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「今の教え」と「本流復活」を考える・信仰/体験板/2

962SAKURA & NANCY:2013/03/01(金) 22:57:53 ID:VaTGaQRA
トキ様 へ   観覧者の皆様 へ
こんばんは……  ロ−マ字(大文字)の【SAKURA・NANCY】で〜〜〜す。

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>>957>>958>>959>>960>>961 の投稿の続きです…。
■それでは神と霊魂と人間と †††『 因霊の世界 』†††

――― 第 6 章 動物霊 一寸の虫にも五分の魂がある ―――

―†―【猫は玉のこし 】―†―    ――(その1)

 昔、伊達藩(仙台)は六十二万石の城下町として古くから知られ、その一角に松山町という
ところがありました。
 この町にたいへん縁起をかつぐおばあさんがおりました。彼女には、姉の里、妹の暮とい
う可愛い二人の孫娘がいました。しかし“里が暮れればわが家は消滅する”から、娘たちに
は婿養子をむかえて後継ぎする方がよいとおばあちゃんはいうのです。そして家には猫をニ
十匹も飼っていて、部屋の中は猫ばかりです。
「おばあさん、猫を飼うのもいいが、こんな猫気違いでは、婿の来てなぞないよ。少し娘たち
のことを考えたら」
「猫は玉のこしと言うじゃないか、わが娘の幸福を願う心があったら、少しは猫も可愛がっ
ておくれ……」
 と、主人がなにを言っても、まったく縁起をかついでいるおばあさんは話にもなりません。
 この家は代々が武家で、十七歳にもなった里にもそろそろ婿養子を迎えなければならない
と話がすすみ、そして旗本の浮田平吉という人の世話で、同じ旗本の中川文乃信という人を
婿養子に迎えようという矢先でもあったのです。しかし、おばあさんがこんなにも猫気違い
では、誰にも婿に来てくれる人もいなくなる。そればかりか猫の嫌いな主人は短気を起こして
猫を足蹴にし、おばあさんにこんこんと意見をしますが、しかしおばあさんは承知いたしま
せん。
 武家のしきたりとして、身分の高い家柄から婿を迎えたいのは人情であり、ましてや平和
な時代では地位とか名誉が大変モノをいうのです。それだけに主人の心労は分かるような気
もするのです。
 いよいよ媒酌人の話がすすんで婚姻の日取りも決まり、畳の入れ替えや、襖、障子も替え
なければならないことで主人は焦りだし、短気を起こして猫をズタズタに切り殺してしまっ
たのです。驚いたおばあさんは狂ったように棒を手にして主人に繰ってかかり、躓いてヘタ
ヘタと、その場に倒れてしまいました。

「おばあちゃん、おばあちゃん?」
驚いた主人が母をゆすってみても、もう息は絶えています。仰天した主人は、ただおろお
ろしながら、
「医者だ、医者を呼べ!」
と騒ぐだけです。その声に駆けだしてきた妻や娘たちは見れば猫の死体で部屋は血みどろ、
おばあさんは伏せっきり。
「医者を呼べ! 医者を」
家臣を急いで医院に走らせましたが、もう遅い。おばあさんはあまりのショックで脳出血
を起こしていたのです。

   つづく


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