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*ヴァンパイアモノ小説*

1黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/03(土) 18:58:10 HOST:softbank126005114002.bbtec.net

ヴァンパイアモノの小説を書いていきたいと思います。
見てくだされば嬉しいです/ですが守って欲しい事があるので
お願いしますm(_ _)m

・荒らしはして欲しくないのと無視して下さい
・一行レスはサーバーに負担がかかりますのでやめてください
・チャットにつながるような言葉はやめてください
・他の人の小説などを書き込まないで下さい。

では書いていきたいと思います。人物紹介を気軽にしておきますね。

黒主 悠姫(推定100歳以上:男)・・・ヴァンパイア
白亜 鳴瀬(推定120歳以上:男)・・・ヴァンパイア
橘 天狐・・・・人間(18歳:女)
鈴鳴 鏡子・・・人間(23歳:女)
謎の少女/謎の少年

2黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/03(土) 19:44:07 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ワルプルギスの夜】第壱


「んん、あー‥‥課長の奴マジムカツクッ!!くそっやってらんない!!こうなりゃ神社に行こ!!」

薄暗いオフィスの中一つ青白い光が灯っている場所がある。そこは鈴鳴鏡子年齢23歳の女性の持ち場である、そこで彼女はパソコンを片手でブツブツと言いながら触っていた所であった。彼女は決まってムカついた時などは神社に行く習性が身についていたのだ、パソコンを閉じて書類を鞄に入れ戸締り点検をした後一人歩道橋を歩いて神社へと向かった。

「はぁー‥‥この立派な書類のどこが悪いんスかね〜そういや今日は月が赤いっすからワルプルギスの夜っすね!!」

月を見ながら神社の階段を登っているとムギュっと言う感触が靴から伝わってきた、それもおもいっきし何かを踏んだ音である。彼女は恐る恐る足を外してその階段をじっと見つめた。人影の様な物が見えたのでしゃがみこんでツンツンとつついてみた

「あのー大丈夫っすか?えっとーここで寝ると風邪引きますよー‥‥あのー聞いてます?」

「う‥‥ん、腹‥‥へったぁ」

「‥‥‥‥‥‥‥お腹空いてるんですか?あーじゃあ私ん家近いんで良かったら私ん家で夕食食べてください。担ぎますよーせーのっと、よっこらしょ」

ふっっと力を入れて担ぐとずるずると言わせながら家まで運びまず自分の靴を脱ぎそして相手の靴を脱がせ一先ずその人はソファへと座らせ簡単なナポリタンパスタを作ってその人の前へと置いた

「あのー大丈夫ですか?一応作ったんで食べてくださいねー風呂入ってきますから」

「あー、ありがとう。えっと頂きます」

彼はゆっくりと体を起こして彼女を見た。その時彼女は綺麗だなと見とれていた、銀色の髪に瞳綺麗な顔立ちー‥‥食べちゃいtいやいやいやと思いながら風呂へと向かったそして何十分かして風呂からあがり寝巻きへと着替えて眼鏡をかけて風呂場からでた。彼はソファに座ったままこちらを見ていた。

「食べてくれたんスね〜良かった。あ、皿も洗ってくれたんですかーすいません。ありがとうございますーう!?」

彼は微笑んだ後ぐいっと彼女の腕を引き自分の膝に座らた。彼女は一瞬驚いたがゆっくりと膝から隣のソファへと移動した

「あのーなんか用事でもあるんすか?」

「美味しい夕食ありがとう、それとね。俺君に言わなきゃいけないことがあるんだ」

「はぁー‥‥でなんすか?」

「俺ね、ヴァンパイアなの。だから君の血頂きます」

彼女はポカンと口を開けて唖然としている所を彼はカプリとその牙を彼女の首筋に突き立て血を飲む。一瞬ピリっとした痛みが襲ったが後からだんだん気持ちよくなった、そしてその牙が離れて安心したのかふうっと息をふいた

「あの、血を吸うときは吸っていいか確認してくださいっす。いきなりされたらなんつーかあの、あれなんで。それとどうぞよろしくっす。だって行くとこないんっしょ?」

「あ、あっさりと受け入れちゃうんだー。あ、あっはい。了解致しました」

「今日はもう遅いっすから寝ましょ、私ここで寝るんであなたは私の布団で寝てくださいっす、あ。私の名前は鈴鳴鏡子っす」

「俺は黒主悠姫です、分かった。これから宜しくね、鏡子。じゃあおやすみなさい」

鏡子と悠姫は普通に言葉をかわしてその夜を過ごした。そして次の朝鏡子は朝ごはんの仕度をしていた

「ふぁ〜おはよう、鏡子」

「おはようっす。悠姫さん昨晩眠れたっすか?」

「うん、でもちょっと以外。ヴァンパイアの事怖がらないんだね」

「うーうん、まぁ。私ヴァンパイアと一緒に生活してみたかったんすよ」

などと会話をしながら楽しく朝食をとったあと、鏡子と悠姫は服を買いに出掛けていた

「これなんか似合うんじゃないっすか!?」

「あ、うんそうだね」

買い物をし終えて店を出た時にはもう夜になっていた。二人は路地裏から家へと帰った、なぜ路地裏から帰ったかは二人の気分だったかららしい

「じゃあ、改めてこれからよろしくっす」

「うん、宜しく」

こうして鏡子とヴァンパイア悠姫の生活が始まっていった。そして鏡子と悠姫は他のヴァンパイアペアがいるとは知らなかった。

3黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/03(土) 20:46:55 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ワルプルギスの夜】第弐

