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国際関係・安全保障論
1
:
■とはずがたり
:2003/01/22(水) 12:15
経済畑出身の私の鬼門,外交・安全保障を考える。
適宜,憲法談義・世界経済等もこちらで。
19
:
■とはずがたり
:2003/02/02(日) 04:24
劣化ウラン弾 被曝深刻
http://www.chugoku-np.co.jp/abom/uran/index.html
(中国新聞のサイトより)
20
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 18:11
ベトナム反戦運動以来の盛り上がりとか
イラク反戦運動、英国で100万人
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030215-00000012-yom-int
21
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 18:47
今回の戦争は結局,石油利権を巡る米英日と仏独露の対立に収斂されている。日本は石油利権のおこぼれに預かるというよりもアメリカに守って貰っている以上ついていかざるをえないということなんであろうが。
イラクより遙かに悪質で国際法に違反していると公言している北朝鮮が話し合いでイラクは叩きたくて仕方がないという見え見えの構図なんだが。
北朝鮮がなくなると日本や韓国のアメリカの依存度が減るからアメリカには何のメリットもないのであろう。
ここ迄露骨になってくるとさすがの輿論も反戦の気運が強くなってきているようですね。
個人的には本気で民主化・非軍事化する気があるのならイラクを叩いても良いような気がします。日本は(アメリカにイヤな顔されそうですが)アメリカの建前に忠実に本気で民主化・平和化を支援すべきでは?
22
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 19:06
民主化云々はその国の国民が決める事であって我々が武力でどうこう
するなんて言語道断です。無論、民主化勢力を側面支援するくらいなら
むしろ積極的にやるべきだと思いますが、それならば北朝鮮も武力侵攻
すべきですよね?アンな非人道的なスターリン主義封建国家はどこにも
ないのですから。前にも言った様にそれをやってしまえばどんなに善意
で行った事でも必ず深刻な禍根を残す事に繋がります。
もしそれをやるならイスラエルにも武力侵攻しなければ筋が通りませんし
中東諸国民衆の欧米(日本)への敵愾心はいやが応でもふくらみ、第二、
第3のビンラディンヲ生み出す結果になるでしょうがそのリスクを負っても
賛成なのでしょうか?失礼ながらどうも理解に苦しみます。
武力公使に付いては少なくとも国連安保理の決議がない限りはするべきでは
ないと私は考えます。それに国連が体制転覆を目指すような武力行使ヲ認める
事はあり得ませんがその辺はいかがでしょうか?あなたの意図とは別に結果的
にアメリカ一国覇権主義を認めることにつながるという認識を示した上での
賛成なのでしょうか?そこらへんをうかがいたいですね。
23
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 19:22
日本はアメリカ様に武力で民主化して貰ったおかげで発展を享受できているので,イラクがイスラム諸国の民主化の突破口になり,発展経路に乗れば結果としてイスラム人民に感謝されるのでは?アメリカが戦争する以上,サウジ等のいうなりでまた王政の非民主的な国家が作られるのを阻止すべきです。
北朝鮮も何とかして貰いたいと思ってます。具体策は何も持っていませんが。北朝鮮の重石がとれれば日韓中の連携・経済統合が進み,欧州・アメリカと並んで3極構造へ移行できるのでは?これがアメリカ1国覇権主義批判への答えにもなるかと。
24
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 19:23
>それならば北朝鮮も武力侵攻すべきですよね?
ちょっと文章おかしいので説明しますがイラクの民主化の大義名分で
攻撃容認ならば北朝鮮も武力侵攻すべきなのかという意味ですので
御理解下さい。
25
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 19:30
出来ることなら武力侵攻をして欲しいと思ってます。
北朝鮮人民は解放されるにふさわしい扱いを為政者から受けているように思います。そもそもアメリカにうまみのない北朝鮮解放ですのでして貰うのは無理でしょうが。
平和裏に解決できればそれが一番なんですが。経済制裁等で平壌を無血開城せしめることが出来ればそれに越したことは無いんですがね。
26
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 19:33
>イラクがイスラム諸国の民主化の突破口になり,発展経路に乗れば結果として
>イスラム人民に感謝されるのでは?
あり得ません。イスラム社会の規範と欧米社会の規範は全く異なりますし、
第1、イラク侵攻による民主化がどうしてサウジを始めとする非民主的独裁国家
の民主化に繋がるのでしょうか?ビンラディンがアメリカの支援を受けて成長した
のになぜ反米感情を持ったのか御存知ならばおわかりいただけると思いますよ。
肌を晒した女性兵士が我が物顔で駐屯している現実が受け入れられなかったと言うの
が発端なのですから・・別にアフガンに見られるような女性のベール着用は必ずしも
強制されたものではなく、彼女達の信仰心の表れでもあるのですからそれを考えて
見てもイスラム社会がアメリカに感謝するなんてあり得ませんよ。
夕飯食ってきますんで一旦落ちます。
27
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 19:45
アメリカには宗教に対してもう一寸理解をして貰わねばならないでしょうねえ。
ヨルダンくらいにはすぐ波及しそうな気がします>民主化
取り敢えずイラクを徹底的に武装解除して経済に特化して経済発展させる。イスラムに必要なのは成功モデルです。台湾・香港・韓国・シンガの成功例がタイ・インドネシア・シンガポールに波及し,今,越南がそれを追いかけている。こういう発展の連鎖の第1撃が必要です。
イスラム社会がアメリカに感謝することはなくても,非軍事で貢献できれば日本が恨まれるとはならないのではないでしょうか?日本からの非軍事の人的貢献の際には女性にはベールをかぶって貰うなどの配慮が必要でしょうが。
またイスラエルへのアメリカ外交の過剰な肩入れへの諫止などでイスラム諸国民の支持を得るのはたやすいと考えます。
さて俺の夕飯はどうするかな…。
28
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 20:06
>>23
.25
経済的に見ても北朝鮮侵攻がどのような結果を招くか考えれば
デメリットの方がはるかに優ってますが・・・
ただでさえ、平和理に北朝鮮と統一が図れたとしてもかの国の
インフラ網の整備だけで韓国の経済は疲弊してしまうと言うのに
この上戦争なんて持っての他ですよ。93年の米朝有事の際、
国防省(かな?)がはじき出した試算によると双方で数十万規模
の死傷者が発生しとてもじゃないが武力行使するにはリスクがでかいと
断念した経緯があります。中国に取って見ても米軍基地が隣り合わせに
なるのですから到底認めるとは思えませんしね。
それと中国のチベットやロシアのチェチェン侵攻を放置しておいてイラク
や北朝鮮だけ槍玉に挙げるのではますます南北問題が深刻化するのは火を
見るより明らかではないでしょうか?
29
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 20:28
>>27
日本とドイツはいわば先進国でイラクはそうではありません。
それと反フセイン勢力も四分五裂しており、民族や宗教問題と
言う複雑な問題を抱えてますからあなたの仰る事は絵に書いた
餅と言わざるをえません。皮肉な事なのですがサダムフセイン
の強権政治でかろうじてまとまっているのが現状です。
何度も言いますが中東の反米感情は西欧文明とイスラム文明の
相克でもあるのですからそれをかんがみてもアメリカの武力に
よる解放をイスラム社会が受け入れる事は到底ありえないと
私は考えますし、国際世論のコンセンサスだと思いますがね。
またブッシュ政権のパレスチナ問題による態度を見ても関係
改善に積極的に動くのは望み薄、なんせイスラエルにはテロ
撲滅と言う大義名分があり、その前にはブッシュ政権のスロー
ガンを照らし合わせてみても反対し辛いですからね。
国連とのかねあいも含めてあなたと私の意見は全く相容れる
事はないでしょう。
30
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 20:30
北朝鮮が解体できれば日本の軍事費を劇的に減らすことが出来る上,北朝鮮の開発により環日本海開放経済圏の成立は巨大な可能性を秘めているように感じています。
勿論,アメリカがやらないといっている以上,誰も戦争はしたがってない訳で,今のところ北朝鮮の武力解放は現実的にはあり得ない話しな訳です。
今のようにアメリカがイラク攻撃を(事実上)決定した段階に於いて(それを所与と措いた上で)何がいいかというと戦争参加やイージス感の派遣なんかではなく,戦後の民主化に積極的に関わるのがよいのではという意見です。
どうも発想力が弱いせいか,反対運動で戦争そのものを止めてしまえ,という発想が弱い点は認めます。
31
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 20:44
バラバラになるなら大幅な自治権を各地域に与えればよいと思うのですが,トルコ
国内のクルド人なんかへの配慮で出来ないという現実があるわけです。
この辺を代えさせるように動くのが地道な国際貢献ではないでしょうか?
アメリカは結局のところイラクの「解放」などはしようとしてません。単なるフセインの排除です。これをイラクの解放へと昇華させるべきであるというのが理想主義者としての私の意見であります。
ヨーロッパはかつてイスラム帝国の辺境の蛮族の地であり,イスラム商人は世界を股に掛けた優秀な商人でした。その首都はバグダットでした。同じように近代に乗り遅れた中国が発展できているのですからイスラム諸国にも可能な筈です。
アラブの反米感情は宗教的な外見を持っていますが結局のところ貧困にあると思っています。
32
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 20:50
>>30
私の言いたい事はどんなに善意で行った事であっても
武力解放による手段は将来に禍根を残す、ましてや
イラクのケースなんてまさにパンドラの箱を空ける
ようなものですから取り返しのつかないことになりかね
ません。前回の湾岸戦争のようなケースで武力行使は
やむを得ないと思いますが今回、行使する理由が見あたら
ない以上、武力行使のメリットは国際社会にとってないと
言ってよいと思います。アフガン戦争のきっかけとなった
9.11テロの背景の根深さから見てもアメリカ覇権主義
が行き詰まっているのは誰の目にも明らかでしょう?
その上で国連の役割を改めて問わなくては行けないこの時期に
米英による(国連によらない)武力攻撃を認めては元も子もありません。
しらく大統領も言うように武力行使は最後の最後の手段である
べきです。私の言いたい事はこれにつきます。
33
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 21:00
フランスやロシアなんかは,石油利権で戦争に反対しているだけで結局英米と大差ないという気がしてます。
戦争は最後の最後の手段というのに最大級の賛意を送ります。個人的には戦争なんてまっぴらごめんである。あんなもので死ぬなどばかばかしいの極みです。但し独裁政権も嫌いということです。
戦争に反対するフランスなどはイラクの体制をどう思っているのでしょうかな。
34
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 21:09
>フランスやロシアなんかは,石油利権で戦争に反対しているだけで
>結局英米と大差ないという気がしてます。
それは私もそう思います。その上で持論を述べている事を御理解下さい。
独裁政権が嫌いと言うのはリベラル派である私も同感でその辺は人後にお
ちないつもりです(笑)でも独裁政権を武力で民主化してやろうと言う
発想も同じ穴の狢なのではないでしょうか?己の価値観の押し付けである
事は紛れもない事実なのですから。それこそリベラリズムに反すると思い
ますよ。あくまで側面支援に留めるべきですし第1、キリがありませんからね。
35
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 21:25
>>34
お互いに前提・同意点・対立点がハッキリしてきたように思われます。
=一致点=
戦争・独裁政権が嫌いである。
戦争反対している露仏も戦争しようとしている英米と大差ないのではないか?
