力を継続していることも明らかにした。

フセイン大統領と息子が米東部時間19日午後8時(日本時間20日午前10時)すぎまでに亡命するよう迫ったブッシュ米大統領の最後通告に対し、イラク革命指導評議会は18日、拒否を公式に表明、徹底抗戦も宣言した。

国務長官が同日発表した「イラクの即時武装解除のための連合」のリストにはほかに英国、ス ペイン、フィリピンなど30カ国が含まれている。さらに15カ国は「匿名希望」で国名が伏せられて いるが、パウエル国務長官は「近く明らかになる」と述べた。

45カ国は英国やオーストラリアなど兵員を派遣する国や、領空通過の承認、後方支援を行う国に分類される。日本については「紛争終了後の支援国」としてリストに含まれている。(ワシントン共同)

124■とはずがたり:2003/03/19(水) 12:20
民主党はバラバラで任せられないと云うが労働党でさえ戦争で割れるんだから大丈夫だな。
http://news.lycos.co.jp/topics/world/england.html?d=19reutersJAPAN108000&cat=17
英議会、対イラク戦争反対動議を396対217で否決 (ロイタ ー)
2003年3月19日(水)10時5分

[ロンドン 18日 ロイター] 英国議会は、対イラク戦争に反対 する動議を、396対217で否決した。これにより、ブレア首相は 武力行使に関して議会の承認を得たことになる。

採決をめぐっては、首相のおひざ元である労働党から、動議の支持に回り、抵抗する議員が多数見られた。
議会は代わりに、イラクの武装解除にあらゆる必要な手段を用い るべきだとする政府の対抗動議を支持した。

125■とはずがたり:2003/03/20(木) 12:12
TBSの記者曰くイラクとヨルダンは通婚も多いし,学費の安いイラクへ通うヨルダン人も多いのだそうだ。

126■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:24
中東で起こった戦争
http://www.geocities.com/inazuma_jp/war.html

上記ページのホーム
http://www.geocities.com/inazuma_jp/index.html

127■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:32
第一次大戦
http://www3.kiwi-us.com/~ingle/index.html

128■とはずがたり:2003/03/21(金) 14:45
WAR HISTORY
http://www.special-warfare.net/data_base/101_war_data/war_top_01.html

129オリーブの木:2003/03/22(土) 00:38
ホントにどうなってしまうのだろうか?

130■とはずがたり:2003/03/26(水) 02:32
当時のハイテク,ジェット航空機が苦戦したベトナム戦争の二の舞になるのか?

http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=25mainichiF0326m097&cat=2
<イラク戦争>首都攻防を前に、米軍ヘリ戦果挙げられず (毎 日新聞-全文)
2003年3月25日(火)21時6分

【ワシントン中島哲夫】イラク南部から北上してきた米陸軍と海兵隊の地上部隊は間もなくバグダッド近郊に到達すると見られるが、激突を前に首都を守る共和国防衛隊を空からたたこうとした米軍ヘリコプター編隊の攻撃が大きな戦果を挙げられず、逆に予想外の損害を受けたことが25日、分かった。首都攻略の困難さが早くも露呈した形で、南部の制圧の不十分さやイラク側 が化学兵器を使う可能性と合わせ、短期決戦戦略の不安材料になっている。

この攻撃は23日夜から24日未明にかけて、バグダッド南東カルバラ付近に布陣し米軍を待つ共和国防衛隊メディナ師団の戦車や火砲を破壊する目的で行われた。世界最強を誇る攻撃 ヘリ「AH64アパッチ」が30数機参加し、そのうち1機が墜落または不時着して、乗員2名がイラク側の捕虜になった。

米中東軍はこの作戦は「極めて効果的」だったとしているが、ヘリ部隊の同行記者が伝えた25 日付の米紙ワシントン・ポストなどによると、実態は非常に厳しいものだった。

報道によれば、ヘリ部隊は戦車4、5両や装甲兵員輸送車など計10両程度を撃破したが、突然、周辺の道路や民家の屋根、裏庭などから集中攻撃を受けた。いずれも対空機関砲や小銃 などだったが、編隊の大半が襲われ、乗員の一人によれば機体の前後左右下方のすべてに被 弾した。

アパッチ編隊は30ミリ機関砲やロケット砲で応戦したが、防弾ガラスが破られ負傷する乗員も 出て、退避を余儀なくされた。装甲が頑丈なため撃墜は免れたが▽油圧システムを破壊されて 攻撃できなくなった▽ロケット砲の発射装置に着弾して火を噴いた――など、深刻な被害が続出した。

乗員2名が捕虜になったヘリは、イラク側の映像で見る限り大きな損傷がなく、被弾が原因で飛べなくなったかどうかは不明。米軍は機体をイラク側が活用するのを嫌い、ミサイル攻撃をかけて破壊した。