「鳴瀬ー、鳴瀬ー。今日はワルプルギスの夜だけど外行かないのー?」

一人の女の子は階段の上を見上げながら叫んだ、階段の上の影がもぞっと動くとゆっくり階段を降りてくる。女の子橘天狐はニコニコとしながら自分の傍に来るのを待っている

「今日がワルプルギスの夜だったのですね、天狐。」

「そうだよ〜えっまさか鳴瀬、ヴァンパイアの癖に知らなかったの!?」

「‥‥‥‥‥‥///そ、そのような事は。」

天狐は図星だっとニパっとしながら言う、そんな天狐に対して白亜鳴瀬は頬を染めて苦笑いしながら一緒に玄関へと向かう。二人はそれぞれの靴を履くと外へとでた

「おっ、月赤いよ。ワルプルギスの夜でしょ!?」

「はい、そうですよ天狐。」

「鳴瀬っていっつも敬語だよね‥‥‥まぁ別にいいけど」

天狐はむすっとしながらも楽しそうに神社へと向かった。二人が出会ったのは一年前のワルプルギスの夜でその時に、ワルプルギスの夜になったら絶対に二人が出会った神社に行こうと約束していたのだ。

「ここで私達が出会ったんだよね」

「そうですね。思い出の場所です」

「そうだねっ、でもいきなり血を吸われた時はパニックで気絶しちゃった」

へへっと天狐が笑うと鳴瀬はニコっと微笑んだ。そして帰ろうとした時二人はふいに卍(もん)を見た、するとそこに一人の少年が立っていた

「そこに立ってると危ないよっ!!」

「そうですよ!降りてきてください」

少年は後ろに倒れ込んだかと思うとふわりと地面へと降りた。スピードが早かったので二人の目には何が起こったのか分からなかった

「とりあえずー君の名前は?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「無視しなくてもいいじゃん!!」

「天狐、待って。何か様子が」

天狐と鳴瀬は暫くじっと少年を見ていると少年はニコっと笑ったかと思うと自分の人差し指を唇に当てたかと思うともうそこには姿がなかった。そして天狐と鳴瀬はその時の記憶だけなくなっていた。

「ー?鳴瀬ー今まで私達なにしてたんだっけ‥‥‥まいっか帰ろ」

「ー‥‥そうですね、帰りましょう」

二人は手を繋いで楽しそうに帰っていった。その様子をじっと一つの影が見つめていた、そして鏡子と悠姫の様子をじっともう一つの影が見つめていた。

4黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/04(日) 10:07:32 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ヴァンパイアペアー謎の少年少女】第壱


ヴァンパイアの中で有名になったヴァンパイアペアは二組いた。鏡子&悠姫ペアと天狐&鳴瀬だ、そしてこの日初めて会うことになる。

「鏡子〜〜〜きょーーこーー、お腹すいたーー!」

「お腹すいたってさっき食べたばっかりじゃないっすか?」

「そう言うお腹すいたじゃなくて〜〜‥‥‥‥‥‥‥」

「あぁ、なるほど。いいっすよ」

「さっすが鏡子、俺の最高のパートナー!!」

悠姫は暗い雰囲気から一変したように明るくなり鏡子に抱きつき首筋へと己の牙を突き立てる。プツっと肉が引き裂かれるような音が両方の耳に聞こえたー。牙が離れた後はガーゼでそこを隠している。

「今日は随分多かったっすね」

「あははー‥‥‥‥‥ちょっとねぇ」

ピーンポーンと玄関のチャイムが鳴る音が二人の耳に聞こえた、二人は「はーい」と言う返事をして「どうぞ」と言った。玄関が開いて相手の姿が見える

「どなたっすか?あ、私は鈴鳴鏡子っすよ!!」

「俺は鏡子のパートナーの黒主悠姫」

「私は橘天狐ですで、こっちが」

「天狐のパートナーの白亜鳴瀬、と申します」

こうして二組のヴィアンパイアペアは鏡子の家のリビングで詳しく話すことにした。そして互のパートナーがヴァンパイアで理解出来る友達である事で話が盛り上がった、そして夕食を囲んで食べていた時だった。

「へぇ、互いに神社でヴィアンパイアにあったんすね!w」

「うん!でもすっごい偶然だよね!」

「いや、必然かもしれないっすよ!」

「可愛いな‥‥‥‥‥‥‥」

「そうですね‥‥さすが現代女子」

その時、一陣の風が吹いたかと思うと謎の少女、少年が現れた。四人はその少女と少年を驚いたように見て訪ねた

「あなた達は誰っすか‥‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「なんか言ったらどうなんだよ!!」

「そうよ!なんで黙ったままなの」

「あなた達は一体‥‥‥‥‥‥‥」

「‥‥‥‥‥その前に‥‥お腹すいた」

謎の少女と少年はお腹をおさえて訴えた。その時ふいに二人の顔を隠していたフードがとれてその素顔が露となった、四人は目を見開く。とても綺麗な少女と少年だったからだーそしてお腹も満たされた少女少年はきちんと正座した。

「私達はー記憶がない少年少女いわゆる時忘人」

「「「「時忘人?」」」」

その瞬間少年と少女は涙を一筋流し突然現れた紅く塗られた壁を背にして座り込み片手に錆びて古びた剣を片手に何も喋らなくなった。

「大丈夫!!ねぇ!!」

「どうしたんっすか!?」

「多分俺達に本当の事を話したからそいつらの時が忘れられて止まったんだと思う」

「そんな‥‥‥‥‥‥‥」

「ro-mannro-mann時忘人此処に在らずとそこで誰を思うro-mann.................」

四人が振り向くとそこには悲しい表情で宙に浮いている少女がいた、その少女は歌を歌っていた

「あんたはー」 「あっいない!!あの二人が‥‥‥‥」 「どこに‥‥」 「一瞬でいなくなりましたね。」

「あぁ僕達の生きる価値は何処にあるのかとri-mitto--......purezaoarabuado-ru,purezayumearabuago-syu」

その謳はまるで時忘人とヴァンパイア、人間達に絶対に時を忘れてはいけないとでも言っているかのようだったー。

5黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/05(月) 13:16:32 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ヴァンパイアペアー謎の少年少女】第弐