独裁者を戦力で解体しようとするのも独裁者とする事は大差ないのではないか?
=相違点=
①
英米がどうせ戦争するならイラクの民主化に利用できないか?
vs
飽くまで戦争反対の声を上げて戦争を押しとどめ更なる話し合い解決の道を探るべきだ。
②
イラクの民主化・経済発展家への道がイスラム諸国の発展(これが即ちイスラムの西洋文明からの呪縛からの解放につながる)
vs
イラク介入は不測の事態を起こしかねず問題である。国連による国際ルールづくりにも悪影響を与える。
こんなとこですか?
36
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 21:36
まあそんなとこですかね。ただフランスやロシアが反対している
もう1つの理由にアメリカ1国覇権主義への懸念があると思います。
無論、アメリカを牽制することで自国の発言権を得ようという魂胆
ですが外交とはそう言うもの。要はそれが国際社会にとってプラス
かマイナスかというだけの話でプラスになればそれでいいのでは
ないでしょうか?フランスはより国連中心主義なのですからね。
まあ今日はこの話はここらへんにしときませんか?なんか疲れた(苦笑)
37
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 21:39
そうですね>ここらへんにしとく
いい整理がつきました。お相手ありがとうございます。
38
:
オリーブの木
:2003/02/16(日) 21:46
>37
いえいえ、こちらこそ。失礼な表現もありましたが御容赦下さい。
39
:
■とはずがたり
:2003/02/16(日) 21:53
いえいえとんでもない。
こちらもなんか疲れましたのでそろそろ家帰って風呂にでも入ろうかと思います。
40
:
■とはずがたり
:2003/02/24(月) 21:12
アメリカ一極集中に敢然と立ち向かうフランスの姿勢は評価したいがフランスの国際的な権威そのものが余りにないというのが問題か?
独仏枢軸は本来EUそのものであるが,アメリカの無法の前には無力なのか?
http://news.lycos.co.jp/topics/world/france.html?d=24mainichiF0224e042&cat=2
<イラク問題>戸惑いといらだちが強まる フランス国内 (毎日新聞-全文)
2003年2月24日(月)12時38分
【パリ大木俊治】フランスが国連安全保障理事会などで米国が準備を進める対イラク攻撃に反対の姿勢を示していることに関連し、米国内で反仏感情が高まっているが、この現象を受け、フランス国内では戸惑いの一方で、いらだちの反応が強まっている。仏のドピルパン外相は24日付フィガロ紙との会見で、米英が近く安保理に提出予定の対イラク新決議案に改めて反対する意向を示しており、米・仏間のあつれきは簡単には収まりそうにない。
米国内での反仏現象をパスカル・ボニファス国際関係戦略研究所長は「まるでフランスが4番目の悪の枢軸になったよう」と話す。同所長は最近、「フィガロ」紙に寄稿した中で、コソボ紛争やアフガニスタン攻撃でフランスが米国を支持した例を挙げ、「我が国は米政権の対イラク政策に反対しているだけだ」と指摘。一方で「米国のフランス嫌いの人々の前では、フランスの政策が世界中の世論と一致していることなど無視される」と扇動的な米メディアの論調に疑問を投げかけた。
シラク仏大統領が米英に抵抗する理由のひとつは「国連安保理の権威低下への危惧」(外交筋)との指摘がある。フランスが国際社会で発言権を持つ最大の寄りどころは安保理の常任理事国としての地位だ。最近、シラク大統領は「米国がフランスの訴えに一向に耳を貸そうとしないことに苛立ちを募らせている」(同筋)という。
同大統領は昨年来、(1)武力介入で国家体制を変えることが国際法上許されるのか(2)イラク攻撃でアラブを敵に回せば反欧米の新たなテロを増幅するだけ―と一貫して警告してきた。だが、米政府は真剣に取り合わず、フランスを抵抗勢力と印象づけ、東欧諸国には圧力をかけて自陣に取り込む手段に出た。シラク大統領は米タイム誌とのインタビューなどで、真意は決して「反米」ではないことを伝えようと懸命だ。
国連安保理に提出される見通しのイラク新決議案に対する対応についても「棄権は追従ととられ、我が国の信用は地に落ちる。拒否権行使はやむをえない」とする立場から、「武力行使を阻止できない場合、国際協調を乱す行為は国益にならない」(ジャック・ベルトラン仏国際関係研究所員)とする声まで識者の意見も割れている。
米大衆紙「ニューヨーク・ポスト」がシラク仏大統領とシュレーダー独首相を並べた写真を掲載し、「裏切り者」の意味もある「いたち」という言葉を使って、「いたちの枢軸国」と批判するなど、米メディアは反仏キャンペーンを強めている。
[毎日新聞2月24日] ( 2003-02-24-12:38 )
41
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/25(火) 08:07
アメリカ・イギリス・スペイン提出の新決議です。朝日新聞より。
↓
米英など対イラク新決議案提出 期限は設けず
米国と英国は24日午後3時半すぎ(日本時間25日午前5時半すぎ)、ス
ペインと共同で、国連安全保障理事会に対し、イラクに対する武力行使を容認
する新決議案を提出した。新決議案は特に期限などは設けていないが、「イラ
クは安保理決議1441が提示した武装解除の最後の機会を逸した」と明確・
簡潔に指摘する内容になっている。
◇
米英とスペインが24日に国連安全保障理事会に提出したイラク問題の決議
案(全文)は次の通り。
一、 これまでの安保理のすべての関連する決議を列挙する。
一、 (湾岸戦争停戦の)決議687で、安保理が停戦はイラクが同決議に
ある同国への諸義務を含む同決議の内容を受け入れることを条件とする、と
宣言した。
一、 決議1441が、イラクがこれまでもまた現在も義務の履行で重大な
違反を犯していることを確認し、イラクに関連する諸決議の下での武装解除
の諸義務を遂行する最後の機会を与えた。
一、 その決議1441で安保理は、同決議に基づいてイラクが提出した申
告に虚偽や遺漏があれば、または決議の履行義務を順守し完全に協力しなけ
れば、それがさらなる重大な違反になると決定した。
一、この文脈において、安保理が決議1441で、イラクに履行義務違反を
続ければ、深刻な結果に直面するだろうと繰り返して警告してきた。
一、イラクが決議1441に基づいて提出した申告には虚偽の内容と遺漏が
あり、同決議に従わず決議の履行義務に完全に協力しなかったことに留意する。
一、 イラク、クウェートおよびそれらの近隣諸国の主権と領土の保全に対
する国連全加盟諸国の関与を再確認。
一、 国連憲章の下で安保理の主要責任が国際の平和と安全の維持にあるこ
とを認識する。
一、 イラクによる安保理諸決議の不履行と大量破壊兵器、長距離ミサイル
の拡散が世界の平和と安全への脅威であることを認識する。
一、 安保理の諸決定の完全履行を確保し、かつ地域の平和と安全を回復す
ることを決意る。
一、 国連憲章第7章の下で行動する。
一、 イラクが決議1441で同国に与えられた最後の機会を逃したと決定
する。
一、 この件に引き続き関与すると決定する。
(07:26)
http://www.asahi.com/international/update/0225/003.html
42
:
■とはずがたり
:2003/02/25(火) 14:50
イラクなんて北朝鮮に比べたらどんなに大人しいか…。
http://news.lycos.co.jp/world/story.html?q=25mainichiF0225e030&cat=2
<北朝鮮>地対艦ミサイルを発射実験 日本海の公海上に着 弾 (毎日新聞-全文)
2003年2月25日(火)11時44分
【ソウル澤田克己】韓国国防省は25日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が24日午後、日本海に向け地対艦ミサイルの発射実験を行ったと明らかにした。同省によると、ミサイルは、朝鮮半島北東部の北朝鮮・咸鏡南道(ハムギョンナムド)の海岸沿いから発射された。25日付の韓国紙・中央日報によるとミサイルは約60キロ飛んで公海上に着弾したという。別の消息筋に よると、ミサイルは2回発射されたという。韓国の盧武鉉(ノムヒョン)新大統領就任式直前のミサイル発射実験は、核問題で圧迫を強める米国を牽制すると同時に、韓国新政権を揺さぶる狙いがあると見られる。
現地外交筋などによると発射されたのは、北朝鮮が保有する対艦ミサイル「シルクワーム」改良型で、24日午後1時と午後3時の2回、発射された。シルクワームは中国で開発された射程100キロ前後のミサイルで、日本への直接的な脅威とはならないという。
国防省当局者は「北朝鮮軍が実施中の冬季訓練の一環か、保有するミサイルの性能試験を した可能性もあり、米国と協力して分析を進めている」と語った。北朝鮮は93年の前回の核危 機で朝鮮半島情勢が緊張した94年5月31日にも、日本海でシルクワームの発射実験を行っている。
昨年9月の日朝首脳会談で署名された平壌宣言には、北朝鮮が「ミサイル発射のモラトリアム (凍結)」を03年以降も続けることが明記されているが、日本の外務省当局者は「平壌宣言の対象は弾道ミサイルであり、シルクワームは対象とならない」と述べた。
シルクワーム
英語で「蚕(かいこ)の意味。中国が旧ソ連から提供を受けた技術を元に1960年代に開発した地対艦ミサイル。全長約7メートル、直径約80センチ。発射重量は約3トン。マッハ0.9前後で高度25メートル付近を飛行する。
本来の目的は沿岸警備用だが、中国は北朝鮮のほかエジプト、パキスタン、イラン、イラクなどに輸出。80年代のイラン・イラク戦争では、ペルシャ湾のタンカー攻撃にしばしば使用された。
北朝鮮では2連隊に配備され、発射施設は6カ所ある。94年5月31日、約160キロ離れた日本海の標的に向け同型ミサイルの発射実験を実施。この時のミサイルは射程を約200キロに延長した改良型だったとされる。
[毎日新聞2月25日] ( 2003-02-25-12:50 )
43
:
■とはずがたり
:2003/02/25(火) 14:51
朝日にも同様の記事。
http://www.asahi.com/international/update/0225/005.html
北朝鮮が地対艦ミサイル発射実験 日本海に 落下
韓国軍関係者によると、発射されたのは北朝鮮が沿岸防御で配備している 地対艦ミサイル「シルクワーム」とみられる。同関係者は「24日午後に2回、発射を試みたが、最初は目的を大きくはずれ、2回目で実験を成功させたよう だ」と語った。
韓国紙・中央日報は25日付で、ミサイルは東部の咸鏡南道から発射され、 約60キロ離れた日本海に落下したと報じた。国防省は公式には具体的な発 射地点や飛んだ方向、距離について明らかにしていない。一方、別の国防当 局者は、ミサイル発射が「現在実施されている冬季訓練の一環なのか、試験 発射を目的としたのかははっきりしない。分析中だ」と語った。
北朝鮮は、現在クアラルンプールで開かれている非同盟諸国会議首脳会合 に代表団を出席させているが、その一人の当局者が25日、ミサイル実験を 行ったことを認めた。ロイター通信記者が実験の目的を尋ねると、「安全保障 だ」とだけ答えたという。
北朝鮮は20日、国連軍側が海上の軍事境界線と主張する北方限界線(NL L)を越えて戦闘機を一時的に侵入させたばかり。在韓米軍と韓国軍は3月4 日から定例の大規模軍事訓練「フォール・イーグル」を実施する予定だが、戦闘機の侵入やミサイル発射も米韓軍事訓練への反発を示すための行為との 見方が強い。
また、今後の南北対話を有利に進めるため、意図的に韓国の盧武鉉(ノ・ム ヒョン)・新大統領の就任前日にミサイルを発射したのではないかとの指摘も 出ている。北朝鮮は94、95年にもシルクワームとみられる地対艦ミサイルの 発射実験をしている。
(12:18)
44
:
■とはずがたり
:2003/02/25(火) 17:23
田原の『日本の戦争』(明治維新から太平洋戦争開戦迄を追っている)読了。
日本の政治的選択のポイント(疑問点)に
① 韓国併合 日本の生存権のために朝鮮半島を勢力圏下に置くのは当時の判断として全うだったとして,保護国化or植民地化の判断の是非
② 軍部のクーデター騒ぎが頻発したのに,クーデターの首謀者達へのあまりに寛大な処置は何故?