アパッチ編隊の苦戦は世界最強の攻撃ヘリもゲリラ的な攻撃には弱いことを示している。全天 候型の高性能レーダーと赤外線暗視装置で、敵の戦車などは容易に発見し攻撃できるが、小火器はキャッチできない。米メディアは「ハイテクがローテクに対応できなかった」と報じている。

また、イラク軍のように戦車などを民家近くに配備している場合、民間人の死傷を避けるため には猛攻をかけにくい。これらは首都攻防戦で米軍の難題となる要素であり、作戦の立て直しが必要との見方が出ている。

[毎日新聞3月25日] ( 2003-03-25-21:06 )

131■とはずがたり:2003/03/26(水) 11:16
対ミサイル防衛関連二題。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?cat=2&d=24mainichi2415m101
<北朝鮮ミサイル>攻撃の「兆候」で防衛出動 法改正も検討 (毎日新聞)
2003年3月24日(月)3時3分

防衛庁は23日、日本の領土にミサイルが撃ち込まれた場合を想定し、相手の攻撃意図が明白な場合は、ミサイル発射の兆候がある段階でも防衛出動を発令する方向で検討に入った。北 朝鮮による弾道ミサイル発射を念頭に置いた措置。自衛隊法を改正し防衛出動前でも迎撃ミサ イル発射ができるようにすることも併せて検討する。

http://news.lycos.co.jp/topics/world/northkorea.html?cat=2&d=24mainichi2515m019
<菅民主代表>弾道ミサイル防衛に前向き (毎日新聞)
2003年3月24日(月)18時24分

民主党の菅直人代表は24日、日本外国特派員協会で記者会見し、日米両国で共同技術研 究を進めている弾道ミサイル防衛(BMD)について「ミサイル防衛開発にわが国が関わることに 検討の余地がある」と述べた。北朝鮮が保有するミサイルを考慮して、研究段階から開発への移行に前向きな考えを示したものだ。

132■とはずがたり:2003/03/28(金) 01:08
田中宇の国際ニュース解説
http://tanakanews.com/

133オリーブの木:2003/03/28(金) 21:43
  イラク戦争の立案者辞任
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/war_against_iraq/
このネオコンとか呼ばれてる連中こそ悪の枢軸だと俺は思う。

134■とはずがたり:2003/03/28(金) 21:49
結局,イラク国民にとってアメリカ軍はフセイン以上の悪でしかないのでしょうねえ。

結局英米は振り上げた拳のしまい方に苦慮し,フセイン政権が存続してしまうのか?

自由で公正な選挙の結果反米政権が誕生する姿を見てみたかったが。。

135オリーブの木:2003/03/28(金) 21:57
>134
反フセインのシーア派が武装蜂起どころか米英軍とガチンコ対決を
選んだことで連中の目論見がいかに甘くプロフェッショナル級のバカ
だということが改めて露呈しましたね。
>自由で公正な選挙の結果反米政権が誕生する姿を見てみたかったが
他国への武力介入はどんなに善意であっても多大なる禍根を残すと繰り返し
私がここで語ったことが図らずも証明されたのではないでしょうか?
アラブ諸国の反発を見てもとてつもない事態が待ってるような気がして非常に
鬱です。

136オリーブの木:2003/03/28(金) 22:04
>結局英米は振り上げた拳のしまい方に苦慮し,フセイン政権が存続してしまうのか
最悪の事態ですね。とりあえずベストな方法は国連の仲介でPKFを投入して数年単位
で武装解除するしかないと思いますね。武力介入ではなく本当はそれが理想的だったの
ですが事態はのっぴきならぬ方向に進んでいて心配です。

137■とはずがたり:2003/03/28(金) 22:06
アメリカがイラク国民の尊い犠牲でその独善主義を改めて呉れればいいのだが。
フセインはどうしようもない独裁者で,フランスも反戦をイラク利権の為につかっていると云う意味でそれ程信用できる訳では無いという持論を引っ込める気にはなりませんがね。英米兵が何人死のうが自業自得だがイラク市民の犠牲は胸が痛む。(アメリカ兵なども貧困層出身者が多いとか聞くとこれまたネオコンどのも犠牲者なのかもしれないのだが)

138オリーブの木:2003/03/28(金) 22:21
わかりますよ。でも国際政治の駆け引きってそんなものであって
以上でも以下でもないと思いますよ。残念ながら。
要はそれが世界情勢にとってプラスになるかマイナスに作用するかが
問題なのであって明らかに今回の件では仏独露勢に軍配が上がる、
それだけのことです。結局、核拡散問題に代表されるダブルスタンダード
を真剣に受けとめない限りどうしようもないと思います。
今回の件がそのきっかけになればせめての救いなのだが・・・・