少女は謳い終わるとそっと床へと足を下ろして、先程まで壁があった場所をじっと見つめては悲しそうな顔を一層深くした。

「ヴァンパイアと人の子ー、私はあの少年少女の母です。あの子達はあなた達を不幸から守っていた五行耐震の子達なのです。」

「五行耐震?あの、災いからヴァンパイアとかを守ってくれるあの神に近い卍達の事っすか?」

「はいーそして今先程その子達が消滅した為、貴方々を守る事が出来なくなりました。誠に申し訳ありません、この事を伝えたかったのです。用もないのに‥‥‥失礼致しました。」

少女はうっすら困り笑いをしていくとすぅと形を天女の姿に戻し消えていった。四人はその姿を唯々呆然と見つめるしかなかった

「なんだったんだよ‥‥‥‥‥‥‥」

「要するに、自分の身は自分で守るようにと言う事を伝えたかったのでは?」

「自分の身は自分でーそうだよね!いつまでも他人に守ってもらってちゃダメだもん!!」

「そうっすね!!自分の身は自分で守らなきゃっすよね!!」

「キューーーーー」

そこに似合わない声が響いた、四人が足元を見ると見たこともない生物がもぞもぞと動き回っていた。もぞもぞと

「ぎゃあああああーーーーーりーーーー」

「はっ!?なに!?つかギャリーって誰!?え、ダジャレ!?」

「皆さん落ち着いてください」

「わぁぁ、これ可愛いっすよ!!」

「「「はっ!?」」」

天狐と鳴瀬、そして悠姫が鏡子をガン見した。鏡子は楽しそうにそのもぞもぞと動く生物を抱きかかえていた

「キューーーキューーー」

尚もその生物は可愛い(?)声を発している、鏡子はそれを見てキラキラと目を輝かせた

「悠姫さん..........鏡子さんってもしかして生物好きですか?」

「‥‥‥‥‥‥‥さ、さぁ」

「あー、でもよく見たら可愛いかもー」

「天狐まで可愛いって‥‥‥‥‥‥‥」

よって今日の一晩は奇怪な一晩となった、翌日天狐と鳴瀬は置き手紙を置いて鏡子の家を出ていった。鏡子と悠姫はそれを見てぷっと吹き出したあと何事もなかったかのように生活し始めたもちろんあの奇怪な生物と共に

「キューーーーキュキュキューーー」

「こいつ何言ってんだろうなー」

「んー耳引っ張るなーーとかじゃないっすか?」

「ははっw言ってそう」

その頃、天狐は何者かによって殺害されてしまった。そう天狐はヴァンパイア花嫁から脱落させられて何も犯してないのに殺されてしまったのだ。これでヴアンパイアの花嫁は一人、鏡子だけとなってしまった。これにより全国のヴァンパイアがヴァンパイアの花嫁となる鏡子を奪い合う花嫁奪還奪略ゲームが始まったーーこのゲームに参加して花嫁を自分のモノにする事が出来なければそのヴァンパイアは死んでしまう事となった。そしてそのゲームに参加した者達はーそれぞれ能力を持ったもちろん鳴瀬と悠姫も参加してしまった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「はぁ〜い♡全国のヴァンパイアの皆さん〜♡今から花嫁奪還奪略ゲームを始めま〜す♡スタートォ〜♡♡♡」

「いやっす!!なんでっ........なんでっ.........」

赤い月がゲームを見守る中鏡子は必死に隠れようと逃げている最中であった。その後ろにはーー

6黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/06(火) 12:41:28 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ヴァンパイアー花嫁奪還奪略ゲーム】第壱・第弐

「ルールはぁ、もう面倒くさいから、無しって事でぇ〜ではでは〜改めてスタートなりぃ〜♡♡」

「「「うおおおおおおおぉぉぉ!!!!!!!!」」」
たくましいヴァンパイア達の声が街に広がる。いや、この際はヴァンパイアの世界と言った方がいいだろう薄暗く灯りは灯と言っていいほど付いていない建物はぎっしりと建っていて逃げる隙間隠れる隙間も全っ然なかったのだ

「ハァ…ハァ…ハァ…っ、もう少し早く、早く逃げないとっハァ…ハァ…捕まっちゃうっす…ハァ…ハァ…」
彼女は息も切れ切れに呟きながら変わらぬスペースでかれこれ15時間程逃げ回っている。何度か捕まえられそうになった時もあったのだがその時はなんとかそこらへんにあったもので防御出来た、何故防御出来るのかと言うとヴァンパイア花嫁奪還奪略ゲームで対象の花嫁は逃げる為に何でも使っていいと言うルールがあったからだ。このルールがなければ彼女は好きでもないヴァンパイアの花嫁になっていた事だろう。これにより死んだヴァンパイアの数はざっと100人以上を超える、だがヴァンパイアは不死身の体な為死んでも蘇ってしまうため死んだ100人は等に生き返っており現在ゲーム参加者数は10000人いる

「見〜つ〜け〜た♪俺様の可愛い可愛い花嫁ちゃん♡」

「!!」
目の前に一人のヴァンパイアがすとっと足を下ろした、彼女は逆の方向へと逃げようとするが彼により多くのヴァンパイアが集まってしまい逃げられなくなってしまった。それに加え約15時間も走っていたせいで力が入らない為抵抗する事も出来ない、このままではこの場にいるヴァンパイア全員の花嫁とされてしまう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「はぁい♡ここで見てくれている皆にヴァンパイア花嫁奪還奪略ゲームのルールよ〜♡」