③ 第二次大戦への誰の目にも明らかな負け戦を何度か止められるチャンスがあったように思えるが何故止められなかったのか?
1 満州事変の不拡大方針の貫徹(1931)(→結果的には満州国成立に成功)
2 リットン報告書(1932)の満州事変以前に戻ることは現実的ではないという日本に好意的な報告書に基づき戦後処理出来なかったのか?(→国連脱退・孤立化)
3 華北侵攻(1933)を抑えられなかったのか?(→しかし一旦「土唐」沽(タンクー)協定で和平が実現している。冀東防共自治政府成立し華北の東半分を勢力圏下に置く)
4 蘆溝橋事件(1937)・上海事変で中国全体に戦火を拡げる愚を思わなかったのか?
5 英米に対峙する為の松岡の4国同盟案(日独伊三国同盟1940成立+ソ連)が独ソ開戦(1941)で潰えた段階で日独伊枢軸は英米に勝てなくなったのは明らかである。この時点で対中戦争は断念,対中戦争に必要な仏印進駐もしなくて良かった筈。
結局,随所で軍部の暴走を止められなかった(②あたりが原因?)訳であるが,これは大日本帝国憲法体制の大きな欠陥だったか?
天皇親政は天皇一人に責務を負わす天皇制そのものにとっては危険な制度である。
明治体制下では天皇機関説を採りながらも内閣・枢密院・軍部・議会等の諸機関の対立を収拾する役割を天皇が担うように出来ていた。
現実には調整は西園寺らの元老・重臣達が負っていたが,軍部の突出ぶりに抑えが効かなくなったか?というのが今のところの印象。
45
:
■とはずがたり@戦争の日本近現代史(1/2)
:2003/02/27(木) 00:41
カマヤンさんとので推薦された加藤陽子『戦争の日本近現代史』講談社現代新書を生協で見かけたので購入。同書をまとめてみる。当然私の考えで再構成されているので彼女の意見そのままではない。
(01)帝国主義の性質の変化
非公式帝国主義・勢力圏下の現地政権を通じた権益維持から公式帝国・植民地直轄化へ
(02)欺瞞としての明治政府の開国策→正道として国民へ受け入れるように説得。※説明不足な気がする…。
(03)日清戦争・日露戦争に就いて
=日清開戦までの状勢=
1880年代 軍備の未熟な日本と北洋大臣李鴻章のもとで朝鮮政策の強化
(西洋型の国際法システムと中華世界の柵封体制の衝突とそれへの対処)
山県が中心となった軍備増強策。日本の領土を守るために必要な領域(利益線←山県にこれを教えたのは明治憲法の所で有名なシュタインだそうだ)としての朝鮮半島の「(清の宗主権下からの)独立」が必要であるとの認識。勿論これは日本の独善的な姿勢であるが。国会開設後議会での政府と民党との対立は艦船建造費を巡るもの。
=日清戦争1894=
甲午農民戦争を巡り朝鮮に出兵した日清両国であるが戦争の大義名分を求め日本は共同で韓国の国政改革をなすべきと清に提案。独立国への内政干渉に当たると至極まっとうな理由で清は拒否。日本国内は保守派の清と改革派の日本という構図の中で戦争に協力する。
=日清戦後即ち日露開戦までの状況=
三国干渉の結果日本の威信も低下し,井上馨の急進的改革も失敗し親露政権が誕生する。日本はこれを実力で排除し日本の「独立」は韓国国民から疑義を受け,ロシアの影響力が強くなる(韓国は親露の高宗政権←日清両国からの独立を図る)。また清への接近も図り,日本への賠償金の為の借款に応じ代わりに権益を得る(1898)。これは対清貿易で利益を得ていたイギリスを刺激することになる。
ロシアの清内の勢力圏設定に対抗してイギリスも勢力圏の設定を行う。これに対してアメリカが門戸開放宣言を行う(1899)。(この段階では清全土での活動を求めるイギリス商人の影響が強い)対露で利害が一致した日英両国は同盟を結ぶ(1902)
=日露戦争1904=
北清事変以後撤兵しないロシア軍に対し対立が高まり戦争開始。日本軍はシベリア鉄道の全面開通の前に始めたいという思惑もあった。戦費は外債と増税で賄われたが臨時の筈の増税は後に恒久的な増税に切り替えられた。
=日露戦後の課題=
○山県の憂鬱…今後のロシアの復讐へ備えなければならない。維新中興への熱気が薄れる今後に日露戦のような国民の元気が得られるか?
●政治勢力間の対立…膨大な戦費負担の為に苦しくなった国家予算を巡って官僚閥・政党・軍部等が対立。
●大陸進出の足場となるべき特殊権益の維持が課題となる
関東州租借地(期限1923年)…黄海の制海権保持のためには必須
南満州鉄道(期限1940年)…満州の足がかりとしては必須
政府の姿勢(桂太郎内閣):満州の現状を永遠に持続させる事を閣議決定(1908)
山県の姿勢…返すことは出来ないが,問答無用で併合するのは理に背く。日露の協力で返還要求熱を抑えつつ,巨額の賠償を要求できるような実績を作っておくことが必要である。→満州を門戸開放した上で満鉄を設立し日露協約を継続的に締結して満州権益を擁護すべし
●辛亥革命以後の日中関係の取り方
北方の軍閥袁世凱支援か南方の孫文支援か?
政府(西園寺Ⅱ〜大隈Ⅱ内閣):日本が権益確保のため分裂を画策しているととられぬように講話を推進。
山県:袁世凱政府を支援すべし
(04)第一次世界大戦
まさにこの●権益の持続が第一次世界大戦参戦・対華21箇条要求へとつながっていく。
=加藤高明外相による参戦理由=
1「日英同盟協約の予期せざる全般の利益を防護する」為。イギリスにとっては多分に押し掛け女房的。
2ドイツへドイツの中国利権を中国へ引き渡すために日本へ引き渡せという要求をドイツが拒否したため。この論理もよくわからないけど当時としてはそれ程変ではなかったよう。
=戦後処理での日本の主張=
1 北太平洋並びに山東省でのドイツ権益の継承
2 人種差別撤廃問題
やや異色に見える2はアメリカの連邦移民法などによる日本移民の排斥などが影響している。2は諸外国の賛成を得られながらも上院の国際連盟加盟承認を得るために行動を縛られたウイルソンに阻まれ認められなく,加藤女史によれば「この問題は,20年ほどは歴史の舞台から消えますが,第一次大戦後の日本社会の中に深く孕まれる問題となり,次の戦争の際に,それは鮮やかに蘇ることになります」と指摘している。
46
:
■とはずがたり@戦争の日本近現代史(2/2)
:2003/02/27(木) 01:30
(05)第二次大戦へ
=第一次大戦から得られた戦争の教訓=
何故ドイツが負けたのか→ドイツ敗北の要因は経済封鎖であり,封鎖が完全であれば2年で敗北していたところ,不完全であったため3年半も持ちこたえられた。(フランス勤王党の指導者レオン・ドーテ「総力戦論」1918)
詰まり重要なのが戦費から軍需品に転換した→戦時にあっては軍需品の確保が一大重要事となる。
帝国国防方針(1907)によると想定第一をロシアとし,米・独・仏をこれに次ぐとしている。第一次改訂(1918)によると米ソ中が仮想的国として認識されている。中国が軍需物資の供給地として想定されている。
「中国」と「軍需物資」がキーワードとなる。軍需物資供給源として中国の列強共同管理国化は避けなければならない。
総力戦とは矛盾するように見えるが「短期決戦」がキーワードになる。長期化を避けるために必要である。軍縮の流れは実は軍の効率化という意味に於いてこれと符合する。資源に乏しい日本(例.山本五十六など)だけではなくアメリカ海軍などもそう考えたいた事を示す文書がある。
石原の「一厘も日本に出させずに出来る戦争」→腐敗した現地の軍閥政権を倒せば日本軍による現地支配と軍需物資の現地調達が可能となる(※後の日本軍の日中戦争に於ける三光作戦の原型が此処にあるか?)加藤女史の指摘「これ(一厘も金を出させない戦争)は説得の論理として為政者や国民の意識の中に入ってゆきやすいものだったのではないでしょうか?」
満州事変へ…石原のソ連が弱体な内に満蒙を日本の勢力下に置くべきと云う石原の楽天的な考えの元実行される。
=満州事変=
◆事変への意義付け①…中国の独立などを謳った九カ国条約や侵略戦争を否定する不戦条約との整合性をどう図るか?
