Sony Electronics は6日、『2010 International Consumer Electronics Show (CES)』において『SD/SDHC』および『microSD/microSDHC』規格のメモリカードを発売すると発表した。相対的に見ればそれほど驚くことでもないが、自社規格にこだわる同社の歩みを考えれば、これは大きなニュースだ。
Sony は数十年にわたって、ひたすら我が道を進んできた。『Blu-ray Disc』のような成功例もあるが、大失敗に終わったことも少なくない。たとえば家庭用ビデオテープ規格では、技術的に優れた『Betamax』方式を推進していたが、ライセンス ポリシーが敬遠され、家電メーカー各社は性能の劣る『VHS』になだれこんだ。