139■とはずがたり:2003/03/28(金) 22:26
北朝鮮の政権も民意の如何に関わらず何とか排除しなければと個人的には思っている訳ですが,より慎重に事を運ぶ必要がありそうです。

140オリーブの木:2003/03/28(金) 23:09
>>139
一番いいのは金豚(BY勝谷誠彦)が死んでくれることなのでしょうが
そうなればなったで混乱するでしょうしなんとも言えないですね。
改革解放路線でソフトランディングさせるのがベストでしょうがこれまた
どうなるか?頭痛いですね。

141■とはずがたり:2003/03/29(土) 09:56
彼が死んでもその息子達が出てくるのでしょうし大量破壊兵器開発・保有を理由に経済制裁でぐいぐい締め付け,内部崩壊を待つのがよいのでは?

同胞の韓国としては太陽政策→改革・解放→民主化が望ましいのかもしれないがこの国はそれでは埒が明かないのではなかろうか?

142■とはずがたり:2003/03/29(土) 17:33
ナポレオン戦争が教科書的には国民皆兵の,第1次大戦が同じくに国家総動員のきっかけとなったように,今回の戦争が精密爆弾によるピンポイント攻撃とそれに伴う市民に危害の加わらない戦争への転換点になるのではと思っていた。
しかし,アメリカの攻撃もいい加減の様である。勿論,イラク軍の流れ弾だったり反米感情をあおるために市民を攻撃している可能性も捨てきれないのだが。
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=29mainichiF0329e051&cat=2
<イラク戦争>相次ぐ「誤爆」 反米感情の高揚必至  (毎日新聞-全文)
2003年3月29日(土)12時33分

 【アンマン小倉孝保】バグダッドで28日、米英軍による爆撃で市民に多数の犠牲者が出たことにより、イラクばかりかアラブ民衆の間に反米感情が盛り上がるのは確実だ。バグダッドでは同日昼間と26日に相次いでミサイルが着弾、多数の犠牲者が出たばかり。「同胞」の犠牲に同情するアラブ民衆の間には、攻撃を阻止できないアラブの指導者への批判が高まっている。

 開戦前、多くのイラク市民の間には「米軍の空爆は怖くない。市民を狙うはずがないからだ」と米軍のハイテク兵器に一定の信頼感のようなものがあった。テレビ映像などで米軍のピンポイント攻撃を知っている市民は、米軍は的確に軍や政府機関を狙うはずと考えていたからだ。フセイン政権に対する嫌悪感も強く、米軍が同政権を相手にしている限り、市民感情の盛り上がりにも限界があった。

 だが、増える市民の被害を受け市民感情には微妙な変化が生まれている。バグダッドとアンマンを結ぶイラク人運転手は「イラク人は米軍をはっきり敵として考えるようになってきた」と話した。アラブ人の多くはイラク市民に対し同胞としての親近感を持っている。だが、市民への被害が増えることでアラブ人が米軍の攻撃を「同胞」への攻撃と考える可能性が高まりつつある。

 28日にはカイロで大規模なデモが発生したほか、イラクと長年、敵対関係にあったイランの首都テヘランでも開戦後、初めてのデモが発生し、数千人の市民が米国旗を焼くなどした。また、ヨルダン各地でも大規模なデモが発生し、米軍の攻撃阻止に有効な手立てを打てないエジプトはじめ、バーレーンなど米軍を受け入れている湾岸諸国の政府に対しても抗議の声が上がった。

 こうした状況に対するアラブ諸国政府の危機感は強く、サウド・サウジアラビア外相は先日、「戦争が長引けば、米国との関係に悪影響が出る」と米・サウジ関係を憂慮する発言を行った。また、ムバラク大統領は27日、「戦争終了後も、地域の不安定化を招く」と話した。
[毎日新聞3月29日] ( 2003-03-29-12:33 )

143■とはずがたり:2003/03/30(日) 01:39
玉砕前の日本軍でもあるまいにワロタYO。

http://www.asahi.com/international/update/0329/022.html
食糧とどかず、前線にけだるい雰囲気 米海兵隊従軍ルポ

 記者が同行する米軍第1海兵師団第1連隊でも、1日の携行食支給はもともと2食だったのが、28日から1食になり、29日は正午時点でまだ、ない。(クータルハイ<イラク南部>=野嶋剛)

 携行食のパックには、ステーキ、照り焼きチキンやクラッカー、菓子などが入っており、2食で大人1日分のカロリーに調整されている。1食では前線の兵士には全く足りない。

 制限が始まった28日から兵士らには、けだるい雰囲気が広がっている。部隊の前進も止まっているため、手持ちぶさたの兵士らが道ばたに横になる姿も目立ってきた。軍紀上、好ましくないとされる行動で、「戦争の序盤からこんな調子で大丈夫か」とこぼす兵士もいる。