→中国から満州人が独立を図る(「形式」を採る)ので九カ国条約に何の問題もない。日本の出兵は権益の自衛権の為であるので不戦条約にも抵触しない。
→関東軍は幣原の外交方針を無視して満州全域を制圧するがこれは,暴走ではなく上記整合性を図るための必要な措置であった。また満州国の元で軍の自活が可能と考えていたので日本政府の云うことを聞かなかった側面もある。
◆事変への意義付け②…条約を守らない中国と条約を守り被害を被っている居る日本
→満鉄平行線問題・日貨排斥問題
→正統的な日本が不当な扱いを受けたという怒りが充満していた※日貨排斥運動などは中国政府の煽動があったにせよ明らかに日本の行動への中国民衆の怒りがある。イスラエルの自爆テロと自治政府の関係とよく似ている。
◆重要なファクターとしてのアメリカ中立法…日本もアメリカも中国も戦争状態を望まなかったため「事変」として戦争が続いた。戦争国となるとアメリカは当該国と貿易が出来なくなる。
・日本の利点
アメリカとの貿易の継続可能,中国に有する権益を喪失しない,不戦条約・9カ国条約違反を批判されずにすむ
・日本の不利点
中国への物資の臨検などが不可能に,軍事占領・軍政施行等交戦権の行使が可能,土地の割譲など賠償を適法に請求できない
・米中の利点
中国がアメリカの支援を受けられる,米中の貿易が続行できる
◆中国の保護主義…関東州と満州を除いた日本と中国本部の貿易は1931年から1937年で半減した。関東州と満州での増加分を併せてもなお,補いきれないもの。原因は或意味当然の中国のボイコットと関税自主権を恢復した中国の保護主義政策。
◆条約を守らない中国への怒りだけでは1940年の段階で85万の支那派遣軍を維持し,20万の戦死者を出して居る戦争の継続の理由にはならない。
→加藤女史は東アジアの地域主義的な秩序原理に反対し,それを認めようとしない中国の民族主義(ナショナリズム)であり,その担い手の国民政府を倒さねばならないという論理になる。
※そもそも,日本が中心となるアジア地域主義は日本の独善であり,中国が受け入れられる筈がないのだが,重要なのはそんなことではない。当時の日本人は本気でそう考えたかもしれない。これだけではやはり何故だらだらと日中戦争を続けたかの説明にはなって無いと思われる。学者は事実の説明を旨とするので後付の理由付けの罠に陥りやすいのだが,第二次大戦へ日本が陥っていく説明にもこの傾向がないだろうか?中国の保護主義はともかく怒りや観念がその戦争の主力となっているという点こそに不健全性があったか?冷静な保護主義打破が原因であるにせよ,引くに引けない戦争に此処まで深入りするのはどうなのか?
47
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 03:41
自民党もいいこと云うじゃん。小泉の脚わざと引っ張っているようにしか見えないけど。まあアメリカから要請が来なかっただけだろうけど。
http://news.lycos.co.jp/topics/society/japan_usa.html?d=26mainichi2715m023&cat=2
<イラク攻撃>「戦費負担せず」と米側に連絡 自民党首脳 (毎 日新聞)
2003年2月26日(水)19時6分
自民党首脳は26日、米国がイラク攻撃に踏み切った際の戦費負担について既に米側に負担しない意向を伝えていることを明らかにした。これに関連し同首脳は「(米側から戦費負担の)要請もないし考えていない」と述べた。さらに「要請は今後ともない」と明言した。戦後の復興支援については前向きに検討する姿勢を示した。
48
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 04:34
ここに書くべきかどうかは微妙ですけど、2ちゃんのニュース速報+では微妙に
盛り上がってます。
↓
中部太平洋のナウルが「消息不明」に=誰が指導者かも分からず 2003 年 2月 23日
【オークランド】世界で最も知られていない国の1つである中部太平洋のナウルが
外部世界と連絡が取れなくなっており、ナウルを担当する外国の外交使節も、現在、
誰がこの国を統治しているのか知らないと述べている。財政が破綻に瀕しているナ
ウルは過去1年以上にわたり、たった1本の国際電話回線で外部世界とつながって
いたが、この電話システムも今や故障し、ナウルには修理するカネもないようだと
いう。
諸外国の駐ナウル外交使節団は在ニュージーランドまたはフィジー大使館が兼任
しており、ナウルには誰もいない。これら外交団にによれば、今年1月までは電話
による連絡が可能だった。この時は現職のハリス大統領がベルナルド・ドウィヨゴ
元大統領から不信任動議を突きつけられ、ドウィヨゴ氏が勝利したが、国会(18
議席)の議長が辞任したため国会開会が不可能になり、予算案も通せなくなってい
た。その翌日に電話が通じなくなったという。消息筋によると、大統領公邸は焼け
落ちたとの情報がある。ハリス、ドウィヨゴ両氏とも重い病気にかかっており、人
工透析を必要としていたという。
ナウルは赤道直下の面積21平方キロの国で、人口は1万2000人。島の表層
土は肥料になる燐酸塩が豊富で、露天掘りが行われたたため、島は月面のような様
相を呈している。〔AFP=時事〕
http://news.msn.co.jp/articles/snews.asp?w=391111
一国が消えている……。アメリカ、戦争どころじゃないぞー。助けてやれー。
2ちゃんの関連スレ
↓
【国際】「誰が指導者かも不明」島国ナウルが消息不明★3
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1046109238/
49
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 04:37
ワロタ。この21世紀の御代に「連絡がつかない」が何ともシュール。
でも実は結構深刻な事態なんでしょうかねえ。
50
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 04:51
ナウルについて詳しい個人サイトさんによると……去年6月の段階で、ナウル
は事実上の「鎖国」になったようです。以下そのサイトからのコピペ。
↓
ナウル共和国は現在、観光客を含め外部からの入国を全て拒否している
このサイトにお越し下さった方がナウル行きを検討している段階で、オース
トラリアのNauru Houseで得た情報とのことです。入国拒否の理由としては、
こんな所だそうです。
・オーストラリアは難民を受け入れているものの実際の受け皿としてキリバス
(クリスマス島)を使っていたが、さすがに定員オーバーになってしまったため
に、次なる受け皿を探していた。
・いろんな政治判断があったろうが、最終的にナウルが受け皿として名乗りを
上げた。
・ナウルには大量の難民が送られてきたが、この事実(難民の横流し)がオース
トラリア国内で問題となっているらしく、ナウル政府としては例え観光客でも
外国人に入ってきてほしくない。
・ナウルへの飛行機は飛んでいるが、物資の輸送や他の国への乗り継ぎのみで、
外国人に対しては入国許可が下りずそのまま帰ってもらうことになる。
・ナウル大統領は少なくとも半年はこの政策を続けると言っており、具体的な
期限は示されていない。
ちなみに、ここでいう「難民」はアフガニスタン難民のことらしいです。
51
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 05:00
ナウルバトルロワイヤルでも起こっているのか(不謹慎失敬)
だいたい人口1万数千の共同体が「国」と云うのに無理があるのでは?
国連の議席も持ってるのでしょうし…。
鎖国は一つの見識だとは思いますがね。
難民が居るから観光客に来て貰いたくないと云う論理が判らない。難民の虐待でもしていたのか?
52
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 05:10
多分、難民受け入れに関してオーストラリアと怪しげな約束事みたいなことが
あって、表ざたになるのを嫌がってるのではないかと。表向きは「難民でホテ
ルがいっぱいで観光客を受け入れる余裕がない」w)ってことらしいです。
いろいろ調べてみましたが、この国は労働力のほとんどが他国からの出稼ぎ労
働者のようで、国民自身は鉱工業生産収入で暮らし自身では何もしていないと
か。食料市場はあるのに、働かないので漁師がいない、ってことになってるよ
うです。
53
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 05:17
スレを覗いたところその鉱業資源が枯渇したような書き込みも有りましたが…。
54
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 05:18
詳細はこのページで。リン鉱業に絡んでエネルギーの話なんかもあってなかな
か面白いです。ナウルについてはほとんど笑い話に近いものがありますが。
↓
http://epp.eps.nagoya-u.ac.jp/~masao/doyou.htm
にしても、ナウルって本当にある意味「世界の縮図」ですねぇ。。。
55
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 05:23
日本の原発立地町村もちょっと似た様な構図があって,原発立地で当該市町村を補助金漬けにして後,暫くして補助金が切れるともう原発(の補助金)無しでは立ち行かなくなりもう1基原発が欲しくなって電力会社は増設の許可を得られる構図の様です。
やはり人間働かなくては行けませんな。
56
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 06:09
因みに
>>54
の下の方に有った話題関連で云いますとsustainable growthは経済学でも重要な論点の一つです。
個人的には直ぐにでも太陽光・地熱・風力など非原子力の自然系代替エネルギー開発の推進を,と思いますが,経済学者の中では市場の調整能力により石油が本当に枯渇しそうになったら代替エネルギーの開発は自然に進むであろうと考える人が多いように思われます。個人的には市場の調整能力は信じますが,現行の基礎エネルギー研究費の配分が異様に原子力に篤く,自然エネルギーに薄いと思われます。
あと石油は地球内部から無尽蔵に供給されているという学説もあるようです。これだと石油問題は枯渇問題ではなく純粋にCO2問題となりますな。また温室効果にもいろいろな学説があるようですが。
57
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 07:00
しつこくナウルの話ですが、2ちゃんでは最初「ナウルってどこよ?」って
感じだったらしいです。私はナウルを知っていて「何で皆知らないんだろ?
