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*ヴァンパイアモノ小説*
2
:
黒猫
◆HzqgnAlWkg
:2013/08/03(土) 19:44:07 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ワルプルギスの夜】第壱
「んん、あー‥‥課長の奴マジムカツクッ!!くそっやってらんない!!こうなりゃ神社に行こ!!」
薄暗いオフィスの中一つ青白い光が灯っている場所がある。そこは鈴鳴鏡子年齢23歳の女性の持ち場である、そこで彼女はパソコンを片手でブツブツと言いながら触っていた所であった。彼女は決まってムカついた時などは神社に行く習性が身についていたのだ、パソコンを閉じて書類を鞄に入れ戸締り点検をした後一人歩道橋を歩いて神社へと向かった。
「はぁー‥‥この立派な書類のどこが悪いんスかね〜そういや今日は月が赤いっすからワルプルギスの夜っすね!!」
月を見ながら神社の階段を登っているとムギュっと言う感触が靴から伝わってきた、それもおもいっきし何かを踏んだ音である。彼女は恐る恐る足を外してその階段をじっと見つめた。人影の様な物が見えたのでしゃがみこんでツンツンとつついてみた
「あのー大丈夫っすか?えっとーここで寝ると風邪引きますよー‥‥あのー聞いてます?」
「う‥‥ん、腹‥‥へったぁ」
「‥‥‥‥‥‥‥お腹空いてるんですか?あーじゃあ私ん家近いんで良かったら私ん家で夕食食べてください。担ぎますよーせーのっと、よっこらしょ」
ふっっと力を入れて担ぐとずるずると言わせながら家まで運びまず自分の靴を脱ぎそして相手の靴を脱がせ一先ずその人はソファへと座らせ簡単なナポリタンパスタを作ってその人の前へと置いた
「あのー大丈夫ですか?一応作ったんで食べてくださいねー風呂入ってきますから」
「あー、ありがとう。えっと頂きます」
彼はゆっくりと体を起こして彼女を見た。その時彼女は綺麗だなと見とれていた、銀色の髪に瞳綺麗な顔立ちー‥‥食べちゃいtいやいやいやと思いながら風呂へと向かったそして何十分かして風呂からあがり寝巻きへと着替えて眼鏡をかけて風呂場からでた。彼はソファに座ったままこちらを見ていた。
「食べてくれたんスね〜良かった。あ、皿も洗ってくれたんですかーすいません。ありがとうございますーう!?」
彼は微笑んだ後ぐいっと彼女の腕を引き自分の膝に座らた。彼女は一瞬驚いたがゆっくりと膝から隣のソファへと移動した
「あのーなんか用事でもあるんすか?」
「美味しい夕食ありがとう、それとね。俺君に言わなきゃいけないことがあるんだ」
「はぁー‥‥でなんすか?」
「俺ね、ヴァンパイアなの。だから君の血頂きます」
彼女はポカンと口を開けて唖然としている所を彼はカプリとその牙を彼女の首筋に突き立て血を飲む。一瞬ピリっとした痛みが襲ったが後からだんだん気持ちよくなった、そしてその牙が離れて安心したのかふうっと息をふいた
「あの、血を吸うときは吸っていいか確認してくださいっす。いきなりされたらなんつーかあの、あれなんで。それとどうぞよろしくっす。だって行くとこないんっしょ?」
「あ、あっさりと受け入れちゃうんだー。あ、あっはい。了解致しました」
「今日はもう遅いっすから寝ましょ、私ここで寝るんであなたは私の布団で寝てくださいっす、あ。私の名前は鈴鳴鏡子っす」
「俺は黒主悠姫です、分かった。これから宜しくね、鏡子。じゃあおやすみなさい」
鏡子と悠姫は普通に言葉をかわしてその夜を過ごした。そして次の朝鏡子は朝ごはんの仕度をしていた
「ふぁ〜おはよう、鏡子」
「おはようっす。悠姫さん昨晩眠れたっすか?」
「うん、でもちょっと以外。ヴァンパイアの事怖がらないんだね」
「うーうん、まぁ。私ヴァンパイアと一緒に生活してみたかったんすよ」
などと会話をしながら楽しく朝食をとったあと、鏡子と悠姫は服を買いに出掛けていた
「これなんか似合うんじゃないっすか!?」
「あ、うんそうだね」
買い物をし終えて店を出た時にはもう夜になっていた。二人は路地裏から家へと帰った、なぜ路地裏から帰ったかは二人の気分だったかららしい
「じゃあ、改めてこれからよろしくっす」
「うん、宜しく」
こうして鏡子とヴァンパイア悠姫の生活が始まっていった。そして鏡子と悠姫は他のヴァンパイアペアがいるとは知らなかった。
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