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*ヴァンパイアモノ小説*
3
:
黒猫
◆HzqgnAlWkg
:2013/08/03(土) 20:46:55 HOST:softbank126005114002.bbtec.net
【ワルプルギスの夜】第弐
「鳴瀬ー、鳴瀬ー。今日はワルプルギスの夜だけど外行かないのー?」
一人の女の子は階段の上を見上げながら叫んだ、階段の上の影がもぞっと動くとゆっくり階段を降りてくる。女の子橘天狐はニコニコとしながら自分の傍に来るのを待っている
「今日がワルプルギスの夜だったのですね、天狐。」
「そうだよ〜えっまさか鳴瀬、ヴァンパイアの癖に知らなかったの!?」
「‥‥‥‥‥‥///そ、そのような事は。」
天狐は図星だっとニパっとしながら言う、そんな天狐に対して白亜鳴瀬は頬を染めて苦笑いしながら一緒に玄関へと向かう。二人はそれぞれの靴を履くと外へとでた
「おっ、月赤いよ。ワルプルギスの夜でしょ!?」
「はい、そうですよ天狐。」
「鳴瀬っていっつも敬語だよね‥‥‥まぁ別にいいけど」
天狐はむすっとしながらも楽しそうに神社へと向かった。二人が出会ったのは一年前のワルプルギスの夜でその時に、ワルプルギスの夜になったら絶対に二人が出会った神社に行こうと約束していたのだ。
「ここで私達が出会ったんだよね」
「そうですね。思い出の場所です」
「そうだねっ、でもいきなり血を吸われた時はパニックで気絶しちゃった」
へへっと天狐が笑うと鳴瀬はニコっと微笑んだ。そして帰ろうとした時二人はふいに卍(もん)を見た、するとそこに一人の少年が立っていた
「そこに立ってると危ないよっ!!」
「そうですよ!降りてきてください」
少年は後ろに倒れ込んだかと思うとふわりと地面へと降りた。スピードが早かったので二人の目には何が起こったのか分からなかった
「とりあえずー君の名前は?」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「無視しなくてもいいじゃん!!」
「天狐、待って。何か様子が」
天狐と鳴瀬は暫くじっと少年を見ていると少年はニコっと笑ったかと思うと自分の人差し指を唇に当てたかと思うともうそこには姿がなかった。そして天狐と鳴瀬はその時の記憶だけなくなっていた。
「ー?鳴瀬ー今まで私達なにしてたんだっけ‥‥‥まいっか帰ろ」
「ー‥‥そうですね、帰りましょう」
二人は手を繋いで楽しそうに帰っていった。その様子をじっと一つの影が見つめていた、そして鏡子と悠姫の様子をじっともう一つの影が見つめていた。
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