そーいえばどうして俺は知ってんだ?」と。で、よくよく調べてみると、な
んと鹿児島−ナウルの航空便が89年まであったらしく、それで私はよく知っ
ていた、ってことなのでした。以下は鹿児島の地元新聞コラムより転載。
↓
1972年暮れ、オープン間もない鹿児島空港に、南太平洋のナウル共和国
から小型旅客機が飛んできた。定員40人の機内に乗客の姿はなく、パイロッ
トら5人の乗員だけ。
このナウル航空機が鹿児島に乗り入れた海外の一番機である。周囲19キロ、
人口1万人そこそこの小さな島国のナウルにはリン鉱石のほかにこれといった
資源はない。観光客は少なく、日本を訪れる人も限られていた。
日本びいきだった大統領が国費を投じて路線を開設したのだが、東京への乗
り入れがかなわず本土に最も近い鹿児島を選んだのだった。それでも国際空港
の看板を掲げたい県にしてみれば、貴重な国際線に変わりなかった。
案じた通り利用客は増えなかったが、ナウル航空は運休と再開を繰り返しな
がらも、大統領が代わるまで17年間飛び続け「南の玄関口」の一翼を担って
くれた。
ちなみに、鹿児島−ナウル線では7件の事故がありました。原因はすべて
飛行機に櫻島の火山弾がぶち当たった、というもの。幸い死者は出なかった
ようですが。
58
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/27(木) 11:26
NNN24より。
↓
イギリス議会 イラク政権の是非を審議<2/27 8:00>
イギリスのブレア首相は26日、イラクへの武力行使の支持を求める決議案を
議会に提出した。決議案は可決されたが、過去最大の与党の反発を招いた。
投票は、政府のイラク政策の是非を問うものだが、事実上、イラク攻撃参加
への支持を求めるものとなった。反戦ムードが高まるイギリスでは、ブレア首
相の支持率は35%に急落している。与党労働党内の反発も目立ち、投票に先立
ってイラク攻撃反対派の労働党議員団が「攻撃は時期尚早」とする修正動議の
採決も求めた。結果、修正動議は過半数に足らず否決されたが、労働党員410人
の3割にあたる121人が賛成票を投じた。これはブレア政権発足以来、最大規模
の造反となる。
一方、イラク政策の是非を問う政府の動議は、野党保守党の大部分の支持を
とりつけ、賛成が434、反対124票で予想通り可決されている。
政権発足以来、最も深刻な与党の反発に直面したブレア首相だが、政府動議
の可決は議会のお墨付きを得たことになり、今後、これを後ろ盾に外交活動を
続けていくものとみられる。
59
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 14:43
マクドナルドを思い出しますな。
ブレアが離党したりして。
60
:
■とはずがたり
:2003/02/27(木) 14:51
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030227-00000061-mai-pol
<イラク問題>茂木副外相を首相特使でイラクに派遣
政府は26日、緊迫するイラク情勢を踏まえ、茂木敏充副外相を来月1日にも首相特使としてイラクとヨルダンに派遣することを決めた。また、高村正彦元外相をサウジアラビアとエジプト、中山太郎元外相をトルコとシリアに派遣する。このほか、中東和平対策として有馬龍夫政府代表をエジプト、イスラエル、パレスチナにも派遣する。
川口順子外相が26日夜、記者団に明らかにした。茂木副外相ら首相特使は小泉純一郎首相の親書を持参する。
一方、政府は同日、イラク攻撃に向けた新たな国連安保理決議案をめぐるフランスへの外交工作について、(1)大量破壊兵器問題での国際協調の重要性を強調する(2)決議案への同調を求め、賛成できない場合は棄権するよう暗に促す――との対処方針を固めた。政府は「決議案が不調に終われば、国際社会が分断されることになり、同じ大量破壊兵器問題などを抱える北朝鮮にも誤ったメッセージを送ることになる」と、理解を求める構えだ。
フランスへの働き掛けは、パウエル米国務長官が22日、川口順子外相と会談した際に打診した。(毎日新聞)
[2月27日0時10分更新]
61
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/02/28(金) 02:52
>>59
挙国一致政権ですな。
左派の3割造反は予想よりちょっと多かったかな、と思います。
最近じゃ「労働党より左」って感じの自由民主党はどっちだったんかな?
62
:
■とはずがたり
:2003/02/28(金) 04:42
>>61
彼はは離党じゃなくて除名だったようですね。。
63
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/03/01(土) 20:14
2ちゃんニュース速報+より。ナウル続報。
↓
【国際】消息を絶った島国「ナウル」に向かった救助隊も消息不明?
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1046511155/
『 パクス・ロマーナφ ★ 』 sage国家が事実上破産、電話回線も途切れた中部太平洋のナウルが「消息不明」と
なって1カ月近くが経とうとしている。ラジオ・オーストラリアは2月27日、オーストラ
リア政府の援助組織「オースエイド」が電話回線復旧の緊急支援ために同日中に
ナウルに到着すると報じたが、1日現在、その「救援隊」からの連絡に関する報道
はなく、オースエイドの発表もない。救援隊も「消息不明」の状況だ。
オースエイドはアジア太平洋地域の緊急支援を数多く手掛けており、今回は電話回線
復旧のための専門技術者も同行している。回線が復旧できていないとしても、携行して
いるはずの衛星電話などでの連絡は可能なはずで、現地情勢が全く伝わって来ないの
は不自然でもある。週明けになっても救援隊から連絡がないなければ、事態は一層
不可解となる。
(以下略)
詳細は引用元
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200303011709086
65
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/03/02(日) 15:54
読売より。
↓
トルコ国会、米軍駐留など求める政府案を否決
【イスタンブール=久保健一】トルコの民間テレビNTVによると、同国国会
(定数550)は1日夜(日本時間2日未明)、対イラク戦のため米軍の同国
駐留を認める政府案の採決を行った。採決では、賛成264票、反対250票、
棄権19票で賛成が反対を上回ったが、賛成票が出席議員の過半数に達しなか
ったため同国憲法規定により、政府案は否決された。政府は、4日に開催され
る国会に、同政府案の再提案を目指す構えだが、米国のイラク攻撃への影響は
必至だ。
否決は、国会で多数派を占める与党「公正発展党」議員から予想以上の“造
反”が出たため。イスラム穏健政党で、同胞のイラクに対する戦争への反対論
も根強いことから、ここ数日、エルドアン党首による説得工作が続いていた。
政府案が承認されれば、米国はトルコから承認から6か月間の期限つきで、
最大で兵員6万2000人、軍用機255機、ヘリコプター65機の新規兵力
の駐留と、トルコから他国への通過が認められることになっていた。
(3月2日10:14)
http://www.yomiuri.co.jp/05/20030302i202.htm
66
:
■とはずがたり
:2003/03/02(日) 17:44
イスラエルの大量破壊兵器(なに保有しているか知らないですけど多分持っているのでは?)は不問なんでしょうかねえ?
>64は私が誤爆したので消去しました。
67
:
ホントは社民支持@東広島市
:2003/03/02(日) 21:18
米、新決議案めぐり不正工作?=国連代表団の電話盗聴など指示−英紙
2日付の英日曜紙オブザーバー(電子版)は、米国がイラク攻撃を正当化す
る新たな国連安保理決議案への支持獲得に向けた一環として、安保理理事国代
表団の職場・自宅の電話の盗聴や、電子メールの傍受といった不正工作を行っ
ていると報じた。
世界中の通信傍受に当たっている米国家安全保障局(NSA)高官が書いた
メモ(1月31日付)の内容として同紙が伝えた。それによると、メモは「イ
ラク問題に関する国連メンバーの投票意思についてブッシュ政権当局者に最新
の情報を提供するため」、米英両国を除く安保理理事国に対する監視活動を強
化するよう指示している。 (時事通信)[3月2日19時3分更新]
(((( ;゚Д゚))))) ガクガクブルブル
68
:
■とはずがたり
:2003/03/02(日) 21:28
アメリカは情報戦の重要性を日米開戦の昔からよく解っているからなあ。
然し,こんな重要な話しが漏れてしまうところに今のアメリカの士気orモラルの低下があるのか?
今回のアメリカの戦略は失敗に終わるのでは?
戦争は枠組みづくりで勝敗が決すると云うことは確かにあるが(実際の戦争なんかは私に云わせれば付け足し。勿論番狂わせもあろうが。),今回は慎重に枠組み作りを図りすぎて時機を逸して来ている感があり。
70
:
■とはずがたり
:2003/03/03(月) 17:02
関西学院の講義のレジュメのようである。
政治学特講F「日本統治」を通じての東アジア政治分析
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9113/KG_Note.htm
71
:
■とはずがたり
:2003/03/03(月) 17:51
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm
http://homepage2.nifty.com/Bokujin/index.html
72
:
■とはずがたり(1/3)
:2003/03/03(月) 19:02
【満州事変】(昭和6年1931年)
概要「満州事変は、石原完爾の構想では、意図的に対外危機を作り出し、それをテコに国家改造も成し遂げようという、いわば対外クーデターと見るべき事件。早い話が、たかが植民地軍の一部の軍人達が謀略を企て、それが不況で苦しんでいた国民の指示を得たため、政府もその独断専行を処罰するどころか、その動きを追認した。つまりこの時点で政治の主導権を握っていたのは首相でなく満州で勝手に軍事行動をしている石原達軍人の手に移っている。対外クーデターはひとまず大成功といったところ。あとは自分達軍の主導で、国体改革を実現すればよい」、「この石原・永田の二つの事例が示しているのは、『無為無策』の政府、『事なかれ主義』の軍上層部、などの情けない指導層に対して軍の中堅クラスの実力者が上からの指示を受けずに独自に動き始めており、また指導層はこれを止める実力もなくただ右往左往して事態に流されるだけの存在に成り下がっている。つまり指導層が指導層としての役目を果たせなくなっているわけで、石原はこの状態を見抜き「独断専行」により事変を成功させたわけである。(中国が内戦中のため、行動するのに最適の時期であった事も大きい)これ以降この「独断専行」と実力のある者が上部を無視して行動する『下克上』の雰囲気が軍部に蔓延する。」
【高橋是清蔵相による積極財政政策】(1932年)
高橋是清蔵相は、経済不況を脱出するため積極財政を開始した。金解禁と財政緊縮政策が今回の深刻な経済政策を招いたと指摘し、景気回復のため財政政策を積極政策に転換させた。この積極政策の財源は公債による赤字財政に拠った。高橋蔵相は、「経済が沈滞している時期だから、増税による経済への圧迫は避け、経済力の回復増進を第一に考えるべきである。そのために一時公債が増えても産業が復興すれば、国民の税負担能力も増え、税収の増加も期待できる。その時に公債も償還できる」と考えていた。