一:花嫁は捕まりたくない場合近くに物があった場合それを使ってよしとする〜
ニ:ヴァンパイアは花嫁を傷つけてはいけない〜
三:もしその場にいる全員が花嫁を捕まえた場合〜花嫁は全員の花嫁になること〜
四:ヴァンパイア同士で戦ってよし〜戦ってる最中に花嫁は逃げてもいいわよ〜♡
五:ヴァンパイアの皆さんは花嫁を捕まえた場合捕まえた証として花嫁の髪の色、服の色を自由に変えるのよ〜♡
六:制限時間はないから安心してね〜〜〜♡♡♡
七:自分の花嫁に出来なくても死なないから安心してね〜〜♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もうダメか…………と思った時後ろからギャア!!と言う声と共にヴァンパイアが倒れていき道がポッカリとあいた。その先には鳴瀬と悠姫がすごく怒った顔で花嫁の周りにいるヴァンパイアを睨んでいた、鳴瀬と悠姫はバサっと翼を広げ花嫁鏡子の元へ行くと鳴瀬は左悠姫は右と花嫁の肩を触った…………そして

「「「「こいつは俺達の花嫁だ!!触らせねぇ!!!!勝負する奴はかかってこい!!!!」」」」
彼女はパァっと顔を明るくして小さく胸の前で手を握った、周りのヴァンパイア達は負けたように後ずさりやがて飛び去っていった、安心したのか座り込んだ彼女を悠姫が抱きかかえ服の色を銀色に変え鳴瀬が髪の色をお揃いの黒へとかえた

「私鳴瀬と悠姫の花嫁になっちゃったんすね…」  「嫌ですか(か)?」

「ううん!全っ然寧ろ嬉しいんっす。」
彼女、鏡子は悠姫に降ろしてもらうと悠姫と鳴瀬の手を握り三人愛しく壇上へと上がって行く。それを参加していたヴァンパイア達が悔しそうに、でも嬉しそうに見守って拍手していた

「ではでは〜〜白亜家のヴァンパイアと黒主家のヴァンパイアの花嫁になった感想をどうぞ〜〜♡♡♡」
「は、はいっす!えっと、最初は怖かったです。でも悠姫と鳴瀬が来てくれた時とっても安心したんです!今とっても嬉しい気持ちです!これから白亜家そして黒主家のヴァンパイアの花嫁として、頑張っていきたいです!」

「では〜白亜家と黒主家のヴァンパイアの母親さんから祝いの言葉ですぅ〜♡」
そして出てきたのは鏡子のお母さんと天狐のお母さんだった。鏡子は驚いて口に両手をあて涙目になりつつも前へと進んだ

「お母さん達‥‥‥‥‥‥‥」

「今まで黙っててごめんなさいね..私は黒主悠姫の母であり鈴鳴鏡子の母でもあったの、でもあなたが花嫁候補だったなんて知ったときビックリしたわ.....でもおめでとう。これから花嫁として鍛えていくわね^^」
「ごめんね鏡子ちゃん。天狐の事は悲しい事だけどあなたが新の花嫁候補だって聞いた時とっても心が弾んだの、これから宜しくね^^」

「はいっ!!」

こうして彼女の花嫁修業が始まった。とても楽しいヴァンパイア生活が今始まる!!

7黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/06(火) 18:34:17 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ヴァンパイア花嫁修業】第壱

「鏡子!!だし巻き卵がふんわりしてない!!もう一回やり直し!!」

「は、はいっす!!」

「鏡子ちゃん!!鍋が吹きこぼれてるわ!!早く火を弱火にして拭いて!!」

「はっはいぃぃぃ!!」

朝から花嫁修業の鏡子は今日も慌ただしい一日を過ごすことになった、洗濯に買い物に料理に掃除色々と。そんな中鏡子の夫となった鳴瀬と悠姫が起きてきた

「ふあぁぁぁ、おはよう鏡子♡と母さん」 「おはようございます鏡子♡それにお母様」

「お、おはようっす!////」   「あらおはよう」 「おはよう」

鳴瀬と悠姫は挨拶をするとチュっと両方の頬にキスを落とす。鏡子は一瞬体をビクっとさせるも嬉しそうに顔を綻ばしこちらも、と言わんばかりに鳴瀬と悠姫の頬にキスをする。鳴瀬と悠姫は嬉しそうにするとご飯を食べる為の部屋へと向かった、鏡子は一層頑張らなきゃいけないっすね!と心で決めた。そして出来上がったのは約二時間後の事だった

「遅くなってすまないっす………」

「いや、いいよ?だって鏡子が一生懸命作ってくれたのですよね」

「そうだぜ!!鏡子が作ってくれたんだ、しかも初めてだったもんな」

鏡子は照れくさそうにすると真ん中に座り頂きますと言って箸をとり食べ始めた。鳴瀬と悠姫は美味しい!と言いながらパクパクと食べていた、たまに喉に詰めるのではないかと心配になりながらもそっとふんわり微笑んだ。それに気づいたのか二人は余計にむせそうになってしまった

「美味しかったっすか?」

皿を片付けながら鏡子は夫二人に尋ねる、鳴瀬と悠姫は互いに顔を見合わせてプハっと笑った後もちろん!美味しかったよと答える。

「もうープハっとか笑われたら疑わしいっすよぉ」

「ハハハッでも美味しかったよ!」

「美味しかったですよ、絶品でした」

「絶品とまではいかないと思うけど……」

片付けを中止して話をしているとパタン!!と戸が開く音がした体をビクッとしてそちらを見ると鳴瀬のお母さんがアラアラまぁまぁと言った顔で口に片手を添えてこちらを見ていた