 記者自身も1食では足りず、腹が鳴る。食べ残しておいた以前の携行食を時々かじる。補給担当のガニ軍曹は「今日中にも解決しなければいけない」と焦りの表情だ。

 一方、燃料も問題だ。記者の部隊では28日に予定していた軍用車への給油が、29日午前にずれこんだ。燃料の不足で、部隊の北上の速度が大きく遅れる可能性もある。
(03/29 21:59)

144荷主研究者:2003/03/30(日) 14:51

ロジスティクスの問題ですな。

1991年の湾岸戦争時は、多国籍軍のロジスティクスの圧倒的優位が勝利の一因と言われたものだが・・・。

湾岸戦争では現地人を含む5万人のロジスティクス要員と10万台のトラックを用意したという。
アメリカはベトナム戦争の体験から、兵士に1日2食は温かい食事を提供、
現地のアラビア人を教育して前線にアメリカ流のホットドッグ・ハンバーガーショップを作った。
トラックの走行距離は1日60万キロ、食糧が1日150万食、手紙が1日100トン、船舶からの1日あたりの荷揚げ量は130万トンに達した。

ロジスティクス司令官はこれらロジスティクス活動の功により少将から中将に昇進した。

145■とはずがたり:2003/03/31(月) 00:06
最近,米軍の記者会見が「大本営発表」になっているような気がする…。
「作戦は予定通り順調である。。」

146■とはずがたり:2003/03/31(月) 13:59
第二次大戦を振り返ると旧日本軍の失敗・杜撰が明らかになるが,アメリカ軍も同様に結構杜撰なのか?
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/kokusai/20030331/K0031200708022.html
2003年03月31日(月)
米国防長官、「甘く見過ぎでは」と追及され防戦一方

ラムズフェルド米国防長官とマイヤーズ統合参謀本部議長が30日、米テレビに相次いで出演したが、ここ数日のイラク戦況に絡み、司会者らから 「イラク軍を甘く見過ぎていたのではないか」などと問いつめられる場面が相次いだ。追及をかわすのに必死な2人の姿は、地上部隊の苦戦と米英軍側 の見通しの甘さを露呈する結果になった。

ABCテレビは国防長官に「今回より易しく見える湾岸戦争には55万人 近くの兵を送ったのに、今回は半分でよかったのか」と聞いた。長官は「湾岸戦争では、派遣しても使わない兵力が多かった。その後、イラク側の能力は3、4割に低下している」と答えた。

また米英軍がイラク国民に歓迎されるという期待がはずれていることに絡み、「イラク国民の愛国心を見くびった?」と質問されると「イラク軍に脅されているから歓迎できないのだ」と、記者会見などで繰り返した自前の分析を語った。

FOXテレビでは、開戦直後の会見で長官が「イラク政権は国土の支配力を失い始めている」と語るビデオを流して「いまも本当にそうか」と突っ込んだ。長官は「そうだ」と答えたが「しかしまだ確定した評価をするには早すぎる」と言い直した。

マイヤーズ議長にインタビューしたCNNは「イラク人の戦闘意欲を過小 評価していたのでは?」と聞いた。明確な返事を避けた議長は、「衝撃と恐怖作戦を過大評価したのか」と畳みかけられ、「現段階では、判断できない」と答えるのが精いっぱいだった。

「増派される部隊が着くまで、地上軍が進撃をやめ約40日待機する」という報道については長官は否定した。議長も否定したが、「我慢も必要だ」 と含みを残す言い方をした。

また開戦前に、米中央軍などから出されていた兵力増強の要請を同長官が 聞き入れなかったなどと指摘が相次いでいる点については、2人とも「事実ではない」と全面的に否定した。ただ「計画は素晴らしいもの」と言いなが ら、2人は「計画立案者は中央軍のフランクス司令官だ」と何度も繰り返し、責任転嫁の印象を与えかねない答え方が続いた。

147■とはずがたり:2003/03/31(月) 16:28
利権がこんな所にも。時代錯誤な帝国主義的利権戦争ですなあ。

http://www.zdnet.co.jp/news/0303/27/xedj_cdma.html
[WSJ] 戦後のイラクにCDMAを――カリフォルニアの野望?
ニューヨーク(ウォール・ストリ ート・ジャーナル)

戦争後のイラク再建をめぐる争いが、国連から米国 議会へと広がった。カリフォルニア州選出の議員が再 建計画の策定者らに、米企業が開発した携帯電話技術 を選ぶよう求めているのだ。