その政策の内容は、
軍備拡張: 井上財政では予算の3割に満たなかった軍事費は、高橋財政では5割近くに膨張し、満州事変の原資とさせた。軍需物資、特に重化学工業製品の生産が増え、雇用も増えた。つまり満州での軍事的緊張を国内の景気・雇用対策に利用したということになる。
農林土木事業: 農民経済を救済し、農村不安を鎮静する事を中心政策に掲げた斉藤内閣は、8月の臨時議会で時局匡救事業を提案、主として農林土木費に財政支出を増やした。7年度から10年度まで継続事業で実施されることになった。これは公共土木事業を中心とし、農家負債の整理、農村金融の拡充等を目的とした諸政策である。
輸出振興: 輸出振興のため政府は外国為替の低位安定政策を採る。さらに井上前蔵相の「産業合理化」政策の効果が出てきており、日本企業は国際競争力をつけていた。このため世界中の貿易が沈滞している中、日本の輸出だけが躍進。特に綿製品の輸出増加はめざましく、インド市場を巡ってイギリスと激しい争奪合戦。日英綿戦争とまで言われる。しかしこれには諸外国からダンピングだとの批判もでる。
この高橋財政で特に問題なのは、禁じ手である日本の中央銀行・日銀による公債引き受けを始めた事である。7年度から「歳入補填公債」(赤字国債)を発行し、それを高橋蔵相が深井英五・日本銀行総裁と組んで、新規公債を日銀引き受けにより発行する新方式を提案、実行した。これで政府は資金が必要な場合、公債を発行し日銀に引き受けさせることで、簡単に資金を調達できる。つまり事実上、政府が自由に日銀券を発行出来ることになった。しかも、同時に日銀券の保証準備発行限度を大幅に増やしている。これは通貨制度において、金本位制度を放棄し、現在と同じ管理通貨制度に中途半端に移行していることを意味する。沈滞した経済界に通貨を供給し、刺激を与えるための資金が、公債を発行することで容易に得られることになったということである。
この公債政策のためには、日銀の発券能力の拡大が必要となる。このため関連法を改正、日銀券の保証準備発行限度(「金」の裏付けの無い発券限度、裏付けがある発行は正貨準備発行と言う)を1億2000万円から10億円に拡張、制限外発行税を5%から3%に引き下げた。さらに、景気回復対策と国債償還を円滑に進めるため、低金利政策も必要となり、実施している。 これらの政策のため一般会計歳出は、・昭和6年度 14億8000万、・昭和7年度 19億5000万、・昭和8年度 22億5000万と次第に膨張していく。
73
:
■とはずがたり(2/3)
:2003/03/03(月) 19:03
元来、中央銀行の役目とは、政府による自由な通貨発行を許していては、通貨価値が安定せず、経済不安を招くため、通貨の番人として政府から独立して金融政策行う役割のはずである。管理通貨制度の場合、この役目はより重要になってくる。金本位制度にある「金」という通貨価値の裏付けが無くなる、代わりに、中央銀行では景気・経済対策のため、柔軟に通貨量を決める事が可能となる。ただし、通貨量・金融政策の管理をよほどしっかりやらないと、簡単に通貨はその価値を喪失する。紙幣が文字通り単なる紙切れになる可能性がある。日本はこの管理通貨制度に、なし崩し的に、中途半端に移行した。
公債を日銀が引き受けるという高橋政策は、日銀からこの通貨管理能力を、政府が奪った上で、政府の公債発行の歯止めを取り払ったことになる。もし政府が公債=通貨の発行を過剰にした場合、簡単に悪性インフレーションを引き起こし、しいては日銀券が通貨としての信用を失うことになる。つまりは日本の金融制度が破綻する。
この財政政策は、近代金融制度・市場経済原理を理解している高橋蔵相の管理下で、高橋蔵相の読み通りに経済が回復すれば何とかなるが、一端その管理を離れると暴走を始める危険性がある。管理通貨制度が管理不能の事態に陥る危険性を含んでいた。
とはいえ、取りあえずは日本は世界で一番早く世界恐慌から脱出することに成功し、ここから昭和12年度までの日本の実質GNP成長率は7%に達する好況の時代を迎えることになった。この時期が、戦前の日本を代表する時代と言われる。(「あの戦争の原因」)
【「帝人事件」発生で斉藤内閣総辞職】
昭和9年には政財界を巡る疑獄事件「帝人事件」が起きる。これで斉藤内閣総辞職。この事件は、帝国人絹株式会社の売り渡しを巡り、大蔵省幹部と財界との間で背任・汚職があったとする、大疑獄事件。しかし事件そのものが検察による全くのでっち上げであった。昭和12年には全員に無罪判決が出る。
右翼勢力の倒閣運動と、大蔵省と司法省の政治的対立にその原因があり、事件当時から検察ファッショ・司法ファッショであるとして批判されている。(事件の黒幕は平沼騏一郎だと言われている)
しかし本来なら司法内部の責任問題に発展すべきところが、当事者の検事正には何のおとがめも無く、後には司法次官に栄転する。これを見るに当時は軍部・官僚だけで司法でも「身内優先」「事なかれ主義」という、腐敗が蔓延していた様です。
【積極財政行き詰まる】昭和11年(1936年)
積極財政以降この頃まで日本は恐慌に喘ぐ世界を後目にめざましい発展を遂げていた。昭和6〜11年間に軍需品を中心とする全工業製品の生産額は2.5倍に増え、輸出も3倍に増えている。この間にインフレは卸売物価が1.4倍になった程度。しかし昭和10年頃から積極財政の継続が困難になり始める。これは次のようなプロセスで起きている。
①・景気回復により、公債の市場消化を成功させていた銀行融資が、軍需産業の設備投資に回る。
②・このため低金利の公債に資金が向かなってくる。
③・さらに好況が続き、市中資金が逼迫してくる。
④・これにより一般貸し出し金利が上昇する。
⑤・このため政府の低金利政策の維持が困難になってくる。
⑥・低金利の国債は、価格維持も難しくなる。
この様にして公債市中消化率が急激に悪化。昭和9年度のには128%だった消化率が、10年度末には消化率は77%に急落。
この市中未消化公債が増えることは、日銀の公債引き受けが増える事を意味する。これは日銀の通貨発行量を増やすことにつながる。つまり、経済的裏付けの無い市中通貨量増大によるインフレ、という悪性インフレの危険性が現実化し始める。公債増発の結果、国債未償還額も累積し、総額は昭和6年末の64億円から、昭和10年度103億円まで、6割の増大。(参考までに昭和10年の国民所得推計額は144億円)
昭和10年下半期には深井日銀総裁が、「悪性インフレの懸念が出てきた。もう危ない。日銀引き受けの赤字国債と軍事費の増大はもうやめるべきだ」と進言。高橋蔵相はこれを受け、11年度予算編成から公債漸減方針を打ち出す。つまり、歳出の膨張を押さえ、税収の自然増を目安に公債を削減しようとした。時局匡救予算を9年度限りでうち切り、軍事費も削減しようとした。この事は軍事費増額を要求する軍部の反発を買い激しく対立。結局、11年度予算でも軍事費の増額追加を認めざるを得なくなる。
●昭和11年 2・26事件
74
:
■とはずがたり(3/3)
:2003/03/03(月) 19:04
●昭和12年 蘆溝橋事件→日中戦争
●昭和15年(1940年)
【斎藤隆夫の粛軍演説→同氏の除名問題発生】
2.2日、米内内閣成立直後の当時民政党の衆議院議員であった斎藤隆夫は、第75帝国議会2日目米内(よない)内閣の施政方針演説に対する代表質問で、丁度満3年目を迎えようとする日中戦争に関して、米内内閣の対応を問い、政府の日中戦争処理方針を巡って2時間の大演説をぶった。戦争の終結条件は何なのか、政府に展望を示すように要求。支那事変の戦争目的と見通しについて明らかにせよと迫った。日中戦争が聖戦とされ、国民に無限の犠牲を要求していることを批判。東亜新秩序とは何か、それは空虚な偽善であると決めつけた。演説の後には拍手喝采が起こり多くの議員が賞賛した。しかしこれは聖戦を冒涜するものであるとの問題になり、斉藤は衆議院から除名される。
【支那事変処理として撤退方針が決定される】
3.30日支那事変処理に関する極めて重要な事項が、参謀本部の提案に基き、この日、陸軍中央部で決定された。それは、「昭和15年中に支那事変が解決せられなかったらば、16年初頭から、既取極に基いて、逐次支那から撤兵を開始、18年頃までには、上海の三角地帯と北支蒙彊の一角に兵力を縮める」というもので、事変処理の大転換であった。もともとこの撤兵案は陸軍省の発案になるものであり、陸軍省側では今すぐからでも、撤兵を開始するような剣幕であった。予算面からも間接的に参謀本部を抑制しようとした。事変解決に、参謀本部も陸軍省も手を焼いていることが分かる。当時参謀本部としても、内々黙認した形であった。昭和15年度の臨時軍事費は、こんな前提の下に確定せられていた。 [種村佐孝「大本営機密日誌」(ダイヤモンド社,昭和27年)P12-14] この本は公式の日記ではなく、元大本営参謀戦争指導班長の種村佐孝氏が、同僚の助けを得て書いた日記と記憶によって書かれたものです。開戦前から終末期まで、時間を追って具体的に書かれた貴重な資料としてしばしば引用される本です。
【ヨーロッパ戦線で独軍が進撃開始】
5.10日欧州で、ドイツ軍が華々しい実力を行使しはじめ、5月にはオランダ、ルクセンブルク、ベルギーを侵略、更にマジノ線を突破してフランス軍を席捲し、イギリス軍は「ダンケルクの悲劇」に追い詰められた。
5.16日イギリスにチャーチル内閣成立。
【ヨーロッパ戦線で伊軍が独軍側で参戦】
6.10日伊軍が独軍側で参戦し、イギリス・フランスに宣戦布告。
6.14日独軍がパリ入城、6.22日独仏休戦条約調印。イギリスへの空爆も激しくなる。そのためイギリスのチェンバレン内閣、フランスのレイノー内閣が崩壊。
【支那事変処理として戦線拡大方針が決定される】
この独軍の戦果拡大が陸軍部内の大転換をもたらすことになった。『バスに乗り遅れるな』的ムードがはやり出し、「撤兵」のはずが、「大東亜戦争」に拡大していくことになった。欧州情勢の急変転が陸軍内部の考え方を180度大転換させた。「わずか2ヶ月前、さる3月30日には、専ら支那事変処理に邁進し、いよいよ昭和16年から逐次撤兵を開始するとまで、思いつめた大本営が、何時しかこのことを忘れて、当時流行のバスに乗り遅れるという思想に転換して、必然的に南進論が激成せられるに至ったのである」(種村佐孝「大本営機密日誌」・ダイヤモンド社・昭和27年・P14)。
75
:
■とはずがたり
:2003/03/03(月) 19:07
以上
http://jbbs.shitaraba.com/study/bbs/read.cgi?BBS=2246&KEY=1043205301&START=72&END=74&NOFIRST=TRUE
は
http://www.marino.ne.jp/~rendaico/daitoasenso/history_taisenmaenougoki.htm
から。
れんだいこ氏という方のHPの様である。
76
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 22:50
中間派だったパキスタンが採決を棄権に回ったため、どうやら武力行使容認
決議案が可決することはなくなったみたいですね。
でもどのみち攻撃する姿勢に変わりはなく、経済的にも秩序的にも予想もつかない
展開になってきました。金正日よりもブッシュの方が世界平和にとってよっぽど
脅威的だよ。ホントに。
77
:
■とはずがたり
:2003/03/11(火) 22:57
そんな僅差でしたっけ?イギリスも国内輿論が決議無しでは反対ではなかったか?
ブッシュはかなり電波な奴みたいですしねえ。イギリスは決議抜きの攻撃に批判的だったようだしアメリカが単独攻撃に踏み切り自国の威信を傷つけるかな?