「あらあらまぁまぁ、お盛んですわねぇ〜あ、お皿は私が片付けますのでどうぞごゆっくり」

「お母さん‥‥‥‥‥‥‥」 「鳴瀬母‥‥‥‥‥」  「////////」

ごゆっくり〜と言ってニコニコしながら鳴瀬の母さんは戸を閉めてそそくさ出て行った。

「ど、どうしよう・・・・・・・・・・・・・・・」

「ごゆっくりって言われたらもう、ねぇ」

「やりましょうか」

「へっ!?」

二人が怪しい笑を浮かべたので鏡子は座ったまま後ずさった、が後ずさった場所が悪かったのか壁にドン!っと背をぶつけてしまった。イタタタと言いながら顔を上げれば・・・時すでに遅し二人に連れられ何処かへといくはめになった。そして十時間程立った後鏡子は銀色のドレスを来て出てきたのはいいが猫耳をつけられたりしていた

「ヴァンパイアの花嫁ってある意味できついっす‥‥‥‥‥‥‥」

「でも似合ってるぜ!!」 「えぇ、とってもお綺麗です」

「そう言われるとなんか照れるっすよ/////」

すると二人が跪き鏡子の手をとり手の甲にキスを落とした、最初は戸惑っていた鏡子だったが徐々に冷静さを取り戻した

「ど、どうしたんっすか?////」

「今夜はちゃんと俺達の相手をしていただけますか?」

「っつ〜〜〜〜/////は、はい........っす//////」

こうして二人に連れられて熱い夜を過ごすことになる鏡子だった、え?何をしたかって?口から言わせないでくださいよ、皆さんが知っているような事ですよ‥‥‥‥‥‥‥

8黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/07(水) 21:39:00 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ヴァンパイアー買い物編】

「な、ないっす‥‥卵がなーーーい!!牛乳も!血も!のりも何もかも!!盗み食いしたんっすね!ラッキー!!」

「Σキュウーーーーー!!!!!」

ラッキーと呼ばれたその生物は一鳴きするとそそくさてちてちと言う歩きで鏡子の手の届かない隙間へと潜り込んで逃げる。鏡子はそれを見て一息つくとエプロンを外したたんで椅子に置いてお金を持ってヴァンパイア商店街へと向かった、ヴァンパイア商店街はとっても賑やかな所で鏡子は有名なヴァンパイア花嫁となっていた

「おっ鏡子ちゃん!!お使いかい?今日は血が安いよ〜〜もう鏡子ちゃん可愛いからおまけして3本つけちゃうよ!!」

「ありがとうっす!でもお金払うっすよ!!」

「いいっていいって、おまけなんだかr「いいや、何がなんでも払うっすよ!」・・・がっははははは、やっぱり鏡子ちゃんは偉いねぇ。もう一層好きになったよ」

「あんた〜〜なーに言ってんだい!鏡子ちゃん、いつもありがとねぇ。お代は1100円だよ♪」

「1100円っすね!はい」

「毎度有り〜〜鏡子ちゃん!また来てね、来週はポイント五倍だから」

「本当っすか!じゃあまた来るっす〜〜〜」

鏡子はお金を渡しニコニコ笑いながら手を振った後血が入った瓶、の入った袋を持って次の店へと向かった。次の店はヴァンパイアが食べれる野菜屋さん、その次は人間の肉売り屋さん、そして牛乳屋さん、大きな卵屋さん、のり屋さん・・・そして買い終わった頃には鏡子の手には沢山の袋が持たれていた。

「うっ、ちょっと買いすぎたっすー‥‥‥‥‥‥‥」

鏡子は少し頭を垂れながら夫二人が待つ家へと帰っていく。それを見た商店街の人達は大丈夫かねぇと心配層に笑いながら鏡子を見送っていた
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おっととと、あ!この場を借りてラッキーの紹介っす!!」

名前:ラッキー  性別:♂♀  特徴:もさもさした白い毛とツンツンした耳、ふにゃりとした尻尾が特徴

「じゃあこれでラッキーの紹介は終わるっす〜〜」

「キュウーーーーーキュキュキュキューー!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「きょーこーー今日の晩御飯なに〜〜〜〜〜????」

「鏡子、晩御飯楽しみにしてますね」

「分かったっす」

こうして鏡子は張り切って作るのだが、二人が食べる晩御飯はかれこれ約四時間後となったー‥‥‥‥‥‥‥

9黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/08(木) 13:27:33 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
ここで、人間界での物語を進めて行きたいと思います!なので人間界で登場する人物を紹介しておきます

〜桜花千本桜王凌龍学園風紀委員&生徒会〜(人間界での物語はこの人達しかでません(。・ ω<)ゞ
美鈴 零連「みすず れいれん」(13歳:男)・・・ヴァンパイア狩人(ハンター):風紀委員&生徒会
黒神 猫子「くろかみ ねここ」(13歳:女)・・・ヴァンパイア狩人(ハンター):風紀委員&生徒会
大塚 神坂「おおつか みさか」(13歳:男)・・・ヴァンパイア狩人(ハンター):風紀委員&生徒会
魅織 香音「みおり こうおん」(13歳:女)・・・ヴァンパイア狩人(ハンター):風紀委員&生徒会
閻魔 雷光「えんま らいこう」(13歳:男)・・・ヴァンパイア狩人(ハンター):風紀委員&生徒会

10黒猫 ◆HzqgnAlWkg:2013/08/08(木) 14:27:17 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【人間界の物語(epiro-gu)ー最強最悪のヴァンパイア狩人(ハンター)】