Darrell Issa下院議員は米国防総省と米国際開発庁 (USAID)、そして仲間の議員らに書簡を送 り、Qualcommが商用目的で開発した携帯電話技術の CDMAを、イラク再建計画に採用するという考えへの支 持を求めた。

「われわれは国防総省とUSAIDの計画作成者が、欧州 を地盤とするGSM(“Groupe Speciale Mobile”――こ れはフランスが開発した標準だ)の名で知られる携帯 電話技術を、新しいイラクの携帯電話システムに採用 し、それに米政府の予算を使おうとしていることを 知った」。Issa議員はDonald Rumsfeld国防長官にあて た書簡でそう述べている。

同議員は、GSM技術がイラクで採用されたら、同国の 携帯電話システムで使われる機器のほとんどが西欧あ るいは北欧製のものになるだろうとしている。「米政 府は米国民が払った税金を、イラクの新しい携帯電話 システムを構築するフランスやドイツなどの欧州の携 帯電話設備メーカーに渡そうとしている。こんなこと は認められない」と書簡には記されている。同議員は3 月27日(米国時間)、この件に関する法案を提出する 予定。

イラクの通信システムは、開発途上国の中でも遅れ ている。国連の国際電気通信連合(ITU)によると、主 要国の中で2001年の時点で携帯電話サービスがなかっ たのはイラク、北朝鮮、アフガニスタンの3国だとい う。

GSMがイラクで採用されることになっても、驚くにはあたらない。同技術は中東と欧州の大半の国で使われ ているとLehman Brothersのワイヤレスアナリスト、Tim Luke氏は語る。世界の携帯電話の約60%はGSM を採用している。CDMAとGSMには互換性がない。つまり、イラク人がGSMネットワークしかない近隣国へ出かけた場合、CDMA携帯電話は使えないということだ。

Luke氏によれば、世界で最大のCDMAインフラ機器メーカーは、米国の Lucent TechnologiesとカナダのNortel Networksだという。

Qualcomm――Issa議員の選挙区から2区離れたサンディエゴに本拠を置く ――は、CDMA技術を採用した携帯電話チップを製造し、CDMA機器メーカーか らライセンス料を徴収している。同社の広報担当Christine Trimble氏は、 同社はIssa議員の動きを支持しているとして、「当社はIssa議員に賛同し、 支援している」と語っている。Lucentの広報担当は、同議員の書簡のことは知らないと話している。

GSM機器メーカーの最大手は欧州企業だが、米国最大の携帯電話機メーカ ーのMotorolaもGSM対応の携帯電話と携帯電話インフラを製造している。Issa議員はGSMを「フランスが開発した標準」と言い切っているが、Luke氏は、この規格は、フィンランドのNokiaやスウェーデンの Ericssonに代表される欧州各社参加のコンソシアムによって策定されたものだと説明している。

148■とはずがたり:2003/04/01(火) 21:38
こんな露骨なことしていいんかね?>内閣の首班と23省庁の閣僚をすべて米国人が独占する計画

http://news.lycos.co.jp/topics/world/revival.html?d=01mainichiF0402m058&cat=2
<イラク戦争>フセイン後暫定政権、米国人が独占か 英紙報 道 (毎日新聞-全文)2003年4月1日(火)19時18分

【ロンドン岸本卓也】英紙ガーディアンは1日、米政府が極秘に進めているフセイン政権打倒後の暫定政権構想について、内閣の首班と23省庁の閣僚をすべて米国人が独占する計画を立て たと報じた。これに対して、イラク人主導の暫定政権づくりを進めてきた亡命イラク人団体などか ら不満の声が上がっているという。

同紙によると、暫定政権の首相に相当するトップの地位には元米軍退役将校のジェイ・ガーナ ー氏が内定。すでにガーナー氏は各閣僚に就任する米国人とともにクウェートで組閣の準備に 入っている。ガーナー氏はイラクの軍事的制圧を進めているフランクス米中東軍司令官から占 領地域の管理を引き継ぐ。

暫定政権では、各米国人閣僚を4人ずつのイラク人顧問が支える。これらの顧問の中から将 来的な閣僚が誕生するとみられる。しかし、暫定政権をめぐるイラク人側の受け皿づくりは進ん でいないため、顧問の選出は難題。米政府が推薦する人物に早くもガーナー氏が拒否反応を示 しているという。

イラク人亡命者の最大組織、イラク国民会議(INC)のチャラビ議長は暫定政権の首班を狙え る立場にあるが、イラク国内での人気は低い。ラムズフェルド米国防長官はチャラビ氏を高く評 価しているが、パウエル米国務長官は同氏の能力を疑問視しており、同氏は暫定政権の財務省 顧問に推されているという。