79
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 23:05
>77
とりあえず賛成がアメリカ、スペイン、イギリス、後1カ国(どこだか忘れた)
反対がフランス、ドイツ、ロシア、中国、シリアの五カ国。
中間派が6カ国。そのうちパキスタンが事実上反対に周った為、残り5カ国全部
の賛成を取り付けないと可決されません。イギリスは運命共同体ですからどこまで
もついてくでしょうね。ただ閣僚の中には決議なしでの攻撃に踏み切った際には
辞任を公言する人もいますし、公然とブレア降ろしを公言する議員も後を絶たない
みたいで絶体絶命って感じですね。どことは言わないけど日本国のあの人も危ない
でしょうなぁ。
80
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 23:10
でもホントシャレにならんぜ。これでイスラエルが参戦した日には
取り返しのつかないことになる。21世紀はテロの世紀と謳われるのが
濃厚になってきたみたいですね。テロ防止の名目で警察国家にでもなったら
たまらないよ。なんとかならないのか・・
81
:
■とはずがたり
:2003/03/11(火) 23:11
情報感謝。国際輿論はアメリカに逆風のようですなあ。
ブッシュは何処まで突っ走るつもりか?
個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが,現実には石油利権が原因で大義がないのが明白だからなあ。
日本国のあの人とは?
82
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 23:19
>個人的には新生民主化イラクに期待するものがあるのだが
まだそんな事言ってるんですか。イラクのフセイン体制が続いている
最大の原因の一つは強権的な政治家でないとまとまらないようなモザイク
国家という事ヲ忘れてもらっちゃ困りまっせ!もちろん恐怖政治体制を敷いてる
のはいうまでもないが。イラクの民主化はあくまでイラク国民が決める事。
>日本国のあの人とは?
ですからあの人ですよ(笑)
83
:
■とはずがたり
:2003/03/11(火) 23:30
そもそも統一イスラーム復活が持論なのですがね。
アラブ世界はそもそも一つであるので,モザイク国家よいうよりもむしろシリア・ヨルダン・クエート・パレスチナなんかと一緒にしてもいいと思っている。(・∀・)デムパ!デムパ!
今の国連体制は既存の国家の枠組みを壊すことが出来ないから植民地帝国が勝手に引いた国境が国民を苦しめていても無力である。
上の統一とは逆になるが強権でまとめねばならない国など要らないからバラバラになって良いと思う。
はて誰だ??>戦争と絡んで小泉降ろしの兆候でもありますかい?
84
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 23:50
ですから我が国の総理大臣ですよ(笑)支持率下がったら終わりでしょう。
ちなみにバラバラになったほうがいいなんて発想は私にはついていけません。
イラク国民の自発的な行動の結果そうなるのならともかくとして他国の侵攻に
よってなんの権利があってそんなことが許されるのでしょうか?
そもそもアメリカ式民主主義を自明のものとするならば武力進出はその理念と
相反するものだと思うし、それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えない
し、もしそんなはずはないというのであるならばそいつは民主主義者の皮をかぶった
ファシストだといわざるを得ません。何度も言いますが民族自決が肝要です。
85
:
オリーブの木
:2003/03/11(火) 23:54
>それが必ずしも中東の民衆が望んでるなんて言えないし、
つまり西欧民主主義をアラブ人民が望んでるとは言えないという意味です。
86
:
■とはずがたり
:2003/03/12(水) 00:04
にぶくてスマソ。支持率頼みが共通点ですね。こちらはなかなか支持率が落ちずに私をヤキモキさせていますが。
そもそもアラブ「民族」を分断してサウジアラビア国民やイラク国民やヨルダン国民が作られた訳です。
現状は石油利権を巨大な一国が握らないようにする分断策の結果である。
アラブ諸国民は口惜しくないのでしょうかねえ。
勿論,サウジやクエート等の保守的な王政の守護者アメリカが民主主義の伝道者ではないことが明らかです。
今の国民国家システムは限界であり,EUの様な超国家的機構と地域への二極化を展望してるのですが自分の中でまだ整理はついていないようです。
88
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 14:52
アメリカとしては政治的圧力で押し切れるという感触でしょうか。
http://news.msn.co.jp/articles/snews-flash.asp?w=412530
[対イラク] 米、多数派工作で進展? 9カ国の賛成確保に接近
【ワシントン中島哲夫】米国務省のバウチャー報道官は12日、対イラク武力行使を容認する国連安保理決議について賛否を明らかにしてない中間派6カ国に対する説得工作で、「進展があることを否定しない」と述べた。米英のメディアは米政府高官の話として、アフリカのアンゴラ、カメルーン、ギニアの3国が好意的な反応を示していると報じており、決議採択に必要な9カ国の賛成確保に接近しつつあるとみられる。
バウチャー報道官は「進展」の具体的内容を語らず、「(票固めが)確実になったという誤解は与えたくない」と慎重な姿勢も示した。また、ブッシュ大統領とパウエル国務長官が引き続き精力的な電話外交を続けているものの、決議をめぐるあらゆる状況は「極めて流動的」だと述べた。
一方、フライシャー米大統領報道官は、ブッシュ大統領が12日午前中だけでもプーチン・ロシア大統領、ムシャラフ・パキスタン大統領ら4カ国の首脳と電話したと発表した。これまでの電話外交では「米国の立場を支持しない諸国」に対して「落胆」の意を伝えたとも述べた。両国関係に悪影響を与える可能性を暗示して圧力をかけているとみられる。
同報道官は、決議採択の見通しについて「結果は採決の日に分かる」と、現状での評価を避けた。しかし米政府は採決で9カ国以上が賛成した場合、フランスなどが拒否権を行使して決議案が葬り去られても武力行使への踏み台にする方針とみられる。
フライシャー報道官は同日、15理事国による採決は「過半数は8票、(採決に必要な)多数は9票」と述べ、採決で9票に届かなくとも「道義的な勝利」を得たと主張する可能性がある。
現時点で確実な決議案賛成派は米国、英国、スペイン、ブルガリアの4カ国。拒否権行使の可能性を含めて反対派は仏、露、中、独、シリアの5カ国。中間派はアフリカの3カ国のほか、パキスタン、チリ、メキシコとなっている。
[毎日新聞3月13日] ( 2003-03-13-12:43 )
89
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 15:08
アメリカの安保理という戦の出陣式の意味合いがある茶番は
いつになったら終わるのでしょうか?
あそこまで部隊を配置してイラク攻撃をするのは当然でしょう。
個人的に私はアメリカ支持です。
事の是非以前に日本は国家として日本国憲法無効宣言もできず
自分で自分の国を守ることもできないので
アメリカについていくしかありません。
イージス艦を派遣してアメリカの太刀持ちをするのが
良くも悪くも現状の日本の唯一の選択肢です。
先日の椎名素夫氏の広告や
昨日の朝日新聞の小池百合子の
「防衛力を自ら縛る日本に独自外交発揮の選択肢がない」
というのは全く同感です。
90
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 15:18
アメリカの庇護化にあるのだからアメリカ追従外交が当然という風潮が日本にもアメリカにもあるようですな。
アメリカ追従嫌いだが軍備増強も嫌いな俺には,どういう選択肢があるのか模索中です。
椎名氏はどんな広告を出していたのでしょうか?
91
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 15:43
>>90
椎名氏は雑誌の広告(何の雑誌かは忘れました)で
小池百合子と同じようなことを言ってました。
92
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 15:56
情報感謝。
防衛力を自ら縛るよりも,2国間安全保障条約の方が日本外交を縛っているような気がするが。
日英同盟の廃棄が第二次大戦の敗戦の遠因かと思うと,日米安保の廃棄も危険なのかもしれないかもとは思いますが。
93
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 16:14
韓国も協力検討だそうです。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=DLT&PG=STORY&NGID=intl&NWID=LATEST
イラク戦に工兵500人派遣 韓国が検討と報道
【ソウル13日共同】韓国紙、朝鮮日報は13日、米国がイラク戦に踏み切った場合、韓国が工兵大隊500−600人を派遣する方向で最終的な検討を行っていると報じた。
同紙によると、韓国政府は12日に国家安全保障会議の常任委員会を開催、工兵派遣で米国のイラク戦を支援する方向で意見がほぼ一致したという。
また医療支援団の派遣と通信装備を含む補給物資の支援について、今後さらに検討することとした。
94
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 18:22
屁護というか実質的にはアメリカ合衆国日本州のままですよ。
95
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 18:31
アメリカの属国が欧州にはイギリス,アジアには日韓台(←旧大日本帝国の版図だw)という構図でしょうな。
96
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 18:36
まあ良くも悪くも日本は占領下のままですよ。
南鮮は最近、アメリカよりも中共の属国になってきましたが。
97
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 18:52
韓台が大統領制の下で中道左派政権が成立し政権交代を果たしたのに日本は小泉による擬似政権交代。情けない。
まあアメリカ人も頭の悪いブッシュを選んでこのていたらくだから情けないと云えば情けないのだが。
98
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 18:53
イギリスはアングロサクソン兄弟といった感じじゃあないんですか?
台湾は日本があの様ですから
中共に対抗するにはアメリカしか頼るところがないのが現実ですね。
99
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 22:19
小泉との対談を評して「貴重な人生を浪費するのにも値しないものだった」BY小沢
オザワイチロウ(・∀・)イイ!!
100
:
オリーブの木
:2003/03/13(木) 22:23
>>89
そもそも民族主義を掲げるあなたがアメリカ支持とは腑に落ちませんね。
たしか石原慎太郎や小林よしのりは安保破棄の自主独立路線のはず。
どちらにせよ、中国とのパワーバランスや北朝鮮の動向を見ても日本が
イラク戦争に反対しようが賛成しようが日本に居座り続けるでしょうし、
いわんや安保破棄の自主独立路線を認めるはずがない。
つまりアメリカ自身の国益に沿うから日米安保を維持しているのであって
、仮に日本がイラク攻撃を反対しようが北ににらみを効かす状態を解除する
事は考えにくいわな。だってそんな事したら在韓米軍を見殺しにする事に
なるのだから・・。まあ、日本の政治家及び外交官にそれだけの高度な駆け引き、
戦術を使える人材がいるとは思えないから現実的にイラク攻撃反対のスタンスを
取るのは現実的ではないといわれれば返す言葉もないが・・・・(タメイキ)
101
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 23:03
反米で平和主義に凝り固まっている自分がイラク攻撃に何となく幻想を抱いているのは我ながら腑に落ちません。
アメリカ人が勝手に血を流してくれる分には無関係だというイラク国民軽視の傾向が自分の中に有るのかもしれない。最近の戦争は民間人の被害を最小限にしようとしているのを言い訳にして。
戦争を強行して仏独露と米英の対立が極度に高まったとき世界新秩序の形成か?日本は英米の金魚の糞状態か?