「ふん、所詮ヴァンパイアはこの程度か。さぁ次はどいつだ」

「ニャ〜、ヴァンパイアの肉って美味しいんだよね〜〜〜♡でも一番美味しいのは“心・臓”」

「ペロッ、んーこのヴァンパイアの“心臓”は美味しくないっすねぇ〜」

「汚らわしいヴァンパイアの癖に、でも食べてあげるわあんた達ヴァンパイアの“心臓”」 「ヴァンパイアの“心臓”は美味しいのとそうじゃないのがある‥‥」

五人の後ろには山積みになったヴァンパイアの亡骸があった、約2,000人のヴァンパイアの亡骸が山積みになっている。ヴァンパイアは不死身だが何故か生き返らなかった。何故生き返らなかったのか?そうー五人はなんとヴァンパイアの心臓をえぐりとり食べていたからだ。特に猫子はヴァンパイアの肉まで食べてしまう為猫子に目をつけられたヴァンパイアは骨のみとなったー。ヴァンパイアの間で五人はこう呼ばれていたー最強最悪のヴァンパイア狩人(ハンター)美黒大魅閻「みくろおおみおえん」とー
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜これは12時間前の事である〜
春。桜が散る学園ー桜花千本桜王凌龍学園「おうかせんぼんざくらおうりょうりゅうがくえん」では風紀委員と生徒会をやっている人物達が話し合っていた

「では出席をとりたいと思う。黒神猫子ネーム名黒猫」

「はいは〜〜〜〜いだにゃ〜」

風紀委員&生徒会の会長美鈴零連が最初に呼んだのは黒神猫子。ネーム名は黒猫で文字通り黒い長い髪に黒の制服猫目の瞳が特徴の女子であるそれに付け加え必ずと言っていいほど語尾に「ーーにゃ〜」などがつく

「次、大塚神坂ネーム名大神」

「いるっすよ〜〜〜♪」

「続けて魅織香音ネーム名魅香」

「います。会長」

次に呼んだのは大塚神坂。ネーム名は大神で前髪を赤いピンドメでクロスにして止めて制服をきっちり着ていて瞳の色は青色の目が特徴の男子である。そしてその次に呼んだのは魅織香音、ネーム名は魅香。ショートカットのクリーム色の髪にタレ目の瞳細身の体が特徴の女子だ

「最後に閻魔雷光、ネーム名閻雷。と雷獣ミャーコ(式神)」

「いるよ、ミャーコもいる」

最後に呼んだのが閻魔雷光、ネーム名は閻雷。体内の中にいるのは式神のミャーコ、彼はれっきとした陰陽師で祓うのはヴァンパイア専門らしい。ミャーコは小さい頃からの式で彼は自分で体内の中にミャーコを入れ禁忌を犯した。服は陰陽服で瞳はオレンジ色髪もオレンジ色なのが特徴

「では始める。今日は何の活動を始める日だ?」

美玲がニヤっとして全員を見る。黒神、大塚、魅織、閻魔は美玲の言葉を待っていたかのように椅子から立ち上がり机をバンッ!!と叩き答える

「「「「もちろん!!ヴァンパイアの世界に行きヴァンパイアの撲滅活動を始める日です!!!!」」」」

「わかっているな、では行くぞ」

「「「「はい!!!!!!」」」」
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「今日はこの辺でやめておこうー腹も満腹になったことだしな」

「にゃ〜〜もう?まあいっか〜明日もどうせ来るんだしにゃ〜♪」

「ペロッ、そうっすね♪こんだけ収穫もあるし」

「ヴァンパイアの肉、心臓は美味しい。汚らわしいけどやみつきになる」

「帰ろ、早く帰って調理しよう」

五人の手には沢山にヴァンパイアの心臓と肉が入った袋が持たれていたー。五人は振り返る事もなく人間界へと戻っていったーこの日死んだヴァンパイアの数は約4500人であったー。
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「ー!!あいつらが来た後ー!ー早く鳴瀬と悠姫に知らせないとっす!!」

その山積みになった亡骸を見た鏡子は散歩を中断し急いで鳴瀬と悠姫がまつ家へと帰っていったー

11名無しさん:2013/09/29(日) 15:09:27 HOST:wb78proxy05.ezweb.ne.jp
あげい

12春巻きp ◆HbpyZQvaMk:2014/02/18(火) 20:39:08 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
元、黒猫です。トリップも名前も変えましたが黒猫です(二回目)

久々に顔を出しました‥‥いつの間にか下の方に落ちちゃって
ました;;

ですが、これからまたこの小説の続きを書き始めますので
この小説を見てくださっている方は応援の方を宜しくお願いします。

13春巻きp ◆HbpyZQvaMk:2014/02/18(火) 21:44:11 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【交わる輪廻の物語(epiro-gu)】ー1−

鏡子からの報告を受けた二人は急いで《狩り》をされた場所へと向かった。

「ここ‥‥で良かったんだよな」

「鏡子さんが言ったのはこの辺のはずですが‥‥‥」

だが、二人の目の前に広がるのはヴァンパイアの死骸がさっぱり消えている光景だった。あまりにも奇妙な光景に呆気に取られていた二人の目の前に、一人の小柄な少女が現れる。

「‥‥‥‥‥おい、そこの他校生徒。さっさと帰れ、邪魔ださもなくばーッ!伏せろ!首が吹っ飛ぶぞ!」

口を開いた少女の言葉を聞いた二人はびくっと肩を震わせてしゃがみこんだ、少女は刀を抜き間合いを置くと加速(ヘイスト)を使って悠姫と成瀬の後ろに迫っていたヴァンパイアの心臓を貫き通すとそのままぐじゃりと横に刀を捻り勢いよく上へと切った。声も上げられないうちにヴァンパイアはばたりとその場に倒れて動かなくなった。あまりの速さに起こった出来事に二人は目を見開いていた。そして、その少女に息を呑んだ。サラサラの艶やかな銀色の地面に着きそうな程長い髪に切れ長の赤い瞳、しなやかだがくっきりとしたボディライン。黒い布越しからでもわかるふっくらとした胸、それぞれのパーツに目を奪われていた。少女は刀に突き刺さったままの心臓を袋に入れると自らのポケットへと突っ込んだ。そしてしゃがんだままの二人に手を差し伸べる、手を差し伸べられた二人はその手をかりて立ち上がる。