一方、国民会議はイラク人が暫定政権を運営することを基本に他の反体制派亡命者組織と新 政権づくりの交渉を続けている。国民会議の関係者は同紙に対して「米国人が暫定政権を独占 的に運営することは我々の意図ではない」と述べた。しかし、国民会議は米国を頼っているた め、米政府の構想に従うとみられている。

[毎日新聞4月1日] ( 2003-04-01-19:18 )

149オリーブの木:2003/04/01(火) 23:17
米国、イラン、シリア対立激化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030401-00000084-mai-int

150■とはずがたり:2003/04/05(土) 09:27
野蛮な十字軍を思い出させるような赤十字が入って大丈夫かね?
せめてジープの後ろの十字を新月に塗り替えるくらいの配慮がないと…
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?cat=17&d=04reutersJAPAN110194
国連調査団がイラク入り、赤十字の支援物資がバスラへ (ロイター)

151オリーブの木:2003/04/05(土) 14:02
     勝谷誠彦コラム ××な日々から
鋭い分析と感性の文章なので紹介しときます。
http://www.diary.ne.jp/user/31174/

152オリーブの木:2003/04/05(土) 14:03
■2003/04/05 (土) さくらさくらイラクの空は見渡す限り爆弾爆弾見に…。

7時起床。イラクの抵抗はしたたかだ。ここで空爆あとを視察するフセインの映像を流したことは戦場で米英が戦術核を使ったほどの効果がある。どこでこれを使おうかとイラク側は熟慮していたに違いない。フセインは殺せず大量破壊兵器も見つけられない時に米英がどういう態度をとるのかを国際社会は注視している。アメリカは南部に暫定政権を作ろうという策動を始めた。満州国である。あの時の国際連盟のように国連が機能するならばリットン調査団を送るべきだがそれはなされないだろう。大日本帝国は白人どもには鬱陶しい跳ね上がりの新興国であったが今回の勧進元は世界の富の半分を持つ新帝国だ。なし崩しに承認される可能性が高い。しかし結果として承認されるということとその過程で疑義を呈したという事実があるということは100年後の史書にどう書かれるかで大きな違いがあるのである。アメリカはケツ舐め連合国45カ国にまず承認を迫るであろう。もちろんその筆頭幇間は日本国である。かくして私たち今ここに生きる日本国民は痴呆が運営する政権を持ったがために歴史の上に恥を垂れ流すことになるだろう。新イラクは第二のイスラエルとなりイスラエルの何十倍もの国境をテロリストから守るために莫大な維持費を必要とするに違いない。イスラエルのそれはアメリカのユダヤロビ−が払っている。しかし第二のイスラエルのそれを払う最大の金主は自国の国民が貧窮で自殺することすら救えぬ極東の属国が受け持つことになるに違いない。たまには褒める。今日の天声人語はいい。http://www.asahi.com/paper/column.html<まことのことばはうしなはれ/雲はちぎれてそらをとぶ/ああかがやきの四月の底を/はぎしり燃えてゆききする/おれはひとりの修羅なのだ>。私が最も愛する宮沢賢治の『春と修羅』だ。かく生きたいと私は望み歯ぎしりしつつ修羅を走る。しかして極東の小国での歯ぎしりは前線にいる志士たちの万分の一にも満たぬ。不肖宮嶋はバグダッド籠城を続けるとの最新情報を得た。兵站こそ前線を支える。送金の試みが必死の形相の銃後によってなされたようなのである。米軍も兵站に必死である。面白い。私たちはバグダッドにいる勇士たちを通じてキチガイ戦争屋どもと闘っているのである。米軍のトマホ−クはもう半分近くを使い切ったらしい。NOVAウサギがテキサスで踊っている。<いっぱい殺せば〜いっぱい売れる〜>。狂気の春の修羅場。

153■とはずがたり:2003/04/05(土) 14:25
イギリスがイスラエルの国連決議の無視に言及するなど,イラク戦後アメリカの突出ぶりが如実に現れて総すかんを食うことを期待してます。

大体アメリカは「自由で民主的な」選挙で親米政権が出来ると思っているのかね?(日本は出来たが)アメリカ人閣僚で固めた暫定政府案などが伝わってくるとこ見ると判ってはいて民主化は反故にするのかな?