戦争は戦前の多数派工作に尽きると云うのがここ一ヶ月ばかり第二次大戦などの近現代史をさらりと見てきた感想です。アメリカは完全にこの「法則」を無視しようとしている。
ドルシステム崩壊の予兆かもしれない。とはずがたりとしてはユーロを買い推奨にしときますw
102
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 23:03
アメリカ支持というのは今回のイラク攻撃のことであって
何事においても支持というわけではありません。
私は
共産主義と中華思想(真の排他的ナショナリズム)中韓朝三兄弟の次に
アメリカは嫌いですから。
イラク攻撃に関していえば
日本はまともに自分の国も守ることもできないので
どうこういえる資格はありません。
(今回のイラク攻撃に関していえば)
ただただアメリカについていくしかありません。
(次に続きます。)
103
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 23:17
「その場の雰囲気」と首相 決議なし攻撃の対応明示せず
小泉純一郎首相は13日午後、緊迫化するイラク問題をめぐり野党4党党首と首相官邸で会談した。
首相は米英両国などが武力行使を念頭に国連安全保障理事会に提出した修正決議案の採択を目指す考えを強調する一方、決議なしに攻撃に踏み切った場合の政府対応について
「その場の雰囲気だ」などと明確な態度表明を回避。野党側は強く反発、首相の姿勢を一斉に批判した。
首相は社民党の土井たか子党首との会談で
「米国との同盟関係、協調主義と国連中心主義を両立させる」と強調。ただ自由党の小沢一郎党首が、決議の採択なしに米国がイラク攻撃に踏み切った場合に
「賛成するのか」と尋ねたのに対し、首相は「理由を見てみないとわからない。その場の雰囲気だ」と述べた。
小沢氏は会談後の記者会見で「戦争の問題をその場の雰囲気で考えるというのは、驚くべき首相だ」と強く反発、菅氏も記者団に「何一つ実のある意見を聞けなかった」と述べた。
http://flash24.kyodo.co.jp/?MID=MRO&PG=STORY&NGID=poli&NWID=2003031301000470
104
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/13(木) 23:17
下手に何でもかんでも反米すると反米親共の共産主義者を利することになるので
私は反米派ですがその点はかなり気を使っています。
確かに私は自主独立路線ではありますが、日米軍事同盟は堅持すべきだと思います。
(次に続きます。)
105
:
■とはずがたり
:2003/03/13(木) 23:21
>>102
個人的には西欧中心の世界システムへの対抗システムとして中華システムには親近感を持っています。
中国・台湾・西蔵・蒙古・越南・朝鮮・日本・琉球・渤海w・樺太でEUばりの国家連合を!
106
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/14(金) 00:12
何故なら
それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
の意図の下
様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/47801china.html
(私はいつもこれを読んでこの逆をやろう。裏を突いてやろうと思っています。)
この中共の対日工作に対抗するには日米軍事同盟は欠かせません。
何故なら現在の日本は自力で自国を守ることができないのですから。
アメリカの指揮の下にしか自衛隊は働けないのですから。
(次に続きます。)
107
:
自由党支持者〜石原シンパ〜
:2003/03/14(金) 00:25
>>106
のリンク貼り間違い訂正します。
http://www.kit.hi-ho.ne.jp/kokumin-shinbun/470801china.html
108
:
■とはずがたり
:2003/03/14(金) 14:27
我々は唯一の超大国となったアメリカの歴史的な外交上の失敗を目の当たりにしようとしているのか?
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=14mainichiF0314e040&cat=2
<対イラク>武力行使容認決議案の今週の採択はなし 米英が 示す (毎日新聞)
2003年3月14日(金)11時40分
【ニューヨーク佐藤由紀】米英両国は13日、国連安保理に対し、米英スペインが提出している対イラク武力行使容認決議案について、今週の採決を見送る方針を伝えた。これを受け、同決議案で17日とされているイラクの武装解除(大量破壊兵器廃棄)期限の実効性は損なわれるこ とになり、期限の再設定を含む決議案の再修正が不可欠となった。
同決議案について、スペインのアリアス国連大使は14、15日の採決は行わないと述べた。ま た、再修正の焦点の一つとみられる武装解除期限について、国連外交筋は、英国が27日に延 期する妥協案を提示していることを明らかにした。
国連安保理は13日午後3時(日本時間14日午前5時)過ぎから、イラク問題を話し合う非公 式協議を開き、対イラク武力行使容認決議案や英国の戦争回避に向けた6項目提案について 協議した。だが、フランスは「自動的に武力行使を容認する文言が入っている限り、米英などの 新決議案は支持できない」と述べた。ロシアのラブロフ国連大使も「戦争と平和の間で妥協はで きない」と話し、決議案採択に反対の立場を表明。
また、米英は査察期間の延長を求めている中間の6カ国に対する説得を続けたが、この日も 採択に十分な数の国の支持を得られず、今週の採決は見送られることになった。
[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-13:25 )
109
:
オリーブの木
:2003/03/14(金) 21:20
>それは中共という共産独裁侵略主義政権があるからです。
>中共は↓を読んでもらえば分かる通り日本侵略
(コミンテルンの32年テーゼのような天皇制打倒による
>共産主義日本人民共和国建国を、「解放」の名の下に行おうとしています。)
>の意図の下様々な対日工作を仕掛けていることは明白です。
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え?それってまさか中国が武力による日本制圧を試みてるって事?
俺の読み違いだったら申しわけないが(普通に考えてそうだろうが)そんな事して
連中になんの得があるの?日本を共産化!?あのさ、中国は実質的な資本主義国で
右肩上がりの経済成長を遂げてる(今なお)って知ってるよね?当然。
ならばどこからそのような発想が出てくるのかさっぱりわからん。
まあ台湾独立を武力で阻止しようと試みるっていう論を展開するならわからんでもない
が・・・・違うよな。俺の誤読だよな。アカン、もう寝ましょう。
110
:
オリーブの木
:2003/03/14(金) 21:25
本当に誤読だったら申し訳ない。
111
:
オリーブの木
:2003/03/14(金) 21:30
>108
どうやら採決を断念しそうですね。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/war_against_iraq/
しかしブレアはマジでやばいですよ。これじゃ・・・
112
:
■とはずがたり
:2003/03/14(金) 22:51
そうなったらブレアは参加を見合わせるのでは?
>>111
113
:
■とはずがたり
:2003/03/15(土) 00:14
◆三十年戦争(1618-48)→ウエストファリア条約1648
(↑初めての「世界」戦争)
新教徒(仏・ノルウェー・デンマーク) VS 旧教徒(奥・西)
◆ナポレオン戦争1799-1815→ウィーン会議1814-1815
仏 VS 英・奥・露
◆第一次大戦1914-19→ベルサイユ条約1919
三国同盟(英・仏・露) VS 三国協商(独・奥・伊)
◆第二次大戦1939-45→サンフランシスコ講和会議
連合国(英・米・蘇) VS 枢軸国(日・独・伊)
◆大西洋戦争?
開戦派(米・英) VS 査察派(仏・独・露)
114
:
■とはずがたり
:2003/03/15(土) 02:06
http://news.lycos.co.jp/topics/world/operation.html?d=14mainichiF0315m084&cat=2
<イラク攻撃>米艦10隻が紅海へ 作戦変更の動き (毎日新聞 -全文)
2003年3月14日(金)20時14分
【ワシントン佐藤千矢子】米AP通信は13日、米政府高官の話として、イラク攻撃に備えて東地中海に展開している第8艦隊のうち、巡航ミサイル・トマホークを搭載した巡洋艦や駆逐艦など計 10隻が紅海に向けて移動中だと報じた。トルコが米軍の領空通過権を認める見通しが立たない ことから、米軍が一部作戦変更に向けて具体的に動き出した形だ。
移動を開始したのは空母ハリー・トルーマンとセオドア・ルーズベルトの艦隊の一部で、次の段 階として空母自体への移動命令が出る可能性もある。
米軍はトマホークをトルコ上空を横切ってイラクに撃ち込む計画だった。だがトルコ国会は今月 初めに米軍駐留案を否決、さらに最近になってトルコ政府は領空通過権についても国会決議を 求める方針を打ち出した。このため米軍は、空母艦隊の一部を地中海から紅海に移動させ、ト マホークミサイルを紅海からサウジアラビアの上空を横切って撃ち込む計画に変更したと見られ る。
トルコは、米英が設置した飛行禁止空域の警戒に限って南部インジルリク空軍基地の使用を認めてきた。
[毎日新聞3月14日] ( 2003-03-14-20:14 )
115
:
■とはずがたり
:2003/03/16(日) 16:56
http://news.lycos.co.jp/topics/world/iraq.html?d=15mainichiF0316m070&cat=2
<対イラク>「軍事行動の公算極めて大」 ストロー英外相が明 言 (毎日新聞-全文)
2003年3月15日(土)21時46分
英国のストロー外相は15日朝の英BBCラジオ番組に出演し「イラクに対する軍事行動の公算は今や極めて大きくなった。大変残念だ」と語った。
イラク攻撃が差し迫っているとの認識をここまで英高官が明言したのは初めて。
外相はイラク攻撃について、新たな国連安保理決議がなくても昨年11月の決議1441が十分 な「法的根拠」になると強調。英国内でも反対が根強い「新決議なし開戦」の方針を固めつつある ことを示唆した。
外相は「国際社会全体の支持を背景に軍事行動を取るのがもっとも望ましく、今も採択に向け て努力しているが無理かもしれない」と述べた。(ロンドン共同)
[毎日新聞3月15日] ( 2003-03-15-21:46 )
116
:
オリーブの木
:2003/03/16(日) 19:52
>>106
ちょっと言いすぎたがいずれにせよ、日米安保がなくなって困るのは
むしろアメリカなのだから(無論我が国もだが)イラク戦争支持しか選択肢
がないような外務省の宣伝を真に受けるのはどうかと思う。
北の脅威を最も受けるはずの韓国でさえ、独自路線を取ってるくらいだから
ね。イラク戦が長引けば我が国の経済はガタガタになる恐れがあり、いや世界
経済に深刻な影響を及ぼすのは確実といわれてるのだから国益に照らしてみても
明らかに割に合わない選択である事は明白。要は一言で言ってことなかれ主義的
な日本人の体質が現れているに過ぎないと思う。まあ>109でも書いたように
イラク攻撃反対をアメリカに諌言するには相当なタクティクス(戦術)が必要だから
それを我が国の政治家及び外交官に出来るとは到底思えないので現実的には無理なの
かと言う気もするけどね(苦笑)
117
:
オリーブの木
:2003/03/16(日) 19:58
>>115
国連安保理の多数派工作もどうやら絶望的で決議なしの開戦は避けられそうに
ありませんね。でも国連決議を建前にしていたイギリス政府はこれで一段と
苦境に立たされ、ブレアもただではすまないでしょう。
こうなるともはや、ならず者国家の称号はアメリカにこそふさわしいのかもしれ
ません。
118
:
■とはずがたり
:2003/03/16(日) 20:00
英米西の首脳会議が有るそうですからここで,事実上開戦が決まるのではないでしょうか?気候上の問題でアメリカには時間がない。
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