「あんたは‥‥‥」

悠姫が口を開くと、少女は「あぁ」と深い溜息をついた後刀を鞘に戻して気だるそうに二人に向き合った。

「戦闘態勢解除、警戒態勢発動」

またもや二人は息を呑む。目の前の少女の体はみるみるうちに男特有のボディラインにかわり髪も黒髪に、瞳の色も黒に変わっていった為だ。

「俺は桜花千本桜王凌龍学園中等部三年の風紀委員と生徒会会長をやっている美鈴零連だ。俺の名前を知らないと言う事は他校生徒だろう?」

二人は美鈴から他校生徒だと思われている事に勘付いてこくりと頷いた。そんな二人を見た美鈴は呆れたように深い溜息をまたつく。

「二度と間違ってここに足を踏み入れるな、俺達の計画の邪魔になる」

計画ー?二人は詳しく聞こうとしたが、その前に美鈴はコツコツとブーツを響かせ黒いコートを靡かせながら闇へと溶け込んでいった。

二人は家に戻った後、深く考える為に個室で話し合う事にした。鏡子はそんな二人を察して散歩へと出掛けた。

〜議会の間〜

「‥‥‥美鈴とか言った奴の情報はー?」

「情報ーですか‥‥でも、分かっている事は桜花千本桜王凌龍と言う学園がある人間界から来たこと、最強最悪の狩人(ハンター)と恐れられている事、四人仲間が居る事ーです」

「それだけか‥‥‥‥」

重い空気が二人の間を通り抜けると共に一人のアンティーク人形(ドール)を思わせるような格好をしている少女が現れ、淵に座った。二人はそれを見ると何か知らないかと声をかけた。

《その狩人(ハンター)には美黒大魅閻(みくろおおみおえん)と言われている。男が三人女が二人で構成されている。名前は美鈴零連 黒神猫子 大塚神坂 魅織香音 閻魔雷光そしてその式神雷獣ミャーコで構成されている。美鈴はヴァンパイアの何倍も速い加速(ヘイスト)を使う、黒神はヴァンパイアの身まで食らう、大塚は大地を操る事が可能、魅織は風を操る事が可能、閻魔はー力が強力すぎる為これ以上の詮索は不可能》

「おまっ、なんでそこまで詳しいんだ」

《‥‥‥私も生きていた頃は美黒大魅閻の仲間だったから》

「‥‥‥‥‥‥‥」

そう、彼女ー霧島奏はこうなる前は立派とした光の住人の人間であった。だが、将来この世界の姫となる事が分かった為この国のヴァンパイアから殺され、この世界の住人とされた哀れな少女なのだ。だが、あのヴァンパイア狩人の仲間だったとは初めて聞いたので驚きだった。

《彼等の計画はヴァンパイアの撲滅》

「それはー本当なのか?」

《うん》

二人は有力な人物からこうも多くの情報を貰えた為か気分が晴れ晴れとしていた。これで相手の事が分かった為、万が一戦っても有利に勝てる。だが、もし相手もこちらの情報を探っていたとしたらこの戦闘は不利となる可能生もあった。

「うし、まだあいつらの行動を見るか」

「そうですね」

「奏、宜しくな」

《こちらこそ》

こうしてヴァンパイア撲滅活動を壊滅させる為の計画が発動するのであった。

ーーーーーーその頃美鈴零連はーーーーーーーー

「なん‥‥‥‥だと‥‥‥‥?」

目の前の光景に唖然とするしかなかった。そうー彼が見る先にはー‥‥‥‥‥

14たくや&コルド大王:2014/02/19(水) 00:32:21 HOST:zaq31fa4a5b.zaq.ne.jp
↑相変わらずアホなスレなので
削除して下さいお願いします。

15春巻きp ◆HbpyZQvaMk:2014/02/19(水) 08:50:15 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【交わる輪廻の物語(eriro-gu)】ー2ー月華と零連のリンネ

「お父‥‥‥様‥‥‥」

そう、彼が見る先には零連の父ーヴァンパイアの王・美鈴月華がいたのだ。彼は「おぉ」と声を上げると山積みになった人の亡骸から飛び降りて、零連を抱きしめる。だが、零連はその山積みになっ『人』の中に仲間達がいるのを見て絶句した。

「お前が家を出て100年近くたったよの、もうすぐお前は俺の後をつぐんだ。こんなお遊びなどやめて、父とあちらの世界へ戻ろう」

零連は、父の言葉など耳に入っていなかった。むしろ、父に対して憎しみの念が湧いていた。 

「(これは遊びなんかじゃなかった、本気でやっていた事だった。ヴァンパイアの撲滅ーヴァンパイアが居るからこそ人間の立場が危うい、このままではヴァンパイアの方が人間の数よりうわまってしまう。それに何より自分自身の存在が許せなかった、ヴァンパイアと人間とのハーフー中途半端な存在ーヴァンパイアの忌み子全部が嫌で、あの世界から抜け出してきた。そして、宛もなく彷徨っていた俺を心良く受け入れてくれたのはー黒神・大塚・魅織・閻魔だった。それをーそれを‥‥‥)」

拳をぎゅっと力強く握ると同時に莫大なエネルギーが体から放たれる。ヴァンパイアとして君臨する事を選んだのだ、撲滅する為に。

「おぉ、やっと君臨するに決めたか」

「えぇ‥‥ヴァンパイアを撲滅する為の王に君臨しました!」

零連は勢いよく父を押し倒すと、心臓を抉りだそうと手の内に巨大な大鎌を作り振り上げる。が、それも虚しく父の加速(ヘイスト)により呆気なく立場を逆転されていた。

「お前をこんなにもしてしまったのはやはり『あいつら』の存在のせいなのか?あぁ、やはり抹消しておくべきだったな」

月華は低くそう呟くと背中から二つの巨大な黒い翼を生やし、黒神・大塚・魅織・閻魔の体を貫いて粉々にしてしまった。死んでしまった死体からは声も発される事はなく、ただただ粉々になっていくだけだった。