いずれにせよ米英軍が勝手に人殺しに出かけといて我々は崇高な犠牲を払ったという顔をされるのが一番腹立たしいのだが…。

154オリーブの木:2003/04/05(土) 14:34
>>153
そうですね。あまりに露骨ですからね。でもそれはないんじゃないかな?
とまれ、今回の件ではっきりしたのは国連の役割の重要さが改めてうき彫り
になったと言う点ではないでしょうか?国連の機能、権限を強化することなし
にこの新たなテロの世紀を食い止める手段はないと声を大にして言いたいですね。
それには国連のあり方を根本的に見なおさなくては・・

155■とはずがたり:2003/04/05(土) 14:45
国連総会では人口数万の小さな国から数億の大国までが等しく一票というのがおかしいのではないかと思います。安全保障理事会は国連に巨大な負担金をしている日本が常任理事国ですらないと云うのも変な感じがします。

個人的にはポスト国民国家を睨んでEUの様な超国家的機構を指向してますが道筋は遠そうです。

156■とはずがたり:2003/04/09(水) 23:14
それにしてもあっさりとバグダット陥落しましたねえ。勿論,イラク兵や民間人の犠牲者が最小限だとは決して云えない訳ですが…。

157オリーブの木:2003/04/09(水) 23:23
>156
ええっ!?ニュース見てきます。

161オリーブの木:2003/04/13(日) 12:10
  勝谷誠彦 ××日記

■2003/04/13 (日) 統一地方選挙投票日。痴呆占拠にしないようにね。

6時起床。米英がイラクの治安を維持できていないことは明確な国際法違反である。ラミロ・ダシルバ国連イラク人道調整官がアンマンで明言したことに対して日本政府はどう答えるのか。官邸記者クラブの「小役人記者」の方々がこれを月曜日に小泉にぶつけるかどうかを私たちは注視しなくてはいけない。「人の家に乗り込んで狼藉を繰り返したあげくヤリ逃げして後始末を他人に任せるようなキチガイに『友人として』一言ないんですか」と質問する記者がいれば私は大マスコミを見直すぞ(笑)。バグダッドにいる米軍の数と兵力から言えばたとえば病院だけでも重点配備をして機能させることは可能なはずだ。サダム空港に弾薬は空輸できても医薬品は送れないというのか。人数を割けない理由はわかっている。サダム一派と大量破壊兵器を探し出すのに必死だからだ。オノレの暴挙を正当化する方がイラク市民が死ぬのを防ぐ事よりも大切なのである。歴史に残る汚い戦争は終えてからもますますその腐臭を増している。人間の盾諸君。なんで帰国するのかね。今こそ病院の前に立ちふさがり暴徒が医薬品を略奪するのをその身体で止めるべきではないのかね。君たちが守りたかったのは独裁者の命運なのか人々の命なのかどっちだ。もし後者なら今こそ行けよ。私がチケット買ってやるよ。この偽善野郎。宮嶋茂樹も不肖もとい負傷したとの報が入ってきた。大した傷ではないようだが医療機関が麻痺しているので化膿などがこわい。銃後支援本部の金玉堂閣下が抗生物質の投与を指示して遠隔治療している。おい医師法違反だってば(笑)。米軍はフセイン政権の幹部の顔写真をトランプ仕立てにして兵士に配った。見つけ次第捕縛か射殺の許可を出している。東京裁判の正当性について私たちは半世紀に渡って論議してきた。東条英樹以下のやったことへの評価とは別に戦勝国がああいう形で敗者を裁くのは正しいのかと世界中が考えた。今回はトランプにして問答無用の射殺である。キチガイ白人から見てイラク人などはただの「禽獣」であり裁判をやっていただいた(笑)私たちはまだ「人間」の範疇には入れられていたのだと苦笑するしかない。米英は何世紀にも渡りかの地の人々の怨嗟の的となるだろう。見よ。カンボジア政府が新しく発行した500リエル紙幣の絵柄は日本が架けた橋だ。亡き高田警部。中田さん。血を流させるのではなく血を流したあなた方を今こそ私たちは誇りに思う。

162■とはずがたり:2003/04/13(日) 12:14
馬鹿な日本国民の輿論が,ブッシュ短時間でよくやったじゃないかなんて論調にならん事を切に望む。

地方選挙は日頃のお付き合いがものをいうまさに痴呆占拠ですね。

163オリーブの木:2003/04/20(日) 22:07
>>162
なんかそうなりつつありますね。NHKの世論調査では内閣支持率が53%に跳ねあがったそうですから(アホか!?)
本当に騙されやすい田吾作ぶりに改めて脱帽です。

164オリーブの木:2003/04/21(月) 22:51
それ見た事か・・・イラク国内反米デモに数万人
http://news.lycos.co.jp/topics/world/us_president.html?cat=17&d=19reutersJAPAN111755

165■とはずがたり:2003/04/21(月) 23:17
保守派のと云うよりもかわりもんである事至上主義のサークルの後輩の見つけてきたページです。
http://plaza12.mbn.or.jp/~SatoshiSasaki/y2003/pstwar.html#01b
タカ派的な見地から見ているので全面的に賛同で切るものではないし,後付の浅知恵の感じも大有りですが