「うっ‥‥あ‥‥うああぁぁぁぁぁぁぁああああぁあぁぁあーーーー!!!!!!」

零連は『仲間』を殺された憎しみに我を忘れ、父の背に向かって大鎌を振り上げた。だが、振り下ろす前に体が硬直してしまう。足元を見ると、父の『影』が自分の足を捉えていた。

「可哀想にな、零連。涙もかれおって‥‥さ、帰ろう。こんな所に長居は無用だー愛しい我が息子、そして‥‥姫君」

涙がー出ていない?零連はそっと自分の頬をさわる、確かに涙は出ていなかった。そのかわりにただ恍惚とした笑が浮かんでいた仲間が死んだのに、自分は涙を流さずただ恍惚とした笑を浮かべていたのだ。もうーこうなったらどうでもよかった、仲間を殺されあまつさえ仲間を殺されたと言うのに涙は流れず恍惚とした笑を浮かべているだけーこうなれば確実に自分は闇の世界へと行くしかなかった。零連は父に手をとられ、闇へと消えて行くーその時に男も辛い記憶を閉ざすために女へと変わっていたー。

ーーーーーーーー悠姫&成瀬ーーーーーーーーー

《ヴァンパイア狩人が全滅》

「なっ、どういう事だ!?」

《原因は零連・その父ー月華にあり》

「月華って‥‥‥この世界の王じゃないですか!」

「ーー!?って事は零連は月華の‥‥息子?」

《零連は息子でも娘でもないー生まれ持って男性の体と心・女性の体と心を持つ二重人格両性体》

「「ーーー!」」

二人の間のばらばらだったピースが今ーカチリと音を立てて繋がった。

16春巻きp ◆HbpyZQvaMk:2014/02/19(水) 08:52:03 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【交わる輪廻の物語(epiro-gu)】ー2.5ー月華と零連のリンネ

ーーーーーー零連・月華ー王宮の部屋にてーーーーーー

「‥‥‥‥零連、お前の気持ちは良く分かるんだ。俺だって辛い、お前はあそこにいて良かった。だがー‥‥だからどうかお願いだ、目を覚ましてくれ零連」

父ー月華はずっと零連の手を握っていた。王宮につれて帰ってからはずっと寝たきり状態だったのだ、そんな息子を心配して様子を見て驚きを隠せなかった。髪は腰辺りまである銀色の艶やかな髪色だったが、体は男だったのだ。これは、どちらかの空間に亀裂が入ってきていると言う証拠だった。このままではどちらかの人体が消えてしまう事になるーそれは月華にとって大切な我が子を失う事と同じだった為、つくせる事はした。後は自分の子の精神・体力・気力を信じるだけだった。

「お願いだー、戻ってきてくれ」

『お父‥‥‥‥様』

はっと月華は顔を上げる、かすれた声だったが確かに零連の声が聞こえた。嬉しさに顔を綻ばせて息子の顔をみようとするがーその姿に絶句した。そうー零連は、完全に女と融合し不完全なヴァンパイアとして生まれたのだ。絶句している月華に対して零連は首を傾げるとそっと月華の頬に両手を添えた。

『お父様?今、零連は眠っています。私《俺》はーもう目覚める事を望みません。ですからどうかお父様、そんな顔をしないでー?』

零連はぎゅっと月華の体を抱きしめる。月華は零連の艶かしい声を聞きながらあぁーと悟った。

「(我が息子は、眠ってしまったのだな‥‥‥‥もう、起こされる事は望まないというのだな)」

ふと一瞬、目の前にクリスタルに眠って涙を一筋流している零連が見えたがそれは幻覚だと思う事ができた。そんな月華を見ていた女・零連は

『(お父様、どうか気づいてこの子の本当の気持ちに、苦しみにー)』

互いの気持ちはすれ違ったまま、リンネは今確かにまわり始めるのであったー。

17コヨミ:2014/03/08(土) 15:41:07 HOST:zaq31fa51ce.zaq.ne.jp
お前らのバカさかげんには愛想が尽きたよ
クソスレは削除して寝ろクソガキww

18コヨミ:2014/03/12(水) 17:33:45 HOST:zaq31fa4c5b.zaq.ne.jp
落ちこぼれのコヨミさんを宜しくお願い致します。
彼女は実に無能な人物であります。

19名無しさん:2014/05/18(日) 17:52:49 HOST:wb86proxy04.ezweb.ne.jp
バカ

20名無しさん:2014/05/18(日) 17:54:04 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
>>18
無脳なのはお前だよ
字まちげえてるし終わってるなwww

21名無しさん:2014/05/18(日) 17:54:26 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

22名無しさん:2014/05/18(日) 17:54:37 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

23名無しさん:2014/05/18(日) 17:54:47 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

24名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:00 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

25名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:12 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

26名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:22 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

27名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:32 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

28名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:44 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

29名無しさん:2014/05/18(日) 17:55:59 HOST:wb86proxy03.ezweb.ne.jp
 ̄●_〇 ̄

30名無しさん:2014/06/29(日) 01:15:22 HOST:wb86proxy10.ezweb.ne.jp
@@@@

31凪☆:2014/11/26(水) 20:45:00 HOST:ntoknw040136.oknw.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
こんちわ★

32名無しさん:2015/01/29(木) 11:12:05 HOST:google-proxy-66-249-82-228.google.com[om126204164152.6.openmobile.ne.jp]
wwwwww

33ミキ:2015/02/16(月) 02:21:02 HOST:nttkyo757085.tkyo.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp
こんにちは

34名無しさん:2015/09/09(水) 21:26:17 HOST:google-proxy-66-249-82-178.google.com[ai126249011086.22.access-internet.ne.jp]
***


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