●「とりまとめ」にわざと失敗?●
世界中で大勢の記者や論客が戦況の予測を誤った最大の理由は、バグダッドを南北から挟み撃ちにするために、イラク の北のトルコから南下するはずだった米陸軍の精鋭、IT化されたハイテク装備を持つ「虎の子」の第4機械化歩兵師団 が、トルコ議会の対米戦争協力決議の否決によりトルコにはいれなかったことにある。

このとき、米国の外交の失敗で、米軍はイラクの南のクウェートから北上する第3歩兵師団らに過度に依存した地上戦を 強いられた、と世界中が思い込んだ。3月末頃には、クウェートから延び切った同師団の補給線がイラク側のゲリラ攻撃で 寸断されれば米軍は苦戦し、戦争は長期化するという予測も飛び交った。

が、これは情報戦の一環だった。米軍は4月9日、トルコ入りを諦めてクウェートから北上してバグダッドをめざすことにした 第4機械化歩兵師団の到着を待たずに、バグダッドを陥落させた。つまり、米国は「トルコとの外交交渉が失敗して『虎の 子』が使えなくて、そのうえ補給線が延び切って苦しんでいる振り」をして、イラク軍を南部の砂漠地帯などにおびき出して 攻撃し、ほぼ壊滅させたのだ(『週刊新潮』03年4月10日号p.28、志方俊之・元陸上自衛隊北部方面総監の意見)。つまり米 国政府は、「虎の子」をトルコ経由で投入するための外交交渉をわざと失敗していた可能性が高いのだ。…

の部分は成る程と思った。やけにイラク軍バグダットであっさりしてたしねえ。

167ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/01(木) 09:32
民主党の緊急事態関連法案を衆議院に提出
------------
 民主党は30日午後、「緊急事態への対処及びその未然の防止に関する基本
法案」と政府提出の武力攻撃事態対処法案への修正案を衆議院に提出した。
 基本法案は、(1)緊急事態における国の責務や、対処のための指針・理念
(2)国家権力の濫用・暴走を防ぐため、侵してはならない基本的人権、民主
的統制の原則(3)危機管理の権限を集中し、十分な人員と予算を確保した新
たな組織=危機管理庁の設置−−を規定。この基本法のもと、緊急事態の具体
的一類型である武力攻撃事態への対処に関する個別法の整備については、政府
が提出中の法案を(1)武力攻撃事態の定義と認定(2)基本的人権の保障
(3)国会承認・民主的統制のあり方(4)国民への情報提供(5)指定公共
機関の定義(6)国際法及び国際慣例の遵守(7)施行期日−−の7項目にわ
たって修正することとしている。
http://www.dpj.or.jp/news/200304/20030430_01kinkyujitai.html

民主党の緊急事態対処法制資料。↓
http://www.dpj.or.jp/seisaku/gaiko/emergency.html

168■とはずがたり:2003/05/01(木) 09:37
>>167
民主の有事法案の記事をまさに貼りつけようと思ってたとこでした。
秋の時は自民党から(どうせまとまんないだろと思ってか)対案が出れば民主党案に従って修正もあるみたいな声が挙がってましたがどうなるのでしょうか。党内の旧社会党系もこの案には納得なんでしょうかね。あまり騒ぎになっていないようですが。

169ホントは社民支持@奄美大島:2003/05/02(金) 16:00
何を持ち込んだんだろ?↓
http://www.asahi.com/national/update/0502/013.html
毎日新聞が謝罪 イラクで拾った釣り鐘形の物体が爆発
------------------------------
 毎日新聞社は2日午後、アンマンの空港で起きた爆発事故が同紙記者の手荷
物によるものだったと認め、「亡くなられた方におわびします」という談話を
発表した。
 同社によると、爆発したのは、五味宏基記者の手荷物に入っていた釣り鐘形
の物体。4月11日、アンマンから陸路イラクへ入り、イラク国内の道路脇に
放置された車の周囲に散乱していた物体を拾ったという。
 五味記者は現在も身柄を拘束されており、4日にはヨルダンの検察官の取り
調べが予定されている。
    ◇
<毎日新聞社の橋本達明常務(広報担当)の話>
 アンマン国際空港における爆発事件について、事実確認に全力をあげていま
すが、当社の五味宏基・写真部記者の軽率な行動が原因とみられます。毎日新
聞社として、亡くなられた方に哀悼の意を表し、負傷された方にお見舞い申し
上げるとともに、心からおわびいたします。 (05/02 13:53)

170■とはずがたり:2003/05/02(金) 19:13
平和ぼけニッポンの象徴みたいな事件ですねえ。
俺も訳のわかんない物を土産に持って帰るなど正にやってしまいそうで,他人事ではない。


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